富士市の記事一覧
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静岡県体育章 功労章7氏、五輪メダリストら特別選手章
静岡県スポーツ協会は第63回体育章の受章者を5日までに発表した。功労章は県スキー連盟会長を務めた和田三郎氏ら7人。卓球の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)、水谷隼氏(磐田市出身)ら東京五輪・パラリンピックのメダリスト15人と、体操の芦川うらら(日体大、常葉大常葉高出)ら世界選手権優勝者3人を特別優秀選手章に選出した。 優秀チーム章は県女子相撲選抜チーム。奨励賞には12個人5チームを選んだ。贈与式は15日、静岡市内で行う。 受章者は次の通り。(個人は敬称略) ◇…功労章…◇ ▽和田三郎(元県スキー連盟会長、富士市) ▽杉山悟(元県トライアスロン協会長、磐
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田子の浦港周辺にマダイ2万匹放流 富士・一本釣組合
富士市の田子の浦漁協一本釣組合は5日、田子の浦港周辺にマダイの稚魚2万匹を放流した。 駿河湾の水産資源の維持・増大を目的に約20年間実施している事業。同日は地元の田子浦幼稚園児が来場する予定だったが、園児による放流は雨天のため中止された。 組合員や市職員を乗せた船は港湾入り口近くにある「赤灯台」付近でいけすから稚魚を取り出し、6センチ以上に育ったマダイを次々と海に放った。 中西正明組合長は「近年はさまざまな魚が減少している。少しでも資源が戻るよう、大きくなって帰ってきてほしい」と話した。 同事業は中部地域栽培漁業推進協議会を中心に、焼津市の小川漁港で育てた稚魚計約13万匹を同港から大
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参院選静岡選挙区 主な遊説日程(6日)
変更の可能性あり。 【舟橋夢人氏】未定 【鈴木千佳氏】午前11時、富士山本宮浅間大社(富士宮市)▽午後3時45分、セブン-イレブン富士市富士川駅前店(富士市)▽同7時、中野台区公民館付近(同市) ◇選挙事務所<電054(245)2244> 【山本貴史氏】午後5時、JR御殿場駅前▽同7時、JR三島駅前 【山崎真之輔氏】午前11時40分、掛川バロー前(掛川市)▽午後4時、島田消防署金谷出張所近く▽同6時、しずてつストア岡部店前(藤枝市) ◇選挙事務所<電054(204)2802> 【若林洋平氏】午前10時、遠鉄ストア桜台店前(浜松市西区)▽午後0時半、浜松北高東交差点(同市中区)
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警官に包丁向ける 容疑の28歳女逮捕 富士署
5日午後6時ごろ、富士市本町の富士署富士駅前交番で、刃物を突きつけた女に同交番の警察官2人が拳銃を構えて警告した。発砲はせず、けが人はいなかった。同署は同日、暴力行為等処罰法違反の疑いで富士市松岡、無職の女(28)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後6時ごろ、富士駅前交番内のカウンターで応対した同署地域課の男性警部補(40)に対して包丁を突きつけた疑い。同署によると、警部補に包丁を向ける容疑者に対し、同僚2人が拳銃を構えて警告した。容疑者が包丁を捨てたところ、身柄を取り押さえた。 同署によると、容疑者はたびたび同交番を訪れ、トラブルになっていたという。 今回の拳銃使用について、片山英
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資産報告書を富士市長 訂正
富士市の小長井義正市長は5日、資産公開条例に基づき6月28日に公開した資産等報告書に記載漏れがあったとして訂正した。有価証券の項目で「外国債券 該当なし」としていたが、「出資金 5万5千円」とした。
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自己ベストへ力泳 富士で短水路大会
第31回県東部短水路水泳競技大会(静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、富士市の県富士水泳場で開かれた。小学生から高校生まで約540人が自己ベスト更新を目指して力強い泳ぎを見せた。 学年と性別ごとに、50~400メートルの個人種目やリレー種目で日頃の練習の成果を競った。スタートの合図で勢いよく飛び込み、ゴールまで接戦を繰り広げた。 3年ぶりに家族の観戦が許され、好記録にスタンドの家族らから拍手が送られた。 大会は国体の県代表選考会も兼ねている。
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JR富士駅周辺社会実験 第2弾「エキキタテラス」 秋開催へ
富士市のJR富士駅周辺の活性化を目指す「富士駅北口まちなか空間活用検討会」の本年度第2回会合が4日夜、同市の富士駅北まちづくりセンターで開かれ、2回目となる社会実験事業「エキキタテラス」を10月に開催する方針を決めた。 同検討会はことし3月に富士本町通りに人工芝を敷いて滞在時間の延長などを試す事業を行った。今回は「つなぐ・つなげる・つながり」をテーマに、駅北で実施する既存イベントと連動させ、イベント会場から周辺エリアへのにぎわい広がりや、イベント時間から夜までの時間的なにぎわいの拡大を試みる。 想定するのは10月2日に富士本町通りで予定される「軽トラ市」と、同月23日に市交流プラザで3年
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傷害の疑い 富士署、男を逮捕
富士署は5日、傷害の疑いで相模原市中央区光が丘3丁目、会社員の男(42)を逮捕した。逮捕容疑はことし3月27日午後4時ごろ、富士市の施設内で福井市の女性店員(26)に暴行を加えてけがをさせた疑い。
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下着盗んだ疑い 富士署、男を逮捕
富士署は5日、窃盗と住居侵入の疑いで富士市松岡、無職の男(49)を再逮捕した。再逮捕容疑は6月10日に同市内の住宅の敷地に侵入し、30代の団体職員女性ら2人の下着計4点(計4千円相当)を盗んだ疑い。同署によると、容疑者は自ら出頭し、他にも多数の下着が見つかっているという。
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事業評価対象 5事業を選定 富士市議会
富士市議会一般・特別会計決算、企業会計決算の両委員会は5日、委員会協議会を開き、9月定例会の会期中に行われる2021年度の事業評価対象事業として、駐車場運営や簡易水道統合推進など5事業を選定した。 一般・特別会計では、男女共同参画推進事業費、老人クラブ活動推進事業費、駐車場運営事業費の3事業を評価する。男女共同参画では各地区で推進員を選出して子育てに関する事業を実施する活動の成果のほか、地区推進員の在り方などを検証する。駐車場は市営駐車場の民間移管や用地売却などの可能性を検討する。 企業会計からは、簡易水道事業統合推進、中央病院ICT化推進の2事業を選定した。病院ICT化はオンライン診療
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マスクでも映えるメーク 新聞販売店が講座 富士宮
富士宮市の中野新聞舗はこのほど、SBS学苑講師を務めるメーキャップアーティスト望月真理子さん(富士市)を招いた講座を富士宮市万野原新田のアコレ本社で開いた。講座は新聞購読者限定企画。 望月さんはマスクをした際のメークのこつを解説した。目元や眉の描き方など自分の顔の骨格やパーツに合わせ、若々しく見えるテクニックを伝授した。眉を太く長めに描くことなどのポイントを紹介した。ベースメークのみで来場した参加者にデモンストレーションを交えながら指導した。中野新聞舗はSBS学苑と連携した講座を定期開催している。
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長男殺人未遂容疑 88歳の父親を逮捕 富士署
富士署は4日、殺人未遂の疑いで富士市横割1丁目、無職の男(88)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後6時ごろ、自宅内で同居するパート店員の長男(59)の頭部を包丁で切りつけて殺害しようとした疑い。同署は認否を明らかにしていない。 同署によると、容疑者は長男と孫の3人暮らし。長男は頭を切るけがをしたが、命に別条はないという。孫の教育を巡り、口論になったとみられる。
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富士のうりじままつり 3年ぶり開催 飲食店やワークショップ
富士市瓜島町の「うりじままつり」(町内会主催)が3日、町内の瓜島公園で3年ぶりに開かれた。飲食店やワークショップのブースが並び、住民が地域の魅力を再発見しながら交流を楽しんだ。 感染症対策で、飲食は原則テイクアウトにし、ステージをやめてくじ引きをするなど規模を縮小した。 園内に同町周辺の12店がブースを構えた。人気洋菓子店「キャトルエピス」は特製のクレープを提供し、配達中心で4月に開店した「そうざい屋」も唐揚げや釜飯などの総菜を販売した。 同市の作家kikkiさんは、その場で似顔絵を描くパフォーマンスで親子連れを喜ばせた。 増田武広町内会長は「何とか工夫して開催できた。子どもが喜んで
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SDGs応援団が初会合 富士市長、12団体に登録証
持続可能な地域づくりの取り組みを支援する「富士市SDGs未来都市応援団」の初会合が4日、市役所で開かれ、12団体の代表者に登録証が交付された。同市は官民連携の「共想・共創プラットフォーム」で、新たな価値を創造するプロジェクト創出への取り組みを進める。推進企業などの登録数は7月には36団体となり、登録プロジェクト数は8事業となった。 応援団は、専門的な知見を持つ団体や個人による登録制。プロジェクトに取り組む企業や団体が相談内容を応援団と共有し、専門的な助言を受けられる。 今回は、富士商議所や市商工会、富士信金、市地域産業支援センターなどの経済団体、関東経済局、県東部地域局などの行政、東京電
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「障害児も普通学級に」インクルーシブ教育議論 富士の市民団体
障害の有無にかかわらず地域の学校で学べる「インクルーシブ教育」の普及を目指す富士市の市民団体「インクルーシブ教育を推進する会」は3日、ワークショップを同市の市交流プラザで開いた。参加者約20人が障害児を育てる家族と日本の教育現場の課題を探った。 同会の代表で、知的障害のある息子2人を育てている小川昌夫さんは、小学校で普通学級を希望したが特別支援学校へ転校を勧められた経験を紹介した。小川さんは「誰もが自分に合った配慮を受けて学べる社会にしたい」と訴えた。 参加した女性は議論の中で、インクルーシブ教育の普及が進まない原因に、障害に対する教職員らの知識不足があるとの考えを発表した。障害に理解を
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富士市長 最高1830万円 2021年所得公開
政令市を除く県内市長は14人が2021年の所得を公開した。所得総額の最高は富士市の小長井義正市長の1830万円、最も低かったのは下田市の松木正一郎市長の921万円だった。14人の平均は1391万円。 小長井市長の所得内訳は給与が1691万円、不動産が139万円。牧之原市の杉本基久雄市長は配当所得として513万円を記載した。
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平和願い折り紙でヒマワリ 富士・代通寺
富士市大淵の代通寺は2日、ウクライナ国花のヒマワリを折り紙で作るワークショップを同寺で開いた。9日も開催する。 参加者は黄色の折り紙4枚をヒマワリの花びらの形に折り、直径約15センチの花を作った。1人で10輪以上作る参加者もいた。境内で見頃を迎えたハスの花を観賞に来た参拝者も制作に協力した。 制作した100輪のヒマワリを縦横約2メートルの青色のパネルの下半分に貼り、同国旗の色彩の作品に仕上げる。 同寺ではウクライナの難民支援の募金も実施している。 橋爪一能住職は「制作を通して皆さんと平和への祈りを共有したい」と話した。
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紙管使って音遊び 富士・田子浦幼稚園 紙の感触楽しむ
芸術家を招いたワークショップ「紙管や紙片で遊ぼう」が1日、富士市の田子浦幼稚園で開かれた。園児が紙管を使った遊びに取り組み、紙の感触や音などを楽しんだ。 同市が本年度始めた「こどもアートプロジェクト」の一環。同園では「紙のまち」として、普段から紙を使った遊びをしているが、今回は卒園生でもある同市の彫刻家漆畑勇司さんがさらに大胆な遊びを提案した。 園児は直径10センチほどの太い紙管にくぎを打った後、チラシや紙切れを貼って装飾した。紙管を傾けてたくさんのビー玉を入れるとくぎの本数によって鳴る音が異なることを体感。紙管の出口に置いたタンバリンやシンバルに出てきたビー玉が当たると音を響かせた。
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副会頭に野崎氏 事業報告を承認 富士商議所
富士商工会議所はこのほど、通常議員総会を富士市内で開き、旭化成富士支社長の交代に伴い、新支社長の野崎貴司氏を副会頭とする役員案などを承認した。総会では、本年度の会員増強運動で新規会員獲得目標200件を継続することも決めた。2021年度末の会員数は4115件。新規会員は201件と目標を上回ったが、「0口会員」の退会処理に伴って前年度末比322件減だった。 地域経済の活性化に尽力した功労者に対する表彰も伝達された。工業高校の現場実習受け入れなどに取り組み関東経済産業局長表彰を受けた藤島組の遠藤典生会長、支社新築移転に伴って交流ゾーン「エネリアショールーム富士」を開放して飲食店の開業を後押しする
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富士山麓を実習の場に 農林専門職大、富士市などと協定
富士市と市森林組合、県立農林環境専門職大(磐田市)はこのほど、市有林の活用に関する協定を結んだ。同大が地元以外で森林利活用の協定を結ぶのは初めてという。富士山麓を学生や教員の実習や研究活動に活用して人材育成につなげる。 協定は、市が同大の市有林使用を認め、市有林を管理する市森林組合が実習などに協力する。同大は伐採や植林などの整備実習や見学、調査、資料収集などを展開する。スギ、ヒノキ以外にブナなど広葉樹林もあり、若木から成熟した樹木まで植生に恵まれた富士山麓を実習や研究の場とし、担い手確保や林業の活性化を狙う。 市役所で開かれた締結式で鈴木滋彦学長と小長井義正市長、渡井正孝組合長が協定書を
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富士マリンプール7月20日開業 事前チケット購入方式を導入
富士市田中新田の富士マリンプールが20日、3年ぶりに営業を開始する。感染症対策などのため1日3千人に入場者制限を設けるほか、事前のチケット購入方式を導入する。 市東部の沿岸部に位置する同プールは延長約340メートルの流水プールやウオータースライダーなどがあり、市民の夏の憩いの場。市外からの利用者も多い。新型コロナウイルスの影響で、3密回避のため2020、21年は営業を中止した。 20年に市民と市民以外の料金区分を加え、駐車場を有料化した。市民の新料金は大人600円、小中学生300円、幼児100円。市民以外は大人800円、小中学生400円、幼児100円。駐車場は1台500円。 チケットは
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富士宮出身作家 横関大さんサイン会 富士
テレビドラマ化、映画化された小説「ルパンの娘」シリーズなどで知られる作家横関大さん(47)=富士宮市出身=が3日、富士市の書店「谷島屋富士店」で自身初のサイン会を開き、地元ファンとの交流を楽しんだ。 新刊「忍者に結婚は難しい」(講談社)のキャンペーン活動の一環。店舗入り口付近に設けた特設コーナーで、さまざまな年代の来場者が差し出す書籍に次々サインした。 横関さんは富士高の卒業生。富士宮市役所勤務時代の2010年に「再会」で第56回江戸川乱歩賞を受賞した。なじみ深い地域での初サイン会に「作品を読んでくださっている方々と会えるのが楽しい」と述べ、担当編集者らを交えてファンと言葉を交わした。
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生産量シェア、日本一維持へ 結束し販路開拓策創出 沼津ひものの会会長/長沢健司氏【本音インタビュー】
全国シェア約40%を占め、長年、生産量トップを維持する沼津市産の干物。江戸末期から明治初期が起源とされ、今でも地域を支える主産業の地位にある。だが、食の多様化などで消費減や売り上げは低迷。2004年に発足し、市内の干物加工業者で構成する「沼津ひものの会」をけん引し、打開策を模索している。 ―沼津ひものの会の活動の柱は。 「『沼津ひもの』のPRと交流が中心。干物の開き方教室やイベント開催、会員業者同士の交流を進めている。以前は、干物の加工業者の組合は二分していた。同じ沼津にあり、同業者なのに不仲で、つながっていないのは不自然だった。約20年前に一緒になれたのは、衰退する業界に対し危機感を
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短冊に願い「かないますように」 富士山こどもの国で七夕企画
浴衣姿の来園者が入園無料になる七夕企画が2日、富士市の富士山こどもの国で始まった。園内各所にササが設置され、短冊に願い事が書き込めるほか、昔ながらの遊びが楽しめる。3日まで。 同園の街エリアに設置されたササには「足が速くなりたい」「家族仲良く健康でいられますように」などと記されたカラフルな短冊がつるされている。短冊に書いた願いがかなうように手を合わせる子どももいた。ササは7日まで展示する。 竹馬や水ヨーヨーすくい、輪投げなどの道具が用意され、親子が富士山麓で遊びを満喫した。
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JR富士駅北口再開発事業 静鉄など4社協力者選定
富士市のJR富士駅北口の再開発事業を進める富士駅北口第一地区市街地再開発準備組合は2日までに、静岡鉄道、ミサワホーム、戸田建設、静鉄建設の4社による共同事業体を事業協力者に選定した。 再開発事業の事業認可に向け、4社の技術協力を受けて事業計画の具体化を図る。準備組合は、選定の経過や提案内容など明かしていない。 準備組合が進めるのは、県道の北側約1ヘクタールの対象区域。2028年の供用開始を目指し、19階建て再開発ビルを建設し、住宅兼店舗や広場などを整備する。総事業費約110億円のうち、国や県、市の補助金計約70億円が充当される予定。
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ボール蹴る楽しさ触れる 沼津で女子サッカー大会と教室
ダイハツ沼津販売は2日、女子サッカー教室と大会を沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で開いた。幼児~中学生の約70人がボールを蹴る楽しさに触れた。 教室にはWEリーグのマイナビ仙台の高平美憂選手(富士市出身)も参加した。子どもたちは高平選手と一緒に体を動かし、ボールを使った遊びやドリブル、キックなどを行った。 大会は試合経験の少ないガールズチームに機会をつくろうと企画。県東部を拠点とする5チームが招かれ、熱戦を繰り広げた。懸命にボールを追いかける姿を保護者らが見守った。
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商業高英語スピーチ県大会 神戸さん(熱海)白尾さん(浜商)全国へ
全国商業高校英語スピーチコンテストの静岡県大会が2日、富士市立高で開かれ、レシテーション部門で熱海高3年の神戸心那さん、スピーチ部門で浜松商高3年の白尾陽向さんが優勝した。2人は9月に都内で開催する全国大会に出場する。 両部門に7校の計11人が参加した。レシテーション部門では、五つの課題文から選んだ文章を身ぶり手ぶりを交えて暗唱した。スピーチ部門は、出場者が関心があるテーマを自分の言葉で主張した。 その他の入賞者は次の通り。 レシテーション部門 ②山本静流(駿河総合2)③桜井栞(静岡商3)▽スピーチ部門 ②太刀川一稀(静岡商3)③堤なな子(清水桜が丘2)
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夜景楽しむビール電車、今年は肉も 富士・岳南電車、8月6日に
富士商工会議所と富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は8月6日夜に、工場夜景とビールが味わえる特別列車「ビール&肉電車」を運行する。今回は人気総菜店と連携した肉料理も用意する。7月6日午前9時から予約を受け付ける。 同商議所の観光企画「ネクスト・フジ」の一環で、富士の観光PRと岳鉄利用促進を目指す。 乗車中は複合型スポーツ施設「エスプラットフジスパーク」の地ビールが飲み放題。折り返しの岳南江尾駅では総菜店「はんなりキッチン結」の人気商品のサーロインステーキとしょうが焼きを楽しめる。復路は車内の電灯を消す夜景電車で夜景を堪能する。 担当の鈴木加奈子さんは「クラフトビールに合う肉料理をがっつり食
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夏野菜の管理 児童学ぶ 原田小(富士)CS活動展開
2022年度からコミュニティスクール(CS)の活動に取り組む富士市の原田小が野菜作りなどを始めた。1日は原田地区まちづくり協議会の鈴木俊光会長らが手伝って児童が夏野菜の管理を学んだ。 同校ではCSディレクターの渡辺美江さんらが地元の団体の参画を募り、園芸や授業の見守り、校外学習時の安全確保、自然・生き物観察など、住民参画の七つの活動が新たに始まった。校内の掲示板で情報発信する。 有効活用されていなかった体育館西側の畑では、野菜栽培を始め、2年生と特別支援学級の児童が毎朝、水やりなどに取り組む。 この日は、住民らの指導でミニトマトやピーマン、ナス、キュウリなど実が大きくなった夏野菜の茎や
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知人宅で100万円 窃盗の疑いで女逮捕 富士宮署
富士宮署は1日、窃盗の疑いで富士市横割5丁目、無職の女(31)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前9時ごろ、富士宮市の女性派遣社員(39)宅で現金約100万円を盗んだ疑い。同署によると2人は知人関係という。
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軽乗用車1台寄付 市社協に富士市福祉事業協力会
パチンコ事業者などでつくる富士市福祉事業協力会はこのほど、市社会福祉協議会に軽乗用車1台を寄付した。就労継続支援B型事業所「ふじひろみ」(伝法)で活用する。同会からの車の寄付は25台目。 同市フィランセの車庫を訪れた同会の村嶋政彦会長らが、市社協の渡辺泰明会長と利用者4人にキーの模型を手渡した。村嶋会長は「皆さんの笑顔を励みに社会貢献事業を続けたい」と話した。 代表して利用者の林久美子さん(31)が「みんな喜んでいる。大切に使う」とあいさつし、ふじひろみで生産しているバスボムなどを返礼に贈った。 軽乗用車は利用者の送り迎えや製品の搬送などに活用する。
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富士市が課税ミス 市民、県民税19件
富士市は30日、寄付金税額控除の算定額を誤り、2022年度の個人市民税、県民税で課税ミスが計19件あったと発表した。市は今後、該当者に謝罪するとともに、過年度分で同様のミスがないか調査を進める。 市民税課によると、正確な額より少ない課税額を通知したり、徴収したりしたミスが5件で計2万8千円分、過大となったミスが8件で計14万6800円分あった。6件は算定ミスが課税額に影響しなかった。 原因は確定申告書に記載された寄付額を、税務署の自動読み取り機でデータ化した際のエラーの修正漏れが16件、寄付額の入力の誤りが3件あった。 納税通知書を受け取った市民から23日に寄付金税額控除が少なく算定さ
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身近な犯罪気をつけて 地図に発生件数記す 富士エレガンス製作
富士署地域安全協議会女性部「富士エレガンス」はこのほど、2021年度に富士市内で発生した犯罪をまとめた「身近な犯罪マップ」を作製した。マップは市内26地区のまちづくりセンターや交番などに掲示する。 地図は市内17カ所の交番・駐在所の担当エリアごとに自転車盗、侵入盗、車上狙いなどの発生件数を一覧にまとめた。西富士交番管内で報告された空き巣被害は8件と、他地域と比べて突出して多いことなどを示した。 製作は25年目。ことしは部員38人が62枚を手作りした。高井孝江部長は「まずは地元で起こっている犯罪の傾向を知ってほしい。対策を考えるきっかけになれば」と話した。
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内面的な感情、写真で表現 静岡・葵区
日本肖像写真家協会展静岡大会が30日、静岡市葵区七間町のギャラリーえざきで始まった。県内10人を含む全国の会員が、「人」をテーマに怒りや喜びなど内面的な感情を表現した計42点の作品が並ぶ。7月5日まで。 会員の作品約140点の中から審査を通過したモノクロとカラーの作品が一堂に集まった。アライ写真館(同区)の前田啓さん(60)のモノクロ作品「黒い花びら」は、背景にある黒い花と悲しげな表情をした女性を被写体にした。前田さんは女性の目に白い光を入れることで、戦争下にあるウクライナ人の「光が見えているような見えていないような、不透明さ」を表現したという。 同協会の杉山薫会長(74)=富士市=は「
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富士の無許可盛り土 処分費高額設定で利益 「残土用」に土地購入
富士市の残土処分場に無許可で土砂を埋め立てたとして、同市土砂埋め立て等規制条例違反の疑いで富士署と静岡県警生活保安課に逮捕された残土処分業の男(58)=山梨県身延町=が、ダンプ車1台分の土砂受け入れ処分費を1万円以上と相場より高額に設定していたとみられることが29日、県警への取材で分かった。「残土ビジネス」で高収入を得ようと考えた容疑者が山林やさら地状態の土地を2018年4月に購入し、直後から県内外の建設残土の受け入れを始めたという。 盛り土は約5万立方メートルに及び、土砂は神奈川、山梨両県を中心に県内外から運び込まれた。受け入れた10トンダンプなどは計3500台に上り、1台当たりの処分費
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副議長に杉山氏 富士市議会
富士市議会は29日の市議会6月定例会最終本会議で副議長選を行い、杉山諭氏(60)=写真、民主連合=を選出した。 杉山諭(すぎやま・さとし)[元]変速機メーカー社員、労組執行委員。3期。松岡
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無免許で医療行為 歯科医と助手に有罪 静岡地裁沼津支部判決
歯科医師免許を持たない歯科助手に医療行為をさせ、患者に診療費を水増し請求していたとして歯科医師法違反と詐欺の罪に問われた歯科医師の男(68)=沼津市上土町=と歯科助手の女(39)=富士市富士町=両被告の判決公判で、静岡地裁沼津支部は29日、男に懲役2年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年6月、罰金80万円)、女に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月、罰金30万円)を言い渡した。 谷本奈央裁判官は判決理由で、男が経営難に陥り犯行を主導したとし「国家資格を有する立場として強い非難を免れない。刑事責任は重い」と指摘。女に対しては、従属的だが実行行為に関与したとし「重要な役割を果たしたことは看
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三味線習おう プロ奏者佐藤さん(富士出身)指導 7、8月 受講者募集
富士市出身の三味線奏者・東音佐藤さくら子さん(34)が7、8月に市内で、初心者を対象に初開催する無料の伝統文化講座「三味線寺子屋」の参加者を募集している。 文化庁の伝統文化親子教室事業。7月28日から毎週木曜午前の連続5回講座で18日は1日2回。富士市富士町の市交流プラザを会場に、プロの手ほどきで長唄童謡にも挑戦し、8月21日には同所の多目的ホールで成果発表する。同日午後0時半からは長唄さくら会の演奏会「浴衣会」で教室生らが演奏する。 東京芸大卒の若手プロとして活躍し、都内と市内で長唄教室を持つ佐藤さんは「伝統芸能に欠かせない礼儀作法も学び、日本文化の良さも知ってもらえたら。夏休みの思い
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委員会構成決まる 富士市議会閉会
富士市議会6月定例会は29日、最終本会議を開き、副議長選挙を行った後、常任、特別、議会運営の各委員会委員を選出して閉会した。 副議長選は有効投票数32票で、友好4会派の推薦を受けた杉山諭氏(民主連合)が22票、太田康彦氏(新政富士)は10票だった。 議会運営委員会は委員長に高橋正典氏(凜の会・公明党)、副委員長に鈴木幸司氏(民主連合)を選出した。 常任、特別委員会の正副委員長は次の通り(正、副の順)。 【常任委】総務市民 萩野基行(凜の会・公明党)長谷川祐司(民主連合)▽福祉保健 佐野智昭(新政富士)望月徹(リスペクトふじ)▽産業教育 下田良秀(新政富士)小野由美子(同)▽建設消防
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深夜にダンプ「眠れず」 憤る住民 富士の無許可盛り土摘発
富士市大淵の残土処分場に無許可で土砂を埋め立てたとして、29日に同市土砂埋め立て等規制条例違反の疑いで山梨県の男と女が逮捕された事件。処分場の周辺では、少なくとも4年ほど前から大量の土砂を積んだダンプカーが深夜に往来する姿が目撃され、近隣住民は騒音に悩まされてきた。 「うるさくて眠れなかった」。埋め立て現場から数百メートル離れた場所で暮らす女性は2018年春から、午前1時ごろに始まって明け方まで作業するダンプカーや重機のごう音に「深夜に何か悪いことをしているのではないかと不安だった」と話した。 現場は国道469号からのアクセスも良い富士山麓で、山林に囲まれた場所にある。盛り土の隣接地に
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無許可で土砂埋め立て 静岡県警、山梨の2人逮捕
富士市の残土処分場に無許可で土砂を埋め立てたとして、富士署と静岡県警生活保安課は29日、同市土砂条例違反の疑いで山梨県の残土処分業の男ら2人を逮捕した。
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稼働1カ所指定求める 土砂等搬入禁止区域 富士市議会一般質問
富士市議会6月定例会は28日、4氏が一般質問を行った。中田浩生都市整備部長は、7月1日の県盛り土規制条例施行に伴って新たに設けられる「土砂等搬入禁止区域」について、市条例に違反している盛り土のうち、現在稼働する1カ所を最優先で指定するよう県に求める方針を示した。小池智明氏(ふじ21)への答弁。 県条例は広さ千平方メートル、土砂量千立方メートル以上の盛り土の許可制を導入。禁止区域は生命、身体、財産を害すると認められる盛り土や周辺を6カ月未満の限定で土砂搬入を禁じる。 県条例施行の影響について、小長井義正市長は市条例と規模ですみ分けをするため、規模増大の過程で県との情報共有の重要性を指摘した
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25人に1人相当 富士市内のヤングケアラー 県実態調査
小長井義正市長は県のヤングケアラー実態調査で、市内で家族のケアをしていると答えた人が4・0%と、25人に1人の割合でいることを明かした。鳥居氏への答弁。 県の調査は小学5、6年生、中学生、高校生の計約25万7千人を対象に実施。6月に結果が公表され、県全体では4・6%だった。 同市で回答したのは1万5954人で、「家族の中にケアしている人がいる」と答えたのは632人。ケアの相手は兄弟姉妹が50・2%、次いで母親が28・8%だった。ケア内容は「食事の準備や掃除などの家事」が42・1%。年齢が高くなるにつれ、家事負担の割合が高くなった。 小長井市長は、市が特に支援が必要と判断した家庭に対して
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副議長選に2氏立候補 富士市議会
富士市議会は29日の6月定例会最終本会議で副議長選挙を行う。28日に届け出が締め切られ、2氏による選挙が決まった。 届け出たのは、民主連合の杉山諭氏(60)=3期=と、新政富士の太田康彦氏(67)=5期=。 杉山氏の推薦人には、同じ会派に加え、ふじ21、凜の会・公明党、リスペクトふじの市議が名を連ねた。太田氏は同じ会派の市議が推薦する。 同市議会では、選出過程を明らかにするため立候補制を採用。市議による記名式の投票で決定する。副議長の海野庄三氏(70)=リスペクトふじ=が1年交代の慣例で辞任するため実施する。
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未就園児ら七夕飾り 由来学び工作楽しむ 富士・たかおかこども園
富士市厚原のたかおかこども園は28日、親子で七夕飾りを作る行事を同園で開き、未就園の幼児らが母親と飾り付けを楽しんだ。 地域の子どもに遊びや教育を提供する親子ふれあい教室の一環。 親子約15組が絵本の読み聞かせで七夕飾りの由来を学んだ後、同園職員が用意した織り姫とひこ星の紙の人形をシールなどで模様を付け、模造紙で作ったササに飾り付けた。 短冊には「しょうぼうしゃがほしい」「ディズニーランドに行きたい」など母親が願い事を代筆した。 同市大淵の須田春太君(3)は母の香子さんに「毎日元気いっぱいで過ごせますように」との願い事を書いてもらい、飾りをうれしそうに持ち帰った。
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保育士と一緒に将来設計考える 富士の高校生
高校生が人生設計を考える講座「カラフルライフデザインセミナー」(富士市主催)がこのほど、市立南保育園で開かれ、市内の高校生4人が保育士と一緒に将来を考えた。 保育士が資格を取得するまでの苦労や、妊娠、育児と仕事との両立の工夫を実体験を交えて説明した。生徒からは専門学校と四年制大学に進学した場合の違いなどの質問が出た。生徒は園児と一緒に遊ぶ体験をして保育士の仕事に理解を深めた。 60代までの人生設計を年表に記入し、結婚やマイホーム建築など生活の転換期を見据えて就職時期や10、20年後の仕事を想像した。 市立高3年の長浜結彩さん(17)は「公立、私立など就職する園の違いも調べてみたい」と話
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障害者の避難所生活考える 富士特別支援学校で講演会
富士市の県富士特別支援学校はこのほど、講演会「みんなのいのちをつなぐ福祉避難所をつくろう!」を同校で開き、保護者と教職員、県東部の特別支援学校のPTA役員が避難所での生活への備えや心構えを学んだ。 講師を務めた福祉防災コミュニティ協会の湯井恵美子さんは、東日本大震災で知的障害者が避難所で周囲の人から退所を求められた事例を紹介。普段と違う大人数での生活への不安から知的障害者が騒ぐなどして、別の避難者との共存が困難なケースがあることを説明した。湯井さんは「障害に対する理解を得るのは保護者の仕事」と話し、地域の理解を促すために、普段から地元の防災活動に積極的に参加することを提案した。 同校PT
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1校の給食休止 富士市内の学校給食調理員感染
富士市教委は28日、市内の学校1校で複数の給食調理員の感染が判明し、同日から7月1日までの4日間、同校の給食を休止すると発表した。同市内では大半で自校調理式で給食を提供している。4日からは他校から職員の応援を得て給食を再開する。
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自動車のマフラー盗んだ疑い 富士署、無職の男を逮捕
富士署は28日、窃盗の疑いで静岡市清水区高橋4丁目、無職の男(49)を逮捕した。 逮捕容疑は4月下旬、富士市内の車両置き場で、自動車修理業者の男性(55)=裾野市=の自動車のマフラー2個(計30万円相当)を盗んだ疑い。
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吉原商店街にアート 芸術家滞在、住民と交流 まちの魅力発掘へ
芸術家が富士市の吉原商店街に短期間滞在して創作活動をする「アーティストインレジデンス」の取り組み「富士AIR」を同商店街の有志が始めた。芸術家と住民の交流によるまちの活性化を目指す。今月17日には2泊3日で滞在した2人組ダンスユニット「アグネス吉井」のトークショーが開かれ、住民が商店街を題材にした作品を共有した。 人気店「バード・オールドピザハウス」を営み、イベント企画も手掛ける田村逸兵さんらが同商店街の宿泊施設「14ゲストハウスマウントフジ」に市外のアーティストを招き、アートを身近に感じる機会創出や、まちの魅力発掘を狙う。 4月以降、既に2組が滞在し、今後も来訪の計画がある。2組目とな
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入れ墨入浴の規制陳謝 富士市議会 一般質問
富士市議会6月定例会は27日、5氏が一般質問を行った。新環境クリーンセンター(大淵)併設の「ふじかぐやの湯」で一時、入れ墨をした利用者に入浴着着用を義務付ける措置をしたことについて、高田勝環境部長は行き過ぎた規制だったことを認め、陳謝した。小池義治氏(民主連合)への答弁。 市によると、2020年に供用開始したふじかぐやの湯は、公共施設として、入れ墨のある利用者の入浴を認め、入浴着の着用を勧めている。一方で、入れ墨をした利用者に暴力団関係者と疑われる振る舞いがあるとして恐怖や不快感を訴える苦情が、「市長への手紙」で5件、同所受付に21年12月以降、60件以上あった。 市は指定管理者と相談の
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かるたでことわざ英語 子どもたち楽しく学習 富士
富士市で英語教育事業を展開するワンダーラビット・クラブは26日、「ことわざ英語かるた大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市のロゼシアターで開いた。 小学生以下の男女28人が予選会と決勝トーナメントに臨んだ。「壁に耳あり障子に目あり」や「三人寄れば文殊の知恵」などのことわざが英語で読み上げられると、出場者は聞き取った英単語が書かれた絵札を取り合った。 英語かるたは、遊びを通して英語やことわざに親しんでもらおうと、同クラブが作成した。英語を学ぶ練習会も定期開催している。
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一体感ある演奏で聴衆魅了 富士見中・高吹奏楽部が定演
富士市の富士見中・高吹奏楽部は26日、第53回定期演奏会を同市のロゼシアターで開いた。3年ぶりに一般客を受け入れ、聴衆約700人に息の合った演奏を届けた。部員31人は、第1部でバッハの「われらに平和を与えたまえ」やシベリウスの「カレリア組曲」などのクラシックを落ち着いた音色で披露した。 第2部は人気アニメやゲームの主題歌を軽快に奏でた。「マツケンサンバ2」では、聴衆が声援の代わりに「オ~レ~ オ~レ~」と書かれたメッセージカードを頭上に掲げ、一体感を演出した。
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少女誘拐容疑で逮捕 消防司令補を停職 富士市消防本部
富士市消防本部は27日、未成年者誘拐容疑で逮捕・送検され、不起訴処分となった西消防署の男性消防司令補(40)を停職6月の懲戒処分とした。 消防司令補は4月10日深夜から11日午前2時半ごろまで、県中部在住の10代後半の少女2人を誘拐したとして、裾野市立中学校教諭(35)=児童売春・児童ポルノ禁止法違反の罪で起訴=とともに逮捕・送検された。静岡地検は6月3日に不起訴処分とした。 同消防本部は独自の聞き取り調査の結果、地方公務員法に違反する信用失墜行為があったとして、懲戒処分を決めた。職務継続の意思は消防司令補に確認していないという。 栗田仁消防長は「市民からの厳しい批判を真摯(しんし)に
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富士市 新生児祝いに木玩具 6カ月健診時、地域材を使用
6カ月健診時に実施している富士市の「富士ヒノキ製玩具贈呈事業」の本年度分の配布が6月上旬から始まっている。本年度は小林木工所(同市蓼原)の歯固め用「かむかむヒノキ」を配る。 事業は同市産の木材の利活用促進を狙い、2020年度から始めた。新生児の誕生祝いを贈呈し、地域材をPRする。1600個を配布予定。 年度ごとで玩具の種類が変更され、今回のかむかむヒノキは、口に入れても安心な天然無垢(むく)材で、乳歯の生え始めの違和感を和らげる。使用後はインテリアなどに活用できる。 健診会場の同市フィランセではこのほど、健診を終えた親子がブックスタートの絵本とともに玩具を受け取った。市内の母親(41)
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事業計画案を承認 富士市シルバー人材センター総会
富士市シルバー人材センターの本年度総会がこのほど、市内で開かれ、昨年度末に創設した「女性委員会」の活動を本格始動させた女性会員の獲得など新規事業を盛り込んだ事業計画案を承認した。 会員の女性比率が3割と低迷する中、女性が働きやすい事業の確保を進める。就業機会拡大のため事務系職種を開拓し、会員を講師としたスマートフォン講習開催も目指す。 2021年度は目標の会員数1370人には及ばなかったが、前年比1人増の1237人の会員を確保。事業実績も受注5181件(前年比62件増)など契約金額、就業人員も前年を上回った。 総会で、インボイス制度導入の影響について言及した増田正之理事長は「約4千万円
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この夏はマイうちわ 富士、親子が制作体験
富士市のふじ・紙のアートミュージアムは26日、ワークショップ「うちわを作ろう!」を同所で開いた。市内の親子19人が本格的な夏を前に、オリジナルうちわ作りを楽しんだ。 参加者は画用紙に動物や自動車など好きな絵を描き、うちわの持ち手になる部分を含めて絵を切り取り、ラミネート加工した。絵の輪郭ごとに形が異なるうちわが完成し、子どもたちはあおいで出来栄えを確かめた。 クマの形のうちわを作った田子浦小2年の高橋玲渚さん(8)は「かわいいし、持ちやすく作れた。最近暑いから、これで涼しくしたい」と話した。
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フクロウやタカ大迫力 花鳥園ショー 富士中央公園に「出張」
富士宮市の富士花鳥園によるバードショーが25日、富士市の中央公園で開かれ、来園者は鳥との触れ合いを楽しんだ。 ショーは定期開催されているフリーマーケットの一画で実施された。フクロウとタカ1羽ずつが飼育員2人の間を飛び交い、腕に止まる技を披露した。来園者は地面すれすれを飛ぶ姿に見入っていた。 飼育員は、タカは人間より視力が約7倍良く、フクロウは夜行性であることを紹介した。 フクロウを腕に乗せる体験コーナーも人気を集めた。重さ約2・5キロのクロワシミミズクを乗せ、写真を撮った富士南小4年の皆倉瑞希さん(9)は「大きくてすごい迫力。腕をつかむ足の力が強かった」と驚いた。
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脱炭素生活目指せ 富士市「ゼロカーボンチャレンジ」キックオフ
富士市は25日、脱炭素に向けた市民の取り組みを促す事業「ゼロカーボンチャレンジ」のキックオフイベントを同市のイオンタウン富士南で開いた。26日まで、来場者が挑戦したい事を壁に掲示している。 同市は2050年までに二酸化炭素(CO2)実質排出ゼロの達成を目指し、21年4月に「市ゼロカーボンシティ宣言」をした。 ゼロカーボンチャレンジは環境に配慮した活動を募集し、実践する市民に抽選で省エネ家電をプレゼントする企画などを展開する。初日の式典で小長井義正市長は「皆さんが気軽に楽しく脱炭素に取り組めるように応援する」と応援を宣言し、企画をPRした。 イオンタウン富士南には、挑戦したい事を付箋に書
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笑顔でジャンプ! 富士・天間幼稚園 チアダンス教室
富士市の天間幼稚園の年長園児が24日、同市のチアダンス団体「C-STARスタジオ」のコーチからチアダンスを教わった。 園児は両手にポンポンを持ち、手をV字に上げる「ハイブイ」などの基本動作を身に付けた。 曲に合わせたダンスにも挑戦。体を大きく使ってポンポンを振り、「ピョン、ピョン、ハイ!」と声をそろえ、勢いよくジャンプした。コーチから笑顔を続ける大切さも教わった。 園児はダンスを練習して10月の運動会で保護者らに披露する。高橋咲良ちゃん(5)は「みんなで踊ると楽しい。もっと上手になりたい」と話した。 チアダンスは、芸術家や音楽家を派遣する市の「こどもアートプロジェクト」の一環で実施し
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昭和のクリームソーダ 昔懐かしのレトログラスで 富士・吉原商店街
昭和レトロブームが巻き起こる中、昭和の雰囲気がそのまま残る富士市の吉原商店街を楽しんでもらおうと、同商店街の内藤金物店と、コーヒーショップアドニスの“お向かいさん同士”が協力してレトログラスに入れた「喫茶店のクリームソーダ」(税込み500円)の販売を始めた。 クリームソーダはもともと提供していたメロン味の緑に加え、新たにストロベリー味の赤、オレンジ味の青の3色で展開。昭和の日用品人気で復刻した模様入りのグラスで同金物店で取り扱う「アデリアレトロ」に入れて提供する。 レトロ商品の売れ行きの良さや商店街を訪れる若者の姿に着目していた同金物店の内藤佑樹さん(36)が、
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専門学校との関係強化へ 富士市長「懇談の場」設置方針
富士市議会6月定例会は24日、5氏が一般質問を行った。小長井義正市長は市内の専門学校との関係強化に向けて懇談の場を設ける方針を示した。情報交換を皮切りに、学校の留置につなげる。荻田丈仁氏(新政富士)への答弁。 現在、市内には公立1校、私立4校の専門学校計5校が立地する。専門学校の届け出や助成金は県が所管するが、常葉大富士キャンパス撤退の教訓を生かし、市として独自に関係性を構築し、支援の方策を探る。 小長井市長は、各校との連携強化が「若い世代の移住定住、にぎわいづくりにとって重要」との認識を示し、各校の課題や意見を直接聞くと述べた。 同市はJR富士駅北口の再開発ビルに専門学校、JR新富士
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わくわくコーン「焼いて食べたい」 園児200本収穫 富士
富士市宮島のゆきよし幼稚園の年長園児約30人が24日、同市松本の畑で収穫のピークを迎えた高糖度トウモロコシ「富士山麓わくわくコーン」の収穫を体験した。 園児はJAふじ伊豆富士地区本部の職員から収穫方法を教わり、背丈ほどのトウモロコシ畑に入った。最初は苦労していた園児も徐々に慣れた様子で実をもぎ取っていった。 収穫したトウモロコシ計約200本の一部は預かり保育の園児に提供し、園児が家庭に持ち帰る。丸尾莉煌ちゃんは「17本も取った。焼いて食べたい」と話した。 植田美津子園長は「好き嫌いの多い園児も自分で収穫すると食べられるようになる。自然に親しむきっかけにしたい」と話した。
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製紙災害防止へ決意新た 富士
富士、富士宮両市の製紙業者らでつくる富士製紙災害防止協議会はこのほど、本年度製紙業安全大会を富士市のラ・ホール富士で開いた。全国安全週間(7月1~7日)を前に、労災事故ゼロに向けて決意を新たにした。 7月1日からの労災事故ゼロ100日運動で、昨年度の達成率が52.5%(一昨年度比17㌽増)と、平年並みに改善した事を報告した内田久稔会長は「昨年度を上回る成績を目指し、安全、衛生に十分注意して」とあいさつした。 富士労働基準監督署の担当者は、昨年管内で発生したパルプ・紙・紙加工品製造業の事故種別は、機械に巻き込まれた事故が25件で最多だったことを説明した。 年間無災害記録樹立事業所への表彰
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梅雨仕様にベンチ装飾 富士・伝法まちセン 季節の変化楽しんで
