御前崎市の記事一覧
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牧之原市人事 大河活用推進室、新設 特産物管理を再編
牧之原市は18日、4月1日付の人事異動を内示した。組織体制を大幅に見直し、管理職(課長以上)の半数が異動した。市ゆかりの偉人田沼意次が登場する大河ドラマを地域振興につなげようと「大河ドラマ活用推進室」を新設する教育文化部の部長には竹内英人氏を起用。第3次総合計画の推進に向けて企画政策課を設置するほか、茶業の活性を多様な特産物と一体的に進めるため、お茶振興課をお茶特産課に再編した。 主な異動は次の通り。 【部長級】市民生活部長(建設部長)前田里芳▽福祉こども部長兼こども家庭センター長(福祉こども部長)桜井康章▽建設部長(建設部参事兼建設課長)池田武▽教育文化部長(企画政策部参事兼秘書政策課
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浜岡原子力館でイベント 家族連れでにぎわう
中部電力浜岡原発を紹介する施設「浜岡原子力館」(御前崎市佐倉)で17日、春の親子向けイベントが開かれ、朝から多くの家族連れでにぎわった。 屋外では汽車を模した乗り物の乗車体験やアトラクションが人気を集め、手を振りながら楽しむ子どもや記念撮影する保護者らの姿が目立った。なぶら御前太鼓の迫力ある演奏も繰り広げられ、来場者を魅了した。館内でも簡易的なインテリア工作やクイズラリーなど多彩な企画を設けた。
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タミヤファン集まれ! ラジコンやミニ四駆など製品200点一堂 御前崎で「春のホビーパーク」
模型メーカーのタミヤ(静岡市駿河区)の製品を一堂に集めた展覧会「タミヤ春のホビーパーク」が16日、御前崎市門屋の静岡カントリー浜岡コース&ホテル・カルチャーフロアで始まった。幅広い車種のラジコンカーやカスタムが楽しめるミニ四駆など約200点をそろえた。4月7日まで。 1月のドイツ国際玩具見本市に出展し、日本では発売されていない新作も見どころの一つ。海外の大型トレーラーのラジコンカーや戦車、戦艦の模型など多彩な作品が並び、静岡県内外から訪れたファンをとりこにしている。 高さ5センチほどの人形を話題のスポーツ選手や芸能人などに改造した「人形改造コンテスト」の優秀作品や、戦場を表現した大型作品
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決定から半世紀、北陸新幹線延伸に沸く沿線 一方で…旅館の2次避難者「肩身狭い」
半世紀待ち望んだ新幹線が北陸の地を駆け抜け、新たな歴史を刻んだ。16日に延伸開業し、敦賀駅(福井県敦賀市)と東京駅が直通した北陸新幹線。「万感の思い」「被災地を励ましたい」。沿線は祝賀ムードに包まれ能登半島地震からの復興へ思いを込める乗客もいた。 午前6時11分、敦賀駅で上島豊敏駅長と俳優でモデルの中条あやみさんが手を上げ「出発進行」と告げると、一番列車の東京行きかがやき502号が警笛を響かせ、走り出した。ホームでは拍手が湧き起こり、大勢が見送った。 「きれいな新幹線に乗るのが楽しみ」。福井市の会社員今川実さん(48)は、息子の小学5年航佑君(11)と笑顔で一番列車に乗り込んだ。御前崎市
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和柄の巾着、ポーチ 18日も御前崎で作品展 浜松市の鈴木さん
浜松市中央区のハンドメード作家鈴木媛香さん(26)の作品展が16日、御前崎市の御前崎グランドホテルで開かれた。 観光で訪れた中国人に日本の手芸品に興味を持ってもらおうと企画した。和柄の布地で制作した巾着やポーチ、カードケースなど約10種類をそろえ、日本文化を発信した。 鈴木さんは約4年前にオリジナルブランド「POTSUN」を立ち上げた。心和む作品づくりを目指していて、「日常生活で使える小物をきっかけに、日本の良さを訪日外国人にアピールしていきたい」と話す。 次回は18日午後6時から、同ホテルで開く。
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記者コラム「清流」 敬老祝い品
敬老祝い品の対象年齢を引き上げるべきか―。先日、御前崎市議会の新年度当初予算案の審査でこんな議論があった。市は財政悪化を背景に祝い品贈呈の対象範囲を狭める方針を示したが、市議から異論が出た。 2023年度は77、88、99、100歳に商品券などを贈り、さらに101歳以上も対象に加えてきた。24年度からは対象を88、100歳に限定し、予算約200万円の削減につなげると説明した。これに市議からは「高齢者の生きがいが減ってしまう」と懸念が示された。 確かに、祝い品を受け取る側は対象範囲が狭まることでさみしく思うかもしれない。けれど、これから大事なのは祝い品ではなく、御前崎市を支えてきた高齢者が
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御前崎市人事異動 総務部長に大沢氏 危機管理部長は田村氏
御前崎市は15日、4月1日付の人事異動を内示した。異動規模は116人(前年度比6人減)。総務部長に大沢和也建設経済部長を起用し、危機管理部長兼危機管理監は元航空自衛官の田村明広氏を新規採用して充てる。 健康福祉部長、建設経済部長は昇格者が就く。消防長には森山剛消防次長兼予防課長が就任する。病院経営の改善を図るため、病院管理課経営戦略係を経営戦略室に格上げする。 【部長級】総務部長(建設経済部長)大沢和也▽危機管理部長兼危機管理監(新規採用)田村明広▽健康福祉部長(福祉課長)鈴木則子▽建設経済部長(税務課長)長尾季之 【課長級】デジタル推進課長(総務課長補佐)池田覚▽税務課長(学校給食共
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市長選2陣営 市議は22陣営 立候補者説明会 御前崎市
任期満了に伴う御前崎市長選と市議選(4月7日告示、14日投開票)の立候補予定者説明会が3月15日、同市役所で行われた。市長選は出馬表明しているいずれも新人の下村勝氏(54)と青田修二氏(53)の2陣営が出席した。定数13の市議選は22陣営が集まり、選挙戦となる公算が大きくなった。 市選管の佐藤陽一郎委員長は「住民にとって身近な選挙になる。ルールを守って運動してほしい」と呼びかけた。 立候補届け出書類の事前審査は26日に行われる。3月1日現在の御前崎市の選挙人名簿登録者数は2万5130人(男1万2811人、女1万2319人)。
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中部電力 津波高評価25.2メートル公表 規制委、手法妥当性を審査へ
中部電力は14日、原子力規制委員会による浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査での「基準津波」(想定される最大津波高)策定に向けて、南海トラフ地震と海底地滑りが連続発生した場合の敷地前面の津波高を最大25・2メートルとする最終評価結果を御前崎市や県に伝えた。次回の審査会合に提示する。今後、規制委側が評価手法の妥当性を審査し、了承されれば25・2メートルが基準津波の値となる。 中電は南海トラフ地震が単独発生した際の津波高を22・7メートルに設定した上で、南海トラフ地震に伴って海域活断層地震や海底地滑りが起きることを想定した「組み合わせ評価」を行った。その結果、最も厳しい条件
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【2024注目予算】川根本町 学校給食の家庭負担減 移住の呼び水なるか
過去5年間で人口が約千人減少した川根本町。急速に進む少子高齢化が顕在化し、税収減にも直結する。ただ、前年度の転出者から転入者を差し引いた「社会減」はほぼ横ばいで、移住者増加の兆しも見える。町は新年度当初予算案に小中学校の学校給食費の家庭負担を減らす事業として670万円を計上した。移住者の呼び水となるように、子育てしやすい環境整備を目指す。 1人当たりの給食費を、小学校が月額3310円、中学が同3940円と、現在家庭で給食費を負担している県内市町の中で最安値となるように町が費用の一部を補填(ほてん)する。薗田靖邦町長は「人口減が進む町にとって、子ども施策は最も重要。給食は成長に欠かせない重要
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浜岡原発 津波高、最終評価25.2メートル 南海トラフと海底地滑り連続発生想定
原子力規制委員会による中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査で焦点の一つになっている「基準津波」(想定される最大津波高)の策定に関し、中電は13日までに、南海トラフ地震と海底地滑りが連続して発生した場合の敷地前面の津波高が、最大25・2メートルとなる評価結果を固めた。次回の審査会合に提示する。これまでの評価で最も高かった南海トラフ単独発生の22・7メートルから上振れする。規制委のヒアリング資料や中電への取材で分かった。 中電、規制委に提示へ 今後は規制委側が評価手法の妥当性を確認する。規制委が了承すれば、25・2メートルが基準津波に採用される。中電は基準津波決
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釣り場ガイド(3月14日)静岡県東部/中部/西部
東部 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りやカゴ釣りでアジやサバ、穴釣りではカサゴが釣れた。まだ海水温が低く魚も少ないため、ターゲットを絞って短時間で狙わないと釣果は出にくい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できず、釣果なし。今後も旬の根付きマアジを中心に出船予定。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 10日の三保沖船釣りは五目釣りで、1~3.2キロのマダイが0~3匹で船中4匹、イナダ(ブリの若魚)が0~2匹で船中3匹。他にウスバハギなど。 ▽由比漁港 海桜丸・電090(1560)0465
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浜岡中野球部 全日本Vへ意欲 少年春季軟式大会に向け 御前崎市長に抱負
静岡県内で23日に開幕する第15回全日本少年春季軟式野球大会に出場する御前崎市の浜岡中野球部の生徒16人がこのほど、市役所を訪れ、柳沢重夫市長に健闘を誓った。 同部は昨年の県予選西部地区大会で優勝し、開催地代表として全国の出場権をつかんだ。チームの特徴は力強い打撃力と豊富な投手陣。2月に行われた県中学選抜野球大会「しんきんカップ」では、優勝した島田一・二に初戦で惜敗したが、全国舞台での躍進が期待される。 主将の河原崎敦也さん(14)は「開幕までにチーム課題を修正し、全国制覇を目指したい」と抱負を述べた。浜岡中は24日に磐田市の磐田城山球場で山梨県代表の富士学苑中と戦う。
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全国高校空手 健闘誓う 御前崎の高塚さん 市長に抱負
広島県で24日に開幕する全国高校空手道選抜大会の女子個人形に出場する御前崎市白羽の常葉大菊川高1年、高塚彩夏さん(16)が8日、市役所を訪れ、柳沢重夫市長に健闘を誓った。 高塚さんは昨年11月の東海大会で準優勝し、全国切符をつかんだ。入学後は年上ライバルとの力の差を痛感することもあり、食事管理を意識しながら体づくりにも励んできた。力強い演武を披露するため、技のスピードや正確性、表現力など全ての要素でレベルアップを図っているという。 目標は全国制覇。東海大会決勝で敗れた悔しさを糧に「自分の力を出し切って優勝したい」と語った。
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【東日本大震災13年】道路寸断恐れ109市町村 原発30キロ圏、静岡県内9市町
建設中を含む国内19原発の30キロ圏にある自治体のうち18道府県計109市町村で、地震など災害時の緊急輸送道路が土砂崩れなどにより寸断される恐れがあることが8日、分かった。30キロ圏に含まれる21道府県計138市町村の79%に当たり、原発事故時の避難に支障が出る恐れがある。東京電力福島第1原発事故から13年。国土交通省が公開している地理情報データを基に、道路が土砂災害警戒区域を横断しているかどうかを共同通信が分析した。 静岡県内で寸断の恐れがあるのは、藤枝市、島田市、牧之原市、掛川市、菊川市、御前崎市、袋井市、磐田市、森町の9市町の高速道路や国道、県道など。1月の能登半島地震でも土砂災害が
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原発30キロ圏、土砂崩れで道路寸断の恐れ「事前に迂回路検討を」 浜岡周辺の住民指摘
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)から30キロ圏内では9市町の計27路線が、土砂崩れなどにより寸断の恐れがある緊急輸送道路に該当した。能登半島地震では石川県が定めた北陸電力志賀原発の重大事故時の避難経路11路線中7路線が一時通行止めになった。静岡県の関係自治体の間には「能登半島とは地理的条件が異なり、複数の道路があるため孤立は考えにくい」と冷静な受け止めが広がるが、住民からは「迂回(うかい)路の組み合わせを事前に検討していくべき」との意見が上がる。 「主要道路が使えなければ、住民はどの道で避難すれば良いか分からず、混乱するだろう」。御前崎市町内会長連合会の水野克尚会長(69)は災害時の不安を
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牧之原市長、新火葬場覚書巡り「手続きに瑕疵ない」
牧之原市の杉本基久雄市長は8日の市議会2月定例会一般質問で、同市と御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアとした新火葬場整備計画について関係市町と管理や運営方法を取り決めた覚書に関して「手続き上に瑕疵(かし)はない」と述べた。太田佳晴氏への答弁。 杉本市長は牧之原市議会に対しては関係市町との協議状況説明をこれまで12回にわたり行ってきたとして、「覚書の内容も市議会への説明とともに関係市町の首長間で合意した」と述べた。太田氏は御前崎市では議会への説明が足りず反発が起きているとして「御前崎市の動向によっては大幅な変更が生じる」と指摘。杉本市長は「仮定の話は控えたい」とした。 このほか杉本市長は
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静岡人インタビュー「この人」 地域の芸術文化を育てる 栗田敏恵さん(御前崎市)
御前崎市門屋のギャラリーカフェ「ひと休処(どころ)つくし」を運営する。月替わりで地域の画家や写真家らと開催している展示会が人気を集める。定期的に音楽コンサートを開催するなど、市民が芸術文化に触れる機会を提供する。64歳。 ―運営を始めた経緯は。 「母が20年前に創業し、約7年前に引き継いだ。母が大切にしてきた地域文化を盛り上げたいという思いを大事にしている。市内にはギャラリーが少なく、個展を開催できる場所が限られる。展示スペースは決して広くないが、趣味や独学で始めた作品でも作者が日頃の成果を披露し、市民がゆっくり鑑賞できる空間を目指している」 ―なぜ、美術や音楽が大切だと考えるのか。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はカサゴやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、メジナ、ベラ。3日はタカベやメジナ、ネンブツダイ、カサゴ、スズメダイ、ベラが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 沼津・船 2月28日午前の沼津沖船釣りは5キロ超のニベ。0.8~1.5キロのマダイが3匹。他にマアジやカイワリ、アマダイ。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 2月28日の三保沖船釣りは1~1.5キロのイナダ(ブリの若魚)が3~14匹で船中66匹、マダイは船中2匹。5日は1キロのマダイが船中4匹。イナダが船中4匹。ワラサとクロダイがそれぞれ1
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緊急地震速報が復旧 東海沖の観測システム
気象庁は6日、2月に復旧した東海沖の地震観測システムについて、緊急地震速報へのデータの活用を再開したと発表した。システムは2022年12月から海底ケーブルの損傷で使えなくなり、周辺が震源の地震が起きた場合、速報が最大13秒遅れる可能性があった。 気象庁によると、ケーブルは御前崎市の観測所から三重県沖まで、地震計5カ所と津波計3カ所をつないでいる。22年12月16日に、ケーブルの破断によって障害が発生。今年2月22日にシステムが復旧し津波計は使えるようになったが、速報に利用する地震計は動作確認をしていた。
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浜岡原発「廃炉望ましい」 市長答弁 島田市議会
島田市の染谷絹代市長は6日の市議会2月定例会一般質問で、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)について「中長期的には廃炉が望ましい」との考えを示した。森伸一氏(島田市民会議)への答弁。 染谷市長は再稼働に関し、①地震や津波などの自然災害に対して十分な安全対策が講じられていない②高レベル放射性廃棄物の処理方法③再生可能エネルギーの導入が進んでいる―などの懸念材料を挙げた。その上で「市民が安全な避難行動をできるのか、命を守れるのかが考え方の基準」と強調した。 同原発について、「国の原子力政策に関わる重大な案件であり、今後の市民生活や産業活動への影響を十分に踏まえ判断していく必要があることから、動向
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親子にゆとりの時を 御前崎の食堂がイベント
御前崎市池新田の飲食店「波乗り食堂ありがとう」はこのほど、同市教育委員会と連携し、普段は仕事で忙しい保護者が子どもと一緒に食事を楽しんでもらうイベント「食堂もぐもぐ」を開いた。 市内の親子26人が参加した。岸和田光弘店主がひな祭りにちなみ、ちらしずしや焼きそばなどを用意。子どもたちは好みの料理を選んで味わい、「おいしい」と笑顔を見せた。 店内では景品が当たるスーパーボールすくいも企画し、参加者たちは充実した時間を過ごした。
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「ハラスメント防止月間」9月指定の方針 御前崎市議会
御前崎市の柳沢重夫市長は5日の市議会2月定例会の一般質問で、職員が働きやすい職場環境の実現に向けて、市独自の「ハラスメント防止月間」を定めることを明らかにした。9月を指定する方針。 市は1月に職員493人を対象にハラスメント行為に関する匿名アンケートを実施。回答者428人のうち、56人が1年以内にハラスメント行為を受けた、または感じたことが「ある」と答えた。割合は「パワーハラスメント」が62・7%、「カスタマーハラスメント」が16%を占め、上司や市議から行為を受けたとの報告が目立ったという。 市は今後、具体的な活動内容を検討していくという。柳沢市長は「(ハラスメントの)被害者、加害者をつ
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職員人件費5%削減へ 御前崎市長 デジタル推進で効率化
御前崎市の柳沢重夫市長は5日、市の財政状況悪化に対応するため、2025年度までに市職員の総額人件費を23年度当初予算比で5%削減する方針を市議会2月定例会の一般質問で示した。こども園の民営化に伴って職員数減少を見込むほか、デジタル化推進により業務効率化を図り、時間外手当の抑制を進める。 市はいずれも市立だった白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を再編統合し、25年度から新こども園を民営化する。正規職員や会計年度任用職員の人数が減少することに加え、退職職員と新規採用職員の給与格差による減額なども踏まえ、約1億6500万円の人件費削減につなげる。 市は財政状況を立て直すため、約12億4千万円の
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書道や陶芸、絵画など300点 御前崎市文化協会が作品展
御前崎市文化協会(遠藤明美会長)の加盟団体による作品展が5日、同市池新田の市立図書館アスパルで始まった。書道や陶芸、絵画など300点以上が並ぶ。10日まで。 会員が日頃の成果を披露する展示会で、パッチワークやちぎり絵など珍しい作品も楽しめる。力強い筆遣いで書いた子どもたちの書作品も来場者の関心を集めている。 遠藤会長は「会員の作品づくりに対する思いや技術を見てほしい」と呼びかけた。
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赤ちゃん、女優 細密な写実画 御前崎で作品展 浜松市中央区・川村さん
写実画を得意とする浜松市中央区の画家川村美春さん(65)の作品展が31日まで、御前崎市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。本物そっくりに描かれた赤ちゃんや有名女優の人物画など16点が並ぶ。 人物画は写真などを見ながら目元や口角を細密に描き、表情豊かに仕上げた。荒波を進む船や飛行機の作品もあり、臨場感と迫力を伝えている。油彩や水彩、鉛筆など多彩な技法で来場者の目を楽しませている。 川村さんは御前崎市出身。会社員の定年退職後を見据え、60歳手前になって趣味で絵画を始めたという。対象物をリアルに描く写実画にのめり込み、「手を加えることで本物に近づく過程が楽しい」と語る。「絵の繊細
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原告側が準備書面 「屋内退避 不可能」 浜岡原発廃炉訴訟
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)3~5号機の廃炉を求めて地域住民らが起こした訴訟の第38回口頭弁論が4日、静岡地裁浜松支部(佐藤卓裁判長)で開かれた。原告側は、能登半島地震の被害状況を踏まえ、原子力災害発生時に「屋内に退避することは不可能」などと訴える準備書面を提出した。 準備書面では、地震で建物が損傷し、原子力災害対策指針が定める屋内退避ができなくなるため、避難計画に不備があると主張。浜岡原発では地殻変動が起きた際に取水が困難になり、重大事故が起きる可能性があるとも指摘した。 中電側は原発の安全性向上工事や、新規制基準審査の進捗(しんちょく)状況を報告した。
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27年静岡県議選へ4項目提示 選挙区定数、区割り検討開始
静岡県議会の選挙区定数や区割りを検討する調査検討委員会の第5回会合が4日、県庁で開かれた。2027年の次期県議選に向け、議会事務局が今後の検討事項の論点などを示した。 同事務局は、議員定数見直しの可否▽選挙区と配当定数の見直しの可否▽前期委員会が提案した有識者からの意見聴取▽答申や条例改正の時期―の4項目を示した。 このうち、議員定数については、現行定数68は1979年まで適用された旧法定定数制度(定数85)から20%削減されて全国5番目の削減率で、議員1人当たりの人口は多い方から同9番目との説明があった。 2020年の国勢調査人口で算出した議員1人当たりの人口が少ない選挙区は、最少の
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新入学児童「安全に登下校を」 安協菊川地区支部などが祝い品
静岡県交通安全協会菊川地区支部と菊川署は4日、菊川、御前崎の両市教育委員会に新入学児童への祝い品をそれぞれ贈った。 交通安全に関心を持ってもらおうと道路標識のイラストが施されたファイルと横断歩道の正しい渡り方などをまとめた冊子を計約620セット用意した。冊子には、子どもたちが安全に登下校できるように保護者に実践してほしい交通教育の要点も記載している。 藤沢照夫支部長と竹下貢署長が両市役所を訪れ、祝い品を届けた。御前崎市の吉村紳治郎教育長は「新学期に事故が起きないように学校現場と保護者が連携していきたい。子どもにとっても良い教材になる」と謝意を述べた。
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急な坂上り高台へ 街灯、手すり少なさ課題 御前崎地区、津波避難訓練
御前崎市は2日夜、南海トラフ巨大地震の発生に備えて御前崎地区を中心に夜間の津波避難訓練を初めて実施した。住民約300人が、視界が悪い中で避難する難しさを体験した。 日が落ちた午後6時、大地震発生を知らせるサイレンが鳴り響き、大津波警報が発表されたとの設定で住民たちは一斉に避難を開始した。高さ最大5メートル以上の津波が押し寄せると想定されている沿岸部の女岩区では、約100人が急な坂を上って高台に逃げた。避難中に転倒しないように手を取り合ったり、懐中電灯を持って逃げたりする人の姿が目立った。 同区町内会長の川口省式さん(68)は「日常的に通る道でも夜は光景が一変する。緊急時は地域コミュニティ
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津波避難、判断力養う 御前崎、親子や高齢者が防災学習
御前崎市の浜岡中央児童館は2日、防災学習会「親子DE津波てんでんこ」を同市の浜岡福祉会館で開いた。親子や高齢者ら約30人が参加し、教材を使いながら津波避難行動の判断力を養った。 講師はNPO法人御前崎災害支援ネットワークの落合美恵子代表が務めた。教材は「津波避難すごろく めざせ!津波避難マスター」を使用し、グループごと地震が起きたらどこに逃げるべきか沿岸部のまちをモデルに考えた。 ルールは学校を拠点とし、マス目を一つ移動するごとに所要時間1分と想定。避難中に親族宅や食料保管場所に立ち寄るかどうか検討しながら避難ルートを決めた。その後、サイコロを投げて津波の到達時間と高さをそれぞれ設定し、
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火災警報器の重要性PR 御前崎市消防本部
御前崎市消防本部は1日、春の火災予防運動の一環で、住宅用火災警報器の設置や維持管理の重要性を呼びかける広報活動を同市の商業施設で行った。 職員が買い物客らに啓発品を配布し、火災警報器は火災発生をいち早く知らせる設備であることを説明した。住居の寝室と階段には法律で火災警報器の設置が義務づけられていることや取り換え時期の目安なども解説し、防火意識の向上を訴えた。 同消防本部予防課の伊藤隆広さんは「自分や家族の命を守るためにも設置されているか確認してほしい」と呼びかけた。
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医療ケア児支援へ統括者 配置で態勢強化 静岡県議会定例会
静岡県議会2月定例会は29日、自民改革会議の河原崎全氏(御前崎市)と小沼秀朗氏(掛川市)、ふじのくに県民クラブの松井優介氏(静岡市清水区)が一般質問を行った。医療的ケア児の支援態勢強化に向け、八木敏裕健康福祉部長は県医療的ケア児等支援センター(静岡市駿河区)に2024年度から、支援機関のネットワーク構築を担う「スーパーバイザー」を配置する意向を示した。松井氏への答弁。 障害福祉課によると、県は各地域で多職種の支援機関との連携を図るコーディネーターの養成を進めているが、現状では市町が人材を活用できず課題になっているという。保育、福祉、教育の各分野に精通したスーパーバイザーとして2人を配置する
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浜岡原発周辺土壌 過去の変動幅超過 環境放射能調査
静岡県は29日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。土壌で過去の変動幅を超える放射性セシウムが検出されたが、健康への影響はないとしている。 県によると、牧之原市で採取した土壌で1キログラム当たり11・5ベクレルの放射性セシウムが確認された。過去の核実験や東京電力福島第1原発事故の影響と推定している。このほか、アジとシラスは過去の変動幅内だった。
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リニア・ダム工事期間中、水戻す必要なし 島田市長見解「流域の総意」
島田市の染谷絹代市長は28日の定例記者会見で、リニア中央新幹線トンネル工事に伴うJR東海の県内での高速長尺先進ボーリングの実施について、「(大井川上流部の)田代ダムの大規模な改修工事中は全く取水しないので、その間はボーリングに伴い山梨県側に流れた水を大井川に戻す必要はないというのが流域の総意」と改めて強調した。 同ダムは2月から2025年11月までの予定で発電設備の改修工事中で、この間は大井川から取水しない。染谷市長は「あくまで工事期間中の話。ボーリングで山梨県側に流れた水量を上回る水が大井川に戻っているのであれば、水利用への影響はないのでは」と述べた。 水を戻す方策を求めないとの考えに
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選ばれる茶産地目指し振興誓う 掛川で農協集会
JA静岡経済連と県茶業会議所は28日、県農協茶業者集会を掛川市で開いた。県内各地の生産者ら約300人が新スローガン「要望に応じた茶生産に取り組み、選ばれる茶産地静岡を目指そう」を唱和し、今期の茶業振興を誓った。 経済連の河原崎友二経営管理委員会長は、生産者と茶商のマッチングを進めるとし「消費拡大を目指してJAグループ一丸となった取り組みを実践していく」と話した。 マルセン砂川共同製茶組合(浜松市天竜区)の鈴木猛史さんが「慣行栽培から有機栽培への転換」をテーマに講演し、「有機茶園の視察、販路の確保、茶園の集積の3点がポイント」と説いた。緑茶輸出の現状と展望についての講演や2023年度の茶業
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御前崎市民から物資 NPO、能登被災者支援へ
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワーク(落合美恵子代表)はこのほど、能登半島地震の被災者の生活再建に向け、市民から支援物資を集める活動を同市の高松地区センターで行った。回収した物資は仮設住宅が完成する4月ごろ、被災地へ届ける予定。 活動に賛同した市民ら約200人が食器や衣類、文房具など4トントラック1台分を寄せた。運営スタッフとして地元の高校生も参加し、NPOメンバーらと一緒に物資に破損がないか一つずつ検品し、丁寧に箱詰め作業を進めた。 落合代表は「集まった物資とともにみんなの思いを被災地に届けたい」と話した。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はメジナやタカベ、マゴチ、アイゴ、ネンブツダイ。20日はタカベやメジナ、ネンブツダイ。21日はメジナ。22日はメジナとスズメダイ。23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ。24日はタカベやネンブツダイ、アイゴ、イシダイ。25日はタカベやアイゴ、マゴチ、ネンブツダイ、メジナが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は越冬のシロギスが狙える。餌は青イソメ。釣れるサイズは大きいが、遠投が必要。足元ではブラクリ仕掛けでカサゴが釣れる。餌はイソメ。消波ブロック周辺を狙うと良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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御前崎・RECAMP御前崎 海辺へ“徒歩30秒”が魅力【キャンプ場だより】
冬は絶景ロケーションが魅力のRECAMP(リキャンプ)御前崎。海辺まで〝徒歩30秒〟の場所にある当キャンプ場から見える、きれいな夕日や朝日はまさに圧巻です。テントを張ったら海辺へ。半月型のカーブが美しい砂浜が広がっています。波もとても穏やかで、海はアカウミガメが産卵に来るほど自然環境が豊かな場所です。天気がいい日はキャンプ場からきれいな富士山も見えます。 また、キャンプ場に隣接している大型滑り台「タートルスライダー」や芝生広場は、お子さま連れに人気です。さらにキャンプ場周辺には新鮮な海の幸を堪能できる「御前崎海鮮なぶら市場」や、参観灯台(登れる灯台)のうち、富士山が一番大きく見える「御前埼
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ダム工事期間のボーリング 「流域総意か確認必要」 川勝知事会見【大井川とリニア】
川勝平太知事は26日に静岡県庁で開いた定例記者会見で、リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水問題を巡り流域市町が、同河川上流部の田代ダムで取水されない発電設備の工事期間中にJR東海が県内で高速長尺先進ボーリングを実施して湧水が県外に流出しても、同社による返水の方策を求めないとの考えを示したことについて、「(意見が流域の)総意だったのか確かめる必要がある」との見解を述べた。 大井川流域10市町の首長(御前崎市は代理出席)は25日に静岡市葵区で開かれた丹羽俊介JR東海社長との意見交換会に参加した後、取材に応じ、染谷絹代島田市長がこうした考えを「流域の総意」としてJRに伝えたと説明した。
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ホタル幼虫「元気に育て」 御前崎の園児 1000匹放流
御前崎市の高松幼稚園の3、4歳児10人が26日、同市門屋の「門屋ホタルの里」にゲンジボタルの幼虫約1000匹を放流した。 企画したのは地元の住民有志「門屋ほたるの会」。園児たちは同会の沖二三男代表(78)からゲンジホタルの生態やヘイケボタルとの違いについて学んだ後、幼虫が数匹入った紙コップを受け取り、山の伏流水が流れる清らかな川辺にそっと放した。水中で幼虫が動く様子が確認できると「元気に育ってね」「きれいに光りながら飛んでね」などと声をかけた。 同園は4月から廃園となり、池新田幼稚園に統合される。沖代表は「これからも放流体験などを通じて、子どもたちにホタルの生息環境を守る大切さを伝えていきた
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東海沖津波観測を再開 気象庁
2022年12月から海底ケーブルの損傷で使えなくなっていた東海沖の地震観測システムについて、気象庁は22日、復旧作業を終え、津波の観測を再開したと明らかにした。緊急地震速報へのデータ活用は、誤発表を防止するため正常に動作するか確認しており、周辺が震源の地震が起きた場合、最大13秒遅れる状態はしばらく続くとしている。 気象庁によると、ケーブルは御前崎市の観測所から三重県沖まで約210キロにわたって、地震計5カ所と津波計3カ所をつないでいる。22年12月16日に障害が発生し、確認した結果、御前崎沖4キロ付近でケーブルが破断していた。原因は不明。新たなケーブルでつなぎ合わせ、津波計は使えるように
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議員定数15から2減 御前崎市議会 財政悪化に対応
御前崎市議会2月定例会は22日、本会議に議員発議で提出された議員定数(15)を2減する改正条例案を賛成多数(賛成11・反対3)で可決した。人口減少や市の財政状況悪化に対応するため、議会規模を縮小する。4月7日告示の市議選は定数13で行われる。 発議した丸尾忠氏は提案理由について、周辺市の議会と比べて人口当たりの議員定数が多いことに触れ、「財政状況が厳しい中、議員自らが歳出削減に努めるべき」と説明した。賛成討論に立った4人は「身を切る改革を進め、議会の資質を高めていかなければいけない」などと主張した。 議会事務局によると、市議の定数を2減することで年間1千万円以上の歳出削減につながる。定数は市
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新火葬場の建設、運営 牧之原市が吉田町、御前崎市と覚書締結
牧之原市は22日、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアに2028年度以降の供用開始を目指す新火葬場整備計画を巡り、建設や管理・運営に関する覚書を両市町と締結したと発表した。 覚書は整備箇所や火葬炉の規模、負担割合などが主な内容。牧之原市は20日に吉田町、22日に御前崎市とそれぞれ覚書を締結した。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(牧之原市勝俣)。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する。建設費は約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御前崎市は30%。牧之原市は24年度当初予算案に用地測量費などで3800万円
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牧之原の新火葬場計画 御前崎市、覚書締結 運営委託
牧之原市は22日、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアに2028年度以降の供用開始を目指す新火葬場整備計画を巡り、建設や管理・運営に関する覚書を両市町と締結したと発表した。 覚書は整備箇所や火葬炉の規模、負担割合などが主な内容。牧之原市は20日に吉田町、22日に御前崎市とそれぞれ覚書を締結した。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(牧之原市勝俣)。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する。建設費は約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御前崎市は30%。牧之原市は24年度当初予算案に用地測量費などで3800万円を計
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吉村教育長を再任 御前崎市議会
御前崎市議会2月定例会が22日開会し、本会議で教育長の吉村紳治郎氏を再任する人事案件を全会一致で認めた。 吉村氏は現在1期目。再任期間は4月1日から2027年3月31日までの3年間。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
静岡県東部 熱海 17日はメジナやマアジ、タカベ、ネンブツダイ。18日はメジナとネンブツダイ、タカベが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。コマセはチューブ式がお薦め。カゴ釣りでアジとサバ。ウキ釣りでメジナ。大型狙いはフカセ釣りが有効。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午後の沼津沖船釣りは良型マアジや大サバが多数。他に1.5キロのマハタやカイワリ、アマダイなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 静岡県中部 由比漁港 17日の三保沖船釣りは
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「防災上重要な道路」沿い 非耐震建築物316棟 静岡県報告
静岡県と県内の沿岸21市町が防災施策の情報共有を図る県津波防災地域づくり推進連絡会がこのほど、県庁で開かれ、県は「防災上重要な道路」沿いに耐震性がない建築物が県内に316棟あると報告した。所有者には耐震化の努力義務があり、県は耐震化を提案する専門家の派遣や補助制度を通じて耐震改修を促している。 県は、災害時の緊急輸送ルートのうち、県・市町災害対策本部や災害拠点病院など65拠点につながる道路と、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)事故時の避難経路の計約690キロを防災上重要な道路としている。 国は、1981年5月以前の旧耐震基準で建てられた建物のうち、倒壊した場合に重要道路をふさぐ恐れがある建
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海上安全指導員 2人指定 要救助事案にも対応 御前崎海保
御前崎海上保安署は21日、海上安全活動を担う「海上安全指導員・安全パトロール艇」の指定式を御前崎市の同保安署で行った。 指定を受けたのは磐田市の藤原岳彦さんと御前崎市の沢入芳洋さん(64)。藤原さんの船舶「あすか4」と沢入さんの「マーベラス」もそれぞれパトロール艇に認められた。 2人は所有する船で沖合に出た際など、周囲のプレジャーボートなどに対して安全で秩序ある運航の呼びかけを積極的に行うほか、要救助事案などにも対応していく。 保坂和彦署長は「海の安全を守るためには民間の人たちの力が必要」と期待を寄せた。
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記者コラム「清流」 試されている本気度
御前崎市が財政状況悪化に対応するため、4年間で約12億4000万円の財源確保策を示した。不測の事態に備えて積み立てていた財政調整基金残高は、この8年間で急速に減少した。安定した財政運営を取り戻すことが急務になっている。 ただ、財源確保の実行は容易でない。歳出削減案は市民プールの民営化や総合病院の経営改革など大がかりな事業ばかり。歳入増加策の柱には、ふるさと納税額を27年度までに23年度比4倍の2億円に伸ばす目標を据えた。何よりも市民の理解と協力が欠かせない。 ふるさと納税を増やすには、市の発信力強化が必要だ。まずはトップの市長が取り組む姿勢を明示し、日本各地を回って市の特産品をPRすべき
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静岡県内14施設 インフルエンザで学級、学年閉鎖
静岡県は20日、県内の高校、小中学校14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計154人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市2施設23人、三島市1施設7人、磐田市1施設9人、御前崎市1施設8人、森町1施設18人、浜松市中央区6施設67人、同市浜名区2施設22人
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東海大会「絶対優勝」 浜岡中女子バレー部が闘志 御前崎市長訪問
御前崎市の浜岡中女子バレーボール部の生徒15人が19日、同市役所を訪れ、3月23日から菊川市民総合体育館で開催される東海ブロック中学生新人大会への意気込みを柳沢重夫市長に語った。 同部は1月の県大会で優勝し、東海大会への切符を獲得。強みである粘り強いレシーブと多彩な攻撃を展開し、勝ち進んできたという。チームの中心はいずれも2年の主将植木朱音さん(14)と徳本ほたるさん(14)だ。2人は昨年、主力選手として中体連の東海大会で4強入りを経験。ほかの部員は1年生であるため、日頃から2人が大黒柱として支えている。 植木さんは「ミスや失点した時にチーム全体の雰囲気が悪くなってしまう」と課題を挙げつ
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ブレス浜松 西部8市町と連携協定 バレー軸に地域発展貢献
バレーボールVリーグ女子2部「ブレス浜松」は18日、県西部8市町と連携協定を締結したと発表した。浜松市浜名区のサーラグリーンアリーナで同日、大林素子GMらチームと各自治体関係者が発表会に臨んだ。 協定を結んだのは御前崎市、菊川市、掛川市、袋井市、磐田市、浜松市、湖西市と森町。2024~25年シーズンに新設される国内リーグの最高カテゴリー「SVリーグ」の参入を目指すブレス浜松は、これらの地域の発展やスポーツ振興、市民の健康増進に貢献しながら、さまざまな価値の創出を図る。 会見で大林GMは「8市町、そして最終的には日本全国を巻き込めるよう、勇気(を与え)、力になれるチームづくりを目指す」と述
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「自まんの御前崎」歌に込め 白羽小3年生がPRソング制作
御前崎市の白羽小3年2組の児童約20人が、市のPRソング「かがやく自まんの御前崎」を作った。歌詞に海や灯台、同市産の茶「つゆひかり」といったフレーズを盛り込み、地元の魅力を表現した。市は、住民が歌を視聴できるように準備を進めている。 児童たちは昨年6月から、総合的な学習の一環で曲作りに励んだ。班ごと同市の魅力について意見を出し合い、歌詞の草案を作成。作曲は市内の小中学校で音楽を指導する下村文子さんが手がけ、明るくて元気あふれる歌に仕上げた。 子どもたちは保護者や地域住民らに歌を発表したほか、2月に市役所を訪れて柳沢重夫市長らにお披露目し、好評を得たという。 市によると、広報おまえざき3
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環境保全活動で連携 御前崎市と掛川のキャタラーが協定締結
御前崎市と掛川市の自動車排ガス浄化触媒の開発生産会社「キャタラー」は16日、地方創生に関する包括連携協定を結んだ。 同社は海岸漂着ごみの清掃や処理費用負担など環境保全活動に協力する。5月には、サーファーらが多く利用する御前崎ロングビーチ沿いの駐車場にごみ回収ボックスを設置管理する予定。そのほか、同市の観光振興や就業支援、雇用促進でも連携していく。 柳沢重夫市長と協定書を交わした石田雅資社長は「遠州地域から愛される企業を目指し、地域の課題解決に貢献していきたい」と述べた。
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スズキ 静岡県防犯協会連合会に「青パト」寄贈
スズキは16日、静岡県防犯協会連合会に地域巡回や街頭広報活動に使う防犯指導車として、同社の軽乗用車「ワゴンR」1台を寄贈した。菊川、御前崎両市を管轄する菊川署管内防犯協会に配備した。 車両は青色防犯パトロール車として活用し、安全装備をはじめナビやスピーカーを備え付けた。小回りが利く機動性と滑らかな走りが特徴という。 同署で贈呈式が行われ、同社の加藤祐輔人材開発本部長が「犯罪が減るように防犯活動に役立ててほしい」とあいさつし、同連合会の渡辺伸一専務理事にレプリカキーを手渡した。渡辺専務理事は「犯罪抑止には街頭活動が効果的。フル活用していきたい」と謝意を述べた。
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交通安全功労、優良運転者67人を表彰 安協菊川地区支部
静岡県交通安全協会菊川地区支部と菊川署は16日、本年度の交通安全功労者と優良運転者の表彰式を御前崎市の池新田地区センターで行った。 長年にわたり無事故無違反を続けた優良運転者や積極的に地域の交通安全活動に取り組んだ計67人を表彰した。 主な受賞者は次の通り。 【交通栄誉章緑十字銅章】交通安全功労者 河合繁康(御前崎市佐倉)松原清(菊川市加茂)▽優良運転者 榛村昭二(御前崎市池新田)清水豊子(御前崎市佐倉)小野田春美(御前崎市御前崎)松下定雄(菊川市高橋)村田多喜男(菊川市富田)永井勇(御前崎市白羽)高瀬はなえ(御前崎市比木)揚張一恵(御前崎市塩原新田)植田勇次郎(御前崎市池新田)名波克美(菊
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主婦バレー教室や健康増進活動展開 御前崎市、ブレスと協定
御前崎市とバレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松は13日、同市のスポーツ振興や地域発展に向けた連携協定を結んだ。 ブレスは同市で子どもや主婦層を対象にしたバレーボール教室の開催を想定し、チームの知名度向上や競技の普及を目指す。市と連携しながら住民の健康増進を図る活動なども展開していくという。市役所で柳沢重夫市長と協定書を交わしたブレス浜松の森島康之代表理事は「地域に愛されるチームを目指し、互いに発展していきたい」と述べた。 ブレスは本拠地の浜松市を含めて県西部8市町と連携協定を締結し、2024~25年シーズンに新設される国内リーグ最高カテゴリー「SVリーグ」の参入を目指している。 (御前崎
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新年度予算案 御前崎市
市町名(議会会期)①一般会計規模②前年度比伸び率③主要事業(事業費)の順 ◇御前崎市(22日~3月22日)①158億円②0・7%増③民設民営のこども園整備補助(1億9千万円)▽空き家対策(1300万円)▽自主防災会活動への女性参画推進(1千万円) ※子育て環境の充実や地域防災力の強化などに重点配分した。
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2月定例会 22日に開会 御前崎市議会
御前崎市議会運営委員会は14日、2月定例会の会期を22日から3月22日までの30日間と決めた。 2024年度当初予算案の審査をはじめ、市の財政状況悪化に対する財源確保策の議論が主な論点。市は火葬場について、牧之原市で建設計画を進めている吉田町牧之原市広域施設組合に運営委託する方針を示しており、妥当性について意見が交わされる。 一般質問は3月5、6日。7日に総務経済と文教厚生の各常任委員会、11~13日に予算決算審査特別委員会、14日に総合開発計画策定と原子力対策の各特別委員会を開く。
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御前崎市予算案 子育て環境充実へ 24年度 一般会計微増158億円
御前崎市は14日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は23年度比0・7%増の158億円。子育て環境のさらなる充実を図るほか、地域防災力の強化や観光交流人口の拡大に向けた取り組みにも重点配分した。 白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園の再編統合に伴い、25年度に開園する民設民営の新こども園の整備補助に約1億9千万円を計上した。新規事業として空き家対策や公共施設のオンライン予約システム構築にも乗り出す。地域防災活動への女性参画も推進していく。 24年度当初予算案は市の財政状況悪化に対応するため、病院事業への繰り出し金を23年度とほぼ同額に設定し、地区振興助成や公営企業への補助を例年と比
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやスズメダイ、アイゴ、ネンブツダイ、スズキ、マアジ。11日はヒラメやタカベ、タカノハダイ、トウゴロウイワシ、ネンブツダイ、ベラ、カサゴ、スズメダイ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。カゴ釣りでサバも釣れる。穴釣りではカサゴ。青イソメ餌の投げ釣りでシロギスやメゴチも狙える。メジナ釣りは配合餌とオキアミを混ぜたコマセが肝心。先週末はカマスやクロダイも釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 11日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ、5キロの
