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廃棄紙 循環システム構築 富士市・FUJI3Sプロジェクト コアレックス信栄など認定

 富士市はこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みで市内外への波及効果を生んだ優良事業「FUJI3Sプロジェクト」の第1号として、コアレックス信栄などの紙資源リサイクル活動を認定した。

SDGsへの取り組みが認定された企業などの関係者ら=富士市役所
SDGsへの取り組みが認定された企業などの関係者ら=富士市役所

 焼却処分される使用済みペーパータオルを回収し、トイレ紙の原料として活用する事業。ロゼシアターでペーパータオルを使う市文化振興財団と、製品の梱包を担うくすの木学園と協働で循環システムを構築した。再生の手法は市外や県外にも広がっている。
 市役所で行った認定証交付式では、コアレックス信栄の黒崎暁社長が「紙のまちが一体となって循環の輪を築いている。社員の活動にも力が入る」と意欲を語った。小長井義正市長は「世界に新たな価値観を生む仕組みとして期待が込められている」と話した。
 同市では官民などの連携によるプラットフォームを設け、SDGsを推進する25事業を認定している。推進企業に市内郵便局、推進に協力する応援団に常葉大社会環境学部三井ゼミを新たに登録した。
 (富士支局・宮城徹)

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