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スノーボードW杯 三木、巻き返し3位 パラレル大回転

 【シュクオル(スイス)共同】スノーボードのワールドカップ(W杯)は13日、スイスのシュクオルでパラレル大回転が行われ、女子は昨季世界選手権覇者の三木つばき(浜松いわた信用金庫、掛川市)が3位に入った。準決勝で敗れたが、3位決定戦を制した。竹内智香(広島ガス)は三木に準々決勝で敗れて7位だった。

決勝トーナメント1回戦を制し、ガッツポーズする三木つばき=シュクオル(共同)
決勝トーナメント1回戦を制し、ガッツポーズする三木つばき=シュクオル(共同)

 男子の斯波正樹(ジョイングループ)は1回戦敗退で16位。清水大智(同大)は33位で予選落ちし、兼松直生(中京大)と女子の越坂綾菜(ランプジャック)は失格となった。
 女子はルチア・ダルマッソ(イタリア)、男子はベンヤミン・カール(オーストリア)が優勝。

土壇場で勝負強さ
 予選をぎりぎり16位で通過した三木は決勝トーナメントを前に腹をくくった。1回戦は今季W杯3連勝中のホフマイスター(ドイツ)との対戦。「ここが一番大事。1点集中で全部出し切るつもりでいったから本当にうれしかった」。接戦を制して渾身(こんしん)のガッツポーズ。準決勝で屈したが、開幕戦以来、3試合ぶりの表彰台を確保した。
 予選は2回目に転倒して紙一重での突破も「土壇場に追い詰められた状況の方が力を発揮しやすい」と気落ちせず、決勝トーナメントまでの数時間も練習して集中力を高めた。1回戦の鬼門を乗り切ると、竹内との準々決勝、3位決定戦でも勝負強さを示した。
 コース選択権のない決勝トーナメントで対応力が光った。昨秋の欧州合宿は意識的に複数の国を回り、強豪オーストリアのチームに交ざって鍛錬することも。「今回も苦手な会場だったが、手応えを得られたことを証明できた」とうなずいた。
 昨年最後の12月のW杯は予選落ちの悔しさを味わった。新年の初戦で浮上し「1月中に表彰台の真ん中に立てるように」と気合を入れ直した。

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