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低速EVで松崎町ぐるり 「田んぼの花畑」や商店街へ 3月、実証実験 資金も募る

 松崎町の中心を流れる那賀川周辺の活性化に取り組むミズベリング松崎会議は3月17日、町内を回遊する交通手段として低速電気自動車(EV)「グリーンスローモビリティ」の実証実験を始める。同町那賀の「田んぼをつかった花畑」や桜並木が見頃を迎える観光期に合わせて運行し、新たな移動手段や地域のにぎわい創出の可能性を探る。

松崎町で運行するグリーンスローモビリティ=掛川市
松崎町で運行するグリーンスローモビリティ=掛川市

 6人乗りの車両で、時速20キロ未満で公道を走行する。電話予約して利用する仕組みで、観光施設や駐車場近くに乗車場所を設ける。花畑や商店街を結ぶルートを運行し、商店など町内各地に足を運ぶ機会を創出する。駐車スペースの少ない花畑周辺の車の混雑緩和も狙うという。
 車両は3月30日まで運行する。各日午前10時~午後3時。乗車費無料。クラウドファンディング専用サイト「レディフォー」で3月16日まで、実験に関わる資金を募っている。
 ミズベリングは水辺の利活用法を探る官民共同の取り組み。同会議は昨年から活動している。
 (松崎支局・太田達也)

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