富士市の伝法地区まちづくり協議会が梅雨の時期に合わせ、地元の伝法まちづくりセンター駐車場のベンチを飾り付けて利用者を迎えている。29日~7月1日には手作りの梅ジャムなどの販売会も開く。 ベンチ近くに設置したアーチやカリンの植木に、水滴や傘、てるてる坊主などの飾りをつるした。風で揺れてきらきらと反射する様子が利用者の目を楽しませている。 まちづくり協議会は昨秋、センターの利用者が会話を楽しめるようにと木製ベンチを用意した。ハロウィーンやクリスマスなど季節の行事に合わせ、ベンチを装飾している。 販売会は協議会員や地元有志がセンター内で収穫した梅で作ったジャムの瓶詰めなどを販売するほか、地元
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花火、楽しく安全に 富士市消防が教室
富士市消防本部はこのほど、花火教室を同市の伝法保育園で開き、園児に花火の安全な遊び方を伝えた。 中央消防署の消防士ら4人が花火を人に向けない、水を入れたバケツを事前に用意するなどの注意点を指導し、「ルールを破ると火事につながる」と危険を伝えた。 園児約160人は手持ち花火を使って点火から消火までの流れを実践した。楽しんだ花火はきちんとバケツに入れ、火が消えたことを確認した。 花火教室は7月中旬までに市内の小学校や幼稚園、保育園、認定こども園計65カ所で開催する。
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振興公社解散を検討 富士市議会で小長井義正市長答弁
小長井義正市長は23日、都市公園など公共施設の指定管理などを担う外郭団体「富士市振興公社」について、解散を含めた検討をしていることを明かした。富士市議会6月定例会、吉川隆之氏(リスペクトふじ)への答弁。 同公社は1984年3月に設立され、管理委託制度による公共施設運営を担った。2007年以降は指定管理者制度に移行。現在は都市公園13カ所のほか、市交流プラザ、富士マリンプール、ラ・ホール富士、富士川ふれあいホール、富士総合運動公園などを運営する。 市は24年度以降、同公社が管理する施設の大半で、管理者選定に公募制を導入する意向。同市大淵に建設予定の総合体育館完成に伴って同運動公園もPFI事
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富士川体育館北側にスケボー場 7月にも一般開放 富士市議会答弁
富士市議会6月定例会は23日、5氏が一般質問を行った。小長井義正市長は同市木島の富士川体育館北側にある駐車場の一部をスケートボード練習場として開放する準備を進めていると明かした。早ければ7月中旬にも一般利用が可能になる。下田良秀氏(新政富士)への答弁。 練習場はヘリポート周辺の約2500平方メートルの平面。体育館で受け付けして利用する。利用時間は午前9時~午後5時を想定する。同体育館のイベントで駐車場を利用する日や、ヘリポート利用時は利用できない。安全面を考慮して小学生以下の利用には保護者同伴を条件にする。 小長井市長は開設の経緯を説明した。愛好者から練習場設置の要望が上がり東京五輪での
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富士市議会 11議案を可決
富士市議会6月定例会は22日、本会議を再開し、委員会付託された2022年度一般会計補正予算案など7議案と、追加上程した人事案4件の計11議案を原案通り可決した。
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コロナワクチン接種副反応 救済申請4件、認定1件 富士市議会
富士市議会6月定例会は22日、4氏が一般質問を行い、市の施策をただした。小長井義正市長は新型コロナウイルスワクチンの接種者から、予防接種健康被害救済制度の申請が4件あり、このうち1件が認定されたと明かした。一条義浩氏(リスペクトふじ)への答弁。 予防接種法に基づく同制度は、ワクチン接種後に医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合、市町の申請窓口に申請し、調査委員会が調査した上で県経由で国に進達する。因果関係が認定された場合、医療費や障害年金の給付を受けられる。 市によると、同制度の申請相談は26件。申請に至った4件のうち3件は審査中。接種回数は1~3回目で計57万回を越え
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富士市大淵に最終処分場計画 ゴルフ場取得 住民に説明
富士市と第3セクター「富士環境保全公社」が富士市大淵の南富士カントリークラブゴルフ場の土地を取得し、公社が第3期最終処分場を整備する計画について、大淵地区の住民向けの説明会が21日夜、大淵まちづくりセンターで開かれた。住民からは富士山麓の景観や環境、生活への影響の懸念や、将来的な最終処分場の拡大を心配する声が上がった。 説明会は地区まちづくり協議会が主催し、報道は非公開。同協議会を構成する団体の代表者ら約20人が出席した。町内会役員以外に説明するのは初めて。 計画は、市がゴルフ場の大規模太陽光発電所(メガソーラー)転用防止などを目的に約38ヘクタール、公社が15ヘクタールの土地を取得。一
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福祉団体利用者 体動かし交流 富士で大会
「福祉団体スポーツレクリエーション大会」(実行委主催)がこのほど、富士市の富士体育館で開かれ、市内の4福祉団体の利用者ら約200人が体を動かして交流を楽しんだ。 ダンスやパン取り競争など4種目に参加者全員で取り組んだ。「お宝釣り」では、号令に合わせて景品が入った袋に向かって駆け出した。出場者は釣り針を袋に引っかけようと懸命に竿(さお)を上下左右に振った。 大会には市内のボランティア団体がサポート役で参加した。利用者が好プレーを見せると、ハイタッチをして喜び合った。
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霊峰の絶景捉え 愛好家が写真展 26日まで富士
静岡県内外の写真愛好家でつくる紅陽会の第42回作品展が26日まで、富士市の道の駅「富士川楽座」で開かれている。会員12人がここ数年撮りためた富士山の写真約50点が並ぶ。 福島県の高垣誠さんの「朝光に染まる」は、空と同じ薄紫色でそびえる霊峰に朝日が差し、山頂周辺の雪が真っ赤に染まる幻想的な瞬間を捉えた。 島田市の蓬莱橋の下から富士山をのぞくような構図で撮影した影島昿さん(富士市)の「蓬莱橋より望遠」は、葛飾北斎の富嶽三十六景「深川万年橋下」のような構図が来場者の目を引いている。 今年は会員が慕う富士山写真家岡田紅陽の没後50年を迎え、岡田のモノクロ作品2点も展示している。
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古紙ではがき作り 再利用の大切さ学ぶ 富士・岩松小
古紙再生促進センター静岡地区委員会の出前授業が20日、富士市の岩松小で開かれ、4年生が古紙を使って手すきのはがき作りに挑戦した。 紙のリサイクルを啓発する事業の一環。児童は不要になったA4コピー紙を水と一緒にミキサーでかき混ぜてほぐし、型に流し込んだ。布に挟んで押しつけて水分を絞った。はがきは1日乾燥させて出来上がる。 会員企業の社員は紙を捨てる際の分別方法を説明し、古紙再生への協力を呼び掛けた。 小林紬さん(10)は「これから紙は他のごみと分けて捨てるようにする」と話した。 同委員会は本年度、市内の小学校計11校で出前授業を実施する。
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富士川水系の劇物 富原橋で最高濃度 静岡県調査
富士川水系雨畑川に高分子凝集剤が混じった汚泥が不法投棄された問題で、県は21日、富原橋付近の富士川の流水から、凝集剤成分が変化してできる劇物アクリルアミドモノマー(AAM)を比較的高濃度で検出した、と発表した。県はこの検出結果を受けて再調査したが、再びAAMを検出した。 検出したのは富士宮市と富士市にかかる富原橋付近。県が5月11日実施の調査で1リットル当たり350ナノグラムのAAMを検出した。昨年7月以降、県などが計4回実施した調査では最高で、環境省の2007年度全国調査の最大値同49ナノグラム(香川・高松港)の7倍に当たる。24日の再調査でも、同61ナノグラムを検出した。 11日の調
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海野副議長辞任へ 富士市議会
富士市議会の海野庄三副議長は21日の議会運営委員会で、開会中の6月定例会最終日の29日に辞任する意向を明らかにした。1年交代の慣例に基づく対応で、後任は同日の本会議で選出される。 議運では、任期満了などで常任、特別、議運の各委員会委員も最終本会議で改選することも決めた。 9月定例会の会期を9月9日から10月12日までの34日間とする日程案も内定した。
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盛り土独自規制8市町 足並みそろえ、抜け穴防止
市町独自の盛り土規制条例を持つ静岡県東部の8市町は、県の盛り土規制条例の施行に合わせた対応を迫られている。各市町は「“抜け穴”がないように足並みをそろえたい」と連絡を取り合う。 8市町のうち、7市町では、以前から規制基準を県より厳しい500平方メートル以上、または500立方メートル以上としてきた。各市町は県条例との二重規制にならないよう条例や施行規則の条文改正を進めている。 また、富士市は県条例に合わせ7月から、500平方メートル以上、千平方メートル未満の盛り土について、違反者の罰則を県条例と同じ2年以下の懲役、100万円以下の罰金とする。 県条例と同じ面積千平
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自民三島市支部も吉川氏に辞職勧告 静岡県連へ上申書
18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)について、同党三島市支部は21日、吉川氏に議員辞職を求める上申書を党県連に提出した。地元支部による辞職勧告は富士市富士支部に続き2例目。 矢岸克行支部長が県庁を訪れ、良知淳行県連幹事長に手渡した。矢岸支部長は「裏切られたという気持ち。支部にも抗議の電話があり、支援者に謝るしかない」と話した。細野豪志衆院議員が衆院静岡5区の支部長ポストに就く可能性を記者団に問われ「参院選がある。少し時間をおいて改めて協議する段取りになるのではないか」と述べた。
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「桜」を撮影 入賞作品、県庁で展示
静岡県さくらの会による「さくら写真コンクール」の作品展が7月1日まで、県庁で開かれている。応募作品947点の中から「桜の風景」「富士山と桜」の2部門に入賞した18点が並ぶ。 富士市の工場群の光に照らされた姿や朝日に染まる富士山を背景に咲く様子など、幻想的な写真が来場者の目を引く。最優秀の知事賞に選ばれた園田千鶴さん(沼津市)の作品は、河津町のループ橋下から撮影。ユニークな橋の形と河津桜を画面いっぱいに入れて魅力を引き出した。 コンクールは県内の桜の良さを発信する目的で、1976年から毎年開催している。県の担当者は「同じ場所で撮影していても、時間や撮影者によって桜の見せ方が違う」と見どころ
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無料の「難病患者総合相談会」 富士市連絡会、26日
富士市難病患者・家族連絡会は26日午後1時~3時半、同市富士町の市交流プラザ2階で、無料の「難病患者総合相談会」を開く。 難病に詳しい医師5人のほか、ソーシャルワーカー、保健師などの専門職が、医療や福祉、生活相談などに応じる。病名が診断されていない人にも対応する。 医療相談は神経系12人、免疫系12人、痛み6人の計30人限定。福祉相談は18人限定。 事前予約が必要。問い合わせ・申し込みは連絡会事務局<電090(8737)7952>へ。
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親子のくつろぎ空間 富士見高コミ研が企画 富士本町通りに開設
富士市の富士見高コミュニティ研究会(コミ研)が富士本町通りで開催されるイベントで、親子がくつろげる「プレイゾーン」を設ける取り組みを始めた。19日の軽トラ市で初めて開設し、来場者の好評を得た。今後、富士本町のおかみさん会が毎月開催する「楽々市」などでも設ける予定。 3月に同所で開かれた社会実験事業「エキキタテラス」に触発されたコミ研の部員が日常的にくつろぎ空間を作ろうと企画した。 岳南タクシー富士本町乗り場の一画に人工芝を敷き、輪投げやシャボン玉など遊べる道具を用意。テーブルや椅子も設けた。 部員が子どもと一緒に遊ぶ中、椅子に座って涼んだ夫婦は「座れる場所も少ないので助かった。高校生自
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富士市 生涯学習推進連が解散
富士市生涯学習推進会連合会はこのほど、解散総会を同市のロゼシアターで開いた。市内全26地区の同推進会の活動は各地区まちづくり協議会(まち協)などに引き継がれる。 青少年の健全育成に取り組む同推進会は1968年から、地域の体育祭や文化祭を開催。同連合会は1993年に発足し、市長や教育長との懇談の場を設けたり、総会を開いて各地区の結束を強めたりしてきた。 住民自治組織をスリム化する動きが市内各地区で進む中、市まちづくり協議会連合会の発足を受けて解散を決めた。今後、同推進会の行事をまち協などが主催する。 加藤〓会長は総会で「富士市のまちづくり活動の足腰を強くするための発展的解散。54年間にわ
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災害時協力体制で人員や資機材提供 市社協に富士JC
富士市社会福祉協議会と富士青年会議所(JC)はこのほど、災害時の協力体制に関する協定を締結した。大規模災害発生時、同JCは市社協の要請を受けて災害ボランティアセンターに人員を派遣し、資機材を提供する。 協定には、ボランティア活動や被災者支援に理解を深める研修をJCメンバーが平時から受ける事などを盛り込んだ。 市交流プラザで開かれた締結式で、市社協の渡辺泰明会長と同JCの稲葉大輝理事長が協定書に署名した。稲葉理事長は「有事の際は若い世代の私たちが率先して動きたい」とあいさつした。 昨年7月に市東部で発生した浸水被害では、同JCメンバーが市社協が運営するボランティアセンターの活動に参加して
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自転車1人で乗ろう 富士で教室 バランス感覚練習
富士市今井の子育て支援施設「みらいてらす」で19日、自転車教室が開かれ、市内の3~7歳の児童が補助輪なしで自転車の運転に挑戦した。 自転車にまたがった子どもたちは両足で地面を蹴って前に進む練習をしてバランス感覚をつかんだ。ハンドルを大人が支えた状態で、前を向いてペダルをこぎ続けるようにすると、約30分後には1人で真っすぐ進めるようになった子もいた。 普段は補助輪を付けている青葉台小1年の山中悠叶君(6)は「もうちょっとで乗れそう」と、手応えをつかんで喜んだ。 同教室は市が認定する子育て応援企業「はぐくむFUJIオフィシャルサポーター」のキャリアドライブ(同市)の社員が講師を務めた。
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使用済み紙おむつ 再生利用へ研究会 静岡県議会
高畑英治くらし・環境部長は使用済み紙おむつのリサイクルを推進するため、今後、県と市町による研究会を開催し、先進事例の研究や関係事業者との意見交換を行うと明らかにした。四本氏への答弁。 県は3月に策定した「第4次循環型社会形成計画」(2022~26年度)で、高齢化社会の進展とともに排出量の増加が予想される使用済み紙おむつについて、リサイクル検討の必要性に初めて言及した。 高畑部長は、富士市など県内8市町で現在、リサイクルの調査、検討が行われていると説明した。その上で、リサイクル事業の実施に向けて「(使用済み紙おむつの)回収体制や処理技術の確立、再生品利用者の確保など、解決が必要な課題がある
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詐欺の疑いで都内の男逮捕 富士宮署
富士宮署と県警捜査4課は20日、詐欺の疑いで東京都小平市小川町1丁目、塗装業の男(28)を逮捕した。 逮捕容疑は4月4日午前11時ごろ、何者かと共謀し、富士市の無職女性=当時(76)=宅に市役所や金融機関職員をかたり「健康保険のお金が2万円ほどある」などと電話をかけた後、金融機関職員になりすました受け子役の男が女性宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取った疑い。同署によると容疑者は仲間を勧誘するリクルーター役だったとみられる。
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色鉛筆で塗り絵挑戦 富士で教室 福祉の店「いっぷく」
富士市の画家河辺浩一郎さん(43)の色鉛筆体験教室が20日、同市江尾の福祉の店「Ippuku(いっぷく)」で始まった。今後、毎週月曜に同所で教室を開く予定。 いっぷくは市内の障害者施設の手作り品を販売する。店舗に訪れるきっかけを増やそうと同教室を企画した。 初回は参加者10人が大人の塗り絵に挑戦。3本の色鉛筆を使用し、手本を見ながらアジサイや南天の色付けをした。「濃い色を先に入れると元に戻せない」との助言を受け、薄い色から丁寧に色を重ねた。今後は構図やデッサンなどの練習にも取り組む予定。 絵画鑑賞が趣味という市川洋子さん(78)=中里=は「とても楽しかった。絵を描くことに憧れていた。長
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転向1年余で急成長 200V銭田(袋井) 東海高校総体・陸上
静岡県総体5位の伏兵がフィニッシュと同時に勝利を確信して拳を握った。男子200メートルの銭田は滑らかにコーナーを抜け、「周りに誰もいない。先頭だと思った」。最後まで加速し、向かい風1・6メートルの悪条件で自己新の21秒51。県タイトルにも無縁だった3年生が、一気に激戦の東海で頂点に駆け上がった。 小学校時代に地域の大会で優勝したのをきっかけに、中学で陸上競技を始めた。高校1年までは400メートルランナー。全国中学校体育大会出場など結果も出ていたが、花形の「100メートルと200メートルで勝負したかった」と、2年春に転向した。 当初はスピードの切り替えに苦労したが、今では400メートルで
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楽曲の世界観を絵本に 「ぐるぐる」発売記念 長泉でイベント
静岡県東部の飲食店関係者らでつくり地域活性化に取り組む団体「Make My Day」は19日、クラウドファンディングを活用して制作した絵本「ぐるぐる」の発売記念イベントを長泉町のウェルディ長泉で開いた。 同団体は東日本大震災の復興ボランティアに従事し、被災地の子どもたちに多くの絵本が送られた経験から絵本作りを発案。音楽ユニット「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美さん(福島県出身)が歌を書き下ろし、その世界観をイラストレーターサノユカシさん(富士市)が絵本で表現するプロジェクトに昨年から取り組んできた。 会場では絵本の販売会のほか、渡辺さんがアコースティックギターの弾き語り
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地元中・高の生演奏 全身で体感 富士市の富士一小
富士市の富士一小で17日、地元の富士見中・高の吹奏楽部と箏曲部による特別授業が行われた。4~6年生が中高生による息の合った生演奏の響きを体感した。 吹奏楽部の演奏を鑑賞した5、6年生は、人気アニメの主題歌や、ロックの名曲などの迫力ある音色に手拍子をして応えた。部員は担当楽器の特徴や音の出し方を紹介した。 代表児童が指揮棒を握り、演奏のテンポを指揮する難しさを体験した。6年の渡辺優君(11)は「(指揮台に立って)1番近くで聞いて、音が全身にぶつかった感じがした」と驚いた。 4年生は箏曲部の指導で、箏の演奏を体験し、和楽器の奥深さを味わった。 特別授業はコミュニティスクール活動として実施
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詐欺被害防止へ特製タペストリー 富士防犯協会など作成
富士署と富士防犯協会はこのほど、特殊詐欺被害防止を目的に作成した特製タペストリー計500セットを市金融機関防犯協会に寄付した。今後、市内の金融機関99店舗のATM計207台の周辺に張り出して注意喚起する。 目立つ黄色のタペストリーは大きさが縦約10センチ、横約20センチ。「いま、犯人は、あなたのお金を狙っています!お金の電話やメールがありませんか?」との文言で、振り込みや現金の引き出しの際に思いとどまる効果を期待している。 サギ電話が頻発した場合には「特殊詐欺電話多発警報・注意報発令中」の小旗を付けてさらに注意を促す。 市内で開かれた同協会総会の場で、井出清市署長が富士宮信金吉原支店長
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座談会初開催など事業計画案を承認 安協富士女性部総会
静岡県交通安全協会富士地区支部女性部の本年度総会がこのほど、富士市のロゼシアターで開かれ、新規事業として各地区の取り組みを共有する「座談会」実施などを盛り込んだ事業計画案などを承認した。 本年度事業の座談会は、コロナ禍で活動がままならないまま、本年度の新任役員が12人、2年目が14人と新たな顔ぶれが増える中、各地域の取り組みや課題を共有して活動の活性化を図るため7月に初開催する。富士山型のマスコット作りも継続し、3千個を制作して子ども安全大会や街頭指導で配布する。 稲葉やす子部長は「ここ数年思うような活動ができなかったが、互いに助け合いながら、皆さんと楽しく予定事業を実施したい」とあいさ
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初めてのスケボー恐る恐る 富士で教室、基本動作から習う
富士市の神戸まちづくりセンターでこのほど、「初心者限定スケートボード教室」が始まった。市北部の小学生から40代まで計20人が8月末までに基本から回転技までの習得を目指す。 同日は、進んで止まる基本動作を習った。講師の鈴木友啓さん(30)が「体を板の上からはみ出さないように立ち姿勢を意識して」などと助言し、参加者は膝を柔らかく使ってバランスをとるこつをすぐにつかんだ。座学の時間には公道など人通りが多い場所ではスケートボードに乗らないことを教わった。 神戸小5年の土本遥希君(10)は「体重移動の大切さが分かった。上手に曲がれるようになりたい」と話した。 教室は市生涯学習人材バンクに登録して
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まだまだ演じたい 平均73歳、8人再結集 富士で4年ぶり公演
静岡県東部の高齢者でつくる演劇集団「まだ2(まだまだ)チャレンジャー」の初公演が18日、富士市の富士川ふれあいホールで始まった。平均年齢73歳の8人が4年ぶりに結集し、はつらつとした演技で観客を引き込んだ。19日まで。 8人は富士、富士宮の両市で活動していた高齢者演劇集団「チャレンジャー」の元メンバー。結成10年の2018年に解散したが、「まだまだ挑戦し続けたい」との熱意が高まり、新たな演劇集団を発足した。 初公演の題材は、蓬莱竜太作の戯曲「まほろば」を選んだ。跡継ぎの男子に恵まれない田舎の旧家を舞台に、10~70代の4世代の女性6人が家系を絶やさないために知恵を出し合う物語。 初日の
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かまどでご飯 昔の生活を親子で体験 富士市の旧稲垣家住宅
富士市の広見公園内の県指定有形文化財「旧稲垣家住宅」で18日、昔の生活を体験する講座「かまど飯を食べよう」が開かれ、市内の親子5組がかまどで炊飯を体験した。 参加者は古民家内のかまどで火をおこし、竹筒で空気を送って火加減をこまめに調節した。子どもは煙と熱を我慢して懸命に息を吹き込んだ。 家族で縁側やいろりを囲み、炊きたてのご飯を味わった。同市の三井彩楽さん(5)と志弥君(3)のきょうだいは「炊くのが大変だったからすごくおいしい」と白米をほおばり、おかわりを求めた。 富士山かぐや姫ミュージアムの職員は、夏は涼しく冬は暖かいかやぶき屋根の構造を説明した。
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潤井川遊歩道など住民草刈り 富士
富士市の青葉町区の住民がこのほど、地元の潤井川遊歩道などで草刈りに汗を流した。 約150人が富士北まちづくりセンター付近から下流の右岸約600メートルに分散し、遊歩道の雑草を取った。堤防のり面に1メートルほど伸びた草には草刈り機や鎌を使った=写真=。同区は県との「リバーフレンドシップ」に基づき、2010年から年2回、潤井川右岸で清掃活動を実施している。新型コロナウイルス感染拡大を受けて自粛し、3年ぶりに実施した。佐野誠区長は「地域住民が力を合わせて景観維持に努めたい」と話した。
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東海高校総体 陸上競技(18日)
東海高校総体陸上第2日は18日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われ、男子棒高跳びの三浦温隼(磐田南)が4メートル80で優勝した。女子七種競技は貴家ありさ(伊豆中央)が4635点で2位に入り、同種目の県勢としては5年ぶりの全国総体出場を決めた。400メートルリレーは東海大翔洋が男子3位、女子2位で全国切符をつかんだ。女子の浜松市立も5位通過。 男子3000メートル障害は辻本桜寿(浜松開誠館)が9分4秒71で制し、男子円盤投げは藤岡広樹(浜松商)が45メートル94で頂点に立った。女子100メートルは1年の小針陽葉(富士市立)が11秒80の好記録で準優勝した。 【男子】 ▽100
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男子400リレー 深沢復帰で翔洋3位 東海高校総体・陸上
愛知勢が40秒台を連発した男子400メートルリレーで、東海大翔洋が3位に割って入った。右足首のけがにより、昨年全国総体2位の走り幅跳びは県総体で敗退した深沢が3走に復帰。「リレーに懸けてきた」と、全国切符をもぎ取った。 県は深沢不在で3位。「何としても(深沢)瑞樹を全国に連れて行く」(2走の余吾)と仲間がバトンをつないだ。深沢も東海では自分の走りが必要になるとけがの回復に努め、決勝は果敢に追い込んで40秒77の好記録につなげた。 ハイレベルな東海を勝ち抜き、全国へ勢いは増す。深沢は「みんなのおかげで全国に行ける。決勝に残りたい」と、満面の笑みを浮かべた。
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両手いっぱい ジャガイモ収穫 富士のこども園
富士市厚原のたかおかこども園の年長園児が17日、同園の畑でジャガイモの収穫を体験した。 園児はクラスごとに畑に一列に並び、素手で土を掘った。たくさんのジャガイモが見つかると「大きい」「変な形」などと喜び、園児同士で見せ合った。 森口颯大君(5)は「大きくておいしそうでしょ」と笑顔を見せ、ジャガイモを両手いっぱいに抱えた。 収穫したジャガイモは後日、給食でカレーに調理して味わう。園児は皮むきを手伝う。 収穫体験は食育の一環で、毎年実施している。2月に園児が種芋を畑に植えて、水やりなどを通して成長を観察してきた。
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キャップ150キロ 富士市社協に寄託 新富士病院
富士市大淵の新富士病院はこのほど、ペットボトルのキャップ約150キロを市社会福祉協議会に寄託した。リサイクルメーカーへの売却益の一部が開発途上国の子どものポリオワクチンに充てられる。 同病院の渡辺順平事務長らが市フィランセ内の同協議会事務局を訪れ、昨年7月から約1年間、病院で利用者から回収したものや、職員が家庭から持ち寄ったものも含め45リットルの袋30個分を寄託した。同病院は2015年ごろからエコ活動としてキャップ収集を開始した。渡辺事務長は「微力ながら活動を継続して協力したい」と話した。 渡辺泰明会長は「エコキャップ運動は子どもの発案によって広まった。活動の意義もぜひ広めていただけれ
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地元産の新茶 急須でおいしく 富士・大淵一小児童
JAふじ伊豆富士地区茶業部会大渕支部は17日、富士市の大淵一小で「新茶を楽しむ会」を開いた。5年生が急須を使って茶を入れ、地元で生産された茶を味わった。 勝亦英介さん(49)が煎茶の入れ方を指導した。1煎目と2煎目で温度を変え、お茶の甘みを味わいたい場合は湯飲みに入れて温かいぐらいの温度を目安にしてと伝えた。 急須に茶葉を入れ、湯飲みから湯を入れて1分ほど待ってから1滴も残さないように注いだ児童は「緑がきれい」と声を上げ1煎目を飲み干した。2煎目は温度を上げて茶の渋みも試した。 児童は今後、茶のPR動画を制作する。勝亦さんは「お茶を入れる所作や時間を楽しんでほしい。地元が茶産地であるこ
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4月有効求人1.32倍 ハローワーク富士管内 前月から微減
富士公共職業安定所(ハローワーク富士)がこのほど公表した富士市の4月の有効求人倍率は1・32倍で前月を0・06ポイント下回った。 有効求人数は4815人で前月比で1・0%減、前年同月比は15・8%増だった。有効求職者数は3655人で前月比は3・7%増、前年同月比で3・1%減だった。 新規求人数は前月比で4・2%増、前年同月比22・1%増の1754人、新規求職申し込み件数は前月比17・4%増、前年同月比12・6%減の850人で、新規求人倍率は前月比0・26ポイント減、前年同月比で0・58ポイント増の2・06倍だった。 新規求人を産業別に見ると、前年同月に比べ、建設業(247人)が42・8
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富士市 駅北施設「STEAMラボ」検討 市議会委で中間報告
富士市は17日、JR富士駅北口の再開発事業に合わせて市が整備する公益施設の概要を中間報告し、教科横断的な人材育成を図る「STEAM(スティーム)教育」を切り口とした「(仮称)ものづくりふじSTEAMラボ」開設を検討していることを市議会建設消防委員会協議会で示した。委員からは「無謀な賭け」などと再考を求める意見が出た。 同駅北口では地権者主体で建設する再開発ビルとは別に、市が駅隣接地に施設整備を検討している。9月までに富士駅北口都市機能整備構想案をまとめ、12月に策定する。 市は昨年10月に提示した原案で、3階建て施設の1階に公共交通乗降所とチャレンジショップ、改札口のある2階部分にブック
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児童クラブ委託先 複数選択制求める 富士市議会委員会
富士市議会福祉保健委員会は17日、放課後児童クラブを一括委託する運営法人の是正や、行政と子育て団体との連携強化を求める陳情を審査した。委託先の複数選択制の速やかな実施を求めるとの要望を市に付すことを決めた。 市内の放課後児童クラブは2020年度から5年間で順次、市内27校区45クラブを一般社団法人コドモノプラスに移行する。同法人が運営するクラブで21年度末に複数の支援員らが退職する問題が起きた。 元支援員らの団体の陳情は「児童クラブの果たすべき役割」の再検討と共有、委託先の複数選択制導入、第3者評価の中立性確保など4項目に加え、子育て団体との意見交換の場や施策への反映など2項目を求めた。
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吉川議員の辞職求め上申書提出 自民富士支部が県連に
18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)について、地元の同党富士市富士支部は17日、吉川氏に議員辞職を求める上申書を党県連に提出した。前島貞一支部長が県庁で、良知淳行県連幹事長に手渡した。 前島支部長は「無念でならない。一日も早く皆さんの前に出て謝罪するのが当然だ」と述べた。同支部の稲葉寿利幹事長は「われわれは吉川氏を信じて応援してきた。ただちに議員辞職してもらわなければ参院選にも影響する」と話した。 党県連は既に吉川氏に辞職勧告文書を送付している。
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県議選選挙区定数、検討委が合意 6月議会で改正へ
2023年春の次期県議選の議員定数や選挙区を議論する県議会選挙区等調査検討委員会(山田誠委員長)は17日、第14回会合を県庁で開き、沼津市の定数を4から3にし、定数1の清水町・長泉町を清水町1、長泉町1にする案で各会派が合意した。既に合意していた定数を68で維持することを含め、21日に薮田宏行議長に答申する。開会中の6月定例会に議員発議で定数と選挙区に関する条例改正案を提出する見込み。 前回の会合で、最大会派の自民改革会議の案に第2会派のふじのくに県民クラブが賛同。この日の会合で公明党県議団も賛同した。 昨年11月に公表された国勢調査の人口を基に選挙区定数を配分すると、沼津市1減、富士市
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富士の80代2人 カード詐取被害
富士市内で17日までに、高齢女性2人がキャッシュカードをすり替えられる被害に遭った。富士署はキャッシュカード詐欺盗事件とみて調べている。 同署によると、9日、市内の80代の女性宅に市職員をかたる人から「払いすぎているお金がある」などと電話があった。その後、女性が自宅を訪ねてきた金融機関の職員を名乗る男にキャッシュカードを渡すと、カードを入れた封筒を別の封筒にすり替えられた。女性の口座からは50万円が引き出されていた。 別の80代の女性は10日、同様の手口で自宅に来た金融機関職員を名乗る女にカードが入った封筒をすり替えられたという。この女性の口座からは20万円が引き出されていた。
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記者コラム「清流」 高校生が思う地元の課題
「映画館を作ってほしい」。富士市立高の生徒と市議の懇談の場で、口をそろえて願った生徒たちに驚いた。遊びたい盛りの10代にとって“重要課題”なのだろう。 周りの3市にはあるのに、2010年に最後の1館が閉館し、富士市は映画館のないまちになった。移動手段が限られる世代には若干さびしい空白地帯だ。 週末にはカラオケやボウリング場で高校生をよく見かけ、遊び場が全くないまちとは思わない。ただ、人口規模の割に娯楽施設が少なく、休日はつい市外に出てしまう。 映画に限らず「地元が楽しかったら遠出しないのに」というのが若者の正直な声。10代も市の長年の課題であるにぎわいの回復に注
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園庭に芝生の苗植え付け 富士リズム幼稚園
富士市伝法の富士リズム幼稚園の年長園児がこのほど、園庭の芝生化に向けて苗を植えた。 同園は県グリーンバンクの助成を受け、園庭中央部約340平方メートルを芝生にする。園児と保護者が手分けして、約50センチ間隔で土に穴を掘り、苗約1400株と肥料を埋めて手や足で踏み固めた。 芝は約2カ月間の養生期間の後、8月末ごろに生えそろう予定。滝悠誠君(5)は「みんなとサッカーして遊びたい」と期待を膨らませた。
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体と頭に刺激 J1清水が高齢者向け運動教室
J1清水エスパルスの65歳以上を対象にした運動教室「ハッピーシニアプロジェクト」がこのほど、富士市久沢のエスパルスドリームフィールド富士で開かれた。市内の11人が特別ルールを交えた競技に挑戦し、心地よく体を動かした。 参加者は両手を交差して投げるお手玉や、リレー方式で行うチーム対抗の三目並べなど多彩な競技を体験した。慣れない動きに苦戦する参加者が続出した。走ってはいけないウオーキングサッカーでは足元のボールと仲間の動きを見ながら、懸命にパスコースを探した。 松永芳美さん(76)は「簡単そうに見えて難しい動きが多く、新鮮だった」と笑顔をみせた。 同教室は高齢者の健康づくりを目的にエスパル
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富士の特徴語る交流会 29日開催
富士市の市民活動センター「コミュニティf」は29日午後7時から、市内の自慢や課題を語り合う「まるごと富士交流会」を同センターで開く。 市民活動や社会貢献に興味や関心のある富士市内在住者や企業が対象。参加者は5、6人のグループに分かれ、市の特徴や自分の活動を発表し合う。市の担当者が市民活動に活用できる補助金制度を説明する。 参加者が熱意を語って共感の輪を広げ、活動をさらに活性化しようと同センターが企画した。 オンラインでも参加可能で無料。申し込み、問い合わせは同センター<電0545(57)1221>へ。
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追加工事で予算追加 富士市立中央病院が説明
富士市立中央病院は17日、2022年度一般会計補正予算案で手術支援ロボット導入に向けた手術室拡張工事での予算追加理由について、本年度の詳細設計で既存設備の耐久性がないことが判明したと市議会福祉保健委員会で説明した。 当初予算で6千万円を計上したが、補正予算案で老朽化した空調、電気、医療ガス設備改修などの約2600万円を追加する。追加分のうち850万円は資材単価の高騰を理由に挙げた。 22年8月に改修工事に着工して11月に工事完了し、手術支援ロボットを納入、12月からトレーニングを開始し、23年2月に運用開始する。
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吉川議員「辞職勧告を」 自民富士支部、上申書提出へ
18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)について、地元の同党富士市富士支部は16日夜、緊急総務会を開き、吉川氏に議員辞職勧告を求める上申書を同党県連に提出することを決めた。 上申書では「支部党員だけでなく市民、県民、国民を裏切る行為は許せない。『議員辞職すべき』との党員、党友の声を看過できない」とした。 吉川氏の問題行動があったとされる5月27日には、富士市内で暴風雨による大規模停電や突風被害が発生していたことを挙げ、「市民の安全安心を第一にすべき時に東京の夜の街で事件を起こし、言語道断」と加えた。 前島貞一支部長は「裏切り行為に対しけ
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区割り審勧告 静岡県内8市区で分割解消 御前崎、伊豆の国、浜松
衆院選挙区画定審議会(区割り審、川人貞史会長)は16日、小選挙区定数を10増10減し「1票の格差」を是正する新たな区割り案を岸田文雄首相に勧告した。 静岡県内の8市区で選挙区の分割を解消した。御前崎市はすべての市域を3区、伊豆の国市は6区、浜松市天竜区は7区にそれぞれまとめた。4区と5区に分かれている富士市は変更せず、県内の自治体で唯一、分割の状態が残った。県内の選挙区数は8のまま変わらない。 県内で改定後の人口が最も多いのは5区の約52万2千人、最も少ないのは4区の約36万8千人。全国最小の鳥取2区との「1票の格差」は1・906倍~1・347倍となる。 分割解消は人口の少ない側を多い
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富士のほうじ茶 市役所で提供 7月中旬まで
富士のお茶振興推進協議会は、富士市役所2階ロビーと1階コンビニ店前にある給茶機2台で「富士のほうじ茶認定制度」の認定ほうじ茶を提供している。7月中旬まで約1カ月間限定。 同制度で初認定された28社55商品のうち、給茶機で対応できるほうじ茶を日替わりで出している。 コロナ下でも可能な非対面形式でブランド化を進めるほうじ茶のPRとともに、窓口手続きの待ち時間に楽しみを提供しようと企画した。 現在、認定品をまとめて取り扱う場所はないため、豊富な種類がそろうほうじ茶を試飲できる貴重な機会でもある。使用中の茶は農政課で商品名を伝えている。 同市農政課の滝浪ひかる主事は「おいしいほうじ茶を試し、
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ベビーカーの蒸れ防止、内部に送風機 ヤザキ工業(富士市)【静岡ものづくり最前線】
内部に送風機を配したシートをベビーカーの本体部分に置き、乳児の下半身から頭上に抜ける風の流れを起こすことで背中の蒸れや熱中症を予防する。あせものリスクや着替えの頻度を減らし、育児負担軽減につなげる。 奥行き約12センチ、高さ約30センチの樹脂製。座面内部のファンで、背面に施した溝に風を通す。他社の製品は身体に風を直接当てるタイプが多いという。 湯たんぽを使った実験では、約40分で表面温度が40・2度から32・1度まで下がるなど、非装着時と比べ1・5倍早く冷却できた。21・8グラムの水を含ませたガーゼは約30分で水分量が8・8グラムに減った。 シートの角度は自在に調整できるようにした。自
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川勝知事「静岡県の要望に配慮」 衆院・区割り審
川勝平太知事は16日、区割り審が新たな区割り案を勧告したことを受け、「静岡県から要望した見直しについてご配慮いただいたものと考えている」とのコメントを出した。 富士市の分割解消が見送られたことについては「引き続き課題解消に向けて働き掛けていく」とした。 静岡県は1月、県内市町長や県議会各会派の意見を踏まえ、区割り審に静岡、浜松、富士、御前崎、伊豆の国市の分割解消を求めていた。
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東部ブロックにサギ電話注意報 18日まで静岡県警
静岡県警は16日、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)にサギ電話の多発注意報を発令した。期間は18日まで。東部ブロックでは11~13日に注意報を発令したばかり。市役所職員や親族をかたる手口の特殊詐欺被害が複数確認されていて、今後も発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けている。 県警生活安全企画課によると、市役所職員を名乗り「還付金がある」「口座番号を教えてほしい」などと聞いてくる不審電話が15日、富士市で6件、富士宮市で4件あった。 富士宮市では同日、親族をかたって「郵便物が届かない」「トイレに荷物を忘れてしまった」などと現金やキャッシュカードを要求しよう
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「富士富士宮道路」期成同盟会 早期実現へ活動推進 初総会
富士市と富士宮市を結ぶ一般広域道路「富士富士宮道路」建設促進期成同盟会(会長・須藤秀忠富士宮市長)は14日、発足後初となる通常総会を富士宮市役所で開いた。両市関係者や役員に加わる国会議員らが早期実現に向け、国や県に対し、強力な要望活動を推進することを決めた。 富士富士宮道路は両市にまたがる南北交通の慢性的な渋滞の解消や東西主要幹線道路へのアクセス向上などが期待される。須藤市長は「われわれの熱意や結束の強さが国土交通省や財務省の心を動かし未来の岳南都市圏の発展に寄与する」と述べ、富士市の小長井義正市長は「総会によって富士富士宮道路を一日も早い早期実現に向け、大きな一歩を踏み出すことができるこ
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マスク、児童の意思尊重 富士市議会委 陳情に市側の所見了承
富士市議会6月定例会は16日、総務市民、産業教育の両委員会を開き、付託議案を審査した。産業教育委員会では、子どもが常時マスク着用を余儀なくされる状況の是正などを市に求める陳情を審査し、マスク使用の考え方を継続して周知するとした市側の所見を了承した。 保護者らでつくる市民団体が提出した陳情は新型コロナウイルス感染症対策が日常化する中、学校では明確な指導がないまま、子どもが自分の意思でマスクを着脱できる状況にないと指摘。意思が尊重されるよう啓発や周知などを市に求めた。 意見陳述した代表者は、マスク着脱や感染症対策を選択できるよう、多様性を認め、子どもや学校職員間でいじめや差別のないよう対応を
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広報ふじ月1回に 来年度から
富士市は、月2回発行している広報紙「広報ふじ」を来年度から月1回に削減する方針を16日の市議会総務市民委員会協議会に示した。町内会を通じて配布している広報物の削減を求める町内会連合会の意向を反映した。 現在、1回14ページ程度、ひと月28ページ程度で構成する広報ふじは変更に伴い、1回24ページ程度になるよう掲載内容を精査し、紙媒体を必要とする世帯の情報の質を維持する。 1回当たりの文書量の増大に伴い、そのほかの配布・回覧は削減に努め、市以外の団体にも削減の協力を求める。広報紙などを配布するため市内388町・区の地区委員の報償費は回数減少と重量の変更を勘案し、年度内に方針を決める。 市は
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無免許運転の疑い 男を再逮捕 静岡中央署
静岡県内外の飲食店や倉庫を狙った20代のグループによる連続窃盗事件を調べている静岡中央署など県内14署と県警捜査3課などの共同捜査班は16日、道交法違反の疑いで静岡市駿河区登呂6丁目、自称建設作業員の男(27)=窃盗、建造物侵入容疑で逮捕=を再逮捕した。 再逮捕容疑は昨年10月8日午後11時ごろ、富士市伝法で軽トラックを無免許運転した疑い。静岡中央署によると、容疑者は、窃盗グループのリーダー格の1人とみられる。同署などは富士市内でも盗みを働いたとみて、慎重に裏付け捜査を進めている。 容疑者は昨年9月中旬、窃盗グループのメンバーと共謀し山梨県身延町の飲食店に侵入して現金約130万円が入った
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伊豆の国や天竜区、分割解消か 衆院選挙区画定審議会・区割り案
衆院選挙区画定審議会が16日勧告する全国の区割り案で、静岡県内は現状8の小選挙区数の変更はないが、二つの選挙区に分かれている伊豆の国市や浜松市天竜区、御前崎市などの分割状態が解消されるかが焦点となる。 区割り審は改定に当たり、市区町村を複数の選挙区に分割しない方針を原則に掲げる。 伊豆の国市は旧伊豆長岡町が5区、旧韮山町と旧大仁町が6区。5区は県内最多の約45万8千人(昨秋の衆院選)の有権者数を抱えているため、1票の格差の観点からも有権者数を減らす方向での見直しが有力視されている。ある県内議員は「伊豆長岡が6区に組み込まれるのではないか」との見方を示す。 浜松市天竜区は、3区の旧春野町
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強盗致傷容疑の男性を釈放 静岡地検沼津支部
静岡地検沼津支部は15日、強盗致傷と住居侵入の疑いで逮捕、送検された富士市厚原、無職男性(35)を処分保留で釈放した。捜査は継続する。 男性は5月13日午前0時15分ごろ、同市松岡のアパート居室に侵入し、住人男性を脅して現金3千円を奪った上、男性を凶器で殴り、頭から出血するけがをさせたとして富士署に逮捕された。
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粘土さんと仲良くなろう 富士川第一幼稚園 素手、素足感触楽しむ
富士市の富士川第一幼稚園で14日、特別授業「こどもアートプロジェクト」が行われ、園児が素手や素足で粘土に触って、普段はできない大胆な遊びを楽しんだ。 同市の芸術家や音楽家の派遣事業の一環。元教員の細野麻樹さん=富士宮市=が講師を務め、「粘土と仲良し、粘土で仲良し」をテーマに陶芸用粘土に触る体験を提供した。 床全面にブルーシートを敷いた教室に汚れても良い格好をして集まった園児21人に、細野さんは「粘土さんと仲良くなろう」と呼び掛けた。粘土を額や頬で触れたり、足で踏んで覆ってみたりして感触や温度、においなどを感じた園児は新鮮な体験に笑顔を見せた。 自由創作で、初めは自分の好きな動物や昆虫を
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親子で植樹体験 富士市大淵
富士市大淵の市新環境クリーンセンター循環啓発棟「ふじさんエコトピア」はこのほど、植樹活動を同所森林環境創造ゾーンで実施した。市内の親子約30人が汗を流し、樹木の品種ごとの特性に理解を深めた。 参加者は、ヤマモモやユズリハなど熱帯広葉樹6種について、実がなる時期や名前の由来を教わり、気に入った1種の苗木を選んだ。「大きくなあれ」と苗木に話しかけながら丁寧に土をかぶせた。名前やイラストを描いたプレートも添えた。 ヤマモモを植えた市立伝法小2年の中島伊織さん(7)は「たくさん実ったらジャムにしたい」と話した。
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富士宮 国道469号建設促進に力 22年度通常総会
