テーマ : 防災対策

すごろくで防災知識を NPOが高齢者に講座 浜松市中央区

 浜松市のNPO法人「みらいネット浜松」(河原みち代理事長)は9日、防災すごろくを伝える出前講座を中央区の三新町公民館で開いた。地域の高齢者約25人がゲームを通じて防災の知識を深めた。

すごろくで防災の知識を深める参加者=浜松市中央区の三新町公民館
すごろくで防災の知識を深める参加者=浜松市中央区の三新町公民館

 防災すごろくはさいころを振り、避難場所や危険箇所の確認を呼びかけたり、火災や安否確認の電話番号を問いかけたりするマスを進める。途中で震度6強の地震が発生した想定でゲームは進み、後半は「エコノミークラス症候群に気をつけよう」「余震が収まっても気を緩めないで」などと注意を呼びかけるマスが続く。防災の知識を深める目的で同法人が制作した。
 参加者はマスに書かれた質問に答えたり、グループで議論したりしながらゴールを目指した。河原理事長は能登半島地震を踏まえ「身の安全を確保するためには、事前の準備が大切」と呼びかけた。
 河輪地区社会福祉協議会長の藤田正治さん(77)は「1人暮らしのお年寄りが増えている。災害前後の注意事項を互いに確認できたことは大きい」と話した。

いい茶0

防災対策の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