テーマ : 防災対策

夜間避難 どこが危険? 焼津市、総合防災訓練 多目的車 現地展開も

 焼津市は26日夜、総合防災訓練を市内で実施した。地域住民が夜間でも避難所まで安全にたどり着けるか確認したり、市職員が本年度導入した防災多目的車を現地に展開させたりした。

屋上への避難のために集まった住民=焼津市吉永の大井川南小
屋上への避難のために集まった住民=焼津市吉永の大井川南小
現地対策基地でドローンを操縦する職員=焼津市内
現地対策基地でドローンを操縦する職員=焼津市内
屋上への避難のために集まった住民=焼津市吉永の大井川南小
現地対策基地でドローンを操縦する職員=焼津市内

 利右衛門地区の避難訓練には約450人が参加した。午後6時50分に大規模地震が発生したという想定で実施。住民らは避難経路上での危険箇所や注意すべきことなどを確認しながら、大井川南小の屋上など地区内で決められた避難場所に集まった。市独自の「わが家の安否確認カード」を使って、住民の安否を確認した。
 同地区で行った訓練の総括本部長の伊藤昇一さん(同市利右衛門)は「昼間と全く景色が違い、注意すべきことが浮き彫りになった」と夜間訓練の効果を語った。
 同時に行われた市職員実動訓練では、市消防防災センターに災害対策本部を立ち上げるのに合わせて、同市東益津地区の山岳部で被害が発生したことを想定し、本年度から導入された防災多目的車「ブルーコマンド1」が現地に急行した。現地対策基地を開設し、ドローンによる映像中継で被害状況を災害対策本部に報告した。
 市によると、市内75の自主防災会が夜間訓練を実施し、約5万6千人が参加した。
 (焼津支局・福田雄一)

いい茶0

防災対策の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