静岡、山梨両県の4市2町でつくる「国道469号建設促進期成同盟会」(会長・須藤秀忠富士宮市長)はこのほど、2022年度通常総会を富士宮市内で開いた。構成市町全ての首長や議長がそろい、国道469号(富士南麓道路)の建設促進に向け、国や両県関係機関に対する強力な要望活動の継続を誓った。 国道469号は国道246号中島インターチェンジから国道138号を経て富士山南麓地域などを横断し、国道52号に接続後、中部横断自動車道と結ぶ構想道路。両県の地域活性化や交流基盤として期待されている。会長の須藤市長はあいさつで「役員全員の出席は富士南麓周辺市町の結束の強さを表すもの。要望活動の強力な支援となる」と強
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強盗致傷容疑の男 事件数日前、恐喝か 富士署が再逮捕
富士市内のアパートで住民の男性(59)が現金を奪われ、けがをしたとされる強盗事件で、富士署は15日、事件の数日前にも同じ部屋に侵入して男性から現金を取ったとして同市厚原、無職の男(35)=強盗致傷容疑などで逮捕=を恐喝と住居侵入の疑いで再逮捕した。 再逮捕容疑は今年5月6日深夜、同市松岡のアパート1階の居室に侵入し、住民の男性から現金8千円を脅し取った疑い。 同署によると、強盗事件の捜査の中で男性の証言に基づき、裏付けを進めていた。男性は、強盗事件の時も恐喝の際にも容疑者とは面識がないと話しているという。 容疑者は5月13日未明に同じ居室に侵入し、男性から現金3千円を奪った上、けがをさ
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県議選定数 沼津1減、清水町・長泉町各1 自民案に賛同で前進
2023年春の次期静岡県議選の議員定数や選挙区を議論する県議会選挙区等調査委員会(山田誠委員長)は14日、第13回会合を県庁で開き、最大会派自民改革会議が提案している沼津市の定数を4から3に減らし、定数1の清水町・長泉町を、清水町1、長泉町1に分離する案に第2会派のふじのくに県民クラブが賛同した。第1、第2会派が一致したことで、平行線をたどっていた選挙区の議論が大きく前進した。 ふじ会派はこれまで、人口に比例して沼津市を4から3、富士市を4から5にする案を主張していた。この日の会合で同会派の委員は「1票の格差を少しでも減らせるという趣旨で自民の案に歩み寄りたい」と述べた。自民案の1票の格差
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富士高ナイン⚾園児と交流 稲木監督、野球人口拡大に力
富士市の富士高野球部が13日、野球の楽しみを伝える初の「野球交流会」を同市のなかじま保育園で開催した。三島南高で同様の活動を続けて2021年春の選抜出場を果たし、本年度富士高に赴任した稲木恵介監督と部員が、野球人口拡大を目指した取り組みとして継続を図る。 選手やマネジャー計29人が園庭で年長園児28人を迎えた。部員がキャッチボールや全力での捕球を披露した後、部員と園児がグループ別で投手や打者を体験した。 投球姿勢を伝えるため、部員は「ボールを頭の上に乗せて」と呼び掛け、園児は頭の位置からボールを的に向かって投げた。手製のひも付きテニスボールでティーバッティングも行った。園児が球を捉えて遠
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公園の遊歩道 花できれいに 富士の園児ら植栽
富士市の滝川で清掃や水質保全活動を展開する市民団体「滝川水利環境委員会」と原田幼稚園は13日、同市原田の鎧ケ淵親水公園南の遊歩道に花を植えた。 約50平方メートルの花壇にマリーゴールドとトレニアを160株ずつ植栽した。園児18人は花を傷つけないように優しくポットから取り出し、委員の指示で等間隔に並べた。 同委員会が花壇を9年ほど前に整備し、同園と花を育ててきた。同園が2023年度末で閉園することを踏まえて林利昭委員長は「今回が一緒に活動する最後かもしれない。園児には、きれいな水が流れる素晴らしい自然に愛着を持って育ってほしい」と話した。
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22日から一般質問 富士市議会
富士市議会6月定例会は22日から一般質問を行う。28日までの5日間で計23氏が登壇し、市の施策をただす。 質問者と主な内容は次の通り。 【22日】遠藤盛正(新政富士)スポーツツーリズム推進のための観光交流拠点機能の整備▽一条義浩(リスペクトふじ)新型コロナウイルスワクチンの長期的副反応への対応▽望月徹(同)差し押さえ預金口座の誤りと今後の対策▽佐野智昭(新政富士)田子の浦港のにぎわいづくり加速 【23日】下田良秀(同)スケートボード練習場設置や今後の施策▽小野由美子(同)プラスチック資源循環促進法に伴う取り組み▽吉川隆之(リスペクトふじ)外郭団体への市の関与と責任▽笠井浩(民主連合)市
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絵手紙を切手に 会員の力作並ぶ 富士で30日まで
富士市の富士絵手紙サークルによるオリジナル切手の展示会「私の絵手紙 切手になりました展」が30日まで、同市本市場の富士郵便局で開かれている。会員の絵手紙を絵柄にしたオリジナルの切手を展示している。 会員23人の力作を1点ずつ、63円切手に印刷した。タケノコやこいのぼり、ヒマワリなど、四季の題材を描いた原画と切手が並ぶ。淡い色使いのビワの実に「みんなでいつか三密で会いたいね」とメッセージを添えた作品などが利用客の目を楽しませている。 新型コロナウイルスの感染拡大以降、集会を自粛する同サークルは、会員が自宅で取り組んだ成果を互いに送り合おうと、日本郵便のフレーム切手作成サービスを利用した。西
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下着盗んだ疑いで男逮捕 富士署
富士署は14日、窃盗の疑いで富士市松岡、無職の男(49)を逮捕した。逮捕容疑は2018年6月10日午前5時ごろ、同市内のアパートのベランダから、20代の女性飲食店従業員の下着1枚を盗んだ疑い。
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富士で民間の定住推進組織 移住者、活躍するまちへ【湧水】
コロナ禍で地方の暮らしに目を向ける人が増え、移住定住促進施策は地方の自治体間で競争の様相を呈してきた。富士市では市の移住定住推進事業と連動して、仕事を通して移住者と地域の接点づくりを進める移住者らの組織が発足した。行政の促進策と、新天地での生活を充実させる民間の取り組みがかみ合い、移住者増加につながることを期待したい。 富士市は、富士山と駿河湾を望む恵まれた自然環境と首都圏まで新幹線で約1時間でアクセスできる好立地にある。移住費用の軽減を図る市補助制度などを利用した県外からの移住者は2021年度が162人と、市町別でここ数年、上位に入る。 市は補助制度のほかにも、暮らしの想像を膨らませて
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静岡空港 「水曜どうでしょう」ディレクターと提携 観光地紹介動画を制作
官民団体で構成する富士山静岡空港利用促進協議会は、北海道発の人気バラエティー番組「水曜どうでしょう」のディレクターと提携し、本県の観光資源を紹介する動画を制作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。 配信している動画は計3本。藤村忠寿、嬉野雅道両ディレクターが新千歳線を利用し、静岡空港に降り立つところからスタートする。島田市の蓬萊(ほうらい)橋や大井川鉄道、富士市の大淵笹場を訪れた様子を「水曜どうでしょう」風のコミカルな演出で伝えている。 2020年に初めて企画し、制作した6本の動画再生回数が約40万回と好評だったため、続編を作った。両ディレクターのユーチューブチャンネル「藤
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わくわくコーン収穫 富士のマックスバリュ 種まきから栽培
富士市の食料品店「マックスバリュ富士八幡町店」のスタッフが13日、同市松本のJAふじ伊豆富士営農経済センター近くの畑で同市特産の高糖度トウモロコシ「富士山麓わくわくコーン」の収穫作業に取り組んだ。 同社が地元産食材の活用を進める中、栽培段階から関わる初の取り組みとして、パートタイムで働く「コミュニティ社員」が種まきから栽培を進めてきた。JA職員と連携して約1800平方メートルの畑に約6千本を栽培する。このうち、約2500本を同日から7月初旬まで同店で販売する。 同日朝、スタッフは背丈ほどの高さに育ったトウモロコシ畑に入り、JA職員から収穫の目安を教わった。先端まで実が詰まり、伸びた絹糸が
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富士見高コミュ研 「思い」も委託販売 19日軽トラ市で開始
富士市の富士見高コミュニティ研究会は生産者や製造者の思いが込められた商品の委託販売を始める。19日に同市の富士本町通りで開かれる軽トラ市で販売する物品の依頼も募集している。11日には、部員が依頼を受けた広見町商店街にある野村金物店の野村洋子さん(81)から思い出話を聞いた。 同研究会は富士本町商店街で行われるイベントに出店し物品販売などをしている。19日の軽トラ市では「作った人の思いを伝える」をコンセプトに、部員が依頼品を理解した上で生産者の思いを伝えて販売する。自前商品のゼリー菓子「サイダーかん」の販売や、プレイゾーンでくつろぎ空間も設ける。 野村金物店は昨年末に閉店。6月末の退去期
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富士市議会開会 補正予算など14議案上程
富士市議会6月定例会が13日開会し、会期を29日までの17日間と決めた後、2022年度一般会計補正予算案など計14議案を上程した。専決処分や市道五味島岩本線の工事契約など5議案を可決・承認し、補正予算案など9議案を委員会付託した。 付託議案審査は16日に総務市民、産業教育の両委員会、17日に福祉保健、建設消防の両委員会で行う。 マスク着用に関する陳情は産業教育委員会で、放課後児童クラブの運営に関する陳情は福祉保健委員会で審査する。
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富士の井上さん 叙勲受章を市長に報告 統計調査に長年協力
4月に瑞宝単光章を受章した富士市宮島の統計調査員井上夏代さん(73)がこのほど、市役所を訪ね、小長井義正市長に喜びを語った。 井上さんは1983年から統計調査員として、国勢や工業、商業統計などに延べ92回携わった。2001年から9年間は市統計調査協力会の会長を務め、後進に経験を伝えた。 井上さんは、記入時の注意事項をまとめた付箋を用紙に貼り付けるなど、訪問前の準備を大切にしてきた。これまでの活動を振り返った井上さんは「協力してくれた人に感謝している」と話した。 小長井市長は「厳しい意見を受ける事もあっただろう。調査活動は行政に生かされる尊いもの」とたたえた。
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怒りと失望 長年の支援者も突き放す 自民離党の吉川赳氏沈黙
18歳の女性に飲酒させたなどと週刊誌に報じられた問題で自民党を離党した吉川赳衆院議員(比例東海)を巡り11日、党県連や地元の衆院静岡5区支部関係者、党員に怒りと失望が広がった。沈黙する吉川氏に対して事実関係の説明を求める声はやまず、長年の支援者でさえ「議員辞職すべきだ」と突き放した。参院選に与えるダメージを抑えるため、吉川氏が写るポスターの撤去も進んだ。 離党から一夜明けた同日午前。富士市にある吉川氏の事務所はシャッターが閉まり、静まりかえっていた。吉川氏や党の名前が書かれた看板なども見当たらなかった。 吉川氏は9日の衆院本会議を最後に公の場に姿を見せていない。県連の城内実会長(衆院静岡
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くるり、逆上がり ぼくにもできた!! 富士で親子運動教室
運動に苦手意識がある小学生対象の「親子スポーツ教室」(富士市主催)が10日夜、市立体育館で始まった。市内の児童26人が上達する喜びを味わった。 教室は11月中旬までに全6回実施し、縄跳び、鉄棒、ボール投げ、跳び箱の4種目を体験して運動の基本動作を身に付ける。 初回は、4班に分かれて2種目に挑戦した。鉄棒では、逆上がりをするため、マット上で前転と後転をして体を回転させる動きに慣れてから、鉄棒で練習した。市のスポーツ推進委員から「足を上に蹴り上げる感じ」などと助言を受け、すぐに上達する児童もいた。 補助器具無しで逆上がりができるようになった大淵一小2年の望月朱音さん(7)は「学校で友だちに
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高糖度「わくわくコーン」人気 富士川楽座、15分で売り切れ
富士市で生産されている高糖度トウモロコシ「富士山麓わくわくコーン」の収穫が始まり、11日、同市岩淵の道の駅「富士川楽座」で販売会が開かれた。当初予定していた900本は販売開始15分で売り切れ、追加分も含めて計約1600本を完売した。 販売開始前から購入を求める数十メートルの長い列ができた。販売が始まると袋入りの3本セットを次々に手にした。足りない分は収穫して運び、計約700本分を追加販売した。 1時間前に並んだ同市伝法の後藤悟さんは「甘くておいしい。ことしの初物を家族5人で分ける」と喜んだ。 富士山麓わくわくコーンは密のような甘さが特徴。農地を拡大し、ことしは7月まで計約13万本を出荷
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親子で楽しく食育 富士、静岡ガスエネリアでイベント
親子で食について学ぶイベント「第10回食育フェスタ」が11日、富士市津田の静岡ガスエネリアショールーム富士で始まった。12日まで食育体験会や、飲食物を販売するマルシェが開かれる。 初日は同市松野の「神戸醤油(しょうゆ)店」がみそ造りの体験会を開いた。参加者は蒸した大豆をビニール袋に入れてつぶし、米こうじと塩を入れて持ち帰った。約半年後にみそが完成する。 12日は同市の菓子メーカー「田子の月」が和菓子づくりの体験会を開く。 マルシェでは、常葉大社会環境学部の学生が育てた大豆を使った豆腐やみそが人気を集めた。
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放課後児童クラブの育成支援案示す 富士市子ども・子育て会議
富士市はこのほど、市役所で開かれた市子ども・子育て会議の第2回会合で、市子どもの権利条例の理念を加味した放課後児童クラブの「育成支援」の在り方案を示した。新たに「子どもの最善の利益の保障」などの視点を盛り込んだ。市内のクラブで提供する育成支援内容の基盤となるのもので、今後、修正を加えていく。 国は運営指針の中で、一人一人の発達段階を踏まえた育成支援などの展開を求め、市も運営基本方針に育成支援の方向性を示している。 県内初の同条例施行を受けて変更を加えた育成支援案は利益保障に加え、「安全・安心な居場所確保」「発達段階に応じた主体的な遊びや生活の場の提供」の計3項目を示した。 子どもの視点
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吉原祇園祭3年ぶり復活 山車行き交い、富士に熱気
富士市吉原の東海道吉原宿に初夏の到来を告げる「吉原祇園祭」が11日、吉原商店街周辺で始まった。感染症対策で規模を縮小したが、「東海一の祇園」と称される伝統行事が3年ぶりに復活し、熱気に包まれた。12日まで。 初日は同地区内6神社の氏子らが、19台の山車を吉原本町通り約1キロと周辺を引き回した。全国でも珍しい吉原独特の「吉原ひな壇型」や江戸型など個性豊かな山車が雨の中を行き交い、すれ違うたびに太鼓やおはやしの調子が上がって勇壮な音が会場に響いた。 本町1丁目の山車を先導した窪田寛之さん(39)は「3年ぶりでも仲間が集まってくれて久しぶりに会えた人もいる。できて良かった」と感慨深げに話した。
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交通遺児支援へ市社協に41万円 富士の運送2団体
富士地区貨物運送事業協同組合と県トラック協会富士支部富士運輸会は9日、富士市社会福祉協議会の交通遺児援護事業に計41万円を寄付した。交通事故で保護者を亡くした子どもに入学金や奨学金として支給される。 同組合は収益金の一部の30万円を充て、同運輸会は慈善ゴルフ大会で集めた11万円を寄せた。 市役所で開かれた贈呈式で、同組合の吉野正則理事長と、副理事長で県トラック協会の佐野寛会長が、市社協の渡辺泰明会長と森田正郁副市長に寄付金を手渡した。渡辺会長は「交通遺児の生活援助に加え、地域に見守られていると伝える事業。大切に使わせてもらう」と述べた。
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CNF拠点「磯貝ラボ」開所 富士市、東大特別教授と連携
植物由来の新素材セルロースナノファイバー(CNF)研究の第一人者とされる東京大の磯貝明特別教授(静岡市清水区出身)の研究室を兼ねた富士市CNF連携拠点「磯貝ラボ」が10日、同市大淵の県富士工業技術支援センター内に開設された。同所で開所式が開かれ、関係者が一大開発拠点への成長を願った。 ラボは同センターの協力で富士市が設置した。磯貝教授が月1回程度来訪し、CNF関連産業集積を目指す市CNFプラットフォームの加盟企業の技術相談やマッチング、セミナーなどを行う。磯貝教授の協力を得ることで発信力強化や、連携の加速を促す。 同センター内には、同センターと共同研究する民間企業が入居する「CNFラボ」
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ウクライナの避難者に支援金 富士市国際交流協
富士市国際交流協会は9日夜、ウクライナ人避難者の男性親子2人に生活支援一時金として10万円を贈った。 市交流プラザで開かれた同会の本年度総会の席上で、会長の小長井義正市長が2人に手渡した。 市内には、60代のアナトリーさんと30代のドミトロさんが首都キーウの南方の地方都市から4月末に来日し、市営住宅で生活を送っている。小長井市長は「市民の皆さんの思いの詰まったもの」と述べ、息子のドミトロさんは「ウクライナのためにたくさんのことをしてくれて、みなさんに感謝している」と話した。2人は家財道具やキッチン用品など生活環境を整えるために活用する予定という。 同協会はウクライナからの避難者支援のた
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富士の児童に下敷き贈る J1清水
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは9日、富士市内の小学生約1万3千人に提供するオリジナル下敷きを市に寄贈した。下敷きはA4サイズ。本年度施行された「市子どもの権利条例」の趣旨にクラブのマスコットキャラクター「パルちゃん」と「ピカルちゃん」のイラストを添えた。裏面は今季の所属選手を紹介している。 市役所で開かれた贈呈式で、山室晋也社長は「全ての子どもに優しい街づくりの一助になれば」とあいさつし、下敷きの拡大パネルを小長井義正市長に手渡した。小長井市長は「親しみやすいデザインで、とても良い教材になる」と謝意を述べた。 贈呈はエスパルスがファミリータウンパートナーシップ協定を結ぶ自治
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藤友会系組員らに中止命令 富士署など
富士署と静岡県警捜査4課は10日、暴力団対策法に基づき、富士市岩淵、指定暴力団山口組藤友会系、無職の組員(45)と同市伝法、無職の男性(47)に中止命令を出した。同署によると、2人は2021年7月中旬、県東部で20代の男性ら計7人に暴力団の威力を示して後援会費名目で現金を要求したとされる。2人は5月下旬に恐喝未遂の疑いで逮捕・送検され、6月10日に処分保留で釈放された。
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花手水始まる 富士・吉原宿の6神社 「祇園祭」華やかに
富士山観光交流ビューローは10日、3年ぶりに開催される富士市の東海道吉原宿の「吉原祇園祭」の6神社で、手水(ちょうず)に花を浮かべる「おてんのさん六社詣 花手水めぐり」を始めた。涼やかで華やかな演出がされた手水が12日の午後6時まで楽しめる。夜間はライトアップする。 市内の生花店3店舗が、東西約1キロの吉原商店街周辺に位置する天神社、八坂神社、山神社、八幡宮、和田八幡宮、木之元神社の6社を分担して花を生けた。各神社でそれぞれ各花店が特徴ある演出をしている。 山神社ではダリアとアジサイ、カーネーションなどが白色系と青色系、赤色系の3色に分かれて浮かぶ。水道の蛇口も活用されている。 初日か
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商店街に花手水 涼やかな演出、富士「吉原祇園祭」盛り上げ
11、12日に3年ぶりに開催される富士市の東海道吉原宿の伝統行事「吉原祇園祭」を盛り上げようと、地元の吉原商店街振興組合が9日、店の前に花を飾る「よしわら花手水(ちょうず)」を始めた。各店が花を飾る器などを工夫し、初夏らしい涼やかな演出でまち歩きの楽しみを提供する。 地元の遠藤生花店が季節の花を用意し、計約60店が各自で飾り付けている。内藤金物店は水を張った鍋にバラやユリ、キキョウを浮かべ、杉山フルーツは果物を飾る台にカーネーションなど淡い色の花を展示。市川酒店は日本酒の酒だるに花をいける準備を進める。 感染症対策などで飲食などの露店が南町公園に集約され、例年とは違った雰囲気になる店舗
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第3波除堤工事を視察 田子の浦港 富士市長ら構造など確認
富士市の小長井義正市長と関係部署などの職員が9日、津波対策として田子の浦港で工事が進む第3波除堤機能強化事業の現場を視察した。幹部や若手職員計約40人も参加した。 事業は、最大クラスの津波が発生した場合の減災を目的に、港湾内に寄せる波を抑える役割を果たす既存の第3波除堤を強化する。 小長井市長らが東西2基ある堤のうち、現在工事中の西側堤頭部に立ち、実際の工事の状況を目視。本年度中に施工完了を目指した工事の進捗(しんちょく)を確認した。 受託する建設会社の担当者は第3波除堤の構造や施工法「高圧噴射攪拌(かくはん)工法」を説明。陸から最も離れた堤頭部に詰められた土砂の深さ2~9メートルの部
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Beパレット満足93% 富士、製造業の相談最多 2021年度
富士市中小企業等振興会議の第2期最終会合が6日、市役所で開かれ、市地域産業支援センター「Beパレットふじ」の2021年度の運営状況が報告された。利用者の93%がサービスに満足と答えた。 同センターはf―Biz(エフビズ)が2020年6月末に休止後、市直営の支援機関として21年9月8日に業務を開始した。相談業務を有限責任監査法人トーマツ支援スタッフや、地域の支援機関が担う。 開業からの相談件数は159事業所の計423件で月平均60件だった。このうち訪問型支援が22件。業種は製造業が最多の26件、次いで宿泊・飲食サービス業20件だった。目的別相談件数は、販路開拓が105件、起業は100件、ビ
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富士まつり 露店は40店、飲食エリア設置 実行委が会合
7月24日に富士市の中央公園周辺で開催される「富士まつり2022」実行委員会の会合が6日、同市のロゼシアターで開かれ、中央公園内の露店が約40店出店することなど事業内容を確認した。 園内に開設するかぐや姫横丁には、飲食エリアの出入り口を1カ所設けて、入り口で体調チェックを行う。混雑時は入場制限を行う。花火大会の桟敷席も含め、食べ歩きは禁止する。例年と同様約4千発を打ち上げる花火大会は「リスタート 輝く未来を拓くまち ふじ」をテーマにした演出をする。動画投稿サイト「ユーチューブ」で動画配信する。 現在20~40代の有志で検討する次年度以降の富士まつりについて、9月に意見をまとめる。実行委に
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「富士のほうじ茶」28事業者55商品初認定 振興推進協
「富士のほうじ茶」のブランド化を目指す富士市の富士のお茶振興推進協議会は8日、本年度創設した富士のほうじ茶の認定制度で28事業者55商品を初めて認定したと発表した。認定事業者は市や同協議会主催のPR事業に参画できる。 認定制度は、同市内で生産されている幅広いほうじ茶の参画を促すことで認知度向上や品質の維持を図る目的で始めた。市内で荒茶加工された茶葉を100%使用していることが認定要件で、荒茶製造者か販売者が同協議会の会員である必要がある。 5月末に開かれた審査会で申請のあった全商品が認定された。一番茶から秋冬番茶を使用したものまでさまざまな商品がある。茶葉以外にも粉末やティーバッグなど仕
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差し押さえミス 富士市長、公表遅れなど陳謝
富士市が市税滞納者と誤って別人の預金口座を差し押さえた問題で、小長井義正市長は8日の定例会見で、あらためて当事者に謝罪し、「(調査などで)発生から1カ月弱かかってしまった。申し訳なかった」と公表が遅れたことを陳謝した。 市は4月25日に生年月日と氏名の読みが同じ別人の口座を誤って差し押さえた。身に覚えのない差し押さえに気付いた県外在住の男性が26日に市に連絡してミスが発覚。市はミス発生を5月19日に発表していた。 市担当者は、男性から経緯や再発防止策の説明を求められ、職員や金融機関への調査に時間を要したこと、男性への説明が5月19日だったと釈明した。 小長井市長は「誤って差し押さえると
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富士市 新型コロナ4回目ワクチン 22日から集団接種
富士市は8日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種の集団会場での接種を6月22日から開始すると発表した。1~3回目向けに新たに使用を開始するノババックス製ワクチンの集団接種も18日に始める。4回目の集団接種会場は市フィランセ、ロゼシアター、ふじさんエコトピアの3会場で、モデルナ製ワクチンを使用する。 ファイザー製ワクチンを使用した個別接種会場では6月6日から順次始まっている。 対象となる60歳以上には3回目の接種時期の早い順に5月31日から接種券を発送する。18歳以上の基礎疾患のある人は市ウェブサイトで申請する。副反応が少ないとされるノババックス製ワクチンは6月18、26日午後、ロゼシ
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富士市 覚醒剤摘発、静岡県内で最多 若者の啓発強化へ
富士市麻薬・覚せい剤撲滅推進協議会の本年度初会合が7日、市役所で開かれ、2021年に市内で覚醒剤取締法違反で摘発されたのは22人で、3年連続で静岡県内28警察署の中で最多だったことなどを共有した。 会合では、摘発者のうち、暴力団員が10人で現在も暴力団と薬物の強いつながりがうかがえることを示した。21年は大麻取締法違反で7人、毒劇物取締法違反で1人も摘発された。 小長井義正市長は「今も市内に薬物が流通、まん延しているとの危機感がある。若者に違法薬物の恐ろしさを伝える啓発活動が重要」とあいさつした。 会合では、市暴力団追放推進協議会の海野光由副会長が会長に再任された。11月ごろにポスター
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歯科医に懲役2年6月求刑 無免許医療行為 静岡地裁沼津支部
歯科医師免許を持たない歯科助手に医療行為をさせ、患者に診療費を水増し請求していたとして歯科医師法違反と詐欺の罪に問われた歯科医師の男(68)=沼津市上土町=と歯科助手の女(39)=富士市富士町=両被告の論告求刑公判が8日、静岡地裁沼津支部(谷本奈央裁判官)で開かれた。検察側は歯科医師の男に懲役2年6月、罰金80万円、歯科助手の女に懲役1年6月、罰金30万円を求刑した。 検察側は論告で、歯科医師の男が多額の負債を抱えて厳しい経営状況の中、主導的に犯行に及んだと指摘。「違法行為で利益を得ようとした身勝手な利欲的動機にくむべき事情はない。患者の信頼を裏切る悪質な犯行」と述べた。両被告の弁護人は「
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風営法違反の疑い マッサージ店経営の女逮捕 富士署
富士署は8日、風営法違反の疑いで韓国籍、島田市横井2丁目、マッサージ店経営の女(60)を逮捕した。逮捕容疑は2021年12月下旬、県条例で店舗型性風俗特殊営業が禁止されている富士市水戸島本町のマッサージ店「ハッピー」で、性的サービスを営んだ疑い。
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長泉の山林所有元警官「木くず受け入れ問題ない」 不法投棄事件
長泉町の造園会社が樹木の剪定(せんてい)などで出た木くずを不法投棄したとして、裾野署と静岡県警生活保安課に廃棄物処理法違反の疑いで同社社長ら3人が逮捕された事件で、投棄現場である山林の所有者で無職の男(74)=長泉町下長窪=が「木くずなら土に返るし、(受け入れても)問題ないと思った」などと話していることが7日、関係者への取材で分かった。 関係者によると、無職の男は元警察官。下長窪に広大な土地を持っているとされ、静岡県警を退職後、所有する山や土地を巡って長泉町などとトラブルになることもたびたびあったという。 同署などは山林の所有者の男とともに造園会社社長の男(53)=同町下長窪=と同社従業
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違反“やり得” 追跡限界 矢面に立つ東部市町【残土の闇 警告・伊豆山㉖/第5章 繰り返す人災③】
未舗装の細い道を進むと、木立の奥に高さ十数メートルの残土の壁が見える。今月1日、富士山麓の富士市大淵。重機を操作する作業員は、訪れた市職員を「依頼されているだけ。何も分からない」とあしらった。市職員は「捜査権限のない僕らをなめている」と怒りをこらえた。 首都圏から本県に押し寄せる残土の矢面に立ったのは県東部の市町だった。1997年に小山町が許可制と罰則を盛り込んだ県内初の土砂条例を施行すると、同様の動きは富士山麓に広がった。現在は9市町に条例がある。法制化や県の規制強化が進まない一方、2010年代以降、市町の行政処分だけが急増した。 主戦場の一つは富士市。11年の条例施行後、市内の許可事
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ワークシェア実践 ウェブ制作勉強会 富士このみ会
富士市に移住してきた女性らでワークシェアの実践に取り組む「富士このみスタイル推進協議会(このみ会)」はこのほど、ウェブ制作勉強会を同市元吉原の「みらいてらす」で始めた。 勉強会は、同会のウェブサイトに誘導するランディングページの制作を目標に6月末までに4回実施。会員が1人でウェブページを制作できる技能を習得し、ウェブサイトの制作依頼に対応できる技術を磨く。 初回の同日は、子育て中の女性5人がコード入力が不要なソフトを使って白紙の状態からページ制作を体験した。ページ上に画像や文字の配置の仕方のほか、子どもや高齢者でも操作しやすいようリンクの反応範囲を拡大する手法など具体的なスキルも学んだ。
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傷害の疑いで男逮捕 富士署
富士署は7日、傷害の疑いで富士市厚原、広告代理業の男(38)を逮捕した。逮捕容疑は5月3日午前1時半ごろ、同市内の飲食店で、店長の女性(24)に暴行を加え、軽いけがをさせた疑い。同署によると、女性は店内でのトラブルに対応していた。
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ウクライナ避難者交流会 応募低調「参加を」 静岡県内「30人程度いるはず」
ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け県内に逃れてきた避難者を支援する団体「ウクライナ希望のつばさSHIZUOKA」は12日、避難者や静岡県内在住のウクライナ人を招いた交流会を静岡市葵区で開く。ただ、6日に募集を締め切ったものの、在住者からの申し込みは2人だけだった。静岡県内には30人程度が生活しているとみられ、団体は申込期間を11日まで延長して参加を呼び掛けている。 「もともと静岡県内に住んでいる方々に情報が届いていないのかもしれない」。団体の共同代表の1人、小野田全宏県ボランティア協会理事長は懸念する。 県の外国人の住民基本台帳人口調査によると、県内には2018年末時点で11市町に1
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富士市補正予算案 16億9100万円追加 ポイント還元や給食費維持
富士市は6日、2022年度一般会計に計16億9100万円を追加する補正予算案を発表した。月額最大5千円のポイントを還元するキャッシュレス決済ポイント還元事業や、給食費物価高騰対策事業などを盛り込んだ。13日開会の市議会6月定例会に提出する。 地域経済対策として今秋の実施を予定するポイント還元事業は、市内の店でキャッシュレス決済サービスを利用して支払いをした人に支払額の20%分のポイントを付与する。ポイントは1回最大千円、ひと月最大5千円で、1カ月間の実施を目指す。14万人の利用を見込み、事務費も含めて7億2600万円を計上した。物価高に伴う給食費の値上げを防ぐ事業には小中学校や保育園など計
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物流センターで支援物資保管 富士市と五條製紙、災害協定
富士市と、同市原田の製紙メーカー「五條製紙」は6日、災害時支援協定を締結した。市役所で開かれた締結式で小長井義正市長と川口幸一郎社長が協定書を交わした。 協定は大規模災害時に、同社の五條総合物流センター(同市大淵)を緊急物資集積所補完施設として緊急支援物資を一時保管するほか、同所や緊急物資集積所である市産業交流展示場「ふじさんめっせ」での荷さばき業務に同社が協力する内容。フォークリフトなどの備品も市に貸与する。 協定書を交わした川口社長は「市民の安全に協力できないか考えてきた。今後も協力したい」と述べた。 小長井市長は「地震や豪雨災害が頻発する中、物資の保管体制が充実し安定供給につなが
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富士市議会 13日から定例会
富士市議会議会運営委員会は6日、6月定例会の会期を13~29日の17日間とする日程案を了承した。 市は2022年度一般会計補正予算案や小学校用タブレットパソコン4200台の財産取得など計16議案を提出する。 放課後児童クラブの民間委託先に複数の法人を選択できるよう求める市民団体や、マスク着用に関する多様性の周知を求める市民団体の陳情計2件も上程される。 付託議案を審査する常任委員会は16日に総務市民、産業教育の両委員会、17日に福祉保健、建設消防委員会の両委員会を開く。一般質問は22~24、27、28日の計5日間を予定する。最終本会議で議会運営委員会や常任・特別委員会の委員を改選する。
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まちづくり協議会結束へ 富士で連合会設立総会
富士市内全26地区のまちづくり協議会(まち協)で組織する「市まちづくり協議会連合会」の設立総会が5日、同市のロゼシアターで開かれた。行政要望などでの26地区の意見の取りまとめや、各地区の活動の情報共有などに取り組む。 同連合会は26地区のまち協会長が理事、副会長が会員を務める。初代連合会長に就任した斎藤清隆さん(富士南地区)は「一つの地区も取り残さず、一丸となって市内のまちづくりを活発にしていこう」とあいさつし、結束を呼び掛けた。 本年度事業計画では、各まち協の連携と活動の維持を目標に交流事業を実施することなどを決めた。 これまで定期開催されていた会長連絡会で、まち協単位での要望活動に
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太鼓と踊り練習に熱 富士・中島上区子供会 7月、祭りで披露
富士市中島の中島上区子供会がこのほど、3年ぶりに開催される地区の恒例行事「子育地蔵尊祭典」に向けて太鼓と踊りの練習を同市の中島公会堂で始めた。7月22日の本番まで男子7回、女子は4回の練習を重ね、メンバーの息をそろえる。 同祭典は、子どもの健やかな成長を祈る祭り。男子は太鼓、女子は踊りを奉納している。 太鼓を担当する男子児童7人は大半が初挑戦。ばちの握り方を教わり、披露する2曲のリズムを過去の祭りの映像で体感した。 本番は6年生2人がトラックの荷台に乗って太鼓をたたきながら町内を回り、ステージで全員で演奏する。 富士中央小6年の山田泰雅君(11)は「本番で堂々と演奏できるように集中し
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介護、育児「両立可能に」 当事者目線が市政に必要【地方議会と女性 第2章 活動の環境㊤】
各国の男女平等の度合いを測る「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本の遅れが顕著な政治分野。多様な民意を反映する意味でも、女性を含むさまざまな人材の政治参画が求められる中、県内の女性議員はなかなか増えない。女性が直面する困難は当選後も多い。現職の体験から、格差解消の糸口を探る。 「今日はどのDVDを見ようか」。富士市議の小沢映子さん(63)は、市内にある重症心身障害児者の通所施設「でら~と」から帰宅した長女元美さん(37)に尋ねた。元美さんは小沢さんが持った用紙を手で指し、お気に入りの映画を選んだ。 5期目を務める小沢さんが初当選したのは2003年。小沢さんを中心とした重度の障害児者の親たち
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「吉商本舗」惜しまれつつ閉店 富士市立高生が運営 コロナ影響、3月に
富士市の吉原商店街の空き店舗を活用した市立高ビジネス部のチャレンジショップ「吉商本舗」が3月末で約18年の店舗営業を終了した。同校によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で店舗運営が困難になったという。高校生の常設店舗運営は全国的にも珍しく、商店街関係者からは惜しむ声も上がっている。 吉商本舗は校名変更前の吉原商高時代の2004年7月に開設。実業高校の商品開発やイベント販売が活発になる中、地元のNPO法人の支援で高校生が仕入れから販売、経理など実践的に商売を学ぶ部活動として始まった。商業ビジネス部が週4日、駄菓子などを販売。生徒自らが中国で買い付けた雑貨の販売や地元店舗とのコラボ商品
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ヒツジさっぱり 親子が毛刈りを体験 富士山こどもの国
富士市の富士山こどもの国の「まきば」で5日、ヒツジの毛刈り体験が始まった。夏を迎えて暑くなる前にヒツジの“衣替え”を大勢の親子が手伝った。 初日は飼育されている5頭のうち、黒色のサフォーク種1頭の毛刈りを行った。行列をつくった子どもたちは順番に毛にはさみを入れた。ヒツジの肌を傷つけないよう慎重に作業を進めた。大人はバリカンで刈った。 三島市の山田小の前川琉玖君(10)と萌絵さん(9)きょうだいは「毛が少しベトベトでびっくりした。さっぱりして涼しく快適に過ごしてほしい」と話し、記念に刈った毛の一部を持ち帰った。 サフォーク種のほか、白色のメリノ種系統の混雑種など計
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上下水道料金改定 富士市 審議会に諮問、答申は9月見込み
富士市水道事業公共下水道事業経営審議会の本年度初会合がこのほど、市消防防災庁舎で開かれ、小長井義正市長が上下水道の料金改定について諮問した。同審議会は上下水道それぞれの料金体系や改定案を協議して9月中に答申する予定。 会合では小長井市長が、管路などの施設更新や耐震化推進が必要となる中、人口減少による厳しい経営環境での計画的な事業運営に向けて改定の検討を求めるとの諮問書を小滝勝昭会長に手渡した。 初回は水道料金改定について事務局が説明し、現行料金の周辺市町との比較や今後の管路更新予定、現行のままと、改定した場合の4パターンの収支予測を示した。上下水道を巡っては2016年4月に水道料金を改定
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小中生 剣道大会に汗 富士、3年ぶりに熱戦
岳南剣道スポーツ少年団大会が5日、富士市立体育館で開かれ、市内の10少年団に所属する小中学生146人が3年ぶりの大会で熱戦を繰り広げた。 学年と性別ごとに勝ち抜き方式の個人戦で日頃の鍛錬の成果を発揮した。 小学生は低学年の部と、高学年の部での団体戦でも対戦した。選手たちは気合のこもった声を張り上げて打ち合った。 鋭く鮮やかな技で一本をとると、会場の保護者らから大きな拍手が送られた。
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将来の仕事、何に 富士で子どもたち、大工や動画制作体験
子ども向けの職業体験イベント「きっずわーく」が5日、富士市のコワーキングスペース「ワークス富士」で開かれた。小学生以下の子どもたちがさまざまな業種の仕事に触れ、働く楽しさを味わった。 昔から子どもに人気が高い美容師や花屋のほか、動画クリエーターなど、県内の10業種の企業・個人がブースを構えた。大工のブースでは、木造家屋の骨組みを組み上げる工程に挑戦した。子どもたちは現役の大工から手ほどきを受け、先端部分などが凹凸に加工された木材を金づちを使ってはめ合わせた。 富士市水戸島の池田結喜君(5)は「きれいに家ができて楽しかった。大工さんが格好良かった」と笑った。大工の中野匡人さん(36)は「な
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アユ300匹 園児放流「大きくなってね」 富士・田宿川
富士市のいまいづみ幼稚園の年長園児約90人がこのほど、地元を流れる田宿川にアユの稚魚を放流した。作業を手伝った自動車用変速機メーカー「ジヤトコ」の社員が、園児と一緒に稚魚の成長を祈って見送った。 園児の環境意識を育む同社の地域貢献事業でことしで23回目。アルミ缶回収の収益で稚魚約300匹を購入した。これまでに約7千匹を放った。 栄町児童遊び場の川のほとりに座った園児は、稚魚が3匹ずつ入った小さなバケツを受け取った。元気に跳ねるアユに驚きながら優しく清流に放した。 園児は教員と「大きくなってね」と手を振った。浜田伸二工務部長は「アユが住むことができるきれいな川を一緒に守ろう。家族にも伝え
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丘、大淵一小に防犯カメラ寄贈 富士・マルダイ
富士市大淵の建築資材加工販売「マルダイ」はこのほど、同市の丘小と大淵一小に防犯カメラを1台ずつ寄贈した。同社社員が、丘小を訪ねて児童に設置記念の盾を贈った。 両校区にまたがる場所に位置する同社は児童が事故や犯罪に遭わないようにカメラを寄贈している。 丘小では、1年生が利用する北校舎昇降口にカメラを設置。犯罪被害防止や休み時間の児童の行動を見守る。 田中尚志校長は「児童の安全確保にとても効果的」と話し、同社の深沢邦敏事業部長に感謝状を手渡した。児童会長の井芹美稀菜さん(11)は「明るく楽しい学校生活にしていきたい」と話した。
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JAふじ伊豆 女性部、青壮年部が発足 8地区本部を設置
静岡県東部8JAが合併して発足した「JAふじ伊豆」の女性部と青壮年部の設立総代会が3日、富士市内で開かれ、女性部長に、御殿場地区本部長の福島初代さん、青壮年部長に植松稔さん(伊豆の国地区)を選任した。いずれも本部事務局を同JA生活部ふれあい組織課に置き、旧JA単位で8の地区本部を設ける。同女性部は部員数4471人で県内最大規模。地域を元気にしよう、仲間をつくろう、JA運営に参画しよう、組織強化と学習運動―の4点を本年度の活動計画に掲げ、地区本部を越えた仲間づくりやSDGsの理念を取り入れた活動を推進する。 福島部長は「食文化継承や食品ロス削減、地産地消を心掛け、未来につなげる。災害時に重要
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東京・開成中、富士に修学旅行 創設者佐野鼎の故郷、歴史文化学ぶ
全国屈指の進学校「開成学園」(東京都)の中学1年生25人が2日、修学旅行で富士市内を訪れ、同学園創設者の佐野鼎(かなえ)を育んだ歴史や文化を学んだ。同校の学生が修学旅行で市内に来訪するのは初めて。 2021年度に創立150周年を迎えた同学園は、佐野鼎の出身地である富士市と教育や文化振興に関する連携協定を締結。同年10月にはJR新富士駅前に顕彰碑を設置した。 協定の影響もあり、2泊3日の修学旅行のうち6コースに分かれて活動する2日目の日程に顕彰碑訪問を含んだ「富士の歴史・文化コース」が初めて設けられた。 1年生300人のうち25人が同コースを希望した。生徒は富士山かぐや姫ミュージアムで製
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富士山と茶畑、五感を刺激 富士・大淵笹場でツアー
富士山と茶畑の景勝地である富士市の「大淵笹場」で4日、まるごと体感ツアーが開かれた。県内外の親子35人が茶摘みや茶作り体験を通して同所の魅力を肌で感じた。 五感で茶に親しみ、景勝地の保全活動への理解を広げようと昨年度から春と秋の計2回開催している。 2組に分かれて茶園を散策した親子は大淵二丁目ささば景観保存会のメンバーに教わって新芽を手で摘んだ。 茶の天ぷらや製茶体験にも挑戦。煎茶作りでは、茶葉を中華鍋で丁寧にいって、軍手をした手でもんだ。徐々に茶のさわやかな香りが広がり、できた茶をその場で味わった。 服織西小5年山田明さん(静岡市葵区)は「最初からお茶を作れて楽しかった。自分で作っ
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バリアフリー化へ分科会 富士市公共交通協、利用回復の施策も
富士市公共交通協議会の本年度初会合がこのほど、市役所で開かれた。本年度中の「市バリアフリーマスタープラン」と「市地域公共交通利便増進実施計画」の策定に向け、二つの分科会を設置する方針などを承認した。 各分科会は協議会の6人で構成し、専門事業を検討する。 同マスタープランは、市内の鉄道駅7駅と駅周辺の建物や道路のバリアフリー化の基本方針を定める。国の方針見直しに伴って、1日の利用者が2千人を超える駅と周辺が対象となった。既に基本構想を定め、整備を進める新富士、吉原、吉原本町、富士の4駅に加え、富士川、東田子の浦、竪堀の3駅も含めて策定する。 同実施計画は新型コロナウイルスの影響で減少して
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キックバイク、元気いっぱい 富士で未就学児向け教室
未就学児を対象にしたキックバイク教室が4日、富士市の中央公園駐車場で開かれた。市内外の子ども30人が元気いっぱいにコースを走り抜けた。 幼少期から自転車に慣れる機会をつくろうと初めて開催された。 キックバイクはペダルのない自転車型の遊具。勢いよく進むための地面の蹴り方を教わった子どもたちは、橋やS字クランクのあるコースに挑戦した。ヘルメットをかぶる、ブレーキをかけて止まるなど安全運転のルールも学んだ。 主催した日本マウンテンバイク協会公認インストラクターの大塚譲さん(37)=同市=は「市内では小学4年生以下が対象の自転車教室は少ない。小さい頃から運転する楽しさを味わえば苦手意識が軽減さ
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富士市 CNF拠点新設 磯貝東大特別教授が協力
植物由来の新素材セルロースナノファイバー(CNF)の産業活用促進に向け、富士市は10日、同市の県富士工業技術支援センター内に初の活動拠点「富士市CNF連携拠点」を設置する。 CNF研究の世界的権威として知られる磯貝明東大特別教授が研究室を置き、製紙関連を含む地元企業の相談などに対応する。 同センター内には県が2019年にCNF研究開発拠点を設置済み。市は県と連携して地域企業のCNF活用を後押しする。 磯貝氏は県の官民連携組織「ふじのくにCNFフォーラム」顧問。県は10日、磯貝氏に県CNF特任アドバイザーを委嘱し、県内企業の研究開発への助言を求める。
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盗撮で教員追起訴 静岡地検
静岡地検は3日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪で、裾野市麦塚、同市立富岡中教諭の男(35)=同罪で起訴=を静岡地裁に追起訴した。 起訴状によると、被告は2019年9月5日、県内の宿泊施設で、入浴中の少女数人をビデオカメラで盗撮したとされる。 一方、地検は、静岡市内で10代の少女2人を誘拐したとする被告の未成年者誘拐容疑については不起訴処分とした。同被告と一緒に同容疑で逮捕された富士市の男性消防職員(40)も不起訴処分にした。理由は明らかにしていない。
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小物や菓子など 9施設が福産品 富士で販売
