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ボッチャ用具、使って 掛川工高生自作 特支に寄贈

 掛川市の掛川工高は22日、生徒が自作したボッチャ競技の投球補助具「ランプ」を掛川特別支援学校に寄贈した。ランプはボールを投げられない人が使う傾斜したレール状の勾配具。支援学校で寄贈式を行い、同校生徒が競技を体験した。

寄贈されたランプを使ってボッチャを体験する生徒=掛川市杉谷南の掛川特別支援学校
寄贈されたランプを使ってボッチャを体験する生徒=掛川市杉谷南の掛川特別支援学校

 掛川工高自動車部が試験走行で支援学校の駐車場を借りていることへの返礼。機械科3年の5人が2023年5月に着手し、競技関係者や補助具製作者からアドバイスを受けながら完成を目指してきた。
 スロープの長さと角度を3段階で変えられるのが特徴。土台の金属加工では工作機械を駆使した。バスケットボールを使ったボウリング用のランプも製作した。本体の木材は掛川市森林組合が無償で提供した。
 製作を主導した後藤幸之介さん(18)は「笑顔で楽しんでくれた。作って良かった」と話した。支援学校の赤沢智子校長は「製作までのプロセスを聞いて胸が熱くなった」と感謝した。
 (掛川支局・高林和徳)

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