御殿場市の記事一覧
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富士急モビリティ 10月1日運賃改定 初乗り20円上げ
富士急モビリティ(御殿場市)は10月1日から、自治体から運行を受託している自主運行バス、コミュニティバスを除く路線バス全路線で運賃改定を行う。中部運輸局より許可を得た。平均改定率は13・2%で、初乗りは20円上げて180円になる。 学生の通学定期を継続購入する場合は5%割引で販売する。また、70歳以上または60歳以上の免許返納者を対象としたシルバー定期の改定率は5・0%に抑制する措置を講じる。 同社の運賃改定は1995年3月以来。少子高齢化に伴う人口構造の変化や新型コロナウイルス禍以降の生活様式の変容などにより輸送人員が大幅に減っていること、ウクライナ情勢などによる物価高騰、運転士不足に
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動物がすみやすい環境作りを 富士サファリパークで慰霊祭
死んだ動物たちへの慰霊と愛護精神の普及を願う秋の恒例行事「動物慰霊祭」が22日、裾野市の富士サファリパークで営まれた。 同園の職員ら27人が参列し、八王子神社(御殿場市)の宮司伊藤隆彦さんを招いて祭儀を行った。ウサギ、モルモット、ハリネズミ、イヌもスタッフに抱えられながら神事を見守った。 飼育部を代表して日紫喜美快さんが「今以上に自然を大切にして、動物のすみやすい環境作りをしていく」と弔辞を述べた。
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追突・出合い頭事故 注意喚起 御殿場、小山で秋の交通安全運動
秋の全国交通安全運動の初日となった21日、御殿場市と小山町で安全対策の徹底を呼びかける広報活動が展開された。 同町では、町交通安全対策協議会が町役場前で出発式を実施。参加者は「追突・出合い頭の交通事故防止」などの運動の重点を確認し、町内の主要交差点などでのぼり旗を手に安全を啓発した。パトカーや町の広報車も運動を周知した。 同市では、箱根スカイライン料金所で交通ルールとマナーの順守を訴えた。御殿場署は、御殿場南小南側の市道で可搬式速度違反自動取締装置を活用した速度取り締まりも行った。
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「空うつる 魚が雲と 泳ぐ川」 川づくり標語 全国最高賞受賞 御殿場・高根小 山崎さん
御殿場市の高根小5年山崎愛月さん(10)がこのほど、第22回全国川づくり標語コンクール(全国内水面漁業協同組合連合会主催)で最上位賞の水産庁長官賞を受賞した。このほど市役所に勝又正美市長を訪ね、受賞報告を行った=写真=。山崎さんの標語は「空うつる 魚が雲と 泳ぐ川」。コンクールは「小学校低学年の部」「同中学年の部」「同高学年および中学生の部」の3部門に全国から計2142作品が寄せられ、山崎さんの作品は中学年の部で最高賞に輝いた。 制作のきっかけは、学校近くの水田で逆さ富士を見つけたことだという。「空が水面に美しく映るようなきれいな川が増えてほしい」との願いを込めた。応募を呼びかけた鮎沢川漁業
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御殿場のフジ虎ノ門こどもセンター 「キッズデザイン」優秀賞
子どもや子どもの産み育てに配慮した製品、サービス、空間、活動研究を顕彰する「第17回キッズデザイン賞」(NPO法人キッズデザイン協議会主催)の最優秀賞、優秀賞、奨励賞、特別賞が20日、公表され、御殿場市のフジ虎ノ門グループが運営するフジ虎ノ門こどもセンター(同市川島田)が優秀賞の「こども政策担当大臣賞」に輝いた。 同センターは、発達障害の子どもたちと学童保育の健常児が分け隔てなく交流する環境を整えた全国的にも珍しい施設。あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないよう援護し、社会の構成員として支え合う「インクルーシブ」の考えを重視し、障害による個人差も人の個性の一つとして受け入れられる子ども
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交通誘導中の安全誓い宣言書提出 静岡県警に県警備業協会
静岡県警備業協会(立川勝彦会長)は20日、秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせて交通安全宣言書を県警に提出した。所属する166事業所の代表者が交通ルールの順守をはじめ、道路上の人と車両の安全な通行誘導、危険予知の徹底など5項目を誓う内容で、同協会として初めて提出した。 交通誘導員が誘導警備業務中に死亡する交通事故が昨年9月に浜松市、今年6月に御殿場市で発生した。改めて誘導のプロとして受傷事故の絶無を宣言し、現場周辺の状況把握と危険予知の徹底に加え、装備資機材の効果的な活用で事故防止に貢献していく。 立川会長が県警本部で加藤悟交通部長に提出し「運動期間中も業界が一丸となって交通安全
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特殊詐欺未然防止 コンビニ店を表彰 御殿場署
御殿場署は19日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして御殿場市のセブン-イレブン御殿場インター店(松本聖一郎店舗責任者)と同店員渡辺陽太さん(20)に感謝状を贈った。 同署と同店によると、9月3日の夕方、高齢女性が電話をしながら来店し、その後に電子マネー30万円分を購入しようとした。対応した渡辺さんは金額の大きさなどに違和感を覚え、接客の流れで購入理由を確認。女性が「携帯会社に支払う」と話したため、詐欺であると説得した。女性は渡辺さんの説明に納得し、被害を受けずに済んだ。 女性は70代。「インターネットの料金が未払い」との理由で、コンビニ店で電子マネーを買うように何者かに指示されていた。
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静岡県人口355万7113人 前月比1343人減 8月1日推計
静岡県がこのほど公表した8月1日現在の県の推計人口は355万7113人で、前月と比べて1343人減少した。推計人口の減少は14カ月連続。社会動態は4カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 転入数から転出数を引いた社会動態は593人増(転入1万923人、転出1万330人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1936人減(出生1630人、死亡3566人)だった。 市町別で人口が増加したのは御殿場市63人増、小山町48人増、菊川市45人増、長泉町41人増など8市町あった。減少は27市町で、最多の静岡市が348人減、浜松市188人減、沼津市131人減、三島市122人減などが続いた。 社
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記者コラム「清流」 防災力としてのラジオ
御殿場市と小山町の一部が放送エリアのコミュニティーFMラジオ局「エフエム御殿場」で、地元高校生が番組制作に挑んだ。企画から機器操作、番組進行まで体験し、番組作りの奥深さを実感したようだった。 生徒たちは番組制作の過程でラジオ放送の意義も学んだ。職員から「ラジオの力が最も発揮されるのは災害時。いざという時に聞いてもらえるよう、普段から放送しているともいえる」と説明を受けていた。 総務省の調査で、東日本大震災発生時に被災者らが利用したメディアの中で、ラジオが最も高い評価を受けたことは記憶に新しい。コミュニティー放送は地域の大きな防災力の一つだ。「リスナーを楽しませるだけでなく、防災の担い手で
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御殿場の高齢者に長寿を祝い記念品 市長が訪問
敬老の日(18日)に合わせて御殿場市の勝又正美市長は19日、本年度に100歳を迎える市内の高齢者宅などを訪れ、長寿を祝った。 同市印野の上村正次さんは、2024年3月6日で100歳を迎える。趣味のグラウンドゴルフで体を動かしながら家族と元気に過ごしている。「食欲もあり、晩酌が楽しみ」と語る上村さんに対して勝又市長は「足腰もしっかりしていて、自分のことが自分でできることがすばらしい。末永く健康で元気に過ごしてください」と述べ、国、県、市の寿詞や記念品の銀杯などを手渡した。 この日は同市清後の土屋晏彦さん(103)宅も訪れ、市からの記念品を贈って祝福した。 同市は市内の70歳以上を対象に、
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全中柔道優勝 勝又さん 女子個人70キロ級 御殿場市長に喜び
御殿場市在住の勝又美涼さん(15)=山梨県富士学苑中3=が、8月中旬に徳島県で開催された本年度全国中学校体育大会(全中)の柔道女子個人70キロ級で優勝を果たした。このほど、市役所に勝又正美市長を訪ね、喜びを報告した。 勝又さんは身長172センチの恵まれた体格で、内股を得意技とする。今年は山梨県大会と関東大会も優勝して全国の舞台に臨んだ。準決勝の相手は優勝候補の強豪だったが、試合時間残り1秒で小外掛けで技ありを奪い、優勢勝ち。決勝は昨年に準決勝で負けた相手との再戦で、僅差勝ちを収めた。団体戦にも出場し、チームをベスト8に導いた。 勝又さんは「昨年に負けた相手に勝てて、1年間の練習の成果が出
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御殿場市民 スポーツ満喫 地元高校生ら企画 水風船投げやタグラグビー
NPO法人御殿場市スポーツ協会と御殿場総合サービスは18日、多彩な運動に親しむ「スポーティフルごてんば」を市陸上競技場と市体育館で開いた。御殿場高生企画のスポーツイベント「御リンピック」も同時開催され、幅広い年齢層の市民が楽しく体を動かした。 御リンピックは、御殿場高創造ビジネス科の生徒約50人が運営を担当。びしょぬれになって遊ぶ水風船大会やインターハイに出場したハンドボール部員が指導するハンドボール投げ、赤ちゃんのハイハイレースなどを実施した。地元産のパンを用いたパン食い競争や御殿場に関する言葉を打つタイピング競技を盛り込むなど、地域愛を育む要素もちりばめた。 スポーティフルごてんばで
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東名下り足柄SAに水素ステーション 高速休憩施設で全国初 脱炭素へ貢献
岩谷産業と中日本高速道路、中日本エクシスは15日、御殿場市の東名高速道路下りの足柄サービスエリア(SA)に水素ステーションを開業した。高速道路休憩施設への水素ステーション設置は全国初で、長距離輸送や高速移動などの分野における脱炭素の推進に向けた大きな一歩となる。 燃料電池車(FCV)の乗用車約300台分の液化水素を貯蔵するタンクや液化水素をガス化して圧縮する設備、供給ノズルを備えたディスペンサーなどを設置した。乗用車用と乗用車トラック兼用の2口の充塡(じゅうてん)口を設け、乗用車であれば約3分で充填できる。1回の充填で30~40キロ程度の水素が必要とされるFCVのトラックでも約15~20分
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「お達者度」自立健康生活期間、静岡県全体伸び 男性/菊川初のトップ 女性/御殿場6年連続
静岡県は15日までに、65歳から自立して健康に生活できる期間を示した2020年の「お達者度」をまとめた。男性は18・59年、女性は21・57年で、いずれも前年から延伸した。市町別にみると、男性は菊川市が19・45年で初めて1位になり、女性は御殿場市が22・57年で6年連続トップだった。 要介護度2未満の状態を「お達者」と定義し、人口や死亡数、介護認定状況のデータに基づいて県が毎年独自に算出している。県全体は前年に比べ男性が0・29年、女性が0・19年それぞれ伸び、いずれもデータの公表を始めた09年以降で最長となった。 2位以下は男性が裾野市、袋井市、湖西市、三島市の順。女性は湖西市、森町
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高校球児と水風船投げバトル 地域の子どもら 御殿場高で交流
御殿場市の御殿場高野球部はこのほど、小学6年生以下を対象にしたイベント「御高キッズパーク」を同校で開いた。地域の子どもら40人が参加し、野球の要素を取り入れた遊びなどで高校生と笑顔で交流した。 野球の普及と地域貢献を目的とするだけでなく、外で体を動かすこと自体のおもしろさを味わってほしいと実施した。同日に同部と試合を行った下田高野球部の部員も参加。メイン企画の「水風船投げバトル」では、高校生が頭に付けた金魚すくい用のポイを狙って子どもたちが次々と水風船を投げ、びしょぬれになりながら交流を楽しんだ。 体操や多彩なルールで鬼ごっこも行った。岩田琉君(10)は「お兄さんたちと遊びたくて参加した
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御殿場ゆかり アート作家20人作品展
全国的な活躍をする御殿場市と小山町の作家でつくる「ごてんばアート作家協会」は24日まで、市ゆかりの作家20人の写真、美術、書、工芸の作品を展示した「第10回ごてんばアート作家展」を同市山之尻の高根中郷館で開いている。 富士山写真大賞金賞や富士山百景フォトコンテストグランプリの実績を持つ写真家の飯田龍治さん、大調和展大調和賞の受賞歴がある画家の萩倉瑠璃子さんら、全国公募展で輝かしい受賞歴を持つ作家の秀作26点を展示している。同協会の勝間田英幸会長は身近な川の様子を描いたという油彩画「清流」を出品。巧みな光の表現で水の動きをリアルに描写している。 ススキと富士山が共演した写真など季節感のある
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子ども医療費など完全無料化を検討 御殿場市議会 市長答弁
御殿場市議会9月定例会は14日、一般質問を行った。勝又正美市長は、人口減少対策戦略に盛り込んだ高校生以下の子ども医療費完全無料化と第2子以降の保育料完全無料化について「来年度からの実施に向けて検討していく」と述べた。川上秀範氏への答弁。 市は8月に発表した人口減少対策戦略で、子ども医療費無料化を「医療」項目の、第2子以降の保育料無料化を「子育て」項目の重要施策に位置づけている。勝又市長は「一番力を入れたいのは、子どもを安心して産み、子育てしやすい環境をつくっていくこと」と強調。新しい市立図書館や木のおもちゃ美術館の整備にも力を入れるとした。 同戦略関連では、即効性が期待される事業として打ち出
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御殿場市 道の駅的施設整備構想 まちの拠点、大型施設想定
御殿場市議会9月定例会は13日、一般質問を行った。市は国道138号沿いに整備を目指す道の駅的な施設に関し、観光や物産、自然など多彩なテーマに合わせたエリアを複数設け、観光と経済の核となる大規模複合施設の構想を描いていることを明らかにした。黒沢佳寿子氏への答弁。 市は施設を「今後の御殿場のまちづくりにとっての最重要施設」と位置づける。市の特産品や土産物を幅広くそろえて観光や物産の情報を発信する「御殿場ゾーン」、富士山麓の自然を生かした「自然ゾーン」、多世代の誰もが楽しめる「アミューズメントゾーン」などを設ける予定。年間1400万人もの観光交流客をもてなす高い集客力を持つ施設とし、他の市内観
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児童が1週間のエコ生活 御殿場・高根小4年生44人「エコリーダー」認定
静岡県地球温暖化防止活動推進センターと御殿場市はこのほど、同市の高根小4年生を対象にした環境学習プログラム「アース・キッズチャレンジ」の終了セレモニーを同校で開いた。エコ生活を行った児童44人にエコリーダー認定証を授与した。 児童は節電や節水などに関する計214項目の目標を立て、家庭で1週間、エコ生活を送った。結果は164項目を達成、34項目で達成ではないものの努力したと評価を得た。活動により二酸化炭素(CO2)を計31.3キログラム削減できたとの結果を共有し、身近な小さな努力の積み重ねが大きな成果を生むことを学んだ。 認定証を受けた小野美陽さん(10)は「今後も無駄の少ない生活をするよ
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インフルエンザ 静岡県内26校で学級・学年閉鎖
静岡県は12日、県内の小中学校と高校計26校でインフルエンザに感染したとみられる患者328人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。県によると、1日の患者数が300人を超えたのは2020年2月4日発表分以来。9月の1日当たりの閉鎖施設数としては過去最多となった。 県が発表している直近1週間(8月28~9月3日)の定点医療機関1カ所当たりの平均患者数は、前週比1・52倍の2・19人。今後の集計分でさらに増える可能性がある。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市7人、熱海市6人、沼津市11人、同市30人、三島市12人、長泉町10人、裾野市14人、富士市5人、静岡市駿河区2
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御殿場の東京五輪レガシー高評価 室伏長官が視察 空手生かしたまちづくり「発展期待」
スポーツ庁の室伏広治長官(沼津市出身)が12日、御殿場市を訪問し、同市が推進する東京五輪・パラリンピックのレガシー(遺産)や空手道を核としたまちづくりを視察した。地元の児童生徒やスポーツ団体と交流し、教育や健康増進などスポーツの多彩な魅力を生かしながら裾野を広げている取り組みを高く評価。同市が持つスポーツツーリズムの潜在力にも理解を深めた。 玉穂小では御殿場西高空手道部出身で東京五輪に出場した佐合尚人さん(31)による空手体験授業が公開された。五輪前から定期開催していて、礼節や精神面の教育としても役立っていることが紹介された。室伏長官は全国屈指の空手の強豪である同部の練習も訪れ、生徒の主体
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社説(9月13日)スポーツとアニメ 東部の連携 成果に期待
沼津市や小山町、御殿場市でアニメとスポーツを連携させたまちづくりを官民が模索している。首都圏から来るアニメファンを取り込み、競技や選手のPRにつなげようとする試みは、全国的にも珍しい。一過性で終わらせるのでなく、息の長い取り組みにしなくてはならない。 沼津市では、地元が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」と、市が活性化の鍵としているフェンシング、サッカーの連携が進む。関連商品を販売したり、声優陣が試合会場に登場したりするほか、大会公式ホームページ(HP)にアニメキャラクターのイラストを活用するなど取り組みは多岐にわたる。 フェンシングは、市が2019年に東京オリンピック・パラリンピ
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豪の学生 三島北高訪問 英会話や運動で交流
三島市の三島北高で12日、サッカーを通じた国際交流のためにオーストラリアから来日している学生との交流会が開かれた。両校の生徒が英会話や運動などを通じ、親睦を深めた。 御殿場市を拠点に7泊8日でサッカーや日本の文化を体験しているブリスベン市の学校の生徒41人が来校した。両校生徒は昼食を一緒に取ったり、体育の授業で長縄を楽しんだりした。 オーストラリアの学校を対象に日本でのスポーツを通じた研修旅行を調整する「エイトフットボールマネジメント」のプログラムの一環。山口幹太代表は「日本の高校生にとっては海外の人との交流を通じ、英語への興味を高めたり、文化の違いに気付いてもらえたりしたらいい」と話し
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おたよりで交通安全呼びかけ 御殿場の園児 祖父母に反射材
御殿場市交通安全対策委員会は12日、市内の幼稚園、保育園、こども園の園児が祖父母に向けて交通安全を呼びかける「交通安全ちびっ子おたより作戦」を行った。5歳児約700人が、事故防止の願いを込めて反射材を郵送した。 秋の全国交通安全運動と敬老の日を前に、毎年実施している。同市二枚橋の御殿場幼稚園では約60人の園児が祖父母や自分の似顔絵と、園で友達と楽しく過ごしている写真を準備。「無事帰る」との意味を込めてカエルがデザインされた反射材と一緒に封筒に入れ、交通安全を願うかわいらしい贈り物を作った。 園から300メートルほど離れたポストに投函(とうかん)するまでの道のりで、道路の安全な歩き方も学ん
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なえなのさんが歌手デビュー 御殿場出身のインフルエンサー 「時代の先端」揺るがぬ自信
若い世代の高い支持を集めるインフルエンサーでタレントの「なえなの」(御殿場市出身)が、デビュー曲「うあのそら」を発表した。「いろんなことをやりたいと思っていた中の一つが音楽。うれしいけど不安もありました」と語る。 曲を手がけたのは、なえなのが10代の頃からファンだった「RADWIMPS」の野田洋次郎。ひんやりとしたシンセポップに抑揚を抑えたメロディーをループさせ、漂うようなため息も織り交ぜながら、22歳の不安と熱をクールに表現した。 傷つけるより、傷ついた方が「ラク」で…。野田の歌詞からは、周囲と距離を保ちながら自分を守る若者像が浮かぶ。「『面白くて楽しい』を届けたいから、
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一般質問9月12日から 8氏登壇 御殿場市議会9月定例会
御殿場市議会9月定例会は13、14の両日に一般質問を行い、8氏が登壇する。 質問者とテーマは次の通り。 【13日】田代耕一 市の未来の農業をどう展開していくのか▽黒沢佳寿子 道の駅整備構想について▽神野義孝 高齢者保健・介護予防の一体化について▽小林恵美子 高齢者福祉計画・介護保険事業計画について 【14日】川上秀範 人口の増えるまちづくり、若者支援について▽林義浩 富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏について▽本多丞次 現代のグローバル社会における学校教育の取り組みについて▽辻川公子 市の救急を含む医療体制について
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39人に当選証書 御殿場市4財産区議選
御殿場市選挙管理委員会は11日、10日執行の御殿場、原里、玉穂、印野の4財産区議選で当選した39人に当選証書を付与した。任期は9月18日から4年。 いずれも定数と同数の立候補者が届け出を行い、無投票で当選した。市役所で長田幸雄委員長が一人一人に当選所を手渡し、「今後も市と連携を深め、財産区や市の発展のために大いに尽力していただけることを期待している」と述べた。
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補正予算を可決 御殿場・小山組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会9月定例会は11日開会し、会期を10月13日までの32日間と決めた。2022年度一般会計歳入歳出決算認定と23年度一般会計補正予算の2議案を上程し、補正予算を可決した。 22年度決算は歳入総額34億7300万円(前年度比1700万円減)、歳出総額33億3500万円(同5700万円減)、実質収支額は1億3500万円の黒字となった。23年度一般会計補正予算は歳入歳出に8千万円を追加した。
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子どもが救急活動体験 御殿場消防署 イベント
御殿場市・小山町広域行政組合消防本部御殿場消防署は9日、救急活動に対する子どもたちの関心を高めるイベント「ちびっこ救急隊 出動要請!」を同署で開いた。 緊急車両の展示や救急車の乗車体験、救急に関するオリジナル映像の放映など多彩なブースが設けられ、主に小学生以下の親子連れでにぎわった。救命士や消防団員らの指導を受け、機器を用いた簡単な血圧、体温、脈拍、血中酸素濃度などのはかり方も覚えた。119番に関するコーナーでは、火災やけがなどを想定し、受話器を使ってオペレーターとのやりとりを体験した。現場の場所、状況などの質問に対して「救急車に助けに来てほしいです」「足をけがして痛いです」などとかわいらし
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御殿場東小児童 タグラグビー楽しむ 静岡ブルーレヴズから講師
スポーツタウン御殿場推進協議会は11日、ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの久保晃一さん、田井中亮範さんを招いたタグラグビー特別授業を御殿場市の東小で開いた。児童が元日本代表選手の2人からラグビーの楽しさやチームプレーのこつを学んだ。 4~6年生の計約150人が参加した。タグラグビーはラグビーのルールを単純化し、腰の左右に付けた飾りひも(タグ)を取ることでタックルの代わりとするスポーツ。児童は久保さんと田井中さんに試合の審判をしてもらい、声を上げて仲間とコミュニケーションを取ったり、休憩中に相手チームの弱点を探してトライに至る作戦を立てたりして、試合を重ねながらチームの団結力を高めた
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大わらじに炎、夏に別れ 勇壮太鼓や打ち上げ花火も 御殿場で供養祭
御殿場の夏を締めくくる「わらじ供養祭」(御殿場わらじ祭り実行委主催)が9日、御殿場市の御殿場高原時之栖で開かれた。市観光協会や市の関係者らが良縁や富士登山者の健脚などを願って奉納された大わらじをたき上げ、供養した。 かつて旅人や登山者が使い終わったわらじを集め、旅の安全を祈願したことに由来する行事。神事を行った後、勝又正美市長らがたいまつの火を大わらじに移すと、瞬く間に燃え上がった。真っ赤な炎が夜空を染め、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。 7月の富士山太鼓まつりや8月の夏まつり歩行者天国など御殿場の夏の行事のフィナーレ。富岳太鼓雷神組による勇壮な演奏やお笑いタレントのサンシャイン池崎さ
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華道の奥深い作品披露 御殿場の翠月学園、茶道や書道も
御殿場市で華道、茶道、書道の教室を開く翠月(すいげつ)学園の第58回翠月学園祭(静岡新聞社・静岡放送後援)が9日、御殿場市の御殿場高原ホテルで始まった。10日まで。 今年は翠月古流華道80周年の節目の年。華道では教授陣や教室生ら約40人が手がけた奥深い作品に加え、交流のある華道団体の約30人の力作が並んだ。キキョウ、オミナエシなど季節の美しい花々が来場者の目を引いている。渡辺華凰家元は、ソナレの枝を用いて富士山の雄大な自然の景色を表現した。身近な物に花を生けた華道の「原点」に立ち返り、木製のカゴや竹の器などを花器としたユニークな作品もある。 翠月書道会の書道展示も同時に開催。茶席も設けられ、
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タイ学生ら 農家生活体験 御殿場の「民宿村」 米のかまど炊き挑戦
御殿場市農家民宿推進協議会と市グリーン・ツーリズム推進協議会は8日、対日理解促進交流プログラムJENESYS(日本国際協力センター主催)で来日しているタイの高校生・大学生計13人を、同市の「ごてんば農家民宿村」に受け入れた。10日まで富士山麓の農業現場で見学や体験を行いながら、日本や御殿場の文化、魅力などを学ぶ。 訪れたのは日本語を学習し、農業に興味を持つ大学生9人と高校生4人。8日は二子地区の「松の葉」「大ケ田」「ごろり庵」「ねこふくろう」の4農家民宿に分かれて宿泊し、経営者の各農家が企画した体験に取り組んだ。市農家民宿推進協議会の高橋利典会長が運営する「松の葉」では、ごてんばコシヒカ
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国交省の道路標語 小学生の部 芹沢君(御殿場 玉穂小5)優秀賞
国土交通省が8月の「道路触れ合い月間」に合わせ、道路の正しい利用などを啓発する目的で募集した推進標語で、玉穂小(御殿場市)5年の芹沢星斗君(11)の作品「安全な 道路がいいな ありがとう」が小学生の部の優秀賞に選ばれた。このほど同校で表彰伝達式が開かれた。 芹沢君は「歩行者や車の運転手など、道路を使う全ての人にとって安全な環境になってほしいと思って作った」と標語作成の経緯を語った。最後の「ありがとう」には、道路をつくる人やルール、マナーを守る人に向けた感謝の思いを込めたという。表彰状と記念の盾を手渡した沼津河川国道事務所の辛嶋亨所長は、「道路を使う人が他者への思いやりの心を持つことで、道路が
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自衛隊車両乗車や装備品展示 9月9日御殿場でふれあい祭り
御殿場市の富士山樹空の森は9日午前10時から午後3時、自衛隊との交流を目的とした「第9回自衛隊とのふれあい祭り」を開く。 陸上自衛隊板妻駐屯地、駒門駐屯地、富士学校、静岡地方協力本部が16式機動戦闘車や軽装甲機動車などの装備品を展示するほか、ヘリコプター内の見学会、自衛隊車両体験乗車会などを開催する。第34普通科連隊らっぱ隊や富士学校音楽隊は演奏を披露する。 問い合わせは富士山樹空の森<電0550(80)3776>へ。
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ラグビーW杯 静岡で桜戦士を応援 10日と10月8日にPV
8日(日本時間9日)に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会に合わせ、静岡県は10日と10月8日の日本代表戦2試合のパブリックビューイング(PV)を行う。“静岡ショック”から4年、世界を驚かせた静岡の地から日本代表にエールを送る。 2019年日本大会の開催自治体となった全国12都市と日本ラグビーフットボール協会などが連携してPVを開催する。前回大会では、袋井市のエコパスタジアムで日本代表が強豪アイルランドを下し、大会の盛り上がりに拍車をかけた。県は、そのレガシーの継承やラグビー文化の定着に向けた啓発の一環としてPVを開催する。 9月10日のチリ戦は、静
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イチゴ農家見学、静大生と交流へ タイの学生が静岡来訪 農業テーマに研修 副市長と面会
外務省の対日理解促進交流プログラムの一環で静岡市を訪れているタイの学生が7日、市役所静岡庁舎を訪れ、大長義之副市長と意見交換した。11日まで県内に滞在し、農業をテーマにした活動に取り組む。 来日しているのは大学生10人と高校生5人。市内のイチゴ農家を見学したり、静岡大農学部の学生と交流したりするほか、御殿場市の農家でのホームステイも予定する。カセサート大3年のセッタヴ・パラミメタワットさん(21)は実家が農家で日本の農業に関心があったと言い、「久能の石垣イチゴ栽培に興味がある。同世代の学生との交流も楽しみ」と話した。 大長副市長は「今回の研修を通じて、日本、静岡とタイの架け橋になってほしい」
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静岡県内10施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は6日、幼稚園と小学校と高校計10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計176人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。5日発表分から新シーズン(2023~24年)となったが、最初の月に100人を超えた例は過去10年間になく、感染が拡大している。 県によると、8月27日までの1週間で、定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・44人(前週0・96人)だった。7月下旬以降は流行の目安値の「1人」をやや下回る状況が続いていたが、夏休み明け以降、各地で感染者が増えているとみられる。県は「今後各地で急拡大する恐れがある」として、対策を呼び掛けている。 6日発表分の市区町別の患
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ラグビーW杯 OBや選手ゲストにパブリックビューイング 9月10日、10月8日に御殿場で開催
御殿場市は10日と10月8日、ラグビーワールドカップ(W杯)2023フランス大会の日本代表戦のパブリックビューイング(PV)を開催する。 10日のチリ戦は御殿場高原ホテル「さくらの間」が会場で、ヤマハ発動機ジュビロOBの久保晃一さん、田井中亮範さんをゲストに迎える。10月8日は市役所原里支所を会場に、ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズの日野剛志選手と伊東力選手が来場する。 両日とも午後7時開場。お楽しみ抽選会もある。申し込み不要で入場無料。御殿場高原ホテルは定員290人で飲食販売があり、市役所原里支所は定員100人。10日の問い合わせは市スポーツ交流課<電0550(82)4135>
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御殿場市議会開会 補正予算案を可決
御殿場市議会9月定例会は6日開会し、会期を10月4日までの28日間と決めた後、2022年度の各会計決算認定案など28議案を上程した。23年度一般会計補正予算や市教育委員会委員に長田光男氏を再任する人事案など8議案を可決、承認、同意した。 一般会計補正予算は、歳入歳出に30億8900万円を追加する。歳出は北駿地域特産の水かけ菜漬けの食文化継承に向けた漬物製造等事業継続支援事業の7千万円を盛り込んだ。新型コロナウイルス予防事業や商工振興事業、道路維持補修事業などを増額した。
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夜にスポーツ 楽しく涼しく 小山でモルック大会
小山町はこのほど、日中の日差しを避けて体を動かしながら夕涼みする「夜のモルック大会」を同町の小山中グラウンドで開いた。 日暮れに小学生や中学生の親子連れ、仕事を終えた町民ら約20人が集まった。知り合い同士や家族でチームをつくり、同町や御殿場市などで盛んに楽しまれている全世代型のスポーツであるモルックに親しんだ。 モルックは木製の棒を投げて点数の書かれたピンを倒し、50点ちょうどを目指す競技。50点を超えると25点に減点される。今回はチームで合計10回投げ、より50点に近いチームが勝利する特別ルールで実施した。参加者は狙った場所のピンが倒れると歓声を上げて仲間とハイタッチした。
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静岡県有権者301万3697人 6月から7458人減
静岡県選管が4日に公表した選挙人名簿登録者数(基準日9月1日)は301万3697人(男148万1489人、女153万2208人)で、6月1日の前回登録時と比べて7458人減少した。 増加したのは3区町で浜松市中区254人、同浜北区52人、長泉町40人だった。 減少数が多かった市区は静岡市清水区575人、沼津市551人、御殿場市485人、富士市481人。町部は小山町211人、函南町127人など。 定時登録は毎年3、6、9、12月の各1日に行われている。
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御殿場4財産区 議員選が無投票
任期満了に伴う御殿場市の御殿場、原里、玉穂、印野の4財産区議会議員選挙が5日、告示された。いずれも定数と同数の立候補者が届け出を行い、無投票となった。 任期は9月18日から4年間。10日に各財産区の立候補届け出会場で選挙会があり、その場で当選者が正式に決定する。当選証書付与式は11日に市役所で開く。 各財産区の立候補者は次の通り(届け出順)。 【御殿場(定数7)】山崎嘉幸、三輪和芳、山本弘一、斎藤信行、内海憲一、鈴木喜治、矢後貞夫 【原里(定数9)】長田要一、勝亦俊文、勝間田靖久、勝亦賢治、根上光泰、石田佳久、芹沢保雄、芹沢輝彦、遠藤悦朗 【玉穂(定数13)】西山勝、芹沢栄、勝又寿治、芹沢健
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会長に小野田さん 国際ソロプチミスト御殿場
国際ソロプチミスト御殿場はこのほど、第38期(9月1日~2024年8月31日)の役員を決めた。会長に小野田由美さん(御殿場市)が就いた。 その他の役員は次の通り。 副会長 福川佳子(御殿場市)▽セクレタリー 渡辺光子(小山町)▽Cセクレタリー 勝間田やす代(御殿場市)▽トレジャラー 菅沼光子(同)▽1年理事 米山芳子(小山町)▽2年理事 広川吉江(御殿場市)
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ネット“一休み”自然体験 御殿場で小中生つながりキャンプ 静岡県教委
インターネットやゲームへの依存や利用時間などを見直したい小中学生を対象とした自然体験回復プログラム「つながりキャンプ」(県教委主催)がこのほど、御殿場市の国立中央青少年交流の家で開かれた。 県内から参加した7人が県教委や大学生ボランティアなど運営スタッフと顔合わせをした後、芝生広場で運動を楽しんだ。地図に書かれた敷地内のポイントを巡るオリエンテーリングでは、大学生らと相談しながら探索を満喫した。県教委社会教育課の担当者は「自然豊かな場所で、かけがえのない体験を一つでも持ち帰ってほしい」と話した。 同プログラムはネットの利用時間などを自らコントロールする力を養う目的で2020年から始まった
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イルミネーションや音楽満喫 御殿場駅前でナイトマーケット
御殿場市は2日、JR御殿場駅周辺の活性化を図る「ナイトマーケット」を同駅富士山口広場で開いた。市民に加えて富士山の登山者らが広場に集い、鮮やかなイルミネーションを楽しみながら、飲食や雑貨の出店、音楽などを満喫した。 地域活性化に積極的に関わっている地元の御殿場高生が提案した「夏のイルミネーション」に合わせた企画。アジアンビールやクラフトコーラ、肉料理など多彩な飲食店が並び、来場者は御殿場ゆかりのDJらが流す音楽をBGMに笑顔で語らった。植物や古本、古着の出店もにぎわった。 午後6時半には一斉の乾杯も行われ、富士登山シーズンの最終盤の夜をにぎやかに盛り上げた。
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御殿場市議選 2月4日投開票
御殿場市選挙管理委員会は1日、任期満了(2024年2月10日)に伴う市議選(定数21)の日程を、24年1月28日告示、同2月4日投開票と決めた。 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は6万9475人(男3万5605人、女3万3870人)。
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6日から定例会 28議案を審議へ 御殿場市議会
御殿場市議会は1日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を6日から10月4日までの28日間と決めた。2023年度一般会計補正予算案や22年度の決算認定案など計28議案を審議する。一般質問は13、14の両日、決算質疑は21、22の両日に行う予定。
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印野小 御殿場 小さな親切実行章 半世紀にわたり野鳥愛護活動
小さな親切運動県本部はこのほど、半世紀にわたり学校独自の野鳥愛護活動を続けている御殿場市の印野小(原田利志美校長)に実行章を贈呈した。 同校は1969年8月、御胎内清宏園(同市印野)に設定された約11ヘクタールの「野鳥愛護林」で活動する野鳥愛護林校の指定を受けた。現在は5年生の総合的な学習の時間で野鳥をテーマに扱っている。学校や同園に巣箱やエサ台を設けて育てたヒマワリの種をあげたり、野鳥観察の結果をまとめて発表したりするなどの愛鳥活動を推進。生き物や自然を大切にする心だけでなく、他者を思いやる気持ちなどを養っている。 このほど同校で開かれた贈呈式で、同本部の勝間田慶喜理事が代表児童に表彰状を
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「防災の日」東部各地で訓練 手順確認 御殿場 はしご車で高所救助
御殿場市は、市役所庁舎防災訓練を行った。午前9時に大規模地震が起きて同市でも震度6弱の揺れを観測、庁舎内で火災が発生したことを想定した。庁内放送を聞いて職員ら約260人が駐車場に避難した。 同市・小山町広域行政組合御殿場消防署の協力で、昨年2月に同署に配備された新型はしご車(愛称のびたくん2)による高所救助訓練も展開。最大で約35メートル伸ばすことができる先端屈折式のはしごを使い、高さ約12メートルの市役所東館4階テラスに取り残された職員や来庁者の救助を実演した。勝又正美市長は「それぞれの役割を改めて認識し、訓練で動きを身に付けることが重要」と訓示した。
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入管難民法違反疑い、派遣労働者3人逮捕 御殿場署など
不法残留や在留資格外活動を行ったとして、御殿場署と沼津署、静岡県警薬物銃器国際捜査課は名古屋出入国在留管理局と連携して31日、入管難民法違反の疑いで御殿場市に住むベトナム国籍の工員の男3人を逮捕した。3人は県内の同じ人材派遣会社を通じた派遣労働者で、県警は派遣会社が資格外活動であることなどを知った上で派遣した可能性もあるとみて捜査を進める。 逮捕されたのはいずれもベトナム国籍の工員、チュオン・ヒュー・トゥオン(25)=同市西田中=、グエン・チョン・ホイ(22)=同市中清水=、フオン・ヴァン・フン(32)=同=の3容疑者。 チュオン容疑者の逮捕容疑は、在留期間が2022年10月30日までだ
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御殿場で「天国めぐり」 温泉・サウナスタンプラリー 1日から第3弾
御殿場市は9月1日から、市内八つの温泉、サウナ施設と連携したデジタルスタンプラリー「御殿場温泉・サウナ 天国めぐり第3弾」を開始する。近年のサウナブームを念頭に、富士山の伏流水を利用したお湯や水風呂、各施設が工夫した飲食サービス「サウナ飯」をPRし、都内の若者らを中心に誘客を図る。 スタンプラリー用のアプリ「furari(フラリ)」を活用する。各施設で温泉やサウナを利用すると一つ、サウナ飯を食べると一つの計二つのスタンプを押すことができる。今回の企画のために新たにサウナ飯のメニューを考案した施設もあるという。 集めたスタンプ数に応じて、オリジナルステッカーやデジタル認定証をプレゼントする
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富士の恵み、盛況に感謝 御殿場と裾野で閉山式
富士登山シーズンの最終盤を告げる閉山式が31日、御殿場、裾野両市で開かれた。新型コロナウイルスの行動制限解除やインバウンド(訪日客)回復により登山者が大幅に増えたことに感謝するとともに、来夏の引き続きの盛況を祈願した。登山道の開通期間は9月10日まで。 「来夏も多くの訪問を」 裾野市観光協会は須山浅間神社で閉山式を行い、観光業者や地元区長、氏子総代の関係者ら約50人が出席した。 須山地区には富士登山の拠点になる水ケ塚駐車場や構成資産の同神社があり、今夏は多くの登山者と観光客でにぎわった。神職が祝詞を上げた後、出席者が玉串を奉納。同協会の西島隆彦副会長は「来夏も多くの人が裾野市を訪れてくれ
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不適切盛り土事例共有 富士山周辺市町連携対応 富士で会議
富士山麓周辺の6市3町でつくる土砂埋め立て問題対策担当者会議が30日、富士市役所で開かれた。地区内での不適切な盛り土に関する事例を共有し、対応への連携を確認した。 御殿場市の担当者が、3月から9月までの期間で実施している安全性把握調査について中間報告した。対象箇所は6月の大雨でのり面が崩壊するなど早急な対策が求められ、測量やボーリング調査で地質の強度と安全性を確かめている。報告では、調査結果に基づく今後の対応パターンなどを示した。県警の担当者は違反の抑止策などについて説明した。 会議に参加する沼津、三島、富士宮、御殿場、裾野、富士の各市と函南、長泉、小山各町は、首都圏に近い条件などを背景
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国道138号BPなど整備促進を要望 期成同盟、国交省に
静岡、山梨両県の富士山麓地域6市町村でつくる東名・中央連絡道路建設促進期成同盟は30日、国道138号バイパス(BP)と東富士五湖道路の整備促進を国土交通省に要望した。会長の勝又正美御殿場市長が同省で吉岡幹夫技監と面会した。 国道138号須走道路・御殿場BP(西区間)の未整備部分の建設促進、東富士五湖道路と一体での4車線化などを求めた。予算の確保や世界遺産・富士山の景観への配慮も訴えた。 勝又市長は終了後の取材に「観光や産業の活性化、日常的な渋滞の解消、富士山噴火に備えた防災面で必要不可欠な道路。(吉岡氏に)重要性を理解してもらえたと思う」と述べた。 副会長の堀内茂富士吉田市長や自民党の牧野京
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小学生草サッカー大会 女子の部 クワトロガールズ(御殿場) 全国V 市役所訪問 チームで連係 ミス少なく
8月中旬に静岡市で開かれた日本最大規模の小学生サッカー大会「第37回全国少年少女草サッカー大会」の女子の部で、御殿場市のチーム「クワトロガールズFC」が優勝した。同市在住のメンバー2人が28日、勝又正美市長を表敬訪問し、結果を報告した。 大会は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった。全国の強豪だけでなく、台湾、中国など海外チームも参加し、女子の部は24チームが激戦を繰り広げた。クワトロガールズFCは高い次元で攻守のバランスが取れ、6年ぶり2度目の優勝を果たした。 同チームは御殿場、沼津、伊豆の国、裾野各市と清水町のメンバーで構成している。守備の要となっているのが御殿場小6年の島彩綾
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10月から定住や遠距離通学支援 御殿場市が人口減少対策
御殿場市は緊急の人口減少対策として10月から、UIJターンなどに伴う市への移住者の就職や定住を促す「市ふるさと就業奨励金交付事業」と、大学生らの遠距離通学の費用を補助する「市遠距離通学定期券購入費補助事業」を始める。 就業奨励金交付事業の対象者は①2023年4月1日以降に移住②市内企業での正規雇用または起業などにより事業を営み、かつ移住後1年以内③申請日から5年以上定住し、継続勤務もしくは事業を継続する意思がある-など。単身移住で60万円、2人以上の世帯の移住で100万円、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は18歳未満の1人につき100万円を加算して交付する。10月1日の施行を目指す
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富士山噴火想定、御殿場で総合防災訓練 市の避難計画作成に活用
御殿場市は29日、富士山噴火を想定した初の総合防災訓練を市内で実施した。実動訓練によって市災害対策本部機能の向上や各支部・区災害対策本部、防災関係機関との連携強化を図りつつ、現場の課題を洗い出し、地域防災計画の修正や市の富士山火山避難計画の作成に生かすことが狙い。 市や陸上自衛隊、御殿場署、消防の関係者ら約850人が参加した。想定は▽7月13日に紀伊半島を震源とする巨大地震が起きて以降、富士山の火山活動が活発化▽気象庁は8月29日に噴火警戒レベル4(高齢者等避難)を発表▽同31日の午前9時35分に噴火が確認され、同レベル5(避難)が出された―などとした。 最新のハザードマップでは、市内は
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御殿場市、新図書館の設計完成 ハンモックやカフェ設置
御殿場市は28日、萩原地区に計画している新たな市立図書館の設計が完成したと発表した。鉄筋コンクリートと鉄骨の混構造で2階建て、延べ床面積約3800平方メートル、蔵書数32・4万冊で、子どもが楽しみながら本を読める空間やカフェの設置など市民の要望を多く反映させた。2024年1月の建設工事着工を目指す。 図書館機能と郷土資料館機能を1階に集約した。開架は一般向け10万冊、児童向け4・8万冊など計16・4万冊、閉架は16万冊の収容能力を持たせる。閲覧席は400席。御殿場の伝統的な古民家で居間を「コマ」と読んだことにちなみ、新聞閲覧や静かな読書、グループ活動など多彩な活動を促すコマ空間(小スペー
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御殿場市22年度決算 実質収支29億円超の黒字
御殿場市は28日、2022年度の一般会計歳入歳出決算を発表した。歳入から歳出と23年度への繰越財源を差し引いた実質収支は約29億1500万円となり、21年度に続き過去最大の黒字となった。 歳入決算額は447億7400万円(前年度比9億5千万円増)、歳出決算額は414億1千万円(同4700万円減)。歳入増は法人市民税法人税割や固定資産税が増えたことによる市税収入の増加、工業団地売払収入の増加などが主な要因。歳出では投資的経費の普通建設事業費が前年度比11億7400万円増の54億1800万円となった。 勝又正美市長は「不安定な経済状況の中で、総じて健全な、力強い決算となった。引き続き健全財政
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焼津で小学生バレーボール大会 女子・港クラブ(焼津)、男子・北駿クラブ(御殿場)優勝
小学生のバレーボール大会「ライオンズ旗争奪夏休みリーグ優勝大会」(焼津市バレーボール連合スポーツ少年団主催、焼津ライオンズクラブ協賛)がこのほど、焼津市内で開かれた。男子の部は北駿バレーボールクラブ(御殿場市)、女子の部は港バレーボールスポーツクラブ(焼津市)がそれぞれ優勝した。 男子の部は県内から8チームが大井川南小で、女子の部は県内7チームが大井川東小でそれぞれ6人制の試合を繰り広げ、頂点を争った。会場は大きな声を出しながら、ボールを懸命に追う子どもたちの熱気に包まれた。
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交通安全推進委員、再任の14人を委嘱 御殿場署
