静岡県内金融機関の記事一覧

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「テックビート」3年ぶり静岡市で実地開催 地元企業とスタートアップつなぐ
静岡県と静岡銀行などは20、21の両日、静岡県内企業と首都圏を中心としたスタートアップ企業をつなぐ「テックビートシズオカ2022」を静岡市駿河区のグランシップで開催する。人工知能(AI)やデジタルトランスフォーメーション(DX)などの技術を紹介し、新産業創出や生産性向上を目指す。 テックビートの実地開催は3年ぶり。今回はオンラインも併用する。情報通信技術(ICT)に強みを持つ新興企業約60社が参加し、県内企業と商談を繰り広げる。 政府のデジタル田園都市国家構想に関して牧島かれんデジタル相による基調講演(20日)を予定するほか、「建設DXの未来」をテーマに県内建設会社3社の若手社長らがトー
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しずおか焼津信金 焼津北支店が開業 石津支店も19日に
しずおか焼津信用金庫は4日、焼津北支店(焼津市駅北)の新築店舗を開業した。19日には石津支店(同市石津)の新築店舗を開業する。 どちらの支店も老朽化に伴い建て替えた。焼津北支店は以前の店舗の隣地、石津支店は現店舗の南西約800メートルの位置にそれぞれ移転した。 両支店とも鉄骨2階建て。延べ床面積は焼津北支店551平方メートル、石津支店778平方メートル。
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クラウド専用の目的別ローン開始 スルガ銀、来店手続き不要
スルガ銀行はこのほど、銀行と借り手をオンラインでつなぐ「クラウドローン専用目的別ローン」の取り扱いを始めた。教育やリフォーム資金、車購入など使い道が決まっている無担保ローンで、申し込みから契約締結まで非対面での手続きを可能にした。 SMBCクラウドサイン(東京)の電子契約サービスを無担保ローンでは国内で初めて導入。紙と印鑑で行っていた契約業務がオンライン上で完結するため、来店や郵送での手続きが不要になり、近くに同銀行の本支店がなくても利用できる。融資額は10万~1千万円。融資期間は6カ月以上10年以内。
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静清信金、プラモを児童クラブに寄贈 静岡市
静清信用金庫は1日、創立100周年記念事業として、静岡市に地場産品のプラモデル千個を寄贈した。市内の放課後児童クラブに届けられる。 プラモデルで国内トップの製造出荷額を誇る静岡市について、子どもたちの愛着や誇りを醸成する狙い。静岡模型教材協同組合の協力を得て寄贈用のプラモデルを集めた。 同金庫の佐藤徳則理事長ら3人が市役所静岡庁舎に田辺信宏市長を訪ね、目録を手渡した。佐藤理事長は「静岡は模型の世界首都。子どもたちが地場産品に興味を持つ機会になれば」と語った。
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静岡銀行 アプリ提供開始 振り込みなど24時間可能に
静岡銀行は1日までに、公式アプリ「しずぎんアプリ」の提供を始めた。スマートフォンで振り込みやカードローンなどの取引が24時間可能。従来はインターネット支店の顧客専用だった「しずぎんWeb Wallet(ウェブウォレット)アプリ」を改良し、利用可能対象者を同支店以外の顧客に広げた。 同行の普通預金キャッシュカードを保有する満15歳以上の個人は誰でも利用できる。ログイン時に本人確認するための生体認証機能を採用し、安全性を高めた。普通預金や貯蓄預金の明細を電子文書(PDF)形式でダウンロードも可能。 顧客の中には「多忙なため、銀行の営業時間内に振り込みができない」などの声も多く、多様化する生活
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新本店棟10月オープン 浜松いわた信金 ワンストップで顧客対応
浜松いわた信用金庫は1日、浜松市中区元城町で建設中の新本店棟を10月11日にオープンすると発表した。本店営業部や個人向け住宅ローン・相続などの総合相談窓口「夢おいプラザ浜松」、関連会社など3社が稼働予定で、多様なサービスのワンストップ化により顧客対応を強化する。 新本店棟は鉄骨4階建てで、建築面積1331平方メートル、延べ床面積4493平方メートル。1階に、現在は周辺ビルで業務に当たる本店営業部、2階に中区中島から移転する夢おいプラザ浜松、2、3階に浜松いわた信用保証、はましんリース、提携先の浜松損害保険サービスが入る。4階には職員向け大会議室を整備する。 同信金は「当金庫が掲げる総合サ
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静清信金「打ち水大作戦」スタート 9月末まで、平日夕方に実施
静清信用金庫は1日、地球温暖化防止に向けた取り組みの一環で、「打ち水大作戦」と題した活動を静岡市葵区の本店営業部前で始めた。9月30日まで平日夕に毎日実施する。 初日の「出陣式」では、佐藤徳則理事長が「打ち水で連日の猛暑を乗り越えよう」と関係者に呼び掛けた。法被や浴衣を身にまとった役員や職員ら5人が声を掛け合い、手おけからひしゃくで水をまいた。 県地球温暖化防止活動推進センター職員が打ち水をする前と実施後の路上の気温と表面温度を計測。開始10分で気温は1・8度、表面温度は8度下がり、早速効果が表れた。 期間中は脱炭素化社会実現に関するロビー展も開催されている。
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静銀支店職員が特殊詐欺を防止 伊東署が感謝状
伊東署はこのほど、特殊詐欺被害を未然防止したとして伊東市銀座元町の静岡銀行伊東支店(袴田幸弘支店長)と職員2人に署長感謝状を贈った。 同署などによると6月17日午後1時半ごろ、同支店に来た高齢女性が「定期預金を解約し、息子にあげたい」などと申し出て、300万円を引き出そうとした。不審を感じたフロア担当の杉本由美子さんと窓口対応の下田聖子さんが応じ、話を聞くなどして通報につなげた。 三坂滋康署長が同支店を訪れ、袴田支店長と2人に感謝状を手渡した。三坂署長は「職員のみなさんが意識を持って仕事していただいていることに感謝している」と述べた。 杉本さんは「お客さんの預金を守るのも銀行の仕事の一
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青いTシャツでJ3沼津を応援 スルガ銀行、ホーム開催週の金曜
スルガ銀行(沼津市)は1日、サッカーJ3「アスルクラロ沼津」(同市)の応援キャンペーンを始めた。ホームゲーム開催週の金曜日に、行員がチームカラーの青いオリジナルTシャツを着て勤務し、全市的な応援ムードを盛り上げる。 同行はチームのオフィシャルユニホームパートナーで、市職員や民間企業の社員が青い上着を着用する「沼津オールブループロジェクト」に賛同した。対象は沼津市内にある本店営業部と支店、出張所の計9店舗。「SURUGA bank×azul claro」の文字とチームのエンブレムをデザインしたTシャツで、外回りの渉外担当を含む約120人が参加する。 キャンペーンを担当する営業統
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沼津市発展に貢献 87個人8団体表彰
沼津市は市制記念日の1日、各分野で市の発展に貢献した87個人・8団体を市役所で表彰した。頼重秀一市長は「さまざまな方面での皆さんの努力、尽力に感謝したい」と述べ、一人一人に賞状を手渡した。 表彰者は次の通り。 【自治功労】土屋新一、勝又隆、荻田英之渡辺良博、鈴木義寿、山田珠嗣、杉山憲司、鈴木猛、武井利朗、池田昭代、轉太郎 【教育功労】三好勝晴、杉村吉則、望月隆幸、大須賀健、山岡祥子、出木勝、大野哲、秋山恵司、秋元信雄、伊藤達哉、梅沢浩彰、小泉博孝、広瀬則子、望月和人、川端忍、古沢緑、大川芳子、鈴木真、石原孝信、渡辺みゆき、川口博子 【文化功労】杉本宗淑、柳原仙柳、大木宗紫、渡辺鳳代賀
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富士宮信用金庫人事(1日、地名は支店)
総務部総務課長代理(総務課推進役)榊原一仁▽業務部長(お客さま相談部副部長兼営業店サポート課長)望月賢司▽融資部副部長(万野店長)松戸豊▽融資部顧客支援課長(顧客支援課主任推進役)平林昭宏▽事務部副部長兼事務管理課長(事務管理課長)上村則幸▽監査部副部長兼監査課長(監査課長)土井康志▽本店兼東町店長(融資部顧客支援課長)岩崎勲▽万野店長(万野店長代理)木本謙正▽万野店長代理(総務部総務課係長)井出ひろ美
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ご当地シャツで仕事快適 焼津 魚河岸クールビズ開始
焼津市役所と市内44事業所で1日から、職員や社員がご当地シャツ「焼津魚河岸シャツ」と「大井川の恵シャツ」を着用して勤務する「魚河岸クールビズ」が始まる。8月末まで。同時に魚河岸シャツをPRするキャンペーンも実施する。 魚河岸クールビズは17年目の取り組み。市役所では1日から全職員に両シャツの着用を推奨する。30日から市経済部の職員が先行して実施した。青や緑、赤など色とりどりのシャツ姿で勤務し、港町らしい雰囲気に包まれた。このほか、しずおか焼津信用金庫や大井川商工会など44事業所でも社員や従業員が着用する。 市内17店舗が加盟する焼津魚河岸シャツ組合と連携したキャンペーン「魚河岸Summe
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プレミアム商品券販売 伊豆の国市
伊豆の国市は1日から、市内経済の活性化を目的としたプレミアム付き商品券を販売する。商品券には、地元の伊豆中央高美術部の生徒が描いたイラストをデザインした。 千円券12枚つづり1万2千円分を1セット1万円で販売する。有効期限は年内。5千円分は加盟全店で使える共通券、7千円分は大型店などでは使えない専用券。 イラストは専用券には北条義時、共通券には八重姫を紙幣の肖像画風にデザインした。市が各世帯に発送した引換券を三島信用金庫やスルガ銀行、郵便局、商工会本所に持参して購入する。問い合わせは商工会本所<電055(949)3090>へ。
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志仁会など4社 PIFで資金調達 静岡銀行と契約
社会医療法人志仁会(三島市)と自動車外装用プラスチック製品製造業のソフテック(浜松市西区)など4社が30日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた企業の取り組みを支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を結んだ。 設備資金として志仁会は3億400万円、ソフテックは1億5千万円を調達した。志仁会は運営する三島中央病院に4階建て施設を増築。訪問看護ステーションやリハビリ室の整備などを行う。ソフテックは自社敷地内での太陽光パネル設置などに資金を充てる。 廃棄物処理業の環境のミカタ(焼津市)、テント倉庫施工業のニッケーコー(静岡市駿河区)は
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焼津保険代弁人事(30日)
代表取締役社長 しずおか焼津信用金庫常務理事阿井誠▽取締役 池田直樹▽退任 代表取締役社長松永嘉治 ※7月1日付で静岡焼津マネジメントに社名変更する。
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スルガ銀行員が詐欺被害未然防止 静岡南署が感謝状
詐欺被害を未然に防いだとして静岡南署は29日、スルガ銀行静岡東支店(静岡市駿河区)アシスタントマネージャーの村田好美さん(48)に署長感謝状を贈った。 同署などによると、村田さんは5月31日午前、約300万をATMで振り込もうとしていた50代女性から「知人が海外から入国するために必要」と聞いた。 同支店では数日前にも、この女性が高額現金を振り込む姿が目撃されていたため、従業員間で情報共有していたという。村田さんは数日前の状況や女性の話を踏まえ、詐欺を疑い警察へ通報した。 村田さんは「一度被害に遭うとつらい気持ちは消えない。被害が発生しないよう、これからも連携して食い止めたい」と話した。
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スルガ銀行株主総会 社長解任案を否決 不正融資問題巡り
スルガ銀行が29日に沼津市で開いた株主総会は、嵯峨行介社長を再任する取締役選任案などいずれも銀行側が提案した3議案を可決した。投資用不動産の不正融資問題で被害を訴える株主らが提案した嵯峨社長の解任案など10議案は全て否決された。 同行は新型コロナ対策で来場者数を事前の抽選で当選した206人に限定し、実際には183人が出席した。株主からは被害者救済や、不正融資問題を巡る元役員の懲戒解雇処分が無効と判断された23日の東京地裁判決などに関する八つの質問が寄せられたという。不適切発言を繰り返した株主が退場になるなど、今年も荒れ気味となった。 株主提案では不正融資の温床になった資金の貸付や融資審査
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自転車ツーリズム、可能性は 仏チーム蠣崎選手(沼津出身)ら議論
沼津信用金庫は27日夜、フランスの自転車ロードレースクラブチーム「ヴェロスポールヴァレテ」に所属する沼津市出身の蠣崎(かきざき)優仁選手(23)らのトークイベント「これからの時代のサイクルツーリズム」を、同市のぬましんCOMPASSで開いた。 地域創生・活性化に関わる人に話を聞く「COMPASSカフェ」の一環。サイクリストの拠点「チェレステカフェ」(同市口野)店主の小野剣人さんと、企画したマスマススクエア代表の森川正信さんが聞き手として登壇。欧州の自転車文化や県東部のサイクルツーリズムの可能性を議論した。 蠣崎さんは今月、ツールドフランスの難所であるピレネー山脈ツールマレー峠での強化合宿
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人事=静岡中央銀行(29日、地名のみは支店長)
常務湘南エリア長(取締役東京兼東京事務所長)京浜エリア長青島厚志▽遠州エリア長兼浜松兼遠州住宅ローンセンター長(静清エリア長兼静岡)取締役名波忠広▽静清エリア長兼静岡(伊豆エリア長兼熱海)取締役増田和彦▽新任取締役 コンプライアンス統括部長内海順太▽伊豆エリア長兼熱海(川崎)岡田康伸▽吉原(厚木)吉本貴紀▽厚木(三島)岩下幸生▽川崎(遠州エリア長兼浜松兼遠州住宅ローンセンター長)遠山典良▽三島(監査部与信監査部長)藤原聡行▽東京兼東京事務所長(吉原)松浦康仁▽監査部業務監査グループ部付部長(監査部業務監査部長)勝又勉▽退任 常務清水弘
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人事=スルガ銀行(29日)
ソリューションビジネス推進本部長を兼ねる 副社長加藤広亮▽ダイレクト住宅ローンセンター長を兼ねる 個人専用支店兼ANA支店兼リクルート支店兼Dバンク支店兼Tポイント支店副支店長鈴木武寿▽ソリューションビジネス推進本部FI企画室部長(営業本部FI推進室長)鈴木謙吾▽ソリューションビジネス推進本部FI推進室部長(営業本部FI推進室審議役)本多寛行▽審査本部審査第三部長(審査本部審査第二部=本店=部長)野末寿健
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表彰や報告了承 沼津商議所議員総会
沼津商工会議所は29日、議員総会を沼津市内で開いた。地元の経済活動に貢献した個人や事業所の表彰などを行い、紅野正裕会頭から賞状と記念品が贈られた。 紅野会頭は、来年市制100年を迎える同市の関連事業に積極的に参画することを強調。その上で「2年後の沼津商議所の創立100年へつなげたい」とした。総会では2021年度事業報告などを了承した。表彰を受けた個人、事業所は次の通り。 【22年度経済産業省関東経済産業局長表彰】山口和也(山口建築設計事務所山口工務店社長)【22年度関東商工会議所連合会会長表彰・ベストアクション表彰】エイディーディー(下田一喜社長)【21年度沼津商議所会員増強功労表彰】沼
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特殊詐欺防止で感謝状 焼津署、信金とコンビニに
焼津署は28日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、しずおか焼津信用金庫石津支店(焼津市石津中町)とセブン-イレブン焼津大住店(同市大住)に署長感謝状を贈った。 同署によると、同信金石津支店は6日に来店した高齢女性が「今すぐにお金を下ろしたい」と申し立てたことから特殊詐欺を疑い、警察に通報。セブン-イレブン焼津大住店は14日、アダルトサイトの振り込みを申し立てた男性に対し、特殊詐欺の可能性が高いことを伝え、警察に通報した。いずれも被害を未然に防いだ。 贈呈式には同信金で応対した川本久美子さん、同店で接客した大西ゆかりさんらが出席した。青木浩明署長は特殊詐欺の発生が相次いでいることを指摘し「
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SDGs支援保証 7月から取り扱い 島田掛川信金
島田掛川信用金庫は7月1日から、持続可能な開発目標(SDGs)の推進に取り組む事業者のサポートを目的とした県信用保証協会の「SDGs支援保証制度」の取り扱いを開始する。 同協会とこのほど覚書を結んだ。限度額2億円の「SDGsプレミアム」と同3千万円の「SDGs保証」の2種類で、通常の保証料より0・1~0・2%割り引く。利用のためには所定の「SDGs宣言書」の作成が必要で、同金庫は作成の支援も行う。
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ウクライナ避難民支援委員会を発足 静岡市など
ロシア侵攻を受け静岡市に避難してきたウクライナ人を支援するため、静岡市と市国際交流協会は27日、「市ウクライナ避難民支援委員会」を発足し、避難民に支援金を給付すると発表した。1人につき月3万円を最長3カ月間支給する。銀行口座を開設し、市民からの寄付も募る。 同委員会は2023年3月まで設置する予定で、観光交流文化局の岡村渉局次長が委員長を務める。支援金支給事業と市民からの寄付金受付窓口などの役割を担う。 支援金は同市に住民登録した避難民に支給する。別の自治体から転入してきた人(一時的な滞在は除く)は対象外とする。市民からの寄付を財源に充てる。寄付金控除の対象にはならないという。 寄付金
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DX推進へ連携 島田掛川信金と吉田町、町商工会
吉田町と町商工会、島田掛川信用金庫は27日、中小事業者のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する連携協定を結んだ。 3者は連携し、町内事業者の利便性向上と業務の効率化を目指し、DX推進に関する現状把握や課題収集に努めるほか、企業に対しての情報提供やDX導入に関する支援を行う。町役場で開かれた締結式には田村典彦町長、町商工会の増田学会長、同信金の市川公会長が出席し、協定書を取り交わした。 田村町長は「事業を発展させていくためにデジタル技術の活用は不可欠になっている。DXの重要性を広く周知していきたい」と話した。
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静岡県労金 実質4年連続増収増益 業務電子化でコスト圧縮
静岡県労働金庫が27日発表した2022年3月期決算は、経常収益が前期比0・4%減の148億8500万円、経常利益は7・2%増の29億2600万円、純利益は6・7%増の21億9600万円だった。減収は会計基準を変更したためで、従来基準では4年連続の増収増益。業務の電子化や効率化で事務コストを圧縮した。 本業の収益力を示すコア業務純益は5・0%増の29億5千万円。期中平均の預金残高は5・0%増の1兆2039億4千万円、貸出金残高は4・4%増の9144億3200万円だった。会員の生活スタイルに合わせた財形など積立預金の提案活動を推進した一方、住宅ローンを中心にインターネットで仮申し込みを受け付け
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5信金で最終増益 貸出金利息が伸長 3月期決算
静岡県内9信用金庫の2022年3月期決算が27日までに出そろった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う資金繰り支援で貸出金利息が伸び、5信金で最終増益を確保した。今後は原油・原材料価格の高騰や急激な円安で取引先企業の収益悪化が懸念されることから、各信金は経営改善などの伴走型支援に力を注ぐ。 本業の収益力を示すコア業務純益の総額は前期比21・5%増の229億8千万円。6信金で実績を伸ばし、遠州は71・7%増の20億5900万円、島田掛川は59・3%増の48億3100万円と伸び率が高かった。 純利益は富士、しずおか焼津、島田掛川、静清、沼津で増益だったのに対し、遠州、三島、富士宮、浜松いわたは最
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スルガ銀行総会開催 禁止申し立てを却下 静岡地裁沼津支部
スルガ銀行による不正融資問題の被害者らが同行の株主総会開催禁止を求めた仮処分申し立てについて、静岡地裁沼津支部は27日、却下する決定を出した。株主総会は予定通り、29日に沼津市で開かれる。 同行は新型コロナウイルス対策などとして、株主総会の会場の座席数を制限し、出席希望者が多い場合は抽選とする事前登録制を導入した。古閑美津恵裁判長は決定理由で「新規陽性者はいまだ途絶えることがなく、出席する株主を一定数に限定することに合理性が認められる」と指摘。被害者ら303人の株主が訴えた「株主参与権行使の侵害」との主張を退けた。 申し立ては17日付。同行は事前登録制について「経済産業省などが認めている
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強盗への対応訓練 静岡中央銀行伊東支店
静岡中央銀行伊東支店(伊東市中央町)と伊東署はこのほど、強盗への対処訓練を同支店で行った。職員が有事の際の適切な対応方法を学び、防犯意識を高めた。 強盗犯役の署員2人が模擬の刃物と拳銃を手に押し入り、大声で「動くな」「電話に出るな」などと脅しながら金銭を要求。職員を人質に取って逃走した。 参加者は同署の担当者の指導で、犯人の服装や身長、体格を確認した。特徴を覚える際に、犯人が脱ぎ替えにくい靴にも着目するといったポイントを学んだ。 同署生活安全課の鍋田将斗課長は「集めてもらった情報が摘発の端緒になる。防犯カメラも活用してほしい」と呼び掛けた。
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SDGs視点の経営戦略を紹介 沼津信金がセミナー
沼津信用金庫はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした中小企業向けセミナーを沼津市の沼津トラストビルで開いた。元環境省職員でSONPOリスクマネジメント(東京)顧問の佐野郁夫さん(63)が、SDGsの視点を取り入れた経営戦略の重要性を呼び掛けた。 県東部地域の会社関係者を中心に会場で約20人、オンラインで約110人が参加し、佐野さんはSDGsの視点を取り入れる意義を伝えた。取組事例も紹介し、大企業がサプライチェーンにも環境や社会への取り組みを求めていることを指摘。「SDGsなど、今世界に求められていることから新しいビジネスを考えてほしい」と強調した。 参加者には同社が作成し
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コア業純3.2%減 富士宮信金 3月期決算
富士宮信用金庫が25日に発表した2022年3月期決算は、将来の信用リスクに備えた貸倒引当金の積み増しなどから経常収益は前年比7・4%減の42億7300万円だった。 経常損益は45・9%減の4億7400万円、純損益は35・2%減の3億5100万円で、減収減益。本業の収益力を示すコア業務純益は3・2%減の11億7800万円だった。不良債権残高(金融再生法ベース)は17・8%増の96億800万円。 事業性評価を通じた融資に注力し、預金残高(期中平均)は5・0%増の3770億8千万円、貸出金残高(同)は8・6%増の1627億4800万円。共に過去最高を更新した。自己資本比率は20・17%で、国内
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児童ら特産キンメ学ぶ 静岡銀行、東伊豆でイベント
静岡銀行は25日、児童が地域産業に触れるイベント「しずおかキッズアカデミー」を東伊豆町稲取で開催した。26日まで県東部の小学4~6年生12人が特産品や基幹産業を学ぶ。 初日は町役場で伊豆漁協稲取支所運営委員長の鈴木精さん(70)=同町=からキンメダイの水揚げ事情を学習した。鈴木さんはキンメダイが稲取の温泉街で重宝された結果、評判が全国に広まっていったと解説。児童たちは受講後、町内の3旅館で夕食の配膳を体験した。 26日は日本三大つるし飾りの一つともされる雛(ひな)のつるし飾りの制作に取り組む。 静岡銀行は郷土愛の醸成などを狙いに同様のイベントを各地で開催していて、今回は稲取温泉旅館協同
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静岡銀行元頭取 神谷聰一郎さん追想 堅実さと先見性息づく
静岡銀行の第8代頭取に就任した1993年は、創立50周年の節目でもあった。「健全性を基本として、時代を先取りする積極的な経営に心掛け、地域社会、お客さま、株主、従業員の幸福を追求する」。次の半世紀に向け、就任時表明した経営理念は今なお、行員たちに脈々と息づいている。 在任した99年までの6年間は、バブル経済崩壊後の混迷を極めた時代。景気も雇用も冷え込み、破綻する金融機関が相次いだ。そんな中でも、堅実経営を貫いた静岡銀に対する米国格付け会社の評価は健全な財務基盤を示す「B」。メガバンクを抑え、当時国内で最も信用度が高い銀行とされた。 将来を見据えた組織体制の強化にも力を注いだ。低成長時代に
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県西部の企業、新規事業紹介 PRノウハウ学び発表 浜松いわた信金プログラム
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は24日、PRのノウハウを学ぶプログラムに参加した県西部の企業6社による合同記者発表会を、同区の創業支援拠点「フューズ」で開いた。各社が新規事業などを情報発信した。 クラッチ製造のエフ・シー・シーの新事業開発部は、コロナ禍で売れずに捨てられる花をプリザーブドフラワーに加工する事業を紹介した。定期的にプリザーブドフラワーを交換するオフィス向けの事業で、来年度のサービス開始を予定する。担当者は「独創的なアイデアで社会に貢献したい」と述べた。 犬のしつけ教材の製作販売を手掛ける袋井市のワンコ・ワークスは、コロナ禍でペットを飼い始める人が増えたと説明。一方、「飼え
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相続手続き共通化 JAとぴあ浜松、静岡銀行と覚書締結
JAとぴあ浜松(浜松市東区)は23日、「相続手続きの共通化」に関する覚書を静岡銀行と締結したと発表した。7月1日から、県内4銀行と8信用金庫などと、預貯金の相続手続きが共通化される。 県内のJAでは初の試み。JAとぴあ浜松によると、共通化で金融機関ごとに必要書類が異なるなどの課題を解消できる。高齢化社会が進む中、組合員や利用者の負担の軽減を目指した。 一定の基準を満たす利用者は、相続人代表者1人のみの署名と押印で手続きできる。共済取引や貸出取引などにかかる相続手続きは対象外。
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詐欺被害を未然防止 静岡銀行見付支店に感謝状 磐田署
磐田署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだ静岡銀行見付支店(磐田市見付)に感謝状を贈った。贈呈式が同署で行われ、中村俊弘署長が内山美恵子支店長(56)に渡した=写真=。 内山支店長は5月19日、営業時間外に来店した60代女性が携帯電話を使いながら現金自動預払機(ATM)を操作していたため声を掛け確認した上で、詐欺の可能性を疑い通報した。内山支店長は「詐欺は身近に発生していると感じた。継続して詐欺防止を呼び掛けていく」と話した。 同署管内では今年、特殊詐欺が10件発生していて、被害額は約750万円にのぼる。同署は、被害防止策を重点的に展開する「推進地区」に見付地区を選んで対策に取り組んで
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網代の支店、出張所 窓口を交互営業へ 三島信金
三島信用金庫は7月25日から、熱海市の網代駅支店と網代出張所の窓口業務を日替わりで交互に営業する。支店は月、水、木曜、出張所は火、金曜を営業日にする。 人口減少が進む中、店舗網を維持しながら業務を効率化する再編計画の一環。午前9時から午後3時までの窓口営業時間のうち、正午から1時間、昼休みも導入する。支店と出張所のATMの営業時間は変わらず、午前8時から午後8時まで。
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中小企業のDX推進支援 牧之原市など3者が協定
牧之原市、市商工会、島田掛川信用金庫は22日、市内の中小企業などのデジタル化推進に向けた連携協定を締結した。3者が協力し、地域におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)化を加速させることを目指す。 DX推進に関する現状把握と課題収集を行い、導入に向けた体制づくりの支援を行う。行政、商工会、金融機関がそれぞれの特性を生かし実施している支援事業の利用促進なども互いに呼び掛けていく。 市役所榛原庁舎で開かれた締結式で、杉本基久雄市長、榎田敏雄商工会長、同信用金庫の伊藤勝英理事長が協定書を取り交わした。杉本市長は「多くの課題を解決するためにDX化は有効な手段。連携したサポートで中小企業の発
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しずおか焼津信金 県信用保証協会とSDGs支援覚書
しずおか焼津信用金庫と静岡県信用保証協会は23日、持続可能な開発目標(SDGs)推進に取り組む中小企業をサポートする同協会の「SDGs支援保証制度」に関する覚書を結んだ。締結は静岡銀行に続き、県内金融機関で2例目。 同制度は脱炭素化や環境保全、労働環境改善などに積極的な事業所が金融機関から融資を受ける際、保証料を優遇する。限度額2億円の「SDGsプレミアム」と同3千万円の「SDGs保証」があり、静岡市などの自治体が運営するSDGs宣言を行った事業所であれば、保証料を通常から0・1~0・2%割り引く。保証期間の延長も受けられる。 覚書締結に合わせ、同金庫は制度適用の前提となるSDGs宣言書
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強盗への備え確認 静銀清水町支店で訓練 沼津署
沼津署は22日、強盗対処訓練を同市伏見の静岡銀行清水町支店で行った。 署員が扮(ふん)する2人組の強盗が押し入り、行員を刃物で脅して現金を奪い逃走するという設定。通報までの一連の流れを確認した。訓練後は生活安全課署員が犯人の人相や服装などを聞き、「逃走後に服装を変えることもあるので、身長や体形を覚えておくことも重要」とアドバイスした。 木村晃支店長は「通用口では普段後ろを振り返らないので、注意が必要だと感じた」と話した。
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三島信金 預金残高1兆円に
三島信用金庫は21日、預金残高が1兆円を超えたと発表した。静岡県内の信金では4番目。1911年の設立から111年での大台突破になった。 年金受給者を中心に個人預金を増やすとともに、指定金融機関として市町の指定金受託を大きく増やした。2021年度に新たに6市町の指定機関となり、7月からさらに2市町が加わるという。
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株主総会中止の申し立て スルガ銀、却下求める方針
スルガ銀行は22日、一部の株主が株主総会中止を求めた仮処分命令申し立てについて、却下を求める方針を明らかにした。本年度の株主総会から導入し、申し立て理由になった事前登録制について「経済産業省と法務省が採用可能と認めている」と主張している。 株主総会は29日に沼津市で開く予定で、同行による不正融資問題の被害者ら約300人が嵯峨行介社長の解任など10議案を株主提案した。銀行側は新型コロナ対策などを理由に出席を事前申し込み制とし、予定数を上回った場合は抽選とする通知を株主に送付。株主提案した被害者らは「株主参与権の行使の侵害にあたる」として、開催中止を求める仮処分を17日に静岡地裁沼津支部に申し
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DX推進協定を締結 島田、掛川市と島田掛川信金
島田、掛川両市と島田掛川信用金庫はこのほど、地域産業の活性化に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に関する協定を締結した。掛川市の同信金本部で締結式を行った。 両市と同信金が連携して中小企業のDX推進を図る。デジタル化診断ツールを使った企業のDXに関する実態把握や、地元の高校や大学と連携したデジタル人材の確保を行う。信金が複数の自治体とDX推進の協定を結ぶのは県内初という。 締結式には染谷絹代島田市長、久保田崇掛川市長、同信金の市川公会長、伊藤勝英理事長らが出席した。染谷市長は「人材確保は喫緊の課題。地域産業のDX推進が一つの答えになるのではないか」と述べ、久保田市長は「
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沼津信用金庫人事(20日)
常務理事(常勤理事)松井洋二▽常務理事(常勤理事)石塚賢▽常勤理事(常勤監事)杉山宏▽常勤理事(執行役員相談センター長)海田新也▽常勤監事(執行役員事務部長)神尾昌史▽新任執行役員 沼津南ブロック長兼本店長野村慈英、経営企画部長野木徹雄▽退任 常務理事奈良橋弘、常務理事高嶋真樹、常勤理事岩田信彦
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沼津信金マッチングガイド 商談、成約増に寄与 取引先に配布へ
沼津信用金庫が取引先の希望する受発注や人材、連携先に関する情報をまとめた「ビジネスマッチングガイドブック」。2008年度から毎年発行し、ガイドブックを生かして商談や成約に至るケースが年々増えている。同信金の営業担当者が取引先から得る情報のきめ細かさが売り。本年度も第15号を発行し、取引先に配布する。 ガイドブックは、営業担当者が取引先のニーズを確認し、各社別に掲載。「全加工に対応できる協力会社を探している」(沼津市の製造業の発注情報)、「数量は1個から対応」(伊豆の国市の製造業の受注情報)など具体的な点も特徴。各社の情報を参考に商談に臨みたいとする取引先を営業担当者が調整し、両者が面談を行
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しずおか焼津信金 完全子会社2社を合併
しずおか焼津信用金庫は21日、完全子会社の静岡信用ビジネスとまるせいビジネスサービスを7月1日に合併すると発表した。静岡信用ビジネスを存続会社とし、社名を「静岡焼津ビジネス」に変更する。 両社はいずれも同金庫から公金のとりまとめや金庫内の文書配送などを請け負っていたが、運営効率化のため合併が決まった。
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しずおか焼津信用金庫人事
静岡信用ビジネス取締役 田中久規▽静岡焼津リース取締役 原田一成▽静岡信用保証取締役 亀山靖彦=以上6月21日 静岡焼津ビジネス代表取締役社長を兼ねる 常務理事山本達訓=7月1日 退任 静岡信用ビジネス代表取締役社長安竹俊、まるせいビジネスサービス代表取締役社長朝羽二三夫=以上6月30日
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沼津信金 3月期、増収増益
沼津信用金庫が20日発表した2022年3月期決算は有価証券など資金運用収益を伸ばし、2年連続の増収増益になった。売上高に当たる経常収益は前期比6・0%増の95億900万円、経常利益25・6%増の22億2200万円、純利益21・4%増の14億5800万円だった。 本業の収益力を示すコア業務純益も16億7千万円で23・2%増加した。期中平均の貸出金残高は1・5%増の2332億6800万円。長期化する新型コロナウイルス禍に加え、原材料費や燃料費の高騰に直面する中小企業に融資し、過去最高になった。 一般貸倒引当金を積み増しした上で、アフターコロナを見据えたプロジェクトチームを拡充させる。 期中
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島田掛川信用金庫人事(地名のみは支店長または支店)
本部付島田掛川保険代弁出向(本部付部長待遇)大石義信=20日▽事務集中部長(監査部長)松浦亨▽監査部長(大井川)杉村芳徳▽本部付主任調査役(向谷)松下正文▽大井川(神戸)大石一善▽システム管理部副部長(リスク統括部副部長)成瀬晃伸▽御前崎(総務部副部長)大石達哉▽向谷(御前崎)小島邦夫▽神戸(五和)曽根重史▽総務部副部長(総務部主任調査役)田辺ゆかり▽融資部副部長(事務部副部長)立林光彰▽金谷・五和(金谷)松島了亮▽本部付主任調査役藤枝駅南地区新店舗開設準備委員長(榛原次長)大畑正幸▽本部付主任調査役六合東支店開設準備委員長(浜岡次長)知久智彦▽事務集中部副部長(経営企画部次長)平井真知子=
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富士信用金庫人事(27日、地名のみは支店)
吉原店長代理(田子浦店長代理)渡辺春樹▽田子浦店長代理(吉原店長代理)加藤一郎▽須津店長代理(駅南店長代理)加藤伸弥▽総合企画部企画課長代理(吉原店長代理)佐藤英樹▽事務部事務集中課長代理(吉原店長代理)高田美幸
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島田掛川信用金庫人事(地名のみは支店長または支店)
本部付島田掛川保険代弁出向(本部付部長待遇)大石義信=20日▽事務集中部長(監査部長)松浦亨▽監査部長(大井川)杉村芳徳▽本部付主任調査役(向谷)松下正文▽大井川(神戸)大石一善▽システム管理部副部長(リスク統括部副部長)成瀬晃伸▽御前崎(総務部副部長)大石達哉▽向谷(御前崎)小島邦夫▽神戸(五和)曽根重史▽総務部副部長(総務部主任調査役)田辺ゆかり▽融資部副部長(事務部副部長)立林光彰▽金谷・五和(金谷)松島了亮▽本部付主任調査役藤枝駅南地区新店舗開設準備委員長(榛原次長)大畑正幸▽本部付主任調査役六合東支店開設準備委員長(浜岡次長)知久智彦▽事務集中部副部長(経営企画部次長)平井真知子=
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事務集中部を新設 島田掛川信金が組織改編
島田掛川信用金庫は20日、口座振替や手形交換などを担う事務集中部を新設し、従来の事務部をシステム管理部に名称変更する組織改編を発表した。地方創生室は部に格上げする。7月1日付。 藤枝市内の店舗計画の変更も明らかにした。たかおか支店の開設を取りやめ、同市高岡の開設予定地に藤枝南支店(同市大洲)を新築移転する。移転の時期は2023年9月ごろ。移転前の藤枝南支店には、店舗内店舗の形態で大洲支店を開設する。
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信用金庫決算(3月期)沼津 2年連続増収増益
①経常収益(前年比)②経常損益(同)③当期純損益(同)④業務純益(同)⑤自己資本比率 【沼津】①95億900万円(6・0%増)②22億2200万円(25・6%増)③14億5800万円(21・4%増)④21億8900万円(25・2%増)⑤15・65% ※増収増益は2年連続。資金運用収益を増やし、貸出金利息も堅調に推移した。期中平均の貸出金残高と預金残高はともに過去最高。
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学童軟式野球40チーム熱戦 沼津「しずちゅう旗」
第10回しずちゅう旗県学童軟式野球記念大会(県野球連盟主催、静岡中央銀行特別協賛、静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、沼津市のあしたか球場と近隣の計8会場で始まった。県内31支部の約260チームから勝ち抜いた40チームが出場し、トーナメント方式で優勝を目指す。 同球場で開かれた開会式では、沼津ヒーローズの金子千浬君(6年)が「選手一同は厳しい練習を共に乗り越えてきた仲間との絆を胸に、正々堂々全力でプレーすることを誓います」と宣誓した。 コロナ禍の影響で3年ぶりの開催。19日に2、3回戦を、25日に準決勝、決勝を行う。
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特殊詐欺に注意を 信金3支店で喚起 焼津署など
焼津署と焼津地区防犯協会、焼津市などはこのほど、静清信用金庫の市内3支店で高齢者らに特殊詐欺被害への注意喚起を行った。 県警が年金支給日に合わせて展開する「オレオレ詐欺被害発生ゼロの日」キャンペーンの一環。同信金の西小川支店(同市焼津)では、焼津署員や地域安全推進員、市職員らが来店者に「こんな言葉が出たら詐欺」と書かれたチラシにマスクやポケットティッシュを添えて配り、注意を呼び掛けた。
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スルガ銀行 定期預金金利、9月末まで優遇
スルガ銀行は20日から9月30日まで、定期預金の金利を優遇する「夏の特別キャンペーン」を実施する。 店頭窓口は店頭表示金利に年0・20~0・28%、インターネットバンキングは店頭表示金利に年0・12%をそれぞれ上乗せする。ネット上のANA支店とDバンク支店は通常の年0・11%を0・13%に引き上げ、旅行券やギフトカードなどが当たる抽選を行う。
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人事=日本銀行(20日、静岡支店関連)
文書局企画役(静岡支店次長)風間毅▽静岡支店次長(金融機構局考査役)赤堀吉則
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信用金庫決算(3月期)三島 貸倒引当金増やす
①経常収益(前年比)②経常損益(同)③当期純損益(同)④業務純益(同)⑤自己資本比率 【三島】①126億1400万円(3・9%減)②13億4900万円(13・8%減)③8億5900万円(41・3%減)④19億9500万円(3・0%減)⑤20・58% ※資金運用利回りが低下。コロナ禍の長期化で貸倒引当金を積み増し、法人税等も前年より増加した。
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人事=静岡銀行(地名のみは支店長または支店)
取締役専務執行役員営業本部長委嘱地区カンパニー支店サポート部ソリューション営業部国際営業部ダイレクトチャネル営業部所管(取締役常務執行役員営業本部長兼支店サポート部長委嘱地区カンパニーソリューション営業部国際営業部ダイレクトチャネル営業部所管)福島豊▽監査部所管(監査部長)取締役常務執行役員清川公一▽企業サポート担当営業副本部長委嘱企業サポート部所管(企業サポート担当営業副本部長兼企業サポート部長委嘱)常務執行役員石井英司▽業務担当営業副本部長委嘱事務サポート部所管(業務担当営業副本部長兼事務サポート部長委嘱)常務執行役員滝沢聡康▽常務執行役員東京営業部担当営業副本部長兼東京営業部長委嘱市場
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遠州信用金庫人事(地名のみは支店もしくは支店長)
営業本部長を解く 専務理事事務担当デジタル推進担当デジタル推進部長委嘱鈴木靖▽営業本部長(信用リスク管理担当)常務理事ガバナンス担当コンプライアンス担当今村勝弘▽信用リスク管理担当(総務担当経営企画担当経営企画部長委嘱)常勤理事縣正義▽総務担当(経営サポート担当)常勤理事池谷正人▽常勤理事経営企画担当経営企画部長委嘱(執行役員生活サポート部長)松下和広▽常勤理事経営サポート担当経営サポート部長委嘱(経営サポート部長)渥美昭次▽生活サポート部長委嘱地域サポート部長委嘱(総務部付部長待遇)業務執行役員秋元俊彦▽地域サポート部長を解く 経営アシスト部長井上勝=以上15日▽生活サポート部スタッフ(引
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島田掛川信金 3月期、コア業純48億円
島田掛川信用金庫が17日発表した2022年3月期決算は、企業の売上高に相当する経常収益が前期比20・9%増の152億6300万円、経常利益は57・8%増の39億1900万円、純利益57・1%増の27億400万円だった。貸出金利息と有価証券利息配当金が伸び、大幅な増収増益に寄与した。 本業の収益力を示すコア業務純益は59・3%増の48億3100万円。合併に伴う店舗網の再編で経費が減少した。ものづくり補助金の採択支援や経営改善などの取り組みが新規顧客の開拓につながり、収益を押し上げた。 期中平均の預金残高は2・9%増の9787億800万円、貸出金残高は1・4%増の3479億4500万円。期末
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島田掛川信用金庫人事(17日)
常務理事(理事リスク統括兼人事担当)小沢浩▽理事を兼ねる 経営企画部長杉本英記▽監事(常務理事)中村英之▽退任 常務理事佐藤基幸、監事鶴木文司、同内海佑治
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三島信金 3月期、減収減益
三島信用金庫が17日発表した2022年3月期決算は低金利で有価証券の運用利回りが低下し、貸倒引当金も積み増ししたことから減収減益になった。売上高に当たる経常収益は前期比3・9%減の126億1400万円、経常利益は13・8%減の13億4900万円、純利益は41・3%減の8億5900万円だった。 コロナ禍の長期化で主要営業エリアの伊豆地域は基幹産業の観光低迷が続き、関連業種の貸出先に対する見積もり方法を変更。3億2400万円を一般貸倒引当金に追加計上した。本業の収益力を示すコア業務純益は20億6千万円で、14・6%減少した。 期中平均の預金残高は3・6%増の9570億5400万円。新たに県東
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三島信用金庫人事(17日)
専務理事(常務理事経営企画部長)永松歳雄▽業務サポート部長を解く 常勤理事川井章義▽業務サポート部長(中央ブロック長兼本店営業部長兼二日町支店長)常勤理事秋山仁▽中央ブロック長兼本店営業部長(営業店支援部長)常勤理事今泉清司▽常勤理事(執行役員)監査部長山下貢▽新任 常勤理事経営企画部長田尻和之▽人財開発部長(人財開発部副部長)遠藤洋介▽営業店支援部長を兼ねる 東南ブロック長山田豊和▽二日町支店長を兼ねる 本店営業部副部長佐野千尋▽人財開発部人財育成課長(人財開発部次長)井沢ゆかり▽東部保険サービス社長(常勤理事人財開発部長)安藤浩治▽退任 専務理事野村幸男
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静岡銀行、掛川西支店を9月移転
