袋井市の記事一覧
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林業家らと事業者の“お見合い”推進 静岡県、山間地の人流創出
静岡県は、観光や教育などのサービス産業で森林の活用を検討している事業者と森林所有者のマッチングを支援する事業を進めている。林業家らと事業者を“お見合い”形式で引き合わせるユニークな手法で、遊休林の再活用を促し、山間地での新たな人流創出を図る。 11月上旬に静岡市で開いた合同説明会には、7人の森林所有者と13の事業者が参加した。事業者は金融機関や子育て支援の社団法人、電力会社、個人事業主など幅広く、検討中の用途もマウンテンバイクのコースや森林環境教育、アロマ蒸留などの多岐にわたった。 所有者は自身の森林の立地や規模、現在の用途と希望の活用イメージを披露。事業者はグル
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袋井市 大病乗り越え再び代表選出 6区高橋俊明選手「最後のレース」【市町対抗駅伝】
袋井市は、6区の高橋俊明選手(55)=高橋モータース=が好走し、チームに勢いをつけた。大病を乗り越え、「最後のレース」と掲げた今大会は、沿道に駆けつけた社員や地元の仲間らの声援を追い風に、悔いのない走りを見せた。 32歳の時、第1回大会で古里を背負って走る姿に感銘を受けて選手を目指した。40、41歳で代表選手に選ばれたのち、8年連続の補欠を経て2018年の大会で返り咲き。翌年に見つかった前立腺がんの手術後も毎朝13キロを走るなどのトレーニングを欠かさず、今大会は術後初めて代表選手を任された。 沿道ではメロンの形の帽子を身につけ、お手製の横断幕を手にした応援団がエールを送った。高橋選手は「
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茶況(12月1日)どまんなか袋井茶大賞に石川製茶
東海道どまんなか袋井茶大賞2次審査会がこのほど、袋井市役所で開かれ、最高賞の大賞に石川製茶が輝いた。 審査会は茶業と袋井茶の発展を目的に実行委員会と袋井地区農協茶業委員会が毎年開催し、今回で30回目。1次審査で選ばれた上位10点の茶が出品された。 2次審査は市内企業の社員ら16人と来庁者96人が審査員を務めた。茶の外観、味、水色、香りを比べ、最も良いと思う1品に投票した。 準大賞にはヤマネ製茶と安間製茶が選ばれた。 (袋井支局・北井寛人)
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“駿府城”舞台に吟行俳句大会 永井さん(袋井)最高賞
静岡県俳句協会は、吟行俳句大会を静岡市駿河区の男女共同参画センターあざれあで開いた。最高賞の大会賞に袋井市の永井千恵子さん(77)の「冬麗大きく動く手話の指」が選ばれた。 県内の俳句愛好家ら約92人が参加。小春日和の中、参加者は駿府城公園を散策し、葵舟や家康像、鴨の陣などを題材に詠んだ力作を1人2句ずつ投句した。各賞は同協会の理事が採点して決めた。中川正男会長による講演も行った。 大会は鳥取県で来年度開催されるねんりんピックの選考会を兼ね、上位3人が出場権を獲得した。 最高賞以外の受賞者は次の通り。 県俳句協会会長賞 太田依子(浜松市浜北区)▽県俳句協会賞 杉田和子(静岡市葵区)▽実
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東名で歩行者死亡 30日午前5時半ごろ
30日午前5時半ごろ、袋井市山科の東名高速道下り袋井インターチェンジ(IC)付近で、本線上を歩いていた袋井市の男性(72)と、三島市の男性(36)が運転する大型トラックが衝突し、歩いていた男性は搬送先の病院で死亡が確認された。県警高速隊によると、現場は袋井IC流出車線の近く。男性が歩いて本線に立ち入った可能性があるとみて同隊が事故原因を調べている。事故処理のため東名高速下りは掛川IC-袋井IC間が約2時間50分にわたり通行止めになった。
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区画整理支援 静岡県組合連合会が国交省に要望
静岡県土地区画整理組合連合会(岩崎伸次会長)は29日、国土交通省で石橋林太郎政務官と面会し、県内5地区の事業について2024年度の国庫補助や交付金の確保を要望した。 対象は吉田町浜田、袋井市袋井駅南都市拠点、磐田市鎌田第一、浜松市浜北中央北、湖西市浜名湖西岸の5地区。いずれも機能性の高い市街地形成や産業拠点を作るための道路整備に取り組んでいて、各地区の組合代表者らが事業の必要性を説明した。岩崎会長は「熱意と現状をお伝えした。整備促進へ支援をお願いしたい」と訴えた。 石橋氏は「いろいろなプロジェクトが進んでいると分かった。良いまちづくりができるよう(予算確保の)検討を続けたい」と応じた。
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ガイドと巡る“ディープな伊豆” サイクリングイベント・いずかのライド 地元グルメ パワーの源に【しずおかアウトドアファン】
伊豆半島の中央部に位置する伊豆の国市と周辺地域は、狩野川をはじめとする自然景観や土地に根ざした食、歴史を感じられるさまざまな史跡など見どころの宝庫だ。10月下旬~11月中旬に全3回の自転車ツアーを実施した「伊豆狩野川ガイドサイクリング(いずかのライド)」の初回に同行し、地元在住のガイドが紹介する“ディープな伊豆”に触れた。 (生活報道部・草茅出、山本淳樹) 初回は「満腹つまみ食いグルメと雄大な大自然を満喫する伊豆市ツアー」。県内外から参加した12人が約35キロの道のりに挑戦した。数人のグループごとにガイドが付き、立ち寄り先の情報や地域の歴史、地形の成り立ちなどを
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財務大臣納税表彰を報告 袋井の森下さん、租税教育尽力
長年にわたり納税制度の普及や発展に尽くしたとして財務大臣納税表彰を受けた磐田税務署管内青色申告会長の森下剛好さん(66)=袋井市松原=がこのほど、市役所に大場規之市長を訪ね、受賞を報告した。 森下さんは30年以上にわたり、同会の役員として租税教育などに尽力している。「会員は減少傾向にある。後継者をつくって次世代につなげていきたい」と意気込んだ。 大場市長は「受賞は長年の積み重ねのたまもので市としても光栄。引き続き啓発活動に努めていただきたい」と感謝した。
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被爆ピアノ 平和の尊さ奏でる 袋井の演奏家 三川小でコンサート
袋井市の三川小の体育館でこのほど、広島市で1945年に原爆の被害を受けたピアノを演奏する「被爆ピアノコンサート」(袋井市被爆ピアノ実行委主催)が開かれた。 袋井市在住のピアニストで歌手の安間鮎子さんが演奏を披露した。全校児童約140人が繊細なピアノの音色に耳を傾け、平和の尊さを学んだ。児童も「メリーさんの羊」などを演奏し、ピアノに触れた。 被爆したピアノを修理して全国での演奏会に協力している調律師矢川光則さん(71)も登壇し、被爆ピアノの成り立ちとともに、原爆の怖さを伝えた。体育館には広島県と長崎県が原爆によって受けた被害を解説する資料も展示された。
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全日本選手権Vで自転車BMX年間王者に 清水悠琉君(袋井南小6年)、市長に報告
9月に岡山県で開かれた自転車BMXフリースタイル・パークの全日本選手権のボーイズ(11~12歳)で優勝し、年間王者となった清水悠琉[はる]君(袋井南小6)がこのほど、市役所を訪れ、大場規之市長に喜びや今後の抱負を語った。 競技はハーフパイプやジャンプ台が設けられたフィールド(パーク)内で、さまざまなトリックを繰り出して難易度と精度を競う。清水君は4月のマイナビジャパンカップで準優勝、6月の同大会で優勝した後、9月の全日本選手権も制したことで年間ランキングの頂点に立った。 9歳の時に競技と出合い、「かっこ良さに衝撃を受けた」という清水君。以来競技にのめり込み、熱意をくみ取った父朋義さん(4
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ナユタ(浜松) 蓄電装置 大賞 県のグッドデザイン 表彰
静岡県はこのほど、デザイン性に優れた県産の製品やサービスをたたえる「2023グッドデザインしずおか」の表彰式を県庁で開いた。医療機器用電源メーカーの「ナユタ」(浜松市東区)が開発した医療機器用蓄電装置「LEMURIA(レムリア)ME3000」が大賞を受賞した。 同製品は国内で唯一、医療機器規格認証を取得したリチウムイオン蓄電装置。停電時に人工呼吸器などを長時間使用できる。「災害弱者への支援が喫緊課題となる中、可搬性、排熱ファンの不要など細部にまで配慮された作品」と評価された。 同表彰は30回目の節目。計55点の応募があり、「問題提起」「ユーザー性」「技術性」「新奇性」などを基準に審査した
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袋井市議会開会 17議案を上程
袋井市議会11月定例会が27日開会し、会期を12月22日までの26日間と決めた後、7億7600万円を追加する本年度一般会計補正予算案など17議案を上程した。代表質問は12月5日、一般質問は同6~8日に行う。
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静岡県勢女子「記念枠」逃す 東海高校駅伝
男子第72回、女子第34回東海高校駅伝は26日、袋井市のエコパスタジアムを発着点に行った。女子の全国大会が第35回の記念大会となることに伴って県代表校を除く最上位1校に与えられる出場権は、1時間9分44秒で頂点に立った愛知2位の豊田大谷が獲得。県勢は県3位の日大三島が1時間12分39秒の4位と届かなかった。県代表校の浜松市立は1時間11分7秒で2位。 男子は豊川(愛知)が2時間8分54秒で優勝。韮山が2時間10分21秒で2位、浜松開誠館が2時間10分32秒で3位に入った。 男女とも各県大会の上位6校が出場。男子は7区間42・195キロ、女子は5区間21・0975キロで争った。 4位日
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名人クラスは田中さん優勝 浜松で遠州親睦将棋大会
浜松市中区の曳馬協働センターでこのほど、遠州親睦将棋大会が開かれた。同市や磐田市、袋井市、豊橋市の66人が参加し、最強の名人クラスで田中雄一朗さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 名人 ①田中雄一朗②石野俊夫③相場昇④寺崎勝⑤田中雅英▽S ①岡田力也②寺田好司③北島耕太郎④前川忠雄⑤岡本徳裕▽A ①中根清②松田寿一③久米孝吉④川口哲也⑤袴田洋三▽B ①田辺国義②鈴木勉③榛葉雄治④神谷陽一⑤田畑敏夫▽C ①大柳豆周一②高柳長男③芝田信照④杉山稔⑤藤森勗
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本間さん(袋井) ディスク競技優勝を報告 全国障害者スポーツ大会
10月に鹿児島県で行われた「燃ゆる感動 かごしま大会 特別全国障害者スポーツ大会」のフライングディスク競技で、好成績を収めた聴覚障害の本間明文さん(68)=袋井市松原=がこのほど、同市役所を訪問し、大場規之市長に喜びを語った。 5メートル離れた直径約90センチの円形のゴールにディスクを10回投げて通過回数を競う「アキュラシー ディスリート・ファイブ」で優勝を果たした。鹿児島の強い南風に苦戦しながらも僅差で王座を勝ち取ったことを振り返った。ディスクを飛ばした距離で競う「ディスタンス メンズ・スタンディング」でも3位に輝いた。 本間さんが競技を本格的に始めたのは約10年前。「次は7メートル先のゴ
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美容師が和装技術披露 振り袖や舞妓姿 浜松城公園彩る
美容師がヘアメークや着付けの技術を披露する「和の祭典 着物フェスティバル」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区の浜松城公園で開かれた。華やかな着物に身を包んだ59人が会場を彩った。 県美容業生活衛生同業組合加盟店の西部会に所属する美容師80人が参加し、一般公募で集まったモデルを和装姿に仕上げた。振り袖や七五三、舞妓(まいこ)の姿に変身したモデルが登場すると、来場者は歓声を上げ、盛んに写真を撮影した。花魁(おいらん)道中も行われ、あでやかな花魁姿のモデルが観客を魅了した。モデルで参加した森町の専門学校生山本純華さん(20)は「普段とは違う自分になれたみたいで楽し
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読書感想画コンクール受賞者を表彰 26日まで、静岡県立美術館で展示
指定図書の感想を絵画で表現する第41回県夏の読書感想画コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催)の表彰式が25日、静岡市駿河区の県立美術館で行われた。県知事賞など特別賞を受賞した21人に賞状や盾を贈った。 県内の小学生から7739点の応募があり、同市立服織小1年の松田京君、袋井市立袋井南小3年の榑松篤志君、静岡市立大里東小5年の亀山水杜さんが県知事賞を受賞した。学校賞には静岡市立安東小、静岡大付属静岡小、浜松市立可美小の3校が選ばれた。 審査委員長を務めた県教育研究会の見城秀明美術教育研究部長は「本との出合いによる感動は、絵に描くことでさらに広がっていく。これからも感性を磨き、本の世界の楽し
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茶況(11月24日) 袋井茶振協が25日感謝祭
袋井茶振興協議会は25日、茶業関係者が1年間の茶業に感謝する恒例の「ふくろい茶感謝祭」を袋井市の油山寺で開催する。 2014年から実施され今回で10回目。生産者や茶商らが出席し、中国から日本に茶を伝えたとされる栄西禅師の像の前に袋井産の茶葉を詰めた茶つぼを献上し、地域の茶業のさらなる発展を祈願する。献茶式終了後には、参拝者向けに試飲も行う。 (袋井支局・北井寛人)
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静岡・泉ケ谷で地域芸術祭 現代アートがつなぐ「境界」
静岡市駿河区の旧東海道丸子宿の一角、泉ケ谷地域で開催中の地域芸術祭「静岡アートビジョン」(同実行委員会主催)は、現代アート作品を通して今と昔、街と里山、自然と人間の営みなどさまざまな境界を緩やかにつなぎ、新たな魅力を提示している。 同地域の入り口には、伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」があり、古道沿いに寺社や、養蜂、酪農など自然と共生する住民の生活エリアが続く。監修したNPO法人クロスメディアしまだ(島田市)の児玉絵美事務局長は「住民と匠宿、職人たちとのつながりもここの魅力。潜在する地域像を掘り起こす視点が、現代アートの予測を超えた見方と重なった」と説明する。 大井川鉄道の無人駅を舞台
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法多山尊永寺包む風船型ランタン 1月まで袋井各所でライトアップ
袋井市の法多山尊永寺で23日、風船型のLEDランタンの打ち上げが行われた。同日市内で開幕した「ふくろい夜宵プロジェクト」(1月31日まで)のオープニングイベントで、200基のランタンの幻想的な明かりに境内が包まれた。 本堂前広場でカウントダウンを合図に、家族連れやカップルらが一斉に照明入りの紙風船を夜空へと浮かべた。家族と初めて参加した中田冬芽ちゃん(8)は「オレンジと青色のランタンの組み合わせがきれいだった」と笑顔を浮かべた。 同プロジェクトは夜のにぎわい創出をテーマに、JR袋井駅周辺などにイルミネーションやあんどんを設置する取り組み。期間中は同寺が和傘のフォトスポットを開設するほか
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切り絵愛好家 松永さん個展 袋井市
袋井市宇刈の切り絵愛好家松永義司さん(86)の切り絵展が30日まで、市役所市民ギャラリーで開かれている。30点の自信作を出品した。 松永さんは定年を機に切り絵の制作を始めた。以降5年おきに個展を開き、今年は20周年で第4回目。旅先で訪れた風景を題材に、長野県安曇野の紅葉や彦根城の桜、富士山5合目の景色などをモノクロやカラーで表現した。 松永さんは「色の組み合わせや立体感、細やかな表現など切り絵のおもしろさを堪能してほしい」と来場を呼びかけた。
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中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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認知症高齢者の徘徊対策 見守りシステム登録を【西部 記者コラム 風紋】
性別や年齢、服装、背丈など、身体の特徴とともに袋井警察署が行方不明者の捜索の協力を呼びかける同報無線を度々耳にする。行方不明事案のほとんどは認知症が原因で徘徊(はいかい)する高齢者。最悪の場合、徘徊中に事故などによって死亡してしまうケースもある。 同署生活安全課によると、ことし1月~10月末までに同署が認知症と思われる65歳以上の高齢者を保護した件数は58件(暫定値)に上る。昨年も同時期で62件の保護があり、およそ5日に1回は高齢者が保護されたことになる。袋井市健康長寿課によると、同市内では昨年10月からの1年間で、捜索願の出た高齢者が亡くなった状態で見つかった事案が2件あり、うち1件は認
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秋作クラウンメロン 出来上々 袋井で品評会、八木さん最高賞
クラウンメロンの秋作品評会(県温室農協クラウンメロン支所主催)がこのほど、袋井市小山の同支所で開かれた。最高賞の優等賞には、同市の八木祐子さんが選ばれた。 4地区で行われた予選会を通過した約40人の生産者が6玉一箱で出品。全国12市場の関係者らが審査員を務め、形状と網目の美しさなどの外観、甘みや食感、風味をはじめとする内容で採点した。 その他の主な結果は次の通り。 1等 ①沢木俊文(掛川市)②桑原吉斉(袋井市)▽2等 ①増田明(掛川市)②高橋英樹(袋井市)③渥美直史(同)④鈴木幸一(磐田市)⑤原弘明(袋井市)▽3等 ①平岡豊(同)②松本宗三(浜松市)③井口貴彦(袋井市)④雪島望(同)⑤
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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VR活用 地方に可能性 都内企業社長が浜松で解説
静岡理工科大(袋井市)はこのほど、「地域創成フォーラム」を浜松市中区のホテルで開いた。仮想現実(VR)事業を手がけるアルファコード(東京都)の水野拓宏社長が「VRとメタバース技術が切り開く日本の未来」と題して特別講演した。 水野社長はVR技術により、操作手順などを現場にいるような感覚で学べることなどから「体験や経験をデジタル化し、インターネット経由で発信ができる」と強みを説明。さまざまなツールがそろう都心と比較し、「地方の方がVR技術の利活用が進む土壌がある」と可能性を強調した。 VR技術を活用した中学生向けの教材開発や、登場人物と同じ目線で鑑賞が楽しめるミュージカルなどの事業も紹介した
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27日から定例会 袋井市議会
袋井市議会は20日、議会運営委員会を開き、11月定例会の会期を27日から12月22日までの26日間と決めた。 7億7600万円を追加する本年度一般会計補正予算案など17議案を審議する。代表質問は12月5日、一般質問は同6~8日の3日間で行う予定。
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納税功労者を表彰 磐田税務署など
磐田税務署と磐田税務推進協議会はこのほど、本年度の納税表彰式を袋井市高尾の袋井新産業会館キラットで開いた。納税意識の高揚や普及啓発などに尽力した個人に表彰状を贈った。 財務大臣表彰を受けた磐田税務署管内青色申告会の森下剛好会長と、名古屋国税局長表彰を受賞した磐田法人会の大橋芳隆副会長も紹介した。 受賞者は次の通り。 【磐田税務署長表彰】大庭睦(磐田法人会理事)金丸福代(磐田税務署管内青色申告会理事)夏目祐次(同)森下将明(磐田法人会副会長) 【磐田税務推進協議会長表彰】伊藤旨広(磐田法人会監事)岡野式子(同法人会理事)近藤育夫(磐周納税貯蓄組合連合会理事)杉嶋保英(磐田税務署管内青色申告会理
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「クラウンメロン」タイ輸出4年ぶり再開 厳格な検疫クリア 袋井の生産者、努力結実
袋井市特産の「クラウンメロン」が厳しい検査を突破し、タイで4年ぶりに販売される。かつては人気を誇っていたが、規制の厳格化により、輸出が停止となった。11月中旬、同市内で輸出再開に向けてタイの検査官らを招いた合同輸出検査が実施され、検査官らがメロンの温室と出荷梱包(こんぽう)現場を検査し、同国へ輸出できる基準を満たしていることを確認した。 静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所によると、クラウンメロンは年間生産量の2割弱がアジアを中心に中東、ヨーロッパなど国外へ輸出されている。タイへの輸出は2012年に始まり、主要輸出国の一角となったが、19年にタイ側の日本産メロンへの規制が厳格化。さらに
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化学肥料削減へ新資材 西部3JA、普及に力
遠州中央、とぴあ浜松、みっかびの県西部3JAが、スタートアップ企業や県外JAなどと連携し、農作物の収穫量を増やす低環境負荷の農業資材「バイオスティミュラント(BS、生産刺激剤)」の普及に向けた取り組みに乗り出した。原料をほぼ輸入に頼り、価格が高騰している化学肥料の使用を減らすことで生産者の負担を軽減し、農業の脱炭素化にもつなげる。 3JAは9月上旬、農業分野の課題解決に取り組むスタートアップ「AGRI SMILE(アグリスマイル、東京都)」の呼びかけで設立された「脱炭素地域づくり協議会」に参加した。参加団体は手分けし、廃棄されてきた農産物の残さや非可食部を原料にしたBSの開発や効果の検証
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ご当地グルメや世界の料理 袋井にキッチンカー集結
袋井市高尾のノブレスパルク袋井の駐車場で18日、「キッチンカーフェス」(同施設主催、静岡新聞社・静岡放送企画・運営)が始まった。19日まで。全国のご当地グルメや世界の料理が楽しめる。 キッチンカー20台以上が集結している。会場の中央には机と椅子が用意され、初日から親子連れでにぎわった。台湾まぜそばや本格カレーのほか、富士宮やきそば、遠州焼きなど県内で人気のグルメもそろう。 特設ステージも設けられ、19日は「パウ・パトロールとあそぼう!」と題したショーを実施。クイズやダンスが楽しめる。
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色彩豊か パステル画54点 袋井の画家 加藤さん作品展
袋井市のパステル画家加藤直子さん(57)の個展が市役所市民ギャラリーで20日まで、開かれている。色彩豊かな作品が54点並ぶ。 2011年にパステル画の制作を始め、県内外で個展を開催し今回で31回目。ワニをモチーフにした自作キャラクター「ワンダー」などの動物を色とりどりに優しい筆遣いで仕上げた作品などがそろう。50号のキャンバスに猫を描き、5月に東京で開催された「第67回新世紀展」で新人賞を受賞した「日想」がひときわ目を引く。 加藤さんは「わくわくしたり、癒やされたり、お子さんからお年寄りまで幅広い世代に楽しんでもらえたら」と話した。
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暴走行為疑い、会社員2人書類送検 袋井署
袋井署は16日、県暴走族等根絶条例違反の疑いで浜松市天竜区の男性会社員(20)と掛川市の男性会社員(19)を静岡地検浜松支部に書類送致した。書類送致容疑は、2人は9月7日午後8時55分ごろ、袋井市高尾の商業施設駐車場で乗用車を急転回するなどして通行人らに迷惑と不安を覚えさせる行為をした疑い。同署によると、複数の通行人から通報があった。防犯カメラや目撃情報から特定した。
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インフルエンザ 静岡県内24施設で学級・学年閉鎖
静岡県は16日、県内の高校、小学校、幼稚園24施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計232人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 河津町1施設10人、熱海市1施設8人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設12人、長泉町1施設9人、御殿場市1施設8人、小山町1施設7人、富士宮市2施設15人、静岡市葵区3施設30人、同市清水区2施設24人、牧之原市1施設11人、磐田市2施設20人、掛川市1施設4人、袋井市2施設22人、森町2施設24人、浜松市中区1施設11人、同市南区1施設8人
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サンワネッツの子会社化合意解約 スクロール
スクロールは15日、物流業のサンワネッツ(袋井市)と締結した子会社化に関する基本合意書を解約すると発表した。株式取得に関する「諸条件の合意に至らなかった」としている。 10月に基本合意書を交わした後、11月15日の譲渡契約締結を目指して大株主の山崎久隆会長、水谷欣志社長と取得に関する検討を進めたが、整わなかった。 物流代行サービスなどソリューション事業を成長分野に位置づけるスクロールは、運送や倉庫業、通販代行など多様な物流ニーズに対応できる同社とのシナジー効果を狙って子会社化を目指していた。 連結業績に与える影響は軽微としている。
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読書県しずおか 4校2団体表彰 静岡県教育委員会
静岡県教委は14日、2023年度「読書県しずおか」づくりの優秀実践校・団体として、子どもたちの読書活動推進に取り組んだ4校2団体を表彰した。 優秀実践校に選ばれたのは袋井市立袋井北小、浜松市立北部中、県立掛川工高、県立浜松特別支援学校。優秀実践団体は磐田おはなしとわの会(磐田市)、ねこバス(静岡市)。小中学校での読み聞かせ、本のプレゼンテーション大会「ビブリオバトル」や朝読書の実施などの活動が評価された。 県庁で行われた表彰式で、各代表が表彰状を受け取った。池上重弘教育長は「本の面白い世界に出合えば、子どもたちはのめり込んでいく。皆さんの取り組みを広げていきたい」と述べ、活動に感謝した。
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ベトナム訪れ意見交換や交流 袋井商工会議所 協定締結10年
袋井商工会議所はこのほど、創立30周年やベトナム商工会議所との協定締結10周年を記念して訪問団を編成し、ベトナムを訪ねた。両商議所関係者の意見交換や現地でのイベント交流を通じて、一層の友好促進を誓い合った。 両商議所は2013年に会員企業の海外進出や市場拡大を目的にした協定を締結した。今回はハノイ市のベトナム商議所を訪問。新たに環境保護分野での協力についても協定に盛り込み、袋井商議所の豊田浩子会頭とベトナム商議所のファム・タン・コン副会頭が署名した。 外国語大学で日本語を学ぶ学生が参加した日本語スピーチコンテストや、浴衣の着付けやひな人形の展示を行った文化交流イベントも実施。スピーチコン
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⚾「1日だけ大谷になりたい」 袋井商業高100周年式典 WBC栗山前監督講演
袋井市久能の袋井商業高はこのほど、創立100周年記念式典を同市のさわやかアリーナで開いた。野球日本代表が世界一に輝いた3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、監督としてチームを率いた栗山英樹さん(62)が記念講演を行った。 栗山さんは講演の前に質問を受け付け、会場の生徒たちと交流した。女子バレー部前主将の3年稲垣歩花さんが「スポーツをやってきたが、社会に出て活躍できるか不安」と悩みを明かすと、栗山さんは「これまで頑張ってきたという自覚が少しでもあれば、次も頑張れる。今のままで大丈夫」と背中を押した。 3年の岡田真さんから「生まれ変わったらどのポジションをやりたいか」と投げか
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静岡人インタビュー「この人」 19日に開催する「和の祭典 着物フェスティバル」実行委員長 武田則子さん(浜松市中区)
プロの美容師が、一般から公募したモデルにヘアメークや着付けをし、技術を披露する。4年ぶりの開催となる今年は、浜松城公園の浜松出世パーク葵広場(浜松市中区)で午後1時から開く。県美容業生活衛生同業組合理事長。72歳。 ―イベント開催の経緯は。 「組合員のモチベーションを上げることや、互いに技術を勉強しようと、2018、19年の11月に油山寺(袋井市)で開催した。当時は静岡版創作舞妓(まいこ)という名のイベントだった。その後、コロナの影響で中止になった。4年ぶりの開催に、組合員は張り切って練習している」 ―どんな内容のイベントか。 「モデルは一般から募集した県内外の約50人。花魁(おいら
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茶況(11月10日)小笠流手もみ製茶保存会が技術磨く 袋井で講習会
伝統技術「小笠流手もみ製茶法」の技術向上や継承を目的とした講習会がこのほど、袋井市岡崎の茶ピアで開かれた。 小笠流手もみ製茶法は、同市や掛川市、菊川市などで継承され、遠州地方で現在普及している深蒸し製茶法の原点と言われている。講習会には、1977年に発足して技術の保存と普及に取り組む袋井茶手揉保存会員らが参加し、技法に磨きをかけた。手揉茶は1人当たりの生産量が1日わずか500グラム程度と希少。ベテランの会員を中心に、「葉振い」「回転もみ」など伝統の手揉みの工程を確認した。 (袋井支局・北井寛人)
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魅力発信へ連携強化 静岡県知事と西部8首長、浜松でサミット
静岡県西部8市町の首長と川勝平太知事が意見交換する「西部地域サミット」が10日、浜松市中区で開かれた。安心・安全な地域づくり、魅力の発信と交流の拡大、人口減社会などをテーマに課題を共有し、県と市町のさらなる連携強化の必要性を確認した。 大場規之袋井市長は外国人の流入増に伴って人口増が続く市の現状に触れ、多文化共生対策としての日本語教育の重要性を指摘。久保田崇掛川市長は高齢化によって死者数が増えていく「多死社会」に対応した社会の確立を課題に挙げ、「諸問題の洗い出し、広域的視点による対策の検討が必要」と提案した。 開催地の中野祐介浜松市長は県と2024年に同市西区で開催する浜名湖花博20周年
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デジタル化推進へセミナー 企業、商議所関係者ら参加 袋井市 計画を解説
袋井市はこのほど、第1次袋井市デジタル推進計画の策定に向け、同市の袋井新産業会館キラットで「ふくろいデジタルセミナー」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開催した。市役所や地元企業、商工会議所の関係者ら約100人が参加した。 セミナーでは計画の概要を解説。新技術やサービスを地域に即応する形で提供し、市民が「デジタル」を使いこなして快適な日常生活を過ごせるまちづくりが目的と説明した。マイナンバーカードの交付率が8割を超える一方で、カード取得による利便性を実感する機会が少ないなど、市の課題も報告した。 野村総合研究所未来創発センターグローバル産業・経営研究室の森健室長による講演も実施した。森室長は「デ
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袋井市選手団が結団式 「力強い走りで次世代へ」【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる第24回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する袋井市選手団は9日夜、結団式を市教育会館で行った。選手や関係者が結束を高め、健闘を誓った。 選手団を代表して主将の松沢明希さんは「歴代のたくさんの選手が関わり、絆を強めてきたのが袋井チーム。万全の状態で力強い走りで完走し、次世代につなげたい」と意気込みを語った。大場規之市長は「走る楽しさを感じながら、励んできた練習の成果を発揮してほしい」と激励した。 選手団は次の通り。 監督 鈴木将夫▽コーチ 高橋俊明▽選手 尾上奏斗(山名小6)深谷悠莉(浅羽東小6)桑原史明(袋井南小6)小川理湖
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ネット対談で交流促進確認 袋井市とヒルズボロ市
袋井市と米国ヒルズボロ市との姉妹都市提携35周年記念式典がこのほど、オンライン形式で開かれ、友好関係の発展や交流促進に向けて両市長が対談した。 ヒルズボロのスティーブ・キャラウェイ市長と袋井市の大場規之市長は両市の相互理解や発展のために引き続き友好関係を構築していくことに意欲を示した。35周年を記念して袋井市は法被、ヒルズボロ市は地元野球チームのユニホームを贈呈し合った。大場市長は「友好関係が次世代に引き継がれ、互いの発展に寄与することになれば」と話し、キャラウェイ市長は「絆をより強固なものにしていきたい」と応じた。 袋井市とヒルズボロ市は1988年に姉妹都市提携を結び、中高生の相互訪問など
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SSクラス優勝は星陵中3年安藤さん 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第233回大会が3日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。55人が参加し、最強のSSクラスは星陵中3年の安藤舜聖さんが優勝した。Bクラスでは第一学院高2年の立石海空さんが優勝するなど、中高生も活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②鈴木庄三(磐田市)③木俣良一(浜松市)▽S ①江塚孝郎(掛川市)②佐藤光雄(静岡市)③大橋誠(磐田市)▽A ①北島耕太郎(浜松市)②花本真也(同)③川口哲也(同)▽B ①立石海空(袋井市)②松尾三十四(掛川市)③芝田信照(袋井市)
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「事業説明ない」男性3人が提訴 掛川市公社を相手取り
掛川市は8日、袋井市の男性と静岡市の男性2人の計3人が掛川市土地開発公社を相手取り、約1680万円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁浜松支部に起こしたと発表した。3人は南西郷工業用地造成事業に関して、必要な用地取得交渉と土地売買契約を得られず損害を被ったとしている。公社は適切な対応をとったとし応訴する方針。 市によると、3人はいずれも兄弟。相続処理をしていなかった母親の土地で事業を行う可能性があったことを、公社は登記上の住所に住んでいた別の兄弟の男性(掛川市)だけでなく3人にも説明するべきだったと主張している。
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袋井市に24万円寄付 明治安田生命
明治安田生命保険はこのほど、同社が展開する「私の地元応援募金」として袋井市に24万500円を寄付した。袋井営業所の伊藤由美子所長らが市役所を訪問し、大場規之市長に目録を手渡した。 同市への寄付は2020年度から続けていて今回で4回目。出身者や市内での勤務経験があるなど、ゆかりのある従業員からの募金を活用している。伊藤所長は「地域振興のために役立ててほしい」とあいさつした。市は健康増進に関する事業などに充てるという。
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「健幸」へ難聴と認知症の関係解説 聖隷袋井市民病院の医師 登壇
袋井市健康長寿課はこのほど、市民公開講座「あなたらしく生きるための健幸のおはなし」を市教育会館で開いた。充実した人生100年時代を生きるための健康維持や人生設計の方法について聖隷袋井市民病院の医師が解説した。 同院の林泰広院長と望月亮主任医長が登壇し、市民約100人が参加した。林院長は、難聴と認知症の関係について説明。難聴になっても必ず認知症になるわけではないと前置きしながら、「難聴によりコミュニーケーション能力が落ちると、うつ状態や認知機能の低下につながる可能性がある」と強調。ヒアリングフレイル(耳の虚弱)を予防するためには生活習慣を整え、早めに聴力検査を受けることなどが重要とした。 望月
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地域活動活性化へデジタル活用学ぶ 浜松市で静岡県自治連西部支部
静岡県自治会連合会西部支部の本年度研修会がこのほど、浜松市中区で開かれ、袋井市以西5市町の自治会長約90人が「デジタルを活用した地域活動の活性化」をテーマに学んだ。自治会活動に詳しい経営コンサルタント水津陽子さんが講演した。 県内の自治会長の女性比率は2%台で、全国ワースト5位。大阪府の18%などと大差があり、女性や若者の低い参加率やシニア層の就労率上昇が自治会の担い手確保を困難にしている。水津さんは「デジタルを活用し、働く世代でもリーダーになれる運営形態にシフトすべき」と指摘し、全国の事例を紹介した。 若者が高齢者にモバイル機器の使い方を伝えたり、女性が広報紙のデザインに関わったりする
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芸術家三者三様 展示空間彩る 18日まで袋井
静岡県内外の芸術家が創作活動を展開している袋井市豊沢のアート空間「樂(らく)土舎」(マツダ・イチロウ代表)で18日まで、「樂土の森現代美術展」が開かれている。 1996年の開場以来、不定期で開催している企画展。今回は3人の作家を招き、インスタレーションを展開した。自然の美しさや驚きを表現したドローイング作品や無数の和紙をつるして彩られた穴窯など、個性豊かな作品が目を引く。200個以上のガラス作品を水と風の流れのように並べた作品も来場者の目を引いている。 マツダ代表は「三者三様の作品が秋とともに彩られている。身体全体に働きかけるこの場ならではのインスタレーションが見られる」と見どころを語った。
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TOKAI元社員ら「架空工事」手口繰り返す 静岡中央署など詐欺容疑再逮捕
TOKAIホールディングス(HD、静岡市葵区)のリフォームなどを担うグループ会社TOKAIで架空の工事代金を同社に請求して現金をだまし取ったとして、静岡中央署と県警捜査2課は6日、詐欺の疑いでTOKAI元社員で自称コンサルタント業の男(44)=詐欺容疑で逮捕、藤枝市岡部町内谷=、TOKAIの下請け業者の建設業の男(58)=同、焼津市下小田中町=の両容疑者を再逮捕した。同署などは両容疑者が同じ手口で繰り返し現金を詐取していたとみて調べている。 再逮捕容疑は共謀して2019年11月中旬から2020年1月下旬の間、TOKAIが受注した袋井市内の大学の空調設備工事について、実際は他の下請け業者が全
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ふるさと納税関連 追加の予算案可決 袋井市議会臨時会
袋井市議会は6日、臨時会を開いた。2023年度一般会計補正予算案など2議案を原案通り可決し、損害賠償などの専決処分2件の報告を承認し閉会した。 補正予算案はふるさと納税の関連予算3億5千万円を追加した。10月からふるさと納税をめぐる経費ルールの変更や、返礼品基準が厳格化されることを受けて9月末までに駆け込み需要が加速したことに伴い、計上した。
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袋井市「フッピー」年賀状 辰年デザイン公開
袋井市はこのほど、市キャラクター「フッピー」の年賀状テンプレートを新たに3種類製作した。2024年の辰(たつ)年にちなんだデザインを含む計11種類をホームページで無料公開している。 竜のかぶり物に身を包んだり、「辰 2024」と書かれた凧(たこ)を揚げたりするフッピーのデザインを追加した。テンプレートのほか、イラスト素材5種類も無料でダウンロードが可能で、オリジナルの年賀状が作製できる。公開に合わせ、市内の郵便局などでPRしている。 企画政策課の溝口千恵美さん(38)は「フクロウは縁起も良く年賀状にぴったり。ぜひ活用してもらい市内外にフッピーを広めてもらえたら」と呼びかけた。
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県温室農協青年部がクラウンメロン寄贈 袋井、磐田の福祉施設
静岡県温室農協クラウンメロン支所青年部はこのほど、袋井市や磐田市の福祉施設12カ所に計218個のクラウンメロンを寄贈した=写真=。 長年続く毎年の恒例行事。12人の青年部員が、各施設に数十個ずつのメロンを届けた。 袋井市広岡の障害者支援施設「袋井学園」には32個のメロンを贈った。青年部員からメロンを受け取った入所者は丸々としたメロンを見て笑顔を浮かべた。施設を代表して高橋幸孝園長が「なかなか食べられるものではないので大変ありがたい。利用者がいつもおいしくいただいている」と感謝した。 同園を訪れた青年部の石川拓人さん(30)は「今年は天気に恵まれていいメロンができた。喜んでもらえたらうれしい」
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一糸乱れぬ演技披露 袋井でマーチングフェス
「エコパマーチングフェスティバル2023」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が3日、袋井市愛野のエコパアリーナで開かれた。出演団体が一糸乱れぬ演技を繰り広げた。 県西部で活躍する小学生から社会人までのマーチングバンドなど11組が参加。きらびやかな衣装で登場した奏者、カラーガードが迫力ある楽器演奏や躍動感あふれるステップを披露し、約1500人の観衆を楽しませた。「富士山」「茶摘み」といったなじみある曲が演奏されると、会場は手拍子で盛り上がった。 県内のマーチング文化の振興と発展を目的に始まったイベントで、今年で17回目。実行委の吉田崇会長(71)は「競技の発展には多くの人に見てもらう
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静岡人インタビュー「この人」 日越の交流促進を目指す ドアン・ソン・トゥンさん(袋井市)
静岡県西部を中心に活動するベトナム人の団体「在県ベトナム人会(VN静岡)」代表を務め、日越の相互理解促進を進める。2005年に来日し、21年に人材紹介会社を起業した。38歳。 -これまでのVN静岡の活動とは。 「技能実習や留学など静岡で暮らすベトナム人が増える中で、サッカーや音楽などを通じて交流する機会を増やそうと立ち上げた。新型コロナウイルス禍で県内のベトナム人が解雇されたり収入が減ったりした時は、生活が苦しい人に食料を配布する支援活動を展開した。ベトナム人のネットワークの形成を進めるとともに、日本人社会とも交流を深めたい」 -静岡に来て18年が経過した。変化を感じる点は。 「県内
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ジョギングごみ拾い「プロギング」 11月3日から袋井、浜松市で大会
ごみ拾いをしながらジョギングを楽しむ「プロギング」の大会「プロギングフェスin静岡」が3日に袋井市、4日に浜松市で開かれる。大会を主催する一般社団法人「プロギングジャパン」(東京都千代田区)の常田英一朗会長(28)らが1日、浜松市役所で中野祐介市長に開催をPRした。 3日は袋井新産業会館キラット周辺で、午後3時からプロギングイベントがあり、午後5時10分からは同会館で交流会を開く。4日は浜松城公園を発着点に午前10時から、市内のチェックポイントを通りながら拾ったごみの量、走った距離などを競う日本初の「競技プロギング」を行う。交流会は同市中区のレストランケラパで午後1時から。初日のプロギング
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市民に駐車場提供 災害時対応で協定 袋井市とダイナム
パチンコ店運営の「ダイナム」と袋井市は、災害時の市民の施設利用について協定を締結した。同社は静岡袋井店の駐車場を災害発生時、車中泊のスペースとして市に提供し、被災者の安全確保に協力する。 同社は掛川市や御前崎市をはじめ、全国の自治体と同様の協定の締結を進めている。店のトイレなどの提供も想定している。 30日に市役所で行われた締結式には、大場規之市長と阿部光悦ストアマネジャーが出席し、協定書を取り交わした。阿部ストアマネジャーは「協定で防災意識を一層向上させ、地域の安全確保に貢献したい」と意気込み、大場市長は「全国規模での自治体との連携に敬意を表する」と述べた。
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手塩にかけた自慢の菊 華やか 磐田市芸術祭大会 伊藤さん市長賞
磐田市芸術祭(市、市文化協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の第61回磐田菊花大会が1日、同市見付の市立中央図書館で始まり、出展作品の審査会が行われた。総合1位の市長賞には伊藤房子さん(76)=同市下万能=が選ばれた。2日~5日正午に出展作品を一般公開する。 市内などの愛好家でつくる磐田菊花会の会員21人が三本立や福助作り、スプレー菊など計153点を出品した。夏場の猛暑で生育が遅れ気味だったが、会員たちが手塩にかけて育て、芸術祭に間に合わせたという。審査では花の大きさや厚み、花弁のそろい方などをチェックし、各部門の成績に応じた点数の合計で総合順位を決めた。90代のOB2人も計27点を協力出品
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静岡人インタビュー「この人」 日本茶プロデューサーとして静岡茶のPRに力を注ぐ 岡部宇洋さん(東京都)
「日本茶プロデューサー」の肩書で活動し、国内外で茶のPRに力を注ぐ。日本文化への関心から茶道を習い始め、静岡県内自治体と連携した静岡茶のプロデュースや茶関連のイベント企画などに取り組んできた。浜松市出身。38歳。 ―茶との出合いは。 「学生時代にデンマークの美しい街並みに魅了され、まちづくりに関心を抱き、建設会社に入社した。スリランカに駐在して高速道路の建設事業に携わったが、年を重ねるにつれて、その土地の文化を世界に発信する仕事に興味がわいた。帰国後に同世代の茶道家と出会ったことで茶道を始め、フランスのエッフェル塔の前で茶会を開いたこともあった」 ―その後、どのような活動をしてきたのか
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地場産業の仕事 大人向けに16体験ツアー 掛川、19~26日
掛川市の掛川みなみ商工会は11月19~26日、地域企業の職人を訪ねる「大人の職業体験ツアー」を開く。地場産業のPRが目的。豆腐づくりや宮大工体験など16ツアーを用意する。 このほど先行体験会を開き、県西部を中心に活動し交流サイト(SNS)上で影響力を持つ「インフルエンサー」2人と行政関係者が参加した。織物製造のそま工房(袋井市中新田)では、天然繊維「アバカ」を使ったしめ飾りの制作を体験した。参加者は花やリボンを自由に選び、自分だけの作品を完成させた。 参加者は「大人になってからほかの職業を知ることがなかった」「初めての体験ですごく楽しい」などと話した。工房の乗松浩美専務(43)は「アバ