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御前崎市、財源確保策示す 27年度までに12.4億円 歳出大幅削減へ
御前崎市は13日、市の財政状況悪化に対応するため、4年間で約12億4千万円の財源確保策を市議会予算決算審査特別委員会で説明した。2025年度をめどに、市民プールなど慢性的な赤字に陥っている公共施設の民営化を進め、大幅な歳出削減を目指す。 歳出削減案には市職員全体の賃金5%カットや各種補助金の見直しの検討も盛り込んだ。毎年15億円程度の赤字経営が続く市立御前崎総合病院については、一般会計から病院事業に繰り出す上限金額を年間10億円に設定した。 歳入増加策にも取り組む。23年度は5千万円だった個人のふるさと納税額を27年度までに2億円に伸ばす。保育園跡地など市有地の売却も進める。 市は24
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春の訪れ捉えた写真 20点 御前崎の栗田さん、地元で作品展
御前崎市の会社員栗田実季さん(33)の写真展「春を楽しむ」が29日まで、同市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。昨年、市内の福田沢里山公園や白羽神社などで撮影した桜やツクシの写真約20点を並べた。自然の豊かさだけでなく、季節の移り変わりや植物の芽吹きを表現している。京都府の東寺や醍醐寺で撮った桜の作品も来場者の目を引きつけている。 栗田さんは新型コロナ禍だった2年ほど前に趣味で写真撮影を始めたという。以来、カメラを持ち歩いて日常生活の変化や感動した瞬間を写真に収める。「今年も本格的な春到来が近づいている。一足先に春の雰囲気を楽しんでほしい」と話した。
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御前崎、市民プール民営化検討 財源確保策、職員賃金削減も
御前崎市は市の財政状況悪化に対応するため、2025年度をめどに、市職員全体の賃金5%削減や市民プール「ぷるる」など公共施設の民営化を検討していることが11日までに、複数の関係者への取材で分かった。慢性的な赤字体質の市立御前崎総合病院の経営改革も進める方針。市はこれらを盛り込んだ財源確保策を近く市議会に示す。 同プールについて市は22年度、指定管理者である市振興公社に約2億円の指定管理委託料を支出したが、同年度は約1億6千万円の赤字だった。同病院も14年度以降、毎年15億円程度の赤字に陥っている。市はこうした公共施設の売却や経営改革を進め、維持管理費などの歳出額を大幅に削減したい考えだ。
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体験型茶園で農地再生 産業、文化振興へ新事業 御前崎・やまま満寿多園
御前崎市上朝比奈の製茶問屋「やまま満寿多園」が3月から、荒廃茶園を再生する独自の基盤整備事業「chatto(チャット)」に乗り出す。観光客や家族連れが茶栽培に参加する仕組みを導入し、苗を植えて茶葉が収穫できるようになるまでの約5年間で体験型の茶園づくりを進める。県内で荒廃農地が増加する現状を踏まえ、同社は「茶産業再生へのモデルケースにしたい」と意気込む。 再整備するのは牧之原台地に広がる約1・1ヘクタールの農地。背丈以上に伸びた茶の木を刈り取って更地にして、同市ブランドの茶品種「つゆひかり」の苗を約1万7千本植える。2024年は土壌整備や苗植えを実施し、25年以降は木の剪定(せんてい)な
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信仰心、コロナ禍も絶えず 御前崎・桜ケ池/「池守」の水野さん【竜と生きる 辰年2024①】
昨年12月上旬、御前崎市佐倉の桜ケ池。売店の店先で、店主の水野達男さん(66)が黙々としめ縄を綯(な)っていた。代々、桜ケ池を守る「池守」の家系という。「自分が守るんだっていう使命感がずっとあるんだよ。こうしなさいって誰に教えられたわけじゃないんだけどさ」。時折手を止め、照れくさそうに古い記憶をたどった。 池の周りを毎日掃除する父の背中を追いかけて育った。小中学生の時には夏休みの自由研究で桜ケ池の龍神伝説を取り上げ、クラスメートの前で堂々と発表した。「池に小石を投げ込むとか、友人が平気でやっていたちょっとした子どもらしいいたずらも、自分には絶対にできなかった」 人々はさまざまな悩み
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個別津波評価 全て確定 原子力規制委 浜岡原発審査会合
原子力規制委員会による中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性審査会合が9日、都内で開かれた。津波に関する議論を行い、プレート間(南海トラフ)地震など発生要因ごとの個別の津波評価が全て確定した。中電は次回以降の審査会合で、これらの事象が連続的に起こり、津波が重なり合うことを想定した「組み合わせ評価」の結果を示す。 22・7メートルの最大高が固まっていた最も影響の大きいプレート間地震の津波評価に関し、中電は規制委から作成を求められていた体系的な取りまとめ資料を提出した。規制委は内容を「確認できた」と判断した。 組み合わせ評価を巡っては中電がこれまで、「プレート間地震と海
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事業成功のこつ学ぶ 御前崎で女性向けセミナー
御前崎市は7日、女性創業支援セミナーを市観光物産会館なぶら館で開いた。講師は菓子メーカー「たこ満」の平松季哲会長が務め、約30人が事業成功のこつなどを学んだ。 同社は県内を中心に21店舗を展開する。平松会長は「全国の店を巡り、商品開発や店づくりの好事例を積極的に取り入れてきた」と説明し、苦しい時期は「おいしいお菓子を提供したいと思い続けてきた」と創業理念の重要性を解説した。 長年にわたる経営経験から「従業員の幸せはお客さまの満足につながる」と社員に感謝し続ける大切さも説いた。人気商品「大砂丘」の開発秘話も明かし、事業の楽しさを伝えた。 そのほか、島田掛川信用金庫浜岡支店の職員松田竜三さんが市
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住宅全焼、男性がやけどで搬送 御前崎市比木
8日午後6時半ごろ、御前崎市比木の男性(61)方から出火し、木造平屋建て住宅を全焼した。菊川署によると、男性が顔にやけどを負い、病院に搬送された。 同署によると、出火当時は男性と息子が在宅していた。男性は料理をしたとみられ、息子が「空だきになった鍋付近から火が出た」などと話しているという。同署と市消防本部が出火原因を調べている。
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3県の日本茶 味や香り楽しんで 御前崎の製茶問屋、逸品詰め合わせ販売
御前崎市新野の製茶問屋「山亜里製茶」が福岡、長崎両県の製茶会社とコラボし、産地の垣根を越えて茶を楽しむティーバッグ詰め合わせギフトの販売を数量限定で始めた。いずれも茶の魅力を発信する競技会「日本茶アワード2023 煎茶ティーバッグ部門」で入賞した逸品。担当者は「各産地の味や香りを楽しんで」と呼びかけている。 同社をはじめ、福岡県の原田茶園、長崎県の西海園が連携した。本県の牧之原台地で生産された「つゆひかり」をはじめ、九州地方で人気の高い品種「さえみどり」をそろえた。お湯を注ぐだけで家庭や職場、野外キャンプなど幅広い場面で本格的な日本茶を味わうことができる。 商品のギフト化を発案した山亜里
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自転車や自宅 施錠徹底を 池新田高生徒会が防犯啓発 御前崎市
御前崎市の池新田高の生徒会メンバー4人が6日、菊川署と連携して自転車や自宅の施錠を呼びかける防犯啓発活動「オールロックセキュリティ作戦」を同市の商業施設で行った。 生徒たちは同署から防犯活動ボランティア「K・O(ノックアウト)ハイスクール呼び掛け隊」の委嘱を受け、買い物客らにチラシを配布しながら車上狙いや空き巣被害の防犯対策を講じる重要性を訴えた。マイクも使用し、「慌てず急がず確実な鍵かけをお願いします」と注意喚起した。 活動には地域安全推進員も参加し、特殊詐欺被害への警戒も呼びかけた。
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月31日と1日はメジナやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベ、スズメダイが釣れた。2日はメジナや小マダイ、46センチのイナダ(ブリの若魚)、スズメダイ、ベラなど。3日はマアジやアイゴ、カワハギ、メジナ、トウゴロウイワシ、タカベなど。4日はメジナやトウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイ。▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はメジナ釣りがメイン。竿は磯竿の1~2号を使用する。メジナ用の配合餌にオキアミを混ぜたまき餌と、付け餌にハードタイプのオキアミMサイズを用意する。▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177
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カインズと御前崎市 災害協力協定を締結
ホームセンターのカインズ(本社・埼玉県)と御前崎市は6日、災害協力に関する協定を結んだ。 カインズは災害時に同市から要請があった場合、物流拠点から食料や生活日用品、暖房機器などを提供する。平時から豊富な商品をそろえている強みを生かし、被災者の生活再建をサポートする。 同日、同社開発本部の川崎崇副本部長と柳沢重夫市長が協定書を交わした=写真=。川崎副本部長は「必要な物資をすぐに届けられる態勢を整えている。災害時は市民の力になりたい」と述べた。
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静岡県広報コンクール 広報紙部門 最優秀賞に島田市と吉田町
2023年度の静岡県広報コンクール審査会がこのほど行われ、広報紙の市部門で島田市、町部門で吉田町が部門別最優秀賞に選ばれた。広報紙(団体)部門を除く5部門の最優秀作品は24年度全国広報コンクールに出品される。 コンクールは6部門に計91点の応募があり、報道関係者やデザイナーなどが審査した。 島田市の「広報しまだ11月号」は、「『産む』を巡る『公共』」と題した特集で、保険適用となった不妊治療を取り上げた。不妊治療の当事者への取材のほか、不妊の原因や、妊娠に備えた体調管理など、さまざまな視点から「産む」を伝えた。審査員はデリケートなテーマに果敢に挑んだ姿勢や、説得力ある内容を高く評価した。
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御前崎・浜岡東小統合50年碑を除幕 「地域のシンボル」願い込めて
御前崎市佐倉の浜岡東小はこのほど、統合50周年記念碑を校舎西側に建てた。同校が地域のシンボルであり続けるよう願いを込めた。 記念碑は御影石を使っていて、「50」の数字は角を少なくして柔らかい印象にした。中央に校章を配置したほか、昨年6月に同校のキャラクター「はまりゅう」の形に沿って生徒が並んで撮影した航空写真をレーザー加工した。2日の除幕式に6年生が参加し、その他の学年の児童はオンラインで様子を見守った。6年の細田ゆずさん(12)は「はまりゅうがいるのがかわいい」と話した。 同校は旧佐倉小と旧比木小が統合して誕生した。記念事業として、Tシャツの作製や地域住民との体験活動などを行ってきた。
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中央区の増井さん SSクラス優勝 日将連浜松支部新春大会
日本将棋連盟浜松支部の「令和6年新春大会」がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。64人が参加し、最強のSSクラスで増井豊さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①増井豊(中央区)②岸智之(静岡市葵区)③榛葉大樹(中央区)▽S ①宮城島捷翔(浜名区)②岡本徳裕(磐田市)③渡辺伸五(浜名区)▽A ①佐藤粹聖(中央区)②榊原寛(同)③藤原紳裕(御前崎市)▽B ①坂野義隆(藤枝市)②吉崎航瑠(中央区)③高〓長男(掛川市)▽C ①杉山敏郎(浜名区)②山下浩之(同)③片山久(中央区) ※高〓長男の〓は木ヘンに却の去がタ
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ミカン変動幅超え 健康への影響なし 環境放射能調査
静岡県は31日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。牧之原市で採取したミカンから過去の変動幅を超える放射性セシウムが検出されたが、健康への影響はないとしている。 県によると、変動幅を超えたのは牧之原市の1カ所で採取されたミカンで、1キログラム当たり0・02ベクレルの放射性セシウムが測定された。過去の最大値は0・016ベクレルだった。過去の核実験や東京電力福島第1原発事故の影響と推定している。海底土は御前崎港周辺で最大1・5ベクレルで、浮遊塵からは検出されなかった。
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浜岡再稼働へ組織改定 中部電力
中部電力の林欣吾社長は31日、名古屋市で開いた定例記者会見で、浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に向けた体制見直しを含む4月1日付の組織改定を発表した。浜岡原子力総合事務所を廃止し、原子力部が管轄する浜岡原子力発電所と浜岡地域事務所を原子力本部の直下に移管する。 原子力本部企画室の戦略・方針策定機能と原子力部の審査対応機能を一体化するため、同企画室を原子力部に統合する。同本部長を兼ねる伊原一郎専務を副社長に昇格し、浜岡原発に常勤させるとした。副本部長の片山明彦専務は、兼職の総務・広報・地域共生本部長を解いて副本部長専任とし、浜岡地域事務所などを担当する。浜岡原子力総合事務所の廃止などは、原子
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1月24日はネンブツダイやタカベ、メジナ、トウゴロウイワシ。25日はネンブツダイやタカノハダイ、タカベ、アジ、トウゴロウイワシ、ベラ。26日はサンバソウ(イシダイの幼魚)や小マダイ、アジ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。27日はメジナやカワハギ、タカベ、アイゴ、マアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、小マダイ、ベラ、トウゴロウイワシ。28日はメジナやネンブツダイ、トウゴロウイワシ、アイゴ、スズメダイ、クロダイ、ベラが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は海水温の低下とともにメジナ釣りの好シーズン。フカセ釣りやウキ釣りで狙
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地域経済発展 35商工会誓う 静岡で新春祝賀会
静岡県商工会連合会はこのほど、新春祝賀会を静岡市葵区で開いた。県内35商工会の会長ら約90人が出席し、物価高騰や人手不足などの課題が山積する中でも、地域経済の発展に尽力することを誓った。 前沢侑会長は「浜名湖花博の開催や、県内初となるプロ野球球団の始動は、地域と中小・小規模事業者にとって大きなチャンス。連合会と各商工会が一体となって支援していく」とあいさつした。経営改善普及事業の功労者らへの表彰も行った。 表彰を受けた主な個人は次の通り。 【県知事表彰】産業振興功労表彰 白砂清一(長泉町)河原崎健司(御前崎市) 【関東経済産業局長表彰】女性部功労者 梶山浩美(長泉町)
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農業経営士ら36人認定 県
静岡県はこのほど、地域で農林漁業の推進・後継者育成を担っている農業経営士らの認定式を県庁で開き、計36人を認定した。代表者に証書を手渡した川勝平太知事は「『士』とは精進を怠らない方のこと。地域の自然を生かすすべを知っている皆さまの今後の活躍を祈っている」と呼びかけた。 認定者は次の通り。 【農業経営士】芹沢雅司(御殿場市)市川慶明(函南町)塩谷典久(伊豆市)荻真教(富士宮市)安藤徹哉(富士市)石野良英(静岡市清水区)中嶋雄一(牧之原市)増田春男(袋井市)安井孝政(同)杉浦浩文(浜松市中央区)浅田崇之(同市浜名区) 【青年農業士】渡辺武彦(河津町)中山祐菜(伊豆の国市)菅谷正太郎(富士市)西沢
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水難救助活動で協力 ボランティアと覚書 湖西市消防本部
湖西市消防本部はこのほど、水難事故発生時の救助活動を迅速に行うため、水上バイク愛好家らでつくるボランティアの救助団体「U.S.P.R 県水上オートバイレスキュー連合体」(御前崎市)と覚書を締結した。浜名湖内での捜索活動や消防職員の操作技術向上を図る合同訓練などで協力する。同団体の野口貴史代表らが市消防本部を訪ね、山本浩人消防長と共に覚書に押印した。 同団体の会員は、公益社団法人日本水難救済会の救助員に登録する民間ボランティア。これまでも御前崎海上保安署との連携で、浜名湖の今切口付近や遠州灘での水難救助や事故防止の啓発活動、消防を含めた合同訓練などに取り組んできた。覚書により、新たに市消防本部
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浜岡原発事故時の避難対応 市民団体が川勝知事に質問状 能登地震受け
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)から半径31キロ圏内の緊急防護措置区域(UPZ)の市民らでつくる「UPZ市民団体交流会」は25日、今月発生した能登半島地震によって、浜岡原発の重大事故を想定した「浜岡地域原子力災害広域避難計画」の問題点が明らかになったとして、原発事故時の対応を問う質問書を川勝平太知事宛てに提出した。 質問事項として、能登のように多くの家屋が倒壊した場合、原発の原子炉冷却機能喪失などの全面緊急事態発生時に想定する「屋内退避」は不可能ではないか▽北陸電力志賀原発(石川県志賀町)では放射線監視装置(モニタリングポスト)の一部に欠測が発生したが、測定できない時の対策は▽道路崩壊で避
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 18日は小メジナやタカベ、アジ。19日はアジやネンブツダイ、スズメダイなど。20日はオヤビッチャとネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 沼津・船 沼津沖船釣りは19日と21日ともに、35センチ超のイトヨリや良型カイワリ、大サバ、マアジ、小マダイが揚がった。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 20日の由比漁港周辺の船釣りは1キロまでのマダイが船中3匹、小~中型のアマダイは船中6匹。 ▽由比漁港 海桜丸・電090(1560)0465 静岡 19日の清水周辺のルアー釣りは、アジングで
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法然上人の生涯 解説 御前崎で27日講演会
御前崎市新野地区の住民有志でつくる「新野左馬助公顕彰会」は27日午後2時15分から同4時まで、講演会「法然上人の生涯」を新野地区センターで開く。 同市の池宮神社の佐倉東武宮司が講師を務め、桜ケ池に伝わる比叡山(京都)の名僧・皇円阿闍梨(あじゃり)が龍神になった伝説や、皇円阿闍梨の弟子で浄土宗を開いた法然上人の生涯を解説する。 入場無料。先着70人。問い合わせは同会事務局<電0537(86)2024>へ。
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御前崎市長選出馬 青田氏が正式表明
海外医療支援団体の理事長青田修二氏(53)が22日、御前崎市内で記者会見し、任期満了に伴う同市長選(4月14日投開票)に無所属で立候補することを正式表明した。 青田氏は「活動拠点のベトナム・ダナン市と御前崎市の景観が似ている」とし、「海外から大型投資を呼び込むことができる」と出馬の経緯を説明。同市や富士山静岡空港(牧之原市)などをモノレールで結ぶ未来都市構想を公約に掲げ、「リゾート開発によって観光都市化を目指したい」と述べた。中部電力浜岡原発については「原子力災害時の広域避難計画に実効性が伴っておらず、早急な再稼働は危険」と訴えた。 青田氏は横浜市出身。百貨店や産業廃棄物処理会社での勤務
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記者コラム「清流」 龍
2024年は辰(たつ)年。龍は天を昇るとされ、昔から縁起物として人々の信仰の対象になった。 御前崎市の桜ケ池には龍神伝説がある。仏道の極め難きを知った比叡山(京都)の名僧・皇円阿闍梨(あじゃり)が未来仏を求めて池に沈み、一番長生きする龍に化けたと伝わる。彼岸に営まれる奇祭「お櫃(ひつ)納め」では、池の龍神に五穀豊穣(ほうじょう)を感謝するのが伝統だ。今年は龍をあがめて運気を上げるのも良い。「龍の水を得る如し」ということわざがあるように龍が水を得て昇天するような飛躍の1年にしたい。 しかし、思い上がりは禁物だ。「龍を描きて狗(いぬ)に類す」とは、力量の劣るものが優れた人のまねをして軽薄にな
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御前崎市「25年度に財調残高0円も」 原発停止で財源確保厳しく...破綻回避へ改革模索
御前崎市は19日、市の財政状況について、2024年度に大規模な財源確保策を講じなかった場合、25年度に財政調整基金残高が0円になるとの見通しを市議会予算決算審査特別委員会で示した。11年に浜岡原発が停止して以来、固定資産税などの税収が大幅に落ち込んだ一方、新たな歳入確保や歳出削減が追いつかず、財調を取り崩しながら市政運営を続けてきた。市は24年度当初予算を編成する中で、財政破綻を回避するための抜本的な行財政改革を模索している。 財調は、剰余金などを積み立てて災害など不測の事態や年度間の財源不足に備えるための「貯金」。市によると、財調残高は23年度の12月補正予算ベースで約30億6千万円だっ
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干し芋作り いい香り 保存食に有用 能登地震機に園児母 企画 焼津の西町、新屋幼稚園
焼津市の西町幼稚園と新屋幼稚園の園児たちが18日、西町幼稚園(同市大村)で芋切り干しの調理を体験した。サツマイモを道具を使って薄切りにしたり、袋に詰め込んだりして、保存するまでの流れを学んだ。 園児たちは木枠に針金を等間隔に張った「ペンペン」と呼ばれる道具で、サツマイモを薄切りにすると、ざるに並べていった。その後、1週間ほど前から西町幼稚園で干していたサツマイモを袋に詰め込むと、園で保存できるように機械を使って真空パックにした。最後に干し芋を全員で試食すると、「いい香り」「おいしい」と感想を漏らした。 御前崎市出身で園児の母の長瀬綾野さんが能登半島地震を機に、干し芋の保存食としての有用性を伝
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地震想定 再検証を 浜岡原発廃炉訴訟原告
静岡県内の弁護士や住民が中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃炉などを求めた訴訟の第56回口頭弁論が18日、静岡地裁(菊池絵理裁判長)で開かれ、原告は「耐震重要施設の地盤に将来活動する可能性のある断層はない」とする中電の主張に反論する準備書面を提出した。複数の断層が連動してずれたとされる1日の能登半島地震にも触れ、地震想定を再検証する必要性を訴えた。 中電は昨年10月の前回口頭弁論で、原告が「新たな活断層」と主張する原発敷地北側の露頭について「活断層ではない」と反論し、敷地内を走る断層との連続性も否定していた。原告は同日提出した準備書面で、中電が前提とした断層の活動性などに矛盾点があると指摘
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御前崎市 3施設に「命名権」 契約パートナー募集 2月14日まで
御前崎市は4月から同市の市民会館と浜岡総合運動場、御前崎運動場に愛称を付ける命名権利「ネーミングライツ」をそれぞれ導入する。2月14日まで、企業などを対象に各施設の契約パートナーを募集している。 契約期間はいずれも3年間。最低提案金額は年間60万円で企業名やロゴ、シンボルマークなどを施設に付与できる。複数の応募があった場合は、審査を行い最終決定する。 市有財産を活用した広告掲載も募集している。公用車に企業名などが入ったマグネットシールを1台当たり約6万円から貼ることができるほか、公用封筒や広報誌の広告枠も募っている。 問い合わせは市財政課<電0537(85)1112>へ。
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御前崎市のキャッチフレーズ考案 坂本さんに記念の盾
御前崎市は17日、4月の市制施行20周年に合わせてキャッチフレーズを考案した同市下朝比奈の坂本佳子さん(53)に記念品としてガラス製の盾を贈った。 昨年8月から9月下旬までの間、市内に在住・在勤・在学する人を対象にキャッチフレーズを募集し、応募作品62点の中から坂本さんの「20周年の想い、未来へ受け継ぐ御前崎」が最優秀賞に選ばれた。 柳沢重夫市長から記念品を受け取った坂本さんは「移住者が増える魅力あるまちになってほしい」と作品に込めた思いを明かし、「子育て支援や産業育成を進め、住みたいと思える御前崎になることを願う」と述べた。
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⚽J2山形 御前崎でキャンプ 市などが歓迎セレモニー
サッカーJ2モンテディオ山形が御前崎市の御前崎ネクスタフィールドで春季1次キャンプを実施している。17日には市の歓迎セレモニーがあり、柳沢重夫市長らが選手を激励した。 山形の御前崎キャンプは今年で8年目。昨季はJ25位でJ1昇格を懸けたプレーオフ準決勝に進んだが、4位清水と引き分けて決勝進出を逃し、昇格できなかった。 セレモニーには選手やスタッフ約50人が出席。山形の相田健太郎社長は「必ずJ1昇格を勝ち取り、御前崎の人たちに良い報告ができるように頑張りたい」とあいさつした。柳沢市長は選手代表に市特産のメロンを贈呈した。 キャンプは28日まで。練習は一般公開している。
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能登地震派遣 被災地の“今”報告 御前崎市消防本部 村石さん「道路寸断、活動難しく」
能登半島地震で被災した石川県珠洲市に派遣され、傷病者の救急搬送に携わった御前崎市消防本部の救急救命士村石哲臣さん(39)が17日までに取材に応じ、「(被災地は)至る所で家屋が倒壊し、地割れや土砂崩れで道路が寸断されていた」と難しい救助活動を強いられたことを語った。切迫する南海トラフ巨大地震に備え、「平時から命を守る対策を真剣に考えてほしい」と訴えた。 同消防本部は発災した1日から16日までに、救急隊員ら約30人を6陣に分けて派遣した。村石さんは5日から現地に4日間滞在し、救急搬送などを担った。 6日は、自家用車で避難中に意識消失した高齢女性を病院へ搬送した。道路が破損しているために二次災
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 11日はネンブツダイやアイゴ。12日はネンブツダイやタカベ。13日はアイゴやカワハギ、スズメダイ、トウゴロウイワシ、小マダイ、カサゴなど。14日はマアジやアオアジ、カワハギ、サンノジ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ狙い。フカセ釣りやウキ釣りではメジナが大小さまざまなサイズが釣れ、クロダイも揚がる。冬の釣りは食いが渋いので、コマセはたくさん用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 14日の由比漁港周辺の船釣りは0.8キロまでのア
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御前崎出身 陸上・飯塚選手 地元小中高生に“五輪の技術”指導 「地道な積み重ねを」
御前崎市教育委員会はこのほど、同市出身で3大会連続で五輪出場している陸上男子の飯塚翔太さんを講師に招いたランニング教室を浜岡総合運動場陸上競技場で開いた。小中学生や高校生計約140人が参加し、走る楽しさや基礎練習方法を学んだ。 飯塚さんは地道な練習やトレーニングを積み重ねることで正しい走り方や体力が定着し、タイムが伸びると説明。走る際の歩幅を大きくするため、可動域を広げる基礎練習方法なども紹介した。飯塚さんと短距離走を勝負する子どもたちの姿も見られ、参加者は充実した時間を過ごした。 飯塚さんは「陸上競技を通して諦めない姿勢や模索する力を身につけてほしい」と呼びかけた。
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“海底隆起”漁に打撃 南海トラフでも可能性 津波、一時的に観測不能の地点も【能登半島 最大震度7 静岡新聞社現地ルポ④】
「地面が盛り上がるなんて誰が予想できたか」。石川県輪島市の輪島港。漁師の池澄隆守さん(64)=同市=は、異変が起きた港を見て悲痛な声を上げた。一帯の地盤が隆起したことで海面が相対的に低下し、地震前は高さ約1メートルのはしごを登らないと乗り込めなかった漁船が岸壁から見下ろせる位置に並んでいた。 同港周辺では地震に伴って地盤が2メートルほど隆起したとみられる。海底や岸壁が持ち上がり、水深が浅くなって座礁した船も見られた。池澄さんの船も船底が海底につかえ、出航できなくなった。「漁師は沖に出られないと生活できない」。このまま放置されれば船体のさらなる損傷が避けられない。漁師歴約50年のベテランが
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「きくのん大好き」 菊川市のマスコット 10回目の誕生日祝う
菊川市は13日、市のマスコットキャラクター「きくのん」の誕生日会を同市下平川の中央公民館で開いた。ファンや親子連れが訪れ、10回目の誕生日を祝った。 来場者はきくのんと写真撮影をしたり歌をプレゼントしたりしてお祝いした。会場には、きくのんの顔の形が完成する折り紙コーナーやキーホルダーづくりのブースなどが設けられた。掛川市の「茶のみやきんじろう」、御前崎市の「なみまる」「ふうちゃん」の3キャラクターもお祝いに駆けつけた。母親と市内から訪れた堀井美裕ちゃん(6)はきくのんに手紙を渡し「お顔が大好き」と話した。 きくのんは市政10周年を記念して2014年にデビュー。市制施行の1月17日を誕生日
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海難事故、密漁者目撃したら「118番」へ 御前崎で呼びかけ
18日の「118番の日」を前に御前崎海上保安署は13日、海上保安庁への緊急通報用電話の正しい利用を呼びかける広報活動を御前崎市の「御前崎渚の交番」で行った。 署員が来場者に啓発グッズを配布し、船舶海難事故や密漁者を目撃したらすぐに電話で118を押して通報してほしいと周知した。聴覚や発話に障害を抱える人の利用を想定したインターネット使用の緊急通報サービス「NET118」も紹介した。 緊急通報の適切な利用も訴えた。海上保安庁によると、2023年の118番通報実績は約53万1千件で、およそ99%がいたずらや誤発信といった非有効件数だったという。同署の中村鉄郎次長は「緊急事態対応の妨げにならない
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浜岡原発の津波対策目安 中部電力「春までに確定」 静岡県会議で意向
静岡県防災・原子力学術会議は12日、原子力、地震・火山対策の両分科会の合同会議を県庁で開いた。中部電力の担当者は停止中の浜岡原発(御前崎市佐倉)に対する原子力規制委員会の審査状況を委員に説明し、耐震設計の目安となる最大の揺れ「基準地震動」が昨年9月に了承されたことを報告。再稼働に向け、津波対策の目安になる「基準津波」を「春までに確定させたい」と述べた。 中電はプレート間(南海トラフ)地震による敷地前面の最大津波高を既存防潮堤(22メートル)を越える22・7メートルとする評価を示し、規制委はおおむね了承しているが、津波発生要因の組み合わせ評価で数値が上振れする場合もある。中電の増田博武浜岡原
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親子で「よいしょ!」 元気に餅つき 御前崎市社協 企画 子どもの成長 願う
御前崎市社会福祉協議会の地域子育て支援センター「ほほえみ」は12日、未就学児を対象にした餅つきを同市の御前崎ふれあい福祉センターで行った。親子20組約40人が参加し、子どもの健やかな成長を願った。 法被姿になった子どもたちは保護者の力を借りながら子供用の杵(きね)を大きく振り上げ、力を込めて臼の中の餅をついた。 緊張して泣く子も見られたが、参加者は「よいしょ!」と声を掛け合い、会場を盛り上げた。つきたての餅は汁粉にして味わった。 新年に親子で楽しめる行事を実施しようと初めて餅つきを企画した。
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「銀」の走り 中学生に直接指導 陸上・飯塚選手、袋井で教室
リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストで、昨夏のブダペスト世界陸上で男子200メートルに出場した飯塚翔太選手(32)=ミズノ、御前崎市出身=を招いた陸上教室がこのほど、袋井市の小笠山総合運動公園補助競技場で開かれた。陸上部に所属する同市、森町の中学生ら約120人が参加し、速く走るための身体の使い方などを学んだ。 トップアスリートがジュニア世代を直接指導する県の「ドリカムスタート事業」の一環。飯塚選手は、基本的なストレッチやトレーニングを紹介したほか、走る際の適切な足運びや腕の振り方、姿勢など実演を交えながら丁寧に教えた。 参加した森中2年、鈴木健琉さんは「ストレッチのこ
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体育功労者賞 吉村勝さん【第72回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞 受賞者の横顔㊦】
剣道界全体の意識変化 静岡県剣道連盟会長として競技人口の増加に力を注いできた。同時に女性の活躍の場を創出する活動にも尽力。青少年の健全育成、選手強化にも多大な功績を残した。77歳。御前崎市。 現役時代は全国高校剣道大会で優秀選手賞、全国教職員剣道大会で個人優勝など輝かしい実績を持つ。 会長就任後は「全日本東西対抗剣道大会」など全国規模の大会を主管として運営したことが印象深く、「重圧も感じたが静岡らしくしっかりした大会にしようと力を合わせたことが良い思い出」と振り返る。 最近は一般の参加者も数多く道場を訪れ「(剣道界全体の)意識が変わりつつある」と喜ぶ。剣道の素晴らしさを伝えるため、こ
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日は休園のため釣果なし。2日はベラやネンブツダイ、タカベ、スズメダイ。3日はネンブツダイやコチ。4日はネンブツダイやタカノハダイ。5日はネンブツダイのみ。6日はネンブツダイやアジ、タカベ。7日はネンブツダイや小マダイ、アジ、タカベ、タカノハダイが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は年末年始、サビキ釣りでアジ、カゴ釣りで中サバ。穴釣りではカサゴ。フカセ釣りではメジナやクロダイ、ヘダイなども釣れた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 強風の日が続いたため出船できず、釣果なし。
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浜岡原発1、2号機 原子炉領域解体着手へ 商業炉としては国内初【ニュースを追う】
中部電力は2024年度、廃止措置中の浜岡原発1、2号機(御前崎市佐倉)で、商業炉としては国内初となる原子炉領域の解体に着手する。炉心の解体撤去は最難関とされ、中電は廃炉のトップランナーとして安全かつ効率的な作業を目指している。一方、廃炉で出た低レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定や普通の産業廃棄物と同じように資源再利用できる「クリアランス物」の受け入れは思うように進んでいない。36年度の廃止措置完了に向け、廃棄物処理に対する自治体や住民の理解協力をどう得るかも鍵になる。 (御前崎支局・市川幹人) 高い放射線量 遠隔操作で作業 23年12月上旬、浜岡原発1、2号機それぞれのタービン建屋
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懐かしい廃線跡楽しんで 藤枝―袋井結んだ軽便鉄道「駿遠線」 阿形さん(御前崎)がガイド本自費出版
軽便鉄道の足跡をたどり、よみがえる人生の思い出―。かつて藤枝市と袋井市を結び、駿河湾と遠州灘に沿うように走っていた日本一長い軽便鉄道「静岡鉄道 駿遠線」を自主研究している御前崎市池新田の阿形昭さん(65)がこのほど、駅跡や廃線跡を巡るガイド本「駿遠線を歩く」を静岡新聞社から自費出版した。沿線風景の昔と今を写真で伝え、当時線路が通っていた位置などを示す地図も掲載。阿形さんは「懐かしい記憶を思い出しながら沿線散策を楽しんで」と話す。 総延長64・6キロの駿遠線は藤相線(旧藤相鉄道)と中遠線(旧中遠鉄道)が合併し、1948年に池新田(御前崎市)―地頭方(牧之原市)間が開通して誕生。自動車普及の波
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御前崎市で消防出初め式 消防団員の表彰も
御前崎市の消防出初め式が6日、市民会館で行われた。市消防職員や消防団員ら総勢約300人が地域消防活動への決意を新たにした。消防団活動に尽力している団員らに表彰状が贈呈された。 主な受章者は次の通り。 【退職消防団員報償2号銀杯】山下芳則(前団長)【県消防協会長表彰】河原崎孝之(本部長)【県消防協会小笠支部長表彰】功績章 加藤靖之(副団長)石原義浩(副団長)河原崎卓巳(本部長)▽特別功労章 山田賢吾(第1分団長)酒井竜一(第2分団長)増田祥大(第3分団長)杉浦紘輔(第4分団長)橋本力(第5分団長)久保田良介(第6分団長)鈴木友也(第8分団長)八木貴好(第9分団長)小田真太郎(第10分団長)
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浜岡原発「基準に適合するよう」 中部電力・林社長 一問一答
中部電力の林欣吾社長は静岡新聞社のインタビューで、電力安定供給に向けて浜岡原発の再稼働が必要との認識を示し、安全対策工事などへの考えを語った。主な一問一答は次の通り。 ―9月に原子力規制委員会の新規制基準適合性審査で、基準地震動が決まったことへの受け止めは。 「(再稼働に向けて)大きな前進だ。2014年2月に4号機の審査を申請し、ようやく建屋や設備などのプラント審査の前提となる耐震設計数値が決まった。津波に関する審査は、最も影響が大きいプレート間地震(南海トラフ巨大地震)の最大津波高は22・7メートルでおおむね了承されたので、設備が基準に適合するように進めていく。具体策は基準津波が確定し
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浜岡原発防潮堤 追加対策検討進める 中部電力・林社長に聞く
中部電力の林欣吾社長は5日までに静岡新聞社のインタビューに応じ、浜岡原発(御前崎市佐倉)の敷地前面に設置している防潮堤について、追加対策の検討を進める方針を明らかにした。3、4号機の再稼働に向けた原子力規制委員会による新規制基準適合性審査で、耐津波設計の前提となる「基準津波」(想定される最大津波高)が現状の22メートルの高さを上回る見通しとなっているのを踏まえ「基準に適合するよう、進めていきたい」と強調した。 新規制基準は原発の津波対策として、敷地を浸水させない「ドライサイト」を原則的に要求している。浜岡原発の基準津波を巡る審査ではすでに、南海トラフ地震単独でも22・7メートルの数値が固ま
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御前崎に住民つながる場所 古民家改修、交流拠点開設
御前崎市御前崎に2023年11月上旬、築100年を超える古民家を改修した住民交流拠点「むすびの郷」がオープンした。コンセプトは「一人にならない場所」。高齢者向けにさまざまなレクリエーションや催しが開かれているほか、子どもたちが駄菓子を買い求めに集まるなど憩いの場として定着しつつある。 開業して約2週間後のある日、室内で地元ボランティア佐藤健一さんによる三線(さんしん)の音楽演奏会が開かれ、高齢者ら約30人が沖縄民謡を楽しんでいた。休日や夕方には小学生も多く訪れ、笑い声が響き渡る。現在、運営日は週3日程度で、参加した住民の川口節子さん(81)は「日常生活の楽しみが増えた」と語る。 開業し
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御前埼灯台 150周年で企画展 31日まで、ぷるる
5月に初点灯から150周年を迎える御前崎市の御前埼灯台の歴史を紹介する企画展が5日、同市宮内の市民プール「ぷるる」で始まった=写真=。31日まで。 住民有志「御前埼灯台を守る会」が主催し、貴重な資料約70点をパネル形式で並べた。レンガ造りの二重円筒構造で建てられた灯台内部の様子や太平洋戦争の戦禍に見舞われた当時の写真などを展示し、歴史を伝えている。 同灯台は2021年に国重要文化財に指定され、青空に向かってそびえ建つことから“白亜の塔”とも称される。会場には御前埼灯台の美しい風景写真もそろえた。 斎藤正敏会長は「御前埼灯台は地域の宝。これからも市民で守っていくという機運を高めていきたい」と述
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石川県内で捜索・救助開始 静岡県内の応援部隊、被災地入り
石川県能登地方を震源とする地震から一夜明けた2日、静岡県内から出発した消防や県警などの応援部隊が続々と被災地に到着し、行方不明者の捜索や救助活動を開始した。一方で現地は道路が寸断され、活動への影響も出ている。給水支援の要請も入り、4市が給水車を送った。 県内全16の消防本部の68隊239人が緊急消防援助隊を編成し、2日午前に石川県内の進出拠点に到着した。派遣先は50件以上の家屋倒壊が確認されている珠洲市。道路の啓開に時間がかかっているため、2隊8人が東京消防庁のヘリコプターで先に現地入りし、救助活動を始めた。後方支援本部が置かれた静岡市消防局によると、残りの部隊は待機中で、道路状況を踏まえ
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1区 上川氏に対抗、3氏が名乗り/8区 裏金問題絡み不透明 2024静岡県内選挙 衆院は波乱含み
2023年、衆院議員は25年10月30日までの4年の任期を折り返したが、静岡県内の政界にも波及した自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題により衆院解散の時期は見通せない状況だ。与野党は捜査の進展や秋に予定される自民党総裁選をにらみながら、党勢の立て直しや候補者擁立を急ぐ。25年の知事選に向けた駆け引きも活発化しそうだ。 1区 上川氏に対抗 3氏が名乗り 上川陽子氏 高橋美穂氏 山下洸棋氏 鈴木節子氏 自民現職の対抗馬に立民元職と維新、共産の新人が名乗りを上げている。 自民現職の上川陽子氏(70)=7期=は外相として
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7市町で首長選 2024静岡県内選挙
2024年に静岡県内で予定されている地方選挙は御前崎、伊豆、藤枝、下田、湖西、焼津各市と森町の計7市町長選、御殿場、御前崎、伊豆の3市議選。首長選は複数の候補者が出馬表明し、選挙戦が確実となっている自治体もある。 市議、県議の選挙区変更 浜松市行政区再編 浜松市の行政区が1日、7区から3区に再編された。今後、市議や県議の選挙区も変更される。 市議会(定数46)は近く議員定数条例を改正し、市議選選挙区を行政区と同じ3区に再編した上で、暫定的に定数46のまま、各選挙区の定数を中央区34、浜名区9、天竜区3と定める。27年の次期市議選に向けて、各会派で構成する議会改革検討会議が定数や各区の配分
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スノボ・三木、ゴルフ・岩崎ら、静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞 6個人の功績たたえる
スポーツ界で優秀な成績を収めた静岡県関係の選手、指導者や、スポーツの振興に尽力した功労者をたたえる第72回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞は、スノーボード世界選手権女子パラレル大回転を制し、スポーツ大賞に選出された三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=をはじめ6個人に決まった。2月9日に表彰式を行う。 (敬称略) 三木は同種目で最年少タイの19歳で優勝を果たした。アルペン種目で日本勢が世界一になるのは五輪も含め、男女を通じて初めての快挙だった。優秀賞には日本オープンゴルフ選手権優勝の岩崎亜久竜(26)=清水町出身=を選んだ。 体育功労者賞は県剣道連盟会長の吉村勝氏(77)=御
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辰ゆかりの神社、準備万端 掛川・龍尾神社と御前崎・池宮神社 かわいい♡お守りや絵馬も
2024年の干支(えと)の辰(たつ)にゆかりのある龍尾神社(掛川市下西郷)や池宮神社(御前崎市佐倉)は新年に合わせ、竜をモチーフにした新しいお守りや絵馬などを用意した。両神社によると、辰年は例年に比べ参拝客が多いといい、禰宜(ねぎ)は「明るい年になればいい」と話す。 古くから龍尾山と呼ばれる地に鎮座する龍尾神社では、辰の日に授与する御朱印のデザインを新しくした。昇り竜2頭が描かれている。禰宜の龍尾重幸さん(51)は「辰年は特別な年。数年前からお守りを増やすなどして徐々に準備してきた」と話す。前向きになれるような言葉を書いた「たつおみくじ」を3年前から設置し、新年からは竜のぬいぐるみのお守
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元静岡大教授・下村氏、出馬を正式表明 御前崎市長選
任期満了に伴う御前崎市長選(来年4月14日投開票)で、元静岡大グローバル共創科学部教授の下村勝氏(54)が29日、市内で記者会見し、無所属で立候補することを正式表明した。退任する柳沢重夫市長の市政運営を引き継ぐ考えを示し、「住民とともに輝く御前崎の未来をつくっていきたい」と述べた。 下村氏は重要施策として教育環境の充実や産業の活性化、脱炭素に向けた取り組み推進などを挙げ、「教育や研究で培った知見をまちづくりに生かしたい」と強調した。同市に立地する中部電力浜岡原発の再稼働の是非については、電子材料工学を専門的に研究してきた経験も踏まえ、「カーボンニュートラルの観点から、安全が担保されていれば
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今井さん、神田さん 最優秀 御前崎特産7品 レシピ競う
御前崎市はこのほど、地元特産の食材を使った料理アイデアを募る「おまえざきレシピコンテスト」の表彰式を同市役所で開いた。最優秀賞は、小中学生の部は浜岡中1年の今井梨里穂さん、一般の部は神田農園の神田恵里子さん(浜松市)が選ばれた。 減塩をテーマに市特産のカツオやサツマイモ、シラスなど7品目を使うことを条件とした。今井さんの受賞作品は「TKT(トマトかつおたまご)スープ」で、かつお節の出汁を使いトマトの酸味を生かした一品を提案した。 神田さんはかつおのソテーに落花生などを混ぜたジェノベーゼソースをかける「万能!おまえざきらっかジェノベ」を考案。おいしさだけでなく、ソースをパスタなどにも応用できる
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初詣客へ石段に「御神灯」 御前崎 高松神社 氏子総代ら設置
御前崎市門屋の高松神社で27日、新年の年越し準備のため氏子総代らが石段の参道に御神灯に見立てたLEDライト216個を設置した。大みそかから元旦にかけて幻想的な空間に包まれ、訪れる初詣客の足元を照らす。 同神社では毎年、LEDライトを石段の両脇に108個ずつ並べて参拝者を出迎えている。石段を上りながら煩悩を一つ一つ消し、清らかな心で参拝してほしいとの願いがある。 高松神社は遠州灘を望む海抜65メートルの高台に鎮座し、晴天時は初日の出を拝むこともできる。中山貞雄宮司は「新年に向けて新たな決意をしてほしい」と述べた。 (御前崎支局・市川幹人)
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 18日はアイゴやメジナ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ。19日はカサゴやタカベ、キジハタ、ネンブツダイ、オオモンハタ、ムロアジ。20日はネンブツダイやメジナ、タカベ、スズメダイ。21日は強風のため休園。22日はタカベやメジナ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイ、アジ。23日はタカベやネンブツダイ、カワハギ、スズメダイ。24日はタカベやネンブツダイ、ベラ、スズメダイ、マアジ、小イサキ、小マダイ、メバル、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りやウキ釣りでアジが釣れる。針のサイズは4~5号
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浜岡原発など土地規制候補 安保上 重要施設184カ所 政府提示
政府は26日、安全保障上重要な施設の周辺や国境離島を対象とする土地利用規制法に基づく区域指定第4弾の候補を有識者らによる審議会に提示した。28都道府県の184カ所。沖縄県の米軍施設が初めて対象となり、普天間飛行場(宜野湾市など)と、移設先の名護市辺野古沿岸部を含むキャンプ・シュワブも選ばれた。 追加されれば指定区域は計583カ所となる。内閣府は「今回で一通りの選定作業は終えた」としている。沖縄県・尖閣諸島は選ばれなかった。 追加候補は「注視区域」が151カ所、特に重要度が高いとされる「特別注視区域」が33カ所。施設の周囲おおむね1キロが区域に指定される。 沖縄以外の米軍や自衛隊施設では
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浜岡原発4号機 浸水対策を点検 静岡県と御前崎市
静岡県と御前崎市は25日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)の安全対策工事を定期点検した。津波が防波壁を越えた場合に備え、4号機原子炉建屋への海水流入を防ぎ重要設備を守る取り組みを確認した。 中電は新規制基準の求めに沿って2016年9月、4号機原子炉建屋の外壁空調ダクトに津波が浸水してきたとしても自動的に開口部が塞がる設備を設置した。開口部に海水が最大9リットル流入すると、浸水検知槽と止水板を支えている棒が瞬時に下降し、止水板が自重落下して固定される仕組み。3、4号機にそれぞれ2台ずつ備え付けている。 県と市の職員は中電担当者から説明を受け、安全対策が計画通り適切に実施されていることを確認した
