藤枝市の記事一覧
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茶況(11月27日)品評会最高賞 浅蒸し茶販売 藤枝、マツバ製茶
藤枝市堀之内のマツバ製茶は、9月の第64回藤枝仕上茶品評会で最高賞の市長賞を受賞した浅蒸し茶の袋詰め商品を、同市の蓮華寺池公園内の茶文化発信・観光交流拠点施設「とんがりぼう」で販売している。50グラム入り540円(税込み)。 金色透明で香り高く、うまみと渋み、コクの調和が取れた味わいが特徴。丸金杉村製茶(同市寺島)の鮮度の良い茶葉を使用して仕上げた。同社企画管理部長の三石洋介さん(46)は「浅蒸し茶の特徴がよく出ている。藤枝らしい茶を楽しんでほしい」と話した。 (藤枝支局・青木功太)
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「架空工事」TOKAI元社員ら 3回目逮捕 静岡中央署など
TOKAIホールディングス(HD、静岡市葵区)のリフォームなどを担うグループ会社TOKAIで架空の工事代金を同社に請求して損害を与えたとして、静岡中央署と静岡県警捜査2課は27日、いずれも背任の疑いでTOKAI元社員でコンサルタント業の男(44)=藤枝市岡部町内谷=、TOKAIの下請け業者の建設業の男(58)=焼津市下小田中町=の両容疑者を再逮捕した。両容疑者の逮捕は3回目。 再逮捕容疑は共謀して2020年6月、TOKAIが受注し、建設業の男(58)の会社が下請けとして施工管理した三島市の家電量販店の空調設備工事で、実際の工事代金に架空の工事費用を水増ししてTOKAIに請求し、同社に約28
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はしご車で救出 中高層建物災害対応訓練 志太消防本部
志太消防本部は22日、中高層建物での災害に備え、藤枝市の中部電力パワーグリッド藤枝営業所の消防訓練に参加し、はしご車を使った対応訓練を同所で実施した。消防隊員と従業員約40人が参加した。 営業所3階で出火し、従業員4人が屋上に逃げたとの想定で行った。消防隊員ははしご車2台を使い、火点への放水と、はしごを伸ばして先端部分のバスケットに要救助者を乗せる救出活動に取り組んだ。従業員は火災発生から初期消火や救護、避難、情報伝達など一連の流れを確認したほか、消防隊員の指導を受けて消火器と自動体外式除細動器(AED)も扱った。 同営業所の朝比奈孝幸所長(55)は「課題を反省した上で、万が一、火災があ
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スポーツ庁が藤枝市と磐田市を表彰 まちづくり案評価
スポーツ庁はこのほど、スポーツを活用したまちづくりに取り組む自治体のアイデアをたたえる「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰」を都内で行った。県内から藤枝、磐田両市が選ばれた。 藤枝市の北村正平市長と磐田市の草地博昭市長が、室伏広治長官から表彰を受けた。北村市長は「文化として根付いているサッカーを核として、健康で幸せになるまちを築いていく」と述べ、2年連続の受賞となった草地市長は「スポーツの素材がふんだんにある。来年もここに立ちたい」と語った。 表彰は2021年に始まり、本年度は26自治体が受賞。藤枝市はサッカーを女性活躍や観光、教育などさまざまな施策に取り入れ、観光交流客数の増加や市
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校、保育所、こども園26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計338人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。患者数が12人となった裾野市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設7人、三島市1施設45人、裾野市3施設30人、函南町1施設12人、御殿場市5施設58人、小山町2施設7人、富士宮市1施設45人、富士市1施設11人、静岡市葵区1施設15人、藤枝市2施設20人、焼津市1施設10人、掛川市1施設5人、森町1施設7人、浜松市中区3施設38人、同市東区1施設9人、同市西区1施設19人
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11月29日から17氏が一般質問 藤枝市議会
通年議会を開会中の藤枝市議会は、11月29日~12月1日の11月定例月議会で一般質問を行い、17氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【29日】岡村好男①北村市政4期16年の総括と今後の市政経営について▽植田裕明①藤枝の鉄道遺産のさらなる活用を求めて②北村市政4期16年の総括と次年度予算案の概要について▽大石心平①市内の放置竹林について▽山川智己①観光交流とプロモーション戦略について▽佐藤真理子①生活環境に影響を及ぼす巨大物流倉庫建設ストップを②こどもの医療費・学校給食費の完全無償化を▽増田克彦①リニア中央新幹線トンネル工事と大井川の水資源について 【30日】大石保幸①プレコンセプ
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駿州の日本遺産、活用法は 地元民ら可能性模索 静岡市葵区で講座
藤枝市の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋や静岡市葵区の静岡浅間神社などの文化財で構成される日本遺産「日本初『旅ブーム』を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅」の観光への有効活用を考えるセミナーがこのほど、同区のペガサートで開かれた。 地元住民約30人が参加した。パネル討論では旅行大手「クラブツーリズム」の成瀬純一テーマ旅行部課長ら地域資源の活用に詳しい有識者3人が登壇。「日本遺産を未来に伝えるために重要なことは」とのテーマでは「子どもたちが地元の歴史を学習できる授業や教育旅行の充実」「感動を生む観光コンテンツの醸成」などの意見が述べられた。参加者はメモを取ったり登壇者に積極的に質問したりして学びを
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藤枝・滝ノ谷不動峡で紅葉見頃 まつり開催、観光客にぎわう
紅葉の名所として知られる藤枝市瀬戸ノ谷の滝ノ谷不動峡で26日、もみじまつり(市観光協会主催)が開かれた。見頃を迎えた紅葉を楽しむ親子連れら多くの観光客でにぎわった。 地元住民らが名物のせとやコロッケや焼きシイタケ、山芋といった山間地らしい食べ物のほか、藤枝茶や和菓子などを販売した。藤枝太鼓の演奏と餅投げも行われ、イベントを盛り上げた。 滝ノ谷不動峡保勝会の曽我茂会長(72)によると、見頃はあと1週間ほど続くという。
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北村藤枝市長 5選へ出馬意向
藤枝市の北村正平市長(77)が任期満了(2024年6月19日)に伴う市長選に5選を目指して出馬する意向を固めたことが24日までに、関係者への取材で分かった。29日から始まる市議会11月定例月議会一般質問の答弁で正式に表明する見通し。 市長選へ出馬の意向を示すのは、北村氏が初めて。市長4期の実績に加え、今月に着工したクリーンセンターの事業を軌道に乗せることや、中心市街地のさらなる活性化、中山間地域の拠点づくりなどを訴えていく方針。 北村氏は静岡新聞社の取材に「これからに希望を持てる藤枝市をどのように描いていくのか、しっかりと道筋を付けたい。それが自分の責務だと思っている」と述べた。 北村
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順心高生徒が美術授業の成果 27日まで 藤枝文化センターで作品展
藤枝順心高美術造形デザイン科美術デザインスタイルの生徒の作品を発表する展覧会が24日、藤枝市文化センターで始まった。27日まで。 1~3年生75人が約400点を出品した。生徒の父親がカレーを作る姿を切り取った油彩画や、自分の好きな「かわいい」に焦点を当て、ピンクの洋服や靴、化粧品などを集めた平面作品など多彩な作品がそろった。 地域住民に生徒や同校の授業を知ってもらおうと企画し、今年で47回目。現代人を浮世絵風に描く課題作品やスケッチ画なども貼り出した。
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碁盤挟み真剣勝負 島田で市民囲碁大会
島田市民囲碁大会が23日、同市の夢づくり会館で開かれた。市民ら約50人が囲碁を通じて交流を楽しんだ。 囲碁に気軽に親しんでもらおうと、オープン戦の位置付けで日本棋院島田支部の安達原収さん(81)が計画した。段位などの実力ごとに組を分け、対局を行った。参加者は碁盤を挟み、真剣な表情で勝負に臨んだ。 各組の優勝者は次の通り。 1組 忽戸義行(藤枝市)▽2組 矢田義行(島田市)▽3組 清水小春(牧之原市)▽4組 原敏明(島田市)▽5組 鈴木三雄(同)▽6組 杉浦璃(同)
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税に関する作品 児童生徒を表彰 藤枝税務署管内
藤枝税務署管内納税貯蓄組合連合会と藤枝間税会、藤枝法人会は22日、本年度の「税に関する作品」などの表彰式を藤枝市生涯学習センターで行った=写真=。作文の部で日本税理士会連合会長賞に輝いた鈴木光莉さん(藤枝広幡中3年)らに賞状を贈った。 藤枝税務署管内(藤枝、焼津両市)で中学生の作文に679点、標語に1071点、小学6年生の習字に1638点、ポスターに17点、絵はがきに1360点の応募があった。 鈴木さん以外の主な受賞者は次の通り。 【税に関する作品の部】県知事賞 森木初音(習字・藤枝岡部小6)▽県納税貯蓄組合連合会長賞 多々良拓宏(習字・焼津大井川南小6)中村彩七(作文・藤枝明誠中1)▽同優
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静岡県内でも長期の就業体験 静岡の法人、学生と企業つなぐ場提供
「長期のインターンシップに参加したいけど、静岡県内で実施する企業が見つからない」。そんな学生の声を受け、NPO法人ESUNE[エスネ](静岡市)と一般社団法人草薙カルテッド(同市)が、プロジェクト型長期インターンシップのコーディネート事業を共同開発した。3~5カ月間、企業や団体が学生と継続的に関わる。学生と接点が少ない中小企業を支援し、学生に挑戦する場を提供するのが狙いだ。 焼津市のIT企業サンロフトは「人づくりプロジェクト」と題したインターンシップを実施中。参加する東京経済大3年の水沢亮也さん(21)=藤枝市=と静岡大1年の今坂茉鈴さん(19)が3カ月間のうち50時間を目安に活動し、IT
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大自在(11月24日)鷹狩り
最初の「肉食禁止令」は675年に出されたと日本書紀は記述する。仏教思想もあって、日本では明治の文明開化まで表向き獣肉を食べなかった。ウサギを1羽、2羽と数えるゆえんとされるが、異説もある。 一方、上流社会では鳥や魚はよく食べられていた。美味な「三鳥五魚」のさばき方が室町時代の文書に伝わる。三鳥はキジ、ツル、ガン。野鳥は四本脚の肉より上品な食材とされた。ちなみに五魚とはコイ、タイ、マナガツオ、スズキ、フナ。 野鳥は鷹[たか]狩りの獲物だった。徳川家康の鷹狩り好きはよく知られる。健康維持や所領巡視のためだけでなく、鷹や獲物の贈答による支配システム維持を図ったとされる。 鷹狩りが江戸幕府の年
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家康の死因に諸説 「最期の地」に残る伝承
戦乱を終結させて天下太平を築いた徳川家康は元和2(1616)年4月、波乱に満ちた75歳の生涯を閉じた。最期の地となった静岡県には、死因にまつわる逸話や伝承が複数残る。天ぷらによる食あたり、持病、タカ狩り中の暗殺―。最晩年の姿を史料からひもとき、識者に解説を聞いた。 元和2(1616)年 家康の容態 最晩年 少しずつ衰弱 造形作家・漫画家たたらなおきさん作の「1月21日昼から22日夜更けにかけて、田中をめぐる一日の回転ジオラマ」。家康が発病し、床に伏せる場面を表現している。 亡くなる直前の家康はどのような状態だったのか。居城だった駿府城の跡地に建つ静岡市歴史博物館の広田浩治学芸
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初期消火や応急措置実施 志太消防本部、3人に感謝状
志太消防本部はこのほど、焼津市内で発生した二つの事案について、初期消火をしたり、応急措置を行ったりしたとして、大井川郵便局に勤務する配達員とJR焼津駅職員、通報男性に感謝状を贈った。 大井川郵便局の岡本和久さんは8月15日、配達先の焼津市飯淵の住宅で火災が発生しているのを発見し、119番通報。近くの住民と協力して、初期消火を行い、延焼を抑えた。 JR焼津駅(焼津市)のホームで9月26日に高齢の男性が意識を失い倒れる事案が発生。この様子を目撃した藤枝市の自営業佐塚健太さんが駅職員に知らせた後に119番した。駅職員は自動体外式除細動器(AED)や心臓マッサージといった救命措置を協力して実施した。
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MOA藤枝市児童作品展 井原さん、増田さん市長賞
第34回MOA美術館藤枝市児童作品展(同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者表彰式がこのほど、同市の葉梨地区交流センターで行われた。最高賞の市長賞は絵画の部で井原輝さん(広幡小5年)、書写の部で増田依音さん(藤岡小2年)が受賞した。児童は中村禎教育長から表彰状を受け取った。 市内の小学生を中心に絵画に195点、書写に222点の応募があった。 市長賞以外の主な受賞者は次の通り(絵画、書写の順)。 市教育長賞 西崎ひより(葉梨6)石田真加(高洲南6)▽市PTA連絡協議会長賞 小長谷郁生(青島東5)坂上凜帆(青島東4)▽市子ども会世話人連絡会長賞 滝浪千里(広幡6)見原めぐる(
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琴オーケストラ 音色で魅了 島田でコンサート 唱歌や童謡披露
藤枝市の琴アンサンブル「千鳥」(池谷光絹井代表)は23日、20周年記念コンサートを島田市のプラザおおるりで開催した。 「琴オーケストラ」と題して、4種類の琴とピアノ、ドラムなどで合奏し、約20曲を披露した。日本古来の十三弦のほか、十七弦、ベース琴、ソプラノ琴を使用した。なじみ深い唱歌や童謡をはじめ、美空ひばりや石原裕次郎のメドレーなど歌謡曲を演奏した。軽快な音色に合わせ、客席からは手拍子も起きた。静岡市を中心に活動するピアニストの小島太郎さんをゲストに招いた。 池谷代表の生まれ故郷の島田市で企画した。来年5月26日には牧之原市でもコンサートを開く予定。
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杉山さん(川根高3年)カヌー国体入賞 町長に笑顔で報告
特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」カヌー競技で入賞を果たした川根高3年の杉山歩羽花さん(17)がこのほど、川根本町役場を訪れ、薗田靖邦町長に喜びを語った。 杉山さんは直線で着順を競うスプリントの少年女子シングルカヤック部門に出場し、200メートルで5位、500メートルで8位に入賞した。杉山さんは「入賞できるとは思っていなかった。賞状を二つも持ち帰れて良かった」と達成感を口にした。 薗田町長は「後輩の目標になる。大学でも頑張ってほしい」と激励した。 杉山さんはカヌー部に入るため、地元の藤枝市を離れ川根高に進学した。練習に励んだ3年間を振り返り「中学生のころに比べて人として自立できた。充
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迫力!鷹匠の妙技 間近に 藤枝、実演イベント
藤枝市の蓮華寺池公園で23日、タカ狩りの作法などを実演するイベント「家康公 田中御鷹野(おたかの)」が開かれた。大勢の来場者は駿府鷹狩協会の鷹匠(たかじょう)が繰り出す迫力あるタカ狩りの妙技を堪能した。 2人の鷹匠の間をタカが行き来する「ふりかえ」や疑似餌に向かって飛び込んでいくといった技を披露した。北村正平市長も協会会員の指導を受けながら、ふりかえに挑戦。腕に乗せたタカは合図を受けて放たれると、正面の鷹匠に向かってまっしぐらに飛んでいった。 同協会の粟野誠之相談役と環境民俗学者の八木洋行さんが、徳川家康とタカ狩りの関わり合いなどについて解説した。
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⚽藤枝MYFC 来場者倍増 売上高6億に伸び J1水準へ 支援の輪を【J2初陣回顧㊦】
藤枝が清水を下して静岡三国決戦初白星を挙げた10月初めのホームゲームの舞台裏に、観客席の混乱を心配するクラブ幹部の姿があった。本拠地藤枝総合運動公園サッカー場はバックスタンドを改修中で現状の収容人数は6千人弱。しかし、清水戦には6288人が来場し、徳田航介社長は「100%を超えるなんて本来あり得ない。集客の読みを誤った」と頭をかいた。 スポンサーや招待者などを考慮して販売するチケット数を決めるが、終盤戦で相手は自動昇格を争う上位チーム。来場者が予想を超えた。開始直前まで係員が観客に荷物を隣席に置かないよう呼びかけ、ゴール裏芝生席の立ち見などを都合して大きなトラブルなく乗り切ったが、「『チケ
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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15件上程4件可決 藤枝市議会
通年議会を開会中の藤枝市議会は20日、11月定例月議会を開いた。本年度一般会計補正予算案や各種条例改正案など15件を上程し、補正予算案など4件を原案通り可決した。 一般会計補正予算案は3億2600万円を計上。6月の台風2号に伴う災害復旧や未熟児養育医療助成など各事業費の増額分を盛り込んだ。 一般質問は29日~12月1日に行われる。
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長年の活躍たたえ技能功労者を表彰 藤枝市
藤枝市はこのほど、本年度の市技能功労者顕彰授与式を市役所で開いた。同一職業に30年以上従事する55歳以上の市民で、優れた技能を持ち、後進の模範になっていると認められた4人をたたえた。 功労者は造園師の山本英夫さん(61)=太陽造園=と菓子製造職の相馬国久さん(73)=ふるさと銘菓かし善=、柔道整復師の時田隆さん(85)=時田はり・きゅう整骨院=、寝具職の天野正志さん(78)=天野ふとん店=。 式には山本さんと時田さん、天野さんの3人が出席し、北村正平市長から表彰状と記念盾を受け取った。北村市長は「卓越した技能を後世に伝えるために、引き続き後進の指導と人材の育成をお願いしたい」と呼びかけた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はタカベやイサキ、メジナ、ネンブツダイなど。17日は悪天候のため入場者なし。18日はタカベやトウゴロウイワシ、ベラ、スズメダイなど。19日はソウダガツオやメジナ、イスズミ、アイゴ、オオモンハタなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 気温の急激な低下とともに海水温も下がり、青物は不調。これからはウキ釣りやフカセ釣りでメジナが有望。日中はカマスサビキや餌釣り、ルアー釣りなどでカマスが多く釣れた。他に穴釣りではカサゴが狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 16日の富士川
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静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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夢は口に出して「叶えるもの」 佐藤選手(パラ2冠)母校で講演 藤枝・広幡中
東京パラリンピックの車いす陸上で2冠を達成した佐藤友祈選手(34)が21日、母校の藤枝市立広幡中で「夢」について講演した。生徒や広幡小の6年生、地域住民ら約400人が聴講した。 佐藤選手は夢をかなえたポイントとして、「ゴールを決める」「即行動」「自分の強みを生かすフィールドで戦う」の三つを挙げた。脊髄炎が原因で車いす生活になった21歳当時の心境や競技を始めたきっかけ、座右の銘「夢は叶(かな)えるもの」などを紹介し、「夢を口に出して周りに伝えることで、自分が道を踏み外しそうな時に気持ちを軌道修正でき、達成されていく」と語りかけた。来年のパリパラリンピックについて「金メダルをたぐり寄せ、世界
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「タカ狩り」実演イベント 23日、藤枝・蓮華寺池公園
藤枝市は23日、徳川家康がタカ狩りのため晩年に訪れたとされる田中城との歴史的ゆかりを感じてもらうため、駿府鷹狩協会の協力で本物のタカを使ったタカ狩りの作法などを実演するイベント「家康公 田中御鷹野(おたかの)」を同市の蓮華寺池公園内の野外音楽堂で開く。午前10~11時と午後2~3時。観覧無料。 大河ドラマ「どうする家康」の放映に合わせた企画。環境民俗学者の八木洋行さんと同協会の会員が解説し、タカのデモ飛行や疑似の餌を用いた実演を行う。タカとの記念撮影の時間も設ける。 会場付近の滝の広場では、勝草餅や朝比奈ちまき、瀬戸の染飯(そめいい)など家康が好んだ藤枝名物のほか、田中城限定の御城印を販
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名画や写真 細密模写 鎌田さん鉛筆画展 26日まで藤枝
磐田市の美術家鎌田和直さん(56)の鉛筆画展「Mono remix」が26日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。黒鉛筆でミケランジェロや伊藤若冲の名画、100年前のニューヨークやパリなど風景写真を細密に模写した30点が並ぶ。 鎌田さんは立体造形を中心に制作してきたが2年前、カーボン鉛筆の深みのある色調に魅せられ、鉛筆画を描くようになった。 ひと月に1枚のペースで仕上げる作品は、きらびやかなショーウインドーや石畳の通りなど再現性が高い。理髪店やガソリンスタンドを左右対称に配置した作品は、現実と虚構のはざまを追求したという。鎌田さんは「鉛筆の特性を最大限に生かす試み。モノ
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上位入賞へ結束高める 藤枝市チーム結団式【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する藤枝市チームは20日夜、結団式を市役所で行った。選手や関係者が結束を高め、上位入賞を目標に掲げた。 選手を代表して清水美月主将(東海大翔洋高3年)は「上位入賞を目指して日々頑張ってきた。藤枝市のたすきに気持ちを込めて、つなげていくことの楽しさを感じながら、笑顔でつなぎ切る」と意気込みを語った。北村正平市長は「日頃の練習の成果を遺憾なく発揮して悔いの残らない走りを期待している」と激励した。 選手団は次の通り。 監督 佐原潤(藤枝AC)▽コーチ 中村信二(同)▽小学男子 長島旦陽(岡部小6)小
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「誰もが楽しめるマルシェに」 商業と福祉一体 11月25日藤枝
障害の有無や年齢に関係なく、誰もが楽しめるイベント「みんなでつくる楽しいマルシェ」(同実行委員会主催)が25日、藤枝市のBiVi藤枝で開かれる。商業と福祉が一体となった企画で、志太榛原地区の起業者や障害者施設など計14団体が出店する。午前10時~午後3時。入場無料。 障害のある子どもらが自由な発想で挑戦できる、縦約2メートル、横約1.5メートルのパーティションを使ったお絵描きワークショップを用意した。飲食や雑貨、アクセサリー、縫製品を販売するほか、タロット占い、パステルアート、体操と折り紙を用いて健康増進を図るなどユニークな体験ブースが並ぶ。 実行委の兎月マリア(本名・紅林美由起)代表を
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磐田の鎌田さん 藤枝で鉛筆画展 風景模写30点
磐田市の美術家鎌田和直さん(56)の鉛筆画展「Mono remix」が26日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。黒鉛筆でミケランジェロや伊藤若冲の名画、100年前のニューヨークやパリなど風景写真を細密に模写した30点が並ぶ=写真=。 鎌田さんは立体造形を中心に制作してきたが2年前、カーボン鉛筆の深みのある色調に魅せられ、鉛筆画を描くようになった。 ひと月に1枚のペースで仕上げる作品は、きらびやかなショーウインドーや石畳の通りなど再現性が高い。理髪店やガソリンスタンドを左右対称に配置した作品は、現実と虚構のはざまを追求したという。鎌田さんは「鉛筆の特性を最大限に生かす試み。
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サッカー先進国・ドイツの練習法を藤枝に 1部リーグ・Eフランクフルト主任 指導者向け講習
サッカー元日本代表の長谷部誠選手(39)=藤枝東高出=が所属するドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトの国際スポーツ企画主任、ニコライ・アダムさんがこのほど、藤枝市内の小中学生の指導者を対象にした講習会を瀬戸谷中天然芝グラウンドで行った。各少年団や中学校の部活動などの指導者約30人が参加し、最先端の練習方法やサッカーの細かな戦法について理解を深めた。 ニコライさんは、4月に市内で始動した同クラブのジュニアユース(中学生年代)チームの練習の様子を紹介。教材にしながら試合に必要な能力や状況に応じたプレーなど、技術と戦術について助言した。 市サッカー協会4種副技術委員長の松折良太さ
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茶況(11月20日)藤枝の手もみ茶実演 産地の伝統文化発信 26日、朝比奈地区まつり
藤枝市岡部町朝比奈地区の秋を満喫する「ふるさと朝比奈いきいきまつり」が26日、同町の朝比奈いきいき交流センターで開かれる。岡部町茶手揉保存会が茶の手もみを実演し、茶産地の藤枝の伝統文化を発信する。 午前10時~午後2時半に実演と体験会を行う。日本三大玉露の産地の一つとして知られる朝比奈玉露や抹茶の呈茶、地域食材を使った豚汁と甘酒の提供、玉露やミカン、生シイタケといった特産品を販売する物産市もある。地元保育園の園児と有志団体は歌やバンド演奏などを披露し、イベントを盛り上げる。 (藤枝支局・青木功太)
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社会課題解決にも貢献 静鉄ストア(静岡市)/森下登志美社長【キーパーソン・最前線】
トップ就任以降、新業態店舗やネットスーパーの出店、海外進出などに積極的に取り組む。10月には、静岡、焼津の両市に分散していた物流拠点を藤枝市に集約した。多様化する消費者ニーズと自社の現状を分析し、売り上げを確保するとともに、社会課題解決にも資する施策を重ねる。 -多彩な事業に着手し続ける理由は。 「世の中の動きと企業施策間のギャップを埋め、100年後も顧客が食事を楽しめることを目指す自社の『百年構想』を実現するため。2月時点の本県人口は4年前比で約10万人減少し、業界の統計調査を加味すると、食の市場は385億円縮んだことになる。経済的貧困だけでなく、買い物難民や、社会的に孤立する『関係の
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は20日、県内の高校、小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計220人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設10人、三島市1施設11人、清水町1施設14人、長泉町2施設22人、富士宮市2施設24人、富士市1施設10人、静岡市葵区3施設41人、同市駿河区2施設24人、藤枝市1施設10人、磐田市2施設10人、浜松市中区2施設19人、同市南区1施設10人、同市北区1施設15人
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十二単姿 あでやか 島田市で体験イベント
島田市の大井神社宮美殿は19日、十二単(ひとえ)を身に着ける体験イベントを同市のブライダルセンター京美屋などで開いた。 参加者は同神社が所有する正絹の十二単を身にまとい、重厚感や質感を体験した。同神社などによると、貸衣装店での十二単の取り扱いは近年少なくなっているという。 藤枝市から参加した主婦星智美さん(43)は「百人一首や大河ドラマのような世界を体感できる機会になった」と笑顔を見せた。 東海道周辺を舞台に地域の魅力を再発見する藤枝市主催の体験交流プログラム「みちゆかし」の一環。平安時代後期に成立した公家女子の正装の着用を通じ、歴史や魅力を知ってもらおうと企画した。
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闘病中の子ども支援へ ⚽エスパルス権田、竹内選手が募金呼びかけ 静岡、藤枝のマクドナルド4店舗で
J2清水エスパルスの権田修一選手(34)と竹内涼選手(32)が19日、静岡市と藤枝市のマクドナルド計4店舗で、闘病中の子どもたちとその家族を支援するための募金活動を行った。活動のイメージカラーである青色のシャツを身にまとった両選手が、募金に協力した来店客一人一人に自身のサイン入りステッカーやトートバッグを配った。 同活動は「マックハッピーデー」として毎年11月19日に全国の店舗で実施している。闘病中の子どもたちとその家族が利用する宿泊施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を昨年訪れたことをきっかけに募金活動に加わった権田選手は「笑顔で募金をしてくれる子どもたちの姿が印象的。少しでも多くの
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進路としての警察の魅力 県警が教員向け説明 藤枝
静岡県警はこのほど、高校生や大学生の進路指導に携わる教員らを対象にしたオープンキャンパスを藤枝市の県警察学校で初開催した。 講話や見学を通じて警察業務の魅力とやりがいへの理解を深め、進路を検討中の生徒・学生に伝えてもらう目的。警察学校の教育方針や入校生の成長過程の把握を今後の指導の参考にしてもらうことも狙った。 県外大3校を含めた計20校から28人が午前と午後の部に分かれて参加。八木瑞生学校長は「先生や親の勧めで入ってきた生徒・学生は多く、第1志望でなくていい。多種多様なことをやってきた人が多数存在するのが警察」とアピール。体育館以外の全施設が平成以降に整備された特長に触れ「こんなに新し
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友好都市に「藤枝」売り込み 岐阜・恵那で小中高生が特産品販売
藤枝市在住と市内の学校に通う小中高生6人がこのほど、市の友好都市の岐阜県恵那市で物産販売を行った。市の職業体験型生涯学習講座の一環。児童と生徒は藤枝の特産品をPRし、恵那市民と交流を深めた。 恵那市岩村町の「いわむら城下おかげまつり」にブースを出展した。10月下旬に発売したサッカーエース最中(もなか)の抹茶あんと紅芋あん、朝ラーメン、わせミカンなどを販売。国際品質評価機関「モンドセレクション」(ベルギー・ブリュッセル)で4年連続最高金賞の「藤枝の水」を使用した藤枝茶の試飲も実施した。 同講座は年代の異なる子どもたちが協力して活動し、コミュニケーション能力を養うことを目的に本年度から始まっ
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茶文化と芸術堪能 藤枝で「お茶の香ロード」
藤枝の茶文化や歴史、アート作品を紹介する「お茶の香ロード2023」がこのほど、藤枝市茶町周辺で開かれた。呈茶サービスや茶の手揉み体験、深蒸し棒茶の詰め放題など茶どころ藤枝の魅力を伝える多彩な企画が用意され、地域住民らでにぎわった。 茶の歴史と文化の根付いた町並みを生かして地域活性化を図るイベント。店舗や民家の軒先を利用し、絵画や陶芸作品などが展示された。有機茶や雑穀菓子といったオーガニック商品も販売。来場者は地域を歩きながら芸術作品と茶を堪能した。 市生涯学習センターで「藤枝宿ふれあいまつり」も同時開催した。水消火器の使用や消防車の乗車体験、輪投げなど子ども向けのブースが多数設けられ、親
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茶況(11月17日)県茶手揉保存会川根支部が2位 全国製茶技術大会
第27回全国手もみ製茶技術競技大会(全国手もみ茶振興会主催)が16日、藤枝市岡部町で開かれた。14都府県から23チームが参加。県茶手揉保存会川根支部(小玉貴史、森雅典、松本貞子)が2位の優秀賞を獲得した。 1チーム3人一組で、同じ茶葉を5時間の制限時間内にもみ上げ、製茶技術を競った。審査は形状、色沢、香気、水色、滋味の総合評価で行われた。 最優秀賞は和束茶手揉技術保存会(京都府)が受賞。県茶手揉保存会藤枝支部が3位の優良賞に選ばれた。 (経済部・垣内健吾)
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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紫色の光に包まれて 藤枝・蓮華寺池公園 イルミネーション点灯
藤枝市の蓮華寺池公園で17日夜、イルミネーションの点灯が始まった。計7万8千個の電球が園内の散策路やオブジェに施され、幻想的な雰囲気を演出している。来年2月29日まで。 テーマは「花の回廊・光の遊歩道」。池回りの芝生には竹あかりを設置し、暖かな光を放っている。藤棚は紫色に光り、時計台にも電球を装飾。花畑に「れんげじ」の光文字が浮かび上がるスポットを用意したほか、1周約1・5キロの園路、滝の広場などもきらびやかな光で包まれている。 初日から大勢の親子連れらが訪れ、園内の散策や記念撮影を楽しんでいた。サッカーJ2藤枝MYFCのサイン会やキッチンカーによる飲食販売、マルシェなどが行われ、イベン
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MYFC「J1目指せる」 藤枝市長に今季報告と抱負
今季からサッカーJ2に参戦した藤枝MYFCの関係者が17日、藤枝市役所に北村正平市長を訪ね、残留を決めたリーグ戦の結果を報告し、来季の目標にJ1昇格を掲げた。 訪問したのは鎌田昌治会長と徳田航介社長、須藤大輔監督、杉田真彦主将=静岡西高出=、北村海チディ選手の5人。今季は14勝18敗10分けの12位だった。 徳田社長は「決してマイナスなイメージはなく、改善していけば本格的にJ1を目指せる」と強調。須藤監督は、中心選手のけがによる離脱など今季の厳しい戦いを振り返った上で「若手が台頭して、柔軟性を持ちながら荒波を乗り越えた。地域の方が元気になれるプレーをして結果もたぐり寄せ、夢の舞台であるJ1昇
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道の駅に段ボール製授乳室 藤枝 日本道路建設業協会が寄贈
日本道路建設業協会は17日、段ボール製の簡易設置型授乳室を藤枝市岡部町の道の駅「宇津ノ谷峠上り」に寄贈した。同協会中部支部の両角勝夫幹事長が同所で北村正平市長と林隆宏駅長に贈呈書を手渡した。 授乳室は幅と高さ約2メートル、奥行き約1メートルで、厚みのある強化段ボールを使用。室内には授乳チェアを備え付けた。防犯面を考慮し、スライド式で内側に鍵が付いた扉のほか、施錠の有無で在室状態が分かる仕掛けを施した。休憩情報施設に設置している。 同駅にはトイレにベビーベッド、敷地内におむつを購入できる自動販売機がある。授乳室が設置されたことで、子育て応援施設が充足された。贈呈式には両角幹事長と北村市長、
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藤枝市内新聞店5社に地域貢献大賞 配達バイクに「見守りカメラ」 都内で表彰式
日本新聞協会(中村史郎会長)は16日、新聞販売店の地域活動をたたえる「地域貢献大賞」の表彰式を都内で開いた。「新聞販売店バイク車載カメラ見守り」で大賞を受賞した藤枝市内の新聞販売店全5社を代表し、藤枝江崎新聞店の江崎晴城社長(59)が中村会長から記念盾を受け取った。 5社は藤枝江崎新聞店と薮崎新聞店育伸社、いけたに新聞店、新聞販売いしかわ、太田新聞店。市と市自治会連合会、藤枝署と連携し、配達や集金などの業務中に市民の生命財産や生活に支障を来す恐れがある状況に気付いた際、関係機関に速やかに通報して危難を防ぐ取り組みに2011年着手した。配達中に異変に気付き、家の中で倒れていた住人を救出するな
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藤枝・市之瀬集落で写真展やピアノ演奏会 盛り上げ隊が企画
藤枝市市之瀬地区の活性化に取り組む団体「市之瀬盛り上げ隊」はこのほど、自然豊かな集落を巡るイベント「おかえりな祭市之瀬へ2023秋」を同地区内で開いた。 市中山間地を拠点に開催中のフィンランド人写真家を招いたアートプロジェクト「The Forest-鎮守の杜」とコラボした。写真家の作品展示や、同国の伝統装飾品「ヒンメリ」の製作体験、シナモンロールの販売などが行われた。民家などには縁側カフェを構え、市内外の来場者との交流を楽しんだ。 製茶会社市之瀬の里が運営する標高約450メートルの「ティーテラス市之瀬」では、市内外の4~8歳の子どもたちがピアノを披露。子守歌やアルプス一万尺といった曲を弾
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大道芸W杯会場で盗撮の疑い 男を再逮捕 静岡中央署
静岡中央署は16日、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで藤枝市岡部町桂島、会社員の男(58)=静岡県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕=を再逮捕した。再逮捕容疑は4日午後7時ごろ、大道芸ワールドカップ(W杯)が開かれていた静岡市葵区の駿府城公園で、女性のスカートに小型カメラを差し向けて下着を盗撮した疑い。同署によると、容疑者の自宅にあったマイクロSDカードに盗撮した動画が残っていて発覚した。容疑者は5日に同公園で大道芸W杯の演技を見ていた女性のスカートに盗撮目的で小型カメラを差し入れたとして逮捕されていた。
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藤枝少年少女合唱団50周年 19日記念演奏会へ最終確認
藤枝少年少女合唱団の創立50周年記念演奏会「50年の歴史に集う」(同合唱団、同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日午後2時から、藤枝市岡部町の市民ホールおかべで開かれる。本来は2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルス禍の影響で延期していた。1970年の発足時の1期生らOBOGと現役団員が合同合唱する。全席千円。 演奏会は2部構成。現役団員の市内の小中高生7人がオープニング「夢の世界を」を含め8曲を合唱後、7期生で声楽家の佐藤典子さんによるメゾソプラノ独唱、OBOGの唱歌メドレーなどが披露される。合同合唱では藤枝市歌と富士山、ふるさとを演奏する。 現役団員らはこのほど、本
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納税意識高揚 貢献の12人表彰 藤枝税務署など
藤枝税務署と藤枝地区税務推進協議会は14日、本年度の納税表彰式を藤枝市の小杉苑で開いた。納税意識の高揚と税務行政の円滑な運営に貢献した12人を表彰した。被表彰者は石渡英二署長から表彰状を受け取った。 被表彰者は次の通り。 【藤枝税務署長表彰】大石保幸(藤枝税務署管内青色申告会連合会理事)奥山光浩(藤枝法人会理事)榊原昇次(藤枝法人会副会長)鈴木喜久枝(藤枝法人会女性部会長)村越実(藤枝税務署管内青色申告会連合会監事) 【藤枝地区税務推進協議会長表彰】青嶋和彦(岡部町青色申告会理事)梅原康浩(藤枝税務署管内青色申告会連合会副会長)鈴木金刀美(藤枝法人会女性部会副部会長)萩原由加(藤枝間税会理事
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浜松で「しずおか・短歌大会」 大橋さん(愛知)日本歌人クラブ賞、梅沢さん(藤枝)静岡県知事賞
第28回日本歌人クラブ東海ブロック大会と第42回静岡県短歌大会を兼ねた「2023しずおか・短歌大会」(静岡新聞社・静岡放送後援)が、浜松市中区のプレスタワーで開かれた。日本歌人クラブ賞は大橋アサ子さん(愛知・安城市)、静岡県知事賞には梅沢佳子さん(藤枝市)が選ばれた。 作品は本県のほか愛知、岐阜、三重の4県から、「自由詠」と「題詠(きらめく)」の2部門に計359首が集まり、選者が作品を評価した。 主な受賞者は次の通り。 県歌人協会賞 橋本真理子(掛川市)杉山みはる(河津町)▽静岡新聞社賞 松浦直巳(島田市)▽静岡放送賞 和田裕子(名古屋市)▽秀作賞 大塚ひさみ(静岡市)冨岡悦子(東伊豆
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安全運転に貢献 優秀事業所表彰 静岡で県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で開いた。 表彰はプラチナ賞と金賞が各2事業所、銀賞が5事業所、銅賞が8事業所で、プラチナ、金、銀を受賞した代表者が静岡中央署で、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と盾を受け取った。 最高賞のプラチナは、愛知陸運御殿場営業所(御殿場市)とサッポロビール静岡工場(焼津市)。それぞれの代表者は「活動の手綱を緩めることなく頑張りたい」「従業員の交通安全徹底とともに、事故のない社会の実現に貢献して
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「アルプスの少女ハイジ」のロッテンマイヤー アレンジで魅力際立つ【アニメ脇役列伝 1970年代編⑧】
「アルプスの少女ハイジ」は、とても丁寧にアニメ化された作品だが、原作と異なる点もある。例えば、ハイジが身を寄せるアルムのおんじのところにいるセントバーナード犬ヨーゼフ。これは原作には存在しないアニメオリジナルのキャラクターだ。 なにより異なるのはキリスト教の扱いだ。原作がキリスト教の素晴らしさを説く物語であるのに対し、アニメはハイジの無垢な魅力とアルムの自然こそ素晴らしいものとして描いている。このアレンジでキャラクター性が際立つことになったのがゼーゼマン家に仕える執事の女性ロッテンマイヤーだ。 ゼーゼマン家には足の不自由で体の弱い娘クララがいる。クララがこれ以上悪くならないようにとクララ
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インフルエンザ 静岡県内29施設で学級・学年閉鎖
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園29施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計592人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設41人、沼津市2施設163人、裾野市1施設8人、長泉町1施設11人、御殿場市6施設76人、静岡市清水区4施設51人、同市葵区4施設106人、同市駿河区1施設31人、焼津市1施設8人、島田市2施設24人、藤枝市4施設59人、浜松市中区1施設8人、同市南区1施設6人
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⚽藤枝MYFC女子「ルクレ」創設10年 知名度向上へ 指導や交流に積極参加
サッカーJ2藤枝MYFCの女子チーム「ルクレMYFC」は、女子サッカーの普及とチームの認知度向上を目指し、子どもたちへの指導に力を注いでいる。2013年の新設から10年が経過したが、知名度は低迷したままでサポーター数も少ない。チームはサッカー教室などに積極的に参加し、競技の魅力とチームの特色を発信する。 10月、藤枝市の藤枝総合運動公園多目的広場。3歳以上の少女を対象にしたサッカー教室「藤枝なでしこ広場」が開かれ、幼児と児童計26人がルクレの選手と一緒に、はつらつとボールを追いかけた。 選手はドリブルやパス、ミニゲームを通じて子どもたちと交流を深め、サイン会と写真撮影の場も設けた。青島
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連合静岡 次期衆院選2区で鈴木氏推薦決定
連合静岡は15日、静岡市で開いた執行委員会で、次期衆院選の静岡2区に立憲民主党公認で立候補する予定の新人で藤枝市議の鈴木岳幸氏(50)の推薦を決めた。
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会員企業の功労、永年勤続者を表彰 藤枝商議所
藤枝商工会議所はこのほど、会員企業の従業員に対する表彰式を藤枝市の小杉苑で行った。表彰を受けたのは販売促進や生産性向上に貢献した10人と永年勤続の23人。表彰状を手渡した山田寿久会頭は「皆さまは各企業で大変貴重で大切な人材。これからも一層精進して末永く活躍してほしい」と呼びかけた。 受賞者を代表し、永年勤続の西野実さん(明治東海工場)が「一段と努力を注いで仕事に励み、皆さまの期待に背かないよう心がける覚悟でいる」と謝辞を述べた。 西野さん以外の受賞者は次の通り。 販売促進 鈴木潤(ツチヤコーポレーション)山口道伸(同)水江志麻(同)▽生産性向上 永井雅則(エクノスワタナベ)前嶋康寿(同
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藤枝・高洲小「たかすっこ」披露 創立150年で記念マスコット 卒業生が制作
藤枝市立高洲小(天野和博校長)の創立150周年を記念して作成したマスコットキャラクター「たかすっこ」のデザインが15日、児童にお披露目された。卒業生で制作者の専門学生と中学生が同校を訪れ、児童会にデザイン画を贈った。 高洲中1年の村松希香さん(12)が原案を作成し、静岡産業技術専門学校2年の三浦愛梨さん(19)がCGを制作した。ハトや梅の花、稲穂、ダイヤモンド(金鉱石)をパーツとした校章をモチーフに仕上げた。6学年の色を組み合わせたカラフルな帽子もポイント。村松さんは「明るいあいさつがあふれる高洲小になってほしい」と願い、三浦さんは「母校に貢献できてうれしい。これから皆さんに愛されるキャ
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやカワハギ。11日はマダイやメジナ、クロダイ、ウツボ、カンパチ。12日はイスズミやタカノハダイ、スズメダイ、メジナが揚がった。ソウダガツオやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシ。早朝に釣れていたアジは少なくなったが、夕方はカゴ釣りでシマアジやショゴ(カンパチの幼魚)も交じる。早朝はウキ釣りでメジナ、カマスサビキでカマスが釣れる。ブラクリ仕掛けでは日中にカサゴ、暗くなるとメバルも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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旬の農産物いかが JA大井川藤枝工場 18日まで「みのり市」
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場で15日、恒例の「秋のみのり市」が始まった。18日まで開催中の秋の感謝セールに合わせた企画。同日まで、旬の農産物を販売している。 茶農家らが育てている野菜や果物を並べた。ミカンとリンゴ、干しシイタケ、落花生の袋詰めを各500円で売っているほか、自然薯(じねんじょ)などもそろえた。初日はオープン前から多くの来場者が行列を作り、リンゴと干しシイタケはあっという間に完売した。 同工場小売店舗の店外特設会場で実施している。時間は午前9時~正午。
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静岡人インタビュー「この人」 全国パーキンソン病友の会県支部長を務める 丸山美重さん(藤枝市)
神経伝達物質の減少で震えやこわばりなどが現れるパーキンソン病のうち、40歳以下で発症する若年性パーキンソン病であると37歳の時に診断された。40歳で県支部に入り、2年前に若年性や現役の就労世代を中心とするグループを支部内につくった。4月から現職。51歳。 ―診断を聞いた時の心境は。 「昔から歩き方がおかしいとよく注意された。大きく体調が悪化したのは2人目の子を産んだ30歳の時。全身に痛みが出て、どんな痛み止めも効かなかった。さまざまな病院に行ったが検査結果に異常はなく、病気と思い込んでいるだけなどと言われてつらかった。診断名が付くまで7年。ようやく自分が生きる道が見えてきた一方で、現実を
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⚾藤枝で球児ら部門別に熱戦 市長旗争奪野球大会
本年度の藤枝市長旗争奪野球大会(藤枝野球連盟主催)がこのほど、市内で開幕した。19日まで学童、中学校、高校、社会人のチームが部門別に熱戦を繰り広げる。 学童8チーム、中学5チーム、高校6チーム、社会人14チームが出場。藤枝総合運動公園野球場を主会場に、トーナメント方式で頂点を争う。初日は同野球場で高校の部の1回戦2試合を行った。適時打や好守備が出ると、チームメートや観客席の保護者らから歓声が上がった。
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風景や人物画、藤枝で作品展 日本画同好会 11月19日まで
日本画同好会「蓬(よもぎ)会」の第40回日本画展が19日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。日本美術院同人の松本高明さんと指導を受ける県中西部の会員9人が1年間の成果を披露し、風景や人物など計46点を出展した。 藤枝市の二ツ池で雨が降る水面の様子を表現した150号の大作をはじめ、バラやハス、アンスリウムなどさまざまな草花を描いた個性豊かな作品が並ぶ。 会員は月1回の勉強会で腕を磨いている。展示会は午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)。
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家事家計テーマ 11月18日から講習会 静岡、藤枝 参加者募集