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静岡県勢10選手が「金」 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が28日開幕し、鹿児島市の白波スタジアムで開会式が開かれた。初日はジャベリックスローの井戸杏香(伊東市)、立ち幅跳びの森下実咲(御前崎市)ら県勢10選手が優勝した。 井戸は6連覇、森下は2連覇をそれぞれ達成。陸上200メートルでは増田嶺(吉田町)が2連覇を果たし、松永大護(静岡市)も優勝した。1500メートルでは久松昴琉(富士市)と増田吏峯(吉田町)が男女の各部門を制した。 水泳は小梁ひなの(焼津市)と加藤真吾(浜松市)が25メートル自由形で頂点に立ち、森晴毅(三島市)は25メートル背泳ぎで2連覇した。フライングディスクは本間明文(袋井市)
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袋井商工会議所節目30年 式典で地域発展誓う
袋井商工会議所の創立30周年記念式典がこのほど、袋井市の袋井新産業会館キラットで開かれた。役員・議員や来賓約130人が出席して歩みを振り返るとともに、地域のさらなる発展や会員の結束を誓った。 商工会の歴史をまとめた動画を上映し、30年の歩みや歴代会頭を振り返った。豊田浩子会頭は「30周年を迎えられたのは、先人の方々や関係団体の努力や支援のたまもの。今後も元気な商工会議所として力を合わせ、地域の発展をはかっていく」と決意を新たにした=写真=。小説家京極夏彦さんの講演もあった。
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嘱託警察犬の適格性を確認 県警、袋井で審査会
静岡県警は27日、事件捜査や行方不明者の捜索などに出勤する嘱託警察犬の審査会を袋井市の小笠山総合運動公園で開いた。県内の訓練士が育成した約70頭の適格性を審査した。 足跡のにおいなどをたどって対象者を見つける「追及」、においを嗅ぎ分ける「選別」、隠れている不審者を捜す「警戒」の3部門を実施し、日本警察犬協会の職員や県警鑑識課長らが動作の正確性などを確認した。合格した犬は来年1月から1年間、警察犬として嘱託する。 同課によると、今年は44頭が嘱託警察犬として活動。1~9月に233件の出動があった。
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旧ジャニーズ性加害問題 どう受け止める? 静岡新聞社アンケート【NEXT特捜隊】
旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長(2019年死去)による性加害問題は、社名やグループ名から「ジャニーズ」の名称が消える事態につながった。静岡新聞社のNEXT特捜隊には長年のファンという静岡県内の女性から「もう応援できない」との声も届いた。性加害問題とその影響をどう受け止めるかー。自由記述を含むウェブアンケートで聞いた。 【アンケート概要】 13~15日にウェブ上で実施し、661件の回答があった。回答者の内訳はファンが約6割。静岡県外からの回答が4割強を占めた。年齢は50代が最も多く32・5%、次いで40代27・8%、60代14・5%、30代13・2%。性別では女性が64・1%だ
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賞味期限切れのティーパック販売 袋井市の大学祭で
袋井市は27日、「静岡理工科大学大学祭SISTIVAL2023」に出店したブースで販売した商品の賞味期限が切れていたと発表した。同日までに健康被害は確認されていない。 大学祭は21、22の両日に開催され、同市農政課が出店したブースで、賞味期限が6日の「ほうじ茶ティーパック」5袋を5人に販売した。同市によると、納品者のJAが賞味期限を確認せずに出荷し、商品を受領した市職員も確認を怠ったことが原因という。 25日に購入者からJAに連絡があり、判明した。購入が判明した2人にはすでにJAが代金の返金と、代替商品を送って謝罪した。残りの3人も判明次第、対応する。JAと市は「商品の厳重管理を徹底する
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盗撮などの疑い、会社員の男を逮捕 袋井署
袋井署は27日、邸宅侵入や性的姿態撮影処罰法違反などの疑いで袋井市堀越3丁目、会社員の男(35)を再逮捕した。再逮捕容疑は7月下旬に同市内の商業店舗で氏名不詳の女児のスカート内をスマートフォンで盗撮し、8月初旬には同市内のアパート敷地内に侵入して浴室内の氏名不詳の女性を撮影するなどした疑い。容疑者は7日に不同意わいせつ容疑で逮捕された。同署によると、スマホから動画が見つかり、被害が明らかになった。
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茶況(10月27日)袋井の茶で染めた絹糸作品など並ぶ
静岡市出身の美術染織家加治杏子さん(77)の作品展が29日まで、袋井市の浅羽図書館展示コーナーで開かれている。袋井産のお茶で染めた絹糸作品などが並ぶ。 2000年ごろから茶染めの絹糸織作品を手がけ始めた加治さんは現在、袋井市の友好都市である山梨県北杜市を中心に活動している。作品展には、袋井市浅羽の丸野製茶の茶で染めた絹糸や、草木染織りの鮮やかな紫色のタペストリーのほか、作品作成過程のスケッチなどを出品した。仲間の現代美術工芸家の漆や陶磁の茶道具も紹介している。 加治さんは「今年初めて袋井産のお茶で絹糸を染めた。3年後にはこの絹糸で作った織物作品を展示したい」と話した。 (袋井支局・北井
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静岡県内28施設、インフルエンザで学級・学年・学校閉鎖
静岡県は26日、県内の高校、小中学校、幼稚園、こども園、特別支援学校の28施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計589人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。袋井市の小学校では感染者数が全校児童の3分の1ほどになり、学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町1施設11人、伊豆市1施設35人、御殿場市2施設14人、藤枝市2施設21人、島田市2施設24人、掛川市4施設55人、磐田市6施設207人、袋井市4施設146人、浜松市南区2施設23人、同市中区1施設10人、同市東区1施設18人、同市北区1施設9人、同市浜北区1施設16人
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袋井西友ファイターズ 大臣表彰 少年野球 市長に報告
袋井市の少年野球クラブ「袋井西友ファイターズ」が、本年度の「生涯スポーツ優良団体」として文部科学大臣表彰を受けた。クラブのメンバーがこのほど、大場規之市長を表敬訪問し、喜びを語った。 クラブは1977年設立。長年にわたりスポーツの普及、振興に尽力してきたことや、地域でのごみ拾いなどにも積極的に取り組んできたことが認められた。現在は袋井西小1~6年生が所属し、週2回の練習に励んでいる。 所属する児童らが市役所を訪問。主将の6年佐藤壮一さん(12)は「今までクラブを支えてきてくれた人たちに感謝し、クラブの一員であることに誇りを持ってこれからも頑張りたい」とあいさつ。大場市長は「先輩たちのためにも
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絵画や版画 自信作展示 静岡で春陽会
美術団体「春陽会静岡研究会」の作品展が29日まで、静岡市役所市民ギャラリーで開かれている。 会員14人による絵画と版画作品計34点を展示。鮮やかな色使いで三保の松原(同市清水区)の絶景を描いた1枚や、写真と版画を融合した力作などが並ぶ。 子を抱く母親の像や動物、飛行船など海外旅行で印象に残ったモチーフをつなぎ合わせ、幻想的な世界を表現した入手朝子さん(72)=袋井市=の作品は、細部まで緻密に描かれたペン画と黄色や緑、青などが混ざった淡い色の表現が来場者の目を引く。 入手さんは「会員それぞれが自分の自信作を並べている。ぜひじっくり見て、お気に入りを見つけてほしい」と勧めた。
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人気上昇!スポーツタイプ電動アシスト自転車【しずおかアウトドアファン】
スポーツタイプの電動アシスト付き自転車「Eバイク」は多くのメーカーがさまざまな商品を発売し、近年人気が高まっている。ヤマハ発動機販売(本社・東京都)が9月下旬、富士宮市のキャンプ場・富士山YMCAグローバルエコヴィレッジで開いたヤマハ発動機製Eバイクのファン向けイベント「YPJファンミーティング」を訪ね、その魅力に迫った。 (生活報道部・草茅出) 山林や長距離サイクルの味方 静岡県内外の約200人がサイクリングツアーや初心者講座に参加して交流を深めた。ツアーはガイド付きで会場周辺の牧場や滝などを巡る、所要約1時間の2種類のコース。牧草地や山林のそばを通り、起伏に富んでいるが、電動アシス
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演奏や動き方、心一つに 参加団体が練習 袋井で11月3日マーチングフェス
「エコパマーチングフェスティバル2023」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が11月3日午後1時から、袋井市愛野のエコパアリーナで開かれる。参加団体は本番に向けて、練習に熱を入れている。 県西部で活動する小学生から社会人まで11組が参加し、華やかな衣装で奏者やカラーガードが軽快な演奏を披露する。県内のマーチング文化の振興と発展を目的に始まったイベントで、今年で17回目。 袋井南中吹奏楽部は「ライオンキング」「蒼海(そうかい)の覇道」など計3曲を披露する予定。同校でこのほど、行われた練習では、部員約30人が、指揮者を中心に動き方や音の出し方を入念に確認し、本番に備えた。 3年の
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特殊詐欺防止へ ラグビー「アザレア・セブン」選手が街頭広報 袋井署と協働
袋井署はこのほど、袋井市を拠点とする女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」との協働の広報活動を同市の浅羽ショッピングタウンパディで実施した。 久保光里選手(25)と平野恵里子選手(31)が参加した。署員や防犯指導員とともに、エコバッグやチラシ、ティッシュなどの啓発品を配布し、特殊詐欺被害へ注意喚起した。 静岡銀行袋井支店に勤める久保さんは「普段からお客さまに特殊詐欺被害防止を呼びかけている。今回は袋井のチームとして地域を守る活動に取り組めるうれしい機会だった。今後も継続できたら」と話した。 同署によると、2023年度、管内では1件、130万円の被害が発生した(18日現在)。
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横須賀“アート”街道に 絵画や陶芸ずらり 10月22日まで 掛川市
掛川市景観形成重点地区の古い町並みを舞台にした「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」(遠州横須賀倶楽部など主催)が20日、同市横須賀地区で始まった。22日まで、街道沿いの古民家や商店の軒先など54会場に多彩なアート作品が並ぶ。 1999年に始まり、23回目の開催。県内外の作家83人が絵画や彫刻、陶芸作品などを出品した。8回目の参加となる木彫作家藤田稔さん(63)=袋井市諸井=は、清水邸の納屋に妖怪をモチーフにした木彫り作品35点を展示した。「会場の雰囲気が作品とばっちり合う」と魅力を話し、来場者との交流を楽しんだ。 21日は午後9時まで、最終日の22日は午後5時まで。両日とも掛川駅南口と横須
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労災防止に貢献 事業場、個人を表彰 県産業安全衛生大会
静岡県労働基準協会連合会(浅井伸祐会長)はこのほど、本年度の県産業安全衛生大会を静岡市駿河区のグランシップで開き、職場の労働災害防止活動に貢献した12事業場と個人19人を表彰した。 誰もが安心して健康に働くことができる社会の実現を目指す大会宣言を採択したほか、県立大の鬼頭宏特別顧問が少子高齢化に伴う労働力不足などをテーマに特別講演を行った。 表彰を受けた団体は次の通り。 【厚生労働大臣表彰】奨励賞 京浜金属工業(浜松市)▽功績賞 豊嶋幹生(浜松労災病院) 【静岡労働局長表彰】優良賞 大成建設横浜支店(横浜市)北越東洋ファイバー静岡工場富士工務部(富士市)大河原建設(島田市)▽奨励賞 東海明治
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治水関係予算増へ 国交省に要望提出 遠州4市町の期成同盟会
袋井、磐田、掛川、森の4市町でつくる太田川水系治水対策推進期成同盟会は19日、治水関係予算の拡大確保を求める要望書を国土交通省に提出した。昨年9月の台風15号、今年6月の台風2号で護岸崩壊などの被害が相次いだことを踏まえ、河川改修事業促進も訴えた。会長の大場規之袋井市長、副会長の草地博昭磐田市長らが、同省で小鑓隆史政務官に文書を届けた。 大場市長は面会後の取材に「台風15号、2号の被害の中でも、特に敷地川は同じ箇所が2度にわたって決壊し、地元にも負担をかけている。国によるこれまでのハード、ソフトの取り組みに感謝しつつ、さらに強力な支援をお願いした」と説明。小鑓氏は資金、技術の両面で継続して力
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スパークリング茶 世界V 焼津の製茶会社など報告 市長「新しいジャンルに」
焼津市の長峰製茶などが中心となって活動する晩茶の再興に取り組む団体「ボーディーティーアンドカルチャー」のメンバーがこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、団体の開発したスパークリングティーがシンガポールで開かれた「にっぽんの宝物世界大会2023」の「日本と海外の融合部門」でグランプリを獲得したことを報告した。 受賞商品は乳酸発酵茶を原料にしたボトリングティーで甘い香りとかんきつを思わせる香りが特徴。審査ではもなかと一緒に出したところ、ペアリングの相性の良さや「健康的でおいしいノンアルコール飲料」という観点から高い評価を得た。 報告には長峰製茶の多々良高行社長、安間製茶(袋井市)の安間孝介代表ら
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タイの魅力を写真で表現 袋井・松本さん 御前崎で個展
袋井市の松本直子さん(63)による写真展「アメイジング タイランド」が30日まで、御前崎市の「ひと休処(どころ)つくし」で開かれている。写真パネル約20枚を出展し、タイで暮らす人々の営みを伝えている。 タイ文化に魅了された松本さんは約10年前から何度も現地を訪れ、趣味で写真撮影している。線路脇に商店が所狭しと並ぶメークローン鉄道市場は、独特の生活文化が根付いていることを紹介。黄金に輝く大仏「ワットパークナム」の外観写真も仏教に信仰があついタイの国民性を表現した。仏教の祭典コムローイの作品は、闇夜に舞い上がるランタンを幻想的に捉え、来場者の関心を引きつけている。松本さんは「発展途上国タイで暮
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ニチアスが袋井市に寄付 企業版ふるさと納税
袋井市に工場を構える建材メーカー「ニチアス」(東京)はこのほど、企業版ふるさと納税制度を利用して袋井市に100万円を寄付した。 同社袋井工場の更屋正明工場長が袋井市役所を訪ね、大場規之市長に目録を手渡した。市は寄付金を保育士の負担軽減などを目的としたICT活用事業に役立てるという。 同社による企業版ふるさと納税制度を利用した寄付は2022年度に続いて2回目。更屋工場長は「継続に意味がある。今後も続けていき、寄付金が袋井市のためになれば」と話し、大場市長は「保育の環境を充実していくため、有効に活用したい」と感謝した。
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インフルエンザ 静岡県内14校で学級閉鎖
静岡県は16日、小中学校、高校計14校でインフルエンザに感染したとみられる患者167人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】三島市13人、富士市11人、静岡市葵区14人、島田市12人、磐田市12人、浜松市西区30人、同市南区10人 【中学校】下田市11人、裾野市6人、富士宮市6人、焼津市5人、磐田市10人、浜松市西区11人 【高校】袋井市16人
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地域活性化や都市基盤整備を 袋井商議所 市長に要望
袋井商工会議所は16日、2024年度の市行政に関する要望書を袋井市の大場規之市長に提出した。地域経済活性化や都市基盤整備の推進などを要望した。 物価高騰に対する支援策など新規案件14件、公共工事と資材の地元業者への優先発注など継続案件2件を盛り込んだ。浸水被害の軽減・防止のため21年度に策定された「袋井市かわプログラム」については早期の実施を求めた。 豊田浩子会頭は「コロナ禍は収束の兆しを見せるが、中小企業、小規模事業者は引き続き厳しい経営環境に直面している。課題への適切な対応や事業再生に向けた取り組みが必須」と強調した。大場市長は「地域活性化に向けて、さまざまな分野へ満遍ない支援に取り
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藤枝の鉄道遺産、後世に 「鉄道の日」JR駅に展示ブース
藤枝市は14日、「鉄道の日」に合わせ、藤枝の鉄道遺産を紹介する展示ブースをJR藤枝駅に設置し、市民にお披露目した。1959年に狭軌線の世界最高時速163キロを同市の瀬戸踏切付近で記録し、新幹線実現の布石となった「特急こだま高速度試験」と、同市と袋井市を結び70年に廃線となった軽便鉄道「静岡鉄道駿遠線」の鉄道模型やジオラマが、駅改札口前の待合室などに展示されている。 藤枝の鉄道遺産を後世に伝えるのが狙い。模型とジオラマの展示は12月27日まで。待合室のガラス面には高速度試験と駿遠線の写真、1889年の藤枝駅開業時から1番線ホームに現存する赤レンガ油庫を眺めることができるビューポイントのグラフ
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袋井まつり開幕 屋台引き回し、威勢良く
袋井市中心部で開かれる秋の恒例行事「袋井まつり」(袋井十五町祭典統一委員会主催)が13日、開幕した。各町の勇壮な二輪屋台が旧東海道と駅前通りを中心に引き回される。15日まで。 袋井まつりは毎秋にその年の五穀豊穣(ほうじょう)を祝い、無病息災を願う催事。初日は大当番の大門を中心に、田端、掛之上の計3町の屋台が祭典本部前に集結。「ヨイショ」と勇ましいかけ声で祭りの開催を喜び、一致団結した後、おはやしの音色を響かせ各町の引き回しに出発した。 14日は正午から5年ぶりに「静橋渡橋」を行い、15町が一斉に静橋を渡る。午後6時からは近隣の5町も引き回しに加わる。最終日は午後8時から駅前通りで打ち上げ
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?① 保護者の声、子どもの意見【賛否万論】
子どもたちが家庭内で私的にスマートフォンやゲームなどの情報端末を利用する際のルールはどうなっているでしょうか。県教委が行った家庭教育実態調査の「スマホ、ネット、ゲームをどのように利用させたら良いか」の項目では、小中学生を持つ保護者の半数近くが不安や悩みを抱えていることが明らかになりました。県教委の2022年度学校対象調査によると、県内の小学生は約4割、中学生では8割、高校生ではほぼ全員がスマホを所有する時代です。子どもたちにとって、同世代の友人たちとの欠かせないコミュニケーションツールで、自分だけの“聖域”として貴重な居場所である一方、学習や健康への影響、犯罪に巻き込
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インフルエンザ 静岡県内14校・園で学級・学年閉鎖
静岡県は12日、小学校など14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者327人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。静岡市葵区の中学校では136人の患者が確認され、6学級で学級閉鎖が行われた。市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】磐田市9人 【小学校】三島市9人、静岡市葵区17人、同市清水区42人、掛川市11人、浜松市中区10人、同市西区7人、同市北区11人 【中学校】静岡市葵区136人、同市清水区18人、磐田市6人、袋井市12人、浜松市南区29人 【高校】下田市10人
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エコパや工場視察報告 関西駐在総領事ら、静岡県知事を訪問
静岡県のスポーツや文化、産業に目を向けてもらおうと、県が招待した主に関西地方に駐在する5カ国の在外公館の総領事らがこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ねた。 関西領事団メンバーに県内視察を求め、多分野での交流を促す事業の一環。今回はインド、タイ、モンゴル、韓国、カナダの総領事や領事計5人が、河合楽器ピアノ工場(磐田市)やエコパスタジアム(袋井市)、エスエスケーフーズ藤枝工場(藤枝市)などを視察した。 県庁で川勝知事と面談した訪問団リーダーの在大阪・神戸インド総領事館のニキレーシュ・ギリ総領事は「県内の企業に訪問団の母国を訪問し、進出を検討してもらいたい」と述べた。本県と地域外交を進めるモンゴ
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スクロール サンワネッツ(袋井氏)の子会社化へ合意
スクロールは10日、物流業のサンワネッツ(袋井市)の株式を取得し、子会社化することに向け、同社大株主で創業者の山崎久隆会長、水谷欣志社長と基本合意したと発表した。具体的な取得株式数は今後、協議する。 成長事業に位置付ける物流代行などの事業領域を拡大する。株式譲渡は2024年1月を予定。サンワネッツの株式は山崎会長が38・31%、水谷社長が13・22%を所有している。 同社は1970年設立。運送、倉庫業のほか、通販代行や化粧品・医薬部外品製造業などを展開し、関東から中京圏に事業基盤を持つ。 2023年3月期の連結売上高は121億4600万円、経常利益8億1千万円、純利益5億4千万円。
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空手 岡崎 成年女子・組手4位/倉岡 少年女子・形5位 鹿児島国体
国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」第2日は8日、鹿児島県各地で行われ、本県は空手成年女子組手の岡崎愛佳(近大、御殿場西高出)が4位、少年女子形の倉岡穂乃花(御殿場西高)が5位でそれぞれ入賞を果たした。トライアスロン成年女子の石田凪帆(深谷スポーツクラブ浜松)は8位に入った。 (薩摩川内市総合体育館) ▽成年男子組手個人軽量級1回戦 山口由真(長野・日大) 9―6 小田峻也(袋井市役所) ▽同組手個人中量級2回戦 石川雅貴(群馬・国士舘大) 3―2 横井仁勇(菊川市消防本部) ▽同組手個人重量級2回戦 山下僚也(佐賀・SAGAスポーツピラミッド) 3―3内容勝ち 河守唯全
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遠州活気 袋井北祭り 二輪屋台、久々の集結
五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願う袋井市北地区の「袋井北祭り」(袋井北地区祭典委員会主催)の屋台引き回しが7日、本格的に始まった。8日まで各地区で屋台が練り歩く。 6日の前夜祭に続き、この日は袋井北小に5年ぶりに16台の二輪屋台が集結。同小の創立150周年を祝う式典を行った後、大当番の葵町が中心となり、同小前から信州街道永楽町交差点までの約1・5キロの間で引き回しを行った。各町そろいの法被で身を包み、はやしの音色を響かせて袋井北地区の秋を彩った。8日は地域ごとに分かれ、地元を中心に屋台を引き回す。 袋井北地区ではかつて各地域ごとで祭礼を行ってきたが、地域のにぎわいを創出するため200
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袋井市 犯罪被害者支援を強化 警察、NPOと連携協定
袋井市はこのほど、犯罪被害者への支援体勢を強化するため、袋井署とNPO法人静岡犯罪被害者支援センターとそれぞれ連携協定を結んだ。各機関が協力し、被害者側の社会復帰や経済支援を後押しする。 市は10月から犯罪被害者支援に特化した条例を施行した。付き添いや申請手続きの補助、物品の貸与など日常生活の支援に加え、被害者が死亡した場合は30万円、重傷病者には10万円の見舞金支給を行う。必要に応じて「犯罪被害者等支援庁内連絡会」を開催し、二次被害の防止や迅速で適切な支援に向け、関係各部署で情報を共有し連携を図っていくことも定めた。 同日、市役所で行われた締結式で大場規之市長と袋井署の杉山大輔署長、同セン
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鹿児島国体へ決意 袋井市長訪問 セーリング 出口さん 磐田南高
国内外のセーリング競技大会で活躍した袋井市出身の出口美帆さん(磐田南高2)がこのほど、市役所に大場規之市長を訪ね、大会結果を報告し、国体出場に向けた抱負を語った。 出口さんは7月にギリシャで開催された国際大会と8月に和歌山県で開催された全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場した。インターハイでは一人乗りの女子レーザーラジアル級で準優勝を果たした。10月7日に鹿児島県で開幕する国体に出場する。 出口さんは「国際大会ではいい経験ができた。インターハイは最後に負けて準優勝になってしまったが、国体では勝ちたい」と力強く語った。大場市長は「各大会で素晴らしい成績を残している。気象条件に合わせた
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鹿児島国体へ決意 袋井市長訪問 テニス 加藤さん 袋井中
国内のテニスの大会で優秀な成績を収め、7日に鹿児島県で開幕する「燃ゆる感動かごしま国体」への出場を決めた加藤慶さん(袋井中3年)がこのほど、袋井市役所を訪ね、大場規之市長に意気込みを語った。 加藤さんは4月に開かれた「国民体育大会静岡県(少年の部)代表選手選考大会 テニス」で3位に入賞し、かごしま国体への出場を決めた。 8月には東京都で開催された「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」に出場したほか、今後、10月31日に福岡県で行われる「U―15全国選抜ジュニアテニス選手権大会」にも出場する。 父と兄の影響で5歳ごろから本格的にテニスを始めた加藤さんは「国体はテニスをやってきた中で目標にしてい
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エコパで謎解き宝探し 静岡新聞社SBSイベント 参加者特典も
謎解き×ウオーキングイベント「エコパに眠る宝を探し出せ」(静岡新聞社・静岡放送など主催)が12月3日まで、袋井市と掛川市にまたがる小笠山総合運動公園「エコパ」で開かれている。 “宝の地図”を頼りに、サッカーワールドカップ開催記念モニュメントやみはらしの丘などエコパ内5カ所を回って暗号を解くヒントを集め、宝を探すイベント。ウオーキングで体を動かしながら、謎解きに挑戦できる。謎をすべて解くと、参加賞や特製「トレジャーカード」がもらえる。 このほか、参加者はクラウンメロンやエコパオリジナルグッズがもらえる抽選に応募できる。事前申し込み不要で、参加無料。
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色鉛筆画クラブなかよし「色鉛筆画展」【仲間と共に】
写真などを基に下書きし、そこに色を付けます。使うのは60色の色鉛筆。たくさんの色があるのに思い通りの色を出すことが難しくて、毎回悩みます。でも新しい作品に取りかかる時の高揚感や「やることがある」という充実感を得られるから続けています。 この作品では孫を描きました。7歳差の兄弟は普段けんかばかりですが、弟が初めて滑り台に挑戦する時、優しく添えた手に心が和み、モチーフに選びました。洋服や髪の陰影に気を配りました。 教室では和気あいあいとした雰囲気の中で、それぞれが制作に励んでいます。先生のアドバイスが的確で、その通りに手を加えると作品がいきいきします。 (寺田記子) 色鉛筆画クラブ「な
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鹿児島国体 7日開幕 本県選手団を発表
静岡県スポーツ協会はこのほど、鹿児島県で開催される国民体育大会「燃ゆるかごしま国体」(7~17日)に出場する本県選手団を発表した。大会は7日に総合開会式を行い、入場行進の旗手は、2016年に正式種目になって以来初出場となるラグビー成年女子の主将山本みなみ(鈴与)が務める。 ◇…本部役員…◇ 団長 川勝平太(県スポーツ協会会長)▽副団長 中谷多加二、庄司政史、佐々木禎、鈴木啓久、松井和子、丹生敬人、長沢滋文(以上県スポーツ協会副会長)鈴木学(県スポーツ・文化観光部理事兼スポーツ局長)▽総監督 石川惠一朗(県スポーツ協会専務理事)▽総務 大村文孝(県スポーツ振
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国際名茶品評会 静岡県は金賞6点
7月に中国で開かれた第14回国際名茶品評会(世界茶連合会主催)の審査結果がこのほど発表され、本県から金賞に6点、銀賞に1点が選ばれた。 2年に1度の品評会で、日本や中国、韓国、台湾などから計542点の出品があった。本県からは17点が出品された。 県内の入賞者は次の通り。 金賞 相藤園相藤令治(川根本町)山二園(沼津市)相藤農園(川根本町)太田茶店(森町)松下園松下芳春(掛川市)お茶の宝玉園(袋井市)▽銀賞 カネトウ三浦園三浦克暢(島田市)
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駅南区画整理 事業費を要望 国交省に袋井市長
袋井市の大場規之市長は4日、国土交通省に石橋林太郎政務官を訪ね、同市の「袋井駅南都市拠点土地区画整理事業」に関する2024年度事業費の満額確保を要望した。 社会資本整備総合交付金を活用し、道路事業に1億1千万円(国費5500万円)、市街地整備に3億9225万円(同1億9612万円)を求めた。区画整理事業では現在、複合商業施設の開業に伴う渋滞を解消するため、都市計画道路の整備を進めていて、24年度末の全線供用開始を目指している。 大場市長は面会後の取材に「東西の導線をつなぐ上で重要な道路。にぎわい創出の核となる駅南開発を予定通り進めていてきたい」と述べた。 自民党の宮沢博行氏(衆院比例東海)と
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体「正確に」動かそう オリンピアンが小中生指導 袋井
袋井市はこのほど、「オリンピアン2人から学べる体の動かし方講座」を同市久能のさわやかアリーナで開いた。同市出身で北京冬季五輪フリースタイルスキー男子モーグル日本代表の杉本幸祐選手と、同競技で3大会連続の五輪出場経験がある全日本スキー連盟モーグルチームコーチの遠藤尚さんが講師を務めた。 市内の小中学生約30人が参加し、けがを防止するストレッチや基礎トレーニングを学んだ。遠藤さんから「スポーツがうまくいかない原因のほとんどは、体をイメージ通りに動かせていないから」と教わり、体の背面から片手で投げたテニスボールを正面で捕球する練習に取り組んだ。最初は思い通りにボールを投げられず苦戦しながらも、徐
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愛犬と一緒に自然体感【しずおかアウトドアファン】
愛犬と一緒にアウトドアのアクティビティーやキャンプに挑戦してみたい―。そんな飼い主の要望に応える体験や施設が静岡県内にも数多くある。9月、各地を訪ねて魅力や愛犬と快適に過ごすこつなどを聞いた。ドッグSUP 湖上で風と水感じる 広々とした湖面を大小さまざまな犬を乗せたスタンドアップパドルボード(SUP[サップ])が進んでいく。9月上旬、浜松市北区三ケ日町都筑の浜名湖畔で開かれた「浜名湖DOGSUP体験ツアー」。東京都の企業COREZON[コアゾン]が企画したイベントだ。参加者はパドルの扱い方や犬が安心できる乗せ方、落水時の対応などについて説明を受け、人と犬がそれぞれライフジャケットを着用して
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SBS学苑の生徒が水彩画展 静岡・葵区で10月8日まで
SBS学苑静岡校の水彩画教室の受講生らでつくる「火月会」の作品展が10月8日まで、静岡市役所市民ギャラリーで開かれている。 講師の西谷之男さん(65)と会員9人が月2回の講座を通して基礎的なデッサンを重点的に学び、構図や色使いを意識しながら思い思いに描いた力作を1人3点ずつ出品した。麻機沼(同市葵区)や県立美術館(同市駿河区)でスケッチした作品など身近な風景の美しさを色鮮やかに捉えた作品が来場者の目を引いている。 西谷さんは同市清水区の須賀道子さん(81)が袋井市のエコパスタジアムの近くで河津桜を描いた作品について、「大胆な筆づかいだが、明暗の対比などが巧みで荒々しくない。緑が生き生きと
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防潮堤の早期完成要望 中東遠4市首長ら 静岡県知事訪問
磐田市の草地博昭、掛川市の久保田崇、袋井市の大場規之の3市長と御前崎市の鴨川朗副市長が3日、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、県と連携して遠州灘沿岸で進めている防潮堤(全長約27キロ)整備の早期完成と完成後の地域振興などに向けて支援を要望した。 要望書では、県などの工事建設発生土の提供や搬入にかかる経費への支援▽治山事業の継続的な予算確保と事業推進▽防潮堤が平時は憩いの場となるための支援▽防潮堤の整備効果の検証と完成後の新たな被害想定の提示―を求めた。 中東遠4市の防潮堤整備は、各市が堤体盛り土を施工し、県が海岸の防災林再生を目的に治山事業を行う「ふじのくに森の防潮堤」事業として2014年に
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沿岸部の活性化と自転車振興へ協定 袋井市とスルガ銀行
袋井市とスルガ銀行はこのほど、沿岸部のにぎわい創出と自転車振興に関するパートナーシップ協定を締結し、市役所で締結式を行った。 同市が同笠海岸エリアなどの発展、魅力発信のために取り組む「海のにぎわい創出プロジェクト」と、同社が地域の観光資源を活用したサイクルツーリズム推進のために実施する「サイクリングプロジェクト」に官民連携で着手するため締結した。今後、同笠海岸を発着点としたサイクリングイベントなどを開催し、地域活性化や観光振興に努めるという。 締結式には大場規之市長、同社執行役員の大石裕之静岡コミュニティバンク長らが出席。大場市長は「海を地域の宝として新たな価値を創出し、保全していきたい
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ふくろい遠州の花火 2024年は7月27日開催
2024年の「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火」(実行委主催)は、7月27日に袋井市の原野谷川親水公園で開催されることが1日までに決まった。同花火大会ホームページ上で2日、発表する。 大会は静岡県内外から例年40万人以上が訪れる同市の一大イベントで、国内屈指の打ち上げ規模を誇る。 今夏は新型コロナウイルス禍を乗り越えて4年ぶりに開催し、日本煙火芸術協会から選抜された10人の花火名人を招いた。復活を待ちわびた大勢のファンが県内外から詰めかけ、3万人超の有料観覧席が完売する大盛況だった。
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アニソンや民謡 袋井エコパに響くコンサート 声まね腹話術も
「エコパおとの和コンサート」(静岡新聞社・静岡放送など主催)が1日、袋井市のエコパスタジアムで開かれた。ユーチューブなどへの投稿動画が人気のピアノタレントのまなまるさんと、民謡日本一の経歴を持つシンガー・ソングライターの朝倉さやさんがステージに立った。 まなまるさんは「クレヨンしんちゃん」や「ドラえもん」の声をまねて歌いながら、アニメソングをピアノ演奏して会場を盛り上げた。来場した子どものリクエストに応じたほか、腹話術での歌唱も披露し、聴衆約700人を楽しませた。 朝倉さんは出身の山形県の方言を組み込んだ人気のJ―POPや、先鋭的なアレンジを加えた民謡を熱唱。会場全体に響き渡る歌声で魅了
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袋井市、公立幼稚園の業務支援 新システム運用開始
袋井市はこのほど、市内の公立幼稚園、認定こども園全13カ所で、新たな園務支援システム「ルクミー」を導入し、運用を開始したと発表した。 タブレット端末などを活用し、保護者への連絡や申し送り、登降園管理などを担う。2017年から別の支援システムを導入してきたが、実証検証を行い、より効率性や安全性を期待できる「ルクミー」を採用した。ルクミーでは、昼寝の際に乳幼児の服にセンサーを着けて体位を管理することでうつぶせ寝による事故を防止するなど、より安全な保育環境作りが見込めるという。 大場規之市長は「IT技術を活用しながら保育の環境を改善することで事故を防げれば」と話した。
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メロンマラソン ランナーを募集 袋井・エコパ発着
第35回袋井クラウンメロンマラソン大会(袋井市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送など共催)が12月10日、袋井市愛野のエコパスタジアムを発着点に行われる。10月10日まで、参加申し込みを受け付けている。 ハーフマラソン、10キロ、3キロの各コースを開催する。「公務員ランナー」として世界選手権にも出場した川内優輝選手=あいおいニッセイ同和損保=をゲストランナーに招き、大会前日には講演会や交流会も実施する。会場には、キッチンカーなどの出店も予定し、完走後は3年ぶりに特産品のクラウンメロンが振る舞われる。 参加申し込みは大会ホームページから受け付けている。問い合わせは袋井市スポーツ協会内大会事
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留学支援事業募集 16日から受け付け 袋井市、奨励金交付
袋井市は海外留学に対する奨励金を交付する「第2期袋井市子ども・若者海外留学支援事業」の参加者の募集を16日、開始する。11月2日まで、申し込みを受け付ける。 事業は、若者の異文化に対する理解促進やコミュニケーション能力向上の機会を確保するため、本年度新設された。初めて留学を経験する中学生から満22歳までの市出身者や在住者が対象。1人当たり25万円が上限だが、市民税非課税世帯などの家庭に対しては上限を50万円に引き上げる。定員は5人程度。冬休みや春休みを利用した渡航を想定している。 大場規之市長は「家庭の経済状況にとらわれることなく、意欲ある子どもが海外での生活を経験して自信をつけ、成長してほ
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中東遠医療センター10周年祝う 掛川
掛川市・袋井市病院企業団が運営する中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)は30日、開院10周年を記念した式典を同所で開いた。宮地正彦企業長兼院長が「初心に返り、患者に誠心誠意を尽くす。地域の思いに報いるために努力していく」と決意を述べた。 行政や医療の関係者、国会議員ら約160人が参列した。宮地院長はこれまでの歩みを振り返り「日本トップクラスの臨床研修病院を目指すことを目標に掲げて教育研修に取り組んできた。若手医師が集まる環境が病院の活性化と質の向上に寄与している」と医師不足解消に向けた取り組みを紹介した。久保田崇掛川市長と大場規之袋井市長がそれぞれあいさつし、さらなる発展に期待を込めた。
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ラグビー人気 もっと広く、ずっと熱く 静岡県内関係者 普及強化へ再奮起
フランスで8日に開幕し、熱戦が続くラグビーワールドカップ(W杯)。日本代表は29日、サモアに勝利し、1次リーグ2勝1敗とした。2019年の日本大会では、日本がエコパスタジアム(袋井市)で強豪アイルランドを破った「静岡ショック」が大きな話題になるなど、国内開催を機に子どものラグビー人口は増加した。競技普及に奔走する県内のラグビー関係者は、今大会がラグビー熱を根付かせるチャンスと、日本の活躍に期待を寄せている。 御殿場市の会社員斎藤亮さん(42)一家は日本大会をきっかけにラグビーにのめり込んだ。エコパでのオーストラリア―ジョージア戦を家族で初めて生観戦。長男匠君(11)=御殿場東小6年=は迫力
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茶況(9月29日)350~340円台で取引 静岡県産、秋冬番茶
静岡市中の静岡県産秋冬番茶は初倉、榛原、坂部、勝間田、磐田などの荷が取引された。早場所の初倉は生産を終えた工場も出てきた。相場は前日より5円下げの355~345円での手合わせが中心。 あっせん業者は「買い手は多くないが、取引はスムーズにいった。値動きのペースも平年並み」と話す。 ◇ 県病害虫防除所は10月の病害虫発生予察情報でチャハマキへの警戒を呼びかけている。平年より気温が高く発生が増える予報で、被害があれば摘採・整枝後の早期防除が必要。 週明け生産本格化 袋井、森 袋井市、森町の各地で秋冬番茶の生産が始まった。週明けに本格化の見通し。JA担当者によると、生産開始時期
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「ふくろい遠州の花火」 優勝の斎木さん(山梨)ら表彰
今夏4年ぶりに袋井市で行われた「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火」(同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の表彰式が27日、袋井新産業会館キラットで開かれた。優勝の文部科学大臣賞に輝いた初出場の斎木智さん(山梨県、マルゴー)らが表彰を受けた。 袋井商工会議所会頭の豊田浩子大会会長から表彰状を受け取った斎木さんは「本大会に初出場できるだけでうれしかった。多くの人に笑顔と感動を届けたいという思いで準備してきた」と喜びを語った。 その他の受賞者は次の通り。 準優勝 小松忠信(秋田県)▽優秀賞 今野義和(同)▽殊勲賞 山崎智弘(茨城県)▽敢闘賞 磯谷尚孝(愛知県)▽小口昭三賞 青木
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タグラグビーでチーム力養う 袋井市 職員研修
袋井市はこのほど、ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズから講師を招いた市職員向けの特別研修を実施した。タグラグビーの体験を通じて、チームで協力して目標を達成する能力や発想力を養った。 静岡ブルーレヴズの藤井達也育成普及コーチが講師を務め、20~40代を中心に袋井市職員約25人が参加した。タグラグビーは腰の左右に飾りひも(タグ)を付けてプレーしてタックルの代わりにタグを取って攻撃を止めるルールで、体格や運動能力にかかわらず誰でも楽しめるのが特徴。市職員はルールや基本的な動きを教わりながら、「思いやりのあるパスを」「声かけが大事」とチーム行動に欠かせないことを確認した。 試合後は競技をより良
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「日本にない解放感」 留学の学生ら成果報告 袋井
袋井市が本年度創設した「子ども・若者海外留学支援事業奨励金」の活用者の留学成果報告会がこのほど、市教育会館で開かれた。今夏にオーストラリアやカナダに留学した中高生と大学生計10人が、留学で得た経験や学びを発表した。 事業は、若者の異文化に対する理解促進やコミュニケーション能力向上の機会を確保するために新設された。初めて留学を経験する中学生から満22歳までの市出身者や在住者が対象で、1人当たり基本25万円まで奨励金を交付する。 報告会では、事業を活用して夏休み期間に留学した中高生らが、大場規之市長や鈴木一吉教育長、保護者らに向けて海外での生活を振り返った。「日本にはない解放感があった」「リスニ
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生成AIを学校現場で使うのはあり?⑥ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
生成AIの学校現場での活用の在り方について前回までに寄せられた投稿には、「AIは人間に取って代わるものではない」「他人に聞いてみる機会が大事」と従来の教育の重要性は変わらないという見方がある一方で、「AIと共存しなければならない時代」と捉えて上手な活用方法を習得すべきではないかという視点もありました。今回も引き続きキュレーターと読者の意見を紹介します。 たくさん触れて 正しい活用へ キュレーター 高木有加さん(長泉町) 1男1女の母。ママ防災塾マモルマムズ代表。レンタルスペース「ママとこどものヒミツキチmorisbase(モリスベース)」の管理人。ミッションは「孤独
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中東遠医療センター小児科医師 わいせつ容疑 4回目の逮捕
診察中に患者の10代女性にわいせつな行為をしたとして、掛川署は27日、準強制わいせつの疑いで中東遠総合医療センター小児科診療部長の医師塩沢亮輔容疑者(43)=袋井市愛野=を再逮捕した。逮捕は4回目。 再逮捕容疑は2022年7月下旬ごろ、同病院内で当時県西部に住んでいた10代の患者女性に、診療行為を装って胸を触るなどのわいせつな行為をした疑い。同署によると、塩沢容疑者は黙秘しているという。 塩沢容疑者は7月29日、22年12月に別の患者の10代女性にわいせつな行為をしたとして準強制わいせつの疑いで同署に逮捕された。8月17日には、同年3月に別の女性の胸を触ったなどの強制わいせつ容疑で、9月6日
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19議案可決、認定 袋井市議会 閉会
袋井市議会9月定例会は27日、最終本会議を開いた。本年度一般会計補正予算案や2022年度の各会計の決算案など19議案を原案通り可決、認定して閉会した。
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袋井市「書かない窓口」 2024年開始に向けキックオフ会議 連携自治体と課題共有
袋井市は25日、来庁者が申請書に記入せずに各種証明書発行などの手続きができる「書かない窓口」運用に向けたキックオフ会議を市役所で開いた。連携して取り組む愛媛県と同県今治市、鹿児島県阿久根市とオンラインでつながり、課題や意気込みを共有した。 窓口はマイナンバーカードを読み取ることで、データがデジタル申請フォームに反映される仕組み。国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用した事業で、住民と職員の負担軽減が狙い。各自治体間で成果を共有してサービスの拡充や展開を図る全国初のモデルで、2024年4月の運営開始を予定している。 会議はオンラインで、袋井市の大場規之市長をはじめ、愛媛県の田中英樹副知
