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4月から副市長2人に 女性登用を視野 御殿場市長が方針

 御殿場市の勝又正美市長は4日、現在1人体制となっている同市の副市長について、年度替わりの4月から条例で定められている定数に沿った2人体制にすることを表明した。同市として初となる女性の登用を検討していることも明らかにした。同日の市議会3月定例会で、菅沼芳徳氏(改新)の代表質問に答えた。
 同市の副市長は、現市長の勝又氏が市長選出馬に伴い副市長を退いた2021年9月以降、1人体制が続いている。勝又市長は「新型コロナウイルス禍でのスタートで、緊急かつ適切に施策を実施するため、副市長をカバーする形で市政のかじ取りをしてきた」と説明。一方で、直近は同市の予算規模が大きくなり、東富士演習場関連業務や財産区運営など他市にない重大任務が多いことも踏まえ、「副市長2人体制が望ましい」とした。3月定例会に副市長の人事に関する議案を提出する方針という。
 同市は東アジア文化都市事業にかかる武道ツーリズムの振興や富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏の取り組み推進、道の駅的な大型施設や「科学技術博物館(仮称)」の整備など、県との連携機会が増えていく。取材に対して勝又市長は「2人のうち1人は静岡県からの外部人材を登用することも視野に入れている」と話した。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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