テーマ : 防災対策

津波災害警戒区域 掛川の沿岸部指定 静岡県

 静岡県は5日、津波防災地域づくり法に基づき、掛川市の沿岸部で津波による浸水が想定される区域約550ヘクタールを「津波災害警戒区域(イエローゾーン)」に指定したと発表した。区域の詳細は県河川砂防局ホームページなどで確認できる。
 同区域に指定されると、想定される浸水深に建物の立地状況などを加味した精度の高い「基準水位」が示され、より実効性の高い避難対策が可能になる。県は、市のハザードマップの作成や周知、要配慮者利用施設の避難確保計画作成などを支援する。
 今回で県内の沿岸21市町のうち14市町が指定済みとなった。残りの7市町は、整備中の防潮堤や避難施設の減災効果が被害想定に反映されていないため、現時点で指定に同意していない。県河川企画課は各種施設の完成後の減災効果や地元の意向を考慮して検討したいとしている。

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