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防潮堤の早期完成要望 中東遠4市首長ら 静岡県知事訪問

 磐田市の草地博昭、掛川市の久保田崇、袋井市の大場規之の3市長と御前崎市の鴨川朗副市長が3日、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、県と連携して遠州灘沿岸で進めている防潮堤(全長約27キロ)整備の早期完成と完成後の地域振興などに向けて支援を要望した。

要望書を提出する中東遠4市の市長ら=3日午後、静岡県庁
要望書を提出する中東遠4市の市長ら=3日午後、静岡県庁

 要望書では、県などの工事建設発生土の提供や搬入にかかる経費への支援▽治山事業の継続的な予算確保と事業推進▽防潮堤が平時は憩いの場となるための支援▽防潮堤の整備効果の検証と完成後の新たな被害想定の提示―を求めた。
 中東遠4市の防潮堤整備は、各市が堤体盛り土を施工し、県が海岸の防災林再生を目的に治山事業を行う「ふじのくに森の防潮堤」事業として2014年に始まった。
 川勝知事に要望書を手渡した大場袋井市長は「本年度末には本市の施工分はほぼ完了する見込み」と報告し、完成後は「海辺のにぎわい創出につなげたい」と述べた。他の市長も太平洋岸自転車道や周辺の漁港、スポーツ施設などと連動したにぎわいづくりを求めた。川勝知事は「盛り土材の確保はできている。地域の特性を生かした防潮堤にしてほしい。防潮堤の効果検証は非常に大事なので国に求め、県と市町で共有したい」と応じた。

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