富士市の障害者施設の「福産品」を集めた展示販売会「ハートフルふじのくに アート&手作りフェア」が7日まで、同市永田町の松坂屋富士ギフトショップで開かれている。 施設利用者の活動を知ってもらおうと、就労継続支援B型事業所など九つの福祉施設の約70品目を集めた。市障害者就労機能パワーアップ事業の一環。 干支(えと)のキーホルダーや富士山型のキャンドルなど色鮮やかな雑貨から、メロンパンのラスクなどの菓子まで多彩に取りそろえている。 染め物の手ぬぐいやかばんを出品した「吉原つくし」の職員小林裕子さん(56)は「利用者がかわいらしくデザインしたので、手に取って」と話した。 2階では知的障害者向
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親子でハマる野外音楽フェス♪ 心と体に開放感【NEXTラボ】
開放的な空間で多彩なアーティストの演奏が楽しめる野外音楽フェスティバル(フェス)が、本格的なシーズンを迎えた。若者向けのイメージもあるイベントだが、近年は参加者の年齢幅が広がり、静岡県内会場でも家族連れの姿が増えている。新型コロナウイルス禍の中でも、主催者は世代を超えて愛されるフェスを目指し、子ども向け企画や過ごしやすさに配慮した運営に力を注ぐ。 増える家族連れ 過ごしやすく 5月中旬に富士市の「富士山こどもの国」で開催された「FUJI&SUN(フジ・アンド・サン)」は、子ども向けの広大な遊び場が会場。イベントとしての企画に加え、動物への餌やり体験や大型遊具の開放など、既存の設備を使った
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セルロースファイバー入り複合樹脂 エフピー化成工業(富士)プラ使用削減、強度向上【静岡ものづくり最前線】
天然植物由来のセルロースファイバーを51%以上含む複合樹脂を巴川製紙所(本社・東京都中央区)と共同開発した。紙製品として使用でき、プラスチック使用量の大幅削減につながる。リサイクル性能も高い。プラスチック資源循環促進法施行やSDGs加速で企業の対応が迫られる中、食器や雑貨、工業用品など多彩な用途で活用が見込まれる。 親水性のセルロースファイバーを疎水性の樹脂に混ぜ合わせることに各社が難航する中、水分を含ませずに攪拌(かくはん)する乾式特殊混練製法でセルロースを高い割合で配合することを可能にした。 ポリプロピレン100%に比べ、強度は最大2倍程度、耐熱性は約1・5倍、曲げ弾性率は4倍超に向
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GW人出483万人 静岡県内、本格回復ほど遠く
静岡経済研究所がまとめたゴールデンウイーク(4月29日~5月8日)の集客動向調査によると、県内観光レジャー施設や主要イベント(計254カ所)の人出は延べ483万人で、前年より22・5%増加した。新型コロナウイルス感染拡大後、3年ぶりに移動制限のない大型連休だったが、コロナ前の2019年と比べると人出は半数程度に落ち込んだままで、観光・レジャーの本格回復にほど遠い結果となった。 地域別では、首都圏からの観光客増加で東部が19年比24・6%減だったのに対し、西部は浜松まつり(浜松市)が12万3千人と大きく落ち込んだ影響で同70・3%減となり、明暗が分かれた。 期間中のイベントやレジャー施設で
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吉原祇園祭の写真募集 富士・市民活動センター「コミュニティf」
富士市の吉原商店街周辺で11、12の両日に開催される「吉原祇園祭」を盛り上げようと、市民活動センター「コミュニティf」は祇園祭の写真を募集している。「おてんのさんの思い出展」として同センター内で展示し、大切な思い出を共有する。 吉原祇園祭は350年以上の歴史があり、地元では「おてんのさん」と呼ばれて親しまれる。3年ぶりに縮小して開催されることが決まった。 毎年関連企画を実施している同センターでは、久々の開催を祝って市民の写真や歴代ポスターなどをセンター内に飾る。プロ、アマチュアは問わず、家族で撮影した写真や白黒写真、自撮り写真など多彩な作品を求めている。写真は印画紙やデータ、写真シールで
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富士市放課後児童クラブ 運営改善策30項目提示
富士市内の放課後児童クラブで支援員らの退職が相次いだ問題などを審査する市議会福祉保健委員会は2日、2度目となる閉会中の所管事務調査を行った。市は「運営や育成支援に対する認識の相違」などの課題を挙げ、今後の体制検討を目的に児童、保護者、支援員へのアンケート実施や相談窓口設置など9分野30項目に上る改善策を示した。 同市では2020年度から5年間で市内27校区45クラブを順次、民間運営に移行中。21年度末に一括運営を委託する運営本部のエリアマネジャー1人、支援員8人が方針の相違から退職し、問題が表面化した。 市は法人全体の育成支援計画がなく、育成支援の考え方や、運営体制評価人事シートの支援員
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ラジオ難聴解消 静岡放送に補助 総務省
総務省は2日、静岡放送に民放ラジオ難聴解消支援事業の補助金約3000万円の交付を決定した。 同社は、補助金を活用してFM中継局を整備する。地理的要因などでAM放送の受信環境が厳しい富士市、富士宮市と周辺地域のラジオの受信環境を改善する。8万1千世帯が対象。
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高度な測量技術体験 児童が「歩測」挑戦 富士川二小
静岡県測量設計業協会などでつくる「測量の日(6月3日)中部地区連絡協議会」の地図教室が1日、富士市の富士川二小で開かれた。4年生が地図作成に使われる高度な測量技術に触れた。 児童は江戸時代に伊能忠敬が歩いて日本地図を作成した歴史を教わり、歩幅で距離を測る「歩測」に挑戦した。自分の歩幅の平均値を測り、十数メートル先の目印までに要した歩数から距離を計算した。測量機器と比較して歩幅の正確さを競った。 機器と50センチの誤差が出た木原妃彩さん(9)は「速く正確に測れる今の技術の高さはすごい」と感心した。 国土地理院中部地方測量部の担当者は同校周辺の地図を使って、地図記号の意味を説明した。
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社会福祉センター7館→4館体制に 富士市
富士市は2日、老朽化が進む市内の社会福祉センターの存廃について、7館のうち広見荘、元町福祉センター、滝川福祉センターを廃止し、4館体制とする方針を市議会福祉保健委員会に報告した。3月の審議会答申をほぼ踏襲した。 田子浦荘、東部市民プラザ、鷹岡市民プラザ、みんなの家の4館は耐用年数を迎えるまで継続して使用する。温浴施設やカラオケ設備などは4館体制移行時から料金を徴収する。使用料は類似施設の状況を踏まえて今後検討する。 市担当者は、4館体制への移行時期について、現在の指定管理期間となる2023年度末を可能性に挙げた。
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ボトルキャップ5万個贈呈 ジヤトコエンジニアリング 富士
富士市のジヤトコエンジニアリングは1日、ペットボトルキャップ約5万3千個を市社会福祉協議会に寄贈した。同社は社内で出たごみの分別に取り組んでいる。昨春から休憩所などでキャップを回収し、社員の家庭からも募った。 キャップの売却収益は「エコキャップ推進協会」(横浜市)に贈り、ポリオワクチンの購入費などに充てられる。 同市の市フィランセで開かれた贈呈式で、同社の高星英紀事業部長は「世界の子どもたちの助けになれば」と話した。市社協の渡辺泰明会長は「共に活動の輪を広げていこう」とあいさつした。
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吉原工高野球部 富士・岳鉄駅舎きれいに
富士市の吉原工高野球部は30日、岳南電車(通称・岳鉄)吉原本町駅の駅舎を掃除した。 同部は地域貢献活動として、ことし2月から、同校生徒の多くが通学に利用する岳鉄の駅の掃除を始めた。毎回一つの駅で実施し、同駅が5カ所目。 部員12人が看板を水拭きしたほか、脚立に上って天井のクモの巣を払った。駅近くの吉原商店街の歩道に落ちているごみも拾った。 池原笙太副主将(17)は「地域の応援があって野球ができる。感謝を行動で示したい」と話した。同駅駅務係の田村久美子さん(62)は「普段できない高いところまで掃除してくれて助かった」と喜んだ。
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富士市立高生 市議と「法案」議論 模擬議会本会議へ主張磨く
富士市立高総合探究科3年生が30日、7月中旬に実施する模擬議会本会議での討論に向け、身の回りの問題を解決するために考えた「法案」を市議と意見交換した。 生徒は独自に考案した「学校施設防犯カメラ設置法案」や「同性結婚法案」など六つの法案を、賛成する与党と反対する野党の立場から考えている。意見交換では法案別に与野党に分かれ、市議に助言を求めた。 教室などに防犯カメラを設置して保護者などへの配信を求める与党側はいじめや体罰などの抑止効果を訴える戦術を明かした。市議は野党側の指摘に備え、映像流出の防止策も伝えるべきと提案した。 野党側は監視によって活動の自由が奪われるなど権利侵害を主張して廃案
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コインランドリー 窓ガラス割った疑いで男逮捕 富士署
富士署は5月31日、器物損壊の疑いで富士市中柏原新田、トラック運転手の男(33)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午後9時半ごろ、富士市鮫島のコインランドリーの窓ガラスを蹴り、割った疑い。同署によると、容疑者は知人と口論していたという。
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メガソーラー抑止へゴルフ場取得 富士市、市議に必要性強調
富士市は31日、同市大淵で営業中の南富士カントリークラブゴルフ場の敷地約38ヘクタールを3億1500万円で取得する方針を市議会産業教育委員会協議会で説明した。委員からは取得の必要性を問う質問があった。 取得を予定するのは同ゴルフ場約54・5ヘクタールの4分の3に相当する。市議会9月定例会に補正予算案を提出し、11月定例会で契約案の議決後に本契約を結ぶ。ゴルフ場は2024年途中まで営業し、同年9月までに土地が市に譲渡される予定も示された。 市は取得用地のうち約16ヘクタールを自然の復元ゾーン、約22ヘクタールを自然との共生ゾーンとするビジョンを説明。共生ゾーンは民間による活用を想定し、管理
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特殊詐欺被害防止 静岡銀行鷹岡支店に感謝状 富士署
富士署はこのほど、特殊詐欺被害防止に貢献した富士市の静岡銀行鷹岡支店の若林俊弘融資担当課長(55)と、行員の杉沢一江さん(46)に署長感謝状を贈った。 杉沢さんは4月27日、30代の男性の通帳を再発行した際に、約1カ月間、毎日2万円ほど引き出されている事を不審に思い、若林さんら上司に相談した。男性から「18億円が当たるからお金を振り込んでいる」と口座からの出金理由を聞き、同署に通報した。同署で開かれた贈呈式で、井出清市署長が2人に感謝状を手渡した。杉沢さんは「日頃から、あまり来店しない客の来店理由を気に掛けている。不審な点を見逃さなくて良かった」と話した。
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観光需要回復へ 事業計画案承認 富士のビューロー
富士市の富士山観光交流ビューローは30日、2022年度総会を同市の富士商工会議所で開き、本年度事業計画案などを承認した。 新型コロナウイルスのまん延で冷え込んだ観光需要の回復を目指すため、事業計画にはバスツアーなどの参加者に地場産品を贈るキャンペーン企画で首都圏や関西圏からの団体旅行を促す事業などを盛り込んだ。 役員改選で再任された牧田一郎理事長は「ことしは感染対策を講じた中でいかに経済活動を回復させるかという前向きな流れになる。富士地域の観光、経済を力強く復活させたい」とあいさつした。
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給食費、一般会計で計上 公会計化で富士市教委
富士市教育委員会は31日、2023年度から導入する学校給食費の公会計化について、一般会計予算で取り扱うなどの概略を市議会産業教育委員会協議会で説明した。 学校単位で徴収していた給食費と学校徴収金、PTA会費を市が一括徴収することで教職員の負担軽減や、保護者の利便性向上、徴収・管理業務の効率化を図る。 年間11回だった口座振り替えを奇数月の6回とすることで年間約400万円の経費を削減する。振り替え不能時は一律、翌月に再振り替えする。市教委学務課の職員を増員して事務処理や未納通知などを担う。 納入業者と市が契約を結んで会計処理を効率化し、生鮮食料品は従来通り各学校が発注を担う。学校給食費は
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富士の海岸でプラごみ回収 市民「美化作戦」
富士市中柏原新田の富士海岸で30日、美化作戦が展開され、市民32人がプラスチックごみなどを回収した。 市の「生物多様性ふじ戦略」のプロジェクトの一環。参加者は火ばさみを手に海岸に散らばり、食品の包装やペットボトルなどをごみ袋約50袋分集めた。流木が絡まった漁網を親子が協力して波打ち際から引き揚げた。 清掃後、富士自然観察の会の小沢緑代表が海岸周辺のアカウミガメの目撃情報を紹介し、産卵環境を守るためにごみを捨てないことの大切さを説明した。
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小林さん、植松さん 叙勲受章を報告 富士市役所
4月に瑞宝単光章を受章した元富士市消防団長の小林秀己さん(68)と元同副団長の植松正樹さん(68)がこのほど、市役所を訪ね、小長井義正市長に喜びを報告した。 1975年に入団し、団長として機能別団員制度を導入するなど団員確保に努めた小林さんは「多様な業種の団員と交流できる事が消防団の魅力」と語った。 市中部の蓼原地区を41年間担当した植松さんは周辺分団の応援に何度も駆けつけた。植松さんは「家族の支えに感謝したい」と話した。 小長井市長は「長年の尽力に感謝する」とたたえ、後進の育成に協力を求めた。
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スペシャルオリンピックス 卓球、全国目指し白熱 富士で地区大会
知的障害者のスポーツ活動などに取り組む「スペシャルオリンピックス日本・静岡」は29日、卓球競技の夏季地区大会を富士市の複合型スポーツ施設「エスプラットフジスパーク」で開いた。11月の全国大会出場を目指して腕を競った。 県内の10~40代の男子8人、女子5人がシングルスに出場した。男女計3組のグループ別に、予選は1試合3分間のリーグ戦、決勝は3セットマッチで実施した。選手は鋭いスマッシュを決めるなど練習の成果を発揮した。 大会は国際規格と同基準の卓球場で行われた。運営ボランティアや家族が観戦し、好プレーに拍手を送った。 男女1人ずつが11月に広島県で開かれる、4年に1度の全国大会に出場す
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施設の芝生をコースに 富士・田子浦荘 グラウンドゴルフ初開催
富士市川成新町の社会福祉センター「田子浦荘」はこのほど、施設南側の芝生でグラウンドゴルフ大会「田子浦荘オープン」を初開催した。 各センターで実施する「いきいき講座」の一環。施設内にある芝生の有効活用とともに、利用者の健康増進を目的に企画した。施設職員が芝刈りをしてラフやフェアウエーを整え、長短ある3コースを設けた。 参加者約20人が2ラウンドを回った。ホールポストに向けてクラブを思い切り振ってボールを飛ばし、ボールの行方に一喜一憂した。初めてクラブを握った女性は「思ったより難しい。田子浦荘でできると思わなかった」と喜んだ。酒井忠明施設長は「好評だったら継続し、新たな楽しみとして利用者の拡
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ウクライナ支援 国旗カラーの紙バンド寄付 富士の5団体
ロシアからの侵攻を受けるウクライナ支援や世界平和の思いの共有を目的に富士市の青葉台地区の市民団体など5団体が25日、同国の国旗カラーの青と黄の紙バンドで制作した大量のリボンを市に寄付した。市役所などで配布する。 紙バンドを製造する紺屋製紙が1巻50メートルの紙バンド計20巻を提供し、同地区のよつばの会、福祉推進会、若松1丁目悠容クラブ、一色友和会のメンバーや同地区のボランティアが4月下旬から約1カ月かけてリボンの制作に取り組み、計約6千個を作った。このうち約5500個を市に届けた。 同日、5団体のメンバーらが市役所を訪れ、小長井義正市長に経緯を報告した。同社の山本尊久会長は「侵略戦争が現
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青空の下、音楽堪能 地元歌手ら軽快に披露 富士・比奈公園でフェス
富士市の比奈公園で28日、音楽などを楽しむ「青空フェスティバル」が開かれた。 市立高吹奏楽部や同市出身のシンガー・ソングライター結花乃さんら4組が、青空の下で軽快な演奏や歌を披露した。地元飲食店のブースもあり、来場者は食事しながら手拍子するなど思い思いに音楽を堪能した。 新型コロナウイルスの影響で中止した恒例行事「吉永ふれあいコンサート」の代替企画。会場を屋外に変更して3年ぶりに開催した。 高橋正文実行委員長は「地域の伝統を守りたい一心で実施方法を模索した。開放的な空間で来場者に楽しんでもらえた」と話した。
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日本文化理解へ 留学生が餅つき 富士RC初開催
富士市の富士ロータリークラブ(RC)は28日、外国人留学生と餅つきやうどん作りを楽しむ日本文化の体験会を同市津田の静岡ガスエネリアショールーム富士で開いた。 日本の食文化に理解を深めてもらおうと初開催した。同市の富士山日本語学校の留学生11人全員が餅つきは初めて。徐々に粘りが出るもち米を不思議そうに見つめた。RC会員の「よいしょ」のかけ声に合わせて、きねを力いっぱい振り下ろした。 つきたての餅は、あんこときな粉を付けて味わった。バングラデシュ出身のヌルディン・パベルさん(23)は「ユニークな米の食べ方でどんな味か不安だったけれど、甘くて食感が面白い」と笑顔を見せた。
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覚醒剤使用疑い 富士署が男再逮捕
富士署は30日、覚醒剤取締法違反の疑いで富士宮市生まれ、住所不定、無職の男(43)を再逮捕した。再逮捕容疑は5月中旬から同24日までの間、静岡県内またはその周辺で覚醒剤を使用した疑い。容疑者は富士市内のパチンコ店への建造物侵入容疑で24日に逮捕、送検され、処分保留となっていた。
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富士の突風被害23棟に 床下浸水は4棟
富士市は30日、今月27日に発生した突風や大雨の被害状況を更新し、突風被害を受けた住居などが計23棟、床下浸水は計4棟になったと発表した。 突風被害の内訳は、住居が同市森下、森島、水戸島の18棟、事業所が水戸島と宮下の5棟。床下浸水は中丸と中里の民家が被害に遭った。 同市は27日午後2時時点で、突風被害は住居4棟、事業所2棟の計6棟、床下浸水3棟としていたが、その後、被害報告が増加したとみられる。
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富士市水防団に国交大臣表彰伝達 21年豪雨被害軽減に貢献
国土交通省甲府河川国道事務所はこのほど、2021年7月の豪雨災害時に被害軽減に貢献したとして富士市水防団に同年度の水防功労者国交大臣表彰を伝達した。 同水防団は、同年7月3日に市東部で発生した浸水被害の発生前後で団員延べ298人が市内各所で土のうを積む作業や、河川の警戒巡視、住民の避難誘導や避難補助に取り組み、人命の安全確保と被害軽減に貢献した。 市役所で開かれた伝達式で浜谷健太甲府河川事務所長が長橋弘孝団長に表彰状を手渡した。浜谷所長は「気候変動で豪雨が頻発する中、水防団活動がさらに重要になる。出水期を控え、体制確保に継続して取り組んでほしい」と話した。長橋団長は7月2日深夜からの動き
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富士の魅力、路地巡りで再発見 地形や歴史に感動
まちの地形などを研究する民間3団体のまち歩きイベント「ロジスリドンin富士」が28日、富士市内で開かれた。3団体の会員ら計約50人が湧水のポイントや生活や歴史を感じる路地を巡り、まちの魅力を発見した。 2020、21年に市内で予定され、その後、中止になった全国路地サミットの代替企画として実現した。東京スリバチ学会が設定した岳南コースは、岳南電車岳南富士岡駅から吉原駅までの十数キロを歩いた。水量の豊富な泉の郷親水公園のほか、吉原商店街、元吉原地区の富士塚を巡った。湧き水が出る所から広がる「スリバチ地形」を確認し、道路脇の小川や洗い場を見物した。 全国路地のまち連絡協議会(路地協)の富士川活
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富士・チリンの会、文科大臣表彰 小学校で読み聞かせ27年
本年度の「子どもの読書活動優秀実践団体」として文部科学大臣表彰を受けた富士市天間地区の読み聞かせボランティア「チリンの会」の平山寿子会長(67)がこのほど、市役所を訪れ、森田嘉幸教育長に表彰を報告した。 同会は1989年に天間幼稚園の卒園児保護者の母親で作り、96年から27年間、天間小で絵本や紙芝居の読み聞かせなどをしている。毎週金曜の朝に1~4年の全クラス、5、6年を隔週で実施する読み聞かせは5月23日時点で計874回に上る。 児童や天間小、地域への感謝を語った平山さんは「子どもが読み聞かせが大好き。コロナ禍で機会が減る学校もあるが、実施できる環境を整えていただけたら」と話した。 森
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平和の祈り、音に込め 富士でウクライナ支援演奏会
富士市の女性ネットワーク・富士は29日、「ウクライナ支援チャリティーコンサート」を同市のロゼシアターで開いた。ウクライナ出身で同国の民俗楽器「バンドゥーラ」奏者カテリーナさん(36)らが出演し、平和への祈りを音に込めた。 澄んだ音色と歌声で「翼をください」や同国民謡など計5曲を披露したカテリーナさんは「母国ではロシア軍によって日常が一瞬で奪われた。ウクライナ人は家族を守るために頑張っている」と語った。 3月に首都キーウから来日したカテリーナさんの母マリアさん(68)も国歌を歌った。マリアさんは「私たちの国は誰にも渡さない」と力を込めて聴衆に支援を訴えた。富士市内で避難生活を送る親子2人も
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参院選争点 改憲の要否を問う 有識者3氏インタビュー
ロシアのウクライナ侵攻を受け、日本国憲法で戦争放棄などを定めた9条や、有事の際に政府権限を強化する緊急事態条項新設などを巡る議論が衆院憲法審査会で活発化している。岸田文雄首相(自民党総裁)は9条改正に意欲的で、6月22日公示が有力な参院選でも争点の一つになる見通しだ。平和憲法を堅持すべきか、時代に即した形に変えるべきか-。異なる意見を持つ有識者3氏に改憲の要否について聞いた。(聞き手=社会部・瀬畠義孝) 9条の拡大解釈に懸念 弁護士・河村正史氏 ロシアがウクライナを侵攻したから「日本も憲法改正が必要だ」という理屈は乱暴だ。憲法は感情や情緒で変えるべきではない。 自衛隊は既
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企画→脚本→演技→撮影→編集… 三島舞台 若者が映画制作
三島市を拠点に映画やCM制作などを手掛ける「WACHAJACK(ワチャジャック)SHIZUOKA」は4月、地元の若者が映画制作に挑戦するワークショップを始めた。今月28~29日の2日間は、短編映画「しゃぎり」の撮影を市内で行っている。 全国各地で撮影した短編映画9本を上映する「ミラーライアーフィルムズ」とのコラボ企画。同市出身・在住の映画監督藤森圭太郎さん(37)を講師に招き、参加者が企画、脚本制作、演技、撮影、編集までの全行程を実践している。 参加者が出し合ったアイデアを基に藤森さんが脚本を手掛けた。大場川沿いや白滝公園、浅間神社で撮影し、しゃぎりの練習場面や富士山も登場する。三島の地
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富士高に全国「生徒会大賞」 部署制度導入し活性化 校則変更のルール明示 県内初 最高賞
富士市の富士高生徒会が、全国の生徒会の優れた取り組みを表彰する「生徒会大賞2022」(一般社団法人生徒会活動支援協会主催)で最高賞の大賞を県内で初めて受賞した。組織改正によるメンバーの負担軽減や校則変更手順の明示などの運営改革などが評価された。鈴木康峰会長は「有識者に評価されてうれしい。今後も新しい挑戦をしていきたい」と喜ぶ。 同生徒会は2021年度から「部署制度」を導入した。正副会長に集中する業務を分担し、生徒会本部メンバーも活躍できる仕組みに見直した。集会、総務、環境、内務、会計、広報の6部署を設け、部署長中心に業務を検討することで生徒会本部メンバーの責任感や積極性が増した。各部署に必
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かぐや姫になりませんか 富士の実行委 コンテスト出場者募集
富士市の富士まつり実行委員会は6月27日まで、「第37回かぐや姫コンテスト」の出場者を募集している。 決勝審査で選ばれた2人が同市の観光PR大使として同市内外で行われるキャンペーンや公的イベントに参加する。任期は1年間。 7月10日の非公開の一次審査で決勝審査に出場する約10人を選び、「富士まつり2022」のイベントとして7月24日に同市のロゼシアターで公開の決勝審査を行う。かぐや姫クイーンの賞金は15万円、かぐや姫は同10万円で副賞もある。参加賞や決勝審査参加賞もある。 応募資格は富士、富士宮の両市に在住在勤しているか、出身者の学生で2022年4月1日時点で18歳以上。既婚・未婚は問
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富士エキキタテラス「また来たい」97.8% 検討会アンケート
富士市のJR富士駅周辺の活性化策を模索する「富士駅北口まちなか空間活用検討会」の本年度初会合がこのほど、同市内で開かれ、4月に実施した社会実験「エキキタテラス」の来街者アンケートで「また来たい」との回答が97・8%に上ったことが報告された。 エキキタテラスは、富士本町通りなど2カ所を車両通行止めにして人工芝を敷くなどくつろぎ空間を演出。スポーツやグルメも提供した。 アンケートの回答者224人の内訳は30、40代が67%。会場までの移動手段は徒歩が40・6%、車が37・1%、自転車11・2%、電車8・9%で、おおむね「まちを歩いてもらう」という狙い通りだった。「期待していた内容」はグルメが
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富士山麓で大博覧会 29日はウルフ・アロン選手来場
富士山麓の5市町のグルメなどが集結する「富士のふもとの大博覧会2022」(富士山ネットワーク会議主催)が28日、富士市のふじさんめっせで開幕した。29日まで、各地の逸品やご当地キャラクターの共演を楽しめる。 会場には各地の有名店や市町など46ブースが並ぶ。初日はスイーツやパン、総菜、新茶や日本酒などを買い込む親子連れでにぎわった。 17店によるグルメコンテストも開かれた。唐揚げやタコスなどの香りに食欲をそそられ、来場者は各店の味を食べ比べ、気に入ったひと品に投票した。 健康をテーマにしたコーナーでは、自転車レースのバーチャル試乗などの体験を楽しんだ。 29日は、東京五輪男子柔道金メダ
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教え子千人超、塩川さん最終講義 富士市立看護専門学校
富士市立看護専門学校の創立時(1993年)から精神保健の講義を担当してきた非常勤講師塩川寿平さん(83)が26日、最終講義を行った。自身の人生を振り返りながら、「1000人を超える学生との出会いは宝物。世のために使命感を持って頑張ってほしい」と看護学生に語り掛けた。 塩川さんは幼児教育の研究者で、県立大短期大学部など数々の教育機関で講師や教授を務めた。同看護学校では2年生に年間15回の講義を行うなど計29年間、教壇に立ち続け、卒業生は千人を超えた。 妻の恵美子さんも見守る中での最終講義で、塩川さんは「ライフサイクルにおける心の発達」と題し、年を重ねる中で受け止め方に10度の変化があること
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富士地区陸上大会 記録更新狙い力走
第23回富士地区陸上競技大会(静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、富士市の富士総合運動公園陸上競技場で開かれた。県東部の小中高生、一般の約千人が大会記録の更新に挑んだ。 学年と性別ごとに100メートル走や1500メートル走などのトラック種目、走り幅跳びや砲丸投げなどのフィールド種目で日頃の練習の成果を競った。 大会は、12月に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の富士市チームの選考会を兼ねた。
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静岡県高校総体、柔道、相撲、バドミントンなど(28日)
静岡県高校総体は28日、柔道、相撲、バドミントンなどを行い、柔道団体は男子の加藤学園が5連覇を飾った。女子の藤枝順心は3年ぶりの頂点。相撲団体は飛龍が6年連続29度目の優勝を果たし、全国切符を獲得した。個人総合も連覇した桑原哲平をはじめ、全国出場権のある1~3位を飛龍勢が独占した。バドミントンダブルスの男子は地区大会1位通過の遠藤友峻、小沢勇斗組(富士見)、女子は同2位の平岡萌、平岡遥組(伊東)が優勝した。サッカーは4強が決まり、29日の準決勝は静岡学園-磐田東、藤枝明誠-藤枝東の対戦となった。
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青少年育成活動など支援 日生財団、静岡県内12団体に助成
日本生命財団はこのほど、青少年の健全育成活動に取り組む団体や、地域貢献活動を行う高齢者グループを顕彰・支援する事業の一環で、県内団体への助成金贈呈式を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。 本年度の助成が決まった県内12団体のうち10団体の代表者らが出席した。伯井穂文専務理事は「子どもの健全育成、高齢化は国が抱える大切なテーマ。みなさんの活動を応援できることをうれしく思う」と話し、日本生命保険相互会社の八木義仁静岡支店長が各団体の代表者に目録を手渡した。 助成団体を代表して「和太鼓 竜神」の玉越晶雄さんが「活力あふれる社会の実現に向けて努力していく」と決意を述べた。助成を
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町内会区長ら53人に感謝状 富士の連合会総会
富士市町内会連合会の本年度総会が27日、同市のロゼシアターで開かれ、4年以上町内会の区長などを担った53人に市長や連合会長からの感謝状が贈られた。本年度の市長感謝状は21人、連合会長感謝状は32人。来賓が見守る中で実施した贈呈式で、小長井義正市長らが、代表者の田中隆章さん(本市場1区)に市長感謝状、太田好彦さん(千鳥町区)に連合会長感謝状を手渡した。 27地区の387町内会・区の町内会・区長のうち、本年度の新任者は186人に上る。
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暴力団排除へ団結 富士市推進協理事会で決意
富士市暴力団追放推進協議会は26日、2022年度理事会を市消防防災庁舎で開き、暴力団排除へ団結する決意を新たにした。 昨年に続き、暴力団の資金源となる違法薬物の乱用や特殊詐欺被害防止を啓発するパネル展の開催などを盛り込んだ本年度事業計画を承認した。 会長の小長井義正市長は「暴力団の存在を許さない気持ちで関係機関が一体になり、市民生活を守りたい」とあいさつした。 富士署の池田潔刑事2課長は、県内で暴力団幹部の目撃情報が上がっていると、最近の情勢を解説した。
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岳鉄応援「発車メロディー」 吉原駅で自動放送開始【音源あり】
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は同社初の自動放送装置を吉原駅に整備し、発車メロディーと音声案内の放送を始めた。今泉小児童が作った応援歌と、同市出身でバンド「DATSUN320」のボーカル川口カズヒロさんの楽曲を採用した。同駅で記念セレモニーが開かれ、来場者に音声が披露された。 ※記事下の動画枠で発車メロディーが聴けます。 沿線の玄関口となる吉原駅の魅力向上のため、クラウドファンディングの支援金を活用した。発車メロディーは2曲を十数秒にアレンジし、発車時にどちらかを流す。鉄道タレント響丈さんが声を担当した音声案内は、電車到着前や注意喚起、発車時、特別列車「ナイトビュープレミアムトレイン」用
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富士で「猛烈な雨」多数被害 冠水や突風、停電も
富士市で27日、大雨や突風とみられる強風の被害が相次いだ。冠水や倒木のほか、工場や家屋の屋根が飛散し、JR富士駅周辺の広いエリアで最大1万7150戸が停電した。 市防災危機管理課によると、午前9時10分までの10分間雨量で21ミリを記録し、時間雨量に換算すると120ミリを超え、息苦しさや恐怖を感じる「猛烈な雨」が短時間で降った。 同日午後2時現在の被害は中丸と中里の民家3棟で床下浸水、県道、市道の計9路線が冠水し、臨港富士線では倒木もあった。 突風で同市宮下と水戸島の工場2棟の屋根が飛散した。被害は富士川沿いの工場から北東方向に水戸島の工場までの約1・5キロ間を一直線に並ぶ形で発生。森
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富士で突風 工場2棟、屋根飛ぶ 1人軽傷
暖かく湿った空気と寒気の影響で、静岡県内は27日、大気の状態が不安定になり、強風や大雨による被害が発生した。富士市では突風で工場や住宅の屋根などが飛ばされた。機動調査班を現地に派遣した静岡地方気象台によると、突風の強さは風速45メートルと推定されるが、突風をもたらした現象は特定できなかった。 気象台や市によると、同市の突風は午前8時半ごろ発生し、水戸島と宮下の工場計2棟の屋根が相次いで飛ばされた。同市宮下の金属加工業「双立工業」によると、被害を受けたのは縦約1・5メートル、横約14メートルの金属製の屋根材。市消防本部などによると、屋根材は走行中の乗用車2台に衝突し、運転していた男性1人がけ
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暴力団幹部らに中止命令 威力示し現金を要求
清水署と県警捜査4課は27日、暴力団対策法に基づき、富士市中野、指定暴力団稲川会大場一家幹部、無職の男(54)と富士市岩本の土木作業員の男性(43)、同市の建設作業員の男性(18)に中止命令を出した。 同署によると、幹部の男は2021年11月下旬、県東部で建設業の30代男性に対して暴力団の威力を示し、建設作業員の男性の未払い給与を名目に、現金を要求したとされる。土木作業員の男性と建設作業員の男性は、幹部が現金を要求する現場で助勢したとされる。同署は12日に恐喝未遂の疑いで幹部を逮捕していた。
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稲作、虫の影響は 富士川二小5年 田植え前に農薬効果学ぶ
富士市の富士川二小で26日、同市中之郷に拠点を持つ農薬製造・販売業「クミアイ化学」の出前教室が行われた。本年度の稲作体験に向け、5年生が稲に付く害虫の特徴や農薬の効果を学んだ。 児童は虫の繁殖の影響で病気がまん延したり、雑草の成長で稲が栄養不足になったりと、管理不足で品質や収穫量に大きな影響があることを学習した。稲の葉や穂を食べてしまうイネミズゾウムシやワタアブラムシを虫眼鏡で観察した。 同社社員は農薬の効果を説明し、「ここ10年間で世界の人口が8億人増えた。食糧確保のためには農薬を適切に使って生産の効率を上げる必要がある」と話した。 5年生は総合的な学習の一環で、6月上旬に学校近くの
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古い建物 地図でチェック 富士・吉永北地区で防災セミナー
富士市吉永北地区の町内会役員と富士建築士会の建築士がこのほど、同市の吉永二小で災害図上訓練(DIG)に取り組み、地震で倒壊の恐れがある地域の建物などをチェックした。 市と同会が主催する「DIGセミナー」の一環。訓練は南海トラフ巨大地震と阪神淡路大震災級の直下型地震、土砂災害の3パターンを想定した。参加者は町内会別に9班に分かれ、古い木造家屋の位置を地図上に示した。盛り土や切り土の場所も書き込み、被害が予想される範囲を考えた。 講師に招かれた常葉大の小村隆史准教授は「建物の耐震性の確保が防災の基本」と説明し、倒壊の危険があるブロック塀の撤去など、可能な場所からすぐに対応するよう呼び掛けた。
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「個別避難計画」作成進まず 静岡県内 福祉と危機管理連携急務
災害時に自力での避難が困難な高齢者や障害者らの避難手順をまとめた「個別避難計画」の作成について、災害対策基本法の改正で市区町村の努力義務とされてから5月で1年が経過した。近年の豪雨災害では要支援者が犠牲になる割合が6割を超えるなど、実効性のある計画作成は急務。防災と福祉の連携が鍵になるが、市町のノウハウ不足などから県内でも作成が思うように進んでいない。 県によると、要支援者名簿に掲載された人数に対する個別避難計画の作成率は、1月1日時点で8・23%。計画作成を推進する体制は、福祉や防災部局との連携を行うのが35市町中の17市町。検討中は12市町、未検討は6市町だった。 計画の作成はこれ
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デフサッカーに挑戦! 聴覚障害の子ども、楽しさ体感 富士
富士市立高でこのほど、「デフサッカー教室」が開かれ、聴覚障害のある未就園児から中学生までの約20人が人工芝グラウンドでボールを蹴る楽しさを味わった。 同教室は聴覚障害のある子どもが体を動かせる場を提供するため、昨年度から同校や静岡FIDサッカー連盟などが協力して始めた。本年度は3月までに計10回ほど開催する。 子どもたちはボールを投げたり弾ませたりと、ボールに慣れることから始め、パスやドリブルなど基本的な動きに挑戦した。得点数を競うミニゲームでは、力いっぱいゴールに蹴り込んだ。富士宮市立大宮小2年の岡村碧大君(7)は「ゴールを決められて楽しかった」と笑顔で話した。 富士市立高のサッカー
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登山事故ゼロ目標 「ルート点検、整備」 静岡県遭対協富士支部
静岡県山岳遭難防止対策協議会富士支部委員会がこのほど、市消防防災庁舎で開かれた。管内の事故ゼロを目指して登山ルートの点検や整備を実施するなど本年度の事業計画案を承認した。 同支部長の小長井義正市長は、県内の山岳遭難事故が前年比で急増し富士山が3割を占める状況を示し、「登山の感染リスクが低いと認識され、登山を楽しむ人が増えた。事故ゼロを目指して緊密に連携をしたい」とあいさつした。 本年度は愛鷹連山や野田山などで登山ルートを点検・整備するほか、注意喚起のための広報活動を展開する。例年通り市山岳遭難救助隊が富士山富士宮口登山道で始動やパトロールを実施する。 新任の委員には委嘱状が交付された。
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富士市立高とソフトバンク社 人材育成へ協働授業
富士市立高校は26日、ソフトバンク社との協働授業「AIチャレンジ」を始めた。1年生が計10回の授業を通して人工知能(AI)を活用した課題解決策を考える。 AIを使いこなせる人材育成を目指した同社の取り組み。全国のモデル校26校に静岡県内で唯一選ばれたという。 初回の同日は、同社プロジェクトチームのメンバーがAIの基本的な知識を紹介し、「AIの登場で全ての産業が再定義される。多くの会社がビジネスに詳しくAIの活用に精通した人材が求めている」とAI学習の必要性を説明した。 生徒は、実際に画像認識のアプリでAIを体験した。パソコンに付属したカメラで顔を認識させ、人物などを判定する機能を使い、
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富士・鷹岡地区フォトコン 会長賞に松原さん 3日まで作品展示
富士市の鷹岡地区まちづくり協議会主催の「鷹岡地区フォトコンテスト」の表彰式がこのほど、鷹岡まちづくりセンターで開かれ、会長賞をはじめ入賞した10人が表彰された。応募者21人の作品は6月3日まで同センター2階で展示する。 コンテストは例年、同地区のさくら祭りに合わせて実施してきたが、本年度は単独で開催し、「鷹岡地区の春」をテーマに作品を募集した。21人から43点の応募があった。 会長賞に輝いたのは同市天間の松原瑠衣さんの「ピカピカの1年生」。富士西公園(入山瀬)の満開の桜を背景にランドセルを背負った女児がはにかむ姿を捉え、母親目線の心温まる表現が評価された。遠藤晃会長は「それぞれ思いのこも
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避難計画推進へ 静岡県が富士でモデル事業 支援者確保など課題
静岡県は2021年度、個別避難計画を推進するため、富士市の森島区でモデル事業を展開した。障害者と高齢者の2例を作成し、避難を手助けする地域の支援者確保など課題が浮き彫りになった。 要支援者の状況を把握する福祉専門職や自治会などの協力を得て取り組んだ。ただ、計画作成には1人当たり最大5時間かかった。 事業に参加した相談支援専門員の斎藤陽子さん(39)は「担当する障害者から災害時の相談はある。計画作成は重要だが、普段の業務を考えると1年間でどれくらいできるか見通せない」と懸念。森島区の服部文男区長(68)は「障害者や高齢者の状態を知り、地域で関わってくれる人を地道に増やしたい」と今後を見据え
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覚醒剤使用した疑い 建設作業員を逮捕 清水署
清水署と静岡県警機動捜査隊は26日までに、覚醒剤取締法違反の疑いで富士市今泉、建設作業員の男(44)を逮捕した。 逮捕容疑は5月上旬から中旬までの間、県内などで覚醒剤を使用した疑い。
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踏切で人と電車接触 JR身延線柚木-富士間
26日午前5時50分ごろ、富士市松岡のJR身延線柚木-富士間の第2六軒屋踏切で、線路内に立ち入った高齢女性が西富士宮発の上り普通電車と接触した。富士署や同市消防本部などによると、女性は頭から出血するけがをして、市内の病院に搬送された。JR東海静岡支社によると、西富士宮-富士間の上下線で一時運転を見合わせた。上下計9本が運休または部分運休したほか、最大101分遅れ、約2250人に影響した。
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富士市 中小2DI横ばい 1~3月期 原材料高、不安のぞく
富士商工会議所がこのほどまとめた富士市の中小企業業況調査によると、2022年1~3月期の景気動向指数(DI)は主要3指標のうち、業況と売り上げが横ばい、採算は下降した。コロナ不況に加え、原油をはじめとする原材料高、ウクライナ侵攻の影響への不安がのぞく。 今期のDIは、業況がマイナス27・8(前期マイナス24・7)、売上高がマイナス12・7(同マイナス13・0)、採算がマイナス33・6(同25・4)だった。業種別では、製造業や小売業が3DIとも上昇した。一方で、サービス業は3DIとも下降した。建設業は業況は下降し、売上高は上昇と割れた。 来期予測は、サービス業は3DIとも上昇を見込んだが、
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組員に中止命令 富士宮署など
富士宮署と県警捜査4課は25日、暴力団対策法に基づき、富士市伝法、指定暴力団稲川会大場一家、建設作業員の男性組員(39)に中止命令を出した。同署によると、組員は3月下旬、知人の県東部の30代男性に対し、暴力団の威力を示して金品などの贈与を要求したとされる。
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ワクチン7635回分廃棄 富士市、使用期限切れで
富士市が25日、使用期限を迎えたモデルナ社製の新型コロナウイルスワクチン7635回分を廃棄したことが市への取材で分かった。使用期限切れによる廃棄は全国で相次いでいるという。 モデルナ社製ワクチンの使用期限について、メーカーは出荷から6カ月としている。厚生労働省は3カ月の延長を推奨し、各自治体で実質9カ月で運用されている。 市によると、廃棄したのは5月24日に使用期限だったバイアル(瓶)509本。 同市に届いた同日の使用期限のワクチンは2040本計3万600回分で4分の1に相当する。ことし2月に届いた時点で残りの使用期間は3カ月だったという。市担当者は「この入荷数を3カ月という短期間で使
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自由にお絵描き、思い出を刻む 改装の吉原まちづくりセンター
改装工事が迫った富士市の吉原まちづくりセンター(まちセン)で25日、壁などに小学生が自由に絵やメッセージを描く「大らくがき大会」が開かれた。子どもが壁や床に思い思いにクレヨンを走らせ、思い出を刻んだ。 1982年に建設された同まちセンは初の全面改装に向けて5月2日から一時閉館している。鉄骨造り2階建ての建物は柱や壁などを残し刷新されるため、改装前に子どもたちに楽しみを提供し、改装後も訪れてもらおうと企画された。 続々と訪れた児童がクレヨンや色鉛筆を片手に館内に散らばり、アニメや漫画のキャラクター、花や言葉などを描いた。ただクレヨンを塗りたくる子、歌を口ずさみながら虹を描く女子のグループも
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岳南鉄道社長に橘田氏昇格内定
岳南鉄道(富士市)は25日、専務執行役員の橘田昭氏(44)が社長に昇格する人事を内定したと発表した。6月17日の株主総会を経て正式に決まる予定。鉄道部門を担う岳南電車の社長も兼任する。 橘田氏は甲府市出身。2000年に富士急行に入社。不動産事業部課長、事業部次長代理経て2020年4月に富士急シティバス専務取締役。ことし4月からは岳南鉄道に出向し、岳南電車鉄道部長を兼務している。 岳南電車は2013年4月に経営効率化などを目的に岳南鉄道の鉄道部門を分社化して発足した。
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強盗致傷容疑 逃走の男逮捕 富士署
富士市のアパートで侵入してきた男が住人男性から現金を奪いけがをさせて逃げた事件で、富士署は25日、強盗致傷と住居侵入の疑いで富士市厚原、無職の男(35)を逮捕した。 逮捕容疑は13日午前0時15分ごろ、同市松岡のアパート1階の居室に侵入し、住人を脅して現金3千円を奪った上、部屋の外へ逃げた男性を凶器で殴り、頭から出血するけがをさせた疑い。 同署によると、就寝中に物音に気付いた男性に対し、容疑者は「借金があるだろ」などと脅した。男性は容疑者と面識がなく、借金にも心当たりがないと話しているという。
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海岸沿いの松枯れ予防へ ドローンで薬剤初散布 富士市
富士市は24日、市内の海岸沿いの松林の松枯れ被害予防のため、松くい虫防除薬剤の散布を始めた。今回は初めて小型無人機(ドローン)を導入。地上と空中から計2回ずつ散布して効果を上げる。 空中からの薬剤散布は、これまで無人ヘリコプターを使用してきたが、ドローンの採用で、さらにマツに近い高度で散布でき、薬剤のむらが減るなどの効果が期待される。 市内の駿河湾沿岸約10キロに広がる松林のうち、民家から離れた場所を空中散布の対象とし、3日間で散布を終える予定。初日は委託業者が事前にプログラミングした直径1メートルを超える大きさのドローンを飛ばし、田子の浦港西側の海岸沿いに薬剤を散布していった。6月に2
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人工芝で鬼ごっこ 生徒と園児が交流 富士市立高グラウンド活用
富士市立高の人工芝グラウンドを活用したイベント「人工芝で遊ぼう」がこのほど、同校で開かれた。生徒と未就学の子どもがグラウンドを伸び伸びと走り回り、一緒に汗を流した。 スポーツ探究科3年生40人が班に分かれ、ひな保育園の園児や地元の未就園児のリクエストで鬼ごっこや尻尾とりを企画した。園児が鬼役の生徒から夢中で逃げ回り、笑顔があふれた。ボール遊びではサッカー部員らが蹴り方を教えた。 同園の勝亦姫菜さん(5)は「(人工芝で)転んでも痛くなかった。お兄さんたちは足が速くてすごい」と笑顔を見せた。サッカー部の森翔大さん(17)は「園児が無邪気に楽しんでくれて良かった」と話した。
