御殿場市の記事一覧
-
一時移転の“古里”御殿場市民が応援 パリ五輪に5人輩出、サッカーJFAアカデミー福島勢 活躍願い横断幕
【パリ=本社臨時支局・伊藤龍太】2023年度まで御殿場市と裾野市に一時移転していた「JFAアカデミー福島」。日本サッカー協会(JFA)のエリート選手育成機関として、今夏のパリ五輪にも男女計5人の出身者を送り込んだ。市民も卒業生の躍進を切望する。 「世界で輝く御殿場の星」「富士岡中の後輩として応援しています」-。6月下旬の御殿場市の市民サロン「けやきかん」。アカデミー出身者へのメッセージを募った横断幕には、活躍を願う“古里”からの応援の言葉があふれた。06年に福島県のJビレッジに開設された同アカデミーは東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故により、11年4月から2
-
県人口353万162人 1日現在 前月比2047人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の推計人口は前月に比べて2047人減の353万162人だった。推計人口の減少は2カ月連続。社会動態も3カ月ぶりに減少に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は158人減(転入8910人、転出9068人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1889人減(出生1428人、死亡3317人)だった。 推計人口を市町別にみると、増加したのは掛川市2人、吉田町1人。減少したのは33市町で、最大の浜松市が446人。以下は静岡市291人、湖西市142人、沼津市117人など。 社会動態が増加したのは14市町で、富士市の82人を筆頭に、掛川市43人、島田市24人、磐田市2
-
自衛隊ニュース 学生らが演習見学
自衛隊静岡地方協力本部(本部長・田代裕久1等陸佐)はこのほど、東富士演習場(御殿場市・裾野市・小山町)で行われた富士総合火力演習に県内の学生ら199人を引率した。 前半は陸上自衛隊が保有する装備品が次々と会場に登場し、その性能を披露した。戦車や機動戦闘車などが土煙を上げながら観覧席の目の前に現れ、遠く離れた山の斜面に設置された目標に向けて実弾射撃を行った。 参加者は射撃のごう音と体に響く振動、演習場の地形を利用してさまざまな場所から現れる装備品の数々に圧倒されていた。後半は島しょ部防衛を想定した実戦的な内容で、参加者にも緊迫した現場の様子が伝えられた。
-
佳子さまが高校馬術の選手激励 御殿場市馬術・スポーツセンター 静岡がんセンター視察も
秋篠宮家の次女佳子さまは25日、御殿場市馬術・スポーツセンターで開幕した第58回全日本高校馬術競技大会の開会式に臨席し、全国各地の予選を通過した36校の選手約180人を激励した。観戦後は県立静岡がんセンター(長泉町)を視察された。 スポーツセンターに到着した佳子さまは勝又正美御殿場市長の先導を受け、出迎えた鈴木康友知事や塩谷立大会長らと笑顔であいさつを交わした。開会式では選手たちに「馬と心を通い合わせ、一体となって、積み重ねてきた努力の成果を存分に発揮できるよう応援しています」と激励した。 午後に競技を観戦し、選手と競技馬が呼吸を合わせて障害物を次々に跳び越える様子を見守った。大会は26
-
御殿場駅周辺まちづくりの課題は 市民ら「ミライ会議」意見交換
御殿場市はこのほど、JR御殿場駅周辺のまちづくりに関して市民が意見交換する「御殿場100人ミライ会議」を市内で開いた。行政、商店、学校の関係者や中高生、移住者など約80人が、市の活性化に向けてざっくばらんに語り合った。 駅前を「乙女口エリア」「新天地エリア」など七つに分け、各エリアの特徴や課題、改善に向けた活動を話し合った。富士山口前のエリアは「年齢にかかわらず、多くの人が集える場にしたい」などとコンセプトを上げ、「昼間に気軽に食事できる店が少ない」「富士山が見える場が少ない」などの改善点に着目した。 市は2025年度に中心市街地活性化計画を更新する。出席した勝又正美市長は「意見は計画に
-
ヒノキ伐採 児童に指導 御殿場高生が“先生”
御殿場市の御殿場高創造ビジネス科の生徒がこのほど、地元産木材「ごてんばっ木(こ)」の魅力を広める小学生向け企画「親子できこり体験」を同市の国立中央青少年交流の家で開いた。 3年生24人、2年生4人が講師を務め、参加した市内の小学3~6年生の親子12組33人にヒノキの伐採を指導した。児童がのこぎりを使って高さ約5メートルの木を切り、枝を落とす作業をサポートし、伐採作業の大変さを肌で感じてもらった。 伐採後には生徒が事前に加工した直径2・5センチ、長さ13センチ程の丸みのある木材を活用したスプーン、フォーク作りも実施。神山小4年の加山蒼馬さん(10)は「伐採はのこぎりの使い方が難しかったけど
-
御殿場「ブランジェ・ベックファン」快挙 カレーパングランプリで最高金賞
御殿場市川島田のパン屋「ブランジェ・ベックファン」の看板商品「富士山麓こだわりカレーパン」が、全国規模のカレーパングランプリ2024(日本カレーパン協会主催)の東日本揚げカレーパン部門で最高金賞に輝いた。同賞は大会の花形で、獲得は静岡県内初。 富士山麓こだわりカレーパンは昨年、同大会で金賞を受賞。今年はカレーの控えめの辛さはそのままに、煮込みのスープのコクを一層増し、スパイスの香りも引き立てた。御殿場ポークのばら肉、ひき肉を合わせて食感とうま味を生み出し、カリカリの食感のパンで包む。常に揚げたてが並ぶようスタッフ一丸で調整する屈指の人気パンで、芹沢隆博代表(58)は「全国の有名店もまねでき
-
御殿場市議各会派 市長に政策要望書
御殿場市議会の5会派は22日、2025年度の予算編成を見据え、勝又正美市長に政策要望を行った。各会派の代表者が市役所で要望書を手渡した。 公明党(会派代表勝間田博文議員)は認知症コミュニケーション・ケア技術「ユマニチュード」の周知、改新(同菅沼芳徳議員)は新公共施設建設を踏まえた財政の健全性確保などを求めた。至誠(同田代耕一議員)は災害情報管理システム導入や農業法人の新設強化、市民21(同林義浩議員)はJR南御殿場駅の設備充実や国道469号の延線、新風ごてんば(同神野義孝議員)はひとり親家庭などの日常生活支援事業の実施などを訴えた。 無会派の辻川公子、高木理文、勝間田幹也、池谷晴一、森順各議
-
インディアカ全国Vの快挙報告 御殿場拠点チーム「ウィークエンド」
御殿場市で活動するインディアカチーム「ウィークエンド」の一般女子チームのメンバーがこのほど、市役所を訪れ、6月に東京都で開かれた全日本インディアカトーナメント女子の部での優勝を勝又正美市長に報告した。 インディアカは羽根の付いたボールを手で打ち合う4人制のバレーボールタイプのスポーツ。ウィークエンドの一般女子チームは昨年10月に愛知県で開催された東海・北陸ブロックインディアカ大会で準優勝し、憧れの舞台への切符を手にした。全国大会では東海・北陸ブロック大会で敗れたチームにも勝利し、出場10チームの頂点に立った。 チームは創設約22年で、現在は30~60代を中心とした男女約15人で活動してい
-
御殿場線命名90年で記念事業を検討 利活用推進協が総会
静岡・神奈川両県の御殿場線沿線10市町が加盟する御殿場線利活用推進協議会はこのほど、本年度総会を御殿場市の市民交流センターふじざくらで開き、本年度事業計画などを決めた。 御殿場線は1934年の命名から90周年を迎える。フォトスポットなどを有効活用し、盛り上がりを生む記念事業を検討していくことを確認した。ホームページ「ごてんばせんネット」とSNSを活用した積極的な広報を展開するほか、JRや行政といった関係機関の一層の連携強化に重点を置くこととした。 会長は同市の勝又正美市長が引き続き務めることを決定した。
-
市政課題 若者視点で解決策 御殿場南高生8人が「一日市長」
御殿場南高の1年生8人が19日、御殿場市の「一日市長」に就任した。SDGsの視点から同市の課題を学び、勝又正美市長や市幹部、市議会議員らが参加する模擬議会で市政に対する意見を発表した。 8人は任命状を受け取り、市長室の執務席に順番に座った。市役所の各課の担当者との意見交換を通じて市の施策について理解を深め、若者視点で市政課題の解決策を考えた。 市議会議場で開かれた模擬議会では、市長、議長、議員の立場を体験。土田弘一さんは議員役で「空き家や空き店舗の利活用」について質問。市長として答えた柴田紘希さんは①市のアンテナショップや若者の興味を引く店を誘致する②コワーキングスペースを作る③映画館な
-
医療現場の声製品開発に 御殿場の病院でロボット実演 山梨の企業と連携
御殿場市のフジ虎ノ門整形外科病院で18日、山梨県の企業が開発している医療用搬送ロボットの実演会が行われた。医療産業の振興を図る静岡と山梨両県の連携の一環で、支援機関のファルマバレーセンター(長泉町)などが引き合わせた。書類の運搬が実演され、病院職員が改良点や期待する活用方法を提案した。 医療分野の製品開発で、現場の意見を聞く機会は貴重だという。企業側が求め、同センターと関わりの深い同病院が協力を申し出た。 芙蓉実業(山梨県富士吉田市)が開発中の自律走行型ロボットを操作。あらかじめフロア構成を覚えさせた上、スマートフォンで目的地を設定すると、3カ所のセンサーで周囲の人などを感知し衝突を回避
-
静岡県体育章を発表 功労章8人、優秀選手章に海野大透(体操・トランポリン)ら
静岡県スポーツ協会は19日までに、第65回体育章の受章者を発表した。功労章は静岡県フェンシング協会副会長を長年務めた斎藤雅子氏ら8人。優秀選手章、優秀チーム章は9個人2団体、奨励賞は8個人6チームが選ばれた。静岡市内で同日、贈与式が開かれた。代表して功労章を受けた内海信明氏が「心から感謝申し上げる。一層の努力と精進を重ね、スポーツ王国静岡の復活に向け貢献したい」と謝辞を述べた。 受章者は次の通り。(個人は敬称略) ◇…功労章…◇ ▽斎藤雅子(元県フェンシング協会副会長、沼津市) ▽青柳正(県スケート連盟副会長、富士市) ▽内海信明(県ソフトボール協会会
-
御殿場の地域課題解決プロジェクト 静岡県立大生が高校生支援
御殿場市など北駿地区の高校生がしずおかフィナンシャルグループ(SFG)と連携して地域の課題解決を考えるプロジェクトのキックオフミーティングがこのほど、静岡市駿河区の静岡県立大で開かれた。高校生をサポートする同大の学生約10人が参加し、自由な発想を引き出すチーム運営など大学生として期待される役割を確認した。 来年3月に市制70周年を迎える御殿場市が高校生の地元愛や起業家精神を養う人材育成事業の一環。同市の公募に応じた生徒が複数のチームに分かれ、農業や食、環境をテーマにしたビジネスプランを来春に発表する。SFG担当者から「明るい雰囲気づくり」などを求められた学生は今後、高校生と打ち合わせを重ね
-
シニアクラブの功労者表彰 御殿場市老ク連
御殿場市老人クラブ連合会は17日、シニアクラブ市大会を市民会館で開いた。シニアクラブの発展に貢献した47個人、3団体を表彰した。 多年にわたりクラブ役員を務めたり、クラブ活動や高齢者福祉に力を尽くしたりした功労者をたたえた。白寿(99歳)を迎えた7人と米寿(88歳)の134人に賀詞や寿詞を贈った。落語家の林家久蔵さんの「笑いで健康寿命を伸ばそう」と題した講演も行われた。 主な受賞者は次の通り。 役員功労在職10年以上 江沢真澄、水口伸子、藤崎三佐男、徳永剋洋、勝又司▽シニアクラブ活動および高齢者福祉功労者 山崎芳久、永井久雄、原田忠義、勝又正次、塩野幸子、榑林貞子、佐藤秀雄、芳賀金良、鈴木一
-
富士山基金に28万円を寄付 ネッツトヨタ静岡
ネッツトヨタ静岡(沼津市)は17日、御殿場市が富士山の豊かな自然と恵みを後世に継承するために設置している富士山基金に28万円を寄付した。 売り上げの一部や店頭での募金を浄財に充てた。後藤慶太取締役らが市役所を訪れ、「富士山の自然や文化、歴史の継承に加え、地元が元気になるよう協力したい」と目録を勝又正美市長に手渡した。
-
御殿場の課題 高校生が解決 静岡で支援の県立大生ら会議
御殿場市など北駿地区の高校生がしずおかフィナンシャルグループ(SFG)と連携して地域の課題解決を考えるプロジェクトのキックオフミーティングがこのほど、静岡市駿河区の県立大で開かれた。高校生をサポートする同大の学生約10人が参加し、自由な発想を引き出すチーム運営など大学生として期待される役割を確認した。 来年3月に市制70周年を迎える御殿場市が高校生の地元愛や起業家精神を養う人材育成事業の一環。同市の公募に応じた生徒が複数のチームに分かれ、農業や食、環境をテーマにしたビジネスプランを来春に発表する。SFG担当者から「明るい雰囲気づくり」などを求められた学生は今後、高校生と打ち合わせを重ねて、プ
-
富士登山駅伝 運営で協力 御殿場市と陸上競技協会、陸上自衛隊
8月4日の秩父宮記念第49回富士登山駅伝競走大会(御殿場市など主催)に向け同市と市陸上競技協会、陸上自衛隊第34普通科連隊は17日、大会の協力に関する三者協定を締結した。 市陸上競技場をスタートして富士山頂で折り返す全長48・19キロ、標高差3199メートル。11区間で6人がたすきをつなぐ。一般に75、自衛隊の部に25のチームが出場予定。同連隊は大会運営の通信や救護のほか、審判車や救急用車両提供などで協力する。 陸上自衛隊板妻駐屯地での締結式で、勝又正美市長と同協会の勝又博司会長が自衛隊の協力に感謝した。兜智之連隊長は「厳しい練習を積んだ皆さんが全力を尽くせるように安全をサポートする」と
-
中国児童と“紙すき交流” 「一緒にできて楽しいね」 御殿場・印野小4年生
御殿場市の印野小の4年生がこのほど、県の訪日教育旅行事業の一環で同校を訪れた中国四川省成都市の児童9人と交流した。 印野小の紙すきの授業に中国の子どもたちが参加した。同校児童はタブレット端末の翻訳アプリを用いて中国の児童に紙すきの手順を説明しながら協力して作業した。牛乳パックを手で小さくちぎってミキサーで繊維状にし、紙すき用具ですいた後に乾燥させた。 横田美結さん(9)は「ジェスチャーも使って説明したけど、伝わっているか心配」と不安そうに話したが、作業が進むと「中国の友達と一緒にできて楽しい」と笑顔を見せた。 中国の子どもたちは神奈川県や東京都なども訪問し、16日に帰国した。
-
週刊誌「パパ活」報道 吉川赳氏の損害賠償請求棄却 東京地裁
吉川赳衆院議員(42)=比例東海=が、女性との交際を「パパ活」と報じた週刊ポストの記事で名誉を毀損(きそん)されたとして、発行元の小学館に7500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は17日、請求を棄却した。 週刊ポストは2022年6月、「パパ活『飲酒』現場」との見出しで、吉川氏が18歳の女性と食事をして飲酒させた後、共にホテルで過ごして現金を支払ったなどと報じた。 吉川氏は訴訟で、女性とは飲酒接客を伴う店で知り合い、20歳以上と推認される状況にあったと主張。同社と女性が事前に示し合わせて撮影や録音を行った「やらせ取材」だったと指摘し、「重大な選挙妨害となりかねない損害が発生
-
献血サポーター 御殿場西高生9人に委嘱 静岡県
静岡県は16日、同世代に献血を呼びかける高校生ボランティア「アボちゃんサポーター」を御殿場西高(御殿場市)の生徒9人に委嘱した。任期は2月末まで。 県御殿場保健所の馬淵昭彦所長が同校を訪れ、3年生2人、1年生7人に委嘱状を手渡した。9人は校内での献血啓発のほか、校外イベントでの広報活動への参加、ソーシャルメディアや地元のFMラジオを通じた情報発信などを行う。献血の大切さや意義についても説明を受けた。 県は22日に小山高(小山町)の生徒10人もアボちゃんサポーターに委嘱する。
-
中国浙江省の“豆記者” 子どもたちが御殿場市長を取材 合唱で感謝伝える
静岡県と友好提携を結ぶ中国浙江省の子どもたちがこのほど、同省のテレビ番組の企画で御殿場市役所を訪れた。子どもたちは勝又正美市長に同市の特徴などについて質問形式で取材し、お礼に合唱を披露した。 浙江衛星テレビの企画で小学生12人が訪問した。“豆記者”のうち5人が代表し、「青少年教育の特色」「観光スポット」「観光都市としての発展のための取り組み」「若い世代への期待」などをテーマに質問。勝又市長から、コミュニティ・スクールの推進や富士山の世界的知名度、独自のデジタル地域通貨「富士山Gコイン」などについて聞き、中国の歌「萱草花」の合唱で感謝を伝えた。一行は静岡市や藤枝市など
-
御殿場西高ホッケー部「ベスト8以上狙う」 全国総体へ意気込み 市長を訪問
26日に長崎県で開幕する全国高校総合体育大会(インターハイ)ホッケー競技大会に出場する御殿場西高ホッケー部のメンバーらがこのほど、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ね、大会への意気込みを伝えた。 同校は県大会で優勝、東海大会で3位の好成績を残し、3年連続6回目のインターハイ出場を決めた。素早く正確なパスワークを武器に、過去最高成績であるベスト8の更新を狙う。 選手、マネジャーの計18人と小松和馬監督らが市役所を訪れ、一人一人大会での目標を述べた。鈴木心人主将(17)は「おととしと昨年は初戦で敗退した。悔しかった気持ちを全てぶつけ、ベスト8以上の大きな目標を達成したい」と力を込め、勝又市長から
-
静岡人インタビュー「この人」 「御殿場ヒメボタルの会」の代表を務める 勝亦裕さん(御殿場市)
昨年6月から「御殿場ヒメボタルの会」の代表を務め、二岡神社(御殿場市)で貴重なヒメボタルの生息環境を守る。ホタルのシーズン中は毎日のように現場を訪れ、安全管理やトラブル防止に尽力した。全国から集まる多くのカメラマンが平等に楽しめるようにルールを設けたり、観察者に場所案内をしたりした。御殿場市出身。58歳。 -活動内容を。 「会の仲間と年に数回ほど森林に入り、適切に生息地が保たれるように草刈りを実施。来場者の安全を確保するため散策路にロープを張った。シーズン中の夜間はメンバーが常駐して案内役などを務め、虫よけスプレーや懐中電灯を貸し出し、安全管理も徹底した」 -具体的なルールは。 「以
-
掛川の大塚孝展さん 全国手もみ茶品評会で2等1席
第32回全国手もみ茶品評会がこのほど、静岡茶市場(静岡市葵区)で開かれた。県勢からは大塚孝展さん(掛川市)が2等1席に入賞した。勝又匠さん(富士市)が2等2席、荒井仁さん(御殿場市)が2等3席で続いた。県内の60点を含む100点が14都府県から寄せられ、県職員らが外観や香気、滋味などを審査した。 このほかの県勢入賞者は次の通り。 【2等】小沢晃(静岡市葵区)住田恵朗(藤枝市)住田すみ江(同) 【3等】太田美咲(浜松市天竜区)平柳彰彦(富士市)住田康広(藤枝市)荻野和也(富士市)勝又正登(同)鈴木三和司(浜松市中央区)木村和彦(富士市)下田光子(藤枝市)
-
御殿場駅にぎわう ナイトマーケット 9月までイルミネーション
御殿場市はこのほど、JR御殿場駅周辺の活性化を図るナイトマーケットを同駅富士山口広場で開いた。広場では9月1日まで、夏の登山シーズンを盛り上げるサマーイルミネーションも開催されている。 ナイトマーケットには市民や富士登山者らが集い、多彩な飲食や雑貨の出店、DJらが流す音楽を楽しみながら笑顔で交流した。午後6時半に一斉の乾杯も行われ、参加者は登山シーズン序盤の夜をにぎやかに盛り上げた。 イルミネーションは地域活性化に積極的に関わる地元の御殿場高生が発案した企画。午後6時から翌日午前0時の間、御殿場の木を要所に活用したカラフルな明かりの演出を楽しめる。
-
五輪舞台 自転車競技開催の静岡県東部 奉仕の心 レガシーに 地域貢献活動続く
静岡県東部で自転車競技が行われた東京五輪・パラリンピックから3年。大会を契機に始めた奉仕活動を、それぞれの形で継続する住民がいる。「世界的イベントに地元で関われて幸せ」。祭典で強まった地域への愛着とそれに伴う行動は、コロナ禍に見舞われる中で準備に奔走した関係者が追い求めたレガシー(遺産)の一つとなっている。 ロードレースの舞台になった小山町棚頭の町道沿いの花壇。選手が駆け抜けた2021年と同じようにオレンジや黄色のマリーゴールドが咲き誇っている。 コースを彩って歓迎の気持ちを伝えようと、町が中心になって荒れ地を整備した。協力した町花の会は大会後も毎年5~6月に花を植えている。田代あつ子
-
レーサー気分でフォーミュラカー乗車体験 現役ドライバーとの交流も 御殿場アウトレット
現役ドライバーとの交流などが楽しめる「スーパーフォーミュラキャラバン」が13日、御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレットで始まった。14日まで。 市主催のスポーツ観光PRイベントの一環。市内に工場があるチーム「トムス」が過去にレースで使用したフォーミュラカーを展示し、子ども向けの乗車体験を行っている。チームドライバーのサイン会もあり、初日は坪井翔選手が来場した親子連れと交流した。 同市は本年度、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営するJRP(日本レースプロモーション)と地域連携パートナーシップ協定を結んだ。14日は笹原右京選手のサイン会を予定している。
-
富士山救助 3連休初日4件 11日発見の男性 身元判明
富士山の本県側で3連休初日の13日、登山者の救助要請が4件あった。同日の山中は断続的に雨が降り、救助隊員らは、視界不良で転倒の危険が高く、体調不良にもなりやすいとして警鐘を鳴らす。 富士宮口では午前2時40分ごろに東京都大田区の男性会社員(58)が8合目付近で、午後6時10分ごろには埼玉県さいたま市の中国籍の女子大学生(22)が9合5勺(しゃく)付近で、それぞれ体調不良を訴えた。富士宮署によると、女性は頭痛や低体温といった症状がみられたという。午後4時ごろには福岡市東区のサービス業の男性(75)が元祖7合目付近で膝を負傷し歩けなくなった。 御殿場口では午後7時5分ごろ、仙台市太白区の韓国
-
現在の日本に死刑制度は必要?⑦ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
前回の「賛否万論」では、死刑の代替刑に終身刑を求める声や死刑が持つ犯罪抑止効果への異なる見解などを紹介しました。キュレーターの2人が指摘したように、死刑制度の是非は、自分の立場が変われば意見も変わる難しい問題です。皆さんもこの機会に、改めて「死刑」について考えてみませんか。今回もしずしんニュースキュレーターと読者から寄せられたメッセージをお届けします。 「分からない」から考え続ける キュレーター 中野ヤスコさん(藤枝市) 管理栄養士・公認スポーツ栄養士。健康食堂「くるみキッチンプラス+」を拠点に、食事提供を通した栄養サポートに取り組む。息子2人が大学生で県外在住になったため
-
東富士付近を飛行 三重の駐屯地所属の陸自ヘリが部品紛失
陸上自衛隊明野駐屯地(三重県)は10日、同駐屯地のヘリコプターが東富士演習場(御殿場市)付近まで飛行した後、プラスチック製部品1個の紛失を確認したと発表した。飛行中に落下した可能性がある。同日夜までに、落下による被害は確認されていない。 同駐屯地によると、同機は飛行教導隊所属の「AH-1S」。トランスミッションオイルの点検窓を照らすためのライトのスイッチ(直径約20ミリ、重さ約5グラム)の紛失が着陸後に分かった。同機は同日朝、陸上自衛隊富士学校での教育支援を目的に飛行したという。
-
富士山御殿場口新5合目 トレステ営業開始 登山、観光情報発信
御殿場口新5合目では、富士山の魅力発信や安全啓発の拠点「マウントフジトレイルステーション」(通称トレステ)が開所した。 富士山ツーリズム御殿場実行委員会が運営する。登山に必要な装備の紹介や市内の観光案内に加え、展望台、休憩スペースなどが整う。富士山の気象情報を提供する「イマフジ。」がモニターに映し出され、御殿場ルートの複数地点の気温や風速などを確認できる。 昨年好評だった新5合目の山小屋「大石茶屋」と連携した景品付きスタンプラリーを今年も実施する。トレステを拠点に子ども向けの自由研究企画やランニングイベントも開かれる。
-
富士山静岡県側3登山ルート、10日開通 訪日客にぎわい予想/マナー違反や「弾丸」流入懸念
富士山静岡県側3登山ルート(富士宮、須走、御殿場)は10日、全面開通する。山小屋などによると、訪日観光客を中心に登山客の増加が予想される。一方でマナー違反の問題は近年深刻化し、今夏は山梨県吉田ルートの規制の影響による弾丸登山者の流入など懸念材料が増えた。本県が試行する県富士登山事前登録システムの抑止効果は見通せず、不安を拭いきれないまま開山を迎える関係者もいる。 富士宮や須走ルートの山小屋によると、円安や新型コロナウイルス禍の収束により、特に訪日観光客の個人、ツアー予約が堅調。関係者から「予約の7、8割が外国人」「旅行代金のつり上がりの影響か、日本の旅行会社の方が苦戦している印象」などの声
-
サッカー名門の技術学ぶ バルサアカデミーキャンプ 御殿場で7月22~24日
欧州プロサッカーの名門「FCバルセロナ」の教育を伝えるバルサアカデミーのサマーキャンプが22~24日、御殿場市で開かれる。主催のアメージングスポーツラボジャパン(東京都)の関係者が8日、市役所に勝又正美市長を訪問した。 同市の時之栖スポーツセンター時之栖グラウンドを会場とし、スペインから4人のコーチが来日する。プロ選手も取り入れている練習を小学1年生から中学1年生の参加者に指導する。 勝又市長は「サッカーの技術はもちろん、子どもの人間力を養う視点が素晴らしい」と期待した。アカデミー横浜校テクニカルディレクターのホセ・ルイス・イグレシアス・ロドリゲスさん(33)は「サッカーを積極支援してい
-
御殿場の企業 魅力を紹介 合同ガイダンス開催
御殿場市合同企業ガイダンス2024(市雇用対策協議会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同市の市民交流センター「ふじざくら」で開かれた。 市内や近隣地域に事業所を持つ製造業、サービス業、医療福祉、公務など36企業、団体がブースを設けた。就職希望者が続々と会場を訪れ、企業担当者らから事業概要や勤務形態、他社にない強みなどについて説明を受けた。その場で面接を行う事業所もあった。 会場では、プロのカメラマンによる履歴書用の無料写真撮影や、キャリアカウンセラーによる就職相談・適性診断コーナーなどが開設された。3社以上の説明を聞いた人に同市のデジタル地域通貨「富士山Gコイン」を500円分付
-
渡辺工業100周年 裾野市に1000万円寄付 「子どもの未来に貢献したい」
裾野市の渡辺工業は7日、創立100周年の記念事業の一環として同市に1千万円を寄付した。地域の子どもたちの未来に貢献したいとの思いを込めた。 御殿場市のホテルで開かれた贈呈式で、渡辺康一社長が村田悠裾野市長に目録を手渡した。村田市長は感謝状を贈り、子どもたちの未来のために活用してほしいとの意向に沿って同市のせせらぎ児童公園の整備に寄付金を役立てる方針を示した。 渡辺社長は「『いい夢、いい街、いいシゴト。』を新スローガンに、地域とともに発展できるよう一歩一歩前進したい」と述べた。
-
環境衛生向上へ多彩な活動 御殿場市の3個人4団体が表彰
御殿場市環境衛生自治推進協会はこのほど、環境衛生大会を市民会館で開き、長年にわたり環境衛生の向上に貢献した個人、団体を表彰した。 ごみ減量推進や草花の植え替え、ホタルの幼虫の養殖と鑑賞会の実施など多彩な活動に尽力した3個人、4団体をたたえた。通年の環境美化推進事業や8月24日の富士山一斉清掃への参加など本年度事業計画案を承認した。 本県出身の環境教育インストラクター「マリカ先生」の講演も企画し、SDGs推進の意識を高めた。 表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【個人】長田哲也、斎藤暢三、根上孝吉 【団体】高根東部竜良川沿い桜の会、(塚原)竜良川沿い桜の会、沼田区花の会、町屋区「花の
-
北駿3市町 Sフォーミュラと協定 モータースポーツで地域振興
富士スピードウェイ(FSW)がある小山町と周辺の御殿場市、裾野市は7日までに、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営するJRP(日本レースプロモーション)と地域連携パートナーシップ協定を締結した。イベント開催など同選手権に関する連携を密にし、モータースポーツを地域振興に生かしやすい環境をつくる。 同選手権は国内最高峰のフォーミュラカーレースシリーズ。協定により、JRPは各種メディアやイベントを通じて北駿地域の魅力発信に協力し、選手権に関する映像や肖像を無償提供する。3市町はFSWで大会が開催される期間だけでなく、年間を通じてPR活動を行うことができ、選手やレース車両を活用したイベントなども展
-
静岡市ふるさと納税大使 勝俣さんが食リポ! スープ「雑穀米でリゾットもおいしそう」 人気返礼品のネギトロ、レシピ募集提案
静岡市は5日、ふるさと納税の返礼品のPRなどを通じて市の認知度向上やイメージアップを図る「市ふるさと納税応援大使」に御殿場市出身のタレント勝俣州和さんを委嘱した。市役所静岡庁舎での委嘱式で、勝俣さんは「静岡市のおいしいもの、技術者が作ったものが多くの人に届き、喜びにつながれば」と意気込みを語った。 勝俣さんは難波喬司市長から委嘱状を受け取り、人気返礼品のカップスープとネギトロを試食。「(スープは)リゾートホテルの朝食のよう。雑穀米を入れてリゾットにしてもおいしそう」と“食リポ”した。ネギトロも絶賛し、「ネギトロを使ったレシピを全国から募集してみては」などとPR企画を
-
御殿場 市民芸術祭開幕 舞台や展示会 2025年2月まで
御殿場市内で芸術活動に取り組む市民に光を当てる本年度ごてんば市民芸術祭(実行委主催)が6日、市民会館で開幕した。来年2月まで多彩な舞台や展示会が催され、市民が日ごろの活動の成果を披露する。市制施行70周年記念行事の一環として開催する。 同館や秩父宮記念公園、市民交流センターふじざくらを会場に、ダンスや合唱、音楽演奏を繰り広げる「ステージ部門」、美術や書道作品が並ぶ「展示部門」、囲碁大会、小・中学生将棋大会などを実施する。 初日はオープニングセレモニーが開かれ、関係者が文化芸術活動の振興を誓った。子どもの9団体が出演するジュニアフェスティバルと、10団体が華麗な舞で来場者を楽しませる洋舞フ
-
災害時アウトレット駐車場提供 御殿場市と三菱地所・サイモン協定 4000台分
御殿場市は5日、市内で御殿場プレミアム・アウトレットを運営する三菱地所・サイモンと「災害時等における施設の利用に関する協定」を結んだ。大規模災害時に同施設駐車場の一部を一時的な避難場所として利用できるようにする。 富士山噴火をはじめ、風水害や大地震の発生もしくは恐れがある場合、同施設は市の要請に応じて最大約4千台分の駐車場スペースを一時避難地として提供する。トイレや水道施設も可能な範囲で貸し出す。利用期間は地震や風水害の場合は1週間前後、富士山噴火は1カ月程度とした。 同市は富士山噴火で、市内を中心に近隣地域内での避難を行う計画を示している。ただ最大規模の噴火を想定すると避難所だけでは収容限
-
物事の見方、可能性「決めつけないで」 フィフィさん 個性認め合い 自分らしく 御殿場で講演会 小中生らに語る
御殿場市の高根地区青少年健全育成会はこのほど、教育講演会を高根小体育館で開いた。タレントのフィフィさんが「個性を認め合って自分らしく生きること」をテーマに講演した。 高根小5、6年生約80人と高根中1~3年生約120人、地域住民らが聴講した。フィフィさんは自分らしく生きるために、無意識の偏見をなくすことの重要性を説明した。「背が低いとバレーボール選手になれない」「ピンクは女性の色」などの思い込みが自分の可能性を閉ざすと指摘。人に対しても物事の見方を狭めるような言葉を使わないことが大切だと述べた。 多様な価値観が認められるようになった現代において、「自分は物事を決めつけていないだろうかと意識し
-
コラム窓辺 イエスさまのよいこ(後藤幹生/静岡県感染症管理センター長 小児科医)
この5月、御殿場市にある神山復生病院の創立135周年式典に出席した。日本最古のハンセン病療養所でもあるこの病院からヒスイ色の復生記念館へと続く緑の小径[こみち]は、永年の癒やしと祈りが感じられ、大好きな道だ。5年ぶりに歩くことができた。 式典は、病院の教会でカトリックのミサとして行われた。その冒頭で「父と子と精霊の御名[みな]によって、アーメン」と唱え十字を切った時、幼い頃の一つの記憶を久しぶりに思い出した。 幼稚園まで大阪府北部の箕面[みのお]市に住んでいた私は、広い園庭に大きな木のあるキリスト教の幼稚園に通っていた。お昼ご飯前のお祈りがこの「アーメン」で終われば食べて良いのだった。
-
市民110人が「第9」合唱 御殿場 マウントフジ交響楽団
北駿地域の住民らでつくるNPO法人マウントフジ交響楽団はこのほど、定期演奏会を御殿場市民会館で開いた。一般公募した市民約110人の合唱団が特別出演し、ベートーベンの交響曲第9番を歌い上げた。 交響曲第9番(合唱付き)が1824年にオーストリアの首都ウィーンで初演されたことから、200年目の節目を祝って企画した。楽団員が壮麗な響きの第1楽章、躍動的で爽快な第2楽章、静けさが印象的な第3楽章を美しく演奏した後、小学5年から大学1年までの40人を含む合唱団と共演。ソプラノ、アルト、テノール、バリトンの4声域の伸びやかな歌声が大ホールに響きわたった。 シベリウスの交響詩「フィンランディア」も披露し、
-
世界遺産「富士山」の開山式 安心・安全な登山祈る 御殿場・裾野・小山
世界遺産「富士山」の開山式が1日、御殿場、裾野、小山の3市町で開かれた。今年は開山前から遭難事故が相次ぎ、訪日観光客を中心に登山者の増加も予想される。10日に予定される静岡県側3ルートの全面開通を前に、各市町の関係者が夏山シーズンの安全を祈願した。 御殿場 登山者安全願う大わらじに魂入れる 御殿場市観光協会は開山式と合わせ、登山者の安全を願って作られた高さ3メートル、幅1・2メートルの大わらじに魂を入れる奉納神事を同市の新橋浅間神社で執り行った。稚児舞を奉納し、行政や御殿場わらじ祭り保存会の関係者らが健脚や良縁、健康を祈願した。同協会の山内剛会長は「山梨県側の登山規制の影響で、本県側に弾丸
-
新東名で大型トラック事故
1日午前2時5分ごろ、御殿場市神山の新東名高速道上り線で、大型トラックが路肩のガードレールに衝突する事故があった。運転していた三重県四日市市の男性(49)にけがはなかった。県警高速隊によると、現場は見通しのよい直線だが、事故当時は濃霧が発生していた。事故処理のため長泉沼津インターチェンジ(IC)-御殿場ジャンクション(JCT)間の上りが午前5時55分から約4時間半通行止めとなり、長泉沼津ICを先頭に最大で約2キロの渋滞が発生した。
-
御殿場の写真家と門下生が作品展 3日まで 沼津市
御殿場市の写真家池谷俊一さん(80)と門下生の作品展「池谷俊一研写展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が3日まで、沼津市大手町のしずぎんギャラリー四季で開かれている。著名人を被写体に撮影したモノクロ写真を中心に珍しい作品が目を引く。 池谷さんによる映画監督原田真人さん=同市出身=らの写真を中心に約90点が並ぶ。風景や人物などを撮影した門下生らの作品も紹介している。
-
防災など予算 御殿場小児童「増やして」 市長らに意見発表
御殿場市の御殿場小6年生はこのほど、同校を訪れた勝又正美市長らに対し「住みよい市にしていくための予算重点」をテーマに意見発表を行った。 6年生約160人は社会科の学習で5月から、市議会や市役所の働き、税の役割を学んできた。発展学習として市ホームページや予算案、広報紙などから市の課題を探り、各クラスで選ばれた6班がデータを示しながら改善案を提言した。 富士山噴火や南海トラフ地震を意識した防災予算の増額、親へのアンケート結果などを踏まえた子育て支援の拡充、公園をはじめとした公共施設の整備費増額などを提案した。勝又市長は「市の課題を多彩な角度から見つめる視野の広さが大変立派。今後の市政に生かせる発
-
幹部候補者らスキル磨く 企業経営研究所が講座 御殿場
一般社団法人企業経営研究所(長泉町)は1日、企業経営者や幹部候補者らを対象にした「スルガビジネススクールMBA講座2024」を御殿場市のホテルで開講した。3日まで、事例研究を中心とした講座を通じて経営の幅広い視野や意思決定能力を磨く。 同研究所の磯辺剛彦理事長をはじめ、慶応大大学院経営管理研究科の坂下玄哲教授、村上裕太郎准教授を講師に迎えた。県内を中心に金融や建設、製造など多業種の23人が参加し、会計マネジメント、戦略とイノベーション、消費者行動などについて理解を深める。 初日は、財務諸表の情報を基にした企業の戦略についての考え方を学んだ。参加者は4班に分かれ、実在する外食チェーンの情報
-
藤田、単独首位キープ ゴルフ 全米シニアオープン
シニアゴルフのメジャー、全米シニアオープン選手権は29日、ロードアイランド州ニューポートのニューポートCC(パー70)で第3ラウンドが行われ、藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)が67とスコアを伸ばし、通算14アンダーの196で単独首位を守った。 2打差の2位にはスティーブ・ストリッカー(米国)がつけた。69で回った宮本勝昌(熱海市出身、御殿場市在住)は通算イーブンパーで30位。 (共同)
-
県都市対抗ゴルフで準V 伊東市連盟、市長に報告
5月下旬に富士カントリークラブ(御殿場市)で開かれた第109回県都市対抗ゴルフ選手権大会の団体戦で、伊東市ゴルフ連盟(日吉一智会長)が準優勝した。関係者がこのほど、市役所を訪ね、小野達也市長に結果報告した。 団体は選手6人のうち上位5人の成績で競い、同連盟は昨年大会の3位から一つ順位を上げた。メンバーのうち、木部正己さん(同市宇佐美)が年齢制限のない個人Bクラスで3位に入るなど健闘した。 木部さんは「チームワークは良い。来年は力を合わせ、(個人として)優勝に貢献したい」と抱負を語った。小野市長は「次の目標は優勝しかない」と期待した。
-
米高校生「友好深まれば」 ビーバートンから御殿場訪問団 1日まで交流、日本文化学ぶ
御殿場市と姉妹都市提携を結んでいる米国オレゴン州ビーバートン市からの高校生訪問団が28日、御殿場市役所を訪れ、勝又正美市長らに意気込みを語った。7月1日まで同市に滞在し、地元高校生との交流などを楽しむ。 来日したのはビーバートン市の高校生ら20人。訪問団を代表しジャリッド・リムさん(17)が「両市の友好関係が深まり、文化を共有することで、将来多くのオレゴン州の学生がこの素晴らしいまちを訪れることを望む」と日本語であいさつ。勝又市長は「富士山の恵みから生まれた食や文化を満喫して」と歓迎した。 訪問団はこの日、御殿場西高を訪れ、日本の高校生活に理解を深めた。1日までホストファミリーとの触れ合
-
富士登山事前登録 試験導入 現地スタッフ 認証業務確認 県、開山前に御殿場で研修
静岡県は27日、今夏から試験導入する「県富士登山事前登録システム」の認証業務に当たる現地スタッフの研修会を御殿場市民会館で開いた。7月10日の富士山本県側の開山を前に、3登山道(富士宮、須走、御殿場)で作業する約50人が参加し、認証機器の使用法などに理解を深めた。 3登山道では開山期間中、5合目やマイカー規制区間の入り口、シャトルバスの乗り換え駐車場など計7カ所で、スタッフがシステムへの登録確認と認証を実施する。登録の際に登山のルールやマナーの順守、弾丸登山、軽装登山への注意などを訴える啓発動画を視聴してもらい、安全な登山環境の整備につなげる。 研修会では、登山者がシステムに登録した際
-
「ヒメボタルの生息地守りたい」 写真撮影ルール設定などボランティア奮闘光る 御殿場・二岡神社
ヒメボタルで有名な御殿場市の二岡神社に今年も全国から写真愛好家が集まっている。25日は60人ほどが訪れた。貴重な生息地を守ろうと「御殿場ヒメボタルの会」の勝亦裕代表らが、撮影時の独自ルールを設けるなど奮闘している。 昨年6月から代表を務める勝亦さんを中心に、同会メンバーが年に数回ほど敷地内の草刈りを行い、山道にロープを張るなど来場者の安全対策を施した。 以前はカメラマン同士の口論や観察者のライトを巡る問題もあったが、ルールを設定してSNSなどで発信。ホタルのシーズン中(7月13日まで)は、金曜と土曜を鑑賞のみとし、日曜から木曜を撮影日に定めた。基本的に三脚は一人1台。午後6時までは参拝者
-
風景写真と漢詩の書 コラボ披露 御殿場の書道教室
御殿場市の富井医院の医師や患者でつくる書道教室「明書会」は7月4日まで、中国のアマチュア写真家、陳維さんとのコラボ作品展を市民交流センターふじざくらで開いている。 陳さんが同国の自然や歴史的建造物を撮影した写真を出品し、明書会の会員は写真に合う漢詩をしたためた書を飾った。各35点が並び、来場者は風景写真と書が互いを引き立て合う展示を楽しんでいる。 漢詩を古い段ボールに書写している点も特徴。書作品に独特な温かみや風合いが追加され、アート作品としての一面も楽しめるよう工夫している。
-
御殿場市「住みよさ」静岡県内1位 東洋経済ランキング 全国順位上げ70位
御殿場市は25日までに、全国の市と特別区を対象とした「住みよさランキング」で同市が812市区中70位に入ったと発表した。昨年の83位から順位を上げ、県内では5年連続で1位となった。 ランキングは東洋経済新報社が公表した。安心度、利便度、快適度、富裕度の各指標について50を平均とした偏差値を算出し、平均値を総合評価として順位付けする。同市は産業関係の指標を基にした利便度(全国41位)、財政力などで測る富裕度(同29位)が特に高く、総合評価偏差値は52・26となった。 同市は、健全な財政基盤を維持した中で市民生活の支援と地域経済対策を積極的に推進したことが結果に結びついたと分析した。 県
-
社会復帰の歩み知って 静岡刑務所受刑者作品展 過ち痛感、創作に力
静岡刑務所の受刑者が手がけた作品を飾る「アートフロム静岡刑務所」(同刑務所、小学館集英社プロダクション主催)が7月8日まで、御殿場市役所で開かれている。 社会復帰に向けて歩みを進める受刑者について、市民に理解を深めてもらうプロジェクトの一環。受刑者がクラブ活動や余暇の時間に制作した絵画、短歌、書を展示している。 「想像を 超える可愛(かわい)い 愛娘(まなむすめ) 抱きたい気持ち 叶(かな)わぬ塀の中」と詠まれた短歌には、自分の犯してしまった過ちを痛感する作者の思いが込められている。 作品展は7月2~5日に静岡市役所、同月10~16日に伊豆の国市の市民交流センター(大仁くぬぎ会館)でも
-
御殿場でトラック全焼
25日午前10時10分ごろ、御殿場市神山の路上で富士市の男性(50)が運転する準中型トラックから出火し、車両1台を全焼した。男性にけがはなかった。御殿場署によると、ティッシュペーパーやトイレットペーパーを輸送していたという。同署などが出火原因を調べている。
-
御殿場の河川や道路周辺を清掃 市水質保全協
御殿場市水質保全協議会はこのほど、市制施行70周年事業の一環として市内の河川や道路周辺の清掃活動を実施した。 市民会館には、同協議会の会員と活動に協力する御殿場企業懇談会、市建設業協会の関係者ら約100人が集まった。5班に分かれて新橋、萩原、北久原、ぐみ沢、東田中の各地域に設定した約3キロのコースを歩き、ごみ拾いを行った。 日本財団と環境省の共同事業「海ごみゼロウィーク」に賛同し、参加者はオリジナルのごみ袋を使用したり、青色のタオルやTシャツを着用したりしてSDGsの推進を呼びかけた。 その他の地域でも協力団体と連携して順次、清掃活動を行うという。
-
バス乗っ取りを想定 不審者対応へ訓練 御殿場署と富士急モビリティ
御殿場署と富士急モビリティはこのほど、バス運行時の不審者対応訓練を御殿場市の同社敷地内で実施した。社員ら40人が参加し、車内で犯罪が発生した際の対応を確認した。 訓練は、刃物を持った男が乗客10人が乗ったバスを乗っ取ったとの想定で行った。“犯人”役は刃渡り約20センチの模造刀を手に、目的地へ向かうよう指示。運転手は乗客の安全を最優先にしながら、犯人に気づかれないよう無線で犯罪の発生を通報した。原則として犯人の要求に従って行動し、運行の安全確保に最善を尽くすことなども確認した。 志村公聖社長は「利用者増加が予想される夏季に向け、万が一のための貴重な時間になった」と話した。
-
【TRY!ANGLE】夏の夜彩る ホタルの光跡【動画あり】
本格的な夏が近づきつつある中、虫や花が初夏の雰囲気を漂わせている。 南伊豆町の海岸や、御殿場市の森林ではホタルの光跡が暗闇に浮かび上がる。各地の景色に美しい光が重なり、写真愛好家らを楽しませている。 川沿いにはコケが生い茂り、緑あふれる光景になった。アジサイやハナショウブなど梅雨時の花も開花し6月を彩った。 (東部総局・田中秀樹)
-
特殊詐欺防ぎ感謝状 御殿場署、コンビニの2従業員に