静岡銀行は17日、掛川西支店(掛川市下垂木)を9月5日に「店舗内店舗」の方式で掛川支店(同市中央)に移転すると発表した。掛川西支店の跡地はライフデザイン(LD)ステーション掛川として活用する。 掛川西支店の移転後も支店の名称や口座番号に変更はない。通帳や証書、キャッシュカードもそのまま利用できる。 LDステーションは10月17日、現在の掛川支店2階から掛川西支店跡へ移る。住宅ローンの相談対応など、個人客の人生設計に合わせた提案業務を展開する。業務提携契約を結ぶほけんの窓口の店舗も併設する。
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信用金庫決算(3月期)島田掛川 合併効果で増収増益
①経常収益(前年比)②経常損益(同)③当期純損益(同)④業務純益(同)⑤自己資本比率 【島田掛川】①152億6300万円(20・9%増)②39億1900万円(57・8%増)③27億400万円(57・1%増)④34億1千万円(37・5%増)⑤18・87% ※預貸金が順調に伸びたほか、合併後の店舗網再編による経費減が寄与して増収増益。期末預金残高が1兆251億2800万円になり、目標より2年前倒しで節目の1兆円を突破した。
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銀行強盗への対処を訓練 御殿場
静岡銀行御殿場東支店(御殿場市新橋)はこのほど、御殿場署の協力を得て強盗対処訓練を実施した。 刃物を持った男が行員を脅して現金を奪う状況を想定した。行員は、署員扮(ふん)する犯人役を興奮させないよう気を配りながら、事前に決めた役割分担に従って通報や追跡に当たった。それぞれが記憶した犯人役の情報を集約し、駆け付けた警察官に伝えた。 講評した署員は、状況が許せば犯人と会話して時間を稼ぐよう助言した。
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スルガ銀被害弁護団 総会の来場方法で仮処分申し立てへ
スルガ銀行による投資用不動産の不正融資問題で、被害者救済に取り組んでいる弁護団は16日、同行による株主総会の来場事前登録と抽選を撤回するよう求める仮処分を近く、静岡地裁沼津支部に申し立てる方針を明らかにした。 同行の株主総会は29日に沼津市で開かれる予定で、被害者ら約300人が嵯峨行介社長の解任などを求める10議案を株主提案している。銀行側は今回から来場を事前登録とし、予定座席数を超えた場合は抽選とする案内を株主に通知した。弁護団は「株主の権利を制限する行為で受け入れることはできない。株主提案に対する妨害」と反発している。 一方、同行は「新型コロナウイルスの感染拡大防止が目的」と説明し、
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信用金庫決算(3月期)遠州 資金運用収益伸びる
①経常収益(前年比)②経常損益(同)③当期純損益(同)④業務純益(同)⑤自己資本比率 【遠州】①69億3600万円(7・5%増)②7億2800万円(7・2%減)③2億1800万円(56・1%減)④17億5700万円(73・2%増)⑤11・92% ※資金運用収益が増加した一方、将来の信用リスクに備えた貸倒引当金の積み増しで最終減益。デジタル化に伴う業務効率化で業務純益は大幅伸長した。
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浜松いわた信金 コア業純9・7%増 3月期決算
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)が15日発表した2022年3月期決算は、本業の収益力を示すコア業務純益が前期比9・7%増の43億2000万円と2年ぶりの増益となった。旧浜松、磐田両信金の合併に伴う店舗統廃合による物件費や人件費などの費用減などが寄与した。経常利益は3・2%増の32億4500万円、当期純利益は法人税等が前年より増加した影響で5・3%減の20億3800万円。売上高に当たる経常収益は、投資信託解約損益や株式売却益の減少などで4・9%減の306億4400万円。ビジネスマッチングや事業承継などの支援強化を図り、手数料収入は増加した。一般貸倒引当金が前年より減少し、与信費用全体では前年よ
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遠州信金 経営支援を強化 3月期決算
遠州信用金庫(浜松市中区)が15日発表した2022年3月期決算は、資金運用収益の増加などで売上高に当たる経常収益が前期比7・5%増の69億3600万円。一方、コロナ禍や原材料高など将来に備えた貸倒引当金を積み増し、経常利益は7・2%減の7億2800万円、当期純利益は56・1%減の2億1800万円だった。 本業の収益力を示すコア業務純益は71・7%増の20億5900万円と大幅に伸びた。事務や営業部門のデジタル推進に伴う業務効率化に加え、企業の経営支援や個人の家計見直し支援を強化した。貸倒引当金は前年より約8億円多い10億6800万円を積んだ。 預金残高(期中平均)は2・2%増の4702億5
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浜松いわた信用金庫人事(15日)
退任 常勤監事川口保之▽浜松いわたビジネスサービス取締役 中村訓久、同監査役 稲垣路生▽はましんリース取締役 村田広康▽浜松いわた信用保証取締役 柴田久男▽退任 浜松いわたビジネスサービス取締役小泉次郎、同監査役川口保之、はましんリース取締役山本歩、浜松いわた信用保証取締役北島和之
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しずおか焼津信用金庫人事(15日、地名のみは支店長または支店)
業務統括部長(経営企画部長)佐藤克彦▽融資部長(本店営業部長)丸山直樹▽市場金融部長(まるせい営業部長)長谷川晋三▽本店営業部長(追手町)舟津直也▽まるせい営業部長(藤枝駅)増田敏和▽追手町(篭上)花村宣昭▽安西(古庄)山崎信彦▽清水(竜南)中村賢▽駒形(人事部調査役)佐藤忍▽小鹿(羽鳥)小野田瑞丈▽篭上(清水)杉山喜彦▽吉原(安西)小池和幸▽竜南(小黒)村田亮▽小黒(長谷副)杉本弘典▽古庄(新富副)杓谷直紀▽焼津(融資部調査役)片山博之▽羽鳥(吉原)新井誠▽御門台(東新田)北川裕之▽東新田(篭上副)杉浦洋▽小川(業務統括部調査役2)石塚嘉▽藤枝上(小川)岡嵜純也▽藤枝駅(大富)鷺坂和也▽大
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純利益、バブル期次ぐ水準 静清信金3月期
静清信用金庫が15日発表した2022年3月期決算は、一般企業の売上高に当たる経常収益が前期比2・6%増の116億1400万円、経常利益が31・3%増の29億4千万円、純利益36・5%増の21億3600万円と、2年連続の増収増益となった。純利益はバブル期の1989年3月期以降で最高。 新型コロナウイルスの影響を受けた取引先からの資金ニーズに積極的に応え、貸出金利息などを約3億円伸ばした。これまで賃借だった店舗を買い上げて家賃などの経常的経費を約4億円削減したことも増益につながった。 本業の収益力を示すコア業務純益は32・8%増の25億7400万円。不良債権残高は8・7%増の137億200万
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静清信用金庫人事(15日)
常務理事(常務理事人事部長委嘱)松林俊明▽常務理事(常務理事経営企画部長委嘱)鈴木義行▽常勤理事総務部長委嘱(常勤理事営業推進部長委嘱)望月学▽常勤理事経営企画部長委嘱(総務部長)久保田篤▽非常勤監事 大原和彦▽人事部長(総務部副部長兼総務課長)熊谷頼人▽営業推進部長(営業推進部主任推進役)若林健▽総務部副部長兼総務課長(総務部主任調査役)田中直巳▽退任 非常勤監事興津哲雄
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子どもの食を支援 SDGs定期預金 遠州信金
遠州信用金庫は15日、経済的に困難な子どもの食を支援する「SDGs定期預金」の取り扱いを始めた。来年3月24日まで、総額100億円を募集する。 預け入れ総額の0・01%相当額(上限100万円)を浜松、湖西、磐田の各市社会福祉協議会に寄付する。子ども食堂運営や食材提供資金に活用してもらう。適用利率は普通預金と同じ年0・001%とし、来年度以降も寄付を継続実施する。
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コンサル会社と地方創生へ連携 沼津信金、契約締結
沼津信用金庫はこのほど、人材育成・コンサル業の関内イノベーションイニシアティブ(横浜市)と事業戦略アドバイザー契約を結んだ。 地域と多方面で携わる「関係人口」の創出や、地元学生のキャリア教育など地方創生事業に連携して取り組む。同社とはこれまでも、再編に伴う旧店舗の利活用などで事業提携していた。
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しずおか焼津信金 島田に初の出店計画
しずおか焼津信用金庫は14日までに、島田市内に島田支店を新規出店する方針を固めた。本年度中に予定地選定などを行い、出店計画を具体化する。同信金が同市に営業拠点を構えるのは初めて。 本年度の店舗計画の一環。新規出店は合併前のしずおか信金が2016年に藤枝水守支店(藤枝市)を開業して以来となる。島田支店は預金や貸出金などを扱うほか、法人向け業務も担うフルバンキング店舗にする。 しずおか焼津信金は静岡、焼津、藤枝の3市を中心に志太榛原地区も営業区域としているが、島田市内に店舗を展開していなかった。新規出店は「顧客の利便性向上と、県中部での営業基盤を拡大するため」(経営企画部)という。 店舗計
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純利益74.9%増 しずおか焼津信金 3月期決算
しずおか焼津信用金庫が14日発表した2022年3月期決算は、経常利益が前期比56・8%増の32億5800万円、純利益は74・9%増の23億7900万円だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う資金繰り支援で貸出金利息を伸ばし、大幅な増益となった。 一般企業の売上高に相当する経常収益は4・4%増の177億7千万円。原油・原材料価格の高騰などで先行き不透明感は強まっているものの、現状の貸し倒れリスクが抑えられていることから、与信費用は約8億円減少した。 本業の収益力を示すコア業務純益は23・2%増の34億1千万円。取引先の資金ニーズへの対応に加え、経営改善などの伴走支援にも力を注いだ。 不良
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しずおか焼津信用金庫人事(14日)
常務理事(常勤理事業務統括部長委嘱)木村寿倫▽常勤理事経営企画部長委嘱(融資部長)三沢努▽常勤監事(常勤理事市場金融部長委嘱)南條正徳▽退任 常務理事奥山敬二
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富士信用金庫人事(14日)
専務理事経理部担当(常務理事融資部担当)坂田惣平▽常務理事融資部担当(同総務部担当)市川義人▽理事事務部担当(理事経理部担当)加藤晴久▽同総務部担当(総務部長)鈴木章司▽非常勤員外監事 川口祐介▽総務部長(総務部次長)相原隆▽退任 理事事務部担当 高橋史明、非常勤員外監事 落合義信
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富士信金3月期決算 減収増益
富士信用金庫が14日に発表した2022年3月期決算は、資金運用収益の減少などで、経常収益は前年比2・5%減の51億2400万円となった。経常損益は75・7%増の9億4千万円、純損益は約2・3倍の7億4600万円で減収増益だった。 本業の収益力を示すコア業務純益は16・6%減の8億7800万円、業務純益は7・0%減の8億7800万円。不良債権残高(リスク管理債権ベース)は12・2%減の127億7300万円で、貸出金に占める不良債権比率は6・86%と1・27ポイント改善した。 4、5月のコロナ融資延長で融資は引き続き伸長し、融資金の歩留まりなどが増えた影響で期中平均の預金残高は5・6%増の4
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中小企業支援で業務協力契約 静清信金と商工中金
静清信用金庫と商工中金は13日、互いの取引先中小企業に対する事業再生や経営改善支援に関する業務協力契約を結んだ。 中小企業の経営環境は新型コロナウイルス禍に加え、急激な円安や資材価格の高騰で厳しさを増しているとして、経営改善計画や事業再生計画の策定を連携して支援する。中小企業活性化協議会などの第三者機関を紹介したり、協調融資を組成したりして取引先からの多様なニーズに対応する。
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新理事長に小池氏 富士宮信金
富士宮信用金庫は13日、新理事長に小池孝治前常務理事(65)が就任したと発表した。就任は8日付。2018年から理事長を務めた山本勝則氏(68)は同日付で代表権のない常勤理事となり、25日の総代会で退任する。 理事長の交代は、山本氏から辞任届が提出され、8日の理事会で決まった。自身の健康上の理由に加え、コロナ禍における事業者支援態勢が軌道に乗ってきたことから辞任を判断したという。山本氏は事業性評価に重点を置き、財務内容を大きく改善し、預金や貸出量を伸長させた。 新理事長に就任した小池氏は取材に「地域の成長と前進を求め、皆さまとともに歩むことをモットーに全力で取り組む」と語った。 小池孝
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伊東市内買い物券 定期預金者に進呈 静岡中央銀
静岡中央銀行(沼津市)は13日、「しずちゅう伊東オレンジ定期預金」を発売する。店頭表示金利に年0・05%を上乗せするとともに、伊東市内の約120店舗で使用できる買い物券を進呈する。 地域経済の活性化が目的で、伊東支店(同市)で取り扱う。定期預金の預け入れ50万円ごとに、同市商店街連盟と伊東商業協同組合が発行する買い物券500円分を贈る。販売期間は8月末まで。 問い合わせは伊東支店<電0557(37)6636>へ。
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浜松学院大学長「豊かな人間性育んで」 高校生に講演
浜松市中区の浜松学院高で7日、浜松学院大の俵山初雄学長(70)が「社会が求める人材とは」とテーマに講演し、将来に向けて学業だけでなく豊かな人間性を育む重要性を呼び掛けた。系列の高校と大学の連携を生かした「総合的な探求の時間」の一環。 2年生約50人が聴講した。浜松信用金庫(現浜松いわた信金)常務理事、しんきん経済研究所理事長を務めた俵山学長は、自身の人生で得た出会いや経験を交え、リーダーシップや向上心など社会が期待する資質や能力について伝えた。 東日本大震災発生時の避難のような決断が求められる際には「マニュアル通りではなく、瞬時に正しい判断ができるか。日々の多様な経験の中で身に付けてほし
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浜松いわた信金 地域の高齢者見守りへ 市の事業を周知
磐田市内の浜松いわた信用金庫の支店が、高齢者の見守りに関する市の事業「見守りオレンジシール」と「地域見守りネットワーク」の周知を始める。市内全15支店で、ポスターやステッカーを掲出して事業の認知度を高め、安心して暮らせる地域を目指す。 見守りオレンジシールは、行方不明になった認知症高齢者の早期発見に生かす事業。市内の利用者は144人(2021年12月末)。地域見守りネットワークは、従業員らが高齢者の異変を見つけた際、市などに連絡する取り組み。現在、62団体と協定を結んで行っている。 8日、栗田恵子健康福祉部長らが同市中泉の同信金磐田本部を訪れ、池野元孝人事部長に啓発ポスターなどを届けた。
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静清信金 SDGs応援定期預金開始
静清信用金庫は、SDGs応援定期預金「チャレンジ!ゼロカーボン」の取り扱いを始めた。8月末まで。 販売総額の0・005%相当額(上限100万円)を同金庫が拠出し、県地球温暖化防止活動推進センターとふじのくに未来財団に寄付する。寄付金は子供たちの環境教育などに役立てる。 預入期間は1年(自動継続)で、金利は年0・05%。30万円以上を預け入れた成約者には環境に優しい食器用洗剤を贈る。成約者に寄付金の負担はない。
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沼津信金、創業や上場支援へ 投資ファンド設立
沼津信用金庫と信金キャピタル(東京)はこのほど、共同で「ぬまづ―信金キャピタル投資事業有限責任組合」(通称・ぬましん未来応援ファンド)を設立した。県東部に本社や拠点を持つ事業者に投資し、創業や上場、事業拡大を支援する。 出資額は5億円で、存続期間は2022年度から10年間。沼津信金は「株の購入や社債の引き受けなど融資以外の資本性資金の提供が可能になり、地元企業への支援拡充につながる」(法人営業部)としている。
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初夏の富士山、自転車で1周 富士宮市やスルガ銀など企画
スルガ銀行と富士宮市、東京電力パワーグリッドがこのほど、同市役所を発着に自転車で富士山を1周するイベントを開いた。静岡県内外から自転車愛好家ら30人が参加し、山麓の景色とともにサイクリングを満喫した。 同市とコラボした富士山1周イベントは初めて。参加者は同市役所を午前6時半ごろから順次出発し、計117キロのコースに向かった。村山浅間神社や道の駅すばしり、えいちのむらファーマーズキッチンなど8カ所のチェックポイントに立ち寄り、写真や地域情報を「#宮ぽた」「#スルガサイクリング」のハッシュタグを付けてSNS(交流サイト)で発信した。参加者全員が完走した。 アテネ五輪自転車ロードレースに出場経
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藤枝に顧客支援拠点 しずおか焼津信金、コワーキングスペース活用
しずおか焼津信用金庫はこのほど、JR藤枝駅北口の複合ビルのコワーキングスペースを活用し、顧客相談に対応する支援拠点「藤枝駅サポートベース」を立ち上げた。セミナーやビジネスマッチングなども開催し、新産業の創出を目指す。 藤枝江崎新聞店が1日に開設した「未来共創ラボ フジキチ」と利用契約を結び、中小企業の経営支援や個人ローンなど各種相談に応じる。同金庫の専門職員を随時派遣する。 同金庫は静岡、焼津、藤枝の3市に自前の相談プラザを設けているが、夜間や休日には対応できない。年末年始などを除いて午後9時まで利用できるコワーキングスペースを活用することで、相談者が帰宅途中に立ち寄れるなど利便性を高め
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島田掛川信金 損保会社3社と協定 SDGsを推進
島田掛川信用金庫はこのほど、損保会社3社とSDGs(持続可能な開発目標)の推進に関する包括連携協定を締結した。 東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパンとそれぞれ結んだ。同信金と各損保が相互に連携し、SDGsの普及や啓発、地域の事業所の事業継続支援を行う。 協定調印式は掛川市の同信金本店で行われた。東京海上日動火災保険との調印式には静岡支店の垣谷直人支店長、同信金の市川公会長と伊藤勝英理事長が出席。伊藤理事長は「協定締結が国際的な目標達成に向けた大きな一歩となることを祈念する」とあいさつした。
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裾野東支店で昼休業を導入 三島信金、7月から
三島信用金庫は7月11日から、裾野東支店(裾野市茶畑)で昼休業時間を導入し、正午~午後1時に窓口を閉める。 人員の再配置を目的にした店舗戦略の一環。同支店は預金の取り扱いを中心業務とし、融資や各種ローンの相談と申し込み手続きは近隣の裾野支店(同市佐野)と連携して受け付ける。裾野東支店の現金自動預払機(ATM)は昼休業時間も利用できる。
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スルガ銀行社長解任 株主提案へ 不正融資被害者ら
29日に沼津市で開かれるスルガ銀行の株主総会で、不正融資問題の被害者らが嵯峨行介社長の解任など10議案を株主提案することが3日、関係者への取材で分かった。同行は全ての議案に反対を表明している。 同行から融資を受けてシェアハウスやアパート、マンションのオーナーになった被害者ら300人が株主となり、議案書を銀行側に提出した。株主提案は初めてという。解任理由は「不正融資問題に対する言動の不一致で、自らスルガ銀行は昔と何も変わっていないと示唆している」と指摘。資金貸し付けや融資審査資料の受領方法など、不正につながった業務に関する定款の一部変更も提案する。 同行は「嵯峨社長は業務改善計画に基づくガ
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店頭、店周営業を強化 清野真司/静岡中央銀行社長【聞きたい】
静岡中央銀行は第14次中期経営計画(4月~2024年3月)をスタートさせた。営業店を軸にした地域の顧客拡充を掲げ、行員のスキル底上げを図るなど人材育成を加速させる点を重視する。 ―今年3月までの第13次中計の成果は。 「コロナ禍の影響を受けた取引先への資金繰り支援では、信頼関係を構築するビジネスモデル『訪問頻度管理』を基本に取り組み、業容基盤を拡大させた。訪問頻度管理は16年4月からの6年間で、収益性や健全性指標の改善にも寄与している。第14次中計では深掘りしていく」 ―新中計のポイントや位置付けは。 「行員個々の底上げを強調している。金融機関は体力と収益力が最も問われる。維持して成
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焼津ならではキャンプ飯開発 10事業者、2月完成へ
焼津市内の事業者が、地元の強みの一つ食品加工技術を活用し「キャンプ飯」を開発するプロジェクト(次世代の焼津ブランド創出協議会主催)が1日から始まった。参加事業者を公募し、選ばれた10事業者が、マーケティングや商品試作、パッケージデザイン製作を実施し、2023年2月末をめどに新商品を完成させる。1日に「焼津PORTERS」(同市中港)で事業者向けの説明会を開いた。 説明会では、同協議会に所属する「ナイン」(東京都)の渋谷太郎代表取締役、シーラックの望月洋平社長、焼津市の大本裕一経済部長、良品計画の石川雅人さんの4人でパネル討論をした。 良品計画でキャンプ事業担当を務める石川さんは、キャンパ
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清水銀行 サステナブル投融資目標設定 累計3000億円
清水銀行は2日、持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指す企業に対して、2021~30年度に累計3千億円の投融資を実行する「サステナブル投融資目標」を設定した、と発表した。 国のガイドラインに沿い格付け機関が環境への効果を評価する「しみずグリーンローン」やSDGs戦略の達成状況に応じて金利を優遇する「しみずサステナビリティ・リンク・ローン」などの商品を通じて、企業の社会貢献を後押しする。 21年度のサステナブル投融資実績は335件、154億円。同行は「取り組みを加速させ、地域経済の持続的発展に貢献する」(経営企画部)とした。
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原油価格高騰受け緊急融資期間延長 静清信金、9月末まで
静清信用金庫はこのほど、原油・原材料価格の高騰を受けた緊急融資「原油価格上昇等対策支援資金」の取り扱いを9月30日まで延長すると発表した。 ロシアのウクライナ侵攻や円安による企業物価上昇に歯止めがかからず、先行きも不透明感を増している現状から、当初5月末までとしていた取扱期間を4カ月延ばした。 融資の上限は3千万円。利率は固定金利で年1・5%。融資期間は運転資金が5年以内、設備資金は7年以内とし、いずれも6カ月間の据え置きができる。
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複業人材に静岡県東部PR 三島信金、都内でセミナー
三島信用金庫は1日夜、地方企業の支援に関心のある首都圏の複業(兼業・副業)人材や企業経営者らを対象にしたセミナーを都内で開いた。8月5日に開催する静岡県東部中小企業のマッチング会の周知が目的で、約100人の出席者に県東部の魅力や地域活性化への思いを伝え、参加を呼び掛けた。 マッチング会を企画運営する地方創生会社「うさぎ企画」(長泉町)の森田創代表(48)は、新型コロナウイルス禍のテレワークの普及を踏まえ「東京にいなくても地方で仕事ができる時代」と指摘。伊豆地域や焼津市、長野県でのマッチング事例や、三島市の特色を説明し「東京から(新幹線で)40分の三島で、もう一人の自分を気軽に探してみません
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遺贈サポートへ協定 三島市とスルガ銀行
三島市はこのほど、遺言による寄付(遺贈)を希望する市民のサポートに向け、スルガ銀行と「遺贈に関する協定」を締結した。市が相談を受けた場合は同行と連携し、遺言の作成から執行までを後押しする。 2007年から遺言の信託業務を始めた同行によると、独身や子どものいない世帯などで死後に財産の一部を寄付しようと考える人は少なくないという。協定では、市が遺贈の申し出を行う市民に同行を紹介し、同行は個別面談などを行いながら遺言作成をサポートする。社会貢献を希望する人には寄付の送り先候補の一つとして同市を提案し、逝去した後は遺言の執行者として遺贈を行う。市と協定書を交わした同行の大石裕之・静岡コミュニティバ
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静岡銀行が「ソーシャルローン」 新興国支援企業に5億円
静岡銀行は1日、アジアの新興国で少額融資などを手掛けるベンチャー企業の五常・アンド・カンパニー(東京)に5億円を融資するソーシャルローンの契約を結んだ。同社はインドに金融サービスを普及し、現地の生活を向上させる事業の資金として活用する。ソーシャルローンの適用は全国的に珍しい。 同社はインドやスリランカ、ミャンマーなど5カ国でマイクロファイナンスと呼ばれる少額融資や預金、保険、送金などを展開する。現地は地方都市に銀行が存在せず、起業したくても資金支援を得られないなどの問題を抱え、貧困から抜け出せない一因と指摘される。このため同社は良質な金融サービスを提供する態勢の構築を目指している。 静岡
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静清信用金庫 夏季資金融資扱い 6月1日~8月31日
静清信用金庫は1日、夏季資金融資の取り扱いを始める。8月31日まで。 使途は仕入れや決済、賞与支払いなどのための運転資金。限度額は特に定めず、金利は個別審査で決める。返済は5カ月以内で分割または一括。
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「子ども基金」に寄付 しずおか焼津信金、フコクしんらい生保
しずおか焼津信用金庫とフコクしんらい生命保険はこのほど、県内の子ども食堂や学習支援の運営を支援しようと、県の「子どもの居場所応援基金」に17万6千円を寄付した。 県庁で贈呈式を行い、同信金の木村寿倫業務統括部長と同社の菊池潤業務推進部長が、県の八木敏裕健康福祉部長に目録などを手渡した。両団体は、信金の窓口で販売した定期保険の件数に応じ、それぞれ同額を拠出した。木村部長は「相互扶助を目的とした協同組織である信金の趣旨に沿う企画を共同でできた」とし、菊池部長は「若手社員からの提案で信金と一緒に取り組みができ、うれしい」と述べた。 寄付金は県内で子どもの居場所を運営する団体などへの助成金に充て
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静岡・科学技術高にカーブミラー 静清信金とセイトー
静岡市駿河区の道路資材施工販売業「セイトー」(佐藤利明社長)と静清信用金庫(静岡市葵区)が同市葵区の科学技術高にカーブミラーを寄贈し、このほど、同校で佐藤社長が小野聡校長に目録を手渡した。 同金庫が取り扱う地域応援私募債「サンクス100」を活用した支援。私募債発行企業から受け取る手数料の一部を原資に、発行企業の希望する団体に同金庫が寄付または寄贈を行う仕組み。佐藤社長は「地域や科学技術の未来を担う生徒たちを応援したい」と話した。
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観光や地域資源活用支援 サンフロント21懇話会総会 活動方針を承認
静岡県東部・伊豆地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」は30日、三島市内のホテルで2022年度総会を開いた。本年度活動方針に観光面で新たな展開の提案や、地域資源を最大限に生かした取り組みを支援する考えを盛り込み、承認された。 地元での東京五輪・パラリンピック自転車競技開催を機に見込まれるスポーツ人口拡大や観光交流促進、サイクルツーリズム活用への機運醸成を図る。文化的価値の高いクレマチスの丘・ヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)や、世界遺産に関する学習型観光として期待される富士山世界遺産センター(富士宮市)など官民一体の取り組みを支援する。伊豆半島の食と温泉とい
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3県の特産マルシェで発信 静岡/山梨/長野
しずおか焼津信用金庫は28日、静岡、山梨、長野の3県の特産品を発信する「SUMPU(駿府)マルシェ」を静岡市葵区の青葉シンボルロードで開いた。 同信金が甲府、山梨、諏訪の各信金と締結した連携協定「しんきん中部横断道コネクト」を基に、それぞれの取引先である食品加工業者らの販路拡大を図ろうと実施した。 焼き菓子やワイン、ジャムなどを扱う41ブースが並び、多くの来場者でにぎわった。 同信金の担当者は「マルシェを機に各県との交流が進み、地域経済の発展につながれば」と話した。 (経済部・駒木千尋)
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葵区の3金融機関 詐欺被害未然防止 静岡中央署が感謝状
静岡中央署は26日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献した静岡市葵区内の3金融機関に署長感謝状を贈った。 静清信用金庫城北支店(片山行男支店長)では3月、職員の山田あすみさん(34)が、高額出金をしようとする80代女性が孫をかたる者にだまされていることを見抜いた。静岡銀行瀬名支店(伏見和訓支店長)の行員西岡出さん(54)は4月に70代女性の架空料金請求詐欺被害を、ゆうちょ銀行静岡店(小島孝仁支店長)の職員浅倉弘幸さん(50)は同月に60代男性の還付金詐欺被害を食い止めた。 同署によると、管内では昨年、前年比2倍の34件の特殊詐欺被害を認知した一方、金融機関によって少なくとも13件、計約1千万円
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浜松いわた信金 美薗支店に子ども服交換の場 6月、初開催
浜松いわた信用金庫美薗支店は6月1~30日の平日午前9時から午後3時まで、子ども服の交換スペースを浜松市浜北区西美薗の同支店内に用意する。新型コロナウイルスの影響でバザーなどの交換会が地域で減ってしまったという客の声を受け、初めて企画した。 交換対象はベビー用から160サイズまでの子ども服や小学校の体操服などの学用品。持ち込みだけでも持ち出しだけでも来場できる。持ち込みは27日まで受け付ける。汚れが目立っていたり穴が開いていたりする服や、肌着、靴下、タイツなどは持ち込めない。 同支店は別の支店で催された交換会も参考に今回の企画を試みる。開始に先立ち、周辺の自治会などに子ども服の提供を呼び
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富士山SDGs推進へパートナー制度 富士宮市など5者協定
富士山を守り未来につなぐ「富士山SDGs」の推進に向け、富士宮市はこのほど、地元経済団体や金融機関の4者と包括連携協定を締結し、「富士山SDGs推進パートナー制度」を新たに立ち上げた。市内に拠点を置く事業者や団体、教育機関から富士山SDGsに関わる取り組みをまとめた宣言書を募る。募集開始は6月1日。 同制度では宣言書を提出した事業者などに登録証を交付し、それぞれの富士山SDGs推進に向けた取り組み内容を市ホームページに掲載していく。掲載のほかイベントなどを企画して、パートナー同士で異業種での連携や交流の促進につなげたい考え。 市役所で開いた締結式には須藤秀忠市長、富士宮信用金庫の小池孝
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専務理事に千葉氏 島田掛川信用金庫
島田掛川信用金庫は27日、千葉靖史常務理事(65)=写真=が6月1日付で専務理事(代表理事)に昇格する人事を発表した。代表権を持つ理事は市川公会長(71)、伊藤勝英理事長(68)と合わせて3人になる。 千葉氏は1979年島田信金入庫。人事部長、常務理事合併準備委員長などを歴任した。日本大卒。島田市出身。
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全国信金協 社会貢献賞に静岡県内2信金 浜松いわた、三島
全国信用金庫協会が27日までに発表した地域発展への貢献活動を表彰する第25回信用金庫社会貢献賞で、「Face to Face賞」に浜松いわた信金、「地域活性化しんきん運動・優秀賞」に三島信金が選ばれた。浜松いわた信金は、小中高や大学生、新入社員などを対象にした出張型の金融教育セミナーや、中学生の職場体験学習前に行うマナー講座といった地域の人材育成事業が評価された。足掛け15年にわたる金融教育セミナーは、若年期から経済観念を身に付ける重要性を呼び掛けている。 三島信金は、高校新聞部に取引先の中小企業の取材を委託し、同世代に発信する「まち・ひと・しごと新聞」の発行事業を2017年から展開。今年
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静岡県文化財団が選任 新理事長に中西氏
静岡県文化財団(静岡市駿河区)は27日までに開いた理事会で、今月で任期満了を迎える鈴木寿美子理事長(75)の後任に静岡銀行会長の中西勝則氏(68)を選任した。任期は6月1日から1年間。
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工務店などを紹介 静銀が新サービス イエールと協業
静岡銀行は25日、住宅ローン関連サービスを手掛けるiYell(イエール、東京都)と協業で、ハウスメーカーや工務店などを紹介する新サービス「建てピタ しずおか」を始めた。 昨年10月に協業に関する基本合意を結んだ同社との具体的取り組みの第1弾。サービスは約1カ月間、試行的に導入し、6月末の正式展開を予定する。 住宅購入を検討する個人に静岡銀が行う住宅ローンの借入見積もり診断に合わせ、イエールは資金計画や要望に即したハウスメーカーや工務店を紹介する。サービスを利用して購入が成約すると、成約金額の1%の祝い金を贈る。
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浜松西支店 6月移転開業 静銀ティーエム証券
静岡銀行グループの静銀ティーエム証券は6月6日、浜松西支店を同行成子支店(浜松市中区海老塚)に移転開業する。 同行入野支店(同市西区入野町)にある現支店を、約5キロ東の成子支店2階に移す。新店舗はJR浜松駅南口から徒歩10分と交通利便性の高さを考慮した。来店者が相談しやすいよう、ロビーや応接室を充実させる。
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承継支援へ新ファンド 静岡銀行と山梨中央銀行が設立
静岡銀行と山梨中央銀行は23日、両行の包括業務提携に基づく取り組みとして、事業承継ファンドを31日に共同で設立すると発表した。資本面で提示できる解決策を拡充し、より円滑な事業承継支援につなげる。 ファンド名は「静岡・山梨アライアンス投資事業有限責任組合(愛称、静岡・山梨みらい成長支援ファンド)」。両行と静岡銀グループの静銀経営コンサルティング、静岡キャピタルが総額20億円を出資する。存続期間は10年間。 事業承継を円滑に進める上で株式の買い取りが必要だったり、相続対策などで一時的に株式保有を希望したりしている取引先企業に資金を投じる。 中小企業経営者の高齢化や後継者不在は静岡、山梨両県
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JA住宅ローン 同性パートナーも連帯保証「配偶者」6月から
静岡県信用農業協同組合連合会(JAバンク静岡)は6月1日、LGBTなどの性的少数者に対応したJA住宅ローンの取り扱いを始める。申込書に記入する連帯債務者や連帯保証人の配偶者として、同性パートナーを認める。 SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みで、性の多様性への理解促進を図る。 利用者は、自治体が発行する証明書類とパートナー契約証書に関する公正証書、任意後見契約に関する公正証書を提出する。
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人事=静岡銀行グループ
【静銀ITソリューション】取締役常務執行役員(執行役員)北島裕幸▽退任 取締役常務執行役員加藤千晴=以上6月21日 【静銀総合サービス】取締役常務執行役員(取締役執行役員)天野貴之▽取締役執行役員(執行役員)大西典子=以上6月21日 【静銀モーゲージサービス】取締役専務執行役員(静銀リース取締役専務執行役員)藤田聡▽取締役常務執行役員(取締役執行役員)遠藤恵子▽退任 代表取締役専務執行役員星野大二=以上6月21日 【静銀ディーシーカード】取締役執行役員 大橋良豪▽退任 取締役執行役員梅原功=以上6月22日 【静銀ティーエム証券】取締役常務執行役員(執行役員)杉本充謙▽退任 取締役常務
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スルガ銀行とJ3沼津 沼北町自治会と合同防災訓練
沼津市のスルガ銀行とサッカーJ3アスルクラロ沼津は22日、地元企業や自治会との合同防災訓練を同市のスルガ銀行駿河グラウンドで行った。アスルクラロ沼津の大迫暁、前川智敬両選手も参加し、行員や地元住民ら約100人と一緒に防災意識を高めた。 市指定避難地の同グラウンドでコロナ禍の避難者受け入れ手順や避難所の運営方法を確認した。企業や行政などが設置したブースでは防災クイズや人命救助のデモンストレーション、水消火器体験などに挑戦した。地元沼北町の水口弘能自治会長(85)は「企業や団体と連携した大規模な防災イベントは貴重な機会。避難地の周知にもつながった」と喜んだ。 スルガ銀行とアスルクラロ沼津の運
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副業人材契約、地域活性化へ 専門スキルで課題解決 三菱地所勤務、三島在住/神田主税氏【本音インタビュー】
三菱地所に勤めながら、一昨年に加和太建設(三島市)と副業人材のパートナー契約を結んだ。テクノロジーを活用したコミュニティーづくりなど本業の経験、知識を生かし、地域課題の解決や人的交流の促進に取り組む。新型コロナウイルスで社会がめまぐるしく変化する中、地方創生と新たな働き方について思いを聞いた。 ―副業のきっかけは。 「三島に住み始めたのは18年前で、いわゆる妻の居住地に移る“嫁ターン”。2019年にIT関連企業から三菱地所に転職し、コロナの影響で出社回数が減る中、三島を歩いてみたら地域の可能性を感じた。静岡空港や御殿場アウトレットも三菱地所と関係が深く、裾野ではウ
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静岡県社協に30万円とタオル400枚寄付 静岡銀行従業員組合
静岡銀行従業員組合はこのほど、県社会福祉協議会に30万円とタオル400枚を寄贈した。同組合の鈴木裕之中央執行委員長が静岡市葵区の県総合社会福祉会館を訪れ、高橋邦典常務理事に目録を渡した。 同協議会はタオルを県母子生活支援施設協議会に寄贈し、寄付金は地域福祉の推進活動に充てる予定。
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静岡銀がソーラーパーク 脱炭素化目標上げ 中電ミライズと契約
静岡銀行は20日、グループの使用電力の一部を再生可能エネルギーで賄い、脱炭素化を推進するため、静岡市清水区三保地区に太陽光発電施設「しずぎんソーラーパーク」を新設すると発表した。2023年9月運用開始を予定し、グループ全体の二酸化炭素(CO2)年間総排出量の6、7%程度の削減効果を見込む。 中部電力ミライズと電力購入に関する契約協定「オフサイトコーポレートPPA」を同日結んだ。静岡銀は契約を機に、30年度までのCO2排出削減目標値を「13年度比6割削減」から「実質排出ゼロ」に上方修正。今後も多面的な取り組みを重ね、8年後のカーボンニュートラル完全達成を目指す。オフサイトコーポレートPPAの
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新理事長に高嶋氏 三島信金
三島信用金庫は20日、平井敏雄理事長(69)が代表権のない会長に就き、後任に高嶋正芳常務理事(60)が昇格する人事を発表した。高嶋氏は6月17日開催予定の総代会での決議を経て就任する。 平井氏が2017年の理事長就任以降に手掛けた基幹の観光業再生計画や、コロナ禍の取引先支援などに一定のめどがついたことから若返りを図る。高嶋氏は「地域の大きな可能性を信じ、役職員一丸となって持続可能な地域社会の実現を目指す」とコメントした。 経営陣をサポートする会長職は新設で、定款の変更が必要になるため、平井氏の就任は7月下旬の予定。 高嶋正芳氏(たかしま・まさよし)1984年入庫。サポート営業部長、経
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三島信金の新理事長に高嶋常務理事
三島信用金庫は20日、新理事長に高嶋正芳常務理事(60)が内定したと発表した。6月17日の総代会で決定する。現理事長の平井敏雄氏(69)は会長に就く。
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金融 コロナ後へ支援加速【再浮上への挑戦 検証3月期決算㊦】
「足元の情勢は非常に不透明。1年後の業績は少し慎重に予想している」。静岡銀行の柴田久頭取は2022年3月期決算会見で、先行きへの警戒感を口にした。 地域経済は今、原油・原材料価格の高騰や供給網の混乱に見舞われ、影響が幅広い業種に及んでいる。長引く新型コロナウイルス禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻や急激な円安が追い打ちをかけ、混迷度合いは一層深まっている。 厳しい業況の中で県内地銀4行の決算は、スルガを除いて本業が堅調だった。コア業務純益は静岡が560億円、清水41億円、静岡中央27億円に伸長した。だが内情は、激増したコロナ関連融資で一時的に利息収入が増えたのが主因だ。今後に返済が本格化し
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特殊詐欺未然防止 清水銀行袋井支店に感謝状
袋井署は18日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、清水銀行袋井支店(袋井市田町)の土屋賢一事務長(49)、窓口係の松井千紘さん(26)に署長感謝状を贈った。 同署によると、2人は4月21日午後2時ごろ、来店した女性(78)から高額出金の申し出を受けた。理由を確認したところ「息子から誰にも言ってはいけないと言われている」などと回答があったため詐欺を疑い、説得して警察に通報した。 同支店で贈呈式が開かれ、太田守署長から2人に賞状が贈られた。土屋事務長は「詐欺被害が身近にあることを改めて認識した。今後もきめ細かな対応を心がける」と振り返り、松井さんは「相談してもらえたことで被害を防げた。お客様
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「終活」を総合的に支援 スルガ銀行、新サービス開始
スルガ銀行は20日、終活支援サービス「結美(むすび)」を始める。「人生100年時代」とも言われる超高齢化社会が訪れる中、人生の終わりに備えて身の回りを整理する終活を行員が店頭窓口で総合コンサルティングする。 貸金庫の新規契約者を対象に、無料で資産リストの作成を支援する。保有財産の管理を特定の家族が担っている場合、亡くなった時に遺族が困惑するケースが多く、資産を「見える化」する必要性は高まっているという。 85歳まで申し込み可能なみどり生命保険の終身保険を全国の銀行窓口で初めて販売。葬儀価格を明瞭にして無駄を省いたユニクエストの「小さなお葬式」を優待価格で紹介する。 終活の認識は広まって
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イベントでの募金 福祉活動支援へ しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫は19日、県社会福祉協議会のふれあい基金に25万3712円を寄付した。昨年度にイベント会場で設置した募金箱の浄財を贈った。 同基金は県内の地域福祉活動やボランティアに取り組む民間団体の活動の支援に充てられる。静岡市葵区で行われた贈呈式では、同信金の木村寿倫業務統括部長が県社協の高橋邦典常務理事に目録を手渡した。木村部長は「困っている人たちの支援に役立ててほしい」と述べた。 寄付は24回目で、累計額は517万6839円。
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「厳しい環境で増益基調」 円安に警戒感 地銀協会長・柴田久氏
全国地方銀行協会の柴田久会長(静岡銀行頭取)は18日、都内で任期中最後の定例記者会見に臨んだ。加盟62行の2022年3月期決算で約8割が最終増益を確保したと説明し、「厳しい経済環境下でも増益基調だった」と総括した。 各行の決算を集計した結果、資金利益や役務取引等利益の伸長で、経常利益合計が前年同期比1846億円(21・7%)、純利益合計が1303億円(21・8%)それぞれ増加したと報告。一方、米国の利上げに伴って外国債の売却損が膨らみ、国債等債券関係損益が1062億円悪化したとし、急激な円安に警戒感を示した。 柴田会長は6月で1年間の任期が満了する。在任中の経済情勢を振り返り、「新型コロ
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支店の周年記念定期に特別金利 スルガ銀
スルガ銀行は5月から、周年記念定期預金キャンペーンを始めた。2022年度に周年記念を迎える5支店で7月29日までに「スーパー定期」を新設すると、通常金利に特別金利を上乗せする。 県内は開店80周年の熱海駅支店(熱海市)と、同30周年の静岡東支店(静岡市駿河区)が対象。特別金利は預入期間が1年の場合で0・11~0・15%、3カ月の場合で1・00%を適用する。
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コロナ禍の事業展開支援 遠州信金など、中小向け協調融資商品
遠州信用金庫と日本政策金融公庫浜松支店国民生活事業は18日までに、新型コロナウイルス禍の中でも積極的な事業展開を目指す中小・小規模事業者向けの協調融資商品「Eアドバンス」を創設した。適用第1号はスポーツの学生選手や愛好者らを対象にした鍼灸(しんきゅう)接骨院を運営する「アーチ」(浜松市中区、松本実生代表)。 アーチは浜松市中区や磐田市など本県と、愛知県、沖縄県で、鍼灸接骨院と一般向けパーソナルトレーニング施設を計10店経営している。同社によると、コロナ禍による大会中止などで利用者が減ったが、アフターコロナを見据えた未出店地域への出店やシニア層の新規顧客獲得、歩行評価などのノウハウを伝えるセ