御殿場署はこのほど、本年度の地域交通安全活動推進委員の委嘱状交付式を御殿場市の北久原区公民館で開いた。委員14人を再任した。 委員の任期は23年4月1日から25年3月31日までの2年間。住民に対する交通事故防止意識の高揚と理解を深める活動に当たる。委員を代表して太田川松雄会長が同署の中西浩署長から委嘱状を受け取った。 中西署長は管内で今年に入り、高齢者に関係する事故や若者が起因する事故が増えている状況を説明。出合い頭の事故も多発していることを伝えた。「1件でも悲惨な事故がなくなるよう、みなさんの力をお借りしたい」と呼びかけた。
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富士山の資料と史跡を後世に 須山「御師住宅」保存 裾野市が検討
明治時代まで富士登山の主要な道の一つだった「須山口登山道」の起点の裾野市須山地区で、富士山に関する資料と史跡の保存活用が課題になっている。市立富士山資料館が2022年度から休館し、歴史的な「御師(おし)住宅」の仕様が残る旧渡辺家住宅は長年にわたって未整備のまま。市は活用方法が未定だった旧渡辺家住宅を保存復元する方針を決め、周辺に資料館機能を持った新しい公園を整備して複合的に公開する案を検討している。 「現在の保全協力金のような登山料が江戸時代にもあったことが分かった」。8月14日、期間限定で特別公開された富士山資料館を訪れた御殿場市の男性(83)は、興味深そうな様子で館内を見学していた。
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全国茶品評会 静岡県内入賞者・団体【一覧】
【普通煎茶10キロ】2等 丹野園丹野浩之(川根本町)▽3等 かわね山処苑小平史郎(同)春野茶振興協議会杉地域茶生産組合組合長藤盛秀行(浜松市)川根たっちゃん農園橋本立生(川根本町)天竜茶研究会太田昌孝(浜松市)天竜茶研究会丸芝製茶協同組合組合長大石顥(同) 【普通煎茶4キロ】1等 静岡本山茶小沢晃(静岡市)相藤農園相藤直紀(川根本町)つちや農園土屋鉄郎(同)丹野園丹野浩之(同)▽2等 春野茶振興協議会栗崎貴史(浜松市)相藤園相藤令治(川根本町)天竜茶研究会太田昌孝(浜松市)▽3等 天竜茶研究会太田勝則(同)春野茶振興協議会栗崎克之(同)山二園後藤裕揮(沼津市)荒井園新井智(御殿場市)静岡本山
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人馬一体の技披露 御殿場で27日までホースショー
御殿場市の市馬術・スポーツセンターで25日、「第17回しずおかスポーツフェスティバルinSHIZUOKAスポーツホースショー」(県スポーツ協会など主催)が開幕した。27日まで。 10月に鹿児島県で開催される国体に向けた強化試合としても重要な大会で、馬場馬術と障害飛越の2種目が繰り広げられる。県内外の約30の乗馬クラブ、団体などから選手が出場する。 初日は両種目で順位の付かないフレンドシップ競技が行われた。選手と競技馬の息の合った技が披露され、来場者を楽しませた。
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御殿場の環境保全へ47項目 小中学生が市長らに提案書
御殿場市の「エコアクション2023」(第24回こども環境会議)に参加した中学生の代表者6人が24日、市役所を訪れ、同市の環境保全に向けた提案書を勝又正美市長と菅沼芳徳市議会議長に提出した。 提案書は「富士山・ポイ捨て・ごみ拾い」や「ごみ分別・リサイクル」など4分野に計47項目の提言、提案、意見をまとめた。「自然がいっぱいの御殿場の環境をみんなで大切にしていきたい」「ごみではなくリサイクルできれば持続可能な社会へ貢献できると思う」といった内容を盛り込んだ。市内の小中学生約160人が集まった3日の環境会議で、各校から募った意見をまとめ、採択した。 渡辺唯斗さん(高根中2)、藤原永人さん(富
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⛳太平洋クラブ御殿場 著名人らゴルフ交流 26、27日シニアツアー
御殿場市の太平洋クラブ御殿場コースで26、27の両日、男子ゴルフのシニアツアー「第10回マルハンカップ太平洋クラブシニア」(太平洋クラブ主催)が開かれる。25日は著名人がアマチュアゴルファーらと交流する「プロアマフェスティバル」が開かれた。 プロアマフェスティバルには、芸能や野球、サッカー、スキー、相撲など各界の有名人約30人が参加。シニアプロや予選会を勝ち抜いたアマチュアと一緒にホールを回った。例年は非公開だが第10回大会を記念して無料公開され、県内外の来場者が観戦を楽しんだ。 ツアーはゴルフ界をけん引してきた実力あるシニアプロとアマチュアの計約140人が参加予定。26日にファーストラ
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退職校長の発表や作品展示 浜松・北区でフェス
静岡県内の元小中学校長でつくる県退職校長親和会は25日、会員同士の親睦を深め、教育界の支援の共通理解を図る「フェスティバルin浜松」を浜松市北区東三方町の市教育会館で開いた。県西部地区の会員約120人が発表や作品展示などを通じて交流した。 同会浜松支部の夏目稔三さんが「今、どうして家康?」と題して発表し、徳川家康が脚光を浴びている理由や新たな家康のイメージ像などを独自の視点で解説した。同支部の小木野東さんは、普及啓発活動に取り組む「浜松いきいき体操」を紹介し、運動機能を維持する大切さを伝えた。会員が撮影した写真の展示コーナーも設けられ、浜名湖の夕景や北区引佐町の伝統行事、季節の花々などを捉
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国保税の軽減措置「適当」 御殿場市の協議会が答申
御殿場市国民健康保険運営協議会は24日、市から諮問を受けていた国民健康保険税の軽減措置について、2024、25の2カ年度に被保険者均等割額の2分の1を軽減することは適当であると答申した=写真=。市によると、加入者全員にかかる均等割額に特化した軽減は県内他市町にない取り組み。 市によると、財源は23年度当初で約16億円が積み上がっている国民健康保険事業基金とする方針。3月末現在で市内の国保加入者は1万4134人で、2カ年度で計約6億円の還元を想定する。低所得者に当たらない40~64歳の加入者の場合、1人につき年約2万4千円が軽減される見込み。 同協議会の鍵山知子会長らが市役所を訪れ、勝又正
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水道料金の割引 期間延長を答申 御殿場市事業審議会 27年2月まで
御殿場市水道事業審議会は24日、市から諮問を受けていた水道料金5%引き期間の延長について、2027年2月まで延長することが適当と答申した。市内で年間6千万円程度の割引措置になるとみられる。 同市によると、水道料金の割引は03年4月に始まり、18年3月から割引率が5%になった。割引期間の更新が24年2月に迫る中、新型コロナウイルスの影響やエネルギー、食料品価格の高騰が市民生活に影を落としている現状を考慮し、期間延長を諮問した。 審議会の勝野孝道会長らが市役所を訪れ、勝又正美市長に答申書を手渡した。水道事業経営はおおむね良好で、減少傾向だが継続して利益が見込まれ、配水管等の施設の更新や耐震化
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“オンリーわん”の出合い 伊豆の国で保護犬譲渡会
御殿場市の動物保護ボランティア団体「GO!保護犬GO」はこのほど、伊豆の国市の旅館「小松家八の坊」で保護犬譲渡会を開いた。 同旅館1階のスペースを柵で囲ってドッグランに見立て、飼い主のいない犬15匹などを放った。来場者は同団体代表に特徴などを聞いた。 同団体は主に、県内の行政収容施設の動物を引き取り飼育している。今年から同旅館と共同で譲渡会を開催している。
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多彩な水彩画188点並ぶ 静岡県立美術館で県協会展、27日まで
静岡県水彩画協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、静岡市駿河区の県立美術館で始まった。一般、会友など4部門に出品された作品187点と遺作1点を展示している。27日まで。 30~90代の出品者による多彩な作品が並ぶ。一般の部で最高賞の県水彩画協会賞に選ばれた岡本雪江さん=菊川市=の作品「酒造所の春」は、濃淡の異なる色を重ねて満開の桜を巧みに表現した点が評価された。 同協会の羽根田英世会長(77)=島田市=は「発色が良い透明水彩、油彩画のような力強い仕上がりのアクリル絵の具、それぞれの魅力を感じ取ってもらえたら」と来場を呼びかけた。 その他の主な入賞者は次の通り。 【一般】新人賞
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国道138号BP、東富士五湖道路の建設促進を 期成同盟が要請
御殿場市、小山町と山梨県の4市町村でつくる「東名・中央連絡道路建設促進期成同盟」は22日、国道138号バイパスと東富士五湖道路の建設促進を国土交通省中部地方整備局と中日本高速道路に要望した。 期成同盟会長の勝又正美御殿場市長と副会長の堀内茂富士吉田市長が名古屋市の同社を訪れた。同整備局の望月拓郎道路部長に、国道138号須走道路・御殿場バイパス(西区館)および東富士五湖道路の4車線化▽未整備区間の建設促進▽富士山の景観に配慮した整備▽十分な予算措置-などを要望した。同社の前川利聡経営企画部長らに対しても、東富士五湖道路の4車線化の促進を求めた。 勝又市長はこのほか、市新東名高速道路建設促進
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国立駿河療養所 啓発へ事業計画 御殿場市の将来構想委
御殿場市神山のハンセン病療養施設「国立駿河療養所」の活用法を探る将来構想検討委員会(三井米木委員長)は23日、本年度第1回会合を同所で開いた。委員約20人が参加し、啓発活動や委員研修を含む本年度の事業計画を決めた。委員からは、施設の現状を踏まえた今後の検討のあり方について意見が上がった。 本年度は10月に国立ハンセン病資料館(東京都)の視察研修を行う方針。同月の社会福祉大会や12月の障害者週間・人権週間に合わせてパネル展を開くほか、11月に市内2中学校で啓発用映画を上映するとした。 同委員会は2010年3月に策定した将来構想案に沿って検討を進めてきた。一方で委員の一人である同施設の北島信一所
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交通死亡事故ゼロ、連続300日 御殿場市に交通安全対策協が表彰
御殿場市はこのほど、交通死亡事故ゼロ連続300日を達成したとして静岡県交通安全対策協議会から表彰を受けた。5月22日に到達した。 同市では2022年7月25日に同市川島田で発生した事故を最後に死亡事故が発生していない。同協議会によると、表彰制度を設けた1991年以降で同市の受賞は13回目、2017年の表彰基準改正後の受賞は3回目で、受賞回数は比較的多いという。 勝又正美市長は「観光客が多く、事故のリスクも高い御殿場で達成できることは意義深い」と話し、「各地域での積極的な交通安全活動の成果」と街頭指導などに携わっている市民らに感謝を述べた。記念の表彰状は市役所くらしの安全課執務室内に展示し
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御殿場・長田山荘 広大な敷地でゆったりと【キャンプ場だより】
広大な敷地内に芝生や林間の多彩なキャンプサイトがあります。すべてのサイトは車の乗り入れが可能で、区画のないフリー形式。チェックインは午前9時から、チェックアウトは午後4時までなのでゆったりと過ごしていただけます。リピーター限定の富士見サイトは昨年オープンしたばかりで、山裾まで見渡せる雄大な富士山の眺望を楽しめます。 敷地内には木に長いロープをつるした「ハイジのブランコ」も設置していて、家族連れを中心に人気を集めています。 キャンプ場から車で少し足を延ばせば、御殿場名物の一つで絶品の馬刺しが買える「山崎精肉店」、パークゴルフや季節の花が楽しめる「富士山樹空の森」、「御殿場プレミアムアウトレ
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割石峠(裾野市、富士市) 崖の間から駿河湾の眺め【山ある記】
裾野市須山の愛鷹登山口にある山神社から越前岳、呼子岳[よびこだけ]、割石峠(1251メートル)経由でガレ沢を下り、約1時間半で山神社へ戻る反時計回りの周回コースを紹介する。 広々とした越前岳山頂からは駿河湾、南アルプス方面がよく見える。周辺では、5月上~中旬頃にアシタカツツジ、ベニドウダンが咲いている。ここで大休憩を取った後は南側の呼子岳方面へ下るコースを進む。ヤセ尾根のアップダウンを繰り返すと、高場所との分岐に出る。ここは呼子岳方面に下る。 展望の良い稜線[りょうせん]歩きだ。しばらく行くと呼子岳に到着し、小休憩を取りたい。お地蔵さまにごあいさつし、さらに下ると割石峠に到着する。須津[
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体験型観光支援 御殿場市が本腰 新事業スタート
御殿場市はこのほど、市内の観光や飲食、宿泊など観光客の誘致を目指す事業者を対象に、体験型の観光商品の開発や磨き上げ、集客などを助ける「市体験型観光商品造成支援事業」をスタートさせた。市内の観光体験の認知拡大や周遊の促進、観光者の滞在時間の延長などにつなげる考え。 市によると、大手体験予約サイト4社を調査した結果、4月現在で市内の観光商品の掲載数は29商品だった。富士山麓の恵みや大型商業施設の存在などにより年間1千万人超の観光交流客が訪れる同市の潜在能力から考えると掲載数が少ないという課題が見えた。 事業には、市の観光に精通した観光コンサルタントや予約サイト「アソビュー!」を運営する企業・アソ
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夜の水族館 幻想的なショーも 伊豆・三津シーパラダイス
沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで19日、貸し切りの夜間水族館イベントが開かれた。中小企業や個人事業所の従業員に行政の支援を受けながら福利厚生を届ける「さんさんゆうすい沼津市・清水町勤労者共済会」と、御殿場市など県東部2市2町の会員に福利厚生を提供するベネフィ駿東が企画した。 両団体の会員の家族ら約200人が来館した。普段は見ることができない夜の水族館内の様子や、照明を照らして幻想的な雰囲気で行われたイルカとアシカのショーなどを見て楽しんだ。 冬には伊豆箱根鉄道の車両を貸し切り、ビアガーデン仕様で飲食を楽しむイベントなどを予定している。ベネフィ駿東事務局長の神山雅彦さん(63)は「会
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宮本が逆転V 自身シニア初 ゴルフ・ファンケルクラシック
PGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック(静岡新聞社・静岡放送後援)最終日(裾野カンツリー倶楽部、6993ヤード、パー72)は20日、首位と2打差の2位タイでスタートした宮本勝昌(熱海市出身、御殿場市在住)が通算14アンダーの202とし、自身初のシニアツアー優勝を逆転で飾った。初めて同時開催した女子シニアエキシビションマッチは斉藤裕子が通算3アンダーの141で勝利した。 前半3バーディーとした宮本は10、11番にも連続バーディーを奪い、初日から首位の細川和彦に並んだ。13番では3メートルのバーディーパットを決めて逆転。その後も2バーディー1ボギーで、細川を3打差で退けた。 藤田寛之
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陸上全国へ意欲「誰よりも強く」 100メートルの立川君(原里小) 御殿場市役所を訪問
9月17日に横浜市で開かれる「日清食品カップ 第39回全国小学生陸上競技交流大会」の小学5年生男子100メートルに出場する御殿場市の立川一慶君(11)=原里小5=がこのほど、市役所に勝又正美市長を訪ね、陸上競技への情熱と大会への意気込みを伝えた。 立川君は4年生で裾野市陸上教室に加入し、才能が一気に開花した。「陸上が好きすぎて、暇な時間にスタートのことばかり考えてしまう」と語るほど熱を入れて練習に励んでいる。100メートル走の後半に他の選手を置き去りにする伸びが特徴という。7月1日に静岡市の草薙総合運動場で開かれた県選考会の同種目を14秒06のタイムで制し、全国大会の出場権を得た。 立川君は
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⛳宮本2位タイ浮上 細川が首位守る ゴルフ・ファンケルクラシック
PGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック(静岡新聞社・静岡放送後援)は19日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部で第2ラウンドを行った。初日首位の細川和彦が70で回り、通算9アンダーで首位を守った。 初日6位タイだった宮本勝昌(熱海市出身、御殿場市在住)、片山晋呉、I・J・ジャンが2打差の2位に並んだ。藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)は首位と5打差の10位タイに後退した。芹沢信雄(御殿場市出身)は通算5オーバーの58位タイ。初日6オーバーの73位だった中嶋常幸は体調不良でスタート前に棄権した。(賞金総額6300万円、優勝1500万円、出場77選手=アマ5、晴れ、32・1度、東の風2・1メートル
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自然の中で友達と成長 土のう積み方、ロープワーク… 1泊2日野外教室 袋井、児童50人が体験
袋井青年会議所主催の野外体験教室「アドベンチャースクール」が19日、袋井市豊沢の豊沢の丘防災広場で、1泊2日の日程で始まった。初日は袋井市と森町の小学1~6年生約50人が土のう作りなどに挑戦した。 児童は、陸上自衛隊板妻駐屯地(御殿場市)の第34普通科連隊第2中隊の隊員らの手ほどきを受け、強度の高い土のうの積み方や、災害時に活用できる「もやい結び」といったロープワークを学んだ。自動体外式除細動器(AED)の使用訓練では、要救助者の発見から周囲の確認、胸骨圧迫、AED使用などの一連の流れを確かめた。 教室は、自然の中での体験を通じて子どもたちの自立心を養うとともに、集団生活のルールや友達の大切
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御殿場で手芸と食の祭典 親子連れら盛況
御殿場市の秩父宮記念公園でこのほど、手芸品や飲食を楽しむ祭典「MIYAteiFEStival(ミヤテイフェスティバル)2023」が開かれた。 市内のクラフト作家らが手がけたオリジナルのバッグや小物入れ、ヘアピンなどを販売する12店が軒を連ねた。フルーツサンドイッチやタコライス、クレープなどの飲食7店も並び、来場者はおなかを満たしながらクラフト市を楽しんだ。 メダカすくい、スーパーボールすくいなど夏らしい出店も見られ、親子連れでにぎわった。
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御殿場市陸上競技場に集え 28日にラジオ体操
夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会(かんぽ生命、NHK、NPO法人全国ラジオ体操連盟主催、御殿場市共催)が28日、同市陸上競技場で開かれる。 体操指導者の鈴木大輔さんとピアノ奏者の能條貴大さんが出演する。NHKラジオ第一とNHK国際放送で生中継する。参加者にエコバッグやスポーツボトルなどの記念品を贈呈する。 同日午前5時半開場、同6時開会。問い合わせは市スポーツ交流課<電0550(82)4135>へ。
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お笑いコンビ蛙亭の個性的な作品紹介 小山で27日まで
吉本興業所属のお笑いコンビ「蛙亭(かえるてい)」のデビュー10周年記念個展が27日まで、同社が指定管理に携わる小山町の町総合文化会館で開催されている。18日にメンバーの中野周平さん、イワクラさんによるトークショーが同館で開かれた。 絵が得意な中野さんによるイラスト13点と、カメラが趣味というイワクラさんが撮影した芸人らの日常風景写真など約100枚を展示している。中野さんは漢字や動物などから着想を得て、直近2年間にパソコンソフトで描いたオリジナルキャラクターのイラストを披露。イワクラさんは「だいすきなひとたち」と題して、芸人仲間たちの素の姿や笑顔を紹介している。 トークショーには同町や御殿
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水鉄砲、スカイランタン… 夏の思い出に 御殿場で19日フェス
御殿場青年会議所と玉穂報徳会は19日正午から、市民らに多彩な体験や夏の思い出づくりの場を提供する「らすとさまーフェスティバル」を御殿場市中畑の遊RUNパーク玉穂で開く。 大水鉄砲大会やスナックゴルフ、モルック体験などを行うほか、夜にはオリジナルデザインのランタンを空に浮かべる「スカイランタン」を予定する。 120店舗以上の出店やキッチンカーが並び手作り製品や地元野菜の販売などを行うほか、ダンスや空手、太鼓演奏のパフォーマンスが会場を盛り上げる。 問い合わせは御殿場青年会議所<電0550(82)2221>へ。
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ゴルフ・細川 7アンダーで単独首位 ファンケルクラシック
PGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック2023(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部(6993ヤード、パー72)で開幕した。 初日は細川和彦が7アンダーで単独首位に立った。3打差の2位タイには真板潔、I・J・ジャン、パク・スンピル、深堀圭一郎が並び、4打差の3位タイに熱海市出身の宮本勝昌、藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)、桑原克典、米山剛が付けた。御殿場市出身の芹沢信雄は5オーバーの71位タイから巻き返しを狙う。 (賞金総額6300万円、優勝1500万円、出場78選手=アマ5、晴れ、29・7度、南の風3・9メートル、観衆2333人) アイアン好調 4連続バ
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静岡県人口 355万8456人 7月1日推計 前月比1073人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の県の推計人口は355万8456人で前月と比べて1073人減少した。減少は13カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 転入数から転出数を引いた社会動態は521人増(転入1万765人、転出1万244人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1594人減(出生1688人、死亡3282人)だった。 市町別で人口が増加したのは富士市の52人増をはじめ、三島市36人増、袋井市33人増など10市町あった。減少は25市町で、最多の静岡市が312人減、藤枝市127人減、御殿場市111人減、磐田市100人減などが続いた。 社会動態が増加し
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テニス全国大会へ抱負 葛西さん(御殿場中)市役所訪問
東京都の有明テニスの森公園で開かれている「ユニクロ全日本ジュニアテニス2023」(16~27日)に出場する御殿場中2年の葛西麗乃さん(14)が15日、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ね、大会への意気込みを語った。 葛西さんは22日から始まる14歳以下女子シングルスに参加する。県予選3位、東海予選6位で全国大会の切符を手にした。姉の影響で5歳からテニスを始め、球威のあるサーブやストロークが武器という。小学6年生で県市町対抗駅伝に同市代表として出場し、3区で区間賞の走りを見せるなど運動神経は抜群。「全国大会は初めて。出場するだけではなく勝ち上がりたい」と抱負を述べた。 勝又市長は「御殿場市だけでな
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プロの技、児童ら間近に Vリーグ・東レアローズ 御殿場で教室
バレーボールVリーグ男子の東レアローズの選手が講師を務める第2回東レアローズジュニアバレーボール教室(御殿場市バレーボール協会主催)がこのほど、同市体育館で開かれた。 御殿場市、小山町の小学3~6年生の約120人と中学生5人が参加した。峯村雄大主将ら選手10人からレシーブの上げ方やトスのこつなどのアドバイスを受け、熱心に練習に励んだ。選手が迫力あるスパイクの手本を見せると、歓声が上がった。 選手を交えた練習試合も行い、学んだ技術を試しながら交流を楽しんだ。
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御殿場で観世流の舞 能楽公演に450人
能楽の流派「観世流」の特別公演(公益社団法人能楽協会、一般社団法人観世会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、御殿場市の市民会館で開かれた。市民ら約450人が、普段鑑賞できる機会の少ない伝統の能楽公演を楽しんだ。 室町時代の観阿弥、世阿弥を祖とする観世流の26世(代)宗家の観世清和さんが出演し、舞囃子(まいばやし)「松風戯之舞」を演じた。月の美しい秋の夜に繰り広げられる姉妹の恋と狂乱の悲しい物語を繊細な足運びや美しい所作で表現し、来場者が見入った。 同じく能の人気演目「土蜘蛛(つちぐも)黒頭」では武田尚浩さんが主役を務め、土蜘蛛の精が糸を放つ名場面を華やかに演じた。仕舞「羽衣キリ」
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御殿場市が人口減少対策戦略発表 子ども医療費の無料化検討
御殿場市は16日、近年の人口減少傾向の抑制を図り、現行の対策や今後実現を目指す新たな施策の方向性をまとめた「人口減少対策戦略」を発表した。子ども医療費完全無料化や第2子以降の3歳未満児の保育料無料化、出産祝い増額などの検討を盛り込んだ。市議会全員協議会で示した。 市によると、近年は18歳の高校卒業年齢での転出超過と、22歳の大学卒業年齢での市外、県外への転出が顕著。23~35歳の転出傾向も強く、15歳以下の年少人口が呼応して減少していることから、転勤や住宅取得を契機に幅広い世代で転出していると分析した。 戦略では「結婚・出産」「子育て」「健康・スポーツ」「教育」など対策を8項目に分類。
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悲惨な戦争体験に耳傾け 御殿場・秩父宮公園でツアー 防空壕見学も
終戦の日に合わせて御殿場市の秩父宮記念公園は15日、戦争をテーマとした語らいや防空壕(ごう)見学のツアーで平和について考える特別イベントを同園で開いた。当時を知る市民ら約30人が戦争の歴史や体験を振り返り、悲惨な歴史を二度と繰り返すことがないよう思いを新たにした。 独自に戦争について研究している同市の斉藤治俊さん(75)が語り部となり、明治維新から終戦までの歴史を追った。太平洋戦争時に工場労働に徴用された父親が残したという記録を紹介し、忠君愛国の思想や国民の経済的困窮の状況などについて説明した。終戦前に米軍が日本の民間人や兵士の戦意喪失を目的にまいた印刷物「伝単」の実物など貴重な資料も示し
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勇壮!!和太鼓 富士山に響く 小山・御殿場のグループ 須走ルートで演奏繰り広げ
小山町・御殿場市の和太鼓集団「和太鼓組 駿河乃國 鼓太郎」は12日、和太鼓を演奏しながら富士山頂を目指す恒例の「富士山登下山太鼓」を須走ルートで実施した。富士山の世界文化遺産登録10周年を記念し、須走口5合目でも勇壮な演奏を披露した。 登山メンバー約10人は早朝に出発し、山頂を目指した。太鼓やかね、横笛とともににぎやかな演奏を繰り広げながら歩を進め、すれ違う登山者を楽しませた。須走口5合目では、御殿場南中の太鼓クラブと一緒に息の合った音色を響かせた。とどろきが山々にこだまし、日本の伝統文化に触れた外国人登山客らがしきりにシャッターを切った。 登下山太鼓は1995年に始まった。打ち手頭の府川誠
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自分で描いた車で仮想空間をレース 静岡でイベント
日本自動車販売協会連合会(自販連)県支部はこのほど、子どもたちに自動車への関心を高めてもらう夏休みイベント「おえかきパラダイスレース」を静岡市駿河区の自販会館で開いた。小学生と保護者16組が参加し、自分で描いた車をパソコンで作った仮想空間のコースで走らせるレースを楽しんだ。 児童は、自動車整備士をイメージして同支部が作った「つなぎ」と帽子を身に着け、専用紙に好きな車の絵を描いた。スキャナーで読み取り、プロジェクターでスクリーンに映し出された車の絵を、チェッカーフラッグを模した専用コントローラーを操って走らせ、順位を競った。上位入賞者には、ゲーム機や商品券などの賞品が贈られた。 優勝した御殿場
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JR御殿場線 大雨で一時運転見合わせ
JR御殿場線は13日午後3時40分ごろ、雨量が規定値に達したため、約1時間半にわたり山北―御殿場駅間の上下線で運転を見合わせた。JR東海静岡支社によると、上下計2本が全区間運休、特急「ふじさん」を含む上下計7本が部分運休したほか、下り1本が14分遅れ、約1610人に影響が出た。
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高校生ラジオ オンエア! 視点生かした企画、機器操作まで エフエム御殿場 地元4校生 軽快に
コミュニティーFMラジオ局「富士山GOGOエフエム(エフエム御殿場)」の企画でオリジナル番組の制作に取り組んできた御殿場市、小山町の4高校の生徒たちが12日、番組収録に臨んだ。高校生らしい視点から地域に物申したり人気店舗を紹介したりして、リスナーを楽しませた。 御殿場、御殿場西、御殿場南、小山の4高校の生徒12人が、番組の企画から進行、放送機器の操作まで全て担う実践的な体験。同日正午にディレクター役の生徒が「収録開始」の合図を出し、パーソナリティー役の生徒は緊張した面持ちで番組をスタートした。各校での独自調査を基にした高校の制服や校則、部活動、恋愛などの「あるある」を発表するコーナー、地域の
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大自在(8月12日)なでしこジャパン
なでしこジャパンの新たな歴史への挑戦が終わった。サッカー女子ワールドカップ(W杯)2023の準々決勝で、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3位の強豪スウェーデンと対戦して惜しくも敗れた。2011年大会以来となる優勝の夢には届かなかった。 それでも、ここまでの戦いぶりは大会前の予想を上回る素晴らしいものだった。1次リーグ3試合で、全参加チーム最多の11得点を挙げながら、失点はゼロ。決勝トーナメント1回戦でも優勝経験のあるノルウェーを危なげなく下した。攻守に高い次元のパフォーマンスを発揮し、フェアプレーに徹した。 11年のなでしこメンバーで海外チームに所属していた選手は4人だったが、今の
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高校生「平和考え続ける」 御殿場で式典 戦没者969柱を追悼
御殿場市戦没者追悼式・平和祈念式典(静霊奉賛会御殿場市支部主催)が11日、市民交流センター「ふじざくら」で開かれた。出席した市民ら約100人が969柱の英霊に哀悼の意をささげ、悲惨な戦争を二度と繰り返すことがないよう誓いを新たにした。 御殿場西高2年の住吉来楠さんが「考えることで救われるもの」と題した作文を朗読した。戦時中の兵士たちは命令が絶対で、心を殺して戦場に向かったことに触れ、「私たちは兵士たちの分まで戦争に反対し、平和を訴え続けなくてはならない」と主張した。「どうしたら尊い命を守れるのか、世界を平和することができるのか。簡単に答えが出ないからこそ考え続ける必要がある」と述べた。 式典
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富士山で自由研究 御殿場 自然科学、動植物 平地との違いは?
小学生が富士山の生物や自然環境を学ぶ「富士山で自由研究in御殿場口」が11日、御殿場市の富士山御殿場口新5合目で開かれた。東海大の学生たちがブースを設け、児童に探究することの楽しさを伝えた。 同大の藤吉正明教授の下で生物や植物について研究する学生14人が「高山植物は過酷な環境下でどのように生きているのか」「富士山の樹木を使用した草木染に挑戦」「富士山頂の空気は平地と違うのか」など探究心をくすぐる6テーマのブースを設置。富士山に生息する哺乳類を学ぶブースでは、シカやアナグマ、イノシシなどの毛皮や角が資料として用意され、児童が触って観察しながら各動物の特徴に理解を深めた。 家族で訪れた同市の
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静岡県内外の高校球児 御殿場で熱戦 横山杯争奪高校野球大会
静岡大硬式野球部出身者が顧問を務める県内外の6高校が競う「第6回横山杯争奪高校野球大会」が11日、御殿場市の御殿場南高などを会場に始まった。13日まで。 御殿場南と御殿場、富士、清流館、浜松工業、荏田(横浜市)の6高校が参加。12日まで予選リーグを繰り広げ、13日に決勝を行う。初日は御殿場南高で3試合が実施され、球児たちが保護者や地元の高校野球ファンらに全力のプレーを披露した。 今年から高校チームが静岡大硬式野球部と東海大海洋学部硬式野球部との交流戦にも挑み、技術だけでなく人間性や社会性の向上にもつなげていくという。 12日は富士高と静岡大静岡キャンパス野球場(静岡市駿河区)の2会場で
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富士山麓の自然満喫 「山の日」親子登山開催 日本山岳会静岡支部
静岡県内の登山愛好者らでつくる日本山岳会静岡支部は11日、「山の日」を記念した親子登山を裾野、御殿場両市の富士山麓で実施した。県内を中心に約20人が参加し、涼しさを感じながら美しい樹林帯を探訪した。 参加者は裾野市の水ケ塚公園駐車場を起点に、「幕岩」と呼ばれる溶岩岩壁や富士山の側火山「腰切塚」などを巡る約8・5キロを歩いた。コースは標高1450~1650メートルで、ブナやヒメシャラなどが並ぶ森の中を通る。 遠くにシカの群れを見つけると、子どもたちは歓声を上げて見入った。道中ではガイド役の同支部会員が富士山の地形や火山活動、動植物について解説した。 裾野市から訪れた勝又将さん(36)と結
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臨時会で2議案可決 御殿場小山行政組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会は10日、本年度第3回臨時会を開き、組合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正と救助工作車の取得の2議案を原案通り可決して閉会した。
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サッカー女子W杯 11日、市役所でPV 御殿場市
御殿場市は11日午後4時半から、サッカー女子ワールドカップ(W杯)の日本代表戦のパブリックビューイング(PV)を市役所東館2階で開く。 同市は女子日本代表「なでしこジャパン」に5選手を輩出した「JFAアカデミー福島」の拠点があることから、市民一体の応援ムードの醸成を図っている。当日は参加無料で事前申し込み不要。定員100人。 問い合わせは市スポーツ交流課<電0550(82)4135>へ。
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バスケットゴール 神山小で塗装奉仕 御殿場小山の組合
御殿場小山塗装看板業協同組合はこのほど、御殿場市の神山小で本年度の奉仕作業を実施し、グラウンドに設置されたバスケットゴール2台の塗り直しを行った。 奉仕作業は1978年から続いていて毎年夏に幼稚園や保育園、小中学校などの設備を塗装している。新型コロナウイルスの影響で中断し、今回の活動は4年ぶり。会員8人がバスケットゴールの土台やゴールリング、バックボードなどを鮮やかに塗り直した。 大谷弘志組合長は「子どもたちがきれいな設備を喜んで使ってくれるなら非常にやりがいがある」と笑顔を見せながら汗を流した。
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富士山の環境 歩いて学習 JFAアカデミー福島の選手 御殿場
富士山ツーリズム御殿場実行委員会はこのほど、JFAアカデミー福島の選手たちに富士山の歴史や文化的価値を伝える事業「環境教育トレッキング」を富士山御殿場口などで開催した。 同アカデミーは2011年3月の東日本大震災の影響で福島県での活動が困難になり、同市と裾野市に一時移転している。同事業は所属する中・高校生の選手たちに富士山麓の高原都市御殿場に親しみを抱いてほしいと14年から続けてきた。同アカデミーは本年度をもって福島に帰還する予定であるため、最後のトレッキングとなった。 中学1、2年生の女子選手13人が、御殿場ボランティアガイド協会員の川口勇雄さんの解説を聞きながら御殿場口新五合目のトレイル
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⚽アカデミー福島支えた裾野の住民団体解散へ サッカー女子W杯準々決勝へ関係者エール「夢追う選手応援これからも」
裾野市を拠点とし、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の選手も輩出しているクラブ「JFAアカデミー福島女子」の住民応援団が、同市内で活動している。2016年から支えてきたが、来春クラブが本来の拠点の福島県に戻るのを機に、活動を終える。ワールドカップ(W杯)は応援団にとって解散前の最後の大舞台。「寂しいが、応援は一生続ける」と関係者。11日の準々決勝に臨むなでしこの勇姿を見守る。 応援団は「サポートファミリー富岡会」。「夢に向かって頑張る選手たちを応援したい」と、住民有志が集まった。 「親元を離れてサッカーに打ち込む選手の心のよりどころになりたい」。古田多津彦会長(75)は発足の経緯を
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御殿場西高生4人が「一日市長」 市役所内など視察 市政に提言も
御殿場西高の特進コースの1年生4人が9日、御殿場市の「一日市長」に就任した。市役所庁舎内や公共施設の視察などを通じて行政の役割や主要施策などに理解を深めた。勝又正美市長や市幹部、市議会議員らを前に、若者視点で市政に対する意見発表も行った。 地域の未来を担う地元高校生に市政に興味・関心を持ってもらうとともに、若い世代の意見や思いを市政に反映させる狙い。杉山拓夢さん、瀬戸杏さん、高村明日香さん、渡部楽士さんが任命状を受け、市長室の執務席に順番に座った。市役所の各課を巡って防災や農業振興、教育などに関する市の重要施策の説明を受けた後、市内のごみ処理施設「富士山エコパーク焼却センター」を視察した。
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御殿場で「観世流」特別公演 能楽協会など 市民ら450人楽しむ
能楽の流派「観世流」の特別公演(公益社団法人能楽協会、一般社団法人観世会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が9日、御殿場市の市民会館で開かれた。市民ら約450人が、普段鑑賞できる機会の少ない伝統の能楽公演を楽しんだ。 室町時代の観阿弥、世阿弥を祖とする観世流の26世(代)宗家の観世清和さんが出演し、舞囃子(まいばやし)「松風戯之舞」を演じた。月の美しい秋の夜に繰り広げられる姉妹の恋と狂乱の悲しい物語を繊細な足運びや美しい所作で表現し、来場者が見入った。 同じく能の人気演目「土蜘蛛(つちぐも)黒頭」では武田尚浩さんが主役を務め、土蜘蛛の精が糸を放つ名場面を華やかに演じた。仕舞「羽衣キリ」や狂
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104訓練 海兵隊撤収 東富士演習場
防衛省南関東防衛局は8日、東富士演習場(御殿場市など)で沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練(104移転訓練)を実施した米海兵隊の第2陣約140人が同日、滞在していた同市の米海兵隊キャンプ富士を出発したと発表した。 同日をもって訓練部隊の計約350人は全て撤収した。同局が設置した現地対策本部も閉所した。
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7月倒産19件増 民間調査 静岡県内企業
信用調査会社の東京商工リサーチ静岡支店が8日発表した7月の県内企業倒産件数(負債額1千万円以上)は、前年同月比19件増の24件、負債総額は約112倍の196億9700万円だった。 負債総額10億円以上の大型倒産は、破産開始決定を受けた東名小山カントリー倶楽部(御殿場市、負債総額175億3100万円)の1件。 産業別では建設業8件、製造業5件、サービス業他4件など。従業員10人未満が22件を占め、小規模事業所の倒産が目立った。地域別は東部5件、中部9件、西部10件。円安やコスト増などの影響が懸念され、担当者は「業績回復が遅れている中小零細企業の動向に警戒感が高まっている」と述べた。 静岡
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モルック大会 静岡県内外220人熱戦 御殿場の住民チーム企画
日本モルック協会公認団体である御殿場市の住民チーム「ナカモル御殿場」はこのほど、全国レベルの大会「第1回富士山カップ」を同市の高根ふれあい広場で初開催した。静岡県内外の64チーム約220人が参加し、熱戦を繰り広げた。 ナカモル御殿場の「高根をモルックの聖地に」との思いに共感する日本最大のチーム「サクラントリプルスリー」が共催した。予選は4チームごとの組み分けで総当たり戦を行い、勝ち抜いた2チームが決勝トーナメントを戦った。 モルックは木製の棒を投げて点数の書かれたピンを倒し、50点ちょうどの得点を狙う。ピンははじかれた場所に再び立て、50点を超えると25点に減点される。大会では1試合に各
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御殿場チーム 練習スタート 小中学生ら切磋琢磨【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開催予定の県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向けた御殿場市チームの練習が8日、市陸上競技場で始まった。代表候補が切磋琢磨(せっさたくま)して練習に取り組む。 初日は学校などの推薦を受けた小中高生約40人が参加した。そろいの黄色のTシャツに身を包み、コーチや駅伝経験者らの指導を受けながら、小学生は2千メートル、中学生は4千メートルのペース走に励んだ。チームは今後、週2回のペースでトレーニングする。 タイムや各選手の調子を見て、メンバーを決めていくという。激励に訪れた勝又正美市長は「選手候補になったことが素晴らしい。小中学生の頑張りが、大人へと
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米海兵隊 訓練終え キャンプ富士 出発
防衛省南関東防衛局は7日、東富士演習場(御殿場市など)で「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練(104移転訓練)」を実施した米海兵隊の第1陣約210人が同日、帰還のため同市の米海兵隊キャンプ富士を出発したと発表した。同局によると、訓練は7月15日から28日の間に実施し、計約350人が参加した。8月4日に訓練部隊の約170人がキャンプ富士を出立したが、台風の影響で引き返した。
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新型コロナ 静岡県が独自警報発令 発熱外来 混雑じわり 「感染のピーク見えづらい」
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してから8日で3カ月になる。週ごとの感染者数は前週を超え続け、静岡県独自の感染拡大警報が発令された。医療機関が担う発熱外来では一部で混雑が始まり、医療者は患者の急増を警戒する。 静岡市葵区の「しずおか葵の森クリニック」では警報発令翌日の5日、開院直後から受診希望の電話が相次ぎ、抗原検査で4件の陽性が確認された。同クリニックが7月に診たコロナ感染者数は6月の2倍以上になり、最近は初診患者で陽性が確認されるケースも増えているという。古川敬芳院長は「せき止め薬が減っている。感染拡大のピークが見えづらい中で、十分量が確保できるか」と心配する。
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御殿場市長に各会派が要望 人口増などの施策
御殿場市議会の6会派は7日、2024年度の予算編成を見据え、勝又正美市長に対して政策要望を行った。各会派の代表者が市役所で要望書を手渡し、内容を説明した。 公明党(会派代表勝間田博文議員)は家族の介護や世話などを日常的に行う子ども「ヤングケアラー」の対策の充実、新政(同高橋利典議員)は浜松市との観光・食・文化の連携強化、新風ごてんば(同川上秀範議員)は人口の増えるまちづくり、教育支援、子育て支援などについて求めた。改新(同永井誠一議員)は御東原循環線の整備計画に関する市民への丁寧な説明と意見集約、市民21(同芹沢修治議員)はJR御殿場駅周辺道路の整備推進、至誠(同中島宏明議員)は災害情報管
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御殿場市役所に新鮮な野菜並ぶ 農業2団体出店
御殿場市内の農家らが生産した新鮮な農畜産物を販売する「市役所マルシェ」が7日、市役所本庁舎玄関前で開かれた。 市内の農業団体「アグリモンスタースペシャル」と「かつまたファーム」が出店した。採れたてのトウモロコシやジャガイモ、トマトなどに加え、イチゴの酸味がきいたジャムも並び、来庁者が立ち寄って旬の食材の買い物を楽しんだ。 マルシェは地元の食材の知名度向上や新しい販路の開拓、地産地消の推進などを目的に企画されている。14日にも市役所玄関前で開催される。
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秋篠宮佳子さま視察中 安全確保に尽力 静岡県警、猟友会御殿場支部に感謝状
静岡県警警備部は7日、御殿場市で7月下旬に開かれた全日本高校馬術競技大会を秋篠宮家の次女佳子さま(28)が視察された際、警察業務を積極的に支援し、身辺の安全確保に貢献したとして県駿東猟友会御殿場支部と支部員3人に対して感謝状を贈呈した。 支部長の大池信也さん(75)と支部員の勝間田孝一さん(75)、勝間田茂さん(67)は、会場の市馬術・スポーツセンター周辺でシカを中心とした野生動物の警戒に当たった。動物の習性や通りやすい場所に関する豊富な知識を生かし、ホイッスルなどを活用して会場の安全確保に努めた。 同部の真野義文参事官が御殿場署を訪れ、同支部に警備部参事官兼公安課長感謝状を贈った。3人
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富士登山駅伝の優勝チームがパレード 御殿場夏まつり歩行者天国
御殿場の夏の風物詩「御殿場夏まつり歩行者天国」(実行委主催)が6日、市中心部で開かれ、同日に開催された秩父宮記念第48回富士登山駅伝競走大会の優勝チームによるパレードなどで盛り上がった。 同大会では、自衛隊の部で地元の御殿場滝ケ原自衛隊チームが7連覇を達成した。力走した6選手が装甲車に乗って登場し、地元住民らの応援に感謝の言葉を述べた。県警音楽隊もパレードし、華やかな演奏を披露しながら特殊詐欺被害への警戒などを呼びかけた。 県道沼津・小山線の湯沢交差点から森の腰米山モータース前までの区間とJR御殿場駅富士山口周辺が歩行者天国となり、飲食や雑貨など200店舗以上の露店が並んだ。同時開催され
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日本一過酷なレースに97チーム挑む 御殿場発着・富士登山駅伝
富士山の麓と頂上を往復する秩父宮記念第48回富士登山駅伝競走大会(御殿場市、静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が6日、富士山御殿場ルートなどで開かれた。静岡県内外の97チームが「日本一過酷」と称されるレースに挑み、健脚を競った。 コースは市陸上競技場をスタートして富士山山頂で折り返し、競技場に戻る全長48・19キロ、標高差3199メートル。全11区間を6人でたすきをつないだ。スタート地点と富士山頂の気温差は20度以上。一般と自衛隊の2部門で競い、選手たちは任された区間の走路の特徴や気象状況に対応しながら必死にゴールを目指した。 登山区間では、勾配のきつい未舗装路を歯を食いし
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染色、調理体験 御殿場高生が指導 児童「優しく教えてくれた」
御殿場市の御殿場高生活創造デザイン科の3年生29人が4日、同市と裾野市、小山町内の小学5、6年生を対象にした染色や調理の体験教室を同校で開いた。 静岡県教委の事業「高校生による子どもフォアフロント体験教室」の一環。児童22人が参加した。 染色体験では、白いハンカチの一部を輪ゴムで縛った状態で染料に浸し、圧力がかかった部分に染料が染み込まないようにすることで模様をつくり出す「絞り染め」の技法を実践。生徒から染め方を教わった児童たちは、黄色や青色など思い思いの色によこしま模様、放射線状の模様などをつけて独自のハンカチを完成させた。 児童たちはカップケーキ作りにも挑戦した。加藤芽依さん(御殿
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なでしこ8強「胸熱く」 ゆかりの地 御殿場、裾野でPV サッカーW杯