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町内会運営合理化 御前崎市に要望書 連合会が提出
御前崎市町内会長連合会はこのほど、小規模町内会の合併推進や町内会運営の合理化に向けて市が積極的に対策を講じるように求める要望書を柳沢重夫市長に提出した。 改善すべき重点要望事項として、町内会運営の合理化と業務削減▽多様な業務に対応する正副会長の報酬見直し▽男女共同参画推進のため役職への女性登用を図る基盤整備―の3点を挙げた。 町内会長の業務は各行事への協力をはじめ、ごみ収集場所の管理や沿線道路の環境美化運動など多岐にわたり、激務を理由に担い手不足が深刻化しているという。負担軽減すべき業務内容など17項目も明記した。 水野克尚連合会長は「町内会制度を存続させるためにも行政の対策支援が必要だ」と
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「豊かな海守る」図画に表現 御前崎で作品展
海洋環境保全の大切さを啓発する「第24回未来に残そう青い海 図画コンクール」(海上保安庁主催)の作品展が1月8日まで、御前崎市の「御前崎渚の交番」で開かれている。 牧之原市や掛川市の児童生徒約180人が楽しそうに海中を泳ぐウミガメやイルカなどのイラストをはがきに描いた。色鉛筆などを使って多様な生物が海の中で暮らす様子や夏の海岸風景を表現し、海の豊かさを守る大切さを訴えている。それぞれ独創性も光り、来場者を楽しませている。 御前崎海上保安署の保坂和彦署長は「子どもたちの感性に着目しながら、海洋保全について考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけた。 同コンクールは2023年5月から9月まで全国の
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浜岡原発1、2号機 廃止計画変更認可 原子力規制委
中部電力は22日、廃止措置中の浜岡原発1、2号機(御前崎市佐倉)の原子炉領域解体の着手時期について、2023年度から24年度に変更する申請を原子力規制委員会が認可したと発表した。認可は21日付。 中電は廃炉で出る低レベル放射性廃棄物の保管方法や作業効率化を図るため原子炉領域解体の着手を1年延期し、3月に計画変更を申請していた。廃止措置計画は大きく4段階に分けられ、原子炉領域の解体撤去は第3段階に該当。現在は第2段階の原子炉領域周辺設備の撤去を進めている。
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改正条例案を否決 御前崎市 機構改革で議会
御前崎市議会12月定例会は22日、最終本会議を開き、行政機構改革として庁舎内組織を現行の5部署から7部署に増やす改正条例案を反対多数(賛成1・反対13)で否決した。市は市民ニーズの多様化に対応するため組織を細分化する必要性を訴えてきたが、市議会は「再編に伴った人事戦略が見えない」などと批判した。 同条例案は総務部の企画政策とエネルギー政策、財政の3課をまとめて新たに「企画財政部」を新設し、国が努力義務としている家庭センターの設置に対応するため「こども未来部」を立ち上げる内容。子育てや幼児教育環境の支援体制を強化する狙いがあった。 ただ、同条例案を審議した15日の総務経済委員会では、「職員数が
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アンケート答えて遠州夢咲牛当たる 御前崎市 お年玉企画
御前崎市は1月1日から無料通信アプリ「LINE」の市公式アカウントを活用し、アンケートに回答すると抽選で市特産の遠州夢咲牛400グラムが10人に当たるお年玉企画を実施する。回答期限は8日まで。 市が毎月発行している「広報おまえざき」の満足度や、市内の情報発信に関する意見などを調査する。アンケートは1日に市公式アカウントから登録者全員に配信し、期間中に新規登録した人でも回答できる。結果は9日に当選者のみにLINEで発表通知する。 問い合わせは市総務課<電0537(85)1132>へ。
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ステンドグラス作家 かわもとみえさん(静岡市葵区) 甘美な曲線 夢の中に投影【表現者たち】
真夜中の木立の間を泳ぐ魚たち。赤く輝く月は間もなく入りの時刻を迎えそう。ステンドグラス作家かわもとみえさん(54)=静岡市葵区=は、御前崎市内のギャラリーで展示中の「可惜夜[あたらよ]」に、特別な思いを重ねる。 大和言葉で「夜が明けてしまうのが惜しいくらい美しい夜」。かわもとさん自身、依頼されたものではないオリジナルの作品づくりに没頭できるのはほとんど夜だけ。その喜びを、400ピース以上の色ガラスを組み合わせ、「夢の中の世界」に投影した。 工房は、両親の川本昭彦さん、佳恵さんが1987年に趣味が高じて静岡市内で開いた。かわもとさんは長男の出産を機に加わり、5年前に2代目となった。 「気
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牧之原に新火葬場、28年度以降供用開始 御前崎、吉田含む2市1町対象
牧之原市、御前崎市、吉田町の2市1町を対象エリアとする新火葬場整備計画を巡り、牧之原市の杉本基久雄市長は20日、整備地を牧之原市川崎地区に選定し、2028年度以降の供用開始を目指していることを市議会全員協議会で明らかにした。来年1月には建設や管理・運営に関する覚書を関係市町間で締結する考え。 整備地は県道菊川榛原線に隣接する約2万2千平方メートル(同市勝俣)で、新施設には4基の火葬炉と1基の動物炉を整備予定。運営は吉田町牧之原市広域施設組合が担い、御前崎市は同組合に運営を委託する方針。 建設費は火葬炉1基当たり5億円として約20億円を想定し、負担割合は牧之原市が45%、吉田町が25%、御
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 12日はカワハギやメジナ、アジ、タカベなど。13日はアジやマダイ、タカベ、ネンブツダイ。14日は小マダイやアイゴ、タカベ、ネンブツダイが釣れた。15日は釣り人が少なく釣果なし。16、17日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は五目釣りが楽しめる。投げ釣りでシロギス。サビキ釣りでは引き続きアジが釣れた。ウキ釣りでメジナ、穴釣りはカサゴ、メバル。例年よりアジが多く釣れていて、特に雨の日に数が出た。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 悪天候のため出船できなかった。 ▽
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薬物乱用防止へ 中学生のポスターや標語の入賞作展示 御前崎
御前崎ライオンズクラブが御前崎市内の中学生を対象に募集した違法薬物乱用防止の啓発ポスターと標語の入賞作品を1月10日まで、同市役所ロビーで展示している。1月10~26日には御前崎地区センターロビーで展示する。 ポスターの部は28点、標語の部は176点の応募があった。独創的な作品が並び、違法薬物乱用の恐ろしさを絵や言葉で訴える。 入賞者は次の通り。 【ポスター】最優秀賞 中岡竜馬(御前崎2)▽優秀賞 落合由衣、金沢美紅、北川優奈(以上浜岡3)▽佳作 伊村海咲(御前崎1)沖碧姫、二俣紗菜、奥柿はるひ(以上浜岡1)マカラエグ・アイナ、鈴木せな(以上浜岡3) 【標語】最優秀賞 伊村和泉(浜岡
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静岡県人口355万2421人 前月比1097人減、11月1日推計
静岡県がこのほど公表した11月1日現在の県推計人口は355万2421人で、前月と比べ1097人減少した。推計人口の減少は17カ月連続。社会動態は2カ月ぶりに社会増に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は1267人増(転入1万1419人、転出1万152人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2364人減(出生1747人、死亡4111人)だった。 市町別で人口が増加したのは7市町で、最多の焼津市が82人。袋井市59人、清水町38人、牧之原市37人が続いた。減少したのは、静岡市の346人をはじめ、浜松市139人、熱海市90人、沼津市81人など28市町あった。 社会動態は26市町で増加し
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⛳女子ゴルフ「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」6月14~16日 御前崎・浜岡コースで開催
日本女子プロゴルフ協会は19日、2024年のツアー日程を発表し、JLPGAステップアップツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」(静岡新聞社・静岡放送共催)を来年6月14日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催することが決まった。 ステップアップツアーはレギュラーツアー出場資格を持たない選手や新人を対象とした若手の登竜門。来年は4~11月で19大会を開催する。県内唯一の大会となる「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」は9度目の開催で6月14、15日に予選、16日に決勝を行う。賞金総額は2千万円。
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クエ、御前崎でどう養殖? 親子ら温水利用研究施設見学
御前崎市教育委員会の生涯学習講座がこのほど、同市の県温水利用研究センターで開かれた。親子10人が参加し、御前崎ブランドに認定されている“幻の魚”とも呼ばれるクエの完全養殖現場を見学した。 講師は鈴木吉典所長が務め、クエやマダイ、トラフグなど主に放流用魚介類の種苗生産を行っていることを説明。約1.5キロに育ったクエは市内の店舗に出荷し、養殖技術の開発にも注力しているとした。鈴木所長はクエの管理について「ウイルス感染すると数十匹が一気に全滅してしまうこともある」と養殖の難しさを指摘。現在は浜岡原発が停止中のため冷たい海水のみで管理しているが「温排水を活用すれば魚類の成長
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厚労省の健康寿命アワード 静岡県内3団体が受賞
健康増進や生活習慣病予防に対する優れた取り組みを表彰する厚生労働省の「健康寿命をのばそう!アワード」に、本県から3団体が選ばれた。代表者がこのほど県庁を訪れ、八木敏裕健康福祉部長に受賞や取り組み内容を報告した。 3団体の受賞はいずれも介護予防・高齢者生活支援分野。ケーブルテレビで認知症予防の番組を放送するスルガケアサービスAMBIKおやま(小山町)が企業部門で、介護予防を目的に独自の体操教室を展開する御前崎市高齢者支援課が自治体部門でそれぞれ厚生労働大臣優秀賞に輝いた。高齢者の居場所づくりや趣味などの生きがい支援に取り組む在宅介護支援ボランティアさくら会(牧之原市)は、団体部門で厚生労働省
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過去最大 迫力の竜 島田恒例 ジャンボ干支 わら軽トラ5台分
島田市大代地区の地域活性化を目指す「王子田会」(片岡幹男会長)が手作りする年末恒例の「ジャンボ干支(えと)」が来年3月まで、同市大代の県道81号沿いで展示されている。来年の辰(たつ)年にちなみ制作された竜は過去最大の大きさで、来場者に人気を集めている。 同会メンバーの約10人が地元のわらや竹、間伐材を使い、10日間かけて制作した。高さ5メートル、横幅10メートル、胴体の長さは28メートルに及ぶ。ジャンボ干支の制作は28回目となるが、同会メンバーは「大きすぎて今までで一番、手間がかかった。使ったわらは軽トラック5台分くらいで、今までの約3倍」と話した。 年賀状の写真撮影に毎年訪れる山本ひと
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浜岡原発5号機 地震計が動作不良
中部電力は15日、停止中の浜岡原発5号機(御前崎市佐倉)の最大加速度地震計に動作不良が見つかったと発表した。 最大加速度地震計は、地震の最大加速度の値を中央制御室に表示するための装置。原子炉建屋地下2階に1台設置している。 中電が同日、自主的な定期点検を実施したところ、部品故障が見つかったという。今後、地震計を取り換える方針で発電所の運営に影響はないとしている。浜岡原発では地震が起きた際、観測した最大加速度の値に応じて巡視点検などの対応を決めている。 5号機には最大加速度地震計のほかに、原子炉緊急停止用の地震計が8台設置されている。
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園、特別支援学校計26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計272人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 裾野市1施設8人、富士市2施設23人、静岡市葵区2施設51人、同市駿河区1施設10人、藤枝市4施設35人、焼津市1施設7人、島田市2施設16人、磐田市2施設15人、御前崎市1施設11人、浜松市中区4施設44人、同市東区2施設16人、同市西区2施設20人、同市南区1施設10人、同市浜北区1施設6人
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御前崎市部署増「否決すべき」 条例案 議会委全員が反対
御前崎市議会12月定例会は15日、総務経済委員会を開き、行政機構改革として庁舎内の組織を現行の5部署から7部署に増やす改正条例案について委員7人全員が反対し、否決すべきとした。市は社会構造の変化に対応するため2024年度から部署を細分化する方針を示したが、委員からは「職員数が先細りする中で管理職ポストを増設すれば弊害が出る」などとの指摘が相次いだ。 同条例案は、総務部の企画政策とエネルギー政策、財政の3課をまとめて新たに「企画財政部」を新設し、国が努力義務としている家庭センターの設置に対応するため「こども未来部」を立ち上げる内容。市によると、浜岡原発の立地交付金などの財源を活用した実効性ある
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「体良体操教室」 介護予防に成果 御前崎市 住民主体運営15年 高齢者の居場所にも、厚労省などが表彰
御前崎市の高齢者が健康寿命を伸ばすために活動する「おまえざき体良(たいりょう)体操教室」がスタートから15年を迎え、市内の要介護認定率が下がるなど、一定の成果を見せている。教室を住民主体で運営する手法は高齢者の居場所づくりや社会参画にもつながる。このほど、厚生労働省などが健康増進の取り組みを評価する「健康寿命をのばそう!アワード」の自治体部門で優秀賞に選ばれた。 「大きく体を動かしましょう」。11月末、同市の佐倉地区センターで高齢者約40人が腕や脚を曲げ伸ばしたり、肩や腰を回したりして汗を流していた。体良体操は市民の高齢化を背景に、介護予防事業の一環で2007年に市立御前崎総合病院の理学療
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交通安全、違法薬物撲滅宣言書を提出 中電浜岡原発社員ら
中部電力浜岡原子力総合事務所(御前崎市佐倉)は14日、年末の交通安全県民運動(15~31日)に先立って中電と協力会社の社員計約3千人が署名した交通安全宣言書と違法薬物使用撲滅宣言書を菊川署に提出した。 交通安全宣言書は車両乗車時のシートベルト着用や交差点での安全確認などを明記した。違法薬物の根絶に向けた宣言書は自身だけでなく家族などにも使用させないことを誓った。 同事務所の増田博武所長は「飲酒運転しない・させない・許さない」などと新たな決意を述べ、宣言書を竹下貢署長に手渡した。
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石綿被害の1133事業所 厚労省が公表 静岡県内は30事業所
厚生労働省は13日、アスベスト(石綿)が原因の疾患で2022年度に労災認定された人や、特別遺族給付金の対象となった人が働いていた全国1133事業所の名称や所在地、従事した作業内容を公表した。このうち新たに公表されたのは860事業所。同省のホームページで閲覧できる。 石綿による肺がんや中皮腫は、発症まで数十年の潜伏期間がある。厚労省は該当事業所での勤務経験者や周辺住民に健康状態を確認してもらうため、毎年公表している。22年度の労災認定は1140件で、労災の時効5年を超えた場合の石綿救済法に基づく特別遺族給付金の支給決定は170件だった。 厚労省が14、15日の午前10時~午後5時に設置する
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星に願う潮騒の裸婦像 「ふたご座流星群」御前崎で美しい光跡
冬の夜空を彩る三大流星群の一つ「ふたご座流星群」が13日夜、静岡県内で観測された。御前崎市の御前崎ケープパークでは、高台にある「潮騒の像」上空に流星が美しい光跡を描いた。 国立天文台によると、15日午前4時ごろに最も流星の数が増える「極大」となる。暗い空など観測条件が良ければ、同日午前0時から3時ごろには1時間あたりの流星数が70個に達する可能性もあるという。 (浜松総局・山川侑哉) 美しい星空が広がる御前崎ケープパーク。「潮騒の像」の上空に星が流れた=13日午後9時ごろ、御前崎市
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6日はトウゴロウイワシやメジナ、クロダイ、アイゴ、タカベなど。7日は強風のため休園。8日はメジナやタカベ、スズメダイ、カサゴなど。9日はトウゴロウイワシやマアジ、アイゴ、メジナなど。10日は小マダイやカワハギ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、メジナ、マアジ、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 カマスを狙うなら早朝が良い。10~13号のカマスサビキで釣れる。サビキが取られるため、号数や種類を複数用意したい。日中や夕方は中アジが回遊してくる。型が大きいため、サビキ仕掛けは5号以上が良い。一部でサバも釣れた。 ▽
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静岡大教授の下村氏擁立へ 御前崎市長選
2024年4月14日投開票の任期満了に伴う御前崎市長選で、静岡大グローバル共創科学部教授の下村勝氏(54)を市内の元政治関係者ら住民有志が擁立することが12日までに複数の関係者への取材で分かった。下村氏は取材に対し「慎重に検討していきたい」と述べた。 複数の関係者によると、下村氏は出馬に前向きな姿勢を示していて、市内で後援会発足に向け準備が進んでいる。 下村氏は旧御前崎町出身。静岡大大学院電子科学研究科博士課程を修了し、現在は同大学発ベンチャー会社代表取締役などを兼任している。電子材料工学を専門的に研究し、脱炭素に向けた取り組み推進や教育環境の充実などを訴えるとみられる。 現職の柳沢重
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Jam9が結成20周年 17日、浜松で記念ライブ
浜松市を拠点に活動する3人組音楽ユニット「Jam9」が結成20周年を迎えた。17日に記念ライブ「REUNIONZ(リユニオンズ)」を開催する。「支えてくれてありがとうという気持ちを届ける公演にしたい」と感謝を語り、来場を呼びかけた。 Jam9は2003年3月、同市出身の兄弟・ギズモとイシノユウキ、御前崎市出身のモッキーの3人で結成。10年にメジャーデビューした。目標に掲げていたアクトシティ浜松での単独ライブを19年に成功させるなど、本県を代表するアーティストとして活動。ギズモは作曲家としても才能を発揮し、22年にKing&Princeのシングル「彩り」を手がけた。 ギズモは「やめないこと
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「おくるみ」シルクで優しく 細菌の繁殖抑え、速乾 菊川の通販会社考案 助産院も活用
生まれたばかりの赤ちゃんを包み、抱っこや寝かしつけに役立つ「おくるみ」。菊川市を拠点に着物の通販事業を手がける「ブライトネス」(長谷川和代代表)が、シルク素材を生かしたおくるみを考案した。子育て中の社員の声から誕生した商品で、長谷川さんは「赤ちゃんの肌トラブルや寝かしつけに悩むママたちをサポートできれば」と語る。 長谷川さんによると着物の代表的な素材でもある天然繊維のシルクは、細菌の繁殖を抑えて肌を清潔に保ち、速乾性にも優れている。おくるみはニットの製法で編まれているため、伸び縮みしやすく、赤ちゃんを優しく包める。洗濯機の使用も可能で手入れが簡単という。 開発のきっかけは、新型コロナウ
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クリアランス製品 使用拡大 金属再利用 側溝のふた 中電、グループ会社も
中部電力は8日、浜岡原発(御前崎市佐倉)1、2号機の廃炉作業で出た「クリアランス物」の金属再利用について、委託製造しているグレーチング(側溝のふた)を中電グループ会社でも使用することを発表した。これまでは主に同原発敷地内での利用にとどまっていたが、使用事業者を拡大。社会的な認知度を高め、課題となっているクリアランス物の再利用促進につなげたい狙いだ。 クリアランス物は放射能濃度が極めて低く、人体に影響がないと国に認められた金属などで一般の産業廃棄物と同じように扱う。中電によると、グレーチングは御前崎市に製作所を置く木村鋳造所が製造し、1枚当たり重さ約30~50キロ。中電パワーグリッドが12日か
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御前崎・浜岡東小 統合50周年 美しい歌声 記念式典彩る
御前崎市の浜岡東小で8日、統合50周年記念式典が開かれた。全校児童約300人と保護者らが出席し、歴史を振り返りながら、地域に根ざした学校づくりに向けて決意を新たにした。 オープニングセレモニーでは児童が地元の桜ケ池に伝わる龍神伝説の劇を披露したり、同校の伝統行事などを紹介したりした。石山千夏校長は学校運営を支える地域に感謝することの大切さを訴え、「学びは一生の宝。大人になっても自分の町や学校を愛してほしい」と呼びかけた。 特別企画として、音楽会を開催。声楽家の伊達伸子さん=同市比木=がピアニスト竹花秀代さんの伴奏に合わせて計9曲を披露。美しい歌声を響かせ、記念式典を祝った。 同校は1974年
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記者コラム「清流」 市町駅伝の魅力とは
4年ぶりに通常開催に戻った2日の第24回市町対抗駅伝。浜松市北部の4連覇や、同市南部とのワンツーフィニッシュを想定しながら、浜松総局代表記者として静岡市内の会場に乗り込んだが、いずれも残念な結果に終わった。 それでも郷土の代表選手が走る大会は、本筋から外れたところでも数え切れないほどのドラマが起きる。前立腺がんの手術を受けた袋井市の6区の高橋俊明選手は、術後初めて選手として駿河路を駆け抜けた。掛川市の8区の山田芽実選手と9区の幸芽選手は、姉妹で励まし合ってたすきをつないだ。 区間2位と力走した御前崎市のアンカー植田航生選手(19)は、仲間や沿道からの励ましに「チーム一丸で戦えた」と胸を張
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御前崎市長が2期の実績強調 市議会答弁
御前崎市議会12月定例会は7日、一般質問を行った。任期満了に伴い来年4月に行われる市長選に立候補しないことを表明している柳沢重夫市長はこれまでの実績を問われ「人口減少対策を第一の重要課題として捉え、各種事業に取り組んできた」と述べた。渥美昌裕氏への答弁。 現在2期目の柳沢市長は子育て支援や教育環境の充実などを掲げて市政を運営してきた。こども医療費の全額助成や給食費無償化、浜岡中校舎の建て替え事業などを成果として強調し、「県内では先駆けて事業に取り組んできた」と振り返った。2022年度の同市の合計特殊出生率は1・73で、県内の市では上位3番目となった。 ただ、浜岡と御前崎の旧両町が合併した20
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記者コラム「清流」 図書館
思考が整理できない時や心を落ち着かせたい時に訪れる場所がある。図書館だ。何げなく手に取った書籍でもページをめくると新たな言葉や考え方と出合い、気づきを与えてくれることもある。まさに知識の宝庫と言ってよい。 しかし、近年は本離れが急速に進んでいる。地域からは書店が姿を消し、図書館の利用者減少は全国的な流れという。 どうすれば図書館に足を運んでもらえるか。先日、御前崎市立図書館アスパルで開催された県舞台芸術センターの出張劇場を見た。館内の空間を活用した試みで普段は見慣れない働き世代や子どもの姿もあった。新たな価値を創出する考えは今後の図書館運営のヒントになり得ると感じた。 図書館は本を貸し
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御前埼灯台 9日の参観時間延長
御前崎市の御前埼灯台で9日午後4時から同7時までイベント「夕暮れ参観」が開かれる。 通常は午後4時までの参観時間を同7時まで特別延長する。天候に恵まれれば、海に沈む夕景を眺めることができる。会場では市観光協会が飲食物の販売ブースを設ける。 最終受付は午後6時半。中学生以上の入場者を対象に参観寄付金として300円を募る。問い合わせは燈光会御前埼支所<電0548(63)2550>へ。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 1日はウリボウ(イサキの幼魚)やタカベ、ネンブツダイ。2日は小マダイやクロダイ、ヒラソウダ、トウゴロウイワシ、カワハギ、ヘダイ、タカベ、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は徐々に水温が低下しているため回遊魚は減ってきた。朝方にはカマス。活性が良ければ日中でも釣れる。ウキ釣りではメジナ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは0.8~2キロのマダイが2人で9匹。25~40センチのアジは多数揚がった。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)
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西村経産相が浜岡原発を視察「安全対策、万全を期して」
西村康稔経済産業相は4日午前、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に向けた安全性向上対策工事と1、2号機の廃止措置の現場を視察した。 東日本大震災後に津波対策として整備した海抜22メートル、総延長約1・6キロの防波壁の前では、林欣吾社長と増田博武浜岡原子力総合事務所長が建設経緯や構造を解説。同原発には約1時間滞在し、南海トラフ巨大地震に備えた安全対策の取り組み状況を見て回ったほか、廃止措置中の1、2号機では放射線管理区域内に入り、解体撤去物を切断する現場を見学した。 西村経産相は「安全対策に万全を期してほしい」と注文した。 同日午後は愛知県の国立研究開発法人産業技術総合研究所中部セ
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茶の魅力 壁画で届け 牧之原・荒畑園 自然の力生かす農法表現
茶の生産・販売業「荒畑園」(牧之原市布引原)の本社社屋にお茶の魅力を発信する色鮮やかなウォールアートがお目見えし、地域で関心を集めている。 御前崎市在住の画家JIRO(本名・鈴木次朗)さんが約1カ月かけて完成させた。作品は縦約4メートル、横約6メートルで、牧之原台地から臨む富士山と台地に広がる茶畑を独特な配色でダイナミックに表現した。幸運の象徴とされ、害虫を捕食し茶畑を守るテントウムシも描かれ、同社で長年続く自然の力を生かした茶農法への思いを表した。 ウォールアートは誰でも見ることができる。同社の荒畑千保常務は「多様な形で魅力を発信することで、多くの人にお茶への関心を高めてもらうきっかけ
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精神疾患 要因や背景学ぶ 浜岡原子力発電所 管理職向け研修会
掛川市などで障害者支援施設を運営する社会福祉法人「Mネット東遠」(八木光春理事長)はこのほど、御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所の管理職所員約60人を対象にメンタルヘルス(心の健康)研修会を同所で開いた。 八木さんが精神保健福祉士の立場で講師を務め、精神疾患を引き起こす要因や背景を解説した。ストレスを感じやすい状況として今まで経験したことのない業務に直面した際や生活職場環境の変化などを挙げ、「うつ病は脳の疲れや病気」と説明。ストレスが蓄積されると不眠や動悸(どうき)など身体的不調が出やすいほか、遅刻や無気力といった行動心理面にも異変が現れやすいという。 八木さんは、大企業は中小企業と比べ
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ボートレーサー長嶋さん講演 「心の声大切に」 掛川・千浜小
掛川市の千浜小で、ボートレーサー(競艇選手)の長嶋万記さん(42)=御前崎市出身=による講演「ハートで生きる」が開かれた。自分の心の声を大切に歩み続け、現在はボートレースA1級で活躍する長嶋さんの経験を6年生20人が聞き、ワークショップに取り組みながら自らの夢について考えた。 長嶋さんは高校生の時、憧れの先輩の影響でボートレーサーになることを決意。その後、けがをしたり養成学校の試験で不合格になったりした過去を話した。「どんな感情も宝」と語り「嫌な気持ちになったら、どうだったら最高かと考えて行動に移すことで乗り越えられる」と伝えた。 長嶋さん手作りのシートに、好きなことや理由を書き込むワー
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色鮮やか ステンドグラス並ぶ 御前崎で作品展
静岡市葵区の「ステンドグラス工房かわもと」の代表かわもとみえさんと専属インストラクターによる作品展が1月14日まで、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース&ホテルのカルチャーフロアで開かれている。 ステンドグラスで制作した建築用パネルをはじめ、ランプやアクセサリーなど約80点を出展。小さなピースを組み合わせて色鮮やかで繊細なデザインに仕上げた。ステンドグラスは西洋美術として親しまれることが多いが、和風を意識した衝立(ついたて)や行灯(あんどん)といった独創性あふれる作品も人気だ。 ステンドグラスは窓の外から太陽光が差し込むと透明感が際立ち、夜は明かりが点灯すると落ち着いた雰囲気を演出する。光との
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地域防災の日 応急救護 岳洋中生が指南 菊川、住民向け講座
「地域防災の日」の3日、菊川市の各地で自主防災組織が主体となった訓練が行われた。ふじのくにジュニア防災士の認定を目指して防災学習に取り組む岳洋中3年生が校区内の各地区の訓練に参加し、学習の成果を実践した。 住民約160人が集まった岳洋地区の訓練では、生徒6人が応急救護の講座を企画し、住民に三角巾の活用法や毛布と2本の棒を使った簡易担架の作り方を説明した。実演を交えて三角巾の折り方を伝え、圧迫止血の方法や簡単にほどける結び方なども示した。 講座を主導した幸田瑠響さん(14)は「人口が多い地区だから、一番役に立つと思えるテーマにした。災害時は中学生も力になれる。学習の知識を生かして人の命を救いた
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御前崎市 弟の分まで攻めの走り アンカー植田選手(芝浦工大1年)、区間2位【市町対抗駅伝】
御前崎市のアンカー植田航生選手(19)=芝浦工大1年=が、区間2位と快走した。21位でたすきをもらい、1人を抜いて20位フィニッシュ。「最初から攻めて走り、最後まで粘ることができた。(区間2位は)自分でもびっくり」と5区を走った昨年の区間3位を上回る好成績を喜んだ。 常葉大菊川高から箱根駅伝出場を目指して同大に進学したが、今年は予選会で敗退。この日のレース前に大橋昌弘監督(39)から「箱根に出られなかった悔しさをぶつけてほしい」とげきを飛ばされていた。一線を退き、今年はスタッフとして裏方に回った双子の弟の悠生さん(19)の分まで走りきった。 「チームスローガンの目指せ10位、は達成できな
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排出ごみ減目指し市民団体が企画展 御前崎
御前崎市のごみ問題について考える市民団体「ゼロ・ウェイストの会」の企画展が1日、同市の市立図書館アスパルで始まった。市内の排出ごみ削減や環境保全に向け、家庭で実践できる生ごみ処理容器の取り組みや他自治体の先進事例などを紹介している。8日まで。 団体メンバーが自主的に環境問題について学び、現状や課題を資料にまとめて展示した。御前崎市の1人1日当たりのごみ排出量は911グラムで、県平均を上回るとの調査内容も報告。資源を再利用する重要性を指摘している。 黒土の中にいる微生物が生ごみを分解する力を利用した生ごみ処理容器「キエーロ」の実物を並べ、作り方も解説。たわし代わりに使えるヘチマの種も無料配布し
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元プロの守備かわしシュート!! 浜岡北小でB1三遠「バスケ交流会」 御前崎市
御前崎市の浜岡北小で1日、バスケットボール男子Bリーグ1部の三遠ネオフェニックスによる「バスケ交流会」が開かれた。同チームの鹿毛誠一郎、岡田慎吾の両アンバサダーが講師を務め、ミニゲームや職業講話などを行った。4~6年生約80人が学年ごとに参加した。 鹿毛さんはフリースローシュートを放つ際のこつを解説し、下半身の力がボールに伝わるように膝と肘を同時に伸ばすように助言した。ミニゲームでは児童が4、5人のグループに分かれて実施。講師がディフェンス役を務め、子どもたちはパスを回しながら身長約2メートルの鹿毛さんや6月まで現役選手だった岡田さんに阻まれないように連携プレーで得点を狙った。 鹿毛さん
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ハラスメント行為、御前崎市の病院と消防職員処分
御前崎市は30日、職場で不適切なハラスメント行為を繰り返したとして市立御前崎総合病院診療技術部科長の男性(57)を停職3カ月、市消防本部主幹の男性(47)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。 市によると、同病院の男性科長は複数の女性職員に対し、体を触るなどのわいせつ行為を繰り返した。2月に被害者側から相談が寄せられ、発覚したという。 消防士の男性は部下に威圧的な態度で暴言を吐いたり、あいさつを無視したりするパワハラ行為を常習的に行っていた。男性は「教育の一環だった」などと釈明しているという。 柳沢重夫市長は「職員の管理、指導監督、コンプライアンスの順守を徹底し、御前崎
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12月定例会開会 御前崎市議会
御前崎市議会12月定例会が29日開会し、会期を22日までの24日間と決めた後、20議案を一括上程した。 本会議初日は市教育委員会委員の人事案件などを先議し、同市白羽の馬渕香澄氏(39)を任命することに同意した。8月の人事院勧告に伴って市長などの特別職、教育長、市職員、市議の給与、報酬をそれぞれ引き上げる内容の改正条例案も原案通り可決した。
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御前崎市制施行20周年 フレーズとロゴマーク決定
御前崎市はこのほど、来年4月1日に迎える市制施行20周年のキャッチフレーズとロゴマークを発表した。 キャッチフレーズは同市下朝比奈の坂本佳子さんが考案した「20周年の想い、未来へ受け継ぐ御前崎」に決定。8月から9月下旬までの間、市内に在住・在勤・在学する人を対象に募集したところ、62点の作品が寄せられ、柳沢重夫市長らが選考した。坂本さんは浜岡、御前崎の旧両町が合併してからの20年間の歩みに感謝し、将来も住みたいと思える市になってほしいとの願いを込めたという。 ロゴマークは同市の池新田高美術部の生徒が御前埼灯台をモチーフに制作した。市は今後、20周年の記念事業やポスター、グッズなどに使用すると
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迫力演技で観客魅了 SPAC出張劇場 「猫踊り」御前崎で上演
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の無料出張劇場「猫踊り」が28日夜、御前崎市の市立図書館アスパルで開かれた。館内のエントランスに特設舞台を設け、来場した市民ら約60人が俳優たちの迫力ある芝居に魅了された。 猫踊りは函南町軽井沢に伝わる民話で、SPACが芝居にアレンジした。村の男「藤蔵」が夜道を歩いていると竹やぶの中から奇妙な声が聞こえてくる場面から始まり、その奥では言葉を話し笛吹き踊る猫たちの不思議な世界が広がっている物語。そこに藤蔵の飼い猫「シロ」も参加していたことが分かり、最後は“化け猫”に家から出て行ってもらう場面で幕が閉じる。出演した俳優3人は楽しそうに踊る猫や怪奇な出来事に遭遇し
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はメジナやタカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ。24日は強風のため休園した。25日は小マダイやクロダイ、カワハギ、ソウダガツオ、ベラ、ネンブツダイ、スズメダイなど。26日は小マダイやタカベ、トウゴロウイワシ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシとアジ。針は4~5号で、午後3~5時ごろが狙い目。ウキ釣りではメジナ。23日にはサバが回遊してきて、ウキ釣りやカゴ釣り、サビキ釣りのいずれでも釣れた。シロギス狙いの投げ釣りは通年で狙える。餌は青イソメで、穴釣りやメジナ釣りなどにも流用できる
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地域で子育て推進 県教委、13団体表彰
静岡県教委はこのほど、2023年度の「子供を育む地域活動団体表彰」として、地域で子育て体制づくりを推進する13団体を選出した。 放課後学習支援や職業講話、子育て世代の居場所づくりなどの活動が評価された。受賞団体は次の通り。 三島市立佐野小地域学校協働本部、同市立東小地域学校協働本部、同市立徳倉小地域学校協働本部、同市立北上小地域学校協働本部、同市立南中地域学校協働本部、伊豆の国市立大仁北小地域学校協働本部、島田市大津財産区、放課後子ども教室とんとん(富士宮市)だれでも食堂もぐもぐマツイ学園(御前崎市)葉梨子ども広場運営委員会(藤枝市)子育てサークルぴおーねくらぶ(浜松市)細江文化協会陶芸部(
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四季折々の御前崎 写真カレンダーに 市観光協会が作製
御前崎市観光協会は2024年版のフォトカレンダーを作製した。22年度に行った写真コンテストの入賞作品を含む計13点を表紙と各月ページに掲載し、御前崎の四季折々の風景を楽しめる。 春はあらさわふる里公園などに咲く草花の作品を採用した。夏は御前崎海岸でのサーフィンの様子、秋は夕景など季節に応じた写真を選んだ。御前埼灯台や港に並ぶ漁船の作品もあり、壁に掛けて御前崎市の魅力や雰囲気を感じることができる。 価格は1部1200円(税込み)。同協会事務局がある御前崎市観光物産会館なぶら館で500部限定で販売している。問い合わせは<電0548(63)2001>へ。
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功労者ら表彰 静岡県薬物対策推進本部
静岡県薬物乱用対策推進本部はこのほど、本年度の県薬物乱用防止県民大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。功労者らの表彰や薬物依存研究の専門家による講演などを行った。 薬物乱用防止指導員やボランティアら約350人が参加した。薬物乱用防止功労者と中高生対象のポスター・標語コンテストの入賞者を表彰したほか、湘南医療大薬学部の船田正彦教授が「大麻乱用問題の現状とこれから」と題して講演した。 表彰を受けたのは次の通り。 【厚生労働省医薬局長感謝状】渡辺昌平(松崎町)大村和枝(静岡市)【県知事褒状】神成拓磨(小山町)高橋美敬(御殿場市)石川元之(静岡市)原川久(同)藤田忠男(同)米沢国雄(島田市
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御前埼灯台守る 燈光会に感謝状 清水海上保安部
清水海上保安部はこのほど、10年以上の長きにわたり御前崎市の御前埼灯台の魅力発信に貢献したとして、公益社団法人燈光会御前埼支所の辻岡知美支所長に感謝状を贈った。 辻岡支所長は全国で16しかない“のぼれる灯台”の一つである同灯台で、訪れる人の安全を守りながら参観業務を行い、灯台の重要性や魅力を発信してきた。感謝状を受けた辻岡支所長は「一人でも多くの人に灯台を知ってもらいたいということが一番」と活動への思いを語った。 御前埼灯台は1874年に初点灯し、現在も運用している現役の灯台で、2021年に国の重要文化財に指定された。
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中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
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御前崎の柳沢市長 不出馬を正式表明 来春市長選
御前崎市の柳沢重夫市長(76)は22日、任期満了に伴う来年4月14日投開票の市長選に立候補しないことを定例記者会見で正式表明した。退任の理由について「社会や経済が目まぐるしく進展する中で、自分の人生観やライフステージを考えて決断した」と述べた。 柳沢氏は現在2期目。浜岡中の校舎建て替えや給食費無償化、御前崎地区への消防緊急車両配備などを挙げ、「市民に安全安心を与えることができた」と語った。2019年12月に行われた産廃処理施設の建設賛否を問う住民投票も印象深かったと振り返った。 同市に立地する中部電力浜岡原発についても触れ、「日本のエネルギー情勢を踏まえれば再稼働した方が良い」と改めて強調し
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御前崎市、12月1日からポイント還元 ペイペイ利用で20%分
御前崎市は12月1日から27日まで、電子決済サービス「PayPay(ペイペイ)」と連携したポイント20%還元キャンペーンを実施する。 新型コロナ禍や物価高騰による経済支援対策の一環。市内のペイペイを導入している店舗約450店で商品を購入すると、支払額に応じて20%分のポイントが還元される。ただし、付与される上限ポイントは利用1回当たり千円分、期間中3千円分まで。 市はキャンペーン開始を前に、スマートフォン操作や電子決済サービス利用の方法を学ぶ無料講習会を開催している。11月30日に最後の講習会を池新田地区センターで開く予定で、受講者を募集している。問い合わせは市商工観光課<電0537(8
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御前崎市議会 市長を参考人招致 こども園 調査特別委 議決後変更要求巡り
御前崎市議会の議長ら7人が5月末、こども園新設事業の予算を議決後に市に計画変更を求めた問題で原因を究明する市議会調査特別委員会(委員長・阿南澄男市議)は22日、柳沢重夫市長を参考人として招致した。 柳沢市長は5月31日に行われた市議側との面会で、新こども園事業の実施スケジュール見直しを提案され「(提案に応じることは)無理だと思ったが、まずは寄せられた意見を聞くことにした」と当時を振り返った。6月定例会でも市議から計画再考を求められたが「計画変更するつもりはなかった」と明かした。 委員からは「無理なことは早い段階ではっきりできないと言うべきだ。もっと毅然(きぜん)とした対応をしてほしい」と指摘
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災害対策に女性の視点を 御前崎市が意見交換会
御前崎市は20日、防災や災害対策に女性の視点を取り入れるための意見交換会を市役所で行った。女性の市職員や防災指導員ら約10人が参加し、NPO法人御前崎災害支援ネットワークの落合美恵子代表から女性に配慮した避難所運営の必要性を学んだ。 落合さんは東日本大震災や熊本地震などの災害支援ボランティアの体験談を踏まえ、授乳や衣服を着替えることができるプライベート空間の確保、生理用品の備蓄などが欠かせないと指摘。避難所などで被災者の女性が性的被害を受けたケースも報告した。災害分野で男女共同参画の考えを浸透させるために「自主防災組織の役員や活動に女性を起用してほしい」と提案した。 一方、同市では町内会や自
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日はタカベやイサキ、メジナ、ネンブツダイなど。17日は悪天候のため入場者なし。18日はタカベやトウゴロウイワシ、ベラ、スズメダイなど。19日はソウダガツオやメジナ、イスズミ、アイゴ、オオモンハタなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 気温の急激な低下とともに海水温も下がり、青物は不調。これからはウキ釣りやフカセ釣りでメジナが有望。日中はカマスサビキや餌釣り、ルアー釣りなどでカマスが多く釣れた。他に穴釣りではカサゴが狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 16日の富士川
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浜岡原発新規制基準審査 自然ハザード 残る2課題
中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の再稼働の前提となる原子力規制委員会での新規制基準適合性審査は、前半戦の自然ハザード(危険性)分野で長年にわたる懸案となっていた三つの審査項目のうち、耐震設計の目安となる最大の揺れ「基準地震動」が今年9月末に決まった。今後は想定される最大の津波高「基準津波」の決定と、「敷地内断層の活動性評価」という残された二つの課題を巡る議論に主な焦点が移る。中電の説明が早期に規制委の理解を得られるかどうかが、審査全体の行方を大きく左右する。 (東京支社・関本豪) 敷地内断層の活動性評価 新物証 突破口なるか 今年8月の審査会合。中電が提出した資料に、1枚の「
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静岡人インタビュー「この人」 ハンセン病療養所でボランティア活動する 伊東郁乃さん(三島市)
7年前に動物介在活動団体「ぷらす」を設立。仲間とともに犬を連れて御殿場市のハンセン病療養施設「国立駿河療養所」と「私立神山復生病院」を訪問し、入所者が動物と触れ合える場を提供している。今年は御前崎市出身の元患者石山春平さん(87)の卒業証書授与式と母校訪問を支援した。65歳。 -活動を始めた経緯は。 「ハンセン病患者の強制隔離を憲法違反と断じ、国の非を認めた2001年5月の熊本地裁判決がきっかけ。人権を無視した国策問題を学ぶ中で、入所者に笑顔の時間を過ごしてほしいと当時から高齢者施設などで行っていた動物訪問活動を療養所でもやりたいと考えた」 -なぜ、石山さんのサポートを思いついたのか。
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御前崎港利用へ 浜松でセミナー 貨物量は回復見通し
静岡県や御前崎、牧之原市、物流会社などでつくる御前崎港ポートセールス実行委員会(委員長・川勝平太知事)は21日、港の概況や利用の優遇制度などを荷主や企業関係者に説明する御前崎港セミナーを浜松市中区で開いた。 県御前崎港管理事務所の平井一彰所長は、取扱貨物量の推移や臨港地区内で民間が12月の本格稼働を目指すバイオマス発電所の整備状況、4月に初寄港した外国クルーズ客船の受け入れ継続方針などを報告した。同事務所によると、2022年の取扱貨物量は完成自動車やコンテナ貨物など約221万トン。半導体不足緩和に伴う自動車生産回復などを背景に、1~9月は約190万トンと増加傾向で、23年はV字回復の見込みと
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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「税の絵はがき」 熊切さん最優秀 掛川法人会
掛川法人会はこのほど、掛川と菊川、御前崎の3市の小学6年生を対象に募集した「税に関する絵はがきコンクール」で、掛川市の佐束小の熊切一花さんを最優秀賞の掛川税務署長賞に選んだ。コンクールには3市の29校から999点の応募があった。 最優秀賞を除く主な入賞者は次の通り。 掛川法人会長賞 佐塚希未羽(菊川小笠南)▽掛川法人会女性部会長賞 大石梨加(掛川城北)▽磐田財務事務所長賞 川口琴弓(御前崎)▽掛川市長賞 渥美文葉(掛川上内田)▽菊川市長賞 稲葉愛珠(菊川横地)▽御前崎市長賞 沢入菜那(御前崎)▽東海税理士会掛川支部長賞 榛村羽夏(掛川上内田)▽審査員特別賞 平松瑠菜(掛川大渕)
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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御前崎市が企画財政部、こども未来部新設へ
御前崎市は20日、2024年度から市行政組織の機構改革として企画財政部とこども未来部を新設する案を市議会全員協議会で示した。市民ニーズの多様化や柔軟なまちづくりに対応するため、庁舎内組織を現行の5部署から7部署に細分化する。組織再編に関する議案を12月定例会に提出する。 市によると、総務部の企画政策、エネルギー政策、財政の3課をまとめて新たに企画財政部を設置する。浜岡原発の立地交付金などの財源を活用し、実効性ある政策展開を目指す。 こども未来部は国の児童福祉法改正に伴い、努力義務とされているこども家庭センターの設置に対応。子育てや幼児教育環境の支援体制を強化する。市民の高齢化も踏まえ、市
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遠州8神社巡り「八重神玉」完成 「良縁成就」「病気鎮護」…各木玉に御利益 ひも通して縁起物飾りに