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夕暮れ時の事故防止 のぼり旗掲げ、反射材付きライト配布 静岡県交通安全協会袋井地区支部
静岡県交通安全協会袋井地区支部などはこのほど、秋の全国交通安全運動の一環として、夕暮れ時の事故防止を呼びかける一斉街頭指導を袋井署前の交差点で行った。 同協会員と同署員、袋井地区安全運転管理協会員の計約25人が、「歩行者に優しい運転を」「交通ルール 自転車も守ろう」などと書かれたのぼり旗や看板を掲げて交差点付近に並び、ドライバーや自転車利用者に交通安全を呼びかけた。通行人には、反射材付きのライトを配布した。県交通安全協会袋井地区支部の高柿章悟支部長は「管内では自動車と歩行者の事故が連続して起こった。歩行者は横断歩道でも油断せず、手を上げて渡ってほしい」と呼びかけた。
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袋井まつりと袋井北祭り 祭典役員、市長にPR 10月開催
五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願う袋井市の秋の風物詩「袋井まつり」(10月13~15日)と「袋井北祭り」(同6~8日)の開催を目前に控え、それぞれのまつり関係者がこのほど、市役所を訪れて大場規之市長に開催をPRした。 袋井十五町祭典統一委員会が主催する袋井まつりは旧東海道と駅前通りを中心に15町の二輪屋台を引き回す。台風や新型コロナの影響で中止していた名物の15町連合の屋台渡橋を復活し、5年ぶりの本格開催となる。大當番頭取の高橋勇幾さん(38)は今年のポスターを掲げ、「まつりを復活させるという使命を果たし、住民を笑顔にしたい」と意気込んだ。 袋井北祭りは市中心部の北地区で行われ、16
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静岡県内7施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は25日、こども園、小学校、高校の計7施設でインフルエンザに感染したとみられる患者95人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【こども園】袋井市3人 【小学校】静岡市清水区9人、焼津市13人、同市13人、同市11人 【高校】浜松市中区14人、同区32人
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子どもや高齢者配慮 交通安全宣言 JA遠州中央
JA遠州中央はこのほど、交通安全宣言書を袋井署に提出した。飲酒運転の根絶をはじめ、子どもや高齢者に配慮した運転に努めるといった具体的な実践事項を明記し、職員とその家族計649人が署名した。 同署での提出式に出席した山田耕司理事長は「安全で快適な交通社会づくりに努力し、地域から交通事故を追放する」とあいさつ。宣言書を受け取った杉山大輔署長は「交通安全には管内事業所の協力が不可欠。引き続き協力をお願いしたい」と期待した。
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実験結果「予想と違った!」 学生団体「お理工塾応援隊」 静岡で教室
小中学生や高校生に科学の魅力を伝える静岡理工科大(袋井市)の学生団体「お理工塾応援隊」はこのほど、「夏のおもしろ理科教室」を静岡市葵区の静岡北高で開いた。市内の児童約20人が身近な素材を使った実験に取り組み、科学の不思議を体感した。 同団体の学生15人が講師を務めた。花の色素で染めた「マロウブルー」と呼ばれる液体の色が、手品のように一瞬で変化するサイエンスショーを披露。加える粉の性質によって薄い青色が濃くなったり、赤色に変化したりする仕組みを説明した。 湯を入れてふたをした容器の外側を冷やすと中の空気が圧縮され、ふたが取れなくなる実験にも挑戦した。長田西小4年の小長井樹君(9)は「予想と違っ
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通所児童のSDGs工作展 袋井 30日まで
ウェル恵明会(浜松市中区)が運営する放課後等デイサービスに通う子どもたちのアート作品展が30日まで、袋井市役所市民ギャラリーで開かれている。 「アソベル袋井」(同市旭町)や「るぴなすスクール駒場」(磐田市駒場)など全6事業所の子どもたちが作った工作品が並ぶ。持続可能な開発目標(SDGs)の一つである「住み続けられるまちづくりを」がテーマ。緑あふれる駅前や有機農業が行われる畑、水素エネルギーが活用される様子など、理想の町並みを段ボールや牛乳パックなどを使って表現した。 同社の担当者は「子どもたちが工夫を凝らした作品を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけた。
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小中高5校で学級閉鎖 インフルエンザ 22日の静岡県内
静岡県は22日、小中学校、高校計5校でインフルエンザに感染したとみられる患者94人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】静岡市清水区29人、袋井市12人 【中学校】浜松市南区9人 【高校】浜松市中区23人、同区21人
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SSクラス 宇藤さん優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第232回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれた。49人が参加し、最強のSSクラスで宇藤敬行さんが優勝した。また同クラスで浜松・麁玉中1年の河合将輝さん、Bクラスで第一学院高2年の立石海空さんがそれぞれ準優勝するなど、中高生が活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②河合将輝(浜松市)③田中雅英(同)▽S ①阿部久夫(磐田市)②山元一雄(同)③赤松僚助(浜松市)▽A ①前田勇(掛川市)②花本真也(浜松市)③田辺国義(袋井市)▽B ①北島耕太郎(浜松市)②立石海空(袋井市)③松尾三十四(掛川市)
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文化祭向け 茶の基礎習得 浜松商高生、販売に挑戦
浜松商業高(浜松市中区)は20日、世界で日本茶の広報イベントなどを展開するお茶プロデューサーの岡部宇洋さん(38)=同区出身=を講師に招いた授業を同高で開いた。2年生38人がお茶の基礎を学んだ。 9月30日開催の同校の文化祭で、2年生8クラスは「浜松商業展」と題した取り組みに参加し、協力事業者から仕入れた商品の販売に挑戦する。38人のクラスは製茶販売のにしたな(袋井市)のお茶を販売する。お茶の基礎を学び、当日の接客に生かす狙いで岡部さんに講師を依頼した。 生徒は実際に販売する深蒸し茶など4種を試飲し、特徴やおいしい入れ方などを学んだ。沢木美歩さん(17)は「お客さんに種類別の特徴をわかりやす
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祭り屋台「朝陽車」100周年 袋井・高尾町東通り地区 引き回し盛大
袋井市高尾町の東通り地区の祭り屋台「朝陽車」が落慶100周年を迎え、記念の屋台引き回しと式典がこのほど、同町内で執り行われた。屋台は10月13日に開幕する「袋井まつり」でも盛大に披露される。 朝陽車は1923年、町民らからの寄付金4117円(当時)で作られた。「正目総ヒノキ作り」と呼ばれ、節目がなく、まっすぐな木目の木材のみを使用した。一見細く見える構造は、木がよくしなることで衝撃を吸収し、壊れにくくするためという。屋台正面の虹梁(こうりょう)から木鼻にかけて竜が彫られ、側面に桃太郎、後方に獅子などもあしらわれている。 100周年にあたり実行委員会を設け、屋台の特徴や歴史を振り返る記念冊
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Sクラス 阿部さんV 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。81人が参加し、Sクラスは阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①阿部哲也(東区)②横山渡(牧之原市)③宇藤敬行(磐田市)④門奈佑紀(東区)⑤天野聡(静岡市)▽A ①中川幸一(北区)②宮城島捷翔(浜北区)③杉田大和(同)④岡本康夫(掛川市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①幸田好司(磐田市)②村松清(東区)③高瀬啓一郎(中区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤高橋建夫(袋井市)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②村松利郎(森町)③芝田信照(袋井市)④鈴木与四郎(西区)⑤中村敏男(浜松市)▽D ①八木澤椋(磐田市)②北島
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静岡人インタビュー「この人」 聴覚障害者の国際テニス大会に出場する 相原風城さん(磐田市)
生まれつき耳が聞こえない重度難聴を患いながらも健常者とともに週6回、テニスの練習に励む。9月上旬、聴覚障害がある選手が補聴器を外して対戦する「デフテニス」全国大会に出場し、男子シングルスでベスト8入り。23日にギリシャ・クレタ島で開幕する世界大会では、日本代表として4種目に出場する。常葉大菊川高3年。17歳。 ―テニスを始めたきっかけは。 「小学1年のころ、家族で買い物に出かけた際、ブレスパティオテニスクラブ(袋井市)の『どなたでも受けられます』と書いた体験会のポスターを見たこと。これまで水泳やゴルフなどのスポーツに挑戦しようとしたが、耳が聞こえないことが理由で体験会ですら参加を断られて
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袋井市 本格稼働へ操作研修 荒廃農地のAI自動判定
袋井市は19日、県内で先駆けて導入した荒廃農地管理システムの本格稼働に向けた操作研修会を市役所で開いた。人工知能(AI)が衛星写真で耕作放棄地を自動判定し、荒廃が進む農地を抽出して調査の効率化を図る。 導入したシステムは、衛星データ解析などを手がけるサグリ(兵庫県)のアプリ「アクタバ」。AIが衛星写真から農地の荒廃具合を識別し、デジタルの地図上で表示する。 毎年夏に農地を回って耕作放棄地の実態を調べる市農業委員会は、システムの情報を基に荒廃度が低い農地のパトロールを省略でき、調査の効率化や負担軽減が期待されるという。現地調査で得たデータはシステムに蓄積して管理し、翌年以降の解析精度向上に
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静岡県西部の魅力 首都圏に発信 9月20日まで都内で催し
静岡県西部地域の魅力を首都圏に発信するPRイベントが19日、東京・日本橋の日本橋プラザビルで始まった。県西部地域局と管内6市町(磐田、袋井、掛川、菊川、御前崎市と森町)が初めて企画した。20日まで。 釜揚げしらすや遠州織物(磐田市)、クラウンメロンの菓子(袋井市)、くず粉を使ったアイス「くずシャリ」(菊川市)といった各市町の特産品が並んだ。ユニークな御利益わらじ(森町)、掛川・高天神・横須賀3城の御城印(掛川市)なども人気を集めた。無料で冷茶も振る舞う。 県西部地域局の永井雅也局長は「各市町が少子高齢化、人口減少に強い危機感を持っている。イベントをきっかけに、観光客の呼び込みや移住・定住
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松井さん(浜松)最優秀 小国神社写真コンテスト
森町の小国神社はこのほど、「第21回古代の森 小国神社写真コンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞作品21点を発表し、同神社で表彰式を行った。最優秀賞には松井紀和さん(浜松市中区)の「華やかな祭礼」が選ばれた。 「境内に咲く草花・樹木など」「祭事・催事」「野鳥」の3部門に、今回から「学生の部」を設けて全4部門で募集し、町内外から285点が寄せられた。入賞作品を含む50点を研修室に24日まで展示する。同神社で開かれた表彰式で松井さんは「実力のある方々が受賞してきた賞なので、いまだに信じられない」と喜びを語った。 その他の入賞者は次の通り。 優秀賞 藤田正男(浜松市南区)戸塚敏明(掛
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袋井発スパークリングティー 「乾杯」を変える 世界が称賛
しずおか生まれのスパークリングティー(発泡性茶飲料)が世界から絶賛された。開発したのは、袋井市の茶業関係者らでつくる晩茶研究会。茶の新たな可能性の発掘を目指して試行錯誤を重ね、乳酸発酵茶を原料とした「bodhi(ボーディー)」を生み出した。「このノンアルコール飲料は世界の『乾杯』を変えられる」―。審査員からの賛辞に押され8月下旬、シンガポールで開かれた「にっぽんの宝物 世界大会2023」の「日本と海外の融合部門」でグランプリに輝いた。 晩茶研究会にグランプリ「可能性示せた」 晩茶研究会が活動を始めたのは2019年。安間製茶(袋井市)の安間孝介さん(44)、池田園(同市)の池田佳正さん(5
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洗濯機製造50年の歴史紹介 パナソニック静岡工場 見学ツアー
操業50周年を迎えたドラム式洗濯乾燥機を製造するパナソニック静岡工場(袋井市新池)がこのほど、県や首都圏、大阪府内の報道関係者らを同工場に招き、ものづくりの歴史や最先端技術を紹介する見学セミナーを開いた。 同社ランドリー・クリーナー事業部の藤本勝部長が登壇。静岡工場は1973年に全自動洗濯機の専門工場として操業を開始し、2003年に世界初のななめドラム洗濯乾燥機を生産するなど、使いやすさと性能を両立した商品開発で日本の洗濯文化をけん引してきた歴史を振り返った。 工場内を巡るツアーでは、洗濯機の製造ラインを見学した。プレス部品や樹脂部品の成形、洗濯機の組み立てなど生産工程はコンピューター管
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インフルエンザ 静岡で流行期か 例年より4カ月早く
静岡市は15日、市内でインフルエンザの流行が始まったと発表した。例年は1月ごろ流行期に入ることが多く、約4カ月早い。市保健予防課は新型コロナウイルス感染症との関連性も含め、「詳しい原因は分かっていない」とし、今後の動向を注視するとしている。 今シーズンの調査の起点となる9月4~10日の1週間で、市内の定点医療機関の平均患者数が2・84人となり、流行の目安となる「1人」を上回った。前週(8月28日~9月3日)は1・24人だった。今後、患者数の増加が予想される。昨シーズンは2023年1月2~8日に流行が始まった。 市の高齢者対象のインフルエンザ予防接種は10月1日から始まる。保健予防課は手洗
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「お達者度」自立健康生活期間、静岡県全体伸び 男性/菊川初のトップ 女性/御殿場6年連続
静岡県は15日までに、65歳から自立して健康に生活できる期間を示した2020年の「お達者度」をまとめた。男性は18・59年、女性は21・57年で、いずれも前年から延伸した。市町別にみると、男性は菊川市が19・45年で初めて1位になり、女性は御殿場市が22・57年で6年連続トップだった。 要介護度2未満の状態を「お達者」と定義し、人口や死亡数、介護認定状況のデータに基づいて県が毎年独自に算出している。県全体は前年に比べ男性が0・29年、女性が0・19年それぞれ伸び、いずれもデータの公表を始めた09年以降で最長となった。 2位以下は男性が裾野市、袋井市、湖西市、三島市の順。女性は湖西市、森町
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茶況(9月15日)袋井、森の秋冬番茶 9月下旬から摘採
袋井市、森町の各地で秋冬番茶の生産準備が進んでいる。9月下旬から、袋井市北部、森町南部などで摘採が始まるとみられる。 JA担当者によると、生産は10月初旬から本格化する見通し。袋井市内の茶生産者は「夏の初期、暑さによる水不足で樹勢が弱まった。秋に入って回復しつつあるが、収穫量は例年よりやや減少の可能性がある」と懸念する。 (袋井支局・北井寛人)
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知事給与返上 条例案など提出 静岡県議会、9月21日開会
静岡県議会議会運営委員会は14日、県議会9月定例会の会期を21日~10月13日の計23日と決めた。 9月定例会には、県が2023年度一般会計に82億3200万円を追加する9月補正予算案に加え、いわゆる「コシヒカリ発言」を巡り、知事給与から446万円を減額する給与返上に関する条例案など計30議案と報告15件を提出する。 議運では、中沢公彦議長が無免許運転が問題となっていた中山真珠氏の辞職を許可したことを報告したほか、同氏に辞職を求める請願の取り下げも了承された。中山氏の辞職と、伊藤謙一県議(袋井市)の自民改革会議入会に伴う各委員会の割り振りや議席、一般質問などの変更などについても協議した。
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個性光る写真34点展示 フォトクラブ袋井 市役所で会員展
袋井市や近隣市町の写真愛好家でつくるフォトクラブ袋井の会員展が20日まで、市役所市民ギャラリーで開かれている。 クラブは月に2回ほど活動し、会員10人がそれぞれの感性で自由に撮影することがテーマ。会場には個性が光る34点の作品が並ぶ。森町の大洞院の紅葉や天浜線の駅、水滴の滴るユリの花など、多様な題材がそろう。こいのぼりの内側を撮影し、色を反転するなど技巧を凝らして独創的な世界観を表現した抽象写真も来場者の目を引いている。 菅家司会長(76)は「会員たちの自由な表現から、撮影者の個性や思いを感じ取ってもらえたら」と来場を呼びかけた。
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大石さん(袋井) サーフィン全国準V 「次は優勝」 9月30日全日本選手権出場の3人 活躍誓う
6月に福島県で開かれた第40回全日本級別サーフィン選手権大会で準優勝した袋井市西同笠の大石梨花さん(20)と、30日に宮崎県で開幕する第57回全日本サーフィン選手権大会に出場する袋井市在住のサーファー3人がこのほど、市役所を訪ね、大場規之市長に結果や抱負を報告した。 大石さんは、選手の技術レベルを判定する「サーフィン検定」で得た級区分別に実施される大会に出場。同笠海岸をはじめとした近くの海岸で腕を磨いてきた実力を発揮し、準優勝を収めた。「うれしかったが優勝を逃した悔しさもある。来年こそは優勝する」と闘志を燃やした。 30日に開幕する全国大会に出場する森宣仁さん(52)と娘の舞果さん(14
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近隣風景や思い出 切り取った写真40点 掛川・大東図書館で展示会
掛川市の写真愛好家でつくるフォトサークル四季彩の写真展が17日まで、同市大坂の大東図書館で開かれている。会員10人が県内外で撮影した計40点を出品した。 可睡斎(袋井市)のアジサイや御前崎市の灯台など近隣の風景にレンズを向けた作品が目立つ。沖縄県の石垣島や長野県の木曽駒ケ岳など旅先の思い出を切り取った写真もあり、来場者の関心を集めている。
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インフルエンザ 静岡県内26校で学級・学年閉鎖
静岡県は12日、県内の小中学校と高校計26校でインフルエンザに感染したとみられる患者328人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。県によると、1日の患者数が300人を超えたのは2020年2月4日発表分以来。9月の1日当たりの閉鎖施設数としては過去最多となった。 県が発表している直近1週間(8月28~9月3日)の定点医療機関1カ所当たりの平均患者数は、前週比1・52倍の2・19人。今後の集計分でさらに増える可能性がある。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市7人、熱海市6人、沼津市11人、同市30人、三島市12人、長泉町10人、裾野市14人、富士市5人、静岡市駿河区2
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「親族内」重要な意思疎通 袋井の伝統織物工房、娘に託す【事業承継 未来へのバトン②】
静岡県事業承継・引継ぎ支援センターに寄せられる相談で、例年最も多い内容が親族内承継だ。経営者の子供など後継候補の目星が付いているだけに、順調に引き継ぎが進むと思われがちだが、当事者間の会話が不十分なことで承継がうまく進まないケースが散見される。中小企業白書によると、親族内承継を検討する企業で、後継候補に引き継ぎ意思を伝えている割合は約3割にとどまる。「わかっている」「伝えている」という意思疎通を欠いた“つもり”は、事業承継の大きな障壁となっている。 カンカンカン-。機織り機に糸を送るシャトルの音が小気味良く工房内に響く。シャトル内で美しい輝きを放つ糸はフィリピン原産
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福祉や防災に貢献、94個人58団体表彰 日本赤十字社静岡県支部
日本赤十字社静岡県支部はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県赤十字大会を開いた。寄付やボランティア活動で県内の福祉や防災に貢献した94個人と58団体が表彰された。 金色有功章を受けた沼津市赤十字奉仕団の菅沼厚子さん(76)は「多くの仲間がいたから続けられた。これからも困っている人たちを救う活動をしたい」と語った。浜松市佐久間赤十字奉仕団と島田商業高ボランティア委員会による活動発表も行われた。 そのほかの主な受章者・団体は次の通り(かっこ内は所属)。 【金色有功章】社資功労受章者 生命保険協会県協会(静岡市)▽業務功労受章者 高木通世、河村フキ子(袋井市赤十字奉仕団)山岸松二
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40周年記念賞に名古屋の稲葉さん 可睡ゆりの園フォトコン 袋井
袋井市の可睡ゆりの園はこのほど、2023可睡ゆりの園フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を発表した。 毎年5~7月の開園時期に合わせて開催している恒例イベント。咲き誇るユリをはじめとした園内の風景を撮影した6266点が県内外から寄せられた。審査の結果、40周年記念賞に稲葉進さん(愛知県名古屋市)の「梅雨の晴れ間」、大賞には加藤恒夫さん(神奈川県平塚市)の「きらめく星座」が選ばれた。来年5月に表彰式を行う予定。 その他の主な入賞者は次の通り。 推薦 宮崎司郎(愛知県豊田市)▽特選 犬塚勝英(浜松市)加藤芳樹(同)佐藤美栄子(神奈川県茅ケ崎市)杉本昌弘(藤枝市)松浦昌(掛川
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消防士の大変さ 実感 袋井・周南中生が職場体験 防火衣着用 放水体験も
袋井市立周南中の職場体験学習が12日、市内で始まった。キャリア教育の一環で、2年生約220人が13日まで、市内の公共施設や幼稚園、店舗など約70事業所で勤労の意義を学ぶ。 袋井消防署には生徒5人が訪問した。消火器の取り扱いや救命活動で扱うロープの結び方を習った後、的に向かって放水する消火活動体験を行った。 このほか、重さが計10キロにもなる防火衣と空気呼吸器を着用したり、ホースが入ったバッグを抱えて走ったりして地域を守る消防士の仕事への理解を深めた。2日目は、救命講習などへの参加を予定している。 吉川亘さん(14)は「人を守る仕事がしたくて参加した。人を救うため、重たい装備で火災に立ち
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330キロジャンボカボチャ優勝 清水区で県大会 200キロ超7個出品
静岡県ジャンボかぼちゃ研究会(池田正昭代表)はこのほど、静岡市清水区吉原の特別養護老人ホームこもれびで本年度の「ジャンボかぼちゃ県大会」を開催した。区内や掛川市、袋井市などで栽培されたジャンボカボチャの中から、同区中河内の望月康行さんが育てた330キロのカボチャがチャンピオンに選ばれた。 重量を競うコンテストで、優勝したカボチャは香川県の小豆島で行われる全国大会に参加する。池田代表によると、今年は天候不順で思うように育たなかったが、県大会には200キロを超えるカボチャが7個出品された。 (清水支局・坂本昌信)
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トラック「中継輸送」静岡県内加速 日帰り勤務可能、運転者の負担減【迫る24年問題】
トラック運転手の働く環境改善へ時間外労働の上限規制が設けられる「2024年問題」。県内外の運輸・物流企業が対策として、国内物流の大動脈の関東-関西間の中間に位置する静岡県に拠点を置いた「中継輸送」に取り組んでいる。従来、1人のドライバーが泊まりがけで運ぶ長距離輸送の行程を、仲間で分担することで日帰り可能な勤務にして負荷を低減させる狙いだ。 8月中旬の深夜、浜松市北区の新東名浜松SA(サービスエリア)下り線の隣接地。中日本高速道路と遠州トラック(袋井市)が共同運営する中継輸送拠点「コネクトエリア浜松」に、上下線のスマートICを降りた大型トラックやトレーラーが続々と乗り入れた。 事業開始から
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袋井でまた橋名板盗難 出口橋と赤塚橋で計6枚
袋井市は8日、同市久能の出口橋と同市宇刈の赤塚橋の橋名板計6枚(30万円相当)が盗まれたとして、袋井署に被害届を出したと発表した。 橋名板は橋の四隅にある橋の名前などを記した縦15センチ、横50センチほどの真ちゅう製のプレートで、同市では8月21日に春岡大橋でも盗難被害が確認されていた。 同市維持管理課によると、出口橋と赤塚橋は、9月6日に袋井土木事務所職員らからの通報を受け、被害が発覚した。春岡大橋の被害を受けて8月末にパトロールした時点では、2カ所とも設置が確認できていたという。 橋名板の盗難被害は8月に入り、掛川市や湖西市でも明らかになっている。
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ラグビーW杯 静岡で桜戦士を応援 10日と10月8日にPV
8日(日本時間9日)に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会に合わせ、静岡県は10日と10月8日の日本代表戦2試合のパブリックビューイング(PV)を行う。“静岡ショック”から4年、世界を驚かせた静岡の地から日本代表にエールを送る。 2019年日本大会の開催自治体となった全国12都市と日本ラグビーフットボール協会などが連携してPVを開催する。前回大会では、袋井市のエコパスタジアムで日本代表が強豪アイルランドを下し、大会の盛り上がりに拍車をかけた。県は、そのレガシーの継承やラグビー文化の定着に向けた啓発の一環としてPVを開催する。 9月10日のチリ戦は、静
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聴覚障害者テニス 世界選手権出場へ 「得意なストロークで挑む」 磐田・相原さん(常葉大菊川高3年)抱負
ギリシャのクレタ島で23日に開幕する聴覚障害者の国際テニス大会「世界デフテニス選手権大会」に、日本代表として磐田市の相原風城さん(17)=常葉大菊川高3年=が出場する。ユース部門で出場した4年前に続き、2度目となる世界の舞台。2025年の東京デフリンピック出場を目標に掲げる相原さんは「最後の一ポイントまで諦めずに挑む」と意気込んでいる。 デフテニスは一般的なテニスとルールは同じだが、プレー時に補聴器や人口内耳を外して対戦する。打球音や審判の合図の声が聞こえないなどコート上では“無音の世界”。選手たちは打球を視覚のみで確認し、反応してプレーする。 相原さんは生まれつき耳が聞こえない重度難聴を患
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エコパ野球場整備 袋井市長に同調 掛川市長
掛川市の久保田崇市長は7日、袋井市の大場規之市長が同市議会で小笠山総合運動公園「エコパ」内への野球場整備の可能性を探る考えを示したことについて「大場市長と同様の考え。広域で管理運営することで、地域全体がスポーツに親しめる環境をつくりたい」と同調した。 久保田市長は、老朽化が進む掛川球場を念頭に「野球場に限らず、競技場を一つの市だけで維持するのは難しくなっている」と指摘した。エコパへの整備には県の支援が不可欠との認識を示し、「(県が浜松市西区に建設する)新野球場の話があり、今すぐにではないと思うが、将来に向けてまずは袋井市と協議していく」と述べた。
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JA遠州中央 「こしひかり」PR 浜松市長に
JA遠州中央の山田耕司代表理事理事長らがこのほど、新米をアピールしようと浜松市役所を訪れ、磐田市、袋井市、森町など管内で収穫された「遠州中央こしひかり」を中野祐介・浜松市長に贈った=写真=。同JAによると、今季は暑さが続き、雨も少ないという厳しい環境だったものの、農家らによる水の管理の工夫により味も色つやも良好という。山田代表理事理事長からコメの説明を受けた中野市長は「おいしいお米ができたのは農家の努力とJAの支援のおかげだ。われわれも生産環境整備、消費拡大に取り組む」と謝意を述べた。
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あさば納涼祭 2000人にぎわう 4年ぶり本格開催 広がる世代間交流 袋井
あさば納涼祭(実行委主催)がこのほど、袋井市浅名のJA遠州中央浅羽北支店で開かれた。約2000人の来場者が地域交流を楽しんだ。 会場内ではかき氷や焼きそばを販売する出店が並び、ヨーヨー釣りといったゲームを展開するブースが設けられた。ステージでは、あさば保育園児によるよさこいの披露のほか、餅まきなどが行われ、多彩な催しものでにぎわった。 納涼祭は世代間交流などを目的に、JA遠州中央浅羽青年部と浅羽町商工会青年部が実行委員会を組織し、2015年から実施していたが、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの本格開催となった。寺田欽一実行委員長は「子どもから大人まで多くの来場者が笑顔を浮かべ、にぎわってよ
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静岡県内10施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は6日、幼稚園と小学校と高校計10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計176人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。5日発表分から新シーズン(2023~24年)となったが、最初の月に100人を超えた例は過去10年間になく、感染が拡大している。 県によると、8月27日までの1週間で、定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・44人(前週0・96人)だった。7月下旬以降は流行の目安値の「1人」をやや下回る状況が続いていたが、夏休み明け以降、各地で感染者が増えているとみられる。県は「今後各地で急拡大する恐れがある」として、対策を呼び掛けている。 6日発表分の市区町別の患
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袋井市、中小企業振興へ条例 市議会市長答弁 制定へ前向き
袋井市の大場規之市長は6日の市議会9月定例会一般質問で、地域産業を支える取り組みの一環として「中小企業・小規模企業振興基本条例」の制定に前向きな姿勢を示した。大庭通嘉氏(市民クラブ)の質問に答えた。 市産業未来課によると、同条例は中小企業の振興を図るための理念や行政、市民、企業の役割などを盛り込むケースが多く、県内23市のうち18市で制定されている。袋井市では中小企業向けに融資制度や経営革新計画の策定支援などを講じてきたが、同条例は未制定だった。 人材確保やデジタル化への対応、新型コロナウイルスの影響による経営悪化などの課題を踏まえ、大場市長は「中小企業、小規模企業の活力が最大限発揮され
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児童の犯罪被害防止 交通安全呼びかけ モーグル代表 杉本選手 袋井署で一日署長
「子ども見守り強化の日」として夏休み明けの小学生に犯罪被害防止や交通安全への理解を深めてもらうため、袋井署は6日、同市出身で北京冬季五輪フリースタイルスキー男子モーグル日本代表の杉本幸祐選手(28)に一日署長を委嘱し、広報啓発活動を行った。 杉本選手は署内で杉山大輔署長から委嘱状を受け取り、警察の制服に袖を通した。パトロール出発式では「子どもを事件や事故から守るため、気を付けてパトロールしましょう」と署員に呼びかけた。 高南小に移動した杉本選手は、全校児童約400人に「不審者に遭遇した際は素早く逃げよう」「ヘルメットを着用しよう」などと呼びかけた。児童下校時には正門の前で安全を呼びかけながら
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静岡県内小学校3校と高校1校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は5日、小学校3校と高校1校でインフルエンザに感染したとみられる患者が計58人確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。国の通知により同日発表分から新シーズン(2023~24年)に区分され、シーズン初のインフルエンザによる学級・学年閉鎖として発表された。 4日までの前シーズン(22~23年)の学級・学年閉鎖施設数は202施設、患者数は3627人だった。マスクの着用緩和のほか新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行した影響で、例年流行が終息する春以降も小規模な集団感染が続き、シーズン最終日まで学級閉鎖が発生する異例の状況となった。 県によると、過去7年間で学級・学年
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「稼げる農家」へ経営モデル拡販 浜松のベンチャー、ハッピークオリティー
農業ベンチャーの「Happy Quality(ハッピークオリティー)」(浜松市)は、人工知能(AI)などの最新テクノロジーを活用し、独自に構築したトマトの農業経営モデル事業の拡販を進めている。高品質、高単価のトマトの安定生産と、全量買い取りによる収益基盤の確立を可能にする。新規就農者らに対して「稼げる農家」の育成を掲げ、パートナー契約を結んで流通まで一貫支援する。不安定な所得や後継者不足が課題の農業の振興を目指す。 マーケットインの考えに基づく経営モデルにより、現在9件の契約農家・法人を2026年までに30件まで広げ、出荷量も約6倍の2千トンへ拡大する。 自社ブランド「ハピトマ」は、中
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交通死亡事故多発 袋井市が警報
袋井市は5日までに、市内に交通死亡事故多発警報を発令した。8月18日から9月1日までに交通死亡事故2件と重体事故1件が発生したことを受け、13日まで対策を強化する。 事故の形態は車と歩行者の衝突による死亡事故が2件、バイクと自転車による重体事故が1件。死亡事故はいずれも高齢者同士による事故だった。警報発令期間中は市が同報無線やメール、街頭広報などで注意喚起を行い、市民に交通安全を呼びかける。
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袋井・エコパ内 野球場整備 袋井市長「働きかけ必要」
袋井市の大場規之市長は5日の市議会9月定例会一般質問で、小笠山総合運動公園「エコパ」内への野球場整備の可能性について問われ、周辺への宿泊施設などの整備や市のPR効果が期待され、地域活性化につながるとの見方を示すとともに、静岡県などに対して「併設に向けた働きかけは必要」と述べた。高木清隆氏(自民公民クラブ)への答弁。 市内には高校野球の公式戦ができる野球場がなく、周辺市町でも野球場の老朽化が進んでいる状況を説明した。限られた財源の中で質の高い施設環境を整えるため、エコパ内の野球場整備を重要視し、大規模イベントが開催されれば経済的効果もあると強調した。 大場市長は「遠州灘海浜公園に続く野球場
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袋井市内の移り変わり描く 田中さん個展
風景画を50年以上にわたって描き続ける田中稔さん(77)=袋井市葵町=の個展「袋井百景」が10日まで、市役所市民ギャラリーで開かれている。 酒屋などが並ぶ昭和50年代の市内の町並みや、約60年前まで袋井市-森町間を走っていた秋葉線の袋井駅を描いた油彩、水彩画約40点がそろう。愛野公園の秋景色など近年の風景を写した作品も並び、市内の移り変わりを絵画で楽しめる。 田中さんは「全て現地に行って描いてきた作品。現場の空気感や雰囲気を感じてもらいたい」と来場を呼びかけた。
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緊急抑止対策、6日まで取り締まり強化 交通死亡事故連続発生で静岡県警
静岡県内で交通死亡事故が連続発生したことを受け、県警は4日、緊急抑止対策を始めた。6日まで各地で指導や取り締まりを強化する。 県内で8月31日~9月2日、交通事故で3人が死亡した。31日は浜松市中区の市道で歩行者の70代男性、1日は袋井市の市道で歩行者の80代男性が、それぞれ乗用車と衝突して死亡し、2日は焼津市の市道で乗用車を運転する60代男性が単独事故で亡くなった。 県警はドライバーに対し、横断歩道付近の歩行者らに注意を払った走行と制限速度の順守を求め、歩行者には横断時の安全確認徹底をはじめ夜間や朝方の反射材着用などを呼びかける。
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西部各地で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た
静岡県総合防災訓練が浜松市や湖西市を主会場に行われた3日、他の西部各地でも自主防災組織や行政機関が地震や大雨災害を想定し避難所運営や炊き出し、情報収集などの訓練を繰り広げた。地域課題に即したテーマで取り組み、災害対応への意識を新たにした。 掛川、資機材の使い方確認 掛川市水垂の城北小では住民ら約40人が避難所運営訓練を行った。市職員の指導を受けながら、資機材の使い方や避難者の対応の流れを確認した。 市内42カ所の広域避難所に用意されているパーティションと簡易ベッドの組み立て体験では、3~4人ずつのグループで複数のポールをつなげるなどして組み上げた。その後、地区ごとに被災者対応、施設管理な
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茶況(9月1日)袋井茶大賞、上位10点が2次審査へ
東海道どまん中袋井茶大賞(実行委、袋井地区農協茶業委員会主催)の第1次審査会がこのほど、袋井市岡崎の茶ピアで開かれた。上位入賞の10点が2次審査へと進んだ。 市内生産者が普通煎茶と深蒸し煎茶計27点を出品。県中遠農林事務所や地元茶商、JA職員らが審査員を務め、外観や香気、水色、滋味の4項目を採点した。 2次審査進出者は次の通り。 竹原秀哉(袋井南)、石川喜雄(三川)、松田明久(袋井南)、秋田製茶(笠原)、神谷久史(同)、安間孝介(袋井南)、やまも製茶(同)丸尾製茶(同)、鈴木宏直(笠原)、木根益夫(同) (袋井支局・北井寛人)
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乗用車と衝突、歩行者の男性死亡 袋井市高尾の市道
1日午前5時50分ごろ、袋井市高尾の市道で、乗用車と横断歩道を歩いて渡っていた同市高尾の無職の男性(88)が衝突した。男性は頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。袋井署は同日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、乗用車を運転していた同市清水町、理容師の男(67)を現行犯逮捕した。同署は容疑を過失致死に切り替えて調べる。
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野菜摂取量調べ健康啓発 袋井市
袋井市はこのほど、健康啓発を目的にした「みんなのよりみち保健室」を同市山名町のとれたて食楽部で開いた。野菜の摂取状況を測定できる機器「ベジチェック」を活用し、市民に健康的な食習慣への意識向上を促した。 ベジチェックは利用者の手のひらから、野菜摂取量と相関関係のある皮膚の「カロテノイド」を10秒程度で測定し、スコアとして数値化する。同店舗の買い物客らが体験し、出た数値を基に食生活を振り返った。山本まつこさん(63)は「食べているつもりでも意外と取れてないと気づけた。夏は食欲が落ちるので、特に意識して食べるようにしたい」と話した。 健康増進普及月間(9月)に合わせた企画。17日には、同市の杏林堂
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「橋名板」4枚盗まれる 袋井・春岡大橋 市が被害届
袋井市は30日までに、同市春岡の春岡大橋の橋名板計4枚(20万円相当)が盗まれたとして、袋井署に被害届を出した。 橋名板は橋の四隅にある橋の名前や完成年月日を記した真ちゅう製のプレートで、縦15センチ、横50センチほど。同市維持管理課によると、21日に通行人の通報を受けて同課職員が現場に出向き、春岡大橋の橋名板4枚全てが外されているのを確認した。同課によると、グーグルマップ・ストリートビューでは5月時点で橋名板が確認できたという。 橋名板の盗難被害は8月に入り、掛川市や湖西市でも明らかになっている。
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車で衝突、けが負わせた疑い 会社員の男を逮捕 掛川署
掛川署は28日、傷害の疑いで袋井市広岡、会社員の男(32)を逮捕した。逮捕容疑は27日午後3時ごろ、掛川市大池の県道で、同市の男性会社員(43)に乗用車を衝突させて、右膝に打撲を負わせた疑い。同署によると、交通上のトラブルで男性が容疑者の車の前に立ちはだかったが、そのまま車を発進したとみられる。容疑者は容疑を否認しているという。
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炭素貯蔵量を見える化 静岡県、産材建築18施設を認定
静岡県はこのほど、県産材を用いた建築物の炭素貯蔵量を認証する「ふじのくに炭素貯蔵建築物認定制度」で、4月の運用開始後初の認定先として18施設を選んだと発表した。森貴史副知事が代表施設に認定証を交付し同制度を通じた県産材の利用促進に期待を寄せた。 県産材を10立方メートル以上使った県内の木造非住宅建築物が対象で、今回は福祉施設や飲食店、事務所などを認定した。木材の炭素貯蔵量を数値化することで環境貢献度を可視化し、県産材利用の付加価値向上につなげる。 県庁で開かれた認定式には、県産材利用量と炭素貯蔵量が多い6施設の建築主や設計者が出席。森副知事は「炭素貯蔵量を見える化することで、木材に地球に
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フロアバレー、盲学校生ら熱戦 袋井で全国大会
「第7回全国盲学校フロアバレーボール静岡大会」がこのほど、袋井市愛野のエコパアリーナで2日間にわたり開かれた。9道府県から10校約100人が出場し、熱戦を繰り広げた。優勝には、大阪南視覚支援学校が輝いた。 フロアバレーボールは6人制で、床上30センチのネットの下にボールを転がして打ち合う競技。全国8地区を勝ち抜いた盲学校・視覚支援学校が出場、トーナメント方式で競い合った。県内からは、主管校枠で浜松視覚特別支援学校が出場。札幌視覚支援学校との試合では、両校選手が強いサーブやアタックを放つなど思い切ったプレーが見られた。 浜松視覚特別支援学校の園田一哉校長は「大会を通じて精神的にも技術的にも
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吉田君(清水小)少林寺拳法世界大会へ抱負 「いい演武 披露したい」
清水町立清水小4年の吉田湧人君(9)が、10月に東京都の日本武道館で始まる「2023年少林寺拳法世界大会」への出場権を獲得した。7月に袋井市で開かれた県大会で好成績を収めての快挙。このほど、関義弘町長を訪問し「県大会よりも、さらにいい演武を披露したい」と意気込んだ。 吉田君は、所属する伊豆長岡道院の仲間と共に、2人一組の組演武と6人一組の団体演武に出場した。大会では初日に国内予選が実施され、上位に入れば約2700人が出場予定の世界大会へ出場できる。動きのキレや技の正確性、気迫などを得点で争う。県大会の3週間ほど前からは、毎日練習に取り組んだという。吉田君は「技がそろうと気持ちがいい」と笑顔
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袋井市議会が開会 補正予算案を可決 豪雨被害の工事費追加
袋井市議会9月定例会が28日開会し、会期を8月28日から9月27日までの31日間と決めた後、2022年度の各会計の決算認定など22議案を上程した。このうち、災害復旧に関する本年度一般会計補正予算案を原案通り可決した。 同補正は6月の台風2号の接近に伴う豪雨で被災した市道大谷幕ケ谷線の復旧工事費として1億円を追加する内容。 一般質問は9月5~7日に行う。
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袋井の公会堂で火災、ほぼ全焼 2時間40分後に鎮火
26日午後6時35分ごろ、袋井市村松の村松下公会堂で、利用者から「建物内部から火が出ている」などと119番があった。袋井署と市消防本部によると、木造平屋建て1棟をほぼ全焼し、約2時間40分後に鎮火した。けが人はいなかった。出火当時、公会堂内には複数の近隣住民がいたという。同署などが出火原因を調べている。
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びょうぶに筆走らせ即興制作 現代書家大杉さん地元袋井・葛城北の丸でイベント
袋井市の現代書家大杉弘子さん(76)が26日、同市の「葛城北の丸」で書のデモンストレーションを行った。27日に同所で開幕する徳川家康を主題にした作品が中心の個展「大杉弘子書界 家康ポストモダン」のプレイベント。 縦横とも約150センチの二曲びょうぶを畳に置き、「昨夜すった」という墨をたっぷり含ませた筆を走らせた。1枚には地元の山名神社に伝わる鶴、龍、蟷螂(とうろう=カマキリ)の舞を表す象形を描き、もう1枚は平安時代の貴族で書家の橘逸勢をたたえる作品として仕上げた。 大杉さんは自身の過去作を画像とともに振り返り「書がアートとして取り上げられる機会が増えてほしい」と後進に期待を込めた。遠州に
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茶況(8月25日)小笠流手もみ製茶 保存会が技術確認 袋井で交流会