サッカー女子ワールドカップ(W杯)で日本がノルウェーに3-1で勝利し、8強入りを決めた5日、「なでしこジャパン」に代表選手を輩出した「JFAアカデミー福島」にゆかりのある御殿場市と裾野市でパブリックビューイング(PV)が行われ、関係者がスクリーンの前で声援を送った。 同アカデミーの女子選手たちが会議などで使用していた御殿場市の時之栖ブルーベリーロッジには、市民ら30人が詰めかけた。先発して攻守で高い技術を見せた同アカデミー出身の遠藤純選手(エンゼルシティー)=市立富士岡中卒=に熱視線を注いだ。勝又孝文さん(70)は「東日本大震災後の大変な時期を御殿場で過ごした選手たちが精いっぱい戦っている
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大わらじ渡御 中止 安全に担ぐ人数不足 6日の祭り 御殿場
御殿場市中心部で6日に予定されている「御殿場わらじ祭り」の実行委員会は5日までに、祭りの目玉で女性たちが担ぎ手となる長さ約3メートルの大わらじの渡御を取りやめる方針を決定した。市などによると、担ぎ手は公募制で約80人の公募に60人弱の応募があったものの、交代人員などを考慮すると人数が足りず、練り歩きの安全性を確保できないと判断した。 祭りでは「わらじを巧みに編むことができる女性は良縁に恵まれる」との言い伝えにちなみ、保存会などが作った大わらじを女性たちが担ぐのが伝統。3年ぶりに開かれた昨年の祭りでは、新型コロナウイルス感染拡大防止を理由に大わらじの渡御は中止された。今年は8月3日まで担ぎ手
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御殿場夏まつり 歩行者天国盛況 6日まで市中心部
御殿場市の夏の風物詩である「御殿場夏まつり歩行者天国」(実行委主催)が5日、同市中心部で始まった。6日まで。市民パレードや音楽演奏など多彩な企画が繰り広げられ、多くの来場者でにぎわっている。 初日は市役所北交差点から杉原交差点までの約1・3キロ区間が歩行者天国となり、飲食などの露店約80店舗が並んだ。華やかな演奏を披露する富士学校音楽隊や米海兵隊キャンプ富士のカラーガード隊、地元の民踊グループなどが会場をパレードしたほか、地元の下宿地区の山車が登場して祭りの雰囲気を盛り上げた。打ち上げ花火も夜空を彩り、甚平や浴衣姿の家族連れが夏の思い出をつくった。 6日は午後5時から9時、湯沢交差点から
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訓練終えた米部隊 荒天で沖縄帰れず 東富士演習場
防衛省南関東防衛局は4日、東富士演習場(御殿場市など)での沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練(104移転訓練)を終えた米海兵隊約170人が同日、沖縄県に向けて滞在先の米海兵隊キャンプ富士(同市)を出発したものの、天候不良で引き返したと発表した。 同局によると、訓練は7月15日から28日の間に実施し、計約350人が参加した。訓練部隊の第1陣約170人が8月4日午前6時45分ごろに出立したが、台風の影響で帰隊できず、午後1時10分ごろにキャンプ富士に戻ったという。天候状況をみながら5日以降に出発する見込み。
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夏祭りに合わせ 5、6日交通規制 御殿場の中心部
御殿場市の夏の風物詩「御殿場夏まつり歩行者天国」(実行委主催)の5、6両日の開催に合わせ、市中心部で午後4時50分~9時に交通規制が行われる。 5日は県道沼津・小山線の市役所北交差点から杉原交差点までの約1・3キロ、6日は同線の湯沢交差点から森の腰米山モータース前交差点までの約750メートルとJR御殿場駅富士山口周辺道路を車両規制する。出店やパレードなど多彩な企画が繰り広げられる。
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防災情報 SNSで若者へ 関東大震災100年で強化 県東部地域局 積極発信
静岡県東部でも大きな被害を受けた関東大震災発生から100年の節目に合わせ、県東部地域局がSNSで防災情報の発信を強化している。主に20~30代の防災意識の向上につなげたい考えだ。 8月1日から連日、X(旧ツイッター)に投稿している。まずは県内外の被害状況を写真も交えて伝えている。インスタグラムやネット投稿サイト「note」も今後活用する。 同局によると、1923年9月1日に発生した関東大震災では県内の建物2298軒が全壊し、死者・行方不明者は443人。熱海市と伊東市には津波が襲い、御殿場市と小山町では建物の倒壊が相次ぐなど県東部に被害が集中した。 津波到達地点を示す石碑や供養塔などが各地に残
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経済対策助成事業 48億円の波及効果 御殿場市 調査結果公表
御殿場市はこのほど、新型コロナウイルス感染症で影響を受けた地域経済の支援を目的に2020年10月に開始した「市経済対策助成事業」について、22年度末までに48億5千万円の経済波及効果をもたらしたとする調査結果を公表した。 市商工会が静岡経済研究所に委託して調査した。同事業は市民の住宅または店舗、工場、事務所など事業所の新築やリフォーム工事のうち、感染症防止対策や防災、省エネ、耐震など公共施策に即した内容を含む工事を対象に助成金を商品券や現金で交付する内容。 市によると、20年10月から22年度末までの2年半で住宅497件、事業所99件の計596件の申請があった。調査結果によると、助成金の支給
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幼児や小中生 ピアノ演奏披露 沼津でコンクール
39回PTCピアノコンクール(実行委主催、丹沢楽器店共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、沼津市の千本プラザで開かれた。 県東部を中心に幼児から中学生まで約50人が出場した。5部門に分かれて、ショパンやブルグミュラーの楽曲を情感豊かに奏でた。 各部門の結果は次の通り。 A部門(幼児) 金賞 金刺明日香(沼津市)銀賞 市瀬瑛茉(長泉町)銅賞 加藤壮真(裾野市)▽B部門(小学1、2年) 金賞 中山心結(富士宮市)銀賞 和藤沙奈(清水町)銅賞 望月陽葵(富士宮市)、吉川侑輝(裾野市)▽C部門(小学3、4年) 金賞 佐野妃崎(富士市)銀賞 池原舞(沼津市)銅賞 本間陽乃(裾野市)▽小学生部門(小学
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米海兵隊滞在延長 安全徹底申し入れ 御殿場市など防衛省に
御殿場市と裾野市、小山町は3日、「沖縄県道10号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」のために御殿場市に滞在している米海兵隊の訓練部隊について、台風6号の影響で帰還が遅れる可能性があることから、滞在が長期化した場合の隊員の規律保持や安全対策の徹底を防衛省南関東防衛局長に申し入れた。 御殿場市演習場渉外課によると、訓練はすでに終了し、部隊は8月上旬に帰還予定だった。3日現在で同局から出立の連絡はなく、台風の影響で滞在が長引くことも予想されることから再度、安全の徹底を求めた。同課の長田直樹課長が現地対策本部を訪れ、口頭で申し入れた。
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3Dアジャストボーラス ア・ジャストポリマー(御殿場市) 治療効果高め 負担は減【ものづくり最前線】
がんの放射線治療で使うエックス線や電子線は、体表から数ミリ~数センチ体内に入った部分で最大線量になる。表皮近くの病巣に当てる場合、人体とほぼ同じ放射線吸収率を持ち、一定の厚さを持つ医療器具「ボーラス」を皮膚の上にかぶせる。治療効果を最大化し、患者負担が少ない「3Dアジャストボーラス」を県立静岡がんセンターと共同開発した。 治療効果を高めるためには、ボーラスが皮膚に密着することが必要不可欠。しかし従来のボーラスはシート状で、曲面や凹凸部位にかぶせる場合、皮膚との間に隙間ができていた。さらにボーラスは半透明で密着具合を目で判断しづらかった。 3Dアジャストボーラスは患者の治療計画データを基に
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⚽「なでしこジャパン」応援 御殿場で5日PV
御殿場市は5日午後5時から、御殿場市神山の時之栖ブルーベリーロッジでサッカー女子ワールドカップ(W杯)日本代表戦のパブリックビューイング(PV)を実施する。 同市は女子日本代表「なでしこジャパン」に5選手を輩出した「JFAアカデミー福島」の拠点があることから、市民一体の応援ムードの醸成を図っている。当日は参加無料で事前申し込み不要。定員は70人。 問い合わせは市スポーツ交流課<電0550(82)4135>へ。
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負傷者多数の多重交通事故想定 迅速な情報共有、連携 重点 御殿場市・小山町消防本部 バス横転教訓に訓練
御殿場市・小山町広域行政組合消防本部はこのほど、多数の負傷者がいる多重事故を想定した対応訓練を同市の御殿場消防署訓練施設で実施した。2022年10月に小山町須走の県道(通称ふじあざみライン)で発生した観光バス横転事故の出動経験から、初動対応や関係機関・団体との迅速な情報共有と連携を意識して訓練を展開した。 29人が死傷した観光バス横転事故では、負傷者らの治療の優先順位を決める「トリアージ」や医師への派遣依頼などを初めて経験した隊員もいた。消防の複数の部隊や警察、医療機関など多くの関係者が現場に入り交じり、協力して対応に当たる中で情報共有の課題も見えてきたという。 訓練は、国道交差点で右折した
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富士山御殿場口 登山道140周年 歴史に思いはせる写真展
御殿場市の御殿場口新5合目が現在の起点となっている「御殿場口登山道」は今年、開設140周年。山小屋関係者らは開削の中心人物である伴野佐吉(1839~1905年)や登山道の歴史に思いをはせる。 富士登山の4ルートで最も新しい同登山道は、開設年やいきさつがはっきりしている唯一の道でもある。ルート上の山小屋などでつくる山内組合の福島邦彦組合長(71)は伴野佐吉について「富士山を観光資源として捉え、御殿場に人を呼ぶ方策を考え、実行に移した」とたたえる。 毎年7月1日に市内で行う開山式には、佐吉の子孫にあたる伴野琢也さん(東京)が列席する。新型コロナ禍で途絶えていた慣例が今年、4年ぶりに復活した。
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2023年度配分実質交付税 静岡県5.3%減 市町は5.0%減
静岡県がこのほど公表した2023年度の普通交付税の配分額によると、県分は22年度比3・0%増の1815億9300万円。臨時財政対策債と合わせた実質的交付税は同5・3%減の2047億2300万円。普通交付税の市町分は同5・7%増の1367億4500万円で、実質的な交付税は同5・0%減の1586億6100万円。県、市町分ともに普通交付税は増加したものの、実質的な交付税は減少した。 県によると実質的な交付額の減少は22年度に引き続き、企業収益が持ち直し、基準財政収入額が増加したことが影響しているという。 県内市町のうち、財源不足が生じないため普通交付税が交付されない不交付団体は、富士市、御殿場
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地域と芸術家 高め合い交流 静岡県内、アート・ワーケーション定着
静岡県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」が手がける地域住民とアーティストの交流促進事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」が3年目を迎え、取り組みが定着しつつある。2023年度は県内のNPOや自治体、企業など17団体がアーティストの受け入れに手を挙げ、表現の幅を広げたいと各地から100人以上のアーティストが応募した。ACしずおかは「全国的に認知されてきている」と手応えを口にする。 MAWは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」を行うアーティストに、地域の団体を紹介する。受け入れ先でアーティストによる地域の魅力発信、関係人口の増加、
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全国大会で活躍誓う 各市町の首長訪問 御殿場 空手の小中3選手が抱負
御殿場市内の空手道場で腕を磨くノーブル美空さん(8)=山梨県山中小2=、麻畑理桜さん(12)=御殿場小6=、芹沢栄音さん(15)=原里中3=の3人が全国大会に出場する。このほど市役所に勝又正美市長を表敬訪問し、意気込みを語った。 小学生の2選手は、東京都で7~9日に開かれる全日本少年少女空手道選手権大会に挑む。昨夏も本県代表として美しい形を披露したノーブルさんは「丁寧な形を意識して力を出し切り、予選を突破したい」と意気込む。麻畑さんは、小学2年生の全国大会で5位の成績を収めた組手の実力者。「一戦一戦を大切にして戦いたい」とベスト4入りを目指す。 芹沢さんは3、4の両日に東京都で開催される全国
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⚽静岡県勢ゆかり御殿場と藤枝で声援熱く サッカー女子W杯1次L1位通過 同級生や先輩躍動「誇り」
サッカー女子ワールドカップ(W杯)で日本がスペインに4-0で快勝し、3連勝で1次リーグ1位通過を決めた31日、「なでしこジャパン」に代表選手を輩出したゆかりのある御殿場市と藤枝市で関係者が集まり、大きな声援を送った。 先発した遠藤純選手(エンゼルシティー)ら代表5人が育った「JFAアカデミー福島」の本県拠点である御殿場市では市役所でパブリックビューイング(PV)が実施された。選手たちと交流があった市民ら約80人が集まり、スクリーンに熱い視線を送った。 前半12分に遠藤選手のパスで得点が生まれた瞬間、会場に歓声と笑顔があふれた。後半にアカデミー出身の守屋都弥選手(INAC神戸レオネッサ)が
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熱中症対策徹底 各中学校に通知 御殿場市教委
山形県米沢市で部活動を終えた女子中学生(13)が熱中症の疑いで病院に搬送後、死亡したことを受け、御殿場市教育委員会は31日、市内6中学校を対象に熱中症対策の徹底を呼びかける通知を出した。対策状況を確認する聞き取り調査も実施しているという。 同日の定例記者会見で勝亦重夫教育長が発表した。同市では各校で危機管理マニュアルを作成し、日頃から暑さ指数を複数箇所で測定するなどして対応に当たっている。6月の校長会でも注意喚起を行ったというが、米沢市での事案を受けて再度確認を求めた。勝亦教育長は「今後も厳しい暑さが予想される。熱中症対策をさらに強化していきたい」と述べた。
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環境と地域経済好循環へ先進的仕組み 「御殿場型モデル」で合意書 脱炭素の成果を利益化
森林経営による温室効果ガス削減の環境的価値を具体的な利益に換算し、デジタル地域通貨の財源に活用する新たな仕組みづくりに御殿場市が乗り出した。環境と経済の両立にデジタル活用を絡めた「御殿場型モデル」と称する計画で、全国でも先進的な取り組みとなる。実現に向け31日、御殿場財産区(小野田良夫議長)、市森林組合(小林利治組合長)と合意書を締結した。 国のJ-クレジット制度を活用する。同制度は温室効果ガスの排出削減量や吸収量を国独自のクレジットに変換し、認証する。クレジットは売却可能で、脱炭素社会への貢献や環境目標達成のために購入する企業などが増加傾向にある。合意書では同財産区が同市東田中地区に所有
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全国の名手 勇壮に打ち鳴らす 御殿場・富士山太鼓まつり
全国の和太鼓奏者が腕を競う「第36回富士山太鼓まつり」(実行委主催)が29、30の両日、御殿場市の富士山樹空の森で開かれた。一人打ちコンテストと全国高校生太鼓甲子園の2本立て。炎天下の富士山麓に勇壮な音色がこだました。 一人打ちコンテストは全国の和太鼓の名手57人が参加し、30日の本戦には前日の予選を突破した20人が出場した。打ち鳴らすのは打面の直径約180センチ、台座を含めた高さ3776ミリ、総重量2.5トンの世界最大級の和太鼓「富士山」。鍛え抜かれた体を駆使し、地鳴りのようなとどろきを響き渡らせた。 太鼓甲子園では県外の11校がしのぎを削った。日頃の練習成果が表れた統一感のある力強い演奏
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高校生が献血推進 小山、御殿場南高の18人委嘱
小山高(小山町)と御殿場南高(御殿場市)の保健委員会の生徒計18人がこのほど、県高校生献血推進ボランティア「アボちゃんサポーター」に委嘱された。 活動は来年2月まで。校内で献血の呼びかけを実施するほか、FMラジオ局の番組出演や交流サイト(SNS)を活用した広報などに当たり、献血の意義を伝えて協力者を募る。御殿場南高では、生徒たちが県御殿場保健所の馬淵昭彦所長から委嘱状と活動用の帽子を受け取った。若者世代の献血者が減少傾向にあることなども学んだ。 アボちゃんは、血液型のA、B、Oにちなんで名付けられた県の献血イメージキャラクターの名前。
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災害連携対応など事業計画を決定 駿豆地区商工懇話会
静岡県東部・伊豆の商工会議所と商工会で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、御殿場市内で定例会を開き、相次ぐ自然災害へ連携して対応していくことなどを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。 台風や大雨による被害は地域経済への影響大として、防災・減災について研修を行う。紅野会長は「連携して事業所のサポート、相談体制を充実させたい」と強調した。 定例会では同市の勝又正美市長の講話も行った。 また、任期満了に伴う役員改選もあり、紅野会長と石渡浩二副会長(三島商議所会頭)が再選され、新監事には御殿場市商工会の杉山芳三会長と小山町商工会の小野寛幸会長が選ばれた。 懇話会に
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御殿場の味 カレーパン全国グランプリ金賞 ブランジェ・ベックファン 個人店で快挙
御殿場市川島田のパン屋「ブランジェ・ベックファン」がこのほど、全国のおいしいカレーパンを決めるカレーパングランプリ2023(日本カレーパン協会主催)の東日本揚げカレーパン部門で金賞に輝いた。同部門の他の受賞店は複数店舗を展開する規模の大きなパン屋ばかりで、個人店の受賞は快挙といえる。丹精込めてつくる“御殿場の味”が全国に知れ渡った。 同店は創業31年で、金賞に選ばれた「富士山麓こだわりカレーパン」は深みのある味わいが人気の看板商品。幅広い年齢層に毎日食べてもおいしいと感じてもらえるよう、自家製のカレーはスパイスの香りを生かしながらも辛さを控えめに調整している。使用す
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FCV水素ステーション 足柄SAで9月開業 高速道路施設で初
中日本高速道路と中日本エクシス、岩谷産業は26日、御殿場市の東名高速道路下りの足柄サービスエリア(SA)で整備を進めている水素ステーションを9月15日午後2時に開業すると発表した。高速道路の休憩施設への水素ステーション設置は全国で初めて。 水素で走る燃料電池車(FCV)は走行時に二酸化炭素を排出せず、脱炭素社会の実現に向けた次世代車として期待が高い。中日本高速道路によると、新たな水素ステーションは敷地面積約千平方メートル。全国で水素ステーションの整備を進めている岩谷産業が午前8時~午後8時に運営する。2口の充塡(じゅうてん)口を設け、一般の乗用車は5分程度、10トントラックなら25分程度で
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遺贈実現へ 協定を締結 御殿場市と沼津信金
御殿場市と沼津信用金庫は26日、遺言を活用した遺贈に関する協定を締結した。市に対する遺贈希望者に対し、同信金が専門的な知見から助言し、円滑な寄付を実現する。 市や同信金によると、近年の家族形態の変化や社会課題への意識の高まりにより、遺贈に関心を持つ人が増えている。一方で専門的な知識が求められることから、実際の遺贈につながりにくい状況があるという。 市は遺贈希望者がいた場合に同信金を紹介する。同信金は希望者の相談に無料で応じ、要望があれば一般社団法人「しんきん成年後見サポート沼津」と連携しながら具体的な手続きを進める。 市役所で開いた締結式で勝又正美市長と鈴木俊一理事長が協定書を交わした。勝又
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佳子さま、最新介護機器に関心 長泉・ファルマバレー視察
秋篠宮家の次女佳子さまは25日、御殿場市で開幕した全日本高校馬術競技大会の観覧後、長泉町のファルマバレーセンターを視察された。センター内の高齢者向けのモデルルームを見学し、最新の介護機器に関する理解を深めた。 佳子さまは、運動機能が衰えた高齢者の自立を促すため、ベッドから浴室などの移動が3歩で済む「自立のための3歩の住まい」のモデルルームで、植田勝智センター長(69)から説明を受けた。 植田センター長は立ち上がりを補助する可動式ベッドや、人工知能(AI)スピーカーで開け閉めできるカーテンなどを実際に動かしながら紹介。佳子さまは、テレビ電話が可能なディスプレーに「家族との会話ができるのは素
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静岡人インタビュー「この人」 SDGsに関する絵本教材を制作し図書館に寄贈した 高田亜美さん(浜松市中区)
SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに子ども向け絵本「うさぎたんてい~うみとそらとやまのだいぼうけん~」を制作し、浜松市内の図書館などに寄贈した浜松学院大地域共創学科3年生。絵本サークル「Smile Leaf」代表。御殿場市出身の20歳。 ―絵本の内容と工夫した点は。 「依頼を受けたウサギの探偵が平和な街に起きた悲劇を伝え、海や山の自然に触れながら環境問題の謎の解決を目指す物語。読み手に考えてもらうきっかけをつくれるよう終わり方を工夫した。私たちの暮らしと山や海などの自然は一つにつながっていることを伝えたい」 ―制作のきっかけは。 「学童で小学生に本を読む機会があり、子どもたちの教
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佳子さま 選手を激励 御殿場で全日本高校馬術競技大会
25日に御殿場市馬術・スポーツセンターで開幕した第57回全日本高校馬術競技大会の開会式に、秋篠宮家の次女佳子さま(28)が臨席され、全国各地の予選を通過した36校の選手を激励した。同大会視察は2019年に続き5回目。 ミントグリーンのワンピースに白色の上着を着た清涼感のある装いで会場に到着した佳子さまは、勝又正美御殿場市長の先導を受けた。「今日は富士山が見えて良かったです」と笑顔を見せると、出迎えた選手代表9人に声をかけ、日頃の努力をたたえた。 開会式で佳子さまは「皆さまが馬と心を通い合わせ、一体となって、積み重ねてきた努力の成果を存分に発揮できるよう応援しております」と選手たちに励まし
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78歳で大学院修了 御殿場の建築士・勝又さん「学びを地域へ」
御殿場市の1級建築士勝又重春さん(78)が3月、通信制の京都芸術大大学院芸術環境専攻の修士課程を修了した。自身が「ライフワーク」と語るまちづくりへの探究心から学びに励んだ。知識を地域に還元しようと、7月26日に御殿場西高生を対象としたまちづくりの勉強会を開催する。 勝又さんはこれまで、同市のまちづくりに関する数々の協議会や委員会に参加してきた。その中で建築士としての見方だけでなく、芸術の視点と合わせて御殿場の未来を考える力を養いたいと約10年前に同大に入学した。卒業後、地域の人や物、風土を育てる意味での芸術について深く勉強するため、2020年4月に同大大学院に入学した。 リモートを中心に
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理由なく欠勤、1等陸曹を懲戒 御殿場・陸自板妻駐屯地
御殿場市の陸上自衛隊板妻駐屯地は24日、正当な理由なく欠勤したとして業務隊の男性1等陸曹(54)を停職1日の懲戒処分とした。 同駐屯地によると、1等陸曹は4月27日、始業時刻の午前8時15分になっても出勤せず行方不明になった。同日午後10時10分ごろに捜索中の隊員が保護するまで、1日欠勤した。「借金によるストレスから無断欠勤してしまった」と話しているという。
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ハンドボール部 大舞台2勝目指す 全国総体へ御殿場高
御殿場高のハンドボール部が、25~31日に北海道で開かれる全国高校総合体育大会(インターハイ)ハンドボール競技大会に出場する。11年ぶり3回目の全国出場を決めた選手たちは、「全国で初の勝利、さらには2勝を目指して頑張る」と意気込みを語る。 同部は5月の県大会で優勝し、全国への切符をつかみ取った。鈴木章文監督は「平均身長は低いが攻守のバランスがとても良く、スピーディーな試合展開が持ち味」と話す。御殿場市と小山町、裾野市の出身者がそろう地元に根差したチームで、核となるのは小中と御殿場ハンドボールクラブで腕を磨いた3年生4人。経験者から刺激を受けて未経験者の生徒も成長した。 御殿場市長、小山町長を
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富士登山駅伝の運営協力で協定 御殿場市と陸協、陸自
8月6日に開催予定の秩父宮記念第48回富士登山駅伝競走大会に向け御殿場市と市陸上競技協会、陸上自衛隊第34普通科連隊はこのほど、大会運営の協力に関する三者協定を締結した。 大会は市陸上競技場をスタートして富士山山頂で折り返し、競技場に戻る全長48・19キロ、標高差3199メートルの「日本一過酷な駅伝レース」。全11区間。今年は一般に70、自衛隊の部に30の各チームが参加予定。市が主催、同協会が主管し、同連隊は大会運営の通信や救護、競技者誘導のほか、審判車や救急用車両提供などで協力する。 陸上自衛隊板妻駐屯地での締結式では、勝又正美市長は「自衛隊の協力があってこそ開催できる夏の風物詩」と感謝し
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サッカー女子W杯 日本初戦へ 御殿場ゆかり5選手応援 JFAアカデミー福島出身
オーストラリアとニュージーランドを舞台に開幕したサッカー女子ワールドカップ(W杯)で、御殿場市にゆかりのある「JFAアカデミー福島」出身の5選手が日本代表メンバーに選出されたことを受け、同市が選手や大会のPR活動に力を注いでいる。東日本大震災の後に同市に移住し、地域の盛り上げにも貢献してきた選手たちの背中を押そうと、市民一体の応援ムードの醸成を図っている。 特設サイトや写真展 市挙げエール 同アカデミーは11年3月の東日本大震災の影響で福島県での活動が困難になったが、同市の御殿場高原時之栖が125人のアカデミー生らを全員受け入れたことで活動を継続した経緯がある。代表に選ばれた同アカデミー
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馬術センター広場改修 副知事視察 御殿場 芝生張りの憩いの場に
出野勉副知事は19日、御殿場市の勝又正美市長と同市の市馬術・スポーツセンターを訪ね、貴賓棟に隣接する広場の改修工事を視察した。 広場は広さ約400平方メートル。コンクリートの駐車場として使われていたが、県公立社会体育施設整備事業補助金を活用し、サークルベンチを設置した芝生張りの憩いの場に改修している。貴賓棟から眺めることができ、デザインは静岡文化芸術大の学生と教授らが逆さ富士をイメージして作成した。5月末に着工し、7月23日までにおおむね完成するという。 出野副知事と勝又市長は、芝生張りの作業が進む現場を視察。雨天時の排水法などについて確認した。勝又市長は「選手らが気楽に集えるようなスペース
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御殿場の企業20社集結 21日までガイダンス
御殿場市合同企業ガイダンス(市雇用対策協議会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が20日、市民会館で始まった。21日まで。 初日は市内に事業所を持つ製造業、サービス業、公務など多彩な業種の20社がブースを設けた。同市内での就職を希望する140人以上が会場を訪れ、各企業の担当者から事業概要や勤務形態、他社にない強みなどについて説明を受けた。 会場ではプロのカメラマンによる履歴書用の無料写真撮影会(先着25人)が開かれているほか、3社以上の説明を聞いた人に同市のデジタル地域通貨「富士山Gコイン」を500円分付与する取り組みなども実施されている。 21日は午前10時から午後3時。20社がブースを
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読書活動で文科大臣表彰 子に合わせ本選定、ボランティアと連携 御殿場・原里小
御殿場市の原里小がこのほど、子どもたちの読書活動推進の優秀実践校として文部科学大臣表彰を受賞した。教員が児童の発達段階に合わせてお勧めの本を選定する「原里小100選」のコーナーの設置や、地域の図書ボランティアと連携した読書意欲向上の企画などユニークな取り組みが高い評価を受けた。 同校図書室の原里小100選のコーナーでは、教員が選定した低学年向けの絵本や生き物の本、高学年向けの伝記や科学に関する本など多彩な難易度、ジャンルの本が並び、子どもたちが自分に合った本を見つけやすい環境を整えている。各教科の学習の流れに合わせて関連する書籍を定期的に入れ替えながら置くことで子どもたちの興味関心を高め、
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御殿場・東山旧岸邸周辺に散策エリア 草木ささやく「風音(かざね)の森」
岸信介元首相の邸宅として建築家吉田五十八が設計し、現在は御殿場市の観光名所となっている東山旧岸邸の周辺に19日、散策エリア「風音(かざね)の森」が新設された。緑に囲まれた涼しげな散策路で四季折々の植物を楽しむことができる。 御殿場財産区第17期議員(小野田良夫議長)の記念事業。2021年に旧岸邸南側の土地を取得し、東側と合わせて森林の整備を行った。隣接の甘味処(かんみどころ)「とらや工房」内の竹林も整え、旧岸邸の周囲を巡る395メートルの散策路を設けた。ヤマザクラやサルスベリなどを植栽して季節感を出している。多くの文化人が愛した避暑地である東山地区の涼風になびく竹林や枝葉の音をイメージして
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富士山8合目様子 5合目で配信 御殿場市とKDDI 弾丸・軽装登山対策
御殿場市とKDDIは、富士山御殿場口新5合目のマウントフジトレイルステーション(通称トレステ)で、8合目の登山道の様子をライブ配信する取り組みを行っている。登山者が8合目の気象状況を事前に把握できるようにし、弾丸登山や軽装登山の防止につなげる。映像はトレステの公式サイトでも配信される。 8合目付近の山小屋に衛星ブロードバンド(高速大容量)インターネット「スターリンク」の通信アンテナやネットワークカメラ、気象センサーを設置した。トレステに置かれたモニターで8合目登山道の視界状況や気温、湿度、風速などをリアルタイムで確認することができ、登山装備の啓発などと合わせて安全登山を呼びかける。 KD
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静岡人インタビュー「この人」 西伊豆町で防災体制の拡充に取り組む 山本新吾さん(松崎町)
内閣府が認定する「地域防災マネージャー」として、4月から西伊豆町防災課で業務に当たる。防衛大学校、陸上自衛隊幹部候補生学校を卒業し、初任地の陸上自衛隊板妻駐屯地(御殿場市)など全国で勤務し、災害派遣の経験もある。定年後、神奈川県大磯町危機管理課に在籍した後、現職。任期は2年。熊本県宇城市出身。57歳。 -防災マネージャーとは。 「豪雨災害や発生の懸念がある南海トラフ地震に対応するため、内閣府が創設した制度。自衛官の経験や知識を生かし、自治体の防災力向上に努める。前任地の神奈川県では自治体の多くが採用していたが、本県では事例が少なく感じる。有事の際に自衛隊を活用できる人材として必要になる」
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水かけ菜漬け後世に 御殿場市の補助 8月7日から受け付け
御殿場市は8月7日から食品衛生法の改正に伴う漬物製造業の営業許可取得に向けた施設改修や資機材の導入を助ける「漬物製造等事業継続支援補助金」の申請受け付けを開始する。 対象は、市内在住で水かけ菜漬けなど漬物製造業の営業許可を取得して農産物加工品の製造、販売を行う農業者や生産者団体。営業許可の基準を満たすための資機材の購入や設置、施設改修の費用の4分の3を助成する。1事業申請者当たり上限100万円。期限は12月28日まで。 水かけ菜漬けは古くから北駿の家庭料理として受け継がれ、一般家庭の台所や軒先で作ることも多い。漬物製造業を許可制にする食品衛生法の改正に伴い作業所の整備が必要になる市民が多
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富士登山者らにひとときの涼 JR御殿場駅前にミストシャワー
御殿場市のJR御殿場駅前に17日、ミストシャワーが設置され、駅利用者らにひとときの涼を届けている。9月30日までの予定。 市内の船舶部品製造会社の新倉工業が、湿度管理用の加湿装置を改良して霧の発生装置をつくった。富士山口はトイレ付近の屋根から、箱根乙女口は池付近の足元などから冷たい霧が噴射され、観光客や富士山の登山者らの火照った体を冷やしている。 雨の日を除き午前9時から午後6時にかけて、外気温が26度以上の時に作動する。
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御殿場西高ホッケー部 全国へ抱負 東海2位 御殿場市長、清水町長訪問
御殿場西高のホッケー部が28日~8月2日に北海道で開催される全国高校総合体育大会(インターハイ)ホッケー競技大会に出場する。選手たちがこのほど、市役所に勝又正美市長を訪ね、意気込みを力強く述べた。 同部のインターハイ出場は5回目。これまでの最高成績はベスト8で、選手たちは「記録更新を目指す」と声をそろえた。今年はマネジャーを含む27人中14人が同市出身で、その他の選手も大半が北駿や県東部の出身という地域に根差したチーム。高校からホッケーを始めた生徒が多く、努力を重ねて県大会優勝、東海大会2位の成績を収めた。 全国大会初戦は強豪校の山梨学院高(山梨県)。伊倉陸夢主将(17)は「自分たちのプレー
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知事不信任決議案「重く受け止めを」 国民・榛葉幹事長
国民民主党の榛葉賀津也幹事長(参院静岡選挙区)は14日の記者会見で、「コシヒカリ発言」を巡る給与未返上問題で川勝平太知事の不信任決議案が県議会で1票差で否決されたことについて「重く受け止めてほしい。言葉でなく態度で(反省を)示さないと県民は納得しない」と述べた。 国民民主党県連は21年6月の知事選で川勝知事を支援。同年10月の参院静岡補選では川勝知事が同党推薦の無所属候補を応援し、演説で「コシヒカリしかない」などと御殿場市を揶揄(やゆ)する発言をして非難が集中した。 榛葉氏は「知事の言動は大いなる疑義があり、誠意を感じられない。エキセントリックな物言いをするが、学者知事だったら冷静に、論理的
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御殿場市、水かけ菜漬け生産補助の方針 継続へ施設改修費
漬物製造業を許可制にする食品衛生法改正により、北駿地域特産の水かけ菜漬けの生産継続が危ぶまれている問題で、御殿場市が同法改正に伴う生産者の補助制度の導入に県内で初めて乗り出すことが13日、関係者への取材で分かった。営業許可の取得に向けた施設改修費の4分の3を助成する方針。14日にも予算を専決処分し、スピード感を持って支援に当たる。 市が導入する「漬物製造等事業継続支援補助金」は、申請のあった1施設ごとに改修費の4分の3(上限100万円)を助成する内容。予算は7千万円。 既に生産の中止を検討したり、継続意欲が低下したりしている農家が出ていることから、一刻も早く対応策を提示するために予算の専
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自動車業界の脱炭素は 御殿場南高生 次世代車の特徴学ぶ
御殿場南高でこのほど、静岡トヨタ自動車と連携した探究活動の特別授業が開かれた。2年生約140人が、自動車販売会社の脱炭素の取り組みや次世代自動車の特徴などを学んだ。 同社営業企画課の山本雅也さんが講師を務めた。日本の自動車業界はこれまで、燃費向上やハイブリッド車など電動車の拡大、普及などに力を注ぎ、温室効果ガスの削減に努めてきたことを説明。燃料電池自動車や電気自動車など次世代の自動車の仕組みや災害時に役立つ給電機能などについても解説した。 生徒からは、既存エンジンの部品を活用した水素エンジンの開発状況などについて質問が出た。
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東名小山カントリー倶楽部 破産手続き、負債175億円 御殿場でゴルフ施設賃貸業
ゴルフ場施設賃貸業の東名小山カントリー倶楽部(御殿場市)が東京地裁に破産を申し立て、12日までに破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。決定は6日付。帝国データバンク沼津支店によると、負債は約175億3100万円、債権者は約1万9820人。このうち、預託金返還請求権分が約167億円で、破産管財人の弁護士は「配当見込みは立っていない」としている。 同社が貸していたゴルフ場「ギャツビィゴルフクラブ」(小山町)は別会社が運営し、通常通り営業している。 同支店によると、同社は1972年設立。ゴルフ場開業を目指して造成工事を進めたが経営の混乱などで実現せず、賃貸業に転換した。89年から「ギャツ
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米海兵隊104訓練 部隊の移動完了 御殿場、キャンプ富士
東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)で15日から28日にかけて実施される米海兵隊の「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」(104移転訓練)で、訓練部隊の第3陣約210人が12日、御殿場市の米海兵隊キャンプ富士に到着した。 防衛省南関東防衛局が同日に発表した。訓練部隊のキャンプ富士への移動は完了した。第1陣、第2陣と合わせて計約350人になった。訓練部隊は25、26日を除く12日間のうちの10日間、射撃訓練を行う。
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市営墓地使用者 裾野市が募集へ
裾野市は、同市深良に整備している市営墓地第4号墓域210区画の使用者を募集する。11月に完成する予定で、翌12月以降に引き渡す。 市内在住・在勤者と、近隣の沼津、三島、御殿場市、長泉、清水、小山町の住民登録者が対象。1区画3平方メートル。永代使用料は裾野市民43万円、同市以外の住民登録者は57万円。年間管理料はいずれも5240円。申し込みは8月21日から受け付ける。 問い合わせは市生活環境課<電055(995)1816>へ。
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御殿場バイパス 須走道路の整備を 小山で期成同盟総会
御殿場市、小山町と山梨県の4市町村でつくる東名・中央連絡道路建設促進期成同盟は11日、小山町で2023年度総会を開いた。市町村関係者と国会議員、県議ら約50人が参加し、本年度事業計画などを決めた。 本年度は国土交通省をはじめとした関係機関に対し、①地方の道路整備に対する十分な予算措置②国道138号須走道路および御殿場バイパス(西区間)未整備区間の建設促進③東富士五湖道路および須走道路、御殿場バイパス(西区間)一体での4車線化促進④景観に配慮した整備計画-を重点項目として要望していくことを確認した。 理事を務める込山正秀小山町長は「町の開発事業は道半ばで、さらなる推進には静岡、山梨両県のアクセ
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地域の将来考えて 高校生の意見募集 裾野、御殿場、小山
裾野、御殿場市と小山町でつくる2市1町広域連携研究会は、まちづくりに関する高校生の意見を募集している。 急速な少子化に直面する中、次代を担う若者に将来住みたいと思う地域について考えてもらい、政策に役立てるのが目的。アンケート形式で2市1町の好きなところ、嫌いなところ、卒業後の進路希望、各市町長へのメッセージなどを募る。寄せられた意見は11月に裾野市で開く2市1町行政懇談会で報告する。 アンケートフォームは各市町の公式サイトで公開している。8月20日締め切り。問い合わせは裾野市戦略推進課<電055(995)1804>へ。
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統計で県の特徴学ぶ 御殿場で児童対象出前講座
御殿場市教育委員会はこのほど、小学生を対象にした統計出前講座を市立図書館で開いた。児童18人と保護者らが参加し、生活の身近な場面でも使われている統計について理解を深めた。 県デジタル戦略局の職員が講師を務めた。1~3年生の低学年の部では、さまざまな統計データを基にしたクイズが行われた。問題を通じて浜松市が2020年8月17日に国内観測史上最高気温と並ぶ41・1度を記録したことやピアノは本県でのみ製造されていることなどが紹介された。2人一組でサイコロを振り合い、出た目や数字の大小の比較をグラフにまとめる作業も体験した。 母親と参加した望月結菜さん(8)は「データのクイズで県の特徴が知れて楽しか
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相撲全国大会で「昨年超え」決意 御殿場南小の岩井君
御殿場市の御殿場南小6年の岩井拓真君(11)が、30日に東京都の両国国技館で開かれる第38回わんぱく相撲全国大会に出場する。10日、市役所に勝又正美市長を訪問し、上位入賞に向けた決意を語った。 岩井君は、5月のわんぱく相撲御殿場・小山場所と6月の県大会浜松場所で6年生の部の頂点に立ち、2年連続となる全国大会への切符を手にした。小山・御殿場相撲連盟に所属して週2回の練習に励んでいるほか、3歳の頃から柔道も続けている。鍛えた足腰の強さを生かした投げ技も光り、県内では敵なしと言われる強さを誇っている。 昨年の全国大会は3回戦で敗れ、ベスト30にあと一歩届かなかった。岩井君は「今回は30位以上を狙っ
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公共交通利用促進 事業計画など決定 御殿場市地域協議会
御殿場市地域公共交通協議会はこのほど、本年度第1回会合を市地域振興センターで開いた。公共交通利用促進運動を含めた事業計画などを決めた。 JR御殿場駅前で9月16日、11月23日に開催を予定する「ごてんばバスフェス2023」で利用促進を呼びかけるほか、広報誌などで公共交通に関する啓発を行う。会長の小林和樹市都市建設部長は「地域公共交通を取り巻く環境は厳しい。新型コロナが感染症法上の5類に移行し、人々の移動が活発化する中、利用者のニーズを捉えて支援や事業を展開したい」と述べた。地域の公共交通の現状も共有した。路線バス利用者数は新型コロナによる落ち込みからわずかに回復傾向がみられているものの、依然
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男女共同参画社会へ啓発 キャッチフレーズコンテスト 御殿場市が入賞者表彰
御殿場市はこのほど、男女共同参画社会づくりの啓発を目的に一般募集したキャッチフレーズコンテストの入賞者表彰式を市役所で開いた。一般の部で土屋正和さん(オサコー建設)、中学生の部で若林優珠さん(御殿場)、金子遥香さん(同)、君島誠仁さん(富士岡)が特選に選ばれた。 一般の部に15点、中学生の部に705点が寄せられた。勝又正美市長が入賞者に賞状を手渡した。土屋さんの作品は「『多種多様』互いに認め合う豊かな社会」。若林さんは「見つけよう『私だから』できること」、金子さんは「私らしさあなたらしさ視野を広げて認め合う」、君島さんは「認め合うその優しさがつくる未来」と、誰もが個性と能力を発揮できる社会の
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北駿特産の水かけ菜漬け、法改正で危機 生産継続に保健所「助言」 御殿場
漬物製造業が許可制になった食品衛生法改正に伴い、北駿地域特産の水かけ菜漬けの生産継続が危ぶまれている問題で、県御殿場保健所は10日、生産者対象の出張個別相談会を御殿場市のJAふじ伊豆御殿場地区本部で始めた。職員が生産者から製造施設の現状を聞き、許可を得るために改修が必要な場所を示した。 許可を与える立場の保健所が出張個別相談会を開くのは異例という。水かけ菜漬けは個人生産者が多く、それぞれの実情に合わせて説明するのが望ましいと判断した。担当者は「どうすれば許可を取れるか助言する。なるべく円滑に許可を取ってほしい」とする。相談会以外での相談も随時受け付けている。 10日は同市と小山町の生産者
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御殿場の3等陸曹懲戒 ネット上で転売繰り返し職務専念せず
御殿場市の陸上自衛隊滝ケ原駐屯地は10日、インターネット上で転売を繰り返し、職務への専念などを定める自衛隊法に抵触したとして東部方面会計隊第433会計隊の30代の男性3等陸曹を停職3日の懲戒処分とした。 同駐屯地によると、3等陸曹は2016年11月ごろから19年5月ごろまでの間、私物のパソコンを使ってインターネット上で化粧品や衣類などの転売を繰り返し、計約21万円の利益を得たという。同年6月中旬に部隊から情報が寄せられて発覚した。
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86人が自衛官へ1歩 御殿場で候補生課程修了式
陸上自衛隊第34普通科連隊はこのほど、本年度自衛官候補生課程修了式を御殿場市の板妻駐屯地で開いた。同連隊で自衛官になるための教育訓練を受けた候補生86人の門出を祝った。 水野克輝連隊長は「今後はそれぞれの任地で職種に応じた教育を受けることになるが、板妻で学んだ正しい知識や技能の錬磨に引き続きまい進してほしい」と激励した。式には保護者らも参加し、約3カ月間の訓練で成長した候補生の姿に目を細めた。
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米海兵隊104訓練 第1陣30人到着 御殿場、キャンプ富士
東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)で15日から28日にかけて実施される米海兵隊の「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」(104移転訓練)で、訓練部隊の第1陣約30人が8日、御殿場市の米海兵隊キャンプ富士に到着した。 防衛省南関東防衛局が同日、発表した。同局によると、訓練部隊は第12海兵連隊第3大隊で、訓練開始までに約460人が現地に入る。25、26日を除く12日間のうちの10日間、射撃訓練を行う。訓練の前後はキャンプ富士に滞在する。同局は8日までに現地対策本部を設置し、24時間体制で部隊駐留中の安全対策や関係機関との連絡調整に当たる。
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朗々と相撲甚句 ごてんば市民芸術祭 開幕
御殿場市内で芸術活動に取り組む市民に光を当てる「2023年度ごてんば市民芸術祭」(同実行委主催)が8日、市民会館で開幕した。来年2月まで同館や秩父宮記念公園、市民交流センターふじざくらで、ダンスや音楽のステージ発表、絵画、書道、手芸品の展示など、多彩な分野で日頃の活動成果を発表する。 「伝統文化の継承」をテーマとしたオープニングセレモニーが開催され、「ごてんばの日」(10月8日)に向けた機運を高めた。市歌の合唱のほか、朗々とした相撲甚句や勇壮な富岳太鼓、地元でなじみの御殿場音頭などが披露された。 米光博実行委員長は「新型コロナの行動制限がなくなった今、御殿場市を文化の力で再び元気にしましょう
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激減の「与那国馬」 伊豆の国で赤ちゃん誕生 沖縄に分布の日本固有種
伊豆の国市中にある「伊豆の国うま広場」では、日本固有の馬の一種、与那国馬が元気に駆け回っている。沖縄県与那国島で系統が守られ、農耕馬として飼育されてきたが、農業の機械化が進み、個体は激減。種のピンチが叫ばれる中、5月上旬、同広場で赤ちゃんが誕生した。関係者は「市の文化の一つに」と目を輝かせる。 同広場を運営する高橋美恵さん(49)=同市=は2020年7月、兵庫県と宮崎県から2頭の与那国馬を迎え入れ、同広場を21年5月にオープン。その後、与那国馬を3頭迎え入れ、計5頭で乗馬や餌やり、引き馬を体験してもらっていた。 5月3日午後11時半ごろ、同広場にとって初めての赤ちゃん「朔(さく)」が生ま
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黒船祭を盛り上げ 自衛隊静岡地方協力本部が参加
自衛隊静岡地方協力本部(本部長・武田恭一1等空佐)はこのほど、下田市で開催された第84回黒船祭に参加した=写真=。航空自衛隊第11飛行教育団(焼津市)のT―7初等練習機が式典の開幕を飾り、岸壁では海自の掃海艇「えのしま」と陸自第34普通科連隊(御殿場市)の車両を公開し、3575人が見学した。 期間中の公式行事には自衛隊と米軍が多数参加し、海自横須賀音楽隊と米軍の音楽隊がイベントやパレードで華やかな演奏を披露し、会場を盛り上げた。 静岡地本は岸壁と市街地に広報ブースを開設して活動や仕事について紹介したほか、陸上・海上自衛隊とともに市内パレードに参加した。最終日には日米親善綱引き大会が行われ
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DXで行政効率化、サービス向上へ 御殿場市が若手リーダー研修