御殿場署は21日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、御殿場市のセブン-イレブン御殿場板妻店の従業員原賀由美さん(48)、小松友子さん(65)に署長感謝状を贈った。 原賀さんと小松さんによると、4月30日午後2時半ごろ、来店した70代男性がATMの操作方法を尋ねてきた。3冊の通帳を持っていたことや胸ポケットのスマートフォンで何者かと通話していることなどに違和感を覚え、署に通報した。 男性は警察官を装う何者かから逮捕状のような画像を送り付けられ、指定口座への入金を迫られていた。山田祐三署長から感謝状を受け取った原賀さんは「男性の手は震えていた。守れて良かった」と振り返り、小松さんは「声
-
静岡県の人口353万2209人 6月1日推計、前月比1571人減
静岡県がこのほど公表した6月1日現在の推計人口は353万2209人で、前月から1571人減少した。5月1日時点で23カ月ぶりに前月比増となったが、再び減少に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は716人増(転入1万468人、転出9752人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2287人減(出生1593人、死亡3880人)だった。社会動態は2カ月連続で増加した。 市町別で人口が増加したのは7市町で、伊豆市36人をはじめ、長泉町23人、裾野市20人、御殿場市18人と続いた。減少は静岡市323人、浜松市244人、磐田市129人、沼津市113人など28市町だった。 社会動態が増加したのは
-
ハンカチで人形に「ミニ着物」 竹取物語の世界表現 御殿場・富士山樹空の森
裾野市を拠点に活動するハンカチミニ着物教室(前田あさ子代表)は30日まで、作品展を御殿場市の富士山樹空の森で開いている。 会員がハンカチなどを使って作ったミニ着物を人形にまとわせた華やかな作品など約80点が並ぶ。裾野市の青葉台ふれあいサロンとコラボレーションして放置竹林を活用した竹灯籠約30本も展示し、竹取物語の世界観を表現。物語のあらすじを記した書も飾った。
-
御殿場市 法改正対応支援 漬物製造への補助金 継続
御殿場市は、北駿特産の「水かけ菜漬け」をはじめとする漬物の製造・販売に向けた施設改修費などを助成する「漬物製造等事業継続支援補助金」の制度を本年度も継続する。12月27日まで申請を受け付ける。 食品衛生法改正により6月から、漬物を製造・販売するためには漬物製造業の営業許可が必須となっている。同制度では、許可取得の基準を満たすための施設改修費や資機材購入費の4分の3を助成する。1事業者あたり上限100万円。 同制度は、営業許可取得のコストの重さなどを理由に水かけ菜漬けの製造を諦める農家が増えることを危惧し、地域の食文化を守ろうと昨年に設けた。市によると同年度中に34件の申請があった。 補助金に
-
安全な富士登山を議論 対策協東富士支部が総会 御殿場
静岡県山岳遭難防止対策協議会東富士支部はこのほど、総会を御殿場市役所で開いた。同市や小山町、警察、消防、山小屋運営、山岳団体の関係者が、富士山の開山を前に登山の安全推進活動について意見交換した。 御殿場署は2023年に富士山の管内域で山岳遭難事故が35件(前年比5件増)発生したと報告した。9月には小学生8人が一時行方不明となる事故が起きた。同市・小山町広域行政組合消防本部の同年開山期間の出動件数は42件(同17件増)。新型コロナウイルスの行動制限の緩和や訪日客の増加などが影響したとみられる。 本年度は夏季の下山道やハイキング道の点検、富士山須走口インフォメーションセンター内の臨時派出所開設、
-
廃油 きれいなキャンドルに 御殿場SDGSクラブが教室
御殿場市の官民組織「御殿場SDGsクラブ」はこのほど、廃油を使ったキャンドル作り教室を同市の御殿場プレミアム・アウトレットで開いた。 施設内の飲食店で出た廃油を楽しく利活用することで、環境保全や持続可能な社会づくりに理解を深めてもらおうと企画した。買い物に訪れた親子連れなどが次々と参加し、凝固剤を混ぜた廃油にクレヨンを溶かして色を付け、ガラス瓶に入った世界に一つだけのキャンドルを作った。 参加者はキャンドル作り後、SDGs推進に向けた目標を付箋に書いてボードに貼った。「食材を無駄にしないようにする」「市のSDGs施策に関心を持つようにする」など多彩な宣言がボードを埋めた。
-
小山で住宅全焼
18日午前3時5分ごろ、小山町柳島の男性(69)方から出火し、木造2階建て住宅1棟を全焼した。家人の女性(90)と男性(34)が煙を吸って救急搬送されたが、命に別条はないとみられる。 御殿場署や御殿場市・小山町広域行政組合消防本部によると、出火当時に5人が家の中にいた。2階部分の燃え方が激しく、同署などが原因を調べている。
-
夏休み中のプール 本年度も開放中止 御殿場市、小学校各校
御殿場市議会6月定例会は18日、最終本会議を開き、追加提出の2議案を可決した。市は一般質問で、小学生の夏休み中のプール利用に関し、本年度も各校での開放は中止し、来年度以降については「ふれあい玉穂プール」の無料利用を検討することを明らかにした。辻川公子氏への答弁。 同市では新型コロナウイルスの影響や熱中症のリスク増加、不測の事態への対応の難しさなどを理由に2020年度から、各校のプール開放を中止している。対応策となるふれあい玉穂プールの無料利用は、学校単位などで受け入れると一般利用に影響が出るため、児童が個人で利用するケースを想定しているという。 このほか、議員発議で、規定の乏しい再審法(刑事
-
キャンプ富士 新司令官就任 「地域と関係強めたい」
御殿場市の米海兵隊キャンプ富士は17日、司令官交代式を同施設で開いた。スコット・D・ウェルボーン大佐(45)が就任した。 米軍や自衛隊、地元関係者ら出席者の前で、2年間にわたり司令官を務めたニール・J・オーウェンズ大佐から海兵隊旗を受け取った。ウェルボーン大佐は、「作戦部隊を支援するためキャンプ富士の能力と対応力を引き上げていく」とあいさつした。同市をはじめとした周辺地域との関わりについて、「地域の方々との関係性を一層強めたい。訓練では地元の安全を第一に考える」と話した。 ウェルボーン大佐はミズーリ州出身。第3海兵遠征軍G-35将来作戦将校や第2航空・艦砲連絡中隊指揮官などを歴任した。過
-
さくら写真コンクール 知事賞に高橋さん(伊豆の国)
2024年度県さくら写真コンクール(県さくらの会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、県庁で開かれた。最優秀の知事賞には高橋浩さん(伊豆の国市)の「反射炉夜桜」が輝いた。特選の永井真澄さん(島田市)と飯田龍治さん(御殿場市)を含む3人に中山淳也県くらし・環境部参事が表彰状を手渡した。 県内外から503点の応募があり、18点が入賞した。高橋さんの作品は、ライトアップされた世界遺産の韮山反射炉を背景に咲き誇る桜と、長時間露出で撮影した車のテールランプを配置し、静かな風景に躍動感を加えている。 入賞作品は28日まで県庁別館21階展望ロビーに展示し、その後は県内各地で巡回展示する。
-
御殿場市のデジタル地域通貨2周年 プレミアム商品券26日発売
御殿場市は独自のデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の利用開始2周年を記念し、26日からGコインを活用したプレミアム付き商品券を販売する。30%のプレミアム率を付与する。 アプリ「チーカ」もしくは専用カードに1人1万円分をチャージすると、1万3千円分のGコインが付与される。市内のエピ・スクエア、サンクック神山店、同保土沢店、市民交流センターふじざくら、セブン銀行ATMで販売する。販売は7月31日までで、購入は1人1回限り。約370店舗で使用でき、8月31日までに消費する。
-
裾野市観光戦略 9月末に完成へ インバウンド戦略強化
裾野市は17日までに、策定中の観光戦略を9月末に完成させる方針を決めた。現状で年間220万人の観光交流人口を2030年度に36・3%増の300万人に引き上げる。 市は23年度から策定を進めている。道の駅や公園を整備して「通過型」から「滞在型」への人流を創出するとともに、人気観光地の御殿場市や箱根、富士山に近い立地を生かしてインバウンド(訪日外国人)戦略を強化する方針。
-
⛳若林が優勝 ユピテル・静岡新聞SBSレディース 松山(富士出身)ベストアマ
女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は16日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6504ヤード、パー72)で決勝ラウンドを行い、若林舞衣子(ヨネックス)が通算5アンダーで優勝した。日本人の優勝は2019年大会以来5年ぶり。この日7バーディーを奪った岩橋里衣(精和)は通算4アンダーで2位に入った。県勢は森岡紋加(葛城GC)が5オーバーの29位。松山りな(富士市出身)は8オーバーの47位で22年大会以来のベストアマチュア賞を受賞した。(出場57人=アマ2人、雨のち曇り、気温24・4度、北北東の風0・9メ
-
熱海など震度1 16日午後7時16分ごろ、35分ごろ
16日午後7時16分ごろと同35分ごろ、千葉県北西部を震源とする最大震度2の地震があった。気象庁によると、震源の深さは約70キロ。地震の規模はマグニチュード(M)4・1~4・2と推定される。 静岡県内の主な震度は次の通り。 震度1=熱海市、富士宮市、御殿場市、東伊豆町、
-
御殿場でもクマ目撃
16日午前11時ごろ、御殿場市仁杉の仁杉公民館付近でクマ1頭を目撃したとの情報が御殿場署に寄せられた。人的被害は確認されていない。 同市によると、周辺には民家があり、複数の目撃情報が寄せられた。体長1メートル程度のツキノワグマとみられ、市や同署が注意を呼びかけている。
-
経済対策事業を検討 御殿場市商工会が総代会
御殿場市商工会はこのほど、2024年度通常総代会を市内で開き、本年度事業計画などを決めた。 新型コロナウイルス感染症で影響を受けた地域経済の支援を目的とした「市経済対策助成事業」が5年目を迎え、補助金の最終年の予定であることから、次の経済対策事業の検討を進める。同事業は住宅や事業所の新築やリフォーム工事のうち、公共施策に即した内容を含む工事を対象に助成金を交付する内容で、昨年度実績は住宅130件、事業所25件、申請工事請負額8億9700万円。 任期満了に伴う役員改選では、杉山芳三会長を再任した。任期は3年間。
-
御殿場から新ワインを ブドウ2品種植樹 28年出荷へ
時之栖グループの御殿場高原ワイン(御殿場市)はこのほど、ワイン用ブドウの新しい2品種の苗木を同市神山のブドウ園に植えた。2027年に収穫し、28年に出荷する予定。樫原昭博取締役(38)は「和食に合うワインにしたい。全国の人が生産地の御殿場に親しみを持ってくれれば」と期待を膨らませる。 赤ワインと白ワイン用のそれぞれ1品種。赤の「高原の稔り」はポリフェノールを豊富に含みながらも渋みを抑えて飲みやすく、白の「神山ドリーム」はかんきつ系の香り高いワインになりそうだという。どちらも病気にかかりにくく、安定した収穫が見込める。 冷涼な御殿場はワイン用ブドウ作りに適しているとされる。植樹祭として一部
-
涼しげ季節の花々 御殿場でいけばな展
御殿場市華道連盟の第45回いけばな展が15日、同市の市民会館で始まった。16日まで。 16流派68人が1点ずつ力作を出品した。本格的な夏の訪れを前に、アジサイやユリ、ビワ、カラーなど色鮮やかな季節の花々を用いた涼しげな作品が並ぶ。流派によって草花の形の生かし方や花器の選び方などが異なり、来場者がそれぞれの個性を楽しんでいる。
-
静岡県の少子化速度1.39 全国上回る 18~22年出生率 全市町で低下
厚生労働省がまとめた2018~22年の市区町村別合計特殊出生率によると、静岡県内で最も高かったのは長泉町の1.67、最も低かったのは熱海市の1.06だった。全35市町が前回(13~17年)を下回った。県全体は1.39。前回から0.15ポイント低下し、0.10ポイント減の1.33となった全国を上回るペースで少子化が進行している実態が浮かんだ。 合計特殊出生率は女性1人が生涯に産む子どもの推定人数で、毎年の人口動態統計などを基に5年間の平均値を推定した。浜松市は今年1月の行政区再編前の区が対象。 長泉町に次いで2番目に高かったのは菊川市の1・58。浜松市東区と袋井市がともに1・56、御殿場市
-
防衛技術関連の展示も 御殿場市の科学技術館 2033年開館方針
御殿場市の勝又正美市長は14日、市が約2年間にわたり建設の可能性調査を進めてきた「科学技術博物館(仮称)」について、同市富士岡地区を候補地に、2033年開館を目指し整備を進める方針を示した。市内初となるメッセ型の多目的展示施設とし、防衛技術の展示などを行う構想。 勝又市長が同館建設を表明するのは初で、同市神山が有力候補地とみられる。市によると、同地区に防災拠点となる大型公共施設がないことや交通アクセス、周辺観光施設との相乗効果などを総合的に判断した。市ゆかりの航空・宇宙産業をはじめとした最先端技術を子どもたちに紹介することや、陸上自衛隊東富士演習場を持つ地理的、歴史的背景から防衛技術関連の
-
おもちゃ館建設、2025年度着手 御殿場市方針 実施設計24年度末までに
御殿場市は13日、2026年夏の開館を目指す「富士山 木のおもちゃ美術館」(仮称)について、本年度末までに実施設計を終え、来年度から建物の建設に着手する方針を示した。市議会6月定例会の一般質問で勝間田幹也氏に答えた。 同市印野の「富士山樹空の森」敷地内に建設予定で現在は10月末完了をめどに樹木伐採や造成工事を進めている。ハード事業と並行し、木育に関する講座や講習会、木のおもちゃと遊ぶ体験イベントなどソフト事業も展開していくとした。 総事業費は約15億円。建設資材や人件費の高騰、遊戯エリア拡充で当初計画から増額した。建設工事費は約9億4千万円で、財源としてデジタル田園都市国家構想交付金の国
-
御殿場プレミアム・アウトレット ベンチや自販機、災害支援型設置
御殿場市の御殿場プレミアム・アウトレット内に11日、停電時に非常用電源ボックスから電力供給を受けて稼働する災害支援型自販機とスマートフォンなどの急速充電機能を備えたベンチが設置された。 災害への対応力や平時の利便性の向上を図り、アンカー・ジャパン、コカ・コーラボトラーズジャパン、三菱地所・サイモンが協力した。自販機は停電後、電源ボックスで最大4時間にわたり稼働し、飲料の無償提供も行える。2人掛けのベンチはポータブル電源を格納し、充電用に電源タップが備え付けられている。 ヒルサイドエリアとイーストゾーンエリアに各1台ずつ配置した。ベンチの充電機能は、来場者が平時に無料で利用できる。
-
⛳ユピテル・静岡新聞SBSレディース14日開幕 静岡県勢躍進期待 渡辺(熱海出身)縁深い大会、頂点狙う
女子ゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が14日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催される。県勢はレギュラー通算5勝の渡辺彩香(熱海市出身)や実力者の小楠梨紗(浜松市出身)、出産を経て今季試合に復帰した亀田愛里(御殿場市出身)らのほか、アマチュアの松山りな(富士市出身)、平野瑚羽(浜松学芸高2年)らが出場する。 昨季不振機に心境変化 「目の前の一打大切に」 昨季、不振にあえいだ渡辺にとってステップアップツアーの出場はデビューした2012年以来12年ぶり。悲観する気持ちはなく、むしろ苦しみ
-
静岡県内GW観光施設客15.2%増 花博や訪日客回復大きく
静岡県が12日に発表した県内主要観光施設の大型連休中(4月27日~5月6日)の入り込み客数によると、140万2783人と前年同期と比べて15・2%増加した。県は浜名湖花博2024の開催や、新型コロナウイルス禍からのインバウンド(訪日客)の回復が主な要因とみている。 40施設を対象に調査した。花博会場となった「はままつフラワーパーク」が前年比3倍と大幅に増え、来場9万5217人を記録した。もう一つの主会場の浜名湖ガーデンパークも34・2%増の11万7340人に上り、「花博効果」が顕著に見られた。 家族連れが集まるイベントを開いたグランシップ(来場者数4万841人)は2・2倍だった。県立美術
-
記者コラム「清流」 ホタルの光跡
気温が上がり雨の日が増えた5月後半、県内でもホタルが飛び始めた。各地の独特な風景を絡めた写真がSNSでも上がっている。 南伊豆町では、川から降りてきたホタルが海岸沿いを飛ぶ。全国的に見ても珍しい光景が写真愛好家を楽しませている。撮影に訪れ、「ホタルも観光資源の一つになってほしい」と光に願いを込めた。ヒメボタルと神社の厳かな雰囲気を楽しめる御殿場市の二岡神社では、関係者らがホタルの環境保全に努めている。富士宮市では富士山とのコラボが人気だ。 近頃は、環境の変化で昔は生息していたホタルがいなくなったという話も聞く。地元住民や環境を守る人らの気持ちになり、一人一人がルールやマナーを守ることが大
-
静岡人インタビュー「この人」 伝承250年を迎える「大坂の湯立神楽」の保存会長 杉山喜美さん(御殿場市)
御殿場市大坂の大坂浅間神社で奉納される国指定重要無形民俗文化財「大坂の湯立神楽」を先頭に立って守り継ぐ。今年は7月27日に予定し、伝承250年の節目として神事も執り行う。66歳。 -湯立神楽の由来は。 「起こりは江戸時代中期の安永3年(1774年)ごろ。御厨地方で広まった疫病の退散のために広まり、旧大坂村に伝わったとされる。大坂の湯立神楽は雌神楽とされ、両膝を合わせ、腰を低くして舞うのが特徴。獅子が湯立を行うのは珍しく、同じく御殿場の『沼田の湯立神楽』を含め全国で4例のみ」 -保存会の活動は。 「保存会は1992年に発足し、現在会員は約25人。本番の1カ月ほど前から練習を始め、当日は
-
「暑い1日だったね」静岡県内3地点で真夏日 11地点で今年最高気温更新
高気圧に覆われてよく晴れた静岡県内は12日、午前中から気温が上昇し、三島市など3地点で最高気温が30度を超す真夏日となった。全15の観測地点のうち11地点で今年の最高気温を更新した。 気象庁の観測によると、三島市、浜松市天竜区佐久間町、川根本町はいずれも30・0度だった。このほか、松崎町で29・9度、浜松市天竜区天竜で29・6度など。今年最高気温となったのは、静岡市葵区井川、御殿場市、御前崎市などで、6月下旬~7月下旬並みだった。 三島市の白滝公園には親子連れなどが訪れ、水辺に足を入れたり、水を掛け合ったりして暑さをしのぐ姿が見られた。3歳の息子と買い物の帰りに立ち寄った伊藤咲子さん(
-
事業計画など承認 広域連携強化重点 御殿場市観光協会
御殿場市観光協会はこのほど、2024年度定時総会を市内で開き、本年度事業計画などを決めた。 本年度は小山町、裾野市との「表富士観光キャラバン」や富士市、富士宮市を加えた「しずおか富士山利活用推進協議会」などを核とした広域連携の強化、ふるさと納税や富士山ブランド「御」を通じた会員のものづくり支援と市の魅力発信などを重点とした。 任期満了に伴う役員改選では、山内剛会長を再任した。任期は2年間。
-
最先端スマート農業学ぶ 御殿場・朝日小5年生が現場見学
御殿場市や農業関連団体、生産者らでつくる「市みどりの農業推進協議会」はこのほど、同市の朝日小の5年生を対象にスマート農業の見学会を同校近くの水田で開いた。児童約50人が最先端の資機材を活用した農業に理解を深めた。 水田は面積2150平方メートル。酒米の山田錦を育てていて、同協議会が除草の農薬削減や省力化の実証実験を行っている。児童は、底面の泥をスクリューで巻き上げながら自動で移動する「アイガモロボ」、水位を管理して自動で給水するセンサーなどの資機材の稼働方法や性能を学んだ。 栽培する山田錦は、同市印野に10月に完成する予定の新しい酒蔵で日本酒醸造に使われることも学習。地元農業の発展の取り
-
御殿場の男性 投資話で460万円詐欺被害
御殿場市の60代の男性会社員が11日、マッチングアプリで知り合った女性をかたる人物から架空の投資話を持ちかけられ、約460万円をだまし取られたと御殿場署に届け出た。 同署によると、男性はマッチングアプリで知り合った人物と無料通信アプリで交流を始めた。3月下旬に「投資でお金を増やせる」「入金するだけでお金が増えていく」などと投資を勧められ、4月下旬までに指定された口座に複数回振り込んだ。
-
御殿場大阪地区伝統「湯立神楽」 児童、伝承250年獅子の舞学ぶ
御殿場市大坂地区はこのほど、今年で伝承250年の節目を迎える国重要無形民俗文化財の「大坂の湯立神楽」の歴史や伝統を学ぶ勉強会を同地区コミュニティ共用施設で開いた。 同神楽の継承に尽力する保存会や大坂打ち囃子(はやし)保存会のメンバーが講師を務めた。地域の小学生ら16人と保護者が、全国的に珍しい獅子による湯立神楽の由来に理解を深めた。横笛や古銭を使って作られた鈴、模造刀を用いた保存会員による「剣の舞」も観賞。富士岡小3年の木元葵衣さん(8)は「獅子は少し怖かった。横笛に挑戦してみたい」と話した。 今年の同神楽は7月27日に大坂浅間神社で奉納される。伝承250年を記念して神事も行われる。
-
憧れの御殿場西高生の空手が手本 地元小中学生、基本学ぶ
スポーツタウン御殿場推進協議会はこのほど、空手の強豪校の御殿場西高で小中生対象の空手教室を初開催した。市空手道連盟加盟道場に通う小学5年~中学3年の23人が、憧れの高校生と練習に汗を流した。 参加した児童、生徒は同校空手道部の部員とのペア練習で上段突きや中段突きなどの基本を学んだ。全国トップレベルの部員たちが繰り出す迫力ある技のスピードや精度を間近で見て、自分の体の使い方などを振り返った。「形」の練習に打ち込んでいる小中生も、部員たちの切れのある手本を見ながら練習に励んだ。 尚空塾に通う原里中2年の久保早耶加さん(13)は「中段突きから刻み突きまでの足運びを学べた。試合で生かし、全国で勝
-
23年度ふるさと納税 御殿場市16億9770万円 過去最高
御殿場市は10日までに、2023年度のふるさと納税寄付実績を発表した。寄付額は前年度比116・6%の約16億9770万円で過去最高を記録した。 寄付件数も約6万4300件で過去最高。キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所が富士山の湧水を用いて生産する酒類各種が返礼品の約6割を占めた。日本ロレアル社製の化粧品なども人気を高めている。 同市は本年度、新規返礼品の開拓に加え、体験型の返礼品の拡充やふるさと納税自販機のPR強化などに注力するという。 (御殿場支局・塩谷将広)
-
映画、ドラマ、CM 41作品のロケ支援 御殿場市など
御殿場市は10日までに、2023年度フィルムコミッション事業の実績を公表した。市内での撮影を支援した映画やドラマ、CMなどの映像作品は41作品で、前年度から3件増加した。 ロケ実施日数は79日間。富士松天望レストランや東山ロッジ、市役所、マイロード商店街、丸尾の丘・民家など幅広いロケーションがドラマやバラエティー、ミュージックビデオ、コマーシャルに活用された。宿泊や食事、施設使用料などを合わせた経済効果は約2千万円という。 市は15年度に同事業を本格的にスタート。17年にはロケ支援を手がける市民有志組織のNPO御殿場フィルムネットワークが発足し、官民が連携して取り組んでいる。
-
御殿場で「わたしの主張大会」 社会、学校への思い 小中生、堂々と発表
御殿場市の小中学生が社会や家庭、学校などについて日頃感じていることを発表する「第46回市わたしの主張発表大会」(市教委主催)が8日、市民会館で開かれた。市内の10小学校と6中学校の代表児童生徒が堂々と意見を主張した。 野鳥観察とナラ枯れ、日本文化の意義と継承など多彩なテーマで自身の経験談を交えながら発表した。原里中の勝間田瑠杏さんの演題は「言葉が人にあたえるもの」。インターネットでの匿名の言葉のやりとりで心に傷を負う人が相次いでいる現代において、言葉を受け取る側の気持ちを考えることの大切さを訴えた。 会場を訪れた各学校長や区長、社会教育委員、社会福祉関係団体の職員らは主張に聞き入り、発表者に
-
【部活動改革】休日地域移行13市町試行 国の推進期間2年目 指導者確保にハードル 静岡新聞社調査
少子化による体験格差の解消や教員の働き方改革を目的に公立中学の部活動を地域団体などに委ねる「地域移行」は本年度、国が休日の移行の環境整備を促す「改革推進期間」の2年目に入った。静岡県内で、休日の地域移行を試行中の学校があるのは13市町で2023年度より10市町増えたことが、静岡新聞社が23年に続き県内全35市町に実施したアンケートで分かった。移行の目標時期を明確にして取り組みを模索する自治体がある一方、過疎化が深刻な市町は指導や運営に関わる人材確保などのハードルが高く、計画を立てにくい実情も浮かび上がった。 国の改革推進期間は25年度までの3年間。県教委はこの間に、関係者による協議会設置な
-
キリン富士御殿場蒸溜所50周年 限定ウイスキー味わって! 25日から販売
キリンビールは25日から、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(御殿場市)の操業開始50周年を記念したウイスキーを6000本限定で販売する。 主力ブランド「富士」のシングルグレーンジャパニーズウイスキー。操業間もない1970年代をはじめ、各年代に蒸留した3タイプのグレーン原酒をブレンドした。担当者は「50年間の技術と作り手の思いを詰めた」とPR。味に深みがあり、飲んだ後の余韻も楽しめるという。 ラベルに金色の文字を入れ、シリアルナンバーとアルコール度数を手書きするなど特別感を高めた。税込み2万7500円。同蒸溜所の売店では先着順、キリンのオンラインショップでは抽選販売する。
-
記者コラム「清流」 陰で支える人に敬意
今年で10回の節目を迎えた御殿場市の野外フェス「アコチルキャンプ」。バスで会場に着くと、駐車場で顔見知りの姿を見つけた。地元会社役員の男性は主催者に誘われ、ほぼ毎年ボランティアとして関係車両の誘導に当たる。 華やかな会場から離れ、漏れ聞こえる音楽を聴きながら役割を果たす。ステージ前で鑑賞したい気持ちもあるが、「御殿場を代表するイベントの盛り上げに協力したい」と話す。私的な立場で運営に携わる市職員らの姿も見られた。 陰から支える人の存在はイベント運営に限らず町づくりのあらゆる場面で不可欠。その役を買って出る人たちは頼もしい。労を惜しまない対象が自分の町にあって、うらやましい。 おかげで今
-
「人馬一体」華麗に 全日本馬場馬術大会開幕 御殿場
全日本馬場馬術大会2024パート2(日本馬術連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、御殿場市の市馬術・スポーツセンターで開幕した。9日まで。 演技の正確性や美しさを競う競技で、難易度別のクラスに全国から約100組の人馬がエントリーした。最高難易度の全日本内国産馬場馬術選手権には14組が出場。初日は国際馬術連盟が制定するセントジョージ賞典課目を実施し、選手の巧みな手綱さばきや馬のリズミカルなステップに来場者が見入った。
-
「はたらく車」展示 自衛隊ニュース
自衛隊静岡地方協力本部(本部長・田代裕久1等陸佐)はこのほど、はままつフルーツパーク時之栖(浜松市浜名区)で開催された「消防DAY&はたらくクルマ」イベントで広報活動を行った。 自衛隊は、消防、フルーツパーク、NEXCO中日本とともに入園ゲート前ひろばに広報ブースを設置。陸上自衛隊第34普通科連隊(御殿場市)が高機動車と偵察用オートバイを展示し、静岡地本はオリジナル缶バッジ作製体験や迷彩服試着体験などを行った。 当日は天候にも恵まれ、自衛隊ブースは長蛇の列ができるほど人気を集めた。子どもも大人も、普段間近に見ることのない自衛隊車両に興味深そうに触れ、迷彩服を試着して笑顔で楽しんでいた。
-
別人の口座から税金引き落とし 御殿場市が謝罪
御殿場市は7日までに、2024年度の固定資産税課税業務で納税者1人の口座振替情報の設定を誤り、同姓同名の別人の口座から引き落とすミスが発生したと発表した。 市によると、職員の入力設定後のチェック体制が不十分だったことが原因という。誤って引き落としてしまった人に対して謝罪し、返金手続きを行った。確認作業の見直しと総点検を実施し、再発防止を図るとしている。
-
静岡県内高齢化率30.7%最高を更新 4月時点、松崎など3町で50%超
静岡県は6日までに、県内の総人口に占める65歳以上の割合を示す「高齢化率」が4月1日時点で30・7%となり、過去最高を更新したと発表した。前年から0・3ポイント上昇した。西伊豆町と川根本町に加えて、新たに松崎町が50%を突破し、全35市町のうち3町で「2人に1人が高齢者」となった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 県福祉長寿政策課によると、県内の総人口は359万1533人で、このうち65歳以上は110万3916人だった。75歳以上の割合を示す「後期高齢化率」も0・8ポイント上昇の17・3%と過去最高。 高齢化率を市町別にみると、西伊豆町が53・2%となり10年連続で最も
-
テディベアなどモチーフ 色鉛筆画家今福さん(御殿場出身)都内で個展
御殿場市出身の色鉛筆画家今福優子さん(52)=川崎市=の個展が11日まで、東京都立川市の伊勢丹立川店で開かれている。テディベアや女性、花などをモチーフにした華やかな雰囲気の30点が並ぶ。 今福さんは油絵やパステル画を学んだ後、繊細で幅広い表現ができる色鉛筆画に魅力を感じ、2014年から独学で創作を始めた。今回はスカーフを使って自作したオリジナルのテディベア「スカーフベア」をはがきサイズに描き、展示の中心とした。 テディベアは結婚式など祝いの席で使われ、縁起が良いことからテーマに選んだ。今福さんは「女性の美しさやかわいらしさを表現したい。塗り重ねることで重厚さが生まれる色鉛筆画の魅力も伝え
-
御殿場市立中のいじめ訴訟和解へ 市議会、議案可決
御殿場市立中の元男子生徒が2021年、在学中に繰り返しいじめを受けたのに学校が適切な処置を講じなかったとして同市に損害賠償を求めた訴訟で、市議会は5日、静岡地裁沼津支部が提示した和解案を受け入れる議案を可決した。元生徒側に和解金20万円を支払う。 木島直久教育部長は「相手方が精神的苦痛を受けたとして本件訴訟を提起したことについて深く反省し、今後も子どもたちの気持ちに寄り添い、真摯(しんし)な対応を心がけていく」と述べた。
-
障害者施設から調達 県、3年ぶり減 7421万円 23年度 35市町総額は過去最高
静岡県はこのほど、2023年度に障害者就労施設から調達した物品や役務の総額が前年度比0・2%減の7421万円だったと発表した。前年度を下回るのは3年ぶり。県内35市町の総額は21・5%増の3億452万円と過去最高を更新した。 県の内訳は雑貨や食品、トイレットペーパーなどの物品が3446万円、印刷や清掃・草刈り、クリーニングなどの役務が3975万円だった。県警や県教委を含む全406所属が協力し、2年連続で「発注率100%」を達成したが、目標の7500万円にはわずかに届かなかった。新型コロナウイルスの5類移行に伴い、抗原検査キットの袋詰め作業がなくなったことが響いた。 13年に施行された障害
-
御殿場市議会が開会 14議案可決、承認
御殿場市議会は5日、6月定例会を開会した。会期を18日までの14日間と決めた後、計6億8700万円を追加する本年度一般会計補正予算案など、上程された14議案を可決、承認した。
-
ヒノキ伐採、園児「音にびっくり」 御殿場で見学会
御殿場市は4日、同市印野の「富士山木のおもちゃ美術館」(仮称)の建設予定地でヒノキの伐採見学会を開いた。木を教育に生かす「木育」の一環で、印野こども園の園児約40人が地場産材の利活用への理解を深めた。 予定地は「富士山樹空の森」敷地内で、現在は約200本の木の伐採作業が進んでいる。園児は御殿場木材協同組合の職員が高さ約20メートルのヒノキをチェーンソーやクサビなどの道具を使って伐採する様子を見学。御殿場産木材「ごてんばっ木(こ)」として、同美術館の内装材やおもちゃに活用されることを学んだ。 勝間田莉瑚ちゃん(5)は「木が倒れる音が大きくて驚いた。おもちゃ美術館ができたら、御殿場の木の積み
-
小山町長が検査入院 体調不良訴え
小山町は3日、込山正秀町長(76)が御殿場市内の病院に検査入院したと発表した。期間は1週間程度を予定しているという。同町によると、込山町長は1日朝、予定されていた公務の前に体調不良を訴え、同市内の病院を受診した。職務代理は置かないという。
-
優良運転者や交通功労者表彰 安協御殿場地区支部 事業計画承認
静岡県交通安全協会御殿場地区支部はこのほど、御殿場市内で2024年度総会を開き、本年度の事業計画案などを承認した。交通功労者らの表彰も行った。 御殿場署管内の23年度の交通事故状況は、人身事故396件(前年比43件増)、死者2人(前年比同数)、負傷者511人(同38人増)。本年度は「安全を つなげて広げて 事故ゼロへ」をスローガンに交通安全活動を展開する。 主な受賞者は次の通り。 関東交通安全協会連合会長表彰(優良職員)細谷幸子▽県警本部長・県交通安全協会長連名表彰(交通功労金賞)山崎峰雄、渡辺かな枝▽同(優良運転者金賞)花沢正義、前沢弘、横川冨美代、藤野浩、山崎公司、渡辺清一、長田真
-
夏のシンボル「大わらじ」 JR御殿場駅にお目見え
富士登山の最盛期に合わせて登山者の安全を祈願する8月の「御殿場わらじ祭り」に向け、祭り保存会のメンバーが製作した大わらじが2日、JR御殿場駅構内にお目見えした。9月中旬ごろまで展示される。 迫力ある大わらじは高さ約3メートル、幅約1・2メートル。その横に、由来を説明する看板を設置した。市民や駅を利用した外国人観光客らが足を止め、記念撮影を楽しむ姿が見られた。 同市ではかつて、長距離移動や登山に重宝されるわらじの生産が盛んだった。わらじを巧みに編む女性は良縁に恵まれるとの言い伝えも残り、大わらじは登山の安全や良縁を祈願する夏のシンボルとなっている。 大わらじは7月の富士山の開山式で入魂し
-
SDGs推進へ官民組織 御殿場市など設立 取り組みなど提言
御殿場市と市内団体が連携してSDGsの積極推進を図る「市SDGs未来都市推進協議会」がこのほど発足し、市役所で初会合を開いた。SDGsの三側面とされる経済、環境、社会の基幹団体の関係者ら32人で構成し、SDGs未来都市の将来像の達成に向けた取り組み提言などを行う。 市は2017年に官民連携の市エコガーデンシティ推進協議会を立ち上げ、富士山前庭としての環境・景観の形成や、環境と経済の好循環の構築などに取り組んできた。今回は福祉や教育、スポーツなど社会分野のSDGsを一層推進するため、市内の高校や青少年教育施設、社会福祉協議会などの委員を増員し、同協議会を再編した。市内のSDGs活動の統括的組
-
虫歯ゼロ!これからも 御殿場で健康大会、5歳児に認定証
御殿場市の市民会館で1日、歯と口の健康大会「笑顔がうれしい歯っぴーまつり」(実行委員会主催)が開かれた。 市内のこども園や保育園に通い、歯科健診で虫歯のなかった5歳児488人を対象に認定証やメダルを贈った。印野こども園の鳥山朔楽ちゃん(5)は「虫歯ができないように、朝昼夜の歯磨きを忘れないようにしていきたい」と話した。 会場では歯科医の仕事体験や石こうを使った人形作り、歯科関係のクイズなどが企画され、親子連れが口内の健康に関する知識や正しい手入れ方法を学んだ。6日まで市内の園児や小中学生から募集した歯科保健に関する図画、ポスター、標語など約150点も展示している。
-
バラ華やか1500株超 御殿場、2日まで「祭り」
御殿場市印野の富士山樹空の森で1日、御殿場ばら祭り(市バラのまちづくり推進委員会など主催)が始まった。1500株以上の花々が咲き誇る。2日まで。 「樹空の森バラ友の会」が丹精込めて育てたバラが見頃を迎えた。ノックアウト、ビバリー、金蓮歩など多種が植栽され、色とりどりの花が咲きそろう。 会場ではオリジナル品種を含めたバラの苗木、肥料などの販売や同施設ローズガーデンアドバイザーによる講習会、スタンプラリーなどが開かれている。来場者は雲間から富士山が見えると、美しい花との共演を写真に収めていた。初日は御殿場高生によるイベントブースも設けられ、子ども連れが楽しんだ。
-
医療費助成にマイナンバーカード 153自治体が参加
デジタル庁は31日、マイナンバーカードに医療費助成の受給者証の機能を持たせる取り組みに、2024年度は153自治体が参加すると発表した。マイナカードがあれば受給者証を持ち歩く必要がなくなるほか、医療機関にとっても対象資格の確認作業や情報入力の手間が省ける。 153自治体の内訳は、青森や富山など20都府県と、横浜や和歌山など133市町村。県内は浜松市、御殿場市と南伊豆町が参加する。2次募集も受け付けている。 対象となる制度は、難病患者や障害者向けに実施する国の医療費助成、子どもやひとり親などを支援する自治体の事業。医療費の精算に必要な医療機関・薬局と自治体をつなぐシステム整備費などを、デジ
-
暴力団追放へ警戒呼びかけ 御殿場市・小山町協議会
御殿場市・小山町暴力追放推進協議会の理事会がこのほど、市役所玉穂支所で開かれた。暴力団が生活できない環境づくりや暴力団予備軍をつくらない運動の推進を基本目標とした本年度事業計画を承認した。 御殿場署の赤池洋和刑事課長が県内や管内の暴力団情勢を解説した。管内では暴力団構成員や準構成員を数人確認しているとして警戒を呼びかけた。暴力団と関連の深い特殊詐欺事件について、SNSを使って逮捕状のような画像を送りつけて不安をあおる手口が全国で増加し、県内では同署管内で初めて被害を認知したことから注意を促した。 理事会には両市町長や区長会役員、観光や商工業の関係者らが出席し、暴力追放宣言を唱和した。
-
定例会 5日開会 御殿場市議会
御殿場市議会は31日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 会期 5~18日◇一般質問 13、14、18日◇当局提出議案 2024年度市一般会計補正予算案など19件
-
看護師の夢へ 決意新た 御殿場 現場実習前に戴帽式
御殿場市の御殿場看護学校はこのほど、基礎的な学習を終えた2年生の戴帽式を市民会館で開いた。19~44歳の29人が、病院や施設での本格的な現場実習に向けて決意を新たにした。 暗がりの厳かな雰囲気の中、学生たちは神妙な表情で真新しいナースキャップを受け取り、キャンドルに火をともした。祝福に訪れた家族や行政、医療関係者を前に、「尊い命に関わる責任と自覚を持ち、仲間と協力し、励まし合いながら学ぶ」「正確な技術、知識を身に付け、患者さんがその人らしく生活できるような看護を実践する」と誓いの言葉を唱和した。 2年生は今後、病院などで実習を積みながら学びを深め、3年次に国家試験に挑む。
-
104訓練の米軍部隊 キャンプ富士出発 第1陣が沖縄へ
防衛省南関東防衛局は30日、山梨県の北富士演習場で「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」(104移転訓練)を実施した米軍部隊の第1陣約100人が同日、滞在していた御殿場市のキャンプ富士を出発したと発表した。沖縄県の基地に戻るという。訓練部隊は約260人。15~24日に訓練を行った。
-
手りゅう弾破片で隊員死亡 山梨・陸自北富士演習場で訓練中
30日午前8時40分ごろ、山梨県の陸上自衛隊北富士演習場で第1普通科連隊(東京都練馬区)が手りゅう弾を使った訓練中、爆発した弾の破片が山宮拓3等陸曹(29)の首付近に当たった。山宮3曹は搬送先で死亡が確認された。他にけが人はなかった。陸自は安全が確認できるまで、全部隊で実弾射撃訓練を中止。事故調査委員会を立ち上げ、状況を調べている。 陸自によると、隊員23人が屋外の「手りゅう弾投てき場」で午前8時半に訓練を開始。山宮3曹は、投げる隊員に隣から指導する「射撃係」で、コの字形の「投てき壕(ごう)」(高さ約1メートル)に2人で並び、投げた後はその場で伏せることになっていた。 訓練では、重さ約4
-
ごみ減量啓発へ 6月1日エコまつり 御殿場市の実行委
御殿場市ごみ減量大作戦実行委員会はこのほど、2024年度委員会を市役所で開き、本年度事業計画などを決めた。 6月1日にごみ減量や環境問題に理解を深めるeco(エコ)まつりを市民交流センター「ふじざくら」で開く。5年ぶりに対面開催とし、絵本カバーを用いたバッグ作りなど体験型の企画も取り入れる。6月を「ごみ減量月間」に指定し環境衛生大会を催すほか、10月は「3R推進月間」としてごみの排出量減少や資源化の啓発を強化する。 委員からは「呼びかけだけでなく、どの施策でどれほど効果が出たのかを分かりやすく市民に周知する必要がある」などと意見が出た。
-
小池さん(御殿場のパティシエ)最高賞 静岡で県洋菓子作品展
静岡県洋菓子協会(天野又一会長)は29日、県洋菓子作品展を静岡市駿河区のグランシップで開いた。最高賞の県知事賞には繊細なあめ細工を出品した御殿場市のケーキ店「アンドロワ・パレ」のパティシエ小池珠実さんが輝いた。 県内の職人や専門学校の学生が、技巧を凝らしたチョコレート細工やケーキなど計46点を出品した。小池さんは幾何学模様を作り出す万華鏡の世界観を、色とりどりのあめで表現。形の精巧さや美しい表面のつやなどが評価された。 天野会長は「年々作品のレベルが上がっている。作品展が出品者や来場した学生らの刺激になったらうれしい」と話した。 そのほかの主な入賞者は次の通り。 連合会会長賞 久野京平(アン
-
社会課題解決へ TGCと北駿高校生コラボ 7月から 御殿場市がセミナー&ワークショップ
御殿場市は7月から、ファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)」を運営する「W TOKYO」としずおかフィナンシャルグループと連携し、北駿地域の高校生が社会課題について学び、解決に向けた行動を考えるプロジェクトを開始する。 月1回のセミナーやワークショップを通じて未来を担う人材の育成や地域の持続的な発展につなげる。初回は7月31日に「農業、食の魅力と課題を探るセミナー」を開き、その後も「ティックトックプロモーション講座!農業体験」など多彩な企画を用意。御殿場応援大使のなえなのさんらも登場する。来年3月に市制70周年記念として開催するTGCイベントのプロデュースにも一部携わる。
-
能登被災地に農産物寄贈 御殿場市など
御殿場市とJAふじ伊豆御殿場地区本部は27日、能登半島地震の被災地復興支援を行っている一般社団法人ラブフォーニッポンに市の農産物などを寄贈した。被災地での炊き出しや物資援助に役立ててもらう。 ごてんばこしひかり360キロ、みくりやそばの乾麺960食分、御殿場の水50箱(2リットルペットボトル300本)、富士山熟成茶50缶(1缶50グラム)を贈った。同法人の代表理事でキャンドルアーティストのキャンドルジュンさんが市役所を訪れ、「支援地域と被災地域を結び、絆を生む活動を続けていきたい」と伝えた。 勝又正美市長と同JAの芹沢和彦地区本部長は「富士山の恵みを受けた農産物で、被災地の皆さんを元気づけら
-
木のおもちゃ美術館、基本設計発表 御殿場の自然と文化発信 溶岩隧道や富士山麓演出
御殿場市は27日、2026年夏に同市印野の「富士山樹空の森」敷地内に開館を予定する「富士山 木のおもちゃ美術館」(仮称)の基本設計を発表した。地元産木材との触れ合いを通じた多世代交流の拠点とするとともに、同市の自然や文化の魅力を発信する仕掛けを多数設ける。 鉄骨造り2階建て、延べ床面積1348平方メートル。1階は「富士のもりひろば」と題し、印野の溶岩隧道(ずいどう)を意識した木のトンネルや富士山麓の自然を演出した収穫遊びエリア、吹き抜け空間と角材を削り出して作る大型オブジェ遊具、湖や湧き水を連想させる木材のたまごプールを設ける。2階の「富士のさとひろば」は文化・風習がテーマ。小屋遊びやまま
-
現展 静岡県内5人入選
現代美術家協会は第80回記念現展(29日~6月10日、東京・国立新美術館)の入選者を発表した。県内から次の5人が入選した。 平面 内田義光(沼津市)原口礼子(御殿場市)与一(伊東市)▽工芸 曽根雄也(藤枝市)宮下文孝(伊東市、会友推挙)
-
離島防衛念頭 対応力示す 御殿場で総合火力演習 陸上自衛隊
陸上自衛隊は26日、最大規模の実弾射撃演習「富士総合火力演習」(総火演)を御殿場市の東富士演習場で実施した。南西諸島を念頭に、島しょ部への敵の侵攻を退ける想定。無人航空機(UAV)や通信電子情報を活用した現代戦の熟練度、緻密な指揮統制能力など防衛力の現状を示した。 昼間と夜間に分けた演習のうち、昼間は陸自が装備する各種火器、火砲などの性能や効果を披露した。昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で起きた墜落事故後に飛行を一時見合わせた輸送機オスプレイも登場した。想定訓練ではUAVなどで戦場の情報を的確に把握し、ランダムに現れる標的へ戦車や火砲が射撃した。作戦を妨害する敵役を火力で制圧する場面も見ら