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新代表幹事に清野氏(静岡中央銀社長) サンフロント懇話会
静岡県東部・伊豆地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」は18日、沼津市魚町のサンフロントビルで幹事会を開き、静岡中央銀行代表取締役社長の清野真司氏を新代表幹事に選任した。1995年6月の懇話会発足時から代表幹事を務めていた岡野光喜氏は名誉代表幹事に就く。今月30日の総会で報告される。就任はいずれも6月1日付。 清野氏は旧三和銀行(現三菱UFJ銀行)などを経て、2009年に静岡中央銀行に入行。常務取締役、専務取締役を歴任し13年から現職。71歳。 サンフロント21懇話会は県東部・伊豆地域の政財界の関係者らで構成。政策提言のほか、定期的にパネル討論や基調講演
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静銀と山梨中央銀 富士山基金に寄付
静岡銀行と山梨中央銀行はこのほど、認定NPO法人富士山世界遺産国民会議が運営する富士山基金に147万9900円を寄付した。 紙の通帳を発行しない「Web総合口座」などの通帳レス口座の普及に取り組み、削減した経費の一部を寄付金に充てた。富士山の環境保全に活用される。
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静岡中央銀行、6社と業務提携 中小の事業承継支援
静岡中央銀行(沼津市)はこのほど、事業承継やM&A(企業の合併・買収)を支援する6社と業務提携契約を結んだ。後継者不足に直面していたり、M&Aを検討していたりする中小企業からの相談を同銀行が受け、提携先企業を紹介する。 業務提携したのは日本M&Aセンターやストライクなど東京と名古屋市の6社。得意とする事業承継の規模や地域が異なるため、中小企業の相談内容に合わせて最適な支援先を仲介する。 同銀行は2019年から事業承継やM&Aを支援する企業との業務提携を始め、今回の6社を合わせ、契約締結先は11社になった。提供するソリューション(課題解決方法)を増やし、中小企業支援を強化する。
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食品の海外販路開拓 浜松いわた信金、安全認証や市場動向説明
浜松いわた信用金庫はこのほど、食品の海外販路開拓を目指す中小企業支援の一環で、食品安全の認証取得やアジアの市場動向に関するセミナーを開いた。しずおか焼津信金などと共催し、オンライン配信で県中西部の約30社が聴講した。 アジアの富裕層の間ではコロナ禍の巣ごもり需要に伴い、高品質の日本食ニーズが高まっているという。この日は食品安全規格に詳しい専門家が「FSSC」「ISO」「HACCP」などの認証の特徴を説明し、輸出先国が求める規格を認識した上で選定する必要性を強調した。 信金中金の香港駐在員は、輸出規制が少なく、住民の購買力が高い現地市場の魅力を紹介。電子レンジ対応や健康への配慮、日本の地名
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外国籍専用口座開設 ウェブで手続き完結 スルガ銀
スルガ銀行は16日までに、外国籍の顧客専用の普通預金口座の取り扱いを始めた。スマートフォンなどを使い、手続きはウェブ上で完結する。同行によると、地銀では全国初のサービスという。 国内で生活する外国籍市民が増える中、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)の実現に向けて導入した。インターネット専用支店「Dバンク支店」を利用して申し込み、本人確認証の写真などを送ると、口座が開設される。 在留期限が6カ月以上ある15歳以上が対象で、自国語を使い全国から申し込みできる。永住権がないため、ウェブ上での口座開設が難しかった技能実習生や研究者らの利便性向上につながると期待される。 同時に、トラ
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しずおか焼津信金 竜南支店の新店舗、23日に移転開業
しずおか焼津信用金庫は16日、竜南支店(静岡市葵区上足洗)の新店舗を23日に開業すると発表した。現店舗の約100メートル西側に移転する。 新店舗は鉄骨2階建てで、延べ床面積は537平方メートル。タッチレスで一部取引が可能な非接触型の現金自動預払機(ATM)3台のほか、多目的トイレや点字ブロックなどを完備した。現店舗の営業は20日まで。
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地元特産品を販売 しずおか焼津信金 藤枝でマルシェ
しずおか焼津信用金庫はこのほど、地元特産品を販売する「SHIDA(志太)マルシェ」を藤枝市の蓮華寺池公園で開いた。 同信金の取引先などが約30ブースを構え、マグロのつくだ煮やシイタケの加工品などを販売した。昨年11月に同信金が甲府、山梨、諏訪の3信金と締結した連携協定「しんきん中部横断道コネクト」に基づき、山梨、長野両県の食品加工業者も初めて出店し、和洋菓子や果物のジャムといった商品が並んだ。 焼津水産高流通情報科の生徒たちは、地元水産加工会社と共同開発したカツオの角煮の茶漬けや、実習で製造したツナ缶などを販売して人気を集めた。 同信金の担当者は「新型コロナウイルス禍で苦しんでいる事業
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静岡県内地銀3行 コア業純増 原油高、円安など警戒 3月期決算
静岡県内地銀4行(静岡、スルガ、清水、静岡中央)の2022年3月期決算が15日までに、出そろった。静岡、清水、静岡中央は貸出金や手数料収入など銀行の本業が堅調で、コア業務純益が伸びた。「シェアハウス不正融資問題」の余波が残るスルガは2年連続の減収減益となった。各行は原油・原材料価格の高騰やロシアのウクライナ侵攻、急激に進む円安などが地域経済へ及ぼす影響を強く警戒している。 単体の純利益は、清水が2年連続、静岡中央は4年ぶりの増益。いずれも資金利益や役務取引等利益が伸長した。静岡は米国の金利上昇による外国債の含み損処理が響き、2年ぶり減益。スルガは経営健全化を優先し、個人ローンを中心に新規融
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食品スーパーの田子重(焼津市) 新社長に曽根礼助氏
食品スーパーの田子重(焼津市)は14日の取締役会で、曽根誠司社長(54)が会長に就き、曽根礼助専務(52)が社長に昇格する同日付のトップ人事を決めた。 礼助氏は誠司氏の実弟。静岡銀行などを経て2004年田子重入社。常務を経て09年から現職。焼津市出身。
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福岡のコンサルと省エネ支援で提携 富士信金
富士信用金庫は13日、省エネ経営支援に取り組む「アーストーンコンサルティング」(福岡市博多区、鍬田隆史社長)と業務提携を締結した。 カーボンニュートラルへのシフトやエネルギー価格高騰が企業の経営課題となる中、行政連携や企業支援の実績が豊富な同社と連携して、同金庫の取引先企業のエネルギーコスト削減と脱炭素化の支援を本格化する。 提携により省エネ関連補助事業の情報提供やコンサルティング、脱炭素化対応の助言、事業者向けセミナー開催などを展開。基本的知識の提供から、具体的方策の検討など取引先企業に合わせ、同社と連携して支援する。 同庫本部で開かれたパートナーシップ契約の締結式で浅見祐司理事長は
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静岡中央銀行、3年ぶり増益 本業堅調に推移
静岡中央銀行が13日発表した2022年3月期連結決算は経常利益が前期比47・0%増の26億8400万円、純利益は43・1%増の18億7800万円だった。利息や手数料収入などの本業が堅調に推移し、3年ぶりの増益になった。 売上高に当たる経常収益は0・4%増の133億3200万円で増収は2年連続。銀行本業の収益力を示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は32・9%増の27億9200万円と増加した。 製造業の生産回復やコロナ禍の継続支援で貸出金利息が増え、各種手数料の収支である役務取引等利益も伸長した。有価証券関係費用の減少も増益要因になったという。 貸出金残高(期中平均)は3・5%増の
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清水銀行、2年連続増益 3月期決算 役務取引など好調反映
清水銀行が13日発表の2022年3月期連結決算は外国債売却益など有価証券関連収益の減少で経常収益が前期比1・3%減の274億2100万円だった。経常利益は14・7%増の39億8400万円、純利益19・3%増の25億8千万円と2年連続で増益となった。 単体で本業の収益力を示すコア業務純益は14・3%増の41億1900万円。事業承継や投資信託など役務取引等収益の増加を反映。不良債権残高(リスク管理債権ベース)は156億8500万円で、総与信に占める比率は1・24%と0・19ポイント低下した。 預金残高(期中平均)は3・9%増の1兆5132億円、貸出金残高(同)は1・3%増の1兆2071億円。
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スルガ銀行、2年連続減収減益 3月期決算 貸出金利息が減少
スルガ銀行が13日発表した2022年3月期連結決算は、2年連続の減収減益となった。貸出金利息が減少する中、与信費用が増え、経常利益は前期比54・1%減の105億9600万円、純利益は62・8%減の79億6千万円と落ち込んだ。売上高に当たる経常収益は7・7%減の920億7200万円だった。 銀行本業の収益力を示す単体のコア業務純益は19・6%減の250億3600万円。貸出金残高(期中平均)はシェアハウスローン債権の一括譲渡などで7・0%減少し、2兆2443億円になった。預金残高(同)は3兆2915億円で3・0%増加した。 実質与信費用は30・4%増の160億3200万円。同行から融資を受け
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人事=スルガ銀行
総合企画本部副本部長(コンプライアンス統括部長)執行役員佐藤富士夫▽コンプライアンス統括部長(市場金融部長)執行役員弓削哲哉▽理事内部監査部長(経営管理本部総務部長)溝口崇史=以上6月29日▽営業本部資産コンサルティング室部長(営業本部資産コンサルティング室副部長)鈴木宏誌▽市場金融部市場管理室長(市場金融部市場管理室チーフマネジャー)遠山正毅▽審査本部審査第2部=東京=部長(審査本部審査第2部=本店=審査役)野本龍輔=以上5月16日▽経営管理本部総務部長(経営管理本部総務部副部長)桃瀬弘明▽営業本部営業統制部長(営業本部営業統括部業務渉外・オペレーション担当部長)代田勝▽市場金融部長(市場
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人事=静岡中央銀行(6月29日予定)
常務(取締役京浜エリア長兼東京支店長兼東京事務所長)青島厚志▽取締役(コンプライアンス統括部長)内海順太▽退任 常務湘南エリア長清水弘
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人事=清水銀行、清水信用保証、清水ビジネスサービス(6月23日予定)
◇清水銀行(6月23日予定)社外取締役 新間克樹▽退任 社外取締役相沢隆 ◇清水信用保証(6月23日予定)取締役(清水銀行総務管理部部付部長)田中久美子▽退任 取締役杉山智一 ◇清水ビジネスサービス(6月23日予定)取締役(清水信用保証取締役)杉山智一
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ぬましんCOMPASS 14日まで一般見学会、ロボット教室も
沼津信用金庫は13、14の両日、同市高島町の起業家支援拠点施設「ぬましんCOMPASS(コンパス)」の一般見学会を開く。14日は小学生向けに、ロボットアーティストの三井康亘さんによるサッカーロボットの工作教室も開催する。 施設は旧駅北支店を改装し、2020年7月に開業。1階に一般市民も利用できる私設図書館、2階にシェアオフィス、3階にワークショップスタジオなどを設けている。これまで新型コロナウイルス感染拡大が続き、積極的なPRができなかったことから市民向けの見学会を企画した。 見学会は午前9時~午後6時半(14日は同5時まで)。工作教室は同1~3時で、参加費は2850円。工作教室の申し込
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ベンチャー支援14社連携 「中部STARTUP RUNWAY」始動
静岡銀行グループの静岡キャピタルなど中部地区のベンチャーキャピタル(VC)、金融機関計14社が連携し、新興企業の支援プロジェクト「中部STARTUP RUNWAY(スタートアップランウェイ)」を展開している。手厚い経営支援を通じ、地域に高い企業価値を備える「ユニコーン」の創出を目指す。 創業専門VCのサムライインキュベート(東京)が運営事務局を担い、名古屋銀や山梨中銀経営コンサルティングなども加わった。 起業家らが事業構想や創業に必要な資金規模などを提示すると、連携して経営支援策を検討する。数多くのVCなどで専門性の高い助言や協調融資の組成、広域でのビジネスマッチングなどを手掛ける。4月
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島田掛川信金 購入予定の駅前駐車場 藤枝市と有効活用協定
藤枝市と島田掛川信用金庫は11日、同信金が購入する予定の市有地「市営藤枝駅前駐車場」の有効活用に向けた基本協定を締結した。広域都市機能の発揮や、交流ビジネスの創出を図る方針を確認した。 北村正平市長と同信金の伊藤勝英理事長が市役所で協定書に署名した。北村市長は「地域の新たな核となる施設になることを期待している」、伊藤理事長は「地域経済の発展と地元住民の役に立てるよう努力する」とそれぞれ述べた。 市有地は同駅の北側にあり、審査を経て売却先を決定した。同信金は広域母店を設置するほか、地域ビジネス支援ゾーンやサテライトオフィスなどを設ける方針。立体駐車場も併設する。2025年秋ごろの供用開始を
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しずおかフィナンシャルG10月設立 静銀子会社5社、本体と並列
静岡銀行は10日、持ち株会社「しずおかフィナンシャルグループ(FG)」を10月3日に設立すると発表した。社長に柴田久静岡銀頭取(58)、会長に中西勝則同会長(68)が就く。静岡銀と傘下の子会社のうち5社を並列にすることで、グループの収益力やガバナンス(企業統治)を強化し、地域経済の持続的発展に向けた事業領域拡大を目指す。 持ち株会社移行後に銀行と並列関係に位置付けるのは、静銀経営コンサルティング、静銀リース、静岡キャピタル、静銀ティーエム証券と、持分法適用関連会社のマネックスグループ。同FGの役員人事は、6月17日の株主総会などを経て正式決定する。 同日、静岡市内で記者会見した静岡銀の柴
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静岡銀行2年ぶり減益 2022年3月期 米国債下落響く
静岡銀行が10日発表した2022年3月期連結決算は、有価証券利息配当金の増加などで経常収益が前期比4・6%増の2416億円と2年連続で増収を確保した。経常利益は14・4%減の542億1900万円、純利益4・5%減の416億3500万円といずれも2年ぶりの減益。米国の金利上昇による外国債の含み損処理が響いた。 単体の業務粗利益は2・7%減の1346億5500万円。資金利益が増加した一方で、役務取引等収益などが伸び悩んだ。コア業務純益は8・9%増の560億6400万円で、本業は堅調に推移した。 期中平均の貸出金残高は1・6%増の9兆3821億円。新型コロナウイルス禍による資金ニーズが落ち着
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スルガ銀行 業績予想を上方修正
スルガ銀行は10日、2022年3月期の連結業績予想を上方修正した。経常利益を2月の前回予想比31・2%増の105億円、純利益を12・8%増の79億円、経常収益を5・7%増の920億円に引き上げた。 貸出金利息などの資金利益が当初計画を上回る見通しになり、経費削減も進めたという。
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原油・原材料高で相談会と支援融資 三島信用金庫
原油や原材料の価格高騰を受け、三島信用金庫は5~6月の毎週土曜日、事業者からの休日相談を受け付ける。当初は4月末で終了する予定だった緊急支援融資の取り扱い期間も、9月末までに延長した。 経営課題や資金繰りなどに関する休日相談はサポートセンター夢(三島市)と伊東営業部(伊東市)の2会場で、午前9時から午後3時まで受け付ける。相談無料で事前に予約が必要。緊急支援融資は経費が増えている取引先事業所が対象で、運転資金や設備資金を1・5%の固定金利で貸し出す。 問い合わせは休日相談が地域未来創造課<電055(973)5730>、緊急支援融資が商品開発課<電055(973)5565>へ。
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「複業人材」の活用推進 沼津信金、都内団体と協定
沼津信用金庫は複数の仕事を持つ「複業人材」の活用を推進する。同信金の地域活性化への取り組みに対し、都内企業勤務の会社員とアドバイザー契約を初めて締結した。会員として複業人材を抱える都内の一般社団法人と連携協定も結び、今後は取引先にも複業人材を紹介する。鈴木俊一理事長は「地元の課題は人材に関する内容が多い。人材難の解消に貢献したい」と話す。 事業戦略アドバイザーとして、三菱地所勤務の神田主税氏(44)=浜松市出身=と契約した。現在は三島市に住み、都内に新幹線通勤している。まちづくりや多様な働き方の提案を担っているという。同信金は「地方創生に資する地域経営の知見や豊富なネットワークに期待してい
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南アルプス保全 ティーエム証券など静岡県に300万円寄付
野村アセットマネジメント(東京都)と静岡銀行の証券子会社、静銀ティーエム証券はこのほど、投資信託「グローバルESGバランスファンド(ブルー・アース)」の信託報酬の一部として300万円を静岡県に寄付した。 企業版ふるさと納税制度を活用した寄付で、南アルプスの環境保全事業に充てる。野村アセットの荒幸三常務とティーエム証券の杉本浩利社長が県庁を訪れ、出野勉副知事に目録を手渡した。 同ファンドはESG(環境・社会・企業統治)の観点から債券や株式を分散投資する。
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信頼築き資産形成貢献 山梨出店1年、地銀との連携深める 杉本浩利 静銀ティーエム証券社長【聞きたい】
静岡銀行と山梨中央銀行の包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」に基づいて甲府市に初進出した静銀ティーエム証券が、山梨本店の営業開始から4月で丸1年を迎えた。アライアンスの成果を想定以上と振り返るとともに、今後も静岡、山梨両県の顧客の資産形成に貢献できるよう尽力する。 ―山梨本店の1年間の実績は。 「3月末時点の販売高は約177億円、新規口座開設数は1900件、残高は154億円に上っている。出店当初に社員らに徹底させたのは、提携先の山梨中央銀や地元の人々からの信頼を得ること。その上で顧客を獲得できればと考えていたが、この1年間の業績は予想以上に良かった。山梨県のお客さまにもおおむね喜んでも
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SDGs支援融資 PIFで資金調達 三興開発、清水銀行と契約
骨材の製造販売や福祉事業などを手掛ける三興開発(富士市)はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた企業の取り組みを支援する清水銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を同行と結んだ。 三興開発は運転資金として1億円の融資を受けた。「寝たきり老人のいないまちづくり」を事業理念とした福祉施設の運営や地場産業の製紙産業から排出される廃棄物の活用がSDGsに貢献しているとされた。 PIFの実行は清水銀として初めて。SDGs戦略の達成状況に応じて金利を優遇する「サステナビリティ・リンク・ローン」の取り扱いも開始し、サステナブルファイナンスを通じた
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水素エネ促進 投信扱い開始 静銀ティーエム証券
静岡銀行グループの証券子会社、静銀ティーエム証券はこのほど、追加型投資信託「グローバル水素株式ファンド」の取り扱いを始めた。 脱炭素化に向けて期待されている水素エネルギーの利活用促進を目指し、水素の生成や貯蔵、水素自動車などの商品開発を進めている欧米を中心とした企業を投資対象とする。運用は日興アセットマネジメントヨーロッパが担う。 1万円から受け付け、信託期間は2031年8月まで。同証券の本支店18店舗で取り扱う。
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名古屋銀行から人材も 包括提携合意 柴田久・静岡銀行頭取に聞く
静岡銀行の柴田久頭取は28日、静岡新聞社の取材に応じ、名古屋銀行との包括業務提携を受け、同行からの人材受け入れを検討することを明らかにした。相互で保有する株式については「提携の実効性を高めるのが目的」と述べ、各行の株主構成比率に影響しない範囲内で保有するとの認識を示した。主なやりとりは次の通り。 ―今後の見通しは。 「コンサルティングや証券、ストラクチャードファイナンス(仕組み金融)などの分野で、名古屋銀からの人材受け入れを検討していく。当行からは(証券子会社の)静銀ティーエム証券の名古屋出店を計画しているが、出店時期はまだ決まっていない」 ―株式を保有し合う目的は。 「提携の実効性
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全国信用金庫協会 御室会長の再任内定 浜松いわた信金会長
全国信用金庫協会(全信協)は28日までに、次期会長に現職の御室健一郎浜松いわた信用金庫会長(77)を再任する人事を内定した。任期は6月24日から2年間。6月の理事会での承認を経て正式決定する。 御室氏は2020年6月に本県関係者で初めて全信協会長に就いた。この2年間は全国の信金の経営力強化やデジタル化対応などで手腕を発揮した。 御室氏は同日の取材に「まだ(正式決定前の)候補の段階」と前置きしつつ、「新型コロナウイルス禍や原材料高騰などで打撃を受ける中小企業を身近で支えることが信用金庫の社会的使命。企業の持続的発展に向けて課題解決に取り組む」と語った。 全信協は県内9信金を含む全国254
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静岡銀行、名古屋銀行と業務提携 次世代車開発に呼応【両行頭取一問一答付き】
静岡銀行と名古屋銀行(名古屋市中区)は27日、包括業務提携で合意したと正式に発表した。提携の実効性を高めるため、相互に出資する資本提携を結ぶ。静岡、愛知両県共通の基幹である自動車産業で次世代車両の開発や脱炭素化が急がれる中、両行が経営資源やノウハウを持ち寄って協業することで互いの金融サービスを向上させ、開発促進や時代に即した産業構造への転換を促す。 同日、都内で記者会見した静岡銀の柴田久頭取は「ノウハウ、ネットワークを相互に活用し、発展させることで地域経済の産業構造変革に対応できると判断した」と説明。名古屋銀の藤原一朗頭取は「経営基盤が地銀トップクラスの静岡銀行と提携することで、地域経済の
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沼津信金 成年後見事業5年 2拠点、受任件数は増
沼津信用金庫(沼津市、鈴木俊一理事長)が社会福祉法人などと手掛ける成年後見事業が、5月で始動から5年を迎える。受任件数は増加し、高齢者や障害者、その家族からの相談や問い合わせも多岐にわたる。職員らは「今後も寄り添い、支援を続ける」と話す。 2017年5月1日、静岡県内金融機関初の一般社団法人「しんきん成年後見サポート沼津」を開設した。法人は現役職員による事務局と、元職員の現場スタッフのほか、地元の社会福祉法人と、弁護士や税理士をはじめ専門家らで構成。金融機関が主体の後見法人は珍しい。 今年3月までの受任件数は法定後見41件、任意後見27件、任意財産管理契約27件など。18年に始めた遺言公
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御前崎の就職応援企業に制度説明 東遠地域労福協
掛川、菊川、御前崎3市の労働組合でつくる東遠地域労働者福祉協議会(西尾智卓会長)はこのほど、御前崎市の「リターン就職応援プロジェクト」の説明会を同市池新田の市研修センターで開いた。 同プロジェクトは市と島田掛川信用金庫など金融機関が連携し、若者の地元就職と企業の雇用確保を図る取り組みで、会員企業の参加を促す狙いで開催した。 市担当者が助成制度など概要を説明。製造業など会員10社12人がメモを取りながら熱心に聞き入った。
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観光絵本で富士宮PRへ 信用金庫、作家、出版社連携
「富士山SDGs」推進に向け、富士宮信用金庫は27日、富士宮市出身絵本作家ふくだのぞみさん(35)=神奈川県=や市、旅行読売出版社と連携し、まちの魅力を伝える観光絵本「こめたの ふじのみや みーつけた」を制作する企画をスタートさせた。完成した絵本は市を通じて地元の0~5歳児に配って郷土愛醸成につなげるほか、絵本で富士宮の魅力を全国発信する。 観光絵本はふくださんを作者に旅行読売出版社が発行する「こめたの旅」シリーズ。主人公「こめた」らが地域の魅力を探しに出掛けるストーリー。青森県が題材の一作目が昨年冬に刊行され、富士宮版は二作目となる。市制施行80周年を記念して同信金が企画した。富士宮版で
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静銀と名古屋銀、包括業務提携の合意発表
静岡銀行と名古屋銀行は27日、包括業務提携で合意したと発表した。新型コロナウイルス禍や長期化する超金利政策などで国内金融機関が苦境に立たされている中、両行は経営の独立性を維持しながら取引先企業の支援強化、業務やシステムの共同化によるコスト削減などで協業を検討し、地域経済の持続的成長と収益の拡大を目指す。
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静岡銀行、名古屋銀行と提携 業務効率化、協業拡大
静岡銀行と名古屋銀行(名古屋市中区)が包括業務提携することで大筋合意したことが27日、分かった。両行は同日午後、東京都内で正式発表する。 経営資源を持ち寄って業務を効率化するほか、幅広い金融サービスで協業を進めるもよう。日銀の超低金利政策が長期化し、貸出金利息が減少するなど金融機関を取り巻く環境が厳しさを増す中、包括業務提携で両行の経営体質を強化し、静岡、愛知両県を中心としたエリアで存在感を高める狙いとみられる。 静岡銀は2020年10月、山梨中央銀行と包括業務提携を結んだ。この1年半で取引先同士のビジネスマッチングや人材交流、静銀ティーエム証券の山梨県進出などで成果を上げている。名古屋
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静岡オフィスで事業承継初成立 名南M&A
企業の合併・買収(M&A)仲介業の名南M&A静岡オフィス(静岡市葵区)はこのほど、昨年10月に同オフィスを開設以来初となるM&A案件を成立させた。第1号となったのは、紙器抜型製造販売のティーディーエス(富士市)の事業承継案件で、同社の株式100%を大創(大阪府)が取得した。 名古屋市に本社を置く名南M&Aは、2013年11月の清水銀行との業務提携以来、同行から顧客の紹介などを受けて県内の事業承継などの分野で実績を上げている。ティーディーエスも同行の取引先の一つで、名南M&Aに取り次いだ。
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人事=清水銀行(5月9日、地名のみは支店長)
蒲原兼イオンタウン蒲原(支店営業部清水ローンセンター長)小出芳孝▽支店営業部清水ローンセンター長(総務管理部統括役)松田浩明▽総務管理部付部付部長(蒲原兼イオンタウン蒲原)三枝松雄
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富士山の写真募集 静岡中央銀 来年のカレンダーに
静岡中央銀行(沼津市)は5月1日から、「富士山フォトコンテスト」の作品を募集する。最優秀賞1点は同行の2023年カレンダーに使用する。 四季折々、時間帯によって表情を変える富士山の魅力を広く発信するのが目的で12回目。21年1月以降に静岡、神奈川県内で撮影した富士山のカラー写真が対象。横位置でサイズは四つ切り、ワイド四つ切り、A4のどれか。静岡新聞社・静岡放送の協力で入賞、入選作品を選び、記念品や賞金を贈る。 プリントした写真の裏面に応募票を貼り付け、〒410―0892 沼津市魚町1番地サンフロント5階、静岡新聞社東部総局東部ビジネスセンター内「富士山フォトコンテスト」事務局に郵送で申し
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静岡県東部新入学児へ 防犯、防災グッズ 沼津信金が寄贈
沼津信用金庫は26日、新入学児童の防犯、防災意識を高めるために製作したオリジナル啓発品約1200セットを沼津市教委に寄贈した。今後、静岡県東部9市町にも約3600セットを贈る。 啓発品はポケットティッシュ、クリアファイル、防災ハンドブックの3点。ティッシュとクリアファイルには、「(知らない人について)いかない」「(車に)乗らない」などの頭文字を取った防犯標語「いかのおすし」を記した。ハンドブックは、災害時の避難のポイントなどをまとめた。 同信金の高嶋真樹常務理事が沼津市役所に奥村篤教育長を訪ね、啓発品を手渡した。高嶋常務理事は「啓発品の作製は、今後も継続していきたい」と話した。
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中小企業に複業人材紹介 三島信金、経営課題解決へ
三島信用金庫は2022年度、静岡県東部の中小企業に首都圏の複業人材を紹介するマッチング事業を始める。優れた技術と専門的な知識を持つ経営者や大手企業の従業員らが、兼業や副業として中小企業の経営に参画し、課題解決につなげる。 第1弾として6月に東京でセミナーを開くなどして「地方に貢献したい」という複業人材を募集。8月に複業人材が事業所を戸別訪問して条件が整えば、連携を開始する。 デジタル技術で業務を変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の推進、企業や商品のブランド化、労務管理など幅広い課題に対応。常勤雇用ではないため、中小企業は人件費を抑えながら業務を改善できると期待される。
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SDGs私募債の第1号発行企業に盾 静岡中央銀
静岡中央銀行は25日、今月から取り扱いを始めた「しずちゅうSDGs私募債」の第1号の発行企業となった平和エアテック(熱海市青葉町、相川守社長)に記念盾を贈った。引受先の同行は、受け取る収益金の一部を公益財団法人ふじのくに未来財団に寄付する。 同社は空調機器の設備や施工管理を手掛ける。本社の建て替えに合わせ、地熱を生かして地球温暖化防止につなげる実験設備を一部に整備するなど、SDGs(持続可能な開発目標)の理念に沿った事業を進めている。健全な財務状況やこうした取り組みから、同行の私募債引き受けに至った。 記念盾の贈呈式が沼津市大手町の同行で行われ、清野真司社長から相川社長に手渡された。
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三島移住促進へ 特別住宅ローン 沼津信金取り扱い
沼津信用金庫は三島市への移住を促進する特別金利住宅ローンの取り扱いを開始した。人口減少対策に取り組む同市との共同企画で、移住する若者世帯の金利を0・3%引き下げる。同様の取り組みは三島信用金庫に続いて2例目。 同市が進める「住むなら三島移住サポート事業」の補助を受ける移住者が適用対象。同事業は夫婦どちらかが40歳未満か46歳未満で中学生以下の子供がいる世帯が、三島へ移住して住宅を取得する際、県外からの転入には100万円、県内移住には20万円を支給する。2016年から469件、1522人が補助を受けている。 特別金利住宅ローンでは、給与振り込み口座の指定などの条件がそろえば最大0・525%
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世界情勢、円安の影響は 静岡県内上場企業、27日から決算発表
静岡県内に本社や主要拠点を置く上場企業の2022年3月期決算の発表が27日、始まる。ロシアのウクライナ侵攻に伴う世界経済の変調や急激な円安進行が、一定の回復基調にあった各社の業績にどう影響しているかが焦点となる。4月の東京証券取引所の市場再編後、初の決算開示でもあり、各社トップが新市場区分に応じた企業統治や株式流動性向上の追加策を示すかにも注目が集まる。 金融機関や国際会計基準(IFRS)採用企業を除く県内33社の21年4~12月期決算では、純利益の合計は前年同期比26・6%増となるなど、特に製造業で世界的な需要回復を背景に業績が改善した。22年3月期の業績予想を上方修正する企業も複数あっ
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藤枝駅前駐車場の市有地 島田掛川信金へ売却 広域母店建設へ
藤枝市は22日、民間に売却して活用してもらう方針を固めていた「市営藤枝駅前駐車場」の市有地について、売却先を島田掛川信用金庫に選定したと発表した。同信金はこの土地に、本店のある掛川、島田の両市に続く3カ所目の「広域母店」を設置し、立体駐車場も併設する。 新施設は3階建て。1階に同信金の店舗を、3階に店舗管理部門と本部を置く。2階は自由度の高い地域支援ゾーンとして運用し、サテライトオフィスの設置などを通してビジネス創出拠点にする。駐車場は現在より収容数が14台多い128台分を設ける計画。 2022年秋に市営駐車場を閉鎖し、23年度に土地を引き渡す。新施設は26年度までに供用を開始する予定。
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スーパーに情報発信拠点 沼津信金 金融、デジタル相談対応
沼津信用金庫は21日、沼津市岡宮のスーパー「オギノ沼津インター店」に、地域密着型の情報発信拠点「ぬましんLAB(ラボ)」を開設した。現金自動預払機(ATM)や電子マネー「CoGCa(コジカ)」のチャージ機を設置した他、平日の日中は職員を常駐させ、金融だけでなく、スマートフォンの操作法など広くデジタル分野での相談などにも応じていく。 同拠点は、店入り口脇のイートインスペースだった場所に設け、広さは29平方メートル。テーブルや椅子も並べ、同信金や沼津市のPR動画なども放映する。来店客は休憩場所としても利用できる。 職員が幅広い相談を受け、顧客のニーズを把握することや、来店者への提案もパソコン
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販路拡大支援 連携加速 しずおか焼津と山梨、長野の4信金
しずおか焼津信用金庫が中部横断自動車道の開通を機に山梨、長野両県の3信金と締結した連携協定を受け、相互の取引先の販路拡大支援に向けた取り組みが加速している。新型コロナウイルス禍で多くの農業生産者や食品加工業者が売り上げ減少に悩む中、金融機関が媒介することで“共存共栄”の道を探る。 同協定「しんきん中部横断道コネクト」は昨年11月、しずおか焼津と甲府、山梨、諏訪の各信金で立ち上げた。静岡―山梨間で全線開通した中部横断道の利用を促進し、広域での経済活性化を目指す。 3月に初開催したオンライン交流会を皮切りに、互いの取引先企業を引き合わせるビジネスマッチングを展開するな
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被害者404人調停成立 スルガ銀行の不正融資問題
スルガ銀行によるシェアハウス向け不正融資問題で、被害救済に取り組む弁護団は19日、都内で記者会見を開き、被害者404人の民事調停が東京地裁で成立したと明らかにした。調停成立は3回目で、弁護団は「(受任した)シェアハウス問題は全面解決した」としている。弁護団以外の弁護士に代理人を依頼した残る全てのオーナーも、9月までに調停が成立する見通し。 調停が成立した404人の債務総額は約605億円で全額免除される。累計の解決者は946人、総額は約1485億円になった。 シェアハウス問題を巡り、同行は所有者が第三者に土地や建物を譲渡すれば、ローン返済を免除する「代物弁済」で一括の調停に応じている。調停
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吹奏楽部生徒に演奏会招待券贈呈 しずおか焼津信金
吹奏楽部で活動する静岡市の中学生にプロの演奏を聴く機会を設けようと、しずおか焼津信用金庫は19日、富士山静岡交響楽団の演奏会の招待券300枚を市教委に贈呈した。 同信金の田形和幸理事長と同楽団の岩崎清悟理事長らが市役所清水庁舎を訪れ、赤堀文宣教育長に手渡した。田形理事長は「県内の文化振興の力になれれば」と話し、赤堀教育長は「プロの演奏を聴くことは生徒にとって勉強になるはず」と謝意を示した。 贈ったのは6月に静岡市民文化会館で開催する「青少年名曲コンサート」の招待券で、今後、市教委を通じて市内の中学各校から希望者を募るという。同信金では藤枝、焼津両市の吹奏楽部員も招待するとしている。
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来店客へ新茶提供 しずおか焼津信金安西支店
しずおか焼津信用金庫(静岡市葵区)は18日、同区の安西支店で来店客への新茶配布サービスを行った。 新茶でのどを潤し、リーフ茶の魅力を知ってもらおうと企画した。茶娘姿に扮(ふん)した職員が店頭ロビーで入れたての茶を提供した。 同支店の亀山昌司副支店長は「安西は製茶会社が集まる地域。新茶ムードを盛り上げていきたい」と話した。
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スルガ銀行、人材紹介3社と提携 中小の人手不足解決
スルガ銀行は18日、東海道シグマ(静岡市葵区)など人材紹介業3社と業務提携を結んだと発表した。専門職や後継者不足などに直面する企業に外部の最適な人材を紹介する。 デジタル技術を使って業務を変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」や経済活動の国際化が加速する中、地方の中小企業では人手不足が深刻化している。経営課題の解決に向け、同行が各企業の相談に応じ、提携先3社と情報を共有する。3社に登録している人材を各企業に紹介する。 社内のデジタル化や電子商取引(EC)サイト立ち上げ、新商品・サービスの開発、ビジネスモデル再構築、販路拡大など幅広い業務に対応する。常勤雇用に加え、人件費を抑
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島田掛川信金がスマホ相談窓口 島田市と連携、18から
島田掛川信用金庫は島田市と連携し、18日から市内10支店でスマートフォンの操作などに関するサポート窓口を設置する。高齢者が気軽に相談できる場を増やすことで、デジタルデバイド(情報格差)の解消を目指す。 職員が同金庫のスマートフォンアプリのインストールや、無料通信アプリLINE(ライン)の市公式アカウントの登録を手伝う。子育て世代には電子申請や相談機能を備えたサイト「しまいく+(ぷらす)」などのサービスも紹介する。 14日には七丁目支店で職員が事前練習を行い、来店者に市のLINEアカウント登録を呼び掛けた。赤堀秀治支店長は「スマートフォンの操作が苦手な年配の方も多いので、支援を通じてデジタ
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人事=スルガ銀行(6月29日予定)
取締役(上席執行役員経営管理本部長)宮島健▽退任 取締役峯村悠吾
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「オレオレ詐欺」注意呼び掛け 焼津署など
焼津署と焼津地区防犯協会、焼津市などは15日、JA大井川豊田支店(同市小土)としずおか焼津信用金庫豊田支店(同市小屋敷)で高齢者らに特殊詐欺被害への注意喚起を行った。 県警が年金支給日に合わせて展開する「オレオレ詐欺被害発生ゼロの日」キャンペーンの一環。両支店に焼津署員や地域安全推進員らが「振り込め詐欺犯人は今キャッシュカードを狙っています」と書かれたチラシなどを来店者に配り、注意を呼び掛けた。
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IT導入補助金 オンラインで解説 26日にセミナー
静岡銀行とグループ会社の静銀ITソリューションは26日午前10時半から、IT導入補助金の活用などに関するオンラインセミナーを開く。 富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの担当者らを講師に招き、同補助金の概要や活用事例のほか、2023年10月に導入されるインボイス制度について4部構成で解説する。地域企業の業務効率化や働き方改革を推進し、生産性向上を支援するために企画した。 参加無料。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で配信し、定員は各部ともに300人。問い合わせは静銀ITソリューションITサポート部<フリーダイヤル(0120)667113>へ。
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中小新入社員マナー学ぶ 島田掛川信金 実践形式でビジネス講座
島田掛川信用金庫は13日、県中西部の中小企業の新入社員や若手社員を対象にしたビジネスマナー講座を島田市のプラザおおるりで開いた。 フリーアナウンサーの牧野光子さん(藤枝市)が講師を務め、46人が受講した。参加者は職場でのあいさつや電話の応対、名刺の渡し方などを実践形式で学んだ。牧野さんは「マナーを習得し、明るくさわやかに仕事に取り組んでほしい」とエールを送った。 7月6日には成果を確認するフォロー研修を予定している。 (島田支局・池田悠太郎)
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銀行とコンビニ 詐欺被害を防ぐ 裾野署長が感謝状
裾野署は12日、特殊詐欺被害の防止に貢献したとして、裾野市のスルガ銀行裾野支店と長泉町のファミリーマート長泉鮎壺北店と各店員に署長感謝状を贈った。 スルガ銀行裾野支店の勝又知子さんは3月28日、70代男性から「海外に150万円を送金したい」と相談を受けた。SNSで片言の日本語のメッセージが届いたことなどを不審に思い、警察に通報。ファミリーマート長泉鮎壺北店の浅田美香さんと肥沼和子さんも同月25日、70代男性が高額な電子マネーを購入しようとしたため、警察への相談を助言。被害を防いだ。 同行を訪れた山下安則署長は「勝又さんは昨年も詐欺を防ぎ2回目。これからも勇気を出して声を掛けてほしい」と述
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地域力創生ファンド 静岡中央銀行1年延長
静岡中央銀行はこのほど、「地域力創生ファンド」の取扱期間を1年間延長し、2023年3月末までとすると発表した。「環境・エネルギー」「観光」「保育・育児」など地域活性化につながる9事業に融資する。 期間延長に伴い、融資総額をこれまでの最大750億円から800億円に増額した。人口減と少子高齢化が進む中、成長産業や課題解決型事業を育てて地域経済を盛り上げる。 10年10月に取り扱いを始め、22年3月末までに812件、合計722億円を融資した。
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新人研修でフェンシング 五輪出場の長良さん 沼津信用金庫で講義
沼津信用金庫はこのほど、女子フェンシングでアテネ、北京両五輪に出場した沼津市在住の長良円さんを招き、同市のフェンシング拠点施設「F3BASE」で新入職員研修を実施した。柔らかい剣を使ったスマートフェンシングの試合も行い、同信金の新入職員で、フェンシングサーブル日本代表の脇田樹魅選手(22)も同期20人と取り組んだ。 長良さんはアテネから北京までの4年間は「一度出場すると、五輪に出て当然と思われた」とプレッシャーの中で競技と向き合ったと明かした。かつて大阪の信金に所属した長良さんは信金職員の“後輩”を「目標を常に意識し、継続することが必要」と励ました。 講義の後、脇
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リバースモーゲージで提携 フィナンシャルドゥと静岡銀
静岡銀行と不動産業And Doホールディングスの連結子会社フィナンシャルドゥ(大阪市)はこのほど、中高年層が持ち家で暮らし続けながら、その資産を担保に生活資金などを借りられる金融商品「リバースモーゲージ」で提携を結んだと発表した。 同行はこれまで扱ってきたリバースモーゲージを一新。新商品「かがやき」の取り扱いを11日に始めた。不動産担保評価に高い実績を持つフィナンシャル社と保証業務で連携したのを受け、これまで市街地中心に限っていた融資対象地域を市街地以外にも拡大。より多くのシニア層が利用できるようにした。 リバースモーゲージは、自宅などを担保に融資限度額の範囲内で何度でも借り入れができる
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自転車で駿河湾周遊 スルガ銀行と駿河湾フェリーが協定
一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーとスルガ銀行は11日、自転車振興に関するパートナーシップ協定を結んだ。フェリー航路を組み込んだサイクリングイベントの開催などを通じ、東京五輪・パラリンピックを機に本格化するサイクルツーリズムを盛り上げる。 協定に基づく事業として、駿河湾を1周する110キロのコース「するいち」を走るサイクリングイベントを5~9月に計3回開く。伊豆市のスルガ銀サイクルステーションを発着点に、狩野川沿いや太平洋岸自転車道を走る。清水港からフェリーに乗った後、土肥港から船原峠を巡る。定員は各回7人。アテネ五輪自転車ロードレースに出場した田代恭崇さんがガイドを務める。 スルガ銀は
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障害ある4作家を支援 浜松いわた信金12支店で絵画巡回展示 戸田さん(油彩)「創作の原動力」
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は8日、障害がある作家の絵画作品を有償で企業などに貸し出して支援する県の事業「まちじゅうアート」の一環で、県西部中心の4人の作品展示を市内の4支店で始めた。来年3月まで計12支店を巡回して紹介する。同信金が掲げるSDGs推進活動の一環で、開催は昨年に続き2回目。 本町・瓜内支店(同市南区)の待ち合いスペースに展示されたのは、生まれつき左半身まひの障害がある同市東区の戸田健矢さん(36)の油彩画(複製)。緑豊かな草原でゴリラが手の中をのぞき込むシーンを臨場感あふれるタッチで表現した。 戸田さんは地元の特別支援学校在学時から絵画制作を始め、現在も建築関連の会社
