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日坂小児童、ハイキング客に東山茶振る舞う 掛川・粟ケ岳

 掛川市大野の日坂小3年生12人はこのほど、地元の特産である茶をPRしようと粟ケ岳の麓の東山いっぷく処(同市東山)でハイキング客らに東山茶を振る舞った。

茶を振る舞う児童=掛川市東山の東山いっぷく処
茶を振る舞う児童=掛川市東山の東山いっぷく処

 児童は3人ずつのグループに分かれ、急須で茶を入れた。準備をしたり蒸らしたりしている間には、お茶に含まれるカテキンやビタミンCなどの成分についてクイズを出して茶の魅力を説明した。飲んだ人は「おいしい」「2煎目のほうが濃い」などと味わいながら感想を伝えた。山城月咲さん(9)は「たくさん来てくれてよかった。お茶の良さやおいしさを伝えられた」と充実した表情を浮かべた。
 取り組みは総合的な学習の一環。昨年4月、授業で地域を探検していたところ、茶農家に出会い売り上げが減っていることを知ったという。良さをアピールしたいと茶を振る舞う取り組みを児童が発案した。近隣の茶工場や茶商を訪ねて学びを深め、11月には、道の駅掛川(同市八坂)で買い物客に日坂茶を振る舞った。今後は他県の児童に地元の茶の良さを伝える計画だという。

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