2022年7月4日(月)

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掛川市の記事一覧

  • 高齢男性救助に貢献 掛川の小6女児に感謝状

     掛川署は1日、水田に転落した高齢男性の救助活動に貢献したとして、掛川市の西郷小6年梅田咲季さん(11)に署長感謝状を贈った。  梅田さんは6月19日午前10時40分ごろ、1人で自転車で走っていたところ、水田に落ちたシニアカーと80代の男性を発見。後方から男性の声が聞こえて異変に気づいたという。誰かに知らせようと付近の家のチャイムを鳴らしたが不在だったため、さらに走って近くの大人に声を掛けて救護を求めた。  同小で贈呈式が行われ、菊地邦宏署長が梅田さんに感謝状を手渡した。菊地署長は「行動に移せるのはすばらしい」と勇気をたたえ、梅田さんは「困っている人を助けられる大人になりたい」と話した。

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  • 空き店舗活用「チャレンジBASE」 掛川市中町にオープン

     商店街の空き店舗を活用した「チャレンジBASEなかまち」が1日、掛川市中町にオープンした。起業や出店を目指す3店舗が営業を始めた。フリースペースは無料開放している。  アロマを製造販売する「神さまアロマ」、キャリア相談などに応じる「はぴきゃりクリエイト」、カレー・コーヒー店「NONcocoCurry(ノンココカレー)」が入居した。12月末まで営業する。66平方メートルの店内には各店の区画と20席あるフリースペースを配置した。  市が空き店舗を一時的に借り上げて改修し、出店意欲のある人に月額1万円で貸し出す「街なか空き店舗活用事業」。中心市街地のにぎわい創出や、入居者が将来的に別の空き店舗で開

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  • 掛川のスイーツ専門店 「びっくりぃもパフェ」発売

     国産サツマイモのスイーツ専門店「おいもや」(掛川市大渕)は30日、新メニュー「びっくりぃもパフェ」を発売した。1個780円(税込み)。  逆さにしたワッフルコーンの中に紅はるかの冷やし焼き芋や冷凍イチゴを閉じ込めた。8月末までの夏季限定で、店舗のテイクアウトメニューとして販売する。

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  • 記者コラム「清流」 低山の危険性

     掛川市東山の粟ケ岳は標高532メートル。コースが比較的整備され、初心者向けのルートなのでときどき登っている。なにより晴れた日の景色が好きだ。先日、掛川署が粟ケ岳で山岳遭難救助訓練を実施したので同行取材した。  麓から山頂を目指し、山頂付近で遭難者の救助方法を学ぶ訓練だった。小雨が降っていたが、私も山頂まで歩こうと署員の列について行った。しかし、中腹で酸欠気味になり、早々に隊列から離脱。少し休んだら回復したが、山を甘く見てはいけないと身をもって感じた。  気軽に登ることができると低山の人気が全国的に高まっているが、無計画の登山により遭難者も増えているという。慣れた山でも天候や同行者のペースによ

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  • 園児が七夕飾りに願い 掛川中央図書館

     掛川市掛川の中央図書館で活動するグループ「よみきかせ会ひまわり」は29日、図書館の正面玄関に七夕飾りを設置した。市内の園児や児童ら約30人が短冊にそれぞれの願い事を書き、枝に飾り付けた。  願い事は「たのしくくらせますように」「友だちがもっとふえますように」などさまざま。グループの和田とし子代表は「願い事を月や星に託す風習は大事。素晴らしい行事をつなげていきたい」と話した。  今年で22回目を迎える恒例行事。7月7日まで飾る。期間中は来館者も持参の短冊や飾りを自由に付けられる。

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  • 初の切り絵展示 掛川で作品展

     掛川市倉真の交流施設こんにゃく亭で15日まで、同地区の佐藤君子さん(72)の切り絵展が開かれている。「無趣味から始めた切り絵展」と題し、定年退職後に制作した56点を初めて展示した。  富山県のおわら風の盆や青森県のねぶた祭、掛川城、東海道五十三次の日坂宿の浮世絵など、さまざまな題材を立体的に、緻密に表現した。ヒマワリやアサガオなど夏を感じる作品もある。佐藤さんは退職するまで特に趣味がなかったというが、会社の仲間と行った切り絵講座をきっかけに、制作を続けてきた。「疲れも忘れて夢中になることができる」と切り絵の楽しさを語った。

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  • 匿名寄付50万円に感謝 掛川の障害者就労施設「風の家」

     掛川市緑ケ丘の障害者就労支援施設「風の家」に28日、匿名で現金50万円が届いた。施設を運営するNPO法人は29日までに、掛川署に相談した上で寄付金として受け取ることを決めた。「何度もくじけそうになったが、活動を続けてきて良かった」と深い感謝を示している。  現金が入った封筒は28日早朝、施設の郵便受けにあった。添えられたメモ用紙には「何かと値上げで大変かと思います」と、施設運営をねぎらうメッセージが書かれていた。  施設は障害者の居場所づくりを目的に、市民有志が2017年6月に開設した。部品組み立ての内職を行う作業室と、日替わり定食やカレーなどを上限500円で提供する食堂を備えている。野菜な

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  • 広報戦略担当に林氏 掛川市が任用 副業人材で公募

     掛川市は29日、都内の化粧品メーカーに勤務する林映子氏(56)=写真=を副業人材として市の広報戦略担当に任用すると発表した。7月1日付。  市の全国公募に応じた229人から選ばれた。市は当初、常勤の広報戦略官(課長級)として4月1日付で採用する予定だったが、林氏との調整でテレワーク中心の勤務形態に切り替えた。平均して月4日の勤務を想定している。  林氏は石川県出身。広告代理店や大手衛生用品メーカーなどで広報戦略を手掛けた。就任に当たり「掛川の発展のために貢献できるよう成長し、チャレンジしていく」とコメントした。

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  • 秋の商工まつり 3年ぶり開催へ 掛川商議所総会

     掛川市の掛川商工会議所は28日、第139回通常議員総会を開いた。秋の掛川商工まつりは3年ぶりに開催する方針を示した。  2021年度の事業報告と収支決算報告を承認した。表彰では新型コロナウイルスワクチンの職域接種で200人以上の枠を会員事業所に提供したとして、資生堂掛川工場に関東商工会議所連合会会長表彰を伝達した。同工場の南條有希管理部長が出席し、藤田哲男会頭から表彰状を受け取った。  掛川商工まつりは11月3日に開催する予定。感染対策を講じるため、規模の縮小や飲食の制限など、開催方法を検討するという。

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  • エアコン室外機など盗んだ疑い 浜北署、男2人再逮捕

     浜北署は29日、窃盗の疑いで、ブラジル国籍の袋井市青木町、無職の男(44)=窃盗罪で起訴=と同市諸井、無職の男(24)=同罪で公判中=の両容疑者を再逮捕した。  2人の再逮捕容疑は共謀し4月中旬、掛川市のエアコン回収業の会社敷地内でエアコン室外機など8点(3万円相当)を盗んだ疑い。男(44)の逮捕は3回目、男(24)の逮捕は4回目。

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  • 静岡人インタビュー「この人」 児童文学作家 小川雅子さん

     ポプラ社の「ポプラズッコケ文学新人賞」で2019年に大賞を獲得。20年に受賞作「ライラックのワンピース」が出版された。現在も大日本報徳社の職員として月刊誌の編集をしながら、休日や早朝に執筆。地元文芸グループ「ほんわかブッククラブ」に所属し、読書会にも参加する。掛川市出身。56歳。  -デビューを振り返って。  「裁縫好きな少年がハーブ園で出会った少女にワンピースの直しを頼まれ、成長する物語。掛川市原里の田園風景を想像しながら書いた。出版まで何度も書き直したのは大変だったがそれ以上の喜びがあった。出版には編集、校閲など大勢の人が関わっていることを知った」  -出版後の反響は。  「静岡県優良推

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  • 掛川市茶振興計画見直し 業界全体で産地支援を【風紋】

     茶業界を取り巻く現状を有事と認識し、茶産地の生き残りを懸けた新たな指針とする-。掛川市は昨年度、市茶振興計画(2017~26年度)の中間見直しを実施した。「掛川茶未来創造プロジェクト」と名付けた計画を今月公表した。  車を走らせればあちらこちらに茶畑が広がる市内。美しい緑の風景がこれからも当たり前にあると思っていたが、市が実施した生産者アンケート結果を見て驚いた。  中間見直しのため、昨年9月に実施した調査は516経営体を対象に行った。回収率は74%。結果を見ると、経営主の平均年齢は64・4歳。後継者を問う設問に「後継者なし」と答えた割合は84%。  現在の経営状況を5段階で調査すると①「良

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  • 市社協と3ライオンズクラブ 災害ボラ支援協定 掛川

     掛川市社会福祉協議会と市内3ライオンズクラブ(LC)は28日、大規模災害発生時に市社協が開設する災害ボランティアセンターの運営で協力する連携協定を締結した。3LCはボランティアの活動をサポートするほか、専門的な人材の派遣や資機材の提供を行う。  市社協の中村隆哉会長と3LCの会長が掛川市役所で協定書に署名した。中村会長は「今後は協定が機能するための体制づくりが大切になる。緊密に連携していく」と述べた。  3LCを代表して、掛川LCの鈴木正治会長は「メンバーには多彩な人材がいる。役に立てるはず」と協力を約束した。  締結には久保田崇市長が立ち会った。市社協は7月19日、同様の協定を掛川青年会議

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  • アマチュア無線局不法開設 掛川市の男性に行政処分

     総務省東海総合通信局は27日、掛川市の男性(48)がアマチュア無線局を不法に開設したとして、無線設備操作を17日間停止する行政処分をしたと発表した。  同局によると、男性は3月下旬、総務相の免許を受けずにダンプカー内に無線局を開設し、運用した。浜松市内で電波監視システムや不法無線局探索車による監視を行った際に発覚した。

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  • 公設なら120トン炉「妥当」 掛川、菊川の新廃棄物施設検討委

     掛川、菊川両市の衛生施設組合が整備する新たな廃棄物処理施設について、事業方式などを議論する専門家の検討委員会は26日、掛川市内で第4回会合を開き、公設で整備する場合は1日当たりの処理能力が120トンの焼却炉が妥当とする見解で一致した。7月16日の次回会合で最適な事業方式や産業廃棄物受け入れの是非、焼却炉の規模などについて結論を出す。  両市が提出した将来人口とごみ量の推計値などを基に議論した。人口減少にプラスチック資源循環促進法施行に伴う分別回収の進展などを加味した試算によると、新施設稼働予定の2031年度時点のごみ年間総排出量は3万4619トン。21年度比で3180トン減少する。焼却処理量

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  • 衣料品盗み、暴れる 強盗致傷の疑いで男逮捕 磐田署

     磐田署は26日、強盗致傷の疑いで掛川市の無職の男(53)を現行犯逮捕した。  逮捕容疑は同日午前11時ごろ、磐田市内の大型ショッピングセンター内の衣料品店で洋服2点(計3500円相当)を盗み、男性店員(41)ら2人に呼び止められた際に暴れ、2人の手に軽いけがを負わせた疑い。

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  • 掛川の創業支援拠点 7月1日オープン 3店舗準備大詰め

     掛川市は7月1日、中心市街地に空き店舗を活用した創業支援・にぎわい創出拠点「チャレンジBASEなかまち」を始動させる。商店街の空き店舗を借り上げて出店意欲がある人に提供し、商店街の活性化につなげる狙い。同市初の試みで、開店準備が大詰めを迎えている。  入居するのはカレー・コーヒー店「NONcocoCurry(ノンココカレー)」とアロマオイル販売「神さまアロマ」、キャリアコンサルティングの「はぴきゃりクリエイト」の3店舗。約60平方メートルに各店の区画と市民や観光客が利用できるフリースペースを配置する。  開店に先立つ24日、ノンココカレーは店舗運営の予行演習に取り組んだ。大勢の市職員を客に見

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  • 掛川、菊川、御前崎の市社協に水寄贈 東遠地域労福協

     掛川、菊川、御前崎市の労働組合でつくる東遠地域労働者福祉協議会(西尾智卓会長)は24日までに、3市の社会福祉協議会に飲料水を寄贈した。  2リットルペットボトルを計41本贈った。掛川市では徳育保健センターで寄贈式を開き、西尾会長が同市社会福祉協議会の中村隆哉会長にペットボトルが入った箱を手渡した。水は相談のあった生活困窮世帯に配布するという。

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  • 横山大観らの名作並ぶ 近代日本画展 掛川、7月24日まで

     掛川市掛川の市二の丸美術館で7月24日まで、館蔵品展「近代日本画展―日本の美を求めて」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。横山大観や川合玉堂ら著名な作家の作品を展示している。  日本画26点と工芸品26点を組み合わせた。いずれも花や鳥、魚など日本の自然が主な題材。情感豊かな川合玉堂の「鵜飼」と「夕月」、真っ赤に咲き誇るケシの花を大胆な構図で描いた山村耕花の「罌粟(けし)」などの名画が並び、来場者の目を引いている。  観覧料は一般200円、中学生以下無料。29日と7月9日はいずれも午後2時から、作品解説を行う。申し込み不要。

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  • 田代ダムの取水抑制案「実現可能性、検討必要」 掛川市長が見解【大井川とリニア】

     掛川市の久保田崇市長は22日、リニア中央新幹線工事に伴う大井川の減水対策としてJR東海が示した田代ダム(静岡市葵区)の取水抑制案について「冬場の渇水期を含めて実現可能なのかどうか、詳細な検討が必要」との見解を示した。市議会6月定例会一般質問で山本裕三氏(創世会)の質問に答えた。 >〈知っとこ〉JR東海の「田代ダム案」ポイントと課題  JR東海に対して、流域自治体と連携して県を窓口に地元の懸念や意見を伝えていく考えを強調した。個別に話し合う可能性については「うまく丸め込まれてもいけないし、説明を受けたことが同意を与えたと受け止められてもよくない」と慎重な姿勢を示した。  重金属類を含む発生土の

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  • 中学生が職業体験 重機操作に挑戦 掛川・原野谷中

     掛川商工会議所青年部は21日、職業体験講座を掛川市の原野谷中で開いた。1、2年生93人が建設や飲食、販売系などの9班に分かれて仕事を体験した。  生徒に地元の多様な職種を紹介し、職業選択のきっかけになるよう開催した。生徒は関心のある2業種を選び、座学と実技で仕事への理解を深めた。建設系を選んだ生徒は重機を使った掘削や足場の組み立てに挑戦した。  重機を操作した2年の藤下瑛斗さんは「地面を掘るのは楽しかった。山の斜面を整地できるようになりたい」と話した。  このほか、自動車販売系の班ではタイヤに空気を入れる整備、美容系はバリカンを使った人形の髪のカット、医療系はギプスの固定などを実践した。

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  • 掛川でヘラブナ釣り大会 6月26日

     第17回掛川市長杯争奪西大谷池へら鮒釣大会(掛川観光協会大須賀支部・南遠へら鮒釣り研究会主催、静岡新聞社・静岡放送など後援)が26日、同市横須賀の同池で開かれる。  受け付け午前5時から。午後2時納竿。総重量で競う。参加費千円。問い合わせは同研究会小田さん<電0537(48)2804>へ。

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  • 茶業版フェアトレード、掛川市長「整備が急務」

     掛川市が検討を進めている茶業版フェアトレードについて、久保田崇市長は「整備が急務」と述べ、具体的な制度設計を急ぐ考えを示した。「生産者と茶商による計画生産により、適正価格で継続的に荒茶を販売できる仕組み」と構想を説明した上で、新たな流通構造の構築に取り組む姿勢を強調した。松浦氏の質問に答えた。  茶業版フェアトレードは、持続可能な荒茶取引の環境を整備して生産者の経営安定化につなげる市独自の認証制度。市茶振興計画「掛川茶未来創造プロジェクト」の重点施策に位置付けている。

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  • 無所属・船川氏が出馬表明 参院選静岡選挙区8人目

     経営コンサルタント会社社長船川淳志氏(65)が21日、県庁で記者会見し、22日公示、7月10日投開票の参院選静岡選挙区(改選数2)に無所属で立候補すると表明した。  船川氏は東京都港区生まれ、千葉県市川市在住。慶応大卒、米サンダーバード大学院修了。過去に仕事で掛川市などを訪れた経験があり、静岡選挙区での出馬を決めたという。  船川氏は「政治に緊張感がない状況に小石ひとつでも投げてみたい」と述べ、国会議員定数削減や複数県の連携による地方創生などを訴える意向を示した。

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  • 掛川市 電気契約先切り替え、料金高騰で水道11施設 市議会答弁

     掛川市議会6月定例会は21日、一般質問を行い、窪野愛子(市民派・公明倶楽部)、山田浩司(創世会)、高橋篤仁(同)、松浦昌巳(新しい風)、鈴木久裕(共に創る掛川)の5氏が登壇した。久保田崇市長は、電気料の値上がりを受けて一部公共施設の電気の契約先を官民出資の新電力「かけがわ報徳パワー」から別の電力事業者に切り替えたことを明らかにした。鈴木氏への答弁。  対象は上下水道11施設で、5月から6月にかけて契約を変更した。かけがわ報徳パワーの料金体系は市場連動型。水道施設は昼夜を問わず一定の電力を使うため、夜間の電気料が相対的に高い市場連動型ではデメリットが大きいと判断した。  固定価格制度を採用する

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  • 人権象徴するヒマワリの絵 画家橋爪さん、掛川・和田岡小に寄贈

     掛川市の日本画家橋爪純さん(42)がこのほど、同市の和田岡小に自作の絵を寄贈した。人権を象徴するヒマワリの花がモチーフ。同校で贈呈式に臨み「ヒマワリのように明るく力強く、太陽に向かって花を咲かせてほしい」と全校児童に呼び掛けた。  寄贈は橋爪さんが同校の梅葉紳介校長(55)の教え子だったことが縁。6年の酒井明愛さん(12)が児童を代表して感謝の言葉を述べ「絵のヒマワリは一つ一つ色は違うが真っすぐ堂々と咲いている。一人一人の違いを大切にして全員の良さが輝くような学校生活を送りたい」と誓った。  絵は同校の来客用玄関に飾る。梅葉校長は「自分自身と友達を大切にしてほしい」と話した。

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  • 公共交通計画策定を延期 掛川市長答弁、交通弱者支援を再考

     掛川市の久保田崇市長は20日の市議会6月定例会一般質問で、2022年度中の策定を予定していた地域公共交通計画について、策定期間を23年度まで延期する考えを明らかにした。市民ニーズ把握や交通事業者へのヒアリング調査を行い、課題を整理する必要があると判断した。嶺岡慎悟氏(新しい風)への答弁。  市は計画策定に向けて、後期高齢者を対象にした自主運行バスの無料化、通院や買い物でタクシーを利用した場合に運賃の半額を助成する「お達者半額タクシー」などの実証実験を行ってきた。いずれの実験でも、リピーターが増えた半面、新規利用者の拡大にはつながらなかったことから、効果的な交通弱者支援を再考する。  新計画は

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  • ハンゲショウ見頃 葉が白く変化 掛川・真砂館

     掛川市倉真の温泉旅館「真砂館」でハンゲショウ(半夏生)が見頃を迎えた。7月10日ごろまで、葉が白く変化した不思議な姿を観賞できる。  敷地内の4カ所に植えられている。腰丈ほどの高さに成長し、今月中旬から上の方の葉が白くなり始めた。8月ごろには緑に戻るという。  ハンゲショウはドクダミ科の植物。夏至から11日目の「半夏生」の頃に葉が白くなることに由来するとされる。葉の半分ほどが白くなる様子から由来を「半化粧」とする説もある。  真砂館では鉢植えのハスも開花している。ハス園に250鉢が並び、8月まで楽しめるという。

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  • 静岡人インタビュー「この人」 沢木勝さん(掛川市)県温室メロン品評会で最高賞を獲得 

     17日に開催された「第70回県温室メロン品評会」(県温室農協主催)で、クラウンメロン、磐田、静南の3支所に所属する組合員約360人の中から最高賞優等の農林水産大臣賞に選ばれた。最高賞の受賞は22年ぶり2度目という。自宅にガラス温室12棟を構え、家族4人でメロン農家を営む。クラウンメロン支所副支所長。63歳。  -受賞の感想は。  「甲乙付けがたいメロンがそろっていて、まさか優等を取れると思っていなかったので驚いた。市場の人たちに評価されたのは光栄なこと。5月の春作品評会でも優等だったので、続けて受賞できたこともうれしい。現在は息子が中心になって栽培を行っているので、彼にとっても励みになったと

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  • 創作のおもしろさ伝える 児童文学作家・小川さん講座 掛川工高

     掛川市の掛川工高でこのほど、同市の児童文学作家、小川雅子さん(56)の講座が開かれた。児童文学のおもしろさや創作の現場を伝えた。文芸部の生徒8人が参加した。  小川さんは2020年、ポプラ社から「ライラックのワンピース」を出版してデビューした。何度も作品を応募した経験を振り返り「児童文学によって諦めない心や能動的に立ち向かう力がついた」と強調。「書くことは考えること」と話し、執筆の仕方を語った。自身の作品が使われた中学入試も紹介し、参加者が問題に挑戦した。  講座は文化部活動に外部指導者を派遣する県教委の「文化の匠」高校派遣事業の一環。小川さんも所属する文芸グループ「ほんわかブッククラブ」の

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  • 中東遠の交通事故防止貢献 総合医療センターに感謝状 袋井署

     運転免許を継続して所持できるか検討する必要がある患者への指導を通じ、中東遠地域の交通事故防止に貢献しているとして、袋井署はこのほど、中東遠総合医療センター(掛川市)に署長感謝状を贈った。  同センターは病気などで警察署での安全運転相談が必要とされる受診者に対し、相談を受けるよう推進している。昨年度、袋井署を訪れた相談者の約6割が、同センターの指導がきっかけだった。同様の取り組みへの感謝状授与は県内警察署で初めてという。  同署によると、昨年度に管内(袋井市、森町)で発生した人身事故567件のうち、病気が原因の事故は2件。交通課の担当者は「病気による事故は甚大な結果につながりやすい。こうした活

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  • 音楽の力で元気届ける 掛川市大東出身のシンガー・ソングライター 花枝聖さん【とうきょうウオッチ/インタビュー】

     静岡県立池新田高を卒業後、歌手を目指して上京した。「全国へ福の風を届けて幸せにする」をコンセプトに、各地でライブなどを開催。東京都稲城市の観光大使を務め、同市の京王よみうりランド駅前でカフェも経営する。40歳。  ―音楽の道を志したのは。  「中学生の時。周りの生徒にはさまざまな才能があったが、自分には何もなかった。でも『何もないことは何でも始められる可能性がある』と解釈し直し、少年誌で連載されていた漫画の影響もあって音楽を始めた。初めてのエレキギターは浜松市で買い、掛川市の声楽教室にも通った」  ―転機はあったか。  「都内の専門学校の学内オーディションに勝ち上がったことで自信が付き、20

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  • 低山遭難多発 粟ケ岳で救助訓練 掛川署

     掛川署はこのほど、低山での山岳遭難事案が多発していることから、掛川市東山の粟ケ岳(標高532メートル)で山岳遭難救助訓練を実施した。参加者は要救助者の応急救護や搬送の手順を確認した。  警備課など各課から署員11人が参加した。登山訓練では雨の中、2列になって山頂を目指し、登山道の危険箇所を点検した。救助訓練では三角巾を使った腕の固定方法を確認したあと、リュックサックやロープを使った要救助者の背負い方や、毛布での運び方を実践した。山頂から中腹までは担架を使って要救助者を運び、声掛けをしながら下山した。  管内では過去2年間、小笠山などの低い山で山岳遭難事案が2件発生。太田雄一警備課長は「全国的

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  • お父さんと粘土こねこね 地蔵作りに挑戦 掛川・佐束幼稚園

     掛川市小貫の佐束幼稚園で18日、園児が父親と一緒に焼き物の地蔵作りに取り組んだ。3~5歳児23人が高さ約15センチのミニ地蔵を作り上げた。  父の日(19日)を前に企画した父親参観会の一環。地区で陶芸教室を開いている野中幸一さん(73)が手ほどきした。園児は父親の手を借りながら粘土をこねたり丸めたりして形を作り、ストローで目や口を描いて表情豊かな地蔵に仕上げた。  同園は認定こども園への移行を軸とした再編計画の一環で、2023年3月末での閉園が決まっている。地蔵は1カ月乾燥させた後に窯で焼いて完成させて、閉園式で飾る。

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  • 静岡銀行、掛川西支店を9月移転

     静岡銀行は17日、掛川西支店(掛川市下垂木)を9月5日に「店舗内店舗」の方式で掛川支店(同市中央)に移転すると発表した。掛川西支店の跡地はライフデザイン(LD)ステーション掛川として活用する。  掛川西支店の移転後も支店の名称や口座番号に変更はない。通帳や証書、キャッシュカードもそのまま利用できる。  LDステーションは10月17日、現在の掛川支店2階から掛川西支店跡へ移る。住宅ローンの相談対応など、個人客の人生設計に合わせた提案業務を展開する。業務提携契約を結ぶほけんの窓口の店舗も併設する。

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  • 自動車盗疑いで少年逮捕 掛川署

     掛川署は17日、窃盗の疑いで掛川市の建設作業員の少年(18)を逮捕した。逮捕容疑は同日未明、同市の無職女性(66)宅から軽乗用車1台(15万円相当)を盗んだ疑い。

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  • 創作時代劇出演者 舞台の魅力をPR 掛川で7月公演

     掛川市生涯学習センターが主催する創作時代劇「千代のねがい 一豊の決意」の公演(静岡新聞社・静岡放送後援)を前に、出演する役者が15日、掛川市役所に久保田崇市長を訪ねて舞台の魅力をPRした。公演は7月3日午前10時と午後3時の2回、同市御所原の同センターで開く。  劇は関ケ原の戦い後の掛川城を舞台に、城主山内一豊と妻千代の生きざまを描いた物語。千代役の磯部はるかさんは「生きることの尊さや愛をあらためて考える機会にしてほしい」、一豊役の石川亮さんは「心の変化を表現したい。本番までに詰めの調整を図っていく」とそれぞれ抱負を述べた。  前売り券は一般2300円、高校生以下1500円。当日券は各200

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  • 大麻所持の疑い 掛川署が男逮捕

     掛川署は17日、大麻取締法違反の疑いで浜松市南区米津町、自称通信業の男(27)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前0時20分ごろ、掛川市内で乾燥大麻1袋を所持した疑い。同署員の職務質問で発覚した。

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  • 「好きなこと仕事に」 掛川、多業種の経営者ら 大須賀中で職業講話

     掛川市の大須賀中で16日、職業や仕事について学ぶ「生き方講座」が開かれた。地元で働く社会人9人が講師となり、全校生徒301人に仕事のやりがいなどを伝えた。  掛川青年会議所シニアクラブが講師を紹介し、衣料品販売業や新聞販売業、飲食業、美容エステ業など幅広い業種から経営者が集まった。同市大坂の寝具類販売業「蒲団屋 山昇」代表の池端重人さん(60)は職業選択について「好きなことを仕事にできるよう、自分の好きな事や得意な事が何か考えてほしい」と助言した。鈴木陽向さん(13)は「イラストレーターになりたい。自分の好きな絵でお客さんに喜んでほしい」と夢を語った。  20日には城東中でも職業講話が行われ

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  • 企業、高校担当者 採用で情報交換 掛川公共職業安定所など

     掛川公共職業安定所(ハローワーク掛川)と小笠地区雇用対策協議会は14日、企業と高校の情報交換会を掛川市内で開いた。2023年春の高卒者採用を検討している管内(掛川、菊川、御前崎の3市)の企業94社がブースを構え、県中西部の高校の就職指導担当者に事業内容や求める人材像を伝えた。  新型コロナウイルス流行に伴う中止を経て、3年ぶりの開催。企業と高校の担当者は、生徒が希望する職種の求人の有無など具体的な情報を共有した。松井和仁所長は「企業の採用意欲は旺盛。事前に話し合うことで雇用のミスマッチを防げる」と話した。  ハローワーク掛川によると、管内の22年春の高卒者で就職を希望したのは320人。内定率

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  • ひき逃げの疑い 掛川署、ブラジル人逮捕

     掛川署は16日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いでブラジル国籍、菊川市下平川、無職の男(37)を逮捕した。  逮捕容疑は15日午前8時ごろ、掛川市西大渕の県道交差点で軽乗用車を運転中、横断歩道を渡っていた同市の男子中学生(13)に衝突し、右足に軽傷を負わせてそのまま逃走した疑い。

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  • 侵入と窃盗の疑い ブラジル人の男逮捕 掛川署

     掛川署は15日、建造物侵入と窃盗の疑いでブラジル国籍、自称湖西市鷲津、配達員の男(32)を逮捕した。逮捕容疑は2021年6月8日午後2時半ごろ、掛川市内の無職男性(84)宅の敷地に侵入し、チェーンソー2台(計20万円相当)を盗んだ疑い。

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  • 防災施設整備へ 若杉組、掛川市に500万円寄付

     掛川市千浜の総合建設業若杉組は15日、同市の風水害・地震・津波対策寄付金に現金500万円を寄せた=写真=。寄付金は各種災害に備えるための施設整備に充てられる。  2021年6月に次いで2回目の寄付。若杉有城社長が市役所で久保田崇市長に目録を手渡し「住民の意見を聞きながら市の海岸線地域の将来ビジョンを考えてほしい」と求めた。久保田市長は「寄付金を活用して災害対策を進めていく」と感謝した。  市は21年4月、同寄付金の募集を始めた。7年間で3億円を目標にしている。21年度は約50件1500万円の寄付があった。

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  • 掛川茶振興協会 学校や福祉施設へ新茶贈る

     掛川茶振興協会は13日、市内のこども園や小中学校、福祉施設など85カ所に新茶を2543キロ贈った。今年で42回目。  掛川市役所で贈呈式が行われた。会長の久保田崇市長と、丸山勝久、松永大吾、河原崎友二各副会長が出席し、子育てセンターとものもり、中央小、西中の園児や児童生徒6人に手渡した。  お茶は振興協会に所属する茶商やJAなどが寄贈した。一番茶の粉茶を使い、ティーバッグ加工した。代表の児童生徒は「給食で飲むお茶が濃くておいしいです」「健康にいいので最後の一滴まで大切に飲みます」と感謝した。

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  • 掛川城天守修復 工事の安全願い神事 2023年1月末まで

     掛川城天守閣修復工事の本格化を前に、工事の安全祈願祭が13日、掛川市の掛川城本丸広場で執り行われた。施工業者と市の関係者らが参列し、工事期間中の無事を祈った。工期は2023年1月末まで。  掛川城天守閣は1994年、日本で初めて本格木造で復元された市のシンボル施設。27年が経過し、しっくい壁の剝離や黒ずみ、高欄の腐食や退色が目立ってきたため、大規模な修復を実施する。  工事が終わるまで天守閣を閉鎖している。久保田崇市長は、しゃちほこの金箔(きんぱく)貼りに合わせた地上展示などを実施する考えを示し「30年の節目を清らかな姿で迎えたい。安全で安心な工事の進捗(しんちょく)を祈念する」と述べた。

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  • 静岡県、自動運転実験再開 8月1日から掛川で実施 夜間走行も

     静岡県は13日、昨年11月の接触事故に伴い中断していた自動運転の実証実験を8月から県内3カ所の公道で再開すると正式発表した。第1弾は同1~7日に掛川市の市街地で実施し、周囲の状況把握が難しいとされる夜間の走行も行う。  掛川市の実験区間はJR掛川駅から掛川城までの約1キロ。定員8人の車両に一般客を乗せ、時速19キロ以下で走行する。市役所にコントロールセンターを設置し、車両に搭載したカメラ映像などを通じて運行状況をリアルタイムで監視する。県によると、夜間時間帯に公道で実証実験を実施するのは全国初という。  10月には松崎町、11月には掛川市と沼津市でも実証実験を行う。1カ所のコントロールセンタ

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  • タブレットで気軽に相談 掛川市教委導入半年 児童生徒ケアに効果

     掛川市教育委員会が導入した児童生徒向け悩み相談システム「こころの相談ノート」が、運用開始から半年を迎えた。1人1台配布のタブレット端末で相談を受け付けるアイデアは子どもたちの問題行動の減少につながり、全国の自治体から問い合わせが相次ぐ。三島市教委が類似の仕組みを導入するなど、学習用タブレットを学び以外に活用する動きが広がっている。  学習用端末を使い悪口を書き込むといったいじめが全国的に相次いで確認されたことを受け、前向きな活用法の検討からシステム開発に取り組んだ。いじめや勉強、家庭などの悩みを周囲の目を気にせずに相談できる仕組みで、2021年12月から22年5月末までに453件が寄せられた

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  • アジサイ1000株 もうすぐ見頃に 掛川・龍尾神社

     掛川市下西郷の龍尾神社のアジサイが近く、見頃を迎える。約7千平方メートルの庭園に約千株が植えられている。  ガクアジサイを中心にさまざまな種類のアジサイが散策路沿いに並ぶ。鮮やかな青や、淡いピンクや紫など、美しい花々を楽しむことができる。  同神社はしだれ梅も有名。青い葉を付けた枝がアジサイのすぐ上まで垂れていて、緑に囲まれた自然豊かな空間を演出している。  見頃は6月中下旬。7月上旬まで観賞できるという。入園料は500円。小学生以下無料。

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  • 掛川の国1バイパスで事故 11日昼、一時通行止め

     11日午前11時40分ごろ、掛川市宮脇の国道1号掛川バイパスで、上り線を走行していた軽乗用車と対向車線の乗用車2台が衝突した。  掛川署によると乗用車の島田市の男性(21)が胸部に軽傷を負ったもよう。事故の影響で下り千羽インターチェンジ(IC)-宮脇IC間が1時間半通行止めになった。

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  • 高校再編計画に掛川市長 地域協議会を歓迎

     掛川市の久保田崇市長は10日の定例記者会見で、横須賀高と池新田高を統合する小笠地区の再編計画で、静岡県教委が地域協議会を設置する方針を示したことについて「横須賀高存続に向けて知事や県教委へ要望を繰り返してきた結果」と歓迎した。新たな計画を策定して見直しを図らなければ再編案は消えないとして、協議会の場で存続を主張していく考えを示した。  県教委の再編計画は2026年度をめどに横須賀高と池新田高を統合する内容で、地元は強く反発している。久保田市長は「今回の再編がなくなっても、別の再編案が出てくる可能性は十分に考えられる。統合自体を否定するものではない」と述べた。  市が進める小中学校の再編計画に

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  • 地域団体商標に「掛川抹茶」登録

     掛川市は10日、特許庁の地域団体商標に「掛川抹茶」が登録されたと発表した。抹茶の登録は静岡県内で初めて。  掛川茶商協同組合、JA掛川市、JA遠州夢咲の3団体が2019年2月、共同で出願し、22年3月に登録された。市によると、掛川抹茶はうまみ、甘みを蓄え、抹茶独自の渋みが調和しているのが特徴。抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)は市内産を75%以上使い、隣接する市町産は25%までに限る。市は国内外で抹茶の需要が高まっていることを受け、市内での抹茶生産の推進を図る。  地域団体商標は地域名と商品名を組み合わせた商標登録制度。地域ブランドを保護することで、競争力強化と地域経済の活性化を支援する目的が

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  • 県産木材の民間活用促進 静岡県、脱炭素化へ補助拡充

     静岡県は脱炭素化への対応に向け、民間部門での県産木材の活用促進に乗り出す。補助制度を拡充し、民間企業との連携を進めて利用を奨励する。公共部門での県産材利用目標も約1割上積みし、県内の森林資源を有効に使い、木材を安定供給する体制構築を図る。  2022~25年度の「公共建築物等木使い推進プラン」で、公共部門で培った県産材利用の知見を、住宅や社屋など民間建築にも広げる方針を盛り込んだ。県は建設会社や住宅メーカーといった民間企業と木材利用促進に関する協定を締結するほか、県産材を使った民間建築物の評価制度を立ち上げる。  住宅新築やリフォーム費用などの補助制度「しずおか木の家推進事業」を通じ、コスト

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  • 家計支援策に6億5300万円 商品券など 掛川市補正予算案

     掛川市は10日、物価高騰を受けた家計支援策として6億5300万円を追加する2022年度一般会計補正予算案を示した。プレミアム付き商品券の発行と低所得子育て世帯向け給付金への上乗せ、給食費据え置きの3本柱。開会中の市議会6月定例会に追加議案として提出する。  プレミアム付き商品券はデジタル商品券と紙ベースの商品券の2種類を用意する。デジタル商品券は額面1万円分、紙商品券は9千円分をそれぞれ5千円で販売する。発行総額は8億7400万円。  1世帯2冊まで購入可能で、利用期間は年末年始の商戦期に合わせて、12月上旬から23年1月下旬を予定している。各世帯に商品券購入引換券を郵送する。  低所得子

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  • 「報刻の大太鼓」響く 時の記念日に掛川城で式典

     時の記念日(6月10日)に合わせて、掛川観光協会掛川支部は10日、掛川城御殿で「報刻の大太鼓」の打ち鳴らし式を開いた。1957年から続く恒例行事。地元の園児ら約100人が正午に合わせて太鼓を打ち、大きな音を響かせた。  忍者・武将姿の観光ボランティア「掛川城戦国おもてなし隊」が出迎えた。ばちを手にした園児は、腕を大きく振りかぶって太鼓を打った。同支部の平野正俊会長は「時間を考えることは、どういう人生を送るかを考えることにつながる。節目の機会としてほしい」と呼び掛けた。  報刻の大太鼓は1855年、掛川藩主の太田資功氏が城下に時刻を告げる目的で製作したとされる。太鼓による時報の慣習は明治中期ま

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  • 「旅の楽しみ方」 30日に掛川で講座 健康長寿財団

     しずおか健康長寿財団は30日午後1時半から、旅行の楽しみ方を紹介する講座を掛川市御所原の市生涯学習センターで開く。  県内各地で展開している「はつらつ生きがい講座」の一環。中高年向きで、参加無料。同財団のホームページから申し込む。  問い合わせは同財団<電054(253)4221>へ。

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  • 静岡県、自動運転実験再開へ 8月から一般客乗せ公道走行

     静岡県は9日までに、昨年11月の接触事故を受けて中断していた自動運転の実証実験を8月から再開する方針を決めた。部品交換やシステム改修により安全性が確保できたと判断し、県内3カ所で一般客を乗せて公道を走行する。  実証実験は定員8人の車両を使い、掛川市、松崎町、沼津市の3カ所で実施する。民間企業などと連携し、遠隔地に設けたコントロールセンターからカメラ映像などを通じて運行状況をリアルタイムで監視する。  事故は昨年11月15日に伊東市の公道で発生し、自動運転車両のサイドミラーが歩行者と接触した。県は事故を受けて実証実験を見合わせ、原因究明を進めていた。  県建設政策課未来まちづくり室によると

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  • 掛川放火殺人 発生2カ月で節目 真相不明「なぜこんなことに」

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生し、焼け跡から住人の男性=当時(31)=の遺体が見つかった放火殺人事件は9日、小学校時代の同級生だった掛川市葛川、無職の男=当時(31)=が殺人などの疑いで書類送検され、発生から約2カ月で大きな節目を迎えた。2人の関係性や動機は不明なまま。2人を知る元同級生は「なぜこんなことになったのか」と複雑な心境を口にした。  掛川署捜査本部によると、2人の間にトラブルは確認されていない。事件直前までの接点も把握できていないという。同じ小学校に通っていた市内の男性(31)は「2人に付き合いがあったことが意外。特別に仲が良かった印象はなく、卒業後にどこでどうやって再会した

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  • ティーボールに挑戦 掛川・さかがわ幼稚園

     掛川市のさかがわ幼稚園の年長園児13人は9日、台の上に置いた球を打つ「ティーボール」に挑戦した。高齢の地元住民が講師を務め、園児と交流した。  日坂、東山口地区の住民や中高年の軟式野球チーム「掛川ファイターズ」のメンバーが指導した。幼稚園の運営支援に加え、地元のスポーツ少年団の活動維持を目的に2016年から続けている。  園児はボールを真上に投げたり、キャッチボールしたりしてボールに慣れたあと、ティーボールを楽しんだ。ボールが遠くまで飛ぶと歓声が上がった。

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  • 掛川中央図書館で遺跡調査成果展示 6月19日まで

     掛川市が遺跡調査の成果を披露する出土文化財展が、同市掛川の中央図書館で19日まで開かれている。寺ノ段遺跡の円墳から出土した須恵器、横須賀城跡で見つかった江戸時代の瓦などを展示している。  市民から寄贈された市指定文化財「掛川城御殿古図」も展示した。安政東海地震(1854年)の後に再建された掛川城御殿の図面で、現存する御殿(国指定文化財)の往時を伝える貴重な資料として注目が集まる。  和田岡古墳群の吉岡大塚古墳の整備工事に合わせて、市民が製作した復元埴輪(はにわ)も並んでいる。

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  • 死亡の同級生を書類送検 掛川放火殺人、終結へ

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生し、焼け跡から住人の会社員男性=当時(31)=の遺体が複数の刺し傷がある状態で見つかった放火殺人事件で、掛川署捜査本部は9日、男性宅に火を放って殺害したとして、現住建造物等放火と殺人の疑いで、事件後に岐阜県内で遺体で見つかった掛川市葛川、無職の男=当時(31)=を容疑者死亡のまま静岡地検浜松支部に書類送致した。  容疑者は男性の小学校時代の同級生。事件前、2人の間にトラブルはなかったが、捜査本部は防犯カメラなどの解析に加え、押収した容疑者の携帯電話などから経緯や足取りを解明し、容疑を特定したとみられる。関係者によると、押収品などからは殺害をほのめかす文言など

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  • 川口さん最高賞 静岡で女流美術協会展

     第31回県女流美術協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。12日まで。最高賞の県女流美術協会賞に、川口智美さん(神奈川県平塚市)の油彩画「吉報」が選ばれた。  平面、立体の2部門に、同協会会員や一般公募から絵画、版画、彫刻、工芸など81点が集まり、美術家の柳澤紀子さん(掛川市)が審査した。  画面中央に女性像を配した川口さんの作品は、女性の顔の表情が豊かで緊張感があり、巧みな画面構成と筆力が評価された。同協会の林のぶ代表は「出品数が例年より増え、各自が長年描いてきたテーマをさらに掘り下げた力作が多い」と話した。  主な入賞者は次の通り。  県知事賞 か

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  • 二科静岡支部展が開幕 最高賞は朝倉さん(伊豆の国)

     第47回二科静岡支部展(同支部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の絵画部が8日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。最高賞の県二科賞には朝倉由美さん(64)=伊豆の国市=の作品が選ばれた。12日まで。  朝倉さんの油彩画「2022年を生きる-神代桜」は、山梨県にある国の天然記念物の神代桜を抽象的なタッチで描いた作品。朝倉さんは「先が不透明な時代に力強く生きる私たち人間を桜に見立てた」と話した。  会場には油彩画、水彩画、パステル画などの出品作品65点が並ぶ。  他の主な受賞者は次の通り。  【同人の部】▽県文化協会賞 山崎恵理(掛川市)▽静岡新聞社賞 手塚享伸(静岡市)▽画荘清野

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  • 浜松の高柳さん、SSクラス優勝 磐田で将棋大会

     磐田将棋愛好クラブの第223回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、43人が参加した。最強のSSクラスの優勝は浜松市の高柳丞さん、準優勝は磐田第一中3年の久野杏太君。浜松新原小6年の河合将輝君がAクラスで優勝した。上位入賞者は次の通り。  SS ①高柳丞(浜松市)②久野杏太(磐田市)③伊藤裕一郎(島田市)▽S ①本杉雅人(静岡市)②石川三余(浜松市)③越川純平(同)▽A ①河合将輝(同)②川口哲也(同)③尾藤菊一(同)▽B ①高柳長男(掛川市)②村松豊(磐田市)③藤沢勝(同)

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  • 掛川市議会が開会 補正予算案など10議案上程

     掛川市議会6月定例会は8日開会し、2022年度一般会計補正予算案など10議案を上程した。このうち、掛川城天守閣修復工事請負契約締結案と住民税非課税世帯などを支援する特別給付金事業費を盛り込んだ一般会計補正予算専決処分の2議案を即日採決し、いずれも原案通り可決、承認した。報告4件も受理した。  一般会計補正予算案は、計2億3600万円を追加する内容。デジタル田園都市推進事業費7300万円を計上するほか、徳川家康が主人公の大河ドラマ放送に合わせた観光振興事業に2400万円を充当する。  会期は7月5日までの28日間。一般質問は20~22日に行う。

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  • 静岡県産オリーブオイル 2団体、世界大会金賞 品質向上へ弾み