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多様な人材で経済底上げ 日本生産性本部、静岡市で「プロジェクト」
公益財団法人日本生産性本部は本年度、女性活躍や外国人材活用の促進に向け、静岡市を中心とするエリアで「静岡・地域生産性向上プロジェクト」を立ち上げる。産官学が連携して多様な人材を生かせる雇用・労働環境を創出し、地域経済や企業活力の向上につなげる。同法人として初めての取り組みで、全国的にも珍しいプロジェクト。 静岡ガスや静岡銀行などの民間企業をはじめ、静岡商工会議所や連合静岡、県立大、静岡市といった関係機関が参加する。約1年間をかけて議論を重ね、ダイバーシティー(多様性)やインクルージョン(包摂)に関する数値目標や行動計画を策定。誰もが働きやすく、得意技術を生かせる環境づくりを進め、地域経済の
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二酸化炭素排出量を見える化 清水銀行、サービス開始
清水銀行はこのほど、中小企業も持続可能な開発目標(SDGs)を実践できるよう二酸化炭素(CO2)排出量の見える化サービスを始めた。サステナビリティーへの取り組みに課題を認識しつつ、「何から手を付けたらよいのか分からない」という経営者向けにファイナンスありきではなく、まずは見える化サービスで必要な取り組みを実感してもらう。 見える化サービスを行うに当たり、同行はCO2排出量見える化・削減クラウドサービス「アスゼロ」を展開するアスエネ(東京都港区)と、対面形式での環境コンサルティングを行う静環検査センター(藤枝市)の両社と、ビジネスマッチング契約を締結した。今後同行の顧客を両社に紹介するなどし
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地方創生SDGs 島田掛川信金、知事に金融表彰受賞報告
内閣府の第1回地方創生SDGs金融表彰を受賞した島田掛川信用金庫の市川公会長と伊藤勝英理事長らが7日、県庁で川勝平太知事に受賞を報告した。 同信金は2021年1月、御前崎市などと連携して若者のUターン就職を促す「リターン就職応援プロジェクト」を立ち上げた。企業のインターンシップや説明会の情報を提供しつつ、同信金の教育ローンを利用した学生が地元で就職した場合に利子や元金の返済を助成する取り組み。現在は近隣の牧之原、藤枝両市と川根本町、吉田町にも拡大している。プロジェクトは地域経済の持続的発展に貢献したとして、全国受賞5団体の一つに選ばれた。 市川会長と伊藤理事長は「人手不足に悩む企業を何と
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静岡銀行「DX認定」取得 静岡県内金融機関で初
静岡銀行は6日、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業を公認する経済産業省の「DX認定事業者」に選ばれたと発表した。県内金融機関の認定取得は初めて。 2020年5月施行の情報処理促進法に基づく認定制度。取得すると税制面の優遇や、経産省と東京証券取引所が共同で選定する「DX銘柄」の要件を満たすなどのメリットがある。 静岡銀は中期経営計画でイノベーション戦略を掲げ、DXを推進中。口座管理や融資といった中核業務を支える基幹系システムを刷新し、プログラム変更や機能追加がしやすいオープン系技術を導入したほか、昨年6月に専従部署のDX戦略推進室も設置した。融資や決済などの手続きを完全
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茶商が茶の入れ方指導 静清信金 新入職員対象に教室
静岡市内の若手茶商でつくる静岡茶業青年団は6日、静清信用金庫研修センター(同市清水区)で新入職員を対象にしたお茶の入れ方教室を開いた。 同青年団の和田夏樹さん(和田長治商店)が講師を務め、市内産の浅蒸し茶や牧之原産の深蒸し茶、玉露、玄米茶、ほうじ茶の5種類の茶葉を紹介した。急須でいれる温度帯や入れ方をアドバイスし、味や香りをPRした。 新入職員は、茶葉それぞれの個性を踏まえたブレンドにも挑戦した。瀬名支店に配属された田形季未佳さん(22)は「学んだ内容をお客さまにお茶をお出しする時に生かしたい」と話した。
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水産翁3氏 功績を顕彰 焼津神社で慰霊祭
焼津市の水産業の礎を築いた先人3氏の業績をしのぶ「水産翁慰霊祭」(水産翁顕彰会主催)が5日、同市焼津の焼津神社で営まれた。市内の漁業、行政関係者、遺族ら約50人が参加し、「水産のまち」発展への思いを新たにした。 焼津漁業協同組合の西川角次郎組合長、赤阪鉄工所の杉本昭会長、しずおか焼津信用金庫の高田淳理事がそろって神棚に玉串をささげた。西川組合長は3氏の業績をたたえた上で、「今後も郷土の発展に寄与する」と誓った。 水産翁は山口平右衛門、片山七兵衛、服部安次郎の3氏。明治時代に漁港建設の基盤になった防潮堤設置や生産組合の組織化、遠洋漁業の推進などに尽力した。 慰霊祭は1962年から続く行事
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「えるぼし」最高位 スルガ銀が取得
スルガ銀行は、女性活躍推進法に基づき厚生労働省が認定する「えるぼし」を認定取得したと発表した。 最高位の「3段階目」。管理職への積極登用や産休・育休制度の拡充などが評価され、評価項目五つの基準の全てを満たした。
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静岡県内10施設にグリーン電気導入 スルガ銀
スルガ銀行はこのほど、中部電力ミライズと水力発電所など再生可能エネルギー由来の電気「静岡Greenでんき」を受給する契約を締結し、導入を始めた。 同行静岡支店(静岡市葵区)など県内の10施設が対象。年間215トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減を見込む。
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ベンチャーに協調融資 静岡銀行と山梨中央銀行 経産省の制度活用
静岡銀行と山梨中央銀行はこのほど、短距離モビリティーの開発を手掛けるベンチャー、WHILL(ウィル、東京都)と7億円のシンジケートローン(協調融資)契約を結んだと発表した。両行の包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」に基づく取り組み。 静岡銀が幹事行を担って5億円、山梨中央銀は2億円をそれぞれ拠出する。ウィルは次世代交通サービス(MaaS)の促進に向けた先行投資のための運転資金や、モビリティーの増産費用などに充てる。 ウィルは急勾配の坂道でも走行できたり、自動運転・停止装置を搭載したりした次世代型電動車椅子を開発している。国内外の病院や空港などで導入実績があり、県内でも浜松市の病院や熱海
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新工場建設に7億円を調達 協調融資でアルム
食品加工業のアルム(静岡市駿河区、大村公宏社長)は同区に新工場を建設し、製菓材などを増産する。商工中金を主幹事とするシンジケートローン(協調融資)で、設備資金7億円を調達した。 アルムは菓子・製菓材を中心に手掛け、原料の輸入から商品企画、加工、配送までを全て担い、多様な需要に応じている。今回の設備投資は、県の地域経済けん引事業計画として認定されている。 協調融資で商工中金から3億円、しずおか焼津信用金庫から2億円、非公表の金融機関から2億円を調達した。
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三島信金、人材支援拡充 医療、幹部確保に重点 都内2社と提携
三島信用金庫は取引先に対する人材支援を拡充する。人材紹介などを手掛ける都内の2社と業務提携し、課題となっている医療系専門職の確保と、経営幹部と副業人材の採用支援を強化する。 同信金がこれまで人材支援サービスを目的に提携しているのは13の企業と団体で、3月、新たにマイナビとみらいワークスと締結した。マイナビは医療系、みらいワークスは副業人材などの面で実績を有し、両社は従来の提携先とは異なる強みを持つという。同信金は「幅広く支援することが可能となった」(地域未来創造課)とみる。 同信金によると、医療系専門職の地方における人手不足は深刻。これまでサポートが不十分だったとして、マイナビとの提携に
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ふじのくに未来財団に寄付 静清信用金庫
静清信用金庫はこのほど、静岡市などにおける社会貢献活動の支援のため、ふじのくに未来財団に50万円を寄付した。同市葵区昭和町の本店で贈呈式を行い、佐藤徳則理事長が同財団の伊藤育子代表理事に目録を手渡した。 寄付は13回目。総額は1161万円となった。佐藤理事長は「コロナ禍でもあるので、有効に使ってもらえれば」と話した。伊藤代表理事は「有意義に使い、地域の力になれるよう努めたい」と述べた。
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激変する時代に適応を コロナ禍3度目の入社式 オンライン、分散化定着
新年度初日の1日、静岡県内企業各社が実施した入社式。新型コロナウイルス禍で3度目となり、オンライン活用や会場分散化など感染防止を徹底した開催形式が多くの企業で定着した。各社トップは収束が見えないコロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻、資源・原材料価格の高騰など不安定な市場環境に言及し、新入社員に激変する時代への適応を強く求めた。 TOKAIグループは静岡市葵区の催事場と県内外の事業所39拠点をテレビ会議システムでつないだ。葵区の会場には新入社員119人の代表13人のみ出席。鴇田勝彦社長は「コロナ禍で消費構造が大きく変化した。顧客のニーズに敏感に対応することが重要」と説いた。安藤史香さん(2
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人事=静岡中央銀行(1日)
厚木支店ららぽーと海老名出張所長(営業推進部湘南住宅ローンセンター海老名センター長)兼子昌義▽本店営業部サントムーン柿田川出張所長(厚木支店ららぽーと海老名出張所長)江塚千晴▽営業推進部湘南住宅ローンセンター海老名センター長(本店営業部サントムーン柿田川出張所長)石神基晶
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人事=スルガ銀行(1日、地名のみは支店長または支店)
本店営業部長兼沼津駅、沼津港、沼津南、徳倉、沼津市役所出張所長(横浜兼横浜東口、横浜日吉、横浜磯子、神奈川県庁出張所長)桧垣彰徳▽静岡兼静岡南、静岡東、東静岡(本店営業部長兼沼津駅、沼津港、沼津南、徳倉、沼津市役所出張所長)小林敏彦▽横浜兼横浜東口、横浜日吉、横浜磯子、神奈川県庁出張所長(営業本部首都圏営業部第一部長)山本貴啓▽下田兼伊豆稲取、松崎(人事部長=研修企画)坂本忠久▽榛原兼相良(審査第二部本店審査役)岩瀬俊之▽営業本部首都圏営業部第一部長(営業本部首都圏営業部第二部長)小泉英昭▽東京支店大宮出張所長(横浜副支店長)村野昌仁▽東京支店千葉出張所長(個人専用支店兼ANA支店、リクルー
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人事=富士宮信用金庫(4月1日、地名は支店)
上野店長代理(国久保係長)佐野陽基▽鷹岡店長代理(上野店長代理)望月雄介
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SDGs促進へ制度新設 静岡県信用保証協会 実践企業を優遇
静岡県信用保証協会は新年度、持続可能な開発目標(SDGs)の推進に向け、独自に県内中小企業を金融面からサポートする「SDGs支援保証制度」を新設する。31日までの関係者への取材で分かった。信用力や財務力が乏しい中小企業の気候変動対策や、働きがいのある職場環境の整備などSDGsへの取り組みを後押しする。 SDGsに関する独自の信用保証制度創設は全国的に少ないという。取り組みに必要な設備、運転資金を金融機関から借り入れる際に、信用保証料を割り引くなどして、融資を受けられやすいようにする。限度額2億円の「SDGsプレミアム」、3千万円の「SDGs保証」の2種類を用意し、通常の保証料より0・1~0
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SDGs推進へ交流組織 静清信金、企業間で情報交換
静清信用金庫は30日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取引先企業間の交流組織「SSC(シズオカSDGsコミュニティー)」を発足した。各企業の取り組み事例を紹介し合ったり、定期的に情報交換やセミナーを実施して実効性を高めたりするのが狙い。会員同士のビジネスマッチングを促進し、地域経済の活性化も目指す。 組織はSDGsに関心のある中小企業とNPO法人の36社・団体で構成。静岡、藤枝両市と県産業振興財団、県地球温暖化防止活動推進センターなどがオブザーバー参加する。 会員制交流サイト(SNS)を活用し、脱炭素化や労働環境改善などの情報を共有する。事例報告や意見交換を行う勉強会・セミナ
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ローン保証人に同性パートナー 静清信金、4月1日から
静清信用金庫はきょうから、住宅ローンを組む際に必要となる連帯債務者や連帯保証人に、LGBTなどの性的少数者や同性パートナーを認める。 しんきん保証基金保証付きの住宅ローンが対象。静岡市が同日から導入する「パートナーシップ宣誓制度」に合わせ同市内在住者は市が発行するパートナーシップ証明書の写しを提出する。他市在住者は任意後見契約に関する公正証書などの必要書類を提出する。
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緊急融資取り扱い開始 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫はきょうから、原油や原材料価格の上昇などで影響を受けている事業者の資金繰りを支援するため、緊急対策融資の取り扱いを始める。問い合わせは各相談プラザや支店へ。
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相川鉄工など13社 PIFで資金調達 静岡銀行と契約
製紙機械メーカーの相川鉄工(静岡市葵区)など13社は30日までに、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた企業の取り組みを支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を同行と結んだ。 相川鉄工は同日、運転資金として3億円の融資を受けた。植物由来で次世代の環境素材として注目されるセルロースナノファイバー(CNF)の普及に向けた取り組みなどがSDGsに貢献していると評価された。 18日には住宅用ガス機器メーカーのパーパス(富士市)が運転資金2億円を調達した。橋の点検通路(検査路)の製造を専門に手掛ける渥美工業所(愛知県豊橋市)も25日、設備資
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訪問頻度管理深化へ 静岡中央銀行、第14次中期計画
静岡中央銀行は30日、2022年度から2カ年の第14次中期経営計画を発表した。今月末までの第13次中計で効果を上げた、顧客などを定期的に訪れ本業支援につなげるための取り組み「訪問頻度管理」の底上げなどを柱に据えた。 訪問頻度管理では定期訪問の回数を決め、顧客との信頼関係を構築してニーズ把握や提案営業、本業支援を図る。2016年4月から本格着手し、20年以降の新型コロナ禍で顧客との対面が困難となっても、情報の共有や関係維持が図れたという。 このほか、数値指標として、事業性融資先数とコア預金先数などを純増としたほか、販路拡大や事業承継などへの支援の合計数「法人ソリューション提供数」を新たに掲
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浜松いわた信用金庫人事(4月1日、地名のみは支店長または支店)
専務理事(常務理事)三輪久夫▽常務理事(理事・営業統括部長)橋下和弘▽常務理事(理事・総務部長)半場浩恭▽事務統括部長(監査部副部長)名倉敏久▽経営サポート部長(経営サポート部副部長)高橋伸治▽監査部副部長(監査部調査役)藤田浩二▽営業統括部営業店支援室副部長(森田・東伊場)請井将矢▽副部長待遇 於呂・浜北東・鹿島飯尾裕一▽袋井中央・久能・袋井(西ケ崎・小松)伊藤光寿▽人事部人事課調査役(人事部人事課次長)安田宜正▽営業統括部営業企画課調査役(営業統括部営業企画課次長)岩澤一馬▽営業統括部営業企画課調査役(営業統括部営業企画課次長)鈴木忠義▽営業統括部預かり資産管理課長(植松支店次長)池野隆
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地方創生SDGs金融表彰受賞 御前崎など5市町と島田掛川信金
内閣府はこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた地方公共団体と金融機関の取り組みをたたえる「地方創生SDGs金融表彰」の表彰式をオンラインで行った。県内からは若者の地元就職と企業の雇用確保につながるプロジェクトを創設した、御前崎市など5市町と島田掛川信用金庫が受賞した。 受賞したのは他に牧之原市、藤枝市、川根本町、吉田町。各市町は、教育資金を同金庫から借り入れ、大学や専門学校などを卒業後に地元に定住して就職した人を対象に、借入金の利息分などを助成する。こうした助成制度を利用する若者に向けては、専用のホームページやSNSでインターンシップ(就業体験)や説明会といった地元企業の情
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児童の地場産品「夢デザイン」 静岡で入賞作品展
静岡市内の小学生が地場産品を使った商品案を考える「第20回しずおか夢デザインコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞作品展が4月22日まで、静岡市葵区のしずおか焼津信用金庫本店で開かれている。児童のデザイン画に加え、職人が手掛けた商品の試作品を飾っている。 コンテストは子どもたちに地場産業への理解を深めてもらおうと実施し、3~6年生から計6329点の応募があった。おでんの具をかたどっただるま落としや深海に住む太刀魚を表現したそろばん、駿河竹千筋細工の技術を用いた積み木など特別賞に選ばれた10点のユニークなデザイン画と試作品が並ぶ。 会場には特別賞以外の入賞作のデザイン画50点も展示
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紅野正裕会頭が続投へ 沼津商工会議所
1期目の任期が10月末で満了となる沼津商工会議所の紅野正裕会頭の続投が29日までに固まった。10月に開催予定の臨時議員総会で正式決定する。 新型コロナ禍で収益の落ち込む会員事業所が増えるなど課題が山積しているほか、2024年の創立100周年記念事業など重要施策があり、複数の役員によると、役員間で続投に異論はないとみられる。JR沼津駅付近鉄道高架事業に向けた前提工事が1月に始まり、経済界として新たなまちづくりを推進すべきと判断した。 紅野氏は副会頭を経て19年11月に会頭就任。沼津信用金庫理事長を務め、昨年8月から会長。コロナ禍の中で地域経済を支える傍ら、県東部コンベンションビューロー会長
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人事=しずおか焼津信金(4月1日、地名のみは支店長または支店)
総務部調査役1(さかなセンター)鈴木洋之▽業務統括部調査役1(藤枝兼前島)坂井友彰▽本部付調査役1(事務部調査役1)池田雅都▽本部付調査役1(融資部副部長)大石好之▽本部付調査役1(融資部調査役1)小林秀睦▽本部付調査役1(焼津北)柳本哲也▽藤枝兼前島(業務統括部調査役1)前田浩行▽長田南兼長田(西脇)新村倫弘▽西脇(藤枝水守)西野剛▽藤枝水守を兼務 いかるみ辻尚樹▽焼津北(長田)大石敦司▽さかなセンター(長田南)塩川智史▽本部付推進役(総務部推進役)池田直樹
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人脈広げ自己成長を 熱海商議所、若手社員対象に研修会
熱海商工会議所はこのほど、市内の入社3年目の若手社員を対象としたキャリア研修会を同所で開いた。キャリアコンサルタント会社「HUBlic」の小林めぐみ代表を講師に招き、金融や建設など4業種から集まった5人が自身の将来像を考えた。 小林代表は人工知能(AI)の進歩や新型コロナ禍によって働き方や仕事内容の多様化が急速に進んでいると説明。「収入の安定が約束された職場や人生設計はない」と強調し、「スキルや人脈を広げ、自己成長していくことが大切」と訴えた。 社会人2年目で三島信用金庫熱海支店の小嶌舞さん(24)は「資格勉強に取り組むことで知識を増やし、会社にも貢献できればいい」と述べた。 研修会は
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交通安全啓発品 新入学児童に寄贈 富士の4団体
富士市内の4団体が28日、市内の27小学校の新1年生に文房具や交通安全啓発品を寄贈した。各団体の代表者がそれぞれ市役所を訪ね、小長井義正市長や森田嘉幸教育長に目録や寄贈品を手渡した。 富士信用金庫は、マスコットキャラクター「ふじ丸くん」が描かれた学習ノートを寄贈した。浅見祐司理事長は「子どもは宝。健全な育成に活用してほしい」と述べた。 NPO法人富士明るい社会づくりの会は登下校の安全を願って黄色の帽子、県トラック協会富士支部はランドセルに付ける反射材クリップを贈った。 県自動車整備振興会は「こども110番の店」をPRする鉛筆と消しゴムに、チラシを添えて寄託した。 同市の新入学児童は2
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18、19歳のカード・フリーローン 静岡県内地銀と信金の大半「不可」 成人年齢引き下げ後も
成人年齢が引き下げられる4月以降の18歳、19歳からのローン申し込みについて、県内の4地銀と9信用金庫は28日までに、対応方針を固めた。カードローンやフリーローンに対し、4地銀と浜松いわたなど7信金は「20歳以上」とする現状の規定を据え置く。しずおか焼津と富士宮の2信金は審査を厳格化するなどして受け付けるが、「あくまで返済できることが前提」としている。 4地銀と7信金は、資金の使用目的を把握しにくいカードローンなどについて、4月の改正民法施行後も従来規定を維持し、18歳、19歳からの申し込みを受け付けない意向。その理由を「金融知識が乏しく、安定した収入もない若者がむやみに利用すれば、多重
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望月専務に代表権 清水銀行
清水銀行は28日の取締役会で、望月文人専務(58)に代表権を付与する4月1日付の役員人事を決めた。 代表権のある取締役は、豊島勝一郎会長と岩山靖宏頭取、望月専務の3人になる。 望月文人氏(もちづき・あやと)同志社大卒。1986年入行。理事本店営業部長兼興津支店長兼八木間支店長、常務などを経て現職。静岡市出身。
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人事=清水銀行(地名のみは支店長または支店)
専務取締役(常務取締役)総務管理部担当、市場営業部統括薮崎文敏▽常務取締役(取締役)支店営業部・ソリューション営業部担当平岩将▽審査部担当(経営企画部長委嘱)取締役深澤亘英=以上4月1日 中部清水地区駐在(審査部担当)常務執行役員小柳雅宏▽審査部長(中部清水地区駐在)執行役員野々村洋史▽理事支店営業部長(理事ソリューション営業部長)前田邦彦▽経営企画部長(浜松)清水康弘▽市場営業部長兼証券営業室長(東京)正村直弘▽ソリューション営業部長(沼津)諸田幸生▽沼津(支店営業部長)久保田倫生▽浜松(吉原兼須津)小池健晴▽吉原兼須津(審査部長)岩間章哲▽富士宮兼大宮兼野中(千代田兼大岩兼流通センター
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海外での金融業務学習 高校生、オンライン研修 支店見学も
静岡県教委はこのほど、海外進出している県内企業の仕事内容を高校生が学ぶ「高校生海外インターンシップ」をオンラインで開催した。静岡銀行が協力し、海外での金融業務を紹介した。 新型コロナウイルス感染拡大のため、例年は高校生を現地に派遣していた方式を切り替えて実施した。県内26校から53人が参加した。 同行国際営業部の担当者が各国の国内総生産(GDP)成長率などのデータを示しながら、「東南アジアやインドは人口が増加し、経済成長率も高い。消費拡大が見込めるエリアだからこそ、県内企業も進出している」と説明。取引先企業からの資金ニーズや現地での労働者確保などの相談に応えるため、海外支店を展開している
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三島信用金庫人事(1日、地名のみは支店長または支店)
執行役員ライフサポート部長(ライフサポート部長)大村貴之▽元気創造部長(沼津北)吉川匡則▽融資部長(リスク統括部副部長)金野貴光▽融資部審議役(融資部長)古谷茂▽事務部副部長(融資部副部長)金井信久▽業務サポート部副部長(事務サポート課長)椎野昌敏▽本店営業部副部長(修善寺)佐野千尋▽伊東営業部長兼宇佐美(清水町)山田公仁▽修善寺兼湯ケ島兼中伊豆(本店営業部副部長)酒井正樹▽韮山(下土狩副支店長)今井貴徳▽沼津北兼大岡(資産査定課長)河口広一▽裾野東(伊東営業部副部長)土屋光平▽清水町(函南副支店長)小崎祝子▽下田中央兼南伊豆(営業店支援部主任調査役)大村浩之▽監査課長(監査部主任調査役)河
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沼津信用金庫人事(1日、地名のみは支店長または支店)
経営企画管理本部統括、経営企画部・リスク統括部・人事部・総務部担当 常務理事高嶋真樹▽融資部・地域創生部担当兼融資部長を解き、融資部・融資管理支援部担当 常勤理事石塚賢▽沼津南ブロック長兼本店長を解き、リテール営業部・営業統括部・法人営業部担当兼リテール営業部長 常勤理事小野貢▽執行役員法人営業部長(執行役員地域創生部長)武田守晃▽執行役員リスク統括部長(執行役員人事部長)鈴木大介▽融資部長兼融資管理支援部長(企業活性化PG副部長)野呂隆宏▽沼津南ブロック長兼本店長(リスク統括部長)野村慈英▽リテール営業部副部長(融資部副部長)紫垣智善▽融資部副部長(資産査定課長)塩崎紳司▽経営企画部副部長
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債務者調整にめど スルガ銀行シェアハウス問題
スルガ銀行は25日、シェアハウス向け不正融資を巡り、民事調停を申し立てられていた債務者404人と関連融資債権605億円を第三者に譲渡したと発表した。所有物件の譲渡を希望する残りの債務者(人数は非公表)とは4~9月(2023年3月期決算の上期)のうちに調整が済む見通し。これにより、シェアハウス問題は最終解決の見込みが立つことになった。 同行によると、これまで20年から2回にわたり、第三者譲渡を実施。昨年8月までに譲渡を申し出た債務者と調整を進めてきた。同行はシェアハウス問題について「リスクを十分に分析せず、事業計画の非現実性を看過するなど不適切な対応があった」とした上で、解決金支払いという形
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執行役員に大橋氏 静岡銀行、女性を初登用
静岡銀行は24日、執行役員に理事清水支店長の大橋美智子氏(54)を起用すると発表した。同行で女性の執行役員は初めて。4月1日付で就任する。 大橋氏は1990年に同行に入行。審査部審査第二グループビジネスプロフェッショナルや清水北支店長、ソリューション営業部ライフプランサポートグループ長などを歴任した。2021年4月、理事清水支店長に就任。執行役員への登用後も引き続き、清水支店長を務める。
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静岡銀行 ファクタリング扱い開始 資金調達支援へ新サービス
静岡銀行とオンラインで売掛債権を買い取る「ファクタリング」を手掛けるOLTA(オルタ、東京都)はこのほど、新たな取引先の資金調達支援サービスの取り扱いを共同で始めた。オルタが企業の売掛債権を買い取り、資金を提供する。 オルタは売掛債権の2~9%の手数料を差し引いた額を、最短で24時間以内に企業に振り込む。静岡銀は運転資金などが必要な取引先を紹介する。実行までに審査などで時間がかかる通常の融資をカバーし、取引先の緊急的な資金ニーズに応える。 ファクタリングによるサービス導入は県内金融機関で初めてという。年間20億円程度の利用を見込む。 静岡銀は「新型コロナウイルス禍で資金繰りが逼迫(ひっ
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DX、脱炭素対応 静岡銀行に新PT 企業サポート部内
静岡銀行は4月、地域産業の持続的な成長に向け、企業サポート部内に「産業変革支援プロジェクトチーム」を新設する。デジタル化や脱炭素化などの世界的な経済環境の変化に対応し、地域企業が抱える課題の解決支援に特化した体制を強化する。 デジタル化や脱炭素化が進展した場合、従来の産業構造のままでは地域経済の衰退を招く恐れがあることから、新たなプロジェクトチームを発足するという。具体的にはチーム内に専従職員を配置してデジタル化や脱炭素化が地域産業に与える影響の調査・分析を行い、取引先企業に時代の変化に見合った支援体制を構築する。
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人事=静岡銀行(4月1日、地名のみは支店長または支店)
執行役員(理事)清水大橋美智子▽企業サポート部産業変革支援プロジェクトチーム担当部長(豊橋)藤森学▽事務サポート部担当部長(事務サポート部市場国際業務企画グループ市場国際業務センター長)新谷俊夫▽ダイレクトチャネル営業部ダイレクトチャネル営業企画グループキャッシュレス・カード戦略担当プロジェクトリーダー=静銀ディーシーカード・静銀セゾンカード兼務(ダイレクトチャネル営業部担当部長)滝丈喜▽豊橋(西部カンパニー営業推進担当部長)山本重雄▽下田(吉田)内藤義晴▽吉田(首都圏カンパニー営業推進担当部長)大箸武史▽雄踏=篠原・舞阪兼務(蒲原=由比兼務)沢木恒也▽蒲原=由比兼務(蒲原=由比兼務支店長待
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静清信用金庫人事(4月1日、地名のみは支店長または支店)
総務部主任調査役(番町)田中直巳▽人事部付主任調査役せいしんビジネス出向(総務部主任調査役)舩越一兆▽市場資金部副部長兼国際課長コンプライアンス担当(市場資金部副部長兼資金運用課長コンプライアンス担当)志村英明▽経営相談部主任調査役(大里)北川大▽主任調査役を兼ねる 経営相談部経営相談課長篠原大記▽営業推進部副部長兼営業店サポート課長コンプライアンス担当(営業推進部副部長兼お客さまサポート課長コンプライアンス担当)蒔田昌衡▽営業推進部主任推進役(用宗兼用宗駅前、静岡西ブロック母店長)若林健▽営業推進部主任推進役(駒形)小野田健司▽融資部主任審査役兼企業サポート課長(融資部主任審査役)菅一真▽
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富士信用金庫人事(4月18日、地名のみは支店または支店長)
総合企画部長(監査部長)斎藤由紀夫▽経理部長(本店長=部次長待遇)加藤繁之▽監査部長(総合企画部長)涌田周成▽業務部次長(厚原)赤池勝博▽事務部次長兼事務管理課長(事務集中課長)三枝真由美▽業務推進課長(八幡町)依田英明▽ライフサポート課長(今泉)石田正樹▽地域サポート課長(岩松)山田祐輔▽審査課長(資産管理課長)久保田真人▽資産管理課長(今泉北)渡辺龍哉▽本店長(吉原)大沢博之▽吉原(富士宮)小長谷祐介▽鷹岡(富士見台)吉村和也▽岩松(駅南)佐野任▽駅南(審査課長)渡辺岳伸▽蒲原(富士見台店長代理)渡辺聡志▽今泉(厚原店長代理)山田康次郎▽広見町(鷹岡)宮城純一郎▽富士宮(大渕中野)高梨未
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静岡県温暖化防止センターに寄付 静清信用金庫
静清信用金庫は23日、県地球温暖化防止活動推進センターに50万円を寄付した。 同信金の創立100周年を記念して1月末まで販売した定期預金の売り上げに応じて寄付金を拠出した。県内の環境教育事業などに活用される。 静岡市葵区の同信金本店で贈呈式を行い、佐藤徳則理事長が佐藤博明センター長に目録を手渡した。佐藤理事長は「100年間の感謝の気持ちを地域に還元するため寄付した。子供たちが環境について学習するために役立ててほしい」と述べた。
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認知症高齢者等に優しいお店 浜松いわた信金三和支店を認証 浜松市が第1号証明書
浜松市は23日、本年度開始した「市認知症高齢者等に優しいお店・事業所認証事業」の認証第1号として、浜松いわた信用金庫三和支店(南区)に証明書を交付した。 認証事業は、認知症の人と家族が安心して暮らせる地域形成が目的。認証を受けるには正規従業員の4分の1以上が「認知症サポーター」となり、優しい対応や声かけを実施するなど一定の要件を満たす必要がある。認証店・事業所は、市ホームページに掲載してPRする。同支店は全職員が同サポーター養成講座を受講するなど、認知症の来店客らに配慮した店舗運営を進めているという。 市役所で実施した交付式では、山下昭一健康福祉部長が鈴木恒安支店長に認証証明書とステッカ
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困窮家庭支援へ 子ども食堂に寄付 遠州信金
遠州信用金庫は23日、コロナ禍で経済的に困っている家庭を支援するため、140万円を浜松市社会福祉協議会に寄付した。市内の困窮家庭などに食事を提供する「子ども食堂」に贈る。 中区の同信金本部での寄贈式で守田泰男理事長は「最近の物価の上昇は、特に社会的に弱い人々への影響が大きい。少しでも役に立てれば」と述べ、寺田賢次会長に目録を手渡した=写真=。
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遠州信金が新店舗開設 EV、再エネ活用
遠州信用金庫は22日、再生可能エネルギーを活用し、電気自動車(EV)と電動バイクを利用する同金庫初の新店舗を開設した。 浜松市西区の入野支店を新築した。太陽光発電システムを屋上に敷設したほか、店舗使用電力には再生可能エネルギーを充て、エネルギー消費量を実質ゼロとする。今後、営業車としてEV2台、電動バイク2台を導入し、EV用充電器スタンドも設置する。 鉄骨平屋建てで、延べ床面積385平方メートル。多目的ホールを備え、資産活用や健康増進などのセミナーを展開する。交流スペースとして地域住民にも利用してもらう。
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島田掛川信用金庫人事(4月1日、地名のみは支店長または支店)
リスク統括部長の職を解き、リスク統括兼人事担当とする 常勤理事小沢浩▽本部付部長待遇(地域サポート部長)大石義信▽リスク統括部長(融資管理部長)戸塚祥正▽地域サポート部長(営業統括部長)谷坂浩之▽藤枝南(本店営業部副部長)鈴木博幸▽本部付主任調査役(監査部副部長)小沢実▽本部付主任調査役(小笠)橋本敏明▽経営企画部主任調査役(事務部主任調査役)小沢昌秋▽小笠(吉田)岩本邦広▽総務部副部長(融資管理部副部長)大石達哉▽相良・相良北(牧の原)清水正之▽静岡(清水)本杉明男▽島田北(藤枝南)武田英樹▽浜岡(磐田)川島泰則▽浅羽(大東・大東北)岩堀穂高▽監査部副部長(監査部主任調査役)神谷英雄▽下俣
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信金中央金庫 静岡市へ2000万円寄付
信金中央金庫(東京)は、静岡市が進める中小企業の人材活用支援と漆の地産地消プロジェクトの2事業にそれぞれ1千万円を寄付した。同金庫の創立70周年を記念し、企業版ふるさと納税を活用して地域課題解決を後押しする取り組みの一環。 このほど、市役所静岡庁舎で贈呈式があり、高木一郎静岡支店長が田辺信宏市長に目録を手渡した。事業を推薦したしずおか焼津信用金庫の田形和幸理事長と静清信用金庫の佐藤徳則理事長も同席した。 中小企業の人材活用支援は高度な技能を持つ人材とのマッチング機会を創出するほか、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進して生産性向上につなげる。漆の地産地消は同市の中山間地オクシズ
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ウエルネス大賞に3団体 浜松市が表彰
浜松市などはこのほど、「浜松ウエルネスフォーラム2022」を同市中区のホテルとオンラインで開いた。本年度創設した浜松ウエルネスアワードで大賞に輝いた団体を発表し、市民健幸部門の聖隷福祉事業団と浜松パワーフード学会、健康経営部門のアトランスを表彰した。 同事業団と同学会は「浜松パワーフードフレイル予防プロジェクト」を立ち上げ、食材の地産地消と健康増進を両立した弁当の開発に取り組んだ。アトランスは、健診で再検査となった従業員の受診率向上の取り組みが評価を受けた。各団体の代表者に鈴木康友市長が表彰状を贈った。 小林史明デジタル副大臣らの基調講演、官民連携で推進する浜松ウエルネスプロジェクトの事
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駿府城下町の職と商業掘り下げ 静清信金100周年 調査誌発刊
静清信用金庫はこのほど、創立100周年を記念した調査誌「職と商でできた町『駿府九十六ケ町』」を発刊した。徳川家康が整備した駿府城下町を紹介した内容。取引先企業をはじめ、静岡、焼津、藤枝の3市の小中学校や図書館などに寄贈する。 A4判233ページで、4千部作成した。職員が4年がかりで静岡市中心部の城下町エリアを訪ね歩き、町名の由来や史跡などをまとめた。 このうち両替町については、同信金の前身である「有限責任信用組合静岡共同金庫」が100年前に最初の店舗を構えたことや、家康の大御所時代に町内に開設された銀貨鋳造所(銀座)が江戸に移転して東京・銀座のルーツになったことなどを紹介。現在は消滅した
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清水銀行、環境融資実施 沼津メーカーに1億円 単独は静岡県内初
清水銀行は18日、使途を環境に配慮した投資に限定した「グリーンローン」と呼ばれる融資を県内で初めて単独で実行した、と発表した。第1号案件は産業機械メーカーのエイディーディー(沼津市)で1億円を融資する。期間は6年。同社は融資を脱炭素化のための部材仕入れ資金とする。 エイディーディーは今後二酸化炭素(CO2)を冷やしてつくるドライアイスが不要な超低温冷凍庫の開発・改良を行うほか、本社工場に太陽光発電設備を建設する。同日までに契約締結式が開かれ、同社の下田一喜社長に同行から記念品が贈られた。 同社へのグリーンローンは、外部評価機関の日本格付研究所が国のガイドラインへの適合性や環境への具体的効
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村松商店と静岡銀 浜松市に寄付 コロナ対策に活用
浜松市の新型コロナウイルス感染症対策に役立ててもらおうと、管工機材卸売業・村松商店(東区)と静岡銀行がこのほど、同行の地域貢献私募債「じもと愛」を活用し、市に現金20万円を寄付した。 市役所で行われた贈呈式には同社の村松尋代社長、同行の伊藤徳直・常務執行役員が出席し、鈴木康友市長に目録を手渡した。鈴木市長は謝意を述べた上で感謝状を贈った。 市は寄付金を「市新型コロナウイルス感染症対策基金」に積み立て、有効活用を図る。
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自転車レース開催盛り上げ 富士信金本店、Tシャツ着用で業務
富士山サイクルロードレース「富士クリテリウムチャンピオンシップ」が19、20日に富士市内で初開催されるのを前に、富士信用金庫は16日、本店職員が地元チーム「レバンテフジ静岡」のTシャツを着用して業務に当たる取り組みを始めた。 協賛企業として大会開催の周知に加え、レバンテの応援ムードを盛り上げる。 同金庫本店はレース会場となる青葉通りに面している。店舗内の業務に従事する職員12人は大会直前の18日までオレンジや緑色のTシャツ着用して接客し、来店者にPRする。 本店ではレバンテののぼり旗を掲げ、青葉通りに面した建物にレバンテを応援する特製横断幕も掲げる。レース当日の応援も検討している。
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静岡県内3カ所で休日相談窓口 清水銀行
清水銀行は19、26の両日、富士、清水、浜松の各ローンセンターに休日相談窓口を設置する。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた中小企業や個人事業主の資金繰りなどの相談に応じる。時間はいずれも午前9時~午後5時。事前申し込み不要。希望者は当日、直接各窓口へ。
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静岡県内12社・団体 健康優良法人認定
経済産業省はこのほど、従業員の健康管理や健康増進に向けて積極的に取り組んでいる「健康経営優良法人2022」の認定法人を発表した。大規模法人部門の上位500社「ホワイト500」に、県内から12社・団体を認定した。 県内のホワイト500認定企業・団体は次の通り。 鈴与商事(静岡市)、静清信用金庫(同)、TOKAIホールディングス(同)、浜松いわた信用金庫(浜松市)、浜松ホトニクス(同)、ヤマハ(同)、ヤマハコーポレートサービス(同)、芙蓉協会(沼津市)、ジヤトコ(富士市)、ジヤトコエンジニアリング(同)、ヤマハモーターエンジニアリング(磐田市)、プライムアースEVエナジー(湖西市)
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浜響に50万円寄付 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は15日、浜松交響楽団(同区)に50万円を寄付した。楽団は運営費に充てる。 同区の浜松いわた信金本部で贈呈式を行い、御室健一郎会長が同楽団の岡部比呂男理事長に目録を手渡した=写真=。岡部理事長は「コロナ禍で音楽関係者は大変な状況。支援はありがたい」と謝辞を述べた。 寄付は旧浜松信金時代の1984年から毎年続け、累計額は3200万円になった。 同楽団は76年創立で団員数は約120人。7月に同信金と共催でコンサートを開催予定。
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浜松市 「外国人材活躍」20事業所を認定
浜松市はこのほど、2021年度に新設した「外国人材活躍宣言事業所」の認定制度に基づき、20事業所を認定した。期間は2年。 外国人が安全に安心して働ける▽能力を引き出し活躍の環境を整えている-などの要件を満たした事業所に市が認定マークを交付する制度で、全国初の試み。申請のあった事業所のうち、市が書類審査と現地調査で可否を判定した。認定を得ると市発注工事の受注や業務委託で優遇措置がある。 認定されたのは次の事業所。 ムラマツグループ、静岡県セイブ自動車学校、マルハナ、丸八アセットマネージメント、山崎電機産業、ヘルツ電子、遠州信用金庫、天竜厚生会、アイケア、ソミック石川、慈悲庵、MPP KO
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静岡県内留学生が就業体験 生活情報、母国語に翻訳 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫はこのほど、県内大学の留学生向けインターンシップを静岡、焼津の両市内で実施した。ベトナム、インドネシア、中国からの留学生5人が18日までの日程で就業体験に臨み、県内企業で働く魅力を学ぶ。 産官学で留学生の国内就職を支援する「ふじのくに留学生就職促進プログラム」の一環。参加者らは同信金で金融業務などを学んだ後、IT関連企業や印刷会社を訪ねた。 自治体のホームページ(HP)制作を手掛ける静岡市葵区のグローバルデザインでは、ベトナム人留学生2人がHPに掲載された生活情報を母国語に翻訳する業務を体験した。静岡大人文社会科学部1年のレティチョウ・クインさん(28)は「従業員が真
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静岡大と浜松いわた信金 研究者3人を表彰 産学連携に貢献
静岡大イノベーション社会連携推進機構と浜松いわた信用金庫は11日、産学連携賞の表彰式を浜松市中区の同大浜松キャンパスで行った。民間企業と連携して研究成果の事業化に取り組む同大の研究者3人を表彰した。 表彰は13年目。静岡大奨励賞はプラスチックのリサイクルやバイオマス廃棄物の有効利用を研究する工学部の岡島いづみ准教授と、子どもたちにインターネットとの関わり方を伝える教材の開発などを情報通信会社と手掛ける教育学部の塩田真吾准教授が受けた。 同信金大賞には、電気自動車(EV)に使うモーターの高速化や低振動化などに地元中小企業と取り組む工学部の朝間淳一准教授が選ばれた。 3人は各自の研究を紹介
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島田と藤枝に店舗を新設 島田掛川信金
島田掛川信用金庫は11日、六合東支店(島田市東町)とたかおか支店(藤枝市高岡)をそれぞれ開設すると発表した。新築する店舗のオープン時期は六合東支店が2023年3月、たかおか支店が同5~7月ごろ。店舗新築に先立ち、いずれも22年11月までに、近隣支店の建物を利用する店舗内店舗として営業を始める。 地域での優位性確保と顧客の利便性向上が狙い。2支店の開設で、同信金の店舗は49店舗になる。
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休日融資相談窓口 原油高騰など対応 静岡銀行
静岡銀行は毎週土曜に県内3カ所で設置している休日融資相談窓口で、原油高騰などの影響を受けている中小企業、小規模事業者の相談に応じる。 静岡、浜松、沼津3市のライフデザインステーションで、資金調達や借り入れ条件の変更などに関する相談に対応する。 開設時間は午前9時~正午と午後1~5時。直接来店するか、電話での相談を受け付ける。 問い合わせは各ライフデザインステーションへ。
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温暖化防止活動センターに寄付 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は11日、県地球温暖化防止活動推進センター(静岡市葵区)に60万円を寄付した=写真=。 中区の同信金本部で、高柳裕久理事長が佐藤博明センター長に目録を手渡した。小学生を対象にした体験学習「アース・キッズチャレンジ」などの環境教育活動に充てる。寄付は2010年から毎年続け、累計額は今回を含めて990万円。 高柳理事長は「地球温暖化防止に向け、一人一人の取り組みが一層重要になっている。子どもたちの環境教育を支援したい」を話した。
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大震災11年 防災意識高めて 沼津信金でパネル展示
