裾野市の記事一覧
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ブルーレヴズ、静岡県東部で始動 ラグビー栄光の地復活へ 中学世代の受け皿に
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズ(磐田市、BR)が、ラグビーの普及と次世代育成の受け皿づくりに向け静岡県東部で始動した。かつては複数の高校が花園出場を競った地域だが、先細る指導環境の中で有望選手が流出している現状がある。栄光復権の“奇跡”を起こせるか―。関係者の期待が高まっている。 県東部には現在沼津、三島、裾野市にラグビースクールがあり、小学生の指導に力を入れる。しかし、中学校のラグビー部は一つも存在しない。ラグビー部がある高校も今では沼津市の沼津工と桐陽だけだ。選手は地元で競技を続けるのは難しく、県内外の有力校に活躍の場を求める。 2019年のラグビー
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裾野市「財政非常事態宣言」早期解除へ 市長検討 市議会で答弁
裾野市の村田悠市長は7日、市が2021年2月に発令した独自の財政非常事態宣言について「早期に解除できるよう検討を進めている」と明らかにした。市議会12月定例会で浅田基行氏(未来すその)の一般質問に答えた。 同市ではトヨタ自動車グループの工場が撤退するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大で税収が大きく減少。前市長が「将来的に財源不足に陥る恐れがある」として宣言を発令し、事業の見直しによる支出の削減を進めた。 村田市長は「既に企業経済活動はコロナ前の水準に回復し、税収の落ち込みも戻りつつある」と指摘。「裾野市の発展に向けた将来投資と財政健全化を両立させながら、市長戦略に基づく新規事業の推進が求
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記者コラム「清流」 呼び捨てと人権
何年か前から社内で後輩の名前を呼び捨てにするのをやめた。年下の同僚が増え、無用な威圧感を与えることもない、と改めた。もっとも、私にそんな威厳はないかもしれないが…。 「過去の体験から呼び捨てされるのを嫌がる子供やや親もいる。これは『人権』の話です」。園児虐待事件後、裾野市の私立さくら保育園で職員研修に携わる子ども総合研究所の新保庄三さんが、同市の保育士らへの研修で語った。名前の呼ばれ方は個人の尊厳に関わる事柄という視点を欠いていたと恥じた。 芸能事務所の性加害や、過重労働の問題も「人権意識の低さが根底にある」と新保さんは手厳しい。それでも「事例ごと考えながら、学ぶ姿勢が大切
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消費生活センター 本庁舎別棟に移転 裾野市
裾野市は市役所本庁舎1階に入る消費生活センターを旧駅西整備事務所に移す。6日の市議会12月定例会で、内藤法子氏の一般質問に産業振興部の鈴木敬盛部長が今後の方針を明らかにした。 公共施設の機能集約を目的に、水道庁舎(同市深良)の機能を本庁舎に移転するのに伴い、同センターは一時的に本庁舎の相談室を利用している。手狭のため、準備が整い次第、本年度内に本庁舎すぐ南側にある別棟の旧駅西整備事務所に移すという。福祉系の相談窓口も同事務所に集約する方向で進めている。
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裾野で農業まつり 農産物、お飾り販売 10日、市民文化センター
裾野市中核農業者協議会は10日午前9時半から午後2時まで、「農業まつり」を裾野市民文化センターで開く。 イチゴやヤマトイモ、ゴボウ、ハクサイといった旬の地元産農産物、花、加工品、正月飾りなどを販売する。キッチンカーやテントによる飲食物販売、クリスマスツリーとリース作り体験、パターゴルフなど多彩なイベントを繰り広げる。 問い合わせは市農林振興課<電055(995)1824>へ。
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裾野市、見事な追い上げ 6年連続で入賞【市町対抗駅伝】
中盤以降に巻き返した裾野市は7位で、6年連続入賞を達成した。小林進監督(64)は「前半も崩れずに粘り、力のある選手が追い上げてくれた」と称した。 4年連続出場となった8区の浦山美咲選手(14)=富岡中2年=が、順位を二つ上げた。中距離が専門で「3キロには不安があった」と言うが、区間6位の力走。大会に向けて、持久力を磨いた成果を発揮した。 8位から7位に押し上げた最終走者の加藤聡太選手(22)=神奈川大4年=は「全てのカテゴリーが頑張り、みんなで入賞できて良かった」と笑顔を見せた。
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富士正酒造 民事再生法申請 沓間水産の100%子会社に
1866年創業の富士正酒造(富士宮市)は1日、民事再生法の適用を静岡地裁に申請した。負債総額は約4億円。県内外ですし店「沼津魚がし鮨」を運営する沓間水産(裾野市)の100%子会社となり、同社の支援下で事業継続と財務改善を図る予定。 富士正酒造は1956年に合資会社として法人化し、日本酒の「富士正」「げんこつ」などが主力製品。2013年に富士宮市の「あさぎりフードパーク」に本社を移転して醸造所や自社店舗を運営していたが、設備投資の負担と新型コロナウイルス禍における売り上げの減少が響いた。22年9月期の売上高は1億3300万円。 関係者によると、同社の全事業と従業員は来年3月に沓間水産の傘下
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裾野市東地区おやじの会、大賞 静岡県、子育て支援で4団体表彰
静岡県はこのほど、先進的な子育て支援活動をたたえる「ふじさんっこ応援大賞」の表彰式を県庁で行い、大賞に「裾野市東地区おやじの会」を選んだ。 おやじの会は2012年から月1回のペースで100人規模のお泊まり会「何にもしない合宿」を実施。小学生をはじめとするさまざまな住民が参加し、世代を超えたつながりを構築している。小田圭介会長(42)は「身近な所から始められる活動。県内の他地域でも参考にしてもらえれば」と話した。 24団体から応募があり、県立大短期大学部の永倉みゆき教授が審査委員長を務めた。優秀賞は「NPO法人泉の会こどもっ家」(静岡市)と「だんぼ楽会創作あそび作家ふくろうず」(浜松市)、
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飛行見合わせ要望 東富士周辺自治体など 米オスプレイ 屋久島沖墜落
鹿児島県・屋久島沖の米軍オスプレイ事故を受け、陸上自衛隊東富士演習場を抱える御殿場市、裾野市、小山町と東富士演習場地域農民再建連盟、川勝平太知事は1日、木原稔防衛大臣に対し、安全対策が講じられるまでの国内でのオスプレイの飛行見合わせや地元説明などを申し入れた。 申し入れでは「オスプレイなどの航空機が市街地の上空で低空飛行を行っている現状から居住地に墜落する可能性を考えると、市町民の不安は募るばかり」と指摘。国内での米軍および陸上自衛隊のオスプレイの飛行見合わせに加え、事故の速やかな情報提供、地元への安全対策の説明、安全管理の徹底などを求めた。 御殿場市が代表し、防衛省南関東防衛局に申し入
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三島駅⇄下土狩(長泉)駅 自動運転バス 実証実験 自治体またぎ検証へ
JR三島駅北口(三島市)と下土狩駅(長泉町)を結ぶ市道・町道「下土狩文教線」で1日、自動運転バスの実証実験が始まった。両市町と裾野市、清水町でつくる富士山南東スマートフロンティア推進協議会が4日まで実施し、自動運転の実装に向けた検証を進める。複数自治体にまたがるルートは全国的にも珍しいという。 乗務員が運転席に座り、状況に応じて手動運転に切り替える「レベル2」を採用。実証区間は約1・5キロで、最高時速35キロで走行する。安全確保のため、日本大学三島駅北口校舎(三島市)に設置した装置で遠隔監視する。車内には、自動運転で活用するカメラの映像や事前走行期間に生成した立体地図などを表示した。
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ごみ分別の方法 勉強したよ 裾野・深良小児童が体験型授業 キヤノン社員が指導
プリンターやカメラなどの大手製造会社キヤノンは1日、児童に環境への知識や関心を高めてもらう体験型授業を裾野市立深良小で開催した。4年生36人に対し、キヤノン富士裾野リサーチパーク(同市)で開発業務などに携わる社員が講師を務めた。 児童は、同社が製造するプリンターのトナーカートリッジが再利用されるまでの流れを座学で学び、素材の分別方法を考える実験に取り組んだ。さまざまな大きさの鉄やプラスチックの破片が混ざったごみのセットから、どのように仕分けるかを考えた。磁石で鉄だけを取り出したり、水に浸して軽い破片だけを浮かせて回収したりした。 尾藤陽斗君(10)は「リサイクルについて知らなかったことや、地
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標高1000メートル超を快走 裾野でクロスカントリー
東京マラソン財団(東京都)と裾野市スポーツツーリズム推進協議会は、第2回富士山すそのみんなのクロスカントリーランを同市須山の梅の里遊歩道・クロスカントリーコースで開いた。 標高1000メートル以上の「準高地トレーニング」ができる環境をPRしようと企画した。未就学児から一般までの777メートル、1.8キロ、4.5キロ、10キロの年代別4部門に県内外から約50人が出場し、傾斜がある芝生のコースを軽快に走り抜いた。出場者全員に隣接する温浴施設ヘルシーパーク裾野の入浴券が、上位入賞者には特産品が贈られた。
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あいのうた短歌コンテスト 表彰式や10周年トーク 静岡
静岡県はこのほど、出会いから子育てまでをテーマにした「第10回あいのうた短歌コンテスト」の表彰式と10周年記念トークショーを静岡市駿河区のグランシップで開いた。 応募作品3152首の中から選ばれた最優秀賞は、一般の部が徳島市の会社員の金城沙代さんの「君が言う 『土星くらい おいしい』が きっかけで知る 土星のデカさ」、ジュニアの部は静岡市立服織中2年の鈴木香春さんの「クローバー 君と探した あの時間 見つかんなくても 最高の思い出」。式典では、入賞者に川勝平太知事が表彰状を手渡した。 審査員を務めた歌人の俵万智さんと田中章義さん(静岡市出身)、お笑いコンビ「トータルテンボス」(御殿場市出
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公園クリスマスツリー 10年ぶり“新装” 裾野
裾野市の住民有志団体「緑和会」がこのほど、同市佐野の親水公園に設置しているクリスマスツリーをイメージしたイルミネーションを、約10年ぶりに作り直した。高さ3メートルほどのモミの木に青や黄色の光が輝く。会員の杉本武満さんは「地域の資源を生かしていろいろな活動をしている。子どもたちが集まって遊べる場所であってほしい」と話した。
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裾野市水道部機能 18日から本庁舎へ
裾野市は18日、水道部機能を市役所本庁舎に移す。同市深良の水道庁舎での業務は15日まで。 本庁舎移転先は水道料金お客様センターが1階、上下水道経営課と上下水道工務課は2階。庁舎機能を集約して市民の利便性向上につなげ、施設維持管理費を減らす。老朽化に伴い、水道庁舎は取り壊す計画で、跡地利用は未定という。
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野菜の特売や茶詰め放題 2日、裾野でJA感謝祭
裾野市佐野のJAふじ伊豆ファーマーズマーケット「すそのふれあい市」で2日午前9時から、年末感謝祭「ぺったんこ祭り」が開かれる。 コロナ禍を経て、4年ぶりに企画した。先着1000人につきたてのもちを無料で配り、ダイコンやハクサイなどの地元産野菜を通常より安く販売する。裾野産サツマイモを使った焼き芋、沼津産の干物、草花も並び、1袋1000円で「沼津茶」の詰め放題を実施する。商品がなくなり次第、終了。 問い合わせはすそのふれあい市<電055(993)3559>へ。
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テーブルとベンチ 小柄沢緑地に設置 裾野ロータリークラブが寄贈
裾野ロータリークラブ(RC)はこのほど、裾野市に石の固定式テーブルと木製ベンチ1セットを寄付した。市役所隣の公園「小柄沢緑地」に設置した。 現地で寄贈式を開き、鈴木義一会長は「市中心部の開発が進み、地域発展の期待が高まっている。市民憩いの場の小柄沢緑地で多くの人に利用してほしい」とあいさつした。 同RCは地域密着の奉仕貢献活動として毎年、テーブルとベンチを市に寄贈し、市民文化センターや偕楽園、中央公園にも設置されている。
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東富士地権者団体、情報提供申し入れ 米軍オスプレイ屋久島沖墜落
鹿児島県・屋久島沖の米軍オスプレイ事故を受け、同機が飛来する陸上自衛隊東富士演習場を抱える御殿場市、裾野市、小山町と地権者団体「東富士演習場地域農民再建連盟」は29日、防衛省南関東防衛局に対し事故の情報提供などを求める緊急の申し入れを行った。 御殿場市の勝又正美市長が代表して、電話で申し入れた。同市などには米空軍横田基地所属のオスプレイ1機がレーダーから消えたとの情報が入ったものの、詳細な状況は把握できていないという。被害の確認と人命の救助、米軍に対する事故の事実確認と速やかな情報提供を求めた。 勝又市長は搭乗員の安否を気遣った上で、「東富士演習場がある当市としても非常に心配な思い。市民
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裾野市が公園での出店、催し促進 条例改正し使用料規定へ
裾野市はにぎわい創出を目的に都市公園条例を一部改正する方針を決めた。都市公園の使用料を定め、民間事業者や団体が店を出したり、イベントを開いたりしやすい環境を整える。28日に開会した市議会12月定例会に改正案を提出した。 対象は中央公園やせせらぎ公園など22カ所。公園内での出店やイベントは現在、「市主催または共催など公益性の高いもの」を前提に許可している。今後は設置する施設の種類、使う面積に応じて料金を決め、広く許可を出して利用を促す。市みどりと公園課によると、キッチンカーでの販売やフリーマーケット開催、写真・映画撮影、競技会、展示会といった利用を想定しているという。 市は明治時代まで富士
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静岡県内40施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は28日、県内の高校、小中学校、幼稚園40施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計570人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市2施設43人、長泉町2施設22人、沼津市2施設24人、三島市4施設57人、伊豆の国市1施設8人、御殿場市1施設14人、富士宮市2施設25人、富士市1施設12人、静岡市葵区1施設26人、同市清水区2施設18人、磐田市3施設30人、掛川市4施設59人、森町2施設22人、浜松市西区1施設10人、同市北区3施設37人、同市中区5施設48人、同市東区1施設50人、同市浜北区2施設59人、同市天竜区1施設
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19案件を一括上程 裾野市議会
裾野市議会12月定例会が28日開会し、会期を12月13日までの16日間に決めた後、既定予算総額に4億700万円を追加した2023年度一般会計補正予算案など19案件を一括上程した。 一般質問は6~8日と11日の4日間に12人が行う。
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富士山カレンダー 「すそのん」も登場 裾野市、24年版発行へ
裾野市は12月1日、2024年の市政カレンダーを発行する。月めくり型で、市内から望む四季折々の富士山の写真を使用した。 写真は一般公募し、101点の応募作品の中から表紙を含む全13点を掲載。満開の桜やコスモス、夜空などと共演する霊峰の勇姿を紹介した。24年の市内主要行事、公的機関の連絡先、市内の公園マップを盛り込み、同市の人気公式キャラクター「すそのん」が年中行事を楽しむかわいらしいイラストも楽しめる。 B3版二つ折り。市内各世帯に配布し、希望者には1部300円(税込み)で販売する。郵送も可。 問い合わせは市情報発信課<電055(995)1802>へ。
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恩返しのサッカー教室 JFAアカデミーの17選手 御殿場での活動 本年度限り
御殿場市に拠点を置くサッカーエリート選手養成校「JFAアカデミー福島」はこのほど、小学生対象のサッカー教室を同市の御殿場高原時之栖のサッカーグラウンドで開いた。高校3年生の選手17人がコーチ役を務め、子どもたちにサッカーの楽しさを伝えた。 同市と小山町、裾野市の児童を中心に約70人が参加した。子どもたちはレベルごとにパスやシュート、フェイントなどの技術を磨き、高校生選手からボールの蹴り方や視線を向ける方向などについて助言をもらった。ゲーム形式の練習も行い、早速学びを生かして相手ゴールに迫った。 同アカデミーは2011年3月の東日本大震災で福島県での活動が困難になったが、御殿場高原時之栖が
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校、保育所、こども園26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計338人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。患者数が12人となった裾野市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設7人、三島市1施設45人、裾野市3施設30人、函南町1施設12人、御殿場市5施設58人、小山町2施設7人、富士宮市1施設45人、富士市1施設11人、静岡市葵区1施設15人、藤枝市2施設20人、焼津市1施設10人、掛川市1施設5人、森町1施設7人、浜松市中区3施設38人、同市東区1施設9人、同市西区1施設19人
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6年連続の入賞目指す 裾野市壮行会【市町対抗駅伝】
裾野市は26日、静岡県市町対抗駅伝に出場する市代表チームの壮行会を生涯学習センターで開いた。小林進監督は「各年代に実力のある選手がそろい、6年連続入賞を狙える」と健闘を誓った。 代表選手は21人。実行委員会や市の関係者、家族らの前で1人ずつ「次の選手に好位置でたすきを渡したい」「悔いの残らない走りをする」などと意気込みを語った。小林監督が12区間に出走する正選手を発表し、最後に全員で右手を突き上げながら「頑張るぞ、おー」と気合を入れた。 大会は12月2日に静岡市で開かれる。同市は昨年、過去最高の5位入賞を果たした。
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静岡県東部と神奈川の児童バンド 思い込めセッション 裾野で交流
静岡県東部の小学生らでつくる伊豆ジュニアブラスは26日、神奈川県で活動するジャズバンド開成ジュニアアンサンブルとの交流会を裾野市民文化センターで開いた。両バンドの児童が合同演奏などを通して、音楽に親しむ気持ちを深め合った。 両団体はSNSを通じてつながったという。伊豆ジュニアブラスは、トランペットなどの金管楽器を主体に構成する金管バンド。互いに異なるスタイルの演奏を披露したほか、両バンド計約70人の合同で吹奏楽の名曲「宝島」や「銀河鉄道999」を奏で、息の合った音色を響かせた。 伊豆ジュニアブラスのパーカッション山本彩生さん(12)は「(開成は)一人一人が自分の音をしっかり出していてすご
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新東名でトラックから出火 26日午前6時ごろ
26日午前6時ごろ、裾野市北野の新東名高速道上りで、奈良県桜井市の男性(41)のトラックから出火し、車両の一部を焼いた。けが人はいなかった。火災の影響で、現場付近の第1通行帯を一時規制した。県警高速隊が出火原因を調べている。
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記者コラム「清流」 最後の晴れ舞台
御殿場高吹奏楽部の演奏会が御殿場プレミアム・アウトレットで開かれた。3年生3人にとって同部での最後の晴れ舞台。多くの来場者から温かい拍手を受けて、笑顔で卒部を迎えた。 3人は新型コロナ禍の真っ最中に入学した。観客の前で奏でる機会はほとんどなかったという。それだけに喜びはひとしおだったようだ。施設側の計らいも光るよい企画だったと思う。 御殿場市、裾野市、小山町の広域連携研究会による高校生を対象とした調査では、部活動をはじめとした地域での体験や経験が地域愛と深く結びつき、「住み続けたい」という思いを喚起する可能性が示された。新型コロナが影を落とす生徒たちの部活動の思い出に輝く1ページが加わっ
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裾野市が12月に新たな窓口開設 死亡、相続手続き1カ所で
裾野市は12月1日、死亡と相続の手続きを1カ所で受け付けるワンストップ型の「おくやみコーナー」を市役所1階市民課窓口に開設する。 健康保険や介護保険、社会福祉制度、税務など市管轄の手続きと相談に一括して応じる。対象は死亡時の住所が裾野市内だった故人の遺族。手続きごとに担当課を回る必要がなくなり、市民サービス向上を図る。 開庁日の午前と午後に1組ずつ予約を受け付ける。11月27日から予約可能。空き状況に応じて、予約なしの来庁にも対応する。 問い合わせは裾野市市民課<電055(995)1812>へ。
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箱根「粘り強い走りを」 東京農大陸上部 裾野で合宿 宿泊施設で激励会
来年1月2、3日に開かれる東京箱根間往復大学駅伝に10年ぶり70回目の出場を決めた東京農業大陸上競技部の激励会がこのほど、裾野市の宿泊施設で開かれた。同大は本戦に向け、裾野市を拠点に強化合宿を行った。 JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)がブランド米「するがの極(きわみ)」60キロ、合宿誘致に取り組む裾野市スポーツツーリズム推進協議会は500ミリリットル入りの地元の水120本を贈った。高槻芳照主将らの前で、JAの高島一志地区本部長は「粘りが特徴のするがの極を食べ、本戦での粘り強い走りを期待しています」と激励した。 同大は10月の予選会を11位で通過した。強化合宿では部内で選抜した20人の選
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橋の点検にAI活用 裾野市、あいおい損保が共同開発
裾野市とあいおいニッセイ同和損害保険(東京)は21日、人工知能(AI)を使った橋点検のサポートツールを共同開発すると発表した。老朽化や被災による橋の損傷状況、健全性などをAIが自動判定し、より精度の高い点検業務と効率的な維持管理、経費削減につなげる。同社によると、国内での開発は初めてとみられる。 同市が管理する橋は297カ所。AIに橋のデータを学習させたサポートツールは、撮影した写真からひびやさびなどの損傷を自動検知し、損傷部分の大きさや長さを数値化して点検報告書に表示する。国土交通省が定める点検要領に基づき、「健全」「予防保全」「早期措置」「緊急措置」の4段階で橋の健全性も自動判定する。
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静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
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裾野市富岡、深良地区 公立こども園開設へ
裾野市は21日、富岡地区と深良地区の公立幼保施設再編方針を発表した。各地区に幼保一体型の公立認定こども園を1カ所ずつ開設し、現在の計4施設を2施設に再編する。 富岡第一幼稚園と富岡保育園、深良幼稚園と深良保育園をそれぞれ統合する形で、2026年4月に両こども園を開設する。施設は現在の富岡保育園と深良保育園を利用する。公立施設に通う23年度時点の園児数は富岡地区が114人、深良地区75人。少子化が進む見通しで、既存施設活用でも再編後の受け入れは可能としている。 当初は市立水泳場跡地を利用して私立のこども園を誘致する計画もあったが、園児数が想定以上に減る見込みになったため、見直した。取り壊し工事
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損保の走行データ、交通安全に活用 裾野市で連携事業、契約者のドラレコなど分析
裾野市とあいおいニッセイ同和損害保険(東京)が、保険契約者の自動車走行データを交通安全対策に活用して効果を検証する全国初の連携事業に取り組んでいる。交通量に対して急ブレーキの多い場所を4段階の色分けで示した「交通安全マップ」を同社が提供。市は発生割合が多い危険な場所で看板設置や路面標示といった対策を施す。既に安全運転につながる効果も確認され、対象エリアの拡大を目指す。 同社は契約者に貸与するドライブレコーダーなどの車載機器から走行データを集め、運転傾向を診断したり、音声で注意喚起したりする「特約サービス」を提供している。連携事業は裾野市内の特約車両約千台の走行データを活用して、2022年度
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温室効果ガス削減へ、静岡県東部市長会が議論 御殿場で会合
11市の首長でつくる県東部市長会の第80回会合が20日、御殿場市役所印野支所で開かれた。「カーボンニュートラルの実現と地域経済の両立」をテーマに議論し、各市の取り組みを共有し合った。 提案した御殿場市は、市内の森林の適正管理によってJ-クレジットを生み出し、独自の地域通貨「富士山Gコイン」の財源にする新たな施策を説明。参加した各市の市長は雑紙回収や海岸に流れ着いたペットボトルをリサイクルしたTシャツ製作、子どもへの環境教育、自然エネルギーの利用促進などの取り組みを紹介した。「カーボンニュートラルは広域で進めることに意味がある。東部で共通してやる事業が生み出せれば」との声も上がった。 裾野
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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輪投げ、ペタボードで世代超え交流 5市町参加の地区大会 裾野
「駿東地区レクリエーションスポーツ大会」(駿東地区スポーツ推進委員連絡会、裾野市教育委員会主催)が19日、裾野市民体育館で開かれた。小学生から一般までの26チーム、118人が参加した。 裾野、御殿場、長泉、清水、小山の5市町による交流会で、コロナ禍の中断を挟み、4年ぶりに開催した。輪投げ、ペタボード、ファミリーバドミントンの3種目4部門。和気あいあいとした雰囲気の中でも、チーム対抗の真剣勝負を繰り広げ、得点を競った。 輪投げに出場した裾野市の二宮ちづ子さん(74)は「まぐれかもしれないが、高得点をマークでき、とても楽しかった」と笑顔を見せた。会場では気軽に楽しめるモルックとボッチャの体験
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教育改革へ現場提案 教職員の論文表彰 裾野
裾野市教育委員会はこのほど、小中学校の教職員を対象にした教育研究論文の表彰式を市民文化センターで開いた。入賞者は18人。優秀賞は富岡第二小の渡辺小百合主事と、須山中の鈴木紗永養護教諭が受賞した。 風間忠純教育長は「教育現場の抱える問題が複雑化する中、学校のリーダーとして改革に取り組んでほしい」とあいさつした。受賞者を代表して鈴木養護教諭が「『健康』を『自分事』として意識できる生徒の育成を目指して」とのテーマで研究論文を発表した。 奨励賞と優良賞は次の通り。 奨励賞 上谷隆(向田小)野呂知里、牧野紗英(東中)原田知幸(富岡中)▽優良賞 北林隼人、高橋佳寿音(東小)内野愛美、山田隼平(西小)大沼
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中学生が心肺蘇生訓練 裾野の女性消防団員指導
裾野市消防団の女性団員4人が17日、同市の東中で自動体外式除細動器(AED)を使った心肺蘇生方法を生徒に指導した。学校の避難訓練に合わせ、全校生徒361人に「緊急時はきょうの訓練を思い出し、自信を持って行動してほしい」と呼びかけた。 女性団員は傷病者を見つけた場合の対応について実演を交え、「周りに協力をお願いし、救急車が到着するまで心臓マッサージを続ける。AEDは音声案内に従って操作する」と説明した。生徒はペットボトルを使って心臓マッサージを実践した後、代表生徒が女性団員と一緒にダミー人形による模擬訓練に臨んだ。 代表の小池柊憂さん(3年)は「あまり経験がなかったので、心臓マッサージをず
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世代超えレクリエーションスポーツ楽しむ 裾野で5市町交流大会
「駿東地区レクリエーションスポーツ大会」(駿東地区スポーツ推進委員連絡会、裾野市教育委員会主催)が19日、裾野市民体育館で開かれた。小学生から一般までの26チーム、118人が参加した。 裾野、御殿場、長泉、清水、小山の5市町による交流会で、コロナ禍の中断を挟み、4年ぶりに開催した。輪投げ、ペタボード、ファミリーバドミントンの3種目4部門。和気あいあいとした雰囲気の中でも、チーム対抗の真剣勝負を繰り広げ、得点を競った。 輪投げに出場した裾野市の二宮ちづ子さん(74)は「まぐれかもしれないが、高得点をマークでき、とても楽しかった」と笑顔を見せた。会場では気軽に楽しめるモルックとボッチャの体験
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どうぶつの絵コンクール 特別賞12人、静岡で表彰式
第42回どうぶつの絵コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催、富士サファリパーク協賛)の表彰式が18日、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開かれた。 画面いっぱいに2匹のアリクイを描き最高賞の県知事賞を受賞した浜松市立和田小1年の渡辺太晴君をはじめ、特別賞に選ばれた12人が出席。静岡放送の谷口智康代表取締役などから賞状と記念品を受け取ると、保護者からは温かい拍手が贈られた。渡辺君は「アリクイは子ども新聞やテレビで見て興味を持った。賞状をもらえてうれしい」と喜びを語った。 コンクールには約2万4千点の応募があった。特別賞と金賞、銀賞の計112点は、12月1日から来年3月31日まで、富士サファリ
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「子どもの人権」テーマに研修 裾野の幼稚園や保育園職員 虐待事件受け
裾野市は18日、市内の私立さくら保育園で昨年起きた園児虐待事件を受け、市内の幼稚園や保育園の職員を対象にした合同研修会を市役所で開いた。さくら保育園での職員研修に携わる子ども総合研究所(東京)の新保庄三代表と、認定こども園「みどりのもり都田」(浜松市北区)の下原直美園長が講師を務め、参加者90人が子どもの人権を軸にグループで話し合いながら対応策を探った。 新保代表は旧ジャニーズ事務所の性加害問題と企業の対応を例に「ビジネスの世界では人権への意識が高まっている」と指摘。保育の現場では「保育はこうあるべき」という理想に力点が置かれ、子どもの人権への動きが鈍いとした。 参加者は、4人のグループ
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裾野でクマ目撃情報 富士山麓の登山道
裾野市は17日、同市須山の富士山自然休養林須山御胎内近くで16日にクマが目撃されたと発表した。現場は富士山麓の登山道で、人的被害はなかった。同市での目撃情報は10月以降4件目。 ▶ビジュアルニュース「アーバン・ベア クマ被害多発」
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風味豊か 地元産新そば 裾野のJA直営店が提供開始
裾野市佐野のJAふじ伊豆直営そば店「五竜庵」で、秋の新そばの提供が始まった。製粉したばかりで風味や香りに優れた地元産「あしたか山麓裾野そば」を味わうことができる。 秋野菜の天ぷらやキノコそばの提供も開始。秋晴れが広がった16日は開店と同時に多くの人が訪れ、眼前に富士山の絶景が広がる店内でこの季節ならではの新そばに舌鼓を打った。 JAによると、今年は台風被害などがなく、検査結果で最上位1等級の高品質なそばが仕上がった。秋そばの収穫期は11月いっぱいで、例年の9トン前後を上回る13トンの収穫を見込んでいる。 同市では耕作放棄地解消を目的に2011年からそばの栽培が始まった。
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クロカン大会 参加者募集 26日裾野
東京マラソン財団と裾野市スポーツツーリズム推進協議会は26日午前10時から、クロスカントリー大会を同市須山の梅の里遊歩道・クロスカントリーコースで開く。 未就学児から一般までの777メートル、1・8キロ、4・5キロ、10キロの年代別4部門。自然の地形を利用した屋外コースで「スポーツの秋」を楽しむ。上位入賞者には市内の特産品を贈り、参加者に隣接する温泉施設「ヘルシーパーク裾野」の入浴券を進呈する。 定員は各部門30人。参加費1500~4千円。裾野市の公式サイトで19日まで、申し込みを受け付けている。問い合わせは市産業観光スポーツ課<電055(995)1825>へ。
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千歳飴「ありがとう」 裾野 不二家寄贈に園児笑顔
子どもたちの健やかな成長を願う15日の七五三に合わせ、菓子メーカーの不二家は裾野市の富士裾野工場で製造した千歳飴(ちとせあめ)を市内の5歳児に贈った。 同市の深良保育園では同日、七五三を祝う会を開き、渡辺亮子園長が年長児7人に不二家の千歳飴を手渡した。渡辺園長は「あめの色はおめでたい紅白で、長い形にはみんなが長く生きますようにとの願いが込められている」と説明し、園児は大きな声で「ありがとうございました」とお礼を言った。 同社の千歳飴寄贈は七五三の恒例行事で、本年度は18施設の365人に計1280本をプレゼントした。
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池田の森ベーカリーカフェ 本物の味 授業で活用【キャンパス界隈 静岡英和学院大~行きつけの店~】
JR東静岡駅から静岡英和学院大(静岡市駿河区)行きのバスに乗り「畑守稲荷前」で下車した先にあるのは、国産小麦や自家製天然酵母など素材にこだわったパンと焼き菓子がずらりと並ぶ「池田の森ベーカリーカフェ」。同店自慢の食パンは同大食物栄養学科の調理実習に使われている。 実習を担当する小川ももこ講師は「良い材料が惜しみなく使われている。学生に本物の味を学んでもらうにはぴったり」と語る。食パンはサンドイッチ作りの授業で使われ、程よい厚さにスライスしてもらった焼きたてを調理できるのも大学と近いからこそだ。 同科の学生は、香ばしい風味が特徴の全粒粉食パンと、プレーンな白い食パンの栄養価の違いも学ぶ。そ
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インフルエンザ 静岡県内29施設で学級・学年閉鎖
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園29施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計592人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設41人、沼津市2施設163人、裾野市1施設8人、長泉町1施設11人、御殿場市6施設76人、静岡市清水区4施設51人、同市葵区4施設106人、同市駿河区1施設31人、焼津市1施設8人、島田市2施設24人、藤枝市4施設59人、浜松市中区1施設8人、同市南区1施設6人
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静岡県内35施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は14日、県内の高校、小中学校、幼稚園、こども園35施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計463人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市4施設94人、裾野市3施設27人、長泉町1施設10人、三島市1施設14人、伊豆市1施設8人、函南町1施設12人、小山町1施設13人、富士市1施設26人、富士宮市1施設7人、静岡市葵区2施設39人、同市駿河区1施設11人、同市清水区1施設18人、牧之原市1施設2人、菊川市1施設8人、湖西市1施設13人、浜松市中区8施設84人、同市東区2施設23人、同市西区2施設20人、同市南区1施設12人
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11月18日 裾野で秋の花火大会
「富士山すその花火まつり」が18日正午から午後7時まで、裾野市民文化センターで開かれる。花火は午後6時から、映画音楽を会場に流しながら約2500発を打ち上げる。 市観光協会や市商工会などでつくる実行委員会の主催。地元の農産物や特産品を販売する「軽トラ市」と同時開催する。ブースで飲食物を販売し、子供向けアトラクションや音楽ライブ、アユのつかみ取りなどを繰り広げる。 桟敷席を設けないため、実行委は同センターと周辺での花火観賞を呼びかける。雨天時は19日に順延する。 問い合わせは市観光協会<電055(992)5005>へ。
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トヨタ会長、児童乗せドリフト 裾野深良小、水素車をデモ走行
トヨタ自動車は13日、自動車と環境に関する出前授業を裾野市の深良小で開いた。6年生約50人にカーボンニュートラルについて説明するとともに、ドライバーとしてレースに参戦する豊田章男会長が二酸化炭素を排出しない水素エンジン車のデモ走行を披露した。 豊田会長はレース仕様の車に代表児童を乗せ、タイヤを横滑りさせるドリフト走行を実演。グラウンドに置いた2本のポール間を「8の字」を描くように走った。児童には「多くの会社が作った3万点の部品を組み合わせると、車ができる。トヨタだけではできない。みんなも得意分野で活躍しながら力を合わせ、楽しい未来を作ってほしい」と呼びかけた。 トヨタガズーレーシングカン
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労働・生活環境整備 裾野市長と意見交換 地区労福協
裾野市内の事業所従業員でつくる裾野地区労働者福祉協議会はこのほど、同市との意見交換会を開いた。杉本孝仁会長ら4人が市役所に村田悠市長を訪ね、にぎわい創出や労働・生活環境の整備などを要望した。 トヨタ自動車のウーブン・シティ開設を控え、同市では交流人口拡大が期待されている。市が最寄り駅周辺の整備を進める中、「市全体のにぎわい創出につなげるため、大型商業施設やロケの誘致、ご当地グルメの魅力発信など若者が興味を抱いて立ち寄る仕掛け作りが必要」と訴えた。 要望には教職員の多忙解消、住宅・教育資金の利子補給制度の継続、JR裾野駅東口の再整備、小中学校再編に関する地域への丁寧な対応なども盛り込んだ。 同
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大自在(11月11日)黒と白
立冬を過ぎたのに、富士山は夏の装いだ。11月に入ってからの高温で、この季節らしい雪帽子が見られない。10日の降水と山頂付近の気温低下に積雪の期待がかかる。朝刊を手にした読者は、どんな姿を見ているだろう。 2011年に静岡県が選出した「富士山百人一首」を見たら、4分の1が白化粧を詠んでいた。「雪の富士」は万葉の昔から絵になるのだ。日本語と中国語で詩を作る中国出身の田原[でんげん]さんは約20年前の「富士山」で、季節の境目をこう表現した。「秋が過ぎ去った後 それは/厳然と一個の雪山の風景を現した」 その田原さんも参加する「しずおか連詩の会」が、佳境を迎える。今日が3日間の創作最終日。富士の裾
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よりよい世界、地域に 裾野・深良中でSDGs発表会
裾野市の深良中3年生が8日、「深良地区から考えるSDGs」に関する学習発表会を校内で開いた。講師を務めるなどして協力した企業の従業員と市職員を招き、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のSDGsにつながる地域づくりを提案した。 3年生46人が1人ずつ、学級内で学習成果を披露して代表4人を選んだ。体育館に移動した後、代表生徒がプレゼンテーションソフトを使いながら、全員の前で発表した。環境をテーマに市の森林資源を活用した再生可能エネルギーを考えたり、自分たちの世代がジェンダー(社会的・文化的性差)を身近な問題として捉えるよう訴えたりした。 根本果穂さん(15)が「私たちの未来をよりよくする
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雑誌など4000点以上 11日から無償譲渡 裾野・鈴木図書館
裾野市立鈴木図書館は11日から、保存期間が過ぎるなどした図書を無償譲渡するリサイクルブックを2階展示室で開く。一般書や雑誌、寄贈本、中高生向け図書など4千点以上を希望者に提供する。 料理や登山、紀行、映画、婦人向けの雑誌が例年人気を集めるため、混雑回避を目的に一部雑誌は12日から配布する。本年度は所蔵図書を保管する書庫を整理した影響で冊数が多く、児童書は今回の対象に含まず、来年2月に別途リサイクルブックを開くという。 英字新聞以外は持ち帰り数に制限を設けない。転売は禁止する。期間は19日までだが、対象本が無くなり次第、終了する。 問い合わせは同図書館<電055(992)2342>へ。
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新しいごみ焼却場 民間から意見募集 裾野市 13日から
裾野市は13日から、ごみ焼却場の美化センター更新に関するサウンディング調査を実施する。施設の整備と運営を民間事業者が担い、市がごみ処理を委託する民間活用の検討に向け、来年1月24日まで事業者からの意見と提案を募る。 現在の焼却場は開設から35年が経過し、老朽化が進んでいるため、早期更新を計画。「既存民間施設の活用」か「民間施設の新設」を想定して調査する。ごみ焼却量は22年度実績の1万2401トンに対し、31年度は推計1万1549トンを前提条件にする。 調査結果は来年3月に公表する予定。詳細は市の公式サイトで公開している。問い合わせは市生活環境課<電055(995)1816>へ。
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就職目指す障害者 企業担当者と対談 沼津で110人参加
就職を目指す障害者と保護者、障害者を積極的に雇用する企業の担当者らが対談する「企業と語ろうINぬまづ」がこのほど、沼津市のプラサヴェルデで開かれた=写真=。約110人が参加。障害者と保護者は障害者雇用の現状に理解を深めた。 10人弱のグループに分かれ、企業側は仕事内容や雇用条件などを説明した。障害者や保護者は求められる能力や支援体制などを尋ねた。特性に合わせた柔軟な担務変更制度を、具体的な事例を挙げて紹介する企業もあった。担当者の1人は「自己分析で得意分野と不得意分野を見極めて仕事を選んで」と呼びかけた。 NPO法人障害者雇用部会(横浜市)の小形秀夫理事長が講演し、自己肯定感は働く意欲の源泉
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高齢者の見守りで保険代理店と連携 裾野市
裾野市と保険代理業のNEXUS(ネクサス、東京)はこのほど、高齢者の見守りに関する連携協定を結んだ。市役所での締結式で及川涼介副市長と、同社の根上和樹営業統括部長が協定書を交わした。 根上部長は「営業活動で高齢者宅を訪問する機会は多く、見守り事業に貢献していきたい」とあいさつした。社員が異変を感じたり、支援が必要な高齢者を見つけたりした場合、市に通報して速やかな対応につなげる。 同社は主要営業エリアとする県東部の市町と連携協定を結んでいる。
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家庭支援すこっぷ 土日祝日も開所を 裾野市へ議会提言
裾野市議会は7日、子ども家庭総合支援拠点「すこっぷ」に関する政策提言書を市に提出した。土日と祝日の開所、支援態勢の拡充などを求めた。 子どもの利用は現在、乳幼児が中心で、小中高生ら幅広い年齢層と、より多くの保護者が利用できる環境整備を訴えた。中村純也議長が市役所に村田悠市長を訪ね、「機能を十分に発揮するためにも柔軟に対応してほしい」と要望した。市民の意見を聴き、周辺市町を視察するなどして提言書をまとめたという。 すこっぷは子どもと保護者、妊産婦らを総合的に支援する市の拠点施設で、児童館機能を兼ねた交流スペースは自由に利用できる。5月に本格運用を始め、現在は平日に開所している。
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通学路 クマ警戒 裾野市対策 猟友会協力
相次ぐクマの目撃情報を受け、裾野市は小中学生の安全対策を始めた。目撃場所に近い学校の児童生徒にクマよけの鈴を配り、10月末から猟友会などの協力で通学路の見守り活動を実施している。 歩きながら音を鳴らす鈴は須山小の全校児童91人と須山中の全校生徒45人、富岡第二小の希望する児童に配布した。小中学生はランドセルやかばんに鈴をつけ、警戒音を発しながら登下校している。 見守り活動は今月10日までの予定。市職員や猟友会員らが登下校に合わせ、平日の朝と夕方の時間帯に下和田地区と須山地区の通学路を車で巡回する。 今秋は全国的にクマの出没と被害が増え、同市でも10月13~19日に3件の目撃情報が寄せられた。
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裾野で2年ぶり ラリー競技 巧みなハンドルさばき 会場沸く
初心者向けのラリー競技「トヨタ・ガズー・レーシング・ラリーチャレンジ」が5日、2年ぶりに裾野市で開催された。 出場した89台の車は、メイン会場となった市運動公園をスタートし、市内や林道など約67キロを走行した。公園内の一角に設けた全長約400メートルの「スペシャルステージ」では、タイムアタックを実施した。急カーブで軽快なドリフト走行をしたり、坂道を猛スピードで駆け上がったりした。 メイン会場や市内の沿道には多くの観客が訪れた。ドライバーの巧みなハンドルさばきに拍手を送ったり、華やかなデザインの車の写真を撮ったりして楽しんだ。 両親と訪れた湖西市の兵藤慎祐君(8)は「車のレースに興味がある。ド
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キャンプ場へ食材 ドローンでお届け 裾野で県など実証実験
静岡県などは2日、ドローンで生鮮食品を運ぶ実証実験を裾野市内で行った。ネットスーパーで注文し、キャンプ場に届ける想定で、肉や魚を約4・5キロの距離を約6分で運んだ。 実験はエアロセンス(東京)の垂直に離着陸する固定翼型ドローンを使用。ハマキョウレックスの子会社HMKネクサス(浜松市南区)が運用に協力した。エブリィビッグデー裾野店(裾野市伊豆島田)で販売するステーキ肉やホタテ計800グラムをドローンの機体に収納。店の近くから遠隔操作と自動操縦で高度100メートル、最高時速70キロで航行し、同市茶畑のキャンプ場フィールに無事届けた。 県産業革新局の田中伸佳技監は「キャンプ場など近くに店のない場所
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風味豊かな大和芋 収穫始まる 裾野や長泉
裾野市や長泉町の特産品として知られる山芋「大和芋」の収穫が始まった。強い粘りと豊かな風味が特徴で、収穫は11月下旬まで続く見込み。 同市公文名の生産者、井草信子さん(86)は4日も早朝から畑に入り、一本ずつ丁寧に掘り出し、表面に生える「毛」をむしり取って出荷に備えた。今年は暑い夏に水分をたっぷりと与え、状態は良好という。 井草さんが栽培する山芋は太く、見た目から「デブ芋」とも呼ばれる。粘土質で水分を含むイモ作りに適した土壌で育てる。井草さんは「とろろ汁や刺し身と一緒に食べるのがおすすめ。栄養価も高いのでぜひ食べてほしい」と話した。
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なぜか日の目を見ない本 裾野の図書館で展示会 最長10年、80冊が「貸し出しデビュー」待つ
1回も貸し出されたことがない図書の展示会が19日まで、裾野市立鈴木図書館で開かれている。2013年度以降に所蔵しながら、館内で閲覧しかされていない小説や児童書、伝記、雑誌など約80冊を集めた。 それほど多くの需要がなさそうな医学などの専門書も含まれるが、中にはなぜかその号だけ借り手がいない紀行や登山のシリーズ企画本も。国内の図書館流通の中心的役割を担うセンターの推薦を受けたり、司書が読んでほしいと願って選んだりしながら、最長10年にわたり「日の目を見ない」図書が出番を待つ。 貸し出し可能。10月27日から展示を始め、約10冊が「デビュー」したという。
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裾野市民芸術祭が開幕 書道や生け花体験など
裾野市民芸術祭(市、市教育委員会主催)が3日、市民文化センターで開幕した。市民団体を中心に2部構成で展示や舞台発表、各種大会を繰り広げる。 開会式で市文化協会の佐野彰一会長は「自分たちの文化芸術活動に対する思いを来場者に伝え、盛り上げていきたい」とあいさつした。初日は生け花や二胡(にこ)の演奏、書道、布遊びなどの体験コーナーを設け、家族連れなどが各団体関係者の指導で「芸術の秋」を楽しんだ。 5日までの第1部は書道や文芸展、音楽祭、囲碁大会などを開く。第2部は8~12日。絵画や写真展、茶会、芸能祭を予定する。期間を通して中学生以下の作品を集めたジュニア展も開催する。入場無料。
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カーアクションに爆破体験 気分はスタントマン 23日、裾野でモニターツアー
裾野市は23日午前10時から正午まで、映画やドラマの撮影で使用される「カーアクションと爆破体験」のモニターツアーを開く。市民や旅行事業者、マスコミ関係者ら30人を無料招待する。 国内を代表するカースタントチーム「タカハシレーシング」のオープンスタジオ(同市葛山)で迫力満点のカーアクションに乗車し、ナパーム爆破を見学する。市の公式サイトで15日まで、申し込みを受け付けている。応募多数の場合は抽選。 問い合わせは市情報発信課<電055(995)1803>へ。
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ドローンで食材お届け 裾野のキャンプ場に 静岡県など実証実験
静岡県などは2日、ドローンで生鮮食品を運ぶ実証実験を裾野市内で行った。ネットスーパーで注文し、キャンプ場に届ける想定で、肉や魚を約4・5キロの距離を約6分で運んだ。 実験はエアロセンス(東京)の垂直に離着陸する固定翼型ドローンを使用。ハマキョウレックスの子会社HMKネクサス(浜松市南区)が運用に協力した。エブリィビッグデー裾野店(裾野市伊豆島田)で販売するステーキ肉やホタテ計800グラムをドローンの機体に収納。店の近くから遠隔操作と自動操縦で高度100メートル、最高時速70キロで航行し、同市茶畑のキャンプ場フィールに無事届けた。 県産業革新局の田中伸佳技監は「キャンプ場など近くに店のない