     「オリーブ・ジャパン2022国際オリーブオイルコンテスト」の受賞者がこのほど発表され、静岡県内の2団体が最高賞に次ぐ金賞を受賞した。県内では近年、オリーブ生産が拡大中。国際コンテストの入賞で、オリーブオイルの品質向上の面でも弾みがつきそうだ。  本県からの金賞受賞は静岡市葵区のCREA FARM(クレア・ファーム)の「静岡産エキストラバージンオリーブオイル」と、浜松市南区の和Olive園の「セントキャサリンブレンド」。  各国から816品の出品があり、最優秀賞10品はイタリアとスペイン製が占めた。金賞の299品中、日本製は14品。2団体が受賞した本県は、オリーブ栽培で有名な小豆島を含む香川県

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  • 生活保護引き下げ「生きていけない」 静岡、訴訟原告が会見

     2013年からの生活保護費の基準額引き下げは生存権を保障する憲法に違反しているとして、裁判を起こしている県内の受給者らが7日、県庁で会見し「このままでは生きていけない」と引き下げの取り消しを訴えた。  生活保護制度は、生活困窮者に生活費を支給し自立を促す仕組み。厚生労働省が決める基準額に満たない収入の不足分が支給される。基準額は性別、居住地域や家族の人数などの条件で異なる。  原告は、基準額引き下げの根拠とする物価の動向を厚労省が恣意(しい)的に利用したことや、被保護者の生活実態を十分に調べなかったとして生活保護法に違反する―と主張。生活保護制度を運用し、被保護者の暮らしを知る福祉事務所が同

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  • ラグビー・ブルーレヴズ「一番目指す」来季へ抱負 磐田、掛川市役所訪問

     ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長と伊藤平一郎選手が7日、磐田、掛川両市役所を訪問し、1月に開幕した新リーグに挑んだ結果を報告した。今季の反省点や来季の抱負を口にした。  今季は新型コロナウイルスの影響で開幕戦など計5試合が中止になり、8位で終了した。磐田市役所で、山谷社長は「最終戦は悔しい結果だったが、また見に行きたいと言ってもらった。応援に感謝する」と話した。伊藤選手は「課題は接戦で勝ちきれないところ。やるからには一番を目指す」と来季の目標を掲げた。  草地博昭市長は「来季も市として、一ファンとしても盛り上げていきたい」と話した。山谷社長から市にラグビーの一斉観戦開催

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  • 避難所生活、宿泊で体験 掛川・栄川中1年

     掛川市の栄川中で7日、1泊2日の避難所生活体験学習が始まった。1年生33人が参加し、8日まで地区の自主防災会役員約40人と共に炊き出しや図上訓練、応急救護などの実習に取り組む。  新型コロナウイルス対策で、炊き出しは調理が不要なアルファ米とレトルト食品のカレーを利用した。生徒は災害発生時の避難所をイメージしながら役割を分担し、手際よく配膳した。大釜で人数分のカレーを温めた長谷川芽音さん(12)は「自分たちでできることを考えながら、緊張感を持って臨みたい」と話した。中学生が地域防災の戦力として注目された東日本大震災を機に始まった恒例行事。地元・東山口区長会の八木歳一会長(68)は「物資の運搬

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  • 水道感謝のつどい 安定供給、安全願う 掛川

     掛川市はこのほど、先人の水道事業に感謝する「水道感謝のつどい」を同市大池の十九首水源地公園近くで開いた。同市管工事業協同組合による水神宮例祭も行われた。  久保田崇市長や同組合の鈴木博幸代表理事ら35人が出席し、水源である大井川の恵みや先人の功績に感謝した。水神宮例祭では神事を行い、水道の安定供給と工事の安全を祈願した。  久保田市長は「水の確保に苦労した歴史がある。水を大切にし、後世に守り続けていく」とあいさつした。菊川市で5月に発生した断水については「掛川市も水道の管路が古くなっている。管路の更新を前倒し、しっかり計画を立てなければいけないと思う」と述べた。  旧掛川市の水道事業は192

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  • 島田掛川信金 損保会社3社と協定 SDGsを推進

     島田掛川信用金庫はこのほど、損保会社3社とSDGs(持続可能な開発目標)の推進に関する包括連携協定を締結した。  東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパンとそれぞれ結んだ。同信金と各損保が相互に連携し、SDGsの普及や啓発、地域の事業所の事業継続支援を行う。  協定調印式は掛川市の同信金本店で行われた。東京海上日動火災保険との調印式には静岡支店の垣谷直人支店長、同信金の市川公会長と伊藤勝英理事長が出席。伊藤理事長は「協定締結が国際的な目標達成に向けた大きな一歩となることを祈念する」とあいさつした。

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  • 障害に理解訴え 福祉団体が研修 掛川

     掛川市西郷地区のまちづくり協議会と福祉協議会は4日、障害への理解促進を目的にした研修会を同市上西郷の西郷みらい館で開いた。市内の障害者就労支援事業所きほくのもり★ペンタスの伊藤泰治施設長が障害の種類や公的サービスについて解説した。  伊藤施設長は身体障害や精神疾患の症状と障害者手帳の役割などを説明した。人生の半ばに事故や病気で障害者になる中途障害の割合が高いことに触れ「誰もが病気や障害で人の支援を受ける立場になり得る。人ごとではない」と強調した。  住民約30人が参加し、熱心にメモを取るなどして聞き入った。

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  • 安管協総会で功労者表彰 掛川

     掛川市の掛川地区安全運転管理協会はこのほど、同市内で2022年度の総会を開き、交通安全功労者らに表彰状を伝達した。  主な受賞者は次の通り。  【県警本部長・県安全運転管理協会長連名表彰】交通安全功労者 鈴木教郎(藤本組)▽優良安全運転管理者 辻雅人(中部電気保安協会掛川営業所)佐藤金兵衛(佐藤電気工業社)市川孟(橋場屋旅館)▽優良事業所 キャタラー、南遠環境保全、ブリヂストンエラステック▽優良運転者 平野三明(積水ハウス静岡工場)藤田秀晴(スズキ大須賀工場)

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  • 同級生の男、書類送検へ 容疑者死亡のまま 掛川放火殺人

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生し、焼け跡から住人の会社員男性=当時(31)=の遺体が複数の刺し傷がある状態で見つかった放火殺人事件で、掛川署捜査本部は5日までに、男性宅に火を付けるなどして殺害したとして、殺人と現住建造物等放火の疑いで、事件後に岐阜県内で死んでいるのが発見された男を近く、容疑者死亡のまま静岡地検浜松支部に書類送致する方針を固めた。関係者によると、男は男性の小学校時代の同級生だった。関係者への取材で分かった。  男は4月12日朝、掛川市下西郷の集合住宅「ビレッジハウス下西郷」2号棟5階の男性宅で、刃物のようなもので男性を刺し、室内に油のようなものをまいて放火した疑いが持たれ

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  • ウクライナにみる人間の業 越境の試み「もうひと踏ん張り」 柳澤紀子さん(美術家)

     ロシアのウクライナ侵攻が長期化の様相を見せる中、現代美術家の柳澤紀子さんがロシア・東欧美術を研究する鴻野わか菜早稲田大教授との対談「ウクライナとロシアの芸術家たちの今」に臨んだ。  言論統制下のロシア、戦下のウクライナにあって、反戦平和を発信する芸術家たち。交流を続ける鴻野教授の解説を受け、柳澤さんは「自分の無力を感じながらも、責任をもって作品をつくり、次の世代に伝えたい」と語った。  連日のウクライナ報道から、戦車を描いてみたという。「恐ろしさと同時に美しさもある」と、会場を驚かせた。ベラルーシのノーベル賞作家でジャーナリスト、スベトラーナ・アレクシエービッチの言葉「武器は男のおもちゃであ

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  • 梅雨入り前に水防訓練 日本語学校生が土のう作り参加 掛川、菊川

     本格的な出水期を前に掛川、菊川両市で5日、水防訓練が行われた。水防団が土のうの作り方や積み上げ方などを確認し、体制の強化を図った。  掛川市大坂の市大坂コミュニティー公園では、団員や地区の自主防災会のメンバーら約170人が訓練に励んだ。掛川日本語学校(同市南)の学生も参加し、水を入れたポリ袋をプランターに入れて土のうの代わりにする簡易浸水対策などを学んだ。  菊川市の訓練は、同市下内田の河川防災ステーションが会場。団員ら約110人が土のう作りに取り組んだほか、ロープワークの習得にも努めた。  

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  • 掛川の海岸清掃 3500人がごみ収集 菊川流域市民も協力 

     夏のレジャーシーズンを前に、掛川市は5日、同市の大浜海岸と大須賀海岸で一斉清掃活動を実施した。市内の企業や市民ボランティアに加えて菊川流域の市民も協力し、約3500人が延長約9キロの区間でごみを拾い集めた。  新型コロナウイルスの流行に伴う中止を経て、3年ぶりに開催した。参加者はごみ袋を手に海岸の砂浜や菊川河口を歩き、流れ着いた空き缶やペットボトル、プラスチック容器などを収集した。

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  • トウモロコシ「ゴールドラッシュ」出荷本格化 掛川・大須賀

     掛川市大須賀地域で3日、露地栽培のトウモロコシの本格的な出荷が始まった。同市大渕のサンサンファームで、甘みが強い「ゴールドラッシュ」を販売している。  地元の生産部会が早朝から収穫した。同日の糖度は16~18度。甘く食感がいいゴールドラッシュは人気が高く、1時間ほどで同日分が売り切れたという。  部会はゴールドラッシュを同地域の特産にしようと、栽培に取り組んでいる。牧野元一部会長は「今年は天候に恵まれ、上質なトウモロコシに育った」と話した。  出荷は6月中旬にピークを迎える。11日と12日はサンサンファームでマルシェを開き、屋外テントでトウモロコシを販売する。

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  • リサイクルプラザ解体跡に焼却炉建設「可能」 掛川・菊川新施設

     掛川、菊川両市の衛生施設組合が整備する新たな廃棄物処理施設で、両市は4日、火災による損傷で使用不能になっている現在の不燃・粗大ごみ処理施設「リサイクルプラザ」の一部を取り壊し、跡地に新しい焼却炉を建設することが可能とする見解を示した。選択肢の追加で基本構想の前提が変わったとして、専門家による検討委員会は今後、具体的な施設規模や整備手法の議論を進める。  同日、掛川市内で開かれた検討委の第3回会合で明かした。両市が示した遷座方式は現焼却施設を稼働させながら新施設の建設を進める案で、1日当たり120トンの処理能力がある焼却炉を想定した。公設民営方式を採用した場合、基本構想で最優先と位置付けた民設

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  • 優良運転者や窪野支部長表彰 交通安全協会掛川支部

     静岡県交通安全協会掛川地区支部はこのほど、優良運転者らの表彰式と総会を掛川市内で開いた。交通安全功労者として窪野俊明支部長に関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会長連名表彰を伝達した。  総会では2022年度の事業計画を決めた。重点施策には子どもや高齢者、歩行者、自転車などの交通事故防止対策を掲げた。  このほかの主な受賞者は次の通り。  優良運転金賞 岡田陸弘(日坂)鈴木良紀(浜野)晋泰道(成滝)▽同銀賞 大石哲志(大坂)熊切ふさ子(千浜)児玉栄一(上西郷)鈴木恵子(五明)戸塚一馬(平島)▽同銅賞 鈴木育代(本郷)竹島猛(上西郷)中山隆司(小鷹町)本田智子(掛川)

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  • こだわりの茶 8社が提供 掛川でイズモ

     冠婚葬祭業のイズモ(浜松市中区)は4日、茶の魅力を発信するイベント「静岡茶フェスティバル」(静岡新聞社・静岡放送後援)を掛川市矢崎町のizumoden掛川で開いた。県中西部の茶商8社がブースを構えてこだわりの茶を提供し、来場者にPRした。  来場者が好みの茶に投票する「お茶コンテスト」が目玉。各社はブースで茶を振る舞い、それぞれの香りや味、産地の特徴などを伝えた。約2500人が来場し、グランプリにカネス製茶(島田市)を選んだ。  地場産業の発展と活性化を目的にした企画で、今回で4回目。イズモは返礼品などの用途で年間3万キロ以上の静岡茶を購入している。

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  • カード詐取疑い 神奈川の男逮捕 掛川署

     掛川署と県警捜査4課は3日、窃盗の疑いで神奈川県伊勢原市桜台2丁目、アルバイトの男(22)を逮捕した。  逮捕容疑は4月6日、何者かと共謀して掛川市の無職女性(73)に警察官を名乗って「詐欺犯人を逮捕したところ、あなたの口座も被害に遭っている」などと電話した後、女性宅を訪問してキャッシュカード5枚を盗んだ疑い。口座からは現金計380万円が引き出されていた。  同署によると、容疑者は特殊詐欺グループの受け子とみられる。

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  • 選手団役員に委嘱書 掛川市の原田監督「結果求めていく」 市町対抗駅伝

     掛川市は2日夜、県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の市選手団役員委嘱式を市役所で開いた。4年連続でチームを率いる原谷小教諭の原田典明監督(59)とコーチ、強化委員の計13人に選手団長の久保田崇市長が委嘱書を手渡した。  チームの2021年の成績は市の部20位で、前年の17位に届かなかった。原田監督は「昨年は悔しい思いをした。足元を見つめ直し、結果を求めていく」と決意を述べた。久保田市長は「気持ちを一つにして良い結果を出してほしい」と期待を込めた。  チームは15日から毎週水曜に練習し、8月と9月に選考会を行う。大会は12月3日、静岡市で開催される。

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  • 祖父の晩年写真集に 水島さん(掛川出身)4日から都内で展示

     掛川市出身の写真家水島大介さん(40)が5月末、同市在住の祖父の晩年をフィルムカメラで撮影した自身初の写真集「おじいちゃんの写真集」(青幻舎)を出版した。96歳で亡くなるまでの2年間、丁寧で満ち足りた1人での生活を収めた。  都内で活動する水島さんは、俳優のポートレートや企業広告を手掛ける傍ら、祖父宗男さんの生活を約10年間にわたり撮影した。死を覚悟し自分史を書く宗男さんを見て「記憶はいつか薄れてしまう。写真を撮って共に過ごした時間を未来に残したかった」と作品化を決めた。  「祖父は丁寧で意志が強く、厳しさと優しさのバランスがあった人だった」と水島さん。畑の野菜を調理し、新聞を毎日読み、墓参

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  • 行政相談で貢献 17人表彰、感謝状 静岡で全体会議

     総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。業務に貢献した行政相談委員5人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した=写真=。  行政相談委員は市民の要望や苦情を聞き取り行政とのパイプ役を担う民間のボランティア。全国に約5千人、県内には128人が配置されている。  表彰を受けた委員は次の通り。  中部管区行政評価局長表彰 飯田昌義(長泉町)滝口正(小山町)瀬本豊久(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 平川和代(河津町)山本秀樹(松崎町)藤井すわ子(西伊豆町)青山美貴(沼津市)佐野文紀(富士宮市)小林洋(藤枝市)杉原啓子(同

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  • 掛川納涼まつり 3年連続中止 コロナ感染防止で

     掛川納涼まつり実行委員会は2日までに、7月末から8月にJR掛川駅北側の中心市街地で予定していたまつりを中止すると決めた。  まつりは露店の出店や踊りが披露される夏の恒例行事。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3年連続で中止となった。

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  • 横領容疑で男を逮捕 袋井署

     袋井署は2日、横領の疑いで掛川市緑ケ丘一丁目、無職の男(37)を逮捕した。逮捕容疑は袋井市の男性会社員(53)から乗用車1台を修理目的で預かり保管中、バンパーなど部品数十点を計約80万円で業者に売却した疑い。同署によると、2人は知人。男性からの相談で発覚したという。

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  • 世界一臭い? ゾウコンニャク開花 掛川花鳥園

     掛川市の掛川花鳥園で31日夕方、世界で最も臭い花を咲かせる植物の一つという「ゾウコンニャク」が開花した。同園によると、ゾウコンニャクはサトイモ科コンニャク属。東南アジアに分布する。開花と同時に強烈な異臭を放ち、においに集まる虫をおびき寄せて花粉を運ばせる特性がある。  園内の屋外特設展示エリアでは、来園者が花の観賞と異臭を体験できるようにした。紹介パネルには「開花したときのにおいはまさに腐敗臭でした」と書かれている。  開花したゾウコンニャクは約30センチ。開花期間は1週間程度。においが強いのは開花初日で、2日目以降は薄れていく。植物担当の遠山拓史さん(35)は「においは少し残っている。花も

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  • アーチェリー教室 障害者の参加募る 掛川で12日から開催

     静岡県障害者アーチェリー協会(村瀬行紀代表)は12、26両日と7月3日、初心者向けの障害者アーチェリー教室を掛川市のいこいの広場アーチェリー場で開く。4日まで参加者を募集している。  的につけた風船を割るゲームなどを実施しルールや的に当たる楽しさを学ぶ。各日午前10時~11時半。参加無料。定員3人。道具は貸与する。申し込みは村瀬代表<電090(2266)3678>へ。

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  • 旬の梅 園児が収穫 掛川・高天神城跡

     掛川市の土方・中幼稚園の園児が1日、同市上土方嶺向の高天神城跡の梅園で恒例の梅の収穫に取り組んだ。同園は2023年4月、近隣園を統合して新設される認定こども園に移行する。4、5歳児28人が、幼稚園としては最後の梅採りを楽しんだ。  梅園を管理する高天神社の総代や保護者らが協力した。園児は大はしゃぎで大人が棒で落とした梅の実を拾ったり、手を伸ばして枝から採ったりして容器に集めた。  梅は園児が各家庭に持ち帰るほか、園でジュースにして味わう。総代会長の青野孝善さん(73)は「ふるさとを思い出す味になるはず。こども園でも行事を引き継いでほしい」と期待を込めた。

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  • 大麻所持した疑い 塗装業の男を逮捕 掛川署

     掛川署は1日、大麻取締法違反の疑いで、掛川市西大渕、塗装業の男(32)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後7時半ごろ、同市西大渕の路上で乾燥大麻若干量を所持した疑い。署員の職務質問で発覚した。

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  • 「JOKA・BASE」お披露目 掛川城望む「移住」拠点

     掛川市城下の移住推進拠点「JOKA・BASE(ジョウカベース)」の内覧会が30日、現地で開かれた。静岡理工科大の学生が住む2階の学生寮と最大7人が泊まれる3階の簡易宿所、掛川城を望むことができるテラスがお披露目された。  3階建てのビルを改装した。2階にはアトリエスペースも整備した。学生寮ではまもなく3人が生活を始める。まだ壁と床の板材がむき出しで、学生が住みながら内装に手を加える。簡易宿所は「お試し移住」や長期滞在もできるよう家具付き。7月にプレオープンし、8月にグランドオープンする。  JOKA・BASEはNPO法人かけがわランド・バンクが運営する。丸山勲理事長(48)は「学生には地域の

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  • 放射性セシウム 過去の変動幅内 浜岡原発の放射能調査

     静岡県は31日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。発電所周辺海域の海底土から1キロ当たり1・6ベクレルの放射性セシウムが検出されたが、過去の変動幅の範囲内だった。  このほか、牧之原市や菊川市、掛川市などで浮遊塵、上水、茶葉、原乳を採取した。いずれも放射性セシウムは検出されなかった。

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  • 有効求人倍率 掛川管内1・14倍 雇用改善傾向続く

     掛川公共職業安定所(ハローワーク掛川)がまとめた管内(掛川、菊川、御前崎の3市)の4月の有効求人倍率(実数値)は、前年同月比0・30ポイント上昇の1・14倍だった。1倍台は6カ月連続で、雇用環境の改善傾向が続いている。  新規求人数は6・9%増の1160人。業種別では、製造業が13・3%増の281人。食料品や化学工業が伸長した半面、自動車関連などの輸送用機械器具は27・3%減と減少した。建設業は5・0%減の151人、医療・福祉は6・4%減の234人といずれも一服感がみられた。  ハローワークの担当者は「原材料や燃料の価格が高騰しているが、全体を見れば経営や雇用に与える影響は今のところ限定的な

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  • 掛川で踏切死亡事故 JR東海道線で運休や遅れ

     31日午前10時5分ごろ、JR東海道線菊川―掛川駅間の葛川踏切(掛川市葛川)で踏切内に人が立ち入り、下り普通電車と衝突して死亡した。男性とみられ、掛川署が身元や事故の原因を調べている。JR東海によると、上下計8本が運休、計15本が部分運休したほか、計7本が最大で約2時間遅れ、3600人に影響した。

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  • 東海道線普通列車と人が接触 31日午前、菊川―掛川駅間の踏切

     31日午前10時5分ごろ、JR東海道線菊川―掛川駅間の葛川踏切(掛川市葛川)で、踏切内に人が立ち入り、下り普通列車と衝突して死亡した。男性とみられ、掛川署が身元や事故原因を調べている。JR東海は一部区間の上下で運転を見合わせ、運休や遅れが発生した。

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  • 「31日、下校中の女子小学生誘拐」 掛川市にメール届く

     掛川市は30日、市ホームページの問い合わせフォームに、下校中の女子小学生に危害を加えると予告するメールが届いたと発表した。  市危機管理課によると、メールは29日午後8時ごろに受信し、30日朝に確認した。31日の下校中に市内の女子小学生を誘拐するなどの内容で、送り主は大阪府在住の高校教師を名乗っているという。市は掛川署に通報したほか、小学生の保護者にメールで一斉連絡した。登下校時の見守りを強化している。

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  • 松崎高教諭を逮捕 児童買春、ポルノ製造疑い 掛川署

     静岡県東部の女子高校生を買春し、裸の動画を撮影するなどしたとして、掛川署と静岡県警少年課は30日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で、松崎町江奈、教諭の男(35)を逮捕した。関係者によると、容疑者は県立松崎高の教諭という。  逮捕容疑は3月5日ごろ、富士宮市内の宿泊施設で女子高校生(16)が18歳未満であることを知りながら、現金を払う約束をして買春するとともに、裸体を撮影して児童ポルノを製造した疑い。同署によると容疑者と高校生は交流サイト(SNS)で知り合った。容疑者は5月9日、掛川市内で恐喝事件の被害に遭い、捜査の過程でスマートフォンから高校生の動画が見つかった。  県教委は容疑者の所属

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  • 天浜線掛川駅「元カレです駅」 AKB48メンバーが命名

     天竜浜名湖鉄道は30日、AKB48のメンバーが命名した副駅名やコラボ列車の運行を記念したイベントを掛川駅で開いた。メンバー3人が同駅を訪れ、駅名看板の除幕式を行い、AKB仕様列車の運行開始を祝った。  副駅名は「元カレです駅」。AKB48が天浜線をPRするテレビ東京の番組企画の一環で、新曲のタイトルを採用した。同駅のほかに遠江一宮、岡地、気賀、浜名湖佐久米の4駅では、メンバーが現地を訪れ考案した副駅名を命名。コラボ列車には、新曲のヘッドマークと車内広告ポスターが掲出された。  イベントには谷口めぐさん、大盛真歩さん、千葉恵里さんが参加。100人を超えるファンが詰めかける中、駅名看板を除幕し、

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  • 「時ノ寿の森クラブ」助成 5年間で400万円 掛川、積水ハウス

     掛川市に静岡工場を構える積水ハウスグループはこのほど、同市の認定NPO法人「時ノ寿の森クラブ」に助成金の交付証を贈った。次世代育成や環境配慮などに取り組む非営利団体を支援するマッチングプログラムの一環。年80万円の寄付を5年間、継続する。  静岡工場で開かれた贈呈式で、工藤正人工場長は「持続可能な社会のために自然保護は欠かせない」と強調した。同クラブの松浦成夫理事長は「地域社会の安心と安全のために森林を守っていく」と謝辞を述べた。  同プログラムは、従業員が積み立てた寄付金に会社が同額を上乗せして社会貢献に充てる共同寄付制度。2022年度の助成対象は28都府県94団体で、県内では同クラブ1団

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  • 三善(掛川市)川合利弘さん 食品スーパーの一角 “架空の醸造所”出現【しずおか クラフトビール新世代㉔・完】

     食品スーパー「フードマーケットサンゼン葛川店」(掛川市)には、「醸造所」を名乗るスペースがある。「『サンゼン・ブリュワリー』。2021年2月の店舗改装に合わせて“架空の醸造所”を出現させた」と話すのは、運営会社「三善」の川合利弘社長(52)=同市出身=だ。国内外のクラフトビール約150種をずらりと並べ、オリジナルのグラスやTシャツも販売。市内生産者の豚肉を使ったソーセージなど、おつまみの提案にも余念がない。スーパーとしては異例の売り場をつくり出した。  創業から120年以上、食品スーパーとして半世紀以上の歴史がある三善の4代目である川合さんがクラフトビールにのめり込む

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  • 掛川西高生「檸檬饅頭」開発 食物研究部、販路開拓にも挑戦

     掛川市の掛川西高食物研究部が、地元の無農薬レモンを使った新たな土産品「掛川檸檬饅頭(れもんまんじゅう)」を開発した。28、29の両日に開かれた同校の文化祭で販売が始まり、反応は上々。市を代表する土産物に育てるため、販路の開拓にも挑戦する。  地元スーパーマーケット「スーパーサンゼン」、浜松市北区の老舗和菓子屋「ふる里」との共同開発。白あんにレモンの果汁と皮を練り込み、甘味と酸味の絶妙なバランスを追求した。皮のほろ苦さも特徴で、さわやかな香りにもこだわった。  開発期間は約1年。部員は協力各社と商品開発会議を重ねたほか、レモンの収穫でも汗を流した。部長の鈴木結耶さん(17)は「最初は会議で意

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  • 中大生、掛川の課題探る 産業や観光など 「とがった政策大事」

     中央大で公共政策を学ぶ学生32人が28日、掛川市内で地域の産業や観光、まちづくりの取り組みなどを学ぶフィールドワークを開始した。29日まで、講義や茶園見学などに臨み、地域課題を探る。  市役所では、市職員が市政の課題などを説明した。観光分野は、集積している史跡や自然などの資源を観光集客に生かし切れていない点を挙げ「情報発信の工夫が必要。戦略的に取り組み、目立たせていく」と述べた。  学生からは、まちなかイベントを展開する主催者への支援やエコパスタジアム(袋井市)を絡めた観光振興策などに関する質問が出た。経済学部3年の鈴木康大朗さん(20)は「掛川城周辺の中心市街地と商店、交通などが連動した観

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  • 青少年育成活動など支援 日生財団、静岡県内12団体に助成

     日本生命財団はこのほど、青少年の健全育成活動に取り組む団体や、地域貢献活動を行う高齢者グループを顕彰・支援する事業の一環で、県内団体への助成金贈呈式を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。  本年度の助成が決まった県内12団体のうち10団体の代表者らが出席した。伯井穂文専務理事は「子どもの健全育成、高齢化は国が抱える大切なテーマ。みなさんの活動を応援できることをうれしく思う」と話し、日本生命保険相互会社の八木義仁静岡支店長が各団体の代表者に目録を手渡した。  助成団体を代表して「和太鼓 竜神」の玉越晶雄さんが「活力あふれる社会の実現に向けて努力していく」と決意を述べた。助成を

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  • コロナ療養施設、掛川のホテル終了 静岡県発表、6月末で

     静岡県は27日、掛川市にある新型コロナウイルスの宿泊療養施設について、6月末で運用を終了すると発表した。県内に9カ所ある療養施設の平均入居率が2割未満であることや、観光面でホテル需要が復調している情勢から判断した。  施設は東横イン掛川駅新幹線南口。療養客室数は99室。昨年7月12日に設置した。将来的な再稼働の可能性を視野に協定の締結を調整している。今後、中東遠地域在住の療養者は浜松市や島田市の施設で対応する。  県内の新規感染者は第6波以降、軽症や無症状者が大多数を占め、本人の意向や保健所の判断で多くが自宅療養となっている。  県内の宿泊療養施設は8カ所、958室になる。

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  • 掛川花鳥園で盆栽を展示 29日まで

     日本盆栽協会中遠支部は27日から、盆栽展示会を掛川市の掛川花鳥園で開く。29日まで。  カエデやモミジ、樹齢約70年の五葉松など会員の自慢の盆栽14席を展示した。アジサイやホタルブクロなどは開花の時期を迎え、美しい花を咲かせている。展示会場は花鳥園内の花の大温室。  同支部は60~90代の会員19人が所属する。支部長の松永哲佳さん(69)は「盆栽を育てていると気持ちを若く保てる。会員が長年、丹精を込めて育てた作品を見てほしい」と話した。

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  • 静岡県女子アマゴルフ 16歳西山が初制覇

     第24回県女子アマチュアゴルフチャンピオンシップ(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送共催、トヨタユナイテッド静岡特別協賛)は26日、静岡市清水区の富嶽CC(チャンピオンフライト6367ヤード、パー72)で行った。  チャンピオンフライト(ハンディキャップ15以下)は西山知里(代々木高)が5バーディー、4ボギーの71で初優勝した。2位以下には72で4人が並び、マッチングスコア方式で松原亜美(静岡市)が2位、星野瑠菜(グランフィールズCC)が3位だった。西山は6月17~19日に静岡C浜岡コースで開催されるユピテル・静岡新聞社SBSレディースなどの出場権を獲得した。  20歳以上のミッドフライ

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  • コロナワクチン4回目接種 掛川市が開始 5月対象者は179人 

     掛川市は25日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種を開始した。3回目接種後5カ月が経過した60歳以上と、18歳以上で基礎疾患がある人が対象。  市健康医療課によると、23日から順次、対象者に接種券を発送している。5月中の対象者は179人。2万138人が対象になる7月が接種のピークとみて準備を進めている。  個別接種はファイザー製、集団接種はモデルナ製を使用する。

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  • ジャガイモたくさん獲れたよ 掛川の園児、野菜収穫

     掛川市上西郷の三笠幼稚園の園児は25日、園近くの畑でジャガイモとタマネギを収穫した。園児75人と畑を管理するボランティアが一緒に取り組んだ。  地域住民の畑を借りて毎年実施している。園児とボランティアは昨年度、ジャガイモの種芋とタマネギの苗を植えた。年長園児は水やりに協力し、野菜を育てた。  収穫はクラスごとに行った。園児はボランティアの手ほどきを受け、土の中から次々に野菜を掘り出した。かごを持って「こんなに採れた」「小さなジャガイモがかわいい」などと喜んだ。収穫した野菜は各家庭に持ち帰ったり、園で調理してピザにしたりする。

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  • 淡い光のホタル舞う 掛川・垂木川

     掛川市上垂木の垂木川で5月中旬ごろから、ホタルが舞い始めた。淡い光りを放ちながら川沿いをゆらゆらと飛び、幻想的な光景を演出している。  ゲンジボタルの保護に取り組む「上垂木ホタルを守る会」や地元の桜木小の児童が幼虫を育て、3月に3200匹を川に放流した。5月15日ごろから飛び始め、6月10日ごろまで観賞できるという。  県内外から多くの人が訪れる観賞会は新型コロナの影響で3年連続の中止となった。同会の平出武義会長(71)は「本当は多くの人に来てほしいが仕方がない。一緒に幼虫を放流した子どもたちが見てくれたらうれしい」と話した。

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  • 園児が泥遊び 田植えを体験 掛川

     4月に開園した掛川市の認定こども園「おおぶちそよ風こども園」の5歳児が24日、地区の水田で泥遊びと田植えを体験した。前身の大渕幼稚園から引き継いだ恒例行事。保護者の要望で実現した。  地区で建設業を営む大鐘伸彦さん(46)の水田を舞台に、22人が泥まみれになってイモリやオタマジャクシなどの水生生物を捕まえたり、かけっこをしたりして楽しんだ。田植えでは、大鐘さんの手ほどきを受けながら、真剣な表情で等間隔に苗を植え付けた。  捕まえたイモリは園で飼育し、秋には稲刈りも体験する。大石静枝園長は「遊びが学びにつながる。忘れられない経験になったはず」と話した。

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  • 歌にちなんだ油彩画作品展 長泉で静岡県東部愛好家 29日まで

     長泉町など県東部の油絵愛好家でつくる長泉油彩画会の作品展が24日、同町下土狩のコミュニティながいずみで始まった。29日まで。  40~80代の会員14人が同会の旅行で訪れた掛川市の茶畑や山梨県の四尾連湖の風景画など、思い出を独自の視点で捉えた作品を中心に84点を持ち寄った。「歌にちなんで」をテーマに、会員が楽曲の歌詞や曲調を基に描いた絵画も紹介。曲名は伏せて展示し、クイズ形式で鑑賞することができる。  宇津木正弘会長(76)は「描写は自由なのでユニークな作品が多い。コロナ禍で外出できなかった分、自宅で長い時間制作に励んだ成果を見に来てほしい」と話した。

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  • 静岡県立高再編 県教委、検討委設置へ 小笠、沼駿、賀茂に協議会

     静岡県教委は2022年度、県立高の再編案を盛り込んだ第3次長期計画(18~28年度)を再検討するため、新たに県教委内に「県立高の在り方検討委員会」を設置する。同計画で新構想校への再編対象校がある小笠、沼駿の2地区と、少子化が顕著な賀茂地区に「地域協議会」を設ける。再編協議が難航している小笠地区などでの地域協議会を通じて、県教委は地域の高校の将来像について市町の代表や地域住民の意見を聞く方針。  24日に県庁で開かれた「地域自立のための『人づくり・学校づくり』実践委員会」で明らかにした。  再検討に着手する理由に、少子化による生徒数の減少や地域連携の必要性、新型コロナウイルス下で進んだ教育環境

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  • 病院に木製花壇を寄贈 掛川特別支援学校の生徒製作

     掛川市杉谷南の掛川特別支援学校の生徒がこのほど、車いす利用者が作業しやすい木製花壇を製作し、掛川東病院に贈った。入院患者や施設利用者がサツマイモや花の苗を植える園芸療法に活用する。  木工班の8人が木材を組み立てたり、防腐剤を塗装したりして作業に励んだ。同校の山下光司高等部主事は「生徒が地域社会とつながり、力を発揮できる場を与えてもらい、ありがたい。学んだ技術を実践する良い機会になった」と話した。  花壇は縦66センチ、横150センチ、高さ60センチで計5台。製作には同市の認定NPO法人時ノ寿の森クラブが協力した。指導に当たった同クラブ会員で建具職人の戸塚修夫さん(71)は「電動工具の使い方

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  • 掛川城下に移住促進拠点 学生寮と簡易宿所兼用、6月オープン

     掛川市と市街地空洞化対策に取り組む同市のNPO法人かけがわランド・バンクが6月、掛川城の城下に移住促進拠点「JOKA・BASE(ジョウカベース)」をオープンする。静岡理工科大の学生が居住する学生寮と観光客向け簡易宿所として活用し、交流人口の拡大を目指す。  掛川城に近い3階建てビルの2、3階部分を改装した。2階はアトリエを併設した学生寮。建築を学ぶ学生3人が生活を始める。居住しながら内装に手を入れていく計画で、アイデアや学んだ知識、技術を実践する場としての側面も持たせる。  入寮を予定する同大大学院理工学研究科2年の金子大海さん(23)ら3人は20日、JOKA・BASEに足を運び、居室の設備

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  • 掛川城に鮮やかアート 掛川東高美術部、制作2カ月の大作

     6月から大規模な修復工事が始まる掛川市の掛川城で、工事に向けて設置された歩行者用通路に掛川東高の生徒が色鮮やかな絵を描いた。掛川大祭で披露される仁藤町の大獅子やユニークな形が特徴の横須賀凧(たこ)、お茶など地元の伝統文化をテーマに、2カ月かけて大作を仕上げた。21日にお披露目された。  通路は掛川城公園内で石垣の積み直し工事を行う場所に設けられた。長さ6メートル、幅2メートル、高さ3メートルの通路で、両壁と天井の3面に自由な発想で作品を表現した。参加したのは同校美術部の有志10人と御前崎市の画家JIROさん(33)。JIROさんは片方の壁に山と海、クジラの親子など自然の中にある命を表現し、天

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  • NEC ホーム初勝利逃す ソフトボールJDリーグ

     女子ソフトボールの新リーグJDリーグは21日、掛川市のいこいの広場野球場で第7節初日2試合を行った。NECプラットフォームズ(掛川市)は東海理化(愛知県)と対戦し、0-3で敗れ、ホーム初勝利を逃した。22日は同会場でタカギ北九州(福岡県)と対戦する。 東海理化(4勝7敗) 0100020―3 0000000―0 NECプラットフォームズ(3勝9敗) (東)永谷―朝田 (N)今村、横谷―坂本 ▽本塁打 吉田(東) ▽二塁打 上村(東) ▽試合時間 1時間28分  ■投打かみ合わず  今季地元掛川3戦目でホーム初勝利を狙ったNECプラットフォームズは、投打がかみ合わず力負けした。先発し

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  • 民謡教室の会員を募集 掛川

     掛川市で民謡教室を開く「遠州民謡仲間の会」が会員を募集している。地元の民謡「日坂馬子唄」と「ちゃっきり節」を中心に、歌と伴奏の習得を目指す会で、月に1回、日曜午前に市生涯学習センターで練習する。参加費は1回500円。人数が集まり次第開始する。  問い合わせは山本よしみさん<電090(8072)7210>へ。電話は平日午後5~8時まで。

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  • 小梅「たくさん採れた」 掛川で園児収穫

     掛川市柳町のきらきら保育園の園児は19日、同市和光の初馬川の土手で梅狩りを体験した。年長と年中園児27人が袋がいっぱいになるまで小梅を収穫した。  梅の木を管理する同市上西郷の粂田鉄筋工業所が毎年、近隣の保育施設の園児を招待している。園児は土手の斜面に登ったり、社員に抱っこされたりして、3センチほどの実をもぎ取った。「たくさん採れた」「固い実と柔らかい実がある」などと話し、梅狩りを楽しんだ。  収穫した梅は園に持ち帰り、梅干しや梅ジュースにするという。

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  • 事件事故数 状況を報告 掛川署協議会

     市民の意見を警察業務に反映させる掛川署協議会(山崎美代子会長)がこのほど、同署で開かれた。署幹部が1~4月に管内で発生した事件や事故の状況を報告した。  同期間に発生した特殊詐欺事件は3件で、被害額は451万円。前年同時期と比べ、件数は減ったが被害額が212万円増加した。4月に掛川市下西郷で発生した放火殺人事件は延べ1400人を投入し、全容解明に向け捜査を進めている。  交通事故は高齢運転者の事故が45件。子どもと自転車事故が前年同時期より大幅に増えた。委員らは特殊詐欺被害防止や高齢運転者の事故防止策について意見を交わした。  5~8月の業務運営重点として、少年の非行・被害の防止、レジャー事

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  • 春作クラウンメロン 沢木さん(掛川)優等賞 袋井で評会

     静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所は20日、本年度のクラウンメロン春作品評会を袋井市小山の同支所で開いた。40点から、最高の優等賞には沢木俊文さん(掛川市)が選ばれた。  浜松、磐田、袋井、掛川、森の5市町の生産者を対象に、地区ごとに行われた予選会の通過者が本選に参加した。県内外15市場の担当者が審査員を務め、6玉一組で出品されたメロンを形のそろいや網目の美しさ、味、香りなどで採点した。沢木さんは初めての優等賞で、濃厚な味わいが特に評価された。  年4回開催している恒例の品評会。同支所によると、今作は天候に恵まれて大玉の良品が目立った。糖度が高く、全体的なレベルが高かったという。  そ

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  • 第115代静岡県議会議長に就任 薮田宏行さん【時の人】

     昨年12月に静岡県政史上初となる知事辞職勧告決議案が可決されるなど、川勝平太知事との対立に県民の注目が集まる中、県議会のかじ取り役を担う。「県民のための県議会にならなければいけない。時には(知事と)対立することもあるかもしれないが、県の将来を考え、是々非々で取り組む」  小笠郡城東村(現掛川市)の農家の次男として生まれ、静岡大時代に学生結婚し、妻の実家のある御前崎町(現御前崎市)に移り住んだ。小学6年時の担任教諭に「世の中のためになる仕事を選べ」と言われたことが政治家を志すきっかけになった。6歳離れた兄の小中高大の同級生、石川嘉延前知事は小さいころからの知り合いで、町議や県議に立候補する節目

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  • 古布の洋服など手芸愛好家の500点 5月22日まで掛川

     掛川市浜川新田のギャラリーにむらで20日から、手芸愛好家による手作り展が開かれる。22日まで。  10人が約500点を出品した。会場には遠州木綿や個性的な柄の布、古布の洋服、布細工などさまざまな作品が並ぶ。かばんはパッチワークやクラフトバッグに加え、着物の帯をアレンジした作品もある。  時間は午前10時から午後3時半まで。

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  • 学校再編 市民と考える 掛川市教委、8月に意見交換会

     掛川市教育委員会は19日、学校再編計画の策定に向けた市民との意見交換会を8月に開催する方針を示した。中学校区を一つの学園と見立てる「学園化構想」と小中一貫教育の推進を柱に据えた計画案に反映させる。11月までの策定と公表を目指す。  同日の市議会全員協議会で市教委の山梨実教育部長が説明した。意見交換会は市内9中学校区で開催し、地域代表と児童の保護者らで構成する。話し合いの円滑化を促すファシリテーターを活用し、各校区で5、6人の小グループを複数つくって幅広い世代の意見を吸い上げたい考え。  学校再編は市政の重要課題の一つ。山梨部長は「教育的効果だけでなく、まちづくりや地域コミュニティーにも配慮す

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  • 茶況(5月19日)最終盤、富士に引き合い 静岡市中 県産一茶

     静岡市中の県産一茶は、最終盤の富士から荷が届いた。雨後の品落ちを指摘されたが、下物確保を進める買い手から引き合いがあった。  富士は露地物が800円周辺から600円台半ばで手合わせした。雨天の合間を縫って刈り取りを進め、生産を終えた工場が増えている。あっせん業者は「単価が低迷する中で採算が合わず、予定より早く終了した工場もある」と話す。  県外産二茶は種子島産が取引された。月末にかけて鹿児島県本土物二茶も出回りが増える見通し。静岡茶市場は午前10時現在、県内産912キロ、県外産690キロが上場した。  藤枝 藤枝市が地域の逸品を認定する「藤枝セレクション2022」にこのほど、「TEA SE

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  • 茶況(5月18日)一茶取引は終末ムード 静岡茶市場

     静岡茶市場は、前日の雨天の影響で上場数量はほとんどなかった。一茶取引は終末ムードを迎え、一部の産地を除き、生産者は二茶の摘採準備を進めている。  一茶の仕入れを終えた市中問屋は「前年より安値で仕入れることはできたが、品質には物足りなさがあった」と振り返り、二茶のミル芽良品に期待する。県中部の生産者は「二茶の需要は限られるとみて、量より質を意識したい」と話す。       ◇  県病害虫防除所は、5月の病害虫発生予察情報でチャノキイロアザミウマへの警戒を呼び掛けている。二茶生育期から増加するため、萌芽(ほうが)期に被害が出ないように防除する必要がある。  藤枝 生産者は、ならしや茶樹の更新作

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  • 新廃棄物処理施設 住民に検討委の経過説明 菊川市

     掛川市と菊川市の衛生施設組合が整備する新たな廃棄物処理施設について、菊川市は17日夜、施設に近い同市西方地区の住民代表を対象にした説明会を同市の西方地区センターで開いた。市の担当者が、整備手法の再考に向けて設置した検討委員会の議論の経過などを説明した。  焼却炉の規模に関する質問や産業廃棄物受け入れに対する反対意見などが相次いだ。長谷川寛彦市長は、2021年8月の火災による施設の一部焼損や脱炭素に向けた機運の高まりに触れ「事情が大きく変化した。立ち止まって考え、しっかり検討していく必要がある」と述べた。  菊川市内での住民説明会の開催は初めて。傍聴者を含めて約40人が参加した。

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  • カード詐取、掛川で2件 80代女性2人被害

     掛川市の80代の無職女性2人が17日までに、金融機関職員を名乗る男にキャッシュカードをだまし取られたと掛川署に届けた。25万円、50万円がそれぞれの口座から引き出されていた。  同署によると、いずれの女性宅にも16日、市役所職員を名乗る男から「還付金が戻ってくる」「キャッシュカードが古いので交換した方がいい」などと電話があった。その後、それぞれの自宅に現れた金融機関職員を名乗る男にキャッシュカードを渡し、目を離した隙にカードを入れた封筒をすり替えられたという。

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  • 小笠山の自然、写真集に 掛川の中山さん、地域の宝を発信

     掛川市の小笠山を愛する協議会代表の中山幸男さん(73)がこのほど、写真集「生命輝く 小笠山の四季」を出版した。約20年間、山を歩き、多くの動植物と季節ごとに変化する自然を撮影し続け、「地域の宝である小笠山を発信したい」と一冊にまとめた。  小笠山は掛川市と袋井市にまたがる標高265メートルの山。自然豊かな山として知られ、中でも林の下に広がるシダが美しく、表紙に採用した。写真集158ページにはミツバツツジやヤマザクラなどの花々、サンコウチョウなどの野鳥を掲載。アサギマダラは山中で羽化するまで観察を続け、写真に収めた。  水辺の植物を冬、春、秋に撮影して生命の輝きを表現した3枚の組み写真も選んだ

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  • バイパス完成祝う 掛川・西大谷トンネル 安全性が向上