御殿場市はこのほど、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の中心的な役割を担う若手職員ら69人を対象とした研修会を市役所で初めて開いた。 市は、担当業務に精通していてインターネットやデジタル機器に慣れた若手職員らを所属の「DX推進リーダー」に選任し、業務効率化や行政サービス向上の取り組みを自律的に進める体制づくりを整えている。研修会では、「書かない・待たない・行かない」市役所窓口の実現に向けた方策や業務端末のタブレット化、庁内ペーパーレス化、オープンデータの利活用促進などの方針を確認した。 勝又正美市長は「全施策でデジタルが鍵となる。特に環境と経済、デジタルを結びつけることが重要。
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御殿場市富士山基金に28万円寄付 ネッツトヨタ静岡
ネッツトヨタ静岡(沼津市、梨本幸博社長)はこのほど、御殿場市富士山基金に28万円を寄付した。 同社は緑化推進や富士山保全を目的に2002年から静岡県グリーンバンク(旧県緑化推進協議会)に、15年からは活動の輪を広げて同市と富士宮市にも寄付を行っている。同基金は富士山の自然環境の維持保全、学術文化の振興などの資金として活用されている。 同社の弘中貴幸取締役らが御殿場市役所に勝又正美市長を訪ね、目録を手渡した。勝又市長からは感謝状が贈られた。
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富士山の絶景スポット紹介 協会、パンフレット改訂
日本富士山協会はこのほど、富士山を望む絶景スポットを紹介するパンフレットの改訂版を製作した。2017年発行の初版は、同協会が手がけた十数種類の刊行物で「一番人気」。世界遺産登録10周年に合わせて再発行した。 ダイヤモンド富士の名所として知られる田貫湖(富士宮市)や御殿場市街地と霊峰を一望できる富士松天望台など静岡、山梨両県13市町村の50カ所を写真付きで紹介。一部のスポットにはドローン映像を視聴できるQRコードを付けた。 各地の観光案内所や道の駅などで配布している。
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⚾御殿場西【高校野球チーム紹介2023夏】
組み合わせが決まり、闘志が高まっている。冬の打撃練習の成果を発揮したい。勢いに乗れば一気に勝利をもぎ取る力があるチームなので、各試合に集中して臨みたい。 部長 石田 一希 監督 森下 知幸 ①竹上 智也(3年、浜松細江)164、55、左左 ②谷口 昂聖(3年、浜松開誠館)171、70、右右 ③原田 樹(3年、掛川東)170、69、右右 ④加藤 優弥(2年、裾野深良)153、50、右左 ⑤名古 竣祐(2年、浜松麁玉)177、68、右右 ⑥野口 響(3年、茨城結城)170、63、右右 ⑦岡本 祐汰(2年、町清水)183、76、右右 ⑧竹下 颯人(2年、浜松三ケ日)175、72、右右
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⚾御殿場南【高校野球チーム紹介2023夏】
勇往邁進(まいしん)を合言葉にチーム一丸で頑張ってきた。マネジャーを含めた15人の3年生を中心に、全員で勝利をつかみたい。感謝の気持ちをプレーで表現したい。 部長 加藤 雅人 監督 諏訪部尚紀 ①長沢 煌介(3年、長泉北)166、55、右左 ②渡辺 和真(3年、御殿場)174、68、右右 ③志村 嘉将(3年、裾野深良)182、72、右右 ④石川 大雅(3年、沼津門池)173、65、右右 ⑤余田 陽哉(3年、御殿場)173、67、右右 ⑥横田 雅也(3年、御殿場)172、63、右右 ⑦中橋 由裕(3年、御殿場)172、82、左左 ⑧薄木 雄大(3年、御殿場南)172、60、右左 ⑨鈴木
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⚾御殿場【高校野球チーム紹介2023夏】
攻撃、守備共に基本的なプレーでミスを出さないようにする。自分たちは隙をつくらず、相手の隙を突いていきたい。野球を楽しむことを忘れずに最後まで戦い抜きたい。 部長 荻野 湧矢 監督 内藤 英伍 ①河内 陽太(3年、御殿場富士岡)182、70、右右 ②辻 悠斗(2年、御殿場南)166、60、右右 ③岩田 羅琉(3年、小山)167、70、右右 ④脇 楓葵(2年、町清水)161、61、右右 ⑤高橋 来磨(2年、御殿場富士岡)157、50、右両 ⑥脇 暖葵(1年、町清水)164、54、右左 ⑦細川 樹啓(2年、御殿場富士岡)170、60、右左 ⑧林 奏翔(3年、小山北郷)165、60
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初めての富士登山 装備しっかり!安全に【しずおかアウトドアファン】
世界遺産登録から10年を迎えた富士山。コロナ禍で外出を控えていた分、「今夏こそは」と日本最高峰への登頂を計画している人も多いようだ。山登りに必要な用具は? 疲れにくい歩き方は?―など、初めて富士登山に挑戦する人に役立つ情報を集めた。 装備 雨具や防寒着 忘れずに 登山でまず必要とされる装備は登山靴(シューズ)、レインウエア(雨具)、バックパック(ザック)で“三種の神器”とも呼ばれる。静岡市葵区のスポーツ用品店「スポーピアシラトリ静岡ジャンボ店」でアウトドア用品を担当する高橋直己さんは、富士山は溶岩質のため小石や岩場の道が多いとして、「シューズ
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給料返上しないまま 川勝平太知事、コシヒカリ発言問題で
いわゆる「コシヒカリ発言」で、2021年11月の静岡県議会臨時会で知事辞職勧告決議を受けた川勝平太知事が自らのペナルティーとして当時の給料と期末手当(ボーナス)の返上を表明していたが、返上しないままでいることが4日までに、分かった。 3日までに公開された22年の所得等報告書で、21年に続き、22年も給料やボーナスが減額されていなかった。 知事は当時、辞職を否定した上で、21年12月分の給料と期末手当の計446万円を返上する意向を示した。返上には新たな条例の制定が必要で、同年の県議会12月定例会での条例案提出を巡って県当局と県議会側が調整した。最大会派自民改革会議が「返上をもって責任を果た
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「御殿場の春」 4作品が入賞 インスタでコンテスト
御殿場市はこのほど、市公式インスタグラム上で開催した「御殿場の春2023フォトコンテスト」の結果を公表した。同市の春の魅力が詰まった風景写真4作品を入賞作品に選んだ。 3月6日から5月21日までの募集期間に2270点が寄せられた。入賞作品はツツジやウメなど美しい花々と富士山の共演や水田に映った逆さ富士を構図や光にこだわって捉えている。 4作品は市公式ホームページや市公式インスタグラムで紹介されているほか、市内の一部飲食店などで鑑賞できる。
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SDGsや教育で連携 御殿場西高とアイザワ証券
御殿場市の御殿場西高と同市などに店舗を展開しているアイザワ証券(本社・東京都)は3日、SDGsの推進や金融、起業教育での協力などを通じた地域創生への貢献を目的に包括連携協定を締結した。 協定は、生徒が地域の課題解決や活性化に向けて企画する取り組みの支援とイベントの共同開催、投資教育の充実、起業に関するカリキュラムの提供-などで両者が連携する内容。同校で調印式が開かれ、勝間田貴宏校長と同社の藍沢卓弥社長が協定書に調印した。 勝間田校長は「生徒たちの枠を外した学びを意識している。多くの人との出会いを通じて将来を考える、真の意味での進路教育につなげたい」と期待した。藍沢社長は「両者で枠や境界を
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キックバイクに挑戦 御殿場、園児向け教室
御殿場市の自転車愛好家団体「富士山ごてんばサイクリングプロジェクト」(関口章会長)は3日、同市の西保育園でキックバイク教室を開いた。5歳児約20人がルールやマナーを学びながら走行を楽しみ、自転車への興味を高めた。 キックバイクはペダルがなく、足で地面を蹴って走る自転車。日本マウンテンバイク協会公認インストラクターの資格を持つ同団体メンバーらが講師を務め、ブレーキのかけ方やバランスの取り方などを教えた。 園児は園庭に設けられた練習用コースに挑戦。幅の狭い木板の上を慎重に進んだり、動物を模した細かな障害物を避けたりしながらハンドル操作や視線を向ける位置を自然に覚えていった。今後自転車に乗るこ
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御殿場・高根小児童 温暖化対策学ぶ 自転車発電やクイズ挑戦
子どもたちがリーダーとなって家庭で地球温暖化防止に取り組む環境学習「アース・キッズチャレンジ」のキックオフイベントが3日、御殿場市の高根小で開かれた。4年生44人が自転車発電やクイズなどに挑戦しながら、家庭で実践できる温暖化対策を考えた。 県地球温暖化防止活動推進センターや市の職員、県地球温暖化防止活動推進員らが講師を務めた。自転車発電では、ペダルをこぐと電球が点灯してラジカセが作動する仕組みの自転車にまたがり、電気を生み出すことの大変さを実感した。込山凜さんは「夜は早く寝て朝に準備をするなど節電を心がけている。家族にも無駄な電気を使わないよう呼びかけたい」と話した。 温暖化を助長する事
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設立50周年事業で河川や道路清掃 御殿場市水質保全協
御殿場市水質保全協議会はこのほど、設立50周年事業の一環で市内の河川や道路周辺の清掃活動を実施した。 市民会館には同協議会の会員と活動に協力する御殿場企業懇談会、市建設業協会、市小山町広域行政組合の関係者ら約100人が集まった。5班に分かれて新橋、萩原、北久原、ぐみ沢、東田中の各地域に設定した約3キロのコースを歩き、ごみ拾いを行った。 その他地域でも協力団体と連携して順次、清掃活動を行うという。会長の勝又正美市長は「多くの協力に感謝している。富士山の麓の美しいまちとして多くの観光客を迎えていきたい」とあいさつした。
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経営者能力向上へ講座 御殿場 企業戦略に理解
企業経営研究所(磯辺剛彦理事長)は3日、企業経営者や幹部候補者らを対象にした「スルガビジネススクール2023MBA講座2023」を御殿場市の御殿場高原時之栖のホテルで開講した。5日までの3日間にわたり、経営者としての総合的な視点に立った意思決定能力を高める。 磯部理事長をはじめ、慶応大大学院経営管理研究科の坂下玄哲教授、村上裕太郎准教授を講師に招いて実施する。県内を中心に食品製造やソフトウエア開発、建設、金融など多業種から18人が参加し、消費者行動、戦略とイノベーション、会計マネジメントなどについて理解を深める。 初回は村上准教授の講義が行われ、財務諸表の情報を基にした企業の戦略についての考
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関心高め 立候補促進へ 御殿場市議会 明大教授招き市民に講演
御殿場市議会改革特別委員会(高橋利典委員長)はこのほど、議員の資質向上や、市民に議会や議員の役割について広く知ってもらうことを目的とした講演会を市民会館で開いた。 市議と市民ら約30人が参加した。明治大政治経済学部の牛山久仁彦教授が「自治体議会の役割と課題」と題して講演し、地方分権の歴史や首長と議員を住民が直接選挙で選ぶ二元代表制の意義、市町村議会の課題などについて解説した。 議会には、地域の実情に即した議会のあり方を住民との合意形成の中で示していくことや、政策立案能力を向上させることなどが求められていると紹介した。 来年2月に任期満了を迎える同市議会は現在、定数21に対して3人欠員の
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富士山麓 学び脈々と 富士宮二中・小山須走小
登山シーズンを迎えた富士山。自然や文化を後世に継承するため、取り組みを脈々と続ける山麓の小中学校がある。6月中旬、霊峰をテーマにした学びの現場を取材した。 学習室特設 研究200時間 発祥の富士宮二中 自らのテーマと発信方法を話し合う生徒と大崎怜教諭(中央)=富士宮市立富士宮二中(画像の一部を加工しています) 富士宮市内の全公立小中学校34校が取り組む「富士山学習」の発祥校・市立富士宮二中(望月俊伸校長)。富士山の成り立ちについて生徒から疑問が多数上がった理科の授業を契機に、1991年度に富士山学習を開始した。取り組みは次第に他校に広がり、97年度に学びの狙いや工夫を示した「富士山学習
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大わらじに入魂 富士登山の安全祈願 御殿場・新橋浅間神社で神事
富士山御殿場口登山道の起点である御殿場市の新橋浅間神社で1日、登山者の安全を願って制作された大わらじに魂を入れる「大わらじ奉納神事」(市観光協会主催)が執り行われた。 大わらじは高さ約3メートル、幅約1・2メートルの1足で、御殿場わらじ祭り保存会を中心に作った。神事には行政や祭り関係者ら約80人が参列し、玉串を供えた。宮司の祝詞奏上や地元の子どもたちによる稚児舞の奉納も行い、健脚や良縁、疫病退散なども祈願した。 8月6日の祭り本番で女性たちが大わらじを担ぎ、市中心部を練り歩く。同協会の山内剛会長は「御殿場の夏の一大イベントであるわらじ祭りを多くの市民や観光客に楽しんでもらいたい」とあいさ
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御殿場駅ナイトマーケット中止 イルミネーションは実施
御殿場市は30日、JR御殿場駅富士山口広場で7月1日に予定されていたナイトマーケットについて、悪天候を理由に中止を決定したと発表した。降雨に加えて強風の恐れもあるため。イベントに合わせた送迎用ロータリーでの交通規制もなくなる。同日~9月10日の夜に同広場で企画されている「サマーイルミネーション」は予定通り実施する方針。
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御殿場駅前で夏のイルミネーション 富士山開山に合わせ 1日にナイトマーケットも
御殿場市は7月1日、多くの観光客でにぎわう富士山の開山期間に合わせてJR御殿場駅周辺の活性化を図る「サマーイルミネーション」を同駅富士山口広場で始める。初日は特設会場を設け、飲食や雑貨の出店、音楽などを満喫できるナイトマーケットも開く。 夏のイルミネーションは地域活性化に積極的に携わっている御殿場高の生徒から提案を受け、イベントとして具体化した。点灯は9月10日まで。「ポップライト」と称して明るい未来をイメージし、同駅前をカラフルに彩るという。 ナイトマーケットは1日午後5時から同9時まで開く。御殿場ゆかりのDJらが流す音楽を聞きながらアジアンビールやクラフトコーラ、肉料理、海鮮の串焼き
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御殿場西高に米高校生ら 姉妹都市 ビーバートン市 日本文化に親しむ
米オレゴン州ビーバートン市から来日している高校生ら20人が29日、姉妹都市である御殿場市の御殿場西高を訪れ、同校生徒との交流や文化体験を楽しんだ。 市国際交流協会の事業の一環。同校の特色について説明を受けた後、授業を見学したり昼食を一緒に食べたりして同年代の交流を深めた。書道や茶道、空手なども体験し、日本の伝統や文化に理解を深めた。 同協会によると、新型コロナウイルスの影響でビーバートン市の生徒たちの受け入れは4年ぶり。御殿場市の国立中央青少年交流の家やホストファミリー宅に宿泊しながら7月3日まで同市に滞在する。30日は市役所に勝又正美市長を表敬訪問するほか御殿場南中で交流活動などを行う予定
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1人乗り小型EV 御殿場市などに寄贈 伊豆市拠点の原動機研究部
伊豆市を拠点に周辺地域の高校生や専門学校生、OBらが集う地域サークル「原動機研究部」は28日、御殿場市と市・小山町広域行政組合にトヨタ製の1人乗り小型電気自動車(EV)「コムス」を1台ずつ寄付した。 つながりのある企業から使用期間を終えたコムス10台を譲り受け、持続可能な開発目標(SDGs)の推進など環境政策に注力している同市などに寄付することを決めたという。市役所で寄贈式が開かれ、福岡暉仁代表(21)は「小型EVを有効活用していただき、環境への取り組みを推進してほしい」と期待した。 同市はデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の普及促進に向けた職員の移動手段などとしてコムスを活用し、経済振興と
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熱海土石流「検証過程公表」 静岡県議会知事答弁 全関連文書も
静岡県議会6月定例会は28日、自民改革会議の勝俣昇氏(御殿場市・小山町)と、ふじのくに県民クラブの田口章氏(浜松市西区)が代表質問を行った。川勝平太知事は、23日の静岡県議会定例会初日に表明した熱海市伊豆山の土石流災害を巡る行政対応の再検証について、「再発防止に向けて、できることはなかったかとの観点で検証し、検証の過程を含めて公表する」との考えを示した。勝俣氏への答弁。 再検証は、県議会特別委員会が提言で「県第三者委員会の検証は不十分」と指摘した各法令(砂防法、森林法、土砂災害防止法、都市計画法、廃棄物処理法、県土採取等規制条例)について、裁判で係争中の論点を除き、対応状況をあらためて検
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屋外広場でヨガ楽しもう 御殿場で2日、参加無料
御殿場市のリラクゼーションサロンよもぎは7月2日午前10時から、広々とした屋外広場でヨガを楽しむ「パークヨガ」を同市中畑の遊RUNパーク玉穂で開く。予約不要で参加無料。 ヨガインストラクターのEIKOさんを講師に招き、約1時間のヨガで体の調子を整える。参加者は動きやすい服装、ヨガマット(バスタオルやレジャーシートも可)、タオル、飲み物を準備する。 問い合わせは同サロン<電090(4855)6696>へ。
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Gコイン活用 プレミアム券展開 御殿場市
御殿場市は8月31日まで、デジタル地域通貨「富士山Gコイン」の利用開始から1年が経過することを記念し、Gコインを活用したプレミアム付き商品券(プレミアム率30%)事業を展開している。 アプリ「チーカ」もしくは専用カードに1万円分をチャージすることで、1万3千円分のGコインが付与される。市内のエピ・スクエア、サンサンクック神山店、同保土沢店、市民交流センターふじざくら、セブン銀行ATMで販売中。購入は市民1人1回までで、9月20日までに消費する。 市商工振興課によると、Gコインは昨年7月20日に運用が始まり、市内利用者は現在約1万8千人。利用可能店舗は約300店に拡大している。
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的確処置で人命救助 御殿場・小山消防 店員と米海兵隊員に感謝状
御殿場市・小山町広域行政組合消防本部はこのほど、的確な救命救急の相互連携によって人命を救ったとして同市のカルビ一丁御殿場店の店員雨宮愛美さん(28)と米海兵隊キャンプ富士のウィリアム・キャロル3等軍曹(25)、ジャレット・フクエ3等軍曹(23)に感謝状を贈った。 キャロル3曹とフクエ3曹は5月26日午後6時45分ごろ、同店内の隣席で食事をしていた男性(56)が突然倒れたのを目撃。焼き肉を喉に詰まらせたことから心肺停止状態になっていたため、店員で介護福祉士の資格を持つ雨宮さんと協力して119番通報、異物除去、心肺蘇生などを的確に実施した。男性は救急車到着時には自発呼吸ができる状態にまで回復し
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御殿場「住みよさ」4年連続県内1位 全国は83位 東洋経済調査
全国の市と特別区を対象とした「住みよさランキング」で、御殿場市が812市区中83位に入った。静岡県内では4年連続で1位となった。勝又正美市長は26日の定例記者会見で「ウィズコロナのスタートに当たり、モチベーションがあがる結果」と喜びを語った。 ランキングは東洋経済新報社が発表した。安心度、利便度、快適度、富裕度の四つの視点について50を平均とした偏差値を算出し、平均値を総合評価として順位付けしている。同市は産業関係の指標を基にした利便度(全国30位)、財政力などで測る富裕度(同49位)が高く、どちらも県内1位だった。 市企画課はコロナ禍でも健全な財政基盤を維持し、感染防止対策と経済対策を
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社明運動強調月間 活動方針など確認 御殿場市推進委
「社会を明るくする運動」御殿場市推進委員会と市青少年問題協議会はこのほど、同市の市民会館で会議を開いた。7月1~31日の同運動強調月間に合わせた活動や夏休み中の子どもたちの指導方針を確認した。 運動は犯罪や非行の防止と更生について理解を深め、安全安心な地域社会を築くことを目的とする。同期間中はデジタルツールなども活用した周知、多くの人に参加してもらえるような多彩な協力方法の提示、更生支援のためのネットワーク作り-などを重点に活動する。広報用リーフレットや啓発品を配布する街頭啓発活動も実施する。 夏休み中の子どもたちの指導重点では、万引の低年齢化や問題行動のきっかけになる携帯電話、通信機能付き
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農地利用の“設計図”策定 御殿場市 24年度内 耕す人「見える化」
御殿場市は26日、農業を通じた持続可能なまちづくりを目指し、2024年度末までに農地利用の未来設計図「地域計画」を策定する方針を示した。今後、市民の意見を集めながら10年後の農地利用の姿を明確化し、農地の集積・集約化の推進を目指す。 農業者の高齢化や従事者の減少などによる荒廃農地の増加が深刻な課題となる中、「今耕されている農地を、耕されているうちに、耕せる人へ引き継ぐ」体制づくりを進める。10年後に誰がどの農地をどのような方針で耕作しているのかを“見える化”した「目標地図」を作成することが地域計画の核になるという。 計画の策定に当たり10月以降、市農業委員や農地利用最適化推進委員を中心に各地
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明大マンドリン倶楽部が演奏会 小山で2日
明治大学校友会県支部御殿場地域支部(湯山和行支部長)は7月2日午後5時から、同大マンドリン倶楽部演奏会を小山町総合文化会館で開く。 同支部が主催する演奏会としては8回目で、同町で初めて企画する。現代に残る日本の名曲を次々と演奏する第1部と、映画音楽、ラテン音楽、シャンソンなど世界中の名曲を奏でる第2部で構成。歌手の山本リンダさんをゲストに招いた特別ステージも設ける。 入場料3千円。チケットは同会館や御殿場市民会館や裾野市民文化センター、豊門カフェ(同町)などで販売する。問い合わせは湯山支部長<電090(8958)2651>へ。
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板妻南工業団地に滋賀・物流企業進出 御殿場市と覚書
御殿場市などが造成を進める板妻南工業団地(第4期)の1区画に、総合物流企業の石部運輸倉庫(滋賀県湖南市)が進出することが内定した。市はこのほど、土地売買契約締結までの手続きなどを定めた覚書を同社と結んだ。 同社は県内初進出。7801平方メートルの区画に約1500平方メートルの物流施設、事務所を建設する計画。県内に多数の取引先企業や納品先企業があり、同市への進出によって利便性の向上や価格の安定性を図る。他県にある各拠点からの移動時間が3時間程度と立地条件も良く、さまざまな組み合わせの配車が可能になるという。2025年1月ごろの操業開始を予定する。 市役所で開かれた覚書の調印式で、勝又正美市長は
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保育園留学で移住生活体験 東伊豆で開始 子育て世帯へ自然環境アピール
東伊豆町が2023年度から始めた「保育園留学」制度で、希望家族の受け入れを開始した。こども園に子供を通わせながら家族で移住生活を体験する仕組み。近年、町は移住定住の促進に注力していて、海にも山にもほど近い豊かな自然環境をアピールし特に都市部の子育て世帯の流入促進が狙いにある。 第1号として迎えたのは東京都の家族。子供を東伊豆認定こども園が受け入れている間、IT関係企業に務める会社員の父親(44)はオンラインでワーケーションしている。父親は「便利で快適な状況だけでなく、自然をはじめさまざまな環境が世界に存在することを子供に知ってもらいたかった」と説明。都内から電車1本で訪れることができる点な
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県道の環境整備 官民協働へ協定 御殿場のふとん店など
静岡県沼津土木事務所と御殿場市、同市の美化活動に取り組んでいる「桜道ふとん店」(同市萩原)はこのほど、官民協働で県道の環境整備を図る「しずおかアダプト・ロード・プログラム」に関する同意書を締結した。 同店は県道富士公園線(滝ケ原街道)の陸上競技場入口交差点の周辺で清掃や花壇の草木の維持管理などを実施する。県が用具の支給や傷害保険への加入、活動を周知する看板の設置などを担い、同市は収集ごみの処理などを担当する。 同日に御殿場市役所で締結式が開かれ、同店の林義浩代表取締役は「富士山の沿線を心を込めて清掃させていただく」と述べた。県沼津土木事務所の曽根祐介所長は「今後も市や地域の皆さまと協働の取り
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大麻所持で懲戒免職 自衛官候補生2人 御殿場・板妻駐屯地
陸上自衛隊板妻駐屯地(御殿場市)は23日、大麻を所持していたとして、いずれも同駐屯地第34普通科連隊の男性自衛官候補生(18)2人を懲戒免職処分にしたと発表した。 駐屯地によると、1人は4月13日、もう1人は同24日に大麻を所持していたという。2人のうち1人は、入隊前の身体検査で実施した尿検査で大麻の陽性反応が出た。2人とも入隊したが、訓練などの活動には参加していないという。 2人は「持っていたこと、使用したことは間違いない」と話しているという。水野克輝連隊長は「全隊員に対して薬物乱用防止を徹底する」とコメントを出した。
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4議案を可決、承認 御殿場市・小山町 広域行政組合議会臨時会
御殿場市・小山町広域行政組合議会は23日、本年度第2回臨時会を開き、本年度一般会計補正予算や火災予防条例の一部改正、高規格救急自動車の取得などに関する4議案を可決、承認して閉会した。
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米国の高校生を“おもてなし” 御殿場高生 授業、部活で交流
御殿場市の御殿場高の生徒は21日、米国のアップルバレーハイスクール(AVHS)の生徒らとの国際交流を同校で楽しんだ。 折り紙の指導や邦楽の曲に合わせたダンスの披露など高校生らしい“おもてなし”で、AVHSの2、3年生と6月に卒業したばかりの卒業生ら約25人を歓迎した。部活動や清掃などの活動に一緒に取り組み、身ぶり手ぶりを交えた英語のコミュニケーションで日本の高校生活を伝えた。 AVHSの生徒らは裁縫や調理、フォークリフトの操縦など専門的な授業に興味津々。リリアン・オフスタッドさん(18)は「日本の生徒たちは集中力、時間意識が高く、とても親切。日本の文化や伝統は非常に厚みを感じる」と話した。
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弾丸登山抑止など課題 記念式典で知事や有識者言及【富士山世界遺産10周年】
東京都内で22日に開かれた富士山世界遺産登録10周年の記念式典では、静岡、山梨の両県知事や有識者らが保全管理を巡る今後の課題に言及した。十分な休息を取らずに夜通し山頂を目指す「弾丸登山」の抑止や、入山者数の管理、財源の確保などが必要だとの認識を示した。 今夏は新型コロナウイルスの規制解除の影響で登山者の大幅な増加が見込まれている。報道陣の取材に応じた静岡県の川勝平太知事と山梨県の長崎幸太郎知事は、山小屋が満室状態になることで弾丸登山が増えると懸念した。 川勝知事は、登山口に向かう最終バスの時間を繰り上げるといった対策を説明した。その上で「今後、どのような工夫が必要か。今年の状況に応じて検
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自然満喫家族で短期移住 御殿場市「保育園留学」スタート 定住促進、関係人口増へ
御殿場市は6月、未就学児を子ども園に通わせながら家族で同市での短期間の移住生活を体験してもらう「保育園留学」を始めた。主に大都市圏の家族を対象に富士山麓の豊かな自然の中での子育てや同市の利便性、食や人の魅力を感じてもらい、移住定住の促進や関係人口の増加を図る。 「喧噪(けんそう)から離れ、森を散歩するだけでも子どもたちの目が輝いている」。18日から1週間の予定で滞在中の千葉県の会社員田中良治郎さん(40)とサービス業あゆみさん(35)夫妻は目を細める。 同市の保育園留学は全国で同プログラムを展開するキッチハイク(東京都)に委託し、地元のフジ虎ノ門グループと連携して実施。参加家族はグループ
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水道料割引の延長、審議会に諮問 御殿場市長
御殿場市の勝又正美市長は22日、同市の水道料金5%引き期間の更新時期が2024年2月に迫る中、27年2月まで延長することについて市水道事業審議会に諮問した。 水道料金の割引は2003年4月に始まり、18年3月から割引率が5%になった。勝又市長は「新型コロナウイルスの影響やエネルギー、食料品価格の高騰は市民生活にとって厳しいものになっている」と割引期間延長を決断した経緯を説明。「事業の健全化を図る上で大変重要な諮問。幅広い見識を持ってご検討いただきたい」と述べた。 この日は勝又市長から審議会委員15人に対し委嘱状が交付された。諮問書を受け取った勝野孝道委員長は「水道は第一のライフライン。し
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歌声伸びやか 日頃の成果披露 御殿場の高根歌唱連盟
御殿場市高根地区の3歌唱団体でつくる高根歌唱連盟はこのほど、日頃の練習成果を披露する「ふれあい歌まつり」を同市の高根中郷館で開いた。 同地区で活動する「歌謡楽座」「歌翔クラブ」「歌謡愛好会」の会員と、講師の高田彰さんが指導する同市の「みくりや歌謡愛好会」、小山町の「はなみずき会」から計約40人が参加した。1人ずつ舞台に上がって人気歌謡曲を伸びやかに歌い上げ、来場者から大きな拍手を受けた。 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行したことを受け、会員が集まる喜びや歌う楽しみを感じようと企画した。
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無二の山 魅力伝える 富士山世界遺産登録から10年 「使命」「愛情」住民地道に
信仰と芸術の源として日本人の心に無二の存在としてそびえる富士山。22日の世界遺産登録10年の節目に再び関心が向けられる中、地元には文化的価値と魅力を継承しようと地道に取り組む人たちがいる。 構成資産になった村山浅間神社(富士宮市)の責任総代寺田数夫さん(73)は、信仰の歴史を広める活動に汗を流す。かつて境内にあった冨士山興法寺は平安末期から江戸期に富士修験の一大拠点として栄えたとされ、開閉山や「峯入(みねい)り」の儀式が今も残る。 「数ある構成資産の中でも特に深い歴史を、正しく継承する使命がある」。朽ちつつあった寺の大日堂はこの10年間で修理され、来訪者を受け入れる施設は急速に充実した。
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世界に向け100キロ激走 “ウルトラランナー”三島市・板垣選手 国内最大級の大会出場
4月に富士五湖を舞台としたチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンの100キロ部門で優勝した時之栖(御殿場市)所属の板垣辰矢選手(35)=三島市=が、25日に北海道のサロマ湖周辺で開かれるサロマ湖100キロウルトラマラソンに出場する。2024年に開催される予定の世界選手権出場に向けて足掛かりとなる大会で、練習に熱を込める。 板垣さんは、日本を代表するウルトラマラソン大会である富士五湖大会で今回を含め5回の優勝、サロマ湖大会でも3回の優勝を経験した国内屈指の“ウルトラランナー”。19年から時之栖に所属し、御殿場市の御殿場高原ホテルで主に深夜から朝までのフロント業務をこなした
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外国人登山者に「やさしい日本語」 静岡県が観光事業者ら向け講座
静岡県は19日、富士山開山を前に、観光、交通事業者ら14人を対象に、外国人登山者と会話を円滑にするための「やさしい日本語」講座を沼津市の県東部総合庁舎で開いた。 東京都五輪・パラリンピック準備局で多言語担当を手がけた「サステナブルタウン」萩元直樹代表が講師を務めた。萩元代表によると、表示はピクトグラム、日本語、やさしい日本語、英語のセットが原則。小学校低学年の語彙(ごい)の日本語と自動翻訳を組み合わせると、最も効率的な多言語対応になるという。 参加者は一文を短くする、オノマトペに頼らないなどのこつを意識し、富士山で使う発言の言い換えに挑戦した。萩元代表は「相手の立場になって伝えようとする
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MTBで爽快! 東京五輪前後コース続々開設 乗りこなす達成感人気【しずおかアウトドアファン】
2021年の東京五輪で自転車競技のマウンテンバイク(MTB)、ロード、トラック種目が行われた静岡県では、大会前後にMTBを楽しめるコースが相次いでオープンした。森や草原を駆け抜ける爽快感や、起伏に富んだ難易度の高いコースを乗りこなす達成感が人気を集めている。 初心者から上級者まで利用 「伊豆MTBコース」 静岡県自転車競技連盟の練習会で伊豆MTBコースを走る参加者=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター 東京五輪の競技会場となり、世界トップクラスの選手たちが連日熱戦を繰り広げた日本サイクルスポーツセンター(伊豆市大野)。五輪本番で使ったコースの一部を継承してオープンし
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学校プール開放中止 代替案は慎重に検討 御殿場市長答弁
御殿場市議会6月定例会は20日、一般質問を行い、閉会した。今年から夏休み中の小学校のプール開放が気候などを理由に中止されることに関し、勝又正美市長は市内の屋内型プールを児童が無料利用できるようにする案に対して施設の受け入れ体制などの観点から慎重に検討する考えを示した。辻川公子氏に答えた。 市学校教育課によると、市内では直近3年間、新型コロナウイルスの影響で夏休み中の小学校のプール開放は中止されていた。新型コロナは感染症法上の5類に移行されたが、近年の危険な暑さによる熱中症のリスクの高まりや健康など不測の事態に対する対応の難しさなどを考慮し、引き続きの中止を決めたという。 勝又市長は、屋内
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地元の精錬業企業が板妻南工業団地進出 御殿場市と覚書
御殿場市などが造成を進める板妻南工業団地(第4期)の1区画に、鉛第2次精錬業のサン・アール(同市板妻)が進出することが内定した。市はこのほど、土地売買契約締結までの手続きなどを定めた覚書を同社と結んだ。 同社は7587平方メートルの区画に2130平方メートルの製造工場および倉庫などを建設する方針で、精錬技術の創出や拡大を目指すとしている。本社の移転も行う。2025年8月ごろの操業開始を目指すという。 市役所で開かれた覚書の締結式で、勝又正美市長は「リサイクル事業ということで、SDGs未来都市となった市の施策とも合致する。経済、環境が循環するまちづくりを目指す上でありがたい」と話した。同社の河
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細野氏との連携姿勢明確に 自民御殿場市支部総会
自民党御殿場市支部は18日、総会を同市で開いた。2日に衆院静岡5区支部長に就任した細野豪志衆院議員を招き、連携姿勢を明確にした。 同支部は旧民主党時代から長年にわたって対立してきた細野氏の衆院静岡5区支部長就任について慎重に協議し、県連に対して「容認」との回答はしていなかった。一方で5月下旬に細野氏との意見交換会を設けるなど、地道に支部党員への理解浸透を図ってきた。勝間田邦英支部長はあいさつで「細野さんを5区支部長として呼んだ。御殿場市支部がこれをもって意思を統一し、発展することが市の政策を党としてやっていく上では重要」と述べた。 細野氏は「御殿場を良くするためにどうすべきか、力を合わせ
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親子で食事や遊び楽しむ 御殿場でふれあい広場
御殿場市内で子ども食堂を運営する6団体の有志でつくる「御殿場けやきっこ応援隊」は18日、無料で食事や多彩な遊びを楽しめる「ごてんばふれあい広場」を同市の矢崎エナジーシステム富士工場で開いた。 子ども食堂の利用者には家計や新型コロナウイルスの影響で遠出や体験活動が思うようにできない子どももいることから、全ての親子が楽しいひとときを過ごせる場を提供しようと企画した。来場者はシャボン玉、木のブロック積みなど昔ながらの遊びやビーズ工作、紙製の飛行機作りなどのワークショップ、市内の牧場から連れてきたポニーや羊との触れ合いなどを楽しんだ。昼食はカレーライスが無料で提供された。 母親と一緒に竹馬乗りに
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地域の課題解決策探る 御殿場高生 市と共同、調査へ
御殿場市の御殿場高でこのほど、生徒が主体的に地域課題を学び、解決策を考える高校生地域人材育成事業が始まった。本年度は同校創造ビジネス科メディア観光コースの2年生27人が市の支援を受けながら調査・研究を進め、2月に企画案の発表を目指す。 市の商工振興、環境、スポーツ交流、農林整備の4課がそれぞれの取り組みを生徒に紹介し、解決すべき課題を知ってもらう。生徒はチームを作って各課の担当者の協力を得ながら課題の背景や要因などを深掘りし、高校生ならではの視点と柔軟な発想を生かして解決策を提案する。 同日は商工振興課の担当者が講座を行い、市の玄関口であるJR御殿場駅前の活性化や10月8日の御殿場の日に合わ
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御殿場市長 「J―クレジット」Gコイン活用 脱炭素、経済活性に意欲
御殿場市の勝又正美市長は16日、同市が参入を目指す国の「J-クレジット制度」と市独自のデジタル地域通貨「富士山Gコイン」をつなぎ合わせ、脱炭素と経済活性化の新しい仕組みづくりに取り組む意向を示した。「国内のモデルとなりうる仕組み」と述べた。 J-クレジット制度では、温室効果ガスの排出削減量や吸収量を国が独自のクレジットに変換し、認証する。クレジットは売買が可能で、脱炭素社会への貢献などを目的に購入する企業も多い。同市は住民らの環境活動や森林の適正管理などにより生み出されたJ-クレジットを企業などに売却し、富士山Gコインの資金として活用する考え。 同日の市議会6月定例会一般質問の川上秀範氏
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御殿場に店舗開設 24年6月めど 三島信用金庫
三島信用金庫は16日、2024年度まで2カ年の店舗再編計画を発表した。24年6月をめどに、御殿場市に初の店舗を開設する。同市にはオフィスを設けて営業活動を展開していた。大型商業施設を中心ににぎわい、道路交通網の整備でさらなる観光交流客数の増加も予想され、店舗を整備して預金や貸出金業務の取り扱いを始める。 一方、キャッシュレス決済やインターネットバンキングの普及を受け、6店舗を近隣支店と同じ建物で営業する店舗内店舗に再編。熱海市の網代出張所は24年7月ごろに廃止する。
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陸自小銃発射事件 御殿場市長、防衛省に再発防止求める
御殿場市の勝又正美市長は15日、岐阜県の陸上自衛隊日野基本射撃場で発生した小銃発砲の死傷事件を受け、防衛省に再発防止の徹底を求めた。勝又市長は東富士演習場がまたがる同市、裾野市、小山町を代表し、「地元住民の命と安全、安心を守る市長として(多くの自衛官候補生が訓練している)東富士演習場で同様の事案が発生しないよう強く要請する」と述べた。御殿場市で開かれた同演習場使用協定運用委員会で要望した。 会議では、防衛省南関東防衛局が在沖縄米海兵隊の沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練(104移転訓練)を7月に東富士演習場で行うと明らかにした。 同局によると、104移転訓練は第12海兵連
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スポーツ推進に注力 御殿場市議会 一般質問答弁 コロナ対策は継続
御殿場市議会6月定例会は15日、一般質問を行った。市は感染症法上の位置づけが5類に移行した新型コロナウイルスに対する危機管理体制を維持しつつ、「スポーツタウン御殿場」の推進などまちの活性化に力を入れる方針を示した。 勝又正美市長は、新型コロナ5類移行により社会、経済が動き出し、各種イベントや地域行事が復活しつつある現状を説明。一方で「庁内のコロナ対策本部会や医療機関と連携を図る医療対策本部会議を残し、関係職員を対策の特命担当に任命している」と危機管理を徹底している点を強調。「正しく恐れるという姿勢が重要になる」と指摘した。中島宏明氏への答弁。 スポーツによる地域活性化について市当局は、市内の
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国保税軽減措置 運営協に諮問 御殿場市の勝又市長
御殿場市の勝又正美市長は14日、新型コロナウイルス感染症や急激な物価上昇の影響で市民経済が疲弊している状況を受け、市国民健康保険運営協議会に対して国民健康保険税の軽減措置について諮問した。 市民生活向上や低所得者の負担軽減を図るため、2024、25の2カ年度に被保険者均等割額の2分の1を軽減する措置について審議を求める内容。23年度当初で約16億円が積み上がっている国民健康保険事業基金を財源とする。市によると、3月末現在で市内の国保加入者は1万4134人で、2カ年度で計約6億円の還元が想定される。低所得者に当たらない40~64歳の加入者の場合、1人につき年約2万4千円が軽減される。 勝又市長
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御殿場西高生が模擬裁判体験 有罪か無罪か「判断難しい」
御殿場市の御殿場西高でこのほど、静岡地検の検察官を講師に招いた特別授業「裁判員制度を含む法教育講座」を同校で実施した。フロンティア探究コースの1年生77人が模擬裁判を体験し、裁判の流れや規則などに理解を深めた。 成人年齢が18歳に引き下げられ、高校3年生で裁判員に選ばれる可能性があることを考慮して開いた。模擬裁判は、コンビニ店に侵入した男がナイフで店員を脅して10万7千円を奪い、逃走の際に店員の頭を殴って路面に転倒させ、けがを負わせた強盗致傷事件を想定。生徒は裁判官、検察官、弁護人、被告人、裁判員などの配役で刑事裁判の流れを体験し、被告人の有罪、無罪を判断した。 検察官から裁判の仕組みや
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富士山麓に夏鳥のさえずり♪ ノビタキ、コヨシキリ… 御殿場市の草原【動画あり】
富士山麓に夏鳥の季節が到来した。シックな黒の夏羽をまとい、「ヒーリー、フューチー」と優しく鳴くノビタキの雄。草の上に止まり小さな体で「ピッピッ、ジッピリ」とリズミカルに鳴くコヨシキリ。赤いほおの羽毛が愛らしい「チョッピッ、チュルリ」と鳴くホオアカ。くちばしを大きくひろげ「ピチクリ、ピチクリ」とせわしなく地上で鳴くヒバリ…。6月初旬、静岡県御殿場市の草原では、繁殖期を迎えた小さな野鳥たちがさえずりを響かせた。 枝に止まってさえずるノビタキの雄。白黒のツートンカラーの夏羽が特徴=6月初旬、御殿場市 夏鳥として国内に飛来するヒタキ科のノビタキとヨシキリ科のコヨシキリは全長約1
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住民有志、高齢者の買い物支援 御殿場・印野地区 月2回、スーパーや薬局に送迎
御殿場市印野地区の住民有志でつくる「印野地区買い物支援グループ」は13日、高齢住民に対する買い物支援を始めた。免許返納や家族の仕事による日中の独居などの理由から移動手段が乏しい高齢者に送迎付きの買い物の機会を提供。住民同士の助け合いで買い物弱者対策に取り組む。 市社会福祉協議会が市から受託する高齢者生活支援体制整備事業の一環。同グループによると、同地区ではバスの運行本数も多くなく、住民アンケートで高齢者の「買い物の足」を要望する声が目立った。市社協が地区の特別養護老人ホーム「ふじあざみ」と協定を結んで送迎用に福祉車両を借り、同グループが月2回、登録した高齢者をスーパーと薬局に送迎する。
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日頃の思い 堂々発表 御殿場で小中生主張大会
御殿場市の小中学生が社会や家庭、学校などについて日頃感じていることを発表する「第45回市わたしの主張発表大会」(市教委主催)がこのほど、市民会館で開かれた。市内の10小学校と6中学校の代表児童生徒が堂々と意見を主張した。 努力の大切さやフードロスの問題、障害者との共生など多彩なテーマで、自身の体験や周囲の人との会話で気付いたことなどをまとめた。西中3年の小林美結さんの演題は「自分事として考える」。山奥に住む高齢者を取材したテレビ番組をみて、面識がない人のことを心配する自分自身に気付き、将来は過疎地で食材や生活必需品を移動販売したいと夢を抱くようになったことなどを発表。目に見えている課題を自
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木育推進 連携へ宣言書 御殿場市 東京の美術館と調印
木に対する親しみを醸成し、木材活用の意義を浸透する「木育」の象徴施設として「富士山 木のおもちゃ美術館(仮称)」の建設を目指す御殿場市は12日、東京おもちゃ美術館(東京都)が提案する木育の行動プラン「ウッドスタート」に賛同し、連携して取り組みを進める宣言書の調印式を市役所で開いた。 ウッドスタートでは、木材の誕生祝い品贈呈、姉妹おもちゃ美術館の整備など多彩な木育事業を通じ、持続可能な社会の実現を目指す。市は昨年に「ごてんば木育推進宣言」を発表し、豊富な森林資源の保護や利活用、魅力発信などを推進。木のおもちゃ美術館の基本構想の作成では、東京おもちゃ美術館を運営するNPO法人「芸術と遊び創造協会
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秩父宮記念公園に椿サミットの銘板 御殿場市
御殿場市は12日、同市で2019年に開かれた全国椿サミット御殿場大会のレガシー(遺産)を受け継ごうと、会場になった秩父宮記念公園内「つばき園」に大会の銘板を設置した。 銘板は、当時の御殿場高生が大会の記念品用に考案したデザインを採用した。富士山とツバキの花が共演した御殿場らしい作品で、大会キャッチフレーズ「一重八重(ひとえやえ) 御厨(みくりや)の椿 富士に映ゆ」も盛り込まれた。 市椿の会は同日、除幕式を同公園で開いた。勝又正美市長は大会の象徴となった樹齢400年超の「太郎冠者(かじゃ)」の挿し木苗を銘板付近に植樹。「市内のツバキの歴史は古く、代表的な花でもある。PRに力を入れる」と述べた。
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絵の具遊び 表現力育む 御殿場
筆を使わずに絵の具遊びを楽しみ、子どもたちの個性や表現力を育むアート講師新宅百絵さん(東京都)主催のイベント「絵の具であそぼう」が10日、御殿場市の市民交流センターふじざくらで開かれた。 県内外の3歳児から小学生の親子約150人が参加した。黄、紫、白など7色のアクリル絵の具が用意され、子どもたちは縦80センチ、横100センチの上質紙に思い思いに塗った。手形や足形をいくつも押したり、手で紙いっぱいに絵の具をのばしたりと子どもの個性が光る作品が次々と完成。服に絵の具を付けて紙の上を転がって塗る子どもなどもいて、親子で自由に表現することの楽しさを感じた。
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文化活動成果、展示や体験で披露 御殿場・玉穂地区
御殿場市玉穂地区の文化団体や学校の文化部、個人などが活動の成果を披露する玉穂ふれあい文化展が10日、同市の玉穂報徳会館で始まった。11日まで。 展示、体験、発表の3部門で来場者を楽しませている。玉穂郷友会は地区に関わる戦争資料を並べ、NPO法人「富士山の森を守るホシガラスの会」は富士山の希少植物を写真で紹介。幼稚園、保育園児の似顔絵作品も飾られた。10日は手芸体験が催されたほか、御殿場西高の吹奏楽部とダンス部によるステージも会場を盛り上げた。 11日は午前10時からお茶席体験が開かれる。マンドリン演奏やピアノの弾き語りなども繰り広げられる。
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ウイスキー製造用大型蒸留器で「水のまち」PR 御殿場駅前に設置
御殿場市とキリンディスティラリー(押田明成社長)は10日、今年で50周年を迎えた同社の富士御殿場蒸溜所が操業開始以来ウイスキー製造に使用してきた大型のポットスチル(蒸留器)を、JR御殿場駅箱根乙女口ロータリーに設置した。富士山の伏流水を生かした市の魅力ある産業を市民や観光客に伝える新たなシンボルとして活用する。 同市は2021年12月に御殿場の魅力を市民や市外在住者に問う投票を実施。「御殿場の水」が上位に入ったことを受け、「水が育む御殿場の魅力PR事業」を展開している。同社から蒸留器の更新にあたり、思い出が詰まった産業遺産の寄贈の提案を受け、駅前への移設が実現したという。 蒸留器は銅製で
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須走 一般診療なくなる恐れ 小山町長答弁 早急に対策検討