-
陸自ヘリ 部品紛失 総火演、防衛相輸送
陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県)は26日、同駐屯地のヘリコプターが東富士演習場(御殿場市)付近まで飛行した後、金属製部品2個の紛失を確認したと発表した。飛行中に落下した可能性がある。同日夜までに、落下による被害などは確認されていない。 同駐屯地によると、同機は第1ヘリコプター団特別輸送ヘリコプター隊所属の「EC-225LP」。緊急着水装置を機体に固定するワッシャー(直径23・8ミリ、重さ6・9グラム)と、クリップ(長さ57・5ミリ、重さ2・7グラム)の紛失が着陸後に分かった。同機は同日朝、同演習場で行われた富士総合火力演習を現地視察する木原稔防衛相を輸送したという。
-
富士山自然誌研究会 動植物や地質 専門家と調査【知りたい 深めたい 県内社会人講座】
富士山の自然環境を幅広く調査する「富士山自然誌研究会」。植生・植物や哺乳類、地質など8部門に分かれ、研究者だけでなく、一般市民も調査や研究に参加できる。そのうちの一つ、植生・植物部門が18日、ふじあざみライン周辺(小山町)で本年度1回目の野外調査会を行った。案内役は前会長で植物学者の菅原久夫さん(80)=長泉町=が務めた。 標高800メートルを超えると、常緑樹より落葉樹が優勢になるという。この日の調査は950メートル付近から開始した。カエデ類が淡い緑葉を伸ばす。「常緑樹は葉が厚く森が暗いが、落葉樹は葉が薄く、明るい森をつくる」と説明する菅原さん。会員は植物の群落環境を数値化していった。
-
霊峰目指し駆け上がる 国内最大ロードレースTOJ 最難関の「富士山ステージ」
国内最大規模の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」の第6戦「富士山ステージ」が24日、小山町と御殿場市内で開かれた。国内外の選手が自転車での過酷なヒルクライムに挑み、沿道から地域住民が声援を送った。 富士山ステージは富士スピードウェイ西ゲートをスタートし、低速のパレードラップの後に東京五輪・パラリンピック自転車競技ロードのコースを一部走りながら富士山須走口5合目のゴールを目指す70.3キロ。ふじあざみライン区間は標高差1160メートル、平均勾配10%、最大勾配22%の過酷な上りが続き、各ステージ中最難関の「クイーンステージ」と称される。16チームの約80人が出走し、歯を食
-
児童健全育成など13団体に助成金 日生財団が静岡で贈呈式
日本生命財団(大阪市)は24日、児童・少年の健全育成活動と高齢者による地域貢献活動を顕彰する事業の助成金贈呈式を静岡市葵区の市民文化会館で行った。13団体の代表に計390万円を贈った。 贈呈式で日本生命保険静岡支社の井村孝二支社長が各団体の代表者に贈呈書を手渡した。子ども食堂などを展開する「食でつながる心の輪の会」(磐田市)の中村浩之代表は「子どもの健やかな成長の一助となるよう、全力でまい進する」と謝辞を述べた。 助成を受けた他の団体は次の通り。 児童・少年の健全育成 いわたツナガル居場所ネットワーク(磐田市)ウィッチーズ(御前崎市)ボーイスカウト大仁第1団(伊豆の国市)健生会(静岡市
-
記者コラム「清流」 気候変動への不安
富士山頂付近の雪解け水が溶岩流の跡を流れ、山肌に数時間「川」が現れる現象「まぼろしの滝」。富士山須走口で見られる初夏の風物だが、山小屋関係者によると、今年は高温により例年より2週間近く早い4月中旬ごろから出現した。 ふと、浜松市の北端に位置する同市天竜区水窪町で勤務していた2018~20年の冬を思い出した。山あいの集落で、冬は窓を開ければ銀世界-と想像していたのだが、実際は2年とも異様な暖冬で市街地では雪すら降らなかった。岩壁を複数の大きなつららが覆う名物の「氷の壁」は一度も見ることができなかった。 避暑地として人気のある御殿場市では近年、夏場の最高気温が30度を超えることも珍しくない。
-
知事選2024 候補者を追う(22日)
森大介氏(共新) 若い人が住みやすいようワンルームマンションや新婚世帯への家賃補助を実施する。中小・小規模事業者が安心して営業できるよう光熱費や燃料費などきめ細かい助成を行い、地域の働き口をしっかりと確保する。農業では有機野菜や有機米の生産を増やし、地産地消を促す。地域経済の主役である中小企業や農家を応援する県政を目指す。 (静岡市葵区での街頭演説) 鈴木康友氏(無新) 川勝平太前知事は富士山の世界遺産登録をはじめ数々の文化を育て、国内外に発信した。大きな功績の一つ。私も自分なりの発信力で県のブランド価値をさらに高める。駿河湾には素晴らしい海洋資源がある。医薬品や健康産業と結びつければ
-
静岡赤十字病院に「スズランしおり」 ANA、贈呈
全日本空輸(ANA)グループは21日、社会貢献の一環で静岡市葵区の静岡赤十字病院にスズランの香り付きのしおり460枚とスズランの切り花を贈った。 スズランの花言葉は「幸せの再来」。爽やかな香りが漂うしおりに「笑顔が満開になりますように」などとメッセージを添えた。ANA客室乗務員の川村莉奈さん(28)=御殿場市出身=が、病棟患者の代表者にしおりを手渡した。川村さんは「地元の病院に来られてうれしい。スズランの優しい香りが日々の癒やしや励みになれば」と語った。 しおりは病棟患者へ届けられ、切り花は同病院の1階総合案内受付に飾られる。同病院への贈呈は今回で16回目。患者への手渡しは、新型コロナウイル
-
人づくり推進員 新たに4人 静岡県委嘱 地域で子育てなど助言
静岡県はこのほど、地域で子育てや家庭教育について助言する「人づくり推進員」を、4人に新たに委嘱した。県庁で森貴志副知事が委嘱状を手渡した。 市町から推薦を受けた小中学校の元校長や、民生・児童委員に委嘱した。委嘱状を受け取った推進員は「人は人と接することで喜びや学びがある」「経験を活動に生かしたい」などと1人ずつ意欲を語った。推進員は計93人になった。 16年以上にわたり推進員を担った関隆文さん(御殿場市)に知事感謝状、8年以上務めた本間不二子さん(長泉町)、長谷川美和子さん(焼津市)に部長感謝状を贈呈した。
-
静岡県人口 353万3780人 5月1日推計 23カ月ぶり増
静岡県が20日に公表した5月1日現在の推計人口は353万3780人で、前月から566人増加した。就職や進学、転勤などで転入者の多い4月中の社会動態が影響した。増加は2022年6月以来、23カ月ぶり。 転入数から転出数を引いた社会動態は3017人増(転入1万8098人、転出1万5081人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2451人減(出生1438人、死亡3889人)だった。 市町別で人口が増加したのは静岡市の510人をはじめ、浜松市178人、沼津市170人、御殿場市143人、長泉町107人など13市町あった。減少したのは22市町。島田市の127人、磐田市85人、牧之原市の67人などが続
-
静岡赤十字病院に「スズランしおり」 ANA、贈呈
全日本空輸(ANA)グループは21日、社会貢献の一環で静岡市葵区の静岡赤十字病院にスズランの香り付きのしおり460枚とスズランの切り花を贈った。 スズランの花言葉は「幸せの再来」。爽やかな香りが漂うしおりに「笑顔が満開になりますように」などとメッセージを添えた。ANA客室乗務員の川村莉奈さん(28)=御殿場市出身=が、病棟患者の代表者にしおりを手渡した。川村さんは「地元の病院に来られてうれしい。スズランの優しい香りが日々の癒やしや励みになれば」と語った。 しおりは病棟患者へ届けられ、切り花は同病院の1階総合案内受付に飾られる。同病院への贈呈は今回で16回目。患者への手渡しは、新型コロナウイル
-
多様性の大切さ 絵本に 浜松学院大生が制作 図書館に寄贈「元気づけられれば」
浜松学院大(浜松市中央区)の絵本サークル「スマイル・リーフ」の学生らが、多様性を受け入れる大切さを子どもたちに呼びかける絵本「ぼくのすみか」を完成させた。代表で同大4年の高田亜美さん(21)=御殿場市=がこのほど、浜松市立城北図書館を訪れて絵本を寄贈した。 絵本は21センチ四方で、20ページ。高田さんが中心になり、サークルメンバーで4年の宮城チエミさん(21)=同市中央区=、顧問の坪井秀次准教授の計3人で意見を出し合いながら完成させた。岐阜県にある大規模な図書館や児童書専門店に出向いての情報収集なども行った。 球体のような形をした「ぼく」が、自分の居場所が分からず迷走する日々の中で、周囲と関
-
多様性大切さ訴え 大学生が絵本制作 浜松の図書館に寄贈
浜松学院大(浜松市中央区)の絵本サークル「スマイル・リーフ」の学生らが、多様性を受け入れる大切さを子どもたちに呼びかける絵本「ぼくのすみか」を完成させた。代表で同大4年の高田亜美さん(21)=御殿場市=がこのほど、浜松市立城北図書館を訪れて絵本を寄贈した。 絵本は21センチ四方で、20ページ。高田さんが中心になり、サークルメンバーで4年の宮城チエミさん(21)=同市中央区=、顧問の坪井秀次准教授の計3人で意見を出し合いながら完成させた。
-
富士山百景写真コンテスト 植松さん(沼津)グランプリ
第19回富士山百景写真コンテスト(富士市主催)の表彰式がこのほど、同市の道の駅「富士川楽座」で行われ、沼津市の会社員植松之裕さん(59)がグランプリに輝いた。 植松さんの作品「春の月夜のハーモニー」は昨年4月、月明かりに照らされる富士山と山桜を幻想的に捉えた。植松さんは「日中の撮影は仕事もあって難しく、夜なら満月の光を生かせると思った。富士山と調和するシーンが撮れた」と振り返った。 富士山の写真と観光写真の2部門に計3665点の応募があった。入賞作品は6月2日まで、富士川楽座4階フジヤマギャラリーに展示している。 主な受賞者は次の通り。 金賞 沼田和男(沼津市)伊藤豊(岐阜県)▽銀賞 塩川里
-
地域振興、脱炭素で協定 御殿場市と三島信金が締結
御殿場市と三島信用金庫は20日、パートナーシップ協定を締結した。地域活性化や情報発信、脱炭素など多分野で連携を図る。 同金庫は4月、同市で初めて支店を開設した。協定により、産業振興や就職支援、雇用促進など幅広い事業を協力して展開する。同市は富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏を形成する裾野市と小山町、圏域を営業エリアに含む6金融機関と共同で脱炭素化に取り組んでおり、同金庫もこの枠組みに参加する。 市役所で同日開かれた締結式で勝又正美市長は「地元企業や市民と密着した三島信用金庫の協力は大きな力になる」と述べ、同金庫の高嶋正芳理事長は「SDGsや脱炭素の取り組みを企業に広めるチャンス」と期
-
風景や花、淡く柔らかなタッチで表現 御殿場の水彩画クラブ
御殿場市の水彩画愛好家でつくる「やまがら水彩画クラブ」(今西俊和代表)は25日まで、第20回作品展を市民交流センター「ふじざくら」で開いている。 メンバー10人が国内外の風景や花、小物などの静物を描いた約50点を展示している。共通テーマは「光と影」。昔ながらの田園風景や淡いピンクのバラなどを柔らかなタッチで表現した作品が並び、会場は温かな雰囲気に包まれている。
-
わいせつ行為疑い 3等陸曹懲戒処分 陸自板妻駐屯地
御殿場市の陸上自衛隊板妻駐屯地は21日、一般女性に対してわいせつな行為をしたとして第34普通科連隊の男性3等陸曹(24)を停職4カ月の懲戒処分にした。 同駐屯地によると、3等陸曹は2023年3月21日、長野県松本市に向かう高速バスの車内で、乗り合わせた一般女性の右太ももを左手で触った。同日に警察から部隊に連絡があり発覚した。3等陸曹は「性的欲求を満たすためにやった」などと話しているという。
-
御殿場の国道で衝突事故
21日午後1時20分ごろ、御殿場市駒門の国道246号交差点で乗用車と準中型トラックが衝突した。事故の反動でトラックが信号柱を倒し、御殿場署は現場付近の下り線を約4時間通行規制した。同署によると、直進のトラックと右折しようとした乗用車が衝突した。乗用車の40代の男性運転手が腕に軽傷を負ったとみられる。同署が事故原因を調べている。
-
黒鷲旗バレー 出場報告 御殿場の高2堀内さん、市長に
御殿場市の堀内晴翔さん(16)=駿台学園高2=が5月上旬に大阪府で開かれた黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会に出場した。20日に市役所を訪ね、勝又正美市長に大会での学びを報告した。 プロや大学、クラブチームなど国内トップレベルの男女16チームが出場する日本三大大会の一つ。高校男子は1枠で、堀内さんは駿台学園高の主力の一人として出場した。普段はセッターの役割だが、本番はレシーバーとして奮闘。結果は3戦3敗だったが、「通用する部分としない部分がはっきり見えた。貴重な経験ができた」と振り返った。 現在は市内から東京都内の校舎に電車で通っているという。「目標はプロ選手になること」と語り、勝又市長か
-
地元産木材 御殿場高生が伐採 魅力発信企画 展開へ体験
御殿場高の創造ビジネス科メディア観光コースの3年生26人がこのほど、御殿場市内で地元産木材「ごてんばっ木(こ)」の伐採を体験した。木の魅力に理解を深め、生徒発案の魅力発信計画の充実につなげる。 市と連携して地域課題の調査を行った結果、ごてんばっ木や木育の概念が市民に浸透していないことが分かったという。知名度向上に向けた活動を展開する上で、自分たちが木について学ぼうと体験に臨んだ。 国立中央青少年交流の家の職員から指導を受け、施設敷地内の高さ約5メートルのヒノキをのこぎりで切った。西堀紅葉さん(17)は「自然と触れ合う市民向け企画としてやれば、印象に残る体験だと思う」と話した。 今後は木材の加
-
命名90年 御殿場線の歴史解説 「育てる会」が記念展 鉄道史研究家・沼本さん講演
JR御殿場線沿線の活性化に取り組む「御殿場線を育てる会」は19日、御殿場線命名90周年記念展を御殿場市の市民会館で開いた。鉄道史研究家の沼本忠次さんが「御殿場線ヒストリー」と題して講演した。 沼本さんは1889年の東海道線全通前にさかのぼり、線区で最大の難所とされ国家的大事業となった御殿場線区間の工事から順に歴史を解説した。1934年の丹那トンネル開通に伴う支線化に際し、当時の御殿場町長が「御殿場線」と命名するよう東京鉄道管理局に陳情したとされるエピソードなどを紹介した。急勾配を進むために投入された機関車の変遷にも触れた。 会場では、御殿場線の写真展示や御殿場出身の冨原薫氏(1905~75年
-
富士山麓で「アコチル」 音楽やキャンプ楽しむ 人気アーティストに熱気
富士山麓で音楽やスポーツ教室、キャンプなど多彩なコンテンツを楽しむ「アコチルキャンプ」(アコチル)=実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援=が18日、御殿場市の富士山樹空の森をメイン会場に始まった。19日まで。 初日は教育番組で親しまれたタレントの小野あつこさん、福尾誠さんの子ども向けステージやPUFFY、CHEMISTRYなど人気アーティストの演奏が繰り広げられ、会場は熱気に包まれた。全国から多数の親子連れが訪れ、ステージ間近で出演者と一緒に盛り上がったり、芝生で寝転びながら耳を傾けたりと思い思いのスタイルで特別な時間を過ごした。 会場内には多彩な飲食店が出店しているほか、オリジナル
-
スマート農業加速 6次産業化も促進 御殿場市、地域整備計画更新
御殿場市はこのほど、農業振興のマスタープラン(基本計画)に位置づけられる市農業振興地域整備計画を更新した。農業生産基盤の整備や農業経営の規模拡大に向け、スマート農業の加速化や6次産業化促進などの方針を盛り込んだ。 17日に市役所で開かれた市議会全員協議会で、市が説明した。同計画は10年程度先を見通し、優良な農地の確保や保全、農業振興の具体的な方向性を示している。今回はロボット技術や情報通信技術(ICT)の農業への応用、資源循環型農業に関する技術、富士山のブランド力を生かした商品開発、ごてんばこしひかりや地元産酒米を生かした焼酎や地ビール、日本酒造りなどに関する記述を追加した。 同市は農地
-
記者コラム「清流」 4月のひな祭り
わが家では今年、4月までひな人形を飾った。「しまい忘れか」と言われてしまいそうだが、そうではない。御殿場市や小山町など全国の一部地域では、旧暦の3月3日に近い4月3日を桃の節句としている。 市内で聞いた話では、高冷地でもち草が3月に摘めないため、4月に祝うようになったという。ひな人形に添えるひし餅は、下から順に白い餅(雪)、草餅(芽吹き)、赤い餅(花)の3色を重ねる。雪の上に葉が出て、花が咲く喜びを表現しているそうだ。 御殿場に転居した昨年3月、まだ歩けなかった娘。4月に2歳になったが、今ではすいすいと階段を上り下りし、成長の早さに驚かされる。ひな人形を見るとつい、「娘が将来幸せな家庭を
-
【新署長語る】県入り口、チームで守る 御殿場署長/山田祐三さん
管内の御殿場市、小山町は本県の東の入り口。人の出入りが激しいため管内で収まらない事件が多く、隣県への波及も意識せざるを得ない。犯罪者が通過する可能性もあり、緊張感が必要。「管内で事件を起こさせない、起きたら逃がさない」を意識している。 決して大きな署ではないため、これは刑事、これは交通などとする縦割り分担はやめ、チームワークよく対応しようと署員に訓示した。現代の犯罪は線引きが非常に複雑化し、警察が旧体制のままでは対応できない。管内には心温かく、ボランティア活動に熱心な住民も多いため、協力してチーム御殿場で地域を守りたい。 署として若手の育成に力を入れる。今後は団塊の世代が抜けていくため、
-
静岡人インタビュー「この人」 御殿場市初の女性副市長に就任 良知淳子さん(御殿場市)
1991年4月に静岡県に入った。33年間勤務し、広報や観光、農芸振興、くらし交通安全など多分野で実績を残した。御殿場市議会3月定例会で同市初の女性副市長に選任された。牧之原市出身。53歳。 -御殿場市の印象は。 「大きく見える富士山に感動している。公共交通機関を使わない首都圏の人にとって、御殿場はまさに静岡の玄関口。国内外から多くの観光客が訪れ、お米がおいしいイメージを持っていた。農産物やみくりやそばなどの食、富士山を望むすばらしいロケーションの温泉など魅力が多く、積極的にPRしたい」 -初の女性副市長として意識していることはあるか。 「自分の就任は、市が男女共同参画社会の実現に力を
-
静岡県知事選 候補者を追う(15日)
森大介氏(共新) 静岡県の若者が東京方面へ流出する問題が問われている。地域に働き口があり、働きに見合った収入を得られることが大事。県の最低賃金は時給984円。これではまともな暮らしができない。1500円以上を求め、物言う知事になる。ベンチャー支援や企業誘致に税金を使うのではなく、地域に根を張る中小事業者が安心できるよう支援する。 (御殿場市での街頭演説) 鈴木康友氏(無新) 父親は高校、母親は幼稚園に奉職し教育一家で育った。浜松市長時代の公約は子ども第一主義。子どもの医療費助成や小学校の30人学級を実現した。若い世代が安心して結婚し、子どもを産み育てられる社会をつくらなければならな
-
「豊かな森育て、海に恩返しを」日本郵船、御殿場で里山・生態系保全エリア整備へ
海運大手の日本郵船が御殿場市で展開する森林再生計画「ゆうのもりプロジェクト」の本格始動を記念した式典が14日、舞台となる同市東田中の人工林で開かれた。同社グループ社員が環境意識を高めながら、豊かな水源の確保を目指す。 社員が森林に親しむ機会を生み出し、杉とヒノキの人工林約4・6ヘクタールを広葉樹を含む多様な植生の森に再生させる長期計画という。里山エリア、生態系保全エリアに分けて整備する。市と連携し、子どもたちへの環境教育も実施していく。 現地には管理棟や休憩用のロッジが完成した。同社関係者や勝又正美市長ら約70人が出席した式典で、同社の長沢仁志取締役会長は「豊かな森に育て、海に恩返しした
-
富士登山の安全祈願 3メートル大わらじ、製作開始 御殿場市
夏の富士登山最盛期に登山者の安全を祈願する「御殿場わらじ祭り」に向け、祭り保存会の会員や市民有志がこのほど、シンボルの大わらじの製作を同市の東山コミュニティ共用施設で始めた。5月末まで土日に作業し、縦3メートル、横1・2メートルの巨大な1足を完成させる。 初日は鼻緒作りを進めた。市の観光人材育成事業の一環で御殿場高の2年生6人が作業を体験し、勝又正美市長も激励した。三分縄計24本を1本にまとめる工程では、保存会のベテランによるかけ声で息を合わせて縄をより合わせた。 大わらじは6月にJR御殿場駅に飾り、7月の開山式に合わせて同市の新橋浅間神社に奉納、9月の供養祭でたき上げる。8月の渡御は昨
-
国道に倒木で交通規制 御殿場市
13日午前11時5分ごろ、御殿場市深沢の国道138号で「木が倒れていて道がふさがれている」と通行人から110番があった。巻き込まれた車や人はいない。御殿場署が約2時間片側交互通行の交通規制を実施し、県沼津土木事務所が撤去作業を行った。
-
理由なく欠勤続け 2等陸曹 懲戒免職 陸自滝ケ原駐屯地
陸上自衛隊滝ケ原駐屯地(御殿場市)は13日、正当な理由なく欠勤したとして普通科教導連隊の男性2等陸曹(42)を懲戒免職にしたと発表した。 駐屯地によると、2等陸曹は2021年2月1日、許可を得て外出したものの決められた時刻になっても帰隊せず、その後20日以上正当な理由なく欠勤した。2等陸曹とは現在も連絡が取れていないという。
-
幹部が部下に暴力 停職1月の処分 陸自駒門駐屯地
陸上自衛隊駒門駐屯地(御殿場市)は13日、部下に暴力を振るったとして第1高射特科大隊の30代の幹部自衛官を停職1月の懲戒処分にしたと発表した。 駐屯地によると、幹部自衛官は2022年10月12日、演習場で部下の隊員が虚偽の報告をしたなどとして腹を立て、足蹴りした。部下の隊員にけがはなかった。
-
消防のお仕事教えて!! 幼年クラブ 御殿場で見学会
御殿場市・小山町広域行政組合消防本部はこのほど、管内のこども園、保育園を対象とした「幼年消防クラブ」の防火教育の一環として、同市の御殿場消防署の見学会を開いた。 とらのこ保育園の年長児14人が参加し、新型はしご車(愛称・のびたくん2)やポンプ車、救急車などの役割や装備について説明を受けた。6月の県消防救助技術大会に向けた救助隊員の訓練も見学した。高さ10メートルのロープ渡りを見た子どもたちは「空を走ってるみたい」と目を輝かせた。 同本部は4月に管内の計25園で幼年消防クラブの任命式を行った。本年度内に各園で御殿場消防署や小山消防署の見学を行うなどして、年長児たちが防火防災意識を高める。
-
馬やウサギと触れ合い 御殿場 緊急車両の展示も
御殿場市の市馬術・スポーツセンターで11日、動物との触れ合い会が開かれ、家族連れが餌やりやポニーの乗馬を体験した。 子どもたちはウサギやヤギの毛並みの感触を確かめたり、餌をあげたりして愛らしい姿を楽しんだ。ポニーに乗った子どもたちは、笑顔で写真に納まった。 御殿場署や同市・小山町広域行政組合消防本部、陸上自衛隊板妻駐屯地による緊急車両や自衛隊車両の展示も人気を集めた。
-
御殿場市、空き家対策で4社と協定 システム実証実験 複数人で管理活用
御殿場市は10日、空き家の流通や利活用の促進に向け、都内の不動産関連企業4社と連携協定を結んだ。空き家を複数人のコミュニティーを形成しながら活用する民間のシステム「空き家DAO(ダオ)」の実証実験に取り組む方針。市は遊休不動産への対応や空き家情報の発信力強化につなげる。 空き家DAOを運営するSOUQとジェクトワン、KLC、空き家情報流通サービス「アキカツナビ」を展開する空き家活用の4社と締結した。市は空き家DAOに空き家情報を提供してプロジェクト協賛者を募り、各企業のノウハウや流通、情報発信のネットワークを活用して空き家問題解消を図る。空き家DAOの自治体活用は全国初という。 市は7日
-
静岡県議会の委員会構成 内定
静岡県議会は10日、議会運営委員会を開き、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の委員選任案を示した。17日に開会する臨時会で正式に決定する。 議会運営委員長には鈴木澄美氏(自民改革会議、富士市)、総務委員長には勝俣昇氏(同、御殿場市・小山町)がそれぞれ就く見通し。本年度新たに設置する予定の人口減少社会課題対応特別委員会の委員長には和田篤夫氏(同)が内定した。既に設置されている盛り土規制条例等検証特別委員会の副委員長は1人が伊丹雅治氏(同、三島市)に交代する。 県当局は、監査委員に良知淳行氏(同、焼津市)、阿部卓也氏(ふじのくに県民クラブ、浜松市浜名区・天竜区)を選任する人事案のほか、2
-
女子チーム初出場でV 全日本銃剣道 男子は3位 御殿場の陸自滝ケ原駐屯地
4月に東京都の日本武道館で開かれた全日本銃剣道優勝大会で、陸上自衛隊滝ケ原駐屯地(御殿場市)の女子チームが初優勝した。3連覇を狙った男子の普通科教導連隊チームは3位。10日に市役所に勝又正美市長を訪ね、結果報告した。 166センチの木銃で相手の胸や喉などを正確に突く競技。3人一組の女子チームは同駐屯地として初出場し、全国43チームの頂点に立った。男子チームは大規模部隊による「防衛省第1部」に参加。他チームに対策された状況の中で、メンバー5人が実力を示した。 女子チーム大将の今沢美紗貴さんは「焦らず、集中する大切さを実感した」と話した。勝又市長は「市制70周年を迎える市のスポーツ推進を一層
-
旧植松家住宅の屋根修復完了 裾野市
裾野市による旧植松家住宅(同市千福)の屋根修復工事がこのほど、完了した。1月中旬の強風被害で、かやぶき屋根の最も高い水平部分「むね」の一部が吹き飛んでいた。 修復工事は御殿場市の専門業者に依頼して4月上旬に始め、長さ約10メートルのむねを取り換えた。中公公園内にある旧植松家住宅は江戸時代中期の代表的な平地農家で、国の重要文化財に指定されている。
-
なえなのさん起用の投票済証 御殿場市選管、若者に選挙啓発【静岡県知事選】
9日に告示された知事選(26日投開票)に合わせ、御殿場市選挙管理委員会は御殿場応援大使の女性インフルエンサーなえなのさん(23)を起用した投票済証を制作した。若年層向けの選挙啓発活動の一環。 期日前投票を含め、票を投じた市民が希望した場合に1人1枚もらえる。デザインは2種類で、なえなのさんの直筆メッセージが付いている。市では直近の県議選や市議選で投票率が過去最低を記録しており、選管関係者は「若者を中心に投票意識を地道に高める働きかけが必要」と話す。 期日前投票所は2月の市議選に続き、従来の市役所本庁舎と同富士岡支所に加え、同原里支所と同玉穂支所を含めた計4カ所に増やして投票を呼びかける。
-
「104訓練」第1陣到着 キャンプ富士
陸上自衛隊北富士演習場(山梨県)で15日から24日にかけて実施される「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」(104移転訓練)で、訓練部隊の第1陣約20人が8日、御殿場市の米海兵隊キャンプ富士に到着した。 防衛省南関東防衛局が同日、発表した。同局によると、訓練部隊は第12海兵沿岸連隊第3大隊で、訓練開始までに約300人が現地に入る。10日間のうち8日間、射撃訓練を行う予定。訓練前後にキャンプ富士に滞在する。
-
「上手な情報発信重要」 インフルエンサーなえなのさん 御殿場市新入職員向けに研修
御殿場市応援大使に任命されている女性インフルエンサーなえなのさん(23)が8日、市役所で開かれた市の新規採用職員研修に講師として参加し、情報発信のこつなどを伝授した。 勝又正美市長との対談形式で研修を進めた。短時間で大量のコンテンツを消費する現代社会で、情報発信は「発信の時間」「動画の出だし」が重要だと強調。「SNS利用者が携帯を見る午後6時~9時ごろに合わせて発信するのも手。動画は最初の1~3秒で興味を引く工夫を」と助言した。御殿場の人の温かさや食の魅力などにも触れた。 市民協働課の勝又凜聖さん(18)は「市への誇りが強まった。市民と関わり合う中で、情報発信のこつを生かしたい」と話した。
-
読み聞かせ、本に親しむ機会創出 御殿場・市図書館ボランティアの会が大臣表彰報告
御殿場市の「市図書館ボランティアの会」がこのほど、子どもの読書活動への理解促進や意欲高揚に関する優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受けた。このほど村山美雪会長らが市役所を訪ね、勝又正美市長に受賞を報告した。 同会は1996年に発足し、読み聞かせを中心に活動を続ける。市内図書館や「富士山市民のサロンけやきかん」、小学校、幼稚園、保育園などでのおはなし広場、乳幼児と保護者が本に親しむ機会創出などに尽くし、魅力を広めている。 村山会長は「子どもたちの顔を見ると明日も頑張ろうという気持ちになる」とやりがいを語った。勝又市長は「新市立図書館の整備も進んでいる。今後も子どもたちの成長のために協力し
-
国画賞に浜松の葛西祐子さん
国画会の第98回国展で、版画部の葛西祐子さん(浜松市中央区)が最高賞の国画賞を受賞した。同部の永田寿治さん(同)が会員に推挙された。同展は13日まで東京・国立新美術館で開催され、21~26日に愛知県美術館で巡回展示する。 県内入選者は次の通り。 絵画部 萩原敏江(御殿場市)▽版画部 本多薫(浜松市中央区)本島建治(掛川市)勝亦彰夫(沼津市)篠田泰雄(静岡市葵区)▽工芸部 佐々木泰男(富士宮市)高安朱麿子(磐田市)鷲巣恭一郎(静岡市葵区)▽写真部 青野真由美(長泉町)
-
大人顔負けばちさばき 御殿場で和太鼓まつり
富士山周辺で活動する子どもの太鼓チームが出演する「こども和太鼓まつり」が3日、御殿場市の市富士山交流センター「富士山樹空の森」で開かれた。 夏の「富士山太鼓まつり」、秋の「和太鼓フェスティバル」と並ぶ三大太鼓まつりの一つ。同市の富岳保育園や瀧西太鼓クラブ、御殿場南中、小山町の大富士公時太鼓保存会など14組によるステージが繰り広げられた。各団体は日々の練習の成果を発揮し、力強いばちさばきを披露。大自然の力を表現した曲などで迫力ある重低音が山々にこだまし、心地よい太鼓のリズムに来場者から大きな拍手が送られた。 一輪車やヒップホップダンスを習う子どもたちも登場し、会場を盛り上げた。
-
新築住宅1棟分のヒノキ柱70本贈呈 御殿場市商工会
御殿場市産の木材「ごてんばっ木」の利用促進と経済活性化を図り、市商工会は新築住宅1棟分のヒノキの角材を贈呈する企画を展開している。24日まで申し込みを受け付ける。 市内に新築住宅を建てる予定者を対象に、3・5寸のヒノキ柱70本を贈る。同会の会員建設業者に建築を依頼し、7月31日までに木材を受け取り工事に着手することが条件。先着10人。 問い合わせは同会建設係<電0550(83)8822>へ。
-
伝統大わらじ製作 ボランティア募集 御殿場市
富士登山の安全などを祈願し、御殿場市で開かれる「御殿場わらじ祭り」に向け、祭りの実行委員会は伝統の大わらじを製作するボランティアを募集している。 作業は同市東山の東山地区コミュニティ供用施設で、11、12、18、19、25日、6月1日の午前9時~正午と午後1~4時に実施する。1日通しの参加者には昼食を支給する。 大わらじは長さ約3メートル、幅約1・2メートルで、毎年手作りする。7月1日の富士山開山式で入魂し、9月のおたき上げまでJR御殿場駅に展示する。 ボランティアの申し込み、問い合わせは同市観光協会内の実行委事務局<電0550(83)4770>へ。
-
映像×運動 親子で挑戦 御殿場でゲームイベント
御殿場市の富士山交流センター「富士山樹空の森」で6日まで、デジタルアクティビティを楽しめる親子向け企画が開かれている。 スクリーンの映像に合わせて体を動かすことで、影の動きなどをセンサーが読み取り、映像に反映される仕組み。足踏みで力士が動く「トントンずもう」、ジャンプしたりしゃがんだりして障害を乗り越えながらアイテムを集めるスクロール型ゲーム、画面上の空手家と戦うスポーツゲームの3種類が用意されている。 30日は親子連れが次々と訪れ、お気に入りのゲームに何度も挑戦してハイスコアを目指した。
-
独自の言葉 魅力そして舌禍 「命の水を守る」「コシヒカリしかない」 川勝平太知事
川勝平太知事は、用意された文章を読み上げずに自分の言葉で語りかけるスタイルを貫いた。力強く発信される言葉は時に県民の心を魅了したが、たびたび舌禍を招いた。「学者知事」らしく和歌や古典をそらんじてみせることも。印象に残る発言を振り返る。 「川勝節」の真骨頂は選挙演説だ。2021年の知事選では「命の水を守る」と声を張り上げ、リニア中央新幹線整備に伴う大井川水問題の重要性を訴えて自民党推薦候補に圧勝した。17年の知事選では当時の静岡市長との関係改善を念頭に「仏の川勝になる」と繰り返した。 一方、21年10月には参院静岡選挙区補欠選挙の応援演説で「あちらはコシヒカリしかない」と発言。御殿場市をや
-
星空の下で映画鑑賞いかが 3日、御殿場・高嶺の森のコテージ
御殿場市上小林の「高嶺の森のコテージ」は5月3日午後7時半から、映画の野外上映会を開く。 伏原健之監督のドキュメンタリー映画「人生フルーツ」(2017年)を上映する。全席自由で、野原に横たわって観賞することもできる。参加費は宿泊客500円、宿泊客以外の大人千円、高校生以下無料。予約や問い合わせは同施設の映画担当<電090(7302)7420>へ。
-
2024年春の叙勲 輝く受章者【静岡県内関係一覧】
政府は2024年春の叙勲受章者を29日付で発表した。静岡県内受章者は次の通り。 ◇…桐花大綬章…◇ 大谷 直人(71)元静岡地裁所長=東京都世田谷区代田 ◇…旭日中綬章…◇ 岡本 護(79)元県議会議員=浜松市中央区幸 西原 茂樹(70)元牧之原市長=牧之原市堀野新田 森 竹治郎(81)元県議会議員=下田市須崎 ◇…瑞宝中綬章…◇ 青島 伸治(81)筑波大学名誉教授=茨城県つくば市上ノ室(本籍静岡県) 大嶽 幸彦(81)上越教育大学名誉教授=新潟県上越市南城町(本籍静岡県) 大谷 栄治(73)東北大学名誉
-
小山町と御殿場市、宿泊施設ラッシュ 外国人客、富裕層取り込みへ官民連携 圧倒的人気「富士山」麓強み
北駿の小山町と御殿場市で、高級ホテルなどの宿泊施設の建設、開業が相次いでいる。日本の象徴として国内外で圧倒的な知名度を誇る富士山の周辺という地域特性を強みに、円安を背景に多く訪日する外国人客や、コロナ禍後の国内富裕層、大都市圏からの観光客の取り込みを狙う。活発な民間観光投資に呼応し、行政も滞在型観光の拡充に力を注ぐ。 富士山北東側の小山町須走地区。登山者らの憩いの場「道の駅すばしり」にほど近い約5万平方メートルの敷地で、2025年開業を目指し、強羅花壇(東京都)のホテル建設が進む。ターゲットは富士山の眺望や登山に加え、両市町域にある19カ所のゴルフ場や国内有数のモータースポーツ施設、アウト
-
失意乗り越え不屈の歩き 競歩・川野(御殿場南高出)パリ五輪内定 混合団体「金」への切り札に
35キロ競歩がパリ五輪種目から消えて1年。決して思い描いた道ではなかったが、川野将虎(旭化成、御殿場南高出)が2度目の五輪にたどり着いた。26日に男女混合団体代表に内定。世界選手権2大会連続メダルの主戦場を奪われた25歳は、転向した20キロでも個人出場を逃した失意を乗り越え、新種目で悲願の金メダルを狙う。 「日本の競歩の歴史は50キロの選手が築いてきた」。50キロが最後に行われた東京五輪で6位入賞し、後継の35キロでも2022年世界選手権で銀メダルを手にした川野は、そんな先達への思いを胸に日本の長距離競歩を支えてきた。だが、昨年4月にパリ五輪で35キロの不実施が決定。「長い距離こそ競歩の魅
-
競歩・川野(御殿場南高出)混合リレーでパリ五輪切符 男子20キロ、池田(浜松日体高出)も正式発表
日本陸連は26日、パリ五輪の競歩日本代表を発表し、男子の川野将虎(25)=旭化成、御殿場南高出=が男女混合リレーで代表に内定した。50キロで6位入賞した東京五輪に続く2大会連続出場。2月の日本選手権20キロ競歩男子で優勝し、同種目で既に代表入りを決めていた池田向希(25)=旭化成、浜松日体高出=とともに大舞台に挑む。 混合リレーは東京五輪まで行われた50キロに替わり新たに採用された。男女各1人の2人チームで、フルマラソンと同じ42・195キロを約10キロずつ交互に歩く。日本は21日の世界競歩チーム選手権で出場2枠を確保していた。 川野は世界選手権の35キロで、2022年「銀」、23年「銅
-
子どもが「放課後児童クラブ」に入れなかった人はどうしているの?【NEXT特捜隊】
小学校の授業が終わった後、親が仕事を終えるまで子どもを預かる「放課後児童クラブ」(学童保育)。読者から寄せられた疑問を調べる静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡市清水区の40代女性会社員から「2年生の娘が児童クラブを利用していますが、4年生になると入れなくなると聞き、心配です。入れなかった人はどう乗り切っているのでしょうか」と質問が届いた。ウェブアンケートを実施したところ、入所できなかった時の対応やクラブ運営への要望などが寄せられた。(生活報道部・伊藤さくら) 12~15日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に72人が回答した。「放課後児童クラブの入所や継続を希望したにもかかわらず、
-
浜松、御殿場など13区域 「日本版ライドシェア」導入意向
国土交通省は24日、富山、石川、福井、岐阜、静岡の5県・計13区域のタクシー事業者が、一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を送迎する「日本版ライドシェア」の導入意向を持っていることが新たに分かったと発表した。4月以降、順次サービスを始める予定。これとは別に、長野県軽井沢町では既に運輸支局への申し出があり、週内にも認可を出すという。 政府の規制改革推進会議の作業部会で、23日時点のモニタリング結果を報告。国交省は配車アプリで不足車両が把握できる区域から認可を出しており、今月から東京や神奈川、京都など一部区域で始まっている。 新たに導入の意向が判明したと国交省が発表した13カ所は「富山
-
"逮捕状"画像送り「現金振り込まないと…」 御殿場の男性800万円被害
御殿場市に住む70代のアルバイトの男性が24日、警察官などをかたる男女に現金800万円をだまし取られたと御殿場署に届けた。犯行グループは逮捕状に似た書面の画像を男性に送りつけ、不安をあおったという。 同署によると、男性宅の固定電話や携帯電話に19~23日、総合通信局職員や警察官を名乗る男女から「重大事件にあなた名義の口座と携帯電話が悪用され、共犯者になっている」「指定する口座に現金を振り込まないと、逮捕することになる」などと電話があった。さらに、男性の名前が手書きされた逮捕状のような書面の画像が送られてきた。男性は23日に市内の金融機関から指定された口座に現金を振り込んだ。 24日に男性
-
御殿場市制70周年 記念実行委初会合 2024年度は30事業実施
2025年2月に市制施行70周年を迎える御殿場市は22日、記念事業実行委員会の初会合を市役所で開いた。本年度は新規、継続を合わせて約30の記念事業を実施する方針を決めた。 第一歩として11日に開催した大相撲の春巡業御殿場場所は約3200人の来場があった。計画では25年3月に記念式典を開くほか、若者の参画を意識して「東京ガールズコレクション」とコラボした企画を展開する。24年10月に予定する「ごてんばの日」のイベントをはじめ、継続事業にも市制70周年の冠を付ける。市内財産区の設立70周年と連動した事業も検討する。 実行委員長の勝又正美市長は「市民や市ゆかりの人と祝い、今後の発展につなげる」
-
静岡県人口 353万3214人 4月1日推計 大幅な社会減
静岡県がこのほど公表した4月1日現在の推計人口は353万3214人で、前月より8737人減少した。推計人口の減少は22カ月連続。年度替わりで大幅な社会減が影響したとみられる。 転入数から転出数を引いた社会動態は5862人減(転入2万2178人、転出2万8040人)。前年同期に比べて転入数、転出数ともに減少したが、特に転入数が2千人余り少なく社会減の幅が拡大した。社会減は6カ月ぶり。 出生数から死亡数を引いた自然動態は2875人減(出生1412人、死亡4287人)だった。 市町別でみると、人口が増加した市町はなく、全35市町で減少した。減少数が多かったのは、浜松市が1408人、静岡市99
-
「修善寺時之栖」誕生 「伊豆温泉村」を改装 サウナや古民家ヴィラ新設
伊豆市の複合施設「伊豆温泉村」が23日までに「修善寺時之栖」に名称変更し、リニューアルオープンした。地元住民に親しまれている温泉「百笑の湯」に加え、アウトドアサウナや古民家を改修した宿泊施設などを新設した。楽しみ方が選べる複合リゾート施設と位置付けて外国人を含む観光客を呼び込む。 運営する時之栖(御殿場市)の庄司政史社長は御殿場高原時之栖(同市)に次ぐ集客規模の施設にしたい考え。観光拠点として地域活性化の一助になるよう願って新名称を決めた。隣接する大仁金山跡は現在、利用していないが「将来的には遊べる場所にしたい」と構想を語る。 アウトドアサウナ「クルタ」は、まきストーブや電気ストーブを備
-
スポーツで御殿場を巡って 推進協が冊子配布
スポーツタウン御殿場推進協議会はこのほど、スポーツ観光促進や市民の健康増進を図り、市内のランニングやウオーキング、サイクリングの関連施設やコースをPRする冊子「スポットごてんば」を製作した。 御殿場地区広場(パレットごてんば)、友愛パーク原里など富士山の眺望を楽しみながら汗を流せる運動施設10カ所を掲載した。各施設の周回コースの長さや勾配、地面の素材なども載せ、体調や練習内容に合わせた施設を選択できるよう配慮した。サイクリングは富士山1周を含む6コースを地図付きで勧めている。スポーツと親和性の高い温泉施設も、景色や施設内の写真付きで10カ所を紹介している。冊子は1万部を作成し、市内の観光案内
-
安全運転管理推進へ事業所指定 御殿場署と地区安管協
御殿場署と御殿場地区安全運転管理協会は23日、御殿場市の自動車部品製造「住電装プラテック」(山本祐司社長)を安全運転管理推進事業所に指定した。任期は1年間。 同署で行われた交付式で山田祐三署長と長田忠臣会長が、同社の安全運転管理者の土屋正紀さんに指定証などを手渡した。同社は従業員703人で営業車両13台、通勤車両約630台と多くの車を利用している。運転前や帰社後のアルコールチェックの義務化、連休前の交通教育など職員の交通安全意識の向上に努めている。土屋さんは「地域の模範になれるように、一人一人が安全運転を心がけて事故防止につなげるよう職員に呼びかけたい」と話した。
-
記者コラム「清流」 静岡のための議論を
川勝平太知事が御殿場市をやゆしたとされる「コシヒカリ発言」が騒動になった当時、同市で市民の声を聞いた。発言への批判は当然聞かれたが、発言に絡んで知事を批判する勢力への苦言も多かった。「政争の具にするな」「あなたたちは御殿場のために何をしてくれたのか」と。 新規採用職員に向けた訓示での職業差別と受け取れる知事の発言に対し、静岡県外からも批判の声が上がる。インターネット上では発言に絡めて静岡県や県の施策への批判も散見される。発言内容への非難はやむを得ないが、騒動に乗じて静岡を陥れ、県が関わる議論を優位に進める姿勢は感心できない。 川勝氏を県政トップの座に押し上げたのは県民だということを肝に銘
-
「ダイヤモンド富士」観賞お勧めスポットは 御殿場市がガイドマップ作製
富士山の山頂部分に太陽が沈む「ダイヤモンド富士」が御殿場市で4~8月に楽しめる。同市は天体観望愛好家らでつくる「御殿場星の会」と協力して22日までに、お勧めのスポットと各地点で観賞できる日時を紹介するガイドマップを作製した。 ガイドマップには、標高千メートルから夕焼けに染まる市街地とダイヤモンド富士を眺めることができる乙女峠や、電車との共演が期待できるパレット御殿場など14スポットを掲載した。春から梅雨入り前までが観賞に最も適しているといい、市の担当者は「2分間程度の幻想的で神秘的な光景。心に残してほしい」と話す。 直近では24日午後5時35分ごろ、同市中丸の市・小山町広域行政組合衛生セ
-
女性2人のレーシングチーム始動 御殿場出身ドライバー川合さん総監督 アニメともコラボ
御殿場市出身のレーシングドライバー川合孝汰さん(29)が総監督を務める女性2人のレーシングチーム「ハイスピード エトワール レーシング」が今春、発足した。昨年「スーパーGT GT300」や「スーパー耐久ST-Z」でシリーズチャンピオンを獲得するなどトップ選手として活躍する川合さん。今季は監督業との“二刀流”への挑戦となり、「決して簡単ではないが、モータースポーツ界を盛り上げるために頑張りたい」と意気込む。 同チームは、都内で医療や健康関連事業を展開する企業が母体の「プラチナムファクトリー」が設立した。4月からテレビ放映が始まった女性レーシングドライバーが主人公のアニ
-
帯状疱疹ワクチン一部助成 御殿場市、50歳以上対象