     掛川市街と大須賀地区を結ぶ県道袋井小笠線西大谷トンネル(同市入山瀬)のバイパス工事が完成し、現地で17日、事業報告会が開かれた。トンネル内は幅が狭く大型車の通行が困難だったが、バイパスの完成で安全性が大きく向上した。  関係者がテープカットして祝福した。久保田崇市長は、地権者や施工業者、地域住民らに感謝を示し「大須賀地区に足を運びやすくなる。完成を共に喜び合いたい」と述べた。  工事は延長0・8キロで事業期間は2014~21年度。事業費は10億4千万円。工事で発生した土は市沿岸部に整備中の防潮堤の盛り土材として活用した。

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  • 掛川みなみ商工会 22年度事業を決定 販促とデジタル化に注力

     掛川みなみ商工会(平松季哲会長)は17日、2022年度の総会を掛川市文化会館シオーネで開いた。会員95人が出席し、22年度の事業計画を決めた。販売促進とデジタル化に力を入れる。  21年度は役員改選を行って新体制となり、デジタル化対応支援事業を進めてきた。会員向けに商工会公式LINE(ライン)を開設し、迅速に情報を発信した。22年度はさらに、課題解決にデジタル化をどう活用するか検討する。収益を上げて経営を安定させるため、販売促進支援事業にも取り組む。  重点事業には「ウィズコロナ」「ポストコロナ」を見据えた個社支援の徹底、事業の継続的発展支援、商工会の基盤強化の3点を掲げた。

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  • 女性活躍で企業活性化 磐田商議所が懇話会

     磐田商工会議所(鈴木裕司会頭)は17日、本年度の第1回企業懇話会を磐田市中泉の同商議所で開いた。会社経営者らがパネル討論や講演で、企業の活性化につながる女性活躍の取り組みなどを紹介した。  ゴム樹脂化成品製造販売のリトワードリンクス(浜松市中区)の寺田朋広社長は、女性が社員の85%を占め、各部署のリーダーを担う組織づくりを説明した。女性の力を生かす取り組みとして、短時間正社員制度や家庭事情に配慮した雇用契約などを挙げ、「安心して働ければ離職率が下がる。近年の人手不足では、企業に柔軟な対応が求められる」と語った。  中東遠タスクフォースセンター(掛川市)の須山由佳子シニアエキスパートは、女性活

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  • 倉庫荒らしの疑い 菊川署、男を逮捕

     菊川署は16日、建造物侵入と窃盗の疑いで掛川市緑ケ丘、無職の男(37)を逮捕した。逮捕容疑は2日から15日までの間、掛川市内の倉庫に侵入し、同市の男性トラック運転手(51)が管理するトルクレンチなど工具類約80点(90万円相当)を盗んだ疑い。

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  • 掛川市二の丸美術館 「古面尽くし文絵革 腰差したばこ入れ」 明治時代、加納鉄斎作【美と快と-収蔵品物語㉗】

     掛川城天守閣や二の丸御殿などとともに歴史文化地区の一角に位置する掛川市二の丸美術館。コレクションの中核を成すのが江戸時代中期ごろから昭和初期まで用いられた喫煙道具のひとつ「たばこ入れ」だ。「用の美」を備えた装身具として、喫煙の歴史や文化、風習を今に伝える資料として、輝きを放つ。  ■粋の表出 至高の技  16世紀にポルトガルから伝来したたばこは、人々の嗜好[しこう]品として広く定着した。  喫煙習慣が拡大する中、たばこのコンセプトが確立された。それはいつ何時でも吸えること。この条件を整えるものとして登場したのが「たばこ入れ」だ。刻みたばこの葉や、きせるなど、喫煙に必要な道具をひとまとめにで

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  • 掛川市の河川システム トップ画面刷新、水位表示地点も拡大

     梅雨入りを前に、掛川市は市民に公開している河川水位観測システムのトップ画面をリニューアルした。市が観測している河川の水位に加えて、国と県が市内に設置している水位計と雨量計のデータ表示を新たに追加した。  市は2020年5月から、市内河川5カ所の水位を公開してきた。今回の更新で、河川水位のデータを得られる地点は5カ所から21カ所に拡大した。気象庁など国機関の防災情報や県の「サイポスレーダー」などへのリンクも掲載した。  更新は市職員の事業提案を実現する予算枠「未来チャレンジ枠」を活用した取り組みの一環。

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  • ⚾掛川4高校が野球交流戦 「夏」見据えて腕試し

     NPO法人掛川市スポーツ協会と市は15日、掛川市内の高校4校が出場する野球交流戦(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市細谷の掛川球場で開いた。掛川東対掛川工、横須賀対掛川西の2試合を行い、選手が白熱の試合を繰り広げた。  夏の全国高校野球選手権静岡大会を見据えた腕試しの舞台。終盤に大量得点を挙げた掛川工が8対0で掛川東を下した。掛川西は初回から着実に加点し、16対1で横須賀を退けた。2試合とも七回コールドで決着した。  新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催。観客は選手の家族と学校関係者に限定した。  

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  • 創立10周年、掛川で式典 静岡県ノルディックウオーク連盟

     静岡県ノルディックウオーク連盟は15日、創立10周年を記念した式典を掛川市満水のつま恋リゾート彩の郷で開いた。役員や指導員ら約80人が出席し、これまでの歩みを振り返った。  連盟の設立や運営に尽力した功労者12人を表彰した。天野一会長は健康寿命の延伸や生涯スポーツ拡大の意義に触れ、「歩行の基本を学ぶことは大事。連盟の使命は大きく、新しい時代をつくる誇りと夢を持って前に進めてほしい」と呼び掛けた。  連盟は2011年12月に発足し、大会運営や指導員育成に取り組んできた。発足時の会員数は指導員51人、愛好家ら一般会員29人。22年4月時点では指導員119人、一般130人に拡大している。

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  • 小山展弘氏(立民、衆院静岡3区) 茶業界の経営危機懸念【とうきょうウオッチ/永田町便り】

     茶業界の経営危機を懸念し、衆院農林水産委員会で質問を重ねる。県内も茶価低迷など苦境に直面しており、茶の需要と消費拡大へ官民一体で取り組む必要性を強調する。  「産地間競争の結果、静岡の茶畑の耕作放棄地が増えると、農業の多面的機能も失われ、問題は大きい。茶業が継続できるように県と協力していきたい。地元の掛川市では有機栽培茶の専用工場が稼働した。有機肥料でどれだけ甘みのある、消費者に好まれる茶をつくれるのか。県と国は研究を促進していくべきだ」

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  • 新廃棄物処理施設 受け入れに反対多数 掛川で住民説明会

     掛川市と菊川市の衛生施設組合が整備する新たな廃棄物処理施設について、掛川市は14日、施設の周辺地区を対象にした住民説明会を同市御所原の市生涯学習センターで開いた。産業廃棄物受け入れに否定的な意見が大勢を占めたほか、基本構想の策定プロセスを問題視する発言も相次いだ。  基本構想は、民設民営の「公民連携方式」を最優先の手法と位置付けた上で、事業者の採算性を確保するために産業廃棄物を受け入れる内容。久保田崇市長は産廃受け入れについて「特にこだわっているわけではない。整備手法の優先順位は白紙に戻して検討を進めている」と強調した。  「地元への説明が中途半端」「特定地域だけでなく、全市民に説明すべき」

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  • 新茶やコラボクッキー発売 新鮮安心市場さすが市 お茶処いっぷく(JA掛川市)【直売・しずおかの幸】

     JA掛川市のファーマーズマーケット「新鮮安心市場さすが市」は、新鮮で安全安心な農産物をはじめ、精肉、鮮魚、総菜、生花など、豊富な品ぞろえが自慢の直売所です。  店内に併設する茶直売所「お茶処いっぷく」は、100%掛川産茶葉使用にこだわり、三大品評会(深蒸し煎茶の部)で農林水産大臣賞や産地賞に輝く掛川深蒸し煎茶を取り扱っています。  シーズンの到来を迎え、店頭には新茶が並びます。じっくり、ゆっくり育った新芽にはうまみ成分のテアニンが豊富に含まれているため、そのおいしさは格別。また、立春から数えて88日目の八十八夜に摘まれた新茶を飲めば、「病気にならない」あるいは「長生きする」など、縁起の良い言

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  • 救世観音像を建立 地震被害の軽減願う 掛川・普門寺

     掛川市西大渕の普門寺はこのほど、遠州灘地震や津波の被害が軽くなるよう祈願して、救世観音像を建立した。このほど、地元住民にお披露目した。  救世観音像は石垣作りの台座と合わせて高さ280センチ。右手に水がめ、左手にハスのつぼみを持っている。  遠州灘の平安を祈るため、寺の南駐車場に、海の方向を向けて建てた。  お披露目式では高木光基住職が建立の経緯を説明したあと、観音経を上げ、参加者が線香を手向けた。

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  • 掛川サッカー協会 新会長に伊藤薫氏 13年ぶり交代

     掛川市の掛川サッカー協会は14日、同市内で定期総会を開き、松浦博実会長(74)が退いて後任に伊藤薫副会長(65)が就く役員改選案を承認した。会長交代は13年ぶり。松浦氏は顧問に就任した。  伊藤会長は「得意分野を持つ人と協力して、同じ方向に前進する空気感を作りたい。夢や希望を与えられるようまい進していく」と決意を述べた。  選手や審判員の育成・強化などを軸にした2022年度事業計画を決めたほか、21年度の各種大会で優秀な成績を収めた掛川JFCジュニアユースと大須賀サッカースポーツ少年団の市内2チームを表彰した。

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  • 掛川市赤十字奉仕団が総会

     掛川市赤十字奉仕団の総会が12日、同市文化会館シオーネで開かれた。12年間地区長を務めた前市長の松井三郎氏に日本赤十字社から金色有功章が贈られた。  奉仕団員約130人が出席した。昨年度の活動と決算を報告し、本年度の活動計画と予算案が承認された。本年度は地域ごとに基礎研修会を開き、炊き出しや高齢者支援などを学ぶ。  表彰を受けた松井氏は「皆さんがいろいろな活動に従事し、その評価をいただいた。感謝を申し上げたい」とあいさつした。このほか、弓桁明江さんと早川好子さんが支部長感謝状金枠を、中山京子さん、伊藤ふみ子さん、加藤幹江さんが支部長感謝状銀枠を受章した。  総会後は地区長の久保田崇市長が災害

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  • 吾妻さん(沼津)に最高賞 静岡県美術家連盟展 県立美術館

     第58回県美術家連盟展(同連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が15日まで、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで開かれている。油彩画や水彩画、版画など8部門の作品計127点を展示。異なるジャンルの作品が一堂に集まり、来場者の目を楽しませている。  最高賞の県美術家連盟大賞に輝いたのは吾妻正弘さん(84)=沼津市=の版画「FANTASY」。型紙に中性インクを使用し、金色に見えるよう着色するなど工夫を凝らした抽象作品で、吾妻さんは「長年版画を制作してきて、この年齢になっての大賞はうれしい」と声を弾ませた。  このほかの主な受賞者は次の通り。  【会員】県文化協会長賞 松田裕康(藤枝市、彫刻)

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  • 委員会構成が内定 静岡県議会、20日臨時会で正式決定

     静岡県議会は13日、議会運営委員会を開き、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の委員選任案を示した。20日に開会する臨時会で正式決定する。  議会運営委員会委員長は増田享大氏(自民改革会議、掛川市)、総務委員会委員長には野田治久氏(同、伊豆市)がそれぞれ就く見通し。本年度新設する移住・定住等促進特別委員会の委員長には盛月寿美氏(公明党県議団、静岡市清水区)、自然災害対策特別委員会の委員長は落合慎悟氏(自民改革会議、藤枝市)が内定した。  県当局は監査委員に鈴木澄美氏(同、富士市)と佐地茂人氏(同、静岡市駿河区)を選任する人事案、特別職の期末手当を0・1カ月分引き下げる条例改正案など臨時会に

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  • 挑戦する大切さ強調 冬季パラ銀の上原大祐さん ゴールボールを指導 掛川・佐束小

     掛川市の佐束小4~6年生がこのほど、同校でパラスポーツのゴールボールを体験した。2010年バンクーバー冬季パラリンピックのアイススレッジホッケーで銀メダルに輝いた上原大祐さん(40)が指南役を務めた。はごろも教育研究奨励会の「はごろも『夢』講演会」の一環。  ゴールボールは視覚障害者のために考案された球技で、鈴が入ったボールを転がして相手のゴールを狙う。児童は3人一組になり、マスクで目隠しして競技に臨んだ。  競技前には上原さんが全校児童を対象に講演し、夢や目標に向かって挑戦する大切さを強調した。漁師になりたいという4年石川淳之介くん(9)は「夢をあきらめたくない。頑張って挑戦していきたい」

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  • 日本舞踊 藤生流竹生会と横須賀高生共演 22日、藤枝で披露

     藤枝市内で活動する日本舞踊の団体「藤生流竹生会」は22日、舞踊発表会(静岡新聞社・静岡放送後援)を市民会館で開く。掛川市の横須賀高郷土芸能部員が友情出演し、竹生会メンバーと共演する。合同練習を開催するなど、出演者は本番に向けて練習に熱を入れている。  郷土芸能部員は二つの演目に出る。芸者の舞踊である「俄(にわか)獅子」では、竹生会の藤生彩那さんが芸者役になり、部員は宴席の客役としておかめとひょっとこを演じる。おはやしも部員が担当する。同部単独で伝統の「三社祭礼囃子(ばやし)」を上演する。  このほか約30人のメンバーが60超のプログラムに出演し、日頃の練習の成果を披露する。当日は午前9時半開

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  • 少年警察ボランティアなど7人に委嘱状 掛川署

     掛川署は11日、少年を有害な環境から守る少年警察ボランティアと、防犯活動を行う地域安全推進員の委嘱状交付式を同署で開いた。  出席したのは本年度新たに少年警察協助員になる同市の吉田繁さん、渡辺慎二さん、松永忠さん。3人に委嘱状を手渡した菊地邦宏署長は「社会の片隅で行き場を失った少年を見つけたら、正しい道に導いてほしい」と協力を呼び掛けた。  新たな地域安全推進員で西部交番管内を担当する石川憲夫さんと平尾美男さん、城東駐在所管内の柴田恒さんと山下茂さんの4人にも委嘱状が交付された。

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  • ウクライナ支援に市民から120万円 掛川・協働遠州主導の募金

     掛川市の市民活動グループをつなぐ任意団体「協働遠州」が主導したウクライナ支援の募金が11日までに、約120万円に達した。メンバーらが21日、人道危機救援金として静岡市葵区の日本赤十字社県支部に届ける。  協働遠州が募金の呼び掛けを始めたのは3月10日。市内の4小中学校や掛川国際交流センターなど11団体が呼応して各所で募金活動を展開した。国際交流センターでは、寄付の返礼としてメッセージ入り缶バッジを渡すなど各団体が工夫を凝らして善意を集めた。  21日には活動に協力した団体代表や生徒のほか、市内在住のウクライナ人トリティアコブ・マクシムさん一家も日赤県支部に足を運び、浄財を渡す予定。

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  • 静岡人インタビュー「この人」 深谷たか江さん(菊川市)粟ケ岳登頂3000回を達成

     近所の友人の誘いで2010年、中学生の校外活動以来の粟ケ岳(標高532メートル)登山を再開した。掛川市北部の山に残る豊かな自然と景観に魅了され、毎朝の日課になっている。元化粧品販売員。78歳。  ―3千回達成をどう受け止めているか。  「節目を迎えたという感慨は全然ない。ただの通過点と思っている。ただ、麓の地場産品直売所のスタッフや近所の人は自分のことのように喜んでくれた。お祝いとして高価なコチョウランを届けてくれた人もいる。本当にありがたい」  ―粟ケ岳にはまった理由は。  「中学のころの遠足では、もう駄目かと思うほどしんどかった。そんな記憶がずっと残っていたが、久々に登った時は爽快感と充

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  • 最後の泥遊びに歓声 本年度閉園の掛川・佐束幼稚園

     掛川市小貫の佐束幼稚園の園児が11日、同園に隣接する田植え前の水田で泥遊びを楽しんだ。  同園は認定こども園への移行を軸とした再編計画の一環で、2023年3月末での閉園が決まっている。保護者らが見守る中、4、5歳児15人が最後の恒例行事を満喫した。  園児は大はしゃぎで競争や鬼ごっこ、そり滑りなどに没頭した。保護者は手作りの滑り台を用意したほか、服の汚れを落とす“洗濯隊”を結成して園児の遊びをサポートした。角皆紀子園長は「泥遊びは貴重な体験。思い出が地域への愛着につながってほしい」と感慨を深めた。  市は同園など3幼稚園と1保育園を集約して、同市下土方に城東認定こども

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  • 掛川城天守、大規模修復で閉鎖 公園内石垣積み直し 6月から23年1月まで

     掛川市は10日、掛川城天守閣を6月1日から2023年1月末まで閉鎖すると発表した。劣化が激しい外壁や回り縁、高欄などを修復する。並行して、掛川城公園内の石垣の積み直し工事も行う。  掛川城天守閣は1994年に日本初の本格木造天守閣として復元され、27年が経過した。天守閣につながる付櫓(つけやぐら)のしっくい壁の黒ずみ、高欄の腐食や退色が目立っていることから、大規模な修復を施す。  事業費は掛川城天守閣が1億8300万円、石垣が6千万円。工事期間中、しゃちほこを間近で見られる展示会や現場見学会などを企画する。久保田崇市長は「遠方から来るファンは多い。工事期間中も楽しめるイベントを計画していく」

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  • 「渡りチョウ飛来楽しみ」 掛川の住民や児童、フジバカマ植栽

     掛川市土方地区の住民でつくる「土方アサギマダラの会」は10日、アサギマダラが秋に集まるフジバカマの苗を土方小の花壇に植えた。会員と3年生26人が参加した。  アサギマダラは旅するチョウとして知られ、あさぎ色の羽が美しいと人気がある。児童は20センチほどに成長した苗を17株植えたあと、土の上にわらをかぶせて水やりした。藤本皐さん(8)は「アサギマダラが来るのが楽しみ」と話した。  同会は3月に発足した。現在の会員は13人。地元の子どもたちが不思議で神秘的なチョウを目で見て肌で感じられるよう、環境を整備する。会長の鷲山哲朗さん(78)は「教室の窓からアサギマダラが見えるようになれば」と語った。

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  • 茶業版フェアトレード 掛川市が認証制度 産地存続へ価格適正化

     掛川市の久保田崇市長は10日の定例記者会見で持続可能な荒茶取引を促す「茶業版フェアトレード認証制度」を創設すると発表した。  生産者の経営が安定するように、適正な価格で取引を行う茶業者を認定する制度。具体的な制度の仕組みは今後、掛川茶振興協会が検討するという。  同制度は市茶振興計画(2017~26年度)の中間見直しに伴う「掛川茶未来創造プロジェクト案」の一環。  プロジェクト案では経営茶園面積は現状の1114ヘクタールから5年後の目標を千ヘクタールに設定。基盤整備や担い手の育成を徹底し、減少にブレーキをかける。  茶産出額は現状の31億円から40億円を目指す。有機栽培茶や碾茶(てんちゃ)製

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  • 茶況(5月10日)本山筋の上場数量減少 静岡茶市場 県産一茶

     静岡茶市場の県産一茶は、清水や富士、沼津などから約2万2300キロが上場した。本山筋は本茶の生産を終えたり、生産量を減らしたりしている共同工場が多く、上場数量が細りつつある。  本山筋は2000円前後から1000円台の形状物の売れ足が比較的早い。美和、賎機、藁科の中心価格帯は1000円台後半から半ば。生産を終えた美和の茶農家は「上物の価格下落のペースは早かったが、終値は前年と大きく変わらなかった」と振り返った。  大型連休中に晴天が続いたことで摘採が進み、遅場所産地でも生産を終える製茶工場が出始めている。郡部の中堅問屋は「ここにきて味がのってきた荷口もある」と話す。  富士は800~700円

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  • 都内に「プチ茶畑」お目見え 推進協、静岡の茶草場農法PR

     世界農業遺産「静岡の茶草場農法」を発信する展示が、都内の渋谷ロフトで開かれている。生物多様性の保全にもつながる独自の伝統農法と高品質な茶を一大消費地にアピールしている。15日まで。  実践地域の4市1町(掛川、菊川、島田、牧之原、川根本)と県でつくる推進協議会の主催。掛川市の農園から持ち込んだ「プチ茶畑」を会場に設置し、周辺の茶草場で刈ったススキやササを茶園の畝間に敷く同農法の特徴を紹介している。  同協議会の認定実践者によって生産された新茶の試飲も、来場者の人気を集めている。UCC上島珈琲が同農法の茶葉を使用して開発した自動抽出機「ドリップポッド」専用カプセルなども並ぶ。  茶草場農法の維

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  • 竜や人物を木彫り 愛好家の遺作並ぶ 掛川・こんにゃく亭

     掛川市倉真の交流施設「こんにゃく亭」で6月15日まで、同地区出身の故橋本政平さんの木彫り回顧展が開かれている。木彫りの動物や人物など98点を展示した。  橋本さんは1993年に87歳で亡くなった。大工を引退後、60歳頃から大工道具の差し金とノミを使って毎日のように木彫りを続けた。竜や虎、子どもの顔やゲートボールをする人の姿など、1本の丸太からさまざまな作品を作った。  四男の厳さん(78)によると、橋本さんは若い頃、軍需工場で零式艦上戦闘機(ゼロ戦)のプロペラを作った経験がありその技術が木彫りに生かされているという。厳さんは「作品を見た人に喜んでもらえれば」と話した。

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  • 3月有効求人1・23倍 ハローワーク掛川管内 1倍台5カ月連続

     掛川公共職業安定所(ハローワーク掛川)がまとめた管内(掛川、菊川、御前崎の3市)の3月の有効求人倍率(実数値)は、前年同月比0・38ポイント上昇の1・23倍だった。前月を0・09ポイント上回った。1倍台は5カ月連続。  新規求人数は前年同月比20・8%増の1276人。産業別では、金属製品や電気機械器具の求人増を受けて製造業が35・6%増の419人と伸長した。建設業は16・1%増の173人、医療・福祉は49・4%増の242人で、慢性的な人手不足が続いている。  ハローワークの担当者によると、原材料・燃料価格の高騰を経営の圧迫要因に挙げる企業が目立ってきたという。

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  • 新廃棄物処理施設 経過を市民に報告 17日に菊川市

     掛川、菊川の両市が整備する新たな廃棄物処理施設について、菊川市は17日午後7時から、専門家の検討委員会による議論の経過を住民に説明する報告会を同市西方の西方地区センターで開く。  市の担当者が、住民代表の西方環境対策委員会に対して報告する。傍聴は自由。菊川市内での住民との意見交換は初めて。  新廃棄物処理施設を巡っては、両市が3月21日に検討委を設置して基本構想の見直し議論を進めている。掛川市は14日午後2時から、同市御所原の市生涯学習センターで市民対話集会の開催を予定している。

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  • 教員から現金脅し取った疑い 掛川署が5人逮捕

     掛川署は9日、恐喝の疑いで、自称掛川市の代行運転手の男(32)、同市成滝のアルバイト作業員(23)、同市の土木作業員の男(19)、同市の男子高校生(17)、磐田市の女子高校生(16)の5容疑者を逮捕した。5人の逮捕容疑は同日午前1時ごろ、共謀して掛川市内で松崎町の教員男性(34)から現金8万5千円を脅し取った疑い。男性の通報で被害が発覚した。同署が5人と男性の関係性などを調べている。

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  • 有機茶専用工場稼働 掛川北部の荒茶工場協力し設立

     掛川市初馬で有機栽培茶の専用工場を運営する会社「かけがわ有機の郷」が7日、初めて工場を稼働させた。有機栽培茶約4千キロが持ち込まれ、会員らが荒茶加工した。  同社は昨年11月に設立、市内北部の五明茶業組合、原泉茶業組合、倉真製茶、原泉農園の23人で構成されている。専用工場で有機栽培茶を加工することで、一般的な栽培茶の混入を防ぎ、品質の向上を目指す。  工場は2年前に解散した粟本製茶農協から譲り受けた。会員らはこれまで、3年ぶりに機械を動かすため、点検や掃除を進めてきた。佐藤勝彦社長(66)=五明茶業組合=は「柔らかくて良質な葉だった。機械の設定に気を付け、期待に応えられるようなお茶にしたい

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  • 災害時に相互を応援 掛川市と武雄市(佐賀県)協定

     掛川市と佐賀県武雄市は6日、災害救助と復旧に関する相互応援協定を締結した。大規模災害発生時、物資と資機材の提供や職員派遣などを行う。2021年8月の豪雨で武雄市が被災した際、掛川市が職員3人を現地に派遣したのが縁で実現した。  掛川市の久保田崇市長と武雄市の小松政市長が掛川市役所で協定書に署名した。久保田市長は「距離が離れている分、同時被災する懸念は低い。協定を機に友好関係を構築していく」と述べた。小松市長は、豪雨災害時の職員派遣に感謝を示した上で「お互いさまの精神で助け合うためには平時の備えが何より大事」と強調した。  掛川市と県外自治体との協定は6件目。これまでに奥州市(岩手県)や仙北市

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  • 掛川茶商協組が市に新茶を寄贈 11日、来庁者に提供

     掛川茶商協同組合は6日、掛川市に新茶2キロを贈った。市は11日午前9時~午後4時、寄贈された茶を市役所本庁舎で来庁者に振る舞い、PRする。  同組合の丸山勝久代表理事ら4人が市役所を訪れ、久保田崇市長に手渡した。丸山代表理事は「凍霜害もなく適度な雨もあった。非常に良い出来栄えで新茶シーズンが終わろうとしている」と報告し、一番茶の収量が前年と比べて15~20%増えるとの見通しを示した。  市北部の工場が協力して設立した新会社「かけがわ有機の郷」が7日に製造を開始することにも触れ「大規模な有機栽培茶の工場が動きだす。期待している」と述べた。久保田市長は「良く仕上がった掛川茶のPRに努めていく」と

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  • 少年団や部活動の勝利至上主義、どう考える② 有識者インタビュー【賛否万論】

     全日本柔道連盟(全柔連)が「行き過ぎた勝利至上主義が散見される」として決定した小学生の全国大会個人戦の廃止は、他の競技団体へと波紋を広げています。スポーツを楽しむことと、勝利を目指すこと。二つを両立させるのは、難しいことなのでしょうか。県スポーツ推進審議会会長や日本スポーツ少年団活動開発部会長などを務め、子どもたちのスポーツ事情に詳しい富田寿人・静岡理工科大情報デザイン学科長(63)に話を聞きました。 広い視野で楽しむことを主体に 静岡理工科大教授 富田寿人さん   富田寿人(ひさと)さん  1959年、掛川市生まれ。専門は運動生理学。91年の静岡理工科大開学に合わせて講師

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  • 現代着物×江戸期の帯留め 掛川・二の丸美術館 装飾具300点並ぶ

     掛川市掛川の市二の丸美術館で6月12日まで、着物の帯留めに焦点を当てた企画展「現代着物と帯留物語」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。帯留めや、かんざしなどの装飾具約300点が並び、江戸後期から昭和初期までの金工技術を紹介している。  帯留め金具を現代着物の帯と組み合わせて展示したのが特徴。素材にサンゴや竹を使ったり、刀剣の装具を転用したりして粋な装いの演出を図った帯留めもあり、来館者の関心を集めている。  帯留めなどは同館収蔵品「木下コレクション」の一部。着物と帯の展示には、市内の老舗呉服店大国屋本店が協力した。

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  • 平山郁夫版画展 掛川市文化会館で開催

     文化勲章を受章した画家平山郁夫の版画を集めた展示販売会が5日、掛川市大坂の市文化会館シオーネで始まった。8日まで。  シルクロードと仏教伝来、平和への祈りを題材にした40点を展示している。シルクロードシリーズの「パルミラ遺跡を行く」など数々の代表作が並び、来場者の目を引いている。  横山大観や東山魁夷らの作品を含む「日本美術名作選」も同時開催している。販売収益の一部は日本ユネスコ協会連盟の東日本大震災子ども支援募金とウクライナ緊急募金に充てる。

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  • ハナショウブ優美に 掛川・加茂荘花鳥園、アジサイヒルズも設置

     掛川市原里の加茂荘花鳥園で極早咲きのハナショウブが見頃を迎えた。江戸中期の庄屋屋敷を背景に紫や白の花が水辺に咲き、来園者を楽しませている。  同園では、約1ヘクタールの屋外ほ場に600種50万株を育成中。担当者によると、開花は前年より10日ほど遅く、今後は6月下旬ごろまで中咲きや遅咲きの品種の開花が続くという。  温室内にはアジサイの鉢植えを丘状に並べた「アジサイヒルズ」を設置した。加茂セレクションと銘打った多彩なオリジナル品種が並ぶ。庄屋屋敷内のギャラリーでは、ハナショウブやギボウシなどを題材にしたアクリル画展を開催している。  

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  • 地図を片手に掛川巡る 家族でロゲイニング

     掛川市内で3日、チェックポイントを歩いて回りながら得点を競う「掛川まちなかファミリーロゲイニング」(実行委主催)が行われた。34組97人が参加し、市中心部の観光施設から穴場のスポットまでさまざまな場所を巡った。  掛川城近くの三の丸広場で開会式が行われた。広場から半径5キロ圏内で掛川花鳥園や掛川市役所など66カ所のチェックポイントを設置した。参加者は地図を片手に効率的なルートを考え、写真を撮影しながら得点を稼いだ。  実行委は新茶時期に合わせて、茶摘み体験ができるチェックポイントを設けたり、ゴール地点では新茶を呈茶したりした。このほか、商店や飲食店で使用できるクーポンも配り、参加者が買い物を

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  • 茶袋をリユース 環境に配慮 掛川・きみくら

     丸山製茶グループのきみくらはこのほど、掛川市板沢の日本茶きみくら本店で、リユース袋を使った深蒸し掛川新茶の販売を始めた。不要になった包装資材を廃棄せず、デザインを変えて再使用した。環境意識の高まりを受け、売れ行きは好調という。  SDGs(持続可能な開発目標)に取り組もうと、社員が考案した。不要になった袋に新たなデザインを重ねてプリントし、新茶のシールを貼って仕上げた。石川裕紀子店長(44)は「予想以上に売れていて驚いている。今後も環境に配慮した取り組みを進めたい」と話した。  リユース袋の新茶は220グラム入りで税込み950円。

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  • 茶園で配信ライブ 掛川、地元のアマチュアが演奏

     音楽イベントを企画する団体「掛川音楽倶楽部」は2日、掛川市八坂の茶園で配信ライブ「茶演」を行った。もえぎ色の新芽が風に揺れる中、地元のアマチュアミュージシャンが楽曲を披露した。  茶園での配信ライブは3年前から、毎年この時期に実施している。コロナ禍で屋内でのライブが難しいため、屋外で音楽活動ができるよう、同団体代表で茶農家の石神敦樹さん(44)の茶園で始めた。  ソロで出演した副島慎介さん(33)は掛川花鳥園のバードスタッフで、オリジナル曲「おいでよ 掛川花鳥園」など5曲を歌った。初めて茶園でのライブに出演し、「掛川らしい風景。すがすがしい気持ちで歌うことができた」と語った。  配信ライブは

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  • 茶業発展に貢献 静岡で2人表彰 杉山彦三郎賞

     茶の主力品種「やぶきた」の生みの親である杉山彦三郎(1857~1941年)にちなみ、茶業発展の功績者をたたえる表彰式が八十八夜の2日、静岡市葵区の駿府城公園内の杉山翁胸像前で行われた。  本年度の杉山彦三郎賞は2個人。茶品種改良・普及功績賞は、新品種の開発と普及や後継者育成に努めた小柳津勤さん(64)=掛川市=、茶業振興功労賞には、茶摘み機メーカー社長として改良発明を行い省力化と高品質な茶生産を後押しした落合錬作さん(93)=菊川市=が選ばれた。  杉山彦三郎翁顕彰会の岩崎正樹副会長が「茶業発展のため後進の指導に尽力してほしい」と上川陽子会長のメッセージを代読。小柳津さんと、落合さんの代理で

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  • シェフの味、食卓に 掛川グランドホテル、冷凍食品の販売開始

     掛川市亀の甲の掛川グランドホテルは、冷凍食品の販売を開始した。新型コロナウイルス禍に伴う家庭内需要の高まりを踏まえ、本格的なホテルシェフの味を自宅で楽しめる洋食と中国料理の計17品を用意した。  メニューは煮込みハンバーグや牛ほほ肉赤ワイン煮、ホイコーローなど。従来は仕込みなどで使っていた瞬間冷凍機で試作を重ね、品質を落とさずに鮮度や風味を閉じ込めることに成功した。価格は600~1500円(税込み)で、いずれも湯煎や電子レンジで調理できる。  佐々木毅一総料理長(52)は「テイクアウトで持ち帰っても、温かいうちに食べられないケースもある。冷凍食品なら空いた時間に買っておける」と話す。  午前

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  • 季節感じる7種300本植樹 プラットフォーム開設記念 掛川・時ノ寿の森クラブ

     森林再生に取り組む掛川市の認定NPO法人時ノ寿の森クラブは30日、人と森を結ぶプラットフォームの開設を記念した植樹祭を同市倉真で開いた。会員や地域住民、パートナー企業の社員ら約120人が参加し、広葉樹の苗木を植えた。  ヤマザクラやコブシ、イロハモミジなど四季を楽しめる広葉樹7種類300本を用意した。参加者は斜面に穴を掘って苗木を置き、丁寧に土をかぶせて固定した。  植樹後は森の散策なども楽しんだ。大石淳平事務局長は「植樹は森づくりの原点。保全するだけでなく、もっと利用してもらって豊かな森を未来に引き継いでいきたい」と話した。  同法人は、里山保全のボランティア育成や幼児を対象にした自然体

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  • 地引き網、5年ぶり復活へ 掛川・千浜地区「福住丸」保存会発足

     台風による海岸浸食や担い手の高齢化で途絶えていた掛川市千浜地区の地引き網が、5年ぶりに復活する。砂浜が歓声で沸いた往時を知る住民有志が、地元唯一の地引き網船「福住丸」の保存会を設立した。掛川観光協会が手掛けるイベントの一環として体験会を開き、将来的には地域を代表する観光資源への発展を目指す。  保存会によると、千浜地区を含む中東遠地域の遠州灘一帯では戦前から地引き網が盛んだったが、現在は行われていない。福住丸も2016年、台風の影響で水揚げする砂浜の地形が大きく変わったことをきっかけに事業を休止し、17年8月に地元の青年会が企画した体験会を最後に休眠状態になっていた。  一方で、復活を願う声

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  • 釜いり茶堪能 掛川・とうもんの里で祭り

     掛川市山崎の地場産品販売所「とうもんの里総合案内所」で30日、とうもん新茶まつりが始まった。茶摘み体験や製茶の実演などが行われ、大勢の行楽客でにぎわった。1日まで。  茶摘み体験には15人が参加し、地元の茶園で丁寧に茶を摘んだ。摘んだ茶芽は、NPO法人とうもんの会のメンバーがホットプレートを使って釜いり茶に仕上げた。参加者はさわやかな香りに包まれながら、摘みたての新茶の味をじっくりと味わった。  同様の催しは1日も実施する。茶摘み体験の受け付けは午前10時から。

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  • 旧城下町に歌声 3年ぶり音楽祭 掛川城大手門前

     掛川市内外のバンドが出演する「掛川大手門音楽祭」(実行委主催)が30日、同市の掛川城大手門前で開かれた。5組がステージに立ち、フォークやカントリーを中心に歌声を披露した。  旧城下町で音楽を奏でる恒例行事。新型コロナウイルス感染拡大に伴う中止を経て3年ぶりの開催になった。小原栄一実行委員長(74)は「演奏できる幸せとありがたさ実感している。優しい音楽が流れるまちにしたい」と話した。  1日は午前10時から始まり、2組が出演する。最終ステージは午後1時から。

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  • 若手生産者の品評会 優等は金原さん(袋井) クラウンメロン支所青年部

     静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所青年部は29日、若手生産者の品評会を袋井市小山の同支所で開いた。最高の優等賞には金原大貴さん(同市)が輝いた。  袋井、掛川、磐田、浜松の4市に住む20~30代の生産者14人が6玉一組で出品した。市場関係者や栽培指導部門の生産者らが審査員を務め、網目の張り具合や形の均一性、香りや味わいなどの項目で採点した。金原さんのメロンは外観、内容ともに高く評価されたという。  クラウンメロンの品質向上や生産者の育成などを目的に始まった事業で、28回目。同支所によると、今年は天候に恵まれ、高品質なメロンがそろったという。  その他の入賞者は次の通り。  一等賞 松山

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  • 磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ

     磐田将棋愛好クラブの第222回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで2年ぶりに開かれ、小~高校生7人を含む49人が参加した。  上位入賞者は次の通り。  SS ①宇藤敬行(磐田市)②久野杏太(同、磐田第一中3)③越川純平(浜松市)▽S ①岡本康夫(掛川市)②河合健(浜松市)③神谷達弘(磐田市)▽A ①松尾三十四(掛川市)②玉利洋和(磐田市)③赤松僚助(浜松市、浜名高3)▽B ①鈴木勉(森町)②藤沢勝(磐田市)③鈴木繁(同)

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  • 野菜たっぷり減塩弁当 スーパーサンゼンを健康応援店認定 掛川

     掛川市は28日、健康増進メニューを提供する店舗「かけがわ健康応援店」に、同市葛川でスーパーマーケットを運営する三善の「スーパーサンゼン」を認定した。野菜を多く使い、バランスのとれた減塩の弁当を認定メニューに決定した。  同社の川合利弘社長らが市役所を訪れ、久保田崇市長から認定証を受け取った。認定メニューは同社のイタリアンシェフが監修した「グリルチキンときのこソースのピアット」。野菜は145グラム、塩分は1・7グラム。市健康医療課の栄養士も開発に携わった。価格は税込み538円。月、水、金曜日にサンゼンで販売する。  健康応援店の認定制度は2014年から始まった。サンゼンを含む45店舗が認定され

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  • 龍尾神社で遷座祭 掛川市下西郷

     掛川市下西郷の龍尾神社で27日、遷座祭が行われた。同市上西郷の粂田鉄筋工業所が社を奉納し、境内のもみの木の切り株があった場所に建てた。  社は7年前、同社が購入した島田市の工場敷地内にあった。業務拡大のため社を移すことになり、龍尾神社で祭ることになった。基礎は掛川市二瀬川の川島組などが約1カ月かけて造り、社と鳥居を建てた。遷座祭には粂田善史社長や川島組の原田孝典社長、氏子らが参列した。

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  • シェアワークスペースやワーケーション 関係人口創出へ 静岡県モデル事業公募

     地域と多様な関わりを持つ人を指す「関係人口」の創出に力を入れる県は本年度、シェアワークスペースやワーケーション施設を活用した関係人口創出モデル事業を公募する。2021年度にスタートした事業で、一定の成果が見られたことから本年度は拠点施設との連携に特化する。地域づくりを担う関係人口を増やすことで、移住につなげる狙いもある。  観光客などの「交流人口」と「定住人口」の中間にあたる関係人口は明確な定義はなく、間口が広い。県はモデル事業で、地域の課題解決や活性化に取り組む人を創出することを想定。仕事で頻繁に訪れる人を呼び込むことで、新規事業の立ち上げなど、より効果が出るのではと考え、拠点施設との連携

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  • 国1バイパス菊川フルIC化、年度内に完了見通し 東西両方面へアクセス向上

     国土交通省が進める国道1号島田金谷バイパス菊川インターチェンジ(IC)のフルIC化が、本年度中に完了する見通しとなった。東京・名古屋両方面へのアクセスが可能となる。26日、関係者への取材で分かった。  菊川ICは現在、下り線から出るか、上り線に入るかしかできない。フルIC化の実現で、整備が進む静岡空港へのアクセス道路・金谷御前崎連絡道路との接続性が向上し、掛川市など県中西部から空港への所要時間短縮が期待できる。  島田金谷バイパスは慢性的な渋滞の解消に向け、4車線化工事も進行中。地元住民やバイパス利用者の利便性向上のため、地元自治体がフルIC化の早期実現をバイパス整備と合わせて要望していた。

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  • 掛川の事業所に135億円 独メルク、大規模設備投資 

     電子材料製造のメルクエレクトロニクス(東京)は26日、親会社のメルク(本社・ドイツ)が研究開発・製造拠点の静岡事業所(掛川市千浜)を中心に大規模な設備投資を行うと発表した。2025年までに1億ユーロ(約135億円)を投じる計画で、大半を静岡事業所の機能強化に充当する。半導体需要の増加を受けた先端材料開発の加速化が狙い。  エレクトロニクス部門の強化に向けて世界展開する成長戦略の一環。半導体・ディスプレー材料の革新が電子機器の高度化の鍵を握るとして、研究開発・製造能力を増強する。先端材料の製造技術確立後は、メルクのネットワークを活用して世界各地の製造拠点へ技術移転を図り、迅速な市場供給を目指す

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  • 掛川殺人 油まき放火か 発生2週間、捜査続く

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生し、焼け跡から住人の会社員男性(31)の遺体が複数の刺し傷がある状態で見つかった放火殺人事件で、男性を襲った何者かがその直後に火を放つ際、室内に油のようなものをまいた可能性が高いことが、26日までの関係者への取材で分かった。  発生から2週間が経過する中、掛川署捜査本部は周辺住民や男性の知人らへの聞き込み、防犯カメラの解析作業などを続けている。焼損が激しく、犯人に結び付く物証が乏しいとされる現場検証も継続し、室内から検出されたとみられる油のようなものの成分などを特定して犯行手口の解明につなげる。  火災は12日午前7時45分ごろ、集合住宅「ビレッジハウス下西

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  • 発泡性の緑茶、乾杯酒に 掛川・松下園 リキュール開発

     2021年の全国茶品評会で農林水産大臣賞を受賞した掛川市満水の松下園はこのほど、発泡性の緑茶リキュールが完成したと発表した。風味豊かな掛川茶をシャンパン風に仕上げた。  19年に同市が緑茶で乾杯条例を制定したことを受け、代表の松下芳春さん(66)が開発を始めた。同園の有機栽培茶から茶液を抽出し、酒類と混合したあと、炭酸ガス圧入溶解処理を施して製造した。松下さんは「急須を使う人が減る中でもお茶の可能性を信じ、うまみと香りを乾杯酒で表現したかった」と語った。海外への輸出も目指すという。  リキュールは3種類。深蒸し茶と和紅茶リキュールは375ミリリットルで税込み2970円。プレミアムリキュールは

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  • 工芸品を日常に 掛川で展覧会、活用法提案

     掛川市下俣の資生堂アートハウスは25日、工芸作品を取り入れた豊かな生活を提案する展覧会「第2次 工芸を我らに第3回展」の内覧会を開いた。会期は27日~8月12日。  陶芸家やガラス工芸家ら作家4人の作品と同館の収蔵品などを組み合わせて構成した。器や茶道具を収めた「茶箱」は作家4人の共同制作。「お正月」「一人鍋」「入学祝い」など生活の各場面を想定して工芸品の活用法を示している。内覧会には芸術関係者ら約70人が参加した。伊藤賢一朗館長は「工芸作品を生活の中にさりげなく取り込み、使って楽しもうという試み。新型コロナウイルス禍で、家の中での充足感が求められている」と話した。  入場無料。休館は日~火

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  • 公設民営、民設より割安 新炉建設で試算 掛川、菊川の廃棄物施設

     掛川、菊川両市の衛生施設組合が整備する新たな廃棄物処理施設について、両市は24日、火災による損傷で使用不能になっている隣接の不燃・粗大ごみ処理施設を一部取り壊し、現施設とほぼ同規模の焼却炉を建設できると仮定した試算を公表した。公設民営方式を採用した場合、2023~50年の27年間で両市の負担額は308億円になり、基本構想で最優先とした民設民営の公民連携方式より34億円安くなる。  同日、掛川市役所で開かれた専門家の検討委員会で明らかにした。両市は「現施設の隣接地に建設できれば、複数の可能性を模索できる」として、試算結果を深掘りする方針。具体的には、建設の可否や概算費用の算出、費用対効果の検討

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  • 連合東遠地協宣言「多様性認め合う」 掛川で集い

     連合静岡東遠地域協議会は24日、メーデーの集いを掛川市のつま恋リゾート彩の郷で開いた。約100人が出席し「多様性を認め合う社会を目指す」とする宣言を採択した。  自助よりも支え合いに立脚した公助と共助を重視する姿勢を示し、多様な価値観や背景を持つ人との社会対話を進めるとした。ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に、自由で民主的な世界の構築に向けて国際連帯を深めることも明記した。  山本幸浩実行委員長はエネルギー価格高騰に伴う影響に触れ「急激な物価上昇で、いくばくかの賃上げがあっても家計は好転しない。働く仲間の環境を守る活動を継続する」と強調した。

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  • 車内の遺体は死後1日前後か 岐阜山中、助手席にあおむけ 掛川放火殺人