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若者に愛される地域づくり 裾野 北駿3市町首長らが懇談会
御殿場、裾野、小山の北駿3市町の首長や議会議長が地域課題を議論する行政懇談会が2日、裾野市役所で開かれた。「北駿で育った子どもが地元を愛し、住み続けたいと思ってくれる地域をつくるには」を重要テーマに、各市町の取り組みや展望を共有した。 2市1町広域連携研究会は懇談会に先立ち、7~8月に北駿の高校生を対象にしたオンラインアンケートの結果を公表。741人が回答し、54%が「地域に住み続けたい」とした。39%は「住み続けたくない」とし、集いの場や遊び場の不足が意見として多かったという。中学、高校に希望の部活動がないなどの理由で希望の部に入れなかった生徒は「住み続けたい」と答える割合も低く、地域での
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力合わせ 放水だ 裾野の園児、消防体験
裾野市の園児が消防の仕事を学ぶ体験会が1日、同市の富士山南東消防本部裾野消防署で始まった。来年1月にかけ、6施設の子どもたちが参加する。 市幼年消防クラブ連絡協議会と同消防署の主催。初日は千福が丘ひかり幼稚園の年長児18人が訪れ、放水、ロープ渡り、煙避難を体験した。 放水体験では数メートル先の的が水の勢いで倒れると、園児は笑顔を浮かべて喜んだ。高さ約1・6メートルのロープ渡りは、署員の「頑張れ」「上手、上手」という励ましを受けながら懸命に腕を動かし、6メートル程の距離を空中移動した。署内や消防車も見学し、まちの安全を守る消防署員の気分を味わった。
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図書館 もっと身近に 裾野でまつり コーヒー講座や工作
裾野市立鈴木図書館はこのほど、幅広い世代の利用を促す目的で「鈴木図書館まつり」を初開催した。子ども向けの企画だけでなく、大人向けに酒やコーヒーなどに関するイベントも用意した。 来年の開館30周年に向けた企画の一環。コーヒーの入れ方やお酒に関する講座を開いたほか、関連本を紹介した。子ども連れでも楽しめるように絵本「ぐりとぐら」をモチーフにした帽子や缶バッジの工作、絵本読み聞かせなども行った。 亀崎浩子館長は「目的がなくても過ごせる居場所として、気軽に図書館を訪れてほしい」と呼びかけた。
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裾野市新人職員「業務に責任感」 決意表明式
裾野市の新規採用職員が30日、市役所で決意表明式に臨んだ。部長や所属長らの前で、「全体の奉仕者」である公務員としての抱負を語った。 決意を新たにしたのは4月に採用され、半年間の条件付き採用期間を経て、10月に正式任用された7人。1人ずつ約2分間スピーチし、「市民に安心してもらえる職員になりたい」「日々の業務に責任感を持って取り組む」などと誓った。 村田悠市長は「市民のニーズは絶えず変化している。慣れではなく、柔軟な姿勢で対応してほしい」と激励した。
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裾野市、ごみ処理の民間委託検討 早期実現考慮 財政負担少なく
裾野市は30日までに、将来の一般廃棄物(ごみ)の処理について、民間焼却施設への業務委託を軸に検討する方針を決めた。周辺市町との広域連携に向けた協議も同時並行で進めるが、財政負担が少なく早期実現の可能性がある民間活用を「第1選択肢」とする。 民間事業者の意見を募るサウンディング調査を11月中に始め、来年3月に結果を公表する予定。2024年度中に公募で事業者を選び、協定締結を目指す。 現在のごみ焼却施設「市美化センター」は直営で、1988年の完成から34年が経過。老朽化が進み、維持・修繕費として毎年2億円前後を支出している。2015年に策定した更新基本構想では、市単独整備の場合、民間に運営
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裾野市アイデア展 小中学生15人入賞 夏休み自由研究作品
裾野市はこのほど、児童生徒アイデア展の表彰式を市生涯学習センターで開いた。夏休みの自由研究が対象で、15人が入賞した。 各小中学校の代表74点を9月28日から10月12日まで同センターに展示し、村田悠市長らが会場で審査した。身近な話題から国際問題まで各自がいま興味を持っているテーマについて調べたり、豊かな発想力で創作したりしたユニークな作品が多く集まったという。 入賞者は次の通り。 市長賞 杉山澄春(須山小2)水野あかり(千福が丘小3)杉山実優(須山中2)小野伶(南小1)小野田桜(深良中2)太田結月(富岡中3)▽議長賞 森永ひなの(富岡第二小4)福田こまち(富岡中1)富田茉紘(南小6)宮原楓
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福祉功労者を表彰 静岡で県大会
静岡県や県教育委員会、県社会福祉協議会などでつくる「ふじのくに健康福祉キャンペーン推進協議会」はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県健康福祉大会を開いた。 社会福祉に貢献した個人・団体の表彰後、表彰を受けた民生・児童委員の原川光世さん(77)=焼津市=や、里親として約150人の里子を育ててきた水野国彦さん(67)、厚子さん(66)夫妻=磐田市=が事例報告を行った。厚子さんは母親が自殺した女子高生を預かった事例などを紹介し、「わが子も人の子も区別なく育てるべき。子どもたちの成長を感じることができる生活をこれからも楽しく送りたい」と話した。 知事表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【
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裾野市議会臨時会 補正2議案を可決
裾野市議会は27日、臨時会を開き、建設工事請負契約締結と特定防衛施設整備費、教育関連費3200万円を盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案の2案を原案通り可決した。 請負契約締結は、6月の豪雨の影響で崩落した市道の道路兼用護岸の復旧工事のため。来年度末の復旧を目指す。
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元教諭の「終活」 教え子に作文や習字返却 がんと闘う裾野市の清水信行さん
裾野市茶畑の元小学校教諭、清水信行さん(71)が在職中に子どもたちから預かった作文や絵画、習字、日記などの返却を進めている。がんの再発で闘病中の清水さんは「終活」の一環として返却を始め、手元に届いた教え子との旧交にもつながったという。「思い出の品を1人でも多くに返したい」と心に秘め、連絡先が分からなくなった教え子の行方を捜している。 清水さんはスポーツ少年団で剣道を指導した経験から「子どもに教える仕事に就きたい」と教職の道に進んだ。病気のため、定年を前に校長職を退くまでの34年間、県東部の小学校に勤務。このうち、学級担任を務めた23年間、「受け持った記念」として作品の提供をお願いし、承諾
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自動車部品メーカー、技術PR EVや自動運転向け製品出展【ジャパンモビリティショー】
東京ビッグサイト(東京都)で26日開幕したジャパンモビリティショーは、小糸製作所や、初参加のプライムアースEVエナジー(湖西市)など県内関係の自動車部品メーカーも独自の技術や取り組みを出展した。電気自動車(EV)や自動運転といった次世代車に対応した製品や技術力を発信している。 小糸製作所は「二輪車用ADB(配光可変ヘッドランプ)」を初公開し、25年の市場投入を目指すと明らかにした。遠くまで照射しコーナーリング時の視野を改善するとともに、前走車や対向車のまぶしさを防止する。勝田隆之専務執行役員は「二輪のライダーにも最適な光を提供したい」と力を込めた。 朝日電装(浜松市浜北区)は、電動二輪
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多摩美大教授招き環境デザイン学ぶ 不二聖心女子学院 裾野市
裾野市の不二聖心女子学院は26日、多摩美術大の岸本章教授を招き、環境デザインに関する講演会を同校で開いた。同大との連携プログラムの一環で、高校1年の生徒90人が、世界各地の建築物を例に環境とデザインの関係を学んだ。 環境デザインや民俗建築が専門の岸本教授は世界各地の公共建築や民家、宗教施設などを写真で紹介し、環境や伝統、風習がデザインを形作っていると説明した。三島市の源兵衛川を自然と人工物が調和した「環境デザインの好例」とし、「美しい農村の風景も、棚田や杉林では人の手が加わっている。自然と人工物は対立している訳ではない」と強調した。 受講した若杉羽乃さん(16)は「校内の御御堂(聖堂)の
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介護給付費 初の3000億円超 21年度 静岡県内 制度開始から3.7倍に
静岡県が25日までにまとめた2021年度の介護保険事業年報によると、介護サービスの利用者負担を除いた介護給付費は前年度比1・5%増の3030億6300万円だった。高齢化の進展に伴って利用が拡大し、初めて3千億円を上回った。 給付費は01年度に1千億円、09年度に2千億円を突破。介護保険制度が始まった00年度と比べると3・7倍に膨らんだ。25年には団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となり、さらなる増加が見込まれる。 介護費用は前年度から1・5%増えて3368億4千万円となり、こちらも過去最多を更新した。 65歳以上の1人当たり給付費は26万1963円で前年度から1・8%増えた。全国平
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跳び箱のこつ 分かった!! 裾野・深良小 元体操日本代表の桑原さん指導
裾野市の深良小で、元体操男子日本代表の桑原俊さんを招いた特別教室が開かれた。3年生38人が、跳び箱の開脚跳びのこつを学んだ。 教室はジブラルタ生命保険の社会貢献活動「ドリーム・スクール・キャラバン」の一環。桑原さんはまず、3人のコーチと共に「きれいでかっこ良く跳ぼう」と呼びかけた。「手を遠くに付いて」「踏み切り板は大きな音がするように踏もう」と、跳び箱を跳ぶ動作ごとに丁寧に指導した。桑原さんらも実演し、華麗な技に児童から歓声が上がった。 甲斐湊翔君(8)は「桑原さんやコーチの技はすごかった。足をきれいに開けるようになった」と話した。
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「農福連携」強化へ JAふじ伊豆なんすん
JAふじ伊豆は23日、なんすん地区本部管内4市町(沼津、裾野、長泉、清水)の首長らと意見を交わすアグリサミットを沼津市のプラサヴェルデで開いた。JAの担当者は、障害者が農業現場で働く「農福連携」を来年度から進めると説明した。生産基盤を強化し、地産地消推進の一助にする。 JAは障害者に依頼する作業の抽出やマッチングを手がけるNPO法人を通じた作業員募集、農業者への受け入れ提案を担う。行政は福祉事業者や農業者への周知などに当たる。まずは各市町のモデルケースをつくる。 村田悠裾野市長は、障害者が充実して働けるシステム確立が重要と指摘した。デジタルを活用しながら「新たな農福連携の形が、なんすん管内か
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⚽「絶対昇格」歓喜のアスルクラロ沼津 J2ライセンス交付
「大きな一歩」「絶対昇格」。サッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津に24日、J2ライセンスが交付され、サポーターやファンは歓喜した。一方で、スタジアム整備や地域の盛り上がりなど、今後の課題は残る。 スタジアム整備課題 「JFLの時代から見ていた。本当にうれしい」と声を弾ませたのは、裾野市のシンガー・ソングライターフルヤトモヒロ(本名・古谷智浩)さん(41)。9月には、サポーターから歌詞を募集して制作したチームの応援ソングを披露した。「ホームでの応援が選手の勢いになると思う。相手選手を圧倒してほしい」と期待を寄せた。X(旧ツイッター)でクラブ公式アカウントがライセンス取得を報告すると
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ありがとうの一言 うれしい 裾野の中学生が職場体験
裾野市内の中学生が10~11月、近隣の事業所で職場体験に取り組んでいる。民間企業や飲食店、公共施設など各自が希望する職場で実務を体験し、進路選択の参考にしてもらう。 市立鈴木図書館ではこのほど、東中と須山中の2年生計4人が2日間にわたり職場体験に訪れた。生徒は館内を見学した後、カウンターで貸し出しと返却手続きを受け付けたり、戻ってきた図書を所定の本棚に並べたりした。須山中の伊藤政美さんは「作業を覚えるのが大変だったけれど、貸し出し時に来館者から『ありがとう』と声をかけられてうれしかった」と感想を話した。 同図書館では今後、西、富岡、深良中の生徒も受け入れるという。
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桜と共演、楽しみに 裾野市須山で菜の花種まき
裾野市パノラマロードを花でいっぱいにする会は21日、同市須山の畑に菜の花の種をまいた。桜の開花とともに来年4月ごろ、沿道で見頃を迎えるという。 秋晴れの下、親子連れや近隣事業所の従業員、地域住民ら75人が参加。三つのグループに分かれ、合わせて約4800平方メートルの畑に種をまいて肥料を施した。 ロードは富士山の絶景を車窓から楽しめる市道。2・3キロにわたって170本余りの桜並木が続く。企業と団体で組織する同会は毎年、春に菜の花、秋にはコスモスが沿道に咲くよう手入れをしている。
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裾野・平松踏切 全面通行止め 10月27日から拡幅工事
裾野市は27日から、市道2―45号線とJR御殿場線が交差する「平松踏切」(同市平松)で道路の拡幅工事を実施する。 現在は歩道が道路の片側にしかないため、両側に整備する。12月22日までの工事期間中、市道は車両、軽車両、歩行者とも昼夜連続で全面通行止めにするため、市は迂回(うかい)を呼びかけている。 裾野署すぐ横の平松踏切は市中心部と三島市方面をつなぐ主要道にあり、地元から歩道の改良要望が出ていた。市はJRと調整し、2021年度から3カ年計画で改良を進め、今回の拡幅で事業は完成する。
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地域おこし協力隊 裾野市が募集開始
裾野市は、地方に移住して地域活性化を担う「地域おこし協力隊」を初めて受け入れる。人口減少や高齢化が進む中、都市部などの人材を積極的に招き、地域課題の解決やにぎわい創出につなげる。 第1弾として11月15日まで、スポーツツーリズム事業の隊員1人を募集する。標高1千メートル超の「準高地トレーニング」の環境を生かした合宿誘致や、イベント開催に取り組んでもらう。 採用に向け、市は地域おこし協力隊設置要綱を策定。「移住促進と地域間交流事業」「農林水産業の支援」「観光振興」「情報通信技術(ICT)推進」「教育環境の向上」などを活動内容に定めた。 地域おこし協力隊は国が財政支援し、各自治体が委嘱する。任期
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裾野の図書館で秋まつり 読み聞かせや工作教室 10月28日
裾野市立鈴木図書館は28日午前9時から午後8時まで、「図書館まつり」を館内で開く。2024年の創立30周年を前に、初めて企画した。 市民ボランティアらの協力で絵本の読み聞かせやパネルシアター、工作教室、クイズ大会などを開催。大人向けと子ども向けの映画も上映する。担当者は「1日楽しんでもらえるイベント。秋の休日に思い思いの時間を過ごしてほしい」と呼びかける。入場無料。 当日は通常の利用も可能。問い合わせは同図書館<電055(992)2342>へ。
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クマの目撃3件相次ぐ 裾野市
裾野市は20日、市内でクマの目撃が3件相次いだと発表した。人が襲われる被害は確認されていない。 いずれも近くを通りかかった人が13日に同市下和田と同市須山、19日には同市須山の別の場所で目撃した。出没したクマは合わせて4頭で、このうち2頭は子グマ、1頭は成獣とみられ、残り1頭は不明。 3カ所とも近くに民家や工場などがある。市農林振興課は、野菜や果実の収穫の残り、生ごみを外に放置しないように喚起している。
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裾野市 代表選手決定 前回に続き上位入賞狙う【市町対抗駅伝】
裾野市チームは20日、静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の代表選手21人を発表した。過去最高の5位入賞を果たした前回に続き、上位入賞を目指す。 同市は5月から合同練習を始め、記録会や公式大会の結果などを基に代表選手を決めた。県市町対抗駅伝は12月2日に静岡市で開かれる。 小学生男子 馮海誠(西6)山根悠翔(東6)小野凌司(富岡第一6)▽小学生女子 木宮結莉(西6)鈴木瑠奈(富岡第二6)▽中学生男子 片岡航大(深良2)鈴木玲央(富岡3)▽中学生女子 広瀬桃(東2)浦山美咲(富岡2)▽高校生男子 本多巧樹(山梨学院2)石井丈翔(加藤学園3)関野大空(日大三島3)
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裾野・須山小児童 ワンちゃんと仲良く 動物愛護教室、接し方学ぶ
静岡県動物保護協会東部支部と県東部保健所は19日、裾野市の須山小で動物愛護教室を開いた。3、4年生33人が犬との正しい接し方を学んだ。 同協会に登録する近隣のボランティア8人が愛犬と一緒に来校。児童は犬の生態について学んだ後、「触ってもいいか、必ず飼い主に聞く」「ゆっくりと近づき、目線を下げてから触れ合う」などの注意点を守りながら犬をなでたり、抱っこしたりした。4年の鈴木環菜さん(10)は「犬を触るときは怖がらせないように注意したい。毛がふさふさしてかわいかった」と話した。
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給食レシピでグランプリ 裾野・スマイルリンク「トマトと鯖の炊き込みご飯」 食べやすく高栄養価
給食施設に勤務する栄養士や栄養士養成学校の学生が挑む給食レシピコンテスト(カゴメなど主催)で、裾野市の「ひだまり保育園hagu(ハグ)」を運営するスマイルリンク(同市)のチームがグランプリを受賞した。リーダーで調理師の外山伶奈さん(27)らが18日、市役所に村田悠市長を訪ね、「すごくうれしい。子どもに何度も試食してもらい自信がついた」と喜びを語った。 受賞レシピは「トマトと鯖(サバ)の炊き込みご飯」。塩とカレー粉で下味をつけたサバをオーブンで焼き、トマトを入れて炊いたご飯と混ぜた。トマトでサバの臭みをなくし、子どもが食べやすくなったと評価された。トマトとサバを合わせることで栄養価が高まった
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廃プラ燃料の事業化に一歩 「災害に強い国に」裾野・豊富士商事
「ごみ屋として何かできないか」―。裾野市の一般廃棄物処分業者が、東日本大震災により各地で燃料不足になったことをきっかけに、廃プラスチックを原料にした油化事業に乗り出した。日本で初めてプラスチックから生成したリサイクル油の販売許可を国から取得。同社は「廃プラを油化して提供できる会社が各地にあれば、災害に強い国にできるはず」と見据える。 手がけるのはごみ収集業を担う豊富士商事。赤松剛社長(47)は2011年の東日本大震災時、同市に軽油が届きにくく、給油量が制限された状況を目の当たりにした。大分県出身で家から海が近かった赤松社長は海に浮かぶごみを見た子どものころの記憶を思い出し、「ごみを燃料に
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鳥に優しい富士山に 裾野、小中生が巣箱設置
富士山周辺で地域貢献活動に取り組む堀内浩庵会(山梨県富士吉田市、堀内光一郎理事長)はこのほど、裾野市須山で「愛鳥のつどい」を開いた。地元の小中学生が野鳥の餌になる樹木を植え、巣箱を設置した。 遊歩道沿いの森林を会場に、地域住民や市職員らも参加。大人と一緒に須山小の6年生19人は餌の実がなるナナカマドとヤマボウシの苗木計20本を植樹し、須山中の1年生13人が木製の巣箱20個を樹木にロープで取り付けた。 巣箱はシジュウカラやコムクドリなどの野鳥が使う可能性があるという。須山中の鈴木凛花さん(12)は「巣箱の設置は難しかったけれど、ロープで強く巻きつけたらうまくできた。鳥が入ってくれるとうれしい」
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個性派「独立系書店」出店ラッシュ 静岡県東部の交流拠点に
ネット販売などに押されて大型書店の閉店が相次ぐ一方、「独立系書店」と呼ばれる店主の個性が際立つ小規模型書店の開業が今秋、静岡県東部で相次いでいる。立ち飲み屋やギャラリーなどを併設し、地域の交流拠点として存在感を示し始めている。 沼津市下本町では9月初旬、会社員江本典隆さん(45)が「リバーブックス」を開店した。江本さんは昨冬、空きビル活用を通じて街の活性化を促す人材を育成する市の担い手育成業務委託事業の一環で、事業開発スクールに参加。発表した事業計画が最優秀賞に輝き、20年以上空き物件だった元洋裁店を自ら改装した。 営業時間は週末と金曜夜。棚には写真集や画集、暮らしや料理、建築、文化な
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大きなサツマイモ「とれた!」 裾野の千福が丘小、収穫教わり笑顔
千福が丘小(裾野市)の1、2年生が17日、サツマイモ堀りを同校の畑で行った。児童35人は住民有志でつくる学校支援ボランティアのサポートを受けながら、土をかき分けて掘り起こし、「とれた!」と秋の味覚の収穫を喜んだ。 児童らは軍手をしてサツマイモの根を探し、傷つけないよう周りの土を丁寧に掘った。収穫すると「大きい」「見て」とボランティアにアピール。2年生の兼子朔和君(7)は「大きいサツマイモは重かった。とれてうれしかった」と笑顔を見せた。サツマイモはスイーツ作りに役立てる。 学校コーディネーターとして参加した田中保夫さん(82)は「手や服を汚しながらの収穫体験はいい思い出になるはず」とほほえ
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裾野・富士山麓 ソバの花見頃 畑一面白く
裾野市でソバの花が見頃を迎えた。小さくかれんな花がソバ畑を白く染め上げ、富士山麓に秋の訪れを告げている。 JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)と裾野市が協力し、2010年から遊休農地などを活用したそばの普及を始めた。寒暖差を生かした夏と秋の二期作が特徴。花が盛りを迎えているのは収穫間近の秋そばで、須山や下和田、深良地区などで観賞できる。秋晴れになった16日は雪化粧した富士山がその勇姿を現し、真っ白なソバ畑と共演する絶景が広がった。 同JAによると、秋の新そばは11月中旬ごろから提供を始めるという。
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インフルエンザ 静岡県内14校で学級閉鎖
静岡県は16日、小中学校、高校計14校でインフルエンザに感染したとみられる患者167人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】三島市13人、富士市11人、静岡市葵区14人、島田市12人、磐田市12人、浜松市西区30人、同市南区10人 【中学校】下田市11人、裾野市6人、富士宮市6人、焼津市5人、磐田市10人、浜松市西区11人 【高校】袋井市16人
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給食センター方式統一へ 裾野市、検討方針 小中学校再編に対応
老朽化が進む小中学校の給食調理施設について、裾野市は16日までに、共同調理場の「センター方式」を前提に整備を検討する方針を決めた。民間活力の導入も視野に、民間事業者の意見を公募するサウンディング調査を本年度中に実施する予定。 市立14小中校の学校給食は現在、7校が校内の給食室で調理する「自校式」、残り7校は学校給食センター(同市深良)から配送している。少子化に伴い、市は今後15カ年の中長期計画として、14校を9校に統廃合する方針。存続校に自校式給食室を整備しても出生数がこのまま減少すれば、将来的にさらなる統廃合の対象になる可能性があり、市内全域でのセンター方式導入に向けて調整する。 セン
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市政や福祉に貢献 3個人1団体表彰 裾野市
裾野市は12日、市政発展や福祉向上に貢献した功労者の表彰式を市生涯学習センターで開いた。3個人と1団体をたたえた。 村田悠市長は「広く社会の発展と福祉の増進に寄与した功績に心から敬意を表します」と感謝し、表彰状を手渡した。受賞者を代表して、市政功労賞(地方自治功労)の芹沢邦敏さん(同市葛山)が「今後もより一層、裾野市のために力を尽くします」と謝辞を述べた。 芹沢さん以外の受賞者は次の通り。 市政功労賞(地方自治功労) 島崎義信(同市御宿)▽市政有功賞(地方自治功労) 土屋秀明(同市須山)▽有功善行賞(団体善行) ファンケル(横浜市)
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SDGS実現へ取り組みを紹介 裾野市消費生活展
持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた取り組みを紹介する裾野市消費生活展(実行委主催)が14日、市民文化センターで開かれた。 地元の消費者団体や企業、市や県が13ブースを出展。10月の食品ロス削減月間や上質古紙リサイクルによる森林保護活動、プラスチックを油に変える技術、防災備蓄品などを紹介した。壊れた玩具をボランティアが修理する「沼津おもちゃ病院」も出展した。
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秋の裾野歩こう 市が参加者募集 19日まで
裾野市は22日午前9時から、ウオーキング大会を開く。市福祉保健会館を発着点に、同市葛山の仙年寺などを経由する全長約6キロ。 葛山地区集会場で開催中の「戦国武将 甲冑(かっちゅう)武具展示会」の見学も可能。受付を済ませた参加者から順次、スタートする。定員は市内在住、在勤者150人。参加無料。 問い合わせ、申し込みは市健康推進課<電055(992)5711>へ。19日締め切り。
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地元企業が自社製品PR 裾野、15日まで産業祭
裾野市商工会と同市主催の産業祭「市民のふれあいフェスタすその」が14日、市民文化センターで始まった。15日まで。 同会に所属する食品製造販売、製造、建設などの会員企業・団体が約50ブースを出展し、自社製品をアピールした。地元ブランドの飲食や地震体験車、子ども向けワークショップなどのイベントも催され、家族連れでにぎわった。
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キノコ栽培しよう 裾野、11月8日まで募集
裾野市認定農業者協議会は11月8日まで、キノコ栽培体験の参加者を募集している。5歳以上の子どもと保護者が対象。 来年1月27日に市生涯学習センターで、おがくずの固まりを使った菌床栽培と原木の菌打ちを体験する。菌床と原木は各家庭に持ち帰り、育ててもらう。定員は家族連れら市内在住の10グループ。参加費は1グループ500円。 問い合わせ、申し込みは事務局の市農林振興課<電055(995)1824>へ。
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農業廃プラ燃料に 「循環型」新モデルへ JAふじ伊豆三島函南地区本部
JAふじ伊豆の三島函南地区本部が循環型農業の実現に向け、産業廃棄物として処理してきたビニール製の土や肥料の空き袋をリサイクルし始めた。回収した袋を廃プラスチック燃料に変換する業者に提供する。廃プラ原料の燃料は既に同地区の若手生産者グループ「のうみんず」がトラクターの燃料に活用し始めていて、産廃処理料の削減や高騰が続く燃料の代替に期待が高まる。 のうみんずの川崎耕平さん(35)が昨年、同地区の廃棄ビニール回収を請け負うヤギシ(三島市)と廃プラから軽油相当の燃料を生成する豊富士商事(裾野市)から農業用機械での廃プラ燃料の使用を打診された。軽油と混合しながら実証実験を繰り返し、現在は1対1の割合
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記者コラム「清流」 観光誘客の好機ものに
三島市のJR三島駅周辺を歩いていると、多くの外国人観光客の姿を見かける。新幹線駅で降車し、「富士山」をキーワードにバスで山梨県の富士五湖を訪れるのが人気コースになっているという。 三島市と隣接する裾野市では普段、外国人観光客を見かける機会がほとんどない。四季折々の富士山の景観は決して、山梨県に負けていないはず。むしろ、新幹線駅からの「地の利」は裾野市にあるはずだが、訪日外国人観光客をうまく取り込めていない現状が浮かび上がる。 トヨタ自動車が次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」を開設する裾野市。交流人口拡大の絶好機を迎える中、ビジネス客だけでなく観光客の誘致に向け、受け入れ態勢の整備は
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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裾野市民課窓口 直営に 来年度から 市民の意見反映、DX推進
裾野市は13日までに、外部委託している市民課の窓口業務を2024年度から直営に戻す方針を決めた。住民票の写しの交付や引っ越しに伴う手続きなどを受け付ける同課は最も来庁者が多く、市職員が市民の意見を直接聞いて市政に反映する。デジタル技術を活用するDX施策を同課の窓口業務に積極的に取り入れ、市民サービス向上と業務効率化にもつなげる。 国の推奨方針もあり、窓口業務の外部委託は全国の自治体で拡大。裾野市は15年度から市民課の窓口業務を民間事業者に委託し、市職員は最終的な審査・確認や事務手続きなどを担当してきた。22年1月に就任した村田悠市長の判断で、9年ぶりに直営化する。 転入・転出が多い年度初めの
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斜面秋色、ススキ見頃 裾野・須山地区
裾野市須山地区でススキが見頃を迎え、登山者や観光客の目を楽しませている。 富士山麓に位置する同地区では8月下旬ごろからススキが花穂をつけ始め、暑さが和らぐにつれて一斉に開いた。越前岳登山道の入り口になる十里木高原の駐車場周辺では山の斜面が淡い黄金色に染まり、そよ風に揺れる一面の「ススキのじゅうたん」が市街地より一足早い秋の深まりを告げている。 快晴の日は眼前に富士山の絶景が広がり、越前岳山頂につながる登山道沿いには秋の山野草もかれんな花を咲かせている。
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統合予定の裾野2小学校 収穫の秋、一緒に体験
裾野市の向田小と東小の児童が13日、向田小近くの田んぼでもち米の稲刈りを体験した。天日干しにして脱穀した後、給食などで味わう。 少子化に伴う学校再編で、隣接する両校は2025年度に統合する予定。地域住民や民生委員の協力で向田小が恒例行事として取り組む米作りに、本年度は東小にも参加を呼びかけた。両校の5年生計106人が6月の田植えに続いて農作業に励み、一緒に収穫の秋を楽しんだ。 児童は鎌を持って約400平方メートルの田んぼに広がり、汗を浮かべたり泥だらけになったりしながら、黄金色に実った稲を根元から刈り取った。収穫した稲は束にまとめて干した。 向田小の景山湊君(11)は「最初は大変だった
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速度注意 路面に光文字 来年 裾野市など実証実験 次世代型道路灯、AI 活用
裾野市とNTTコミュニケーションズ、スタンレー電気などは2024年1~2月、スマート道路灯とローカル5Gを利用した交通安全対策の実証実験に取り組む。小学校や児童館に面した同市伊豆島田の市道路面上に、LED照明で「速度注意」などと光の文字を描いて注意喚起し、効果を検証する。 人工知能(AI)カメラや路面描画装置を搭載したスマート道路灯と、特定のエリアで独自の通信環境を整備するローカル5Gによる交通安全課題の実証実験は国内の自治体で初めて。AIの画像認識機能で通行車両の速度を検知し、路面描画と道路脇の電光掲示板で注意を呼びかける。 データを収集・分析して、速度超過車両数の割合を実証実験前と
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キヤノン社員招きキャリア講演会 裾野東中
裾野市立東中はこのほど、カメラやプリンターなどの大手製造会社キヤノンの社員を招いてキャリア教育講演を実施した。生徒の将来の夢や目標、生き方について考えるきっかけにするのが狙い。 キヤノン富士裾野リサーチパーク(同市)の技術職員2人が講師を務め、2年生約110人が受講した。入社までの経歴や、進学先、職業を選ぶ際に迷ったことなどを赤裸々に語った。生徒は「学生時代にやっていて良かったことは」などと熱心に質問をした。 生徒会長の尾崎来実さんは「これから選択肢を増やすことが大切だと気づいた」と話した。
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渡辺君(浜松和田小)最高賞 どうぶつの絵コンクール 静岡で審査会
第42回どうぶつの絵コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催、富士サファリパーク協賛)の審査会が10日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開かれた。最高賞の県知事賞には、浜松市立和田小1年の渡辺太晴君の「きょうはごちそうだ!」が輝いた。 県内外の児童や園児が描いた2万4074点の中から特別賞12点、金賞40点、銀賞60点などが選ばれた。審査員は「学年なりのよさがあり、子どもたちの感性が光っていた」と講評した。銀賞以上の入賞作品は12月1日から来年3月31日まで、富士サファリパーク(裾野市)で展示するほか、同施設のホームページにも掲載する。 知事賞以外の特別賞受賞者は次の通り。 県教育長賞 中沢美湖
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裾野市内で撮影 農業の写真募集
裾野市中核農業者協議会は11月10日まで、農業写真コンテストの作品を募集している。 2022年10月以降に同市内で撮影した農畜産業の写真が対象。市公式サイトか郵送、事務局の市農林振興課に直接持参して申し込む。応募は1人3点以内。 12月10日に市民文化センターで開く農業まつりで表彰式を行い、入賞者には賞金を贈る。問い合わせは同課<電055(995)1824>へ。
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いい空気づくりが鍵 80skip社長/山縣正二郎氏【サンフロント21懇話会~熱き地域人】
-店舗運営で重視することは。 「いい空気が流れる店舗づくり。ぎっくり腰の方は、痛みとともに生じる不快、不便、不経済という『三つの不』を解消するために来ている。施術後、また来たいと思える非言語コミュニケーションを心がけ、気軽に立ち寄れる空間づくりを目指している」 -今後の事業展開は。 「愛知、神奈川県中央まで店舗を広げたい。BtoBでは、対患者の非言語コミュニケーションに関する大学との共同研究を視野に入れている。教育訓練コンテンツを開発し、全国やアジアで展開したい」 -地域課題の取り組みは。 「高齢化や地域の人口減少が進む今、地元企業の役割は大きい。若手経営者の育成は中間世代である40
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裾野と長泉で移動スーパー MV東海 開始
食品スーパーのマックスバリュ東海(浜松市東区)は10日、裾野市と長泉町で移動スーパー事業を始めた。市街地から離れた地域を中心に商品を積んだ車両で回り、販売する。 同市役所で出発式を開き、作道政昭社長は「お客さまにマックスバリュがあってよかったと思ってもらえるよう、これからも地域に貢献していきたい」とあいさつした。同市の裾野茶畑店を拠点に月曜日から金曜日まで、運行するコースを変えて生鮮品を含む食料品や日用品など約500種類を販売する。キャッシュレス決済にも対応する。 同社の移動スーパー事業は県内7、8市町目。公共交通機関の減少や高齢化などで買い物が難しくなっている地域で、実際に商品を手に取って
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豪州小学生と歌や工作 裾野でフェア、交流楽しむ
裾野市海外友好協会は8日、オーストラリアンフェアを市民文化センターで開いた。同市と姉妹都市提携を結ぶオーストラリア・フランクストン市の訪問団も参加し、市民と交流した=写真=。 小学生を含むフランクストン市の訪問団36人は5年ぶりに来日し、ホームステイを体験しながら裾野市に滞在している。フランクストン市の小学生はステージで歌とダンスを披露したり、日本の子どもと一緒に工作や塗り絵を楽しんだりした。 訪問団のクローイ・クリングスさん(11)は「富士山の美しさに驚いた。日本はまち全体がとても清潔できれい」と話した。開会式では両市の代表が記念品を交換し、「友好関係が末永く続くことを願っている」などとあ
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裾野の遊園地「ぐりんぱ」 今年の営業終了 来園者前年比増
富士山2合目の遊園地「ぐりんぱ」(裾野市)が9日、今年の営業を終えた。新型コロナの行動制限がなくなった影響で、来園者は昨年より2割程度増えたとみられる。「日本ランド遊園地」から改名して20周年に当たる2024年は春に営業を再開する。 同園は標高1200メートルに位置し、この日正午の気温は12度。冷たい雨が降る中、約50人が足を運んだ。人形玩具「シルバニアファミリー」のキャラクターと記念撮影したり、屋内アトラクションに乗ったりして思い出をつくった。 日比野明支配人(53)は来年に向け「コロナ前のように多くのお客さんを迎えたい。ぐりんぱの歴史を振り返る企画を考えたい」と話した。 富士急グル
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物置小屋2棟焼く 建設会社の資材置場 裾野
8日午前11時半ごろ、裾野市公文名の資材置場から出火し、物置小屋2棟計43平方メートルを全焼した。 裾野署によると、同日は休業日で人はいなかったという。同署と富士山南東消防本部が出火原因を調べている。
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「食べ物」主題に2人展 静岡の彫刻家石上和弘さんと裾野の福井揚さん陶芸作品
静岡市の彫刻家石上和弘さん(57)と裾野市で陶芸作品などを手がける福井揚さん(45)の2人展「レンガと食物」が7日から始まるのを前に、会場となる静岡市葵区研屋町のギャラリー「ボタニカ・アートスペース」で6日、作品の搬入、展示作業が行われた。 初めてとなる2人展は春から企画を始めた。方向性の異なる2人の作品の中で共通点となる「食べ物」を主題に据えた後、対照的な存在として堅く角張ったレンガをテーマに加えた。 巨大な木製彫刻のスプーンやリンゴのフェルト画、粘土を削り出したドーナツ、くぎが打ち込まれたソフトクリームをかたどった陶芸作品など2人合わせて約60点を出品。両者とも食物に関連した作品が多
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危険業務従事者叙勲発表 静岡県内は元警察官ら110人
政府は7日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に従事した元公務員を対象とする「第41回危険業務従事者叙勲」の受章者3646人(うち女性15人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1710人(同4人)、瑞宝単光章が1936人(同11人)。発令は11月3日。 職種別では、警察官が1859人(同6人)で全体の半数を占めた。次いで自衛官959人(同8人)、消防吏員646人、海上保安官90人、刑務官や入国警備官89人(同1人)、麻薬取締官2人、漁業取締職員が1人だった。 都道府県別では北海道が287人で最も多く、埼玉県268人、神奈川県209人、千葉県201人、東京都157人と続いた。静岡は110人
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「裾野の魅力発見」10月14、15日に勉強会 地域活性化センターなど
地域活性化センターと全国地域リーダー養成塾裾野支部は14、15の両日、「裾野の魅力を見つける2日間」と題した勉強会を裾野市内で開く。 勉強会は、センター主催の養成塾の修了者が企画した関東・甲信越ブロック情報交換会の一環で、一般参加も可能。14日は午後1時から同市平松の平松公民館で、国学院大観光まちづくり学部の米田誠司教授が基調講演するほか、佐野原神社の境内を巡る。15日は午前9時から、須山浅間神社などを見学し、純国産メンマ作りの体験などを行う。 参加費は14日は無料、15日は1500円で、1日のみの参加も可。両日共に定員は30人で、希望者は10日までに同センターホームページの養成塾修了者
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小中学生 夏休みの成果 裾野 12日までアイデア展
裾野市は12日まで、児童生徒アイデア展を同市生涯学習センターで開いている。豊かな発想力で完成させた作品や身近な気づきからテーマを決めて調べた成果など、夏休みに手がけた小中学生の自由研究74点を展示した。 各学校の代表として、工作などものづくりの「発明くふう部門」28点、調べ学習の「自由研究部門」25点、駿東地区の展示会で入賞した「参考出品」21点を集めた。都道府県をピースに各地の名産を紹介する日本地図のパズル、光の三原色を利用してさまざまな色を作る装置、市内の農業用水の水質調査などが並ぶ。 期間中に発明くふうと自由研究部門の入賞審査を行い、18日に同センターで表彰式を開く。入場無料。
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裾野市 市民課に予約システム 待ち時間短縮、混雑緩和も
裾野市は5日、住民異動手続きを取り扱う市民課窓口の予約システムを正式に導入したと発表した。今年1~5月に実地検証を行い、来庁者の待ち時間短縮と混雑緩和、職員の負担軽減につながったという。 市によると、4~5月の大型連休中日となる平日では、最大待ち時間が前年の85分から40分に短縮された。発券から呼び出しまでの時間と、呼び出しから手続き完了までの時間が大幅に短くなり、担当職員の処理も円滑になった。約24%が事前にオンラインで予約してから来庁していた。 同システムはスマホやタブレットなどを使い、オンラインで申請手続きの日時を予約できる。市役所1階の端末機でも予約が可能。市は市民サービスの向上を目
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深良用水「用水ずい道」 土木遺産に認定 芦ノ湖の水を県東部へ
芦ノ湖の水を県東部に流す深良用水のトンネル「用水ずい道」がこのほど、歴史的な土木構造物として土木学会(東京)の選奨土木遺産に認定された。 用水ずい道は芦ノ湖と、干ばつに苦しんでいた現在の裾野市深良地区を結ぶため、江戸時代初期に山(湖尻峠)の下に掘られた全長1280メートル、高低差10メートルのトンネル。高度な測量と開削技術を駆使し、人の手堀りで約4年の歳月をかけ、1670年に完成した。350年以上たった現在も農業用水、産業用水として利用され、裾野、御殿場、長泉、清水の4市町でつくる水利組合が管理している。 土木学会の選奨土木遺産は2000年度に創設され、本県の認定は用水ずい道を含め11件にな
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は2日、幼稚園と小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者195人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】浜松市東区6人 【小学校】三島市6人、長泉町8人、同町7人、御殿場市7人、富士宮市6人、富士市10人、同市11人、静岡市葵区5人、藤枝市16人、浜松市西区14人、同市浜北区10人 【中学校】三島市14人、沼津市18人、裾野市8人、静岡市清水区11人、同区8人、焼津市12人、牧之原市8人、浜松市中区10人
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副議長に杉山氏 裾野市議会
裾野市議会は2日、副議長に杉山茂規氏(48)=未来すその=を選出した。副議長は1年交代が慣例で、前任の井出悟氏(52)=同=は同日付で辞任した。 杉山茂規氏(すぎやま・しげき)不動産管理会社役員[元]衆院議員秘書。4期。茶畑
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新会長に野木氏 ソロプチミスト駿河
国際ソロプチミスト駿河はこのほど、第46期理事会メンバーを決めた。新会長には野木明美氏(三島市)が選ばれた。このほかのメンバーは次の通り。 副会長 高田千恵子(長泉町)▽セクレタリー 木下益枝(伊豆の国市)▽C・セクレタリー 服部鈴子(裾野市)▽トレジャラー 小野寺春代(同市)▽一年理事 舟橋智子(三島市)▽2年理事 金子哲子(沼津市)
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11案件 可決、認定 裾野市議会閉会
裾野市議会9月定例会は2日の最終本会議で、2022年度水道事業会計未処分利益剰余金の処分案など11案件をいずれも原案通り可決、認定して閉会した。
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米寿高齢者 「お元気に」 裾野市社協が祝い品
裾野市社会福祉協議会はこのほど、88歳の米寿を迎えた1人暮らしの高齢者22人に祝い品を贈った。「敬老の日」に合わせ、初めて企画した。 市社協職員と民生委員が先月中下旬に戸別訪問し、「これからも元気にお過ごしください」と声をかけながら届けた。祝い品は長期間楽しめるように保存加工したプリザーブドフラワーと、同市の勝田美恵子さんが手作りした座布団。高齢者は「気持ちのこもった品をありがとう」などと感謝した。
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動物園テーマに溝ぶたデザイン 裾野東中美術部取り付け
裾野市立東中の美術部員は1日、「動物園」をテーマにデザインした25枚の溝ぶたを地域の側溝に取り付けた。 環境美化や交流を狙いに、絵を描いて設置する事業「そこにペイント」として実施。作業には生徒や同市東地区商工振興会の会員ら約15人が参加した。 同会の萩原克哉さんは「歩道が明るくなっている。普段は接点の少ない中学生とも交流ができてよかった」と話した。
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スポーツ×音楽 裾野に熱気、10月1日まで野外フェス
スポーツと音楽を楽しむ「マウントフジ・スソノ・アウトドア・スポーツフェスティバル」が30日、裾野市須山のスノーパークイエティで始まった。10月1日まで。世界最大級の障害物レース「スパルタン」の子どもレースとトレイルランニングレース、音楽フェス「スソノホエロック」を同時に開催し、親子連れらでにぎわった。 子どもレースには4~14歳の約90人が出場。コースに設置されたネットなどの障害物を乗り越えてゴールを目指した。小学2年の山田花穂さん=千葉県=はスタート前、「楽しい雰囲気。1位になりたい」と意気込んでいた。 音楽フェスでは裾野市観光・スポーツ大使のフルヤトモヒロさんら、全国各地の「大使」が
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ラグビー人気 もっと広く、ずっと熱く 静岡県内関係者 普及強化へ再奮起
フランスで8日に開幕し、熱戦が続くラグビーワールドカップ(W杯)。日本代表は29日、サモアに勝利し、1次リーグ2勝1敗とした。2019年の日本大会では、日本がエコパスタジアム(袋井市)で強豪アイルランドを破った「静岡ショック」が大きな話題になるなど、国内開催を機に子どものラグビー人口は増加した。競技普及に奔走する県内のラグビー関係者は、今大会がラグビー熱を根付かせるチャンスと、日本の活躍に期待を寄せている。 御殿場市の会社員斎藤亮さん(42)一家は日本大会をきっかけにラグビーにのめり込んだ。エコパでのオーストラリア―ジョージア戦を家族で初めて生観戦。長男匠君(11)=御殿場東小6年=は迫力
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中秋の名月 幻想的な光、静岡県内各地に 3年連続満月と重なる
「十五夜」の29日、静岡県内各地で雲の切れ間などから中秋の名月を見ることができた。 灯台と共演 浜松・五島海岸 浜松市南区の五島海岸では午後5時50分ごろ、月が薄雲から顔を出し、天竜川の対岸にある掛塚灯台(磐田市)と〝共演〟した。月光が水辺を照らし、幻想的な光景が広がった。 中秋の名月に満月が重なるのは3年連続。次に満月と一致するのは7年後の2030年9月12日になる。 (浜松総局・山川侑哉) 清水の街 上空にうっすら 静岡市葵区長尾の梶原山公園からは、午後5時47分ごろ、伊豆半島の背から昇る満月が雲を透かしてうっすらと見えた。月はすぐに雲で隠れたが、一瞬の月明かりが三保半島
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輪になって対話 地域住民と交流 裾野高1年生
裾野高は29日、1年生と地域住民の交流会「トークフォークダンス」を裾野市の同校で開いた。フォークダンスのように輪を作り、テーマと相手を変えながら楽しく対話した。 1年生130人に対し、地域住民65人が参加。生徒2人と地域住民1人の計3人でグループを作り、「幸せを感じる瞬間」「休日の過ごし方」などのテーマで自分を紹介した。生徒は設問ごとに席を移動して、多くの地域住民と交流した。 生徒が初対面の大人に「これまでに一番恥ずかしかった思い出」をカミングアウトすると、会場のここかしこで笑い声が湧き上がった。「これから行った方がいいこと」として、地域住民は「失敗を恐れずに挑戦する。失敗しても学ぶことがあ
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屋根瓦修繕費10倍超請求 静岡県警逮捕の男ら 「飛び込み営業」数十年前から横行
必要のない屋根瓦の修繕工事を施し、費用を高齢者からだまし取ったなどとして、静岡県警に詐欺と特定商取引法違反(不備書面交付)の疑いで逮捕された神奈川県小田原市などの23~31歳の男7人が、修繕作業に安価な材料を多用していたことが28日、関係者への取材で分かった。利益を生むための工作とみられ、施工後は材料費を含む本来の経費の10倍以上を支払うよう、被害者に請求していた。三島署と富士署、県警生活保安課はグループによる被害総額が数千万円に及ぶとみて、詐欺行為を始めた経緯や動機を調べる。 県警によると、グループは主に、雨漏り防止策としては効果がない「シーリング剤」を使った工法を多用し、必要のない施工