御殿場市は22日までに、帯状疱疹(ほうしん)ワクチン接種を希望する50歳以上の市民に対し、費用の一部を助成すると発表した。 助成は1回限りで、助成額は1回接種の生ワクチンが4千円、2回接種の不活性化ワクチンが各1万円。事前申請が必要で、市保健センターの窓口か予約専用ダイヤル<電080(6653)7859>、電子申請のいずれかの方法で申し込む。 帯状疱疹は加齢や疲労、ストレスなど体の免疫力が低下した際に発症し、水ぶくれを伴う発疹が帯状に現れる。50歳以上で発症率が高まり、そのうち約2割は帯状疱疹後神経痛と呼ばれる長い痛みが続くことがある。
-
かやぶき職人の技法解説 裾野の旧植松家、修復機にワークショップ
裾野市は20日、かやぶき屋根をテーマにしたワークショップを中央公園で開いた。園内にある国指定重要文化財の旧植松家住宅の修復工事に合わせ、請け負っているかやぶき屋根職人の峯正也さん(44)=御殿場市=が日本の伝統文化について解説した。 峯さんはかやの種類や代表的なススキの生態などを紹介。「東の富士、西の阿蘇が日本の二大かや場と呼ばれ、世界遺産の白川郷でも富士山麓のススキが多く利用されている」と話し、実演を交えながら修復道具の使い方を説明した。 市民や近隣自治体の職員ら約20人が参加。竹を割ったりかやを切ったりする作業を体験し、江戸時代中期の代表的な平地農家である旧植松家住宅のかやぶき屋根を
-
空手や自転車でパリ五輪機運醸成 御殿場の推進協が総会
スポーツを核としたまちづくりを図る御殿場市の官民組織「スポーツタウン御殿場推進協議会」はこのほど、2024年度総会を市役所で開き、空手や自転車の大型イベントを含む本年度事業計画を決めた。 12月に3年連続となる高校年代の空手大会「空手道マウントフジジュニアチャンピオンシップ」を開く。「空手のまち」の周知に加え、イタリア代表との国際交流を継続する。自転車部門では、富士山1周サイクリングなどの企画の拠点として通年の誘客を図る。トップアスリートとの交流会やパラスポーツ体験会なども予定し、裾野を広げる。 7~8月のパリ五輪・パラリンピックでは競歩、サッカー、パラ馬術などで同市ゆかりのアスリートが出場
-
交差点事故防止へ 御殿場市対策委が事業計画案承認 横断時発生率、県平均の3倍受け注力
御殿場市交通安全対策委員会は17日、本年度総会を市内で開いた。市内では昨年、横断中の歩行者事故の割合が県平均の約3倍となったことから、交差点関連事故防止を重視した2024年度事業計画案を承認した。 23年に市内で発生した人身交通事故は353件(前年比46件増)、負傷者459人(同74人増)、死者2人(同1人増)。近年の交通事故の減少傾向から一転、増加した。 歩行者事故は43件(同13件増)。特に交差点で発生割合が高く、啓発活動での呼びかけの重点とすることを確認した。顧問の山田祐三御殿場署長は「今年1月から3月の事故件数は前年比で減っている」と述べ、引き続きの協力を求めた。 新任委員への
-
モルック、36チームが熱戦 御殿場でふれあい大会
御殿場市はこのほど、第2回ふれあいモルック大会を同市上小林の高根西ふれあい広場で開いた。 モルックは木製の棒を投げて点数の書かれたピンを倒し、50点ちょうどを目指す競技。市内の36チーム81人が参加し、6ブロックで総当たり戦を繰り広げた。 参加者最高齢の斉藤哲雄さん(95)は、モルック歴約1年。「市内で人気が高まっていて、気持ちよく体を動かせる」と楽しんだ。 高根地区では「高根をモルックの聖地に」を合言葉に住民チームや市が積極的に競技を盛り上げ、全国レベルの大会も開いている。
-
社説(4月19日)災害用トイレ車両 県内市町に配備促進を
能登半島地震で被災した石川県の奥能登地域で、富士市と西伊豆町が導入した「トイレトレーラー」など、全国の自治体が派遣した災害用トイレ車両が活動している。被災地での悲惨なトイレ事情は詳しく伝えられることはあまりないが、深刻な問題だ。 地震発生から3カ月以上を経ても上下水道が復旧していない被災地が多い。排せつが不自由だと日常生活に支障があるだけでなく、健康にも影響する。災害関連死を防止する意味でも被災者の排せつ支援は極めて重要だ。 災害用トイレ車両にはトラックや商用車を改造した自走式の「トイレカー」もある。大規模災害が頻発して関連死の防止が重視される中、全国でトイレ車両を整備する自治体が増えて
-
静岡県内3施設で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は18日、県内の小学校、幼稚園3施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計18人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設10人、清水町1施設5人、御殿場市1施設3人
-
抜き打ち大地震訓練 御殿場市、初動対応など確認
御殿場市は18日、大規模地震の発生を想定した職員動員訓練を市役所で実施した。新年度に入り、危機管理体制の早期確立が目的。抜き打ち形式の訓練で緊急時の初動対応を確認した。 紀伊半島沖を震源とするマグニチュード(M)8の大規模地震が発生し、市内で震度6弱を観測した-との想定。午前7時に同報無線やメール、電話で連絡を受けた職員は市役所東館や各地の支所などに集まり、災害対策本部の会議に臨んだ。参集率は通知から1時間以内で58・7%を目標としていて、今回は達成できたという。勝又正美市長は「迅速な災害対策本部の設置が最重要で、訓練の積み重ねが大切」と強調した。 能登半島地震の教訓などに理解を深める職
-
富士山の安全ガイドに理解 御殿場・国立中央青少年交流の家など
富士山須走口の大自然ガイド集団「やまぼうし」と御殿場市の国立中央青少年交流の家はこのほど、富士山の歴史や安全なガイドなどについて理解を深める合同研修会を同施設で開いた。 多くの青少年らを富士山に案内する両団体が、歴史や安全登山の共通認識を持って活動に取り組もうと実施した。県警山岳救助隊員を招いた講習では、クライミングロープや登山用のリュックサックを用いた背負い搬送を実践。なるべく腰より高い位置で背負うことで、搬送者がつえをつきやすいなどの利点があることなどを学んだ。 県富士山世界遺産センターの大高康正教授は富士山の信仰の歴史や普遍的な価値などに関して講演し、小山町職員は富士山における自然
-
全国大会での好成績報告 御殿場西高空手道部 市長表敬、夏へ抱負
3月に広島県で開かれた全国高校空手道選抜大会で優秀な成績を収めた御殿場西高空手道部の生徒らがこのほど、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ね、結果を報告した。 個人種目では、女子主将の成沢美咲さん(3年)が組手66キロ以下級で優勝したほか、男子組手76キロ以下級の三浦拓己さん(同)、女子組手59キロ以下級の岡田颯さん(同)、同66キロ超級の山中心愛さん(2年)が3位に輝いた。団体種目は男子形、女子組手でそれぞれ3位入賞となった。 訪問した生徒11人は、夏のインターハイに向けた意気込みなどを勝又市長に伝えた。成沢さんは「応援の力で優勝できた。自分も人を勇気づけられる人間になりたい。夏は団体組手で
-
静新地域貢献顕彰 たんぽぽ賞 新聞 安心 学びお届け
静岡新聞社と静岡新聞取扱販売店の店主で組織する静新会は、新聞販売店スタッフの地域貢献を顕彰する「たんぽぽ賞」の受賞者を決めた。人命救助、高齢者保護をはじめ、環境美化緑化、ボランティアなど、地域に貢献した活動から選んだ。「たんぽぽ賞」の表彰は今年で16回目。県内約4800人の新聞販売店スタッフが、大切な新聞を届けながらあなたのまちを見守っている。本年度の受賞事例の一部を紹介する。 動く防犯カメラ 見守る 薮崎新聞店育伸社、いけたに新聞店、藤枝江崎新聞店 藤枝市内の新聞販売店全5社による「新聞販売店バイク車載カメラ見守り」=新聞販売店の地域活動をたたえる2023年度「地域貢献大賞」(日本新聞
-
御殿場に初支店 三島信金
三島信用金庫(高嶋正芳理事長)は17日、御殿場市川島田に同市初の支店「御殿場支店」を開業し、オープンセレモニーを開いた。 同金庫によると、2021年10月に開設した「御殿場法人オフィス」の店舗形態を支店に昇格させた。新規出店は約10年ぶりで、県内50店舗目という。 2階建てで、延べ床面積は388平方メートル。同所にあった建物をリノベーションした。1階は窓口カウンターをなくして開放感と明るさを確保し、2階はセミナーなどを開催できる広い空間を設けた。 セレモニーで高嶋理事長は「小さな縁を大切に、地域の輪に入れていただき、御殿場らしい人づくりやまちづくりに貢献させていただきたい」と述べた。
-
4施設学級閉鎖 静岡県内インフルエンザ
静岡県は16日、県内の高校、小中学校4施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計38人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設14人、御殿場市1施設9人、掛川市1施設7人、袋井市1施設8人
-
自衛隊指導で行進の動きチェック 伊東市消防団が訓練礼式研修
伊東市消防団(斎藤一彦団長)は14日、自衛隊員を迎えた訓練礼式研修会を伊東小で開いた。各分団や団本部の約190人が参加し、新年度のスタート時期に動作の習熟を図った。 陸上自衛隊板妻駐屯地(御殿場市)の隊員が指導し、団員が分列行進の際の動きを確認した。敬礼などの基本の所作も学んだ。ラッパの演奏に合わせて全体で行進を行い、研修を締めくくった。
-
静岡県内2校 学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は12日、県内の高校、小学校計2施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計26人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 御殿場市1施設15人、富士市1施設11人
-
104訓練の米海兵隊 5月、キャンプ富士入り 防衛省
防衛省南関東防衛局は12日、在沖縄海兵隊が5月に陸上自衛隊北富士演習場(山梨県)で実施する「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練の分散・実施」(104移転訓練)の前後に、御殿場市のキャンプ富士に滞在する計画を明らかにした。 同市で開かれた東富士演習場使用協定運用委員会で、同局が説明した。訓練部隊は第12海兵沿岸連隊第3大隊。人員約300人、車両約80両、砲数5門。5月上旬にキャンプ富士に入り、同演習場で15日から24日のうち8日間、訓練を行う。終了後にキャンプ富士に戻り、6月上旬に沖縄県に向けて出立する予定。 昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で起きたオスプレイ墜落事故に関する
-
川村さん、園田君 優秀賞 御殿場 交通安全スローガン表彰
御殿場市交通安全対策委員会は11日、市交通安全スローガンコンクールの入選者の表彰式を市役所で開いた。一般の部で川村まゆみさん(同市新橋)、小学生の部で園田翔理君(御殿場小6)の作品を優秀賞に選んだ。 一般の部に265点、小学生の部に1045点の応募があった。川村さんの作品は「運転であなたの優しさ見られます」、園田君の標語は「止まるだろう行けるだろうは事故のもと」。入選者は田代明人副市長から表彰状を受け取った。 同委員会は15日までの春の全国交通安全運動に伴い、市内で啓発活動を展開している。御殿場東小ではこのほど、勝又正美市長と御殿場署の山田祐三署長らが新入生に横断歩道の正しい渡り方などを指導
-
熱海富士、翠富士が御殿場に! 32年ぶりの大相撲春巡業に3000人喝采
御殿場市制70周年を記念した大相撲の春巡業御殿場場所が11日、同市体育館で開かれた。幕内の熱海富士(熱海市出身)、翠富士(焼津市出身)ら本県出身力士を含む111人が参加し、熱のこもった取組や稽古を披露した。御殿場場所の開催は32年5カ月ぶり。 露払いに翠富士、太刀持ちに熱海富士を従えた横綱照ノ富士の土俵入りや、春場所で優勝争いを引っ張った大の里らの迫力ある取組に、県内外から詰めかけた約3200人が拍手を送った。朗々とした相撲甚句や相撲の禁じ手をコミカルに紹介する「初っ切り」、力士への公開質問コーナーなど、巡業ならではの催しが会場を盛り上げた。 小山・御殿場相撲連盟の中高生力士とのぶつかり
-
⛳日欧のトップ選手対決 男子ゴルフ、御殿場で25~28日
男子ゴルフのDPワールドツアー(欧州ツアー)と日本ゴルフツアー機構(JGTO)が共催し、国際スポーツ振興協会(ISPS)が特別協賛する「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(静岡新聞社・静岡放送後援)が25~28日、御殿場市の太平洋クラブ御殿場コースで開かれる。 JGTOの新井直之副会長、ISPSの半田晴久会長らが出席した記者会見が9日、都内で行われ、ISPS所属の桂川有人選手は「日本ツアーのレベルの高さを欧州選手らに見せたい」と意気込みを語った。 同大会には米PGAツアーを制したマチュー・パボン選手(フランス)、昨年の国内ツアー賞金王中島啓太選手ら日欧のトップ
-
御殿場の駐車場で乗用車から出火
9日午後9時55分ごろ、御殿場市二枚橋の駐車場に止められていた乗用車から出火し、車体の一部を焼いた。けが人はいなかった。御殿場署によると、車体の右前方のライト付近から火が出たとみられる。同署などが出火原因を調べている。
-
全区画から富士山眺望 乙女森林公園第2(御殿場市)【キャンプ場めぐり】
御殿場市街地から箱根方面へ向かう、標高約600メートルの高台に位置する乙女森林公園第2キャンプ場。森に囲まれた約4万平方メートルの敷地にオートキャンプサイトやコテージが点在している。サイトはすべてAC電源と流し場付きで、快適に滞在できる。 一番の魅力となっているのは眺望の良さ。全ての区画から富士山の姿を望めるほか、日が暮れると眼下に御殿場市街地の夜景が広がる。「四季折々に変化する富士山の姿を見に来てほしい」とキャンプ場スタッフの船本一也さん。梅や紅葉など木々の彩りもキャンプに花を添える。 敷地内にはハイカーに人気の金時山方面へ続く遊歩道があり、登山の拠点として利用する人も多いという。近く
-
御殿場特別支援学校高等部 新たな分校、小山高に設置 1年生15人が入学
静岡県立御殿場特別支援学校高等部の新しい分校が9日、小山町の県立小山高に設置され、同校で開校・入学式が開かれた。知的障害のある15人が最初の1年生として入学した。支援学校の狭隘(きょうあい)化解消や共生教育の推進を図る。 御殿場特別支援学校小山分校の設備として、空き教室を改修した1~3年生の各教室や作業室2室が設けられた。生徒たちは作業学習を中心とした職業教育などを受け、将来の社会的な自立と地域への主体的な参画を目指す。岩田浩太朗さん(15)は「今まで1人だけの学級だった。仲間と協力して何かをするのが夢だった」と喜びを口にし、「みんなで意見を出し合い、話し合って目標に向かって前進していきた
-
SDGs推進へ交流サイト 御殿場のクラブが新設 個人にも参画の輪広める
御殿場市の官民組織「御殿場SDGsクラブ」はこのほど、SDGsを意識しながら地域課題の解決に向けて尽力する団体、個人の連携や活動発信を促す交流サイトを立ち上げた。4月から一般登録の受け付けを始め、参画の輪を広げる。 同クラブは同市で活動を展開する企業や団体など約190会員で構成する。同市は2022年5月にSDGs未来都市に選定されていて、交流サイトにより情報の集約や発信力を強化して取り組みを加速させる。 サイト上では、会員がSDGs達成に向けた活動を紹介する。「放置竹林の問題解決に向けた高校生の取り組み」「寄付型自動販売機の設置」「小学校へ水素の出前教室」など内容は多彩で、実現したい社会
-
自衛官への第一歩踏み出す 御殿場・板妻駐屯地で候補生85人入隊
御殿場市の陸上自衛隊板妻駐屯地で6日、2024年度の自衛官候補生の入隊式が開かれた。85人が自衛官への一歩を踏み出した。 代表の曽根敬次郎さん(22)の発声に続き、「憲法および法令を順守し心身を鍛え、知識を涵養(かんよう)する」などと声をそろえた。候補生たちは約3カ月間の基礎教育を受けた後に自衛官に任官される。 第34普通科連隊長兼板妻駐屯地司令の兜智之1等陸佐は「自衛隊の仕事は決して容易なものでも、華やかなものでもない。3カ月後の修了式で家族に成長した姿を見せられるよう、仲間を大切にして頑張ってもらいたい」と呼びかけた。
-
ゴルフの宮本勝昌プロ「幸せ」 御殿場市長にシニア賞金王を報告
ゴルフの2023PGAシニアツアーで賞金王に輝いた静岡県御殿場市在住の宮本勝昌プロ(51)がこのほど、市役所に勝又正美市長を訪ね、結果を報告した。 宮本プロは同ツアーで年間獲得賞金計5000万円超を達成した。24年シーズンはレギュラーツアー65位以内の賞金シード復活やシニアツアー出場試合での優勝、米国シニアツアーの来季出場権の獲得などを目標に、国内外の25試合に出場予定という。「50歳を過ぎて新しい目標に挑戦できることは幸せ。ゴルフを通じて社会貢献していきたい」と精力的な活動を宣言した。 宮本プロは市観光親善大使なども務めている。勝又市長は「スポーツタウン御殿場を推進する市にとっても誇ら
-
樹齢140年超 しだれ桜見頃 御殿場 手芸品と飲食の祭典
御殿場市の秩父宮記念公園で6日、手芸品や飲食を楽しむ祭典「春のMIYAteiFEStival(ミヤテイフェスティバル)2024」(同園主催)が始まった。7日まで。 初日は市内のクラフト作家らが手がけたオリジナルのバッグや小物入れ、革製品を販売する店や地元の名物である「みくりやそば」をはじめとした飲食の店が並んだ。同園のシンボルで樹齢140年を超えるしだれ桜が見頃を迎え、来場者は出店でお気に入りの品を探しながらゆったりと花見を満喫した。 7日は雑貨や飲食、ワークショップの出店のほか、ダンスや演奏、居合道演武などのパフォーマンスが予定されている。
-
「院内ツアー」で学ぶ医療の役割 御殿場南高と地元病院が連携 人材育成へ特別サークル
御殿場市の御殿場南高はこのほど、同市のフジ虎ノ門整形外科病院(土田隼太郎院長)と連携し、医療職を志す生徒が役割や地域との関わりを学ぶ特別サークルを立ち上げた。早速1、2年生21人が同院で体験ツアーに臨んだ。 看護師、理学療法士など目指す分野別に4班に分かれ、実習を交えながら院内を見学した。診療放射線技師と臨床工学技士の班は磁気共鳴画像(MRI)やコンピューター断層撮影(CT)、エックス線装置の仕組みや用途について説明を受けた。 高校で学ぶ理系分野の知識が医療現場で働く上の基礎になっていることを知った1年の加藤大暉さん(16)は「病気の早期発見や適切な治療に携わるため、今からしっかり勉強し
-
岩手、宮城、福島3県で震度4 静岡県内でも震度2 4日午後0時16分ごろ
4日午後0時16分ごろ、岩手、宮城、福島の3県で震度4の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約40キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・0と推定される。津波の心配はない。 静岡県内各地の震度は次の通り。 震度2=富士市、御殿場市▽震度1=沼津市、富士宮市、熱海市、伊豆の国市、静岡市清水区、菊川市、清水町、小山町、東伊豆町、河津町、松崎町、西伊豆町
-
交通安全指導員 焼津で初任研修 本年度採用10人
静岡県交通安全協会は4日、交通安全指導員の初任研修開講式を焼津市の県立焼津青少年の家で開いた。本年度採用の10人が25日まで、施設で共同生活を送りながら交通法規などを学ぶ。 代表して小見山愛さん(23)=御殿場市=が同協会の大村和寿総務部長から採用辞令を受けた。小見山さんは「職責を深く自覚し、県民の奉仕者として誠実に職務を執行する」と宣誓した。10人は街頭指導要領や交通安全広報要領などの習熟に努め、研修修了後は県内各署にある同協会の地区支部に配置される。
-
看護師の道へ第一歩 専門学校で入学式 御殿場
御殿場市川島田の御殿場看護学校は4日、入学式を同市の市民会館で開いた。24人が晴れやかな表情で出席し、看護師の夢に向かって第一歩を踏み出した。 3年間のカリキュラムで看護師資格の取得を目指す。入学生代表の井村有惟さんは「患者の声を聞き、少しでも不安や悩みを減らせる看護師になりたい」と誓った。斎藤昌一学校長は式辞で「この人と一緒に生きて良かったと思ってもらえる看護師になってほしい」と呼びかけた。
-
水田の畦 草刈り省力化 芝草で雑草抑制 効果確認、普及へ 北駿の農業「維持一助に」 県東部農林事務所
静岡県東部農林事務所は、北駿地域に広がる水田の畦(あぜ)の管理を省力化する手法の効果を確認した。雑草の発生を抑制する芝草を植え、草刈り作業の負担を軽減。2024年度から普及に努める。同地域は「御殿場コシヒカリ」で知られる県内有数の米産地。農家の高齢化や担い手不足が深刻化する中、担当者は「おいしい米を長く作り続けてほしい」と期待する。 御殿場市と小山町、JAふじ伊豆と連携し、20年度から両市町の水田で試験を実施した。他感作用により雑草の発生を抑える芝草「センチピードグラス」を畦に植えた結果、草刈りの回数や1回当たりの所要時間が減った。 事務所は将来的に草刈りの回数が年間5回から2回に減り、10
-
不登校児、生徒 通える場に 御殿場市教育支援センター開所
御殿場市は3日、同市板妻の旧原里西幼稚園の土地建物を活用して整備した「市教育支援センター」の開所式を同所で開いた。不登校の児童生徒が安心して通える場を整え、社会的な自立ができるよう支える。 市学校教育課が直営し、元教員や教育相談員ら職員6人が携わる。学習室や活動室、二つの相談室、多目的ホールを設けた。月~金曜の午前9時半~午後2時半、個々の児童生徒に合わせ、個別学習や軽スポーツ、体験活動を実施する。 市によると、2023年度の年間30日以上の不登校による欠席者は過去最多の250人超とみられる。勝又正美市長は「個性や社会性の伸長に寄与し、社会的自立につながっていくと期待している」と述べた。
-
「更生戦車」 7日に見学会 御殿場 実演走行、エンジン展示も 防衛技術博物館を創る会
御殿場市のNPO法人防衛技術博物館を創る会は7日、旧日本陸軍の戦車を戦後復興用に改造したブルドーザーの見学会を同市のカマド自動車本社で開く。 九五式軽戦車をブルドーザー型に改造した「更生戦車」と呼ばれる車両で、他に現存が確認されていない貴重な1台。北海道在住の所有者が亡くなり、親族の意向もあって同NPOの小林雅彦代表理事が譲り受けた。2023年9月に同市に移し、現在は車両修復に向けクラウドファンディングを実施している。 会場では車両の実演走行や九州大から寄贈された九五式軽戦車用のエンジンの展示を行う。公共交通機関の利用を呼びかけている。 問い合わせは小林代表理事<電090(7606)4576
-
Gコインの専用ページ開設 御殿場市 11日から還元祭
御殿場市はこのほど、デジタル地域通貨「富士山Gコイン」の情報を紹介する専用ホームページとSNSを開設した。Gコインを活用した民間事業者の企画なども同ページで発信する。 市内の取り扱い加盟店の一覧やGコインに関するイベント、お得情報などを確認できるほか、公式フェイスブックやユーチューブチャンネルに移動することができる。公式インスタグラムも立ち上げ、民間事業者らがハッシュタグ(検索目印)「#fujisangcoin」で投稿した企画を専用ページにも掲載し、取り組みを周知する。 市は11日から5月15日まで、Gコインで支払った10%分のポイントが決済完了時に付与される還元祭を行う。上限は2000ポイ
-
社説(4月3日)川勝知事突然辞意 無責任のそしり免れず
静岡県民の負託の重さを理解しているとは、到底思えない引き際だ。2009年の初当選以来、約15年にわたって県政のかじ取りをしてきた川勝平太知事が2日、「6月の議会(県議会6月定例会)をもって職を辞そうと思っている」と突然の辞意表明をした。4期目の任期を約1年残しての辞職となる。 突然の辞意表明は、1日の新規採用職員への訓示で職業差別と受け取れる発言をしたことを巡り報道陣の取材を受ける中でだった。ところが、県政に多大な影響を及ぼす判断であるにもかかわらず、理由を説明せずに取材対応を打ち切った。あり得ない。24年度予算が成立しているとはいえ、新年度を円滑にスタートさせなければならない重要な時期だ
-
【識者評論】静岡県内の新しい分断招く/白鳥浩法政大大学院教授(現代政治分析)【川勝知事辞職表明】
エープリルフールにしては1日遅く、また場をわきまえない発言である。2009年の川勝県政の誕生以前から四半世紀以上にわたり、県政を見続けてきた筆者としては、今回の川勝氏の発言はあまりに突然であり、「虚を突かれた」というのが正直なところである。 前回21年の知事選での圧倒的勝利以来、その3カ月後に行われた参院静岡選挙区補欠選挙の最中の御殿場市を揶揄(やゆ)する「コシヒカリ」発言に始まり、浜松市より磐田市は文化が高いと浜松市を揶揄したともとれる発言があったことは記憶に新しい。こうした発言は「県内の分断」を招くものであった。 そして今回は直接的に、この発言である。本来であれば、県庁新入職員の晴れ
-
水彩連盟展の入選者ら決定 都内、3日から展示
水彩連盟はこのほど、3~15日に東京・国立新美術館で開催する第83回水彩連盟展の入選者、受賞者などを決めた。静岡県内からは湯山千鶴さん(小山町)と渡辺甫三子さん(御殿場市)が入選したほか、釼持いつ子さん(静岡市)が荒谷直之介賞を受賞した。会員推挙に丸山みよ子さん(静岡市)が選ばれた。
-
空手世界大会 5位入賞報告 御殿場西高出身の岡崎選手 市応援アスリートに認定
御殿場市の御殿場西高空手道部OGで国内外の大会で実績を残している岡崎愛佳選手(22)が、2023年10月にハンガリーで開かれた世界空手道選手権大会で5位入賞を果たした。このほど市役所に勝又正美市長を訪問し、市応援アスリートの認定を受けた。 岡崎選手は女子個人組手50キロ未満級に出場。世界ランク1位、3位の選手との試合では一時リードを奪ったが、どちらも惜しくも逆転負けした。「トップレベルの選手と戦い、自分の力は出し切れた。よい経験になった」と前を向いた。 岡崎選手は3月に近畿大を卒業し、4月から県内企業に就職。24年全日本強化指定選手に選ばれていて、御殿場西高を活動拠点の一つとし、生徒の手本と
-
御殿場市印野地区で探検!霊峰の“胎内” 御胎内清宏園、噴火が生んだ神秘の洞窟【わたしの街から】
雄大な富士山の麓に位置する御殿場市印野地区。過去の噴火の影響が色濃く残る溶岩地帯の変化に富んだ地形と富士山麓の豊かな自然が調和する。富士山学習の絶好の場である地区の魅力を一度に感じることができるのが、国指定天然記念物の洞窟「印野の溶岩隧道[ずいどう]」がある富士山御胎内清宏園だ。洞窟は「御胎内」との通称で親しまれ、子宝のパワースポットとしても人気が高い。 御胎内の呼称は「U」の字形の洞窟の形と溶岩が冷え固まった岩肌の様子が、人間の体内に似ていることに由来する。洞窟内に胎内神社の前殿、本殿、奥殿に当たる石祠[せきし]があり、祭神として富士山の守り神で安産、子宝の神でもある木花開耶姫命[このは
-
裾野市副市長、32歳の堀越氏 御殿場、伊豆の国も新たに就任
裾野、御殿場、伊豆の国市で1日、副市長の就任式が開かれた。任期は4年。地域活性化に向け、各市の新しい副市長は補佐役としての決意を新たにした。 空席だった裾野市の2人目の副市長には国土交通省官僚の堀越崇志氏(32)が就き、正副市長は3人とも20~30代になった。 市は社会基盤整備や観光誘客を強化する方針。同省不動産・建設経済局建設市場整備課長補佐などを歴任した堀越氏は「これまでの経験を踏まえ、より良いまちづくりに取り組む」と口元を引き締めた。 御殿場市は約2年半ぶりに副市長2人体制に戻した。田代明人氏(62)は市職員として長年の経験を持ち、良知淳子氏(53)が県職員の経歴を生かし、初の女
-
御殿場のこども園 インフルエンザで学年閉鎖
静岡県は1日、御殿場市のこども園1施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が4人確認され、学年閉鎖を行ったと発表した。
-
災害時の応急物資迅速供給 防災力強化へ初協定 ドラッグストア協会静岡県支部と御殿場市
御殿場市と一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会静岡県支部はこのほど、災害時の応急物資の供給に関する協定を締結した。県内自治体と同支部の協定は初。災害時に不足する一般用医薬品や食料、飲料水などの生活必需品の迅速な供給につなげ、防災力を高める。 同協会は、全国のドラッグストアや小売業など計377社(2023年6月現在)を会員とする。県支部の会員は14社で、県内574店舗を展開。同市では6社の18店舗がある。協定により、災害時に市から応急物資の調達、供給の要請を受けた同支部が、数量や運搬方法などを協議し、県内や全国に広がるネットワークを生かして物資を運搬し引き渡す。 勝又正美市長は、能登
-
2教育長が就任 熱海市・水野氏 小山町・勝俣氏
熱海市と小山町に1日、新しい教育長が就任し、それぞれ教育行政の推進に向けた抱負を語った。任期はいずれも3年。 熱海市では、元市教育委員の水野秀司氏(61)が教育長に就いた。熱海青年会議所理事長などの経歴も生かし「地域社会の力を取り入れ、健やかな子どもを育てたい」と力を込めた。 小山町の教育長に就任したのは、同町と御殿場市の教育委員会や学校長を経験した勝俣純氏(60)。子育て支援拡充に向けて「町の課題や未来を考え、教育を盛り上げる」と述べた。
-
「御東原循環線」が完成 愛称「ごとうばらさくらロード」に 御殿場
御殿場市は31日、東山・二の岡地区で改築工事を進めていた都市計画道路「御東原循環線」の工事完了を祝う式典を、同市の東山地区コミュニティ供用施設で開いた。桜並木が美しい同線の一部区間の愛称を「ごとうばらさくらロード」に決定したことも発表した。 同線は北久原から川島田を結ぶ全長約8・5キロで、今回整備したのは湖水前交差点から山之神社付近までの約1・7キロ。沿線に秩父宮記念公園や東山旧岸邸、とらや工房などがあり、市内の観光や歴史文化の拠点の一つとなっている。大型商業施設に向かう観光客の利用も多く、拡幅や歩道の設置などを行った。完成済み区間と合わせ、同線の約4・6キロで工事を終えた。 東名高速道
-
春うらら 茶会堪能 御殿場で桜まつり
御殿場市の春の風物詩「第22回御殿場桜まつり」(実行委員会主催)が30日、御殿場市内の桜の名所4カ所で始まった。まだつぼみの状態だが、初日から春の陽気に誘われた観光客らが訪れ、茶会などのイベントを楽しんだ。 メイン会場の秩父宮記念公園では園内の花々などを解説するミニツアーや着物体験、さくら茶会、箏(こと)の演奏など多彩な企画が繰り広げられた。公園前の御東原循環線の1キロ以上にわたる桜並木では、沿道に飲食などの出店も並ぶ。 実行委は今シーズンの桜の開花期間中に同園などで撮影した写真コンテストも催す。写真で応募するか、インスタグラムでハッシュタグ(検索目印)「#2024御殿場桜まつり写真コンテス
-
イベントで活動PR 自衛隊静岡地方協力本部
自衛隊静岡地方協力本部(本部長・田代裕久1等陸佐)はこのほど、富士山樹空の森(御殿場市)で開催された第4回富士山樹空の森まつりで広報活動を行った。これは、富士山の日に開催されているもので、87式偵察警戒車・小型トラック・救急車の展示や高機動車の体験試乗、止血法・応急担架搬送体験などを行った。静岡地本は広報ブースでオリジナル缶バッジの配布を行い、子どもたちが航空機、艦艇、車両などから好きな柄を選んでいた。 ステージには第34普通科連隊の軽装甲機動戦士「イタヅマン」や、滝ケ原駐屯地の「たきすけ」、樹空の森の「じゅくうちゃん」が登場したほか、富士学校音楽隊と第34普通科連隊らっぱ隊の演奏も行われ
-
御殿場4カ所で桜主役のイベント 30日からまつり
御殿場市内の桜の名所4カ所を会場に30、31の両日、桜まつり(実行委主催)が開かれる。メイン会場となる秩父宮記念公園では29日、公園前を通る御東原循環線の1キロ以上にわたるソメイヨシノの桜並木や園内のシダレザクラのライトアップが始まった。 同園と東山観音堂、富士山樹空の森、御殿場高原時之栖でイベントを繰り広げる。秩父宮記念公園では、ガイドが園周辺の花々の解説や写真映えするスポットの紹介などを行う桜ミニツアーや着物の着付け体験、茶会など盛りだくさん。東山・二の岡路観光協議会によるスタンプラリーも企画される。富士山樹空の森では日没後、夜桜の中を滑空するアトラクション「ジップライン」も催される。
-
電車と衝突、女性死亡 JR御殿場線
28日午後0時45分ごろ、御殿場市大坂のJR御殿場線廠舎(しょうしゃ)踏切で、線路内に女性が立ち入り、下り普通電車と衝突して死亡した。御殿場署によると、女性は40、50代とみられ、身元の確認を急いでいる。JR東海によると、事故の影響で御殿場-沼津間の上下線で一時運転を見合わせた。
-
【静岡県内公示地価・東部】沼津 住宅地売買価格横ばい/熱海 商業地伸び率県内最高
沼津市 住宅地は1・1%下がった。総じて需要が乏しい一方、土地造成費用などが高騰し、売買価格は横ばいで推移している。交通や生活利便性の高い沼津駅周辺は富裕層や高収入世帯の購入意欲が強い。供給は限られ、従来より2割以上高い売買事例もある。市東部は長泉町や三島市の代替地として一定の需要が続く。大岡は10万~12万円で取引される。西部や南部は値頃感から買いが入る。 商業地も1・1%下落した。沼津駅周辺は人通りの少なさが敬遠され店舗用地としての需要は低調だが、賃貸を含む住居用地として求める動きがある。 三島市 市全体で0・2%の上昇。三島駅南口再開発への期待感から駅周辺の住宅地の引き合いは依然
-
盗み、暴行など14人懲戒 陸自富士駐屯地と滝ケ原駐屯地
陸上自衛隊富士駐屯地(小山町)と同滝ケ原駐屯地(御殿場市)は26日、2021~23年の自衛隊員の行為に関し、計14人を免職を含む懲戒処分にしたと発表した。 富士駐屯地は9人を停職3日から同4月とした。富士教導団特科教導隊の40代男性陸曹長と男性2等陸曹(39)、男性3等陸曹(31)、女性陸士長(21)、男性1等陸士(21)は業務中に飲酒。陸曹長は官用車両を不正に運行する指示を部下に出した上、2等陸曹とともに部下に対しわいせつな言動をした。同隊の女性陸士長(22)は2回の不正外出があり、同隊の男性3等陸曹(39)が手助けした。同団本部付隊の男性陸士長(22)は演習場で反抗的な態度をとり、指示
-
北駿3市町と金融機関連携、脱炭素モデルを発表 産業、家庭で排出量削減 御殿場で協力宣言
2050年までに二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言している御殿場市、裾野市、小山町と、県内6金融機関が連携した脱炭素の実効的な取り組み「2市1町地域循環共生圏モデル」が26日、発表された。3市町と金融機関代表が御殿場市役所で、産業、家庭両面での脱炭素の加速に向けた協力を宣言した。 静岡銀行、スルガ銀行、静岡中央銀行、沼津信用金庫、JAふじ伊豆、県労働金庫が参加し、関連融資商品の提供や補助金の啓発などを進める。金融機関の算定ツールで排出量の可視化を促進し、行政は排出量データの提供を受けることで効果的な環境施策の検討、実施につなげていく。 ゼロカーボンシティ
-
予算案など可決 御殿場市・小山町広域行政組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会3月定例会は26日、最終本会議を開き、2024年度一般会計予算案と追加提出された23年度一般会計補正予算案、同組合の副管理者を4月1日付けで御殿場副市長に就任する田代明人氏(62)とする選任案を可決、同意して閉会した。
-
北郷成美スポ少と浅田君激励 ミニバス全国出場で壮行会 小山町
28日に都内で開幕する第55回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会に出場する小山町の北郷成美ミニバススポーツ少年団のメンバーとFMCサンダーキッズ(富士市)所属の浅田心君(北郷小6)の壮行会が25日、町役場で開かれた。 女子の部で県大会を優勝した同少年団のうち、町内の小学校に通う藤田裡子さん(明倫小6)、高橋凜さん(成美小6)、大塚奏空さん(北郷小6)、杉山瑠璃子さん(成美小5)が抱負を述べた。込山正秀町長らの前で華麗なボールさばきを披露した。県大会の男子の部でチーム優勝に貢献した浅田君は「全勝して、チャンスがあればダンクシュートも決めたい」と力を込めた。 込山町長は「大変期待してい
-
低い陳列棚、郵便局も 「御殿場エピ・スクエア」高齢者に優しいショッピングセンター新装開店
御殿場市川島田のコミュニティー施設併設型ショッピングセンター「エピ・スクエア」が25日、リニューアルオープンした。高齢者に優しい拠点施設をテーマに本年度、改装を進め、同日に郵便局が移転開業してテナントがそろった。利便性の向上で、周辺の森の腰商店街の活性化を目指す。 改装は市と施設を運営する「御殿場まちづくり」など官民が連携した計画で、経済産業省の地域商業機能複合化推進事業の採択を受けている。利用の多い高齢者を意識し、2023年度に食品店内の陳列棚や設備を低床化。施設2階には住民が雑談やパークゴルフなどを自由に楽しめるバルコニー型イベント広場を整備した。 付近の森之腰郵便局も施設内に移転。
-
「被災地の光に」御殿場で能登高ソフトテニス部壮行会 市内で合宿、全国高校選抜出場へ
御殿場市と同市の時之栖は24日夜、能登半島地震で被災し、市内で合宿を受け入れている石川県能登町の能登高ソフトテニス部の全国大会に向けた壮行会を、同社の御殿場高原ホテルで開いた。 28日に名古屋市で開幕する全国高校選抜大会に男女で出場する。市役所や同社、合宿の受け入れに協力した陸上自衛隊駒門駐屯地、市スポーツ協会の関係者らが集い、激励した。男子主将の鳥竹柊生さんは「支えてくださった方々に感謝し、優勝を目指す」と抱負を述べ、女子主将の竹口陽菜さんは「仲間とテニスができる喜びを忘れず、自分たちのテニスで戦う」と力を込めた。 勝又正美市長は「オール御殿場で支援できたことは誇り。懸命に戦う姿は石川
-
全自衛隊拳法大会でV 滝ケ原駐屯地チーム 御殿場市役所で報告
3月上旬に埼玉県で開かれた第39回全自衛隊拳法選手権大会で19年ぶりに優勝した陸上自衛隊滝ケ原駐屯地チームがこのほど、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ねて結果を報告した。 大会は全国5方面隊で選抜された53個師団のチームが参加した。滝ケ原駐屯地チームは先鋒(せんぽう)上田潤3曹、次鋒本橋優3曹、中堅仙石伸也1曹、副将北大路理史3曹、大将前田賢駿3曹の5人と控えの大石将大3曹、安田大樹3曹、森アンドレイ士長の3人で出場。決勝戦で昨年優勝した大宮駐屯地のチームに競り勝ち、2度目の優勝を飾った。 新田幸司駐屯地司令と田村友和監督とともに市長と面会した。上田選手は「努力が報われた。連覇を目指す」と
-
板妻地域消防団にポンプ付き積載車 御殿場市が配備
御殿場市はこのほど、同市板妻地域で活動する市消防団第3分団第3部に小型動力ポンプ付き積載車1台を配備した。これまでのポンプ車とは異なるバンタイプの車両を同団で初導入した。 配備車両は6人乗りのオートマチック車で、四輪駆動、5ドア。主要装備として毎分1立方メートル以上の放水能力を持つ小型動力ポンプやチェーンソー、油圧ジャッキなどの救助資機材などを積んでいる。市内では若い団員が多く、普通免許で運転可能な点も柔軟な運用を可能にするという。 これまでのポンプ車は配備から約18年が経過し、総事業費1298万円で更新した。原里財産区が一部支援した。 同市の消防庁舎で配備式が開かれ、勝又正美市長は団
-
御殿場副市長に田代氏と良知氏 初の女性選任
御殿場市議会3月定例会は22日の最終本会議で、副市長2人を選任する人事案に同意した。 現在の富尾信司副市長は3月31日付で辞職し、4月1日から御殿場地域振興センター所長の田代明人氏(62)と県知事戦略局広聴広報課参事兼課長代理の良知淳子氏(53)の2人体制となる。 女性副市長は同市初。同市は直近の予算規模が大きくなり、東富士演習場関連業務や財産区運営など他市にない重大任務が多いことなどを理由とし、約2年半ぶりに条例で定められている副市長2人体制に戻す。 田代明人氏(たしろ・あきと) 早稲田大教育学部卒。1985年4月、御殿場市役所入庁。都市建設部長や産業スポーツ部長などを歴任し、20
-
陸士長2人を懲戒 陸自富士駐屯地
小山町の陸上自衛隊富士駐屯地は22日、窃盗事件を起こしたとして富士教導団特科教導隊の男性陸士長(22)を懲戒免職に、不正外出と正当な理由のない欠勤をしたとして同隊の別の男性陸士長(22)を停職13日の懲戒処分にした。 同駐屯地によると、窃盗事件は陸士長が2023年2月24日、御殿場市内の娯楽施設を訪れ、受付に置いてあった別の利用者の財布を盗んだ。財布に入っていた3万円を遊興費として使ったという。25日に御殿場署に検挙された。 別の陸士長は、同年4月20日午後2時ごろ、駐屯地の外柵を乗り越えて不正に外出し、所在不明となった。5月3日午後7時ごろに同町内で同じ部隊の隊員に保護されたが、正当な
-
裾野の中学生 軟式野球全国出場 「1球に集中 全力で」
全日本少年春季軟式野球大会(静岡新聞社・静岡放送後援)に出場する裾野市の中学生3選手が21日、市役所に村田悠市長を訪ね、「1球に集中して全力で頑張る」と抱負を語った。3人は御殿場市と小山町を中心に活動する北駿ベースボールクラブに所属し、本県代表として初出場を決めた。 訪れたのは大久保堅登さん(須山2)、松島諒さんと渡辺春馬さん(ともに東1)。全国大会を前に「試合に出たらチームの期待に応えたい」「声でチームを盛り上げたい」などと意気込んだ。 大会は23日から県内8球場で開かれる。少子化に伴って中学校の部活動が減る中、同クラブは県東部地域で野球を続ける場として2022年度に始動した。
-
市介護保険条例の改正案など可決 御殿場市議会閉会
御殿場市議会3月定例会は22日、最終本会議を開き、委員会付託していた2024年度一般会計予算案に加え、市介護保険条例の一部を改正する条例制定案など市の追加4議案と議員提出の2議案の計7議案を可決して閉会した。 市介護保険条例の改正は、介護保険法改正に合わせた措置。24~26年度の第9期介護保険事業計画期間は、合計所得額320万円以上の所得段階を従来の4区分から5区分に細分化する。全体で13区分。基準月額を低料金の5300円に据え置き、第10段階以上の乗率を市独自に低くする。 合計所得額720万円以上の第13段階では月額保険料1万1130円で、前期間の最高段階と比べ1060円増。国の乗率に合わ
-
御殿場 イチゴ狩り人気 開園3年目、年間2・2万人来園 開放感と清潔感/土で靴汚れない/団体別にレーン
御殿場市神山の観光農園「アグリモンスタースペシャル」(村松明子代表)のイチゴ狩りが人気を集めている。開放的で清潔感のある環境が好評で、開園3年目の2023年シーズンは2万2千人超が訪れた。 3月中旬の週末、首都圏や県内から家族連れやグループが次々と訪れ、真っ赤な実をほおばった。予約サイトの口コミを参考に初めて訪れた手島麻理子さん(38)=神奈川県茅ケ崎市=は「とてもきれいで子どもも安心できる」と喜んだ。ハウスの地面はシートで覆われ、来園者は靴にカバーをして入るため、土などで汚れる心配はない。グループごとにレーンが割り振られ、他のグループとの接触が少なく、休憩用のベンチも備える。 開園する
-
御殿場産木材の魅力伝える展示会 市役所で官民組織
御殿場市の官民組織「御殿場SDGsクラブ」は4月12日まで、御殿場産の木材「ごてんばっ木(こ)」の魅力を伝える特別展示会を市役所1階市民ホールで開いている。地元出身の大学生による木育をテーマにした作品や時計、木のおもちゃなどを展示し、地元産木材の温かさを発信する。 同市出身で女子美術大学プロダクトデザイン専攻の根本菜那さん(22)は、市の名所をモチーフにした9種類のかわいらしい小物雑貨を制作。「こふれさん」と名付けたごてんばっ木のかけらのキャラクターが暮らしに溶け込む雑貨に変身した-との物語で、子どもも関心を持てるように工夫した。展示する机は市の形をイメージし、名所の場所に合わせて雑貨を配置
-
【WEB限定】御殿場西高野球部 天国の恩師に届けた1勝「森下先生が力を貸してくれた」 春季静岡県大会予選開幕
春季高校野球静岡県大会の出場校を決める予選が20日、あしたか球場などで開幕した。1回戦に臨んだ御殿場西は森下知幸前監督が1月16日に62歳で急逝。森下氏の常葉菊川(現常葉大菊川)高時代の教え子で、前副部長の竹内健人氏が新監督に就いて初の公式戦で、難敵の桐陽に延長十回タイブレークの末3―2で競り勝ち、天国の恩師に勝利を届けた。 試合前日には加藤優弥主将が森下前監督の遺族を訪ね「初戦、頑張ってきます」と線香を手向けた。ナインは試合前に黙とうをささげた後、笑顔でグラウンドに飛び出した。 試合は2―2で迎えた延長十回2死一、三塁、主砲竹下颯人が甘く入った変化球を中前にはじき返して勝ち越し。その裏
-
能登高ソフトテニス部員を激励 御殿場LC、昼食会に招く
