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浜松市、豪雨対策と復旧に重点 9月補正総額90億円

 浜松市が本年度9月補正予算案の大枠について、一般会計と特別、企業会計を合わせた総額で、当初予算に約90億円を追加する方針を固めたことが21日までの関係者への取材で分かった。6月の台風2号接近に伴う大雨被害の災害復旧費や今後予想される豪雨災害に備えるための対策費として計50億円近くを充て、災害に強い安心・安全のまちづくりを推進する。

浜松市
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 一般会計は八十数億円の増額となる見通し。6月の大雨被害の災害復旧費には、5月補正で50億円を急きょ追加したが、9月補正ではさらに40億円を計上し、通行規制などによって市民生活に影響が出ている道路などの復旧を急ぐ。さらに、今後も異常気象による豪雨災害が懸念されることから、河川改良や道路修繕、のり面補強などを早期に進めるための対策費として11億円程度を充てる。
 このほか、浜松球場と陸上競技場が併設されている四ツ池公園運動施設(同市中区)を今後、陸上競技場に特化して再整備するための調査費などとして3千万円近くを盛り込む。市内公共バスのキャッシュレス決済を多様化するための支援事業にも乗り出し、関連費として約1千万円を計上する。
 補正予算案は9月8日開会予定の市議会9月定例会に提出する。

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