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裾野市施設のネーミングライツ 提案公募型を導入
裾野市の村田悠市長は28日、提案公募型のネーミングライツパートナー制度を導入する方針を明らかにした。民間事業者を対象に、市が所有する公共施設などにふさわしい愛称を有料で付けることができる権利(ネーミングライツ)を募集する。 市議会9月定例会で、小林俊氏(かがやき)の一般質問に答えた。村田市長は「対象施設を限定せず、年間を通していつでも受け付けられるよう募集する」と述べた。2023年度内にも公募を開始する予定。公共施設や公用車、マンホール、イベントなどを命名の対象に想定する。 提案公募型ネーミングライツパートナーは市が選んだ施設などの愛称を募るのではなく、民間事業者から愛称を付けたい施設や条件
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社説(9月28日)野生のクマと人間 山で遭遇しない工夫を
環境省は9月、今年4~7月のクマによる人身被害が54件に上り、同期間の記録が確認できる2007年度以降で最多だったと発表した。同期間の「出没」は約8千件。年間2万件超だった20年度と同程度で推移しているという。 クマは森林生態系の重要な構成種である一方、近年は人や農作物への被害が社会問題化している。人の生活領域への侵入を防ぐ工夫が必要だ。夏場から冬眠に入る11月下旬までは山中を活発に動き回る。キノコ採りや山歩き、キャンプなどで偶発的に遭遇しないよう、十分に注意したい。 静岡県内では21、22年度に人身被害の報告がある。今年4~7月の出没は28件に上る。昨年度の21件を既に超えた。静岡市葵
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富士山(自然休養林周遊コース=御殿場口)(御殿場市・裾野市) 四季折々の花が彩り【山ある記】
富士登山というと山頂を目指す人が多いが、すそ野にも宝永噴火痕跡の火山砂礫[されき]帯、「森林浴の森 日本100選」に選ばれた原生林、御胎内[おたいない]などを散策できるコースがある。 御殿場市の御殿場口新5合目の駐車場が出発地。歩き出しは駐車場の西側にある幕岩の案内板からとなる。下草があまりない針葉樹や広葉樹が混在する平坦な道を進み、5月中頃にはミツバツツジの明るい紫の花が彩りを添える。 1時間半くらいで溶岩が壁となった幕岩に着く。休憩するにはいい所だ。ここからは、対岸の急坂を上り、幕岩上の沢筋を横切って富士山に向かう。カラマツの砂礫帯にある白いロープに沿って登って行くと40分ぐらいで四
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山頂に登らなくても富士山は魅力的 静かな山歩き堪能【しずおかアウトドアファン】
夏山シーズンを終えた富士山。今夏も国内外から大勢の登山客を迎え、山頂に向かう登山道は時に行列ができるほどにぎわった。一方で、夏が終わっても魅力的なのが富士宮、御殿場、須走の主要3ルート周辺の樹林帯や標高2693メートルの宝永山など富士山の山腹に点在するスポット。静かな山歩きを楽しめる「山頂に登らない富士山」の魅力を紹介する。 迫力の宝永火口、美しい木々... 登山愛好者らでつくる日本山岳会静岡支部が山の日の8月11日に開いた、親子向けのハイキングイベント。県内を中心に参加した約20人が水ケ塚駐車場(裾野市)を起点に、須山口登山歩道、同下山歩道など標高1450~1650メートルの約8・5キ
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静岡県内21施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は26日、小学校など計21施設でインフルエンザに感染したとみられる患者247人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】湖西市5人 【小学校】裾野市7人、磐田市7人、浜松市中区13人、同区24人、同市東区16人、同区9人、同市西区10人、同市南区14人、同区8人、同市北区6人、同区20人、同市浜北区18人 【中学校】熱海市13人、三島市11人、同市12人、裾野市7人、島田市11人、 【高校】沼津市8人、静岡市葵区17人、浜松市中区11人
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神奈川工科大 プログラミング講座 小学生 ロボット操作 ブロック動かす課題挑戦 裾野
神奈川工科大(神奈川県厚木市)はこのほど、小学生対象のプログラミング講座を裾野市生涯学習センターで開いた。午前と午後の部に分かれ、児童19人がロボット操作に挑戦した。 金井徳兼教授がコンピューターに指示するプログラミングについて説明し、ロボットの動かし方を指導した。児童はロボットの回転数や角度、速度などを各自で考え、「黒い枠で囲った1メートル四方の紙の上から、おもちゃのブロックを何個外に出せるか」という課題に取り組んだ。 初めは思うように動かせず、四苦八苦する児童が多かったが、金井教授や学生の指導でプログラミングを改良すると、たくさんのブロックを外に出せるようになった。裾野西小4年の渡辺泰晟
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シートベルト 着用を啓発 裾野署
裾野署は24日、秋の全国交通安全運動(21~30日)に合わせ、裾野市の富士サファリパークで啓発活動を行った。 車が横転や衝突した場合を再現し、シートベルトの重要性を体感できる交通体験車の展示や、交通安全のクイズが書かれた魚型のカードを使った釣りゲームなどを用意した。神奈川県厚木市の愛甲小4年東條月葵子さんは「衝突体験は勢いがあって怖かった。シートベルトを絶対にする」と話した。 清水正純署長は「観光客も安全運転で市内を巡り、事故なく過ごしてほしい」と述べた。
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困りごと 新技術で解決 トヨタ、中学生に授業 裾野
トヨタ自動車グループはこのほど、裾野市の富岡中で出前授業を行った。2年生135人が学校の近くに開業する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」について学び、日常生活で困っていたり不便に感じたりしていることの解決策を考えた。 トヨタグループが建設を進めるウーブン・シティは発明家が生活し、モビリティー(移動)の新しい技術やシステムを開発する。生徒は4人ずつのグループに分かれ、発明家になったつもりで「こんな技術があったらいいな」と思うアイデアを話し合った。代表の生徒が「登下校の荷物が重いので教科書を電子化したい」「病気の人のために新しい薬を開発したい」などと発表した。 ウーブン・シティは2025年
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画家杉本さん 裾野 国際サロン入賞 市長に報告
裾野市の油彩画家杉本秀子さん(80)の作品「名木」が、フランスで開かれたパリ国際サロンで同サロン会長の名を冠した「ザッキ賞」を受賞した。22日、裾野市役所を訪れ、村田悠市長に喜びを報告した。 杉本さんは桜を題材にした作品を多く制作し、国際サロンでは過去に2回の受賞歴がある。今回受賞した「名木」は千葉県の山桜を美しく描いた。5月にパリで開かれた「TOKYO世界展」でも、「吉高の大山桜」がパリ国際サロン賞を受賞した。 杉本さんは「暗いニュースも多い中、明るい話題を届けられたら。もっと頑張りたい」と話し、村田市長は「杉本さんの作品は市民の心を豊かにしている。ますますの活躍を願う」と期待した。
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小学生が描いた「宝物」並ぶ 裾野で絵画展
裾野市や御殿場市などの小学生が「わたしの宝物」を描いた絵画展が23日、裾野市民文化センターで始まった。24日まで。 同市教育委員会の主催で、県東部で児童クラブを運営するトヨタエンタプライズ(名古屋市)が企画した。児童が絵の具やクレヨンを使い、画用紙にのびのびと表現した276点を展示した。 家族、ペット、飼育する昆虫や魚、富士山、ぬいぐるみなど子どもたちの宝物はさまざま。ディズニーランドに行った思い出や、将来の夢を描いた作品もあり、初日から多くの家族連れでにぎわった。審査で入賞5点を決め、後日表彰するという。 午前10時から午後3時まで。入場無料。
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日本選手権3、4位 伊豆の国のチア「パワフルキッズ」11月に世界大会
伊豆の国市を拠点に活動するチアリーディングチーム「パワフルキッズ」が、8月に東京都の国立代々木競技場第1体育館で開かれたジャパンカップ2023チアリーディング日本選手権大会(日本チアリーディング協会主催)で好成績を収めた。小学校高学年部門で3位、中学校部門で4位に輝いた。両チームは11月に群馬県の高崎アリーナで開かれる第11回チアリーディング世界選手権日本大会(国際チアリーディング連盟主催)の出場権を獲得した。 全国16チームが参加した小学校高学年部門は4~6年の20人で臨み、ノーミスで演技を終えた。同市立韮山小6年の杉本栞奈主将(11)は「3位になれたのはうれしいが、日本一が目標だったの
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浸水被害の楽団 裾野市に訴訟準備 スプリンクラー問題
裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動した浸水被害で、管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は22日、施設設置者の裾野市を相手取った損害賠償請求訴訟の準備をしていると明らかにした。 楽器の修理費や、けがをした楽団員の治療費などの被害額を精査し、年末か年明けに同市に請求する。折り合いがつかなければ訴訟に踏み切るか判断する。芸術監督・指揮者の中原朋哉氏は同日、静岡市内で開いた記者会見で、請求額が1点1千万円を上回る楽器が複数あるとの見解を示した。 事故原因を「特定できない」とした市設置の事故調査委員会に対しても、「原因は明らかでありながら結論をゆがめた」として法的措置を検討してい
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裾野市政カレンダーの写真審査会 富士山引き立つ作品など101点
2024年の裾野市政カレンダーに掲載する写真審査会が22日、市役所で開かれた。 市内外の写真愛好家ら39人から、21年1月1日以降に市内で撮影した計101点の応募があった。会場には季節の花々や星空、花火をアクセントに富士山を引き立てた作品などが並んだ。村田悠市長や広報特派員らが審査員を務め、表紙と各月に最適な写真を選んだ。 村田市長は「裾野市から見える富士山が一番。どれも迫力のある写真で素晴らしい」と総評した。 表紙写真は、田島信雄さん(裾野市)の赤く染まった雲を背景に富士山のシルエットが際立つ「赤雲4態」に決まった。
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裾野・熊野神社「しゃぎり」33年ぶりの音色、10月披露 伝統後世に
裾野市伊豆島田の熊野神社で10月14日、秋の祭典が開かれる。後継者不足で途絶えていた伝統的な祭りばやしの「しゃぎり」が地域住民の手で33年ぶりに復活し、披露される。 復活させたのは、かつてしゃぎりの中心メンバーだった市川光幸さん(74)。地区の回覧板などで参加者を募り、園児から40代までの25人が集まった。社務所に残っていた大小の太鼓とかねを使い、5月中旬から練習を始めた。 しゃぎりには楽譜がなく、口伝えで覚えるのが伝統だが、市川さんは子供にも分かりやすいように使う手やたたく位置を示した図面を作り、一から指導した。太鼓とかねと合わせる笛は自ら演奏するという。市川さんは「地域で伝承してきた
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動物がすみやすい環境作りを 富士サファリパークで慰霊祭
死んだ動物たちへの慰霊と愛護精神の普及を願う秋の恒例行事「動物慰霊祭」が22日、裾野市の富士サファリパークで営まれた。 同園の職員ら27人が参列し、八王子神社(御殿場市)の宮司伊藤隆彦さんを招いて祭儀を行った。ウサギ、モルモット、ハリネズミ、イヌもスタッフに抱えられながら神事を見守った。 飼育部を代表して日紫喜美快さんが「今以上に自然を大切にして、動物のすみやすい環境作りをしていく」と弔辞を述べた。
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静岡県、こども計画策定へ 少子化、貧困、虐待など対策
静岡県は21日までに、本県の子ども政策の指針となる「県こども計画」を策定する方針を固めた。複数の現行計画を一本化し、少子化対策や子どもの貧困、虐待防止といった重要施策を総合的に推進する。当事者の考えを反映させるため、計画づくりの過程で子どもや若者に対して意見聴取を実施する。 今年4月施行のこども基本法は、都道府県にこども計画を定めるよう努力義務を課している。県は政府が年内にも取りまとめる「こども大綱」の内容を踏まえ、2024年度から本格的な策定作業に着手する。計画期間は25~29年度の5年間とする方向で調整している。 現行の「県子ども・若者計画」や「ふじさんっこ応援プラン」を一本化し、妊
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静岡県内13施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、小学校など計13施設で、インフルエンザに感染したとみられる患者240人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。浜松市中区の幼稚園は全園閉鎖した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】沼津市18人、浜松市中区25人。 【小学校】清水町23人、富士市12人、静岡市清水区48人、同区7人、焼津市11人、藤枝市31人、島田市19人。 【中学校】裾野市12人、清水町9人、藤枝市9人。 【高校】浜松市中区16人。
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オーストラリアの訪問団と交流 10月8日、裾野でフェア
裾野市海外友好協会は10月8日午前10時から午後3時まで、オーストラリアンフェアを裾野市民文化センターで開く。入場無料。 同市の姉妹都市であるオーストラリア・フランクストン市の小学生を含む訪問団が5年ぶりに来日。民俗楽器の演奏やダンス、クイズなどを通して市民と交流する。英語絵本の読み聞かせやバルーンアート、塗り絵などの体験コーナーを設け、オーストラリアの料理とワインを販売する。 問い合わせは同協会<電055(993)9695>へ。
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⚽社会人サッカー SS伊豆に声援を 裾野で24日試合 フルヤさんのライブも
東海社会人サッカーリーグ第2部のSS伊豆は24日午後1時から、裾野市陸上競技場でAS刈谷と対戦する。前座として午前9時から小学生チーム、午後3時から後座の高校生以上のチームによる試合も予定する。観戦無料。 SS伊豆戦のハーフタイムには、市観光・スポーツ大使のフルヤトモヒロさんがライブを行う。 問い合わせは市産業観光スポーツ課<電055(995)1825>へ。
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不二聖心女子学院(裾野)と上智大(東京) 学生、教員ら連携で協定
裾野市の不二聖心女子学院と上智大(東京)はこのほど、高校と大学の連携に関する協定を結んだ。同高からは近年、卒業生の2割超が上智大に進学。同じカトリック系の教育機関として、教職員の交流も進める。 協定には、両校での入試説明会や講演会、模擬講義の実施、両校の生徒と学生が関わる協働プロジェクトの創出、教職員相互の情報交換を盛り込んだ。 締結式が行われた6月には、同大の曄道佳明学長が不二聖心女子学院を訪れ、高校生と保護者を対象に講演したほか、8月には同大を運営する上智学院の担当者による研修会、中学生の補習合宿を大学生が支援するなどの取り組みも始まっている。 曄道学長は「同じカトリックの価値観の
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陸上男子学生 食事で応援 「すその頂飯」第2弾 日大短期大学部 献立開発
裾野市のスポーツや観光、経済団体でつくる市スポーツツーリズム推進協議会は20日、陸上の男子大学生選手に向けた食事メニューの開発を始めた。日本大短期大学部食物栄養学科(三島市)と来年1月までに1週間3食分、計21種類の献立を作り、合宿の受け入れ先となる宿泊施設や飲食店が提供する。 地元食材を使い、2020年度に考案した「すその頂飯(いただきめし)」の第2弾。前回は実業団の女子陸上選手に適したメニューだった。近年は男子大学生チームの合宿が増えているため、ふさわしい量と栄養素の食事を考えて選手の滋養強壮と疲労回復につなげる。 開発には同短期大学部の学生6人も参加する。三島市のキャンパスで初会合
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裾野の100歳長寿を祝福 市長が戸別訪問
裾野市の村田悠市長は20日、本年度100歳を迎える高齢者の元を訪れ、長寿を祝福した。自宅や施設で記念品と祝い金を手渡し、「これからも元気で過ごしてください」と声をかけた。 同市佐野の上藤フミさん宅には家族や赤十字奉仕団の関係者らがお祝いに駆けつけた。上藤さんは神奈川県出身で、結婚を機に裾野市で生活を始め、約40年前に家族で裾野ひかり幼稚園を開園した。「あの頃は(子供の数が多く)幼稚園が足りなかったが、いまは子供が少なくなってしまった」と語り、「一生懸命に働き、子供の栄養を考えながら食事を作ったりした」と振り返った。 現在は散歩が日課で、アボカドやバナナ、蜂蜜などで作ったスムージーを愛飲し
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高校生 脱炭素に向けた仕掛けやアプリ 企業に提案へ 大学生とワークショップ
気候変動やエネルギー問題などに関心のある県内の高校生が本年度、脱炭素につながる企画を考える環境ワークショップ「アオハル・エコロジー・ラボ」に取り組んでいる。大学生の支援を受けながらグループごとに脱炭素に向けた仕掛けやアプリ開発などを立案し、来年3月に地域の企業などに提案する。企画の実現が目標で、関係者は「実践的な学びの場にしたい。最終的には高校生と企業のマッチングができれば」と期待を寄せる。 県と静岡大が3月に締結した「地域脱炭素の推進に関する連携協定」に基づいた初の事業で、人材育成を目的に両者などで構成する実行委員会が主催する。県内16校の1~3年生43人が参加し、数人ずつの10グループ
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スポーツ×音楽 裾野で野外フェス 入場無料で公開
スポーツと音楽を楽しむ「マウントフジ・スソノ・アウトドア・スポーツフェスティバル」が30日と10月1日、裾野市須山のスノーパーク「イエティ」で開かれる。富士山麓を代表する野外イベントを目指し、市や静岡新聞社などでつくる実行委員会が初めて企画した。 世界最大級の障害物レース「スパルタン」が演出する子供レースとトレイルランニングレース、音楽フェス、飲食物販を予定し、入場無料で公開する。レースは計約500人が出場。音楽フェスには裾野市観光・スポーツ大使のフルヤトモヒロさんや、富士市シティープロモーション大使の結花乃さんら全国各地の「大使」が出演する。 開場は30日が午前8時~午後5時、1日は午
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若山牧水の遺徳しのぶ 吟詠や合唱披露 裾野・鈴木図書館短歌会
裾野市の鈴木図書館短歌会は17日、同市ゆかりの歌人若山牧水(1885~1928年)をしのぶ「第48回裾野牧水祭」を市民文化センター前の歌碑で2年ぶりに開いた。 市合唱連盟と市吟道連盟がそれぞれ、富士山麓の風景などを詠んだ牧水の短歌を題材にした合唱と吟詠を披露した。同短歌会講師の湯川邦子さんは、牧水の歌碑のいわれを解説。牧水が酒をこよなく愛したことにちなみ、歌碑には牧水が好んだとされる日本酒「白雪」が注がれた。 晩年の8年間を沼津市で過ごした牧水は隣接する裾野市もたびたび訪れ、紀行文や短歌を残した。市内6カ所に歌碑が設置されている。
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「お達者度」自立健康生活期間、静岡県全体伸び 男性/菊川初のトップ 女性/御殿場6年連続
静岡県は15日までに、65歳から自立して健康に生活できる期間を示した2020年の「お達者度」をまとめた。男性は18・59年、女性は21・57年で、いずれも前年から延伸した。市町別にみると、男性は菊川市が19・45年で初めて1位になり、女性は御殿場市が22・57年で6年連続トップだった。 要介護度2未満の状態を「お達者」と定義し、人口や死亡数、介護認定状況のデータに基づいて県が毎年独自に算出している。県全体は前年に比べ男性が0・29年、女性が0・19年それぞれ伸び、いずれもデータの公表を始めた09年以降で最長となった。 2位以下は男性が裾野市、袋井市、湖西市、三島市の順。女性は湖西市、森町
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全国大会へ「精いっぱい戦う」 小学生サッカー「ALA裾野」が抱負
裾野市の小学生サッカークラブ「ALA(アーラ)裾野」が15日、市役所に村田悠市長を訪ね、全国大会出場を報告し、健闘を誓った。17、18日に福島県で開かれる「JCカップU―11少年少女サッカー全国大会」(日本青年会議所など主催)に初出場する。 訪れたのは登録選手のうち、同市の小学校に通う選手14人と杉山心持監督(47)。副主将の鈴木奏翔君(深良小5)が「練習の成果を発揮し、1試合でも多く勝てるよう精いっぱい戦ってきます」と意気込みを話した。大会には各地区予選を勝ち抜いた10チームと開催県チームが参加し、ALA裾野は活動内容を評価された特別推薦で出場が決まった。杉山監督は「持ち味の攻撃力で優勝を
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新インターン始動 5日間以上/半分は実習 キャリア形成とマッチング
国が新たに定義したインターンシップが本年度スタートし、静岡県内でもより実践的なカリキュラムを導入する企業が出始めた。実施期間は5日間以上、日程の半分以上を職業実習に当てる-など、要件を満たせば企業はインターンで得た学生の情報を採用の広報や選考に活用できる。キャリア形成と人材のマッチングを支援する仕組みだが、制度の周知は進まず定着にはまだ課題も多い。 しずおか焼津信用金庫(静岡市葵区)は8月中旬、本年度のインターンシップを実施した。金融業務の基礎的座学とグループワークが2日間、各支店での実務体験が3日間。同市駿河区の丸子支店では学生が開店から閉店までを経験し、窓口や営業などを担当する若手職員
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「するがの極」生育順調 静岡県東部ブランド米 JAふじ伊豆が調査
JAふじ伊豆は12日、静岡県東部のブランド米「するがの極(きわみ)」の収穫に向けた今シーズン最後の生育調査を沼津、裾野両市の水田で実施した。育ちは順調で、10月中旬から販売予定。 5月下旬に田植えをした場所をJA職員らが巡回し、病害虫の発生状況や穂の長さや数などを調べた。サンプルに採取したもみの色合いを丁寧に確認し、最適な収穫期も予測。営農アドバイザーの中村善昭さんは「厳しい暑さの影響が心配されたが、生産者が水の管理を徹底してくれた。おおむね順調で良い米ができそうだ」と期待を込めた。 するがの極はJAふじ伊豆なんすん地区本部で栽培される「きぬむすめ」のうち独自の基準を満たした一等米。中村
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静岡人インタビュー「この人」 裾野市出身のプロテニス選手 吉岡希紗さん(群馬県)
三重県の四日市商高と早稲田大時代、ともに全国大会で優勝した。今年3月に大学を卒業した後、プロに転向して海外ツアーを転戦している。171センチの長身を生かし、左腕から繰り出す強烈なショットが武器。裾野市出身。23歳。 -現在はどのような生活を。 「国内の練習拠点は群馬県高崎市にあるテニスクラブ。月の半分は大会に出場している。試合は自分で選ぶので、現在は欧米に比べて遠征費がかからないアジアや東南アジアを中心に回っている。8月はタイに3週間滞在していた。今後は国内で開かれる国際大会2戦と、国民体育大会に出場する予定」 -競技を始めたきっかけは。 「テニスをしていた両親について行き、5歳で始
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インフルエンザ 静岡県内26校で学級・学年閉鎖
静岡県は12日、県内の小中学校と高校計26校でインフルエンザに感染したとみられる患者328人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。県によると、1日の患者数が300人を超えたのは2020年2月4日発表分以来。9月の1日当たりの閉鎖施設数としては過去最多となった。 県が発表している直近1週間(8月28~9月3日)の定点医療機関1カ所当たりの平均患者数は、前週比1・52倍の2・19人。今後の集計分でさらに増える可能性がある。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市7人、熱海市6人、沼津市11人、同市30人、三島市12人、長泉町10人、裾野市14人、富士市5人、静岡市駿河区2
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自転車「ツーロック」を 裾野署が西中で啓発
裾野署はこのほど、朝の登校時間帯に合わせて、生徒に自転車盗難被害防止を啓発するキャンペーンを裾野市立西中で開いた。 署員と生徒、地域安全推進員らが校門で、自転車通学者らに啓発品を配布。備え付けの鍵に加えてワイヤロックなどを使う「ツーロック」を呼びかけた。 施錠確認やヘルメットの着用推進を進める自転車リーダーとして活動する3年の川崎凌平さん(15)は「1カ月前に友達が無施錠で自転車を盗まれてしまった。日ごろの意識が大切だと思う」と気を引き締めた。 同署によると、1~7月までに、自転車盗難の被害は管内で28件発生し、昨年と比べて増加傾向。このうち23件は無施錠だったという。
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秋の味覚クリ 収穫が本格化 裾野市
秋の味覚クリの収穫が、裾野市深良の山口農園で本格化している。 同園では約5千平方メートルの敷地に270本ほどのクリの木を栽培している。国見や紫峰、利平などの種類を扱い、一日で20~30キロのクリを収穫する。園主の勝又俊博さん(75)によると、今年は夏の暑さと雨の少なさの影響で熟すのが遅く、収穫は10月中旬まで続く見込み。9月中旬ごろからは、同市などの福祉事業所の働き手とも協力して盛期を乗り切る。 勝又さんは「渋皮煮やくりご飯がおすすめ。甘くてホクホクした食感を楽しんでほしい」と話した。同市のファーマーズマーケットなどで販売している。
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富士山麓に歴史公園 裾野市 2026年度の着工目指す
裾野市は、明治時代まで富士登山の拠点だった須山地区に「仮称・御師(おし)公園」を整備する。富士山麓の自然環境をいかした歴史公園と位置づけ、霊峰の歴史と文化を伝えるとともに、市民と市外からの来訪者が休憩や遊び、野外活動などに幅広く利用できる空間を提供する。 計画地は国道469号沿いの約5万平方メートル。開会中の市議会9月定例会に、事業用地取得に向けた評価・算定費などを盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案を提出した。官民連携による魅力ある公園整備へパークPFI(民間事業者による公園施設の設置・管理)導入を検討しながら、26年度の着工を目指す。 北側は「御師の家ゾーン」として、巡礼者の宿泊
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「道の駅」2029年完成へ 裾野市、地域活性化図る
裾野市は11日、市内に整備を計画する「道の駅」について、2029年初旬の完成を目指す方針を明らかにした。四季折々の富士山を望む交通要衝地に休憩、情報発信、地域連携、防災機能を兼ね備えた道の駅を開設する。 市議会9月定例会で、鈴木努市長戦略部長が勝又豊氏(かがやき)の代表質問に答えた。現時点で候補地は未定だが、南北を通る交通量の多い国道246号沿いなどが候補になるとみられる。 整備に向け、市は23年度に基本構想を策定している。24年1~3月に一般から意見を募るパブリックコメントを実施し、24年度から基本計画を作成する予定。市は市内初となる道の駅を整備して、「通過型」から「滞在型」への人流創
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1人暮らしの高齢者に花贈る 東静岡ヤクルト販売、敬老の日に 裾野など
18日の「敬老の日」を前に、東静岡ヤクルト販売(沼津市三園町)は11日、社会福祉活動「『愛の訪問活動』敬老の日お花プレゼント」を始めた。 ヤクルトレディが伊豆の国市、裾野市、長泉町に住む1人暮らしの高齢者宅を訪れ、花やメッセージカードなどを手渡している。井之原結奈さんから受け取った裾野市の女性(80)は「うれしい。いつも訪問してくれるのを楽しみに待っている」と話した。 15日までに約620人に実施する予定。
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裾野市、新型コロナワクチン集団接種 10月3日から
裾野市は20日から、新型コロナウイルスワクチンの秋接種を始める。主に65歳以上の高齢者を対象にした集団接種は、10月3日から市福祉保健会館で行う。個人負担金は無料。 国の方針に基づき、オミクロン株XBB対応ワクチンを使用する。対象は初回接種を終えた生後6カ月以上の3万9577人。うち、65歳以上が1万3550人を占める。集団接種は12月17日までの間に、休日を含む計26日間実施する。 個別接種は市内の医療機関で対応する。接種券は順次、対象者に発送する。 問い合わせは市健康推進課<電055(992)5711>へ。
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地域活動の人材育成 コミュニティカレッジ開講 静岡
明るく住みよい社会を築くために地域活動に取り組む人材を育成する県コミュニティづくり推進協議会の本年度の「コミュニティカレッジ」が9日、静岡市葵区の市民文化会館で開講した。11月までに4回の講座を行い、講義やワークショップ、県内地域団体への訪問を通じて活動時の心構えや運営のこつなどを学ぶ。 本年度の受講生は地域団体やNPO法人、地区センターなどに所属する県内各地の26人。初回講座は藤枝市の一般社団法人「SACLABO(サクラボ)」の渡村マイ代表理事が進行役を務め、菊川市市民協働センターの笠原活世センター長と、NPO活動にも取り組む裾野市自治振興課職員の宮坂里司さんが活動概要やまちづくりへの思い
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マックスバリュ東海、裾野で移動スーパー事業開始 10月から
食品スーパーのマックスバリュ東海(浜松市東区)は7日、裾野市で10月から移動スーパー事業を始めると発表した。市内40区の計60カ所で車両による移動販売を実施する。 同市の裾野茶畑店を母店に、コースを決めて週1回ずつ巡回する。食料品と日用雑貨約500種類を販売する予定。市役所で事業概要を説明した同社担当の秋田昌宏さんは「カタログではなく、実際に商品を見て購入できるのが移動スーパーの特徴」と話した。店舗の少ない中山間地などを中心に展開し、裾野市で県内7市目になるという。 同市区長連合会と連携して要望を調査し、全85区のうち半数近くを回ることが決まった。連合会の岩崎正行会長(76)は「路線バス
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こども園誘致見直し 裾野市議会 水泳場跡地で市長答弁
老朽化などで廃止した旧裾野市立水泳場(石脇)の跡地利用について、村田悠市長は8日、再検討する考えを明らかにした。市は幼保一体型の認定こども園を誘致する方針を示していたが、少子化などを受けて見直す。 市議会9月定例会で、浅田基行氏(未来すその)の代表質問に答えた。村田市長は「想定以上の出生数減少や、近隣に別のこども園が新設されるなどの状況を踏まえ、あらためて速やかに判断する」と説明した。昨年9月の市議会で市は水泳場を取り壊した後に、民間こども園を誘致する方針を明らかにしていた。 1962年に開設した市営プールの水泳場は老朽化が進み、大規模な漏水が起きたため、2019年度に営業を休止。翌20年度
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企業版ふるさと納税 裾野市に静岡県内8割15億円 自治体間で大きな格差
企業版ふるさと納税制度を活用した2022年度の静岡県内自治体への寄付額は前年度比0・6%増の19億8300万円、寄付件数は76%増の245件で、いずれも制度が始まった16年度以降で最多だったことが7日までの内閣府のまとめで分かった。企業側の関心が高まり、自治体にとって新たな自主財源の確保につながる一方、自治体間で寄付額の差が広がりつつある。 同制度は、民間企業が国に認定を受けた地方創生の計画を持つ自治体を選んで寄付ができる。県と県内市町を合わせた22年度の寄付額は北海道、群馬県に次いで全国3位だった。寄付を受け入れた県内の自治体は21年度の28から30に増えた。 自治体別にみると、裾野
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裾野・園児虐待事件 静岡県と市、園側の報告書受理 改善措置で「保育適切に」
裾野市の私立さくら保育園で発覚した園児虐待事件で、静岡県と市は7日までに、運営する社会福祉法人「桜愛会」(同市)が再発防止策などを盛り込んで提出した改善報告書を受理した。既に一部の改善措置が実施され、今後も継続的に行われることで「適切な保育環境の確保が認められる」と判断した。 県と市は児童福祉法などに基づく特別監査を行い、2月に「原因検証」「再発防止策」「保護者との信頼回復」について報告を求める改善勧告を出した。報告書によると、原因は保育士の人権意識が欠如するとともに、職員間のコミュニケーション不足や内部統制の機能不全といった園の運営体制にも問題があったと指摘。役職員の研修会や職員会議活
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一足早く新そばいかが? 秋限定メニュー提供も 裾野・JA直営「五竜庵」
JAふじ伊豆直営の手打ちそば店「五竜庵」(裾野市佐野)で一足早く、新そばを味わうことができる。寒暖差のある同市で夏に収穫した特産「あしたか山麓裾野そば」。5種類の天ぷらを添えた秋限定メニューの提供も始まった。 今年は6月に雨天が続いたが、7月中旬以降は好天に恵まれ、適期に夏そばを収穫できたという。7日も多くの来店者が訪れ、秋の限定メニューなどで裾野産地粉100%の夏そばの爽やかなのどごしと香りを楽しんでいた。 夏そばの提供は9月いっぱいの予定。同市の収穫期は年2回で、11月上旬ごろからは秋に収穫した新そばが始まるという。
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全国準V「経験生かす」 市役所で報告 中学硬式野球・静岡裾野リトルシニア
裾野市の中学硬式野球チーム「静岡裾野リトルシニア」の選手と指導者20人が7日、市役所に村田悠市長を訪ね、今夏の全国大会準優勝を報告した。 静岡裾野リトルシニアは全国各地区の代表32チームが出場した8月の全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップ(読売巨人軍など主催)で、決勝まで勝ち進んだ。東京ドームで行われた決勝戦は世田谷西リトルシニア(東京)に1-4で敗れたが、選手は順番に「仲間と力を合わせる大切さを学んだ」「大舞台での経験を高校でも生かしたい」などと笑顔で振り返った。 佐藤裕徳監督(50)は「3年生にとって最後の大会で楽しく野球ができた」と選手の健闘をたたえた。
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J3アスルクラロの応援歌初披露 裾野のフルヤさん試合前にエール
シンガー・ソングライターのフルヤトモヒロ(本名・古谷智浩)さん(41)=裾野市=がこのほど、3月から制作を進めていたサッカーJ3アスルクラロ沼津の応援ソングを沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で初披露した。ホーム戦キックオフ直前のステージで、サポーターらとともに、選手にエールを送った。 楽曲名は「ASHITAKA」。外国人にもわかりやすいようにアルファベットの表記にしたという。サポーターから募集して作った歌詞には、チームの活躍を願う熱い応援や、「空と海青くつながるスタジアム」といった沼津の自然を表す言葉があふれる。 お披露目では、事前にサポーターと収録した合いの手を流し、ステージは熱気に包
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裾野市水道部 本庁舎に移転 12月、機能集約化
裾野市は12月中旬、水道部の機能を水道庁舎(深良)から市役所本庁舎(佐野)に移す。庁舎機能を集約化し、市民の利便性向上と施設維持管理費の削減を図る。 移転するのは上下水道経営課と上下水道工務課、水道料金お客さまセンター。引っ越しやシステム移行など関連費用761万円を盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案を開会中の市議会9月定例会に提出した。 水道庁舎は2階建て、延べ328平方メートル。建設から約30年が経過し、老朽化が進んでいる。水道庁舎の土地と建物は市の所有で、跡地利用は未定という。
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「脳の健康」テーマ 裾野で9月30日講座 沼津の西島病院
西島病院(沼津市)は30日午前10時から11時半まで、市民公開講座「皆さんの脳を守ります」を裾野市深良の同市生涯学習センターで開く。受講無料。 脳神経外科の森谷圭佑医師が、脳の仕組みや健康について分かりやすく解説する。定員は先着200人。 問い合わせ、申し込みは同病院医療連携室<電055(922)3068>へ。
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東部各地で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た
「防災週間」期間中の3日、県東部の各市町で大地震の発生を想定した防災訓練が実施された。関東大震災の発生から100年の節目に、参加者は防災、減災への思いを新たにした。 裾野、アプリで避難所名簿 裾野市は同市の裾野高で総合防災訓練を行った。体育館に開設した避難所の受け付けでは携帯電話の防災アプリと、手書きによる名簿作成の時間を比較した。 アプリは事前登録が必要だが、QRコードを読み込むだけで手書きより早く受け付けが完了した。杉山美智江さん(63)は「避難所などに関する情報も受け取れるので便利」と話した。 会場型の本格的な訓練は4年ぶり。約300人が参加した。 沼津、会場と本部を中継 沼
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富士宮市長杯将棋大会 S級優勝は伊藤さん(裾野)
第2回富士宮市長杯将棋大会がこのほど、同市の富士根南公民館で開かれ、県内外の幼児から大人まで120人が熱戦を繰り広げた。最上位の市長杯(S級)は裾野市の伊藤大悟さん(35)が優勝した。 参加者はS~C級のほか、小学生の高学年と低学年、初心者の計7部門で競った。指導対局では富岡英作八段が児童3人の相手を同時に行った。 市長杯は昨年10月に竜王戦第三局が市内で行われたことをきっかけに始まった。 主な結果は次の通り。 S級 ②北川晴雄(静岡市)③遠藤憲一(富士宮市)▽A級 ①本杉雅人(静岡市)②西垣元和郎(東京都)③岸智之(静岡市)▽B級 ①石亀武(富士宮市)②田中耕治(神奈川県)③松本将
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わかふじスポーツ大会開幕 静岡で開会式 堂々と選手宣誓
静岡県などが主催する障害者体育大会「わかふじスポーツ大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、静岡市駿河区の県草薙総合運動場陸上競技場で開幕し、総合開会式と陸上競技が行われた。 初日は選手や役員、ボランティアら約600人が参加した。陸上競技に出場する手綱哲さん(32)=裾野市=と市川花鈴さん(22)=浜松市天竜区=が「スポーツマンシップにのっとり正々堂々戦うことを誓います」と宣誓した。主催者を代表してあいさつした出野勉副知事は「パラスポーツは県民が一体になれるスポーツ。力を十分に発揮してほしい」と激励した。 2024年1月まで県内各地の会場でサッカーや水泳など17競技が行われ、計約230
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阿波おどりの熱気、4年ぶり裾野駅前に戻る 6団体が「ヤットサー!」
「富士山すその阿波おどり」(実行委主催)が2日、裾野市のJR裾野駅前で開かれた。地元連と招待連の「ヤットサー」という元気な声が4年ぶりに、同駅周辺に響き渡った。 会場には飲食や雑貨、ワークショップなど約60店舗が出店し、多くの家族連れが訪れた。6団体がかねや笛、太鼓などの生演奏に合わせて阿波おどりを繰り広げ、駅前ロータリーを回りながら、総踊りを披露。子どもダンスとタヒチアンダンス、一輪車のグループも出演し会場を盛り上げた。 新型コロナウイルスの影響などで中断していたが、昨年度から規模を縮小し、会場も移して再開。今回は駅前に会場を戻した。渡辺憲弘実行委員長(46)は「やっと駅前に戻って来ら
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キヌアで何作る? 裾野・南小 5年生種まき
裾野市の南小5年生40人が8月30日、南米原産の雑穀キヌアの種を校内の畑にまいた。順調に生育すれば12月初旬頃に収穫し、脱穀してからみんなで味わう。 市では耕作放棄地解消などを目的にした官民共同プロジェクトとして、2019年度からキヌアの試験栽培が行われている。市農林振興課の職員と生産者が栄養価の高さから「スーパーフード」とも呼ばれるキヌアの特徴について説明した後、児童は畑の一角約20平方メートルに等間隔になるよう気を配りながら種をまいた。 植松佑菜さん(10)は「キヌアを混ぜたご飯は食べたことがあるので、今度は何か料理に入れてみたい」と笑顔で話した。
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富士の恵み、盛況に感謝 御殿場と裾野で閉山式
富士登山シーズンの最終盤を告げる閉山式が31日、御殿場、裾野両市で開かれた。新型コロナウイルスの行動制限解除やインバウンド(訪日客)回復により登山者が大幅に増えたことに感謝するとともに、来夏の引き続きの盛況を祈願した。登山道の開通期間は9月10日まで。 「来夏も多くの訪問を」 裾野市観光協会は須山浅間神社で閉山式を行い、観光業者や地元区長、氏子総代の関係者ら約50人が出席した。 須山地区には富士登山の拠点になる水ケ塚駐車場や構成資産の同神社があり、今夏は多くの登山者と観光客でにぎわった。神職が祝詞を上げた後、出席者が玉串を奉納。同協会の西島隆彦副会長は「来夏も多くの人が裾野市を訪れてくれ
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補正予算案など27案件を上程 裾野市議会開会
裾野市議会9月定例会が30日開会し、会期を10月2日までの34日間に決めた後、既定予算総額に5900万円を追加した2023年度一般会計補正予算案など27案件を一括上程した。 市提出の27案件とは別に、議員提出の近隣3市町の議員研修会派遣案と、森林環境譲与税配分基準見直しに関する意見書案が追加された。5会派による代表質問は8、11日。一般質問は26~28日に6人が登壇する。
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企業版ふるさと納税 最多341億円 内閣府発表 22年度 裾野市15億円、全国一
内閣府は29日、「企業版ふるさと納税」制度を利用して企業が2022年度に自治体へ寄付した額は、前年度比1・5倍の341億700万円だったと発表した。寄付件数は1・7倍の8390件で、いずれも制度が始まった16年度以降で最多を更新。制度が定着して関心が高まり、企業と自治体のマッチングも進んだためだとしている。 寄付した企業数4663と、寄付を受けた自治体数1276も、共に過去最多。使い道は、観光や農林水産業の振興といった「しごと創生」が192億5千万円と半分超を占めた。 自治体別寄付額は、裾野市が15億4600万円で最も多かった。次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」の建設を進めるトヨタ
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裾野市 観光戦略策定へ 富士山、サファリ、ウーブン 交流人口増へ誘客強化
裾野市は2023年度、観光戦略を策定する。これまで観光に関する政策と方針は市産業基本計画の中で示していたが、独立した観光戦略を定めて誘客を強化。行動制限の緩和で人流が戻る中、国内外から幅広く観光交流客を集め、地域経済活性化につなげる。 経済団体代表や有識者らで組織する策定委員会の初会合を29日、市役所で開いた。村田悠市長は「伊豆、箱根、御殿場という人気観光地に囲まれ、観光業が発展する可能性を秘めている。裾野をより豊かにするため、観光を起爆剤にしたい」とあいさつした。 富士サファリパークや遊園地「ぐりんぱ」などの人気観光施設、富士山、景勝地、史跡、食を軸に近年力を入れているスポーツツーリズ
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喜寿と米寿迎える高齢者に商品券 裾野市が贈呈
裾野市は本年度に77歳の喜寿と88歳の米寿を迎える高齢者に敬老記念品を贈る。裾野サービスカード加盟店で使用できる商品券で30日ごろから郵送する。 対象は3千円分の77歳が534人、7千円分の88歳は262人。商品券はメガネやくつ、酒、米、製茶などの小売店で買い物ができるという。 問い合わせは市総合福祉課<電055(995)1819>へ。
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テニス「四大大会出場を」 裾野出身 女子プロ選手 吉岡さん抱負
裾野市出身の女子プロテニス選手、吉岡希紗さん(22)が29日、市役所に村田悠市長を訪ね、「四大大会に出場できるように頑張る」と抱負を語った。今年3月に早稲田大を卒業してプロに転向。171センチの長身をいかし、左腕から繰り出す強烈なショットを武器に国際ツアーを転戦している。 吉岡さんは近況を「タイから帰国したばかり。9月に京都と石川県で開かれる二つの国際大会、10月には国体に出場する」と紹介した。プロ選手になったばかりのため、国際テニス連盟のランキングはシングルス、ダブルスともにまだ下位で「けがをしないで多くの大会に出場して、ランキングを上げていきたい」と活躍を誓った。 吉岡さんは5歳から
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男性遺体の身元判明 27日夜に発見 裾野署
裾野署は29日、裾野市葛山の県道富士裾野線の路上で27日夜に見つかった遺体の身元を同市葛山、会社員男性(55)と発表した。同署は死因などを調べている。
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社会教育委員に14年従事、土屋さんに感謝状 裾野市教育委員会
裾野市教育委員会はこのほど、同市須山の土屋八重子さん(69)に感謝状を贈った。土屋さんは2009~22年度の14年間、社会教育に関して市教委に助言する社会教育委員会の委員を務めた。 市役所で贈呈式を開き、風間忠純教育長が感謝状を手渡した。土屋さんは「社会教育は幅が広く奥深い分野だったが、一緒に活動した委員のおかげでここまで務めることができた」とあいさつした。
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遺贈の相談や手続き円滑化 裾野市、日本承継寄付協と連携協定
裾野市はこのほど、日本承継寄付協会(東京)と遺贈に関する連携協定を結んだ。希望者が財産を市に寄付する遺贈の相談や手続きを円滑支援する。 村田悠市長と三浦美樹代表理事が市役所で協定書を交わした。三浦代表理事は「財産を社会のために役立てたいという人は増えている。思いを実現できるようにしたい」とあいさつした。 高齢化に伴い、遺贈に対する社会的関心は高まっているという。財産の一部を寄付することも可能で、市と同協会は希望者が利用しやすい体制を整える。
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世界耐久レースに親子連れ50組招待 富士スピードウェイで9月10日
裾野市は、9月10日に小山町の富士スピードウェイで開かれるFIA世界耐久選手権決勝レースの観戦者を募集している。小中学生と保護者50組100人を招待し、同市のトヨタ自動車東富士研究所で開発された「GR010 ハイブリッド」をみんなで応援する。 午前11時から午後5時まで、世界最高峰の耐久レースをトヨタ応援席で観戦する。市内在住、在勤者が対象。先着50組。市の公式サイトから申し込みできる。 問い合わせは市産業観光スポーツ課<電055(995)1825>へ。
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カメムシから稲穂を守れ ドローンで農薬一斉散布 裾野でJA
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は28日、稲作のカメムシ類防除を目的にしたドローンによる農薬散布を裾野市深良で実施した。農家が個別に防除すると、農薬をまいていない近くの田んぼにカメムシ類が移動して稲穂を狙うため、生産者12人の田んぼ計約7万平方メートルに一斉で広域散布した。 JA職員がドローンを操縦し、収穫を控えた田んぼに2メートル前後の高さから農薬をまいた。散布のために人が田んぼの中に入る必要はなく、生産者の志村重利さん(77)は「作業効率がよくとても便利」と話した。 カメムシ類が稲穂の中の栄養分を吸うと、一部が黒く変色する「斑点米」になってしまう。ドローンによる一斉散布により収
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裾野生息の淡水魚 市役所水槽で展示
裾野市は31日まで、市役所1階に淡水魚の水槽を展示している。市内に生息するドジョウとフナがすいすいと泳ぎ、来庁者を癒やしている。 子どもたちには夏休みの自由研究の参考にしてもらい、大人には童心に戻ってもらおうと、市民の提案で設けた。水槽は幅60センチ、奥行き30センチ、高さ51センチ。毎日の水換えも市民が担当しているという。 市は庁舎内で不要になった黒板を黒板アートの場として提供し、水槽と一緒に紹介している。
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富士山の資料と史跡を後世に 須山「御師住宅」保存 裾野市が検討
明治時代まで富士登山の主要な道の一つだった「須山口登山道」の起点の裾野市須山地区で、富士山に関する資料と史跡の保存活用が課題になっている。市立富士山資料館が2022年度から休館し、歴史的な「御師(おし)住宅」の仕様が残る旧渡辺家住宅は長年にわたって未整備のまま。市は活用方法が未定だった旧渡辺家住宅を保存復元する方針を決め、周辺に資料館機能を持った新しい公園を整備して複合的に公開する案を検討している。 「現在の保全協力金のような登山料が江戸時代にもあったことが分かった」。8月14日、期間限定で特別公開された富士山資料館を訪れた御殿場市の男性(83)は、興味深そうな様子で館内を見学していた。
