テーマ : 御殿場市

高校生議員 鋭い質問 診療科目不足を指摘 小山町

 小山高(小山町)の生徒が町政をただす高校生議会が11日、町議会議場で開かれた。1、2年生11人が医療体制や子育て支援など五つのテーマで質問した。3年の永井梨萌さんが議長役を務め、町議会一般質問と同じように議事を進めた。

町の課題について意見や提案を述べる高校生=小山町の町議会議場
町の課題について意見や提案を述べる高校生=小山町の町議会議場

 生徒が町や近隣市町の取り組みなどを調べた上で質問内容を考えた。渡辺瑛太さんと冨原悠太さんは町の病院について「町の医療機関の診療科目に産婦人科、耳鼻科がない」と指摘し、開業を望む医師のサポート、診療科目の増加を提案した。込山正秀町長と小野一彦住民福祉部長が答弁し、産婦人科の専門性の高さや出生数が減少している中での経営面の厳しさなどを説明。「御殿場市を含めた医療圏域内に必要な診療科目や診療所の設置、維持ができるよう努めていく」とした。
 田代蒼彩さんと瀬戸あゆかさん、平井凛華さんは、子どもと保護者が楽しめる遊び場の新設や育児の悩みを語り合う場の設置について意見を述べた。このほか栗山大遥さん、岡村柚希さん、守屋芙望さん、吉村侑弥さん、津野茉莉依さん、梶本真那登さんもグループで質問した。
 (御殿場支局・塩谷将広)

いい茶0

御殿場市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