御殿場ライオンズクラブは19日、能登半島地震で被災し、御殿場市が合宿を受け入れている石川県能登町の能登高ソフトテニス部を招いた昼食会を市内で開いた。 同クラブの例会に合わせて企画した。鎌野純一会長は「皆さんのような未来ある青少年の育成事業が私たちの活動の核。たくさん食べて、体力を付けていただきたい」と歓迎。同部への支援としてソフトテニスボール120個を贈った。生徒は出席したクラブ会員約90人と一緒に、昼のひとときを和やかに過ごした。 生徒は2日から、合宿に協力する時之栖(同市)の施設に滞在。リモートで授業を受けながら、28日から名古屋市で開幕する全国高校選抜大会に向け、練習に打ち込んでい
-
アカデミー受け入れ 「今もご恩忘れない」 JFA会長が知事訪問
東日本大震災を受け静岡県に一時移転していた日本サッカー協会(JFA)のエリート選手育成機関「JFAアカデミー福島」が帰還するのに伴い、同協会の田嶋幸三会長が19日、県庁に川勝平太知事を訪ね、お礼を述べた。 JFAアカデミー福島は東京電力福島第1原発事故後、活動拠点のサッカー施設「Jヴィレッジ」が東京電力の対応拠点になったことを受け、御殿場市に拠点を移したが、4月から活動拠点を全面的に福島県内に戻す。田嶋会長は「震災から2週間そこそこで100人近い生徒を受け入れていただき『奇跡』のようだった。ご恩は今も忘れていない」と感謝した。 川勝知事はJヴィレッジを訪問したエピソードを披露し、「震災直
-
中間目標まで6年 「排出46%減」施策立案にデータ提供 北駿3市町と6金融機関 脱炭素へスクラム
御殿場市、裾野市、小山町が来年度から、圏域を営業エリアに含む6金融機関と連携し、脱炭素の実効的な取り組みに本格着手する。金融機関による企業向け温室効果ガス排出量算定ツールを通じて集約したデータを行政の環境施策に生かすなどして、排出量が特に多い産業・業務部門を中心に脱炭素化を促す。 3市町は2050年までに二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言している。「30年度に排出量を13年度比46%削減」が中間目標だが、現状の削減ペースでは達成が難しい。特に排出量の6割を占める産業・業務部門と2割弱の家庭部門への働きかけが課題。御殿場市が静岡銀行、スルガ銀行、静岡中央銀
-
御殿場駅前に東横イン開業 登山者ら利用見込む
ビジネスホテル大手の東横イン(東京都)はこのほど、静岡県内12店舗目となる「東横イン御殿場駅前」を御殿場市のJR御殿場駅前に開業した。同市初進出で、富士登山者や大型商業施設の来場者、ゴルフ客など幅広い利用者を見込む。開業式典を開き、関係者ら約40人が集った。 7階建て、客室数計201室。登山や買い物などで利用者の荷物が多いことが想定され、ベッド幅を標準よりも縮めてスーツケースなどを開けても十分なフリースペースが確保できる「ワイドスペースシングルルーム」を県内店舗で初めて導入した。同駅の箱根乙女口から徒歩1分。最も富士山に近い同社ホテルとなり、一部客室からは雄大な霊峰の景色を楽しめる。
-
御殿場市人事 総務部長に小林氏起用 環境市民部長に井上氏
御殿場市は19日、4月1日付の人事異動を内示した。同市・小山町広域行政組合を含む対象者は302人。総務部長兼財政戦略監に小林和樹都市建設部長を起用し、小林氏の後任は鈴木信義都市建設部土木監=部長級=兼道路河川課長が就く。女性活躍の推進として環境市民部長に井上史代総務課長を登用する。 同市が計画する新図書館・資料館をはじめ、木のおもちゃ館、道の駅的な施設、科学技術博物館など複数の大型プロジェクトが進む中、部長級3人と秘書課長を市長直轄の「富士山未来プロジェクト特命担当」に任命し、庁内横断的に推し進める。救急需要の増加や救急隊員の負担軽減などを図り、広域行政組合消防本部に救急課を新設し、職員3
-
掛川市・掛川城下 葛布の伝統、未来へ紡ぐ 若い感性受け入れ進化【わたしの街から】
4月に木造天守復元30年を迎える掛川市の掛川城。城下の商店街には歴史ある店舗が軒を連ねる。掛川城天守閣のふすまに使われているのは、市特産の葛布(くずふ)。芭蕉布(ばしょうふ)、榀布(しなふ)と並ぶ日本三大古布で、江戸時代に産業が栄えた。独特の光沢と丈夫さが魅力だが、現在の織元は城周辺にわずかに残るのみ。歴史ある工芸を次世代につなごうと若手が奮闘している。 修業中の小崎将徳さん(32)は2023年11月、父が専務、おじが社長を務める小崎葛布工芸(同市城下)に入社した。販売員として店頭に立って知識をつけながら、職人としての研さんを重ねている。葛布は、横糸に葛の繊維、縦糸に絹や麻などを用いて織る
-
東名高速道で車両火災 御殿場市
17日午後10時半ごろ、御殿場市川島田の東名高速道上りで、横浜市の男性(44)が運転するキャンピングカーから出火し、全焼した。車には他に3人が乗っていたが、けが人はいなかった。静岡県警高速隊によると、走行中に異変に気づいた運転手が路肩に停車し、火が出たという。遮音壁にも延焼した。同隊が出火原因などを調べている。火災の影響で現場付近の車線を約3時間半にわたって一時規制し、最大約5キロの渋滞が発生した。
-
車両火災、芝生千平方メートル焼く 御殿場市
18日午前11時20分ごろ、御殿場市板妻の芝畑で、止めてあった同地区の男性(77)の乗用車から出火し、車体をほぼ全焼した。周囲の芝生約千平方メートルも焼いた。御殿場署によると、男性が車から降りている間に何らかの原因で火が出た。男性は消火しようとして右手の指にやけどの軽傷を負ったという。同署などが原因を詳しく調べている。
-
新教育長に勝俣氏 小山町
小山町議会3月定例会は18日の最終本会議で、3月末で任期満了となる高橋正彦教育長の後任に、御殿場中校長兼県教育委員会教育部地域学校総括監の勝俣純氏(60)=同町菅沼、写真=を任命する人事案に同意した。任期は4月1日から3年。 勝俣氏は同町出身で二松学舎大卒、鳴門教育大大学院を修了している。北郷中校長や同町教育委員会教育部こども育成課専門監兼学校教育班長、御殿場市教育委員会教育部教育監兼学校教育課長兼教育指導センター所長などを歴任した。 高橋氏は2021年4月から教育長を務めた。「教育の営みに終わりはなく、生涯学習の活動も大切。皆さまには今後もこれらに対する応援や励ましをお願いしたい」とあ
-
御殿場・かつまたファーム 新商品「金賞」を市長に報告
御殿場市の農産物生産販売「かつまたファーム」が開発した「富士山麓謹製 ごちそうピクルス」が本年度のふじのくに新商品セレクション(県主催)で金賞に輝いた。勝亦健太社長がこのほど、市役所を訪ね、勝又正美市長に報告した。 ごちそうピクルスは富士山麓で旬の時期に収穫した色とりどりの野菜を優先的に使用している。「グリーントマトとオリーブ」「大根とゆず梅かつお」など基本は7種類。保存料を使わずに瓶詰めの加熱処理などの工夫で賞味期限を半年以上に延ばし、旬の時期に過剰供給となって価格が暴落する野菜も仕入れて使うことで需給バランスの調整に一役買う。見た目のかわいらしさにもこだわった。勝亦社長は「農業の課題を
-
ウクライナを、平和を学ぶ 裾野南小で避難者が特別授業
裾野市の南小でこのほど、特別授業「ウクライナを学ぶ日」が開かれた。ロシアによる侵攻を受け、日本に避難しているウクライナの大学生と音楽家が、全校児童247人に平和の大切さを伝えた。 大学生のトロンプチン・ニキタさん(20)はアニメや音楽の影響で14歳から勉強しているという流ちょうな日本語で、ウクライナの文化や風土を紹介した。侵攻が激しくなってから「当たり前だと思っていた学校に通う、友だちと遊ぶといった日常が当たり前ではなくなった」と強調。「楽しさや豊かさ、自由の礎には平和がある。ウクライナを通じて平和について考えてほしい」と呼びかけた。 チェロ奏者のトルマチョブ・グリブさん(30)はウクラ
-
こだわりのパンに舌鼓 御殿場で17日まで人気店集結
御殿場市や周辺市町の人気パン店などが出店し、こだわりの商品を販売する「第5回ごてんばパンフェスとスイーツまつり」が16日、同市の市民会館で始まった。17日まで。 初日は20店以上がブースを構え、具材や製法にこだわったパンを並べた。午前10時の開始直後から来場者が詰めかけ、お気に入りの品を買い求めた。午前中のうちに完売する店もあるほどの盛況ぶりで、会場には購入したパンを味わう親子連れらの笑顔があふれた。 ケーキやクレープをはじめとしたスイーツやコーヒーなどパンと一緒に楽しめる一品を提供する店も数多くある。17日は一部出店店舗が変わり、約30店のブースが並ぶ。午前10時から午後3時まで。入場
-
大坂湯立神楽「認知度上げ根付かせたい」 御殿場の保存会、市長に知事褒賞受賞報告
静岡県のふじのくに文化財保存・活用推進団体として本年度県知事褒賞を受賞した御殿場市の大坂神楽保存会の杉山喜美会長らがこのほど、市役所を訪ね、勝又正美市長に受賞を報告した。 同保存会は国の重要無形民俗文化財に指定されている神事「大坂湯立神楽」を伝承している。江戸時代中期の1774年、旧大坂村で発生した疫病の退散を願って始まったとされ、今年で250周年の節目を迎える。7月の盆明け最初の土曜の晩に大坂浅間神社で奉納され、悪疫退散を祈る。 保存会は1992年に区民有志によって結成され、現在の会員は約20人。地元の小中学生が湯立神楽の歴史や伝統芸能について学んだり、神楽やおはやしを体験したりする機
-
ベトナム若手リーダー 御殿場で研修 防災、脱炭素施策学ぶ
ベトナムの国家機関に所属する若手リーダー17人がこのほど、御殿場市を研修訪問し、防災や脱炭素に関する施策について学んだ。 参加者は40代中心で、ベトナム地方都市の市長や幹部に相当する。国際協力機構(JICA)の研修プロジェクトの一環で同市を訪れ、市職員から富士山噴火の最新の避難計画や地域循環共生圏の取り組みなどについて講義を受けた。 勝又正美市長は「御殿場市の施策を伝えることが、ベトナムの発展につながれば幸い。新たな相互交流の始まりとなることを祈念している」と歓迎した。ハイズオン省チーリン市の市長に当たるグエン・ヴァン・キエン訪問団長(48)は、「ベトナムも森が多く、御殿場市の脱炭素モデルを
-
SNS投資詐欺 現金80万円被害 御殿場の40代女性
御殿場市の40代の女性会社員が14日までに、投資名目で現金80万円をだまし取られたと御殿場署に届けた。同署は投資詐欺事件として調べている。 同署によると、女性は1月下旬ごろ、インスタグラムに掲載された投資に関する広告をクリックし、その後に知り合った人物に投資を勧誘された。トレーダーとして紹介された人物の個人口座に、3月上旬までに計80万円を振り込んだという。
-
御殿場に飲料工場完成 4月稼働、水や茶生産 大阪のメーカー
東証プライム上場の飲料メーカー、ライフドリンクカンパニー(大阪市)が御殿場市に建設していた御殿場工場が完成し、13日に竣工(しゅんこう)式を開いた。4月に稼働し、500ミリリットルペットボトルのミネラルウオーターとお茶を年間約2億本生産する。岡野邦昭社長は取材に「御殿場の名前を入れた商品名を検討している」と明らかにした。 グループとして国内10カ所目で、最大規模の飲料生産拠点。小売業のプライベートブランドと自社ブランドの商品を製造する。1日の生産能力は72万本。採水から箱詰めまで工場内で行い、関東を中心に全国へ出荷する。 岡野社長は竣工式で「富士山麓のおいしい水を生かした飲料を消費者に届
-
御殿場市の新図書館 工事の安全祈願 2026年4月開館目指す
御殿場市はこのほど、同市萩原の市民交流センター「ふじざくら」付近に建設を予定する新市立図書館・郷土資料館の建設工事安全祈願祭を同地区で開いた。多彩な体験や郷土の学びを盛り込むだけでなく、防災拠点としての役割も重視し、26年4月の開館を目指す。 勝又正美市長や財産区議会、建設関係者ら約120人が出席し、工事の無事を祈った。勝又市長は「未来を担う子どもたちが図書館を利用して郷土について知り、愛着をもってもらえたら」と述べた。 新図書館・郷土資料館は2階建てで、延べ床面積約3800平方メートル。一般向け10万冊、児童向け4万8千冊など計16万冊超を常時公開する。御殿場の伝統的な古民家をモチーフ
-
東富士米軍ドローン不明 不適切な風速測定が原因 防衛省説明
防衛省南関東防衛局は12日、昨年12月7日に東富士演習場で操縦訓練が行われていた米軍の手投げ式ドローン1機が行方不明になり、演習場外で発見された事故について、操縦者が風速を適切な計測場所で測らなかったことが原因だったと発表した。御殿場市で12日に開かれた同演習場安全対策委員会で、米軍による調査結果を説明した。 同局によると、訓練は在沖海兵隊第3海兵師団の部隊が実施した。操縦者は機体射出前に風速を計測したが、樹林によって風が遮られる場所だったために正しく測れておらず、安全運用上認められている風速を超えた条件下でドローンを飛ばした。風にあおられて演習場外に飛び出し、事前に設定した地点に自動で帰
-
雇用助成不正受給 静岡県内2社を公表
静岡労働局は12日、新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされた従業員の雇用維持を目的とした助成金をそれぞれ不正に受給したとして、静岡県内の2社を公表した。 ダンスクラブなどを運営する静岡市のazは2020年6月から22年9月にかけ、実際は勤務していた従業員が休業したとする虚偽の申請書類を作成し、雇用調整助成金5210万円、緊急雇用安定助成金2672万円を不正受給した。 御殿場市の福祉業ダブルプラスは20年7月から22年6月にかけ、実態と異なる勤務実態を記した書類で雇用調整助成金の支給を申請し、4410万円を不正に受給した。 両社とも同日、支給決定が取り消され、いずれも返済の意思を示
-
議会改革特別委 設置案など可決 御殿場市
御殿場市議会3月定例会は12日、2024年度当初予算質疑を行った。各種特別会計予算案や水道事業会計予算案など10議案と、議員発議の市議会改革特別委員会の設置案を可決した。 同特別委は、市議会の基本姿勢を明文化するための議会基本条例の検討、政策立案能力の醸成、将来を見据えて若者世代を含む多彩な世代の意見を反映させる取り組みなどを推進し、議会機能の充実・強化や市民に開かれた議会の推進を目指す。委員は7人。委員長に勝間田博文氏、副委員長に阿久根真一氏が就いた。
-
御殿場市、ブルーレヴズと協定 スポーツ振興、健全育成
御殿場市とラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズはこのほど、パートナーシップ協定を締結した。同市が力を注ぐスポーツを核としたまちづくりや人材育成の推進を目指す。 協定では、ラグビーなどを通じたスポーツ振興や青少年の健全育成、地域課題解決につながる取り組み、シティプロモーション推進とシビックプライド醸成、医療福祉と健康長寿の増進など多彩な分野で連携を図る。公式戦への市民無料招待や学校訪問授業、試合での抽選会への地場産品提供なども企画していく。 同市は昨年のラグビーW杯フランス大会でパブリックビューイング(PV)を開き、市民らの熱気に包まれた。同チームの選手は解説役を務めたほか、後日に子ど
-
高根財産区議選 当選者に証書 御殿場市選管
御殿場市選挙管理委員会は11日、10日執行の市高根財産区議選で当選した10人に当選証書を付与した。任期は3月17日から4年。 定数と同数の立候補者が届け出を行い、無投票で当選した。市選挙管理委員会の芹沢良則委員長が一人一人に当選証書を手渡し、「市との連携を深めながら高根財産区、市の発展のためにご尽力いただきたい」と呼びかけた。
-
創立60年 交通安全へ決意新た 裾野市交通指導員会が記念式
裾野市交通指導員会は9日、創立60周年記念式を御殿場市のホテルで開いた。指導員や裾野市職員、裾野署員ら約70人が交通安全への決意を新たにした。 県交通指導員会連合会から60周年の感謝状を受け取った水口毅真会長は「交通事故を根絶させるという目的のため、責任感と緊張感を持って指導員活動に励んでいる。裾野市、警察、関係団体と連携し、交通安全活動を継続していく」とあいさつした。 裾野市交通指導員会は1963年、当時の裾野町で発足した。現在、38人の指導員が街頭や交通安全教室での指導、イベント警備などに取り組んでいる。
-
児童ら48チーム熱戦 御殿場でサッカー大会
駿東地区委員会は9、10の両日、駿東地区で活動する少年少女サッカーチームが熱戦を繰り広げる「駿東カップ」を御殿場市の時之栖うさぎ島グラウンドで開いた。48チームが争い、横浜すみれSC(神奈川県)が優勝した。 サッカー人材の育成と交流のため、2022年から毎年開いている。小学5年以下で編成する同委員会の登録チームと千葉、愛知、神奈川県からチームを招いた。9日の予選では8ブロックに分かれてそれぞれ1~6位を決定。10日は同じ順位のチーム同士が競うトーナメント戦を実施した。
-
能登高生 中学生とテニス交流 5校が参加 御殿場市
能登半島地震で被災し、御殿場市が合宿を受け入れている石川県能登町の能登高ソフトテニス部の生徒が10日、市内の中学生を対象にしたテニス教室を同市中央テニスコートで開いた。参加した中学生は全国強豪校の生徒の指導を熱心に聞き入った。 教室は市などの依頼で実現。男女23人の部員が、市内5校45人の中学生と一緒に準備運動から汗を流した。サーブの指導では足の使い方やラケットの動かし方などを、手を取りながら丁寧に教えた。 女子主将の2年竹口陽菜さん(17)は「御殿場に来てようやく部員全員がそろった。指導するのは難しかったが、教えることで自分も大事な点を見直せた」と振り返った。御殿場中3年の小越俊佑さん
-
激減危機の小山町水かけ菜漬け「来期も維持できそう」 完全許可制、補助金奏功
3月に入り、御殿場市と小山町の特産品「水かけ菜漬け」が生産シーズンの最終盤を迎えている。食品衛生法改正で6月以降は漬物製造業が完全許可制になるため、来期以降の製造者の激減が危惧されたが、県御殿場保健所によると、両市町の事業継続補助金制度の創設などが功を奏し、約70件が営業許可を受けた(4日現在)。生産関係者からは「来期も一定の販売量は維持できそうだ」との声が聞かれる。 改正法は2021年6月の施行で、今年5月に猶予期間が終わる。製造業を継続するには、営業用の製造施設を設け、水道を手洗い用と器具洗浄用に分けるなどして保健所の営業許可を得る必要がある。水かけ菜は米の裏作で、米農家が農作業小屋の
-
「ありがとうの手紙」大切な人へ 御殿場・玉穂小児童つづる 地域貢献活動団体 プロジェクト
地域貢献活動に取り組む団体「植松グループ地域振興協会」(沼津市)による取り組み「ありがとうの手紙を書くキッカケプロジェクト」の手紙作りが8日、御殿場市の玉穂小で行われた。プロジェクトを通じて能登半島地震の被災地へ義援金を送る。 「ありがとうの手紙」は、家族や友達など周囲の大切な人に感謝の思いを伝えるのが狙い。同協会が1通当たり50円を寄付金として拠出する。今回は1、2年生と特別支援学級の児童計114人が2月からクラスごとに書き始め、同日は特別支援学級の児童が感謝の言葉をつづった。手紙は同協会が郵便局にまとめて持ち込む。 兄弟への感謝を示した勝間田真輝君(11)は「地震で困っている人へ早くお金
-
6議案を可決 御殿場・小山組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会3月定例会は8日開会し、会期を26日までの19日間と決めた。2024年度一般会計予算案など7議案を上程し、23年度一般会計補正予算案など6議案を可決した。
-
富士山の湧水でクラフトビール 地域色強い商品も開発 ヴィ・アゲイン(御殿場市)【静岡ものづくり最前線】
富士山麓のキャンプ場に2023年1月に完成したブルワリーでクラフトビールを開発している。場内から湧き出る天然バナジウム水を活用し、フルーティーな味わいが人気を集める。 醸造所運営を担うのは勝亦孝丞さん(41)。一からビール造りの知識を身に付け、試行錯誤を繰り返して定期的に新たなクラフトビールを生み出す。「ホップの香りを最大限楽しんでほしい」とこだわりを語る。 24年1月の開設1周年を記念し、通常の3倍のホップを使用した「トリプルIPA」を製造した。アルコール度数9%でビール全体の香り、味わいが強い。醸造所のある原里地区の沈む夕日をイメージした飲みやすいペールエールや市内の飲食店「ほらあな
-
看護師として研さん誓う 御殿場で卒業式
御殿場看護学校は7日、卒業式を御殿場市民会館で開いた。3年間の教育課程を修了した22人が理想の看護師への一歩を踏み出した。 卒業生代表の加藤優佳さん(22)=御殿場市=は「看護師としての責任と学校で学んだ基礎を忘れず、日々自己研さんに励む」と誓った。1人ずつ斎藤昌一学校長から卒業証書を受け取った。 卒業生の多くは4月から同市など県東部の病院に勤務する。斎藤学校長は式辞で「家族と同じように患者さんに接し、幸せを届けてほしい」と語りかけた。
-
コラム窓辺 牛の頭と雨乞い(中村羊一郎/静岡市歴史博物館長)
静岡市の北にそびえる標高約千メートルの竜爪山。急に日が陰ってきても、「頂上が見えているから降らないよ」と言ったものです。竜爪という山名は、雨が上がったあと、山頂に竜の爪が残っていたことによると伝えられます。 竜は水の象徴です。竜爪山は水を司[つかさど]る聖なる山として信仰を集めてきました。日照りが続いて困ったときには、竜爪山に雨乞いをしました。その方法は、山中に牛の頭を置いてくるという、いささか血なまぐさいものでした。明治20(1887)年生まれのお年寄りから直接聞いた話ですが、子どもの頃、大雨が降り続いたことがありました。「これは誰かが牛の頭を置いていったに違いない、拾ってこなければやま
-
土質調査「費用負担大」 処分場整備要望も 関係者に意見聴取 盛り土条例検証 県議会特別委
静岡県盛り土規制条例の効果や課題、規制の在り方などを調査・検証する県議会の特別委員会は6日、盛り土造成の申請や公共工事を担う県行政書士会と県建設業協会の関係者を参考人として招き、意見聴取した。行政書士会は、条例で義務づけている土質・水質調査は費用負担が大きいため廃止を求めた。建設業協会は、建設発生土の受け皿不足が工事発注の遅延につながっているとして、官民で整備する必要性を訴えた。 行政書士会は、御殿場市で行われた約8ヘクタールの工場用地の造成を例示し、申請費用4460万円のうち約1千万円が土質調査に要したと説明。「盛り土規制条例により申請費が35%増しになった。土砂搬入前に土質調査をして
-
証明書発行手数料 支払いにGコイン 御殿場市が検討
御殿場市は6日、独自のデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の利便性向上に向け、各種証明書などの発行手数料の支払いにGコインを活用できるよう検討を進めていることを明らかにした。同日の市議会3月定例会の一般質問で、後藤真弥氏への答弁。 市は、庁内組織「市デジタル社会推進委員会」に設置した窓口DX部会を中心に検討を進めていて、「近い将来、Gコインで手数料関係の支払いが可能になる見込み」と説明した。 一方、各種の税や水道料については、他の自治体の事例からデジタル地域通貨での支払いを不可としているケースも多いとし、「導入に際しての課題や条件などについて調査研究していく」とした。
-
御殿場市火山避難計画 周知促し実効性高めて【記者コラム 湧水】
御殿場市が2月20日、独自の「市富士山火山避難計画」を策定した。「市内は全域が溶岩流に飲み込まれる」という従来の認識を覆し、市内での近距離避難を中心とする画期的な計画といえる。依然として富士山噴火時は広域避難が基本だと理解している市民は多く、今後は住民説明会や避難訓練などを通じた周知により実効性を高めてほしい。 計画の重要な要素が、同市の県道23号御殿場富士公園線沿いに存在する「分水嶺(れい)」だ。市内に源を発し南に流れる黄瀬川と北に流れる鮎沢川の境界となるラインを指す。今回、最新の知見に基づいたシミュレーションにより、想定しうる最大規模の噴火が発生した場合でも、分水嶺の影響で市中心部を含
-
御殿場市 LINE活用し市民に情報発信 新年度中に開始
御殿場市は5日、無料通信アプリのLINE(ライン)を活用し、市民が欲しいカテゴリの情報を市からタイムリーに発信する取り組みを2024年度中に始めることを明らかにした。 市議会3月定例会の一般質問で、市当局が勝間田博文氏(公明党)に答えた。LINEの市公式アカウントのメニューに「子育て」「イベント」など市民が欲しい情報のカテゴリを事前登録できる機能を追加し、個人の希望に合わせ情報をスマートフォンなどにプッシュ通知するという。 利便性の向上を図り、自動会話機能によって問い合わせに対する回答を迅速に提供する「チャットボット機能」の導入も検討する。
-
10人が無投票当選 御殿場市高根財産区議会選
任期満了に伴う御殿場市高根財産区議会議員選挙が5日、告示され、立候補者が議員定数(定数10)と同数だったため、無投票となった。当選者は次の通り(届け出順、敬称略)。 杉山孝道(塚原)小林清則(増田)田代昌美(六日市場)斎藤友治(大堰)滝口誠(山尾田)滝口恵夫(山之尻)滝口宏昭(山之尻)土屋正和(清後)勝又権司(上小林)瀬戸茂(柴怒田)
-
能登高ソフトテニス部受け入れ 御殿場市役所で歓迎会「富士山から安らぎ感じて」
御殿場市が同市に本社を置く時之栖などと連携し、能登半島地震の被災者への独自支援として受け入れている石川県能登高ソフトテニス部の生徒らの歓迎式が4日、市役所で開かれた。22日まで同市での活動を全面的に支える。勝又正美市長は「古里のことが頭にあると思うが、日本一の富士山がみなさんを見守っている。時には安らぎを感じてほしい」と呼びかけた。 同部は全国大会で上位の成績を収める強豪。28日に名古屋市で開幕する全日本高校選抜大会に出場予定だが、能登半島地震による土砂崩れの影響や復興活動に従事する自衛隊への活動場所の提供などから、生徒寮やテニスコートが使用できない状態が続いている。この状況を知った御殿
-
安全運転に貢献 優秀事業所表彰 静岡県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所は4日、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で開いた。表彰はプラチナ賞が2事業所、金賞が5事業所、銀賞が7事業所で、プラチナ、金、銀を受賞した代表者が静岡中央署で、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と盾を受け取った。 最高賞のプラチナは、富士宮牛乳運輸(富士市)と浜松バス(浜松市浜名区)。浜松バスの担当幹部は「基本的な内容だが、社長による安全教育を反復的に続けていることが、80人余りの全従業員への浸透につながっている。賞を励みにしたい」と
-
道の駅的施設整備「御殿場地区に計画」 市長が初言及
御殿場市が市商工会などと連携して整備を進めている道の駅的な役割を持つ大型複合施設について、勝又正美市長は4日、「建設予定地を御殿場地区に絞って計画を進めている」と明らかにした。建設予定地区を明言したのは初。 市議会3月定例会で林義浩氏(市民21)の代表質問に答えた。同市は同施設を「観光と経済の核」と位置づけ、御殿場地区の沿道に建設を予定するとした。約5年後の完成を目指す。地元農産物、特産品のブースや地元食材を生かした飲食エリア、子ども向けのにぎわい広場、富士山の水に触れられる憩いの場などを設ける構想とした。 道の駅的な大型複合施設をはじめ、市民交流センター「ふじざくら」の隣接地に移転する
-
4月から副市長2人に 女性登用を視野 御殿場市長が方針
御殿場市の勝又正美市長は4日、現在1人体制となっている同市の副市長について、年度替わりの4月から条例で定められている定数に沿った2人体制にすることを表明した。同市として初となる女性の登用を検討していることも明らかにした。同日の市議会3月定例会で、菅沼芳徳氏(改新)の代表質問に答えた。 同市の副市長は、現市長の勝又氏が市長選出馬に伴い副市長を退いた2021年9月以降、1人体制が続いている。勝又市長は「新型コロナウイルス禍でのスタートで、緊急かつ適切に施策を実施するため、副市長をカバーする形で市政のかじ取りをしてきた」と説明。一方で、直近は同市の予算規模が大きくなり、東富士演習場関連業務や財産
-
「初出場、初優勝狙う」 北駿ベースボールクラブ、御殿場市長に抱負
3月下旬に県内8球場で開かれる第15回全日本少年春季軟式野球大会に出場する北駿地区の軟式野球クラブチーム「北駿ベースボールクラブ」のメンバーらがこのほど、御殿場市役所に勝又正美市長を表敬訪問し、大会での健闘を誓った。 同チームは2022年4月に始動した。北駿地区で各中学の軟式野球部の入部者が減少して休部や人数不足が続いていることや、部活動の地域クラブへの移行が提唱されていることへの対応などが背景にあった。市野球連盟に所属し、23年度からは中体連の大会にクラブチームとして参加できるようになった。 現在は3年生が抜け、同市と小山町の生徒を中心とした1、2年生の22人で活動している。大会の地区
-
御殿場の企業 多彩な35ブース 合同企業ガイダンス
御殿場市雇用対策協議会は2日、市合同企業ガイダンス2024(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市の市民交流センター「ふじざくら」で開いた。 市内に事業所を持つ製造業、サービス業、建設業、行政機関、団体など多彩な業種の35ブースを開設。就職希望者が続々と会場を訪れ、各企業の担当者から事業概要や勤務形態、他社にない強みなどについて説明を受けた。その場で面接を行う事業所も見られた。1日に就職活動が解禁された25年春卒業予定の大学生らの姿も見られた。 会場では、プロのカメラマンによる履歴書用の無料写真撮影や、キャリアカウンセラーによる就職相談・適性診断コーナーなどが開設された。3社以上の説明を聞いた
-
静岡人インタビュー「この人」 アスルクラロ沼津に新加入した 向井ひな太さん(沼津市)
札幌大から1月にサッカーJ3のアスルクラロ沼津に加わった。ポジションはMF。東日本大震災を受け、御殿場市に拠点を移した「JFAアカデミー福島」に中学、高校と所属していた。162センチ、65キロ。浜松市出身。22歳。 -競技を始めたきっかけは。 「サッカーをしていた父親に勧められて、小学1年から地元の少年団に入った。小さい頃からプロ選手になることは夢だったが、本気で目指そうと思ったのは大学生になってから。かつてコンサドーレ札幌などでプレーしていた大学時代の河端和哉監督の影響が大きい」 -チームの雰囲気は。 「モチベーションが高く、雰囲気はいい。加入前はボールを大事にするイメージだった。
-
文化財保存、活用 2団体が知事褒賞
静岡県はこのほど、文化財の保存、活用に貢献したとして県内の2団体に知事褒賞を授与した。「ふじのくに文化財保存・活用推進団体」としては新たに6団体を認定した。 知事褒賞を受けたのは御殿場市の大坂神楽保存会と富士宮市観光ガイドボランティアの会。神楽保存会は大坂の湯立神楽の継承、行政のイベントや小中学生対象の学習会への参加が評価された。ボランティアの会は、地元名所の観光ガイドや情報発信に取り組んでいる。認定団体は今回を含めて75団体になった。県庁で行われた表彰式で、各団体の代表者が川勝平太知事からそれぞれ賞状、認定書を受け取った。
-
千葉、埼玉で震度4 静岡県東部でも震度1 M5・2、揺れ相次ぐ
1日午前5時43分ごろ、千葉県と埼玉県で震度4の地震があった。静岡県東部や伊豆でも震度1を観測した。気象庁によると、震源地は千葉県東方沖で、震源の深さは約30キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・2と推定される。 千葉県では2月29日にも震度4や震度3を観測。 1日午前5時43分ごろの地震の静岡県内の震度は次の通り。 震度1=富士宮市弓沢町、富士宮市野中、富士市吉永、御殿場市萩原、伊豆の国市長岡、東伊豆町奈良本、河津町田中、松崎町宮内、小山町須走
-
知事と静岡県議会・働き方を巡る報道テーマ 静岡新聞社 読者と報道委員会
静岡新聞社の「読者と報道委員会」は2月13日、第38回会合を静岡市駿河区で開いた。議題は「知事と県議会」と「働き方を巡る報道」。NPO法人クロスメディアしまだ事務局長の児玉絵美委員、静岡理工科大学長・静岡大電子工学研究所長の木村雅和委員、富士川まちづくり株式会社代表取締役社長の伊藤高義委員の3氏が本社側と意見交換した。 (進行は石川善太郎編集局長) 知事と県議会 木村委員 「政策」視点 啓発に力を 児玉委員 政治と若者つなぐ鍵に 伊藤委員 県政への強い主張期待 川勝平太知事と県議会を巡っては、県政の課題解決に向けた政策論議よりも、自民会派などとの対立による政局が紙面をにぎわせ
-
恋人の聖地・新橋浅間神社 御殿場高生が「縁結び絵馬」デザイン
NPO法人地域活性化支援センター(静岡市)の事業で「恋人の聖地」に認定されている御殿場市の新橋浅間神社に3月1日から、「縁結び絵馬」が登場する。御殿場高生が若者の利用を意識してデザインした2種類を用意。神社に足を運ぶきっかけをつくり、中心市街地の活性化につなげる。 デザインは御殿場高生活創造デザイン科3年生の16人に依頼し、主催の市と市観光協会、同神社を交えた協議で2作品を選んだ。赤いバラの花束を模した絵馬は大庭あいさん(18)が考案。「真実の愛」を意味する21本のうち1本をオレンジ色にして「信頼」の意味を加えた。絵馬を逆さまにすると、富士山麓にバラの花畑が広がる構図に見える工夫も施した。
-
静岡県内9施設 学級、学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は29日、県内の小中学校、こども園9施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計81人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊豆市1施設7人、沼津市2施設19人、御殿場市1施設11人、富士宮市1施設6人、静岡市駿河区1施設8人、藤枝市2施設24人、掛川市1施設6人
-
戦後復興に活用「更生戦車」 現存車両を後世に 修復・調査へ募金呼びかけ 御殿場のNPO
御殿場市のNPO法人防衛技術博物館を創る会は4月26日まで、旧日本陸軍の戦車を戦後復興用に改造した「更生戦車」の一台「九五式軽戦車改造ブルドーザー」の修復・調査費用を調達するクラウドファンディングを行っている。現存が他に確認されていない珍しい車両で、同会の小林雅彦代表理事は「兵器の本質は生命や財産を守るための道具ということを伝えてくれる」と価値を語る。 太平洋戦争の終結後、日本戦車の多くは米国をはじめとした連合国の命令で廃棄されたが、一部は連合国軍最高司令部(GHQ)の許可を得て重機や建機などに改造され、「更生戦車」として復興に活用された。一方で性能は専用に開発された重機や建機に劣り、経
-
警察運営に貢献 団体個人を表彰 御殿場署
御殿場署は27日、警察運営に協力した御殿場市と小山町、裾野市の7団体3個人に署長感謝状を贈った。 同署で贈呈式を開き、中西浩署長が個人と団体の代表者に感謝状を手渡した。交通安全や特殊詐欺被害防止の広報、警察施設周辺の美化、暴力団排除などの活動に対する感謝を伝えた。 感謝状を受けた個人と団体は次の通り。 サンワフーズ、御殿場総合サービス、岳麓新聞社、須走花の会、オートアシスト&サトーレッカー、眞田フーズ、羽田、吉田良江(御殿場駅地区暴力団との絶縁推進委員会)、土屋雅司(同)、渡辺幸雄(渡辺整形外科内科医院長)
-
議長に小林氏選出 御殿場市・小山町広域行政組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会は28日、臨時会を開き、議長と監査委員の改選を行った。議長に小林恵美子氏(62)=公明=、識見を有する一般の監査委員に湯山和行氏(69)=小山町菅沼=、議会選出監査委員として勝間田幹也氏(65)=無所属=をそれぞれ選出した。 議長は組合議会を構成する御殿場市の議員の改選に伴う措置で、監査委員は2024年3月の任期満了に伴って改選した。任期は小林氏が同日から、監査委員の2人は4月1日から、いずれも2年間。
-
東山旧岸邸で歴史実感 台湾パストガバナーが御殿場訪問
国際ロータリー台湾パストガバナー協会の会員63人が28日、御殿場市の東山旧岸邸や隣接の甘味処(かんみどころ)「とらや工房」を視察訪問した。 同協会は地区ガバナーの経験がある有力な経営者らでつくる。参加者は国の登録有形文化財である東山旧岸邸で、岸信介元首相が首相退任後の晩年を過ごした邸宅内の書斎や居間、台所などを見学。居間のソファに座って多くの文化人が愛した避暑地である東山地区の風景を眺め、「静かで美しい」と感想を語った。 29日には同市内の御殿場プレミアム・アウトレットや御殿場高原時之栖などの施設も訪れるという。
-
大自在(2月28日)水かけ菜漬け
転勤で各地を巡る楽しみの一つが、その土地ならではの味を知ること。記者の場合、取材する機会もあり、気候風土など背景にあるストーリーに触れるとなおさら親しみが増す。御殿場支局経験者としては、何といっても北駿の「早春の味」、水かけ菜漬けだ。 その水かけ菜漬けが岐路に立たされている。食品衛生法の改正で、漬物製造業が許可制となるためだ。経過措置期間は5月まで。6月以降も製造を続けるためには、専用の製造室を用意し、手洗い用と器具洗浄用に別々の洗い台を設ける必要がある。 水かけ菜は米の裏作で、米農家が農作業小屋の一角などで漬け込み作業をするケースが多い。個人製造業者にとっては、継続のためのコスト負担が
-
自然共生サイト 63件を追加認定 30都道府県、環境省
環境省は27日、企業や民間団体などが管理し、希少な動植物が生息するなどの「自然共生サイト」に「サントリー天然水の森 赤城」(群馬県)など30都道府県の63件を認定したと発表した。静岡県内は「リコー環境事業開発センター」(御殿場市)と「日立ハイテクサイエンスの森」(小山町)。今回が第2弾。昨年10月認定の122件を含め、2026年度までに500件程度を目指す。 兵庫県相生市の「海岸生物の王国“相生湾”」は、市民団体と自治体が連携して取り組むアマモの移植や環境教育などの活動を評価。「北海道大学札幌キャンパス」は豊富な緑地により、札幌市の中心部で里山的な自然環境を保ってい
-
成長楽しみに植林体験 御殿場・原里小6年と園児
御殿場市は27日、原里小の6年生と原里幼稚園の年長児を対象とした植林体験を同小北側の森林で実施した。計約90人がコナラの苗木を植え、木や木材に対する親しみを深めた。 体験を行った森林エリアは、スギとヒノキを伐採してコナラやクヌギ、サクラなどを植えることで、将来子どもたちがドングリの収集などを楽しみながら散策できる森づくりを目指している。子どもたちは市が用意したコナラの苗木を一定間隔で植え、成長を楽しみにしながら土をかぶせた。代表児童が同小の校歌にも登場するシンボルツリーのコブシの苗木も植えた。 子どもたちは林業への学びを深めるため、市森林組合員による木の伐採作業も見学。「森林整備と聞くと難し
-
観光地の恵み 広範囲に 静岡県東部市町 地域振興へ知恵絞る 移住や消費活動促進
新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い静岡県内への観光誘客が急回復する中、県東部の市町が地域の経済振興に生かそうと知恵を絞っている。来訪者に移住を勧めたり、地域通貨の利用を促して経済圏に取り込んだり。まちの成長や住民の満足度向上に結びつけようとしている。 2022年度の観光交流客数約1425万人を誇る御殿場市は、観光客への電子地域通貨「富士山Gコイン」の普及に力を入れる。利用額の一部を還元するキャンペーンに市外在住者を含め、事業者の協力を得て観光客が多い施設で積極的にPR。市外在住の利用者は約千人に到達した。 勝又正美市長は「人口8万数千人のまちに1400万人以上の人が訪れているのは、
-
渓流釣り解禁前にニジマス1200匹放流 狩野川漁協
3月1日の渓流釣り解禁を前に、狩野川漁業協同組合(伊豆の国市)は24日、裾野市と御殿場市の黄瀬川でニジマス約1200匹を放流した。 関係者ら4人が、裾野市の柳端橋など6カ所から放った。ニジマスは1匹120グラムほどの大きさ。橋の上からロープでつないだバケツを下ろすと、勢いよく泳いでいった。
-
車いすバスケでシュート 御殿場、パラスポーツ体験会
スポーツを核としたまちづくりを図る御殿場市の官民組織「スポーツタウン御殿場推進協議会」は24日、パリ五輪・パラリンピック開幕まで残り200日を切ったことに合わせ、パラスポーツの体験会を市体育館で開いた。 車いすバスケットボールの体験では、神奈川県に拠点を置くチーム「SAGAMI FORCE」の春田賢人選手をゲスト講師に招いた。園児から中高年まで約100人が参加し、競技用車いすの操作や膝にボールを置いた状態でのドリブルやターン、座った状態でのシュートに挑戦した。裾野市の林蒔菜ちゃん(5)は「車いすは手でちゃんとこげた。シュートはゴールに届かなかったけど楽しかった」と笑顔を見せた。 ボッチャ
-
「富士山の日」に合わせ多彩な企画 ステージや情報発信 御殿場、小山
御殿場市と小山町内で23日、「富士山の日」に合わせた多彩な企画が繰り広げられた。記念日を祝うステージや富士山に関連した情報発信などを多くの親子連れが楽しんだ。 御殿場市の富士山交流センター「富士山樹空の森」では、第4回富士山樹空の森まつりが開かれた。御殿場西高ダンス部や陸上自衛隊富士学校音楽隊が会場を盛り上げ、千葉県船橋市の非公認キャラクター「ふなっしー」もゲスト出演した。同センターでは3月17日まで、御殿場アート作家協会の写真家が富士山頂や星空などを撮影した36作品を飾る「富士山写真展 天地36景」も開かれている。 小山町の「道の駅すばしり」と「道の駅ふじおやま」では、富士山のポストカ
-
ルートごと 特性理解を 4市町長インタビュー【富士山の日】
23日の富士山の日に合わせ、静岡新聞社と山梨日日新聞社は静岡、山梨両県の富士登山4ルート(富士宮、須走、御殿場、吉田)の麓にある4市町の首長にインタビューを行った。弾丸登山やマナー違反の抑止などの課題認識が共通した一方で、入山規制の考え方に違いがあった。ルートごと登山道の特性や利用者数の状況が異なることに理解を求める声も上がった。 3人の市町長が入山規制の導入に賛同した。唯一、異を唱えた御殿場ルート麓の勝又正美御殿場市長は同ルートの利用状況を踏まえ、「現時点で環境を損なうほど登山者が多くない」と御殿場での規制は不要と述べた。 須走ルートが立地する込山正秀小山町長は、同ルートが本8合目で山
-
静岡県内16施設で閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、保育園計16施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計171人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 函南町2施設17人、御殿場市1施設5人、富士宮市1施設14人、富士市1施設6人、静岡市葵区1施設17人、藤枝市1施設13人、島田市1施設14人、磐田市1施設10人、掛川市1施設9人、湖西市1施設13人、浜松市中央区5施設53人
-
肺炎球菌ワクチン 66歳以上助成継続 御殿場市
御殿場市は22日までに、高齢者の肺炎予防に有効な肺炎球菌ワクチンの接種について、2024年度も66歳以上の未接種者を対象とした費用助成を継続すると発表した。国が4月から、助成を65歳の定期接種に限定することに伴う措置。 肺炎は高齢者の死因として増加傾向で、肺炎球菌は肺炎の原因となるほか、血液中などに入ると敗血症や髄膜炎などを引き起こす。国は肺炎球菌ワクチンは1回の接種で有効とし、65歳の人を定期接種対象に指定して費用を助成している。 一方、14年度の制度開始時から10年が経過することに伴い、経過措置としていた66歳以上の助成を3月で終了する。同市はこれを受け、24年度も66歳以上で過去に1度
-
2月23日は富士山の日 周辺文化財の魅力紹介 日本富士山協会がガイド発行
富士山周辺の自治体や観光団体などでつくる日本富士山協会はこのほど、パンフレット「富士山周辺文化財ガイド」を発行した。約1万年前の溶岩流で形成された駒門風穴(御殿場市)や伏流水が湧き出る忍野八海(山梨県忍野村)など44カ所にスポットを当て、富士山麓の奥深い魅力を伝えている。 静岡、山梨両県の13市町村に点在する国または県指定の史跡、名勝、天然記念物、建造物を取り上げた。歴史や特徴をまとめた文章と写真を掲載。周遊に役立ててもらおうとエリア全体の地図も載せた。 世界遺産構成資産以外の文化財の存在を広めようと製作した。44カ所に足を運んだ同協会の上野裕吉事務局長は「あまり知られていない場所にも新しい
-
能登高ソフトテニス部 “オール御殿場”で受け入れへ 市と時之栖、地震被災者を独自支援