小山町議会6月定例会は9日、一般質問を行った。込山正秀町長は、同町須走地区において病院の移転や機能縮小により、2025年度から地区内に一般診療を受けられる医療施設がなくなる可能性があることを明らかにした。「地区の安心安全のため、新たな診療所などを開設する必要がある」と早急に対策を検討する考えを示した。渡辺悦郎氏(会派令明)への答弁。 同町はこれまで、小学校区単位に病院または診療所を設置する方針に基づいて医療環境を整備してきた。町によると、須走地区で一般診療を提供する東富士病院は来年秋ごろまでに御殿場市に移転することを公表しており、自衛隊富士病院は機能縮小のために25年度から一般診療を中止
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熱海の絶景とともに 静岡県内産ビール、缶詰味わおう ホテルでビアガーデン
熱海市水口町のリゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ熱海」は8月末まで、宿泊客が静岡県内産のクラフトビールと缶詰を味わえる「カンカンビアガーデン」を最上階の「ソラノビーチ ブックス&カフェ」で開催している。 クラフトビールの醸造所が20カ所以上あり、ツナ缶の生産量日本一を誇る静岡県の特徴に着目したイベント。缶詰をイメージしたテーブルといすが配置されたガーデンで、県内各地から入荷した100種類の缶詰と沼津市や御殿場市などで製造されたクラフトビールが味わえる。缶詰のうち4種類は山梨缶詰(静岡市清水区)の協力で製造したオリジナルのツナ缶で、ミカン、サクラエビなど県内の特産品を使用している。
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チャットGPT 授業にどう生かす? 先生も勉強 御殿場西高で研修
御殿場市の御殿場西高はこのほど、対話型の人工知能(AI)「チャットGPT」を活用した授業力向上研修を同校で開いた。国語と英語、数学の3科目で公開授業を行い、同校の教員がAIの授業への取り入れ方、機能、教員側の工夫などについて意見交換した。 同校では全国でも先駆的に、学校としてチャットGPTの教育分野への活用について研修を重ねている。数学の「不等式の証明」の公開授業では、担当教員が「教科書に載っている証明とは別の、図形を用いた証明を考えること」と課題を提示。生徒たちは「図形の性質を用いて証明して」「高校生でも分かる説明」などとチャットGPTに指示を出し、返答を参考にしながら証明をまとめた。
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御殿場口に緑を再生 ライオンズクラブ 苗木植え2800株
御殿場市の御殿場ライオンズクラブ(勝又明彦会長)は7日、富士山御殿場口の緑の回復を目指すプロジェクト「百年の計 富士山に緑を返そう運動」を御殿場口新5合目で行った。 100年先を見据えて砂利の露呈が進む斜面の緑化を促進していこうという取り組みで、今年で33年目。付近は宝永大噴火(1707年)で森林が消え、その後も雪崩などによって再生が阻まれてきたことから、開始当初は緑がほとんどない状態だったという。長年の活動によって徐々に木々が育ってきたものの、現在はシカの食害被害などに悩まされているという。 メンバーと御殿場西中の2年生ら計約160人が参加し、御殿場口新5合目駐車場から500メートルほど登
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記者コラム「清流」 高校生委員の発想期待
御殿場市明るい選挙推進協議会に“フレッシュ”な会員が誕生した。市内3高校の生徒5人だ。県内各市町の同協議会で、高校生が委員になる例は珍しい。同市は選挙の低投票率という難題を抱える。4月の県議選で市内投票率は37.81%と過去最低を記録。若者の選挙離れが顕著で、10、20代の投票率は20%をわずかに上回る程度だった。 高校生委員は選挙前の投票の呼びかけ、期日前投票の立ち会いなどで協力し、若者の選挙への関心を高める。10代の有権者にとって同年代の仲間が選挙に主体的に携わっている事実自体が強い刺激になるだろう。ネットやSNSをうまく活用した啓発のアイデアなども期待できる。
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在宅療養支援に特化 御殿場に診療所開所
御殿場市神山の神山復生病院を運営する一般財団法人神山復生会はこのほど、医師と看護師が自宅を訪問して必要な医療を提供する専門の診療所「在宅療養支援マリア診療所」を同病院横に開所した。要介護でも住み慣れた自宅で過ごすことができる地域包括ケアシステムの推進につなげる。 同市と小山町を訪問地域とし、医師2人と看護師2人が訪問診療などに当たる。病気の診察・状態の観察、医療的な処置、日常生活や終末期への支援などを行い、「退院後に自宅に戻って生活することに不安や心配がある」「がんになっても最後まで自宅で過ごしたい」といった声に対応する。現在は約15人が事業を利用しているという。 同法人は2017年に「
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ごみ減量、環境問題知ろう 御殿場 10団体がパネル展
ごみの減量や環境問題などに理解を深める「eco(エコ)まつり」(実行委主催)が9日まで、御殿場市の市民交流センターふじざくらで開かれている。 市内でエコ活動に取り組む団体や市環境課など10団体が、環境問題を学ぶことができるパネルを展示している。ガールスカウト第33団は不適切に捨てられたプラスチックが環境に与える影響について説明し、海洋プラスチックごみ防止に向けた「6R県民運動」の実践を呼びかけ。同34団は地域の可燃ごみを焼却する「富士山エコパーク焼却センター」の工場棟の見学で得た学びを紹介している。
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14議案を可決、承認 御殿場市議会
御殿場市議会6月定例会は6日開会し、会期を20日までの15日間と決めた後、5億500万円を追加する2023年度一般会計補正予算など上程された14議案を可決、承認した。 市道路占用料徴収条例および市河川管理条例の改正では、500円未満の占用料を免除することとした。市によると、現在は500円未満の占用料が占用料全体収入の1・1%だが、件数が多いために事務経費を考慮すると赤字になっている例が多い。赤字解消と事務量の軽減のための措置。
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起業の専門職大学と御殿場西高連携協定 生徒の学び促進
御殿場西高(御殿場市)はこのほど、ビジネスや商品、サービスなどを生み出す人材育成に取り組む情報経営イノベーション専門職大学(略称iU)=東京都=と高大連携協定を締結した。起業に関する深い知識や経験を持つiUの教職員や学生との交流を通じ、生徒たちの学びを促進する。 探究学習などの場面で、起業家育成のプロである同大教職員の授業や起業への高い意欲を持つ学生と接する機会を設けることで生徒たちの「0から1を生み出す思考力や意識」を育てる。起業に関心を持った生徒がiUを訪問してアドバイスを受けたり、施設を利用させてもらったりすることも想定しているという。 御殿場西高の勝間田貴宏校長は「起業家的な精神や資
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土砂災害備え 各地で訓練 御殿場 情報の伝達や避難行動確認
御殿場市は4日、土砂災害や水害に対する避難体制の強化と防災意識の向上を図り、土砂災害警戒区域や黄瀬川洪水浸水想定区域がある富士岡地区の萩蕪、沼田、二子、中山上、中山下の5区で住民参加の実践的な避難訓練を実施した。 豪雨により市に対して土砂災害警戒情報が発表された想定。市は水防本部体制に移行して市役所富士岡支所に富士岡支部を、対象5区は公民館やコミュニティーセンターに区本部を開設した。避難情報の警戒レベル3(高齢者等避難)からレベル5(緊急安全確保)までを発令し、自主防災会や住民までの情報伝達、避難までの行動を確認した。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各区の訓練計画に基づいた実動訓練は初
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「大わらじ」御殿場駅に 祭り保存会が設置
富士登山の最盛期に合わせて登山者の安全を祈願する8月の「御殿場わらじ祭り」に向けて、祭り保存会のメンバーらが製作した大わらじが3日、JR御殿場駅構内にお目見えした。市民や観光客らが御殿場の夏のシンボルを前に、記念撮影を楽しんでいる。9月上旬まで展示される予定。 大わらじは高さ約3メートル、幅約1.2メートルの1足。保存会メンバーやボランティアらが、木枠にわらの縄を巻き付けて形づくった後、わらをより合わせて鼻緒などを作った。迫力ある大わらじの横には由来を紹介した木製の看板も設置。杉山和広会長(64)は「外国人観光客なども興味を持って写真を撮っていく。多くの方に見てもらい、祭りにも来ていただけ
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原因探しやめて、回復へ【思春期の心 支える力 進学、進級を経て①】
ゴールデンウイークが終わってから6月にかけて、不登校の相談が増えていきます。学校に行けなくなると、子どもも親も「どうして行けなくなったのか」と考えます。友達とトラブルになったとか勉強が難しくなったとか、さまざまな「原因らしきもの」を考えますが、そのほとんどが「きっかけ」であって「原因」ではないため、回復への糸口が見つかりません。そのうちに「学校に行けない自分は駄目人間ではないのか」と考えたりして苦しくなってしまいます。 カウンセリングで私は「不登校は大半が原因不明です。だから原因探しをやめて、どうすれば回復できるかを考えましょう」と、回復への道筋を一緒に考えていきます。子どもたちには「この
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看護師目指し決意新た 御殿場看護学校 2年生24人戴帽式
御殿場市の御殿場看護学校はこのほど、基礎的な学習を終え、病院や施設での現場実習に臨む2年生の戴帽式を市民会館で開いた。24人が看護師を目指す決意を新たにした。 暗がりの厳かな雰囲気の中、真新しいナースキャップを受けた学生たちは神妙な表情でキャンドルに火をともした。家族や地元医療関係者らを前に、「一人一人の心の声に寄り添い、傾聴できる看護師を目指す」「受け継いだ看護のともしびを胸に、笑顔と感謝を忘れず、真摯(しんし)な態度で日々精進する」と誓いの言葉を唱和した。 2年生は今後、病院などで実習を積みながら学びを深め、3年次に国家試験に挑む。
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御殿場市商工会 専門分野支援へ 通常総代会
御殿場市商工会はこのほど、本年度の通常総代会を同市で開いた。経済が新型コロナウイルス禍からの回復途上にある中、地域商工業者の専門的分野の積極的支援、相談指導の強化と専門家派遣などを重点とした本年度事業計画を決めた。 杉山芳三会長はあいさつで、新型コロナや長期化するロシアのウクライナ侵攻の影響による物価高騰など多くの問題が相次いで発生する厳しい状況の中、市と連携した経済対策事業が3年間で48億5千万円もの経済波及効果を生んだと説明。昨年度は新たに73事業所が会員となるなど、取り組みの努力が確実に実を結んでいることを報告した。 本年度は、会員第一の視点に立っての指導とコロナ特別貸付返済開始に伴う
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御殿場市議会 6日から定例会
御殿場市議会は2日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を6日から20日までの15日間と決めた。2023年度一般会計補正予算案など14議案を審議する。一般質問は6、15、16日の3日間に計11人が登壇する。
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75年遅れの卒業証書 ハンセン病元患者の石山さん(御前崎出身) 小学6年で強制退学 友人ら協力し授与式実現
小学6年生でハンセン病と診断され、小学校を強制的に退学させられた御前崎市出身の石山春平さん(87)=川崎市=に1日、75年遅れで小学校の卒業証書が贈られた。病気は後に回復したものの、困難の多い人生を歩んだ石山さん。授与式で多くの友人や親族、当時の同級生らが見守る中、「心の宝にしたい」と喜んだ。 卒業証書授与のきっかけとなったのは昨年10月、静岡市葵区で開かれた石山さんの講演だった。卒業証書を受けていないことを知った石山さんの友人の伊東郁乃さん(64)=三島市=が御前崎市長と教育長宛てに手紙を出し、県の協力もあって実現にこぎ着けた。 「あなたは小学校の全課程を修了したのでこれを証明します」
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静岡県産食材で味わう中華料理 14日新装開業「沼津倶楽部」公開
沼津市の国登録有形文化財「沼津倶楽部」を活用したレストラン・宿泊施設が14日、リニューアルオープンする。1日に内部が報道陣に公開された。富士山を望む景勝地・千本松原の一角。沼津港に近い立地から外国人観光客の利用を想定するとともに、レストランは四川料理をベースにした中華料理コースを提供し、地域住民の利用も狙う。 沼津倶楽部は旧ミツワ石鹸(せっけん)の社長三輪善兵衛の別荘として1913(大正2)年に建築された。ホテルや飲食店を手掛ける「GREENING(グリーニング)」(東京)が運営を引き継ぎ、昨年から改装を進めてきた。 茶室などを客席にしたレストラン「茶亭」は最大56人収容可能。神奈川県
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食品衛生功労者 優良施設を表彰 御殿場食品衛生協
御殿場食品衛生協会はこのほど、本年度総会と食品衛生大会を御殿場市内で開いた。本年度の事業計画や予算を決めた。 多年にわたり食品衛生の向上に尽力した食品衛生功労者と優れた衛生管理を続ける食品衛生優良施設を表彰した。出席者全員で安全な食品を製造し、提供する意識を高めた。 受賞者、施設は次の通り。 【県御殿場保健所長表彰】食品衛生功労者 杉山一雄、外川敦、外川賀則▽食品衛生優良施設 喫茶カントリー、御殿場市役所食堂(サンワフーズ)、御殿場ハムインター店 【御殿場食品衛生協会長表彰】食品衛生功労者 岩田千秋、遠藤康太、沢村八重子、杉崎順一、鈴木定、外川博子、浜田真紀、林光敏、横山忠雄▽食品衛
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静岡県大会前に救助訓練披露 御殿場・小山消防 15隊員
御殿場市・小山町広域行政組合消防本部はこのほど、6日に静岡市で実施予定の県消防救助技術大会に向けた訓練成果を勝又正美市長に示す「消防救助隊管理者点検」を同市の御殿場消防署訓練施設で実施した。 御殿場消防署と小山消防署の救助隊員計15人が、ほふく救出、ロープブリッジ救出、障害突破の3種目で迅速かつ的確な連携を披露した。御殿場幼稚園の年長児も見学し、障害に立ち向かう隊員に声援を送った。 組合管理者の勝又市長は「住民の命と財産を守ろうと努力する若い隊員の一生懸命な姿に感動や勇気をもらっている。今後も訓練に精進して」と激励した。
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地域の関心高め 犯罪抑止へ 御殿場署防犯協が理事会
御殿場署防犯協会の理事会がこのほど、御殿場市役所玉穂支所で開かれた。地域安全活動の積極的な支援や自主防犯意識の啓発、青少年の健全育成と非行防止などを重点とした本年度事業計画を決めた。 会長の勝又正美市長は「隣近所の住民に関心を持ち、人と人とのつながりを大切にする心の持ち方で犯罪を防止できると思う」と述べ、副会長の込山正秀小山町長は「特殊詐欺被害が減らない。高齢者への出前講座などに引き続き協力してほしい」と呼びかけた。 理事会終了後には両市町の区長会役員でつくる自主防犯団体「あんぜん・あんしん まかせん会」の委嘱式も開かれた。同署の中西浩署長は「住民と警察の架け橋役。犯罪を認知した場合の迅
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タマネギ出荷基準確認 御殿場で目ぞろい会
JAふじ伊豆御殿場地区はこのほど、出荷規格の統一と品質向上などを目的に「タマネギ出荷目ぞろい会」を御殿場市で開いた。地元の生産者が参加し、出荷の方法や基準を確認した。 御殿場地区営農経済センターでは2015年から、水田を活用した水稲の複合作物としてタマネギの栽培支援を行っている。高冷地で他産地と出荷時期が異なる点も生かし、農家の所得向上に取り組んでいる。現在は16人がタマネギを生産していて、参加者は実際に収穫されたタマネギを見ながら形や大きさなど出荷の基準を丁寧に確認した。 同JAによると、本年度は約12トンの出荷量を見込んでいて、例年以上に大きなタマネギが多い傾向にあるという。市場に出
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青少年育成など日生財団が支援 静岡、12団体に助成
日本生命財団(大阪市)はこのほど、児童・少年の健全育成と高齢者が主体の地域貢献活動を顕彰する事業の助成金贈呈式を静岡市葵区の市民文化会館で開いた。 本年度の助成が決まった県内12団体のうち11団体が出席。各団体の代表者に贈呈書が手渡された。同財団の堀本貴則助成事業部長は「地道で息の長い活動に取り組む思いに応えることがわれわれの使命だと考えている」と事業に込める思いを語った。 助成を受けた団体は次の通り。 児童・少年の健全育成 こどもみらい掛川(掛川市)NPO法人フリースクール空(浜松市)子育てひろば“たっくん”(同)五島チューリップぐみ(同)きつねや食堂(静岡市
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「沼津倶楽部」14日に改装開業 レストランなど一新、宿泊棟は一般開放
レストランなどとして活用されていた沼津市千本郷林の国登録有形文化財「沼津倶楽部」の運営が東京の企業に引き継がれ、6月14日にリニューアルオープンする。建物内に静岡県内出身のシェフが監修した中華レストランが開業する。隣接の宿泊棟も改装し、京都・西陣織の老舗が手がけた客室が設けられ、これまでの会員制から一般に開放する。地元客や外国人観光客など幅広い層の利用を目指す。 継承したのは、ホテルや飲食店を運営する「GREENING(グリーニング)」。これまでレストランを併設した会員制宿泊施設「千本松・沼津倶楽部」として運営してきたプロジェクトN(同市)から昨年8月に引き継ぎ、休業して改装を進めてきた。
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副議長に鈴木氏 御殿場・小山組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会は30日、臨時会を開き、副議長と監査委員の改選を行った。副議長に鈴木豊氏(71)=無所属=、監査委員に牧野恵一氏(74)=無所属=をそれぞれ選出した。 組合議会を構成する小山町の議員の改選に伴い、欠員となっていたための措置。任期は鈴木氏が2年間で、牧野氏が2024年3月まで。新たに組合の副管理者に就任した込山正秀小山町長もあいさつした。
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細野豪志氏5区支部長就任へ了承 自民静岡県連、近く党本部上申
自民党県連は29日の総務会で、衆院静岡5区支部長に細野豪志衆院議員(静岡5区)を選任する案を了承した。近く党本部に上申し、正式決定する見通し。細野氏は次期衆院選に党公認候補として臨む。早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、県内全8小選挙区で候補者の顔ぶれが固まった。 静岡5区の支部長ポストは吉川赳衆院議員(比例東海)の離党に伴い1年近く空席状態が続いていた。支部長を代行してきた城内実県連会長(衆院静岡7区)は総務会後の記者会見で、「地元の市町支部と一体となり、次の衆院選に向けて団結して取り組んでほしい」と挙党態勢の構築に期待した。細野氏は「非自民で戦った期間が長く、普通であれば『開かな
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御殿場でJA協同サービス 先進農業の実証開始 ドローンなど活用
JAふじ伊豆の子会社のJA協同サービス(山口正宏社長)はこのほど、稲の種子を直接水田にまく直播(ちょくはん)向けの種子「リゾケアXL」やドローンを活用した先進農業の実証実験を御殿場市中山の水田で始めた。同種子による稲作は県東部で初といい、省力化や効率化が図られた新しい農業の方法を探る。 リゾケアXLは酸素供給や害虫防除、苗腐病対策などの薬剤がコーティングされた直播用種子で、安定した苗立ちの確保が期待される。全国で導入が広がっているが、県内では使用事例が少なくデータも集まっていないという。ドローンで水田に直接まくことで育苗の設備や経費、田植えの機器の運搬や労力、時間などの大幅な削減が見込め
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御殿場市デジタル推進へ 独自通貨の普及や 行政窓口DX重点
御殿場市は29日の定例記者会見で、デジタル活用の推進に向けた取り組み方針と重点を発表した。本年度の優先事項は、デジタル地域通貨「富士山Gコイン」の普及促進と行政サービスのデジタル化による「書かない・待たない・行かない窓口」の実現を設定した。 市は4月に庁内組織「市デジタル社会推進委員会」を設置。窓口のデジタルトランスフォーメーション(DX)やキャッシュレス化、行政手続きのオンライン化を進めて市民の利便性向上を目指す。認知度が向上して加入者が増加している富士山Gコインは、開始1周年を記念したプレミアム付商品券事業の展開や各種スポーツにおける全国大会以上の進出者に対する出場祝いなど多方面にわたる
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低所得子育て世帯 「Gコイン」給付 御殿場市
御殿場市は29日までに、物価高騰対策の一環で低所得の子育て世帯に対し、児童1人当たり5万円を支給する国の特別給付金に加えて独自のデジタル通貨「富士山Gコイン」1万円分を給付する方針を示した。 対象は国の給付金対象者と同様で、児童扶養手当受給者ら低所得のひとり親世帯や住民税が非課税の子育て世帯など。同市によると、支給対象数は1400人を見込む。 23年3月分の児童扶養手当の受給者は、6月以降に市から申請書を送付する。公的年金などの受給で児童扶養手当を受給していない世帯や家計急変世帯などは国の給付金申請時に申請を促す。
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御殿場・印野小に環境大臣賞 半世紀にわたる学校独自の野鳥愛護活動、他者思いやる心育む
環境省の2023年度野生生物保護功労者表彰がこのほど発表され、御殿場市の印野小が環境大臣賞を受賞した。半世紀にわたり学校として続けている独自の野鳥愛護活動が、子どもたちの生物や自然を守る心を育んでいるとして高い評価を受けた。 同校は1969年8月、御胎内清宏園(同市印野)に設定された約11ヘクタールの「野鳥愛護林」で活動する野鳥愛護林校の指定を受けた。現在は5年生の総合的な学習の時間で野鳥をテーマに扱っている。学校や同園に巣箱やエサ台を設け、育てたヒマワリの種をあげたり野鳥観察の結果をまとめて発表したりするなどの愛鳥活動を推進。同校の原田利志美校長は「自然を大切にする心だけでなく、他者への
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魅力発信強化や記念事業を展開 御殿場市観光協会
御殿場市観光協会はこのほど、本年度定時総会を同市内で開き、事業計画を決定した。3月に観光庁から、官民一体で地域資源を磨き上げて観光戦略を練る組織「地域DMO」の認定を受けたことから、専門チームを中心に地域の魅力発信などに取り組んでいく。 従来の観光協会の事業に加え、DMOとしてインバウンド(訪日客)の誘致、魅力広報の強化、受け入れ体勢の充実、市民の誇りを醸成する地域活動を4本柱に観光事業を推進する。 協会として本年度は、富士山御殿場口登山道140周年と富士山世界遺産登録10周年の記念事業を展開する。10月8日の「ごてんばの日」に合わせたイベント「御殿場酒と食のまちづくり」などにも尽力する。
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離島上陸を迎撃 御殿場で富士総合火力演習 陸上自衛隊
陸上自衛隊は27日、国内最大級の実弾射撃演習「富士総合火力演習」(総火演)を御殿場市の東富士演習場畑岡地区で実施した。離島上陸を試みる敵を迎え撃つ想定で、海上自衛隊や航空自衛隊と連携した対艦戦闘、地上部隊による敵の着上陸阻止、水陸両用・空挺(くうてい)作戦による撃破条件の作成、増援部隊による敵撃破など諸職種協同の戦闘要領を披露した。 中域用無人偵察機「スキャンイーグル」や電波情報を取得する車載型ネットワークシステム(NEWS)などの技術も活用して情報を迅速かつ的確に収集。戦車や装甲車、火砲、ヘリコプターなどが次々と登場し、敵部隊に見立てた目標に銃弾やミサイルを撃ち込んだ。研究開発中の小型攻
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サイクリングルート構築へ 東部6市町議が議連結成
静岡県東部の6市町議員の有志が26日、県東部自転車活用推進議員連盟を結成した。富士山・伊豆半島エリアの世界に誇るサイクリングルートの構築を目指す。 各市町の「自転車活用推進計画」の実現に向け、自治体同士の連携した道路整備を後押しする。自転車活用推進の広域連携や自転車の利用者増に向けた施策提案も行う。 設立メンバーは御殿場、裾野、三島、伊豆の国、伊豆、小山の6市町の9人。会長に就任した永井誠一御殿場市議は「サイクリストにとって市町の境はない。東部地域全体で推進していきたい」と話した。
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5区支部長に細野氏、協議 29日に自民県連総務会
自民党静岡県連は26日、静岡県庁で役員会を開き、空席状態が続く衆院静岡5区支部長に細野豪志衆院議員(静岡5区)を選任する案を29日の県連大会後の総務会に諮る方針を確認した。議論がまとまれば速やかに党本部に上申するとしている。 細野氏の5区支部長就任を巡っては地元6市町支部のうち、富士市富士、三島、裾野、小山、函南の5市町支部が容認する方針を示している。残る御殿場市支部は協議を継続しているものの、関係者によると、県連に対し文書で「29日の総務会で取りまとめることを理解している。他の支部と連携していく」との意向を示したという。 県連内には衆院解散が取り沙汰されていることを踏まえ、「早期に決着
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思い出の「たこ焼パパさん」 生徒集い恋愛相談も【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり⑤学校編】
30代から50代の韮山高出身者にとって、忘れられない「居場所」がある。かつて通学路沿いのスーパー横で営業していた、赤い屋根が目印のたこ焼き店「たこ焼パパさん」だ。 「パパさん」こと清野正孝さんが、妻の寿美子さんと開業したのは1988年。最初は下宿生が常連になり、その後部活帰りに集まれるスポットとして生徒に定着した。生徒との関係性について「多感でいろんなこと考える時期でしょ。友達にも親にも先生にも言えないことを相談できる、身近な大人だったのかな」と寿美子さんは振り返る。 独特なのは、部活ごとの「つけ帳」文化。先輩が後輩のために代金を預け、メッセージを添えて記帳した。ソフトクリームをコッペパ
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日常の共通性作品の枠に 静岡県とタイの共同演劇、御殿場で7月
静岡県とタイの劇作家による共同演劇プロジェクト「パラレル・ノーマリティーズ」の作品が7月、タイ・バンコクの北約500キロに位置するダーンサーイ市のアート祭で上演される。2000年から続く同プロジェクトの作品が近くお披露目されるのを前に、日タイの制作関係者が御殿場市でトークイベントを開いた。 作品は劇作家石神夏希さん(静岡市葵区)が17年に京都府舞鶴市で制作した「青に会う」を基盤とする。「青」という名の女性が、同市のあちこちを実際に訪ねて人々と交流する14日連続の演劇で、写真家鈴木竜一朗さん(御殿場市)が本人役で出演した。7月の上演は、舞台をダーンサーイ市に移し、タイの劇作家ナッタモン・プレ
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27日から御殿場で「ばら祭り」 高校生の企画や物販も
御殿場市バラのまちづくり推進委員会は27、28の両日、同市の富士山樹空の森で「御殿場ばら祭り」を開催する。1500株以上のバラが富士山と共演する美しい景観を楽しめる。 「樹空の森バラ友の会」が丹精込めて育てたバラが見頃を迎えている。苗木や園芸用品などの販売、同施設のローズガーデンアドバイザーによる講習会が実施されるほか、軽食販売やスタンプラリーも行われる。28日には御殿場高創造ビジネス科の生徒が参加し、子どもを対象にドレスやタキシードを貸し出しての「おめかし撮影会」や物販コーナーなどを催す。 両日ともに午前9時から午後3時まで。バラは6月上旬ごろまで楽しめるという。問い合わせは市観光交流
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御殿場応援大使・なえなのさん 地元で大わらじ制作に挑戦
御殿場市の「御殿場応援大使」を務めるインフルエンサーのなえなのさん(同市出身)が21日、同市の東山地区コミュニティ共用施設で大わらじ作りを体験した。大わらじは富士登山者の安全を祈願する「御殿場わらじ祭り」で使用する。 祭りの保存会会員や市民有志らが8月の祭りに向け、長さ3メートル、幅1・2メートルのわらじ制作に取り組んでいる。なえなのさんは勝又正美市長とともに、保存会会員から制作工程や歴史背景について説明を受け、約30分間作業に参加した。 なえなのさんは「祭りや御殿場駅に展示されている大わらじしか知らず、ボランティアが作っていることや作業に力が必要なことに驚いた。未婚の女性だけが祭りで担
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高齢者福祉、介護 計画策定委が会合 御殿場市
御殿場市はこのほど、2024~26年度の高齢者福祉施策のあり方を定める「市第10次高齢者福祉計画(成年後見制度利用促進基本計画)・第9期介護保険事業計画」の策定委員会の初会合を市役所で開いた。 計画期間では団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年に向けて生産年齢人口が急減し、85歳以上の急速な増加が見込まれる中で、地域包括ケアシステムの推進や、介護ニーズの増大に対応しながら新しいサービス提供の骨格をつくることが必要となる。同委員会では高齢者問題だけではなく、障害や難病、子育てなど重層的な支援体制の整備も検討していくという。 12月をめどに計画最終案の取りまとめ、介護保険料の推計を行い、一
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板妻南工業団地に地元物流2社進出 御殿場市と覚書
御殿場市などが造成を進める板妻南工業団地(同市板妻、神場)の2区画に、運送業の島津急送(本社・同市)と総合物流・機器再生・高度管理医療装機器取扱業の御殿場倉庫運輸(同)が進出することが内定した。市は22日、2社と土地売買契約締結までの手続きなどを定めた覚書を結んだ。 両社は隣り合った区画をそれぞれ購入し、相互協力して宅配用飲料水やウオーターサーバーなどの保管、荷役、2次加工などを手がける。島津急送は6485平方メートルの区画内に約2千平方メートルの営業倉庫を、御殿場倉庫運輸は5751平方メートルの区画内に約1500平方メートルの営業倉庫を建設する予定。両社で計11人程度の新規雇用を見込んでい
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森林整備の重要性学ぶ 御殿場・朝日小 クヌギ植林も体験
御殿場市の朝日小の6年生約50人がこのほど、同校近くの森林で植林体験を行った。市が推進する木育の活動の一環で、自然環境の保全につながる森林整備の重要性に理解を深めた。 同校グラウンド南側のスギやヒノキの人工林を訪れ、市の職員から水源涵養(かんよう)機能の維持や防災、健全な木材活用サイクルなどに欠かせない森林整備について説明を受けた。市森林組合の職員によるチェーンソーを使った伐採作業も見学した。 現場では生物多様性の推進や子どもたちが四季を感じやすくなることなどから広葉樹への樹種転換事業が進んでいて、児童は伐採されたエリアにシャベルで穴を掘り、クヌギの苗木を置いて丁寧に土をかぶせた。
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キリンの蒸留所、期間限定店舗 50周年で御殿場アウトレット内に
キリンビール(堀口英樹社長)は23日から、御殿場市の「キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所」が今年で操業50周年を迎えたことを記念し、同市の御殿場プレミアム・アウトレットに期間限定の店舗を設置する。同蒸留所のウイスキー製造の歴史紹介や看板商品の試飲などを企画する。 店舗はイーストゾーン2050区に出店。「日本の風土や食文化に合うウイスキー」を理想とする同蒸留所のこだわりや操業開始の歴史、ウイスキーづくりに適した富士山の伏流水や同市の冷涼湿潤な気候などについて説明するパネルを設置。大型モニターで蒸留所の特色などを紹介するシアター映像も放映している。 同蒸留所を代表する「富士」の名前が付い
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カウンターはありません 来店客との“壁”取り払い接客 静岡県東部の金融機関
静岡県東部の金融機関でカウンター越しの接客をやめる動きが広がっている。来店客との“壁”を取り払い、これまで以上に寄り添って話を聞く環境づくりが目的だ。きめ細かなやりとりを重ねて最適なサービス提供につなげる。 沼津信用金庫は22日に移転オープンした北支店(沼津市)を初めて、カウンターのない店舗にした。フルバンク機能を持つ店舗としては全国的にも珍しいという。店内には対面ブースやベンチソファ、個室があり、要件に応じて各スペースを使う。 職員は固定席がなく、支店長を含め全員が接客を担う。原則として受け付けした職員が手続きまで案内する。経営企画部の野木徹雄部長は「客の安心に
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若者投票率向上 高校生担う 御殿場市 明るい選挙推進協 5人を委員に委嘱
御殿場市明るい選挙推進協議会は22日、市内の御殿場、御殿場西、御殿場南の3高校の生徒5人を委員に委嘱した。県内各市町の同協議会で、高校生が委員になる例は非常に珍しいという。主権者教育の推進とともに、選挙の低投票率が大きな課題となっている同市で主に若年世代に対する啓発の強化を図る。 同市では4月の県議選で市内の投票率が37・81%と過去最低を記録。10代の投票率は20・65%、20代が21・10%と若者の選挙離れが顕著に表れた。同協議会では選挙権を持ち始める高校生に注目し、若者らしいアイデアの取り入れや同年代の選挙への関心を高める啓発活動の実現などを目標に昨年度、生徒が委員になれるよう規約を
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芝浦機械 沼津工場の再編延期 BSF製造装置優先
芝浦機械は22日の決算説明会で沼津工場(沼津市大岡)の再編を延期していると明らかにした。建て替えて成形機生産を集約する計画だったが、足元で需要が高まっている電気自動車(EV)のリチウムイオン電池向けセパレータフィルム(BSF)製造装置の生産を優先する。再編については「継続的に検討する」としている。 2020年2月公表の経営改革プランで一工場一カンパニー制を打ち出した。老朽化している沼津工場は23年度までに建て替え、成形機生産を集約する方針を掲げた。建て替えに向けて主力の射出成形機の生産を相模工場(神奈川県座間市)に移管した。 その後、需要が急拡大したBSF製造装置の増産のため空いたスペー
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少子化策「安心感」重要 若林洋平氏(自民、参院静岡選挙区)【とうきょうウオッチ/永田町便り】
党の部会や議員連盟の会合で、少子化対策についての発信を続ける。3月の予算委員会の質問でも取り上げた。御殿場市長在任中に、合計特殊出生率を引き上げた経験が糧になっている。 「自治体間の競争になりがちだが、本来は国が一律でやるべきだ。ただ、財政支援が全てではない。子育て世帯にとっては、社会が支えてくれるという安心感が重要。子ども条例の制定など、行政が子どもを大切にする姿勢を打ち出すことも効果的だ。こども家庭庁は『こどもまんなか社会』を掲げた。国の本気度を見せる上で、大きなインパクトになった」
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設立50年で記念事業 23年度計画を承認 御殿場市水質保全協
黄瀬川水系と鮎沢川水系流域の市民団体や事業所でつくる御殿場市水質保全協議会はこのほど、2023年度総会を市民会館で開いた。本年度事業計画を承認した。 事業計画には、河川美化の啓発活動や地域の子どもを対象とした水生生物観察会、魚やホタルの幼虫の放流会などを盛り込んだ。同協議会の前身である狩野川水系水質保全協議会御殿場支部の設立から50年を迎えるに当たり、記念誌の発刊を含む記念事業を展開することを決めた。 このほか、市内5カ所で昨年度実施した黄瀬川の水生生物調査の結果なども示した。
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日常忘れゆったり過ごそう 御殿場で「アコチルキャンプ」 21日まで
富士山麓の自然に囲まれた開放的な空間で音楽やスポーツ教室、キャンプなど多彩なコンテンツを楽しむ「アコチルキャンプ」(通称アコチル)=実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援=が20日、御殿場市の富士山樹空の森をメイン会場に始まった。21日まで。 初日は静岡県内外から家族連れが詰めかけ、教育番組で親しまれたタレントの小林よしひささん、小野あつこさんのステージや山崎まさよしさん、一青窈さんら人気アーティストの演奏などを堪能した。ステージ間近で出演者と一緒に盛り上がったり、芝生で寝転びながら耳を傾けたりと、時間に追われる日常を忘れ思い思いのスタイルで楽しんだ。 キャンプをしながら2日間にわたってイ
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御殿場コシヒカリの酒 市長ら、“失言”の川勝知事に贈呈
御殿場市の勝又正美市長らがこのほど、地元産「御殿場コシヒカリ」と、同米を使って初めて醸造した日本酒を県庁に持参し、川勝平太知事に贈呈した。2021年10月の参院静岡選挙区補欠選挙で物議を醸した川勝知事の「コシヒカリ発言」から1年半、「おかげさまで御殿場コシヒカリが全国に広まった」と勝又市長。ご当地ブランド米から生まれた新たな特産物を、知事は上機嫌で受け取った。 同市で飲食店などを運営する「つぼぐちフードサービス」が長野県の酒蔵に醸造を依頼し、富士山の湧き水を用いて2種類の純米吟醸「さくや 雪解(ゆきげ)」と「このは 春雫(はるしずく)」を造った。 坪口栄二社長は小粒な米での日本酒造りの難
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小山町「すばしり みくりやそば」 懐かしい“田舎の家庭の味”【道の駅 食探訪㉑】
小山町の「すばしり」は富士山に最も近い道の駅。登山者や観光客に人気なのが、レストラン「ふじあざみ」で提供されている郷土食「すばしり みくりやそば」だ。 「みくりやそば」は昔から御殿場市周辺の各家庭で、祝い事の際や客人へのごちそうとして振る舞われてきたという。麺はつなぎに山芋や自然薯[じねんじょ]を使った地元産で、鶏肉でとっただし汁に、鶏肉やシイタケ、ニンジンなどの具材を入れるのが特長。「すばしり」では山芋を使用したのどごしの良いそばに、県産野菜を中心に、マイタケやエノキタケ、ナメコといったキノコ類をたっぷりのせ、“田舎の家庭の味”に仕上げている。 森政人駅長(53
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取引、解約の条件確認を 御殿場 消費者月間でパネル展
5月の消費者月間に合わせて御殿場市と市消費生活センターは26日まで、悪質業者からの被害防止やエシカル消費への理解促進を図るパネル展を市役所市民ホールで開いている。 同センターによると、2022年度の相談受付件数は658件で前年比56件増。脱毛エステ店の閉店に伴う返金や解約を求める相談が21年度比で10倍以上の46件に急増したため、その場で安易に契約せず、都度払いを検討するよう促すパネルを設置した。化粧品の定期購入では「お試しだと思った」「解約できない」などの相談も相次ぎ、取引と解約の条件を入念に確認するよう呼びかけている。 成年年齢が18歳に引き下げられ、未成年者取り消し権がなくなった若者が
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育児の孤独埋めるのは地域、恩恵受けない人の不満も理解を... どうする少子化 国と地方ができることとは④キュレーター・読者の意見【賛否万論】
国の少子化対策はかれこれ約30年に及びます。直近の関連予算は6.1兆円とここ10年でほぼ倍増した一方、年間の出生数は80万人を割り込み、過去最低となりました。政策効果が十分でないことは明らかで、手詰まり感が漂います。「賛否万論」では前回まで3週にわたり、政府が公表した対策の試案や地方自治体の参考事例、本県の実情を考えました。キュレーターや読者の意見を紹介します。 キュレーター 寺子屋たっちゃんさん(静岡市) 私学教育に携わり50年超の人情家。「人は多士済々」。ことし後期高齢者となる。 今回のテーマは国家、国民の一大事だと思います。各論として、こんな手がある、あんな手はどうだと考えても
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子どもの「居場所」夢育む 御殿場のNPO、施設開所
障害者就労支援や自立支援ホーム運営などを行う御殿場市のNPO法人ノースガイア(岡田真也理事長)はこのほど、家庭での孤立、発達特性や経済的理由による学習や生活上の困難などに直面している子どもたちの居場所となる施設「子ども第三の居場所ふっじ~」を同市萩原に開所した。同施設を核として誰一人取り残さない地域子育てコミュニティーの形成や子育て女性の負担軽減などを目指す。 困難に直面する子どもたちに居場所を提供し、未来の希望や自立して生きる力を育む日本財団の「子ども第三の居場所」事業の採択を受けた施設で、静岡県内では2例目。水、金曜日(午後1~8時)と土、日曜日(午前9時~午後6時)に営業し、元教職
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山口会長を再任 功労者など表彰 御殿場市スポーツ協
NPO法人御殿場市スポーツ協会はこのほど、本年度総会を同市内で開いた。山口力会長を2023、24年度の会長に再任し、23年度の事業計画を決めた。 本年度は重点項目の一つとして、市民が広くスポーツに親しめるイベントの実施を掲げた。9月18日に子どもから高齢者までが多彩なスポーツに触れることができる「スポーティフルごてんば2023-スポーツ協会感謝デー」を市陸上競技場、市体育館で開催する方針などを確認した。 競技団体の役員を長年務めてスポーツ振興に貢献した功労者と各種大会で活躍した優秀選手を表彰した。 表彰を受けた人は次の通り。 【功労章】杉山忠親(野球連盟)石田英司(陸上競技協会)福田功憲(ソ
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涼しげ銀河イルミネーション 御殿場・時之栖でイベント 8月20日まで
御殿場市神山の御殿場高原時之栖でこのほど、夏に向けた恒例イベント「銀河イルミネーション」が始まった。8月20日まで。 桜並木に沿い、約200メートルにわたって設置した。青や白、ゴールドなどの色鮮やかな発光ダイオード(LED)約5万個が輝く。無数の光が連なり、天の川の下を歩いているような空間を演出。今年は両サイドに竹灯籠も置いた。 広報担当の中西美貴さんは「涼と彩りを感じて、癒やしの空間を楽しんでほしい」と話した。
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殺人未遂疑いのベトナム国籍の男 不起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は17日、御殿場市で1月中旬、ベトナム国籍の男性に切りつけたとして殺人未遂の疑いで、逮捕、送検されたベトナム国籍、住所不定、無職の男(29)=入管難民法違反(不法残留)の罪で起訴=を不起訴処分にした。理由を明らかにしていない。
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充実した合宿環境に感謝 U-20女子サッカーベトナム代表 御殿場市長を訪問
御殿場市の御殿場高原時之栖で強化合宿を行っているU-20女子サッカーベトナム代表の井尻明監督と選手らが16日、市役所に勝又正美市長を訪ね、6月3日に同国で開かれる「AFC U-20女子アジアカップ2024 2次予選」に向けて充実した練習が積めていることを報告した。 井尻監督は2011年の東日本大震災の際、御殿場高原時之栖が受け入れたJFAアカデミー福島の監督業を務めていたことなど同市にゆかりが深い。「温かく迎えてもらい、澄んだ空気の中で活動ができている。東南アジアでは御殿場はサッカーどころとして注目されている」と話した。 選手25人とスタッフ7人が18日まで滞在する。桐陽高、東海大などと
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「言葉理解の差 どう埋める」 御殿場の保育士 教員ら意見交換
御殿場市はこのほど、市内の幼稚園、保育園、子ども園、小学校の保育士や教員が集う本年度合同研修会を市民会館で開いた。年長児や小学1年生を担当している保育士、教員ら約70人が参加し、「言葉の発達」をテーマに意見交換した。 7人ほどのグループに分かれた話し合いでは、小学校教員が「形で言葉を覚えている子、意味まで分かっている子など理解度の差は大きい。どの段階でつまずいているか把握することが大切」などと報告した。保育施設側からは、個々の興味や関心に合わせた遊びで学びを支援する工夫などについて意見が出た。言葉の理解には家庭環境も影響するため、保護者との連携も重要であることを共有した。 同市では、小学1年
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静岡人インタビュー「この人」 今夏タイで上演する劇で主演する写真家 鈴木竜一朗さん(御殿場市)
7月中旬、静岡とタイの劇作家が共作した演劇で、本人役を演じながら撮影もする。戯曲制作のため4月中旬、タイの制作チームと県東部の水にまつわる場所をリサーチした。38歳。 -出演の経緯は。 「京都府舞鶴市で2017年に上演した石神夏希さん(静岡市)の戯曲『青に会う』への出演がきっかけ。同作の構造はそのままに、舞台をタイ北部のダーンサーイに移してナッタモン・プレームサムランさん(タイ)が戯曲を書き下ろす。来訪者である日本人2人が、旅を通じてタイの青にまつわる人や景色、ものに出会うという内容で、再び同じ役で出演する」 -どのように上演するのか。 「タイの街中で7日間上演する。出演者は上演前夜
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台湾の高校生、富士山麓で農業体験 御殿場「農家民宿村」
御殿場市農家民宿推進協議会と市グリーンツーリズム推進協議会は15日、台湾から研修プログラムで日本を訪れている高校生たちを同市二子地区の「ごてんば農家民宿村」に受け入れた。16日まで農業や富士山麓ならではの自然体験を通じ、御殿場の文化を伝える。外国の団体の受け入れは初で、国際交流の一歩も踏み出した。 訪れたのはファッションやデザイン、生活、家事などを学ぶ家政科分野において台湾国内で優秀な成績を収めた生徒12人。15日は二子地区の「松の葉」「ねこふくろう」「大ケ田」の3農家民宿に4人ずつ分かれて宿泊し、経営者の各農家が企画した多彩な体験プログラムを楽しんだ。 市農家民宿推進協議会の高橋利典会
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静岡県内4人、第97回国展で入賞
国画会の第97回国展で静岡県内の4人が入賞した。工芸部で牧野弘樹さん(藤枝市)が準会員優作賞、佐々木泰男さん(富士宮市)が会友賞、版画部で葛西祐子さん(浜松市東区)が新人賞、篠田泰雄さん(静岡市葵区)が金守世士夫賞に選ばれた。 同展は15日まで東京・国立新美術館で開催した。6月7~22日、愛知県美術館に巡回する。 静岡県内入選者は次の通り。 絵画部 佐藤大造(浜松市中区)萩原敏江(御殿場市)▽版画部 本多薫(浜松市東区)本島建治(掛川市)勝亦彰夫(沼津市)▽工芸部 高安朱磨子(磐田市)鷲巣恭一郎(静岡市葵区)▽写真部 青野真由美(長泉町)
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息合わせ 大わらじ作り 御殿場、8月に祭り 高校生も体験、伝統に理解
富士登山の最盛期に登山者の安全を祈願する8月の「御殿場わらじ祭り」に向け、祭り保存会のメンバーや市民有志がシンボルである大わらじの製作を御殿場市の東山コミュニティ共用施設で始めた。5月末まで土日に作業し、縦約3メートル、横約1・2メートルの1足を完成させる。14日は地元高校生が足にかける鼻緒作りを体験し、市の伝統行事に理解を深めた。 御殿場高と御殿場西高の計8人が市の観光人材育成事業の講座として参加した。3分縄計24本をより合わせて1本の縄にする行程では、保存会のベテランによる「せーの、よいしょ」のかけ声で全員が息を合わせて作業を進めた。小山町に住む比嘉正貴さん(16)は「祭りを見たことがな
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動物とお友達に 御殿場の市馬術・スポーツセンターで触れ合い 馬場馬術大会も
御殿場市の市馬術・スポーツセンターで13日、動物との触れ合い会が開かれた。家族連れが訪れ、餌やりやポニーの乗馬などを体験した。 子どもたちは、乗馬クラブ「ラブリーホースガーデン」(島田市)が連れてきたウサギやヤギ、モルモット、ハリネズミの毛並みの感触を確かめたり、餌をあげたりして愛らしい姿を楽しんだ。ポニーに乗った子どもたちは、笑顔で写真に納まった。馬ていをモチーフにしたアクセサリー作りなどにも挑戦した。 競馬を引退したサラブレッドや国内産の馬にスポットライトを当てた馬場馬術大会も初開催され、初日は約80頭が選手と息の合った演技を披露した。馬場馬術大会は14日まで。
