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富士の岳鉄で刃物事案への対応訓練 静岡県警、山手線の事件受け

 1月3日に都内で発生したJR山手線内の切りつけ事件などを受け、静岡県警機動警ら課は30日、富士市の岳南電車(通称・岳鉄)吉原駅で刃物事案への対応訓練を実施した。同社社員や富士署員など約20人が対処での連携を確認した。

電車内での刃物事案に対応する訓練=富士市の岳鉄吉原駅
電車内での刃物事案に対応する訓練=富士市の岳鉄吉原駅

 車内にいた男が同駅に到着したところで刃物を振り回したとの想定。駅員らが乗客を避難させた上ですぐに警察へ通報し、デッキブラシなどを持って対峙(たいじ)した。「電車を動かせ」と脅す犯人役に対して、10メートル以上の距離を保ちながら「刃物を捨てて」などとけん制した。警察が到着すると、さすまたを使って取り押さえた。
 機動警ら課の辻本竜太警部は「駅員は自分の身を守りながら、警察が来るまで時間を稼ぐ対応力を高めてほしい」と話した。同社の橘田昭社長は「岳鉄はワンマン運転だからこそ、訓練を定期的に行い利用者に安心を届けたい」と語った。

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