雑誌「婦人之友」の愛読者で、家事や家計を研究する「静岡友の会」は18~24日、家計簿の付け方を中心にライフプランを学ぶ家事家計講習会を県中部で開く。同会が参加者を募集している。 教育費や年金、光熱費、予算の立て方など家計の分析法を学ぶほか、災害に備えたローリングストックや保温調理の仕方といった食事面に関する講習も企画している。18、19、23、24日は静岡市内で、19日は藤枝市内でも実施する。会場やテーマは、ホームページで確認できる。各会参加費は350円。 事前申し込みが必要。問い合わせは静岡友の会<電090(5451)1990>へ。
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田中城 藤枝の小中学生が案内 ライオンズクラブがイベント 歴史や構造学ぶ
藤枝ライオンズクラブは12日、藤枝市の田中城周辺でウオーキングイベントを行った。西益津中学校区の小中学生が案内役を務め、徳川家康のゆかりの地を発信した。 市民約40人が参加し、4グループに分かれて約4キロのコースを2時間半かけて巡った。田中城下屋敷を発着点に、本丸や堀の跡、城周辺の神社と寺などを見学した。 西益津小、藤岡小、西益津中の3校の児童と生徒計10人が6カ所のポイントに立ち、ガイドした。田中城本丸跡の西益津小では、同校の児童2人がクイズを交えながら城の歴史や構造の特徴、家康と関係するエピソードを説明した。 同クラブは参加者に御城印をプレゼントした。 (藤枝支局・青木功太)
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リハビリ病院に運転シミュレーター 脳卒中患者ら可否判断の材料に 高齢者の検査、訓練利用も 藤枝
藤枝市宮原の聖稜リハビリテーション病院は今夏、医療機関向けのドライブシミュレーター1台を導入した。脳卒中により高次脳機能障害を負った患者が退院後も自動車の運転を再開できるように、教習所で実際に乗る前に運用、評価して運転可否の判断材料にする。身体機能が低下した高齢者に対しても検査、訓練用として利用を促し、交通事故の削減に役立てる。 日本脳卒中学会がまとめた2021年の脳卒中治療ガイドラインによると、脳卒中発症後1年以内の運転再開は交通事故のリスクを6倍にするという報告がある。ただ、同病院がある藤枝市の中山間地域など車がないと生活が困難な患者も多いのが実態だ。 これまでは退院後、医師の診察
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茶況(11月13日)朝比奈玉露の「飲み比べ」発売 藤枝・薮崎園
藤枝市岡部町の薮崎園はこのほど、世界緑茶コンテスト2023で最高金賞を受賞した「朝比奈本玉露名人茶飲み比べギフト」を直営店の朝比奈玉露専門店comoで発売した。5グラム入り8袋で3780円(税込み)。 朝比奈玉露は日本三大玉露の産地の一つとして知られる。ギフト内の六つの袋商品は、岡部町朝比奈地区の玉露生産者6人の名前を商品名にした。茶葉の容姿や香り、味などそれぞれの個性が詰まっている。同社のブレンド玉露茶も詰め合わせた。 同店のティムチャック淳子店長は「生産者が減っていることから、いつまで飲めるか分からないという希少価値がある。朝比奈の技術と思いが全て込められている」と話す。 問い合わ
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学歴デジタル証明 藤枝市に優秀賞 都内で授賞式
一般財団法人オープンバッジ・ネットワーク(東京)はこのほど、米国の機関が認定する規格の「学歴のデジタル証明(オープンバッジ)」の発行と活用に先進的に取り組んでいる団体を表彰する「オープンバッジ大賞」の授賞式を都内で開いた。藤枝市が自治体部門賞の優秀賞を受賞した。 市は昨年度、藤枝市民大学を創設。受講者のスキル習得を生涯にわたって証明する世界標準規格のオープンバッジを導入した。履修の実効性を向上させ、就職や転職、起業につなげるために国内自治体で初めて発行した取り組みの革新性などが評価されたという。 授賞式で賞状を受け取った市企画創生部の山内一彦部長は「藤枝市民大学でのデジタル社会に対応した
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藤枝駅前をLED彩り 4年ぶり点灯式
藤枝市の冬の中心街を光で彩るイベント「ルミスタ☆ふじえだ ファンタジックイルミネーション」が11日夜、JR藤枝駅周辺で始まった。駅北口と南口を合わせて約26万個の発光ダイオード(LED)電球が華やかな世界を演出している。 駅北口広場では市内の間伐材を使用したクリスマスツリーを設け、南口広場や駅南通りは金色を基調としたきらびやかな光で街の玄関口を彩った。点灯期間は2024年3月11日まで。時間は午後5~10時(2月以降は午後6時から)。 新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに点灯式が行われた。歌手のクリス・ハートさんによるスペシャルライブがあり、多くの人でにぎわった。藤枝順心中・高コーラス
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成長期の運動選手 必要な栄養を紹介 牧之原でセミナー
静岡県はこのほど、スポーツ食育に関するセミナーを牧之原市の相良総合センター「い~ら」で開いた。市内の親子やスポーツ関係者が成長期のアスリートに必要な食事量や栄養バランスを学んだ。 管理栄養士で「食の学び舎くるみ」(藤枝市)代表の中野ヤスコさん(49)が講師を務めた。中野さんは成長期のアスリートは1日に必要とするエネルギー量が、普段運動をしている大人よりも多く必要であることを解説。その上で、効率よくエネルギーを作り出すための栄養素のバランスや食材の使い方を紹介した。練習ばかりで休養や食生活の優先度が落ちてしまうと、心身の成長を阻害してしまう可能性にも言及し、「将来を見据えたサポートや子どもたち
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静岡県内公立図書館 半数超に浸水リスク 想定区域の2割が対策「できていない」 静岡新聞社アンケート
静岡県内の公立図書館96館のうち、考えられる最大規模の降雨時に浸水すると国と県が想定する区域「洪水浸水想定区域」に位置している施設が51館あることが、11日までに静岡新聞社のアンケートで分かった。回答を寄せた94館の54・3%に上る。このうち、浸水対策が「できていない」「あまりできていない」と回答した施設が計10館(19・6%)あった。「十分できている」「ある程度できている」と回答した施設でも、館内にハザードマップを掲示していないなど、対策が不十分な現状が浮き彫りになった。 昨年9月の台風15号で静岡市立南部図書館の地下書庫が浸水し、約2万冊を廃棄する被害があった。図書館の浸水対策は喫緊
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ミニ龍勢ロケット打ち上げ 藤枝の児童 仕組み学び作製
藤枝市立朝比奈第一小の3~6年生22人が11日、同市岡部町で伝承される県指定無形民俗文化財「朝比奈大龍勢」の構造を参考にしたミニ龍勢作りと打ち上げ体験を同町殿地区で行った。 大龍勢は戦国時代ののろしが起源とされる古式ロケット花火。2年に1度開催される。 朝比奈龍勢保存会と地元の中学生らが協力した。児童は、保存会の一員で静岡理工科大の増田和三教授(64)から大龍勢の歴史や仕組みを学んだ後、大龍勢の約10分の1サイズとなる180センチのミニ龍勢ロケット作りに挑戦。トイレットペーパーの芯やごみ袋、たこ糸といった身近な材料を使用して内部に詰めるパラシュートなどを作製し、重さや重心を確認しながら仕上げ
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消防署で開放イベント 藤枝 防火ポスター表彰も
志太消防本部は11日、藤枝市の藤枝消防署で一般向けに庁舎を開放した。市幼少年防火ポスターの表彰式も行われた。 消防車両の展示やはしご車の搭乗体験、子ども用防火服を着装した記念撮影など多彩なコーナーを設け、大勢の親子連れでにぎわった=写真上=。表彰式では、市長賞など五つの賞を受賞した市内の園児と児童10人が同本部の大橋充消防長らから表彰状を受け取った=写真下=。 12日は焼津消防署で庁舎を開放する。 受賞者は次の通り。 市長賞 猿倉真陽(岡部小4年)安江菜乃花(岡部みわ保育園)▽市消防団長賞 杉村勇弥(岡部みわ保育園)薮崎暦(岡部小6年)▽消防長賞 猶木奏安(岡部みわ保育園)大畑健人(前島保育
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現代の名工に静岡県内4人 障害者対象の部門新設
厚生労働省は10日、工業や建築、調理など各分野で卓越した技能を持つ150人を、2023年度の「現代の名工」に選んだと発表した。13日に東京都内のホテルで表彰式を行う。1967年度から始まり、今回が57回目。表彰者は本年度を含め7096人となった。 静岡県内関係者は4人が選ばれた。 本年度から障害のある技能者を対象とした部門を創設。幼少期に視力を失いながらも、視覚障害者が音声の補助でパソコンを使えるソフトウエアを開発した、石川県の斎藤正夫さん(75)らを選出した。 そのほか、放射線遮蔽(しゃへい)装置を製造した溶接技術者で、福島第1原発事故の廃炉作業に貢献した茨城県の小泉英雄さん(82)
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藤枝発展へ学生事業提案 大正大が地域自習成果報告会 カフェや空き家活用など
藤枝市に2週間滞在し、企業訪問やフィールドワークを通じて地元課題の解決に向けた地域実習に取り組んできた大正大(東京)地域創生学部の2年生10人の成果報告会がこのほど、市産学官連携推進センターで開かれた。学生はそれぞれ興味のある分野から企画した藤枝の発展と課題解決につながる地域プロジェクトの事業プランを、出席した市職員や市民に発表した。 藤枝の資源と課題、収支予算案を説明しながら、シングルマザーを対象にした子育て支援の拡充や、ツーリングのライダーが立ち寄れるカフェといった事業案を報告した。円谷侑那さんは「アグリコネクト」と題し、JR藤枝駅周辺の空き家を活用して農業を体験したい学生を受け入れる民
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美人局手口は「漫画参考」 恐喝容疑5人再逮捕 静岡南署
静岡市駿河区で10~20代の男女5人がマッチングアプリで知り合った女性と一緒にいたことに因縁を付けて男性3人を脅し、現金を奪ったとされる強盗致傷事件で、脅し役の19歳の男2人が美人局(つつもたせ)の手口について、「漫画を参考にした」などと供述していることが9日、関係者への取材で分かった。2人は現金を脅し取る筋書きを考えるなど犯行を主導した主犯格とみられる。静岡南署と県警人身安全少年課は同日までに、別の静岡県中部の男性から同様に美人局の手口で現金を脅し取ったなどとして、恐喝と恐喝未遂の疑いで5人を再逮捕した。 同署などは8日、住所不定、無職の男(19)と伊豆の国市、飲食店従業員の男(19)の
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歴史と茶文化発信、藤枝に観光拠点 丸七製茶、24年夏オープン
藤枝市を拠点とする製茶問屋「丸七製茶」は、日本遺産の旧東海道や藤枝の茶文化を発信する新たな観光拠点施設を着工した。2024年3月末の完成と、夏ごろの運用開始を予定する。市のブランド価値の向上と観光交流の拡大、農業振興の推進を図る。 市西部にあたる上青島地区の同社一里山工場の敷地内に、物品販売と食体験ができる木造2階建ての施設を建てる。延べ床面積約320平方メートルで、総事業費は約2億円。市は政府の地方創生交付金を活用し、整備費5千万円を補助する。 新施設では茶や地場産品を使った飲食メニュー、静岡、藤枝両市の関係団体でつくる「駿州の旅日本遺産推進協議会」のオリジナルブランド「駿州堂」の商品
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秋の風景写真中心 藤枝のグループ会員4人 静岡で力作展示
藤枝市岡部地区の写真愛好家グループ「岡部たかくさ写友会」(遠藤一男代表)の「自由気ままな写真展」が29日まで、静岡市葵区のもくせい会館で開かれている。 秋の風景写真を中心に、会員4人が近年撮影した13点を展示している。箱根西麓や黒部峡谷の鮮やかな紅葉、収穫期を迎えた里山など、爽やかな秋の一コマを捉えた。同会は年2回写真展を開き、今回で25回目という。遠藤さんは「会員が思い思いの1枚を選んだ。秋の景色を楽しんでもらえたらうれしい」と話した。
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静大浜松キャンパス教室に新名称 「富士鋼業Room21」に
静岡大は9日、廃棄物リサイクル処理機械・プラント製造販売の富士鋼業(藤枝市)が教室のネーミングライツ(施設命名権)を取得した浜松市中区の浜松キャンパスで記念式典を開いた。「総合研究棟2階総21教室」の施設愛称を「富士鋼業Room21」とし、出入り口付近に同社を紹介するボードを設置した。 関係者がテープカットを行い、同社の石沢誠也社長は「命名を機に協力関係を築きたい」と述べた。日詰一幸学長は「共同研究やインターンシップなどでも連携できれば」と話した。 教室は約90平方メートルで工学部や情報学部の学生が利用する。契約期間は1日から2026年10月末まで。同大がネーミングライツ契約を結ぶのは8施設
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森との関係見直す 現代美術家・楡木令子さん フィンランド人招き展覧会
藤枝市の地域おこし協力隊としても活躍する現代美術家楡木[にれき]令子さん(東伊豆町出身)が同市の中山間地を拠点に、2人のフィンランド人写真家を招いた交流プロジェクト「The Forest―鎮守の杜[もり]」を実施している。26日まで、かつての保育園を活用した展覧会を中心に、森林と人の関わりをテーマに据えたさまざまなプログラムを予定する。 写真家2人はリトヴァ・コヴァライネンさん、サンニ・セッポさん。ともにヘルシンキデザイン美術大修士課程を修了した。1990年代初頭に森林や自然を主題にしたプロジェクト「Tree People」を始め、現在も継続する。 「フィンランド人にとって森林は大切な場
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静大浜松キャンパス教室に新名称 「富士鋼業Room21」に
静岡大は9日、廃棄物リサイクル処理機械・プラント製造販売の富士鋼業(藤枝市)が教室のネーミングライツ(施設命名権)を取得した浜松市中区の浜松キャンパスで記念式典を開いた。「総合研究棟2階総21教室」の施設愛称を「富士鋼業Room21」とし、出入り口付近に同社を紹介するボードを設置した。 関係者がテープカットを行い、同社の石沢誠也社長は「命名を機に協力関係を築きたい」と述べた。日詰一幸学長は「共同研究やインターンシップなどでも連携できれば」と話した。 教室は約90平方メートルで工学部や情報学部の学生が利用する。契約期間は1日から2026年10月末まで。同大がネーミングライツ契約を結ぶのは8施設
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当て逃げ車両追跡 松川さんに感謝状 逮捕貢献で牧之原署
牧之原署(高橋宏文署長)はこのほど、酒酔い運転容疑者の逮捕に貢献したとして、藤枝市のパート従業員松川智早さん(32)に署長感謝状を贈った。 同署などによると、松川さんは10月14日午前10時ごろ、牧之原市細江の国道を乗用車で運転中、前方の車が当て逃げする様子を目撃した。その後、1キロほど当て逃げ車両を追跡するとともに、コンビニに車を止めた容疑者の行動や特徴などを同署に通報し、迅速な逮捕につなげた。 高橋署長は「勇気のある機転の利いた行動のおかげで容疑者を逮捕することができた」と謝辞を述べた。松川さんは「被害者を目の前で見て、どうにかして止めなければという思いだった。行動を起こして本当に良
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スポーツや文化など功績 藤枝市が5個人、1団体表彰
藤枝市はこのほど、市の発展に貢献した功労者をたたえる本年度の市表彰式を市役所で行った。長年にわたって地方自治やスポーツ・文化などの分野で功績があった5人と1団体に、北村正平市長が表彰状と記念品を贈った。 北村市長は「皆さまはまさに本市の輝く宝。引き続き、市が持続ある成長をし続けるために、ますますの活躍と次の世代への指導を期待する」と述べた。 表彰された個人と団体は次の通り。 自治振興功労 杉山猛志(葉梨)▽教育学術文化スポーツ功労 竹田利恵子(葉梨)▽産業振興功労 松葉隆夫(藤枝)▽社会福祉功労 小池富士夫(葉梨)▽保健衛生功労 中原邦芳(大洲)▽教育学術文化スポーツ功労 藤枝大祭連合
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⚽Eフランクフルト 藤枝の中学生チーム 関係者が市に活動報告
サッカー元日本代表の長谷部誠選手(39)=藤枝東高出=が所属するドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトの関係者が8日、藤枝市役所に河野一行副市長を訪ね、4月に市内で始動したジュニアユース(中学生年代)チームの活動状況や、藤枝での地域貢献活動を報告した。 ジュニアユースは静岡県内の中学1年生の選手20人とマネジャー1人で構成し、瀬戸谷中天然芝グラウンドを拠点に週5日活動する。日本サッカー協会(JFA)U-13(13歳以下)サッカーリーグ静岡の1部リーグに所属し、上位2チームがトップリーグに昇格できる中で、2位に付けている。 訪問したのはクラブの国際スポーツ企画主任のニコライ・アダ
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美術家の伊東さん個展 ドローイング作品並ぶ 藤枝
SBS学苑パルシェ校と浜松校で版画やデッサンなどを指導する美術家伊東槃特さん(75)=千葉県在住、静岡市出身=のドローイング展が12日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。 20年以上制作してきた中で、厳選した個性豊かな力作20点を出展した。本の活字をカッターで削ってページを木炭で塗り込んだ新作や、バッハやマーラーら作曲家の肖像画と楽譜を基にした作品などが並ぶ。 伊東さんは「美術ではあるが、音楽や文学を作品のテーマに据えて表現している点を見てほしい」と話した。 画廊では12日まで、パルシェ校の伊東さんの生徒6人がデッサンや水彩画を展示した「六彩展」も開催している。
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12月、ひとり親相談会 静岡市葵区、焼津、藤枝
ひとり親を支援する団体「シングルペアレント101」(静岡市葵区)は12月、県中部で、ひとり親家庭向けの無料相談会を開く。 相談は「離婚前後」「家計」「子どもの発達」「住まい」の4分野で、二つまで選ぶことができる。同団体のほかファイナンシャルプランナーや公認心理師、居住支援法人の関係者など、離婚家庭の支援経験がある専門員が対応する。 会場は15日静岡市葵区、16日焼津市、17日藤枝市。全会場無料託児あり。希望者はシングルペアレント101<メールsingleparent101szk@gmail.com>へ事前に申し込む。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 3日はソウダガツオやアオリイカ、カサゴなど。4日はアイゴやタカベ、ネンブツダイ、カワハギ、メジナなど。5日はソウダガツオやマダイ、スズメダイ、カンパチ、タカベなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日差しの強い日が続いたためか、日中のサビキ釣りはやや苦戦。アジは夕方が狙い目。午後5時ごろには暗くなってしまうので、午後3時ごろから釣り始めるのがおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 4日午前の沼津沖船釣りは30~40センチの大アジが多数。他にオオモンハタやマハタ、小マダ
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静岡県人口355万3518人 10月1日推計 16カ月連続減
静岡県がこのほど公表した10月1日現在の県推計人口は355万3518人で前月に比べて2300人減少した。推計人口の減少は16カ月連続で、社会動態も6カ月ぶりに減少に転じた。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は146人減(転入1万14人、転出1万160人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2154人減(出生1678人、死亡3832人)だった。 市町別で人口が増加したのは、焼津市の30人をはじめ、菊川市24人など5市町のみ。減少は30市町で、最多の静岡市が581人、浜松市348人、藤枝市184人、富士宮市182人などが続いた。
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来年の藤枝市長選 経済3団体が北村氏に出馬要請
日本商工連盟藤枝地区連盟と県商工政治連盟岡部支部、JA大井川は7日、北村正平藤枝市長に対し、任期満了(2024年6月19日)に伴う市長選に5期目を目指して出馬するよう要請した。 同連盟代表世話人の山田寿久藤枝商工会議所会頭、同支部長の鈴木秀樹岡部町商工会長、同JAの杉山芳浩組合長らが市役所を訪れ、北村市長に出馬要請書を手渡した。北村市長は明言を避け、「期待をしていただき、光栄でありがたい。産業界からの要請は大変重いことだと受け止めている」と述べた。
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静岡県警察学校で入校式 公平中正、7人決意
藤枝市の県警察学校でこのほど、初任科短期課程第106期生の入校式があり、大卒者ら7人が警察官としての歩みをスタートさせた=写真=。 本田圭史郎さん(27)=浜松市東区出身=が代表で辞令交付を受けた後、遠藤葵さん(25)=伊豆市出身=が「良心のみに従い、不偏不党かつ公平中正に警察職務の遂行に当たる」と力強く宣誓した。 大原光博本部長は「静岡の治安を守るという崇高な使命感を持って入校した君たちを歓迎する。全ては県民のため。責務を胸に刻んでまい進して」と訓示。八木瑞生学校長は式辞で、「悪に負けない強靱(きょうじん)な精神力を養ってほしい。同期はかけがえのない宝。一緒に前を向き、一歩一歩成長して
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TOKAI元社員ら「架空工事」手口繰り返す 静岡中央署など詐欺容疑再逮捕
TOKAIホールディングス(HD、静岡市葵区)のリフォームなどを担うグループ会社TOKAIで架空の工事代金を同社に請求して現金をだまし取ったとして、静岡中央署と県警捜査2課は6日、詐欺の疑いでTOKAI元社員で自称コンサルタント業の男(44)=詐欺容疑で逮捕、藤枝市岡部町内谷=、TOKAIの下請け業者の建設業の男(58)=同、焼津市下小田中町=の両容疑者を再逮捕した。同署などは両容疑者が同じ手口で繰り返し現金を詐取していたとみて調べている。 再逮捕容疑は共謀して2019年11月中旬から2020年1月下旬の間、TOKAIが受注した袋井市内の大学の空調設備工事について、実際は他の下請け業者が全
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反戦の思い貫いた記録 元高校教諭の塚本さん遺稿集を発刊、仲間が編集
ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ問題、軍備増強を推し進める中国の動向など国際平和に緊張と不安が漂う中、生涯を通して反戦を訴え続け6月に急逝した元高校教諭、塚本清一さん(享年81)=藤枝市=の遺稿集が発刊された。3章仕立てで全175ページに及ぶ冊子には、教壇や地域でひたすらに平和を願い歴史を伝え続けた真摯(しんし)な思いが込められている。 塚本さんは太平洋戦争が勃発する1941年に御前崎で生まれた。戦後の米国占領下を経験して進学した静岡大教育学部の学生時代が60年安保闘争と重なり、社会変革の機運を痛感する学生時代を過ごした。卒業後は高校の社会科教諭として静岡県内各校で教えた。初任地の松崎
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茶況(11月6日)荒茶風緑茶など秋の感謝セール JA大井川藤枝工場
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場は7~18日、秋の感謝セールを行う。目玉商品の荒茶風緑茶の袋詰めは代引き発送で350グラム入り3本セットを2592円、6本セットを4752円、9本セットを6912円で販売する。同工場小売店舗では330グラム入り3本セットが2千円。 やぶきた茶「天下一」など13品目の家庭用商品は20%引き以上の価格で売る。限定販売する大容量の「業務用メガ盛りパック」は、棒ほうじ茶1キロ1080円、ほうじ茶1キロ1620円、ほうじ茶ティーバッグ10グラム100個入り1080円、粉茶ティーバッグ5グラム120個入り1728円の4種類を用意した。価格はいずれも税込み。 鈴木良則工
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虐待防止へ合同演習 静岡県警と児相 連携実践的に確認
静岡県警と県内七つの児童相談所(児相)、静岡地検などは6日、児童虐待の防止に向けた合同研修会を藤枝市の県警察学校で行った。虐待が疑われる家庭に許可状を持って強制的に立ち入り、児童の安否を確認して一時保護などをする「臨検・捜索」演習に臨み、児相職員が保護者から暴力行為などを受けた際の通報、対応手順も実践的に確かめた。 臨検捜索の演習は敷地内の模擬家屋を活用。ネグレクト(育児放棄)の母親が出頭要求や立ち入り調査などに応じないとの想定で、裁判所の許可状を示した上で自宅内に踏み込んだ。 母親の連絡で姿を現した交際相手の男が許可状を破るなどして妨害すると、警察官役が男を現行犯逮捕。児相職員らは7歳
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危険業務従事者 47人に叙勲伝達 静岡県警
静岡県警は6日、秋の危険業務従事者叙勲を受章した元警察官への伝達式を県警本部で行った。大原光博本部長が刑事や生活安全、交通など各分野で功績のあった47人をたたえた。 大原本部長は出席者一人一人に勲章を手渡し、「激動の時代、身命を賭して尽くしてくれた。先輩たちが築いた歴史と伝統を受け継ぎ、組織一丸で県民の信頼と期待に応えていくことを誓う」と式辞を述べた。 牧之原署長、県警刑事3課長、刑事企画課長を務めた亀窪義秋さん(74)=藤枝市=は謝辞で「栄誉は上司や先輩、同僚らの指導のおかげ。使命を果たせたことを誇りに思う」と語った。
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「毎日富士山が見える幸せ」 静清信金、ポスター配布へ
静清信用金庫は、大河ドラマ「どうする家康」にちなんで徳川家康とゆかりが深い静岡の魅力を募集し、寄せられたメッセージを掲載したポスターを10日に同金庫全店でお披露目する。飲食店や観光施設などで張り出しを希望する店舗に無料で提供する。 「毎日富士山が見える幸せ」「おいしいお茶と緑の絶景」―。2907件に上る“静岡愛”のメッセージを抜粋し、約7500文字を山盛りに詰め込んだ杯を武士が献上するデザインに仕上げた。同金庫ホームページでは専用コーナーも設け、「気候」「海の幸・山の幸」などジャンルごとに静岡の魅力と詳しいメッセージを紹介している。 ポスターは営業エリア(静岡市、
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交通安全功労者や優良運転者を表彰 交通安全協会藤枝地区支部
静岡県交通安全協会藤枝地区支部(渡辺寿男支部長)はこのほど、本年度の交通安全功労者と優良運転者の表彰式を藤枝市生涯学習センターで開いた。長年にわたり交通安全活動や安全運転に努めた117人が表彰を受けた。 渡辺支部長は「引き続き模範運転を心がけてほしい」と呼びかけた。受賞者を代表し、県警本部長・県交通安全協会会長連名表彰を受けた古川豊和さんが「今後も他のドライバーの模範となるよう一層安全運転に努めたい」と決意を述べた。 主な受賞者は次の通り。 ▽関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会会長連名表彰 杉村好美、大石鉄雄▽関東交通安全協会連合会会長感謝状 杉村すみ子、大石広子▽県警本部長・県
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有機米、有機茶味わって 藤枝の推進協議会が小中校給食に提供
藤枝市の茶や米生産者らで構成する「オーガニックシティ推進協議会」と市は6日、有機農業実施計画の実現に向け、市内の小中学校の給食や保育施設のおやつに有機茶と有機米の提供を始めた。市によると、学校給食などへの提供は県内初の取り組み。有機茶生産者の杵塚民子会長(42)と稲作農家の松下明弘副会長(60)らが青島小を訪れ、食育授業を兼ねて化学肥料を使わない有機農業の特性と魅力をPRした。 有機農産物の消費拡大に向けた戦略の一環で、学校給食を通じて子どもや保護者に理解を深めてもらうのが狙い。児童は松下副会長の説明を受けながら、あっという間に完食。「おいしい」と好評を得た。 5年の木村蓮君(10)は「
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空き家の流通促進へ連携協定 藤枝市と島田掛川信用金庫
藤枝市と島田掛川信用金庫(千葉靖史理事長)は10月26日、「空き家等の流通促進に関する連携協定」を締結した。管理不良な空き家が地域の安全を妨げるのを防ぎ、空き家と敷地が移住希望者の受け皿として活発に取引されるようにすることが狙い。市によると、自治体と金融機関との空き家に関する協定は県内初。 協定には、空き家対策に関する施策の実施と事業について市民への周知、金融商品の開発と発信、金融機関ならではの相談対応の実施などを盛り込んだ。同信金は市内の空き家限定で解体にかかる費用を借り入れる場合、金利を通常3・155%から1・25%(無担保)に引き下げる。空き家購入希望者には、住宅ローンを通常2・47
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藤枝など「道の駅」 簡易授乳室を改良 利用者不安受け施錠扉
日本道路建設業協会はこのほど、道の駅に寄贈している段ボール製の簡易設置型授乳室を改良したと発表した。出入り口をカーテンでふさいでいたが、「施錠できないと不安」と訴える利用者の声を受け、新たに施錠できる扉を付けた。本年度中に藤枝市の「宇津ノ谷峠上り」など全国43施設へ届け、寄贈済みの7施設の授乳室も改良できるという。 協会によると、授乳室は幅約1メートル、奥行きと高さ約2メートルで強化段ボールを使用。子育て支援の一環として、授乳室が整備されていない道の駅を優先し9月から寄贈を始めていた。ただ交流サイト(SNS)に不安の声が寄せられた。 改良版は、スライド式の鍵が付いた扉のほか、施錠の有無で
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お茶のギフトなど 年末セール実施中 JA大井川藤枝工場
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場は12月30日まで、年末セールを実施している。藤枝茶の缶詰(200グラム)2本セットや、特上煎茶「凛花(りんか)」の缶詰(100グラム)2本セットなど贈答用6品目は今月30日まで、15%引きで販売している。 やぶきた茶「天下一」「ふじ錦」といった5品目は、それぞれ5本セットを購入すると追加で1本プレゼント。藤枝親茶(しんちゃ)の缶詰など地元ブランド茶もそろえた。通常4千円相当の茶と菓子の詰め合わせ福袋は1個2024円。数量限定で12月20日から売り出しを開始する。 鈴木良則工場長は「今年お世話になった人や頑張った自分へのプレゼントとして注文してほしい」と呼
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地図手に高得点狙う 藤枝でオリエンテーリング 親子ら60人参加
静岡県オリエンテーリング協会などは3日、藤枝市オリエンテーリング大会兼県民オリエンテーリング大会を藤枝市の蓮華寺池公園で行った。県内外から親子連れなど約60人が競技を楽しんだ。「県すこやか長寿祭」としての大会を兼ね、60歳以上も参加した。 公園の地図とコンパスを使って、制限時間内に設置された計28カ所のチェックポイントを探し出し、点数の合計を競った。スタート前に作戦会議した参加者は、地図を手に公園内の起伏のある道を走ったり早歩きしたりして、優勝を目指して高得点を狙った。 各部門の1~3位は次の通り。 【個人】すこやか長寿男子 ①小林孝一(湖西市)②谷野守右(浜松市中区)③鈴木季彦(藤枝
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J藤枝の試合運営 障害者390人が参加 就労支援4年目
Jリーグ2部(J2)藤枝MYFC(徳田航介社長)が障害者の就労を支援しながら共生社会の推進を図る「福祉支援プロジェクト」の終了報告セレモニーがこのほど、藤枝総合運動公園サッカー場で行われた=写真=。 活動は4年目で、ホームゲーム当日と前日に行う会場の設営・準備作業を焼津市内の障害者就労継続支援事業所に依頼し、同市の協力とパートナー企業の協賛を得て、対価を支払う仕組み。今季は計12試合で焼津市内の福祉事業所5カ所から延べ約390人が参加した。 利用者が活動に参加した富士山フジドリームビレッジの西躰亮貴常務は「自分たちで段取りなどを考え、成長した姿が見える。社会性を身に付ける場を与えてもらいあり
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絵画、造形 力作並ぶ 藤枝市民文化祭
藤枝市民文化祭の絵画・造形展(市民文化祭実行委員会、市主催)が3日、市生涯学習センターで始まった。5日まで。最高賞の市長賞には絵画部門で長野富美子さん(下薮田)の「仮面」、造形部門で佐藤雅之さん(岡部町内谷)の「seeds(種)~生命の起源~」がそれぞれ選ばれた。 市民から絵画42点、造形32点が出品された。絵画では地元の風景や花を題材にした油絵、水彩、版画、日本画、鉛筆画が並ぶ。造形は彫刻、陶芸、染織、手工芸といった力作を展示。野球の木製バットを素材に用いてアスリートをモチーフにした彫刻などユニークな作品がそろった。 各部門の市長賞以外の三賞は次の通り。 【絵画】教育長賞 服部靖男(藤岡)
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全国24チームが熱戦 藤枝で自治体シニアサッカー開幕
自治体職員シニアサッカーフェスティバル2023(全国自治体職員サッカー連盟、藤枝市主催)が3日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場など4会場で開幕した。5日まで。全国の自治体などから女子と40歳以上の男子で構成する24チーム計約600人が参加し、県内からは同市、県庁、浜松市、焼津市、磐田市の5チームが出場した。 試合は前後半15分ハーフ。4グループ6チームによるリーグ戦を行い、グループ順位を決定する。選手は年齢を感じさせないはつらつとしたプレーで熱戦を展開した。 大会は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催した。
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憲法に学ぶ集い 11月4日、藤枝・青島北地区交流センター
志太・憲法を大切にしよう会と平和憲法を生かそう藤枝市民の会は4日午後1時半から、藤枝市の青島北地区交流センターで憲法に学ぶ集い「『戦争できる国』から『戦争する国』へ」を開く。入場無料。共同通信社編集委員の石井暁さんが講演する。 問い合わせは志太・憲法を大切にしよう会の池田一代表<電054(643)2394>へ。
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水彩画力作41点そろう 静岡市で展示、11月8日まで
静岡県内の水彩画愛好家らでつくる県水彩画協会の「水彩画の現況展」が2日、静岡市葵区のしずぎんギャラリー四季で始まった。8日まで。8月の同協会展受賞者の作品をはじめ、同協会の顧問や委員が計41点を出品した。 透明水彩やアクリルなどの絵の具を使い、風景画や静物画など多様な作品が並んだ。手すき和紙を透明水彩で色づけて空の色と富士山を表現した作品や、御射鹿池(長野県)で秋色に色づく木々が、湖面に映る様子などを描いた作品が来場者の目を楽しませている。 ボールペンの線や不透明水彩で幾何学的な絵を表現した作品を描いた木村里美さん(66)=藤枝市=は「画材もテーマも自由だからこそ楽しめる。作品を見て自分
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消費税課税対象事業を非課税に 藤枝市、180万円未納
藤枝市は1日、社会福祉法人などに委託している本年度分の障害者相談支援事業が消費税の課税対象にもかかわらず、非課税扱いにしていたと発表した。市障害福祉課によると、業務委託先3法人に支払うべき消費税は180万円に上る。今後、3法人と消費税相当分を増額して変更契約を締結する予定。 市は昨年度までは課税対象として扱っていた。非課税としている他市町の情報を聞き、藤枝税務署を経由して名古屋国税局から非課税扱いで良いとの回答があったため、本年度から3法人と非課税契約に至った。
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相乗りオンデマンドタクシー 藤枝で実証運行開始 AIで最適ルート検索
藤枝市で1日、予約してタクシーに乗り合うAIオンデマンド交通「ふじえだmobi(モビ)」の実証運行が始まった。静鉄タクシー(静岡市駿河区)とサブスク型相乗りモビリティサービス「mobi」を運営する「Community Mobility」(東京)が事業主体となり、移動のスタイルを変える新たなサービスの有効性を12月31日まで検証する。 新たなモビリティの導入によるJR藤枝駅周辺の回遊性の変化や、交通手段のマイカーから公共交通への移行の可能性について研究する。運転手を含め最大10人乗りの車両2台を用意した。人口が集中する同市青島、高洲両地区(一部地域を除く)と市役所、藤枝総合運動公園、蓮華寺池
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藤枝の魅力表現 駅前商店街の街路灯フラッグ 藤枝順心高生がデザイン
藤枝駅前商店街振興組合(古川賢吾理事長)と藤枝順心高美術造形デザイン科の生徒が協力して制作した街路灯フラッグがこのほど、お披露目された。JR藤枝駅北口の商店街の街路灯72カ所に掲出している。 同組合は、未来を担う若者が思い描く街のイメージのデザインが藤枝市の玄関口を飾る商店街のフラッグにふさわしいと考え、同校に依頼した。地元の商店街と高校生がコラボしてより良い地域振興と街づくりにつなげ、にぎわいと商店街の新しいイメージを醸成する。 生徒44人が考案した中から、3年の山野晴菜さん(17)と杉本美優さん(17)、2年の大城エイミさん(17)、佐藤姫奈さん(16)の4人のデザインが採用された。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10月27日はソウダガツオやムロアジ、イナダ、メジナ、カワハギなど。28日はソウダガツオやメジナ、タカベ、イサキ、オオモンハタなど。29日はソウダガツオやタカベ、メジナ、イサキ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、カマスに交じって中アジが釣れる。アジ狙いならウキ釣りが良い。アジは群れが多ければサビキ仕掛けが有効だが、カマスが掛かると仕掛けを切られてしまう。カマスを狙うならカマスサビキを用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10月26日午前の
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記者コラム「清流」 型にはまらない強み
プロ野球オリックスの紅林弘太郎内野手(藤枝市出身、駿河総合高出)に毎年年末にシーズンを振り返るインタビューをしている。 天然キャラで知られ、かつてスポーツ紙に「紅林24時」と題して風呂場での熱唱、1日4食といった奔放で豪快な行動が取り上げられた。「これじゃ自分が変わったやつみたいじゃないですか」と否定していたので、野球に取り組む姿勢は至って真面目であることをフォローしておきたい。 ポストシーズンに活躍するのはなぜか尋ねたところ「リーグ戦では毎日結果を残さないと来季の評価につながるとか考え過ぎてしまう。日本シリーズはもうシーズン終わりだから気が楽なんです」とのこと。型にはまらない思考が大舞
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「格好いい」働く建設車両に大興奮 藤枝・西益津小児童が乗車体験
藤枝市立西益津小の1年生約60人が31日、街中で働く建設車両を同校で見学した。焼津市の総合建設会社「橋本組」がクレーン車やパワーショベル、振動ローラなどを展示し、児童は乗車体験を楽しんだ。 児童は運動場に並んだ6台の車両を見て歓声を上げた。近寄ってみると、大きさと迫力に大はしゃぎ。社員から車両の役割の説明を聞いた後、運転席に座った。社員の補助を受けながら簡単な操作を体験し、「すごい」「楽しい」「格好いい」などと満面の笑みを浮かべた。 同校から依頼を受けた同社が地域貢献活動の一環で協力し、1年生が国語の授業で学ぶ教材「じどう車くらべ」の理解を深めるために実施した。
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国1藤枝バイパス 11月6~25日通行止め 平日夜間、内谷―野田
国土交通省静岡国道事務所は6~25日の夜間、国道1号藤枝バイパスの内谷インターチェンジ(IC、藤枝市岡部町内谷)-野田IC(島田市野田)間の上下線を全面通行止めにする。維持修繕工事や点検のため。規制時間は午後9時から午前6時まで。土曜、日曜は規制しない。
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防災・減災対策 志太労福協要望 藤枝市に提出
志太地区労働者福祉協議会(河合雄介会長)は31日、勤労市民の福祉向上のための要望書を藤枝市に提出した。要望は9項目。昨年9月の台風15号を考慮した防災・減災対策への取り組みや、全国で増加する子どもの自殺を踏まえた命を守るための対策強化、地域部活動への移行に向けた環境整備などを求めた。 河合会長ら同協議会の役員が市役所を訪れ、北村正平市長に手渡した。北村市長は「皆さんの意見を聞きながら、しっかり進めていきたい」と応じた。
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響け マンドリンの音色 藤枝拠点の団体 5日に焼津で定演 難曲 入念に確認
藤枝市を拠点に活動する志太マンドリン・ギターアンサンブル(鷲山正二代表)は5日午後2時から、第36回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を焼津市大井川文化会館ミュージコで開く。入場無料。団員30人以上が本番に向け、熱のこもった練習に励んでいる。 演奏会は2部構成。第1部はマンドリンのオリジナル4曲を予定する。第2部はNHK連続小説の特集として、「あまちゃん」のオープニングテーマ曲や、「おはなはん」「おしん」「あさが来た」などの主題歌を披露する。 10月中旬、団員は約9分間の難曲とされる「いのちを紡ぐうた」など第1部の曲を中心に練習した。鷲山代表の指導を受けながら、テンポの切り替えや曲調
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静岡県内「ヤード」行政指導75件 4年ぶり一斉立ち入り 県警など
静岡県警に加え、県や市町でつくる県不用品回収拠点対策連絡協議会や県内消防などは今月、周囲を鉄壁などで囲んだ「ヤード」と呼ばれる作業場の県内一斉立ち入り調査を行った。一斉実施は4年ぶりで、57カ所で計75件の行政指導を行った。県警薬物銃器国際捜査課が県内で把握する外国人関連のヤードは現在約170カ所あり、過去十数年間で5倍超に増えた。担当幹部は「不法行為の隠れみのにならないよう、継続調査の徹底と関係機関との連携強化を進めたい」と話す。 「金属などの搬入物に違和感を感じたりしたら、すぐに警察へ通報を」 「盗難品は見ればすぐに分かる。こっちもトラブルには絶対巻き込まれたくないので、すぐに連絡
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静岡県選抜、静岡市選抜V 男女混合400リレー 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」は30日、鹿児島県内で最終日の競技を行い、閉幕した。本県選手は3日間で7競技に出場し、金35個を含む計72個のメダルを獲得した。 最終日の陸上は、男女混合400メートルリレーで県選抜と静岡市選抜が優勝した。立ち幅跳びでは、井戸杏香(伊東市)が大会タイ記録で栄冠を手にした。走り幅跳びで五十嵐稔季(伊豆の国市)、ソフトボール投げで秋山愛子(静岡市)、1500メートルで松永大護(同)も頂点に立った。水泳は池田伊吹(藤枝市)が50メートルバタフライで連覇を果たした。 静岡県選抜、バトンパス一番の出来 陸上の男女混合400メートルリレーで県選抜は、
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茶況(10月31日)手もみ茶の特徴、地元中高生がPR 藤枝茶楽研究部
藤枝市茶振興協議会は29日、良質な茶の扱い方を学んだ市内在住の中高生でつくる「藤枝茶楽研究部」による手もみ茶のPRに取り組んだ。市民体育館で開催された食のイベント「第6回フード!スマイルフェスティバルinふじえだ」でブースを設け、部員3人が試飲会を行った。 部員は来場者に手もみ茶の特徴や文化を説明しながら、煎茶と朝比奈玉露を提供した。市が認定する「藤枝ジュニアお茶博士」の小学生5人も、地元ブランド茶「藤枝めぐみ」の呈茶サービスを実施し、来場者から人気を集めた。 会場では、市と岡部町の茶手揉保存会による手もみの実演や、市茶商工業協同組合と岡部茶商組合の販売会なども行われた。 (藤枝支局・
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焼津の技能実習生とフットサル大会 J藤枝にパブリック賞 社会連携 参加者「交流の契機に」
Jリーグが全60クラブの社会連携活動の中から優れた取り組みを表彰する「シャレン!アウォーズ」でパブリック賞を獲得したJリーグ2部(J2)藤枝MYFC(徳田航介社長)の受賞セレモニーが28日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた。 同クラブ初の受賞で、焼津市内の技能実習生らを対象にしたフットサル大会を開催し、コロナ禍で希薄になっていた交流を復活させたことが高評価を受けた。フットサル大会は同市内の水産関係などの事業者と協力して昨年11月に実施し、ベトナムやミャンマーなどから来日した技能実習生と日本人従業員合わせて約70人が参加した。 大会に参加した山福水産の見崎真社長は「賞のおかげで焼津
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藤枝市民 芸術文化に親しむ 26日まで 芸能発表や作品展示
藤枝市の秋の芸術文化を満喫する市民文化祭が29日、始まった。11月26日までの土、日曜と祝日に、歌謡や日本舞踊、和楽器といった芸能発表16部門と、似顔絵、絵画・造形、立体書画などの展示11部門が市内各会場で行われる。入場無料。 初日の29日は市民会館で開会式があり、着物を着た住民有志が岡部音頭を披露した。来場者は音に合わせて体を揺らしたり、手拍子をしたりして楽しんだ。市生涯学習センターでは謡曲と茶道の芸能発表が行われた。 多くの文化に親しんでもらうために、本年度はシールラリーを企画した。3会場以上のシールを集めた先着300人は参加賞を受け取ることができる。
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藤枝駅周辺イベント同時開催 バウムクーヘン作り、乗車体験楽しむ
藤枝市のJR藤枝駅北口の商店街周辺で29日、にぎわい創出と回遊性向上を狙った複数のイベントが同時開催された。秋晴れに誘われて多くの市民や行楽客が訪れ、中心市街地はにぎやかな雰囲気に包まれた。 市民体育館・武道館では、食のイベント「第6回フード!スマイルフェスティバルinふじえだ」が開かれた。市内をはじめ、市と友好・交流都市の北海道恵庭市や沖縄県宮古島市、埼玉県深谷市など県内外の団体・事業者が約60のブースを設け、自慢の料理や特産品、農産物をPRした。藤枝市横内の産業機械製造会社「ソーキナカタ」は自社製品を使ったバウムクーヘン作り体験を行い、多くの親子連れが楽しんだ。 外国人との交流を目的
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フットソフトボール 静岡県代表は準優勝 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」第2日の29日、南九州市知覧平和公園陸上競技場で行われた知的障害者フットソフトボール。2018年の福井大会以来の出場となる静岡県代表は決勝で熊本県代表に4―7で敗れ、準優勝となった。 同点で迎えた三回表に相手打者に満塁本塁打を許して勝ち越されたが、その裏には長沢知也(24)=函南町=、榛葉紘介(22)=島田市=の連打と山中天護(16)=藤枝市=、角皆翔大(20)=静岡市=の二塁打で3点を返し1点差に迫った。しかし、四回に2点を追加され、惜しくも力尽きた。主将の榛葉は「負けはしたが、チーム全員で声を出してプレーできた」と充実感をにじませた。
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静岡県勢18人優勝 水泳「金」ラッシュ 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」第2日は29日、鹿児島県内で各競技を行った。静岡県選手は7競技に出場し、水泳で7人が金メダルを獲得するなど18人が優勝を果たした。 水泳は50メートル自由形で小梁ひなの(焼津市)と前田龍佑(静岡市)、加藤真吾(浜松市)、永井さやか(浜松市)がそれぞれ頂点に立った。50メートル平泳ぎで池田伊吹(藤枝市)と大島史也(静岡市)、50メートル背泳ぎで森晴毅(三島市)も栄冠を手にした。小梁と森、大島は2連覇、池田は3連覇をそれぞれ達成した。 アーチェリーの繁田一紀(静岡市)は大会新記録で優勝した。知的障害者フットソフトボールは準優勝を飾った。 本番ア
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大自在(10月28日)コスモス
