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遠州8神社巡り「八重神玉」完成 「良縁成就」「病気鎮護」…各木玉に御利益 ひも通して縁起物飾りに

 遠州地域の神社8社がそれぞれの神社でおはらいした木玉「遠州八重神玉(やえだま)」を発売した。「良縁成就」「病気鎮護」など神社ごとの御利益を前面に出し、8社分をそろえてひもに通すと神棚や壁に飾れる縁起物になる。御朱印ブームなどで参拝客が増える中、圏域の神社が連携して回遊向上を狙う。

木玉を連ねた「遠州八重神玉」。社紋などそれぞれ違う刻印が入っている=掛川市下西郷の龍尾神社
木玉を連ねた「遠州八重神玉」。社紋などそれぞれ違う刻印が入っている=掛川市下西郷の龍尾神社

 木玉は直径約3・5センチで各神社の社紋や御利益、神社を象徴する動物などを刻印した。玉にはビーズのように穴があいている。神社を回って玉を集めて連ねることで、神様との縁を重ねるとの意味を込めた。
 ポスターには参加神社の社名の横にQRコードを配置して地図アプリに誘導する。企画者の1人、龍尾神社(掛川市下西郷)の禰宜(ねぎ)龍尾重幸さん(51)は「遠州は大きな観光地がなく通過点になりがち。玉を集めてもらい、地域振興につなげたい」と話す。龍尾さんによると、祭っている神は8社で異なり、池や梅園があるなど神社ごとに多様な特徴があるという。
 龍尾神社のほかに参加するのは阿波々神社(掛川市初馬)、事任八幡宮(同市八坂)、矢奈比売神社(磐田市見付)、府八幡宮(同市中泉)、大頭龍神社(菊川市加茂)、池宮神社(御前崎市佐倉)、曽許乃御立神社(浜松市西区)。木玉は各800円(税込み)。玉を通すひもは200円(同)で販売する。
(掛川支局・山本萌絵佳)

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