遠州地域の神社8社がそれぞれの神社でおはらいした木玉「遠州八重神玉(やえだま)」を発売した。「良縁成就」「病気鎮護」など神社ごとの御利益を前面に出し、8社分をそろえてひもに通すと神棚や壁に飾れる縁起物になる。御朱印ブームなどで参拝客が増える中、圏域の神社が連携して回遊向上を狙う。 木玉は直径約3・5センチで各神社の社紋や御利益、神社を象徴する動物などを刻印した。玉にはビーズのように穴があいている。神社を回って玉を集めて連ねることで、神様との縁を重ねるとの意味を込めた。 ポスターには参加神社の社名の横にQRコードを配置して地図アプリに誘導する。企画者の1人、龍尾神社(掛川市下西郷)の禰宜(
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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原発関連の研究公募 中部電力
中部電力は浜岡原発(御前崎市佐倉)の安全性向上と運営改善を目的とした研究を公募する。来年1月10日まで募集し、研究内容や応募資格に関する相談を受け付けている。 公募するのは①原子力の将来技術②原発の安全性向上③浜岡原発1、2号機の廃止措置の改善④浜岡原発3、4、5号機の保守性、作業性の向上-の4領域。研究期間は2024年度から1年か2年で、1件当たり最大で年500万円を研究費として助成する。 対象は全国の大学や公的研究機関に従事する研究者か、県内に事業所があって4領域の研究が可能な企業。社外の有識者が選考する。
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原子力災害時の安全守れ 浜岡原発想定、放射線防護テント訓練 中電や御前崎市
御前崎市で16日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)の原子力災害を想定した訓練が行われた。同市や中部電力など計5機関が参加し、空気で膨らませる放射線防護テント「エアシェルター」を新野地区センター内の体育館に設営するなど緊急時の連携態勢を確認した。 エアシェルターは、放射線除去フィルターを通して外の空気を取り込むことで展張する。天井は高さ約3メートルで、126人まで収容可能。自家用車で広域避難できない高齢者などが一時的に逃げ込むために設ける。 訓練には地域住民らも参加し、シェルターの送風機の設置手順などを確認した。空気を取り込み始めてから約30分で体育館の床一面に放射線物質から汚染を防ぐための
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記者コラム「清流」 魅力を育てたい
「魅力」という言葉の意味を調べると、人の心を引きつけて夢中にさせる力-とある。先日、御前崎市の池新田高1年生が「シアワセミライ会議」と題し、自分たちで考えた地域活性化策を提言した。同校と市の連携事業で地域の魅力を発見し、課題解決力を養うことが狙いだった。 生徒は人口減少が進む現状などを踏まえ「カフェ経営で観光客を呼びたい」「海をSNSで情報発信したい」などと意見を発表。ある生徒からはこんな言葉も聞いた。「物事の発想次第でまちは良くなりそう」。生まれ育った地元の魅力に気づき、まちづくりのイメージを膨らませていた。ただ、市の実情に目を向ければ税収や産業経済は落ち込み、閉塞感が漂う。若者の希望や
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茶況(11月16日)河原崎さんが茶園共進会金賞 JA遠州夢咲
遠州夢咲茶業振興連絡協議会とJA遠州夢咲はこのほど、茶園の管理技術向上を目的にした茶園共進会を開き、御前崎市の河原崎功さんが最高賞の金賞に選ばれた。 菊川と掛川、御前崎の管内3市から20点が出品された。県中遠農林事務所やJA静岡経済連などの担当者が審査に当たった。各地区の茶園を巡回して花の数や樹高などを確認し、栽培管理や土壌の状態、生育状況などを採点した。上位には根の生育が良く葉層が十分に保たれていて、樹勢の強い茶園がそろった。審査長を務めた同事務所の永谷隆行さんは「立地条件が良く管理が行き届いた生育良好な茶園が多かった」と講評した。 金賞以外の主な結果は次の通り。 銀賞 増田茂樹(御
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勤労者福祉向上へ 御前崎市に要望書 東遠労福協
掛川、菊川、御前崎3市の労働組合でつくる東遠地域労働者福祉協議会は15日、勤労者の福祉や教育文化、健康増進の向上を求める要望書を御前崎市に提出した。太田治会長ら役員が市役所を訪れ、柳沢重夫市長に手渡した。 同協議会の活動に対する補助金の継続をはじめ、自殺防止や困窮家庭への支援策として、子どものセーフティーネット機能の拡充を訴えた。さらに、高齢者介護問題に関する相談窓口の情報発信や障害者などが活躍できる雇用促進政策、同協議会から御前崎市中小企業円卓会議の委員を選出することも求めた。
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御前崎の魅力 ぎゅっと凝縮 市役所周辺で25、26日まつり 食品や雑貨 100ブース
御前崎市の第17回大産業まつりが25、26の両日、市役所周辺で開かれる。市内の企業や組合、店舗などが約100件のブースを構え、市は「御前崎の魅力が詰まったイベント」と来場を呼びかけている。 会場には市特産の農産品や飲食物、雑貨の物販コーナーが並ぶ。今年は自治体同士の交流が深い長野県高森町をはじめ、山梨県の甲斐市と中央市も参加し、リンゴなどを販売する予定。 開催時間は両日とも午前9時半から午後3時まで。雨天決行。問い合わせは市商工観光課<電0537(85)1135>へ。
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災害時の最適な行動、対策は 御前崎・浜岡北小6年 スタンプラリーで確認
東日本大震災の教訓を踏まえた東北大の減災教育「結(ゆい)」プロジェクトが13日、御前崎市の浜岡北小で行われた。6年生約20人が参加し、災害時に自らの命を守り被害をいかに最小限に抑えるべきか、問題回答形式のスタンプラリーで最適な対策や行動を考えた。 同大災害科学国際研究所講師の保田真理さんから、地震発生メカニズムや大雨リスクなどを学び、スタンプラリーを実施した。用意された設問は「緊急時に離ればなれになった家族と出会うには」「夜間に避難所まで安全に行くにはどうすればよいか」-など6問。設問ごとに五つの行動が選択肢として示され、子どもたちは当てはまる回答スタンプをワークシートに押していった。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10日はメジナやカワハギ。11日はマダイやメジナ、クロダイ、ウツボ、カンパチ。12日はイスズミやタカノハダイ、スズメダイ、メジナが揚がった。ソウダガツオやトウゴロウイワシ、ネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシ。早朝に釣れていたアジは少なくなったが、夕方はカゴ釣りでシマアジやショゴ(カンパチの幼魚)も交じる。早朝はウキ釣りでメジナ、カマスサビキでカマスが釣れる。ブラクリ仕掛けでは日中にカサゴ、暗くなるとメバルも釣れる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0
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不審者侵入に対応 中電防災、御前崎・浜岡原発の警備訓練
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)のセキュリティー業務を担う民間会社「中電防災」浜岡総合事業所は14日、警備消防特別訓練を原発敷地内で行い、報道陣に初公開した。社員21人が参加して不法侵入者の確保や迅速な消火活動を実践し、さらなる警備体勢の強化を図った。 原発敷地内に不審な男が侵入したとの想定で実施した訓練では、警備員3人が素早く犯人を囲み、凶器で襲われない程度の距離を保ちながら刺股を使って取り押さえるまでの流れを確認した。消防訓練では放水活動を行い、建物火災の鎮圧だけでなく、タンクに漏れ出た油に引火した想定での消火作業や延焼を防ぐためホースから水を噴出させて水の幕をつくる「ウオーターカーテ
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⚽U―22日本代表 御前崎で合宿 市が歓迎セレモニー
サッカーのU-22(22歳以下)日本代表が18日に静岡市で行われる国際親善試合のアルゼンチン戦に向け、御前崎市内で事前合宿を行っている。市は14日、練習会場で歓迎セレモニーを開いた。 13日から計5日間の日程で始まった合宿は大岩剛監督(清水商高出)をはじめ、スタッフと選手ら約40人が参加。14日には海外組が加わり、ミーティングを重ねながら連係プレーなどを入念に確認し、最終調整を行った。 日本代表チームは今回、良質な芝を管理する練習会場があることや温暖な気候に着目し、同市を事前キャンプ地に選んだという。セレモニーで柳沢重夫市長は「世界中の子どもたちに夢や希望を与えてほしい」と激励し、チーム
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核燃料再処理工場、着工30年 完成延期26回 めど立たず 青森・六ケ所村【ニュースを追う】
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)など全国の原発で発生した使用済み核燃料を再処理する青森県六ケ所村の再処理工場。資源の有効利用などを目的とする核燃料サイクルの要となる施設だが、着工から30年を経た今も完成していない。日本原燃(原燃)は2024年上期の完成を目指すが、これまでの相次ぐトラブルで26回延期され、操業できるかは見通せないままだ。 (社会部・中川琳) 六ケ所再処理工場は青森県下北半島の付け根に位置する。浜岡原発の敷地面積の約5倍に当たる約750万平方メートルの土地に、プルトニウムなどの分離を行う再処理工場や低レベル放射性廃棄物埋設センターなど複数の施設が集合している。 中核とな
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防災設備、ゲーム感覚で探索 御前崎で児童らロゲイニング 機能もチェック
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークは11日、災害時に役立つ地域の設備や機能を歩いて学ぶ「防災ロゲイニング」を同市池新田地区で行った。小学生や高校生ら約15人が参加し、冒険ゲーム感覚で防災知識を高めた。 同地区の避難場所の浜岡中学校をはじめ、防火水槽やAEDがある店舗など15カ所をチェックポイントに指定。設備の重要性が高いほど高得点が得られるルールで行った。参加者は6班に分かれて同地区の市研修センターを出発。制限時間45分の中でより多くの場所を巡り、総獲得点数を競い合った。 防災ロゲイニングの狙いについて同NPOの落合美恵子代表理事は「地域の防災設備や危険箇所を把握する習慣を身
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柳沢市長、不出馬の意向 2024年4月の御前崎市長選
御前崎市の柳沢重夫市長(76)が来年4月の任期満了に伴う市長選に立候補しない意向を固めたことが11日までに分かった。近く正式表明する。 同日までに、後援会幹部らに伝えた。関係者によると、柳沢氏は社会の変革に対応する世代交代を理由に挙げたという。 柳沢氏は現在2期目。教育環境の充実や防災対策の強化を掲げ、停止中の中部電力浜岡原発については再稼働容認の立場を示してきた。 来年4月14日投開票の次期市長選を巡っては新人で医療支援団体の理事長青田修二氏(53)が出馬を表明しているほか、既に柳沢氏の後継者擁立に向けた動きがある。 柳沢氏は同市出身。1999年から旧浜岡町議を2期5年務めた。旧御
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「存在」追求した人物描写 画家・山城道也さん(島田市)【表現者たち】
油彩の大作がぐるりと囲んだ展示室。画家山城道也さん(47)=島田市=が御前崎市内で開催中の個展は、二紀展出品作を中心に、20代からの画業を振り返る構成になっている。 「写実が基本だが、リアリティーを追求するというより、『存在』が表現できたらいい」。強く影響を受けたのは常葉学園短大以来の恩師、佐々木信平さん(1936~2017年)。中央画壇で活躍し、東欧の大地にたくましく生きる人々を捉えた作品で知られる。「研究室をのぞいては、制作過程を間近で見てきた」。山城さんもおのずと人物、群像表現をまねることからスタートした。 屈強な西伊豆の漁師たち、少女の成長を10年間かけて追ったシリーズ。近年はわ
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大坂・土方工業用地に多摩化学工業が進出 掛川、4.2ヘクタール取得
化学品製造販売の多摩化学工業(川崎市)が掛川市の大坂・土方工業用地に進出する。同社は近隣の上土方工業団地で半導体の現像液や洗浄液など高純度薬品を製造する掛川工場を操業していて、市内の拠点は2カ所目になる。 同工業用地西工区の南北2区画のうち、南側区画約4・2ヘクタールを取得する仮契約を9日までに、市と締結した。同社によると、製造に加えて研究開発の機能を備えることなどを視野に、新拠点整備の検討を進める。同社は国内に掛川工場や浜岡工場・生産技術センター(御前崎市)など5工場を構えている。 掛川市は15日開会の市議会11月定例会に不動産売買契約関連議案を提出する。市によると、売却額は約9億1400
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菊川・御前崎の高校生 防犯活動宣言書提出 菊川署
菊川市の常葉大菊川高と小笠高、御前崎市の池新田高の生徒会役員ら3人が9日、防犯活動宣言書を菊川署に提出した。生徒たちは犯罪を根絶する意味を込めて「K・O(ノックアウト)ハイスクール呼びかけ隊」と名付けられ、防犯啓発活動などを展開する。 両市では近年、自転車の盗難や車上狙い、特殊詐欺の被害が懸念されている。同隊は各校内に向けて通学自転車の施錠を促すほか、家族や地域に対しても特殊詐欺被害の防止対策を呼びかけていく。小笠高2年の曽根悠人さんは「自分たちが中心になって地域安全に貢献したい」と意気込みを語った。 生徒3人に防犯モデル校指定書を手渡した竹下貢署長は「勉強や交友関係を充実させながら、社会貢
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悩みや将来 “大先輩”がアドバイス 同窓会役員と在校生 池新田高「交流カフェ」
池新田高の同窓会役員と在校生が交流を深める「くつろぎカフェ」がこのほど、御前崎市池新田の丸尾記念館で開かれた。同校と在校生の活躍を応援するため、役員らが生徒の将来目標や悩みの相談に応じた。 生徒約50人が参加した。役員は60~70代が中心で、円卓を囲んで談笑を楽しんだり、長椅子に座って学校行事や授業の様子を語り合ったりした。時代をさかのぼり、昭和当時の部活動の厳しさなどに話が及ぶと、生徒たちは世代間ギャップに驚いた表情を見せた。生徒が卒業後を見据え、先輩に仕事のやりがいや大変さを聞く場面もあった。 同校は2019年に創立100周年を迎えた。同窓会の丸尾正会長は「若者の背中を押して結束力を
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 3日はソウダガツオやアオリイカ、カサゴなど。4日はアイゴやタカベ、ネンブツダイ、カワハギ、メジナなど。5日はソウダガツオやマダイ、スズメダイ、カンパチ、タカベなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日差しの強い日が続いたためか、日中のサビキ釣りはやや苦戦。アジは夕方が狙い目。午後5時ごろには暗くなってしまうので、午後3時ごろから釣り始めるのがおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 4日午前の沼津沖船釣りは30~40センチの大アジが多数。他にオオモンハタやマハタ、小マダ
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小中生 生け花で秋表現 丸尾記念館庭園に作品展示 御前崎
御前崎市のこども生け花教室の生徒による作品展が5日、同市池新田の丸尾記念館で開かれた。同館敷地内の庭園に約10点展示し、来場者が散策しながら観賞を楽しんだ。 同市とその周辺市の小中学生がススキやリンドウ、ホトトギス、小菊などを生けた。華道の流儀にこだわらず、草花の生き生きとした姿を表現することを意識。凛(りん)としたたたずまいの作品もあれば、草花の生命力の強さを感じさせる力作もあり、独創性が光った。庭園の雰囲気と作品の相性も良く、多くの人々を魅了した。 ユリやバラを使って作品を仕上げた掛川市の大須賀中1年、水谷紗菜さん(13)は「明るい雰囲気を演出し、秋らしさを表現した」と話した。
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「波乗り鰆」漁 解禁へ御前崎で決起集会 南駿河湾漁協
南駿河湾漁業協同組合が独自にブランド認定している「波乗り鰆(サワラ)」の漁期を前に、組合員の漁師らがこのほど、御前崎市の同漁協事務所で決起集会を開いた。ブランド力向上を目指し、品質管理に加え、漁獲情報の発信力強化や認知度拡大を図る方針を示した。 同漁協は御前崎近海で取れるサワラのうち、11月から2月にかけて引き縄一本釣りで漁獲した体重2・5~4キロ、脂肪量10%以上を波乗り鰆と認定。他のサワラと区別して出荷している。漁師らは高品質の波乗り鰆を提供するため、船上で迅速かつ的確に流水で脱血することを確認。水揚げ後の脂肪量の測定などの作業手順も情報共有した。
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小学生34チームが熱戦 磐田でソフトバレー大会
バレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松が主催するソフトバレーボール大会「イトーグループプレゼンツ ブレス浜松小学生フレンドリーカップ」(静岡新聞社・静岡放送共催)が3日、磐田市見付の市総合体育館で開かれた。県西部から小学4年生以下の34チームが出場し、熱戦を繰り広げた。 出場チームは5グループに分かれて予選リーグと決勝トーナメントを戦い、それぞれ順位を争った。元バレー女子日本代表で、ブレス浜松の大林素子ゼネラルマネジャーも観戦し、大会を盛り上げた。終了後には、各グループの優勝チームとブレス浜松OGのエキシビションマッチも行われた。 各グループの優勝チームは次の通り。 和田岡バレーボールスポ
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写真で“魅せる” 御前崎の魅力 5日まで愛好家作品展
御前崎市の写真愛好家でつくる「フォト御前崎」(清水正弘代表)の作品展が5日まで、同市の市立図書館アスパルで開かれている。豊かな自然風景や動植物などのパネル写真が約90枚並ぶ。 メンバー約10人が日頃の活動成果を披露。市内の花畑で遊ぶ子どもの作品は笑顔があふれ、古里の良さを表現。来場者の目を引きつけている。御前埼灯台や砂浜に咲くハマヒルガオなど将来に残したい同市の魅力も紹介。写真の構図や明るさなど撮影者の個性や技術も光る。 特別企画として、日本自然保護協会自然観察指導員の宮本勝海さんと市ウミガメ保護監視員の良知正美さんが、活動記録として撮影した野鳥やアカウミガメの写真計30点を出展した。
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富士山など表現した菊作品 200点以上並ぶ 19日まで御前崎
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で1日、菊花展が始まった。ステージに富士山などをテーマにした多彩な作品200点以上が並び、来場者を魅了している。19日まで。 御前崎、牧之原両市のメンバー12人でつくる愛好家グループ「あら沢菊の会」が出展した。富士山をかたどった大作は土台となる網に菊をはわせて育てた。山頂は白色の菊を配置し、冠雪を表現。手前には波をイメージした作品を並べ、空間演出にもこだわった。 色鮮やかな大輪を付ける大菊や、枝先にいくつもの花を咲かせるスプレー菊など種類も豊富。だるま作りや盆栽仕立て、千輪立てといった展示品も人気を集めている。 今年は温暖な気候が続いた影響で、例年と
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9団体の環境プラン採択 静岡県SDGsアワード 8日、県庁でイベント
静岡県は1日、環境課題の解決に貢献するビジネスプランを表彰する「県SDGsビジネスアワード」の採択団体9件を決定したと発表した。各団体は8日午後1時15分から県庁で行うキックオフイベントでそれぞれのプランを発表する。 循環型社会や生物多様性、脱炭素社会などをテーマに、18件のビジネスプランが寄せられ、アワードの総合プロデューサー谷中修吾さん(湖西市出身)らが事業の実現可能性や革新性、環境への貢献度などを審査した。採択団体は今後3カ月間にわたり、専門家から事業成長に向けた伴走型支援を受ける。来年3月に最終成果発表会を行い、知事賞などを決める。 採択団体は次の通り。 アサギリ(富士宮市)ア
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市民に駐車場提供 災害時対応で協定 袋井市とダイナム
パチンコ店運営の「ダイナム」と袋井市は、災害時の市民の施設利用について協定を締結した。同社は静岡袋井店の駐車場を災害発生時、車中泊のスペースとして市に提供し、被災者の安全確保に協力する。 同社は掛川市や御前崎市をはじめ、全国の自治体と同様の協定の締結を進めている。店のトイレなどの提供も想定している。 30日に市役所で行われた締結式には、大場規之市長と阿部光悦ストアマネジャーが出席し、協定書を取り交わした。阿部ストアマネジャーは「協定で防災意識を一層向上させ、地域の安全確保に貢献したい」と意気込み、大場市長は「全国規模での自治体との連携に敬意を表する」と述べた。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 10月27日はソウダガツオやムロアジ、イナダ、メジナ、カワハギなど。28日はソウダガツオやメジナ、タカベ、イサキ、オオモンハタなど。29日はソウダガツオやタカベ、メジナ、イサキ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、カマスに交じって中アジが釣れる。アジ狙いならウキ釣りが良い。アジは群れが多ければサビキ仕掛けが有効だが、カマスが掛かると仕掛けを切られてしまう。カマスを狙うならカマスサビキを用意したい。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10月26日午前の
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浜岡原発 4号機制御棒に不具合 長期停止が影響か
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の停止中4号機で9月中旬、引き抜き動作中の制御棒が誤って挿入方向に動いてしまう事象が起きていたことが31日までに中電への取材で分かった。プラントの長期停止に伴い、制御棒を動かすための駆動装置に多量の水あかが付着し、動作不良を招いたとみられる。 中電によると、不具合は9月11日に見つかった。燃料が入った想定で185本ある制御棒を1本ずつ約15センチ挿入し、引き抜く操作確認をしていたところ、1本だけが正常に引き抜かれず、逆の挿入方向へ動いてしまったという。不具合を確認した社員が停止した。 制御棒にはそれぞれ駆動装置が設置され、水圧の力を利用して挿入や引き抜きを行
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御前崎港の整備促進要望 柳沢市長ら、国交省に
御前崎港整備促進期成同盟会と同港振興会は31日、同港の整備促進を国土交通省に要望した。港湾施設の老朽化や大規模災害時の安全、安心の確保といった課題を踏まえ、国・県で進めている岸壁の予防保全対策などの早期完成を訴えた。 物流機能の強化に向け、西埠頭(ふとう)1、2号岸壁を船舶の大型化へ対応させる必要性を指摘した。2月に地元で取りまとめた「御前崎港将来ビジョン」を、今後の港湾行政へ反映させていくことも求めた。 両会の会長を務める柳沢重夫御前崎市長と副会長の杉本基久雄牧之原市長が同省で堂故茂副大臣と会い、文書を手渡した。柳沢市長は終了後の取材に「(堂故氏に)前向きな姿勢を示してもらえた」と説明した
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掛川駅待ち時間 お絵かきで一息 モニター登場 中電 展示ブース一新
中部電力は31日、JR掛川駅構内の展示ブースを一新した。モニターに手をかざして動かすと、軌跡に雲や茶葉などの絵柄が浮かぶ時刻表示板「掛川駅お絵かきクロック」が目玉。構内で電車を待つ駅利用者に息抜きの場を提供する。 新設したモニターは縦1・1メートル、横2・6メートル。手の動きに追随する絵柄は、雲や茶葉、モミジなど5種類を用意した。モミジのデザインは季節に応じて、雪の結晶や桜の花びらなどに切り替える。中電の担当者は「多くの人が時間調整で利用している場所。待ち時間を楽しみながら過ごせる」と話す。 PR用の55インチモニターも併設し、浜岡原子力発電所(御前崎市佐倉)の安全対策や地域貢献の取り組みな
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市民の意見に市長ら説明 御前崎市 防災対策や教育事業
御前崎市は27日夜、住民意見を市政に反映するため計5地区で開催する公聴事業「ふれあいトーク」を白羽地区でスタートさせた。住民から寄せられた質問や要望に対し、柳沢重夫市長をはじめ市幹部が応じた。 初回は白羽地区センターで開いた。集まった市民約50人の前で、柳沢市長がこれまで取り組んできた防災対策や教育事業について説明した。来年度から消防団の区割りを再編し、現行の11分団から8分団にすることなどへの理解も求めた。 地区側から事前に寄せられた質問にも答えた。浄化槽の料金体系や2025年度に開園予定の民設民営こども園の建設計画について柳沢市長は「しっかり取り組んでいきたい」と述べた。 そのほかの日程
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桜ケ池の龍神伝説 歌や踊りで表現 御前崎 常葉大・阿部特任講師と磐田のグループ ゼミ生の研究 基に
常葉大健康プロデュース学部こども健康学科(浜松市北区)のゼミの研究成果を基に、創作活動グループ「アトリエgeiju」(磐田市)とゼミを受け持った同大の阿部真弓特任講師らが29日、御前崎市佐倉の池宮神社で舞台「桜ケ池物語」を上演した。ゼミ生が調査した境内の桜ケ池の龍神伝説を題材にした。 名僧が未来仏を求めて桜ケ池に沈み、一番長生きする龍に化けたとの地域の言い伝えを、昔話や童歌を研究する阿部特任講師のゼミ生が、2021年度に調査した。文献資料を確認したり神主に話を聞いたりして物語を大型紙芝居にまとめたが、コロナ禍の影響で発表の機会を逸していた。 舞台では学生たちの紙芝居も一部取り入れ、グループの
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静岡県勢10選手が「金」 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が28日開幕し、鹿児島市の白波スタジアムで開会式が開かれた。初日はジャベリックスローの井戸杏香(伊東市)、立ち幅跳びの森下実咲(御前崎市)ら県勢10選手が優勝した。 井戸は6連覇、森下は2連覇をそれぞれ達成。陸上200メートルでは増田嶺(吉田町)が2連覇を果たし、松永大護(静岡市)も優勝した。1500メートルでは久松昴琉(富士市)と増田吏峯(吉田町)が男女の各部門を制した。 水泳は小梁ひなの(焼津市)と加藤真吾(浜松市)が25メートル自由形で頂点に立ち、森晴毅(三島市)は25メートル背泳ぎで2連覇した。フライングディスクは本間明文(袋井市)
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浜岡原発 基準地震動了承で中電社長会見「大きな前進」
中部電力の林欣吾社長は27日、定例記者会見を名古屋市で開き、原子力規制委員会の新規制基準適合性確認審査会合で、浜岡原発(御前崎市佐倉)の耐震設計の目安となる最大の揺れ「基準地震動」が了承されたことについて「大変大きな前進だ」と述べた。 約9年にわたり議論が続いたことに触れ、「長い時間をかけて第一歩が踏めたと思っている」と語った。想定される最大の津波高「基準津波」や、建屋や設備などの審査に「全力で取り組む」と強調した。 基準地震動は建屋や設備などのプラント審査の前提となる。中電は9月下旬の会合で、揺れの大きさを示す最大加速度を1~4号機周辺で1200ガル、5号機周辺で2094ガルとした基準
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12人が決勝進出 ゴルフ 静岡県アマチュア選手権2次予選敗者復活戦
セキスイハイム東海CUP第52回静岡県アマチュアゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の2次予選敗者復活戦が26日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6500ヤード、パー72)で行われた。50人がエントリーし、上位12人が決勝に進出した(同スコアはマッチングスコアカード方式で順位を決定)。 ①森和行79②野寄礼我、若林秀樹、八巻朋義=以上80⑤塩沢錠司、田村嘉宏=以上81⑦永田剛士、榊紀之、杉本圭、竹田純二、松谷英樹=以上82⑫植野暁彦83
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全国お茶まつり 福岡で28日開幕 全国闘茶会で健闘 市川桃子さん(静岡・市川園)
「一人前の茶商に」日々専心 東京の広告会社勤務を経て約3年前、実家で創業51年の市川園(静岡市駿河区)に就職した市川桃子さん(28)。男性中心の茶業界で戸惑いとやりがいを感じながら、日々の仕事に打ち込んでいる。9月に鹿児島県で開かれた全国茶審査技術競技大会(闘茶会)に、静岡茶業青年団初の女性団員として出場した。市川さんは「茶商として力をつけ、女性が活躍できる業界に変えていきたい」と未来を見据える。 Uターンのきっかけは新型コロナ禍。感染が拡大し始め、東京での生活に不安を抱き始めていたころ、父で社長の真太朗さん(53)から連絡があった。「戻ってこないか」。大学の卒業論文で日本茶の消費をテーマ
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10月28日にハロウィーンパーティー 御前崎の八千代公園で商工会
御前崎市商工会は28日午前10時から、同市池新田の八千代公園で野外イベント「ハロウィーンパーティー2023」を開催する。仮装しながら非日常的な雰囲気を楽しんでほしいと来場を呼びかけている。 会場には飲食や物販のブースが約25店舗並び、特設ステージでダンスなどのパフォーマンスが繰り広げられる。仮装した来場者が参加できるパレードを行うほか、仮装姿を写真投稿型アプリ「インスタグラム」に投稿し、独創性などを競う企画も用意した。今年はSDGsをテーマに掲げ、家庭で余った食品を寄付するフードドライブも実施する。 問い合わせは同会<電0537(86)2146>へ。
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防犯功労者4人に菊川署が表彰伝達
菊川署はこのほど、本年度の防犯功労者の表彰伝達式を同署で行った。長年にわたり地域の見守り活動や広報啓発運動に貢献した市民4人に竹下貢署長が賞状を手渡した。対象者は次の通り。 全国防犯協会連合会長表彰(防犯栄誉銅章) 曽根秀夫(73)=菊川市河東=▽関東防犯協会連絡協議会長表彰(防犯功労者表彰) 小川あや子(75)=御前崎市池新田=▽県警本部長感謝状(一般協力章) 斎藤みよ子(82)=御前崎市池新田=▽県防犯協会連合会長・県警本部長連名表彰(防犯功労者表彰) 寺本秀子(74)=菊川市嶺田=
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 20日はダツやカサゴ。21日はオオモンハタなど。22日はオオモンハタやスズメダイ。ソウダガツオやカワハギ、トウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は日中、サビキ釣りでサバやイワシ、イサキの幼魚。カマスサビキではカマス。夕方からはウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。穴釣りでカサゴやメバル。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 22日午前の沼津沖船釣りは0.8~1.5キロのマダイ。良型アマダイやマアジも交じる。午後の船は20~25センチのマアジが
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犬と触れ合い 充実の時間 御前崎の高齢者施設
御前崎市動物保護協会のメンバーが24日、飼育ペットの犬を連れて同市の佐倉デイサービスセンターを訪問した。施設を利用する高齢者約35人が犬との触れ合いを通じて、充実した時間を過ごした。 動物との交流で、安らぎと癒やしを提供する事業。会場にはチワワ、柴犬、ノーフォークテリア、シーズーの4匹が登場し、利用者は犬を膝の上に乗せて写真撮影などを楽しんだ。 利用者は犬が尻尾を振ってかわいらしい姿を見せると目を細めた。頭をなでながら「いい子だね」「お利口だね」などと声をかけ、満面の笑みを浮かべた。
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医師や看護師に大変身 御前崎総合病院 住民交流イベントにぎわう
御前崎市の市立御前崎総合病院は21日、住民交流イベント「病院祭」を同院で開いた。院内フロアに医療相談や子ども向けの体験コーナーを設け、多くの来場者でにぎわった。 子どもたちは「医師・看護師に大変身!」と題し、ナース服や白衣に着替えて写真撮影などを楽しんだ。聴診器の玩具を身に付けてカメラの前でポーズを決め、医療従事者の気分を味わった。薬剤師の仕事や人形を使った心臓マッサージの体験コーナーも人気を集めた。 成人、高齢者を対象に健康チェックを実施したほか、普段は触れることができない医療機器も展示され、多くの市民が医療や健康への関心を高めた。 市民公開講座も開き、市家庭医療センターしろわクリニックの
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交流イベントで福祉へ理解促進 御前崎
御前崎市の浜岡福祉会館で21日、地域福祉の交流イベント「第20回ふれあい広場」が開かれた。市民に福祉への理解を深めてもらおうと市社会福祉協議会が中心となり、約40団体が参加した。 屋外のメインステージでは障害者施設の利用者や高齢者団体がダンスや歌を披露し、会場を盛り上げた=写真=。市内の子どもたちの芸術作品展も人気を集めた。健康チェックや輪投げなどのゲームを楽しむブースも設けられ、来場者たちは交流を深めた。
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警察官なりきり「忘れずに鍵かけて」 御前崎の園児、広報活動
御前崎市の白羽幼稚園の園児3人がこのほど、菊川署と連携し、自宅や自動車などの施錠を呼びかける広報活動を同市のマックスバリュ浜岡店で行った。 同署から防犯広報活動を行う「ちびっこおまわりさん」に任命されている園児らは、「オールロックセキュリティー作戦」と題した取り組みを展開した。啓発品を買い物客らに配布しながら「忘れずに鍵をかけてください」と声をかけ、空き巣や自動車盗の被害防止対策の徹底を促した。 地元の地域安全推進員や少年警察協助員のメンバーも参加し、防犯意識の向上を訴えた。
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新こども園事業者 島田の社福法人に 御前崎市
御前崎市は20日、御前崎地区で進める民設民営の新こども園設立計画について、事業者選定プロポーザルを行い島田市の社会福祉法人「のんのん英育会」に決定したと明らかにした。同日の市議会全員協議会で報告した。 市によると、7月から事業者の公募を実施し、要件を満たす事業者2者から応募があった。副市長や有識者らで構成する事業者選定委員会が8月末に審査を行い、法人の運営状況や教育方針などを厳正審査した。 新設こども園は、白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を統合し、2025年4月の開園を目指している。
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御前崎の新こども園事業者 島田の社会福祉法人に決定
御前崎市は20日、御前崎地区で進める民設民営の新こども園設立計画について、事業者選定プロポーザルを行い島田市の社会福祉法人「のんのん英育会」に決定したと明らかにした。同日の市議会全員協議会で報告した。 市によると、7月から事業者の公募を実施し、要件を満たす事業者2者から応募があった。副市長や有識者らで構成する事業者選定委員会が8月末に審査を行い、法人の運営状況や教育方針などを厳正審査した。 新設こども園は、白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を統合し、2025年4月の開園を目指している。
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動植物、日本画で華やかに 熱海の画家・江間さん、御前崎で作品展
沼津西高芸術科の非常勤講師で、熱海市清水町の日本画家江間江美さん(52)の作品展が11月26日まで、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース&ホテルのカルチャーフロアで開かれている。約30点出展し、日常生活で感じた動植物のいとおしさや美しさを表現した。 主にペットの熱帯魚やインコ、シマリスなどを題材に選んだ。シマリスの毛並みは繊細で、柔和な表情が来場者の目を引きつける。岩絵の具だけでなく金泥を使って描いた熱帯魚の作品は、鰭(ひれ)が優雅で華やかな空間を演出。日本画が連想させる奥ゆかしさに縛られることなく、躍動感あふれるきらびやかな作品を並べた。 日本画は一般的に落ち着いた雰囲気の作品が多いが、
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ハンセン病で強制退学の母校、75年ぶりに訪問 御前崎出身の石山さん 「やっと古里と心つながった」
おかえりなさい-。小学6年生でハンセン病と診断され、強制退学させられた御前崎市出身の石山春平さん(87)=川崎市=が19日、75年ぶりに母校に当たる御前崎市立第一小を訪れた。病気に対する差別や偏見から逃れるため古里を離れて半世紀以上。同級生2人と正門をくぐった石山さんは「夢がかなった。やっと古里と心がつながった」と喜びを語った。 友人らの協力で6月に卒業証書を受け取った石山さんはこの日、念願だった母校訪問が実現した。校舎内に入ると教職員らが温かい拍手で出迎え、在校生がメッセージを寄せ書きした黒板の前で石山さんは同級生と談笑や記念撮影を楽しんだ。当時、通っていたのは同校の前身となる小学校で、
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静岡県内23施設 インフルエンザで学級・学年・全園閉鎖
静岡県は19日、県内の高校、小中学校、幼稚園計23施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計380人確認され、学級閉鎖や学年閉鎖などを行ったと発表した。静岡市駿河区の幼稚園は全園児の3割弱となる41人が感染し、同日までの3日間、全園閉鎖した。浜松市西区の高校は患者数が108人に上り、10学級で閉鎖の措置を取った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 下田市1施設13人、熱海市1施設7人、富士市2施設14人、富士宮市1施設9人、静岡市葵区2施設28人、同市駿河区2施設53人、同市清水区1施設9人、島田市2施設19人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設7人、掛川市4施設50人、浜松市西
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除塵設備に微少な穴 浜岡原発4号機
中部電力は19日、停止中の浜岡原発4号機(御前崎市佐倉)で、原子炉機器を冷やすため海水を供給する際に水中のごみを除去する「除塵設備」に微少な穴が見つかったと発表した。外部への放射能の影響はない。 中電によると、9月1日に社員が水漏れを発見。原因を調査したところ、設備外側に約5ミリの穴が開いていたという。同設備の内側に貼ってある腐食を防ぐための保護材が剝がれ、海水が触れたことで穴が開いたと推定している。
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労災防止に貢献 事業場、個人を表彰 県産業安全衛生大会
静岡県労働基準協会連合会(浅井伸祐会長)はこのほど、本年度の県産業安全衛生大会を静岡市駿河区のグランシップで開き、職場の労働災害防止活動に貢献した12事業場と個人19人を表彰した。 誰もが安心して健康に働くことができる社会の実現を目指す大会宣言を採択したほか、県立大の鬼頭宏特別顧問が少子高齢化に伴う労働力不足などをテーマに特別講演を行った。 表彰を受けた団体は次の通り。 【厚生労働大臣表彰】奨励賞 京浜金属工業(浜松市)▽功績賞 豊嶋幹生(浜松労災病院) 【静岡労働局長表彰】優良賞 大成建設横浜支店(横浜市)北越東洋ファイバー静岡工場富士工務部(富士市)大河原建設(島田市)▽奨励賞 東海明治
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障害、年齢性別越えフットボールに汗 御前崎でインクルーシブフェスタ
障害の有無や年齢性別の垣根を越えて一緒にサッカーを楽しむインクルーシブフェスタがこのほど、御前崎市のB&G海洋センター体育館で開かれた。市内のサッカー少年や障害を抱える子どもたち約50人が「ウオーキングフットボール」に参加し、汗を流した。 企画したのは同市でスポーツをテーマにフィールドワークを行う静岡大地域創造学環(静岡市駿河区)の学生たち。互いの個性や価値観を認め合う大切さを知ってもらう狙いで、市や市振興公社と連携して初開催した。 参加者はチームごとに分かれて自己紹介やボールのパス回しを行い、交流を深めた。ミニゲームも実施し、試合中は走らない▽故意に体を接触しない▽パスやシュートは転が
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液体大麻所持した疑い、菊川署が島田の容疑者逮捕
菊川署は18日、大麻取締法違反の疑いで島田市神座、無職の容疑者(23)を逮捕した。逮捕容疑は2021年11月30日午前11時ごろ、御前崎市内の店舗駐車場で液体大麻約0・06グラムを所持した疑い。同署によると、署員が職務質問して発覚した。同署は容疑者が所持していた液体を鑑定し、大麻成分が含まれていることを裏付けた。
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タイのスラムで子ども支援するプラティープさん 御前崎で支援団体と交流
タイのスラムで暮らす子どもたちを支援するプラティープ・ウンソンタム・秦さん(71)=バンコク在住=がこのほど、御前崎市の正福寺を訪問し、この活動を応援する「プラティープ・ジャパン浜岡」(山本節子代表)のメンバーら約15人と意見交換した。 プラティープさんは麻薬や非行に走り人生を諦めかけた子供たちの更生を手助けするため、16歳から私設学校を始めるなど教育や福祉活動を展開。1978年には支援財団を設立した。これに賛同したプラティープ・ジャパン浜岡は長年にわたり、現地の最貧困層の子どもたちに奨学金を届けるなど教育里親事業で協力している。プラティープさんは「みなさんの力が子どもたちの人生を支えてい
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模型から原子力発電の仕組み学ぶ 浜岡東小6年生、浜岡原発見学
御前崎市佐倉の浜岡東小6年生約60人がこのほど、地域学習の一環で中部電力浜岡原発を見学した。多くの発電施設が立地する地元の産業に着目し、エネルギー分野への理解を深めた。 児童は、中電社員の案内を受けながら浜岡原子力館で実物大の原子炉模型などを見て原子力発電の仕組みを学んだ。原発構内にも入り、津波対策で建設した高さ22メートルの防潮堤などを見て回り、巨大地震に備えた安全対策の現場を巡った。研修センターでは、運転訓練シミュレーターや浜岡原発で過去に発生した事故やトラブルを学ぶ「失敗に学ぶ回廊」も訪れた。 子どもたちは防潮堤の構造や災害訓練の実施状況を積極的に質問し、発電所運営に関する知識を身
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 13日はソウダガツオやゴマサバ、小マダイ、タカベ、ネンブツダイ、トウゴロウイワシ、カマス。14日はネンブツダイやムロアジ、スマガツオ、シマアジ、タカベ、トウゴロウイワシ。15日はタカベやネンブツダイ、トウゴロウイワシが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでイワシが多く釣れる。夕マヅメから夜にかけてウキ釣りやカゴ釣りで中アジ。アジの群れが来るのは一瞬なので夕方から準備すると良い。カマスは日中でも狙える。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 中部 由比漁港 15日の三保沖船釣り
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タイの魅力を写真で表現 袋井・松本さん 御前崎で個展
袋井市の松本直子さん(63)による写真展「アメイジング タイランド」が30日まで、御前崎市の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。写真パネル約20枚を出展し、タイで暮らす人々の営みを伝えている。 タイ文化に魅了された松本さんは約10年前から何度も現地を訪れ、趣味で写真撮影している。線路脇に商店が所狭しと並ぶメークローン鉄道市場は、独特の生活文化が根付いていることを紹介。黄金に輝く大仏「ワットパークナム」の外観写真も仏教に信仰があついタイの国民性を表現した。仏教の祭典コムローイの作品は、闇夜に舞い上がるランタンを幻想的に捉え、来場者の関心を引きつけている。松本さんは「発展途上国タイで暮
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ウミガメ保護へ意見交換 御前崎小が発起人 全国6校参加 産卵状況や取り組み発表
ウミガメ保護の学習を通して交流を深める「第1回全国小学生ウミガメ会議」が17日、オンライン形式で行われ、御前崎市の御前崎小5年生など全国のウミガメ産卵地から6校が参加した。各地の産卵状況や保護活動の取り組みを意見交換し、海洋動物を守る大切さや環境保全に対する意識を共有した。 発起人となったのは御前崎小の児童たち。同市で絶滅危惧種アカウミガメの産卵回数が減少している問題を調べる中で、同じようなテーマで探究学習する全国の仲間と理解を深めたいと企画した。下田市の朝日小のほか、高知、鹿児島、沖縄の3県の小学校に参加を呼びかけた。 事例紹介で御前崎小5年生は、アカウミガメの子亀を飼育していることや保護
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おいしいコーヒー抽出「集中」 御前崎で入れ方講座 豆、焙煎、温度で一味違う
おいしいコーヒーの入れ方を学ぶ講座が14日、御前崎市の佐倉地区センターで開かれた。ギフト業を展開する「イトウシャディ」(牧之原市)代表取締役の伊藤義康さん(47)が講師を務め、市民約10人に好みの豆選びや入れ方のこつを解説した。 伊藤さんはコーヒー豆について、産地や品種によって味や香りに特徴があると説明。焙煎(ばいせん)度合いに応じて苦みや酸味が変化することもポイントに挙げたほか、湯の温度設定などお薦めのコーヒーの入れ方を紹介した。 参加者は実際に焙煎時間が異なる複数種類の豆を挽(ひ)き、抽出に挑戦。芳醇(ほうじゅん)な香りが漂う中、飲み比べを楽しみながらコーヒーに関する知識を身に付け
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特殊詐欺防止呼びかけ 菊川署 久保ひとみさんが一日署長
菊川署は13日、タレント久保ひとみさんを一日署長に任命し、地域防犯の推進を呼びかけるイベントキャンペーンを管内の菊川、御前崎両市で開いた。11日から始まった全国地域安全運動の一環。県内で頻発する特殊詐欺事件をはじめ、乗り物盗や車上狙いなどの被害防止を訴えた。 同署で竹下貢署長から、たすきを受け取った久保さんはさっそく制服姿で両市役所を訪れ、巡回パトロールを実施。御前崎市の静岡銀行御前崎中央支店では、来店者に特殊詐欺の犯行手口を紹介するチラシを配布して市民に直接、防犯対策の実践を求めた。 主会場の菊川文化会館アエルでは、久保さんが来場者に向けて「子どもたちを守るためにも住民同士が声をかけ合
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筬川で水生生物調査 3年ぶり 御前崎の保全団体
御前崎市の「新野川・筬川の自然を守る会」はこのほど、同市比木の筬川で水生生物調査を行った。新型コロナ禍の影響で3年ぶりに実施し、テナガエビやモクズガニなどが確認された。調査の結果、水質階級は上から2番目の「2」と判断した。 会員約20人が参加した。石や草の隙間などを網ですくい、川に生息する生物を調査した。体長約10センチのエビも確認され、生物の成育環境が保たれていることが分かった。 同会は市内の両河川周辺に事務所や工場を構える事業者22社で構成。調査活動のほか、こども園へのメダカ配布事業も行っている。 会長の東遠衛生センターの大石明所長は「これからも豊かな自然生態系を守っていきたい」と述べた
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海藻使って万華鏡作り 御前崎・浜岡北小4年生
御前崎市の浜岡北小4年生約30人がこのほど、海藻を使った万華鏡作りに取り組んだ。万華鏡をのぞき込むと、海藻の形や色が幾何学模様になって見える仕組み。海藻の役割も学び、海洋環境保護への理解も深めた。児童は反射板が入った筒の先端部に、乾燥させたワカメやアオサ、ノリなどを入れて作品を仕上げた。万華鏡を回転させると模様が変化し、手元のタブレット端末画面に映し出すなどして楽しんだ。 この特別授業は日本海洋レジャー安全・振興協会が主催した。担当者は海藻の重要性について、貝類の餌や魚類の貴重な産卵場になっていることを挙げた。一方、温暖化による海水温の上昇で近年は磯焼けが深刻化していることなどを解説し、自
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 6、7日はオニカサゴやソウダガツオ、スマガツオ、ダツ、ネンブツダイ、タカベ、ボラなど。8日はクロダイやメジナ、ソウダガツオ、スマガツオ、トウゴロウイワシなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は朝と夕方にサビキ釣りでアジ。日中はイワシが多かった。イサキの幼魚も多く釣れたが、まだ身がないので食べずにリリースを。ウキ釣りではメジナやヘダイ、クロダイ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8日夜の沼津沖船釣りは指2本半~5本幅のタチウオが15匹前後でトップは40匹。9日午前の船は0.