東日本大震災発生から11年に合わせ、沼津信用金庫は25日まで、被災した福島県の現状を伝える「地域防災企画展」を沼津市大手町の本店など各店舗で開いている。被災地の今を捉えたパネルや防災グッズなどを展示し、地域住民の防災意識向上につなげていく。 本店では、伊豆の国市を拠点とするボランティア団体「YAMANEKO楽舎(がくしゃ)」(市川幸子代表)が1月に福島県大熊町などで撮影した写真をパネルで展示。帰還困難区域内の様子や震災遺構など被災地の現状を伝えている。災害に備えて用意するべき防災グッズを並べ、22日からは沼津高専(沼津市)の生徒が制作した火山防災の動画などに展示替えする予定。 高嶋真樹常
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原油高騰の懸念に休日相談窓口開設 静清信金、12日から静岡市
静清信用金庫は12日から毎週土曜、原油価格高騰に伴う休日相談窓口を、静岡市葵区昭和町の「相談センターkyoten(きょてん)」に開設する。ロシアによるウクライナ侵攻で原油や原材料価格がさらに高騰し、企業活動への影響が懸念されることから、資金繰りなどに不安がある顧客からの相談に対応する。 開設時間は午前9時~午後3時。相談希望日の前日までに予約が必要。問い合わせは相談センターkyoten<電054(254)5530>へ。
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静岡県社協基金に21万円余寄付 静銀管理職有志
静岡銀行の管理職有志による「静岡銀行ふれあい基金協力会」はこのほど、県社会福祉協議会のふれあい基金に21万2400円を寄付した。同行県庁支店長の永野一彦さんが静岡市葵区の県総合社会福祉会館を訪ね、同協議会の高橋邦典常務理事に渡した。 寄付は40回目で、累計額は1108万6353円になった。ボランティアや地域福祉活動をする民間団体を助成する。
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事業再生や提案力強化 次期中経「新たな挑戦」4月スタート 静清信金創立100年
静清信用金庫は11日、創立100周年を迎える。4月スタートの次期中期経営計画(中経)は次の100年に向けて取引先の事業再生に向けた相談業務などに注力する。デジタル化などによる合理化で自らの収益力も高め、当期純利益は毎期10億円以上の安定確保を目指す。 次期中経の名称は「NEXT STAGE(ネクストステージ)新たな挑戦」。アフターコロナを見据え、金融支援のほか、事業計画の再構築やマーケティング、現場改善提案などの伴走型支援を最重点施策として強化する。これまで2人だった企業サポート課の職員を6人に増やし、きめ細かな相談対応を行う。 中小企業診断士の資格を持つ職員も事業承継やM&A(企業の合
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スルガ銀行が自社株買い 提携解消ノジマ保有の株式
家電量販店大手ノジマとの資本・業務提携を解消したスルガ銀行は9日午前、ノジマが保有していたほぼ全ての自己株式を取得したと発表した。取得したのはノジマが持つ約4285万株を含む約4341万株。ノジマは7株のみを残しているが、今後売却する意向を示しているという。 8日終値の1株407円で自社株買いを行った。取得総額は約176億円。提携解消により、ノジマから保有する約18・5%の同行の全株式を売却する意向があった。同行は自己株式立会外買い付け取引で取得した。
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スルガ銀行 ノジマとの提携解消 事業方針で折り合いつかず
スルガ銀行は8日、同行筆頭株主で家電量販店大手のノジマと資本・業務提携の解消で合意したと発表した。事業方針で折り合いが付かなかった。 ノジマは保有する同行の全株式(約18・5%)を売却する意向。同行は9日にノジマが持つ約4285万株の自社株買いを行う。両者とも解消による業績への影響は軽微としている。 2019年5月、業務提携で基本合意し、次いで資本・業務提携を締結。同行はノジマの野島広司社長を取締役として迎え、共同事業について両者で検討を重ねてきた。しかし、21年に入って方針を巡って対立が表面化。同年6月に野島氏が取締役を辞任し、提携解消を申し入れていた。 同行はシェアハウス問題などで
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スルガ銀行 ノジマとの提携解消
スルガ銀行は8日、家電量販店大手ノジマとの資本・業務提携の解消を発表した。
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ゼロワン最優秀 浜松いわた信金 新事業コンテスト
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は4日、ビジネスコンテスト「第3回チャレンジゲート」の最終審査会を同区の創業支援拠点「フューズ」で開いた。創業、SDGs(持続可能な開発目標)の2部門で9社・個人が新規事業を発表し、新型コロナウイルス対策の空間モニタリングシステムを提案したゼロワン(同区)が最優秀賞を受賞した。 同社のシステムは室内の二酸化炭素(CO2)濃度や湿度をセンサーで測定し、室内を再現した3次元画像上に表示する。混雑状況をリアルタイムに把握することで3密回避につなげる。会社員を経て3年前に創業した内山隆史社長は「受賞を弾みに開発を加速し、早期に製品化したい。社会と人々の生活にとって、
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市町への応援キャンペーン 沼津信金 新年度も継続へ
沼津信用金庫は1日までに、新型コロナ対策に取り組む営業エリアの市町に寄付金を贈って支援しようと、本年度に始めた「地域応援キャンペーン」について、新年度も継続することを決めた。同日、沼津市に寄付金を届けた鈴木俊一理事長は「コロナ禍はまだまだ厳しい状況。少しでも役に立てれば」と述べた。 キャンペーンは同信金の対象商品の預金と融資の額に応じ、10市町に均等に寄付する。年間2回に分けて市町に贈っていて、目標金額の計1千万円は既に昨年12月に到達したという。新年度も同じ内容で行い、地域支援につなげていく。 鈴木理事長は「取引先はコロナ禍の長期化で大変な思いをしている。いろいろな面で支援していく」と
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原油高騰受け緊急融資開始 静清信金、ウクライナ侵攻受け
静清信用金庫は4日から、原油や原材料価格の高騰を受けた緊急融資「原油価格上昇等対策支援資金」の取り扱いを始める。 ロシアによるウクライナ侵攻で原油価格などがさらに上昇している現状を踏まえ、仕入れや輸送費などが収益を圧迫している企業の運転資金と設備資金を支援する。 融資の上限額は3千万円で、利率は固定金利で年1・5%。融資期間は運転資金が5年以内、設備資金は7年以内とし、いずれも6カ月間の据え置きができる。5月31日まで取り扱う。
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新事業の創出へ「デザイン思考を」 静銀が経営者塾
静岡銀行はこのほど、次世代経営者塾「シズギンシップ」をオンラインで開いた。スタンフォード大循環器科主任研究員で、浜松市出身で同市で地域活性化を進める浜松地域事業プロデューサーの池野文昭氏が、米国シリコンバレーの事例を挙げながら、新事業創出に向けた心構えを語った。 テーマは「イノベーションエコシステムの展望」。日本経済の現状について「これまでは技術で勝って、ビジネスで負ける傾向があったが、今は技術の面でも揺らいでいるという見方がある」と危機感を示した。主要国と比較して遅れているデジタル化を進めることで、事業革新につなげる必要性を指摘した。 企業がイノベーションを生み出すために、使い手の視点
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お金の大切さ、管理法学ぶ 沼津の「松風荘」生徒
沼津信用金庫はこのほど、児童養護施設「松風荘」の中学3年から高校3年までの11人を対象に、金融勉強会を沼津市のぬましんCOMPASSで開いた。卒園後の進学・就職と自活を見据え、金銭管理や将来設計の大切さを学んだ。 同信金相談センターの渡辺新菜課長代理が講師を務めた。就職や結婚など人生のライフイベントに備えて金銭管理の大切さや収支計算の方法、契約、税金、借金の仕組みなどを丁寧に解説した。現金自動預払機(ATM)の使い方を実践したほか、今後10年間を見据えた収支年表も作成した。 施設内では生徒がお金を管理したり、金銭感覚を養ったりする経験が少なく、自活後に困窮するケースもあるといい、施設の依
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天浜線西気賀駅 副駅名「えんちゃんプリンス岬」採用 浜松
天竜浜名湖鉄道は1日、西気賀駅(浜松市北区)の期間限定の副駅名として、遠州信用金庫が命名した「えんちゃんプリンス岬」を採用した。天浜線が全駅で募集している駅名スポンサー制度で、4駅目となった。期間は2024年3月末まで。 同日、関係者による除幕式を同駅で開いた。近隣住民や社員が見守る中、松井宜正社長と同信金の守田泰男理事長が駅名看板をお披露目した。松井社長は「天浜線でも屈指の風光明媚(めいび)なエリアにある駅。新たな駅名を契機にさらにPRしていきたい」と語った。 副駅名は、同信金の公式キャラクターと駅付近の名所を掛け合わせて命名。ネーミングとデザインは同信金の職員が考案した。守田理事長は
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伴走支援力強化へ 製造業の課題学ぶ しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫はこのほど、職員を対象にしたものづくり講座を静岡市駿河区のポリテクセンター静岡で開いた。営業担当の15人が製造業の現場が抱える課題への理解を深めた。 中小企業に対する伴走支援力強化に向けた取り組み。センターの担当者がサプライチェーンの強靱(きょうじん)化、脱炭素への対応、デジタルトランスフォーメーション(DX)など中小企業の課題を説明。職員は取引先に経営改善を提案したり、各種補助金の申請支援を行ったりする際のポイントを学んだ。
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静岡銀行に環境大臣賞銀賞 SDGs企業融資が評価
静岡銀行は28日、ESG(環境・社会・企業統治)関連の取り組みに優れた金融機関などに贈られる「第3回ESGファイナンス・アワード・ジャパン」(環境省主催)の間接金融部門で、環境大臣賞銀賞を受賞した。 同アワードはESG金融の普及・拡大を目指して2020年に創設。間接金融のほかに投資家や環境サステナブルなど5部門があり、今回は各部門で計34社が受賞した。静岡銀は21年1月から、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に積極的な中小企業に融資する「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」に国内地銀に先駆けて取り組んでいることが評価された。 都内と結んだオンライン表彰式が同日行われ、静岡銀から福島豊
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電話通訳サービスを導入 スルガ銀行、5言語に対応
スルガ銀行は28日、外国人応援プランの取り扱い開始に合わせて電話通訳サービスを導入した。金融に関する専門用語は難解でやりとりが不十分となる懸念から、通信ソリューション事業を手掛ける都内企業と連携し、5言語(英語、ベトナム語、中国語、ポルトガル語、スペイン語)に対応する。 外国人からの電話を神奈川県内の同行アクセスセンターが受け、連携する「ポリグロットリンク」(井谷大也社長)の通訳センターに接続し、外国人と通訳、同行担当者の3者間で会話する。今回は外国人応援プラン専用のフリーダイヤルとして導入する。今後は東京と長泉町の同行アクセスセンターでも受け付けられるようにするほか、対応言語も拡充する予
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永住権ない外国人への金融支援、拡充へ スルガ銀行
スルガ銀行は、在留資格によってローンが利用できないなど金融サービスの面で不便を感じている永住権のない外国人への支援を拡充する。外国人の需要が多いオートローンの取り扱いを28日から始めた。同行は導入後の状況を考慮しながら、リフォームローンや口座開設、決済などへもサービスを広げる方針で、生活面をサポートして地域経済の人材確保と活用を後押しする。 新商品は「外国人応援プラン」。使途は車やオートバイの購入、免許取得費用などを想定する。20歳から65歳未満が対象で、利用額は10万円以上300万円以内。インターネットで申し込み、契約後に発行される専用カードで返済する。 国内の金融機関の大半は永住権を
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中小のSDGS後押し 「グリーンローン」単独実行へ 清水銀行・岩山靖宏頭取【聞きたい】
新型コロナウイルス感染拡大初期の2020年に就任し、ことし4月に3年目を迎える。取引先の資金繰り、経営支援に全力を傾けつつ、国のガイドラインに沿い格付け機関が環境への効果を評価する「グリーンローン」を県内金融機関で初めて単独で実行するめどを付けるなど、地域と共に持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを実践、地方の成長を後押しする。 -就任2年を振り返って。 「当初はコロナ禍の資金繰り支援一辺倒。約400社を回り経営者の生の声を聞いた。世の中が変わる中、中小企業のレジリエンス(対応力)を高める手伝いをすることが重要だ。一方で、地球環境への調和を促すことで、長期視点で対応力を高めることに
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漆の産地化へ苗木植樹 静岡市のダイラボウに50本 静清信金、オクシズ協に贈る
静清信用金庫と静岡市の漆産地化を目指す「オクシズ『漆の里』協議会」は25日、ウルシの苗木50本を同市葵区富厚里のダイラボウ頂上付近に植樹した。 苗木を用意したのは静清信用金庫で、同行創立100周年事業の一環。植樹前の贈呈式で同行の鈴木義行常務理事が同協議会の川合和彦会長に苗木を手渡した。鈴木常務理事は「今後も漆産業の発展に協力していきたい」との方針を示した。 苗木の植樹は協議会のメンバーや、同行職員ら約20人で行った。3メートル四方に1本の間隔で、傾斜地に50センチほどの穴を掘って植えた。苗木の芽が動物に食べられないように保護ネットを木に張った。 同協議会は林業や伝統工芸、行政などの関
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窓口でデジタル支援 島田掛川信金3支店 藤枝市と連携
島田掛川信用金庫は22日、藤枝市内にある3支店で、職員が来店客にスマートフォンの使用方法などを教えるデジタル支援サービスをスタートした。高齢者らのデジタルディバイド解消を目的に、藤枝市と協働で進める取り組みの一環。 サービスを行う3支店は藤枝(駅前)、藤枝東(本町)、藤枝南(大洲)。各支店の若手職員らが指導役を務め、メールやインターネットの使い方のほか、市LINE(ライン)アカウントや市防災アプリの導入方法などを教える。渉外担当者による出張相談や、「年金ふれあいデー」など大人数の客が集まる際の相談イベントなども展開する予定。藤枝支店の紅林宏昌支店長は「地域課題の解決に貢献するとともに、来店
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清水銀行 脱炭素融資へ「グリーンローン」 単独実行は静岡県初
清水銀行は持続可能な開発目標(SDGs)に沿った融資やコンサルティングを拡充する。近く沼津市の産業用機械メーカーに対し、「グリーンローン」と呼ばれる使途を脱炭素化などに限定した融資の第1号を実行する。地域企業の環境分野への取り組みを促進するため、二酸化炭素(CO2)排出量算定を行う新サービスも始める。 21日までに同行が明らかにした。グリーンローンは国が策定したガイドラインに沿い、環境に配慮した事業に限定し融資する。格付け機関が1件ずつ適合性や環境への具体的効果を第三者評価するため、より審査が厳格となる。 第1号案件は、CO2削減に寄与する設備製造のための部材仕入れ資金として1億円程度を
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浜松の大興金属 PIFで資金調達 静岡銀行と契約
産業廃棄物リサイクル業の大興金属(浜松市東区)は18日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に取り組む事業所を支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を結んだ。 運転資金として同日、1億円の融資を受けた。大興金属は鉄・非鉄金属スクラップや廃プラスチックなどを再資源化する事業で二酸化炭素(CO2)の排出削減に貢献しているほか、従業員が働きやすい環境づくりにも取り組んでいるなどと評価された。
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エスパルス応援定期預金 清水銀行、19日から取り扱い開始
清水銀行は19日から、「2022清水エスパルス応援定期預金」の取り扱いを開始する。エスパルスがJ1リーグのホームゲームで勝利するごとに金利を上乗せする。5月31日までに清水みなとインターネット支店で、新規の10万円以上のスーパー定期預金(期間1年)を申し込んだ人が対象。スタート時の金利年0・10%から、1勝するごとに年0・01%を上乗せする。また、エスパルスが優勝した場合には年0・30%を上乗せするなど最終順位に応じた特典もある。取り扱い予定額は30億円。
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伊豆の国発信へ「まるごとポタリング」 市とスルガ銀行職員、名所巡りSNS投稿 毎月1回、1年間
伊豆の国市とスルガ銀行は17日、共同シティプロモーション企画として、市職員と同行社員らが自転車で市内名所を巡り魅力を発信する「伊豆の国まるごとポタリング」を始めると発表した。期間は今月から1年間。毎月の全12回、職員らが周遊しながら感じた地域の特徴や歴史のほか、訪れた観光スポットや名店を発信する。 ポタリングは目的地を決めず、散歩のようにゆっくりと自転車で回る意味。異なるテーマを設けてコースを巡る。訪問の様子を撮影して同市の会員制交流サイト(SNS)でPRするほか、2日に1回のペースで自転車による活性化に取り組むスルガ銀サイクリングプロジェクトのSNSに投稿する。ウェブ記事に掲載して2年間
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2度目の詐欺防止貢献 富士信金の関さんに感謝状 富士署
特殊詐欺被害を防いだとして、富士署は17日、富士信用金庫田子浦支店(富士市川成新町)職員の関夕津子さん(24)に署長感謝状を贈った。関さんは昨年12月も被害を防いでいて、2度目の表彰。防犯意識の高い店舗として同支店にも感謝状を贈呈した。 関さんはことし1月25日、窓口を訪れた高齢男性から「SNSで知り合った外国人女性を来日させるために飛行機代などを支払わなければならない」と相談を受けた。誤字の多いSNS上のやりとりを見て詐欺を疑い、約15万円の被害を防いだ。 昨年12月23日にも高齢男性の詐欺被害を防いだ関さんは「短期間に2度も対応すると思わなかった。来店者の話を丁寧に聞くことを心掛けて
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スルガ銀行員2人 詐欺被害未然防止 富士署が感謝状
富士署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、富士市のスルガ銀行富士支店統括の柿平和成さん(43)と行員高橋弘一さん(56)に署長感謝状を贈った。 高橋さんは1月13日午後、電話をしながら現金自動預払機(ATM)を操作する60代の女性に声を掛けた。女性の訴えで電話口に出た際に高橋さんは相手の高圧的な態度などから詐欺を疑って柿平さんが通報した。 同署で行われた贈呈式で、井出清市署長は「忙しい業務の中で被害を防いでくれ、感謝する」とあいさつし、2人に感謝状を手渡した。高橋さんは「勇気を出して声を掛けて良かった」と話した。
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三島信金支店、詐欺防止に貢献 熱海署が感謝状
熱海署はこのほど、特殊詐欺を未然に防いだとして熱海市下多賀の三島信用金庫網代駅支店に感謝状を贈呈した。同署で棚橋健二支店長と窓口係の常盤香織さん、杉山美穂さんが本間章浩署長から感謝状を受け取った。 同署などによると、昨年12月20日、同支店の現金自動預払機(ATM)から現金3万円を振り込もうとしていた市内の90代の男性に常盤さんらが声を掛けたところ、男性が身に覚えのない携帯電話の未納料金を請求されていたことが発覚。振込先が個人口座だったことを不審に思い、同署に通報した。 棚橋支店長は「店内の連携がうまくできた。大切なお客様を守るために声かけの大切さを改めて感じた」と話した。
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静清信金「グリーン電気」導入 水力発電の電気を法人向けに供給
静清信用金庫は脱炭素社会の推進に向けて3月から、中部電力ミライズ(名古屋市)が提供する二酸化炭素(CO2)排出量ゼロの電気「静岡Green(グリーン)でんき」を静岡市葵区の本店で導入する。静岡県内信金で初の導入となる。 静岡Greenでんきは大井川や天竜川、富士川、安倍川の各水系にある水力発電所22カ所の電気を法人向けに供給する仕組み。火力発電などと比べてCO2排出量がほとんどないため環境に優しいとされ、同社は収益を県内の再エネ拡大に充てる。昨年9月の発売以降、静岡銀行や浜松ホトニクス、ヤマハ、清水銀行など9社が導入している。 静清信金は16日に同社と購入契約を結び、同信金全体の消費電力
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富士に法人オフィス 三島信金、事業所向け営業に特化
三島信用金庫は14日、富士市青島町に法人オフィスを開設した。受付窓口や現金自動預払機(ATM)などを持たず、事業所向けの営業に特化するための拠点。同市方面に取引先も存在するため、新規開拓と合わせて支援を厚くする。 当面は2人態勢で、4月から3人に増やす。事業所の経営相談や本業支援、融資業務などを担う。同信金と2019年8月に包括的業務提携を結んだアイザワ証券の関連会社所有の「サンアイ富士ビル」3階に設けた。 同信金の法人オフィスは出店していないエリアを対象に設け、昨年10月に開設した御殿場に続き2カ所目。
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返済滞ると…エンジン制御 スルガ銀行が新オートローン 都内企業と業務提携
スルガ銀行は14日、都内企業と業務提携し通勤や日常生活で車が必要だが、経済的な事情で購入できない外国人らを対象にしたオートローンの新商品の取り扱いを始めた。 車の位置情報を特定し、エンジンを遠隔で起動したり制御したりできるシステムの開発などを手掛ける「Global Mobility Service」(GMS、中島徳至社長)と提携する。ローン利用者はこのシステムを装着した車を購入する。返済が滞った際、遠隔でエンジンを制御し、入金が確認でき次第、再起動する。スルガ銀としては、ローン利用者の車の利用状況から返済能力を確認できる。融資は10万円以上200万円以内。 スルガ銀は、現在は安定収入があ
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原油高で収益悪化の取引先 三島信金が緊急支援へ
三島信用金庫は、原油価格などの高騰で収益が急速に悪化している取引先の支援に乗り出す。14日から緊急融資の取り扱いを開始し、今後高まるとされる資金需要へ対応する。 原油高や原材料価格の上昇で、燃料費や仕入れ額などの経費が増している取引先が対象。 融資額は1千万円以内。使途は運転資金(融資期間7年以内)や設備資金(同10年以内)とする。融資利率は固定金利で1・5%。 原油価格の代表的指標のWTI(米国産標準油種)は1バレル90ドル台と高値で推移している。ロシアによるウクライナ侵攻の懸念が強まれば、ロシアからの原油や天然ガスの供給が滞りさらに高騰する可能性もある。 同信金によると、原油高の
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静岡銀行、スマホ送金サービスに参加 全国27行で9月開始
決済インフラ会社「ことら」(東京)は14日、スマートフォンのアプリを使った同社の個人間送金サービスに静岡銀行などの地銀や3メガバンクの計27行が参加すると発表した。1回当たり10万円以下の送金が可能で、同社は9月のサービス開始を目指す。 新サービスは、割り勘など少額で頻繁なお金のやりとりでの利用を想定。送金相手の電話番号やメールアドレスが分かれば、各行のアプリを通じて銀行間の送金ができる。将来は税金納付など幅広い用途で使えるようにする考えだ。一部の参加行は利用者の手数料を無料に近い水準に抑えることも検討する。 参加行は静岡銀のほか、三井住友銀行やりそな銀行など大手5行、七十七銀行、伊予銀
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サテライト2店舗 営業力強化で統合 島田掛川信金
島田掛川信用金庫は10日、相良北支店を相良支店に、細江支店を榛原支店にそれぞれ集約する再編計画を発表した。近隣店舗の再構築を進めて人材の再配置を行い、営業力の強化と顧客利便性の向上を狙う。 相良北と細江の両支店は、建物や店舗番号を残したまま機能を限定したサテライト店舗で、それぞれの母店への統合になる。相良北支店は9月12日、細江支店は11月7日の統合を予定している。 再編後の店舗数はサテライト6店舗を含めて計47店舗になる。
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スルガ銀行減収 純利益微増 4~12月期 資金運用収益が減少
スルガ銀行が10日発表した2021年4~12月期連結決算は、貸出金利息減により資金運用収益が減少したことで、経常収益は前年同期比8・3%減の692億2600万円、経常利益は13・0%減の139億5100万円となった。純利益は1・7%増の95億8400万円だった。 実質与信費用は43億円減少し66億円だった。不動産担保保全額の見直しによる貸倒引当金の取り崩しが主要因。単体のコア業務純益は50億円減少し、186億7800万円。貸出金残高(期中平均)はシェアハウス関連融資債権の一括譲渡(約442億円)などもあり、1740億円減り2兆2622億円だった。収益の柱としている個人ローン実行額は86億円
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熱海支援「ブランド定期預金」 三島信金、抽選で特産品
三島信用金庫は、営業エリアの企業支援を目的に、預金者に抽選で各社の特産品が当たる自社商品「ブランド定期預金」を活用し、昨年7月に大規模土石流災害を受けた熱海市の復興支援を図る。同市と熱海商工会議所との共同企画で14日から「熱海ブランド定期預金」の取り扱いを開始し、再生途上の地域経済を後押しする。 ブランド定期預金は2013年から毎年、対象地域を変えながら続けている。熱海ブランド定期預金は「1人でも多くの人に利用してもらい、企業や関わる人たちを助けたい」(営業店支援部)との考えで、当選本数をこれまでの500ほどから千に倍増する。 特産品は5品目前後を1セットにした「至福の熱海セット」など計
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自転車愛好家ら伊豆南部に誘致 スルガ銀行と川崎の企業が連携協定
伊豆市にサイクルステーションを持つスルガ銀行と、南伊豆町にサイクリストに特化した宿泊施設を設けた「プレジャー」(川崎市、木村仁彦社長)は、伊豆半島を舞台に自転車による地域活性化へ連携する。10日、協定を締結し、両社の施設を拠点にしたイベント共催とサイクリスト誘致の促進を確認した。 イベントは、スルガ銀が昨年9月に伊豆市に設置したサイクルステーション「KANOBASE(カノベース)」と、プレジャーが昨年11月に開業した宿泊施設「JU―ZA(ジューザ)」を結ぶサイクリングを検討。上級者から初心者まで幅広い層が参加できる内容にする。 誘致を目指すのは、飲食や宿泊、休憩施設が限られサイクルツーリ
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キャッシュトレーで詐欺被害防止 静岡中央署などが寄贈
静岡中央署と静岡中央防犯協会は7日、急増している特殊詐欺への対策強化のため、被害防止を訴えるキャッシュトレー500個を静岡市金融機関防犯協会(花崎誠会長)に贈った。15日の年金支給日までに同市葵区の金融機関に配布してもらい、来客者への注意喚起や職員の防犯意識向上に役立ててもらう。 独自製作したキャッシュトレーは「その出金、大丈夫ですか?」と来客者に文字で訴えかける。少しでも特殊詐欺を意識してもらい、職員からの呼び掛けとの相乗効果で被害防止につなげる。最近は自宅に保管している「たんす預金」が狙われるケースも増えているため、「電話でお金の話は詐欺です!」との警告も盛り込んだ。 同区の県銀行協
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自己資本比率16・43% 静岡銀行、2021年12月末
静岡銀行は7日、2021年12月末の連結自己資本比率(国際統一基準)が16・43%と発表した。9月末から0・17ポイント下降した。
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388人調停申し立て スルガ銀行、アパート不正融資
スルガ銀行から不正融資を受けたとするアパート・マンション購入者の救済を目指す被害弁護団は4日、東京都内で記者会見を開き、購入者388人が返済の免除を求めて東京地裁に民事調停を申し立てたと発表した。弁護団によると、被害総額は約972億円に上る。 スルガ銀はシェアハウスの不正融資を巡る問題で、物件オーナーが土地と建物を手放すことを条件に裁判所に調停を申し立てれば、関連融資債権を第三者譲渡するとして定型的な解決を図ってきた。 弁護団はこれと同様の解決策を想定し、交渉を続ける。スルガ銀の広報担当者は弁護団の発表に関して「調停の手続きは非公開のため、具体的な内容を申し上げることは差し控えたい」とし
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コアレックスHD 富士市に機材寄付
富士市などに製紙工場などを構える「JPコアレックスホールディングス」は3日、清水銀行の地方創生私募債を活用し、同市の元吉原複合型子育て拠点「みらいてらす」で活用するイベント用資機材約20万円分を市に寄付した。 市役所を訪れた黒崎暁会長兼社長が小長井義正市長に目録を手渡した。 寄付したのは、拡声器や案内板、テーブル、椅子などイベント開催時などに使用する備品一式。 同拠点は、子育てや、仕事と育児の両立、移住する子育て世代支援などを目的にイベントやセミナーなどを開催している。
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人事=静岡銀行(2月1日)
シンガポール駐在員事務所長兼務を解く シンガポール支店長望月康司
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移住定住へ意見交換 静岡県、オンラインで県民会議 東部地域
静岡県は31日、地方創生を推進するための施策などを検討する「美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議」の東部地域会議と伊豆半島地域会議をそれぞれオンラインで開いた。 東部地域会議には行政、金融、教育など各分野から約30人が参加した。新型コロナウイルス感染症を契機とした移住定住の促進やテレワーク推進に向け、意見を交わした。 県東部を拠点に活動する子育て支援団体「ママとね」の中島あきこ代表理事が事例を紹介し、移住定住につなげるために、地域内での連携構築の必要性を挙げた。子育て層から見た地域の魅力を「人がつながりやすい規模感」と表現。特色を生かすため、「特別な
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静銀、純利益10.5%増 2年連続最終増益 4~12月期
静岡銀行が31日発表した2021年4~12月期連結決算は、関係会社の株式売却益が寄与し、純利益が前年同期比10・5%増の397億5800万円と第3四半期として2年連続の最終増益を確保した。経常収益は0・9%増の1735億6900万円、経常利益は1・4%減の500億8200万円。 経常利益の減少は、昨年導入した次世代システムの稼働に伴う経費の増加が要因。特別利益に持分法適用関連会社マネックスグループの株式売却益を計上している。 単体の業務粗利益は2・8%増の1102億2600万円。資金利益が8・4%増の927億1千万円と伸長し、役務取引等利益やその他業務利益の落ち込みを補った。本業の収益力
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Uターン就職促進へ 沼津市とスルガ銀行連携 教育ローン優遇
沼津市は2022年度、スルガ銀行と連携して大学などを卒業した学生のUターン就職促進を強化する。スルガ銀が2月1日から取り扱いを始める新商品を柱にする。市は新型コロナウイルス禍で就職関連イベントが制約を受け、地元企業の情報や市の支援策を十分に発信できない中、「官金」連携で施策を拡充する。 新商品はUターン就職を希望する学生の保護者を対象にした教育ローンで、通常より低金利に設定した。通常の元金据置型カードローン(教育プラン)の金利は年3・5~7・0%だが、新商品は年1・95%(がん保障特約付き消費者信用団体生命保険がある場合は年2・65%)。 入学金や授業料など高額になりがちな学費全般の資金
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発展へ決意新た 富士宮商議所が新年賀詞交歓会
富士宮商工会議所(河原崎信幸会頭)はこのほど、新年賀詞交歓会を富士宮市内で開いた。役員・議員ら関係者約50人が出席し、コロナ禍を乗り越える決意とさらなる地域経済の発展を誓った。 河原崎会頭は市や富士宮信用金庫、同商工会議所、芝川商工会の4者で連携した中小企業の総合支援事業「ビジネスコネクトふじのみや」に触れ、「1年を経て本当に有効に動き始めている。うまく活用しながら決してコロナにへこたれない富士宮をつくる。心を一つに難局を乗り越えたい」と意気込んだ。 須藤秀忠市長は今年迎える市制施行80周年を踏まえ「節目の年を皆さんとともに祝い、富士宮市が元気になるように、さまざまな事業やイベントを展開
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清水銀行が増収増益 コア業純16.3%増 4~12月期
清水銀行が28日発表した2021年4~12月期連結決算は、経常収益が前年同期比2・2%増の208億5千万円、経常利益が30%増の42億7100万円、純利益は38・8%増の31億4800万円となった。 単体で本業の収益力を示すコア業務純益は16・3%増の33億円。貸出金利息や有価証券の配当金など資金利益が伸長したほか、ソリューション営業部などが手掛ける事業承継やビジネスマッチングなど法人向け営業による手数料収入が増え役務取引等利益も伸びた。社内のIT化推進による人件費や物件費削減効果も加わった。 12月末の預金残高は4・1%増の1兆5396億円、貸出金残高は1・1%増の1兆2268億円。預
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静岡中央銀行 増収増益 3年ぶり、本業が堅調
静岡中央銀行が28日発表した2021年4~12月期連結決算は3年ぶりの増収増益となった。貸出金利息が3年連続、預貸金利益が5年連続で増加したほか、役務取引等利益も増加するなど本業が堅調に推移した。 経常収益は前年同期比3・4%増の103億8700万円、経常利益は42・2%増の25億8700万円、純利益は38・7%増の18億2500万円だった。 単体の業務粗利益は資金利益の増加を主因として8・4%増の76億6700万円、本業の収益力を示すコア業務純益は46・2%増の25億5100万円、投資信託解約損益を除いた場合でも41・5%増の22億4300万円と大幅に伸びた。 貸出金残高(期中平均)
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スポーツ柱に協定 スルガ銀と明治安田生命 沼津の活性化連携
スルガ銀行と明治安田生命保険は26日、地方創生に関する連携協定を締結した。スルガ銀の地元で、明治安田生命保険が支社を置く沼津市を舞台に、地元で盛んなサッカーや自転車に関するイベント、ファン拡大への取り組みなどで連携し、地域活性化につなげることを確認。まずは5月、サッカーJ3アスルクラロ沼津のサポーターや住民とのウオーキングイベントを共催する。 明治安田生命保険は全国で行政や企業と同様の協定を結び、地域活性化を進めている。同市とは締結済みで、今回は「取引先をはじめ地元の豊富なネットワークは活性化につながる」(若林稔執行役員総合法人業務部長)として初めて金融機関との締結に至った。スルガ銀はアス
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国際交流たたえ功労、助成表彰 企業経営研究所
企業経営研究所(長泉町、中山勝理事長)は27日、2021年度の国際交流功労賞と外国人・研修研究等助成の表彰式を同町のスルガ銀行IRCで行った。同研究所の国際交流支援事業の一環。 同賞には、外国人の日常的な医療環境改善などに取り組む浜松市中区の医師山口貴司さん(80)▽外国籍の子どもの放課後学習支援や日本語指導などに当たるNPO法人アラッセ(浜松市)▽ブラジル人子弟への学校教育や地域社会との共生を図る教育などを実施するエスコーラフジ(富士市)―の1個人2団体を選出した。 助成金は、県内の小中高校で指導する外国人講師や、県や市町で国際交流活動に従事する外国人職員らの研究活動などが交付対象。子
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理系外国人材を地方に紹介 スルガ銀、支援企業と協定締結
スルガ銀行は26日、外国人のエンジニアらを日本企業へ紹介する事業を手掛ける「One Terrace=ワンテラス」(東京、石中達也社長)とマッチング契約を締結した。今後、スルガ銀は企業からの需要が高い理系外国人を取引先に紹介する。ワンテラスが進める外国人の就労支援にもつながり、双方は連携を加速させる。 スルガ銀はベトナムなどアジア各国で学ぶトップクラスの理系大学の新卒生を対象に、人材難に悩む地方企業に紹介する。いずれも機械設計や建築、電子設計などの技術や知識を有し、日本語能力も高いという。ワンテラスは高度な技術と知識を持つ外国人の就労を進め、地方企業の技術力維持に寄与する。 スルガ銀は今回
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清水銀行 静岡牛乳協組などに「SDGs取組支援サービス」交付
清水銀行はこのほど、「しみずSDGs取組支援サービス」を利用した静岡牛乳協同組合(静岡市葵区)などに対し、取り組みが書かれた「SDGs宣言」を交付し、同行のホームページなどに掲載した。昨秋に関連支援に実績のある三井住友海上火災保険と連携しスタートした同サービスで、これらが“第一陣”の成果となった。 同行の杉本康延執行役員が同組合を訪れ吉田典充代表理事に額入りの宣言を手渡した。宣言には「廃棄物の削減」「地域貢献・社会貢献」など四つの大目標が書かれ、今後続けて行っていく紙パックのリサイクルや工場見学実施など具体的な取り組みも盛り込まれた。 県内や山梨県などに毎日40~
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静岡県内上場企業 26日から4~12月期決算発表 通期予想に注目
静岡県内に本社や主要生産拠点を置く上場企業の2021年4~12月期決算発表が26日から始まる。新型コロナウイルスの新変異株(オミクロン株)の感染拡大前までの業績が対象となるため、回復色の強い内容が予想されるが、年明け以降のリスクをどの程度見込んでいるかが焦点になりそうだ。 金融機関と国際会計基準採用企業を除く上場33社の21年9月中間決算は、世界的な需要回復を受けて製造業を中心に業績が急回復した。製造業は半導体などの部品調達難の影響に対応しながら収益を伸ばした。非製造業は物流や不動産などの堅調ぶりが目立った。 県内上場企業の決算発表は26日のエンチョーを皮切りに、2月14日まで続く。ピー
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「コロナ禍と日本」 オンライン講演会 26日、島田本店島信会
島田商工会議所と島田掛川信用金庫の取引先でつくる島田本店島信会などは26日午後3時半から、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんを招いた新春講演会をオンライン形式で開く。 藻谷さんが「コロナ禍でわかった日本の弱点と素晴らしさ」をテーマに講演する。新型コロナ対策として会場は設けず、聴講希望者は同信金のホームページからアクセスする。終了予定は午後5時。 事前申し込みは必要ない。問い合わせは同信金島田本店<電0547(35)6511>へ。
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「コロナ禍と日本」オンライン講演会 26日 島田商議所など
島田商工会議所と島田掛川信用金庫の取引先でつくる島田本店島信会などは26日午後3時半から、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんを招いた新春講演会をオンライン形式で開く。 藻谷さんが「コロナ禍でわかった日本の弱点と素晴らしさ」をテーマに講演する。新型コロナ対策として会場は設けず、聴講希望者は同信金のホームページからアクセスする。終了予定は午後5時。 事前申し込みは必要ない。問い合わせは同信金島田本店<電0547(35)6511>へ。
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浜松いわた信金、合併3年 伴走型支援、SDGs推進で課題解決強化
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)が2019年1月の合併で誕生してから、21日で3年が経過した。預金・貸出金規模などで静岡県内最大の同信金は「伴走型支援」「SDGs(持続可能な開発目標)」の推進を打ち出し、地域中小企業の課題解決力の強化に取り組んできた。コロナ禍やマイナス金利で厳しい経営環境が続く中、人材と組織を磨き上げ、提案力と収益力の両立を図る。 特に注力する取り組みが伴走型支援だ。本年度、専門職として新設した「ビジネスパートナー(BP)」に職員136人を充て、これまでに約1600社を訪問。経営者と面談を重ねたり社内会議に参加したりして企業と課題を共有し、新事業の可能性を探る。 輸送機
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人事=静岡銀行
(地名のみは支店長または支店)由比を兼ねる 蒲原沢木恒也▽蒲原=由比兼務支店長待遇(由比)長坂典秋=以上、2月7日 浜松営業部名残出張所長を兼ねる 浜松営業部副部長=営業グループ担当・浜松中央市場・静銀ビジネスクリエイト日銀代理店事務管理者兼務加納弘樹▽浜松営業部名残出張所長兼務を解く 山下支店長山本圭一=以上、2月14日 上新屋を兼ねる 浜松中央=相生兼務加藤重樹▽浜松中央=上新屋・相生兼務支店長待遇(上新屋)高塚厚芳=以上、2月21日
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スズキ2工場、22日停止 新型コロナで部品供給不足影響
スズキは21日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給不足の影響で、22日に湖西工場(湖西市)と相良工場(牧之原市)の操業を停止すると発表した。 取引先の国内部品メーカーで感染者が出たためという。両工場とも週明けの24日以降は通常稼働する予定。スズキは今月6~8日、部品供給不足の影響で湖西工場内の第1工場で夜勤の操業を停止していた。 国内自動車メーカーでは今月中旬以降、トヨタ自動車やダイハツ工業も工場稼働を一部停止するなど、オミクロン株の感染急拡大の影響が相次いでいる。
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「掛川駅前シンボルに」 複合ビル起工式で安全祈願 2024年4月開業予定
島田掛川信用金庫がJR掛川駅北口正面に建設する複合ビル「SKしんきん駅前プラザ」(仮称)の起工式が20日、現地で行われた。 同信金の役員や工事関係者、久保田崇掛川市長ら20人が出席して工事の安全を祈願した。同信金の市川公会長は「プラザが完成すると駅前のシンボルになる。建物を活用して掛川の発展に尽力したい」と述べ、伊藤勝英理事長は「今まで以上に地域の役に立てるよう努力していく」とあいさつした。 約3100平方メートルに駐車場棟とプラザ棟を整備する。駐車場棟は鉄骨4階建てで204台が収容可能。プラザ棟は鉄骨5階建てで、同信金の施設やホール、飲食施設、子育て支援施設が入る予定。 開業は202
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三信福祉協 静岡県東部48団体に助成
三信福祉協会(理事長・平井敏雄三島信用金庫理事長)は20日、社会福祉活動に取り組む静岡県東部の48団体に助成金を贈った。 沼津市の同信金沼津香貫支店で開かれた贈呈式で、平井理事長が団体の代表として市学校給食を考える会の大沢はるみ会長らに助成金を手渡した。 同会は30年以上にわたり、野菜、米などの食料品をひとり親世帯に配布する支援活動に取り組む。平井理事長は「長く地道な活動を続けている。助成金を有効に活用してほしい」と話した。大沢会長は「皆さんの気持ちを確実に届けたい」と感謝した。 三信福祉協会は、経済的に困窮する家庭の子どもや障害児の支援活動などを行う団体を対象に、1団体20万円を上限
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富士信用金庫人事(2月1日)
地名のみは支店 本店店長代理(広見町店長代理)脇田愛子▽吉原駅南店長代理(大渕中野店長代理)小林健太郎▽広見町店長代理(岩松店長代理)渡辺直子▽同(吉原駅南店長代理)林充晃▽富士宮東店長代理(八幡町店長代理)鈴木優希▽八幡町店長代理(広見町店長代理)河原正幸▽森島店長代理(富士宮東店長代理)飯田圭▽大渕中野店長代理(富士岡店長代理)都築徳和▽資産管理課債権書類管理室課長代理(監査課課長代理)高木伸吾▽岩松店長代理(岩松係長)上原真一▽同(同)中村晃平▽今泉店長代理(今泉係長)佐野良太▽富士宮店長代理(富士宮係長)小林明日香▽厚原店長代理(厚原係長)小牧宏隆▽田子浦店長代理(田子浦係長)渡辺
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旅館業支援強化へタッグ 三島信金、ノウハウ生かす
三島信用金庫と、ファンドの運営や管理業務を専門に担う「さんしんキャピタル」は、地元自治体や民間事業者などと連携して旅館業の経営支援強化に取り組んでいる。業界は赤字続きの旅館が多い傾向に加え、新型コロナ禍で厳しい経営を強いられていて、衰退した旅館の存在が街全体の評価や集客力低下につながると判断。事業再生をしやすくして、新規投資も呼び込める流れをつくることで、営業エリアの伊豆地域や神奈川県西部の観光振興を本格化させる。 まずは昨年末、同県湯河原町の支援に着手した。同町の観光業活性化を図る旅館統合プラットフォーム(統合PF)の主体事業で、旅館不動産の取得や賃貸、空き店舗の改修などを手掛ける「癒し