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30日から定例会 裾野市議会
裾野市議会は25日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を8月30日から10月2日までの34日間に決めた。 市は2023年度一般会計補正予算案など26案件を提出する。代表質問は9月8日と11日、一般質問は26~28日に行う。
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おいしいそば「楽しみ」 裾野・富岡二小児童が種まき
裾野市の富岡第二小4年生9人が25日、学校近くの畑にソバの種をまいた。JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)による特産品を利用した食育活動の一環。11月に収穫し、12月にはそば打ちを体験する。 児童はJA職員の指導でくわを使って真っすぐな浅い穴を掘り、種の量が均一になるよう気を配りながら約500平方メートルの畑に種をまき、土をかぶせた。秋にはソバの白い花が咲き誇る見込みで、杉山怜穂奈さん(9)は「まいた種を足で踏んだりしないように気を付けた。滑らかなそばを食べるのがいまから楽しみ」と笑顔を浮かべた。 寒暖差のある富士山麓の裾野市は、ソバ栽培の適地として知られる。須山小の3年生も9月4日か
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6団体が阿波おどり披露 9月2日、JR裾野駅前
「富士山すその阿波おどり」(実行委主催)が9月2日午前10時から午後4時まで、裾野市のJR裾野駅前で開かれる。 地元連と招待連の6団体が順番に阿波おどりを繰り広げ、子どもダンスとタヒチアンダンス、一輪車のグループもステージで演技を披露する。飲食や雑貨、ワークショップなど58店舗が出店する。小雨決行。 すその阿波おどりは新型コロナウイルスの影響などで中断していたが、昨年度から規模を縮小して再開した。
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おいしい「そば」楽しみ 児童が種まき 裾野・富岡第二小
裾野市の富岡第二小4年生9人が25日、学校近くの畑にソバの種をまいた。JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)による特産品を利用した食育活動の一環。11月に収穫し、12月にはそば打ちを体験する。 児童はJA職員の指導でくわを使って真っすぐな浅い穴を掘り、種の量が均一になるよう気を配りながら約500平方メートルの畑に種をまき、土をかぶせた。秋にはソバの白い花が咲き誇る見込みで、杉山怜穂奈さん(9)は「まいた種を足で踏んだりしないように気を付けた。滑らかなそばを食べるのがいまから楽しみ」と笑顔を浮かべた。 寒暖差のある富士山麓の裾野市は、ソバ栽培の適地として知られる。須山小の3年生も9月4日か
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自由な画法で個性豊かに 絵画愛好家ら、清水町で作品展
静岡県東部の絵画愛好家らでつくるグループ「レオの会」による作品展が27日まで、清水町交流センターで開催されている。 会員42人が1人1点ずつ出品した。墨やオイルパステル、水彩などさまざま画法を用いてテーマを決めずに自由に描いた。船を表現した抽象画や、透き通るようなきれいな色合いの風景画などが目を引く。 フランス旅行の思い出を題材にした裾野市の植松清子さん(75)は「異国の雰囲気を出してみた。出品者それぞれが1枚の絵に個性を出している。非日常を楽しんでほしい」と話した。
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静岡人インタビュー「この人」 旧制静岡高創立100周年記念誌の編集委員会担当責任者を務めた 水口好美さん(裾野市)
旧制静岡高創立100周年を祝って、静岡大学岳陵会(文理・人文・人文社会科学部同窓会)と理学部同窓会が発刊した記念誌「知をつなぎ、新たな100年へ」の編集委員会担当責任者を務めた。静岡大文理学部を卒業後、県内の高校で数学の教員になり、韮山高や沼津東高の教頭などを歴任。2021年3月まで非常勤講師を務め、長年にわたって教育現場で活躍してきた。79歳。 -なぜ責任者になったのか。 「旧静岡高時代の寮を自分も使っていたり、当時の教官から指導を受けたりした経験があった。県立中央図書館調査課長を務めていた時に学んだ昔の資料を探す手だてを生かせるとも思った。データベースで他の図書館の本を検索できる時代
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児童ポルノ製造容疑で再逮捕
裾野署は23日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで、東京都国分寺市泉町3丁目、会社員の男(31)を再逮捕した。再逮捕容疑は2022年7月ごろから8月ごろまでの間、静岡県東部の入浴施設で18歳未満の子どもの裸をスマートフォンで動画撮影し、データをパソコンに複写して児童ポルノを製造した疑い。容疑者は、裾野市内の運動施設に侵入したとして、建造物侵入の疑いで今月2日、同署に逮捕された。
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⚽J3沼津と児童「キャンプイン」 選手が企画、交流 刺激に
サッカーJ3アスルクラロ沼津が24日まで、静岡県内外の小学生5人を迎えたサマーキャンプを開いている。選手数人が「サッカーの楽しさやプロ選手を身近に感じてほしい」と企画。練習を通して児童との交流の場にもなっている。 キャンプは3日間。児童は選手から直接指導を受けながら、練習に取り組んでいる。MF持井響太選手は「5月ごろから企画して、どう楽しんでもらおうか考えた。子どもたちは素直に質問し、吸収力がある」と話した。 23日の練習後には、児童とDF前川智敬選手が一緒に昼食を食べた。持井選手らからシュートやフェイントのこつを聞いたという東京都の橋本新君(9)は「試合を想像して練習するといいとアド
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裾野市、一般会計14年ぶり黒字 2022年度の実質収支
裾野市は23日、2022年度一般会計歳入歳出決算を発表した。財政調整基金の取り崩しがなくなり、実質単年度収支は5億4400万円の黒字(前年度は1億4900万円の赤字)だった。黒字になったのは08年度以来14年ぶり。 歳入決算額は前年度比6・6%減の214億1700万円、歳出決算額が9・1%減の200億6900万円。事業の完成や終了に伴い、前年度は計上した新火葬施設整備事業費やオリンピック・パラリンピック推進事業費がなくなった。 歳入歳出差引額は13億4700万円。次年度繰越財源を控除した実質収支額は11億7100万円だった。
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オーストラリアへ短期留学「貴重な体験」 裾野の小中生が市に報告
夏休みを利用し、オーストラリアに短期留学した裾野市の小中学生がこのほど、市役所に村田悠市長を訪ね、帰国を報告した。児童と生徒は「温かい歓迎を受け、楽しく貴重な体験になった」と振り返った。 小学生3人と中学生7人が1~11日、市海外友好協会の派遣事業として、裾野市の姉妹都市のフランクストン市などを訪問した。現地の学校に通ったり、ホームステイ先の家族と交流したりした思い出を一人ずつ発表し、「これからも英語の勉強を頑張りたい」などと抱負を話した。村田市長は「今回の経験をいかして視野を広く持ち、コミュニケーション能力を磨いてほしい」と期待した。 フランクストンはメルボルン近郊の海辺の都市。小中学
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御殿場・長田山荘 広大な敷地でゆったりと【キャンプ場だより】
広大な敷地内に芝生や林間の多彩なキャンプサイトがあります。すべてのサイトは車の乗り入れが可能で、区画のないフリー形式。チェックインは午前9時から、チェックアウトは午後4時までなのでゆったりと過ごしていただけます。リピーター限定の富士見サイトは昨年オープンしたばかりで、山裾まで見渡せる雄大な富士山の眺望を楽しめます。 敷地内には木に長いロープをつるした「ハイジのブランコ」も設置していて、家族連れを中心に人気を集めています。 キャンプ場から車で少し足を延ばせば、御殿場名物の一つで絶品の馬刺しが買える「山崎精肉店」、パークゴルフや季節の花が楽しめる「富士山樹空の森」、「御殿場プレミアムアウトレ
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割石峠(裾野市、富士市) 崖の間から駿河湾の眺め【山ある記】
裾野市須山の愛鷹登山口にある山神社から越前岳、呼子岳[よびこだけ]、割石峠(1251メートル)経由でガレ沢を下り、約1時間半で山神社へ戻る反時計回りの周回コースを紹介する。 広々とした越前岳山頂からは駿河湾、南アルプス方面がよく見える。周辺では、5月上~中旬頃にアシタカツツジ、ベニドウダンが咲いている。ここで大休憩を取った後は南側の呼子岳方面へ下るコースを進む。ヤセ尾根のアップダウンを繰り返すと、高場所との分岐に出る。ここは呼子岳方面に下る。 展望の良い稜線[りょうせん]歩きだ。しばらく行くと呼子岳に到着し、小休憩を取りたい。お地蔵さまにごあいさつし、さらに下ると割石峠に到着する。須津[
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裾野で軽トラ市 夏野菜を販売 26日
裾野市中核農業者協議会は26日午前9時から、夏野菜を販売する軽トラ市を市役所駐車場で開く。 猛暑の影響で夏野菜の市場流通量が少ない中、生産者6人が丹精を込めて栽培したキュウリやトマト、ナス、特産のモロヘイヤなどを販売する。軽トラ市は生産者と消費者の交流を目的に市認定農業者協議会が始め、本年度から加盟者の多い市中核農業者協議会が引き継いだ。売り切れ次第終了。雨天中止。問い合わせは市農林振興課<電055(995)1824>へ。
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裾野の小中学生 高齢者にはがき 「厳しい残暑、お体大切に」
裾野市社会福祉協議会はこのほど、市内の1人暮らしの高齢者に残暑見舞いのはがきを送った。市内の小中学生が思いを込めてしたため、80歳以上の574人に郵送した。 猛暑に見舞われる中、高齢者を元気づけようと、初めて企画した。深良、富岡第一、千福が丘、須山小と西中の児童と生徒計288人が協力。「厳しい残暑が続きますが、お体に気をつけてください」「自分たちは2学期にある学校祭の準備を頑張っています」などと記した。市社協にはお礼の電話や返信が相次いでいるという。
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富士山の自然 走って堪能 裾野・ぐりんぱ
アウトドア施設を運営するピカ(山梨県)は20日、第3回裾野高原トレイルランを富士山2合目の遊園地ぐりんぱ(裾野市)で開いた。参加者約340人が標高約1250~1450メートルのエリアを駆け、大自然を堪能した。 10キロのソロコースや20キロのリレー、2、3キロの親子向けの種目が設けられ、幅広い年代が楽しんだ。スタートの合図で一斉に同園を出発。参加者は雨でぬかるんだ道に苦戦しながらゴールすると、拍手をして互いにたたえ合った。 10キロソロに出場し、4位でゴールした同市の会社員斎藤晟也さん(28)は「上り道があるコースできつかった。トレイルは冒険している感覚で楽しい」と笑い、汗をぬぐった。
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⚾静岡裾野リトルシニア全国準V 「東京ドームでプレー、大きな経験に」
第17回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップは21日、東京ドームで決勝を行い、静岡裾野リトルシニア(静岡)は1―4で世田谷西リトルシニア(東京)に敗れ、初優勝はならなかった。 静岡裾野は0―0の三回と四回に得点圏へ走者を進めたが、先制点を奪えず、六回に世田谷西に4点を先行された。最終回は2死から代打窪田が中越え三塁打で出塁し、1番田原が四球を選んだ後、代打木部の遊撃内野安打で1点を返す粘りを見せたものの、あと一歩及ばなかった。 杉山主将は「自分たちのペースに持っていけなかった」と悔しさをにじませつつ、「東京ドームの大舞台で野球ができたことは、大きな経験になった」とさらなる成長を見据
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かわいさ♡全開 バイソン赤ちゃん公開、シマリス新施設も 富士サファリパーク
バイソン 赤ちゃん公開 裾野市の富士サファリパークでこのほど、アメリカバイソンの赤ちゃん2頭の一般公開が始まった。 2頭はいずれも雄で7月31日と今月1日に生まれた。母親の乳を飲んだり、体を寄せ合ったりして愛らしい姿を見せている。 広報担当の藤野真希さんは「およそ半年くらいで体毛の色が成獣っぽくなる。まだ赤茶色でかわいらしい様子を見て楽しんでほしい」と話した。 シマリス新施設を開設 裾野市の富士サファリパークはこのほど、新施設「リスの森」を開設した。すばしっこく動き回るかわいらしいシマリスが来園者を楽しませている。 施設内の「ふれあいゾーン・どうぶつ村」の一角に敷地面積約90
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子ども向けスナッグゴルフ盛況 裾野「ファンケルクラシック」にブース
PGAシニアゴルフツアー「ファンケルクラシック2023」(静岡新聞社・静岡放送後援)が繰り広げられた裾野市の裾野カンツリー倶楽部では20日までの3日間、子ども向けブースが設けられ、多くの家族連れでにぎわった。 小学生以下を対象に、縁日を模した射的や輪投げ、スーパーボールすくい、パターやスナッグゴルフ体験のブースが並んだ。子ども連れの観客らが立ち寄り、子どもと一緒にブースを回って楽しんだ。 スナッグゴルフ体験では子どもたちが的にめがけて懸命にクラブを振った。長泉北小3年の大長湊君(9)は「楽しかった。またやりたい」と笑顔を見せた。
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陸上全国へ意欲「誰よりも強く」 100メートルの立川君(原里小) 御殿場市役所を訪問
9月17日に横浜市で開かれる「日清食品カップ 第39回全国小学生陸上競技交流大会」の小学5年生男子100メートルに出場する御殿場市の立川一慶君(11)=原里小5=がこのほど、市役所に勝又正美市長を訪ね、陸上競技への情熱と大会への意気込みを伝えた。 立川君は4年生で裾野市陸上教室に加入し、才能が一気に開花した。「陸上が好きすぎて、暇な時間にスタートのことばかり考えてしまう」と語るほど熱を入れて練習に励んでいる。100メートル走の後半に他の選手を置き去りにする伸びが特徴という。7月1日に静岡市の草薙総合運動場で開かれた県選考会の同種目を14秒06のタイムで制し、全国大会の出場権を得た。 立川君は
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⛳宮本2位タイ浮上 細川が首位守る ゴルフ・ファンケルクラシック
PGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック(静岡新聞社・静岡放送後援)は19日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部で第2ラウンドを行った。初日首位の細川和彦が70で回り、通算9アンダーで首位を守った。 初日6位タイだった宮本勝昌(熱海市出身、御殿場市在住)、片山晋呉、I・J・ジャンが2打差の2位に並んだ。藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)は首位と5打差の10位タイに後退した。芹沢信雄(御殿場市出身)は通算5オーバーの58位タイ。初日6オーバーの73位だった中嶋常幸は体調不良でスタート前に棄権した。(賞金総額6300万円、優勝1500万円、出場77選手=アマ5、晴れ、32・1度、東の風2・1メートル
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裾野でダーツ楽しもう 9月9日 参加者を募集
すそのシティスポーツパーク共同企業体は9月9日、「SUSONOダーツ祭り」を裾野市民体育館で開く。参加無料。 生涯スポーツとしてのダーツの普及を目的に初めて企画した。午前10時開始の「小学生の部」と、午後1時からの「中学生以上の部」に分けて開催する。定員は各先着50人。親子での参加も可。室内シューズが必要。 問い合わせ、申し込みは同体育館<電055(993)0303>へ。
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バギーで富士山麓疾走 裾野・ぐりんぱ 31日まで
富士山2合目の遊園地ぐりんぱ(裾野市須山)で、31日までの期間限定アクティビティ「ぐりんぱワイルドバギー」が人気を集めている。富士山麓の風を全身に浴びながら疾走し、爽快感やスリルが楽しめる。 そり用のゲレンデにもなった傾斜地の特設コースで、200ccのバギーを運転する。最高速度は13キロ。未舗装のコースで車体が弾むことがあり、体が宙に浮く感覚を味わえるという。 2人乗り。運転は11歳かつ身長150センチ以上、助手席の乗車は3歳から。利用料はワンデークーポン利用時は500円、入園券の場合は1500円。 ぐりんぱは夏休み期間中、体験企画「ぐりんぱこどもアカデミー」を開催している。19日はラ
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ゴルフ・細川 7アンダーで単独首位 ファンケルクラシック
PGAシニアゴルフツアーのファンケルクラシック2023(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部(6993ヤード、パー72)で開幕した。 初日は細川和彦が7アンダーで単独首位に立った。3打差の2位タイには真板潔、I・J・ジャン、パク・スンピル、深堀圭一郎が並び、4打差の3位タイに熱海市出身の宮本勝昌、藤田寛之(葛城ゴルフ倶楽部)、桑原克典、米山剛が付けた。御殿場市出身の芹沢信雄は5オーバーの71位タイから巻き返しを狙う。 (賞金総額6300万円、優勝1500万円、出場78選手=アマ5、晴れ、29・7度、南の風3・9メートル、観衆2333人) アイアン好調 4連続バ
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裾野トヨタ未来都市 第1期エリア完工まで1年 浮かぶ輪郭、高まる期待
トヨタ自動車が裾野市に建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」で、最も早く開業する第1期エリアの建築工事完成まで1年になった。実証実験の内容はまだほんの一部しか明らかになっていないが、現場では工事が進み、建物の輪郭が出現している。市による周辺の再開発事業も本格化し、地元では国内外から注目される未来都市への期待が日増しに高まっている。 第1期エリアの本体建築工事が始まったのは2022年11月。9カ月がたち、中層建築の骨組みが周辺道路からも確認できるようになった。事業を主体するウーブン・バイ・トヨタ(東京)によると、「第1期エリアは24年8月ごろに建物が完成し、翌25年から順次実証実
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指先が生み出す藍の模様 染色家 水口よお子さん(裾野市)【表現者たち】
古くから日本人の暮らしに根を下ろし、愛され続けてきた藍色。染色家水口[みなくち]よお子さん(75)=裾野市=は、「ジャパン・ブルー」とも呼ばれるこの豊かな色相に、20年以上前から魅せられている。「身にまとっても爽やか。天然藍そのものが持つ力に支えられてきた」と実感する。 水や光、雲、植物の花。自然界の事象にイメージを重ね、独特の絞り模様を生み出す。連続する藍と白の対比は、万華鏡のように見る人を奥深くへ誘う。 小学校教員をしていた50歳のころ、沼津市内の展覧会で藍染めを気に入り、教室に通うようになった。「もともと手仕事が好きだった」。程なく教職を辞し、藍染めの創作活動に打ち込んだ。 名産
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裾野・富岡地区 50回目の夏祭り 地元住民楽しむ 「コミュニティーづくりの場に」
裾野市の富岡地区夏祭り大会(実行委員会主催)がこのほど、同市の富岡第一小で開かれた。第50回の節目。多くの地元住民らが訪れ、出店や花火、盆踊りなどを楽しんだ。 コロナ禍で2年、台風の影響で1年の中止を経て4年ぶりの開催。会場には同地区の商店会や婦人会、消防団などによる出店約20店が立ち並んだ。トヨタ自動車が手がけた多目的の電気自動車(EV)「イーパレット」が展示され、注目を集めた。 同市富岡支所の坪井正人支所長によると、富岡地区にはイベント開催に熱心な住民が多く、春は桜祭り、秋には体育祭などを開催している。富岡地区区長会の勝又政光会長(66)は「祭りは地域住民にとって大きなコミュニティー
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柿田川の自然に親しむ 清水町で観察会 親子連れ参加
柿田川の環境保全に取り組む「柿田川みどりのトラスト」はこのほど、清水町の柿田川公園などで自然観察会を開いた。町内外の親子連れら約20人が、同団体のメンバーの案内で柿田川上流部や狩野川との合流地点を巡った。 道中でチョウやバッタ、ヤモリといった動物を発見したり、川の水に触れたりして、清流の豊かな自然に親しんだ。同川の湧水量が1日100万トン以上あるなどと説明を受けた。裾野市の富岡第一小2年の松本紗季さん(7)は「水が冷たくて、きれいだった。楽しかった」と話した。
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平和への思い新た 静岡県東部各地で追悼式【戦後78年 しずおか】
終戦から78年を迎えた15日、県東部の各地で戦没者を追悼する式典が開かれた。遺族の高齢化が進み、ロシアのウクライナ侵攻が続く中、悲惨な戦争体験の継承や不戦の誓いを新たにした。 富士市 戦没者追悼式で平和を祈る遠藤さん=富士市のロゼシアター 富士市のロゼシアターで行われた戦没者追悼式には遺族や小長井義正市長ら約160人が出席。黙とうと献花をささげ、犠牲者3697人の霊を慰めた。 市遺族会を代表してあいさつした遠藤保豊さん(83)は、戦争で父親を失った悲しみと悔しさを語り「いまなお世界では争いが絶えない。改めて平和を祈る」と述べた。 富士宮市 戦没者に花を手向ける参列者=富士
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裾野・富士山資料館 18日まで夏休み特別公開
裾野市須山の市立富士山資料館で14日、夏休みの特別公開が始まった。古文書や絵図、動物と鳥の剝製、溶岩など富士山と信仰に関する貴重な展示品を無料で見学できる。18日まで。 経済や文化団体でつくる富士山世界文化遺産裾野市民協議会が、昨年度に続いて企画した。世界遺産登録10周年を記念し、本年度は公開期間を5日間(昨年度は2日間)に延ばした。希望者は県世界遺産登録ガイド員が館内を案内する。 正午から午後3時まで。予約不要。 富士山資料館は老朽化や来館の減少を受け、昨年度から休館している。
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裾野でロケ「リボルバー・リリー」 市内施設、映画半券で特典数々
裾野市と市観光協会は9月29日まで、市内で撮影された映画「リボルバー・リリー」の上映記念キャンペーンを展開している。市内の観光施設や飲食店に映画の半券を持参すると、特典を受けることができる。 協賛しているのは富士サファリパークや遊園地ぐりんぱ、ヘルシーパーク裾野など8施設。入園料や飲食代を割り引いたり記念品をプレゼントしたりする。モバイルチケットの画面提示も可。訪れた場所で写真を撮影し、SNSに投稿すると、さらに抽選で市の公式キャラクター「すそのん」のバッグと巾着が当たる。 映画は女優の綾瀬はるかさん主演で、11日に公開された。問い合わせは市情報発信課<電055(995)1803>へ。
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J3沼津応援ソング 準備着々 歌手フルヤさん サポーターと収録
3月ごろからサッカーJ3アスルクラロ沼津の応援ソングの制作を進めているシンガー・ソングライターのフルヤトモヒロ(本名・古谷智浩)さん(41)=裾野市=が12日、サポーターやファンを集めて、沼津市のスタジオ「ミュージック ラフェスタ」で歌のかけ声や手拍子を収録した。13日も行い、9月のホーム戦でのお披露目を目指す。 12日はサポーターら約10人が参加した。かけ声はチーム名など3種類。フルヤさんからは「言葉を鋭く発音してみて」「いつもの試合みたいに声を出して」と助言があり、参加者は気勢を上げて録音に臨んだ。 長年チームを応援しているという三島市の和泉隆弘さん(49)は「歌がスタジアムに流れるのが
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大自在(8月12日)なでしこジャパン
なでしこジャパンの新たな歴史への挑戦が終わった。サッカー女子ワールドカップ(W杯)2023の準々決勝で、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3位の強豪スウェーデンと対戦して惜しくも敗れた。2011年大会以来となる優勝の夢には届かなかった。 それでも、ここまでの戦いぶりは大会前の予想を上回る素晴らしいものだった。1次リーグ3試合で、全参加チーム最多の11得点を挙げながら、失点はゼロ。決勝トーナメント1回戦でも優勝経験のあるノルウェーを危なげなく下した。攻守に高い次元のパフォーマンスを発揮し、フェアプレーに徹した。 11年のなでしこメンバーで海外チームに所属していた選手は4人だったが、今の
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⚽逆転信じ声援最後まで サッカー女子W杯日本惜敗 アカデミー福島支えた裾野の応援団
「頑張る姿に勇気をもらった」。健闘及ばず敗れた“ファミリー”に最後までエールを送った。11日、サッカー女子ワールドカップ(W杯)準々決勝を見届けた裾野市の住民応援団。テレビ越しに強豪スウェーデンと接戦を演じた選手らの健闘をたたえた。 同市に拠点があり、「なでしこジャパン」に選手を輩出しているJFAアカデミー福島女子の住民応援団「サポートファミリー富岡会」が、富岡地区コミュニティーセンターでパブリックビューイング(PV)を開いた。来春、クラブが福島県に拠点を戻すのを機に解散するため、W杯は応援団にとって最後の大舞台。約20人が駆け付け、会場には同クラブ出身の遠藤純選手
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岩波の未来、住民が開く 環境美化開始、ラジオ体操再開 裾野・ウーブン・シティ最寄り駅
裾野市岩波区の住民有志が11日、JR岩波駅周辺で環境美化活動を始めた。地域コミュニティーの希薄化が叫ばれる中、有志で未来構想プロジェクト委員会を発足。トヨタ自動車による次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の開設を見据え、交流活動を通して地域活性化を目指す。 同駅はウーブンの最寄り駅で、約70人が三つのグループに分かれ、花壇の整備と休憩スペースの清掃、側道の草取りに汗を流した。花壇には故人の遺志を引き継ぎ、京都府から広まった「ひまわり笑顔だね(種)プロジェクト」から譲り受けた種で育てたヒマワリの苗を植樹した。 人口減少で岩波区でも子ども会や老人会、婦人会などの活動が衰退し、コロナ禍で地
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富士山麓の自然満喫 「山の日」親子登山開催 日本山岳会静岡支部
静岡県内の登山愛好者らでつくる日本山岳会静岡支部は11日、「山の日」を記念した親子登山を裾野、御殿場両市の富士山麓で実施した。県内を中心に約20人が参加し、涼しさを感じながら美しい樹林帯を探訪した。 参加者は裾野市の水ケ塚公園駐車場を起点に、「幕岩」と呼ばれる溶岩岩壁や富士山の側火山「腰切塚」などを巡る約8・5キロを歩いた。コースは標高1450~1650メートルで、ブナやヒメシャラなどが並ぶ森の中を通る。 遠くにシカの群れを見つけると、子どもたちは歓声を上げて見入った。道中ではガイド役の同支部会員が富士山の地形や火山活動、動植物について解説した。 裾野市から訪れた勝又将さん(36)と結
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愛と平和考える 子ども向け100冊 裾野・鈴木図書館
裾野市立鈴木図書館で27日まで、「あいとへいわ展」が開かれている。愛と平和について考える子ども向けの小説や歴史書、絵本など約100冊を並べ、貸し出している。 親子づれや子どもの来館が増える夏休みに合わせ、同図書館で活動するボランティア団体「きいろいつばさ」が中心になって企画した。いま読んでほしい図書として、米国のビキニ水爆実験で被ばくした焼津市のマグロ漁船を描いた「ぼくのみたもの第五福竜丸のおはなし」、原爆の悲劇を語り継ぐ不朽の名作「ふたりのイーダ」、井上ひさしの「子どもにつたえる日本国憲法」などを選んだ。 同じ時間軸を生きるさまざまな境遇の子どもの姿を描いた「ぼくがラーメンたべてるとき」を
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富士山の環境 歩いて学習 JFAアカデミー福島の選手 御殿場
富士山ツーリズム御殿場実行委員会はこのほど、JFAアカデミー福島の選手たちに富士山の歴史や文化的価値を伝える事業「環境教育トレッキング」を富士山御殿場口などで開催した。 同アカデミーは2011年3月の東日本大震災の影響で福島県での活動が困難になり、同市と裾野市に一時移転している。同事業は所属する中・高校生の選手たちに富士山麓の高原都市御殿場に親しみを抱いてほしいと14年から続けてきた。同アカデミーは本年度をもって福島に帰還する予定であるため、最後のトレッキングとなった。 中学1、2年生の女子選手13人が、御殿場ボランティアガイド協会員の川口勇雄さんの解説を聞きながら御殿場口新五合目のトレイル
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⚽アカデミー福島支えた裾野の住民団体解散へ サッカー女子W杯準々決勝へ関係者エール「夢追う選手応援これからも」
裾野市を拠点とし、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の選手も輩出しているクラブ「JFAアカデミー福島女子」の住民応援団が、同市内で活動している。2016年から支えてきたが、来春クラブが本来の拠点の福島県に戻るのを機に、活動を終える。ワールドカップ(W杯)は応援団にとって解散前の最後の大舞台。「寂しいが、応援は一生続ける」と関係者。11日の準々決勝に臨むなでしこの勇姿を見守る。 応援団は「サポートファミリー富岡会」。「夢に向かって頑張る選手たちを応援したい」と、住民有志が集まった。 「親元を離れてサッカーに打ち込む選手の心のよりどころになりたい」。古田多津彦会長(75)は発足の経緯を
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裾野でロケ 「リボルバー・リリー」 行定勲監督 生と死の境界線描く
裾野市でロケが行われた「リボルバー・リリー」は、長浦京のハードボイルド小説を、行定勲監督がガンアクションと人間ドラマを両輪に据えて映画化した。行定監督は、綾瀬はるか演じる銃の使い手「小曾根[おぞね]百合」の行動原理が伝わる演出に腐心したとし「生と死の境界線を描けた」と手応えを口にした。 舞台は大正時代の東京。小曾根は鍛え抜かれた戦闘力と洞察力で、やくざや軍から狙われる少年細見慎太(羽村仁成)を保護する。陸・海軍の陰謀と工作がうごめく中、小曾根は生き延びるためのぎりぎりの選択を繰り返す-。 「GO」(2001年)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年)などで知られる行定監督にとって、アク
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裾野産の芋焼酎「歩(あゆみ)」新酒完成 4年目、上品な香り
裾野市佐野の老舗酒店「みしまや」とNPO法人みらい建設部は7日、裾野産のサツマイモと天然温泉水を原料にした焼酎「歩(あゆみ)」の新酒完成を村田悠市長に報告した。アルコール分25度の本格芋焼酎。上品な香りとすっきりとした味わいを楽しめる。 同店が創業100年を迎えた2020年に、遊休農地解消と地域活性化に向けたプロジェクトとして始めた。4年目の23年度は約800本の販売を予定する。市役所を訪れた同店4代目の江森慎さん(40)は「サツマイモ作りには地元の子ども会やシニアクラブも参加している。みんなで裾野の未来をつくる架け橋にしていきたい」と話した。 現在は市外の蔵元に製造を依頼しているが、将
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裾野市民の疑問点 HPで円滑案内 市がガイド実証実験
裾野市は9日、市民からの問い合わせが多い項目を公式サイトで分かりやすく案内するデジタルガイドの実証実験を始めた。トップ画面で「よくあるお問い合わせはこちら」と表示し、クリックすると、「保育園・幼稚園」と「ごみ」に関する項目に接続する。 連携協定を結ぶテックタッチ(東京)のガイド機能を利用した。公式サイトのアクセス数や電話での問い合わせが多い2項目を選んだという。「保育園・幼稚園」と「ごみ」に関する項目をそれぞれクリックすると、さらに詳細な案内ページを閲覧できる。 実証実験は9月末まで。閲覧数や利用者が最終的に到達したページなどを分析して効果を検証する。
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小中高生が「主張」堂々と 裾野で意見発表
裾野市はこのほど、「わたしの主張大会」を生涯学習センターで開いた。市内の小中学校と高校の代表14人が、日常生活で感じたことや社会問題への提言など発表した。 制限時間は5分。学校代表として出場した児童と生徒は約120人の前で堂々と、「子どもの権利」「相互理解」などをテーマに自分の意見や考えを伝えた。 22日に長泉町で開かれる中学生対象の県大会(県教育委員会など主催)の事前審査には、市内6人の作品を応募。笹原怜夏さん(西3)の出場が決まり、中村彪雅さん(須山3)、河野咲菜さん(富岡3)、加藤優那さん(東3)の3人が入選した。 市の大会は6月上旬に開く予定だったが、大雨の影響で延期していた。
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なでしこ準々決勝 11日応援しよう 裾野・富岡地区
裾野市富岡地区は11日午後4時半から、サッカー女子ワールドカップ(W杯)の日本代表「なでしこジャパン」を応援するパブリックビューイングを同市御宿の富岡地区コミュニティーセンターで開く。参加無料。 なでしこジャパンには同市で活動するJFAアカデミー福島女子の出身者が複数選ばれているため、5日の決勝トーナメント1回戦に続いて企画した。準々決勝のスウェーデン戦をみんなで観戦する。定員70人。予約不要。 問い合わせは同市富岡支所<電055(997)0062>へ。
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染色、調理体験 御殿場高生が指導 児童「優しく教えてくれた」
御殿場市の御殿場高生活創造デザイン科の3年生29人が4日、同市と裾野市、小山町内の小学5、6年生を対象にした染色や調理の体験教室を同校で開いた。 静岡県教委の事業「高校生による子どもフォアフロント体験教室」の一環。児童22人が参加した。 染色体験では、白いハンカチの一部を輪ゴムで縛った状態で染料に浸し、圧力がかかった部分に染料が染み込まないようにすることで模様をつくり出す「絞り染め」の技法を実践。生徒から染め方を教わった児童たちは、黄色や青色など思い思いの色によこしま模様、放射線状の模様などをつけて独自のハンカチを完成させた。 児童たちはカップケーキ作りにも挑戦した。加藤芽依さん(御殿
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なでしこ8強「胸熱く」 ゆかりの地 御殿場、裾野でPV サッカーW杯
サッカー女子ワールドカップ(W杯)で日本がノルウェーに3-1で勝利し、8強入りを決めた5日、「なでしこジャパン」に代表選手を輩出した「JFAアカデミー福島」にゆかりのある御殿場市と裾野市でパブリックビューイング(PV)が行われ、関係者がスクリーンの前で声援を送った。 同アカデミーの女子選手たちが会議などで使用していた御殿場市の時之栖ブルーベリーロッジには、市民ら30人が詰めかけた。先発して攻守で高い技術を見せた同アカデミー出身の遠藤純選手(エンゼルシティー)=市立富士岡中卒=に熱視線を注いだ。勝又孝文さん(70)は「東日本大震災後の大変な時期を御殿場で過ごした選手たちが精いっぱい戦っている
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アーティスト10人 立体作品や抽象画 静岡でグループ展 静岡県内2ギャラリーが選出
静岡市葵区研屋町のギャラリー「ボタニカ・アートスペース」と富士宮市のRYUギャラリーが選出した県内アーティスト10人によるグループ展が5日、ボタニカで始まった。13日まで。 同展は、ボタニカの下山晶子代表が男性作家5人、RYUのオーナー山仲久美子さんが女性作家5人に依頼。福井揚さん(裾野市)が企画の代表を務めた。 抽象画やイラスト、怪獣の立体、流木のインスタレーションなどが並ぶ。福井さんと中安モモさん(静岡市駿河区)の怪獣、山下わかばさん(富士市)の動物の頭部を組み合わせた展示はユニークな連帯が見どころ。福井さんは「事前に打ち合わせを重ねたことで、それぞれの作品が個性を出しながら一体感が
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残土処理費高騰 窮状訴え 土木・建設業者 裾野市に要望書
裾野市内の土木・建設業者が4日、建設残土に関する要望書を市に提出した。背景には残土処分費用が高騰している窮状があり、まずは市が発注する公共事業での対応改善を求めた。 7事業者の代表が市役所を訪れ、村田悠市長に現状を説明した。熱海市の土石流災害で県の規制が強化され、土質調査費が必要になるとともに、処分単価や運搬費が2021年度に比べて2~4倍に上がっていると指摘。裾野市が発注する公共工事の残土処分について、市営の処分場を確保し、土質調査費などを市が負担するよう求めた。 事業者は「このままでは災害時の応急対応にも影響が懸念される」と訴え、村田市長は「真摯(しんし)に受け止め、前向きに検討したい」
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幼児や小中生 ピアノ演奏披露 沼津でコンクール
39回PTCピアノコンクール(実行委主催、丹沢楽器店共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、沼津市の千本プラザで開かれた。 県東部を中心に幼児から中学生まで約50人が出場した。5部門に分かれて、ショパンやブルグミュラーの楽曲を情感豊かに奏でた。 各部門の結果は次の通り。 A部門(幼児) 金賞 金刺明日香(沼津市)銀賞 市瀬瑛茉(長泉町)銅賞 加藤壮真(裾野市)▽B部門(小学1、2年) 金賞 中山心結(富士宮市)銀賞 和藤沙奈(清水町)銅賞 望月陽葵(富士宮市)、吉川侑輝(裾野市)▽C部門(小学3、4年) 金賞 佐野妃崎(富士市)銀賞 池原舞(沼津市)銅賞 本間陽乃(裾野市)▽小学生部門(小学
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古民家 みやびに鮮やかに 幻想 竹明かり 裾野・中央公園で夏祭り
裾野市観光協会はこのほど、夏祭りを同市中央公園で開いた。模擬店や工芸体験、スタンプラリーなどを繰り広げ、国指定重要文化財の旧植松家住宅内を竹明かりで彩った。 園内にある旧植松家住宅は江戸時代の大型民家で、居室部分に大小さまざまな竹明かりを展示した。竹にあけた幾何学模様の穴からライトの光が浮かび上がり、幻想的な雰囲気に照らした。打ち上げ花火のような模様もあり、来場者は広い土間から竹明かりを見学した。
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⚽なでしこジャパン応援しよう 5日ノルウェー戦、裾野・富岡地区コミュニティーセンターにPV
裾野市富岡地区は5日午後4時50分から、サッカー女子ワールドカップの日本戦を応援するパブリックビューイングを同市御宿の富岡地区コミュニティーセンターで開く。入場無料。 日本代表の「なでしこジャパン」には、同市で活動するJFAアカデミー福島女子の出身選手が複数選ばれている。決勝トーナメント1回戦でノルウェーと対戦する日本代表に、裾野からみんなでエールを送る。定員70人。予約不要。
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米海兵隊滞在延長 安全徹底申し入れ 御殿場市など防衛省に
御殿場市と裾野市、小山町は3日、「沖縄県道10号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」のために御殿場市に滞在している米海兵隊の訓練部隊について、台風6号の影響で帰還が遅れる可能性があることから、滞在が長期化した場合の隊員の規律保持や安全対策の徹底を防衛省南関東防衛局長に申し入れた。 御殿場市演習場渉外課によると、訓練はすでに終了し、部隊は8月上旬に帰還予定だった。3日現在で同局から出立の連絡はなく、台風の影響で滞在が長引くことも予想されることから再度、安全の徹底を求めた。同課の長田直樹課長が現地対策本部を訪れ、口頭で申し入れた。
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裾野市活性化へ 30項目政策提言 議会最大会派
裾野市議会最大会派の未来すそのは3日、政策提言書を市に提出した。「地域産業の活性化」や「仕事と育児の両立」など30項目を盛り込んだ。 市役所で村田悠市長に概要を説明した会派代表の浅田基行氏は「人と企業に選ばれるまちの具現化に向けて動き出したが、課題は山積している。今の暮らし、未来の暮らしを守るべく覚悟を持った判断と選択を」と求めた。 同市で発覚した不適切な保育問題などを踏まえ、市民に正確な情報を伝える発信力の強化も要望した。
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全国、東海大会へ 中学生決意 「上位を目指す」 裾野の5選手
裾野市は3日、中体連の全国大会と東海大会に出場する選手の激励会を市役所で開いた。陸上競技と水泳の5人が東部地区大会と県大会を突破し、県代表に選ばれた。 5人は「いままでの練習の成果を発揮し、上位を目指す」「大会までさらに練習して悔いを残さないように頑張る」などと健闘を誓った。村田悠市長は「活躍を心から応援している。全力を尽くして戦ってきてほしい」と期待を寄せた。 出場選手は次の通り。 全国・東海 石井稜大(富岡3、陸上男子200メートル)片岡航大(深良2、陸上男子1500メートル)▽東海 畑迫凪(西3、陸上女子走り幅跳び)赤松一総(西3、水泳男子200メートル背泳ぎ)浦山美咲(富岡2、陸上女
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記者コラム「清流」 同級生の涙の理由は
給食の時間が終わり、午後の授業が始まっても完食できなかった同級生の机にはお盆が残されている。担任教諭との膠着(こうちゃく)状態はみんなが帰った放課後まで続いた-。いまでも覚えている小学生時代の記憶。大人になって気付くのは同級生は「食べなかった」のではなく、「食べられなかった」のではという疑問だ。 裾野市の私立保育園で発生した園児虐待事件。運営法人によると、園では事件の前から園児に完食を強いる慣行があったという。好き嫌いなく食べ、食べ物を粗末にしないことを教えるのは大切だが、体質やその日の体調で拒否反応を示す子どもがいるとすれば、無理やり食べさせるのは問題だ。法人関係者の話を聞き、給食のお盆
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裾野市特産そば のどごし爽やか JA出荷検査始まる
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は2日、裾野市特産「あしたか山麓裾野そば」の出荷検査を同市のそば工場で始めた。国内他産地に先駆け、4日から同市佐野のJA直営そば店「五竜庵」で新そばの提供を始める。 今年は梅雨期の長雨に見舞われたものの、7月中旬以降は好天に恵まれ、順調に収穫できたという。初日は実に殻のついた玄そば約1.3トンが集まり、JA職員が実のつまり具合と含まれる水分量を専用機で測定した。担当職員は「爽やかなのどごしの新そばを味わい、暑い夏を乗り切ってほしい」と呼びかける。 寒暖差のある富士山麓の裾野市はそば栽培の適地で、JAと市が遊休農地の有効活用策として2010年から産地化
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夏休み、アートで遊ぼう! 陶芸やお化け屋敷迷路 19日 裾野裾野市民文化センターでイベント
裾野市民文化センターは19日午前10時から午後3時まで、体験イベント「すそのこどもアートひろば」を開く。夏休みに合わせ、初めて企画した。 会議棟やエントランスを使い、陶芸や流木アート、イラスト、手工芸などの体験ブースを設ける。お化け屋敷迷路や風船遊び、紙芝居、絵本の読み聞かせ、音楽演奏、模擬店も繰り広げる。入場無料だが、一部ブースは参加費が必要。 問い合わせは同センター<電055(993)9300>へ。
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ロケ地裾野でトークショー 映画「リボルバー・リリー」行定監督ら
裾野市は7月31日夜、市内が撮影場所となった映画「リボルバー・リリー」(8月11日公開)の行定勲監督らを招いたトークイベントを市生涯学習センターで開いた。映画の県内広報活動PRリーダーに就任した市の公式マスコットキャラクター「すそのん」も、俳優の綾瀬はるかさんが演じる主人公をイメージした衣装をまとって登場した。 映画は長浦京さんの小説が原作。大正時代の東京を舞台に、綾瀬さん演じる元スパイが、秘密を握る少年と共に陸軍と対峙(たいじ)するストーリー。行定監督は小屋が爆発する場面などを裾野市内で撮影したと明かし、「裾野でのロケがほぼ初日。序盤から充実した撮影となり、作品全体の良い手応えにつながっ
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実りある 海外滞在に 「語学や文化学び 成長したい」 裾野の小中生 豪姉妹都市へ
夏休みを利用してオーストラリアを訪れる裾野市派遣団の出発式が1日、市役所で開かれた。小中学生10人が11日まで、姉妹都市のフランクストン市に短期留学する。 青少年の国際交流を目的に同市海外友好協会が企画し、市が助成する派遣事業。コロナ禍で中断していたが、4年ぶりに再開した。出発式で二ノ宮祥司会長は「一生の思い出になるよう楽しい体験をしてきて」と激励した。深良中2年の三浦航之介さんは「生の英語に触れてみたいと思い、参加した。ホストファミリーと友達になりたい」と胸を躍らせた。 引率者2人を含む12人の派遣団は家族や友人の見送りを受け、バスで成田空港に向かった。期間中、ホストファミリー宅に滞在しな
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司書の仕事 小学生が1日体験 裾野・鈴木図書館
裾野市立鈴木図書館はこのほど、小学生が図書館職員の仕事を体験する「こども1日図書館司書」を開いた。17人が午前と午後に分かれて参加した。 夏休みを利用し、図書館や読書に親しんでもらうための体験イベント。児童は館内を見学後、返却された図書をタオルでふいて管理用のバーコードを読み込んだり、貸し出しコーナーの棚に戻したりした。お勧めの本を紹介するカード「POP」作りにも挑戦した。 参加児童は「図書館のいろいろな部屋を見ることができた。本がたくさんあった」「本を貸すときと、返すときのやり方が分かった」などと感想を話した。 8月2日も開く。
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富士山麓登山 親子で楽しんで 11日、裾野など
日本山岳会静岡支部は8月11日午前8時から、裾野市などで富士山麓を巡る「山の日記念親子登山」を実施する。7日まで参加者を募っている。 同市の水ケ塚公園駐車場に集合し、須山口登山歩道を通って「幕岩」と呼ばれる溶岩岩壁を目指す。一度同駐車場に戻り、近くの火口跡「腰切塚」にも足を延ばす。歩行区間の標高は約1450~1650メートル。距離は約8・5キロ。美しいブナ林の樹林帯を楽しめる。 参加費は1人千円(駐車場代など別途)。定員は16人。子どもは小中学生程度で一組2人まで。希望者は参加者全員の氏名、生年月日、住所、電話番号を明記し同支部のメールアドレス<szo@jac.or.jp>に申し込む。問い合
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3県障害者 野球で交流 裾野
静岡、兵庫、埼玉の3県から身体障害者野球チームが集う「第20回ドリームカップ」(中部東海身体障害者野球連盟静岡支部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、裾野市運動公園で開幕した。30日まで熱戦を展開する。 身体障害者チームのほか、健常者チームも交えた4チームの約60人がリーグ戦で戦った。盗塁なし、バントなし、歩行が難しい選手には打者代走を出すなどの特別ルールを適用した。 本県からは同市を拠点に練習する静岡ドリームスが出場。鈴木秀明監督は「大会は試合経験を積める良い機会。野球を通じて、年代や地域を越えた交流もできる」と話した。試合の様子は同チームのウェブサイトからも配信した。
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富士山下山ツアー 上向く期待 登頂に代わる楽しみ提案「5合目から」
富士山麓5市町(富士、富士宮、御殿場、裾野、小山)の観光協会でつくる「しずおか富士山利活用推進協議会」が、富士山の5合目から下る「富士下山」を薦めている。体力に自信がない人でも気軽に楽しめるとアピールする。旅行会社がツアーに組み込む動きも出ているという。 「弾丸」抑制、周遊増狙う 新型コロナウイルス対策で山小屋の収容人数が減り、来訪者も減少すると懸念したのがきっかけ。超高齢社会を迎え「山頂まで登るイメージが強い富士山の楽しみ方の選択肢を広げよう」と2021年にPRに乗り出した。「富士下山のすゝめ」と銘打ち、協議会構成団体の一つの富士山観光交流ビューローのホームページで推奨コースを紹介する
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災害連携対応など事業計画を決定 駿豆地区商工懇話会
静岡県東部・伊豆の商工会議所と商工会で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、御殿場市内で定例会を開き、相次ぐ自然災害へ連携して対応していくことなどを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。 台風や大雨による被害は地域経済への影響大として、防災・減災について研修を行う。紅野会長は「連携して事業所のサポート、相談体制を充実させたい」と強調した。 定例会では同市の勝又正美市長の講話も行った。 また、任期満了に伴う役員改選もあり、紅野会長と石渡浩二副会長(三島商議所会頭)が再選され、新監事には御殿場市商工会の杉山芳三会長と小山町商工会の小野寛幸会長が選ばれた。 懇話会に
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“アート”な生ごみ処理機 伊豆の国の就労支援事業所 デザイン工夫「地域に彩り」
