テーマ : 富士市

税に関する高校生の作文 松永さん(静岡英和)国税庁長官賞

 国税庁が全国の高校生を対象にした「税に関する高校生の作文」で、静岡市葵区の静岡英和女学院高2年の松永奈桜さん(16)が名古屋国税局管内の東海4県で最高賞の国税庁長官賞を受賞した。同国税局国税広報広聴室の早川徹室長らが16日、同校を訪れて松永さんらに表彰状を贈った。

国税庁長官賞を受賞した松永さん(左)=静岡市葵区の静岡英和女学院中・高
国税庁長官賞を受賞した松永さん(左)=静岡市葵区の静岡英和女学院中・高

 松永さんの作品の題名は「祖父からの問いかけ」。亡くなった祖父が生前に人工透析を受けていて、医療費の公的助成制度によって経済的に困らずに治療に専念できていたことを最近知り、「祖父との和やかな会話も満面の笑みも助成制度がなければ成立しなかった。税金が今日も知らないところで誰かのために役立っている」とつづった。
 表彰を受けた松永さんは「祖父に受賞を報告したい」と喜んだ。同校ではいずれも2年の加藤咲穂さん、佐藤りなさん、望月咲来さんも静岡税務署長賞を受賞し、横山浩史署長から表彰状を受け取った。
 同国税局管内の135校から1万4962作品の応募があった。県内では、国税庁長官賞に次ぐ同国税局長賞に富士見高(富士市)1年の望月汐音さんが選ばれた。

いい茶0

富士市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