茶の手揉(も)み技術向上と親睦を目的とした「遠州手揉茶技術交流会」がこのほど、袋井市岡崎の茶ピアで開かれた。 同市や掛川市、菊川市などで継承される伝統技術「小笠流手もみ製茶法」の保存と普及に取り組む袋井茶手揉保存会員ら約30人が参加。手揉茶は1人当たりの生産量が1日わずか500グラム程度と希少。ベテランの会員を中心に、「葉振い」「回転揉み」など伝統の手揉みの工程を丁寧に確認した。 同会袋井支部の鈴木せつ子支部長は「若い世代の挑戦を応援し、茶産地として技術の継承を絶やさないようにしたい」と話した。 (袋井支局・北井寛人)
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クラウンメロン品評会 男子モーグル・杉本選手(袋井出身)が審査 最高賞に金原さん
袋井市の県温室農業協同組合クラウンメロン支所は25日、夏作品評会を同支所で開いた。同市出身で、北京冬季五輪フリースタイルスキー男子モーグル日本代表の杉本幸祐選手(28)が特別審査員を務め、鋭いまなざしで出来栄えを確認した。 2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪出場を目指す杉本選手の活動をPRするとともに、県内特産の最高ブランドとして知られるクラウンメロンの価値向上につなげようと初めて企画した。 品評会では掛川、袋井、磐田、浜松、森の4市1町の生産者40人が、丹精込めて育てたメロンを持ち寄った。特別審査員の杉本選手のほか、県内の市場関係者ら計14人が、網目の美しさなどの外観や風味をはじめと
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島田の夏目さん 将棋Sクラス優勝 2位は浜北・中川さん 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の8月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。82人が参加し、最強のSクラスは島田市の夏目雄介さんが優勝した。上位入賞者は次の通り。 S ①夏目雄介(島田市)②中川丈太郎(浜北区)③田中雅英(南区)④寺崎勝(東区)⑤阿部哲也(同)▽A ①横山渡(牧之原市)②赤川陽平(浜北区)③石川三余(西区)④小林悠人(袋井市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①村松清(東区)②赤松僚助(天竜区)③河村正夫(浜北区)④高瀬啓一郎(中区)⑤田村勇太郎(同)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②鈴木与四郎(西区)③永野裕也(浜北区)④泉龍一(西区)⑤斉藤正直(東区)▽D ①高木健吾(東区)②
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御殿場・長田山荘 広大な敷地でゆったりと【キャンプ場だより】
広大な敷地内に芝生や林間の多彩なキャンプサイトがあります。すべてのサイトは車の乗り入れが可能で、区画のないフリー形式。チェックインは午前9時から、チェックアウトは午後4時までなのでゆったりと過ごしていただけます。リピーター限定の富士見サイトは昨年オープンしたばかりで、山裾まで見渡せる雄大な富士山の眺望を楽しめます。 敷地内には木に長いロープをつるした「ハイジのブランコ」も設置していて、家族連れを中心に人気を集めています。 キャンプ場から車で少し足を延ばせば、御殿場名物の一つで絶品の馬刺しが買える「山崎精肉店」、パークゴルフや季節の花が楽しめる「富士山樹空の森」、「御殿場プレミアムアウトレ
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割石峠(裾野市、富士市) 崖の間から駿河湾の眺め【山ある記】
裾野市須山の愛鷹登山口にある山神社から越前岳、呼子岳[よびこだけ]、割石峠(1251メートル)経由でガレ沢を下り、約1時間半で山神社へ戻る反時計回りの周回コースを紹介する。 広々とした越前岳山頂からは駿河湾、南アルプス方面がよく見える。周辺では、5月上~中旬頃にアシタカツツジ、ベニドウダンが咲いている。ここで大休憩を取った後は南側の呼子岳方面へ下るコースを進む。ヤセ尾根のアップダウンを繰り返すと、高場所との分岐に出る。ここは呼子岳方面に下る。 展望の良い稜線[りょうせん]歩きだ。しばらく行くと呼子岳に到着し、小休憩を取りたい。お地蔵さまにごあいさつし、さらに下ると割石峠に到着する。須津[
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ダウンジャケット盗んだ疑い
浜松中央署は22日、窃盗の疑いで浜松市南区三島町、無職の男(30)を逮捕した。逮捕容疑は2022年12月中旬、当時勤務していた同市中区の飲食店の更衣室で、同僚女性(37)=袋井市=のダウンジャケット1着(10万円相当)を盗んだ疑い。
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「再発防止へ指導」 医師逮捕で袋井市長
中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)の医師(43)が診察中に患者の10代女性にわいせつな行為をしたとして逮捕された事件を受けて、袋井市の大場規之市長は22日の定例記者会見で「捜査への協力要請はもちろん、病院として状況把握に努めて徹底した再発防止策を講じるべく指導していく」と述べ、病院側に積極的に関与する姿勢を示した。 同センターを運営する掛川市・袋井市病院企業団は、掛川と袋井の両市で構成する一部事務組合。大場市長は、事件の詳細を把握できていないとした上で「事実であれば極めて遺憾。市民の落胆を考えると言葉にならない。心から申し訳なく思う」と述べた。 医師は2022年12月ごろ、10代女性に
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業務に生成AI導入 9月から 企画部で先行利用 袋井市
袋井市は22日、文章や画像を自動生成する対話型の人工知能(AI)の活用を9月に開始すると明らかにした。文章の要約や翻訳、議会答弁書の校正など多業務で導入する予定。企画部での先行利用で課題を洗い出し、2024年4月に全庁で利用を開始する。 米マイクロソフト社のサービスを使って利用環境を構築する。市によると、環境構築を伴う生成AI導入は県内初。各職員が自席の端末で生成AIを使える環境を整える。負担が増す実務の省力化を図り、企画立案などコア業務に人的資源を振り向ける狙いがある。 市は5月、庁内研究チームを設置して生成AIの利点や課題などを整理し、ガイドラインの作成を進めてきた。今後、AIに的確
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袋井市 「書かない窓口」推進 マイナ活用 住民サービス向上
袋井市は22日、来庁者が申請書に記入せずに各種証明書発行などの手続きができる「書かない窓口」を推進すると発表した。マイナンバーカードを活用するのが特徴で、窓口での入力作業も不要になる。 住民サービスの向上と職員の負担軽減が狙い。国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用する。事業費は1億5千万円で、全額国費負担。愛媛県と同県今治市、鹿児島県阿久根市と連携して取り組み、モデルケースの確立を目指す。 マイナンバーカードを読み取ることで、個人データがデジタル申請フォームに反映される仕組み。2023年度中に各種機能の整備と運用方法の実証を行った上で、24年4月の運用開始を予定している。 市によると、市
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コロナ禍越え活動活発 しずおかランニングパトロール5年
ランニングをしながら地域を見守る「しずおかランニングパトロール(SRP)」は今秋、開始から丸5年を迎える。登録ランナーの増加と活動拠点の拡充に加え、協賛企業や教育現場による協力態勢の構築が進み、認知度は県内各地で高まっている。新型コロナウイルスの5類移行もあってランナー同士の交流機会が増えつつある中、10月からは第5期がスタート。新たな仲間を加えた見守り活動の活発化が期待される。 (社会部・薬袋貴信、荻島浩太) 拠点拡充、地域に浸透 交流深め「輪」広げる 波楽しみながら地域を見守る袋井・掛川エリアの登録ランナーと活動をサポートする袋井署員ら=3月下旬、袋井市 「長続きするには、みん
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袋井市議会も28日から定例会
袋井市議会は21日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を8月28日から9月27日までの31日間と決めた。 災害復旧に関する本年度一般会計補正予算案など22議案を審議する。一般質問は9月5~7日に行う予定。
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熱中症28人搬送 静岡県内、2人重症
静岡県内で20日、熱中症とみられる症状で少なくとも28人が救急搬送された。このうち、畑で作業中だった湖西市の70代男性と、袋井市の60代男性の2人が重症。 県内18観測地点で30度を超える真夏日となり、三島市と浜松市天竜区佐久間では34・9度まで上がった。
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後輩のUターン応援 日大工学部卒業生「静岡アカシア会」が交流会
日本大工学部の卒業生でつくる「静岡アカシア会」(酒井浩行会長)は19日、同学部に在籍する県内出身者のUターン就職を応援する交流会を静岡市葵区の県産業経済会館で開いた。 同学部は福島県郡山市にキャンパスを置く。行政や民間企業で土木や建築関係などの仕事に携わる卒業生36人が、自身の仕事内容や日常生活について語った。2、3年生計32人が参加。卒業生とのグループ討議も実施し、仕事のやりがいや就職活動について積極的に質問していた。 参加した袋井市出身の同学部3年片岡昴大さん(20)は「働く先輩の生の声を聞けてよかった。自分が働く姿をイメージできた」と話した。
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完走後のメロン3年ぶりに提供 袋井クラウンマラソン
12月10日に袋井市で開かれる「第35回袋井クラウンメロンマラソン」(市スポーツ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の推進協議会がこのほど、同市新屋の市教育会館で開かれた。完走後、特産品で大会の名を冠したクラウンメロンが3年ぶりに振る舞われる。 協議会には市スポーツ協会の溝口紀子会長や大場規之市長をはじめ行政やスポーツ、企業、教育関係者らが出席。各機関の連携を確認し、走者の安全確保へ実施要項などを共有した。 大会は、エコパスタジアムを発着点とするハーフ、10キロ、3キロの各コースを開する。「公務員ランナー」として世界選手権にも出場したプロランナー川内優輝選手(36)=あいおいニッセイ同和損保
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自己ベスト目指し熱戦 袋井 菊川市陸上競技選手権
第19回菊川市陸上競技選手権大会(静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、袋井市愛野のエコパスタジアムで開かれた。新型コロナ禍の影響で4年ぶり。菊川をはじめ、御前崎、掛川、磐田、袋井、森の5市1町から市民らが出場し、自己ベストを目指して競技に臨んだ。 競技は100メートルや走り幅跳び、4×100メートルリレーなど計11種目。小学生から一般まで延べ約500人が年齢、性別の部門別で競った。選手たちはスタンドの熱い声援を受け、日頃の練習の成果を発揮した。
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自然の中で友達と成長 土のう積み方、ロープワーク… 1泊2日野外教室 袋井、児童50人が体験
袋井青年会議所主催の野外体験教室「アドベンチャースクール」が19日、袋井市豊沢の豊沢の丘防災広場で、1泊2日の日程で始まった。初日は袋井市と森町の小学1~6年生約50人が土のう作りなどに挑戦した。 児童は、陸上自衛隊板妻駐屯地(御殿場市)の第34普通科連隊第2中隊の隊員らの手ほどきを受け、強度の高い土のうの積み方や、災害時に活用できる「もやい結び」といったロープワークを学んだ。自動体外式除細動器(AED)の使用訓練では、要救助者の発見から周囲の確認、胸骨圧迫、AED使用などの一連の流れを確かめた。 教室は、自然の中での体験を通じて子どもたちの自立心を養うとともに、集団生活のルールや友達の大切
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茶況(8月18日)審査技術1位に磐田の松下さん JA遠州中央闘茶会
JA遠州中央はこのほど、若手茶業者が茶の審査技術を競う闘茶会を袋井市の茶ピアで開いた。出場者23人の中から、磐田地区の松下公彦さんが1位に輝いた。上位10人は、29日に静岡市内で開催される県茶生産青年茶審査技術競技会に出場する。 4年ぶりの開催で、同JA管内の浜松市天竜区、袋井市、磐田市、森町の若手生産者らでつくる茶生産青年会の会員が出場した。鹿児島や京都など10府県の荒茶を5種ずつ二つのブロックに分けて外観審査と内容審査を行い、各審査30秒の制限時間内に生産地を判定した。 そのほかの県大会出場者は次の通り(かっこ内は地区名)。 ②左口欣也(磐田)③稲垣誠俊(同)④丸尾友基(袋井)⑤新
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袋井をより良い街へ 若き発想、市長らに披露 中学生が「未来会議」
袋井市教委は18日、次世代を担う中学生に市政への関心を高めてもらうとともに、自主的な学びを支援しようと「中学生未来会議」を市防災センター(同市国本)で開いた。市内4中学校の生徒が「誰もが笑顔で住みやすいと感じる市にするために、どんな企画や場があると良いだろう」をテーマに、若者らしい柔軟な発想を大場規之市長らに披露した。 2015年度から続く事業。これまで、会議の形を変えながら市幹部らと将来を見据えた意見交換を行ってきた。今年は、浅羽と袋井南、袋井、周南の4中学校から計8人が参加し、生徒自らテーマ設定や会議の企画・運営などを担った。 生徒らは3班に分かれて「JR袋井駅周辺の水田を有効活用し
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全国、東海大会へ闘志 袋井陸上クラブ生が市長訪問
全国中学総体などの県予選で上位入賞し、8月下旬に行われる全国総体や東海選手権大会への出場を決めた袋井陸上クラブ所属の生徒らが18日、袋井市役所を訪れ、大場規之市長に意気込みなどを語った。 訪れたのは、全国総体に出場する男子1500メートルの森田陽翔さん(15)=袋井周南中3=、東海選手権大会に出場する女子400メートルの松家蒼空さん(15)=袋井中3=。東海中学総体で好成績を残した男子1500メートルの佐藤聡太郎さん(13)=掛川原野谷中2=と同種目の中島壮琉さん(13)=袋井周南中1=。 自身初の全国大会という森田さんは「全国で4分1、2秒を出して決勝の舞台に進みたい。先頭に食らいついて最
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伊藤謙一氏 自民会派に 静岡県議会届け出
静岡県議会事務局は18日、最大会派の自民改革会議が無所属の伊藤謙一氏(袋井市・森町)の会派入りを届け出たと発表した。 伊藤氏は4月の県議選に無所属で出馬し、初当選した。 新たな会派構成は次の通り。 自民改革会議41▽ふじのくに県民クラブ17▽公明党県議団5▽無所属5
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静岡県人口 355万8456人 7月1日推計 前月比1073人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の県の推計人口は355万8456人で前月と比べて1073人減少した。減少は13カ月連続。社会動態は、3カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。 転入数から転出数を引いた社会動態は521人増(転入1万765人、転出1万244人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1594人減(出生1688人、死亡3282人)だった。 市町別で人口が増加したのは富士市の52人増をはじめ、三島市36人増、袋井市33人増など10市町あった。減少は25市町で、最多の静岡市が312人減、藤枝市127人減、御殿場市111人減、磐田市100人減などが続いた。 社会動態が増加し
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荷車引き初盆の家回る 袋井の伝統行事「かさんぼこ」4年ぶり実施
袋井市で13、14の両日、伝統の盆行事「かさんぼこ」が4年ぶりに行われた。赤い傘を掲げ、ちょうちんで飾った荷車を引いた小学生らが初盆の家を回り、念仏を唱えた。 戦国時代の三方ケ原の戦いで亡くなった人を弔う「遠州大念仏」が起源とされる行事。同市では毎年、旧盆に小学生男児が中心となって初盆の家を訪ね、念仏を唱えるのが風習となっていたが、新型コロナの影響で3年間は中止となっていた。 同市上山梨地区の「下町自治会子供連」は、山名小5、6年生計9人が2日間かけて約50軒を回った。蛇の目傘に赤い布を巻き付けた傘鉾を先頭に太鼓を打ち鳴らして家を回り、2週間練習した念仏を唱えた。 かさんぼこは江戸時代
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モンゴルの恩人 26年ぶり再会へ 吉川さん(袋井) 遭難時救われた感謝伝えたい 写真手がかり、思い結実
袋井市の会社員吉川弘行さん(68)が15日、26年前にモンゴルで遭難した際に助けてくれた現地住民との再会を果たす。名前さえ判然とせず、手がかりは写真のみ。手を差し伸べてくれた命の恩人に会ってお礼が言いたい-。吉川さんの一念は国境を越え、2人の縁を再び結び付けた。 「内心もう会えないかもって思ってた。(再会は)奇跡だよなあ」。1枚の写真を眺め、感慨深げに語る。写っている人物は異国の地で吉川さんを救ったオトゴンジャルガルさん(52)とその家族。再会が決まってから日に日に思いが増している。「当時のことや近況、話したいことがたくさんある。何だかそわそわする」と笑う。 1997年7月、吉川さんは
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袋井で企業対抗ゴルフ大会 コヤマ・ミライエ(富士)団体初V
静岡県内に事業所を置く企業・団体が競う「チャブ保険カップ第6回県企業対抗ゴルフ大会」(静岡新聞社・静岡放送、県ゴルフ連盟主催)が11日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部で開かれた。過去最多の40チーム、約160人が出場し、団体戦はコヤマ・ミライエ(富士市)が初優勝した。個人戦は唯一のアンダーパーだった同社の長塚忠士さんが制した。 団体戦は4人1組で18ホールを回り、チーム内の上位3人の合計スコアで順位を決めた。コヤマ・ミライエは合計スコア232だった。メンバーの1人として出場した小山武社長は「ゴルフを通じていろいろな企業と交流できてよかった。来年もチャレンジしたい」と語った。長塚さんは「数ある企業
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茶況(8月11日)芦窪製茶共同組合 マルス製茶が最優秀 JA遠州中央 荒茶品評会
JA遠州中央はこのほど、管内の生産者による荒茶荷口品評会を袋井市の茶ピアで開いた。普通煎茶と深蒸し煎茶の2部門で行われ、最優秀賞には芦窪製茶共同組合(天竜)、マルス製茶(袋井)がそれぞれ選ばれた。 袋井、磐田、浜松、森の4市町から普通煎茶26点、深蒸し煎茶42点が出品。地元の茶商や県中遠農林事務所の職員らが審査員を務め、外観や香気、水色、滋味で採点した。 その他の主な受賞者は次の通り。 【普通煎茶】優秀賞 左口製茶(磐田)坂本充男(春野) 【深蒸し煎茶】優秀賞 花島園(森)丸尾製茶(袋井)秋田製茶(同)神谷久史(同)
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ガソリン高騰 お盆直撃、帰省や物流影響 静岡県内平均180円台
レギュラーガソリン1リットル当たりの県内平均小売価格が180円台の高値水準となり、10日の県内はマイカーでの帰省や遠出など人の流れが活発化する盆休みを前に、影響を心配する声が広がった。高止まりは当面続くとみられ、新型コロナウイルス禍から回復基調の社会経済活動に“冷や水”を浴びせかねない。燃料費が利益に直結する物流、タクシー事業者も原油価格の動向に気をもんでいる。 「高いですね。一昔前では考えられないぐらい」。静岡市清水区のセルフ式のガソリンスタンド「フレンドリー清水インターSS」を訪れた会社員の高橋佳人さん(45)が、給油のレシートを見てつぶやいた。割引サービス後の
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現代書家 大杉弘子さん(袋井市)「書」を「書」で考えない【表現者たち】
9年ぶりの地元での個展を前に、気勢がみなぎる。現代書家大杉弘子さん(76)=袋井市=は、徳川家康を主題にした今回展の淵源に大河ドラマ「どうする家康」を挙げる。 「新しい史実、解釈。いいじゃない、私たちが習った歴史とは違っても。まさに『ポストモダン』」 国民的ドラマからの影響をあっけらかんと語るのは、大杉さんの真骨頂だ。「厭離穢土欣求浄土[おんりえどごんぐじょうど]」をはじめとした家康の言葉、三河から身を起こし天下を治めるに至った道程を念頭に、気をためて筆を揮[ふる]った。 1980年代から、同時代の文化芸術への興味関心をてこに「書」の世界を拡張すると同時に、文字の歴史を深く掘り下げると
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記者コラム「清流」 待望の光景
待ち望んだ光景だった。袋井の夏の風物詩「ふくろい遠州の花火」が4年ぶりに開催された。袋井支局に赴任して以来、来年こそと思い続けてようやく見ることができた花火は美しく、迫力に圧倒された。 「記者さん、花火は初めて? 一度は見に行った方がいいよ!」。開催が近づくにつれ、取材相手からこう声をかけられる機会が増えた。それだけ袋井市民が誇りに感じているイベントなのだろう。実際そう思わせるだけの花火だった。 帰り道、家族連れとすれ違った。小さな男の子が「すごかったね」と話していたのが印象的だった。きっと一生の思い出になったはず。8月から新たな勤務地に移った自分も、最後に地域が誇る花火大会を取材できた
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トヨタユーゼック 袋井市へ浄財21万5400円寄付
中古車流通業などを展開するトヨタユーゼック(千葉市)はこのほど、袋井市に現金21万5400円を寄付した。 6月に全国13会場で実施したチャリティーイベントでの売り上げの一部を浄財に充てた。同社が運営する中古車オークション会場が市内に所在していることから寄付の対象になった。市は脱炭素推進事業など、環境政策に活用する方針。 市役所で開かれた贈呈式には、同社の浦田利光中部会場長らが出席し、大場規之市長に目録を手渡した。
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ビーチでお手柄 中学生人命救助 浜松西署が感謝状 意識失った女性を居合わせた医師らと
偶然居合わせた4人の連携が光った-。7月に浜松市西区のビーチで、海水浴中に意識を失った50代の女性を迅速な救護で人命を救ったとして、浜松西署は7日、救護活動に当たった地元の中学生らに感謝状を贈った。 感謝状が贈られたのは、浜名中3年の富田・イゴル・エンドウ・ロペスさん(15)=同市浜北区=、東部中3年大畑龍星さん(14)=同市中区=、歯科医師の福田淳さん(54)=同=、医師の伊藤靖さん(58)=袋井市=。 女性は17日正午ごろ、浜松市西区のかんざんじビーチで、海水浴中に突如意識を失った。2人で遊びに来ていた富田さんと大畑さんがうつぶせで浮いていた女性を発見。すぐさま砂浜に運び上げると、異変に
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袋井学校給食センター 3→2体制に 市再編案
袋井市は7日の市議会全員協議会で、袋井、中部、浅羽の3学校給食センターを2センター体制に再編する案を示した。浅羽センターは食材の下処理・加工に特化した施設に改修する方針。2029年度の新体制移行を目指す。 袋井センターは3千食を提供可能な施設に改修し、最も新しい中部センターは現状の機能のまま5千食の調理を続ける。調理員の確保や食材の調達など効率的な運営と、給食の質確保の両立を図る。 市は袋井、浅羽の両センターで設備の老朽化が進んでいることから、施設改修の方向性を検討してきた。市教委おいしい給食課によると、23年度は3センターで1日計9250食を提供しているが、28年度には少子化の進展で給
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ふるさと納税 中間支援企業 袋井市に蓄電池寄贈
ふるさと納税をはじめとする地方創生事業に携わるレッドホースコーポレーション(東京都)がこのほど、業務委託を受ける袋井市にポータブル蓄電池を寄贈した。 大雨などによる被害が激甚化していることなどから寄贈を申し出た。蓄電池は縦55センチ、横40センチほどで、キャスター付き。容量は5656ワットアワーで、スマートフォン約565台の充電が可能という。避難所での活用のほか、イベントでの使用も検討されている。 同市役所で開かれた贈呈式で、山田健介社長は「電気は重要なライフライン。市民のみなさまの不安や苦労が少しでも軽減されれば」と目録を手渡した。受け取った大場規之市長は「電気の確保が重要な時代。災害
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SBSカップ国際ユースサッカー ベイビークレヨンがテーマ曲 努力の成果 発揮して
17日に開幕する「2023SBSカップ国際ユースサッカー」(日本サッカー協会、静岡県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の大会公式テーマソングが、女性アイドルグループ「BABY―CRAYON~1361~(ベイビークレヨン)」の「Todoke!(とどけ)」に決まった。メンバー4人は爽やかな青春応援ソングに乗せ、「夢や目標、勝利に向かって一歩一歩努力してきた成果を本番で発揮してほしい」とエールを送る。 ベイビークレヨンは21年デビュー。東京ドームのステージを立つことを目標に精力的にライブ活動を行ってきた。「Todoke!」はデビュー当初から大切に歌ってきたナンバーという。プロデューサー石綿
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袋井の魅力活写 優秀投稿写真ずらり 市役所に垂れ幕22点
袋井市役所本庁舎で31日まで、市主催の写真投稿オンラインイベント「夏のタカラサガシ」などで集まった優秀作品を展示している。交流サイト(SNS)に投稿される地域の魅力を写した作品を形にし、地域活性化や袋井ファンの獲得などにつなげる。 イベントは昨年7月から8月までインスタグラムをプラットフォームに開催し、市内で撮影した写真や動画を募集。そのほか、インスタグラムに「袋井の宝物」というハッシュタグ(検索目印)で投稿された写真も選考対象とし、多数の応募写真から優秀作品を22点選んだ。垂れ幕にして展示し、遠州三山の風鈴まつりや法多山尊永寺での傘の飾り付けを題材にした作品が来庁者を出迎えている。シティ
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広島の思い この目で 耳で 本県の児童生徒 式典を前に学び【戦後78年 しずおか】
6日、広島市で開かれる平和記念式典に参列する本県の児童生徒が5日、同市に入った。市によると、今夏参列するのは三島と藤枝、掛川、袋井、森、磐田の6市町。「原爆の日」を前に被爆地の歴史を学んだ。 森町の小中学生4人は平和記念公園に足を運んだ。案内役の地元ボランティア金本隆子さん(73)から「若い世代が戦争の悲惨さを伝えていってほしい」と託された森中3年の山本惇太さんは、「自分だけが平和の尊さを知っていても、周りに教えなくては意味がない」と胸に刻んだ。 展望台を備えた「おりづるタワー」からの街並みを目に焼き付けたのは三島北中3年の長舟由紀さん。「焼け野原の状態を学んだので、復興へ大変な努力があ
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茶況(8月4日)農園で紅茶作り体験 袋井
袋井市の西村農園はこのほど、紅茶作りのワークショップを同農園で開いた。家庭でもできる紅茶の作り方を学んだ。 自園栽培のやぶきたやさやまかおりなどの二茶を使用。揉捻(じゅうねん)、発酵、乾燥といった一連の工程を体験した。希望者は茶園に入り、摘採作業にも挑戦した。完成した紅茶は飲み比べを行い、作り手ごとの味の違いを確認した。 茶を手作りできることを広く知ってもらおうと、客からの依頼を受けて不定期に開催している。(仲瀬駿介) 鹿児島四茶が上場 静岡茶市場 静岡茶市場に鹿児島県本土物四茶が上場した。頴娃のさえみどりとゆたかみどりを中心に、約5千キロが入荷した。値動きは堅調で、500から400
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「日本語習熟支援が必要」 遠州広域行政推進会議 多文化共生で議論
大井川以西の8市1町でつくる遠州広域行政推進会議の会合が4日、菊川市役所で開かれ、各首長が多文化共生施策をテーマに意見交換した。大場規之袋井市長が施策推進のポイントとして「日本語教育が筆頭に挙げられる」と提起し、各首長は学びを支援する取り組みが必要との認識で一致した。 大場市長は日本語指導者の育成が鍵になるとの考えを示し、「講師をボランティアに頼らざるを得ないのが現状。きちんと報酬を払える環境を整える必要がある」と強調した。杉本基久雄牧之原市長も同調し、「国に財政支援の拡充を求めていくことが大事。(外国人を雇用する)企業も日本語の習熟を支援してほしい」と述べた。 草地博昭磐田市長は「日本
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来訪者増へ「課題再確認」 袋井で知事広聴会
川勝平太知事と地域住民が意見を交わす広聴会「平太さんと語ろう」が4日、袋井市のメロープラザで開かれた。県外から同市や森町に移住し、地域活性化や農業に取り組む県民と川勝知事が、パネル討論会形式で意見交換した。川勝知事は「来訪者を増やすため、森町などへのアクセス手段や通信環境の課題を再確認したい」と述べた。 森町地域おこし協力隊員として活動する佐野祥さんは世界24カ国を旅して回った後、山里での生活に関心を持ち、同町に移住した。現在は保全活動や魅力発信に尽力している。佐野さんは「山里に残る自然や文化は財産と言えるが、住民は減少し続け、保全が困難になっている。行政との連携を強めていきたい」と述べた
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中学生 ALTから英会話学ぶ 袋井で体験講座
袋井市教育委員会は3日、小中学生向けの英会話体験講座「イングリッシュ・デイキャンプ」を市教育会館で開いた。外国語指導助手(ALT)を講師に、英語でのコミュニケーション能力を養った。 市内在住の中学生約35人が参加。ALTの講師と英語検定試験を想定した英会話に取り組んだ。自己紹介のほか、「給食」や「花見」などのお題に対して自分の考えを述べたり、英文を音読したりして、英語表現や正しい発音を学んだ。袋井中2年の松山新奈さん(13)は「知らなかった接続詞や単語を教えてもらった。今後の英会話で使ってみたい」と話した。 子どもたちの外国語学習の充実などを目的とした取り組み。7月から全12回の講座を開催し
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市立袋井中学校プール水道代52万円増 6月、22年比5・5倍 閉栓不足原因
袋井市は3日、市立袋井中(同市川井)のプールの水道使用量が、6月の検針において2022年の同時期に比べ約5・5倍で、水道料金が52万円余増加していたと発表した。 4月11日から6月13日までの同校プールの水道使用量は3382立方メートルで、前年同時期の617立方メートルから約5・5倍増加。料金は12万6049円から65万3774円となった。市教委によると、5月1日午後5時ごろから3日午前7時ごろまで、排水弁の閉栓が不足した状態で給水を続けていたことが主な原因という。このほか、同26日午前7時半ごろから28日午前11時半ごろにも、水質の改善を目的に相当量の注水が行われていた。 市教委は再発
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記者コラム「清流」 記憶に残る大輪
春に浜松に着任してからネモフィラやヒマワリ、フジなどさまざまな花の取材をしてきた。7月末、袋井市の夜空に浮かんだ、その花の“大輪”は格別だった。4年ぶりの開催となった「ふくろい遠州の花火」。待望の花火大会に来場者も笑顔の花を咲かせた。 これまで各地のイベントで花火を撮影してきたが、これほどシャッターチャンスが多いのは初めての経験だった。スターマインが何度も打ち上げられ、花火師の腕を競う競技コンクールでは幾重にも工夫が凝らされたカラフルな大輪が咲き乱れた。多重露光や合成をしなくても撮れ高は十分で、約1時間半、夢中になってシャッターを切った。 会場は混雑したが、にぎわ
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薬局内で涼んで 杏林堂 静岡県内5店舗 9月末まで
ドラッグストアの杏林堂薬局はこのほど、熱中症予防のための避暑用施設「クーリングシェルター」の提供を県内5市町の5店舗で始めた。営業時間中に常時空調が効いた店内のイートインスペースを涼める休憩場所として開放する。9月末までの予定。 市町が公共施設や商業施設などをクーリングシェルターとして指定できる改正気候変動適応法が来年にも施行されるのを前に、包括連携協定を結ぶ市町と連携して実施した。鷲津店(湖西市)、袋井下山梨店(袋井市)、浜岡店(御前崎市)、藤枝清里店(藤枝市)、吉田店(吉田町)に設けた。5店舗とは別に、静岡松富店(静岡市葵区)は店舗独自の取り組みとして行う。 各シェルターでは、ポスタ
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SBS杯ユースサッカーPR 県協会長ら静岡市長訪問 大会見どころ紹介
17日に開幕するSBSカップ国際ユースサッカー(日本サッカー協会、県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、県サッカー協会の大石剛会長ら関係者が3日、静岡市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に大会の見どころを紹介した。 大会は日本、韓国、パラグアイの各U―18代表と県内選抜の静岡ユースが出場し、総当たりで優勝を争う。大石会長は「海外の選手と戦う貴重な機会。日本代表も静岡ユースもモチベーションが高い」と説明した。難波市長は「歴史があり価値のある大会。継続して開催してもらい、ありがたい」と述べた。 同市では大会初日の17日に草薙総合運動場陸上競技場で「静岡―パラグアイ」(午後2時55分キッ
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⛳永田(浜松学芸高)女子A独走V 男子Aは鈴木(浜松商高)が制す ゴルフ静岡県ジュニア選手権
ヤマハcup第24回静岡県ジュニアゴルフ選手権(県ゴルフ協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催、ヤマハ、葛城ゴルフ倶楽部特別協賛)が1日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部(パー72)で行われた。小学3年生から高校3年生まで114人が出場し、10部門で競った。高校生で女子Aの部は永田愛梨(浜松学芸1年)が3アンダーで2位に6打差をつけてぶっちぎりの優勝。男子Aの部は71で回った鈴木琥和(浜松商2年)がただ1人アンダーパーで制した。 耐えて小技でカバー 永田 ショットの不調を小技でカバーし、永田が堂々3アンダーで女子の頂点に立った。「アプローチとパターでスコアをまとめることができた」。小学生時代から通
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平和願い「静岡空襲」写真展示 袋井市役所、焼夷弾や防空頭巾も並ぶ
安心して暮らせる社会づくりなどに取り組む袋井市勤労者協議会(桑原清剛会長)の「平和写真展」が10日まで、市役所市民ギャラリーで開かれている。 「静岡空襲と市民生活」をテーマに、戦時下の資料などの展示を通じて戦争の恐ろしさや平和の尊さを訴えている。1945年の静岡空襲後の静岡市内を撮った航空写真や投下された焼夷(しょうい)弾、当時の防空頭巾など約40点が並ぶ。世界の平和度指数を示した地図も展示し、来場者が足を止めている。 平和事業の一環で毎年開催していて、15回目。桑原会長は「戦争で得られるものはなく、犠牲者を生むだけ。戦争を知らない世代に悲惨さを広めていきたい」と話した。
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「ひんやり」水遊びや怪談 袋井・エコパで夏満喫イベントにぎわう
袋井市愛野の小笠山総合運動公園でこのほど、夏を満喫する屋外イベント「エコパひんやり大作戦」(静岡新聞社・静岡放送主催、エコパハウス共催)が開かれた。「ひんやり楽しく夏を乗り切ろう」がコンセプトの多彩なアクティビティーを用意し、大勢の来場者でにぎわった。 目玉は「水鉄砲アドベンチャー」。制限時間内にフィールドに隠されたイラストをスマートフォンで撮影してゴールを目指すアトラクションで、道中には水鉄砲を持った“鬼”や、行く手を阻む水のトラップが待ち受け、参加した親子連れなどがびしょぬれになりながら楽しんでいた。 猛暑が続く中でも家族や友人と楽しい思い出をつくってもらおう
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U-12フットサル アグレミーナ浜松 初の全国、Vへ健闘誓う 市教委訪問
浜松市の「アグレミーナ浜松」U-12フットサルチームが6月の全日本U-12フットサル選手権県大会で優勝し、8月8~10日に東京都内で開かれる全国大会に初出場する。中区の市教委でこのほど、宮崎正教育長に結果報告した。 プロチームのアカデミーで技術を磨く、市内小学6年生9人のチーム。県大会は袋井市のエコパアリーナで行われ、地区大会を勝ち抜いた24組が対戦した。アグレミーナは予選リーグ、決勝トーナメント計5戦ですべて3点以上記録する得点力を見せ、全勝した。 全国大会はトップチーム監督の高橋優介さんが監督を務める。竹下悠久君(佐鳴台小6年)は「みんな声出しが良くできている。1試合ずつ集中して戦い
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「ふくろい遠州の花火」全国名人競技 優勝は斎木さん(山梨・マルゴー)
袋井市で29日に開催された「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火2023」(静岡新聞社・静岡放送共催)の実行委員会は30日、競技部門の結果を発表した。優勝の文部科学大臣賞は初出場の斎木智さん(山梨県、マルゴー)が輝いた。 日本煙火芸術協会から選抜された県内外の名人10人が参加し、花火の芸術性や安全性、テーマ性などを競った。今大会は初めて観覧者参加型のデジタル審査も実施し、斎木さんが最高得点を獲得した。 その他の結果は次の通り。 準優勝 小松忠信(秋田県)▽優秀賞 今野義和(同)▽殊勲賞 山崎智弘(茨城県)▽敢闘賞 磯谷尚孝(愛知県)▽小口昭三賞 青木昭夫(長野県)▽日本煙火芸術協会会
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夜空照らす多彩な演出 ふくろい遠州の花火 最高峰の技術で魅了
袋井市が誇る夏の風物詩「全国花火名人選抜競技大会ふくろい遠州の花火」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が29日、同市の原野谷川親水公園で開かれた。多彩な演出の花火が次々と大輪を咲かせ、夏の夜空を照らし出した。 今年はプログラムを一新。競技コンクールを前面に打ち出した。日本煙火芸術協会から選抜された10人の花火名人が8号玉2発とスターマインを打ち上げ、最高峰の技術で観衆を魅了した。花火とオペラ、講談の異色の共演もあり、最後は「日本一ジャンボワイドスターマイン」の数千発の花火で豪快に締めくくった。 コロナ禍で4年ぶりの開催となった今大会。会場には復活を待ちわびた県内外のファンらが詰めか
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茶況(7月28日)社福法人 アイス商品化 袋井産ほうじ茶使用
袋井市の社会福祉法人デンマーク牧場福祉会は、同市産ほうじ茶を使った「ほうじ茶アイスクリーム」を商品化した。運営するデンマーク牧場や市役所の売店で取り扱っているほか、インターネット通販での販売も行っている。 同法人の農福連携事業の一環で、地元の笠原地区の生産者2軒から仕入れた茶葉を使用。食べやすさにこだわり、ほうじ茶の香ばしさとミルクの濃厚な味わいとのバランスに試行錯誤を重ねたという。今後、和菓子店での販売やふるさと納税の返礼品への登録も予定している。 販売開始に伴い、市役所でこのほど、試食会が開かれた。150食分を来庁者や市職員に振る舞い、アイスをPRした。 (袋井支局・仲瀬駿介)
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スマホ片手に 袋井の店周遊 消費喚起へ スタンプラリー 市、来年1月まで
袋井市は来年1月まで、豪華景品が当たる周遊イベント「ぐるっと袋井 スマホdeスタンプラリー」を開催している。スマートフォンで誰でも参加でき、地域の消費喚起につなげる。 対象店舗、施設166軒で買い物や食事をすると、1㌽を付与する。店内に設置しているQRコードを読み取ると受け取れる。3㌽で1回、葛城北の丸宿泊券、ヤマハPASなどが当たる抽選に応募できる。10月末までを1期、11月以降を2期とし、各期終了時に抽選を行う。1期で未使用のポイントは2期への持ち越しが可能。 同市の魅力ある店を知ってもらおうと開催していて、3回目。商業観光課の担当者は「このイベントを通じて新しい店に足を運んでほしい」と
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感動フォト 手塚さん(掛川) 特選 はままつフラワーパークが審査
浜松市西区のはままつフラワーパークは26日、「感動フォトコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の審査を行い、最高賞の特選は掛川市の手塚光次さんの作品「桜流星」が輝いた。理事長賞は袋井市の原田清仁さんの「藤のトンネル」が受賞した。 浜名湖花フェスタ期間中(3月21日~6月11日)に園内で撮影した作品を募集し、353点が寄せられた。市花みどり振興財団の塚本こなみ理事長らが審査し、入選作20点が決まった。 塚本理事長は「力作ぞろい。パーク内の隠れた魅力を写しだした作品も多かった」と講評した。 入選作は8月下旬ごろから園内に展示し、広報活動に活用する。このほかの入賞者は次の通り。 準特選 池島あゆ
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藻を使って「グリーン給食」 袋井の小中などで提供 将来の食料危機 貴重なタンパク源 環境問題 考える
川や海などで見られる藻、その味は-。袋井市の小中学校などで、藻を使った「グリーン給食」が提供された。日本で初めてという一風変わった試みは藻類の培養・研究に取り組むイービス藻類産業研究所(宮城県石巻市)の協力で実現した。“未来の栄養食”とも言われる藻類。市の担当者は「身近な給食に取り入れることで、子どもたちに食の問題に対する関心を持ってほしい」と期待する。 「これから藻を食べる時代がきっと来る。今日の給食は歴史の第一歩」。袋井南小の給食の時間、卒業生の寺井良治社長が語り掛けた。献立はご飯、黒はんぺんの揚げ物、大根の香りあえなど。一見普通のメニューだが、揚げ物の衣に藻
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8月、袋井で学生設計、製作フォーミュラカー日本大会 EVクラス連覇へ決意
学生が設計、製作したフォーミュラカーの性能などを競う「学生フォーミュラ日本大会2023」が8月28日から、袋井市の小笠山総合運動公園で開催される。出場する静岡理工科大(同市)フォーミュラプロジェクトの壮行会が24日、市役所で開かれ、前回優勝を果たした電気自動車(EV)クラスの連覇へ、決意を新たにした。 未来のエンジニアの育成を目的とした大会で、21回目。国内外から68チームが出場し、EVとガソリンエンジン車の2クラスに分かれて静的審査、動的審査で採点する。同大は「手足のように操れる車」をマシンコンセプトに、低重心、高い操舵(そうだ)性能、軽快な加速性能を実現。今大会は両クラスの合計点を競う
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静岡県人口363万3773人 増加は袋井、長泉、吉田
総務省が26日付で公表した人口動態調査によると、住民基本台帳に基づく今年1月1日時点の本県の総人口は全国の都道府県で10位の363万3773人だった。前年から2万4602人(0・67%)減った。減少数は北海道、兵庫県に次いで3番目に大きかった。少子化の加速に加え、県外への流出に歯止めがかかっていない状況が続いている。 総人口の内訳は日本人353万747人、外国人10万3026人。外国人が前年から8238人(8・69%)増と2年ぶりに増加に転じたのに対し、日本人は3万2840人(0・92%)減った。2018年に対する直近5年の日本人の減少率は19年の0・63%から年々拡大傾向にあり、今年は3
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SBS杯国際ユースサッカー 開催地の沼津市長に見どころPR
8月17日に開幕するSBSカップ国際ユースサッカー(日本サッカー協会、静岡県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、県サッカー協会の遠藤文朗専務理事らが25日、開催市の沼津市を訪れ、市役所で頼重秀一市長に大会の見どころを説明した。 日本、パラグアイ、韓国の各U-18代表と県内選抜の静岡ユースの計4チームが総当たりで戦い、優勝を争う。同市では4年ぶりの開催。18日に愛鷹広域公園多目的競技場で、パラグアイ対韓国(午後4時開始)、静岡ユース対日本(同6時半開始)の2試合を行う。17日は静岡市、20日は袋井市で開催する。 遠藤専務理事はJ3アスルクラロ沼津の中山雅史監督を例に「この大会で
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SBS杯サッカー 関係者が大会PR 開催地の袋井訪問
8月に県内3会場で行われる「2023SBSカップ国際ユースサッカー」(日本サッカー協会、県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の開幕を前に、県サッカー協会の遠藤文朗専務理事と静岡新聞社・静岡放送の伊藤充宏浜松総局長、松浦康弘編成業務局長が25日、開催市である袋井市の大場規之市長を訪ね、大会の見どころなどをアピールした。 日韓親善高校サッカーとしてスタートし、今年で47回目。国内で最も伝統のあるユース年代の国際大会で、これまでに数多くの日本代表や海外の有名選手が出場。プロへの登竜門として知られる。今大会はパラグアイと韓国のU-18(18歳以下)代表を迎え、17、18、20の3日間で静岡ユー
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静岡県勢3校、EVで参戦 8月に「学生フォーミュラ日本大会」
