テーマ : 御殿場市

大わらじに炎、夏に別れ 勇壮太鼓や打ち上げ花火も 御殿場で供養祭

 御殿場の夏を締めくくる「わらじ供養祭」(御殿場わらじ祭り実行委主催)が9日、御殿場市の御殿場高原時之栖で開かれた。市観光協会や市の関係者らが良縁や富士登山者の健脚などを願って奉納された大わらじをたき上げ、供養した。

真っ赤な炎を上げて燃える大わらじ=御殿場市の御殿場高原時之栖
真っ赤な炎を上げて燃える大わらじ=御殿場市の御殿場高原時之栖


 かつて旅人や登山者が使い終わったわらじを集め、旅の安全を祈願したことに由来する行事。神事を行った後、勝又正美市長らがたいまつの火を大わらじに移すと、瞬く間に燃え上がった。真っ赤な炎が夜空を染め、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。
 7月の富士山太鼓まつりや8月の夏まつり歩行者天国など御殿場の夏の行事のフィナーレ。富岳太鼓雷神組による勇壮な演奏やお笑いタレントのサンシャイン池崎さんによるステージなども繰り広げられた。花火も打ち上げられ、来場者が夏の余韻に浸った。
 市によると、今年は富士山世界文化遺産登録10周年や新型コロナの制限解除などの影響で、富士登山者や各行事の来場者は大幅に増えたという。

いい茶0

御殿場市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