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御前崎市議会 見直し要求 検証して改革につなげ【西部 記者コラム 風紋】
御前崎市のこども園新設事業を巡り、市議会(定数15)の正副議長ら7人が関係予算を可決後、市に水面下で計画見直しを要求した問題が波紋を広げた。議員は議案審議を尽くし、いったん予算案や条例案を可決すれば議決責任が生じる。やむを得ず変更する場合は、公の場で住民に分かる形で議論し、補正予算などで修正するのが正しい手続き。7人の行動は不適切だ。反省点を市議会の教訓としたい。 同事業は幼保こども園3園を再編し、民設民営のこども園を新設する。市議会は3月に了承し、関係予算700万円を採決に加わらない議長を除く市議全員の賛成で認めた。ところが、7人は5月末に市長に「住民の不安の声がある」として計画延期を求
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浜岡原発廃炉訴訟 中部電力側が反論「活断層でない」
静岡県内の弁護士や住民が中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃炉などを求めた訴訟の第55回口頭弁論が10日、静岡地裁(菊池絵理裁判長)で開かれた。原告が「新たな活断層」と主張する原発敷地北側の露頭について、中電側は断層による変位や変形が認められないことなどを理由に「活断層ではない」と反論した。 露頭は原発から北に約500メートルの地点にあり、泥岩と砂岩が交互に重なり合う「相良層群」の上に「笠名れき層」が堆積する。原告は、本来は水平に堆積すべき笠名れき層のれきの向きが縦方向に堆積し、れきが切断されているとして、活断層の露頭と主張。原発敷地内を南北に走る断層と連続している可能性もある―とした。
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松下さん、鈴木さん抱負 御前崎 ねんりんピック剣道団体戦へ
愛媛県で29日から始まるねんりんピック剣道団体戦に出場する御前崎市の松下秀夫さん(75)と鈴木義美さん(67)が10日、柳沢重夫市長に「ベスト4以上を目指したい」と抱負を語った。 昨年12月に開催された県大会で松下さんは70歳以上の部、鈴木さんは65歳以上70歳未満の部でそれぞれ優勝し、団体戦メンバーに選ばれた。ねんりんピック3回目の出場となる2人は本大会に向けて毎週、稽古に励み技術力と精神力を鍛えてきたという。 大将を務める松下さんは「攻める気持ちで積極的に勝負したい」と話し、中堅の鈴木さんも「予選を突破し、必ず入賞したい」と言葉に力を込めた。
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舞姫 華麗に 御前崎・駒形神社で例祭
御前崎市の駒形神社で8日、五穀豊穣(ほうじょう)を祝う例祭が行われた。地元の子どもたちが浦安の舞を奉奏し、地域の安寧を願った。 千早と緋袴(ばかま)を身にまとった小学5年生6人が特設ステージで舞を披露した。厳かな雰囲気の中、約2カ月間にわたり積み重ねてきた練習の成果を発揮し、地域繁栄や海の安全などを祈願した。住民らは華麗に踊る舞姫たちを見守った。 1歳前後の子どもの健康長寿を願う神ころがしも行われ、健やかな成長を祈った。
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規格外のイチゴを活用 フルーツティー 就労継続支援事業所ポトラッチ(御前崎市)【静岡ものづくり最前線】
紅茶葉と粒状に乾燥させたイチゴを合わせた。お湯を注ぐと甘い香りが立ち、リフレッシュしたい寝起きや休憩中の一杯に最適だ。女性層を狙った爽やかでフルーティーな味わいが特徴で、ヨーグルトや菓子の材料に混ぜるなど多彩な組み合わせが楽しめる。 地元農家と連携し、形が整わず廃棄予定だったイチゴを活用した。施設利用者が細かくカットし、牧之原市の茶製造を手がける「ワイケイティー」が加工した。理想の味を実現するため企業側と試作を重ね、イチゴを切る大きさなどにもこだわった。 イチゴの栽培方法や農業者の苦労を理解した方が商品作りへの情熱も生まれるとの発想で、農業体験も実施。食品ロス削減をテーマに取り組んでいる
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実りの秋 稲刈りに汗 御前崎・浜岡東小児童
御前崎市佐倉の浜岡東小5年生約50人が5日、同地区で稲刈り体験を楽しんだ。5月末に自分たちが植えたもち米「葵美人」を約100キロ収穫。稲穂は黄金色に色づき、子どもたちは秋晴れの下、作業に汗を流した。 地域農業をテーマにした総合的な学習の一環で、同地区の農家原田裕さん(71)が協力した。児童は集まった地域の農業者から助言を受けながら、鎌を使って慎重な手つきで稲の根元を刈り取った。稲を運ぶ際は稲穂が傷つかないように丁寧に扱うことを意識。作業終盤に入ると疲れた表情を見せる児童もいて、農業の苦労も味わった。 高野姫央さん(10)は「植えた苗が大きく育っていてうれしかった。収穫作業は慎重さが大事だと感
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形骸化「象徴する一件」 識者インタビュー/片山善博氏(大正大地域構想研究所長)【議決権の重み 御前崎市議会㊦】
こども園の新設計画を巡り、御前崎市議7人が関係予算を可決後に変更を求めた問題。鳥取県知事などを務め、地方自治に詳しい大正大地域構想研究所長の片山善博氏は市議らの行動背景について「議決権に対する責任感が欠如しているのではないか。昨今の地方議会の形骸化を象徴する出来事だ」と指摘した。 ―議員の役割とは。 「首長が提出した予算案や条例案の内容をチェックし、与えられた審議議決権を行使して議案の可否を判断し、その結果に責任を持つことが本質だ。一般質問などで政策を執行部に提案することが最も重要な役割だと勘違いしている議員もいるが、それは誤った認識。提案を否定するものではないが、議会は立法機関であり、
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浜岡原発の地震・津波関係審査「かなり進んだ」 規制委委員長
原子力規制委員会の山中伸介委員長は4日の定例記者会見で、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働の前提となる新規制基準適合性確認審査について「地震・津波関係はかなり進んだという印象を持っている」との認識を示した。 浜岡の審査を巡っては9月29日の会合で、最大加速度を1~4号機周辺で1200ガル、5号機周辺では2094ガルとする「基準地震動」(耐震設計の目安となる最大の揺れ)が了承された。想定される最大の津波高「基準津波」を決める議論も終盤に入っている。 山中委員長は、昨年夏に自身が浜岡を視察した当時と比べて「基準地震動が決定され、津波も進捗(しんちょく)が見られる」と指摘した。全体で見た
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 9月29日はサバやタカベ、ネンブツダイ、ソウダガツオなど。30日はネンブツダイやタカベ、トウゴロウイワシ、サバ、小イサキ。1日はメッキや小イサキ、ベラ、トウゴロウイワシなど。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 9月26日に港内でカサゴの放流を行った。カサゴは成長が遅いため20センチに満たないものはリリースを。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月29日午前の沼津沖船釣りは小マダイが多数。他にマアジやカイワリ。午後の船は25センチ前後のマアジやワラサ(ブリの若魚)。1日夜の船は指2~4本幅のタチ
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採決の事業内容理解せず 問われる「議員の自覚」【議決権の重み 御前崎市議会㊥】
御前崎市のこども園新設事業を巡り、関連する予算案を議決した当時の議長ら市議7人がその後に計画見直しを求めた問題は、市議会内外に波紋を広げた。 8月22日、市議会調査特別委員会の14日目の会合。「住民が不安を感じていれば、市長に届けるべきだと思った」。参考人席に座った7人のうちの1人、植田浩之市議は見直し要求の意図を説明しつつ、市議の一部だけで要望行動に踏み切ったことには「配慮が足りなかった」と謝罪した。 予算案の可決は7人を含め、採決に加わらない議長を除く市議全員による賛成だった。このため、要望行動を知らなかった8人の中には、7人が特定業者から働きかけを受け、議決を覆そうとしたとの臆測を
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防潮堤の早期完成要望 中東遠4市首長ら 静岡県知事訪問
磐田市の草地博昭、掛川市の久保田崇、袋井市の大場規之の3市長と御前崎市の鴨川朗副市長が3日、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、県と連携して遠州灘沿岸で進めている防潮堤(全長約27キロ)整備の早期完成と完成後の地域振興などに向けて支援を要望した。 要望書では、県などの工事建設発生土の提供や搬入にかかる経費への支援▽治山事業の継続的な予算確保と事業推進▽防潮堤が平時は憩いの場となるための支援▽防潮堤の整備効果の検証と完成後の新たな被害想定の提示―を求めた。 中東遠4市の防潮堤整備は、各市が堤体盛り土を施工し、県が海岸の防災林再生を目的に治山事業を行う「ふじのくに森の防潮堤」事業として2014年に
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空手世界大会V 岩倉さんが報告 御前崎市長を訪問
8月にハンガリーで開催された国際松濤館空手道連盟の世界大会に出場し、65キロ級で優勝した御前崎市池新田の岩倉弘晶さん(36)がこのほど、柳沢重夫市長を訪問した。 同連盟は世界で最も広く知られている空手の流派。過去の成績や代表候補選手の強化練習などを踏まえ、日本代表に選ばれた。 岩倉さんは4年前の前回大会で3位に入ったが、喜びよりも悔しさを味わったという。雪辱を果たすため今大会は各国の強豪選手を圧倒し、頂点に上り詰めた。各階級で2位以上の選手が出場する無差別級でも準優勝した。 普段から地域の子どもたちに空手を指導している岩倉さんは「できる限り現役を続け、次世代を担う選手の育成にも力を注いでいき
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陸上・飯塚さん「好きなことやり続けて」 母校御前崎第一小で講話
8月に開催されたブダペスト世界陸上で男子200メートルに出場した飯塚翔太さん(32)が2日、母校の御前崎市立第一小でキャリア講話を行った。6年生約100人に向け、「好きなことをやり続けることで、自分のやりたい仕事や目標が見つかる」と継続の大切さを訴えた。 陸上を小学3年から始めた飯塚さんは当時から、記録を伸ばすために走るフォームや練習方法を熱心に調べていたと振り返り、「考える力が自分自身の成長につながった」と語った。物事を深く考えて課題解決に導く力は、授業や学習だけでなく好きな事に熱中することで養われると指摘。「考える事を習慣化すれば、スポーツだけでなく仕事や人生のあらゆる場面で必ず役に立
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15日に地域交流イベント 御前崎のデイサービス
御前崎市池新田のデイサービスセンター「東海清風園」で15日午前11時から、地域交流イベント「賛育会フェスタ」が開かれる。入場無料。 救命救急講習や口腔(こうくう)ケア、高齢者疑似体験などのコーナーをはじめ、飲食販売の模擬店が並ぶ。特設ステージでは、池新田高吹奏楽部による演奏や地元団体がダンスなどを披露する。雨天は規模を縮小して開催する。問い合わせは同園<電0537(86)8121>へ。
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こども園計画可決後 変更要望 賛成投じた本人がなぜ【議決権の重み 御前崎市議会㊤】
「今、計画をやめると余計な混乱が生じる。この件は議員の皆さんも賛成したはずだ」 5月31日午前8時半、御前崎市役所の市長応接室。市が進めるこども園の新設事業を巡り、見直しを求める市議会(定数15)の正副議長ら7人と向き合った柳沢重夫市長が、いらだつ感情を抑えながら反論した。 市議会は3月に事業予算を全員賛成で可決したばかり。だが、当時の議長河原崎恵士氏は「住民から不安の声がある」とし、約1カ月後に迫った事業者選定の公募プロポーザルの実施を延期するように求めた。 7人の市議は定期的に勉強会を開くなど行動をともにするメンバー。この日の4日前に集まった際、既存の幼保こども園3園を統合して民
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御前崎市長が新型コロナに感染 10月5日ごろまで自宅療養
御前崎市は2日、柳沢重夫市長が新型コロナウイルスに感染したと発表した。症状は軽症で、5日ごろまで自宅療養する。 市総務課によると、柳沢市長は30日の公務終了後に倦怠(けんたい)感があったため1日に医療機関を受診したところ、新型コロナの陽性が判明した。療養期間中の公務などは鴨川朗副市長が代理で対応する。
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御前崎・下水神社のしめ縄新調
御前崎市池新田の下水神社で8日に行われる五穀豊穣(ほうじょう)を祝う例大祭を前に、地元住民約10人がこのほど、拝殿などにしめ縄を設置した。 しめ縄は今年刈り取ったわらを使い、住民らが手作業で作った。秋の例大祭前に付け替えるのが恒例で、拝殿の軒下では脚立を使って長さ約4メートルのしめ縄をくくりつけた。鳥居や境内の社にも取り付け、祭典に向けて着々と準備を進めた。 しめ縄は神様が降りた神聖な場所を示し、悪霊は入れないとされて魔よけの役割を果たしている。二俣康志宮司は「しめ縄が新調されて新鮮な気持ちで例大祭に臨むことができる」と感謝した。
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浜岡原発 基準地震動了承 議論9年、再稼働審査が前進 原子力規制委
原子力規制委員会は29日に開いた中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性確認審査会合で、中部電力が策定した「基準地震動」(耐震設計の目安となる最大の揺れ)を了承した。建屋や設備などプラント審査の前提となる数値で、再稼働に向けた主要論点の一つとして約9年、議論が続いていた。今後は津波対策の目安となる「基準津波」の審査に焦点が移る。 揺れの大きさを示す最大加速度は、1~4号機周辺で1200ガル、5号機周辺で2000ガルとした。5号機の地下には、地震の揺れを増幅させる「低速度層」があると確認されていて、影響を踏まえて二つの基準地震動を設定した。中電によると、全国の原発の基準地震動の中で
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ユニークかかし、いざ投票 御前崎、祭り開幕
御前崎市新野の新野川沿いの歩道で、恒例の「新野カカシ祭り」が30日開幕する。今年は同市とその周辺市の高齢者福祉施設やこども園、企業などが個性豊かなかかし25体を出展。29日はさっそく参加団体が設置作業を行い、世相や流行を取り入れた力作が並んだ。30、10月1の両日は来場者による人気投票を行い、最優秀賞を決める。展示は8日まで。 掛川市の生活介護事業所「ぴの ほーぷ」は大河ドラマ「どうする家康」をテーマに掲げ、作品は関ケ原の戦いで家康率いる東軍に敗れた石田三成をイメージした。人形に兜(かぶと)をかぶせ、施設長の松下剛己さんは「利用者が工夫を凝らしながら仕上げた」と語った。ほかにも、米大リーグ
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御前崎市窓口 マイナポイント、きょう30日も申請支援
御前崎市は29日、2月までにマイナンバーカード交付を申請した人が取得できる最大2万円相当のマイナポイントについて、ポイント取得申し込み期限の最終日となる30日も手続き支援窓口を市役所本庁舎に開設すると発表した。 休日は閉庁日だが、ポイント取得手続きの殺到が予想されることから、支援員を3人配置してサポート対応する。問い合わせは市デジタル推進課<電0537(85)1127>へ。
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新こども園 調査決議 無効議案を否決 御前崎市議会
御前崎市議会9月定例会は29日、最終本会議を開いた。8日の本会議で否決された「新こども園事業の運営事業者公募事務に関する調査の決議」を無効とする議案を発議したが、賛成少数(賛成4・反対8)で否決した。 同決議は新こども園設立事業を巡り、市議7人が予算議決後に計画見直しを求めた問題を調べる調査特別委員会を百条委員会に移行する内容。発議した名波和寛氏は「(8日の)決議は見直し要求した市議を加えて採決したため違法だ」と訴えた。しかし、反対派からは「7人は利害関係者に当たらない」などと反論した。 決議無効を訴えた採決では、再び見直し要求活動した市議を採決に加えたため、違法議決だとして2人が退席した。
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御前崎市チーム 選手21人発表 「10位以内目指す」【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の御前崎市チームは27日夜、代表選手21人を発表した。6月から本格的な練習を開始し、選考会の結果などを踏まえ、約60人の中から選出した。12区間、42・195キロでたすきをつなぐ。同市は前回、市の部16位だった。今年も「御前崎市をひとつに」をスローガンに掲げ、10位以内を目指す。大橋昌弘監督は代表選手を発表後、「代表選手は決して弱音を吐かず、選考から外れてしまった仲間たち思いを背負って走り抜いてほしい」と鼓舞した。 代表選手は次の通り。 小学男子 藤田健希(第一6)村尾優斗(第一6)長島陸人(第一6
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 22日はカサゴやイシダイ、ワカシ(ブリの幼魚)。23日はカンパチや小マダイなど。24日は小マダイや小メジナ、トウゴロウイワシなど。ソウダガツオやイサキ、サバ、タカベは連日釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺や川奈いるか浜では餌釣りや弓角仕掛けでソウダガツオとサバ。サビキ釣りは早朝と夕方にアジ。カマスサビキではカマスも揚がった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 23日夜の沼津沖船釣りは指2本半~4本幅のタチウオが15匹前後。スルメイカは多数、カマスなども交じる。24日午後の船は
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JA遠州夢咲 交通安全誓う 菊川署に宣言書
秋の全国交通安全運動に合わせ、JA遠州夢咲はこのほど、菊川署に交通安全宣言書に提出した。職員ら1126人の署名を添えて、子どもと高齢者に配慮した運転や早めにライトを点灯することなどを誓った。 同署には熊切行弘専務が訪れ、菊川市と御前崎市浜岡地区の同JA事務所に勤務する職員とその家族408世帯の署名を竹下貢署長に手渡した。 熊切専務は「交通安全運動の地域の模範になるよう交通ルールの順守と交通マナーの実践に努める」と話した。
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浜岡東小でエネルギー教育講座 地域の特色「電気」学ぶ 中部電力社員協力 御前崎
御前崎市の浜岡東小でこのほど、6年生約60人を対象にエネルギー教育講座が開かれた。地域の歴史や産業を学ぶ授業の一環で、中部電力が協力した。浜岡原発など多数の発電施設が立地する地域の特色に着目し、電気エネルギーの知識を深めた。 講師を務めた中電社員は同市に原子力や太陽光、風力などの発電施設があることを紹介し、模型を用いてそれぞれ発電の仕組みを解説した。着目すべき点として、原子力発電は少量のウラン燃料で大量の電気を安定的に生み出せる一方、「重大事故を防ぐために徹底した安全管理が必要になる」などと述べ、発電方法によって長所と短所があることを説明した。 子どもたちは普段利用している電気がどのよう
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プロウインドサーファー 野口さん(相良高1年) 世界3位 精神鍛え
御前崎市のプロウインドサーファーで相良高1年の野口颯[りゅう]さん(16)が、7月にスペインで行われたウインドサーフィンのワールドカップU17クラスで3位に輝いた。11日、県庁に池上重弘教育長を表敬訪問し、成績報告とともに「世界チャンピオンを目指したい」と意気込みを語った。 昨年の同大会では1回戦敗退だった。反省を基にメンタル面を強化しようと「技を失敗したら腕立て100回」などと自分にプレッシャーをかけ、普段の練習に取り組んだという。今大会では「メンタルが強くなり、難しい技を全部決めることができた」と振り返った。本番は御前崎の練習場所と反対の風向きだったが「うまく対応できた」と自身の成長を喜
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南区の田中さん SSクラス準V 日将連浜松支部9月大会
日本将棋連盟浜松支部の9月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。76人が参加し、SSクラスは安藤舜聖さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②田中雅英(南区)③鈴木大輝(磐田市)▽S ①山下淳也(中区)②村松泰司(東区)③岡崎正芳(中区)▽A ①田村勇太郎(中区)②藤原紳裕(御前崎市)③牧野斉(浜北区)▽B ①高橋誠(横浜市)②高〓長男(掛川市)③佐久間庸生(北区)▽C ①片山久(東区)②杉山敏郎(北区)③井上雄統(兵庫県西宮市) ※高〓長男の〓は木ヘンに却の去がタ
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Sクラス 阿部さんV 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。81人が参加し、Sクラスは阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①阿部哲也(東区)②横山渡(牧之原市)③宇藤敬行(磐田市)④門奈佑紀(東区)⑤天野聡(静岡市)▽A ①中川幸一(北区)②宮城島捷翔(浜北区)③杉田大和(同)④岡本康夫(掛川市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①幸田好司(磐田市)②村松清(東区)③高瀬啓一郎(中区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤高橋建夫(袋井市)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②村松利郎(森町)③芝田信照(袋井市)④鈴木与四郎(西区)⑤中村敏男(浜松市)▽D ①八木澤椋(磐田市)②北島
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苦難越え 心癒やす絵画 御前崎の小野さん 命の尊さ表現
御前崎市門屋の小野いくみさん(40)による「ヒーリングアート展」が30日まで、同市の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。自身は昨年、流産を経験。つらい思いを乗り越え、命の尊さなどを表現した神秘的な絵画約30枚を並べた。 ヒーリングアートとは、自らの心を癒やすための芸術作品。粉末状に砕いたパステルを用いて、想像力や感情をコントロールする右脳に刺激を与えるため左手の指で塗るように描いた。 小野さんは2年前に最愛の母を亡くし、昨年は流産を経験した。「苦しい時期が続いた」が、天国で楽しく遊ぶ赤ちゃんをテーマにした作品を描くことで、つらい思いを浄化させてきた。絵は暖色系の色を多用し、温かい雰囲
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風力発電点検にドローン 中部電力、御前崎で初の活用
中部電力は20日、ドローンを用いた風力発電設備の点検作業を御前崎市合戸で初めて行った。落雷を受けた際に電気を地上に逃がすため、風車ブレード(羽根)に内蔵されている導体「ダウンコンダクタ」に異常がないか調査した。点検の業務効率化と安全性向上が期待でき、24年5月以降の本格導入を目指す。 ダウンコンダクタはブレードが回転することで劣化が進み、断線した状態で被雷するとブレードが壊れる危険性があるという。点検では、ドローンの機体に設置した電極をブレード先端部に接触させて導体に電気を流し、地上のオシロスコープで電波の波形を測定することで断線していないか確認した。 ドローンを活用した点検方法は中部大
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 伊東 カゴ釣りや弓角仕掛けでソウダガツオやサバ。他にサビキ釣りで早朝と夕方にアジが釣れる。遠くに投げずに足元を探ると良い。日中はコノシロが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 9月12日午後の沼津沖船釣りは4.5キロまでのマダイが多数。マアジやカイワリ、イトヨリも交じる。13日午後の船も25センチ前後のマアジや中サバ。16日の夜の船は60~90センチ、指2本半~4本幅のタチウオが10匹前後。20~35センチのカマスは多数。他にスルメイカやマアジなど。 ▽沼津港 大翔丸・電090(4259)6786 中部 由比漁港 9月17日の三保
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静岡県西部の魅力 首都圏に発信 9月20日まで都内で催し
静岡県西部地域の魅力を首都圏に発信するPRイベントが19日、東京・日本橋の日本橋プラザビルで始まった。県西部地域局と管内6市町(磐田、袋井、掛川、菊川、御前崎市と森町)が初めて企画した。20日まで。 釜揚げしらすや遠州織物(磐田市)、クラウンメロンの菓子(袋井市)、くず粉を使ったアイス「くずシャリ」(菊川市)といった各市町の特産品が並んだ。ユニークな御利益わらじ(森町)、掛川・高天神・横須賀3城の御城印(掛川市)なども人気を集めた。無料で冷茶も振る舞う。 県西部地域局の永井雅也局長は「各市町が少子高齢化、人口減少に強い危機感を持っている。イベントをきっかけに、観光客の呼び込みや移住・定住
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西部消防長会に防火啓発ファイル 静岡県LPガス協会寄贈
静岡県LPガス協会はこのほど、火災予防の啓発クリアファイル7千枚を県西部地区消防長会に寄贈した。浜松市中区の市消防局で同協会の名倉政隆西部支部長ら役員が消防長会長の太田陽視浜松市消防長に届けた。 県西部7消防本部の活動車両やヘリの写真、防火標語を印刷した。裏面で家庭用こんろの防火装置や警報器の効果を説明している。名倉支部長は「私たちも消防と一緒に火災予防のPRに努めたい」と話した。 同協会はLPガスの供給業者で構成し、西部支部の会員は約230事業所。御前崎市以西の7消防本部の火災予防イベントで来場者に配布する。
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御前崎の新野工業用地計画地 残土処分場に活用検討
御前崎市は14日、新野地区で進めている工業用地造成計画の予定地に、市内で発生した建設残土を搬入する案が浮上していることを明らかにした。市建設業組合が地権者から土地を取得し、残土処分場としての活用を検討中。市は最終的に工業用地として整備したい考えで、柳沢重夫市長は同日の市議会予算決算審査特別委員会で「残土搬入となれば民間の話だが、工業用地造成までの手法としてはあり得る」との認識を示した。 工業用地建設事業は当初、市が複数の地権者から土地を計約5千万円で取得する予定だったが、市議会が2月定例会で関係する予算案を否決したため、計画が一時中断していた。このため、市は同組合に公共工事などで出た残土搬
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 9日はマダイやソウダガツオ、コノシロ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、イサキなど。10日はカンパチやクロダイ、メジナ、オオモンハタ、マハタ、タカベなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 これからはソウダガツオやサバ狙い。2本針仕掛けで、一つは擬餌針のカブラ、もう一つに餌のオキアミを付けてコマセをまく餌釣りや弓角仕掛け、ジギングなど、いろいろな釣法が楽しめる。今後に期待したい。サビキ釣りや投げ釣りもまだできる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは20~25セ
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近隣風景や思い出 切り取った写真40点 掛川・大東図書館で展示会
掛川市の写真愛好家でつくるフォトサークル四季彩の写真展が17日まで、同市大坂の大東図書館で開かれている。会員10人が県内外で撮影した計40点を出品した。 可睡斎(袋井市)のアジサイや御前崎市の灯台など近隣の風景にレンズを向けた作品が目立つ。沖縄県の石垣島や長野県の木曽駒ケ岳など旅先の思い出を切り取った写真もあり、来場者の関心を集めている。
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記者コラム「清流」 ライバル
「相手が上手だった。悔しいけど私は力不足です」。御前崎市で8月下旬に開催されたサーフィンの国際ツアー大会「御前崎プロ」。女子決勝は地元出身の高校生同士の対決となり、佐藤李選手(17)が優勝した。一方、敗れた池田美来選手(15)は表彰式後、唇をかみしめ冒頭の敗者の弁を振り絞った。 幼い頃から互いをよく知る2人は普段仲良しだが、海に入れば真剣勝負をするライバル。今大会は佐藤選手のパフォーマンスが勝ったが、池田選手もくじけることなく報道陣の前で堂々と勝者をたたえる姿がたくましくて印象的だった。 2人はこれからも大舞台で幾度となく勝負を繰り広げるだろう。だからこそ、勝っても負けても良きライバルで
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富士山静岡交響楽団が生演奏 浜岡北小で鑑賞会 体験プログラムも
御前崎市の浜岡北小で12日、富士山静岡交響楽団の音楽鑑賞会が開かれた。全校児童約160人がオーケストラの迫力ある生演奏に聴き入ったほか、一緒に楽器を演奏するなど音楽の楽しさに触れた。 会場となった体育館でオーケストラ総勢53人がスーザの「星条旗よ永遠なれ」やチャイコフスキーの「ワルツ」などのクラシック曲を披露し、美しい音色を響かせた。 参加型プログラムも多数用意され、指揮者体験では児童が実際にタクトを振り、楽団がベートーベンの楽曲を演奏した。オーケストラの演奏に合わせて子どもたちがタンバリンをたたいたり、鈴を鳴らしたりする企画もあり、“共演”を果たした子どもたちは
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福祉や防災に貢献、94個人58団体表彰 日本赤十字社静岡県支部
日本赤十字社静岡県支部はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県赤十字大会を開いた。寄付やボランティア活動で県内の福祉や防災に貢献した94個人と58団体が表彰された。 金色有功章を受けた沼津市赤十字奉仕団の菅沼厚子さん(76)は「多くの仲間がいたから続けられた。これからも困っている人たちを救う活動をしたい」と語った。浜松市佐久間赤十字奉仕団と島田商業高ボランティア委員会による活動発表も行われた。 そのほかの主な受章者・団体は次の通り(かっこ内は所属)。 【金色有功章】社資功労受章者 生命保険協会県協会(静岡市)▽業務功労受章者 高木通世、河村フキ子(袋井市赤十字奉仕団)山岸松二
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例祭へしめ縄作り 黙々 力自慢の6人が汗 御前崎・下水神社
御前崎市池新田の下水神社で10月上旬に行われる秋の例祭に向け、住民有志が11日、拝殿と鳥居に設置するしめ縄作りを行った。 同地区では住民がしめ縄を手作りするのが伝統。最もベテランの増田敏雄さん(91)を中心に、力自慢の男性6人が作業に汗を流した。この日は、今年刈り取ったわらを力強くひもで縛り、長さ3メートル40センチほどの束を計6本作製した。後日、束を3本ずつ組み合わせ、二つのしめ縄を完成させるという。 近年は技術継承が課題で、メンバーは増田さんから助言を受けながら黙々と作業を進めた。 しめ縄は9月末ごろ、神社に設置する。 (御前崎支局・市川幹人)
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浜岡中で被爆写真展 一般にも開放 御前崎
御前崎市の浜岡中で15日まで、1945年に広島、長崎に投下された原爆の悲惨さをパネル形式で伝える「ヒロシマ・ナガサキ被爆写真展」が開かれている。一般住民も無料で観覧できる。 被爆写真展の企画団体がパネルなどの資材を貸し出し、校舎内の廊下に掲出した。一面が焼け野原になった市街地の写真は、一瞬で日常生活を奪った原爆のすさまじい威力を物語る。全身の皮膚が焼けただれて亡くなった人が大勢いたことなどもイラスト付きで生々しく解説している。 同校では各学年が戦争や原爆投下に関する内容の教材を授業で扱う。生徒はパネルを眺めながら戦争のない平和な暮らしを願った。
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“伝家の宝刀”に慎重論 調査特別委 意見紛糾 市民「真相解明を」 御前崎市議会 百条委設置議案否決
御前崎市の新こども園設立計画を巡り市議7人が予算議決後に執行部に計画変更を求めた問題で、8日の市議会9月定例会本会議では、原因追及する調査特別委員会をより強い調査権限を持つ「百条委員会」に移行する議案が提出されたが、否決となった。虚偽陳述するなどした証人を偽証罪で刑事告訴できる百条委は強い権限を有することから“伝家の宝刀”と呼ばれ、当初から調査特別委の内部では「これ以上、市議会を混乱させてはいけない」と慎重論があった。委員全員の賛同が得られず議案可決は難しい情勢だったが、他の委員らは「中途半端な姿勢では市民は納得しない」と議案提出に踏み切った。 「調査は徹底的にや
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御前崎市議会、百条委設置議案を否決 予算議決後の計画変更要求「趣旨適さず」と指摘
御前崎市の民設民営による新こども園設立計画を巡り市議7人が予算議決後に執行部に計画変更を求めた問題で、問題を追及している市議側が8日の市議会9月定例会本会議で、調査特別委員会をより強い調査権限を持つ「百条委員会」に移行する議案を発議したが、賛成少数で否決された。 百条委は地方自治法第100条に基づき、証人が虚偽陳述したり、証言や記録提出、出頭に応じなかったりした場合、議会が刑事告訴すれば対象者は刑事罰に科せられる可能性がある。発議した鈴木克己氏は調査特別委の実施状況を踏まえ、「参考人に整合性のない証言が目立った。真相究明には百条委の設置が必要だ」と訴えた。 ただ、百条委の設置に関しては、
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御前崎・白羽小で児童調査票紛失 21人分
御前崎市教育委員会は8日、市立白羽小3年2組の児童21人分の児童調査票を紛失したと発表した。 児童調査票は児童の氏名や家族構成、緊急連絡先などが紙に記載され、クラスごとファイルに収納し、職員室内の鍵付きの棚に保管していた。4日に担任がファイルを使用しようとしたところ、紛失が発覚。全教職員で探したが、見つかっていないという。 市教委は7日に保護者説明会を開き、謝罪した上で経緯や再発防止策などを説明した。吉村紳治郎教育長は「深くおわびし、市全体で再発防止に取り組む」と述べた。
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ダイヤモンド・プリンセス寄港中止 御前崎港 台風13号接近で
御前崎市は8日、御前崎港で14日に予定していた大型豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」の寄港が台風13号接近の影響で中止になったと発表した。 同船は8日に横浜港を出港予定だったが、台風の影響で延期となり、クルーズ日程が短縮された。
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御前崎市長 新こども園設立見直し要望受け取り 「計画変更しないことが前提」
御前崎市が御前崎地区で進める民設民営の新こども園の設立計画を巡り、市議会の議長ら7人が関連予算を議決後に執行部に計画変更を求めた問題について、柳沢重夫市長は7日の9月定例会一般質問で、見直し要望を受け取った経緯について「計画を変更しないことが前提だった」と述べた。阿南澄男氏への答弁。 柳沢市長は予算議決から約2カ月後の5月31日、市長室で当時の議長だった河原崎恵士氏ら7人と面会し、新こども園設立の事業スケジュール延期などの要望を受けた。面会した経緯について「予算が決まれば、地域の方々からいろいろと意見が寄せられることはある」と述べ、市議らの行動に一定の理解を示した。さらに、面会した際に「端的
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 2日はメジナやタカサゴ、カマス、イシガキダイ、コノシロ、サバ、マアジ、小マダイ、ダツ、イサキ。3日はタカベやアイゴ、イサキ、コノシロ、メジナ、ネンブツダイ、ニザダイ、サンバソウ(イシダイの幼魚)が揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチは海水浴シーズンが終わったので、シロギスの投げ釣りができる。離岸堤の間を狙って遠投すると釣果が上がる。消波ブロック周辺は穴釣りでカサゴが狙える。伊東港周辺では弓角仕掛けやカゴ釣りでソウダガツオが釣れ出した。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8
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大臣賞受賞茶 20万円で落札 静岡県品入札販売会
静岡市葵区の静岡茶市場で5日に開かれた県茶品評会の出品茶入札販売会で、最高賞の農林水産大臣賞受賞茶の落札価格は普通煎茶、深蒸し煎茶のいずれも1キロ20万円だった。 相藤園の相藤裕次さん(川根本町)の普通煎茶はJA大井川、やまま満寿多園顧問の三倉豊博さん(御前崎市)の深蒸し煎茶はJA遠州夢咲がそれぞれ落札した。 普通煎茶は60点を販売し、平均落札単価は前回比で27・8%安の1万5542円、69点を扱った深蒸し煎茶の平均単価は前回比6・8%安の1万7387円だった。
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建設業者が経営診断ツール体験 島田掛川信用金庫 御前崎でセミナー
島田掛川信用金庫は5日、中小事業者のデジタル化推進を支援するセミナーを御前崎市の研修センターで開いた。地域の建設業者約20社が参加し、中小企業庁が提供するデジタル化に関する経営診断ツール「みらデジ」を体験した。 みらデジは、オンライン上で経営課題やIT機器の導入状況などを入力すると、課題解決に向けたツールや設備を提案するサービス。参加者は外部講師の説明を受けながら利用方法を学び、個人のスマートフォンを使ってサービスを試した。近年は業務のデジタル化が進むが、「何から手を付ければ良いか分からない」と戸惑う事業者もいるという。同信金は今後、中小事業者を対象にデジタル化に関する相談などの支援体制を
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遠鉄の中部国際空港直行バス 掛川発着便 10月1日再開
遠州鉄道(浜松市中区)は、県西部地域と中部国際空港を結ぶ直行バス「e-wing(イーウイング)」の掛川発着便の運行を10月1日から再開する。 掛川の乗り場は、掛川インターチェンジに近い、つま恋南ゲートの駐車場に移設した。30台が無料で止められる駐車場を備え、御前崎市など周辺地域からの利用も見込む。1日14往復する直行バスのうち、空港行きは11便、空港発は14便全てが掛川まで運行する。掛川発着便は2020年4月から運休していた。 片道料金は大人3600円で、空港行きの便は事前予約制。所要時間は約160分。問い合わせは遠鉄バスコールセンター<電053(455)2255>へ。
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浜岡原発4号機、冷却水の設備確認 静岡県と御前崎市が定期点検
静岡県と御前崎市は4日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)の安全対策工事を定期点検した。4号機の重大事故に備え、原子炉冷却水を確保するための対策設備を確認した。 2011年の東京電力福島第1原発事故は炉心が損傷した際、原子炉内に水を注入できず冷却機能を失ったため重大事故に発展した。浜岡原発4号機の建屋内には原子炉冷却水をためる復水貯蔵槽があるが、中電は新規制基準の求めに沿って、緊急時に水源が不足しないように建屋外のタンクから水を補給する対策を講じた。 県と市の職員は中電担当者から説明を受け、復水貯蔵槽に水を補給するための配管などが適切に設置されていることを確認した。
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鮮やか白、赤、紫 御前崎でサルスベリ見頃 9月中旬ごろまで
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園でサルスベリの花が見頃を迎えている。白や赤、紫に色づいた花々が里山を彩っている。見頃は9月中旬ごろまで。 サルスベリは、百日紅(ひゃくじつこう)とも呼ばれるミソハギ科の落葉中高木。公園内の丘に整備された遊歩道沿いに約200本が植樹されている。花は大きく横に伸びた枝の先に、小さな花の集合体を房のように咲かせるのが特徴で、ボリューム感がある。 天候に恵まれた日はサルスベリの花を観賞しながら、散策を楽しむ人が多いという。
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西部各地で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た
静岡県総合防災訓練が浜松市や湖西市を主会場に行われた3日、他の西部各地でも自主防災組織や行政機関が地震や大雨災害を想定し避難所運営や炊き出し、情報収集などの訓練を繰り広げた。地域課題に即したテーマで取り組み、災害対応への意識を新たにした。 掛川、資機材の使い方確認 掛川市水垂の城北小では住民ら約40人が避難所運営訓練を行った。市職員の指導を受けながら、資機材の使い方や避難者の対応の流れを確認した。 市内42カ所の広域避難所に用意されているパーティションと簡易ベッドの組み立て体験では、3~4人ずつのグループで複数のポールをつなげるなどして組み上げた。その後、地区ごとに被災者対応、施設管理な
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御前崎市長・市議選 4月14日に投開票
御前崎市選挙管理委員会は1日、任期満了(2024年4月17日)に伴う市長選と市議選(定数15)の日程を24年4月7日告示、14日投開票と決めた。 市長選は、新人で医療支援団体の理事長青田修二氏(52)=同市池新田=が立候補する意向を示している。 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は2万5298人(男1万2900人、女1万2398人)。
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浜岡原発周辺土壌、過去の変動幅超えるセシウム 環境放射能調査
静岡県は31日、浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。採取した土壌から過去の変動幅を超える放射性セシウムが検出された。健康への影響が懸念されるレベルではないとしている。東京電力福島第1原発事故や過去の核実験の影響と推定している。 県によると、牧之原市笠名で採取した土壌から1キログラム当たり9・7ベクレルの放射性セシウムが測定された。過去の変動幅は1キログラム当たり1・7~8・9ベクレルだった。このほか、海底土は過去の変動幅内で、浮遊塵からは検出されなかった。
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御前崎の街路樹撤去、住民請求を棄却 静岡地裁判決
御前崎市の街路樹撤去事業を巡って2021年度に支出された公金は違法として、市民が柳沢重夫市長を相手に同額の賠償などを求めた住民訴訟の判決で、静岡地裁は31日、請求を棄却した。 事業は同市池新田地区を東西に走る市道「大山東町線」の一部区間約950メートルの歩道を避難路として拡幅することなどを理由に街路樹を撤去する内容で、既に完了している。原告は事業が不要であり、地元町内会から提出された要望書も捏造(ねつぞう)だと主張していた。 菊池絵理裁判長は判決理由で、防災面を理由とした市の判断が「著しく妥当性を欠くものとはいえない」とし、要望書が捏造と認めることは困難と指摘。事業の請負契約に係る入札手
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御前崎でアカウミガメ産卵減 今季29回、過去3番目の少なさ
御前崎市の海岸で5~8月までに確認された絶滅危惧種アカウミガメの産卵回数が今季は29回で、調査を始めた1981年以降、過去3番目に少なかったことが31日、市教委への取材で分かった。ここ数年は全国的に産卵回数が激減し、専門家は「砂浜保全を前提にした産卵環境の改善が必要」と指摘する。 同市は毎年5~8月をアカウミガメの産卵調査期間として定める。アカウミガメは夜間に砂浜に穴を掘って産卵するため、市から委託を受けた保護監視員が毎朝、砂浜に残った足跡などを手がかりに産卵の有無や上陸回数などを調べている。市教委によると、今季は砂浜を掘り起こして保護した卵は3138個で、過去3番目に少なかった。 近
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空手マスターズ 米本さん(湖西)出場 18年ぶり全国「優勝狙う」
福井県で9月2~4日に開催される中高年の総合大会「日本スポーツマスターズ2023」の空手道競技に出場する湖西市新居町中之郷の会社員米本悠子さん(45)=日本空手道泊親会清水道場浜名湖空手教室=が29日、市役所に影山剛士市長を訪ね、意気込みを語った。 米本さんが出場するのは女子形2部(45~54歳)。米本さんは出身地の御前崎市で小5から空手を始め、実業団選手として国体に出場するなど20代まで競技に打ち込んだが、結婚や出産を機に一線を退いていた。一昨年に市内に空手道場が新設されると知り、運動嫌いだったという長女のあさん(12)と共に入会して空手を再開。県の選考会を通過し、18年ぶりの全国大会出場
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 8月24日はメジナやカワハギ、小イサキ、チョウチョウウオ、タカベ、ネンブツダイ、ベラ。26日はマダイやソウダガツオ、メジナ、カワハギ、カマス、ベラなど。27日は小マダイや小イサキ、カワハギ、カマス、ネンブツダイなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はシロギス狙いの投げ釣りのほか、ブラクリ仕掛けや胴つき仕掛けの穴釣りがおもしろい。日中はカサゴ、暗くなったらメバルも狙える。餌はイソメかサバやサンマの切り身。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 8月26日午前の沼津沖船釣りは25セ
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国道150号BP 整備促進要望 国に志太榛原3首長
牧之原市の杉本基久雄市長、御前崎市の柳沢重夫市長、吉田町の田村典彦町長が29日、国土交通省で西田昭二政務官と面会し、志太榛原地区の国道150号バイパス(BP)の整備促進を要望した。事業中区間の着実な工事進展と未着手区間の事業化を通じて、全線4車線化による供用を早期に実現するよう訴えた。 焼津市から牧之原市にかけての駿河海岸の津波、高波対策なども、予算を確保して進めるよう求めた。杉本市長らは、BPと海岸保全施設が同時並行的に整備されることで、地域の防災力向上や住民の安心・安全につながると説明した。 西田氏は「重要性は理解している」と述べ、国土強靱化(きょうじんか)の観点からも前向きに取り組む姿
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アカウミガメの産卵減少 御前崎 80年代「混獲」の受難世代 【ニュースを追う】
絶滅危惧種アカウミガメの産卵数が多いことで全国的に有名な御前崎市で、親亀の上陸産卵数が減少している。全盛期だった1985年ごろは旧御前崎町だけで年間約250回の産卵があったが、直近5年間は旧浜岡町分を加えた市域全体でも産卵が年間80回を下回っている。専門家は主な原因として、漁業の際に意図せずにアカウミガメを捕獲してしまう混獲被害を挙げる。地元では砂浜に産み落とされた卵を採取し、安全な場所でふ化させる保護活動を続けているが、近年は卵を移植することへの生態系への悪影響も指摘されている。 回遊中、漁の網に掛かる被害 成熟迎えるはずが個体数少なく アカウミガメは産卵時、砂浜に深さ約50センチの穴
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浜岡原発4号機評価、規制委員会から認可 中部電力 高経年化技術で
中部電力は28日、9月に運転開始から30年を迎える停止中の浜岡原発4号機(御前崎市佐倉)の高経年化技術評価について、原子力規制委員会から認可を受けたと発表した。 同社は原子炉圧力容器や炉内構造物などの劣化状況や保全状況を総合的に評価し、冷温停止状態で現在の保全活動を継続すれば設備の健全性は維持できるとの結果をまとめ、昨年7月29日に申請書を原子力規制委に提出していた。耐震性の観点からも健全性を検証し、原子力規制委は評価内容の妥当性を審査した。 国は運転開始後30年を経過する原発に高経年化評価の実施を義務付けている。中電は4号機が新規制基準適合性確認審査を通過し、再稼働が見込まれた場合、改
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御前崎市議会の調査特別委 検証継続へ 予算議決後の計画変更要求 百条委に慎重意見も
御前崎市の民設民営による認定こども園の新設計画を巡り、予算議決後に当時の市議会議長ら7人が市に計画変更を求めた問題で、原因を究明する市議会調査特別委員会は28日、9月定例会本会議で調査の中間報告を行った。阿南澄男委員長は「見直し要求活動した市議と事業参入を目指す業者の準備活動が同時進行していたと推察される」と述べ、検証作業を継続する方針を示した。 計画変更を求めた市議側が、要望活動の動機として説明する住民の不安の声について、阿南委員長は「参考人らは地元で反対意見はないと証言している」と報告。調査特別委は同日までに委員会を16回開き、議事公開の場で見直し要求に加わった市議ら計13人の参考人か
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サーフィン国際大会 佐藤李選手が優勝 決勝は地元出身者が激突
御前崎市で開催されているサーフィンの国際ツアー大会「御前崎プロ2023」は最終日の28日、男女ともに決勝戦が行われ、女子はいずれも同市出身の佐藤李選手(17)が池田美来選手(15)を破り、優勝した。佐藤選手は「最高にうれしい。地元の声援が力になった」と喜びを語った。 御前崎市で生まれ育ったライバル同士が、地元で開催された国際大会決勝の舞台で激突した。普段より高い波が押し寄せる中、佐藤選手は「積極的に攻めることができた」と高得点を狙える波を冷静に選び、力強いライディングを披露。大会直前まで「調子が上がらなかった」と不安を抱えていたというが、周囲の助言やメンタルトレーニングを実践し、良いパフォ