学生が設計、製作したモータースポーツ車の性能を競う「学生フォーミュラ日本大会2023」(自動車技術会主催)の開催を前に、出場する静岡理工科大、静岡大、静岡工科自動車大学校の県内3チームの代表者がこのほど、県庁で報道向け発表会に臨み、意気込みを語った。 大会は袋井市のエコパで8月28日から9月2日に開かれ、7月20日現在で国内外68チームが出場を予定している。学生は電気自動車(EV)かガソリン車を製作し、コストやデザインなどを対象にした「静的審査」とコーナリングやコース走行などを評価する「動的審査」に臨む。県勢はいずれもEVで参戦する。 発表会では、それぞれチームリーダーを務める静岡理工科
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行こうよ!ラジオ体操 杏林堂薬局11店 開始
ドラッグストアの杏林堂薬局はこのほど、「夏休みラジオ体操会」を県内11店舗で始めた。各店で週1回開催し、地域住民の運動習慣を促進する。8月27日まで。 従業員が指導者になり午前8時50分から行っている。11店のうち「ながいずみ中土狩店」(長泉町)は土曜開催で、10店は日曜に実施中。参加無料で、杏林堂で使えるクーポンを配布する。 そのほかの開催店は次の通り。 小松店(浜松市浜北区)志都呂店(西区)伊左地店(同)ピーワンプラザ天王店(東区)和田店(同)高丘東店(中区)新所原駅南店(湖西市)袋井旭町店(袋井市)浜岡店(御前崎市)静岡山崎店(静岡市葵区)
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海のにぎわい推進役 求む 袋井市 地域おこし協力隊募集
袋井市の大場規之市長は24日の定例記者会見で、地域おこし協力隊の募集を始めたと発表した。同市では初の試みで、同笠海岸を中心とした沿岸地域で進める「海のにぎわい創出プロジェクト」の推進役を担う。 地域資源の利活用に向けた活動や、まちの魅力発信に関わる活動に取り組む。募集は1人。三大都市圏などから市内に生活拠点を移すことができ、活動後も定住する意向があるなどの要件を満たした人が対象。書類選考や面接を経て、来年1月から活動を開始する。 市は沿岸地域の活性化に向けてイベントや植樹活動などを実施していて、協力隊募集もその一環。担当者は「得意分野を生かし、袋井の地域振興に力を貸してほしい」と呼びかける。
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段ボールアート 袋井高生が大作 ミツバチをモチーフ 市子ども施設
袋井高(袋井市)の美術部が、市の子ども支援室「ぬっく」のエントランスに段ボールアートを展示した。かわいらしい作品が、相談に訪れた市民を出迎えている。 タイトルは「はにかむ」。ミツバチをモチーフとした高さ2メートル、幅5メートルの大作で、リアリティーとかわいらしさのバランスに苦労したという。施設職員から「エントランスが明るい雰囲気になる作品を」との依頼を受け、構想から2カ月かけて制作した。 同施設でこのほど、部員11人が作品の仕上げと設置作業に取り組んだ。プロジェクトリーダーを務めた副部長の小林史弥さん(16)は「自分たちが想像している以上の作品に仕上がった。喜んでもらえたらうれしい」と話した
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小中高生活躍光る 磐田将棋愛好クラブの第231回大会に51人
磐田将棋愛好クラブの第231回大会が23日、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで開かれ、51人が参加した。 SSクラスで磐田南高1年の久野杏太さん、Sクラスで浜松・麁玉中1年の河合将輝さんがそれぞれ優勝するなど、小中高生が活躍した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①久野杏太(磐田市)②宇藤敬行(同)③安藤舜聖(富士市)▽S ①河合将輝(浜松市)②小林悠人(袋井市)③西郷隆夫(磐田市)▽A ①田中直樹(豊田市)②牧野斉(浜松市)③前田勇(掛川市)▽B ①松尾三十四(掛川市)②藤沢勝(磐田市)③志村正雄(袋井市)
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大井川鉄道 家山駅「ビアホーム」で乾杯! 観光電車開始 「泥酔注意」と書かれたヘッドマークも
大井川鉄道は22日、ビールやおつまみを提供するビール電車の運行を始めた。家山駅(島田市川根町)のホームにはビアサーバーが設置され、ビアホールならぬ「ビアホーム」がお目見えした。参加者は夜風を感じながら、普段とひと味違った沿線の雰囲気を楽しんだ。 車両はかつて東急電鉄の主力電車として使用された通勤型車両の「7200系」。大井川鉄道でも普通電車として活躍している車両に、テーブルなどを設置した。乗客は缶ビールを片手に、車窓から見える夜景を満喫した。電車が家山駅に到着すると、ホーム上に設けられたビアサーバーで生ビールの飲み放題も楽しんだ。「泥酔注意」と書かれたヘッドマークも乗客の笑いを誘った。
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⚽SBS杯国際ユースサッカー「プロへ登竜門」 鈴木啓太さんと成岡翔さんトークショー
「2023SBSカップ国際ユースサッカー」の開幕を前に、元日本代表の鈴木啓太さん=静岡市出身=と元ジュビロ磐田の成岡翔さん=島田市出身=によるスペシャルトークショー(静岡新聞社・静岡放送、エコパハウス主催)が23日、袋井市のエコパスタジアムで開かれた。SBSカップに出場経験のある2人が、大会の思い出や意義について語り合った。 高校3年の時に静岡県選抜として出場した鈴木さんは「活躍するとプロになれるかもしれないという登竜門的な大会だったのでドキドキしていた。同世代の日本代表と戦うので『絶対に負けたくない』という気持ちだった」と振り返った。 今大会は日本に加え、韓国、パラグアイを迎える。U-
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茶況(7月21日)茶文化テーマに袋井で連続講座 22日から
袋井市の松下コレクションを活かす会は22日午後1時半から、世界の茶文化をテーマとした連続講座「ティーロード 茶は世界をつなぐ和の心」を同市浅名のメロープラザで開催する。 茶文化の振興を目的に開催していて、今年で6回目。茶の起源の研究などに取り組む元愛知大教授で、同会顧問の松下智氏が講師を務める。東南アジアやヨーロッパの喫茶風俗をはじめ、世界の喫茶具、茶が広がったルートを解説する。煎茶や紅茶、ほうじ茶などの同市産茶の試飲もある。 講座は1月20日までの全6回で、申し込み不要。途中参加も受け付ける。資料代で毎回500円が必要。 問い合わせは同会事務局<電090(6595)7089>へ。
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保育士 地元でキャリア研修 中東遠5市町が広域開催【届かぬ声 子どもの現場は今】
保育士らの処遇改善につながる「キャリアアップ研修」の受講を後押ししようと、中東遠地域の5市町(掛川、袋井、菊川、磐田市、森町)が本年度から同地域を会場に研修を開講している。業務が多忙で職場を離れるのも難しい保育士のため、より近い場所で受講機会を増やす目的。関係者によると、近隣自治体が連携して広域的に開講する事例は全国的にも珍しいという。 「気持ちの切り替えが難しい子に、どう対応したらいいか」。19日、袋井市役所東分庁舎コスモス館で行われた研修に5市町の保育士や幼稚園教諭ら95人が集まった。テーマは「障害児の発達の援助」。個々の特性を理解した上でどのように支援をするべきか、参加者は講義内容を
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地元神社石碑から平和の大切さ学ぶ 袋井・浅羽地区の小中学生
袋井市浅羽地区の戦争の歴史を次世代に継承する住民有志の団体「浅羽北地区子どもたちと平和を語る会」はこのほど、地元の小中学生が平和について学ぶ集いを同市浅羽の芝八幡神社で開いた。 五島康司代表が神社に設置されている石碑を説明。石碑には明治から昭和の戦争に浅羽北地区から出征した戦死者138人の名前が刻まれていて、参加者は石碑観察を行った。先祖の名前を見つけて驚く場面もあった。同会の鈴木侑夫さん(86)は太平洋戦争時、父親が戦地へ赴く際に同神社で見送ったとのエピソードを紹介した。 平和を語る歴史的文化財として石碑を活用している同会が昨年から実施している。浅羽中の生徒と浅羽北小の児童ら13人が参加し
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台湾の屏東中正RCと交流 袋井RC
袋井市と森町を拠点とする袋井ロータリークラブ(RC)はこのほど、台湾の屏東中正RCの会員を招いた交流会を同市で開いた。食事や市内見学などを通じて相互理解を深めた。 同市出身の農業土木技師鳥居信平(1883~1946年)が屏東県に地下ダムを造った縁で、昨年から両団体の交流が始まった。鄭智端会長ら4人が訪れ、流しそうめんを体験したほか、市月見の里学遊館にある鳥居信平像の視察、同市特産のクラウンメロンの温室ハウス見学も行った。 今後も継続的に交流し、将来的に自治体同士の交流につなげることを目指すという。鄭会長は「貴重な時間を過ごすことができた。これからさらに友情を深めていきたい」と話した。
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河合柚(浜松天竜)雪辱2冠 青嶋(東海大翔洋)自己新V 静岡県中学総体・陸上
静岡県中学総体陸上(静岡新聞社・静岡放送後援)最終日は16日、袋井市のエコパスタジアムで行われ、女子共通800メートルは河合柚奈(浜松天竜)が2分14秒30で優勝し、女子共通1500メートルとの2冠を手にした。男子共通110メートル障害は青嶋桂太朗(東海大翔洋)が14秒98、共通男子走り高跳びは小池創介(浜松江西)が1メートル85で制し、ともに全国中学校体育大会(全中)の参加標準記録を突破。共通400メートルリレーは男子の沼津五、女子の浜松天竜が勝って全国出場を決めた。 序盤温存 スパート勝負 河合柚 地区での悔しさばねに 女子共通800メートルは河合柚(浜松天竜)が、前日に共通150
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にぎわい創出へ 袋井市に100万円 掛川・静岡総合不動産
土地開発などを手がける掛川市の静岡総合不動産はこのほど、袋井市に100万円を寄付した。 同市高尾の商業施設ノブレスパルク袋井の整備運営を担う同社は、市が進める駅南地区のにぎわい創出事業に対して継続的に支援している。今回は企業版ふるさと納税を活用し、周辺地区のまちづくりなどに役立てるという。 村岡義夫代表取締役が市役所を訪問し、大場規之市長に目録を手渡した。2人は駅南地区を中心としたまちづくりに関する意見交換も行った。
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PTA活動変革の時 デジタル導入、組織縮小 静岡県内事例
今後の在り方が社会的な関心事となっているPTA。共働き家庭の増加、少子化、新型コロナウイルス禍などを背景に、時代の流れに合わせた形にしようと、県内でも変革が加速している。保護者や教員の負担を減らし、無理のない範囲での活動を目指す事例を取材した。 伊豆の国市立韮山小のPTAは、デジタル化や組織のスリム化に乗り出した。 今年、保護者の参加を円滑にするため、専用アプリを導入した。アプリを開くとカレンダー上に「登下校時の見守り当番」「社会科見学付き添い支援」などの業務が表示される。保護者は日時や内容などの情報を確認し、応募する。 アプリ導入に関して、保護者から賛同の声が相次ぐ。3年生の保護者
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草生い茂り避難路使えない...南海トラフ想定犠牲者「8割減」に疑問符 高齢化も加速、実効性に課題 静岡県地震・津波対策AP推計
静岡県第4次地震被害想定で推計される南海トラフ巨大地震の犠牲者約10万5千人のうち津波による犠牲は約9万6千人に上る。静岡県は地震・津波対策アクションプログラム(AP)の2022年度までの10年間の取り組みで、防潮堤整備や早期避難意識の向上が進み、想定犠牲者の「8割減」を達成したとする。一方で、高齢化が加速し、過去に整備した津波避難施設の維持管理や改修などの課題が浮かび上がる。専門家は「人口構成の変化を踏まえた検証や点検が必要」と避難の実効性に疑問を呈する。 6月下旬の沼津市戸田大浦地区。傾斜地に設置された非常階段を上るとさらに高台へと避難する通路があった。草木が生い茂り、手すりの上部だ
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小玉スイカ シャリ感魅力 「新鮮市月見の里ひろば」(JA遠州中央)【直売・しずおかの幸】
JA遠州中央の直売所「新鮮市月見の里ひろば」は、袋井市のJA遠州中央山梨支店敷地内にあります。「新鮮で安全・安心」な農産物の提供をモットーに運営しています。米、メロン、イチゴをはじめ、トマト、白ネギ、切り花など旬の地元農産物を豊富に取りそろえています。 7月お薦めの農産物は「小玉スイカのピノ・ガール」です。新鮮市月見の里ひろばでは、「ここならではの農産物」「ここなら買える農産物」をコンセプトに、地域の特性を生かした新規作物「COCOnara農産物」としてピノ・ガールを販売しています。 ピノ・ガールは、種の大きさが従来品種のおよそ4分の1のマイクロシード小玉スイカ。食べきりサイズでシャリ感
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視覚特支学校生 フロアバレー白熱 静岡で東海地区大会
東海地区盲学校フロアバレーボール大会(東海地区盲学校体育連盟主催)がこのほど、静岡市駿河区の草薙総合運動場このはなアリーナで開かれた。4県から7校が参加し、生徒約80人が熱戦を繰り広げた。 フロアバレーボールは床上30センチのネットの下にボールを転がして打ち合う競技。県内からは県立静岡、浜松、沼津の各視覚特別支援学校が出場し、トーナメント方式で競い合った。浜松視覚特別支援学校が4位に入った。 同校と優勝した三重県立盲学校など全国10校が、8月23~25日に袋井市のエコパアリーナで開かれる全国大会に出場する。 浜松視覚特別支援学校のキャプテンを務める小林明未さん(19)は「レシーブやブロックな
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袋井市農業委員会 タブレット導入向け操作法確認
袋井市農業委員会はこのほど、委員会業務へのタブレット端末の導入に向け、委員を対象としたタブレット利用に関する研修会を市役所で開いた。農地利用の最適化に取り組む12人が基本的な操作方法を学んだ。 県西部でスマートフォンやタブレットの使い方教室を主宰する神谷知里さん(42)と、スマホなどの利用支援を担う袋井・森地域シルバー人材センターのデジタルサポーターを講師に迎え、参加者は文字入力やインターネットの閲覧方法などを確認した。 同委員会では業務効率化と負担軽減を目的にタブレット端末を導入し、会議や荒廃農地の現地確認などへの活用を予定している。今後はチャットの使い方や地図データの確認方法なども学ぶ。
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茶況(7月14日)袋井産茶葉100%使用 ほうじ茶飲料開発 茶振協
袋井茶振興協議会はこのほど、袋井市産茶葉を100%使用したペットボトル飲料「東海道どまん中ほうじ茶」を開発した。市役所の売店や観光案内所、市内ファーマーズマーケットなどで販売している。 袋井茶の需要拡大などを目的に昨年度から始まった「特色ある新しいふくろい茶研究事業」の一環。炭火とガスで焙煎(ばいせん)した茶葉をブレンドし、苦みや渋みを抑えつつ、香り豊かで爽やかな味わいに仕上げたという。本年度分は905ケースを製造した。 市役所で試飲会を開き、来庁者や市職員らの意見も開発の参考にした。ペットボトル飲料で袋井のほうじ茶の認知度を高め、将来的にはリーフ茶の商品化も検討するとしている。
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磐田の6人 健闘誓う 8月全日本小学生ソフトテニス大会
兵庫県で8月3日に開幕する第40回全日本小学生ソフトテニス選手権大会に出場する磐田市内の児童がこのほど、市役所を訪ね、山本敏治教育長らに大会への健闘を誓った。 来庁したのは豊田健友ジュニアソフトテニスクラブに所属する市川栞愛さん(豊岡南小6)木村青葉さん(豊田東小6)ペアと後藤杏樹さん(東部小6)木村若葉さん(豊田東小6)ペア、浜松市の選手とペアを組む山田怜紀君(磐田南小5)、袋井市の選手とペアを組む鈴木海音さん(長野小5)の6人。いずれも5月に開催された県大会で4位以内に入り、全国への切符を手にした。 県予選をトップで通過した山田君は「全国大会で2勝した昨年の成績を超えたい」と話し、鈴
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頭をこつん 無病息災願う 袋井・山梨祇園祭り開幕
袋井市上山梨地区の伝統の祭典「遠州山梨祇園祭り」が14日、開幕した。初日はてんぐ姿の神「猿田彦」を先頭に地元の山名神社の氏子ら約110人と6町の屋台が行列をなして地区内を練り歩いた。16日まで。 無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する同神社の祭り。神事が執り行われた後、みこしを御旅所の若宮八幡宮まで送った。猿田彦が持つ南天棒で頭をたたかれると1年健康に過ごせるとされ、行列を待ち受けていた地域住民が次々に頭を差し出した。 今年は4年ぶりに平年通りの形式で開催。2日目は屋台の団体行動や奉納花火などが行われる。最終日はみこしを山名神社に還御し、渡御と還御で舞を奉納した地元の小学5、6年生を自宅
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生産性上げない継続雇用疑問/企業とミスマッチ シニア雇用 年齢で判断されるのはあり?⑥ キュレーター/読者の意見 【賛否万論】
シニアが年齢によって雇用の採否を判断されることに関しては、年齢だけで判断してほしくないシニアに理解を示す意見と、高齢者を敬遠する企業側を擁護する見解に割れました。ただ、いずれにしてもシニアと企業の双方が対応を変えることでミスマッチを解消する必要がありそうです。キュレーターや読者の意見の紹介は今回が最後です。シニア雇用の問題については背景にある年金の課題も含めて引き続き取材を進め、「70歳の壁 シニア雇用を考える」として社会面などで随時掲載します。 生産性上げない継続雇用 疑問 キュレーター 江口裕司さん(三島市) メーカーで米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、IS
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浜岡原発情勢連絡会 廃炉作業で意見交換 解体現場の視察も
中部電力と浜岡原発から半径31キロ圏(UPZ)の5市2町で構成する情勢連絡会は13日、情報交換会を御前崎市佐倉の同原発で開いた。廃止措置中の1、2号機の設備解体現場を視察した。 参加したのは島田、磐田、焼津、藤枝、袋井市と吉田、森町の担当者。中電社員から説明を受けながら1、2号機の原子炉建屋やタービン建屋の内部を見学した。廃炉作業で発生した撤去物や今後解体する原子炉の圧力上昇を抑制するための設備「サプレッションチェンバ」も見て回った。 中電は1、2号機について2024年度から原子炉圧力容器など原子炉領域の解体作業に着手する方針。36年度までの廃止措置完了を目標に掲げる。 出席者からは意
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児童クラブ情報や体験談も 袋井の市民団体 子育て支援冊子完成
袋井市の市民団体「ふくろい子育てハンドブックはなさき編集委員会」がこのほど、18歳までの子どもを持つ世帯向けに発達支援や子育てに関する情報をまとめたハンドブック「はなさき」(A5判、72ページ)を作成した。市内の保育園や小学校などを通じ配布する。 支援センター、園、児童クラブなどの子育て情報や心配事の相談先、県の相談窓口などを掲載したほか、利用した保護者の体験談を盛り込んだ。企画に賛同したデザイナーが協力し、見やすく、使いやすい構成を意識した。 同市には乳児期以降の年齢向けのガイドブックがなく、子育て中の母親が中心となって編集委員会を発足させた。約半年をかけて制作し、企業協賛などを募って1万
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中学の部活動地域移行 情報公開や説明不可欠【西部記者コラム 風紋】
中学校の部活動のあり方を見直そうと、袋井市で「部活動地域移行推進協議会」が発足した。専門的指導者の普及を進め、将来的な地域クラブ化も見据える。ただ、実現には指導者の人材確保などの課題があり、地域の理解と協力が求められる。 協議会はPTAや学識経験者、スポーツ・文化芸術活動関係者らで構成する。初会合では、既設の部活動から休日の活動で専門的指導者を任用することを決定。指導者は教員以外とすることも確認した。各校の状況を確認した上で今後の対応を検討する。 市教委は2020年から、教員以外も部活動の指導を行える部活動指導員制度を導入し、現在ソフトボール、卓球、剣道など10団体で11人の指導員を任用
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「ふくろい遠州の花火」題材に写真展 市役所で20日まで
アマチュア写真家の村松一見さん(72)=袋井市=の個展「煙火流麗 ふくろい遠州の花火」が11日、市役所市民ギャラリーで始まった=写真=。煙と光の共演を切り取った自信作が並ぶ。20日まで。 4年ぶりに開催される同市の花火大会「ふくろい遠州の花火」に焦点を当てた展示会で9年間撮りためた5千枚超の中からえりすぐりの32点を展示。花火が一斉に打ち上がる場面など、村松さんが「おもしろい」と感じた瞬間を撮影したという。
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闇夜照らす1500基の光 袋井・法多山 万灯祭
袋井の夏の風物詩「万灯祭」(実行委員会主催)が9、10の2日間、袋井市豊沢の法多山尊永寺で開かれた。闇夜の境内を灯籠の光が照らし出し、幻想的な雰囲気に包まれた。 同寺によると、7月10日は本尊の厄除(よけ)観世音菩薩(ぼさつ)の縁日で、一年間で最も御利益がある日とされている。本堂前や石段には無病息災、家内安全などを祈願した約1500基の灯籠が並び、参拝者は揺らめく明かりを眺めたり、記念撮影を楽しんだりしていた。 厄除ほおずき市が開催されたほか、キッチンカーや屋台も出店。ステージイベントも行われるなど多くの家族連れやカップルなどが見物に訪れた。
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奉納花火や屋台 上山梨で祇園祭り 14日から袋井
袋井市上山梨地区の伝統行事「遠州山梨祇園祭り」が14~16日の3日間にわたり、同地区の山名神社を中心に開催される。 同神社の祭典で、初日は例祭に続いてみこしを御旅所の若宮八幡宮へと移す。2日目は奉納花火を打ち上げ、最終日にみこしを山名神社に戻す。3日間通じて6町の屋台の引き回しも行われる。 6町の屋台運行の統制責任者を務める高橋良典さん(35)は「4年ぶりの制限のない祭り。見どころは迫力のある屋台の引き回しなので、大勢の人に見に来てもらいたい」と話した。
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境内に響く涼の音色 袋井「遠州三山風鈴まつり」【動画あり】
袋井市にある遠州三山の可睡斎、油山寺、法多山尊永寺で「遠州三山風鈴まつり」が開かれている。涼しげな風鈴の音色が境内に響き、参拝者を迎えている。8月31日まで。 可睡斎では山門から本堂までの小道を約2千個の風鈴が彩っている。中庭には赤い風鈴でかたどられた富士山のオブジェも設置され、ぜんざいを楽しみながら拝観できる。 参道の青モミジが美しい油山寺では、さまざまな絵柄の蒔絵(まきえ)風鈴に加え、南部鉄器の風鈴の澄み渡った音が響く。 約4千個の風鈴が各所につるされているのは法多山尊永寺。木の短冊に願い事を書く「願かけ風鈴」が本堂の回廊に飾られている。屋内で風鈴のライトアップも行われ、人気を集め
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ヤマハ、ヤマハ発に浜松市が感謝状 女子ゴルフ開催で寄付
浜松市はこのほど、国内女子プロゴルフツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の開催を記念して同市文化振興基金に100万円を寄付した大会主催者のヤマハとヤマハ発動機に感謝状を贈った。 市役所で行われた贈呈式でヤマハの杉山俊道総務部長とヤマハ発コーポレートコミュニケーション部インターナル・コミュニケーショングループの忠地哲也グループリーダーが中野祐介市長から感謝状を受け取った。 両社は3月30日から4月2日まで、袋井市の「葛城ゴルフ倶楽部 山名コース」で同大会を開催。寄付は大会に合わせて例年、後援した地元周辺自治体に行っている。杉山総務部長は「文化事業に活用してほしい」と話した。
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「コーナン」浜松に2店 年末年始以降に計画
近畿地方を中心にホームセンター「コーナン」を展開するコーナン商事(大阪府)が浜松市内に2店舗の出店を計画していることが、6日までに同社などへの取材で分かった。 出店予定地はイオンリテール(千葉市)がショッピングセンター「そよら浜松西伊場」の建設を進めている浜松市中区西伊場町の日本たばこ産業(JT)浜松工場跡地の一画と、同市西区入野町。このうち、西伊場町の新店は鉄骨平屋建てで店舗面積約2600平方メートルの計画。コーナン商事によると、開店時期は西伊場町が来春以降、入野町は年末年始ごろを見込む。 同社は東証プライム市場に上場する業界大手で、国内外で530店以上を運営する。静岡県内には2020
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健康で働けるなら職種を問わず 再就業、納得して挑む シニア雇用 年齢で判断されるのはあり?⑤ キュレーター/読者の意見 【賛否万論】
シニア雇用の問題に関しては、自身の経験を元に興味深い意見がキュレーターや読者から寄せられました。不採用の理由が不透明で自分が否定されている思いがしたり、年齢差別が他の分野にもあったりする課題が指摘されたほか、“お試し期間”の導入や、地域ぐるみのシニア人材活用など解決策も提案されました。シニアの仕事に対する考え方が多様なことも見えてきました。今回もキュレーターと読者の意見を紹介します。 健康で働けるなら職種を問わず キュレーター 寺子屋たっちゃんさん(静岡市) 私学教育に携わり50年超の人情家。「人は多士済々」。ことし後期高齢者となる シルバー、シニ
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伊豆の国のIZULU 全日本小学生バレー静岡県大会3連覇 市長に報告
伊豆の国市を拠点に活動する「IZULU(イズル)バレーボールクラブ」が、6月に菊川市などで開かれた第43回全日本バレーボール小学生大会静岡県大会で3連覇を成し遂げ、全国大会出場権を獲得した。選手らがこのほど、市役所に山下正行市長を訪ね、報告した。 同チームは東部大会1位で県大会に進んだ。12チームによるトーナメントに2回戦から登場し、順調に勝ち進んだ。決勝では西部大会2位の袋井南(袋井市)を2-0で下した。 伊豆の国市立韮山小6年の平岩璃空主将は「相手は背が高かったが、協力して勝てた」と振り返った。山下市長は全国大会出場について「体調管理をしっかりして悔いのないように全力で戦ってほしい」
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クラウンメロンの香料開発 袋井の静岡県温室農協支所など 知名度向上へ期待
袋井市の静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所と大手香料メーカー小川香料(東京都)はこのほど、県西部特産のクラウンメロンを活用した香料を共同開発した。菓子や飲料などに使用され、同メロンのさらなる知名度の向上へとつなげる。 同支所が出荷基準を満たさないメロンを提供し、食べ頃を迎えた芳醇(ほうじゅん)な香りを再現した。最高級メロンの本物感を出すことに試行錯誤したといい、試作段階では地元生産者らの意見も取り入れた。 同支所によると、気温の上がる夏場に規格外のメロンが出やすく、大半はピューレにしていたが一部は廃棄されていた。香料の原料とすることで廃棄削減につながることも期待する。 リリース発
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⚾袋井商【高校野球チーム紹介2023夏】
センターラインを中心とした守備が自分たちの強み。守りでリズムをつくり、ミスをしてもカバーし合える。一戦一戦持ち味を発揮して全員野球で勝ち進みたい。 部長 谷口 翔汰 監督 久保田大二朗 ①森 聖人(3年、袋井)180、67、右右 ②栗崎 鷹斗(3年、袋井)172、63、右右 ③岡田 真(3年、袋井南)178、70、右右 ④大柳 翔(3年、掛川西)166、65、右左 ⑤鈴木 捷斗(3年、袋井浅羽)167、67、右右 ⑥桑原 悠樹(3年、掛川桜が丘)165、60、右右 ⑦遠藤虎太郎(3年、掛川桜が丘)173、75、右右 ⑧平井 海星(3年、掛川桜が丘)162、59、右左 ⑨永田 陸(
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⚾袋井【高校野球チーム紹介2023夏】
元気が持ち味のチームで、全力プレーを心がけている。冬場のトレーニングで選手全員が力を付けた。磨いてきた「打ち勝つ野球」で甲子園出場を目指す。 部長 竹中 信 監督 木村 幸靖 ①矢野 拓海(3年、磐田神明)172、70、左左 ②海野伸太朗(3年、磐田豊田南)171、78、右左 ③石原 彪我(2年、磐田竜洋)171、62、右左 ④片岡 祐大(3年、袋井浅羽)177、77、右右 ⑤藤井 優宗(2年、森)180、73、右右 ⑥西尾 陽太(3年、掛川桜が丘)172、74、右右 ⑦佐々木徠希(1年、掛川大須賀)172、73、右左 ⑧飯塚 知樹(3年、御前崎浜岡)172、69、左左 ⑨荻原 拓実(
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屋外無人搬送PRに力 EV使用 ヤマハ発関連会社、市場開拓へ
ヤマハ発動機と自動運転システム開発のティアフォー(名古屋市)の合弁会社イヴオートノミー(袋井市)は、自動運転EVを使った無人搬送サービス「イヴオート」のPRに力を入れている。これまでは難しかった工場や倉庫での屋外自動搬送を実現した新たなサービスだけに、市場開拓には認知度向上が急務。2030年までに国内外で売り上げ100億円を目標に掲げ、産業展示会への出展や多業種への売り込みで普及を図っている。 ヤマハ発のゴルフカーをベースにしたEVが立体的な地図情報を基に、センサーで障害物を感知しながら屋内外を無人走行し、部品や資材などを搬送する。凹凸のある路面や夜間の走行にも対応し、最大1・5トンをけ
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古布などリサイクルへ 回収箱設置 袋井のまちづくり協 3団体
袋井市のまちづくり協議会3団体が7月から、コミュニティセンターに古布等回収ボックスを設置した。2030年度までに家庭系可燃ごみの排出量30%減を目指す「ふくろい5330(ごみさんまる)運動」の一環で、地域を挙げてごみ削減に向けた取り組みを推進する。 開始したのは袋井南、浅羽東、高南の3地区の協議会。各地区のコミュニティセンターの駐車場にコンテナを設置し、衣類やタオル、毛布、靴などを受け付けている。回収した古布などは海外で再利用されるほか、機械の油拭きなどに用いる布や車の内装材としてリサイクルされる。 まちづくり協議会が回収主体になることで古布などの買い取り額が協議会の収入となって地域づくりに
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「健康かるた」 読み句を募集 中東遠医療センター 掛川
中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)は、開院10周年記念事業としてオリジナルの健康かるたを制作する。8月20日まで、健康や同センターに関係する内容の読み句を募集している。「あ」―「ん」の1音から受け付ける。1人で全50音の応募も可能。 地域と共に楽しみながら健康への気付きや学びを深めようとする試み。読み句の例は「『ち』長寿の秘訣(ひけつ)は、毎日のお茶」。20文字以内で投稿する。同センターの担当者は「記憶に残りやすく、地域性がある読み句を採用したい」としている。 院内で審査して9月30日の開院10周年記念式典で発表する。かるたの完成は12月下旬。採用された人に健康かるたを贈るほか、優
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後期高齢者向けの被保険者証誤交付 袋井市、保険料誤徴収
袋井市は30日、後期高齢者医療制度の適用外である生活保護受給者に誤って後期高齢者を対象とした被保険者証を交付し、本来支払う必要のない保険料を2年近く徴収していたと発表した。対象は3人で、総額は7万8200円。 市によると、当事者からの問い合わせを受けて判明した。後期高齢者医療を主管する保険課は、75歳になる生活保護者の名簿と後期高齢者医療制度の対象者リストを照合し、重複していた場合には被保険者証の交付停止の処理を行っているが、3人については事務処理が漏れていたという。当事者には事情を説明し、納付を確認した保険料から随時返金していく。 市は再発防止に向け、交付事務のダブルチェックや定期的な
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31議案 可決、同意 袋井市議会6月定例会
袋井市議会6月定例会は29日、最終本会議を開いた。同日追加提出した本年度一般会計補正予算案など17議案を含む31議案を原案通り可決、同意し、閉会した。市民団体から提出された加齢性難聴者の補聴器購入に市独自の助成制度創設を求める請願については不採択とした。
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デジタル推進へ本腰 袋井市「委員会」設置 初会合、現状と課題 共有
袋井市は本年度、加速するデジタル化に適応した自治体経営の実現に向け、幹部職員が具体的な施策を検討する「袋井市デジタル推進委員会」を設置した。初会合をこのほど市教育会館で開き、庁内外の現状と課題を共有した。 課長職35人で構成。定期的に検討会を開催し、各課における政策課題などでのデジタル活用の方法を模索する。人口減少や環境問題など、社会の変化を見据えた街づくりも検討する。協議は12月に策定予定の「第1次袋井市デジタル推進計画」に反映させる。 初会合はデータサイエンスやデジタル人材育成事業などを手がける高橋範光氏を講師に招き、今後のデジタル社会の方向性などへの理解を深めた。委員同士で市役所でのデ
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省エネ家電補助金 予算増、申請枠拡充 袋井市長が発表
袋井市の大場規之市長は28日の定例記者会見で、今月から受け付けを開始した「省エネ家電買替え促進事業補助金」について、予算を増額し、申請枠を拡充すると発表した。29日の市議会6月定例会で補正予算案を追加提出する。 家計負担の軽減と脱炭素推進を目的とし、国が設定する省エネ基準達成率100%以上の冷蔵庫やエアコン、工事を伴って取り換えるLED照明器具の設置購入費を最大5万円助成する。26日現在、申請額が当初の予算3千万円に迫る2839万円に達している。市民のニーズが高く、3千万円の増額を決めた。 補助対象は市民で、市内の店舗、事業所での新品への買い替えに限る。申請期間は8月31日までで、購入日、設
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補正予算案など17議案追加提出へ 袋井市
袋井市は28日、本年度一般会計補正予算案など17議案を29日の市議会6月定例会最終日に追加提出すると発表した。 補正予算案は1億4600万円を追加。このうち、今月の台風2号の接近に伴う豪雨で被災した市道大谷幕ケ谷線をはじめとする公共土木、農林施設の復旧事業費として1億1500万円を計上した。
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小笠山(掛川市、袋井市) 急坂の先に名山の遠望【山ある記】
掛川市の富士見台霊園をたち、与左衛門池の先から「小笠山へ」の指導標に従い、林道から山道へ。急な登りだが道はしっかりしていて、タヌキの「ため糞[ふん]」やイノシシの「ヌタ場」もある自然たっぷりの登りだ。尾根に取り付くと、まわりの木々はウバメガシに、足元は小砂利の堆積岩へと変わった。両側が大きく切れ込んだ尾根道に架かる富士見橋を渡る。小笠山特有の浸食で形成されたケスタ地形によるものだ。 道は自然林の中を尾根に沿うようになだらかに延びる。自然環境がさまざまな植物の生育条件を満たす小笠山は、1300種類もの植物が確認されている。足元にはスズカカンアオイの緑の葉。 きつい登りを頑張ると、4等三角点
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静岡県内1人心肺停止 熱中症、8人搬送
静岡県内で27日、熱中症とみられる症状で少なくとも8人が救急搬送された。うち1人は搬送時、心肺停止状態だった。 袋井市森町広域行政組合袋井消防本部によると、心肺停止の状態だったのは、袋井市の男性(63)。午後0時半ごろ、屋外で倒れているのを通行人が発見したという。このほか、西伊豆町の女性(79)が重症。中等症は5人、軽症は1人だった。
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B’z デビュー35年 9月9、10日エコパで公演
ロックユニットB’zが全国ツアー「B’zLIVE-GYMPleasure2023-STARS-」をスタートさせた。9月9、10日にはエコパスタジアム(袋井市)で公演する(静岡新聞社・静岡放送など主催)。両日とも午後5時半開演。 ボーカル稲葉浩志とギター松本孝弘が1988年9月にシングル「だからその手を離して」とアルバム「B’z」の同時発売でデビューしてから35年。日本の音楽シーンに数々の金字塔を打ち立ててきた。7月12日にはシングル「STARS」をリリースする。数多くの楽曲の中からベスト選曲を披露するPleasureツアーは5年ぶり。35周年のメモリアル
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ゴルフ・国体女子静岡県代表選考会 永田、大橋、星野選出
ゴルフの国体女子静岡県代表選考会は24、25日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6458ヤード、パー72)で2日間36ホールで争い、永田愛梨(浜松学芸高)が通算142で1位、大橋莉生(浜松学芸高)が147で2位になった。研修会の年間ポイントで最上位となった星野瑠菜(グランフィールズCC)とともに、10月の鹿児島国体の代表に選出された。
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場面緘黙当事者ら 症状や悩みを共有 静岡で「おしゃべりの会」
学校など特定の場所や状況で言葉が発することができなくなる「場面緘黙(かんもく)」の当事者らの支援団体「静岡 場面かんもくの会」がこのほど、当事者や保護者が思いを共有する場「おしゃべりの会」を静岡市葵区の市民文化会館で初めて開いた。 全国で支援活動を行う「かんもくネット」の角田圭子代表が司会を務め、静岡県内の当事者1人と保護者7人が症状や悩みなどを打ち明けた。場面緘黙に悩む中学2年の娘を持つ大竹実穂さん(44)=袋井市=は「思春期も重なり精神的に落ち込んでいたが、好きなことに熱中することで前向きになれている」と経験を語った。 2020年12月に設立した同会の公文匠代表(48)=伊豆の国市=
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県産温室メロン 最高賞に堀内さん 袋井 クラウンメロン 支所で品評会
本県産温室メロンの頂点を決める「県温室メロン品評会」(県温室農業協同組合主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、袋井市の県温室農協クラウンメロン支所で開かれた。生産者約350人の中から、最高賞の農林水産大臣賞に堀内徹也さん(クラウンメロン支所)が選ばれた。 クラウン、磐田、静南の3支所の予選を通過した52点が出品された。全国の市場関係者や県職員らが審査員を務め、網目の張り方、玉の形、味、香りなどで採点した。最高賞を受賞した堀内さんは、11月に明治神宮で行われる新嘗祭(にいなめさい)に生産したメロンを奉納する。 特産の温室メロンの品質向上や消費拡大を目指して開催している。同支所によると、今
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部活地域連携、移行目指し 袋井市教委 推進協を設立
袋井市教育委員会は、部活動の地域連携、地域移行の実現を目指す「部活動地域移行推進協議会」を設立した。第1回会議がこのほど、市教育会館で開かれ、実施方針や体制、年間スケジュールなどを確認した。 協議会は保護者代表や学識経験者、スポーツ・文化芸術活動関係者らで構成。教員のみで指導を行ってきたこれまでの部活動のあり方を見直し、指導者の地域委託や、将来的なクラブ化を実現する。本年度は計3回の会合を開催予定。児童生徒や教員らを対象としたアンケートを実施し、子どもたちの思いや部活動の実態の調査などを進める。 初会合では部活動の連携、移行に向けたこれまでの市の取り組みを紹介し、持続可能な実施体制の構築、既
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花火の夏 浴衣のまち沸く コロナ3年耐え需要回復 浜松の注染業者や呉服店「萎縮一転、熱気に」
隅田川花火(東京)、ふくろい遠州の花火(袋井市)などの4年ぶりの開催が決まり、夏の風物詩の花火大会や祭りが新型コロナウイルス禍からの本格的な復活に向かっている。伝統染め技法「注染そめ」で知られる浴衣の産地、浜松市にも活気が戻りつつある。感染状況が沈静化しない様子見の状況でスタートした今季は、見本の製作や商談、発注などのスケジュールが例年よりやや遅くなったが、染め物業者は急ぎ受注に対応し、呉服店では浴衣の仕立てを希望する消費者が増加した。 「新型コロナの感染症法上の5類移行や花火の開催決定で浴衣が動き出し、安心した」。注染そめなどの浴衣の企画や卸販売を手がける「白井商事」(同市南区)の白井
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袋井・高南小で「お茶体験」 地元産業へ理解深める
袋井市の高南小でこのほど、3年生対象の「お茶体験学習」が行われた。近所の茶業関係者から茶の種類や作り方などを学び、地元産業への理解を深めた。 お茶の宝玉園(同市豊沢)の寺田直樹代表が講師を務めた。緑茶や玄米茶など10種類を用意し、児童が香りや味を比べてお気に入りの茶を探した。寺田代表は「お茶は五感で楽しめる。おうちで飲んだり、水筒に入れて学校に持ってきたりして普段から親しんでほしい」と呼びかけた。 3年生は毎年、地域の良さを発見する調べ学習に取り組んでいて、その一環として茶をテーマとした授業を実施している。
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袋井強盗致傷 懲役7年判決 静岡地裁浜松支部
袋井市の知人男性宅に仲間を連れて侵入して暴行を加え、現金などを脅し取ったとして強盗致傷と住居侵入の罪に問われた指定暴力団稲川会系組員の無職の男(55)=神奈川県横須賀市=の裁判員裁判の判決公判で、静岡地裁浜松支部は15日、懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。 大村泰平裁判長は判決理由で、仲間を集めて事件を首謀したほか、被害者のけがの程度や被害金額も重大として「責任は重い」と非難。金づちや粘着テープを持参した点から「家に侵入した時点で金品奪取の意思があった」と指摘し、暴行を加えた後に男性に貯金があると知り、初めて金品を奪おうと考えたとして強盗致傷罪は成立しないとする弁護側の主張を退けた。
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豪雨による浸水や河川被害など報告 袋井市議会、市長答弁
袋井市の大場規之市長は14日の市議会6月定例会一般質問で、2日から3日にかけての台風2号の接近に伴う豪雨による被害状況を報告した。大場正昭氏(緑風会)への答弁。 市によると、8日時点の集計結果は住家の床上浸水1件、床下浸水13件、非住家の床上浸水2件、床下浸水3件など。河川被害は中沢川、敷地川、原野谷川、宇刈川ののり面の洗掘などが確認されているという。人的被害はなかった。 今回の災害対応について大場市長は「昨年の台風15号の経験を踏まえてマニュアルの見直しを進めるなど体制の強化を図った。県や気象台への情報収集をはじめ、近隣市町との連絡も今まで以上に密に行った」と述べた。今後さらに関係機関との
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被害判定自動化へ「研究」 罹災証明書発行で導入可否判断 袋井市長
袋井市の大場規之市長は13日開かれた市議会6月定例会の一般質問で、罹災(りさい)証明書の発行事務について、被害判定を自動化する発行システムの有用性を研究していると報告した。木下正氏(緑風会)への答弁。 同市は従来、証明書の発行までに被害状況を把握し、規模に応じて調査方針を決定。被災者の申請に基づいて1件ごとに被害の認定調査を行っている。大規模災害時は人員の確保が課題で、1件ごとに異なる事務処理に対応するため職員の負担も大きいという。 被害判定を自動化するシステムを導入する自治体が全国的に増えているため、他市町の事例を参考にして導入の可否を判断する。大場市長は同様の機能に加え、災害見舞金や
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浜松大河ドラマ館来館20万人 袋井の大宮さん幸運
浜松市中区元城町の「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」の来館者が11日、20万人に達した。市は同館で開いた記念セレモニーで、節目の来館者となった袋井市の大宮英揮さん(42)一家4人に記念品を贈り、20万人到達を祝った。 大宮さんは妻麻由さん(43)、長女菜月さん(袋井北小5年)、長男草志君(同小1年)と来館した。子どもたちが大河ドラマが好きで、家族で家康ゆかりの地を巡っているという。麻由さんは入館前のセレモニーに驚きながらも、浜松市の斉田一朗観光・ブランド振興担当部長から記念品を受け取ると、「プレオープン期間に1度来ていて、グランドオープンを心待ちにしていた」と笑顔を見せた。菜月さんは「ド
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ラグビー1部レヴズ選手、ファンと交流 袋井で写真撮影やサイン会
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは11日、ファン感謝イベントを袋井市のエコパスタジアムで行った。今季限りの退団者も含めた選手約40人がファンクラブ会員ら約700人と交流した。 昨年に続き、選手が企画に携わり準備を進めた。降雨のため内容が変更されたが、トークショーやサイン会、写真撮影などで盛り上がった。ラインアウトやスクラムの体験会もあり、参加した来場者は選手からの手ほどきを受けながら一緒にプレーを楽しんだ。 日野剛志選手のファンという袋井北小6年の佐藤天俊君(11)は「選手がかっこよかった。体験も楽しい。来季もまたスタジアムに行きたい」と笑顔。弟の来南君(4)は「たくさんの選手か
