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【御前崎市長選 立候補者の横顔】下村勝(しもむらまさる)氏(無新 54歳) 論理的視点 地元に還元

 大学教授を辞め、研究や教育で培った経験を「生まれ育った地元に還元したい」と立候補した。電子材料工学の道を歩んで約30年。物事を論理的に捉え、課題解決を図る力を市政運営に役立てたいと意気込む。

下村勝氏
下村勝氏

 訴える政策の一つが脱炭素社会の推進。風力や太陽光などの発電施設が立地する御前崎市の特色を生かし、「エネルギーが集結する先端地域に育て、企業誘致や交流人口増加につなげたい」とビジョンを描く。
 再稼働を目指す中部電力浜岡原発については電力安定供給や温暖化対策の観点から「安全性が担保されれば稼働すべき」とし、「市長になったら原発の安全性に関する科学的データを自ら分析したい」。
 教育環境の充実にも意欲を示し、「海外の学校と協定を結び、オンライン活用して子どもたちの国際交流も進めたい」と語る。市の財政健全化に向けては「限られた財源で歳出削減と投資の両面から効果を検証しながら財政運営する」と戦略的に取り組む覚悟だ。
 静岡大院修了。同大で工学部やグローバル共創科学部の教授などを務め、学長補佐も担った。大切にする言葉は「チャレンジ精神」。趣味は音楽鑑賞。

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