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スケートボードやブレイクダンス 御前崎でアーバンスポーツ体験
スケートボードなどのアーバンスポーツを楽しむイベントが26日、御前崎市のマリンパーク御前崎で開かれた。特設会場で子どもたちが競技を体験し、プロ選手が一流の技や都市型スポーツの魅力を伝えた。スケートボード会場には傾斜台やレールと呼ばれる手すりなどを設置。パリ五輪出場を目指す根付海龍選手(20)=島田市出身=らが、小学生以下の子どもたちに華麗にジャンプする方法などを助言した。根付選手が実際に技を披露し、来場者を沸かせる場面もあった。 ブレイキン(ブレイクダンス)とダブルダッチの体験コーナーも設けられ、参加者は汗を流した。 このイベントは競技人口拡大を図るため、28日まで同市で開催しているサー
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SSクラスは増井さん優勝 日将連浜松8月大会
日本将棋連盟浜松支部の8月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。69人が参加し、最強のSSクラスで増井豊さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①増井豊(中区)②山本房代(豊橋市)③田中雅英(南区)▽S ①菅沼優星(磐田市)②岡本徳裕(同)③大橋翔太郎(同)▽A ①藤原紳裕(御前崎市)②安藤隼斗(焼津市)③宮城島捷翔(浜北区)▽B ①杉田大和(浜北区)②永野裕也(同)③兼平正樹(菊川市)▽C ①杉山敏郎(北区)②山下浩之(浜北区)③片山久(東区)
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全国茶品評会 静岡県内入賞者・団体【一覧】
【普通煎茶10キロ】2等 丹野園丹野浩之(川根本町)▽3等 かわね山処苑小平史郎(同)春野茶振興協議会杉地域茶生産組合組合長藤盛秀行(浜松市)川根たっちゃん農園橋本立生(川根本町)天竜茶研究会太田昌孝(浜松市)天竜茶研究会丸芝製茶協同組合組合長大石顥(同) 【普通煎茶4キロ】1等 静岡本山茶小沢晃(静岡市)相藤農園相藤直紀(川根本町)つちや農園土屋鉄郎(同)丹野園丹野浩之(同)▽2等 春野茶振興協議会栗崎貴史(浜松市)相藤園相藤令治(川根本町)天竜茶研究会太田昌孝(浜松市)▽3等 天竜茶研究会太田勝則(同)春野茶振興協議会栗崎克之(同)山二園後藤裕揮(沼津市)荒井園新井智(御殿場市)静岡本山
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鹿児島国体、剣道で出場 選手兼監督・高田さんが抱負 「堂々と戦う」 御前崎
10月に開催される鹿児島国体の剣道競技に本県成年男子団体の選手兼監督として出場する御前崎市の行政書士高田和幸さん(56)が24日、柳沢重夫市長に健闘を誓った。 高田さんは5月に行われた県年代別剣道選手権大会の55歳以上の部で優勝。2年連続で国体の団体戦メンバーに選ばれ、大将を務める。 国体は全国から精鋭たちが出場し、大会前から対戦相手の戦術を分析するなど活発な情報戦も行われる。本県は昨年ベスト8に進出。今年は相手チームから警戒され、厳しい試合展開が予想される。 高田さんは「相手が実力者であっても気負わず、堂々と戦いたい」と抱負を語った。
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御前崎市議会が百条委 予算議決後の計画変更要求 調査特別委から移行へ
御前崎市の民設民営による認定こども園の新設計画を巡り、予算議決後に市議会の議長ら7人が市に計画変更を要求した問題で、原因を究明する市議会調査特別委員会(委員長・阿南澄男市議)は24日、地方自治法第100条に基づいて強い調査権限を持つ「百条委員会」に移行する方針を決めた。調査特別委は同日までに15回開き、要望活動に加わった市議ら計13人を議事公開で参考人招致したが、発言内容に食い違いがあり、さらなる検証が必要と判断。9月8日の9月定例会で、百条委の権限を調査特別委に付与する議案を提出する方針。 調査特別委は問題行動が表面化した6月、同法第109条などに基づき立ち上げた。事務検査権を有し、参考
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サーフィン国際大会 御前崎で開幕 華麗な技、スピード競う アジア圏から85人参戦
サーフィンの国際大会「御前崎プロ2023」が24日、御前崎市のロングビーチで開幕した。世界団体公認ツアーで、アジア圏から世界トップを目指す男女約85人が参戦し、技の華麗さやスピードを競う。28日まで熱戦を繰り広げる。 大会は世界団体「ワールドサーフリーグ(WSL)」のアジア予選の位置付けで、年齢制限のない成年男子、女子の2部門を行う。 初日の男子競技は降りしきる雨の中、東京五輪に出場した大原洋人選手らが巧みなライディングを披露して勝ち進んだ。静岡県内からも複数の選手がエントリーし、声援を送る地元住民も見られた。男子は26日以降に決勝戦を行う。 25日から始まる女子は同市出身の佐藤李選手
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晩夏彩る黄色の大輪 御前崎でヒマワリ見頃 住民有志が植栽
御前崎市比木の県道沿いの休耕畑でヒマワリが見頃を迎えている。青空の下、約6千平方メートルに黄色の大輪が咲き誇り、晩夏を彩っている。 花の植栽や景観整備などに取り組む住民有志「比木みどり会」が6月末にトラクターで土を耕し、種をまいた。例年と比べ、今年は天候不順により種をまく時期が遅れたため、8月末から9月上旬ごろまで見頃が続く見通し。会が発足した1999年ごろに始まった恒例行事で、地元住民らを魅了している。 同会の山口丈男会長「今年もきれいに咲いた。ぜひ、見に来てほしい」と呼びかけた。春には菜の花を咲かせる予定。 (御前崎支局・市川幹人)
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多彩な水彩画188点並ぶ 静岡県立美術館で県協会展、27日まで
静岡県水彩画協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、静岡市駿河区の県立美術館で始まった。一般、会友など4部門に出品された作品187点と遺作1点を展示している。27日まで。 30~90代の出品者による多彩な作品が並ぶ。一般の部で最高賞の県水彩画協会賞に選ばれた岡本雪江さん=菊川市=の作品「酒造所の春」は、濃淡の異なる色を重ねて満開の桜を巧みに表現した点が評価された。 同協会の羽根田英世会長(77)=島田市=は「発色が良い透明水彩、油彩画のような力強い仕上がりのアクリル絵の具、それぞれの魅力を感じ取ってもらえたら」と来場を呼びかけた。 その他の主な入賞者は次の通り。 【一般】新人賞
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 8月18日は小マダイやカワハギ、ネンブツダイ、タカベ、小イサキ、メジナ、ソウダガツオ、イトヨリ。19日はネンブツダイやムロアジ、タカベ、メジナ、アイゴ、小イサキ、コノシロ、ベラ、スズメダイ。20日はマダイやソウダガツオ、メジナ、アイゴ、タカベ、小イサキ、ネンブツダイ、スズメダイ、ベラ、ムロアジが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は早朝、夕方のサビキ釣りはイワシが少なくアジが多い。日中はアジの釣果が上がらないためイソメを使ったシロギス釣りに変えるのもお勧め。足元ではカサゴも釣れる。カゴ釣りや弓角仕掛けなどではソウダ
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出場選手 海の安全祈る サーフィン国際大会 御前崎で24日開幕
御前崎市で24日開幕するサーフィンの国際大会「御前崎プロ2023」の出場選手ら約20人が22日、同市の高松神社で安全祈願式を執り行った。サーフボードを並べて厄払いした。 選手らはサーフボードを持って参道の213段の石段を登り、海抜約65メートルの高台にある拝殿へ入った。中山貞雄宮司が祝詞を読み上げた後、緊張した表情で一人ずつ祭壇に玉串をささげ、海の安全を祈った。 式終了後は拝殿前で厄払いを行い、選手は本番に向けて健闘を誓った。 同大会はアジア圏から世界トップを目指す男女約85人が参戦し、5日間にわたり熱戦を繰り広げる。
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御前崎市議会 予算議決後変更要求巡り 調査特別委14回、住民不安の声 実態分からず
御前崎市の民設民営による認定こども園の新設計画を巡り、予算を議決したにもかかわらず市議会の議長ら7人が市に計画変更を要求した問題で、原因を究明する市議会調査特別委員会は22日までに14回の委員会を開き、要望活動した市議や保育業者ら計13人を議事公開の場で参考人招致した。市議らは計画変更を求めた理由について「民設民営に対する住民不安の声があった」と証言。しかし、住民から聞いた意見の詳細内容は明かさず、市内の特定業者と距離の近さも浮き彫りになった。 「地域住民から新こども園に対する不安不満を聴いた」。9日に参考人席でそう語ったのは斎藤佳子市議だ。当時議長を務めていた河原崎恵士氏とともに計画の実
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記者コラム「清流」 地産地消から始めたい
御前崎市はおいしい食材の宝庫。全国的に有名な茶品種「つゆひかり」や和牛「遠州夢咲牛」など畜農産物が豊富だ。日照時間が長い好条件もあるが、やはり生産者の情熱が大きい。 島田市出身の記者は今まで川根茶が一番と思っていたが、つゆひかりの豊かな香りとまろやかな甘味に引かれた。遠州夢咲牛も味わってみたが、御前崎まで買い求めて来る人がいるのも納得できるうまさ。間違いなく地域の魅力である。 市は2019年に「食まちづくり条例」を制定した。認知度は低いが、食材の地産地消で地域活性化し、市民の健康増進を図ることなどを理念に掲げている。 実現に向け、まずは地域農業者を支える視点で地元食材を食べることから始
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定例会28日開会 御前崎市議会
御前崎市議会運営委員会は21日、9月定例会の会期を8月28日から9月29日までの33日間と決めた。 御前崎地区で進めている民設民営のこども園新設計画を巡り、市議7人が予算を議決したにもかかわらず市に計画変更を求めた問題を調べている市議会調査特別委員会が、8月28日の本会議初日に原因究明の中間報告を行う。 一般質問は9月7、8日。11日に総務経済と文教厚生の各常任委員会、12~14日に予算決算審査特別委員会、19日に総合開発計画策定と原子力対策の各特別委員会を開く。
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魚の残さ“リサイクル” 半世紀前からSDGS実践 見学受け入れ本格化 焼津の飼料製造会社
焼津市田尻の飼料製造業「焼津ミール」が古くからSDGs(持続可能な開発目標)を実践していた企業として、関係者の間で注目を集めている。1965年の設立当時から、本来は捨てられる魚の残さを原料に、飼料や肥料、油を製造している。昨年末にホームページを設けて事業内容を発信したところ、中学校や高校、大学などから問い合わせが相次いだ。魚の町のリサイクルを発信しようと、今年から施設見学の受け入れを本格化した。 同社は焼津市や静岡市清水区、御前崎市に立地する水産加工会社や鮮魚店が廃棄するカツオ、マグロなどの頭、尾、骨といった残さを専用の車両で回収。同社工場に運び入れた後、砕いて加熱し絞るなどして飼料用魚
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絵画ギャラリー活用 クラシックコンサート 御前崎で名曲6曲披露
絵画ギャラリーの空間を生かした弦楽四重奏クラシックコンサートが18日夜、御前崎市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれた。関西地方で音楽活動する相愛大音楽部(大阪市)の卒業生ら4人が出演し、ボロディンやドボルザークなどの名曲を6曲披露した。 音楽に触れる機会を創出しようと展示ギャラリーをコンサート会場として活用した。曲調は穏やかで、華やかさが際立つバイオリンに、ビオラの落ち着いた柔らかさとチェロの力強さが混ざり合い、会場を優雅な雰囲気に包んだ。 壁面には御前埼灯台を描いた画家岡本透さん=菊川市=の作品が並び、美しい演奏とともに来場者約35人を魅了した。
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島田掛川信金に詐欺防止で感謝状 菊川署
特殊詐欺被害を未然防止したとして御前崎市の島田掛川信用金庫御前崎支店の店舗と職員河原崎美香さんがこのほど、菊川署から署長感謝状を受け取った。 河原崎さんは7月20日午後2時ごろ、来店した高齢女性ら3人がノートを見ながらATMを操作しているのを発見した。不審に思い上司に相談し、別の職員が振り込み理由などを尋ねたところ「携帯電話アプリの未納金約20万円が発生し、今すぐ支払わなければ裁判になる」と回答があったため、詐欺を疑い同署に通報した。駆け付けた警察官の調べで、高齢女性は詐欺事件に巻き込まれていたことが判明したという。 河原崎さんは「お客様の大切な財産を守ることができた。これからも地域に密着し
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御前崎の信金支店 詐欺防止で感謝状 菊川署が贈呈
特殊詐欺被害を未然防止したとして御前崎市の島田掛川信用金庫御前崎支店の店舗と職員河原崎美香さんがこのほど、菊川署から署長感謝状を受け取った。 河原崎さんは7月20日午後2時ごろ、来店した高齢女性ら3人がノートを見ながらATMを操作しているのを発見した。不審に思い上司に相談し、別の職員が振り込み理由などを尋ねたところ「携帯電話アプリの未納金約20万円が発生し、今すぐ支払わなければ裁判になる」と回答があったため、詐欺を疑い同署に通報した。駆け付けた警察官の調べで、高齢女性は詐欺事件に巻き込まれていたことが判明したという。 河原崎さんは「お客様の大切な財産を守ることができた。これからも地域に密着し
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「おうちに電気が届くまで」学ぶ 御前崎で中電が講座
中部電力はこのほど、御前崎市と周辺市町の小学生を対象とした夏休みイベント「自由研究お助け講座」を浜岡原発などで開いた。親子約20人が市内の発電施設や変電所を見て回り、「コンセントの向こう側」をテーマに電気が各家庭に届くまでの流れを学んだ。 参加者は浜岡原子力館で同社員の説明を聞きながら、原子力発電について知識を深めた。原発構内にも入り、津波対策で建設した高さ22メートルの防波壁も間近で見学。風力と太陽光の発電施設も訪れ、自然の力を利用して電気を生み出していることを学んだ。 変電所では社員がパネルを使用し、作られた電気を使用場所に応じて使いやすい電圧に変える役割があることなどを分かりやすく
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 台風の影響で12~17日まで休園のため釣果なし。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺ではサビキ釣りで小アジ。シマアジや小ムツも交じる。群れにより個体差があるため、サビキのサイズは4~5号で、ハゲ皮やピンクスキンが良い。食いが悪ければトリック仕掛けが有効。カゴ釣りや弓角仕掛けではソウダガツオ。サバも交じるが釣果は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 沼津沖船釣りは、連日マアジが好調で多数揚がっている。10日午前の船は20~40センチ超の良型マアジと大アジ。他に40センチのアマダイや
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富士宮の水越さん 御前崎で作品展 遊び心の木製造形20点【動画あり】
動く木製造形物を制作する富士宮市の水越亘将さん(66)の作品展が9月3日まで、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース&ホテルのカルチャーフロアで開かれている。魚の造形品のハンドルを回すと内蔵した歯車が回転し、尾ひれや胴体、口が滑らかに動く。緻密な設計と遊び心が詰まった作品約20点が並び、来場者を楽しませている。 魚のほかに、イルカや昆虫、人型ロボットなどの作品も展示した。いずれもハンドルを回すことで内部の歯車や部品が連動し、胴体や手足などのパーツが動く仕掛けになっている。日本や西洋のからくり人形とは異なり、モーターや金属部品を一切使用していない。小さな部品も全て木だけで完成させ、独自の造形を「
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灯台など題材に鮮やか油絵22点 御前崎で展示
御前崎市を拠点に活動する絵画教室「色把仁保へ徒(いろはにほへと)」の作品展が31日まで、同市の浜岡原子力館で開かれている。御前埼灯台などを題材にした油絵を22点並べた。 教室を主宰する同市出身の藤原正幸さん(72)=静岡市駿河区=とメンバー3人が出展した。海上から御前埼灯台を見上げるように描いた作品は、躍動感ある荒波の背後で空に向かってどっしりとそびえ立つ白い灯台を配置し、動と静を表現した。灯台とその周辺に咲く草花をテーマにした絵も色鮮やかに仕上げた。 かやぶき屋根の風景画や楽しく遊ぶ子どもの作品などは見る人の心を落ち着かせ、来場者の注目を集めている。 藤原さんは「作品は色使いにこだわり、奥
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柔道全国大会へ意気込み 御前崎の村越さん(藤枝順心中)市長訪問
徳島県で17日に開幕する全国中学校柔道大会に出場する御前崎市池新田の藤枝順心中2年村越凜さん(14)が10日、柳沢重夫市長を訪問し、抱負を語った。 村越さんは7月の県大会で個人戦女子63キロ級を制覇し、団体戦でも大将を務めて優勝に貢献した。東海大会では、格上相手に得意の背負い投げや足技を仕掛け、個人戦で頂点に立った。 村越さんは2年生ながら出場する全国の舞台に向け、「自信を持って、落ち着いて試合に臨みたい」と活躍を誓った。柳沢市長は「どんどん勝ち進み、柔道で地元浜岡を盛り上げてほしい」と激励した。
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御前埼灯台 TシャツでPR 24年の点灯150年記念
御前崎市の広告会社「フェイス」は、来年5月1日に初点灯から150年を迎える御前埼灯台のオリジナル記念Tシャツを製作した。胸元に灯台のロゴを施し、女性でも着やすいデザインに仕上げた。 背中には「150th ANNIVERSARY」の文字を大きく載せた。着丈に余裕があり、ゆとりを持って着こなせるのが特徴。灰みの緑色「セージグリーン」と薄い水色「アシッドブルー」の2種類を用意し、いずれも着た人に柔らかい印象を与えている。 Tシャツは同社の女性スタッフが中心となり、商品化を進めてきた。すでに販売を開始し、土産商品として購入する観光客も多いという。片山智哉社長「地域が守り続けてきた灯台の価値を再認
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「減塩」テーマ レシピ募集 御前崎市、地元特産品使用
御前崎市は地元特産品を使った料理アイデアを募る「第3回おまえざきレシピコンテスト」の作品を31日まで募集している。 本年度のテーマは「減塩」。市特産のカツオやサツマイモ、シラス、トマト、茶、落花生、和牛ブランド「遠州夢咲牛」を使うことが条件。主菜、副菜、汁物の中からどれか1品を選び、調理時間は30分以内とする。 1次選考は書類審査、2次選考では審査会場で料理を作り、審査員が味や見た目を評価する。 応募対象者は市内在住、在学、在勤者で、小中学生と一般の2部門で実施。専用の応募書類を市健康づくり課に直接または電子申請で提出する。各部門最優秀賞1点、優秀賞4点を選出し、過去3年間分のコンテス
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 1日はタカベやスズメダイ、イサキ、アジ、ネンブツダイなど。2日はイサキやネンブツダイ、アジ、ベラ、スズメダイ、アイゴなど。3日はスマガツオやヒラソウダ、タカベ、ネンブツダイ、スズメダイ、ベラ、イワシ、アジなど。4日はソウダガツオやタカベ、スズメダイ、ネンブツダイ、ベラなど。5日はイワシや小アジ、カマス、ネンブツダイ。6日はカマスやタカベ、マアジ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス狙い。餌は青イソメ。暑さでイソメが弱ってしまうためクーラーで保存を。ウ
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佐藤選手、池田選手 御前崎がい旋 サーフィンアジア大会好成績
7月にモルディブで開催されたサーフィンのアジア大会で優勝した御前崎市の佐藤李選手(17)と最高2位の好成績を残した池田美来選手(15)が8日、柳沢重夫市長を訪問した。 同大会は約20カ国から精鋭たちが出場。佐藤選手は女子の成年と18歳以下の2部門で優勝し、計4個のメダルを獲得した。団体戦でも活躍し、「良いパフォーマンスができて大会を楽しめた」と振り返った。 池田選手は女子成年の部門の決勝で惜しくも佐藤選手に敗れ、準優勝だったが計3個のメダルをもぎ取った。大会中は体調不良に見舞われるアクシデントもあったが「モルディブの美しい海が印象的だった」と笑顔を見せた。柳沢市長は「これからも世界の舞台
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アカウミガメ 今季初ふ化 御前崎 人工管理卵23個から
御前崎市の砂浜で産み落とされた絶滅危惧種アカウミガメの卵が7日、今季初めてふ化した。6月6日に同市池新田で保護した今年初産卵の卵で、105個のうち23個から子亀が殻を破って地上に出てきた。 アカウミガメは砂浜に穴を掘って産卵するが、高波や外敵から襲われるリスクを防ぐため市から委嘱を受けたウミガメ保護監視員がいったん卵を掘り起こし、保護している。ふ化場に運んだ後、再び卵を砂場に埋めてふ化するまで人工管理してきた。 アカウミガメの赤ちゃんは約2カ月間、卵の中で成長し、ようやく殻から脱出。体長約4センチの子亀たちは砂をかき分けながら地上に這(は)い出て、砂地を元気に動き回っていた。 子亀がふ
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保育事業の予算議決後変更要望 市議、法人評議員に内定 御前崎市議会
御前崎市議会の議長ら7人が保育事業の予算を議決したにもかかわらず市に計画変更を求めた問題で、市内の民間保育業者が事業参入に必要な社会福祉法人の認可取得に向け、要望活動に加わった市議を評議員候補にしていたことが7日、分かった。原因を究明する市議会調査特別委員会(委員長・阿南澄男市議)で参考人として招致され、市に計画見直し要求した丸尾忠市議が評議員に内定していたことを認めた。 社会福祉法人の認可を得るには少なくとも評議員7人、理事6人、監事2人を選任する必要がある。市は御前崎地区で進めている民設民営のこども園新設計画について、社会福祉法人などの資格を持つ事業者を公募対象としている。 丸尾氏は3月
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避難所生活体験 防寒具作りやAED操作学ぶ 御前崎の小中学生、1泊2日の防災キャンプ
御前崎市の小中学生20人が4、5の両日、1泊2日で災害時に役立つ知識を身に付ける「防災キャンプ」に取り組んだ。避難所生活を想定し、電気やガスを使用しない簡易防災グッズを作ったり、同市比木の体育館で段ボールベッドに寝て一夜を過ごしたりして災害に備える大切さを体験した。 簡易グッズは、新聞紙を使ったスリッパやごみ袋を用いた防寒具にもなるレインコート、長ズボンをひもで縛って作るリュックサックなどで、講師から作り方を教わった。災害時は停電や断水が起こる可能性があり、避難所生活を送る上で明かりや寒さ対策の代用品は欠かせない。静岡大学生防災ネットワークの学生も参加し、ゲームを通して日頃から用意すべき生
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いざ東海大会「上位に」 浜岡中バレー・陸上部員、市長に抱負
御前崎市の浜岡中の女子バレーボール部と陸上部男子リレーのメンバーがこのほど、同市役所に柳沢重夫市長を訪ね、それぞれ8月に出場する東海大会での活躍を誓った。 女子バレーボール部は県中学校総合体育大会で3位に入り、9日から岐阜県で始まる東海大会への切符をつかんだ。3年の増田純果主将は「県大会で見つかった課題を改善し、全国大会に進みたい」と意気込みを語った。陸上男子リレーは全日本中学通信陸上競技静岡大会の低学年4×100メートルリレーで5位の好成績を収め、8日に三重県で開催される東海大会に挑む。1走の2年増田啓人さんは「県の代表として東海地区でも上位に入りたい」と抱負を述べた。 柳
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華やかな大輪 夜空を彩る 海照らす花 御前崎
御前崎市の夏の風物詩「御前崎みなと夏祭2023」が5日、同市港のマリンパーク御前崎で開かれた。スターマインや尺玉など約3千発の花火が打ち上がり、華やかな大輪が夜空を彩った。 観客のカウントダウンに合わせて花火の打ち上げを開始した。上空で花火玉が破裂するとごう音が響き渡り、色とりどりの光が海面を照らした。約45分間にわたり観客を魅了し、最後は特大スターマインで締めくくった。 メイン会場では市内の飲食店約40店がブースを構え、浴衣姿の来場者でにぎわった。 (御前崎支局・市川幹人)
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防災キャンプで一夜 御前崎の小中学生 簡易グッズで避難所生活体験
御前崎市の小中学生20人が4、5の両日、1泊2日で災害時に役立つ知識を身に付ける「防災キャンプ」に取り組んだ。避難所生活を想定し、電気やガスを使用しない簡易防災グッズを作ったり、同市比木の体育館で段ボールベッドに寝て一夜を過ごしたりして災害に備える大切さを体験した。 簡易グッズは、新聞紙を使ったスリッパやごみ袋を用いた防寒具にもなるレインコート、長ズボンをひもで縛って作るリュックサックなどで、講師から作り方を教わった。災害時は停電や断水が起こる可能性があり、避難所生活を送る上で明かりや寒さ対策の代用品は欠かせない。静岡大学生防災ネットワークの学生も参加し、ゲームを通して日頃から用意すべき生
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前議長ら参考人招致 御前崎市議会の議決後変更要望 調査特別委
御前崎市議会の議長ら7人が保育事業の予算を議決したにもかかわらず、市に計画変更を求めた問題で、原因を究明する市議会調査特別委員会(委員長・阿南澄男市議)は4日、当時の議長で、市への計画変更要望を中心的に進めた河原崎恵士氏ら市議3人を参考人として招致した。3人は見直しを求めた理由について「(予算議決後に)住民から不安の声が上がっていたため」と説明した。 市議会は2月定例会で御前崎地区の幼保こども園3園を再編統合し、民設民営の新設こども園の開園に向けて関連予算700万円を議決したが、河原崎氏は「5月になって一般住民から世間話の中で不安の声を聞いた」と強調した。予算可決後、市は予定通り計画を進め
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浜岡原発「敷地北側に火山灰層」 審査会合で中電報告 13万年前形成か
中部電力は4日、原子力規制委員会による浜岡原発(御前崎市佐倉)新規制基準適合性確認審査会合で、同原発の敷地北側約1キロの地点に約13万年前に形成された可能性のある火山灰層が新たに見つかったと報告した。火山灰層を含む変位・変形していない泥層の下部には断層も確認した。中電は新規制基準で要求されている敷地内断層の活動性を否定する物証になるとみて、さらに詳細な調査に取り組む姿勢を示した。 新規制基準は、将来地震を引き起こす「活断層」の真上への重要施設の設置を禁じている。断層の活動性を否定する根拠として、上部を覆う地層が12万~13万年前に形成され、以降に変位・変形していないと証明することを求めてい
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御前崎の元公民館長 報酬無効 静岡地裁、訴え棄却 原告は控訴方針
御前崎市の池新田公民館(現地区センター)の元館長への報酬支給は違法で無効だとして、市民10人が市を相手取り、元館長を任命した当時の市教育委員らに報酬支給額と同額の450万円を請求するよう求めた住民訴訟の判決で、静岡地裁は4日、訴えを退けた。原告側は取材に対し、控訴する方針を明らかにした。 原告側は訴訟で、公民館が民間産廃処理施設を誘致する活動に使われていたとし、館長(当時)は社会教育法に反して営利事業を援助した―と主張していた。 日野直子裁判長は判決理由で、住民訴訟の前提となる住民監査請求が期限を過ぎて不適法として訴えの一部を却下した。その上で、公民館の使用について「住民らが企業誘致を目
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高血圧症 改善を訴え 健康寿命延伸へセミナー 御前崎
御前崎市は2日、健康寿命延伸に向けた栄養セミナーを市役所で開いた。市民約15人が参加し、高血圧症の予防対策や減塩を意識した食生活の重要性を学んだ。 講師は市と包括連携協定を結ぶ杏林堂薬局の管理栄養士内山貴雄さんが務めた。内山さんは高血圧になると動脈硬化を起こしやすくなり、脳卒中や慢性腎臓病の発症リスクが高まると指摘。高血圧状態を放置すると健康で生活できる期間が短くなると説明した。 市によると、御前崎市民の約半数が高血圧有病者または予備軍とされている。内山さんは高血圧の改善策として、適度な運動や地域コミュニティーと関わる社会参画を促した。食事する際には「料理を味見してから食塩やしょうゆなどの調
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静岡県茶品評会、相藤さん(川根本町)ら農水大臣賞 優秀産地賞に浜松天竜など
第58回静岡県茶品評会(JA静岡経済連、県茶業会議所主催)の審査結果が3日、発表された。最高賞の農林水産大臣賞(1等1席)は普通煎茶の部で相藤園の相藤裕次さん(川根本町)、深蒸し煎茶の部でやまま満寿多園顧問の三倉豊博さん(御前崎市)、碾茶(てんちゃ)の部で市之瀬の里の森岡利久さん(藤枝市)がそれぞれ受賞した。 県知事賞(1等1席)には、つゆひかりの部で山仙河原崎製茶の河原崎静二さん(御前崎市)、丸イ西谷製茶代表の西谷祥治さん(牧之原市)が選ばれた。 産地ごとに審査合計点数を競う優秀産地賞は、普通煎茶が浜松市天竜区、深蒸し煎茶が掛川市、碾茶が藤枝市に決まった。 品評会は1日から静岡市葵区
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薬局内で涼んで 杏林堂 静岡県内5店舗 9月末まで
ドラッグストアの杏林堂薬局はこのほど、熱中症予防のための避暑用施設「クーリングシェルター」の提供を県内5市町の5店舗で始めた。営業時間中に常時空調が効いた店内のイートインスペースを涼める休憩場所として開放する。9月末までの予定。 市町が公共施設や商業施設などをクーリングシェルターとして指定できる改正気候変動適応法が来年にも施行されるのを前に、包括連携協定を結ぶ市町と連携して実施した。鷲津店(湖西市)、袋井下山梨店(袋井市)、浜岡店(御前崎市)、藤枝清里店(藤枝市)、吉田店(吉田町)に設けた。5店舗とは別に、静岡松富店(静岡市葵区)は店舗独自の取り組みとして行う。 各シェルターでは、ポスタ
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高校生がナースの仕事体験 御前崎総合病院
静岡県内の高校生約10人が2日、御前崎市の市立御前崎総合病院でナース体験をした。病院施設を見学したほか、看護師の仕事にも触れ、医療現場への理解を深めた。 県看護協会が看護職への関心を高めてもらおうと企画した。生徒らは白衣を着用し、看護部長の説明を受けながら一般病棟や療養病棟、手術室などを巡回。医療設備や現役看護師が患者と接する様子を間近で見て回った。聴診器を使い生徒同士で心音や肺音を聴くなど、看護師の業務も体験した。 新人看護師との座談会では、生徒が仕事のやりがいや進路選択のポイント、国家試験の勉強方法などについて積極的に質問した。看護師になる夢を抱く東海大静岡翔洋高3年の増田そらさん(
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 7月27日はクロダイやメジナ、シロギス、ハゼ、ベラ、アジ、タカベなど。29日は小ムツや小イサキ、小アジ、小メジナ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなど。30日はイシガキダイや小メジナ、小アジ、小イサキ、サンバソウ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東や川奈周辺はシロギス狙いの投げ釣りの好シーズン。メゴチも釣れる。できるだけ遠投してポイントを探る。夕方以降は毒があるゴンズイも釣れるため要注意。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 7月26日夜の沼津沖船釣りは70~90セ
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地域と芸術家 高め合い交流 静岡県内、アート・ワーケーション定着
静岡県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」が手がける地域住民とアーティストの交流促進事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」が3年目を迎え、取り組みが定着しつつある。2023年度は県内のNPOや自治体、企業など17団体がアーティストの受け入れに手を挙げ、表現の幅を広げたいと各地から100人以上のアーティストが応募した。ACしずおかは「全国的に認知されてきている」と手応えを口にする。 MAWは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた「ワーケーション」を行うアーティストに、地域の団体を紹介する。受け入れ先でアーティストによる地域の魅力発信、関係人口の増加、
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全国大会で活躍誓う 各市町の首長訪問 つばさバレーボール少年団(長泉) 4年ぶり出場「目標はベスト8」
第43回全日本バレーボール小学生大会県大会(6月、菊川市など)で長泉町のつばさバレーボール少年団が優勝し、全国大会への切符を4年ぶりに獲得した。選手らが7月31日、町役場に池田修町長を訪ね抱負を語った。 県大会は24チームによるトーナメントで争った。同少年団は順調に勝ち進み、決勝で黒潮東(御前崎市)を2-1で下した。 三島市立西小6年の藤原愛菜主将(12)は「つばさらしいプレーができたから勝つことができた」と県大会を振り返り、「点を取る度にみんなで喜んで、チーム一丸となって頑張りたい。目標はベスト8」と述べた。小林正人監督(52)は「戦略で迷う時もあるが、子どもたちを信じて最後まで戦いたい」
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地元建築士の“仕事”紹介 御前崎でパネル展、設計の工夫など解説
建築士の仕事をパネルで紹介する「ジモトノシゴト展」が13日まで、御前崎市の市立図書館アスパルで開かれている。 地域密着で活動する建築士について知ってもらおうと県建築士会が企画した。御前崎、掛川、菊川市などの会員12人がそれぞれ手がけた建築物の外観や内装の写真を並べ、設計上の工夫などを解説している。依頼主のニーズや敷地面積に応じて、住居建物の利便性向上や環境配慮を実現するのも建築士の腕の見せどころだという。 最終日は会場で午後1時から無料建築相談会も実施する。建築士が住宅の新築やリフォーム、耐震診断などの相談に応じる。
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中学生が日本語手ほどき 御前崎 外国籍住民に易しく
御前崎市の中学生4人が30日、同市の研修センターで開かれたNPO法人「はまおか日本語教室」の活動に講師側として参加した。社会問題の解決や地域貢献への取り組みを体験し、若者にまちづくりに関心を持ってもらおうと市が企画した。 中学生らはNPO講師らと共にグループに分かれ、フィリピンやスリランカ国籍の住民約20人に日本語の文法などを習熟度に応じて易しく解説した。単語を学ぶグループでは、中学生が絵図を示しながら身体の部位について説明。「額」と「おでこ」といったように同じ箇所でも呼び方が異なる事例を説明した。 御前崎中3年の沢入美沙さん(14)は「相手の立場を考えながら会話や説明することの大切さや難し
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マルサダ製茶(牧之原)大臣賞 関東ブロック茶の共進会
国内三大茶品評会の一つ「第50回関東ブロック茶の共進会」が27、28の両日、埼玉県で開かれ、牧之原市のマルサダ製茶が「荒茶・深蒸し煎茶」の部で最優秀賞・農林水産大臣賞を受賞した。大石定男代表(74)は「努力が評価されて大きな刺激になった。茶産地牧之原が盛り上がる契機になればうれしい」と受賞の喜びを語った。 品評会には静岡、埼玉、茨城、新潟の4県から荒茶・深蒸し煎茶の部に48点(うち本県32点)、荒茶・普通煎茶の部25点(同3点)、仕上茶・普通煎茶の部32点(同1点)が出品された。 このほかの県勢入賞者は次の通り。 【荒茶・深蒸し煎茶の部】金賞 農事組合法人山東茶業組合代表理事伊藤智章(
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小さな歯車 大きな力に 造形作家・水越亘将さん(富士宮市)【表現者たち】
全長約40センチのタイが載った木製のオブジェ。大小13個の歯車が収まる装置のハンドルを回すと、カタコトと鳴る木の音に合わせてタイの口や尻尾、ひれなどがゆったりと動く。 木で作った海の生き物を滑らかに動かすのは造形作家の水越亘将[のぶまさ]さん(66)=富士宮市=。日本や西洋のからくり人形で一般的に使われるモーターや金属部品を使わず、木だけで完成させる独自の造形を「ウッドメカニカル」と名付けた。「目指しているのは機能性とデザインが融合したサイエンスアート」。思わず笑みがこぼれるタイのとぼけた表情など、遊び心をしのばせる。 同市で生まれ育った。22歳から市の生涯学習指導員としてクラフト講座を
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脱炭素へ官民協議会 御前崎港 30団体で発足
御前崎市の御前崎港の脱炭素化に向けて県などは27日、官民推進協議会を設立した。国や県、民間企業など約30団体で構成し、早ければ本年度中にも、同港での温室効果ガス排出量ゼロに向けた計画を作成する。 同市の御前崎地区センターで開かれた初会合では、計画作成の基礎データとして同港の温室効果ガス排出量を把握することを確認した。今後、中長期的な温室効果ガスの削減数値目標を定める。将来的な取り組みとして、港湾で使用する荷役機械の電動化や環境負荷の小さい液化天然ガスを燃料とする船舶の寄港増加を見据え、燃料供給拠点の整備を想定する。 昨年12月に改正港湾法が施行され、全国の主要港湾の脱炭素化推進計画を策定する
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チャットGPT有効活用へ研修 御前崎市職員、業務効率化図る
御前崎市はこのほど、職員を対象に対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の活用検討に向けた研修会を市役所で開いた。各部署から約30人が参加し、業務利用に必要な知識を学んだ。 デジタル推進課の赤堀拓哉さんがチャットGPTの機能を解説した。質問を入力するとAIが文章を生成し、回答が返ってくるため仕事効率化が期待できる一方、信頼性の低い内容や最新データではない情報が含まれているなどの注意点を説明した。 市では会議冒頭のあいさつ文の作成や報告書の要約などでチャットGPTの活用を検討中。導入に向けて職員のデジタル知識向上やデジタルツールの適切な運用基準の整備を進めている。赤堀さんは「デジタルツールを有
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日は小イサキや、タカベ、スズメダイ、小アジなど。22日は小アジやイワシ、カマス、メジナなど。23日はアジやベラ、小イサキ、ショゴ(カンパチの幼魚)、マルソウダなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 ウキ釣りではメジナ。大小さまざまな個体が揚がる。サビキ釣りではアジ。シマアジやショゴも交じるがネンブツダイが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午前の沼津沖船釣りは20~30センチ超のマアジや30~40センチの大サバが多数。他に小マダイやホウボウ、ソウダガツオなど。19日午
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ハンドブックに安全「絶対」事項 原発作業事故防止へ中電作製
中部電力は浜岡原発(御前崎市佐倉)での作業注意事項をまとめたハンドブック「はまおか絶対ブック」を作製し、7月から運用を始めた。事故防止に向け、協力会社を含めた全従業員が携帯し、安全対策の徹底を図る。 同原発は全炉停止中の現在でも30社以上の協力会社が作業に加わり、構内で約2700人が働く。作業中の服装や安全行動、施工前後の確認事項など絶対に怠ってはいけない全61項目を記し、訴求力を高めるため大きなイラストで表現した。一般的な道路工事現場でも通用する基本的な安全動作をはじめ、原発特有の放射線管理や汚染対策も盛り込んだ。 従来の安全対策マニュアル本は作業上の禁止行為を約360項目にわたり文章で羅
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ものづくりと科学 楽しさ実感 中電浜岡原子力館 小学生向けに講座
中部電力は23日、小学生を対象とした夏休みイベント「自由研究お助け講座」を御前崎市佐倉の浜岡原子力館で開いた。同市やその周辺市町から28家族の約70人が参加し、ものづくりと科学の楽しさに触れた。 高学年は電気が通ると明かりが点灯する仕組みを利用した「イライラ棒」作りに挑戦。電気を流した針金に金属製の輪っかを通して遊ぶゲームで、輪っかが針金に触れると電球が光り、ブザーが鳴る仕掛けを設けた。子どもたちは手先を器用に動かしながら夢中で作業に取り組んだ。低学年はスーパーボールの弾みを利用したロケットおもちゃを製作した。 参加者は浜岡原発の構内に入り、防波壁や原子力研修センターの中央制御室を模した
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モザンビークで教育支援 栗山さん(御前崎市出身)の活動絵本に
御前崎市新野の吉野まゆみさん(65)がこのほど、アフリカのモザンビーク共和国北部の最貧困地区で2009年から教育支援に取り組むNPO法人アシャンテママの栗山さやかさん(43)=同市出身=の活動を紹介する絵本「モザンビークからの手紙」を自費出版した。壮絶な貧困生活を送る少年が、栗山さんが建てた教育施設に通い教師になる夢を抱く物語。貧困対策や教育の大切さを訴え、吉野さんは「日本の子どもたちが新たな行動を起こすきっかけにしてほしい」と語る。絵本は2千冊製作し、県内の公立高校や特別支援学校に寄付する。 主人公は10歳の少年イザキ。日中は畑を耕して働き、少量の食料や水を家族で分けて飢えをしのぐ生活を
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原子力分野の成果 研究者3人が発表 御前崎で中電フォーラム
中部電力原子力安全技術研究所はこのほど、原発の安全性向上や原子力分野に関する研究成果を発表する「第10回ちゅうでん サイエンス・フォーラム」を御前崎市の市民会館で開いた。 同研究所の研究員や大学教授ら3人が登壇した。横倉一洋研究員は廃止措置中の浜岡原発1号機の建屋コンクリートを用いた健全性評価技術の確立を目的とした研究内容を発表。名古屋大の水谷法美教授は津波によって流される船舶の動きと壁面へ衝突した際の力について調査概要を披露し、静岡大の水嶋祐基助教はフィルム型光センサーを使って液膜厚さと流速を計測する研究内容を説明した。 別の専門家が実施した調査や自社研究も計12件あり、成果として内容をま
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焼きそば、焼き鳥、綿菓子… 4年ぶり夏祭り 御前崎・池新田地区
御前崎市の池新田地区センターでこのほど、夏祭りイベントが開かれた。 同地区の各町内会が屋外に焼きそばや焼き鳥、綿菓子などの飲食ブースを出展。地元の企業団体も金魚すくいなどのコーナーを設けた。 施設内では輪投げやだるま落としなどのアトラクションが人気を集めた。ステージ上で地元の子どもたちによる合唱や空手の演技も披露された。 同イベントは新型コロナ禍の影響で4年ぶりの開催で、多くの家族連れでにぎわった。
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御前埼灯台の多彩な表情描く 菊川の画家 岡本さん
菊川市の画家岡本透さん(81)の個展「御前埼灯台展」が8月31日まで、御前崎市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。御前崎市の素晴らしいシンボルと景観を後世に残していきたいと御前埼灯台を題材にした水彩画約20点を集めた。 御前埼灯台は青空に向かって突き出るように描き、存在感を際立たせた。灯台が建つ高台の斜面に咲くスカシユリやツバキ、ツワブキなども色鮮やかに描出し、灯台周辺の四季折々の自然風景も表現。草花が潮風に揺られているようで爽快感を演出している。 御前崎市佐倉出身の岡本さんは高校時代から絵を描くことが趣味で、高校教師を務めていた頃から画材道具を持って全国各地を巡ってきた。現場
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行こうよ!ラジオ体操 杏林堂薬局11店 開始
ドラッグストアの杏林堂薬局はこのほど、「夏休みラジオ体操会」を県内11店舗で始めた。各店で週1回開催し、地域住民の運動習慣を促進する。8月27日まで。 従業員が指導者になり午前8時50分から行っている。11店のうち「ながいずみ中土狩店」(長泉町)は土曜開催で、10店は日曜に実施中。参加無料で、杏林堂で使えるクーポンを配布する。 そのほかの開催店は次の通り。 小松店(浜松市浜北区)志都呂店(西区)伊左地店(同)ピーワンプラザ天王店(東区)和田店(同)高丘東店(中区)新所原駅南店(湖西市)袋井旭町店(袋井市)浜岡店(御前崎市)静岡山崎店(静岡市葵区)
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海洋ごみからウミガメ守れ 御前崎海保などが小学校に絵本寄贈
御前崎海上保安署と海上保安協会御前崎支部はこのほど、海洋環境保全の啓発絵本「うみがめマリンの大冒険」を御前崎市教育委員会に15冊寄贈した。市内の小学校5校に3冊ずつ配布する。 主人公のウミガメ「マリン」が海を回遊中、餌のクラゲと間違えて漂流するビニール袋を食べてしまい、海上保安庁の巡視艇に救助される物語。プラスチックごみの海洋汚染が国際社会問題化する中、海上保安庁と海上保安協会が製作し、海洋資源を守る大切さを訴えている。 絵本では、救助されたウミガメが水族館で回復し、元気よく海へ帰る。だが、題材は海上保安官が海でウミガメの死骸を発見し、専門家が解剖したところ体内からプラスチックごみが消化され
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専門学生の料理 親子堪能 御前崎市教委「食堂もぐもぐ」
御前崎市教育委員会はこのほど、家庭教育支援事業「食堂もぐもぐ」を同市の中遠調理師専門学校で開いた。普段は仕事で忙しい保護者が子どもと一緒に食事を楽しんでもらう企画で、親子約20人が参加した。 同校の生徒が冷製パスタや鶏肉ハンバーグ、春巻きなど計13品目をビュッフェ形式で用意した。地元農家が野菜やメロンなどを提供し、栽培生産のこだわりなどを説明した。 子どもたちは「おいしい」などと笑顔を見せ、家族と談笑しながら充実した時間を過ごした。
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海自「えんしゅう」見学しよう 御前崎港、23日まで
海上自衛隊の多用途支援艦「えんしゅう」の一般公開が22日、御前崎市の御前崎港東埠頭(ふとう)で始まった。操舵(そうだ)装置やレーダーが搭載された「艦橋」など艦内設備を無料見学できる。23日まで。 同艦は長さ65メートル、幅12メートル。海上自衛隊横須賀地方隊に所属し、護衛艦が行う射撃訓練の支援や災害時の物資輸送、海上の警戒警備など幅広く活躍している。来場者は甲板上からの景色や艦内の設備を見て回り、記念撮影などを楽しんだ。会場には陸上自衛隊の中型トラックや偵察用オートバイなども展示した。 23日は航空自衛隊静浜基地(焼津市)の練習機が午前10時から約20分間、御前崎港上空を展示飛行するほか
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優良建設工事 2事業者 表彰 御前崎市
御前崎市の西島土木と望月塗工がこのほど、市から優良建設工事表彰を受けた。西島土木は同市合戸の市道101号と2052号の改良舗装工事を行い、望月塗工は市役所西館屋上の防水改修工事を請け負った。工事の完成度や出来栄えなどが評価された。 表彰対象者は、2022年度に完了した市発注の公共建設工事計70件のうち、請負金額500万円以上で工事成績評定数80点以上の事業者の中から審査、選出した。 表彰式で両社の代表者が柳沢重夫市長から賞状を受け取った。柳沢市長は「さらなる技術向上を図り、市内業者をけん引してほしい」と激励した。
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社説(7月22日)御前崎市議会 混乱 総点検で不信の払拭を
御前崎市議会が2月定例会で議決した市内こども園の再編計画の予算について、複数の市議が水面下で市長に計画変更を働きかけていたことが発覚し、働きかけに加わっていた当時の正副議長が辞任する事態に発展した。 なぜ、議会の長をはじめとする市議が自分たちで決めた内容を覆そうとしたのか。市議会が立ち上げた調査特別委員会で原因を徹底検証し、有権者にきちんと説明しなければならない。 計画では、市立幼稚園、保育園、こども園の3園を統合し、民間が運営する。将来の少子化と財政不安に対応するため、民間活力を利用しながら、子供たちによりよい教育を受けてもらうために決断した重要施策だ。 問題は主に二つの側面がある。
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浜岡原発への姿勢 静岡県に堅持を要請 法成立受け市民団体
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に反対する市民団体「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」(鈴木卓馬代表)は21日、原発の60年超運転を可能にするGX脱炭素電源法の成立を踏まえ、静岡県に質問・要請書を提出した。老朽化した原発の再稼働につながることを懸念し、浜岡原発について「再稼働できる状況でない」とする県の姿勢を堅持するよう求めた。 県庁を訪れた同団体メンバーら約10人は県原子力安全対策課の職員と意見交換し、同法成立を受けた政府からの説明の有無や県の考え方を確認した。神村典浩課長は同法成立後も浜岡原発の再稼働に対する県の姿勢は変わらないとし、「動かない原発を動かしましょうとは法律で言っ
