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富士市総合体育館 工事費増額を了承 市議会委

 富士市議会総務市民委員会は29日、急激なインフレを受けた物価変動に対応するため、建設中の市総合体育館の工事費など契約金額を約12億円増額する市の見直し案を了承した。
 建設工事と備品にかかる費用のうち、残りの工事などにかかる金額を見直した。事業者が入札額を示した時点と、残りの工事の状況が確定した時点の費用を比べて算出すると、契約金額は約99億9千万円から約112億円に増えるという。
 資材や原材料費の高騰、労務費の上昇などを受け、今年に入ってから事業者が工事費の不足と契約変更の請求を申し出た。契約では、国内で急激なインフレやデフレが生じて工事費が著しく不適当になった場合などに費用を改定する物価スライドなどの規約を定めている。
 委員の市議からは「増額分が地元の業者に適正に行き渡るよう配慮が必要」「今後もさらに物価スライドが行われることはないか」などの意見が出た。

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