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富士急モビリティ 10月1日運賃改定 初乗り20円上げ

 富士急モビリティ(御殿場市)は10月1日から、自治体から運行を受託している自主運行バス、コミュニティバスを除く路線バス全路線で運賃改定を行う。中部運輸局より許可を得た。平均改定率は13・2%で、初乗りは20円上げて180円になる。
 学生の通学定期を継続購入する場合は5%割引で販売する。また、70歳以上または60歳以上の免許返納者を対象としたシルバー定期の改定率は5・0%に抑制する措置を講じる。
 同社の運賃改定は1995年3月以来。少子高齢化に伴う人口構造の変化や新型コロナウイルス禍以降の生活様式の変容などにより輸送人員が大幅に減っていること、ウクライナ情勢などによる物価高騰、運転士不足に対応する処遇改善などが理由という。
 同社によると、2021年度の路線バスの輸送人員は42万8千人だった。23年度の推定は61万5千人で、運賃改定により60万7千人に減少する想定だが、収支は約1千万円の改善が見込まれるという。

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