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沼津信金と商工中金が連携 コロナ禍、企業経営改善へ契約
沼津信用金庫と商工中金はこのほど、地元企業の経営改善や事業再生の支援に向け連携することを確認し、協力契約を締結した。新型コロナ禍で苦しい環境下の企業が増え、効果的な支援策を模索、導入する。 沼津信金の鈴木俊一理事長と商工中金沼津支店の重松稔康支店長が同信金本店(沼津市大手町)で締結書を交わした。経営改善や事業再生の計画策定支援、第三者機関との仲介、協調融資などを手掛けていく。 鈴木理事長は新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染拡大により地元企業は今後、一層の厳しい経営環境に置かれるとの認識を示し「幅広く支援したい」と連携の意義を強調。重松支店長は同信金の豊富な情報とネットワー
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非対面ビジネスに注力 スルガ銀行社長 嵯峨行介氏【新春トップインタビュー】
―地域経済の現状認識と見通しは。 「製造業、非製造業とも明るさは出てきたと思う。地元ホテル・旅館の年末年始の予約は好調だった。熱海駅周辺の人出も戻ってきている。今後は『Go Toトラベルキャンペーン』の再開による旅行需要の回復や個人消費拡大に期待する。ここにきてオミクロン株も懸念される。製造業では原料高や燃料高が気掛かり。引き続き警戒心を持ち、万全の態勢で支援していく」 ―アフターコロナの戦略は。 「金融取引は対面ビジネスの塊と言えるが、対面から非対面型のビジネスへと激変した。弊社はデジタルは得意なので、デジタルを駆使した非対面型のビジネスに力を入れる。リモートワークの進展や熱海など
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静岡銀行と山梨中央銀行 初の共同防災訓練 災害対応車両を操作
包括業務提携を結ぶ静岡銀行と山梨中央銀行は17日、初の共同防災訓練を静岡市清水区の静岡銀行で実施した。昨年10月に締結した、災害発生時に発電機能などを備えた車両を相互に利用するための協定に基づく取り組み。両行によると、金融機関同士による災害時の連携体制の構築は全国的に珍しい。 協定は、災害対応の車両を相互に利用することで、地震や風水害で電源が確保できない場合にも業務やサービスへの影響を低減するのが狙い。 山梨中央銀行は同行が保有する電源車を甲府市から運び、行員が発電装置の操作方法を実演した。静岡銀行の行員は、電源車に携帯電話の充電器をつなげ、充電が可能なことを確認した。 9月に予定して
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フコクしんらい生命と共同寄付で覚書 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫とフコクしんらい生命保険はこのほど、共同寄付に関する覚書を交わした。保険商品の販売実績に応じて子育て支援団体などに寄付を行う。 同信金はフコクしんらい生命の代理店として、定期保険の販売を手掛けている。覚書は定期保険の年間販売件数によってそれぞれ同額ずつの寄付金を拠出する内容で、県の子どもの居場所応援基金事業を通じて共同寄付を展開する。 フコクしんらい生命の辺見直樹取締役執行役員が静岡市葵区の同信金本店を訪れ、田形和幸理事長と覚書を交わした。 田形理事長は「1件でも多く保険の成約を増やし、地域に貢献できれば」、辺見取締役執行役員は「持続可能な社会の実現に貢献したい」と
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書き損じはがきや使用済み切手募る 小さな親切運動
「小さな親切」運動県本部は書き損じ年賀はがきや使用済み切手、ベルマークの寄付を募っている。発展途上国の幼児教育や農業支援、森づくり活動に充てられる。 事務局によると、2021年は書き損じはがき6438枚(金額算定中)、使用済み切手約220キロ(32万7千円分)が各地から寄せられた。また、ベルマークは240個人・団体から寄付があった。寄付は年間を通じ、静岡銀行の本支店窓口で受け付けている。 担当者によると使用済み切手は収集家に買い取ってもらうことで活動資金になる。新型コロナウイルスの感染拡大下で外出できず倉庫の整理中に偶然見つかった古い切手なども寄せられたという。 事務局は毎年この時期に
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静銀が新株予約権融資 都内ベンチャーに グループ初
静岡銀行は14日、株式公開を目指す将来性のある企業の新株予約権の割り当てを受け、必要資金を供給する新株予約権付き融資を、都内のアパレル関係のベンチャー、ファブリック・トウキョウに実行したと発表した。新株予約権付き融資は同行グループで初めて。 ファブリック社はオンラインでスーツなどの仕様変更に対応し、消費者が自宅に居ながら衣服のカスタムオーダーが利用できるビジネスモデルを構築している。事業資金として2億円を調達した。 静岡銀は一般的に資金調達手段が限られるとされるベンチャー企業への支援強化を重点取り組みの一つに掲げている。「ベンチャー企業個々で異なる事業局面に応じた最適な支援策の提案に力を
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首都圏と県内企業のマッチング事業「テック・ビート」 オンラインに変更
静岡市駿河区で25、26の両日に開催を予定していた首都圏などの情報通信技術(ICT)分野のスタートアップと静岡県内企業をつなぐビジネスマッチング事業「テック・ビート・シズオカ」について、県や静岡銀行などでつくる実行委員会は14日、開催方式をオンラインに変更すると発表した。 新型コロナウイルスの感染者数が再拡大している状況を踏まえた。日程に変更はない。 テック・ビート・シズオカは、スタートアップ企業89社が参加し、県内企業と商談を展開する。専門家による基調講演やトークセッションなども行う。
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外国人定住、金融分野から支援 スルガ銀行、提携企業と環境整備
在日外国人の生活や就労を支援する「KUROFUNE」(名古屋市、倉片稜社長)と昨年11月に業務提携したスルガ銀行は、在日外国人向けの金融サービスの導入を加速させる。嵯峨行介社長は12日までの取材に「今年中の遅くない時期に新商品の取り扱いを始める」と明らかにした。提携から短期間で計画を具現化する背景には、国内の少子化で在日外国人を貴重な担い手とする企業は増加傾向にあり、生活基盤の安定と取引先の支援は急務との判断がある。 他社が取り扱っていない融資に対応する方向で調整していて、まずは小口ローンを軸に始める。このほか、キャッシュレス決済にチャージすると特典として現金がもらえる普通預金口座「スマ
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森林整備貢献を評価 静岡市環境アドプト実行委 企業・団体に認定証
静岡市内3森林組合と県地球温暖化防止活動推進センター、同市でつくる市森林環境アドプト実行委員会は12日、森林整備に貢献した30企業・団体への認定証授与式を市役所静岡庁舎で行った。 実行委は2011年度から、企業や団体からの寄付を活用し、市内の森林整備を進めている。本年度は計410万円が寄せられた。 授与式では、実行委会長の見城久雄市森林組合組合長が森林の整備状況を説明。間伐材を活用した積み木を市内40のこども園や幼稚園に寄贈することも報告した。 寄付総額は約4400万円になった。 認定を受けた企業・団体(公表同意分)は次の通り。 あいおいニッセイ同和損害保険静岡支店、荒川化学工業、
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中小企業の業務改善支援 しずおか焼津信金と商工中金連携
しずおか焼津信用金庫と商工中金は11日、中小企業の事業再生・経営改善支援に関する業務協力契約と、シンジケートローン(協調融資)業務の連携に向けた覚書を交わした。 取引先企業の経営改善計画策定などを連携して支援し、実効性を高める。シンジケートローンを検討している企業情報を交換するなどして資金ニーズに対応する。
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静岡県関連上場32社 8割強プライム市場へ 東証市場再編に対応
4月の東京証券取引所の市場再編に対応し、県内に本社や重要拠点を置く1部上場企業32社の約8割が、最上位のプライム市場に移行する。上場基準に達していない企業は適合に向けた計画書を作成したり、中堅向けのスタンダード市場への移行を選んだりした。 各社が2021年末までに新市場区分の選択先を申請した。スズキやヤマハ、TOKAIホールディングス、静岡銀行など計26社がプライムを選んだ。 流通株式時価総額や売買代金などの一部項目が基準を満たさなかった企業の対応は分かれた。エンシュウやエンビプロ・ホールディングスは適合計画書を作成・提出し、最上位のプライムにとどまる。一方で共和レザー、秀英予備校、ティ
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イナバモデル、ベトナム事業拡充 清水銀など7000万円協調融資
自動車部品の検査治具製造・販売のイナバモデル(静岡市)はベトナム事業を拡充する。清水銀行と国際協力銀行(JBIC)から同社と同社ベトナム法人に対し、総額7千万円の融資を設備投資資金や運転資金として受ける。両行が11日、明らかにした。 イナバモデルは2018年にベトナム進出、現地法人を設立し、検査治具の製造体制の強化・拡大を図っている。今回、機械設備導入などのため融資を受けるという。 清水銀がイナバモデルに対し2100万円を、JBICが4900万円を融資する。清水銀は17年にバンコク駐在員事務所を開設し、県内企業の海外現地法人に対する支援強化を行っている。 両行は業務協力協定を結んでいて
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静清信金「ものづくり補助金」活用調査 売上高「増加」49.7%
静清信用金庫がこのほどまとめた、国の「ものづくり補助金」を活用した設備投資の追跡調査で、約半数の49・7%が設備投資によって「売上高が大きく増加」「やや増加」と回答した。 ものづくり補助金は新産業創出を促すため、技術革新や新サービス開発に必要な設備費などの3分の2までを補助する制度。上限額は従業員規模などによって750万~2千万円。 調査では、設備投資後に計画を上回る売上高があったかどうか尋ねたところ、6・2%が「大きく増加」、43・5%が「やや増加」と答えた。「変わらない」は28・8%、「やや減少」18・6%、「大きく減少」2・8%だった。目的が明確な企業ほど、設備投資が業績改善に結び
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浜松市 公募地方債100億円発行
浜松市は7日、2021年度の全国型市場公募地方債の販売を6日から始めたと発表した。10年債で発行額は100億円。表面利率(年利)は0・16%。 市財政課によると、調達した資金は道路や施設建設などの公共事業に充てる。20年度の発行額は200億円だったが、本年度は地方公共団体の地方債の共同発行に参加して100億円調達する予定のため、市単独分の発行は減った。発行日は今月25日。利払いは7月25日と1月25日の年2回。32年1月に満期一括償還する。購入は1万円単位で可能。購入者に制限はない。静岡銀行や浜松いわた、遠州の両信用金庫など計18の金融機関で今月13日まで取り扱う。
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人事=静岡中央銀行(6日)
(地名のみは支店長または支店)資金証券部管理グループシニアマネージャー(中央林間)高井克典▽中央林間(富士宮)大沢泰慎▽東京副支店長(香川副支店長兼融資グループシニアマネージャー)玉木新吾▽富士宮(東京副支店長)木村竜太▽経営管理部総務グループシニアマネージャー(資金証券部管理グループシニアマネージャー)堀口芳宏
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地域発展目指しHD化 静岡銀行頭取・柴田久氏【新春トップインタビュー】
―2022年の経済環境をどう見通すか。 「新型コロナウイルス感染拡大の影響は最悪期を脱した。だが、製造業を中心にサプライチェーンの問題や原油・原材料価格高騰が企業収益のマイナス要因になっている。米中対立などの海外情勢も株価や為替に影響する可能性がある。そうした不確定要素が多い中、サステナブルな社会への転換が求められている。一つの企業だけで対処できる課題ではなく、金融や行政も一体になって取り組む必要がある」 ―静岡銀行が力を注ぐ取り組みは。 「取引先企業に対しては脱炭素化やデジタル化、事業承継などの支援を進めていく。脱炭素化や環境への取り組みについて静岡銀行が昨年実施した調査では、対象
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静岡県内7信金がシステム共同導入 マネーロンダリング対策
しずおか焼津、静清、沼津、富士宮、島田掛川、富士、遠州の県内7信用金庫はこのほど、マネーロンダリング(資金洗浄)防止に向けた顧客管理システムを共同導入すると発表した。 資金洗浄やテロ資金供与対策に関する金融庁のガイドラインに沿った対応の一環。各信金の口座を持つ顧客へ定期的にダイレクトメールを発送して職業の変更の有無や取引目的などを回答してもらい、不審点がないか調べる。 システムは2022年度以降、順次運用を開始する予定。7信金が手法を統一することで、調査に対する顧客の認知度向上を図る。 顧客管理システムを巡っては県内地銀4行と浜松いわた、三島の2信金も21年12月、静岡銀行が構築した不
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静岡県内企業トップ年頭所感 転換期に強い決意
静岡県内企業の多くが4日、2022年の仕事始めを迎えた。新型コロナウイルス変異株による感染再拡大や原材料価格高騰などの影響が懸念される中、トップは脱炭素化やデジタル化に対応し、持続可能なビジネスモデルへと転換を図ろうと、強い決意を示した。 ■脱炭素へ課題挑戦 鈴木俊宏スズキ社長 カーボンニュートラルが世界的な課題になる中、脱炭素の取り組みとともに、生活の足となるモビリティー開発に挑戦していく。常にお客さまの立場になって、世界の一人一人の要望に応えていく。 ■個性が輝く企業に 中田卓也ヤマハ社長 明日への希望が花開く幸せな年であってほしい。「なくてはならない、個性輝く企業」を目指
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水谷隼さん、伊藤美誠選手ら特別賞 静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞 34個人6団体に
静岡県スポーツの振興に尽力した功労者や指導者、優秀な成績を収めた選手やチームをたたえる第70回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞が、東京五輪卓球混合ダブルスで金メダルに輝いた水谷隼さん(32)、伊藤美誠選手(21)=ともに磐田市出身=ら34個人6団体に決まった。表彰式は22日に行われる。(以下敬称略) 特別賞には水谷、伊藤ら東京五輪のメダリストと指導者計10人に加え、東京パラリンピックのメダリスト6人を選んだ。 体育功労者賞は、県ソフトテニス連盟顧問の鷲頭典利(78)=浜松市東区=、静岡陸上競技協会副会長の望月紘一(77)=富士市=ら4人に決定した。 優秀選手賞はボクシングの男子世界選手権
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医療法人恵成会がPIFで資金調達 静岡銀行と契約
医療法人社団恵成会(磐田市)は27日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて取り組む事業所を支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」で資金調達する融資契約を結んだ。同行によると、医療法人がPIFで資金調達するのは全国初。 運転資金として1億5千万円を調達した。高齢化社会に対応した地域密着型の医療・介護サービスを展開しながら、太陽光発電の設置による環境負荷低減の取り組みなどを進めている点が同行から評価された。
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落語動画で詐欺防げ 富士信金、店内で上映
富士信用金庫は特殊詐欺被害防止に落語を活用し、動画を各営業店内のモニターで上映する注意喚起を始める。24日、富士市の吉原支店で「ふじしん寄席」と落語の収録が行われた。 動画は、同市出身で県警の刑事だった防犯落語家「にか奴亭三助」(本名・渡辺晃人)さんに依頼。三助さんが江戸と現代が交錯する創作落語「長屋のオレオレ」を披露し、特殊詐欺の手口を面白おかしく紹介する。 各支店のモニターで上映することで、待ち時間の楽しみを提供しつつ詐欺被害への注意も呼び掛ける。仮に被害者が同信金を訪れた際には、振り込みを思いとどまらせる効果も狙う。 同日は、同支店2階会議室で三助さんが撮影に臨んだ。撮影前には、
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消費者、財布のひも固く「家計支出、引き締める」37% 静岡経済研アンケート
静岡経済研究所が24日までにまとめた県内世帯の消費動向アンケートによると、今後1年間の家計支出を引き締めると回答した人は37・2%だった。1年前の前回調査に比べて11・5ポイント低下したものの、新型コロナウイルス禍での手取り収入の減少や、原材料価格高騰に伴う物価の上昇などを理由に消費者の財布のひもは依然固い状況にあるようだ。 今後1年間の家計支出の見通しについて、最も多かったのが、「(前年と)特に変わらない」で前年比8・7ポイント上昇の54・2%。「多少引き締め」は10・4ポイント下降の29・8%、「かなり引き締め」は1・1ポイント下降の7・4%だった。 家計を引き締める理由(複数回答)
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若者の進学、就職支援 吉田町と島田掛川信金が協定
吉田町と島田掛川信用金庫は23日、同町出身者の進学や就職を支援する「From Yoshida 若者応援プロジェクト」連携に関する協定を結んだ。地域企業の担い手となる人材確保や移住定住促進を図る狙い。 プロジェクトは金融機関、企業、町が連携し、県内外に進学した若者との情報伝達手段を確保し、地元企業についての情報を提供するほか企業説明会やインターンシップなどの交流事業を開催する。今後、協定に基づき低金利の教育ローンの制度設計も予定している。 吉田町役場で行った締結式で、田村典彦町長は「都会に出た若者が地元に帰ってきたいと思えるような情報を発信しながら、環境整備に努めたい」と述べた。同信用金庫
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ゴルフ大会の善意 3社協に計16万円 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫は24日までに、浜松、磐田、湖西の各市社会福祉協議会に計約16万円を寄付した。 11月に湖西市で開催したチャリティーゴルフ大会の参加者が善意を寄せた。22店舗の取引先などから約170人が参加した。 浜松市中区の同市社協に同信金の平井正大専務理事らが訪れ、山下文彦常務理事に約10万円を手渡した。同社協は地域福祉向上に活用する。
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御殿場高生に自習スペース 沼津信金、コンパス内新設 産学官連携拠点へ
沼津信用金庫と御殿場高(御殿場市御殿場)は22日、同校生徒向けの自習スペース「クワトロ」を同信金の活動拠点「ぬましんCOMPASS(コンパス)御殿場」に新設した。開所式が行われ、関係者が地域の連携拠点として活用することを確認した。 コンパスは旧上町支店(2階建て)を再活用。自習スペースは2階に設けた。広さは約43平方メートルで、一度に20人ほどが利用可能。木を基調としたスペースで、柱や机、いすは木製。人工芝を敷き、靴を脱いでくつろげる空間にした。 同校とコンパスは約200メートルの至近にある。地域貢献の観点から同信金が活用を打診し、無償貸与することにした。鈴木俊一理事長は「将来的には小中
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マネーロンダリング調査共通化 静岡県内6金融機関 抑止で連携
静岡、スルガ、清水、静岡中央の県内4地銀と浜松いわた、三島の2信用金庫は22日、マネーロンダリング(資金洗浄)防止に向けた顧客管理の取り組みを共通化すると発表した。静岡銀が構築した不正口座の調査手法を活用し、6金融機関が犯罪抑止で連携する。 静岡銀は2020年8月、顧客にダイレクトメールなどを送り、口座の名義や住所などの変更の有無を回答してもらって不審点がないか確認するシステムを構築した。今後、他の5金融機関も同じフォームによる調査を展開する。手法を統一化することで、調査に対する顧客の認知度を高める狙いもある。 振り込め詐欺などの特殊詐欺事件や反社会勢力の犯罪収益は不正取得した口座を経由
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コロナワクチン3回目職場接種 静岡県内動き活発化 「オミクロン」警戒
新型コロナウイルスワクチン3回目の職場接種を巡る動きが静岡県内で活発化している。県によると、国が13日に始めた申請受け付けは22日までに県内の企業・団体から65件の申し込みがあった。3月下旬にも接種が始まる見込み。運営の大変さを理由に当初は消極的だったものの、オミクロン株拡大の影響で実施に転じた企業もある。 静岡銀行(静岡市)は従業員と家族を対象に事前調査したところ、希望者が少なくとも5千人に上った。申請は受け付け初日に行った。副反応による業務への影響を考慮し、1、2回目と同様に部署内で接種日が重ならないよう日程調整する。担当者は「打ちたい人が多いと分かり、準備してきた。円滑に接種が進むよ
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静岡銀行が協調融資50億円 都内企業、途上国の脱炭素支援
静岡銀行は22日、大手リースの東京センチュリー(東京都千代田区)に対し、持続可能な社会の実現に取り組む企業を支援する「サステナビリティ・リンク・ローン」の協調融資に参加すると発表した。海外の途上国に脱炭素技術を提供して温室効果ガスの排出削減を図る同社の取り組みを資金面で支える。メガバンクと地方銀の9行とともに4年間で580億円を融資する。 三菱UFJ銀が協調融資の主幹事、静岡銀は副幹事を務める。ほかに千葉銀、福岡銀など有力地銀が参画し、静岡銀は50億円を融資する。 サステナビリティ・リンク・ローンは、国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に沿った企業独自の目標を設定し、達成状況に応じ
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フードバンク支援 NPOに50万円 静清信金が寄付
生活困窮者を支えるフードバンク活動を支援しようと、静清信用金庫はこのほど、認定NPO法人「フードバンクふじのくに」に寄付金50万円を贈った。 静岡市葵区の同信金本店で開かれた寄贈式で、佐藤徳則理事長が同法人の日詰一幸理事長に目録を手渡した。食品の運搬費や人件費などに充てられる。 同信金は5月と11月に、家庭で余った食品を持ち寄って必要とする人に寄付する「フードドライブ」活動を本店と全支店で行った。行員だけでなく地域住民にも呼び掛け、集めた約2トンの食品を同法人に寄せた。日詰理事長は、継続的な協力と地域に活動の輪を広げてくれていることなどに対して感謝を述べた。
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越境ECに挑戦 静大生、静銀でインターン 取引先の販売を支援
静岡大のベトナム人留学生と日本人学生の2人が、静岡銀行でのインターンシップ(就業体験)の一環で、静岡県内の食品2社の販路開拓支援に向けた海外電子商取引(越境EC)サイトの開設に挑んでいる。約1年間にわたり、市場調査から損益計算、価格設定などを実践する内容。「ビジネスの楽しさを知ることができた。越境ECは必ず成功させたい」と意気込む。 2人は人文科学部3年のハ・ティ・タイン・タオさん(24)と、農学部2年の志知佑衣さん(20)。タオさんは水産加工のシーラック(焼津市)、志知さんはワサビ商品販売の田丸屋本店(静岡市葵区)を担当する。今春から2022年3月までの間、両社の人気商品であるかつお節
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災害時施設提供で浜北署と協定 浜松いわた信金
浜北署と浜松いわた信用金庫は21日、災害時に同署が同金庫レクリエーションセンター(浜松市浜北区平口)を借り上げる協定を結んだ。石川真署長と高柳裕久理事長が同署で協定書に署名と押印をした。 同署は天竜川の浸水想定区域にある。今後は大規模災害で署の機能が失われた際、同センターが代替施設になる。災害対策業務などで同センターのクラブハウス(鉄骨造り平屋建て約255平方メートル)が主に利用される。高柳理事長は「万が一のとき、地域の安心へ貢献できるように活用してもらいたい」と話した。
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富士信金吉原支店 移転新築オープン 伝法支店と統合
新築された富士信用金庫吉原支店のオープニングセレモニーが20日、同支店で開かれ、関係者がテープカットをして祝った。 同支店は老朽化した建物の更新とともに吉原、伝法の2支店を統合する形で、旧吉原支店の東側隣接地に新築した。8月30日からプレオープンしている。近隣にある今泉北支店も来年4月に統合し、合理化を図る。 新支店は鉄骨造り3階建て。1階は営業フロアで2階に会議室などを備える。3階で4月から稼働する債権管理室は、21営業店で保管する債権書類をデータ化して一元管理。各支店の書類収納スペースの有効活用を図る。 旧吉原支店は旧吉原信用金庫本店として設立され、合併後も富士信用金庫本部だった時
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人事=静岡銀行(地名のみは支店長または支店)
磐田(沼津駅北=沼津金岡兼務)山越弘晃▽沼津駅北=沼津金岡兼務(支店サポート部支店営業グループ長)秋月信彦▽富士(企業サポート部審査第一グループ長)長田大▽支店サポート部支店営業グループ長(支店サポート部支店営業グループ課長)前島将宏▽企業サポート部審査第一グループ長(横浜副支店長)山田健之▽企業サポート部審査第一グループグループ長待遇(国際営業部シリコンバレー駐在員事務所長)小泉真一朗▽地方創生部地方創生グループ長(富士)浦田学▽経営企画部IT企画グループ長(経営企画部IT企画グループ課長)佐野勝利▽監査部監査企画グループグループ長待遇(経営企画部IT企画グループ長)森谷学▽静岡キャピタル
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保護世帯に食事提供 大石さんに実行章 小さな親切運動静岡県本部
「小さな親切」運動県本部はこのほど、生活保護やひとり親世帯に家庭的な料理を提供したり高齢者施設で「傾聴ボランティア」を行っている大石昭子さんに対して実行章を贈呈した。 大石さんは40歳のとき1人暮らしの高齢者にお弁当を届ける活動を始め、現在は3カ所の高齢者施設に1カ月に1回訪問し、入所者とおしゃべりするボランティアを行っている。また、子供向けの料理教室を開くなどしている。 静岡銀行草薙支店であった贈呈式で大石さんは「『本当の幸せは自分一人ではなく皆が幸せでなくてはならない』という宮沢賢治の言葉に感銘を受け活動しています」とお礼を述べた。
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掛川駅前複合ビル、1月4日着工 島田掛川信金が正式発表
島田掛川信用金庫は20日、掛川市から購入した掛川駅前公有地での複合ビル建設計画について、2022年1月4日に開発事業に着手すると正式発表した。駅北口正面の約3100平方メートルに、204台が収容可能な「駐車場棟」と複合ビル「プラザ棟」を整備する。開業は24年4月を予定している。 駐車場棟は鉄骨4階建てで204台が収容可能。駐車場棟が完成する23年1月以降にプラザ棟の建設を開始する。鉄骨5階建てで、同信金の施設やレストラン、ホールなどが入る。建物の名称は「SKしんきん駅前プラザ」(仮称)。 当初は22年3月に開業予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で計画が遅れていた。同信金は「中
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ESG融資促進 指定金融機関に 静清信金
静清信用金庫は20日、環境省が実施する2021年度の「地域ESG融資促進利子補給事業」の指定金融機関に採択されたと発表した。同信金によると、県内で指定金融機関に採択されたのは5例目。 再生可能エネルギー関連や環境配慮型の設備導入など、持続可能な開発目標(SDGs)に資する設備投資計画の融資で、最長3年間、最大1・0%の利子補給を受けられる。同信金は21年度のESG融資の実行目標件数を300件と定め、地球温暖化対策などに取り組む事業者への支援を強化する。
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清水銀行 中部電力ミライズの再生エネ導入 二酸化炭素削減へ
清水銀行は20日までに、静岡市清水区の本部や本店など計24カ所で中部電力ミライズが提供する再生可能エネルギー「静岡Greenでんき」を導入する、と発表した。導入により年間1476トンの二酸化炭素(CO2)削減につながるという。静岡Greenでんきでは、大井川や富士川など県内4河川の各水系にある水力発電所の電力を供給する。 同日までに同行本部で行われた契約締結式で、中電ミライズ側から同行の深沢亘英取締役経営企画部長が購入契約証明書を受け取った。深沢部長は「今後も地域の金融機関として脱炭素に責任を持って取り組む」などと述べた。導入は来年元旦からという。
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CF運営会社と創業支援で提携 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫は17日、株式投資型クラウドファンディング(CF)「ファンディーノ」を運営する日本クラウドキャピタル(東京都)と業務提携したと発表した。スタートアップ企業の資金調達を支援する。同社との提携は県内金融機関で初という。 同信金が浜松市中区で運営する起業家支援施設「フューズ」の利用者を含め、地域のスタートアップ企業にファンディーノを紹介する。日本クラウドキャピタルの持つノウハウを生かして創業支援の幅を広げる。 ファンディーノはインターネット上で非上場企業の株式の購入者を募り、1人10万円程度の少額投資を集める国内初の事業枠組み。累計成約件数は220件、登録ユーザーは約8万5千
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掛川駅前複合ビル 1月着工 島田掛川信金方針 24年度開業目指す
掛川市が島田掛川信用金庫に売却したJR掛川駅前公有地での複合ビル建設計画で、同信金は17日までに、2022年1月に工事に着手する方針を固めた。1994年の大型商業施設撤退後、30年近くにわたって休眠状態だった駅前一等地の活用が本格化する。関係者への取材で分かった。 用地は駅北口正面の駅前西街区の約3100平方メートルで、現在は平面駐車場として活用されている。関係者によると、現在の駐車場は12月末で閉鎖し、複合ビルに併設する立体駐車場の建設工事を始める。整備後に複合ビルの建設を進めて、24年度の開業を目指す。 当初は22年3月の開業を見込んでいたが、構想策定後に起きた新型コロナウイルス感染
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遺贈寄付先を紹介 静岡銀、CF運営会社と協定
静岡銀行はこのほど、クラウドファンディング(CF)サイトを運営するレディーフォー(東京都)と遺言に基づいて故人が希望する相手に財産譲渡する「遺贈寄付」に関する協定を結んだ。 静岡銀は顧客から「遺産を社会貢献のために寄付したい」などと要望があった場合、レディーフォーのサポート窓口を紹介する。寄付の受け入れ先として提携している公益財団法人や特定NPO法人と引き合わせ、顧客の要望が実現できるよう支援する。 遺産を巡っては近年、医療や子育て、災害支援といった使途を特定し、団体などに寄付を申し出る高齢者が増えているという。 静岡銀は「社会に貢献したいという思いはあっても、実際にどうすればいいか分からな
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全国のコメで日本酒 信金関係者が知事に寄贈
全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしフェア」実行委員会の関係者がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、47都道府県のコメでつくった日本酒「絆舞(きずなまい)」を寄贈した。地域連携により東日本大震災などの被災地を支援するプロジェクトの一環。 5年目の今年は御殿場コシヒカリなど県内10地域を含む全国211のコメをブレンドした。事務局の城南信金(東京)によると、芳醇(ほうじゅん)で味わい深い酒に仕上がったという。城南、島田掛川、沼津、遠州、静清、三島の各信金役員が届けた。島田掛川の市川公会長は「新型コロナウイルスは収束していないが、お酒を飲んで日本全国をにぎやかにしたい」と話した。 絆舞は50
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団地に活気、利便性再び 沼津・大岡の住民有志、再生プロジェクト始動 沼津信金や東京都市大と連携
団地の住民の高齢化や空き部屋の増加などが社会問題化する中、沼津市大岡の大岡団地の住民と地元金融機関、都内の大学が「団地再生プロジェクト」を始動した。多彩なマルシェや内覧会開催、リノベーション向けの金融商品化のほか、大学は来年度、団地内に研究室を新設。学生らは住民が生活する上で抱える問題を聞き取り、住みやすい環境を探る。 老朽化した建物、人けのない敷地内―。分譲型の大岡団地は築約50年で、総戸数は252。空き部屋は全体の18%の45戸で全国平均(13%)を上回る。65歳以上は半数に達し、このうち35%は後期高齢者だ。 「まさにゴーストタウン。何とかしようと強く感じた」。団地に10年以上住む
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SDGsの取り組み、オンラインで学ぶ 静岡県立大生が企業に質問
静岡県立大の学生たちが持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた地元企業の取り組みを学ぶオンライン授業がこのほど、行われた。来年1月まで県中部の印刷業や建設業、社会福祉法人など地元企業14社をインタビューし、SDGsの取り組みを調べる。 国際関係学部の湖中真哉教授が担当する地域研究のフィールドワーク講座の一環。1年生約60人が受講し、初日は、地域経済活性化のほかにも環境保全や児童を対象にした金融教室の開催などに取り組むしずおか焼津信用金庫(静岡市葵区)と、SDGsに関する幼児向けシール絵本を製作した日興美術(同)に、活動を始めた理由などを質問した。 授業は、同信金が地元企業の魅力を理解
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児童下校見守り 小さな親切実行章 富士宮の佐野さん
「小さな親切」運動県本部はこのほど、下校時の見守り活動を続けてきた富士宮市大久保の佐野和夫さん(73)に実行章を贈った。 佐野さんは2016年から、地域の芝富小付近で下校時刻に合わせて児童の見守り活動を継続してきた。同小校長室で開かれた贈呈式で県本部富士宮地区支部の荻野貴広支部長(静岡銀行富士宮支店長)が佐野さんに実行章を手渡し、「温かい気持ちがなければこういう活動はできない。引き続き、地域の子どもたちを見守ってもらえたら」と述べた。 贈呈式の様子は校長室から全教室に配信した。佐野さんは「子どもたちが『ただいま』と返してくれることが一番うれしい」と語った。
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名南M&Aが清水銀に感謝状 顧客紹介で
企業の合併・買収(M&A)仲介業の名南M&A(名古屋市)の篠田康人社長らが13日、静岡市清水区の清水銀行を訪れ、岩山靖宏頭取に対し、M&A案件の顧客紹介について感謝状を手渡した。 両社は2013年11月の業務提携以降、計60件以上に協力して取り組んできた。名南M&Aはことし10月には静岡オフィスを開設し、県内企業に対してより広く事業展開する。 岩山頭取は「事業承継という社会的ニーズに対し、しっかりと取り組んできた。今後も慎重な姿勢を維持しながら、M&Aという選択肢も提案していく」と述べた。
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麦わらストロー大賞 静岡市SDGsアワード 静岡農業高、企業と連携
静岡市は13日、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、複数の企業や団体の連携事例を表彰する「SDGs連携アワード」の結果を発表した。最高位の大賞には静岡農業高や静岡銀行などが連携した「シズオカストロープロジェクト」を選んだ。 アワードは本年度初めて開催し、市内外から41件の応募があった。大学教授らでつくる選考委員会の審査を経て、大賞や部門賞など入賞7件を決めた。 同プロジェクトは静岡農業高の生徒が大麦の栽培から「麦わらストロー」の加工までを手掛けた。海洋プラスチックごみ問題を考えるきっかけにしようと企画し、静岡銀行やドリームプラザ(清水区)といった企業がストローの使用や
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3市社協に福祉車両寄贈 静清信用金庫
静清信用金庫(佐藤徳則理事長)は10日、静岡、焼津、藤枝3市の市社会福祉協議会に福祉車両を寄贈した。 同信金創立100周年記念事業の一環。車椅子用スロープ付きの軽乗用車を静岡市社協に2台、焼津、藤枝両市社協に1台ずつ贈った。デイサービス利用者の送迎や福祉交流イベントなどで活用される。 静岡市葵区の同信金本店で寄贈式を行い、佐藤理事長が三重野隆志静岡市社協会長、永田実治焼津市社協会長、水野明藤枝市社協会長に目録を手渡した。佐藤理事長は「車椅子利用者が少しでも自由に活動できるようになれば」と話した。
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強盗対応を確認 三島信用金庫宇佐美支店で訓練 伊東
伊東市宇佐美の三島信用金庫宇佐美支店はこのほど、強盗の対処訓練を同支店で行った。伊東署が協力し、職員が緊急時の適切な対応方法を確認した。 訓練は営業時間帯を想定した。強盗犯役の2人組の署員が押し入り、窓口付近で現金を要求。模擬の刃物や拳銃で職員を脅し、金を奪って逃走した。 同署の担当者が講評し、「来店客がいる可能性もある。生命の安全を第一に優先して」「各自がマニュアルを熟知し、定期的に訓練を」と呼び掛けた。
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静岡銀行 NY支店移転拡張へ 北米進出企業のサービス拡充
静岡銀行は10日、ニューヨーク支店を移転拡張すると発表した。海外ネットワーク見直しの一環で、業務や人員をニューヨークに集約化し、北米での取引先企業の輸出や生産態勢の強化に対応する。 従業員を従来より2人多い15人に増やし、13日に現支店から約600メートル離れたオフィスビル10階にオープンする。広さは従来の約1・5倍の約485平方メートル。法人向け融資や預金、為替、有価証券運用のほか、日系企業の海外ビジネスに対する支援業務などを行う。 静岡銀は11月、米国シリコンバレー地区に駐在員事務所を新設したのに合わせてロスアンゼルス支店を閉鎖し、預貸金業務をニューヨーク支店が引き継いだ。国内取引先
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外国人支援サービス、雇用企業に紹介 スルガ銀、愛知企業と契約
スルガ銀行は10日、外国人の就労支援などを手掛ける「KUROFUNE」(名古屋市、倉片稜社長)と、外国人への経済的支援を進めるビジネスマッチング契約を締結した。スルガ銀は外国人を雇う取引先に同社のサービス内容を紹介する。 外国人への経済的支援を進める金融包摂(ファイナンシャル・インクルージョン=FI)の実現に向け、11月に両社が結んだ業務提携の取り組みの第1弾。同社が運営する「一般社団法人在日外国人就業者支援協会」の所得補償保険や24時間対応の生活相談、オンラインによる日本語教育など各種サービスを案内する。同社は順次、サービスを追加する。 県内では宿泊業での外国人雇用が多く、特にスルガ銀
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環境配慮のESG融資、静岡県内初 清水銀、大和印刷に
清水銀行は10日、二酸化炭素(CO2)削減など環境に配慮した設備投資を対象にした「地域ESG(環境・社会・企業統治)融資促進利子補給事業」を利用し、大和印刷(裾野市)に対して融資を実行したと発表した。環境省から指定金融機関に指定され、今夏から取り扱いを開始した。同行によると、同事業を利用した融資は県内の地銀で初めて。 大和印刷はエコアクション21を取得し、会社ぐるみで環境への取り組みを展開。CO2削減のみならず、各種廃棄物排出量や水使用量、化学物質使用量の削減を、生産部門だけではなく、営業部門でも実践している。 今回、同行から受ける融資総額は1億5600万円で、印刷機の購入などに充てる。
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アオノと清水銀行 レバンテフジに活動費20万円寄付
富士市の管工事業「アオノ」(土屋智昭社長)と清水銀行は、同市を拠点に活動するプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」に活動費20万円を寄付した。 寄付は、同行の地方創生私募債を活用したスポーツ振興の一環。 同市八代町のチーム事務所で贈呈式が開かれ、土屋社長は「富士市を代表するスポーツチームになってほしい」とあいさつし、同チームの二戸康寛代表に目録を手渡した。
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脇田樹魅選手 沼津信金に就職内定 フェンシング女子日本代表
フェンシング女子サーブル日本代表の脇田樹魅(じゅみ)選手(22)=日本女子体育大4年、福岡県出身=が来年4月、沼津信用金庫に就職することが内定し、10日、市役所を訪れて頼重秀一市長に報告した。脇田選手は2024年のパリ五輪を念頭に「沼津で活動する決意を固めた。必ず五輪で金メダルを取る」と力強く語った。 脇田選手は小5からフェンシングを始め、アジアジュニア選手権5位(18年)、全日本選手権3位(19年)などの成績を収めている。同信金が本年度から、官民で構成する「フェンシングのまち沼津推進協議会」の会員となった縁で採用に至った。4月以降は人事部付となる予定。同市を拠点に活動し、国内外の遠征など
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富士信用金庫人事(20日)
事務部事務管理課長代理(伝法支店長代理)渡辺洋子▽融資部事業サポート課長代理(須津支店長代理)渡辺壮人
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起業家集うオフィス活況 沼津信金運営 人脈や補助金、伴走支援
沼津信用金庫が運営する起業家支援の共用事務所「ぬましんCOMPASS(コンパス)」(沼津市高島町)の利用が堅調だ。開設1年半が経過し、2階のシェアオフィスとコワーキングスペースは9割の利用率。行政とのつながりや取引先とのマッチング、各種補助金の案内など同信金の強みを伴走支援として生かした形だ。新型コロナ禍で起業家の事業にも影響が及ぶ中、今後はニーズの的確な把握と支援が利用率維持の鍵となりそうだ。 コンパスはJR沼津駅北口から徒歩数分の旧同信金駅北支店(3階建て)を再利用。利便性は良く、24時間利用可能だ。契約は最長4年。現在は11社が入居し、沼津市とゆかりのある20代から60代までの幅広い
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福祉向け企業年金、普及へ 遠州信金と2社が提携
遠州信用金庫は8日、主に福祉業界を対象にした確定給付企業年金「福祉はぐくみ企業年金基金」の普及に向け、基金を運営するベター・プレイス(東京都)、保険代理店トップ(浜松市中区)と業務提携を結んだ。 遠州信金は法人顧客に同基金を紹介し、退職金制度の拡充など福利厚生の向上を図る。ベター・プレイスとの提携は全国の信金で初という。 同基金は加入年齢が70歳未満で、退職時以外に育児・介護休業時でも給付を可能にするなど、一般的な企業型確定拠出年金(日本版401k)に比べて加入や給付の条件を緩和した。保育、介護、医療関係など全国約500事業所が加入しているという。 調印式で同信金の守田泰男理事長は「家
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静岡県内3カ所で休日相談窓口 清水銀行
清水銀行は11、18の両日、富士、清水、浜松の各ローンセンターに休日相談窓口を設置する。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた中小企業や個人事業主の資金繰りなどの相談に応じる。設置時間は各日午前9時~午後5時。事前申し込み不要。希望者は当日、直接各窓口へ。
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企業の知的財産活用 三島信金が支援強化 特許庁出先機関と協定
三島信用金庫(平井敏雄理事長)は、企業の知的財産活用に対する支援を強化する。新型コロナ禍で収益悪化が続き、自社の新たな強みを模索する企業の知的財産権の取得や有効活用などに対して情報提供や助言をする。 特許庁の県内の出先機関「県知財総合支援窓口」(静岡市葵区、疋田真左人事業責任者)とこのほど、連携協定を締結した。県内の金融機関で、支援窓口との協定締結は初めて。 これまで同信金と支援窓口は、企業から寄せられた計11件の知的財産に関する相談に対応してきた。経営が厳しい企業が依然多く、今後は相談が増加するとみて、協定を締結して企業の支援を深化させることで一致した。 知的財産をテーマにした企業向
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しずおか焼津信金 自転車2台を寄贈 焼津市観光協会に
しずおか焼津信用金庫は6日、焼津市観光協会にレンタサイクル用の自転車2台を寄贈した。協会が運用するレンタサイクル用自転車は計23台になった。 JR焼津駅南口の同協会事務所を中心に、駅北口駐輪場など市内8カ所にレンタサイクルステーションを設置している。寄贈した自転車は同協会事務所に配備される。 6日に同協会で行った寄贈式で、同信金の高田淳理事が同協会の清水栄男代表理事に目録を手渡した。高田理事は「地域の発展はわれわれの使命」とあいさつ。清水代表理事は「自転車を活用し、焼津の発展に引き続き取り組んでいく」と謝辞を述べた。