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核なき世界へ意志共有 富士
平和行進富士市実行委員会はこのほど、核兵器のない世界の実現を呼び掛ける集会を市役所東側の芝生広場で開いた。 市民団体のメンバーら約30人が横断幕を持って集まり、日本の核兵器禁止条約の批准や、ウクライナに侵攻するロシア軍の撤退を求める意志を共有した。実行委員長の井口大さん(33)は「核兵器の使用をちらつかせるロシアの行為はあってはならない。核の恐ろしさを一番知っている日本から平和を訴えよう」と参加者に呼び掛けた。
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富士市が団体優勝 ゴルフ静岡県都市対抗選手権
第107回静岡県都市対抗ゴルフ選手権が24日、浜松CCで行われ、団体戦は富士市連盟が優勝した。個人は55歳以上のAクラス(6276ヤード、パー72)を井出務(富士市)が制し、年齢制限のないBクラス(6842ヤード、パー72)は成田朋正(浜松市A)が頂点に立った。 ▽団体 ①富士市381(金森72、井出74、久能75、塩津79、石川81)②静岡市A387(伊藤73、松浦76、中跡77、小林77、阿部84)③浜松市A388(成田71、田中75、渋谷76、林82、沢木84) ▽個人A ①井出務(富士市)74(38、36)②原木(焼津市)74(37、37)③小久江(浅羽)74(36、38)
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遭難した女性救助 裾野と富士の市境・越前岳
23日午後8時半ごろ、裾野と富士の市境にある越前岳(1504メートル)から下山中に「動けなくなった人がいる」と先に下山した仲間から110番があった。富士署や富士市消防本部の職員が出動し、富士市桑崎の登山口「高場所入口」の南約300メートル付近で横浜市青葉区の無職の女性(87)を救助した。女性にけがはなかった。同署によると、女性は、県外の高齢者ら計22人のグループで、同日朝から日帰りの予定で登山していた。疲労で動けなくなったとみられる。
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多胎妊婦支援へ交流会 先輩ママら経験語る 富士市
富士市は21日、「多胎妊婦交流会」を同市の市フィランセで初開催した。双子などの出産を控えた母親ら4組が多胎児の出産経験のある助産師や先輩ママから経験談を聞いたり、個別に相談したりして必要な準備や心構えを学んだ。 本年度新規事業として、妊婦が多胎育児をイメージし安心して出産できる環境を整える狙い。5、9、1月の年3回開き母親や家族の交流にもつなげる。 双子の姉妹の育児をしてきた菜桜助産所(同市宮島)の助産師堀田久美さんは「多くの乳児に同時対応する経験もあるが、24時間365日は想像以上で3年間はほぼ記憶がない。3歳ごろからは2人で遊んでくれる良さもあった」と話した。早めに準備する、家族以
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ディアナ号史 日本遺産に 富士市日ロ友好協 市に登録手続き要望
富士市日ロ友好協会は23日、幕末のロシア船ディアナ号に関連する史実を、文化庁の「日本遺産」に登録する手続きを進めるよう求める要望書を富士市に提出した。 プチャーチン率いるディアナ号は幕末に下田港を訪れた際、安政大地震の津波に遭って損傷した。修理のため戸田港へ向かう中で嵐に見舞われ、富士市宮島沖で沈没したとされる。500人に上る乗組員を同市の漁民が救助し、その後の条約調印や日本初の洋式船「戸田号」建造につながった。 要望書では、人命救助に全力を投じた郷土の偉業を後世に伝える重要性を訴えたほか、江戸末期に県東部で人道的活動や開国への歩みが記されたことは日本遺産にふさわしいとし、沼津市や下田市
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鳥獣保護功労5人に感謝状 環境省表彰、静岡県が伝達
静岡県はこのほど、環境省の「愛鳥週間野生生物保護功労者表彰」を受けた県内在住の受賞者に表彰状を伝達した。 県猟友会長の金沢俊二郎さん(79)=静岡市清水区=が林野庁長官感謝状を受けた。県内の林野庁長官感謝状受賞者は9年ぶり。金沢さんは27年間にわたり、違法な捕獲の取り締まりや狩猟者への安全指導などに取り組んだ点が評価された。 いずれも県鳥獣保護管理員の藤井建彦さん(68)=下田市=、岩堀博行さん(72)=吉田町=、勝間田栄さん(76)=小山町=、山本誠次さん(49)=富士市=の4人が環境省自然環境局長感謝状を受けた。 伝達式を県庁で開き、県くらし・環境部の高畑英治部長が受賞者に感謝状を
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恐喝未遂容疑で2人逮捕 富士署と県警4課
富士署と県警捜査4課は23日、恐喝未遂の疑いで静岡市葵区建穂2丁目、無職の男(47)、富士市岩淵、会社員の男(45)の両容疑者を逮捕した。2人の逮捕容疑は2021年7月中旬、県東部の飲食店で「会費を1万円に上げる。世話になってんだろ」などと20代男性を脅し、後援会費名目で現金を脅し取ろうとした疑い。
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閉店片付け、地域で協力 富士の市民団体 高齢店主の負担軽減
富士市の市民団体「FujiことはじめSASAERU(ささえる)」が、昨年末に閉店した広見商店街の「野村金物店」(同市広見本町)に残った商品の片付け作業に協力している。高齢な店主の負担となる閉店業務を地域で担おうと、高校生による販売展開を企画するほか、商品を買い取ってくれる市民団体などを募っている。 野村金物店は1960年代に創業し、67年に商店街に移転後も日用品の販売や配達をして地元に愛された。店を営む野村洋子さん(81)が高齢になり、配達が難しくなったことを理由に約55年の歴史に幕を下ろした。6月末の退去期限が迫る中、業者に片付けを依頼しようとしていたが、商店街の近所で暮らす同団体の赤沢
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富士市立高に支援金10万円 ソロプチミスト富士
国際ソロプチミスト富士は20日、富士市立高の地域貢献活動の支援を目的に同校に支援金10万円を寄付した。 同校を訪れた渡辺啓視会長らは「将来に役立つように、さまざまな角度から地域と交流して」と述べ、高野颯人生徒会長に支援金を手渡した。 高野さんは「コロナ下で活動が制限されるけれど、地域を巻き込める企画を考えたい」と話した。 同団体は昨年度から、地域への奉仕活動に取り組む若年世代を支援する「Sクラブ」として同校の活動を後押ししている。
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ヤギの双子♡命名してね 富士山こどもの国、31日まで名前募集
富士市の富士山こどもの国は31日まで、ヤギの双子の赤ちゃんの名前を募集している。 双子は2月に生まれた雄の2頭。飼育員によると、1頭はやんちゃな性格で人懐っこく、もう1頭はおとなしく、よく母親と一緒にいるという。 現在は草原の国エリアの「まきば」で晴れた日に2時間ほど、母親と食事などして過ごす双子の様子が見物できる。今冬ごろには、来園者がリードを持って一緒に散歩できるようになる。 応募はメール<info@kodomo.or.jp>で受け付ける。6月中に、応募された名前から選んで発表する。 問い合わせは同園<電0545(22)5555>へ。
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富士山麓に音楽充満 FUJI&SUN’22 29組熱演
富士市の富士山こどもの国で14、15の両日、野外フェスティバル「FUJI&SUN(フジ・アンド・サン)’22」が開かれた。曇り空の隙間から時折富士山が顔を見せる、おおむね穏やかな天候の下、3ステージで29組が演奏を繰り広げ、延べ約4500人を楽しませた。最終アクトではいきなりの土砂降り。参加者にフェスの記憶を強く刻みつけた。 初日の昼下がり、中ステージに地元富士市の「吉原祇園太鼓セッションズ」が登場。太鼓と横笛によるおはやし、「ソーレ」の合いの手にドラムスやサックスが加わり、お祭りムードを高めた。 続く「OLAibi(オライビ)×U-zhaan(ユザーン)+大友
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ウクライナ避難者に16万円 富士・米之宮浅間神社
富士市の米之宮浅間神社と氏子会は19日、市国際交流協会(会長・小長井義正市長)のウクライナ支援寄付金に現金15万7088円を寄付した。 山田友博宮司と田村隆男氏子会会長らが市役所を訪れ、目録を小長井市長に手渡した。 同神社では3月のイベント「祈願キャンドルナイト」を皮切りに、桜まつり、5月の例大祭で募金箱を設置して来場者から寄付金を募った。ウクライナからの避難者2人の支援に活用してもらおうと同協会に寄託した。 田村会長は「平和を願う思いは神社の趣旨に合う。多くの市民が世界平和を思っていることが分かった」と話した。小長井市長は避難者との面会の様子を伝え、「ルールに基づいて生活に役立てても
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募金やバザー61万円集める ウクライナ支援、富士見高生が報告
ウクライナ支援を展開する富士市の富士見高コミュニティ研究会は19日、活動報告会を同校で開き、国連児童基金(ユニセフ)への寄付額が61万4875円に上ったことを発表した。 同研究会は3月下旬から支援プロジェクトを開始し、現地の子どもの支援に充てる目的で校内やJR富士駅周辺で寄付を呼び掛けた。富士本町商店街のイベントで慈善バザーも実施し、生徒らが寄せた品物を販売した。 企画リーダーの2年川口倖芽さん(16)は「地域の人から、募金の機会ができたことを感謝された。できる範囲でこれからも続けたい」と話した。萩原義隆校長は「活動を見ていた他の生徒もウクライナについて考えるきっかけになった」とたたえた
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手作り粉末茶「いい匂い」 富士山こどもの国でお茶フェスタ
富士市の富士山こどもの国で21日、茶の魅力を紹介する「お茶フェスタ」が始まった。来園者が茶の飲み比べクイズや粉末緑茶作りを体験して茶に親しんだ。22日まで。 粉末茶作りのコーナーでは、石臼を使って煎茶を加工した。子どもたちは石臼をひき、粉になって出てきた茶を見て「中でどうなったの」と不思議がった。出来上がった粉末茶をその場で味わった。沼津市から家族で来た長尾駿希君(5)は「苦かったけれどいい匂いだった」と話した。 茶葉の天ぷらも試食でき、親子が飲むだけでは感じられない茶の食感や味わいに触れた。 22日は、市内外の茶業者によるほうじ茶のラテアート体験や茶葉の詰め放題も開催する。一部は有料
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富士の麓、隠れた魅力発見 28日「ロジスリドン」
まちの地形を研究する3団体の合同企画「ロジスリドン2022in富士」が28日、富士市で開かれる。「富士の麓のまちを解剖する」と題し、まち歩きやトークセッションで隠れたまちの魅力を深掘りする。 路地を生かしたまちづくりを進める「全国路地のまち連絡協議会(路地協)」と、くぼ地を調べる「東京スリバチ学会」、袋小路を研究する「ドンツキ協会」の合同企画。 まち歩きは2コースあり、「富士川・活断層の路地協コース」はJR身延線柚木駅をスタートし、富士川に削られた旧東海道周辺の路地を巡る。同学会の皆川典久会長が案内する「岳南スリバチ学会コース」は岳南電車富士岡駅に集合し、吉永地区の湧水地などを歩く。両コ
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静岡県5月補正予算案可決 県議会5月臨時会閉会
静岡県議会5月臨時会は20日、新型コロナウイルスや原油価格・物価高騰対策として2022年度一般会計に25億3900万円を追加する5月補正予算案を原案通り可決し、閉会した。 コロナ対策には22億1800万円を計上した。保健所業務の一部を外部委託するほか、自宅療養者向けの24時間電話相談窓口を設置する。4回目のワクチン接種に向けた大規模接種会場の設置運営や高齢者施設の検査体制拡充も進める。 原油価格・物価高騰に伴う国の緊急対策に対応し、低所得のひとり親世帯に特別給付金を支給する。支給額は児童1人当たり5万円。 監査委員に鈴木澄美氏(自民改革会議、富士市)、佐地茂人氏(同、静岡市駿河区)を選
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吉原祇園祭 3年ぶり開催へ 6月11、12日
富士市の吉原祇園祭祭典委員会と実行委員会は20日までに、6月11、12の両日に3年ぶりとなる吉原祇園祭の開催を決めた。感染症対策を施し、規模を縮小する。実行委員長の川島俊治さんは「縮小という形ではあるが、伝統と文化を次世代に継承するため、ウィズコロナ時代の吉原祇園祭の道筋を作りたい」と話した。 実行委によると、吉原本町通りの車両通行止めは従来より2時間短縮して両日とも午後3~9時とし、21町が個性豊かな山車を引き回す。笹をまとった笹みこしは3密の恐れを考慮して練り歩きは禁止する。境内に展示する町があるという。 例年は本町通りに200店余りが並ぶ露店は通りから少し離れた南町公園に出店する。
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富士環境保全公社 第3期処分場 確認委員会に事業説明
富士市桑崎の最終処分場の地元3地区などでつくる「廃棄物最終処分場事業確認委員会」の会合が20日、同市の吉永北まちづくりセンターで開かれ、処分場を運営する第三セクター「富士環境保全公社」が19日の取締役会で方針を決めた第3期最終処分場事業の候補地や事業計画を説明した。地元側は今後、対応を協議する。 会合は地区住民以外非公開。出席した関係者によると、地元側からは、地下水への影響を不安視する立場から、現処分場に近い場所への立地に批判的な意見も上がった。各地区で説明内容を持ち帰って住民に説明し、対応を協議するという。 第3期事業は現在営業中の南富士カントリークラブゴルフ場(大淵)の一部を取得し、
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丹精のサツキ28点 22日まで富士で展示
静岡県東部のサツキ愛好家でつくる日本皐月(さつき)協会富士支部の「花季展示会」が20日、富士市のロゼシアターで始まった。22日まで。 会員18人が数十年かけて育てている多彩な品種の28点が並ぶ。 同市の望月虎秋さん(83)が出品した「好月」は、白や淡いピンク色の花が枝に隙間なく咲きそろい、一つの鉢で1輪ずつ違いを楽しめる。望月さんは「秋ごろにつぼみを間引いて色のバランスを整えた」と話した。
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富士美術協会展 工芸部門を新設 22日まで
富士市美術協会の第74回作品展が20日、富士市のロゼシアターで始まった。日本画と洋画のほか、今回から新設した工芸部門の作品も来場者を楽しませている。22日まで。 会員それぞれが得意な技法で表現した絵画71点と立体作品7点を展示した。普段は洋画制作に取り組む同市の渡辺立志さん(75)は、猫の顔をしただるまを出品。猫の穏やかな表情が見る人を和ませている。渡辺さんは「洋画で鍛えた筆遣いで柔らかな毛並みを再現した」と話した。
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ゴルフ場跡地の転用阻止 富士市、第3期処分場候補の隣地取得へ
富士市内の廃棄物最終処分場を運営する第三セクター「富士環境保全公社」が第3期最終処分場の事業地として取得する方針を決めたゴルフ場について、市はゴルフ場の3分の2程度の土地を取得し、民間活力を生かした野外活動の場などを整備する方針を固めた。19日、関係者への取材で分かった。近年、全国で相次ぐゴルフ場跡地の大規模太陽光発電所(メガソーラー)転用などを防ぐため、市が取得を決断した。 関係者によると、同公社と市が取得するのは同市大淵の南富士カントリークラブゴルフ場。既に土地譲渡で合意し、2024年秋までに受け渡される予定。公社が南東側の約15ヘクタール、市が約38ヘクタールを取得する計画で、公社は
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水道基本料値上げ検討 富士市 管更新、耐震化の財源に
富士市は19日、2023年度から水道の基本料金の値上げを検討していると市議会建設消防委員会協議会で説明した。新料金は市水道事業及び公共下水道事業経営審議会の答申を受けて決定する。 老朽化した水道管の更新や耐震化の財源確保を見込む。市内の法定耐用年数40年を超えた水道管は20年度時点が約35・6%で全国平均の約1・5倍。基幹管路の耐震化も同規模の自治体より遅れている。 現在は口径25ミリ以下の場合、10立方メートルから適用している従量料金についても、1立方メートルから適用する新料金体系を検討している。 市担当者は「使用者の負担が急激に大きくならないような範囲で料金を設定したい」と話した。
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下水汚泥を燃料化 富士市、実証実験開始へ
富士市は19日、市西部浄化センターで下水処理の過程で発生する汚泥の燃料化と食品系廃棄物を受け入れる実証事業を民間事業者と共同で本年度から始める方針を市議会建設消防委員会協議会に説明した。2024年度から事業化する予定。 汚泥の燃料化は熱と圧力を加えて炭化させ燃料化物に変換する。汚泥処分量を20%削減し年間1320万円の費用削減を見込む。センター敷地内に新設する設備の建設費は事業者が負担し、市は試験で使う汚泥や電気を提供する。 食品系廃棄物は既存設備を活用してバイオガスを取り出す。設備への影響や効果を調べて事業化の方法や可否を検討する。 市は神鋼環境ソリューション(神戸市)と同センターで
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富士市の次期マスタープラン 市民懇話会が初会合
富士市が策定している次期「市都市計画マスタープラン」(計画期間2024―33年)について、市に意見する市民懇話会の初会合が18日、市役所で開かれた。前回計画策定時の市民会議に続き、石川良文南山大教授が座長を務めることが決まった。 都市計画マスタープランは、市の都市計画の最上位計画。今後、6地域での地域別懇話会、2地域でのまちなか懇話会も開いて21~23年の3年間をかけて市が策定する。 市民懇話会は有識者や経済界のほか、市民代表で選ばれた委員ら16人でつくる。市は次期計画について、人口減少を前提に市の魅力を高める「個性を磨く持続可能な都市づくり」との方向性と、「誰もが住みたい、住み続けたい
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市税滞納 別人の口座を差し押さえ 富士市
富士市は19日、市税滞納者と誤って別人の預金口座を差し押さえるミスがあったと発表した。5月2日に謝罪し、差し押さえた10万円余りを返金した。 市収納課によると、4月25日に市税滞納者の預金口座を差し押さえた際、生年月日と氏名の読みが同じ別人と誤って手続きした。差し押さえられた人物が身に覚えのない引き落としに気付き、26日に「金融機関から連絡があったが富士市に住んだことがない」と同課に指摘した。氏名の漢字や住所は異なっていた。 市は照会に対する金融機関からの回答文書の見落としなど本人確認が不十分だったことが原因とし、決裁時に複数人で文書を確認するなどチェック体制を強化し、再発防止を図るとい
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23園の新茶を給茶機で日替わり提供 富士市役所
新茶シーズンの到来を受け、富士市は市役所内2カ所に設置している給茶機で、今シーズンに採れた新茶を提供している。約1カ月の期間限定で、ほぼ日替わりで市内23園の多彩な新茶を楽しめる。 同市の新茶をPRする狙い。「富士のお茶振興推進協議会」の会員に協力を呼び掛け、賛同した会員の茶園の新茶を使用する。 市職員が茶葉が無くなるたびに、各園の新茶を200グラムずつ補給する。市役所2階市民フロアと1階の休憩室に設置されている給茶機には参画した茶園の所在地や、提供中の茶葉の茶園が分かるように表示している。 市担当者は「茶園ごとに味も違う。味わって市内でいろいろな茶が生産されることを知ってほしい」と話
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小規模事業所、継続支援へ 富士市商工会が総会
富士市商工会の本年度総会が18日、同市の鷹岡まちづくりセンターで開かれ、本年度事業計画案などを承認した。永年勤続優良従業員の4人を表彰した。 事業計画は事業所の経営改善と地域振興、組織強化、財政基盤強化を重点方針とし、新型コロナウイルスや国際情勢など不透明な情勢の中、小規模事業所の事業継続を支える。 物価の急上昇などを受け、渡辺英樹会長は「商工会の役割は小規模事業者の生きる道を、経営支援を通して示していくことにある。DXやマッチングを駆使して対応していく」とあいさつした。 表彰を受けた方々は次の通り。 全国商工会連合会長表彰 谷口信宏(荒川化学工業)▽県商工会連合会長表彰 村松直樹(
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プラ代替製品の開発支援へ 富士で静岡県紙業協会総会
静岡県内約80社の製紙メーカーなどが参画する県紙業協会の本年度総会が17日、富士市内で開かれ、人材確保に向けた研修事業の実施や再生紙の利用拡大など事業計画案などを承認した。功労者2人も表彰した。 本年度事業は、企業活動の環境改善を行政に働き掛け、製品の安定供給を目的に、継続して8分野の事業に取り組むことを決めた。 個人消費回復や脱プラスチックによる紙化の動向をプラス要因とし、全国比率の高い衛生紙、段ボール原紙、紙器用板紙の回復する見通しも示された。 山辺義貞会長は「カーボンニュートラルに向け、既存の設備からのロス減少や省エネなど実現可能なことから取り組む。プラスチック代替製品の開発やC
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横溝正史ミステリ&ホラー大賞 読者賞に書店員の荒川さん(富士)
第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の読者賞に、富士市の書店「谷島屋富士店」勤務の荒川悠衛門(本名大塚竜太)さん(35)=同市=が書いた「めいとりず」が選ばれた。職場の支援に感謝し「大好きな本に囲まれ、創作に打ち込めた」と喜びを語った。 荒川さんが執筆を始めたのは29歳。「元々物語を作ることに興味があり、クリエーティブな分野に挑戦したかった」と、金融機関を退職した。執筆しながら働ける仕事を探していた1年半前、同店の求人を見つけた。 荒川さんの「創作活動を優先して働きたい」という希望に、柴田昌紀店長(41)は「応援したいと思った。地元作家を支えるのも書店の役目」と判断。荒川さんの担当業務
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富士環境保全公社 ゴルフ場取得へ 第3期最終処分場候補地
富士市内で一般・産業廃棄物最終処分場を運営する第三セクター「富士環境保全公社」(社長・鈴木尚前富士市長)は19日、市内で取締役会を開き、受け入れの限度を迎える現在の処分場に代わる第3期最終処分場の候補地として、同市大淵のゴルフ場を取得することを承認した。6月の株主総会を経て正式に事業化を進める。 関係者によると、ゴルフ場の運営側との用地交渉は最終段階という。既に開発行為が行われているゴルフ場を活用することで、環境負荷の低減を図る。敷地面積はこれまでの事業地より広大で、一部を市が取得してゴルフ場付帯施設を活用する計画もあるという。 同公社は新たな候補地について、第3期以降の最終処分場は現在
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富士宮発祥の古流武術継承 新たに「富士浅間真流」6月披露
富士宮発祥の古流武術「富士浅間流」(ふじせんげんりゅう)を受け継ぐ富士、富士宮地域の武道家が「富士浅間真流」(大河原剣芯宗家)を新たに立ち上げ、歴史ある居合術の継承や心身鍛錬に向け稽古に打ち込んでいる。6月19日には女性剣士6人が富士市総合文化祭の一環で居合や剣舞を披露する。 富士浅間流は幕末まで富士山本宮浅間大社の世襲大宮司を務めた富士氏が起源。江戸中期に富士亦四郎吉春が興して以降、富士宮発祥の武術として富士、富士宮地域で約300年にわたり継承されてきた。近年では後藤龍剣第16代宗家の死去に伴い宗家不在のまま2会派が活動していた。後藤宗家に師事した一人の大河原氏が富士浅間真流を新たに立ち
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1歳児に熱湯 懲役2年判決 地裁沼津支部
同居する交際相手の女性の息子=当時(1)=に熱湯を浴びせやけどを負わせたとして、傷害の罪に問われた富士市原田、工員の男(26)の判決公判で静岡地裁沼津支部は18日、懲役2年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。 谷本奈央裁判官は判決理由で「自分の身を守ることのできない幼い児童に対し、一方的に熱湯を掛けた動機に酌量の余地はなく、犯行は卑劣かつ残忍」と指摘。やけどは広範囲に及び、皮膚移植を受けたとし「生じた結果は重大。刑事責任は重い」と述べた。 判決によると、被告は2021年7月18日、自宅の浴室で男児にシャワーで熱湯を浴びせ続ける暴行を加え、全治約2カ月のやけどを負わせた。
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記者コラム「清流」 情熱という財産
富士市松野地区の史跡を住民が案内するツアーに誘われた。郷土史愛好会に素人が1人交じって話が理解できるか不安だったが、ガイド本と解説看板に助けられた。 本と看板は、松野の風習や魅力を絵札に込めた「松野歴史かるた」の力をより引き出す狙いで住民有志が作った。 かるたの完成から7年がたち、存在は市外に広まりつつある。まち歩きの参考になり、知識が深まると好評だ。 成果物の完成から後続の策を怠ると世間から忘れ去られてしまう。かるたを土台に活動を広げるノウハウは市内の地域活性化の手本だ。 住民は今も紙芝居などの新企画を練る。「魅力満載の松野をもっと広めたい」と語るメンバーの情熱はもう地域の財産だ。
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女性宅のプラモ盗んだ疑い 無職の男を逮捕 富士署
富士署は18日、住居侵入と窃盗の疑いで富士市生まれ、住所不定、無職の男(48)を逮捕した。逮捕容疑は4月中旬、同市比奈の無職の女性(71)宅に侵入し、プラモデルなど計3点(計1万円相当)を盗んだ疑い。
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いたはじダンス踊ろう シニア向け「超やさしい」版完成 富士のブランドメッセージ普及へ
富士市のブランドメッセージ「いただきへの、はじまり」の普及拡大のため、市が考案した通称「いたはじダンス」に、シニア世代向けの新たなダンス「超やさしいver.」が完成し、18日、同市の富士体育館でお披露目された。今後、ユーチューブでの配信やDVDを配布して浸透を図る。 いたはじダンスは、同市出身のシンガー・ソングライター結花乃さんが作詞作曲したブランドメッセージソングに子ども向けの振りを付けて2019年に誕生。新ダンスはシニア世代の健康体操教室講師の藤畑浄美さんと寺田江身子さんが楽曲やメッセージの内容を生かして振り付けした。これまでと比べ、テンポはゆっくりで上を向く動作やシンプルな動きが多い
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子ども用自転車ヘルメット 富士市に寄付 JCL
地域密着型の自転車競技ツアーのレースなどを展開するジャパンサイクルリーグ(JCL)は16日、富士市に子ども用のヘルメットを寄贈した。片山右京チェアマンらが市役所を訪れ、小長井義正市長に寄付品を渡して自転車文化の盛り上げに向けた連携を確認した。 3月に同市の市街地で開催された富士山サイクルロードレースの会場に出展したブースの売上金の一部を充てた。片山さんは「ヘルメットを使って、子どもに正しいルールで自転車を楽しんでほしい」と述べた。同市八代町のサイクルステーションや市主催の教室で活用される。 3月のレースについて片山さんは「レース開催やサイクルステーション開設など富士市のスピード感に驚いて
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再生家庭紙促進協 都市圏PR再開へ 富士
製紙メーカーや富士市などでつくる富士地域再生家庭紙利用促進協議会はこのほど、本年度総会を市役所で開き、2022年度事業計画案などを承認した。 昨年度に続き、再生紙商品の商標「ふじのかみ」の普及に取り組むほか、新型コロナウイルスの影響で中止していた都市圏でのPR活動の再開を目指す。小長井義正市長は「再生家庭紙の魅力を発信し、市内産業の活性化を図る」とあいさつした。
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女性の胸触った疑い 富士署、79歳男逮捕
富士署は17日、県迷惑防止条例違反の疑いで富士市川成島、無職の男(79)を逮捕した。逮捕容疑は7日午後3時ごろ、富士市内の店舗内で県東部在住の20代女性の胸を触った疑い。
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15万円横領した疑い 沼津署、男を逮捕
沼津署は17日、業務上横領の疑いで神奈川県秦野市上大槻、会社役員の男(39)を逮捕した。逮捕容疑は2020年9月28日、自動車販売会社の支店長を務めていた当時、自動車の販売、修理の受注、集金などの業務の統括として富士市の顧客から集金した現金約15万円を会社に入金せず横領した疑い。容疑を否認しているという。
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カード詐取疑い 富士宮署、都内の男を逮捕
富士宮署と県警捜査4課は17日、詐欺の疑いで東京都東久留米市中央町6丁目、塗装業の男(29)を逮捕した。 逮捕容疑は4月4日午前11時ごろ、何者かと共謀し、富士市の無職女性(76)宅に市役所や金融機関の職員をかたり「健康保険のお金が2万円ほどあります」とうその電話をかけた後、金融機関職員になりすました受け子役の男が女性宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取った疑い。同署によると、容疑者は詐欺グループ内で受け子を勧誘するリクルーター役だったとみられる。
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日本のもてなしに感謝 ウクライナから避難の親子、富士市長訪問
ロシアによるウクライナ侵攻で富士市に避難するウクライナ人男性の親子2人が17日、市役所に小長井義正市長を表敬訪問した。2人は「日本のおもてなしに感動している。お世話になります」と感謝した。 表敬訪問したのは60代のアナトリーさんと、30代のドミトロさん。2人が暮らした首都キーウ南部にある地方都市はロシア軍の実効支配が進み、故郷に残した親類に危害が及ぶことを恐れている。 ドミトロさんは4月中旬に故郷を離れ、友人の車などを乗り継ぎ、2週間かけて出国。仕事で海外にいたアナトリーさんと合流して4月末に来日し、市が無償貸与した市営住宅で過ごす。 ドミトロさんは故郷の惨状を伝え、「ロシア軍占領地域
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ロシア出身のイリーナさん、通訳でウクライナ避難者支援
ウクライナ人避難者2人が17日に富士市長表敬に訪れた際、通訳を務めたのはウクライナを侵攻するロシア出身で富士宮市在住のロシア語講師伊藤イリーナさん(50)だった。 来日15年のイリーナさんは「戦争」に心を痛めてきた。市から2人の通訳を依頼され、イリーナさんは「少しでも役に立てることがうれしかった」と話す。ただ、親子の心情を考え、ロシア人通訳でも良いか市職員を通じて事前確認を求めた。 この日の初対面でイリーナさんが「ごめんなさい」と事態について謝ると、2人は目に涙を浮かべたという。「ウクライナの人が発言を恐れる姿などを見てどんなにつらい体験したか実感した。避難者の支援に何ができるか考えたい
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富士市、12~18歳3回目ワクチン 夜間接種会場を新たに設置
富士市は17日、個別接種会場のみで実施していた12~17歳の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、夜間に接種できる集団接種会場1カ所を新たに設けると発表した。18日から予約受付を開始する。 同市は、薬剤の混在を避けるため、ファイザー社製ワクチンを個別の医療機関で接種することにしている。 医療機関は主に昼間の対応が多く、学校行事や部活動などで夜間の接種を希望する問い合わせが多数あったという。 新たに開設する集団接種会場は同市本市場の市フィランセで6月の毎週金曜の午後5時半~8時。対象は12~18歳。 市ウェブサイトやコールセンター<0120(567)9700>などで予約する。
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ゲーム障害とネット依存対策ワークショップ 21日から
静岡県は21日から、ゲーム障害とネット依存対策のワークショップを県内4カ所で開く。公認心理師が基礎知識や生活への影響、家族の接し方などを説明する。参加者同士でグループワークも行う。 21日が沼津市のプラサヴェルデ、28日が富士市交流プラザ、6月18日が下田市民文化会館、7月2日が静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあ。いずれも午後1~4時。定員は各会場とも40人程度で先着順。11月には県西部でも開催を企画している。 問い合わせは県障害福祉課<電054(221)2435>へ。
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アイデア創出の思考法を学ぶ 富士で29日
富士市などは29日午前10時~午後4時、無料の「システム×デザイン思考ワークショップ」を同市のコワーキングスペース「ワークス富士」で開く。 慶応義塾大大学院SDM研究科の白坂成功教授を講師に招き、持続可能な地域づくりや経営の検討に向け、創造的な思考法を体験する。市SDGsプラットフォームのポータルサイトで公開している市の行政課題を題材に、まちづくりのアイデア創出に取り組む。 参加希望者はウェブアドレス<https://logoform.jp/form/5KXT/87077>で申し込む。定員30人。問い合わせは同市企画課<電0545(55)2966>へ。
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静岡県立大ゼミ生が就業体験 富士の企業で採用サイト制作
静岡県立大上原ゼミの学生が17日、富士市のペット用シーツメーカー「コーチョー」で「インターンシップ」を始めた。学生4人が12月まで同社と連携し、大学生向けの採用サイトを制作する。 県内の企業や団体の課題解決に学生が取り組むフィールドワークの一環。若手人材確保が課題である同社は大学生に訴求する採用ページ制作を依頼した。 17日は3年生3人が同市厚原の同社に赴いて生産工場などを見学して事業への理解を深めた。同社の担当者が会社の沿革や主力商品などを説明。ペットシーツで業界上位に入る状況や紙やおから、木くずを活用した猫砂生産などSDGsの取り組みを伝えた。学生の関心はSDGsの取り組みに集まった
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未就学児にけがさせた疑い 富士署、父親を逮捕
富士署は16日、傷害の疑いで富士市の会社員の男(34)を逮捕した。逮捕容疑は15日午後9時ごろ、自宅で未就学の男児の指に切り傷を負わせた疑い。同署によると、2人は親子で、男児は軽傷とみられる。児童相談所からの通報で発覚した。同署は日常的な虐待がなかったか調べる。 同署は、男児の身元が特定されるとの理由で容疑者の人定事項などを明らかにしていない。
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ガスエンジン発電 富士に2基増設 静岡ガス子会社
静岡ガスは16日、電力事業を手掛ける子会社の静岡ガス&パワーが富士発電所(富士市蓼原)のガスエンジン発電設備を2基増やすと発表した。8月に着工し、2023年度の運転開始を見込む。 増設により、同発電所の出力を現状(約1万7千キロワット)のほぼ2倍の最大3万2610キロワットに高める。 同社は取引先の工場が自社発電した際の余剰電力や太陽光発電などの再生可能エネルギーを買い取り、「SHIZUGASでんき」として販売している。ただ、これらの電力は天候などによって出力が不安定なため、安定供給と調達コストの低減化・平準化に向けてガスエンジンによる発電を併用。増設する2基は今後の顧客の増加も見据え、
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摩擦性能向上 ジヤトコ、クラッチ開発 生物の足ヒント
自動車用変速機メーカーのジヤトコ(富士市、佐藤朋由社長)は16日、バイオミメティクス(生物模倣技術)を応用し、低温時の安定性や、耐久性を向上させたクラッチを新たに開発したと発表した。開発中の電動車用ユニット「eアクスル」への搭載をはじめ、多様な製品への採用を検討する。 クラッチはエンジンやモーターなど動力部と駆動部をつないで動力を遮断したり、伝達したりする部品。摩擦材を貼った「フェーシングプレート」と、「スチールプレート」を交互に配置した構造で、両プレートを接着することで動力が伝わる。 新たに開発したクラッチは、滑らかな摩擦を生む機能のあるキリギリスの足、ぬれた接触面で滑らないカエルの足
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日米対抗「全力尽くす」 フットゴルフ代表の川添さん(富士)
フットゴルフの日本代表に初選出され、国際大会に参戦する富士市の川添祐介さん(44)が16日、市役所を訪ねて「勝利に全力を尽くす」と小長井義正市長に意気込みを語った。 フットゴルフはゴルフのルールでサッカーボールを蹴る競技。川添さんは2021~22年のジャパンツアーで4位に入り、米国フロリダ州で26日に開催される日米対抗戦「パシフィックトロフィー2022」の代表に選出された。 同大会は、両国から14人ずつが出場するチーム戦。川添さんは2人一組のペアで交互に打ち合う種目に出場する。 長年、サッカーに取り組み、現在はフットサルの指導者をしている川添さんは、仲間から刺激を受けて19年にフットゴ
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保育士確保へ 富士市、6月にフェア開催 就職と進学同時に相談
保育士や幼稚園教諭を養成する学校や保育施設などが一堂に会する「富士市就職・進学応援フェア ふじで保育しませんか」(市主催)が6月5日正午~午後3時半、同市柳島のふじさんめっせで3年ぶりに開かれる。 保育士や幼稚園教諭の確保に向け、2018年度に始まり3回目。公立施設の合同ブースのほか、民間幼保36園、小規模保育事業所の合同ブース、大学、短大、専門学校など県外6校を含む10校が出展し、情報発信する。 進学と就職を同時に相談できることが特徴で、高校生に修学金制度も説明する。高校生も具体的な仕事のイメージができると、初回から約200人が訪れた人気企画という。 市担当者は「待機児童解消や子育て
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富士登山ルート ジヤトコ社員が清掃
富士市の自動車用変速機メーカーのジヤトコは15日、海抜0メートルから富士山頂に向かう道を清掃する「富士山クリーンルート3776 2nd」を同市大淵の林道で実施した。 市が設定する「富士山登山ルート3776」を4分割して昨年10月に起点の鈴川海岸から清掃を始め、10カ月をかけて全体を掃除する計画で進めている。3回目の今回は大淵公園を出発し、富士宮市粟倉の天照教社まで約7キロを歩いた。 参加者はごみ袋を手に道路上や脇のやぶに入りながら、空き缶や食品の包装など約30袋分を拾い集めた。車の部品のような大きなごみも撤去した。 社員の田辺正樹さん(50)は「挑戦者がルートを気持ちよく歩けるように、
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田植え 列そろえ丁寧に 富士二小「成長見守りたい」
富士市の富士二小の5年生が16日、同校の南側にある水田で田植えを体験した。社会科と総合学習の一環として、秋の収穫まで稲の生育状況を観察する。 同校では毎年、笹山富雄さん(72)が所有する水田を借りて米作りに挑戦している。 この日は、JAふじ伊豆富士地区青年部富士支部のメンバーが指導した。児童は転ばないように声を掛け合いながら泥の中を進み、列をそろえて「ひとめぼれ」の苗を植えていった。 収穫した米は調理実習で味わう。石井希君(10)は「たくさん実るように願って成長を見守りたい」と話した。 (富士支局・国本啓志郎)
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大淵笹場保全へ茶摘み 富士、企業やレバンテ選手参加
富士山と茶畑の景勝地である富士市の「大淵笹場」で15日、新茶の茶摘みが行われた。地元企業などのボランティアが作業を手伝い、景観保全活動や茶の生産への理解を深めた。 同所の認知度が高まる中、大淵二丁目ささば景観保存会が実施する保全活動に関わる機会を設けようと、初めてボランティアの協力を呼び掛けた。 大手飲料メーカーの伊藤園や地元の変速機メーカーのジヤトコ、プロ自転車チームのレバンテフジ静岡の選手、市職員ら約40人が参加し、敷地の8割ほどを摘み取った。 乗用型摘採機が普及する中、同所では陰影の濃い昔ながらの丸みのある畝を維持するため、可搬型摘採機で摘んでいる。真っすぐ伸びた黄緑色の新芽が刈
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丁寧な手縫い技術 手芸作品200点並ぶ 富士
富士市の手芸愛好家小谷はつ江さん(80)と上野陽子さん(68)の初作品展「パッチワークとリメイク2人展」が6月7日まで、同市のマックスバリュ富士江尾店内の福祉の店「Ippuku(いっぷく)」で開かれている。 かばんや縫いぐるみなど、手作り作品約200点が並ぶ。縦横1メートルのタペストリーは花のアップリケや刺しゅうが施され、来場者は丁寧な手縫い技術に見入っている。 2人は約10年前に作品展で知り合い、技術を教え合って腕を磨いた。小谷さんは「シックな色を好む自分と鮮やかな配色が得意な上野さんで作品に個性が出ている」と話した。
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出水期に備え水防訓練 「川倉工法」で丸太組む 富士
富士市水防団と市は15日、梅雨や台風の影響を受ける出水期に備えた水防訓練を同市松岡の雁公園で行った。堤防の越水を防ぐ水防工法や土のうの積み方を確認した。 全体訓練は新型コロナウイルスの流行前の2019年以来。台風の接近で洪水予報と水防警報が発令され、富士川左岸で越水の危険を確認したとの想定で実施した。 市内11分団の199人が分団別に6種類の工法に取り組んだ。丸太を三角すい状に組んで堤防を保護する「川倉工法」では、丸太を支える団員と縛る団員で役割を分担して迅速な完成を目指した。 市内では昨年7月に市東部の江尾江川が越水して、住宅の浸水被害が出た。長橋弘孝団長(67)は「人的被害は出なか
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モルック 一投に全集中 富士スポーツフェスタ
富士市の富士総合運動公園で15日、「りぷす富士スポーツフェスタ」が開かれ、市内外の親子がニュースポーツや体力測定を楽しんだ。 木製の棒を投げて当たったピンの得点を競う「モルック」では、高得点を狙って一投に集中した。家族4人で対抗戦をした吉原小4年の日置秀誠君(9)は「棒が想像と違う方向に弾んでピンになかなか当てられなかった」と悔しがった。 ヨガやノルディックウオーキング体験も行われ、参加者は心地よい風が吹く中でゆったりとした時間を過ごした。
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佐藤友400貫禄のV ベテラン佐藤圭、自己記録上回る 陸上・ジャパンパラ
陸上のジャパンパラ大会第1日は14日、京都市のたけびしスタジアム京都で行われた。静岡県勢は佐藤友祈(モリサワ、静清工高出)が男子車いすT52で400メートルを1分3秒87で制し、1500メートルも4分14秒92で1位、100メートルは18秒91で3位だった。男子100メートルで佐藤圭太(トヨタ自動車、焼津中央高出)は義足・機能障害T64、山本篤(新日本住設、掛川西高出)も義足・機能障害T63で優勝した。男子走り幅跳び(知的障害)の山口光男(パーパス、富士市)は3位だった。 ■佐藤友、100メートル挑戦 宣言「ワクワク」しかない 東京パラリンピックで400メートルと1500メートルの2冠
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日大三島の福沢、全国出場 浜松商の清水、土壇場技あり 静岡県高校総体・柔道
切れ味鋭いともえ投げで勝負を決めた。男子66キロ級の福沢は開始1分で技ありを奪い、最後はともえから流れるように腕十字を決め一本勝ち。水口監督が「柔道センスは抜群」と評する3年生が、多彩な技で1年長屋(加藤学園)を自分のペースに引き込んだ。 内股が基本戦術ながらも、同階級の世界王者、丸山城志郎(ミキハウス)に憧れて習得したともえ投げを随所に繰り出す。「気持ちが乗っていて、自分の柔道ができた」。前掛かりになった相手に巧みに大技を合わせた。 昨年は県総体、全日本ジュニア県予選とも60キロ級で2位。体の線の細さから県タイトルに一歩届かなかった。だが、冬場にチーム一丸で取り組んだトレーニングで筋
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詐欺の受け子役か 富士の男逮捕
富士署は14日、窃盗の疑いで富士市厚原、無職の男(34)を逮捕した。逮捕容疑は何者かと共謀して今月12日、警察官をかたって愛知県の無職の女性(82)に電話で「偽札が出回っているので現金を確認する」とうそを言い、現金290万円を女性宅で隙を見て盗んだ疑い。同署によると、男は受け子役とみられる。
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3月有効求人1.38倍 ハローワーク富士管内 前月から微減
富士公共職業安定所(ハローワーク富士)がこのほど公表した富士市の3月の有効求人倍率は1・38倍で前月を0・03ポイント下回った。 有効求人数は4866人で、前月比0・2%増、前年同月比では11・9%増だった。有効求職者数は3526人で、前月比2・0%増、前年同月比で1・3%減だった。 新規求人数は前月比9・5%増の1683人、新規求職申し込み件数は前月と同数の724人で、新規求人倍率は前月から0・20ポイント増の2・32倍だった。 新規求人を産業別に見ると、前年同月比で製造業(363人)は36・5%増、建設業(161人)は10・3%増、卸売・小売業(128人)は88・2%増。一方で、医
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自転車で富士市巡ろう 市ステーション、サタデーライド始動
富士市八代町の市サイクルステーションは4月から、毎週土曜に少人数で楽しむサイクリング「サタデーライド」を始めた。同所を発着点にしてスタッフが参加者の走力に合わせた距離や速度で市内のスポットを巡り、一緒に自転車を楽しめる交流拠点を目指す。 同施設は2021年11月に開所し、e―Bikeやロードバイクをレンタルしている。 サタデーライドは、初心者や市内のスポットを知らない人も自転車の爽快感を楽しめるよう、基本的なルールや乗り方を伝え、同所の利活用促進を図る。レンタサイクルでも参加できる。スタッフでサイクリストの小林和真さん(22)が走りやすい道路や魅力的なスポットを選んで同行する。飲食店と連
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福岡のコンサルと省エネ支援で提携 富士信金
富士信用金庫は13日、省エネ経営支援に取り組む「アーストーンコンサルティング」(福岡市博多区、鍬田隆史社長)と業務提携を締結した。 カーボンニュートラルへのシフトやエネルギー価格高騰が企業の経営課題となる中、行政連携や企業支援の実績が豊富な同社と連携して、同金庫の取引先企業のエネルギーコスト削減と脱炭素化の支援を本格化する。 提携により省エネ関連補助事業の情報提供やコンサルティング、脱炭素化対応の助言、事業者向けセミナー開催などを展開。基本的知識の提供から、具体的方策の検討など取引先企業に合わせ、同社と連携して支援する。 同庫本部で開かれたパートナーシップ契約の締結式で浅見祐司理事長は
