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「野球肘」早期に症状キャッチ 富士整形外科病院、小中生を検診

 富士市の富士整形外科病院がこのほど、地域で野球に取り組む小中学生を対象に野球肘の無料検診を実施した。症状を早期に発見し、若い選手に適正な処置を促す。

野球に取り組む小中学生の肘などをチェックした検診=富士市の富士整形外科病院
野球に取り組む小中学生の肘などをチェックした検診=富士市の富士整形外科病院

 医師や技師がエコーやエックス線でチェックしたほか、肘の可動域や体の柔軟性を見る理学検査などを行った。成長期に見られる離断性骨軟骨炎は、初期には痛みなどの自覚症状がなく、処置が必要になる前の発見が重要という。
 今回は富士・富士宮などのチームに所属する小学5年から中学3年の計270人を6日間に分けて診断した。家庭での自主トレーニングの方法などもアドバイスした。
 同病院では10年以上にわたって野球のオフシーズンを活用した検診を継続。木島丈博医師を中心に、プロを含めて長く活躍する選手を学生時代からサポートしている。病院担当者は「早期に症状をキャッチし、適切なフォローにつなげたい」と話している。

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