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特殊詐欺被害防止 藤枝署、2金融機関に感謝状
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、藤枝署はこのほど、清水銀行藤枝支店、スルガ銀行藤枝支店の藤枝市内2金融機関に署長感謝状を贈った。 同署によると、両支店の職員らは、ともに11月中旬に来店した高齢男性の言動から詐欺被害を疑い、警察に連絡するなどして未然防止した。おいを名乗る男から現金を要求されていたり、架空請求を受けていたりしたという。 清水銀行は職員岡野美里さん(35)、事務長高橋怜志さん(45)の2人、スルガ銀行は職員大橋愛さん(48)、業務役席海野早妃子さん(47)、融資役席田形泰さん(54)の3人が同署を訪れ、枝村芳宏署長から賞状を受け取った。
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中学部活動を顕彰 浜松いわた信金 奨励金贈呈
浜松いわた信用金庫は6日、中学校の部活動を応援する「夢に追いかぜ賞」の贈呈式を浜松市中区のホテルで行い、同市などの11校14部を表彰した。 県中学総体の卓球種目で男女とも優勝した浜松修学舎中など、バレーボールやソフトテニス、吹奏楽などの各部活動での成果を顕彰した。各部に活動奨励金として5万円を贈る。 式では高柳裕久理事長が「コロナ禍で活動に制約がある中、素晴らしい成績を収めた。新たな夢への挑戦を支援したい」と述べ、各部の代表に表彰状を手渡した。同金庫は合併前の浜松信用金庫時代の2007年度以降、部活動の支援活動を続ける。専用ホームページで各種大会の結果や競技のチャレンジ動画といった情報発信に
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SDGsなど題材 幹部同士話し合う 沼津信金と関東経産局
沼津信用金庫はこのほど、関東経済産業局とオンラインで意見交換会を開いた。幹部同士が、温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル(CN)と持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、地域経済への普及による効果について話し合った。 同信金は紅野正裕会長、鈴木俊一理事長らが出席。経産局の各担当部長からCNとSDGsを進める国の方針を聞いた。地元企業の導入には、生産性向上と新技術による成長につなげることと、変化の的確な把握がポイントになるとの説明を受けた。 鈴木理事長は「地域の課題に応えるには現状などの共有が必要」と意見交換の意義を強調した。
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スルガ銀行員 強盗対処訓練 富士
富士署はこのほど、強盗対処訓練を富士市のスルガ銀行富士吉原支店で行った。署員と行員が冷静な対応を確認した。 訓練は、閉店間際に窓口に駆け込んだ男が、刃物を突きつけて現金を奪ったとの想定。行員は速やかに非常通報ボタンを押し、現金を奪って車に乗り込んだ男をスマートフォンで撮影しながら追い掛けた。行員は到着した署員に特徴や逃走経路を伝えた。 緊急配備訓練も兼ねて署員が犯人確保までの流れも確認した。 同署担当者は「強盗犯に対応していない行員が素早く状況を把握して、警察への第一報で細かく説明してほしい」と話した。
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包括提携初の協調融資 別荘開発に 静岡銀行と山梨中央銀行
静岡銀行と山梨中央銀行は3日までに、包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」に基づく初の協調融資を行った。山梨県鳴沢村に共同別荘(キャビン)を建設するホテル・レジデンス開発運営会社に1億6千万円を融資した。 「SANU Kawaguchiko 1st(サヌ・カワグチコ・ファースト)」(東京都台東区)に土地取得とキャビン建設資金として、両行がそれぞれ8千万円ずつを融資した。 静岡銀は「首都圏からの誘客が見込める。河口湖に近い本県東部の観光振興や雇用創出などにもつながる」(地方創生部)として、協調融資に応じた。 計画では、河口湖周辺に約5500平方メートルの敷地を購入し、定額制(サブスクリプ
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PK対決や電動自転車試乗 5日、スルガ銀がイベント J3沼津最終戦で
スルガ銀行は5日、サッカーJ3アスルクラロ沼津の今季ホーム最終戦(いわてグルージャ盛岡戦、愛鷹運動公園)で、「スルガ銀行マッチデー」として会場でイベントを行う。 イベントは午前11時から。スルガ銀のキャラクター「スルちゃん」とのPK対決や、ブースを設けて電動アシスト自転車の試乗などを展開する。 試合は午後2時開始。
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信託業務体制 清水銀行が拡充
清水銀行は信託業務の体制を拡充する。これまでニーズのある顧客に対して個別に信託銀行や司法書士を紹介してきたが、外部と業務提携契約などを結ぶことで今後一層進む高齢化社会に備える。 同行は遺言書の作成助言など遺言信託業務と遺産整理業務の分野で山田エスクロー信託(横浜市)と業務提携し、今月1日からローンセンターなどを除く全営業店で取り扱いを開始した。また、オリックス銀行(東京都)とは信託契約代理店の業務委託契約を締結。遺言書を作成することなく財産をあらかじめ指定した受取人に相続できる遺言代用信託の商品を、ローンセンターなどを除く全営業店で6日から販売する。 同行は中期経営計画で人生100年時代
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コロナ禍の相談 土曜も窓口開設 三島信金
三島信用金庫は12月の毎週土曜(4、11、18、25の各日)、新型コロナ禍で影響を受けている個人と事業者を対象にした緊急相談窓口を開設する。 経営や資金繰り、住宅ローン条件の変更などに対する相談に応じる。サポートセンター夢(三島南支店2階、三島市新谷)と伊東営業部(伊東市東松原町)で対応する。 午前9時~午後3時。事前予約制で、相談前日の午後5時までに申し込む。申し込み、問い合わせは<フリーダイヤル(0120)608386>へ。
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インドネシアに新工場 やまと興業、生産増強
輸送機器部品製造業のやまと興業(浜松市浜北区、小杉知弘社長)は、自動二輪・四輪車用コントロールケーブルの増産に向け、インドネシアで新工場を取得する。同社の現地法人が1日までに、静岡銀行と国際協力銀行(JBIC)の保証契約に基づき、購入のための2億円を調達した。 首都ジャカルタ東部のジャバベカ工業団地にある現在の工場が手狭になったため、同じ団地内で工場を取得する。新しい工場の敷地面積は4721平方メートルで、2022年7月に移転する予定。 主力製品のコントロールケーブルの生産量を従来の1カ月当たり70万~80万本から2倍程度増産し、インドネシア国内でのシェア率3割達成を目指す。乗用車やオー
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中部横断道機に交流活性化 しずおか焼津など3県4信金が連携協定
しずおか焼津信用金庫は30日、山梨、長野両県内の甲府、山梨、諏訪の3信金と地域経済活性化に向けた連携協定を結んだ。中部横断自動車道開通を機に、沿線エリアを営業拠点とする4信金が協力し、ビジネスマッチングや観光振興、事業承継などを推進する。甲信地方とのアクセスが向上したことで物流拡大が期待される清水港の利用促進も目指す。 協定の名称は「しんきん中部横断道コネクト」。同日、甲府市内で調印式を行い、しずおか焼津信金の田形和幸理事長ら各信金のトップが協定書を交わした。 4信金はそれぞれの取引先である中小・零細企業を紹介し合って販路や仕入れ先の拡大を支援する。地場産品のPRや雇用確保、地域課題の解
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エネジン・大村興業 静岡銀行と契約 SDGs融資で資金調達
LPガス販売のエネジン(浜松市中区)と医療品製造の大村興業(沼津市)は30日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みを支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」で資金調達する融資契約を同行とそれぞれ結んだ。 エネジンは運転資金として1億円、大村興業は設備資金として1億7千万円の融資を受けた。両社は省エネ機器の普及促進や廃棄物削減、女性活躍の推進などの取り組みが評価された。
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人事=静岡銀行
ライフデザインステーション東静岡所長(静岡駅南ローンセンター長)北島桂子=6日 ライフデザインステーション浜松所長(浜松ローンセンター長)渡辺成人▽ライフデザインステーション浜松所長待遇(浜松駅南ローンセンター長)林剛志=以上、13日
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三島信金がSDGs企業支援 私募債引き受け、資金調達サポート
三島信用金庫(平井敏雄理事長)はSDGs(持続可能な開発目標)推進に取り組む取引先企業の支援を加速させる。このほど東海地区の信金で初めて、取引先が発行したSDGs私募債「ちいきにエール」の引き受けを行い、資金調達を支えた。今後は取引先に同私募債発行を提案することで、新たな商機のきっかけづくりと地域貢献を後押しする。 取引先のSDGsへの関心度や、既に取り組んでいる場合は内容などを確認する。平井理事長は「SDGsに取り組む企業は増えている。各社の業界が全体で進めていることが大きい」と強調。同信金としても26日にSDGs宣言を公表し、地域経済の成長を支えることなどを発した。 今回、同信金が引
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特殊詐欺被害防止 島田署が感謝状、2金融機関に
特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、島田署は29日、静岡銀行島田東支店(岡山匡伸支店長)とJA大井川島田北支店(大塚正巳支店長)に感謝状を贈った。 岡山支店長とJA大井川島田北支店の西本光里さんが同署を訪れ、海野広志署長から感謝状を受け取った。 同署によると、島田東支店では男性客が高額の振り込みをしようとしたことから、職員が詐欺を疑い、振り込み手続き中止の助言をして警察に通報した。JA島田北支店は「保険料の還付手続きのため、ATMに着いたら電話するようにと市役所に言われた」などと窓口に相談があり、不審に思った西本さんが対応した。 岡山支店長は「アンテナを高く張る職員に感謝したい」、西本
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課題解決へ「インパクト志向金融宣言」 静銀など21社署名
静岡銀行は29日、地球温暖化やSDGs(持続可能な開発目標)など社会課題の解決に向け、国内20の金融機関とともに「インパクト志向金融宣言」に署名した。署名機関は互いに連携し、取引先企業への投融資を通じて温室効果ガスの削減など環境・社会への変化(インパクト)を促していく。 静岡銀は県内で唯一の加入金融機関で、りそなホールディングス、第一生命、京都信用金庫なども名を連ねた。今後、社会課題の解決につながる「インパクト投資」の事例紹介や意見交換、調査研究などの活動を定期的に展開していく。 静岡銀は今年から、太陽光発電の設備導入支援など持続可能な社会の実現に取り組む企業の支援に向けた「ポジティブ・
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SDGs応援 定期預金開始 三島信用金庫
三島信用金庫は29日、SDGs応援定期預金「笑顔」の取り扱いを始めた。来年1月31日まで。 預入総額の0・005%相当額(上限100万円)を同信金が拠出し、県地球温暖化防止活動推進センターに寄付する。同定期預金の成約者にはSDGsに関連した製品を贈る。寄付に関する負担はない。 預入期間は1年(自動継続)で、金利は0・01%。
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富岳館、韮山高 最優秀に 「静岡魅力探究」プレゼン
静岡銀行とNPO法人しずおか共育ネットはこのほど、県内の高校生を対象にした地域人材育成事業「静岡魅力探究プログラム『アオハルし放題』」の最終コンテストを静岡市清水区で開いた。最優秀賞は富岳館高(富士宮市)と韮山高(伊豆の国市)が選ばれた。 「静岡ファンを増やすまちづくり企画」と「静岡茶・静岡抹茶とスイーツの商品開発」のそれぞれのテーマ部門に予選を突破した3校が参加し、オンラインでプレゼンした。同行行員や県教委の職員が審査した。 富岳館高は「まちづくり」の地域活性策として、高校生による図書館創設を考案。韮山高は「商品開発」で、地元ゆかりの八重姫にヒントを得た地産地消のエシカルスイーツを提案
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交通安全啓発へ 県交安協にティッシュ贈呈 ダイレクトワン
スルガ銀行グループのダイレクトワン(沼津市、田中享社長)はこのほど、交通事故防止を啓発するポケットティッシュ10万個を県交通安全協会に寄贈した。 静岡市葵区の同協会で贈呈式があり、田中社長が夏目敏孝専務理事にティッシュと目録を手渡した。 田中社長は「日の入りも早くなり、早めのライトオンなどの啓発に活用してほしい」と期待し、夏目専務理事は「年末に向けて飲酒運転も増える懸念がある。あらゆる広報活動で使う」と応じた。 ティッシュのパッケージで自発光式反射材の有効性を表示し、裏面には小学生交通事故防止ポスターの優秀作品を載せた。県内の30地区支部や各運転免許センターで役立てる。
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ふるさと制度で富士市に10万円 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫は25日、企業版ふるさと納税制度を活用し、富士市に10万円を寄付した。 同金庫90周年を記念し営業地域内の自治体に寄付している。 市役所を訪れた山本達訓常務理事が伊東美加福祉こども部長に目録を手渡した。 山本常務は「営業エリアの恩返しとして寄付をする。地域の課題解決に役立ててほしい」と述べた。 寄付金はユニバーサル就労支援センター事業に活用される。
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人事=静岡中央銀行(11月26日、地名のみは支店長)
修善寺(営業推進部岳麓住宅ローンセンター長)小泉岳司▽営業推進部岳麓住宅ローンセンター長(修善寺)土屋孝平
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9月中間決算「減収減益」 浜松いわた信用金庫
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は24日、2021年9月中間決算を発表した。今期から会計基準を税抜き方式に変えたため、前年同期との単純比較はできないが、有価証券利息配当金が大幅に減り、実質的な減収減益になった。 売上高に当たる経常収益は159億5900万円、経常利益は27億1500万円、前期との比較が可能な純利益は19・9%減の20億9400万円だった。税込みの概算で前年同期と比べた場合、経常収益は3・6%、経常利益は28・1%ともに減少した。 本業の収益力を示すコア業務純益は23億5800万円。投資信託解約損益が前年同期の11億6600万円の黒字から1億1千万円の赤字になり、税込みの概
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ネットバンキング操作法 動画で紹介 スルガ銀行
スルガ銀行は22日、インターネットバンキングと、スルガ銀のサービス内容を示すスマホアプリ「スルガ銀行コネクト」の使い方を案内する動画の公開を始めた。デジタル取引が未経験の顧客向けで、操作方法などを紹介している。 初心者向けや活用編など5種類の動画を用意した。各3~5分ほど。スルガ銀のホームページから視聴できる。全店舗のロビーでも公開しているほか、店頭タブレット端末「スマナビ」でも見ることができる。 スルガ銀行コネクトは口座の残高や入出金明細の照会、デジタル通帳の申し込みなどができ、使い方を分かりやすく説明することで利用増を図る。
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優良従業員99人表彰 三島商議所
三島商工会議所はこのほど、企業の発展や経営改善に貢献した優良従業員の表彰式を三島市内のホテルで行った。石渡浩二会頭が28事業所、99人に表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【日本商工会議所会頭表彰】榊義和(伊豆箱根企業)田原由規(同)宮川浩志(MYコミュニケーションズ)長倉成人(小野建設)渡辺高好(同)繁松正義(静岡コンサルタント)伊藤和行(同)石川直樹(同)加藤裕紀(ダイナナ)望月秀敏(電業社機械製作所)渡辺誠(同)西山一男(同)遠藤武彦(同)奥山克洋(同)武藤勝則(東平商会)後藤由里子(同)石渡哲也(同)福田昭佳(同)秋山博之(特種東海製紙)相馬貴史(同)田中宏幸(同)深瀬敏
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清水桜が丘高生に実行章 小さな親切運動静岡県本部
「小さな親切」運動県本部は18日、「新型コロナ川柳」を清水駅前銀座商店街(静岡市清水区)のアーケード内に掲示した清水桜が丘高校保健委員会の生徒らに、実行章を贈呈した。 生徒らはことし9月、全校生徒から募集し、選んだ20点をアーケード内に飾り付けた。文字は書道部が墨書した。 同校で行った贈呈式で、静岡銀行の関係者が同委員会の木村野愛委員長(17)に賞状などを手渡した。木村さんは「見てくれた人が明るい気持ちになってくれたらうれしい」と述べた。
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地銀 中小支援で収益確保へ【回復への模索 中間決算分析㊦】
「新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念は払拭(ふっしょく)できていない。取引先は原材料価格高騰などの影響も受けている。楽観できない」。8日に開いた2021年9月中間決算発表会見で、静岡銀行の柴田久頭取の表情に笑顔はなかった。 県内地方銀行(静岡、スルガ、清水、静岡中央)の4行の中間決算はいずれも最終増益を確保した。静岡、スルガ、清水は融資先の倒産リスクが抑えられているなどとして、取引先への融資が焦げ付いた際に備える貸倒引当金などの与信関係費用を減らしたことが増益要因になった。 だが、各行は感染が収束に向かったとしても、取引先が旧来通りの企業活動を続けるだけでは経済は回復しないと見る。コロ
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清水銀行磐田支店 新築移転し開店
清水銀行はこのほど、磐田市中泉に磐田支店を新築移転オープンした。資産運用などのニーズの増加に対応し、相談機能を強化する。 新店舗は前支店から約160メートル東側で鉄骨2階建て。延べ床面積約430平方メートル。コンサルティングスペースを2カ所、応接室を2室備えて従来より拡充し、駐車場は7台増の10台分とした。 磐田支店は1954年にオープンし、市内唯一の店舗。記念式典で岩山靖宏頭取は「時代に合わせたデジタルへの対応とともに、店舗を拠点にお客様に寄り添い、地域に貢献したい」と述べた。草地博昭市長や地元関係者らとテープカットした。
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静岡の伝統工芸学ぶ 中島小児童が課外授業
静岡市駿河区の中島小の児童が17日、同区の静清信用金庫西脇支店で開かれている伝統工芸品展「静岡『匠(たくみ)』の技」を訪れ、課外授業を受けた。同校4年生約60人が同市の伝統工芸について学んだ。 会場に並ぶのは、駿河漆器や賤機焼、駿河蒔絵(まきえ)など。児童たちは工芸品の制作過程を映像で見たり、静岡特産工業協会員から説明を受けたりと、地元の伝統工芸文化の知識を深めた。 4年の杉本稜央さん(10)は「一つ一つが人の手で作られてるのがすごい。自分も作ってみたいと興味が湧いた」と話した。 作品展は同信用金庫が店舗を構える県中部地区の32支店を巡回して開催されている。同支店では19日まで。
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全店で「ウェブ面談」可能に 三島信金、移動困難者に対応
三島信用金庫(平井敏雄理事長)は、全店に本部とのウェブ面談が可能な態勢を整えた。これまで移動が困難だったシニア層に最寄りの支店に足を運んでもらい、急増している遺言や相続に関する相談をはじめ、対面式と合わせて幅広く応じる。 ウェブ面談の導入は、毎年4月と11月に行っている「遺言・相続全国一斉相談会」が新型コロナ禍で昨年から中止になったことがきっかけ。コロナ前に実施した前回の相談会でも、遠方の顧客は沼津と三島両市の支店などに来ざるを得なかったため、完備したという。 同信金は伊豆半島など過疎地にも多くの顧客を抱え、営業エリアも広い。シニア層からの要望は近年、遺言や相続をはじめ多様化しているため
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舞阪支店、協働センター内に移転 静岡銀行
静岡銀行はこのほど、浜松市西区の市舞阪協働センター内に舞阪支店を移転オープンした。店舗再編の取り組みの一環で、行政施設の空きスペースに支店を移転するのは同行初。 同センター3階に入居し、店舗面積は約144平方メートル。6人態勢で取り扱う業務を個人客の預貯金などに絞り込み、融資相談などは最寄りの拠点店舗である雄踏支店から担当者が出向いて対応する。 センターから南東約500メートルの旧店舗は老朽化し、津波浸水の懸念もあったため移転先を探していた。今回の移転は行政施設の空きスペースを有効活用して建て替え費用を抑えながら、住民票請求や市民活動などでセンターを普段訪れる地域住民にワンストップで金融
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「DX」導入事例紹介 焼津でITフォーラム
経営に役立つITの最新情報や活用法などを紹介する「IT経営フォーラム2021」(焼津商工会議所、しずおか焼津信用金庫主催)が16日、焼津市の焼津文化会館で開かれた。企業コンサルタントや地元企業の経営者らがデジタルトランスフォーメーション(DX)導入事例や新たなビジネスモデルについて講演した。 船井総合研究所の上席コンサルタント斉藤芳宣氏、トーマツの地域未来創造室長の酒井博康氏、時之栖の庄司政史社長、エスパルスの山室晋也社長が講師を務めた。 斉藤氏は、生産性向上や業務の省力化を図るために、DXを推進すべきと強調。DXの導入事例を紹介しながら、在庫ロスの減少や顧客満足度の向上といった企業経営
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ケヤキを市が見本剪定 樹高下げる計画 静岡・鷹匠中央通り
静岡市は17日、葵区の県道静岡環状線(通称・鷹匠中央通り)の街路樹のケヤキ1本を剪定(せんてい)した。市は同通りの52本の樹高を下げる剪定を計画している。過度な剪定に一部で不安の声があることから同日、1本だけ剪定して見本にした。市は住民の意見を聞いた上で残りの剪定に着手する考え。 同日剪定したのは、しずおか焼津信用金庫本店北西側の高さ約15メートルのケヤキ。地元住民らが作業を見守った。市によると、同通りのケヤキは樹高10メートル以上で、周囲の安全や管理に支障があり、根の影響も道路や建物に及んでいる。樹高9メートル程度を目安に調整する。 市葵南道路整備課の担当者は「緑と都市の共存に必要な剪
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菊川市内に初の支店オープン 浜松いわた信用金庫
浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は15日、菊川市に初の支店を開設した。同金庫では東端の支店で、同市や御前崎市のほか、牧之原市や吉田町など中部エリアの顧客開拓も図る。 同市加茂の東名高速道菊川インターチェンジ近くの菊川署南側に新設した。鉄骨造2階建て、延べ床面積約520平方メートル。白を基調にしたシンプルな外観で、室内は窓を多くして開放的な雰囲気に仕上げた。現金自動預払機(ATM)2台を置く。 15日には同店でテープカットなど記念セレモニーを行った。吉岡健支店長は「地域活性化に貢献したい」と抱負を述べた。
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焼津市小屋敷に豊田支店新築オープン しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫豊田支店(池村直支店長)が15日、焼津市小屋敷に新築オープンした。 新店舗は鉄骨造り2階建てで、総床面積は約484平方メートル。非接触型の現金自動預払機(ATM)2台を設置した。多目的トイレや点字ブロックを完備し、バリアフリーに対応した。開店前のセレモニーでは、田形和幸理事長らがテープカットを行うなどして完成を祝った。 同支店は1984年、旧焼津信金豊田支店として開設した。旧店舗の老朽化に伴い、1月から建て替え作業を進めていた。
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静岡銀行 ローンセンターを移転・集約 コンサル拠点新設
静岡銀行は12月、登呂(静岡市駿河区)と浜松中央(浜松市中区)、成子(同区)の3支店にあるローンセンターを移転・集約し、静岡、浜松両市にコンサルティング業務に特化した拠点施設「ライフデザインステーション」を新設する。 新施設は旧東静岡駅支店(静岡市駿河区)と旧相生支店(浜松市中区)に設け、同月6日と13日にそれぞれ開業する。住宅ローン中心の相談窓口だったローンセンターの機能を拡充し、保険担当者も常駐させるなどして顧客のライフイベントに関する相談に幅広く対応する。 静岡銀は今後、県内の他のローンセンターについても順次、名称をライフデザインステーションに切り替える。
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富士山基金に92万円余寄付 静岡銀行と山梨中央銀行
静岡銀行と山梨中央銀行は15日、認定NPO法人富士山世界遺産国民会議が運営する富士山基金に計92万7950円を寄付した。 紙の通帳を発行しない「Web総合口座」などの通帳レス口座の普及に取り組み、削減した経費の一部を両行で持ち寄った。寄付金は富士山の環境保全活動に役立てられる。
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スルガ銀行4年ぶり増収 純利益は約3倍 9月中間連結決算
スルガ銀行が12日発表した2021年9月中間連結決算は4年ぶりの増収、2年ぶりの増益となった。経常収益は、資金運用収益が減少したものの貸倒引当金戻入益を計上し前年同期比6・3%増の541億4200万円、経常利益は与信費用の減少などで103・8%増の213億2700万円、純利益は減損損失を計上したものの、法人税などが減ったことも加わり、3・2倍の178億500万円となった。 単体のコア業務純益は、資金利益が減少したため18・5%減の129億7千万円。 個人ローン、資産管理会社向け投資用不動産ローンなどの実行額は1・8倍の415億円。一方、貸出金残高(期中平均)は7・2%減の2兆2778億円
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清水銀行コア業純17.5%増 9月中間連結決算
清水銀行が12日発表した2021年9月中間連結決算は、経常収益が前年同期比2・7%増の143億4千万円だった。経常利益は24・8%増の32億8500万円、純利益は26・4%増の24億5千万円の増収増益となった。 単体で本業の収益力を示すコア業務純益は17・5%増の22億7100万円。貸出金利息の伸長、ビジネスマッチングなど法人役務手数料の増加(約3億1千万円)が寄与した。不良債権残高(リスク管理資産)は1・0%増の169億4600万円で、総貸出金に占める割合は1・36%と前年同期と同水準。 預金残高(期中平均)は4・4%増の1兆5020億円、貸出金残高(同)は1・4%増の1兆2023億円
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静岡中央銀行が増収増益 9月中間 本業堅調
静岡中央銀行が12日発表した2021年9月中間連結決算は、貸出金利息、預資金利益ともに3年連続で増加したほか、役務取引等利益も増えるなど本業が堅調に推移し、3年ぶりの増収増益となった。経常収益は前年同期比7・6%増の70億3600万円、経常利益は59・5%増の15億9300万円、純利益は52・7%増の11億1500万円となった。 単体の業務粗利益は12・9%増の50億6900万円、本業の収益力を示すコア業務純益は86・8%増の16億3200万円、投資信託解約損益を除いた場合でも63・5%増の13億2600万円と大幅に伸びた。 貸出金残高(期中平均)は5・1%増の5692億4900万円、預
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静岡中央銀行と神奈川銀行 金融仲介で業務提携
静岡中央銀行(沼津市)と神奈川銀行(横浜市)は12日、金融仲介機能などに関する包括業務提携を結んだと発表した。県境を越えて企業のM&Aと事業承継、マッチングを中心に連携し、情報やノウハウを共有する。同日、契約書を手交した。 両行は以前から、第二地銀同士として情報交換などを通じて信頼関係を構築している。新型コロナ禍で疲弊する地元企業に対し、資金繰りだけでなく、「幅広い支援が不可欠となっている」(静岡中央銀の林道弘専務)と連携を検討してきた。静岡中央銀は県東部と神奈川県湘南・県央地域、神奈川銀は横浜・川崎地域をそれぞれ主な営業エリアとし、広範囲をカバーすることもメリットと判断した。 両行の現
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詐欺被害を防止 熱海署、静岡中央銀行支店に感謝状
熱海署はこのほど、特殊詐欺被害の防止に貢献したとして、熱海市の静岡中央銀行熱海支店の増田和彦支店長と袴田大マネジャーに署長感謝状を贈呈した。 同署などによると、10月22日、60代女性が現金約30万円を振り込もうと行員に手続きを相談した際、女性が携帯電話会社を名乗る相手からショートメールで高額な未納料金を請求されていたことが分かった。袴田マネジャーはすぐに特殊詐欺と疑い、警察に通報して被害を未然に防いだ。 同署で感謝状を受けた増田支店長は「お客さまの親身になって話し合い、敏感な視線で業務に当たっている」と話した。袴田マネジャーは「不審なことがあったらすぐに相談してもらえる営業を心掛けてい
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フードバンクに食品保管庫貸与 静岡県労金
静岡県労働金庫(古川正明理事長)は、認定NPO法人フードバンクふじのくに(理事長、日詰一幸静岡大学長)に、生活困窮者に配布する食料保管のための倉庫を無償で貸し出すことになりこのほど、静岡市葵区の静岡県勤労者総合会館で貸借契約調印式を開いた。 保管場所に困っていた同NPOから相談を受けた県労金が、県総合社会福祉会館地下1階の備品倉庫(広さ約75平方メートル)の提供を申し出た。調印式では古川理事長が「コロナ禍で生活に困っている人はたくさんいる。福祉の充実した県になるよう協力したい」とあいさつし、日詰理事長と契約書を交わした。 同NPOによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活困窮者が増
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災害時、充電池で活用 しずおか焼津信金 静岡など3市にEV寄贈
しずおか焼津信用金庫は9日、静岡市、焼津市、藤枝市それぞれに電気自動車(EV)1台を寄贈した。同信金の創立90周年記念事業の一環。同信金藤枝駅支店(藤枝市)で寄贈式が行われた。 EVは日産自動車の「リーフ」。車のドア部分には市章を入れ、「災害時に充電池として活用できます」と記している。 式典には、同信金の田形和幸理事長、田辺信宏静岡市長、中野弘道焼津市長、北村正平藤枝市長らが出席した。田形理事長はカーボンニュートラル実現のためにEVが果たす役割を強調し「脱炭素の啓発に役立ててほしい」と寄贈の目的を語った。 焼津市は寄贈されたEVを防災センターに配置し、活用する。
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スルガ銀行「次世代型店舗」拡大方針 カウンター業務解消へ
スルガ銀行の嵯峨行介社長は8日、従来のカウンター対応をなくした「次世代型店舗」を増やしていく方針を明らかにした。スルガ銀最初となる厚木支店(神奈川県厚木市)と、同日開店した富士吉原支店(富士市南町)の状況を見極め、「新しいスタイルを確立したい」とした。 スルガ銀が店舗を構える静岡と神奈川両県で区分する25エリア(静岡15、神奈川10)の中核店「ハブ店」(25店舗)を軸に導入を検討する。ハブ店の富士吉原支店は県内でも顧客が多く、法人利用も同市の主力の製紙や紙加工業をはじめ上位に位置する。 同支店は古くからの顧客が多く、新店舗移築を契機に、より利便性を向上させた店舗に衣替えしようと、1年以上
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静岡銀行3年連続減収 9月中間連結決算 債券売却益が減少
静岡銀行が8日発表した2021年9月中間連結決算は、国債等債券売却益の減少などで経常収益が前年同期比0・6%減の1162億3700万円と、3年連続の減収だった。経常利益は次世代システム稼働に伴う経費の増加で6・0%減の333億8100万円で2年ぶりの減益となった。 純利益は、持ち分法適用会社マネックスグループの一部株式の売却益(約50億円)を特別利益に計上し、13・0%増の275億2900万円。 単体の業務粗利益は前年同期と同水準の728億円。本業の収益力を示すコア業務純益も0・1%増の268億円でほぼ変わらなかった。 期中平均の貸出金残高は1・6%増の9兆3264億円。中小企業向け、
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人事=静岡中央銀行(8日、地名のみは支店または支店長)
島田(浜松北)甲地裕一郎▽人事部教育・研修グループシニアマネージャー(座間)金沢貴之▽浜松北(島田)町田直樹▽座間(本店営業部副部長)繁田和希▽本店営業部副部長(吉原支店融資グループマネージャー)阿部透
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コロナ対策費 沼津市に50万円寄付 沼津信金
沼津信用金庫(鈴木俊一理事長)は8日、新型コロナウイルス感染症対策として沼津市に50万円を寄付した。 行政の対策を後押ししようと、「地域応援キャンペーン」の対象商品の預金と融資の額に応じて、同信金の営業エリアの10市町に均等に寄付する。キャンペーンは来年3月末まで行う。 鈴木理事長らが市役所を訪れ、頼重秀一市長に手渡した。鈴木理事長は「今後もさまざまな面で連携を図りたい」とした。
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ふじのくに未来財団に50万円 静清信金が寄付
静清信用金庫は8日、ふじのくに未来財団に50万円を寄付した。静岡市葵区の同信金本店で贈呈式を行い、佐藤徳則理事長が同財団の伊藤育子代表理事に目録を手渡した。 創立100周年を記念した定期預金の販売実績に基づいて寄付金を拠出した。社会課題の解決に取り組むNPOなどを助成する。佐藤理事長は「今後も財団と連携し、地域社会の発展に貢献したい」と述べた。 寄付は12回目。総額1111万円になった。
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子どものため、ヘアドネーション 入谷さんに小さな親切実行章
「小さな親切」運動静岡県本部は小児がんなどで頭髪を失った子どもが使う医療用ウィッグ(かつら)の材料として髪の毛を提供する「ヘアドネーション」を行った入谷美智子さん(42)=静岡市葵区=に実行章を贈った。静岡銀行しずはた支店(同区)でこのほど、贈呈式が行われた。 自宅でハンドメード教室を経営する入谷さんは、子ども向けのイベントがコロナ禍で実施できなくなったことを受けて、「子どもたちのために何かできることを」とヘアドネーションを決意。約1年間、髪の手入れに力を入れ、7月に約32センチの髪を提供した。 贈呈式では県本部しずはた地区支部長の堀友成支店長が、実行章を手渡した。入谷さんは「取り組みを
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ビジネスコネクトふじのみや 企業相談窓口が本格始動、PR強化
コロナ禍で影響を受けた中小企業の総合支援に向け、富士宮市が富士宮信用金庫や富士宮商工会議所、芝川商工会と連携した相談窓口「ビジネスコネクトふじのみや」が5日までに、本格的にスタートした。事業のPR強化のため窓口に看板を掲げ、ポータルサイトを開設し、同日はラッピングトラックの出発式を市役所で行った。 ビジネスコネクトでは4者それぞれに専用窓口を置いて担当者間での情報の一元化やネットワークを強化し、互いにノウハウや人的・知的資源を共有しながら広い分野で連携している。窓口で寄せられた相談に対し、必要に応じて地元の中小企業診断士や都内在住のコーディネーターに取り次ぎ、専門的な支援につなげている。
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スルガ銀行上方修正 9月中間期
スルガ銀行は5日、2021年9月中間期の連結業績予想を上方修正した。経常収益は前回予想(8月13日公表)から18・9%増の541億円、経常利益は85・2%増の213億円、純利益は78・0%増の178億円を見通した。 アパート・マンションローン債務者の信用コストが低下し、実質与信費用が予想を下回る見込みになったのが主因という。通期の業績予想は据え置いた。
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フードテック特化ファンドへ出資 焼津水産化学工業
焼津水産化学工業は5日、フードテック特化型ファンド「食の未来ファンド」に出資したと発表した。食品関連の新技術を保有し、成長への期待が高い新興企業への投資に参画することで自社の事業領域拡大につなげる。 出資額は非公表。同ファンドは2020年10月に設立され、国内の新興企業を資金面で支援している。運用期間の10年間に総額約12億円の投資を予定する。県内では静岡銀行も同ファンドへ出資している。 焼津水産化学工業の山田潤社長は「投資先の技術情報などを活用し、新たな価値を創造する自社の取り組みを加速させる」と語った。
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沼津信金活動拠点「コンパス」 御殿場高、自習室として利用へ
沼津信用金庫は、旧支店を活用した官民の拠点施設「COMPASS(コンパス)御殿場」(同市御殿場)を、地元の御殿場高が生徒の自習室として利用できるよう無償貸与する。12月下旬をめどに利用を開始する。同信金は将来的に取引先企業と同校を橋渡しし、生徒の就職あっせんも構想に入れている。 施設は2階建てで旧上町支店。5月の支店の移転に伴い、余剰不動産を有効利用しようと地域に開放した。同校と直線距離で約200メートルにあり、同校は生徒が往来しやすいと判断した。自習室は2階の1部屋(43・20平方メートル)を活用する。20人ほどが利用可能だが、新型コロナ対策として当面は10~15人とする。 受験シーズ
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静清信金が中小デジタル化調査 「1年以内導入」検討は2割未満
静清信用金庫がこのほどまとめたデジタル化に関する意識調査によると、回答した中小企業の7割が必要性を感じている半面、実際に1年以内のデジタル機器の導入を検討しているのは2割未満にとどまった。新型コロナウイルス感染拡大を機に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の動きが加速する中、中小企業は初期投資費用が足かせになっている様子が浮き彫りになった。 導入の必要性について「非常に感じる」「やや感じる」と答えた中小企業は合わせて72・6%に上った。デジタル機器を活用して進めたい業務は「施工・生産などの管理」が最多で34・8%。「書類のデジタル化」(27・3%)、「営業活動」(24・2%)の順で続
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公募地方債 200億円発行 静岡市
静岡市は11日まで、2021年度の全国型市場公募地方債を販売している。10年債で発行額は200億円。表面利率(年利)は0・16%。 発行日は今月25日。利払いは5月25日と11月25日の年2回。1万円単位で購入できる。静岡銀行や清水銀行など22金融機関で取り扱う。
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静岡・山梨お得ドライブプラン発売 静銀/山梨中央銀/中日本高速
新型コロナウイルス禍で影響を受ける静岡、山梨両県の観光業を支援しようと、静岡銀行と山梨中央銀行、中日本高速道路は2日、高速道路を最大約5割引きで利用できる周遊パスと1万円の宿泊商品券をセットにした「静岡・山梨共通宿泊商品券付ドライブプラン」の販売を始めた。首都圏と中京圏の旅行客が対象。 両行の包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」などに基づいて企画した。中日本高速道路が地域金融機関と連携して旅行商品を発売するのは初めて。熱海や稲取、焼津黒潮温泉などの温泉地にある9施設を提携宿泊先として用意した。 価格は発着地、周遊エリア別で異なり、普通車が1万2500円~1万5700円、軽乗用車は1万2
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人事=スルガ銀行(1日、店名のみは支店長または支店)
沼津セントラル兼沼津岡宮、沼津あしたか、沼津青野、沼津原町(三島セントラル副支店長)伊東昭子▽中伊豆を兼ねる 伊豆長岡兼修善寺板倉聡一▽熱海を兼ねる 熱海駅杉山裕一▽伊東兼伊東駅(伊東副支店長)最上久裕▽松崎を兼ねる 下田兼伊豆稲取佐藤哲也▽富士鷹岡と富士宮を兼ねる 富士吉原兼富士鈴木和正▽静岡南と静岡東を兼ねる 静岡兼東静岡桃瀬弘明▽岡部と島田を兼ねる 藤枝兼焼津鳥沢博▽相良を兼ねる 榛原小沢秀太郎▽金谷を兼ねる 掛川兼掛川駅前出張所長川島広臣▽浜松追分と天竜を兼ねる 浜松兼浜松北法月一亮▽袋井(島田)仲田浩士▽審査本部審査第二部長(沼津セントラル兼沼津岡宮、沼津あしたか、沼津青野、沼津原
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在日外国人に金融商品 スルガ銀行、名古屋の企業と提携
スルガ銀行は1日、在日外国人への金融サービス提供を充実させるため、外国人材の紹介事業などを手掛ける「KUROFUNE」(名古屋市、倉片稜代表取締役)と業務提携について合意したと発表した。在日外国人向けの金融商品やサービスを開発し、雇用が不安定で所得水準も低い層の支援を進める。 差別せず、誰もが経済的な支援を受けられる世界銀行の取り組み「金融包摂」(ファイナンシャル・インクルージョン=FI)の具現化を目指すため、スルガ銀が同社に提携を打診した。提携により両社は顧客基盤を生かした商品やサービス販売などを行う予定。 スルガ銀は在日外国人を支援する企業や団体と取引する中で、支援の幅を広げてニーズ
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静岡銀行 住宅ローンで協業 東京のベンチャーと合意
静岡銀行はこのほど、住宅ローン関連サービスを手掛けるiYell(イエール、東京都)と協業に関する基本合意書を結んだ。住宅購入希望者などの情報を提供している同社との関係を深めることで、顧客の要望に沿った新商品やサービスの開発を目指す。 住宅購入希望者に対する資金計画作成などのコンサルティング業務を強化し、顧客に応じた建築会社や工務店の紹介サービスを展開する。2022年春をめどに、新しいローン商品やサービスの具体化も協議していく。 多様化する生活スタイルに対応し、住宅購入の計画段階から資金ニーズなどの相談に対応することで、顧客を囲い込む狙い。 静岡銀はこれまで、イエールが提供するサービス「
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静銀2支店1出張所 近隣エリアの店舗に集約 2022年2月
静岡銀行は29日、由比(静岡市清水区)、上新屋(浜松市東区)両支店と浜松営業部名残出張所(同市中区)の3店舗を2022年2月に「店舗内店舗」の形で近隣エリアの店舗に集約すると発表した。 由比は蒲原(静岡市清水区)に、上新屋は浜松中央(浜松市中区)に、名残出張所は浜松営業部(同区)にそれぞれ移転する。 同行の店舗再編は本年度に入り10件目。コンビニ店での現金自動預払機(ATM)の普及やキャッシュレス化の進展などで、顧客が銀行に来店しなくても取引できるサービスが増えたことを受け、経営資源の集約化を図る。
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静岡銀行 シンガポール支店開設 26年ぶり新規海外出店
静岡銀行は11月1日、シンガポールに支店を開設する。海外へ静岡県内企業の進出が相次ぐ中、東南アジアの新しい営業拠点として既存の駐在員事務所を格上げし、人員態勢やサポート機能を拡充して顧客のニーズに対応する。静岡銀行の新規海外出店は1995年の上海駐在員事務所開設以来、約26年ぶり。 タイやベトナム、インドネシアなど東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国に加え、インドも営業エリアとしてカバーする。駐在員事務所が扱っていなかった融資業務のほか、現地の法令に関する情報提供や事業パートナー選定に対する助言といった顧客からの相談に対応する。 スタッフ数は駐在員事務所の3人から、現地スタッフを含めて1
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年末資金融資 取り扱い開始 静清信金、11月1日から
静清信用金庫は11月1日、年末資金融資の取り扱いを始める。12月30日まで。 商品仕入れや資金決済、賞与支払いなど運転資金の確保を支援する。融資限度額は定めず、5カ月以内に分割または一括で返済する。金利は個別審査で決める。
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人事=静岡銀行(11月1日、地名のみは支店長または支店)
支店サポート部担当部長(山下・浜松営業部名残出張所長兼務)松下英人▽山下・浜松営業部名残出張所長兼務(下香貫)山本圭一▽下香貫(住吉)柴田英昭▽住吉(浜松中央・相生兼務支店長待遇)篠原良幸▽国際営業部シリコンバレー駐在員事務所長(国際営業部・海外拠点開設準備室兼務海外拠点開設準備委員長)小泉真一朗▽国際営業部シリコンバレー駐在員事務所所長待遇(国際営業部・海外拠点開設準備室兼務開設準備委員長待遇)吉田拓矢▽シンガポール支店長・シンガポール駐在員事務所長兼務(国際営業部シンガポール駐在員事務所長・海外拠点開設準備委員長兼務)望月康司
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脱・カウンター、客と個別対面 スルガ銀行、次世代型店舗を拡充