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記者コラム「清流」 監視役の監視
御前崎市の幼保こども園の再編統合事業を巡り、5月末に当時の市議会議長らが関連予算を議決後に市に対して計画変更を求めた問題行動は、正副議長の役職辞職に発展した。これを機に市民も議員職責の重みを見つめ直す機会にしたい。 選挙で選ばれた議員は市民の声を行政に届け、市長の市政運営をただす立場だ。特に公金使途や政策内容の妥当性を見極める予算審議は重要で、計画に不明瞭な点があれば修正を指摘する必要がある。行政監視役と呼ばれるゆえんだ。 しかし、今回のように予算を可決後、議員がすぐに市長に計画変更を求めてしまえば議会の必要性と信頼は揺らぐ。議会が機能してこそ市政運営に緊張感が生まれるのだ。 では、誰が
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ヨットで転落 1人行方不明 駿河湾沖
20日午後0時50分ごろ、駿河湾沖を航行中の2人乗りプレジャーヨット「エミルダ2」(長さ約8メートル)から男性1人が転落したと、同乗者の家族から御前崎海上保安署に通報があった。同7時まで下田海上保安部などが捜索したが、男性は見つからなかった。下田海保によると、転落したのは千葉県君津市の無職の男性(75)。下田港から御前崎市に向かう途中、南伊豆町の石廊埼灯台から西に約30キロの地点で転落したという。事故現場付近で男性のものとみられる救命胴衣が見つかった。
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3泊4日で海洋学習 御前崎・松崎でサマースクール 23日まで参加者募集
御前崎市や牧之原市などで結成する「御前崎港開港50周年記念事業実行委員会」は7月31日~8月3日、県内の小中学生を対象にした3泊4日の海洋学習体験ツアー「OMAEZAKIサマースクール」を御前崎港や松崎町で開催する。23日まで参加者を募集している。 対象は県内在住、在学の小学4年~中学3年生。初日は御前崎港の物流施設見学や海洋体験を実施し、2日目以降は船「帆船みらいへ」で同町へ渡り、スノーケリングやキャンプを行う。講師は自然体験教室などを企画運営する御前崎市のNPO法人アース・コミュニケーションの川口真矢代表が務める。 定員は先着30人程度。活動費として1人4万3千円が必要。保護者同伴は不可
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生活習慣病予防 子どもの頃から 御前崎小で市が講座
御前崎市は19日、御前崎小4年生を対象に生活習慣病予防講座を同校で開いた。子どもの頃から健康管理について正しい知識を身に付けてもらう狙い。市の保健師と管理栄養士が講師を務め、夏休み中の規則正しい生活やバランスの取れた食事の大切さを伝えた。 保健師の片桐明日香さんは不規則な生活を長年続けると血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を誘発するリスクが高まることを説明。適度な運動と1日約9時間の睡眠を勧めた。 管理栄養士の藤原美紀さんは嫌いな食材でも努力して食べ、野菜栄養を摂取する重要性を指摘。同市の住民は高血圧の人の割合が約半数に上るため「年齢が若い時から正しい生活習慣を身に付けることが大事にな
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「おまえざきレシピ」給食に 最優秀賞の作品 小中7校で提供
御前崎市の特産品を使った料理アイデアを募る2022年度の「第2回おまえざきレシピコンテスト」で最優秀賞に輝いた当時、浜岡中3年の石原璃天さんの作品「御前THEキッシュ」が19日、市内7小中学校の給食で提供された。 コンテストは市が食のまちづくり推進のために実施し、22年度は「野菜」をテーマに募集した。石原さんはキッシュの食材に地元産の野菜や同市で水揚げされたシラスを使い、小中学生の部16点の中からトップに選ばれた。 御前崎小3年生のクラスでは、児童約25人が「やわらかくておいしい」「食べやすい」などと声を上げ、御前THEキッシュのメニューを楽しく味わった。 (御前崎支局・市川幹人)
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 14日はメジナやアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ。15日はマダイやクロダイ、オオモンハタ、カサゴ、小アジ、タカベ、スズメダイが釣れた。16日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。群れによって大きさが違うので、針のサイズは3~5号を用意する。上層はネンブツダイが多いため、タナを調整しながら狙う。投げ釣りではシロギス。近場でも良型が釣れ始めた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 14日午前の沼津沖船釣りは30センチ前後のマアジや40センチ前後の
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原発処理水の海洋放出抗議 静岡で市民団体
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に反対する県内65団体でつくる「浜岡原発の再稼働を許さない県ネットワーク」は17日、海の日に合わせたアピール活動を静岡市葵区のJR静岡駅北口地下道で行った。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出計画を巡り、加盟団体メンバーら約20人が「汚染水の海洋放出反対」と抗議の意思を示した。 同ネットワーク世話人の1人、小笠原学さんは「汚染水を海に流せば漁業を営む被災者に致命的なダメージを与える」と主張した。参加者は大漁旗やプラカードを掲げて地下道に並び、マイクをつなぎながら「生態系のバランスが急激に崩れると人間はその変化に適応できない」「子どもたちが安心して住め
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宮沢博行氏(自民、衆院比例東海)漁業、港湾の課題探る【とうきょうウオッチ 永田町便り】
衆院選挙区の区割り変更で自身の選挙区となった御前崎市の「海の仕事」の課題を探ろうと、漁協や御前崎港関連の現場視察を重ねている。 「シラスの不漁はこれまで関わってきた遠州漁協にも共通する課題で、特に水産加工業者へのダメージが大きい。全国的に魚種の変化が起きていることもあり、政治が何をできるか再構築しないといけない。港湾整備については国がやるべき工事のコンスタントな予算獲得に加え、運営もスムーズになるようサポートする必要がある。クルーズ船誘致や物流改革など、幅広い課題に対応していきたい」
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飲料自販機 浜岡中に導入 熱中症対策と災害用備蓄 生徒会主導でルール運用
御前崎市の浜岡中が、校内に飲料水の自動販売機を導入した。夏の熱中症対策で生徒がスポーツ飲料を購入できるほか、商品を災害時の備蓄飲料水として活用する。市教委によると、県内の公立中学校では非常に珍しい取り組み。金銭利用に対する課題もあるが、生徒会が中心となって独自の運用ルールを定めて使用している。 自販機は同市と包括連携協定を結ぶ大塚製薬グループの会社「大塚ウエルネスベンディング」が計4台設置した。1台あたり最大約500本のペットボトル商品を収容し、嗜好(しこう)品を除くスポーツ飲料やお茶をそろえた。災害時には鍵で表の扉を開け、内部の棚のワイヤーを引くと商品を取り出せる仕組みになっている。
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⚾東海大翔洋 池新田にコールド勝ち 高校野球静岡大会1回戦
▽1回戦(掛川第1試合) 池新田 0000000―0 2000104x―7(7回コールド) 東海大翔洋 ▽試合時間 1時間48分 【評】東海大翔洋が池新田を零封し、7回コールド勝ちした。 東海大翔洋は初回に2点先制し、五回に米倉の適時打で1点を追加。七回には土方と磯部が連打を放ち、岩崎のスクイズなどで一気に4点を挙げ試合を決めた。 池新田は河原崎が2安打したが、相手の投手陣や堅い守備に阻まれ、本塁を踏めなかった。 ▶高校野球しずおか 特設ページ イニング速報/日程・結果/トーナメント表/関連記事
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遺贈の手続きサポート島田掛川信金と御前崎市協定
御前崎市と島田掛川信用金庫は12日、遺言を残して財産寄付する「遺贈」に関する協定を結んだ。同市へ遺贈を希望する市民らに対し、同信金が専門的な助言をして円滑な手続きをサポートする。 同信金が遺言信託業務などの専門知識を生かし、同市民の遺贈希望者を支援する。1回限り無料相談にも応じる。近年は亡くなった後を見据え、大切な預貯金を生まれ育った自治体に寄付する人が増えている。 市は寄付者の意思に応じて、寄付金を子育て支援や医療福祉、教育環境の充実に向けた政策に活用する。 市役所で締結式が行われ、同信金の千葉靖史理事長と柳沢重夫市長が協定書に署名した。千葉理事長は「市民が抱える課題を解決し、地域発展に貢
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中学生の自転車無料点検 御前崎の3店 「安全運転を」
御前崎市の自転車修理整備業者3店舗が12日、同市の浜岡中で生徒の通学用自転車を無料簡易点検した。 夏の交通安全県民運動に合わせ、毎年実施している。参加者は駐輪場に並んだ自転車約220台を1台ずつ見て回り、車輪を回してブレーキの利き具合やハンドル周辺の部品が緩んでいないかなどを確認した。 自転車の故障やメンテナンス不足は重大事故に直結する恐れがある。同市下朝比奈で自転車修理店を営む「長尾商会」の鈴木忠史さん(73)は「自転車を安全運転するためにも維持管理を大切にしてほしい」と呼びかけた。 無料点検は13日に御前崎中でも実施した。
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遺贈の手続きサポート 御前崎市と島田掛川信金協定
御前崎市と島田掛川信用金庫は12日、遺言を残して財産寄付する「遺贈」に関する協定を結んだ。同市へ遺贈を希望する市民らに対し、同信金が専門的な助言をして円滑な手続きをサポートする。 同信金が遺言信託業務などの専門知識を生かし、同市民の遺贈希望者を支援する。1回限り無料相談にも応じる。近年は亡くなった後を見据え、大切な預貯金を生まれ育った自治体に寄付する人が増えている。 市は寄付者の意思に応じて、寄付金を子育て支援や医療福祉、教育環境の充実に向けた政策に活用する。 市役所で締結式が行われ、同信金の千葉靖史理事長と柳沢重夫市長が協定書に署名した。千葉理事長は「市民が抱える課題を解決し、地域発展に貢
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響き合う色彩と感性 アーティスト・松瀬千秋さん(静岡市清水区)【表現者たち】
富士山に降り注ぐ雨が、長い年月をかけて湧き水となり大地を潤す。自然界のさまざまな命の営みに恩恵を授けた水はやがて、駿河湾に流れ込む。壮大な物語をパステルカラーで表現するのはアーティスト松瀬千秋さん(65)=静岡市清水区=。水彩画「虹色の海」は、柔らかな光を放つ明るい色彩と、伸びやかな感性が響き合い、見る人を笑顔に導く。 波間に見え隠れするのは植物や海洋生物。「陸と海は多様な命を育む水でつながっている」。画家として活動を始めた20年以上前から「多様性は意識してきたテーマの一つ」と語る。 富士山の山肌に描いた小さなモザイクタイルの「緻密な集積」は、近年の作風を特徴づける重要なモチーフ。「どの
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浜岡原発情勢連絡会 廃炉作業で意見交換 解体現場の視察も
中部電力と浜岡原発から半径31キロ圏(UPZ)の5市2町で構成する情勢連絡会は13日、情報交換会を御前崎市佐倉の同原発で開いた。廃止措置中の1、2号機の設備解体現場を視察した。 参加したのは島田、磐田、焼津、藤枝、袋井市と吉田、森町の担当者。中電社員から説明を受けながら1、2号機の原子炉建屋やタービン建屋の内部を見学した。廃炉作業で発生した撤去物や今後解体する原子炉の圧力上昇を抑制するための設備「サプレッションチェンバ」も見て回った。 中電は1、2号機について2024年度から原子炉圧力容器など原子炉領域の解体作業に着手する方針。36年度までの廃止措置完了を目標に掲げる。 出席者からは意
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衆院調査特別委 浜岡原発を視察 安全性向上対策など
衆議院原子力問題調査特別委員会の鈴木淳司委員長ら委員9人が12日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)を視察した。再稼働を目指す4号機の安全性向上対策工事の実施状況や廃止措置中の1、2号機の設備解体現場を見て回った。 視察に先立ち浜岡原子力館では、中電担当者が模型やパネルを示しながら、東日本大震災の教訓を受けた津波対策などの取り組みを解説した。中電の増田博武浜岡原子力総合事務所長は3、4号機の新規制基準適合性確認審査の進捗状況について「地震動と津波は大詰めを迎えている」と説明し、1、2号機は「廃止措置を計画通り進めることが使命」と述べた。 鈴木委員長は5月に原発の運転期間60年超への延長などを盛
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遠州灘・キャスティング クロマグロとの激闘制す【魚影を追って】
6月17日の早朝、マグロを仕留めることを夢見るアングラー4人を乗せて、遠州灘に横たわる黒潮へ向けて船を走らせた。 しばらくは海鳥もまばらだったが、トビウオを頻繁に目にする潮に入り、状況が一変。魚探が大型魚の反応を捉え始め、海鳥の動きが慌ただしくなった。船を止めてアングラーにキャストしてもらう。 あちこちで泳ぐ魚影は普段見ている物とは比べ物にならない大きさで、イルカなのでは?と疑いたくなるほどだった。そんなことを思った瞬間、投げ込んだペンシルポッパーに巨大な黒い影が襲いかかった。フッキングには至らなかったが、夢にまで見たクロマグロだ。しかもかなり大きい。 アングラーたちは一番強いタックル
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5日はメジナやネンブツダイ、小イサキ、タカベ、アジ。6日はメジナやネンブツダイ、クロダイ、小イサキ、タカベ、アジ。7日は豆アジやタカベ、クロダイ、スズメダイ、ネンブツダイ、カサゴ、小メジナ。8日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小ムツ、小イサキ、小アジ。9日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小アジ、小イサキ、小ムツが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りで18センチ以上のシロギスが揚がっている。餌は青イソメ。サビキ釣りでアジやコノシロも釣れた。7月下旬から十数回の花火大会が予定されているため、一部入れな
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みなと夏祭ポスターでPR 御前崎で8月5日、花火大会、屋台村も
御前崎市は8月5日にマリンパーク御前崎で開催される恒例の「御前崎みなと夏祭」をPRするポスターを作製した。夜空を彩る花火大会が見どころで、市は「夏の思い出を作ってほしい」と来場を呼びかけている。 ポスターはB2サイズで1200枚用意した。市内の公共施設に掲出するほか、イベント協賛者らに配布する。 市によると、花火は午後7時45分から3千~5千発を打ち上げる。会場には市内の飲食店などがブース出展する「屋台村」も設ける。問い合わせは市商工観光課<電0537(85)1135>へ。
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園児ら笑顔で乗馬体験 静岡田町幼稚園
静岡市葵区の静岡田町幼稚園(田辺則子園長)の子どもたちが動物と触れ合うイベント「ポニー乗馬体験」が10日、同園で開かれた。 御前崎市の乗馬クラブ「HASパロミノ・ポニークラブ」から4頭が同園を訪れた。全園児と来年度入園予定の子ども計約240人が1人ずつ順番にポニーに乗り、クラブのスタッフの先導で園庭を一周した。 笑顔でポニーの背をさする園児もいれば、緊張した面持ちでロープを強く握りしめる子の姿も。初めてポニーに乗った年長の佐藤泉美ちゃん(6)は「揺れたけど怖くなかった。かわいくて楽しかった」と喜んだ。 田辺園長は「動物を大切にする優しい子に育ってほしい」と話した。
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児童の摘んだ茶葉 ティーバッグに 御前崎の製茶問屋が寄贈
御前崎市の製茶問屋「やまま満寿園」がこのほど、浜岡北小の3年生約25人に市特産の茶品種「つゆひかり」のティーバッグ約1000個をプレゼントした。 児童が6月中旬に同社の茶畑で摘み取った茶葉を使用し、自社工場でティーバッグ加工した。段ボールに詰めて教室に持参した増田剛巳社長は「たくさん飲んでお茶の知識に詳しくなってほしい」と呼びかけた。 子どもたちは感謝の気持ちを書いたメッセージカードを増田社長に手渡した。お茶に関する特別授業も行われ、茶栽培の難しさやつゆひかりの特徴について熱心に質問した。
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御前崎市の魅力発信 戦略は? 市職員が浜岡中で講座
御前崎市のシティープロモーションについて学ぶ講座が6日、浜岡中の3年生約180人を対象に同校で開かれた。 シティープロモーションは、観光名所や歴史文化などの魅力を発信し、地域活性化につなげる活動。市の企画政策課や農林水産課、商工観光課など6部署の職員が講師を務めた。 生徒は特産の農林水産物を「御前崎ブランド」として認定する取り組みや観光戦略などを学び、地元の魅力を生かした地域づくりを考えた。 市は2016年にシティープロモーション推進宣言を掲げた。次代を担う若者に郷土への誇りと愛着のあるまちづくりに関心を持ってもらおうと企画した。
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自然の美や神秘 レンズ越しに 大沢写真クラブ会員展 御前崎
御前崎市などを拠点に活動する写真愛好家グループ「大沢写真クラブ」の作品展が30日まで、同市の浜岡原子力館ギャラリーで開かれている。風景や野鳥を撮影した約20点が並ぶ。 40~70代のメンバー5人が各地に出向いて撮りためた作品を厳選した。満開に咲き乱れるしだれ桜や、神秘的な森林の写真が自然の雄大さを伝える。落雷の作品は空から地上に向かって光が走る瞬間を捉え、来場者の関心を集めている。 磯部秀義代表は「日常生活では見られないレンズ越しの世界を楽しんでほしい」と話した。
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浜岡原発廃炉訴訟 原告側が準備書面 「新たな活断層発見」
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃炉などを求めた訴訟で、原告側は6日、浜岡原発の敷地周辺で新たな活断層の露頭を発見したとする準備書面を静岡地裁に提出した。原発の敷地内を南北方向に伸びる断層と連続している可能性があるとしている。 原告側によると、新たに見つかった露頭は原発から北に約500メートルの地点で、相良層群の上に笠名れき層が堆積している。4月の調査で露頭の西側に逆断層が見つかったという。通常は水平に堆積しているはずの笠名れき層のれきの向きが「明らかに断層変位を受けている」と主張する。 笠名れき層は約8万年前に堆積したと推定され、今回見つかった露頭が活断層だとすると、中電側が敷地内で
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無事の成長願いマダイ放流 御前崎港で浜岡東小児童
御前崎市の浜岡東小の4年生約45人が6日、御前崎港マリーナでマダイの稚魚を放流した。約500匹を浅瀬に放ち、「大きくなってね」と声をかけた。 水産業界が担い手不足に直面する中、漁業への関心を高めてもらうのが狙い。市が企画し、稚魚は栽培漁業の拠点として種苗生産に取り組む「県温水利用研究センター」(同市佐倉)が用意した。児童は号令に合わせてバケツに入った体長5センチほどの稚魚を一斉に放流し、魚影が見えなくなるまで見守った。野村健成君(9)は「稚魚が大きく成長してほしい」と願った。
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冬季の広域避難 中継地確保検討 静岡県、浜岡原発の事故時
静岡県は5日、冬季に中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)で重大事故が発生した場合の広域避難について、北陸などの降雪地域へ避難する途中に、中継場所となる駐車場を確保する対策を検討していると明らかにした。同駐車場で自家用車からバスに乗り換え、円滑な避難につなげる。候補場所や移動手段の確保は国や関係市町などと調整して決める。同日の県議会6月定例会危機管理・くらし環境委員会で説明した。 南海トラフ地震などの大規模災害と原発事故が複合発生した場合、御前崎市と、牧之原市の一部は長野県に、菊川、掛川など4市は富山県や福井県など北陸地方に避難する計画となっている。本県は冬でも積雪しない地域が多いため、市町から
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御前崎沖で船2隻が衝突 5日午後1時40分ごろ
5日午後1時40分ごろ、御前崎市の南西約23キロの海上で、南駿河湾漁協所属の漁船「正漁丸」(長さ約12メートル)とプレジャーボート「つかさ丸」(長さ約7メートル)が衝突した。それぞれ2人が乗船していたが、けが人はいなかった。御前崎海上保安署によると、釣りのために漂泊していたつかさ丸の船首付近に航行中の正漁丸が衝突した。衝突後は正漁丸がつかさ丸をえい航して御前崎港に帰港したという。同署が原因を調べている。
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御前崎出身プロ 佐藤、池田選手 サーフィン 夢 喜び 努力 伝える 第一小
御前崎市出身でプロサーファーの佐藤李(17)と池田美来(15)の両選手が5日、御前崎市立第一小でキャリア教育を行った。6年生約100人に対し、目標に向かって努力する大切さを伝えた。 2人は通信制高校で学習に励む傍ら、国際大会に出場するため世界各国を転戦。競技映像を交えながらサーフィンの見どころを紹介した。 質疑にも応じた。競技の楽しさについて問われた佐藤選手は「試合に勝つとうれしい」と語り、ほぼ毎日約6時間、練習とトレーニングに励んでいることを明かした。同校が母校の池田選手は「練習や試合を通じて世界の人々に出会える」とサーフィンの魅力を伝えた。2人は将来に向け、「五輪や世界大会でチャンピオン
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月30日はネンブツダイやスズメダイ。1日はカマスやタカベ、小アジ、カサゴ、ネンブツダイ、スズメダイなど。2日はタカベやネンブツダイ、メジナ、スズメダイ、イシガキダイ、アイゴ。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺ではコノシロの群れが多く回遊してきた。針のサイズを5号以上にするとアジが食わなくなるので注意。他に小マダイが釣れるが、サイズの小さいものはリリース。投げ釣りでは青イソメの餌でシロギス。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 2日午前の沼津沖船釣りは25~45センチのマアジが多数。1キ
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⚾池新田【高校野球チーム紹介2023夏】
最少失点に抑えて接戦を制したい。緊張で守備が乱れても試合の主導権を相手に譲らないことを意識する。攻撃では機動力を生かし、最後まで諦めない姿勢で挑む。 部長 池田 徹 監督 松井 唯喜 ①喜納政之介(3年、御前崎浜岡)170、69、右右 ②酒井 輝(3年、御前崎浜岡)175、65、右左 ③赤堀 大智(2年、菊川岳洋)168、67、左左 ④河原崎海来(2年、御前崎浜岡)169、70、右右 ⑤戸塚 大夢(3年、御前崎)172、82、右右 ⑥杉村 流空(3年、菊川東)168、55、右右 ⑦横山 大翔(3年、御前崎)173、73、右左 ⑧戸塚 尊稜(1年、菊川岳洋)174、60、右右 ⑨高森
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努力する大切さ伝える 御前崎出身のプロサーファー佐藤、池田選手 第一小でキャリア教育
御前崎市出身でプロサーファーの佐藤李(17)と池田美来(15)の両選手が5日、御前崎市立第一小でキャリア教育を行った。6年生約100人に対し、目標に向かって努力する大切さを伝えた。 2人は通信制高校で学習に励む傍ら、国際大会に出場するため世界各国を転戦。競技映像を交えながらサーフィンの見どころを紹介した。 子どもたちの質疑にも応じた。競技の楽しさについて問われた佐藤選手は「試合に勝つとうれしい」と語り、ほぼ毎日約6時間、練習とトレーニングに励んでいることを明かした。同校が母校の池田選手は「練習や試合を通じて世界の人々に出会える」とサーフィンの魅力を伝えた。2人は将来に向け、「五輪や世界大
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龍神伝説 桜ケ池に宿る深い信仰 祈りささげる奇祭「お櫃納め」 御前崎市佐倉地区【わたしの街から】
御前崎市の遠州灘に広がる浜岡砂丘から車で約5分。中部電力浜岡原発が立地する佐倉地区には、原生林に囲まれた龍神が宿る「桜ケ池」がある。平安時代、名僧が人々救済のため池底に身を投じて龍になったとされ、その伝説は遠州七不思議の一つに数えられる。水神の瀬織津姫[せおりつひめ]を祭る「池宮神社」も池のほとりに鎮座し、地域住民の信仰は深い。 桜ケ池は約6千年前、風や波によって運ばれた砂が丘陵の谷にたまってできたとされる。森林と深緑色の水が神秘的な空間を生み出し、春は桜が咲き誇る。 この地には約850年前、仏道の淵底の極め難きを知った比叡山(京都)の名僧・皇円阿闍梨(あじゃり)が未来仏を求めて桜ケ池に
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サーフィン 御前崎で8月国際大会 アジア圏120人 実行委が成功誓う
御前崎市の御前崎ロングビーチで8月24~28日、サーフィンの国際大会「御前崎プロ2023」が開催される。世界団体公認のプロツアーで、アジア圏から世界トップを目指す男女約120人が熱戦を繰り広げる。実行委員会が3日、同市内で初会合を開き、大会の成功を誓った。 同市での国際大会開催は2年連続。世界団体「ワールドサーフリーグ(WSL)」のアジア予選の位置付けで、今年は年齢制限のない成年の男子、女子の2部門を行う。 実行委は市や地元のサーフィン関係者らで組織し、国内選手が活躍できる機会の提供やサーフィンの聖地として御前崎市の知名度を発信しようと誘致活動などを進めてきた。小野田政宏委員長は「この大
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“大日様”祭礼にぎわう 湖西市新居町・源太山町地区
湖西市新居町の源太山町地区で2日夜、大日如来祭礼が行われた。地元住民に「大日様(だいにっつぁま)」と呼ばれ親しまれる夏祭り。今年は4年ぶりに夜店が並び、若者たちが太鼓をたたく中、多くの住民らでにぎわった。 新居小近くに祭られている大日如来と、隣接する大山木花神社の祭礼日。住民らは双方を参拝して五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全、海上安全などを祈った。通りには45軒ほどの屋台が並び、「取締(とりしめ)」と呼ばれる地元の若者たちが太鼓と笛の音を響かせた。 運営を担った源太山町内会の片山達朗会長は、「コロナ禍で法会や神事のみ行っていたため、今年はにぎわいが戻りうれしい。地域の子どもが喜ぶ祭りを続けた
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昭和レトロな駄菓子屋描く 御前崎で絵画展
御前崎市出身の画家安間由紀子さん(65)=横浜市=の絵画展が30日まで、同市の静岡カントリー浜岡コースのカルチャーフロアで開かれている。昔ながらの駄菓子屋などが題材で、昭和レトロなノスタルジックな世界をアクリルや水彩で表現した。 駄菓子屋の風景を描いた「遠い日の記憶」や「蘇る記憶」は、小銭を手にして店頭に集まる子どもや当時販売されていた菓子、玩具を繊細に描いた。来場した大人たちは作品の前で立ち止まり、幼少期の思い出をたどるように作品に見入っていた。 安間さんは20年以上にわたりイラストレーターとしても活躍した。絵本や冊子の挿入絵の原本も含め、計100点以上を持ち込んだ。「誰にでも心に刻まれた
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地元児童ら 歌やダンス堂々と 御前崎 劇団公演に特別出演
御前崎市などの小学生が特別出演する劇団たんぽぽの公演「あやうし!ズッコケ探検隊」が2日、同市の市民会館で開かれた。児童が劇団員と一緒に舞台上で劇中歌の歌やダンスを披露し、約150人が入った会場を盛り上げた。 特別出演したのは公募で集まった御前崎市や近隣市の小学生14人。作品は少年3人が島に漂着し、島民を困らせるライオンを捕獲する物語で、前半部分とフィナーレの計2回登場した。リズミカルな音楽に合わせてダンスを踊り、大きな歌声をホールに響かせた。 公演は御前崎市振興公社が主催した。地域文化の向上を図る目的で、同劇団と連携して実現した。本番に向けたワークショップは6月から3回開催し、児童は発声や踊
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取材班からの提言 戻らぬ命の重み 社会で熟考を【届かぬ声 子どもの現場は今】
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で発生した送迎バス置き去り事件。わずか3歳の河本千奈ちゃんはなぜ、大好きだった幼稚園で犠牲にならなければならなかったのか。幼い命を守る保育現場の安全管理はどうあるべきか。行政や社会、私たちが保育に向き合う姿勢とは―。長期連載「届かぬ声 子どもの現場は今」を終えるにあたり、取材班が各章に込めた思いや考えを提示する。 序章・第1章 千奈ちゃん半生 克明記録・理不尽な現実を自分事に 3月1日1面 3月5日1面 A)事件から半年の節目で連載を開始した。千奈ちゃんが置き去りにされた原因は単純ではない。根深い所にある構造的な問題を明らかにしたいと考えた
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議員の甘さ、計画へ影響懸念 御前崎市の保育事業巡り正副議長辞職、来春市議選見据えた主導権争いの見方も
御前崎市の保育事業を巡り、市議会議長らが関連予算を議決したにもかかわらず市に対して計画変更を求めた問題行動は、29日に開かれた6月定例会最終本会議で正副議長の正式辞職と調査特別委員会の設置に発展した。市民や執行部からは行政監視の役割を担う議員の甘さや事業計画への影響を懸念する声が上がる。一方、一連の議員同士の“内紛”は来春の市議選を見据えた主導権争いとの見方もある。 「計画自体がつぶれかねない」。ある市幹部は予算議決後に議長を含む市議7人から運営方法や実施スケジュール変更を求められことで、事業への信頼性が揺らぐことを心配する。同計画は御前崎・白羽地区の幼保こども園
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茶葉とシラス、変動幅超過 浜岡原発、放射能調査
静岡県は29日、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)周辺の環境放射能調査の結果を公表した。茶葉とシラスから過去の変動幅を上回る放射性セシウムが検出された。健康への影響は心配されないレベルという。 県によると、茶葉は4月に御前崎、牧之原、菊川の3市で採取し、最大値は1キロ当たり0・14ベクレルだった。シラスは4月に同原発周辺の海域で採られ、同0・075ベクレル。過去の核実験や東京電力福島第1原発事故の影響とみている。
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御前崎市議会 調査特別委員会設置へ 予算議決後の行動で
御前崎市の幼保こども園の再編統合計画を巡り、市議会(定数15)の議長ら7人が予算議決後に市に計画変更を求めた行動について、市議会は29日の6月定例会最終本会議で、強い調査権限を持つ調査特別委員会の設置を決めた。関係する行政保管文書や面会議事録などを精査し、河原崎恵士議長らが取った行動の経緯や原因を追及する。9月ごろまでに報告書をまとめ、公表する方針。 調査特別委は地方自治法に基づき、関係者に対する記録提出や出頭証言を求めることができる。同議案は要望に参加しなかった市議が発議した。 提案理由について鈴木克己氏は「計画見直し要求は議会権威を失墜させ、市民の信頼をおとしめた重大な事件だ」と指摘
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静岡県議会6月定例会 代表質問要旨
■自民・勝俣氏 熱海市土石流災害を巡る県の行政対応検証委員会は手法に問題があり、公正中立な立場で検証する環境が整っていなかった。再発防止の戒めを込めて県議会は再検証を提言した。知事が表明した再検証作業は、どのような項目と体制で、いつまでに行うのか。 GX脱炭素電源法が国会で成立し、条件を満たせば60年を超えて原発の運転が可能になった。浜岡原発が審査に合格した場合、再稼働と運転期間延長に対する考えは。新型コロナウイルス対応で経験した初動や、保健所の体制などの課題を次にどう生かすかを問う。 ■ふじ・田口氏 4月の統一地方選で静岡、浜松両政令市の市長が交代した。県政運営において、県人口の
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静岡県で大会、合宿開催を スポーツコミッション 飯塚さん呼びかけ
スポーツチーム・アスリート向けの総合展「ジャパンスポーツウイーク2023」が28日、都内の東京ビッグサイトで始まり、4月に発足した任意団体「スポーツコミッションシズオカ」が取り組みをPRした。初日は同団体のアンバサダーを務める陸上男子短距離で3大会連続五輪出場の飯塚翔太さん(ミズノ、御前崎市出身)も参加し、来場者に県静岡内での大会や合宿の開催を呼びかけた。 パネルを並べたり、パンフレットを配ったりして県内のスポーツ施設の特徴、市町が用意する合宿の補助制度などを紹介。同団体が窓口となり、市町と連携しながら一元的に相談に応じる態勢もアピールした。室伏広治スポーツ庁長官(沼津市出身)も本県ブース
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浜岡原発4市対協 安全確保へ計画案 御前崎で総会
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)から半径10キロ圏内の4市(御前崎、牧之原、掛川、菊川)の市長や議長らでつくる浜岡原発安全等対策協議会(4市対協)は28日、御前崎市の研修センターで本年度総会を開いた。浜岡原発の安全確保や地域振興に関する調査研究に向けた計画案などを承認した。 事務局によると、具体的な活動内容はこれから4市で検討する方針。会長の柳沢重夫御前崎市長は「国に対して浜岡原発の迅速な新規制基準適合性確認審査の実施を求めていきたい。原発の現場視察も実施したい」と述べた。 総会後は中電の増田博武浜岡原子力総合事務所長が浜岡原発の新規制基準適合性確認審査の進み具合を説明。地震動と津波の審
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浜岡原発「早期に再稼働」 中電株主総会で社長が強調
中部電力は28日、定時株主総会を名古屋市内で開いた。新規制基準の適合性確認審査が続く浜岡原発(御前崎市佐倉)の3、4号機について、林欣吾社長は「審査は基準地震動や基準津波の確定に向けて着実に進捗(しんちょく)している。安全性の確保を大前提に早期再稼働に向けて取り組む」と改めて強調した。 浜岡原発の廃止や再稼働に関連した質問が県内の株主らから相次いだ。再稼働した際の電気料金の負担軽減について、林社長は政府の要請に応じて2011年に全炉停止し、14年に値上げした経緯を振り返り「火力発電所の燃料使用量を抑えられる分のメリットを皆さまと享受すべきと考えている」と述べた。具体的な値下げ幅については「
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浜岡原発再稼働 できる状況にない 川勝静岡県知事、運転延長も否定的
川勝静岡県知事は、停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)について、原子力規制委員会の新規制基準適合性審査で合格となったとしても使用済み核燃料の処理方法が確立されていないことなどを挙げて「再稼働できる状況にない」との認識を述べた。原発の運転延長については「現時点で国民の十分な理解を得ていると言えない」と否定的な見解を示し、国による国民への丁寧な説明が必要とした。勝俣氏への答弁。 条件を満たした原発の運転期間を60年超に延長できることなどを盛り込んで国会で成立した「GX脱炭素電源法」について、知事はクリーンエネルギーへの転換など同法の趣旨には理解を示した上で、「原発は安全確保が大前提で、再稼
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大沢さん(御前崎) 市民―行政の橋渡し尽力 総務大臣から感謝状
3月まで御前崎市の行政相談委員を務めた大沢幸子さん(80)=同市御前崎=が総務大臣から感謝状を受けた。贈呈式がこのほど、市役所で行われた。 行政相談委員は国の制度への意見や要望を市民から受け付け、行政機関へのあっせんを通じて解決を図る。大沢さんは22年間にわたり橋渡し役として尽力し、市民の悩みや困り事相談にも耳を傾けてきた。 静岡行政監視行政相談センターの吉田功児所長から感謝状を受け取った大沢さんは「相手との信頼や人脈を築くことを大切にして、やり遂げることができた」と活動を振り返った。 柳沢重夫市長は「大沢さんの人柄で多くの人が助けられた」と労をねぎらった。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 23日はカワハギやマダイ、クロダイ、ブダイ、ウルメイワシなど。24日はクロダイやメジナ、マダイ、イシガキダイ、スズメダイ、カワハギ、小イサキ、アイゴなど。25日はワカシ(ブリの幼魚)や小イサキ、小アジなど。カマスやネンブツダイ、タカベは連日釣れている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺やオレンジビーチでは消波ブロック周辺の穴釣りでカサゴ。放流の効果もあり、大きい個体も釣れる。サビキ釣りではアジ。小さいサイズも交じるため、仕掛けは3~5号で対応する。他にカンパチやシマアジの幼魚も交じった。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0
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浜岡原発の廃止議案 静岡市、反対の方針 28日、中電株主総会
静岡市は27日、名古屋市内で28日に開かれる中部電力の株主総会で、浜岡原発(御前崎市佐倉)に関連する株主提案の議案に反対票を投じると発表した。 浜岡原発関連の議案は、定款の一部を変更し、浜岡原発を速やかに廃止することを求めている。市は反対の理由について「原子力発電は国において議論されており、現時点で賛否を決めることができない。浜岡原発の速やかな廃止を決定する提案は反対する」と説明した。 静岡市は約454万株の中電株を保有。このほか株主提案の議案は5件で、核燃料サイクル計画に関する規定の新設など4議案に反対し、コンプライアンス違反に対応する第三者委員会の規定案を白票とする。取締役の選任など
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予算議決後の計画変更要望 御前崎市の正副議長が辞職願 「軽率な行動で混乱」
御前崎市の幼保こども園の再編統合計画を巡り、関連予算を議決後に市議7人が執行部に計画見直しを求めた行動について、要望に参加した河原崎恵士議長と渥美昌裕副議長が27日、議会運営委員会で役職辞職願をそれぞれ提出した。河原崎議長は「軽率な行動で混乱を招いた」と説明。正副議長の辞職願は29日に開かれる6月定例会最終本会議で、賛成多数で認められる見通し。 同計画は白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を統合し、民間が新設園を設立運営する内容。市は7月から事業者選定の公募を始める方針を示した上で2023年度の一般会計当初予算案に施設の設計補助費700万円を計上し、市議会は3月末に賛成多数(反対1)で
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災害時商工会が連携へ 県連合会と中東遠6団体協定
静岡県商工会連合会と中東遠地区の商工会6団体は26日、大規模災害や感染症流行時の連携協定を締結した。 6団体は菊川市、御前崎市、掛川みなみ、森町、浅羽町、磐田市の各商工会。地震や台風などで協定を結んだ商工会が被災した場合、職員派遣や物資提供を行う。会員事業者の被災状況の調査や相談窓口業務の代行、被災支援に関する情報提供などのサポートも想定している。 同日、御前崎市商工会で調印式が開かれ、県商工会連合会の前沢侑会長をはじめ6団体の会長が協定書に署名した。菊川市商工会の清水厚会長は「今後もよりよい商工会活動ができるように連携関係を深めていきたい」とあいさつした。
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浜北区の佐原さん SSクラス優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の6月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。88人が参加し、最強のSSクラスで佐原志依さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①佐原志依(浜北区)②高柳丞(同)③宇藤敬行(磐田市)▽S ①野中力也(中区)②村松泰司(東区)③岡本徳裕(磐田市)▽A ①原田惇平(静岡市)②山口昌行(中区)③藤原紳裕(御前崎市)▽B 鶴見晃輔(浜北区)②伊藤潔(中区)③高柳長男(掛川市)
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税金の仕組み 理解深める 御前崎白羽小 6年生教室 「生活に身近と感じた」
御前崎市の白羽小で22日、6年生約40人を対象に「租税教室」が開かれた。国民が支払った消費税などは公共施設の運営やサービス提供に役立てられていることを学び、税金の仕組みについて理解を深めた。 掛川税務署管内租税教育推進協議会が主催した。講師を務めた市税務課の大石愛子さんは、徴収された税金は国や地方自治体の財源に入り、国会や地方議会での予算審議を経て道路整備や警察消防の活動に充てられていることを解説。「国民が税金を少しずつ負担することで大きな利益を得ている」と説明した。松井詩穏君(11)は「納税の大切さや税金が日常生活で最も身近であることを感じた」と話した。 (御前崎支局・市川幹人)
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「未知の震源」による地震動 規制委、中電の評価了承 浜岡原発審査会合
原子力規制委員会は23日に開いた中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性確認審査会合で、断層などの痕跡が地表に現れない「未知の震源」による地震動について、中電の評価を了承した。次回以降の会合で、耐震設計の目安となる最大の揺れ「基準地震動」の決定に向けた最終的な議論に入る。 中電は前回会合までの規制委からの指摘を踏まえ、5号機周辺の地震動の増幅特性も考慮した評価結果を新たに提示。規制委は「おおむね妥当な検討がなされた」と判断した。事務局の規制庁担当者は取材に、プレート間(南海トラフ)地震などと合わせて個別の地震動の評価が「全てそろった」とし、「どれを基準地震動に選ぶのかはこれからに
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特産茶「つゆひかり」PR 都内展示会 海外バイヤーに 御前崎・やまま満寿多園
御前崎市の製茶問屋「やまま満寿多園」が23日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都)で開催された輸出振興に向けた食品展示会「日本の食品輸出エキスポ」に出展し、市特産の茶品種「つゆひかり」を海外バイヤーらにアピールした。 会場には欧米やアジア圏から約3千人の買い付け担当者が来場。日本茶をはじめ、和牛や日本酒などを扱う国内企業約800社がブースを構えて仕入れ商談を繰り広げた。 米国や台湾などに緑茶を輸出する同社は海外の農薬基準をクリアした茶葉や製品を並べた。冷茶も振る舞い、つゆひかりの魅力を発信した。県内のほかの製茶問屋は海外からの引き合いが強い抹茶や粉末緑茶、玉露の提案や、ボトリングティー
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静岡人インタビュー「この人」 ウミガメの卵を保護監視する 良知正美さん(御前崎市)
御前崎市の海岸砂浜に産卵上陸した絶滅危惧種アカウミガメの保護監視を行うメンバー8人の代表。県と市の委託を受け、卵を保護してふ化させている。厳しい自然界で懸命に生きるウミガメに魅了され、活動歴は18年目を迎えた。82歳。 -主な活動内容は。 「産卵期の5月中旬になると毎朝4時半に海岸へ行き、アカウミガメの足跡を探して産卵の有無を確認する。アカウミガメは地中約50センチの穴を掘って一度に約120~150個の卵を産むが自然条件下では波に流されたり、外敵に食べられたりする危険が高い。安全な場所で人為的にふ化させ、放流している」 -難しい点は。 「保護した卵の全てがふ化するわけではない。昨年は
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浜岡原発「稼働」に伸び 「停止」との差拡大 牧之原市民意識調査
牧之原市の杉本基久雄市長は22日の市議会全員協議会で、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)に関する2023年度の市民意識調査の結果を公表し、「安全が確認できれば稼働した方がよい」との回答が42・2%(前年度比5・8ポイント増)だったと報告した。「稼働」が「停止」を初めて逆転した22年度から稼働を容認する声がさらに増加した。 浜岡原発の今後について尋ねる設問は11年度調査から加えられ、22年度に初めて「稼働」が「停止」を上回っていた。一方、「停止しておいた方がよい」との回答は28・5%(3・5ポイント減)とポイント差が拡大した。杉本市長は電気料金の値上げに対する懸念や、市内で放射線防護施設などの
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望月塗工(御前崎)に紺綬褒章伝達 1000万円以上市に寄付
御前崎市の子どもたちの国際教育を高めるため、1千万円以上の私財を公益寄付したとして紺綬褒章を受章した同市白羽の望月塗工への受章伝達式がこのほど、市役所で行われた。望月勲代表取締役会長が柳沢重夫市長から表彰状を受け取った。 同社は旧御前崎町時代の1990年度から、地元の子どもたちの知識や国際教養を磨くため海外研修費を寄付してきた。小中学生がグアムやオーストラリア、カナダなどでホームステイを経験し、2019年度までに903人が参加した。22年度は1千万円を市に寄付し、33年間で累計寄付額は3億3600万円に上る。 23年度は4年ぶりに海外渡航研修を実施する。望月会長は「御前崎には国際港がある
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 16日は豆アジやタカベ、メジナ、カワハギ、ベラ、カサゴ、マダイなど。17日はタカベや小カマス、メジナ、小イサキ、カワハギ、アイゴ、スズメダイなど。18日は小サバや小アジ、小カマス、シマアジ、ショゴ(カンパチの幼魚)、メジナ、タカベ、マダイ、スズメダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでサバやイワシ、アジ。日中でもアジの回遊があった。スキンやハゲ皮のサビキ仕掛けやトリック仕掛けなど数種類用意したい。他にソウダガツオやカマスも釣れたが、数は少ない。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)01
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海岸の流木でハンガーづくり 環境保全へ意識高揚 御前崎中
御前崎中の生徒が技術の授業時間を利用し、海岸清掃で拾った流木を活用したハンガー制作に臨んでいる。御前崎市の海岸には毎年5月ごろから絶滅危惧種のアカウミガメが産卵のため上陸するが、近年は漂着した流木などが障害物となり産卵環境が悪化しているとの指摘がある。流木を資源利用することで海洋環境保全への意識を高め、ものづくりの楽しさにも触れている。 同校は5月上旬、全校生徒約340人で海岸清掃「亀バックホーム大作戦」をマリンパーク御前崎で実施した。漂着ごみを拾い集める中で一人1本ずつ気に入った形の流木を持ち帰り、木の表面を洗浄研磨してハンガーの設計も考え、制作準備を進めてきた。 このほど2年生約30
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記者コラム「清流」 きっと帰ってくる
産卵する時は御前崎に戻ってきてね-。御前崎小の児童が先日、約10カ月間にわたり飼育したアカウミガメを放流した。5年生がカメ当番として毎日欠かさず餌やりや水槽清掃など子亀の世話に愛情を注ぎ、大海原への旅立ちを見送った。 同校のアカウミガメの飼育放流は45年以上前から続く伝統行事。時には子亀の死に直面し、葛藤を抱えながら命の尊さを肌で感じてきた。多くの卒業生がこの活動を経験し、歴史の年月が貴重な教育機会であることを裏付けている。 子亀は約20年で成体になる。御前崎市は近年、人口減少が課題だが、今回放流したアカウミガメが産卵上陸する頃も明るい街であってほしい。理想は子どもたちが進学や就職で地元
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御前崎市の一部市議 予算議決3カ月で計画変更要望 幼保こども園再編統合 「思慮欠く」と陳謝
御前崎市議会(定数15)の議長ら7人が5月末、本年度一般会計当初予算に計上された御前崎・白羽地区の幼保こども園の再編統合事業について、実施スケジュールや新設園の運営方法を見直すように柳沢重夫市長に要望していたことが分かった。市議側が予算議決からわずか3カ月で執行部に計画変更を求めるのは異例。20日に開かれた6月定例会予算決算審査特別委員会で、要望に参加していない阿南澄男委員長が議決権限の重みを自覚していない無責任な行動だとして一部市議に猛省を促した。 同事業は白羽幼稚園と白羽保育園、御前崎こども園を統合し、民間が新設園を設立運営する内容。市は7月から事業者選定の公募を始めると説明した上で当
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中長期計画策定へ 行動計画を発表 御前崎市立総合病院
御前崎市立総合病院はこのほど、第4次中長期計画(2024~27年度)の策定に向けたアクションプラン(行動計画)発表会を同院で開いた。 外科や内科など全33部署が業務内容や現状課題をスタッフの前で説明し、医療機能の充実や病院の経営改善を図るための取り組み方針をプレゼンした。医師からは人材育成による医療技術の底上げを図り、病院の利用者増加を目指すことが示された。 同院は長年にわたる経営赤字が課題。鈴木基裕院長は「より良い医療を提供できるように知恵を出し合い、地域に信頼できる病院にしたい」と述べた。