御殿場市が市内に本社を置く時之栖と協力し、能登半島地震の被災者への独自支援として石川県立能登高のソフトテニス部の生徒らを3月2~22日の日程で受け入れ、学習や部活動支援を実施する方針を固めたことが21日、同市への取材で分かった。民間と連携して用意した2次避難所に学校の部活動単位で被災者を受け入れるケースは、全国的にも珍しいという。 同部は全国大会で上位の成績を収める強豪。寮生活を送りながらテニスに励む生徒もいるが、練習場所や生徒寮が被災し、断水や土砂崩れなどの影響で不自由な学習、部活環境を強いられている。一時は三重県の三重高で練習を行ったが、通常通りの部活動再開は依然見通せない。この状況を
-
記者コラム「清流」 中学生は立派な市民
中学生たちに謝りたい。記者は中学時代、地域との関わりが薄く、学校という範囲内で小さくまとまっていた。自身の経験から「中学生はまだまだ子ども。社会を動かすには早い」と心のどこかで思っていた。最近、この意識が覆された。 御殿場市などの中学生によるJR御殿場駅前の活性化案の発表会では、商業ビル内に若者が集うカフェを設ける案が披露され、ニーズや客を呼び込む仕組み、もうけ方まで計画が練られていた。「理想と実現性をてんびんにかけた」とのコメントに驚いた。御殿場中の生徒が地元の魅力をまとめた動画を見て、御殿場のPR分野でも十分に活躍できる能力があると感じた。 ある中学校長の「中学生を市政にどう参画させ
-
御殿場市、富士山溶岩流で避難計画策定 流下パターン三つに大別 地形や特性考慮
御殿場市は20日、市防災会議を開き、富士山火山防災対策協議会による2023年3月の富士山火山避難基本計画に、同市の地形、道路、地域特性などを反映させた独自の「市富士山火山避難計画」を策定した。溶岩流の流下パターンを三つに大別することで、市内を中心に近隣地域内での避難を実施する点が特徴。 同市は県道23号御殿場富士公園線沿いに黄瀬川と鮎沢川の分水嶺(れい)がある。最新の知見・技術に基づいたシミュレーションにより、溶岩は噴火場所に応じて分水嶺の①北側②南側③南北両方―を流れる3パターンに分けられる。さらに同市の中心市街地は溶岩流の流下範囲外となっていて、避難地の候補となる「デルタ地域」が存在し
-
人口減対策 幅広く 御殿場市長が施政方針
御殿場市議会3月定例会が19日開会し、勝又正美市長が2024年度の施政方針を示した。過去最大となる一般会計415億3千万円を計上した24年度当初予算案について、「健全な財政運営を約束する。人口減少対策に関する幅広い施策をはじめ、多くの新規施策を盛り込んだ」と一層の市民サービス推進を誓った。 予算は語呂合わせで「よい子みんなを未来へつなごう!子育て支援・積極型予算」と名付けた。人口減少対策では18歳と22歳前後の人口流出の課題を踏まえ、遠距離通学の支援を強化。子ども医療費完全無償化、第2子以降の保育料完全無償化など、子育て世代への応援姿勢を押し出した。 年間1400万人の観光客を「力」と表現し
-
「御殿場改良計画」発表 ザリガニ食材活用、デジタル通貨… 高校生が1年間の学習成果
御殿場高創造ビジネス科の2年生26人はこのほど、地域課題の調査・研究を通じて考案した解決策「御殿場改良計画」の発表会を同市で開いた。勝又正美市長や市職員、住民らを前に、市と共同で進めた約1年間の学びの成果を披露した。 生徒は4班に分かれ、市の商工振興、農林整備、環境、スポーツ交流の各課で学びを深めた。農林整備課グループの7人は、御殿場産木材のブランド「ごてんばっ木(こ)」や木育の知名度向上をテーマに設定。木材を活用した多彩なゲームを楽しむスタンプラリーの計画を提案した。環境課グループの7人は、昨年6月に条件付特定外来生物に指定されたアメリカザリガニを駆除するイベントや食材としての利用を目指
-
防災マップ参考に地域の危険を確認 御殿場で講座
御殿場市はこのほど、ファミリー・サポート・センターの会員を対象とした防災講座を同市の市民交流センターふじざくらで開いた。同市と小山町の計26人が参加し、災害図上訓練(DIG)を体験した。 参加者は直近の大災害として能登半島地震について説明を受け、家屋をはじめとした建物や道路の被害状況を写真で確認。日ごろから避難経路や地域の防災上の危険などについて想定しておくことの必要性に理解を深めた。少人数のグループごとに両市町の防災マップを参考にしながら大地震などで予想される被害について意見交換し、避難所までの安全な経路を探った。 同市危機管理課の担当者は家庭内での話し合いの大切さも強調し、家の中や周
-
人口減や人手不足… オール駿豆で課題解決 商工懇話会が議論開始
静岡県東部・伊豆の経済団体で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は、共通する地域課題の解決へ本格始動する。県、各市町と連携し、今後の進め方を議論するほか、改めて各地の課題の洗い出しを図る。紅野会長が16日に沼津市内で開いた定例会で明らかにした。 地域経済を揺るがす人口減や中小・零細企業の人手不足、脱炭素実現といった喫緊の課題に直面し、防災やBCP(事業継続計画)対策など早急に着手する必要がある取り組みも多いと判断。単独ではなく、広く連携することが不可欠とした。各団体のイベント紹介と開催地の行政トップの講話に時間を割いてきた定例会は、今後は具体的な議論の機会と
-
新年度予算案 御殿場市
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇御殿場市(19日~3月22日予定)①415億3千万円②5・1%増③18歳未満の子ども医療費完全無償化(4億8400万円)▽第2子以降の保育料完全無償化(1億800万円)▽市制施行70周年記念事業(1400万円) ※人口減少対策として、こども・子育て政策の抜本強化に重点を置く。観光や経済の核となる大型施設の整備、市制施行70周年記念事業も盛り込み、未来の飛躍に向けた土台をつくる。
-
静岡県内25施設で学年、学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は16日、県内の高校、小学校、こども園25施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計282人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 三島市2施設23人、御殿場市1施設4人、富士市1施設8人、静岡市葵区2施設23人、同市駿河区2施設24人、同市清水区3施設24人、藤枝市3施設23人、磐田市1施設8人、掛川市1施設12人、袋井市1施設28人、湖西市2施設32人、菊川市1施設8人、浜松市天竜区1施設18人、同市中央区4施設47人
-
定例会19日開会 御殿場市議会
御殿場市議会は16日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期などを決めた。決定した主な日程、事項は次の通り。 会期 19日~3月22日◇市長施政方針 2月19日◇代表質問 3月4日◇一般質問 5、6日◇当局提出議案 2024年度当初予算案など24件
-
子育て支援に積極型 一般会計最大 415億円 御殿場市予算案
御殿場市は16日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は23年度当初比5・1%増の415億3千万円で、過去最大規模になった。こども・子育て政策を強化した積極型予算とした。観光や経済の核となる複数の大型施設の整備も合わせ、未来への投資に重点を置いた。25年2月11日の市制施行70周年の記念事業も盛り込んだ。 歳出は「真の子育て支援日本一」を掲げ、18歳未満の子ども医療費完全無償化に4億8400万円、副食費を含む第2子以降の保育料完全無償化に1億800万円を充てる。子どものインフルエンザワクチン接種費用の新規助成や市独自の出産祝い金の上乗せも合わせ、子育て世代を支える。 市制施行70周年を
-
滝ケ原駐屯地が日本スポーツ賞 御殿場市長に報告
御殿場市の陸上自衛隊滝ケ原駐屯地普通科教導連隊がこのほど、日本スポーツ賞の銃剣道の部で優秀団体表彰を受け、勝又正美市長に喜びを報告した。 同駐屯地の銃剣道チームは昨年4月、日本武道館(東京都)で開かれた全日本銃剣道優勝大会で大規模部隊による「防衛省第1部」に出場し、19年ぶりに連覇を達成した。各チームによる対策をはねのけて連覇した実績が高く評価され、全日本銃剣道連盟が日本スポーツ賞に推薦した。同駐屯地の受賞は2004年以来2回目。 新田幸司駐屯地司令と坂元誠監督、先鋒(せんぽう)から大将までのメンバー4人が市役所に勝又市長を訪ねた。新田駐屯地司令は「スポーツや武道をやっていた人は、リーダーに
-
議長 中島氏 副議長 永井氏 御殿場市議会
御殿場市議会は15日の臨時会で正副議長選を行い、議長に中島宏明氏(65)=至誠=、副議長に永井誠一氏(62)=改新=を選出した。 中島宏明氏(なかしま・ひろあき)隊友会支部顧問、[元]陸上自衛官。2期。永塚 永井誠一氏(ながい・せいいち)飲食業、県東部自転車活用推進議員連盟会長。2期。川島田
-
2議案承認、同意 委員会構成を決定 御殿場市議会
御殿場市議会は15日、臨時会を開いた。住民税非課税世帯等支援給付金事業のために2023年度一般会計を2億700万円増額した補正予算の専決処分など市提出の2議案を承認、同意して閉会した。正副議長を選出し、各委員会の構成を決めた。 各委員会の正副委員長は次の通り。(正、副の順) 議会運営 田代耕一、川上秀範▽総務 勝間田幹也、林義浩▽福祉文教 阿久根真一、川上秀範▽経済環境 勝間田博文、永井誠一▽広報 勝間田幹也、池谷晴一▽予算決算 永井誠一、川上秀範
-
「富士山豆博士」 御殿場児童認定 原里小と玉穂小6年生
御殿場市が富士山について学んだ小中学生を認定する「ごてんばの富士山豆博士」の認定証授与式が14日、市役所で開かれた。本年度は原里、玉穂両小の6年生計152人が認定を受けた。 原里小は富士山世界遺産センターや富士山資料館、富士山樹空の森を見学し、歴史や自然、世界遺産登録の経緯などを学んだ。自然体験プログラムで富士山の恵みについても理解を深めた。学びはタブレット端末を活用してまとめ、友人や保護者らに発信した。 玉穂小は富士山自然誌研究会の会員を講師に招いた須走口新5合目や小富士の散策で、地質や生物、植物について学習。校内でフォトコンテストも行い、霊峰の美しさを再発見した。 認定式には両校の児童6
-
会派構成決まる 御殿場市議会
御殿場市議会(定数21)は15日までに、改選後の会派構成を決めた。改選前に比べて1減の5会派で、「至誠」(5人)が最大会派となった。新たな構成は次の通り(〇は代表者)。 【公明党】〇勝間田博文、小林恵美子【改新】〇菅沼芳徳、高村芳章、永井誠一、阿久根真一【至誠】〇田代耕一、芹沢勝徳、中島宏明、小林昌美、横山大【市民21】〇林義浩、勝又正人【新風ごてんば】〇神野義孝、川上秀範、後藤真弥【無会派】辻川公子、高木理文、勝間田幹也、池谷晴一、森順
-
御殿場南小 行司、郷土力士が出前授業 栃幸大と児童 ぶつかり稽古
大相撲春日野部屋に所属する行司や県内出身力士が15日、御殿場市の御殿場南小を訪ね、相撲の出前授業を行った。6年生約100人が体験を交えながら相撲の歴史や練習を学び、国技への理解と関心を高めた。 木村庄太郎三役格行司と力士の栃幸大(25)=三島市出身、飛龍高卒=、香富士(35)=沼津市出身=が訪問した。木村行司は「相撲はスポーツであり、神事である」と説明し、相撲の歴史を紹介。土俵祭で神様を迎え、千秋楽の神送りの儀式で終了する本場所の流れや力士の所作の意味、行司の仕事なども解説した。 栃幸大を相手にしたぶつかり稽古も体験。児童が大きな胸に力いっぱい飛び込み、力士の力強さを実感した。わんぱく相撲全
-
復元された“祖父の池”生態調査 川自慢大賞に御殿場の団体 静岡で発表
水辺で活動する団体の交流を目的とした「しずおか川自慢大賞」(同実行委、しずおか流域ネットワーク主催)が10日、静岡市葵区のコミュニティホール七間町で開かれた。県内の10団体が日ごろの保全活動などを発表した。参加者による投票で御殿場市で活動する「仁杉・柴怒田ビオトープの会」が同大賞に輝いた。 同会は、新東名高速道新御殿場インターチェンジ(IC)の建設に伴い整備された仁杉・柴怒田ビオトープで清掃や生態調査をしている。 活動内容を発表した御殿場南高2年の勝又悠翔さん(17)は、祖父が自分のために造った池が同IC建設で壊されたが、希少生物の存在が判明してビオトープとして復元された経緯を説明した。
-
台風上陸想定の対応イメージ 防災関係者が研修 御殿場市
静岡県東部地域局による災害発生をイメージした図上訓練「風水害対応イメージTEN」の研修会が8日、御殿場市で開かれた。同市と裾野市、小山町の職員や地域防災関係者ら約20人が参加し、刻一刻と変わる災害状況に対してどのように行動すべきか意見交換した。 参加者は4グループに分かれ、大型で猛烈な台風が上陸すると仮定して訓練を開始した。居住地域が1級河川の流域に位置していると想定し、上陸前にすべき自主防災会としての準備や要支援者への対応などを考えた。想定浸水区域内や土砂災害警戒区域内に住んでいながら市の避難指示発令後も避難しない住民への対策、ペット同伴の避難者への対応なども検討した。 参加者からは「
-
大型商業施設でのテロ想定 不審者対応など確認 御殿場署
御殿場署は9日、御殿場市の大型商業施設「御殿場プレミアム・アウトレット」と協力したテロ対策合同訓練を同施設で行った。署員と警備員ら約25人が参加、不審者に対する初動対応や警察との連携などを確認した。 施設のイベント日に不審な男が来場したとの想定。男はインフォメーションセンターで警備体制について高圧的に質問し、情報が得られないと分かると広場に向かった。監視する警備員の胸を押す行為やナイフの所持なども見られたため、複数の警備員が刺股を持って男を囲みながら他の来場者の安全確保を進めた。110番を受けて駆けつけた署員が男を取り押さえた。 同署の丸山卓志警備課長は訓練後、「初動はいかに現場の情報を把握
-
大型トラックなど4台玉突き事故 新東名高速下り御殿場JCT
8日午後11時10分ごろ、御殿場市駒門の新東名高速道下りで大型トラックなど計4台のトラックが絡む事故があった。最初に追突されたトラックを運転していた男性(46)と助手席の男性(59)=いずれも大分市=が軽傷を負った。 県警高速隊によると、熊本市の男性(36)の大型トラックが大分市の男性のトラックに追突。弾みで前方の大型トラック2台も巻き込まれたとみられる。同隊が事故原因を調べている。 事故処理のため、下り御殿場ジャンクション(JCT)のランプを約3時間45分にわたって閉鎖した。
-
お米審査で最高金賞 JAふじ伊豆高根 静岡県知事「芸術品」
静岡県が昨年12月に開いた「第20回お米日本一コンテストinしずおか」で、最高金賞と県内最上位者に贈られる知事賞を受賞したJAふじ伊豆青壮年部高根支部(御殿場市)の部会員らがこのほど、県庁を訪れ、川勝平太知事に受賞の喜びを伝えた。 全国から510点が出品され、同支部のコシヒカリが3度目の知事賞に輝いた。部会員の勝又敬一郎さんは、猛暑に悩まされた昨年の栽培環境を振り返り、「水の管理に力を注いだ。富士山の伏流水で品質が保てた」と語った。 同JAの小宮山光文理事や芹沢和彦御殿場地区本部長らも同行した。川勝知事は「御殿場のコシヒカリが高品質であることの証明。まさに農業芸術品だ」とたたえた。
-
御殿場市職員の業務端末 本年度中に全タブレット化
御殿場市はデジタル技術の活用による「スマート市役所」の実現に向け、本年度末までに全職員の業務端末をタブレット化する。同市は昨年中に会議室無線化を実施していて、2月末の市役所のシステム更新と合わせてペーパーレス化や業務効率化を急ぐ。 タブレットは約700台導入し、ほぼ全ての正規職員に配布する。すでに課長級以上などは部長連絡会や庁議、市議会などの場面で試験運用を始めている。庁外から市のデータベースを閲覧でき、必要な資料を素早く提示することなど業務の効率化が期待される。データはサーバー側で管理してタブレット自体に保管しないため、情報漏えい対策や故障時に業務に与える影響の最小化も可能という。 「
-
ICカードの利用 環境充実など要望 御殿場線利活用推進協
御殿場線沿線の市町で組織する御殿場線利活用推進協議会(会長・勝又正美御殿場市長)はこのほど、JR東海静岡支社と県、県議会に交通系ICカードの利用環境の充実や輸送力の増強などを求める要望書を提出した。 JR東海静岡支社に対してはJR東海やJR東日本など各鉄道事業者の管轄エリアをまたいで交通系ICカードが円滑に利用できるよう早期整備を求めた。近年バスの運行本数も減少傾向にある中で御殿場線が担う役割は重要性を増しているとし、増発による運行時間帯の延長や通勤・通学時間帯を中心とする増便、車両の増設などを要望した。 県と県議会には鉄道会社への要望内容を伝え、御殿場線沿線地域の発展に向けた活動への後押し
-
御殿場・御殿場高原時之栖 天然芝に寝転び自然満喫【キャンプ場だより】
雄大な富士山を眺める複合レジャー施設「御殿場高原時之栖」のキャンプ施設「OUTDOOR HILL VILLAGE(アウトドア ヒル ビレッジ)」は、本格的なバーベキューが堪能できるグランピングサイトがあり、エリア内では遊具や夏に楽しめるプールなど、さまざまなアクティビティーも完備しています。地ビールを販売する売店のほか、温泉施設も併設。夜には日本一の高さを誇る噴水レーザーショーを間近で体感できます。 キャンプサイトは元々、日本代表も利用したことがある国内最高峰の天然芝のサッカーグラウンド。テント型のグランピングサイトやフリーキャンプサイトに加え、2023年8月には東海初のログハウス式トレー
-
ウクライナ帰国者6割超 安全より家族、祖国愛 御殿場に移るも夫思い決断【ウクライナ侵攻】
2022年2月から約2年にわたってロシアの侵攻にさらされ続けるウクライナから国外避難した市民の帰還が進んでいる。同国の民間調査団体によると、昨夏までに6割以上が帰国。「家族に会いたい」「自分だけ逃げていてはいけない」-。それぞれの願いや決意を胸に、安全な避難先での生活をやめ、戦争が続く故郷に戻った。 「家族みんなで暮らしたかった」。マリナ・イバシェンコさん(46)は昨年11月、日本から首都キーウ(キエフ)近郊へ帰った。侵攻開始から3カ月後、戒厳令と総動員令のため出国できない夫(47)を残して東京へ避難。22年7月から御殿場市に住んだ。重度の脳性まひで車いすに乗り、素早く逃げられない長女マル
-
御殿場型循環モデルで合意書 市と中畑愛郷会、市森林組合
森林経営による温室効果ガス削減の環境的価値を国の「J-クレジット」により具体的利益に変換し、デジタル地域通貨(富士山Gコイン)の財源とする御殿場市の計画「御殿場型循環モデル」の実現に向け、御殿場市と中畑愛郷会、市森林組合は5日、取り組み推進の合意書を締結した。 中畑愛郷会が富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏内の裾野市葛山に所有し、同組合が森林経営計画を立てて管理している約125ヘクタールの森林を対象にクレジットを生み出す。市はすでに、御殿場財産区が市内に持つ約15ヘクタールの森林について合意書を交わし、計画は1月26日に国に登録されている。今回の合意により、計画の対象となる森林規模が
-
静岡県山間部で降雪 6日朝まで「警報級大雪」か 東部で交通機関に乱れ
本州の南岸を進む低気圧の影響で、静岡県内は5日午前から山間部を中心に雪が降り始め、県東部では積雪のため交通機関に乱れが生じた。静岡地方気象台は6日朝にかけて、山地などで警報級の大雪の可能性があるとし、道路凍結や電線などへの着雪に注意するよう呼びかけている。 御殿場市中心部では5日午前10時過ぎから雪が降り始め、畑や住宅の屋根を白く染めた。夜には雪が薄く積もった道路にわだちがはっきりと残り、JR御殿場駅前をボンネットに雪をかぶった車が行き交った。 県内の高速道路では5日正午から東名高速道の清水ジャンクション(JCT)以東、新東名高速道の新清水JCT以東の区間をはじめ、中部横断道や東富士五湖
-
新市議21人に当選証書付与 御殿場市選管「政策を誠実に実行して」
御殿場市選挙管理委員会(長田幸雄委員長)は5日、市役所で当選証書付与式を開き、4日に投開票が行われた市議選で当選を果たした新市議21人に当選証書を付与した。 長田委員長は「市民の期待を肝に銘じ、選挙戦で示した市政への思い、訴えた決意、約束した政策を誠実に実行してほしい」と求めた。投票率が過去最低の44・32%だったことにも触れ「市民生活に直結する身近な選挙にもかかわらず、憂慮すべき現実。政治離れに歯止めをかけるため力を尽くして」と呼びかけた。新市議を代表し、最年長の池谷晴一氏が決意を述べた。 市議選は定数21に対し22人が立候補。現職12人、元職2人、新人7人が当選した。 ▶御殿場市議選
-
御殿場アウトレットより快適に 高校生向けセミナーで運営会社が取り組み紹介
沼津信用金庫はこのほど、県内最大級の商業施設「御殿場プレミアム・アウトレット」(御殿場市)をテーマにした高校生向けセミナーを同市のまちづくり拠点施設「ぬましんCOMPASS(コンパス)御殿場」で開いた。運営会社の社員が国内外からの買い物客に快適に過ごしてもらうための取り組みを説明した。 御殿場アウトレットの営業や広報を担当する常田佳穂さんが、宗教に配慮した礼拝用スペースなどを紹介。「海外の方も安心してお買い物を楽しんでいただくことができる」と指摘した。コンセプトについて「プレミアムな体験ができるようにしている」とも言及した上で、「愛される施設を目指して進化し、御殿場を盛り上げる」と話した。
-
御殿場市議21人決まる 投票率44・32%で過去最低
任期満了に伴う御殿場市議選(定数21)は4日に投票が行われ、即日開票の結果、新市議21人が決まった。投票率は過去最低だった前回選をさらに7・11㌽下回る44・32%となった。 当選者の内訳は、現職12人、元職2人、新人7人。党派別では無所属16人、公明2人、自民1人、共産1人、参政1人。印野地区唯一の候補の勝間田幹也氏(65)=無元=がトップ当選を果たした。勝又正人氏(61)=無新=、横山大氏(36)=無新=、森順氏(54)=参新=ら新人7人が全員当選した。参政党の公認候補が同市議選で議席を獲得するのは初めて。 明確な争点はなく、各候補は雇用対策や医療福祉の充実などを訴えた。 ※画像
-
「忠魂碑」次代へ継ぐ 郷土の戦死者慰霊 静岡県内有志奔走 保存会立ち上げ、歴史的価値発信
郷土の戦死者を慰霊する「忠魂碑」。歴史を伝える貴重な史料とされる一方、維持管理の担い手不足などを理由に取り壊す動きがある。終戦から78年が経過し、戦争遺産の管理が課題となる中、静岡県内では市民や学識経験者らが保存会を立ち上げ、戦争の記憶を継承しようと奔走している。 「忠魂碑は地域に残る数少ない戦争遺産。平和の尊さを伝えるためにも守り続けなければいけない」。保存会の発起人で代表を務める郷土史家兼子春治さん(78)=袋井市=は設立の意義を強調する。自身は戦後の過酷な生活を経験し、叔父を沖縄戦で亡くした。遺族の一人として、戦争の風化を感じているという。 保存会は遺族会役員や元自治体職員らで構成
-
今年も福つかめ、豆まきにぎわう 静岡県東部で節分行事
節分の3日、静岡県東部の各地で豆まきが行われた。多くの地域住民が福をつかもうと懸命に手を伸ばした。 沼津・城岡神社 今年で創建200年を迎える沼津市の城岡神社では、節分祭(同神社、大手町町内会主催)が開かれ、多くの参拝者でにぎわった。宮司が豆をまいた後、町内会員や神社にゆかりのある人たちも台に上がり、菓子や餅を投げた。 同神社はJR沼津駅南口の中心市街地のビルに囲まれた一角にある。近年の節分祭はコロナ禍の影響で中止や規模を縮小していたが、今年は従来と同じ規模で実施した。 富士宮・日蓮宗5寺院 富士宮市では柚野、上野の両地区の日蓮宗5寺院が合同で、同市下柚野の興徳寺で豆まきを行った。1
-
御殿場市議選の投票立会人に高校生 「一人でも多く行動に移して」
御殿場高3年の高杉相名さん(18)が3日、御殿場市議選の期日前投票所で投票立会人を務めた。若い世代の選挙離れが顕著となる中、実際に選挙に関わり、身近なものとして感じてほしいと市選管が企画した。 高杉さんは同校で選挙管理委員長を務めた経験などがあり、選挙への関心を高めてきた。この日は市役所本庁舎の期日前投票所で投票立会人を経験し、「多くの市民が御殿場の行く末を考えて票を投じていた。選挙の実感が強く湧き、自分も故郷の未来のために投票に行かなくてはと思った」と感想を述べた。 一方で10代の若者の姿は少なく感じたという。学校では投票に行くか迷っている同級生も多かったといい、「一人でも多く行動に移
-
御殿場市議選4日投開票 22人、最終盤の戦い
任期満了に伴う御殿場市議選は4日、投開票が行われる。定数21に対して22人(現職13人、元職2人、新人7人)が立候補し、最終盤の戦いを進めている。 党派別の内訳は無所属17人、公明2人、自民1人、共産1人、参政1人。投票は市内22カ所の投票所で行われる。国立駿河療養所の投票所は午前9時から午後4時まで、その他は午前7時から午後8時まで。午後9時から御殿場中体育館で即日開票され、同11時ごろに大勢が判明する見通し。 1月27日現在の選挙人名簿登録者数は6万9368人(男3万5558人、女3万3810人)。 立候補者一覧 ※画像タップで拡大してご覧になれます 上から届け出順。経
-
オール御殿場、酒づくり認定 国の農商工連携、事業計画 つぼぐちフードサービスなど3社
御殿場市を拠点とするつぼぐちフードサービスとグループ会社の石川酒造、JA協同サービスの3社が協力した農商工連携によるオール御殿場産の純米酒(日本酒)製造事業がこのほど、国の農商工等連携事業計画の認定を受けた。同市では初の認定。3社の関係者が2日、市役所を訪ね、2023年度産の御殿場こしひかりを使用した純米吟醸「さくや 雪解(ゆきげ)」の完成とともに勝又正美市長に報告した。 富士山の伏流水やブランド米「御殿場こしひかり」、酒米「令和誉富士」など最高の地元素材を生かし日本酒を生産する。JA協同サービスは原料の米の生産をはじめ、休耕田などを活用した増産や農家への酒米生産奨励などを実施して農業分野
-
北駿の県立高 将来像議論 県教育長 市町長ら 御殿場で地域協議会
北駿(御殿場市、裾野市、小山町)の県立高の在り方を検討する地域協議会北駿地区が1日、御殿場市で開かれた。2024年度中の地域のグランドデザイン(全体構想)策定を目指し、北駿の現状や課題、県立高に求められる将来像などについて意見交換した。 池上重弘県教育長や各市町長、教育長、商工会長、域内の県立高4校の関係者らが集った。北駿地区は現在、中学3年生が1433人で、今後も右肩下がりに生徒数が減少すると予想されている。23年の調査では生徒の区域外への流出が流入を616人上回っている状況も確認した。 各市町で高校生と地域をつなげる取り組みが展開され、将来地元に戻ってくる人材の育成を重視する共通認識が示
-
大詰めの御殿場市議選 当選ライン900票前後か 御殿場地区8人しのぎ
任期満了に伴う御殿場市議選(4日投開票)は現職13人、元職2人、新人7人の計22人が21議席を巡り、活発な選挙戦を繰り広げている。新人の多くが地盤の固さや動き出しの早さ、フットワークの軽さなどの強みを生かして現職の票田に食い込む勢いを見せる。「1人が落選」の選挙だが、現職は選挙後の立ち位置を見据え、1票でも多い集票に注力する。 投票率は過去最低だった2020年1月の前回選の51・43%を下回り、50%を切るとの観測もある。当選ラインは前回選に近い900票前後の可能性があり、上位勢との票差は千票以上になるとみられる。 人口が最も多い御殿場地区は8人が出馬し、激戦に。辻川氏は幅広い年代の浮動
-
御殿場市高齢者福祉計画を策定 委員会が市長に報告
御殿場市における2024~26年度の高齢者福祉施策のあり方を定める「市第10次高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」の策定委員会は1日、同計画をまとめたことを勝又正美市長に報告した。 計画期間中の25年には団塊の世代全体が75歳以上となり、高齢化の進展や要支援者の増加と多様化、地域の担い手減少などの問題が予測される。計画では制度や分野の枠、「支える側」「支えられる側」という関係を超え、元気な高齢者がほかの高齢者を支えたり居場所をつくったりするような地域共生社会の実現、地域包括ケアシステムの推進などに重点を置いた。 介護サービス基盤の計画的な整備として、市内一部の特別養護老人ホーム(特養)建
-
⚽JFAアカデミー福島、最後の卒校式 拠点の御殿場、裾野「与えてもらった刺激引き継ぐ」
2011年3月の東日本大震災の影響で一時移転していた日本サッカー協会(JFA)のエリート選手養成機関「JFAアカデミー福島」の静岡県での最後の卒校式が31日、御殿場市のホテルで開かれた。活動拠点となった同市の勝又正美市長と裾野市の村田悠市長が、アカデミーが地域にもたらしたスポーツの灯を絶やさずにまちづくりを進めることを約束した。 高校3年生の男子17人、女子6人が卒校した。男子キャプテンの長尾ジョシュア文典さん(18)は、中高の6年間を御殿場で過ごした。時之栖の職員を家族のように思っていると話し、卒校生を代表して「支えてくれた方々のためにも、どんな状況になってもボールを追い続ける責任がある
-
「サッカーは頭でやるスポーツ」 元日本代表 鈴木啓太さん プロの思考 高校生に 御殿場
元サッカー日本代表の鈴木啓太さん(42)=静岡市出身=を講師に招いたサッカー教室(スポーツタウン御殿場推進協議会主催)が29日、御殿場市陸上競技場で開かれた。市内3高校と小山高のサッカー部員54人が、プレー中のプロの思考を学んだ。 鈴木さんは冒頭、「サッカーは足ではなく、頭でやるスポーツ」と強調。プロも取り入れているという複数人でのボール回し練習などのやり方を紹介して実践した。仲間からパスを受ける動きやパスを出した後の動きなどを一つ一つ考えながらプレーすることの大切さ、楽しさを伝授した。 鈴木さんは同市で昨年5月に開催されたイベント「アコチルキャンプ」でも子ども向けサッカー教室の講師を務めて
-
⚽JFAアカデミー福島「13年間の支援に感謝」 三島長陵高内の「学びや」が終了式 4月“故郷”へ全面帰還
東京電力福島第1原発事故を受けて、静岡県に一時移転していた日本サッカー協会(JFA)のエリート選手育成機関「JFAアカデミー福島」が4月、活動拠点を全面的に福島県内に戻す。三島市の三島長陵高に設けられ、高校世代の選手が通った福島県立ふたば未来学園高の三島長陵校舎も本年度末で閉鎖することになり、同校で30日、終了式が行われた。JFA関係者や選手が、静岡県や同校から受けた13年間の支援に感謝した。 アカデミー福島は原発事故後、活動拠点のサッカー施設「Jヴィレッジ」が東京電力の対応拠点となったことを受け、御殿場市に拠点を移した。静岡、福島両県教委は2011年5月に学校間連携協定を締結し、選手が
-
セクハラで停職5月の懲戒処分 陸上自衛隊駒門駐屯地 男性2等陸曹
御殿場市の陸上自衛隊駒門駐屯地は30日、後輩の女性隊員にセクシュアルハラスメントをしたとして第1後方支援連隊の男性2等陸曹(44)を停職5月の懲戒処分にした。 同駐屯地によると、2等陸曹は2022年3月3~4日の勤務中、駐屯地内で後輩の女性隊員に対して性的言動を伴いながら体に触れ、精神的苦痛を与えた。同9日に事態を知った被害女性の同僚隊員が部隊に報告したことで発覚した。 2等陸曹は「二度とこのようなことをしないように深く反省している」と話しているという。
-
給食費無償など国に要望へ 静岡県市議会議長会、4項目決定
静岡県市議会議長会は30日、浜松市中央区で定期総会を開いた。県内23市議会の正副議長らが出席し、学校給食費の無償化など4項目を国に要望すると決めた。 ほかに要望するのは、公共施設等適正管理推進事業債の恒久化と拡充▽特別支援学校・学級への適切な教員等の配置▽自治体情報システムの標準化・共通化における自治体の負担軽減。関係省庁などに要望書をそれぞれ提出する。役員選任も行い、2024年度は富士市が会長、御殿場市と袋井市が副会長を務めることなどを決めた。 現会長の井上恒弥・静岡市議会議長は「人口減は各市に共通する深刻な問題。自治体相互の連携、協力がますます重要になる」とあいさつし、23市のさらな
-
9信金理事長ら川勝知事に日本酒贈る 全国の米使用
静岡県内9信用金庫の理事長らがこのほど、県庁を訪れ、47都道府県308地域の米を使って完成させた日本酒「絆舞(きずなまい)」を川勝平太知事に寄贈した。 全国の信金でつくる「よい仕事おこしフェア」実行委の事業の一環で、城南信金(東京都)が全国の信金に呼びかけ、2017年から福島県の曙酒造で醸造を始めた。今年は新たに大吟醸が加わり、4種類の品ぞろえになった。 参加地域は増加傾向にあり、本県からは御殿場市や藤枝市など8市町の米が寄せられた。 県庁で、富士信金の浅見祐司理事長は「全国の生産者の思いと地域密着の信金の絆でできた酒」と紹介した。城南信金の川本恭治理事長は「売り上げを能登半島地震の支
-
JFAアカデミー福島帰還へ 13年の支援に感謝 御殿場市訪問
御殿場市に拠点を置く日本サッカー協会(JFA)のエリート選手養成校「JFAアカデミー福島」が本年度で同市での活動を終了し、福島県に帰還するのを前に、同アカデミー初代スクールマスターの田嶋幸三JFA会長が30日、勝又正美市長を訪ね、約13年間に及ぶ支援への感謝を伝えた。=関連記事28面へ 同アカデミーは2011年3月の東日本大震災の影響で福島県での活動が困難になったが、同市の御殿場高原時之栖がアカデミー生らを全員受け入れたことで活動を継続した経緯がある。田嶋会長は「富士山を望む素晴らしい環境でボールを蹴った記憶を子どもたちは忘れないと思う。御殿場を離れても合宿を継続したり、時之栖の施設を有効に
-
健康寿命延伸、災害時連携で協定 御殿場市と中北薬品
御殿場市と医薬品・医療機器の卸売販売業の中北薬品(名古屋市)は29日、住民の健康寿命の延伸や災害時の物資の支援などに関する連携協定を締結した。 住民の健康増進や食育、高齢者支援、感染症予防などに加え、大規模災害時における支援、地域活性化や住民サービスの向上に関する相互の連携と協働の活動を推進する。健康増進イベントでの管理栄養士の協力や大規模災害発生時の医療品をはじめとした物資の支援などが想定される。 市役所で同日開かれた締結式で、勝又正美市長は「能登半島地震でも被災後の健康維持、感染症、薬などの課題がみられる。機を得た協定でありがたい」と感謝した。同社の山本哲也常務取締役執行役員は「地域の方
-
御殿場中に中国の小中学生 職場体験発表聞き、交流楽しむ
中国の江西科技学院付属中、小の訪問団が30日、御殿場中を訪れ、日本の学校の特徴について学んだ。 県と地域振興交流協会が主催する事業の一環。中学生13人と小学生12人に保護者らを加えた34人が訪問し、御殿場中2年生と交流を楽しんだ。同市と小山町の事業所の協力を得て10月に実施した職場体験に関する発表を聞き、同校の学びについて理解を深めた。 中国の生徒児童からは、「日中の文化の特徴を学び合いたい」「日本の学生にもぜひ中国に来てほしい」などの声が聞かれた。
-
農泊、復調 宿泊者数、コロナ前水準に ミカン収穫 富士山湧水 資源「発掘」
農山漁村を訪れて観光や農業体験などを楽しむ「農泊」の宿泊者数が、新型コロナ禍での落ち込みから回復傾向にある。農林水産省のまとめによると、2022年度の全国の宿泊者数は19年度比約22万人増の610万8000人。新型コロナの行動制限解除により、23年度も続伸が見込まれる。県内の宿泊者数も上向いており、各地の推進団体が独自の体験プログラムを打ち出して誘客を図っている。 「三ケ日で雪が見られるなんてほんとに珍しいですよ」。24日朝、浜松市浜名区三ケ日町の農家民宿「coco-Rin」を営む久米ゆきさん(39)は、宿泊者に朝食の自家製パンを提供しながら笑顔で話しかけた。宿泊は2度目という自営業永坂
-
幹部自衛官がパワハラ 陸上自衛隊富士駐屯地 停職7月の懲戒処分
小山町の陸上自衛隊富士駐屯地は29日、複数の部下にパワーハラスメントをしたとして第128地区警務隊に所属する50代の男性幹部自衛官を停職7月の懲戒処分にした。 同駐屯地によると、幹部自衛官は2020年5月から21年12月ごろまでの間、駐屯地で複数の部下隊員に対し、怒鳴り声で「俺の言ったことは優先じゃないんだな」「クビだ」などの暴言を伴う威圧的な言動で指導して精神的苦痛を与えた。部下一人が精神疾患を発症する一因となり、職場環境も悪化させた。 元陸上自衛官の五ノ井里奈さんが性被害を訴えたことを契機に実施された22年12月の特別防衛監察で、被害隊員が申し出た。幹部自衛官は「パワーハラスメントの
-
御殿場市議選 期日前投票始まる
任期満了に伴う御殿場市議選の期日前投票が29日、市役所本庁舎と同富士岡支所で始まった。いずれも2月3日まで。2月1、2の両日は、同原里支所と同玉穂支所でも実施する。 期日前投票の時間は本庁舎と富士岡支所は午前8時半~午後8時、原里支所と玉穂支所は午前8時半~午後5時15分。 28日に告示された市議選には定数21を上回る22人が立候補した。投票は2月4日。市内22会場で行われる。国立駿河療養所の会場は午前9時から午後4時まで、その他の会場は午前7時から午後8時まで。
-
「御殿場型」国が登録 J-クレジット制度
御殿場市は29日、森林経営による温室効果ガス削減の環境的価値を国が認証する「J-クレジット」により利益に変換し、デジタル地域通貨の財源とする計画「御殿場型循環モデル」が国に登録されたと発表した。計画の根幹となるクレジット発行が可能になる。 同市は2023年7月、御殿場財産区が同市東田中地区に所有する約15ヘクタールの森林について、整備を担う市森林組合を交えてクレジット創造や売却益分配、木材の利活用に関する合意書を締結した。この森林を対象にJ―クレジット事務局に計画案を提出し、24年1月26日の国の認証委員会で登録認定された。 今後は同森林の23年度中の二酸化炭素(CO2)吸収量について、4月
-
親子でおもちゃカフェ、沼津にオープン 木製で癒やし ママの「あったらいい」を実現
木のおもちゃで遊べるカフェ「SOWERS(ソワーズ)」がこのほど、沼津市五月町に誕生した。母親2人が子育て中に思い描いた「こんな場所があったらいい」を実現。親も子もゆっくり過ごし、楽しみを見つけられる場所として地域に根付きつつある。 93平方メートルの店の約半分を占めるキッズスペースに、スペインの玩具ブランドの人形や岐阜県の木工作家が手がけた手押し車など30種類以上の木製おもちゃを置いた。「木に触れるとリラックスできる」と店主の松浦梨菜さん(31)=同市=。木組みのロフトも子どもに大人気。レイアウトを工夫し、カウンター席はキッズスペースを見守ることができる配置にした。 松浦さんと高校時
-
「落選1人」選挙戦、熱気なく 御殿場市議選告示 問われる市民への発信力
28日に告示された御殿場市議選は定数21に対し22人が立候補し、選挙戦が始まった。直近の市議選や県議選で投票率が過去最低を記録し、選挙離れが顕著な同市。今回は「誰を選ぶか」ではなく「1人だけ落選」のイメージが強く、市民の盛り上がりはいまひとつ。投票率上昇の鍵とされる若年層からは選挙との距離感を指摘する声が聞かれ、各陣営はこれまで以上に、有権者に響く政策を訴える発信力が問われる。 「20代の方から『何の選挙ですか』と聞かれた」。ある候補者の後援会長は頭を抱える。初日は、候補者の力強い演説に足を止める市民の姿はまばらだった。 2020年の前回市議選の投票率は51・43%。前々回(12年)から
-
御殿場市議選に22人出馬、選挙戦に突入 2月4日投開票【立候補者一覧あり】
任期満了に伴う御殿場市議選は28日、告示された。定数21に対して22人が立候補し、選挙戦に突入した。 立候補者の内訳は現職13、元職2、新人7。政党別では無所属17人、公明2人、自民1人、共産1人、参政1人。 投票は2月4日に市内22会場で行われる。国立駿河療養所の会場は午前9時から午後4時まで、その他の会場は午前7時から午後8時まで。午後9時から御殿場中体育館で即日開票される。期日前投票所は市役所本庁と支所の計4カ所に開設される。 27日現在の選挙人名簿登録者数は6万9368人(男3万5558人、女33810人)。 立候補者一覧 ※画像タップで拡大してご覧になれます
-
御殿場市議選に投票を 高校生委員ら呼びかけ
御殿場市明るい選挙推進協議会は28日、市議選の告示に合わせた啓発活動を市内のホームセンターなど3店舗で実施した。本年度に委嘱した高校生委員を含む約30人が、積極的な投票行動を呼びかけた。 同市ぐみ沢のカインズ御殿場店では、委員16人がのぼり旗を手に活動を展開。2月4日の市議選の投票日が記されたウエットティッシュを来店者に配布した。 委員の一人で活動に参加した御殿場南高2年の小坂凜さん(17)は、自身にはまだ選挙権がないものの、家族と話をしながら選挙への興味を高めているという。「投票して自分の意思を示すことは大切だと思う。周りの人に積極的に呼びかけ、自分も18歳になったら必ず投票に行くよう
-
J―クレジット認証へ 先進「御殿場型モデル」始動 地域通貨に生かす【ニュースBOX】
森林経営による温室効果ガス削減の環境的価値を国が認証する「J―クレジット」により具体的利益に変換し、デジタル地域通貨(富士山Gコイン)の財源とする御殿場市の計画「御殿場型モデル」が動き出す。今月末に国のクレジット事務局に計画が登録される見込みで、クレジット発行の下地が整う。同市の自然環境や森林管理の特徴、デジタル地域通貨の普及などの強みを生かし、環境と経済の両立を図る全国的にも先進的な取り組みとなる。 J―クレジット制度では温室効果ガスの排出削減量や吸収量を国独自のクレジットに変換して認証する。発行されたクレジットは売買可能で脱炭素社会の実現に向けた貢献や環境に優しいイメージのPR、環境
-
御殿場市議選28日に告示
任期満了に伴う御殿場市議選は28日、告示される。定数21に対し、これまでに現職13、元職2、新人7の計22人が立候補の意向を表明している。 立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで、市役所で受け付ける。投票は2月4日午前7時から午後8時まで市内の22会場で行われ、午後9時から御殿場中体育館で即日開票される。 市選管によると、12月1日現在の選挙人名簿登録者数は6万9622人(男3万5749人、女3万3873人)。
-
台湾の高校生ら 静岡県で防災学ぶ 27日まで滞在
台湾教育部主催の「防災青年国際リーダーキャンプ」で静岡県を視察している台湾の高校生らが26日、県庁を訪れ、県の危機管理体制や防災対策、能登半島地震での支援活動について学んだ。 来訪した高校生23人と大学生3人は、27日まで県内に滞在し、御殿場市で火山防災を学んだり、島田市内でフィールドワークに取り組んだりする。 県の危機管理センターでは、能登半島地震の被災地で住家被害調査の支援に入った県危機管理部職員が現地の様子を説明。津波、大規模火災、住宅倒壊、道路寸断など多様な事象が発生し、支援も困難な状況にあると話した。静岡県の地震・津波対策アクションプランや家屋耐震化、防潮堤整備などの施策も紹介
-
農業経営士ら36人認定 県
静岡県はこのほど、地域で農林漁業の推進・後継者育成を担っている農業経営士らの認定式を県庁で開き、計36人を認定した。代表者に証書を手渡した川勝平太知事は「『士』とは精進を怠らない方のこと。地域の自然を生かすすべを知っている皆さまの今後の活躍を祈っている」と呼びかけた。 認定者は次の通り。 【農業経営士】芹沢雅司(御殿場市)市川慶明(函南町)塩谷典久(伊豆市)荻真教(富士宮市)安藤徹哉(富士市)石野良英(静岡市清水区)中嶋雄一(牧之原市)増田春男(袋井市)安井孝政(同)杉浦浩文(浜松市中央区)浅田崇之(同市浜名区) 【青年農業士】渡辺武彦(河津町)中山祐菜(伊豆の国市)菅谷正太郎(富士市)西沢
-
知的障害者施設 離職防止考える 御殿場で県福祉協
静岡県知的障害者福祉協会は25日、会員となっている社会福祉施設の施設長らが集う研修会を御殿場市のホテルで始めた。26日まで。初日は「福祉施設におけるエンゲージメント」をテーマに、有識者らがパネルディスカッションを行った。 リクルートジョブズリサーチセンターの宇佐川邦子センター長は「20、30代の若手は、一度離職してしまうと二度と手に入らない状況」と離職防止の必要性を訴えた。若年層は休日や休暇などの労働条件を特に優先して仕事を選ぶ傾向が強いと解説した。浜松市の障害児入所施設「あさぎり」の仲安寛元施設長と静岡福祉大の木下寿恵教授は、子どもと大人が自己実現の好循環を生み出す施設の将来ビジョンや学生
-
市議選期日前投票所 原里、玉穂支所に増設 御殿場市選管、ポスター掲示も
任期満了に伴う御殿場市議選(28日告示、2月4日投開票)を前に、市選挙管理委員会はこのほど、期日前投票所の増設や若年層を中心に投票を呼びかける啓発事業の実施を発表した。 2020年の前回選は過去最低の投票率51・43%を記録した。投票の利便性を高めて投票率の向上を図るため、期日前投票所を市役所本庁舎と同富士岡支所の2カ所に加え、同原里支所と同玉穂支所を含めた計4カ所に増設する。本庁舎と富士岡支所は29日~2月3日の午前8時半~午後8時、原里支所と玉穂支所は2月1、2日の午前8時半~午後5時15分に開設する。 同市では4月の県議選で10代投票率が20・65%、20代が21・10%と若者の選挙離
