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富士見高 動画で最優秀 地域発信コンテスト 起業コースは静高、稲取高

 静岡銀行はこのほど、県内の中高生が地域課題の解決や魅力発信に取り組むプログラム「アオハルし放題」の最終コンテストを静岡市内で実施した。地元の良さを紹介する「動画コース」は富士見高が、新たな特産品を開発する「起業コース」は静岡高と稲取高がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。

中高生が地域の魅力を発信するアイデアを紹介したコンテスト=静岡市
中高生が地域の魅力を発信するアイデアを紹介したコンテスト=静岡市

 富士見高は、生徒が自転車で富士市内を巡る動画を数分間に仕上げた。田子の浦など各地の風景に加え、特産のしらすや地元でおなじみのサイダーかん、つけナポリタンなどのグルメも紹介。音楽や食レポも盛り込み、高校生らしい躍動感ある作品が評価された。
 起業コースでは高校生が県内企業の伴走支援を受けて商品開発に挑んだ。静岡高は静鉄ストアと規格外野菜を活用した四季折々のピザを創作し、小学生向け料理教室も企画して12月に開催する予定。稲取高はホテル銀水荘の支援で伝統のつるしびなをかたどった干菓子の商品化を進め、地域を巻き込んだ販売戦略も提案した。
 県内の中学、高校から計23チームが参加し、8月からそれぞれ活動を重ねた。観客の投票によるオーディエンス賞には田方農高、静岡聖光学院中が選ばれた。
 (経済部・金野真仁)

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