藤枝市岡部町殿地区のコスモス畑に足を運んだ。畑一面に咲き誇る花を眺め、穏やかな時間の流れに身を置く。北の方から咲き始めて南下するコスモス前線は、今まさに本県の辺りのようだ。 軒先にも咲き、日本の秋の風景になじむ花だが、原産地はメキシコ。大航海時代を経てスペインに渡り、明治期に日本各地に広まった。 その語源は「秩序」「調和」を意味するギリシャ語という。花びらに見える8枚の舌状花が、規則正しく並ぶ様子から名がついたと伝わる。「宇宙」を指す言葉でもある。コスモスと対をなす概念は「混沌[こんとん]」を示すカオス。 今、混沌の極みにあるのはパレスチナ自治区ガザであろう。イスラム組織ハマスとイスラ
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「蓮」映える巨大絵画完成 書家吉永さん、字入れ豪快 藤枝特支焼津分校生、焼津水産高で展示へ
焼津市の藤枝特別支援学校焼津分校の美術部生徒が巨大絵画を制作した。書家の吉永益美さん(藤枝市)が27日、分校に隣接する焼津水産高を訪れ、絵からイメージした「蓮」の一文字を書き入れて完成した。11月11日に開かれる焼津水産高の文化祭で展示する。 作品は美術部生徒16人が夏休みに1週間をかけて、縦3メートル、横4メートルの和紙に「睡蓮」をテーマに描いた。色合いを変えたり、遠近法を使ったりして、ピンクの花が咲き誇る様子を表現した。 吉永さんは生徒たちが見守る中で、作品をじっと見つめた後に、中央の余白部分に太い筆で体を激しく動かしながら、力強い文字を書き上げた。生徒からは「迫力あるパフォーマンス
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福祉功労者を表彰 静岡で県大会
静岡県や県教育委員会、県社会福祉協議会などでつくる「ふじのくに健康福祉キャンペーン推進協議会」はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県健康福祉大会を開いた。 社会福祉に貢献した個人・団体の表彰後、表彰を受けた民生・児童委員の原川光世さん(77)=焼津市=や、里親として約150人の里子を育ててきた水野国彦さん(67)、厚子さん(66)夫妻=磐田市=が事例報告を行った。厚子さんは母親が自殺した女子高生を預かった事例などを紹介し、「わが子も人の子も区別なく育てるべき。子どもたちの成長を感じることができる生活をこれからも楽しく送りたい」と話した。 知事表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【
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静岡県内28施設、インフルエンザで学級・学年・学校閉鎖
静岡県は26日、県内の高校、小中学校、幼稚園、こども園、特別支援学校の28施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計589人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。袋井市の小学校では感染者数が全校児童の3分の1ほどになり、学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町1施設11人、伊豆市1施設35人、御殿場市2施設14人、藤枝市2施設21人、島田市2施設24人、掛川市4施設55人、磐田市6施設207人、袋井市4施設146人、浜松市南区2施設23人、同市中区1施設10人、同市東区1施設18人、同市北区1施設9人、同市浜北区1施設16人
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縦走15キロ 若手消防隊員ら山岳訓練 藤枝市の山間地
志太消防本部藤枝消防署は25日、藤枝市の山岳地の地理地形を把握し、隊員の体力と忍耐力の向上を図る山岳縦走訓練を同市内で行った。若手を中心に隊員6人と安全管理者として同消防署高度救助隊の松野直樹隊長が参加した。 隊員は同市瀬戸ノ谷の市之瀬町内会多目的広場をスタート。石谷山山頂と市民の森、城山、上大沢ハイキングコース駐車場の4カ所のチェックポイントを通過し、葉梨地区の市消防団第4分団1班詰め所まで向かう15キロ以上の山道を走った。 2人一組で事前にルートを決めて臨んだ。携帯電話や飲料水、各自必要だと思う資器材を持参し、2~3時間かけてゴールを目指した。松野隊長は「過酷な災害現場に向かう隊員と
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新年度予算へ 市長に要望書 藤枝市議会・藤新会
藤枝市議会最大会派の藤新会はこのほど、2024年度の予算編成に向けた要望書を市に提出した。多田晃代表らが市役所で北村正平市長に手渡した。 要望は総務、建設経済環境、健康福祉教育など計25項目を盛り込んだ。蹴球都市としてサッカー界の盛り上がりを後押しするためにジュニアユース世代の選手強化や、市内全域の交通アクセスの向上、蓮華寺池公園周辺と旧市街地の地域活性化と定住・関係人口の増加に向けた取り組み、保育士確保の基盤となる施策などを求めた。
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茶菓を振る舞い 花御朱印の販売に合わせ 藤枝・清水寺
藤枝市原の清水寺(徳山秀晃住職)は、毎月第3土・日曜の花御朱印の販売に合わせ、敷地内の檀(だん)信徒会館内に設けた「お接待処」で参拝客に茶と菓子を振る舞っている。 1月から12月まで、季節の花をテーマにした月替わりの限定御朱印を売っている。注文後にその場で手書きして作製されるため、完成に約15分間かかるという。参拝客が御朱印を受け取るまでの間、くつろいでほしいとの思いで接待を企画した。 この日は深蒸し煎茶と、同市藤枝の菓子製造販売「紅家」の酒まんじゅうとみそまんじゅうを用意した。花御朱印を注文した参拝客は味わいながら会話を弾ませ、山中の寺の雰囲気を楽しんだ。「御利益がありそう」「落ち着け
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藤枝銘菓⚽サッカーエース最中 2種類の味開発 和洋菓子店
藤枝市本町の和洋菓子店「フォンテーヌ府中屋」は、市のサッカーのまち100周年を記念して藤枝銘菓「サッカーエース最中(もなか)」の新しい2種類の味を開発した。開発者の同店の山本健太さん(42)と妻友香さん(50)が25日、市役所に北村正平市長を訪ね、完成の報告と試食会を行った。 1957年に藤枝東高で国民体育大会サッカー競技が開催されたことを機に、市内数軒の菓子職人が共同開発し、小豆あんのサッカーエース最中が誕生した。今回は市の補助金を活用して商品作りに挑戦。サッカーグラウンドの芝の緑色を演出した藤枝市市之瀬産の抹茶を使った抹茶あん、藤色とピッチ上で躍動するサッカー選手をイメージして、市と友
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藤枝順心高手工芸部 大型絵馬お披露目 前島神社に設置
藤枝市の前島神社に25日、藤枝順心高手工芸部の生徒が制作した大型絵馬がお目見えした。七五三参りの家族連れらの目を楽しませようと2020年から神社が依頼していて、樹齢約400年の御神木前に設置した。 2年生8人が昨年12月から作業を始め、縦90センチ、横180センチのベニヤ板にアクリル絵の具で来年の干支(えと)の辰(たつ)を描いた。色や絵、字などそれぞれ得意分野で担当を分け、意見を出し合った。子どもに愛されるように、若々しさとかわいらしさを感じさせる竜に仕上げた。 絵馬の披露に合わせて同部の1、2年生16人が前島神社を訪れ、出来を確認した。2年の鈴木なつみ部長(17)は「みんなでしっかり協力し
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 20日はダツやカサゴ。21日はオオモンハタなど。22日はオオモンハタやスズメダイ。ソウダガツオやカワハギ、トウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りでサバやイワシ、イサキの幼魚。カマスサビキではカマス。夕方からはウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。穴釣りでカサゴやメバル。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 22日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ。良型アマダイやマアジも交じる。午後の船は20~25センチのマアジが
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殉職職員冥福祈る 静岡県警、藤枝で慰霊祭
静岡県警は24日、殉職警察職員慰霊祭を藤枝市の県警察学校で開いた。県警幹部や遺族、来賓ら計63人が参列し、県内の治安維持や犯人逮捕、交通安全に尽くした殉職職員の冥福を祈った。 大原光博本部長は式辞で「警察力を挙げて対処した重大事件や災害警備などの渦中、あるいは昼夜を分かたぬ活動の中で自らの危難を顧みず、職務に尽くされた。遺族の深い悲しみを思うと誠に痛恨の極みで、哀惜の念に堪えない」と悼んだ。その上で「犯罪や災害から県民を守り社会正義を実現するという責務を改めて胸に刻み、全職員一丸で全力を尽くす」と誓った。参列者は黙とう後、花を手向けて殉職者の霊を慰めた。 県内では明治以降、85人が殉職し
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美化活動に貢献 27人12団体表彰 静岡県環境衛生大会
静岡県環境衛生自治推進協会連合会はこのほど、静岡市葵区の市民文化会館で県環境衛生大会を開き、地域の美化活動などに貢献した27個人12団体を表彰した。食品ロス削減に取り組む「ミライデザインGX」(東京都)の浜田岳社長の講演や富士市の事例発表も行われた。 表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【知事表彰】環境美化功労者 山田松子(熱海市)神尾安雄(三島市)遠藤晃(富士市)石上正之(藤枝市)柴田成敏(浜松市)鈴木清司(同)▽環境美化模範団体 伊豆総合高生徒会(伊豆市)松和会(沼津市)中畑北区二股組(御殿場市)西菅原町自治会愛護会(浜松市)龍禅寺町健全環境会(同)▽清掃事業従事功労者 山本豊志(牧
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外壁塗装のトラブル防ぐには 藤枝のリフォーム会社がセミナー
住宅リフォーム「あんしんりふぉーむ」(藤枝市)は22日、悪徳リフォーム業者からの被害を防ぐためのセミナーを同社焼津ショールーム(焼津市西小川)で開いた。同社の貝沼求社長が講師となって、外壁塗装でのトラブル事例を踏まえ、予防策や信頼できる業者を見極めるポイントを伝えた。 貝沼社長はリフォーム関連の不要な工事などを契約させる「点検商法」のトラブルが県中部での高齢者宅を中心に多発していると警告。なかでも外壁塗装の手抜きに関しては「10年ほど経過しないと被害の有無が分からない」と指摘した。 外壁塗装で使用する塗料は1缶約50平方メートル塗ることができると説明。塗装範囲にフルで使用すれば、空の缶が
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旧東海道の文化や歴史たどる 静雄足で講演会 工芸職人ら聴講
静岡市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」は24日、施設周辺の丸子宿や宇津ノ谷峠などの旧東海道の歴史や文化に焦点を当てた講演会を同施設で開いた。同施設で働く工芸職人ら計約30人が聴講した。 静岡歴史民俗研究会の望月茂会長が講師を務めた。モノクロ写真や浮世絵を使い、家並みや屋号、石垣などに昔ながらの風情が残る宇津ノ谷集落と丸子宿の景観や、岡部宿(藤枝市)に続くトンネルの変遷を紹介した。宇津ノ谷峠を越える古道「蔦の細道」の歴史については、平家物語や伊勢物語の1節を引用しながら名前の由来を説明した。 望月会長は、丸子路に多く残されている起木天神社や大鈩不動尊など神社仏閣の由緒や建造物の
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水性木版画22点 藤枝で29日まで個展
国画会会員で藤枝美術協会長の青木晴美さん(76)の木版画展が29日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。2年間制作してきた水性木版画22点が並ぶ。 青木さんは2年に1度、個展を開いている。自身の生活や富士山などを題材にした作品や、10年以上前から制作してきた響きと音を形に表した「サウンド」シリーズ、協会展で出展した力作を展示した。「色の重なりや形の動きを自由に感じ取ってほしい」と来場を呼びかけている。 木版画展は午前10時~午後7時。最終日は午後4時まで。
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茶況(10月23日)朝比奈大龍勢で中学生が玉露呈茶 藤枝
藤枝市茶振興協議会は21日、同市岡部町殿地区で行われた県指定無形民俗文化財「朝比奈大龍勢」に合わせ、会場近くの殿公園で開催された物産市に出店し、地元の朝比奈玉露の呈茶サービスを行った。市が認定する「藤枝ジュニアお茶大使」の市内在住の中学生4人が、来場者に玉露を振る舞った。 生徒はおいしい玉露の入れ方や特徴を説明して提供した。来場者からは「おいしい」「良い香り」「甘い」と好評で行列を作った。同協議会は、「全国手もみ茶振興大会・全国手もみ製茶技術競技大会」が11月16日に岡部町の朝比奈いきいき交流センターで開催されることもPRした。 (藤枝支局・青木功太)
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静岡県人口355万5818人 9月1日推計 前月比1295人減
静岡県がこのほど公表した9月1日現在の県の推計人口は355万5818人で、前月に比べて1295人減少した。推計人口の減少は15カ月連続。社会動態は5カ月連続で増加した。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は741人増(転入1万1273人、転出1万532人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2036人減(出生1826人、死亡3862人)だった。 市町別で人口が増加したのは、掛川市の69人を筆頭に、清水町57人、浜松市34人、長泉町33人など6市町。減少は29市町で、最多の静岡市が442人、沼津市164人、藤枝市146人、御殿場市71人などが続い
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「W周年」へカウントダウン 藤枝市 サッカーのまち100周年・市制施行70周年 ボードやロゴお披露目
藤枝市は23日、来年の市制施行70周年とサッカーのまち100周年に向けたカウントダウンボードの除幕式を市役所で行った。関係者と市民計約130人が出席し、周年イヤーへの機運を高めた。全国公募した両周年共通のロゴマークも決定し、お披露目した。 北村正平市長や藤枝商工会議所の山田寿久会頭、市サッカー協会の岸登志満会長らがロープを手に持ち、一斉に幕を下ろした。ボードには周年イヤーまで「あと70日」と、周年事業の共通テーマ「つなぐ藤色物語 未来へのキックオフ」、新たに決まったロゴマークが書かれている。市役所ロビーに設置した。北村市長は「10年、100年先へとスタートを切る意義ある1年にしたい」と述
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11月解体の工場外壁 みんなでお絵描き 「もったいない」出来 藤枝・マルタカテクノ60周年
藤枝市八幡の医療機器の開発製造会社「マルタカテクノ」(大河原吉貴社長)は21日、創業60周年記念の一環で、老朽化に伴い11月から解体する工場棟などの外壁に市内外の子どもたちが絵を描いたイベント「みんなのキャンバス」を同社で行った。社員やその家族、絵を描いた子どもたち、地元住民らが来場し、完成した壁画を眺めて楽しんだ。 解体するのは製品の製造工場と事務所、試験室の計3棟。女性社員が解体前に工場の壁に子どもに絵を描かせたいと発案した。絵を描いたのは広幡こども園、たちばな保育園、岡部聖母幼稚園の子どもたちや、藤枝特別支援学校、吉田特別支援学校、静清高生ら約150人。今月から作業を始め、屋外で使え
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秋空の下、140人ウオーキング 藤枝総合運動公園 ⚽MYFCの選手出迎え
明治安田生命保険静岡支社は22日、藤枝市の藤枝総合運動公園で「Jリーグウォーキング」を開いた。 市内外から約140人が参加した。サッカーJ2藤枝MYFCのOBで副社長の三好洋央さんに見送られ、秋空の下公園内の歩道約2・5キロを歩いた。ゴール地点では同日のホーム戦を控えた同クラブの選手2人が出迎えた。 スタート前には、同保険がJリーグと連携して普及を進める「みんなの健活体操」で体をほぐした。
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藤枝の住宅で火災
22日午後0時半ごろ、藤枝市西方、無職の男性(82)方から出火し、木造2階建て住宅と隣接する倉庫をほぼ全焼した。藤枝署によると、火元は住宅の1階部分。隣家のカーポートや納屋にも延焼した。同署が出火原因などを調べている。
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侍ジャパン井端監督ら 守備のこつ伝授 静岡で指導者向け野球教室
元プロ野球選手による「三井ゴールデン・グラブ野球教室静岡教室」(三井広報委員会主催)が21日、静岡市駿河区の草薙球場で開かれた。野球日本代表の新監督で元中日の内野手井端弘和さんらが、県内の少年野球指導者ら約130人に守備のこつや効果的な練習方法を伝授した。 県内開催は初めて。井端さんのほか、元中日の投手今中慎二さん、元ロッテの捕手里崎智也さん、元ヤクルトの外野手飯田哲也さんが講師を務めた。いずれもゴールデングラブ賞を獲得した守備の名手。 井端さんは捕球時の構えやスローイングなどの基本動作を解説。自ら守備練習を実演し、里崎さんのノックを受けた。今中さんはキャッチボールのポイントを教え、「山
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八木さん(島田市立川根中)最優秀賞 志太地区中学生生活体験発表
志太教育協議会はこのほど、本年度の志太地区中学生生活体験発表会を藤枝市の志太教育会館で開き、島田市立川根中の八木葵衣さんが最優秀賞を受賞した。 藤枝、焼津、島田の3市の中学校から代表の3年生計22人が出場した。7分の持ち時間で、日常生活の中での体験や経験を基に学んだこと、今後の抱負などを発表した。八木さんは「夢への一歩」と題し、島田市川根町を訪れたロックバンドとの出会いを通じて「誰かを笑顔にする」という目標を見つけたことについて語った。 交流会も行われ、出場生徒は発表の感想や練習の様子、学校の特色などを話題に会話を楽しんだ。 最優秀賞以外の受賞者は次の通り。 優秀賞 五十右夕芽(島田
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民生委員と警察、詐欺防止へタッグ 高齢者をサポート 藤枝署
民生委員が高齢夫婦や独居高齢者の家を訪問時、特殊詐欺被害防止策として、NTTのナンバーディスプレー無料サービスの活用など各種固定電話機対策を周知する「シニアサポートプロジェクト」が、県内各地で本格稼働している。このほど藤枝署員と民生委員が活動をスタートさせ、専用チラシを渡して啓発するとともに、不審電話の有無などについても聞き取った。 県警は9月末、県民生委員児童委員協議会の岩倉睦弘会長に加え、静岡、浜松両政令市を所管する各協議会の2会長に協力依頼書を交付。民生委員が続ける高齢者の実態把握や相談支援などの社会福祉活動の機会を生かし、各署と連携して固定電話対策の徹底も促してもらう活動が始まった
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グラスアートや押し花など50点 10月29日まで藤枝で作品展
藤枝市田沼の手工芸教室「クラフトサロン秋桜」の作品展「花と光のアート展」が29日まで、同市岡部町の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋ギャラリーなまこ壁で開かれている。講師を務める井上寿子さんと生徒4人が力作約50点を出展した。 展示しているのは、ガラスや空きビンなどに特殊なフィルムを貼ったグラスアートと、黒い和紙の切り絵の後ろから特殊フィルムを貼ってLEDライトを照らすシルエットアート、押し花アートの3種類。花や満月、ハロウィーンなどをモチーフとした作品が並ぶ。 会場入り口にある米大リーグで活躍する大谷翔平選手をモデルにしたグラスアートや、8種類の本物の果物を使った押し花アートは完成度が高く、来
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ペパーレット、島田に新工場竣工 24年1月までに本社も移転
ペット用排せつ物処理材製造販売「ペパーレット」(藤枝市、乙黒昇太郎社長)の新本社兼工場が17日、島田市牛尾の堤間地区工業用地に完成し、現地で竣工(しゅんこう)式が開かれた。 同社はユニ・チャームのグループ企業でネコ用紙砂を主力商品とする。12月から来年1月までに本社を移転するとともに工場の稼働を開始し、2025年までに藤枝、焼津両市に点在する工場や倉庫を集約する。 建設地は新東名高速道島田金谷インターチェンジに近い立地で、敷地面積約3万7千平方メートル。生産ラインを直線上に配置するなど効率化を重視した。22年11月から工事を進めてきた。 式で乙黒社長は「人々に感動を与える商品開発に励み
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直木賞作家の安部さん、11月4日講演 藤枝「岡部宿にぎわいまつり」開催記念
藤枝市岡部町の町並みを生かしたイベント「第7回東海道岡部宿にぎわいまつり」(11月5日)の開催を記念し、直木賞作家の安部龍太郎さんの講演会「徳川家康と田中城」が同4日午後2時~3時半、同町の市民ホールおかべで開かれる。入場無料。 安部さんは家康を軸に田中城の歴史的役割や重要性、エピソードを紹介する。定員は500人で、市役所岡部支所と同支所分館の窓口で整理券を配布している。定員に達した場合、当日券は配布されない。問い合わせは岡部支所<電054(667)3411>へ。
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パラ選手とボッチャ挑戦 熱海泉小・中
ヤマハ発動機スポーツ振興財団と県障害者スポーツ協会は19日、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめる「ユニバーサル・スポーツ」の体験会を熱海市立泉小・中で開いた。児童生徒26人と教職員がパラリンピックの競技種目「ボッチャ」に挑戦した。ボッチャは「ジャックボール」と呼ばれる白球に、自分の球をどれだけ近づけられるかを競い合うスポーツ。児童生徒らは公認パラスポーツ指導員の説明を受けた後、グループに分かれて球を慎重に転がしたり、勢いよく投げたりした。 2010年パラリンピックバンクーバー大会のアイスホッケー銀メダリストで、車いすバスケットボールチーム「静岡WBC」に所属する福島忍さん(66)=藤枝市=
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「ガンバの冒険」のイカサマ 渡世人が冒険者になる時【アニメ脇役列伝 1970年代編⑦】
ノロイという恐ろしい白イタチによって、夢見が島のネズミが皆殺しにされてしまう。島のネズミたちを助けようとガンバたちは、貨物船に乗って島を目指す。その船に偶然乗り合わせたネズミがイカサマだ。名前の通りばくち打ちで、サイコロを二つ持ち歩いている。イカサマは船が立ち寄る故郷の島に帰るため貨物船に乗っていたのだ。 第3話で故郷に戻るイカサマの描写を見ると1972年に大ヒットした時代劇「木枯し紋次郎」の影響が感じられる。イカサマを紋次郎のような無宿渡世人(博徒の親分のもとを渡り歩く博徒)として描いているのだ。例えば序盤に出てくる「あっしには関わりのねぇこって」という台詞[せりふ]は、流行語にもなった
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藤枝駅前の乱闘 7人全員不起訴 静岡地検
JR藤枝駅前の繁華街で8月に暴力団員らが起こした乱闘事件で、静岡地検は18日までに、傷害の疑いで逮捕、送検されていた指定暴力団山口組系組幹部で焼津市の無職男性(48)ら7人全員を不起訴処分とした。17日付。理由は明らかにしていない。 他に不起訴になったのは漁師の男性(61)=焼津市=、指定暴力団山口組系組員の無職男性(41)=藤枝市=、住所不定、職業不詳の男性(55)、指定暴力団稲川会系組幹部で住所不定の無職男性(45)、藤枝市の無職男性(36)、ブラジル国籍で住所不定、自称塗装業の男性(25)。 静岡県警によると、8月14日未明、藤枝駅前の路上で、対立する二つのグループによる約20人規
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商工会女性部、静岡に集結 県内で全国大会初開催
「商工会女性部全国大会inしずおか」(全国商工会女性部連合会、県商工会女性部連合会主催)が18日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。県内開催は初めて。全国から集まった女性部員約2200人が19日まで、地域商工業の振興と発展に向けて交流を図る。初日に実施された主張発表大会で九州ブロック(長崎県・対馬市商工会女性部)の小川博子さんが最優秀賞に輝いた。 主張発表大会には各ブロックの代表者計6人が参加した。小川さんは、観光客が減少する中、ひな壇飾りを集めたり、観光名所付近にヒマワリを植えたりするなど独自の地域活性化事業について発表した。 東京大薬学部の池谷裕二教授(藤枝市出身)が「脳から考え
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彩り豊かな藤枝ヘルシー弁当 JA、民間、市共同開発 29日フェスで発売
JA大井川(杉山芳浩組合長)と藤枝市の手作り弁当店「食彩ステーションランナー」(鈴木栄年社長)、市は18日、地場の農産物を取り入れて共同開発した「ふじえだ健やか弁当」をお披露目した。杉山組合長や鈴木社長ら関係者が市役所に北村正平市長を訪ね、完成の報告と試食会を行った。 同JAが地産地消と市民の健康づくりの推進を目的に、市に開発を提案した。大河ドラマ「どうする家康」のブームを受け、地産地消や旬の食材、適切なタンパク質の摂取など、徳川家康の健康法にあやかったメニュー。市健康推進課管理栄養士の井原侑希さん(26)が栄養計算し、食彩ステーションランナーが製造した。おいしそうな見た目と量、栄養バラ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 13日はソウダガツオやゴマサバ、小マダイ、タカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、カマス。14日はネンブツダイやムロアジ、スマガツオ、シマアジ、タカベ、トウゴロウイワシ。15日はタカベやネンブツダイ、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシが多く釣れる。夕マヅメから夜にかけてウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。アジの群れが来るのは一瞬なので夕方から準備すると良い。カマスは日中でも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 15日の三保沖船釣り
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静岡県民が舞台劇創作 「ラウドヒル計画」10年 勝山康晴総監督「何かがうごめく舞台に」
静岡市民文化会館(同市葵区)を拠点に県民が舞台劇を創作するプロジェクト「ラウドヒル計画」の新作「GET OVER イエヤススマイルフォーユー」が21、22の両日、同館で上演される。プロジェクト発足から10年の節目に、役者、スタッフ総勢100人超の大型作品に挑む。総監督を務める勝山康晴(藤枝市出身)は「金銭では換算できない、何かがうごめいているステージを見せたい」と言葉に力を込める。 舞台は現代。平凡な生活を送っていた新シズオカ高校の教師、若竹アオイはある時から毎夜、同じ夢を見るようになる。イエヤスを名乗る少女がシズオカを守るため奮闘する夢。しばらくして、「一緒に少しだけ未来を変えてみません
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藤枝の薬局で強盗未遂 男逃走、店員にけがなし
16日午後11時50分ごろ、藤枝市小石川町4丁目のウエルシア藤枝小石川店で男が女性店員に包丁のような物を突きつけて「金を出せ」と脅し、何も取らずに逃走した。店内には女性店員2人がいたが、けがはなかった。藤枝署は強盗未遂事件として、逃げた男の行方を追っている。 同署によると、男は50代くらいで、身長約165~170センチ。中肉で茶系のニット帽とフード付きの白ジャンパー、黒系のズボンと靴、白いマスクを着用していた。営業終了間近の店を訪れ、店内を回った後にレジで店員を脅したという。店員が110番した。 同署は警察犬の投入や鑑識作業の実施、防犯カメラを調べるなどして捜査している。
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藤枝、焼津市の共同ごみ処理施設「クリーンセンター」11月着工 関係者ら安全祈願
藤枝、焼津両市が共同で藤枝市仮宿、高田地区に建設している新ごみ処理施設「クリーンセンター」の安全祈願祭と起工式が17日、建設予定地で行われた。11月からの着工に先立ち、事業主体である志太広域事務組合の管理者の北村正平藤枝市長や副管理者の中野弘道焼津市長、設計・施工事業者ら関係者約100人が工事の安全を祈願した。2026年12月に完成、27年1月から供用開始する予定。 同施設は焼津市の一色清掃工場、藤枝市の高柳清掃工場とリサイクルセンターの老朽化を受け、ごみの焼却や不燃物処理機能を集約する計画。敷地面積は2・75ヘクタールで、建設事業費は224億円に上る。 神事が執り行われ、北村藤枝市長と
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連合静岡志太榛原地域協議会 藤枝市に要請書 雇用など13項目
連合静岡志太榛原地域協議会は17日、来年度の予算と事業に関する政策制度要請書を藤枝市に提出した。雇用・労働、産業・経済、社会保障、防災など計13項目を訴えた。 男女が仕事と生活を調和できる環境整備の促進や、子ども・子育て支援制度の着実な実施、災害時の自助・共助意識を高めるための取り組み強化、民意を政治に反映させるための投票環境の整備などを求めた。 同協議会の望月章伸議長(村上開明堂労働組合)ら5人が市役所を訪れ、北村正平市長に要請書を手渡した。北村市長は「今、何が一番大切なのかを見極めながら政策を考えていきたい」と応じた。
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“プロの仕事”魅力 知ろう 藤枝・西益津中1年生 地域の経営者ら招き総合学習
藤枝市立西益津中の1年生84人がこのほど、市内の事業所や店舗などの経営者らを招いた総合学習「プロのお話を聞く」に取り組んだ。地域の職業に関心を持ち追究するとともに、地元の魅力を知るのが狙い。さまざまな職種で活躍するプロの仕事への思いなどに耳を傾けた。 生徒は前後半に分かれ、四つのうち興味のある二つの職業の話を聞いた。志村接骨院(同市藤枝)の志村雅基院長(60)は、下を向いてスマートフォンを使う時に首にかかる力が27キロと説明。「なるべく使う時間を決めて負担をかけないこと」と正しい姿勢の大切さを強調した。 生徒は実際に志村院長のストレッチも体験。「どこを伸ばしているのかを意識するように」と志村
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茶況(10月16日)「茶寿の日」に手もみ茶 藤枝の保存会 高齢者施設に贈呈
藤枝市茶手揉保存会(杉本昭雄会長)は、市内の高齢者施設7カ所に手もみ茶を贈呈した。108歳を祝う10月8日を「茶寿の日」として、1998年から毎年行っている。 同市時ケ谷の特別養護老人ホームふじトピアでは、杉本会長が藤枝の手もみ茶(やぶきた)200グラムが入った箱を増田啓介施設長に手渡し、「近年、飲む機会が減っている手もみ茶をおいしく飲んでもらいたい」と述べた。 (藤枝支局・青木功太)
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水問題テーマに造形作品 造形作家の夏池さん 藤枝で個展
島田市の造形作家夏池篤さん(68)の個展「巡り行く水」が16日、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で始まった。壁面に長さ35メートルのビニールパイプを巡らせ、水を循環させた造形作品を展示している。22日まで。 世界各地で頻発する洪水や山火事、干ばつなど異常気象につながる水の問題をテーマとした。パイプの水は途中、木材や石の穴を抜け、蛍光管の周り、洗濯機や冷蔵庫を描いたドローイングの上を通る。利便性を求める人間の生活と水との関係性を表現した。また、地球を模して、ペットボトルをパイプでつなぎ水を循環させる球体を置いた。 夏池さんは「ドローイングと立体を組み合わせる展示を試みた。水が恵みとなるか
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島田市民文化祭 俳句や写真表彰
島田市はこのほど、市民文化祭の表彰式を同市のプラザおおるりで開いた。短歌や俳句、写真、絵画など各部門の入賞者に染谷絹代市長らが賞状を手渡した=写真=。会場には市長賞受賞者の作品も展示した。 主な入賞者は次の通り。 【市長賞】短歌 中沢みよ(神座)▽俳句 山本逸美(本通3)▽随筆 田旗光(掛川市)▽写真(自由作品) 伊賀誠(伊太)▽写真(大井川・恵みと景観) 山中春代(金谷根岸町)▽絵画 山田修吉(相賀)▽書道1部 田中琴泉(南2)▽ペン書道 赤堀桃扇(藤枝市)
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好記録目指して全力疾走 藤枝陸上競技協会 秋季記録会に135人
藤枝市陸上競技協会はこのほど、市秋季陸上記録会を藤枝総合運動公園陸上競技場で行った。志太地区の小学生から一般まで135人がエントリーし、自己記録の更新を狙った。 50メートルと100メートル、400メートル、800メートル、1500メートル、走り幅跳びの計6種目を実施した。子どもたちは仲間や家族の声援を受けて力走し、高校生や一般は好記録に挑んだ。 記録会は競技の普及を目的に、競技愛好者が自己記録を知り、仲間と親しむ機会として毎年行っている。昨年9月の台風15号の影響で2年ぶりの開催となった。
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「地元文化人巡り」楽しんで 静岡県中部3市4施設でスタンプラリー
日本の近代史に名を残す静岡県中部ゆかりの文化人の関連4施設を巡る「するが文化の散歩道スタンプラリー2023」(静岡市、焼津市、藤枝市主催)が、2024年1月14日まで開かれている。県立大国際関係学部の細川光洋教授とゼミ生が協力し、6回目となる今回は台紙を文庫本サイズに変えた。持ち運びやすく、愛らしいデザインで幅広い世代の来館を呼びかける。 静岡市の中勘助文学記念館(葵区)、市立芹沢銈介美術館(駿河区)、焼津小泉八雲記念館(焼津市)、小川国夫が執筆を続けた藤枝市の郷土博物館・文学館が参加している。 スタンプは、中や八雲らの肖像画。スタンプを押す台紙の枠部分は、小説に登場するモチーフや作家の
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藤枝の鉄道遺産、後世に 「鉄道の日」JR駅に展示ブース
藤枝市は14日、「鉄道の日」に合わせ、藤枝の鉄道遺産を紹介する展示ブースをJR藤枝駅に設置し、市民にお披露目した。1959年に狭軌線の世界最高時速163キロを同市の瀬戸踏切付近で記録し、新幹線実現の布石となった「特急こだま高速度試験」と、同市と袋井市を結び70年に廃線となった軽便鉄道「静岡鉄道駿遠線」の鉄道模型やジオラマが、駅改札口前の待合室などに展示されている。 藤枝の鉄道遺産を後世に伝えるのが狙い。模型とジオラマの展示は12月27日まで。待合室のガラス面には高速度試験と駿遠線の写真、1889年の藤枝駅開業時から1番線ホームに現存する赤レンガ油庫を眺めることができるビューポイントのグラフ
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藤枝・田中神社で例大祭 舞姫「乙女の舞」奉納
藤枝市郡の田中神社は15日、例大祭を開いた。大手と田中1~3丁目の各町内会に住む市立西益津小5、6年の女子児童6人が舞姫となり、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する「乙女の舞」を奉納した。 氏子総代や地域住民、保護者らが見守る中、白装束に身を包んだ児童は約5分間、凜(りん)としたまなざしで堂々と舞った。6年の鈴木ひなのさん(11)は「緊張したけど、しっかり踊ることができて安心した」と笑顔を見せた。 例大祭は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに通常開催した。同神社総代の小沢義雄代表(73)は「地域の輪が生まれた。子どもたちも練習の成果を十分に発揮してくれて、良い踊りだった」と目を細めた。
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古着回収で商品券進呈 15日午前 藤枝駅南商店街振興組合
藤枝駅南商店街振興組合(仲田芳明理事長)は15日午前9時半~正午、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの一環で、二酸化炭素(CО2)削減に向けた古着回収事業を藤枝市田沼のしずてつストア藤枝駅南店で実施する。 古着10枚以上をポリ袋に入れて店に持参すれば、先着100人に千円相当の商品券(1人1枚)を進呈する。さらに、先着30人にはサッカーJ2藤枝MYFCの選手のサイン色紙もプレゼント。先着以外は粗品としてティッシュペーパー1箱を進呈する。 回収する古着はシャツやズボン、子供服、着物など再利用できる衣類全般。肌着、靴下、帯のほか、布以外や油、泥などの汚れ、においが付着、ぬれているものは回
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詐欺被害防止へ 藤枝駅前で啓発
藤枝署や藤枝市、藤枝順心高サッカー部などはこのほど、全国地域安全運動(11~20日)に合わせた街頭啓発活動をJR藤枝駅ロータリーで行った=写真=。署員や職員、部員、地域安全推進員ら計約30人が参加し、特殊詐欺被害や自転車盗難、車上狙いの被害防止などを呼びかけた。 のぼり旗を手にしたり、たすきを着用したりした参加者は、駅北口と南口に分かれ、通勤、通学する市民に啓発品を配った。部員は地域貢献の一環としてユニホーム姿で活動に協力した。
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静岡人インタビュー「この人」 電話応対コンクール県大会で優勝した 本杉綾乃さん(焼津市)
日本電信電話ユーザ協会静岡支部が主催する大会で頂点に立った。準優勝の望月優花さんとともに、20日に札幌市で開かれる全国大会に出場する。ハルソラ合同会社(藤枝市)勤務。40歳。1児の母。 -優勝の感想は。 「初めて出場した昨年は地区予選敗退だったので、まさかという感じ。勉強会に出てスキルを高めた成果が出たのかなと感じる。同僚のサポートがあり、(会社の)地口伊智子代表の指導もありがたかった。恩返しできたという気持ちが強い」 -力を入れた点、苦労したところは。 「練習段階で競技時間の3分以内になかなか収められず、心配だった。大会2日前にようやく『何とかなりそう』と手応えを持てた。本番は持ち
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熱海海上花火爆発 業者が再発防止策 市などに報告書
9月末に開かれた熱海海上花火大会で打ち上げ花火1発が筒内で爆発した事故で、大会主催者の熱海市などは13日、花火業者のイケブン(藤枝市)から再発防止報告書の提出があったと発表した。提出は6日付。 報告書によると、9月30日午後8時40分ごろ、熱海湾の堤防で、花火大会を締めくくる2尺玉を打ち上げる際に爆発が起きた。保安距離を確保していたため、けが人はいなかったが、周辺のフェンスなどの一部が壊れた。導火線と花火玉のつなぎ目に当たる「導元」の強度が不足していたことや、花火玉に隙間なく火薬を詰めなかった影響で発射時の衝撃に耐えられなかったなど、複数の原因が推定されるという。 イケブンは「市民、観覧
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藤枝の交差点死亡事故 現場診断で再発防止策検討 藤枝署など
藤枝署は13日、藤枝市青南町1丁目の市道交差点で9月12日に発生した交通死亡事故の現場診断を行った。同署や道路管理者の市などの関係者と地元住民ら約20人が参加し、再発防止策を検討した。 事故は午前10時10分ごろに発生。軽乗用車と自転車が出合い頭に衝突し、自転車の女性(81)が亡くなった。現場は信号機と横断歩道がなく、交通量はあまり多くない変形四差路。同署によると、自転車の女性はヘルメットを装着していて、軽乗用車の左側に衝突したという。 参加者は亡くなった女性に黙とうをささげた後、状況を確認した。交差点にごみ収集場があって見にくい点や法定速度の標識がないことなどを指摘。カーブミラーの設置
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農商工連携の機会創出 静岡で31事業者が商談会
静岡商工会議所などは11日、静岡県中部の農業者と商工業者をつなぐ「しずおか農商工連携商談会」を静岡市葵区の同会議所で開いた。生産者や食品製造・加工、小売業者など31事業者が販路拡大や新たな商品開発に向けた商談を行った。 会場には無農薬や有機栽培の農産品や加工品を扱うブースが多く並んだ。おむすび農園(藤枝市)は無農薬のレンコンとヘチマの加工品を紹介。梅ケ島くらぶ(静岡市葵区)は有機栽培の和紅茶を使ったチャイシロップなどの商品を並べ、試食を交えてPRした。 メキシコ原産の食用ウチワサボテンの栽培・販売を手がけるBlue moon(同市駿河区)は、加工品のアイデアを求めて初出展した。同社の花崎
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「朝比奈大龍勢」桟敷券を予約販売 21日藤枝・岡部で戦国のロケット花火
21日午後1時~8時半、藤枝市岡部町殿地区で2年に1度開かれる県指定無形民俗文化財「朝比奈大龍勢」の実行委員会は、桟敷券の予約販売を受け付けている。90センチ四方(約半畳)で1席2000円。桟敷席は600席分を予定し、満席になり次第、受け付けを終了する。膝の上に乗って座る小学生未満は無料。13日時点で残り約100席ある。 大龍勢は戦国時代ののろしが起源とされる古式ロケット花火。高さ約20メートルの常設櫓(やぐら)から昼に14本、夜に12本が打ち上がる。小雨決行、荒天中止。新型コロナウイルス禍の影響で5年ぶりに開催する。 桟敷券の申し込み、問い合わせは午前9時~午後4時に市観光協会<電054(
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交通死亡事故現場で再発防止策を検討 藤枝署や地元住民
藤枝署は13日、同市青南町1丁目の市道交差点で9月12日に発生した交通死亡事故の現場診断を行った。同署や道路管理者の市などの関係者と地元住民ら約20人が参加し、再発防止策を検討した。 事故は午前10時10分ごろに発生。軽乗用車と自転車が出合い頭に衝突し、自転車の女性(81)が亡くなった。現場は信号機と横断歩道がなく、交通量はあまり多くない変形四差路。同署によると、自転車の女性はヘルメットを装着していて、軽乗用車の左側に衝突したという。 参加者は亡くなった女性に黙とうをささげた後、状況を確認した。交差点にごみ収集場があって見にくい点や法定速度の標識がないことなどを指摘。カーブミラーの設置、速度
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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藤枝で一夜限りの映画祭 14日、青年会議所60周年記念
藤枝青年会議所は創立60周年記念事業の一環で14日午後5~8時、一夜限りの野外映画館「藤枝大地映画祭」を藤枝市本郷の藤の瀬会館で開く。入場無料。 同会館の駐車場隣の芝生広場に会場を特設する。上映作品は、若き日の宮崎駿氏が手がけた「パンダコパンダ」と、明石家さんまさんが企画、プロデュースした「漁港の肉子ちゃん」のアニメーション2本。 会場では正午から、藤枝にゆかりのある食材などを使ったマルシェやキッチンカーによる飲食販売、竹灯籠の創作体験、ペットボトルを使ったキャンドル作りを行う。静岡産業大軽音部のバンド演奏もあり、イベントを盛り上げる。 若者に地元で楽しい思い出を提供して人口流出を防ぐ
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放置竹林活用、チェロ製作 静岡のギタリスト原さん 28、29日に藤枝で音色披露
放置竹林の利活用の幅を広げようと、静岡市葵区の市民団体「ひかり市民センター」代表でギタリストの原大介さん(43)が、伐採した竹を削り弦を張った楽器“竹チェロ”を完成させた。藤枝市谷稲葉の放置竹林を整備してつくった「竹林劇場」で28、29日に開かれるイベントで音色を初披露する。 原さんが竹に興味を持ったのは5年前、葵区北沼上で竹林整備に励む住民と出会ったことがきっかけ。伐採後の処理作業の過酷さを知り「支援の手が差し伸べられていない現状をなんとかしたいと思った」と振り返る。 竹チェロのアイデアはギターの演奏中に発案。5月から試作を進め、試行錯誤を繰り返して6本目で納得
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おむつ再利用法 燃料加工案検討 掛川市ごみ減量会議
掛川市がごみを燃やさずに資源化する仕組みを検討する「おむつリサイクル・ごみ減量推進会議」の会合が12日、同市役所で開かれた。市側は、使用済み紙おむつのリサイクル方法として固形燃料に加工する案を示し「現実的な処理方法。資源循環の観点から、製造された燃料の利用先確保が課題になる」と提起した。 使用済み紙おむつを新たな紙おむつに再生する方式は、全国でも実証実験段階で採用のハードルが高いとした。委員からは「市内の病院や介護施設からどれだけの量が回収できるか調査が必要」などの意見が上がった。委員は市が示した事務局案を参考に最適な収集と処理の方法を検討する。 紙おむつと生ごみのリサイクルで先進的な取り組
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エコパや工場視察報告 関西駐在総領事ら、静岡県知事を訪問
静岡県のスポーツや文化、産業に目を向けてもらおうと、県が招待した主に関西地方に駐在する5カ国の在外公館の総領事らがこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ねた。 関西領事団メンバーに県内視察を求め、多分野での交流を促す事業の一環。今回はインド、タイ、モンゴル、韓国、カナダの総領事や領事計5人が、河合楽器ピアノ工場(磐田市)やエコパスタジアム(袋井市)、エスエスケーフーズ藤枝工場(藤枝市)などを視察した。 県庁で川勝知事と面談した訪問団リーダーの在大阪・神戸インド総領事館のニキレーシュ・ギリ総領事は「県内の企業に訪問団の母国を訪問し、進出を検討してもらいたい」と述べた。本県と地域外交を進めるモンゴ
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藤枝・青島剣道スポーツ少年団、50周年祝う
藤枝市の青島剣道スポーツ少年団はこのほど、創立50周年記念祝賀会を同市の小杉苑で開いた。関係者160人が出席し、盛大に節目を祝った。 創立当初の団員や最近卒団した若手らOBOGに加え、少年団を支えてきた指導者らが集まった。堀田公一郎団長=写真=はあいさつで、これまでの活動を振り返り「50年間続けてこられたのは皆さんのおかげ」と感謝を述べた。50年の歩みを紹介する記念スライドを上映したりアルバムを置いたりして、出席者は思い出に浸った。 同少年団では週3日、市内や近隣市町から通う小中学生約60人が市武道館で稽古に励んでいる。
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「法の現場」市民ら見学 静岡地裁などツアー 模擬裁判を体験
静岡地裁と静岡家裁、静岡地検、県弁護士会はこのほど、「しずおか『法の現場』見学ツアー」を静岡市葵区の静岡地裁などで開いた。市民ら約20人が参加し、模擬の裁判員裁判などを通じて司法の世界に理解を深めた。 模擬裁判では参加者のうち8人が裁判員役を務めた。男性が交際相手の女性を包丁で刺した殺人事件を想定し、証拠に基づいて男性の殺意の有無を評議した。同地裁の岡部紗奈子裁判官の進行で、刺し傷の深さなどを理由に殺意があると指摘したり、女性宅にあった包丁を衝動的に使ったことから計画性を否定したりと、盛んに意見を出し合った。 藤枝市の会社員松浦弘昌さん(49)は「自分の意見が有罪、無罪に関わってくる。意見を
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「朝比奈大龍勢」古式花火PR 21日開催前に 保存会、藤枝市長を訪問
藤枝市岡部町朝比奈地区で伝承される県指定無形民俗文化財の行事「朝比奈大龍勢」(21日)の開催を前に、保存会の石井慶久会長(71)ら会員5人がこのほど、市役所に北村正平市長を訪ね、2年に1度行われる古式の花火をPRした。 石井会長は本番に向けて作製した番付表(プログラム)とポスター、パンフレットを紹介。紺色の手ぬぐいで製作した龍勢の法被をグッズとして販売するほか、朝比奈地区在住の新聞切り絵作家マスダカルシさんが龍勢をテーマに手がけた作品「龍勢祭りの日」を披露した。6月に開館した「朝比奈龍勢・昆虫館」に展示する。 新型コロナウイルス禍の影響で5年ぶりの通常開催となる朝比奈大龍勢は21日午後1~8
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6、7日はオニカサゴやソウダガツオ、スマガツオ、ダツ、ネンブツダイ、タカベ、ボラなど。8日はクロダイやメジナ、ソウダガツオ、スマガツオ、トウゴロウイワシなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は朝と夕方にサビキ釣りでアジ。日中はイワシが多かった。イサキの幼魚も多く釣れたが、まだ身がないので食べずにリリースを。ウキ釣りではメジナやヘダイ、クロダイ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8日夜の沼津沖船釣りは指2本半~5本幅のタチウオが15匹前後でトップは40匹。9日午前の船は0.