伊豆の国市の就労継続支援B型事業所「ブルービート」がこのほど、オリジナルデザインの生ごみ処理機「キエーロ」を製作した。アート作品風のデザインを施し、「生ごみが減り、地域に彩りが増える」と同事業所は広く利用を呼びかけている。 キエーロはふた付きの木箱で中に黒土を入れる。黒土の中に生ごみを埋め、生息する微生物が分解する。同事業所はキエーロの普及活動に取り組む裾野市のグループの指導を受けて製作を始めた。 池谷史郎施設長(47)がデザインの仕事に従事した経験を持つことから、同事業所は日々の作業にアート創作活動を積極的に取り入れている。木工やイラスト描きが得意な利用者も多いことから、アート作品やオブジ
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水彩や油絵 力作38点並ぶ 裾野で新生美術会
新生美術会静岡支部が30日まで、県内の会員による作品を中心とした展示会を裾野市民文化センターで開いている。 全国公募の「第51回新美展」に出品した水彩や油絵など38点。子どもが遊ぶ姿やアジサイ、秋の木々の様子など多様なテーマの力作が並ぶ。 支部の担当者は「バラエティーに富んだ自由な作品を楽しんでほしい」と話した。
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裾野・東保育園の不適切保育 担当園児が不登園に
裾野市立東保育園で女性保育士2人が園児に威圧的な態度で接したり、園児をばかにしたりする不適切な保育を行ったとされる問題で、担当した年中児クラスの中に不登園になった園児がいることが25日、市や関係者への取材で分かった。 市や関係者によると、関与していたのは年中児クラスの担任と担任補助。2人が担当した園児18人のうち不適切な指導を受けた1人が「先生が怖い」「行きたくない」と保護者に訴え、6月上旬ごろから登園を見合わせているという。 私立さくら保育園で昨年11月に園児虐待事件が発覚して以降、市は再発防止に向けた研修を複数回、市内の保育士を対象に実施していた。東保育園に子供を通わせる保護者は「さ
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静大理学部、人文社会科学部同窓会 旧制静高100年で記念誌
静岡大理学部、人文社会科学部の同窓会が、両学部の前身である旧制静岡高創立100周年に合わせ、節目を祝う記念誌「知をつなぎ、新たな100年へ」を発刊した。編集委員会担当責任者の水口好美さん(79)=裾野市=は「約2年の作業を通して、歴史の重みを改めて実感した。静大の存在価値とブランド力向上に寄与する一冊になった」と発刊の意義を語った。 昨年11月に静岡市駿河区で開催した記念式典や、石橋秀一ブリヂストン取締役代表執行役CEOらOBが登壇した座談会「コロナ後の世界、日本~文理融合時代の知を鍛える」の内容を採録。女子学生とOGが女性目線で大学の将来像について意見交換した対談も盛り込んだ。 旧制静
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裾野・スプリンクラー浸水 互いに歩み寄る姿勢を 【東部 記者コラム 湧水】
裾野市民文化センター大ホールで昨年9月、舞台上のスプリンクラーが突然作動し、公演前の管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)が水をかぶった問題が長期化している。施設開設者の市と楽団がそれぞれ放水の原因を調べ、結果を公表。「特定できなかった」とする市側と、「漏水が原因」と主張する楽団側の間で亀裂が深まっている。市民が望む大ホールの早期再開のためにも、これから本格化する和解交渉では感情論を捨て、互いに歩み寄る姿勢を示せないだろうか。 市が設置した事故調査委員会によると、スプリンクラーには配管内の漏水とバルブの傷が確認された。現地での経過観察調査では放水につながる推定漏水量に達しなかったが、バ
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園児虐待事件「保育士個人と組織に原因」 裾野・さくら保育園、運営法人が最終報告
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、運営する社会福祉法人「桜愛会」(同市)は25日、県と市の改善勧告に対する最終報告書を提出した。高村謙二理事長(前市長)は虐待を含む不適切保育に関与した女性保育士3人の個人的資質と、防げなかった保育園と法人の体制に原因があったとの認識を示した。 高村理事長と酒井和夫園長が市保健福祉会館を訪れ、市の担当職員に報告書を提出した。県には郵送したという。提出後に取材に応じた高村理事長は「人権意識をしっかりと持ち、チェック機能を強化する。地域と保護者の信頼を取り戻す」と再発防止を誓った。 同保育園では昨年度、1歳児クラスを担当していた保育士3人による園児を宙
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裾野市立園で不適切保育 園児に威圧的、ばかにする態度
裾野市立東保育園(同市茶畑)で女性保育士2人が園児に威圧的な態度で接したり、園児をばかにしたりしていたことが24日、市や関係者への取材で分かった。市は不適切な保育として事実確認した。 市によると、関与していたのは年中児クラスの担任と担任補助。2人で園児18人を受け持っていた。2人は大きな声や強い口調で園児を指導。職員間で返事をしない園児のことを「(あの子は)口がいらない」などと話していた。 市は子供が描いた絵をばかにするような言動や、同じことを何度も問いただすといった行為も不適切な保育として確認した。2人は一連の行為を認め、保護者らに謝ったという。現在はクラス担当を外れている。 5月下
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農業委員ら21人任命・委嘱 裾野市
裾野市はこのほど、農業委員会委員の任命・委嘱式を市役所で開いた。構成は農業委員12人と農地利用最適化推進委員9人で、任期は3年間。 農業委員12人には村田悠市長が任命書を手渡した。議会で審議する人事案件で、12人は6月定例会で同意を受けている。任命後に総会を開き、岡田広正会長を選出した。推進委員9人には岡田会長が委嘱状を交付した。 農業委員会は農地利用の適正化や転用許可、耕作放棄地の解消などについて審議し、必要に応じて現地視察する。
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公園でビアガーデン 29日、裾野
裾野市観光協会は29日、夏祭りとビアガーデンを同市中央公園で開く。 午前10時から午後3時まで、飲食の出店やスタンプラリーを行い、公園内の旧植松家住宅に竹明かりを展示する。午後5~8時は竹明かりを公園内に飾り、幻想的な雰囲気の中でビアガーデンを楽しむことができる。小雨決行。 問い合わせは市観光協会<電055(992)5005>へ。
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ハンドボール部 大舞台2勝目指す 全国総体へ御殿場高
御殿場高のハンドボール部が、25~31日に北海道で開かれる全国高校総合体育大会(インターハイ)ハンドボール競技大会に出場する。11年ぶり3回目の全国出場を決めた選手たちは、「全国で初の勝利、さらには2勝を目指して頑張る」と意気込みを語る。 同部は5月の県大会で優勝し、全国への切符をつかみ取った。鈴木章文監督は「平均身長は低いが攻守のバランスがとても良く、スピーディーな試合展開が持ち味」と話す。御殿場市と小山町、裾野市の出身者がそろう地元に根差したチームで、核となるのは小中と御殿場ハンドボールクラブで腕を磨いた3年生4人。経験者から刺激を受けて未経験者の生徒も成長した。 御殿場市長、小山町長を
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裾野市チーム 今年こそ! 代表選考へ記録会 9月まで開催【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、裾野市実行委員会は22日、選手選考記録会を市運動公園陸上競技場で始めた。9月まで毎月1回開き、選手育成とチーム力の強化につなげる。 小学生や一般など公認記録会の少ない部門もあるため、代表選手を決める参考にする。公募制で出場資格があれば、誰でも参加できるのが特徴。初回は暑さが和らいだ午後7時から、小学生の男女がそれぞれ1500メートルのタイムトライアルに挑み、代表入りを目指して懸命に走った。 男子で1位だった馮海誠君(西小6)は「昨年度はメンバーに選ばれたが、(補欠で)走ることができなかった
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サッカー女子W杯 日本初戦へ 御殿場ゆかり5選手応援 JFAアカデミー福島出身
オーストラリアとニュージーランドを舞台に開幕したサッカー女子ワールドカップ(W杯)で、御殿場市にゆかりのある「JFAアカデミー福島」出身の5選手が日本代表メンバーに選出されたことを受け、同市が選手や大会のPR活動に力を注いでいる。東日本大震災の後に同市に移住し、地域の盛り上げにも貢献してきた選手たちの背中を押そうと、市民一体の応援ムードの醸成を図っている。 特設サイトや写真展 市挙げエール 同アカデミーは11年3月の東日本大震災の影響で福島県での活動が困難になったが、同市の御殿場高原時之栖が125人のアカデミー生らを全員受け入れたことで活動を継続した経緯がある。代表に選ばれた同アカデミー
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ゴルフ 静岡県アマチュア選手権 26人が2次予選へ
セキスイハイム東海CUP第52回県アマチュアゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の1次予選が21日、裾野市の裾野カンツリー倶楽部(6618ヤード、パー72)で行われた。55人が出場し、上位26人が2次予選に進んだ(同スコアはマッチングスコアカード方式で順位を決定)。 ①中村能章70②金子未来、柏木和樹=以上75④高村和央、佐野大将、浦田淳史=以上76⑦井出誉杜、丸山泰輝=以上77⑨中村和真、長友健太=以上78⑪勝又英文79⑫寺本貢尚、中村哲勇、佐藤栄祐、後藤一久=以上80⑯芹沢浩二、大川知巳、滝口茂=以上81⑲山崎徳雄、日吉一智、千代幸嗣、北古味容、和泉忠=以上82(
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アイリスオーヤマ 飲料水生産、出荷 裾野の工場稼働
生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は20日、裾野市須山に開設した富士裾野工場を本格稼働した。小山町の富士小山工場に続く県内2カ所目の飲料水生産拠点。生産能力を約1・6倍に引き上げる。 ミネラルを多く含む富士山の天然水を利用し、炭酸水の生産を先行して始めた。10月をめどに天然水も製造する。1時間当たりの生産能力(500ミリリットル換算)は炭酸水が3万1200本、天然水3万6千本。採水からろ過、生産、検査、梱包(こんぽう)、保管・出荷まで全て工場内で行い、生産ラインは全行程自動化した。稼働時の新規雇用は140人で、さらなる採用増を計画する。 同社は緑茶にも参入する方針で、大山晃弘社長は
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記者コラム「清流」 俳句と生成AI
室町時代の連歌師宗祇法師の功績をしのぶ連句実作会が6月、裾野市で開かれた。取材の帰り際、講師の女性から「一句作ってみない?」と誘われた。俳句や連句の知識もなく不安だったが、ゆったりとした雰囲気に引かれ、18句を連ねる「半歌仙」に詠み人の一人として参加した。 連句は、最初の句の情景から次の句を想像し、月や恋などのテーマ(定座)に沿って詠み合う。季語や字数の制約に悩みながら、ふと思った。脳内にしか存在しない情景を言葉で出力する連句の実作プロセスは、生成AIに画像を出力させるための「プロンプト(呪文)」に似ているのだ。 調べると、生成AIに有名な句を入力し、イラストを作る人もいるらしい。新技術
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地域活性化へ包括連携 裾野市とアイリスオーヤマ
裾野市と生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は20日、包括連携協定を結んだ。防災減災対策や脱炭素社会の実現、産業観光、教育など幅広い分野で連携し、社会課題の解決と地域活性化につなげる。 飲料水を生産する同社の富士裾野工場(裾野市須山)の本格稼働に合わせ、同工場で締結式を開いた。村田悠市長は「双方のリソースやノウハウをいかし、裾野市の魅力を最大限に引き出せるよう持続可能な施策を取り入れていきたい」とあいさつ。大山晃弘社長は「東日本大震災の経験を踏まえ、脱炭素化に向けた取り組みを推進し、飲料を全国に届けて裾野市の魅力を伝える」と述べた。 南海トラフ地震や富士山噴火など大災害時には、同社が飲料
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全国高校総体 裾野選手 市長訪問 活躍誓う
NPO法人裾野市スポーツ協会(鈴木啓久会長)は18日、全国高校総体に出場する市内選手の壮行会を市役所で開いた。出場を決めた5校の8選手のうち、7選手が出席し、村田悠市長らに大舞台での活躍を誓った。 選手らは1人ずつ「チームの勝ちに貢献したい」「誇りとプライドを持って日本一を目指す」「準決勝以上に進みたい」などと決意を述べた。鈴木会長は「最高のプレーをしてきて」と話し、協会から選手らに1万円の奨励金を贈呈した。村田市長は「ぜひ勝ち抜いて戻ってきてほしい」と激励した。 出場選手は次の通り。 女子ソフトボール 西原千央(飛龍3)▽男子ソフトボール 鈴木春平(同2)▽陸上400メートル障害 植川柚季
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すそのブランド認定へ 新規商品寄せて 市商工会
裾野市商工会は8月10日まで、「すそのブランド認定品」を募集している。市内で生産したり、地場産品を使って製造したりした商品を地域ブランドとして認定し、拡販に向けて広くPRする。 農畜産物や加工品、食品、酒類を含む飲料、工芸品、民芸品、デザインなどが対象。認定期間は3年。9月中旬に審査会を開き、10月に新規認定品を発表する。申請費用は千円で認定料は1万円。複数商品の応募も可。応募用紙や募集要項は同商工会の公式サイトで公開している。 問い合わせは同商工会<電055(992)0057>へ。
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「すそのん」ガンマンに 映画「リボルバー・リリー」コラボ 限定ポロシャツ発売
裾野市役所別棟の障害者就労施設・グリーンカフェ花麒麟は、同市の公式マスコットキャラクター「すそのん」の限定ポロシャツを販売している。同市で撮影された映画「リボルバー・リリー」(8月11日公開)とのコラボ商品。 俳優の綾瀬はるかさんが演じる回転式拳銃の使い手に扮(ふん)したすそのんを大きく背中に、袖には映画を撮影するすそのんをデザインした。白、黒、ライトピンクなど6色。サイズは子供用の120から大人用のLLまで用意した。税込み1700円。 すそのんのポロシャツは夏季限定商品で毎年絵柄が変わっている。クールビズに合わせ、市職員もポロシャツを着てPRしている。 問い合わせはグリーンカフェ花麒
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農機具と日用品 JAが販売会 裾野22、23日
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は22、23日、農機具と日用品の展示即売会を裾野市で開く。 同市御宿のすそのプロパンガスセンターとすその営農経済センターが会場。農機具メーカー9社が出展するとともに、農業用資材と園芸品、食料品、ガス器具を販売する。あしたか山麓裾野そばやあしたか牛カレー、ぬまっちゃなどの特産品も並ぶ。両日とも午前9時から午後2時まで。 問い合わせはすその営農経済センター<電055(997)1249>へ。
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道の駅に防災機能 裾野市、拠点施設整備方針
裾野市はこのほど、市内に整備する「(仮称)道の駅ふじさんすその」の基本コンセプトを公表した。「休憩」「情報発信」「地域連携」に「防災」を加えた四つの機能を併せ持つ地域のにぎわい創出と交流の場として整備。安心な道路交通環境を提供する。 防災は同市ならではの機能として、市民と来訪者の災害時の拠点として施設を活用する。市は道の駅の大まかなデザインとなる基本構想を2023年度中にまとめ、24~25年度に基本計画を策定して国に認可を申請する方針。開設場所は国道246号や同469号など主要幹線道路沿いの富士山の景観が楽しめる地点を候補地に選定する。 村田悠市長は「裾野市は交通量が多いが、多くの道路利
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和楽器の魅力紹介 裾野・不二聖心女子学院 卒業生ら演奏会
不二聖心女子学院(裾野市)はこのほど、和楽器演奏会を同校講堂で開いた。中学生約240人が三味線や鼓、笛が奏でる音色に耳を澄ませた。 同校卒業生の堅田喜代さんら6人が演奏した。堅田さんは江戸末期から明治の三味線名人、三代目杵屋正次郎が作曲した長唄「松の翁」について沼津市の帯笑園が題材であることを証明するリポートを作成した。 堅田さんは「松の翁」は富士市内の庭園で詠まれたと伝わっていた名曲だが、同園の当主が直筆本を発見したことをきっかけに沼津市が題材だった可能性が高まったと解説。演奏者らと和楽器の魅力を音色で生徒に伝えた。
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長年育てたソテツ、やっと開花 30年目のびっくり 裾野
およそ10年に一度しか花をつけないとされる常緑裸子植物「ソテツ」が裾野市深良の文明寺で開花した。 約30年前に市民から譲り受けたソテツの雄株1本を庭に植え、寺族(じぞく)の水口加代子さんらが手入れしてきた。ソテツは分岐しながら育ち、全長20センチほどの松ぼっくりのような形の花を二つ咲かせた。 水口さんは「びっくりしている。多くの人にソテツを見てもらい、慶事を呼び寄せるきっかけになってほしい」と話した。 (東部総局・田中秀樹)
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みんなで歩こう須山口登山道 9月16日
富士山世界文化遺産裾野市民協議会は9月16日、富士山須山口登山道を歩くイベントを開く。かつて主要ルートの一つだった同登山道のうち、復活整備された須山口下山歩道を巡る。 富士宮口5合目を午前に出発し、幕岩や須山御胎内などを経て午後3時ごろ水ケ塚公園に到着する予定。下りルートでガイドが同行するため、初心者でも気軽に参加できる。小雨決行。 定員は小学5年生以上の先着40人。参加費2500円。9月10日締め切り。 問い合わせ、申し込みは市生涯学習課<電055(994)0145>へ。
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裾野・富士山資料館 夏休みに特別開館 8月14~18日
富士山世界文化遺産裾野市民協議会は8月14~18日、休館中の裾野市立富士山資料館(同市須山)を夏休みに合わせて特別開館する。入場無料。 古文書や測候所の史料、山麓に生息する動物と鳥の剥製などを展示している館内を公開。県世界遺産登録ガイド員が富士山の歴史と文化、自然を紹介する。各日正午から午後3時まで。予約不要。 問い合わせは市生涯学習課<電055(994)0145>へ。
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小学生と駅伝選手 記録会で交流 裾野
裾野市陸上競技協会と同市は15日、公認陸上記録会「富士裾野トラックミート」を市運動公園陸上競技場で開いた。県東部の小学生と関東の強豪大学の選手が出場。小学生と大学生の交流イベントも企画した。 小学生の部は短距離と中距離、リレー、走り幅跳びの男女計8種目。409人が家族やチームメートの声援を受けながら、懸命に走って跳んだ。裾野深良小6年の青木颯汰君(11)は「1500メートル走と400メートルリレーに出場して自己ベストが出ました」と喜んだ。 大学生の部は男子5千メートルと1万メートルに、14校の179人がエントリーした。昨年度の大学駅伝で三冠を達成した駒沢、上位に入った中央や国学院など強豪校の
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伊豆・小土肥の海岸きれいに 沓間水産と加藤学園高生が清掃
「沼津魚がし鮨」を展開する沓間水産(裾野市)は12日、加藤学園高(沼津市)の生徒有志と合同で、伊豆市の小土肥海水浴場周辺を清掃した。 同社が小土肥産の海産物を取り扱っていることから、海水浴シーズンに合わせて毎年実施し、今回で5年目となる。同社社員約30人と同高生徒約30人が海岸を歩いて回り、プラスチックごみや空き缶、ペットボトルなどを拾い集めた。防波堤の隙間に流れ着いてたまったごみも回収した。 2年の斉藤啓太さん(17)=沼津市=は小さなことでも協力したいと思い参加したといい、「魚、海を守ることができて良かった」と話した。同社営業部の虎岩芳樹さん(54)=長泉町=は「地元への貢献を続けて
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保育計画ゆとり重要 長泉の施設 情報交換会
長泉町は14日、裾野市をはじめ全国で相次いだ不適切保育を受け、昨年度から各保育施設で始めた取り組みを共有する情報交換会を開いた。不適切保育を起こさないため、ゆとりを持った保育計画と職員間のコミュニケーションが重要であることを確認した。 幼稚園や保育所、認定こども園など町内20施設の代表者が参加。3グループに分かれて不適切保育を根絶するための取り組みを話し合い、発表した。 参加者らは不適切保育が職員の業務過多で心にゆとりがないとき、無意識のうちに起こるのではないかと推測。事前に防ぐために、多くの園が業務や保育計画を見直し、園の雰囲気を改善するために職員間で積極的にコミュニケーションを取るように
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裾野市 農業委員に感謝状 3年任期満了の21人
裾野市はこのほど、任期(3年)満了を迎えた農業委員会の委員21人に感謝状を贈った。 対象は委員会を構成する農業委員12人と農地利用最適化推進委員9人。2020年7月から、同市内の農地利用の適正化や転用許可などについて審議するとともに、耕作放棄地と遊休地を現地調査した。 市役所での贈呈式で、及川涼介副市長が感謝状を手渡した。岡田広正会長は3年間の活動に感謝し、「引き続き、地域のリーダーとして農業振興と農地保全のために尽力してください」と呼びかけた。
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⚽J3沼津 ブラウンノア選手好調 16日ホームで鹿児島戦
サッカーJ3アスルクラロ沼津は16日、2位の鹿児島ユナイテッドFCとホームの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)で対戦する。FC今治との前節は、試合終了間際にFWブラウンノア賢信選手の4試合連続得点となる同点弾で勝ち点1をもぎ取った。チームの得点源となっているブラウンノア選手は「自信になり思い切ったプレーにつながっている」と手応えを語る。 前節は一進一退の攻防の中、後半12分にセットプレーを決められ、先制を許した。守備を固める相手に対し、ブラウンノア選手が跳ね返ったボールに反応。「イメージ通りのシュートが打てた」と振り返る。 12日に裾野市内で行った練習ではゴール前の流れなどを確認した。ブ
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米海兵隊104訓練 部隊の移動完了 御殿場、キャンプ富士
東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)で15日から28日にかけて実施される米海兵隊の「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」(104移転訓練)で、訓練部隊の第3陣約210人が12日、御殿場市の米海兵隊キャンプ富士に到着した。 防衛省南関東防衛局が同日に発表した。訓練部隊のキャンプ富士への移動は完了した。第1陣、第2陣と合わせて計約350人になった。訓練部隊は25、26日を除く12日間のうちの10日間、射撃訓練を行う。
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静岡県内3校 学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は12日、小学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計62人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 裾野市の小学校8人、富士市の小学校41人、静岡市駿河区の小学校13人。
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市営墓地使用者 裾野市が募集へ
裾野市は、同市深良に整備している市営墓地第4号墓域210区画の使用者を募集する。11月に完成する予定で、翌12月以降に引き渡す。 市内在住・在勤者と、近隣の沼津、三島、御殿場市、長泉、清水、小山町の住民登録者が対象。1区画3平方メートル。永代使用料は裾野市民43万円、同市以外の住民登録者は57万円。年間管理料はいずれも5240円。申し込みは8月21日から受け付ける。 問い合わせは市生活環境課<電055(995)1816>へ。
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高齢者・介護事業 3カ年計画策定へ 裾野市
裾野市は10日、「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」策定委員会の初会合を市役所で開いた。諮問機関として、2024年度から3カ年の高齢者福祉施策の基本方針となる計画案を審議する。 社会福祉施設や老人クラブ連合会、介護家族の会の代表ら14人で構成する。高村寿彦委員長(市社会福祉協議会)は「高齢化でさまざまな生活上の問題が起きると予想される。消極的にならず、それぞれの立場で全員が発言する会にしていきたい」とあいさつした。 計画期間中には「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となり、40年には「団塊ジュニア世代」が65歳以上の前期高齢者になる。同市は介護や医療、生活支援サービスなどを一体的に提供
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地域の将来考えて 高校生の意見募集 裾野、御殿場、小山
裾野、御殿場市と小山町でつくる2市1町広域連携研究会は、まちづくりに関する高校生の意見を募集している。 急速な少子化に直面する中、次代を担う若者に将来住みたいと思う地域について考えてもらい、政策に役立てるのが目的。アンケート形式で2市1町の好きなところ、嫌いなところ、卒業後の進路希望、各市町長へのメッセージなどを募る。寄せられた意見は11月に裾野市で開く2市1町行政懇談会で報告する。 アンケートフォームは各市町の公式サイトで公開している。8月20日締め切り。問い合わせは裾野市戦略推進課<電055(995)1804>へ。
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行定勲監督 トーク会 31日、裾野 同市ロケ映画の公開記念
裾野市は31日午後6時半から、同市が撮影場所になった映画「リボルバー・リリー」の公開記念イベントを生涯学習センターで開く。行定勲監督と高橋大典プロデューサーが作品の見どころや映画作りの魅力などを紹介する予定で、180人を無料招待する。 同作品は女優の綾瀬はるかさん主演で8月11日に公開される。行定監督は「長い期間、(裾野市に)オープンセットを建てさせていただけたおかげで、リアリティーある世界観が作れた」とコメントしている。 市公式サイトにある応募フォームから申し込む。20日締め切り。問い合わせは市情報発信課<電055(995)1803>へ。
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富士サファリパークでアメリカグマ三つ子 一般公開
裾野市の富士サファリパークでこのほど、1月に誕生したアメリカグマの三つ子の一般公開が始まった。 いずれも雄。母クマの乳を飲んだり、じゃれ合ったりして愛らしい姿を見せている。 サファリゾーンでの公開は金、土、日、月曜のみ。
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地域のつながりや課題解決策学ぶ 22日、裾野で講座
裾野市民活動センターは22日午前9時から正午まで、市民まちづくり講座を市役所で開く。参加無料。 戦闘が続くアフリカのスーダン支援に取り組む日本国際ボランティアセンターや住友理工富士裾野製作所の関係者を招き、地域のつながりや課題解決について考える。定員は先着50人。 問い合わせ、申し込みは市民活動センター<電055(992)6100>へ。20日締め切り。
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米海兵隊104訓練 第1陣30人到着 御殿場、キャンプ富士
東富士演習場(御殿場市、裾野市、小山町)で15日から28日にかけて実施される米海兵隊の「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練」(104移転訓練)で、訓練部隊の第1陣約30人が8日、御殿場市の米海兵隊キャンプ富士に到着した。 防衛省南関東防衛局が同日、発表した。同局によると、訓練部隊は第12海兵連隊第3大隊で、訓練開始までに約460人が現地に入る。25、26日を除く12日間のうちの10日間、射撃訓練を行う。訓練の前後はキャンプ富士に滞在する。同局は8日までに現地対策本部を設置し、24時間体制で部隊駐留中の安全対策や関係機関との連絡調整に当たる。
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富士山 静岡県側 10日山開き 混雑回避呼びかけ
富士山の静岡県側3登山ルート(富士宮、須走、御殿場)は10日に山頂まで通行可能となり、既に山開きした山梨県側の吉田ルートと合わせて富士山頂に通じる全登山道が開通する。富士山世界遺産登録10年の今年は、新型コロナウイルス下の行動制限がなくなってから初めての夏山シーズン。外国人を含めて多くの登山者の来訪が予想され、静岡県などは山小屋の事前予約や混雑日の回避を呼びかけている。 県は富士宮口で10日から、須走口では14日からマイカー規制を開始する。富士宮口では水ケ塚駐車場(裾野市)に、須走口では道の駅すばしり隣接地(小山町)に5合目行きのシャトルバス・タクシーの乗り換え駐車場を開設する。両ルートと
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上位入賞目指し「栄養」学ぶ 裾野市チームが講座【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する裾野市チームは8日、スポーツ栄養学講座を市運動公園陸上競技場で開いた。合同練習の前に、代表候補選手と保護者が運動選手に大切な食事のとり方を学んだ。 日本大短期大学部食物栄養学科の小山ゆう助教が講話した。小山助教は「食べたものでしか自分の身体をつくることはできない。トレーニングと休養、栄養が重要になる」と指摘。「食事のバランス良くとは足りないものを補うこと。毎日の食生活が大切で、スポーツ選手に欠乏しがちな鉄分なども日頃の食事から補ってほしい」と呼びかけた。 24回目となる大会は12月2日に静岡市で開かれる。裾野市は昨
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トランスコスモスとDX推進へ連携協定 裾野市
裾野市は6日、デジタルマーケティング業のトランスコスモス(東京)とDX推進に関する包括連携協定を結んだ。デジタル技術を活用して市民サービスと満足度の向上を図り、職員の業務改革につなげる。 市役所で会見した同社の高山智司上席常務執行役員は「顧客の意見や要望、行動を分析してデータを最適化し、業務を改善するVOC(ボイス・オブ・カスタマー)の活用を自治体にも広げていきたい」とあいさつした。居住地や年代、職業によって必要な情報は異なる場合があり、全世帯に一斉発信するのではなく、対象を絞る「セグメント配信」の必要性などをDX推進の具体例に挙げた。 裾野市は同日、最高情報統括責任者である及川涼介副市
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教育環境巡り年度内に提言 裾野市検討委初会合
裾野市は5日、教育のあり方検討委員会の初会合を市役所で開いた。社会情勢の変化などを踏まえた小中学校の適正な教育環境について、年度内に提言書を取りまとめる。 有識者や小中学校の校長、区長連合会とPTA連合会の代表ら10人で構成する。若い世代の意見も取り入れようと、高校生や1年目の新人教職員も委員に選ばれた。風間忠純教育長は代表委員に委嘱状を手渡し、「児童生徒数の減少を受け、学校再編を計画している。今後の裾野市の教育について具体的に問題提起し、考えていきたい」とあいさつした。 初回は子どものコミュニケーション能力育成や、心身ともに満たされたウェルビーイングを議題に話し合った。
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裾野市千福の市道 通行止めを継続 6月大雨で護岸決壊
裾野市は6日、6月上旬の大雨で被災した同市千福の市道1―5号線について、車両通行止めを当面継続すると発表した。年内に復旧工事に着手する予定だが、完了時期は未定。 市道1―5号線は佐野川に沿って通り、護岸の決壊で約500メートルにわたって通行止めとなっている。被害拡大を防ぐため、護岸に土のうを積み、道路側には砕石を敷く応急工事を実施したが、通行の安全性を確保できない状態という。
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生徒が思い思いにフェルトで貼り絵 浜松特支学校
静岡県文化財団はこのほど、フェルト生地などを使った貼り絵のワークショップを浜松市南区の浜松特別支援学校で開いた。中学1年生約20人が、思い思いに布を貼りつけて作品を制作した。 県内の小中学校や特別支援学校で演奏や講座を行い、文化芸術を届ける事業「グランシップ子どもアート体験!学校プログラム」の一環。裾野市のアーティスト福井揚さん(45)が講師を務めた。 生徒はさまざまな色や形の布の中から好きなものを選び取ると、数人ずつのグループに分かれ、180センチ四方の段ボール板に布を貼った。青や金のフェルトを使って警察官を表現したり、グループの仲間と協力して布を貼り合わせたりする生徒も見られた。
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「野菜の王様」モロヘイヤの収穫シーズン到来 裾野
夏野菜の一つ「モロヘイヤ」の収穫が、生産が盛んな裾野市内で本格化している。深良の渡辺和彦さん(71)と博美さん(69)夫妻の畑にも青々とした葉が広がり、5日も朝から作業に取り組んだ。葉が着いた茎を20センチほどの長さに切りそろえ、出荷用に束ねた。 モロヘイヤはカロテンやビタミン、カルシウムなどの栄養素が豊富で「野菜の王様」とも呼ばれている。 渡辺さん夫妻は「塩ゆでしたモロヘイヤをしょうゆや塩昆布で味付けし、おひたしにして食べるのがおすすめ。のどごしが良くて栄養価が高いのでぜひ食べてほしい」と話した。JAふじ伊豆なんすん地区のファーマーズマーケットなどで販売している。
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6団体1個人に裾野市長感謝状
裾野市はこのほど、市長感謝状の贈呈式を市役所で開いた。2022年度下半期に一定額以上の現金や物品を市に寄付した6団体と1個人に感謝状を贈った。 村田悠市長は「貴重な浄財を裾野市のさらなる発展のために使わせていただきます」とお礼を述べた。 感謝状を受けた団体と個人は次の通り。 裾野ロータリークラブ、不二家富士裾野工場、沼津信用金庫、裾野市東富士農事組合深良支部管理運営委員会、ファンケルクラシック基金、スタンレー電気、佐藤剛史(県芸術祭演劇創作実行委員会)
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レク・スポ大会 住民190人が交流 清水町で4年ぶり
清水町はこのほど、地域住民の交流と健康増進を目的にしたレク・スポ大会を町体育館で開いた。4年ぶり。約190人が39チームに分かれ、ファミリーバドミントン、ペタボード、輪投げで汗を流した。 ファミリーバドミントンは、一般の部と子どもや高齢者と一緒に出場するファミリーの部で実施。ペタボードは床の上で行うカーリングのようなスポーツで、参加者は的をめがけてディスクをスティックで押し出した。 ペタボードで最後の決定打を放ち、優勝に貢献した高崎のり子さん(82)=八幡=は「うまくいけばいいと思って投げた。楽しかった」と話した。 それぞれの上位チームは駿東地区レク・スポ大会(11月、裾野市)に出場する。
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⚾裾野【高校野球チーム紹介2023夏】
守り抜いて攻撃のチャンスをつかみたい。人数が少ない分、一体感のあるチーム。少しでも長くみんなと野球がしたい。まずは1回戦突破を目標に、全力で挑む。 部長 富田 稔 監督 諏訪部利実 ①飯塚 蒼太(2年、裾野東)169、51、右右 ②大越 翔馬(1年、御殿場南)165、75、右右 ③塚原 優(3年、裾野須山)175、85、右右 ④津田満希也(3年、町清水)165、54、右両 ⑤渡辺龍之介(2年、裾野東)169、51、右左 ⑥増田 優大(3年、沼津五)166、57、右右 ⑦川口 由人(1年、御殿場)159、55、右左 ⑧松枝 優輝(3年、裾野須山)165、61、右右 ⑨杉山 功謙(
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夏休み親子見学会 8月8日静岡市へ 沼津建設業協
沼津建設業協会は8月8日、夏休み親子現場見学会を開く。午前8時10分に裾野市民文化センターをバスで出発し、静岡市の県地震防災センターと広野海岸公園を訪れる。参加無料。 新型コロナウイルスの影響で開催は4年ぶり。昼食は同協会が用意し、午後4時ごろ文化センターに戻る予定。定員は裾野市と長泉町、清水町の小学生と保護者40人。 問い合わせ、申し込みは同協会<電055(943)6726>へ。今月7日締め切り。
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労働災害防止へ 静岡労働局 裾野など静岡県内3地区巡視
7日までの全国安全週間に合わせ、静岡労働局(笹正光局長)は3日、労働災害防止に向けた安全パトロールを静岡県内3地区の建設現場で実施した。 笹局長と沼津労働基準監督署の榊原寿治署長は、裾野市にトヨタ自動車が建設中の次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」を訪ねた。要所で現場責任者から安全管理体制の説明を受け、高所からの落下防止や重機周辺の危険回避措置が適切かを確認した。 来年夏に完成予定の第1期エリアでは現在、地下の基本構造をつくる工事などが進み、約400人が従事している。笹局長は「労働者一人一人の尊い命を守るため安全管理を日々徹底してほしい」と呼びかけた。
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男性アスリート用食事内容開発へ 裾野市推進協
裾野市のスポーツや観光、経済団体でつくる市スポーツツーリズム推進協議会はこのほど、市役所で会合を開いた。スポーツ合宿で訪れる選手向けの食事「すその頂飯(いただきめし)」で、新たに男子学生用の献立を開発する事業計画を決めた。 滋養強壮や疲労回復を目的にしたすその頂飯は地元産食材を使い、宿泊施設や飲食店で提供している。現在は女子実業団の選手に適したメニューが中心だが、合宿の受け入れが増えている男子学生向けの食事内容を考える。 アドバイザーを務める日本大短期大学部食物栄養学科の篠原啓子准教授は「必要エネルギー量が充足できるように、糖質と脂質量の確保が必要になる」と指摘。特に合宿数が多い夏は選手の食
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穀物キヌア 学ぼう 裾野・鈴木図書館 8日に講座
裾野市立鈴木図書館は8日午後1時半から2時半まで、教養講座「すその産キヌアを知ろう!」を1階くものじゅうたんで開く。参加無料。 耕作放棄地を活用して新たな特産品に育てようと、市と地元農家が栽培する南米原産の穀物キヌアについて市職員が解説し、生産拡大に向けた取り組みを紹介する。申し込み不要。参加者にはキヌアを使った商品をプレゼントする。 問い合わせは同図書館<電055(992)2342>へ。
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富士登山の安全祈願 小山、裾野、御殿場で開山式
富士山の本県側3登山道の開山を控え、山麓の各市町で1日、開山式が開かれた。世界遺産登録10周年の節目で多くの登山者や観光客の来訪が予想される中、地元関係者らが登山の安全や開山期間の好天候などを祈願した。 構成資産である小山町須走の冨士浅間神社では、町や須走地区の団体関係者らが登山者の無事を願った。あいにくの雨となったが、社殿前で陸上自衛隊富士学校音楽隊が「富士の山」など4曲を軽やかに演奏し、夏山シーズンの到来を祝った。小山町観光協会の鈴木萬利子会長は「活動が活発化している富士山関連団体と連携し、構成資産がある町として雰囲気を盛り上げていきたい」と話した。 旧登山道の起点になった裾野市の須山浅
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コーフボール全国大会県内初開催 体験会も 裾野市
オランダ発祥のボールスポーツ「コーフボール」の全国大会が1日、裾野市民体育館アリーナで始まった。静岡県が会場になるのは初めて。競技普及を目的に、初日は市民向けの体験会も企画した。 大会実行委員会が主催し、スポーツ合宿やイベントを誘致する同市スポーツツーリズム推進協議会が運営に協力した。体験会は出場チーム「ウィクス・ユナイテッド」(東京)の眞柴啓輔代表(35)が講師を務め、「バスケットボールに似ているが、ドリブルは禁止で、360度どこからでもゴールを狙える。男性と女性が混合チームを作り、一緒に楽しめる」と説明。参加者はパスやシュートの練習、ミニゲームを通してコーフボールを体験した。 大会に
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沼津市制100周年 JAが記念フェア 直営4店舗
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は1日午前9時から午後5時まで、沼津市制100周年記念フェアを直営4店舗で開く。 タマネギやジャガイモ、ニンジンなど地元産野菜を税別100円均一で販売。旬を迎えた朝採りのトウモロコシを通常より多く店頭に並べ、100周年のロゴが入った同市名産の都まんじゅうを特別販売する。 開催するのは同市の金岡産直市とKAU~ら、長泉町の長泉産直市、裾野市のすそのふれあい市。
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世界遺産10周年の富士山カード贈呈 裾野市
夏山シーズンに合わせ、裾野市は1日から、富士山の世界遺産登録10周年を記念したポストカードをプレゼントする。 富士登山の案内役だった御師に関する巻物に記されていた富士山の絵と文字をデザインし、構成資産の須山浅間神社(同市)でおはらいを受けた。同神社や森の駅富士山などで計3776枚を配布する。 問い合わせは市産業観光スポーツ課<電055(995)1825>へ。
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取材班からの提言 戻らぬ命の重み 社会で熟考を【届かぬ声 子どもの現場は今】
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で発生した送迎バス置き去り事件。わずか3歳の河本千奈ちゃんはなぜ、大好きだった幼稚園で犠牲にならなければならなかったのか。幼い命を守る保育現場の安全管理はどうあるべきか。行政や社会、私たちが保育に向き合う姿勢とは―。長期連載「届かぬ声 子どもの現場は今」を終えるにあたり、取材班が各章に込めた思いや考えを提示する。 序章・第1章 千奈ちゃん半生 克明記録・理不尽な現実を自分事に 3月1日1面 3月5日1面 A)事件から半年の節目で連載を開始した。千奈ちゃんが置き去りにされた原因は単純ではない。根深い所にある構造的な問題を明らかにしたいと考えた
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箱根駅伝常連大学 裾野に集結 15日、小学生と陸上競技交流
裾野市と市陸上競技協会は7月15日、公認陸上競技大会「富士裾野トラックミート」を市運動公園陸上競技場で開く。昨年度の大学駅伝で3冠を達成した駒沢大をはじめ、箱根駅伝常連の強豪校が数多く参加。国内トップレベルの走りを披露するとともに、小学生と交流する。 駒沢のほか、中央や国学院、法政、創価、明治、帝京、日体大などが出場する招待レースは午後5時開始。男子5千メートルと1万メートルを実施する。小学生レースは正午開始で、男女計8種目を予定する。大学生が企画する交流会は午後3時から、陸上部員が小学生を指導して一緒に体を動かす。 観戦無料。交流会は当日参加も受け付ける。
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2特別委設置可決 正副委員長も決定 静岡県議会
静岡県議会6月定例会は29日、新たに地域公共交通対策特別委員会と、子どもの孤立対策特別委員会を設置する動議を原案通り可決し、委員や正副委員長を決定した。 委員は各10人。地域公共交通対策特別委の委員長には宮沢正美氏(自民改革会議、三島市)、副委員長に坪内秀樹氏(同、清水町)と阿部卓也氏(ふじのくに県民クラブ、浜松市浜北区)が就く。子どもの孤立対策特別委の委員長は鳥沢由克氏(自民改革会議、裾野市)、副委員長は佐地茂人氏(同、静岡市駿河区)と鈴木啓嗣氏(同、浜松市西区)が務める。
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都内ラウンジに天竜材テーブル ビルにヒノキの温かみ 住友不動産
住友不動産は都内で開業する大規模複合施設内のオフィスラウンジに、静岡県産天竜ヒノキ材を活用したテーブル38台を導入した。全国で国産材の利用拡大活動を展開する農林中央金庫と県森林組合連合会との連携で実現しこのほど、同テーブルの寄贈式を浜松市内で行った。 テーブル製作は国産材にこだわった家具を手がけるキシル(浜松市南区)が担当した。奥行き70センチ、幅60センチ、高さ72センチで、天板は柾目(まさめ)の直線的でシャープなデザイン。厚さは通常より倍の5センチとした。設置するオフィスラウンジは地上42階建て「住友不動産東京三田ガーデンタワー」の2階に位置し、テナント利用者や従業員が利用できる。ヒノ
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⚽今季初3連勝へ闘志 J3沼津 7月1日ホームで北九州戦
サッカーJ3アスルクラロ沼津は7月1日、19位のギラヴァンツ北九州とホームの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)で対戦する。照明を改修して初のナイトゲーム。今季初の3連勝がかかる試合で、選手らは勝利へより強い思いを燃やす。 前節の奈良クラブとのアウェー戦は長くボールを支配されながらも2-0で勝利した。練習を重ねてきたセットプレーや相手の隙を突いた攻撃で、試合を通して4本のシュートのうち2本をものにした。しかし中山雅史監督は「圧や運動量で押された。僕だけでなく選手も納得していない」と振り返る。 28日に裾野市内で行われた練習ではミニゲームなどを行った。沼津は現在リーグ7位で、首位カターレ富山
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富士山の世界遺産 登録10周年記念展 裾野 パネルなど展示
富士山の世界文化遺産登録10周年を記念した展示会がこのほど、裾野市生涯学習センターで始まった。同市の企画で、世界に誇る霊峰の普遍的な価値を伝えるパネルや歴史的資料など約50点を紹介する。 世界遺産登録までの道のり、富士山と芸術、信仰、市内の天然記念物などのテーマごとにパネルを掲出した。長期休館中の富士山資料館の所蔵品も特別に展示。構成資産である同市の須山浅間神社で奉納されるお神楽の伝書や、奉納を示す札をはじめとする地元の貴重な史料を取り寄せた。 7月7日まで。月曜日休館。入場無料。
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宗祇の功績たたえる 連句の実作会も 裾野
裾野市宗祇法師の会はこのほど、室町時代に活躍した連歌師宗祇法師の墓がある定輪寺(同市桃園)で宗祇法師をしのぶ会を営んだ。地元有志ら約30人が参列し、宗祇の功績をたたえた。 中村雄介住職が読経し、大日本茶道学会の佐野仙由教授がたてた茶を祭壇に献茶した。裾野連句会の会員が書いた詩「宗祇忌に和す」の吟詠や舞踊なども奉納し、遺徳をしのんだ。 同地区の桃園集会所では、連句の実作会も開いた。会員ら10人が飲食や歓談を楽しみながら、連句の創作に取り組んだ。
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短編小説集「鯨のジャンプ」出版 船員の実話基に 裾野の柏木さん
文芸サークル「きせがわ」を主宰する柏木節子(本名杉山節子)さん(76)=裾野市=がこのほど、短編小説集「鯨のジャンプ」を出版した。元日本郵船社員の夫、杉山憲正さん(80)から聞いた実話を基に創作した70話を収録。船員と家族、知人の人間ドラマを描いた。 タイトルになった「鯨のジャンプ」は、ベテラン船員が初めて見た鯨のジャンプを亡き妻にどう説明するか思い巡らす物語。ことし1月まで25年にわたり全日本海員組合発行の「船員しんぶん」に寄稿した文章をまとめた。「(長期間航海する)船員の生活は知らないことや珍しいことが多く、物語をつくるのが楽しかった」と振り返る。 龍書房発行。税込み1320円。
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静岡県内2校で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、小中学校2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計15人が確認され、それぞれ学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 裾野市の中学校6人、浜松市北区の小学校9人
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裾野園児虐待事件「原因究明に時間」 最終報告7月末に
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、運営する社会福祉法人桜愛会(同市)が静岡県と市に対して行う調査結果の最終報告の時期が6月末から7月28日に延期になった。市が26日、発表した。桜愛会が設置した第三者調査委員会による原因究明などに時間を要しているという。 県と市は児童福祉法などに基づく特別監査を実施し、2月9日に桜愛会に対して施設運営の改善勧告を出した。桜愛会が原因究明の結果や再発防止策などを報告する期限は当初3月9日だったが、同日は暫定的な中間報告の形で書面を提出。検証にはさらに時間が必要として、6月末までに最終報告する方針を明らかにしていた。延期は2度目。 県と市は、1歳児を昨
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記者コラム「清流」 地域の自慢 何ですか?