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大自在(5月13日)「赭鞭一撻(しゃべんいったつ)」
大型連休は時間だけはあったので、思い立って都内の勤務地から歩いて浜松市の自宅を目指すことにした。途中で宿泊しながら一日中歩けば、5日間で到着するはず。 そこそこ健脚には自信があったのだが、やはり無謀だった。歩いているうち、足はぱんぱんに張り、膝に痛みも出てきた。国道246号沿いに山を越え、2日間かけて御殿場市にたどり着いたところで断念した。 身の程知らずな挑戦は失敗に終わったが、道中の励みになったのは、イヤホンから流れる音楽と、道端にたくましく根を張るタンポポ、ハルジオン、ムシトリナデシコなどの素朴な花々だった。折れそうな心が随分と癒やされ、歩を止めて眺めたり、写真を撮ったりした。 生
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議長に遠藤氏 副議長に岩田氏 小山町議会
小山町議会は12日、臨時会で正副議長選を行い、議長に遠藤豪氏(74)、副議長に岩田治和氏(69)を選出した。 遠藤豪氏(えんどう・すぐる)[元]御殿場市職員。3期。用沢 岩田治和氏(いわた・はるかず)環境調査会社社長。4期。藤曲
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先進「アイガモロボ」 水田で“出動” 御殿場市が実証実験 雑草抑制や自動給水
地域農業の発展と持続可能な農業振興を目指し、御殿場市や農業関連団体、生産者らでつくる「市みどりの農業推進協議会」(芹沢和彦会長)は12日、同市の水田で先進的なスマート農業資機材「アイガモロボ」などを用いて環境負荷の低減や省力化を図る実証実験を始めた。同資機材を本格的に導入した実証実験は県内初という。 アイガモロボは田植え後の水田に浮かべると、取り付けられたスクリューで底面の泥を巻き上げながら自動で移動する。遮光効果などで雑草が生えるのを抑制するため、除草用化学農薬の使用量低減につながる。タブレットやスマートフォンのアプリで動きを設定し、作動状況を確認できるほか、水位を精密に管理して自動で給
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記者コラム「清流」 水かけ菜漬け守って
前任地の御殿場市・小山町で時々、親しい人にいただいた。「臭い物持ってって」「ちょっとにおうけど」。なぜかプレゼントする側が恐縮する不思議な食べ物、水かけ菜漬け。炊きたてご飯と一緒だと箸が止まらない。お酒にも合う。 富士山の湧水を掛け流して保温することから、その名が付いた。霊峰の恵みの一つだが、手に入りにくくなるかもしれない。漬物製造業が許可制になった改正食品衛生法施行が理由。許可を得るには施設を改修しなければならず、撤退を考える生産者が多い。 同じ問題を抱える「いぶりがっこ」産地の秋田県では行政が支援に乗りだした。御殿場、小山でもJAが説明会を開き、許可権者の保健所も「気軽に相談を。有効
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ヘルメット着用、法令順守を 静岡県東部で全国交通安全運動
春の全国交通安全運動が始まった11日、静岡県東部の各地で出発式や街頭啓発活動が実施された。20日まで、行政や警察など関係機関が協力して事故防止や交通マナー向上に向けた多彩な取り組みを展開する。 ヘルメットや反射材着用啓発 御殿場 御殿場署管内では、御殿場市交通安全対策委員会や小山町交通安全対策協議会が一斉の広報啓発活動を行った。同署は管内を巡るパトカーの車載マイクで運動を周知。交通安全団体や市町の関係者らものぼり旗を持って交差点に立ち、車のドライバーや歩行者に安全対策の徹底、重点項目である反射材の着用などを啓発した。市役所付近の交差点では、署員や交通指導員が通学中の小中高生らを見守り、自
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救助隊の訓練「かっこいい」 御殿場の園児が見学
御殿場市・小山町広域行政組合消防本部は11日、管内の保育園、こども園の年長児を対象とした幼年消防クラブの防火教育の一環として、救助隊訓練の見学会を御殿場市の御殿場消防署訓練施設で開いた。 同市のとらのこ保育園と原里第1保育園の年長児計36人が参加し、同署と小山消防署の救助隊員15人、富士五湖消防本部(山梨県)の隊員による合同訓練を見学した。高さ10メートル、長さ20メートルのロープ渡りや高さ3メートルの障害物などを乗り越える障害突破、空気呼吸器を装着したほふく救助などの訓練が披露され、園児たちは「頑張れ」と大きな声援を送った。 原里第1保育園の鈴木悠矢君(5)は「(隊員同士が)協力して高
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食品受け入れ 企業が協力 スムーズな配給へ、仕組みを整備 御殿場・小山フードバンク協議会
御殿場・小山フードバンク協議会は、地域貢献やフードドライブに理解が深い物流会社、地元企業などの協力を得て、規模の大きい寄贈食品の運搬や保管、必要とする個人や団体への配給をスムーズに行う仕組みの整備に取り組んでいる。9日に第1回として首都圏からの寄贈食品の受け入れを御殿場市内で行い、一連の流れや連携を確認した。 今回は運送業の優伸運輸(清水町)とコピー機のリユース・リサイクルや環境関連事業を手がけるリコー環境事業開発センター(同市)が協力した。首都圏でフードロス対策として寄付された約570人分の飲料水や缶詰、インスタント食品、菓子などを優伸運輸が運び、同センターが建物内に保管場所を提供した。
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全日本銃剣道19年ぶり連覇 陸自滝ケ原・普通科教導連隊 女子県選抜も準優勝
4月に東京都の日本武道館で開かれた第67回全日本銃剣道優勝大会で、陸上自衛隊滝ケ原駐屯地(御殿場市)の普通科教導連隊チームが19年ぶりに2連覇を果たした。同隊から2隊員が出場した県女子選抜も準優勝を飾った。8日に同市役所に勝又正美市長を訪ね、結果を報告した。 カシの木を原材料とした長さ166センチの木銃で相手の胸や喉などを正確に突く競技。普通科教導連隊チームは大規模部隊による「防衛省第1部」に出場した。昨年優勝チームの宿命で各チームの対策に苦戦を強いられたが、野原認3曹、西村健一曹長、西村健1曹、小林継人2曹、佐藤岳2曹の5人が先鋒(せんぽう)から大将までの役割を完遂してはじき返した。監督
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世界のエネルギー課題学ぶ 御殿場南高 未来テーマ
御殿場市の御殿場南高は9日、「未来のエネルギー」をテーマにした講座を同校で開いた。1年生約150人が日本や世界各国のエネルギー環境に理解を深め、限りあるエネルギー資源の有効活用に向け自分たちができることを考えた。 省エネに詳しい工学博士の中岡章さん(76)が講師を務めた。世界各国のエネルギーの自給率や消費量、二酸化炭素(CO2)排出量などを解説したほか、太陽光、風力、バイオマス、原子力などのエネルギーを利用する上での利点や課題を紹介した。電気やガスなど直接消費するエネルギーを節約する以外にも、不要な物を買わない、物を大切に使うなどの方法で省エネに貢献できることを伝えた。 中岡さんは「君た
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「御殿場の冬」入賞作品展示 フォトコン 市役所玄関や飲食店
御殿場市は5月末まで、市の公式インスタグラム上で昨年11月から今年2月に開催した「御殿場の冬2022フォトコンテスト」の入賞作品を市役所1階玄関ホールに展示している。 同コンテストには3962点の作品が寄せられた。雪が降りしきる二岡神社の情緒あふれる風景や御殿場高原時之栖のきらびやかなイルミネーション、雪をかぶった木々の枝が“白いトンネル”を形成する幻想的な雪道など、同市の美しい冬景色を構図にこだわって捉えた力作が並んでいる。 市内のカフェや飲食店など約10店舗でも入賞作品の一部が飾られている。
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馬術・福村選手 日本人初参加 障害者スポーツの祭典「スペシャルオリンピックス」 御殿場のクラブで技磨く
御殿場市の乗馬クラブ「岡本ライディングクラブジャパン」(岡本雅海代表)所属の福村真央選手(22)=東京都武蔵野市=が、6月17~24日にドイツのベルリンで開かれるスペシャルオリンピックス夏季世界大会の馬術競技に出場する。同競技の日本人選手の派遣は初で、福村選手は「応援してくれる人のために頑張る」と意気込む。 スペシャルオリンピックスは、知的障害者のためのスポーツの祭典。五輪と同様に4年ごとに夏季・冬季大会が開催されている。6月の大会では馬術競技に世界から110人が参加し、乗馬の技術を競う。 福村選手は中学3年のころ、北海道旅行で体験した乗馬の楽しさに魅了され、競技を始めたという。岡本ライ
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袋井市 絵本事業で大臣賞 全国審査、川根本町広報紙は入選1席
2023年全国広報コンクール(日本広報協会主催)の総合審査会の結果がこのほど発表され、広報企画部門の部門最高賞となる総務大臣賞に袋井市の「クラウンメロンを題材とした創作絵本事業」が輝いた。広報紙町村部門では、川根本町の「広報かわねほんちょう2022年3月号」が総務大臣賞に次ぐ入選1席に入った。表彰式は6月に栃木市内で行われる。 袋井市の創作絵本は、クラウンメロンの栽培開始100周年を記念した事業。応募作品102点から選ばれた絵本「おうさまのメロンはどこへいった?」が製作された。王様のせりふにクラウンメロンの特徴が盛り込まれ、子どもから大人まで歴史を学びながら楽しめる。 川根本町の「広報か
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富士山麓に子ども太鼓響く 御殿場・樹空の森でまつり
富士山周辺で活動する子どもの太鼓チームが出演する「こども和太鼓まつり」がこのほど、御殿場市の富士山樹空の森で開かれた。園児から高校生までを中心とした14チームが富士山麓に元気な演奏を響かせた。 主に御殿場、裾野、小山の北駿2市1町で活動する団体が参加した。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となり、おそろいの鉢巻きや法被を身に着けた子どもたちは晴れやかな表情で力いっぱい太鼓をたたいた。園児たちも息の合った演奏と所作、かわいらしいかけ声で詰めかけた保護者らを楽しませた。 一輪車やダンス、しゃぎりなどを習う子どもたちも出演し、練習成果を発揮した。富岳太鼓のトップチーム「雷神組」の迫力ある
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御殿場に響け 太鼓の音色 「富岳太鼓」 竜神の舞など披露
富士山をテーマにした曲を太鼓の勇壮な音で奏でる「富岳太鼓」のコンサート「響宴(きょうえん)」がこのほど、御殿場市の市民会館で開かれた。 コンサート名には、新型コロナウイルス禍でも希望を持ち、太鼓が打てる・聞ける喜びを分かち合いたいとの思いを込めた。トップチームである雷神組は、打面の直径約180センチ、高さ3776ミリの大太鼓「富士山」の迫力ある音と6頭の竜の踊りが共演する「富岳竜神の舞」などを披露した。富岳太鼓の教室に通う約80人の子どもたちが日頃の練習成果を発揮するステージも会場を盛り上げた。 昨年11月の日本太鼓シニアコンクールで優勝した山内剛代表は、ソロ演奏で来場者の心をつかんだ。
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全国の空手キッズ集結 御殿場西高生らが助言
空手に打ち込む全国の小中学生らが集う大規模なセミナーと練習試合会がこのほど、御殿場市の市体育館で開かれた。2日間にわたって開催され、子どもたちが憧れの日本のトップ選手や空手強豪校の御殿場西高の生徒たちからアドバイスを受けた。 日本空手道泊親会清水道場(静岡市清水区)の指導員で、同校のOBでもある堀川敬吾指導員らが主催した。「国内外から空手の体験や合宿に訪れるまち」を目標とする同市の基盤づくりにつながるイベントで、全国から延べ約500人の子どもたちが参加した。 セミナーは2022年全日本強化選手の清水那月さん、23年全日本強化選手の森優太さんが講師を務め、形と組み手に分かれて指導を行った。基本
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北駿保護司会総会 本年度計画を承認 御殿場
北駿地区保護司会はこのほど、2023年度総会を御殿場市のホテルで開いた=写真=。役員改選で勝又その氏を新会長に選出した。 本年度は新型コロナウイルス禍で縮小していた活動をできる限り再開していく方針を確認した。保護司の教養と資質を高める研修会や「社会を明るくする運動」の街頭啓発活動、御殿場駅前サービスセンターでの定期駐在などを盛り込んだ事業計画を承認した。 副会長は小野聡氏、杉山敏久氏に決めた。
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富士山のガイドや歴史に理解 御殿場 国立中央青少年交流の家など
富士山須走口の大自然ガイド集団「やまぼうし」と御殿場市の国立中央青少年交流の家はこのほど、安全なガイド方法や富士山の歴史、環境などについて理解を深める合同研修会を須走口5合目で開いた=写真=。 毎年多くの青少年を富士山に案内する両団体が、共通認識を持って活動に取り組もうと実施した。やまぼうしは今年、富士山の世界文化遺産登録10周年で多くの登山者が予想されることから、ガイド技術の向上に力を入れている。 両団体から23人が参加し、須走口5合目から小富士(標高約1980メートル)に続く登山道を歩いた。周辺の神社や信仰の歴史、過去の富士山噴火における溶岩流の流れ、周辺の植生などに理解を深めた。登山の
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御殿場で「ハッスル☆マッスル」 「魅せる空手」で盛り上げ
アスリートやギネス世界記録保持者らによる筋肉エンターテインメントショー「ハッスル☆マッスル」(OTT主催)が5日、御殿場市の市民会館で開かれた。市が推進する「空手のまちづくり」を反映し、演出に空手も取り入れたショーが繰り広げられた。 空手強豪校である御殿場西高空手道部のOBの小笠原大晃さん(43)と東京五輪空手競技に出場した佐合尚人さん(30)が出演。忍者に扮(ふん)した出演者との戦闘を表現した模擬的な組手で幕開けし、ダンスと空手の共演など「魅せる空手」で会場を盛り上げた。日本空手協会駿河支部眞空(しんくう)塾道場の子どもたちも形の演技で日頃の練習成果を発揮した。 ハッスル☆マッスルの定
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「絶景ブランコ」楽しい 伊豆・修善寺虹の郷
伊豆市の観光施設「修善寺虹の郷」で、天城連山などを望む「絶景ブランコ」が人気を集めている。 絶景ブランコは4月末に同園の標高約250メートルの丘に設置した。大型連休中は多くの来場者でにぎわい、晴天に恵まれた5日もブランコをこぎながら伊豆半島の景観を楽しむ親子連れらの姿が見られた。 親子6人で訪れた御殿場市の佐藤ひなたさん(7)は「自然の景色がとてもきれいだった。また乗りたい」と話した。
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大人顔負け 釣り技術競う 小山で小中生大会
小山町の須川フィッシングパークは5日、小中学生を対象とした釣り大会「ジュニア金太郎カップ」を同施設で初開催した。釣り好きな12人が参加し、大人顔負けの技術を競い合った。 20センチ前後のニジマスが放流された釣り場で制限時間内の釣果を競った。1対1の予選、準決勝に続き4人による決勝を行い、小学5年生の大村香樹さん(10)=御殿場市=が優勝した。 子どもたちはルアーのセッティングや投げ入れ、釣れた魚のネット入れ、リリースなどを1人でこなし、真剣な表情で魚との駆け引きを楽しんだ。大村さんは「魚がかかったときに最高にうれしい気分になる。もっと上達して大きな大会で優勝する」と力を込めた。
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御殿場、小山で高校野球熱戦 神奈川の学校招待
御殿場、御殿場南、小山の3高校が合同で開く試合会「御殿場・小山高校野球ウイーク」が3日、御殿場南高で始まった。5日まで地元の高校同士や神奈川県から招待した高校野球部との試合が繰り広げられる。 御殿場、小山地域では、地元高校の野球部が夏の高校野球の前哨戦となる試合会を行うのが初夏の風物詩となっている。今年は野球ウイークと銘打ち、初めて3日間にわたって開催する。神奈川県の高レベルのチームである向上高、立花学園高を招き競技力向上を図ると同時に、地元の高校野球ファンを楽しませる。 3日は御殿場、御殿場南、立花学園の各校が熱戦を展開。OBをはじめ地元住民が応援に訪れ、球児たちの全力プレーに見入った
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5区支部長に細野氏 議論へ 一部の自民県議推す 古参、反発根強く
4月の統一地方選と衆参5補欠選挙を終え、静岡県内の自民党関係者の間では5月の大型連休を前後して、“空席”の衆院静岡5区支部長ポストを巡る動きが活発化しそうだ。2021年11月に自民入りした細野豪志衆院議員(静岡5区)を推し、5月末の党県連大会で支部長就任を求める声が県議の一部から上がる一方、旧民主党時代から細野氏と戦ってきた地元支部の古参党員らの反発は根強い。統一地方選前半戦の県議選では細野氏との距離を巡って自民系同士が争った選挙区があり、5区支部長問題は支部分裂や党員の離党を招く恐れもある。 「自民党入り、県連入りに道筋をつけていただいた恩がある。何があっても一緒
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都内で全国わさび品評会 鈴木さん(伊豆)最高賞
第37回全国わさび品評会(全国わさび生産者協議会主催)がこのほど都内で開かれ、根茎の部に出品した鈴木昭弘さん(伊豆市)が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。 静岡県のほか、岩手、長野などの産地から根茎の部に133点、丸堀の部に4点の出品があった。 このほかの本県の主な受賞者は次の通り。 【根茎の部】特賞 浅田充康(伊豆市)山口長之(同)井上千明(同)▽優秀賞 伊沢昌隆(同)勝又京治(御殿場市)浅田憲太郎(伊豆市)安藤良孝(同)塩谷美博(同)塩谷修(同)浅田利哉(同)西川貴子(同)田代修二(御殿場市)高羽文隆(東伊豆町)▽奨励賞 望月佑真(静岡市葵区)石渡弘敏(伊豆市)稲葉泰助(東伊豆町)
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合宿中の中国サッカークラブU17 御殿場西高生と交流 授業見学、親善試合も
御殿場市の御殿場高原時之栖で強化合宿を行っているサッカー中国プロ1部リーグ所属のクラブ「浙江職業足球倶楽部」のU17チームが1日、御殿場西高の生徒たちと交流した。校内見学で日本の学校の授業環境や設備などに理解を深め、異文化交流を楽しんだ。 同クラブは中国浙江省杭州市がホームタウン。元日本代表監督の岡田武史氏やフィリップ・トルシエ氏らが歴代の監督を務め、サッカーJ3のFC今治と業務提携を結ぶなど日本とのつながりが深い。4月20日~5月8日の日程で合宿を行っており、ウィズコロナ時代を意識した「東アジア文化都市2023静岡県」認証プログラムとして地元高校生との交流が実現した。 チームメンバー2
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静岡県華道連盟東部会 67人の力作ずらり 御殿場
静岡県華道連盟東部会の第68回いけばな展(静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、御殿場市の市民会館で始まった。30日まで。 11流派を代表する県東部の会員67人が、春を感じさせる力作を出品した。コバナノズイナとリキュウソウ、カキツバタを組み合わせて自然の風景を再現したかのような生け花や、赤いツツジを主役とした華やかな作品など各流派の特徴が存分に表現されている。来場者は色鮮やかな花々と花器とが織りなす趣深い芸術に見入った。 30日は午前10時~午後4時まで。
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JAふじ伊豆 組合長に梶氏 鈴木氏は会長に
JAふじ伊豆(沼津市)は28日の理事選考会議で、鈴木正三組合長(70)が会長に就き、後任に梶毅専務(68)を充てる人事を決めた。6月22日開催予定の総代会と理事会を経て正式決定する。任期は3年。 同JAは2022年4月、県東部の8JAが合併して誕生した。統合の相乗効果を高める2カ年計画が本年度から始まったのに合わせ、新しい経営体制で営農支援や販売力の強化、組織合理化、地産地消の推進などを進める。 梶氏は「営農事業に投資を可能とする財務基盤を安定させるとともに、組合員の所得向上と地域住民へのサービス充実に全力で取り組む」と語った。 同JAは県内のほかのJAと役員任期をそろえるため、特例的
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EV路線バス運行開始 富士急シティバス 「環境と乗客に優しい」
富士急シティバス(沼津市)は27日、国内メーカーが開発・製造した大型電気自動車(EV)バスの運行を始めた。富士急行が東日本のバス会社として初めて導入した4台のうちの1台で、路線バスで運行する。 EVモーターズ・ジャパン(北九州市)が製造した車両。全長10・5メートル、高さ3・2メートル。荷重500キロ、速さ60キロで走行した場合の航続距離は280キロ。走行中に二酸化炭素を排出せず騒音も抑制した。車両重量は従来の大型バスに比べて軽い一方、定員は多い。 車内にコンセントやUSB端子を備え、スロープを付けて車椅子で乗車しやすくするなど「地球環境とお客さまに優しいバス」とうたう。コンセントをかた
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御殿場市 22年度のフィルムコミッション 市内ロケ 38作品9件増
御殿場市はこのほど、2022年度のフィルムコミッション事業の実績を公表した。市内での撮影を支援した映画やドラマ、CMなどの映像作品は38作品で、前年度から9件増加した。 撮影の延べ日数は77日間で、JR御殿場駅前の店舗や市内の公園、牧草地など幅広いロケーションが活用された。新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ誘致数が徐々に回復しつつあり、新たなロケ地の開拓やロケの際に提供される「ロケ弁」の事業者募集など、支援の基盤作りも進めた。 市は15年度に同事業を本格的にスタート。17年にはロケ支援を手がける市民有志組織のNPO御殿場フィルムネットワークを発足し、エキストラの募集情報を伝えるメールマガジ
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「魅せる空手」披露へ 5、6日 御殿場 東京五輪出場 佐合さんらステージ
アスリートやギネス世界記録保持者らによる筋肉エンターテインメントショー「ハッスル☆マッスル」が5月5、6の両日、御殿場市の市民会館で開かれる。御殿場西高空手道部OBで東京五輪空手競技に出場した佐合尚人さん(30)らが出演し、空手をまちづくりの柱に据える同市ならではの舞台を作り上げる。 イベントは体を動かす大切さや一生懸命な姿の美しさを子どもたちに伝えることを目的とし、同市での開催は初。イベント企画会社の代表で、空手の魅力発信に力を注ぐ同部OBの小笠原大晃さん(43)が主催する。跳び箱、アクロバットなど身体能力を駆使した恒例の演目に加え、佐合さんや小笠原さんが高い技術で「魅せる空手」を披露した
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元職が返り咲き 小山町長選 現町政への期待感薄れ【検証 統一地方選後半戦㊦】
「5千票は取りたかった」。小山町長選が投開票された23日の深夜。歓喜を分かち合った支援者が帰宅し、人影がまばらになった選挙事務所で、開票結果報告書を手にした込山正秀氏(75)は勝者に似つかわしくない厳しい表情を浮かべた。目標の一つとした得票率6割にも届かなかった。 ふるさと納税を巡る国とのあつれきや都市計画税導入の是非が争点だった4年前に460票差の激戦を演じた2人が、今回は立場を入れ替えて臨んだ因縁の戦い。町議選が無投票となったことも影響し、投票率は過去最低の58・16%を記録した。込山氏の得票は4788票で前回より18票減とほぼ同数だったが、池谷晴一氏(73)は1815票減り、勝敗は覆
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霊峰の構成資産紹介 世界遺産10年で官民組織の協会 冊子、無料配布
富士山周辺の市町村や各種団体でつくる日本富士山協会はこのほど、世界遺産富士山の構成資産を紹介するガイドブック「富士山への道」を作製した。世界遺産登録10周年に合わせ、信仰の対象である霊峰の魅力を改めて伝える目的。道の駅や観光案内所で無料配布している。 静岡、山梨両県にある25の構成資産の由来や特徴を写真付きで解説している。前半は「大宮・村山口」や「須山口」など旧登山道ごとに関連資産をまとめた。後半は、水行が行われた「水の霊場」、くぐり抜けて生まれ変わりを願う「胎内潜(たいないくぐり)」が行われた「溶岩洞穴」など信仰の形態別に分けた。 構成資産の他に、東岳院(御殿場市)をはじめ富士山信仰に
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「広報ごてんば」入選 全国コンクール ハンセン病特集 高評価
御殿場市が発行する「広報ごてんば」がこのほど、全国の自治体・団体の広報作品を審査する全国広報コンクールの広報紙・市の部で入選した。ハンセン病の差別や隔離の歴史を特集した2022年2月5日号が高い評価を受けた。 同市には国内13カ所の国立ハンセン病療養所の一つである国立駿河療養所がある。特集では療養所の成り立ち、入所者の減少と高齢化の現状、医師の確保の課題などを紹介。ハンセン病の概要や偏見、差別の歴史に加え、入所者自治会「駿河会」の会長や啓発授業を受ける市内の中学生のインタビューも取り上げ、歴史の教訓を生かして地域ができることについて考えた。 コンクールの広報紙・市の部では、全国の67点を
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静岡県人口356万1252人 4月1日現在 10カ月連続減 転出、転入大幅超
静岡県がこのほど公表した4月1日現在の推計人口は、356万1252人で前月と比べ7311人減少した。推計人口の減少は10カ月連続。新年度を迎え、人口の多い市を中心に、転出数が転入数を大幅に超過した。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は、4859人減(転入2万4763人、転出2万9622人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2452人減(出生1615人、死亡4067人)だった。 市町別で人口が増加したのは熱海市の21人増のみ。1177人減の静岡市をはじめ、浜松市1058人減、沼津市539人減、御殿場市489人減、富士市397人減など34市町
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旅行消費額の目標設定 22~25年度の市観光戦略プラン 観光客の動態調査も 御殿場市
御殿場市は観光を軸としたまちづくりを戦略的に進めるために2022年2月に策定した市観光戦略プラン(22~25年度)について、市内を訪れる観光客1人当たりの旅行消費額などの目標値を新たに追加設定した。アンケートの結果、平均2万6695円だったことから、24年に2万8500円、25年に3万円に上昇させる。 24日の定例記者会見で市当局が発表した。観光協会ホームページへのアクセス数は昨年に48万件を記録したため、25年に30万件としていた目標値を55万件に引き上げた。目標達成に向け観光体験商品販路整備・販売促進事業などの新規事業に取り組む。 市は本年度、携帯電話会社と協力し、大型連休や年末年始に市
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姉妹都市から学生受け入れへ 御殿場市国際交流協会 本年度事業計画を承認
御殿場市国際交流協会はこのほど、総会を同市の市民文化会館で開いた。4年ぶりとなる姉妹都市の米オレゴン州ビーバートン市からの学生受け入れ事業を含む本年度事業計画を承認した。 本年度は新型コロナウイルス禍で縮小していた活動をできる限り再開していく方針。6月28日~7月3日にビーバートン市から学生らが御殿場市を訪れる予定で、受け入れや異文化交流の準備を進める。ロシアのウクライナ侵攻を受けて市内に避難しているウクライナ人への日本語講座などの支援事業も継続する。 役員の選任を行い、続いて開いた理事会で会長に勝又孝文さんを再任した。任期は2年。
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小山町長選 込山氏悲願の返り咲き
統一地方選後半戦の静岡県内3首長選と10市町議選が23日行われ、即日開票された。小山町長選は元職の込山正秀氏(75)が現職の池谷晴一氏(73)を破って返り咲きとなる3回目の当選を決めた。投票率は58・16%だった。 厚い組織で自民党支持者や各種業界団体の票を固めた込山氏が池谷氏を振り切り、悲願の返り咲きを果たした。再開発や教育、観光、健康増進など幅広い政策を打ち出した込山氏に、住民は町の活性化の願いを託した。 池谷氏は前回選同様に込山氏への批判票を取り込んだが、「目指す町づくりの具体像がぼやけている」などとする厳しい評価もあり、浮動票をまとめきれなかった。 「町民が喜ぶ元気な町に」
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SL「D52」知って 説明看板を新設 園児、構造や歴史学ぶ
JR御殿場線沿線の活性化に取り組む「御殿場線を育てる会」は22日、御殿場駅富士山口のポッポ広場に展示されている蒸気機関車(SL)「D52」の説明看板を新設し、お披露目会を開いた。参加した御殿場西保育園の園児らに、SLの構造や歴史を伝えた。 説明看板は、通りがかった駅利用者らの目につくようにSLの正面付近に設置した。1968年まで御殿場線で活躍していたD52の沿革や勾配の大きい路線を力強く走る性能、日本で7両しか残っていない貴重な車両であることなどの特徴を分かりやすくまとめた。漢字にはふりがなを付け、子どもたちもSLに興味を持てるように工夫した。 この日は普段は入ることのできない機関室も開
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御殿場西高空手道部 全国選抜で好成績 総体「日本一」目指す
3月に福岡市で開かれた全国高校空手道選抜大会で優秀な成績を収めた御殿場西高空手道部(細矢真人監督)の生徒がこのほど、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ね、大会結果と夏の全国高校総体に向けた意気込みを伝えた。同部は選抜大会で女子形団体で準優勝、男子組手団体で3位、女子組手個人48キロで石原水晶選手(17)が優勝など、全国屈指の強豪の力を見せつけた。個人で10選手、団体の4種目で5位以内の入賞を果たした。 夏田晄聡男子主将(17)と本條雪華女子主将(17)ら部員14人が、勝又市長に結果を報告した。石原選手は「これまで結果が出ないことが多く、初めてつかんだ全国の舞台で優勝できてよかった」と喜びを語った
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富士宮/清水/小山の3市町長選、23日投票 10市町議選も
統一地方選後半戦の富士宮市長選、清水町長選、小山町長選と10の市町(沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西、松崎、函南、清水)の議員選は23日、投票が行われ、即日開票される。3市町長選はいずれも一騎打ちとなっている。市町議選は7市の定数計150に182人、3町の定数計38に45人がそれぞれ立候補し、激しい選挙戦が繰り広げられている。 富士宮市長選は、4選を目指す現職須藤秀忠氏(76)と元市議の新人望月則男氏(44)の無所属2氏が争っている。須藤氏は知名度と組織票で勝り、望月氏は現役世代に支持を広げて追い上げる。 両氏ともに強調する子育て支援施策は、金銭や地域全体での教育など詳細で違い
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静岡とタイ劇作家共作 台風15号きっかけ 22日、御殿場でトークと写真展
静岡県とタイの劇作家が、昨夏静岡市に甚大な被害を及ぼした台風15号をきっかけに、水をテーマにした戯曲の共同制作に取り組んでいる。今月中旬にはタイの制作チームが初来日し、出演者の地元である県東部周辺を調査。7月中旬からタイ北部のダーンサーイで開催するアートフェスティバルで上演する。 タイの「プラユーン・フォー・アート財団」が2021年に開始した演劇プロジェクトの一環で、台風15号を経験した静岡市の劇作家石神夏希さん(42)と、タイの劇作家・作家ナッタモン・プレームサムランさん(29)が共作する。石神さんの17年の戯曲「青に会う」の舞台をタイに移し、ナッタモンさんが新たに脚本を執筆する。ナッタ
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大地震想定し職員動員訓練 御殿場市役所 富士山噴火の防災教育も
御殿場市は20日、大規模地震の発生を想定した職員動員訓練を市役所で実施した。新年度における危機管理体制の早期確立を目的とし、抜き打ちの訓練で緊急時の初動対応を確認した。 相模湾沖を震源域とするマグニチュード(M)8の大規模地震が発生し、市内でも震度6弱以上を体感した-との想定。午前7時に防災情報メールや電話で連絡を受けた職員らは市役所東館や各地の支所などに集まり、災害対策本部の会議に臨んだ。市によると、参集率は通知から30分以内で34・8%、1時間以内で61・5%だった。勝又正美市長は「どんな災害であっても災害対策本部をいかに迅速につくるかが大切」と訓練の意義を強調した。 訓練では富士山噴火
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旧日本陸軍戦車、里帰り 富士山麓にエンジン音 御殿場のNPO 日本の機械技術遺産継承
御殿場市のNPO法人防衛技術博物館を創る会はこのほど、英国から18年ぶりに日本に“里帰り”した旧日本陸軍の「九五式軽戦車(4335号)」のお披露目会を同市神山の広場で開いた。修理費や輸送費のクラウドファンディングに協力した全国の支援者ら約600人が見守る中、80年前のオリジナルエンジンの重低音を富士山麓に響かせた。 同会によると、戦車は全長4・3メートル、全幅2・07メートル、全高2・28メートル、重さ7・4トン。車両内部のメーターなどの機器まで新車同様に修復、再現され、来場者が間近で“日本の機械技術遺産”を写真撮影した。 製造当時のオリ
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吉田町長田村氏7選 清水は現新、小山は現元の争い 統一地方選
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票さ
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自衛隊車両や装備品を展示 陸自駒門駐屯地 63周年記念行事
御殿場市の陸上自衛隊駒門駐屯地で15日、創立63周年記念行事が開かれた。敷地内の一部を一般開放し、駐屯地が所有する装備品の展示が行われた。 国際教舎前で16式機動戦闘車や軽装甲機動車、87式偵察警戒車などの迫力ある自衛隊車両、81式短距離地対空誘導弾、93式近距離地対空誘導弾などの装備品が紹介された。来場した地元住民らは、隊員から利用する場面や性能などについて説明を受けながら間近で写真撮影を楽しんだ。 周辺地域の首長や地元選出の国会議員らが参列した式典で、同駐屯地司令の岩男保博1等陸佐は「陸上自衛隊の安定運営は皆さまの理解と協力があってこそと肝に銘じ、有事の際に国民の期待に応えられるよう責務
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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御殿場の保育園でインフル学年閉鎖
静岡県は14日、御殿場市の保育園でインフルエンザに感染したとみられる患者計13人が確認され、2学年で学年閉鎖を行ったと発表した。
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交通指導員に委嘱状 御殿場市が交付式
御殿場市はこのほど、街頭に立って登校する児童らの安全を見守る市交通指導員の委嘱状交付式を同市の市民文化会館で行った。21人が再任され、4人が新メンバーとなった。任期は2年。 富士岡小学校区の亀元美代子さんは、市内初の女性交通指導員となった。勝又正美市長が出席者に委嘱状を手渡し、「子どもが犠牲になる事故が発生してもおかしくない状況は至る所にある。一層の協力をお願いしたい」と述べた。 同市の交通指導員は49人。学校周辺の交差点などに週3回立ち、子どもの事故防止のための指導などを行う。
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「火遊びはしません」 御殿場の富岳保育園 “子ども消防隊”に30人
御殿場市・小山町広域行政組合消防本部は13日、同市の富岳保育園で幼年消防クラブ任命式を開いた。年長児30人が1年間“子ども消防隊”として活動し、火の恐ろしさを学んだり防火を呼びかけたりする。 園児は御殿場消防署富士岡分署の職員から、防火を呼びかける法被を受け取った。声をそろえて「火遊びはしません」「マッチは持ちません」「危険な遊びはしません」「お父さん、お母さん、先生方の教えを守ります」と約束した。 園児は今後、救助隊の訓練の見学や花火教室などを通じて防火防災意識を高める。同本部は4月中に同市と小山町の計24保育園で任命式・発足式を開く。
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御殿場コシヒカリで日本酒 地元飲食業者が初製造 新たな特産品へ意欲
御殿場市などで飲食店を展開するつぼぐちフードサービスが、同市のブランド米「御殿場コシヒカリ」を原料とした初の日本酒「さくや 雪解(ゆきげ)」を完成させた。水は同市ならではの良質な富士山の伏流水を使用。“オール御殿場産”のこだわりをPRし、新たな特産品として定着を図る。 同社は2020年度から日本酒造りに取り組み、市内の同社農場で育てた酒米「山田錦」を使った酒を長野県の酒蔵の協力を得て製造している。農場で育てる御殿場コシヒカリを使用することで地域色はさらに強まるが、食用米であるため粒の大きさも小さく、おいしい酒を造る難易度は高まるという。しかし富士山の伏流水との相性が
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家康ゆかりの地 静岡県東部にも 御殿場の吾妻神社、熱海の大湯… マップ刷新
家康ゆかりの地、県東部にもあります-。徳川家康が主人公の大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、家康関連のスポットや家康と地域の関わりを発信する動きが県東部で広がっている。「家康を含め武家の歴史を語るには東部は外せない」。関係者の思いは熱い。 駿府と江戸の往来時に使おうと建てた御殿の跡地にある吾妻神社(御殿場市)、息子を連れて湯治した大湯間歇泉(かんけつせん、熱海市)-。県東部地域局は、このほどリニューアルした「伊豆・富士山歴史絵巻ガイドマップ」に家康ゆかりのスポットを追加した。 ガイドブックマップは2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて製作。鎌倉時代に特化していたが、「どうする
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自転車や空手通じ まちづくり 御殿場の官民組織が会合
御殿場市の豊かな自然環境や東京五輪・パラリンピックの遺産を生かし、スポーツを核としたまちづくりを図る官民組織「スポーツタウン御殿場推進協議会」は12日、市役所で会合を開き、本年度はサイクリングや空手を通じた教育、交流の促進、新しいスポーツイベントの誘致と開催支援、情報発信の充実などに取り組むことを確認した。 同市が注力する自転車関連では、サイクリストに人気が高い「富士山1周サイクリング」などのイベントを関係する県や市町・団体と連携して開くほか、サイクルラック設置などハード面も整え、誘客と同時に住民が自転車に乗る機会の創出を目指す。キックバイク教室も開き、子どもたちに自転車の楽しさを伝える。
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鳥獣被害対策で10人委嘱 御殿場市 捕獲や住民への指導
御殿場市はこのほど、鳥獣被害対策の実践的活動を担う鳥獣被害対策実施隊の任命式を市役所で開いた。勝又正美市長が新任3人を含む10人に委嘱状を手渡した。 任期は2025年3月31日まで。同隊は市猟友会員で構成し、有害鳥獣の捕獲や住民への指導助言、パトロール活動、被害防止の研修会の開催と担い手の育成-などに取り組む。 同市によると、同隊は22年度、2月末現在でシカ173頭、イノシシ15頭、ハクビシン10頭、アナグマ21頭、タヌキ19頭、アライグマ7頭の計245頭を捕獲した。勝又市長は「御殿場市は農業者、農林業関係者が多く、被害を防ぎ、自然を守る実施隊の活動は欠かすことができない」と協力に感謝した。
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自衛隊車両で事故 2等陸曹懲戒処分 滝ケ原駐屯地
御殿場市の滝ケ原駐屯地は10日、自衛隊車両を運転中に隊員と接触してけがを負わせたとして普通科教導連隊の男性2等陸曹(38)を減給30分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。 同駐屯地によると、男性2等陸曹は2021年6月24日、同駐屯地内でダンプカーを運転中、前方不注意で作業中の隊員と接触する事故を起こし、骨折など約1年半の加療を要するけがを負わせたという。
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保育料無償化や物価高対策を 新県議に望む施策は
9日の静岡県議選で決まった新たな県議にも、有権者はさまざまな施策を期待している。 2歳と1歳の娘を育てる焼津市の主婦松本萌子さん(30)は「子育て政策に取り組んでほしい。保育料無償化といった政策導入を自治体に後押ししてもらいたい。子どもの遊び場である公園も増やしてほしい」と訴えた。 掛川市の会社員沢木厚一郎さん(46)は物価、燃料高騰が厳しいとし「製造業の職場では燃料代、家庭では電気代が上がり続け、生活に大きな影響を与えている。経済的な補助を」と望んだ。 御殿場市空手道連盟の菊池基会長(63)は武道館など県のスポーツ施設の整備に期待。「スポーツ拠点は子どもたちの教育に大いに役立つ。特に
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御殿場市・小山町 分裂戦、自民2現職死守【静岡県議選 戦いの軌跡】
保守分裂と自民対非自民の争いが絡み合う構図での激戦は、従来の支持層を堅実に守り抜いた自民現職の勝俣昇氏と和田篤夫氏が新人の2人を振り切った。 勝俣氏は親族や自民党支部、御殿場市職員OBらを通じて御殿場、小山両市町の基盤を固めた。1期4年の実績と、まめに発行した県政リポートによる知名度、親近感の向上などが奏功して無党派層も取り込み、細野豪志衆院議員と連携した選挙活動で支持を拡大した。 4選を果たした和田氏は御殿場市の市街地や富士岡地区南部などを中心に自民支持層の票を手堅くまとめた。若手支援者が新人の高橋靖銘氏の支持に回ったが、古参党員らが組織力で着実に票を固めた。自衛隊OBの協力で自衛隊票
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漬物製造業許可制で説明会 専用室と流し2台必要 御殿場
食品衛生法改正で漬物製造業が許可制になったことを受けた生産者向け説明会が10日、御殿場市のJAふじ伊豆御殿場地区本部で開かれた。法改正の影響により北駿特産の水かけ菜漬けの生産が危機に直面。御殿場保健所の担当者が説明に立ち、許可を出す最低限の要件として①専用の部屋②手洗い用と器具洗浄用の別々の流しを用意する-を挙げた。 営業許可の申請方法や申請後の流れも紹介した。申請書類に基づき製造現場を確認し、問題がなければ1週間程度で許可が下りるという。担当者は「今ある部屋や設備で許可が取れるか、保健所に気軽に相談してほしい。有効な提案ができるかもしれない」と呼びかけた。 2024年5月までは経過措置期間
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事故に気をつけて 児童生徒に交通安全呼びかけ 御殿場
静岡県交通安全協会御殿場地区支部や御殿場市などは10日、新入学(園)児を交通事故から守る県民運動の一環で、市内の小中学校で交通教室を実施した。 富士岡小では、同支部の交通安全指導員が1年生に安全な歩道の歩き方や横断歩道の渡り方を、4年生に自転車の正しい乗り方、交差点の曲がり方などを指導した。左右だけでなく後ろの安全確認を怠らないよう強調した。原里中でも1年生に自転車の安全利用を呼びかけた。各校区の通学路では、交通指導員が街頭指導を行った。
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静岡県議選 開票結果(選管最終)
下田市・賀茂郡 1―2 選管最終 当13,532 加畑毅 自新① 12,605 橋本智洋 無新 伊東市 1―2 選管最終 当12,221 中田次城 自現④ 5,014 犬飼このり れ新 伊豆市 1―2 選管最終 当7,869 野田治久 自現③ 1,738 森良雄 無新 函南町 1―2 選管最終 当6,671 岩田徹也 自新① 5,371 広田直美 無現 長泉町 1―2 選管最終 当7,777 加藤祐喜 自新① 7,075 渡辺迅 無新 御殿場市・小山町 2―4 選管最終 当13,192 勝俣昇 自現② 当 8,077 和田篤夫 自現④
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⚽静岡学園、開幕連勝 サッカー高円宮杯U―18プレミアリーグ
サッカーの高円宮杯U-18(18歳以下)プレミアリーグは9日、第2節9試合を御殿場市の時之栖Aグラウンドなどで行った。ホーム初戦となった西地区の静岡学園高は横浜FCユースを3-1で下し、開幕2連勝で首位に立った。磐田ユースは敵地で神村学園高(鹿児島)と戦い、2-5と大敗した。 光る個人技 3得点快勝 技巧派集団らしく、華麗にゴールを重ねた。静岡学園は個人技が光り、5-1で大勝した開幕戦に続く3得点の快勝。中盤の攻撃的なポジションに入るMF志賀とMF高田はそろって2戦連発だ。 前半20分に横浜FCユースに先制を許した5分後。志賀が反撃ののろしを上げた。ゴール前の混戦で相手GKの意表を突
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自衛官へ一歩 候補生93人入隊 御殿場・板妻駐屯地
御殿場市の陸上自衛隊板妻駐屯地で8日、2023年度の自衛官候補生の入隊式が開かれた。県内出身の34人を含む計93人が自衛官への一歩を踏み出した。 18~32歳の候補生たちは、内田貴斗さん(22)の発声に続き「憲法および法令を順守し、心身を鍛え、知識を涵養(かんよう)する」などと声をそろえた。 候補生たちは約3カ月間の基礎教育を受けた後に自衛官に任官される。第34普通科連隊長兼板妻駐屯地司令の水野克輝1等陸佐は「自ら決断し、この場に立っている事実に誇りを持ち、3カ月後の修了式で家族にたくましく成長した姿を見せられるよう頑張ってもらいたい」と激励した。
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御殿場男性暴行死 傷害致死罪で起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は7日、殺人の疑いで逮捕、送検された小山町菅沼、とび職の男(26)を傷害致死罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。地検支部は罪名変更について「捜査によって得られた証拠で判断した」としている。裁判員裁判の対象。 起訴状によると、被告は3月16日午後7時45分ごろ、御殿場市内の会社の資材置き場で、地面にひざまずいた状態の同市新橋、会社員の男性=当時(30)=の頭部に角材のようなものを振り下ろして殴る暴行を加え、脳挫傷により死亡させたとされる。
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静岡県人口 356万8563人 3月1日現在 9カ月連続減
静岡県がこのほど公表した3月1日現在の推計人口は356万8563人で、前月に比べて2882人減った。推計人口の減少は9カ月連続。社会動態は2カ月ぶりに、転出数が転入数を上回る社会減となった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は24人減(転入1万416人、転出1万440人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2858人減(出生1457人、死亡4315人)。 市町別で、人口が増加した市町はなかった。820人減の静岡市をはじめ、浜松市308人減、富士市172人減など全35市町で減少した。 社会動態は16市町で増加した。最も多かったのは浜松市の
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「福産品」かわいらしく 静岡伊勢丹で10日まで 新デザイン登場
静岡県内の障害福祉事業所による授産品「ふじのくに福産品」をPRする販売会が5日、静岡市葵区の静岡伊勢丹で始まった。県内6事業所が手作りした織物やアクセサリー、食品などを販売している。10日まで。 静岡伊勢丹で開かれている「第28回駿府各流大茶会」に合わせて企画され、大勢の客でにぎわった。御殿場市の就労継続支援B型事業所「ステップ・ワン」は今回の販売会に合わせ、茶葉を使用したシロップ「茶みつ」のラベルを新しくした。同事業所の深沢恒太さん(39)は「女性をターゲットにかわいらしいデザインに仕上げた」と話した。 静岡伊勢丹は市が実施する「授産品開発・改良アドバイザー派遣事業」に参加し、障害福祉事業
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「御殿場応援大使」インフルエンサー なえなのさん地元魅力語る 市の新入職員に