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藤枝市「朝ラー」ガチャ登場 市内10店自慢の一品モチーフ 観光案内所、店舗に設置
藤枝市は、市の食文化「朝ラーメン」の魅力を発信するため、市観光協会と市民有志の団体「朝ラー文化軒究会」と連携し、若者や子どもに人気のガチャガチャを活用したまちおこしプロジェクト「街ガチャin藤枝 朝ラーメンガチャ」を開始した。市内10店舗の自慢の朝ラーメンをモチーフとしたアクリル製キーホルダーを販売する。1回300円。 観光客だけでなく、地元にも愛される新たな土産品としてPRし、地域活性化につなげる狙い。国の地域活性化起業人制度を活用して同市に派遣されているインターネット関連会社DMM.com(東京)の井上久美子さん(40)の提案を企画化した。 11日からマルナカ(志太)、ちっきん(田
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インフルエンザ感染 静岡県内8小中学校で学級閉鎖
静岡県は10日、小中学校計8校でインフルエンザに感染したとみられる患者62人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】藤枝市6人、牧之原市7人、浜松市中区10人、同市北区6人 【中学校】沼津市7人、焼津市10人、藤枝市8人、牧之原市8人
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藤枝大祭りの屋台小屋に落書き 月見里神社
6~8日の藤枝大祭りで使った屋台が保管された小屋入り口の外壁に、落書きされていることが10日までに、住民らへの取材で分かった。小屋を管理する町内会は同日、藤枝署に被害届を提出した。建造物損壊の容疑に当たるという。 被害を受けた小屋は藤枝市藤枝の月見里(やまなし)神社の敷地内にあり、祭りに参加した上伝馬、小坂、木町の3地区が共同で管理している。外壁に幅約5メートルにわたってスプレーのような黒色の塗料で「まつりだーバカヤロー」と落書きされていた。住民によると、5日午後8時半ごろは落書きはなかったが、祭り初日の6日朝に通行人が被害を発見したという。 町内会は今後、小屋を修復する予定。防犯カメラ
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静岡県内市町2団体 道路整備を要望 国交省に
静岡県内市町でつくる県国道協会と県市町村道整備促進期成同盟会は10日、地域経済の活性化や住民の安全確保に向けた道路整備を国土交通省に要望した。両会の会長を務める藤枝市の北村正平市長、浜松市の中野祐介市長、東伊豆町の岩井茂樹町長が同省で堂故茂副大臣と面会して県内の道路事情を説明し、必要となる予算の着実な確保を訴えた。 物流ネットワークの要衝でもある東西軸は、事業中の国道1号藤枝・島田金谷バイパスの4車線化や浜松バイパスの立体化を速やかに実現させる必要性を強調。一方、南北軸は「脆弱(ぜいじゃく)な状況」と指摘し、部分供用されている伊豆縦貫道と三遠南信道の早期全線開通を求めた。 幹線道路・生活
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物価高対策など藤枝市に要望書提出 商議所
藤枝商工会議所はこのほど、藤枝市の行政施策に関する要望書を北村正平市長に提出した=写真=。要望は旧市街地活性化と商店街への店舗・事業所の立地誘導の推進や、物価高騰対策など12項目。 旧市街地の再生について、道路と公園の再整備や景観形成と同時に、空き家のリノベーション、空き地の有効活用を促進する枠組みの構築を要請。物価高騰対策として、国と県と連携した生産性の向上や価格転嫁の環境整備といった支援を求めた。 小規模事業者デジタル化支援やグリーン・トランスフォーメーションの推進、土地利用の推進による投資誘導、地域資源を活用した観光振興なども強調した。 市役所を訪れた山田寿久会頭は「藤枝は中小零
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“日本一”の長唄と地踊り、熱く 3年に1度「藤枝大祭り」最終日
「日本一の長唄と地踊り」で知られる3年に1度の藤枝大祭りは最終日の8日、藤枝市藤枝の祭典本部前の千歳交差点で参加14区が順番に長唄と地踊りを披露し、祭りの盛り上がりは最高潮に達した。 夕方になると、各区の屋台が祭典本部前に続々と集結。上伝馬区を皮切りに自慢の踊りを繰り広げた。市部区は「まつり」と「越後獅子」を披露し、集まった見物客を魅了した。 交差点では屋台を動かす梃子(てこ)棒を若衆が押し、豪快に屋台を何度も回転させ、沿道から大きな拍手が送られた。 屋台同士がすれ違う時は、軽快なリズムと音色を奏でるおはやしと勇ましいかけ声を響かせ、威勢を見せ合った。夜は参加14区の東部に位置する下伝
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「第5期」始動へ結団式 静岡で5年ぶり しずおかランニングパトロール
ランニングを楽しみながら、声掛けやあいさつで防犯環境向上につなげる「しずおかランニングパトロール(SRP)」の結団式が7日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開かれた。結団式の開催は新型コロナウイルスの影響で5年ぶり。20日に控える第5期の本格始動に向け県内各地から集まった約120人のランナーが講習やテストランを通じ、地域の見守り活動へ決意を新たにした。 第5期の活動期間は2025年3月末まで。静岡県内14エリアを活動拠点に過去最多の計434人(前期比22人増)のランナーが登録した。ランナーの増加や活動拠点拡充などで認知度は着実に高まっている。県警生活安全企画課の佐野信浩課長は「犯罪抑止活動
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ブレイキン パリ五輪で競技化、期待と不安 アジア人初の世界一 藤枝の唐沢さん
【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】パリ五輪の新種目ブレイキン(ブレイクダンス)。6日に中国・杭州アジア大会でも初実施され、来夏へさらなる認知度向上が期待される。ただ、本来は1970年代の米ニューヨークに起源をもつヒップホップ・カルチャー。競技化により文化面の喪失を危惧する声も根強い。 認知度向上、スター誕生 今大会は選手の演技を技術や独創性などの項目で得点化して競った。一方で、審査員が挙手で「どちらがすごいか」を決める大会もあるという。競技化の過程で進められたのが、スポーツとカルチャーの両立。アジア人で初の世界一になり、藤枝市などでスクールを主宰する唐沢剛史さん(47)は「目標が一つ
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危険業務従事者叙勲発表 静岡県内は元警察官ら110人
政府は7日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に従事した元公務員を対象とする「第41回危険業務従事者叙勲」の受章者3646人(うち女性15人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1710人(同4人)、瑞宝単光章が1936人(同11人)。発令は11月3日。 職種別では、警察官が1859人(同6人)で全体の半数を占めた。次いで自衛官959人(同8人)、消防吏員646人、海上保安官90人、刑務官や入国警備官89人(同1人)、麻薬取締官2人、漁業取締職員が1人だった。 都道府県別では北海道が287人で最も多く、埼玉県268人、神奈川県209人、千葉県201人、東京都157人と続いた。静岡は110人
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竹のオブジェ 幻想的な光 藤枝・岡部 ライトアップ
藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋などで29日までの土日と祝日、竹のオブジェなどでライトアップするイベント「~昇龍の舞~柏屋の竹あかり」が行われている。午後6~8時。入場無料。 隣接する内野本陣史跡広場では、岡部町朝比奈地区で伝承される県指定無形民俗文化財「朝比奈大龍勢」と花、サッカーボールをイメージした竹のオブジェやあんどんなど92基が設置された。柔らかな光を放ち幻想的な雰囲気を演出している。来場者は写真撮影したり、眺めたりして思い思いに楽しんでいた。 14日は、津軽三味線の全国大会で優勝した葉梨中3年の山下雄飛さんによる演奏とプロジェクションマッピングがコラボした音楽祭を開催。
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安全運転コンクール 自家用車協が最優秀 静岡で表彰式
静岡県のバス、タクシー、トラック、自家用自動車の4協会で構成する県自動車連合会(川井敏行会長)はこのほど、第60回安全運転コンクールの表彰式を静岡市駿河区のグランシップで開いた。成績最優秀団体には県自家用自動車協会(前田米蔵会長)が選ばれた。 川井会長や加藤悟県警交通部長らが受賞者に表彰状や記念品を手渡した。受賞者を代表し、松林工業薬品(藤枝市)の松林崇社長が「受賞を契機として思いを新たに交通安全に努めたい」と抱負を述べた。 同コンクールは各協会加盟の会員事業所の事故防止と従業員の交通安全意識を高めることが目的。4団体計1527事業所、車両3万6479台が参加し、4~6月の走行距離に対する交
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徳川家康 長寿の秘けつ 小和田氏(静大名誉教授)が講演
静岡歴史トークショー「おしえて!家康 おしえて!静岡」(静岡新聞社・静岡放送主催)が5日、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。小和田哲男静岡大名誉教授が、駿府城を居城とした徳川家康の大御所時代や、タカ狩りの際に訪れたとされる田中城(藤枝市)をテーマに基調講演した。 家康が駿府を隠居地に選んだ主な理由を史料「廓山和尚供奉記(かくざんおしょうぐぶき)」を基に紹介。幼少時代を過ごした思い出の地▽冬も温暖▽コメがおいしい▽要害堅固で西方の豊臣勢を押さえやすい▽江戸に参勤する大名が訪れやすい―の5点を挙げた。 田中城周辺には水辺が多く、魚を求めてカモや白鳥などタカ狩りの獲物となる鳥が多数飛来してい
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静岡県内8校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は5日、小中学校、高校計8校でインフルエンザに感染したとみられる患者113人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】御殿場市34人、富士宮市9人、焼津市7人、浜松市西区8人 【中学校】島田市6人、同市24人、藤枝市14人 【高校】浜松市中区11人
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藤枝市立総合病院 がん検診推進1周年企画 吉本どんどさんが作品展
藤枝市立総合病院と市は22日まで、本紙朝刊などで4こま漫画の連載を担当した本県出身の漫画家吉本どんどさんのミニ作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)を市立駅南図書館と同院で開いている。昨年度から始まった4こま漫画を活用して、がん検診の推進を図る啓発キャンペーンの1周年企画。これまでに市内の公共施設と店舗で展示したがん検診の啓発ポスターなどが並ぶ。 1994~2008年に本紙朝刊などで連載した4こま漫画「こつぶちゃん」の一部を連載当時の年表と合わせて出展した。こつぶちゃんの登場キャラクターをそろえた新しい描き下ろしのイラストも展示している。 同図書館では同院の医師ら幹部職員による推薦図書のコー
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異なる視点で藤枝再生挑戦 地域創生研究員に大正大生任命
藤枝市と包括連携協定を結ぶ大正大(東京)の学生が、地域づくりの研究に関する実地調査を進めている。学生は市の地域創生研究員に任命され、北村正平市長が4日、市役所で辞令を交付した。 活動するのは3年生2人と2年生20人で、首都圏在住者が中心。3年生は約1カ月、2年生は前半と後半に分かれ12日間ずつ滞在し、藤枝の課題解決に向けた地域実習に取り組む。 3年生は「宣伝、広告目的の手書き文字は消費者の行動を変えるのか?」「地域に愛される商品開発」と個別にプロジェクトを設定して研究する。2年生は「人生・地域・未来」をキーワードに、市内の企業経営者らに生き方や地域の魅力、課題などを取材し、地域社会の未来を豊
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「力いっぱいプレー」誓う ねんりんピックへ静岡県選手団が結団式
愛媛県で28日から開催されるシニア世代のスポーツ・文化の祭典「第35回全国健康福祉祭(ねんりんピック)えひめ大会」に出場する県選手団の結団式が5日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。 森貴志副知事が選手団長で剣道に出場する沢入光広さん(68)=藤枝市=に県旗を授与し、「思う存分に力を発揮し、大会を盛り上げてほしい」と激励した。カローリングに出場する川村和夫さん(73)と吉田則子(76)さんが「シニアパワーを発揮し、富士山の名に恥じぬよう力いっぱい競技する」と決意表明した。 県選手団は政令市の静岡、浜松両市を除く市町の176人で構成され、26種目に出場する。平均年齢は69歳。最高齢は男
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市民に届ける 新聞も安心も 藤枝の5販売店「地域貢献大賞」
配達バイクに見守りカメラ 防犯防災に一役 新聞販売所の地域活動をたたえる日本新聞協会の「地域貢献大賞」に4日、藤枝市の新聞販売店5社が共同で取り組む活動「新聞販売店バイク車載カメラ見守り」が選ばれた。5社を代表し、藤枝江崎新聞店の江崎晴城社長(59)は「地元の同業者や行政、警察、企業が一丸となった成果を評価された」と喜び、「継続性のある取り組みが県内外でも広まってほしい」と期待を込めた。 市民の暮らしを守るために2011年、市と市自治会連合会、藤枝署と「安全安心サポートネットワーク」を締結。配達や集金などの業務中に、市民の生命財産や生活に支障を来す恐れがある状況に気付いた場合、関係機関に
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地域貢献大賞に藤枝の5販売店 新聞協会 「バイクカメラ」で見守り
日本新聞協会は4日、新聞販売所の地域活動をたたえる「地域貢献大賞」に、藤枝市内の新聞販売店全5社による「新聞販売店バイク車載カメラ見守り」を選んだ。また、同協会は「地域貢献賞」に7件を決定。11月16日、東京・内幸町のプレスセンターホールで授賞式を開く。 藤枝市内の新聞販売店5社は藤枝江崎新聞店と薮崎新聞店育伸社、いけたに新聞店、新聞販売いしかわ、太田新聞店で構成する。2011年、市や警察などと連携し、配達や集金の際に異常に気付いたときは関係先に通報する取り組みを始めた。 19年からは新聞配達用バイクにドライブレコーダーを取り付け、「動く防犯カメラ」として映像を防犯や交通事故防止に生かす
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藤枝大祭りで7、8日交通規制
3年に1度開催される藤枝大祭りが6日、藤枝市の旧東海道藤枝宿周辺で開幕する。8日までの3日間、全14区が参加し、飽波神社(同市藤枝)での奉納踊りや旧東海道沿いでの屋台の引き回し、長唄と三味線、おはやしの生演奏に合わせた地踊りが繰り広げられる。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの開催。 7、8の両日午後1~9時は屋台の引き回しに合わせ、会場周辺は車両の通行と自転車の進入がそれぞれ禁止になる。6日の交通規制はない。 問い合わせは藤枝市観光案内所<電054(647)1144>へ。
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「あつ森」活用 「ふじえだ島」三つ目誕生 藤枝市と静産大制作
藤枝市と静岡産業大の学生はこのほど、ニンテンドースイッチの人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」を活用した観光プロモーション第2弾として、制作に取り組んできた「にほんいさんふじえだ島」を公開した。市民会館で体験ブースを設け、子どもたちがゲームを楽しんだ。 歴史、文化、伝統PR 市と学生5人は7月から「島」づくりを進めてきた。2021年に制作した「ふじえだサッカーの島」と「ふじえだお茶の島」に続く三つ目の島となる。今回は歴史と文化、伝統をテーマに、3年に1度開催する藤枝大祭りや、岡部町朝比奈地区で伝承される県指定無形民俗文化財「朝比奈大龍勢」、徳川家康ゆかりの地の田中城、旧東海道の松並木など
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青嶋さん(藤枝順心高)米サッカー留学報告 「市を女子サッカーの聖地に」市長に提言
文部科学省が管轄する日本学生支援機構の官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学ジャパン」で選抜され、米国に滞在した藤枝順心高サッカー部3年の青嶋希佳さん(18)がこのほど、藤枝市役所に北村正平市長を訪ね、現地での体験と学んだことを報告した。同校では初めての選抜者という。 青嶋さんは将来、海外挑戦するサッカー選手やチームのトレーナー、マネジメントに携わりたいとして、海外での暮らしや言語、文化などの知識を学ぶために留学を決めた。7月17~21日にフロリダ州で短期キャンプに参加し、22日~8月4日はネバダ州やカリフォルニア州でホームステイしながら現地のクラブチームの練習を経験。勝敗だけでなく、楽し
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前島神社祭神の御朱印限定販売 藤枝、7日の例大祭で
藤枝市前島の前島神社は7日、例大祭に合わせて作製した御祭神の御朱印を40枚限定で販売する。見開きサイズで千円。1枚ずつ手書きされ、丹精込めて作られている。 氏子の山内奏代さん(75)が、同神社の祭神の御朱印がないことと御朱印ブームを踏まえて企画した。安産の神「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」を、市内のイラストレーターの「とこ」さん(34)=本名・中村美皓=がデザインした。 とこさんは祭神の時代背景などを図書館で調べ、当時の装飾品や服装、化粧をイメージして手がけた。祭神の周りに桜の花をあしらい、かわいらしい御朱印が完成した。「見た人が笑顔になって、いやされるデザインを意識した」と話
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目指せキッズ防災士 藤枝でかるたやクイズに挑戦
藤枝市の市民団体「藤枝災害支援ネットワーク」と市内で子ども食堂を展開するNPO法人W.Coまつぼっくりはこのほど、子どもの防災意識を高める「藤枝版キッズ防災士講座」を市生涯学習センターで開いた。多くの親子連れが来場し、遊びを通して防災の知識を深めた。 子どもたちは、静岡県の良さと防災の心得を句に入れたかるた遊びや、「昨年9月の台風15号で藤枝市は被害があったか」「9月1日は何の日か」といったクイズ、紙芝居を楽しみながら防災を学んだ。防災用品の展示やポリ袋を使った防災かっぱの製作コーナーなども設けられた。 講座は同団体が子ども向けに初めて企画した。同団体の吉田令子代表(68)は「最近は災害
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飲酒運転根絶へ啓発チラシ配布 安協藤枝地区支部
交通安全協会藤枝地区支部はこのほど、秋の全国交通安全運動に合わせ、藤枝市と藤枝署と合同で「飲酒運転根絶キャンペーン」を市内2カ所のスーパーで行った=写真=。 実施場所は同市清里の田子重清里店と同市岡部町のしずてつストア岡部店。同協会の役員と交通安全指導員、市職員、署員らが店舗入り口付近で、飲酒運転の根絶を訴えるのぼり旗を掲げた。買い物客にチラシや啓発品を手渡し、夜間時の歩行者の反射材着用などを呼びかけた。
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仏の日本酒審査 2年連続で「金」 浜松・花の舞酒造
花の舞酒造(浜松市浜北区)はこのほど、フランスの日本酒コンクール「Kura Master(クラ・マスター)」のサケスパークリング部門で、同社の発泡性日本酒「アビススパークリング」が2年連続で金賞を受賞したと発表した。 同商品はワイン酵母を使用し、瓶内で2次発酵することで適度な泡を保つ。アルコール度数は12%と低め。今年は昨年よりもやや辛口にし、ガス圧も高めにした。2021年10月に発売し、累計の販売本数は約2万1000本。販売価格は720ミリリットル税込み1980円。 同コンクールは17年から開催され、フランス人を中心としたワインソムリエや飲食業界関係者が審査を務める。今年は7部門に34
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 9月29日はサバやタカベ、ネンブツダイ、ソウダガツオなど。30日はネンブツダイやタカベ、トウゴロウイワシ、サバ、小イサキ。1日はメッキや小イサキ、ベラ、トウゴロウイワシなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 9月26日に港内でカサゴの放流を行った。カサゴは成長が遅いため20センチに満たないものはリリースを。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月29日午前の沼津沖船釣りは小マダイが多数。他にマアジやカイワリ。午後の船は25センチ前後のマアジやワラサ(ブリの若魚)。1日夜の船は指2~4本幅のタチ
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烏帽子形山(藤枝市) 風景や歴史味わいながら【山ある記】
藤枝市の藤の瀬会館を起点に、瀬戸谷の風景や歴史を味わいながら気楽に歩ける烏帽子形山。山を一回りする3時間コースと、花倉城跡へ足を延ばす5時間コースがある。 藤の瀬会館から瀬戸川の下流に向かって歩き始め、最初の橋を渡ってそのまま真っすぐに農道を2キロほど歩くと、山の登り口に着く。竹やぶの中を30分ほど上ると、標高392メートルの山頂だ。北側に道を下ると藤の瀬会館に戻る。 山頂から花倉城へは、来た道を少し戻り、ほぼ平らな稜線[りょうせん]の道を歩く。北東の方向に標識に従って行くと、45分で花倉城跡に到着する。堀切、曲輪[くるわ]、土塁など山城に典型的な形状が残っている。 会館を午前9時に出
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病院救急救命士、処置は搬送患者限定… 法的課題発信で静岡県内初の団体設立へ
病院に勤務する静岡県内の救急救命士が10月7日、連携組織となる初めての団体「県病院救急救命士部会」(仮称)を設立する。県内の病院救急救命士は30人ほどと限られる上、入院患者の容体急変時に搬送患者と同様の救命処置ができないなどの課題があるため、救命士同士で連携しながら法的な課題を情報発信していく。 救命士の救命処置は、医師の具体的な指示に基づく特定行為を含む30以上の項目がある。法的には「重度傷病者が病院に搬送されるまで」と定義されていたが、2021年の法改正で「入院するまで(しない場合は医療機関に滞在する間)」となり、活動範囲も「病院前」から「救急外来」までは広がった。 ただ、部会立ち上
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愛犬と一緒に自然体感【しずおかアウトドアファン】
愛犬と一緒にアウトドアのアクティビティーやキャンプに挑戦してみたい―。そんな飼い主の要望に応える体験や施設が静岡県内にも数多くある。9月、各地を訪ねて魅力や愛犬と快適に過ごすこつなどを聞いた。ドッグSUP 湖上で風と水感じる 広々とした湖面を大小さまざまな犬を乗せたスタンドアップパドルボード(SUP[サップ])が進んでいく。9月上旬、浜松市北区三ケ日町都筑の浜名湖畔で開かれた「浜名湖DOGSUP体験ツアー」。東京都の企業COREZON[コアゾン]が企画したイベントだ。参加者はパドルの扱い方や犬が安心できる乗せ方、落水時の対応などについて説明を受け、人と犬がそれぞれライフジャケットを着用して
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藤枝大祭り記念して御朱印 「神様を身近に」 藤枝・飽波神社
藤枝市藤枝の飽波神社(浅井真澄宮司)は、3年に1度開催される藤枝大祭り(6~8日)を記念して作製した御祭神の御朱印を授与している。初穂料200円。 御朱印は、医術を教え人々にさまざまな知恵を授ける神「少彦名命(すくなひこなのみこと)」と、人々の汚れをはらい清める神「瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)」の2種。浅井宮司(77)の孫で静岡デザイン専門学校3年の野々香さん(21)が手がけた。浅井宮司は「神様を身近に感じて親しみを持ってほしい」と話す。 大祭りは志太地域最古の社である飽波神社の例大祭。旧東海道藤枝宿周辺で開催され、14区が参加する。長唄と三味線、おはやしの生演奏に合わせた地踊り、
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静岡県議会運営の改善へ 検討委員会に5点諮問 改選後初会合
静岡県議会議会運営等改善検討委員会はこのほど、4月の改選後初の会合を開いた。中沢公彦議長が、前任期から検討事項となっている会期の見直しなど5項目を諮問した。2023年度内をめどに、協議結果がまとまった項目から順次答申する見通し。 諮問された検討事項は、通年会期の導入▽常任委員会について、委員単位の質問制限を「会派持ち時間制」に変更、インターネット中継導入▽大学機関などとの意見交換や、政策立案への参画機会の醸成▽議会基本条例の制定▽政務活動費の削減を含めた見直し―の5項目。 会合では、事務局が前回までの検討状況や論点を整理したほか、他の都道府県議会の導入状況など調査内容を説明した。 同委
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浦安の舞「楽しく踊りたい」 藤枝・高柳神社例大祭へ、高洲小児童練習
藤枝市高柳の高柳神社は7日午後2時から例大祭を開く。本番に向け、高洲小6年の女子児童が地域の安全と平和、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願して奉納する「浦安の舞」の練習に励んでいる。 焼津神社で巫女(みこ)を務めた大石クミさん(51)の指導を受け、児童は9月上旬から土日を使って同神社で練習を積んできた。平日もそれぞれ自宅で動きを覚えるなど余念がない。9月下旬の稽古では鈴と扇を手に、約5分間の曲に合わせて全体の流れと動きを確認した。 同校の大石真愛さん(11)は「踊るのは楽しい。本番は表情を豊かに楽しく踊りたい」と意気込みを語った。 当日は、例大祭に合わせたイベントも実施する。境内で紅白の餅ま
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静岡県警察学校 初任科卒業式 97人第一線へ
静岡県警はこのほど、初任科短期課程の卒業式を藤枝市の県警察学校で行った。4月に入校し、半年間の課程を修了した97人が辞令を受け、警察官としての第一歩を踏み出した。 卒業証書の授与や成績優秀者の表彰後、日吉知洋警務部長が大原光博本部長の訓示を代読し「強さと優しさを兼ね備え、県民の信頼に応える警察官になって。組織人の自覚を持って職務に専心してほしい」と求めた。八木瑞生学校長は式辞で「自ら求めて学ぶ姿勢で何事にも積極的に取り組んでほしい」と期待した。 卒業生を代表し、浜松東署に配属された兼高有希巡査(27)=静岡市出身=が「同期の絆は一生の宝。県民の信頼と期待に応えるよう、第一線の現場で精いっ
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は2日、幼稚園と小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者195人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】浜松市東区6人 【小学校】三島市6人、長泉町8人、同町7人、御殿場市7人、富士宮市6人、富士市10人、同市11人、静岡市葵区5人、藤枝市16人、浜松市西区14人、同市浜北区10人 【中学校】三島市14人、沼津市18人、裾野市8人、静岡市清水区11人、同区8人、焼津市12人、牧之原市8人、浜松市中区10人
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静鉄ストア 藤枝に物流拠点 事業効率化、コスト削減図る
静鉄ストア(静岡市葵区)は2日、同区と焼津市に分散していた物流拠点を藤枝市に集約し、今月稼働を始めた「藤枝統合センター」の開業式を同センターで行った。山岸運送(島田市)が新設した物流センターを活用し、ストーク(焼津市)が運営する。建物は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約8800平方メートル。従来の2倍強の空間を確保し、1階に冷蔵品と常温品、2階に常温品を保管する。 1日当たりトラック約15台分の配送効率化を図り、運転手不足が懸念される「2024年問題」に対応する。原材料・エネルギー高が続く中、コスト低減による収益力強化にもつなげる考え。 静鉄ストアの森下登志美社長は式典で「物流環境を変革し、10
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県議会 学童保育 支援員確保へ 副知事答弁 オンライン研修導入
静岡県議会9月定例会は2日、自民改革会議の加藤祐喜氏(長泉町)と西原明美氏(藤枝市)、植田徹氏(富士市)、ふじのくに県民クラブの大石哲司氏(浜松市東区)が一般質問を行った。森貴志副知事は共働きやひとり親家庭の小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)の待機児童対策として、子どもと関わる放課後児童支援員の研修制度を充実させる方針を示した。オンラインを活用するなど受講者の利便性を向上させ、人材確保につなげる。加藤氏への答弁。 放課後児童クラブを利用できない県内の待機児童は今年5月1日時点で661人。国の子ども・子育て支援新制度が始まった2015年以降で最少となったが、共働き家庭の増加などで利用ニ
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12件可決、認定 藤枝市議会休会
通年議会を開会中の藤枝市議会は2日、9月定例月議会を開いた。各種決算など12件を原案通り可決、認定して休会した。
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源泉ポンプが故障 湯運搬し営業継続 藤枝・瀬戸谷温泉ゆらく
藤枝市は2日、入浴施設「瀬戸谷温泉ゆらく」(同市本郷)の源泉ポンプが故障したと発表した。復旧するまでは伊豆市から運搬した源泉を利用し、営業を継続する。復旧は12月中旬の予定。 藤枝市によると、源泉ポンプに異物が混入し、過負荷がかかったことが原因と推測されるという。今後、ポンプを引き上げて詳細を確認する。 藤枝市は本年度の事業として、ポンプの交換工事を進めていた。3日の営業はポンプ内に残った源泉を使い、同日午後3時ごろから伊豆市の源泉を利用する作業を行う。
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特性生きた舞台 堂々と役熱演 静岡で障害者らが演劇
静岡県障害者文化芸術活動支援センター「みらーと」はこのほど、障害者による舞台芸術イベント「みらーとパフォーミングアーツ2023『Look@me!(ルックアットミー)』」を静岡市葵区の「MIRAIEリアン」で開いた。県内約30人の障害者らが演劇「銀河鉄道の夜」を熱演した。 社会福祉法人「ハルモニア」(藤枝市)と県中部のダンス好きな障害者で構成された団体「シズニー」から有志が出演し、約120人の観客を前に、役になりきり堂々と物語を演じきった。劇中では歌やダンスも披露され、息の合った個性あふれるエネルギッシュな踊りが観客を魅了した。主人公のジョバンニを演じた会社員籠宮央次郎さん(19)=静岡市葵区
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掛川・高天神城 マイクラで復元 10月2日から公開、地形を忠実に再現
戦国期に徳川氏と武田氏が激しい攻防を繰り広げた高天神城(掛川市)をゲーム「マインクラフト」の世界に“復元”する試みを進めていた掛川市は1日、完成を報告した。常葉大造形学部有志の協力を得て、断崖絶壁の地形や城郭の形などを忠実に再現した。2日から公開する。 マインクラフトは、さまざまな素材のブロックで構造物を組み立てるゲームソフト。ユーザーが城郭に手を加えて自分だけの高天神城を作ったり、徳川方と武田方に分かれて攻城・籠城戦を楽しんだりできる。独自の城を作り込めるシングルプレーは2日、対戦などのマルチプレーは10月中旬ごろに公開する。 10月1日はデジタルの日に合わせて
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梃子棒おはらい、屋台に取り付け 藤枝大祭りへ木町区「準備万全」
藤枝大祭りに向け、藤枝市の木町区は1日、屋台を操作する梃子(てこ)棒のおはらいを同市の鬼岩寺で行い、関係者約50人が祭りの安全を祈願した。 梃子棒はヒノキの丸太の皮を削って磨いた手作り。長さ7・5メートル、直径24センチ。木町区の若者が梃子棒を担ぎ、地元の木町会館から鬼岩寺まで運んだ。てこ棒に清めの塩をまき、上野祥弘住職(52)からおはらいを受けた。 同区は子どもを含め400人以上が祭りに参加するという。岡野谷浩朗中老団長(59)は「1年延期した分、準備は万全。本番が待ち遠しい。いつもながらの木町の祭りを繰り広げたい」と話した。おはらいした梃子棒を屋台に取り付け、本番前最後の試し引きも行
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榛南写真クラブ 吉田で作品展 力作36点紹介
吉田町を中心に活動する榛南写真クラブ(塚本久雄代表)による作品展が6日まで、同町の県営吉田公園で開かれている。 同会が毎月実施する撮影会で訪れた県内各地の風景や人物写真など計36点を展示した。牧之原市の国指定重要無形民俗文化財「蛭ケ谷の田遊び」で披露される荘厳な舞の様子や、蓮華寺池公園(藤枝市)でアメンボが水面に作り出す水紋を捉えた力作が並び、来場者の関心を集めている。
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伝統の地踊り披露 藤枝大祭り6日開幕 体験会と安全祈願
3年に1度開催される藤枝大祭り(6~8日)のプレイベント「地域の伝統文化体験会」が1日、藤枝市民会館で開かれた。雅楽楽器や三味線、おはやしの体験、雅楽と長唄の鑑賞会が行われ、市民は一足早く祭りの雰囲気に酔いしれた。 東京芸術大音楽部卒業生の雅楽と長唄協会の会員らによる長唄の演奏が披露され、美しい音色が響き渡った。大祭り本番に向けて練習してきた全14区の子どもたちは、それぞれ長唄の曲に合わせて地踊りを繰り広げた。 園児から中学生までを対象とした体験エリアでは、子どもたちがプロの長唄奏者の指導を受けながら伝統楽器に親しんだ。 藤枝茶の手もみや呈茶、飲み比べ体験もあり、藤枝の茶文化を発信し
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自転車の鍵かけてね 盗難防止へお守り製作 藤枝署地域安全推進員女性部
藤枝署地域安全推進員女性部などはこのほど、県内で多発している自転車盗難被害を防止するためのお守りを同署で製作した。 同署によると、8月末時点で県内の被害件数は1645件で前年同期比272件増加。藤枝市内は37件で前年同期比2件減少だが、いずれも大半は無施錠の自転車が被害に遭っているという。 推進員22人が被害削減を願って約千個を手作りした。お守りは表面に県警シンボルマスコット「エスピーくん」のイラストと「自転車盗に注意」と書かれ、裏面には推進員が「鍵をかけてね」と手書きした。パトロール時に市民に渡したり、無施錠の自転車に付けたりして注意喚起する。 同女性部の中川三枝子部長(71)は「ふと目に
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杉山さん(川根高)カヌー国体出場 「良い結果持ち帰る」 川根本町
川根高カヌー部3年の杉山歩羽花[ふうか]さん(17)が7月に愛知県で開かれた東海大会を突破し、10月に開催される鹿児島国体への出場を決めた。藤枝市出身の杉山さんは親元を離れて同校の寮に入り、3年間練習に励んできた。「支えてくれた人のためにも良い結果を持ち帰りたい」と意気込む。 直線で着順を競うカヌースプリントの少年女子シングルカヤック部門に出場する。大会には全国から24人が参加し、200メートルと500メートルそれぞれトーナメント制で争う。 奥大井接岨湖カヌー競技場(川根本町)で練習に取り組んでいる。広大なエメラルドグリーンの湖は、流れが少なくカヌー競技に最適という。四季折々の風景も楽し
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記者コラム「清流」 市民に多くの情報を
藤枝市で本年度、100歳を迎える島田イネさんの自宅を取材で訪れた。元気な足取りで歩き、背筋もきれいに伸び、すくっと立ち上がる姿に「100歳になるんですよね?」と何度か聞き直してしまったほど若々しかった。 島田さんの健康の秘訣(ひけつ)は50年以上毎日欠かさないラジオ体操。日記や俳句を書いたり、食事も好き嫌いがなかったりと生きていく上で見習うことばかりだった。 最も印象に残ったのは毎日、新聞を楽しみにしていること。「大自在が好き」「藤枝の記事がたくさん載っている」。記者としてこれほど励まされる言葉はない。取材に追われる日は続くが、その言葉のおかげで「今日も頑張ろう」と思える。日々気持ちを新
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藤枝大祭りへ準備着々 子どもら練習に熱 10月6~8日開催
「日本一の長唄と地踊り」として知られる藤枝市の藤枝大祭り(10月6~8日)に向け、市内の各地域で準備が進んでいる。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催される祭典を間近に控え、毎晩の地踊りの練習にそれぞれ熱が入る。 市生涯学習センターでは小坂区が27日、法被を着た約50人の子どもと大人による稽古に励んだ。日本舞踊師範の藤間秀祐美さん(57)の指導を受けながら、本番で披露する「菊づくし」と「元禄花見踊」の曲に合わせ、全体の流れや動作、姿勢などを確認した。市立藤枝中央小5年の橋本美結さん(10)は「先生の踊りを参考にして頑張りたい」と意気込み、同校5年の八田莉愛さん(10)も「一つずつ丁寧
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一輪車世界王者と共演 島田初倉小
島田市の初倉小で29日、一輪車世界チャンピオンの高田朝日さん(24)=藤枝市出身=を招いた講演会が開かれた。全児童410人が夢に向かって努力する姿勢を学んだ。 高田さんは速さを競う「レース」と、技術と表現力を競う「演技」の両方で世界大会優勝経験を持つ。講演では毎日練習を続けたことや多くの人に支えてもらったことなど経験を語った。高田さんは「小さな目標を少しずつ達成していけば、いつか大きな目標に届く。みんなも頑張ってほしい」とエールを送った。 5分間の演技も行い、ジャンプする大技が決まると児童からは歓声が上がった。一輪車が得意な児童と手をつないで回る技「ループ」も披露した。 同校1年の西沢橙李君
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静岡の国1駿河大橋、上り2車線固定に 中央線変移廃止で県警が住民説明会
2024年度をめどに廃止方針が決まった静岡市の国道1号駿河大橋付近で運用する中央線変移の交通規制(リバーシブルレーン)を巡り、県警交通規制課は28日、住民説明会を同市駿河区で開き、廃止後の見直し案を示した。上下計3車線の中央線の位置を時間帯によって変更してきた規制運用区間のうち、駿河大橋区間は上りを2車線で固定して下りは1車線とし、橋よりも西側の区間は上下1車線ずつとする案を示した。 同規制の運用区間は同市駿河区の手越原交差点から葵区の南安倍交差点にかけての約2キロ。見直し案で2車線に終日固定するとした上り区間は南安倍交差点から駿河大橋西側の丸子新田インターチェンジ(IC)付近まで。県警は
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橋名板を溶接で固定 藤枝市、盗難増加に対策
静岡県中西部で橋名板が相次いで盗まれている状況を受け、藤枝市は28日、盗難対策として、橋名板を固定するボルトとナットを溶接する作業を同市堀之内の運動公園大橋で行った。29日から順次、残りの約100カ所の橋でも実施し、対策効果の有効性を検証する。 取り外しが可能なボルトとナットでは被害を防げないと考え、外せないように溶接で固定する。工事費は150万円。10月末までの作業完了を予定する。 市建設管理課と道路課の職員が訪れ、市から発注を受けた建設会社の従業員が橋の名称などを記した橋名板3枚を溶接した。牧之原市で溶接された橋名板が盗まれたことを踏まえ、建設管理課の担当者は「100%ではないかもし
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ベルテックス静岡と藤枝市、商議所などが協定 スポーツ通じ、まちづくり推進へ
今季からバスケットボールBリーグ2部(B2)に参戦するベルテックス静岡の運営会社ベルテックススポーツエンタープライズ(松永康太社長)と藤枝市など6者は25日、スポーツを通してまちづくりとひとづくりの推進を目的としたドリームタウン協定を締結した。 同社と同市のほか、藤枝商工会議所、岡部町商工会、藤枝市スポーツ協会、市観光協会が協定を結んだ。6者はスポーツの振興と子どもたちの教育・健全育成、スポーツや観光を通じたにぎわいの創出と経済活性化、医療・福祉・健康長寿の推進などに関して連携を掲げる。市と各団体はクラブの試合とイベントの広報や地域貢献活動に協力し、ホームページやSNSで情報発信する。
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退職教職員描く 風景、静物 藤枝で展示会 作品発表も
志太退職教職員互助部美術クラブの「第24回はくぼく会作品展」が27日、藤枝市生涯学習センターで始まった。会員12人が年間通じて描き上げた自信作25点を出展した。30日まで。 蓮華寺池公園や田中城下屋敷の茶室、牧之原公園から島田市街を望む風景画、ツバキや果物などを、油彩や水彩、色鉛筆、アクリル絵の具で仕上げた。会員同士での作品発表も行った。 同クラブは毎月2回ほど、藤枝市の志太教育会館などで活動している。作品展は成果を披露する場として、毎年開催している。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 22日はカサゴやイシダイ、ワカシ(ブリの幼魚)。23日はカンパチや小マダイなど。24日は小マダイや小メジナ、トウゴロウイワシなど。ソウダガツオやイサキ、サバ、タカベは連日釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺や川奈いるか浜では餌釣りや弓角仕掛けでソウダガツオとサバ。サビキ釣りは早朝と夕方にアジ。カマスサビキではカマスも揚がった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 23日夜の沼津沖船釣りは指2本半~4本幅のタチウオが15匹前後。スルメイカは多数、カマスなども交じる。24日午後の船は
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⚽藤枝MYFCにJ1ライセンス交付 施設基準で例外規定適用
サッカーJリーグは26日、同2部(J2)藤枝MYFCといわき、同3部(J3)讃岐の3クラブにJ1ライセンスを新たに交付すると発表した。藤枝については施設基準で例外規定を適用し、昇格実現後、スタジアムは5年以内、練習施設は3年以内に基準を満たす整備に着工するという条件を付けた。 本拠地藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場はバックスタンドを屋根付きに改修中で、12月に完工すれば収容観客数約1万人になるが、J1ライセンスには1万5千人が必要。同サッカー場をさらに改修するか、新スタジアムを建設するか選択しなくてはいけない。 練習環境については現在、焼津市田尻北にクラブハウスと人工芝の専用練習場を持
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相続登記申請義務化 周知・相談の強化を 日本司法書士会連など
日本司法書士会連合会と日本司法書士政治連盟は26日、来年4月から始まる相続登記の申請義務化への対応を国に要望した。連盟の早川清人会長(藤枝市)らが内閣府に井林辰憲副大臣(衆院静岡2区)を訪ね、周知・相談体制の強化を10月中に取りまとめる経済対策に明記するよう求めた。 自治体が行う広報への財政支援(交付金事業)の充実・拡大、自治体の相談窓口設置に向けた積極的な働きかけなどを盛り込んだ。 新制度では申請義務が過去の相続にもさかのぼり、怠ると過料対象となるため「国民への影響は甚大」だと指摘。一方、3月の調査では国民の認知度が27%にとどまっているという。 司法書士関連団体は来年2月17日に全国一律
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10月1日「藤枝沖縄まつり」PR 関係者が市長訪問
藤枝市藤枝の鬼岩寺で10月1日午前11時半~午後4時、「第4回ハイサイ!藤枝沖縄まつり」が開かれる。入場無料。主催する琉球堂写真店(同市青木)のオーナー平井慎二郎さん(65)ら関係者がこのほど、市役所に北村正平市長を訪ね、イベントをPRした。 まつりは、藤枝市と沖縄県宮古島市が友好都市であることなどを縁に2020年に始まった。ソーキそばやサーターアンダギー、オリオンビール、泡盛など沖縄グルメの屋台が並ぶほか、シークヮーサーの即売会、ちんすこうのつかみ取りも実施する。ステージではエイサーや三線(さんしん)、琉球舞踊などを披露し、まつりを盛り上げる。 平井さんは「コロナ禍以前のように大きく盛
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地球環境史ミュージアム移動型展示 昆虫標本に児童夢中 藤枝・高洲小 400種1000点並ぶ
藤枝市立高洲小で10月5日まで、ふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区)の移動型展示「ミュージアムキャラバン」が行われている。「昆虫の世界」をテーマに、チョウや甲虫の標本400種千点以上が並ぶ。 県内のチョウやカミキリムシ、クワガタ、アジアやユーラシア大陸、南アメリカなど世界のカマキリ、バッタ、コガネムシの標本が飾られている。休み時間になると多くの児童が展示スペースを訪れ、スケッチしたり、タブレット端末で写真撮影したりして見入っていた。 2年の山岸凜羽さん(7)は「チョウの柄や羽がきれい。飼ってみたい」と話した。 移動型展示は同ミュージアムが遠方の人にも博物館を楽しんでもらおうと20
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茶況(9月25日)介護老人施設に大茶樹の葉寄贈 藤枝市茶振興協議会
藤枝市茶振興協議会はこのほど、藤枝の大茶樹(同市瀬戸ノ谷)で摘んだ茶葉からできた「長寿の香り」を介護老人保健施設グリーンヒルズ藤枝(同市宮原)に寄贈した。 50グラム入りの茶葉3袋を贈った。5月の八十八夜に市茶手揉保存会のメンバーらが手摘みで収穫し、丹精込めて仕上げた。受け取った岡田真司施設長は「いただいたお茶を飲んで、施設利用者の皆さんには元気に過ごしてほしい」と話した。 大茶樹は高さ約4メートル、周囲約33メートル。樹齢300年以上で、県内最古の茶樹とみられる。茶葉は長寿の縁起物とされ、毎年、高齢者施設に寄贈している。今年で27回目を迎えた。 (藤枝支局・青木功太) 静岡県産秋
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翠下奏城の家(サン工房)最優秀 静岡県住まいの文化賞 住宅部門
静岡県や県建築士会などでつくる県住宅振興協議会はこのほど、第28回県住まいの文化賞の受賞者を発表した。住宅部門では、最優秀の知事賞にサン工房(浜松市西区)が設計、施工を手がけた「翠下奏城(すいかそうじょう)の家」(同市中区)が輝いた。 同賞は県内住宅に関わる産業・文化の振興を目的に、住宅建築や功労者を2年に1度表彰している。 翠下奏城の家は木造2階建て148平方メートル。東西に高低差があり、北側に擁壁が横たわる宅地の制約条件を巧みに解決して優れた住空間を創出したことなどが評価された。 功労者部門は、企業組合針谷建築事務所の鳥居久保会長、一般社団法人プレハブ建築協会中部支部県分会の宮本明
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橋名板の盗難被害 藤枝で新たに2枚
静岡県中西部で橋名板が相次いで盗まれている問題で、藤枝市は25日、新たに同市青葉町5丁目の青南橋で、橋の名前などが記された鉄製の橋名板計2枚(10万8千円相当)が盗まれたとして、藤枝署に被害届を提出した。 市建設管理課によると、24日午後3時45分、藤枝署からの通報で発覚した。15日に実施した緊急パトロール時は橋名板を確認できたという。市は今後の対策として、溶接による固定や特殊ボルトナットへの交換などを検討する。 市内での盗難被害は9カ所で計29枚(156万6千円相当)に上る。
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たすきつないで4時間力走 藤枝 リレーマラソンに1088人
「第2回4時間耐久リレーマラソンinふじえだ」(アクタガワ主催)が24日、藤枝市の藤枝総合運動公園で行われた。県内外の子どもから高齢者まで計1088人がエントリーし、自然の中を駆け抜けて仲間にたすきをつないだ。 1チーム2~10人で陸上競技場を発着点に、1人1周(約1・2キロ)の特設コースで4時間の周回数を競った。午前9時、参加者は合図とともに一斉にスタート。仲間の声援を受けながら、野球場内や起伏のある坂など走り応えのある道を力走した。ソロ(1人)の部も同時に実施された。 陸上競技場の芝生エリアは子ども向けの陸上教室、同公園の中央広場では飲食と土産の出店、似顔絵やリラクゼーションなどの各
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傘踊りや足芸 多彩な演目 「夢一座」30年記念公演 藤枝
藤枝市などを拠点に活動するボランティア団体「夢一座」(岩堀章男座長)は24日、30周年記念公演を市生涯学習センターで開き、会員ら約20人が歌や踊り、ショーなど多彩な演目を披露した。 記念公演のために積み重ねてきた練習の成果を発表した。会員は「浪花節だよ人生は」「特攻の母」などの歌や、傘踊り、足芸といった計20以上の演目を披露。おばあちゃんと子どもの人形を使った腹話術は、ユニークな会話のやりとりで来場者の笑いを誘った。30周年記念として、歌手や津軽三味線奏者も招待し、公演を盛り上げた。 同団体は1993年に発足。藤枝や焼津、島田各市を中心に老人施設や障害者施設、老人会、町内会などで公演し、地域
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「どこに」「いつまでに」作ろう、わたしの避難計画【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/第1章 危機意識の低下⑥完】