紙とペンを渡され、「あなたの住む地域の自慢や良いところを書いて」と言われたら何を書きますか。 裾野市内の区長(自治会長)が集まった「地域づくり学習会」で実際に出された課題。参加者の反応は十人十色だった。すぐに書き終えて時間を持て余す人がいれば、講師に「何でもいいから」と言われても「何もない」と返す人もいた。 その後、グループになって発表し合った。古くから住む人と近年移ってきた住民との関係が良好、道が美しい、あいさつができる、名前がいい-。内容を問わず地区について懸命に語る区長の皆さんの姿が印象的だった。わが町を温かいまなざしで見つめるのは、地域づくりの大切な一歩だ。 私なら、こう自慢す
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現代の名工選出を報告「指導者に感謝」 紳士服仕立て・芹沢さん(裾野)
裾野市平松の紳士服仕立職人、芹沢国夫さん(75)がこのほど、市役所に村田悠市長を訪ね、厚生労働大臣表彰の卓越した技能者(現代の名工)に選ばれたことを報告した。 芹沢さんは独自の製図作成方法やミリ単位で調整する高度な縫製技術で、美しく着心地の良い紳士服と制服を作り続けている。2017年の技能グランプリでは金賞を受賞。講習会や勉強会を通して後進の育成にも努め、22年度に現代の名工に選ばれた。「一人ずつ異なる体格に合わせた服を作るのは難しい。東京まで通った勉強会で製図を教えてくれた講師の先生に感謝している」と話した。
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明大マンドリン倶楽部が演奏会 小山で2日
明治大学校友会県支部御殿場地域支部(湯山和行支部長)は7月2日午後5時から、同大マンドリン倶楽部演奏会を小山町総合文化会館で開く。 同支部が主催する演奏会としては8回目で、同町で初めて企画する。現代に残る日本の名曲を次々と演奏する第1部と、映画音楽、ラテン音楽、シャンソンなど世界中の名曲を奏でる第2部で構成。歌手の山本リンダさんをゲストに招いた特別ステージも設ける。 入場料3千円。チケットは同会館や御殿場市民会館や裾野市民文化センター、豊門カフェ(同町)などで販売する。問い合わせは湯山支部長<電090(8958)2651>へ。
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DX推進へ方針策定 「書かない窓口」導入 裾野市
裾野市はデジタル技術を活用して市民サービス向上と職員の業務効率化を図るため、DX方針を策定した。2023~25年度の3カ年で取り組むDX施策を取りまとめ、コンセプトには「デジタルで日々の体験に変革を」を掲げた。7月上旬に公表する予定。 死亡と相続に関する行政手続きを一つの窓口で受け付ける「おくやみワンストップ」、職員が申請内容を聞き取って入力する「書かない窓口」などを導入。市民向けのデジタルツール活用教室を開き、相談体制も拡充する。 職員には無線対応の新端末を導入し、会議のDX化やオンライン決裁を推奨。事務負担を減らし、市民に向き合う時間を増やす。市役所全体で22年度、前年度と比較して
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地域住民お手本に 全校児童で盆踊り 裾野・南小
裾野市の南小で21日、文化祭が開かれた。全校児童247人が地域住民と一緒に盆踊りを楽しんだ。 伊豆島田シニアクラブの9人が来校。「盆踊りには楽しく元気に暮らそうという願いと、先祖への感謝の気持ちが込められている」と説明し、グランドの真ん中で手本の踊りを披露した。児童はシニアクラブの会員を囲む形で一つの大きな輪を作り、「花火」「365日の紙飛行機」の2曲に合わせて、行進しながら手と足を動かした。 最後に将来の夢を書いた紙飛行機を全員で飛ばした。5年の鈴木伶奈さん(11)は「お手本を見ながらうまく踊れた。紙飛行機には『ファッションデザイナーになる!』と書きました」と笑顔で話した。
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補正予算案など9議案を可決 裾野市議会閉会 6月定例会
裾野市議会6月定例会は23日の最終本会議で、2023年度一般会計補正予算案など9議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
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裾野の市街化調整区域、基本方針を検討 審議会が初会合
裾野市は22日、都市計画審議会の初会合を市役所で開いた。市が本年度から2カ年かけて策定する「市街化調整区域における地区計画適用の基本的な方針」などについて審議する。 村田悠市長の諮問機関で、有識者や経済団体代表、市議ら13人で構成。会長は日本大理工学部交通システム工学科の藤井敬宏特任教授が務める。市は社会情勢や住民ニーズに合わせ、各地区の拠点地域にもなっている市街化調整区域を有効活用する方針。村田市長は「計画的に土地を利用し、必要性が認められる開発を進めていきたい」とあいさつした。
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高齢者に優しく声かけ 裾野・向田小児童 認知症学ぶ
裾野市はこのほど、同市の向田小で認知症サポーター・ステップアップ講座を開いた。昨年度、基礎編の養成講座を受けた6年生16人が、実践的な応用編を通して認知症の症状を持つ人への接し方を学んだ。 市介護保険課の職員が認知症について説明し、「物忘れなどの症状は目に見えない。相手を驚かせないよう静かにゆっくりと話しかけて」と呼びかけた。講座支援員が高齢者役を務め、児童は1人ずつ「下校途中に、帰り道の分からなくなった近所のおばあさんが道にたたずんでいた」との設定で対応を実践。優しく声をかけ、道案内した。 意見発表で代表児童は「ゆっくり大きな声でしゃべるのは難しかった」「目線を合わせて話すことができた」な
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富士山世界遺産登録10年 十大ニュース 静岡新聞社×山梨日日新聞社
富士山の世界遺産登録10年の節目に静岡新聞社と山梨日日新聞社は合同で、この間の富士山に関する十大ニュースを選んだ。元号が平成から令和に変わる中、保全や景観改善、文化的な価値を伝える取り組みがなされた。新型コロナウイルス感染拡大という未曽有の事態は、霊峰に携わる人々の営みにも影響を及ぼし、東京五輪・パラリンピック自転車競技など世界的なスポーツの祭典も山麓で繰り広げられた。 夏山期間の登山道閉鎖(2020年7~9月) 5合目から頂上に向かう全ルートが史上初の閉鎖となった富士山。山頂の富士山本宮浅間大社奥宮周辺も人影はなく、荒々しい山肌が目立った=2020年8月9日、富士宮市上空(静岡新聞
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大雨被害の復旧費 補正予算案に計上 裾野市
裾野市は21日、歳入と歳出にそれぞれ9100万円を追加した2023年度一般会計補正予算案を、開会中の市議会6月定例会に提出した。6月上旬の大雨被害の復旧費などを盛り込んだ。補正後の予算総額は206億2900万円。
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裾野駅前旧駐輪場 放置自転車処分へ 裾野市、7月末
裾野市は21日、同市のJR裾野駅前の旧駐輪場2カ所に残されたままの自転車を今月末に処分する方針を明らかにした。同日時点で、駅北側と南側に計9台が放置されている。 市議会6月定例会で、市当局が二ノ宮善明氏(無会派)の一般質問に答えた。 市は駅前広場の再整備に伴い、自転車専用とバイク専用の新しい駐輪場を整備し、5月から供用を開始した。旧駐輪場に置きっ放しの自転車には警告書を貼るなどして撤去を求めている。持ち主が判明しない場合は条例に基づいて処分するという。
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ヘルシーパーク裾野 来館者低迷、赤字に 市が再建策検討
裾野市須山の公設民営温泉「ヘルシーパーク裾野」について、市は20日、営業再開後の来館者数が想定を下回り、経常赤字になっていることを明らかにした。市は指定管理者の富士開発(小山町)とともに、経営再建を進める。 市議会6月定例会で、産業振興部の鈴木敬盛部長が内藤法子氏(無会派)の一般質問に答えた。 同施設は前指定管理者の撤退で長期休館が続いていたが、昨年8月に営業を再開した。市によると、以降の来館者数は月平均7364人。1日当たりは254人で、指定管理者が設定した目標の300人を下回り、経常損益は赤字になっている。特に平日の利用者が少なく、コロナ前の生活習慣に戻りきっていない社会情勢などが原因と
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「道の駅」基本計画 24年度から作成へ 裾野市
裾野市は20日、整備を検討している「道の駅」について、2024年度から事業化に向けた基本計画の作成に着手する方針を明らかにした。大まかなデザインとなる基本構想は23年度中に策定する。 市議会6月定例会で、市長戦略部の鈴木努部長が則武優貴氏(もののふ)の一般質問に答えた。同市初となる道の駅を休憩、情報発信、地域連携、防災機能を兼ね備えたにぎわい創出と交流の拠点として活用するため、具体的な候補地を検討するという。
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野鳥調査通じ自然実感 森林で社員活動 裾野・キヤノン研究開発拠点
プリンターなどの研究開発を手がけるキヤノン富士裾野リサーチパーク(裾野市)は社員を対象に、鳥をテーマに生命の循環や地域の自然の大切さを学ぶ社内活動「バードブランチプロジェクト」を行っている。日本野鳥の会東富士副代表の滝道雄さんの協力を得て月1回、事業所の敷地約28万平方メートルの広大な森林で継続的に野鳥調査を実施。社員らは活動を通じ、豊富な地域資源のありがたみを実感している。 事業所は富士山麓の標高300メートル以上に位置する。取り組みは2016年に始まり、滝さんは21年1月から調査を続けている。前回調査までにノスリやミヤマホオジロ、ウソなど42種類の鳥が確認。社員は調査結果をもとに、早朝
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メガソーラー懸念今も 山麓開発制御、市町で差異【富士山世界遺産10年 未来への宿題①】
「信仰の対象と芸術の源泉」として2013年6月22日に富士山が世界遺産登録されてから10年を迎える。10年間の歩みを振り返りつつ、霊峰の価値を次世代につなぐための課題を考える。 富士山麓に広がる富士市大淵の南富士カントリークラブゴルフ場。世界遺産富士山の景観を守るため開発を制限する地域として設けられた「緩衝地帯」に隣接する。ここ数年、このゴルフ場を大規模太陽光発電施設(メガソーラー)に転用したいとの相談が同市に複数件寄せられていた。「景観保全の観点から望ましい活用方法とは言えない」。事態を重くみた市は2022年、ゴルフ場の敷地約38ヘクタールを3億1500万円で取得する決断を下した。
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伊藤さん(裾野)連覇 深沢さん(静岡)を押し切る 静岡県アマ将棋名人戦
将棋の静岡県内アマチュア最高峰を決める第72期県アマチュア将棋名人戦(日本将棋連盟県支部連合会、静岡新聞社・静岡放送主催)の決勝トーナメントが18日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開かれ、裾野市の会社員伊藤大悟さん(35)が連覇を果たした。 静岡市清水区の会社員深沢知巳さん(62)との決勝戦は、後手の伊藤さんが中盤に歩で速攻を仕掛けて相手を窮地に追い込み、そのまま押し切った。 伊藤さんは、「思い描いた展開に持ち込めた」と対局を振り返った。9月に岡山県で開催される第77回全日本アマチュア将棋名人戦に出場する。今秋に山梨県で予定する将棋公開模範対局(静岡新聞社・静岡放送など主催)での、藤井
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走り方「姿勢が大切」 高瀬さん(元五輪選手)小中高生指導 裾野
陸上中距離の日本一を決める大会「ミドル・ディスタンス・サーキット」の予選会が17日、裾野市運動公園陸上競技場で開かれた。同市と包括連携協定を結ぶ陸上クラブ「TWOLAPS(ツーラップス)」(東京)の主催。陸上教室も開催し、五輪に2大会連続して出場した高瀬慧さん(34)=静岡西高出=が小中高生らを指導した。 高瀬さんは「速く走るには耳から足までまっすぐに伸びた姿勢が大切。まっすぐな姿勢で力強く地面を踏めば、しっかりした歩幅で進む」と説明。参加者と一緒にスキップやダッシュを繰り返し、理想的な走り方を身につけるための練習メニューを紹介した。 三島向山小6年の増汐優羽さん(11)は「走る姿勢の大
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自動車ラリーチーム 裾野市が大使を委嘱 観光・スポーツ情報発信
裾野市はこのほど、同市の自動車チーム「富士山すそのラリー観光プロジェクト」に観光・スポーツ大使を委嘱した。トヨタ自動車と共催したル・マン24時間レース応援観戦会に合わせ、会場の生涯学習センターで委嘱式を開いた。 現在のメンバーは20人。土屋祐一代表は「モータースポーツの面白さをさらに多くの人に知ってもらえるよう頑張っていきたい」とあいさつした。参戦するレース開催地で裾野市をPRするとともに、イベントに参加したり交流サイト(SNS)を活用したりして同市の魅力と情報を発信する。 同チームは2022年に発足し、ラリーチャレンジの「トヨタ・ガズー・レーシング」に参戦している。23年は国内で全11戦あ
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林選手(裾野出身)総合格闘技王者 約束のベルト手に市長訪問
総合格闘技の国内プロ団体「パンクラス」で、裾野市出身の林源平選手(33)=三島市のイギーハンズジム所属=がウエルター級(77・1キロ以下)の新王者になった。林選手はこのほど、裾野市役所に村田悠市長を訪ね、「チャンピオンベルトを地元に持ち帰るという約束を果たせて良かった」と喜びを語った。 前王者のベルト返上に伴い、4日に東京で開かれた王者決定戦で、林選手は5ラウンド判定勝ちを収めた。武器とするパンチを中心に攻撃を繰り出し、序盤から優位に試合を進め、2013年にパンクラスでプロデビューしてから11年目に念願のタイトルを獲得した。「勝っても負けても、これまでずっと応援してくれたスポンサーや同級生
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陸自小銃発射事件 御殿場市長、防衛省に再発防止求める
御殿場市の勝又正美市長は15日、岐阜県の陸上自衛隊日野基本射撃場で発生した小銃発砲の死傷事件を受け、防衛省に再発防止の徹底を求めた。勝又市長は東富士演習場がまたがる同市、裾野市、小山町を代表し、「地元住民の命と安全、安心を守る市長として(多くの自衛官候補生が訓練している)東富士演習場で同様の事案が発生しないよう強く要請する」と述べた。御殿場市で開かれた同演習場使用協定運用委員会で要望した。 会議では、防衛省南関東防衛局が在沖縄米海兵隊の沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練(104移転訓練)を7月に東富士演習場で行うと明らかにした。 同局によると、104移転訓練は第12海兵連
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独立書展 静岡県内19人入選
現代書団体の独立書人団(東京都)は2023年独立選抜書展の入選者を発表した。会員の大石千世さん(静岡市)、外山博彰さん(島田市)、準会員の酒井浩之さん(浜松市)、藍沢優依さん(沼津市)、会友の秋山佳代子さん(静岡市)、杉本瑠美さん(裾野市)ら静岡県内19人が入選した。
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小中生 一緒に茶摘み 不二聖心女子学院中と裾野東小
裾野市桃園の不二聖心女子学院中の3年生82人は14日、同校敷地内の茶畑で裾野東小4年生98人と茶摘みを行った。 児童が総合的な学習の授業でお茶について調べていることを受け、交流の一環で開催。茶畑は約3万3千平方メートルで、「ただにしき」や「やぶきた」など8品種を育てている。 生徒は、同校が取り組む伝統的な茶草場農法などお茶にまつわるクイズを児童に出題したほか、茶葉の摘み取りでは「上の方にある柔らかい葉を摘むとおいしいよ」などとアドバイスした。同小の渡辺想亮さんは「お姉さんが摘み方をやさしく指導してくれてうれしかった」と話した。
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STOP特殊詐欺 裾野署 特殊詐欺被害防止呼びかけ
裾野署はこのほど、裾野市運動公園陸上競技場で開かれたランニングフェスタで特殊詐欺被害防止キャンペーンを行った。 署員や地域安全推進員、ヤング防犯ボランティアなど約20人が参加。「STOP特殊詐欺」と書かれたTシャツを身につけハーフリレーランに出場し、被害防止を呼びかけた。啓発旗を掲げて防犯ブースを設け、チラシを配布した。
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にぎりずし 一つ一つ丁寧に 沼津で飛龍高生が挑戦
飛龍高(沼津市)のフードクリエイターコースの3年生は13日、沼津魚がし鮨グループを運営する沓間水産(裾野市)の協力ですし職人体験をした。同校で行われ、生徒約30人が一人前を丁寧に握った。 同社がすし屋の魅力を知ってもらおうと、2017年から毎年開催。川口武久広報部長(49)が講師を務め、米を丸形にし転がしてから、左手と人さし指で優しく包み込むシャリの握り方を生徒に伝授した。生徒らは慣れない動作に戸惑いながらも、マグロやイカ、エビなどのネタを一つ一つ慎重に握った。 将来、すし職人を目指しているという秋山琉輝斗さん(18)は「学校ですしを握れるなんて思っていなかった。将来に生かせそう」と声を
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消毒用ジェル 裾野市に寄贈 あいおい自動車研
あいおいニッセイ同和自動車研究所(裾野市)はこのほど、同市に段ボールでつくった窓付きパーティション80個と消毒用ジェル150本を寄贈した。 石井禎社長が市役所を訪れ、村田悠市長に目録を手渡した。石井社長は「新型コロナウイルスは5類感染症に移行したが、感染者は増加傾向にある。有効に活用してほしい」とあいさつした。市は消毒用ジェルを小中学校に配り、パーティションは感染再拡大時などに公共施設で使用するため、備蓄するという。
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地域づくり ヒント示す 裾野で学習会
裾野市区長連合会は10日、地域づくり学習会を市民文化センターで開いた。高崎経済大地域政策学部の桜井常矢教授が講話した。「地域づくりとは地域課題を解決すること」と位置付けた上で、全国各地の先進事例を紹介しながら時代に即した地域づくりのヒントを示した。 人口急減や自然災害頻発などにより地域課題は複雑化かつ多様化する一方、自治会(区)などの地域団体は縮小が続いていると指摘。「自分たちだけでの解決には限界があり、他者と連携、協働する必要がある」と訴えた。 話し合いを通じて優先的に取り組む課題を三つ程度に絞り込み、解決を目指した事業活動を展開し、評価するプロセスを繰り返すことが有効だと説明。事業活動自
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裾野市議会が開会 6月定例会
裾野市議会6月定例会が8日開会し会期を23日までの16日間に決めた後、市は2023年度一般会計補正予算案など25案件を提出した。市議会のあり方検討特別委員会設置に関する決議案と、県市町議会議員研修会への議員派遣案の2議案は議員提出された。一般質問は16、19~21日の4日間。
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大雨被害50カ所 裾野市議会に報告
裾野市は8日の市議会全員協議会で、台風2号などの影響による記録的な大雨被害の状況を報告した。2~3日の大雨で道路の陥没やのり面の崩落、冠水など50カ所の被害を市全体で確認した。 1級河川の佐野川に隣接する同市千福の市道1―5号線は護岸が崩落して道路下がえぐり取られるなどしたため、現在も通行止めとなっている。同市須山の国道469号は冠水で24時間通行止めになった。市は2カ所を重大事案として、村田悠市長が管理者の県沼津土木事務所に対応を要望。 市は緊急措置の予備費を利用し、交通量の多い道路などを優先的に復旧を急ぐ方針。2~3日は7カ所の避難所を開設した。
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⚽J3沼津 11日にホームで岐阜戦 徳永「連敗できない」
サッカーJ3アスルクラロ沼津は11日、10位のFC岐阜とホームの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)で対戦する。前節、FC琉球とのアウェー戦は0-3で敗れた。前回のホーム戦で挙げた完勝を、再びサポーターに見せることはできなかった。MF徳永晃太郎選手は「上位に食い込んでいくためには連敗はできない」と闘志を燃やす。 琉球戦はボールを持つ時間は長かったものの、相手がチャンスを確実にものにして前半に3失点を許した。前半での連続失点にMF持井響太選手は「精神的にダメージがあったと思う。後半は気持ちを切り替えてゴールに向かえたが(相手の)最後の際の守り方がうまかった」と振り返る。 7日はミニゲームで調
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二科静岡支部展開幕 県立美術館 最高賞は伊沢さん(富士)
第48回二科静岡支部展(静岡新聞社・静岡放送後援)の絵画展が7日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。11日まで。最高賞の県二科賞には伊沢智美さん(53)=富士市=の油彩画「リンク」が輝いた。 「リンク」は重なり合う龍の青色のうろこを表現した作品。コロナ禍で人と人のつながりが薄れる中、うろこが重なる部分を明るく描くことでつながりの大切さを訴えた。 会場には油彩画や水彩画など62点が並んでいる。 そのほかの主な受賞者は次の通り。 【同人の部】県文化協会賞 竹林紀久江(富士市)▽静岡新聞社賞 山下清生(浜松市)▽画荘清野賞 手塚享伸(静岡市)▽画創清水賞 山田公代(富士宮市
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裾野・鈴木図書館 22~28日休館に
裾野市立鈴木図書館は22~28日、蔵書点検に伴って休館する。期間中の図書返却は入り口に設置したブックポストで受け付ける。図書館に併設する東西公民館は通常通り開館する。問い合わせは同図書館<電055(992)2342>へ。
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わけありタマネギ 15日詰め放題 開催 JAふじ伊豆なんすん
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は15日午前9時から、直営4店舗で規格外タマネギの詰め放題イベントを開く。食品の廃棄防止と農家の所得向上を目的に企画した。 品質や味に問題はないが、細長かったり、小さかったりして出荷できなかった地元産タマネギを1回200円でビニール袋いっぱいに詰めることができる。4店舗で計1トンを用意。なくなり次第、終了する。 開催するのは沼津市の金岡産直市とKAU~ら、長泉町の長泉産直市、裾野市のすそのふれあい市。問い合わせは同JA地区販売課<電055(931)3132>へ。
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裾野市と都内企業 地域活性化へ連携
裾野市とマーケティング支援の「NoSHAPE」(東京)はこのほど、観光振興とシティープロモーションに関する包括連携協定を結んだ。観光交流や移住定住の促進、地域活性化に向け、同社が市の政策立案を支援する。 市役所で締結式を開き、村田悠市長は「日本一美しく富士山が見えるまちとして、裾野の魅力と情報を広く発信していきたい」とあいさつした。同社の鬼石真裕社長は「裾野市で生まれ、3歳まで過ごした。東京から近く、観光や野外活動、2拠点生活の場として大きな可能性を持っている」と強調した。
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オンライン医療相談 川根本町が試験導入 産婦人科と小児科
川根本町は5日、産婦人科、小児科のオンライン医療相談の試験導入を始めた。携帯端末を利用して医師、助産師が町民の相談に無料で応じる。医療資源が不足する山間地でも安心して出産、子育てができる体制の構築を目指す。 企業や自治体向けにオンライン医療相談サービスを提供するキッズパブリック(東京都)との提携事業。同社ホームページの専用フォームから相談内容を送ると、24時間以内に回答が受け取れる。平日の午後6~10時には、LINE(ライン)を使い、メッセージやビデオ通話で医師らとやりとりができる。 町は8月からの本格導入を見据え、関連経費95万円を本年度の一般会計補正予算案に盛り込んだ。同社のサービス
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ル・マンのトヨタ応援 裾野で10~11日観覧会
裾野市とトヨタ自動車は10、11日、自動車耐久「ル・マン24時間レース」の応援観覧会を市生涯学習センターで開く。入場無料。 参戦するトヨタ車のエンジンとハイブリッドシステムは同市の東富士研究所で開発している。ル・マンの100周年記念大会に合わせ、現地フランスと同市、愛知県豊田市などを結んで同時中継。同研究所の関係者がレースを解説しながら開発秘話を紹介する。 10日は午後8時半、11日が同9時開始。来場者には応援グッズを進呈する。問い合わせは裾野市産業観光スポーツ課<電055(995)1825>へ。
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DX化推進へ補佐官 裾野市、専門家登用
裾野市は行政のDX化を進めるため、特別職の最高情報統括責任者補佐官を導入する方針を決めた。8日開会の市議会6月定例会に関連議案を提出する。 情報通信技術(ICT)に詳しい外部の専門家を非常勤職員として招く予定で、人選を進めているという。最高情報統括責任者を務める総務省出身の及川涼介副市長を補佐。DX化に向けた政策やセキュリティー対策について助言し、職員研修を担当する。報酬は1回2万円としている。
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文科相創意工夫賞を受賞 裾野の石丸さん上野さん、市長報告
文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞に選ばれた裾野市内の関係者がこのほど、市役所に村田悠市長を訪ね、受賞を報告した。優れた創意工夫で職場環境の改善に貢献したとして、トヨタ自動車東富士研究所の石丸弘通さん(42)とトヨタ自動車東日本東富士総合センターの上野圭介さん(49)が受賞した。 業績内容は石丸さんが「熱電対被覆むき治具の考案」、上野さんは「ウレタンモデル切断作業方法の考案」。作業員の負担軽減や廃却率の向上につなげたという。一人ずつ取り組みを紹介し、「自身の技術を磨き、自動車産業の発展に寄与したい」「活動をさらに進め、カーボンニュートラルに貢献したい」などと今後の抱負を話した。 2023年度の
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裾野市議会は8日から定例会
裾野市議会は5日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を8~23日の16日間と決めた。市は2023年度一般会計補正予算案など25件を提出する。 一般質問は16、19~21日の4日間に13人が行う。
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コスモス開花 楽しみ裾野、富士山スポットで種まき
裾野市パノラマロードを花でいっぱいにする会(斎藤三雄会長)は4日、富士山を望むスポット「パノラマ遊花の里」(同市須山)でコスモスの種まきを行った。9~10月に見ごろとなり、富士山との共演を楽しめる。 会員や市民ボランティアら120人が参加した。「しっかり咲いてね」と願いを込めて種をまいた。 同会は2010年から毎年コスモスを育て、秋の風物詩として定着。観光客や写真愛好家が詰めかけ、結婚写真の撮影も行われている。 今年10月には数年ぶりに「富士山裾野パノラマロードコスモスまつり」が開かれる。 斎藤会長は「富士山を背景に一面に咲くコスモスは見事。多くの人が見に来て心を和ませてほしい」と開花を心待
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社説(6月5日)不適切な保育 質を保つ環境整備急げ
全国の保育所で昨年4~12月に園児の心身に悪影響を及ぼす「不適切な保育」が914件確認されたことが、こども家庭庁が全市区町村を対象に実施した初の実態調査で分かった。うち90件は激しく揺さぶるなどの虐待に当たると自治体が判断した。 裾野市の私立保育園で園児を宙づりにしたなどとして保育士が昨年12月に暴行容疑で逮捕された事件を受けて実施され、静岡県内では不適切な保育が50件、うち19件の虐待が確認された。背景には慢性的な人手不足などがあると考えられ、保育の質を保つための環境整備が急務だ。 外部から見えにくい保育現場の実情を全国規模で明らかにした点は評価できる。ただ、「不適切な保育」の捉え方に
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世界遺産10周年 事業計画を承認 富士山麓5市町首長会議
富士山麓の静岡県内5市町(富士宮、富士、御殿場、裾野、小山)でつくる富士山ネットワーク会議の首長会議がこのほど、裾野市の須山地区研修センターで開かれた。富士山の世界遺産登録から10周年となる2023年度の事業計画を承認した。 事業計画には、世界遺産登録10周年を記念して5市町共通の紙面を掲載した広報紙の発行や、合同観光キャンペーンの実施、9月に東京で開かれる移住相談イベントへの出展などを盛り込んだ。 23年度、会議の議長を務める裾野市の村田悠市長は「会議では、地域が明るくなるような話をしていきたい。観光客も復調し、圏域での観光計画も必要になってくるだろう」とあいさつした。
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裾野市商工会が総会 23年度も産業祭開催
裾野市商工会はこのほど、2023年度総会を生涯学習センターで開いた。昨年度、3年ぶりに開いた産業祭「市民のふれあいフェスタすその」を各団体と連携して引き続き開催し、地域ブランド認定事業のPRに努める。 渡辺康一会長は「コロナ禍の廃業や事業縮小で会員数は減少傾向にあるが、入会するメリットを呼びかけながら会員数を増やし、地域経済の発展につなげたい」とあいさつした。青年部の役員改選に伴い、新たに就任した秋山陵部長を理事に選任した。 総会時点の会員数は733人。全商工業者1293人に対する組織率は56・7%で、同60・0%を目標に会員の増強を図る。
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子育て世帯支援1人1万円 物価高騰受け 裾野市 10月から支給予定
裾野市は2日、物価高騰を受けた子育て世帯の生活支援事業として、18歳以下の子ども1人につき1万円を独自に支給する方針を決めた。関連費を盛り込んだ一般会計補正予算案を8日開会予定の市議会6月定例会に提出する。 国が支援する低所得者世帯を除く市内在住の約7350人が対象。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、支給額7350万円を補正予算案に計上する。支給開始は10月を予定する。 子育て世帯は物価や光熱費高騰の影響が大きく、市は昨年度も所得に関係なく独自に支援対象を広げ、子ども1人につき1万5千円を支給した。
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富士山望み 静岡県内外ランナーが汗 裾野でフェス
子どもから大人まで参加できる「富士山すそのみんなのランニングフェスタ」がこのほど、裾野市運動公園などで開かれた。静岡県内外の約200人が富士山を望みながら思い思いのペースで走り、爽やかな汗を流した。 小中学生対象のキッズラン(2キロ)や複数人でたすきをつなぐハーフリレーラン(21キロ)など4種目。富士山が正面に見える公道(通称パノラマロード)をコースに含め、ランナーは霊峰のある景観や豊かな自然を楽しみながら進んだ。 「日本一走るアナウンサー」の長谷川朋加さんと市観光・スポーツ大使のフルヤトモヒロさんがMCを務め、軽快なトークや歌声で会場を盛り上げた。 東京マラソン財団が主催。準高地トレ
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細野豪志氏5区支部長就任へ了承 自民静岡県連、近く党本部上申
自民党県連は29日の総務会で、衆院静岡5区支部長に細野豪志衆院議員(静岡5区)を選任する案を了承した。近く党本部に上申し、正式決定する見通し。細野氏は次期衆院選に党公認候補として臨む。早期の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、県内全8小選挙区で候補者の顔ぶれが固まった。 静岡5区の支部長ポストは吉川赳衆院議員(比例東海)の離党に伴い1年近く空席状態が続いていた。支部長を代行してきた城内実県連会長(衆院静岡7区)は総務会後の記者会見で、「地元の市町支部と一体となり、次の衆院選に向けて団結して取り組んでほしい」と挙党態勢の構築に期待した。細野氏は「非自民で戦った期間が長く、普通であれば『開かな
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保育士が罰金20万円を納付 裾野・園児虐待
裾野市の私立さくら保育園で園児の両脚を持って宙づりにするなどの虐待をしたとして、暴行の罪で略式起訴された同市の女性保育士(38)が29日までに、沼津簡裁から受けていた略式命令の罰金20万円を納付した。同日、静岡地検沼津支部が確認した。略式命令は8日付だった。
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24年カレンダー用富士山の写真募集 裾野市
裾野市は6月1日から、2024年市政カレンダーに掲載する富士山の写真を募集する。21年1月以降に同市内で撮影した写真が対象。 カラーの横位置、2Lサイズ。市公式サイトからダウンロードできる応募用紙に必要事項を記入し、写真の裏面に貼り付けて郵送か市役所に直接持参して提出する。応募は1人3点以内。9月15日締め切り(当日消印有効)。表紙を含む四季折々の写真13枚を24年カレンダーに使用する。 問い合わせは市情報発信課<電055(995)1802>へ。
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ICT端末で悩み相談 裾野市、1日スタート 小中生利用しやすく
裾野市は6月1日、ICT端末で小中学生の悩み相談を受け付けるシステム「すそのんほっと相談」を開始する。全児童・生徒に配布しているクロームブックに専用フォームを設け、非対面の入力方式でいつでも打ち明けることができる環境を整える。 相談相手は「市の相談員」と「学校の先生」から選べ、市と支援機関、学校で内容を共有して対応する。学校生活に加え、家庭や校外活動を含むさまざまな相談を受け付けるという。同市学校教育課は直接顔を合わせては言いにくかったり、学校だと周りの目が気になったりする悩み事も相談しやすくなるとみている。
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閉架書庫の図書展示 裾野・鈴木図書館
裾野市立鈴木図書館で6月10日まで、閉架書庫展が開かれている。普段は地下の書庫(閉架書庫)で保管している図書を並べ、手に取って読んだり、そのまま借りたりできる。 書庫整理を兼ね、初めて企画した。発刊から年月がたち、利用頻度が少なくなるなどしたため、地下で収納する9万冊以上の中から大人向けを中心に2千~3千冊を選定。単行本や文庫、料理本、史料、実用本などを1階開架スペースと2階展示室で公開する。池井戸潤や和田竜、有川ひろ、佐々木譲ら人気の高い日本人作家の小説を中心に選んだという。 問い合わせは同図書館<電055(992)2342>へ。
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住友理工が再生紙寄付 裾野市に3万5000枚
住友理工富士裾野製作所(裾野市)はこのほど、同市に再生紙3万5千枚を寄付した。セイコーエプソンのオフィス製紙機「ペーパーラボ」を使い、水を使わずに社内で発生した使用済みの紙を再生した。 再生紙はA4判で、市内の小中学校に配布する。長江格所長が市役所を訪れ、「社内で出た紙を破棄しないで全面再生している。水や森林資源の節約にもつながる」と話し、風間忠純教育長に目録を手渡した。 同製作所はプリンター精密部品などを生産し、2018年にペーパーラボを導入した。社員の名刺や社内資料にも再生紙を使っているという。
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「裾野の玄関口美しく」 左官職人原さん、プランター修繕
老朽化していたJR裾野駅前の花のプランターをこのほど、裾野市石脇の左官職人原雅彦さん(63)が善意で修繕した。裾野の発展に貢献したいと引き受けた。 プランターは縦55センチ、横125センチ、高さ50センチの強化プラスチック製。40~50年前に設置したとされる。花の管理は花の会(同市)が担ってきたが、プランターは表面が割れていた。この日は、プランターのまわりに木枠を取り付けモルタルを流し込んだ。 花の会の杉本武満顧問(80)が知り合いだった原さんに相談して実現した。原さんは「撤去は簡単だが、せっかくなら生かしたい。裾野の活性化の一助になれば」と話す。杉本さんは「駅は裾野の玄関。花できれいに
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記者コラム「清流」 園児虐待、説明責任を
裾野市の私立さくら保育園の園児虐待事件で、暴行の疑いで逮捕、送検された女性保育士3人の刑事処分が決まった。1人は略式起訴で罰金命令、残り2人は不起訴になった。 昨年11月に一連の虐待行為が公になって以降、3人は園が開いた保護者説明会などに姿を見せず、裁判が開かれることもなくなった。虐待を始めたきっかけや時期、被害園児の数などの全容はいまだ明らかにされず、事件の背景に迫る多くの謎が残されたままの印象を受ける。 園の運営法人は6月末までに、改善勧告に対する報告書を県と市に提出する。これまで園側は「捜査が続いている」などの理由で詳細を明らかにしなかった。捜査が終結したいま、真の再発防止につなげ
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次世代車、独自技術PR 静岡県内企業が活用法提案 自動車技術展 26日まで
国内最大規模の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2023」(自動車技術会主催)が24日、横浜市のパシフィコ横浜で始まった。県内に本社や拠点を置く企業など国内外の499社・団体が出展。電気自動車(EV)をはじめ、次世代自動車や変革期の社会に対応する独自技術を発信している。26日まで。 自動車用変速機メーカーのジヤトコは開発中のEV向け駆動ユニット「eアクスル」2種類を初公開した。佐藤朋由社長は「電動化の加速で小型から大型までラインアップが広がる。培った技術を生かし、多様な社会ニーズに応えていく」と強調。軽自動車や小型車を想定したeアクスルはノートパソコンと同等の超小型サイズ(最大出力
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キャンプフェス人気 テントでまったり♪音楽にうっとり 富士山麓で団らん【しずおかアウトドアファン】
キャンプと音楽を野外で同時に楽しめる「キャンプフェス」が人気だ。豊かな自然に恵まれた県内は、有名アーティストが登場する大型フェスも毎年開かれる。13、14の両日、富士市桑崎の富士山こどもの国を舞台に開かれた「FUJI&SUN’23」(実行委主催)には2日間で延べ約4500人が来場。富士山麓の自然に親しみながら、思い思いに過ごした。 裾野市との市境付近に広がる富士山こどもの国。富士山と愛鷹山の谷間に位置し、普段は親子連れが遊びに訪れる広さ約94・5ヘクタールの広大な都市公園だ。 しかし、この日は趣が違った。比較的平らな芝生の広場に、音楽ライブ用の大型仮設ステージが出現。来場者が
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ウーブン近くの歩道橋架け替え 裾野市議会が可決
裾野市議会は23日の臨時会で、建設工事委託契約締結案を原案通り可決した。同市御宿の国道246号と接続道の歩道橋架け替え新設工事を国土交通省中部地方整備局に委託する。 トヨタ自動車が同市に建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の運用開始に向け、最寄り駅となるJR岩波駅周辺で市が進める整備事業の一環。駅とウーブンを結ぶ歩道橋を次世代モビリティーも通行可能な道幅に架け替える。 国の法律規定や制度改定に伴う条例改正3件と一般会計補正予算計上1件の専決処分もすべて承認した。
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サツマイモ 収穫楽しみ 裾野・千福が丘小児童が苗植え
裾野市立千福が丘小で17日、サツマイモの苗の定植が行われた。 地元住民有志でつくる学校支援ボランティアが指導役を務め、1、2年生35人が参加。植える角度や深さを調整しながら計約100本の苗を植えた。 収穫は10月ごろを予定する。久保杏奈さん(8)は「自分で植えることができて良かった。収穫がとっても楽しみ」と話した。
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フワフワ♡三つ子チーター公開 富士サファリパーク
裾野市の富士サファリパークで18日、昨年8月に誕生したチーターの三つ子の一般公開が始まった。 三つ子は順調に成長し、体長約80センチ、体重12~13キロほど。成獣にはない銀色のフワフワとした毛が頭から背中にかけて生えている。3頭は寄り添いながら寝転がったり、走り回ったりして愛らしい姿を見せている。 広報担当者は「親子で一緒に飼育する期間は短いので、親離れする前にぜひ見て楽しんでほしい」と話した。
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男子プロゴルフのシニアツアー 「ファンケルクラシック」PR 広報宣伝本部長が裾野市訪問
化粧品や健康食品を製造販売するファンケル(横浜市)の重盛美香広報宣伝本部長らは18日、裾野市役所に村田悠市長を訪ね、8月に同市で開催する男子プロゴルフのシニアツアー「ファンケル クラシック」(静岡新聞社・静岡放送後援)をPRした。女性の活躍推進を図るため、女子シニアによるエキシビション大会を初めて開催することも報告した。 重盛本部長はエキシビション大会のほか、来場者からの寄付金を市に寄贈することを伝え、「ゴルフは子どもから大人まで楽しめる競技。笑顔あふれる大会にしたい」と話した。村田市長は「大会をきっかけに裾野の良さを知ってくれるとうれしい」と開催を期待した。 大会は「シニアの元気が日本の元
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富士山麓、初夏の訪れ アシタカツツジ見頃 牧野富太郎氏命名の花
富士山麓に自生する落葉低木「アシタカツツジ」の花が見頃を迎えた。裾野市須山の原生群落では紅紫色のかれんな花が咲き誇り、市街地より一足遅い初夏の訪れを告げている。 標高800~1500メートルに分布する珍しいツツジで、連続テレビ小説「らんまん」のモデルとして話題の植物分類学者、牧野富太郎氏(1862~1957年)が命名した。市によると、春先から温暖な日が続いた今年は例年より開花が1週間から10日ほど早く、原生群落の見頃は今月26日ごろまでという。 原生群落は私有地の別荘地内にあり、市は摘み取りや指定区域外への立ち入り禁止など観賞マナーの徹底を呼びかけている。