-
災害時のガス供給 円滑化へ覚書締結 御殿場市と県LP協地区会
御殿場市はこのほど、県LPガス協会御殿場地区会と災害援助に必要なLPガスの供給に関する覚書を締結した。 県と同協会は2018年、避難所へのLPガス供給を円滑に行うための災害援助協定を締結した。各地域の事情に応じて支援内容や方法を具体化するため、災害援助を直接的に実行する市町と各地区会が覚書を結んでいる。覚書では、災害発生時に市の要請を待つことなく特定施設のLPガス設備の点検や調査を行い、必要に応じて設備を整備して供給準備に努めることなどが盛り込まれた。 市役所で開かれた締結式で、勝又正美市長と中川好大地区会長が覚書に署名した。勝又市長は「能登半島地震を見て、被災後の生活に対応するための備えの
-
御殿場・男性暴行死 被告に懲役9年求刑 地裁沼津支部公判
御殿場市東山の建設資材置き場で一緒に作業していた男性の頭部を角材のようなもので殴打したとして傷害致死の罪に問われた小山町菅沼、とび職の被告(27)の裁判員裁判の論告求刑公判が24日、静岡地裁沼津支部(野沢晃一裁判長)で開かれ、検察側は懲役9年を求刑した。 検察側は、被告が地面にひざまずいた被害者の頭部に重さ2キロ前後の角材のようなものを勢いよく振り下ろしたと指摘。「被害者が労災事故で負傷した」と虚偽の口裏合わせをしたことなど、犯行態様の悪質性も挙げた。 弁護側は、被害者はひざまずいておらず、両手を軽く開いた前傾姿勢の状態だったと主張。被告は「一発食らうんで許してください」という被害者の発
-
台湾の高校生ら日本の防災学ぶ 御殿場市を視察
台湾教育部が主催し、日本の防災の取り組みを学ぶ「防災青年国際リーダーキャンプ」に参加している台湾の高校生ら34人が24日、御殿場市を訪問した。同市や同市・小山町広域行政組合消防本部の防災体制などについて理解を深めた。 視察団は台湾全域から選ばれた高校生23人と大学生3人、教官で構成。台湾でも対策が重要とされる火山噴火をはじめ、自然災害への備えを学ぼうと訪れた。市危機管理課の職員からは富士山の噴火対策について講義を受け、地形の特徴や溶岩流の被害想定、避難行動の計画、災害対策本部の役割などに関する説明を聞いた。消防職員から日本の消防署の働きや歴史などについても解説を受けた。 視察団は27日まで県
-
静岡県人口354万8150人 1月1日推計、前月比2460人減
静岡県がこのほど公表した2024年1月1日現在の推計人口は354万8150人で、前月より2460人減少した。推計人口の減少は19カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は6人増(転入9565人、転出9559人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2466人減(出生1620人、死亡4086人)だった。 市町別に見ると、推計人口が増加したのは、吉田町の29人をはじめ、熱海市13人、長泉町9人など計5市町。減少したのは30市町で、最多の静岡市が547人。浜松市493人、藤枝市13
-
昭和の歓楽街 令和の観光に 御殿場新天地レトロ祭り初開催 年配者や若者集う
御殿場市の歓楽街「御殿場新天地」で20日、御殿場新天地レトロ祭りが初開催された。中心部の駐車場に特設ステージを設置し、住民ら20人が出演するのど自慢大会やゲストを招いたステージなどを繰り広げた。 戦後に栄え、昭和レトロな街並みが今も残る新天地を、御殿場の特徴ある観光コンテンツとしてPRする企画の一環。周辺店舗の関係者らで結成した新天地まちづくり協議会が、甘酒や子ども用のお菓子の配布も行い、会場はかつて新天地に足しげく通った年配者や若者らで盛り上がった。 新天地はJR御殿場駅富士山口から北西へ数百メートル付近に広がるエリア。太平洋戦争後、進駐軍の米軍客などを相手に栄えた。昭和の街並みが残り
-
アイリスオーヤマ、御殿場に物流センター 飲料事業拠点建設へ 2026年春完成目指す
生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は19日、御殿場市に飲料水の保管、出荷を主とする物流センターを建設すると発表した。同社は小山町と裾野市の工場で飲料水を生産している。富士山東麓の3市町を飲料水事業の拠点に位置づけた物流網の整備に加え、首都圏や東海地方での大規模災害を想定した防災拠点の役割を想定する。 建設予定地は小山町との境に位置する御殿場市小倉野。同社富士小山工場(同町)の隣接地で、東名高速道足柄スマートインターチェンジまで車で数分の強みがある。総投資額は70億円。敷地面積は約3万平方メートルで、同市内の物流倉庫としては最大。鉄骨造り5階建てで、2026年3月ごろの完成を目指す。
-
強風時の降下訓練 見合わせ申し入れ 防衛省に静岡県東部3市町
東富士演習場でパラシュート降下訓練を行った米兵5人が御殿場市と裾野市の演習場外に降下した事案で、御殿場市、裾野市、小山町と東富士演習場地域農民再建連盟は19日、原因究明や再発防止、強風時のパラシュート訓練の見合わせなどを防衛省南関東防衛局長に申し入れた。 5人は裾野市運動公園や御殿場市の時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドなどに降りた。申し入れ書では「市街地等へ降着する可能性もあったなど、一つ間違えれば大事故になりかねない」と問題視。さらに「12月にはドローンが演習場外に落下する事故が起きたばかりで、相次ぐ訓練中の不始末に市町民の不安は募るばかり」とした。原因究明と再発防止策の地元説明
-
アイリスオーヤマ 地域防災など支援 御殿場市と連携協定
御殿場市と生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は19日、「SDGs未来都市御殿場を共に創る包括連携協定」を締結した。防災や脱炭素、産業振興、教育など幅広い分野で連携し、地域の課題解決や活性化を目指す。 同社は小山町や裾野市の工場で飲料水を生産している。飲料水やネット通販事業の商品を保管、出荷する大型の物流センターを御殿場市に建設することが決まったことに伴い、御殿場市役所で締結式を開いた。勝又正美市長は「市の防災力の大きな力になる。市内経済への好影響が期待でき、脱炭素や木育など市のSDGs推進の重要施策とも非常に合致した協定」と述べた。同社の大山健太郎会長は「首都圏や東海地方の災害時には防
-
「木造や瓦屋根 多くが倒壊」 能登派遣の御殿場市職員が報告
能登半島地震で被災した石川県に派遣され、応急給水や住家被害認定調査に当たった御殿場市職員4人が18日、勝又正美市長に活動報告を行った。現地の深刻な被害状況や活動を通じての教訓などを伝えた。 課税課の西村衛課長補佐と観光交流課の細谷洋一郎副主任は9~15日、石川県穴水町の市街地を中心に50件超の住家被害認定調査を行った。「被害なしは2、3件。木造で瓦屋根の古い家は多くが倒れていた」と状況を説明。「平時から地域の調査をはじめとした準備をし、行政職員のすべきことを明確化しておくことが重要」と振り返った。 上水道課の平賀研一主任と勝又成彰副主任は6~9日に現地に赴き、2トン給水車を用いて七尾市の小学
-
0歳から97歳まで 個性光る作品並ぶ 御殿場で富岳会展
御殿場市の社会福祉法人富岳会の芸術展「第44回1000人展―未来へはばたけ輝く個性」が18日、同市の市民会館で始まった。20日まで。 同法人が運営する保育所の園児や高齢者施設と障害者支援施設の利用者が出展した。0歳から97歳までが制作した絵画や陶芸、工芸、書の計1088点が飾られている。段ボールで形づくった森の動物のほか、トイレットペーパーの芯や紙皿など身近な材料で夏の花火大会の様子を表現した力作など、個性豊かな作品が来場者を楽しませている。 同法人の山内剛理事長は「作品に秘められた作り手一人一人のストーリーを感じてもらえたら」と話した。
-
御殿場西高野球部・森下知幸監督が死去 常葉菊川高率い、センバツV 62歳
2007年春の選抜高校野球大会で常葉菊川高(現常葉大菊川高)を率い、優勝に導いた森下知幸氏(もりした・ともゆき=御殿場西高野球部監督)が16日午後11時39分、大動脈瘤(りゅう)破裂のため伊豆の国市内の病院で死去した。62歳、島田市出身。通夜は20日、葬儀は21日に近親者のみで執り行う。一般弔問は通夜が20日午後4時から6時まで、葬儀は21日午前9時半から10時半まで、清水町伏見639の1、天翔苑で受け付ける。 関係者によると森下氏は16日朝、出勤したが腰痛と腹痛がひどく早退した。運転して帰る途中に体調が悪化し、車を止めようとして、道路脇の畑に突っ込んだ。事故によるけがはなかったが、搬送先
-
静岡人インタビュー「この人」 江戸時代の巡礼道をスケッチで記録する美術家 さとうなつみさん(御殿場市)
大中寺(沼津市)の下山光順副住職と文筆家平田博満さん(函南町)と、駿河と伊豆をまたぐ江戸時代の巡礼道「駿河伊豆両国横道三十三観音霊場」を歩き、絵と文章で記録するアートプロジェクト「YOKODO33」に取り組んでいる。31歳。 -プロジェクトの概要は。 「光順さんの先達で、2021年から3年かけて札所33カ所を歩いている。すでに18番まで巡礼し、三島市から沼津市に至る札所1から11番の絵を12月に寺で展示した。四国のお遍路とは違い、横道に関する記録はほとんど残っていない。巡礼中の出来事や感じたことについて、絵のキャプションや刊行物の文章を平田さんが担当している」 -どのように描いたのか。
-
強風で演習場外降下か キャンプ富士司令官 御殿場市長に説明
東富士演習場でパラシュート降下訓練を行った米兵5人が御殿場市と裾野市の演習場外に降下した事案で、米海兵隊キャンプ富士司令官のニール・J・オーウェンズ大佐が17日、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ねて状況説明した。勝又市長によると、強風が原因となった可能性に言及し、原因の究明と国を通じた情報提供を約束した。 司令官が訓練不備を受けて首長を訪ねることは珍しく、関係者によると事態を重く見た行動という。 市長への説明は非公開。勝又市長によると、訓練は地上と上空で連動して行うが、地上での体感以上に上空で強風が吹いていた可能性があると説明があった。大佐は、降下した隊員は当時軽装備で体重が軽い隊員ほど演習場
-
新図書館契約など5議案可決し閉会 御殿場市議会
御殿場市議会は17日、1月臨時会を開き、新市立図書館の建築や電気設備、機器設備の工事請負契約締結に関する議案など5議案を可決・承認して閉会した。 萩原地区に計画している新たな市立図書館の建築工事は、浅沼・オサコー特定建設工事共同企業体(代表者・浅沼組静岡営業所長)と22億2420万円で契約する。電気設備工事は同市の岡電(小野田良夫代表取締役)と3億1867万円で、機械設備工事は同市の日管御殿場支店(斎藤壮哉支店長)と4億8950万円で請負契約を締結する。 住民税非課税世帯等支援給付金事業のために3億9400万円を増額し、昨年12月に専決処分した2023年度一般会計補正予算を承認した。
-
「川大切に」意識を 保育所に絵本寄贈 御殿場市水質保全協
黄瀬川水系と鮎沢川水系流域の市民団体や事業所でつくる御殿場市水質保全協議会は16日、幼少期から河川を大切にする意識を高めてもらおうと、同市の高根学園保育所に魚を題材とした絵本2冊を寄贈した。 贈ったのは「ピンク、ぺっこん」「ピンクとスノーじいさん」の2冊。同協議会の芹沢照平理事が年長児17人に「川や自然を大切にしたいと思ってもらえたらうれしい」と呼びかけ、長谷川園枝副会長と一緒に絵本を代表園児に手渡した。 早速寄贈した絵本の読み聞かせが行われたほか、同協議会員のコスメロールの社員が河川美化やエコ活動をテーマとしたオリジナル紙芝居を上演した。 同協議会は本年度、同園以外の市内10カ所の私立保育
-
御殿場市と時之栖、能登地震被災者に避難用住居提供 民間連携は静岡県内初
御殿場市は16日、同市の時之栖と協力し、能登半島地震の被災者に一時避難用住居として市営住宅と宿泊施設を無償提供すると発表した。民間事業者が連携した一時避難用住居の提供は静岡県内で初。 市は市営住宅の二枚橋団地と永原第1団地の家族向け3DKの3戸を用意し、時之栖は宿泊施設「ブルーベリーロッジ」の8戸(最大40人想定)を提供する。市営住宅は敷金や家賃を免除し、駐車場使用料と公益費は入居者が負担する。宿泊施設は原則無料。入居は原則1年以内とし、予約受け付け開始日は県との調整後に決定するとしている。 勝又正美市長は「民間と協力して無償の宿泊施設を提供することで、富士山の麓で十分に心と身体を休めて
-
降下訓練中、米兵5人が演習場外に不時着 御殿場と裾野
16日午後2時ごろ、東富士演習場でパラシュート降下訓練を行っていた米兵5人が、御殿場市と裾野市の演習場域外に不時着した。けが人や物損被害はなかった。演習場周辺では12月に米軍ドローンが行方不明になり、場外で発見される事故が起きたばかり。相次ぐ訓練不備に、周辺住民から不安の声が上がっている。 防衛省南関東防衛局によると、同演習場上空で飛行機からのパラシュート降下訓練を実施中、強風にあおられるなど何らかの原因で降下位置がずれたとみられる。裾野市運動公園と御殿場市の時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンドに各2人が不時着した。残り1人の降下先は「相手方との話し合いで公表を控える」としたが、本紙取
-
軽乗用車1台全焼 御殿場市
16日午前9時10分ごろ、御殿場市ぐみ沢の畑で沼津市の男性事務員(62)が運転する軽乗用車から出火し、車両1台を全焼した。通行人が男性を救出した。御殿場署によると、男性は運転中に体調が悪くなり、車を止めようとしたが意識がもうろうとした状態になったという。道路を逸脱し、道路脇の畑に突っ込んだ際に何らかの原因で出火したとみられる。男性は火災によるけがはなかったものの、病院に搬送された。同署などが原因を調べている。
-
御殿場市議会 17日臨時会 図書館関連など5議案
御殿場市議会は16日、議会運営委員会を開き、臨時会を17日に開くことを決めた。萩原地区に計画している新たな市立図書館の建築や電気設備、機器設備の工事請負契約締結に関する議案など5議案を審議する。
-
事前審査に22陣営 御殿場市議選 選挙戦の見通し
御殿場市選挙管理委員会は16日、任期満了に伴う市議選(28日告示、2月4日投開票)の立候補届け出書類の事前審査を市役所で行った。定数21に対して22陣営が出席し、選挙戦突入の公算が高まった。同日に出席した陣営の内訳は現職13、元職2、新人7。市選管の担当者が書類に不備がないかなどを確認した。
-
加藤さん、平山さん最優秀 静岡県消防職員意見発表会 救助活動の改善策提案
第31回県消防職員意見発表会がこのほど、藤枝市の小杉苑で開かれた。静岡県内各地の消防局や消防本部から選ばれた10人が登壇し、職務に対する決意や改善案などを披露した。最優秀賞は御殿場市・小山町広域行政組合消防本部の加藤卓大さん(32)と下田消防本部の平山雄樹さん(35)が受賞し、4月26日に静岡市で開催予定の関東支部の発表会に出場する。 加藤さんは、各消防車両に映像受信用の端末を設置し、通報者からの映像をリアルタイムで確認できるシステムの導入を考案した。火災や救助などさまざまな事案で安全な活動につながるとして、「全ての職員が実際に目で見るという一番確実な情報収集を通報の段階でできる」と説明し
-
はしご乗り 力合わせ 鳶職人が妙技次々と 御殿場
御殿場市と小山町の鳶(とび)職人でつくる御殿場鳶工業組合(鎌野和夫組合長)はこのほど、新春恒例の「はしご乗り」を市内約30カ所で実施した。 御殿場若鳶会(湯山大輔会長)所属の職人が新年に花を添える妙技を披露した。はんてんに身を包んだ職人が直立したはしごの最上部で足や腕のみを使ってバランスを取り、華麗な技を次々と決めた。3人が同時に乗る大技が成功すると、「落ちないで」と手を組んで見守っていた観客から大きな拍手が起きた。 はしご乗りは江戸時代初期に「火消し」でもあった鳶職人の間で広まったとされ、各地の職人が伝統文化として守り続けている。
-
御殿場新天地ではしご酒企画 夜の昭和体験 特別メニューも
御殿場市のJR御殿場駅富士山口から北西へ数百メートル付近に広がる歓楽街「御殿場新天地」で12日、はしご酒企画が始まった。レトロな街並みや空気感を味わいながら飲み歩きを楽しめる。かつて通っていた年配者や市内の若者らに魅力を再アピールするだけでなく、御殿場の夜のコンテンツとして知名度を高める狙いがある。21日まで。 新天地は太平洋戦争の敗戦後に、進駐軍の米軍客などを相手に栄えた盛り場。最盛期の1970年代はスナックやバーなど100店を超える店がひしめき、独自の輝きを放っていた。 だが、米兵が減るにつれて衰退し、現在は30店ほどが営業する。関係者によると、「ダークでアングラ」と称される昭和の街
-
御殿場経済発展へ決意 交流交歓会 “道の駅構想”着実前進
御殿場市の経済人が集う市経済交流交歓会(実行委主催)が11日、市内のホテルで開かれた。市議や市幹部らを含めて約230人が出席し、地域経済の発展に向けた決意を新たにした。 実行委員長の杉山芳三・市商工会長はあいさつで、市などと連携して整備を計画している道の駅的な施設に関し「完成には5、6年かかると思われるが、企画立案を進めている」と着実な前進姿勢を示した。人口減少に伴う人手不足や市場縮小、円安、物価高など厳しい経営環境が続く中、地域経済に活力を与える施策の実施や会員への素早い情報提供などを活動重点に挙げ、団結を呼びかけた。 勝又正美市長は講話で、昨年1年間を「和」の文字で表現。御殿場の日のイベ
-
御殿場・小山の援助隊が帰任報告 無線など通じず 珠洲市での活動困難極める
能登半島地震を受け、石川県珠洲市に県緊急消防援助隊の第1陣として派遣された御殿場市・小山町広域行政組合消防本部の隊員らが9日、同市の勝又正美市長に現地活動を報告した。 派遣されたのは8人で5日朝に第2陣と交代した。実動部隊として尽力した消火小隊の小見山淳司隊長と活動を支えた後方支援小隊の勝間田智徳隊長らが市役所を訪れ、被災地の状況を写真を交えて説明した。 小見山隊長は1日夜に御殿場市を出発した後、道路寸断などの影響で4日にようやく珠洲市にたどり着けたことを報告。山あいの地域で被害状況の確認に当たったが、「電波がなく無線も通じない状況。来た道を引き返そうとしても余震による土砂崩れで埋まって
-
「富士娘」小泉さんら一日署長 御殿場署 110番適切利用を
御殿場市の観光イメージガール「富士娘」の第35代を担う小泉りささんが8日、御殿場署(中西浩署長)の一日署長を務め、同市のホテルで110番の適切利用を呼びかけた。 警察官の制服に身を包んだ小泉さんは、署員と一緒に10日の「110番の日」をPR。事件事故などの際はためらわずに110番するよう促す一方で、近年はスマートフォンからの誤発信や不要不急の相談などが増えていると指摘。機器の持ち運び時の注意や警察側からの折り返し電話への対応、警察相談専用電話「#9110」との使い分けなどを求めた。 同じく一日署長を務めたマリンバ奏者「ま・りんば ちひろ。」さんは会場でマリンバの演奏を披露。温かくリズミカルな
-
御殿場中生 地元PR動画制作 市広報活用
御殿場市の御殿場中3年生がこのほど、市のPR動画を制作した。校内で選んだ上位2作品を勝又正美市長らに発表。市の広報に役立ててもらう。 中学卒業を前に、地元の魅力を再認識するための取り組み。生徒が商店や飲食店、農業の現場などを訪ね、それぞれの特色を深掘りした。タブレット端末を活用し、1分半から3分間程度の動画にまとめた。 校内審査での最優秀賞は「御殿場市の特産物」と題した作品。JAふじ伊豆御殿場地区を取材し、水かけ菜やみくりやそば、ごてんばこしひかりなど富士山の湧水が育む名産品を紹介した。優秀賞の「御殿場グルメツアー」は、地元食材を使った市内のパンケーキやパンの魅力を取り上げた。 勝又市長らへ
-
能登地震 支援を本格化 緊急援助隊 第2陣派遣 静岡県東部各消防本部
石川県能登地方を震源とする能登半島地震を受け、静岡県東部の市町などは4日、被災地支援への動きを本格化させた。救助活動や必要な水の確保に向け、職員を現地に派遣するとともに、義援金の受付も始まった。 地震が発生した1日夜から被災地に県緊急消防援助隊を派遣している県東部の各消防本部は4日、第1陣の隊員と交代して現地に入る第2陣の隊員を出発させた。予備燃料や追加の資機材、保温器具、非常食などを車両に積み込んだ。7日までの3日間、活動する。 第1陣の隊員8人が珠洲市で救助活動を行っている御殿場市・小山町広域行政組合消防本部は第2陣の消火部隊5人、後方支援部隊2人が被災地に向かった。現地でテントを
-
能登地震義援金を受け付け 富士宮市、御殿場市
富士宮市は4日、義援金の受付を始め、市役所に義援金箱を設置した。浄財は市がとりまとめ、被災地の受け入れ態勢が整い次第送る。5日からは市役所出張所や交流センター、公民館などでも受け付ける。 御殿場市は5日から、市役所本庁舎1階の総合案内と各支所に募金箱を設置する。市役所総務課で直接の寄付も受け付ける。
-
7市町で首長選 2024静岡県内選挙
2024年に静岡県内で予定されている地方選挙は御前崎、伊豆、藤枝、下田、湖西、焼津各市と森町の計7市町長選、御殿場、御前崎、伊豆の3市議選。首長選は複数の候補者が出馬表明し、選挙戦が確実となっている自治体もある。 市議、県議の選挙区変更 浜松市行政区再編 浜松市の行政区が1日、7区から3区に再編された。今後、市議や県議の選挙区も変更される。 市議会(定数46)は近く議員定数条例を改正し、市議選選挙区を行政区と同じ3区に再編した上で、暫定的に定数46のまま、各選挙区の定数を中央区34、浜名区9、天竜区3と定める。27年の次期市議選に向けて、各会派で構成する議会改革検討会議が定数や各区の配分
-
石田さん(御殿場)建築大工 技能五輪全国大会で銅賞 静岡県内で23年ぶり快挙
愛知県などで11月に開かれた第61回技能五輪全国大会で、建築大工部門に出場した御殿場市印野の建具職人石田夏麻さん(21)が銅賞に輝いた。同部門での銅賞以上獲得は、県内で23年ぶりの快挙という。「結果が出てうれしい。磨いた技術を建具職人の仕事にも生かしていきたい」と話す。 石田さんは駿東地域職業能力開発学院に在学中の2022年度に技能五輪県大会で最優秀賞を獲得。23年3月に学院を卒業後、同学院の講師陣や入社した長田木工所(同市)の支援を受けて練習に励んできた。 同部門は難易度が高く、参加人数も多いため受賞が難しいとされる。今回は全国から58人が出場。屋根の構造を模した木製構造物を製作する課
-
大自在(12月29日)ソウルフード
今年注目を集めたソウルフードに、愛媛の名物で小魚を皮や骨ごとすり身にして揚げた「じゃこ天」がある。秋田県知事が10月に講演で、以前訪れた四国地方で飲食した料理や酒を酷評し、じゃこ天を「貧乏くさい」とけなした。報道を受け、県に抗議が多く寄せられネット上でも非難を浴びた。 愛媛県は「おいしい食べ物や地酒がたくさんあるので、ぜひまたお越しになって堪能してほしい」と大人のコメント。“失言騒動”でじゃこ天の知名度は一気に上がり、売り上げは急増した。愛媛のかまぼこ店では秋田からのオンライン注文も多く「秋田の殿様が失礼しました」とわびる客もいたという。 これを巡り秋田と四国4県
-
介護士の性的虐待受け、沼津市が市社協に改善指導
沼津市内の訪問介護事業所に勤務していた介護士の男が利用者の高齢女性にわいせつな行為をしたとして、11月に沼津署が男を逮捕した事件で、市が介護士の行為を性的虐待と判断し、事業所を運営する市社会福祉協議会に改善指導をしていたことが28日、市などへの取材で分かった。 市社協の訪問介護事業所に勤務していた御殿場市の被告(53)=準強制わいせつ罪で起訴済み=は2022年11月、沼津市に住む80代女性宅で女性の体を触るなどしたとされる。市社協によると、被告は勤続約20年のベテランで、22年12月に自主退職した。 市社協や女性の家族から通報を受けた市が調査した結果、被告の行為が「介護として不適切で性的
-
小山高ダンス部6人で全国へ 少数精鋭、地域盛り上げに貢献 町役場で壮行会
小山高ダンス部が1月13日に東京都で開幕する第15回全国高校ダンスドリル冬季大会に出場する。部員は6人と少数だが、地域行事の盛り上げに貢献しながら実力を磨いた。27日に小山町役場で壮行会が開かれた。 ダンス部は部長で唯一の2年生の橘愛矢さん(17)を中心に、いずれもダンス経験者の1年生男女5人で構成する。同町や御殿場市のイベントなどに積極的に出演し、同校の華やかな顔となっている。11月に開かれた東海大会で、3~10人組の部門「ヒップホップ男女混成部門スモール編成」で1位に輝き、3年ぶりに全国切符を手にした。 週2回ほど外部講師の指導を受け、自分たちで課題を見つけながら練習に励む。橘さんは
-
猪ギョーザを“旗揚げ” 頼朝公に由来、歴史資源生かす
飲食業のにしはらグループ(三島市)と加工品製造販売やホテル、レストラン経営などを手がける時之栖(御殿場市)が、源頼朝の旗揚げに由来した「頼朝公旗揚げ餃子(ギョーザ)」を共同開発した。県東部の歴史文化資源を生かした商品で、27日に発売した。 三島市で7~9月に開かれた商品プラン開発セミナー(静岡県など主催)で、2社と日本大国際関係学部の学生が考案した。伊豆に流された源頼朝が三嶋大社で源氏再興を目指し旗揚げした故事や、頼朝が富士山麓で行った「富士の巻狩り」の大猪(いのしし)退治のエピソードにちなみ、伊豆市産のイノシシ肉を使用したギョーザを新規開発した。 イノシシ肉は風味や甘みが豚肉に比べて
-
日豪の高校生 料理や音楽で交流 授業見学 文化学ぶ 御殿場西高で成果発表会
御殿場市の御殿場西高でこのほど、同校の1年生約20人とオーストラリアの系列校「カーディニア・インターナショナル・カレッジ」の1、2年生約20人による交流プロジェクトの成果発表会が開かれた。 オーストラリアの高校生は約1週間、同市内などにホームステイし、御殿場西高の授業を見学したり茶道などの日本文化を学んだりした。双方の国の食文化を融合させた料理の開発や音楽活動などにも取り組み、同世代の交流を深めた。 発表会では、オーストラリアにゆかりがあるケーキ「パブロバ」にあんこや抹茶、きなこを合わせた菓子などが振る舞われた。アニメソングの共同演奏と日本語による歌唱も披露され、会場に笑顔があふれた。
-
「ごてんばっ木」のテーブル、椅子寄贈 御殿場 木材協組 市役所食堂に設置
木に対する親しみを醸成し、木材活用の意義を浸透する「木育」を推進する御殿場市に賛同し、御殿場木材協同組合はこのほど、推定樹齢250年とされる市内のスギから作ったテーブルと椅子を市に寄贈した。市役所東館の食堂「みくりやキッチン」で使用される。 同市中畑の八王子神社で伐採された大木を板に製材し、縦180センチ、横90センチ、高さ約60センチのテーブル1台と椅子6脚を製作した。年輪の感覚が狭く、高品質とされる同市の木材の特徴が色濃く表れ、木のぬくもりが感じられる仕上がりとなった。御殿場産を示す「ごてんばっ木(こ)」のブランドマークも目を引く。 テーブルは同食堂に置かれ、来庁者が自由に利用することが
-
馬との触れ合い、夢広げて 御殿場で障害者ら乗馬や餌やり挑戦
日本障がい者乗馬協会は26日、障害者が夢を育む機会を創出する「馬とふれあう会」を御殿場市の相模乗馬研究所で開いた。 同市にはパラ馬術競技のナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設に指定されている市馬術・スポーツセンターがあることなど、障害者が馬術に挑戦できる貴重な環境が整っている。パラ馬術の普及に加え、馬との触れ合いで心の癒やしを得てもらうことなどを目的に開催した。 障害者やその家族らが訪れ、ポニー2頭とサラブレッド3頭に餌やりをして心の距離を縮めた。乗馬にも挑戦し、「視線が高くて気持ちよかった」「自分もうまく乗りこなしたい」などと夢を膨らませた。 会場ではパラ馬術について紹介
-
静岡県人口355万3518人 10月1日年間推計、全市町で前年比減
静岡県はこのほど、10月1日現在の推計人口を基に9月末まで1年間の人口動態や年齢別推計人口を公表した。推計人口は355万3518人で前年同月と比べて2万8676人減少し、減少幅は集計を開始した1986年以降最大を更新した。県内35市町全てで減少し、全市町減は2021年10月に続いて2度目。人口減の加速を印象付ける結果となり、この傾向が続けば2年後までに350万人を割る見通し。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 10月1日現在の推計人口の減少数は、前年同期と比べ4390人拡大した。出生数から死亡数を引いた自然動態は前年同月比で2万8456人減(出生2万111人、死亡4万856
-
東部移住推進へ連携確認 10市町首長と川勝知事 沼津でサミット
静岡県東部6市4町の首長と川勝平太知事が意見交換する「東部地域サミット」が25日、沼津市で開かれた。各市町で増えている県東部への移住定住の推進や、医療田園都市構想で連携していくことを確認した。 首都圏からの移住先として関心が集まる沼津市の頼重秀一市長と富士市の小長井義正市長は、それぞれの推進施策を紹介し、地域の特性を生かしつつ情報発信などを広域で取り組む必要性を呼びかけた。裾野市の村田悠市長は首都圏への人口流出を抑制するためには働く場が必要とし、企業立地に向けた規制緩和を訴えた。 御殿場市の勝又正美市長と長泉町の池田修町長は、県の医療田園都市構想に触れ、県の積極的な協力姿勢や各市町で進め
-
富士山Gコイン商品券第3弾 プレミアム率30% 御殿場市が1月末まで展開
御殿場市は2024年1月31日まで、デジタル地域通貨「富士山Gコイン」を活用した23年度第3弾のプレミアム付き商品券(プレミアム率30%)事業を展開している。 アプリ「チーカ」もしくは専用カードに1万円分をチャージすることで、1万3千円分のGコインが付与される。市内のエピ・スクエア、サンサンクック神山店、同保土沢店、市民交流センターふじざくら、全国のセブン銀行ATMで販売中。購入は市民1人1回までで、24年3月31日までに消費する。 市商工振興課によると、Gコインは昨年7月20日に運用が始まり、現在の利用者は市の人口の半数を超える約4万5千人。利用可能店舗は約340店に拡大している。
-
御殿場市と小山町 年末年始 発熱外来 コロナ、インフル検査
御殿場市と小山町は12月31日と2024年1月1~3日、市医師会と協力し、発熱外来の開設と新型コロナウイルス、インフルエンザの抗原定性検査を行う。 同市西田中の市救急医療センターで各日午前9時~正午に診療する。新型コロナやインフルエンザの感染を疑われる症状がある人が対象で、無症状で検査のみを目的とする受診は不可。検査結果の証明書の発行はできない。 完全予約制で、当日午前8~11時に同センター<電0550(83)1111>で受け付ける。電話が混雑することが予想され、市担当者は「検査目的や軽症者の問い合わせは極力控えてほしい」としている。
-
学校医・勝又さん(御殿場)大臣表彰 「元気に過ごせる環境づくり 励みたい」 子どもの健康に尽力 半世紀
御殿場市で学校医を務める勝又厚さん(83)が、本年度学校保健文部科学大臣表彰を受賞した。半世紀にわたって子どもたちの健康のために尽力した功績が評価された。このほど市役所に勝又正美市長を訪ね、子どもたちに寄り添った活動を報告した。 勝又さんは同市の「お八幡医院」の院長。1972年に市教育委員会から学校医の委嘱を受け、現在は御殿場小、高根小、御殿場中、御殿場幼稚園、高根第1保育園、高根第2保育園で児童や園児の健康維持、子育て支援に関する相談に対応している。2002年4月から県駿東地区学校保健会会長も担い、学校保健衛生の向上や安全管理に貢献している。 健診で気になった子どもがいれば生活状況など
-
御殿場の山岸さん 元陽展で文科大臣賞 油彩画の大作出品
御殿場市の油彩画愛好家山岸けい子さん(71)が、12月5~11日に東京都美術館で開催された全国公募展「第54回元陽展」で最高賞に次ぐ文部科学大臣賞を受賞した。「賞をいただき、多くの人に見てもらえることは光栄」と喜びを語る。 出品したのは「小春日和」と題した100号の大作。山梨県山中湖村の秋の風景を題材とし、約2カ月間かけて制作した。林の中に1件の家が建つ構図で、落葉が進む木々が秋の終わりの季節感を伝えている。一方で、やわらかい日の光の表現で作品全体を温かい雰囲気で包み、落ち葉だまりの暗さと対比させた。 山岸さんは絵画が趣味だった父の影響で高校生のころに絵を描き始めた。自身も趣味として続け
-
ワサビ品質で全国好成績 勝又さん、田代さん報告 御殿場
11月に静岡市で開かれた全国わさび生産者大会静岡大会で最高賞の農林水産大臣賞に輝いた御殿場市の勝又京治さん(61)と、優秀賞の関西市場賞に輝いた同市の田代恵一さん(50)がこのほど、市役所に勝又正美市長を訪ね、富士山の伏流水が育むワサビの品質の高さを改めて伝えた。 同市ではミネラルや栄養素が豊富とされている伏流水を生かし、冷涼な環境に適した品種「真妻」が栽培されている。色や固さ、目詰まりが良く、辛みと粘りの強さが特徴の御殿場産ワサビは全国品評会の上位賞の常連で、御殿場わさび組合の組合員による最高賞の受賞は17回目となった。 勝又さんは喜びを報告した一方で「今年は暑さによる被害が大きかった
-
キャンプ場で芝生1600平方メートル焼く 御殿場、たき火原因か
24日午前11時20分ごろ、御殿場市上小林の「高嶺の森キャンプ場」から出火し、芝生約1600平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。 御殿場署によると、キャンプ客のたき火が芝生に燃え移ったという。同市・小山町広域行政組合消防本部によると、出火当時、利用客は6人ほどいたが、全員避難した。
-
自転車ツーロック 盗難防止呼びかけ 御殿場署、西高で広報
御殿場署はこのほど、自転車のツーロックを呼びかける広報活動を御殿場市の御殿場西高で実施した。同署管内では今年、自転車盗の被害認知件数が昨年比2・65倍に急増していて、関係者たちが被害防止の徹底を啓発した。 同署によると、13日現在の被害認知件数は61件で、前年同期比38件増。自転車の利用頻度が高い学生の被害が多いという。特にJR御殿場駅前の駐輪場は県内でも被害が多い場所で、無施錠の自転車が多いことが問題となっている。 広報活動は署員や県交通安全協会御殿場地区支部の交通安全指導員、地域安全推進員らが同校の正門などに立ち、ワイヤロックを配布した。
-
チア世界大会準V貢献 高柳さん(富士岡中1)競技語る 御殿場市役所を訪問
11月に群馬県で開かれたチアリーディング世界選手権大会12~15歳の部で、伊豆の国市を拠点とするチーム「パワフルキッズ」が準優勝した。所属する御殿場市の高柳夢さん(12)=富士岡中1=がこのほど、御殿場市役所に勝又正美市長を訪ね、快挙を報告した。 高柳さんは小学1年生のころにチアリーディングを始めた。「観客を喜ばせたり楽しませたりできるところが好き」と競技の魅力を語る。バレーボールVリーグ男子東レアローズの試合応援などを通じてチームで力を高め、本番では高柳さんを含めた16人が息のあった演技を披露。音楽に合わせて「スタンツ」と呼ばれる人を乗せたり飛ばしたりするアクロバティックな技などをミスなく
-
トヨタ東日本労組 裾野市に10万円
トヨタ自動車東日本労働組合は19日、裾野市に現金10万319円を寄付した。 年末恒例の助け合い活動として、組合員を中心に社内で協力を募った。牧野幸雄総合センター支部長が市役所に及川涼介副市長を訪ね、「困っている人たちが少しでも良い年末を迎えられるように役立ててほしい」と話し、寄付金を手渡した。市は社会福祉事業に活用する。 同労組は御殿場市社会福祉協議会にも5万円を寄付した。
-
静岡県内46施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校、幼稚園46施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計544人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 三島市1施設10人、沼津市5施設64人、裾野市3施設18人、伊豆の国市2施設20人、函南町1施設12人、御殿場市2施設18人、小山町1施設13人、富士市2施設31人、静岡市葵区3施設52人、同市駿河区2施設19人、同市清水区3施設41人、焼津市3施設44人、吉田町1施設11人、磐田市1施設8人、掛川市3施設28人、菊川市2施設13人、浜松市中区2施設20人、同市東区2施設35人、同市西区1施設8人、
-
御殿場・沼田ロマンチック街道 「品格のある邑」知事顕彰 市長に受賞の喜び語る
御殿場市沼田区(鈴木勉区長)の地域を挙げた活性化の取り組み「沼田ロマンチック街道」がこのほど、本年度の「ふじのくに美しく品格のある邑(むら)づくり」事業で知事顕彰を受けた。市内での受賞は初。関係者が市役所を訪れ、勝又正美市長に報告した。 沼田区の住民は地域を沼田ロマンチック街道と名付け、同街道育成会を中心に活性化に励んでいる。県道沿いにアジサイなどの花を植えて富士山を生かした景観づくりに取り組み、250年の歴史がある国重要無形民俗文化財「沼田の湯立神楽」の継承を通じて世代間交流を促進。遊休農地の解消を目的に始めたブルーベリー農園のブルーベリー狩りや農産物の直売所は人気が高い。 市役所を訪れた
-
立候補予定者 説明会に24陣営 御殿場市議選
御殿場市選挙管理委員会は20日、任期満了に伴う2024年1月28日告示、2月4日投開票の市議選(定数21)の立候補予定者説明会を市民会館で開いた。定数を上回る24陣営が参加し、選挙戦突入の公算が高まった。 内訳は現職13、元職2、新人8、候補者未定1。市選管や御殿場署、御殿場郵便局の担当者が選挙カーの運用や選挙運動などに関する注意点を説明した。選管の長田幸雄委員長は「市民の暮らしに直結する重要な選挙。明るくクリーンに」と呼びかけた。 市選管によると、12月1日現在の選挙人名簿登録者数は6万9622人(男3万5749人、女3万3873人)。
-
地域課題の解決策 御殿場南高生提案 特産・茅の認知度向上など
御殿場市の御殿場南高の1年生約150人がこのほど、探究学習の発表会を同校で開いた。地域課題の解決に向けて高校生目線で考えた企画や行動方針を企業や団体関係者に説明した。 生徒は35チームに分かれ、市内企業や団体を訪ねて地域や社会の課題に理解を深めてきた。障害者支援の充実や林業振興と木育の推進など多彩なテーマで、SDGsの目標達成を意識しながら解決策を探った。 御殿場産の茅(かや)について調査したチームは、同市が九州の阿蘇とともに茅の二大産地とされているにもかかわらず認知度が低いことを課題に上げた。茅を活用したアイデア家具を積極利用する▽茅ぶきの様子を動画コンテンツにして収益を得る▽茅の上に
-
パワハラで2等陸尉懲戒処分 御殿場・陸自板妻駐屯地 五ノ井さん事件受け特別監察
御殿場市の陸上自衛隊板妻駐屯地は19日、複数の部下にパワーハラスメントをしたとして第3陸曹教育隊の30代の男性2等陸尉を停職6月の懲戒処分にした。元陸上自衛官の五ノ井里奈さんが性被害を訴えたことを契機に実施された特別防衛監察により発覚した。 同駐屯地によると、2等陸尉は2022年4~9月ごろ、同教育隊の隊員が事務作業などを行う事務室などで、部下に当たる複数の男性隊員に対し威圧的な言葉で指導して精神的苦痛を与えた。このうち1人は精神疾患を発症し、22年11月から23年8月まで休職を余儀なくされたという。 22年10月の特別防衛監察で被害隊員たちが申し出た。このほかのハラスメント被害などは確
-
「木のおもちゃ美術館」建設へアイデア 御殿場で住民や保育、教育関係者ら
御殿場市はこのほど、同市印野地区に建設を目指す「富士山 木のおもちゃ美術館(仮称)」の内容充実に向けたワークショップを同市で開いた。地元住民や市内の保育、教育、観光、木育活動の関係者ら約20人が参加し、期待する設備やアイデアを出し合った。 参加者は「おもちゃ美術館に期待すること」をテーマに意見を出し合った。富士山にちなみ「3776」の数字を取り入れた木の玩具や滑り台、体験設備を設置したり、歴史や文化を学ぶスペースを設けたりする案が出た。子どもが1人で訪れることができるアクセス手段、木工職人らの技術を学ぶ体験の仕掛け、富士山樹空の森や市内観光施設との協力、学校との学びの連携などを期待する声も
-
富士東麓「循環共生圏」浸透させるには? 御殿場高生 市長に斬新提案 課題解決へ Gコイン活用や木育推進
御殿場市の御殿場高はこのほど、同市と裾野市、小山町による「富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏」を市民に浸透させるために3年生が考案した企画の発表会を同校で開いた。代表生徒がデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の普及や林業発展などにつながる施策案を勝又正美市長に示した。 同共生圏は豊かな自然を守り育てながらデジタル技術の活用を進めることで、環境と経済活動の好循環を生むことを目指す。発表会では、選抜された4班が御殿場市の課題に向き合い、共生圏の理念に沿った解決方法を発表した。 Gコインの普及をテーマにした班は、市内に若者が気軽に遊べる娯楽施設が少ないという課題に着目。Gコインでお得に遊べる
-
「光届ける架け橋に」アイバンク運動啓発奮起 静岡県北駿地域LC
角膜移植により視力を回復できる患者のため、死後の献眼を呼びかけるアイバンク運動。静岡県は全国有数の献眼実績を誇るが、近年は新型コロナの影響や認知度の低下などにより提供者が減少傾向にある。「コロナ後の社会でもう一度、献眼の意義を広めたい」。国内でも特に運動が盛んな北駿地域では、ライオンズクラブ(LC)の会員らが啓発や支援活動に奮起する。 コロナ後「意義広めたい」 「自分たちは、目が見えない人に光を届ける架け橋役」と語るのは、県アイバンク事務局に代わり、小山町内の受け付けを担う小山LCアイバンク委員長の天野伸春さん(75)。同LCは1970年からアイバンク運動に取り組み、全国のLC中で最多とな
-
労働者組合支援を御殿場市長に要望 北駿地区労福協
御殿場市と小山町の勤労者らでつくる北駿地区労働者福祉協議会は18日、労働者協同組合の育成支援や非常勤講師、支援員の配置の維持拡大などを同市に求めた。杉本和亮会長らが市役所を訪れ、勝又正美市長に要望書を手渡した。 2022年10月に施行された労働者協同組合法により設立が可能になった同組合は、介護や障害福祉、子育て支援など幅広い分野で地域課題の解決が期待されるとして支援を求めた。学校現場では不登校や別室登校児童が増えていると指摘し、低学年支援員配置の不足感の解消や市単独措置による非常勤講師の配置、他学年への支援員拡大などの必要性を訴えた。県やマスコミと連携した災害情報発信の強化、富士山噴火の避難
-
4議案可決し閉会 御殿場市・小山町 広域行政組合議会
御殿場市・小山町広域行政組合議会は18日、臨時会を開き、本年度一般会計補正予算案と情報通信技術(ICT)を活用した行政推進、火災予防条例の一部改正、職員給与の引き上げに関する4議案を可決して閉会した。
-
御殿場駅前活性化 私ならこうする 中学生が提案発表会
御殿場市の国立中央青少年交流の家は17日、中学生が地域への理解を深め、課題解決を考える「富士のさと 中学会議所」の提案発表会を同所で開いた。同市や裾野、富士、富士宮各市から参加した生徒12人が、JR御殿場駅前のまちづくりをテーマに学びを深めた半年間の成果を披露した。 12人はA、Bの2班に分かれ、7月から調べ学習を続けてきた。御殿場市職員から話を聞いたり、駅前イベント「駅まえ~る」でアンケートを実施したりして課題を洗い出し、中学生の視点から解決法を探った。 発表会には市職員や学校関係者らが集った。A班は中心市街地にごみが多いことや人通りが少ないことに着目し、5月3日の「ごみの日」に合わせたイ
-
山間部道路規制 一覧に 積雪前に定時発信 静岡県沼津土木事務所
積雪シーズンの到来を前に、静岡県沼津土木事務所はこのほど、山間部に位置する道路の通行規制情報の定時発信をX(旧ツイッター)で始めた。平日の午前9時と午後4時に最新情報を伝える。来年3月まで。 雪の影響を受けやすい御殿場市と小山町、伊豆地域の国道と県道計53区間が対象。毎回一覧表を掲載し、規制がある場合は当該区間に「全面通行止」「チェーン必要」などと示す。規制情報を地図上で確認できるサイトのリンクも載せる。 従来は規制開始や解除をその都度発信していたが、受け手が整理しやすく広域の情報を入手できる形に改めた。同事務所の担当者は「平地は雨でも峠は雪の場合がある。規制情報や天気予報を参考に冬用タ
-
ゴルフ×富士山 中国富裕層に照準 静岡県東部でモニターツアー