いつ起きるか分からない南海トラフ地震に市民はどう備えるべきか。自治会・自主防災会会長の東海駿河さん(71)と妻の伊豆美さん(66)、長男の遠州さん(36)親子、長女の富士子さん(33)の3世代をモデルに、自助、共助の取り組みを考える。 静岡新聞を読んでいた東海駿河さんは維持管理が行き届いていない津波避難施設の記事に目がとまった。県内は東海地震対策で長年、避難路や高台への避難階段などの整備に取り組んできたが、過去に設置された施設は雑草が生い茂るなど使えない状態のものもある。「いざという時に困るな」。津波浸水想定区域に暮らす遠州さん家族が心配になり、防災ベテラン家族「わたひな家」に相談した。
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静岡空港上海線 3年7カ月ぶり定期便再開 集客に苦戦、処理水で一変
新型コロナウイルスの影響で運休していた静岡空港の中国・上海線が24日、運航を再開する。訪日旅行需要の本格回復を期待し、静岡県内の観光・宿泊事業者が中国人客の受け入れ態勢を整えている。3年7カ月ぶりの定期便再開で、中国からの団体客が各地を訪れることが期待される一方、8月下旬に始まった東京電力福島第1原発の処理水放出による対日感情の悪化から予約がキャンセルされる事例も見られる。関係事業者は中国の動向に気をもみながら、集客策を練る。 茶文化発信施設「玉露の里」(藤枝市)では、中国政府が停止していた日本への団体旅行を解禁した8月から茶室での茶道体験目当ての中国人客が増え始めた。静岡発着の上海線再開
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ヒガンバナ鮮やか 赤いじゅうたん一面に 藤枝・葉梨川
藤枝市北方の葉梨西北活性化施設「白ふじの里」のそばを流れる葉梨川の土手で、ヒガンバナがほぼ満開を迎えている。23日は同施設で「彼岸花フェスタ」が行われ、多くの来場者でにぎわった。 約3キロにわたって土手や斜面沿いに“赤色のじゅうたん”を織りなしている。訪れた市民らは眺めたり、写真撮影したりして秋の気配を感じ取っていた。白ふじの里実行委員会の海野一博会長(69)によると、見頃は今月末まで続くという。 フェスタは新型コロナウイルス禍と雨天の影響で4年ぶりの開催。施設が所有するエアー遊具と電動スーパーカーを無料で提供し、子どもたちが楽しんだ。おもちゃや手作り雑貨、飲食な
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藤枝市立総合病院 厚労大臣から表彰 救急診療体制を評価
藤枝市立総合病院はこのほど、本年度の救急医療功労者厚生労働大臣表彰を受けた。志太榛原2次医療圏で唯一の救命救急センターとして診療を続けつつ、医師らが車に乗り込んで直接現場に向かう「ラピッドレスポンスカー」や急性心筋梗塞を疑われる患者の「12誘導心電図伝送システム」など、救命につながる取り組みを積極的に行い、救急診療体制の充実を図っていることが評価された。 救命救急センターは2015年に完成。県指定を受けた17年当初は救急医が3人だったが、現在は10人と体制を強化した。 ラピッドレスポンスカーは22年に本格運用を開始。緊急性の高い症例を対象に医師のほか看護師や救急救命士ら医療スタッフが救急現場
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アスリートに「藤枝ジェラート」脂質など栄養面配慮 元女子サッカー杉山さんら
元女子サッカー選手で藤枝市地域おこし協力隊の杉山祐香さん(34)が、アスリート向けジェラートを開発した。自身の現役時代の経験から、脂質などの栄養面に配慮したデザート作りを企画。元選手や地元ジェラート店なども協力し、藤枝発の“アスリートスイーツ”が完成した。 杉山さんは藤枝順心高の主将として2006年、全日本高校女子サッカー選手権で初優勝した。その後も国内外でプレーを続け、21年に現役引退。昨年5月から同市の地域おこし協力隊としてサッカー振興に尽力している。 開発のきっかけは、藤枝西高で同大会3位に輝いた元女子サッカー選手の斉藤希さん(39)との縁だった。静岡市でア
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藤ケ森さん(富士宮)藤枝で個展 10年間の心象風景描く
富士宮市の画家藤ケ森勉さん(74)の個展「10年の軌跡」が24日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。心象風景を描いた10年間の代表作33点が並ぶ。 2018年にがんを発症して暗い気持ちを描いた「諸行無常」は、丸い物体を自身に例え、時の流れに従って生きる様子を表現した。現在も治療が続く中、未来を見据えて前向きに生きる心情は「有為転変」などと題して表している。 藤ケ森さんは実力派の画家に作品を見てもらい、次のステップにつなげたいとの思いで、藤枝での個展を企画した。「絵を描いていると目標ができ、一日一日を生活している実感が湧く。心境の変化を感じてほしい」と話した。 個展は
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空自静浜基地周辺施設整備に補助を 藤枝、焼津市長 防衛省に要望
藤枝市と焼津市でつくる志太広域事務組合は22日、航空自衛隊静浜基地の周辺民生安定施設として、新ごみ処理施設の整備と高機能消防指令センターの機器更新に対し補助金を確保するよう、防衛省に要望した。北村正平藤枝市長と中野弘道焼津市長が同省で宮沢博行副大臣(衆院比例東海)と面会し、文書を届けた。 藤枝市に建設中の新ごみ処理施設は、既存の3ごみ処理施設の機能を集約する形で2027年1月の供用開始を目指している。消防指令センターの機器は老朽化が進み「安定稼働のために更新が不可欠」とした。 北村市長らは住民生活向上の観点から両事業の必要性を強調し、宮沢氏は「思いはしっかり受け止めた。鋭意努力する」と応
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スケボーの公園利用ってありなの? 高まる人気、自治体に聞いてみた【NEXT特捜隊】
読者からの疑問に答える「NEXT特捜隊」に、磐田市在住の30代男性から「近所の公園から暗くなる時間帯まで鳴り響くスケートボードの滑走音に悩まされている」という声が寄せられた。公共の公園におけるスケボーの利用についても課題を感じているようだ。静岡県内の公共施設で練習できる環境や、自治体ごとの公園のルールなどについて取材した。 本質はストリート 9月中旬、静岡市駿河区の公園の一角。ブランコなどで遊ぶ子どもやベンチで談笑する大人が過ごす中、20代の男性が「ゴーゴ、ガッガ」とコンクリートをこする無機質な音を立てて、黙々とスケボーに取り組んでいた。 滑り始めてから8年という男性は「スケボ
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静岡県内13施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、小学校など計13施設で、インフルエンザに感染したとみられる患者240人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。浜松市中区の幼稚園は全園閉鎖した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】沼津市18人、浜松市中区25人。 【小学校】清水町23人、富士市12人、静岡市清水区48人、同区7人、焼津市11人、藤枝市31人、島田市19人。 【中学校】裾野市12人、清水町9人、藤枝市9人。 【高校】浜松市中区16人。
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橋名板の盗難被害 藤枝でさらに4枚
静岡県中西部で橋名板が相次いで盗まれている問題で、藤枝市は20日、新たに同市青木2丁目の神楽田橋で橋の名前などが記された橋名板計4枚(21万6千円相当)が盗まれたとして、藤枝署に被害届を提出した。 市建設管理課によると、同日午前9時ごろ、藤枝駅前交番からの通報で発覚した。15日に実施した緊急パトロール時は橋名板を確認できたという。取り外されていた橋名板は鉄製で縦15センチ、横51センチ。市は今後、被害防止に向けた対応を警察と協議していく方針。 市内での盗難被害は8カ所で計27枚(145万8千円相当)に上る。
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Jアラート試験 藤枝で不具合
静岡県は20日、全国一斉で実施された全国瞬時警報システム(Jアラート)の情報伝達試験で、藤枝市で不具合が発生したと発表した。Jアラートと連携している登録制メールとLINE(ライン)で情報が配信されなかった。市などが原因を調べている。 県によると、防災行政無線による伝達は全35市町で正常に完了した。Jアラートは緊急地震速報や弾道ミサイル発射などの情報が国から発信された際に、人工衛星や各自治体の防災行政無線が連動して瞬時に国民に伝えるシステム。
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「ルパン三世」の白乾児 勝負決めた我欲の有無【アニメ脇役列伝 1970年代編⑥】
「ルパン三世」は早すぎたアニメだった。原作は1967年に青年誌で連載開始。紆余[うよ]曲折[きょくせつ]を経て71年にTVアニメが始まったが、大隅正秋監督による大人向けでアダルトな方向性は視聴者には受け入れられず、路線変更を余儀なくされる。ルパン三世というキャラクターが認知を得るには、再放送による再評価と、明朗な活劇性を強調した78年の「ルパン三世」(第2シリーズ)を経る必要があった。 白乾児[パイカル]が登場する第1シリーズ第2話「魔術師と呼ばれた男」は大隅監督が狙った、大人向けのムードが見事に表現されたエピソードだ。ルパンと次元が海辺で過ごす気だるい日常。峰不二子のファム・ファタルと呼
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藤枝・岡部中生 地元の魅力意匠化 道の駅のスタンプに
藤枝市立岡部中は20日、3年生の73人それぞれが制作した地元の魅力を伝えるシンボルマークの発表会を開いた。このうち一つが、道の駅「宇津ノ谷峠」(同市側)のスタンプのデザインに採用される。 生徒はデザインの役割を学ぶ美術の授業で、飲食店などのロゴマークを研究し、岡部地区のシンボルマークを考えた。ミカンや茶、タケノコといった特産品を盛り込んだり、沢ガニや雲などをあしらって自然豊かな地であることを表したりしたマークを発表。「色がなくても分かるようにした」「できるだけシンプルにした」などとデザインとしてのこだわりを発表した。 道の駅の林隆宏駅長は「地元の良いところを見つけられることはとてもすてき
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 伊東 カゴ釣りや弓角仕掛けでソウダガツオやサバ。他にサビキ釣りで早朝と夕方にアジが釣れる。遠くに投げずに足元を探ると良い。日中はコノシロが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月12日午後の沼津沖船釣りは4.5キロまでのマダイが多数。マアジやカイワリ、イトヨリも交じる。13日午後の船も25センチ前後のマアジや中サバ。16日の夜の船は60~90センチ、指2本半~4本幅のタチウオが10匹前後。20~35センチのカマスは多数。他にスルメイカやマアジなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 9月17日の三保
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一般ごみ排出量2.5%減 112万トン 産廃は2年ぶり増、静岡県内21年度
環境省が実施した一般廃棄物処理事業実態調査によると、2021年度の静岡県の一般ごみ総排出量は約112万7千トンで、前年度に比べ約2万9千トン(2・5%)減少した。産業廃棄物の排出量は953万トンで、前年度より20万トン(2・1%)増加した。県は20年度に続き、新型コロナウイルス禍で県民の消費行動が停滞した一方、建設業や製造業の活動が再開し始めた結果とみている。 一般廃棄物の排出量は3年連続減少した。県民1人1日当たりの排出量は843グラムで、前年度比15グラム(1・7%)減。全国平均の890グラムを下回った。都道府県別では前年に続き全国で7番目に少なかった。資源化せずに埋め立てる「ごみ最終
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記者コラム「清流」 初めて知った病院の姿
夏休みの終わりに小学1年生の長男が入院したため、付き添いで藤枝市立総合病院に寝泊まりした。コロナ感染防止の観点から、交代はできず1週間つきっきりで院内で過ごした。 症状はすぐに良くなったが、元気になった後は時間との闘いが始まった。宿題をしても絵を描いても、携帯型のゲームで遊ぶ時間をいつもより大目に見ても時計の針は一向に進まない。 そんな中、遊んでくれた保育士の存在は大きかった。病棟内の絵本は、夏休みの宿題の親子読書の題材になった。優しく熱心に子どもの目を見て診察していた医師は印象的だった。取材で出入りすることもあったが、それだけでは知り得ない病院の姿があった。 楽しみにしていた旅行は中
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夫婦で人間ドック割引キャンペーン 藤枝市立総合病院 9月20日から予約受け付け
藤枝市立総合病院は20日、「人間ドック夫婦割キャンペーン」の予約受け付けを開始する。検査実施期間は11月1日~来年3月29日。同じ日に受診する夫婦や本年度既に同院で受診した配偶者を対象に、がんと脳血管の追加検査料金を割引する。 キャンペーンはパートナーと共に健康の大切さを知ってもらおうと企画した。人間ドックの基本料金は1人4万700円。乳がんと肺がん両検査の各9900円と脳血管検査の1万2千円が、いずれも通常料金の半額になる。 予約受け付けは同院健診センター<電054(646)1117>へ。
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杉村選手の技「すごい」 藤枝・朝比奈一小 ボッチャ体験、魅力学ぶ
東京パラリンピックのボッチャ日本代表で金メダルを獲得した杉村英孝選手(41)=伊東市出身=が19日、藤枝市立朝比奈第一小を訪れ、児童54人と交流した。静岡県教委の「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」の一環。児童は体験を通じて競技の魅力を学んだ。 杉村選手はクイズを交えてボッチャのルールや面白さを紹介。夢中になれるものを見つけて失敗を恐れずに挑戦し、支えてくれる人に感謝の気持ちを持つ大切さを呼びかけた。 児童はチームごとに分かれて試合を行った。目標の球(ジャックボール)に狙いを定め、それぞれ赤と青の球を投げて得点を競った。投げた球がジャックボールに近づくと、「うまい」「やっ
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静岡県内13校学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は19日、小中学校、高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者114人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】沼津市8人、同市8人、静岡市葵区5人、藤枝市5人、掛川市17人、湖西市17人、浜松市中区2人、同区12人、同市南区11人。 【中学校】焼津市6人、同市8人。 【高校】磐田市7人、同市8人。
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小規模保育所「3歳以上受け入れ」 静岡県内、検討の動きなし 定員、設備余裕なく
原則0~2歳児を預かる小規模保育所で「3歳以上も受け入れることができる」とした4月の国の通知に対し、静岡県内は現時点でどの市町も新たな受け入れを検討していないことが18日までに、静岡新聞社の取材で分かった。施設の定員や設備面で余裕がないのが主な理由。保護者にとって転園せず同じ施設に続けて預けられる利点がある一方、実施にはハードルが高い状況が浮き彫りになった。 認可小規模保育所を有する27市町(4月1日時点)に電話で尋ねた。最も多い53施設がある浜松市は「0~2歳児の保育需要が大きいので(3歳以上を)受け入れる予定はない」(幼児教育・保育課)とし、48施設を有する静岡市も「保護者からニーズは
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マツバ製茶 2部門で1等 藤枝で仕上茶品評会
藤枝市茶商工業協同組合はこのほど、第64回藤枝仕上茶品評会を同組合で開いた。マツバ製茶が松印4千円の部と竹印2千円の部でそれぞれ1等を受賞した。 市内の商店から松印の部に22点、竹印の部に15点の応募があった。県農林技術研究所茶業研究センターの職員らが審査員を務め、香気、滋味、水色、外観、乾燥の5項目で出来栄えを入念に確認した。 1等以外の入賞団体は次の通り。 【松印】2等 松田園▽3等 一言 【竹印】2等 マルミヤ製茶▽3等 藤栄製茶
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75歳の市民2300人 藤枝市がお祝い
藤枝市は16日、市敬老会を市民会館で開き、本年度に75歳を迎える約2300人の市民を祝った。 北村正平市長は「にぎわいある藤枝市で大いに人生を楽しみ、健やかに過ごせることを心から祈っている」とあいさつ。市民を代表して鈴木篤子さん(75)が祝い金を受け取った。 落語家の三遊亭鳳月さんによる公演も行われ、会場を盛り上げた。市敬老会は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催した。
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みこし3基 修理後初練り歩き 藤枝・青山八幡宮例大祭
藤枝市八幡の青山八幡宮(浅井清継宮司)は17日、例大祭を開いた。老朽化に伴い、3年前に修理が完了した3基のみこしを地元の「広幡神輿会」の若衆ら約150人が初めて担ぎ、地域を勇壮に練り歩いた。 八幡山山頂の社殿で神事が執り行われた。氏子総代や地元住民らが集まり、広幡小1年の竹田紗弥さん(6)による稚児の舞が奉納された。神事の後は参道をみこしが下り、地域に繰り出した。広幡地区内は威勢の良いかけ声とともに祭りムードに包まれた。 みこしは明治初期に作られたとされる。修理後は新型コロナウイルス禍の影響で、みこしを担ぐ練り歩きは中止されていた。
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藤枝の伝統食「朝比奈粽」作りに挑戦 岡部中生徒
藤枝市立岡部中の生徒6人が17日、「朝比奈粽(ちまき)」作りを同市岡部町玉取で体験した。住民有志でつくる保存会の指導を受け、地域の伝統食について学んだ。 朝比奈粽は戦国武将の朝比奈家が合戦時の保存食として携帯し、勝利を導く縁起物とされ、徳川家康にも献上されていた。保存会が2008年、古文書をもとに復元を果たした。 生徒は防腐効果があるとされるツバキのあくにつけたもち米をきねと臼を使ってつき、クマザサの葉で包む工程に挑戦した。乾燥させたツバキの木を燃やして約6キロの灰を作る作業にも取り組んだ。2年の吉野剛志さん(14)は小学3年時から朝比奈粽が好きで毎年参加している。「地域を代表する食べ
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学習、生活の困り事に対応 学校「支援員」静岡県内も需要増
学校で子どもたちの困り事に対応する「支援員」のニーズが高まっている。授業の流れに乗り遅れた子どもに声をかけるほか、離席して立ち歩いた時に寄り添うなど、学習と生活の両面で支援に当たる。文部科学省の来年度当初予算の概算要求でも、重点項目に位置づけられた。県内の学校現場で、教室の様子を取材した。 町内にある小学校全3校の低学年クラスにそれぞれ1人ずつ「小学校1・2年生支援員」を配置している長泉町。9月上旬、町立南小1年のクラスの算数の授業で、児童は「とまとが15こあります。2こたべると、のこりはなんこになりますか」という文章題に取り組んだ。同学級の支援員の伊藤厚子さんはノートを書く手が止まった児
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ペットの感染症 他県と情報共有、届け出制度ない現状に対策 人にうつるケースも
マダニの媒介で感染し、人の致死率が25%を超えるとされる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)。静岡県は西日本から広がってきた感染地域の東端に当たる注目エリアで、本年度も感染者が出ている。ペットなど動物から人にうつる人獣共通感染症だが、動物に関しては公的な届け出の制度がないため、県獣医師会静岡支部が他県の組織と連携し、動物の感染情報の共有に乗り出した。 同支部は7月から「獣医療ネットワーク」として、動物の感染情報の集約を静岡市内で始めた。対象の動物はイヌとネコ、感染症はSFTSを含む20種類で、獣医師は自院の郵便番号とともにシステムに入力する。東京農工大感染症未来疫学研究センター長の水谷哲也
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「ガールズ・ミーティング」藤枝の製茶問屋を取材 商品開発へ、地域資源活用
若い女性の視点から藤枝のまちづくりを考える「ふじえだガールズ・ミーティング」は16日、地域資源を生かした商品開発を本格的に始動させた。メンバーの藤枝市在住・在学の女子生徒、学生が「藤枝の惜しいを推しに変えよう!」をテーマにアイデアを具体化するため、同市茶町の製茶問屋「松田商店 真茶園」への取材に臨んだ。 松田真彦社長が同社の事業や商品、日本茶と藤枝茶の良さを紹介。メンバーは人気商品とその購入者の年齢層や、若者に焦点を当てた商品、インスタグラムを使ったPR活動などを質問した。実際に商品も見て、茶の品種や魅力、製造について理解を深めた。 本年度のガールズ・ミーティングの参加者は計27人。3チ
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インフルエンザ 静岡で流行期か 例年より4カ月早く
静岡市は15日、市内でインフルエンザの流行が始まったと発表した。例年は1月ごろ流行期に入ることが多く、約4カ月早い。市保健予防課は新型コロナウイルス感染症との関連性も含め、「詳しい原因は分かっていない」とし、今後の動向を注視するとしている。 今シーズンの調査の起点となる9月4~10日の1週間で、市内の定点医療機関の平均患者数が2・84人となり、流行の目安となる「1人」を上回った。前週(8月28日~9月3日)は1・24人だった。今後、患者数の増加が予想される。昨シーズンは2023年1月2~8日に流行が始まった。 市の高齢者対象のインフルエンザ予防接種は10月1日から始まる。保健予防課は手洗
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藤枝・橋名板盗難 新たに11枚確認 掛川も
藤枝市は15日、市内4カ所で橋の名前などを記した橋名板計11枚(59万4千円相当)が盗まれたと明らかにした。市は藤枝署に被害届を提出する方針。 14日に3カ所で計12枚が盗まれた被害が発覚。15日朝から橋名板がある市内110カ所の橋を調査した。市建設管理課によると、同日は新川橋(北方字大沢田)と岩下橋(花倉字大柳)でそれぞれ4枚、はりとり橋(兵太夫)で2枚、助宗橋側道橋(助宗)で1枚の被害が見つかった。いずれも鉄製で縦15センチ、横51センチの橋名板が取り外されていた。 13カ所の林道橋と2カ所の農道橋も確認したが、被害はなかった。市内での盗難被害は7カ所で計23枚(124万2千円相当)
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会員の絵画や造形 力作ずらり 藤枝美術協会展
第70回記念藤枝美術協会展(同協会主催)が15日、藤枝市生涯学習センターで始まった。17日まで、会員33人が絵画や造形、工芸作品など計64点を出品している。入場無料。 絵画は日本画や油彩画、水彩画が中心。花や楽器のほか、西高橋や蓮華寺池公園、鉛筆画のびく石展望台といった市内の風景を題材にした作品が並ぶ。100号の大作は来場者の注目を集めている。墨を使った木版画、ミクストメディア、型絵染、陶器などさまざまなジャンルも展示した。 協会展は午前9時半~午後7時。最終日は午後4時まで。16日は70回記念として、フラメンコとカンツォーネの演奏会が行われる。
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廃棄物でカブトムシ飼育 焼津「しいの木」 環境問題学ぶ 成虫まで観察
焼津市東小川のオルタナティブスクール「しいの木」の児童生徒がサッポロビール静岡工場(同市浜当目)のビール製造過程で出たビールかすなどを使って、カブトムシを飼育する課外授業が15日から始まった。来年6月までをめどに幼虫から成虫になるまでの成長観察を通じて、廃棄物の有効活用といった環境問題について学ぶ。 カブトムシは、「モルトフィード」と呼ばれるビールかす、藤枝市のしいたけ農家から提供を受けた使わなくなった菌床、朽ちた木といった本来であれば捨てられる物を配合したオリジナルの飼育マットで育てていく。同工場の従業員が3カ月かけてあらかじめ作った。カブトムシの成長を促進する「栄養の高い土」(同工場担
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島田、藤枝で橋名板盗難 数日前からか、市が緊急点検
島田、藤枝両市は14日、橋の名前などを記した橋名板が盗まれる被害があったとそれぞれ発表した。両市は市内の橋の緊急点検や調査を進めている。 島田市は、市内5カ所で橋名板計17枚(85万円相当)が盗まれたと明らかにした。市は島田署に3カ所について被害届を提出し、残り2カ所も精査した上で被害届を提出する方針。 橋名板は真ちゅう製とみられ、縦15センチ、横50センチ。被害に遭ったのは、神谷城の水神橋と浅川橋、岸町の宿島橋、船木の城山橋、湯日の道下橋。市すぐやる課によると、12日に水神橋と浅川橋の橋名板がなくなっていると同署から連絡があった。その後のパトロールなどで他3カ所でも盗難が判明。盗まれた
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ウッドリバーテーブル 遊木舎西尾(藤枝市)木の節や皮有効活用【ものづくり最前線】
処分する木の節や皮など自然な部分を有効活用した新たな木製テーブルを開発した。専用のレジン(樹脂)液を脱泡機で流し入れて固め、研磨すると川のようなイメージの天板に仕上がる手法「ウッドリバー」を利用している。森の中を流れる清流を感じさせる製品が完成した。 明治時代に部品加工業として静岡市で創業した家具メーカー。開発は今年から始まった。過去に経験のない木材とレジンの異素材を組み合わせる製造方法が、西尾正勝社長(78)の好奇心と挑戦心をかき立てた。 岩手県八幡平市の栗の木を使用。専用のレジン室で22~23度の室温を保って作業し、研磨には約1週間かける。一般家庭で使ってほしいとの思いで、木のぬくも
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「戦争は絶対にいけない」 佐野さん(島田)旧満州の過酷体験語る
満蒙開拓団として旧満州(中国東北部)で過ごした経験を持つ島田市の佐野陽子さん(87)が過酷な体験を語る講座「満蒙開拓と私の戦後」がこのほど、同市のしまだ楽習センターで開かれた。島田近代遺産学会が主催し、高校生ら地域住民約45人が熱心に耳を傾けた。 佐野さんは8歳だった1945年に家族と旧満州に移り住んだが、間もなくソビエト軍の襲撃を受けた。父はシベリア抑留、母と妹は亡くなり、佐野さんは中国人の使用人として売られた。58年に13年ぶりに帰国した。 佐野さんは空腹や暴力に苦しんだ経験を生々しく語り、「戦争は絶対にしちゃいけない。現状に疑問を持ち平和のために行動してほしい」と呼びかけた。 藤枝市の
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災害時の担い手に 藤枝市内の中学生 傷病者搬送手順学ぶ
藤枝市立総合病院の災害派遣医療チーム(DMAT)の看護師5人がこのほど、防災・減災教育を市立大洲中で行った。2年生75人が総合学習の一環で、大規模災害時を想定した傷病者の搬送方法や応急処置法などを学んだ。 生徒は看護師の指導を受け、心肺蘇生法に挑戦。グループごとに分かれ、要救助者を発見するところから声かけや周囲の人に協力の呼びかけ、119番、胸骨圧迫、AED使用までの一連の流れを体験した。 担架を使った傷病者の搬送では、担架を上げる時や下ろす時、運ぶ時の合図の大切さや、進行方向に進みやすい持ち方で丁寧な搬送などを確認した。骨折といったけがの応急処置として、三角巾と添え木を使って関節2カ所
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高校生が医療現場体験 藤枝市立総合病院 最前線の仕事学ぶ
静岡県と県教育委員会はこのほど、県内の高校生を対象にした実際の医療現場を体験する「こころざし育成セミナー」を藤枝市立総合病院で開いた。医療分野を目指す生徒18人が参加し、最前線の仕事を学んだ。 生徒は2班に分かれ、医療現場を理解する実技に挑戦。手術室では医師の指導を受けながら、電気メスを使って鶏胸肉を切った。超音波(エコー)検査では病院スタッフが検査を受けるモデルになり、生徒はエコー機器で実際に動く内臓を確認した。手術支援ロボット「ダビンチ」のシミュレーションも体験した。 若手医師とも懇談し「実際に体験して感動した」「医師を目指す意欲が湧いた」などと話した。 同セミナーは将来の地域医療
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⚽藤枝MYFC ブラジル人FW アンデルソンとレオナルド 両助っ人で得点量産へ
ブラジル出身の助っ人2人がチームを救う。リーグ戦終盤を戦うJ2藤枝でFWアンデルソンとレオナルドが勝利に貢献する決意を固めている。エースだった渡辺りょうのJ1C大阪への移籍で得点力低下に苦しむ中、ともに技術とスピードを武器にするストライカーがゴール量産の期待を背負う。 アンデルソンはシーズン中盤までコンディションが上がらなかったが、ここ6戦で5試合に先発。後半から出場した千葉戦では来日初ゴールを決めた。 「試合に出て仲間の信頼を得て自分も自信が持てている」と好調を維持。運動量も持ち味で、「得点が取れなくても一生懸命走り、守備でもチームを助けたい」と意欲を燃やす。 J1名古屋から8月に加
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給食に金属片混入 健康被害報告なし 藤枝市
藤枝市立藤枝中央小で12日、給食にスチールウールの破片とみられる金属片が混入していた問題で、市は13日、健康被害の報告は入っていないと発表した。 市学校給食課によると、同校以外で児童1人が12日夕にじんましんを発症したが、13日に医療機関を受診した結果、金属由来でなく、ウイルスを原因とするアレルギー反応で発症した可能性が高いとされた。市は混入とは関係がないとみている。症状は回復したという。 市は13日、中央小に給食を提供した中部学校給食センターの調理員に聞き取りを行い、12日の調理作業でスチールウール状の器具を使用していなかったことを確認した。市は金属片と関連し、同センターや食材納入業者
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静岡県内小中高13校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は13日、小中学校と高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者182人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。下田市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市9人、富士市21人、同市17人、藤枝市7人、焼津市15人、菊川市17人、浜松市中区24人、同市西区8人、同市南区6人。 【中学校】沼津市6人、富士宮市13人、磐田市8人。 【高校】森町31人。
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園児「ふわふわ」泡まみれ 藤枝東幼稚園110人満喫
藤枝市若王子の藤枝東幼稚園の園児約110人が13日、園庭に登場したバブルマシンから勢いよく噴射する泡での遊びを楽しんだ。県中部の建設業などでつくるNPO法人「創造の集い なずな」が、地域貢献活動の一環で「ワイワイらんど 泡フェス」と題して開催した。 噴射前にカウントダウンをした園児は、次々と噴き出す雪のような泡に大喜び。「冷たい」「ふわふわしている」などと歓声を上げた。泡をかけ合ったり、雪雲のようにたまった泡の中を走り回ったりと思い思いに満喫した。 同法人は夏の思い出作りとして企画し、市が市内の保育・教育施設から抽選で実施施設を決定した。 (藤枝支局・青木功太)
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藤枝MYFCなど川根本町に7万円 チャリティー販売分
サッカーJ2藤枝MYFCなどはこのほど、チャリティー販売の収益7万1150円を川根本町に寄付した。 浄財は7月9日に藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた試合で販売したスポンサー企業の飲料水の売り上げを充てた。藤枝MYFCの徳田航介社長とサッポロビール静岡支社の佐藤一樹支社長、ポッカサッポロフード&ビバレッジ静岡支店の大和弘靖支店長が川根本町役場本庁舎を訪れ、薗田靖邦町長に目録を手渡した=写真=。薗田町長は「地元にプロチームがあることは町の活性化につながる。これからも応援していきたい」と謝意を示した。
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新社殿の完成 住民が祝う 藤枝・原八幡宮
老朽化に伴い、8月末に改築を終えた藤枝市音羽町の原八幡宮(牧田武人宮司)でこのほど、新社殿の竣工(しゅんこう)式が開かれた。氏子総代や地元住民ら約65人が、地域のシンボルの完成を祝った。 改築したのは1907年に建造された拝殿(58.7平方メートル)と15年の本殿覆い屋(14.9平方メートル)で、総敷地面積は6000平方メートル。2018年の耐震審査で倒壊の危険性が高いとされ、総代会と地元住民でつくる社殿建設委員会が協力して再建した。いずれも木造平屋建てで、ヒノキやスギなどを使った。 神事が執り行われ、出席者は玉串をささげた。氏子総代の遠藤凱久代表は「今後ますます親しまれる神社に向けて頑張っ
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 9日はマダイやソウダガツオ、コノシロ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、イサキなど。10日はカンパチやクロダイ、メジナ、オオモンハタ、マハタ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 これからはソウダガツオやサバ狙い。2本針仕掛けで、一つは擬餌針のカブラ、もう一つに餌のオキアミを付けてコマセをまく餌釣りや弓角仕掛け、ジギングなど、いろいろな釣法が楽しめる。今後に期待したい。サビキ釣りや投げ釣りもまだできる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは20~25セ
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藤枝市制施行70周年・サッカーのまち100周年へ 市が事業実施計画案決定
来年、市制施行70周年とサッカーのまち100周年を迎える藤枝市は12日、周年事業の実施に向けた実行委員会を市役所で開き、事業実施計画案を決定した。 実行委員会と市民からのアイデアを反映した新規事業は計58件。サッカーボールをバトンに見立ててつなぐ市民参加型の「サッカーリレー」をはじめ、人気サッカーアニメとのコラボ、朝ラーメンや蓮華寺池公園といった市の食文化と観光地、地域資源を活用した事業が提案された。 各年代のサッカー大会、子ども向けのイベント、既存の市の事業なども多数盛り込んだ。今後、事業費の検討や事業の磨き上げを行い、12月の実行委員会で最終確定する予定。 会合では、周年イヤーの来
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藤枝の小学校給食に異物混入 スープ内に金属片
藤枝市は12日、市立藤枝中央小で同日に提供された給食の鶏肉と野菜のスープの中に、スチールウールの破片とみられる金属片が混入していたと発表した。児童が口に入れる前に気付き、配膳済みのスープは全て回収された。同日時点で健康被害の報告はないという。混入の原因は調査中。 市学校給食課によると、金属片は長さ約3センチ、幅約0・5ミリ。銀色で折れ曲がった形をしていた。1年生のクラスで見つかった。スープは市立中部学校給食センターで調理され、同校の約480食を含め、市内の小学校6校に計約2500食提供された。同校以外から混入の報告はなかった。同センターではスチールウールを調理と洗浄作業で使用していないが、
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100歳迎える島田さん祝福 藤枝市長が花束贈呈
藤枝市の北村正平市長は12日、本年度100歳を迎える同市西方の島田イネさん宅を訪れ、長寿を祝った。 島田さんは1924年1月6日生まれの99歳。健康の秘訣(ひけつ)として、ラジオ体操を50年以上毎日欠かさず行っている。食事も好き嫌いはなく、新聞を読むことや日記を書くことも日課という。 北村市長から花束や記念品などを受け取った島田さんは「皆さんにお祝いしてもらえて本当に感謝している」とほほ笑んだ。北村市長は「元気な姿を見られてうれしい。いつまでも元気でいてください」といたわった。 市によると、本年度に100歳を迎える市民は12日現在で男性11人、女性43人の計54人。
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地域の情報 発信強化 藤枝市と藤枝江崎新聞店、本社が連携協定
藤枝市と藤枝江崎新聞店、静岡新聞社・静岡放送は12日、「市民向け情報発信の推進に関する連携協定」を締結した。連携事項には、市政情報や地域の取り組みと話題の発信、市民生活に必要な情報提供、効果的な発信の実現などを盛り込んだ。地域コミュニティーの活性化と市民サービスの向上を目指し、各種媒体を有効活用した情報発信を進める。 同新聞店は生活情報誌「ふじえ~ら」に市民からの情報発信を載せる。6月に静岡新聞SBSデジタル「@S+(アットエスプラス)」内のコンテンツとして誕生したアプリ版では、既に市の広報誌「広報ふじえだ」や市の公式LINE(ライン)アカウントなど生活に密着した情報をまとめて提供している
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40周年記念賞に名古屋の稲葉さん 可睡ゆりの園フォトコン 袋井
袋井市の可睡ゆりの園はこのほど、2023可睡ゆりの園フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を発表した。 毎年5~7月の開園時期に合わせて開催している恒例イベント。咲き誇るユリをはじめとした園内の風景を撮影した6266点が県内外から寄せられた。審査の結果、40周年記念賞に稲葉進さん(愛知県名古屋市)の「梅雨の晴れ間」、大賞には加藤恒夫さん(神奈川県平塚市)の「きらめく星座」が選ばれた。来年5月に表彰式を行う予定。 その他の主な入賞者は次の通り。 推薦 宮崎司郎(愛知県豊田市)▽特選 犬塚勝英(浜松市)加藤芳樹(同)佐藤美栄子(神奈川県茅ケ崎市)杉本昌弘(藤枝市)松浦昌(掛川
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認知症患者支援へ条例 静岡県内初 藤枝市が制定方針
藤枝市の北村正平市長は11日の市議会9月定例月議会で、認知症患者の支援強化策として、患者との共生まちづくりの推進に向けた条例を制定する方針を明らかにした。市によると、認知症対策での条例制定は県内初という。市として個人賠償責任保険の助成にも取り組むとし、来年度に条例の内容と保険制度の構築を進める。 厚生労働省の推計では、2025年に65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると見込まれている。今後、患者が増加して本人と家族の不安や負担が高まると懸念される。市は条例化で患者と家族の意見を尊重し、市全体で支え合う共生社会の実現への取り組み姿勢を明確にする。認知症に対する正しい理解やバリアフリー
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茶況(9月11日)茶の入れ方学ぶ 住民向け出前講座 藤枝市
藤枝市はこのほど、出前講座「なにげない一杯のお茶で最高のおもてなし」を同市高洲の通所介護たかすで開いた。高洲地区の住民18人が藤枝茶の特徴や茶の入れ方を学んだ。 市お茶のまち推進室の職員らが講師を務めた。参加者は地元ブランド茶「藤枝めぐみ」の茶葉を使って丁寧に入れ、1煎目のうまみや甘みに「家で入れるお茶と全然違う」などと驚いた様子だった。冷茶の作り方や茶の保管、飲み終わった茶葉の活用方法などについても質問し、茶への理解を深めた。 (藤枝支局・青木功太)
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地元産ふんだん「超岡部カレー」 藤枝・マルシェで登場
藤枝市の岡部町商工会青年部は10日、地元の商店などを集めたマルシェ「ちょっくらよってか座ぁ」を藤枝市役所岡部支所で開いた。岡部地域の特産品でつくった「超岡部カレー」が限定販売され、買い求める客でにぎわった。 カレーはマルシェを盛り上げるために開発した商品で、地元産のトマト、米、野菜をふんだんに使っている。この日は限定100食販売した。菓子や農産品、雑貨といった地元商店のブースも並んだ。参加者を限定した豪華賞品をかけたじゃんけん大会も催された。
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地域活動の人材育成 コミュニティカレッジ開講 静岡
明るく住みよい社会を築くために地域活動に取り組む人材を育成する県コミュニティづくり推進協議会の本年度の「コミュニティカレッジ」が9日、静岡市葵区の市民文化会館で開講した。11月までに4回の講座を行い、講義やワークショップ、県内地域団体への訪問を通じて活動時の心構えや運営のこつなどを学ぶ。 本年度の受講生は地域団体やNPO法人、地区センターなどに所属する県内各地の26人。初回講座は藤枝市の一般社団法人「SACLABO(サクラボ)」の渡村マイ代表理事が進行役を務め、菊川市市民協働センターの笠原活世センター長と、NPO活動にも取り組む裾野市自治振興課職員の宮坂里司さんが活動概要やまちづくりへの思い
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デジタル化 可能性模索 静岡で初開催 事例紹介や機器展示
製造現場でIoT(モノのインターネット)やロボットの利用促進を図るイベント「Fujinokuni Digital’s Day(ふじのくに デジタルズ デイ)」(県、日本ロボットシステムインテグレータ協会主催)が8日、静岡市駿河区のグランシップで初めて開かれた。事例紹介やセミナー、デジタル機器の展示、相談などに大勢の関係者が訪れた。 事例紹介はエアコン関連部品製造の宮川工業(藤枝市)が小型コンピューターのラズベリーパイを使った実績を報告した。宮川尚士取締役生産技術部長(42)は生産状況の進捗(しんちょく)が一画面で確認でき、不具合の早期発見などに効果があったと強調。現在は人の目で
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つり傘作りに児童挑戦 夢を書き込み 丁寧に色付け 10月藤枝、花火「朝比奈大龍勢」で打ち上げ
藤枝市岡部町朝比奈地区で伝承される県指定無形民俗文化財の古式ロケット花火「朝比奈大龍勢」(10月21日)の開催を前に、地元の朝比奈第一小の全校児童55人がこのほど、本番で打ち上げられる龍勢に内蔵する三つの「つり傘」作りに挑戦した。 地域住民でつくる「宮上龍勢連」が製作に協力した。児童は、事前に考えた子どもたちが手をつないでいるデザインの直径5メートルの大傘を色付けしたり、手形を押したりした。黄、黄緑、緑の3色と同地区に生息する県準絶滅危惧種「モリアオガエル」が描かれた二つの直径3メートルの小傘には「野球選手になれますように」「ヒーローになりたい」などと自分の夢を書き、オリジナルの傘を装飾し
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藤枝市は大規模大会 サッカーのまち100年 eスポーツ活用 市長誘致方針
藤枝市の北村正平市長は8日の市議会9月定例月議会の一般質問で、来年の「サッカーのまち100周年」を記念し、eスポーツの大会を誘致する方針を明らかにした。にぎわい創出や市の文化を発信する手段として、eスポーツを活用する。鈴木岳幸氏(藤のまち未来)への答弁。 藤枝総合運動公園サッカー場を会場に、昨年度設置した大型映像装置を使って開催する。観戦場所は現在整備中の屋根付きバックスタンドなどを予定し、大規模な大会になる見通し。 eスポーツイベントは若年層の参加や集客力と拡散力の高さなど効果があり、交流人口の拡大も期待できることを踏まえ、市は来年の100周年記念事業の一環で大会の開催を計画した。市による
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藤枝市小中学校給食費 来年度から公会計化 市長答弁
藤枝市は2024年度、公立小中学校の給食費の公会計化を段階的に実施する。北村正平市長が8日の市議会9月定例月議会で、神戸好伸氏(藤新会)の一般質問に答えた。 24年度は給食費の会計を市で取り扱うことから始め、25年度以降は市が保護者から直接徴収する方式への移行などを段階的に進める。教職員の負担軽減を目指し、給食費以外の学年費や修学旅行費といった学校徴収金に関しても徴収を検討する。 市の給食費は現在、各小中学校が集金する「私会計方式」で運営している。一方で、文部科学省は会計の透明性確保や学校現場の負担軽減を目的に、学校給食費を地方自治体の会計に組み入れ、自治体が徴収、管理する「公会計化」への移
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不思議な生き物 楽しい切り絵に 島田、マスダカルシさん個展
藤枝市の新聞切り絵作家マスダカルシさんの個展「ぞろぞろやってきた。」が30日まで、島田市稲荷のマスキングテープ専門店ヨハク社で開かれている。 マスダさんは、新聞の写真やカラー広告を切り貼りして制作する。不思議な姿形をした生き物たちが登場する童話のような作品、マスキングテープのデザインとなった犬猫シリーズの原画など35点を展示している。虫眼鏡も用意され、小さな生き物の表情など細部まで楽しむことができる。 マスダさんは「いろいろな生き物たちが1列に歩いたり、並んだり。ぞろぞろ集まって楽しい世界になった」と話す。 マスダさんは本紙の「週刊YOMOっと静岡」で、連載「見つけたチョキチョキ新聞アート」
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藤枝市 サッカーのまち100周年 ミュージアム 市民会館に 市長答弁
藤枝市の北村正平市長は7日の市議会9月定例月議会の一般質問で、来年の「サッカーのまち100周年」を記念した特設ミュージアムを市役所に隣接する市民会館内に開設する方針を明らかにした。多田晃氏(藤新会)への答弁。市によると、来夏ごろの開館を目指す。 同会館1階ロビーに設置する。蹴球都市としての100年の歩みや、元日本代表でドイツ1部リーグ、アイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠選手(39)ら同市出身の有名選手、藤枝東高や藤枝順心高など全国で活躍するユース年代の関連展示などを予定している。 2月から休館中の日本サッカーミュージアム(東京)からの借用品や、3月末に閉館した静岡サッカーミュー
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文化祭の収益金 市社協に寄付 藤枝西高
藤枝市の藤枝西高は5日、6月の文化祭「藤蔭祭」の物品販売で得た収益金49364円を市社会福祉協議会に寄付した。同校を代表して、3年で生徒会長の荻野莉紗さん(17)が同協議会の岸本史弘事務局次長に現金が入った袋を手渡した。 文化祭は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに一般公開された。3年生と美術部、日本文化部、家庭部の生徒がパンや洋菓子などを販売した。 岸本事務局次長は「福祉協議会の事業にしっかり使わせていただく。何らかの形で地域のために還元したい」と感謝した。荻野さんは「協議会が行っている事業に少しでも役立ててもらいたい」と話した。 同校は地域貢献活動の一環で、毎年同協議会に寄付している。
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発達に課題の園児 保育環境整備へ 来年度、補助金拡充 藤枝市
藤枝市は2024年度、発達に課題のある園児の保育環境を整えるため、保育の人材確保に対する財政支援を拡充する。7日の市議会9月定例月議会で、北村正平市長が川島美希子氏(藤のまち未来)の一般質問に答えた。 24年度予算で保育所に必要な職員の加配に関する独自の特別支援補助金額を拡充する。市岡部地区で移転新築を進めている「新岡部みわ保育園」(仮称)を人材育成の拠点とし、発達支援のスキルアップに寄与する研修などを通じて、保育の質の向上と人材の育成に取り組む。 市は受け入れ環境を充実させるために独自の支援をしてきたが、保育人材の確保や人材育成など体制の強化が喫緊の課題となっている。
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鳥害防止へ条例改正 餌やり禁止で対策強化 藤枝市
藤枝市の北村正平市長は7日、市内で野鳥への餌やりによる生活環境の悪化を防ぐために、良好な生活環境の確保を目的とする市の「まちをきれいにする条例」を一部改正し、給餌の迷惑行為を市内全域で禁止する方針を明らかにした。市議会9月定例月議会で山川智己氏(藤新会)の一般質問に答えた。条例の改正案を11月定例月議会に提出し、約3カ月の市民への周知期間を設けた後、来年4月の施行を目指す。 鳥害は騒音やふんなど市民の衛生的な暮らしに悪影響を与え、生活空間の景観と美観も損ねるとして、市は対策を強化する。改正条例では餌やりの行為を禁止するほか、違反者に対して、清掃の指導や勧告、餌やりが行われている場所の立入調
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シニア世代がはつらつプレー 藤枝でサッカー大会
シニア世代がサッカーを通して交流する藤枝シニア草サッカー大会第8回藤枝商工会議所会頭杯(藤枝商工会議所主催、市サッカー協会共催)が7日、藤枝市の藤枝総合運動公園で開幕した。8日まで。70歳以上と75歳以上の2部門に県内外から計17チーム約300人が参加し、はつらつとプレーした。 試合は前後半20分ハーフで、70歳以上はリーグ戦、75歳以上はフレンドリーマッチを実施。県内の80歳以上も特別参加し、東西に分かれて対抗戦を行った。 選手は強烈なシュートや巧みなドリブルなど若さあふれる動きを披露。「前を向け」「走れ」「シュートを打て」といった声をかけ合い、熱戦を展開した。 8日は70歳以上の順位決定
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静岡県内10施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は6日、幼稚園と小学校と高校計10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計176人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。5日発表分から新シーズン(2023~24年)となったが、最初の月に100人を超えた例は過去10年間になく、感染が拡大している。 県によると、8月27日までの1週間で、定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・44人(前週0・96人)だった。7月下旬以降は流行の目安値の「1人」をやや下回る状況が続いていたが、夏休み明け以降、各地で感染者が増えているとみられる。県は「今後各地で急拡大する恐れがある」として、対策を呼び掛けている。 6日発表分の市区町別の患
