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御殿場市の新図書館 工事の安全祈願 2026年4月開館目指す

 御殿場市はこのほど、同市萩原の市民交流センター「ふじざくら」付近に建設を予定する新市立図書館・郷土資料館の建設工事安全祈願祭を同地区で開いた。多彩な体験や郷土の学びを盛り込むだけでなく、防災拠点としての役割も重視し、26年4月の開館を目指す。

刈初の儀を行う勝又市長=御殿場市萩原
刈初の儀を行う勝又市長=御殿場市萩原

 勝又正美市長や財産区議会、建設関係者ら約120人が出席し、工事の無事を祈った。勝又市長は「未来を担う子どもたちが図書館を利用して郷土について知り、愛着をもってもらえたら」と述べた。
 新図書館・郷土資料館は2階建てで、延べ床面積約3800平方メートル。一般向け10万冊、児童向け4万8千冊など計16万冊超を常時公開する。御殿場の伝統的な古民家をモチーフに木材の温かみを強調し、図書はテーマごとに「コマ」と呼ばれる小スペースに分けて配置する計画。読書や利用者の活動の場を提供するほか、カフェや富士山のビューポイント、交流スペースなど利用者がつながり合う工夫も施すという。
 計画地は最新のハザードマップで、最大規模の富士山噴火が発生した場合も溶岩流の流下範囲外となっている。災害時ボランティア本部となる「ふじざくら」の近接地に建設することで、安全な医療救護本部の立ち上げも可能となり、重要な災害対策の拠点となることが期待される。

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