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生して住人の会社員の男性(31)が死亡した放火殺人事件で、岐阜県の山間道路に止められた浜松ナンバーの黒色の軽乗用車内で見つかった男性の遺体は、発見時に死後1日前後が経過していた可能性があることが22日、関係者への取材で分かった。遺体はシートを倒した助手席であおむけに寝た姿勢で見つかった。  この軽乗用車は、掛川市の現場から12日早朝に走り去ったことが確認されている。発見された16日の前日以前に岐阜県に到着していた可能性があり、掛川署捜査本部が足取りを慎重に調べる。  静岡県警は司法解剖で、男性の死因を一酸化炭素(CO)中毒と特定した。関係者によると、遺体は発見

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  • サギ電話注意報 中部ブロックに発令 静岡県警

     静岡県警は22日、浜松北ブロック(天竜、細江両署管内)にサギ電話の多発警報を、中部ブロック(清水、静岡中央、静岡南各署管内)と中東遠ブロック(菊川、掛川、袋井各署管内)に注意報をそれぞれ発令した。親族らをかたる手口の特殊詐欺被害が発生する恐れが高いとして、注意を呼び掛けている。期間は警報が28日まで、注意報は24日まで。  県警生活安全企画課によると、息子や医療機関の職員をかたって現金を用意させる手口や、還付金被害につながる不審電話が21日、静岡市全域や浜松市北、天竜両区をはじめ、掛川市や袋井市など県中西部で相次いだ。同日だけで計17件に上った。  県警は期間中、各署員らによる情報発信やパト

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  • 新設予算決算委 委員長に二村氏 掛川市議会臨時会

     掛川市議会は22日、4月臨時会を開き、新たな常任委員会として設置した予算決算委の正副委員長を決めた。委員長に二村礼一副議長、副委員長には山本裕三議会運営委員長が就く。  人権擁護委員の人事関係議案など3議案を原案通り同意、承認して閉会した。

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  • 爆発音後 階段に男性 30代前後、5階から 掛川・放火殺人

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生して住人の会社員男性(31)が死亡した放火殺人事件で、12日早朝の火災発生直後、30代前後とみられる男性が、会社員男性が住む5階から階段を使って降りてきたことが、22日までに複数の関係者への取材で分かった。  男性の姿は付近住民らが目撃していた。火災は12日午前7時45分ごろ、集合住宅「ビレッジハウス下西郷」2号棟5階で発生。火勢が強く、炎は短時間で室内に広がって全焼した。住民らは複数回の爆発音も聞いていて、5階から降りてくる男性を目撃したのは爆発音の直後だったという。  事件を巡っては、火災発生時間帯に現場から走り去った黒の軽乗用車が16日午前、岐阜県揖斐

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  • 男性逃走時、黒いパーカ 遺体発見時は別の服装 掛川放火殺人

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生して住人の会社員男性(31)が死亡した放火殺人事件で、岐阜県で発見された軽乗用車内で遺体で見つかった小学校の同級生だった男性は、犯行時間帯にこの軽乗用車に乗って現場から走り去る際、黒いパーカを着ていたことが21日、関係者への取材で分かった。16日午前に遺体で発見された際は別の服装だったとみられる。掛川署捜査本部は男性の足取りなどを慎重に調べる。  浜松ナンバーの黒の軽乗用車が発見されたのは、岐阜県揖斐川町内の山林の路上とみられることも分かった。掛川市からは直線距離で約150キロある。  男性が乗った軽乗用車は、火災発生時間帯の12日早朝に現場から走り去ったこ

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  • 新茶初取引に合わせ茶の御城印販売 掛川城御殿、茶殻を使用

     掛川市の掛川城公園管理事務所は21日、掛川茶市場の初取引に合わせて、茶殻を使用した紙を重ねた御城印の販売を始めた。掛川城御殿で2種類を季節限定で販売する。  新茶シーズンを盛り上げ、観光客に掛川茶をPRしようと制作した。1枚目はお茶の葉や花、粟ケ岳の茶文字を切り絵で表現した。2枚目は茶殻を練り込んだ紙で、ほんのりと茶の香りがする。価格はスティック茶付きで1部800円、2部セット1500円。  御殿ではウクライナ支援を目的に、青と黄色の御城印も販売している。売上金を同国支援のために寄付する。

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  • 岐阜山中で見つかった死亡男性、被害者と同級生 掛川・放火殺人

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生して住人の会社員の男性(31)が死亡した放火殺人事件で、犯行時間帯に現場から走り去り、岐阜県で発見された軽乗用車内で遺体で見つかった男性は、会社員の男性(31)の小学校の同級生だったことが21日、複数の関係者への取材で分かった。関係者によると、軽乗用車内には遺書などはなかったという。掛川署捜査本部は男性が事件に関与したとみて、男性との関係などを慎重に調べる。  関係者によると、発生時間帯の12日早朝に現場から走り去った黒い軽乗用車は浜松ナンバーで、16日午前、岐阜県内の山中の路上で地元県警が発見した。捜査本部は19日までに身元を特定し、司法解剖の結果、死因は

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  • 回遊を楽しめるまちに 静岡に日本茶専門店を出店 丸山勝久・丸山製茶社長【聞きたい】 

     グループ会社が静岡市葵区の中心市街地に茶専門店「日本茶きみくら静岡呉服町店」をオープンした。同様の業態は3店舗目で、掛川市外では初めて。茶寮スペースを併設した店舗を拠点に多彩な茶商品と質の高いサービスを提供し、新たな日本茶ファンの開拓を目指す。  ―都市圏に出店した狙いは。  「掛川市の既存店には、休日を中心に県中部からも多くの人が来てくれる。企業の本支店が集積している静岡市は県内経済の中心地でもある。交流人口が多く、商圏として非常に魅力的。新しいステージとして挑戦する価値があると判断した。多店舗化は必然だと思っている。きみくらブランドの認知が広がり、機が熟した」  ―掛川市内2店舗との相違

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  • 不審車両、発見は岐阜山中 掛川・放火殺人、出火前に言い争う声

     掛川市下西郷の集合住宅で火災が発生して住人の会社員の男性(31)が死亡した放火殺人事件で、犯行時間帯に現場から走り去った軽乗用車が見つかったのは岐阜県内の山中の路上だったことが20日、捜査関係者への取材で分かった。近隣住民が出火前、男性とみられる男性が誰かと言い争う声を聞いていたことも判明した。見つかった軽乗用車内では男性が死亡していて、掛川署捜査本部は男性との関係を慎重に調べている。  捜査本部は同日、現場から走り去った黒い軽乗用車が16日に静岡県外で見つかり、車内から事件に関連があるとみられる男性の遺体を発見したと明らかにしていた。男性の身元を特定しているが、公表していない。  関係者に

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  • 車内に男性遺体 事件関与か 掛川放火殺人 県外山中、CO中毒

     掛川市下西郷の集合住宅で発生した放火殺人事件で、掛川署捜査本部は20日、犯行時間帯に現場から走り去った軽乗用車が県外の山中の路上で見つかり、車内から男性の遺体が発見されたことを明らかにした。捜査本部はこの男性が事件について何らかの事情を知っているとみて、関連を調べる。  捜査本部は捜査の過程で、犯行時間帯に現場から立ち去った黒の軽自動車を確認。行方を追う中、16日午前に県外の山中でこの車両を発見した。捜査本部は男性の身元を特定しているが、発表していない。殺害された会社員男性(31)との関係性も明らかにしていない。捜査本部によると、司法解剖の結果、男性の死因は一酸化炭素(CO)中毒と判明した。

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  • 茶況(4月19日)初倉が今季初上場 静岡茶市場 県産一茶

     静岡茶市場の県産一茶は初倉が初上場した。雨後で荷口は少なく、来場する問屋も限られた。19日に摘採が進み、20日の上場数量は増える見込み。  初倉の数量は少なく、6000~5000円台などで商談成立した。磐田地区は5000円台などで取引された。初倉の生産者は「香りや色合いなどは安定している。他産地の数量が増える前に生産を進めたい」と話す。  初倉や磐田、牧之原地区などは20日以降に出荷する生産者が増える予定。市中問屋は「色づきや形状に特徴がある品物を前年並みに仕入れたい」と語る。  県外産の鹿児島県本土物は2000円台の商談成立が多い。ゆたかみどりが終盤。あさつゆには一定の引き合いがある。

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  • 新茶製造を開始 掛川中央茶業

     掛川市上内田の掛川中央茶業は19日、新茶の製造を開始した。天候に恵まれ、品質は良好という。  組合員40人とその家族が早朝から茶葉を収穫し、手摘み500キロ、機械摘み8千キロを工場に持ち込んだ。龍崎克範工場長(68)は「雨も多く生育は順調。おいしいお茶ができるはず。健康にいいお茶をぜひ飲んでほしい」と話した。同日収穫したお茶は21日ごろから出荷する予定。

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  • 遠州EGG 民事再生適用申請 コロナと飼料高騰で資金繰り悪化

     採卵養鶏業の遠州EGG(掛川市、大和芳徳代表)が19日までに、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。関係者によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で卵の価格が低迷した上、飼料価格の高騰で資金繰りが悪化した。  申請は18日。帝国データバンク浜松支店の調べでは、負債額は約11億3500万円とみられる。同社は営業を継続している。  同社は2007年に設立。鶏卵・飼料卸などを手掛けていた同市内の2社の経営基盤を引き継ぎ、10年に現在の商号に変更した。最大70万羽を飼育できる養鶏場を運営し、「頑固おやじのうちの玉子」「うちの玉子フラット」などの自社ブランドを展開。関東や県内のスーパーをはじめ、食品

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  • 掛川でおしゃれ茶箱と押し花展示 ウクライナ支援も

     掛川市文化会館シオーネで24日まで、押し花・おしゃれ茶箱展示会が開かれている。ウクライナ支援のための寄付を募るチャリティーバザーも開催している。  指導する同市大坂の寺田希琳さんと教室の生徒の作品が並ぶ。おしゃれ茶箱は茶を保存する木箱に帯や布を張った工芸品。2種類の帯を使って仕上げた大きな茶箱など28点を出品した。押し花は118点。野鳥のシマエナガを題材にし、背景を青系のアジサイで表現した寺田さんの新作などを展示した。

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  • 静岡県教育長に就任した 池上重弘さん【時の人】 

     静岡文化芸術大などで長年、文化人類学や多文化共生論の研究に携わり、1日付で県教育長に就任した。札幌市に生まれ、33歳で本県へ移住。就任会見では自身を「静岡の魅力にとりつかれた一人」と称した。大学教育の経験から「教育は人間の可能性を信じること。子どもたちの可能性の開花をサポートできる学校の環境整備が教育委員会の仕事」と意気込む。  2015年度から県総合教育会議に向け川勝平太知事が設置した「地域自立のための『人づくり・学校づくり』実践委員会」に関わり、20、21年度は、高校教育の在り方を検討する「才徳兼備の人づくり小委員会」委員長として公私立の学校現場に足を運んだ。23年度に開校する県立夜間中

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  • 静岡人インタビュー「この人」 庄田祐一さん(掛川市)「本と、珈琲と、ときどきバイク。」店主

     掛川市富部の書店「本と、珈琲と、ときどきバイク。」の店主。大手バイクメーカーでプロダクトデザイナーを11年間務めた後、2021年11月に書店をオープンした。金沢市出身。35歳。  -なぜデザイナーから書店主になったのか。  「バイクが好きで美大を卒業後、デザイナーになった。しかし、次第にバイクに対するイメージが固定化していることが気になった。かっこいい男性的な印象が強いが、女性にも乗ってほしい。バイクのワイルドなイメージを少しでも優しくしたい。バイクと出合う裾野を広げたいと思い書店を開いた」  -店のコンセプトは。  「バイクと出合うための本屋。売れ筋の本よりも旅や食、写真など好奇心につなが

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  • 掛川放火殺人 フリーダイヤル開設

     掛川市下西郷の集合住宅で発生した放火殺人事件で、掛川署捜査本部は18日、事件に関する情報提供を求めるフリーダイヤルを開設した。事件は19日で発生から1週間。捜査本部は90人体制で、引き続き犯人像の絞り込みにつながる情報の収集を進める。  事件は12日午前7時45分ごろ、集合住宅「ビレッジハウス下西郷」2号棟5階の一室で発生した。現場の部屋からは、複数の刺し傷がある住人の会社員の男性(31)の遺体が見つかった。死因は火災による焼死だった。  関係者によると、火災は部屋全体が短時間に激しく焼損したとみられ、家庭用カセットこんろで使うガスボンベが見つかった。男性の遺体はトイレと玄関に近い場所で発見

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  • 倒れた「夫婦杉」御朱印帳に 「縁あって」地元で活用 掛川・事任八幡宮

     掛川市八坂の事任(ことのまま)八幡宮と同市細田の製材業、オールスタッフはこのほど、2018年秋の台風で倒れた境内の夫婦(めおと)杉を使った御朱印帳を制作した。  2本の杉の根元がつながった夫婦杉は参道の中央に生え、高さは30メートル以上あった。根元は今も境内で祭られていて、オールスタッフが幹の部分を市場で購入した。直径は50~70センチ、樹齢は300年以上。製材、乾燥、加工して御朱印帳にした。一冊一冊同じ木目はない。  鈴木正三社長は「屋久杉のようなすばらしい材料。地元で活用したいと思った」と振り返る。禰宜(ねぎ)の北田智子さんは「どこかに行ってしまうかと思ったがご縁があって御朱印帳になり

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  • 遠州綿紬の衣装でジャズライブ熱演 掛川、伝統魅力発信

     伝統織物「遠州綿紬(つむぎ)」の魅力を発信するジャズライブが17日、掛川市上内田のカフェ「ラ・マレア1980ダン」で開かれた。同市のピアニスト藤田ゆかりさんと静岡市のギタリスト岡田アツシさんが遠州綿紬の衣装を着て演奏した。  昨年、初めてのアルバムを発売した2人がオリジナル曲を披露した。衣装はカフェの潮拓哉オーナーが代表を務める服飾ブランド「ニッポンキモノファブリックス」のジャケット。赤や青など多くの色を使った生地を選んだ。藤田さんは「軽くて肌触りがいい。ドレスにも合う」と話した。潮代表は「着物を着る人が減り、伝統の継承が難しい。音楽を通じて遠州綿紬の良さを伝えたい」と語った。

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  • NEC 延長の末敗北 ソフトボールJDリーグ

     女子ソフトボールの新リーグJDリーグは17日、掛川市のいこいの広場野球場で第3節2日目の2試合を行った。地元のNECプラットフォームズは大垣ミナモ(岐阜県)と対戦し、延長タイブレークの八回に3点本塁打を浴び、勝利を逃した。先発のエース大場は要所を締めて完投したが、最後に力尽きた。 大垣ミナモ(3勝3敗) 00000103―4 00001001―2(延長8回タイブレーク) NECプラットフォームズ(1勝5敗)  (大)シエラ、エレン―田立  (N)大場―坂本  ▽本塁打 長井(大)  ▽二塁打 近本(大)  ▽試合時間 2時間20分  ■力投の大場 一発に沈む  NECプラットフォーム

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  • 掛川放火殺人 19日で1週間 容疑者絞り込み急ぐ

     掛川市下西郷の集合住宅で発生した放火殺人事件は19日、発生から1週間を迎える。激しい焼損で遺留品の捜索が難航しているとみられ、掛川署捜査本部は、現場検証や周辺への聞き込みを続けて容疑者の絞り込みを急いでいる。通学時間帯の発生に、現場周辺では警戒強化を求める声も上がり始めた。  ■慎重に痕跡捜査  現場の集合住宅では17日も現場検証が続いた。室内全体に火が回り黒く焼け焦げているとみられ、慎重に痕跡を調べている。防犯カメラの映像は現場周辺から範囲を拡大して収集し、解析を進める。  捜査本部によると、火災は12日午前7時45分ごろ発生し、住人の会社員男性(31)の遺体が見つかった。遺体には複数の

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  • 家財炭化、痕跡乏しく 掛川放火殺人事件 被害者、トラブル確認されず

     掛川市下西郷の集合住宅の一室が全焼し、住んでいた会社員男性(31)の遺体が複数の刺し傷のある状態で見つかった放火殺人事件で、激しい火勢によって室内の家財の多くが炭化していたことが16日、関係者への取材で分かった。室内全体が激しく焼損し、容疑者の特定につながる痕跡などは乏しいとみられ、解明作業が難航する可能性もある。  火災は火の回りが早く、男性の部屋約36平方メートルに短時間で燃え広がった可能性が高い。出火から鎮圧までの約1時間の間に下階の一部にも延焼した。室内は物の判別が難しいほど黒く焼け焦げ、さらに、消防の放水活動で家財などの多くが拡散したとみられる。関係者によると、玄関そばのトイレ付近

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  • 子どもの遊び場 城北地区に開設 掛川のふれあいセンター

     掛川市の城北地区まちづくり協議会は16日、活動拠点の地区ふれあいセンター(同市城北)に遊具などを備えた「子どもの遊び場」を開設した。地区の4歳以上の未就学児と小学生のために、多くの遊具やおもちゃを取りそろえた。  滑り台付きジャングルジムやボールプール、ボードゲーム、野球盤などを用意した。4~6歳の未就学児は保護者同伴で火・木曜、小学生は土曜に開放する。いずれも午後1時半~同4時半。無料で予約不要。今後も施設の有効活用を図り、部屋の空き時間を利用した「学習の場」や「だんらんコーナー」の開設を計画している。映画鑑賞会などの企画も展開する。  子どもの遊び場は、広場の減少や交通事情など近隣の環境

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  • ソフトボールJDリーグ NECは逆転負け

     女子ソフトボールの新リーグJDリーグは16日、掛川市のいこいの広場野球場で第3節初日2試合を行った。ホーム初戦に臨んだNECプラットフォームズ(掛川市)はビックカメラ高崎(群馬県)を相手に先制したが、2-6で逆転負けを喫した。17日は同会場で大垣ミナモ(岐阜県)と対戦する。 ビックカメラ高崎(3勝2敗) 0001410―6 0101000―2 NECプラットフォームズ(1勝4敗) (ビ)勝股、浜村―我妻 (N)横谷、今村、横谷、寺沢―坂本 ▽本塁打 工藤(ビ) ▽二塁打 松本、炭谷、市口(ビ)▽暴投 浜村(ビ) ▽試合時間 2時間9分  ■ホームの初戦 先制も飾れず  NECプラットフォ

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  • 車同士が衝突、90代男性死亡 菊川市の県道交差点

     16日午後0時55分ごろ、菊川市半済の県道交差点で、掛川市岩滑の無職男性(91)の軽乗用車と、同市の男子大学生(19)の軽乗用車が衝突した。男性は胸を強く打ち、搬送先の病院で死亡した。男子大学生と同乗していた高校生の弟(17)は軽傷のもよう。現場は信号機のある十字路交差点。菊川署が原因を調べている。

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  • 掛川放火殺人、遺体は住人男性 短時間で炎拡大か

     掛川市下西郷の集合住宅の一室が全焼し1人の遺体が見つかった放火殺人事件で、発生直後の火勢が強く短時間で炎が室内に広がったとみられることが15日、関係者への取材で分かった。出火から鎮圧までは約1時間。その間、室内全体が激しく焼損し、下階の一部にも延焼した。何らかの要因で火の回りが早かった可能性がある。  掛川署捜査本部は同日、遺体は出火した部屋に1人で住んでいた会社員の男性(31)と特定した。  捜査本部によると、火災は12日午前7時45分ごろ発生した。男性の死因は火災による焼死。室内全体が激しく焼損している状態で発見が遅れ、掛川署は当初「けが人なし」と発表した。関係者によると、遺体の一部が炭

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  • 三木つばき選手に掛川市スポーツ特別賞 北京五輪スノボ女子、パラレル大回転で健闘

     掛川市は15日、2月の北京冬季五輪スノーボード女子パラレル大回転に出場した三木つばき選手(18)=CATALER、市立桜が丘中出身=にスポーツ特別賞を贈った。市役所で授与式が開かれ、三木選手が出席した。  三木選手は今シーズンの終了報告も行った。五輪初出場や、3月にワールドカップ(W杯)のパラレル回転で初優勝したことなどに触れ「初めての経験が続いたシーズンだった」と振り返った。4年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪での優勝を目標に掲げ「まずは来シーズン、3回以上W杯で表彰台に上り、今以上にメダル、トロフィーを持って帰れるよう頑張りたい」と意気込みを語った。  賞状と花束を手渡した久保田崇

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  • 出火直前、12日早朝に犯行か 掛川放火殺人

     掛川市の集合住宅の一室が全焼し、住人の会社員男性(31)とみられる刺し傷のある遺体が見つかった放火殺人事件で、犯行は火災発生時間帯の12日早朝の可能性が高いことが15日、関係者への取材で分かった。刺し傷は背中など複数箇所に及んでいて、掛川署捜査本部は何者かが強い殺意を持って襲い、その直後に火を放ったとみて調べを進める。  捜査本部は14日、死因は火災による焼死と明らかにした。関係者によると、遺体は一部が炭化した状態で、気道内などにはすすが付着していたとみられる。出火時には生きていて、火災の発生後間もなく死亡したと考えられる。  火災は12日午前7時45分ごろ、同市下西郷の集合住宅「ビレッジハ

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  • 掛川の集合住宅火災 静岡県警、放火殺人と断定 捜査本部設置

     掛川市の集合住宅で12日に発生し1人の遺体が見つかった火災で、掛川署と静岡県警捜査1課は14日、放火殺人事件と断定し、同署に捜査本部(本部長・河合竜司刑事部長)を設置した。司法解剖の結果、遺体は男性で、死因は火災による焼死と判明した。出火した部屋の住人で連絡が取れていない会社員男性(31)とみて捜査を進める。  捜査本部によると、遺体にあった刺し傷などを第三者による外傷と判断した。火災発生から間もなく死亡したとみている。現場は室内全体に火が回っている状態で、遺体は一部が炭化した状態だったという。  これまでの調べでは、遺体は部屋のトイレ付近で見つかった。関係者によると、刺し傷は背中など複数箇

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  • 不明男性「温厚」「礼儀正しい」 知人ら解明願う 掛川・放火殺人

     掛川市下西郷の集合住宅で発生し、1人の遺体が見つかった火災。県警は14日、放火殺人事件と断定し、遺体が行方の分かっていない住人の会社員男性(31)とみて確認を急いでいる。男性の家族や知人は一日も早い真相解明を願った。  近隣住民らによると、男性はJR掛川駅近くの借家に家族5人で暮らしていたが、2020年2月に火災が発生し、引っ越しを余儀なくされたという。借家の近所に住む男性(67)は食事も取らず、火災の調査に一日中立ち会っていた男性の姿を振り返る。「(男性に)おにぎりを渡すと後日、お礼に来てくれた。温厚でおとなしく、しっかりあいさつする礼儀正しい子」と印象を語る。  中学で男性と同じ野球部に

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  • 掛川の集合住宅火災 放火殺人と断定 静岡県警、捜査本部設置へ

     掛川市の集合住宅で12日に発生し1人の遺体が見つかった火災で、静岡県警は14日、放火殺人事件と断定し、掛川署に捜査本部を設置すると発表した。

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  • 遺体に複数の刺し傷、住人男性か 掛川の集合住宅火災 静岡県警が捜査

     掛川市下西郷の集合住宅で12日に発生した火災で、焼け跡から見つかった遺体の外傷は背中部分を中心に複数確認され、刺し傷とみられることが13日、関係者への取材で分かった。掛川署などは、遺体が連絡の取れていない住人の会社員の男性(31)の可能性が高いとみて身元の確認を急ぐとともに、殺人、放火事件を視野に入れ捜査している。  関係者によると、遺体は損傷が激しく性別も不明。一部が炭化していたが、外傷は刺し傷と判断できる状態とみられる。県警は司法解剖を行って死因などの特定を急ぐ。  掛川署などは13日、現場検証を行い、出火原因などを調べた。現場周辺にある防犯カメラの映像を解析し、火災発生前後の状況などの

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  • 学校運営について意見、口論 教員殴った疑いで女逮捕 掛川署

     掛川署は13日、傷害の疑いで掛川市の無職の女(38)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前10時15分ごろ、同市立倉真小で男性教員2人を殴り、顔にけがを負わせた疑い。同署によると、2人は軽傷。女は学校運営について意見を言いに訪れ、口論になったという。同署は女の刑事責任能力の有無などを慎重に調べている。

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  • 「しずおか和牛」共励会 森町・武友さん最優秀

     生産者団体と流通業者、県などでつくる県産牛肉普及推進協議会は11日、県産和牛ブランド「しずおか和牛」の第6回枝肉共励会を浜松市東区の市食肉地方卸売市場で開いた。最優秀の知事賞には武友沙千子さん(森町)が選ばれた。  県内畜産農家が肥育した出荷月齢26カ月以上の24頭を出品した。網の目状の脂肪「サシ」の入り方やロース芯の面積などを審査し、24点のうち22点が最高ランクの5等級だった。優秀賞は遠山畜産(掛川市)、平石武身さん(浜松市北区)、向陽肉牛牧場(富士宮市)。  しずおか和牛は2017年に立ち上げたブランド。県内黒毛和種飼育農家の約9割が参加し、2021年度は県内和牛出荷頭数の約3割に当た

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  • 掛川の集合住宅火災 遺体に外傷 静岡県警が殺人、放火視野に捜査

     掛川市の集合住宅で12日に発生した火災で、出火した部屋から見つかった性別不明の1人の遺体に外傷が確認されたことが13日、関係者への取材で分かった。静岡県警は遺体の状況などから殺人、放火事件の可能性も視野に捜査を始めた。  火災は12日午前7時40分ごろ、同市下西郷の5階建て集合住宅「ビレッジハウス下西郷」2号棟5階の会社員の男性(31)方で発生した。遺体は鎮火後、男性方のトイレ付近で発見された。男性と連絡が取れず、掛川署などが身元の確認を進めるととともに、慎重に捜査している。  関係者によると、遺体は炭化していたが、第三者が与えたとみられる刺し傷のような外傷が見つかったという。県警は現場検証

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  • ふるさと納税寄付額、過去最高 掛川市9億9918万円 返礼品イチゴなど人気 2021年度

     掛川市は12日までに、2021年度のふるさと納税の寄付額が前年度比4・7%増の9億9918万円だったと発表した。10億円には届かなかったが、過去最高を更新した。  返礼品はイチゴが2万2787件で1番人気。茶1万9599件、メロン1万6937件と続いた。市産業労働政策課によると、寄付額は制度改正に伴って受け付けを一時停止した19年度を除き、右肩上がりになっている。  寄付金は地震津波対策や新型コロナウイルス感染症対策に活用する。久保田崇市長は「22年度は確実に10億円を超えるよう努力していきたい」と述べ、新たな返礼品開発とメニューの拡充、特定のプロジェクトに対する寄付の受け皿作りを進める考え

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  • 気品漂う緑の桜「御衣黄」が見頃 掛川・大須賀地区

     掛川市大須賀地区で希少な緑色の桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見頃を迎えている。中新井池公園(同市大渕)や市役所大須賀支所近くの古楠神社(同市西大渕)、同神社西側の市道沿いの3カ所が観賞スポット。同支所によると、4月下旬まで楽しめそう。  御衣黄は八重桜の一種で、平安貴族の衣服「御衣」のもえぎ色に近いことが名前の由来になった。大須賀地区では約30年前から地区内に残っていた成木が注目されるようになり、三熊野神社(同市西大渕)などにも移植された。  同支所には連日、希少な桜の開花状況を気にする行楽客から問い合わせがあるという。名倉宏昭支所長は「緑色の葉が交じるため遠目では判別しにくいが、気品のある花

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  • フォトコンテストの入賞作品展示 御前崎

     御前崎市観光協会主催の「第18回御前崎フォトコンテスト」の入賞作品6点が5月8日まで、同市港の市観光物産会館「なぶら館」で展示されている。  「御前崎の魅力」をテーマに昨年10月から今年1月まで作品を募集し、26人から計53点が寄せられた。写真家と同協会役員が審査し、最優秀賞に選んだのは竹下俊一さん(掛川市)の「光のコラボ」。海を照らす御前埼灯台、天の川、月と夜空に輝く三つの光を撮影した。  この他、ウインドサーフィンや、御前崎港から望む富士山などを捉えた作品が入賞した。  入賞者は次の通り。  優秀賞 稲葉一広(掛川市)増田美恵子(御前崎市)和田鉄男(吉田町)▽特別賞 中村忠吉(牧之原市)

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  • 掛川の集合住宅で火災 出火した部屋から性別不明の遺体発見

     12日午前7時40分ごろ、掛川市下西郷の5階建て集合住宅「ビレッジハウス下西郷」2号棟5階の会社員の男性(31)方から出火し、下層階の一室に延焼した。出火した部屋から性別不明の1人の遺体が見つかった。男性と連絡が取れていないため、掛川署と市消防本部が身元の確認を急いでいる。  遺体は男性方のトイレ付近で見つかった。同署などが出火原因を調べている。  同じ集合住宅に住む女性会社員(62)は「大きな爆発音がして、下の階の人が『早く消防車を呼んで。みんな外に出て』と叫んでいた。現金と通帳を持って慌てて飛び出した」と話した。

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  • 淡い色調心象風景 画家橋爪さん個展 24日まで御前崎

     日本画家の橋爪純さん(42)=掛川市大坂=の個展が24日まで、御前崎市門屋の静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアで開かれている。  50点を出品した。満開の桜や黄色く色づいたケヤキ並木など、四季折々の心象風景を表現した。貝殻から作られる胡粉(ごふん)をふんだんに使い、全体的に淡い色調に仕立てている。ツバキやバラなどを描いた水彩画も展示している。  橋爪さんは「誰でも見たことがある風景を描いた。少しでも気持ちを安らげでもらえれば」と話す。月、火曜は休館。

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  • 待機児童ゼロ 掛川市2年連続 人件費補助など奏功

     掛川市は11日までに、2022年度当初の国定義の待機児童数が2年連続でゼロになったと発表した。新たな保育所の整備に加えて、定員拡大に向けた人件費補助などのソフト対策が奏功したとしている。  市によると、認可保育園などへの入園申込者数は前年比131人増の2807人。千羽すぴか保育園(同市千羽)、おおぶちそよ風こども園(同市大渕)の開園で、定員が前年比90人増の3101人に拡大した。  国の定義で計上されない潜在的な待機児童数は95人だった。内訳は幼稚園・預かり保育利用など施設入所が48人、在宅保育は47人。  女性の就業率上昇や幼児教育・保育の無償化で、入所希望者は増加傾向にある。市は、育児休

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  • 就労継続支援B型事業所「掛川工房つつじ」 無農薬野菜の苗を販売開始 事業の多角化目指す

     掛川市の社会福祉法人掛川芙蓉会が運営する就労継続支援B型事業所「掛川工房つつじ」(同市長谷)が昨年11月から、無農薬野菜の育苗に挑戦している。12日から苗の販売を始める。同事業所の主力事業である祭りの軒花(のきばな)販売がコロナ禍で大幅減収となったため、事業の多角化により利用者の工賃増加を目指す。  農機具の販売や開発を行う内山商会(同市城西)と連携して行う。利用者は発光ダイオード(LED)照明と自動の灌水(かんすい)装置を搭載した同社の多目的スマート育苗機を使って作業する。育苗機で発芽させ、ある程度成長したら苗をポットに移し、ビニールハウスでさらに大きくなるまで育てる。  現在は担当する

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  • 音楽教室修了で演奏、家族に感謝 掛川

     掛川市の兵藤楽器店は10日、中東遠地域のヤマハ音楽教室に8年以上通った生徒の修了コンサートを同市の美感ホールで開いた。生徒が集大成を披露するとともに、保護者に長年の感謝を伝えた。  幼児期から8年以上グループレッスンを受けた小学生や中学生10組26人が参加し、エレクトーンやピアノのアンサンブル演奏を披露した。兵藤敦志社長は「安定感のある演奏だった」と講評し、生徒一人一人に表彰状を渡した。生徒はこれまで支援してくれた家族に対し、「ピアノを9年間続けさせてくれてありがとう」「将来は音楽関係の仕事に就きたいです」などと感謝と決意を述べた。

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  • 茶況(4月11日)県産露地物 初上場 静岡茶市場

     静岡茶市場に県内産一茶の露地物が初上場した。丸子の近藤早生(わせ)の手摘み26キロで、毎年購入する問屋が平年並みの価格で仕入れた。  静岡市中には、初倉の品種物が届いた。初倉は来週にかけて生産工場が増える見通し。相良も一部で週内にも摘採が始まる。  県外産一茶は、鹿児島県本土物が静岡茶市場に6700キロ上場した。頴娃と知覧が中心で、親値は5千円台から3千円台が多い。郡部問屋は「早いペースで数量が増えている。コワ葉化する前に仕入れたい」と話す。  藤枝 JA茶業部藤枝工場の新茶初取引は21日に行われる見通し。例年並みで、昨年より6日遅い。  島田、金谷、川根 JA川根センターは11日に川根地

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  • 多頭飼育崩壊防ぐ連携強化 兆候の察知、地域住民と/富士保健所動物保護第2指導班長・長谷川久氏【本音インタビュー】

     多数の動物を適切に管理できない「多頭飼育崩壊」が社会問題化する中、県は本年度、独自のチェック表を福祉関係者に配布し、崩壊の危険度判定を始める。現場対応の課題や今後の取り組みを聞いた。  -多頭飼育崩壊の原因と被害は。  「たくさんの動物に囲まれていることに依存する飼い主の心理状態や繁殖制限の知識不足、高齢になって十分な世話ができなくなるなど原因はさまざま。繁殖が始まってしまうと、費用面もあって飼い主だけでは対処できなくなり、悪化が連鎖する。地域から孤立して一人で抱え込む例が多い。ふん尿が堆積した不衛生な環境で動物の健康に支障が出るだけでなく、飼い主の衣食住も悪化していく。異臭やほえ声の騒音

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  • 鳥のグッズが全国から 「ことり万博」前期10日まで 掛川

     全国の作家が鳥のグッズを販売する「第5回ことり万博」が9日、掛川市の掛川花鳥園で2年ぶりに始まった。4日間で200人余りの作家が出展する。  鳥が好きな作家が集まり、アクセサリーやバッグ、Tシャツなど多彩な作品を並べた。北海道登別市の陶芸作家、陳野原久恵さん(58)は4回目の参加。出展した皿やカップはさまざまな色の釉薬(ゆうやく)を使って鳥を表現した。「待っていてくれたお客さんが多くうれしかった」と久しぶりの参加を喜んだ。  ことり万博の日程は前期、後期に分かれている。前期は10日まで。後期は16日、17日に開催する。

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  • 時代劇「千代のねがい 一豊の決意」 掛川、殺陣チームが華麗にPR

     掛川市生涯学習センターは9日、7月に同センターで行う創作時代劇「千代のねがい 一豊の決意」(静岡新聞社・静岡放送後援)の事前プロモーションを掛川城本丸広場で実施した。舞台で立ち回りを演じる殺陣(たて)チームが迫力のあるパフォーマンスを披露した。  殺陣やアクションを展開する「ギャラクシーアクションクラブ」のメンバーが参加し、音に合わせて華麗に刀を振り、観客を魅了した。千代役の磯部はるかさん=浜松市=は「千代の強い意志と夫を支える奥ゆかしさを表現したい。若い人にも掛川で活躍していた人を知ってほしい」と話した。  劇は掛川城を舞台に、城主の山内一豊と妻千代の生きざまを描いた物語。本格的な殺陣や歌

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  • 祖国の戦禍知って 掛川に住む出身者が訴え ウクライナ侵攻

     掛川市に暮らすウクライナ人の会社員トリティアコブ・マクシムさん(32)が8日、同市役所を訪れ、ロシアによる祖国侵攻について「1カ月以上戦争が続いている。まだ信じられない」と心境を吐露した。募金活動の広がりに深い感謝を示し、善意を寄せた人に渡すためのバッジ作りに取り組んだ。  トリティアコブさんはロシア軍の占領下にある南部ヘルソン出身。カナダへの留学を経て2016年12月に来日した。故郷の母親(55)や友人らは無事で、電話で毎日安否を確認している。母親を日本に呼びたい気持ちはあるが、現地は外出がままならない状況で「今は命が危ない」という。18~60歳の男性の出国を原則認めない総動員令の下、57

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  • 「おおぶちそよ風こども園」 掛川に開園、保育園と幼稚園統合

     掛川市の認定こども園「おおぶちそよ風こども園」が8日、同市大渕に開園した。おおぶち保育園と大渕幼稚園を統合し、同保育園の園舎を改装した。社会福祉法人大須賀苑が運営する。  同日、開園式が開かれ、同法人の青野容幸理事長と市関係者ら約40人が新たな船出を祝った。青野理事長は「園児にはたくさんのことに興味を持ち、遊びの中で学んでほしい。安心、安全で居心地の良い園にしていく」と決意を述べた。5歳児23人もステージに上がり、ダンスを披露して式典に花を添えた。  同市大須賀地域では2021年4月の「よこすかぬく森こども園」に続く開園で、同地域の認定こども園化事業は完了した。

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  • 小笠山散策、より楽しく 掛川遊歩会 ハイキングマップ全面改訂

     掛川市の山歩き愛好家グループ「掛川遊歩会」が、掛川と袋井の両市にまたがる小笠山(標高264・8メートル)のハイキングマップを作製した。2010年3月の初版発刊以来の全面改訂になる。  複数のハイキングルートのうち、代表的な7コースを選んで解説を加えた。  従来のマップを広域化して、袋井市側のJR愛野駅やエコパスタジアム周辺からのコースを収録したのが特徴。小笠山の地形や動植物、名所を紹介する動画にアクセスできるQRコードも掲載した。  編集には市民団体「小笠山を愛する協議会」が協力した。B2判で1部300円(税込み)。JR掛川駅構内これっしか処と高久書店(掛川市掛川)、菊川市観光協会(菊川市加

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  • 遠州織物残反の「ふきん」好評 吸水&速乾性、ママ目線で考案

     静岡県外出身で子育て中の女性2人が企画した遠州織物のふきんが、静岡市葵区呉服町の老舗雑貨店「三保原屋」で販売され、評判を呼んでいる。「よそ者」の発想で織物の価値を見つめ直し、生地の製造過程で余る「残反」と呼ばれる布を使って家事で便利な新商品を誕生させた。  商品開発に携わったのは同店販売企画担当の堀麻里子さん(34)=川崎市出身=と、静岡市を拠点に活動するデザイナー小山佐和子さん(43)=大阪府出身=。きっかけは国内外の有名ブランドにも使用される生地の残反が「福田織物」(掛川市)の工場倉庫に積まれたままであるのを知ったことだった。「遠州織物の高い技術を生活の中に取り込むことはできないか」。

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  • DX推進 掛川市「デジタル副市長室」オンラインで開設へ

     掛川市の石川紀子副市長は7日、デジタル技術を活用した変革「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の推進に向けて、オンラインの「デジタル副市長室」を開設する構想を明らかにした。庁内外に向けて、DXを進める狙いを発信し、疑問やアイデアを受け付ける。  久保田崇市長の定例会見に同席して説明した。石川副市長は「優しく温かいDXを推進する。全ての人がデジタルの恩恵を受けられる取り組みや仕組みを強化したい」と決意を述べ、変革に伴う不安の解消に努める考えを示した。  全国公募を経て1日付で就任した石川副市長の主な担当は、DXと広報、働き方改革、ダイバーシティー(多様性)経営―の4分野。久保田市長は、石

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  • 掛川市 ごみ減量日本一 全国より3割少なく 20年度環境省調査

     掛川市の久保田崇市長は7日の定例記者会見で、環境省による2020年度の一般廃棄物処理実態調査(人口10万人以上50万人未満の部)でごみ排出量が少ない自治体として全国1位になったと報告した。全国トップは11年度以来、9年ぶり。  調査によると、市民1人1日当たりのごみ排出量は前年度より11・1グラム少ない616・1グラムで、過去最少になった。全国平均は901グラムで、全国より約3割少ない水準。市の過去の順位は12~17年度は6年連続2位、18年度3位、19年度2位。  久保田市長は、継続的なごみ削減の取り組みに加えて、廃棄物処理施設焼却炉の故障でごみ処理非常事態宣言を発令した影響があったとの見

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  • 新廃棄物処理施設 掛川市、24日に検討委会合

     掛川市は7日、菊川市と合同で整備する新廃棄物処理施設の事業方式などを議論する検討委員会の第2回会合を24日午後1時半から、掛川市役所で開くと発表した。会合は公開で、インターネットを通じたライブ配信も行う。  29日には、地元の掛川市満水地区の住民を対象にした非公開の市民対話集会を開き、検討委の状況報告や意見交換を行う。周辺地区の住民向けには5月14日午後2時から、市生涯学習センター(同市御所原)で同様の集会を公開で開催する。

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  • 民間公募DX推進員 松久さん、大松さん 辞令交付で意欲 掛川

     掛川市は6日、民間公募したDX推進員の松久晃士さん(40)=三島市=と大松良司さん(40)=埼玉県=の辞令交付式を市役所で開いた。デジタル技術を活用して庁内業務や市民生活の改革を推進する。松久さんは働き方改革に関するコンサルティング会社「ワーク・ライフバランス」(東京都)の執行役員で、主に庁内の意識改革を担う。大松さんは健康福祉分野に強みを持つエンジニアで個人事業主として活動する。健康福祉分野のDX推進を担当する。  久保田崇市長から辞令を受けた松久さんは「多くの職員と対話し、意識より行動を変えることを一緒に考えたい」とあいさつした。大松さんは「何が問題かしっかり捉え、民間でできなかったこと

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  • メロンコロッケ 9日「市」で販売 掛川おかみさん会

     掛川市の女性商業者グループ「掛川おかみさん会」は9日午前9時半から正午まで、掛川市駅前のウィタス138前で物産販売会「おかみさん市」を開く。フーちゃん本舗(袋井市)がクラウンメロンの果肉を使って開発したメロンコロッケを販売する。  定番の「おかみさんコロッケ」や地元産の野菜も販売する。問い合わせは大国屋本店<電0537(22)3225>へ。

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  • 掛川の70代女性 カード詐取被害 180万円引き出される

     掛川市の無職70代の女性が7日までに、警察官を名乗る男にキャッシュカード5枚をだまし取られたと掛川署に届けた。口座からは少なくとも180万円が引き出されていた。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。  同署によると、女性宅に6日夕、警察官を名乗る男から「詐欺犯人を逮捕したところ、あなたの口座も被害に遭っている」などと電話があった。その後、女性宅を訪れた男にカードを入れた封筒と別の封筒をすり替えられて盗まれた。7日に金融機関が女性に電話をし、被害が発覚した。

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  • 通学路事故防止 速度取り締まりを実施 掛川署

     掛川署と県警交通指導課は7日、通学路となっている掛川市細田の県道掛川袋井線で、可搬式速度違反自動取り締まり装置を使った取り締まりを実施した。  取り締まりを行った道路の制限時速は30キロ。道幅が約4メートルと狭く、通勤時間帯の抜け道として速度を出すドライバーもいるとして、地元から不安の声が出ていた。  同署交通課の山下利也警部補(39)は「市内では昨年度死亡事故が発生している。速度に気を付けて安全に通行してほしい」と呼び掛けた。  

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  • 掛川茶市場 4月21日新茶初取引

     掛川茶市場取引運営委員会は6日、2022年度新茶初取引を21日に行うと決めた。21年度より5日遅い。  掛川市千羽のJA掛川市茶業研修センターで行う。午前7時開場、7時半開式。式典は感染対策のため屋外で実施する。

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  • 記者コラム「清流」 雨もまたよし

     掛川市横須賀地区で4月初旬の3日間、三熊野神社大祭が開催され、3年ぶりに祢里(ねり)と呼ばれる山車の引き回しが行われた。桜吹雪が舞う中、高さ6メートルの祢里が揺れる姿は華やかで、13町それぞれに特徴があって見応えがあった。 最終日は朝からあいにくの雨。前日の春の陽気とは違い、季節外れの寒気だった。参加者の気持ちが沈まないか心配だったが、祭りを紹介する冊子によると、横須賀では昔から雨が降っても祢里の引き回しを中止したことがないという。 横須賀の人に言われたのは「雨もまたよし」の言葉。町に出ると祢里に専用のビニールシートを掛け、前日と変わらぬ威勢のいい若者たちの声とお囃子(はやし)の音が聞こえて

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  • 登下校中の事故防止へ 掛川 ルール順守呼び掛け

     掛川市交通安全対策協議会は6日、広報街頭キャンペーンを掛川、大東、大須賀の3会場で実施した。  掛川署前の交差点には久保田崇市長ら70人が集まり、パネルやのぼり旗で市民に交通安全を呼び掛けた。同署の清水幸信副署長は開始式で、市内の人身事故件数が昨年に比べて減少傾向であるのに対し、負傷者数が増えていると説明した。「登下校中の事故をなんとしても防ぎたい」と強調し、参加者に協力を訴えた。  