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認知症当事者の集い「本人ミーティング」広がる 藤枝市など 体験談冊子を作成
認知症の当事者が集い、自らの体験や悩み、生活上の工夫などを話し合う「本人ミーティング」が県内でも広がりつつある。交流の場としてだけでなく、行政の認知症施策や地域づくりに当事者の視点や意見を反映させる取り組みとしても注目されている。 「道に迷う時、自分では迷っているという感覚はないんです」「そう、自分も正しい道を進んでいる感覚です」-。藤枝市が6月に開いた本人ミーティング。認知症当事者が体験を語り合った。参加したのは60~80代の当事者4人と行政、福祉関係者。道に迷った経験や服薬の工夫、スマホの活用法など、話題は多岐にわたった。 同市は2020年度から月1回、市内の古民家カフェを会場にミ
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はメジナやタカサゴ、カマス、イシガキダイ、コノシロ、サバ、マアジ、小マダイ、ダツ、イサキ。3日はタカベやアイゴ、イサキ、コノシロ、メジナ、ネンブツダイ、ニザダイ、サンバソウ(イシダイの幼魚)が揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチは海水浴シーズンが終わったので、シロギスの投げ釣りができる。離岸堤の間を狙って遠投すると釣果が上がる。消波ブロック周辺は穴釣りでカサゴが狙える。伊東港周辺では弓角仕掛けやカゴ釣りでソウダガツオが釣れ出した。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8
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敬老の日にお茶を JA大井川、焼津と藤枝両市に寄贈
地元の高齢者にお茶を楽しんでもらおうと、JA大井川は敬老の日に合わせ、管内で生産された深蒸し茶や普通煎茶などを焼津、藤枝両市に寄贈する。6日には岡村節雄代表理事専務が焼津市役所を訪ね、中野弘道市長に手渡した。 深蒸し茶15キロを焼津市に届けた岡村代表理事専務は、お茶が健康に良いことを強調。「社会で活躍された高齢者に飲んでほしい」と語った。市は贈呈された500グラム入り30袋の深蒸し茶を市内の高齢者施設に配る。 藤枝市には14日に普通煎茶と抹茶入り玄米茶各10キロ、ふきん50枚を贈呈する予定。
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一般質問に19氏 9月7日から藤枝市議会
通年議会を開会中の藤枝市議会は、7、8、11日の9月定例月議会で一般質問を行い、19氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【7日】山川智己①鳥害を防止する条例の制定について②市民にとってわかりやすい避難誘導と避難所の安全確保について▽石井通春①河川の草刈り、事実上の重労働の強制の改善を②市のマイナンバーカード推進姿勢の転換を▽小林和彦①ふるさと納税について②豪雨対策と避難のあり方について▽川島美希子①さらなるインクルーシブ社会の実現に向けて▽多田晃①サッカーのまち100周年記念事業と藤枝MYFCについて▽岡村好男①ふるさと納税の推進について②蓮華寺池公園、岡出山公園周辺のにぎわいづく
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藤枝の店舗新装 しずおか焼津信金いかるみ支店開店
藤枝市五十海のしずおか焼津信用金庫いかるみ支店(辻尚樹支店長)が4日、リニューアルオープンした。 同支店は店舗の老朽化に伴い、昨年4月から新築工事を始めた。預金特化型店舗として営業し、融資の受け付けができる近隣の藤枝水守支店を母店とする。鉄骨造り2階建てで敷地面積は608平方メートル。駐車場9台、ATM3台、両替機1台を備え、旧店舗よりも設備機能が充実した。 環境への配慮として、太陽光発電や全館LED証明などを設備。多目的トイレや点字ブロックも設置した。災害時には2階を近隣住民の避難所として開放する。 店舗周辺は住宅やスーパーなどが並び、今後は店舗内に来店客の休憩スペースも設ける方針。
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藤枝大祭り プログラム完成 14区の町印や屋台 見どころ凝縮
藤枝市で3年に1度開催される藤枝大祭り(10月6~8日)に向け、藤枝大祭連合会(秋田弘武会長)の役員9人がこのほど、市役所に北村正平市長を訪ね、意気込みと完成した祭りのプログラムを披露した。 プログラムは祭典の歴史や見どころを説明しているほか、祭典日程と屋台引き回しの運行計画、参加する全14区の町印と屋台の特徴などを盛り込んだ。1万5千冊を準備し、藤枝地区の全戸や当日の来場者に配布する。 秋田会長らはプログラムと合わせて、完成したうちわも北村市長に紹介。10月1日に市民会館で開催する藤枝大祭りを楽しく学ぶイベント「地域の伝統文化体験会」もPRした。 秋田会長は「どの地区も力が入っている
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家康ら戦国武将が絵手紙に 藤枝・駅南図書館で作品展
5月に発足し、藤枝市と島田市を拠点に活動する橘絵手紙友の会の作品展「徳川家康と戦国武将達」が5日、藤枝市立駅南図書館で始まった。会員ら約100人が絵手紙や和紙などを使って制作した作品約200点が並ぶ。24日まで。 大河ドラマ「どうする家康」の放映をきっかけに、展示会を企画した。家康に関連する景色や食、城などを絵手紙で表現したかるたのほかに、ほうとうや塩辛い田舎料理、タイの天ぷらといった各武将が食べていた食事をテーマにした絵が飾られている。武将の名言を書いた凧(たこ)と行燈(あんどん)も見られる。 日本絵手紙協会の公認講師で同会の甲斐紗都呼代表は「家康をはじめ、戦国武将ゆかりの地や食文化を
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藤枝に「静かな夜過ごす」キャンプ場整備 24年3月開業予定 交流人口拡大へ
藤枝市の中山間地域の活性化に向け、同市瀬戸谷地区のびく石ふれあい広場を有効活用し、官民連携で宿泊・滞在拠点施設を整備する事業が4日、始まった。事業主の東海ガス(焼津市、丸山一洋社長)が中心となってニーズが高まるキャンプ場を整備し、交流人口の拡大を目指す。2024年3月にオープンする予定。 新たに開設する施設名は「びく石山 静かな夜のキャンプ場」(仮称)。同社は、瀬戸谷温泉ゆらくの隣接地に新陶芸センターや道の駅を複合的に整備する市の「ふじえだ陶芸村構想」に共感。地域に貢献する新規事業として、滞在型の観光拠点となる宿泊施設を提案し、主体的に事業を進めることになった。 コンセプトは「夜を静かに
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茶況(9月4日)ブレンド茶試飲、利き茶も体験 藤枝の製茶問屋が催し
藤枝市茶町の製茶問屋「松田商店 真茶園」の小泉純也さん(46)による茶葉の合組の試飲と利き茶の体験会が4日、同所で行われた。地域の歴史や文化の体験プログラムを集めたイベント「藤枝おんぱく」の一環。市内外からの参加者が体験を通じて、茶の魅力と奥深さを学んだ。 小泉さんは茶審査技術最高段位の10段を持つ。参加者に浅蒸しと深蒸しのブレンド茶を提供し、香りが強いほうじ茶や紅茶が合組しやすいなどと説明。「自分好みの味を見つけてもらうのがブレンド」と助言した。 参加者は茶の種類を当てる利き茶にも挑戦。小泉さんの指導を受けながら藤枝茶と知覧茶(鹿児島)、宇治茶(京都)の3種の茶葉や抽出液の色、香り、味
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藤枝出身の格闘家・藤村選手、プロ8年目で初タイトル 市長に結果報告
6月に都内で行われた「Bigbang46 スーパー・ウエルター級タイトルマッチ」で勝利を収め、第6代王者に輝いた藤枝市出身の藤村大輔選手(34)=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST=がこのほど、市役所に北村正平市長を訪ね、結果を報告した。 Bigbangは従来のキックボクシングにエンターテインメントの要素を加えた新感覚の格闘技プロモーション。藤村選手は子どもの頃にテレビで見て憧れていた格闘家やK-1(キックボクシング)選手を目指そうと、20歳で格闘技を始めた。タイトルマッチでは第5代王者相手に第2ラウンドでKOを奪い、プロ8年目で初のタイトルを獲得した。 チャンピオンベルト
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頭キーン!かき氷早食いリレーに歓声 藤枝・瀬戸谷地区
藤枝市瀬戸谷地区の農産物を使用した「せとやのかき氷」が地域代表の逸品を紹介する市の「藤枝セレクション2023」に認定されたことを受け、記念イベント「せとやのかき氷早食いリレー競争」が2日、同市本郷の藤の瀬会館で行われた。市内の親子連れら約60人が参加し、勢いよくかき氷を食べ進めた。 瀬戸谷温泉ゆらくとキッチンせとや、おれっぷ大久保グラススキー場、市陶芸センターで夏季限定で販売した4種のかき氷を用意。1チーム4人が1杯ずつ食べてリレーし、最も早く完食したチームが優勝というルールで2部制で競った。 参加者はスタートの合図で一斉にスプーンで口の中にかきこんだ。子どもたちは途中、冷たさで頭が痛く
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志太榛原で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た
防災週間(8月30日~9月5日)に合わせ、志太榛原地域の各市町や自主防災会などは3日、地震などの大規模災害を想定した総合防災訓練を各地で実施した。災害発生時の応急対策を確認し、地域防災力の向上を図った。 川根本町、ドローンで物資迅速に 川根本町では南海トラフ地震の発生を想定し、孤立した集落に小型無人機で物資を届ける実証実験を行った。町によると、防災訓練でドローンによる物資輸送を実施したのは県内初。 同町役場と旧南部小(同町下長尾)から、災害時に集落の孤立が想定される同町山間地の尾呂久保地区と壱町河内地区に、それぞれ非常食1・7キロを届けた。到着場所には周辺住民が集まり、物流専用ドロー
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柔らかな色合いの食器ずらり 掛川の陶芸家・溝口さん 静岡で展示
掛川市の陶芸家溝口勇さん(62)の作陶展が11日まで、静岡市葵区鷹匠の亀山画廊で開かれている。 薬味入れやコップといった黄白磁の食器など39種類約150点の作品が並ぶ。黄白磁は照明の当たり方や種類によって白色や黄色の柔らかな色合いに見えるのが特徴。溝口さんによると、表面は光沢があって一見磨いてあるように見えるが、凹凸があって光が乱反射することが理由という。 藤枝市から訪れた70代女性は「真っ白ではない暖かい色の作品。和風でも洋風でもどんな料理もおいしく見せてくれそう」と魅了されていた。溝口さんは「季節を問わず使いやすい食器に仕上げた。お気に入りを見つけて」と来場を呼びかけた。
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多彩な遊び、親子の笑顔いっぱい 藤枝で「子育てフェスタ」
藤枝市は2日、年少未満の子どもを連れた市内在住の家族を対象に「子育てフェスタ」を市生涯学習センターで開いた。約350人の親子連れが工夫を凝らした多彩な遊びを楽しんだ。 子育てに関する情報や親子で楽しめる場を提供することが目的。市内14カ所の地域子育て支援センターと運動に特化した子育て支援施設「れんげじスマイルホール」が合同で実施し、市保育協会が協力した。 同施設の跳躍器具やトンネルなど体を使った遊具をそろえ、子どもたちは大はしゃぎ。汗をかくほど大きく体を動かし、笑い声が響き渡った。ビニールを使ったロケットの手作りおもちゃの製作やボールプールといったブースも設け、保護者は子どもの姿を撮影し
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アイテニスクラブ島田オープン 山本プロが技伝授
アイテニスクラブ島田のオープンセレモニーが2日、島田市稲荷の同クラブで開かれた。同所で20年続いたルナール島田テニスクラブが8月31日に閉鎖され、藤枝市や焼津市で教室を運営するアイテニスクラブが引き継いだ。 記念イベントとして、全日本選手権で優勝経験のある山本育史プロ(52)を招きテニス教室を開いた。参加した同クラブのメンバーら約60人に丁寧にアドバイスしながら、プロの技を伝授した。 参加者はテニス用品の展示販売や飲食も楽しんだ。同クラブの石川節雄オーナー(81)は「アットホームな雰囲気で楽しいクラブ。今後は小学生の育成に力を入れていきたい」と展望を語った。
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藤枝革新戦略 官民で事業化 共創会議初会合
藤枝市はこのほど、民間企業の人材と市職員が一堂に会して革新的なまちづくり戦略を考える「イノベーション共創会議」の初会合を同市駅前のコワーキングスペース「え~らBASE」で開いた。参加者は産業や都市基盤、デジタルトランスフォーメーション(DX)などさまざまな専門分野の立場から意見交換し、官民連携で戦略を事業化していくことを確認した。 参加した民間企業の社員は国の地域活性化起業人制度などを活用して同市に関わっている。会合では、民間人材が自らの活動や強みを紹介。市が新成長戦略として掲げる「食と農×健康・医療」の分野と、民間人材それぞれが持つ専門ノウハウやサービスを連動させ、新ビジネス
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点字歌詞でカラオケを 藤枝光文庫、高校生と大学生が40曲 全国の施設に寄贈
藤枝市音羽町のNPO法人藤枝光文庫(石神利之理事長)はこのほど、大学生と高校生ボランティアの協力で点字の歌詞集100冊を完成させ、全国の盲学校や県内の障害者福祉施設などに寄贈した。 歌詞集の題名は「ヒットソング40 2023」でB5判127ページ。静岡福祉大の学生と藤枝順心高、焼津中央高の生徒計7人が製作に携わった。 学生らは7月下旬から夏休みを利用し、意見を出し合って最近の流行曲や昭和、平成の名曲など40曲を収めた。点字で表現しにくい英単語が少ない曲を選ぶ工夫もした。石神理事長の指導を受けながら、歌詞や曲名、歌手名をパソコンで打ち込み、点字プリンターで印刷して製本。8月下旬に宛名書きや梱包
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藤枝の乱闘事件 新たに1人傷害容疑で逮捕
JR藤枝駅前の繁華街で暴力団員らが起こした乱闘事件で、藤枝署と焼津署、静岡県警捜査4課、組織犯罪対策課は1日、傷害の疑いでブラジル国籍、住所不定、自称塗装業の男(25)を逮捕した。この事件での逮捕者は6人となった。 逮捕容疑は8月14日午前2時ごろ、傷害容疑で逮捕された指定暴力団山口組良知組組員の男(41)らと共に、駅前の路上で元稲川会系組幹部、漁師の男(61)=同容疑で逮捕=の頭などを複数回殴る暴行を加え、けがを負わせた疑い。 同署によると、防犯カメラの映像などから特定したという。乱闘は漁師の男のグループと組員の男のグループ間で発生した。
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藤枝の建設会社がカーブミラー清掃 市内454カ所
藤枝市堀之内の建設会社「山田組」(山田幸保社長)はこのほど、市内454カ所のカーブミラーの清掃活動に取り組んだ。 従業員34人が12班に分かれ、市内各地で作業を行った。脚立を使い、鏡の汚れを拭き取ったり、周辺に落ちているごみを拾ったりした。 活動は従業員の安全意識の高揚と地域貢献活動の一環。学校が新学期を迎える前の8月下旬に毎年実施している。今年で27回目となった。
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藤枝市議会 補正予算 7億200万円を追加
通年議会を開会中の藤枝市議会は1日、9月定例月議会を開いた。計7億200万円を追加した本年度一般会計補正予算案や各種決算案の計20件を上程し、補正予算案など9件を原案通り可決、同意した。 補正予算案では物価高騰への対応として、キャッシュレス決済の「PayPay(ペイペイ)」と連携した10%のポイント還元サービスの事業費に2億円を計上した。11月から1カ月間、ペイペイに加盟する市内店舗で実施する。 そのほか、東海ガスが瀬戸谷地区のびく石ふれあい広場を有効活用して宿泊・滞在拠点を整備する事業費と、製茶問屋の丸七製茶と連携して日本遺産の旧東海道や藤枝の茶文化を発信する観光拠点づくりの整備事業費、市
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酒気帯び運転疑いで男逮捕 藤枝署
藤枝署は31日、道交法違反の疑いで自称藤枝市時ケ谷、解体工の男(54)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後4時半ごろ、同市内の市道で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、民家の塀に衝突する事故を起こし、目撃者が110番したという。
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藤枝駅前の乱闘、新たに1人逮捕 傷害容疑
JR藤枝駅前の繁華街で暴力団員らが起こした乱闘事件で、藤枝署と焼津署、県警捜査4課、組織犯罪対策課は31日、傷害の疑いで藤枝市築地、無職の男(35)を逮捕した。この事件での逮捕者は5人となった。 逮捕容疑は14日午前2時ごろ、傷害容疑で逮捕された指定暴力団山口組良知組組員の男(41)らと共に、駅前の路上で元稲川会系組幹部、漁師の男(61)=同容疑で逮捕=の頭などを複数回殴る暴行を加え、けがを負わせた疑い。 同署によると、防犯カメラの映像などから特定したという。乱闘は組員の男のグループと漁師の男のグループ間で発生した。同署などは全容解明に向け、共犯者の割り出しを進めている。
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中国の不審電話 藤枝市内の施設に計15件 処理水放出巡り
藤枝市は、中国からとみられる不審な電話が31日までに、市内の4施設で計15件確認されたと明らかにした。市は東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、中国から相次いで発信されているとされる迷惑電話の可能性があるとみている。 市によると、24~26日に市民体育館で3件、25、26日に稲葉地区交流センターで4件、29日に藤枝総合運動公園で1件、同日に瀬戸谷温泉ゆらくで7件を受信した。相手側は中国語で一方的に話して電話を切るなどしたという。市の業務への支障は出ていない。
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交通取り締まり強化へ 藤枝 志太榛原地区4署 出発式
志太榛原地区を管轄する藤枝、焼津、島田、牧之原の4署は31日、交通事故減少に向けた合同の街頭指導取り締まり活動の出発式を藤枝市の大洲地区交流センターで行った。各署の署員と県警交通機動隊員らが行政や交通安全協会など関係機関と協力し、事故防止と交通ルール順守を呼びかけた。 志太榛原地区の交通事故は、件数と死者数、負傷者数がいずれも増加傾向にある。8月も死亡、重傷事故が多発している。出発式で県警の鈴木淳一交通企画課長は「交通事故抑止の正念場となる時期に差しかかる。地区で事故が増加していることを地域住民に広く知らせながら、有効な街頭活動を展開してほしい」と述べた。 署員と交通機動隊員は白バイ8台
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傷害容疑で新たに1人逮捕 藤枝駅前の乱闘 逮捕者5人目に
JR藤枝駅前の繁華街で暴力団員らが起こした乱闘事件で、藤枝署と焼津署、県警捜査4課、組織犯罪対策課は31日、傷害の疑いで藤枝市築地、無職の男(35)を逮捕した。この事件での逮捕者は5人となった。 逮捕容疑は14日午前2時ごろ、傷害容疑で逮捕された指定暴力団山口組良知組組員の男(41)らと共に、駅前の路上で元稲川会系組幹部、漁師の男(61)=同容疑で逮捕=の頭などを複数回殴る暴行を加え、けがを負わせた疑い。 同署によると、防犯カメラの映像などから特定したという。乱闘は漁師の男のグループと組員の男のグループ間で発生した。同署などは全容解明に向け、共犯者の割り出しを進めている。
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静岡人インタビュー「この人」 県環境資源協会長に就任した 平井一之さん(藤枝市)
6月末に開かれた定時総会で静岡県環境資源協会の第3代会長に就任した。資源やエネルギー、廃棄物問題に対し、県知事が専門指導を認可した機関である同協会の専務理事として10年以上培った人脈や経験を生かし、行政と産業界のパイプ役を担う。自宅で飼っているボーダーコリー2匹との散歩を楽しむ愛犬家。72歳。 -協会の活動内容は。 「脱炭素化、循環型経済、自然共生という三つの課題に対し、環境と経済が両立する社会を構築するため、県や環境省の補助事業を執行している。22年度は全国の企業や団体から650件、計132億円の補助金採択があった」 -環境省が推奨する環境経営システム「エコアクション(EA)21」の
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時論(8月31日)朔太郎、「連詩の会」の系譜
口語自由詩を確立した詩人萩原朔太郎(1886~1942年)は、昨年が没後80年。秋から年明けにかけて焼津小泉八雲記念館(焼津市)など全国52カ所の文学館や記念館が企画展を実施した。 朔太郎の故郷前橋市などが主催する「萩原朔太郎賞」は、現代詩の賞としては屈指の権威を誇る。先週公表された今年の候補6詩集の作者名の欄に、静岡ゆかりの詩人がずらりと並んでいる。県内生まれが選ばれれば、2000年の江代充さん(藤枝市出身)以来。「文学の秋」の幕開けを飾る吉報を待ちたい。 20代の水沢なおさん(長泉町出身)の「シー」は、第25回中原中也賞を受けた「美しいからだよ」に続く第2詩集。ダブルミーニングを巧み
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 8月24日はメジナやカワハギ、小イサキ、チョウチョウウオ、タカベ、ネンブツダイ、ベラ。26日はマダイやソウダガツオ、メジナ、カワハギ、カマス、ベラなど。27日は小マダイや小イサキ、カワハギ、カマス、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はシロギス狙いの投げ釣りのほか、ブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けの穴釣りがおもしろい。日中はカサゴ、暗くなったらメバルも狙える。餌はイソメかサバやサンマの切り身。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8月26日午前の沼津沖船釣りは25セ
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河川、海岸、道路愛護 静岡県が12団体を表彰
静岡県はこのほど、河川、海岸、道路愛護団体の活動をたたえる表彰式を県庁で行った。国土交通大臣感謝状や知事褒状を受けた12団体の代表者に森貴志副知事が感謝状や褒状を手渡した。 国交大臣感謝状は、年間を通じてごみ拾いや草刈り作業などの道路美化に取り組んでいる社会福祉法人覆育会すぎのこ作業所(下田市)と、2008年から国道139号の山梨県境までの約30キロ区間で清掃活動を続けているえんの会(富士宮市)の2団体が受けた。 表彰式では、えんの会と知事褒状を受けた松川湖をきれいにする会(伊東市)が活動報告した。 このほかの知事褒状受賞団体は次の通り。 河川愛護 庵原地区連合自治会(静岡市)青島第
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レスリング全国大会で好成績 焼津ジュニアスクール、7人入賞
第40回全国少年少女レスリング競技選手権に出場し入賞した焼津ジュニアレスリングスクールに所属する小学生がこのほど、焼津市役所に中野弘道市長を訪ね、成績を報告した。 訪れたのは、6年男子36キロ級で優勝した清水千晃さん(焼津市小川)、3年女子30キロ級で優勝の渡辺ひかりさん(同市中根)、4年女子28キロ級で頂点に立った清水心葉さん(藤枝市葉梨)ら男女7人。部門別でこのほか3人が準優勝、1人が3位といずれも入賞した。大会は7月28日から30日まで三重県四日市市総合体育館で行われた。 清水千晃さんは「いっぱい練習して良い結果を残せてよかった」と感想を述べた。中野市長は「レスリングは焼津市にとっ
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住居侵入と窃盗未遂の疑い 会社員の男逮捕 藤枝署
藤枝署は28日、住居侵入と窃盗未遂の疑いで藤枝市小石川町4丁目、会社員の男(58)を逮捕した。逮捕容疑は8月中旬、同市内に住む20代女性の自宅に侵入して居室内を物色したが、女性が帰宅したため未遂に終わった疑い。同署は容疑者の認否を明らかにしていない。同署によると、容疑者は女性が帰宅時に逃げようとして部屋から外に飛び降り、けがをして入院していたという。
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茶況(8月28日)北海道恵庭市で藤枝茶の魅力PR 9月、産業祭に出展
藤枝市は9月9日、友好都市の北海道恵庭市の特産品が並ぶ産業祭に出展し、藤枝茶を販売する。花の拠点「はなふる」を会場に交流ブースを設け、藤枝茶の魅力をPRする。 ティーバッグのお得パックを中心に売り込む。市内の茶業関係7団体(茶商6、生産者1)でつくる「TEA SEVEN協同組合」も参加し、詰め放題や有機和紅茶の販売などを消費拡大につなげる。 市は干しシイタケの詰め放題も行う。 (藤枝支局・青木功太)
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藤枝の課題、静岡県内学生が解決プラン発表 静岡理工科大講座
藤枝市と包括連携協定を結ぶ学校法人静岡理工科大はこのほど、学生らが藤枝を舞台に地域活性化策を考える「地域課題解決講座」のプラン発表会を市内で開いた。同法人が運営する静岡県内の大学、専門学校、高校、中学校から計33人が、4日間のグループワークやフィールドワークで検討した内容を披露した。 学生らは「コンパクト+ネットワークのまちを創るために」をテーマに、6グループに分かれて研究を進めてきた。蓮華寺池公園や市郷土博物館、岡部宿大旅籠(はたご)柏屋、玉露の里といった観光施設の見学も踏まえ、観光客の減少や空き家の増加、人口減少などを地域の課題に挙げた。 市の担当者と有識者による審査が行われた。最
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江戸の旅感じる新商品 7事業者が提案 静岡・藤枝「駿州堂」 あられやどら焼き
静岡、藤枝両市の関係団体でつくる「駿州の旅日本遺産推進協議会」は25日、オリジナルブランド「駿州堂」の商品開発プロジェクトの2023年度の初回ワークショップを静岡市葵区で開いた。プロジェクトに参加する両市の9事業者のうち7事業者が「江戸時代の旅」を感じさせるそれぞれの商品案を発表した。 静岡市駿河区の米菓製造業「伊奈製菓」は、東海道丸子宿のとろろ汁店「丁子屋」(同区)とコラボレーションしたあられを開発した。県産のもち米や丁子屋の農園で栽培した自然薯(じねんじょ)の粉末を練り込んだという。藤枝市の製茶問屋「真茶園」は抹茶を使用したどら焼きを駿州堂の商品として提案。担当者は「片手で食べながら歩
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静岡県中部のクラフトビール集う 昨年誕生「藤枝エール」も
JR藤枝駅北口の駅前通りで27日、中部のクラフトビール醸造所が集う「藤枝クラフトビール祭」(藤枝クラフトビール実行委主催)が開かれた。来場者は、昨年誕生した藤枝市初のクラフトビール「藤枝エール」をはじめとした地元の逸品を堪能した。 「歩行者天国」にした駅前通りには、静岡や島田、掛川、牧之原各市の醸造所計8カ所、藤枝市内の飲食店17店が出店した。「藤枝エール」を出品した満平商店のブースには、開始早々ビールを買い求める客でにぎわいを見せた。 会場では、仲間同士でビールを片手に地元食材の肉や野菜料理をつまみながら、会話を楽しむ光景が見られた。国内外で活動するDJによるステージイベントも行われた
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藤枝特産「藤里梨」をPR 品評会出品の梨直売
藤枝市梨業振興会は26日、藤枝特産の梨「藤里梨」のPRイベント「第33回梨果ちゃんフェア」の一環で、直売会「ふれあい広場」を市生涯学習センターで行った。25日の品評会に出品した梨を販売し、整理券を持った来場者が買い求めた。 品評会は多汁で甘さに酸味が加わり、濃厚で大玉が多い「豊水」で実施。振興会に所属する13農家のうち8農家が出品し、外観と食味が審査された。直売会では、品評会に出品した1箱8個入りの3千円の梨と会員が用意した4個入りの千円の袋詰めが並んだ。 品評会の表彰式も行われ、金賞を受賞した杉本博志さん(兵太夫南)ら上位入賞者4人が賞状と記念品を受け取った。北村正平市長は「藤里梨の味
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静岡県警職員×高校生 公立8校の剣道、柔道部生徒と合同稽古で交流
藤枝市の県警察学校は26日、警察職員と公立高校の剣道、柔道部に所属する生徒との合同稽古会を同所で開いた。高校生に警察活動への理解を深めてもらうための新たな試み。職員と生徒ら計約90人が、剣道と柔道の稽古を通じて交流を深めた。 警察学校はこれまでも藤枝市葉梨地区の小中学生らに指導してきた。県内の各高校の生徒を集めた合同稽古会は初めてで、警察職員の指導力の向上を兼ね、警察学校の武道館を活用して実施した。 参加した高校は富士東、富岳館、静岡農、島田、池新田、掛川工、浜松商、浜松湖北の計8校。剣道の稽古会では約50人の生徒が教官から基礎や細かな技術の指導を受けた。警察職員と実際に稽古し力強いか
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新設校、校歌制定にも新風 静岡県立ふじのくに中学校、伊豆伊東高
自校の教育理念や地域の自然・文化を織り込んだ高校や中学の校歌は、在校生のみならず卒業生にとっても心のよりどころとして機能している。社会の変容に基づいて学校の統合や新設が相次ぐ中、制定の方法や作者の人選にも新しい風が吹いている。県内の二つのケースを追った。(教育文化部・鈴木美晴、橋爪充) ふじのくに中学校、県内初の夜間中学 1期生の思いを表現 県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の第1期生が校歌づくりに取り組んでいる。新設校ならではの取り組みを通し、生徒が自ら何かをやり遂げる経験を積み、主体的に学ぶきっかけの一つとするのが狙い。 三島市の同中学三島教室で7月中旬、藤枝市出身のシンガー
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女性経営者が焼津で交流会 従業員との関係作り、プライベートとの切り替え…仕事の悩み共有
しずおか焼津信用金庫、焼津市、藤枝市は22日、女性事業者交流会を焼津PORTERS(焼津市中港)で開いた。製造業やサービス業などを営む女性経営者らが、人気スイーツ店の立ち上げに携わった女性社員の講演を聴いた後、グループごとに分かれて、従業員との関係作りやプライベートと仕事の切り替え方といった仕事上の悩みについて共有を深めた。 参加者は7グループに分かれて、自己紹介した後に、「心と体の健康管理」「従業員との関係作り」「プライベートと仕事の向き合い方」「仕事を通じた経験談」とそれぞれ与えられたテーマに沿って意見交換した。 チーズスイーツ専門店「チーズピゲ」の立ち上げに関わったグリーンアース(
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脱炭素 5市2町で推進 来年の公募に参加目指す 静岡市で首長会議
連携中枢都市圏を形成する静岡県中部5市2町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原各市と吉田、川根本両町)は22日、静岡市葵区で首長会議を開いた。同市内の3カ所が選ばれている国の「脱炭素先行地域」に関し、各市町の観光施設の脱炭素化を進め、圏域としても選定を目指すことを確認した。2024年2月と8月ごろに予定されている次回の公募に向け、難波喬司静岡市長は「覚悟を持って取り組む」と強調した。 各市町は太陽光発電や再生可能エネルギーの導入可能性がある脱炭素拠点候補施設の選定を進めている。国が広域的な取り組みを推進していることを踏まえ、難波市長は「各自治体が先行的に事業をやっている。良いものはまねをして全
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ヤマメ「取れた!」 藤枝の園児が笑顔 NPO法人、体験企画
藤枝市若王子の藤枝保育園の園児約60人が23日、ヤマメのつかみ取りを体験した。静岡県中部の建設業など23社でつくるNPO法人「創造の集いなずな」が地域貢献活動の一環で企画した。 園庭にビニールプールを設け、島田市笹間下の釣り堀「やまめ平」から提供された15~20センチほどのヤマメ100匹以上を放した。年少から年長までの園児はプールに入ると、大はしゃぎ。ヤマメを素手で捕まえ、「取れた」「やったー」と満面の笑みを浮かべて喜んだ。ヤマメはその場で塩焼きにして味わった。 同法人は夏の思い出作りとして企画し、実施施設は市内の保育・教育施設から抽せんで決定した。
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働きやすい職場環境 藤枝市が42社を認定
藤枝市は23日、市内事業所の就労環境の向上や多様で柔軟な働き方の推進を目指す新たな制度「働きやすい職場環境認定事業所」として、42社に認定証を交付した。市は2026年3月31日までの3年間で100社の認定を目標とし、事業所に働き方改革やワークライフバランスなどへの取り組みを浸透させる。 市役所で認定式が行われた。認定事業所を代表し、共立アイコムの小林武治社長が北村正平市長から認定証を受け取り、藤枝商工会議所の山田寿久会頭が「企業自らが積極的に働きやすい職場環境を整えることが重要」とあいさつした。北村市長は「企業の持続的な成長と経営の安定、誰もが家庭と仕事を両立して安心して暮らせる街を目指し、
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「地域に平穏を」住民が祈り 駒地蔵の祭典 静岡市葵区黒俣
静岡市葵区黒俣の東向寺で23日、「黒俣 駒地蔵の祭典」が行われた。駒地蔵尊保存会のメンバーと地元住民約20人が参加し、地域の平穏を願った。 言い伝えによると、16世紀に性病に苦しんでいた甲斐国(山梨県)の和尚が、夢の中で駒地蔵から「我に祈願すれば病は治る」とお告げを受け、毎日祈願したところ完治したとされる。それ以来、性病や腫瘍に苦しむ人を救う地蔵尊として親しまれてきた。 参加者は梅林院(藤枝市)の住職による読経に合わせ、祈りをささげた。祭典を運営した同保存会の柿平一恵さん(74)は「人口が少なくなってきているが、祭りを続けて地域の平和を守りたい」と話した。
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「田の虫おーくーれー」 藤枝・岡部町殿地区 豊作願い「虫送り」 子どもら 大たいまつに火
藤枝市岡部町殿地区で23日夜、火の中に飛び込む害虫を駆除し、虫を供養して豊作を祈願する農行事「虫送り」が行われた。子どもから大人まで多くの地元住民が参加し、水田脇の直径30~50センチ、高さ約2メートルの大たいまつに火をともして歩いた。 虫送りは毎年8月23日に実施する伝統行事。戦前、害虫駆除として各地の農村で実施されていたが、戦後は農薬の普及などでほとんど行われなくなった。殿地区でも一時途絶えたが、1980年ごろから村おこしの一環で地元有志が復活させ、今では夏の風物詩になっている。 子どもたちはたいまつを手に、水田沿いに設置された111基の大たいまつに火を付けながら、約1キロのあぜ道を
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多彩な水彩画188点並ぶ 静岡県立美術館で県協会展、27日まで
静岡県水彩画協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、静岡市駿河区の県立美術館で始まった。一般、会友など4部門に出品された作品187点と遺作1点を展示している。27日まで。 30~90代の出品者による多彩な作品が並ぶ。一般の部で最高賞の県水彩画協会賞に選ばれた岡本雪江さん=菊川市=の作品「酒造所の春」は、濃淡の異なる色を重ねて満開の桜を巧みに表現した点が評価された。 同協会の羽根田英世会長(77)=島田市=は「発色が良い透明水彩、油彩画のような力強い仕上がりのアクリル絵の具、それぞれの魅力を感じ取ってもらえたら」と来場を呼びかけた。 その他の主な入賞者は次の通り。 【一般】新人賞
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 8月18日は小マダイやカワハギ、ネンブツダイ、タカベ、小イサキ、メジナ、ソウダガツオ、イトヨリ。19日はネンブツダイやムロアジ、タカベ、メジナ、アイゴ、小イサキ、コノシロ、ベラ、スズメダイ。20日はマダイやソウダガツオ、メジナ、アイゴ、タカベ、小イサキ、ネンブツダイ、スズメダイ、ベラ、ムロアジが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、夕方のサビキ釣りはイワシが少なくアジが多い。日中はアジの釣果が上がらないためイソメを使ったシロギス釣りに変えるのもお勧め。足元ではカサゴも釣れる。カゴ釣りや弓角仕掛けなどではソウダ
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樹上に広がる別世界 藤枝・ツリークライミング 子どもたちが体験【しずおかアウトドアファン】
幼い頃、近所の公園などで体験した人も多い木登り。「木の上からはどんな景色が見えるだろう」「もっと高い木にも登れたら」-。そんな気持ちを実現できるのが、専用のロープと道具を使って木に登り、森や自然との一体感を楽しめる体験活動「ツリークライミング」だ。7月末に藤枝市若王子の蓮華寺池公園で行われた、するが企画観光局の体験・観光プログラム「MANAVIVA(マナビバ)!」のイベントを訪ねた。 樹上からの眺めを楽しむ参加者=藤枝市の蓮華寺池公園 参加したのは袋井市子ども会育成連合会の児童約20人と保護者。県中部を中心にツリークライミングの講師を務める「自然体験活動 響樹(ひびき)
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御殿場・長田山荘 広大な敷地でゆったりと【キャンプ場だより】
広大な敷地内に芝生や林間の多彩なキャンプサイトがあります。すべてのサイトは車の乗り入れが可能で、区画のないフリー形式。チェックインは午前9時から、チェックアウトは午後4時までなのでゆったりと過ごしていただけます。リピーター限定の富士見サイトは昨年オープンしたばかりで、山裾まで見渡せる雄大な富士山の眺望を楽しめます。 敷地内には木に長いロープをつるした「ハイジのブランコ」も設置していて、家族連れを中心に人気を集めています。 キャンプ場から車で少し足を延ばせば、御殿場名物の一つで絶品の馬刺しが買える「山崎精肉店」、パークゴルフや季節の花が楽しめる「富士山樹空の森」、「御殿場プレミアムアウトレ
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割石峠(裾野市、富士市) 崖の間から駿河湾の眺め【山ある記】
裾野市須山の愛鷹登山口にある山神社から越前岳、呼子岳[よびこだけ]、割石峠(1251メートル)経由でガレ沢を下り、約1時間半で山神社へ戻る反時計回りの周回コースを紹介する。 広々とした越前岳山頂からは駿河湾、南アルプス方面がよく見える。周辺では、5月上~中旬頃にアシタカツツジ、ベニドウダンが咲いている。ここで大休憩を取った後は南側の呼子岳方面へ下るコースを進む。ヤセ尾根のアップダウンを繰り返すと、高場所との分岐に出る。ここは呼子岳方面に下る。 展望の良い稜線[りょうせん]歩きだ。しばらく行くと呼子岳に到着し、小休憩を取りたい。お地蔵さまにごあいさつし、さらに下ると割石峠に到着する。須津[
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現役幹部の男逮捕、暴力団同士の抗争か 藤枝駅前の乱闘 逮捕者4人目
JR藤枝駅前の繁華街で暴力団員らが起こした乱闘事件で、藤枝署と焼津署、静岡県警捜査4課、組織犯罪対策課は22日、傷害の疑いで島田市生まれ、指定暴力団稲川会森田一家幹部、無職の男(45)を新たに逮捕した。この事件での逮捕者は4人となった。県警は暴力団の現役幹部が逮捕されたことで、繁華街の利権争いに加えて暴力団同士の縄張りを巡った抗争だった可能性が高まったとみて、事件に至った経緯などの全容解明を進める。 逮捕容疑は14日午前2時ごろ、傷害容疑で逮捕された元稲川会系組幹部、漁師の男(61)らと共に、駅前の路上で指定暴力団山口組良知組組員の男(41)=同容疑で逮捕=の頭などを複数回殴る暴行を加え、
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上位入賞を藤枝市長に報告 松涛全国空手道選手権 4選手ら
東京・国立代々木第二体育館で7月に開かれた第24回松涛連盟全国空手道選手権大会で、上位入賞した藤枝市内在住の同連盟所属の選手らが22日、市役所に北村正平市長を訪れ、結果を報告した。 訪問したのは日本空手松涛連盟県本部の菊地伸幸本部長をはじめ、菊地将元さん(藤枝将陽館)と杉山悠大さん(藤枝高洲支部、浜松開誠館高2年)、柴田聖子さん(藤枝支部)、夏賀則子さん(同)。4選手はいずれも形の部に出場した。菊地将さんは一般10部(80歳以上)で優勝。高校男子の杉山さんと一般9部(75~79歳)の柴田さんは準優勝、一般4―5部(50~59歳)女子の夏賀さんは3位と好成績を収めた。 菊地将さんは「稽古一
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窃盗容疑で東京の男再逮捕
藤枝署は22日、窃盗の疑いで東京都江戸川区東葛西9丁目、無職の男(67)=窃盗の罪で起訴=を再逮捕した。再逮捕容疑は5月中旬、藤枝市内のドラッグストアで日焼け止め7点(計約1万7千円)を盗んだ疑い。容疑者は1月下旬にも同店舗で商品を盗んだとして、7月24日に窃盗容疑で同署に逮捕されていた。
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詐欺被害防止で感謝状 藤枝署 ファミマ3店の店員に
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、藤枝署は21日、藤枝市内のファミリーマート3店舗のアルバイト店員3人に署長感謝状を贈った。 表彰されたのは藤枝高洲店の絹村安有美さんと藤枝与左衛門店の胸組典夫さん、藤枝瀬古東店の薮崎麻美さん。同署によると、3人は6月、それぞれの店舗に来店した高齢者が高額の電子マネーを購入しようとして、言動などから特殊詐欺被害を疑い、同署に通報、相談した。 同署で贈呈式が行われ、3人は坂田幸隆署長から感謝状を受け取った。
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コロナ禍越え活動活発 しずおかランニングパトロール5年
ランニングをしながら地域を見守る「しずおかランニングパトロール(SRP)」は今秋、開始から丸5年を迎える。登録ランナーの増加と活動拠点の拡充に加え、協賛企業や教育現場による協力態勢の構築が進み、認知度は県内各地で高まっている。新型コロナウイルスの5類移行もあってランナー同士の交流機会が増えつつある中、10月からは第5期がスタート。新たな仲間を加えた見守り活動の活発化が期待される。 (社会部・薬袋貴信、荻島浩太) 拠点拡充、地域に浸透 交流深め「輪」広げる 波楽しみながら地域を見守る袋井・掛川エリアの登録ランナーと活動をサポートする袋井署員ら=3月下旬、袋井市 「長続きするには、みん
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全国中学総体(21日)静岡県勢結果まとめ
全国中学校体育大会は21日、愛媛県などで行われ、バレーボールは本年度から参加可能になったクラブチームの藤枝リアンが、男子グループ戦で江別中央(北海道)を2-0で下し、決勝トーナメントに駒を進めた。男子の富士宮四、女子の掛川大須賀も予選を突破した。 軟式野球の東海大翔洋は、6-0で斐川西(島根)との準決勝に勝って決勝に進出した。 ▽男子グループ戦 「1組」 藤枝リアン 2―0 江別中央(北海道) 「3組」 園田東(兵庫) 2―0 富士宮四 富士宮四 2―1 高砂(宮城) ▽女子グループ戦 「8組」 掛川大須賀 2―0 厨川(岩手)
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藤枝リアンが決勝トーナメントへ 全国中学総体・バレーボール男子
初めて参加可能のクラブチーム 「バレー少年の希望に」 クラブチームの参加が認められ、初出場となった県大会から全国にたどり着いた藤枝リアン。鈴木監督が「クラブチームの可能性を示し、バレー部のない中学に進学する静岡の小学生の希望となろう」と送り出した選手が大舞台で躍動した。 江別中央(北海道)との予選グループ戦は「レシーブ命」というチーム方針を体現。守備の要である主将松永(掛川桜が丘中)を中心に粘り強くボールを拾い、25-21、32-30と激しい競り合いで2セットを連取した。 クラブは2012年に誕生。当時の藤枝市内にバレー部があるのは2校だけで、鈴木監督が「バレー少年たちに競技を続けるこ
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茶況(8月21日)藤枝茶の魅力、北海道でPR 「研究部」生徒
藤枝市在住の中高生らでつくる「藤枝茶楽研究部」の生徒が18~20日、市と友好都市の北海道恵庭市を訪れ、藤枝茶の魅力をPRした。 参加したのは日比璃音さん(科学技術高2年)と石川隼さん(青島中3年)、松下陽菜乃さん(高洲中3年)の3人。次世代の藤枝茶ファンの獲得を目指す藤枝市の「藤枝茶次世代交流促進事業」の一環。現地の小学生に急須での入れ方や茶の種類、効能などを説明し、藤枝市の特色も紹介した。 恵庭市の花の拠点「はなふる」では、約300杯の藤枝茶の試飲サービスを行い、来場者からは「程よい渋みと甘みがおいしい」などと好評を得た。恵庭市の市長と副市長、教育長にも訪問し、藤枝の茶畑の写真を見せな
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若手農家 難局打開へ熱く 静岡県JA青年の主張大会
第72回県JA青年組織活動実績・JA青年の主張発表大会(JA静岡青壮年連盟主催)がこのほど、静岡市駿河区のグランシップで開かれ、県内の若手生産者が新型コロナウイルス禍や地域課題を乗り越える工夫や努力、仲間の大切さなどを語った。青年の主張の部はJA大井川の朝比奈秀樹さん、組織活動実績の部はJAふじ伊豆の勝又正登さんが最優秀賞に輝いた。 農家の高齢化が進む藤枝市岡部町の朝比奈地区で水稲栽培に取り組む朝比奈さんは、地域農業の維持に向けた効率化や法人化など将来を見据えた計画を紹介した。酒米の自社生産を始めた地元酒造会社との連携にも触れ、「新しいことに挑戦して地域を一緒に盛り上げたい」と述べた。
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消防の課題解決策を提案 若手が発表会 最優秀に日比野さん 浜松市中区
浜松市消防局はこのほど、若手消防職員が業務の課題解決策を提案する「市消防職員意見発表会」を中区の市消防局で開いた。訓練の見直しなどを提案した西消防署日比野凌汰消防士(24)が最優秀賞に選ばれた。 市内各消防署から選抜された20~30代の若手消防職員7人が出場し、小型ロボットを活用した捜索活動や、衛星測位技術(GPSなど)を応用したシステムの利用などをテーマに発表した。日比野さんは自身の体験から近年の火災件数の減少で実務経験が減っていることを指摘し、より実践に近い訓練のほか、消防団などとの情報共有の場を多く設けることを提案した。 日比野さんは来年1月12日に藤枝市で開催される県大会に出場す
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⚽帰ってきた!全国PK選手権大会 藤枝で国内外372チームが熱戦
「第31回全国PK選手権大会 in Fujieda」(同実行委員会主催)が19日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場と陸上競技場で開幕した。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの通常開催。国内外から372チーム1835人が参加し、20日まで熱戦を繰り広げる。 「日本代表(高校生以上男女)」や今大会から新設した「U-15(中学生男女)」、「キッズ(小学生未満4~6歳男女)」、「ファミリー」など年代別に計10部門を用意し、1チーム4~5人のトーナメント戦が行われた。参加者は豪快なシュートや好セーブをするとハイタッチし、観衆からも大きな歓声が上がった。国外からは韓国・楊州市サッカー協会が参戦した
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ビジネスプラン 藤枝西高に最高賞 食品ロスと料理負担削減 藤枝、焼津8高校発表会
藤枝、焼津両市内8校の高校生が自由な発想と創造力で考案したビジネスプランの発表会が18日、藤枝市立駅南図書館で開かれた。2市と日本政策金融公庫が連携して開催した志太ビジネスハイスクールの最終回。同公庫の担当者や地元若手起業家らが審査員を務め、9チーム約35人の生徒は地域課題の解決に向けた案を発表し、藤枝西高が最高賞の優秀賞を受賞した。 生徒は7月下旬からマーケティングの専門家ら講師の指導で約1カ月間、講義やグループワークを通じて磨き上げたプランを発表会で披露。商品、サービスの特徴や考案のきっかけ、収支計画、販売と広告方法などを盛り込んだ。 藤枝西高の生徒は、食品ロス削減対策として調理道
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静岡県内6大学が合同オープンキャンパス 藤枝で高校生と交流
藤枝市と包括連携協定を結ぶ静岡県内6大学でつくる市大学ネットワーク会議は17日、高校生を対象にした合同オープンキャンパスを市産学官連携推進センターで開いた。各大学の学生と職員らが進学を希望する高校生の質問や相談に応え、交流を深めた。 6大学は静岡産業大、静岡大、常葉大、静岡福祉大、県立大、静岡理工科大。学生と職員は各ブースに高校生を呼び込み、マンツーマンや集団で対談した。大学や1人暮らしの生活、各学科の授業内容、受験に備えた勉強方法など高校生が知りたいことに丁寧に対応した。 6大学連携共同講座「しずおか中部“未来学”」も行われ、県内の高校生58人が参加した。「ポス