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露店を不正出店 主犯の男に有罪判決 地裁沼津支部
静岡県東部の祭り会場で露店出店権を不正取得したとして、詐欺罪と覚醒剤取締法違反に問われた裾野市深良、元暴力団員の無職の男(66)に対し、静岡地裁沼津支部は17日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。 室橋秀紀裁判官は判決理由で、一定の計画性と相応の売上額を指摘。「主犯であることは明らか。売り上げによる利得目当てという身勝手な動機に酌量の余地もない」と断じた。一方、反省の弁を述べ、所属していた暴力団からも除籍されたことなどを考慮し、執行猶予が相当とした。 判決によると被告は昨年6~11月、妻(52)=詐欺罪で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決=などと共謀して、暴力団員
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保育士に罰金20万円 裾野・園児虐待 沼津簡裁が略式命令
裾野市の私立さくら保育園で園児の両足を持って宙づりにするなどの虐待をしたとして、暴行の罪で略式起訴された同市の女性保育士(38)が、17日までに沼津簡裁から罰金20万円の略式命令を受けていたことが分かった。命令は8日付。罰金の納付は17日時点で確認されていないという。 同園で昨年12月、1歳児クラスを担当していた30代の女性保育士3人(既に全員退職)が、園児を虐待したとして暴行容疑で逮捕、送検された後、処分保留で釈放されていた。静岡地検沼津支部は逮捕容疑について今年4月、全員を不起訴処分とした。このうち、釈放後の在宅捜査で確認した別の2件の暴行罪で、女性保育士は略式起訴されていた。 起訴
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裾野市「ウーブン」最寄り駅 再開発へ民間業者の意見公募 にぎわい創出図る
裾野市は、同市のJR岩波駅周辺の再開発について、民間事業者の意見を公募するサウンディング型市場調査を実施している。トヨタ自動車が建設中の次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅で、民間活力を活用してにぎわい創出を図る。 再開発の具体的な計画案、事業スキーム、駅周辺の市場性などについて提案を求める。申込期間は7月21日まで。市公式サイトから電子メールで提出する。ウーブン・シティの開設に合わせて市は駅周辺を中長期的に開発する計画で、事業検討の早い段階で民間事業者の意見を把握して計画を具現化する。 問い合わせは駅周辺整備課<電055(994)9010>へ。
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障害者を積極雇用 矢崎総業子会社に「もにす認定」交付
静岡労働局はこのほど、障害者雇用に積極的な中小事業主を顕彰する「もにす認定」の通知書を、裾野市の矢崎ビジネスサポートに交付した。2020年に始まった制度で、静岡県内の認定は5社目。 同社は矢崎総業の特例子会社で、認定時の22年6月時点で障害者雇用率は58・7%。23人の障害者を受け入れ、部署ごとに講習を受けた職業生活相談員やジョブコーチを配置してサポート態勢を整えている。認定では組織、雇用状況、キャリア形成など17項目で審査され、50点満点中35点以上の評価基準を上回った。
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裾野産焼酎製造へ サツマイモつる挿し 酒店とNPO 地元子ども会・老人会も参加
地元産サツマイモを使った芋焼酎を製造する裾野市の老舗酒店「みしまや」と、遊休農地の保全活動を担うNPO法人みらい建設部はこのほど、焼酎の原料にするサツマイモのつる挿しを同市佐野の農地で行った。 みしまやは2020年の創業100周年を前に創業者の夢だったオリジナル焼酎造りをスタート。5年目の今年、地元の佐野一子ども会・老人会の15人ほどが初めて作業に参加した。世代を超えて協力し、約800平方メートルの遊休農地にベニハルカのつる約250本を丁寧に植えた。 植えたサツマイモは秋ごろに掘り出す。来年の夏ごろ、焼酎「歩」として販売予定だという。 子ども会は近年、少子化などに伴い活動機会が縮小していて、
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まちづくり推進協 新市民委員に10人 裾野市が委嘱状
裾野市はこのほど、市民協働によるまちづくり推進協議会を市役所で開いた。新委員の任期は2年。2023~24年度は男性7人、女性3人の計10人が市民委員になった。 村田悠市長は「行政と市民の連携、市民と市民の協働により豊かな市民生活を実現したい」とあいさつし、各委員に委嘱状を手渡した。 同推進協は条例に基づく審議会で、10年度に発足した。市民協働によるまちづくりに向けて具体的な施策と課題を話し合い、必要に応じて現地調査などを実施している。
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アクアスロンに130人 下田・まどが浜海遊公園
水泳とランニングを組み合わせた大会「第1回黒船アクアスロン・マラソン」(実行委主催)が14日、下田市のまどが浜海遊公園で開かれた。 両種目に続けて取り組む「アクアスロン」とマラソンを実施。2人一組の「リレー」や、児童と保護者の「ファミリー」など計6種目に小学生から一般までの約130人が出場した。アクアスロンでは種目に応じて下田港内の100~500メートルを泳ぎ、陸に上がると急いで着替えて1~5キロのランニングに挑んだ。 市内の一大行事「黒船祭」(19~21日)の協賛行事。下田らしい海辺の行事を開催しようと企画した。
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不適切保育 全国914件 静岡県内50件、うち虐待19件 22年4~12月
こども家庭庁は12日、全国の保育所で昨年4~12月に、園児の心身に悪影響を及ぼす「不適切な保育」が静岡県内50件を含む計914件確認されたと発表した。全市区町村を対象にした初の実態調査で明らかになった。うち県内19件を含む90件は激しく揺さぶるなどの虐待に当たると自治体が判断した。 国、裾野事件受け初調査 同庁は保育所で職員による虐待を把握した場合に自治体への通報を義務化するため、児童福祉法の改正を検討。再発防止に向けたガイドラインも策定し、保育所や自治体の情報共有を求めた。 調査は、裾野市の私立保育園で園児を宙づりにしたなどとして、保育士が昨年12月に暴行容疑で逮捕された事件を受けて実
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子育て世帯支援を 公明党裾野市議団 市に緊急要望書
公明党裾野市議団は11日、子育て世帯を支援する緊急要望書を市に提出した。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源に活用し、園児の給食費無償化と第2子以降の0~2歳児の保育料無償化、物価高騰対策支援を求めた。 三富美代子氏と佐野利安氏が市役所を訪れ、村田悠市長に要望書を手渡した=写真=。三富氏は「裾野市も年間出生数が減っている。厚い子育て施策を推進してほしい」と訴えた。
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ファンケルゴルフ ボランティア募集 8月、裾野
国内を代表するシニアゴルフトーナメント「ファンケルクラシック」が8月18~20日、裾野市今里の裾野カンツリー倶楽部で開かれる。大会を主催するファンケルなどは6月12日まで、運営ボランティアを募集している。 業務内容はスコアラーやキャリングボード、ギャラリー誘導、受け付け、子ども向けイベント運営など。1日だけの参加も可。参加者には大会オリジナル商品や観戦チケット、ファンケル商品をプレゼントする。ボランティア募集の公式サイトから申し込む。 問い合わせは事務局<電06(6430)2870>へ。
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自民5区支部長「細野氏が適任」 裾野市長
裾野市の村田悠市長は11日の定例記者会見で、自民党の衆院静岡5区支部長について、「前回選の結果を見ても細野氏が信任を得ていると思う」と述べ、細野豪志衆院議員が適任との考えを明らかにした。 細野氏は2021年10月の衆院選静岡5区で、自民公認だった吉川赳氏らを大差で破った。5区支部長は吉川氏が離党した後、事実上の不在状態となり、今月29日に予定される党県連大会に向けて、裾野市を含む5区内を中心に議論が交わされている。
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ワクチン接種 2回に分け実施 裾野市23年度
裾野市は11日、2023年度の新型コロナウイルスワクチン接種事業について、2回に分けて実施すると発表した。国の特例臨時接種期間が延長されたため、いずれも自己負担なしで接種できる。 5~8月の第1期は65歳以上の高齢者、基礎疾患がある人、医療従事者ら1万4889人が対象。集団接種は今月28日から7月18日まで福祉保健会館で行い、個別接種は市内の医療機関に協力してもらう。 10~1月の第2期は、初回接種を済ませた5歳以上のすべての市民を対象とする。実施方法などの詳細は決まり次第、公表するという。
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子どもや保護者 総合支援へ 裾野市が拠点 本格運用開始
裾野市は10日、福祉保健会館2階に開設した「子ども家庭総合支援拠点」の本格運用を開始した。子どもと保護者、妊産婦らを総合的に支援する拠点施設で、児童館機能を兼ねた自由に利用できる親子交流スペースを設けた。 3月から一部の供用を始め、10日に児童厚生員が遊びなどを指導する児童館機能のサービスを開始した。開所式で村田悠市長は「将来を担う子どもたちをしっかり育む環境をつくっていきたい」とあいさつした。公募した交流スペースの愛称は、60点の中から「すこっぷ」に決まった。 市役所内にあった家庭児童相談室を支援拠点に配置。子育てや妊娠・出産、家庭に関する相談に応じ、関係機関と連携しながら必要に応じて
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「逆さ富士」水田に 裾野市深良地区、撮影スポット
裾野市深良地区で田植えが始まり、晴れた日には水をはった田んぼに「逆さ富士」がお目見えしている。 同地区は水田のすぐ横をJR御殿場線が通る「電車と逆さ富士」の撮影スポットとして知られる。朝から快晴が広がった10日は、山頂付近に雪化粧の残る富士山が出現。早苗田に霊峰の逆三角形と電車が走る姿が映し出され、この季節ならではの光景が広がった。
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裾野市ロケ誘致 経済効果高く 22年度最多35件 眼前に富士、首都圏から好立地
裾野市ロケによるまちづくり推進協議会は8日、2023年度総会を市役所で開いた。事業報告によると、22年度に同市で撮影された映画やテレビ、ミュージックビデオなどのロケは35件で前年度を16・6%上回り、過去最多だった。 富士山を望む展望台や牧場、一面に広がる牧草地などが人気ロケ地で、首都圏から近い立地も誘致の好条件になっている。22年度の宿泊や飲食などの経済効果は推定4900万円となり、テレビの長期大型撮影があった前年度とほぼ同じ水準だった。プロモーション活動を強化し、ロケの下見も前年度を22・8%上回る129件に上った。 同推進協議会は市と経済・観光団体、市民団体で組織し、ロケを誘致す
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記者コラム「清流」 「職の道」に終わりなし
カーアクションや爆破シーンなどのスタント体験を観光資源として活用するため、裾野市が3月に開いたモニターツアー。目の前で繰り広げられた迫力満点のカーアクションに「プロのスタントマンはやっぱりすごい」と思わずうなってしまった。 日頃の取材活動を通して職人や料理人、技術者、販売員らその道一筋に生きる人たちに感銘を受ける機会は多い。翻って自身はどうだろうか。文章と写真で読者に伝える記者職に就いて二十数年。その都度、ベストを尽くしているつもりだが、翌日の掲載紙面を見て「もっとこうすればよかった」と自省する日がいまだにある。 現代の名工に選ばれた同市の紳士服職人、芹沢国夫さんは昨秋の取材時に「職人に
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狩野川水位上昇 裾野に土砂災害警戒情報 静岡県内各地で激しい雨、交通に乱れ
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響などで、静岡県内は8日朝にかけて各地で総雨量250ミリを超える激しい雨となった。裾野市内には一時、土砂災害警戒情報が発表され、一部地域に避難指示も出された。鉄道や道路などの交通にも乱れが出た。 静岡地方気象台によると、6日午後7時ごろの降り始めから8日午前9時までの総雨量は浜松市天竜区春野町で263・0ミリ、伊豆市天城山で256・5ミリ、藤枝市高根山で256・0ミリなど。 裾野市内には午前5時35分、土砂災害警戒情報が発令された。市は須山2区に一時、避難指示を出し避難所も開設したが、避難した人はいなかった。 沼津市中心部を流れる狩野川では水
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細野氏 静岡県連大会出席へ 自民5区代表会議 支部長問題、面会し検討
自民党衆院静岡5区支部代表者会議が7日、三島市内で開かれた。5区支部を構成する6市町支部の代表者は、2021年11月に入党した党静岡県衆議院支部長の細野豪志衆院議員(静岡5区)が、5月29日の党県連大会に出席することを了承した。空席状態が続く5区支部長については、2市町支部が細野氏就任に賛同、4市町支部は細野氏と直接、意見交換して検討することを決めた。城内実県連会長は同大会までに各支部の意向を確認した上で、一定の方向性を示す方針を明らかにした。 会議は非公開。細野氏の県連大会出席を巡っては、22年の大会に一部の県議らが細野氏出席を模索したものの、県連内部の反発もあって実現しなかった経緯があ
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裾野で高校生ら182人 柿田川水源保全へ 富士山に苗木植樹
静岡県東部の自然保護団体でつくる「柿田川・東富士の地下水を守る連絡会」(漆畑信昭代表幹事)がこのほど、裾野市須山の浅木塚国有林にヒメシャラなど苗木300本を植えた。同会はこの活動が認められ、優れた水環境保全活動を顕彰する昨年度の日本水大賞農林水産大臣賞を受けた。 会員のほか、沼津商高と沼津工高の両校生徒、近隣市町の住民ら182人が富士山の麓に集まった。漆畑代表幹事は「(木が成長して)100年後には富士山の森が豊かになればいい」と話した。 活動は柿田川の水源保全を目的に、1997年から行っている。富士山に自生する種類の苗木を植樹し、昨年度までに約2万4000本を植えたという。
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J3沼津応援歌、サポーター愛詰める 歌手のフルヤさん(裾野) 歌詞募り制作中
シンガー・ソングライターやスポーツDJとして県内で活躍するフルヤトモヒロ(本名・古谷智浩)さん(41)=裾野市=が、サッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津の公認応援ソングの制作に取り組んでいる。詞をサポーターから募り、「応援の一体感を高める曲に仕上げたい」と意気込む。クラブによると、サポーターを巻き込んでの応援曲制作はJリーグでも珍しいという。 フルヤさんはJFL時代の8年前から試合を観戦するアスルクラロサポーター。昨季からは試合前のステージイベントで演奏を披露してきた。「サポーターとのアットホームな距離感がいい。(本拠地の)愛鷹から見える景色も気に入っている」とチームの魅力を語る。
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裾野の歌手八木さん 情感豊かに熱唱 長泉
裾野市の歌手八木春子さんのショーがこのほど、長泉町文化センターベルフォーレで開かれた。デビュー曲「未練の海峡」や伊東市の城ケ崎海岸を題材にした「おんなの城ケ崎」など十数曲を情感豊かに歌い上げた。 華道の翠月古流の渡辺華凰家元と教授陣がステージで生け込みを披露した。ユリやシャクヤク、ヒマワリなど飾って山里の景色を表現。ステージに彩りを添えた。
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長く愛される絵本100冊展示 裾野市立鈴木図書館 20日まで
「こどもの読書週間2023」(4月23日~5月12日)に合わせ、裾野市立鈴木図書館は20日まで、「長く愛され続ける絵本展」を開いている。大人から子どもまで世代を超えて楽しめる絵本約100冊を玄関口に展示している。貸し出し可能。 今年の読書週間のテーマ「ひらいてとじた 笑顔がふえた」から、同館職員は子どもが両親や祖父母と一緒に絵本を読み、笑顔になる姿をイメージ。子どもの親世代も知っている民話「三びきのやぎのがらがらどん」や童話「はらぺこあおむし」、かこさとしさんの「からすのパンやさん」シリーズなどを選んだ。 担当した佐藤亜里紗さん(31)は「親世代は懐かしい絵本が多いと思う。ぜひ子どもと手に取
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社説(5月5日)こどもの日 社会全体で成長支えよ
政府が「次元の異なる少子化対策」を掲げ、先月には国の子ども関連政策を総合的に推進する「こども家庭庁」が発足する中、「こどもの日」を迎えた。子どもにとって何が大切かを考え、その成長を社会全体で支えていくことが欠かせないとの認識を改めて胸に刻みたい。 こども家庭庁は少子化対策の中核を担う。その前提となる「子ども予算倍増」を、岸田文雄首相が国民に約束した通り実行できるのか。まずはそれが試金石となる。 政府は国民の負担増を伴う財源確保策を、6月の経済財政運営の指針「骨太方針」策定までに取りまとめる方針で、今後議論を本格化させる。3月末に児童手当の所得制限撤廃や多子世帯への増額、育児休業給付金引き
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草木販売やワークショップ 裾野「みどりまつり」 5日まで
裾野市観光協会主催の「みどりまつり」が4日、同市中央公園で始まった。新緑の映える公園内で花や野菜の苗、草木の販売、植物を使ったワークショップなどのイベントを繰り広げる。5日まで。 5月中旬の週末に開いていたが、本年度からより多くの集客が期待できる大型連休中に変更した。ミニバラやサボテン、ビオラ、夏野菜の苗などが並び、初日から地域住民と観光客でにぎわった。ワークショップは電動ドリルでたくさんの穴を開け、幾何学模様を描く竹灯ろうづくりなどが人気を集めた。 午前10時から午後3時まで。園内には市を代表する景勝地の五竜の滝や国重要文化財の旧植松家住宅があり、約100匹のこいのぼりを展示している。
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噴火備え引き渡し訓練 裾野・須山地区 小中学校など合同
裾野市は2日、自然災害時に園児と小中学生を保護者に引き渡す合同訓練を須山地区で実施した。昨年度まで大地震の発生を想定していたが、3月に県などが公表した富士山火山避難基本計画を踏まえ、富士山の噴火に備えて地域との連携対応を確認した。 同報無線とメールを使い、入山を規制する「富士山噴火警戒レベル3が発表された」と通知した。基本計画は「レベル3に引き上げられた段階で避難対象エリア内の学校、保育施設などは休校や保護者への子供の引き渡しを行う」としている。須山幼稚園の園児19人、須山小の児童91人、須山中の生徒45人は急いで身支度を整え、連絡を受けて迎えにきた保護者と一緒に次々と帰宅した。 地震では屋
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ウルトラトレイルマウントフジ 富士山麓160キロを激走 国内外から2400人【しずおかアウトドアファン】
静岡、山梨両県にまたがる富士山周辺の山野を走るトレイルランニング大会「ウルトラトレイルマウントフジ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が4月21~23日の3日間にわたって行われた。「FUJI(フジ)」部門のコース延長は実に164・7キロ。4年ぶりの参加となった海外在住選手を含む約2400人が熱い戦いを繰り広げた。 FUJIは富士市の「富士山こどもの国」を21日午後に出発し、山梨県富士吉田市にある「富士急ハイランドコニファーフォレスト」のゴールを目指した。静岡県側では雄大な富士山を横目に山麓の林間地域を通過すると、富士山の西側に位置する天子山地の天子ケ岳(富士宮市、標高1330メートル
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越前岳(裾野市、富士市) 迫力の富士山、火口眼前【山ある記】
愛鷹山塊の最高峰、越前岳(1504メートル)に最短登山ができる裾野市の十里木高原駐車場にはトイレと靴の洗い場もあり、週末は早朝から混雑している。展望台まで階段状の道があるが、土が流されて崩れた箇所が多く、西側のススキの草原からの道がお薦め。展望台からは迫力のある宝永火口を抱えた富士山が目の前に迫る。登山道から振り返れば、この景色は最大の魅力だ。 クマザサの緩い傾斜を登り、電波塔を過ぎてベンチのある馬の背見晴台に着く。6月ごろには、登山道の左右に富士箱根の固有種で鮮やかなピンク色のサンショウバラが見られる。 馬の背からは樹林の傾斜のある登山道で、足元は滑りやすく木の根も出ているので注意が必
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沼津の新茶で一服しては? JA直営4店、新茶フェア開始
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の新茶フェアが2日、直営4店舗で始まった。深い渋みと鮮やかな緑色が特徴の沼津茶の中でも、特に香りが高い新茶をイベントに合わせて販売する。9日まで。 管内の愛鷹山麓は県内有数の茶産地として知られる。春先から好天に恵まれた今年はシーズン序盤から生育が順調で、色が濃い新茶を楽しめるという。期間中、入荷順に「霧」「峰」「露」の3種類を販売。同市の市制100周年を記念したロゴ入りの缶に入れた新茶も発売し、地元和菓子店のお茶菓子を各店頭に並べる。8日にはKAU~ら(同市)とすそのふれあい市(裾野市)、9日は金岡産直市(沼津市)と長泉産直市(長泉町)で試飲サービスを
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「ぐりんぱ恐竜パーク」 遊んで学んで楽しもう 裾野
裾野市須山の遊園地「ぐりんぱ」は21日まで、親子で恐竜の知識を深めながら楽しめるイベント「ぐりんぱ恐竜パーク」を開催している。 園内の一部エリアにスピノサウルスやトリケラトプスなどの恐竜6種類、全長最大約5メートルの模型を設置。富士山や観覧車を背にした撮影スポットとしても人気を集めている。恐竜に関するクイズに全問正解した来園者にはステッカーを配布する。園内全域に設置された恐竜スタンプを集めると本物の化石がもらえる「恐竜スタンプラリー」も行われている。 家族5人で横浜市から訪れた土佐英輝ちゃん(4)は「恐竜を見るのが好き。スタンプを集めてもらえる化石も楽しみ」と話した。 「ぐりんぱ恐竜パ
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JR裾野駅西口 駐輪場運用開始 市「臨時」は閉鎖へ
裾野市は1日、同市のJR裾野駅西口に整備した新しい駐輪場の運用を始めた。これまで開放していた臨時駐輪場は移行期間を経て、16日以降に閉鎖する。 バスやタクシー、一般車両が乗り入れる駅前広場の再整備に伴い、広場に隣接する場所に収容台数225台の自転車専用と、同40台のバイク専用(原動機付き自転車を含む)の駐輪場をそれぞれ設けた。通勤や通学、買い物などの駅利用者に無料で開放する。 臨時駐輪場はいずれも線路沿いの西口北側(収容台数180台)と、南側(同800台)の2カ所に分けて開設した。市は利用実態を調べ、全体の収容台数を減らしたという。
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裾野市中央公園でみどりまつり 4、5日開催
裾野市観光協会は4、5の両日、みどりまつりを同市中央公園で開く。「花と緑」をテーマに苗木の販売や植物を使ったワークショップ、出店、スタンプラリーなどを行う。 これまで5月中旬に開いていたが、より多くの集客を図ろうと、大型連休中に変更した。園内の旧植松家住宅に竹灯籠を展示し、4日夜には「五竜の滝」前につるしたこいのぼりをライトアップする。 日中のイベントは両日とも午前10時から午後3時まで。 問い合わせは市観光協会<電055(992)5005>へ。
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伊藤さん(裾野)S級V 静岡で広津杯争奪将棋大会
静岡県内の将棋文化発展に尽力した故広津久雄九段の功績をたたえる第15回広津杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。 小学生から80代までの約140人がレベル別に4部門に分かれて対局。真剣なまなざしで熱のこもった勝負を繰り広げた。 S級では伊藤大悟さん(裾野市)が優勝した。伊藤さんは9月に開催される全国アマ名人戦に県代表として出場する。 その他の主な結果は次の通り。 S級 ②高橋晴仁(掛川市)③鈴木颯史(藤枝市)▽A級 ①安原敏夫(静岡市葵区)②中川丈太郎(浜松市浜北区)③小藤遼平(栃木県)▽B級 ①中
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富士山の野鳥観察しよう 9日まで参加募る
裾野野鳥を守る会は5月13日午前9時半から正午まで、探鳥会を富士山麓で開く。参加無料。 富士山ハイキングコースの起点になる裾野市須山の水ケ塚公園に集合し、メボソムシクイやセンダイムシクイ、アオゲラ、コルリなどの野鳥を観察する。雨天中止。 申し込み期限は9日まで。問い合わせ、申し込みは市生活環境課<電055(995)1816>へ。
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人身交通事故で非常勤職員戒告 裾野市
裾野市は28日、人身交通事故を起こした幼稚園・保育園課の非常勤職員(47)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は27日付。 市によると、職員は昨年6月、自家用車を運転中に同市の交差点で二輪車と衝突する事故を起こし、運転手に重傷を負わせた。職員は運転免許停止30日間の処分を受けたという。
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こいのぼり100匹 「五竜の滝」遊泳 裾野・中央公園
裾野市観光協会は27日、同市中央公園でこいのぼりの展示を始めた。大小色とりどりの約100匹が、園内の県指定天然記念物「五竜の滝」の前などで優雅に空中を泳いでいる。 40年以上続く大型連休の恒例事業。家庭で不要になったこいのぼりを募り、今年は例年より10匹ほど多く掲げることができたという。川の両岸に渡したロープやつり橋、新緑が映える園内の木々に設置した全長1~5メートルのこいのぼりが、さわやかな風を受けてはためいている。 展示は5月7日まで。翌8日以降の好天時に外すという。同4日には夜間のライトアップを実施する。
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「子ども第一」の制度へ 東京大名誉教授・汐見稔幸氏インタビュー【届かぬ声 子どもの現場は今】
静岡新聞社が行った保育者アンケートへの受け止めについて、保育政策に詳しい汐見稔幸東京大名誉教授(教育学、保育学)に聞いた。 ★「使命感の一方 負担重く」保育士、幼稚園教諭アンケート結果概要を読む ★保育士、幼稚園教諭アンケート結果詳報を読む 汐見稔幸東京大名誉教授 ―アンケートの印象を。 「保育現場の多忙感や不適切な保育に対する認識など、現場の実態が反映された結果だと感じた。一方、気になったデータもある。例えば、保護者から連絡なく園児が登園していない場合、確認の連絡をしなかったことが『ない』と答えた人が73%というのは低い印象。90%は超えてほしかった。登園途中でトラブ
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使命感の一方 負担重く 保育士、幼稚園教諭アンケート結果概要【届かぬ声 子どもの現場は今】
静岡新聞社は保育現場の実情を探るため、静岡県内の保育士や幼稚園教諭ら(元職を含む)を対象にしたアンケートを実施した。期間は3月中旬~4月上旬。牧之原市の認定こども園で起きた送迎バスの園児置き去り事件のほか、裾野市の私立保育園など県内外で明らかになった不適切とされる保育の受け止めも尋ねた。設問は業務の実態や待遇面などを含めた計28項目。保育士や幼稚園教諭らにオンラインで直接入力してもらう方法で324人から有効回答を得た。集計結果を紹介する。(「届かぬ声」取材班) ★保育士、幼稚園教諭アンケート結果詳報を読む ★保育政策に詳しい東京大名誉教授・汐見稔幸氏インタビューを読む どの園でも起こり
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保育士、幼稚園教諭アンケート結果詳報【届かぬ声 子どもの現場は今】
★「使命感の一方 負担重く」保育士、幼稚園教諭アンケート結果概要を読む ★保育政策に詳しい東京大名誉教授・汐見稔幸氏インタビューを読む アンケート結果詳報 数字は人、かっこ内は% 問1 牧之原市の認定こども園で当時3歳の女児が送迎バス内に置き去りにされ死亡した事件を受けて、政府は送迎バスにブザーなどの安全装置を設置することを義務化しました。あなたが勤務する施設では送迎バスは保有していますか。(元職の方は直近で勤めていた施設についてお答えください) 保有している 48(15.0) 保有していない 273(85.0) 問2 バス内への置き去り事案はご自分の施設でも起こりうる可能性を
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総合格闘家 林源平さん 裾野市 スポーツ大使に 地元にベルト「持って帰る」 ミット打ち指導も 母校・深良小で委嘱式
裾野市は27日、市観光・スポーツ大使に、同市出身で総合格闘技の国内プロ団体「パンクラス」で活躍する総合格闘家林源平さん(33)を委嘱した。母校の深良小で委嘱式を開き、林さんが5、6年生にミット打ちの指導をした。 林さんは2013年にデビューし、現在はウエルター級(77・1キロ以下)でランキング2位。三島市のイギ-ハンズジムに所属し、4年前から拠点を東京に移した。6月4日に東京で開催する総合格闘技イベント「PANCRASE(パンクラス)334」のウエルター級王座決定戦で、同級1位の村山暁洋さん(43)と対戦する。 委嘱式で村田悠市長から委嘱状を受け取った林さんは「格闘技を通じて裾野の魅力を発信
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裾野で今秋 スパルタン 世界最大級障害物レース
世界最大級の障害物レース「スパルタン」の大会が9月30日と10月1日、裾野市で開かれる。大会を誘致した市と関連団体は実行委員会を組織して受け入れ態勢を整えるとともに、プレイベントを企画する。 スノーパーク「イエティ」と遊園地「ぐりんぱ」などを会場に一般のトレイルラン、子ども(14歳以下)の障害物レースとトレイルランを開催する予定。市とスポーツツーリズム推進協議会、観光協会などでつくる実行委は宿泊施設と交通手段の確保を担い、音楽フェスティバルや地元名産品の出店を計画する。 25日には大会を企画・運営するSRJ(東京)とオンラインで結び、市民文化センターで第1回実行委を開いた。今回は選手と保護者
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保育士1人を略式起訴 裾野・園児虐待事件 2人は不起訴
裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして暴行容疑で女性保育士3人(既に全員退職)が逮捕された事件で、沼津区検は25日、暴行罪でこのうち1人を略式起訴した。2人は不起訴になった。静岡地検沼津支部は処分の理由を明らかにしていない。3人は昨年12月に逮捕、送検された後、処分保留で釈放されていた。 略式起訴されたのは、同市の女性保育士(38)。起訴状によると、女性保育士は昨年6月17日、園内で1歳児の足首をつかんで棚から引っ張り出した後、逆さまの状態で宙づりにしたほか、同7月28日には別の1歳児の右手を引き寄せ、手足口病の疑いがある園児の尻を触らせたとされる。 地検沼津支部は逮捕容疑につい
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裾野のそば店10周年 JAふじ伊豆直営 5月31日まで記念メニュー
JAふじ伊豆(沼津市)直営のそば店「五竜庵」の開店10周年記念式典が25日、裾野市佐野の同店で開かれた。26日から5月31日までの期間限定で、記念メニューを提供する。 同JAの鈴木正三組合長は「そばの栽培は遊休農地解消と地域農業の活性化を目的に始めた。引き続き、地産地消と農業振興のために歩んでいきたい」とあいさつした。裾野市の村田悠市長や同市選出の鳥沢由克県議らが出席し、一足早く地元産の食材を使った記念メニュー「豚しゃぶぶっかけそば」(税込み1200円)を味わった。 同店は2013年4月に開店した。裾野産の地粉を100%使用した豊かな風味とのどごしが特徴の「あしたか山麓裾野そば」が名物で
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富士山信仰 思いはせ 市文化財の木造彫刻3体 特別公開 裾野・茶畑浅間神社
裾野市茶畑の茶畑浅間神社は23日、市有形文化財に指定された木造彫刻3体を特別公開した。市の指定通知書授与式に合わせ、拝殿に展示した。 いずれも平安時代後期の作とみられる四面女神像1体(高さ23.0センチ)と、随身像2体(同52.2、54.2センチ)。氏子総代会によると、約10年前に外部識者が古文書の記録を基に現地調査に訪れ、社務所で見つけたという。特別公開には地域住民や郷土史家らが続々と神社を訪れて3体を鑑賞し、12世紀ごろの富士山信仰に思いをはせた。 氏子総代会は市とともに、今後の保存方法を検討している。伊東奉嘉会長(69)は「大切に保管しながら、毎年10月の神社のお祭りなどで公開でき
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「ウーブン」玄関口 岩波駅周辺「魅力的に」 裾野市が整備基本指針
裾野市はこのほど、JR岩波駅周辺整備事業の基本指針を発表した。トヨタ自動車が建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅。ウーブンとの接続を図りながらにぎわい創出を進め、「まちづくりデザインの実現により、駅周辺のまちが魅力的な空間となることを目指す」(駅周辺整備課)としている。 「富士山麓の美しい風景に未来技術が溶け込む、地域が主役のまちづくり」を主題に、「未来技術を取り入れ、住む人・働く人・訪れる人にとって居心地と使い勝手の良い岩波の価値を高めるまちづくり」など三つを設計方針に掲げた。 2023年度から段階的に一般送迎などに使う駅前広場、タクシーやバスが乗り入れる駅前交
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爆破体験で“観光起爆” 裾野市「聖地」スタジオ活用 スタントチーム全面協力
裾野市が観光資源として、カーアクションや爆破シーンなどのスタント体験を活用する取り組みを始めた。多くの映画やテレビのロケ地になっているオープンスタジオを同市葛山に構え、日本を代表するスタントチームとして知られるタカハシレーシングが全面協力。「聖地」として旅行ツアーの商品にしたり、ふるさと納税の返礼品にしたりして誘客を図る。 一般公募者や旅行会社の関係者ら約30人を招き、3月に第1弾のモニターツアーを開いた。参加者はヘルメットをかぶってスタントの運転する車に乗り込み、爆音とともに煙が立ちこめる中、急転回を繰り返す迫力満点のカーアクションを体験。その後、ナパーム爆破の炎が立ち上がる前で記念撮影
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交代期の研修拡充 裾野市民生児童委協総会
裾野市民生委員児童委員協議会は19日、2023年度総会を生涯学習センターで開いた。任期(3年)満了に伴い、定員98人のうち44人が昨年12月に交代したこともあり、23年度は研修を拡充させる。 4年ぶりに来場者数の制限をなくして総会を開き、事業計画などを決めた。桑原敏道会長(東地区)は「コロナ禍で地域の見守りや相談活動にも影響があったが、制限は緩和されてきた。今後の活動に期待したい」とあいさつした。 民生委員児童委員は地域住民の福祉や子育てニーズに対応するため、さまざまな支援活動を展開している。なり手不足で全国的に欠員が増える中、同協議会は充足率100%を維持している。
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オランダ発祥「コーフボール」 裾野で全国大会、7月 静岡県内初開催 初日に体験会
オランダ発祥のボールスポーツ「コーフボール」の全国大会が7月1~2日、裾野市民体育館で開かれる。静岡県内が会場になるのは初めて。競技人口の裾野を広げようと、日本コーフボール協会(埼玉県志木市)などは大会初日に、一般向けの体験会を企画する。 主催する大会実行委員会が首都圏から近い本県で会場を探す中、スポーツ合宿やイベントの誘致を進める裾野市スポーツツーリズム推進協議会が受け入れを決めた。東京と神奈川、埼玉、愛知、岡山の計6チームが出場。競技経験別に分かれ、日本代表選手らが熱戦を繰り広げる。 コーフボールはバスケットボールに似た競技で、男女混合(各4人計8人)でチームを編成。ドリブルは禁止の
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FMいずのくに 開局10年でマルシェやライブ 韮山時代劇場でにぎわい
「FMいずのくに10thアニバーサリー」(同FM、伊豆の国市主催)がこのほど、同市の韮山時代劇場で開かれた。 同FM開局10周年を記念したイベント。マルシェとして、同市のスイーツ店「九(いちじく)」など、地元と県東部の飲食店、雑貨店18店舗が出店した。同FMでパーソナリティーとして番組を持っているアーティストや裾野市のシンガー・ソングライター、フルヤトモヒロさんのライブも行われた。イベント終了後は10年間を振り返る同FM開局10周年特別記念番組を放送した。 神田凌介局長(31)は「災害時などを含め、今後も市民の方に寄り添って関わることを大事にしたい」と話した。
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支え合いの基盤 より強く 市民主体のまちづくりを支援/深野裕士さん【アフターコロナへ 私の視点③】
2020年の突然の一斉休校、そして緊急事態宣言の発令はショックでした。首相の一言で、社会の営みがぱたりと止まると思い知ったからです。われわれが日々取り組む「市民主体のまちづくり」は不要不急なのかと自問しました。 社会課題は、行政、企業、地域の隙間に生じるといわれます。3者の体力が弱まれば、隙間は広がる。その隙間を、人と人のつながりで埋めようとする。直接手を差し伸べ合うことで課題解決を目指す。それが市民活動、まちづくりです。 生活困窮家庭への食料支援はまさに急を要するので、宣言発令中も続きました。一方、対面での交流や議論をする活動は全て休止でした。オンラインに移行し、昨年から再び対面に戻し
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凍結注意の光文字「効果」 冬の路面で注意喚起 裾野市、民間が実験
裾野市はこのほど、自動車用電球メーカーのスタンレー電気(東京)など4社と共同で取り組んだ実証実験の結果を発表した。冬の路面上に「凍結注意」という光の文字を描き、半数の運転手が減速や停止をしたという。市は「注意喚起の一定の効果があった」と分析している。 実証実験は2月15日から3月31日まで、同市石脇の柳端橋で実施。道路脇の柱に設置した照明灯で路面上にLEDライトを照らし、縦2メートル、横5メートルの文字を掲出した。 デジタル化総合プラットフォームを利用して通行者にアンケートを行い、25件の回答があった。回答数は多くはなかったが、8割以上が橋を渡る前に路面文字に気づいたという。 当初は文字が見
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運送事業者に支援金 裾野市
裾野市は原燃料価格高騰や新型コロナウイルスの影響を受けている運送事業者に対し、事業継続のための支援金を支給する。28日まで申し込みを受け付けている。 対象は市内に本社や本店を構える事業者。トラックと観光バスは1台につき3万円、路線バスは同10万円を支給する。市によると、27社の420台が対象になるという。 問い合わせは市産業観光スポーツ課<電055(995)1857>へ。
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かや原 人の生活に結び付く草原【しずおかに生きる植物 春③】
南北に連なる日本列島はユーラシア大陸の東縁に位置し、日本海を包み込み、太平洋に面している。北海道の宗谷岬から、南西諸島に至るまで温暖な気温と降水量に恵まれる。四季が巡り、北から南まで全て森の国である。 一方、草原は環境が極端に厳しい海辺や高山に限られている。その中にあって、火山である富士山の麓には広大なススキの草原が続く。大野原(裾野市)、朝霧高原(富士宮市)、梨ケ原(山梨県山中湖村)、野尻草原(同県鳴沢村)が知られる。 これらの草原は、人々が自然の森を切り開き、草を刈り野を焼き、牛などの家畜を放牧してきた証し。絶えず人の手が加わってきた。そして、ススキはかやぶき屋根、家畜の飼料、畑の有
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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露店不正出店 女に有罪判決 地裁沼津支部
静岡県東部の祭り会場で露店出店権を不正取得したとして、詐欺罪に問われた清掃員の女(52)=裾野市公文名=に対し、静岡地裁沼津支部は14日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。 室橋秀紀裁判官は判決理由で、計画性と高額の売り上げを指摘し「必要不可欠な役割を果たした」と断じた。一方、従属的な役割であることなどを考慮し、執行猶予が相当とした。 判決によると、女は昨年6~8月、夫で指定暴力団山口組藤友会組員の男(66)=詐欺罪で公判中=が実質経営する露店であることを隠し、沼津市の「沼津夏まつり」と三島市の「三嶋大祭り」の主催団体に申込書などを提出し、出店権利をだまし取った。
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23日、木造彫刻3体 裾野市が特別公開
裾野市は23日、新たに有形文化財に指定した木造彫刻3体の指定書通知授与式を同市茶畑の茶畑浅間神社で開く。同神社などは式に合わせ、普段は非公開の彫刻3体を特別公開する。 拝殿内で公開するのは同神社に伝わる四面女神像1体と随身像2体。作者は不明だが、いずれも平安時代後期に作られたとみられ、当時の富士山信仰を示す貴重な史料とされる。 当日は午後1時から授与式を行い、1時半から3時まで無料で公開する。予約不要。神社には駐車スペースが少ないため、同じ地区の東地区コミュニティーセンターと偕楽園の駐車場を開放する。問い合わせは市生涯学習課<電055(994)0145>へ。
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「五竜の滝」で泳ぐこいのぼり募集 23日まで裾野市観光協