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  • 大自在(4月6日)教員不足

     学びやに新たな仲間を迎え、在校生は新学年での生活をスタートさせる時期となった。先生たちもこれからの1年間、教室で繰り広げられる出来事に思いをはせ、教育という営みに携わる自身を改めて見つめ直しているだろう。  そんな先生について、気掛かりな実態がある。文部科学省が全国の公立小中高校などの教員不足の状況を初めて調べたところ、昨年4月時点で2558人が計画通り配置されていなかった。学級担任が埋まらず、校長や教頭らでカバーするケースもあった。  背景には長時間労働などによる教職への志願者減がある。教員が病気や出産で長く休んだ場合、教員免許を持ちながら採用試験に合格できていない人などで一時的に補充して

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  • 災害時に移動式ホテル提供 掛川市、千葉の企業と協定 

     掛川市とホテル事業のデベロップ(千葉県市川市)は5日、大規模災害時に同社が保有・管理する移動式宿泊施設を市に提供する協定を締結した。平時はホテルとして運営しているコンテナ型の客室を市内に移設して、仮設宿泊所などとして活用する。  県内自治体と同社との協定は初めて。久保田崇市長と岡村健史社長が同日、市役所で協定書を交わした。岡村社長は「何かあった時に役に立ちたい。われわれの資源は惜しみなく情報提供していく」と述べた。久保田市長は「協定をきっかけに、災害に強いまちづくりを一層、進めていく」と感謝した。  同社は2020年4月に長崎市に停泊するクルーズ船内で新型コロナウイルスが広がった際、医療従事

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  • おいもや(掛川市)関谷夕佳社長 協業の商品開発に注力【キーパーソン】

     インターネット通販サイト「楽天市場」の優良店を決める「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2021」でスイーツジャンル大賞を受賞した。受賞は16年連続。サツマイモを使ったスイーツ専門店として商品開発に磨きをかけている。  ―支持を集めたポイントは。  「非対面のネット通販でも、すぐそばにいるような接客を重視している。顧客とコミュニケーションを取り、畑で収穫を体験してもらうイベントなどを企画してきた。設立時は干し芋に限られていた商品は、大福やスイートポテトなど100点を超えている。こだわりはサツマイモに特化した商品。軸はぶれないのが理念だ」  ―地域貢献の考え方は。  「高齢化で農業の担い手が減って

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  • 交通安全啓発品 掛川市に500個寄贈 全矢崎労組2支部

     春の全国交通安全運動(6~15日)に先立ち、全矢崎労働組合の大東、大浜両支部は4日、掛川市に交通安全啓発グッズ500個を寄贈した。両支部の執行委員長ら6人が市役所大東支所に届けた。  グッズは、吸盤で車内に取り付けられるよう加工した手作りの交通安全標語カード。大東支部の菅仁執行委員長は「標語を目にするだけで意識が高まる。安全のために役立ててほしい」と述べた。  市はグッズを大東支所窓口などで無料配布する。

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  • 野球好き⚾のびのび育成 理学療法士ら学童チーム発足 掛川

     「野球を好きになってもらいたい」。勝利至上主義、父母会の負担など野球人口減少につながる“慣習”から脱却しようと、県内の理学療法士が中心となって学童野球チーム「グッドフェローズ」を立ち上げた。児童の発育段階や個人差に配慮し、科学的知見に基づいた指導を信条とする育成型チーム。9日、掛川市立上内田小グラウンドで開く体験会で本格始動する。  甲賀英敏代表(43)=県高校野球連盟メディカルサポート代表、中東遠総合医療センター勤務=ら運営、指導にあたる理学療法士は高校野球の現場での経験が豊富だ。甲賀さんは「強豪校ほど選手の7割程度に既往症がある。特定の選手の使いすぎが原因」と危惧

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  • 待ち焦がれた祢里引き回し、威勢よく 掛川・三熊野神社大祭

     掛川市横須賀地区で1日から3日まで、三熊野神社大祭が行われた。3年ぶりに祢里(ねり)と呼ばれる山車の引き回しがあり、笛太鼓の音色や威勢のいい掛け声が町に響き渡った。  高さ6メートルの華やかな祢里は横須賀の名物。暖かく晴れた2日と雨が降る3日に、全13町の祭り青年らがお囃子(はやし)に合わせて祢里を揺らした。横須賀区祭典総代会の芳野康広会長(59)は「2年間、何もかも止まり、伝統文化が継承できなくなっていた。祭り好きな町に楽しみが戻ってきた」と話した。  西新町旭組は3月11日の公民館の火災でお面や衣装、天幕の一部が焼失したが、他の町から太鼓の練習場所を借りたり、彫師が新しいお面を2週間で仕

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  • 掛川市吉岡弥生記念館 至誠貫天地(1931年)【美と快と-収蔵品物語㉓】

     医学部医学科のある全国81の国公私立大が実施した2021年度入試で、女性の合格率が初めて男性を上回った。城東郡嶺向村(現掛川市)出身で、東京女医学校(現東京女子医大)を創立した吉岡弥生(1871~1959年)は、この報をどう受け止めるだろうか。男尊女卑が根強い時代、不当な苦労を強いられながら女性医師の育成に専心した。同市吉岡弥生記念館には、弥生が生涯大切にした言葉「至誠」を表現した書が収蔵されている。   女性医師育成の信条    弥生は進取の気性に富んだ漢方医である父の下で医師を志し、東京の医学校「済生学舎」に入学。1892年に日本で27番目の女性医師になった。故郷で

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  • ご神木「垂木の大杉」から着想 「共存共栄」お守り授与開始 掛川・六所神社

     掛川市上垂木の六所神社が1日、共存共栄の加護をいただくお守り「共生守」の授与を開始した。杉の幹の真ん中からヤマザクラが咲くご神木から着想を得た。桜と共生する杉をデザインし、多様性を認め合う社会の実現に願いを込めている。  ご神木は市指定文化財・天然記念物の「垂木の大杉」で、高さ18メートル、根回り6・7メートル。幹内部の空洞にヤマザクラが根付き、約20年前から花を咲かせるようになった。  戸塚友美宮司によると、杉の傷みを懸念して何度かヤマザクラを剪定(せんてい)したが、たくましく枝を広げ続けた。樹木医からは、ヤマザクラの根が杉の空洞を通って地面に届いているため、杉に悪影響を与えることはないと

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  • 非行少年 立ち直り支援へイベント 掛川、映画上映など

     子どもの居場所づくりを支援する掛川市の市民団体「にじいろスマイル掛川」(前田賢二代表)は2日、にじいろフェスタを同市の美感ホールで開いた。  フェスタは昨年に続き2回目。非行少年らの立ち直りを支援し、理解を広げようと、女子少年院のドキュメンタリー映画の上映会や少年院「駿府学園」の写真パネルの展示を実施した。このほか音楽ライブや保護猫の譲渡会、駄菓子の販売も行い、約200人が来場した。

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  • 避難民支援へ 募金箱設置 掛川市役所など

     掛川国際交流センターは1日、ロシアの侵攻から逃れたウクライナ避難民を支援するための募金箱を掛川市役所本庁舎と掛川商工会議所に設置した。市民活動団体の協働遠州を通じてウクライナ大使館に届ける。  市役所内の設置場所は1階総合案内と2階掛川国際交流センター事務局の2カ所。善意を寄せた人には、唯一の市内在住ウクライナ人トリティアコブ・マクシムさんのメッセージ入りバッジを渡す。

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  • 静岡県人口359万3524人 3月推計 22カ月連続減

     静岡県がこのほど公表した3月1日現在の本県の推計人口は359万3524人で、前月に比べ3119人減少した。人口減少は22カ月連続。  出生数から死亡数を引いた自然動態は2547人減(出生1629人、死亡4176人)、転入数から転出数を引いた社会動態は572人減(転入8801人、転出9373人)。自然動態は2011年11月から125カ月連続、社会動態は3カ月連続の減少となった。  市町別では、伊豆の国市(15人増)と函南町(10人増)で人口が増加した。自然動態はすべての市町が減少する中、社会動態は11市町で増加した。伊豆の国市の58人を筆頭に、浜松市52人、函南町38人、袋井市34人、湖西市2

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  • 94歳の誕生日に達成 粟ケ岳2000回登頂 掛川の松浦さん

     掛川市東山の粟ケ岳(標高532メートル)を2千回登頂した松浦勇さん(94)のお祝い会が1日、麓の東山いっぷく処で開かれた。同日は松浦さんの誕生日で、登山仲間が2千回達成と松浦さんの長寿を祝福した。  元茶農家の松浦さんは粟ケ岳の中腹に住み、ほぼ毎朝6時から一時間をかけて登っている。2015年頃から登頂を数え始め、毎回、登山道の途中にある岩に小枝を並べて日付を記す。登山客の間でも話題になり、登頂記念として写真を撮る人が多い。  お祝い会は東山いっぷく処のスタッフや登山仲間がくす玉やクラッカー、手紙を用意して盛大に祝った。松浦さんは「天気が良ければ明日も登る」と元気よく語った。3月31日の登山中

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  • 子育てに優しい3事業所を認定 掛川市

     掛川市はこのほど、いずれも市内に拠点を構える保育サービスのコドモロジーと電気機器製造販売のNECプラットフォームズ、スルガ銀行掛川支店の3事業所を「子育てに優しい事業所」に認定した。認定取得済みのエルピースタッフ掛川事業所と掛川市役所の2事業所は、認定の階級を引き上げた。  子育てに優しい事業所の認定制度は2017年に始まった。社会保険労務士との協働事業で、子育て支援制度の充実度や職場環境などを審査して認定する仕組み。認定を受けると、社会保険労務士の助言が受けられるなどの利点がある。同日、市役所で交付式を行い久保田崇市長が各事業所の代表に認定証を手渡した。認定事業所は計38事業所になった。

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  • 掛川の愛好家グループ 鮮やかな碑文谷彫 作品80点を紹介

     絵画と彫刻を組み合わせた工芸絵画「碑文谷彫(ひもんやぼり)」の愛好家グループ「掛川碑文谷彫の会」の作品展(静岡新聞社・静岡放送後援)が1日、掛川市御所原の市生涯学習センターで始まった。6日まで。  碑文谷彫は板に描いた下絵の輪郭を彫って彩色する技法で、鮮やかな色と立体感が特徴。会員16人が出品した80点を展示した。題材は動植物や風景などさまざま。ウクライナへの連帯を示すため、国旗色の青と黄にライトアップされた掛川城を描いた作品もある。  作品展は3年ぶり。宮本守代表(84)は「彫りや色づけで会員の技術が向上して、見応えがある展示内容になった」と話す。

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  • 民間公募の掛川副市長 石川氏が就任 「経験活用し力尽くす」

     静岡県内初の民間公募副市長として掛川市に登用された石川紀子副市長(46)が1日、市役所で久保田崇市長から辞令を受けた。任期は同日から4年間。辞令書を受け「民間の経験やネットワークを活用して、掛川の今と未来のために力を尽くす」と決意を述べた。  石川副市長はNEC出身。3月末で退社し、副市長に就いた。主な担当はデジタル化推進や働き方改革などに関する市政改革。「横断的なテーマにはチームで前に進めていきたい」と述べ、幹部職員に協力を求めた。  公募には全国から1498人が応募した。女性副市長は同市初。久保田市長は「時代の変化に対応していくにはスピード感と柔軟性が必要。石川さんの活躍が市の発展につな

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  • デジタル化を推進 新年度の計画説明 掛川商議所が総会

     掛川市の掛川商工会議所はこのほど、2021年度の通常議員総会を同商議所で開いた。22年度の事業計画について、デジタル化の推進など重点事業7項目を積極的に進めるとした。  重点事業はこのほか感染症を含むBCP(事業継続計画)策定支援、事業承継と創業支援、意見要望活動など。藤田哲男会頭は「感染予防をしながら経済を回すため、コロナの影響を受けた事業者や挑戦する事業者の支援に取り組む」とあいさつした。  優良店舗表彰では佐々木製茶の茶の庭が大賞を受賞し、佐々木余志彦社長が表彰を受けた。優秀賞は小崎葛布工芸。特別賞は走る本屋さん高久書店、手仕事工房めだかやに決まった。  初めて実施した働く人フォトコン

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  • 公表範囲を縮小 職員の新型コロナ感染 掛川、菊川、御前崎3市

     掛川、菊川、御前崎各市は31日、職員が新型コロナウイルスに感染した場合の公表範囲を縮小し、感染者が出る度に情報発信していた体制を見直すと明らかにした。4月1日以降は市民生活に影響が及ぶ場合を除いてメールや会員制交流サイト(SNS)の配信はせず、ホームページ(HP)への掲載のみとする。御前崎市はHPにも掲載しない。  各市は市民生活に影響が及ぶ例を「濃厚接触者の特定が困難」「公共施設や部署でクラスター(感染者集団)が発生した」「業務を一時的に停止した」などとし、この場合は報道発表も含めてHP、メール、SNSで公表する。  園や学校の学級閉鎖はHPなどで従来通り公表する。

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  • 三ケ日みかん風味のかりんとう発売 遠鉄ストア

     スーパーの遠鉄ストア(浜松市中区)は1日、「三ケ日みかんかりんとう」を発売する。三ケ日みかんのピューレを使い、甘酸っぱくフルーティーな菓子に仕上げた。  地元の特産を使ったかりんとうシリーズの4商品目で、パン・菓子製造販売のパントーネ・システム(掛川市)と共同開発した。さくさくとした食感と、ミカンのさわやかな香りが特徴。100グラム入り、税込み価格は213円。遠鉄ストア全33店で初年度、3万袋の販売を計画する。  地元食材のかりんとうはこれまで「クラウンメロン」「浜名湖のり」「いなさ牛乳」を発売した。かりんとうの主要購入層である60代以上に加え、30~50代の購入が増えているという。

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  • 静岡県内JA各連合会 新年度事業案を承認

     JA静岡中央会とJA静岡経済連などの各連合会は29日、臨時総会を静岡市駿河区の農業会館で開き、生産拡大に向けた農業現場への先端技術導入、新規担い手確保など新年度事業計画を承認した。  静岡茶の販路開拓や、農業者の事業継続計画(BCP)策定支援などを展開していく。大井川、ハイナン、掛川市、遠州夢咲、遠州中央の5JA連携による、販売や営農指導の継続も盛り込んだ。  JA静岡中央会の青山吉和会長は、新型コロナウイルス禍やウクライナ情勢悪化などを踏まえ「先行きが不透明な中、健全な農業経営に向けて改革を続ける」と語った。

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  • 茶況(3月31日)有機栽培茶専用工場が設立総会 掛川

     掛川市初馬で有機栽培茶の専用工場を運営する会社「かけがわ有機の郷(さと)」は30日、設立総会をJA掛川市本所で開いた。社員や茶商ら関係者50人が出席した。  同社は昨年11月に設立した。五明茶業組合、原泉茶業組合、倉真製茶、原泉農園の23人で構成され、有機栽培茶の生産や荒茶加工を行う。佐藤勝彦社長(66)は「経営を軌道に乗せ、後に続く若い生産者たちが茶業に魅力を感じるような会社を目指す」とあいさつした。今年の新茶期から、一般的な栽培茶はそれぞれの工場で加工し、並行して有機栽培茶を専用工場で加工する。専用工場への集約で作業効率や品質の向上を図る。

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  • 犯罪被害者支援で連携 掛川市、警察などと協定

     掛川市犯罪被害者等支援条例が4月から施行されることを受け、同市は29日、被害者支援の連携協力に関する協定を掛川署、静岡犯罪被害者支援センターとそれぞれ締結した。  久保田崇市長、菊地邦宏署長、支援センターの白井孝一理事長が出席し、協定書に署名した。条例により市役所に被害者支援の総合窓口が設置できるほか、病院の付き添いや見舞金給付などの支援ができる。協定では被害者が複数の機関で重複して説明することを避けるため、情報の共有や秘密を保持することなどを確認した。  2008年にアフガニスタンで武装勢力の凶弾に倒れた伊藤和也さんの同級生である久保田市長は、条例制定に当たり伊藤さんの家族にヒアリングした

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  • 広域連携、貧困対策 市長に政策提言 掛川市議会

     掛川市議会は30日、各常任委員会が1年間の調査研究の成果としてまとめた政策提言を久保田崇市長に提出した。提言は広域連携と子どもの貧困対策の2分野。広域連携を推進する庁内研究会の立ち上げや就学援助制度の充実などを求めた。  松本均議長ら議員6人が届けた。広域連携については「中東遠地域を市が主体的にけん引することを期待する」として、研究会設立のほか、広域的なデジタル化推進や新東名高速道森掛川インターチェンジを活用した土地利用と地域活性化策の展開を盛り込んだ。  子どもの貧困対策では、市が2021年10月に創設した「掛川SDGsプラットフォーム」に触れた上で、賛同したパートナー企業・団体と連携して

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  • 揺れる廃棄物処理施設建設 掛川・菊川、地元不安に「再検討」

     掛川、菊川の両市が整備する新たな廃棄物処理施設の建設計画が揺れている。現施設の火災損傷や地元不安の高まりを受けて、基本構想の前提が崩れたためだ。静岡県内で初めて導入しようとした産業廃棄物の受け入れと民設民営の整備手法は「ゼロベースでの再検討」をするとかじを切り、論点は公共ごみ処理システムの安全性と持続可能性の深掘りに立ち返った。  計画が住民の反発を招いた主な要因は、扱うごみに建設廃材など産廃を含めたこと。地元の掛川市満水地区は2月、「産廃の処理施設は到底受け入れられない」とする要望書を両市に提出した。周辺でも、処理に伴う危険性や騒音、異臭への懸念が高まっている。  「廃材はリサイクルが加速

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  • 有機茶専用工場稼働へ 掛川の新会社、生産体制構築目指す

     掛川市北部の荒茶共同工場など4組織が昨年設立した有機栽培茶専門の新会社「かけがわ有機の郷(さと)」が近く、初の新茶期を迎えて工場を稼働させる。近年は緑茶の輸出拡大とともに、海外の農薬基準に対応する有機栽培茶の需要が高まっている。佐藤勝彦社長(66)=五明茶業組合=は「結果を出して有機茶に挑戦する若い世代を増やしたい」と持続可能な生産体制を整える構えだ。  同社は昨年11月、五明茶業組合、原泉茶業組合、倉真製茶、原泉農園が協力し、同市初馬で使われていなかった工場を有機栽培茶専用として運営する。県中遠農林事務所によると、別々の組織が一つの有機栽培茶の工場を設置するのは県西部では初めて。各工場で行

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  • 掛川市地域おこし協力隊 芳川さん報告 活動エリア拡大に意欲 

     掛川市第1号の地域おこし協力隊として2021年8月から活動している芳川翠さん(33)が28日、市役所で報告会を開き、活動を振り返った。2年目の22年度は活動エリアの拡大などに意欲を示し「さらにパワーアップして活動を全うする」と力を込めた。  21年度は、かけがわ粟ケ岳山麓農泊推進協議会の事務局を務める傍ら、地図に示されたポイントを徒歩で巡るロゲイニングのイベント企画に携わった。22年度は活動地域を中山間地から市内全域に広げて、沿岸部を含めたシティープロモーションに取り組む。  芳川さんは「人と食べ物も目的地になり得る」と述べ、魅力的な人材の紹介に注力する考えを示した。隣接する菊川市の地域おこ

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  • 公会堂の完成祝う 掛川・城北町区

     掛川市城北町区は27日、建設を進めてきた新公会堂と屋台小屋の完成を記念する式典を同所で開いた。地元区長や施工関係者ら約50人が出席し、地区拠点の建て替えを祝った。  町区の発足50周年の節目に合わせた事業。新公会堂は地元産材を使った木造平屋建てで、延べ床面積は屋台小屋を合わせて255平方メートル。旧公会堂の解体などの費用を含む総事業費は5800万円で、区費と借入金を充当した。  町区の50周年記念事業検討委は新公会堂建設に向けて、区民から要望の聞き取りなどを重ねてきた。検討委の鈴木征勝代表は「建設のための臨時徴収やカンパの受け付けを行わずに区費で賄ったのは、全区民が気兼ねなく使えるようにする

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  • 記者コラム「清流」 地域のシビックプライド

     掛川市初の女性副市長が4月、誕生する。民間公募で選ばれたNECの石川紀子氏。会見で、報徳思想が根付く風土と市民性を市の魅力に挙げ「シビックプライド(まちに対する市民の誇り)が高い」と表現した。  あまりなじみのないカタカナ語だが、言い得て妙だとも思った。意味は愛郷心や郷土愛に近いが、微妙にニュアンスが異なる。土地で生まれた人もよそからの移住者も分け隔てなく、同じ目線でまちの将来を語り合える概念だと受け止めた。  市内でまちづくり活動に汗を流す人の中には移住者も多く、思いの強さに感心する。県外から移住する新副市長は「市民との共創で物事を進めたい。そういう土壌はある」と見通していた。相乗効果に注

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  • 千羽すぴか保育園が完成 遊戯室、ユニークな設計 掛川

     掛川市の社会福祉法人ゆにわ会が市の補助を受けて建設を進めていた「千羽すぴか保育園」(同市千羽)が完成し、法人が28日、現地で落成式を行った。増田多朗理事長と市関係者ら約70人が出席し、保育への貢献を誓った。  園舎中央に天井が高い遊戯室を配置したユニークな設計が特徴。総事業費は5億5千万円で、このうち市が1億7900万円を補助した。今後整備する畑や裏山を合わせると敷地は約1万3千平方メートルで、広い庭を生かした土いじりや水遊び、農業体験ができる。  定員は120人で、4月4日に初の園児を迎える。増田理事長は「全ての人が楽しみながら働き、子育てして地域を守っていくことが大切。この場所で保育に携

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  • 全国高校選抜アーチェリー 男子個人・高見(浜松湖東)5位入賞

     全国高校選抜大会は28日、各競技を行った。アーチェリーは掛川市のつま恋で男女の決勝トーナメントを実施し、県勢は男子の高見大河(浜松湖東)が準々決勝まで進み5位入賞を果たした。女子は重森萌花(知徳)が2回戦で、優勝した三輪紗愛(大阪・近大付)に敗れた。  アーチェリー(掛川市つま恋リゾート彩の郷第1多目的広場)  ▽男子決勝トーナメント1回戦  川嶋涼矢(浜松湖東) 6―2 白戸仁弥(青森・八戸工大一)  松野智一(浜松商) 6―2 鳩宿飛優(鹿児島・鹿児島工)  高見大河(浜松湖東) 6―2 中島大(神奈川・桐蔭学園中教校)  ▽同決勝トーナメント2回戦  渡辺颯真(埼玉・栄東) 6―4

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  • 193バレーブリューイング(島田市) 渡辺威夫さん 茶農家に縁、思い込め【しずおかクラフトビール新世㉒】

     島田市の伊久美地区と縁を紡いで丸10年。193[イチキューサン]バレーブリューイング(同市)の渡辺威夫醸造長(30)は、2月に完成した、地元産茶葉を使ったビール2種を前に来し方を振り返った。「今までのつながりに、やっと答えが出た気がする」  伊久美に初めて来たのは、東京農大の学生だった2011年12月。環境保全や食に関わる課題解決を目指す学生のネットワーク「世界学生フォーラム」の活動の一環として、先輩に導かれた。  東京生まれで、島田市や静岡県に特別な思いはなかった。中山間地の少子高齢化、過疎化の対策を実地研修を交えながら考える上で適切。伊久美はそうした意味合いで選ばれた地域だった。茶の栽培

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  • 「ロミオとジュリエット」聴き比べ 4月3日、浜松交響楽団定演

     浜松交響楽団は4月3日午後2時から、第92回定期演奏会「2つのロミオとジュリエット」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松大ホールで開く。3月27日は同ホールで、全体練習を行った。  チャイコフスキーの幻想序曲「ロミオとジュリエット」とプロコフィエフの組曲「ロミオとジュリエット」を中心にした構成で、作曲家による表現の違いを聴き比べてもらう。ハンガリーを拠点に活躍する井崎正浩さんがタクトを振る。  本番ではほかに、掛川市出身のバイオリニスト長尾春花さんがベートーベンの「ロマンス」などを披露する。  チケットはS席2千円、A席1500円。問い合わせは浜響事務局<電053(45

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  • アーチェリー、静岡県勢4人決勝Tへ 全国高校選抜大会

     全国高校選抜大会は27日、各競技を行った。掛川市のつま恋で開幕したアーチェリーは予選ラウンドを実施し、県勢は男子の川嶋涼矢(浜松湖東)が24位、松野智一(浜松商)が25位、高見大河(浜松湖東)が30位、女子の重森萌花(知徳)が34位で、それぞれ28日の決勝トーナメントに進んだ。女子の沢田藍(常葉大菊川)は予選通過はならなかった。  ■川嶋 安定感光る  予選ラウンドを突破した男子の県勢3人の中で、トップの572点をマークした川嶋(浜松湖東)は「静岡の中で自分は3番手の選手だった。トップを取れると思っていなかったので、うれしい」と満足感を漂わせた。  安定感が持ち味だ。この日は前半278点、

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  • 新団員70人決意 掛川市消防団が入退団式

     掛川市消防団は27日、2022年度の入退団式を市総合体育館さんりーなで行った。任命を受けた新入団員70人を代表して、島本達弥さん(東山口分団)が「良心に従って誠実かつ公平に消防の任務を遂行する」と宣誓した。  入退団者と来賓ら約300人が出席した。鈴木智彦団長は訓示で、大規模な消防団改革に取り組むことを明かした上で「行事や訓練を見直し、消防団に入りやすく活動しやすい環境を構築していく」と述べた。  退団者は103人で、22年度当初の団員数は前年度比33人減の754人。

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  • 市道初馬水垂線が開通 掛川、市道郡道坂線のバイパス

     掛川市の水垂区と初馬区を結ぶ市道郡道坂線のバイパス市道初馬水垂線が25日、開通した。  郡道坂線は城北小の通学路に指定されている生活道路だが、最小幅員が6メートルと狭く、長年バイパス化が望まれていた。開通した初馬水垂線は幅員16メートル、延長730メートル。事業期間は2007~21年度で事業費は11億円。開通で、東名高速道掛川インターチェンジから、東西の幹線道路である県道日坂沢田線、国道1号掛川バイパス、県道方の橋薗ケ谷線、県道焼津森線が南北につながった。  郡道坂線は5月31日まで、工事のため通行止めとなる。

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  • 高齢者支援 タクシー料金助成を要望 掛川の4地区まちづくり協

     掛川市南部の千浜、睦浜、土方、大坂の4地区まちづくり協議会はこのほど、高齢者へのタクシー料金助成を求める要望書を市に提出した。大阪地区の柴田茂会長ら4会長が市役所に久保田崇市長を訪ねて、交通の便が悪い地域の実情を伝えた。  要望書は、市が実証実験として展開している支援事業「お達者半額タクシー」を拡充して制度化を求める内容。実証実験で定めている上限額や利用時間の撤廃、対象年齢の引き下げを要望したほか、半額助成(上限千円)とする補助の割合を上限なしの6割助成とするよう求めた。  市は2022年度、市地域公共交通網形成計画を改定する。柴田会長は「通院にも苦労している。計画に組み入れてほしい」と話し

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  • 建築美&お菓子 掛川「竹の丸」にスイーツカフェ 3月28日開店

     掛川市の指定文化財「竹の丸」に28日、スイーツカフェがオープンする。近代和風建築の美しさを感じながら、地元食材を使ったお菓子を味わうことができる。  指定管理する掛川グランドホテルが市内産の抹茶と不知火(しらぬい)を配合したフィナンシェや、1月の王将戦7番勝負第1局で藤井聡太五冠が食べたケーキ「CHABATAKE」などを販売する。竹の丸ではこれまでも土間でドリンクを提供していたが、スイーツカフェは庭園と座敷を活用してより開放的な空間にした。  竹の丸は掛川城の北側に位置する。明治36(1903)年に代々葛布問屋を営んでいた松本家が建てた。  カフェの営業時間は午前11時から午後5時まで。

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  • 茶況(3月24日)JA掛川市が萌芽調査開始 生育順調 やや早め

     JA掛川市は24日、一番茶シーズンを前に茶園の萌芽(ほうが)調査を始めた。同JAや県中遠農林事務所、市の職員ら9人が、掛川市内の6地区で定点茶園を調べた。初日の萌芽率は20・4%で、前年の33・2%を下回った。  上内田、東山、西郷、原泉、原田、和田岡地区の茶園で調査した。2月の平均気温はやや低めに推移したが3月はやや高く、雨量も適量のため、生育は順調に進んでいる。過去7年間の萌芽率から、平均より1~2日程度早い生育という。  同JAの中村貴司茶業課長(48)は「ここまでの生育は順調。平年より高い気温となる予報のため、今後も順調に進むことを期待する。防霜対策を徹底してほしい」と話した。  調

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  • デジタル技術活用 粟ケ岳来訪者分析 掛川市が実証実験

     掛川市は25日、市内行楽地の粟ケ岳でデジタル技術を使って来訪者の属性を把握する実証実験を始める。行楽客の年齢層や性別、人数などを分析することで、ターゲットを絞った観光振興策の展開につなげる狙いがある。  粟ケ岳世界農業遺産茶草場テラスに人工知能(AI)で人流と人物像を分析するシステムを利用した測定カメラを設置する。カメラが捉えた映像から属性を判断し、データを蓄積する。個人情報に配慮して、映像は保存しない。  実験は、桜の開花で大勢の行楽客が見込まれる4月8日まで。市観光交流課は「データを活用して、より効果的なイベントを考えていく」としている。

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  • 予算決算委を新設 常任委、4委員会に 掛川市議会閉会

     掛川市議会2月定例会は24日の最終本会議で、常任委員会として予算決算委員会を新設することを盛り込んだ市議会委員会条例改正案を全会一致で可決した。施行は4月1日。常任委は既存の3委員会(総務、文教厚生、環境産業)に予算決算委を加えた4委員会になる。予算決算委は議長を除く全議員が委員になり、一般会計予算案など予算と決算に関する議案を総合的に審査する。部門別に詳細な審査と論点整理を行う3分科会を設ける。市議会はこれまで、予算・決算関連議案は内容によって既存の3常任委に分割付託してきたが、議案一体の原則に反するとして審査方法の見直し議論を進めていた。  最終本会議では2022年度一般会計当初予算案や

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  • 茶況(3月23日)絵柄グランプリに中学生 牧之原「お茶はがき」

     牧之原市茶業振興協議会の「静岡牧之原茶宣伝隊」はこのほど、はがき型の一煎茶パック「お茶はがき」のパッケージデザインコンテストの表彰式を市内で開いた。グランプリには榛原中(同市)2年の伊藤莉子さんの作品「牧之原の茶」が選ばれた。  同コンテストには県内外から59点の応募があった。グランプリ作品のイラストは今後、静岡牧之原茶の広報活動に活用されるという。伊藤さんは「大好きなお茶のおいしさを、もっと多くの人に伝えることができれば」と話した。  そのほかの主な受賞者は次の通り。  準グランプリ 鈴木理絵(青森県)▽岩本賞 大塚貴子(掛川市)

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  • 高天神社に献上 新茶を初摘み 掛川

     掛川市の土方良質茶研究会とJA遠州夢咲は23日、同市上土方嶺向の高天神ハウス茶園で新茶の初摘みを実施した。今年の茶業振興を願い、27日に高天神社に献上する。  初摘みには会員や茶娘姿のJA職員ら25人が参加し、柔らかい芽を一芯二葉で摘み取った。収穫した生葉約6キロは大城茶手もみ保存会が手もみ製茶した。  ハウスは昨年12月末にビニールをかけ、温度と水の管理を徹底してきた。研究会の早川正宏会長(69)は「丹精込めてつくったお茶を今年も皆さんに届けたい」と話した。

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  • 元教職員「笠美会」 有終の日本画展 26日まで掛川

     掛川、菊川、御前崎市の退職教職員でつくる「笠美会」の第32回日本画展が23日、掛川市生涯学習センターで始まった。26日まで。会員の高齢化により展示会は今回が最後となる。  会員9人が24点を出展した。作品の題材は花や人物など。理想の色を出すため何度も色を重ねたり、筆の太さを変えて細部まで表現したりと、半年から1年かけて描いた大作が並ぶ。  同会は1988年に発足した。今後、展示会は行わないが、新たな日本画の会として活動を続けるという。

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  • 絵画と生け花 初のコラボ展 掛川・大東図書館

     掛川市立大東図書館で30日まで、絵画と草月流の生け花のコラボ展が開かれている。計12人が約30点を出展した。  絵画グループ「青美会」と同市大坂で生け花を教える富田暁子さんと生徒が参加した。コロナ禍で発表の機会が減少したことを受け、初めて共同展示が実現した。  絵画は動物や花などを題材にした油彩画と水彩画を展示。生け花は桜や菜の花、コデマリなど季節の花を自由な発想で生けた作品を飾った。月曜休館。

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  • つぶらな瞳に大きながまぐち オーストラリアガマグチヨタカ 掛川花鳥園で26日から公開【動画あり】

     掛川市南西郷の掛川花鳥園に、つぶらな瞳と大きな口が特徴のヨタカの一種「オーストラリアガマグチヨタカ」が仲間入りした。大きながまぐちが和名の由来。26日から一般公開する。  21日は枝の上にじっとたたずみ、近くを人が通ると警戒してくちばしを上げ、上体を伸ばして枝に擬態をするような様子を見せた。  掛川花鳥園に到着したのは1月。一般公開に向けゆっくりと新しい環境に順応させてきた。飼育担当の北條龍哉さんによると、展示環境に慣れてくれば、特徴ある大きな口を開けて餌を食べる姿が見られそうという。  オーストラリアガマグチヨタカの全長はおよそ50センチ。灰褐色で、夜行性。昆虫などを待ち伏せして捕食する。

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  • 「勝つために思い切り」 女子ソフトのNEC、開幕へ意気込み 掛川市役所

     女子ソフトボールの新リーグ「JDリーグ」に参入するNECプラットフォームズ(掛川市)の選手らがこのほど、市役所に久保田崇市長を訪ねて4月の開幕に向けた意気込みを語った。「限界点は通過点」とするチームのスローガンを紹介し、地域に感動を届けると約束した。  西野俊行部長と選手8人が、補強の状況や最近のオープン戦での白星などを報告した。清水汐里主将は「勝つために何が必要か、全員が考えて取り組んできた。思い切り開幕戦にぶつけたい」と力を込めた。久保田市長は「子どもたちの目標になる。ぜひ指導にも力を入れてほしい」と要望した。  リーグは16チームが参加し、各29試合を戦う。掛川球場でのホームゲームは4

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  • 外部からの産廃受け入れに慎重意見 掛川、菊川の新ごみ処理施設 検討委が初会合

     掛川、菊川両市の衛生施設組合が整備する新たな廃棄物処理施設をめぐり、事業方式などを議論する専門家の検討委員会(平井一之委員長)が21日、掛川市役所で初会合を開いた。一般廃棄物に加えて外部から産業廃棄物を受け入れることで費用負担の軽減を図る手法に対し、委員から慎重意見が相次いだ。  2021年1月に策定された施設整備の基本構想では、民設民営の「公民連携方式」を最優先の整備手法と位置付け、建設廃材などの受け入れも想定している。平井委員長は世界的な脱炭素の潮流とリサイクルの高度化を理由に「安定的に産廃を確保できるのか非常に疑問」と提起し、ほかの委員も同調した。  炭素税導入を念頭に「温室効果ガスを

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  • 防潮堤整備用地 丸栄コンクリート工業、掛川市へ無償提供

     掛川市沿岸で進む防潮堤整備事業で、土木建設資材製造販売の丸栄コンクリート工業静岡支店(同市菊浜)は21日までに、同社静岡工場(同市三俣)の敷地の一部を防潮堤整備用地として市に無償提供することを決めた。区域にある倉庫などの撤去費用も負担する。土地所有者から市への用地無償提供は初めて。  同支店の鈴木美幸支店長と久保田崇市長が、市役所で覚書を交わした。提供する用地は約160平方メートルで、物件の移動・撤去を含む総費用は780万円。用地提供で、防潮堤に必要な幅の確保が可能になり、盛り土工事が進展する。  同市の防潮堤は河口を除く9・0キロが整備区間。鈴木支店長は「人命が第一。今後も地域に貢献してい

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  • 大自在(3月21日)宮城まり子さん命日

     「お母さんがお空にお出掛けしたよ」。障害のある子らが助け合い、共に生きる「ねむの木村」(掛川市)に宮城まり子さんの訃報が伝えられて2年になる。  日本初の肢体不自由児養護施設「ねむの木学園」の前身の養護施設を旧浜岡町に開設したのは1968年。公立学校の分教場が併設されたが、施設は厚生省、特殊学級は文部省管轄。同じ場所、同じ子なのに、宮城さんは教育については発言できず、学校行事では来賓だった。  ある日、死にそうなカエルを「しみそう」と書いた子の作文に赤でペケをつけ、「絵も算数も、みんなダメだな」と言ったという教師に抗議の手紙を書いた。  先生は「丸い形」に教えようとするけれど、この子は「横に

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  • SDGsをアートで表現 大学生が掛川で個展 25日まで

     掛川市出身の大学生中谷愛里亜さん(19)の初めての個展が25日まで、掛川市の高久書店で開かれている。持続可能な開発目標(SDGs)を細かい模様を描くアート「ゼンタングル」で表現した。  中谷さんは国境なき医師団で活動することを目指し、北里大看護学部で学びながらアート活動もしている。「個性を認め合える社会になってほしい」と、SGDsの各目標に合わせ、自らの解釈やイメージを絵にした。  目標の一つ「ジェンダー平等を実現しよう」では十人十色を表現しようと、赤と青を基調にし、それぞれ5色で計10色を使った。  このほか健康福祉や、気候変動、貧困問題などの目標もさまざまな色のボールペンを使って緻密に

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  • 五輪ソフト「金」渥美さん、山崎さん 三ケ日中で実技指導と講演

     東京五輪ソフトボール日本代表として金メダル獲得に貢献した渥美万奈さん(浜松市出身)、山崎早紀さん(掛川市出身)が19日、浜松市北区の三ケ日中で講演会と実技指導を行った。部活動に取り組む生徒約150人が参加した。  2人は夢を持つことの重要性や人との出会いの大切さなどを自身の経験を基に説明した。実技指導ではソフトボール部や野球部に対して守備、打撃の基本動作を解説した。守りの要として活躍した渥美さんはゴロ捕球の際にグラブの先を地面に付け、面を打球に向けることなど具体的なアドバイスを送った。打撃の実演では山崎さんが日本トップレベルに君臨した打力を披露。選手は次々に放たれる強烈な大飛球に驚きの表情

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  • 校庭に山桜植樹 掛川北中卒業生、福島旅行の記念残す

     掛川市の北中の3年生は17日、修学旅行で福島県を訪れた記念としてグラウンドに山桜の苗木5本を植えた。卒業する160人が福島の人たちとの交流を思い出に残そうと植樹した。  生徒は高さ150センチほどに成長した苗木を丁寧に植え、土をかぶせて水をかけた。つぼみが付いている木もあり、早ければ来年花が咲くという。  同校は本年度、新型コロナの影響で旅行の行き先を関西地方から変更。生徒は会津若松市などを訪れて現地の人に掛川のお茶を配った。  修学旅行実行委員だった山名香優喜さん(15)は「ガラス館で買った置物は今も部屋に飾っている。楽しい旅行だったのでまた福島に行きたい」と話した。16日の地震については

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  • 掛川・大渕幼稚園 67年の歴史に幕 園児ら式典

     掛川市立大渕幼稚園は19日、閉園式を開き、67年間の歴史に幕を閉じた。最後の園児となった22人が出席し、保護者や職員、来賓の前で歌を披露した。  1954年の開園以来、2661人を送り出した。4月からはおおぶち保育園との再編により、おおぶちそよ風こども園に引き継がれる。  園児は「さよならぼくたちのようちえん」など2曲を元気よく歌った。藤野美都子園長は「地域に愛されて大事にされた園。67年間見守ってくれた地域の皆様など園を支えてくれた方に感謝します」とあいさつした。  園は17日から19日まで、園舎の見学と過去の卒業写真やアルバムの展示を行った。多くの地域住民が見学に訪れ、思い出に浸った。園

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  • 掛川市・袋井市病院企業団人事

     掛川市・袋井市病院企業団は18日、4月1日付の人事異動を内示した。  ◇中東遠総合医療センター  【院長補佐級】院長補佐兼医務局長兼外科=統括=診療部長兼消化器外科=統括=診療部長兼消化器病センター長兼IVR・画像診断センター長(医務局長兼外科診療部長兼消化器外科=統括=診療部長兼消化器病センター長兼地域医療支援センター長)京兼隆典▽院長補佐兼麻酔科=統括=診療部長兼手術センター長兼がん・緩和ケア支援センター診療部長(副医務局長兼麻酔科診療部長)内山智浩  ◇医務局  【副医務局長級】副医務局長兼循環器内科=統括=診療部長兼心血管内治療センター長兼ICU・CCUセンター副センター長兼地域医療

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  • 農業者支援の交付金処理 掛川市が算定ミス 不足額を穴埋め

     掛川市は18日、食料自給率向上を目的に国が農業者を支援する2021年度の産地交付金(水田活用の直接支払交付金)の事務処理に誤りがあり、農業者に国から支給される交付金が不足したと発表した。市は、独自に試算した不足額491万2千円を穴埋めする。  市農林課によると、交付金支給の対象農業者は市内の農事組合法人や個人農家など21経営体。交付金要望額を算定する際に、過少な単価を設定して処理を進めたため、対象者への配分が少なくなった。制度の理解と書類確認が不十分だったことが要因としている。  不足額は21年度一般会計から捻出する。久保田崇市長は「信頼を損なう結果を招き、深くおわびする。事務執行手順やチェ

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  • 茶況(3月17日)中西部5JAが飲み比べセット 新茶期に向け販売企画

     新茶シーズンに向けて県中西部のJAが自慢のお茶を集めた「5JA飲みくらべセット」の販売を企画している。昨年初めて発売し、好評だったため今年も販売を決めたという。  セットにはJA遠州中央、JA遠州夢咲、JAおおいがわ、JA掛川市、JAハイナンのお茶が50グラムずつ入っている。台地から山間部まで産地はさまざまで、各地のお茶の風味を味わうことができる。  販売は各地の一番茶がそろう5月後半から始める。税込み3500円でJAのファーマーズマーケットなどで販売する予定。

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  • 掛川市人事 総務部長に大井氏 企画政策部長は平松氏 

     掛川市は17日、4月1日付の人事異動を内示した。対象は2021年度より29人多い168人。理事兼総務部長に大井敏行議会事務局長が就き、企画政策部長には平松克純都市建設部長を起用する。  男女平等や能力、取り組み姿勢を重視した配置で、年功制からの脱却を図った。全国公募に応じた民間出身の石川紀子氏を2人目の副市長に迎えるほか、新たに公共施設マネジメント担当参事を置く。  ■市長部局  【理事】理事兼総務部長(議会事務局長)大井敏行  【部長級】企画政策部長(都市建設部長)平松克純▽産業経済部長(企画政策課長兼DX推進室長)二村浩幸▽都市建設部長(土木防災課長)松永努▽都市建設部参与(静岡県)浦山

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  • 聴衆前に久々生演奏 アマ73組、喜びかみしめ 掛川で週末フェス

     掛川市の掛川城近くの広場で3月、週末ごとに県中西部のアマチュアミュージシャンなど73組が日替わりで演奏する「掛川プレイヤーズフェス」が開かれている。コロナ禍で思うように活動ができなかった音楽家たちが久しぶりに観客の前で音を奏で、ファンや観光客を楽しませている。  音楽イベントを企画する団体「掛川音楽倶楽部」が主催した。毎週土日、商業施設「こだわりっぱ」前の広場に7~10組が30分ずつ出演し、和太鼓や三味線、サックスやトランペットの演奏、フォークソングやポップスの歌唱などさまざまなジャンルの音楽を披露する。団体代表の石神敦樹さん(44)は「開催できて感慨深い。うれしさや懐かしさがあり、2年間で

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  • 静岡で県工芸美術展 藤枝の佐藤さん、最優秀会員賞

     第47回県工芸美術展(県工芸家協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。美術部門と実用部門に応募があった会員、準会員、一般の作品と招待作品の計約150点を展示している。21日まで。  最優秀会員賞は、佐藤文子さん(藤枝市)の染色作品「再生」が選ばれ、ハスの実が朽ちていくさまを深みのある色彩で表現した点が高く評価された。準会員と一般の最高賞となる県知事賞は、松浦洋子さん(掛川市)の陶芸「彩」が輝いた。会場には、デザインの独創性を追求した陶芸の花器やつぼ、細やかな図柄で染め上げた着物など、見応えのある大作が並ぶ。  その他の受賞者は次の通り。  【美術部

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  • 高校生に向け企業説明 小笠地区雇用対策協など

     小笠地区雇用対策協議会と掛川公共職業安定所(ハローワーク掛川)はこのほど、2023年春に卒業する高校生を対象にした企業説明会をオンラインで開いた。管内(掛川と菊川、御前崎の3市)の5校から地元就職を希望する165人が参加した。  地域に拠点がある12社が事業内容や選考プロセス、採用予定人数などを説明した。掛川市の掛川工高では生徒41人が臨み、メモを取るなどして情報収集に努めた。

