テーマ : 防災対策

南海トラフ沿いの地震評価 7月は特段の変化なし 気象庁

 気象庁は7日、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会(会長・平田直東京大名誉教授)の定例会を開いた。南海トラフ沿いの主に7月の地震、地殻活動について「大規模地震の発生可能性が高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とする南海トラフ地震関連解説情報を発表した。
 22日午後に日向灘で最大震度4を観測したマグニチュード(M)5・0の地震は、フィリピン海プレート内部で発生したと説明。規模を踏まえて「南海トラフ沿いのプレート間の固着状態に特段の変化を示すものではない」と分析した。
 このほか、微少な揺れと地殻変動を四国東部から四国中部で6月18日~7月10日に、紀伊半島北部から紀伊半島中部で7月15日~同23日に観測した。いずれも想定震源域のプレート境界深部で発生した短期的ゆっくり滑りが原因と推定し「従来、繰り返し観測されてきた現象」と評価した。

いい茶0

防災対策の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