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掛川の石野さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の6月大会が10日、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。85人が参加し、最強のSクラスで掛川市の石野俊夫さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①石野俊夫(掛川市)②佐原志依(浜北区)③加賀照久(島田市)④門奈拓巳(東区)⑤宇藤敬行(磐田市)▽A ①須山佳宏(南区)②野中力也(中区)③藤平悠太(同)④戸塚勝治(磐田市)⑤門奈光(東区)▽B ①杉田大和(浜北区)②高柳正芳(同)③山元一雄(磐田市)④渥美良純(北区)⑤大庭悦治(磐田市)▽C ①鈴木与四郎(西区)②鈴木淳平(浜北区)③泉龍一(西区)④大橋優征(浜北区)⑤伊藤龍(同)▽D ①志村正雄(袋井市)②松尾謙
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静岡県立美術館・太田正樹さん顕彰 寄贈品展 現代美術コレクションに貢献
静岡県立美術館(静岡市駿河区)は7月9日まで、同館に2008年度から美術作品の寄贈を続け、22年7月19日に89歳で亡くなった太田正樹さん(旧清水市出身)を顕彰する「太田正樹コレクション展」を開いている。22年度の70点を含め、15年間で106点の寄贈を受けた同館の木下直之館長は「館のコレクションを一緒に作っていくという域にまで達していた」と感謝する。 航空経営学を専門分野として長年早稲田大で教えた太田さんは04年に帰郷。1970年代から作品を収集していたという。2006年の同館「我が愛しのコレクション展」に20作品を貸し出し。08年度以後はほぼ毎年、同館に寄贈を行った。 1960~2
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静岡県内高齢化率30.4% 最高更新 西伊豆、川根本町は50%超
静岡県が8日発表した4月1日時点の県内の65歳以上人口は110万2096人で、総人口に占める65歳以上の割合を示す「高齢化率」は30・4%だった。前年より0・2ポイント上昇し、過去最高を更新した。高齢化率は今後も上昇が続き、国立社会保障・人口問題研究所の推計では2040年に37・5%に達する見通し。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 市町別高齢化率と後期高齢化率(4月1日時点) 市町別では西伊豆町が52・6%となり、9年連続で高齢化率が最も高かった。川根本町が51・3%、松崎町が49・9%で続いた。県内35市町のうち10市町が40%を上回った。 高齢化率が最も低かったのは
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袋井の強盗致傷 懲役8年を求刑 地裁浜松支部公判
袋井市の知人男性宅に仲間を連れて侵入して暴行を加え、現金などを脅し取ったとして強盗致傷と住居侵入の罪に問われた指定暴力団稲川会系組員の無職の男(55)=神奈川県横須賀市=の裁判員裁判論告求刑公判が8日、静岡地裁浜松支部(大村泰平裁判長)で開かれ、検察は懲役8年を求刑した。 検察側は論告で、男性の逃亡を防ぐために金づちや粘着テープを持参したり、見張り役を用意したりしたことから「事前に強盗の意思があったことは明白」と強調。けがの程度や被害金額も重大で「悪質性は相当に高い」と指摘した。 弁護側は、被告が男性宅を訪れた後、男性から金銭による解決を提案されたことなどを受け、初めて金品を奪おうと考え
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袋井で「クラウンメロンクリームパンコンテスト」 岐阜のパン工房が最優秀
遠州地方特産のクラウンメロンのクリームを使った創作パンの味やアイデアを競う「第10回クラウンメロンクリームパンコンテスト」の最終審査会が8日、袋井市の静岡県温室農業協同組合クラウンメロン支所で開かれた。全国から集まった41点の中から、岐阜県恵那市のパン工房ボネロの「恋するクラウンメロン」が最優秀賞に選ばれた。 クラウンメロンの全国的な知名度のさらなる向上を目指し、パンや菓子のクリーム製造を手がける友栄食品興業(大阪市)が、同支所と協力して開催している。新型コロナウイルス感染拡大などの影響もあり、袋井市での開催は5年ぶり。 同社製クラウンメロンクリームを使用することが条件で、ベーカリーや
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金森 歓喜の初タイトル 27歳前田2位、3位に松井 ゴルフ県社会人選手権
第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は7日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で最終日を行い、首位で出た金森祐介(富士チサンCC)がイーブンで回り、通算145の1オーバーで初優勝を飾った。 初日首位タイの前田高志(朝霧ジャンボリー)は76と崩れ4打差2位。初日4位の松井桂佑(森町)が75と粘って通算150で3位に入った。 5位までが第6回大会の決勝シード権、15位までが第52回県アマチュアゴルフ選手権の決勝シード権を獲得した。 2日目の重圧 耐え抜いた 県内きっての実力者が待望の初戴冠だ。首位発進の金森が「何度も崩れ
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掛川・三熊野神社大祭写真コン 磐田の河合さん 特選
掛川市の三熊野神社大祭を題材にした「第26回おまつり写真コンテスト」(掛川観光協会大須賀支部、静岡新聞社・静岡放送主催)の作品展が30日まで、同市西大渕のプラザ大須賀で開かれている。応募のあった全295点を展示している。 コンテストの開催は4年ぶり。特選は磐田市の河合敦史さん。祭りを楽しむ2人の子どもを撮影し、構成や子どもの表情が評価された。準特選は森町の丸山俊治さんと藤枝市の小沢大介さんだった。 このほかの受賞者は次の通り。 観光協会大須賀支部会長賞 袴田保(袋井市)▽静岡新聞社・静岡放送賞 佐原正人(愛知県津島市)▽掛川みなみ商工会長賞 安池信隆(静岡市)▽遠州横須賀倶楽部城代賞 浦田光
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袋井のジュニア楽団 本場ウィーンで研修 「音楽は世界共通」実感 市長に活動を報告
オーストリアの首都ウィーンで音楽研修を実施した袋井月見の里ジュニアオーケストラの島野雅代代表らがこのほど、袋井市役所に大場規之市長を訪ね、活動内容などを報告した。 市月見の里学遊館を拠点に活動する同楽団は5~18歳の約60人が活動している。研修には11人が参加し、春休み期間を利用して11日間滞在。第一線で活躍する著名な演奏家から指導を受けたり、同年代のコメンスキースクール管弦楽団と演奏交流したりした。最終日にはコンサートを開催し、現地の人々に研修の成果を披露した。 島野代表は写真を交えて子どもたちの様子を紹介し、同国音楽界の巨匠クルト・シュミット氏から市長宛てに届いた手紙を手渡した。島野代表
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静岡県内浸水害700件超、2人を災害死認定 台風2号
梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で、静岡県が確認した住宅などの浸水害は6日までに、724件となった。県は死亡が確認された浜松市と磐田市の男性2人について、両市が災害死認定をしたと発表した。 静岡県によると、6日現在の住宅の浸水害は床上が176件で、床下が548件。市町別では沼津市の被害が最も多く、床上で100件、床下は200件確認されている。 災害死認定されたのは、浜松市北区引佐町の倒壊家屋で発見された水野真彰さん(35)=同市=と袋井市の海岸で見つかった浅岡義方さん(74)=磐田市=。県などは死因を明らかにしていない。
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金森、前田が首位発進 ゴルフ静岡県社会人選手権 1打差で宮下追う
第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は6日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で開幕した。初日は金森祐介(富士チサンCC)と前田高志(朝霧ジャンボリー)が1オーバーの73で首位に並んだ。1打差の3位は宮下健(伊東CC)、2打差の4位には松井桂佑(森町)がつけた。シードと予選通過者合わせて123人が出場し、2日間36ホールのストロークプレーで県社会人チャンピオンの座を争う。 得意のウェッジさえる 金森 高い技術示す 得意のウェッジがさえ、高い技術力を持つ金森が3バーディーを奪って首位に並んだ。 「ピン位置が難しかった」
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袋井市陸協20周年記念事業 マーク、マスコット制作「一緒に飛躍を」 静岡文化芸術大生が協力
袋井市陸上競技協会は2020年に迎えた創立20周年の記念事業として、シンボルマークとマスコットキャラクター、ロゴデザインを制作した。協会アイデンティティー構築に向けた取り組みで、協会旗や横断幕、グッズなどを展開し、イメージアップに活用する。 静岡文化芸術大(浜松市中区)デザイン学部の学生を対象に募集し、3年生の大石海帆さん(21)のデザイン案を採用した。大石さんによると、シンボルマークは「陸上競技選手の躍動」がテーマで、競技に真摯(しんし)に向き合い、全力で取り組む選手の姿を表現した。 キャラクターの「ホッパー」は、袋井市と森町を想起させるえんじ色と緑色を使用。競技場を駆け抜ける風雲児を
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磐田の74歳男性「カラオケ好き、弟のようにかわいがった」 住民、無事願うもかなわず 台風2号大雨
ホタルが舞う敷地川沿いで、自然に親しみながら暮らしていた磐田市大平の浅岡義方さん(74)が、台風2号に伴う大雨で行方不明になってから2日。袋井市湊の浅羽海岸で見つかった遺体の身元について磐田市は5日、浅岡さんだと発表した。地元住民らは浅岡さんの無事を願い、懸命に捜索したが届かなかった。 浅岡さんが暮らしていた大平北は、緑に囲まれた19世帯の集落。近所同士が家族のように助け合う習慣が根づく。浅岡さんとは60年の付き合いだという男性(85)は「(浅岡さんが)病院へ行く時、車で送迎し、ご飯も食べさせて弟のようにかわいがった。酒がつきもののカラオケが好きだった」と振り返った。 浅岡さん方の近くに
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200万輪のユリ見頃 袋井・可睡ゆりの園【動画あり】
袋井市久能の「可睡ゆりの園」はこのほど、本年度の営業を開始した。広大な敷地に約150品種200万輪のユリが咲き誇り、訪れた人たちの目を楽しませている。7月2日まで。 南側の斜面には「イエローダイヤモンド」など鮮やかな黄色のユリが植えられ、一面に広がる“黄色いじゅうたん”が来園者を魅了している。北側には赤や白、オレンジなど、さまざまな色の花が咲き並ぶ。園中心部にはアジサイエリアが設けられ、約1万2千株のアジサイとユリの共演も人気を集めている。 同園によると、開花時期は例年より5日ほど遅れたが生育は順調で、すでに見頃を迎えている。期間中、さまざまな品種が順次開花してい
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袋井市 税額通知に誤り
袋井市は5日、2022年分の所得税の確定申告で、ふるさと納税による市県民税の税額控除の適用を申告した市民に対し、誤って控除が適用されていない税額を通知していたと発表した。対象は給与所得からの特別徴収の18人で、控除額は計88万円。 市によると、対象の市民からの通報で発覚した。手書きの確定申告書をデータ化する際、税額控除が課税システムに反映されなかったことに加え、職員によるチェックが不十分だったことが原因だという。既に対象者の勤務先事業所には説明済みで、12日までに更正した課税通知を送付する。その上で23年度初回分(6月分)から正しい税額で徴収する。 市は再発防止策として、複数職員によるチ
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私立中高一貫校 フェアで魅力発信 浜松・えんてつホール
静岡県西部の私立中高一貫校が学校情報や教育の魅力などを発信する「私立中高一貫校合同フェア」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が4日、浜松市中区のえんてつホールで開かれた。 磐田東、浜松学院、浜松開誠館、浜松学芸、西遠女子学園、浜松日体、聖隷クリストファー、浜松修学舎の各校が個別相談ブースを設け、児童や保護者に、英語や数学に注力しているカリキュラムの特色や部活動について紹介した。 袋井市の小学6年の男児(11)は「学校の様子がよく分かった。試験を頑張りたい」と話した。
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袋井市議会 6月定例会開会 16議案上程
袋井市議会6月定例会が5日開会し、会期を29日までの25日間と決めた後、6億4900万円を追加する本年度一般会計補正予算案など16議案を上程した。一般質問は13、14日の2日間で行い、8氏が登壇する予定。
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人気のキッチンカー集結 エコパでフェス 4日まで
静岡県内外の人気キッチンカーが一堂に集結するグルメイベント「エコパキッチンカーフェス2023」(静岡新聞社・静岡放送主催、エコパハウス共催)が3日、袋井市愛野の小笠山総合運動公園で開幕した。約40店舗が出店し、家族連れやカップルなどでにぎわっている。4日まで。 ほっこりダイニングきら(浜松市東区)の「焼津港直送漬けマグロ串カツ」や輝楽(浜松市西区)の「浜松発祥!アイスコルネット」などのご当地グルメに加え、ケバブサンド、ブラジルの豆料理フェイジョアーダといった世界各国の料理を販売するキッチンカーも並ぶ。県外の出店者では、宮城県岩沼市の牛たん利久が人気を集め、来場者が長蛇の列をつくった。 2
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静岡県社会人ゴルフ選手権 127人出場 6日開幕
第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が6、7日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で行われる。予選通過者ら127人が出場予定。2日間36ホールのストロークプレーで争う。 【県社会人ゴルフ選手権大会1日目組み合わせ】 ◇アウト・スタート◇ 7:30 小野 正義 高村 和央 友岡 大介 伊藤 元之 :38 遠藤 太朗 西嶋 輝将 新貝 武士 菊地 展弘 :46 峰田 泰成 桜木 一 山上 玄明 平
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地域住民に防災講話 自衛隊静岡地方協力本部
自衛隊静岡地方協力本部(本部長・武田恭一1等空佐)はこのほど、袋井市豊沢ふれあい会館で開催された第1回ふれあい・いきいきサロン交流会で、防災講話を行った。これは同市社会福祉協議会が主催し、午前と午後それぞれ40人以上が聴講した。 袋井地域事務所の広報官・菊地貴文2等陸曹が講師を務め、災害派遣の仕組みや普段から備えておきたいもの、熱海土石流災害や静岡市清水区の大雨での活動について説明し、自助・共助・公助の役割を伝えた。 参加者は「防災には知識や普段からの訓練が必要で、災害が人ごとではないと強く感じた」「自分の地域の対策はどうなってるのか、身近な問題として捉えることができた」と感想を話してい
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活動功労者や優秀選手を顕彰 袋井市陸協総会 大会最高記録更新者も
袋井市陸上競技協会はこのほど、2023年度の総会を市教育会館で開いた。長年にわたり協会の活動に貢献した役員や指導者、昨年度全国大会で優秀な成績を残した選手を顕彰した。 20年にわたって協会主催の大会の役員として運営、準備などに尽力した大石周平さん(73)、昨年夏の全国高校総体の男子100メートルで8位入賞を果たした銭田瑞生さん(18)ら4人に賞状が贈られた。主催大会の最高記録を更新した小中高生を表彰する「ベスト・トライアル」認定証の授与、本年度の事業計画案や予算案の審議も行われた。 この他の顕彰者とベスト・トライアル認定者は次の通り(所属は当時)。 【顕彰】優秀指導者章 伊藤武郎、杉浦伸幸
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静岡県内の特産品並ぶ 浜松市西区のイオンなど
静岡県内産の農林水産物や加工品、ご当地グルメを販売する「静岡県フェア」が2日、浜松市西区のイオンモール浜松志都呂を主会場に始まった。4日まで。店内の特別催事場に県内の約25事業者がブースを構え、お茶や蜂蜜、ブレンドコーヒー、スイーツなどを販売している。森町のトウモロコシ、袋井市のメロンなどの果物コーナや、生鮮食品売り場では本県の肉や魚をそろえた。観光地などのパネル展示も見られる。 フェアは県とイオンリテール東海カンパニーの包括連携協定の一環。県内7店舗のほか、愛知、岐阜、三重、和歌山県の計64店舗で同時開催し、本県の食の魅力を発信する。
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松崎高陸上3選手 東海大会へ 少人数の部から「全国目指す」 県大会で上位入賞
松崎町桜田の松崎高の陸上競技部の3年生3人が5月の県大会で上位入賞し、6月の東海大会に挑む。同校によると、メンバー21人という少人数の同部から、複数人が同時に東海大会以上の大会に出場するのはまれという。 出場するのは、三段跳びの田所歩武さん(17)、ハンマー投げの真野大地さん(17)、やり投げの山本駿人さん(18)。中学までバレーボール部だったという3人は高校入学後、陸上に打ち込んできた。5月の県大会では全員が自己記録を更新して6位以内入賞を果たす躍進を遂げた。 3人は「さらに記録を更新して全国を目指したい」と口をそろえる。顧問の杉山拓弥教諭(30)は「生徒が一丸となってこつこつ練習に励んで
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シニア植松、攻めて初制覇 ゴルフ静岡県アマシニア選手権
ヤマハカップ第33回県アマチュアゴルフシニア選手権(静岡新聞社・静岡放送、県ゴルフ連盟主催)が1日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース(パー72)で開催された。 シニア(55歳以上、6534ヤード)は植松強(富士チサンCC)が5バーディー、2ボギーの69で初優勝した。3打差の2位は佐々木清士(静岡C浜岡C)。6233ヤードのミッドシニア(65歳以上)は影山敏裕(浜松CC)が75で、グランドシニア(70歳以上)は吉田博史(ミオス菊川CC)が73で優勝した。(同スコアはマッチングカード方式で順位を決定) 各部門の優勝者は11月8、9日に静岡カントリー浜岡コースで開催される県アマチュアゴルフ選
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プロの技術体感 三遠ネオフェニックス選手と児童交流 袋井・三川小
袋井市立三川小で1日、バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の三遠ネオフェニックスによるバスケ教室が開かれた。4年生17人が競技を楽しみながらトップアスリートと交流した。 土屋アリスター時生選手と元選手の鹿毛誠一郎アンバサダーを招き、パスやドリブル、シュートの指導を受けた。土屋選手はシュートを決めるためのポイントとして「狙いを定めること」とアドバイスを送った。児童は2人からボールを奪うゲームなどにも挑戦し、プロの技術を体感した。 地元のミニバスケットボールチームに所属している西原悠結君(9)は「大きくてシュートを打てなかった。僕もあんな選手になりたい」と目を輝かせた。 愛知県東三河と
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難病一人で悩まないで SLE患者・家族会「浜松S―FA」設立20年
発熱や全身の倦怠(けんたい)感などを引き起こす原因不明の自己免疫疾患「全身性エリテマトーデス(SLE)」について、県西部などの患者や家族らでつくる「浜松S―FA(エスファ)」が今春、設立20周年を迎えた。当事者同士の交流会や専門医らによる講演を続け、難病と向き合いながら生きる人たちの支えになっている。6月4日には浜松市内で記念式典を開く。会員らは「一人で抱え込んで悩まず、生活を有意義にしていきたい」と活動に励む。 「あちこちに関節痛のような痛みがあり、ベッドから起き上がるのも苦痛だった」。同会に初期から加わる中心メンバーで事務局を務める同市中区の池田初美さん(58)は20年前の発症時を思い
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袋井強盗致傷主導 被告が一部否認 地裁浜松支部初公判
袋井市の知人男性宅に仲間を連れて侵入して暴行を加え、現金などを脅し取ったとして強盗致傷と住居侵入の罪に問われた指定暴力団稲川会系組員の無職の男(55)=神奈川県横須賀市=の裁判員裁判初公判が31日、静岡地裁浜松支部(大村泰平裁判長)で開かれた。被告は「最初は金品を盗むつもりはなかった」と計画性を含め起訴内容を一部否認した。 検察は冒頭陳述で、被告は男性が被告の会社の金を着服したと考え、仲間2人を連れて主導的に犯行に及んだと説明。金づちや粘着テープを持参していたことなどから、「現金を奪う意思があった」と指摘した。弁護側は、被告が金品を奪おうと思ったのは暴行の後だとして、強盗致傷罪は成立しない
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4市町の期成同盟会発足 太田川治水対策 加速要望へ
袋井、磐田、掛川、森の太田川流域4市町でつくる「太田川水系治水対策推進期成同盟会」が30日、発足した。関係機関に対して太田川の治水安全度を高めるための整備や計画の更新などを要望し、各自治体が実施する河川愛護や活用など関連施策についての情報交換の場としても活用する。 流域市町で床上床下浸水や護岸崩壊などの被害が相次いだ昨秋の台風15号をはじめ近年の豪雨災害の頻発化、激甚化に伴い、太田川を管理する県と流域治水の政策を進める国に治水対策事業の加速化を求める組織が必要として、発足へ調整を進めてきた。水防活動や河川改良事業の促進に取り組んだ「太田川原野谷川治水水防組合」を前身とし、流域の総合的な治水
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5日から6月定例会 袋井市議会議運
袋井市議会は29日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を6月5日から29日までの25日間と決めた。市内の保育所やこども園、小中学校などの給食費の補助事業費を含む6億4900万円を追加する本年度一般会計補正予算案など16議案を審議する。一般質問は13~15日に行う予定。
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人材育成に民間の視点 袋井市「未来職員創作アドバイザー」創設
袋井市は26日、人材育成基本方針の見直しに向けて「袋井未来職員創作アドバイザー」を創設し、東京都大田区の会社員南郷佑奈さん(35)を任命した。同市では初めての試みで、民間の視点を取り入れ、未来志向の人材育成の考え方を基本方針に盛り込む。 南郷さんは旧豊岡村(現在の磐田市)出身で静岡大を卒業後、民間企業で地方自治体、中央省庁を中心にITツールを活用した働き方改革などに取り組む。任期は半年間で、週1回程度の人事担当職員とのミーティングなどを通じ、人材育成基本方針の骨子策定に向けてアドバイスする。 アドバイザーは公募で選ばれ、連携協定を結ぶアナザーワークス(東京都渋谷区)が展開する、人材と企業
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クラウンメロンの中にケーキ パティスリー季季(袋井市)【静岡ものづくり最前線】
遠州地方が誇る特産品クラウンメロンを丸ごと使用したぜいたくなスイーツ。メロンそのものの外観に、中身は果肉とスポンジ、生クリーム、季節の果物で層を重ねた。素材の味を生かした逸品は、高貴な香りと甘みが口中に広がるという。 地元特産を生かした看板商品の開発を検討していた洋菓子店「パティスリー季季」の渡辺有希子オーナーが、なじみの客の要望を受けて開発した。切り分けるとケーキが出てくる見た目のインパクトも特徴の一つだ。 注文の都度、メロンを仕入れて追熟させ、一玉一玉丹精込めて作る。誕生日ケーキや贈答品などとして毎月注文があるという。今年3月には袋井商工会議所推奨品プレミアムの認定を受けた。今後、市
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静岡県人口356万460人 5月1日現在 11カ月連続減、社会動態は増
静岡県がこのほど公表した5月1日現在の推計人口は356万460人で前月と比べ792人減少した。推計人口の減少は11カ月連続。社会動態は3カ月ぶりに転入者が転出者を上回る社会増となった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数から引いた社会動態は1203人増(転入1万7151人、転出1万5948人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は1995人減(出生1510人、死亡3505人)だった。 市町別で人口が増加したのは9市町で、長泉町は95人増、袋井市90人増、掛川市89人増だった。199人減の磐田市をはじめ、焼津市156人減、島田市127人減など24市町で減少した。
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タカラ・エムシー 袋井に新業態スーパー 25日に開業
食品スーパーのフードマーケットマムを運営するタカラ・エムシー(静岡市駿河区)は25日、在庫回転日数を短縮して生鮮食品の鮮度を追求する新業態店「超タカラ屋」を袋井市内に開業する。物価や水道光熱費が高騰する中、営業時間短縮などの経費削減に取り組み、商品価格を抑える。子育てやローンなどの出費が多い30~40代の現役世代の需要取り込みを狙う。 売り場面積は約千平方メートルと「マム」の中規模店並みで、約150台分の駐車場を確保し、定休日(毎週月曜)を除く各日午前9時~午後7時に営業する。 葉物野菜や精肉、鮮魚の在庫量を既存店の約半分に減らし、保管やロスで生じる費用を抑制。定休日までに在庫を一掃し、
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男子モーグル杉本選手 出身地袋井で抱負 26年冬季五輪へ手応え
北京冬季五輪フリースタイルスキー男子モーグル日本代表の杉本幸祐さん(28)=袋井市出身=が22日、市役所に大場規之市長を訪ね、2022~23年シーズンの活動を報告した。自身が集大成と位置づける26年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて「良いスタートが切れた」と手応えを口にし、来季以降のさらなる飛躍を誓った。 杉本さんは昨季、2年に1度の世界選手権とワールドカップ(W杯)の計14戦に出場し、最高成績は世界選手権8位、W杯6位だった。「我慢のシーズン」を掲げ、高難度ジャンプの完成度向上などの課題と向き合いながら、目標としてきた世界ランキング8位以内を確保した。オフシーズンの現在は新たに
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茶況(5月22日)県産二茶は今週初荷 静岡市中
静岡市中に25日ごろ、早場所から県産二茶の初荷が届く。今週から月末にかけて稼働工場が増える見通しで、あっせん業者は「減産した前年より引き合いが見込める」と話す。 最終盤の県産一茶は、富士のかぶせが1000円台前半で成立した。県外産種子島二茶の中心値は600円台で推移している。 ◇ 静岡茶市場に23日、鹿児島県本土物二茶が知覧から入荷する予定。市中問屋は「水色の良い品の手当てを進める」と語る。 ◇鹿児島県茶市場(キロ・円) ▽煎茶上場 21, 251キロ 2, 599~209(平均581) 藤枝 藤枝市岡部町の「玉露の里」でこのほど、朝比奈玉露を使ったコロッ
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院長「新しいことに挑戦」 掛川、袋井 両市議会研修会で講演 中東遠総合医療センター開院10年
掛川と袋井の両市議会は19日、開院10周年を迎えた中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)で研修会を開いた。同センターの宮地正彦院長が医師育成の強化や救急科の復活、がん拠点病院の指定など10年間の歩みを報告し「これまでは他の病院に追い付き、統合のモデルケースになることが目標だった。これからは新しいことにどんどん挑戦していく」と強調した。 宮地院長は心臓外科の開設やエコパスタジアムと連携してスポーツ障害の予防と治療を手がける「スポーツ医療センター」の設置などの計画を明らかにした。「夢を実現するためにはまず口に出すこと」と述べ、うつ症状の早期対応を切り口にした「自殺者ゼロ」、出産環境の向上による
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育児の孤独埋めるのは地域、恩恵受けない人の不満も理解を... どうする少子化 国と地方ができることとは④キュレーター・読者の意見【賛否万論】
国の少子化対策はかれこれ約30年に及びます。直近の関連予算は6.1兆円とここ10年でほぼ倍増した一方、年間の出生数は80万人を割り込み、過去最低となりました。政策効果が十分でないことは明らかで、手詰まり感が漂います。「賛否万論」では前回まで3週にわたり、政府が公表した対策の試案や地方自治体の参考事例、本県の実情を考えました。キュレーターや読者の意見を紹介します。 キュレーター 寺子屋たっちゃんさん(静岡市) 私学教育に携わり50年超の人情家。「人は多士済々」。ことし後期高齢者となる。 今回のテーマは国家、国民の一大事だと思います。各論として、こんな手がある、あんな手はどうだと考えても
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家康題材の時代劇上演 劇団静岡県史 迫力の殺陣シーンも 21日、袋井・月見の里学遊館
劇団静岡県史(菊川市)は21日、徳川家康が題材の時代劇「家康の味方ケ原戦」を袋井市月見の里学遊館で公演する。主宰で脚本・演出の松尾朋虎さん(51)や団員が16日、市役所に大場規之市長を訪ね、本番に向けて意気込みを語った。 「家康の味方ケ原戦」は現在の浜松市で家康が武田軍に大敗した三方ケ原の戦いを軸に、家康の生い立ちや家臣との絆を描いた。殺陣のシーンも盛り込まれ、迫力のある内容に仕上がっているという。 家臣の一人である本多正重を演じる小川千脩さん(12)=袋井中1年=、本多忠勝役の赤堀愁さん(23)、家康のおじにあたる水野信元役の藤森美香さん(43)が見どころなどを紹介した。地元では初の舞
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静岡ガス 袋井で営農型発電 静岡県内最大級、ソバ栽培
静岡ガスは、農地の上に太陽光パネルを設置して発電する営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の普及に力を入れている。袋井市で16日、営農型で県内最大規模という発電容量1980キロワット、面積2万5千平方メートルの新施設を開所した。小規模を含め県内10カ所目。地域の再エネ拠点を増やしつつ、耕作放棄地など優良農地ではない土地の有効活用を目指す。 同市岡崎の新施設では、静岡ガス子会社の静岡ガス&パワーが発電事業を運営し、年間発電量は標準家庭約800世帯の年間使用量相当の約240万キロワット時を想定する。 農業生産法人の鈴生(静岡市)が年間収量約1・2トンのソバを生産する計画で、年内に初収穫を予
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袋井市議会、議長に鈴木氏 副議長は佐野氏
袋井市議会は15日の臨時会で正副議長選を行い、議長に鈴木弘睦氏(52)=自民公明クラブ=、副議長に佐野武次氏(68)=同=をそれぞれ選出した。 鈴木弘睦氏(すずき・ひろちか)衣料品小売業。3期。上山梨 佐野武次氏(さの・たけじ)[元]市職員。2期。東同笠
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常任委構成決まる 袋井市議会臨時会
袋井市議会は15日、臨時会を開き、鈴木一吉教育長を再任したほか、教育委員に吉田陽子氏(42)=可睡の杜=、議会選出の監査委員に寺田守市議をそれぞれ新任する人事案や1億300万円を追加した本年度一般会計補正予算案の専決処分など12議案を同意、承認、可決した。常任委員会の新たな構成も決めた。 各委員会の正副委員長は次の通り(正副順)。 総務 高木清隆、立石泰広▽民生文教 近藤正美、村松和幸▽建設経済 村井勝彦、安間亨▽議会運営 大庭通嘉、太田裕介
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団員ら創立40周年祝う 袋井・浅羽フットボールクラブAres
袋井市の浅羽中校区を拠点とする小学生サッカーチーム「浅羽フットボールクラブAres(アレス)」の創立40周年式典が13日、同市の浅羽西コミュニティセンターで開かれた。現役団員や卒団生ら約120人が節目を祝った。 式典では地元の笠原、浅羽南、浅羽北、浅羽東の4小学校にサッカーボールとボール入れを寄贈。代表して浅羽北小の速水二葉校長に鈴木一秋事務局長から目録を手渡した。キャプテンの樺山愛資君(11)は「記念の年にプレーできることを光栄に思う。周囲の応援に感謝して頑張りたい」と決意表明した。 同クラブは旧浅羽町で初の少年サッカーチームとして発足し、卒団生は約600人に上る。現在1~6年生65人
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浜岡停止12年 原子力政策転換、賛否分かれる 11首長静岡新聞社アンケート 「国策」理由、無回答も
政府要請で中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)が全炉停止してから14日で12年を迎えた。国は東京電力福島第1原発事故以来の原子力政策を転換し、国会では60年を超えての運転を可能にする束ね法案「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法案」の審議が進む。静岡新聞社は浜岡原発から半径31キロ圏11市町の首長を対象にアンケートを実施し、原子力政策転換についての意見を聞いた。「急転換」「やむを得ない」。長期運転のリスクやエネルギー、環境問題などを背景に賛否が分かれた一方で、「国策」を理由に無回答の市町もあった。 掛川、袋井、磐田、森の4市町は「あまり理解できない
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静岡人インタビュー「この人」 プロジェクションマッピング企画の発案者 永井駿矢さん(袋井市)
袋井高パソコン部による、法多山尊永寺でのプロジェクションマッピングを企画立案した。プロジェクトリーダーとして部員をまとめ、約10カ月間かけて「袋井の四季」をテーマにした映像作品を完成させた。4月9日の本番には2千人以上の観覧客が訪れた。同部副部長。17歳。 -企画を終えての感想は。 「達成感と安堵(あんど)感が大きい。これだけの作品を完成できた、やり遂げたという気持ち。発案者だが、部として初挑戦だったので、本当にできるのか不安もあった。無事成功してホッとしている。最初は部員からも『できるわけない』という意見があったが、最後は全員笑顔で終えられて良かった」 -提案した理由は。 「花火大
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亡き父が借金? 私宛てに訴状届く 心当たりなくても放置せず対応を【くらしの法律相談室】
問 昨年亡くなった父にお金を貸していたという人から、裁判所を通じて、私宛ての訴状が届きました。父は絶対に借金をするような人ではないので、放っておいてよいですか。もし弁護士に対応を依頼した場合、請求が退けられたら、弁護士費用を相手に請求できますか。(袋井市、60歳嘱託社員) 答 仮にあなたがお父さまの相続を放棄していた場合、あなたは初めから相続人とならなかったとみなされますから、相続放棄がされていないことを前提にお答えします。 今回の提訴は、あなたからすれば理由がないということですが、そうであっても、何の対応もしないことは避けるべきです。というのも、訴訟の当事者が、訴訟で相手の主張した事
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災害時の調理や配送確認 聖隷袋井市民病院と市が訓練
袋井市と市立聖隷袋井市民病院は9日、大規模災害に備えた炊き出し訓練などを同病院で実施した。医療スタッフや市職員ら計20人が参加し、災害時の調理や食事配送に必要な人員、時間などを確認した。 県西部で震度7の地震が発生したとの想定。病院の調理師が炊き出し用のガスこんろと炊飯器で30人分のご飯と豚汁を作った。病棟への食事の配送・配膳訓練も実施し、効率的に食事を提供する方法を検討した。 同病院では災害時を想定した訓練を定期的に実施している。防災委員会の事務局を務めるリハビリテーション室の豊田貴信室長は「訓練を通じて実際に必要な人員や時間がイメージできた。有事の際に適切に行動できる態勢を構築してい
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遠州の自然ゆるゆる満喫 自転車旅「ガイドライド」 全6コース160人参加【しずおかアウトドアファン】
野外で風を切る気持ち良さが、自転車の醍醐味[だいごみ]だ。せっかくならいつもと違う土地を走ってみたい-。そんな望みをかなえる「ゆるゆる遠州ガイドライド」(実行委主催)が4月22、23の両日、中東遠地域で開かれた。掛川市役所を起点・終点とする全6コースに、静岡県内外から延べ計約160人が参加。地元サイクリストの案内で、自転車ならではの旅を満喫した。 茶畑から海岸まで 中東遠地域の多彩な姿に出合える走行距離55キロのコースが、「東海道どまん中の新緑輝く茶畑と遠州灘海岸を巡る自転車旅」。アップダウンが比較的少なく、初・中級者向けという。 午前8時半過ぎにスタート。参加
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ナタリヤさん ウクライナ代表「名誉」 7人制ラグビー「アザレア」選手 袋井市長に欧州選手権抱負
エコパに拠点を置く女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」の所属選手でウクライナ出身のナタリヤ・コザチュクさんが、欧州選手権大会に出場する同国代表に選ばれた。ナタリヤさんが9日、袋井市役所に大場規之市長を訪ね、国際舞台への意気込みを語った。 ナタリヤさんは昨年8月に加入し、プロップとして活躍している。野毛伸子監督と市役所を訪問したナタリヤさんは「母国の代表に選ばれたことは名誉なこと。試合が楽しみ」と述べ、大会後にはウクライナに一時帰国することも明らかにした。 大場市長は「大変な状況を乗り越えての代表入りは本当に喜ばしい。袋井市として活躍を願っている」と激励した。 欧州選手権大会は6~7月
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ふくろい花火復活「間近で楽しめる」前面 ポスター、動画でPR
袋井市で7月29日に4年ぶりに開催される「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の機運醸成に向け、実行委員会が公式ポスターとPR動画を制作した。国内有数の花火大会の盛り上げに活用する。 動画は約30秒で、過去の花火の映像とともに4年ぶりの開催をPRする内容。実行委のホームページなどで公開する。ポスターはアピールポイントの一つである「間近で楽しめる花火」を前面に押し出した。市内公共施設や商業施設、県内主要駅などに配布予定。 今大会は交流サイト(SNS)を通じた発信力強化にも努めている。実行委担当者は「ポスターや動画をはじめ、さまざまな情報
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ふくろい遠州の花火7月29日開催決定 4年ぶり、静岡県内最大級
袋井市の夏の風物詩「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が7月29日午後7時半から、同市の原野谷川親水公園で開催されることが8日までに正式に決まった。新型コロナウイルス禍を乗り越え、静岡県内最大級の花火大会が4年ぶりに復活する。 「全国から花火名人が再集結!ふくろい遠州の花火に再点火!」をテーマに、日本煙火芸術協会から選抜された10人を招いた。最高峰の競技会でも認められた技術を披露する。 過去3年間はコロナ禍で安全対策が難しいなどとして開催を見送り、代替イベントを実施してきた。今年はプログラムを見直して開催時間を30分短縮する一方、3
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袋井市 絵本事業で大臣賞 全国審査、川根本町広報紙は入選1席
2023年全国広報コンクール(日本広報協会主催)の総合審査会の結果がこのほど発表され、広報企画部門の部門最高賞となる総務大臣賞に袋井市の「クラウンメロンを題材とした創作絵本事業」が輝いた。広報紙町村部門では、川根本町の「広報かわねほんちょう2022年3月号」が総務大臣賞に次ぐ入選1席に入った。表彰式は6月に栃木市内で行われる。 袋井市の創作絵本は、クラウンメロンの栽培開始100周年を記念した事業。応募作品102点から選ばれた絵本「おうさまのメロンはどこへいった?」が製作された。王様のせりふにクラウンメロンの特徴が盛り込まれ、子どもから大人まで歴史を学びながら楽しめる。 川根本町の「広報か
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女子ソフト 静岡県選抜主将 伊藤さん(袋井中)全国V報告
都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会に本県選抜として出場し、初優勝に貢献した袋井市立袋井中3年の伊藤百星さん(14)がこのほど、市役所に大場規之市長を訪ね、優勝の喜びを報告した。 大会は3月に千葉県で開かれ、48チームが参加。伊藤さんの選抜入りは21年度に続いて2年連続。今大会は主将を務め、全試合に1番キャッチャーで出場した。4人の投手陣を巧みなリードで引っ張り、6試合でわずか5失点の堅守のチームで要を担った。 伊藤さんは前回大会で初戦敗退だったことにも触れ「先輩たちの悔しさを晴らすことができてよかった」と振り返った。ソフトボール部では投手にも挑戦中で、夏の大会に向けて練習に励ん
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好きな情景 ソナタに 浜松で「音の郵便屋さん」
静岡県西部の作曲家兼演奏家2人で組むユニット「音の郵便屋さん」の演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松音楽工房ホールで開かれた。メンバーそれぞれが「好きな情景」をテーマに作曲したフルートソナタを初披露した。 ユニットはフルート奏者の山崎景さん(29)=袋井市出身=とピアニストの川村菜穂子さん(33)=浜松市在住=が2016年に結成した。毎年の演奏会で新曲を発表している。 山崎さんは「ステージから見える風景」を掲げ、観客の笑顔や舞台上の緊張感を表現した「憧憬(しょうけい)」を作曲。川村さんはジャズや国際ピアノコンクールといった浜松の音楽イベントや、ストリ
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豊田ク(磐田)初優勝 JA学童軟式野球
第11回JAときめき旗学童軟式野球大会(JA遠州中央主催)はこのほど、磐田市鎌田の磐田兎山公園野球場で準決勝と決勝を行った。決勝戦は豊田クラブスポーツ少年団(同市)が中泉クラブスポーツ少年団(同市)との接戦を7-5で制し、初優勝を果たした。 豊田クは決勝戦で足を絡めた攻撃で得点を重ねた。同点で迎えた最終回には打線がつながって2点を追加し、中泉クを突き放した。3位には笠原スポーツ少年団(袋井市)と袋井東少年野球クラブ(同)が入った。 同大会は4月29日に開幕し、同JA管内の磐田、袋井の両市、浜松市天竜区、森町からの22チームがトーナメント戦を繰り広げた。
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児童 内輪差や死角学ぶ 遠州トラック 浜松・気賀小で教室
浜松市北区細江町の気賀小はこのほど、全校児童約520人を対象にした交通安全教室を同校で開いた。遠州トラック(袋井市)の担当者が講師を務めた。 子どもたちは、同社の4トントラックを使用した実験を通じて、自転車とトラックの制動距離の違いや内輪差、死角について学んだ。担当者は「交差点では道路にはみ出さず、少し下がった位置で待ちましょう」などと注意を呼びかけた。 1、2年生は、横断歩道の渡り方も学んだ。4年の荒川優心さん(9)は「車からは見えない場所があると知った。これから気を付けたい」と話した。
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スクラッチ画の空や海40点並ぶ 静岡市葵区、7日まで
袋井市のスクラッチ画家、彩音ちなさんの個展が7日まで、静岡市葵区のギャラリー十夢で開かれている。 青を基調に、空や海などをモチーフにした約40点が並ぶ。音楽活動をしていた亡き友人の楽曲をイメージして描いた淡水魚「ピラルクー」の作品や、手を取り合って歩む夫婦の様子を表現した絵画が注目を集めている。 スクラッチ画は、あらかじめ下塗りした色の上に異なる色を塗り重ねた後、表面を削り取ることで下の色を出して制作する。二層の色が重なり合い、「立体感のある作品に仕上がる」(彩音さん)という。
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4部門16花壇の管理者ら表彰 袋井で花いっぱいコンクール
花壇のデザインや管理状態、周辺との調和などを審査する「袋井市花いっぱいコンクール」(袋井市、花咲くふくろい推進協議会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、市役所で開かれた。入賞した16の花壇を手がけた個人、団体に大場規之市長らが賞状を手渡した。 4部門で審査が行われ、地域団体の部は友永花の会が2年連続で最優秀賞に輝き、学校・企業・施設の部は浅羽中、個人の部は田中清美さん(大野)がそれぞれ選ばれた。最優秀賞を3度受賞した個人団体が対象の名人位の部は片桐篤子さん(友永)が2年連続での最優秀賞となった。 花と緑にあふれたまちづくりの推進を目指して開催していて、33回目。応募のあった2
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GWにぎわい“日常”へ 静岡県内客足、コロナ禍前並みも
最大9連休となるゴールデンウイーク(GW)は3日、折り返しを迎えた。連休明けに新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行することもあり、県内の行楽地には多くの人々が詰めかけ、“日常”を取り戻したようなにぎわいを見せた。交通は新東名高速道で渋滞が発生し、東海道新幹線は乗車率が100%を超えるなど混雑した。 三島市の観光大つり橋「三島スカイウオーク」は、6日まで限定の午前6時半のオープンから多くの観光客でにぎわった。8時過ぎには400台収容の敷地内駐車場が満車に。多くの家族連れやグループが富士山を背景に写真撮影などを楽しんだ。つり橋を運営するフジコーによると
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袋井の創作絵本「おうさまのメロンはどこへいった?」 初の大臣賞 全国広報コンクール