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  • 道路の損傷、LINEで通報開始へ 掛川市

     掛川市は4月1日、無料通信アプリLINE(ライン)を使って市民が道路の損傷などを通報できるシステム「情報受付デスク」の運用を開始する。市民による気軽な情報提供が可能になり、市にとっては現地調査に先立って位置や不具合の程度を把握できるため、業務の効率化につながる利点がある。  市の公式LINEのメニュー画面から選択し、写真や位置情報などを送信する仕組み。情報を受け付ける対象は道路の穴や照明灯の球切れ、野生動物の目撃情報など6項目で、利用状況に応じて項目を増やす。  市民が寄せた情報への対応状況は毎月、取りまとめて市ホームページで報告する。

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  • 大東第五分団に消防ポンプ車貸与 掛川

     掛川市南消防署でこのほど、大東第五分団への消防ポンプ自動車の貸与・配属式が開かれた。消防団員らが出席し、地域を守るため士気を高めた。  ポンプ車は衝突被害軽減ブレーキと車線逸脱警報装置の安全装置を搭載した最新鋭の車両。放水性能は最大毎分2千リットル。夜間の活動も想定し、投光器と発電機を搭載している。  式典では久保田崇市長が鈴木智彦消防団長に貸与証を手渡し、鈴木消防団長が大東第五分団の鈴木政人分団長に配属証を渡した。鈴木分団長は「新たな車両を火災発生時や防火パトロール、訓練など幅広く活用したい。地域の安全安心のため消防団活動に精進します」と決意を述べた。

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  • 三熊野神社大祭 祢里3年ぶり実施 掛川で4月

     掛川市横須賀地区の春の風物詩「三熊野神社大祭」について、祭典の総代会は15日、新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小して開催すると発表した。「祢里(ねり)」と呼ばれる山車の引き回しは3年ぶりに実施するが、観光客の観覧は自粛を求める。  大祭は4月2、3の両日。JR掛川駅発着の無料シャトルバスの運行は中止する。総代会の岡田昇事務局長は「十分な感染症対策を講じた上で祢里を行うのが参加町の総意だった。何としても伝統を次世代につなぐ必要がある」と話した。

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  • ウクライナ支援 避難民に「住宅の提供可能」 掛川市

     掛川市の久保田崇市長は16日の定例記者会見でロシアの侵攻に伴うウクライナからの避難民支援について「市営住宅を提供できる」と受け入れに前向きな姿勢を示した。相談窓口の開設に関してはロシア語やウクライナ語での対応が難しいとして「県が一本化してくれるとありがたい」と述べた。  市都市政策課によると、大規模災害の発生に伴う被災者受け入れの可能性などを勘案しても、10戸程度は用意できる見込み。久保田市長は、県に市の意向を伝えて調整を図る考えを示したほか、自身が所属する全国青年市長会からも受け入れの可否に関する照会があったと明かした。

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  • はしご車使用 合同救助訓練 掛川中央消防署など

     掛川市中央消防署と中部電力パワーグリッドはこのほど、合同の消防訓練を同社掛川営業所(同市中央1丁目)で実施した。5日に運用が始まったばかりのはしご車を使い、避難や高層階からの救助、消火活動の流れを確認した。  6階の食堂から出火し、1人が逃げ遅れたとの想定。状況の報告を受けた隊員は、手際よくはしごを伸ばして6階ベランダに取り残された従業員を救助した。30メートルの高さから放水を行ったほか、はしご車で屋上に隊員を送り込んだ。  約60人の従業員は、初期消火や通報、誘導などそれぞれの役割の実践に努めた。佐藤剛掛川営業所長は「はしご車導入のタイミングで一緒に訓練できたことに意義を感じる」と手応えを

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  • 掛川署正面入り口に車突っ込む 威力業務妨害容疑で男を逮捕

     15日午後0時半ごろ、掛川署の正面出入り口に乗用車が衝突した。当時、昼休み時間帯で待合室に来庁者が数人いたが、けがはなかった。同署は乗用車を運転していた住所、氏名いずれも自称の掛川市倉真、職業不詳の男(53)を威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕した。  逮捕容疑は同署の出入り口に乗用車で突っ込み、署員の業務を妨害した疑い。  同署によると、乗用車の左前部が出入り口自動ドアの枠にぶつかった。同署は染葉容疑者が故意に庁舎に突っ込んだとみて動機などを調べている。

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  • 全国大会へ猛練習 掛川西高音楽部、マスク越しに合唱

     掛川市の掛川西高音楽部が19日に福島県で行われる第15回声楽アンサンブルコンテスト全国大会に出場する。コロナ禍で思うように合唱ができない中、部員18人が大舞台で結果を残そうと練習に励んでいる。  同校の全国大会出場は6年連続。1月に録音審査で行われた県大会で推薦され、出場を決めた。部員は感染対策のため、これまで個人やパートごとに練習をしてきたが、大会が近くなりマスクをして全員で合唱の練習を始めた。  全国大会ではラテン語と日本語の無伴奏の合唱曲2曲を発表する。花火をテーマにした日本語の曲は8パートに分かれ、音域が広く難易度が高い。部長の名倉あみさん(17)は「眉毛や口角を上げて表情を意識して

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  • 萩間橋の完成祝う 掛川市萩間、主要地方道「掛川川根線」

     掛川市萩間の主要地方道「掛川川根線」で県が整備を進めていた萩間橋の完成を記念した式典が12日、現地で開かれ、関係者がテープカットして開通を祝った。地元区長会の山鹿秀雄会長は「道路を『森の都街道』と名付けてより良いまちづくりを進めていく」と誓った。  掛川川根線は掛川市中心部と島田市川根町家山を結ぶ県道で、県内外の愛好家に人気のキャンプ場「ならここの里」のアクセス道路。萩間橋周辺はこれまで車両のすれ違いが困難だったが、橋の架け替えと道路拡幅で安全性が大幅に向上する。  橋を含む工区は460メートルで、事業期間は2010~22年度。事業費は約6億円。

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  • 米国人とオンライン交流 掛川・栄川中「コロナ」テーマに英会話

     掛川市の栄川中の3年生はこのほど、米国人とオンラインで交流し、英会話を実践的に学んだ。タブレット端末を使って、学校と現地をつないだ。  卒業前の最後の英語の授業で行われた。同校のALTで米国出身のヒル・ロイさん(56)の親族3人が米国各地から参加した。生徒はコロナ禍の日本とアメリカをテーマに、マスクや消毒液の使用、ワクチン接種などについて質問し、日米での対策や価値観の違いを理解した。  生徒は慣れない英会話に苦戦しながらも、表情を変えたりジェスチャーを用いたりして思いを伝えた。沢野宇来さん(15)は「英語が好きで自信があったが、聞き取るのが難しかった。今後は会話も勉強したい」と話した。

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  • 掛川城下の夜桜 幻想的 2年ぶりライトアップ

     掛川市の掛川城周辺を流れる逆川両岸の桜並木が、開花のピークを迎えている。夜間のライトアップで鮮やかなピンク色の花が夜空に浮かび、幻想的な光景が広がっている。  城下を彩るのは早咲きの園芸品種「カケガワザクラ(掛川桜)」で、手まり状にまとまって咲く特徴がある。逆川沿い2キロに約300本が並んでいて、ライトアップ区間は緑橋―大手橋の約150メートル。連日、市民や行楽客、アマチュア写真家らでにぎわっている。  ライトアップ実施は2年ぶり。27日まで続ける予定。

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  • レタス加工品を販売 掛川・原田小5年生、自作のチラシでPR 地元企業と企画

     掛川市の原田小5年生8人が12日、包装デザインなど販売促進企画で協力した地元企業のリーフレタス加工商品「原一レタシー」を同市本郷の農産物直売所「かけがわ西の市」で販売した。買い物客に声を掛けて、商品の魅力をPRした。  原一レタシーは、葉をペーストにして乾燥させたのり状のシート。リーフレタス水耕栽培を手掛ける成神工業(同市原里)が開発した。児童は自作のチラシを手に熱心に商品を紹介し、唐揚げに巻いたりちぎってポテトサラダに加えたりするレシピを提案した。  5グラム入り280円(税込み)で、3月末までかけがわ西の市で販売する。同社の鈴木有香子取締役は「デザインが素晴らしく、反応も良い。新鮮なアイ

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  • 掛川市 電気料5千万円増 新電力会社切り替え、燃料高騰が影響

     掛川市の都築良樹協働環境部長は11日の市議会2月定例会一般質問で、公共施設で使う電気を従来の電力会社から官民出資の地域新電力会社「かけがわ報徳パワー」に切り替えたことで、2021年度の電気料金が約5千万円の増額になったと明らかにした。市が採用している市場連動型の料金制が影響した。鈴木久裕氏(共に創る掛川)への答弁。  燃料高騰に伴う単価上昇で、市は21年度予算について電気料金5500万円を増額補正した。内訳は一般会計4400万円、公共下水道事業会計1100万円。都築部長は「燃料高騰は今後も続くと考えられる。市場を見極めつつ、供給先を見直さざるを得ない」と踏み込んだ。  久保田崇市長は「見込み

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  • 地域振興へ芸術の力 22団体が成果報告 静岡

     静岡県民の創造活動を支援する組織「アーツカウンシルしずおか」は11日、地域資源の活用などを目指すアートプロジェクトを助成する「文化芸術による地域振興プログラム」の成果報告会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。初年度となる本年度の事業採択を受けた県内22団体が成果や課題を発表した。  静岡市の「シズオカオーケストラ」は、同市街地で道行く人と秘密にしておきたいほど大切な静岡の情報を交換する「しずおかのひみつ交換所」に取り組んだ。見慣れたまちに意識を向け、新しい視点を持ってもらうことを目的とし、「(活動が)怪しまれる」などの課題解決に向けて試行錯誤を重ねた。発表者は「われわれも多くの気付きを得た

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  • 遺体の身元判明 掛川市大坂の空き家

     掛川署は11日、掛川市大坂の空き家で2月9日に見つかった身元不明遺体について、小山町の50代男性と判明したと発表した。事件性はないとみている。

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  • 西新町公民館を全焼 掛川市横須賀

     11日午前11時55分ごろ、掛川市横須賀の西新町公民館から出火し、木造平屋建て約75平方メートルを全焼したほか、隣接する住宅の外壁や車などを焼いた。けが人はいなかった。掛川署によると、出火当時、公民館は無人だった。同署などが原因を調べている。

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  • JA掛川市人事(4月1日付)

     総務部審査課長(桜木支所長)吉政友彦▽金融部金融業務管理課長心得(西南郷調査役)水谷智美▽営農経済部経済課長補佐心得(東部営農経済センター調査役・センター長)杉山真也▽営農経済部組合員課長兼不動産センター長(営農経済部組合員課長)松井保夫▽営農経済部営農課さすが市店長・課長待遇(営農経済部さすが市店長・課長心得)榛村旭▽茶業部緑茶加工課長心得(茶業部緑茶加工課長補佐)石山裕記▽茶業部営業企画課長心得(総務部総務課付け=共済連出向=調査役)兼子光廣▽東山口副支所長心得(東山口支所調査役)加藤道徳▽桜木支所長(桜木副支所長)大野晴宏▽桜木副支所長心得(桜木支所調査役)森下真規子▽西南郷LAマネジ

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  • 35期生団員 美しい歌声披露 掛川少年少女合唱団

     掛川少年少女合唱団はこのほど、たんぽぽコンサートを掛川市の美感ホールで開いた。35期生の団員が美しい歌声を客席に届けた。  2~5年生の15人が出演した。童謡「たんぽぽ」で始まり、独唱や合唱を披露した。創作ミュージカルでは「ヘンゼルとグレーテル」を演じた。  合唱団はコロナ禍で感染対策をしながら、一年間練習を続けてきた。コンサートは昨年に続き規模を縮小した。合唱団は随時、団員を募集している。

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  • 文化財の山車改修 職人技で2年がかり 掛川の飛鳥工務店

     掛川市浜野の社寺建築業「飛鳥工務店」で、埼玉県川越市から搬入された山車の改修が大詰めを迎えている。山車が登場する「川越氷川祭」は、国指定重要無形民俗文化財でユネスコ無形文化遺産にも登録されている祭礼行事。川越氷川祭関連の受注は4件目で、同工務店の職人技が川越市内で存在感を高めている。  改修を施しているのは川越市松江町1丁目の「龍神の山車」。幅2・5メートル、長さ4・5メートル、高さ8・0メートルの四輪式で、台座の上で舞台が水平回転する「回り舞台」が特徴。上層は、城門をくぐる際に伸び縮みできる特殊な仕掛けを備えている。  龍神の山車は2020年7月、同工務店に搬入された。受注の縁になったのは

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  • ヤングケアラー支援強化 掛川市長、静岡県事業に参画の方向答弁

     掛川市の久保田崇市長は10日の市議会2月定例会一般質問で、家族の世話や介護で負担を抱える子ども「ヤングケアラー」への支援を強化する考えを明らかにした。支援体制構築に向けてコーディネーターを配置する県のモデル事業に対して「手を挙げる方向で検討を進めている」と述べ、参画に前向きな姿勢を示した。藤沢恭子氏(新しい風)への答弁。  市はヤングケアラーを把握した場合、2021年4月に新設した市こども家庭総合支援室が市教委と連携して対応する仕組みを取り入れている。久保田市長は「まず実態をつかむ。現状の支援室もかなり強化しているが、それに加えて必要性に応じた手当てを講じていく」と述べた。  移住政策につい

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  • 男性の育休制度解説「働きやすい環境を」 掛川でセミナー

     掛川市男女共同参画推進委員会はこのほど、中小企業向けの女性活躍推進セミナーを市役所で開いた。社会保険労務士の山内里佳さん(名古屋市)が講師を務め、育児・介護休業法改正に伴う男性向け育児休業制度などを解説した。  山内さんは、男性が育児休業を取得する利点として、離職率の低下や帰属意識の向上などを挙げた。推進に向けては、トップメッセージの発信や相談窓口の設置など育休を取得しやすい雰囲気づくりが重要とした上で「テレワークも活用して、働きやすい環境をつくってほしい」と呼び掛けた。  市内企業の総務担当者ら8人が参加した。グループ討論も行い、採用や配置、評価手法などに関する課題を話し合った。

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  • 菊川、掛川の新ごみ処理施設 検討委「説明重視」

     菊川市の鈴木勝生活環境部長は9日の市議会2月定例会一般質問で、新たな廃棄物処理施設の整備に向けて同市と掛川市が設置する検討委員会について「住民に公開して進めていく」と述べ、地元説明を重視する考えを示した。横山隆一氏(無所属、日本共産党)への答弁。  長谷川寛彦市長は2021年8月の火災による施設損傷などを念頭に「いま一度安心安全で安定的な施設稼働のため検討委を設置する」と説明した。市は同日、22年度一般会計当初予算案に検討委の運営費など480万円を追加する補正予算案を提出した。補正予算案には市の総合保健福祉センタープラザけやきの高圧ケーブルを復旧する工事費も盛り込んだ。  一般質問には西下敦

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  • 新ごみ処理施設の検討委運営費 掛川市、22年度予算案に追加補正

     掛川市は9日、新たな廃棄物処理施設の整備に向けた検討委員会の運営費など1千万円を2022年度一般会計当初予算案に加える補正予算案を開会中の市議会2月定例会に提出した。市議会で審議中の当初予算案への補正は異例。一般会計当初予算案の総額は509億2千万円になった。  検討委は菊川市と合同で設置し、専門家6人で構成する。両市の衛生施設組合が運営する既存の廃棄物処理施設「環境資源ギャラリー」の更新期限は2024年度。後継施設は一般ごみに加えて産業廃棄物の受け入れも想定していたが、地元の不安の高まりなどを踏まえて再検討する。  掛川市議会2月定例会は同日、本会議を再開し、21年度の予算関係議案やロシア

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  • 掛川藩と横須賀藩 御用絵師の作品並ぶ 掛川・二の丸美術館

     掛川市掛川の市二の丸美術館で4月10日まで、江戸時代後期に掛川藩と横須賀藩の藩主に仕えていた絵師らに焦点を当てた展覧会「御用絵師と藩校教授―文化教養の原点」(静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。  掛川藩の村松以弘、横須賀藩の大久保一丘の御用絵師2人と両藩の藩校教授の作品など54点を展示している。日本画では珍しく顔の陰影を繊細に表現した人物画「真人図」などの作品が歴史資料と共に並び、来館者の関心を集めている。  期間中の3月19日午後1時半から、「掛川藩・横須賀藩 歴史文化のルーツをたどる」と題した講座を開く。講師は日比野秀男館長と、郷土の地誌に造詣が深い島田商業高の松本稔章校長が務め

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  • 紅白しだれ梅 香り甘く 掛川・龍尾神社【動画】

     掛川市下西郷の龍尾神社でしだれ梅が見頃を迎えた。垂れ下がった枝に連なって咲いたピンクや白の花々が甘い香りを放っている。  庭園には約300本の梅が植えられている。暖かく晴れた5日は多くの来場者が散策を楽しんでいた。梅は同日時点で七部咲き。昨年より10日ほど遅く、3月中旬まで見頃が続きそうだ。  開園時間は午前9時から午後4時まで。入園料は600円。

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  • 茶況(3月9日)早場所研修会、オンラインで カワサキ機工

     製茶機械メーカーのカワサキ機工(掛川市)は10日午前10時から、生産者や茶商向けの研修会をオンラインで開き、鹿児島県種子島や南薩地方など早場所産地の新芽の生育状況を報告する。  各種製茶機械の点検や保守のポイントを解説したり、蒸し機や摘採機の新製品を紹介したりする。農林水産省の担当者が茶業の発展に向けた方策を語るコーナーも設ける。  同社ウェブサイトから11日午前10時まで視聴できる。

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  • 半導体関連企業に立地推進働き掛け 静岡県議会産業委

     静岡県は8日の県議会産業委員会で、新年度の企業立地促進策の一つとして、新型コロナウイルス感染拡大でサプライチェーン(供給網)の脆弱さが顕在化した半導体や医療機器の関連企業に、本県での設備投資を積極的に働き掛ける方針を示した。  長引くコロナ下で海外への渡航制限が続く中、供給網を強化するために工場の国内回帰を検討する企業が増えているとされる。斎藤耕司企業立地推進課長は「東京、大阪の両事務所とも連携して設備投資情報の収集に努め、県外からの新たな企業の誘致推進のほか、県内に拠点がある企業の定着促進も進める」と答弁した。  小沼秀朗氏(自民改革会議、掛川市)の質問に答えた。

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  • ホタルの幼虫放流 児童ら「元気でね」 掛川・桜木小

     掛川市の桜木小の4年生116人が8日、校区の垂木川にホタルの幼虫を放流した。上垂木ホタルを守る会と連携して行っている恒例行事。昨年10月から各クラスで育てた約800匹を放した。  児童はホタルの幼虫と餌のカワニナを入れたコップを手に川岸にしゃがみ込み、「元気でね」「また見に来るからな」と声を掛けながら丁寧に放流した。水替えなどの世話に取り組んできた望月彩可さん(10)は「ホタルが舞う川を想像しながら大事に育ててきた」と振り返った。  児童の放流に先立つ5日、上垂木ホタルを守る会は周辺に約2400匹を放流済み。ホタルは5月中旬から舞う見通しという。

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  • 掛川でイノシシ1頭豚熱

     静岡県は7日、掛川市大渕で捕獲された野生イノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内の感染確認は360頭となった。

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  • 掛川で枯れ草火災 3千平方メートル焼く

     7日午後2時50分ごろ、掛川市浜野の畑から出火し、枯れ草など約3千平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。掛川署によると、出火当時、所有者が野焼きをしていたという。

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  • 徳川秀忠生母・西郷の局顕彰 石碑を建立 掛川・龍華院

     掛川市の米穀店経営石野篤さん(76)と郷土史家茂子さん(73)の夫妻が、同市上西郷で誕生した西郷の局を顕彰する石碑を龍華院(同市掛川)境内に建立した。西郷の局は徳川家康の側室で2代将軍秀忠の生母。生誕470年の誕生日に当たる3日、建立を記念する式典を開き、住民らと共に完成を祝った。  式典で篤さんは、勤労で得た剰余を分け与える報徳思想の教え「推譲」を説明し「推譲することで周囲も自分も豊かになる。今後は地区の美化活動に精を出していきたい」と述べた。妻の茂子さんは大日本報徳社の副社長を務める傍ら、西郷の局に関する調査研究や物語の執筆、朗読などの活動を続けている。  久保田崇市長と松本均市議会議長

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  • 地域の未来語り合う 掛川と御前崎の中学生 オンラインで特徴や課題紹介 

     掛川市の東中と牧之原市の御前崎中はこのほど、地域の未来を語り合うオンライン発表会を開いた。両校の3年生60人がタブレットを使い、地域の特徴や課題を紹介した。  3、4人の班に分かれて実施した。ごみ問題を考えた東中の班は食をテーマにした御前崎中の班と交流。両班がともにSDGsの目標の一つ「つくる責任、つかう責任」に触れた。東中の後藤航大さん(15)は「発表内容は違うのに同じ目標でおもしろい。SDGsをさらに身近に感じた」と語った。  掛川のお茶や御前崎の海など、地域の自慢も写真で紹介し合った。御前崎中の下村憂宇里さん(15)は「直接掛川に行かなくても、いいところを知ることができた。自分たちは海

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  • 5~11歳ワクチン接種始まる 掛川、袋井、森町合同で

     掛川、袋井、森の3市町による、5~11歳向け新型コロナウイルスワクチンの集団接種が7日、袋井市愛野のエコパスタジアム会議室・研修室で始まった。4月までに1500人程度の接種を完了する。  小児接種を効率的に進めるため、中東遠総合医療センター(掛川市)の協力を得て実施。初日は約300人が訪れた。小学生の息子2人に付き添った掛川市の女性(42)は「子どもに持病があり、家族で相談して決めた。すんなり受けられて良かった」と話した。  実施日は1回目が3月7~11日で、2回目は28日~4月1日。1日の接種は最大500人で、接種枠は掛川市1300人、袋井市千人、森町200人。

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  • ラグビー男子高校生日本代表候補に地元特産品贈る 袋井

     静岡県は4日、袋井市の小笠山総合運動公園で8日まで行われるラグビー男子高校生日本代表候補合宿の歓迎セレモニーを同公園で実施した。県や袋井、掛川、磐田各市のほか、袋井商工会議所、県ラグビーフットボール協会が、地元の特産品などを選手らに贈った。  選手やスタッフら65人が合宿に参加し、練習やエキシビションマッチを行う。セレモニーには広岡健一県スポーツ担当部長や大場規之袋井市長らが参加。各市や団体の関係者が選手にイチゴ(県)やクラウンメロン(袋井市)、キウイフルーツ(掛川市)、しらす干し(磐田市)のほか、銘菓などを渡した。  県内で行われる女子日本代表候補合宿のセレモニーも7日に行う予定。

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  • 絵画や写真 力作を展示 掛川で10日まで

     掛川市のシニア向け生涯学習講座の元受講生でつくる「カムカム遊悠倶楽部」の文化展が10日まで、同市大坂の大東図書館で開かれている。  メンバー10人が絵画や写真、手芸などを出品した。干支(えと)の寅(とら)をモチーフにした陶芸作品や書も並び、来場者の関心を集めている。

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  • 静岡県の「関係人口」拡大へ モデル事業報告会

     静岡県は4日、地域と多様な形で関わる「関係人口」を増やすモデル事業の成果報告会を静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開いた。基調講演の石山恒貴法政大大学院教授と、県内外の地域や人々をつなぐ仕掛けづくりに取り組む5団体が、将来の移住に結びつくような関係人口を広げる事例を、オンラインを併用して報告した。  県内でも人口減少や高齢化が進む中、主に県外から継続的に関わりを持つような関係人口を増やし、地域課題の解決や活性化を図ることが狙い。石山教授は「地域のサードプレイスのつくり方」と題し、家庭でも職場でもない心地の良い“第三の場所”としての地方の在り方を語った。  石山教授は地

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  • ゼロワン最優秀 浜松いわた信金 新事業コンテスト

     浜松いわた信用金庫(浜松市中区)は4日、ビジネスコンテスト「第3回チャレンジゲート」の最終審査会を同区の創業支援拠点「フューズ」で開いた。創業、SDGs(持続可能な開発目標)の2部門で9社・個人が新規事業を発表し、新型コロナウイルス対策の空間モニタリングシステムを提案したゼロワン(同区)が最優秀賞を受賞した。  同社のシステムは室内の二酸化炭素(CO2)濃度や湿度をセンサーで測定し、室内を再現した3次元画像上に表示する。混雑状況をリアルタイムに把握することで3密回避につなげる。会社員を経て3年前に創業した内山隆史社長は「受賞を弾みに開発を加速し、早期に製品化したい。社会と人々の生活にとって、

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  • ウクライナの平和祈る 掛川城をライトアップ

     ロシアのウクライナ侵攻を受けて、掛川市は4日夜、掛川城天守閣(同市掛川)をウクライナの国旗色と合わせた青と黄で彩るライトアップを開始した。世界とウクライナの平和に祈りを込めた。  2色同時のライトアップは初めて。久保田崇市長は、ウクライナの友人から連帯と支援に感謝するメッセージが届いたとして、会員制交流サイト(SNS)で発信した。  当分の間、日没後から午後11時20分ごろまで続ける。

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  • 基礎疾患ある掛川の90代男性、3回目後に死亡 エコパで集団接種

     掛川市は4日、エコパスタジアム(袋井市)で実施した新型コロナウイルスワクチン集団接種で、基礎疾患がある掛川市在住の90代男性が3回目の接種後に死亡したと発表した。接種との因果関係は不明としている。  市によると、男性は3日夕に接種した。接種前の予診や接種後の経過観察で問題はなかったが、駐車場に向かう途中で付き添いの家族に異変を訴えて座り込み、転倒したという。救急搬送された掛川市内の病院で死亡が確認された。ワクチンはモデルナ製。  市は、基礎疾患や服用薬を記録する「お薬手帳」の確認、経過観察など接種前後の対応に不備はなかったとの認識を示した上で「今後はさらに細心の注意を払って実施していく」とし

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  • 掛川、菊川の新ごみ処理施設 検討委に専門家6人

     掛川、菊川の両市は4日、両市の衛生施設組合が整備する新廃棄物処理施設の事業方式について議論する検討委員会のメンバーを示した。環境政策や環境影響評価などの専門家6人で、委員長には平井一之県環境資源協会専務理事が就く。21日に初会合を開き、8月をめどに方向性をまとめる。  既存の廃棄物処理施設「環境資源ギャラリー」(掛川市満水)で4日に開いた両市議向けの説明会で明らかにした。説明会は非公開。出席者によると、人選に異議はなく、ごみ処理事業に関する住民への丁寧な説明を求める意見などが出たという。  既存施設の更新期限は2024年度。衛生施設組合は新施設の基本構想を21年1月に策定したが、最優先に位置

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  • 掛川で竹やぶなどを焼く2件の火災 けが人なし

     掛川市で4日、竹やぶなどを焼く2件の火災が発生した。掛川署によると、いずれもたき火が燃え移ったのが原因とみられ、けが人はなかった。同日午前9時50分ごろ、掛川市岩井寺の茶畑付近から出火し、下草など約250平方メートルを焼いた。同10時50分ごろには、同市五明で竹やぶ約180平方メートルを焼く火災があった。所有者が伐採した竹を燃やしていたという。

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  • 全国の「城東中」集まれ! 掛川でオンラインサミット 秋田から沖縄まで14校参加

     掛川市の城東中はこのほど、同じ名前の学校と交流する「第1回全国城東中サミット」を開催した。秋田県から沖縄県まで全国の城東中14校がオンラインで参加し、各校の行事や地域の特色を発表した。  同校によると全国には城東中が17校あり、生徒会が参加を呼び掛けた。生徒会長の溝口茜音さん(14)は「いつか直接集まって交流したい。それぞれの学校の違いを見つけ自分たちの誇りはなにか考える機会にしましょう」とあいさつした。  新潟県上越市立城東中の生徒は雪が多く積もった校舎を写真で紹介。掛川の生徒は気候の違いを知り、驚いていた。次回のサミットは高知市立城東中が企画するという。

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  • 静岡中心街に茶専門店 「きみくら」4月9日オープン カフェ併設

     丸山製茶グループのきみくら(掛川市)は4月9日、静岡市葵区の中心市街地に茶専門店「日本茶きみくら静岡呉服町店」をオープンする。商品販売だけでなく、飲食が可能なカフェも併設する。出店は3店舗目で、掛川市外では初めて。  都市圏への出店で、茶の魅力発信と消費拡大を狙う。新店舗は約230平方メートルで、県内主要産地のリーフ茶や抹茶、茶菓子、茶道具などを販売する。茶の試飲も可能。茶寮スペースはカウンター6席とテーブル14席で、茶と和菓子のセットやパフェなどを提供する。  店舗を拠点に、茶関連のワークショップなど各種イベントも展開する。丸山勝久社長は「茶離れが進んだ要因として、消費者に茶の良さを十分に

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  • 大自在(3月4日)パラリンピックブレイン

     右の上下肢は左側の脳が動かし、左の腕や脚は右側がコントロールすることが分かっている。ところが、義手や義足を身体の一部のように操作するトップアスリートの脳は、より広い範囲で運動をつかさどるのだという。  障害に適応して「再編」されるパラリンピアンの脳を東大大学院の中沢公孝教授は「パラリンピックブレイン」と名付けた。同名の書籍には、掛川市出身で昨夏東京パラの走り幅跳びで自己ベストを更新し4位入賞した山本篤選手(39)も登場。義足でない右脚の神経系にも変容が確認された。  2016年リオパラ400メートルリレーで山本選手とともに銅メダルを獲得した佐藤圭太選手(30)=藤枝市出身=は、山本選手との出

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  • 河津桜に園児歓声 花見楽しむ 掛川の田ケ池

     掛川市中の田ケ池の河津桜が見頃を迎えている。2日は近くの中幼稚園の園児13人が散歩に訪れ、花見を楽しんだ。週末には満開になるという。  田ケ池を花の名所にしようと、地元の住民有志が25年ほど前から池の西岸に河津桜を育て、現在は50本ある。園児は花を見て「ピンクがきれい」などと歓声を上げて喜んだ。付近には芝生も広がっていて、園児は春の陽気を感じながら走り回っていた。  中幼稚園は来年度から土方幼稚園と合同保育になり、園舎の利用を終了する。園児や職員は卒園式に使う写真も撮影し、思い出を刻んだ。

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  • 県指定文化財でお茶会 園児が一服 掛川でひな祭り行事

     きらきら保育園(掛川市柳町)の4、5歳児25人が2日、同市掛川の大日本報徳社冀北(きほく)学舎でお茶会に臨んだ。ひな祭りに合わせた恒例行事。  冀北学舎は静岡県の有形文化財に指定されている明治期の建造物。園児は行儀よくお辞儀して茶菓子と抹茶を受けると、緊張した面持ちで味わった。菓子を盛る器には、園児が陶芸教室で制作した自作品が使われた。八木留里子園長が着物姿で茶をたててもてなした。八木園長は「茶道を通じて思いやりの心や感謝の気持ちを伝えていきたい」と話した。

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  • 丹精込めて育てた多彩な盆栽ずらり 掛川で3月6日まで

     日本盆栽協会中遠支部の盆栽展示会が6日まで、掛川市の掛川花鳥園で行われている。  会員が丹精込めて育てた多彩な作品17席を出展した。樹齢150年のエゾマツや80年のクロマツ、ケヤキの段作りのほか、赤い小さな花を咲かせた長寿梅の石付など季節を感じる作品を展示した。同支部の小林秀夫さん(72)は「目線を下げて見上げると大樹のような迫力を感じる」と話した。  展示会場は花鳥園内の花の大温室。

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  • オリーブ苗木の育成研究 静岡大が掛川市に報告

     オリーブの産地化を目指す掛川市が研究を委託した静岡大農学部付属地域フィールド科学教育研究センターの八幡昌紀准教授と農学部4年の島田理暉さんがこのほど、市役所を訪れ、久保田崇市長に苗木育成に関する研究を最終報告した。  オリーブは苗木購入のコストが高く、市は農家が自ら苗を育てることができるよう、同大に2019年度から3年間研究を委託した。研究では市が推奨する品種フラントイオとレッチーノを使用。  八幡准教授らは発根率が高い土壌は赤玉土、挿し木に適した時期は5~7月頃、効果が高い発根促進剤がオキシベロンであることを明らかにした。本年度取り組んだ新梢(しんしょう)接ぎ木法は萌芽率が低かったため、長

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  • コンサートピアノ 12年ぶり新モデル ヤマハ「CFX」

     ヤマハは2日、コンサートグランドピアノ「CFX」の新モデルを発売した。国際コンクールでも使用されるアコースティックピアノの最上位機種。演奏者と一体になって響き合うピアノを目指し、各部品の素材や構造、加工方法にこだわり、約12年ぶりにモデルチェンジした。  長年使い込んだような深みのある音を生み出す独自の木材改質技術を採用。振動を楽器全体に伝える響板の設計を変更し、中低音の響きや伸びを豊かにした。希望小売価格は税込み2310万円。コンサートホールを中心に、国内で初年度15台の販売を計画する。  コンサートグランドピアノは掛川工場(掛川市)の特別室で、熟練技術者が製造に当たる。新モデルは60人体

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  • 掛川市DX推進 職員業務、効率化に新技術 欠かせない市民理解【22年度予算案/遠州7市町③】

     医療や介護、生活支援などの相談に応じる窓口でデジタル技術を活用する実証実験が、掛川市で進んでいる。県主導の取り組みだが、市は実験期間終了後の4月以降も独自に検証を続けて、現場への実装を目指す方針を決めた。高齢化と相談内容の複雑化が進み、担当職員の負担は増すばかり。抜本的な負担軽減策を迫られている現状が背景にある。  「昼間は相談対応に追われる。記録作成は時間外勤務に回すしかない」。現場の声は切実だ。システムを使えば窓口での会話内容がリアルタイムにテキスト化されるため、メモを書き起こす必要がなくなる。人工知能(AI)によるサポートで、相談に応じた制度案内も容易になる。  市は2022年度の当初

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  • 新型コロナ 期限切れワクチン誤接種、2人に 掛川

     掛川市は2日、新型コロナウイルスワクチンの個別接種で、いずれも市内在住の60代女性と70代男性に使用期限切れワクチンを誤接種したと発表した。男性に対しては、直後に使用期限内のワクチンを再接種したことで、基準用量を超過したとしている。  市によると、2人の健康状態に問題はない。誤接種した市内医療機関からの連絡で発覚した。前日の1日夜に有効期限を迎えたワクチンを廃棄しなかったのが要因。  市は医療機関に2人の経過観察を求めたほか、個別接種を実施する全医療機関に注意喚起してワクチン管理の徹底を促した。

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  • 詐欺未遂の疑い 男2人を逮捕 掛川署など

     掛川署と静岡県警捜査4課スピーディーは1日、詐欺未遂の疑いで、住所、職業不詳の男(20)とベトナム国籍の横浜市、無職の男(19)を現行犯逮捕した。  2人の逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀し、掛川市の無職女性(78)の孫になりすまして、現金をだまし取ろうとした疑い。同署によると2月28日から3月1日までに、氏名不詳者が孫をかたり女性宅に「会社の書類と財布の入ったかばんを置き忘れた。お金が欲しい」などと電話した。不審に思った女性が28日夜、家族や同署に相談。1日に女性宅に現金を受け取りにきた2人を、捜査員が逮捕した。

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  • 産出額首位陥落の衝撃 既存販路から脱却模索【令和の静岡茶②/第1章 縮む現場②】

     農家収入を表す産出額は既に日本一の座を譲っていた-。農林水産省が昨年3月に発表した2019年農業産出額の統計で、生産量全国一の静岡県の茶は前年比18・5%減の251億円に減少し、252億円だった生産量2位鹿児島県に初めて抜かれたことが判明した。  「逆転のタイミングがこんなに早いとは」(静岡市内の製茶問屋)「消費拡大策が急務だ」(伊藤智尚県茶業会議所専務理事)。茶どころ日本一を自負していた県内茶業者に強い衝撃が広がった。  県内茶産出額は1992年の862億円をピークに低迷が続く。2020年統計で首位を奪還したものの、約30年で3分の1以下に落ち込んだ計算だ。静岡ブランドの陰り、茶園大規模化

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  • 宗派不問の霊園 掛川にオープン MG石材

     静岡県内を中心に霊園事業を展開するMG石材は1日、掛川市各和に宗旨、宗派不問の自由霊園「掛川メモリアルガーデン」をオープンさせた。  高台の敷地5679平方メートルに1115区画を整備した。一般の墓地に加え、1~2人用の樹木葬が276区画、4人用のファミリー樹木葬を250区画用意した。公園の中にあるような霊園を目指し、今後花を増やしたりテーブルを設置したりする。  オープンを記念して6日まで、来園者に地元の野菜やお菓子などを配る。

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  • 浜岡環境放射能 最大値下回る 御前崎や掛川の試料採取

     静岡県は28日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能の調査結果を公表した。同市や掛川市などで採取した大根、白ネギ、原乳など6試料を検査したところ、いずれも過去の最大値を下回った。

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  • ICT導入の方向性、報告書と要望書で提出 掛川の区長会連合会

     掛川市区長会連合会は28日、本年度立ち上げた「自治区運営におけるICT導入検討会」の報告書と要望書を同市に提出した。服部克己会長らが市役所を訪れ、久保田崇市長に手渡した。  新しい生活様式への移行や自治区役員らの負担軽減を目指し、検討会を2月までに5回開催した。「ICTでみんなが気軽につながり、便利が余力を生む持続可能な地域の実現」といったICT導入の目標や方向性を報告書とロードマップにまとめた。  要望書では行政資料のデジタル化と積極的な提供、新任区長を対象とした端末操作講習会への協力、小区への端末配備などを求めた。

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  • 共同住宅火災 1人意識不明 掛川

     28日午前6時ごろ、掛川市家代の里1丁目の共同住宅から出火し、鉄骨2階建て同建物1階の一室を焼いた。この部屋の住人とみられる60代男性が意識不明の状態で病院に搬送された。  現場は住宅街の一角。散歩中に火災を目撃した建設業の男性(69)は「玄関やベランダから声を掛けたが、鍵がかかっていて応答がなかった」と話した。掛川署と市消防本部が出火原因を調べている。

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  • 木の生命力、間近に 掛川で保存樹林見学会

     掛川市と市緑化推進委員会は27日、同市東山で市指定保存樹林の見学会を開いた。約20人が参加し、昨年3月に新たに指定された山王神社の社叢(しゃそう)林などを訪れて大木の生命力や迫力を間近で感じた。  山王神社の社叢林にはモクレン科の常緑高木オガタマノキが14本生育している。案内した「掛川名木巨樹に親しむ会」の佐藤宏会長(81)らメンバーは、オガタマノキが神社にゆかりの深い樹木であることや、3月上旬に小さな白い花を咲かせることなどを解説した。  参加者はこのほか、県天然記念物の「峯貝戸の大クワ」や市保存樹木のカヤを見学した。

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  • 掛川特支学校生制作の手工芸品 3月4日まで展示即売会

     掛川市の掛川特別支援学校の生徒が作った手工芸品の展示即売会が26日、掛川市上西郷の衣料品店「セルフウメキ西郷店」で始まった。3月4日まで。  同校高等部の生徒72人が社会参加を目指し働く喜びを味わう自主生産作業で作品を仕上げた。会場では陶芸班や革工芸班が制作した皿や筆箱が人気を集めている。このほかクラフトバッグやだるまの形をしたひな人形などの作品も並ぶ。  同校では毎年、生徒自らが地域の店舗で作品を販売する機会を設けていたが、新型コロナの影響で開催が難しくなったため、今年は作品のみ展示した。

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  • 熱海土石流 静岡新聞社「読者と報道委員会」

     静岡新聞社の「読者と報道委員会」は9日、第34回会合を静岡市駿河区で開いた。議題は熱海市伊豆山の大規模土石流に関する報道。聖隷福祉事業団理事常務執行役員の鎌田裕子委員、弁護士の近藤浩志委員、認定NPO法人エコエデュ理事長の山本由加委員の3氏が本社側と意見交換した。(進行は荻田雅宏編集局長)   初期報道と情報公開  熱海市伊豆山の土石流は県内では近年見られない大災害となりました。発生当初から全県から記者を派遣し、総力戦で取材に臨みました。「熱海」と表記することで熱海市全体への風評被害が生じるとの懸念もありました。混乱の中、初期報道について読者が求める情報を分かりやすく届けられたのか、ご意

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  • 2045年の児童数1割減少 掛川市が将来予測

     掛川市は25日の市総合教育会議で、2045年時点の市内の小学生数が5976人(20年比10・2%減)、中学生数は2871人(同8・5%減)になるとの将来予測を示した。中学校区を一つの学園に見立てて小中学校の連携を強化する「中学校区学園化構想」に基づき、適正規模の確保が可能な再編計画案を検討する。  将来予測によると、45年時点で小学校22校のうち過半の12校が全学年で単学級になる。市は各学年が複数学級になるよう学校配置を工夫する姿勢。45年までに小中31校のうち28校で耐用年数が経過することも踏まえて、複数のたたき台の作成を進める。  会合に出席した教育委員からは、将来予測の根拠や地区ごとの

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  • 子育てと仕事 ママ向け講座 掛川で3月2日

     掛川市は3月2日午前9時45分から、小学生以下の子どもがいる女性を対象に、子育てしながら働くことを考える講座を同市役所で開く。参加無料。  NPO法人男女共同参画フォーラムしずおか理事でキャリアコンサルタントの萩原美栄子さんを講師に、参加者がそれぞれ、自分らしく働きながら子育てをする方法を考える。  対象は第1子が小学生以下で、就労していないか、パートなどで働く女性。託児は要問い合わせ。申し込みはNPO法人男女共同参画フォーラムしずおか<電054(207)9001>へ。

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  • 斗瓶(とびん)取りで酒造り 「開運」の最高峰に 掛川・土井酒造場

     掛川市小貫の土井酒造場は24日、「斗瓶(とびん)取り」と呼ばれる方法を取り入れた酒造りを行った。同酒造場の銘柄「開運」最高峰の酒として新酒鑑評会に出品するほか、一般向けにも販売する。  斗瓶取りは、布袋にもろみを入れてタンク上部につるし、自然に滴り落ちた酒を集める製造法。搾り工程や瓶詰めに機械を使わないため手間がかかり、主に高級酒に用いられる。  蔵人7人が作業に当たり、もろみを袋に移して酒の抽出を見守った。開運は県新酒鑑評会で4年連続、県知事賞を受賞している。斗瓶取りは3月上旬まで行う予定。

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  • 茶況(2月24日)茶農家の84% 「後継者なし」 掛川市調査

     掛川市はこのほど、市内茶農家を対象に経営形態などを問う調査を実施した。後継者の有無に関する質問では有効回答を得た337人のうち、84%の282人が後継者なしと答えた。経営主の年齢を問う質問では最年少が32歳、最高齢が88歳で、平均年齢は63・8歳。後継者不足と生産者の高齢化という厳しい現状が浮かび上がった。  市は本年度、新型コロナウイルスの影響などで市茶振興計画(2017~26年度)の中間見直しを1年前倒して実施していて、その一環で調査を行った。昨年10月、生産者516人に対し、郵送または協同工場を通じて配布して370人から回収した。

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  • 掛川の2中学にスポーツ用品贈る 三善

     掛川市葛川でスーパーマーケットを運営する三善(川合利弘社長)は24日、栄川中と東中の近隣2校にスポーツ用品を寄付した。市内企業が中学校の部活動を支える「チームかけがわ部活動サポートプロジェクト」の一環。  川合社長が市教育委員会で栄川中の村田和弥校長と東中の石山哲也校長にそれぞれ、目録を手渡した。栄川中にはバレーボールや野球の練習用バットなど、東中にはサッカーボールを贈った。それぞれ約4万8千円分。  地域活動支援を目的に2021年11月1日~12月31日に店舗で実施した「寄付つき商品販売キャンペーン」の浄財を充てた。川合社長は「コロナ禍で部活動ができずに困っている子どもたちがいる。次年度以

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  • 茶業振興に尽力 功労者5人表彰 JA遠州夢咲など 

     JA遠州夢咲と遠州夢咲茶業振興連絡協議会は18日、恒例の茶業振興大会を菊川市内で開き、長年にわたって茶業発展に尽力した功労者5人を表彰した。  管内の茶業者が一堂に会して次年度の茶業振興の方向性を決める節目の大会。今回は新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小し、内容を表彰に絞って開催した。  表彰を受けた功労者は次の通り。  勝又辰雄(菊川市潮海寺)斎能守(同市赤土)永田茂司(同市三沢)鈴木仙策(掛川市岩滑)水野光広(御前崎市上朝比奈)