御殿場市のイベントや事業を盛り上げる「御殿場応援大使」に任命されているインフルエンサーのなえなのさん(22)が4日、市役所で新規採用職員約30人を前に「御殿場の魅力」と題して講演した。 同市出身のなえなのさんは青春時代の思い出話を交えながら、春夏秋冬の景色の美しさや数多くある観光名所、豊かな自然と水、おいしい食べ物など同市の魅力について語った。「発展も大切だが、都会で疲れ切った人が来て、癒やされる御殿場はそのままであってほしい」と思いを伝えた。 情報発信のコツについては「伝え方で相手の感じ方は大きく変わる。誰が見ても不快にならないよう常に意識している」と話した。
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7信金理事長ら知事に日本酒贈呈 静岡県内など全国の米使用
静岡県内7信用金庫の理事長らがこのほど、県庁を訪れ、47都道府県の米で作った日本酒「絆舞(きずなまい)」を川勝平太知事に寄贈した。 全国の信金でつくる「よい仕事おこしフェア」実行委のプロジェクトの一環。事務局の城南信金(東京都)が東日本大震災の被災地支援を目的に全国の信金に呼びかけ、2017年から福島県の曙酒造が醸造を始めた。今年で7年目。今回は全国251地域から米が寄せられ、県内からは掛川市のキヌムスメや御殿場市のコシヒカリ、焼津市のひとめぼれなど、8市町計10カ所の6品種の米が使用された。 県庁を訪れた島田掛川信金の市川公会長らは「県内10地域の米が使われた。福島県春季鑑評会の純米酒
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御殿場の木育推進 森林所有者への支援を【東部 記者コラム 湧水】
富士山麓の美しい自然に恵まれた御殿場市。市の総面積1万9490ヘクタールのうち、約56%に当たる1万931ヘクタールが森林とされ、同市らしいまちづくりを進める上で森林をどう生かすかは大きな課題だ。森を大切に守りながら、地域の特性を生かした教育など市独自のまちづくりに生かしていく取り組みが求められる。 市は2022年4月、森林活用の要となる「ごてんば木育推進宣言」を行った。木育は木を植えるだけでなく、木と触れ合い、学びながら豊かな地域と人の育成を目指す活動とされ、森林資源の保全や地域活性化、教育の場の確保など地域課題解決につながる重要な取り組みとなる。 活用促進の一歩として、御殿場産木材に
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全国コンクールで「富岳太鼓風神組」 太鼓の響き 楽しく届け特別賞 御殿場市長に報告
3月に石川県で開かれた第25回日本太鼓ジュニアコンクールで特別賞を受賞した富岳太鼓風神組の御殿場在住メンバーらが3日、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ね、喜びを報告した。 風神組は、市内を拠点とした富岳太鼓の教室に通う小学生~高校生の選抜チーム。大会では小3から高2までの12人で演奏を披露し、全国44チーム中で上位5位以外の15チームが選ばれる特別賞を受賞した。 リーダーの田中花瑠さん(17)と武藤麻里奈さん(17)、三枝楓蓮さん(16)、田口春海さん(15)、丹地朱さん(11)、森田瑚彩さん(10)の6人が、勝又市長に「緊張したけど楽しく演奏できた」「練習の成果を出せた」などと大会の感想を伝
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まちの名所へ自転車で 御殿場南高生域活性化向け探究
自転車を活用した地域活性化について学んでいる御殿場南高の新2年生が2日、観光名所を巡るサイクリングで地域の魅力や課題を探る「御南さくらRIDE」を同市内で開いた。 自転車をテーマに探究学習を進めている生徒8人とNPO法人富士山ごてんばサイクリングプロジェクトのメンバーが参加した。コースは同校を出発して東山観音堂や秩父宮記念公園などを巡る約8キロ。生徒たちは「桜の季節は桜吹雪がきれいで風も気持ちいい」「自転車を止める駐車スペースは多くあったが、走りづらい砂利道があった」などと気付きを共有した。 自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化されたことを受け、全員がヘルメットを着けて安全策徹底を啓発し
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御殿場市・小山町(定数2―4)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順) 人口増のまちづくり軸 高橋靖銘氏 高橋靖銘(たかはしやすな)氏(無新、49歳) 「人口が増えるまちづくり」をぶれない軸として定める。「政治は一朝一夕ではない。自分の政策を見届ける時間も考えると49歳の今、挑戦しなくては
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「大切な一票投じて」 御殿場市明るい選挙推進協が啓発
9日投開票の県議選に向けて御殿場市明るい選挙推進協議会は2日、広く投票を促す啓発活動を同市の秩父宮記念公園とマックスバリュ富士岡店で行った。 同協議会の委員計約20人が参加した。「きれいな選挙で明るい未来」と書かれたのぼり旗を手に、市選挙管理委員会と開催した「明るい選挙啓発ポスターコンクール」の優秀作品のシールを貼ったマスクなど啓発品を配った。 同公園では御殿場桜まつりが開かれており、幅広い年齢層の来場者に「大切な一票を投票してください」と呼びかけた。
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“桜盛り”御殿場の春 茶会、ライトアップ 市内の名所5カ所 2日までまつり
北駿の春を彩る「第21回御殿場桜まつり」(実行委員会主催)が1日、御殿場市内の桜の名所5カ所を会場に始まった。初日から多くの観光客が訪れ、優美な桜と富士山の共演や幻想的な夜桜ライトアップを楽しんでいる。2日まで。 メイン会場である秩父宮記念公園では、園内の桜をはじめとした花の解説を行う桜ミニツアーや着物体験、さくら茶会、箏(こと)演奏など多彩なイベントが繰り広げられている。ライトアップは樹齢130年超のしだれ桜が映える。公園前の御東原循環線の1キロ以上にわたる桜並木では美しい桜吹雪が舞い、沿道に飲食などの出店も並ぶ。 御殿場高原時之栖では1日、「はじまりの花火」と題した花火大会も開催。ウ
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御殿場産品の魅力 PRポスター作成
御殿場市地場産品活用推進協議会はこのほど、地元産の農畜産物を広くPRするポスターを作成した。キャッチフレーズは「富士山が育む 御殿場の味」。市内の公共施設や観光施設、JR御殿場駅構内などに掲示し、地場産品の魅力発信やさらなる消費拡大に役立てる。 ポスターは富士山の恵みである清らかな水、豊かな大地、高原の澄んだ空気で育まれた御殿場コシヒカリをはじめ、ワサビや水かけ菜など14品の写真を掲載した。キャッチフレーズは一般公募し、医療法人役員鈴木紀彦さん(78)=同市萩原=の作品を採用した。鈴木さんは「米だけではなく、多くの魅力ある作物を知ってほしいという思いを『御殿場の味』の言葉に込めた」と話した。
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陸自富士学校長 中村陸将が着任「新時代の人材育成」
陸上自衛隊富士学校長兼富士駐屯地司令に30日付で着任した中村裕亮陸将(57)の着任式が31日、小山町の同校で開かれた。 中村学校長は着任の辞で、ロシアによるウクライナ侵攻を例に「国際情勢はこれまでとは次元の異なるレベルで複雑性を増している」と指摘。陸上自衛隊も新たな時代に対応する変革期を迎え、富士学校がその中心となる意識を持つことを強調した。隊員たちに「諸職種協同による創造力の発揮と将来の戦い方の具現化」「新しい時代に対応した人材の育成」を求めた。 小山町や御殿場市の印象として「富士山麓の美しい自然に囲まれたすばらしい土地柄」と述べ、「自衛隊は地域の協力なくして成り立たない。地元の皆さま
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静岡県支援の授産製品 「福産品」開発報告 副知事に3事業所
静岡県の支援を受けて授産製品「ふじのくに福産品」の新商品開発に取り組んだ県内の障害福祉事業所がこのほど、県庁に森貴志副知事を訪ね、完成した加工食品をお披露目した。事業所で働く障害者の工賃アップに向け、道の駅や土産物店で販売する。 御殿場市のノースガイアとステップ・ワン、三島市のにじのかけ橋の代表者が訪れた。各事業所は販売促進研究所(静岡市葵区)の助言を受け、販売戦略を練った。消費者の意見を踏まえてターゲットを明確化し、包装デザインやネーミングにもこだわった。 ノースガイアはラオスから輸入したマメ科の植物バタフライピーを使った青色のハーブティーを紹介。にじのかけ橋はシイタケの食感を楽しめる
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御殿場南高生らが啓発 自転車ヘルメット努力義務化
御殿場署などは31日、自転車乗車時のヘルメット着用が4月から努力義務化されることを周知するため、啓発活動を御殿場市のJR御殿場駅富士山口の駐輪場で実施した。 署員や市、県交通安全協会御殿場地区支部の関係者らに加え、自転車普及を通じた地域活性化をテーマに探究学習を行っている御殿場南高の生徒たちが参加した。通学通勤中の駅利用者らに声をかけ、自転車乗車中の交通事故においてヘルメット未着用者は着用者に比べて致死率が約3倍になることなどを伝えるチラシや反射材を配った。 同校の勝又悠翔さん(16)は今年に入り、路面凍結により自転車がスリップして転倒した際、ヘルメットをかぶっていたために大けがを回避で
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路線バス運賃 7月から上げ 富士急バス
富士急バス(山梨県富士河口湖町)は30日、路線バスの運賃を7月1日から値上げすると発表した。平均改定率は13%。初乗り運賃は現行の160円から180円になる。 国土交通省関東運輸局に30日、許可を申請した。同社の本県運行エリアは富士市、富士宮市、御殿場市、小山町。 消費増税に伴う改定を除き、値上げは1995年以来28年ぶり。少子化や新型コロナウイルスによる乗客減、物価高騰、運転士の処遇改善などが理由。
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富士山火山基本計画で対策追加 教育、福祉の現場に戸惑い 「逃げ遅れゼロ」へ入所者輸送、避難先確保
静岡、山梨、神奈川の3県などでつくる富士山火山防災対策協議会が29日に示した富士山火山避難基本計画は「逃げ遅れゼロ」を目指すため、対象エリア内の高齢者施設や病院、学校での避難対策が追加された。入所者の輸送手段や避難先確保、休校措置、引き渡しなどの検討が求められる。「人員確保が課題」「学校の事情に応じた助言を」-。山麓の福祉施設や学校からは戸惑いと地元自治体に支援を求める声が目立った。 溶岩流が3時間以内に到達する第3次避難対象エリアに市街地の大部分が含まれる富士宮市。避難確保計画の作成が見込まれる施設も多い。中心部に位置する市立大宮小の水村裕子校長は児童の引き渡しについて「溶岩流の到達時間
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「小山大沢橋」に名称決定 考案者に町など感謝状
小山町のJR駿河小山駅近くで整備が進んでいる町道1689号で、鮎沢川の支流の大沢川に架かる橋の名称が「小山大沢橋」に決定した。28日に同町と工事を実施している丸善食品工業などから、名称の考案者に感謝状が贈られた。 名称は一般募集し、町内外から434件の応募があった。御殿場市の山屋希美さん(37)と小山町の間瀬好美さん(41)、柿島綾子さん(42)の3人が考案した小山大沢橋が採用された。池谷晴一町長と同社の春日靖史社長から感謝状や記念品を受け取った山屋さんは「ずっと残る橋の名称決定に携われたことは光栄」と喜んだ。 町道1689号は、同駅北側を走る約1・1キロ。町内2カ所に生産拠点を持つ同社やグ
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あいのうた短歌コンテスト 川名さん(科学技術高)ら最優秀賞
「春風のごとく駆けてく一輪車 目的地など子らにはいらぬ」 「初デート君の片手に林檎飴 浴衣姿が花火の様だ」 静岡県は27日、出会いや結婚、子育てにまつわる短歌コンテスト「あいのうた」の表彰式を静岡市葵区で開いた。一般の部は茨城県結城市の神光輝紀さん、ジュニアの部は科学技術高3年の川名和輝さんが最優秀賞に輝いた。 神光さんの作品は「春風のごとく駆けてく一輪車 目的地など子らにはいらぬ」、川名さんは「初デート 君の片手に 林檎飴(りんごあめ) 浴衣姿が 花火の様だ」。森貴志副知事がそれぞれ表彰状を手渡した。 9回目の今回は全国から2931首の応募があり、最優秀賞を含む38首が入賞した。
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高嶺の森のこども園 4月開園 御殿場「保育園留学」受け入れ
4月に開園する御殿場市の「高嶺(たかね)の森のこども園」の落成式がこのほど、同園で開かれた。市外在住の家族に地域に滞在してもらい、未就学児を預かる「保育園留学」の受け入れ先となり、移住定住や地域活性化への貢献も期待される。 富士山麓の雄大な緑に囲まれた同園は、社会福祉法人「博友会」が運営する。木造平屋(一部2階)建て、延べ床面積約990平方メートル。定員90人で、4月に0~4歳の63人が入園する予定という。 自然の中での体験やヤギ、ポニーなど多彩な動物との触れ合いを通じて豊かな心の発達を促す。園内の会話は英語で、外国人講師を配置するなど国際人の育成に注力する。保育園留学を受け入れるほか、
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災害ボランティア 調整役の養成講座 御殿場
御殿場市社会福祉協議会はこのほど、被災地でボランティア活動の調整役などを担う「災害ボランティアコーディネーター」の養成講座を同市の市民交流センター「ふじざくら」で開いた。 市民ら約25人が参加した。市危機管理課の職員から御殿場で想定されている地震や風水害、土砂災害、富士山噴火などの被害の大きさ、市の災害対応の概要などについて説明を受け、災害ボランティアコーディネーターの被災現場での役割や心構えを学んだ。 避難所運営ゲーム(HUG)も体験し、避難所で起こり得る混乱や備えの大切さなどについて考えた。
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沼津のカフェ「ブルーウォーター」 静岡県産食材ふんだん25周年特別ランチ
沼津市魚町のカフェ「ブルーウォーター」は4月から、開店25周年を記念して県産食材を使った特別ランチの提供を始める。もちもちとした食感が特徴のオリジナル生パスタがメインで、季節ごとにレシピが変わる。 4月からのパスタは、菊川市産の半熟卵がのった「ナポリタン」と御殿場市産のアスパラを使った「厚切りベーコンとアスパラのゆず胡椒」の2種類。 カフェの加藤公康代表(59)は「高校生だった客が子どもを連れて来てくれることもある。これからも長く愛されるよう頑張りたい」と笑顔で話した。 特別ランチはサラダやスープ、ドリンクと、開店当時からの人気メニューのアップルパイが付く。税込み2500円。1日10組
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静岡県人口357万1445人 2月1日現在 8カ月連続減
静岡県がこのほど公表した2月1日現在の推計人口は357万1445人で前月から4009人減少した。推計人口の減少は8カ月連続。社会動態は2カ月ぶりに転入数が転出数を上回る社会増となった。 転入数から転出数を引いた社会動態は15人増(転入9891人、転出9876人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は4024人減(出生1727人、死亡5751人)。 市町別で人口が増加したのは、14人増の菊川市のみ。829人減の静岡市をはじめ、浜松市758人減、沼津市350人減など33市町で減少した。小山町は同数だった。 社会動態は19市町で増加。最も多かったのは磐田市の111人増で、富士市84人増、伊東市
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買い物しながら健康に デューク更家さん歩き方指導 御殿場アウトレット
御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットで25、26の両日、歩き方指導で人気のデューク更家さんによるウオーキング講座が開かれた。同施設では「買い物しながら健康になろう」をテーマに、歩いた歩数で特典を受けられるイベントなども開催している。 講座には子どもから中高年の夫婦まで幅広い年齢の約100人が参加した。歩行で使う筋肉や関節に刺激を入れたり、体の軸を正したりする独自のエクササイズを実践。呼吸を整えて、かかとから着地する健康的な歩き方を覚えた。会場の立体駐車場の一部をランウエーに見立て、覚えたてのウオーキングを笑顔で披露し合った。 同施設の広大なショッピングエリアでは、共用部だけで1周約3
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夜桜 妖艶にライトアップ 御殿場「桜まつり」1日開幕
御殿場市内の桜の名所5カ所を会場に4月1、2の両日、桜まつり(実行委主催)が開催される。3月27日には、日本夜景遺産に認定されている秩父宮記念公園周辺の夜桜ライトアップが始まった。 同公園をメイン会場に、東山観音堂、平和公園、富士山樹空の森、御殿場高原時之栖で美しい桜や冠雪の富士山を見ながら多彩なイベントを楽しむことができる。今年は、ガイドが秩父宮記念公園内の桜をはじめとした花々の解説や写真映えするスポットの紹介などを行う桜ミニツアーを初開催するほか、市内の周遊を促す観光地のクーポン券も配布する。 名物の夜桜ライトアップは、東山観音堂と御殿場高原時之栖ですでに始まっている。秩父宮記念公園
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SDGs 絵本で知って、学んで 市立図書館に寄贈 浜松学院大サークルが制作 「うさぎたんてい」主人公
浜松学院大(浜松市中区)の絵本サークル「Smile Leaf」が27日、子どもたちに絵本でSDGs(持続可能な開発目標)を学んでもらおうと制作した「うさぎたんてい」を市立中央図書館(同区)に寄贈した。 絵本は主人公の「うさぎたんてい」が、平和な街に起きた悲劇を伝え、謎を解決していく姿を描いた探偵もの。山や海、風など浜松の自然のほか、市の鳥ウグイスも登場する。 同サークルは、絵本制作のため昨年5月に結成した。代表の地域共創学科2年の高田亜美さん(20)=御殿場市出身=を中心に、子どもたちの教材になる内容を目指して取りかかり、約1年かけてことし1月末に完成した。弁天島(西区)など市内のボランティ
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SDGs学習 地域に還元 御殿場南高生がワークショップ 地球に優しい生活提唱
御殿場南高は26日、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶイベント「親子でSDGsワークショップ」を同校で初開催した。地域の小中学生と家族らが訪れ、ゲームやクイズ、ものづくりを通じて地球に優しい生活などについて考えた。 同校1年生は「SDGs」「地域課題の解決」を主題に、地元企業らの協力を得て探求学習を進めてきた。イベントは1年間の学習の集大成で、「学びを地域に還元したい。同じく未来を担う小中学生たちに伝えたい」との思いで企画した。 会場では1年生たちが、プラスチックの廃材を活用したプランター作り、お金の流れや仕組みを学ぶすごろくゲーム、放置竹林を活用したペン立てやスピーカー制作などのワ
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御殿場食材PR 市役所マルシェ 地場産品や加工品
御殿場市役所本庁舎の玄関前でこのほど、市内の農家らが生産した新鮮な農畜産物を紹介・販売する市役所マルシェが開かれた。 女性の農業関係者を中心とした団体「御殿場小山中核農業者協議会生活改善部会」が出店し、水かけ菜漬けや御殿場産わさび茎の三杯酢漬け、手作りこんにゃくなどを並べた。JAふじ伊豆の御殿場地区も地元産のサツマイモ「紅はるか」を使った干し芋をPR。来庁者が立ち寄り、地場産品の魅力に触れた。 同マルシェは、地元農家らが丹精を込めて少量生産した質の高い地場産品や加工品を市民に広く知ってもらおうと、不定期に開催されている。
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下水道値上げ「妥当」 御殿場市 審議会
御殿場市公共下水道審議会は24日、市から諮問を受けていた下水道使用料の改定について、年間総使用料収入の10%程度の値上げを実施することが妥当と勝又正美市町に答申した。市は答申を受け、住民らの理解を得ながら関連条例の改正案を市議会9月定例会に提出する方針。 寺田寿賀子会長と芹沢義広副会長が市役所を訪問し、勝又市長に答申書を手渡した。 答申では、一般汚水の基本使用料(10立方メートルまで)を現行の月額1170円から1287円に引き上げる。10立方メートルを超える分の1立方メートル当たりの従量使用料は現行から12~16円値上げする。 市によると、2021年度の使用料による運営経費回収率は92
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23年度予算案可決 御殿場・小山組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会3月定例会は24日、最終本会議を行い、2023年度一般会計予算案を可決し、閉会した。
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最古の球技「スポールブール」 御殿場で日米戦
世界最古の球技とされるスポールブールの日本代表選手と米代表選手の対戦会「日米スポールブール ドリームマッチ」が25日、御殿場市山之尻の高根ふれあい広場で開かれる。一流選手の技術を間近で学べるほか、初心者も参加できる競技の体験会も催される。 スポールブールは全長27・5メートルのコートで、ピンポン球ほどの大きさの目標に向けて金属製のボール(ブール)を投げる。決められた数を投げて目標球との近さを競う種目など6種目がある。 対戦会は同市在住で日本代表監督兼選手の林想さんが代表を務めるブールスポーツ御殿場が主催する。「御殿場をスポールブールの中心地にしたい」と願い、これまでも初心者講習会や全日本
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御殿場の2保育園 インフルエンザで学年閉鎖
静岡県は24日、御殿場市の保育園2施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計12人が確認され、学年閉鎖を行ったと発表した。
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同僚の現金窃盗 3隊員を懲戒免職 陸上自衛隊
陸上自衛隊は24日、同僚隊員の現金や衣類を盗んだとして、御殿場市と小山町の駐屯地所属の3隊員を同日付で懲戒免職にした。所属先の各駐屯地が発表した。 富士駐屯地によると、特科教導隊の20代の女性1等陸士は2022年8~9月、駐屯地内の隊舎居室で同僚の財布から現金計5万円を盗んだ。遊興費に使ったという。 滝ケ原駐屯地によると、普通科教導連隊の男性陸士長(22)は20年9月ごろから21年1月ごろまでの間、隊舎の更衣室で同僚の衣類など1万2千円相当を盗んだ。上司からの生活指導に対する不満が動機と説明しているという。 駒門駐屯地によると、機甲教導連隊の男性陸士長(23)は21年2月、隊舎の同じ部
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函南無許可盛り土 2男性不起訴処分 地検沼津支部
函南町丹那の山中に無許可で大規模な盛り土が造成された事件で、静岡地検沼津支部は23日までに、同町条例違反の疑いで逮捕・送検された沼津市の会社役員の男性(47)と御殿場市の建設業の男性(41)をともに不起訴処分とした。22日付。同支部は処分理由を明らかにしていない。 男性2人とともに同事件で逮捕された清水町のソーラー設営会社社長の被告(53)=沼津市=は同条例違反の罪で起訴されている。
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中学ハンドボール 全国大会健闘誓う 御殿場のクラブ女子チーム
富山県で26~29日に開かれる第18回春の全国中学生ハンドボール選手権大会に出場する御殿場市の御殿場ハンドボールクラブ女子チームが22日、市役所に勝又正美市長を訪ね、大会での健闘を誓った。 同チームは市内の小中学生でつくり、今回の大会に出場するのは中学1、2年の女子生徒17人。通う中学が異なる生徒同士も絆を強め、1月に静岡市で開催された県大会で優勝した。全国大会の出場は2年連続。 キャプテンで御殿場中2年の浅井りおなさん(14)は「支えてくれる方々に感謝の思いを伝えられるように頑張りたい」と意気込みを語った。勝又市長は「ハンドボールは市を象徴するスポーツになっていくと思う。御殿場代表の誇りを
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勝又、高橋両市議 県議選出馬へ辞職 御殿場市議会
御殿場市の勝又英博市議(66)と高橋靖銘市議(49)が23日、菅沼芳徳議長に辞職願を提出し、受理された。両氏は4月の県議選に御殿場市・小山町選挙区(定数2)から出馬意向を示している。 辞職は23日付で、同日の市議会3月定例会の最終本会議で許可された。市議会は定数21で、両氏の辞職により欠員3。補選は行わず、任期満了に伴う2024年2月の市議選が次回選となる見込み。
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来年度予算案など7議案可決、閉会 御殿場市議会
御殿場市議会3月定例会は23日、最終本会議を開き、2023年度一般会計予算案や追加提出された板妻南工業団地(第3期)における進出希望企業への用地売却に関する議案など、市提出の7議案を可決し、閉会した。 同用地は、22年3月に飲料メーカー「ライフドリンク カンパニー」(大阪市)の進出が決定し、土地の造成が進められていた。面積は約5万1千平方メートルで、金額は約13億1270万円。
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馬と触れ合い夢育む 御殿場 障害者と家族ら
一般社団法人日本障がい者乗馬協会はこのほど、障害者が夢を育む機会を創出する「馬とふれあう会」を御殿場市の市馬術・スポーツセンターで開いた。 障害のある約20人とその家族らが参加し、富士宮市の乗馬クラブ「エルクドレッサージュチーム」が連れてきたポニー2頭と触れ合った。頭をなでたり餌を与えたりして馬のかわいさに癒やされた。 同センターで行われていたパラ馬術競技の合宿も見学。練習の合間に選手と馬が触れ合いに来てくれる場面もあり、「かっこいい」「自分も乗馬に挑戦したい」と夢を膨らませた。
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物価高騰への支援 御殿場市に求める 公明党御殿場市議団
公明党御殿場市議団は23日、物価高騰に対する市民生活と事業活動の支援についての申し入れを勝又正美市長に行った。 申し入れ書では、エネルギー価格や食料品の値上げが続き「国民生活に大きな影響を及ぼしている」と指摘。政府が追加の物価高騰対策の検討を進める中で、地方への追加の交付金があった場合、さらなる子育て世帯への支援や医療機関、社会福祉施設、私立学校・園などへの光熱費支援、ガス料金の負担軽減などの策を速やかに講じるよう求めた。 勝間田博文市議と小林恵美子市議が「支援に力を入れているのは承知している。さらなる充実をお願いしたい」と勝又市長に申し入れ書を手渡した。
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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軽油流出 再発防止を 御殿場市など 陸自に申し入れ
陸上自衛隊駒門駐屯地から約300リットルの軽油が敷地外の河川に流出したとして御殿場、裾野両市と小山町、東富士演習場地域農民再建連盟は22日、南関東防衛局と陸上自衛隊富士、滝ケ原、板妻、駒門の各駐屯地に再発防止を申し入れた。 駒門駐屯地によると、13日午前9時ごろ、90式戦車の整備中に燃料パイプから軽油が漏れた。大部分は回収したものの、一部が排水溝を通って久保川支流に流れ出たという。同日中に市や消防が現地調査を実施し、環境への影響などについては問題なしとの見解を得たという。 申し入れは、燃料油などの保管施設及び取り扱い施設について総点検を実施し、再発防止策を講じることや、安全管理の再徹底、速や
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「木育」推進 ポイントは 御殿場市 基本構想策定 専門家らに意見聴取
御殿場市はこのほど、市民の地元木材への親しみを深め、地域活性化や人づくりなどにつなげる「木育」の推進を図る基本構想策定に向け、木材の専門家や森づくり、教育などに携わる地域住民らの意見を聴取する懇話会を市役所で開いた。 懇話会は2回目。北海道旭川市で木育プロジェクトに携わった経験を持つ静岡大の横田宏樹准教授ら10人が集い、林業や教育などの現場目線から木育推進のポイントなどについて意見を交わした。同市ならではの木育のイメージを強調するために「富士山の中で育った森林を育て、守る」などの文言を入れる▽木に触れ合う体験をうまくリンクさせて教育効果を上げる-などの意見をまとめた。 市は意見を参考にしなが
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社説(3月22日)静岡県東部の活性化 新しい体育館を生かせ
沼津市に、延べ床面積で静岡県内2番目の規模となる新体育館がオープンした。2年後には富士市にも同規模の体育館が誕生する。いずれも多様な競技に対応する仕様で、市民とプロアスリートが同時に利用できるよう複数の施設を擁するなど充実した設備だ。 ただ、建設して終わりではない。供用を開始した沼津市は利用する市民や競技団体の声に耳を傾け、利用者目線で価値を高めることが欠かせない。オープンまで時間がある富士市も、今からニーズを把握して計画に反映させるべきだ。スポーツによる活性化が加速する県東部・伊豆全体を考え、いずれも交流人口や経済面で効果をもたらす施設に成長させたい。 沼津市の新体育館は市役所と市民文
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トルコ・シリア支援へ浄財寄託 御殿場の富士岡中福祉委員会
御殿場市の富士岡中の福祉委員会はこのほど、トルコ・シリア大地震による被災者支援のため、9800円を市に寄託した。市は浄財を日本赤十字社県支部に送る。 地域に捨てられているアルミ缶が多いと感じたことから、昨年7月の1週間(前期)と今年2月末からの1週間(後期)の2回に分けて同校でアルミ缶回収を実施。家庭のアルミ缶だけでなく、地域を清掃したり近隣の家の分まで集めてきたりする生徒もいたという。合計で196キロ集めて換金し、甚大な被害のあったトルコ・シリアの復興に役立ててもらうことを決めた。 同委員会の前期委員長の小松姫星さん(15)と副委員長の神田龍さん(15)、後期委員長の勝又愛花理さん(1
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推しスポットに投票を 御殿場高生ら開設 地域サイトで総選挙
御殿場高生と通信大手KDDIなどが協力して開設した地域情報サイト「COLO(コロ)」で31日まで、サイト上に掲載している御殿場市内の「ソウルスポット」の総選挙を実施している。結果は市のホームページなどで紹介し、さらなる認知度向上を図る。 ソウルスポットは、地元住民が思い出をつくり、愛着を持っている地域特有の場所。同サイトでは、同校の生徒らが選び、魅力の紹介文などを添えた御殿場市内の約80カ所を紹介している。期間中は「総選挙」のマークがついているソウルスポットを「推しスポット」として投票できる。複数のスポットに投票することも可能。 同校創造ビジネス科メディア観光コースの生徒たちは、総選挙への参
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静岡県ふじのくにフロンティア 4397億円波及効果 22年度まで、推進会議示す
静岡県は20日、防災・減災と地域成長の両立を目指す「“ふじのくに”のフロンティアを拓(ひら)く取り組み」(計画期間2013~27年度)の推進状況などを検討する推進会議を県庁で開いた。22年度までの事業成果によって、県の名目GDPの2・7%に相当する4397億円の付加価値誘発額が毎年創出されるとの経済波及効果を示した。 計画期間は3期に区分され、18~22年度の第2期は第1期(13~17年度)で定めた推進区域(34市町72区域)間を結び、点から面に展開する「推進エリア」として22市町13エリアを認定した。 第2期基本計画の総括評価では、推進区域の計66区域(92%)
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ふるさと貢献賞受賞報告 地元魅力発信 御殿場高生が市長に
行政や企業と連携して御殿場市の魅力発信に取り組んでいる御殿場高創造ビジネス科の生徒らが20日、市役所に勝又正美市長を訪ね、公益財団法人静岡新聞・静岡放送文化福祉事業部と静岡新聞社・静岡放送の「第12回ふるさと貢献賞」の受賞を報告した。 同賞は地域のために献身的な活動を続ける個人・団体に贈られる。同科の生徒たちは、地域の商品を仕入れて文化祭などで販売する「御高ショップ」や御殿場ならではの土産物開発、通信事業者と協力した観光情報サイトの開設など積極的な活動を展開している。 市役所を訪問した同科の坂元雫月さん(17)は「農業の魅力を幅広い年代に伝えたい」、渡辺杏璃亜さん(17)は「街中で昭和の
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本社杯フットサル 児童9チーム熱戦 御殿場
第27回静岡新聞社杯北駿少年フットサル大会(御殿場市サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が19日、市体育館で開かれた。ファミーユU11が優勝した。 小学3年生から5年生で構成する同市と小山町の少年団、クラブチームの計9チームが熱戦を繰り広げた。試合は前後半各8分で、総当たりで順位を競った。選手は攻守を素早く切り替え、コートを縦横無尽に走り回った。切れのあるドリブルやパス回しで相手を揺さぶり、積極的にシュートを放った。 準優勝はファンスナールブルー、3位はファミーユU10だった。
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富岳太鼓風神組 全国へ意気込み 御殿場、裾野のメンバー
19日に金沢市で開催される第25回日本太鼓ジュニアコンクールに出場する富岳太鼓風神組の御殿場市在住メンバーが17日、御殿場市役所を表見訪問し、勝又正美市長に大会での全力の演奏を誓った。 風神組は、同市を拠点とした富岳太鼓の教室に通う小学生~高校生の中から選抜された精鋭チーム。昨年11月の県予選で優勝し、第19回大会以来6年ぶりに県代表として全国大会に挑戦する。出場を予定する小3から高2までの12人は、毎週土曜日の練習で一体感の醸成に励んできた。 メンバーの武藤麻里奈さん(17)=三島北高2=、三枝楓蓮さん(16)=沼津商高1=、田口春海さん(15)=富士岡中3=、丹地朱さん(11)=富士岡小
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モルック聖地に 全国から愛好者 御殿場・高根 世界最大の大会 住民熱意で個人戦招致
モルックの個人戦として世界最大規模とされる「ドラゴンスキットルカップ」が18日、御殿場市の高根ふれあい広場で始まった。日本モルック協会公認大会で、全国から約250人が出場。高根地区では1月にも大規模なモルック大会が開催されており、住民一体の聖地化が進んでいる。 大会は、モルック世界チャンピオンに輝いた川野靖信さん(29)が代表を務めるエニタイムモルックジムが主催する。1月に大規模大会が開かれた実績に加え、地元住民のモルック普及や聖地化を目指す熱意に共感し、初めて同市で開催した。川野さんは「個人戦なので興味を持った人が気軽に参加できる。御殿場市でさらにモルックの裾野を広げられたら」と思いを語る
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御殿場周辺のパン屋一堂 市民会館でフェス スイーツやコーヒーも
御殿場市内や周辺地域のパン屋が一堂に会す「第4回ごてんばパンフェス」が18日、同市の御殿場市民会館で始まった。19日まで。 初日は23店がブースを構え、ナッツとホワイトチョコレートの食パン、富士山麓で育った豚の肉をぜいたくに挟んだサンドイッチなど、製法や具材にこだわったパンを並べた。パンに合う手作り菓子やスイーツ、コーヒーなどを扱う店もある。来場者は各ブースを巡って両手いっぱいのパンを買い求め、至福のひとときを過ごした。 19日は午前10時~午後3時まで。28店が出店する。午前11時までに入場する場合は、事前に販売された有料のチケットが必要。
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御殿場市人事 都市建設部長に小林氏 教育部長は中嶋氏
御殿場市は17日、4月1日付の人事異動を内示した。同市・小山町広域行政組合を含む対象者は307人。都市建設部長に小林和樹教育部長を起用し、小林氏の後任に中嶋正樹環境部長を登用する。 庁内の横断的な連携の円滑化を図り設置する政策戦略監、財政戦略監はそれぞれ、沓間信幸企画部長、田代学総務部長が担う。教育施設の環境整備や新図書館建設などに対応するため、教育施設課を設置する。 主な異動は次の通り。 ◇市長事務局 【部長級】企画戦略部長兼政策戦略監兼新型コロナウイルス感染症対策特命担当(企画部長兼新型コロナウイルス感染症対策特命担当)沓間信幸▽総務部長兼財政戦略監兼新型コロナウイルス感染症対策
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理事に湯山氏 小山町
小山町は17日、4月1日付の人事異動を内示した。人口政策などを統括する理事に湯山博一都市基盤部長が就く。 都市基盤部長には清水良久都市基盤部建設課長を起用する。教育次長には大庭和広学校教育課長を登用する。 主な異動は次の通り。 【参事級】理事=部長級(都市基盤部長)湯山博一▽都市基盤部長(都市基盤部建設課長)清水良久▽教育次長=部長級(学校教育課長)大庭和広▽総務課参事=公共施設マネジメント担当(フロンティア推進課参事=未来拠点担当)山本尚毅▽くらし環境課長(観光スポーツ交流課長補佐兼観光スポーツ交流班長)鈴木新一▽商工振興課長(商工振興課長補佐兼商工振興班長)長田孝代▽都市整備課長(上下水
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婚姻届でデジタル地域通貨 Gコイン5万円分 御殿場市4月から
御殿場市は4月1日から、市に婚姻届を提出して受理された夫婦に対し、独自のデジタル地域通貨「富士山Gコイン」5万円分を給付する結婚応援給付事業を始める。3月17日の定例記者会見で市当局が発表した。 給付は①夫婦の少なくとも一方が市内に住所を有している②交付を受けてから1年以上、原則市内に定住する③夫婦で富士山Gコインの利用登録をしている-などが条件。富士山Gコインを活用した出産や小中学校入学時のポイント付与、出産・子育て応援交付金事業などと併せて、人口減少対策や地域経済活性化を推進する。 同市によると、市の婚姻数は2018年が441件、20年が392件、22年が332件と減少傾向で、対策が
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インフルで学級・学年閉鎖 御殿場の保育園
静岡県は17日、御殿場市の保育園1施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計13人が確認され、学年閉鎖と学級閉鎖を行ったと発表した。
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保守分裂の激戦 非自民選択肢も/御殿場市・小山町 無投票の公算/富士市、富士宮市、裾野市【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか④】
保守分裂の激戦 非自民選択肢も 御殿場市・小山町 定数2 定数2に対し、自民系3人と非自民の1人の計4人が立候補を予定する。保守分裂による票の奪い合いに加え、非自民の選択肢も生まれたことで、予断を許さない激戦が予想される。 自民公認の和田篤夫氏は4選に向け、党支援者や自衛隊関係者を軸に支持を固める。 自民現職の勝俣昇氏は、親戚の支援が強み。県とのパイプ役として住民に寄り添った4年間の実績を強調する。 無所属で自民系の高橋靖銘氏は、若手自民党員らが支える。SNSも積極的に活用して現役世代への浸透を図る。 無所属の勝又英博氏は、県議会会派ふじのくに県民クラブ所属議員でつくる地域政党「新政
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北駿水かけ菜漬け 生産岐路に 法改正で施設改修必須 負担大、廃業考える農家も
富士山の伏流水で生産される北駿地域の特産品、水かけ菜漬けの生産が岐路に立たされている。食品衛生法の改正で漬物製造業が許可制となり、許可を得るには施設整備が求められるため。個人で生産を続けてきた農家がコスト負担を敬遠して生産をやめる懸念が高まっている。 改正法は2021年6月に施行され、24年5月までは経過措置期間。同年6月以降も生産を続けるには専用の製造室を用意し、手洗い用と器具洗浄用に別々の洗い台を設ける必要がある。 水かけ菜は米の裏作。生産者の多くは米農家で、1~3月に収穫し、農作業小屋の一角で漬け込み作業をしている。御殿場小山水かけ菜生産組合の鈴木平作組合長(72)によると、組合
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インフルエンザ 5小学校学級閉鎖 静岡や御殿場など
静岡県は15日、小学校5校でインフルエンザに感染したとみられる患者計48人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 御殿場市の小学校11人、同市の小学校6人、静岡市清水区の小学校20人、吉田町の小学校3人、磐田市の小学校8人。
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消防組織の発展に貢献した職員表彰 御殿場市・小山町
御殿場市・小山町広域行政組合消防本部はこのほど、消防組織の発展に功労、功績があった職員を表彰した。 勤続30年の功労者のほか、教育の充実、女性の活躍を推進する機運の醸成などに貢献した職員らをたたえた。県救助大会やセーフティードライバーコンテストで優秀な成績を収めた隊員も表彰した。 表彰を受けた職員は次の通り。 全国消防長会会長表彰 鈴木敏也、立道和文▽同組合消防長表彰 鈴木敏也、飯塚幸代、山口卓真、佐藤佳潔、坂元航星▽同組合小山消防署長表彰 勝又潤弥▽同組合御殿場消防署長表彰 渡辺晃里
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帰宅困難者対策に本腰 県東部地域局 実情沿う取り組み支援
静岡県東部地域局は、外出先で大規模災害に遭い帰宅できなくなる「帰宅困難者」対策を本格化させている。観光地や大型集客施設を抱える県東部はエリアによって人の流入状況が異なり、それぞれの実情に合わせた取り組みを後押しする。 県東部が舞台になった東京五輪・パラリンピックの観客対応の一環で本格着手した。2021年度は各大型施設や事業所の立地状況、来訪者の属性や移動手段を調査。本年度は観光や産業振興に携わる市町職員や大規模事業所の担当者にヒアリングし、現状と課題を把握した。 地域局によると、市町ごとの特色の違いが浮き彫りになった。大型集客施設が立地し日中に車で訪れる人が多い御殿場市と、電車で訪れる宿泊者
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渓流情報 鮎沢川(12日=解禁日)ほか
鮎沢川(12日=解禁日) アマゴ、鮎沢川、足柄ふれあい公園前や新千束橋付近、向田橋、のんと橋付近などで25~35センチが0~3匹。竜良川の大えん堤付近や馬伏川の衛生センター前でも25~35センチが0~3匹。渇水と低水温で活性が低かった。水温が上がってくる今後に期待したい。 12日に行われた解禁あまご釣り大会(オンライン審査)は、39.6センチで菊池光太郎さん(御殿場市)が優勝。その他の入賞者は次の通り。 和気正倫(栃木)鈴木海斗(小山町)相川一実(東京)三輪英靖(御殿場市)白須聖人(山梨)渡辺健太郎(神奈川)望月城也太(富士宮市)杉山久(御殿場市)小宮山幸夫(同)西田樹(同)(鮎沢川漁協
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自宅で放火 御殿場の女起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は14日、現住建造物等放火の罪で御殿場市沼田、無職の女(63)を静岡地裁沼津支部に起訴した。裁判員裁判の対象となる。 起訴状などによると、被告は2月21日午前、自宅2階でソファに灯油をまくなどして火を放ち、床などを焼損したとされる。火災で同居する夫がのどと両手にやけどを負った。
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モルック楽しむ 御殿場の小学校に競技セット 大会事務局が贈る
御殿場市教育委員会はこのほど、1月に同市でモルックの大型大会を開催した東京モルックチャンピオンシップ事務局から競技セット計30組の寄贈を受けた。市内の10小学校に配り、子どもたちに親しみを持ってもらう。 モルックは木製の棒を投げて点数の書かれたピンを倒し、50点ちょうどの得点を狙う。ピンははじかれた場所に再び立て、50点を超えると25点に減点される。2チーム以上で対戦する場合は相手に思うように得点させない戦術が必要になる。 同市の高根ふれあい広場で開かれた寄贈式後には、高根小の4年生約30人がモルックを体験。日本最大チーム「サクラントリプルスリー」の和田貴裕代表(同市出身)や「高根をモル
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自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
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新体育館「思い切り使う」 御殿場西中で完成祝う報告会
御殿場市の西中で13日、新体育館の完成を祝う報告会が開かれた。生徒たちは待ちわびた体育館での一層の学びや思い出づくりに胸を膨らませた。 同校の旧体育館は1984年度、隣接する格技棟は85年度に建設され、老朽化や校舎からの移動動線が非常に長いことなどの課題があった。2021年度から改築が進み、23年1月末に完成した。 新体育館は延べ床面積約2285平方メートルの鉄筋コンクリート造り一部鉄骨造り2階建て。アリーナのほか武道場、卓球場がある。総事業費は約10億5千万円。 報告会で勝又正美市長は「生徒たちの健康や成長を促進し、地域振興にも寄与する施設であり続けられるよう祈念する」とあいさつし、
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御殿場の4中学校サッカー部 アスル選手の技術間近で
サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手と、御殿場市立中4校のサッカー部員との交流会が11日、同市東田中の「パレットごてんば」で開かれた。部員約60人が選手と一緒に練習した。選手の高い技術を間近で見て、成長への意欲を高めた。 大迫暁、前川智敬、杉本大雅(伊豆の国市出身)の3選手を迎えた。アスルクラロサッカースクールのスタッフの指導でシュートとパス回しを練習した。 パス回しの練習では、大迫選手が「どこでボールをもらえば出しやすいか考えて」「ボールと周りの両方を見て」とアドバイスした。好プレーには元スペイン代表の名選手になぞらえ、「ナイス、イニエスタ」と声を張り上げて雰囲気を盛り上げた。 原里
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ホタルの幼虫を放流 御殿場の幼稚園児
御殿場市水質保全協議会は9日、子どもたちの河川美化意識を高めようと、ホタルの幼虫の放流会を同市竈(かまど)地区の「もちやまの里」で開いた。 地元の竈幼稚園の園児約20人が参加し、コップに入ったゲンジボタルの幼虫計150匹をせせらぎに放った。餌となる巻き貝のカワニナも計1キロ分放流した。同市環境課の職員から、成虫は10日ほどしか生きられないことなどホタルの生態について説明を受けた。 同課によると、幼虫は4月ごろ陸に上がって土の中でさなぎになり、6、7月ごろに成虫となって飛び回るという。
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冬写真コンテスト 入賞作品4点紹介 御殿場市、インスタで
御殿場市はこのほど、市の公式インスタグラム上で開催した「御殿場の冬2022フォトコンテスト」の結果を公表した。同市の秋から冬の魅力が詰まった風景写真4点を入賞作品に選んだ。 2022年11月上旬から23年2月下旬までの募集期間に計3962点が寄せられた。入賞作品は「雪が降りしきる二岡神社の情緒あふれる風景」「御殿場高原時之栖のきらびやかなイルミネーション」「市内から撮影した国際宇宙ステーション(ISS)の月面通過」「雪をかぶった木々の枝が“白いトンネル”を形成する幻想的な雪道」を構図や光にこだわって捉えた。 4作品は市の公式ホームページや公式インスタグラムで紹介さ
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静岡県民の善意4団体に 愛の都市訪問贈呈式
静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団と静岡新聞社・静岡放送は11日、「第60回愛の都市訪問」の贈呈式を静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開いた。県内の4福祉団体・施設に、県民からの寄付金で購入した車両や資機材を贈った。 静岡新聞社の横山秀雄取締役が各団体の代表者に目録を手渡し、「県民の善意を必要な方に届けたいという思いで活動を立ち上げ、支援をつないできた。皆さまと、SDGs(持続可能な開発目標)が掲げる人々の達成感と自尊心を大切にする社会の実現に努めたい」と呼びかけた。 障害者の就労支援施設などを運営するノースガイア(御殿場市)の岡本ゆりか支援員(49)は、寄贈を受けた車両を利用者の送迎や施設
