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水難救助活動で協力 ボランティアと覚書 湖西市消防本部

 湖西市消防本部はこのほど、水難事故発生時の救助活動を迅速に行うため、水上バイク愛好家らでつくるボランティアの救助団体「U.S.P.R 県水上オートバイレスキュー連合体」(御前崎市)と覚書を締結した。浜名湖内での捜索活動や消防職員の操作技術向上を図る合同訓練などで協力する。同団体の野口貴史代表らが市消防本部を訪ね、山本浩人消防長と共に覚書に押印した。

水難事故時の協力について覚書を交わした山本消防長(左)と野口代表=湖西市消防本部
水難事故時の協力について覚書を交わした山本消防長(左)と野口代表=湖西市消防本部

 同団体の会員は、公益社団法人日本水難救済会の救助員に登録する民間ボランティア。これまでも御前崎海上保安署との連携で、浜名湖の今切口付近や遠州灘での水難救助や事故防止の啓発活動、消防を含めた合同訓練などに取り組んできた。覚書により、新たに市消防本部が管轄する鷲津漁港以北の浜名湖西側で水難事故が発生した際に、同本部から直接、同団体に協力を要請できるようになる。
 山本消防長は「これまでは(市消防本部に配備された)水上バイク1艇で行っていた捜索活動を協力して行えるようになる。相互の安全体制を確立できると期待している」とあいさつした。野口代表も「これまでも顔の見える関係を築いてきたが、一層責務を重く感じている」と意気込んだ。

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