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静岡県人口 355万8456人 7月1日推計 前月比1073人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の県の推計人口は355万8456人で前月と比べて1073人減少した。減少は13カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 転入数から転出数を引いた社会動態は521人増(転入1万765人、転出1万244人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1594人減(出生1688人、死亡3282人)だった。 市町別で人口が増加したのは富士市の52人増をはじめ、三島市36人増、袋井市33人増など10市町あった。減少は25市町で、最多の静岡市が312人減、藤枝市127人減、御殿場市111人減、磐田市100人減などが続いた。 社会動態が増加し
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「整列!敬礼!」藤枝の児童1日消防隊員に 志太消防本部が教室
志太消防本部は18日、藤枝市内の小学生を対象とした夏季教室を藤枝消防署で開いた。5、6年生17人が訓練の体験を楽しみながら、防火・防災意識の向上や消防の仕事への理解を深めた。 児童は消防隊員の指導を受け、訓練礼式の基本動作に臨んだ。号令に従って整列し、敬礼や休め、右に倣えなどの動きを学んだ。その後は3班に分かれ、資機材の取り扱いを体験。防火衣と呼吸器の着装や無害の煙の中から避難する訓練、水消火器による放水を行った。はしご車などの車両も見学した。 高洲南小6年の越間碧人君(12)は「防火衣が重かった。これを着て走ったり救助したりするのは大変そう」と話し、青島北小5年の土屋匠人君(10)は「
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ぴかぴか土団子作り 親子で楽しむ 藤枝・志太教育会館の講座
藤枝市田沼の志太教育会館は17日、生涯学習講座を同会館で開いた。志太地区の小学生と保護者約100人が参加し、光る土団子作りに挑戦した。 参加者は同地区の小学校教諭の指導を受け、陶芸用の土団子を1~2センチの大きさに丸め、亀裂が生じないように丁寧に固めた。程よい固さになったら、土団子が入っていたプラスチック容器とふたでこすり、蛍光灯の明かりが映るほどに磨き上げた。 完成すると、児童は互いに見せ合ったり「できた」と喜んだりして製作の達成感を味わった。母親と参加した島田市立六合小2年の宇佐美和奏さん(8)は「ひびが入った時に水を付けて修復する作業は難しかったけど、表面がつるつるになって楽しかっ
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絵本原画や油彩画250点 伊東の作家田島さん、藤枝で作品展
藤枝市文学館特別展「田島征三アートのぼうけん展」が9月24日まで、市郷土博物館・文学館で開かれている。伊東市の絵本作家田島さんの絵本原画や油彩画など250点以上が並ぶ。 代表作の「ちからたろう」「とべバッタ」など絵本原画を約40冊展示した。木の実と葉、枝、羽根、土を使った作品やリトグラフ、立体オブジェも来場者の注目を集めている。会場では田島さんの図録を2300円(税込み)で特別販売中。 市郷土博物館・文学館の担当者は「田島さんの創作の軌跡が分かる展示で、さまざまな作品を楽しめる」と話した。
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心疾患 リハビリ環境整備 藤枝市立総合病院とサンライフ藤枝 運動療法で連携へ
藤枝市立総合病院と市勤労者福祉センター「サンライフ藤枝」(矢野清美所長)は16日、心不全など心疾患の治療を受けた患者の再発予防の協力に向けた開始式を同病院で開いた。再発防止に効果的な運動療法を連携して取り組み、退院した患者のリハビリが継続できる環境を整える。 日本人の死因の第2位となっている心疾患の患者は時間的、距離的といった通院の負担などを理由に、退院後もリハビリを継続できず、再入院が多いという課題がある。同センターは運動療法が可能な公共施設。利用料は1回100円と安価で、退院後の患者を支援する役割を持つ。 同病院は、リハビリに通う患者に合わせた適切な運動量を記録する「運動処方箋」と同
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家康関連の神社や寺で「縁珠」集めよう 全7種、家紋など絵柄入り
徳川家康とゆかりのある県中部の神社や寺、城を象徴する家紋や御朱印を記した「縁珠(ゆかりだま)」が静岡市など計7カ所で発売されている。縁珠とこれらをつなぐ「縁紐(ゆかりひも)」が一つずつ置かれていて、施設を訪ねながら集め、1本に完成させていく。来年1月末まで。 縁珠と縁紐を販売しているのは久能山東照宮(静岡市駿河区)、清見寺(静岡市清水区)、駿府城公園(静岡市葵区)、静岡浅間神社(同)、焼津神社(焼津市)、史跡田中城下屋敷(藤枝市)、富士山本宮(富士宮市)。縁紐は田中城は藤色、久能山東照宮は紫色といったように各施設の特徴と合わせた色を用意した。 縁珠は直径15ミリの木製で両側にそれぞれの
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神主・巫女姿で儀式体験 静岡浅間神社 小中生がPR大使に任命
静岡市葵区の静岡浅間神社で16日、小中学生を対象にした「神主・巫女(みこ)体験」が開かれた。大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて同市が企画した。 小学6年から中学2年までの男女5人が参加した。男子は袴(はかま)、女子は日袴(ひばかま)に身を包み、儀式やお守りを袋に入れる作業を体験。朝のおはらいをする「朝拝(ちょうはい)」では、けがれをはらう「大祓詞(おおはらいことば)」を読み上げて身を清めた。 同神社の歴史を学んだり大河ドラマ館の見学をしたりして、徳川家康と浅間神社について理解を深め、同神社と同館のPR大使にも任命された。今後、家族や友人に魅力を伝えていくという。 藤枝市立広幡中
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 台風の影響で12~17日まで休園のため釣果なし。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺ではサビキ釣りで小アジ。シマアジや小ムツも交じる。群れにより個体差があるため、サビキのサイズは4~5号で、ハゲ皮やピンクスキンが良い。食いが悪ければトリック仕掛けが有効。カゴ釣りや弓角仕掛けではソウダガツオ。サバも交じるが釣果は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 沼津沖船釣りは、連日マアジが好調で多数揚がっている。10日午前の船は20~40センチ超の良型マアジと大アジ。他に40センチのアマダイや
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「エースをねらえ!」の愛川マキ 喜怒哀楽共有 「友」の代名詞【アニメ脇役列伝 1970年代編⑤】
「モーレツ宇宙海賊」(2012年)の遠藤マミ、「キルラキル」(13年)の満艦飾マコ。2人とも主人公の親友という登場人物で、しかも栗色の髪で前髪を丸く切りそろえている。どうしてそんなに共通点が多いかといえば、この2人は、「エースをねらえ!」の愛川マキをヒントに生まれた登場人物だからだ。マキは主人公の友達の代名詞的存在なのだ。 「エースをねらえ!」は1973年連載開始のテニス漫画。岡ひろみはテニス部の新入部員。にもかかわらずコーチの宗方仁に突如、選手に抜擢[ばってき]される。実力不足にもかかわらずの選抜に、部内に広がる波紋。周囲からつらく当たられ、悩むひろみの側にいつも寄り添うのがマキなのだ。
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平和の尊さかみしめ 終戦の日、静岡県中部各地で追悼式典【戦後78年 しずおか】
終戦の日の15日、県中部の各市町で戦没者を追悼する式典が行われた。市民や遺族らが出席し、戦争の悲惨さや平和の尊さをかみしめた。 島田市、平和願い活動 高校生が発表 活動を報告する高校生委員=島田市のプラザおおるり 島田市平和祈念式典(市平和祈念事業実行委主催)が15日、同市のプラザおおるりで行われた。運営に携わった市内の高校生が、平和への願いを込めて実施した活動の内容を報告した。 高校生委員として島田高と島田商業高の生徒6人が参加し、原爆ドーム(広島市)の保存活動に浄財を寄付する「募金ガチャ」などを企画した。ガチャガチャには平和をテーマにした缶バッジやステッカーを詰めた。2年連続
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若者の感情表す絵画 藤枝で20日まで企画展
藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊の企画絵画展「新時代展」が20日まで、同所で開かれている。「エモーショナル」をテーマにした市内外の18歳以下の作品38点が並ぶ。 水彩や油彩、ボールペン、色鉛筆、クレヨンなどさまざまな技法で仕上げた。妖怪と遊びたい幼児の思いが込められた絵や、褒められたり怒ったりしている様子、海の上に描いたヒガンバナなどそれぞれの感情を自由に表現している。好きなものを題材にした作品も多く飾られている。 絵画展を企画したアートカゲヤマ画廊の影山陽子さん(43)は「アートは自分の感情を見つめて大切にする役割がある。絵を通じて若者が感情を自由に発表できる機会を設け、大人が少しで
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駿府城公園の学徒慰霊碑「やすらぎの塔」 地震で破損、台座のみ20年超【戦後78年 しずおか】
太平洋戦争中に軍需工場などに動員され、空襲や機銃掃射で命を落とした学徒を追悼する駿府城公園(静岡市葵区)の「やすらぎの塔」(1958年建立)が、2001年の地震で学徒を模した立像が破損し、台座だけの状態が20年以上続いている。市民有志は復元を市に要望してきたが実現には至らず、戦禍を後世に伝える貴重な存在が埋もれていくことを懸念する。 厳しい日差しが照りつけた3日午前。市民有志「やすらぎの塔復元を求める会」は、台座後方にある動員学徒の犠牲者266人の名前が刻まれた碑の修復に取り組んだ。集まったのは大石久雄代表(81)=同市駿河区=ら戦時中に生まれた会員4人。名前が見えやすいよう碑全体に塗料
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藤枝市瀬戸谷地区 茶畑の絶景ティーテラス 大自然を全身に 味わい尽くそう藤枝の夏【わたしの街から】
のどかな田園風景や四季折々に色づく山々が魅力の藤枝市瀬戸谷地区は、子どもから高齢者までが広大な自然を満喫できる土地だ。人口は1955年の約5300人と比較し、6月末時点で1960人と減少は著しいが、8月の行楽シーズンは例年、おれっぷ大久保グラススキー場・キャンプ場や市陶芸センターなどに多くの観光客が訪れる。 昨年4月、産地である茶を生かした施設が誕生した。標高約450メートルの茶畑に完全予約制の屋外プライベート喫茶空間「ティーテラス市之瀬」。谷筋を渡って吹き上げてくる風、鳥のさえずり、空を見上げるとゆっくり動く雲。自然を全身で感じながら煎茶や抹茶、茶菓子などを味わえる。 テラスは同市瀬戸
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茶況(8月14日)玉露の里で夏祭り 20日、藤枝
藤枝市岡部町の玉露の里の夏祭りが20日午前10時~午後3時、同所で開かれる。夏休みに合わせ、子どもや親子連れらが楽しめる茶関連の体験やワークショップを開催する。 茶室「瓢月(ひょうげつ)亭」での抹茶たて体験や、子ども向けに茶あめすくい取りを無料で実施する。うちわ絵付けや、朝比奈龍勢・昆虫館でパラシュート作りのワークショップも行われる。 問い合わせは玉露の里<電054(668)0019>へ。 (藤枝支局・青木功太)
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いざ全国大会「正々堂々全力で」 藤枝の中学生、教育長訪問
17日から四国を舞台に開催される全国中学校体育大会に出場する藤枝市内在住の中学生5人が14日、市役所に中村禎教育長を訪ね、抱負を語った。 出場するのは柔道女子個人70キロ級で県大会を優勝した藤枝柔道倶楽部所属の水野那菜さん(青島北中3年)、ソフトテニス男子個人ペアで東海大会を制した近藤伶音さん(静岡大付属島田中2年)と斎藤亘さん(同)、バレーボール男子で東海大会3位に入った男子クラブチーム「藤枝リアン」の馬緤玄さん(青島中2年)と田嶋良成さん(高洲中2年)。 生徒は「自分の試合をして1位を取れるように頑張る」「正々堂々と全力でプレーし、良い成績を残したい」などと一人ずつ意気込みを語った。
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人流解析データ 活用へ職員研修 藤枝市
藤枝市はこのほど、人流解析データの活用に向けた職員研修会を市役所で行った。約60人が参加し、衛星利用測位システム(GPS)データや性別、年代といった属性情報などをスマートフォンの地図上で表示できるシステム「人流解析ダッシュボード」の概要や操作方法を学んだ。各課の業務でデータを用いて根拠に基づく施策立案ができる職員の育成を目指す。 市はKDDIのシステムを使用する。GPSデータと属性情報に加えて居住地や勤務地のデータを活用することで、実務に照らし各課が分析したい施設やエリアの通行、滞在人口、来訪者属性の可視化ができる。 研修会では同社の担当者がシステムや他自治体での活用事例を紹介し、各課からの
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⚽藤枝MYFC PO圏へ新戦力を試す 12日大分戦【見どころ】
12日アウェー大分戦は新加入の5選手全員がベンチに入りそう。ここ5戦勝ちなしで12位。先発は前節山形戦が基本とみるが、新戦力を試しながら7位の相手を倒し、プレーオフ圏を目指したい。 超攻撃的戦いを貫くが、チームも選手個人も結果がほしい。移籍後初出場した前節でシュート0だった中川風が「ボールを受けて前向く回数を増やし、決定的な仕事をしたい」と決意を示せば、加入したてのレオナルドも「ハードワークでチームに尽くす」と誓う。 山形戦の後半で選手交代から連動性を失った守備プレスは修正済み。DF山田は「新しい選手と連係を深めながら、個々が成長しないと上位にいけない」とチームを鼓舞する。
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飲酒運転抑止 藤枝署が検問
藤枝署は10日夜、夏の行楽シーズンに飲酒運転による交通事故の防止を図るため、繁華街が近いJR藤枝駅周辺の路上で飲酒検問を実施した。 検問は午後9時から約2時間行った。署員約10人が通行車両を1台ずつ止め、運転手が酒を飲んでいるかを確認。顔色や目つき、言動などを注視し、安全運転を呼びかけた。 同署によると、管内で飲酒運転の摘発件数は7月末時点で前年同期比5件増。同署交通課の藤本康大課長は「コロナが5類に移行して店で飲酒する機会が増えたと同時に、飲酒運転も増加している。悪質な運転手を逃さない姿勢で飲酒運転を抑止していく」と話した。
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藤枝駅前の清掃で市と同意書調印 市民活動団体
藤枝市と市民活動団体「心がすっきり藤枝で夢拾い」(海野秀三郎代表)はこのほど、「まち美化里親制度」の同意書に調印した。月1回、JR藤枝駅北口でごみ拾いに取り組む。今回の調印で計61団体が登録することになった。 同団体は2018年に結成し、街や海岸の清掃活動を中心にまちづくりのサポートを展開している。 市役所で調印式が行われ、海野代表は同意書に署名した後、北村正平市長から活動場所に掲示する同制度の看板を受け取った。「美しい藤枝の街を華やかな藤の色で染めていきたい」と述べた。看板は駅北口ロータリー東側の植え込みに設置する。 同制度は公園や道路、河川などの公共施設を子どもに見立て、市民団体や地元企
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消防士なりませんか 藤枝消防署で大学生が職業体験
志太消防本部は10日、大学生に職業体験してもらうインターンシップを藤枝市の藤枝消防署で実施した。静岡県内外の大学に通う3、4年生11人が参加し、消防の仕事への理解を深めた。 オレンジ色の救助服とヘルメット、安全帯を着装した学生は消防隊員の補助を受け、はしご車に搭乗。地上約36メートルでの活動の緊張感を体感した。建物間に張った高さ約12メートルのロープを渡る訓練や放水、消火器の使い方も体験した。 大学生対象のインターンシップは9日から始まり、学生は自動体外式除細動器(AED)を使った応急手当ての訓練を行ったり、焼津市消防防災センターで119番を受信する情報指令課などを見学したりした。 唯
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ボクだけのしおりだよ! 清水町立図書館 ワークショップ
清水町立図書館はこのほど、絵本に関する高度な知識を持つ絵本専門士のむらまつけーじさん(38)=絵本作家、藤枝市出身=を招いた「おえかきワークショップ」を開いた。 3歳~小学生の子どもと保護者ら計37人が、オリジナルのしおりを作った。ウサギや熊、ライオンなどの動物を紙に描き、透明シートにお気に入りの1匹を写して仕上げた。むらまつさんの絵本「いっぱいいっぱいありがとう」の読み聞かせもした。 むらまつさんと同じ絵本専門士の資格を、公共図書館司書として県内で初めて取得したという同図書館司書の秋田桂輔さん(38)とむらまつさんが、お絵かきを通して絵本や児童書に興味を持ってほしいと企画した。
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藤枝花火大会後 公園をきれいに シルバー人材会員
藤枝市シルバー人材センターの会員有志は8日、7日夜に藤枝花火大会が開かれた同市の蓮華寺池公園を清掃した。 新型コロナウイルス禍の影響で、花火大会と同様に4年ぶりの実施となった。会員約60人が参加し、観覧席だった場所を中心に池を1周して食べ物の空箱などのごみを拾った。 清掃活動は花火大会の翌日の朝、地域貢献活動の一環として行っている。
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藤枝市役所サッカー部 全国自治体、史上初V7 最多34回目を報告
藤枝市役所サッカー部が、茨城県ひたちなか市で開催された第49回全国自治体職員サッカー選手権大会(4~9日)で大会史上初の7連覇と史上最多34回目の優勝を果たした。報告会が10日、市役所で開かれ、市職員らが快挙をたたえた。 サッカー部を代表し、五十川訓久部長(病院総務課)は「大会を知る中堅、ベテラン選手と新人を含む初出場の選手が融合してチームが一つになった成果」と振り返った。市制施行70周年と蹴球都市としての歩みが100周年を迎える来年を見据え、「8連覇に挑戦する。気を引き締めて成長していきたい」と語った。 安藤寛和主将(クリーンセンター推進課)が、職員と藤枝MYFCの鎌田昌治会長から花束
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⚽高校総体サッカーV 藤枝順心・赤塚さん「諦めずプレー」 磐田市長に報告
7月の全国高校総体で2度目の優勝を果たした藤枝順心高女子サッカー部3年のMF赤塚花風さん(17)=磐田市明ケ島=が9日、磐田市役所を訪れ、草地博昭市長らに結果を報告した。 同部の優勝は7年ぶり。赤塚さんは途中交代も含めて全4試合出場し、優勝に貢献した。赤塚さんは「1、2年生の時は、けがで練習に参加できない時期があり精神的に苦しかった。昨年の選手権で全国優勝し、自分もピッチに立ちたいと思った」と振り返り、「自分自身、今大会が初めての全国だった。リードされた苦しい展開でも、諦めずにプレーできた」と語った。 9月は、高校総体とクラブユースそれぞれの優勝チームが出場し日本一を決める大会「ファイナ
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藤枝旧市街地活性化へ意見交換 市が初会合
藤枝市は9日、旧市街地の総合的な再生の推進を図るために設置した藤枝旧市街地活性化協議会の初会合を市役所で開いた。行政や金融機関、教育、観光、商業など幅広い分野の関係者ら約30人が出席し、旧市街地の再生と活性化に向けて意見交換した。 事務局が市の藤枝旧市街地総合再生基本計画(2022~31年度)の概要と事業計画を説明した。地域ブランド力と地域経済力、回遊性、生活利便性をそれぞれ向上する基本方針に基づき、市の各課で取り組む良好な景観形成や商店街の誘客促進など具体的な施策を紹介。地域の歴史と文化、自然環境の特性を生かしたまちづくりを推進する都市再生整備計画(23~27年度)も示した。 出席者か
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核廃絶と平和 資料や写真で訴える 藤枝で巡回展
核廃絶と平和を訴える巡回展「非核・平和写真展」(非核平和都市ふじえだ・市民の会主催)が10日まで、藤枝市の葉梨地区交流センターで開かれている。12、13日は西益津地区交流センターで開催する。 沖縄平和記念資料館や静岡平和資料センターが所蔵する太平洋戦争の資料を展示した。特攻隊員の遺書のコピーや臨時召集令状などのほか、軍服や戦闘帽といった装備品がある。沖縄平和記念資料館から貸し出しを受けた30枚の写真パネルは、沖縄戦の過酷な様子や被害の大きさを伝えている。 母親と来場した藤枝市立葉梨小5年の尾崎彩香さん(11)は「本でしか見たことがなかったけど、実際に当時の人が写った写真を見ると、本当に戦
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日はタカベやスズメダイ、イサキ、アジ、ネンブツダイなど。2日はイサキやネンブツダイ、アジ、ベラ、スズメダイ、アイゴなど。3日はスマガツオやヒラソウダ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ、ベラ、イワシ、アジなど。4日はソウダガツオやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、ベラなど。5日はイワシや小アジ、カマス、ネンブツダイ。6日はカマスやタカベ、マアジ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス狙い。餌は青イソメ。暑さでイソメが弱ってしまうためクーラーで保存を。ウ
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おむつ、おしりふき自販機で 藤枝市とダイドードリンコ 市内の公共施設10カ所に設置
藤枝市とダイドードリンコは、子育て世帯を支援するため蓮華寺池公園や保健センターなど市内10カ所の公共施設に、おむつやおしりふきを購入できる自動販売機の設置を進めている。同社とセコム医療システム、大王製紙が共同開発した。市によると、設置は志太榛原地域で初という。 パンツタイプのおむつのM、Lサイズとおしりふきをいずれも300円で販売。外出中の急なおむつ切れや、おしりふきの補充に対応できる。飲料の売り上げの一部はダイドードリンコから市の児童福祉事業に寄付される。 公園隣の「れんげじスマイルホール」の横に設置された自動販売機の利用者は「おむつ切れや忘れ物をした時に、気軽におむつやおしりふきを購
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新基幹産業 創出へ 産学官民 意見共有 藤枝市、総合戦略懇話会
藤枝市は8日、市デジタル田園都市総合戦略の策定に向けた懇話会を市役所で開いた。政府のデジタル田園都市国家構想に基づき、「第2期ふじえだ健康都市創生総合戦略(藤枝市まち・ひと・しごと創生総合戦略)」を改訂し、幅広い分野の意見を聴取するために設置した。自治会や経済界、大学、金融機関、デジタル分野の有識者ら約30人が出席し、新基幹産業の創出へ考えを共有した。 懇話会の会長に静岡産業大の堀川知広学長を選出した後、事務局は現在の創生総合戦略の評価と検証を報告した。少子高齢化と人口減少が進む中、所得水準の向上や産業の高付加価値化、産業まちづくりと一体的な交流人口の誘導を課題に挙げた。 2027年度までの
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新型コロナ 静岡県が独自警報発令 発熱外来 混雑じわり 「感染のピーク見えづらい」
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してから8日で3カ月になる。週ごとの感染者数は前週を超え続け、静岡県独自の感染拡大警報が発令された。医療機関が担う発熱外来では一部で混雑が始まり、医療者は患者の急増を警戒する。 静岡市葵区の「しずおか葵の森クリニック」では警報発令翌日の5日、開院直後から受診希望の電話が相次ぎ、抗原検査で4件の陽性が確認された。同クリニックが7月に診たコロナ感染者数は6月の2倍以上になり、最近は初診患者で陽性が確認されるケースも増えているという。古川敬芳院長は「せき止め薬が減っている。感染拡大のピークが見えづらい中で、十分量が確保できるか」と心配する。
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茶況(8月7日)久能山で藤枝茶PR 振興協
藤枝市茶振興協議会は5日、藤枝茶の試飲と販売を静岡市駿河区の久能山東照宮で行った。厳しい暑さが続く中、来場者に水出し茶を提供してPRした。 JA大井川藤枝工場の職員らがブースを設け、藤枝親茶(しんちゃ)をメインに、水出しティーバッグや蔵田茶、朝比奈玉露を無料試飲、販売した。地元ブランド茶の藤枝かおりのペットボトルや藤枝一香、市之瀬地区の抹茶などもそろえ、来場者から好評を得た。 当日は大河ドラマ「どうする家康」の放映の影響で約1500人の観光客が久能山東照宮を訪れ、そのうち約1200人が藤枝茶を味わった。 (藤枝支局・青木功太)
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岡部の風景題材に藤枝・椙山さん個展 13日まで
30年以上趣味で絵画制作に取り組む藤枝市岡部町の椙山貞夫さん(88)の個展「水辺・古民家展」が7日、同市小石川町のアートカゲヤマ画廊で始まった。地元を中心とした風景画33点を展示している。13日まで。 水彩にパステルを加えた作品が並ぶ。大きさは4~20号。朝比奈川に映る自然風景や地元の古道、廃屋、玉露の里など岡部町の四季折々の様子を題材にし、来場者を楽しませている。椙山さんは「絵を見て、私という存在と作品を思い出に残してほしい」と話した。 個展は午前10時~午後7時。最終日は午後4時まで。
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藤枝の夜空彩る花火5000発
第43回藤枝花火大会(藤枝市観光協会主催)が7日夜、同市の蓮華寺池公園で開かれた。新型コロナウイルス禍で4年ぶりの開催。約5千発の花火が真夏の夜空を彩り、多くの来場者を魅了した。 迫力のあるスターマインや10号玉の尺玉10連発、サッカーボールとフジの花をイメージした藤枝らしい創作花火が打ち上がった。来場者は夜空に次々と広がる大輪を眺め、写真撮影したり歓声を上げたりして、思い思いに夏の風物詩を楽しんだ。 (藤枝支局・青木功太)
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剣士130人が熱戦 藤枝で剣道大会
第68回藤枝市民剣道大会兼第71回藤枝ライオンズ旗争奪少年剣道大会(NPO法人市スポーツ協会主催)が6日、市民体育館で行われた。小学生から大人まで約130人が出場し、日頃の練習の成果を披露して熱戦を繰り広げた。 大会は個人戦5部門と団体戦2部門が実施された。選手はトーナメントとリーグ戦形式で優勝を目指し、素早い動きで竹刀を次々と打ち込んだ。
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富士山と藤枝の風景捉える 宮崎さん(富士)写真展 藤枝
富士市の写真家宮崎泰一さん(47)の写真展「富士山と藤枝への想い」が13日まで、藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋ギャラリーなまこ壁で開かれている。富士山と藤枝を題材にした作品約40点が並ぶ。 会場1階には富士山を背景にした裾野の冬花火や新茶風景、丘の菜の花から見える富士の夜景などを展示した。昨年撮影した富士山の写真をまとめたカレンダーも月ごとに飾っている。2階は岡部宿大旅籠柏屋の竹あかりや藤枝の体験イベントでの一場面、志太天神ひな街、県指定無形民俗文化財の朝比奈大龍勢の様子を捉えた作品がそろう。 宮崎さんは「富士山の絶景写真はもちろん、藤枝の風景写真も楽しんでほしい」と話した。
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首都圏と藤枝市の人材や企業をつなぐ 田久保博樹さん【とうきょうウオッチ 静岡へ発進&発信】
オフィスプロデュースなどを手がける「ヒトカラメディア」(東京都)の取締役。地域活性化支援にも力を入れている。藤枝市と6月に連携協定を結び、首都圏との人材、企業間交流を後押しする。37歳。 -藤枝市での活動は。 「コワーキングスペースやシェアオフィスなど拠点間の人材交流を足掛かりに、関係人口の増加や企業の成長につなげていく。どうしても東京の方が先端事例は多い。地元に持ち帰って事業に生かしてもらえたらいい。東京ではやりにくいが、地方では挑戦しやすいという事業もある。地方に興味がある首都圏の企業をうまく誘導したい」 -どのような理念で地域活性化支援に携わっているか。 「都市も地方も働くも暮
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まとい行列や出店 夏の風物詩楽しむ 藤枝・上伝馬商店街
藤枝市の上伝馬商店街で5日夜、「納涼夏まつり」が開かれた。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの開催。待ちに待った夏の風物詩を多くの地元住民らが楽しんだ。 東西約400メートルを交通規制した商店街では、飲食を販売する出店が並んだ。藤枝西幼稚園児のパレードや藤枝太鼓の演奏、まとい行列も行われ、祭りを盛り上げた。 商店街近くの同市本町1丁目の駐車場では、長楽寺商工振興会が夏まつりを実施し、模擬店やゲームのブースを設けた。
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中高生31人 看護の仕事体験 藤枝市立総合病院
藤枝市立総合病院は4日、中高生を対象とした「看護部1日職場体験会」を実施し、県中部の中学2年から高校3年までの生徒31人が現場で看護の仕事を体感した。 看護師による講話が行われ、生徒は同病院の機能や看護の役割、魅力、大変さを学んだ。4グループに分かれ、防護服の着用やバイタルサインの測定を体験。救急病棟や手術室、臨床工学センターなど院内の施設を見学し、現場の雰囲気も確認した。集中治療室(ICU)や一般病棟といった各部署の看護師は仕事内容とやりがいを紹介し、看護の魅力をアピールした。 参加した清流館高2年の中村好花さん(16)は「具体的な仕事を見たくて参加した。普段は見ることができない施設を
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旅人の弁当作りに挑戦 藤枝・岡部宿柏屋で旅籠の食事講座
藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋で5日、江戸時代の旅人に振る舞われた旅籠の食事を学ぶ講座が開かれ、親子連れが旅人の弁当作りを体験した。 岡部宿近くにあるおにぎり店「ゆとり庵」の植田稔雄店主(69)の指導を受け、子どもたちはかまどを使って炊きあげた1升半のご飯を使い、おにぎり作りに挑戦。ビニール手袋を着用した手に塩を付け、丸く団子状に握り、徐々に形を整えた。丁寧に握って三角形が完成すると、「おいしそう」と笑顔を見せた。 大根とこんにゃくを焼いてみそを塗った田楽も作り、おにぎりに加えた。出来上がった弁当はそれぞれ持ち帰った。 参加者は「おむすび」と「おにぎり」の語源の違いについて、
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自身の夢 特技交えプレゼン 「ビューティージャパン」静岡で予選
社会で活躍する魅力的な女性を発掘するコンテスト「ビューティージャパン」の静岡、山梨両県在住者を対象にした予選大会が5日、静岡市葵区の複合施設「アルティエ」で開かれた。事前選考を通過したファイナリスト33人がそれぞれ思い描く夢や未来について、特技などを交えた表現方法で発表した。 予選大会には20~54歳の約100人が応募し、面談で選ばれた33人が3分間のプレゼンテーションに臨んだ。これまでの経験を踏まえ、女性ならではの輝き方や自分らしく生きる大切さ、周囲への感謝などをテーマに映像や写真を使って語った。歌やダンスを披露する出場者もいた。 グランプリと準グランプリを受賞した計7人は11月に横浜市で
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学生が「藤枝情報」発信 市広報課でインターン
藤枝市は4日、大学生が市役所の仕事を学ぶインターンシップを市内で開き、県内外の学生3人が広報課の業務を体験した。 参加したのは名城大3年の松尾蒼生さん(20)=焼津市出身=と静岡大3年の谷坂佳祐さん(21)=島田市出身=、静岡産業大3年の伊藤信治さん(21)=静岡市葵区出身=。松尾さんと谷坂さんは藤枝東高を卒業し、伊藤さんは藤枝のキャンパスに通う。藤枝の魅力向上や活性化を目指して情報発信したいという理由で参加した。 学生は広報課職員の指導を受けながら、市内各地で取材活動に励んだ。同市時ケ谷の二ツ池では、8月末まで見頃を迎えているハスを動画で撮影。市梨業振興会の大石幸男会長を訪ね、藤枝特産のブ
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バリアフリー絵本展 静岡福祉大、藤枝の図書館と開催 子どもたち笑顔に
静岡福祉大(焼津市)のバリアフリー文庫が所蔵する「バリアフリー絵本展」が27日まで、藤枝市立駅南図書館で開かれている。同大と同図書館の連携事業の一環。布絵本作りの先駆者といわれる「ふきのとう文庫」(札幌市)と、布絵本作家山本敬子さん(島田市)の作品計30点が並ぶ。 布絵本は視覚、知的障害で絵本を読めない子どもたちが触って楽しめるよう、ボタンやひもなどを使って工夫されている。ふきのとう文庫からは動物や虫、果物の作品が展示され、文字がなくても理解できる温かみのある本がそろった。 山本さんは「ちょうちょう」や「うさぎ」といった童謡を題材にした。同大の学生と共同製作した「ドライブ」は開くと車や弁
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経済再興へ施策検証 藤枝市 評価委 観光やスポーツなど
藤枝市はこのほど、専門家や市民の目線から市の施策の進捗(しんちょく)状況などを検証する「行政サービス評価委員会」を市役所で開いた。アフターコロナとポストコロナを見据えた地域経済活動の再興の施策について、委員と市幹部らが意見を交わした。 市の行政運営の指針である第6次総合計画の基本目標「魅力と活力、持続力ある地域がつながる藤枝づくり」を重点テーマに、観光と交流施策、スポーツと文化の振興、中心市街地と中山間地域の活性化施策に関して評価した。 委員からは、大河ドラマ「どうする家康」の放映による全国的な家康ブームの中、田中城をはじめ、家康ゆかりの史跡や史実に基づいた食など独自のレガシーを効果的に売り
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模擬都市運営へ こども議会抱負 12、13日 藤枝でイベント
子どもたちが作り上げた模擬都市での仕事や買い物を通じて、社会の仕組みを学ぶ職業体験型イベント「スマイルキッズタウンふじえだ2023」(NPO法人スマイルプロジェクト主催)が12、13の両日、藤枝市生涯学習センターで開かれる。開催を前に、運営の中心を担うこども議会のメンバーらが4日、市役所に中村禎教育長を訪ね、意気込みを語った。 昨年の同イベントで行った選挙で、こども市長に選ばれた宇都木一吾さん(青島中2年)とこども副市長の興津ひまりさん(静岡大付属島田中1年)、こども市議の笠原総志さん(藤枝中1年)、大須賀瑚華さん(西益津小6年)、岡本瑠璃さん(青島小4年)の計5人が一人ずつ自己紹介し、抱負
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平和の尊さ 広島で考えたい 6日の式典参列 掛川、藤枝、森の児童生徒【戦後78年 しずおか】
新型コロナウイルスの5類移行後初めての夏を迎え、静岡県内各市町による広島市の平和記念式典への児童生徒の派遣が、コロナ禍前の水準に戻りつつある。4年ぶりに6日の式典に小中学生を派遣するのは掛川、藤枝、森の3市町。行政、教育関係者は「現地でしか分からないことを感じてきてほしい」と期待する。 7月20日、掛川市の城東中の校内で、同市訪問団メンバーの3年堀川那々帆さんと寺田希瑠[のえる]さんが、全校生徒約200人で作った千羽鶴を確認していた。同市は城東と原野谷、西の3中学から各2人を派遣する。 幼少期から祖母の戦時中の経験を伝え聞いてきた堀川さんにとって、訪問団への立候補は自然な流れだった。「
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静岡県茶品評会、相藤さん(川根本町)ら農水大臣賞 優秀産地賞に浜松天竜など
第58回静岡県茶品評会(JA静岡経済連、県茶業会議所主催)の審査結果が3日、発表された。最高賞の農林水産大臣賞(1等1席)は普通煎茶の部で相藤園の相藤裕次さん(川根本町)、深蒸し煎茶の部でやまま満寿多園顧問の三倉豊博さん(御前崎市)、碾茶(てんちゃ)の部で市之瀬の里の森岡利久さん(藤枝市)がそれぞれ受賞した。 県知事賞(1等1席)には、つゆひかりの部で山仙河原崎製茶の河原崎静二さん(御前崎市)、丸イ西谷製茶代表の西谷祥治さん(牧之原市)が選ばれた。 産地ごとに審査合計点数を競う優秀産地賞は、普通煎茶が浜松市天竜区、深蒸し煎茶が掛川市、碾茶が藤枝市に決まった。 品評会は1日から静岡市葵区
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薬局内で涼んで 杏林堂 静岡県内5店舗 9月末まで
ドラッグストアの杏林堂薬局はこのほど、熱中症予防のための避暑用施設「クーリングシェルター」の提供を県内5市町の5店舗で始めた。営業時間中に常時空調が効いた店内のイートインスペースを涼める休憩場所として開放する。9月末までの予定。 市町が公共施設や商業施設などをクーリングシェルターとして指定できる改正気候変動適応法が来年にも施行されるのを前に、包括連携協定を結ぶ市町と連携して実施した。鷲津店(湖西市)、袋井下山梨店(袋井市)、浜岡店(御前崎市)、藤枝清里店(藤枝市)、吉田店(吉田町)に設けた。5店舗とは別に、静岡松富店(静岡市葵区)は店舗独自の取り組みとして行う。 各シェルターでは、ポスタ
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企業版ふるさと納税 藤枝市、静岡県内外47社に感謝状 22年度寄付総額過去最多
藤枝市は2日、2022年度企業版ふるさと納税で市に寄付をした県内外の47社に感謝状を贈った。寄付総額は例年の約6倍となる3200万円超と過去最多。女性の創業・就業支援やDXの推進、サッカーを核としたまちづくり、移住定住の促進などの事業に活用する。 藤枝市の小杉苑で贈呈式が行われた。寄付企業を代表して、村上開明堂(静岡市葵区)の村上太郎社長とアイワホールディングス(同)の藤井嗣也会長が北村正平市長から賞状を受け取った。北村市長は「本市独自の創生に向けた取り組みに支援をいただき、大変心強い。今後の取り組みをさらに発展させていくためには、皆さまとの連携が必要。皆さまの企業活動にも貢献できるよう努
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「江戸時代の旅」感じる 土産物や飲食メニュー 15日まで募集 静岡、藤枝の事業者対象
静岡、藤枝両市の関係団体でつくる「駿州の旅日本遺産推進協議会」は15日まで、オリジナルブランド「駿州堂」の商品開発プロジェクトの参加事業者を募集している。江戸時代の旅を感じさせる土産物や飲食メニューを認定し、東海道の魅力発信につなげる。 土産(飲食物)と飲食メニューの2部門に分けて募集する。「江戸」や「旅」をコンセプトに、新たに開発した商品のほか、既存商品も申請できる。静岡市か藤枝市に事業所があることが条件。 日本遺産「日本初『旅ブーム』を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅」を生かした地域活性化に向けて2022年度に始まった事業で、初年度は24事業者が参加した。認定商品は両市がPRを担い
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小中教職員が夏季研究大会 静岡県内各地 焼津では理科
静岡県内の小中学校教職員でつくる県教育研究会の夏季研究大会が2日、始まった。2、3の両日を中心に21研究部の授業実践の発表や講演が県内各地で行われる。 焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれた理科の大会は「夢と感動をもって自然と向き合い、主体的に追究し、科学の世界を広げる理科教育」をテーマに、県中西部の学校の実践例が報告された。 藤枝市立高洲中の伊藤泰希教諭は生徒の疑問点を元に授業を展開したり、専門用語の解説をせず、実験を通してそれぞれが自分の言葉で表現できるように導いたりしたことを紹介した。アンケートで授業に意欲的に取り組む生徒が増えた一方、難しさを感じると答えた生徒もいたため配慮が必要と
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地域と芸術家 高め合い交流 静岡県内、アート・ワーケーション定着
静岡県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」が手がける地域住民とアーティストの交流促進事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」が3年目を迎え、取り組みが定着しつつある。2023年度は県内のNPOや自治体、企業など17団体がアーティストの受け入れに手を挙げ、表現の幅を広げたいと各地から100人以上のアーティストが応募した。ACしずおかは「全国的に認知されてきている」と手応えを口にする。 MAWは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」を行うアーティストに、地域の団体を紹介する。受け入れ先でアーティストによる地域の魅力発信、関係人口の増加、
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⚽J2藤枝 MF河上 右膝の靭帯断裂で全治6~8カ月
J2藤枝は1日、MF河上将平が右膝前十字靱帯(じんたい)断裂で全治6~8カ月のけがを負ったと発表した。河上は7月29日のアウェー仙台戦で貴重な同点ゴールを挙げてチームの勝ち点1獲得に貢献したが、接触プレーで交代していた。
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親子でゲット!“焼津カード” 5枚目は「シークレット」 市役所若手職員が企画
焼津市内の観光スポットに置かれたカードを収集するイベントが1日、始まった。ターントクルこども館など4施設を周遊しながらカードを集め、ゴールの市観光協会に向かうと5枚目のシークレットカードを入手することができる。9月30日まで。 企画したのは市役所若手職員でつくる「市役所若者倶楽部」のグループ。昨年度好評だったことから内容を少しだけ変更して実施する。昨年度実施分を分析したところ、家族層の利用者が多かったことから、今回は配布場所を親子で体験できる施設に絞った。 配布場所はターントクルこども館、市消防防災センター、深層水ミュージアム、焼津小泉八雲記念館、市観光協会。各施設を訪ねると、市内スポ
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断水備え井戸共用 静岡市 台風教訓に登録制度
静岡市は、大規模災害に備えて自治会や個人宅、事業所の井戸を「災害時協力井戸」として登録する取り組みを始めた。2022年9月の台風15号で清水区を中心に大規模な断水が発生した教訓を生かし、取水源や水道管が被災した際に市民の生活用水の確保につなげる。 同区では台風15号の影響で約6万3千世帯が断水し、完全復旧まで最大13日間を要した。トイレや風呂、清掃に使う生活用水の確保が難しく、給水所までの移動や大量の水を運搬するのが困難な市民もいた。市は公共施設以外の井戸の設置場所や数を把握できておらず、災害時には個別に協力を求めることは難しいため、民間の井戸をあらかじめ登録し、地域で協力して住民に生活用
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藤枝市役所サッカー部、目指せ全国7連覇 壮行会で意気込み
4日開幕の第49回全国自治体職員サッカー選手権大会(茨城県ひたちなか市)に出場する藤枝市役所サッカー部の壮行会が1日、市役所で開かれた。部員とスタッフが出席し、北村正平市長や市職員らを前に、大会史上初の7連覇と史上最多の34回目の優勝に向けて意気込みを語った。 サッカー部の五十川訓久部長(病院総務課)は「新たな記録に挑戦する大会。優勝旗を藤枝に持ち帰ってくることで、蹴球都市藤枝を全国に力強く発信するとともに、お世話になっている方々に少しでも元気と明るい話題を届けたい」とあいさつ。北村市長は「一戦一戦全力を挙げて戦ってほしい。優勝旗を持ち帰って皆さんの勇姿をまた見られることを楽しみにしている
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⚽静岡県勢ゆかり御殿場と藤枝で声援熱く サッカー女子W杯1次L1位通過 同級生や先輩躍動「誇り」
サッカー女子ワールドカップ(W杯)で日本がスペインに4-0で快勝し、3連勝で1次リーグ1位通過を決めた31日、「なでしこジャパン」に代表選手を輩出したゆかりのある御殿場市と藤枝市で関係者が集まり、大きな声援を送った。 先発した遠藤純選手(エンゼルシティー)ら代表5人が育った「JFAアカデミー福島」の本県拠点である御殿場市では市役所でパブリックビューイング(PV)が実施された。選手たちと交流があった市民ら約80人が集まり、スクリーンに熱い視線を送った。 前半12分に遠藤選手のパスで得点が生まれた瞬間、会場に歓声と笑顔があふれた。後半にアカデミー出身の守屋都弥選手(INAC神戸レオネッサ)が
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「シルビアがあったから」 藤枝東高サッカー部宿舎のホテル閉業へ OB、現役生感謝
サッカー名門校の藤枝東高の部員が宿舎として利用し、経営難を理由に閉業する藤枝市稲川のホテルシルビア(菊川一夫社長)で31日、「ありがとうシルビアの会」が行われた。OBや現役部員、学校教員、後援会関係者ら計約50人が集まり、長年サッカー部員の生活を支え続けた菊川社長(80)と副社長の妻千枝子さん(79)、長女の内藤朝子さん(56)に感謝の気持ちを伝えた。 OBからはJ2ジュビロ磐田の山田大記選手(34)や藤枝MYFCの平尾拳士朗選手(22)ら現役プロ選手が駆け付けた。山田選手は「シルビアがあったから今の僕たちがいる。感謝と恩返しの気持ちを大切に持ち続け、自分の人生を頑張っていきたい。元気でい
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名波さん(日本代表コーチ)らサッカー指導 川根本町 プロの技に小中高生真剣
川根本町で公営塾を運営する「Birth47」(東京都)は30日、サッカー日本代表コーチの名波浩さん(50)=藤枝市出身=を招いたサッカー講習会を同町の旧中川根第一小で開いた。地元の小学生~高校生約50人が第一線で活躍する指導者から手ほどきを受けた。 プロによる指導を通じて子どもたちに刺激を与え、夢や成長につなげることが目的。名波さんのほか、元日本代表の平野孝さん(49)=静岡市清水区出身=と久保竜彦さん(47)も講師を務めた。参加者はグループに分かれ、名波さんからパス、平野さんからドリブル、久保さんからシュートの指導を受けた。 名波さんは相手の名前をしっかり呼びながら、常に体を動かしてパ
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茶況(7月31日)煎茶などセール JA大井川藤枝工場
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場は18日まで、煎茶などを安値で販売する「ひまわりセール」を行っている。帰省者を狙い、夏場の売り上げを伸ばす。 やぶきた茶「天下一」や深蒸し、中蒸し、抹茶など限定6品目を2割引き以上で販売する。急須とフィルターインボトルも2割引きのセール価格。茶関連商品をまとめた「夏の福袋」や、くず餅など夏のスイーツをそろえ、水出し茶も好評を集めている。 同工場は31日まで、緑茶夏セールも実施中。藤枝茶ブランドの藤枝かおりや稲葉の雫(しずく)、山の息吹などの袋詰めセット商品を販売している。 問い合わせは同工場<電054(643)5511>へ。
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⚽藤枝順心が日本一 選手権に続きV 全国高校総体サッカー女子
北海道を舞台にした全国高校総体(インターハイ)は30日、帯広市でサッカー女子決勝を行い、藤枝順心が3-0で聖和学園(宮城)を下し、7年ぶり2度目の優勝を飾った。1月の全日本高校女子選手権に続く冬夏連続優勝で両大会合わせ通算8度目の日本一。今大会の県勢金メダル第1号となった。 藤枝順心は前半3分にFW辻沢亜唯がゴール前のクロスに頭で飛び込んで先制すると、14分にもFW高岡澪がCKに合わせた。後半26分にはMF久保田真生がドリブル突破から3点目。いずれも昨年のU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場した3選手のゴールで圧倒した。 今大会は大阪学芸との1回戦を土壇場でPK戦に持ち込ん
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飛べ!! 自作水ロケット 吉田でイベント 親子ら飛距離競う
吉田町の理科実験体験施設「ちいさな理科館」は29日、開館13周年を記念したイベント「ちいさな理科館の日」を開いた。町内外から多くの親子連れが訪れ、科学への興味関心を深めた。 空気の圧力によって水がはじき出される推進力を利用する水ロケット飛ばしのコーナーでは子どもたちが自作のペットボトルロケットを用いて飛行距離を競った。好記録が飛び出すと会場から歓声が上がった。藤枝市から訪れた小長谷春貴君(7)は「羽の長さを調整したり、飛ばし方を調べたりと工夫した。良い記録が出てうれしい」と笑顔で話した。 このほか館内ではストローを使った飛行機や人工イクラの製作体験なども行われた。
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⚽サッカー女子・藤枝順心、決勝へ 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は29日、北海道で行われ、静岡県勢はサッカー女子準決勝で藤枝順心が1点を追う後半終了間際に2―2と追い付き、PK戦の末に星槎国際湘南(神奈川)を破って決勝進出を決めた。7年ぶりの優勝を懸け、30日の決勝で聖和学園(宮城)と対戦する。 ▽女子準決勝 藤枝順心 2(1―0 1―2)2 星槎国際湘南(神奈川) (PK4―2) ▽得点者【藤】高岡、辻沢(PK)【星】国吉、宮本 【評】藤枝順心が後半のラストプレーで追い付き、PK戦で星槎国際湘南を下した。 前半15分に高岡のゴールで先手を取りながら運動量が落ちた後半11、20分に連続失点。その後は決定機をつくれなかった
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空気砲使った実験楽しむ 藤枝でイベント
藤枝市教育委員会は29日、科学体感イベント「フジエダ☆サイエンスキッズラボ」を市生涯学習センターで開いた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターや静岡科学館る・く・る、ディスカバリーパーク焼津天文科学館、静岡大が協力した。科学に関する多彩な企画が用意され、多くの親子連れでにぎわった。 メイン企画の静岡科学館サイエンスショーでは、同科学館の職員2人が風船やビニール袋を使って実演しながら、空気の流れや重さなど性質を説明した。大きな風船が浮く原理や家でも遊べる空気砲の作り方を紹介。子どもたちと一緒に、段ボールやゴミ箱の空気砲の中に煙をためて発射し、空気の流れを確認した。 オリジナルの星座
