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記者コラム「清流」 日本の風景

 桜の街路や花火大会は、迷惑駐車や騒音の問題がしばしば関係者を悩ませる。一方で周囲を気遣い、場所や順番を譲り合う人もたくさんいて、日本のイベントの良さにあふれている場所とも感じている。
 富士市内から富士山を望む撮影スポットとして話題の「富士山夢の大橋」は、山なりの橋から真正面に山体を捉えることができて人が集まる。歩道には絵になる階段も備わっていて、時間を忘れて撮影に没頭する人たちもいるようだ。迷惑駐車を引き起こす事態もあったが、専用駐車場が確保されて少し収まった。
 外国人の人だかりを目にする機会は特に多い。多言語の看板で注意喚起が図られる中、地元市民の振る舞いも見せたい。きちんと並ぶ。人に迷惑をかけない。そんな日本の風景も感じてもらえるといい。
(富士支局・宮城徹)

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