テーマ : 御前崎市

記者コラム「清流」 ライバル

 「相手が上手だった。悔しいけど私は力不足です」。御前崎市で8月下旬に開催されたサーフィンの国際ツアー大会「御前崎プロ」。女子決勝は地元出身の高校生同士の対決となり、佐藤李選手(17)が優勝した。一方、敗れた池田美来選手(15)は表彰式後、唇をかみしめ冒頭の敗者の弁を振り絞った。
 幼い頃から互いをよく知る2人は普段仲良しだが、海に入れば真剣勝負をするライバル。今大会は佐藤選手のパフォーマンスが勝ったが、池田選手もくじけることなく報道陣の前で堂々と勝者をたたえる姿がたくましくて印象的だった。
 2人はこれからも大舞台で幾度となく勝負を繰り広げるだろう。だからこそ、勝っても負けても良きライバルであってほしい。2人そろって五輪の舞台で輝く日を夢見て。
(御前崎支局・市川幹人)

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