静岡県観光協会と県東部の関係団体が、中国の富裕層に人気のゴルフと富士山を掛け合わせたツアーで、旅行需要の取り込みを加速させている。県東部・伊豆には格式高いゴルフ場が複数あり、富士山の眺望と相まって富裕層の購買欲を刺激すると見込む。このほど初のモニターツアーを行い、中国からの参加者の反応は上々。今後アンケート内容を検証し、地域の特徴を前面に商品化を図る。 11月中旬、男女3人ずつの計6人の中国人が高級車で羽田空港から静岡県に訪れた。4泊5日の滞在中はゴルフざんまい。川奈ホテルゴルフコース富士コース(伊東市)と、富士カントリークラブ(御殿場市)、太平洋クラブ御殿場ウエスト(同)を回った。「手応
-
お米に合う野菜レシピ 最優秀小中生部門に板橋さん、一般部門は吉田さん 御殿場市コンテスト
御殿場市はこのほど、メニューコンテスト「第10回記念 野菜なすにこだわるごてんば米コン」の審査会を同市で開いた。小中学生部門で板橋桜花さん(原里中1)、一般部門で吉田有希さん(御殿場西高)が最優秀賞に輝いた。 市民参加型食育推進事業の一環。今年の課題は、ナスともう1種類野菜を使用して地元ブランド米「ごてんばこしひかり」に合うレシピを考えること。小中学生部門に763点、一般の部に107点の個性豊かな料理法が寄せられた。 小中学生部門の2次審査には、1次審査を突破した6人が参加。母親のサポートを受けながら調理し、栄養士や学校給食関係者ら審査員に振る舞った。板橋さんは、赤みその風味を生かした
-
高校生が金融講義 株や証券仕組み、御殿場南中で説明
御殿場市の南中でこのほど、市主催の未来金融リテラシー教室が開かれた。御殿場南高の2年生15人が講師役を務め、銀行や証券会社の仕事、お金の流れなどについて分かりやすく教えた。 高校生は、市とSDGs推進等に関する包括連携協定を結んでいるアイザワ証券の講義などを通じて金融リテラシーに理解を深めている。教室では銀行と証券会社の役割に触れながら、間接金融と直接金融の違いを解説した。黄熱病などの研究者・野口英世が製薬会社をつくることを仮定した独自の物語を用意し、株や証券取引の仕組みなどを例示しながら説明した。 中学生にとっても身近な先輩の講義は新鮮で、慣れない経済用語にも真剣に向き合う姿が見られた
-
旧幼稚園舎に笑顔戻る 塾、不登校の子支援、生涯学習の場… 御殿場
2020年3月に閉園した御殿場市神山の神山幼稚園の跡地に、活気が戻ってきた。同年5月に旧園舎を生かして整備された神山地区生涯学習センター「くすのき」では、学習塾や不登校支援などの事業が展開され、子どもの声が響くようになった。生涯学習の場としても積極活用され、地域の活力が集まっている。 「他の習い事と金銭、時間面で両立でき、人間関係に悩む子も前向きに通える温かい空間をつくりたかった」。特別支援学校常勤講師などの経歴を持つ大沢美紀さん(42)の「やる気アップ塾」は人気の企画。1コマ50分を500円で受講でき、周辺市町の小中学生を中心に約40人の子どもたちが和やかに勉強に励む。 同所は187
-
ドローン事故受け「飛行見合わせを」 東富士周辺3市町など
陸上自衛隊東富士演習場で訓練中の米軍ドローンの行方が分からなくなり、御殿場市の演習場外で発見された事故で、同市、裾野市、小山町と東富士演習場地域農民再建連盟は15日、安全管理の徹底や同型機の飛行見合わせを防衛省南関東防衛局長に申し入れた。 ドローンは操縦訓練場所から約2キロ離れた高根財産区有山林で見つかった。申し入れ書では「訓練場所と発見場所との間には国道や県道が存在し、ひとつ間違えれば大事故になりかねないもの」と問題視。さらに「米軍や米軍から情報を受けた国が市町民に対して情報提供をする意思を示さなかったことも問題」と指摘した。速やかな原因究明と再発防止策の住民説明、対策が講じられるまでの
-
静岡県内37施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は14日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、特別支援学校計37施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計524人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。御殿場市の幼稚園は全園閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、伊豆の国市3施設28人、沼津市2施設18人、三島市2施設25人、裾野市1施設22人、御殿場市5施設57人、小山町2施設26人、富士市1施設8人、静岡市清水区4施設62人、同市葵区3施設78人、焼津市3施設55人、島田市2施設28人、藤枝市1施設8人、磐田市1施設18人、掛川市3施設40人、袋井市1施設3人、浜松市西区1施設10
-
中心地活性化 100人議論 御殿場市が初開催 15テーマにアイデア続々
御殿場市は13日、2025年度に控える中心市街地活性化計画の更新に向け、市民や御殿場につながりを持つ人たちが抱くまちづくりのアイデアを集める「御殿場100人ミライ会議」を市内で初開催した。年齢や職業を問わない約100人が参加し、市街地活性化へ活発に意見交換した。 「学校教育」「子どもの居場所」「医療・介護」「公共空間」など15のトークテーマが用意され、テーマごとにテーブルが設置された。参加者は興味がある分野を自由に選んで着席。テーマに対する市内の印象や推進のために必要とされる事業、展開したら面白そうな企画案などをざっくばらんに語り合った。5回のテーブル移動を通じて御殿場の幅広い魅力や課題に理
-
優勝の御殿場市にペナント 4年ぶり5度目【市町対抗駅伝】
第24回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の大会役員らが14日、御殿場市役所を訪問し、市の部で4年ぶり5度目の優勝を果たした同市に優勝ペナントを贈呈した。 勝又正美市長が同協会の川口雅司理事長からペナントを受け取り、優勝旗に取り付けた。「チームの優勝報告会に500人以上の市民が自然と集まり、感動を分かち合った。すばらしい光景だった」と改めて喜びをかみしめ、「小中学生が成長していく姿を見られることも大変ありがたい」と大会への感謝を語った。 同市チームは3人が区間賞に輝き、区間2位も3人いるなど各選手が高いパフォーマンスを発揮した。同大会御殿場市実行委員会の山口力実
-
東富士演習場外で不明のドローン発見 御殿場の林の中
陸上自衛隊東富士演習場で訓練中の米軍ドローン1機の行方が分からなくなった事故で、防衛省南関東防衛局は13日、御殿場市の演習場外で発見されたと明らかにした。住民の被害は確認されていない。 同局によると、ドローンは同日午後1時5分ごろ、同市上小林の林の中で見つかった。捜索中の米兵が地面に落ちている機体を発見した。付近に民家などはないという。 報告を受けた勝又正美市長は「人的被害がなかったことは不幸中の幸いだが、訓練中のドローンが演習場外へ出たことは遺憾」とのコメントを発表した。 同局によると、機体は飛行機型の手投げ式「RQ20」で、全長約1・4メートル、全幅約2・8メートル、重量約7キロ。
-
教育支援センター 設置条例案を可決 御殿場市議会閉会
御殿場市議会12月定例会は13日、最終本会議を開き、市教育支援センターの設置条例の制定案を可決して閉会した。不登校の児童生徒と保護者を支援する目的で2024年4月に開設する。 22年度末に閉園した旧原里西幼稚園(同市板妻)の土地建物を活用する。管理運営は市学校教育課が担い、主任指導員や活動指導員、市教育相談員らの5人体制を予定する。 市によると、市内では17年度から不登校の児童生徒が増加傾向。新型コロナウイルスの影響などで20年度に一度は減少したが、21年度から再び増加している。22年度の年間30日以上の不登校による欠席者は小学校65人(1・5%)、中学校142人(5・7%)と過去最多で、対
-
園児ら反射材でツリー飾り付け 御殿場で交通安全教室
年末の交通安全県民運動(15~31日)を前に県交通安全協会御殿場地区支部などは11日、交通安全教室を御殿場市の竈(かまど)幼稚園で開いた。年少から年長までの園児約20人が反射材の効力を学んだ。 雪だるまや星、クリスマスリースなどをかたどった反射材キーホルダーを手作りした。部屋を暗くして反射材に光を当てる実験で、園児たちは「キラキラ光ってきれい」などと効果の大きさを学んだ様子だった。クリスマスツリーにも反射材を飾り付けて彩った。 交通安全指導員から正しい横断歩道の渡り方や路側帯の歩き方などについて説明を受けたほか、付近の竈報徳会館で開かれた県警音楽隊によるクリスマス演奏会も楽しんだ。
-
管理釣り場・フライ 多彩な攻め方で楽しむ ニジマスが好反応【魚影を追って】
釣り好きは一年中、竿を振って魚を相手にしていたいもの。一般河川の渓流釣りがオフシーズンとなる秋から冬、そんなフライ、ルアー愛好者の思いに応えてくれるのがトラウトを放流した管理釣り場だ。魚影は濃く、さまざまな釣り方を試し、反応を確かめることができる。それ自体、完結した面白さがあるし、自然のフィールドで役立つヒントも得られるだろう。 12月上旬、フライの釣友たちと忘年会を兼ねて御殿場市の東山湖フィッシングエリアに集った。ポンド(池)タイプの老舗管理釣り場だ。ここは30年ほど前、この地に仕事で赴任していた筆者がフライを覚えた特別な場所。この日集った仲間たちも、この池が縁で知り合ったベテランぞろい
-
静岡県内66施設で学級、学年、学校閉鎖 インフルエンザ
静岡県は12日、県内の高校、小中学校、幼稚園、特別支援学校66施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1285人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖、学校閉鎖を行ったと発表した。浜松市北区の中学校は患者数が81人となり、学校閉鎖した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設17人、沼津市1施設21人、三島市3施設31人、裾野市2施設40人、伊豆市1施設7人、伊豆の国市2施設42人、清水町1施設12人、長泉町1施設13人、富士市5施設117人、富士宮市2施設66人、静岡市清水区2施設22人、同市葵区5施設148人、同市駿河区1施設11人、島田市1施設29人、焼津市3施設35人、
-
静岡県東、中、西部特産のかんきつで新飲料 御殿場高原ワイン
御殿場高原ワイン(御殿場市)はこのほど、県東部と中部、西部それぞれのかんきつ類を使ったハードセルツァー(アルコール入り炭酸水)のセット販売を始めた。喉を刺激する強めの炭酸と、すっきりした味わいが特徴。特産品の一つに育てたい考えだ。 伊豆産のニューサマーオレンジ、静岡市産のスルガエレガント、浜松市産の三ケ日みかんの3缶セット。アルコール度数は4%と一般的なビールよりもやや低い。「湯上がりの一杯」としての定着を目指し、「YUAGARI」と名付けた。 低カロリー、低アルコール度数のハードセルツァーは海外で健康志向の若者に人気という。同社は東伊豆町の醸造所買収をきっかけにニューサマーオレンジを昨
-
104訓練の米海兵隊 キャンプ富士撤収
山梨県の北富士演習場で「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」の分散・実施(104移転訓練)を行った米海兵隊の第3陣約20人が10日、滞在拠点のキャンプ富士(御殿場市)を出発した。訓練部隊の撤収は完了した。防衛省南関東防衛局が同日発表した。同市滝ケ原地区に設置していた現地対策本部も閉所した。
-
好タイム目指し たすきつなぐ 御殿場駅伝に31チーム
第31回御殿場駅伝競走大会(御殿場市陸上競技協会主催)が10日、同市の遊RUNパーク玉穂で開かれた。市内外から31チームが参加し、青空の下でたすきリレーを展開した。 同施設に設けられた1周1キロのクロスカントリーコースが舞台。合計距離が5キロ、10キロ、20キロの3部門で競い、小学生から中高年まで幅広い年齢層のチームが出場した。各チーム5人が走り、コースの勾配に苦戦しながらも好タイムを目指してたすきをつないだ。 例年は1月に企画しているが、天候の安定性などを考慮して初めて12月開催とした。
-
“純御殿場”ウイスキー始動 キリン系工場 地元大麦使用「世界へ」
キリングループ国内唯一のウイスキー工場、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(御殿場市)は、御殿場産大麦を使ったウイスキーの製造を始めた。原料調達から瓶詰めまで現地で行う〝純御殿場産〟ウイスキー。押田明成社長は「日本のイメージに合うおいしい商品にして世界に売り出したい」と意欲を示す。大麦の長期購入契約調印式と樽(たる)詰め式をこのほど開いた。 同市の高根地区水田転作管理組合員が米の裏作で生産したミカモゴールデン(美醸黄金)を使う。今季は6トンを富士山の伏流水で仕込んだ。14樽(約2500リットル)を少なくとも5年間熟成させる。まずは他の原酒とブレンドして使い、将来的には単独で販売する考え
-
御殿場市内 操縦訓練中 米軍ドローン 不明に
御殿場市は8日、東富士演習場で操縦訓練が行われていた米軍のドローン1機が行方不明になったと防衛省から報告を受けたことを明らかにした。演習場外に飛び出した可能性もあり、勝又正美市長は同日、防衛省南関東防衛局に安全管理の徹底を申し入れた。 同局によると、行方が分からなくなったのは、飛行機型の手投げ式ドローン「RQ20」とみられる。全長約1・4メートル、全幅約2・8メートル、重量約7キロ。訓練を行っていた米軍部隊は確認中で、ドローンの性能や装備については把握していないとした。7日午前10時ごろ、訓練中に同市水土野の富士平原ゴルフクラブ付近で行方が分からなくなり、捜索を続けている。強風が原因とみられ
-
104訓練の米海兵隊 キャンプ富士出発 第1陣が沖縄へ
山梨県の北富士演習場で「沖縄県道104号線越え155ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練(104移転訓練)」を実施した米海兵隊の訓練部隊の第1陣計約130人が8日、滞在拠点のキャンプ富士(御殿場市)を出発した。 防衛省南関東防衛局が同日発表した。沖縄県の基地に戻るという。部隊は第12海兵連隊第3大隊の計約290人。同局の現地対策本部によると、隊員が関係するトラブルの報告はないという。
-
2種免許取得を補助支援 御殿場市議会 公共交通の人材確保へ
御殿場市議会12月定例会は8日、一般質問3日目を行った。市は公共交通の運転手不足への対策として、2種免許取得に対する補助支援やドライバーへの就労祝金支援などを検討していることを明らかにした。本多丞次氏への答弁。 市内の事業所で路線バスやタクシーの運転手として働くために新たに免許を取得する場合、費用の一部を補助する方針。祝金も含めて、同市での就労意欲が高まりやすい環境をつくる。 市によると、市内では公共交通の運転業務に必要な免許保有者の高齢化や若年層の運転手の減少が顕著。各事業所が人材確保に苦慮しているという。残業規制強化で運転手不足が懸念される「2024年問題」もあり、労働環境の改善や新たな
-
長田さん(御殿場南中3)一輪車全国2位 市長に報告
御殿場南中3年の長田篤昌さん(15)が、10月に沼津市で開催された全日本一輪車競技大会トラックレース部門で総合準優勝を果たした。このほど御殿場市役所に勝又正美市長を訪ねて喜びを伝えた。 片足のみでこぐ片足走行50メートルとペダルではなくタイヤを直接足でこぐタイヤ乗りの2種目で3位、400メートルレースと100メートルスプリントの2種目で4位の成績を残した。総合は4種目の合計ポイントで争い、大人をしのぐ高い技術やバランス感覚を披露した。長田さんは「昨年は全ての種目で落車してしまったので、今回は悔しさを晴らせた」と笑顔を見せた。 長田さんは幼稚園の年長時に一輪車を始めた。現在は市内を拠点とするク
-
構想5年「御殿場シャルドネ36」完成 市の特産品に…まろやかな味 嶋田酒店、12月中旬発売
御殿場市産のブドウを使ったワイン「御殿場シャルドネ36(さんろく)」が誕生した。嶋田酒店(同市川島田、嶋田康一代表)が構想を始めてから約5年。御殿場の名を冠するにふさわしい味になったと判断し、12月中旬に満を持して発売する。 同市神山の農園で生産したブドウを使い、御殿場高原ワインが製造した。木樽(たる)で約2カ月間熟成させ「まろやかで樽の香りがする」のが特徴。嶋田代表は「まずは市民に知ってもらい飲んでもらいたい」と話す。 多種類のアルコール飲料が造られる「酒のまち御殿場」のアピールになればと御殿場産ワインの販売を考え、御殿場高原ワインに協業を持ちかけた。同社が所有する農園の一部の権利を持
-
東富士病院の移転 住民と相互理解を 御殿場市が見解
御殿場市議会12月定例会は7日、一般質問2日目を行った。東富士病院(小山町須走)の同市御殿場への移転計画について一部住民から反対意見が上がっていることについて、市は中立公平な立場から、相互理解が進むように病院側にも協力を求めていく姿勢を示した。神野義孝氏への答弁。 市によると、移転は駿東田方圏域保健医療協議会で認められ、土地利用の申請がなされた。同院は精神科を主に入院施設と内科、小児科、心療内科なども併設し、市民の健康と医療充実に寄与すると考えられる。 これまでに病院側は3回の住民説明会を実施した。一方で神野氏は、生活環境への影響などに対する一部住民の不安が十分に解消されていない状況であると
-
対話は大切 吉本芸人に学ぶ 御殿場南高、OBらが伝え方講座
御殿場南高は6日、吉本興業所属で同校OBのいけや賢二さん、本県住みます芸人のさこリッチさんを講師に招いた話し方・伝え方講座を同校で開いた。1年生約150人がコミュニケーションの奥深さやこつなどに理解を深めた。 さこリッチさんは、コミュニケーションの上で「会話は人を喜ばすこと」という意識が重要と紹介。起承転結の流れで話すことで、相手が意図を理解しやすくなるとした。笑いには相手の緊張をほぐしたり意識を引きつけたりする効果があり、「会話の循環を生む」と説明した。いけやさんは聞き手の態度の大切さに触れ、「聞き上手は多くの人に囲まれる」と経験談を話した。 生徒は対話することの大切さや笑いの効果的な使い
-
市町対抗駅伝 中継のたすきつなぐ 岡村久則アナ【SBSマイクリレー】
今月2日、絶好のロードレース日和の中で県市町対抗駅伝が行われました。白熱した展開となった今年は、市の部は御殿場市が、町の部は長泉町が優勝を果たしました。選手が故郷への思いを乗せてたすきをつなぐこの駅伝の模様を、当日はSBSテレビ・ラジオ・WEBの生中継でお送りしました。 この県内全市町が参加する駅伝中継はSBSの年間のスポーツ中継で最大規模のもので、今年の中継に関わったスタッフ数は150人以上。そのうち熱戦を言葉で届けるSBSアナウンサーは12人。さらに浜松市出身のTBS高柳光希アナウンサーも参加してくれました。 いつもはそれぞれの担当番組で活躍をするアナウンサーが、この駅伝では共同作業
-
全国駅伝「一丸で」 御殿場中女子チームが抱負
12月16日に滋賀県で開幕する全国中学駅伝大会に出場する御殿場中駅伝部の女子チームの生徒10人が6日、御殿場市役所を訪問し、勝又正美市長らに大会への意気込みを語った。 同チームは11月の県大会で4年ぶりに優勝を飾り、全国大会への切符をつかんだ。夏休みごろから本格的に始動したという同部は、陸上部を中心とした校内の長距離の精鋭が集う。昨年は県大会3位で涙をのんだだけに、生徒たちの全国大会出場の喜びはひとしお。主将の猪頭心花さん(15)は「入賞を目標に一丸で戦いたい。個人としてもチームとしても、支えてくれた人たちへの恩返しの走りができれば」と話した。 勝又市長は12月2日の市町対抗駅伝で同市チ
-
伊東の小枝さん最優秀会員賞 静岡県工芸美術展 10日まで県立美術館
第49回県工芸美術展(県工芸家協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が6日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。美術部門、実用部門に会員、準会員、一般の応募作品と招待作品の計150点を展示している。10日まで。 最優秀会員賞は、小枝真人さん(伊東市)の陶芸作品「染付鉢 細魚」が選ばれた。高い技術力と質感、サヨリの勢いのある絵付けが評価された。準会員と一般の最高賞となる知事賞には森田尚美さん(富士市)の染作品「青、開く」が選ばれた。 会場には、陶芸や染織、木彫、漆など卓越した技と独創性を追求した作品がそろった。10日午後4時からは、工芸家の技術向上を目的とした研究会を開く。
-
障害者差別解消で県が個人団体表彰
静岡県はこのほど、障害を理由とする差別解消推進県民会議を静岡市葵区で開き、障害に対する県民の理解促進などに取り組む6個人・団体を表彰した。サッカーやダンスを通じて障害者が体を動かす機会を設けたり、点字カレンダーの製作に協力したりした。 受賞者・団体は次の通り。 エスパルス(静岡市)浜松いわた信用金庫SDGs推進部(浜松市)杉浦隆(御殿場市)県福祉レクリエーション連盟レインボーハート東部(沼津市)藤枝順心高インターアクト部(藤枝市)スロームーブメント静岡実行委員会(静岡市)
-
地形合わせ避難地調整 御殿場市 富士山火山計画進む
御殿場市議会12月定例会は6日、一般質問を行った。本年度中の策定を目指す市富士山火山避難計画について、市当局は市内避難を想定してホテルやゴルフ場、商業施設を避難地・避難所として活用する調整を進めていると説明した。中島宏明氏への答弁。 計画では避難先を市内や近隣市町とし、徒歩避難で効率化を図るとともに、避難行動要支援者の車両避難を優先する。市内は県道御殿場富士公園線沿いに分水嶺(れい)があり、中心市街地を含むエリアなど溶岩流が流下しない可能性が高い地域も存在する。溶岩流の流下状況に応じた段階的な避難計画作成、到達時間と範囲を示す避難対象エリアの細分化などと合わせ、市内避難を実施する場合の収容人
-
特殊詐欺未然防止 コンビニ店員貢献 御殿場署が感謝状
御殿場署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、御殿場市湯沢のセブン-イレブン御殿場湯沢店(野宮文子オーナー)とアルバイト店員小林純子さん(50)に感謝状を贈った。 小林さんによると、11月1日午後3時ごろに来店した60代の男性が電子マネーを購入しようとした際、高額の支払いが複数あることに違和感を覚えた。「大切なお金がだまし取られる結果になったら私も心苦しい」と男性の心に寄り添いながら説得し、警察への通報につなげたという。 同署で中西浩署長から感謝状を受け取った小林さんは「日ごろから『怪しいと思ったら声をかける』という意識を持っていたことで男性を守れた」と話した。
-
巡礼道 絵と文章記録 江戸時代の信仰 今を表現 大中寺(沼津)とアーティスト 9日から展覧会
大中寺(沼津市中沢田)の副住職と県東部のアーティスト2人が、駿河と伊豆をまたぐ江戸時代の巡礼道を実際に歩き、絵と文章で記録するアートプロジェクト「YOKODO33」に取り組んでいる。9日、記録を紹介する展覧会が同寺で開幕する。17日まで。 「駿河伊豆両国横道三十三観音霊場」を歩くプロジェクトは、同寺の下山光順副住職(35)が巡礼道を案内し、御殿場市の美術家さとうなつみさん(31)がスケッチを、函南町の文筆家平田博満さん(33)が文章を手がける。江戸時代、観世音菩薩(ぼさつ)への信仰に由来し、33カ所の寺を巡り歩く巡礼が流行したが、明治以降に下火になり、近年はほとんど存在が知られていないという
-
冬の夜彩る 幻想的な光 「富士山への感謝」演出 JR御殿場駅前
御殿場市のJR御殿場駅富士山口広場が、まばゆいイルミネーションで彩られている。市民らが白い息を吐きながら幻想的な演出を楽しみ、冬の訪れを感じている。2024年3月3日まで。 市が時之栖の協力で実施する冬の風物詩。今年は富士山の世界文化遺産登録10周年、御殿場口登山道の開通140周年、マウントフジトレイルステーションの開設10周年など節目が重なったことから、テーマを「富士山のめぐみ-感謝」とした。富士山をイメージして青と白を基調とした約30万球の電球が広場をきらびやかに照らしている。 2日に同広場で点灯イベントが開かれた。小山高ダンス部のパフォーマンスや富岳太鼓風神組の勇壮な演奏も会場を盛
-
駿河療養所の歴史 パネルに 御殿場市役所で展示
御殿場市神山のハンセン病療養施設「国立駿河療養所」の将来構想検討委員会は4日、ハンセン病や同療養所の歴史などに関するパネル展を御殿場市役所で始めた。8日まで。 障害者週間(3~9日)と人権週間(4~10日)に合わせて開催した。かつての国の隔離政策によりハンセン病患者が長年受けてきた差別や偏見の歴史、ハンセン病に関する正しい知識などを解説するパネルが並ぶ。療養所内の施設や眺望の良い地点などを写真で紹介するコーナーも設けた。 基本的人権の尊重をうたう現在でも根強い差別意識が残っていることを知った来庁者は、患者や親族らの苦悩に思いをはせ、差別のない社会の大切さに理解を深めている。
-
空手高校年代 白熱の攻防 御殿場で大会 イタリア代表も参戦
東京五輪のレガシー(遺産)を官民一体で継承するスポーツタウン御殿場推進協議会は3日、高校年代の空手大会「第2回空手道マウントフジジュニアチャンピオンシップ」を市体育館で開いた。イタリア代表の高校生も参加し、日本代表クラスの選手たちとハイレベルな試合を繰り広げた。 イタリア代表は国内屈指の実力を持つ選手が組手に6人、形に2人出場した。日本からは強豪校の御殿場西高、福井工業大付属福井高、日本航空高(山梨県)の精鋭や県高校体育連盟の推薦選手が集い、日ごろの練習成果を発揮した。 個人組手は男女3階級を各8人で競った。世界ジュニア選手権のルールを適用し、予選ラウンドの上位選手が決勝トーナメントに進む方
-
県東部、若手育て復権 御殿場市と長泉町Ⅴ【市町対抗駅伝】
声援が戻ってきた駿河路で古里を代表するランナーが疾走した。2日に静岡市内で行われた第24回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)は新型コロナウイルス禍による沿道応援の自粛要請などがない4年ぶりの通常開催。市の部を4年ぶりに制した御殿場市、町の部で11年ぶりに頂点に立った長泉町は、ともに地道に選手を育てて王座に返り咲いた。 御殿場市 「小学生から発掘」チームに好循環 地域一丸で育ててきたジュニア世代が、御殿場市に4年ぶりの栄冠をもたらした。滝口兼光監督(70)が就任して6年。「前回の優勝は前任監督の力。小学生の発掘から始めた」と手塩
-
大自在(12月3日)市町対抗駅伝
ようやく本来の駅伝らしい風景が戻ってきた。きのう静岡市内で開かれた県市町対抗駅伝。スタート地点の県庁周辺やゴールが設けられた草薙陸上競技場への入場制限、沿道応援の自粛要請などがなくなり、4年ぶりの通常開催となった。 市街地を駆け抜ける選手たちに、各市町の応援団やコース沿いの住民らが盛んに声援を送り、太鼓やラッパを使ったにぎやかな応援も繰り広げられた。新型コロナウイルス禍の収束で感染拡大前の生活が戻りつつあることを改めて実感した。 大会は市の部で4連覇を目指した浜松市北部に、御殿場市が逆転で競り勝ち、栄冠を手にした。こちらも4年ぶり。町の部は長泉町が11年ぶりの優勝を果たした。「市町代表」
-
浜松勢止めた! 御殿場6区で逆転 宮原が区間新で一気首位 10区依田も区間賞【市町対抗駅伝】
「浜松市に勝てるのは御殿場市しかない」。5年前、浜松勢の連覇を「8」で止めた東部の雄が、再び王者の前に立ちはだかった。個々のトラックタイムは劣っても粘って流れを生み出し、勝負どころで強力エースが決定的なアドバンテージを奪った。「二度と勝てないと思っていた」と明かす滝口監督が、満面の笑みを浮かべた。 浜松市北部を30秒差で追う中盤でレースを動かした。まずは5区村木(御殿場西高)が「5、6区で先頭に出るのがプラン」と、県高校男子5000メートルランク4位の岡元(浜松開誠館高)を相手に15秒を短縮。区間賞で逆転への布石を打つと、決定打は6区宮原(滝ケ原自衛隊)だ。 日本最強のトレイルランナー
-
浜松北部、プラン崩れ2位 中盤から後退、4連覇を逃す【市町対抗駅伝】
4連覇を狙った浜松市北部のもくろみは、中盤以降に崩れた。5区まで何とか首位を守っていたが、6区で御殿場市に快走を許して逆転されると、再びトップに返り咲くことができなかった。 杉原監督の描いたプラン通り5区まで進んだが、鬼門は6区だった。6区藤田(本田技研工業)は区間3位と好走したが、御殿場市はそれを上回る区間新で逆転、さらに30秒もの差をつけられた。 さらに10区で御殿場市の大学生ランナーに大差をつけられ、一時3位まで後退した。指揮官は「いいところも落ち込むところもあるのが駅伝」と選手を責めなかったが、課題となる区間は明らかになった。 県内高校女子で歴代トップクラスの1区沢田(浜松市立
-
優勝の御殿場市 若者躍動、笑顔の凱旋【市町対抗駅伝】
静岡市で2日に開かれた第24回市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は優勝した御殿場市と長泉町を筆頭に、東部勢の健闘が目立った。ふるさとの期待を背にたすきをつなぎ、市の部の富士、裾野、沼津と、町の部の清水、函南、小山、河津がそれぞれ入賞した。伊豆市は選手の故障で途中棄権した。 市の部で4年ぶり5度目の優勝を果たした御殿場市チームの報告会が2日夕、JR御殿場駅富士山口広場で開かれた。凱旋(がいせん)した選手たちを市民らが大きな拍手で迎え、美しく輝くイルミネーションが喜びの報告に華を添えた。 メダルを掛けた“えんじ色軍団”の姿に歓声が上がった。6区
-
市の部 区間賞選手の喜びの声 第24回市町対抗駅伝
1区(3.673キロ)中・高校生女子 沢田 結弥(浜松市北部、浜松市立高3)11分24秒 沢田 結弥 区間賞を取れていなかった。ようやく獲得できてうれしい。地元へ感謝の気持ちを伝えたかった。 2区(1.903キロ)小学生男子 平野 空哉(磐田市、豊田南小6)5分52秒 平野 空哉 最後までペースが落ちず、スタートからいつも通りの走りができた。目標にしていた区間賞が取れて最高。 3区(1.715キロ)小学生女子 金田 陽愛(湖西市、岡崎小6)◎5分18秒 金田 陽愛 区間新記録を狙っていたので悔しい気持ちもあるが2年連続区間賞を取れて良かった。とにかく前にいる人を抜かすことだけ
-
HVから給電し駅前ツリー点灯 御殿場で県トヨタ会
静岡県トヨタ会は2日、電源としてのハイブリッド車(HV)の機能を紹介するクリスマスツリー点灯イベントを御殿場市のJR御殿場駅富士山口広場で開いた。 新型の「クラウンスポーツ」から給電した。加盟社の代表者がスイッチを押すと、発光ダイオード(LED)が点灯してツリーが華やいだ。災害時やキャンプ時などに車が電源として役立つことをPRした。 同日は会場で市主催のイルミネーション点灯式も行われ、幻想的な夜を演出した。同会によるツリー点灯は同日のみ。
-
静岡県市町対抗駅伝 展望 精鋭ぞろい 競り合い必至 市の部/浜松勢軸に御殿場、富士が追う
静岡市内で2日に行われる第24回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)の各市町のオーダーが1日、発表された。同市葵区で監督会議が行われ、出席した35市町37チームの代表者が当日のレースの注意点などを確認した。 市の部は4連覇を狙う浜松市北部と、2年連続準優勝の浜松市南部の競り合いになりそうだ。御殿場市、富士市が浜松勢の牙城を崩せるか。静岡市静岡、湖西市も上位を狙う。 浜松市北部が盤石の布陣を組んだ。県内高校女子で歴代トップクラスの1区沢田(浜松市立高)で主導権を握り、勝負どころの5区を県高校男子5000メートルランク4位の
-
飛行見合わせ要望 東富士周辺自治体など 米オスプレイ 屋久島沖墜落
鹿児島県・屋久島沖の米軍オスプレイ事故を受け、陸上自衛隊東富士演習場を抱える御殿場市、裾野市、小山町と東富士演習場地域農民再建連盟、川勝平太知事は1日、木原稔防衛大臣に対し、安全対策が講じられるまでの国内でのオスプレイの飛行見合わせや地元説明などを申し入れた。 申し入れでは「オスプレイなどの航空機が市街地の上空で低空飛行を行っている現状から居住地に墜落する可能性を考えると、市町民の不安は募るばかり」と指摘。国内での米軍および陸上自衛隊のオスプレイの飛行見合わせに加え、事故の速やかな情報提供、地元への安全対策の説明、安全管理の徹底などを求めた。 御殿場市が代表し、防衛省南関東防衛局に申し入
-
あいのうた短歌コンテスト 表彰式や10周年トーク 静岡
静岡県はこのほど、出会いから子育てまでをテーマにした「第10回あいのうた短歌コンテスト」の表彰式と10周年記念トークショーを静岡市駿河区のグランシップで開いた。 応募作品3152首の中から選ばれた最優秀賞は、一般の部が徳島市の会社員の金城沙代さんの「君が言う 『土星くらい おいしい』が きっかけで知る 土星のデカさ」、ジュニアの部は静岡市立服織中2年の鈴木香春さんの「クローバー 君と探した あの時間 見つかんなくても 最高の思い出」。式典では、入賞者に川勝平太知事が表彰状を手渡した。 審査員を務めた歌人の俵万智さんと田中章義さん(静岡市出身)、お笑いコンビ「トータルテンボス」(御殿場市出
-
労働者協同組合の育成支援など要望 小山町に北駿地区労福協
小山町と御殿場市の勤労者らでつくる北駿地区労働者福祉協議会はこのほど、労働者協同組合の育成支援などを同町に求めた。杉本和亮会長らが町役場を訪れ、込山正秀町長に要望書を手渡した。 協同労働は働き手が出資し経営方針を決める働き方。2022年10月に施行された労働者協同組合法により法人設立が可能になった。杉本会長らは「介護や障害福祉、子育て支援、地域づくりなど幅広い分野での地域課題の解決が期待される」として地域の担い手の育成などを求めた。 県やマスコミと連携した災害情報発信の強化、富士山噴火を想定した避難方法について根拠を含めた周知徹底、病児・病後児保育施設の充実なども要望した。
-
交通安全、防犯、暴力追放誓う 御殿場市と小山町が大会
御殿場市と小山町の安全・安心大会(大会長・勝又正美御殿場市長)がこのほど、同市の市民会館で開かれた。交通安全や防犯、暴力追放を担う組織のメンバーらが、事件事故のない安心して暮らせる地域の実現に向けて連携を確認した。 勝又市長は、特殊詐欺の多発や暴力団の手口の巧妙化などを指摘し、「市民町民、関係団体、事業者、警察行政が一体となって対策の推進に取り組むことが重要」と協力を呼びかけた。副大会長の込山正秀小山町長は「人身交通事故が増加傾向で、御殿場署管内で死亡事故も起きた。年齢層に合わせた交通安全教育の充実や自転車利用の啓発などに努めていく」と述べた。 参加者は交通安全、暴力追放、防犯まちづくりに関
-
東富士地権者団体、情報提供申し入れ 米軍オスプレイ屋久島沖墜落
鹿児島県・屋久島沖の米軍オスプレイ事故を受け、同機が飛来する陸上自衛隊東富士演習場を抱える御殿場市、裾野市、小山町と地権者団体「東富士演習場地域農民再建連盟」は29日、防衛省南関東防衛局に対し事故の情報提供などを求める緊急の申し入れを行った。 御殿場市の勝又正美市長が代表して、電話で申し入れた。同市などには米空軍横田基地所属のオスプレイ1機がレーダーから消えたとの情報が入ったものの、詳細な状況は把握できていないという。被害の確認と人命の救助、米軍に対する事故の事実確認と速やかな情報提供を求めた。 勝又市長は搭乗員の安否を気遣った上で、「東富士演習場がある当市としても非常に心配な思い。市民
-
御殿場市議選に前小山町長出馬へ
前小山町長の池谷晴一氏(73)=同市二枚橋=が29日までに、任期満了に伴う御殿場市議選(定数21、2024年2月4日投開票)に出馬する意向を固めた。 池谷氏は小山町出身。御殿場市職員を経て同市議1期、県議4期を務め、19年の同町長選で当選した。再選を目指した23年4月の町長選で落選した。 池谷氏は取材に、「これまで多くのキャリアを重ねてきた。その経験を生かし、長年住んでいる御殿場市の市民のために働きたいと思っている」と述べた。
-
空手イタリア選手団 御殿場に 3日大会 高校生と練習も
12月3日に御殿場市体育館で開かれる高校年代の空手大会「第2回空手道マウントフジジュニアチャンピオンシップ」に参加するイタリア選手団が29日、市役所を訪れた。大会本番まで、空手を通じて市内の子どもたちと交流を深める。 同市は東京五輪空手競技でイタリア代表チームの事前合宿を受け入れ、その後も交流を続けてきた。選手団には世界レベルの高校年代選手8人に加え、東京五輪空手競技に出場したマッティア・ブサトさん、シルヴィア・セメラーロさんも親善大使として参加。世界空手連盟理事で団長のダヴィデ・ベネテッロさんは「選手たちに唯一無二の経験をさせていただき感謝したい」とあいさつした。 勝又正美市長は「東京五輪
-
静岡県内40施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は28日、県内の高校、小中学校、幼稚園40施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計570人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市2施設43人、長泉町2施設22人、沼津市2施設24人、三島市4施設57人、伊豆の国市1施設8人、御殿場市1施設14人、富士宮市2施設25人、富士市1施設12人、静岡市葵区1施設26人、同市清水区2施設18人、磐田市3施設30人、掛川市4施設59人、森町2施設22人、浜松市西区1施設10人、同市北区3施設37人、同市中区5施設48人、同市東区1施設50人、同市浜北区2施設59人、同市天竜区1施設
-
優良安全運転管理 事業所や功労者表彰 御殿場地区安管協
御殿場地区安全運転管理協会はこのほど、本年度の御殿場地区優良安全運転管理事業所の表彰を御殿場市内のホテルで実施した。 長田忠臣会長と中西浩御殿場署長が各事業所の代表者に表彰状などを手渡した。本年度の交通栄誉章「緑十字銅章」を受章した交通安全功労者の下田啓澄さん(渋谷木工所)と優良安全運転管理者の岩田正さん(カジマヤ)への表彰伝達も行った。 表彰を受けた事業所は次の通り。 【御殿場署長および御殿場地区安全運転管理協会長表彰】大和建設(御殿場市駒門)太陽産業(同市神場)小寺製材所(同市深沢)特別養護老人ホーム御殿場十字の園(同)豊田ユナイテッド静岡御殿場ながはら店(同市川島田) 【御殿場地区安全
-
里山づくりや環境教育 日本郵船、プロジェクト推進 御殿場
海運大手の日本郵船が御殿場市東田中の人工林約4・6ヘクタールを舞台に、豊かな森づくりや子どもたちへの木の教育の機会提供を目指す「ゆうのもりプロジェクト」を進めている。2024年4月には作業棟などの建設を終え、日本古来の里山づくりや同市と連携した環境教育などを始める方針。 同社は22年4月、同市と「森林整備による地方創生に関する連携協定」を締結した。海で事業展開する同社が森林整備に関する協定を結ぶのは全国初で、根底にあるのは「豊かな森林が豊かな海を育む」の考え。手入れが行き届いていないスギやヒノキなど針葉樹中心の人工林を、社員が地域と関わりながら広葉樹も含む多様な植生の森に再生する長期的な
-
補正予算案など23議案可決、同意 御殿場市議会
御殿場市議会12月定例会は28日開会し、会期を12月13日までの16日間と決めた後、市提出の2023年度各会計補正予算案など23議案と議員提出の1議案を上程した。本年度一般会計補正予算案など23議案を可決、同意した。 一般会計補正予算は14億5500万円を追加する。歳出は年末年始に合わせたプレミアム付きデジタル商品券事業の展開に向け1億1千万円、交通安全推進のヘルメット購入費補助事業210万円などを加える。 このほか、水道料金5%引き期間の27年2月までの延長や市国民健康保険税の軽減措置なども決めた。
-
功労者ら表彰 静岡県薬物対策推進本部
静岡県薬物乱用対策推進本部はこのほど、本年度の県薬物乱用防止県民大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。功労者らの表彰や薬物依存研究の専門家による講演などを行った。 薬物乱用防止指導員やボランティアら約350人が参加した。薬物乱用防止功労者と中高生対象のポスター・標語コンテストの入賞者を表彰したほか、湘南医療大薬学部の船田正彦教授が「大麻乱用問題の現状とこれから」と題して講演した。 表彰を受けたのは次の通り。 【厚生労働省医薬局長感謝状】渡辺昌平(松崎町)大村和枝(静岡市)【県知事褒状】神成拓磨(小山町)高橋美敬(御殿場市)石川元之(静岡市)原川久(同)藤田忠男(同)米沢国雄(島田市
-
恩返しのサッカー教室 JFAアカデミーの17選手 御殿場での活動 本年度限り
御殿場市に拠点を置くサッカーエリート選手養成校「JFAアカデミー福島」はこのほど、小学生対象のサッカー教室を同市の御殿場高原時之栖のサッカーグラウンドで開いた。高校3年生の選手17人がコーチ役を務め、子どもたちにサッカーの楽しさを伝えた。 同市と小山町、裾野市の児童を中心に約70人が参加した。子どもたちはレベルごとにパスやシュート、フェイントなどの技術を磨き、高校生選手からボールの蹴り方や視線を向ける方向などについて助言をもらった。ゲーム形式の練習も行い、早速学びを生かして相手ゴールに迫った。 同アカデミーは2011年3月の東日本大震災で福島県での活動が困難になったが、御殿場高原時之栖が
-
静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校、保育所、こども園26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計338人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。患者数が12人となった裾野市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設7人、三島市1施設45人、裾野市3施設30人、函南町1施設12人、御殿場市5施設58人、小山町2施設7人、富士宮市1施設45人、富士市1施設11人、静岡市葵区1施設15人、藤枝市2施設20人、焼津市1施設10人、掛川市1施設5人、森町1施設7人、浜松市中区3施設38人、同市東区1施設9人、同市西区1施設19人
-
自転車ヘルメットに補助金 御殿場市 市内購入者に2000円上限
東京五輪・パラリンピック自転車競技ロードの舞台となり、レガシー(遺産)を継承している御殿場市は2024年1月から、市内の店舗で自転車用ヘルメットを購入した市民に補助金を交付する方針を示した。 市当局が27日の定例記者会見で発表した。市民が本人または同居する子が着用する目的でヘルメットを購入した場合、費用の2分の1(上限2千円)を着用者1人につき1回限り助成する。ヘルメットはSGマーク、JCFマーク、CEマークなどが付いた安全基準に適合した商品に限る。 24年1月1日以降の購入品を対象とする。申請には購入者の氏名や購入日、購入店などが分かる領収書が必要。レシートは不可。12月定例会に補正予算を
-
溶岩流で時間差避難 富士山の噴火備え 御殿場・中畑北区で訓練
12月3日の地域防災の日を前に御殿場市の中畑北区で26日、地域防災訓練モデル区訓練が実施された。地域住民約140人に加え市役所や警察、消防、陸上自衛隊の関係者ら約120人が参加し、富士山噴火に備えた情報伝達や避難法、各機関の連携を確認した。 訓練は、紀伊半島沖で大きな地震が発生した後に富士山の火山活動が活発化した想定でスタート。気象庁が噴火警戒レベル3を発表したことに伴い、長田克彦区長らが中畑北区コミュニティ供用施設に区災害対策本部を設置した。警戒レベル4を経て、富士山で中規模の噴火と溶岩流が確認された段階に移ると、迅速に住民避難を開始した。 最新のハザードマップによると、同地区に溶岩流が流
-
御殿場市の発達相談センター 萩原の市役所分館に移転
御殿場市は27日、同市川島田のフジ虎ノ門こどもセンターの一部に事務所を設けている市発達相談センターを、2024年4月1日に同市萩原の市役所分館に移転すると発表した。 母子保健と児童福祉の両部門の連携を深めて相談体制の充実を目指す児童福祉法の改正を受け、同センターを福祉事務所と同じ敷地に移すことで顔の見える相談連絡体制の強化を図る。同センターの相談数は増加傾向にあるといい、心理職の追加雇用を見据えた事務所スペースの確保なども理由としている。 市議会12月定例会に移転の補正予算を提出する。
-
⛳宮本勝昌、シニア賞金王 最終戦、いわさき白露優勝
男子ゴルフのシニアツアー最終戦、いわさき白露シニアは26日、鹿児島県いぶすきGC(7052ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、69で回った宮本勝昌(熱海市出身、御殿場市在住)が通算9アンダーの207で優勝し、シニアツアー賞金王に輝いた。1打差の2位に鈴木亨が入った。