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自転車マナー向上 富士市立高にモデル校委嘱
富士署と富士市交通安全対策協議会はこのほど、本年度のサイクルマナーアップモデル校の委嘱式を市立高で開き、同校生活安全委員会の生徒らに委嘱状を交付した。同校は1年間、自転車通学者などへの街頭指導や啓発活動を展開する。 同署の芹沢和義地域交通官と、同市の有川一博市民部長が委嘱状と啓発品の反射材を代表生徒に手渡した。 生徒代表で同委員の河村椋生さんが「生徒の半数以上が自転車通学している。生徒一同が利用者として交通事故防止に努め、他の模範となり、安全で正しい自転車利用促進に努力する」と宣誓した。 芹沢地交官は2021年の管内自転車事故の3割が高校生の関係する事故だったとし、登下校時の一時停止や
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富士の麓、音楽にキャンプ...心躍るフェス 「FUJI&SUN’22」開催
富士山麓の自然の中でアクティビティーや音楽を楽しむキャンプフェス「FUJI&SUN’22」(実行委主催)が14日、富士市の富士山こどもの国で開幕した。15日までの2日間で多彩なジャンルのバンドやシンガー計29組がステージを繰り広げる。 園内に、勾配のある地形を生かした三つの舞台を設けた。メイン会場の「サンステージ」では、ガールズバンドCHAIが開幕を飾った。フジファブリックは若者の支持を集める人気曲「若者のすべて」などを披露。中止された2020年に出演予定だったKIRINJIはバンド編成時代以降の曲を中心に会場を盛り上げた。 観客は体を揺らして音に乗り、拍手したり手を振ったり
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子どもの貧困対策 富士市立高生、市長に提案 SDGS優秀発表
富士市の課題解決を題材にSDGsの提案で優秀な成績を収めた富士市立高の生徒がこのほど、市消防防災庁舎で小長井義正市長らに提案内容を披露した。子どもの貧困対策のための給食販売や、まちづくりセンター(まちセン)を自習室に活用する案など高校生ならではのアイデアを示した。 同校は2年時に総合学習で市の課題解決策を考えている。現3年生は各種大会に出場して良い成績を残した。 「SDGsクエストみらい甲子園」県大会でアクションアイデア優秀賞を受賞した4人は子どもの貧困を調べた。市内の子ども食堂の運営費確保に向け、高校生や大人へ給食を販売し、売上金を寄付する提案をした。 「復活の『F』」と題したチーム
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「自分らしい最期」冊子作成 浜松医大、ポイントまとめる
浜松医科大地域医療学講座(浜松市東区)などはこのほど、冊子「今から考える 最期まで自分らしく生きるには」(B5判、6ページ)を作成した。自宅など住み慣れた場所で療養しながら、自らの望む形を実現して人生の最期を迎えるため、考慮すべきポイントをまとめた。 昨年、富士市で開催されたシンポジウム「医療と介護の上手な利用」(県、実行委主催)の内容を基に編集した。兵庫県で在宅療養に携わる長尾和宏医師が、元気なうちに家族やかかりつけ医らと「人生会議」で自分の望む医療について話し合う重要性や、延命措置の希望の有無などを記したリビングウイルをつくる手法を紹介している。 2万7千部印刷し、県内自治体に配布し
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委員会構成が内定 静岡県議会、20日臨時会で正式決定
静岡県議会は13日、議会運営委員会を開き、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の委員選任案を示した。20日に開会する臨時会で正式決定する。 議会運営委員会委員長は増田享大氏(自民改革会議、掛川市)、総務委員会委員長には野田治久氏(同、伊豆市)がそれぞれ就く見通し。本年度新設する移住・定住等促進特別委員会の委員長には盛月寿美氏(公明党県議団、静岡市清水区)、自然災害対策特別委員会の委員長は落合慎悟氏(自民改革会議、藤枝市)が内定した。 県当局は監査委員に鈴木澄美氏(同、富士市)と佐地茂人氏(同、静岡市駿河区)を選任する人事案、特別職の期末手当を0・1カ月分引き下げる条例改正案など臨時会に
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富士市「子どもの権利条例」 救済委員に2人委嘱
静岡県内初の「子どもの権利条例」を本年度施行した富士市の「子どもの権利救済委員会議」の初会合がこのほど、市役所で開かれ、権利保障を担う救済委員を有識者2人に委嘱した。 委嘱されたのは弁護士の太田吉則氏と、静岡大教授で臨床心理士の畠垣智恵氏の2人。太田委員が代表救済委員を担う。 救済委員は権利侵害に迅速に対応し、権利回復の支援に当たる。相談に対する適切な助言や支援のほか、申し立てに応じて調査を実施し、市長に是正措置を提言し、意見表明する。当面は月1回程度の会合などで相談内容を共有する。任期は2025年5月9日までの3年間。 委嘱状を手渡した小長井義正市長は「子どもの気持ちに寄り添い、子ど
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暴力団幹部らに中止命令 富士署と県警4課
富士署と県警捜査4課は13日、暴力団対策法に基づき、指定暴力団山口組清水一家の幹部の男(52)=富士市三ツ沢=と、塗装業の男性(48)=同市宮下=に中止命令を出した。同署によると、幹部の男はことし3月下旬、県東部の80代の男性に暴力団の威力を示して債務の返済を要求したという。塗装業の男性は幹部の男に取り立てを依頼し、立ち会って幹部の男を助けたとされる。
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道路整備9項目、決議案を採択 静岡県内市町3団体が総会
静岡県内市町でつくる県道路整備促進期成同盟連合協議会など3団体が13日、合同総会と意見交換会を富士市内で開いた。新東名高速道の早期全線開通や国道1号バイパスの4車線化促進など9項目を盛り込んだ国土交通省宛ての決議案を採択し、会長の小長井義正富士市長が篠田宗純静岡国道事務所長に決議文を提出した。 決議文には、大規模災害や設備更新のため料金徴収継続の特別措置や、通学路の安全対策強化と予算継続なども新たに盛り込んだ。総会では2024年度総会までの会長に北村正平藤枝市長を選任する役員案も承認した。 意見交換には23の市町長が出席し、県内の国道事務所長らに課題や要望を説明した。富士、富士宮市は国道
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アパートに男侵入、現金3千円奪う 住人の頭殴り逃走 富士
13日午前0時15分ごろ、富士市松岡のアパート1階居室に男が侵入し、住人の男性会社員(59)を脅して現金3千円を奪い、男性の頭を殴って逃走した。男性は頭部にけがを負った。富士署は強盗致傷事件として男の行方を追っている。 同署によると、男性は1人暮らし。男が侵入した際には就寝中だったという。物音に気付いて起きた男性は、部屋に入ってきた男から「借金があるだろ」などと脅され、財布に入っていた3千円を手渡した。男性は隙を見て部屋の外に逃げたが、追い掛けてきた男に頭部を殴られたという。 逃げた男は30~40代とみられる。同署は現場周辺の防犯カメラ映像の解析などを進める。 現場はJR富士駅の北西約
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富士市の課題 95項目をサイトで公表 SDGs、民間と協働へ
富士市はこのほど、市民団体や企業との協働事業の「種」となりうる市の行政課題95項目を「市SDGs共想・共創プラットフォーム」ポータルサイトで公表した。民間からのアイデアや技術を募り、連携事業で地域課題の解決を目指す取り組みの一環。今後、企業や団体からも課題の提案も求めていく。 市はSDGs達成に向けて同プラットフォームを発足し、登録団体や個人の活動の共有を進める。 今回公表された課題は53課から集まった95項目。性質ごとに4区分され、「アイデア募集」が42件、「協働提案」17件、「新技術等提案」10件、「協力・参加」26件。「eスポーツを活用したにぎわいの創出」「新成人や20歳時のお祝い
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戦前戦後の絵本で児童教育を解説 14日、富士で講演会
富士市岩淵の国指定重要文化財「古谿荘(こけいそう)」を研究する「古谿荘に親しむ会」は14日午後3時~4時半、無料の講演会「講談社の絵本と近代歴史画」を同市の富士川ふれあいホールで開く。 古谿荘は建築主田中光顕(1843~1939年)から講談社初代社長の野間清治氏に譲り渡された。同市の日本人形文化研究所の林直輝所長が、講談社が戦前戦後に出版した絵本が児童教育に与えた影響を解説する。 定員は40人。問い合わせは森佑司会長<電090(4261)1707>へ。
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多年草の希少種 サワトラノオ観察 富士・浮島ケ原公園
富士市はこのほど、浮島ケ原自然公園の自然観察会を同所で実施した。親子連れがサワトラノオなど貴重な湿生植物を観察し、身近な自然環境を考えた。 富士自然観察の会のメンバーらが園内の貴重な動植物などを案内した。サワトラノオはサクラソウ科の多年草で、環境省レッドリストで絶滅危惧IB類。同園内には群生していて、来場者は大人の腰丈まで伸びたアシの間から、白い小さな花を見つけて様子を観察した。ことしは寒暖差が激しく開花が遅れ、数カ所だけ発見できた。 子どもはアシの葉の草笛なども楽しんだ。流木や木の実、葉っぱを使ったクラフト作りで多様な植物を実感していた。
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下校中の中学生殴る 傷害容疑で男を逮捕 富士
富士署は12日、傷害の疑いで富士市厚原、無職の男(52)を逮捕した。 逮捕容疑は4月28日午後5時ごろ、同容疑者の自宅前の路上で、下校していた中学1年の男子2人の顔や頭をほうきや素手で殴り、打撲などを負わせた疑い。
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人気課題曲など軽やか 富士交響吹奏楽団が定期演奏会
富士交響吹奏楽団の第97回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、富士市のロゼシアター大ホールで開かれた。全日本吹奏楽コンクールの課題曲などが観客を魅了した。 富士見高で長年、吹奏楽を指導していた石川喬雄さんと、富士宮市立大富士中教諭の杉山佳史さんを指揮者に招いた。本年度の課題曲や往年の人気課題曲のほか、クラシック曲を吹奏楽用にアレンジした楽曲など変化に富んだ計9曲を演奏した。 イベールの交響組曲「寄港地」は石川さんの編曲を初お披露目した。約40人の楽団員が息を合わせ、異国情緒たっぷりに軽やかな音色を響かせた。
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富士山麓で植樹 富士マウントライオンズクラブ
富士市の富士マウントライオンズクラブ(LC)はこのほど、同市の富士山麓にある広域基幹林道富士山麓線(通称・ふじ山夢ロード)で植樹活動を実施した。 同LCは2010年の設立20周年記念で沿道約6キロに樹木約600本を植え、環境保全事業として年2回の整備作業を続けている。 同日は、会員約40人が成長せずに枯れてしまった場所などに、フジザクラやイロハモミジの苗木計55本を植樹した。会員は慣れた手つきで苗木を植えて肥料をまき、添え木をしていった。道路脇の草刈りやごみ拾いにも汗を流した。
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ホームレス49人 1月の静岡県内 過去最少
静岡県はこのほど、1月時点の県内路上生活者(ホームレス)が49人だったと発表した。前年と同数で、調査を開始した2003年以降で最も少ない。地域福祉課は「自立支援に向けた体制が整備され、関連団体による支援が積極的に行われているため」とみている。 内訳は男性42人、女性5人、不明2人。生活場所は河川が19人で最も多く、海岸などのその他施設17人、都市公園7人、道路5人など。都市部を中心に10市町で確認され、浜松市17人、富士市9人、沼津市7人、静岡市6人の順だった。 全国の路上生活者は前年比376人減の3448人。都道府県別で本県は12番目に多かった。
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「地域学校協働活動」 まち協が運営本部兼ねる体制を 富士市社会教育委員会議が提言
富士市社会教育委員会議は11日、学校を核とした地域づくりを目指す「地域学校協働活動」について、小学校区単位で26地区にある地区まちづくり協議会が「地域学校協働本部」を兼ねる運営体制にすることなどを森田嘉幸教育長に提言した。 地域学校協働活動はコミュニティスクールと対を成す取り組み。同会議は2019年度から3年間、地域の教育力向上や住民の生きがい創出、子どもの郷土愛を育む事業として在り方を検討した。 提言要旨は、地域と学校が「目指す子ども像」を共有して連携を強化する▽各地区、各種団体の活動はそのまま地域学校協働活動と位置付ける▽地域コーディネーターを無理なく選任し、持続可能な運営体制を整備
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富士「ゆめ・まち・ねっと」 義農大賞を受賞 市こども未来部に報告
愛媛県松前町主催の「第1回義農大賞」で大賞を受賞した富士市のNPO法人「ゆめ・まち・ねっと」の渡部達也代表が9日、同市国久保の「みんなの家 むすびめ」を視察に訪れた同市こども未来部の春山辰巳部長に受賞を報告した。 義農大賞は、江戸時代の「享保の大飢饉(ききん)」で、後世に麦だねを残して命を犠牲にした同町の偉人義農作兵衛のように、他者を思いやる「義農精神」を体現する個人・団体を表彰した。全国から167団体の応募があり、大賞に2団体が選出された。 渡部代表は「数多くの団体から、他薦での応募で活動が評価され、うれしかった。人を残した義農さんのように、活動が子どもの希望につながれば」と話した。同
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ベトナム人2被告 身代金要求で有罪 地裁沼津支部判決
監禁や拐取者身代金要求などの罪に問われたいずれもベトナム国籍の富士市、技能実習生の男(24)と住所不定、無職の男(24)両被告の裁判員裁判の判決公判で、静岡地裁沼津支部は10日、技能実習生の男に懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役4年)、無職の男に懲役2年10月、執行猶予5年(求刑懲役5年6月)を言い渡した。 野沢晃一裁判長は判決理由で、事件は技能実習生の男と被害者との金銭トラブルがきっかけで、共犯者の中でも無職の男は身代金要求の中心的な役割を担ったと指摘した。 判決によると、両被告は仲間と共謀し、2020年12月、同国籍で富士市在住の男性技能実習生=当時(31)=をつくば市内のアパート
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GW来場、前年の1.24倍 道の駅「富士川楽座」、回復基調
富士市岩淵の道の駅「富士川楽座」は10日、大型連休(4月29日~5月8日)中の来場者数が前年同期比で1・24倍となったと公表した。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年比の9割。3年ぶりに行動制限のない大型連休で、担当者は「県内外問わず来場いただき、コロナ禍前に近いにぎわいを感じた」とした。 期間中にレジを通過した客を計上した。10日間の合計は12万9721人で、前年同期比2万5613人(24・6%)増加した。19年比では1万5892人(10・9%)減少した。20年は感染防止のため臨時休業していた。 同施設は東名高速道上り富士川サービスエリアに直結する。来場者数はUターンラッシュとなっ
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建設システム社長 重森渉氏 未来のIT人材育成へ【熱き地域人 サンフロント21懇話会】
―建設業への情報通信技術(ICT)導入の状況は。 「国や県など行政の現場確認も現場での目視からリモートや写真による確認が増えた。データのクラウド化も進む。通信環境の普及や省人化ニーズの高まりなど複数の要因があるが、コロナ禍をきっかけに導入が早まった印象。現場への移動の手間が減り、優秀な人材が複数の現場を同時に管理できる省人化の利点が大きい。主に土木現場の施工管理をするソフトウエアを開発し、主力の土木施工管理の統合ソフト『デキスパート』は全国約4万社が導入している。近年では1人での測量を可能にしたソフト『快測ナビ』もヒットした」 ―地域経済の課題は。 「若者の人材流出は深刻。県内では自
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無病息災願う稚児行列 富士の園児、華やか衣装に笑顔
富士市中之郷のさくら台幼稚園の年長園児はこのほど、無病息災などを願う稚児行列を園舎周辺で実施した。地域住民が華やかな衣装に身を包んだ園児を見守った。 宗清寺住職の大嶽素宏園長に続いて、園児39人が列になって約200メートルの道のりを進んだ。紫色のはかまに金色の烏帽子(えぼし)や冠をまとった園児は、道路脇からカメラを構える保護者や地域住民に笑顔で手を振った。 同園は釈迦(しゃか)の生誕を祝う「花まつり」を母の日参観と合わせて開いている。園児は健やかな成長を祈る儀式「洒水(しゃすい)」を受け、感謝を込めて描いた似顔絵を家族に贈った。
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岳南江尾駅 駅舎リノベ企画始動 「紙のまち」情報発信拠点整備へ
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)の終着駅「岳南江尾駅」の駅舎をリノベーションし、「紙のまち」の情報発信拠点整備を目指す「紙ingプロジェクト」のワークショップが8日、同駅で開かれ、参画団体のメンバーが駅舎を視察して活用策を議論した。 同プロジェクトは、昭和20年代に築造された江尾駅駅舎の未利用空間を活用し、電車の利用客増加や地域活性化を狙う。本年度中に計画を練って2023年度の着工を目指す。 市民団体「まちづくりプロジェクトシースルー」が事務局を務め、須津地区にある浅間古墳や浮島ケ原自然公園などに詳しい団体、岳鉄や紙文化の活性化を図る各種団体が参画する。 同日は、岳鉄社員や各種団体メンバ
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毎月8日に子ども食堂 ボーイスカウト富士第8団 運営に道具や技術生かす
富士市鷹岡地区に拠点を置くNPO法人「ボーイスカウト富士第8団」は8日から、同市久沢の「スカウトの家」で子ども食堂「すみっこ食堂8」を始めた。毎月8日に開いてスカウト仕込みのカレーを安価で提供し、地域の子どもの居場所作りを目指す。 すみっこ食堂は、団名にちなんで毎月8日の午後5~7時に開所。指導者ら大人が毎回カレー20食分を調理し、同所に来場できる小中学生に1食100円で提供する。 ボーイスカウトの子ども食堂の運営は珍しい。所持する道具や技術を駆使して運営に役立てる。スカウトと同様に、配膳や片付けなどできることは子どもが行う。 8日に行われた開所式で、地元の小中学生3人がテープカットを
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4回目コロナワクチン 富士市、5月末から接種券発送
富士市は9日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種の方針を公表した。5月末から順次、接種券を発送する。 対象は、いずれも3回目接種を完了した60歳以上の約7万5千人と、基礎疾患などのある18~59歳の約8千人の約8万3千人を見込む。 3回目接種から5カ月以上を空けて接種する。6月中に4回目を開始できる60歳以上の約1500人を皮切りに、接種券を発送していく。 3カ所に開設予定の集団接種会場でモデルナ社製、地域の診療所ではファイザー社製のワクチンを接種できるよう調整を進める。 詳細は5月下旬に新聞折り込みや公式ウェブサイトで情報発信する。
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ロシア支配、監視強まる故郷 富士市がウクライナから避難の親子受け入れ
富士市の小長井義正市長は9日の定例会見で、ウクライナからの避難者2人を同市で受け入れると発表した。住宅などを無償提供するほか、10日から避難者支援を目的とした募金活動も始める。 市によると、避難したのはウクライナ人男性の親子2人で、富士市在住でウクライナに親族のいる男性を頼って4月30日に来日した。 市は、避難者に対して最長1年間無償で市営住宅を提供し、上下水道料金を免除する。ワンストップ相談窓口を開設し、日本語の学習支援や就労の相談にも応じる。募金は機動的な避難者支援を目的に、市役所2階や市交流プラザ(同市富士町)内の国際交流ラウンジなどに募金箱を設置する。 小長井市長は「避難者が一
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ペーパータオルをトイレ紙に 富士の製紙メーカー×ロゼシアター
富士市の製紙メーカー「コアレックス信栄」と市文化振興財団は市文化会館「ロゼシアター」(蓼原町)の使用済みペーパータオルを、トイレットペーパーの原材料としてリサイクルする協働事業を始めた。同市が4月に募集を始めた、官民連携組織「市SDGs共想・共創プラットフォーム」の登録プロジェクト第1号として、事業拡大を目指す。 ロゼシアターでは15カ所のトイレにペーパータオルを使用するが、事業ごみとして処分してきた。 昨年12月から始まった協働事業は、同社が毎週2回、回収して他の古紙と一緒に再生。生産されたトイレットペーパーをロゼシアターで使用する。同社の難再生古紙の再生技術を活用し、再利用に問題がな
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子ども力士が熱戦 わんぱく相撲富士場所
「第31回わんぱく相撲富士場所」(富士青年会議所主催)が8日、富士市の富士総合運動公園相撲場で開かれた。富士場所開催は3年ぶり。子ども力士が土俵で熱戦を展開した。 1~3年生は学年別の男女混合で、4~6年生は男女別で男子は学年別、女子は4~6年生合同の高学年女子としてトーナメント戦を展開した。 まわし姿で土俵に上がった児童は「はっけよい」の合図で相手にぶつかった。がっぷり四つで長時間の攻防を繰り広げる取組も目立った。保護者は歓声を控えて拍手でエールを送った。小柄な子が大柄な子を倒すとひときわ大きな拍手が起きた。 4~6年の優勝者らは県大会に出場する。 各部門の優勝者は次の通り。 1
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4年連続待機児童ゼロ 富士市、通年の解消目指す
富士市は9日、ことし4月1日時点の保育施設などの待機児童数が0人となり、4年連続で待機児童ゼロを達成したと発表した。市は通年での待機児童ゼロや保留児童数の減少を目指す。 保育所などの利用申し込み児童数4706人(前年比24人増)で、希望施設が利用できないことなどを理由にした利用保留児童数は73人(同14人増)になった。 市は2018年度以降の4年間で、私立保育園3園で計190人、小規模保育事業所など8園で計140人、企業主導型保育施設12施設で計237人、公立保育園2園計22人など、新設や改修で約600人の定員を増やした。 4月時点の待機児童数は0人だが、例年は年度途中に最大で200人
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10代女性にわいせつ行為疑い 富士署が会社員逮捕
富士署は9日、強制わいせつの疑いで富士市今泉、会社員の容疑者(32)を逮捕した。逮捕容疑はことし3月下旬、容疑者の自宅で、静岡県東部在住の10代の女性にわいせつな行為をした疑い。同署によると、女性からの相談で発覚した。
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カード詐取容疑 都内の男再逮捕 富士宮署
富士宮署と静岡県警捜査4課は9日、詐欺の疑いで東京都清瀬市竹丘2丁目、土木作業員の容疑者(21)=詐欺容疑で逮捕済み=を再逮捕した。再逮捕容疑は4月4日午前11時ごろ、何者かと共謀し、富士市の無職女性(76)宅に市役所や金融機関の職員をかたり「健康保険のお金が2万円ほどおります」などとうその電話をかけた後、金融機関職員になりすました容疑者が女性宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取った疑い。同署によると、女性の口座からは現金100万円が引き出されていた。
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デジタル社会で取り残さない 高齢者向けサポート 静岡県内拡大
静岡県内の自治体がスマートフォンなどデジタル機器に不慣れな高齢者の支援に力を入れている。新型コロナウイルスの影響でオンラインサービスが拡大する中、スマホ体験会などを通じ情報格差の解消を図る。県も日常的に相談対応に当たる支援員の育成に乗り出す。生活の利便性を高めるだけでなく、地域社会からの孤立を防ぐ効果も期待される。 静岡市は2021年度、携帯電話会社の協力を得て61回のスマホ体験会を開催した。カメラや地図アプリの基本操作、LINE(ライン)やキャッシュレス決済の使い方を伝えた。参加しやすいよう生涯学習施設など身近な場所を会場にした。 受講した清水区の女性(79)は「便利で驚いた。難しそ
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酒気帯び運転した疑い 富士署が男逮捕
富士署は8日、道交法違反の疑いで富士市中里、薬局経営の男(63)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前7時ごろ、同市富士岡の市道で軽ワゴン車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、駐車中の車に追突する事故を起こして発覚した。
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岳鉄「お茶ツアー」へ出発 茶摘みや工場見学、新緑堪能 富士
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は7日、現在開催中の「第8回世界お茶まつり」の企画として体験ツアーを実施した。県内を中心とした家族連れなどが沿線にある茶畑での茶摘みや製茶工場を見学して茶に親しんだ。 世界お茶まつりに合わせ、県内の私鉄5社が企画した「O―CHA旅@沿線」の一環。 参加者は吉原駅から須津駅まで沿線の風景を楽しんだ後、徒歩で須津湖などを巡った。山田製茶(同市中里)の製茶工場では茶の香りが充満する中で荒茶の工程を見学した。同園の山田典彦さんが「蒸しの工程で味の8割が決まる」などと要点を解説。全工程に約5時間かかることや、11品種を栽培し、品種や気候で微妙な調整をしていることも伝
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恐喝未遂容疑、組幹部ら逮捕 富士署
富士署は7日、恐喝未遂の疑いで富士市三ツ沢、指定暴力団山口組清水一家幹部の無職の男(52)と、同市宮下、塗装業の男(48)の両容疑者を逮捕した。2人の逮捕容疑は3月29日午後8時ごろ、県東部の80代男性に自宅で「いつまで逃げてんだ」「金返せ」などと言って金銭を脅し取ろうとした疑い。同署によると、両容疑者と男性は面識があったという。
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子育てママに癒やし 富士宮の杉山さん ドライヘッドスパ体験会
富士、富士宮地域を拠点にドライヘッドスパスクールを運営している杉山かおりさん(44)=富士宮市=がこのほど、NPO法人母力向上委員会と連携し、託児付きドライヘッドスパ体験会を同市野中の「さぁどぷれいすSAN」で開いた。 髪をぬらさず頭部や周辺をマッサージするドライヘッドスパ。眼精疲労、首肩こり改善や自律神経の調整などに効果があるとされ、都心を中心に専門店が広がるという。自身もスクールのほかドライヘッドスパサロン「自分の時間」(富士市)や美容室「haru」(富士宮市)を営む。子育てで睡眠不足気味なママに癒やしの時間を届けようと託児付き体験会を初めて企画。7人の参加者が訪れ、杉山さんやスクール
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かるた教材に史跡案内 富士・松野地区住民有志 言い伝えや風習紹介
富士市松野地区で「松野歴史かるた」を活用した地域活性化に取り組む住民有志が7日、かるたで取り上げた史跡などを巡る勉強会を開催した。静岡市清水区の蒲原地区で歴史を学ぶ団体「富士山とするが歴史の案内人」に松野地区に残る伝承や風習を紹介した。 住民有志による富士市外の団体の史跡案内は初めて。松野地区の歴史や言い伝えを、かるたを通して学びたいと同団体から現地視察の案内の要望を受けた。 南松野地区にある寺社など12カ所を住民有志が案内した。力士がおにぎりを担ぐ姿が絵札になっている八坂神社では、豊作を願って頭上に掲げられたおにぎりを取り合う神事「お櫃(ひつ)まわし」や、過去に行われていた奉納相撲を解
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文化財の岳鉄本吉原駅 登録プレートのレプリカ設置
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)はこのほど、国登録有形文化財に登録された本吉原駅に登録プレートのレプリカを設置した。 同駅は1950(昭和25)年に開設された。石積みのプラットホームと、68(同43)年に建造のキノコ型の愛らしい上屋が文化財に登録された。 プレートは説明パネルと一緒にプラットホームの柱に設置された。「登録有形文化財第22―0290号 この建造物は貴重な国民的財産です」と記してある。パネルはホームと上屋の歴史的価値を図面付きで解説し、岳鉄の他の駅の原型となった同駅や、同社の年表も記載されている。建設時期の根拠となった富士ニュース紙面の写しも展示している。 プレート設置に合わ
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U13年代育成 自転車競技スクール、レバンテ(富士)が開講
富士市で活動する地域密着型プロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」のユーススクールがこのほど、開講した。自転車競技の底辺拡大や将来の競技者育成を目指し、教室生が自転車技術以外に体力づくりなどを学ぶ。 レバンテはトップチームに9人、下部組織「レバンテホープ」に高校生約10人が所属。同スクールはU13年代を育成する。自転車競技のユーススクールは県内では珍しい。 県富士自動車学校(同市柚木)を会場に行われた初回には、面接を通過した富士、富士宮市の計6人が参加した。二戸康寛代表らがロードバイクに乗る前の準備や道具の扱い方を指導し、教室生がタイヤの空気圧の目安や安全なヘルメットの装着方法など基礎
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ウクライナ避難者に 富士の会社経営者、携帯型翻訳機を寄贈
ロシアのウクライナ侵攻により静岡県に避難した人を支援しようと、富士市の会社経営大箸光弘さん(65)がこのほど、携帯型の音声翻訳機「ポケトーク」10台(10万円相当)を県に寄贈した。県は市町を通じて避難者に連絡を取り、希望者に贈る。 同日午前、大箸さんが県庁に高畑英治くらし・環境部長を訪ね、翻訳機を手渡した。仕事で渡航経験が多い大箸さんは、避難者が最初に困ると想定される言語の問題を解消しようと、ポケトークの寄贈を決めたという。大箸さんは「避難者への支援の輪が県内に広がれば」とのコメントを発表した。 県多文化共生課によると、4月28日時点で県内の避難者は3組8人。県の相談窓口では、避難者の受
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美術家杉本さん 満開の桜など20点 富士で個展
裾野市の美術家杉本秀子さん(79)の個展が15日まで、富士市横割の「グリナート幹」で開かれている。 県内外の満開の桜を描いた油彩画など20点が並ぶ。桜の開花前に枝ぶりや背景をスケッチするなど、周辺の風景の再現にこだわった。空の青と山の緑がピンクの花を際立たせている。 千葉県印西市の樹齢300年を超える桜がモチーフの「吉高の大山桜」は、花をいっぱいに付けた枝が辺りを覆うように広がる様を豊かな色彩で表現した。火曜は休館。
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ヒマワリ「大きく育て」 富士・大淵で園児種まき
富士市大淵で農村保全活動をする市民団体「次郎長ネットワーククラブ」は6日、地元の幼稚園児と一緒に耕作放棄地にヒマワリの種をまいた。7月下旬には約10万本のヒマワリが見頃を迎える予定。畑に迷路を作って一般開放する。 県の「ふじのくに美農里プロジェクト」の一環。同クラブは2017年から地域活性化のために約3千平方メートルのヒマワリ畑を整備している。地元の子どもの思い出づくりとして園児を招いた。 藤田幼稚園(同市)と杉田幼稚園(富士宮市)の年長園児計69人が、同クラブの会員の手ほどきを受けて敷地に種をまいた。園児は夏に大輪の花が咲くよう願いを込めて、手で掘った穴に種を入れ、優しく土をかぶせた。
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優良従業員 55社144人表彰 富士商議所
富士市の富士商工会議所はこのほど、2022年度の優良従業員表彰式を同商議所で開いた。地域経済の発展に貢献した55社144人に牧田一郎会頭が表彰状と記念品を贈った。 県知事表彰を受けたジヤトコの鈴木真司さんに特別表彰を授与し、功労をたたえた。勤続30年以上の永年勤続者56人、15年以上の66人、5年以上の21人も表彰した。 牧田会頭は「コロナ禍が2年を経過し、ウクライナ情勢が緊迫し、変化や制約が甚大な影響を及ぼし、各社が事業継続に努めている。社内を熟知し広い見識を備えた人材が何より大切。各社の将来を担うことを期待する」と激励した。被表彰者を代表して興和富士工場の後藤由弘さんが「今後も職務に
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源平ゆかり史料展示 曽我兄弟の仇討ち紹介 富士・かぐや姫ミュージアム
富士市の富士山かぐや姫ミュージアムの特別展「富士の巻狩と曽我兄弟の仇(あだ)討ち」がこのほど、同館で始まった。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源平にゆかりの史跡が注目される中、源頼朝の巻き狩りの様子を描いた浮世絵など同館の収蔵品20点を展示している。7月3日まで。 曽我兄弟の仇討ちは1193年、大規模な巻き狩りが富士山麓で行われた際、曽我十郎祐成、五郎時致の兄弟が頼朝の家来工藤祐経を討ち取って親の敵を討ったとされる。 浮世絵「右大将頼朝公裾野牧狩勢揃図」や「曽我兄弟夜討十番切之図」などで、巻き狩りに関わった人物の関係性や仇討ちの一部始終を読み解ける。江戸時代の歌舞伎の演目として人気を集め、
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ニジマス捕まえ「やったよ!」 富士山こどもの国、親子連れで盛況
富士市の富士山こどもの国は、こどもの日の5日、小中学生が入園無料になり、多くの親子連れが訪れた。223匹のこいのぼりから歓迎を受けた子どもたちは、ニジマス釣りやつかみ取りなどに熱中した。 水の国エリアのニジマスイベントは大型連休中の8日までの限定企画。当日予約制で午前10時前には枠が埋まった。仮設プールでのニジマスのつかみ取りでは、子どもたちが泳ぎ回る魚を懸命に追いかけた。ようやく捕まえると「やったよ」と、笑顔で家族に獲物を見せた。 捕ったニジマスはその場で塩焼きにして味わった。長泉南小3年の染矢壮磨君(8)は「身が柔らかい。自分で捕まえたからおいしいに決まっている」と誇らしげに話した。
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田植え体験 泥に歓声 富士・元吉原小児童
富士市の元吉原小5年生約50人がこのほど、同市桧の田んぼで田植えを体験した。富士山を仰ぐ広大な水田に、泥に足をとられてはしゃぐ子どもの歓声が響いた。秋に収穫を体験し、給食で味わう予定。 米作りは5年目。県の「ふじのくに美農里プロジェクト」に取り組む「富士山のふもとの郷を守る会」のメンバーが指導した。 水が張られた約500平方メートルの水田に足を入れた児童は三角柱の定規を使って等間隔にコシヒカリの苗を植えていった。最初は泥の感触に悲鳴を上げた児童も徐々に集中して担当分を仕上げた。 片又日和さんは「手で植えるのは大変だった。苦労したからきっとおいしくなるはず」と収穫に期待した。 9日には
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バスカード9種集めよう 富士市と富士急静岡バス 公共交通活性へ
富士市と富士急静岡バスは9日から、市内の路線バスやコミュニティバスの写真や情報を記載した「コミバスカード」の配布を始める。路線別に9種類あり、各限定500枚。コロナ禍のバス利用低迷で、路線維持の危機に立たされる中、利用促進の期待を託す。担当者は「人気が出て、公共交通の活性化の起爆剤になれば」と第2弾、3弾の発行にも意欲を見せる。 同社によると、自治体単位で発行するバスカードは全国初という。カードは表面に9路線それぞれのバス車両の写真を掲載する。「海」「山」「街」の3項目を星の数で示し、運行区間の特徴を表示した。裏面は、車体のデザイン画や運賃、各路線のキャラクターなどを紹介する。 市が運行
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まろやか新茶どうぞ 富士川楽座、地元産フェア盛況
富士市産の新茶をPRする「富士山新茶フェア」(富士のお茶振興推進協議会主催)が4日、同市の道の駅「富士川楽座」で始まった。5日まで。入れたての茶が振る舞われ、新茶を買い求める来場者でにぎわった。 市内の青葉園と木村園が出店し、富士の茶娘が行楽客に試飲を勧めた。来場者は「甘い」「まろやか」など喜んだ。千葉県から観光に訪れた渡辺敏之さん(48)は「普段ペットボトルで飲むお茶とは全く違う」と話した。 木村園の販売担当者は「今年はうま味が強い。できたてを味わってほしい」と話した。 試飲は午前10時~午後3時。購入者を対象にほうじ茶などが当たる抽選会も開いている。
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「ぶち殺されてえのか」 富士宮署、恐喝未遂の疑いで男逮捕
富士宮署は4日、恐喝未遂の疑いで富士市横割6丁目、会社員の男(23)を逮捕した。逮捕容疑は3日、富士宮市の男性会社員(48)に電話で「お前ぶち殺されてえのか」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑い。
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富士の80代女性 カード詐取被害 100万円引き出される
富士市の80代の無職女性が3日までに、金融機関の職員を名乗る男らにキャッシュカード2枚を盗まれたと富士署に届けた。女性の金融機関の口座からは100万円が引き出されていた。同署は特殊詐欺事件として捜査している。 同署によると、4月26日午前、市職員をかたる男から女性宅に電話があり、還付金があると伝えられた。その後、自宅を訪れた金融機関職員を名乗る男に「古いカードを取り換えないといけない」と言われ、女性がキャッシュカード2枚を渡すと、目を離した隙にカードの入った封筒をすり替えられ、盗まれた。 28日に金融機関から不審な引き出しがあったと連絡が入り、被害に気付いた。
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サッカー強豪 マンCが富士で動画撮影 日本サポーター拡大へ
サッカーのイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティー(マンC)のマスコット「ムーンチェスター」が4月下旬に富士市久沢の村松園の茶園を訪れ、日本の自然や茶文化をPRする動画を撮影した。動画は、みどりの日の4日にチーム公式ツイッターで国内外に発信される。 ムーンチェスターは日本のサポーター拡大を目指して大型連休中に来日した。都内でサポーターと触れ合う企画などをSNSで発信し、日本のサポーターの存在を母国などにも伝えている。 4月30日に村松園を訪れたムーンチェスターは、富士市で茶のPRを担う「富士の茶娘」らと茶畑を巡り、茶摘みを体験した。茶室で抹茶も味わった。ドローンも駆使し
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スポーツ10種 児童が体験 富士で5日まで
小学生が多数のスポーツを体験するイベント「exPANDA(エキスパンダ)」が3日、富士市の複合型スポーツ施設「エスプラットフジスパーク」で始まった。5日までの3日間、計10競技の元日本代表や全国大会優勝経験者らのコーチの下、子どもが新たな競技と出合う。 ジュニア世代から複数の競技に触れることで子どもの可能性を広げようと昨年から始まった。県内を中心に小学2~5年生計約100人が参加。初日は全員でダンスに取り組んだ後、屋内競技のハンドボール、バスケットボール、卓球、フェンシングの4種目を年代別にグループに分かれて取り組んだ。 ハンドボールでは、トレーナーの塚本博樹さんがボールの扱い方を指導。
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9条と平和考える 護憲派、改憲派 静岡県内でも集会
憲法記念日の3日、静岡県内でも護憲派と改憲派の集会が開かれた。新型コロナウイルス禍に加え、ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、参加者は自由や平和の尊さ、憲法の意義や在り方について改めて見つめた。 しずおか憲法9条を擁護し実現する会は、静岡市内で集会を開いた。福井淳会長は「日本国憲法の理念を再認識する機会にしたい」とあいさつ。早稲田大の水島朝穂教授が「平和の『守り方』と『創り方』」と題して講演し、ウクライナ侵攻を改憲の突破口にしようとする自民党などの動きを念頭に「憲法を変えるのではなく、ウクライナの復興のために何ができるかを考えるべき」と強調した。締めくくりとして、参加者が「憲法9条の理念は
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補聴器代わり会話装置発売 浜松・やまと興業
二輪、四輪部品製造の「やまと興業」(浜松市浜北区)はこのほど、補聴器の代わりになる会話装置「聴こえ♪ルンです」の販売を始めた。高齢者が使いやすいように、手に持って使う耳当て式のスピーカーと、マイク部分をコードでつないだシンプルな構造にした。コロナ禍では、アクリルパーテーション越しの会話などでの活用を見込む。 同社はコンサート会場で使われる発光ダイオード(LED)ペンライトや、べにふうき粉末緑茶の製造販売など事業の多角化を進めているが、福祉機器分野への参入は初めて。 新製品のマイク部分は縦6センチ、横4センチで、電源スイッチと2段階で音量を調整するつまみを備える。スピーカーは、音の感度を大
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華やかな香り バラ咲き誇る 富士の中央公園見頃
富士市永田町の中央公園のバラが見頃を迎えた。園内に広がる華やかな香りと色鮮やかな花弁が来園者を魅了している。見頃は5月中旬まで。 園内には、市民の花であるバラ約200種約1500本が植えられている。「富士ばら会」が手入れする西エリアでは約190種750本が咲き誇る。2日時点で六分咲きとなり、同市オリジナルの品種「かぐや富士」も白いつぼみをほころばせた。赤や黄のほか、オレンジ、紫などさまざまな色が花壇を敷き詰めた。 2日は多くの親子連れや夫婦が散歩に訪れて園路を歩き、個性のある花に顔を近づけて香りも満喫した。伊豆旅行に向かう途中に立ち寄った浜松市の女性3人組は「偶然通りかかったが思った以上
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風景や静物画を色鮮やかに表現 静岡市役所1階市民ギャラリー
静岡市清水区の絵画愛好家らでつくる「高部水彩一葦(いちい)会」の作品展が8日まで、葵区の市役所1階市民ギャラリーで開かれている。 会員と講師の南城由起子さんが描いた風景画や静物画など35点が並ぶ。広見公園(富士市)に咲くバラや、県護国神社(静岡市葵区)の秋の風景、月2回の教室で描いた野菜や果物など、1年間描きためた作品の中から1人1点ずつ出展した。会員らは光と影の表現を工夫し、色鮮やかに描いた。講師の南城さんは「会員それぞれが自由に描いている。個性豊かな作品を楽しんでほしい」と話した。
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初夏告げる コマドリの声 富士山麓に飛来
「ヒン、カララ…」。4月下旬、富士山麓の富士市内の林でコマドリの張りのある鳴き声が響き渡った。夏鳥として飛来し、繁殖地に向かう途中とみられる。茂みの中でしきりに鳴いたり、水浴びしたりする様子が見られた。 スズメ目ヒタキ科で、体長は約14センチ。鮮やかなオレンジ色の羽毛をまとっている。鳴き声が馬のいななきに似ていることから「駒鳥(コマドリ)」と名付けられたようだ。 ウグイス、オオルリとともに、鳴き声が美しい「日本三鳴鳥」に挙げられる。標高が高い山地のササ類が生い茂るような林床や渓谷で生息、繁殖するため、目にする機会が比較的少ない。
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電気機関車を特別開放 富士・岳南富士岡駅「ひろば」 5日まで
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は5日まで、岳南富士岡駅にある「がくてつ機関車ひろば」にある電気機関車を特別開放している。 展示されている4台のうち、最古の1927(昭和2)年製「ED291」と、日替わりでもう1台の計2台の運転台は、自由に出入りして内部を見学できる。運転席に座って写真撮影もできる。 同ひろばは、貨物輸送の廃止で引退した電気機関車を塗装し直して昨年8月にオープンした。 友人と2人で初めて同所を訪れた焼津市の大橋真惺さん(17)は「ED501の車番の字体も好き。貴重な電気機関車の運転台も見ることができて良かった」と喜んだ。 期間中はひろばのデッキ近くで特別販売会も開かれ、
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憲法学者木村草太氏 5月3日、富士で講演
富士市の市民団体「コスタリカに学ぶ会」は憲法記念日の3日午後2~4時、東京都立大教授で憲法学者の木村草太氏を招いた講演会「憲法という希望 憲法を守らせるのは一人ひとりの国民」を富士市のロゼシアターで開く。 憲法の入門編として、第12条を中心に憲法と日常生活との結びつきや、政治との関わりを解説する。質疑応答の時間も設ける。 手話通訳にも対応する。当日券は大人千円、高校生500円。問い合わせは渡辺さん<電080(5135)1725>へ。
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富士山の四季や花収めた写真展 富士川楽座、5月6日まで
富士、富士宮市の愛好家でつくる「写真友の会」の第20回写真展が6日まで、富士市の道の駅「富士川楽座」4階フジヤマギャラリーで開かれている。 大型連休中に施設を訪れた人に楽しんでもらおうと毎年この時期に開催している。会員13人がこの1、2年で撮影した四季折々の富士山や草花の写真計36点が並ぶ。 伊藤清治さんの「皆既月食」は、多重露光で捉えた皆既月食と、妖しく輝く霊峰の共演を表現した。福島好巳さんの「龍厳渕風景」は、近年、桜の名所として注目される富士市の潤井川沿いの龍厳淵で、富士山と武骨な工場の姿を写し出した。 行楽客が霊峰のさまざまな表情に見入っている。
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少年警察協助員と指導委員に委嘱状 富士署
富士署はこのほど、少年警察ボランティアへの委嘱状伝達式と、功労者への感謝状贈呈式を同署で開いた。 井出清市署長が新たに少年警察協助員となる2人と、少年指導委員1人に委嘱状を手渡した。2年任期で街頭補導や有害環境浄化活動に取り組む。 井出署長は「SNSやインターネットでの少年非行や犯罪が増加し日々変化している。地域に根付いた活動に力を貸してほしい」と述べた。 少年警察協助員を長年務めた高橋孝行さん(横割)、山崎重俊さん(十兵衛)、米田容子さん(中里)には感謝状が贈られた。
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メール「殺してやるからな」 脅迫の疑いで男逮捕 富士
清水署は1日、脅迫の疑いで富士宮市淀平町、建設業の男(25)を逮捕した。 逮捕容疑は4月14日午後10時半ごろ、富士市の男性トラック運転手(25)に「殺してやるからな」などと書いた電子メールを送信し、脅迫した疑い。同署によると、容疑者と男性の間で仕事上のトラブルが続いていたという。
