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富士東麓「循環共生圏」浸透させるには? 御殿場高生 市長に斬新提案 課題解決へ Gコイン活用や木育推進

 御殿場市の御殿場高はこのほど、同市と裾野市、小山町による「富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏」を市民に浸透させるために3年生が考案した企画の発表会を同校で開いた。代表生徒がデジタル地域通貨「富士山Gコイン」の普及や林業発展などにつながる施策案を勝又正美市長に示した。

勝又市長に施策案を発表する生徒たち=御殿場市の御殿場高
勝又市長に施策案を発表する生徒たち=御殿場市の御殿場高


 同共生圏は豊かな自然を守り育てながらデジタル技術の活用を進めることで、環境と経済活動の好循環を生むことを目指す。発表会では、選抜された4班が御殿場市の課題に向き合い、共生圏の理念に沿った解決方法を発表した。
 Gコインの普及をテーマにした班は、市内に若者が気軽に遊べる娯楽施設が少ないという課題に着目。Gコインでお得に遊べるゲームセンターを新設し、施設内で市の活動を周知したりごみのリサイクルやリユースを推進したりする斬新なアイデアを紹介した。勝又市長は「行政にはない発想」と笑顔で聞き入った。
 JR御殿場駅前の活性化や木育推進などに関する発表も行われた。勝又市長は「御殿場高生の提案はこれまでにいくつも形になり、市を盛り上げている。アイデアを生かし、みんなが将来も住み続けてくれるまちをつくりたい」と呼びかけた。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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