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「カエルと貝 捕まえたよ」 田んぼで生き物観察会 浜松市北区
浜松市北区で減農薬での米栽培に取り組む細江特別栽培米研究会と奥浜名湖観光協会は27日、子どもを対象にした「田んぼの生き物観察会」を同区細江町で開いた。 1歳から小学4年までの15人が参加し、水田環境鑑定士の江崎敦子さん(藤枝市)とともに、同町のブランド米「細江まいひめ」を栽培している田んぼを調査した。メダカやフナ、ドジョウ、カワニナ、水生昆虫など約20種類を見つけ、網などで捕まえて観察した。 調査後は、同研究会で活動する同町のミートレストラン「とんきい」が細江まいひめを使用して作ったカレーを味わった。和田礼理ちゃん(5)=浜北区=は「カエル2匹と貝を捕まえられて楽しかった」と笑顔を見せた
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親子で学ぶ科学の世界 藤枝市教委がイベント サイエンスショーや体験講座も
藤枝市教育委員会は29日、科学体感イベント「フジエダ☆サイエンスキッズラボ」を市生涯学習センターで開いた。宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターや静岡科学館る・く・る、ディスカバリーパーク焼津天文科学館、静岡大が協力した。科学に関する多彩な企画が用意され、多くの親子連れでにぎわった。 メイン企画の静岡科学館サイエンスショーでは、同科学館の職員2人が風船やビニール袋を使って実演しながら、空気の流れや重さなど性質を説明した。大きな風船が浮く原理や家でも遊べる空気砲の作り方を紹介。子どもたちと一緒に、段ボールやゴミ箱の空気砲の中に煙をためて発射し、空気の流れを確認した。 オリジナルの
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家康三大危機「伊賀越え」助けた 小川孫三と西尾吉次 ゆかりの地・藤枝/掛川
織田信長が明智光秀に急襲され横死した天正10(1582)年の「本能寺の変」の後、明智勢や各地の住民から命を狙われた徳川家康が、当時滞在していた堺(現大阪府)から命懸けで領地の三河(現愛知県)に帰還したとされる「伊賀越え」。家康の生涯三大危機に数えられることもある出来事が今夏、救った人物のゆかりの地である藤枝、掛川両市で注目されている。 藤枝市本町の白子名店街は、伊賀越えの際に伊勢の白子(現三重県鈴鹿市)で家康を野盗からかくまった農民の小川孫三が、住み続けられなくなった故郷の代わりに家康から譲り受けた土地を切り開いて発展させたと伝わる。現在も同名店街の一角で、孫三の子孫・小川家15代目に当た
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国1バイパス 4車線化を 藤枝市長、国交省に推進要望
藤枝市の北村正平市長は28日、国土交通省に豊田俊郎副大臣を訪ね、国道1号藤枝バイパスの全線4車線化事業の推進を要望した。特に、渋滞が激しい広幡インターチェンジ(IC)―薮田東IC区間の早期供用開始を求めた。 北村市長は終了後の取材に、4車線化の実現に向けた工事が佳境に入っているとの認識を示し「さらなる促進をお願いした」と述べた。瀬戸谷地区での「道の駅」の整備への支援も訴えたと説明。既存の温泉施設「ゆらく」の隣接地で陶芸センターとの一体的な運用を計画していて、「中山間地活性化の拠点になる」と強調した。 豊田氏は4車線化について「鋭意努力していく」などと応じたという。自民党の井林辰憲氏(衆院静岡
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花モチーフ ガラス絵など44点 島田出身の永田さん、藤枝で個展
島田市初倉出身で、女子美術大の非常勤講師を務める画家永田治子さん(62)=東京都=の個展が28日、藤枝市青木のコーンフィールド藤枝店で始まった。8月6日まで。 花をモチーフとしたガラス絵を中心に、キャンバスやアクリル板といった多様な素材、画材を用いて計44点を展示販売している。つぼみや枯れている状態など花が変化していく様子を描いた。ガラス絵の額もガーゼや石こうで加工して制作した。永田さんは「一つ一つ大事に作った。それぞれに好きな作品を見つけてもらいたい」と話した。 個展は午前10時~午後6時。店舗は8月2日が定休日。
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藤枝ブランド梨「藤里梨」PR 市長に贈呈、市民に試食会も
藤枝市梨業振興会の大石幸男会長ら役員が27日、市役所に北村正平市長を訪ね、収穫期を迎えた藤枝特産のブランド梨「藤里梨」をPRした。 大石会長らは早熟品種の「喜水」を持参し、北村市長に贈呈した。大石会長は「猛暑日が続き、例年よりも生育は約1週間早い。糖度が高く、甘くておいしい」と評価し、北村市長は「連携してPRしていきたい」と述べた。 市役所玄関ロビーでは来庁者への試食会を行った。振興会の会員が特設コーナーを設けて約6キロ分の喜水を切り分け、多くの市民が味わった。 振興会は市内13の梨農家で構成する。喜水は柔らかくてみずみずしく、糖度の高い梨。9月まで新水、幸水、豊水といった品種が順に旬を迎え
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茶況(7月27日)掛川の山啓製茶 3連覇 東京都優良茶品評会
第51回東京都優良茶品評会(都茶協同組合主催)が都内で開かれ、掛川市伊達方の山啓製茶が仕上げ茶1キロ7千円の「都の華」部門で、3年連続で1等1席の農林水産大臣賞に輝いた。3連覇は史上初という。 昨年に連覇を果たし、プレッシャーがある中、試行錯誤を重ねた。渡辺直利製造部長(53)は「難しい年だったが慎重かつ丁寧に仕上げた。香りや水色などバランスが良くなるよう意識した」と語り、弟の高良営業部長(49)は「過去2回の経験を生かし良い原料を見極めたことが3連覇につながった」と振り返る。 斎藤徹社長(54)は「地域の農家や茶業関係者、社員に感謝したい。栄誉ある賞を3回受賞できうれしく思う」と話した
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自宅放火詐欺未遂 消防士長を懲戒免 静岡市消防局
静岡市消防局は27日、非現住建造物等放火と詐欺未遂の罪に問われて公判中の島田消防署消防士長の男(26)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。 市消防局などによると、被告は昨年12月2日、藤枝市内の自宅に自ら火を放って全焼させ、損害保険会社に虚偽の事故状況を申告して保険金をだまし取ろうとしたとされる。今月12日に静岡地裁で開かれた初公判で、被告は起訴内容をおおむね認めた。 池田悦章市消防局長は「今後職員に対し、職場の内外を問わず一層の綱紀粛正を図るとともに、市民の信頼回復に努める」とコメントした。
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「理美容甲子園」東海大会で入賞 藤枝・フリーエース美容学校生 全国大会へ抱負
愛知県で19日に開催された第15回全国理容美容学生技術大会(理美容甲子園)東海地区大会で入賞したフリーエース美容学校(藤枝市)の学生らが26日、市役所を訪れ、北村正平市長に結果を報告するとともに、10月の全国大会に向けて抱負を語った。 東海地区大会には同校から19人が出場し、11人がアップスタイルとカット、ワインディングの3部門で入賞した。アップスタイルの広田菜央さんとカットの新貝拓己さんは準優勝、アップスタイルの河野奈津貴さんとカットの影山皓之輔さんは3位に入った。いずれも2年生の4人は大阪市で行われる全国大会に出場する。 同校の古田光輔校長ら学校関係者と共に訪問した学生は「全国大会で優勝
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感動フォト 手塚さん(掛川) 特選 はままつフラワーパークが審査
浜松市西区のはままつフラワーパークは26日、「感動フォトコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の審査を行い、最高賞の特選は掛川市の手塚光次さんの作品「桜流星」が輝いた。理事長賞は袋井市の原田清仁さんの「藤のトンネル」が受賞した。 浜名湖花フェスタ期間中(3月21日~6月11日)に園内で撮影した作品を募集し、353点が寄せられた。市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長らが審査し、入選作20点が決まった。 塚本理事長は「力作ぞろい。パーク内の隠れた魅力を写しだした作品も多かった」と講評した。 入選作は8月下旬ごろから園内に展示し、広報活動に活用する。このほかの入賞者は次の通り。 準特選 池島あゆ
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⚽J2藤枝 チーム得点王・渡辺りょう移籍で先発争い勃発「次のエースは…」FW陣火花
チーム得点王の渡辺りょう(26)がJ1C大阪に電撃移籍したことを受け、J2藤枝のFW陣の中で激しい先発争いが勃発している。須藤監督は「違う色を出してほしい」と新エース誕生に期待を寄せる。 今季26試合で13ゴールと抜群の得点力を見せてきた渡辺の移籍はチームにとって痛手だが、控えに甘んじてきた選手たちには絶好の好機。「ライバルに負けたくない。ゴール前のアイデアと、左右両足からのシュートが持ち味。まず1点取りたい」。大卒2年目の中井崇仁(24)はJ初ゴールへ決意を示す。 「コンディションは100%」とブラジル人FWアンデルソン(22)の鼻息も荒い。コロナ禍の余波で入国手続きが遅れていた妻が来
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生理用ナプキン設置 藤枝市、公共施設54カ所
藤枝市は25日、女性が生きにくさを感じない環境づくりを推進するため、各地区交流センターなど計54カ所の女性、多目的トイレに生理用ナプキンを試験的に設置した。トイレの洗面所に置き、必要とする人が利用できる。12月28日まで。 設置場所は市内10地区の交流センターのほか、生涯学習センターと岡部支所分館、文化センター。女性の支援活動を行う団体「レッドボックスジャパン」(東京)の協力を得て実施している。QRコードを使い、女性のニーズを把握するためのアンケートと女性相談の案内も行う。
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全日本サーフィン優勝 久保池さん(藤枝葉梨中)喜び報告
6月に福島県で開かれた第40回全日本級別サーフィン選手権大会で優勝した藤枝市立葉梨中3年の久保池大和さん(14)が25日、市役所を訪れ、中村禎教育長に結果を報告した。 大会は選手の技術レベルを判定する「サーフィン検定」で得た級区分別に実施され、久保池さんは100人のエントリーがあった「ショートボードメンマスター3級」に出場した。昨年の1回戦敗退の悔しさをバネに日々練習し、今大会は優勝に加え、優れたライディングで会場を沸かせた選手に贈られるベストライディング賞も受賞した。 久保池さんは葉梨小5年時にサーフィンを始めた。所属は磐田市のサーフショップ「クレールサーフルーム」。毎週土、日曜は同市の豊
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熱気球 気持ちいい 藤枝で夏フェス 家族連れ自然満喫
藤枝市瀬戸ノ谷のおれっぷ大久保グラススキー場・キャンプ場でこのほど、夏休みの恒例企画「大久保サマーフェスティバル」が開かれた。自然豊かな環境を生かした多彩な催しが行われ、多くの家族連れらでにぎわった。 午前6時から始まった熱気球体験は、早朝にもかかわらず約80人が参加し、山に囲まれた自然を満喫した。参加者からは「空を飛んでいるみたいで気持ちが良かった」「楽しくて、あっという間に時間が過ぎた」と好評だった。 スキー場の芝の斜面を使った「流し朝ラーメン」や、はやりのテントサウナ体験も行われ、子どもから大人までが楽しんだ。
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脱炭素 企業で創意工夫 静岡でセミナー、技術展示会
静岡県内の官民連携組織「県企業脱炭素化推進フォーラム」はこのほど、脱炭素をテーマにしたセミナーと技術展示会を静岡市駿河区で開いた。製造業や金融機関、経済団体などの約200人が、温室効果ガス削減策への理解を深めた。 事例報告を行った加工食品メーカーの藤枝農産加工所(藤枝市)は、排出原料を発酵させたメタンガスでのバイオマス発電や、空気圧縮機からの排出熱活用などの省エネ対策を紹介。光熱費と二酸化炭素(CO2)の両方を削減した成果を示した。牧野恭三社長は「電球のLED(発光ダイオード)化などの細かい対策でも、積み重ねれば効果は大きい。新しい省エネ技術を導入できるように常に関心を持ちたい」と話した。
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中国・杭州市の“記者”浜松市長を取材 友好都市から小中生訪問
浜松市と友好都市協定を締結している中国・浙江省杭州市の小中学生が25日、浜松市役所を訪れ、“記者”として中野祐介市長にインタビューした。 訪れたのは現地・浙江衛星テレビ局の番組で「豆記者団」として取材活動を行っている小学3年~中学1年の28人。中野市長は浜松市を「豊かな自然と優れた景観があり、音楽の都、国内有数の産業集積都市でもある」と紹介し、さらなる交流拡大を呼びかけた。 代表して3人が「杭州市に行ったことはあるか?」「両市が協力し、発展する可能性が高い分野は?」などと質問すると、中野市長は「杭州市には行ったことはないが、秋に開催される国際会議に出席したい」「新型コロナの影響もなくなり、ビ
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茶況(7月24日)煎茶の手もみ体験 藤枝の朝比奈一小児童ら
藤枝市立朝比奈第一小の3年生と6年生がこのほど、煎茶の手もみ体験を同市岡部町のJA大井川朝比奈支店茶作業場で行った。 手もみの工程の進み具合が異なるホイロが4台用意され、児童は岡部町茶手揉保存会の指導を受けながら葉振るいや回転もみ、もみ切り、こくりといった一連の作業を体験した。岡部茶商の指導で朝比奈玉露の茶葉の量や湯量、温度、抽出時間など入れ方も学び、最後の一滴まで味わった。 児童からは「お茶をもっと好きになった」「玉露は香りがいい」「口の中に味が残る」と好評だった。同保存会の宮崎次夫会長は「手もみ体験と玉露の入れ方を合わせて学べることは貴重」と話した。 (藤枝支局・青木功太) 台な
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焼津の酒米原料 カップ酒いかが? 全工程地元にこだわり完成 志太泉酒造(藤枝)
焼津市の農家でつくる「焼津酒米研究会」の育てた酒米を原料にした、志太泉酒造(藤枝市宮原)の新商品「NYAN CUP(ニャンカップ)」が完成した。8月から焼津市中新田の酒類販売店「リカーズグリーン」を中心に販売する。原材料、造酒、販売と全ての工程を地元で賄うことにこだわった。若い人など日本酒初心者でも手に取りやすいように180ミリリットルのカップ酒で売り出す。 3者連携商品の企画が持ち上がったのが昨年。コロナ禍明けに伴い戻りつつある観光客を迎える際に、「魚だけではない焼津の売りを作りたい」(リカーズグリーンの大塚洋平さん)という思いから商品化に着手した。 酒米の稲は伸びやすく、台風シーズン
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幼なじみ異色タッグ 農家×映像デザイナー 古里・藤枝の茶もり立て
藤枝市で4代続く「マルムラ製茶」の中村倫男さん(41)と映像デザイナーとして活動する幼なじみの西形圭吾さん(42)のタッグが都内で運営する無農薬の有機栽培茶直売店が今年、開業9年目を迎えた。家族経営の農家が都内に専売店を持つケースは珍しく、オーナーとして店頭に立つ西形さんは「消費地と産地を結ぶ存在になりたい」と意気込んでいる。 直売店「NAKAMURA TEA LIFE STORE」があるのは古い建築物を生かしたカフェや店舗が並ぶ台東区蔵前。タイル職人の作業場だったという趣ある建物を活用した店内に、茶園の緯度・経度や収穫日を記したパッケージが特徴的な煎茶やほうじ茶、抹茶などが並ぶ。西形さん
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夢の仕事実現 喜び常に 静岡市駿河区用宗出身のCM音楽作曲家 仁科亜弓(にしなあゆみ)さん【とうきょうウオッチ 静岡へ発進&発信】
大手や県内企業のCM音楽を制作している。大学在学時からこれまでに手がけた150本以上の中には、一般になじみ深いメロディーも多い。2022年度からは藤枝市地域おこし協力隊員として、まちづくりにも携わる。49歳。 -音楽の道を志したのは。 「原点は5歳で始めた電子オルガン。14歳の時には音楽家になりたいと思っていた。大学4年間は静岡から東京へ新幹線で通ったり、卒業後もしばらくは鈍行列車で往復したりしていた。この時間に聴いたCDの量は財産。たくさんの人との縁を経て『音楽で食べる』という夢が実現できていることは喜びで、常にモチベーションになっている」 -数多くの企業のCM音楽を世の中に送り出し
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保育活動の魅力PR 藤枝でイベント 若手保育士が企画、実演
藤枝市保育協会はこのほど、保育士を目指す学生や保育に興味のある社会人に保育活動の魅力を発信するイベント「ほいくカフェ」を市産学官連携推進センターで開いた。市内保育園の若手保育士が企画し、保育の実演や手作りおもちゃの体験などを行った。 保育士は市内保育園や園児の活動をパネル展示で紹介。手遊び体操や読み聞かせを実演し、来場者の注目を集めた。来場者は保育士の指導を受けながら、おもちゃ作りに挑戦。野菜で作ったスタンプを紙皿に押し、プラスチックのフォークを柄にしたうちわを製作した。 来場者からは「実際に保育で使っているものを知れて参考になった」「就職につなげて考えることができた」と好評だった。
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⚽J2藤枝 青島中生デザインユニホームで勝利を 3戦限定、コラボTシャツもお披露目
藤枝市青島中の2年生がデザインしたサッカーJリーグ2部(J2)藤枝MYFCの夏季限定ユニホームとコラボTシャツのお披露目式が22日、同市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた。=関連記事10面へ デザイン者は限定ユニホームが石上梨奈さん、Tシャツは石上優咲さんで、1年生の時から総合的な学習の一環で取り組んだ。限定ユニホームは同市にちなみ松の木とウグイス、藤の花を取り入れ、黒の下地に金色で図柄を浮かび上がらせた。Tシャツは藤色とお茶の緑色を使った配色で、サッカーボールの模様を基に六角形を左肩から右腰へたすきのようにつなげた。 同日行われた金沢戦の前にピッチで選手と一緒にユニホームとTシャツ
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⚽藤枝MYFC リード守れず金沢と1-1 J2リーグ第27節
明治安田J2リーグは22日、各地で第27節の7試合が行われ、藤枝は金沢と1-1で引き分けた。 ②藤枝サ(2分け)▽観衆3557人 藤枝 10勝6分け11敗(36) 1(1―0 0―1)1 金沢 8勝4分け15敗(28) ▽得点者【藤】山原(1)【金】小野原(1) 【評】藤枝はリードを守り切れず、金沢と勝ち点を分け合った。 前半序盤は相手陣に押し込み、続けて好機をつくった。先制点は5分、コーナーキックをDF山原が左足で合わせた。中盤から度々ピンチを招いたが、相手シュートが3度ポストにはじかれるなど、無失点で折り返した。 後半途中からはボール支配率で大きく下回り苦しい展開に。選手
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島田の観光大使3人決定 「思い出つくる架け橋に」
島田市の観光親善大使を決める「さわやかしまだコンテスト」(市観光協会主催)が22日、市内で開かれ、加藤桃子さん(33)=同市=、岡本円香さん(35)=同市=、杉山紗也さん(31)=藤枝市=の3人が第14代さわやかしまだに決まった。 カネイ一言製茶で海外営業を担当する加藤さんは「これまでの経験を生かし、茶のPRなど島田の魅力を発信したい」と意気込んだ。大阪市出身の岡本さんは「祖母が初倉の茶農家出身で幼い頃から毎年のように島田に訪れていた。子どもから大人までが島田で思い出をつくる架け橋になりたい」と話した。「KADODE OOIGAWA」で販売促進などを担当する杉山さんは「多くの方が島田を好き
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藤枝の文化財保存 活用地域計画認定 文化審議会
文化審議会は21日、藤枝市が申請した文化財保存活用地域計画を認定した。地域内の文化財の総合的な保存活用方針や具体的な取り組みを示した計画。静岡県内での認定は計7市になる。 同市の計画は「東海道と山・里・まちが織りなす歴史文化を藤枝ブランドとして生かし、交流を生み出すまち」を基本理念としている。東海道と茶をテーマに、国登録有形文化財の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋や国指定史跡の志太郡衙(ぐんが)跡、県指定無形民俗文化財の朝比奈大龍勢などを主要な文化財として位置付け、市内全域の文化財を効果的に活用する。 市郷土博物館・文学館を拠点とした歴史文化の発信や、東海道ブランド化の推進、旧藤枝製茶貿易商館
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水害備え対策を市に要望書提出 藤枝市自治会連合会
藤枝市自治会連合会(増田勝利会長)はこのほど、各自治会の意見をまとめた要望書を市に提出した。水害に備えて住宅地を流れる河川の冠水対策や、志太中央幹線の未整備区間の早期着工、持続可能な自治会活動、新産業誘導エリアへの企業誘致などを盛り込んだ。 増田会長ら4人が市役所を訪れ、北村正平市長に要望書を手渡した。増田会長は「藤枝市の明るい未来を見据えた回答をお願いしたい」と要請し、北村市長は「地域の問題を自治会の皆さんと共に考え、暮らしやすい街を目指して改善していきたい」と応えた。
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藤枝駅北口東側の再開発 24年度着工へ本格始動 組合が設立総会
藤枝駅前一丁目9街区市街地再開発組合の設立総会が19日夜、藤枝市の小杉苑で開かれた。事業計画が6月末に川勝平太知事の認可を受け、2024年度に着工し、26年度末の完成に向けて本格的に動き出す。 事業計画によると、再開発地区は同駅北口東側の飲食店や住宅などが並ぶ約0・3ヘクタール。鉄筋コンクリート造りの地上21階建て(高さ約65メートル)で、延べ床面積約1万6千平方メートルの高層複合施設を建設する。ビルの1、2階は商業・業務施設や交流施設、3~21階には約130戸の分譲住宅が入る。総事業費は約70億円。 設立総会には組合や行政関係者ら約30人が出席した。同組合の鈴木健夫理事長は「事業はスタ
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藤枝花火大会 4年ぶり開催 8月7日 蓮華寺池公園
第43回藤枝花火大会(藤枝市観光協会主催)が8月7日午後7時15分から、同市の蓮華寺池公園で開かれる。午後8時半まで。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催する。 打ち上げ規模は約5千発。スターマインや尺玉、蹴球都市の歩みを進める藤枝らしいサッカーボール型の花火などを打ち上げる。公園が山に囲まれているため、音の反響が魅力の一つ。公園第2駐車場やイベント広場で出店もある。 会場周辺は午後6時から9時半まで交通規制する。駐車場の用意はない。JR藤枝駅北口から臨時有料シャトルバスを運行する。予備日は8日。 問い合わせは市観光案内所<電054(647)1144>へ。
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「元祖天才バカボン」の本官さん 人間味あるツッコミ役【アニメ脇役列伝 1970年代編④】
漫画家・赤塚不二夫の代表作「天才バカボン」は、バカボンパパが破天荒な行動を繰り広げるナンセンスなギャグ漫画。1975年のアニメ第2作は「元祖天才バカボン」と銘打ち、原作どおりのナンセンスを追求した決定版だ。 「元祖」のスタートに当たり、デザインが一新されたのが本官さん。本官さんは町のお巡りさん。目玉がつながっていて、四角い鼻の穴がひとつだけ、という特徴的なルックスの持ち主だ。アニメ第1作(71年)では常識的(?)に目玉も鼻の穴も二つに描かれたが、「元祖」でようやく原作通りの姿となった。 本官さんといえば、「逮捕だー!」と叫んで拳銃を乱射する姿を思い出す人も多いだろう。でもこれは本官さんの
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ちふれ埼玉新監督 藤枝出身の池谷氏 WEリーグ サッカー女子
サッカー女子WEリーグのちふれ埼玉は19日、新監督に池谷孝氏(66)=藤枝市出身=が就任すると発表した。 藤枝東高出の池谷氏は浜松西高や静大、国体の本県少年男子の監督を歴任。最近では中国四川省成都・アカデミーU-19(19歳以下)テクニカルダイレクターを務めるなど、海外でも指導に当たっていた。ちふれ埼玉は昨季、11チーム中最下位だった。池谷氏はクラブを通じ「選手、スタッフと一体となって勝利に向かう」とコメントした。
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生産者との一体感醸成 大井川組合長 杉山芳浩さん【JA新トップに聞く】
―組合長に就任した抱負は。 「農業の振興をいかに進めていくか。いかに組合員をまとめていき、日々の農業生産から生活全般までを支援していくか。こうした命題に協同組合として応援して貢献し、幸せを作っていきたい。組織としては職員がやりがいを持って仕事に臨むことができるような職場環境を作っていく。それが生産者との一体感を生みだし、農業の活性化につながっていく」 ―JA大井川の強みは。 「1万6800人ほどの組合員の組織力。ファーマーズマーケット『まんさいかん』も年間100万人以上が利用している。管内の特産品もお茶、レタス、イチゴ、ミカン、カキ、トマトと豊富。これらの生産活動で伝統ある技術を継承し
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地元酒米で改良、販路開拓 静岡県内酒造、コロナ後へ踏ん張り
静岡県内酒造会社による商品開発・販路開拓の動きが盛んだ。新型コロナウイルス禍からの復調を期して海外輸出を拡大したり、本県のブランド酒米を用いた清酒作りを推進したりしている。個性あふれる日本酒文化の伝統を継承しながら、新たな発想で成長戦略を前に進める。 地元の酒米を生かし、香り立つ日本酒作りを探求したい-。静岡平喜酒造(静岡市駿河区)は、県内産の酒米や酵母、安倍川の伏流水を用いるなど、地産地消にこだわった純米酒の製造を手がける。 本県産酒米「誉富士」は23年産から新開発の「令和誉富士」に切り替わる。同社は9月以降に、令和誉富士のもろみを仕込み始める予定。戸塚堅二郎社長(36)は味わいや香り
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茶況(7月17日)都内で藤枝茶PR 市内の7団体
藤枝市内の茶業関係7団体(茶商6、生産者1)でつくる「TEA SEVEN協同組合」はこのほど、都内で藤枝茶キャンペーンを実施した。夏場の需要拡大とPRを目的に、新茶や茶の焼き菓子などを販売した。 藤枝市と包括連携協定を結ぶ大正大のアンテナショップ「ガモールマルシェ」(東京・巣鴨)を会場に、多くの地域住民や観光客らが藤枝茶を買い求めた。冷茶の試飲や、抹茶とほうじ茶、和紅茶を使用したクッキーはいずれも好評。茶の詰め放題も行列を作った。 (藤枝支局・青木功太)
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⚽藤枝MYFC 4失点、力の差実感 磐田と直接対決 J2リーグ第26節
失点があまりにも軽かった。藤枝は先制しながら前節に続く1-4の大敗。またしても勝負どころでの力の差を見せつけられ、須藤監督は「改めて1プレーの重さを実感した」と唇をかんだ。 前半は引き気味に守る相手に対し、DFラインから積極的に縦パスを入れて攻め込んだ。前線の3人のホットラインがつながった先制パンチは鮮やか。横山が頭で落としたボールから岩渕が1タッチでGKとDFの間に浮き球のパス。チャンスを逃さず、渡辺が左足で冷静に決めた。 しかしここから判断のずれが重なり、致命傷になった。19分にはエリア内でボランチ水野が裏を取られ、たまらず出した足が引っかかってPKを献上。前節に続いて前半追加時間に
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⚽J2磐田-藤枝 16日静岡県勢対決 磐田/古川、誕生日弾狙う 藤枝/渡辺がゴールに意欲
J2で3位磐田と9位藤枝の静岡県勢対決が16日午後7時から、ヤマハスタジアムで行われる。5月17日の前回対戦は、磐田が1―0で藤枝に競り勝った。両チームは15日、それぞれ最終調整した。 磐田 完全非公開で調整 古川、バースデーゴール狙う 13日の公開練習でリラックスした表情でボール回しする磐田の選手たち=ヤマハ大久保グラウンド 前節山形戦、今季3度目の2連勝で3位に浮上した磐田は、前日練習を完全非公開で行った。横内監督によると、相手の特長を伝えた上でセットプレーを確認。指揮官は「相手はハイプレスで来るはず。臨機応変に対応したい」と引き締める。 スタメンは山形戦で先発した主力組が有力
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⚾星陵猛攻、5点追い付く 藤枝西敗れる 高校野球静岡大会1回戦
▽1回戦(焼津第2試合) 星陵 2010100053―12 0010701001―10(延長10回タイブレーク) 藤枝西 ▽本塁打 佐々木(星) ▽三塁打 石川(星)▽二塁打 稲葉(星)後藤(藤) ▽試合時間 3時間43分 【評】九回に5点差を追い付いた星陵が延長十回に3点を挙げ、3時間43分にわたる戦いを勝ち抜いた。 星陵は九回、佐々木の本塁打や井口、稲葉、鈴木の単打など打者一巡の猛攻で同点にすると、延長十回には稲葉の二塁打が飛び出し相手を突き放した。 藤枝西は五回に打者一巡の攻撃で大量7点を獲得したが、及ばなかった。 ▶高校野球しずおか 特設ページ イニング速報/日程・結果/
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⚾藤枝北、完封リレー 富岳館退ける 高校野球静岡大会1回戦
▽1回戦(富士第2試合) 藤枝北 300010000―4 000000000―0 富岳館 ▽二塁打 荒波(藤)丹羽(富) ▽試合時間 2時間12分 【評】藤枝北が3投手の細かな継投で富岳館を無失点で退けた。 藤枝北の先発青木はカットボールを軸にカーブを織り交ぜ、リリーフを含む計5回で凡打の山を築いた。2番手増田は早いカウントから打たせて取り、八、九回は花村が全球種を低めに集めて相手打線の反撃を止めた。 富岳館は初回の3失点が響いた。 ▶高校野球しずおか 特設ページ イニング速報/日程・結果/トーナメント表/関連記事
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車や動物の頭蓋骨など題材 ポップアート作家小林さん(掛川)初個展 藤枝の画廊
掛川市在住のポップアート作家小林秀国さん(34)による初の個展が16日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。1年間描きためた作品52点を展示販売している。 車や楽器、生き物などを題材に、ボールペンやマーカー、接着剤、アクリル絵の具を使った色彩豊かなポップアートが並ぶ。自信作は図鑑を見て衝撃を受けたという動物の頭蓋骨。0・3~0・5ミリのボールペンで緻密に描き上げた。マーブル模様に仕上げたガソリンのタンクやヘルメットも来場者の目を引く。 小林さんは「どの作品も心を込めて描いた。初めての個展で緊張していたが、来場者から『個性的で面白い』『見ていて楽しい』と言ってもらえて自信
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宇津ノ谷峠「ブルーベリージャム」 酸味や食感そのままに【道の駅 食探訪㉕完】
国道1号の静岡、藤枝両市に施設がある「宇津ノ谷峠」。藤枝市側の上り線沿いに立つ「おかべ茶屋」にはこの時期から、旬のブルーベリーをたっぷり使ったジャムが並ぶ。 同市内の農園でブルーベリーを栽培する前島二三男さん(74)の手作り。シーズン中は毎日収穫し、帰宅してすぐに調理に取りかかる。「本来の甘みを生かしたい」と砂糖は少なめ。中火で丁寧に煮込んで、ほのかな酸味や粒の食感が楽しめるジャムに仕上げる。全行程を1人でこなすため生産量に限りがあるが、作る前から予約が入るという。 「おかべ茶屋」では以前は通年販売していたが、近年は口コミで評判が広がり冬には売り切れることが多い。今年は3月ごろから入荷時
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藤枝の小学校でインフル学級閉鎖
静岡県は14日、藤枝市の小学校でインフルエンザに感染したとみられる患者7人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
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市制施行70周年 蹴球都市100周年 藤枝市、24年に向け骨子
2024年に市制施行70周年と蹴球都市としての歩みが100周年を迎える藤枝市はこのほど、周年事業の実施に向けた実行委員会を市役所で開いた。二つの周年事業の共通テーマを「つなぐ藤色物語 未来へのキックオフ」と設定し、事業骨子を決めた。 骨子では、これまで築き上げた歴史や伝統、文化を大切に新たな価値を生み出し、次の10年、100年に向けてスタートとなる事業を柱とする。記念式典や市内各所でPR装飾を行うほか、日本サッカー協会と連携したサッカーフェスティバル、中高生年代の記念試合などの開催を検討。独自のサッカーミュージアムも周年事業の一環で24年中の開館を目指す。 出席者からはデジタル、スポーツ
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藤枝の魅力 どう向上? 市とDMM社員 市政勉強会
藤枝市は12日、国の地域活性化起業人制度を活用して同市に派遣されているインターネット関連会社DMM.com(東京)の井上久美子さん(40)との市政勉強会を市役所で開いた。6課12人の職員が参加し、藤枝の魅力や活性化に必要な施策を共有した。 井上さんは藤枝の長所を「首都圏からのアクセスが良い」「自然豊かで人も温かい」などと紹介し、日常から離れて心と体を癒やす「リトリート」に適した街だと強調。映画やドラマのロケの誘致、シェアサイクルの推進、蓮華寺池公園までの道のりを楽しめる仕掛け作りを提案した。認知度向上のために「若年層や女性を呼び込むプロモーションをやりたい」として、組織の枠を超えた意見交換や
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全国商議所青年部サッカー大会 藤枝で開幕 4競技熱戦
全国の商工会議所青年部が集う「商工会議所青年部第20回全国サッカー大会静岡ふじえだ大会」(藤枝商工会議所青年部主催)が14日、藤枝市内で開幕した。96チームから1820人がサッカーとフットサル、今大会から導入したウオーキングサッカーとeスポーツに出場し、熱戦を繰り広げる。16日まで。 14日は同市の小杉苑で代表者会議が行われ、参加者は大会趣旨やルール、注意事項を確認した。大会の山下智輝会長は、市の蹴球都市としての歩みが来年で100周年を迎えることを紹介し、「大会を盛り上げ、サッカーのまち藤枝の次なる100年に向けて起爆剤になっていきたい」とあいさつ。北村正平市長は「熱中症に気を付けて、楽しい
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住田康広さん(藤枝市) 1等5席 全国手もみ茶品評会
全国手もみ茶品評会が12日、静岡茶市場(静岡市葵区)で開かれた。県勢からは住田康広さん(藤枝市)が1等5席に入賞した。住田すみ江さん(同)が1等6席、大塚孝展さん(掛川市)が1等7席で続いた。県内の69点を含む114点が全国から寄せられ、県職員ら専門家が外観や水色、香気などを点数化して順位を決めた。 このほかの県勢入賞者は次の通り。 【2等】小沢晃(静岡市葵区)勝又匠(富士市)荻野和也(同)勝又正登(同)住田恵朗(藤枝市) 【3等】下田光子(藤枝市)杉本昭雄(同)鈴木主馬(同)杉山弘子(富士宮市)岡本津多恵(藤枝市)大高真也(静岡市駿河区)松本貞子(川根本町)渥美和彦(浜松市浜北区)平柳彰彦
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花回廊新テーマは「魅せる」「呼び込む」 藤枝・推進協 基本構想を改定
花と緑あふれるまちづくりを推進する「ふじえだ花回廊推進協議会」(会長・北村正平藤枝市長)の本年度会合がこのほど、市役所で開かれ、2015年に策定した市の事業「ふじえだ花回廊基本構想」を改定した。第2期は「魅(み)せる」「呼び込む」をテーマとし、SNSを活用して積極的な情報発信や面的整備の推進、若年層への啓発に取り組む。 北村市長は「花はまちづくりの一つして取り入れることで、気品のあるまちへ一段魅力を高める存在。今後もしっかり取り組みたい」とあいさつ。アドバイザーを務める静岡産業大の堀川知広学長は「花を愛し、手がけている方々の熱意や努力が来訪者に伝わり、人を呼び込む力になっている」と述べた。
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記者コラム「清流」 夏=高校野球
あっという間に夏がやってきた。夏といえば、高校野球。私自身が高校時代を野球にささげてきたからこそ、そう思ってしまう。 藤枝市内の4校に今年のチームの特徴などを取材した。グラウンドに入った瞬間、選手は姿勢を正し帽子を取ってあいさつしてくれた。当たり前と思われる行動かもしれないが、その当たり前が大切だと改めて気付かせてくれる。 一方で、野球部特有の丸刈りではなく、髪形を自由にする選手が増えたと感じた。丸刈りにすべき理由は定められていない。技術や指導などを含め、時代に合わせていくことは必要だろう。 「野球が好き」「勝ちたい」といった思いはどの選手も持っている。球児が白球を追いかける姿はまさに
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消防士自宅放火 おおむね認める 静岡地裁初公判
藤枝市内に所有する住宅に放火し、保険金をだまし取ろうとしたとして、非現住建造物等放火と詐欺未遂の罪に問われた静岡市消防局の消防士(26)=藤枝市稲川1丁目=の初公判が12日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれ、被告は起訴内容をおおむね認めた。起訴事実で1階和室とされた火元について、被告は玄関と主張した。 検察側は冒頭陳述で、被告が1階和室に何らかの方法で火を放った後、自家用車で現場を離れたと説明。焼失させたくない貴重品などはあらかじめ実家に送ったり車に保管したりしていたと述べた。弁護側は放火場所のみ争う姿勢を示した。 起訴状によると、被告は昨年12月2日正午ごろ、所有する木造2階建て住宅
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新聞使ってバッグできた 藤枝・青島北小4年生 エコの大切さ学ぶ
藤枝市立青島北小の4年生約90人が12日、環境をテーマにした総合学習の一環で、新聞紙を活用してエコバッグの製作に取り組んだ。保護者と共に作業を通じて、エコの大切さを学んだ。 吉田町の塚本新聞店と藤枝市の薮崎新聞店藤枝営業所育伸社が協力して実施した。児童は本紙の8日朝刊の広告紙面「駿府城夏まつり」を使ってバッグ作りに挑戦。塚本新聞店の塚本成男社長の指導を受けながら、丁寧に新聞紙を折り、のり付けをして完成させた。 曽根優さん(9)は「のり付けが大変だったけど、楽しかった。水筒などを入れて旅行に持っていきたい」と笑顔を見せた。 (藤枝支局・青木功太)
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農家レストランでビアホール 島田・KADODE OOIGAWA 8月26日まで毎週土曜
島田市竹下の複合商業施設「KADODE OOIGAWA」内の農家レストラン「Da Monde(ダモンデ)」でビアホールイベントが始まった。8月26日までの毎週土曜日にオープンする。 通常は日中のみの営業で、同施設や隣接する大井川鉄道門出駅の夜の雰囲気を楽しんでもらおうと初めて企画した。ビールやノンアルコールビール、サワー、ソフトドリンクなどが楽しめる。料理はピザやフライドポテトなど17種類以上を用意した。いずれもチケット制で一品300~600円。 初日は「リラクシーフラスタジオ」(藤枝市)がフラダンスを披露し、会場を盛り上げた。フラダンスショーは29日、8月19日も予定している。7月15
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静岡県内3施設 インフルエンザで学級閉鎖
静岡県は11日、小学校と幼稚園計3施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計34人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 焼津市の小学校6人、藤枝市の小学校13人、磐田市の幼稚園15人
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絆深め 歌声磨く 藤枝の小中高生 アカデミー開講 東京混声合唱団が指導
プロの東京混声合唱団(東混)と藤枝市が連携して実施する「子ども合唱アカデミー」の本年度開講式がこのほど、同市の藤枝地区交流センターで開かれた。市内の小中高生24人が来年1月の東混との共演コンサートに向け、練習を開始した。プロの特別指導を受けながら腕を磨く。 合唱を指導するのは2019年度からアカデミーの講師を務める東混団員の松尾明日香さん。「毎回の練習を大切にして、楽しいと思えるよう一緒に頑張ろう」と呼びかけた。児童・生徒を代表して佐藤ひなたさん(高洲中2年)は「心を一つに仲を深め、すてきな歌声を作り上げたい。コンサートで最高の歌声を響かせる」と抱負を語った。 開講式後、メンバーはゲームなど
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静鉄ストア、物流拠点藤枝に集約 24年問題に対応
静鉄ストア(静岡市葵区)は、同区と焼津市に分散する物流拠点を集約した「藤枝統合センター」を藤枝市水上に立ち上げ、10月から稼働する。1日当たりトラック約15台分の配送効率化を見込み、運転手不足が懸念される「2024年問題」に対応する。来年10月には精肉加工を一括して担うプロセスセンターを同市内で稼働する予定で、原材料・エネルギー高が続く中、コスト低減による収益力強化を図る。 新拠点は国道1号谷稲葉インターチェンジから約2キロ南に位置し、施設の建設を山岸運送(島田市)、運営をストーク(焼津市)が担う。建物は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約8800平方メートルと、現状の2倍強の空間を確保し、1
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茶況(7月10日) 手もみ実演でPR 藤枝市茶手揉保存会
藤枝市茶手揉保存会がこのほど、手もみの実演と新茶の販売を同市の蓮華寺池公園内にある茶文化発信施設「とんがりぼう」で行った。会員8人が手もみを披露し、公園の来訪者に茶どころ藤枝をPRした。 希望者は会員の指導を受けながら、手もみ体験を楽しんだ。手もみの水出し茶の試飲も行い、好評だった。新茶の販売は外国人観光客が土産に購入するなどして注目を集めた。(藤枝支局・青木功太) 緑茶購入量19・7%減 5月家計調査 総務省がまとめた家計調査(全国の2人以上の世帯)によると、5月の緑茶購入量は前年同月比19・7%減の65グラム、支出額は6・7%増の475円だった。ペットボトルなど茶飲料への支出額は0
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ミニチュア土器作り挑戦 登呂遺跡発見80周年記念 JR静岡駅地下で出張博物館
静岡市立登呂博物館は9日、登呂遺跡に関連する体験イベントを展開する「出張博物館」をJR静岡駅北口地下広場「しずチカ」で開いた。同所で30日まで開催している登呂遺跡発見80周年記念などのPR展示に合わせて企画。街行く親子連れがミニチュア土器作りに挑戦した。 登呂遺跡では祭祀(さいし)用とみられる小さいサイズの土器が数多く出土しているという。参加した親子は粘土を卵形に丸めた後、回転させて器状に広げながら、おちょこサイズの土器を形作り、縁に模様を付けて仕上げた。家族で訪れた堀越奏太さん(12)=藤枝市=は「昔の人たちの生活を感じた。縄文や弥生時代のことを勉強していきたい」と笑顔を見せた。 市内など
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300個の提灯 参道照らす 藤枝・本郷神社で祭り
藤枝市本郷地区にある本郷神社の提灯(ちょうちん)祭りが9日夜、同神社で行われた。参道入り口から拝殿までの約150メートルが提灯の光で照らされ、多くの住民が地元の夏の風物詩を満喫した。 祭りは同地区で明治時代から続くとされる伝統行事。奉納した約300の提灯が設置された。住民は結婚、出産などの祝い事や家族の記念として作った提灯を持ち寄り、拝殿内に飾った。参道入り口から拝殿まで続く階段190段を登りながら、頭上に光る提灯を眺めたり、自分の名前が書かれた提灯を探したりして楽しんだ。 新型コロナウイルス禍の影響で通常開催は4年ぶり。約200世帯ある本郷町内会の平口恭利会長(66)は「久々に開催して、改
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⚽地元4戦ぶり勝利誓う 甲府戦【J2藤枝 第25節見どころ】
9日ホームに迎えるのは6位甲府。前節岡山戦でしぶとく白星を挙げて8位に浮上した余勢を駆って上位を倒し、連戦を締めたい。 ホームは3戦未勝利で「ふがいない。複数得点で連勝し、上を追いかけたい」と須藤監督。DF川島も「次勝てばプレーオフ圏が明確に見える」と意欲を燃やす。甲府との前回対戦は1-2で惜敗。FW岩渕は「ボールを奪った後の精度が大事。質で勝負し仕留めたい」と雪辱を誓う。 MF水野が累積警告で出場できず、ボランチの起用法が注目。岡山戦途中出場で決勝点をアシストした河上は「準備はできている。強度の高いプレーが自分の武器。攻撃参加で試合をコントロールしたい」と決意を示す。
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藤枝・大旅籠柏屋で七夕イベント 親子連れ楽しむ 流しそうめんも
藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠(はたご)柏屋で8日、恒例の七夕イベントが行われた。あいにくの空模様となったが、多くの親子連れが訪れ、さまざまな催しを楽しんだ。 岡部地区の子どもらが書いた短冊計約400枚と七夕飾り、風鈴が飾られ、来場者の注目を集めた。流しそうめんでは約30メートルの竹を使い、子どもたちは箸を伸ばして容器いっぱいになるまで盛った。 金魚すくいや似顔絵コーナー、焼津高書道部のパフォーマンスも行われ、イベントを盛り上げた。 入館者 35万人突破 山本さん家族に記念品 藤枝市岡部町の岡部宿大旅籠柏屋は8日、江戸時代の旅籠の様子などを伝える歴史資料館として2000年11月に開館して
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華道と茶道で日中が交流 小原流杭州支部メンバー 静岡で生け花制作
昨年、県と友好提携40周年を迎えた中国浙江省から来日した「いけばな小原流」杭州支部の中国人4人が7日、JR静岡駅北口地下広場で同静岡支部メンバー3人と生け花を制作して交流した。杭州支部メンバーは県内に3泊4日で滞在し、日本茶や茶道も学ぶ。 小原流は東京に本部がある華道団体。東京で生け花を学んで2010年に杭州支部を作った〓静香さん(50)ら同支部メンバーは、今回初めて静岡支部メンバーと対面で交流した。同広場の「しずチカ茶店一茶」店舗前にテーブル2台を置き、両支部がそれぞれ一つの生け花作品を制作した。 完成後、両支部メンバーは静岡茶を飲みながら、互いの作品を講評するなど懇談した。山本真澄静岡支
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藤枝MYFC「御蹴印」登場 9日甲府戦で販売 田中城御城印と一体デザイン
藤枝市とサッカーJ2の藤枝MYFCは、クラブの奮闘の機運を生かしたオリジナルの「御蹴印(ごしゅういん)」を、9日にヴァンフォーレ甲府戦が行われる藤枝総合運動公園サッカー場で限定販売する。市郷土博物館・文学館では8~17日、徳川家康ゆかりの田中城の「御城印」を販売する。各300円(税込み)。 大河ドラマ「どうする家康」の放映による家康ブームに合わせた周遊施策の一環。来場者に家康と藤枝の関係を発信し、観光交流人口の増加につなげる。 御蹴印と御城印を集めて一つのデザインが完成する。御蹴印は試合観戦者のみが購入可能で、サッカー場コンコースグッズ売り場で販売される。
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コンビニ店員2人 特殊詐欺被害防ぐ 藤枝署が感謝状
特殊詐欺被害を未然に防いだとして、藤枝署はこのほど、セブン-イレブン藤枝本町3丁目店のアルバイト店員梅原涼子さんと、セブン-イレブン藤枝水守店のアルバイト店員牧田沙織さんに署長感謝状を贈った。 同署によると、梅原さんは5月24日、来店した高齢男性が10万円分の電子マネーを購入しようとして、言動などから特殊詐欺を疑い、同署に通報した。牧田さんも6月1日に来店した別の高齢男性が8万円分の電子マネーを購入しようとしたのを不審に思い、詐欺を疑って通報した。 同署で贈呈式が行われ、2人は坂田幸隆署長から感謝状を受け取った。
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地域活性化へ 芋焼酎「千年の念」販売開始 沼津門池地区、市制100周年
沼津市門池地区の自治会員でつくる門池コミュニティ推進委員会が、地域活性化を目的に地元産のサツマイモを使い、商品化を目指してきた芋焼酎「千年の念(おもい)」が完成した。商品は7日、同市のキラメッセぬまづで開かれた市制100周年記念イベントの前夜祭で初披露し、9日まで同イベントで販売する。 同委員会は2021年3月から取り組みを始めた。小学生らとサツマイモを栽培、クラウドファンディングで資金を募った。醸造は杉井酒造(藤枝市)が担当し、静岡酵母を使った豊かな香りと素朴な味わいの酒となった。商品名は竜が池に落とした玉が千年後に光ったという伝説「門池の竜」に由来。門池地区連合自治会の福田和男会長は「
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藤枝大祭りの雰囲気味わう 藤枝中2年生 長唄と地踊り学ぶ
藤枝市立藤枝中の2年生約160人が5日、総合学習の一環で、3年に1度開催される藤枝大祭りの見どころの一つである長唄と地踊りについて学んだ。 同校卒業生で日本舞踊師範の花柳照織さん(50)と、長唄演奏家の杵屋喜沙羅さん(45)が講師を務めた。花柳さんは「胸を広げて姿勢良く踊る」「下半身に力が必要」などと踊り方を説明し、実際に地踊りを披露。杵屋さんは三味線と長唄を実演し、生徒は大祭りの雰囲気を味わった。 同校が5月に行ったアンケートでは、大祭りを「知っている」と答えたのが41・4%と半数以下だった。藤枝大祭連合会の秋田弘武会長は「大祭りは人とのつながりをつくる力がある。参加して次世代に引き継