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御殿場市職員の業務端末 本年度中に全タブレット化

 御殿場市はデジタル技術の活用による「スマート市役所」の実現に向け、本年度末までに全職員の業務端末をタブレット化する。同市は昨年中に会議室無線化を実施していて、2月末の市役所のシステム更新と合わせてペーパーレス化や業務効率化を急ぐ。

御殿場市議会1月臨時会でタブレット端末を使用する市の幹部=市役所
御殿場市議会1月臨時会でタブレット端末を使用する市の幹部=市役所

 タブレットは約700台導入し、ほぼ全ての正規職員に配布する。すでに課長級以上などは部長連絡会や庁議、市議会などの場面で試験運用を始めている。庁外から市のデータベースを閲覧でき、必要な資料を素早く提示することなど業務の効率化が期待される。データはサーバー側で管理してタブレット自体に保管しないため、情報漏えい対策や故障時に業務に与える影響の最小化も可能という。
 「ゼロカーボンシティ」を県内で初めて宣言した自治体として、年間約10万キロを超えるという庁内の紙使用量の大幅削減を目指す。勝又正美市長は「業務の自動化、効率化に資するITインフラを順次整備し、さらなる行政サービス向上につなげたい」としている。

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