袋井市が手がけた創作絵本「おうさまのメロンはどこへいった?」が、2023年の全国広報コンクール(日本広報協会主催)広報企画部門で最高位の特選に選ばれ、総務大臣賞を受賞した。全国各地から集まった広報企画のアイデアなどを競う審査会で、同市では初の快挙。市は受賞を契機にさらなる情報発信へとつなげるとしている。 同部門には68点の応募があり、静岡県内自治体では唯一の入賞だった。「おうさまの-」は地域資源を生かしたPR事業の一環で、2021年に生産開始100周年の節目を迎えた特産のクラウンメロンを題材とした絵本の募集企画から誕生した。市内外から寄せられた100点以上の作品の中から最優秀賞に輝き、現在
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袋井高生 茶摘みに汗 勤労体験で地元産業に理解
袋井高(袋井市)はこのほど、茶摘み勤労体験実習を同市内で実施した。2、3年生約510人が同校南側に隣接する茶園に入り、摘採作業に取り組んだ。 新茶シーズンに合わせ、地元産業に対する理解を深めてもらおうと毎年開催していて、今年で41回目。近所の茶問屋「お茶の宝玉園」の寺田直樹代表から指導を受け、一芯三葉から一芯四葉の要領で丁寧に摘み取っていった。収穫した茶葉は同社で製茶し、生徒や来校者、近隣住民らに配布する予定。 茶摘み体験は初めてという2年の久保田実雅さん(16)は「色がきれいでおいしそうな茶葉を選んで摘んだ。頑張って収穫したので、飲むのが楽しみ」と話した。
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袋井市「5330運動実行宣言」開始 意識啓発図り、ごみ削減加速
袋井市は1日、「ふくろい5330(ごみさんまる)運動実行宣言キャンペーン」を開始した。2030年度までに家庭から出る可燃ごみの量30%減を目指すふくろい5330運動の一環。市民の意識啓発を図ることで、オール袋井でごみの削減を推進する。 宣言者は雑紙のリサイクル、プラスチック製容器包装の分別、生ごみの削減の中から実行項目を選択。後日、市が取り組み内容に関するアンケートを実施し、施策の参考にする。宣言者全員に雑紙を再利用したトイレットペーパーを贈る。 市によると、22年度の家庭系可燃ごみの排出量は1万5736トンで、基準とする16~20年の平均値から8%減。担当者は「継続的な施策でさらなる削減に
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社説(5月1日)ブックスタート 地道な取り組み評価を
赤ちゃんと親に絵本と読み聞かせ体験をプレゼントする「ブックスタート」が日本で始まって20年以上になる。この事業は、図書館職員、保健師など異分野の専門家が横連携し、全ての赤ちゃんを対象にしている特徴がある。 政府は少子化対策に「異次元」をうたうが、社会教育と母子保健が車の両輪になった「こどもまんなか」の地道な実践を改めて評価すべきだ。 ブックスタートは1992年に英国で始まり、日本には「子ども読書年」(2000年)を機に導入された。NPOブックスタート(東京)によると、全国の約6割の市区町村がブックスタートを行い、絵本配布など類似事業も含めると約8割が実施している。静岡県内もほぼ全ての市町
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静岡陸上界 盛り上げへ号砲 同学年リレー、応援や解説も 静岡国際で高瀬さん企画
陸上男子短距離で五輪2大会に出場し、2021年に引退した高瀬慧さん(34)=静岡西高出=が、静岡県陸上界を盛り上げようと活動を始めた。3日にエコパスタジアムで開かれる第38回静岡国際陸上競技大会の1600メートルリレー(オープン種目)に、同学年のライバルだった地元選手らとチームをつくってエントリー。スタンドでは「応援隊」を組み、陸上競技の新たな楽しみ方を提案する。 高瀬さんは男子100メートル、200メートルの両種目で日本選手権を制すなど活躍。現在は富士通の広報IR室で働きながら、各地で教室を開いて小中学生らの指導に当たる。今回は小学生の頃から親しんできた静岡国際陸上大会の面白さを発信しよ
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SSクラスで漢那さん優勝 日将連浜松4月大会 浜松
日本将棋連盟浜松支部の4月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。84人が参加し、最強のSSクラスで漢那憲祐さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①漢那憲祐(東区)②鈴木佑一(中区)③赤羽優太(東区)▽S ①早津徳文(南区)②野中力也(中区)③落合雅巳(菊川市)▽A ①澤田真一郎(袋井市)②高林功(東区)③古田海(袋井市)▽B ①中村敏男(南区)②木下信雄(掛川市)③榊原寛(西区)▽C ①橋本樹(浜北区)②高橋光亮(掛川市)③鈴木千顕(中区)
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新緑の法多山楽しんで 袋井
法多山尊永寺(袋井市豊沢)で29日、新緑の季節を迎えた境内を散策しながら楽しめる「わくわく新緑まつり」が開幕した。なぞなぞラリーをはじめ、家族向けのイベントを多数用意している。5月7日まで。 5カ所に設けられたなぞなぞを解いてキーワードを集めると、限定品の「いちごミルクだんご」などがもらえる。初日から100組以上の参加があるという。持仏堂の天井画「百蟲図(ひゃくちゅうず)」の一般公開や親子写生大会の入賞作品の展示が行われているほか、大型連休限定の御朱印も用意している。 境内に植えられた約1000本の「青葉モミジ」の見頃に合わせ毎年開催している。3~5日は飲食店、雑貨屋などが出店し、ステージパ
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がん検診日程確定 はがきに誤記載 袋井市、24日発送分
袋井市は28日、市が実施するがん検診で、今月24日発送分の健診日程確定はがきの記載内容に誤りがあったと発表した。 市によると、対象は5月10日~6月15日に予約が確定した197人。会場と検診名が誤っていて、当事者からの問い合わせで発覚した。データ入力時の作業ミスとチェック体制の不備が原因とみられる。 当事者には謝罪と説明を行った上で正しい会場、検診名を記載したはがきを送付する。市は再発防止に向け、委託健診機関の聖隷福祉事業団に対して業務体制の見直しなどを指示した。
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成長願い スイスイ72匹 袋井・諸井里山でこいのぼり
袋井市の諸井里山で28日、恒例のこいのぼりの掲揚が始まった。色とりどりの72匹が青空の下、悠々と泳いでいる。5月6日の午前中まで。 同所の維持管理などに取り組む「諸井里山の会」が里山の活性化事業の一環で、20年前に始めた。家庭で眠っていたこいのぼりを活用している。現在では初夏の風物詩として地元で親しまれ、家族連れや小学生、幼稚園児らが見物に訪れるという。 戸塚安雄会長(85)は「子どもの成長やコロナ収束などを願って掲げている。毎年地域の皆さんが楽しみにしてくれているので、今後も続けたい」と話した。
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クラウンメロン 桑原さん(袋井)優等賞 若手品評会
クラウンメロンの若手生産者を対象とした品評会(県温室農業協同組合クラウンメロン支所青年部主催)がこのほど、袋井市小山の同支所で開かれた。最高の優等賞は桑原滉大さん(同市)が輝いた。 袋井、浜松、磐田、掛川、森の5市町に住む36歳以下の生産者18人が参加し、6玉一組で出品した。市場関係者や栽培指導部門の生産者らが審査員を務め、外観のそろいや香り、味わいなどを確認した。桑原さんのメロンは外観、内容ともに高い評価を受け、初の最高賞獲得となった。 クラウンメロンの品質向上、生産者の育成などを目的とし、29回目。同支所によると、今年は天候に恵まれ、例年以上に味の良いメロンが期待できるという。 その他の
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“王国復権”指導者から 古賀氏(清水東高出)育成に奔走 静岡県サッカー協FAコーチ
静岡県サッカー協会の技術担当責任者(FAコーチ)に本年度から就任した古賀琢磨氏(53)=清水東高出=が精力的に活動を始めた。「サッカーが好きになるよう長所見つけ伸ばして」。県内各地を回って現状把握に努めながら各年代男女の指導者育成に尽力し、王国復権を目指す。 「ボールを持ってる時、ない時、奪った時、失った時。四つの局面で何をすべきか意識して」。4月下旬に袋井市のエコパ補助競技場などで行ったB級コーチ養成講習会の初日。古賀氏はゲーム形式の実技を行う受講生に呼びかけた。 県内全域から集まったのは20~40代のC級ライセンスを持つ指導者24人。年内に11日間の予定で座学と実技講習を行い、「質高
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低所得世帯支援金 児童1人に5万円 袋井市、物価高騰対策
袋井市は物価高騰対策の一環として、低所得の子育て世帯へ児童1人当たり5万円の生活支援特別給付金を支給すると発表した。 国の方針に基づく対応で、事業費には交付金を活用する。対象は児童扶養手当受給者ら低所得のひとり親世帯や住民税が非課税の子育て世帯など。しあわせ推進課によると、約1200世帯となる見込み。 2023年3月分の児童扶養手当の受給者は申請が不要で、5月30日に支払い予定。それ以外の22年度住民税非課税の子育て世帯は6月末を予定している。直近で収入が減少した世帯などは6月から申請受け付けを開始する方針。 市は迅速な給付に向け、専決処分による補正予算で対応。来月開かれる市議会臨時会で報告
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袋井市 待機児童ゼロ 2年連続 環境づくり推進
袋井市の大場規之市長は24日の定例記者会見で、国が定義する保育所等利用待機児童数について、2023年4月1日現在で0人だったと発表した。待機児童ゼロは2年連続。子ども未来課の担当者は「引き続き、安心して子どもを産み育てられる環境づくりを推進していく」としている。 市は本年度、公立認定こども園3園の保育部定員増、認証保育所の認可保育所への移行などを通じて22年度から利用定員を97人拡大。2224人の定員を確保した。今後も保育ニーズや年度内の入所増減の状況を踏まえ、必要に応じて定員拡大を検討するという。 国の定義に該当しない潜在的待機児童は69人で、多くが特定園を希望しているという。大場市長は「
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中学生に走り方指導 袋井 五輪出場高瀬さん講師
袋井市のトップアスリート交流事業が22日、同市のエコパスタジアムで開かれた。ロンドン、リオデジャネイロ五輪の陸上日本代表の高瀬慧さん(34)=静岡市出身=らを招き、袋井市と森町の陸上競技部に所属する中学生120人が正しい走り方などを学んだ。 高瀬さんは走りの姿勢づくりのトレーニングや、最後までスピードを維持する技術を指導。参加者からスタートのポイントを問われると「45度の角度(の姿勢)を意識」「体ごと前に出る」「股関節を伸ばす」の3点を挙げた。県西部で走り方を指導する「SPRINT ACADEMY SHIZUOKA(スプリント・アカデミー・シズオカ)」の川瀬聡一朗コーチも講師を務めた。 袋井
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わいせつ疑いの男性教諭不起訴 静岡地検浜松支部
静岡地検浜松支部は21日までに、強制わいせつと富山県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕、送検された袋井市の男性教諭(28)を不起訴処分にした。20日付。理由を明らかにしていない。 男性は2022年、県西部と富山県内で、それぞれ10代の女性に対してわいせつな行為をしたとして23年1月に逮捕、3月に再逮捕された。
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白葉「きら香」初摘み 黄金の輝き 袋井 “幻の茶”生育順調
一番茶のみ白い新芽を伸ばす希少品種で、幻の茶とも称される白葉茶「きら香」の初摘みが20日、袋井市岡崎の茶園で行われた。生産する竹内清美さん(75)が黄金色に輝く生葉約80キロを刈り取った。 きら香はやぶきたの突然変異種で、1989年に竹内さんが発見した。挿し木を繰り返して少しずつ生産量を増やし、2006年に農林水産省から品種登録を受けた。現在は市内の計約3000平方メートルの茶園でのみ栽培されている。特性として白い芽を出す品種は全国的にも珍しく、やぶきたと比べてアミノ酸が豊富で濃厚な甘みやうまみが特徴。味を引き立たせるために40~50度の少なめの湯で入れる飲み方がおすすめという。 竹内さんに
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早春のエコパ周辺 油彩や水彩で 袋井 SBS学苑受講生が作品展
SBS学苑講師を務める洋画家西谷之男さんのスケッチ講座に参加した受講生の作品展が5月18日まで、袋井市愛野のエコパスタジアムで開かれている。早春のスタジアム周辺を描いた油彩画と水彩画18点を展示している。 いずれも2月28日に実施した苑外講座で描かれた作品。22人が敷地内のビオトープなどでスケッチした。「さくらが見える遊歩道」「早春のエコパ」など咲き始めた桜を効果的に配置した力作が並び、来場者の関心を集めている。
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袋井市、既往歴に誤り がん検診個人票
袋井市は18日、市が実施するがん検診の健康診断個人票の一部記載に誤りがあったと発表した。この件で個人情報の漏えいは生じていないとしている。 市によると、昨年9月29日に検診を受診した97人の個人票のデータに誤った既往歴が入力されていた。このうち、本年度の検診を申し込んだ94人に個人票を送り、当事者から「自分の既往歴ではないものが記載されている」と問い合わせがあった。データ処理を行う際の作業ミスが原因とみられる。 94人には電話や訪問で謝罪と経過説明を行い、正しい既往歴の個人票を発送済みという。市は委託健診機関の聖隷福祉事業団に対して、原因を再検証し、マニュアルの作成や複数人による確認などの再
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浜松市中区の丸一さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の4月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。102人が参加し、最強のSクラスで中区の丸一健悟さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①丸一健悟(中区)②久野杏太(磐田市)③夏目雄介(島田市)④中川丈太郎(浜北区)⑤石川晴翔(西区)▽A ①菅沼優星(磐田市)②渥美孝太郎(東区)③岡本徳裕(磐田市)④稲場理(浜北区)⑤鬼頭慶(富士宮市)▽B ①幸田好司(磐田市)②高栁正芳(浜北区)③門奈光(東区)④高瀬啓一郎(中区)⑤尾藤菊一(同)▽C ①赤松僚助(天竜区)②塚本和芳(森町)③斉藤裕二(北区)④伊藤龍(浜北区)⑤鈴木淳平(同)▽D ①松浦達雄(掛
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袋井、森の新茶 出来上々初取引 前年より7日早く 手合わせの音響く
袋井市と森町で14日、新茶初取引が行われた。いずれも前年より7日早い。両市町の取引所で開所式が開かれ、茶業関係者やJA、市町の職員らが新茶シーズンの到来を祝った。 茶ピア取引所(同市岡崎)での式典には約50人が出席した。4工場から5口34キロが持ち込まれ、最高値は袋井茶の語呂合わせで2万9618円。売り手と買い手が一対一で価格交渉する相対取引が行われ、JA職員と茶商の商談が成立すると手合わせの音が響いた。 同町森の町茶業センターでは関係者が手締めを行い、茶業のさらなる発展を祈願した。式典終了後の取引には2工場の11口18キロが上場。町内の茶商が外観や茶葉の香り、水色などを入念に確認し、目
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三木選手に静岡県知事顕彰 日本人初スノボ世界選手権V モーグル杉本選手と訪問
スノーボード世界選手権(2月、ジョージア)女子パラレル大回転で優勝した三木つばき選手(19)=キャタラー、掛川市=が14日、県庁を訪れ、アルペン種目として日本人初の快挙を川勝平太知事に報告した。知事顕彰を授与された三木選手は「素晴らしい表彰をいただいた。ミラノ五輪でも金メダルを持ち帰ってきたい」と意気込みを語った。 三木選手は今季、ワールドカップ(W杯)で苦戦が続いたが、世界選手権は決勝で北京五輪2位のダニエラ・ウルビング選手(オーストリア)を下した。“雪なし県”静岡からの世界女王誕生に「どこに住んでいても楽しめるスポーツ。自分の滑りで面白そうと思ってもらえれば」と
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茶況(4月14日)清水のかぶせ 高評価 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は前日比横ばいの1127キロが上場した。清水小島で生産されたかぶせの手摘みの評価が高かった。 初倉はやぶきたの荷が初上場した。本山筋は美和や丸子などが少量取引された。 ◇ 静岡市中では初倉や磐田が6000円台半ばから4000円周辺で取引された。榛原や相良の一部荷口で、6000円台の成立があった。 あっせん業者は「内容が芳しくなかった一部の品は、前年より大きく値を下げた」と話す。 ◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円) ▽成立 1万1081キロ(県内1,127キロ、県外9,954キロ) 清水 22,000 7,000 美和 5,50
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袋井にバイオマス発電所 静ガス、中電など出資 24年末稼働 静岡県産間伐材利用
静岡ガスは、袋井市で国産材を活用したバイオマス発電事業に初参画する。発電事業者フォレストエナジー(東京都)、中部電力と共同で14日、2024年12月の新発電所稼働を目指す事業会社に出資を決めた。主に県産の未利用間伐材を使う計画で、間伐材需要創出による県内森林の適正管理と脱炭素の両立を図る。 フォレスト社が19年に設立した事業会社遠州フォレストエナジー(同市)に、静ガス子会社の静岡ガス&パワーが25%、中部電力が5%出資する。出資額は非公表。 発電所は同市岡崎の小笠山工業団地内で近く着工する。発電出力は7100キロワット、年間発電量は標準家庭約1万7千世帯の年間使用量に相当する約5200万
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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「新絶景フォトコン」 静岡県議選投票率向上企画 最高賞は熱海市選挙区
静岡県選挙管理委員会は9日投開票の県議選で、投票率向上に向けた企画として実施した「新絶景!静岡県民フォトコンテスト」の最高賞に熱海市選挙区の写真を選出した。企画の盛り上がりもむなしく、県議選の投票率は44・62%と過去最低を更新し、無投票選挙区が選ばれる結果となった。 最高賞は熱海湾を彩る熱海海上花火大会の様子を鮮やかに写し出した作品。決選投票で最多得票を獲得し、「静岡代表景色賞」に輝いた。浜松市出身の絶景プロデューサー詩歩さんによる特別審査員賞は、静岡市葵区、菊川市、袋井市・森町の3選挙区の写真が選ばれた。特設ウェブサイトで閲覧できる。 企画は、県議選啓発キャラクターに起用したサッカー
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カナダの高校生とバスケ交流 袋井
カナダ・ボドウェル高の男女バスケットボール部の生徒が袋井市を訪問し、バスケや文化体験などを通じて地元の高校生らと触れ合った。 11、12日の2日間滞在し、袋井高では書道部の手ほどきを受けて書道に挑戦したり、英語の授業に参加したりした。最終日は同校バスケットボール部との親善試合に臨み、男女ともに熱戦を繰り広げた。試合後には記念撮影を行うなど、互いの健闘をたたえ合った。 同部は2、3年に1度、日本をはじめ海外への遠征を実施し、外国の同世代との交流を行っている。同市への訪問は学校職員と大場規之市長が面識があったことから実現。生徒らは大場市長を表敬訪問したほか、可睡斎での座禅体験、イチゴ狩りなども行
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地元新茶いち早く 一煎茶パック配布 JA遠州中央
袋井市と森町で2023年度の新茶初取引が行われたことを記念し、JA遠州中央は14日、支店と営農経済店舗など48店舗で、来店者に管内産の新茶で製造した一煎茶パック(5グラム入り)計2千袋を配布した。 茶産地のPR活動の一環で、地域住民に新茶シーズンの到来を周知し、いち早く地元の新茶を味わってもらおうと3年前から実施しているという。当日は各店舗でのぼり旗を店頭に立てたり、ポスターを掲示したりするなど新茶ムードの醸成に取り組んだ。
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遠州どぼくらぶ 中遠4市、協会、理工科大連携 建設業界 働きがい 若者に発信 現場の魅力、SNSで
中遠地域4市(磐田、袋井、掛川、菊川)は13日、袋井建設業協会や静岡理工科大と連携し「遠州どぼくらぶ」を設立した。土木はインフラ整備や災害復旧に関わる重要な産業である一方、少子高齢化に伴う人材不足が深刻になっている。産官学を挙げて土木のやりがいや魅力をSNSなどで発信し、若い世代に建設業界のイメージ向上を図る。 県内の建設業界の仲間が集い、担い手確保策を検討する県の「静岡どぼくらぶ」を派生し、中遠広域で活動を展開する。袋井市の若手職員を中心に、施工中しか見ることができない現場やインフラ施設を多くの写真を交えてインスタグラムで紹介する。このほか、建設現場見学会や小中高校への出前授業も予定。子ど
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育休中のリスキリング どう考える?⑥ しずしんニュースキュレーター/読者の意見【賛否万論】
「育休中のリスキリング(学び直し)」をテーマにした投稿文の紹介を続けます。これまでに寄せられたご意見は、学び直しの意義を認めるものがほとんどでした。一方で、育休中に学ぶことを可能と感じるか、不可能と感じるかについては意見が分かれています。育休期間は保護者が慣れない育児で心身共に不安定になりがちな時期であると同時に、日常業務から離れてキャリアを立ち止まって見直すことができる時期でもあります。赤ちゃんにとっては、人間の土台をつくる時期です。何を重視するか、どのようなバランスで時間を使いたいかは人それぞれのようです。 キュレーター 松浦静治さん(島田市)任意団体Study Like Playi
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静岡人インタビュー「この人」 袋井商議所会頭に就いた 豊田浩子さん(袋井市)
2022年11月に第8代会頭に就任した。同商議所では史上初の女性会頭で、全国515ある商議所の中でも女性会頭は現在3人のみという。袋井市内で管材、住設などの卸を手がける丸尾興商専務。63歳。 -就任後の感想は。 「大変さよりもやりがいを感じている。自分自身は仕事をする上で性別を意識することはないが、親しくしている女性経営者らから喜んでもらえるなど、想像以上の注目度を感じる。こうした状況を商議所の発信力強化に生かしたいと思っている」 -現状の課題は。 「恒例のふくろい遠州の花火の4年ぶりの開催に向けて一丸で取り組んでいる。コロナ禍で疲弊した地域経済の活性化にも力を入れたい。商議所の組織
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袋井市・森町 「新風」に支持、自民苦杯【静岡県議選 戦いの軌跡】
2議席を巡り3氏がしのぎを削った選挙戦は、無所属新人の伊藤謙一氏がトップ当選を果たした。同じく無所属の現職伊藤和子氏は地盤の森町で強さを見せ、自民現職の渡瀬典幸氏を振り切り2期目を決めた。 「県政に新風を」を掲げた伊藤謙氏は、若さと10年にわたる袋井市議経験をアピールして性別、年齢を問わず幅広く浸透した。主要団体の推薦は受けず、徹底した草の根運動で支持を拡大した。無党派層に加え自民党支持者の取り込みにも成功し、同市全域をまとめた。充実した支援態勢を背景に、陣営が課題とした南部地域でも街頭演説を重ねて着実に票を上積みした。 伊藤和氏は根強い人気を誇る同町で他候補の2倍以上の票を獲得。推薦を
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5個人3団体に観光功労表彰
静岡県観光協会は10日までに、2023年観光功労表彰の受賞者5個人3団体を選定した。表彰式は6月に開催予定の定時会員総会で行う。受賞者は次の通り。 会長感謝状 谷敦(前袋井市観光協会長)小倉豊寿(森町観光協会副会長)▽会長表彰状 小野俊幸(JR東日本横浜支社小田原・伊豆統括センター所長)彦坂晋也(遠州鉄道東ブロック長兼磐田営業所長)片山隼人(東海自動車バス営業部旅行営業課長)▽ふじのくにしずおか観光大賞 島田大祭保存振興会▽同奨励賞 富士市観光ボランティアガイドの会、裾野市スポーツツーリズム推進協議会
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プロジェクションマッピングや作品展示 地域活性化へ生徒発案 袋井高生 挑戦成功に感無量 法多山尊永寺でイベント
袋井市の法多山尊永寺で9日、挑戦する高校生の応援イベント「Fukuroi High Schools Challenge」が開かれた。袋井高パソコン部によるプロジェクションマッピングをはじめ、同校文化部に所属する生徒が活動の成果を披露した。 午後7時過ぎ、本堂に桜や祭り、紅葉など“袋井の四季”を表現した映像が音に合わせて次々と映し出された。境内は幻想的な雰囲気に包まれ「ふくろい遠州の花火」をイメージした花火で締めくくると、観覧客から拍手がわき起こった。 地域活性化への貢献を目的に生徒発案で始まった企画で、半年かけて準備を進めてきた。一般社団法人ペイフォワード静岡(同市)が発表の機会を提供するな
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袋井市の自主運行バス デザイン一新 路線や時刻も一部見直し
袋井市はこのほど、自主運行バスの車両をリニューアルした。路線や時刻の一部見直しも行い、2023年度から新様式での運行を開始している。 JR袋井駅からイオン袋井までを結ぶ北部循環線の「フーちゃん号」と、同駅から浅羽支所までを結ぶ南部循環線の「メローバス」にそれぞれ市の自然をイメージした緑、青のラッピングを施した。市キャラクター「フッピー」も描かれている。経路は短縮し、運行回数を1便増やした。 市民が親しみを持てるバスを目指し、職員がデザインした。市は袋井駅改札前に電子看板を設置し、自主運行バスや秋葉バスの行き先と発車時刻を表示。利便性の向上も図っている。こうしたリニューアルを通じて認知度を高め
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静岡県議選 開票結果(選管最終)
下田市・賀茂郡 1―2 選管最終 当13,532 加畑毅 自新① 12,605 橋本智洋 無新 伊東市 1―2 選管最終 当12,221 中田次城 自現④ 5,014 犬飼このり れ新 伊豆市 1―2 選管最終 当7,869 野田治久 自現③ 1,738 森良雄 無新 函南町 1―2 選管最終 当6,671 岩田徹也 自新① 5,371 広田直美 無現 長泉町 1―2 選管最終 当7,777 加藤祐喜 自新① 7,075 渡辺迅 無新 御殿場市・小山町 2―4 選管最終 当13,192 勝俣昇 自現② 当 8,077 和田篤夫 自現④
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挑戦する高校生応援 生徒発案「大好き」詰まった映像目玉 9日、法多山でイベント
挑戦する高校生の応援イベント「Fukuroi High Schools Challenge」が9日、袋井市の法多山尊永寺で開催される。目玉は袋井高パソコン部によるプロジェクションマッピング。生徒発案の企画が大好きな地元へ元気を届ける。 地域活性化に貢献しようと始まった取り組み。本堂に「袋井の四季」を表現した映像を投影。桜や紅葉、祭りなどを映し出し、最後は「ふくろい遠州の花火」をイメージした花火で締めくくる。事業費はクラウドファンディングや企業協賛で募った。同市や近隣の企業、団体が後押しする。 近藤優樹部長ら制作グループのリーダーが市役所を訪問。大場規之市長に作品を披露し、イベントをPRし
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農家の安定経営支える 収入保険導入4年 加入4倍、販売額下落や自然災害対応
農家が対象の収入保険に加入する農業経営体数が伸長している。青果物の販売単価下落や自然災害に伴う経営打撃へのセーフティーネットとして、運営する県農業共済組合(NOSAI静岡)は自治体や各JAと連携しつつ普及に力を注ぐ。 袋井市のメロン農家久野英敏さんは、2019年から収入保険に加入する。ハウスでの養液栽培を手がける中、停電で設備が止まるなどのリスクを考慮して加入を決めた。「保険があることで安心して未来を見据えた栽培や販路開拓に取り組める」と語る。 NOSAI静岡によると、県内の収入保険加入件数(3月9日時点)は2138件と、制度を開始した19年の548件から約4倍に増えた。加入経営体の品
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14日に新茶初取引 袋井・茶ピア
JA遠州中央は7日、袋井市の茶ピアでの2023年度新茶初取引について、前年より7日早い14日に実施すると発表した。 午前6時から開所式を行う。同JAによると、生育は順調で、一番茶のピークは今月下旬の見通し。
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記者コラム「清流」 黙っていたら分からない
「黙っていたら分からないでしょ!」。子どもの頃、母親や学校の先生からそう叱られたことは数知れず。何か言い訳はないか、どう言い逃れればこれ以上怒られないだろうか-そんなことを考えていたと思う。当時の大人の年齢に近づき、言いたくなる気持ちがようやく分かるようになった。 先月、袋井市に住む教諭の男が10代の女性にわいせつな行為をしたとして逮捕された。男は1月にも逮捕されていた。教え子や保護者の信頼を裏切る行為だ。にもかかわらず、管理する組織は「お答えできない」の一点張りだった。 被害者保護が優先されるのは言うまでもないが、責任ある立場として沈黙が正しい対応と言えるのか。子どもたちも大人の言動を
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茶況(4月7日)袋井産茶販売や手もみ体験会も 法多山でまつり
袋井茶振興協議会はこのほど、恒例の「ふくろい春のお茶まつり」を袋井市の法多山尊永寺で開いた。袋井産茶を味わおうと、多くの観光客が訪れた。 1、2の両日開かれ、茶業青年団や茶商組合に所属する市内の茶業関係者などが出店。自慢の茶を販売したほか、袋井市茶手揉(てもみ)保存会による手もみ茶の実演や体験会、茶の入れ方教室、お茶当てクイズなども行われた。初日はJA遠州中央と市の女性職員らが茶娘に扮(ふん)して来場者に茶を振る舞った。 袋井茶のPRを目的としたイベントで、コロナ禍により4年ぶりの開催となった。
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袋井の宝 大伸ばし! インスタ優秀作品 市役所垂れ幕に
袋井市役所本庁舎で21日まで、市主催のオンラインイベント「探そう!袋井の宝物」の優秀作品を展示している。SNSに集まった、地域の魅力を切り取った作品を形にすることで発信力の向上や、袋井ファンの獲得などにつなげる。 昨年11月から今年1月まで、インスタグラムをプラットホームとして、市内で撮影した動画や写真を募集した。応募作932点の中から写真18点、動画4点を優秀作品に選んだ。写真は垂れ幕にして展示し、動画はデジタルサイネージで放映している。 遠州三山の紅葉や袋井駅周辺のライトアップ、同笠海岸などを題材にした作品が来庁者を出迎えている。垂れ幕は各種イベントでの活用も想定しているという。シティプ
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中東遠医療センター(掛川) がん診療拠点病院に 圏域2カ所目
掛川市・袋井市病院企業団が運営する中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)が国から「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けた。宮地正彦院長と久保田崇掛川市長、大場規之袋井市長が4日、同センターで会見して報告し、さらなる診療体制の強化に向けて決意を述べた。 指定は4月1日から4年間。静岡県内で11カ所目、中東遠医療圏では磐田市立総合病院に次いで2カ所目。圏域ではがん患者の約3割が浜松市など他医療圏に流出している状況で、同センターは2017年度にプロジェクトを開始して診療機能強化と実績の積み上げを図っていた。 同センターは26年度に高度放射線治療機器2台の導入を予定している。宮地院長は「取
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静岡理工科大「社会に貢献できる人に」 入学式
静岡理工科大(袋井市豊沢)で4日、2023年度の入学式が開かれた。編入生を含む学部生367人、大学院生39人が入学許可を受け、学生生活の第一歩を踏み出した。 本年度の式典は4年ぶりに全入学生が一堂に会して行われ、保護者の出席も認められた。木村雅和学長は式辞で「自ら選んだ専門分野を学ぶ中で自分自身で考え、判断し、行動に移すことに挑戦してほしい。充実した学生生活を過ごし、それぞれが夢を達成され、笑顔で卒業の日を迎えられることを期待している」と語り掛けた。 入学生宣誓では、電気電子工学科の江間愛斗さん(18)が「社会に貢献できる人間となれるよう、勉学に励み、さまざまなことに自発的に、そして真摯(し
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静岡県議選、女性候補者25選挙区でゼロ 9選挙区15人のみ、男女均等ほど遠く
9日投開票の県議選(定数68)に立候補した92人のうち女性は15人(16%)にとどまった。前回2019年の12人(12%)、前々回15年の9人(9%)より増えたが、18年施行の政治分野の男女共同参画推進法が目指す「候補者数の男女均等」の実現はいまだ遠い。 全34選挙区を見ると、女性が立候補したのは9選挙区(26%)。25選挙区(74%)でゼロだった。女性候補者は定数の多い選挙区に集中する傾向があり、15人のうち12人は定数3~5の選挙区に立候補した。3~5人区の計8選挙区中、女性がいないのは沼津市と静岡市駿河区の2選挙区だけ。一方、定数1または2の26選挙区は、伊東市、函南町、袋井市・森町
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五郎丸氏が監修 8日にイベント 静岡ブルーレヴズ
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは、8日午後6時から袋井市のエコパスタジアムで行われる東芝ブレイブルーパス東京戦で、元日本代表の五郎丸歩クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)監修によるイベントを実施する。 公募で選ばれた1組によるスタジアム内での公開プロポーズや、試合終了後の打ち上げ花火、地元アーティストの演奏、星空観測会などを予定している。県内のグルメを味わえる飲食スペースも設けられる。 新たなファン獲得に力を入れている五郎丸CROは「従来にはない新たなチャレンジとして企画した。多くの方々にW杯イヤーのラグビーに興味を持っていただきたい」と話している。
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園児や小中生が熱戦 袋井で空手親善大会 中西部から350人
幼稚園児や小中学生が稽古の成果を競う「第2回さわやかアリーナ空手道親善大会」が2日、袋井市総合体育館さわやかアリーナで開かれた。 県中西部の道場に所属する3~15歳の約350人が出場し、年齢や習熟度などで分けて「形」「組手」の計33部門が行われた。子どもたちは気迫のこもった演武や試合を繰り広げ、保護者が声援を送った。 近隣道場の交流や、4月末に開催される県大会に向けた腕試しを目的に、さわやかアリーナの運営会社シンコースポーツが開催している。
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袋井市・森町(定数2-3)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順) 誰もが輝く未来目指す 伊藤和子氏 伊藤和子(いとうかずこ)氏 (無現①、65歳) 当選翌年に新型コロナウイルスが流行し、病院勤務の経歴を買われてアフターコロナ生活環境づくり特別委員会に選任された。少子化対策事業にも携わっ
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「袋井スタイル確立 発信を」 スポーツツーリズム推進協 初会合
袋井市内の商工、観光、スポーツ団体などで構成する「袋井市スポーツツーリズム推進協議会」の初会合がこのほど、市教育会館で開かれた。各団体の代表者や市の担当者が出席し、地域を挙げてスポーツツーリズムに取り組む方針と方向性を確認した。同協議会は、市スポーツ協会が袋井商工会議所やどまんなか袋井まちづくり株式会社、市観光協会と締結した協定を基に発足した。年に数回の会合を踏まえ、市と連携して関連施策を打ち出す。初回は袋井の恒例イベント「袋井クラウンメロンマラソン」を活用した集客や、スポーツ合宿の誘致策などをテーマに意見交換した。 議長を務めた市スポーツ協会の溝口紀子会長は「袋井スタイルのスポーツツーリズ
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茶況(3月31日)袋井の晩茶研究会 世界大会出場報告 市長に意気込み
2月に開かれた「にっぽんの宝物JAPAN大会」で、袋井市の晩茶研究会の乳酸菌発酵茶を原料としたスパークリングティー「bodhi(ボーディー)」がドリンク部門のグランプリに輝いた。8月の世界大会に出場する。 全国大会に向けて抽出方法や容器デザインを見直し、生産地の菩提(ぼだい)地域にちなんだ名称に変更した。審査では味や健康効果、放任茶園の茶を活用する生産態勢をアピールし「ノンアルコール飲料の定番になり得る」と評価されたという。 同研究会がこのほど、市役所に大場規之市長を訪問。池田佳正副会長は「茶業界代表として頑張ってくる。この商品を世界の人々に知ってもらいたい」と意気込みを語った。
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静岡の増井さん石碑の拓本続け40年 静岡県内の200基分、県立図書館に寄贈
静岡市駿河区の増井春男さん(85)が29日、静岡県内の石碑の拓本を主題にした冊子を、同区の県立中央図書館に寄贈した。40年前から、碑文集の正確性に疑問を抱いたことをきっかけに千基近くを採拓し、それぞれ冊子にまとめている。地道な活動が関係者の目に留まり、約200基分を贈ることになった。 増井さんは趣味で郷土史研究を進める中、碑文集に写し間違いや誤字が多いことに気づいた。「歴史や地域の発展に貢献した人の名前が刻まれているのに、あまりにお粗末」と1983年、同区にある十返舎一九の碑を皮切りに拓本を始めた。 各地に赴くと、石碑が地域でどのように扱われているかも分かった。倒して橋として使われていた
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遠州トラック 新倉庫で顧客開拓 新中期計画発表
遠州トラックは30日までに、2024年3月期から26年3月期まで3年間の新中期経営計画を発表した。袋井市内に建設中の同社最大規模の新倉庫稼働やEC物流の顧客開拓などを軸に、計画最終年の売上高目標は522億円(22年3月期は427億円)と初の500億円台を掲げた。 営業利益は36億5千万円(同32億円)を目指す。袋井の新倉庫は秋ごろ稼働の予定で、輸送機器業などがサプライヤーから調達した部品の保管や仕分け、発送に関わる物流需要を取り込む。EC関連では、既存事業者以外にも新たな個配業務開拓を強化する。 従業員の安全な労働環境づくりや人員不足解消のため、関東・関西間で日帰りできる「中継輸送」を強
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袋井市と静岡社会健康医学大学院大 地域の健康 共同で研究
袋井市と静岡社会健康医学大学院大(静岡市葵区)はこのほど、袋井健康長寿研究「ふくけん!」の共同実施に関する協定を結んだ。2023年度から同市で健康調査や予防医学研究に取り組み、地域の健康づくりに貢献する。 同大では2021年から2年間、賀茂地区で行った「かもけん!」に続く取り組み。市民計約3千人に骨密度や運動機能の検査などを、5年をめどに数回繰り返す。長期的に健康状態を追跡し、フレイルや認知症など加齢性疾患のリスク因子の解明を進める。結果は市民講座などで随時還元していく予定。 市内で締結式が開かれ、大場規之市長と宮地良樹学長が協定書に署名した。大場市長は「市民の皆さまが健康診断の受診や適切な
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田代ダム案「条件」協議 静岡県、慎重姿勢崩さず 流域は7市町賛成【大井川とリニア】
静岡県庁で27日に開かれた大井川利水関係協議会で、出席した大井川流域9市町のうち7市町の首長(袋井市長は欠席)が、リニア中央新幹線トンネル工事に伴う湧水の県外流出対策としてJR東海が示した田代ダム取水抑制案について、ダムを管理する東京電力リニューアブルパワー(東電RP)との間で協議を開始するよう求めた。一方、県は、JRが示した水利権との関係に関する文書について「修正が必要」との認識を示し、協議開始に慎重な姿勢を崩さなかった。 JRは田代ダム案について東電RPとの協議を開始するにあたり「ダム案は東電RPの水利権に影響を与えない」との前提条件に同意するよう県や流域関係者に求めた。JRは27日の
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AI行政サービス 袋井市、実証へ 静岡県内初「行かない窓口」目指す
袋井市は新年度から、AIで行政サービスを案内する「AIチャットボット」からオンライン申請まで一気通貫型の誘導を図る実証事業を開始する。“行かない窓口”の実現に向けた県内初の試み。市民サービスの利便性向上、市役所の業務改善につなげる。 対象は転出、転入届の予約や給水届など28項目。従来の仕組みは、必要な手続きが分かりづらいなどの課題があった。システムを連携することで必要な手続きが可視化され、AIチャットボットから直接申請することも可能になるという。 期間は来年3月末までで、効果検証を踏まえてオンライン申請の拡充などを検討する。大場規之市長は27日の定例記者会見で「
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草刈り機20台 袋井市に贈る 天龍製鋸 110周年で
のこぎりなど刃物類の製造加工販売を手がける「天龍製鋸」は27日、本社を置く袋井市に草刈り機20台を贈った。今年設立110周年を迎える同社の地域貢献の一環。市役所で贈呈式が開かれ、大石高彰社長が大場規之市長に目録を手渡した。 贈ったのは主力商品の一つであるチップソーを使ったマキタ社の草刈り機で、環境に配慮して低騒音で排ガスを出さない充電式を選んだ。フル充電で30~40分の稼働が可能という。住民への貸し出しのほか、コミュニティセンターや学校、こども園など公共施設でも活用する予定。 大石社長は「燃料を必要とせず、音も静かで学校や公園で使用できる。袋井の皆さんに有効活用してもらいたい」とあいさつした
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初の全国へ意気込み 小学生ソフトテニス ダブルス 袋井・後藤さん(山名小4) 市長に
29日から千葉県で開催される「第22回全国小学生ソフトテニス大会」ダブルス女子4年生以下の部に出場する袋井市立山名小4年の後藤嘉心さん(10)がこのほど、市役所に大場規之市長を訪ね、初の全国の舞台へ意気込みを語った。 後藤さんはいとこの試合を見て小学1年から競技を始めた。阿多古ソフトテニスクラブ(浜松市天竜区)に所属し、週4日、片道40分以上かけて練習に通っている。切れ味鋭いカットサーブと、コースを突く正確なストロークが武器で、県予選でも攻撃的なテニスで、優勝に貢献した。 大場市長は「全国に出られることはすごいこと。袋井市民の代表と思って頑張ってきて」とエールを送った。後藤さんは「緊張すると
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天浜線 第4種踏切を2カ所廃止へ
天竜浜名湖鉄道は、天竜浜名湖線の警報器と遮断機がない「第4種踏切」2カ所の廃止を決めた。事故防止を目的とした廃止は同線で初めて。 3月末に袋井市山田の森下踏切、5月末に同市本郷の町屋河原踏切を廃止する。磐田市下野部の新平山踏切も廃止予定で、時期を検討中。 同線には24カ所の第4種踏切が設置されてているが、死亡事故を含む踏切事故が相次いでいることから、廃止の検討を進めている。
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アザレア・セブンは5位 女子7人制ラグビー エコパで熱戦
「鈴与・セントパトリックグリーンデイズ」(県ラグビーフットボール協会など主催)が25、26の両日、袋井市愛野の小笠山総合運動公園で開かれた。自転車ロードレースのほか、2019年ラグビーW杯の舞台となったエコパスタジアムで女子7人制ラグビーが行われ、熱戦を繰り広げた。 同大会は県内外から9チームが出場。上位4チームが5月に開催される国内最高峰の大会「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」への出場権を得る。2日目は順位決定戦が行われ、袋井市を拠点に活動するアザレア・セブンは日本経済大女子ラグビー部に5-12と敗れて出場権獲得を逃した。神戸ファストジャイロには59-0と大勝し、5位となった。 2
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しずおか遺産 浜松市に認定証 「秋葉信仰と街道」
浜松市天竜区の秋葉神社にまつわる歴史的資産群「秋葉信仰と街道」が県の「しずおか遺産」に認定され、このほど同市役所で認定証交付式が開かれた。県の渋谷浩史理事が市の嶋野聡文化振興担当部長に書状を届けた。 秋葉山は江戸時代に火伏せの信仰を集め、人々の往来が塩などの物流を生んだ。袋井市の可睡斎など各地に信仰の名残があり、県は中西部8市町の48文化財を総合して遺産に認定した。県ホームページで紹介し、今後動画などを作成して全国に発信する。嶋野部長は「関係市町で連携し、観光誘客や活性化に生かしたい」と話した。 しずおか遺産の認定制度は魅力的な歴史文化の資源を発信し、保存と誘客につなげるため本年度始まった。
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ウクライナ避難民 支援へ10万円寄付 浜松怪童クラブ
