テーマ : 防災対策

冠水観測システムを導入 掛川市、台風15号踏まえ

 掛川市は9月の台風15号で道路冠水が相次いだ事態を踏まえて、冠水状況を観測するシステムを市内7カ所に導入する。1日の市議会11月定例会一般質問で、戸塚美樹危機管理監が「河川の水位情報と同様に監視できるように準備を進める」と述べ、2022年度内に整備する考えを示した。高橋篤仁氏(創世会)への答弁。
 市維持管理課によると、過去に冠水した市道のうち、避難経路になる可能性が高い地点に設置する。水位上昇のデータをインターネット上で確認できる仕組みも取り入れる。冠水の予兆を察知して、危険度が高まる前に通行を規制するなど早期の防災対応が可能になるとしている。平井良宏消防長は、消防団の分団消防センター30施設のうち3施設が浸水区域にあると明かした。「区域外への移転が望ましい」と述べ、移転の検討を進める構えを示した。
 藤原正光、山田浩司(いずれも創世会)、橋本勝弘(新しい風)の各氏も登壇した。

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