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御前崎の飲食店 11人が食中毒
静岡県は19日、御前崎市池新田の飲食店「小松寿し」を利用した1グループ15人のうち、11人が下痢や発熱、嘔吐(おうと)などの症状を訴え、西部保健所が食中毒と断定したと発表した。患者と調理従事者の便、施設の調理器具からはノロウイルスG2が検出された。県は同日から当分の間、同店を営業禁止した。 県衛生課によると、同グループは13日に店内で刺し身やすし、陶板焼きなどを食べたところ、翌14日夜から30~50代の男性10人、20代女性1人に腹痛などの症状が出た。現在は全員が快方に向かっているという。
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御前崎港で船2隻衝突 けが人なし 19日午前8時50分ごろ
19日午前8時50分ごろ、御前崎市の御前崎港で、いずれも焼津市の橋本組が所有する起重機台船「橋本丸」(長さ56メートル)と交通船兼引き船「第二橋本丸」(長さ約8メートル)が衝突した。第二橋本丸は転覆し1人が乗船していたが、けがはなかった。御前崎海上保安署によると、橋本丸の前方右側と第二橋本丸の左側面が衝突した。両船は当時、作業場に向けて港内を並走していたという。同海保が詳しい原因を調べている。
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1票の重み感じながら 池新田高生徒会選挙 市選管提供資機材で 御前崎
御前崎市の池新田高でこのほど、国政選挙や市長選で用いる投票箱などを使った生徒会選挙が行われた。市選挙管理委員会が若年層の公職選挙への関心を高めるために資機材を提供し、投票所の仕組みも紹介した。本番さながらの雰囲気の中、生徒約330人が緊張した面持ちで1票を投じた=写真=。 生徒会選挙では生徒会長候補らが立会演説を実施。候補者が定数通りだったため信任投票となった。 “有権者”の生徒らは一人ずつ受付で投票用紙を受け取ると記載台へ進み、投票用紙に信任するかどうか「○」か「×」を記し、慎重に投票箱の中へ入れた。 投票に先立って行われた市選管による講座では、市
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⛳ママゴルファー 一ノ瀬2位「腐らず」手堅く ユピテル・静岡新聞SBSレディース
最終日2位スタートの一ノ瀬が2バーディー、1ボギーと手堅くまとめて2位を守り切った。首位との差は開いていったが「優勝争いというよりどれだけアンダーで回れるか。腐ることなくやって良かった」。子育てとゴルフを両立させる34歳は満足そうに粘りのラウンドを振り返った。 5番でバーディーをマークしたが、我慢の展開が続いた。猛追を受ける中、スコアを伸ばしたのは17番(パー3)だ。6番ユーティリティーを振り抜き、ピンまで1メートルにつけ、確実に沈めた。 2歳半の娘を持つママゴルファーは効率の良い練習を心がける。特に注力するのが「どこに行ってもある程度同じ」というグリーン周り。安定したアプローチでスコア
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⛳ウーチャイェンが初優勝 ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ
女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は18日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6514ヤード、パー72)で決勝ラウンドを行い、台湾出身のウーチャイェン(Hon Hai Foxconn)が通算10アンダーで初優勝した。沖せいら(フリー)と一ノ瀬優希(フリー)が通算5アンダーで2位。静岡県勢は村上瑞希(富士国際GC)が通算9オーバーの46位、小林由枝(浜松CC)は通算13オーバーで57位だった。(出場58人、曇り、気温23・8度、西南西の風4・3メートル) 静岡県勢ら談話 沖せいら(フリー、最終日
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加藤哲夫さん、教育活動に尽力 御前崎市役所で叙勲伝達式
長年にわたり教育活動に尽力したとして高齢者叙勲「瑞宝双光章」を受章した御前崎市白羽の元公立小学校長の加藤哲夫さん(88)への叙勲伝達式が16日、市役所で行われた。 加藤さんは1956年から約40年間、小中学校の教諭を務めた。大井川西小や御前崎小などの校長を歴任。退任後は2004年までの約7年間、旧御前崎町の教育委員長として教育行政に携わった。 加藤さんは「教育する上で子どもとの信頼関係を大切にしてきた」と語り、「児童生徒と過ごした時間がやりがいだった」と現役時代を振り返った。柳沢市長は「今の充実した学校教育があるのは加藤先生の功績が大きい」とたたえた。
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サツマイモつる挿しに挑戦 農福連携 御前崎の生徒15人
御前崎市の静岡県掛川特別支援学校御前崎分校の1、2年生約15人が16日、同市合戸の市民農園でサツマイモのつる挿しに挑戦した。行政と民間会社が協力した農福連携事業で、農業体験を通して生徒の就労や進路先の選択肢を広げる狙い。 参加したのは市と、農産物の栽培生産や海外輸出を手がける牧之原市の「ジャパンベジタブル」。市が道の駅「風のマルシェ御前崎」のビニールハウスで栽培した苗約600本を用意した。 生徒たちは同社代表取締役の南野真広さんから助言を受けながら、黒いビニールが張られた畝に横幅約30センチ間隔でサツマイモのつるを植え付けた。風で飛ばされないように力を入れて地中に差し込み、1本ずつ丁寧に
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ボランティアと連携 海難事故防止を喚起 御前崎海上保安署
海難事故が増加傾向になる夏を前に御前崎海上保安署は18日、民間救助ボランティア「静岡地区水難救済会」と連携して合同パトロールを御前崎、牧之原両市の海上で実施した。 同会に所属する御前崎渚の交番と相良、アスパー(USPR)掛川の3救難所から、それぞれ水上オートバイ1艇が出動。同署の巡視船「ふじ」の搭載ボートと監視取締艇と共に海上を回った。 参加者は堤防の釣り人や沖合でサーフィンを楽しむ人々に声をかけ、安全対策の徹底を呼びかけた。
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4年ぶり有観客 選手発奮 「久しぶりで感動」 ユピテル・静岡新聞SBSレディース
御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで行われている女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は、2日目の17日から4年ぶりに観客を入れての開催となった。約2650人が足を運び、選手たちの熱戦を間近で堪能した。 観客は観戦可能な10~18番ホールを行き来し、目当ての選手のプレーを見つめた。グリーン付近では、一打ごとに「惜しい」「ナイス」などと声を飛ばし、パットを沈めると拍手でたたえた。 県勢の関係者の姿も。小林由枝選手(35)=浜松CC=の応援に訪れたグループは、ほとんどが4年前の大会以来の現地観戦。学童野
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⛳ウーチャイェン、通算5アンダーで首位 ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ第2日
女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)は17日、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで第2日を行った。前日の強風から一転し穏やかな天候の中、三つスコアを伸ばした台湾出身のウーチャイェン(Hon Hai Foxconn)が通算5アンダーで首位に躍り出た。1打差の2位には一ノ瀬優希(フリー)がつけた。50位までの58人が18日の決勝ラウンドに進んだ。静岡県勢は村上瑞希(富士国際GC)が5オーバーの36位、小林由枝(浜松CC)が6オーバーの41位で予選を通過した。(出場104人=アマ5人、晴れ、気温26・1度、
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アカウミガメの保護活動 親子で観察 御前崎の海岸で初開催
御前崎市教育委員会は17日早朝、絶滅危惧種アカウミガメの保護活動の観察会を同市の下岬海岸で行った。同海岸はアカウミガメの産卵地として国の天然記念物に指定され、地域財産である希少生物や海洋環境を守る大切さを理解してもらおうと初めて企画。市内外から参加した親子ら約20人が市から委託を受けたウミガメ保護監視員の活動に同行し、砂浜を散策した。 午前5時半から約30分間、監視員の曽根敏治さん(62)を先頭にアカウミガメが上陸した痕跡となる足跡を探しながら海岸を歩いて回った。曽根さんはアカウミガメの生態について、砂浜に深さ約50センチの穴を掘り一度にピンポン球ほどの大きさの卵を約130個産むことを説明
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⛳竹内首位、強風に対応 ユピテル・静岡新聞SBSレディースゴルフ初日
女子プロゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が16日に開幕し、竹内美雪(エンバイロメント・プロダクト・カンパニー)が4アンダーで首位に立った。2打差の2位には沖せいら(フリー)とウーチャイェン(Hon Hai Foxconn)が並んだ。静岡県勢は村上瑞希(富士国際GC)が1オーバーの10位、小林由枝(浜松CC)とアマチュアの大橋莉生(浜松学芸高1年)が5オーバーの45位につけた。(出場105人=アマ5人、晴れ、気温27・3、西の風11・3メートル) 5バーディー、パター変更奏功 5バーディーを奪った竹内が
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満開アジサイ 雨に彩り 御前崎の公園
御前崎市下朝比奈のあらさわふる里公園で、約3千本のアジサイが6月中旬に入って見頃を迎えている。色鮮やかな大輪の花が咲き誇り、梅雨の里山を彩っている。 園内の各所に淡い青紫やピンク、白色のアジサイが植えられ、風情が美しい。一本ずつ手入れが施され、大切に育てられている。 小さな粒のような花が中心に集まりその周りを大きな花が額縁のように囲む「ガクアジサイ」も来場者を魅了。雨が降った15日は花びらが雨水にぬれてアジサイの色が際立っていた。 公園を管理するグランパークあらさわの西原敏社長は「散策しながらアジサイ観賞を楽しんでほしい」と呼びかけた。見頃は6月末まで。
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避難所運営 ゲームで訓練 御前崎市民110人参加
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークはこのほど、避難所本部運営に関する研修会を市研修センターで開いた。町内会や自主防災組織の役員ら約110人が避難所運営ゲーム(HUG)を行い、想定される課題や適切な対応を模擬訓練した。 各地区ごとに分かれ、広域避難所に指定されている浜岡中の平面図を用いて実施。次々に避難者が訪れて来るように被災者情報が書かれたカードを図面に配置し、高齢者や女性のプライバシーを考慮しながら避難所運営をシミュレーションした。ペット同伴や認知症高齢者の避難事例もあり、参加者は避難所が無秩序にならないように臨機応変に最善策を考えた。 池新田大山町内会の相羽明会長(66)は「
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アカウミガメ放流 大海原へ旅立ち 声援送る 御前崎小
絶滅危惧種のアカウミガメを飼育している御前崎市立御前崎小の児童が15日、子亀9匹を同市の下岬海岸に放流した。強い雨が降りしきる中、波打ち際まで近づき子亀を放った児童らは「頑張って」「産卵する時は御前崎に戻ってきてね」と声をかけ、大海原へ旅立つ小さな姿を見送った。 同校のアカウミガメの飼育放流は1977年から続く伝統行事。昨年9月に市のウミガメ保護監視員からふ化したばかりの子亀を譲り受け、主に5年生が「カメ当番」として飼育管理を担当してきた。子どもたちは夏休みや年末年始も休まず餌やりや水槽の清掃などを行い、体長5センチ程度だった子亀は約10カ月間で25センチほどに成長。献身的な世話で愛情を注
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浜岡原発、稼働容認が「停止」上回る 菊川市調査で初
菊川市は15日、2023年度市民アンケートの結果を発表した。「浜岡原発(御前崎市佐倉)の今後についてどう思いますか」との設問では「安全が確認できれば稼働した方がよい」との回答が43・8%(前年度比6・0ポイント増)になり、「停止しておいた方がよい」の31・8%(同6・0ポイント減)を上回った。14年度に同設問を市民アンケートに加えて以降、初めて稼働容認派が慎重派を上回った。 アンケートは4月に無作為で選んだ2千人を対象に行い、1050人から回答を得た。回答率は52・5%。同設問への回答はほかに「どちらともいえない」15・5%、「わからない」7・6%が続いた。 稼働を容認する回答は17年度
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浜岡原発3号機 照明の復旧確認
中部電力は15日、停止中の浜岡原発(御前崎市佐倉)3号機の排気筒に設置され、照明4基のうち2基が作動不良になっていた航空機接近を防止する点滅設備「原子力施設用灯火」について、同日までに不良部品の交換が完了し、正常復旧したことを確認したと発表した。 中電によると、作動不良を起こしていた2基のうち、1基は照明を点灯させるための電気を蓄える部品に不具合があった。もう一方は、点滅の間隔を制御する部品に不良が見つかったという。
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県都市対抗ゴルフ 3位入賞 伊東市連盟 活躍報告 宮下さんは個人B優勝も
5月23日に御前崎市で開かれた第108回県都市対抗ゴルフ選手権大会の団体戦で、伊東市ゴルフ連盟が3位入賞を果たした。関係者がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、結果を報告した。 1チーム6人のうち上位5人の成績で順位を決定した。同連盟メンバーの宮下健さんは今回、年齢制限のない個人Bクラスで優勝を飾った。同大会個人で3度目の頂点という宮下さんは「一打一打の重みを分かっている。丁寧に打った」と振り返り、「来年は団体優勝したい。一人一人の頑張りが結果に結びつく」と抱負を語った。 小野市長はメンバーの健闘をたたえ、「来年に期待している」とエールを送った。
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村上(富士国際GC)苦戦の1年間糧に ユピテル・静岡新聞SBSレディース16日開幕 静岡県勢に期待
女子ゴルフのステップアップツアー、ユピテル・静岡新聞SBSレディース(日本女子プロゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が16日から3日間、御前崎市の静岡カントリー浜岡コースで開催される。2日目からは4年ぶりに観客を入れて実施する。静岡県勢は小楠梨紗(浜松市出身)やプロ2年目の村上瑞希(富士国際GC)、ルーキー高橋しずく(朝霧CC)らのほか、アマチュアの大橋莉生(浜松学芸高1年)、勝亦令奈(法大)らも出場する。 プロ2年目の22歳、村上瑞希(富士国際GC)は苦しんだルーキーイヤーを糧に、浮上のきっかけを今大会でつかむ意気込みだ。「予選通過を必要以上に大きな壁にせず、まずは一つ一つのプ
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 6月6日はマダイやアイゴ、小アジ、ネンブツダイ、小イサキ、タカベ。7日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小イサキ、カワハギ、シロギス、アジ、メジナ。8日はタカベやネンブツダイ、シマアジ、カイワリ、アジ、イサキ、ニザダイ、エイ。9日はネンブツダイやスズメダイ、アイゴ、ベラ。10日はカワハギやシマアジ、クロダイ、メジナ、タカベ、トビウオ、小イサキ、ネンブツダイ、ベラ、スズメダイ。11日は小アジやタカベ、ベラ、スズメダイ、小イサキ、ホウボウが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 青イソメを使ったシロギス釣りは伊東港周辺または伊東オレン
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浜岡北小児童 「一芯二葉」学ぶ 御前崎
御前崎市の浜岡北小3年生約25人が13日、同市の牧之原台地の茶畑で茶摘みをした。地域産業について学ぶ総合的な学習の一環。市特産の品種「つゆひかり」の二番茶を収穫し、昔ながらの茶摘みを体験した。 同市上朝比奈のやまま満寿多園が協力し、増田剛巳社長が理想の摘み方「一芯二葉」を解説した。子どもたちは茶葉の柔らかい芯芽とその下の2枚の葉を指でちぎるようにして籠がいっぱいになるまで摘み取った。茶葉の形状や感触も観察し、強い陽光に照らされながら作業に汗を流した。 その後、児童は同社が用意したつゆひかりの冷茶を味わいながら増田社長の講義も受け、茶の製造工程や歴史への理解を深めた。 酒井礼桜さん(8)は「い
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菊川の写真団体 静岡県内自然題材に 御前崎で展示会
菊川市の写真愛好家グループ「写楽『彩』」の作品展が18日まで、御前崎市立図書館アスパルで開かれている。県内各地を巡り、アングルや構図にこだわって撮影した自然風景や動植物の写真約50点が並ぶ。 メンバー5人が撮りためた写真から厳選した。山間部で遭遇したニホンカモシカの写真は至近距離で撮影し、迫力と息づかいを感じる。餌を捕食する野鳥やふたご座流星群など一瞬の動きを捉えた作品も目立つ。伊豆半島の夕日や森林を映した写真は自然の雄大さを物語る。会場には市内外から多くの来場者が訪れ、展示品に見入っている。 同グループの吉野純久代表は「時間と労力をかけてカメラに収めた作品が多い。撮影者の思いや視点を考
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火災報知機が誤作動 浜岡原発1号機
中部電力は13日、廃止措置中の浜岡原発(御前崎市佐倉)1号機のタービン建屋1階の放射線管理区域入り口付近で、同日午前6時27分ごろに火災報知機が誤作動したと発表した。 中電によると、火災報知機が作動し、協力会社社員が現場に駆け付けたところ、火や煙は確認できなかったという。再発防止のため感知器を交換した。
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御前崎中 30年度200人以下 市議会で市教委、見込み示す
御前崎市議会6月定例会は12日、一般質問を行った。市教育委員会は牧之原市の学校再編計画に伴い、2030年度に御前崎中の全校生徒が200人を下回るとの見込みを明らかにした。 同校の学区は現在、御前崎市の御前崎小と白羽小、牧之原市の地頭方小の3校があり、両市が学校組合方式で共同運営している。牧之原市は30~33年度をめどに榛原、相良両地域に小中一貫の義務教育学校を開校する方針で、地頭方小の児童は今後、相良地域の新設校に通う可能性が高い。 市によると、23年度の御前崎中の全校生徒は343人で、約27%に当たる91人が地頭方地区から通学している。御前崎小と白羽小の児童数も減少していて、御前崎中の
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ベトナム医療支援団体の青田氏、出馬意向 御前崎市長選
ベトナムで医療技術発展の支援活動をする一般社団法人「ASEAN医術連携協力会」の理事長青田修二氏(52)=御前崎市池新田=が10日までに、来年4月17日の任期満了に伴う御前崎市長選に無所属で出馬する意向を固めた。近く正式に表明する。 青田氏は海外での活動経験を生かし、富裕層を呼び込んで観光業活性化を図りたいと訴える。企業や医療研究機関の誘致も推進し、「安定した地域産業と雇用を創出し、市民の生活水準の底上げを目指す」と語った。浜岡原発の再稼働の是非については「住民参加型の会議を開き、地域の意見を尊重したい」と述べた。 青田氏は横浜市出身。高校卒業後、産業廃棄物関連の企業に勤めて人体への影響
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非常用発電機を24時間連続運転 浜岡原発5号機
中部電力は9日、停止中の浜岡原発(御前崎市佐倉)5号機の非常用ディーゼル発電機3台のうち1台の24時間運転を実施し、正常運転したことを確認したと発表した。 外部電源が喪失した際に備え、冷却機能を維持するための対策。5号機は2021年5月に24時間運転を試みたが、排気管の伸縮継ぎ手が破損したため中止し、部品交換して再度実施した。3号機は22年7月、4号機は23年3月に実施済み。
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8~9日 静岡県内大雨 目立った被害なし
梅雨前線や低気圧の影響で、静岡県内は8日夜から9日午前にかけ、激しい雨が降った所があった。下田市などには土砂災害警戒情報が発表された。県によると、一部の道路で土砂崩れが発生したものの、人的、物的被害はなかった。 気象庁の観測で、9日午後3時までの24時間雨量は伊豆市天城山で209ミリ、御前崎市で156・5ミリ、東伊豆町稲取で135ミリなど。気象台と県は一時、下田、御前崎、南伊豆の3市町に土砂災害警戒情報を発表した。 2日からの記録的大雨で地盤が緩んでいる恐れがあるため、各市町は避難情報を発表したり、自主避難を呼びかけたりした。県のまとめでは下田市、浜松市、南伊豆町が避難指示、沼津、三島、
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災害支援へ法制度 学ぶ 御前崎のNPO 防災講座
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークはこのほど、災害時に役立つ法律知識を学ぶ防災講座を同市の佐倉地区センターで開いた。市内外から約70人が参加し、法的支援の有効性と課題を考えた。 講師は日本弁護士連合会災害復興支援委員会副委員長の永野海弁護士が務めた。永野さんは昨年9月に県内を襲った台風15号の事例を交えながら、被災者の生活再建に活用できる法律などを解説。支援制度を利用するためには申請手続きが必要で、参加者は法律知識を身に付けた上で災害ボランティアに従事する大切さも学んだ。 静岡大防災総合センターの原田賢治准教授(津波工学)も津波想定とハザードマップの活用について講演した。同NPO
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浜岡砂丘美しく 中電社員ら清掃 御前崎
中部電力と御前崎市商工会青年部は6日、同市池新田の浜岡砂丘で海岸清掃を行った=写真=。浜岡原子力発電所で働く同社や協力会社の社員ら約100人が作業に汗を流した。 参加者は海岸を歩き回りながら波打ち際に寄せられた流木や消波ブロックの隙間にたまった海洋ごみなどを手で拾い集めた。海岸にはペットボトルやプラスチック容器などが散乱し、約1時間で約290キロのごみを回収した。 砂丘清掃は地域社会への奉仕活動と環境月間の取り組み。今年で36回目。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月30日はシマアジやタカベ、ネンブツダイ、小アジ。31日はネンブツダイやアジ、シマアジ、スズメダイ、タカベ。6月1日もアジやシマアジ、タカベ、ネンブツダイ。2、3日は台風の影響により休園。4日はネンブツダイやアジ、小イサキ、タカベ、カマスが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。形は小さいが数が増えてきた。サビキ釣りのアジやイワシも少しずつ大きくなっているため、仕掛けは3~5号でサイズの違うものを用意しておくと対応できる。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船
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静岡人インタビュー「この人」 掛川市で猫の保護に取り組む団体を立ち上げた 森沢優さん(掛川市)
掛川市を拠点に猫の保護活動をするため藤枝市から移住した。2022年4月に立ち上げた団体「マイフレンドキャット掛川」の代表。野良猫を不妊去勢手術して地域に返す「TNR活動」や譲渡支援に取り組む。23年2月には猫を保護するシェルターを開設し、ボランティアと世話をしている。38歳。 -猫との出合いは。 「幼い頃から動物好き。20代で動物病院の動物看護師になったが一年半で辞め、その後は約15年間配置薬などの営業をしていた。8年前、外回り中に黒猫を拾ったことがきっかけで一気に猫中心の生活に。保護活動する人とも知り合い、飼い主探しを手伝うようになった」 -印象に残っている猫は。 「ペットショップ
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油彩画展 自然の生命表現 掛川の松下さん 御前崎で
掛川市の会社員松下貴根さん(27)による油彩画展が30日まで、御前崎市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。大小さまざまな作品約40点が並び、独特な色彩と繊細な筆致で自然界の生命力を表現した。 森をテーマにした作品は緑色の濃淡を生かし、奥深い森林に宿る木々の魂を描いた。自然の摂理や巡る季節のように時の流れを抽象的に捉えた作品が多く、独特の世界観を演出している。 松下さんは東京造形大大学院造形学部を修了後、会社員の傍ら趣味で絵を描いている。「自然の美しさや壮大さを感じてほしい」と呼びかけた。 毎週火、水曜と今月25日は休業。
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絶滅危惧種アカウミガメ 御前崎市で今季初産卵
絶滅危惧種アカウミガメの産卵地として有名な御前崎市の海岸で6日早朝、今季初の産卵が相次いで確認された。外敵に食べられたり、波に流されたりしないように県と市から委嘱を受けたウミガメ保護監視員が砂浜の中から卵を掘り起こして保護した。初産卵は昨年と比べて12日遅かった。 同市池新田では、アカウミガメが産み落としたピンポン球ほどの大きさの卵105個が見つかった。午前4時半すぎ、砂浜を巡回していた保護監視員の福田伸次さん(60)がウミガメの蛇行した足跡をたどり、産卵場所を特定。慎重な手つきで砂浜を約60センチ掘り、卵を採取してふ化場に運んだ。 同日、同市白羽でも別の監視員が84個の産卵を確認した。
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住民ら草木除去 遠隔操作導入も 御前崎・佐倉地区
御前崎市の佐倉地区環境美化推進委員会は4日、市内を流れる筬川と新野川で河川美化活動を行った。 筬川の堤防では、佐倉1区町内会の住民らが川沿い約1キロにわたり、生い茂った草木の除去作業に取り組み、堤防斜面に生えた雑草を鎌などで手際よく刈り取った。今年は遠隔操作の草刈り機を導入し、作業の安全性と負担軽減を図った。 住民らは強い日差しに照らされながら、約2時間の作業に汗を流した。
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航空機接近防止の設備不良、2基目 浜岡原発
中部電力は5日、停止中の浜岡原発(御前崎市佐倉)3号機の排気筒に設置され、照明計4基のうち1基が作動不良になっていた航空機接近を防止する点滅設備「原子力施設用灯火」について、2基目の作動不良を確認したと発表した。 中電によると、3日午前10時10分ごろ、廃止措置中の2号機の中央制御室で同設備の異常を示す警報が鳴った。社員が現場を確認したところ、2基目の点滅不具合を発見。照明は通常、1分間に40回点滅するのに対し、25回しか点滅しない状態になっていたという。中電は設備を管轄する国土交通省東京空港事務所に連絡した。今後、点検作業を行う。 原子力施設用灯火は、航空法で設置を義務付けられたもので
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ハザードマップ活用 危険区域チェックを 御前崎
御前崎市は4日、同市新野南町内会を対象に土砂災害避難訓練を行った。住民約40人が大雨時の避難ルートを確認し、本格的な出水期に備えて防災意識を高めた。 避難先の長ケ谷公会堂では、県袋井土木事務所の担当者による防災講座も開催。災害から逃げ遅れないために自治体から発表される土砂災害警戒情報のチェックや、土砂災害の危険区域を示したハザードマップの活用を挙げた。担当者は「災害情報を積極的に収集し、早めの避難行動を心がけてほしい」と呼びかけた。 参加者は土砂災害特別警戒区域に指定されている山の急斜面なども見て回り、地域の災害危険箇所を把握した。 (御前崎支局・市川幹人)
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75年遅れの卒業証書 ハンセン病元患者の石山さん(御前崎出身) 小学6年で強制退学 友人ら協力し授与式実現
小学6年生でハンセン病と診断され、小学校を強制的に退学させられた御前崎市出身の石山春平さん(87)=川崎市=に1日、75年遅れで小学校の卒業証書が贈られた。病気は後に回復したものの、困難の多い人生を歩んだ石山さん。授与式で多くの友人や親族、当時の同級生らが見守る中、「心の宝にしたい」と喜んだ。 卒業証書授与のきっかけとなったのは昨年10月、静岡市葵区で開かれた石山さんの講演だった。卒業証書を受けていないことを知った石山さんの友人の伊東郁乃さん(64)=三島市=が御前崎市長と教育長宛てに手紙を出し、県の協力もあって実現にこぎ着けた。 「あなたは小学校の全課程を修了したのでこれを証明します」
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補正予算案など上程 御前崎市議会
御前崎市議会6月定例会は1日、開会した。 約8650万円を計上した本年度一般会計補正予算案などを上程した後、市教育委員会委員に竹田和世さん(佐倉)を任命する人事案に同意した。 会期は29日まで。一般質問は12、13日、常任委員会は15日、特別委員会は20、21日に行う。
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 5月25日はシマアジやニザダイ、小イサキ、アイゴ、カサゴ。26日はシロギスやハゼ、シマアジ、アカブダイ、ウツボ、小ハタなど。27日はクロダイや小イサキ、マゴチ、スズメダイ。28日はマアジやメジナ、スズメダイなど。タカベとネンブツダイは連日揚がっている。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギスやメゴチ。餌は青イソメ。50~70メートル以上の遠投で数が期待できる。消波ブロック周りのカサゴを狙うならブラクリ仕掛けや胴つき仕掛け。サビキ釣りは小サバやアジ、イワシ。サビキの種類もそろえておくと、それぞれの魚種に対応できる
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SSクラス 阿部さん優勝 日将連浜松支部大会
日本将棋連盟浜松支部の5月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。72人が参加し、最強のSSクラスで同区の阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①阿部哲也(東区)②榛葉大樹(同)③漢那憲祐(同)▽S ①前川忠雄(北区)②北田好夫(豊橋市)③岡本徳裕(磐田市)▽A ①笹井雄太(磐田市)②藤原紳裕(御前崎市)③鈴木与四郎(西区)▽B ①森孝彰(東区)②榊原寛(西区)③三輪勝次(東区)▽C ①高瀬冬馬(中区)②橋本樹(浜北区)③杉山敏郎(北区)
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豊作願い笑顔の田植え 御前崎・浜岡東小
御前崎市の浜岡東小の5年生が29日、総合的な学習の一環で、同校近くの水田で田植えを体験した。小雨が降りしきる中、豊作を願いながら楽しく作業に取り組んだ。 水田の所有者の原田裕さん(70)が協力した。素足で田んぼに入った児童らは横一列に並び、ぬかるむ足元に気を取られながら、もち米「葵美人」の苗を約400平方メートルに植え付けた。浜岡地域の米の生産者やJA遠州夢咲の職員らも指導に駆け付け、台風の強風でも苗が倒れないように泥の中に押し込むように1本ずつ丁寧に植え付けた。 子どもたちは米の生育管理方法について原田さんに積極的に質問を繰り返し、農業への理解も深めた。佐藤凰翔君(10)は「苗を植える
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給食を完全無償化 静岡県内4市町 子育て世帯の負担軽減
子育ての経済的な負担軽減の必要性の高まりを背景に、学校給食の無償化への関心が高まっている。静岡新聞社が県内全35市町の教育委員会に尋ねたところ、本年度当初の時点で小山町、御前崎市、西伊豆町が小中学校などで完全無償化していることが分かった。加えて4月に入り、河津町も国の地方創生臨時交付金を使って本年度の無償化を発表。同交付金を活用して無償化とする自治体が今後増える可能性もありそうだ。 他の自治体も動向を注視 県内他市町に先駆けて2019年度から完全無償化したのが小山町。子育て支援の充実、移住定住の促進、学校事務負担の軽減などが目的だった。本年度の対象は町内在住の3歳~中学3年生の計約167
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B1三遠 成績報告 御前崎市長訪問
愛知県東三河と本県遠州の地域を拠点に活動するバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の三遠ネオフェニックスの牛尾信介社長らが26日、御前崎市役所を訪れ、柳沢重夫市長に2022~23年シーズンの成績を報告した。 チームは23勝37敗でB1全24チーム中16位に終わり、けが人が相次ぐなど苦しい戦いが続いた。一方、若手の台頭をはじめ、ホーム試合の通算入場者数が10万人を超えるなど注目度は上がり、来季への躍進に期待がかかる。高橋快成選手は「思い描いたシーズンではなかったが、この悔しい思いをぶつけてトップを目指したい」と意気込んだ。 チームは市内の小学生や住民を対象としたバスケ教室や試合観戦の招待も予
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津波要因組み合わせ 中電が評価方針説明 浜岡原発審査
原子力規制委員会による中部電力浜岡原発3、4号機(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性確認審査会合が26日、開かれた。中電は基準津波(想定される最大津波高)策定に向け、複数の発生要因による「組み合わせ評価」の方針を説明した。新たな審査スケジュールも示し、秋までに基準津波と基準地震動(耐震設計の目安となる最大の揺れ)を固めて建屋や設備などのプラント審査を再開させたいとの希望を伝えた。 浜岡の敷地への津波影響が支配的とみられるプレート間(南海トラフ)地震と、連動することで津波が重なる可能性のある海底地滑り、海域の活断層による地殻内地震を組み合わせるとした。海洋プレート内地震は組み合わせの対象にしな
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省エネへ 緑増やそう 御前崎一小児童 花の植栽 体験
御前崎市立第一小の4年生約110人が26日、環境エネルギーや省エネ対策の大切さを学ぶ授業の一環で、花の植栽体験を行った。 市花の会や中部電力、中電ウイングなどが協力し、子どもたちは校内の花壇でマリーゴールドやペチュニアなど計3種類の花の苗を植えた。同会メンバーの助言を受けながら、小さな穴を掘り、優しく手で土をかぶせた。校舎内への直射日光を遮るためにアサガオの緑のカーテン作りにも挑戦。つるが伸びたらネットに絡ませ、緑化による省エネを実践していく。 植栽体験に先立って行われた講義では、中電浜岡地域事務所の社員が地球温暖化の原因が二酸化炭素排出であることや家庭でできる節電対策を解説した。植田夏妃さ
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航空機接近防止の灯火設備一部不良 浜岡原発
中部電力は25日、停止中の浜岡原発(御前崎市佐倉)3号機の排気筒に備え付けた航空機接近を防止する点滅設備「原子力施設用灯火」の照明が一部、点灯不良になったと発表した。 中電によると、24日午後8時50分ごろ、巡視中の警備員が排気筒の地上約70メートルの位置にある点滅照明計4基のうち、1基の不具合を発見した。社員が確認したところ、点灯時間が通常の1秒よりも短くなっていたという。中電は設備を管轄する国土交通省東京空港事務所に連絡した。今後、点検作業を行う。 同原発4、5号機のそれぞれの排気筒には航空法で義務付けられた航空障害灯を設置している。3号機の原子力施設用灯火は航空法で設置を義務付けら
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家電の電力消費量は 御前崎小で環境講座
御前崎市はこのほど、御前崎小4年生を対象に環境教育出前講座を同校で開いた。児童約40人が日常生活と関連付けながら地球温暖化やエネルギー政策、生物多様性の観点で環境問題について考えた。講師はNPO法人アースコミュニケーションの川口真矢さんをはじめ、市環境課とエネルギー政策課の職員が務めた。川口さんは市内の砂浜に産卵上陸する絶滅危惧種のアカウミガメが減少していると説明。主な背景として砂浜の浸食や漂着する海洋ごみの増加を挙げ、「一人一人が身近な環境問題に目を向けてほしい」と呼びかけた。 ワークショップも実施した。子どもたちは一般家庭にある掃除機やドライヤーなどの家電を作動させ、「ワットチェッカー
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 19日はマアジや小イサキ、タカベ、スズメダイ、マダイ、アイゴなど。20日はマアジやタカベ、小イサキ、スズメダイなど。21日はイシダイやメジナ、アイゴ、小イサキ、タカベ、ネンブツダイなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は投げ釣りでシロギス。餌は青イソメで2~3本針仕掛け。餌を付けるのが苦手なら1本針仕掛けでも良い。餌のイソメを針先から1~1.5センチ程度垂らすと食いつきが良い。サビキ釣りはアジやサバ。日によりむらがある。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 17日午前の沼津
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まるでバナナ「セローム」開花 御前崎エコパーク
御前崎市港の港湾緑地「御前崎エコパーク」で5月下旬に入り、観葉植物として親しまれているサトイモ科「セローム」が開花し始めた。花はバナナのような白い棒状の形が特徴で、屋外では珍しい光景だ。 セロームの花は長さ約30センチで「肉穂花序」という小さな花の集まり。葉の間をのぞいて見ると、膨らんだ緑色のつぼみが開き、突出した花が外側に露出している。南米原産のため暑さに強いが、開花期間はわずか2日程度と短い。 セロームは同所を管理する「御前崎エコクラブ」の山本貴美枝会長が市販購入し、2001年頃に植えた。7、8年後に花を咲かせるようになり、現在は10株ほどに増殖したという。山本会長は「少し変わった花の形
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マグロ料理に男性挑戦 御前崎で教室 丼やサラダ、串焼き 盛り付けも美しく
御前崎市教委は23日、男性を対象とした初心者向けの料理教室を同市の白羽地区センターで開いた。生涯学習講座の一環。男性8人が一般家庭でできる5品のマグロ料理に挑戦した。 元料理人の高塚正行さん(72)が講師を務め、実演を交えながら包丁の扱い方や具材の切り方などの基礎を指導した。参加者は見よう見まねでメイン食材の本マグロとトンボマグロを慎重な手つきで切り、丼やサラダ、串焼きを作った。余った切り身はつくだ煮やみそ汁に利用し、食材を無駄にしないことも意識した。 料理の美しい盛り付けにもこだわり、完成後は参加者で味わった。料理に初挑戦した横山賢一郎さん(61)は「今まで食べることだけが好きだったが、こ
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伊豆ジオリア入館10万人 御前崎の夫婦に記念品
伊豆市の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」はこのほど、入館者10万人を達成した。運営する美しい伊豆創造センターは、くす玉割りなどの記念行事で節目を祝った。 10万人目の入館者は御前崎市の森田忠志さん(65)。妻澄枝さん(61)と旅行で訪れた。金刺重哉館長から記念品の目録と花束を贈られた。 2016年にオープンしたジオリアの年間入館者は世界ジオパークに認定された18年に2万5千人を記録。その後も1万8千人ほどで推移した。コロナ禍の影響でここ数年は5千人を割り込んでいた。 金刺館長は「地域の人やジオガイドらに支えられて10万人を達成することができた。今後は企画展などを地域と連携して
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御前崎市議会、1日から定例会 動画サイトで配信
御前崎市議会運営委員会は22日、6月定例会の会期を1~29日までの29日間と決定した。6月定例会から本会議と総務経済、文教厚生の各常任委員会の様子を、インターネット上の無料動画共有サイト「ユーチューブ」で生配信とアーカイブ配信する。 これまで本会議、常任委員会、予算決算審査と原子力対策の各特別委員会は、御前崎ケーブルテレビがライブ中継や録画放送をしていた。それに加え、新たに市外からでもスマートフォンなどで閲覧できるユーチューブサイトを活用し、議会の情報発信を強化する。 録画配信の閲覧期間は2年。河原崎恵士議長は「より多くの市民に市政や議会運営に関心を持ってもらえればうれしい」と述べた。
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遠州灘捜索、行方不明のプレジャーボート見つからず
プレジャーボートで浜名湖に出かけたまま行方不明になっているとみられる浜松市西区の男性(80)を捜索中の清水海上保安部は20日、豊橋市から御前崎市にかけて沖合50キロまでの遠州灘を巡視船と航空機で捜索したが手掛かりなどは見つからなかった。21日も巡視船で捜索を続ける。同保安部によると、19日未明、男性の妻から110番があり捜索作業を開始。男性が出港した時刻や同乗者などは不明という。
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地元で独立 ミニトマト生産 石原和樹さん(御前崎市)品質向上へチャレンジ【自然の仕事人】
新緑が美しい4月下旬。遠州灘に面した御前崎市で、ミニトマトの収穫にいそしむ石原農産の石原和樹さん(34)を訪ねた。 「幼い頃、祖父母の畑仕事によく連れて行ってもらった経験から、農業に関心を持つようになった」と話す石原さんは高校で農業を専攻、卒業後も農林大学校へと進学し、学びや体験を通してさらに農業が好きになったという。大学校卒業後は、県内のトマト生産法人に就職。それから10年後、地元の先輩農家の話を聞く中で自らも地元で独立することを決意した。「JA遠州夢咲や地元の方々の手厚いサポートのおかげで、とてもスムーズに経営を始めることができた」と話す。 現在の経営面積は、ハウス1棟の18アール。
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色彩豊か 力作ずらり 御前崎の絵画教室が作品展
御前崎市の絵画教室「色把仁保へ徒(いろはにほへと)」による油絵展が29日まで、同市門屋の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。建物や風景を立体的に捉えた色彩豊かな作品が並ぶ。 主宰の藤原正幸さん(72)=静岡市駿河区=をはじめ、生徒4人が計17点を出展した。楽しく遊ぶ子どもの作品は柔和な表情を繊細に表現。御前埼灯台や海岸砂浜に咲くハマヒルガオなどは細部にこだわって描き独創性が光る。かやぶき屋根の古民家を題材にした作品はこぢんまりとした農村風景の雰囲気を醸し出し、来場者を楽しませている。 藤原さんは「生き生きとした個性あふれる油絵を楽しんで」と呼びかけた。 今月20日と毎週火、水曜は休業
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 12日はマアジやネンブツダイ、タカベ、メジナ、カワハギなど。13日は小アジやタカベ、小イサキ、ネンブツダイなど。14日は小アジやスズメダイ、小イサキ、メジナなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺は今週もサビキ釣りで小サバや豆アジ、イワシ。食いが悪ければトリック仕掛けに変えると良い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 10日午後の沼津沖船釣りは小マダイが多数、1.5キロ前後のクロダイが3匹、1.5キロのイシダイ。他にウスバハギやイトヨリも釣れた。 ▽沼津港 大翔丸・電090
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駿河湾、大井川鉄道、富士山… テント前に広がる絶景魅力 静岡県内のキャンプ場訪ねました【しずおかアウトドアファン】
キャンプ場選びのポイントと言えば、食に加えてテントサイトからの眺めも大きな要素の一つ。静岡県内のキャンプ場は、ほかではあまり見られない絶景が評判の施設も多い。海や山、鉄道など魅力あふれる眺望を堪能できる施設を探して各地を訪ねた。 アプトいちしろキャンプ場(川根本町梅地) キャンプ場の対岸を走るアプト式列車の眺めが人気のアプトいちしろキャンプ場=川根本町 大井川の渓谷を走る大井川鉄道井川線。国内で唯一、急坂を行き来するための歯車が付いたアプト式鉄道が走る。テントサイトからこの列車を見られるのが「アプトいちしろキャンプ場」(川根本町梅地)だ。 キャンプ場の目の前を流れる川を挟んだ
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浜岡停止12年 原子力政策転換、賛否分かれる 11首長静岡新聞社アンケート 「国策」理由、無回答も
政府要請で中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)が全炉停止してから14日で12年を迎えた。国は東京電力福島第1原発事故以来の原子力政策を転換し、国会では60年を超えての運転を可能にする束ね法案「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」の審議が進む。静岡新聞社は浜岡原発から半径31キロ圏11市町の首長を対象にアンケートを実施し、原子力政策転換についての意見を聞いた。「急転換」「やむを得ない」。長期運転のリスクやエネルギー、環境問題などを背景に賛否が分かれた一方で、「国策」を理由に無回答の市町もあった。 掛川、袋井、磐田、森の4市町は「あまり理解できない
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再稼働容認、高まり「感じる」半数超 浜岡原発停止12年、電気代高騰で【周辺11首長アンケート】
静岡新聞社が中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の全炉停止12年に合わせて周辺11市町を対象に行った首長アンケートでは、「自市町内で再稼働容認が伸長していると感じるか」と尋ねた設問に6市町が「感じる」と回答し、主な理由に電気料金の高騰を挙げた。2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻以降、電気料金は事業用と一般家庭向けのいずれも値上がりした。原発の地元の生産者からも「売り上げを伸ばしても利益は薄くなる」と悲鳴が漏れる。 再稼働「○」 首長はゼロ 明確に「×」 1市に減少 中部電力浜岡原発周辺の11市町首長アンケートで、新規制基準適合性確認審査に合格した場合、浜岡原発の再稼
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記者コラム「清流」 ハマヒルガオの絆
陽光に照らされた青い海と凜々(りり)しい薄紫色の花びら-。御前崎市の海岸砂浜に群生するハマヒルガオが5月に入り見頃を迎え、初夏の海を彩っている。 地中深くに根を張るハマヒルガオは砂地をはうようにつるを伸ばし毎年、密集するように幾つも愛らしい花を咲かせる。日光が当たる昼間、潮風を浴びて空を見上げるように咲く姿は市民が慣れ親しんだ風景だ。 そんなハマヒルガオは互いに手を携えているように見えることから付けられた花言葉は「絆」。浜岡、御前崎の旧両町が合併した2004年、当時約3万6000人の市民が太い絆で結ばれてほしいとの思いを込めて市の花に制定された。 明日14日は母の日。家族や大切な人と結ば
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原発60年超運転「浜岡を対象外に」 市民団体、静岡県などに要請
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働に反対する市民団体「浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす静岡県連絡会」は12日、県と中電に対し、浜岡原発に60年を超えて運転させないことなどを求める要請書を提出した。浜岡原発の全炉停止から14日で12年が経過するのに合わせた活動。 連絡会の林克代表らが県庁と中電静岡支店(静岡市葵区)を訪ねて提出した。いずれの要請書も原発の60年超運転を可能にする法案が国会で審議されていることを受け、安全性への懸念を表明。川勝平太知事宛ての要請書では、浜岡原発は東海地震発生時の危険性から政府の要請で停止した全国唯一の原発だとして「60年超運転の対象外にするよう国に要請を
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認知症高齢者の接し方学ぶ 御前崎・浜岡中
御前崎市の浜岡中は12日、1年生約170人を対象に認知症への理解を深める講座を同校で開いた。市高齢者支援課の大石郁子さんが講師を務め、子どもたちは認知症の高齢者への適切な接し方について考えた。 高齢化社会を迎える中、社会福祉への関心を高め、思いやり精神を育む狙い。大石さんは認知症の特徴的な症状として物事の判断力や記憶力の低下を挙げた。脳細胞が壊れることが原因で誰でも発症リスクがある病気だと指摘し「効果的な治療薬がないため周囲の支えが大切になる」と解説した。 生徒らは高齢者の認知症行動を再現した映像を見た後、グループに分かれて患者に必要な配慮や言葉遣いについて議論した。今井梨里穂さん(12)は
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走る楽しさ基本から 御前崎でランニング教室【市町対抗駅伝】
御前崎市教育委員会は10日夜、静岡市で12月に開催される第24回県市町対抗駅伝大会(静岡新聞社・静岡放送主催)に合わせてランニング体験教室を同市池新田の浜岡総合運動場で開いた。小学生から大人まで男女24人が参加し、約2時間身体を動かし汗を流した。 6月から大会練習が本格始動するのを前に、市民のスポーツ人口拡大や健康増進を図り、大会への機運を高めようと企画した。参加者の中には普段、スポーツや長距離走が苦手な人もいて、御前崎市チームの監督を務める大橋昌弘さんが走る基本姿勢や股関節の可動域を広げるストレッチ方法などを指導した。 ウオーミングアップ後はタイムを設定し、陸上競技場の400メートルト