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KIRINJI 生演奏で心地よい緩さ FUJI&SUN出演
富士山を間近に見ながら約30組のライブとキャンプを満喫するフェスティバル「FUJI&SUN(フジ&サン)’22」(静岡新聞社・静岡放送、WOWOWなど主催)が14、15の両日、富士市の「富士山こどもの国」で開催される。主要アーティストのKIRINJIは新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった2020年の同フェスに出演予定だった。メンバーの堀込高樹は仕切り直しとなった今回の出演を心待ちにする。 堀込高樹、堀込泰行の兄弟グループ「キリンジ」として1998年にメジャーデビュー。2013年に高樹が中心の6人組バンド「KIRINJI」として再編成し、21年からは高樹のソロプロジェク
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富士山麓に広葉樹を 富士・大淵、市民が苗木植樹
富士市は29日、同市大淵の市有林でブナなどの広葉樹を植樹した。富士山麓の自然環境保全のため、市民約350人が作業に汗を流した。 同市の富士山麓ブナ林創造事業として実施した。富士山こどもの国から北西約2キロの場所にあるヒノキの伐採跡地約1万平方メートルに、ブナやケヤキなど富士山麓に自生する7種約2200本を植えた。 地元企業やガールスカウトなどが協力した。参加者は冷たい雨と強風の悪天候の中、山の斜面にスコップで穴を掘り、次々に苗木を植えていった。真っすぐに育つように添え木をして、根に優しく土をかぶせた。 富士中3年の細野暖さん(14)は「周りの山の木よりも大きく丈夫に育ってほしい」と願い
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富士・青少年指導委 委員13人を表彰 総会で事業計画承認
富士市青少年指導委員会はこのほど、2022年度総会を市消防防災庁舎で3年ぶりに開き、本年度事業計画案を承認した。 長年務める委員計13人を表彰し、少年補導や非行防止活動に取り組んだ退任者に教育長感謝状を贈った。 本年度は、開催予定の吉原祇園祭や富士まつりなどの行事で特別補導を実施する。清泰雅会長は「子供たちの安全と健全育成に一層の協力をお願いする」とあいさつした。
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「世界お茶まつり」 体験企画など魅力多彩 静岡県内外で分散開催
世界最大級のお茶の祭典「第8回世界お茶まつり」(実行委主催)が1日、開幕する。民間アイデアを募り、お茶の魅力を発信する「新茶フェア」を初めて実施。15日までの期間中、新茶を使った料理やスイーツの提供、茶工場見学といった体験型プランを県内外の茶専門店や飲食店などで展開する。 静岡市清水区蒲原のすし店「やましち」は、駿河湾産サクラエビや茶葉でつくるかき揚げの食事と茶摘み体験を組み合わせた「ミニ観光プラン」を企画。富士市の茶園と連携して期間中、事前予約した来店者が摘んだ茶葉を調理し、新茶と一緒に提供する。 同店を切り盛りする山崎伴子さん(69)は「茶畑は重要な観光資源。おいしいサクラエビと掛け
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静岡県勢パフォーマー凱旋 サーカス世界大会で好成績 富士宮
米国ラスベガスで開かれたサーカスの世界大会「VIVA FEST(ビバ フェスト)」に出場した日本人パフォーマーの凱旋(がいせん)報告会が29日、富士宮市上井出の「富士山サーカスランド」で開かれた。県内出身の出場者3人も好成績を収め、地元関係者から祝福を受けた。 日本からは7個人・団体が挑戦した。県内出身の3人はニューパフォーマー部門グランドアクトで出場。富士宮市出身の森崇彰さん(ディアボロ)は3位、御殿場市出身の瞬時さん(ジャグリング)が4位、富士市出身のリューセーさん(けん玉)は7位の成績を収めた。 報告会では日本人出場者のうち5個人・団体が参加した。ディアボロやジャグリング、エアリア
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現金入ったバッグ盗んだ疑い 男を逮捕 富士署
富士署は29日、窃盗の疑いで、いずれも自称の富士市吉原3丁目、無職の男(61)を逮捕した。逮捕容疑は28日午後7時ごろ、同市国久保の商業施設駐輪場で、同市の男子高校生(16)の自転車のかごから、現金約5千円などが入ったバッグを盗んだ疑い。同署によると、高校生からの通報で商業施設周辺を巡回していた署員が容疑者に職務質問し判明した。
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田子の浦港に米客船 富士の誘致委員会、新年度事業案を承認
富士市の田子の浦港客船誘致委員会の本年度初会合が27日、県田子の浦港管理事務所で開かれ、2023年4月に寄港予定の客船の受け入れ対応準備などを盛り込んだ新年度事業計画案を承認した。 同委員会によると、23年4月17日に米国自転車メーカーがチャーターする客船「スターブリーズ」が寄港を予定している。同委員会は22年度に各種ガイドラインに沿った受け入れ体制の構築や歓送迎企画の準備を進める。 23年10月には富士信用金庫が客船「にっぽん丸」をチャーターしたクルーズの計画もあるという。 このほか、22年度に同港を起点とした観光ルートや体験プログラムも検討する。 会合では県交通基盤部港湾局職員が
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小中高全校に生理用品配備 富士市教委、心配軽減へ
富士市教育委員会は4月から、市立小中学校全43校と市立高の女子トイレに生理用品を置く取り組みを始めた。家庭の事情や急な対応で必要になった場合に気兼ねなく利用できる。生理に対する心配を減らし、学業に専念できる環境を整える狙い。児童生徒への調査で「必要」との回答が大半だったことが事業を後押しした。関係者によると、市町立単位の全学校の取り組みは県内で珍しいという。 同市立校では保健室で生理用品に困る児童生徒の相談対応をしている。さまざまな事情で生理用品を手にできない「生理の貧困」が問題視された昨年度からは「さくらカード」を示した場合に複数をまとめて提供する。 トイレ配備は、各校で月経や配備目的
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特殊詐欺 被害を未然防止 富士の店員に感謝状
富士署は27日、感謝状贈呈式を同署で開き、特殊詐欺被害を未然防止したセブン-イレブン富士市中里店の店員石川穂波さん(26)=同市江尾=に署長感謝状を贈った。 石川さんは4月12日午後7時ごろに来店し、プリペイドカードを手に落ち着かない様子でいた市内の50代夫婦を不審に思い、声を掛けた。高額なカードの購入や、携帯電話がつながっている状況を聞いて詐欺を疑い、警察へ通報した。 贈呈式で、井出清市署長は「勇気を持って声掛けをして高額被害を防いでくれた。今後も未然防止に力を貸してほしい」とたたえた。同店に勤務して10年以上という石川さんは「こういう事態に遭遇したら、また声掛けができるよう、気を引き
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仏教や神話題材のテンペラ画個展 富士・匂坂さん
富士市のテンペラ画家匂坂祐子さん(60)の個展「拈華微笑(ねんげみしょう)」(静岡新聞社・静岡放送後援)が5月5日まで、同市の松坂屋富士ギフトショップ2階で開かれている。 新型コロナウイルスまん延や、ロシアのウクライナ侵攻など社会情勢が不安定な中、心のよりどころを求めた新作などテンペラ画80点が並ぶ。 仏教や日本神話が題材の作品が中心。新作の「釈迦(しゃか)三尊像」は釈迦如来、普賢菩薩、文殊菩薩を柔らかく端麗な表情で描いた。金箔(きんぱく)の背景に白い絵の具を薄く延ばして空間をぼかし、幻想的な世界を表現している。 希望者には、会場でテンペラ画体験講座も実施している。
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男児へ熱湯、被告に懲役3年6月求刑 地裁沼津支部初公判
同居する交際相手の女性の息子=当時(1)=に熱湯を浴びせてやけどを負わせたとして、傷害の罪に問われた富士市原田、工員の男(25)の初公判が27日、静岡地裁沼津支部(谷本奈央裁判官)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役3年6月を求刑し、即日結審した。 検察側は論告で、被告が日頃募らせていた鬱憤(うっぷん)を晴らそうと八つ当たりしたと指摘。至近距離から継続的に熱湯をかけたとして「残酷で執拗(しつよう)、極めて悪質」と述べた。弁護側は「反省していて再犯の可能性は低い」と執行猶予付きの判決を求めた。 起訴状などによると、被告は2021年7月18日、自宅の浴室で男児にシャワーで熱湯を浴び
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シェアワークスペースやワーケーション 関係人口創出へ 静岡県モデル事業公募
地域と多様な関わりを持つ人を指す「関係人口」の創出に力を入れる県は本年度、シェアワークスペースやワーケーション施設を活用した関係人口創出モデル事業を公募する。2021年度にスタートした事業で、一定の成果が見られたことから本年度は拠点施設との連携に特化する。地域づくりを担う関係人口を増やすことで、移住につなげる狙いもある。 観光客などの「交流人口」と「定住人口」の中間にあたる関係人口は明確な定義はなく、間口が広い。県はモデル事業で、地域の課題解決や活性化に取り組む人を創出することを想定。仕事で頻繁に訪れる人を呼び込むことで、新規事業の立ち上げなど、より効果が出るのではと考え、拠点施設との連携
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運営評価は低下 21年度の放課後児童クラブ 富士市が結果公表
富士市は2021年度に12校区20クラブの放課後児童クラブ運営を担った一般社団法人「コドモノプラス」の運営評価委員会による評価結果を公表した。運営法人の運営状況43項目、育成支援内容23項目をa―cの3段階で評価した結果、育成支援のa評価の割合は前年度の91%から61ポイント減の30%になり、全体的に評価が下がった。 評価結果の割合は、育成支援内容では、aが30%(同61ポイント減)、bが57%(同48ポイント増)、前年度0%だったcは13%だった。運営法人の運営状況はaが49%(前年度比5・5ポイント減)、bが51%(同10・1ポイント増)、cは前年度と同じ0%だった。 初年度の20年
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地域安全推進員に委嘱状や感謝状 富士署
富士署は26日、同署地域安全推進員の委嘱状交付式と、退任者への感謝状贈呈式を開いた。 委嘱状交付式では、井出清市署長が新任の12人のうち、当日出席した9人に委嘱状を手渡した。 長年、地域の安全安心のために活動し、昨年度末で退任した古嶋英敏さん(天間)、望月健治さん(桑崎)、植松一男さん(天間)の3人には感謝状が贈られた。長年の功労をたたえた井出署長は「継続的に地域防犯に目を向けてほしい」と話した。
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放課後児童クラブ退職理由 「法人との意見相違」最多 富士市議会所管事務調査
富士市議会福祉保健委員会は27日、2021年度末に支援員ら26人が退職した放課後児童クラブの民間一括運営委託事業について、所管事務調査を実施した。市は元職員の退職理由で「運営法人との意見の相違」が最多となったことなどを示した。委員からは運営体制への疑義が相次いだ。 同市はサービスや処遇の平準化と安定運営を目指し、20年度から民間委託を導入。25年度までに順次全27校区45クラブの運営を一括委託する。21年度末に退職者が相次いだことを市議会が問題視し、閉会中審査の実施に至った。 市は退職者に実施した聞き取り内容を示した。退職理由は「法人との意見の相違」が8人、「健康上の理由」7人、「家庭の
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日本赤十字に20万円寄付 コアレックス信栄 ウクライナ支援
富士市の製紙メーカー「コアレックス信栄」は26日、ウクライナ人道支援を目的に日本赤十字社に20万円を寄付した。 市役所を訪れた黒崎暁社長が日赤富士市地区支部長の小長井義正市長に寄付金を寄託した。 同社は23、24日に本社工場で開催した「みんなの紙フェア」でウクライナ支援のチャリティー販売会を企画し、売上金5万9千円余りを寄付に充てた。今後、ウクライナ人に業務発注してできたロゴマーク付き商品の売上げの一部も継続して寄付に充てる。
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フェアトレード学ぶ 富士・吉原高国際科1年生 文化祭での企画前に
富士市の吉原高国際科1年生が26日、国際理解教育の授業として、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊経験者からフェアトレードの仕組みや意義を学んだ。 1年生16人が世界の出来事に触れる「初めの一歩」と位置付けた。生徒は6月の文化祭でフェアトレードを扱う企画を予定していて、事前学習の一環にも充てた。 フェアトレード専門店「Teebom」(静岡市葵区)を営む今井奈保子さんが開発途上国の貧困の実情などを紹介し、児童労働などを無くせる取り組みにフェアトレードを挙げた。日本の食料自給率がカロリーベースで4割程度である点を指摘した今井さんは「6割を海外に頼る中で長続きする取引が大事。互いに得するイ
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山岳遭難救助隊 富士署、10人に指名書 女性2人に増員
富士署は27日、同署山岳遭難救助隊の隊員指名式を開き、新任5人を含む署員10人を指名した。女性ハイカー増加に伴い、女性隊員を1人増員し、2人体制となった。 指名式で、井出清市署長が鈴木基之隊長らに指名書を手渡した。 3年ぶりに行動の制約のない大型連休を控える中、井出署長は「入山者増加の可能性もあり、いつ何があるか分からない。隊員同士の連携や装備、登山ルートの確認を進めてほしい」と訓示した。 同隊は主に愛鷹山系を訪れる遭難者らの捜索や救助に当たる。本年度は富士市山岳救助隊や同市消防本部との合同訓練や単独のルート確認などの実施を検討する。
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静岡放送「おひさま家族」が銅賞 NY国際コンクール
テレビ番組や映画、広告などの優れた作品を表彰する国際コンクール「第64回ニューヨークフェスティバル」の受賞作品が27日(日本時間)までに発表され、静岡放送の番組「おひさま家族-りんくん一家の17年」がドキュメンタリー・コミュニティー・ポートレート部門で銅賞を受賞した。 番組では紫外線を浴びると皮膚にやけどのような症状が出て、やがて皮膚がんになりやすくなる難病「色素性乾皮症」患者の清麟太郎さん(18)=富士市=と、その家族を追った。治療法のない病に向き合いながら日常生活をできるだけ豊かにしようと努力する麟太郎さんと家族の姿を通じ、生きる意味や家族の絆とは何かを問いかけた。 同コンクールは1
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日本語教育、タイで推進 派遣5人、川勝知事に説明
独立行政法人国際交流基金の「日本語パートナーズ派遣事業」の参加者が26日、県庁に川勝平太知事を訪ね、タイでの日本語教育支援について説明した。 2021年度に派遣された岩崎裕子さん(62)=藤枝市=、金森莉沙さん(23)=焼津市=、中川あい子さん(56)=富士市=は、現地の学生の熱意に触れた喜びや、静岡の食材や名所を紹介した実績などを報告した。22年度に参加する原田莉緒さん(22)=長泉町=と伊藤佑妃さん(21)=静岡市葵区=は、日本語を教える意気込みや異文化に触れる期待を語った。 県は16年に同基金と結んだ協定に基づき、県の推薦者を派遣する独自のプログラムを実施。県内からはこれまでに一般
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静岡オフィスで事業承継初成立 名南M&A
企業の合併・買収(M&A)仲介業の名南M&A静岡オフィス(静岡市葵区)はこのほど、昨年10月に同オフィスを開設以来初となるM&A案件を成立させた。第1号となったのは、紙器抜型製造販売のティーディーエス(富士市)の事業承継案件で、同社の株式100%を大創(大阪府)が取得した。 名古屋市に本社を置く名南M&Aは、2013年11月の清水銀行との業務提携以来、同行から顧客の紹介などを受けて県内の事業承継などの分野で実績を上げている。ティーディーエスも同行の取引先の一つで、名南M&Aに取り次いだ。
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社会課題解決へ7団体に助成金 キリンビールなど
キリンビール静岡支社(静岡市葵区)とキリン福祉財団(東京都)は26日、本年度の「キリン・地域のちから応援事業」の一環で、ボランティア活動などに取り組む県内7団体に助成金計187万円を贈呈した。 地域やコミュニティーを元気にする活動を支援する事業。全国535団体から応募があり、選考により同155団体(うち県内7団体)が選ばれた。 オンラインで行われた贈呈式で、同財団の大島宏之事務局長は「やりたかった活動にぜひチャレンジしてほしい」と助成団体を激励した。佐光慶亮支社長は「静岡一丸となって社会課題の解決を目指そう」と呼び掛けた。 助成を受けた団体は次の通り。 NPO法人ここらしさ(静岡市駿
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記者コラム「清流」 成功のもと
青葉通りで自転車レースを観戦し、富士本町通りに敷いた人工芝に寝転ぶ。今春、富士市のまちなかで久々にわくわくする行事が続いた。今後の伸び代に期待している。 自転車活用推進を目的にした市街地ロードレースとJR富士駅周辺のにぎわいを作る社会実験事業「エキキタテラス」。普段は見ない多数の親子連れの来場は喜ばしかったが、来場者の多さに対して、市の内部から早々に聞こえる「成功」の評が気に掛かる。 2事業には、恒常的な活性化やまちへの期待感創出という大きな使命がある。原因や根拠が不明な来場者数は目的を見失わせる媚薬(びやく)だ。 「まちなかがつまらない」という固定観念は単発行事では覆らない。常識を打
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尽力会員表彰や事業計画を承認 富士市悠容クラブ連合会が総会
富士市内の老人クラブで構成する市悠容クラブ連合会は25日、総会を同市のロゼシアターで開き、本年度の事業計画を承認した。各老人クラブの正副会長や女性委員を長年務めた会員11人や、会員数を5人以上増やした10クラブを表彰した。悠容クラブ正副会長や理事を務めた3人には感謝状を贈った。 同クラブの会員数は減少傾向で、ことし4月1日時点で2972人と初めて3千人を下回った。本年度も会員確保を活動の柱に据え、グラウンドゴルフ大会などを開催する。 大原孝次会長は「組織の在り方やクラブ活動を見直していきたい」とあいさつした。
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今泉で150戸停電 26日午後3時15分ごろ 富士
26日午後3時15分ごろ、富士市今泉の一部の約150戸が停電し、約1時間後に全戸で復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、電柱へのカラスの営巣が原因とみられる。
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静岡人インタビュー「この人」 山田教文さん(富士市)富士市副市長に就任した
建設機械メーカー勤務を経て1987年に富士市役所入庁。企画や財政部門を経験した。市長公室長兼市長戦略課長、産業経済部長、財政部長を歴任し、4月から現職。2人制の副市長の一翼として都市整備や産業振興、教育、消防を担う。60歳。 ―就任の抱負は。 「安全安心はまちづくりの大前提。昨年発生した水害対策や富士山麓の盛り土問題に当たる。富士駅北口再整備も関係者と連携して着実に進める。女性や若い人が快適と感じるまちへと魅力を高めたい。そのためにはアイデアを持つ市職員の力を引き出す。小さな成功体験を重ね、職員の成長を促したい」 ―産業振興への取り組みは。 「燃料や原材料高、円安の影響が現れ始めるは
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”茶の芸術品‘‘技法継承へ 富士市保存会、手揉み茶「天下富士」講習会
富士市茶手揉(もみ)保存会は23日、明治期に名をはせた「天下一品茶」を再現した手揉み茶「天下富士」の講習会を6年ぶりに市内で開いた。保存会創立40周年を契機に、「茶の芸術品」とも評される伝統技法の継承に向け、講習会の継続を目指す。 天下一品茶は1876年に比奈村(現富士市比奈)の野村一郎らが開発した独特な手揉み製法「天下一製法」で作られ、海外からも高く評価されたという。同保存会が2005年から再現を始めて13年によみがえらせ、「天下富士」として技術を継承する。 細かな規定のある19もの工程を経て完成する茶葉は長さ6センチ以上の鋭い針のような形状で、30センチ以上積み上げて飾る。 同日は
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遭難事故防止へ 事業計画を承認 富士市山岳救助隊
富士市山岳救助隊はこのほど、2022年度の総会を市消防防災庁舎で開き、本年度の事業計画案を承認した。 救助隊の昨年度の出動は1件。愛鷹山系で負傷した登山者を捜索した。 本年度も継続して愛鷹山系の崩落危険箇所の実態把握や、富士山や野田山などの登山者へのマナー啓発に取り組む。年2回の遭難事故対応訓練や登山ルートの点検を実施する。 松本年隆隊長は「新型コロナウイルスの感染状況を注視しつつ、訓練を充実させる」とあいさつした。
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「事前復興」重要性知って 浜松市中区で講座 富士市職員、先進事例紹介
浜松市防災学習センター(中区)は23日、防災を考える一般向け講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を同所で開いた。事前に被害を最小限にするまちづくりを推進する“事前復興”の分野で先行する富士市都市計画課の職員が講師を務めた。 事前復興は自治体と住民が協力し、被害を予測して復興計画を立てておく取り組み。効果的な防災、迅速な復旧に有効とされ、特に被害想定が大きい地域で普及しつつある。 講師の野毛史隆課長は富士市の事例を説明し、「災害後を想定して話し合うことが持続可能な社会を構築できる」と強調した。 県西部の小学生から80代までの参加者約40人は熱心にメモを取りながら、災害
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工場夜景×岳南電車 富士市が第3弾カード配布
富士市など全国12都市が加盟する「全国工場夜景都市協議会」はこのほど、第3弾となる工場夜景カードの配布を始めた。同市版は市役所5階交流観光課の窓口で配布する。 同協議会は工場夜景の魅力を発信する目的で2017年に発足。18年度以降、加盟都市の工場夜景を収めたカードを各都市で配布し好評を博してきた。 同市版カードの第3弾は、同市原田の岳南電車岳南原田駅ホームから東に見える日本製紙富士工場と電車の夜景写真を採用した。 第1弾(18年度)はふじのくに田子の浦みなと公園から見た富士山と工場夜景、第2弾(19年度)は同市比奈の滝川から見た富士山と工場の写真だった。 配布の要件や場所は都市ごとで
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眺望GOOD 5月3~5日「ミエルラ」特別開放 富士市
富士市は大型連休中の5月3~5日の3日間、市役所屋上の「ふじさんてらすミエルラ」を特別開放する。 特別開放は3年ぶり。連休中に市内に帰省してきた人や来訪者に同所から一望できる市内の眺望や、すそ野まで見える大迫力の富士山を楽しむ機会を提供する。 開放時間は午前9時~午後4時。 問い合わせはシティプロモーション課<電0545(55)2958>へ。
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富士の施設にタオル寄贈 退職公務員連庵原
退職公務員連盟庵原支部(高原民生支部長)はこのほど、会員から集めたタオル約14キロを富士市北松野の高齢者施設「シャローム富士川」に寄贈した。 高原支部長ら4人が同施設を訪れ、担当者にタオルの入った袋を手渡した。タオル集めは同支部の女性部が主に担当し、使い勝手の良い洗濯済みの古タオルを募るなど工夫した。同施設では主に清掃作業にタオルを活用していくという。 タオルの寄贈は同支部の社会貢献活動の一環で、旧庵原郡の福祉施設などを対象に定期的に実施している。
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初登場の角銅真実 「偶然」に身委ねたい FUJI&SUN
雄大な富士山の懐で音楽ライブやキャンプ、野外活動のワークショップを楽しむフェスティバル「FUJI&SUN(フジ&サン)’22」(静岡新聞社・静岡放送、WOWOWなど主催)が5月14、15の両日、富士市の「富士山こどもの国」で開かれる。3回目の今年は約30組のアーティストが集う。初登場のシンガー・ソングライター角銅真実に、初夏の野外フェスを前にした心境を聞いた。 2020年、アルバム「oar」でメジャーデビューした。東京芸大音楽学部打楽器専攻卒。弦を中心に据えたアコースティック楽器の穏やかなアンサンブルに、静謐[せいひつ]さと力強さを兼ね備えた歌声をのせたサウンドで、音楽ファンを
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富士山と茶畑 絶景パチリ♪ 富士の大淵笹場、新芽鮮やか
快晴となった23日、新茶シーズンを迎えた富士市大淵の茶畑と富士山の景勝地「大淵笹場」では、朝から多くのカメラマンが絶景を収めに訪れた。 同日は朝からすそ野までくっきりと霊峰が姿を現し、昼すぎまで雲がかからない好天に恵まれた。5月15日から茶摘みを予定している茶畑には、新芽が伸び、広大な茶畑を黄緑色に染めている。 来訪者は、冠雪した富士山のすそ野に広がる茶畑の畝の複雑な模様と、青空のコントラストを撮影した。カメラを手に訪れた都内の20代の女性は「友人に誘われて初めて来た。とてもすがすがしい場所」と喜んだ。 大淵笹場は約2万3000平方メートルの茶園。地元の大淵二丁目ささば景観保存会が耕作
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防災風呂敷、5市に贈る コアレックス信栄「紙フェア」
富士市中之郷の製紙メーカー「コアレックス信栄」の「みんなの紙フェア」が23日、同社本社工場で始まった。災害協定を結ぶ富士、富士宮など5市への防災グッズ贈呈式を開いた。24日まで、ウクライナ支援の販売会などを実施する。 贈呈式では、同社の協力で伊豆の国市の市民団体「チーム防災いずのくに」が開発し、要支援者らの災害備蓄品などが分かる「防災風呂敷ittoki」や防災かるた、トイレットペーパーなどが5市の代表者に寄付された。黒崎暁社長は「災害時だけでなく、平時からの防災に協力したかった」と述べた。 会場ではウクライナ支援の募金や、売上金を寄付に充てる同国製品の販売会も実施。同社はウクライナ支援の
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手作り品や駄菓子販売 富士でB型事業所利用者ら
障害者と地域住民の交流イベント「障がい・福祉を知ろう 健康と福祉」(NPO法人介護福祉相談・支援センターなど主催)が22日、富士市津田の静岡ガスエネリアショールーム富士で開かれた。 同市厚原の多機能型就労移行・就労継続支援B型事業所「イコイ」の利用者が手作りの商品や駄菓子を販売した。利用者は笑顔で接客し、商品の特徴を丁寧に説明した。マッサージを習う利用者は整体のサービスで来場者の体をほぐしながら会話を楽しんだ。 同所で営業する「エネリア食堂」では、腎臓病患者向けの減塩料理などを提供した。 友人と訪れた同市の市川紀子さん(57)は「(利用者の)丁寧な接客に関心した」と話した。
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統計調査に尽力 功労者6人表彰 富士市の協力会
富士市統計調査協力会は21日、本年度の総会を市消防防災庁舎で開き、長年、国や県の調査に協力した功労者6人を表彰した。 本年度は、登録期間15年以上で20回以上統計事務に協力した調査員に授与する市長感謝状を2人に、登録4年以上で5回以上協力した調査員4人に会長表彰を贈った。 式典で、森田正郁副市長と宮田明美会長が出席した5人に感謝状と表彰状を手渡した。森田副市長は「収集したデータは行政の方針決定に大切な資料。非接触型の調査が増えて苦労が多い状況が続くが、今後も協力をお願いする」と述べた。 被表彰者は次の通り。 市長感謝状 畔柳正男(中里)園原信子(富士見台)▽会長表彰 早房哲代(伝法)
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詐欺電話多発 静岡県警が警報 東部ブロック
静岡県警は23日、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)にサギ電話多発警報を発令した。警察官や市役所職員をかたる手口の特殊詐欺被害が発生する恐れが高いとして注意を呼び掛けている。期間は29日まで。 県警生活安全企画課によると、三島、沼津、富士市内などで22日、警察官の職務をかたってキャッシュカードや通帳を入手しようとする手口の不審電話が計18件あった。裾野、御殿場市内などでも同日、市役所職員を名乗り、介護保険料の還付を理由に現金自動預払機(ATM)に行かせようとする不審電話が計2件あった。 県警は期間中、各署員らによる情報発信やパトロール、ATM付近での警戒
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丹精込めた山野草ずらり 愛好会が合同展示即売会 富士川楽座
静岡県えびね山野草会(佐藤喜美雄会長)と県雪割草愛好会(金森照己会長)の合同展示即売会が24日まで、富士市の道の駅「富士川楽座」2階で開かれている。 会員が丹精込めて育てた鉢植え約80点を展示している。これから花を付ける苗約500点は購入できる。 桃色や紫色をした約1センチの小さな花を鈴なりに付けたエビネの鉢や、見頃を迎えて色鮮やかに咲いたサクラソウなどに来場者が見入っている。 金森会長は「個性的な草花をじっくり観賞してほしい」と話した。
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田子の浦港で車転落、女性死亡 富士
22日午後9時5分ごろ、富士市前田の田子の浦港の漁協付近の岸壁で「車が海に転落した」と近隣住民や釣り人から通報があった。富士署や同市消防本部などが軽乗用車の車内から女性を救出したが、病院で死亡が確認された。同署などによると、乗車していたのは女性1人で、遺留品などから自殺とみて調べている。
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静岡県富士水泳場 競泳用プール再開
静岡県は22日、壁面タイルの改修工事のため、1月から休止していた県富士水泳場(富士市)の競泳用プールの営業を、23日から再開すると発表した。 同水泳場では2020年5月に壁面タイルの剝離が発覚し、改修工事のため、今年1月から競泳用プールの営業を休止していた。2階観客席エリアは引き続き、安全点検作業のため利用できない。
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ウクライナ救援金 マキヤ、日赤へ500万円寄付
量販店などを展開するマキヤ(富士市)は20日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの人道救援金として、500万円を日本赤十字社に寄付した。 沼津市役所で寄贈式が開かれ、同社の佐藤学取締役執行役員が、日赤県支部沼津市地区支部長の頼重秀一市長に目録を手渡した。頼重市長からは同社に感謝状が贈られた。 佐藤取締役執行役員は「日々伝えられる厳しい状況を見て、何か貢献できないかと考えた。一日も早く平和が訪れてほしい」と述べた。沼津市は同社の創業地という縁から寄付金を託した。寄付金は国際赤十字を通じて現地に送られ、食料支援や避難者の生活支援に使われる。
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サツマイモ大きくなって 園児がつる挿し体験 富士市
富士市の中里保育園と須津幼稚園の年長園児約60人が20日、地元の畑でサツマイモのつる挿しを体験した。秋には収穫体験を楽しむ。 JAふじ伊豆富士地区青年部須津支部が食育などを目的に約500平方メートルの農地を使って毎年実施している。 メンバー8人が畝を作り、ビニールシートをかぶせて準備した。 後藤主税青年部長から「苗を倒して植えるとたくさんのイモができる」と教わった園児は、豊作を願ってベニアズマの苗を斜めに植え、丁寧に周囲の土を固めた。 後藤部長は「外に出て、食べ物を一から作る体験を楽しんでもらえたら」と話した。
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「こいのぼりの海」開始 富士山こどもの国 27日まで寄付受け付け
富士市の富士山こどもの国は22日、園内の「街の広場」で毎年恒例の「こいのぼりの海」の展示を始めた。 同施設では、大型連休中に寄付されたこいのぼりで同エリアを埋めている。同日には約100匹を飾り付けて、色彩も大きさもさまざまなこいのぼりが気持ちよさそうに風にそよいだ。ことしはエリア内に計約200匹を飾る予定。 同施設は27日まで、家庭で不要になったこいのぼりと「武者絵のぼり旗」の寄付を受け付けている。ベランダ用のミニサイズなどは不可で、状態が良いものに限る。同施設に持参する。 寄付した人には同施設の招待券2枚をプレゼントする。 問い合わせはこどもの国<電0545(22)5555>へ。
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富士山麓山岳レースUTMF 1800人、160キロに挑戦
富士山麓を走破する山岳レース「ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)」(実行委主催)が22日、開幕した。富士市の富士山こどもの国では「UTMF165k」の出場選手約1800人がスタートし、ゴール地点の山梨県の富士急ハイランドを目指して全長約160キロの道のりを走りだした。 スタートは密集を避けるため、4集団に出走時間を分けて出発した。各集団がカウントダウンに合わせてスタートを切り、選手は家族や支援者に手を振って笑顔で駆けだした。 選手は富士山西麓を通って山梨県に入る。9カ所のエイドステーションを経由し、全長157・9キロ、累積標高6388メートルのコースを24日午前11時半まで、延べ
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移住者にワークシェア このみ推進協が設立総会 富士
富士市への移住者らでワークシェアの実践に取り組む団体「富士このみスタイル推進協議会(このみ会)」の設立総会が19日、市内で開かれた。年間3、4件の事業をワークシェアし、ウェブスキルの勉強会を開催するスケジュール案などが示された。 同団体は、市の移住定住推進事業「富士このみスタイル」を民間の立場で進める組織。同市のコワーキングスペース「ワークス富士」に拠点を置き、ワークシェアを通して地域の企業や団体とのつながりを構築し、移住者の活躍や地域活性化を目指す。 会員は30~40代の女性10人で大半が移住やUターン経験者。同協議会が行政や事業者からの業務受注や業務分担の窓口を担う。勉強会や定例会を
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富士山麓名物グルメ 紹介動画を募集 静岡、山梨17市町村対象
富士山麓エリアの名物グルメをPRする動画コンテスト「環富士山名物グルメグランプリ」(実行委員会、一般社団法人富士山フォーラム主催)の作品募集が始まった。富士山麓に位置する静岡、山梨両県計17市町村を募集エリアに名物グルメを紹介する動画作品を集めて、グランプリを決定する。応募は5月31日まで。 グランプリは3回目の開催。今年から「名物グルメ」に特化する形で名称を一部変更した。新たなロゴマークも製作した。4月26日には、初心者向けに無料の動画作成講座をオンラインで開催する。 募集する名物グルメの動画は30秒。集まった動画を6月1日からユーチューブ上で公開し、同30日までの動画の再生数で競う。
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伝統の指物家具 富士で展示即売
伝統の指物家具の製作に取り組む「森下木工所」(静岡市駿河区)の展示即売会が21日、富士市伝法の富士パークホテルで始まった。26日まで。 ヤマザクラやケヤキ、タモなど広葉樹の国産無垢(むく)材を使った家具や小物約100点が並ぶ。 職人5人が釘を使わずに組み立てる指物の技法で仕上げた。背もたれ背面などに、タモ材を湾曲させて編み込んだ独特のデザインのソファや、定番のラウンジチェアなどが目を引いている。来場者は上質な家具の座り心地や木の手触りを楽しんでいる。
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富士山麓ブナ林 創造へ苗木寄付 富士市に19企業・団体
富士、富士宮両市の19企業・団体がこのほど、富士市の富士山麓ブナ林創造事業に賛同し、ブナの苗木や寄付金を同市に贈った。 苗木708本と飲料水360本のほか、ダイドードリンコと自販機の設置者でつくる「富士山麓ブナ林創造募金」から約160万円を寄付した。 市役所で寄付受納式が開かれ、各団体の代表者5人が小長井義正市長に目録を手渡した。小長井市長は「自然環境や水源の養成など多様な機能を果たしている富士山麓のブナ林を後世に残していく」と述べた。 寄付された苗木は29日、市民らが参加して同市大淵の市有林に植栽する。
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好感与える所作習得 吉原工高3年生 就活控えマナー教室
富士市の吉原工高3年生が21日、就職活動に向けてビジネスマナー教室を受講し、相手に好感を与える所作を習得した。 生徒は、腹に力を入れ、椅子の背もたれから背中を約10センチ離すことで堂々とした印象になる座り方を学んだ。会釈、敬礼、最敬礼の3種類のお辞儀の使い分けも覚えた。 模擬面接では、代表生徒が入室から退室までの流れを実践した。着席する前に「失礼します」と断りを入れ、面接官が整理しやすいよう回答を簡潔にまとめるなど、相手を尊重する姿勢の大切さを教わった。自動車部品メーカー志望の山本唯斗さん(17)は「日常生活から正しい姿勢と言葉遣いを心がけ、本番で柔軟に対応できるようにしたい」と話した。
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椅子の座面下に収納ボックス 富士の川村さん、神戸小に贈る
富士市桑崎の川村周司さん(71)が神戸小の依頼で全児童分の木製収納ボックス215個を製作した。20日に同校で贈呈式が開かれ、児童代表が川村さんに感謝を伝えた。 収納ボックスは椅子の座面下に置けるよう設計。ベニヤ板とスギ板で作り、とげが刺さらないよう丁寧にやすりをかけた。全児童の椅子に木製のガイドレールも取り付けた。 贈呈式で川村さんが「長く、大切に使って」と、児童代表の6年今村美咲さんに手渡した。今村さんは「手作りしてくれてうれしい。道具の置き場所ができ、学習しやすくなった」と感謝した。 同校は富士ひのき製の机と椅子を使用しているが、フックや収納が少ない。タブレット端末配備で、辞書を床
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円柱をウクライナカラー 富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」
富士市柳島の市産業交流展示場「ふじさんめっせ」はウクライナへの侵攻を受け、同国民の応援や世界平和を訴えるため施設の柱をウクライナカラーで装飾している。 同施設南側に設置されている高さ約4・8メートルの円柱9本を黄と青色のプラスチック段ボールで覆い、ウクライナの国旗柄にした。 同施設は現在、静岡県の新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場になっている。来訪者や通行する車などに平和への思いを伝える。 市内で戦争反対を訴える活動を目にし、施設で可能なことを考えた。装飾は当面継続する予定。
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青葉台地区の美化活動後押し 富士で推進会設立
富士市の青葉台地区の住民有志がこのほど、地域清掃を推進する組織「青葉台美化活動推進会」を設立した。会員の清掃活動を支援するほか、地元行事の後にごみ拾いをする。 同地区まちづくり協議会の環境部会に所属する。自主活動中に事故に遭った場合、推進会の市民活動として補償する。ごみが多い場所などの情報を共有して地域全体の美化につなげる。 青葉台まちづくりセンターで発足集会が開かれ、会員であることを示すベストや火ばさみなどを配布した。発起人の1人、菅井満江さん(70)は「住民の掃除への熱意を束ねて後押ししていきたい」と話した。
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鈴木さん(富士)利用第一号 富士宮市の農地取得要件緩和制度
農地の権利取得に関する面積要件を一部緩和した富士宮市農業委員会の新制度を利用し、造園業を営む富士市の鈴木祥也さん(32)がこのほど富士宮市山宮の遊休農地を権利取得(貸借)して新規就農した。友人の鈴木大輝さん(32)とブルーベリーの栽培を進める。新規就農促進や遊休農地解消を目的とした制度の利用者第一号となった。 同制度は遊休農地が相当程度存在する区域において、千平方メートル未満の遊休農地で新規就農する場合に、農地の権利取得の下限面積要件を3千平方メートルから100平方メートルに大幅に引き下げる内容。農業に興味があったという鈴木祥也さんはコロナ禍を契機に、本業だけでない収入源をつくろうと大輝さ
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新たに2カ所認定 富士市「まちの駅」
富士市は、市内への来訪者に観光情報や休憩場所を提供する交流拠点「まちの駅」に新たに2カ所を認定した。このほど、新駅認定式が開かれ、代表者に認定証と駅名看板が贈られた。市内のまちの駅は計61駅になった。 認定されたのは、同市大淵の複合型スポーツ施設「エスプラットフジスパーク」と、同市八代町の「富士市サイクルステーション」。駅名はそれぞれ、「フジスパーク」と「サイクルステーション」になった。 認定式で、サイクルステーション駅長の小林和真さんは「11月にオープンし、活動はこれから。自転車文化を創る使命を果たしたい」と意気込んだ。 富士市まちの駅ネットワークの渡辺栄一代表は「発信力を持った駅が
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迫力の演奏 聴衆を魅了 富士の市民楽団
富士市の市民楽団「富士川ウインドアンサンブル」は17日、第4回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市の富士川ふれあいホールで開いた。 同楽団は新型コロナウイルス感染拡大で、2年連続で演奏会を中止していた。今回は2021年に迎えた結成10周年の記念公演も兼ねた。 「残酷な天使のテーゼ」や刑事ドラマのテーマ曲メドレーなど、なじみ深い曲を披露した。抑揚の効いた迫力ある演奏を聴衆約200人に届けた。
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よさこい動画で笑顔届け あっぱれ富士、7月公開へ 7チーム100人総踊り
富士市内で例年春に開催されるよさこい祭り「あっぱれ富士」の実行委員会は17日、7月の動画公開に向けて、同市の中央公園で市内7チームの計約100人による総踊りを収録した。 あっぱれ富士は県内外からの約2千人が演舞を披露するイベント。2002年から開催してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年間中止した。「気持ちが落ち込む今こそ、観客に元気と笑顔を届けるよさこいの力を発揮したい」(杉山篤実行委員長)と、会場型から動画公開へと開催方法を変更して再開を決めた。 中央公園のステージで約100人が動きのそろった踊りを披露し、晴れやかな笑顔をカメラに向けた。 今後、岩本山公園、富士山こどもの
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レバンテ応援盛り上げへ 富士のサイクルステーション ツアー戦PV開始
富士市八代町の市サイクルステーションは4月から、地元のプロチーム「レバンテフジ静岡」が参戦するジャパンサイクルリーグ(JCL)のツアー戦のパブリックビューイング(PV)を同所2階で始めた。選手による解説でレースを楽しみ、レバンテの応援ムードも盛り上げる。次回は7月10日の広島クリテリムになる予定。 2季目となるJCLは全国の地域密着型プロチーム10チームが参戦する。16日の栃木県の「真岡芳賀ロードレース」で今季開幕し、ツアーは12戦を予定する。 PVは、全12戦で会場を開放してライブ配信映像をスクリーンに上映し、レバンテファンらが一緒にレース観戦を楽しめる場を提供する。展開の激しい短時間
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レバンテフジ静岡 ツアー戦、初勝利目指す 富士市長に新体制報告
富士市の地域密着型プロ自転車チーム「レバンテフジ静岡」の選手らが18日、市役所を訪れ、小長井義正市長に今季のチーム体制などを報告した。モンゴル国内チャンピオンなど即戦力として期待されるモンゴル人2選手を含む3人が加入し、選手9人体制でツアー戦初勝利を目指す。 チームが参戦するジャパンサイクルリーグ(JCL)が16日に開幕し、2戦を終えて来庁した7選手と二戸康寛代表が今季の意気込みと、3月に開催した初の地元レースへの感謝を伝えた。 二戸代表は「チーム発足3年目。まずはJCLで1勝し、地元レースでも結果を出す」と話し、最年長の佐野淳哉主将(40)=静岡市清水区出身=は「地元レースに喜びを感
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ウクライナの平和 折り鶴に思い込め 富士の団体、募金活動
富士市の市民団体「紙っと!プロジェクト」は16日、ウクライナ支援の募金活動を富士製パン(同市蓼原)ミニマルシェで実施した。ウクライナ国旗の青と黄の折り紙を用意し、来場者が折り鶴にして平和の祈りを込めた。 紙文化の振興を図る同団体は、紙バンドで作った「ウクライナリボン」を寄付者に渡し、気持ちを共有する活動をしてきた。 毎週第3土曜に同社敷地で開催しているミニマルシェでは、ブースを設け、募金とともに折り鶴のワークショップを行った。来場者は、青や黄色の紙で折った鶴を次々とボードに貼り、国旗柄に仕上げた。作品は同社直売所に展示される。 子どもを連れて参加した市内の母親(40)は「子どもが犠牲に
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沼津市-富士市の連携加速 再選の頼重氏、小長井氏と確認
17日に告示された沼津市長選に無投票で再選した頼重秀一市長は当選後の支援者らへのあいさつで、富士市との関係について「連携を加速し、両市で県東部の発展につなげたい」との姿勢を強調した。祝福に駆け付けた富士市の小長井義正市長は「本年度は会って意見交換できる機会を設けたい」と応じた。 両市は頼重氏が初当選した2018年からトップ会談などで関係を構築したが、コロナ禍で直接会っての意見交換は自粛してきた。小長井氏は富士市東部と沼津市西部には共通の課題があるとした上で「力を合わせ、県東部全体の発展につなげたい」とした。
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代行運転手を膝蹴り 器物損壊と傷害の疑いで男逮捕 富士
富士署は17日、器物損壊と傷害の疑いで富士市三ツ沢、建築業の男(26)を逮捕した。 逮捕容疑は同日午前1時ごろ、同市三ツ沢の路上で同市の理容師の男性(25)の携帯電話を踏みつけて損壊させ、男性の顔面を複数回膝蹴りするなどして軽傷を負わせた疑い。同署によると、男性は代行運転手で、容疑者を送っていたという。
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春の富士市総文祭開幕 秋と分散開催 舞台部門、熱演で魅了
「第54回富士市総合文化祭」(市主催)が17日、同市のロゼシアターで3年ぶりに開幕した。舞台部門の春祭は6月25日までの土、日、祝日の12日間に計48団体が登場する。入場無料。 例年は10月ごろに開催していた文化祭を、ことしから春祭と秋祭に開催時期を分散した。鑑賞時間の確保や混雑軽減を図る。 初日は市三曲協会と長唄さくら会、錦心流琵琶全国一水会静岡支部の邦楽3団体が出演した。会員らは日頃の練習の成果を発揮し、息の合った演奏や力強い歌唱で聴衆を魅了した。5月21日はハンドベル愛好会5団体が一堂に会する。 展示・文芸歴史部門の秋祭は10、11の両月に開催する。