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  • 民間公募の掛川副市長 石川紀子氏が会見「デジタル活用し改革」

     静岡県内初の民間公募副市長として掛川市が登用したNEC人事総務部主任石川紀子氏(46)=川崎市=が23日、掛川市役所で記者会見した。「デジタルの力を使って地域の未来のために貢献したい」と述べ、デジタル技術を活用した市政改革に注力する考えを示した。課題には戦略的な情報発信を挙げた。  掛川市の女性副市長誕生は初めて。石川氏は創価大大学院工学研究科修了。市が人材サービス大手と連携して実施した公募で、全国の1498人から選ばれた。3月末でNECを退社し、4月1日付で副市長に就く。就任に伴い、掛川市内に移住する予定。  石川氏は2001年にNECに入社し、新事業創造や企業文化改革、人材育成などに従事

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  • 掛川花鳥園写真コンテスト 最優秀に佐藤さん(名古屋) 応募238点

     掛川花鳥園(掛川市南西郷)はこのほど、園内の花や鳥の魅力発信を目的にした写真コンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を同園で行った。最優秀賞は2年連続で名古屋市の会社員佐藤哲也さん(46)が獲得した。  今回で18回目。2021年7~12月の期間中、県内外の138人から238点の応募があった。最優秀賞作品「飛翔」は、飛ぶフクロウの姿を捉えた白黒写真。佐藤さんは「フクロウは好きな鳥。格好良さを表現したかった」と話した。  そのほかの入賞者は次の通り。  優秀賞 土田祐生(横浜市)田中友隆(三重県)▽静岡新聞社・静岡放送賞 永井芳樹(神奈川県)▽掛川観光協会賞 土屋いろ葉(沼津市)▽カメラ

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  • 掛川・中幼稚園の思い出触れて 24、25日に住民に開放 21年度で園舎利用終了

     本年度で園舎の利用を終了する掛川市の中幼稚園は22日、地域住民を対象に園舎の見学会を始めた。歴代の卒園写真やアルバムを閲覧でき、懐かしい園での思い出に触れることができる。  中幼稚園は2023年度にきとうこども園に再編されるのを前に、来年度は土方幼稚園と合同保育になる。園舎内には園児13人と保護者が一緒に作った作品や、中小の児童ら地域住民100人ほどが寄せたメッセージを展示している。  園では19日に園舎お別れ式を開き、園児が歌を披露した。卒園生で東京パラリンピック自転車女子ロード種目2冠を達成した杉浦佳子選手(51)もビデオメッセージを寄せた。山城まゆみ園長(56)は「小さい園だが一人一人

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  • 民間副市長選任 全会一致で同意 掛川市議会

     掛川市議会2月定例会は22日、開会し、会期を3月24日までの31日間と決めた後、2022年度一般会計予算案や市総合計画基本構想の改定案など57議案を上程した。市の全国公募に応じたNEC人事総務部主任石川紀子氏(46)=川崎市=を副市長に選任する人事議案を即日採決し、全会一致で同意した。  石川氏の着任は4月1日付で、副市長は現任の高柳泉副市長と2人体制になる。石川氏はデジタル技術を変革につなげるデジタルトランスフォーメーション(DX)や多様な働き方の推進などの分野で市政改革を主導する。3月末でNECを退社する予定。  採決に先立つ施政方針説明で、久保田崇市長は「2人目の副市長を迎えて、民間の

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  • 全国優良経営体表彰 受賞者が知事に報告

     地域農業の振興に努める農業経営体をたたえる「全国優良経営体表彰」を受賞したブロッコリー生産販売「アイファーム」(浜松市南区)の池谷伸二社長と、柴田牧場(掛川市)の柴田佳寛代表がこのほど、県庁を訪ね、川勝平太知事に喜びを報告した。  池谷さんは情報通信技術(ICT)を活用してブロッコリーの生産性を向上し、生産技術革新部門で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。「収入の安定や作業の負荷軽減を実現し、若者が入ってくる労働環境を整えたい」と意欲を見せた。  柴田さんは、地域密着型経営を目指して自家製の牛乳やソフトクリームを販売。6次産業化部門で全国担い手育成総合支援協議会会長賞を贈られた。「地域のおいし

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  • 「掛川産」割り箸 市森林組合など、商工団体に贈る

     掛川市森林組合と農林中央金庫はこのほど、市内産スギ材で作った割り箸5万膳を市内商工団体に寄贈した。コロナ禍の飲食店を応援しようと、団体を通じて希望する市内の店に配布する。  掛川商工会議所で贈呈式が行われた。榛村航一組合長と農林中金名古屋支店の千代康治支店長が出席し、それぞれ同商議所の藤田哲男会頭と掛川みなみ商工会の美濃部久義副会長に手渡した。  割り箸は浜松市天竜区の作業所せきれいがスギの端材を活用して加工した。国内で広く流通する外国産材割り箸とは色味や香り、手触りが異なるという。榛村組合長は「木造の駅や図書館など掛川は木の文化が根付いている。木の魅力を多くの人に伝えたい」とあいさつした。

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  • スズの可能性知って 職人志村さん初個展、27日まで掛川

     掛川市川久保のスズ職人、志村泰利さん(33)の初の個展が27日まで、同市西大渕のカフェ&ギャラリー「THE DRAMA」で開かれている。  テーマは「FUSE」。溶ける、融解を意味する。スズは融点が低く、液体から個体に変化する美しさに焦点を当てた。  ドライフラワーとスズを合わせた作品「押し花」は8種類制作した。工房で床に落ちたスズを偶然踏んだときに、靴の跡が残っていたことから着想を得たという。このほか床にも作品を並べ、空間自体も一つの作品になるよう演出した。志村さんは「さまざまな場面でなんでも表現できるスズの可能性を知ってほしい」と話した。  志村さんは大学卒業後、京都市でスズの工芸品を手

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  • アマゴ40キロ放流 掛川・原野谷川漁協

     掛川市の原野谷川漁協は20日、原野谷川上流域でアマゴ40キロを放流した。組合員と渓流釣りのファン約20人が参加した。  放流したアマゴは最大で約40センチ。現在の禁漁区間を中心に、ニジマスのキャッチアンドリリース(再放流)区間の一部などに分散して放流した。  解禁は3月1日。3月以降も順次、放流する予定。

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  • 社説(2月21日)北京冬季五輪 感動と疑念交錯し閉幕

     7競技109種目が行われた北京冬季五輪が閉幕した。スポーツの感動にとどまらず、人権や環境、ドーピング、判定などさまざまな疑念が交錯した大会だった。  日本は金3個を含め18のメダルを獲得した。前回2018年の平昌大会の13を超え、冬季大会過去最多となった。新型コロナウイルスの感染拡大で練習や遠征が思うようにできなかった中での健闘をたたえたい。  スピードスケート女子1000メートルで金メダルに輝いた高木美帆選手は、5種目7レースに出場した。銀3個を含め1大会4個のメダルは冬季大会で日本勢最多となった。ノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒルの小林陵侑選手、スノーボード男子ハーフパイプの平

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  • 掛川の全小学校に非接触式検温器 松浦梱包輸送が寄贈

     物流業の松浦梱包輸送(掛川市梅橋)はこのほど、掛川市の小学校全22校にスタンド型の非接触式検温器を贈った。松浦康之会長が同日、市教育委員会を訪れ、佐藤嘉晃教育長に目録を手渡した。  市の共創募集事業「コロナに負けない安全・安心な学校施設の創出」に賛同して寄贈を提案した。松浦会長は「さまざまな感染症対策で役に立つ。子どもたちが地域で健やかに育つことを期待したい」と話した。同社は市内の学校給食配送を担っているほか、地元の新入生に防犯ブザーを配るなどの社会貢献活動に取り組んでいる。佐藤教育長は「本当にありがたい。活用して感染拡大防止に努めていく」と感謝した。

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  • 速度超過の職員 減給6カ月 掛川市が処分発表

     掛川市は18日、道交法違反(速度超過)で逮捕され、浜松簡裁から罰金9万円の略式命令を受けた市大須賀支所地域支援係の男性主任(46)を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。  男性主任は1月27日、通勤中に制限速度を58キロ上回る時速98キロで車を運転し、袋井署に現行犯逮捕された。市によると、道交法違反の報告義務を複数回怠っていたほか、速度超過の常習性が認められることが調査で分かったという。  久保田崇市長は「速度超過の事案としては最も重い処分を実施した。全職員一丸となって交通法規の順守と安全運転の徹底に努め、信頼回復を図っていく」とコメントした。

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  • 児童生徒の通学見守り 掛川・大須賀地区「ソフト対策で安全確保」

     掛川市大須賀地区の区長会とまちづくり協議会は18日朝、通学の安全性を確保するための街頭キャンペーンを地区内通学路で行った。メンバーら約50人が横断幕を手に交差点に立ち、通行する車や子どもたちに交通安全を呼び掛けた。  キャンペーンを行った通学路の通称「まちなか道路」は、並行する幹線道路の抜け道として朝の交通量が多い。区長会の調査では、通学時間帯の午前7時20分から30分間で計約90台の車の往来があったという。  区長会などは千葉県八街市で発生した児童死傷事故を受けて、交通安全リーフレットを全戸配布するなどして啓発に努めてきた。街頭キャンペーンの継続実施や近隣事業所への協力依頼も検討中。区長会

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  • モンゴル教員に理科の実験紹介 静岡県教委、オンライン交流会

     静岡県教委は17日、オンラインでモンゴルの指導主事や教員に理科の授業づくりや実験方法を紹介する交流会を掛川市の県総合教育センターで開いた。同国の90人が参加した。  同センターで理科教育の研修を担当する指導主事が研修内容を説明したり、地学、生物、化学、物理分野の実験や観察を紹介したりした。同国教育・科学省実施エージェンシー教育政策局のトゥムルオチル・ニャムオチル局長は「実験を見て多くのことを得ることができる。コロナ禍でも交流を継続していただき感謝します」とあいさつした。  県は同国と2015年、「教育・文化・科学分野での交流に関する覚書」を結んだ。16年から同国の指導主事を受け入れ、18年度

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  • 掛川副市長に民間石川氏 NEC勤務 全国公募で内定、市政改革を推進

     静岡県内で初めて副市長の民間公募を進めていた掛川市は16日、NECの人事総務部主任石川紀子氏(46)=川崎市=を副市長に内定したと発表した。全国の応募者1498人の中から選出した。22日開会の市議会2月定例会に人事議案を提出し、即日審査を求める。  石川氏は2001年4月NEC入社。同社の新ビジネス共創プロジェクトや企業文化改革、ダイバーシティー(多様性)実現のための土壌づくりなどを担ってきた。掛川市とは、市が18年度に展開した伝統産業の葛布振興事業に社会貢献活動の一環で参画した縁がある。愛知県西尾市出身。  議会の同意が得られれば2人目の副市長として4月から、広報や多様な働き方の推進などの

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  • 掛川市、デジタル化に集中投資 一般会計過去最大509億円 22年度予算案

     掛川市は16日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は21年度当初比5・0%増の509億1千万円。大型ハード整備や集中的なデジタル化推進を盛り込み、過去最大規模になった。「未来チャレンジ予算」と銘打ち、新型コロナウイルス禍を受けたニューノーマル(新常態)への対応を急ぐ。  21年4月に就任した久保田崇市長にとって初の当初予算編成になる。会見で久保田市長は「未来に向かって挑戦していくための予算。めりはりを利かせた編成をする中で結果的に過去最大になった」と説明した。  一般会計の歳入は市税が4・2%増の207億4400万円。景気の持ち直し傾向を受けて個人市民税は2・6%増の68億4300万

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  • 小児向けワクチン 掛川、袋井、森3市町合同接種 3月7日から

     掛川と袋井、森の3市町は16日、掛川市の中東遠総合医療センターで会見を開き、5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種の概要を説明した。袋井市愛野のエコパスタジアム会議室・研修室を会場に、3市町が合同で3月7日から実施する。  実施日は1回目3月7~11日、2回目28日~4月1日の延べ10日間。各日午後4~8時で、同センターの小児科医と看護師、薬剤師が対応する。1日500人接種が上限で、接種枠は掛川市1300人、袋井市千人、森町200人。  3月3~5日には高齢者らを対象にした3回目接種も実施して、中東遠地域のワクチン接種の前倒しを図る。  小児向けワクチン接種の複数市町による広域

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  • 空き家に男性の身元不明遺体 掛川

     掛川署は16日、掛川市大坂の空き家で身元不明の遺体を発見したと発表した。同署によると、遺体は40~60代の男性で、身長176センチ前後のやせ形。目立った外傷はなく、黒の長袖シャツと紺色のパーカ、ジーンズを着用していた。死後2週間~3カ月が経過しているとみられる。9日午後、近隣住民の通報を受けて同署員が確認した。同署が身元を調べている。

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  • 雪なし県静岡で育て冬季の星 4大会連続五輪出場 逆境挑む選手たち

     連日、日本勢の活躍に沸く北京冬季五輪。静岡県からもフリースタイルスキー男子モーグルの杉本幸祐(27)=デイリーはやしや、袋井市出身=、スノーボード女子パラレル大回転の三木つばき(18)=CATALER、掛川市=が入賞に迫った。雪が降らず、通年スケートリンクもない中で県勢の出場は4大会連続。温暖県のハンディをはねのけようと選手や関係者が奮闘を続けている。  県スキー連盟によると、現在の登録選手数は約60人と最盛期の半数以下。国体の最後の入賞は2013年までさかのぼるが、夏季は陸上トレーニング、冬季は国体や中学、高校の全国大会に合わせて県外のスキー場で合宿を行うなど、根気強く強化を継続する。  

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  • 給付金詐欺、男に有罪判決 地裁掛川支部

     国の新型コロナウイルスの持続化給付金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われた掛川市生まれ、住所不定の土木作業員の被告(24)の判決公判で、静岡地裁掛川支部は15日、懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。  鈴木悠裁判官は判決理由で、被告が共犯者と共謀して持続化給付金をだまし取った詐欺2件を認定し、「手数料名目で利益を得ようと不正受給の指南役という重要な役割を主体的に果たした」と述べた。  一方で、共犯者が国に返金手続きをしたことや、被告が手数料名目で得た金を共犯者に返したことなどを猶予判決とした理由に挙げた。

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  • 野球独立リーグに挑戦 掛川の水野選手 市長に決意

     野球独立リーグ・日本海オセアンリーグの富山GRNサンダーバーズに入団が決まった掛川市の水野琉唯選手(18)=磐田東高出=が15日、同市役所に久保田崇市長を訪ねて抱負を語った。「先発投手として試合を作ることに自信がある」と述べ、活躍を誓った。  水野選手は最速144キロの右腕投手。磐田東高では1年から即戦力で登板していたが、右肘の疲労骨折を受けて3年生だった昨夏は外野手として大会に出場した。けがの不安がなくなり、富山には投手として入団する。  水野選手の背番号は16。久保田市長は「活躍して、掛川と富山の縁をつないでほしい」と自治体間交流の担い手としての役割にも期待を込めた。

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  • 建造物侵入と窃盗疑い 掛川署、男を逮捕

     掛川署は15日、建造物侵入と窃盗の疑いで兵庫県姫路市生まれ、住所不定、無職の男(32)を再逮捕した。再逮捕容疑は1月下旬、掛川市内の会社事務所に侵入し、現金約10万円が入ったポーチ1個を盗んだ疑い。容疑者は同月、同市内の飲食店に侵入したとして建造物侵入の疑いで同署に逮捕された。

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  • 「母の葬儀費用」とうそ 90万円詐取疑い 浜松の男逮捕

     掛川署は14日、詐欺の疑いで浜松市東区天王町、無職の男(34)を逮捕した。逮捕容疑は2021年1月5日から同年3月12日までの間、当時交際していた掛川市の自営業の女性(34)に電話などで「母が死んで家族葬の葬儀代が払えない」などとうそを言い、現金計90万円をだまし取った疑い。

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  • 5~11歳ワクチン 掛川、袋井、森 3月から合同接種

     掛川市は14日、5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を袋井市、森町と合同で3月から実施すると発表した。エコパスタジアム(袋井市愛野)の会議室に会場を設ける。  3市町が連携して圏域のワクチン接種の加速化を図る。合同接種には中東遠総合医療センター(掛川市)が協力する。16日に3市町の首長らが同センターで会見し、概要を説明する。

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  • 2年ぶりに桜ライトアップ 2月下旬から掛川城下、逆川両岸

     掛川市は2月下旬、早春の掛川城周辺を彩る掛川桜の夜間ライトアップを始める。実施は2年ぶり。城下を流れる逆川両岸約2キロの桜並木のうち、緑橋-大手橋の約150メートルに発光ダイオード(LED)の照明を設置して、桜の名所を幻想的に演出する。  掛川桜は早咲きで、鮮やかなピンク色の花が球状にまとまって咲く特徴がある。逆川沿いに約300本が並んでいて、日本花の会は2014年、新たな寒桜の園芸品種として認定した。開花状況を踏まえてライトアップの開始日を決め、3月中旬まで午後5時半~9時半に点灯する。点灯式は行わない。市によると、例年は3月上旬から中旬が開花のピークという。

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  • 国際基準認証 取得から5年 環境意識の高まり好機 遠州森林認証グループ管理責任者/甚沢万之助氏【本音インタビュー】

     掛川、森両市町の森林組合と行政で構成する遠州森林認証グループが、森林管理の国際基準「FSC認証」を初取得してから3月で5年を迎える。認証林の面積は当初の1106ヘクタールから2467ヘクタールと2倍以上に拡大した。脱炭素社会の実現に向けた機運の高まりを追い風に、需要の掘り起こしを狙う。  ―林業を巡る現状は。  「難しい経営を強いられているが、環境や社会、経済への配慮が重視される時代になり、社会的な要求は高まっている。森林資源が政府の管理外で無制限に伐採されている国があり、木材が潤沢に供給される状態は続かない。持続可能な管理がますます重要になる。人口減少を受けて国内需要は先細る可能性が大き

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  • 山岳や動植物など 個性浮かぶ写真展、20日まで掛川

     掛川市大東地区の三井シニアクラブ写真サークル「写遊会」の作品展が12日、同市西大渕の大須賀図書館ギャラリーで始まった。20日まで。  60~80代のメンバー5人が撮影した50点を展示している。被写体は山岳や神社仏閣、動植物などさまざま。地元の国安海岸から見た初日の出や波など身近な風景を捉えた作品も目を引く。  サークルは生きがいづくりなどを目的に2021年4月、発足した。発起人の福住悦也代表(78)は「それぞれの個性が浮かぶ作品がそろった。レベルを上げていきたい」と話している。

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  • 東京パラ自転車2冠 杉浦選手たたえ㊎ポスト 地元掛川の郵便局に

     東京パラリンピック自転車女子ロード種目2冠を達成した杉浦佳子選手(51)をたたえる金色のポストが10日、地元の掛川市中の中村郵便局に設置された。  ポストには杉浦選手の名前などが書かれたプレートが付いている。除幕式に出席した杉浦選手は「生まれ育った土地にポストを設置でき、地元に恩返しができた。皆さんにぜひ使ってほしい」とあいさつし、早速、お世話になったカウンセラー宛てのはがきを投函(とうかん)した。  金色のポストは内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局と日本郵便が進める「ゴールドポストプロジェクト」の一環で設置された。県内では5カ所目となった。

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  • 高校で実習中に指切断事故 静岡県、元生徒と和解へ

     静岡県立掛川工高(掛川市)で2019年、実習中にフライス盤で指を切断する事故に遭ったのは同校教諭の注意義務違反のためとして、当時3年生だった元生徒の男性が静岡県に約1300万円の損害賠償を求めた訴訟で、県は11日までに同額を支払い和解する方針を固めた。県教委は18日に開会する県議会2月定例会に、和解に向けた議案を提出する。  訴状によると元生徒は19年9月、課題研究の授業中にフライス盤を使用した際、回転中の刃に付いた削りかすを小型のほうきで払おうとして指を巻き込まれ、左の人さし指の第二関節から上を切断するけがを負った。元生徒は、当時の教諭がフライス盤の回転中に削りかすを取り除くよう指導したこ

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  • 自慢の歌声競う 掛川で花笠会 カラオケ大会

     第12回花笠会カラオケ大会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、掛川市文化会館シオーネで開かれた。県内外から約160人が出場した。総合グランプリには袋井市の金子史朗さんが選ばれた。  80歳以上のゴールド、70~79歳の熟年、63~69歳の実年、62歳以下の壮年の4部門に分かれて行われた。出場者は華やかな衣装で壇上に立ち、歌声を披露した。会場で協力を呼び掛けたチャリティー募金3万円は市社会福祉協議会に寄付した。  各部門のグランプリは次の通り。  ゴールド 嶋ひかる(岡崎市)▽熟年 鈴木千賀子(静岡市駿河区)▽実年 鈴木政伸(伊豆の国市)▽壮年 松浦睦巳(静岡市葵区)

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  • 中東遠医療センター 敷地内薬局導入へ 負担軽減狙い

     中東遠地域の基幹病院の中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)は10日、病院敷地内に薬局を整備する方針を明らかにした。病院薬剤師の確保が難航する中、薬剤業務の一部を敷地内薬局に依頼するなどして負担軽減につなげる狙いがある。2023年度前半の開設を目指す。  通常業務に新型コロナウイルスワクチンの接種支援などの業務が加わり、病院薬剤師の負担が大幅に増している現状を踏まえた。敷地内薬局は国の規制緩和を受けて2021年1月、浜松医科大付属病院(浜松市東区)が県内で初めて導入した。県立総合病院(静岡市葵区)でも整備に向けた準備が進んでいる。  センターを運営する掛川市・袋井市病院企業団によると、公募

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  • 茶況(2月10日)「叶い星」「願い星」ティーバッグ販売 掛川・五明茶業組合

     掛川市の五明茶業組合はこのほど、受験シーズンに合わせて「叶(かな)い星」「願い星」と名付けた深蒸し茶ティーバッグの販売を始めた。2袋をセットにして、梅の花の水引を飾り付けた。  五明の茶畑は新星が見つけやすいと有名で、組合は星にちなんだ名前のお茶を販売している。叶い星は茶期が始まった直後に柔らかい芽を摘んで仕上げたお茶。願い星の葉は八十八夜の頃に摘んだ。縁起が良くなるよう包装のデザインには麻の葉と七宝の和柄を選んだ。  理事の堀井聡さん(42)は「さまざまな場面で気持ちをそっと届けたい人に贈ってほしい」と話す。快気祝いに購入する人もいたという。  ティーバッグは1セット税込み378円。問い合

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  • 掛川市DX推進員 松久さん、大松さん内定

     掛川市は10日、デジタル技術を活用した市政改革を目指して民間公募したDX推進員の内定者を公表した。松久晃士さん(40)=三島市=と大松良司さん(40)=埼玉県=の2人。いずれも副業で月4日程度の勤務を想定し、非常勤特別職として4月1日付で任用する。  松久さんは働き方改革に関するコンサルティング会社「ワーク・ライフバランス」(東京都)の執行役員。DX推進に向けた庁内の意識改革を担当する。大松さんは、健康福祉分野に強みを持つエンジニアで、個人事業主として活動している。  同時に募集した副市長については、22日開会の市議会2月定例会に人事議案を提出し、議会の同意を得た上で発表するとしている。

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  • 新ごみ処理施設 整備検討委開催へ 掛川市長「4月までに」

     掛川市の久保田崇市長は10日の定例記者会見で、新たな廃棄物処理施設の整備に関する検討委員会を4月までに開催する方針を示した。人選を進めて、菊川市と合同で設置する。8月をめどに結論を導きたい考え。  両市の衛生施設組合が運営する既存のごみ処理施設の更新期限は2024年度。同組合が21年1月に示した新施設整備の基本構想は、優先順に民設民営の「公民連携方式」と公設民営の「DBO方式」の2方式から整備手法を選定すると定めている。  検討委には専門家が加わる予定。久保田市長は「基本構想をベースに詳しく検討してもらう。検討委から答申を出してもらい、それを尊重して意思決定したい」と述べた。

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  • 佐々木さん金賞 JA掛川市 レタス品評会

     JA掛川市レタス部会は9日、本年度の品評会を掛川市上内田の同JA南部営農経済センターで開いた。金賞には佐々木達之さんが選ばれた。  17点が出品された。県中遠農林事務所やJA静岡経済連の職員ら3人がレタスの形状や鮮度、玉ぞろいなど、8項目を外観審査した。審査長を務めた県中遠農林事務所の戸田佳香主査は「秋口からの寒さや乾燥で栽培が難しい中、玉ぞろいや鮮度がいいレタスが多かった」と講評した。  レタス部会には13人が所属し、6ヘクタールで20品種を栽培している。2万ケースを目標に、3月下旬まで出荷が続く。

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  • 名手の言葉に支えられ成長 三木つばき(掛川) スノボパラレル大回転に8日出場 北京冬季五輪

     北京冬季五輪のスノーボードパラレル大回転は8日、男女予選と決勝を行い、三木つばき(CATALER、掛川市在住)が出場する。5歳の時に“雪なし県”静岡へ。単身で山ごもりするなど、ハンディを乗り越えてきた18歳が夢舞台に臨む。  初めての五輪での滑りを前に「なかなか日本の方々にライブで滑りを見てもらえなかったが、リアルタイムで見てもらうことに特別なものを感じる」と期待に胸を弾ませる。「私一人ではここまで来ることができなかった。両親をはじめ、応援してくれた人に北京で恩返ししたい」との思いも語った。  名手からもらった言葉が三木の成長を促してきた。8歳の時、来日していたフラン

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  • 車2台と衝突、女性死亡 掛川市和田の県道

     6日午前1時10分ごろ、掛川市和田の県道で、ともに北進中の同市中方、会社員男性(29)の乗用車と、御前崎市比木、小売業男性(41)の乗用車が、同市新野の無職女性(30)に衝突した。女性は全身を打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。現場は片側1車線の直線道路。掛川署が原因を調べている。

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  • きとうこども園 工事安全祈願祭 掛川、2023年4月開園

     2023年4月開園予定のきとうこども園の建設工事安全祈願祭が5日、掛川市下土方の建設予定地で行われた。同園が完成すると大東、大須賀区域の認定こども園化が完了する。  市や建設業者、運営する社会福祉法人大東福祉会の関係者ら約40人が出席して工事の無事を祈願した。きとうこども園の建設場所は吉岡弥生記念館の西側。幼稚園3園と保育園1園の再編先となる。園舎は鉄骨造平屋建て(一部木造、一部2階建て)で、延べ床面積は2544平方メートル。定員は0~5歳児計250人。工期は23年2月20日まで。建設予定額は9億7200万円。  大東福祉会の鳥井昌彦理事長は「家庭と地域をつなぐ虹の架け橋となる園を目指す」と

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  • 祝い酒「開運 立春朝搾り」出荷 掛川・土井酒造場

     掛川市の土井酒造場は4日未明、春を迎える祝い酒「開運 立春朝搾り」を製造した。業界団体の日本名門酒会が主導するイベントで、同酒造場は初参加。新型コロナウイルス感染症の収束を願い、4合瓶(720ミリリットル)3千本を出荷した。  立春の未明に搾り上がった酒を同日中にファンの手元に届けるのがルール。午前2時ごろから生原酒が次々と瓶詰めされ、受け渡し準備が進んだ。午前7時には神事が執り行われ、おはらいを受けた酒が県内の加盟酒販店に引き渡された。  同酒造場によると、搾りから出荷までの工程を短時間で行う朝搾りは、品質管理に細心の注意が必要。土井弥市社長は「人には厳しい寒さも、酒にとっては良い。立春に

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  • 北京五輪 三木つばき選手へ応援ボード 中東遠総合医療センター

     スノーボード女子パラレル大回転で北京冬季五輪に出場する三木つばき選手(18)の地元、掛川市の中東遠総合医療センターは4日、職員40人による応援メッセージボードを母志保子さん(46)に届けた。同センターで贈呈式が行われた。  三木選手は2年前、新型コロナウイルス感染拡大に伴い品薄になったフェイスシールドの替わりにスノーボード用のゴーグル37個を同センターに寄付した。宮地正彦院長は「感染拡大第1波のときは、見えない敵と戦いつらかったが、三木選手に力をもらった。恩返しをしたい」とあいさつした。  志保子さんは三木選手が小学生のとき、同センターに何度も入院し、職員に優しい言葉を掛けてもらったことを振

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  • 北京五輪・三木選手を応援 地元駅舎にポスター 掛川桜が丘中

     スノーボード女子パラレル大回転で北京冬季五輪に出場する三木つばき選手(18)=CATALER=の出身校・掛川市立桜が丘中の生徒が4日、地元の天竜浜名湖鉄道桜木駅の駅舎壁面に三木選手を描いたポスターを掲出した。地元住民も加わり、地域ぐるみで応援ムードを盛り上げた。  ポスターは縦80センチ、横350センチ。生徒会と美術部のメンバー、生徒有志が協力し、スノーボードで雪上を滑走する姿を描いた。ポスター上に取り付けた「祝 北京五輪出場」のパネルには、ツバキの花と雪の結晶の絵をあしらった。  天竜浜名湖鉄道への贈呈式で、生徒会長の2年仲秋羚さん(14)は「制作に込めた応援の気持ちが先輩に伝わり、少しで

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  • ひとり親35世帯、臨時特別金未給付 掛川市試算

     掛川市は4日の市議会全員協議会で、子育て世帯を対象にした10万円の臨時特別給付金について、離婚などで受給していない対象者が最大で35世帯50人になるとの試算を明らかにした。市は受け取れないひとり親家庭にも10万円を支給する方針を決めている。  財源に地方創生臨時交付金を活用する予定だったが、国の方針見直しを受けて臨時特別給付金の補助金を充てる。市こども希望部の原田陽一部長は「今後、国から一律の基準が示された場合、支給対象者の要件などが変更になることも考えられる」と説明した。

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  • 防潮堤の整備事業 計画変更15億円増 掛川市

     掛川市は4日、沿岸に防潮堤を整備する海岸防災林強化事業について、全体の事業計画を変更する方針を示した。  盛り土量の増加などを受けて、事業費が現行計画と比べて15億円増の50億円になる見込み。事業期間(2014~26年度)は変更しない。  築堤費に加えて、河川改修費や委託費の増加が全体事業費を押し上げる。沿岸9・7キロのうち、河口を除く9・0キロが整備区間。21年度末で61%、累計事業費26億円の工事進捗(しんちょく)を見込んでいる。

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  • JA遠州夢咲 イチゴ品評会 掛川の岡田さん金賞

     JA遠州夢咲いちご委員会果実品評会が4日、掛川市三俣の同JA営農会議室で開かれた。紅ほっぺ31点と章姫1点、きらぴ香2点が出品され、紅ほっぺを出品した同市の岡田拓也さんが金賞に輝いた。  県中遠農林事務所生産振興課の勝地孝則課長を審査長に、JA静岡経済連職員など6人で色や玉ぞろいなど8項目を採点した。勝地審査長は「果実が充実し品質が良かった。上位入賞したものは外観に優れ、玉ぞろいや詰め方がきれいだった」と講評した。  品評会は品質向上を目的に毎年実施している。今年は初めて、一つの果実の重さを競う「ビッグベリーコンテスト」も行われた。同委員会では142戸が約35ヘクタールで生産している。  金

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  • 江戸期の大庄屋 掛川「鈴木家住宅」に国文化財登録プレート

     掛川市伊達方の国の登録有形文化財、鈴木家住宅の登録プレートがこのほど、文化庁から掛川市に届いた。3日、市役所で所有者の鈴木伸子さん(74)に交付した。  鈴木家は江戸時代に大庄屋を務め、明治以降は旧掛川市の初代市長鈴木理一郎を輩出した旧家。住宅は昨年6月、江戸時代末期の建築と推定される主屋など13棟の建造物が国の登録有形文化財に登録された。  久保田崇市長は「住宅はきれいに保たれ、鈴木家が代々守り続けてきたことがわかる。貴重な文化財として住宅を後世に伝えてほしい」と話し、鈴木さんに青銅製のプレートを手渡した。鈴木さんは「プレートをいただき実感がわいた。これからも大事に家を守っていきたい」と語

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  • 社説(2月4日)北京冬季五輪開幕 大会本来の姿示す場に

     北京冬季五輪が今日、開幕する。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が世界的に流行する中、厳戒態勢で行われるスポーツの祭典。20日までの17日間、7競技109種目が実施される。  大会組織委員会は、中国在住者向けのチケットの一般販売を取りやめ、観客を招待者に限定した。昨夏の東京五輪・パラリンピックに続き、ほぼ無観客という異例の形で行われる。商業主義で肥大化し、政治に翻弄[ほんろう]される現在の五輪は、コロナ下の夏冬開催で改めて意義が問われよう。人種や宗教などあらゆる差別を超えて、純粋にスポーツを通して国際交流を図る。大会が目指す本来の姿を示すべきだ。  静岡県からはフリースタイルスキー男子モ

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  • 茶況(2月3日)血糖値の上昇抑える茶販売 掛川・たこまん店舗

     菓子店たこまんの掛川市内の店舗で2月中旬から、食物繊維「イソマルトデキストリン」を含んだ、機能性表示食品のお茶を販売する。  市内産の深蒸し茶とオリーブの葉を合わせたお茶。イソマルトデキストリンは食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇を穏やかにする機能がある。  健康志向の高まりを機に、3年ほどかけて開発した。血糖値や中性脂肪が気になる人にもお菓子を楽しんでもらいたいと考え、「お菓子によく合うお茶」と名付けた。  1本350ミリリットル。価格は税込み300円。

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  • 節分祭 ナギの神木でおはらい受ける 掛川・三熊野神社

     掛川市西大渕の三熊野神社で3日、節分祭の神事が執り行われた。大久保照男宮司が祝詞を奏上し、祈願希望者317人全員の住所と名前、願い事を読み上げた。  希望者のうち約50人が参列し、鈴を付けたナギの神木でおはらいを受けた。願い事は家内安全、商売繁盛のほか、新型コロナウイルス禍を受けた悪疫退散や厄よけ祈願が目立った。感染症対策のため、恒例の豆まきは前年に続いて中止になった。

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  • 作文・絵画 全国入賞報告 西山口小の斎藤さん、鈴木君 掛川

     作文と絵画の全国コンクールで上位入賞した掛川市の西山口小4年斎藤澪里さん(10)と鈴木佑翔君(9)が3日、掛川市役所を訪れ、久保田崇市長と佐藤嘉晃教育長に受賞を報告した。将来の夢を語り、さらなる創作に意欲を示した。  斎藤さんは「『こうのとりのゆりかご』を静岡に」と題した作文で、大賞に次ぐ優秀賞を獲得した。作文で助産師になる夢を掲げて、こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)について調べた内容をつづった。反対意見があることにも触れた上で「『第二のこうのとりのゆりかご』を作ることが、わたしのゆめです」と結んだ。  鈴木君は「うれしかったこと」をテーマにした絵画コンクールで銀賞に輝いた。描いたのは

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  • バイクデザイナーから書店主に転身 掛川の庄田さん、ガレージ改装

     バイクのデザイナーから本屋の店主に-。昨年11月、掛川市富部に一風変わった本屋がオープンした。店名は「本と、珈琲と、ときどきバイク。」。10坪(33平方メートル)ほどの敷地にバイクのガレージを改装した店を構えるのは庄田祐一さん(35)。「バイクと出合える場所を提供したい」と、11年間勤めた大手バイクメーカーを退職し、新たな挑戦を始めた。  庄田さんは美大を卒業後、プロダクトデザイナーとしてバイクの機能や外観をデザインする仕事をしていた。しかし、バイクに対するイメージが固定化していることに気づき、「バイクに出合う入り口の幅を広げたい」と、ものづくりの世界から転身。「やんちゃな印象が強いが、誰も

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  • 静岡人インタビュー「この人」 春田基行さん 文部科学大臣優秀教職員表彰を受けた

     生徒指導面の功績が評価され、本県から選出された約30人を代表して都内で行われた授賞式に出席し、表彰状を受け取った。御前崎市立浜岡中の主幹教諭。46歳。  ―受賞の感想は。  「身に余る光栄。個人で頂いた賞だが、浜岡中、前任の御前崎中での学校としての取り組みを評価してもらえたと思う」  ―生徒指導とは。  「問題行動への対応を想像するかもしれないが、そればかりではない。生徒が授業に前向きになれるよう、授業の終わりに『できた』『分かった』内容を書き出してもらう取り組みを提案したこともある。魅力ある学校づくりに必要なことを計画し、実行するのが仕事」  ―不登校の解消へ意識していることは。  「毎朝

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  • 枯れ草など焼く 掛川市高御所の逆川河川敷

     2日午後2時50分ごろ、掛川市高御所の逆川河川敷から出火し、枯れ草など約400平方メートルを焼いた。掛川署と市消防本部が原因を調べている。

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  • 小中生平和を考える 掛川で作文など作品展示

     掛川市掛川の中央図書館で2日、「平和を考える」をテーマに市が小中学生から募った自由研究作品の展示が始まった。13日まで。  寄せられた作文やポスターなど65点のうち、入賞した11点を展示した。最高賞の市長賞に選ばれたのは、石川星来さん(第一小6年)と八ツ繁佳奈さん(西中2年)の作文。石川さんは、曽祖父が生前に受けた戦争体験インタビューの資料を基に、戦争の悲劇と平和の尊さをつづった。八ツ繁さんは「一番怖いのは戦争の恐ろしさを忘れてしまうこと」として、伝え続ける大切さを強調した。  平和に関する作品募集は2015年度に始まり、今回が2年ぶり6回目。新型コロナウイルス感染拡大を受けて表彰式は中止し

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  • キャリア教育 文科大臣表彰の掛川・東中 教育長に受賞を報告

     2021年度のキャリア教育優良学校文部科学大臣表彰を受けた掛川市の東中の石山哲也校長が2日、市教委に佐藤嘉晃教育長を訪ねて受賞を報告した。同校の取り組みを説明した上で「グローバルな視点を持ちながら地元の発展に貢献しようとする気持ちを育みたい」と述べた。  東中は14年度から、地域の歴史文化や産業などを学び、課題解決策を探る「掛川学」を続けている。佐藤教育長は「非常に特徴がある学び。継続し、さらに発展させてほしい」と期待を込めた。  全国で119団体が表彰を受けた。県内では同校と袋井商業高、浜松開誠館中・高の3校が受賞したほか、教育委員会の部に浜松市教委が選ばれた。

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  • 住居侵入など疑い 男逮捕 浜松東署など共同捜査班

     浜松東署など5署と静岡県警捜査3課などの共同捜査班は1日、住居侵入と窃盗の疑いで岐阜県生まれ、住所不定、無職の男(72)を再逮捕した。再逮捕容疑は2021年12月下旬、焼津市内の留守宅に窓ガラスを割って侵入し、現金約16万円と財布など2点(約2万円相当)を盗んだ疑い。容疑者は同11月に掛川市の住宅に侵入しようとしたとして今年1月12日、住居侵入未遂の疑いで同署に逮捕された。

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  • 掛川市職員に罰金9万円命令 浜松簡裁 最高速度58キロ超過

     浜松区検は31日までに、最高速度を58キロ超過して車を運転したとして道交法違反の罪で掛川市の男性職員(46)=同市=を浜松簡裁に略式起訴した。同簡裁は同日までに、罰金9万円の略式命令を出した。  略式命令などによると、職員は27日、制限速度40キロの袋井市内の市道で乗用車を98キロで運転したとされる。

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  • 護身術を練習、防犯活動学ぶ 掛川でリーダー講座

     掛川市と市安全安心まちづくり推進協議会は29、30の両日、地域での自主的な防犯活動を実践する防犯リーダーの育成講座を同市内で開いた。各地区の地域安全推進員と自治会役員ら6人が受講し、掛川署や市危機管理課などの講師陣からレクチャーを受けた。  6人は市内の犯罪情勢のほか、侵入盗や特殊詐欺、車上狙いなど身近な犯罪の対策を学んだ。護身術の講義では、相手が殴りかかってきたり、後ろから抱き付いてきたりした際にかわして逃げる方法を練習した。6人には修了証とリーダー登録証が授与された。今回で15年目を迎えた取り組みで、修了者は計133人になった。

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  • 火災から文化財守れ 掛川・大日本報徳社で訓練

     掛川市の大日本報徳社は27日、文化財防火デー(26日)に合わせて防火訓練を実施した。新たに導入した消火栓や放水銃を使い、火災発生時の対応を確認した。  鷲山恭彦社長や職員が参加し、防災設備会社の社員と一緒に放水作業の手順を確認した。大日本報徳社の敷地約4千平方メートルには国の重要文化財に指定されている大講堂など、明治以降の建造物が並んでいる。2019年の沖縄・首里城の火災以降、防火対策を見直し、昨年までに約7メートルの放水銃2基と消火栓5基を整備した。  付近には掛川城御殿などの文化財施設があり、住宅も密集しているため延焼防止対策にも力を入れた。

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  • 田ケ池に案内看板 掛川、2月中旬に河津桜見頃

     掛川市中の田ケ池の景観保全に取り組む田ケ池公園保全会は28日、池の西岸に咲く河津桜が2月中旬に見頃を迎える前に、池の案内看板を設置した。  田ケ池は散策や釣りができ、地元住民にとっては憩いの場であり、河津桜の時期は地元以外からも多くの人が訪れる。看板は初めて池に来る人でも入り口や駐車場などがわかるよう池の周辺3カ所に設置した。保全会の杉本光繁会長(74)は「入り口がわからないという声が多かった。看板で河津桜の場所を知ってもらえれば」と話した。

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  • 野菜のポップ広告 横須賀高生が制作 掛川・とうもんの里

     掛川市の横須賀高の3年生がこのほど、同市山崎のとうもんの里の直売所で販売している野菜のポップ広告を制作した。地域と連携を図ろうと、家庭科を選択する生徒が取り組んだ。  生徒は数人ずつの班ごとに前期は夏野菜、後期は冬野菜のポップを作った。栄養素やその機能、野菜を使った料理などを調べ、写真やイラストと一緒に紹介した。講師を務めたNPO法人とうもんの会の名倉光子さん(74)は「お客さんが野菜を選ぶときの手助けになる。農家さんも元気になる」と制作に感謝した。

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  • つるし雛や絵画 地域住民が力作 掛川・千浜でまつり

     掛川市の千浜農村環境改善センターで29日、地域住民の作品を展示する公民館まつりが始まった。2月12日まで。  同センターではつるし雛や色鉛筆画など、さまざまな同好会が活動をしていて、会員が1年間で作った力作を出品した。このほか、ちはまこども園、おおさかこども園、千浜小、大坂小、大浜中の子どもたちの絵画や書道作品も展示した。  30日はまちづくり協議会が輪投げやボッチャを体験するイベントを開く。時間は午前10時半から。

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  • もったいない給食の残食 発電、肥料…活用広がる【NEXT特捜隊】

     読者の疑問や困り事に応える静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡市駿河区に住む30代の公立中教員から「給食の大量の食べ残しに胸を痛めています」とメッセージが寄せられた。まずは、全国、静岡県内の現状を調べることから始め、「残食」を取り巻く背景や課題を探った。【記事の最後に動画があります】   1人年間7.1キロ  環境省が2015年、全国の市区町村教育委員会に行った調査によると、給食の食べ残し割合「残食率」は約3割の自治体が把握していて、平均値は約6.9%だった。重さにすると、子ども1人当たり年間7.1キロと推計されるという。  県内の全35市町にも聞いた。残食率を自治体として把握し

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  • スノボ五輪代表・三木選手に届け 母校・桜木小、旗や折り鶴制作

     スノーボード女子パラレル大回転で北京冬季五輪に出場する三木つばき選手(18)=CATALER=を応援しようと、母校の桜木小の児童が応援旗と折り鶴を作り、27日、三木選手の家族と後援会に届けた。  掲示委員会の児童が同小学校を訪れた三木選手の母志保子さん(46)と後援会の中根福次会長(73)らに旗と折り鶴を手渡した。旗は教員が描いた三木選手の似顔絵に児童が色を塗って仕上げた。折り鶴は全校児童695人のうち、1~2年生が折り紙にメッセージを書き、3~6年生が折った。委員長の鈴木優愛さん(12)は「雪の上を滑る姿はかっこいい。全校のみんなが応援しています」とあいさつした。  志保子さんは児童からの

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  • ひな人形や創作人形80点並ぶ 静岡・葵区で「おひなさま展」

     静岡市葵区の亀山画廊で2月14日まで、ひな人形や創作人形、絵画を展示する「おひなさま展」が開かれている。  県内外の作家5人が計約80点を出展した。粘土に和紙を貼った人形や、墨と水彩で描かれた絵画が並ぶ。作品には「とーせんぼ」「みんなくまにのって!」などのタイトルがつけられ、それぞれ販売されている。創作人形を出品した伊藤真理子さん(掛川市)は「透明感のある肌の人形に仕上げたので、注目してほしい」と話した。

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  • 人々や風景描いた山内さん力作並ぶ 掛川で2月1日まで

