テーマ : 福祉(障がい者・子ども)

虐待相談に1996件 コロナ禍で増加 21年度の御殿場市

 御殿場市は8日、2021年度に市に寄せられた家庭での児童虐待関係の相談件数が延べ1996件だったと明らかにした。虐待につながる恐れがある内容を含む数値。20年度から117件増えた。市議会12月定例会で、山本宗慶健康福祉部長が川上秀範氏の一般質問に答えた。
 新型コロナウイルス禍前の2018年度の約1・9倍になった。市によると、コロナ禍による経済環境の悪化や家庭外でのコミュニケーション不足に起因する相談が多い。市は「全国的に増加傾向にあり、突出した数ではない」としている。
 児童相談所が必要な場合に行う子どもの一時保護の延べ件数は16件(前年度比2件減)だった。
 山本部長は答弁で、本年度設けた子ども家庭総合支援拠点の機能をさらに充実し、関係機関との連携を強化して虐待防止を図ると強調した。

いい茶0

福祉(障がい者・子ども)の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