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大雨想定、浜松・都田川流域で警報サイレン訓練 西部農林事務所

 静岡県西部農林事務所は1日、台風や大雨などで都田川ダム(浜松市北区引佐町)の水が越流する恐れがある際に、川沿いの住民に増水の危険を知らせる警報サイレンの吹鳴訓練を同川流域で実施した。

警報装置のパネルを操作し、サイレンを鳴らす職員=浜松市北区引佐町の都田川ダム管理事務所
警報装置のパネルを操作し、サイレンを鳴らす職員=浜松市北区引佐町の都田川ダム管理事務所

 同町の都田川ダム管理事務所で職員が警報装置のパネルを操作し、同事務所と下流にかけて位置する警報局の計7カ所でサイレンを鳴らした。広報車は、冠水する危険性が高い道路を避けながら流域を巡回した。
 訓練は、警報サイレンの作動テストを兼ねて毎年実施している。ことし6月上旬の大雨では、ダムの水位がかつてないほど上昇し、1986年の同ダムの完成以降で初めてサイレンを吹鳴したという。
 同事務所の担当者は「気象条件は以前と変わっていて、職員も入れ替わる。改めて対応を確認する必要がある」と話した。

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