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富士市街地で自転車レース クリテリウム初開催 効果波及へ運営工夫を【解説・主張しずおか】
国内ではまだ数少ない市街地の公道レース「富士山サイクルロードレース 富士クリテリウムチャンピオンシップ」(市実行委主催)が3月に富士市で初開催された。運営面では課題もあったが、日本一の富士山を望む目抜き通りを舞台にした、クリテリウム(短距離周回レース)日本一決定戦という新たな価値を示した。レースの定着に向け、効果を地域全体に波及させる工夫が求められる。 レースは、富士市役所や中央公園などが並ぶ市道臨港富士線(通称・青葉通り)に1周1・8キロのコースを設けた。ジャパンサイクルリーグ(JCL)、全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)、日本学生自転車競技連盟(JICF)の3団体が参戦する全国初
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終電後の線路を歩こう 富士・岳南電車 5、6月ナイトウオーク
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は5、6月に、終電後の線路内を歩く「岳鉄ナイトウオーク」を開催する。過去最長のコースを設定し、線路内から工場夜景を楽しむ。 係員の案内で、普段は立ち入ることが許されない線路からの景色を見られる人気企画。今回のコースは本吉原駅から東に向かい、比奈駅までの約2.4キロ。製紙工場やパイプライン、駅などの夜景を見る。ナイトウオーク前には名物の夜景電車も楽しむ。 開催日は5月4日と6月4日。定員は各回20人。参加対象は18歳以上。参加費6000円。「ヤフーパスマーケット」でチケットを購入する。問い合わせは同社<電0545(53)5111>へ。
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富士市プロモーション大使任命 結花乃さんに委嘱状
富士市が創設した市シティプロモーション大使の任命式がこのほど、中央公園で開かれた。初の大使となる同市出身のシンガー・ソングライター結花乃さんに委嘱状や特製の名刺が贈られた。 緑と花の百科展の記念セレモニー会場で開かれた任命式で、小長井義正市長から委嘱状を受けた結花乃さんは「ずっと富士市の皆さんに応援していただき、音楽を続けることができた。音楽の力を通して市の魅力を伝えていきたい」と意気込んだ。魅力に「まちの人の優しさや、どんな時でも顔を上げる機会をくれる富士山」を挙げた。 就任記念のミニコンサートとして同市のブランドメッセージソング「いただきへの、はじまり」を含めた3曲を披露し、会場を盛
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平和への願いを音色に 富士でウクライナ支援演奏会
富士市の富士山吉原ロータリークラブ(RC)は15日夜、「ウクライナ人道支援チャリティーコンサート」を同市のロゼシアターで開いた。入場料の一部と観客からの募金はウクライナ大使館と国際ロータリーに寄付する。 チェコ出身で同市在住のコントラバス奏者のジリー・ローハンさんら6人が胸に紙バンドで作ったウクライナの国旗柄のリボンを付けて舞台に立った。 「G線上のアリア」や「見上げてごらん夜の星を」など計15曲を披露。最後の曲として「キエフの大門」が演奏され、聴衆約300人が甚大な被害を受けるウクライナの首都に思いをはせた。 来場したNPO法人「日本ウクライナ友好協会」(東京都)のイェブトゥシュク・
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子ども食堂、模擬店で交流 富士で開店5年目イベント
富士市今泉の子ども食堂「シニア&子どもカフェ遊」は16日、開店5年目の記念イベントを同所駐車場で開いた。焼きそばなどが振る舞われ、地元の子どもたちでにぎわった。 大人は参加費100円、子どもは無料で開いた。会場には焼きそばや綿あめ、ポップコーンなどの模擬店が並び、来場者が好きな料理をほおばった。近隣の高齢者も集まり、子どもたちとの交流を楽しんだ。 カフェ遊は、世代を超えた交流を目的に市内の有志が毎週土曜に運営する。子どもから高齢者まで、安価で食事を提供している。 スタッフは子どもたちが利用しやすい雰囲気づくりを目標に据える。松本哲司代表(72)は「訪れる高齢者は皆、子どもとの交流が楽
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消費者支援活動 功労者に感謝状 富士市
富士市はこのほど、長年にわたって消費者支援活動の推進に貢献した市消費者運動連絡会の山嶋明美さんと磯上由貴子さんに感謝状を贈った。 市役所で開かれた同連絡会総会前に開かれた贈呈式で小長井義正市長が2人に感謝状を手渡した。 山嶋さんは同連絡会の構成団体で活動し、2011年から常任理事、14年からは幹事を務める。磯上さんは11年に消費生活モニターになり、12年以降は常任理事として同連絡会のさまざまな業務を担っている。
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社説(4月16日)パートナー制度 安心生活の環境整備を
性的少数者(LGBTQ)や事実婚カップルの関係を公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を導入する自治体が全国で増えている。 静岡県内でも浜松市と富士市に続き、4月から静岡市と湖西市でも始まった。県も本年度内の導入を目指して制度設計を進めている。性的少数者などの権利を保障し、安心して生活できるための環境整備として、行政サービスの充実などに努めてほしい。 制度は法的に結婚が認められない同性カップルなどの権利を、自治体が補完する目的がある。内容はそれぞれ異なるが、利用者は公営住宅入居が可能になったり、病院でパートナーが病状説明を受けられたりするようになる。 カップルの子どもを含めて家族関係
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新東名の開通効果紹介 10周年記念しパネル展 富士市役所
中日本高速道路東京支社富士保全・サービスセンターは27日まで、新東名高速道御殿場ジャンクション(JCT)―浜松いなさJCT間の開通10周年を記念したパネル展を富士市役所2階ロビーで開いている。 会場に並んだ12枚のパネルで、開通から3・2億台の利用があったことや、6車線化など10年間の取り組みを紹介している。東名高速道富士IC―清水JCTの高波での通行止めでも東西寸断されることが激減したことなど、開通による物流や企業誘致、渋滞緩和などの効果も示した。 新富士ICや富士高架橋などの建設当時の写真も展示している。 パネル展は富士宮市役所(5月10~26日)、沼津市役所(5月11~24日)な
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治療費水増し詐取 歯科医師ら認める 地裁沼津支部公判
歯科医師法違反と詐欺の罪に問われた歯科医師の男(68)=沼津市上土町=と歯科助手の女(39)=富士市富士町=両被告の第2回公判が15日、静岡地裁沼津支部(谷本奈央裁判官)で開かれた。追起訴された別の詐欺罪の罪状認否が行われ、両被告は起訴内容を認めた。 起訴状などによると、両被告は共謀し、歯科医師の被告が営む富士市青葉町の歯科医院で2019年8月~21年9月に、患者32人に対し約200回にわたり歯科診療費を水増しして請求し、約56万円をだまし取ったとされる。 両被告は歯科医師法違反と別の詐欺の罪について、初公判で起訴内容を認めている。
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建造物侵入の疑い アルゼンチン人の男逮捕 富士署
富士署は15日、建造物侵入の疑いでアルゼンチン国籍、住所不定、無職の男(34)を逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時ごろ、富士市松岡の解体工事会社の施設内に侵入した疑い。同署によると、同社関係者の通報で、警戒していた署員が容疑者を見つけて職務質問した。
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ほうじ茶認定制度創設 富士市農業3団体が総会 手揉み茶独自製法講習会も
富士市農業振興推進協議会と富士のお茶振興推進協議会、市茶手揉(もみ)保存会はこのほど、それぞれ2022年度総会を市役所で開き、事業計画案などを承認した。「富士のほうじ茶認定制度」の創設のほか、手揉み茶の独自製法「天下富士」の講習会再開などを盛り込んだ。 富士のお茶振興推進協議会が新年度創設する認定制度は、ほうじ茶のブランド価値向上や品質維持を図る。市内で荒茶加工された茶葉100%を使用したほうじ茶で、製造または、販売業者が同協議会会員であることを認定要件とした。6月に初認定する。 茶手揉保存会は2022年2月の創立40周年に合わせた記念誌を紹介。130年前の「天下一製法」を文献から再現し
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トヨタカローラ静岡 災害対応訓練用に車両寄贈
静岡県中東部に営業所を構えるトヨタカローラ静岡(静岡市葵区)は15日、交通事故や災害対応訓練用に中古の乗用車2台を富士市西消防署に寄贈した。訓練目的の寄贈は初めて。 西消防署で開かれた贈呈式で、堀章弘社長=写真左=が勝又秀清署長に目録を手渡した。堀社長は隊員に対して「災害や事故の対応は皆さんが頼り。技能の向上に役立てて」と呼び掛けた。 寄付車両は、昨年7月の熱海市伊豆山の大規模土石流などを踏まえ、車内に閉じ込められた人を救出する訓練で使用される。 富士市消防本部は例年、訓練用に中古車両を2消防署で計4台購入している。寄付により台数が増えるため、訓練回数を増やし、2消防署で合同訓練も実施
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 名場面をイラストで発信 富士市特設サイト、職員の中瀬古さん描く
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を契機に岳南地域を盛り上げようと、富士市交流観光課の中瀬古汐里さん(33)が各回の放送後に名シーンを描いたイラストを発信している。登場人物の特徴を捉えたイラストや解説、史跡紹介が分かりやすいと評判を呼んでいる。 富士宮市職員の中瀬古さんは2021年度から交流派遣で富士市役所に勤める。地元が舞台になる大河ドラマの発信担当になり、市ホームページの特設サイト「鎌倉殿へのはじまり」内で各回の感想を掲載し、子どもの頃から趣味だったイラストを添えた。時代背景も解説する。口コミで広まり、新型コロナウイルス情報に次ぐ閲覧数になっている。 イラストは複数の印象的な場面をコラージ
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自然巡視員11人を委嘱 富士市
富士市は13日、市自然巡視員の委嘱状交付式を市役所で開き、新任3人を含む8地区の11人に委嘱した。 同巡視員は、各地区の樹木や動植物の状況を観察し、盗木や盗石、不法な鳥獣捕獲や狩猟などに目を光らせる。自然災害時などに山間部の林道を巡視するほか、行楽客などの利用状況なども把握する。任期は2年。 委嘱状を渡した山田教文副市長は「地球温暖化による影響を長期的に見なければならない。継続的な観察に力を貸してほしい」と協力を求めた。退任した3氏には感謝状を贈った。
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富士市のCNFブランド 新たに3社3品認定
植物由来の新素材「セルロース・ナノファイバー(CNF)」の関連産業集積を目指す富士市の「市CNFブランド認定」に新たに3社の3製品が認定された。14日に市役所で認定証授与式が開かれ、認定証が付与された。同ブランド認定は8社8製品となった。 認定は、CNF製品のブランド化による発信強化を図る。認定品はロゴマークが使用でき、市がPRを支援する。 新たに認定された3製品のうち、CNF入り接着剤で堅さを実現した大昭和加工紙業(今泉)の板紙「KAMIDE+CNF」は、外国産シラカバに頼る「アイスの棒」の代替品として開発された。プラスチックや木の代替素材として活用が見込まれる。 天間特殊製紙(天間
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安全運転を推進 3事業所に指定証 富士署など
富士署と富士地区安全運転管理協会は13日、本年度の安全運転管理推進事業所への指定証交付式を同署で開いた。 井出清市署長と影山智久副会長が、東京電力パワーグリッド富士支社、松本工業、笠井技建の代表者に指定証と横断幕などの啓発品を手渡した。3者の代表者は「一丸となり交通事故総量削減を目指して活動する」と決意表明した。 井出署長は「かけがえのない従業員の命を守り、他の事業所の模範になってほしい」と述べた。
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駿河湾と富士山眺望ウオーク 静岡県協会、参加者募集
静岡県ウオーキング協会は5月8日に開催する「田子の浦富士山眺望ウオーク」(静岡新聞社・静岡放送後援)の参加者を募集している。コースは駿河湾と富士山を眺望できる18キロと、一部短縮の15キロのいずれかを選ぶ。 両コースとも、JR新蒲原駅前広場を出発。吹上ノ浜(静岡市清水区)や鈴川海浜スポーツ公園(富士市)などを経由し、海沿いを中心に歩き、18キロは鈴川港公園(富士市)、15キロはJR吉原駅のゴールを目指す。 参加申し込みは当日午前8時45分から同9時15分まで、同駅前広場で受け付ける。参加費は一般500円で、中学生以下と同協会加盟団体の会員は無料。 問い合わせは、同協会の上野真事務局長<
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緑と花の百科展100回突破 富士でセレモニー 長年の活動ねぎらう
緑や花にあふれるまちづくりを目指した富士市の「第101回緑と花の百科展」(みどりいっぱい富士市民の会主催)がこのほど、同市の中央公園で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う中止期間に迎えた開催100回の記念セレモニーが行われ、関係者が長年の活動をねぎらった。 同イベントは家庭緑化推進のため、1972年6月から春秋の毎年2回開催し、市の花であるバラの苗木配布や講習会を実施してきた。悪天候や感染症対策で第96~100回の計5回は中止した。 式典では、バラの記念植樹、くす玉割り、バルーンリリースをして節目を祝った。荻野克雄会長は「50年に及ぶ活動は皆さんの助力のおかげ。これからも盛り上げて
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脱炭素の戦略策定を諮問 富士市環境審議会 専門部会で検討
富士市の小長井義正市長は13日、2050年までに脱炭素社会実現を目指す上でのロードマップとして作成を目指す「富士市ゼロカーボン戦略2050」策定と、市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)改定を市環境審議会に諮問した。同審議会は専門部会を設置して検討し、本年度中に答申する見込み。 同市の市消防防災庁舎で開かれた本年度初会合で、小長井市長が諮問書を成田尚史会長(東海大海洋学部教授)に手渡した。 同戦略は、市内の再生可能エネルギーの導入可能性を調査し、温室効果ガスを実質ゼロにする脱炭素シナリオを定める。国の温室効果ガス排出量削減目標の引き上げに伴い、同計画の同市の30年度中間目標値を現行の19
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男性を全裸にさせ、スマートフォンで撮影 強要の疑いで男逮捕 御殿場署
御殿場署は13日、強要の疑いで富士市生まれ、住所不定、無職の男(43)を逮捕した。逮捕容疑は2月27日午後7時半ごろ、御殿場市内の林で、同市の工員の男性(48)を脅迫して全裸にさせ、スマートフォンで撮影した疑い。同署によると、2人はかつて同じ団地に住んでいた。容疑者は同じ男性に木刀を投げ付けるなどの暴行を加え、けがをさせたとして、3月23日に傷害の疑いで逮捕された。その後の捜査で今回の事件が発覚した。
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法律や健康など16日に無料相談 新富士RCなど
新富士ロータリークラブ(RC)などは16日午後1時半~4時半、「第26回おきがる無料相談所」を富士市のロゼシアター4階で開く。奉仕デーとして同RCなどに所属する専門人材を生かした取り組み。会場に、法律や健康、税務、不動産、相続、登記、建築リフォーム、保険、介護など10コーナーを設けて、弁護士や医師、税理士、建築士などが相談に応じる。予約不要で、各コーナーとも先着順で対応する。相談時間は1人最大30分。 問い合わせは富士総合法律事務所<電0545(32)6351>へ。
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おもちゃ病院、富士に開設 預かり修理し翌月返却 子どもら笑顔で玩具お迎え
富士、富士宮市などで活動するボランティアグループ「ふじ山子どもおもちゃ病院」による本年度の「おもちゃ病院」が10日、富士市の新環境クリーンセンター啓発循環棟「ふじさんエコトピア」修理再生室で始まった。親子が大好きなおもちゃを迎えに訪れ、笑顔を見せた。 2021年7月以降、会場を同市の北西部児童館からエコトピアに移し、毎月第2日曜に開いている。富士宮市大富士交流センターでも第3日曜に開催する。感染症対策のため玩具を預かって修理し、翌月に返却する。 同日も電子玩具や電動乗用玩具などが持ち込まれ、来場者が受け付けを済ませた。 玩具を受け取りに来た家族はメンバーから修理状況を聞いた。子どもは待
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富士に「みんなの家」開設 昼夜問わず受け入れ 地元NPO法人「誰もが集える居場所に」
子どもの居場所づくりに取り組む富士市のNPO法人「ゆめ・まち・ねっと」(渡部達也代表)は12日、誰でも自由に過ごせる「みんなの家むすびめ」を同市国久保に開設した。関係者がテープカットをして新たな居場所の完成を祝った。 むすびめは、ふるさと納税制度を活用した県のクラウドファンディング(CF)で集まった資金で渡部代表の自宅兼事務所を改修。1階の3部屋の壁を撤去して屋根裏をロフトにした。机やキッチンも設けた。 子どもや子育て世代の父母、近隣の高齢者が、渡部代表が滞在する時間にいつでも出入りできる。渡部代表は「昼夜問わず受け入れられる居場所にしたい」と話した。 同日は、放課後に多くの児童が立ち
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優良運転241人表彰 交通安全協会富士支部
静岡県交通安全協会富士地区支部は12日、本年度の「春の優良運転者等表彰式」を富士市のロゼシアターで開き、交通栄誉章緑十字銅章や県警本部長・県安協会長連名表彰などに輝いた241人を表彰した。 柴田一豊支部長は「交通事故のない富士市を目指して、今後も模範運転を継続してほしい」とあいさつし、井出清市署長らと各表彰の代表者に表彰状と記念品を手渡した。 交通栄誉章緑十字銅章の被表彰者は次の通り。 勝亦美文(石坂)田尾晴俊(富士見台)内野修治(今泉)岡部富士雄(蓼原)長沢千恵子(大淵)鈴木由郎(比奈)佐野孝義(富士見台)杉山宣典(今泉)鈴木敦子(比奈)徳重和友(入山瀬)佐野よし子(富士見台)椿美江
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熱海支援の記録動画配信 社協や企業強み生かし連携 静岡県災害ボランティア本部
静岡県災害ボランティア本部・情報センターはこのほど、昨年7月の県東部豪雨災害での支援活動の記録映像として「熱海市編」の配信を始めた。被災地支援を巡り社会福祉協議会や支援団体、地域企業などが各領域の強みを生かして連携する様子を、ドキュメンタリー形式で追った。 動画は30分間で、被災地の様子や、支援者が日々協議した内部会議などの映像を公開した。健康維持や家電品の不足など、日を追って多様化する被災者の不安を軽減しようと、各支援者が日頃の人脈を生かして対応を模索した様子を支援者自身が語っている。 ボランティアの殺到を避けるために事前登録制を設けたり、オンライン会議により課題共有を迅速化したりと新
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中学教諭と消防士逮捕 静岡で10代少女2人誘拐容疑
10代の少女2人を誘拐したとして静岡中央署は11日、未成年者誘拐の疑いで裾野市麦塚、裾野市立富岡中の教諭の男(35)、富士宮市淀師、富士市消防本部の消防隊員の男(39)を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀して10日深夜から11日午前2時半ごろまでの間、静岡市内で県中部在住の10代後半の少女2人が未成年者であることを知りながら誘拐した疑い。同署は2人の認否を明らかにしていない。 同署によると、少女2人にけがはなかった。11日午前2時25分ごろ、同市内の屋内施設の一般客から「うるさい」などと騒音苦情の110番があり、現地を訪れた警察官が4人を見つけたという。両容疑者と少女2人に面識はなく、同署
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岳南Fモスペリオ決意「東海リーグ昇格目指す」 静岡県社会人サッカー
富士、富士宮市を拠点に、県社会人サッカーリーグ1部で戦う岳南Fモスペリオは10日、今季開幕を前に決起集会を富士市内で開き、リーグ連覇と東海リーグ昇格というチーム目標を発表した。 岳南は、昨季優勝など計4回リーグ制覇している。今季は新たに10人が加入し、選手29人体制で念願の昇格を目指す。 スポンサーらを前に選手が紹介された。キャプテンの川口弘太郎選手は「富士山のように強くたくましいチームを目指し、地域活動にも貢献していく。一丸となり今年こそ昇格を果たす」と決意を述べた。佐野勇樹GMは「選手は宝物。一緒に地域を盛り上げたい」と話した。
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花火大会はライブ配信も 富士まつり実行委 実施案など承認
富士市の富士まつり実行委員会は11日、本年度初会合を市役所で開き、7月24日開催予定の「富士まつり2022」の実施案などを承認した。花火大会は打ち上げ会場を中央公園1カ所とし、ライブ配信も行う。 同まつりは夏の恒例行事として同市の「青葉通り」などを舞台に市民総踊りなど行ってきた。新型コロナウイルス感染拡大で2020、21年は中止。ことしは市民総踊りなどをやめ、感染症対策を順守した上で3年ぶりの開催を目指す。 分散開催やドライブイン方式を検討してきた花火大会は安全対策などの懸念から、従来通り中央公園1カ所で行う。協賛者向けの桟敷席を公園駐車場の全面に拡大。同日午後6~9時は青葉通りを車両通
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「沼津ねがた白ねぎ」播種 冬の収穫へ栽培開始
沼津、富士市の生産者でつくる「沼津ねがた白ねぎ部会」は11日、種をまく播種(はしゅ)作業を始めた。鮮やかな緑色の甘く歯ごたえのある地域ブランドネギで、育苗と定植を経て冬から春にかけて収穫する。 16軒が愛鷹山麓で栽培し、前年度より2割多い約60トンの出荷を計画する。新型コロナウイルス対策として、播種作業は複数のグループに分けて実施。11日は6軒の生産者が沼津市井出のビニールハウスに集まり、手際よく育苗箱に培養土と種を入れ、再び上から培養土をかぶせていった。 沼津ねがた白ねぎは冬場の収入が少ない茶農家の複合経営として、JAふじ伊豆(旧JAなんすん)が栽培を推奨し、2018年に部会が発足した
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入院先で念願の絵画個展 蒲原総合病院・緩和ケアチーム支援 富士の後藤さん、感想や人気投票励みに
富士市の共立蒲原総合病院に入院中の後藤一成さん(65)=同市=が院内で個展を開いている。多職種の医療従事者でつくる緩和ケアチームの支援で念願だった初個展を実現し、定年後に描いた計11枚の絵画と投票箱を並べた。日々寄せられる感想を心の支えに入院生活と向き合っている。 会場は外来や入院患者、医療従事者が行き交う1階採血室前の廊下。昨年11月に個展をスタートし、第1弾、第2弾と作品を入れ替え、現在は投票で上位に入った6枚が並ぶ。タイトルはチャンピオン作品決定会。後藤さんは「どれがトップになるか」と作品を見上げ、笑みを浮かべた。 美大を卒業後、長らく絵から離れた生活を送っていた後藤さん。定年退
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富士見高生が用水路清掃 富士
富士市の富士見高コミュニティ研究会は11日、校舎東側を流れる用水路の平垣横割堀で清掃に取り組んだ。 生徒は断水期のため水が引いた川底に降り、泥に埋まった空き缶などを集めた。衣類やトタンなどの大きなごみは力を合わせて引き抜いた。 研究会は昨夏から市内の海岸清掃を始め、海岸への漂着物の減少に向けた河川美化の重要性を学んだ。校舎西側にある早川の清掃は8日に実施した。 清掃プロジェクトリーダーの2年吉沢真璃菜さん(16)は「ごみの量に驚いた。清掃している姿を見て、ポイ捨てする人が減ってほしい」と話した。
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クライミングの「穴場」 南伊豆の事故、断崖転落3人溺れたか 死亡男性は山岳ガイド
南伊豆町妻良の断崖から男女3人が海に転落し、死亡した事故で、下田署は9日、身元の分かっていなかった男性は埼玉県新座市野寺5丁目、国際山岳ガイドの男性(66)と判明したと発表した。関係者によると、男性と富士市中野の女性(78)、息子(48)親子の遺体には目立った外傷がなく、3人は転落後に溺れて死亡したとみられるという。 静岡県警は同日、捜査員約10人で現場検証を行った。事故現場の岩壁には陸路で近づくことが難しいため、200メートルほど離れた海岸からドローンを使って状況を確認した。3人がたどったルートなどを調べたとみられる。 関係者によると、3人はロープでつながった状態で見つかった。下田署に
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ロープで木登り「楽しい」 遠くの景色に目輝かせ 静岡で児童ら体験会
静岡県内の林業家らでつくる県林業会議所は9日、静岡市葵区の駿府城公園でロープを使った木登り「ツリークライミング」の体験会を開いた。市内外から参加した5~11歳の子どもや保護者ら計23人が、心地よい汗を流して楽しんだ。 市街地で子どもに木に親しんでもらおうと企画した。講師から手ほどきを受けて安全ベルトを装着した参加者は、高さ約15メートルのクスノキにつるしたロープを手繰り、悪戦苦闘しながら木を上った。 静岡市立長田西小3年の小長井樹君(8)は「うまく登れて楽しかった。(木の上から)遠くにタワーとか大きな建物が見えた」と目を輝かせた。 体験会は、10日に富士市の市中央公園、17日に磐田市の
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操縦わくわく、マスコン握り「発車」 富士・岳南電車で実車運転体験
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)の「岳鉄運転体験」が9日、吉原駅で始まった。初日は子どもから大人まで男女8組がハンドルを握って鉄道ファンの夢でもある電車を操縦し、運転士気分を満喫した。目玉企画として誘客が期待される。 コロナ禍で乗客が激減する中、同社は観光誘客の切り札として運転体験を企画し、クラウドファンディングで資金を募った。2012年3月に廃止した貨物輸送用線路の直線約100メートル区間を運転体験線として再整備した。4~6月の6日分は予約開始日に完売する人気ぶりだった。 同日午前は小学5年生や、他の鉄道会社の運転士ら4組が参加。吉原駅でツーハンドル式電車の操作方法の教習を受けた参加者は7
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車道の人工芝でのんびり♪ JR富士駅周辺で社会実験「エキキタテラス」
JR富士駅周辺のにぎわい創出を目的にした社会実験事業「エキキタテラス」(市、実行委主催)が9日、同市の富士本町通りなどで開かれた。富士山を望む商店街にくつろぎ空間を創出し、多数の家族連れが車道に敷かれた人工芝に座ったり、寝転んだりして、のんびりと過ごした。 同駅北口では、地権者組合による再開発ビル建設を核とした再整備が始まる。再整備を契機に、にぎわい作りや歩いて楽しめるまちを目指して、市や実行委が、公共空間の活用策を検討してきた。 車両を通行止めにした本町通りの約200メートルなど2カ所にテラスを設け、スポーツ体験やバンド演奏などが展開された。 人工芝を敷いた場所にはクッションやハンモ
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ユーススクール5月開講 「レバンテフジ静岡」 未来の自転車競技者育成
富士市に拠点を置く地域密着型プロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」は小学5、6年生を対象にした「レバンテユースサイクリングスクール」を開講する。5月から週1回の教室で未来の競技者を育成する。8日から募集を始めた。 スクールでは、元選手の二戸康寛代表らがコーチを務める。競技用自転車を使用し、機材管理や体調管理など自己管理能力を養うほか、交通ルールや安全走行のマナー、フェアプレー精神など多岐にわたる事柄を学ぶ。 教室は毎週月曜夕に富士自動車学校(柚木)や市サイクルステーション(八代町)などを会場にする。 初年度は中学1年生も対象にする。加入時に面談し、教室生を10人程度とする。初年度年
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従業員配置を最適化 ケーアイ工業(富士市)【DX最前線】
建材や医療用品製造用の治具など少量多品種の金属加工を手掛ける。従業員や加工中の素材に所在地を示す発信機計約300個を取り付け、状況をリアルタイムで確認できるシステムを導入した。滞っている工程に対して、人員配置の変更や外注で改善を図り、生産性向上につなげる。 流れ作業で組み立てるアルミやステンレス製の素材と、溶接や組み立てなどに当たる従業員の場所を、発信機を用いてモニター越しに把握することで「作業が滞っている」「適当な人員配置ではない」といった課題を見つけた。従業員や加工中の素材の場所を探す時間を省くことにもつながったという。 手書きで残していた作業時間もデータとして保管し、遅延の要因を分
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富士市PRへ大使制度創設 シンガー・ソングライターの結花乃さん任命
富士市は、シティプロモーション活動の象徴的な役割を担う同市ゆかりの著名人を任命する「シティプロモーション大使」制度を創設する。第1弾として同市出身のシンガー・ソングライター結花乃さんを任命する。8日の定例記者会見で発表した。 同大使は市内外で活躍する同市出身か、在住、在住歴のある著名人のうち、市長が適切と認めた人物を任命する。同市を発信するほか、市のシティプロモーション活動などに対して提言する。任期は1年で再任可能。市は大使に、身分証明書や名刺、市の魅力や観光情報などを提供する。 結花乃さんは、NHK「みんなのうた」で楽曲が採用されたことがあり、同市のブランドメッセージソング「いただきへ
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記者コラム「清流」 友人の憂鬱(ゆううつ)
ウクライナ侵攻が長期化する中、市民レベルの支援が活発化している。罪もない市民が戦渦に巻き込まれる姿を見て「何かせずにいられない」と動く若者に頭が下がる。 ロシアとは縁が深い富士市は複雑な立場に置かれている。市はロシア人や友好協会へのいわれなき中傷を危惧して「ウクライナ支援」とは言わず、核兵器や戦争反対の意思表示に徹している。 江戸末期に開国を求めて日本を訪れ、同市沖で沈没したロシア戦艦ディアナ号の乗組員を地元漁民が救出した事件から発展した友好関係。国の関係性が時代で変化しても国民の絆は不変だ。 友人の国の最高権力者による暴挙。長年の友であるからこそ、その愚行を指摘して正す力になれないも
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軽乗用車盗んだ疑い 職業不詳の男を逮捕 富士署
富士署は8日、窃盗の疑いで自称東京都町田市の職業不詳の男(41)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前6時ごろ、神奈川県箱根町の駐車場で、南足柄市の男性会社員(64)の軽乗用車1台(50万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、軽乗用車は鍵をつけたまま、同町の宿泊施設の駐車場に止めてあったという。富士市内で車内にいた容疑者を職務質問して分かった。
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ほうじ茶×コーヒー 農福連携で新飲料商品化 富士の障害者施設
富士市大淵の障害者施設「市立くすの木学園」が富士山と茶畑の景勝地「大淵笹場」の茶葉を使ったほうじ茶と、地元のコーヒー焙煎(ばいせん)所の豆をブレンドした新飲料「Hoffee(ほうひー)」のドリップバッグを商品化し、3月から同施設やイベント出店での販売を始めた。工賃の増加だけでなく、農業の担い手や障害者の働き先確保に向けた農福連携の足掛かりにしたい考え。 ほうひーは、コロナ禍で業務用トイレ紙の発注が減少する中、販売を始めたコーヒーのドリップバッグ「くすの木ブレンド」からの派生商品。市のほうじ茶宣言を受け、地域と連携して昨年11月から開発を進めてきた。 販売するのは味わいの異なる3種類でいず
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東京五輪の表彰台展示 磐田卓球場ラリーナ
磐田市はこのほど、東京五輪で使われた表彰台やメダルスタンドの展示を同市見付の磐田卓球場ラリーナで開始した。台に乗ったり、写真を撮ったりできる。常設する予定。 表彰台はトライアスロン、マラソンスイミング、サッカーの表彰式で1位の選手が乗った部分。大会組織委員会から抽選で譲り受けた。県内では磐田市のほか、富士市、沼津市などが受けた。 台の大きさは高さ20センチ、縦横120センチの正方形、重量は約50キロ。磐田市出身で卓球金メダリストの水谷隼さん、伊藤美誠選手のパネルなどが並ぶ展示エリアに設けている。
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富士・鷹岡地区で写真コンテスト 春テーマに募集
富士市の鷹岡地区まちづくり協議会は18日から28日まで、「鷹岡地区フォトコンテスト」の作品を募集する。 まちづくり推進事業の一環。募集するのは「鷹岡地区の春」をテーマに、ことし3月19~4月17日に撮影したカラーの単写真。大きさは四つ切りかA4判で、デジタル写真の加工は不可。 審査員が同協議会会長賞、優秀賞、入選などを選考し、結果は5月中旬に通知する。応募作品は鷹岡まちづくりセンターで展示する。応募用紙に撮影日や撮影場所など必要事項を記入して写真ととも同センターに送付か持参する。 問い合わせは同センター<電0545(71)3215>へ。
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シラスの塗り絵で「水族館」 富士・田子の浦漁協、作品を募集
富士市の田子の浦漁協は7月15日まで、シラスの塗り絵の審査会「第1回大好き田子の浦!I♡しらすコンテスト」の作品を募集している。 縦約8センチ、横約30センチのシラスの特製型紙に思い思いの柄を描いたり、カラフルに色付けたりする。作品の入賞者には、しらすコロッケや冷凍生しらすを贈る。審査結果は7月下旬に発表する。応募作品は8月1日から1カ月間、「田子の浦しらす水族館」と題して漁協事務所に展示する。 同コンテストは国の地理的表示(GI)保護制度に登録されている「田子の浦しらす」の消費拡大を狙って初めて企画した。担当者は「感染拡大防止のため自宅で楽しめる企画にした。田子の浦しらすへの愛を表現し
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3回目接種券発送、8日から 富士市、12~17歳ワクチン
富士市は7日、12~17歳の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種券を8日から発送すると発表した。 対象は2回目の接種を終えた約1万1700人。2021年11月14日までに接種した約8800人分を8、15日の2回に分けて発送する。同年11月15日以降の接種者への発送日は未定。 ファイザー社製ワクチンを使用する。接種会場は市内の病院など45カ所。市の接種予約サイトやコールセンター、医療機関で受け付ける。 問い合わせは市健康政策課<電0545(64)9026>へ。
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横断歩道は手を上げて 富士・伝法小1年生、入学式で交通安全学ぶ
富士市の伝法小PTAは7日、入学式に合わせて新1年生の交通安全指導を同校で実施した。 真新しいランドセルを背負って登校した新入学児童118人は、玄関前に設置された横断歩道のシートの前で一度停止し、左右の安全を確認した。県交通安全協会富士地区支部の交通安全指導員が「車が止まったことを確認して」と話すと、手を上げて横断した。 同校周辺には車の通行量が多い通りがある。同校PTAは2015年度から、入学式の日に児童の事故防止啓発活動を実施している。
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2月有効求人1.41倍 ハローワーク富士管内
富士公共職業安定所(ハローワーク)がこのほど公表した2月の富士市内の有効求人倍率は1・41倍で前月を0・01ポイント上回った。3カ月連続で1・4倍台を維持している。 有効求人数は4858人で前月比2・4%増、前年同月比17・9%増だった。有効求職者数は3456人で前月比1・9%増、前年同月比1・4%増だった。 新規求人数は前月比17・6%減の1537人。新規求職申込件数は同2・9%減の724人で、新規求人倍率は前月から0・38ポイント減の2・12倍だった。前年同月比では0・37ポイント上回った。 新規求人を産業別にみると、前年同月に比べて、製造業(389人)が46・2%増、医療・福祉(
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多頭飼育崩壊を地域で防止 静岡県、兆候察知へ「チェック表」 民生委員らと連携
適切な環境で動物の飼育ができなくなる「多頭飼育崩壊」の未然防止に向け、県は2022年度に崩壊の危険度チェック表を導入する。地域住民と連携し、兆候を早期に察知する狙い。家庭の事情に詳しい民生委員やケアマネジャーらにチェック表を配布する。 チェック表は、家庭で飼育する動物の頭数や性別、去勢手術の有無など5項目を設け、崩壊の危険度を5段階で判断する。危険度に応じて、経過観察や保健所への通報を促す。県は今後、民生委員らの集会に出向いてチェック表を配布。多頭飼育崩壊が地域に及ぼす影響を伝え、協力を求める。 県の担当者は「動物に関する相談は保健所が受け付けていると周知し、地域と信頼関係を築きたい」
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盗撮の疑い 富士の無職男を逮捕 富士署など
富士署と静岡県警人身安全対策課は7日、県迷惑防止条例違反の疑いで富士市今泉、無職の男(58)を逮捕した。逮捕容疑は2021年8月4日午前11時ごろ、富士宮市の営業所内で、県東部在住の20代女性のスカート内をスマートフォンで撮影した疑い。
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小中一貫「松野学園」開校 9年間の学び幅広く 富士市初の施設一体型
富士市では初めての施設一体型小中一貫校となる「富士川第二小中一貫校 松野学園」の開校式が6日、新たに建設した校舎で開かれた。中学部の生徒がリモートで見守る中、関係者がテープカットをして新たな門出を祝った。 富士川二小中では2021年度から小中一貫教育を先行実施。成長段階に合わせた「4・3・2年制」を導入している。児童生徒数は約500人。 式典で小長井義正市長は「変化する社会を生きていく力を育むことが大人の責務。施設一体の学びやで、ともに学び過ごす小中学生、教職員の活躍を願う」とあいさつし、開校を宣言した。児童生徒会長で新9年生(中学部3年)の清水大翔さんは「待ちに待った新校舎が完成し、う
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ものづくり産業 補助制度で公募 富士市、2種類
富士市はものづくり産業の活性化を目指した二つの補助制度の利用者を公募している。 「異業種連携新サービス・新事業創出支援補助金」は、コロナ禍で苦戦する事業者による新事業を後押しする制度。市内の異業種2者以上による事業に対し、上限500万円で開発費、販促費など経費の3分の2を助成する。申し込みは20日まで。昨年度は8件が採択され、飲食店のキッチンカーによるアウトドアウエディング事業などが始まった。 「SDGsものづくり産業支援補助金」は、製造系事業者のSDGsの達成に向けた事業を支援する。単独事業者で上限100万円、複数の共同事業で上限150万円とし、中小企業は経費の3分の2、大企業は半分を
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新東名トンネル火災想定 関係機関が連携訓練 富士
中日本高速道路東京支社富士保全・サービスセンターなどは5日、トンネル火災の対応訓練を富士市大淵の施工技術総合研究所模擬トンネルで実施した。 同社や県警高速隊、富士山南東消防本部などの計33人が参加し、連携した消火活動や情報共有の手順を確認した。 訓練は、沼津市の新東名高速道下りトンネル内で衝突した乗用車1台から出火し、運転者1人が車内に取り残されているとの想定。 同社職員と県警高速隊員らが被害状況の収集とトンネル入り口の封鎖を手分けして実施し、作業員の安全を確保した。出動要請を受けた消防隊員が放水し、機材でドアをこじ開け、負傷者に見立てた人形を救出した。
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飲酒運転撲滅などのぼり旗で訴え 富士市 春の交通安全運動始まる
富士市では、街頭指導が各地で行われた。市役所周辺の青葉通りや国道139号では、市職員ら約200人がのぼり旗を掲げ、飲酒運転撲滅や交通ルール順守を訴えた。 出発式で富士署の井出清市署長は「周囲の安全確認の徹底を運転者、歩行者の双方に促す」と述べ、事故防止への協力を参加者に求めた。同署によると、管内でことし発生した交通事故の約3割が交差点の出合い頭事故という。
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ウクライナ支援へ募金を 富士の市民団体 寄付者に紙バンド配布
紙文化を発信する富士市の市民団体「紙っと!プロジェクト」は6日から、ウクライナ人道支援の募金を始める。国旗色の特製の紙バンドでリボンを作り、寄付者に配る。 同団体は、紙バンドでシトラスリボンを作るなどの活動を展開してきた。ウクライナ侵攻でも現地のためにできる取り組みを考えた。寄付者に配ったリボンは、胸元などに着用することで支援の意思表示に役立ててもらう。寄付額は問わない。 15日まで、同市吉原の市民活動センター「コミュニティf」に募金箱を置き、紙バンドを渡す。16日午前9時半~午後2時に開催される「富士製パン」(同市蓼原)のミニマルシェの会場でも募金活動を行う。 15日に、ロゼシアター
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岳南鉄道時代の使用済み硬券 「ガチャ」で販売 富士・吉原駅構内
富士市の岳南電車(通称・岳鉄)はこのほど、吉原駅構内に設置している「ガチャガチャ」で、岳南鉄道時代の硬券10枚が入った「いにしえの硬券ガチャ」と、方向幕をデザインした「方向幕缶バッジガチャ」の販売を始めた。硬券ガチャは、2012年度まで運行していた「岳南鉄道」の社名の入った使用済みのB型硬券10枚セット。本社倉庫に保管されていたものを駅員の発案で商品化した。運賃や表記の違い、各駅で異なる改札はさみの形の違いも楽しめる。約1割の確率で制服の袖口に使われた社紋入りの金色ボタンが入る。1回100円。 缶バッジガチャは電車正面に表示される方向幕などをデザインした。通常の運行で表示される「吉原―岳南
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旅行会社がお薦め! 穴場の観光地紹介 静岡県が冊子作成
静岡県はこのほど、県内の隠れた観光名所を紹介する冊子「県内旅行会社がオススメする!県内観光スポット50」を作成した。県内の旅行会社などで無料配布している。 ガイドブックに掲載されていないような地元の見どころや名産品について、県旅行業協会を通じて加盟する旅行会社に募った。県内各地の約50社から回答が寄せられた。 茶園越しの富士山を撮影できる富士市の「大淵笹場」を紹介したのはレイライン富士本社(富士市)。電線が写り込まず撮ることができる数少ない写真スポットという。 ガラス容器の中で苔(こけ)を育てる「苔テラリウム」の制作を体験できる菊川市の店舗「苔工房アイモス」は、日本トラベルサービス(菊
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写真愛好家の力作並ぶ 富士で10日まで
富士市の写真愛好家でつくる「フォト岩松北」の第15回写真展が5日、同市の中央図書館分館で始まった。会員と講師計7人が数年間で全国各地に出向いて撮りためた力作27点が並ぶ。10日まで。 清水修さんの「旅立ちの日に」は、チョウが青空に向かって飛び立つ瞬間を捉えた。 歩き疲れて神社の境内に座り込む着物姿の少女を撮影した高橋満雄さんの「ママつかれたよ‼」は、影で顔を覆い、不機嫌な表情を際立たせている。 統一テーマ「ふれーむ」のコーナーには、窓の奥に広がる紅葉を写した作品などを展示している。
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静岡県議会定数「68」維持 選挙区等検討委、各会派が合意
2023年春の次期県議選の議員定数や選挙区を議論する県議会選挙区等調査検討委員会(山田誠委員長)は4日、第11回会合を県庁で開き、定数を現行の68のままにすることで各会派が合意した。5月に県議会議長に提出する答申に盛り込む。選挙区については次回以降に持ち越した。 昨年11月公表の国勢調査確定値で、県人口は5年前に比べ議員1人当たりの人口(5万3429人)を上回る6万7103人減少し、定数を1減する意見も当初あったが、全国比較や浜松市の行政区再編が正式決定してないことを理由に見送られた。 最大会派の自民改革会議は、議員1人当たりの人口が全国9位であることや、旧法定定数(静岡県議会は84)に
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人工芝やハンモック…道路にくつろぎ空間 9日、JR富士駅北口で「エキキタテラス」
富士市と、地域住民らでつくる実行委は9日午前10時~午後4時、JR富士駅北口の公共空間を活用した「エキキタテラス」を開く。富士本町通りなどに人工芝を設置し、くつろげる空間をつくる。 駅北再開発事業を契機にまちなかの回遊性向上や活性化を目指した社会実験の第1弾。駅北の富士本町通り周辺の道路2カ所を車両通行止めし、道路の真ん中などに人工芝や椅子、ハンモックなど設置する「まちなかテラス空間」を設ける。人工芝の上で寝転んだり、クッションや段ボールベンチに座ったりできる。 「エキキタグルメ」は地元飲食店約30店が店内や店頭、規制エリア内に出店し、人気グルメを提供する。北エリアでは綱引き大会やニュー
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「しらす祭り」8年連続中止 富士の田子の浦漁協
富士市の田子の浦漁協は4日までに、本年度の「田子の浦漁協しらす祭り」を中止することを決めた。不漁や新型コロナウイルス感染拡大を考慮した。中止は2015年以降、8年連続。漁協関係者は「水揚げが安定するまで開催は難しい」と話した。人気の漁協食堂は感染対策を実施して営業を継続する。
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「子どもも家族」は静岡県内初 静岡、湖西市パートナー制度運用開始
静岡、湖西両市は4月から、性的少数者(LGBTQ)や事実婚のカップルを公認する「パートナーシップ宣誓制度」を開始した。宣誓カップルだけでなく、生計を共にする未成年の子どもについても家族と認める。運用は県内市町で初。政令市では福岡市と並んで初めてという。 法律上婚姻できない市民の悩みや生きづらさを解消し、多様な生き方が尊重される共生社会の実現を目指す。 静岡市の宣誓要件は当事者のうち少なくとも一方が、市内に在住または転入予定である未婚の18歳以上とする。市男女共同参画課への電話や、同課のウェブサイトを通じて申し込みを受け付ける。 同市によると、住民票や戸籍抄本などの確認書類と宣誓書を市に