     掛川市初馬の山内早苗さんの絵画展が28日、市生涯学習センターで始まった。油彩画など約50点を展示した。2月1日まで。  山内さんは中央美術協会と県油彩美術家協会の会員。ギャラリーには北海道礼文島の夕日と踊る人々を描いた100号の大作や、初馬の秋の風景を描いた作品などが並ぶ。これまでは旅先での風景を描いてきたが、コロナ禍で遠出ができず、地元の風景や花、果物を題材にした作品が多い。山内さんは「絵を見た人が少しでも明るく、元気になってほしい」と話した。

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  • 茶況(1月27日)ハート入り和紅茶プリン 掛川「茶の庭」

     掛川市上内田の佐々木製茶と掛川中央茶業のショップ&カフェ「茶の庭」は27日、2月14日のバレンタインに向けてハート形のチョコレートが入った「和紅茶ぷりん」の発売を始めた。  プリンは掛川中央茶業の和紅茶と新鮮なイチゴを使って仕上げた。プリンの上にジュレを乗せた2層構造。見た目を華やかにしようと、ジュレの中には銀粉を入れた。スイーツ担当の杉山凪沙さん(27)は「和紅茶とイチゴの相性の良さを味わってほしい」と話した。  プリンは税込み500円。販売期間は2月末ごろまで。ほうじ茶のチョコレートラテも限定販売している。水曜定休。  

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  • 記者コラム「清流」 厳しいウィズコロナ

     昨年12月、掛川市内の保育園から周辺市の子育て施設と合同企画したサッカー大会の取材依頼があった。2カ月も前の依頼はあまりない。子どもの笑顔のために、はやる気持ちがあったのかもしれない。電話で概要を聞いて取材予定に加えた。  その後も、雨天だった場合の代替施設の場所など追加情報を逐一教えてもらってきたが、先日の電話は「コロナで延期になってしまった」。開催時期は未定で、年長児の卒園に間に合わないかもしれないという。  園児の落胆を思うと胸が痛い。ぎりぎりまで開催を模索したはずの職員の無念も察するに余りある。「ウィズコロナ」という言葉を耳にする機会が増えたが、コロナは非情だ。共存・共生を強いられた

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  • 浜松北浜小の鈴木さん特選 選挙啓発標語

     静岡県選挙管理委員会はこのほど、「明るい選挙啓発標語」の入選作を発表した。最優秀賞の特選は浜松市立北浜小6年の鈴木奏志さんの「この一票 未来を創る 夢の種」に決まった。「明るくきれいな選挙の実現、投票総参加の呼びかけ」をテーマに昨年10~11月に募集し、895点の応募があった。特選のほか、入選作を5点選出。2022年度の選挙啓発標語として各種選挙で活用する。  入選者は次の通り。  岩清水澄一(掛川市)細川夕月(浜松日体中1)久保田唯月(掛川東高1)佐藤彩心(浜松北浜小6)松浦蒼依(掛川西郷小6)

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  • 「ウィズ・コロナ」経営は 掛川で県飲食業組合 業者対象に講座

     静岡県飲食業生活衛生同業組合は25日、中東遠地区の飲食店経営者を対象にした講座「ウィズ・コロナに向けての飲食店経営」を掛川市内で開いた。イワサキ経営(沼津市)マーケティングアドバイザー宮口巧氏が、新型コロナウイルス禍の影響を抑えるためのポイントを解説した。  同組合が作成した店舗経営の手引書をベースに講話した。大きな声で話す客に直接注意する必要性に触れ「大声を出す人に対しては、店以上に周囲の客が敏感になっている。放っておくと『なぜ店は注意しないのか』と店の評判を落としてしまう」と説明した。  約20人が聴講した。食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に関するセミナーもあった。

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  • スノボ五輪代表 三木選手に熱いエール 母校・掛川桜が丘中でポスター制作

     スノーボード女子パラレル大回転で北京冬季五輪(2月4日開幕)に出場する三木つばき選手(18)=CATALER=の出身校・掛川市立桜が丘中で、生徒主導の応援プロジェクトが始動した。19日の出場内定と同時に始まった活動で、地元駅舎の壁面に掲出する大型ポスターの制作が急ピッチで進んでいる。  制作に励むのは、実行委員会を兼ねる生徒会と美術部のメンバーが中心。生徒有志も絵筆を執り、雪上を滑走する三木選手の姿を描く。ポスターは最寄り駅の天竜浜名湖鉄道桜木駅に飾る予定。全校生徒にメッセージを寄せてもらい、校内に開設する三木選手応援コーナーに張り出す準備も進んでいる。  「世界で戦う先輩がいることをすごく

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  • 58キロ速度超過疑い 掛川市職員を逮捕 袋井署

     制限速度を58キロ超過して走行したとして、袋井署は27日、道交法違反の疑いで掛川市下垂木、同市職員の男(46)を現行犯逮捕した。  逮捕容疑は同日午前8時20分ごろ、袋井市山崎の市道で指定速度40キロを超える時速98キロで乗用車を運転した疑い。同署は認否を明らかにしていない。同署によると、容疑者は通勤途中だった。現場は袋井市と掛川市の境にある片側1車線の直線道路で、署員が速度取り締まりをしていた。

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  • 「願い」「叶える」お茶 北中生に寄贈 掛川の茶業組合

     掛川市の五明茶業組合は26日、地元の受験生を応援しようと北中の3年生162人に「願い星」「叶い星」という名前のお茶を贈呈した。  五明の茶畑は天文ファンの間では新星を見つけやすい場所として有名で、組合は星にちなんだ名前のお茶を販売している。理事の堀井聡さん(42)は「コロナ禍で受験期を過ごした3年生を勇気づけたい。皆さんの夢がかなうと信じている」とあいさつし、生徒にお茶を手渡した。お茶の袋には縁起がいいとされる梅の花の水引を付けた。  お茶の寄贈は昨年度に続き2回目。本年度の3年生は4月、修学旅行で訪れた福島県で五明茶を配ってPRした。お茶を受け取った生徒(15)は「自分の夢をかなえたい。こ

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  • 文化財と命を守る 掛川城で消防訓練

     文化財防火デーの26日、国の重要文化財に指定されている掛川市の掛川城御殿で消防訓練が行われた。掛川城公園管理事務所や消防設備会社などが参加して、火災発生時の対応を確認した。  訓練は御殿の上の丸から出火し、けが人が1人いるという想定で実施した。参加者は負傷者役を担架で運んだり、放水銃を使ったりした。管理事務所の木曽美雪所長(56)は「お客さんの命と文化財を守る使命と責任がある。有事にどう対応するか考えて行動していきたい」と話した。  新型コロナウイルス感染拡大防止のため、訓練の規模を例年より縮小した。

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  • 消費喚起施策 掛川市に要望 2商工団体

     掛川市の掛川商工会議所と掛川みなみ商工会は26日、新型コロナウイルス感染拡大防止と経済活動の両立を目指すため、掛川市に要望書を提出した。藤田哲男会頭と平松季哲会長が久保田崇市長に届けた。  要望書ではプレミアム付き商品券発行などによる消費喚起、観光関連産業活性化に向けたビジネス客の誘客推進などアフターコロナを見据えた施策を求めた。東名高速道掛川-袋井インターチェンジ(IC)間の「掛川西スマートIC」(仮称)の設置実現を目指した取り組みを進めることや、南部地域の観光振興なども要望した。藤田会頭は「厳しい状況に陥っているさまざまな業種に対する支援策を充実させてほしい」と求めた。

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  • 掛川市、臨時給付金の問い合わせ対応へ コールセンター開設

     掛川市は25日、国の住民税非課税世帯向け臨時特別給付金(1世帯当たり10万円)について、市民の問い合わせに対応するコールセンターを開設した。  給付の対象は住民税非課税世帯と、2021年1月以降に収入が激減するなどして非課税世帯同様の事情を抱える家計急変世帯。非課税世帯には、市が31日に書類を発送する。初回の給付金振込日は2月10日を予定している。家計急変世帯は申請が必要。  問い合わせはコールセンター<電0537(21)1217>へ。

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  • 建造物侵入の疑い 掛川署が男逮捕

     掛川署は25日、建造物侵入の疑いで兵庫県姫路市生まれ、住所不定、無職の男(32)を逮捕した。逮捕容疑は10日午前2時ごろ、掛川市内の飲食店に侵入した疑い。同署によると、施錠されていた出入り口を壊して店内に入ったという。

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  • 恐喝の疑い 掛川署が男ら逮捕

     掛川署は25日までに、恐喝の疑いで藤枝市生まれ、住所不定、無職の男(25)と東伊豆町在住の男性投資家(27)=処分保留で釈放=を逮捕した。逮捕容疑は共謀して2018年10月下旬、掛川市内で同市の無職男性(27)から現金20万円を脅し取った疑い。同署によると、男と被害者の無職男性は知人関係。男はトラブルの仲裁名目で現金を要求したという。

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  • 資生堂150周年 歩みを美術作品で紹介 4月8日まで掛川

     掛川市の資生堂アートハウスで25日から、資生堂の歩みを美術作品で紹介する展覧会「銀座と椿と資生堂」が始まる。同社の創業150周年に合わせた企画。24日は県内の企業や学校などの関係者約60人を招いた内覧会を開き、展示内容を披露した。  資生堂が収蔵する絵画や木版画、陶芸作品など58点を展示する。同社を象徴する東京・銀座とツバキの花をテーマに作品を選定した。伊藤賢一朗館長は「資生堂の企業文化と美術文化の密接なつながりを感じてほしい」と話している。  展覧会は4月8日まで。入場無料。土・日・月曜は休館。

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  • 災害時の帰宅困難者支援 掛川市とイズモ協定 防災啓発でも連携

     掛川市と冠婚葬祭業のイズモ(浜松市中区)は24日、災害発生時の帰宅困難者支援などに関する協定を締結した。JR掛川駅などに多数の滞留者が発生した場合、同社が掛川市内に整備中の結婚式場を避難場所として提供する。  久保田崇市長と同社の鈴木育恵社長が同日、市役所で協定書を交わした。久保田市長は「仮に新幹線が止まれば、大勢が市内に滞留する可能性がある。協力は大変、心強い」と謝辞を述べた。鈴木社長は「災害が起こるたびに、自分たちができる社会貢献の方法を模索してきた。支援の幅を広げていきたい」と話した。  市と同社は2017年2月、遺体の収容と安置で協力することを盛り込んだ協定を締結済み。今後、平常時の

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  • 静岡人インタビュー「この人」 鈴木佑紀さん タブレットを活用した悩み相談窓口の開設を主導した 

     2019年4月、掛川市入庁。お茶振興課を経て20年10月から市教委学校教育課。ギガスクール構想の推進を担当する。25歳。  ―システムの特徴は。  「いじめなどの悩みを気軽に相談できるよう、1人1台配備のタブレット端末のホーム画面にアイコンを作った。相談内容をリストからワンタッチで選ぶだけ。相談相手も選べる。悩みの早期発見につながる」  ―開発の動機は。  「タブレット端末のポジティブな使い方を考えた結果、生まれたシステム。人と対面する窓口では相談しにくい児童生徒もいる。全国的に学校が配った端末で悪口が書き込まれるなどのいじめが問題化していたことが背景にあった」  ―苦労した点は。  「デジ

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  • 合唱や吹奏楽披露 NPO掛川文化クラブ 小中生、初の成果発表会

     掛川市で音楽の地域部活動を推進するNPO法人掛川文化クラブは22日、初の成果発表会を市生涯学習センターで開いた。合唱、弦楽、吹奏楽クラブに所属する小中学生22人が歌や演奏を披露した。  掛川文化クラブは昨年6月から練習を開始した。週に1、2回ほど活動し、地域の楽団員などが指導している。発表会では各クラブが数曲ずつ披露した後、最後には「ホール・ニュー・ワールド」を合奏した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小し、観客を保護者などに限定した。

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  • 掛川市出身の画家 藤野今日子さん ふるさとが創作の原点【とうきょうウオッチ/インタビュー】

     主に人物画を手掛け、都内各地で個展やグループ展を開催。昨年末には中央区銀座の画廊が主催する公募展で入選した。故郷での「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」にも長年参加する。袋井高、玉川大卒。46歳。  ―いつから画家を志したか。  「アニメのキャラクターや人の絵を描くのが、幼い時から好きだった。小学校の卒業アルバムには『画家になる』と夢を書いたのを覚えている。クラスの友達や家族の似顔絵を描いたりすると、すごく喜んでもらえてうれしかった。そういった体験が、今につながっている」  ―現在制作している作品は。  「久しぶりに50号の大作に挑戦している。若い頃は独りよがりな部分もあったが、結婚して子ども

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  • タイムカプセル開封 掛川駅南口、21年の時を超え

     JR掛川駅周辺を光の造形作品で彩る「第22回掛川ひかりのオブジェ展」の実行委員会は22日、2001年2月に駅南口のモニュメント「合体」の中に埋めたタイムカプセルを開封した。当時メッセージを寄せた旧掛川市の小中学生4500人分の思いが21年ぶりによみがえった。  実行委員らは頭にライトを付けてマンホールからモニュメントの中に入り、タイムカプセルを取り出した。中にはメッセージ集が入っていて、当時、第一小の1年生だった雪山早紀さん(28)は「けんかしないでなかよくくらす。しぜんをたいせつにする」と書いた自分のメッセージを発見。「内容は覚えていなかったが、SDGsといった現在の世の中が大切にすること

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  • 21年事件や事故 発生状況を報告 掛川署協議会

     市民の意見を警察業務に反映させる掛川署協議会(山崎美代子会長)がこのほど、同署で開かれ、署幹部が2021年に管内で発生した事件や事故の発生状況を報告した。年間の特殊詐欺発生件数は8件で、被害額は594万円だった。  同署は、22年の業務運営について、特殊詐欺など身近な犯罪の抑止と交通事故対策に重点的に取り組む方針を示した。委員からは、会員制交流サイト(SNS)に起因する犯罪被害防止に向けた啓発や通学路の安全確保などを求める意見が上がった。  菊地邦宏署長は「新型コロナウイルス感染拡大で、警察運営がさまざまな形で制約を受けている。治安レベルを低下させないよう署員一丸となって努力する」と話した。

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  • 学童保育より良く 掛川の市民グループ勉強会

     掛川市の市民グループ「掛川で子育てし隊!」は22日、放課後児童クラブ(学童保育)について学ぶ勉強会を同市のたまりーなで開いた。約30人が参加した。識者や市職員、支援員、保護者を招いて、さまざまな立場から学童保育の現状を考えた。  静岡大教育学部の石原剛志教授は「日本の学童保育のあゆみとこれから」と題して講演し、学童保育の歴史や制度を解説。市教育政策課学童保育係の職員は市内の利用者が増加傾向である現状や、支援員の不足や施設の老朽化など課題を説明した。参加者からは「勤務時間が短くなるため迎えの時間を遅くしてほしい」「宿題を見てくれる学童保育もあるといい」などと意見が上がった。

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  • 写真愛好家、撮影会の作品展示 袋井・エコパ

     昨年11月にエコパスタジアム(袋井市)で開かれた写真撮影会の作品展示が22日、同所で始まった。審査結果の発表も行われ、グランプリには浜松市中区の山村信彰さんが輝いた。  静岡県内各地から集まった写真愛好者らがスタジアム周辺で撮影した23点を展示。魚眼レンズを使ってスタジアム前の銅像を躍動的に捉えるなど、表現方法や写真の焼き方などで工夫を凝らした作品がそろう。山村さんの作品はスタジアムから見た取り付け道路を、コントラストをつけて撮影し、非日常的な雰囲気を表現した点が評価された。  初日は表彰式も行われ、SBS学苑講師の大石朗紀さんが山村さんら入賞者に表彰状を手渡した。展示は2月21日まで。  

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  • 掛川市、離婚家庭に10万円 年度内に臨時給付金 ひとり親独自支援

     掛川市は21日、子育て世帯を対象にした10万円の臨時特別給付金について、離婚などで受け取れないひとり親家庭を支援するため市独自で10万円を現金給付する方針を決めた。同日の市議会全員協議会で久保田崇市長が明らかにした。  市によると、離婚家庭への支援表明は県内自治体で初めて。今後、対象者の把握や支給の方法、開始時期などの調整を進める。財源は地方創生臨時交付金を活用し、関連経費を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を2月22日開会予定の市議会2月定例会に提出する。  卒業、入学の時期に間に合うよう年度内の支給を目指す。久保田市長は「受給できずに困窮するひとり親家庭を支援する観点から、給付金を

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  • 第2次市総合計画案 審議会「適当」 掛川市

     掛川市総合計画審議会は21日、長期化する新型コロナウイルスの影響を踏まえて改定中の第2次市総合計画について「適当」とする答申をまとめた。  答申では持続可能な開発目標(SDGs)やデジタル技術を変革につなげるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、人口を維持するための少子化対策の拡充や移住定住につながる企業誘致、市民との対話を重視することなどを求めた。

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  • 高齢者見守り 掛川市と中遠ガスが協定

     掛川市と中遠ガス(同市)はこのほど、高齢者見守りネットワーク推進事業に関する協定を締結した。市役所で締結式が開かれ、久保田崇市長と森田吉春社長が協定書に署名した。  協定は検針や点検など業務の中で、高齢者住宅に異常や変化を確認した場合、地域包括支援センターに連絡して適切な支援につなげる内容。森田社長は「異常をいち早く察知し、情報を共有することで住みやすいまちづくりに寄与したい」とあいさつした。  同社は通信機能があるスマートメーターを活用した高齢者見守りサービス実証実験の実施に関する協定も昨年12月に締結した。

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  • SDGS、DXに主眼 組織編成案、3課新設 掛川市議会

     掛川市は21日の市議会全員協議会で、2022年度の組織編成案を説明した。持続可能な開発目標(SDGs)や、デジタル技術を変革につなげるデジタルトランスフォーメーション(DX)の積極的な推進を図る体制の整備に主眼を置く。市内外への情報発信を強化するため「広報・シティプロモーション課」を新設する。  課が3増3減、室が5増9減、係が12増4減になる見込み。広報・シティプロモーション課のほか、公共施設の管理と利活用を一元的に担う「資産経営課」、DX推進室とIT政策課を統合した「DX推進課」を新たに設置する。現在、空席となっている2人目の副市長に民間公募の人材が就き、広報やDXなどを主導する。  組

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  • 【茶況】(1月20日)日坂茶ビール完成 上質茶ふんだんに使用 掛川

     JAや地域住民でつくる掛川市農業活性化やる気塾の日坂地域塾はこのほど、日坂茶を使った「東海道日坂茶地ビール」を造った。日坂地区の協同製茶7工場で製造した上級茶葉をふんだんに使った。  コロナ禍で県外に販売に行けず、余った茶葉を活用して新たな取り組みに挑戦した。緑茶のほのかな香りと渋みのバランスがいい仕上がりとなった。完成披露式典が17日に掛川市のJA掛川市本所で開かれ、地域塾の鈴木昴塾長や醸造に協力した「カケガワファームブルーイング」の杉浦健美代表らが出席した。  ビールは1本330ミリリットルで税込み638円。700本を造り、ほぼ完売した。現在はJA掛川市新鮮安心市場さすが市で販売している

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  • 大自在(1月21日)スノボはスキーか

     開幕まで2週間と迫った北京冬季五輪。スキー競技の日本代表内定選手が発表され、本県からモーグル男子で袋井市出身の杉本幸祐選手、スノーボード・アルペン女子で掛川市の三木つばき選手が選出された。  スノーボードがスキーの種目に含められていることに、いつも違和感を覚える。夏季五輪のサーフィン、スケートボードと同じように、横向きでボード(板)に立って乗る。海上のサーフィンが原点で、雪上へと派生した。横乗り系それぞれの頭文字をとった「3S」と呼ばれるグループの方がしっくりくる。     スノーボードは1998年長野大会から採用された。法政大講師で愛好家でもある田嶋リサさんが「スノーボードの誕生 なぜひと

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  • 「掛川駅前シンボルに」 複合ビル起工式で安全祈願 2024年4月開業予定

     島田掛川信用金庫がJR掛川駅北口正面に建設する複合ビル「SKしんきん駅前プラザ」(仮称)の起工式が20日、現地で行われた。  同信金の役員や工事関係者、久保田崇掛川市長ら20人が出席して工事の安全を祈願した。同信金の市川公会長は「プラザが完成すると駅前のシンボルになる。建物を活用して掛川の発展に尽力したい」と述べ、伊藤勝英理事長は「今まで以上に地域の役に立てるよう努力していく」とあいさつした。  約3100平方メートルに駐車場棟とプラザ棟を整備する。駐車場棟は鉄骨4階建てで204台が収容可能。プラザ棟は鉄骨5階建てで、同信金の施設やホール、飲食施設、子育て支援施設が入る予定。  開業は202

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  • 災害時物資輸送に協力 掛川市と佐川急便協定

     掛川市と佐川急便は18日、大規模災害発生時に被災者に物資を安定供給することに協力する「災害時における支援物資の受入及び配送等に関する協定」を締結した。  市役所で締結式が行われ、久保田崇市長と同社東海支店(浜松市中区)の枝川和弘支店長が協定書に署名した。物資を配送するときに被災者のニーズを収集することや、物資の集積・搬送拠点を設置することなどを確認した。枝川支店長は「災害が発生した際には全力で救援物資の輸送をし、後方支援をしたい」とあいさつした。

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  • エアロビ全国大会出場 掛川で活動の5選手報告

     掛川市で活動するエアロビックチーム「ブルーウィーブ」に所属する選手5人が18日、市役所を訪れ、全国大会出場と結果報告をした。  訪れたのは22日に袋井市で行われる「全国ユースフライト・エアロビック選手権大会」に出場する榛葉遥さん(栄川中3年)、森下理央さん(東中2年)、藤井美羽さん(北中2年)。2月に神奈川県で開かれる「全国フライトエアロビック選手権大会」に出場を決めた角替栞奈さん(小笠高3年)。昨年11月に東京都で行われた「全国総合エアロビック選手権大会」で14位の成績を収めた真野安奈さん(藤枝明誠高3年)。全員が10年ほどエアロビックを続けている。  選手は「最後まで笑顔を絶やさずに演技

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  • 城下町駅伝の中止決定 掛川市、1月30日開催予定

     掛川市と市スポーツ協会は19日、掛川城周辺で30日に開催予定だった市城下町駅伝競走大会(実行委主催)を中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて、選手や運営ボランティアら関係者の安心・安全を確保することは困難と判断した。  大会には一般・高校生の部に100チーム、小・中学生の部に60チームがエントリーしていた。新型コロナによる中止は2年連続。

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  • 北京五輪内定の三木つばき選手応援 掛川市役所に横断幕

     掛川市在住のアルペンスノーボーダー三木つばき選手(18)=CATALER、掛川桜が丘中出=が北京五輪代表に内定した19日、掛川市は三木選手を応援する横断幕を市役所庁舎に掲出した。市職員が集まり、喜びを共有した。  三木選手は市の魅力を国内外に発信する「輝くかけがわ応援大使」を務めている。久保田崇市長は「雪が降らない掛川市から代表に入り、表彰台を目指す。それだけで快挙だ。良い色のメダルを期待したい」と述べ、市を挙げた応援を約束した。

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  • 北京五輪代表 静岡県勢2人内定 三木つばき、杉本幸祐

     全日本スキー連盟は19日、北京冬季五輪(2月4日開幕)の日本代表内定選手を発表し、静岡県関係はスノーボード・アルペン女子の三木つばき(18)=写真左、CATALER、掛川桜が丘中出=と、フリースタイルスキー・モーグル男子の杉本幸祐(27)=デイリーはやしや、袋井市出身=が選出された。ともに初出場。  三木は今季のワールドカップ(W杯)パラレル大回転で4位に入った。杉本は今季のW杯で3位となり、自身初の表彰台に立った。

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  • 冬の五輪 咲き誇れ「つばき」 スノボ三木、北京は夢への第一歩

     温暖な地、静岡の中遠から2選手が冬季五輪へ。19日、発表された北京五輪代表にスノーボード・アルペンの三木つばき(18)=CATALER、掛川桜が丘中出=と、フリースタイルスキー・モーグルの杉本幸祐(27)=デイリーはやしや、袋井市出身=が入った。雪国・長野で生まれて掛川に移住した三木と、袋井出身で競技のために一家で長野に転居した杉本。2人の競技にかける情熱と努力が実を結んだ。  ■長野生まれ掛川育ち 18歳 三木つばき  家族で追い掛けてきた夢が、ついにかなった。三木の生まれは長野県白馬村。スノーボードのインストラクターを務めていた父浩二さん(46)の影響で、4歳からスノーボードにのめり込

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  • 停電早期復旧へ連携 中電と中東遠6市町協定

     中部電力パワーグリッド掛川・磐田営業所と中東遠6市町(磐田、掛川、袋井、御前崎、菊川、森)は「災害等における停電の早期復旧に向けた連携に関する協定」を17日、それぞれ締結した。合同の締結式が掛川市役所で開かれた。  6市町の首長らが出席して協定書に署名した。協定では病院や避難所など優先して停電復旧する重要施設情報の共有、予防伐採などの事前対策、訓練の積極的な参加など平時の連携に加え、停電発生時の連絡体制の確立、市民への停電情報・復旧見通しの発信など災害時の連携体制についても確認した。  同社の中村佳津宏静岡支社長は「各市町との協力関係が構築され、より迅速な停電復旧が可能となる。協定をスタート

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  • 今川・斯波氏 戦いに迫る 小和田静大名誉教授、浜松で講演

     戦国時代史研究の第一人者、小和田哲男静岡大名誉教授による講演会「遠江をめぐる今川・斯波氏の抗争」(静岡新聞社・静岡放送後援)が16日、浜松市北区細江町のみをつくし文化センターで開かれた。  小和田名誉教授は時代背景などに沿って話を進め「今川氏親の補佐役である北条早雲が、今川軍を率いて遠江に攻め込んだのが駿河守護大名今川氏による遠江侵攻の始まり」と解説した。現在の掛川市周辺あたりまで今川氏の力が伸びてきたことから、遠江の守護の斯波氏側は今川氏との戦いに臨むことになったという。  当時の戦法についても触れ、「肉弾戦だけではない。戦い方に注目するのもいい」と話した。

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  • エコパ合同接種 運営詳細を説明 掛川、袋井市

     掛川市と袋井市は18日、掛川市の中東遠総合医療センターで会見を開き、2月14日から両市が合同でエコパスタジアムで行う高齢者の3回目新型コロナウイルスワクチンの集団接種について説明した。  接種を加速させるため、1、2回目接種に続き同センターの協力を得て実施する。宮地正彦院長は「地域の感染者を減らし、重症化する人がいなくなることに役立てばいい」と述べた。  場所はスタジアムの会議室と研修室。実施日は2月14~17日、21日、22日の6日間。時間は午後3時から午後7時まで。1日800人の枠を設ける。  掛川市はエコパ近隣に住む高齢者を対象に、日時を指定した接種券を発送する。袋井市では接種券が届き

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  • タブレット活用の悩み相談 対応力磨き機能発揮を【風紋】

     掛川市教委が導入した児童生徒向け悩み相談システム「こころの相談ノート」は、運用開始から1カ月が経過した。年末年始を挟み、寄せられた相談は150件以上。相談に踏み切る心理的なハードルをデジタル技術で引き下げた好例だ。機能を十分に発揮するために、個別の悩みに寄り添う対応力が試されている。  システムは2021年12月10日に運用が始まった。1人1台配備のタブレット端末のホーム画面にアイコンを配置して、勉強と家庭、いじめ、身体、その他の5項目から相談内容を選択・入力していく仕組み。さまざまなケースを想定し、匿名入力や相談相手の指名を可能とした。  外部委託に頼らず、ウェブ上のアンケート作成・管理ソ

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  • 判事が裁判員制度解説 掛川東高で出前講座 地裁浜松支部

     静岡地裁浜松支部は17日、掛川市の掛川東高で出前講義を行った。1年生2クラスの生徒が裁判員制度について理解を深めた。  大村泰平裁判官(54)が講師を務めた。法廷の様子や裁判員裁判の対象となる事件、裁判員を選任する手続きの流れなどを解説した。2009年に始まった同制度により、これまで多くの一般の人が裁判員を経験したことに触れ、「必要な法律の知識は裁判官、検察官、弁護士がわかりやすく説明する」と積極的な参加を呼び掛けた。生徒は法服の試着もし、裁判員の仕事に関心を寄せた。  1年生は現代社会の授業で司法について学んでいて、別のクラスでは弁護士や検察広報官が講義を行った。

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  • 火災発生件数28件 2021年の掛川市 2年連続30件下回る

     掛川市消防本部がまとめた2021年の火災救急救助統計によると、市内で発生した火災発生件数は前年比4件増の28件で、2年連続で30件を下回った。火災による負傷者は2人、死者は3年連続でゼロだった。  種類別では、建物火災が前年比4件増の16件と全体の過半数を占め、その他火災8件(3件減)、車両火災3件(2件増)と続いた。原因別では、たき火が7件(1件減)と最多。放火は疑いを含めて3件(3件増)だった。  救急出動は3793件で、前年より164件増えた。種類別では急病が2562件(150件増)と全体の7割近くに上った。年齢別では65歳以上の高齢者の搬送割合が全体の63・9%を占めた。  救助出動

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  • 映画音楽やクラシック 音楽ユニットが演奏 掛川

     掛川市の城北地区まちづくり協議会は16日、「しろきたカフェコンサート」を同市の城北地区ふれあいセンターで開いた。サクソフォン奏者高林昇さん(浜松市南区)とピアニスト星野雅子さん(磐田市)のユニット「mezzo」が情感豊かな演奏を届けた。  mezzoの2人は「美女と野獣」や「ロミオとジュリエット」などの映画音楽とクラシックの名曲を披露した。地区住民約50人が耳を傾け、曲が終わるごとに大きな拍手を送った。  同協議会によるコンサート開催は初めて。気軽に本格的な音楽を楽しむ場を住民に提供し、地区の文化力向上を目指す。

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  • パラ自転車2冠の杉浦選手特別展 23日まで 掛川・大東北公民館

     掛川市下土方の大東北公民館で15日、地元住民が創作活動の成果を発表する「公民館まつり」が始まった。地元出身で東京パラリンピック自転車女子ロード種目2冠を達成した杉浦佳子選手(51)に関する特別展を設けた。23日まで。  杉浦選手の活躍を振り返る写真やパネルに加えて、大会で着用したユニホームとヘルメットの実物を展示している。「コロナの収束は見えないが、健康に気を付けて頑張っていきたい」とする杉浦選手のビデオメッセージも上映している。  一般展示では、保育園児からお年寄りまで地元住民が寄せた書道や絵画、陶芸など約300点が並び、来館者の関心を集めている。

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  • 年長児がこま回し 掛川の幼稚園 昔ながらの遊び楽しむ

     掛川市立さかがわ幼稚園で14日、地域のボランティアによるこま回し会が開かれた。年長園児24人が参加して、高齢者13人からひもの巻き方や投げ方を教わった。  昔ながらの遊びを体験してもらおうと毎年開いている。こまは昨年のクリスマス会でプレゼントされ、園児がそれぞれ好きな絵を描いた。慣れない手つきで苦戦しながらも、こま回しに成功すると歓声を上げて喜んだ。こまをうちわの上に乗せる技を披露する園児もいた。  ボランティアは夏には手作りの竹馬を用意して乗り方を教えるなど園児との交流を続けている。

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  • 陸田さん(佐束小6年)優勝 掛川でT-1グランプリ 児童が茶の知識競う

     掛川茶振興協会は15日、児童が茶に関する知識や技術を競う「T―1グランプリ」の決勝を掛川市役所で行った。小学3~6年の21人が臨み、佐束小6年陸田悠里菜さん(12)が頂点に立った。  10種類から普通蒸し煎茶や深蒸し煎茶、茎茶など8種類を選ぶ「お茶の種類当て競技」と茶の入れ方実技の2種目で順位を決めた。トロフィーを手にした陸田さんは「お茶が大好き。おいしく入れたくて、たくさん練習した。掛川をもっと茶で有名なまちにしていきたい」と話した。  今回で12回目。リモートで行われた予選には過去最多の153人が出場した。会長の久保田崇掛川市長は、決勝出場者に「全国、世界に誇る掛川茶の良さをもっと広めて

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  • 高齢者3回目ワクチン 掛川・袋井市合同で2月から

     掛川市と袋井市は14日、2月14日から袋井市のエコパスタジアムで、高齢者の3回目の新型コロナウイルスワクチン集団接種を合同で行う方針を示した。  両市とも14日より前に接種を開始する予定。合同会場を設けることで接種を加速させる。詳細は1月18日に発表する。

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  • 花の苗を小学校5校に寄贈 掛川・大東LC

     掛川市の大東ライオンズクラブ(浅井正人会長)は13日から、大東地区5小学校に花の苗の寄贈を始めた。同日、佐束小と中小では会員と児童が一緒にパンジーの苗を植えた。  佐束小では会員6人と環境委員の5~6年生6人が参加した。会員がスコップで掘った穴に児童が苗を丁寧に植えた。  苗は地元の社会福祉法人草笛の会から購入した。寄贈は11回目で、卒業式や入学式の時期に花が咲くよう毎年1月に実施している。

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  • パラ陸上の山本選手「常にチャレンジを」 掛川特支御前崎分校生、池新田高生に講演

     静岡県立掛川特別支援学校御前崎分校は14日、パラ陸上の山本篤選手(39)=新日本住設、掛川市出身=を招いた講演会を御前崎市の池新田高で開き、両校の生徒がアスリートの心構えや挑戦することの大切さを学んだ。  山本さんは高校2年時にバイク事故で左足を太ももから切断した。義肢装具士を目指した専門学校時代に陸上を始め、夏季パラリンピックは2008年の北京から21年の東京まで4大会連続で出場。走り幅跳びなどで銀2、銅1のメダルを獲得した。  生徒には事故後の入院生活で将来を真剣に考え、陸上だけでなくスノーボードやゴルフにも取り組んできた経験を語った。「自分が何を目指しているのかを考え、常にチャレンジを

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  • 伝統文化ポーラ賞優秀賞 長唄・杵屋さん、掛川市長に報告

     「輝くかけがわ応援大使」を務める長唄の杵屋勝彦(本名木田岳男)さん(58)=熱海市=が本年度の「第41回伝統文化ポーラ賞」優秀賞を受賞し、13日、久保田崇掛川市長に報告した。  ポーラ伝統文化振興財団が伝統文化を支えてきた人を表彰する賞。長唄は重要無形文化財に指定されていて、杵屋さんは保持者の1人。唄方として歌舞伎座などで演奏するほか、上演される機会の少ない「稀曲(ききょく)」の研究にも取り組む。掛川市では2000年以降、長唄鑑賞会を開いたり、掛川祭に出演したりしている。  杵屋さんは昨年市内で披露した長唄を収録したDVDも紹介した。DVDは祭り愛好団体の富栄寿多(ふえすた)が税込み3千円で

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  • メッセージ大会と美術展入賞者表彰 静岡県すこやか長寿祭

     しずおか健康長寿財団と県は13日、県すこやか長寿祭の美術展と熟年メッセージ大会(いずれも静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を静岡市駿河区のグランシップで開いた。  美術展では日本画、彫刻、書など6部門に計247点が寄せられ、60点が入賞した。長年の経験や培ってきた知識を社会に向けて発信する熟年メッセージ大会には、計63点の応募があった。同財団の佐古伊康理事長や県福祉長寿局の浦田卓靖局長らが受賞者に表彰状を手渡した。  美術展に寄せられた作品は16日まで、グランシップ6階に展示している。熟年メッセージ大会のグランプリや準グランプリ作品は、同財団のホームページで動画配信している。  主な入賞者は

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  • 掛川・東中大臣表彰 優良キャリア教育 静岡県内公立中で唯一

     掛川市の東中が13日までに、キャリア教育優良学校文部科学大臣表彰を受賞した。  東中は2014年度から、総合的な学習の時間に地元を題材にした「掛川学」を継続している。生徒が地元で働く人と関わり合いながら地域への理解を深め、働く意義を考えることにより、自己理解や社会形成の能力を育んでいることが評価された。  市教育委員会によると大臣表彰は全国で119団体、県内では4団体が受賞した。県内公立中学校の受賞は東中のみだった。

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  • 工業系高校生が研究成果を発表 最高賞は掛川工業

     静岡県高校工業教育研究会主催の生徒研究発表会が13日、三島市民文化会館で開かれた。県内13校の工業系高校がさまざまな研究成果を披露し、掛川工業高が最高賞の県教育長・県工業高校学校長会長賞に輝いた。  同校は、耕作放棄地を利用してオリーブの産地化を進める掛川市で「小型オリーブ搾油機の製作」に取り組んだ。撹拌(かくはん)、圧搾、ろ過―の各工程で使う機械を組み立て、約5キロのオリーブの実から160グラムのオリーブ油を搾り出した。機械の大型化で搾油量を増やした一方、持ち運びに適さず、ろ過に時間がかかるなどの課題も分かった。  御殿場高はマルチメディアを活用した学校紹介の動画を製作し、編集やゲームのア

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  • 地域の防犯啓発 青パト出発式 掛川・西南郷地区

     掛川市の西南郷地区まちづくり協議会はこのほど、年初の青色防犯パトロール出発式を市西南郷地域生涯学習センターで行った。会員15人がパトロール用の車両7台に分乗し、地区内を巡回した。  同協議会は毎月4回、小中学校の通学路と公園、コンビニ店を回り、防犯と交通事故防止の啓発に取り組んでいる。  活動を主導する元同協議会安心安全部会長の長島正さん(72)は「地域の子どもを守るため、通学路を重点的にパトロールしたい。巡回の回数を増やすことも考える」と抱負を述べた。

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  • 生き生き働く人にフォーカス 掛川商議所、31日まで写真募集

     掛川商工会議所は31日まで、生き生きと働く人にフォーカスを当てた「かけがわ働く人フォトコンテスト」の出品作品を募集している。  2021年4月以降に撮影した未発表の写真が対象で、1人5点まで応募可能。題材は、同商議所の会員企業で働く人に限る。グランプリ(1人)は賞金3万円、準グランプリ(3人)は賞金1万円を贈る。  A4判にプリントして、同商議所に持参または郵送する。  問い合わせは同商議所<電0537(22)5151>へ。

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  • 掛川と袋井で停電 高圧線断線、1220戸

     12日午前10時10分ごろ、掛川と袋井両市の一部地域で約1220戸の停電が発生した。同日午前11時20分までに全戸で復旧した。中部電力パワーグリッドによると、停電したのは掛川市役所大須賀支所(同市西大渕)周辺の一帯で、高圧線の断線が原因という。

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  • 東名掛川ICで車から出火 流出ランプを一時閉鎖

     12日午後6時50分ごろ、掛川市上張の東名高速道下り掛川インターチェンジ流出ランプで、焼津市の男性(41)の軽乗用車から出火し、全焼した。消火活動のため、流出ランプを一時閉鎖した。県警高速隊によると、男性は走行中に車の異常に気付き、道路脇に停止した。けが人はいなかった。同隊などが出火原因を調べている。

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  • 住居侵入未遂の疑い 無職の男を逮捕 浜松東署など共同捜査班

     浜松東署など5署や静岡県警捜査3課の共同捜査班は12日、住居侵入未遂の疑いで岐阜県生まれ、住所不定、無職の男(72)を逮捕した。逮捕容疑は2021年11月24日午後7時ごろ、掛川市の住宅にガラスを割って侵入しようとした疑い。同署によると、当時無人で、窃盗目的とみられる。

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  • 公募副市長の選考終了 掛川市 市議会2月定例会に条例案提出へ

     掛川市の久保田崇市長は11日の定例記者会見で、民間公募の副市長について2021年12月末までに選考を終えたと明らかにした。現在は本人承諾や家族・勤務先との調整など手続きを進めている最中で、市議会2月定例会に副市長人事議案を提出するとしている。  公募は21年10月18日~11月14日に行い、1498人が応じた。内定者は県外在住という。久保田市長は「22年度には新しい方々が着任する。新体制で新たな行政課題に対応していく」と述べた。  応募者の内訳は男性1365人、女性90人、不明43人。年齢別は、50代が542人と最多で、40代389人、30代237人と続いた。副市長と同時に募集した広報戦略官

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  • 高齢者見守り実証実験 掛川市、水道・ガスメーター活用

     掛川市は11日、水道・ガスメーターを活用した高齢者見守りサービスの実証実験を28日に開始すると発表した。中遠ガス(同市)、計測機器メーカーの愛知時計電機(名古屋市)との協働事業。水道と都市ガスの使用量データを自動収集し、異変を検知した際は安否確認などの対応に当たる。  市再開発住宅十九首団地の高齢者13世帯が対象で、各メーターを通信機能があるスマートメーターに入れ替える。数日間にわたって水道の使用が途絶えるなど異常があった場合に、市にメールが届く仕組み。市は対象者の生活状況を確認するほか、必要に応じて連帯保証人に連絡する。  水道・ガスメーターの見守り用途への活用は県内初の試み。2023年1

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  • 掛川商議所が賀詞交歓会 デジタル化へ意欲

     掛川商工会議所は11日、新年の賀詞交歓会を掛川市内で開いた。役員と来賓約50人が神事に臨み、地域経済の発展を祈願した。  藤田哲男会頭は新型コロナウイルス感染拡大を受けた業績悪化や原材料不足、脱炭素社会への対応など経営を取り巻くさまざまな課題を挙げた上で、デジタル化の推進や事業承継支援などに注力する考えを示した。「役職員一丸となって、会員のため地域のために全力で取り組んでいく」と強調し、事業への協力を求めた。  感染症対策で規模を縮小し、出席者を限定して開催した。

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  • 王将戦攻防、ファン注目 神谷八段と加藤清麗解説 掛川・大日本報徳社大講堂

     掛川市で将棋の第71期王将戦7番勝負第1局が行われた9、10の両日、同市の大日本報徳社大講堂では大盤解説会が開かれた。高倍率の抽選で幸運を手にした静岡県内外のファン約70人が勝負を見守った。  立会人の森内俊之九段(51)、副立会人の神谷広志八段(60)=浜松市中区=、昨年女流タイトル「清麗」を獲得した加藤桃子女流三段(26)=牧之原市出身=らが登壇し、渡辺明王将(37)と藤井聡太四冠(19)の攻防の行方や、勝負の展開を来場者と考えた。  次の一手を予想するクイズでは、正解者に抽選でプロ棋士が揮毫(きごう)した色紙や掛川産トマトなどが贈られた。

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  • 大自在(1月11日)大人になる

     文章を書いていて迷うことがある。例えば、「大学に行く」と「大学へ行く」。書籍などによると、「に」は到達点を強調する時に使い、「へ」はそこに至る経路にも注目しているという。  今週末には大学入学共通テストがある。受験生諸君は「大学に」と勉強してきたか、「大学へ」か。「あの大学がいい」と「あの大学でいい」とでは、結果も違ってくるだろう。  主に名詞の後に付き、その語と文中のほかの語との関係を表す助詞を格助詞という。静岡大名誉教授の原沢伊都夫さんは著書「日本人のための日本語文法入門」で格助詞を「日本語のパーツをつなげる魔法の粉」と説く。母語が日本語でうれしくなる。  では、「~になる」「~となる」

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  • 静大付属浜松FCが優勝 掛川、U-11サッカー

     さなるスポーツ少年団サッカー部(浜松市)は8~9日、U-11さなるチャレンジカップを掛川市のつま恋リゾート彩の郷で開催した。浜松市の静大付属浜松FCが優勝した。  静岡県内や愛知県、京都府から36チームが出場し、8人制で予選リーグと決勝トーナメントを行った。静大付属浜松FCは決勝で静岡市のピュアフットボールクラブと対戦した。両チームとも終盤まで無得点だったが、終了間際に渡辺璃空君=上島小5年=がゴールを決めた。  3位は浜松市のオイスカFC、4位は湖西市の新居サッカースポーツ少年団だった。

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  • 掛川市内で火災2件 男性が消火活動中にやけど

     掛川市で10日、火災が2件発生し、1人がやけどを負った。掛川署と市消防本部がそれぞれの出火原因を調べている。  午前11時5分ごろ、同市大坂、男性(72)方から出火し、木造平屋建ての小屋を全焼した。男性は消火活動中に顔や手にやけどを負い、救急搬送された。  午後2時4分ごろには同市本郷で温室1棟が全焼する火災があった。所有者が温室付近で枯れ草を燃やしていたという。けが人はなかった。

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  • 中村哲医師の功績たどる 掛川中央図書館でアフガン支援写真展

     非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の現地代表としてアフガニスタンで活動中に銃撃され、2019年12月に73歳で亡くなった医師中村哲さんの功績を紹介する写真展(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が16日まで、掛川市掛川の市立中央図書館で開かれている。  重機を操る中村さんの姿や現地の診療所、用水路建設の様子などを写した約80枚を展示している。実行委の斉藤明代表は「多くの市民に中村さんが取り組んできたことを伝えたい。現地で干ばつ被害が大きくなっている実態にも関心を寄せてほしい」と話す。  最終日の16日午前10時から、中村さんの歩みを紹介する映像作品を放映する。同日午後1時15分からは、

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