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静岡県内幼小中5施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は10日、小中学校4校と幼稚園1園でインフルエンザに感染したとみられる患者計53人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 東伊豆町の中学校10人、河津町の中学校12人、南伊豆町の中学校8人、御殿場市の幼稚園10人、御前崎市の小学校13人。
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迅速な救命に感謝状 御殿場で4人が的確対応
迅速な救命措置の相互連携によって人命を救ったとして御殿場市・小山町広域行政組合消防本部はこのほど、会社員関根龍之介さん(23)と妻心さん(24)=函南町=、警備員鎌野祐哉さん(27)=浜松市南区=、警備員岩瀬敏政さん(55)=御殿場市=の4人に感謝状を贈呈した。 御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットに車で買い物に訪れた関根さん夫婦は、駐車場で警備員の50代男性が突然倒れたのを目撃。すぐに降車して駆け寄り、元歯科衛生士で医療の心得がある心さんが意識や呼吸、脈がないことなどを確認し、龍之介さんは119番で的確に情報を伝えた。「無意識に体が動いた」と振り返る。 付近で警備をしていた鎌野さん
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全国ゴルフ優勝狙う 富士岡中の金子さん、御殿場市長に意気込み
27~31日に兵庫県で開催される全国中学ゴルフ選手権春季大会に出場する御殿場市の富士岡中2年の金子未来さん(14)が8日、市役所を表敬訪問し、勝又正美市長に健闘を誓った。 金子さんは趣味でゴルフをしている父親の影響などから小学5年生でゴルフを始めた。短期間で実力を伸ばし、練習に集中できる環境を求めて昨年10月に神奈川県から同市に家族で移住したという。放課後はゴルフ練習場で特訓に励むほか、市内のゴルフ場「小田原ゴルフ倶楽部日動御殿場コース」で実戦感覚も養っている。 1月に千葉県で開かれた関東中学ゴルフ選手権・決勝大会で上位入賞し、自身初となる公式戦の全国大会の切符をつかんだ。「自分の全力を
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5月「アコチル」開催へ 実行委が御殿場市長訪問 山崎まさよしさんら登場
富士山麓の自然に囲まれた空間で音楽やスポーツ教室、キャンプなど多彩なコンテンツを楽しめる野外フェス「アコチルキャンプ」(通称アコチル)の実行委メンバーがこのほど、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ね、8回目を迎える今年のアコチルを5月20、21の両日に開くと報告した。 同市の「富士山樹空の森」をメイン会場とし、山崎まさよしさんら人気アーティストの演奏や子ども向けのステージが来場者を楽しませる。サッカー元日本代表選手らによる教室、物作りやアウトドアの体験活動、マルシェなども展開される。 富士山が一望できる広々としたエリアでキャンプをしながら、イベントを満喫できるのも魅力の一つ。キャンプ初心者で
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静岡県内小中8校 学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は8日、小中学校8校でインフルエンザに感染したとみられる患者計128人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 御殿場市の中学校10人、同市の中学校11人、同市の小学校25人、小山町の小学校5人、静岡市駿河区の小学校40人、焼津市の小学校17人、牧之原市の小学校10人、掛川市の小学校10人。
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新議長に中島氏 御殿場・小山組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会3月定例会は8日開会し、会期を24日までの17日間と決めた。2023年度一般会計当初予算案など2議案を上程し、22年度一般会計補正予算案を可決した。議長辞職に伴い議長が改選され、中島宏明御殿場市議(64)=至誠、永塚=が選任された。 23年度一般会計予算は前年度当初比3億1700万円増の歳入歳出総額35億9700万円。歳入は分担金が27億9400万円で、御殿場市が21億4千万円、小山町が6億5400万円となった。 歳出は、火葬炉増設や付帯設備の修繕を進めることなどから、衛生費を15億1千万円(前年度当初比1億4400万円増)とした。消防費は御殿場消防署富士
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不法残留で起訴 殺人未遂は処分保留 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は7日、御殿場市で1月中旬、ベトナム国籍の男性に切りつけたとして殺人未遂の疑いで、逮捕、送検された同国籍、住所不定、無職の容疑者(29)を、入管難民法違反(不法残留)の罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。 起訴状などによると、被告は在留期間の2022年10月18日までに出国せず、23年1月23日まで御殿場市内などに居住するなどして不法残留したとされる。 同支部によると、殺人未遂容疑については、処分保留にしたという。捜査は継続する。
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マスクの着用 個人判断尊重 御殿場市が方針
御殿場市は7日、新型コロナウイルス対策に伴う来庁者のマスク着用について、13日から原則として個人の判断を尊重する方針を発表した。6日の市新型コロナウイルス対策本部会議で決定した。 政府が示した「マスク着用の考え方の見直し」を踏まえた措置。屋内・屋外の会議やイベントでも基本的な感染対策を講じた上で、着用は個人判断に委ねる。公共施設の利用に制限を設けず、定員数まで利用可能とする。職員は窓口業務、来庁者との接触などの場合にマスクを推奨する。
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アマゴ釣り 3月12日に大会 鮎沢川漁協
御殿場市、小山町の鮎沢川の渓流釣り解禁に合わせ、鮎沢川漁業協同組合は12日午前8時~正午、「第66回あまご釣り大会」を開く。 餌、ルアー、フライのさお釣りが対象。参加者は時間内に釣れたアマゴを専用の計測アプリを用いて撮影し、画像を同漁協にメール送信することで審査を受ける。計測アプリを使用するには「計測キーホルダー」が必要で、大会参加希望者に対して遊漁券取扱店で無料配布する。 優秀者には御殿場市商工会が発行する商品券などの賞品が贈られる。問い合わせは同組合<電090(8865)0414>へ。
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保守分裂、戦いの行方は? 焼津市/「構図崩れ」現元新混戦 御殿場市・小山町/衆院選遺恨三つどもえ【静岡県議選 注目区 統一地方選㊦】
静岡県議会最大会派自民改革会議は川勝平太知事へのけん制を強め、議席の上積みを狙う。ただ、会派の思惑とは裏腹に焼津市選挙区や御殿場市・小山町選挙区は、定数を上回る自民党系出馬予定者が名乗りを上げ、保守分裂選挙の色合いを濃くしている。 前回選で2議席独占が崩れた焼津市選挙区の自民。雪辱を期して昨年11月、同市議(当時)の松島和久氏が立候補を表明した。現職の良知淳行、諸田洋之両氏との三つどもえの争いになるかに見えたが、今年に入り、前回落選した元職塚本大氏が現職時代に所属した自民からでなく、無所属での出馬を決定。現元新4人による混戦模様になった。 「当初思い描いた構図が崩れてしまった」。自民党幹
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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静岡県議選92人出馬見込み 過去最少、少数激戦か
静岡県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の告示まで1カ月を切り、各地の立候補予定者の顔ぶれがほぼ固まった。3月6日までに開催された県内3会場の立候補予定者説明会には、34選挙区に現職59人、元職3人、新人30人の計92人の陣営が出席した。これまで最少とされる2015年県議選(定数69)の95人を下回り、全選挙区の半数近くに相当する16選挙区で無投票の公算が大きい。 川勝平太知事と対抗する自民系が議席を積み増すか、知事に近い非自民系勢力が現有議席を維持できるかが最大の焦点になる。 総定数は前回選と同じ68。沼津市が1減り、長泉町・清水町が分区して定数1ずつの単独区となり、選挙区数は1増
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御殿場木材PR強化 市議会で当局答弁 愛称広め普及促進
御殿場市議会3月定例会は6日、一般質問を行った。市当局は、昨年12月に愛称を「ごてんばっ木(こ)」と決めた御殿場産木材のPRと普及促進を強力に推進していく姿勢を強調した。林義浩氏(市民21)への答弁。 御殿場市商工会と連携し、市内で新築住宅を建てる人に対して1棟分に相当する県産材ヒノキ柱70本を贈呈する事業を拡大。これまで年度内で6人としていた対象者を2023年度から25人に増やすほか、贈呈を「ごてんばっ木」に限定し、木育や移住定住の促進につなげる。 御殿場高の生徒がデザインしたロゴマークも、木製品へのシールや焼き印など活用機会を増やすという。 勝又正美市長は「御殿場の木のブランド化で
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地域循環共生圏を懸垂幕でアピール 御殿場市役所東館
御殿場市はこのほど、脱炭素と経済の好循環を目指す北駿3市町(御殿場、裾野、小山)の「富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏」をPRする懸垂幕を御殿場市役所東館に掲示した。 懸垂幕は縦10・5メートル、横1メートル。同圏域が1月に県の「ふじのくにのフロンティアを拓(ひら)く取り組み」第3期の「ふじのくにフロンティア地域循環共生圏」として県内第1号認定を受けたことをアピールしている。 同市は、住民らの環境活動で削減した温室効果ガスを国認証「Jクレジット制度」で数値化して企業などに売却し、利益をデジタル地域通貨のポイントとして住民に還元する仕組みづくりを進めている。勝又正美市長は「環境先進
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インフルエンザ 静岡県内小中3校 学級・学年閉鎖
静岡県は6日、小中学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計22人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 御殿場市の中学校13人、浜松市中区の小学校6人、同市天竜区の小学校3人。
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⚽ゴン中山監督「僕自身も未熟」 J3沼津、黒星発進
元日本代表のストライカーとして活躍した中山雅史監督(55)が今季から指揮を執るサッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津。5日、アウェーの香川県丸亀市で開幕戦に臨んだ。あと一歩及ばず黒星発進となったが、中山監督は「自分たちに矢印を向けて成長していくしかない」と先を見据えた。 ほとばしる闘志を前面に、ジュビロ磐田や日本代表で一時代を築いたレジェンド。身上とするプレースタイルとは打って変わり、スーツ姿で主にベンチに座って冷静に戦況を見守った。初陣には「ふわふわした感じがしている。ずっと落ち着かなかった。まだまだ僕自身も未熟」と率直に語った。一方で「(敗戦は)非常に悔しい」と勝負師としての顔を
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高齢者見守り 御殿場市が実証実験 水道・ガスの使用データ活用
御殿場市と御殿場ガス(同市)、計測機器メーカーの愛知時計電機(名古屋市)はこのほど、水道・ガスメーターの情報データを活用した高齢者見守りサービスの実証実験を同市内で開始した。水道と都市ガスの使用データを収集し、異常を検知した場合に迅速な安否確認につなげる仕組みの有効性を検証する。 同市川島田の永原第1団地に住む65~85歳の7世帯10人を対象とする。各メーターを通信機能があるスマートメーターに交換し、使用量を自動収集してデータ化。高齢者の見守り活動の充実に有効なデータとなるか確かめる。朝の水道使用量が普段より明らかに少ない場合、市に状況確認を促す自動メールを送信する仕組みもある。 市役所
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29人が巣立ち 御殿場看護学校で卒業式
御殿場市の御殿場看護学校は2日、卒業式を同市の市民会館で開いた。3年間の課程を修了した29人が看護の道に巣立った。 斉藤昌一校長が一人一人に卒業証書を手渡し、「ここで得た知識を、そして笑顔をみなさんのために使ってほしい」と激励の言葉を贈った。卒業生を代表して楢山誠さん(33)が答辞を述べ、第一線での業務に向けて決意を新たにした。 卒業生は市内や県東部の医療機関などに就職する予定。
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優雅さを競う 馬場馬術大会 御殿場で5日まで
乗馬用品販売の「プラド」が主催する馬場馬術競技大会「第3回富士山Dressage(ドレッサージュ)プラド杯」が4日、御殿場市の市馬術・スポーツセンターで始まった。5日まで。 県内外の乗馬クラブなどに所属する約80人が参加し、演技の正確さや優雅さを競う。初日は「グランプリ」「インター1」「セントジョージ」などの課目が行われ、馬場の中で人馬一体となった多彩な歩き方やステップが披露された。 同センターでは11月に全日本馬場馬術大会が開催される予定。
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保育料の負担減を検討 御殿場市長答弁 子育て世代支援 市議会3月定例会
御殿場市議会3月定例会は3日、各会派による代表質問を行った。勝又正美市長は、子どもが3人以上いる世帯を対象に市独自に実施している幼児教育・保育の負担額の軽減制度について、第1子、第2子に対する一層の負担軽減策を検討していることを明らかにした。小林恵美子氏(公明党)に答えた。 同市では2016年から、保育料を第2子は半額、第3子以降は無料としている。保育園は市立、私立ともに対象で、所得制限は設けていない。勝又市長は1人目、2人目の3歳未満児に対する保育料のさらなる負担軽減について「少子化対策や子育て世代の支援として、前向きに検討していく」とした。 23年度当初予算の一般会計が過去最大の39
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御殿場の企業集結 合同ガイダンスに100人参加
御殿場市合同企業ガイダンス(市雇用対策協議会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、市役所玉穂支所で始まった。4日まで。 初日は市内に事業所を構える製造や建設、サービスなど多彩な業種の21社がブースを設けた。同市内での就職を検討する100人近くが会場を訪れ、各企業の担当者から事業概要や勤務形態、他社にない強みなどについて説明を受けた。 神奈川県の大学に通っているという勝亦茂樹さん(21)は「就職は地元である御殿場でしたい。勤務形態や転勤事情について聞けてよかった」と話した。 4日は午前10時から午後3時。3日とは別の17企業・団体が出展する予定。
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学校の謎ルール、見直しませんか⑦ 読者の意見【賛否万論】
「学校の謎ルール 見直しませんか」は今回が最終回となります。文科省を中心に校則見直しの動きが広がり、今後は「ルールを変えてほしい」という子どもたちの声が増えていくことでしょう。改定手続きを明確にしたり、校則をホームページで公開したりすることも各学校で考えていく必要がありそうです。子どもたちと向き合う大人の姿勢が問われています。 読者 季節の小箱さん(焼津市)60代 中学生の時、服装についての新しい校則が導入されることになりました。内容に納得できなかったので、導入に反対するための臨時生徒総会を開く準備を進めました。結果的には大人の圧力に屈しましたが、そういうことができたのは、14歳のその時
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御殿場の写真家 真剣表情作品に 8日まで都内
御殿場市の写真家池谷俊一さん(78)の作品展が2日、東京都新宿区のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で始まった。著名な映画監督や音楽家の引き締まった顔つきを撮影したモノクロ写真を中心に約90点が並ぶ。8日まで。 35歳から人物写真を撮り続ける池谷さんは撮影時、被写体に対して「笑わない、照れない」を求め、仕事に向き合う真剣な表情を収めている。鋭い眼光を向ける映画監督新藤兼人さんや指揮者小澤征爾さんの写真が来場者の注目を集めた。都内の街並みを題材にした風景写真もある。 入場無料。日曜休館。午前10時~午後6時(最終日は午後3時まで)。
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小山町「ふるさと金太郎事業」 小学生で初 新山さん(須走小3年)博士認定
地域と関わる活動に自主的に参加した児童生徒にポイントを付与し、顕彰する小山町教育委員会の「ふるさと金太郎博士事業」で、須走小3年の新山理央さん(9)が最高位に次ぐ「博士」に認定された。博士号認定は8人目で、小学生で初。積極的な図書館利用や地域行事への参加で認定要件を満たした。 本が大好きだという新山さんは一時期、町立図書館に毎日のように通っていたという。最近は土日に訪れて10冊近く借りるなど、非常に多くの本に親しんでいる。町内で開催されるマルシェやスポーツイベント、コンサートなどにも意欲的に参加し、博士号の認定要件である150ポイントがたまったという。 同校で1日、博士号贈呈式が開かれ、
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御殿場アウトレット大型遊具 新たにお目見え 広場の一部エリア改装
三菱地所・サイモンが運営する御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットで1日、改装工事が進む遊具広場「プレイグラウンド」の一部エリアがリニューアルオープンした。全長14・1メートル、高さ7・4メートルの大型複合遊具が新たにお目見え。買い物に訪れた多くの親子連れが立ち寄り、多彩な遊びを楽しんだ。 大型複合遊具はチューブ状の滑り台やクライミングウォール、絵合わせゲーム、望遠鏡など幅広い年齢の子どもの興味を引く仕掛けが盛り込まれた。揺れる長い座面でバランスを取りながら遊ぶ遊具「エルシ」も新たに設置された。山梨県富士吉田市から月に4回ほど母親と買い物で訪れるという坂本あずなさん(6)は「滑り台とエル
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御殿場の盛り土 罰金30万円命令 沼津簡裁 会社、役員に
沼津区検は27日までに、御殿場市神場に無許可で盛り土を行ったとして市土砂等土地埋め立て規制条例違反の罪で、同市の会社役員男性(45)=同市東田中=と、この男性が経営する会社(同市)を略式起訴した。沼津簡裁は24日付で、それぞれ罰金30万円の略式命令を出した。 略式命令によると、男性と同社は2021年9月、崩れたのり面などの是正を22年3月末までに求める市の措置命令を受けたが、従わなかった。
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保育留学実施へ都市部に狙い 東伊豆町
東伊豆町は2023年度から保育留学事業に乗り出す。都市部の子育て世代の移住促進を念頭に、移住体験時に認定こども園で未就学児を預かる内容。 期間は1~3週間程度。町はこれまで移住者として若者や単身者にめぼしを付けていたが、新型コロナウイルス禍によるテレワークやワーケーション普及を受け、子育て世代にも白羽の矢を立てた。同様の事業は御殿場市も実施方針。 まずは3年程度の実施を見通していて、小規模で受け入れながら順次人数を増やすという。岩井茂樹町長は27日の定例記者会見で「都市部で不足する豊かな自然環境や保育施設をわが町でまかないたい」と強調した。
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議会のバリアフリー 地方、半数超「進まず」 視聴覚障害対応も低調
共同通信が全国の地方議会議長に実施したアンケートで議会のバリアフリーの状況を尋ねると、25日時点の集計で「進んでいない」との回答が半数を超える計56%に上った。本会議場について、車椅子利用の議員が支障なく移動できるよう「段差を解消している」と答えたのは、24%にとどまった。点字ブロックの整備など視覚、聴覚障害者向けの対応も低調だった。 国は障害者が暮らしやすい共生社会の実現を掲げ、東京パラリンピックも開催された中、住民に身近な地方議会でバリアフリーの取り組みが遅れている実態が浮かんだ。 調査は2022年11月~23年1月、都道府県と市区町村の全1788議会の議長に実施し、1783人が回答
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時代超え信望集める富士山 家康、霊峰と貴重な共演/甲斐の信玄、娘の平安願う/静岡・山梨両知事インタビュー【2月23日 富士山の日】
信仰の対象と芸術の源泉としての普遍的な価値が認められ、富士山が2013年6月に世界文化遺産に登録されてから今年で10年を迎える。 静岡、山梨両県を中心とした関係者はこの間、富士山の価値を後世に引き継ぐために登山者数の管理や災害の対応などさまざまな取り組みを進めてきた。 年明けに始まった大河ドラマで再注目される徳川家康も、富士山に高い信仰心を寄せた。県内各地に残るその事績は、時代を超えてあつい信望を集める富士山の存在をあらためて認識させる。 両県が定める富士山憲章や富士山基本条例は、私たち一人一人にも主体的な関わりを求める。きょうも雄大な姿を見せる富士山と、これからも共に歩んでいくために
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「じいじの富士山」闘病支えた写真群 沼津出身の実業家高木さん 亡き祖父の作品展示 都内で23日から
「じいじが遺した写真を多くの人に見てほしい」。沼津市出身の実業家高木龍さん(28)=川崎市=が23~26日、4年前に82歳で亡くなった祖父市野道弘さんが捉えた富士山の写真展を都内で初開催する。難病で闘病していた高木さんの心のよりどころだった祖父が、35年にわたりフィルムカメラで四季折々の霊峰を撮影した約40点を展示する。 高木さんは幼少時代、御殿場市に住む祖父の撮影に何度も付いていった。そこで見たのは、天候に左右され思い通りに撮影できなくても、愚痴一つこぼさず富士山を撮り続ける祖父の姿だった。 沼津高専入学半年後に難病を発症した高木さんは3カ月強の入院で、毎週のように手術を強いられた。
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令和5年10月8日は御殿場の日 「経済観光を活性化」 市長施政方針
御殿場市の勝又正美市長は21日開会した市議会3月定例会で2023年度の施政方針を示した。令和5年(今年)10月8日を語呂合わせで「ごてんばの日」と位置付け、さまざまなイベントを開催すると表明。「コロナ禍を打破する節目の年として、魅力発信と経済観光の活性化に努める」と力を込めた。 「ごてんばの日」当日は、関係のある自治体や各種団体と連携した「産業フェア」を行う。市主催のイベントなどを記念事業として開催し、1年を通して官民一体で地域を盛り上げる。 施政方針では経済観光活性化や環境政策とSDGs推進、デジタル推進など5項目を重要施策に挙げた。市役所の観光交流課を産業スポーツ部から企画戦略部(企
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記者コラム「清流」 わが町に足りないものは
「何もないところに来たね」。静岡市から御殿場市に赴任した5年前、何度かこう言われ、不思議に感じていた。 世界の宝である富士山が目の前にそびえ、豊かな自然が広がる。国内最大のアウトレットモールがある。全国から人を集める商店やイベントが増えている。足りないのは足元の魅力に目を向け、磨き、発信する気持ちではないか。 首都圏に近い立地を生かし社会の変化を捉えて、新たな試みをする人に数多く出会えた。木材に親しみ活用する「木育」や脱炭素と経済活動を連動循環させる共生圏など行政の方向性も明確になってきた。可能性は高まっている。 任地としては離れるが、引き続き生活拠点を置いて発展を見続けることにした。
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ふじおやま「金太郎バウム」 地元米の米粉で滑らか【道の駅 食探訪⑭】
金太郎の生誕地とされる小山町の「ふじおやま」は、地元ブランド米の米粉を使用したバウムクーヘン「金太郎バウム」を販売している。 夏場の寒暖差が大きい同町と御殿場市で作られる「ごてんばこしひかり」は、炊き上がりの香りと甘み、粘りが特徴。バウムクーヘンはその米粉と、たっぷりの卵と蜂蜜を使って、隣接する農村活性化センター「ふじあざみ」で焼き上げる。しっとり、もっちりとした食感で、関東から訪れる客からも人気だという。武藤三夫常務(71)は「通常より細かく製粉するため、口溶けは滑らか。手間暇かけた一品を味わって」とPRする。 お土産にぴったりな箱入りのレギュラーホールは1500円、カットバウム10個
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ナイスバッティング 御殿場高野球部、子どもらと交流
御殿場高(御殿場市)野球部は18日、小学2年生以下を対象とした交流イベント「御高キッズパーク」を同校で開いた。部員14人が集まった約40人と野球の要素を取り入れた遊びで体を動かした。子どもたちに運動や野球の楽しさを伝えた。 塁線上にいる鬼を避けて進む「ライン鬼」では、子どもたちが鬼役の部員にタッチされないよう体をよじらせて走った。鬼役の部員はおどけた動きを見せ、ゴールで待つ部員は生還した子どもとハイタッチするなどして喜ばせた。 ティーバッティングではバットの握り方を優しく指導した。鋭い打球が飛び出すと「ナイスバッティング」と褒めた。 野球の普及と地域貢献を目的に実施し、部員が運営した。
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御殿場線活性化へ SNSで情報発信 地域一丸で機運高めて【解説・主張しずおか】
JR御殿場線の沿線市町でつくる協議会(会長・御殿場市長)は長年、御殿場線の利便性向上を鉄道事業者に要望している。同市幹部は御殿場線が使いやすくなれば「御殿場は首都圏の通勤圏内になり人口増加につながる。まちづくりへのインパクトも大きい」と期待を寄せるが、足元の利用者は伸び悩む。要望を受け入れてもらうため、地域の機運を高めてほしい。 御殿場線は沼津駅と国府津駅(神奈川県小田原市)を結ぶ。途中の松田駅で小田急線に接続し、御殿場駅から新宿駅まで特急なら1時間45分程度、普通列車でも2時間15分程度で移動できる。 要望事項の一つが御殿場駅―国府津駅間の運行本数増加だ。御殿場駅の1日の列車本数(平日
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委員会のオンライン開催 静岡県内は5市町「ある」
静岡県議会と県内35市町のうち、委員会などをオンラインで開催したことがあると回答したのは、5市町(沼津、島田、掛川、袋井、河津)だった。いずれも2020年4月以降に実施していた。 5市町は、新型コロナウイルス感染症対策や災害時を想定して導入・開催したと答えた。「条例改正をしたが、その後、開催の必要性が生じていない」など、既に環境整備済みや準備中の議会は県議会を含め11自治体あった。 国が認めていない本会議のオンライン開催を「必要」としたのは11市町(31%)あり、「緊急時に備えて対応すべき」(御殿場市)、「育児、介護、障害など多様な人材が活躍できるために必要」(三島市)との意見があった。
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御殿場バイパスで交通取り締まり 静岡県警高速隊
静岡県警高速隊は17日、御殿場市水土野の国道138号御殿場バイパスで可搬式速度違反自動取締装置による交通取り締まりを行った。 内蔵カメラで違反車両と運転者を撮影する装置を使って、高速隊員と県警交通指導課員が連携し、速度違反車両を取り締まった。同隊の岡沢尚浩副隊長は「速度超過は交通の流れを乱す。重大事故にもつながりやすいため、制限速度を守って運転してほしい」と呼びかけた。 同バイパスは直線部分が長く、速度が出やすいため、2022年に人身事故5件、物損事故30件が発生している。
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地域経済成長に重点 御殿場市23年度予算案 一般会計過去最大395億円
御殿場市は17日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は22年度当初比7%増の395億円で過去最大になった。新型コロナウイルス禍から回復途上にある地域経済を支え、成長させる事業に重点を置いた。観光分野などで将来を見据えた新規事業を盛り込んだ。 新型コロナ対策と経済対策に4億3千万円を投じる。市内だけで使えるデジタル通貨「富士山Gコイン」を活用した取り組みが目玉。小中学校入学祝いやボランティア活動の報奨などとして市民にポイントを付与し、市内店舗の活性化につなげる。 観光関連では、ビッグデータを活用した情報発信を始め、年間1千万人超の観光交流客の回遊性を高める。木製玩具で遊べる「木のお
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定例会21日開会 御殿場市議会
御殿場市議会は17日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期を2月21日から3月23日までの31日間と決めた。代表質問を3日、一般質問は6、7の両日に行う。 市は2023年度当初予算案や犯罪被害者支援条例案など25議案を提出する。
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議長 菅沼氏 副議長 杉山氏 御殿場市議会
御殿場市議会は15日の臨時会で正副議長選を行い、議長に菅沼芳徳氏(67)=改新=、副議長に杉山護氏(78)=市民21=を選出した。 菅沼芳徳氏(すがぬま・よしのり)農業[元]JA御殿場部長。2期。保土沢 杉山護氏(すぎやま・まもる)家具製造業[元]市区長会会長。3期。大坂
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富士山周辺の特色探求 地元児童「登山口サミット」成果報告
富士山の登山口に近い静岡、山梨両県の4小学校の児童はこのほど、地域の特色を考え自分たちにできることを探る「富士山登山口子供サミットプロジェクト」の成果報告会をオンラインで行った。 参加したのは富士宮市の大宮小、小山町の須走小、御殿場市の印野小、山梨県富士吉田市の吉田小の6年生。児童らは昨年4月から、富士山周辺の生き物や観光施設について探求してきた。 報告会で各校児童は、地元旅館で人気の食べ物を調査してパンフレットを作成したり、観光施設の清掃をして訪れた人の意見を聞いたりした活動を発表。野鳥の調査を通して、富士山の周辺では木の実などの食べ物や巣作りの材料が豊富で生き物が過ごしやすい環境が整
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県議選 勝又氏出馬へ 御殿場市・小山町選挙区
御殿場市議の勝又英博氏(66)=同市上小林=は13日、市内で記者会見し、任期満了に伴う県議選(3月31日告示、4月9日投開票)に同市・小山町選挙区(定数2)から無所属で出馬すると表明した。 自民系3氏が立候補を決めている同選挙区に非自民の選択肢をつくることが最大の出馬理由だと説明した。「医療体制の充実を急ぐため県との連携を担う」と述べた。 御殿場市出身。米国コロラド大を卒業し、証券会社などに勤務した。2012年の同市議選と15年の県議選で落選し、20年の同市議選で初当選した。 今回の県議選では地域政党「新政しずおか」の推薦を受ける。
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地方議会80%男性に育休 高齢化、取得広がらず 全国アンケート
全国の地方議会の80%以上に男性議員が「育休」を取得できる規定があることが11日、共同通信のアンケートで分かった。議会規則で育児や配偶者の出産を欠席理由として認めている。過去4年間に、男性議員が育児や妻の出産を理由に欠席した例があったと回答した議会は3%だった。男性の育児を後押しする制度の整備が進む一方、地方議会の高齢化により、子育て世代の中心となる40代以下の議員は少なく、実際の取得は広がっていない。 育児や配偶者の出産に伴う欠席に関する規定があるかどうかを聞いた。最も多かったのは「出産と育児の両方」の80%で、「出産のみ」が5%、「育児のみ」が3%。「両方とも規定していない」は12%だ
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御殿場市、科学技術の拠点整備検討 23年度 防衛やドローン、宇宙
御殿場市は2023年度、科学技術を発信する拠点整備に向けた検討に乗り出す。防衛装備品やドローン、宇宙に関する知識を普及啓発する施設を造る構想があり、実現の可能性を前向きに探る。17日発表の当初予算案に関連費用を盛り込む。 陸上自衛隊の駐屯地や東富士演習場がある同市では、民間団体が防衛装備品を展示し機械産業の歴史を紹介する防衛技術博物館(仮称)の設置を目指している。昨年4月には、賛同する団体や政治家らによる建設推進連絡協議会が組織され、勝又正美市長が会長に就いた。 市はこうした経過を踏まえ、同博物館を防衛技術だけでなく、主に科学技術の発信拠点として整備ができるか、採算性や用地を調査する。市
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75校・団体の企画採用 はごろも「夢」講演会
公益財団法人はごろも教育研究奨励会(後藤康雄理事長)はこのほど、県内の幼稚園や学校が「夢づくり」のために開催する講演会経費を助成する「第19回はごろも『夢』講演会」の企画採用対象校を決定した。 書類選考を通過した75校・団体に対し、幅広い分野の講師を招く費用などとして上限20万円を助成する。 採用された学校や団体は次の通り。 【高校】伊豆中央、沼津城北、静岡農、浜松湖南、富士市立、静岡英和女学院、静岡北、藤枝順心、常葉大付属菊川 【中学校】静岡大付属静岡、伊東門野、三島錦田、三島中郷、沼津原、富士元吉原、富士須津、富士田子浦、静岡清水七、静岡清水八、藤枝岡部、浜松東部、浜松西部、浜
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富士山と緑、良さ一目で 御殿場高の市瀬さん考案 ごてんばっ木(こ)PRロゴ
御殿場産木材「愛称・ごてんばっ木(こ)」のロゴマークをデザインした御殿場高3年の市瀬優衣さんが10日、勝又正美市長を市役所に訪ねた。「御殿場の富士山と緑の良さが一目で分かるようにした。木育の推進につながれば」と込めた思いを語った。 ロゴマークは富士山の麓から樹木が育つ様子を一筆書きで表現した。同校生活創造デザイン科デザインコースの3年生19人が考えた約40作品の中から選ばれた。 勝又市長は「親しまれるデザイン」と喜んだ。ロゴマークをプリントしたシールを木製品に貼り付けて広くPRすると説明した。 市瀬さんは勝又市長からロゴマーク入りの賞状などを、御殿場木材協同組合の菅沼良将理事長からロゴ
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御殿場など静岡県東部で積雪 警報級の大雪のおそれも
太平洋沿いを発達しながら東北東へ向かう南岸低気圧と上空の寒気の影響で、県内は10日未明から山間部を中心に雪が降り始め、御殿場など県東部の一部で積雪があった。静岡地方気象台は、予想より気温が低くなったり降雪が長引いたりした場合、山地などで警報級の大雪となる可能性があり、注意を呼びかけている。 御殿場市中心部では午前6時過ぎから降り始め、畑や住宅の屋根を白く染めた。出勤前に車の窓ガラスに積もった雪を落とす作業をしたり、傘を握り締めて足早に目的地に向かったりする人の様子が見られた。 気象台によると、午前10時現在、御殿場で1センチの積雪を観測した。午後6時までに予想される24時間最大降雪量は東
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御殿場改良計画 高校生が市長に直言 地域課題の解決策探る
御殿場高(御殿場市)創造ビジネス科は8日、地域課題の解決策を探る授業の成果発表会を同校で開いた。メディア観光コース2年生24人が練り上げた「御殿場改良計画」を、勝又正美市長らの前でプレゼンした。 生徒は昨年夏から4チームに分かれ、それぞれ市役所の担当課の協力を得て地域課題に関する調査研究を進めてきた。発表会は集大成の場。 農産品の知名度向上を考えたグループは、市役所で開かれるマルシェとコラボしたイベント実施を提案した。地場産品が当たる「ガチャガチャ」や地元産サツマイモのスイーツを用意すれば幅広い年代の人を集客できると訴えた。 勝又市長は「すぐにでも取り入れたい。協力してイベントができれ
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14施設で学年・学級閉鎖 インフルエンザ 8日の静岡県内
静岡県は8日、幼稚園や小中学校、高校の計14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計228人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設と患者数は次の通り。 函南町の幼稚園7人、静岡市駿河区の幼稚園12人、伊東市の小学校13人、御殿場市の小学校6人、静岡市葵区の2小学校16人、同市駿河区の小学校11人、同市清水区の小学校45人、湖西市の小学校12人、静岡市葵区の中学校12人、同市駿河区の中学校12人、同市清水区の中学校20人、焼津市の中学校13人、浜松市中区の高校49人。
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子どもと一緒に 御殿場“移住” 「保育園留学」 親は首都圏へ出勤可能 23年度受け入れ開始
子どもと一緒に移住体験を―。御殿場市は2023年度、市外在住の家族に2週間滞在してもらい、未就学の子どもを保育施設で預かる「保育園留学」を始める。暮らしを体験しながら地域の魅力を感じてもらう狙い。関係人口を増やし、移住定住者の増加にもつなげたい考えだ。 地方と家族をつなぐ事業を展開するキッチハイク(東京都)と連携した取り組み。同社が滞在先や子どもの預け先をセットにした「留学プログラム」を提供する。市未来プロジェクト課の杉山真彦課長は「富士山のある景観や自然、多彩なアクティビティーが楽しめ、一定の都市機能もある。住めばきっと好きになる」と自信を示す。 子どもを受け入れる「高嶺(たかね)の森
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裾野市初「道の駅」整備へ 交流人口、滞在時間拡大 幹線道路沿い検討
裾野市は交流人口拡大や滞在時間延長を目的に、市内初となる「道の駅」を整備する方針を決めた。富士山や箱根、御殿場市といった国内有数の人気観光地に囲まれ、「通過されてしまう印象が強い現状」(裾野市幹部)があり、にぎわい創出の拠点を幹線道路沿いに設ける。基本構想の策定に向け、2023年度当初予算に関連費を計上する。 市内には静岡県と神奈川県を結ぶ国道246号が南北に、箱根から富士山につながる同469号が東西に通り、観光客や物流業者を中心に一般道の交通量は多い。道の駅は駐車場とトイレの休憩機能に加え、地元特産品の販売や観光情報の発信、地域振興施設の併設などさまざまな利用方法で活性化が期待される。国
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富士ざくらホテル(小山町)小沢健男社長 訪日客と合宿客に照準【キーパーソン】
2018年にオープンした小山町須走の富士ざくらホテルを運営する。当初ターゲットにしたインバウンド(訪日外国人)需要が新型コロナウイルス禍で消失し、富士山麓の準高地という立地を生かしてスポーツ合宿の誘致に乗りだした。回復基調にあるインバウンドとの2本柱で集客を図る。 ―スポーツ合宿の利用状況は。 「20年10月に誘致を始めてから増え続け、22年は5千人が宿泊した。23年は1万人を見込む。9割が陸上の団体で、箱根駅伝常連の順天堂大学も定期的に訪れる。利用者の目的は強くなること。須走は環境が整っている。周辺にトレーニング施設が多く練習内容に合わせて選択できる。富士山の存在は大きなモチベーション
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おもちゃ直す“ドクター” 長泉でイベント 新たな命吹き込み
壊れた玩具をボランティアが修理するイベント「おもちゃの病院」が5日、長泉町福祉会館で開かれた。町内有志でつくる長泉おもちゃ病院実行委員会が、町のにぎわい交流イベント支援事業補助金を活用し、企画した。 沼津市と御殿場市で活動する「おもちゃ病院」のボランティア8人を“ドクター”として招いた。特撮ドラマ「シンケンジャー」の剣の玩具や、アニメ「トイ・ストーリー」のキャラクター、ウッディの人形など、音が出なくなったり、光らなくなったりしたおもちゃを修理し、新たな命を吹き込んだ。 ドクターとして参加した御殿場市の中川修一さんは「元々機械いじりが好きで孫のおもちゃを直していた。
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富士山麓包む 炎と煙 東富士演習場 野焼き計画通り終了
富士山麓に広がる陸上自衛隊東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)の野焼き作業が4日、行われた。主催団体によると、計画通り作業を終えた。演習場全体の約3分の1に当たる約2745ヘクタールの下草やカヤを焼いた。 過去に積雪などの影響で延期になることが多かったため、天候の影響を受けないよう日程を例年より1週間前倒しし、当初の予定日に実施した。 地元関係者と自衛隊員の計約910人が4作業区39班に分かれて作業を進めた。午前9時半に着火すると瞬く間に燃え広がり、富士山麓は炎と煙に包まれた。 各作業区と統括本部で30分ごとに風速や湿度を測るなど、作業員3人が焼死した2010年の事故後に取り入れた
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行方不明の男性に声掛け保護 御殿場署、小山町の親子に感謝状
行方不明になっていた高齢男性を保護したとして、小山町中日向の中学生高村獅穏(しおん)さん(14)と母の美郁(みか)さん(39)がこのほど、御殿場署長感謝状を受けた。車で帰宅途中、暗闇の人影に気付いて声をかけた。 1月14日午後7時40分ごろ自宅近くの路上で、獅穏さんが人影に気付いた。見慣れない人だったため心配になり美郁さんに伝えた。車を反転しライトを当てると男性が手を上げていた。「道に迷った。警察を呼んでほしい」と話した。2人は家族と共に男性を自宅に案内し、飲み物を渡して警察官の到着を待った。「安心した」という男性の言葉を聞き、獅穏さんも安心した。 男性は御殿場市在住の70代で、家族から
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鬼は外! 元気良く唱え 御殿場・原里幼稚園
御殿場市立原里幼稚園では園児52人が「鬼は外」と元気良く唱え、父親たちが扮(ふん)する鬼を目がけて豆をまいた。 園児と鬼は園庭で対面した。自作の衣装に身を包んだ鬼は、紙やビニールの棒を振りかざした。年長児は鬼を追いかけ続けたが、年中児と年少児は追いかけられる場面が多かった。豆を握り締めたまま泣き出してしまう子もいた。 同市認定農業者会(勝又俊治会長)から地元産の豆が贈られた。同会は農業に興味を持ってもらおうと、市内の幼稚園など22園に豆を配布した。
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官民連携推進へ 2月24日に意見交換会 沼津
静岡県は24日午前10時~午後4時半、民間企業や金融機関を対象にした「ふじのくに官民連携実践塾」を沼津市大手町のプラサヴェルデで開く。 自治体の財政難などで公共施設整備や維持管理が課題となる中、民間目線のアイデアを生かした官民連携を推進するため意見交換する。会場では、県や市町の担当者らと希望する企業などが1対1で対話する。 今回用意された案件は、県の既存庁舎ZEB化改修と東部総合庁舎管理業務のDX化、下田市のあずさ山の家利活用、御殿場市の総合体育館施設指定管理の計4件。申し込み後に対象者に事業説明の動画を公開する。 県ホームページから電子申請で申し込む。15日締め切り。定員42組。問い
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新東名小山SIC 27年度開通 小山町など予定
小山町と中日本高速道路は3日、新東名高速道小山スマートインターチェンジ(SIC、仮称)を2027年度に供用開始する予定と発表した。新秦野インターチェンジ(IC、神奈川県秦野市)―新御殿場IC(御殿場市)間の開通と同時の供用開始を目指す。 小山SICは両IC間に位置する小山パーキングエリア(仮称)に接続する。トヨタ自動車などが展開する複合施設「富士モータースポーツフォレスト」や湯船原地区の工業団地に近い。供用開始により交流人口の拡大や工業団地への企業誘致促進が期待されている。
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地域経済再生へ連携加速 駿豆地区商工振興懇 伊豆の国で定例会
東部と伊豆の経済団体でつくる駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は3日、伊豆の国市で定例会を開いた。コロナ禍などで低迷する地域経済の再生に向け連携を加速していくことを確認した。 定期的に開催し、東部・伊豆地域をどう結び、活性化につなげるかについて議論している。紅野会長は「地域経済の振興へ事業所の支援を重ねていく」と強調した。開催地を代表して同市商工会の大沢秀光会長も「インフラが少しずつ整備され、互いが近くなっている」と話した。 懇話会は2商議所(沼津と三島)と8商工会(長泉町、函南町、沼津市、清水町、裾野市、御殿場市、小山町、伊豆の国市)で構成。商議所会頭や商工会長
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東富士演習場で枯れ草など焼く 陸自、発表せず
1日午前11時40分ごろ、陸上自衛隊東富士演習場(御殿場市など)で出火し、枯れ草を焼いた。自衛隊員が消火活動に当たり、午後9時40分ごろまでに鎮圧した。 陸自は「演習場外に広がる恐れはない」として報道発表していない。演習場を管理する陸自富士学校によると、弾着地で出火した。出火当時、実弾射撃訓練が行われていた。出火原因は「確認中」としている。
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静岡人インタビュー「この人」 シニアの太鼓日本一に輝いた 山内剛さん(御殿場市)
60歳以上の奏者が腕前を競う日本太鼓シニアコンクール(昨年11月、石川県)で優勝した。28歳で演奏を始め、太鼓団体「富岳太鼓」の代表を務める。保育園や障害者支援施設などを運営する社会福祉法人「富岳会」の理事長。奏者としては「強嗣」名義で活動する。64歳。 ―コンクールを振り返って。 「新型コロナ禍で対外活動が制限される中、優勝という明確な目標を持って自らを奮い立たせた。仕事で日中は練習ができず、毎朝5時に起きて1時間体を鍛え、昼休みの45分間に太鼓を打った。3位だった前年の悔しさをばねに、前年の3倍練習したので自信はあった。指導する子どもたちが賞を取ることは多いが、私個人が評価されるのは
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帰隊せず5日欠勤 陸士長を停職処分 陸自滝ケ原駐屯地
陸上自衛隊滝ケ原駐屯地(御殿場市)は30日、所定の時間になっても部隊に戻らなかったなどとして、普通科教導連隊の男性陸士長(22)を停職5日の懲戒処分にしたと発表した。陸士長は依願退職の予定という。 駐屯地によると、陸士長は2021年10月11日、所定の帰隊時刻に帰隊せず行方不明になった。同月17日に埼玉県内で保護されるまでの間、正当な理由なく5日欠勤した。 保護されるまで連絡が取れなかった。思い通りに休みを取れなかったことなどが原因という。
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出産祝いにGコイン2万円分支給 御殿場市
御殿場市は30日、2022年4月以降に生まれた子どもの出産祝いとして電子地域通貨「富士山Gコイン」2万円分を支給すると発表した。対象の子どもがいる家庭には2月中に案内が届く。 勝又正美市長は定例記者会見で、来年度以降も継続実施する考えを示した。Gコインを活用した子育て支援策を他にも検討していると明かし、タイミングとして「小学校入学時や中学校入学時」を例に挙げた。 市は4歳を迎える第3子以降を持つ保護者に、10万円相当の「子育て応援手当」を支給している。記者会見で継続するか問われた勝又市長は「今のところやめる考えはない」と述べた。
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Gコイン10%還元 御殿場市 14日から
御殿場市は30日、2月14日から3月15日まで、電子地域通貨「富士山Gコイン」による買い物の支払額の10%をポイント還元する「ポイント還元祭」を実施すると発表した。 アプリ「チーカ」と専用カードのどちらも対象になる。1人当たりの付与は2千ポイントが上限。ポイントの有効期限は付与された日から6カ月間。 市は、市民のみだったGコインを誰でも使えるようにしたことも公表した。市外に住む人はアプリのみ。市内に通勤通学する人や観光客に活用してもらい、地域経済の活性化につなげる。