エナガ幼鳥 餌待ち「だんご」4きょうだい 静岡の森林で巣立ち迎える【動画あり】

 「ジュリ、ジュリ…」特徴ある小鳥の鳴き声が新緑の森に響く。そっと観察していると、群れの中に飛び方がおぼつかない小鳥が数羽混じっている。4月下旬、静岡市内の森林で丸い体に長い尾羽が愛らしいエナガが巣立ちを迎えた。

枝でぎゅっと寄り添うエナガの幼鳥。丸い姿が団子のように見えることから「エナガだんご」とも言われる=4月下旬、静岡市内
枝でぎゅっと寄り添うエナガの幼鳥。丸い姿が団子のように見えることから「エナガだんご」とも言われる=4月下旬、静岡市内
親鳥(一番上)から給餌を受けるエナガの幼鳥
親鳥(一番上)から給餌を受けるエナガの幼鳥
ふんわりしたまん丸の姿が団子のように見えるエナガの幼鳥
ふんわりしたまん丸の姿が団子のように見えるエナガの幼鳥
枝の上でぎゅっと寄り添うエナガの幼鳥。まぶたはまだ赤い
枝の上でぎゅっと寄り添うエナガの幼鳥。まぶたはまだ赤い
枝の上で寄り添い、親鳥を呼ぶエナガの幼鳥
枝の上で寄り添い、親鳥を呼ぶエナガの幼鳥
つぶらな瞳が愛らしいエナガの幼鳥
つぶらな瞳が愛らしいエナガの幼鳥
枝でぎゅっと寄り添うエナガの幼鳥。丸い姿が団子のように見えることから「エナガだんご」とも言われる=4月下旬、静岡市内
親鳥(一番上)から給餌を受けるエナガの幼鳥
ふんわりしたまん丸の姿が団子のように見えるエナガの幼鳥
枝の上でぎゅっと寄り添うエナガの幼鳥。まぶたはまだ赤い
枝の上で寄り添い、親鳥を呼ぶエナガの幼鳥
つぶらな瞳が愛らしいエナガの幼鳥

 幼鳥とつがいの親鳥は時折鳴き合って、互いの場所を確認しながら森一帯を飛び回っていた。夕方が近づく頃、“初めての冒険”に疲れた幼鳥4羽が一つの枝にぎゅっと寄り添い始めた。ふんわりしたまん丸の姿が団子のように見える。「エナガだんご」とも言われている。寄り添った幼鳥は目を閉じたり毛繕いをしたりして、親鳥からの給餌をじっと待っていた。
 エナガ科に属し、全長は約14センチ。雌雄同色で白い羽毛に覆われ、眉から背、尾羽は黒い。県内では平地から山地の森林や公園に生息する。繁殖期は早春のまだ寒い2月下旬ごろから始まる。
(写真部・二神亨)

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