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地域循環共生圏へ連携 御殿場市とSFGが協定

 御殿場市としずおかフィナンシャルグループ(SFG)は25日、「富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏の推進に関する連携協定」を結んだ。同市が目指す脱炭素と経済の好循環モデルの推進や地域のブランディング戦略の立案などで協力し、持続可能な地域の発展につなげる。

協定書を交わした勝又正美市長(左)と中村智浩静岡銀行地方創生部長=25日午前、御殿場市役所
協定書を交わした勝又正美市長(左)と中村智浩静岡銀行地方創生部長=25日午前、御殿場市役所

 同市は森林経営による温室効果ガス削減の環境的価値を国の「J―クレジット」で利益に換算し、デジタル地域通貨の財源にする循環モデルを示している。SFGは専門的な知見を基に市のクレジット創出を支援し、売買など市場展開に関する助言、地域のシティープロモーションやブランディングの提案なども行う。
 SFGの静岡銀行が協定を結んでいる東京ガールズコレクションの企画制作会社「W TOKYO」(東京都)も交え、若者への環境啓発などをテーマの一つに、同イベントの御殿場開催も検討しているという。
 市役所で開かれた締結式で、勝又正美市長は「専門的なノウハウや幅広いネットワークは大変心強い。若者に向けた取り組みも推進する」とあいさつした。協定書を交わした同銀行の中村智浩地方創生部長は「持続可能な地域づくりへの貢献を約束する」と述べた。

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