裾野市観光協会は23日まで、家庭で不要になったこいのぼりの提供を呼びかけている。こいのぼりは27日から5月10日まで、市中央公園の「五竜の滝」つり橋近くに掲げる。 「こどもの日」(5日)を含む大型連休中の恒例イベント。色とりどり、大小90匹のこいのぼりが初夏の風を受け、県の天然記念物に指定されている五竜の滝の前を優雅に泳ぐ=写真=。同公園内にある観光協会事務所で受け取る。 問い合わせは市観光協会<電055(992)5005>へ。
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本年度の区長 裾野市が委嘱
裾野市は14日、区長委嘱状の交付式を生涯学習センターで開いた。2023年度の市内85区長が出席し、連合会長には岩崎正行さん(原区)を選んだ。 村田悠市長が西、東、深良、富岡、須山5地区の代表区長に委嘱状を手渡した。 村田市長は「地域のコミュニティー活動にも新型コロナウイルスの影響が出ていたが、再開する動きが広がっている。自治会と市が協力してにぎわいをつくり出していきたい」とあいさつした。
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静岡人インタビュー「この人」 総合格闘家として活躍する 林源平さん(東京都)
総合格闘技の国内プロ団体「パンクラス」に参戦する。2013年にデビュー。これまでライト級(70・3キロ以下)を主戦場としていたが、22年から1階級上のウエルター級(77・1キロ以下)に転向した。現在のランキングは2位。三島市のイギーハンズジムに所属する。裾野市出身。33歳。 ―階級を変えた理由は。 「減量による体の負担を減らし、より良いパフォーマンスを発揮したかった。周りの関係者も勧めてくれた。総合格闘技はパンチ、蹴り、投げ技、絞め技、関節技とあらゆる攻撃を駆使するが、中でも自分の武器はパンチだと思っている。体重が増え、パワーは増した」 ―普段の生活サイクルは。 「レベルの高い練習パ
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バス、レンタカー利用助成 スポーツ合宿 裾野市推進協
スポーツや観光、経済団体と裾野市で組織する同市スポーツツーリズム推進協議会は13日、2023年度総会を市役所で開いた。市内で合宿するスポーツチームの移動を支援するため、23年度から新たに貸し切りバスやレンタカーの利用料金を助成する。 1団体1日当たりの上限額は貸し切りバス10万円、レンタカーが12万円。近隣市町を含め、標高の異なるさまざまな練習環境を提案する中、宿泊施設と練習場、温泉などを結ぶ移動手段の確保を求める声が上がっていた。 23年度に誘致した新規イベントとして7月にコーフボールの全国大会、9~10月に障害物レースの開催を予定する。コーフボールはバスケットに似た団体競技で、市民向け体
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裾野守る決意新た 市消防団 辞令交付
裾野市消防団(伊東秀哉団長)はこのほど、2023年度の辞令交付式を市民体育館で開いた。新入団15人、再入団3人の計18人が加わった。 新入団員が誓いの言葉を述べ、地域の安全と安心を守る決意を新たにした。5年以上にわたって活動した22年度の退団者には市長感謝状を贈った。 市消防団の定員は240人。22年度で24人が退団し、23年度当初の団員数は前年度より6人減って183人になった。市は団員数を確保するため、23年度から年額報酬と出動報酬を国の基準額に引き上げた。 感謝状を受けたのは次の通り。かっこ内は分団名。 田中誠、井伊亮仁、森本康太(東)二ノ宮淳、八重樫真男、本田淳、手綱翔一(西)増田祐二
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Wi-Fi整備 催事活用 裾野・鈴木図書館 学習スペースも増設
裾野市立鈴木図書館は4月から、常時使用可能なWi―Fi(ワイファイ)環境を整備した。学習スペースも増やし、複数人での勉強やリモートワークに活用できるエリアを新設した。 ネット環境を整えて同じ建物内にある東西公民館との連携を強め、会議やイベント会場などとしての使用も想定。本の貸し出しや読書、調べ学習、受験勉強といった従来の図書館機能に加え、地域の拠点施設として幅広い利用を促す。 満席が目立っていた学習スペースは48席から60席に増やした。小中高生らから「友達と一緒に勉強がしたい」との要望があり、一部は複数人で会話しながらの利用を認め、仕事目的などにも開放する。 来館せずに利用申し込みや図
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保育士配置基準 静岡県に見直し要請 労働組合評議会
昨年、牧之原市の認定こども園で発生した送迎バスへの園児置き去り事件や裾野市の私立保育園で起きた園児への暴行事件を受け、県労働組合評議会は11日、保育士の配置基準見直しや増員を求める要請書を県に提出した。 提出後に県庁で記者会見し、上野力事務局長は「保育行政の在り方を変えなければ、また大きな事故が起きてしまう」と訴えた。送迎バスへの置き去りを防止する安全装置の設置や、不適切保育を防ぐ手引きといった対策は根本的な解決にはつながらず、保育現場の労働条件などの改善が不可欠だとした。静岡市内の民間保育園に勤める保育士の50代女性も出席し、ゆとりある保育士の配置を強く要望した。 同日は他に看護師や介
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赤ちゃん すくすく シマウマとムフロン 富士サファリパーク
裾野市の富士サファリパークで3月、シマウマ3頭とムフロン3頭の赤ちゃんが誕生し、愛らしい姿が人気だ。 シマウマの赤ちゃんは成獣に比べてしま模様の黒い部分が少し茶色く、毛並みはフワフワしている。母親にくっついて立ったまま寝たり、乳を飲んだりして甘えている。体の小さいムフロンは岩などに登って元気いっぱいに動き回っている。 広報担当の藤野真希さんは「夏頃までは赤ちゃんらしい姿が見られそう。母親や群れの仲間との仲むつまじい様子を見て癒やされてほしい」と話した。
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5個人3団体に観光功労表彰
静岡県観光協会は10日までに、2023年観光功労表彰の受賞者5個人3団体を選定した。表彰式は6月に開催予定の定時会員総会で行う。受賞者は次の通り。 会長感謝状 谷敦(前袋井市観光協会長)小倉豊寿(森町観光協会副会長)▽会長表彰状 小野俊幸(JR東日本横浜支社小田原・伊豆統括センター所長)彦坂晋也(遠州鉄道東ブロック長兼磐田営業所長)片山隼人(東海自動車バス営業部旅行営業課長)▽ふじのくにしずおか観光大賞 島田大祭保存振興会▽同奨励賞 富士市観光ボランティアガイドの会、裾野市スポーツツーリズム推進協議会
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空き家対策へ 裾野市が条例 蜂の巣駆除、樹木伐採
裾野市は4月、空家適正管理条例を施行した。空き家の増加が社会問題になる中、蜂の巣駆除や樹木伐採など緊急性の高い事案に対応する。 2015年2月に国の空家対策特別措置法が施行。倒壊などの恐れがある人の住んでいない建物を「特定空家等」に認定し、地方自治体による解体や修繕といった対策が可能になった。条例では特別措置法に基づく認定を経ずに、建物を大きく損なわない対策を素早く実行する。 市まちづくり課によると、「近くの空き家にスズメバチが巣を作り、危ないので何とかしてほしい」などの要望が以前から寄せられていたという。
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清水町クローバーズ サヨナラ勝ちで全国へ 女子ソフトボール大会決勝
静岡新聞・SBSカップ第46回県レディースソフトボール大会(県ソフトボール協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は9日、決勝戦を静岡市葵区の山崎新田スポーツ広場で行い、清水町クローバーズが裾野シスターズを8―7で下して優勝した。山口県で9月に開かれる全日本大会に県代表として出場する。 決勝戦は裾野シスターズが2点先行で迎えた七回裏、清水町クローバーズが同点とし、タイブレークに突入する接戦となった。清水町クローバーズは八回表に押し出しなどで5点を失ったが、その裏に4番知久和未選手のランニング2点本塁打などで追いついた。九回表を0点に抑えると、九回裏に積極的な走塁でランナーを進めてサヨナラ勝ちした。
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富士山噴火避難、備え見直し 病院や学校、静岡県内230施設が計画作成へ
3月に公表された富士山の噴火に備える避難基本計画。ハザードマップの改定を受けて、旧計画を見直し、病院や福祉施設の避難、学校などの休校、児童生徒の引き渡しなど対策を強化した。市町から避難促進施設に指定された場合、施設は迅速で円滑な避難のため、避難確保計画の作成が求められる。県内では新たに約230施設が計画を作る見込みとなっている。富士山火山防災対策協議会は施設ごとの計画作りの検討事項を詳しく示した。 基本計画によると、避難確保施設に指定されるのは、第3次避難対象エリアより内側の入院、入所型の医療機関、福祉施設と、第4次避難対象エリアより内側の教育関連施設。県のまとめでは、保育園や学校が83
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マメザクラ 富士山麓で可憐に咲く【しずおかに生きる植物 春②】
富士山、箱根、伊豆半島に春を告げるのはマメザクラである。ソメイヨシノや河津桜のような華やかさには欠けるが、野生のマメザクラは、つつましやかな気品を備えている。花の大きさは約2センチで、ソメイヨシノの半分ほど。名前のごとく、可憐[かれん]で小さいことから豆に例えられ、富士山やその周辺にだけ自生するため、フジザクラの名もある。 日本列島は、中部日本で大きく折れ曲がり、東北日本と西南日本に分かれる。この境目は大地溝帯で明治初期に招かれた地質学者E・ナウマンによって「フォッサマグナ」(大きな割れ目)と名付けられた。この地溝帯の南東部には火山が連なる。浅間山、富士山、箱根、さらに伊豆諸島へと続く。
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防災指導員15人を委嘱 裾野市
裾野市は8日、防災指導員の委嘱状交付式を市民文化センターで開いた。村田悠市長が再任、新任の計15人に委嘱状を手渡した。 防災指導員は市民への防災訓練指導や自主防災会の育成や指導に取り組む。退任指導員5人には感謝状と記念品が送られた。退任者を代表して、菊田祐一郎さんは「今後は福祉関係の分野で有事の実用的な防災を地域の人に伝えたい」とあいさつした。 新任と退任は次の通り。 ▽新任 長沢研司、大庭春好、国分弘美、岡村伸一▽退任 菊田祐一郎、勝又真三、市川圭治、荻田三男、杉本隆一
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アンデルセン作品に親しんで 裾野・鈴木図書館 23日まで生誕記念企画展
裾野市立鈴木図書館で23日まで、アンデルセン生誕記念企画展が開かれている。デンマークの作家・詩人ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805~75年)の童話や絵本、伝記など約100冊を展示し、貸し出している。 「国際子どもの本の日」とされる4月2日のアンデルセン誕生日を祝って企画した。「裸の王様」「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子」「人魚姫」などの代表作を中心に、世界中で愛されているアンデルセンの世界を紹介する。幼児への読み聞かせや小学生の読者に最適で、担当者は「この機会にアンデルセンの作品に親しんでほしい」と呼びかけている。 22日には関連イベントとして、読み聞かせと切り絵の体験会を
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「甘さ排除」へ攻守仕掛け J3沼津 8日にホーム福島戦
サッカーJ3アスルクラロ沼津は8日、愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)で福島ユナイテッドFCと対戦する。直近の敵地でのいわてグルージャ盛岡、SC相模原との2試合はいずれも引き分け。今季5戦の結果は1勝2敗2分けで、中山雅史監督は「もっと甘さを排除したい。攻守とも仕掛けていけたら」と意気込む。 盛岡戦ではFW津久井匠海選手が先制点を決めるも、PKを献上し勝利をつかむことができなかった。相模原戦では決定打を放つことができずスコアレスドロー。移籍後初ゴールとなった津久井選手は「ほっとしたが、自分のゴールで勝ちきりたかった」と振り返った。シュート練習や他選手と意識の共有を行うことで、決定力向上を狙っ
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記者コラム「清流」 同日選挙の可能性は
東部総局への異動に伴い、沼津市民になってから初めての統一地方選を迎えた。市内では9日に県議選、23日に市議選が行われる。短期間に2回、投票所に足を運ぶ必要があり、郵便ポストに入っていた投票所入場券を手に「どうせなら1回で済まないものか」と思わず独り言が出た。 担当する裾野市では昨年1月に市長選、同10月に市議選、そして今年4月に県議選と約1年2カ月の間に3回の選挙が繰り広げられた。特に市長選と市議選の同日日程は投票率アップや経費削減を目的に市議会で議論になっているが、任期が異なることもあって実現していない。 国、地方の選挙を問わず総じて下落傾向に歯止めがかからない投票率。有権者が1票を行
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シニア人材は「即戦力」 人手不足で活用注目 富士の企業、技能見える化し派遣
人手不足を背景に50~70歳代のシニア層の人材活用に注目が集まる中、富士市の人材派遣会社「アイ・ブロード」がシニア層に特化した人材派遣事業に取り組んでいる。シニア人材から経験を丁寧に聴き取って役立つ技能を引き出し、人手不足に悩む企業に即戦力として送り出している。担当者は「経験やスキルが明確になるとマッチングしやすい」と説明する。 配電盤を製造する「誠電機」(沼津市)に昨年7月から派遣されている長田淳さん(64)=裾野市=はパソコンで設計図を作る。電気関係の仕事が長く「体力的にも問題ない。60代のうちは働き続けたい」と意欲を燃やす。求人を出しても手応えがない状態が続くという誠電機の杉山周彌社
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キヌア 特産化へ種まき 裾野 今季の試験栽培開始
裾野市と須山東富士農事組合は4日、特産化を目指す雑穀「キヌア」の種を同市須山の畑にまいた。春植えの試験栽培として、7月下旬に収穫する予定。 耕作放棄地の解消や新しい特産品開発を目的に、2019年度から始めた。5年目の本年度は市職員と組合員に加え、市民有志ら15人が「生産者拡大メンバー」として参加する。畑4カ所のうち、1カ所は土壌や種のまき方などを変えた計36種類の栽培方法を試す予定。参加者はこの畑で機械を使って等間隔に種をまいたり、手作業で少しずつ種をまいたりした。 種まきとともに苗の移植による試験栽培を計画し、2週間後に植える苗作りも行った。本年度から参加した同市の小野静代さん(73)は「
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霊峰望む「黄色いじゅうたん」 裾野・パノラマロード
裾野市の「パノラマロード」で菜の花と桜が見頃を迎えた。3月以降に気温が急上昇した今年は例年より1週間ほど開花が早く、雄大にそびえる富士山との共演を楽しむことができる。 同市今里から須山にかけての市道で、富士山に向かって延びる2・3キロ間に約170本の桜並木が続く。無料駐車場のある中間地点の公園「梅の里」周辺には菜の花の「黄色いじゅうたん」が広がり、園内の桜も満開を迎えた。抜けるような青空が広がった3日は雪化粧した富士山が全身を現し、写真愛好家や家族連れらでにぎわった。 パノラマロードは菜の花と桜のほか、アジサイやコスモスなど四季折々の花が沿道を彩る景勝地。市民有志らが植え替えている。
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急病で学校休む子臨時預かり 病児保育室運営開始 裾野の「りんりん」
裾野市が同市佐野に開設した病児保育室「りんりん」が3日、運営を開始した。仕事などの都合で看病できない保護者らに代わり、急病で小学校や保育施設を休むことになった子供を臨時的に預かる。 事業委託した鈴木医院の2階を改装した。3月31日に開所式を開き、村田悠市長は「仕事と育児の両立を支援する心強い存在として、地域に根ざした事業、施設になることを期待したい」とあいさつした。 急変の恐れがない風邪や発熱、腹痛などの症状を受け入れ対象にする。定員9人。開設は平日の午前8時半から午後5時15分まで。利用無料。
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介護施設でお花見コンサート 裾野 長泉の大正琴グループ披露
長泉町の大正琴演奏グループ「琴伝流 大正琴アンサンブルことふれんど」は1日、お花見コンサートを裾野市の介護老人保健施設「あいの郷」で開いた。小中学生を中心としたメンバー11人が利用者に演奏を披露した。 「さくらさくら」や「パプリカ」など11曲を、大正琴と歌、パーカッションを用いて表現。利用者は施設敷地内で咲く桜を眺めながら音楽を楽しんだ。メンバーは折り鶴を手渡したり、利用者と話したりして交流した。 グループはこれまでも、福祉施設などで慰問コンサートをしてきたが、コロナ禍で中止していた。大島千佳さん(14)=清水中3年=は「交流して喜んでもらえてうれしい」と笑顔を見せた。
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東部の福祉施設 157カ所にヤクルト 沼津の販売会社
東静岡ヤクルト販売(沼津市)は、県東部18市町の福祉施設に乳酸菌飲料「ヤクルト」を贈る。1977年から続ける社会貢献活動で、今年は障害者施設や老人ホームなど157カ所に計3万3810本(145万3830円相当)を届ける。 3月28日から4月4日にかけ、18市町で贈呈式が行われる。裾野市役所には28日、営業部の工藤慧係長と女性販売員が訪れ、対象4施設の代表に目録を手渡した。工藤係長は「チャリティー商品のヤクルトを年に2回販売し、売り上げの一部を活用した。施設のみなさんで楽しく飲んでほしい」とあいさつした。 各地の販売員が4月中旬ごろ、施設に直接商品を届けるという。
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無投票当選新議員の抱負 熱海市/清水町/伊豆の国市 静岡県議選
熱海市 藤曲敬宏氏 藤曲敬宏(ふじまがりたかひろ)氏 (自現③、56歳) 復興と再発防止に全力 伊豆山の土石流災害、新型コロナウイルス禍、県営駿豆水道の破断と非常事態が相次ぎ、「常に迅速な対応が求められた。市、県、国の連携が市民の命に関わることを実感した4年間だった」。次期も市民の切実な声を行政に届け、施策に反映させると誓う。 特に復旧復興が途上の伊豆山に関し、被災者の生活再建支援の拡充と再発防止の徹底を訴える。「熱海選出の県議として一番声を上げ続ける責任がある。それが県全体のためにもなる」と強調する。 熱海港周辺のにぎわい創出や、人口減少に耐えうる地域にするために若手人材の育
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無投票当選新議員の抱負 三島市/裾野市 静岡県議選
三島市 伊丹雅治氏 伊丹雅治[いたみまさはる]氏 (自現②、46歳) 地域の声と思いを形に 東日本大震災で妻の実家が被災し、故郷の三島市を守るべく政治家を志した。「誰に頼まれたわけでもない。使命感がわき上がった」。市議を1期務め、4年前の県議選で初当選。地道な政治活動で培った人脈は自身と地元を支える大きな力と実感する。 県や他市町との「橋渡し」を県議の重要な仕事と心得る。だからこそ頻繁に地域を回り、市長や市民の声を聞く。県が閉鎖の方針だった県総合健康センター(同市)を感染症対策の拠点として存続に導いたのも、地元の思いに寄り添った成果と自負する。 自民党県連では青年局長、政調副会
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メインロケ地・裾野で映画試写会 世界の終わりから
裾野市は30日、同市がメインロケ地になった映画「世界の終わりから」の先行特別試写会を市生涯学習センターで開いた。4月7日の公開を前に159人が、世界を救うために力を尽くす女子高校生の姿を描いた紀里谷和明監督の最新作を鑑賞した。 上映前に三宅はるえプロデューサーが舞台あいさつに立ち、「忠ちゃん牧場や五竜の滝、屏風(びょうぶ)岩など皆さんが知っている場所で撮影し、市民エキストラの方々にも協力してもらった。楽しんで見てほしい」と呼びかけた。映画は女優の伊東蒼さん主演で、高橋克典さんや夏木マリさん、又吉直樹さんらも出演している。
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岩波駅周辺整備費 24年度に繰り越し 裾野市議会
裾野市議会は30日、臨時会を開き、2023年度企業版ふるさと納税地方創生特別会計補正予算案を原案通り可決した。JR岩波駅周辺整備事業費13億6800万円を24年度に繰り越す。 国道246号の交差点に架かる歩道橋架け替え工事費を23年度予算に計上していたが、工期が24年度にまたぐ可能性が出たため。同駅はトヨタ自動車が開設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の最寄り駅で、市は企業版ふるさと納税を活用して周辺整備を進める。
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富士山火山基本計画で対策追加 教育、福祉の現場に戸惑い 「逃げ遅れゼロ」へ入所者輸送、避難先確保
静岡、山梨、神奈川の3県などでつくる富士山火山防災対策協議会が29日に示した富士山火山避難基本計画は「逃げ遅れゼロ」を目指すため、対象エリア内の高齢者施設や病院、学校での避難対策が追加された。入所者の輸送手段や避難先確保、休校措置、引き渡しなどの検討が求められる。「人員確保が課題」「学校の事情に応じた助言を」-。山麓の福祉施設や学校からは戸惑いと地元自治体に支援を求める声が目立った。 溶岩流が3時間以内に到達する第3次避難対象エリアに市街地の大部分が含まれる富士宮市。避難確保計画の作成が見込まれる施設も多い。中心部に位置する市立大宮小の水村裕子校長は児童の引き渡しについて「溶岩流の到達時間
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「目標はバレー全国出場」 東海大会出場報告 日吉さん(向田小4) 裾野市長に
裾野市立向田小4年の日吉小麦さんが27日、市役所に村田悠市長を訪ね、バレーボールの東海大会に出場したことを報告した。 日吉さんは佐野VSC(三島市)のメンバーとして、県大会の男女混合の部で優勝。2月23日に愛知県で開かれた東海大会に出場した。「東海大会は4位でした」と振り返り、今後の目標として全国大会出場を誓った。 同じチームに入っていた兄の影響もあって小学3年で競技を始め、週3回練習に励んでいるという。 裾野市立西小5年の小野寺雄哉君も、同チームで東海大会に出場した。 (東部総局・杉山諭)
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保育相談窓口スタート 静岡県が開設、通報にも対応
静岡県は29日、保育に関する相談を電話などで受け付ける総合相談窓口を開設した。保育現場などで実務経験がある相談員を配置し、不適切保育の通報にも対応する。 牧之原市の送迎バス置き去り死や裾野市の園児虐待など、県内保育施設で子どもの安全が脅かされる事件が相次いだことを受けた対応。こども未来課に相談員1人が常駐し、保育士や保護者などから電話相談を受ける。 通報内容は関係自治体と共有し、迅速な対応を図る。保育制度や補助制度に関する質問も受け付けるほか、家庭内虐待などの情報については必要に応じて関係機関につなぐ。 初日は、執務室の入り口に表札を掲げた。窓口の愛称は「チャイム」。こども未来課の鈴木
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「静岡にベルト持ち帰る」 格闘家林選手(裾野出身) 王者獲得へ闘志
裾野市出身の総合格闘家、林源平選手(33)が主戦場とする国内のプロ団体「パンクラス」の王者獲得を狙い、闘志を燃やしている。2022年から階級を上げたウエルター級(77・1キロ以下)の現在ランキング2位。プロ11年目を迎え、「静岡に(チャンピオン)ベルトを持ち帰りたい」と意気込む。 林選手は27日に市役所を訪れ、村田悠市長に現況と今後の目標を報告した。これまでライト級だったが、「減量の負担を軽くしてより良いパフォーマンスを発揮したい」として、階級を変えたという。22年の戦績は2戦2勝。年末の試合は1ラウンドTKO勝ちを収め、「武器とするパンチが決まった」と手応えを口にした。 三島市のイギーハン
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中小企業の発展へ 裾野市に施策要望 市の振興推進会議
裾野市中小企業等振興推進会議は28日、市に要望書を提出した。地域経済活性化と中小企業の持続的な発展に向け、「情報受発信力強化」「企業人財強化」「企業運営強化」「経営環境拡充」の4項目を求めた。 地方の中小企業もカーボンニュートラルやSDGs、デジタル化への対応が早急に求められていると指摘。4項目を実現するための具体策として、大手企業進出時の積極的な情報提供や資金繰り支援拡充、トヨタ自動車が開設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」と連携したまちづくりなど21項目を盛り込んだ。 推進会議は中小企業や経済団体、金融機関の代表ら12人で組織する。市役所で村田悠市長に要望書を手渡した土屋浩三議
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露店不正出店 懲役1年求刑 地裁沼津支部公判
静岡県東部の祭り会場での露店出店権を不正取得したとして、詐欺罪に問われた清掃員の女(52)=裾野市公文名=の論告求刑公判が27日、静岡地裁沼津支部(室橋秀紀裁判官)で開かれ、検察側は懲役1年を求刑した。判決は4月14日。 検察側は論告で、暴力団員のため出店許可を得られない指定暴力団山口組藤友会組員の無職の女(66)=詐欺罪で公判中=にとって「必要不可欠な役割を果たしており、責任は重い」と指摘。弁護側は「売上金は一括して富美夫被告に渡している」として情状酌量を求めた。 起訴状などによると、女は昨年6~8月、暴力団員が実質経営する露店であることを隠し、「沼津夏まつり・狩野川花火大会」と三島市
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生涯学習センター 教養講座生を募集 裾野市、28日から
裾野市生涯学習センターは28日から、2023年度の教養講座受講生を募集する。 年間を通して開くエアロビクスや古典文学、菓子作り、筆ペンなど全14講座。新たに歌で英語を学ぶ講座を開設する。市外からの参加も可。受講は1人3講座まで。申し込み用紙は市公式サイトで公開している。4月21日締め切り。 問い合わせは同センター<電055(992)3800>へ。
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裾野のこども園 園舎完成で式典
4月に幼保連携型認定こども園として開園する裾野市の「富岳キッズセンターあい」は25日、新園舎の落成竣工(しゅんこう)式を同市茶畑で開いた。関係者ら約50人が完成を祝った。 保護者のニーズに合わせ、これまで0~2歳児を受け入れていた同センターと、園舎が老朽していた0歳~就学前児童が対象だった富岳台保育園を一体化し、幼保連携型認定こども園として統合した。延べ床面積は1946平方メートル。室内に子どもが遊具で遊べるプレイランドを新設した。 山内剛理事長は「子どもたちが生活しやすく楽しく過ごせるような設計をお願いした」と話した。
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岩波駅 未来への玄関に ウーブン・シティ最寄り駅 裾野市、23年度整備着工
裾野市は2023年度、JR岩波駅周辺整備事業を着工する。トヨタ自動車が建設する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」の玄関口になる最寄り駅。ウーブンとの接続を軸に市北部地域の拠点として開発を進め、活性化につなげる。 対象エリアは駅周辺の32万9千平方メートル。22年度から10カ年の短期整備と、中長期整備に分けて再開発する。市民参加型のワークショップを開くなどして策定した基本計画を踏まえ、23年度から短期整備の工事を始める。 駅前に交通広場を設け、道路には広い歩道空間を確保。駅とウーブンの間を流れる黄瀬川沿いに、緑地公園や交流施設を整備する。国道246号の上を通る横断歩道橋は架け替え、パ
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生活習慣病予防へ 食事健康相談開催 裾野市、新年度から
裾野市は2023年度、食事健康相談を福祉保健会館で開く。市の保健師と栄養士が、生活習慣病予防に向けた適切な食生活を中心に、運動や睡眠など生活全般にわたる相談に無料で応じる。 毎月1回。市内在住者が対象で、定員は各回3人。事前予約制。申し込み、問い合わせは市健康推進課<電055(992)5711>へ。
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子育てプラン巡り静岡県審議会部会 保育士の配置基準改善を
静岡県社会福祉審議会子ども・子育て支援部会はこのほど、県庁で会合を開き、子育て支援に関する県の総合的な施策を盛り込んだ現行の「ふじさんっこ応援プラン」(2020~24年度)の中間見直し案を審議した。県内保育現場で子どもの安全が脅かされる重大事件が相次いだことを受け、保育士の配置基準の改善を求める声が上がった。 県が提示した見直し案は、牧之原市の認定こども園でのバス置き去り死や裾野市の私立保育園での園児虐待を踏まえ、安全管理や不適切保育の未然防止に関する研修実施、事故につながりかねないヒヤリ・ハット事例の共有、業務負担軽減を図るためのデジタル機器の活用支援などを新たに明記した。 これに対し
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教育部次長に勝又氏就任へ 裾野市
裾野市は22日、富岡第一小校長の勝又和仁氏=31日付で定年退職=が4月1日付で、教育部次長兼教育監に就くと発表した。小中学校再編などを担当する。
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学校核に人材育成 裾野市教委に提案 市社会教育委
裾野市社会教育委員会は23日、「学校を核とした地域づくりのための環境整備」について市教育委員会に答申した。地域と学校、行政が一体となったまちづくりに向け、中心的役割を担う人材活用などを提案した。 地域全体で子供たちを育てるため、「学校づくりだけでなく地域づくりが重要になる」と指摘。具体的な実現方法として、統括役となる地域学校協働活動推進員の配置、地域おこし協力隊制度を利用した社会教育コーディネーターの配置、地域に開かれた学校の体制強化の3案を示した。 社会教育委は諮問を受け、2年間かけて答申をまとめた。土屋八重子委員長は市役所で風間忠純教育長に答申書を手渡し、「単年度で代わるのではなく、中長
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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働きやすい保育園認定 スマイルリンク(裾野)受賞報告
保育施設を運営するスマイルリンク(裾野市)の関係者が22日、市役所に村田悠市長を訪ね、全国の働きやすい企業・団体を表彰する「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」(同実行委員会主催)で審査委員会特別賞を受賞したことを報告した。 訪れたのは、野村由希社長と園長統括の大庭希和子さん。「子供や保護者をもっと大切にできる自分たちになろうとの思いが原点。これからも人を大切にする経営を続け、さらに良い会社をつくっていきたい」と喜びを語った。 同社は裾野、三島、沼津市で保育園を運営。職員間の意見交換を重視した提案とアプローチ方法を通し、園児一人一人の発達段階に応じたチーム保育を実践している。
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裾野の人形劇ひまわり会 発足33年、最後の大舞台 会員高齢化、活動縮小へ
裾野市の人形劇ひまわり会は22日、公演発表を同市深良支所で開いた。1989年の発足から33年間、園児や小学生に人形劇を披露。ボランティアサークルとして地域の教育活動に貢献してきたが、会員の高齢化に伴い、大掛かりな舞台は今回で終了する。 最後の演目に選んだのは英国の童話「ジャックと豆の木」。魔法の豆の木を使い、少年と天辺の大男が繰り広げる物語を深良小の児童24人の前で臨場感たっぷりに演じた。最年長84歳で大男を担当した広瀬十四子さんは「せりふを覚えるのが苦手で迷惑を掛けたが、みんなの助けがあってここまで続けることができた」と涙を浮かべながら感謝した。 同会は深良地区の女性11人で活動する。
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スポーツ、文化で活躍 小中学生を表彰 裾野市
裾野市はこのほど、小中学生の市長賞表彰式を市役所で開いた。2022年度にスポーツや文化活動、学習などで好成績を残した36人と1団体をたたえた。 出席者は各学校の代表らに限定し、村田悠市長が表彰状と記念品を手渡した。児童、生徒は順番に「高校に進んでも競技を続けたい」などと今後の目標を発表した。 受賞者は次の通り。かっこ内は学年。 東小 山木夢花(6)前田真愛(5)▽西小 根上理歩、西島希和(5)長田海斗、長島莉音、長島果音(4)▽深良小 御宿芽衣(6)▽富岡第一小 中平颯星(6)川上凪咲(5)杉山那奈(4)杉山玲奈(2)▽向田小 岩崎聖(4)▽南小 高三舜佑(6)高三慶佑(3)山田龍聖(1)▽
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熱戦 静岡県版防災かるた 裾野で初の東部大会
市民団体「しぞ~か防災かるた委員会」(静岡市)とNPO法人みらい建設部(裾野市)は21日、県内の名所と防災の知識を組み合わせた「しぞ~か防災かるた」の東部大会を同市生涯学習センターで初開催した。県東部の親子ら30人が熱戦を繰り広げた。 大会では、同委員会が2月に県内各地の名所などを盛り込んで制作した全県版の防災かるたを用いた。読み札は上の句に県内全市町の風土や歴史の知識が、下の句に防災への心得が詠まれている。 参加者は3人1組に分かれ、白熱した戦いを展開。優勝チームには、かるたのほか、取り札の絵を手がけたイラストレーター高山みほさんによる似顔絵が贈られた。参加した裾野市立西小6年の宮坂歩
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楽団「漏水で誤作動」 裾野・スプリンクラー巡り見解
裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動した浸水被害で、管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は20日、「漏水などによって放水した誤作動の可能性が高い」とする見解を公表した。一方、施設所有者の裾野市は同日、第三者委員会の事故調査委員会が6月末までに調査結果をまとめる方針を明らかにした。 公演前に被害に遭った楽団は県庁で記者会見を開き、芸術監督・指揮者の中原朋哉さん(50)らが独自調査の結果を報告。作動原因は「スプリンクラーの点検と整備、設備に不備があった。手動起動弁の気密性に問題があり、漏水に何らかの圧力が加わって放水したと考えられる」と指摘した。ただ、誰かが故意に操作した可能性
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裾野市議会 閉会
裾野市議会2月定例会は20日の最終本会議で、2023年度一般会計当初予算案など15議案をいずれも原案通り可決して閉会した。
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裾野・スプリンクラー浸水半年 市と楽団 深まる溝 双方が原因調査、事態の長期化懸念
裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動してオーケストラの楽器などが水浸しになった被害は、まもなく発生から半年を迎える。施設所有者の市と、公演直前に被害に遭った管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)がそれぞれ独自に原因を調査する異例の展開を見せ、双方の溝は深まったまま。明確な解決の道筋は見えず、事態の長期化も懸念されている。 「自分たちは真実を突き止めたい」。楽団芸術監督・指揮者の中原朋哉さん(50)は2月28日に県庁で記者会見を開き、3月中に作動原因の見解を公表する意向を示した。 防火設備の専門家らを招いた検討委員会を立ち上げ、スプリンクラーの構造や点検記録などを検証。2月2
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富岳太鼓風神組 全国へ意気込み 御殿場、裾野のメンバー
19日に金沢市で開催される第25回日本太鼓ジュニアコンクールに出場する富岳太鼓風神組の御殿場市在住メンバーが17日、御殿場市役所を表見訪問し、勝又正美市長に大会での全力の演奏を誓った。 風神組は、同市を拠点とした富岳太鼓の教室に通う小学生~高校生の中から選抜された精鋭チーム。昨年11月の県予選で優勝し、第19回大会以来6年ぶりに県代表として全国大会に挑戦する。出場を予定する小3から高2までの12人は、毎週土曜日の練習で一体感の醸成に励んできた。 メンバーの武藤麻里奈さん(17)=三島北高2=、三枝楓蓮さん(16)=沼津商高1=、田口春海さん(15)=富士岡中3=、丹地朱さん(11)=富士岡小
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健康福祉部長に高梨氏 裾野市人事
裾野市は17日、4月1日付の人事異動を内示した。私立さくら保育園の園児虐待事件で対応が遅れ、文書訓告の処分を受けた石井敦健康福祉部長は新たに設ける水道部長に転任。後任には高梨恭環境市民部次長が昇格する。 対象者は175人。組織改編に伴い、例年に比べて大規模な異動になった。総務部長には勝又博文市長戦略部参事を登用し、新設のデジタル部長は河合正彦議会事務局長が就く。 主な異動は次の通り。 【部長級】水道部長(健康福祉部長兼福祉事務所長)石井敦▽デジタル部長(部参事議会事務局長)河合正彦▽総務部長(市長戦略部参事兼戦略統括監兼戦略推進課長=裾野市土地開発公社事務局長)勝又博文▽健康福祉部長兼
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情報戦略室長 中井氏が就任 長泉町人事
長泉町は17日、4月1日付の人事異動を内示した。部長級の異動は1人のみ。来年度から情報発信力強化のために新設する情報戦略室の室長には、中井章文・企画財政課主幹が就く。 【部長級】議会事務局長(税務課長)芹沢文寿 【課長級】地域防災課長(くらし環境課長)椎田清隆▽税務課長(長寿介護課長)中村秀樹▽長寿介護課長(地域防災課長)大嶽公康▽くらし環境課長(健康増進課主幹)杉山光司 【室長級】情報戦略室長(企画財政課主幹)中井章文 【退職=3月31日付】篠原一雄(議会事務局長)井出雅人(学校給食センター所長)杉山正徳(裾野市長泉町衛生施設組合所長)
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保守分裂の激戦 非自民選択肢も/御殿場市・小山町 無投票の公算/富士市、富士宮市、裾野市【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか④】
保守分裂の激戦 非自民選択肢も 御殿場市・小山町 定数2 定数2に対し、自民系3人と非自民の1人の計4人が立候補を予定する。保守分裂による票の奪い合いに加え、非自民の選択肢も生まれたことで、予断を許さない激戦が予想される。 自民公認の和田篤夫氏は4選に向け、党支援者や自衛隊関係者を軸に支持を固める。 自民現職の勝俣昇氏は、親戚の支援が強み。県とのパイプ役として住民に寄り添った4年間の実績を強調する。 無所属で自民系の高橋靖銘氏は、若手自民党員らが支える。SNSも積極的に活用して現役世代への浸透を図る。 無所属の勝又英博氏は、県議会会派ふじのくに県民クラブ所属議員でつくる地域政党「新政
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帰宅困難者対策に本腰 県東部地域局 実情沿う取り組み支援
静岡県東部地域局は、外出先で大規模災害に遭い帰宅できなくなる「帰宅困難者」対策を本格化させている。観光地や大型集客施設を抱える県東部はエリアによって人の流入状況が異なり、それぞれの実情に合わせた取り組みを後押しする。 県東部が舞台になった東京五輪・パラリンピックの観客対応の一環で本格着手した。2021年度は各大型施設や事業所の立地状況、来訪者の属性や移動手段を調査。本年度は観光や産業振興に携わる市町職員や大規模事業所の担当者にヒアリングし、現状と課題を把握した。 地域局によると、市町ごとの特色の違いが浮き彫りになった。大型集客施設が立地し日中に車で訪れる人が多い御殿場市と、電車で訪れる宿泊者
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裾野・スプリンクラー浸水 来年度も調査継続 事故調
裾野市民文化センターのスプリンクラー浸水被害で、施設を所有する市は15日、事故調査委員会による原因究明調査を2023年度も継続する方針を明らかにした。事故調の最終報告は6~7月ごろにずれ込む見通し。 開会中の市議会2月定例会で、「一部設備について詳細に調査する必要が生じた」と説明した。事故調は有識者や専門業者らで組織する第三者委員会として、昨年11月から故障や異常の有無を工学的な観点で調べている。当初は22年度内にも一定の結論を出す方針だったが、同年度は中間報告にとどめる。 委員の報酬や弁護士への委託料など計900万円を22年度予算に計上している。このうち433万円を執行し、残り466万円は
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「すそのいちご」甘く完熟 沼津などJA4店舗でフェア
JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)の直営4店舗で15日、イチゴフェアが始まった。裾野市と周辺地域特産の「すそのいちご」をはじめとする旬のイチゴや加工品を19日まで拡大販売する。 富士山麓の水はけの良い火山灰土で栽培したすそのいちごは大粒で、寒暖差による強い甘みが特徴。紅ほっぺ、きらぴ香、あきひめの3品種があり、各店舗の売り場には真っ赤に完熟した果実の甘い香りが漂っている。 地元産のイチゴを使ったプリンや大福、ロールケーキ、いちごジャムとマーガリンをサンドしたバンデロール(沼津市)の「のっぽパン」なども販売する。開催店舗は沼津市の金岡産直市とKAU~ら、長泉町の長泉産直市、裾野市のすそ
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記者コラム「清流」 「近くて遠い」なくす行動を
裾野市の公式マスコットキャラクター「すそのん」の誕生日は、富士山の日の2月23日。景品のオリジナルグッズに心を奪われ、誕生日を記念して市が企画した市内の店舗や公共施設をめぐるスタンプラリーに参加した。 5カ所でもらえる最初の景品は公共施設を次々に回ってクリア。次の累計15カ所を目指し、連日のように飲食店や土産物店を巡った。地域住民ではない自分が「初めての店」を訪れるのは少し勇気のいる行動だったが、意外な発見の連続に。スタンプラリーが終わった後に再訪するお気に入りの店も見つかった。 同時に、取材で毎日のように裾野市に足を運びながら、行動範囲の狭かった保守的な性格を反省した。仕事でも「近くて