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御殿場市 道の駅的施設整備構想 まちの拠点、大型施設想定

 御殿場市議会9月定例会は13日、一般質問を行った。市は国道138号沿いに整備を目指す道の駅的な施設に関し、観光や物産、自然など多彩なテーマに合わせたエリアを複数設け、観光と経済の核となる大規模複合施設の構想を描いていることを明らかにした。黒沢佳寿子氏への答弁。

 市は施設を「今後の御殿場のまちづくりにとっての最重要施設」と位置づける。市の特産品や土産物を幅広くそろえて観光や物産の情報を発信する「御殿場ゾーン」、富士山麓の自然を生かした「自然ゾーン」、多世代の誰もが楽しめる「アミューズメントゾーン」などを設ける予定。年間1400万人もの観光交流客をもてなす高い集客力を持つ施設とし、他の市内観光施設の回遊も促す。県との連携で県内全域の情報を発信する場の整備も検討する。
 大雪で高速道路が通行止めになった際の一時的な車両待機所、大規模地震で帰宅が困難になった観光客の一時避難施設、自然災害の激甚化を踏まえた防災施設としての機能も備える。
 市は本年度、事業予算を計上して用地調査を進めている。今後は基本構想の策定に向け、庁内検討委員会の開催や商工会、観光協会、JAふじ伊豆などの関係機関とも本格的な事業協力の調整を行う方針。勝又正美市長は「市の魅力、御殿場の力を全国、世界に発信できる場になる。今後、専門部署を庁内に組織し、おおむね5年先の完成をめどに進めたい」と述べた。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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