スルガ銀行は従来のカウンター越しに対応するスタイルをなくした「次世代型店舗」を拡充する。11月8日にはスルガ銀として静岡県内最初の次世代型店舗を富士市に新設する。客との個別の対面式で、より距離を縮めて関係構築を図る。 富士吉原支店(同市南町)を次世代型として移転、新築オープンする。同支店は製紙や紙加工をはじめ、地元を支える事業所や個人客の利用が多く、拠点としての位置付け。利用の多い客との接点をさらに増やし、きめ細かいやりとりを重ねて新規顧客の獲得にもつなげる。 同支店は2階建て。2階の受け付けフロアに行員はおらず、案内役のコンシェルジュが入り口で用件を確認する。客はいすに座って待ち、奥の
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静清信金全店舗に食料回収ボックス 1日から設置
静清信用金庫は11月1日から、経済的に困窮している家庭に食料を支援する活動「フードドライブ」に参加する。30日まで、全39店舗に回収ボックスを設置し、食料の提供を受け付ける。 受け付けるのは賞味期限まで3カ月以上あり、常温保存が可能で未開封の食料品。12月にNPO法人「フードバンクふじのくに」(静岡市葵区)を通じて、困窮世帯に配布される。 同信金は5月にも同様の活動を行い、約1300人から970キロ分の食料品が寄せられた。
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静岡銀行と山梨中央銀行、包括業務提携1年で成果
静岡銀行と山梨中央銀行の包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」は28日で締結から1年になる。互いの取引先企業を対象にした商談会開催をはじめ、人事交流やグループ会社の新規出店などの取り組みを展開し、両行は「成果は当初の想定以上」と手応えを口にする。 最も顕著な取り組みは、両行の取引先企業を引き合わせて販路拡大を図るビジネスマッチング。食品加工や観光関連を対象にオンラインなどで9回の合同商談会を開催した。延べ約370社の参加企業のうち、40件以上で成約に結び付いた。 静岡銀は「一般的な見本市などと比べて成約率が高い。地元金融機関として信頼できる企業を紹介しているから、参加者も安心して交渉に
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三島信金、2支店が昼休業を導入 11月15日
三島信用金庫は11月15日から、あしたか(沼津市中沢田)と田京(伊豆の国市田京)の両支店で昼休業を導入する。本年度から3カ年の中期経営計画に基づく対応。昼休業を採用するのは全49店舗のうち3分の1の16店舗となった。 あしたかは午前11時半から、田京は正午からそれぞれ1時間休業する。現金自動預払機(ATM)の利用は変更なし(午前8時から午後8時まで)。 これに伴って取り扱い業務を変更し、あしたかは片浜(沼津市大諏訪)、田京は大仁(伊豆の国市大仁)の各最寄り店が融資や支援サービス、各種ローンなどの相談や申し込み手続きを引き受ける。 少人数による効率的な運営を図る支店を「スマート店」として
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サステナブルファイナンス目標 静岡銀行、30年度までに2兆円
静岡銀行は27日、持続可能な社会の実現を目指す企業に対して、2030年度までの10年間で累計2兆円の投融資を実行する「サステナブルファイナンス目標」を設定したと発表した。 国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った事業を展開する企業を対象にした「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」、ESG(環境、社会、ガバナンス)戦略や環境対応方針の達成状況に応じて金利を優遇する「サステナビリティ・リンク・ローン」などの商品を通じて、社会貢献する企業への支援を強化する。 本年度の上半期(4~9月)は、サステナブルファイナンスの投融資実績は511億円。取引先企業へ温室効果ガス削減などの啓発活動を推進し
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コロナ対策費 長泉町に50万円 沼津信金が寄付
沼津信用金庫は26日、新型コロナウイルス対策の支援活動費として長泉町に50万円を寄付した。町は本年度実施するコロナ対策事業のうち、インフルエンザ予防接種無償化事業に寄付金を充てる。 同信金は4月から地域応援キャンペーンとして、営業エリア10市町への新型コロナ支援につなげる寄付金付き商品を販売している。各市町に100万円を寄付する予定で、今回は50万円を贈る。 町役場で開いた贈呈式で同信金の鈴木俊一理事長は「有効活用して地域の発展につなげてほしい」と話した。池田修町長は「感染者は激減したが対策は継続していく」と述べた。
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個人年金保険 新商品を開発 静岡銀行と山梨中央銀行
静岡銀行と山梨中央銀行は個人年金保険の新商品「プレミアハーベスト」を共同開発し、11月1日から取り扱いを開始する。 積立金利変動型の商品。両行の包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」の一環で、保険商品の開発は2例目となる。インターネット支店を除く各営業店で取り扱う。
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業績回復どこまで 静岡県内上場企業9月中間決算、27日から
静岡県内に本社や主要生産拠点を置く上場企業の2021年9月中間決算が27日から始まる。感染症対策と経済社会活動との両立を模索する中で業績がどの程度回復したかが焦点で、部品の調達遅れや原材料価格の上昇が収益に及ぼす影響も注目される。 中間決算の発表は、27日のエンチョーとフジオーゼックスを皮切りに、11月15日まで続く。ピークは12日で8社が集中する。ヤマハは2日に、スズキは11日に開示する。金融機関は静岡銀行が8日、スルガ銀行が12日を予定している。 第1四半期(4~6月期)は前年同期から収益の改善傾向が鮮明になった。製造業は自動車関連を中心に、需要回復を追い風に業績をV字回復させた企業
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静岡銀行がNTTグループに14億円出資 二酸化炭素削減など支援
静岡銀行は22日、二酸化炭素(CO2)削減などの環境分野に取り組む企業を支援するESG投資の一環として、NTTファイナンス(東京都港区)が発行する無担保社債「NTTグループグリーンボンド」に14億円を出資すると発表した。 NTTグループは9月に策定した「新環境ビジョン」に基づき、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを展開している。グリーンボンドを活用し、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムや光通信網(FTTH)の関連整備を行うほか、風力・太陽光発電による再生可能エネルギープロジェクトなどを推進する。
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静岡銀行、山梨中央銀行と地方創生全体会議 循環社会の例共有
静岡銀行は21日、包括業務提携を結ぶ山梨中央銀行と合同の地方創生全体会議をオンラインで開いた。両行の役職員、両県の自治体、経済団体関係者ら約600人が参加し、カーボンニュートラルの取り組みやアフターコロナの時代に対応した観光戦略など、まちづくりの事例を共有した。 島田市の染谷絹代市長が、温室効果ガスの削減や循環型社会の実現に向けた取り組みについて講演した。市内の温泉施設から放出されるメタンガスを活用した発電事業や太陽光発電などにより、市の公共施設における発電自給率は昨年実績ベースで約38%に高まったと説明。「カーボンニュートラルは行政だけでは実現できない。市民や事業者も主体的に関わることが
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地球温暖化防止へ静清信金が寄付 県推進センターへ
静清信用金庫は19日、県地球温暖化防止活動推進センターに50万円を寄付した。地球温暖化防止に向けた県民運動「ふじのくにCOOLチャレンジ」や県内での環境教育などの活動費に使われる。 同信金の創立100周年を記念した定期預金の販売実績に応じて拠出した。 静岡市葵区の同信金本店で、松林俊明常務理事=写真右=が佐藤博明センター長に目録を手渡した。松林常務理事が「今後も地域の環境保全活動を支援したい」と述べると、佐藤センター長は「脱炭素社会に向けて取り組みを加速させたい」と応じた。
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石坂浩二さん「好奇心捨てないで」 静岡でしずおか焼津信金講演会
しずおか焼津信用金庫は19日、文化講演会を静岡市葵区の市民文化会館で開いた。俳優の石坂浩二さんが「好奇心を捨てないで」と題して講演した。 多芸多才で知られ、プラモデル愛好家団体の会長も務める石坂さんは「静岡は自分にとって聖地。ずいぶんお世話になっている」と話し、会場を笑いに包んだ。日常で使っている言葉の語源など博学ぶりを披露し「身の回りには知らないことがたくさんある。一つ一つを調べてみると楽しくなる。好奇心を持つのは難しくない」と述べた。
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静岡、山梨 相互誘客へ 観光事業者ら商談会
静岡県中部7市町でつくる観光まちづくり組織(DMO)するが企画観光局と静岡銀行、山梨中央銀行、静鉄グループはこのほど、ホテル・旅館や観光施設など事業者を対象に、静岡、山梨両県の相互誘客に向けたオンライン商談会を開いた。8月に全線開通した中部横断自動車道の活用や、アフターコロナを見据えた新たな周遊プランを旅行代理店に紹介するなどしてマッチングを図った。 両県の観光関連事業者42社がエリアごと10グループに分かれて、旅行会社19社にアピールした。 伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」や日本平ホテルなど4社でつくる日本平周辺エリアのグループは、修学旅行や新入社員研修で楽しめるプランを提案した。
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山梨の物産、静岡で販売 10月23、24日にイベント
静岡県は23、24の両日、山梨県との地域経済交流事業として「『バイ・ふじのくに』山梨物産市inしずおか」を静岡市葵区の青葉緑地で開催する。 山梨県の21事業者がブースを出店し、果物やワイン、農産加工品などを販売する。本県からも干物や茶などの特産品を製造する7事業者が出店する。静岡銀行と山梨中央銀行も包括業務提携「静岡・山梨アライアンス」に基づいて催しに協力する。両日とも先着300人にエコバッグをプレゼントする。開催時間は23日が午前9時半~午後4時、24日は午前10時~午後3時。
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成岡さん(島田相賀小)ら最高賞 静岡県読書感想画コンクール審査
静岡県内の小学生が力作を寄せた第39回県夏の読書感想画コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催)の審査会が18日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開かれた。最高賞の県知事賞に成岡白音さん(島田相賀小2)、長倉葵奈さん(沼津第五小3)、松永喜人さん(焼津西小5)の3人が輝いた。 指定図書を読んだ感想を絵で表現した1万2447点が寄せられた。県教育研究会美術教育研究部所属の図工や美術教諭ら6人が審査員を務め、低、中、高学年の3部門で特別賞21点を含む681点の入賞作品を選んだ。 知事賞以外の特別賞受賞者は次の通り。 県教育長賞 榑松篤志(袋井南小1)高木郁未(静岡横内小4)根尾美陽(浜松富塚小
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熱海の事業所支援 三島と北海道・帯広の両信金
三島信用金庫が、業務提携を結ぶ北海道の帯広信用金庫と連携して土石流被害に遭った熱海市の事業所の支援に取り組んでいる。 三島信金が協力を依頼。帯広信金は芽室支店前にある芽室町観光協会管理の特産品専用販売の自販機「メムロ丸」で、熱海市青葉町の山田屋水産の商品を扱う。商品は地元産ダイダイを使った調味料「おひさまだい!だいだい胡椒」。550円(30グラム入り)で販売している。 帯広信金職員は同市網代の老舗和菓子店「間瀬」の商品を計29万2600円分購入した。 三島信金は444万2千円の義援金を同市に贈った。
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浜松工高にテレビ寄贈 西遠建設と清水銀行
西遠建設(浜松市南区)と清水銀行は15日、浜松工業高校(同市北区)に教育用のテレビ1台と関連機器を寄贈した。 映像や画像を使った学習を強化することで、建設業界を志望する生徒らの学力向上につなげようと企画した。同校で行った寄贈式で、西遠建設の藤森政勝社長が武田知己校長に目録を手渡した。藤森社長は「寄贈品を活用し勉強に取り組むことで、生徒の成長につながるとうれしい」と話し、武田校長は「授業が分かりやすくなり理解度も高まる」と寄贈への謝意を述べた。
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湖西市に寄付金8万円届ける 浜松いわた信金
浜松いわた信用金庫の湖西市内にある3支店が14日、新型コロナウイルス感染症対策に役立ててもらおうと、寄付金8万円を同市に届けた。 鷲津、新居、新所原支店の取引先などから約60人が参加してゴルフ大会を開き、浄財を集めた。各支店長3人が市役所を訪れ、小島静二鷲津支店長が影山剛士市長に浄財を手渡した。寄付金は新型コロナ対策のための基金に積み立てられる。
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静岡と山梨結ぶ「さかなバス」運行実験 中部横断道で駿河湾の鮮魚を甲府へ
静岡と山梨を結ぶ中部横断自動車道を利用して鮮魚などを駿河湾から甲府に届けようと、静岡県と清水銀行などは14日、「さかなバス」の運行実験を行った。顧客から求められる鮮度や輸送時間をクリアできていることが分かり、今後実際のビジネス展開につなげる。 14日は午前中に御前崎市の南駿河湾漁協で、御前崎港で水揚げしたキンメダイとカツオ4箱を積み込んだ。その後、静岡市清水区のエスパルスドリームプラザでサクラエビやシラスの加工品などを5種類積み込み、午後2時ごろ、甲府市地方卸売市場に到着した。 山梨県の水産品は東京・豊洲市場を経由して水揚げから約1日半かけて仕入れられることが多い。清水銀などによると、甲
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焼津市ワクチン接種率 11月上旬80%見通し
焼津市は14日、新型コロナウイルスワクチンの接種率について、11月上旬に80%に達する見通しとなったことを明らかにした。 市によると、接種率は今月13日までの実績で1回目71・5%、2回目56・3%。これまでの接種実績と予約数で算出したところ、来月にはいずれも市内の12歳以上人口の8割が接種済みになるとしている。 また、同市のしずおか焼津信用金庫焼津本部で実施している集団接種について、1回目10月30日、2回目11月20日にそれぞれ追加で行う方針も示した。
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年末資金特別融資を開始 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫は15日から、中小企業向けの年末資金特別融資の取り扱いを始める。12月30日まで。 年末の仕入れや資金決済、賞与支給などに必要な運転資金の確保を支援する。融資額の上限は1億円。
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仕事と家庭、どう両立 学生「女性の働き方」考える 常葉大静岡
静岡県男女共同参画課は14日、静岡県内企業で働く女性社員と大学生が仕事と家庭の両立について考える「働く女性のためのライフデザイン出前講座」を静岡市駿河区の常葉大静岡草薙キャンパスで開催した。同大経営学部の小豆川裕子教授のゼミで学ぶ3年生の男女20人が、就職活動を控えた立場から、将来の働き方のイメージを膨らませた。 社会で活躍する女性として東海澱粉(静岡市葵区)の伊東由紀子さん(38)、三島信用金庫の井沢ゆかりさん(43)、静岡木工(吉田町)の田中紗和子さん(38)が参加した。仕事のやりがいや今の働き方について説明した。学生たちが家庭内での家事の分担について尋ねると、田中さんは「夫が掃除を担
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静岡人インタビュー「この人」 山本武正さん 富士山フォトコンテストで最優秀賞
静岡中央銀行が主催したコンテストで、応募総数713点の中から最高賞に輝いた。受賞作「春爛漫(らんまん)」は、同行の2022年カレンダーに採用される。沼津市出身。73歳。 ―受賞の感想を。 「地元の朝霧霊園から八重桜や春に紅葉するモミジとともに富士山を撮影した。これまで撮った写真の中でも自信作だったが、最優秀賞と聞いて驚いた。カレンダーになり、たくさんの人に見てもらえることがうれしい」 ―写真を始めたきっかけは。 「カメラ歴は約8年。勤めていた会社を定年退職し、健康維持のために何か趣味を持とうと考えていた時に、家電量販店でたまたまカメラが目に入った。購入して初めて撮影したのが十里木高原
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資金繰り表作成の支援サービス開始 静岡中央銀行
静岡中央銀行は、中小・零細企業の資金繰り表作成の支援サービスを始めた。簡単に表をまとめられるツールとシートが、同行ホームページのトップから無償でダウンロードできる。 新型コロナ禍で今後の見通しを不安視する企業が多い中、自社の資金繰りを理解してもらおうと導入した。トップページの「法人・個人事業主のお客様」から入る。 資金繰り表の作成ツールは入力方法や操作マニュアル、各項目の説明を示している。作成補助シートは卸小売・飲食・サービス・運送などと、建設・製造・不動産売買などの業種別にして、幅広く活用できるようにした。
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静岡県コロナ基金に100万円を寄付 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫はこのほど、県の「新型コロナウイルスに打ち勝つ県民支え合い基金」に100万円を寄付した。田形和幸理事長が県庁を訪れ、出野勉副知事に目録を手渡した。 同信金の特別金利型定期預金「サマープレミアム2021」の販売実績に応じて一部を寄付金に充てた。同基金への寄付はことし5月に続いて2回目。医療従事者や高齢者の支援に活用される。
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産廃業アーバンに設備導入資金融資 日本公庫と静岡銀行
産業廃棄物処理業のアーバン(御殿場市、織戸卓祥社長)は廃棄物の選別能力や作業効率向上のため、新たな機材4台を導入する。 静岡銀行と日本政策金融公庫静岡支店から廃棄物精選設備導入資金として6億円の協調融資を受けた。新機材の導入により、廃棄物を焼却する際に発生する熱エネルギーの回収・利用や廃棄物のリサイクル率も高める。
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施設運営アシスト 設備投資に8億円 清水銀行など協調融資
住宅型有料老人ホーム運営のアシスト(静岡市、戸島和行社長)はこのほど、同市葵区に「ロイヤルスイート ハート・せながわ」をオープンした。清水銀行と日本政策金融公庫(日本公庫)、商工組合中央金庫(商工中金)から設備投資資金として総額8億円の協調融資を受けた。 アシストは清水区内に2カ所の住宅型有料老人ホームを運営している。新たに開設した「ロイヤルスイート ハート・せながわ」は従業員の7割以上が介護関連の有資格者なうえ、看護師が常駐することでより質の高いサービスを提供できるという。
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女性管理職育成へ初講座 浜松いわた信金、公募で16人参加
浜松いわた信用金庫は12日、初の女性管理職育成講座を浜松市中区で始めた。社内公募で集まった本部と営業店の係長以上の女性職員16人が、女性の働き方の現状や課題への認識を深めた。 同信金によると、全職員の女性比率約38%に対し、管理職の課長・店長級は約3%、次長級は約6%という。講座では女性職員対象の社内意識調査の結果も示され、昇進をためらう理由としてプレッシャーの大きさ、私生活との両立の難しさが上位に挙がった。 今後1~2年をかけて地元企業などから講師を招き、同信金ならではの女性管理職の在り方や、女性が働きやすい職場づくりなどを探る。出席したソリューション支援部係長の山田晴香さん(32)は
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海岸など450人でクリーン作戦 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫はこのほど、静岡、焼津両市の海岸など4カ所でクリーン作戦を実施した。 役職員や家族ら450人以上が参加し、大浜海岸(静岡市駿河区)と三保海岸(同市清水区)、田尻浜海岸、焼津新港(いずれも焼津市)に分かれて活動を展開した。波打ち際に打ち寄せられたり、周辺に捨てられたりしたペットボトルや空き缶、可燃ごみなどを丁寧に拾い集めた。
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浜松いわた信金 詐欺被害未然防止 浜松東署が感謝状
浜松東署は7日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、浜松市南区の浜松いわた信用金庫三和支店に感謝状を贈った。今川桂一署長が同署で、鈴木恒安支店長(48)と職員の山田早織さん(34)に手渡した。 同署などによると、9月29日、来店した高齢女性に山田さんが声を掛けると、「甥(おい)からお金を貸してほしいと頼まれた。借用書の書き方を教えてほしい」と相談を受けた。甥が携帯電話を落としたと女性に説明していたことから、山田さんは詐欺を疑い、支店長に相談して警察に連絡した。親族を装って女性から現金50万円をだまし取ろうとしていたとみられる。 女性は支店の現金自動預払機ですでに出金していた。山田さん
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焼津市新庁舎祝し 市に100万円を寄付 しずおか焼津信金
しずおか焼津信用金庫は8日、市役所新庁舎の完成を記念して、焼津市に現金100万円を寄付した。 市役所に横山敦史理事らが訪れ、中野弘道市長に目録を手渡した。寄付を受けて、中野市長から横山理事に感謝状が手渡された。寄付金は新庁舎関連の事業に活用する予定。 横山理事は「市民に喜ばれる庁舎だと思う」と祝辞を述べると、中野市長は「(同信金には)焼津市の大きな支えとして指導してほしい」と答えた。
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医療法人弘遠会、資本性ローンで5億円 25年問題備え財務強化
浜松、磐田両市で総合病院や包括支援センターなどを展開する医療法人弘遠会(浜松市南区、竹下力理事長)は、資本性ローンで運転資金5億円を静岡銀行から調達する。財務体質を強化し、高齢者の増加で社会保障費の増大などが指摘される「2025年問題」に備える。7日までに、静岡銀と融資契約を結んだ。 調達した資金は、同法人が展開する地域包括ケアシステムの拡充のほか、予防医療の促進や放射線治療センターで先端技術を活用した医療を提供していくために活用する。 団塊世代が後期高齢者となる4年後の25年には、国民の5人に1人が75歳以上の“超・超高齢社会”に突入して医療や介護の需要が激増す
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ウェブ上でカーテン自由に“試着” 清水町の専門店 システム開発
清水町玉川のカーテン専門店「インテリアハウス窓」(小池哲生社長)がこのほど、沼津高専、三島信用金庫の産学金の連携で、ウェブ上で自宅の写真にカーテンを“試着”できるシステム「カリコ」を開発した。店舗での滞在時間を短縮し、コロナ下でも安心してカーテン選びをしてもらおうとPRしている。 同店は量販店との差別化を模索し、専門店ならではの品ぞろえと丁寧な提案をインターネットと融合させた新たなサービスの展開を思い立った。メインバンクの三島信金に相談し、沼津高専とのマッチングが実現した。 開発は、色彩工学が専門の高矢昌紀准教授と共同で取り組んだ。試作を繰り返し、店で扱うカーテン
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沼津商議所と金融機関 事業所支援へ連携 コロナ禍、柔軟な融資も
沼津商工会議所と地元金融機関は6日、沼津市内で会合を開き、新型コロナ禍で苦境にあえぐ地元中小企業や個人事業主に対し、最大限の支援に向け連携する方針を確認した。追加融資など事業所の多様化するニーズにも柔軟に応えることでも一致し、早期の業績回復に寄与する。 商議所と金融機関担当者らで構成する「ぬまづビジネスサポート連絡会」で協議した。融資の返済期が始まったが、各種支援金は未給付で売り上げも落ち込んだままの事業所が多く、対策方針を検討するために開催した。 参加者からは「コロナ禍という事情から認められる支援制度を検討する必要がある」(石塚賢・沼津信用金庫常勤理事)、「なるべく希望に沿う形にしてい
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静岡人インタビュー「この人」 稲垣賢一さん しんきん経済研究所の新理事長
前理事長の退任に伴い、浜松市中区の浜松信用金庫(現在の浜松いわた信用金庫)と遠州信用金庫が共同で設立した地域経済研究所の代表に6月下旬に就任した。元遠州信金常勤理事。66歳。 ―業務内容は。 「四半期ごと県西部の 中小企業の景気動向調査を行い、分析結果を情報提供している。季刊誌を年4回発行し、メールなどによるリポートは月4回配信。受託調査、セミナー開催、講師派遣なども行っている」 ―県西部の景況感は。 「半導体やコンテナ不足が懸念されているが、製造業の生産が回復し、全体としては回復基調にある。ただ、飲食や宿泊、レジャー産業は新型コロナウイルスの影響が長引き、二極化の傾向が見られる」
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小林製作所などとSDGs融資契約 静岡銀行
製紙機械・産業機械メーカー小林製作所(富士市、戸田訓人社長)など5社がこのほど、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指した取り組みを支援する静岡銀行の「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による資金調達の融資契約を同行と締結した。 小林製作所は運転資金として5億円を調達した。金属やプラスチックに代わる環境に優しい新素材として期待されるセルロースナノファイバーを使用したテスト機の開発をはじめ、製紙機械の改良によるエネルギー消費量低減などの取り組みが評価された。 このほか、磐田市の金属スクラップリサイクル業の野末商店(磐田市)は静岡銀と同ファイナンスの契約を結び、運転資金3億円の融資を
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中小企業支援で協調融資 浜松いわた信金、日本公庫と連携
浜松いわた信用金庫は、日本政策金融公庫と連携し、コロナ禍で収益が悪化した中小企業向けの協調融資体制を構築した。4日までに、融資の取り扱いを始めた。 事業計画書を承認した企業に対し、設備資金、運転資金の融資を行う。債務が資産査定で自己資本とみなされる同公庫の「新型コロナ対策資本性劣後ローン」を活用することで、中小企業を財務面でも支援する。 同公庫と同様の枠組みで連携するのは県西部の信金では初という。浜松いわた信金の担当者は「輸送機器関連や飲食・観光業などコロナ禍の影響は幅広く出ている。地域企業に寄り添った支援を推進したい」と話した。
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山一金属(長泉)が資金調達 静岡県内初、サステナローンで
長泉町のアルミリサイクル業山一金属(大賀俊和社長)が4日までに、持続可能な社会の実現に取り組む企業を支援する「サステナビリティ・リンク・ローン」を活用し、静岡銀行から3億円の運転資金の融資を受けた。同ローンの契約締結は県内で初めてという。 同ローンは、国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に沿った企業独自の取り組み目標を設定し、達成状況に応じて貸し出し条件が連動する。取り組み目標をクリアすると金利優遇などのメリットがある。 山一金属はアルミを再生する際、ペレットを焙焼・圧縮してタブレット化する独自技術を開発。炉で溶解して再生塊を製造する一般的な方法に比べ、消費電力を10分の1に抑え込
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スルガ銀行岡部支店 藤枝署、詐欺防止で感謝状
特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、藤枝署はこのほど、藤枝市岡部町内谷のスルガ銀行岡部支店の安井基規支店長(47)と窓口係の小林左恵巳さん(60)の2人に署長感謝状を贈った。 8月30日に来店した市内の60代女性が「市役所から医療費の還付金があると電話があったが、手続きが分からない」と窓口に相談に来た。応対した小林さんは女性の話から詐欺と見抜き、安井支店長に相談。警察に相談するなどして被害を防いだ。 枝村芳宏署長が同支店を訪れ、2人に感謝状を手渡した。
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富士山フォト審査 山本さん(富士宮)最優秀 静岡中央銀行
静岡中央銀行が主催する「富士山フォトコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送協力)の表彰式が2日、沼津市のサンフロントで行われた。最優秀賞の山本武正さん(73)=富士宮市=ら入賞者6人に、同行の芦川哲也常務らが賞状を手渡した。 山本さんの作品「春爛漫(らんまん)」は、富士宮市の朝霧霊園から満開の八重桜と存在感のある富士山を撮影した。表彰式では、本社元写真部長の藤井晴雄審査委員長の講評として「春を感じさせるきれいな花が咲き乱れ、タイトル通りの景色を切り取った作品に仕上がっている」などと紹介した。芦川常務は「どれも四季折々の富士山を捉えた作品ばかりで、審査に苦労した」と述べた。 山本さんの作品は静
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SDGs取り組み支援サービス開始 清水銀行
清水銀行は1日、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)に沿った経営を後押しする「しみずSDGs取組支援サービス」の取り扱いを開始した、と発表した。 今後、採用面などでますます重要となるSDGsについて、営業店と本部のソリューション営業部の担当者が取引先を訪問する。所定のヒアリングシートにより現状の取り組み状況について把握・分析し評価。評価を基に「SDGs宣言」項目について策定支援を行う。希望に応じ、同行のホームページにSDGs宣言を掲載する。 関連支援に実績を持つ三井住友海上火災保険などと連携したサービス。1件当たりの費用は16万5千円。
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内定式、今年もリモート中心 春から「同期」画面越しに 静岡県内
2022年春の入社を予定する大学生や高校生などを対象にした県内企業の内定式が1日、各地で行われた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が同日解除されたものの、多くの企業は警戒を緩めることなく、オンラインや密を避けるなどの対応がみられた。コロナ下で苦労して内定を得た学生からは「開催してもらえただけでうれしい」との声が聞かれた。 静岡銀行は静岡市清水区の同行本部と内定者176人をオンラインで結んだ。ウエアラブルカメラを取り付けた人事担当者が内定通知書を代理で受け取り、内定者が疑似体験できるよう工夫した。 八木稔副頭取は「地域金融は大変革時代を迎えている。失敗を恐れずに新たな風を吹かせ
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スルガ銀行7店舗 周年記念、節目の定期預金
スルガ銀行は1日から、本年度に開店や移転から節目を迎えた7店舗で「周年記念定期預金キャンペーン」を実施する。対象は個人客。スーパー定期(預入期間1年)で、金利が上乗せされる。 開店110周年の御殿場駅、開店100周年の富士宮の両支店など県内5店舗と神奈川県の2店舗。定期預金コースは0・13%、定期預金と積立投信を合わせたコースでは0・15%加わる。
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静岡銀行、持ち株会社化へ 2022年秋目標、新事業展開しやすく
静岡銀行は29日、持ち株会社体制への移行について検討を開始すると発表した。2022年10月の移行を目指す。ことし5月に成立した改正銀行法で銀行の業務範囲が拡大されることを踏まえ、グループ経営を強化する。 銀行本体と他のグループ企業の関係性が従属的な“親子関係”だった従来の体制を見直し、持ち株会社を頂点とした横並びの関係へと改めることで、グループ企業の自立性を高め、新たな事業を展開しやすくする。 年内に基本設計を策定し、持ち株会社の名称や具体的な体制などは来年3月をめどに決定する。同年6月に予定される株主総会での承認を経て、同年10月に移行する。 静岡銀のグループ
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静岡銀行 シリコンバレーに駐在員事務所 地銀で初、11月新設
静岡銀行は29日、米国シリコンバレー地区に駐在員事務所を11月1日に新設すると発表した。先端技術やスタートアップ企業が集中する同地区での情報収集などを担い、静岡県内を中心とした地元企業とのマッチングなども展開する。 シリコンバレーへの進出は地銀で初めてという。従業員3人が駐在し、現地のベンチャーキャピタルファンドなどと人脈を構築してノウハウなども学ぶ。 駐在員事務所の新設に伴い、ロスアンゼルス支店は閉鎖する。同支店での預貸金業務は9月30日で終了し、本年度中に移転、拡張を予定しているニューヨーク支店が引き継ぐ。
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自転車で地域振興 スルガ銀行と東京電力、連携へ協定
スルガ銀行と東京電力パワーグリッド静岡総支社は29日、自転車を活用した地域活性化と観光振興を図るパートナーシップ協定を締結したと発表した。締結を記念し、東電が富士市に整備した常設のMTB(マウンテンバイク)コースで体験イベントを来年開く。 スルガ銀は「サイクリングプロジェクト」として、全国サイクルツーリズム連携推進協議会の会員となりサイクルツーリズムの推進などを手掛けている。これまでも地元企業などと同様の協定を結んだ。 東電は、送電鉄塔の点検や整備のための巡視路をMTB専用の常設コースとして整え、「Fujiyama Powerーline Trail」と名付け発信に努めている。8月には同市
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新事業で収益の柱育成 静岡銀行、持ち株会社化へ期待
静岡銀行が持ち株会社化への移行の検討を始めるとした29日の取締役会の決議は、グループ会社の自立性を高めて新規事業を展開しやすくすることで、本業の金融以外での収益の柱を育てる狙いがある。オンラインで記者会見した柴田久頭取は「新体制への移行でより充実したグループ経営を目指す。地域に寄り添う総合金融グループとして貢献したい」と話した。 柴田頭取は会見で「具体的な検討はこれから」としながらも、力を注ぐ分野として、地域商社や事業承継、ITシステムの外販などを挙げた。持ち株会社化に移行することで、こうした業務を担うグループ企業が銀行本体の傘下から切り離されて自由度が高まり、従来にない柔軟な発想で新たな
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人事=静岡銀行(地名のみは支店長または支店)
静銀経営コンサルティング出向=行内課長待遇(相良)阿部泰明▽静銀ITソリューション出向=行内課長待遇(次世代システム部開発グループBL)石田敏之▽静銀ITソリューション出向=行内課長待遇(次世代システム部開発グループBL)望月一宏▽静銀リース出向=行内課長待遇(企業サポート部審査第一グループ主任審査役)木下隆行▽静銀信用保証出向=行内課長待遇(浜松ローンセンター長)鈴木正俊▽静銀ディーシーカード出向=行内課長待遇(御殿場=御殿場西兼務BL)畑中稔也▽静岡キャピタル出向=行内課長待遇(熱海BL)中西隆行▽静銀モーゲージサービス出向=行内課長待遇(次世代システム部運営統括グループ主任調査役)佐藤
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人事=スルガ銀行(地名のみは支店長または支店)
横浜弥生台、横浜六ツ川を兼ねる 横浜戸塚池谷和興▽厚木兼厚木鳶尾(海老名、横浜若葉台、東林間、中央林間)島崎朋浩▽海老名、横浜若葉台、東林間、中央林間(融資管理本部融資管理第二部副部長)風間幸彦=以上1日付 沼津南を兼ねる 本店営業部長、沼津駅、沼津港、徳倉、本店営業部沼津市役所出張所長小林敏彦▽函南(沼津南)和智美香=以上4日付 富士を兼ねる 富士吉原鈴木和正=11日付 伊豆稲取を兼ねる 下田佐藤哲也▽静岡県庁支店長(伊豆中央)関辰実=以上18日付
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傷害保険の新商品 1日から取り扱い 清水銀行
清水銀行は10月1日から、共栄火災海上保険の標準傷害保険「安心へのそなえ」を新たに取り扱う。銀行窓販商品としては全国の地銀で初めての取り扱い。県内の支店と豊橋支店で販売する。「安心へのそなえ」は、日常生活における不慮の事故に備える傷害保険で、新型コロナウイルス感染症などの特定感染症も補償対象という。
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自宅担保のローン 個人対象に開始へ 1日から遠州信金
遠州信用金庫は10月1日、自宅を担保に資金を借り入れるリバースモーゲージローンの取り扱いを始める。 50歳以上70歳未満で、公的年金や給与所得などの安定収入がある個人が対象。生活費や教育資金など使途は自由。融資額は500万~5千万円。利率は変動金利で年4・35%。毎月の支払いは利息のみで、契約者の死亡時に一括返済する。 同信金は、自宅売却後も賃貸契約を結んで住み続けられるサービス「リースバック」を扱う企業の紹介も併せて始め、老後の資金確保を支援する。
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ファンド運営専門 三島信金が新会社、10月1日設立
三島信用金庫は10月1日、ファンドの運営や管理業務を専門に行う新会社「さんしんキャピタル株式会社」を設立する。 「さんしんファンド」(さんしん事業活性化投資事業有限責任組合)の業務を担う。事業再生時の社債引受や事業承継時の一時的な株式引受などを手掛ける。職員は4人。将来的には、弁護士やコンサルタントなど専門家と連携し、経営改善計画書の策定、事業再生スキームの構築などでも支援し、業務を拡充する。 同信金によると、こうした業務を専門にする会社設立は県内信金で初という。 新会社の本社は三島市芝本町に置く。資本金は2千万円で、同信金が100%出資。
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基幹系システム 清水銀行、2024年更新 セキュリティー強化
清水銀行は預金や為替、融資などの業務処理に使う基幹系システムを2024年5月に更新する、と発表した。システムの安定性とセキュリティー管理を一層強化するのが主な目的で、大規模災害時の業務継続性も強めるのが狙い。 新たに採用する基幹系システムはNTTデータが共同利用型として提供する「STELLA CUBE(ステラキューブ)」で、既に全国の地銀計10行が導入している実績を重視した。同行の担当者は「11年のサービス開始以来安定した運用を続けており、当行にとって信頼性の高いシステム運用が実現できる」と述べた。 同行の基幹系システムの抜本的更新は19年ぶりとなる。現在は富士通が提供し、同行を含め計3
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人事=清水銀行(10月4日予定)
監査部検査役(審査部審査役)大村勝也
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沼津2支店統合 新店舗が開業 スルガ銀行、10月4日
スルガ銀行は10月4日、沼津南支店(沼津市下香貫)と沼津静浦支店(同市志下)を統合し、沼津南支店として新たにオープンする。 現在の沼津南支店の近くに新店舗を構える。鉄骨造り平屋建て。延べ床面積は176平方メートル。LED照明の使用など環境に配慮した。沼津静浦支店は店舗外ATM(現金自動預払機)の拠点となる。 新店舗開業を記念し、定期預金を特別金利で利用できるキャンペーンを12月30日まで行う。
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融資条件の変更 手数料免除延長 静岡中央銀行
静岡中央銀行は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う融資条件変更手数料の免除期間について、来年3月31日の申し込み分まで延長する。 法人と個人事業主の事業性貸出、個人の住宅ローンと消費者ローンなどが対象。延長はコロナ禍の長期化による対応で、当初は今月30日の申し込み分までとしていた。
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三島信用金庫人事(10月1日、地名のみは支店長または支店)
総務部、事務部、融資部、業務サポート部担当を委嘱 専務理事野村幸男▽証券国際部、営業店支援部、元気創造部、ライフサポート部担当を委嘱 常務理事高嶋正芳▽元気創造部副部長兼事業サポート課長(元気創造部)久保坂謙一▽大仁兼田京(大仁)岡知春▽下土狩兼長泉兼桜サク(沼津香貫)南洞祥明▽沼津香貫兼静浦(函南)中森真司▽三島谷田(松崎)冨岡隆幸▽函南兼函南西(伊豆高原)宮本浩和▽片浜兼あしたか(片浜)芹沢輝彦▽松崎兼西伊豆(土肥)渡辺晃士▽南伊東(伊東営業部)石川学▽伊豆高原(南伊東)里見和也▽元気創造部地域未来創造課長(元気創造部)掛橋栄希▽営業店支援部商品開発課長(三島谷田)小沢敏昭▽大仁副支店長
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特殊詐欺未然防止 静銀沼津支店に感謝状 沼津署
沼津署はこのほど、特殊詐欺を未然防止したとして、静岡銀行沼津支店と、同支店の従業員鈴木邦昭さん、仙北谷優香さんに同署で署長感謝状を贈った。 同署などによると、8月23日、80代夫婦が200万円を引き出したいと同店に申し出た。仙北谷さんは金額の大きさを不審に思い、鈴木さんが話を聞くと「息子から『交通事故を起こし喉を痛めた。お金を用意して』と頼まれた」と相談を受け通報した。 仙北谷さんは「1年目の研修中で、上司にすぐ相談した」と振り返り、鈴木さんは「金額にかかわらず不自然な点があれば気をつけていた」と話した。 原田達彦署長は「今年管内の特殊詐欺は19件発生し、被害額は3千万にのぼる。積極的
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最優秀に山本さん(富士宮) 静岡中央銀行の富士山写真審査
静岡中央銀行は24日、同行主催の「富士山フォトコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送協力)の入賞作品11点を発表した。最優秀賞は富士宮市の山本武正さんの作品「春爛漫(らんまん)」が選ばれた。 山本さんの作品は、青空の下で春を感じさせる花が咲き乱れている中、存在感のある富士山の姿を撮影し、遠近感を利用してバランス良く配置されている点が評価された。 表彰式は10月2日に沼津市魚町のサンフロントで行う。入賞作品は今後、同行のホームページに掲載する。山本さんの作品は2022年の同行のカレンダーに採用する。コンテストには全国から713点の応募があった。 最優秀以外の入賞者は次の通り。 優秀賞 小林
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法人オフィス 御殿場に開設 10月、三島信金
三島信用金庫は10月4日、御殿場市に事業所向けの営業活動に特化した法人オフィスを開設する。来年2月には富士市にも設ける予定。 同信金によると、県内信金では初の法人オフィスという。 3人態勢で臨む。受付窓口や現金自動預払機(ATM)など勘定機能は持たない。創業から事業承継まで一貫した支援をする。2年前に包括的業務提携を結んだアイザワ証券の御殿場コンサルティングプラザ(御殿場市萩原)2階に構える。
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神奈川で19店舗目 静岡銀行、秦野支店オープン
静岡銀行は22日、神奈川県秦野市に秦野支店をオープンした。同県での出店は19店舗目。 小田急秦野駅北口のオフィスビル1階に入居し、店舗面積は約310平方メートル。応接室や相談スペースを中心にゆったりとした店内レイアウトに配慮した。 同支店は2020年7月、近隣エリアの厚木支店内に「店舗内店舗」として開設したが、顧客の利便性向上や店舗空白地域解消のため独立させた。
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振込手数料 11月引き下げ 浜松いわた、遠州信金
浜松いわた信用金庫と遠州信用金庫は11月1日から、他の金融機関宛ての振込手数料を引き下げる。 ATM(現金自動預払機)カード扱いで5万円未満の振込手数料は従来から55円、同5万円以上の場合は110円、それぞれ引き下げる。送金料を安くする国内金融業界の制度改革を踏まえた。
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自己株式の取得終了 静岡銀行
静岡銀行は21日、5月12日の取締役会決議に基づく自己株式の取得が終了したと発表した。取得価額の総額は87億5902万4062円で、取得株式の総数は1千万株。
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静岡銀行3支店再編へ 近隣「店舗内店舗」に
静岡銀行は21日までに、流通センター(静岡市葵区)と引佐(浜松市北区)、三島駅北(長泉町)の3支店を「店舗内店舗」の形で2022年1月、近隣エリアの店舗に集約すると発表した。 キャッシュレス化の進展やコンビニ店での現金自動預払機(ATM)の普及などで、顧客が来店しなくても手続きや取引が完了できるサービスが増えたことから店舗網を見直し、経営資源を集約する。流通センターは沓谷(静岡市葵区)に、引佐は細江(浜松市北区)に、三島駅北は三島(三島市)にそれぞれ移転する。移転後も通帳やキャッシュカードはそのまま利用できる。 静岡銀は「店舗再編で集約した営業担当者間で専門知識やノウハウを共有し、技能向