浜松市を拠点に活動するシニアサッカーチーム「浜松怪童クラブ」はこのほど、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナからの避難民の支援に役立ててもらおうと、市に10万円を寄付した=写真=。 同クラブは2022年5月に袋井市で開催された県シニアサッカーフェスティバルの際にウクライナ避難民のための募金活動を実施。浄財には参加選手や来場者から寄せられた善意を充てた。 鈴木南海雄事務局長ら3人が市役所を訪れて石坂守啓企画調整部長に目録を手渡し、「わずかだが、避難民の支援に活用してほしい。避難民がサッカーを通じて気分転換できるならば、ぜひ協力したい」と話した。
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からくり装置でビー玉転がし 浜松科学館 力学面白さ体感を
からくり装置でビー玉を転がし、力学の面白さを学ぶ「ビーコロ展2」が5月7日まで、浜松市中区の浜松科学館で開かれている。ビー玉の動きに合わせて音が鳴ったり、竹で作ったコースを転がったりする装置など16種類が並ぶ。2年前に続き、2度目の開催。 城をテーマにした装置など新たに9種類が加わった。装置は同館職員の手作りで、工夫を施した仕掛けが来場者を楽しませている。ブロックを組み合わせ、オリジナル装置を作ることができる体験コーナーも設けた。 袋井市から訪れた大川颯天君(9)は、きらきら星の音が流れる装置を気に入ったといい、「いろんな仕組みがあって面白かった」と笑顔で話した。 4月10日と、17~21日
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茶況(3月24日)袋井茶業者大会 品評会受賞者ら表彰
袋井市の袋井地区農協茶業委員会はこのほど、2022年度の袋井茶業者大会を同市の茶ピアで開いた。各種品評会で最高賞を獲得した生産者らへの表彰などが行われた。 JA静岡経済連の担当者が静岡県内の荒茶生産量や単価など昨年の概況を説明し、ティーバッグ茶や有機栽培茶の需要が高まっていることなどを紹介した。 共催の袋井茶振興協議会の鈴木勝会長は「コロナ禍が収束しつつある中で少しずつ茶のPRの機会も増えている。愛好者のさらなる獲得とリーフ茶の消費拡大に取り組みたい」とあいさつした。 主な表彰者は次の通り。 第29回東海道どまん中袋井茶大賞 丸尾製茶(袋井南地区)▽第31回袋井市茶園共進会 鈴木勝馬
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芸人と綱引き よいしょ 袋井 小学生ら お笑い交流
袋井市内の小学生が体を動かしながらお笑い芸人やアスリートと交流する「よしもと運動会」がこのほど、市総合体育館さわやかアリーナで開かれた。 お笑いコンビの「ジョイマン」や「バンビーノ」、「サバンナ」の八木真澄さんら吉本興業所属の芸人と元プロバスケットボール選手の石橋貴俊さんが参加。1~6年の約140人が4チームに分かれ、デカパンリレーや綱引きなどで競い合った。会場には保護者らも訪れ、子どもたちに声援を送った。 同施設の供用開始3周年の記念イベントとして、運営会社のシンコースポーツが企画した。昨年9月に開催予定だったが、悪天候のため延期となっていた。ハンドメードマルシェも同日開かれ、市内の雑貨店
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遠州鉄道沿線で上昇/浜松市中区 西部の動き活発化/掛川【静岡県内公示地価 西部の取引状況】
浜松市中、東、西、南区 住宅地は中区と東区がそれぞれ0・5%上昇。県内変動率上位10位に中区の遠州鉄道沿線3地点が入った。上島は軒並み10万円以上。一方、高級住宅地で好条件の山手町、蜆塚などは18万~21万円でも「土地が出れば飛ぶように売れる」。東区は商業施設が近い丸塚町や上新屋町などで引き合いが強くそれぞれ9万円前後。昨年に浸水被害があった地域は敬遠されている。西区は1・0%下がったが下落率は縮小した。南区は0・1%下落。商業地は中、東区でそれぞれ0・7%上昇した。ドラッグストアなどの需要が強い。中区の街中は「様子見状態」。 浜松市浜北区 住宅地は0・5%、商業地は0・2%それぞれ
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ソフト女子全国「V目標」 県選抜の伊藤さん(袋井中)決意 市長訪問
静岡県選抜として千葉県で26日から行われる「都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会」に出場する袋井市立袋井中2年の伊藤百星[ももせ]さん(14)が22日、市役所に大場規之市長を訪問し、全国の舞台での活躍を誓った。 県選抜への選出は2年連続。セレクションで県内各地から集まった100人以上の中から18人のメンバーに選ばれた。伊藤さんは野球をしていた兄の影響で小学2年からソフトボールを始めた。身体能力を生かしたプレーが持ち味で、同校ソフトボール部ではキャプテンを務めるなどチームの中核を担う。 全国大会はリードオフマンの役割が期待されているという。伊藤さんは「出場するからには優勝が目標。チ
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トルコ大地震支援へ救援金 袋井商高が市に寄託
袋井市の袋井商高の生徒がこのほど、2月に発生したトルコ・シリア大地震の被災者支援などに役立ててもらおうと、救援金2万149円を同市に寄託した。 被害状況をニュースで見聞きし「少しでも助けになりたい」との思いから生徒会が発案。福祉委員の協力も得て13、15の両日、ホームルームで浄財を募った。日本赤十字社を通じて両国の支援に活用されるという。 市役所で贈呈式が開かれ、生徒会役員らが出席。大場規之市長に募金を手渡した生徒会長の鈴木美月さん(17)は「思っていた以上に多くの生徒が協力してくれた。被災者の方々が早く元の生活に戻れるように使ってほしい」とあいさつした。
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副市長に青木氏 袋井市議会同意
袋井市議会は20日の2月定例会最終本会議で、副市長に県総合政策課長代理の青木郁氏(49)を充てる人事案に同意した。就任は4月1日付で任期は4年。渉外や財源確保に関する事務などに従事する。 青木氏は「これまでの経験を生かして直面する地域の課題に的確に対応し、市政の発展に貢献していきたい」と抱負を述べた。 青木郁氏(あおき・たかし)2000年県採用。財政課企画班長、同計画班長などを経て2021年から現職。
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防災、高齢者施策は 県議選袋井市・森町選挙区 立候補予定者が討論
袋井青年会議所は20日夜、県議選(31日告示、4月9日投開票)袋井市・森町選挙区の立候補予定者による公開討論会を市月見の里学遊館で開いた。自民現職の渡瀬典幸氏(60)と無所属現職の伊藤和子氏(65)、無所属新人の伊藤謙一氏(36)が防災対策や高齢者施策などのテーマで意見を交わした。 防災について伊藤和氏は浅羽海岸での津波対策などを例に「地域での対策に予算をかけるべき」と提言。災害ボランティアの体制整備の必要性も訴えた。「抜本的なインフラ整備が必要」とする伊藤謙氏は「民間団体や企業などとの協定締結も同時に進める。情報発信も課題だ」と指摘した。渡瀬氏は「避難所の環境を整備して災害関連死を防ぐ。
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本会議中居眠り 竹野市議が陳謝 袋井市議会
袋井市議会2月定例会の本会議中に居眠りしたとして、竹野昇氏(無会派)が20日開かれた最終本会議の冒頭で陳謝した。 議会事務局によると、竹野氏は1日の本会議中に居眠りを疑われる行動があった。市議会が定める政治倫理規程に抵触することから、本人と戸塚哲夫議長を除く市議17人が調査申出書を提出。調査で竹野氏が認めたため、戸塚議長が陳謝を求めた。 竹野氏は過去に全員協議会や委員会などで居眠りしていたことも認め「公人として自覚を欠く行為で猛省する。市議会の信用を失墜させたことは誠に申し訳ない」と述べた。
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袋井市議会 閉会 26議案可決、同意
袋井市議会2月定例会は20日、最終本会議を開いた。2023年度当初予算案や本年度一般会計補正予算案など、追加提出を含む26議案を原案通り可決、同意し閉会した。 議員発議で追加上程した、国に加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的支援制度の創設を求める意見書の提出に関する議案なども可決した。
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浜北の永野さん Sクラスで優勝 日将連3月大会
日本将棋連盟浜北支部の3月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれ、104人が参加した。最強のSクラス優勝は浜北区の永野孝太郎さん。 上位入賞者は次の通り。 S ①永野孝太郎(浜北区)②渡辺快(天竜区)③石野俊夫(掛川市)④門奈佑紀(東区)⑤石上幸四郎(藤枝市)▽A ①早津徳文(南区)②高野涼介(東区)③野中力也(中区)④河合将輝(浜北区)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①稲場理(浜北区)②山口昌行(中区)③前田勇(掛川市)④門奈光(東区)⑤藤原紳裕(御前崎市)▽C ①斉藤裕二(北区)②泉龍一(西区)③塚本和芳(森町)④武村岳史(浜北区)⑤赤松賢伸(天竜区)▽D ①中村敏男(南区)
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「選手信じ のびのびプレーさせて」 オフト元磐田監督が講演 J2低迷の古巣激励
サッカーJリーグ2部(J2)ジュビロ磐田は18日、元日本代表監督で磐田でも2度指揮を執ったオランダ出身のハンス・オフト氏(75)のトークショーを袋井市のエコパスタジアムで行った。Jリーグ昇格30周年事業の一環で清水エスパルス戦(静岡新聞SBSマッチ)前に開催。J2に低迷する磐田について「皆さんの気持ちは痛いほど分かるが、今年は選手たちを信じてのびのびプレーさせて」と激励した。 トークショーにはサポーターズクラブ会員ら約50人が参加。オフト氏は最初に磐田監督に就任した1994年を「新しいクラブをどう運営していくか。全てゼロから始まった」と振り返った。当時は藤田俊哉氏(現・磐田スポーツダイレク
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茶況(3月17日)茶業発展向上に尽力 鈴木さん功労者表彰 袋井市長に報告
茶業の発展向上に顕著な功績があったとして、袋井市宇刈の生産者鈴木芳之さん(75)がこのほど、JA静岡経済連から「茶業功労者表彰」を受賞した。 鈴木さんは高校卒業と同時に就農し、品評会、共進会に積極的に出品するなど生産性や製造技術の向上に努めた。また、袋井茶振興協議会会長をはじめ、市農業委員や農地利用最適化推進委員などを歴任。地域の茶業発展に貢献してきた。 市役所を訪問した鈴木さんは大場規之市長に受賞を報告。「大変名誉なこと。できる限り袋井の茶業振興のために力を尽くしていきたい」と述べた。
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掛川市・袋井市病院企業団人事
掛川市・袋井市病院企業団は17日、4月1日付の人事異動を内示した。 ◇中東遠総合医療センター 【副院長級】副院長兼看護部長(副看護部長兼教育研修センター副センター長)杉山久美子 【院長補佐級】院長補佐(副医務局長)小児科統括診療部長岩島覚 ◇医務局 【副医務局長級】副医務局長を兼ねる 産婦人科統括診療部長兼手術センター副センター長村上裕介 【診療部長級】総合内科診療部長兼中東遠アレルギー疾患研究センター診療部長兼がん・緩和ケア支援センター診療部長(総合内科部長兼中東遠アレルギー疾患研究センター部長兼がん・緩和ケア支援センター部長)大瀬綾子▽循環器内科診療部長(循環器内科部長)心血
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袋井市人事 部長職に50代前半登用 チャレンジ&スマイル実践へ
袋井市は17日、4月1日付の人事異動を内示した。市政運営の基本方針「チャレンジ&スマイル」の実践として部長職に50代前半の職員を積極登用する。 ともに52歳の藤田佳三スポーツ政策課長、石黒克明教育企画課長がそれぞれ産業部長、教育部長に昇任する。市民生活に関する事業に長く携わった渡辺浩司協働まちづくり課長を危機管理部長に起用。総合健康センターの再編に伴い、健康・保健分野での実務経験豊富な鈴木立朗健康づくり課長を総合健康センター長に充てる。全体の異動対象は前年度から10人増の111人。 主な異動対象者は次の通り。 【部長級】理事兼総務部長(総合健康センター長)乗松里好▽危機管理部長(協働ま
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まちづくりテーマ 商議所で勉強会 27日、磐田
磐田商工会議所は27日午後2時から、法多山尊永寺(袋井市)の大谷純應住職を講師に迎え、まちづくりの勉強会を磐田市中泉の同商議所で開く。参加無料。 大谷住職は「コミュニティーの場としての寺院 お寺を生かしたまちづくり」と題して講演する。地域と連携したイベント開催などの取り組みを紹介する。定員50人。誰でも参加できる。事前申し込みが必要。問い合わせは同商議所<電0538(32)2261>へ。
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前回同様4氏で激戦に/磐田市 自現2氏に新人が挑戦/掛川市 3氏が混戦/袋井市・森町 無投票の公算/御前崎市 12年ぶり選挙戦へ/菊川市【県議選の構図 統一地方戦2023しずおか③】
磐田市 前回同様、4氏で激戦に 定数3 前回と同じ顔触れの現職、新人計4人が3議席を争う選挙戦になる見通し。当落が99票差だった前回同様に激戦が予想される。 自民現職の野崎正蔵氏は、地元の豊田地区の保守層を固め、市全域の企業・団体にも支持を広げる。自民現職の江間治人氏は、地盤の旧磐田市地区や自身の会社を置く福田地区の支持固めを進める。 元教員で無所属現職の沢田智文氏は、支援母体の教職員組合をはじめ、連合傘下の労組票をまとめる。元市議の無所属新人川崎和子氏は、ミニ集会や街頭演説など草の根の活動で、市全域への浸透を図っている。 自現2氏に新人が挑戦 掛川市 定数2 4選を目指す増田享大氏
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平和実現へ「宣言」 マレーシア元首相 川勝知事と対談
マレーシアのマハティール・ビン・モハマド元首相(97)が15日、県庁を訪れて川勝平太知事と対談し、「平和および人類の幸福を実現するための共同宣言」に調印した。マハティール氏は「日中韓とインドの指導者が毎年会合し、課題解決につなげれば、平和的な世界のモデルになる」とアジア諸国の連帯を訴えた。 両氏が調印した共同宣言は、先進国に対して新型コロナウイルス感染症研究へ資金を割り当て、将来の脅威となる新たな感染症に向けて対策施設の維持を要請。県は文化の発信を通じて東アジアと世界の平和を促進し、永続的に取り組むことを確約した。 県庁で、県幹部職員を前に講演したマハティール氏はウクライナ戦争や新型コロ
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精進料理の奥深さ 静岡で可睡斎(袋井)料理長 地元食材使い調理実演
著名な料理人を講師に招き、県産食材や食文化の魅力に触れる講演会がこのほど、静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアムで開かれた。袋井市の禅寺「可睡斎」で長年料理長を務めている小金山泰玄さん(73)が、精進料理について紹介した。 小金山さんは2009年から可睡斎の典座(てんぞ)として僧侶の食事を担当し、同寺の精進料理を味わおうと県内外から多くの観光客が訪れている。 佐藤洋一郎館長との対談では「地元の食材を使うことは最高のぜいたく」と熱弁。豆腐と長芋を使った「かば焼きもどき」、藤枝産タケノコの天ぷらの調理も実演し、参加者が試食した。 講演会は地域独特の食文化に触れる観光「ガストロノミー
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袋井「推奨品プレミアム」 新たに6商品認定
袋井市の袋井商工会議所はこのほど、地元の自慢の逸品をPRするブランド事業「袋井商工会議所推奨品プレミアム」に、新たに5事業所の6商品を認定した。同市の袋井新産業会館キラットで認定式が開かれた。 会員企業の商品を掘り起こし、地域のブランド力強化につなげる取り組み。現在23品目が認定を受けていて、販売促進に活用している。同商議所は今回認定された商品も掲載したチラシを5千部作成した。観光イベントなどで配布する。 式で豊田浩子会頭が各事業所の代表者に認定証を手渡し「袋井らしさを発信できる商品ばかり。地域活性化にも貢献してもらいたい」とあいさつした。 認定品は次の通り。かっこ内は事業所名。 お
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自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
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南海トラフの「半割れ」 数時間から数年後に後発地震も 臨時情報発表、注意促す【語り継ぐ 東南海地震⑦】
1944年12月、南海トラフ沿いの紀伊半島沖でマグニチュード(M)7・9の規模で発生し、静岡県などを激震が襲った昭和東南海地震。同半島沖では2年後の46年12月、M8・0の昭和南海地震も発生した。気象庁が2019年に導入した南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフの東側と西側で大地震が相次いで発生する危険性に備える目的もあるが、県民の理解はまだ深まっていない。昭和東南海地震に詳しい安藤雅孝名古屋大名誉教授に大地震が続発する可能性について聞いた。 駿河湾から九州東方沖まで延長約700キロにわたる南海トラフの想定震源域では過去、①東側と西側で地震が同時発生したケース(1707年の宝永地震など)②東
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医療介護の製品企画検討 現場の声共有し議論 袋井で産学官金
袋井市の産学官金連携組織ふくろい産業イノベーションセンターが主催する「医療介護現場アイデア実現ものづくりプロジェクト」が9日、同市で始まった。市内の製造業や医療福祉施設、金融機関などから25人が参加し、医療、介護の現場が求める製品の企画検討に取り組んでいる。 初回は市総合健康センターでワークショップを行い、医療、介護の従事者が抱える困り事などを共有。課題解決に向けた製品開発の話し合いでは、参加者から高さ調整が可能な移動式食卓用カート、設置が簡単なスロープなどの提案があった。 新たなビジネス機会の創出を目的に始まった試み。今後はアイデアを基にプロジェクトチームを立ち上げ、2023年度中に
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茶況(3月10日)茶業 経営安定へ 取り組みを共有 JA遠州中央が大会
JA遠州中央は、茶振興大会を袋井市の茶ピアで開いた。新茶期を前に、管内の茶業関係者約50人が安定的な農業経営に向けた取り組み方針などを共有した。 JAの担当者が昨年の荒茶生産や販売、流通の情勢を報告し、2023年度の振興施策として茶業の担い手育成や各種品評会への積極的な参加を挙げた。茶業部会委員会の大石顥委員長は「摘採適期を心がけ、良い茶が生産できるように一致団結をお願いしたい」とあいさつした。 昨年管内で開かれた品評会や共進会などで最高賞を受賞した生産者への表彰も行われた。
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全国大会「優勝目指す」 ソフトテニス・女子ダブルス 鈴木さん(長野小4)が決意 磐田市役所
29~31日に千葉県で開催される「第22回全国小学生ソフトテニス大会」に初出場する磐田市立長野小4年の鈴木海音さん(10)が7日、同市役所を訪れ、山本敏治教育長に抱負を語った。 同市の豊田健友ジュニアソフトテニスクラブに所属する鈴木さんは、浜松市天竜区の阿多古クラブに所属する後藤嘉心さん=袋井市立山名小4年=と、ダブルス女子小学校4年生以下の部に出場する。1月上旬に浜松市中区で開かれた県予選で優勝し、トップ通過で全国の切符をつかんだ。 小学1年からテニスを始めたという鈴木さんは「全国大会は初めてなので緊張するけれど、笑顔で一本一本を大切に、ミスなく頑張る。優勝を目指したい」と意気込んだ。
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ボンネットに夫乗せ走行 殺人未遂容疑の女性不起訴処分 地検浜松支部
静岡地検浜松支部は7日までに、袋井市内で乗用車のボンネットに20代の夫を乗せたまま約2キロ走行したとして殺人未遂の疑いで逮捕、送検された森町の女性(23)を、罪名を暴行に切り替えた上で不起訴処分とした。処分は2日付。理由は明らかにしていない。
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家康の側室・秀忠の生母 西郷の局「次世代に」 碑建立1年で行事 掛川の龍華院
掛川市掛川の龍華院で4日、境内にある西郷の局の石碑が建立から1年を迎え、記念行事が開かれた。西郷の局は同市上西郷で生まれた徳川家康の側室で、2代将軍秀忠の生母。地元住民など100人が参加した。 掛川少年少女合唱団と、同市や袋井市で活動する合唱団「ありがとう広め隊」が出演した。童謡「たんぽぽ」や浜松市天竜区出身の故坪井安さんが作詞した「ありがとう」を合唱した。「西郷の局御休息を見守る会」代表の石野茂子さん(74)は「聡明(そうめい)な女性がいたことを次世代の人に伝えていきたい」と話した。 石碑は昨年3月3日、西郷の局の生誕470年を記念して、孫に当たる3代将軍家光がまつられている龍華院の
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税に関する絵はがきコンクール 最高賞に秋岡さん(袋井西小)
静岡県法人会連合会主催の「税に関する絵はがきコンクール」で、袋井市立袋井西小6年の秋岡玲名さん(12)が最高賞の県知事賞に輝いた。同校で6日、表彰式が開かれた。 静岡県内355校の小学5、6年生から1万949点の作品が寄せられ、県内13法人会でのコンクールで最優秀作品に選ばれた13点が県の審査に進んだ。 秋岡さんは税によって暮らしが支えられているとの思いを込めて「税で創る幸せ」とメッセージを記し、財布から道路や救急車などが飛び出している様子を描いた。表彰式で磐田法人会女性部会の岡野式子部会長から賞状を受け取った秋岡さんは「うれしい。これまで税金を意識することはあんまりなかったけど、考える
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ソフトボール「世界一の投打」伝授 五輪「金」渥美さんら 袋井中学校
元ソフトボール日本代表で、東京五輪金メダリストの渥美万奈さん(浜松市出身)と北京、東京の2大会で金メダルを獲得した峰幸代さんを招いた袋井中ソフトボール部の講習会が4日、袋井市内で開かれた。1、2年生12人が基礎を学んだ。 2人はキャッチボールのポイントとして、投げる方向につま先を向ける、体重移動を意識、捕球時にグローブを止めることなどを紹介。実践する生徒にアドバイスを送った。守備練習で峰さんは「誰でもミスはする。全員でカバーすることが大切」と語り掛けた。 渥美さんが打撃と守備の実技を披露し、世界一に貢献した一流のプレーに歓声が上がった。キャプテンの伊藤百星さん(14)は「構え方や打球への
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火災予防呼びかけ ポンパーズも参加 袋井消防署
春の全国火災予防運動(7日まで)に合わせ、袋井市の袋井消防署は1、2の両日、火災予防に向けた街頭広報を同市の袋井消防庁舎・袋井市防災センター車庫前で実施した。 同署や袋井消防本部予防課の職員、同本部の公式キャラクター「消防戦隊ポンパーズ」が道路沿いに並び、火災予防運動を周知するのぼり旗や横断幕を手に火の取り扱い方について注意喚起した。住宅用火災警報器の普及、啓発なども行った。 同本部によると、管内では今年に入り10件の火災が発生していて、昨年同時期(1件)に比べて多発している。その内4件が野焼きが原因だった。この時期は空気が乾燥していて風が強く、延焼しやすいという。同本部は「野焼きを行う
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茶況(3月3日)可睡斎観光客に呈茶サービス 袋井の茶研究会
袋井市の豊沢と笠原三沢の両地区の生産者が販売促進などに取り組む豊沢三沢茶研究会は、行楽シーズンに合わせて同市久能の可睡斎で呈茶サービスを実施している。 県内外から訪れる観光客に袋井産茶のおいしさを知ってもらおうと5年前から続けている取り組み。境内の特設ブースで、参拝者に両地区で生産された「やぶきた」の煎茶を振る舞っている。研究会や各生産者が持ち寄った商品の販売なども行っている。 4、5の両日も午前9時から午後3時まで呈茶のサービスを行う。
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「秋葉信仰と街道」 関連文化財調査へ 浜松市、2023年度に
浜松市文化財保護審議会(片桐弥生会長)は3日、本年度の最終会合を市役所で開いた。市は、浜松など8市町が関わる「秋葉信仰と街道」が県の「しずおか遺産」に認定されたことを受け、2023年度に関連文化財群の調査や関係市町の担当者連絡会議を始めることを報告した。 関連文化財群の調査は、文化財の価値の明確化、適切な保存や活用、観光・歴史資源としての発信を目的に実施する。調査期間は5年間を予定し、秋葉山表参道の調査や既存資料の収集・整理などを進める。連絡会議では関連イベントの情報集約を行い、観光連携についても協議する。 「秋葉信仰と街道」は秋葉神社(天竜区)や可睡斎(袋井市)など48件で構成し、交易
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磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第227回大会がこのほど、磐田市の市総合福祉会館iプラザで開かれ、46人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②横山渡(牧之原市)③門奈佑紀(浜松笠井中1)▽S ①門奈光(浜松笠井小4)②幸田好司(磐田市)③落合雅巳(菊川市)▽A ①沢田真一郎(袋井市)②田中直樹(豊田市)③山元一雄(磐田市)▽B ①志村正雄(袋井市)②松浦達雄(掛川市)③山中勇二(磐田市)
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健康診断のあり方質問 袋井市議会
袋井市議会2月定例会は2日、一般質問を行った。安間亨氏(緑風会)が市内小中学校における健康診断のあり方や、有機農業の取り組みなどについて当局の考え方をただした。本年度一般会計補正予算案や2023年度当初予算案などを委員会付託した。
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袋井市 南側エリア整備【遠州7市町23年度予算案⑤】
袋井市が都市拠点に位置付ける袋井駅南地区新幹線南側エリア。市は2023年度、機能強化に向けた整備事業に着手する。中長期的に取り組む一大事業は市民の発想や民間活力も取り入れ「治水機能とにぎわい・魅力を有した活力ある都市空間」の創出を目指す。 「気軽に入れるカフェがあるとうれしい」「勉強できる場所を作ってほしい」。中学校で開かれた同エリアの将来像を考えるワークショップ。約30人の生徒が意見を出し合い、理想の街の姿を思い描いた。市は構想策定へ大学生や地権者らからも意見を募った。地域の声を参考にしながら成案化を進める。 対象範囲は現在農地となっている30ヘクタールで、立地条件の良さから07年から
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ひな人形530体、袋井で展示 コミュニティセンター企画
袋井市中の浅羽西コミュニティセンターで19日まで、ひな人形530体と御殿飾り10邸が展示されている。同館で開催中の「浅羽西コミセンひな祭り」の企画で、家族連れなどが訪れている。 可睡斎(同市久能)で供養されたひな人形を譲り受け、御殿飾りは市観光協会が提供。施設職員手作りのひな飾りも展示し、華やかな雰囲気を演出している。 同館は関連の催しで14日まで、地元農産品が当たる抽選会を実施している。4日午前9時からは小学生以下の来館者先着100人にお菓子の詰め合わせをプレゼントする。
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アジアで人気のサツマイモ 日持ちし輸出で強み 静岡の実り「おらが港」から【青果産地リポート 清水港利用はいま㊤】
中部横断自動車道の開通などを機に、生の野菜や果物といった青果物の清水港からの輸出促進を期待する声が高まっている。県は相手国に到着するまで日数を要する船での輸出に向く青果として、鮮度保持試験やマーケティングを通じ「サツマイモ」「シャインマスカット」「ミカン」の三つに絞り始めている。それぞれの産地で始まっている新しい取り組みの現場を巡り、清水港からの輸出に対する期待と課題を探った。 「遠州の空っ風」が吹き付ける中東遠地域の海岸線。牧之原市に本社を置くジャパンベジタブル(南野真広社長)が、比較的単価の高いタイなどへの清水港からの輸出を目指しサツマイモ「紅はるか」の産地造りを進めている。同社には2
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袋井市 給食費3月から値上げ 市議会一般質問
袋井市の鈴木一吉教育長は1日の市議会2月定例会一般質問で、市内の公立幼稚園とこども園、小中学校の給食費について4月から値上げすると表明した。竹村真弓氏(無会派)への答弁。 幼稚園とこども園は1食当たり10円増の240円、小学校は30円増の280円、中学校は50円増の350円に改定。おいしい給食課によると、小学校は35市町の平均と同額、中学校は平均を若干上回る見込み。生活保護世帯、市民税非課税世帯などに対してはこれまで通り就学援助制度などにより負担軽減を図る。 昨今の物価高による経費の上昇に伴う対応。学校給食センター運営協議会での議論を経て市教委が判断した。今後、物価の下落が見込まれる場合
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治水改修計画、10年76億円 袋井市長が議会報告
袋井市の大場規之市長は28日の市議会2月定例会一般質問で、市が2021年度からの10年間で取り組む治水施設の整備方針「袋井市かわプログラム」について、改修計画が定まっている事業で約76億円の施設整備を予定していると報告した。大庭通嘉氏(市民クラブ)への答弁。 主要事業として同市高尾の柳原雨水ポンプ場の整備、河川、排水路計2・5キロメートルの改修などが決まっている。市の実質負担額は国の交付金や県の補助金などを活用し、約33億円と見込んでいる。大場市長は「計画的な事業の推進に向けて予算確保に努めていく」とした。 このほか、鈴木賢和(自民公明クラブ)、大場正昭(緑風会)、寺田守(自民公明クラブ
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レゾンFC(袋井)優勝 JAときめき杯U-12サッカー
第29回JAときめき杯U-12サッカー大会は26日、決勝戦を磐田市大久保のゆめりあで行い、レゾンフットボールクラブU-12(袋井市)が福田サッカースポーツ少年団(磐田市)を2-0で破って優勝した。 同大会には、磐田市、袋井市、浜松市天竜区、森町から小学生の24チームが出場。この日は磐田、袋井両市の3会場で、予選リーグの順位ごとにトーナメント戦を行った。3位には田原FC(磐田市)と磐田第一JFSS(同)が入った。
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地域を挙げた観光振興 袋井市観光協会/村田繁樹会長【キーパーソン】
袋井市内でも観光客が徐々に戻りつつある中、本県ゆかりの徳川家康が主人公の大河ドラマ「どうする家康」の放送開始を観光業のさらなる活性化へとつなげる。行政をはじめ関係団体との連携も強化し、地域を挙げて観光振興を図っている。今後の戦略などを聞いた。 -就任から8カ月たっての感想は。 「観光の多様化が進み、時代に合わせた施策が必要。特に発信力の重要性を改めて感じている。協会としてPRすることはもちろんだが、SNSの影響力は大きい。主な利用者の若者世代をどのように呼び込むか。客足は回復傾向の半面、今は観光支援を利用した来訪も多い。一過性ではなく、リピーターとして定着させるための知恵を絞りたい」
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事前説明会に33陣営 静岡県議選西部地区 8選挙区で選挙戦か
静岡県選挙管理委員会は27日、県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の西部地区13選挙区の立候補予定者説明会を浜松市で開いた。計33陣営が出席し、7選挙区で選挙戦が濃厚となったほか、これまで無投票とみられていた同市南区も選挙戦となる可能性が出てきた。 南区は現職2陣営に加え、夜間照明付きの新野球場建設に反対している地元環境保全団体の関係者が出席した。同団体は取材に、「各候補予定者の主張を確認し、夜間照明に反対する候補がいなければ、候補者を擁立して反対の選択肢を提示する」と説明した。 同市西、浜北、天竜の各区と湖西市、御前崎市の5選挙区は無投票の公算が大きくなった。西区と浜北区は2015
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官民で建設事業課題解決 袋井市と業界団体 23年度、協議会発足
袋井市と、市内の建設会社などで構成する市建設事業協同組合は来年度、「“みらいのふくろい”を支える建設事業促進協議会」を発足させる。双方の協力、連携関係を一層強化し、建設産業や地域が抱える諸課題に対して官民共創で取り組む。 同協議会は①新たな社会インフラの維持管理方法②建設発生土処分の在り方③担い手不足・技術力の継承―をテーマに設定。現状把握、分析を行って課題を共有し、試行に向けた協議、検討を開始する。担い手不足・技術力の継承については静岡理工科大(同市)との連携も視野に入れる。 協議会の発足を前に市役所で27日、協定締結式が開かれた。永井智克之代表理事は「スクラム
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ロケットで全国に挑む 3月、種子島 静岡理工科大生 茶繊維や花火…地域文化取り入れ
エンジニアの卵がモデルロケットの打ち上げ技術を競う「第19回種子島ロケットコンテスト」に、静岡理工科大(袋井市)の学生サークル「スペーストラベラー」が出場する。地元特産品の茶や、県指定無形民俗文化財の龍勢花火の技を取り入れた自信作で全国に挑む。 大学や専門学校などから80チーム以上が参加する競技会で、静岡理工科大は打ち上げの高さを競う高度部門、機体の滞空時間を競うペイロード有翼滞空部門に出場。同部門では2019年に準優勝していて、今大会はその成績を上回ることを目指して準備を進めているという。 高度部門に出場するロケットは県産茶葉の繊維で作った紙で機体構造を形成。ペイロード有翼滞空部門のロ
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富士の安藤さん SSクラス優勝 日将連浜松2月大会
日本将棋連盟浜松支部の2月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。80人が参加し、SSクラスで富士市の安藤舜聖さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①安藤舜聖(富士市)②宇藤敬行(磐田市)③高橋晴仁(掛川市)▽S ①鈴木佑一(中区)②河合健(浜北区)③菅沼優星(磐田市)▽A ①野中力也(中区)②香月真樹(掛川市)③杉田陽祐(中区)▽B ①佐藤粋聖(西区)②鈴木与四郎(同)③伊藤龍(浜北区)▽C ①志村正雄(袋井市)②片山久(東区)③杉山稔(中区)
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茶況(2月24日)茶の楽しみ方伝える 袋井・西村農園
袋井市の西村農園はこのほど、茶の楽しみ方を伝えるワークショップを同市の川会公会堂で開いた。 地域サークルが企画した催しで、同農園の西村淳子さん(59)が講師を務めた。西村さんは湯温や茶葉の量などのポイントを踏まえておいしい入れ方を指導。参加者は家庭で使用している急須を持参し、普段の入れ方との違いも確認した。 同農園は茶の魅力を広く知ってもらおうと、今後入れ方教室をはじめ、ほうじ茶や紅茶づくりの体験会なども予定しているという。
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サッカー県大会へ決意 袋井市長訪問 浅羽FC「優勝したい」
25、26の両日開催される「しずぎんカップ第38回県ユースU-11(11歳以下)サッカー大会 県大会」に出場する袋井市の浅羽FCの選手がこのほど、市役所に大場規之市長を訪ね、大会に向けて意気込みを語った。 浅羽中校区の小学生が所属し、現在は約90人で活動している。チームは天竜東地区予選大会を勝ち上がり、準優勝で7年ぶりの県大会出場を果たした。 代表して樺山愛資君ら5年生5人が訪問。「これまで練習してきたことを出し切って優勝したい」「全力を尽くしてチームに貢献する」などと抱負を述べた。大場市長は「良い成績を残せるよう頑張って」と激励した。
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長年の市政運営に感謝 袋井市、退任の鈴木副市長を見送り
袋井市は22日、任期満了に伴い23日に退任する鈴木茂副市長の送別式を市役所で開いた。幹部をはじめ市職員や家族らが訪れ、長年にわたり市政運営に尽力した功労者に対して感謝の思いを伝えた。 鈴木氏は1978年旧袋井市採用。区画整理課長や企画財政部長などを歴任し、2015年に副市長に就任した。小笠山総合運動公園の周辺整備や自治体DXの推進、業務改革などに携わった。 鈴木氏は副市長を務めた8年を振り返り「袋井市はより一層笑顔の絶えないすばらしい街になると確信している」とあいさつ。大場規之市長は「これまでの働きに市民を代表して敬意を表する。功績はわれわれが引き継いでいく」とねぎらった。感謝状や花束を
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パステル画 色合い豊かに 浜松市中区で作品展
袋井市のパステル画家加藤直子さんの個展が21日、浜松市中区のホテルコンコルド浜松のギャラリーで始まった。3月10日まで。 神の荒々しい部分を示す「荒御魂(あらみたま)」、柔和な側面を表す「和御魂(にぎみたま)」と題した対の作品など、21点を紹介している。加藤さんは「細部までこだわったので、見比べるなどして楽しんでほしい」と話した。
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エアロビ全国5位 島田のベティーズ 市長に報告
1月に袋井市で行われた「第18回JOCジュニアオリンピックカップ全国エアロビック選手権大会」のチャレンジ・チーム部門(16歳以下)で、好成績を収めた島田市のエアロビック教室「Betty’s(ベティーズ)」の選手らが20日、島田市役所を訪問し、染谷絹代市長に喜びを語った。 大会はエアロビックのジュニア世代における国内最高峰の大会でチャレンジ・チーム部門は芸術性やチームワークなどを審査する。ベティーズは小学5年生から高校1年生の選手12人で大会に挑み、参加した12チーム中で5位入賞を果たした。 選手は一人ずつ大会の感想を述べ、チーム最年長の永井心さん=藤枝明誠高1年=は「厳しい練
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産業、子育て、健康 袋井市長「注力」 市議会定例会開会
袋井市議会2月定例会は20日開会し、会期を3月20日までの29日間と決めた後、3億6600万円を追加する本年度一般会計補正予算案や2023年度当初予算案など25議案を上程した。 大場規之市長は六つの柱からなる新年度の基本方針を示し、特に産業、子育て、健康の3分野に注力して取り組むと表明。その上で「明るい未来を切り開くため、未来への投資を実践する年に位置づける。新たな一歩を踏み出すことで、日本一健康文化都市の実現を目指していく」と述べた。
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空き家対策 セミナーで理解 袋井市、支援制度など説明
袋井市は18日、全国的な課題の空き家問題の背景や解決策などを考える「空き家対策セミナー・個別相談会」を市役所で開いた。 「早めの空き家対策と維持管理」をテーマに宅地建物取引士と建築士を講師に招き、メンテナンスや活用方法を学んだ。市担当者が市内での空き家問題の現状と課題、支援制度を説明し、相談会では物件の売却に関する相談などが寄せられた。 空き家の所有者らに適切な管理、相続方法などについて理解を深めてもらおうと今年から始まった。都市計画課によると、現在市内で714戸の空き家が確認されていて、特に郊外での対策が課題という。
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朝日の中悠然と 袋井にハイイロチュウヒ【動画あり】
乾燥した草地から、1羽の野鳥が飛び出した。朝の日が差し込む田の上を、羽をV字に開き、悠然と低空飛行する。ハイイロチュウヒが袋井市内で春の渡りに備えている。 雄と雌が田園地帯を広範囲に飛行しながら獲物を探し、時折、鋭い爪を出して地上に急降下する様子が見られた。 タカ科のハイイロチュウヒは全長50センチほどで、雌の方が一回り大きい。雄の羽毛は頭部や背面、顔から首にかけて美しい灰色で、腹部は白い。雌は全体が褐色で腰が白い。顔はフクロウのように丸みを帯びている。 ヨシ原などをねぐらにして農耕地などで餌を探す。主にユーラシアや北米大陸の北部で繁殖し、国内には数少ない冬鳥として飛来する。
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ふじのくに芸術祭が開幕 静岡で開会式
静岡県内最大の総合芸術祭「ふじのくに芸術祭2023」(県など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、開幕した。県内各地で1年間、美術、文学、音楽・舞台芸術などの催しを展開する。 静岡市駿河区のグランシップで開かれた開会式のオープニングでは、県中部を拠点に活動する「シズニー&ハルモニア」がダンスを披露した。 本県など日中韓の選定都市が文化イベントを集中的に実施する今年の「東アジア文化都市」事業の紹介動画に続き、県文化協会の鈴木寿美子顧問が「県内の文化の魅力を国内、海外に発信したい」と開会を宣言した。 同芸術祭2022の表彰式も行われ、受賞者を代表して焼津市の混声合唱団ジョイアの萩原博副
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茶況(2月17日)ほうじ茶新商品 製造へ試飲会 袋井茶振協
袋井市産ほうじ茶のペットボトル飲料の開発に取り組む袋井茶振興協議会(鈴木勝会長)はこのほど、新商品の製造に向けた試飲会を市役所で開いた。 本年度始まった「特色ある新しいふくろい茶研究事業」の一環。茶商組合の協力で原料のブレンドや抽出方法の異なる4種類の茶を来庁者や市職員に提供し、意見を募った。結果を参考にしながら開発を進め、5月ごろの完成を目指す。 秋冬番茶などの付加価値を高めようと、近年需要が高まっているほうじ茶に着目した。鈴木会長は「若い人たちへ手軽な茶の楽しみ方として提案できれば」と話した。
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袋井市23年度予算案 産業振興や教育に重点 一般会計388億円
袋井市は17日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比6・2%増の388億3千万円。5年連続で過去最大を記録した。「未来に向けた実践予算」を掲げて産業振興、教育・子育て、健康増進を重点項目に位置づけた。 県に事業化を働きかけてきた森町袋井インター通り線の整備促進事業に1300万円を計上した。昨年11月に県、森町と締結した覚書の対象区間の測量調査などを実施し、整備計画策定の準備に着手する。 幼児教育の質向上にICTを活用する。幼稚園、認定こども園の計13園に園務支援システムを導入(4200万円)し、0~2歳児クラスへの午睡チェックセンサーの設置や、連絡帳の電子化などにより
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課と室、係を再編 袋井市、DXや業務改革推進
袋井市は17日、2023年度の組織機構を発表した。社会情勢の変化や多様化する市民ニーズ、行政課題に的確に対応する体制を構築する。部の再編は行わず、課と室、係の再編で機能強化を図る。 ICT政策課を「デジタル政策課」に名称変更してDX推進を加速。同時に「BPR推進係」を新設して業務改革に取り組む。ごみ減量推進課は「廃棄物対策課」とし、関連施策を一元的に担う。 都市建設部内各課の所掌事務を見直し、係を中心に再編。教育現場の働き方改革の一環として学校教育課に「魅力ある部活動推進室」を新設し、持続可能な部活動の運営体制を整備する。 「活力ある明るい未来を切り開く体制の強化」に向け、産業政策課を
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名産クラウンメロン パウンドケーキに 「種取り」活用ロス削減 浜松、27日発売
浜松市北区の「メロンショップマエシマ」は、遠州地方の名産品「クラウンメロン」のパウンドケーキを開発し、27日発売する。翌年の栽培に必要な種を採取する「種取りメロン」を使用した。 クラウンメロンの産地は袋井市などが有名だが、同社によると浜松市内でも4~5年前に栽培が始まったという。ミカンなどに比べ、メロンの土産品はほとんどなく、「もっと気軽にクラウンメロンを楽しんでほしい」と話す鷹野将和社長らが企画・開発を進めた。 種取りメロンから作ったピューレを配合したケーキは、メロンのさわやかな香りが広がり、しっとりとした食感を味わえる。種取りメロンの実はこれまでカットメロンなどで販売することもあった
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袋井の強盗事件 見張り役に有罪 地裁浜松支部判決
袋井市の50代男性宅に暴力団組員の男ら3人が押し入り、金品を奪ったとされる事件で、見張り役を務めたとして強盗ほう助の罪に問われた大阪市、飲食店員の被告(40)の判決公判で、静岡地裁浜松支部(高島由美子裁判官)は16日、懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年6月)を言い渡した。 高島裁判官は判決理由で、本件の被害結果は重く、被告が見張り行為によって相当額の報酬を得たことは厳しい非難に値するとした。一方で、見張り行為が犯行に不可欠な役割だったとは言い難く、犯行を認めて被害者に弁償していることなどを考慮し、「直ちに実刑に処すべき事案とまでは言い難い」と述べた。 判決によると、被告は2022年9月
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浜松の鈴木さん 技能マイスター 静岡県が認定
静岡県はこのほど、卓越した技能を持ち、後継者の育成や指導に努める「県技能マイスター」に瓦ぶき工の鈴木一哲さん=浜松市浜北区=を認定した。県庁で認定式を行い、川勝平太知事が認定証を手渡した。 鈴木さんは林光寺(袋井市)や龍泉院赤門(浜松市)など神社仏閣の瓦ぶき施工実績があり、住宅の修繕にも携わる。「若い世代に伝統ある日本瓦の魅力を伝え、技能継承につなげていきたい」と話した。 県技能マイスターは県内の学校で技術の魅力を伝える出前講座などに取り組む。マイスターは計83人になった。
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工場緑化推進で日研フード表彰 袋井市長へ報告
工場内の美化や、近隣地域における生活環境の向上に功績のあった事業所などを表彰する「第41回工場緑化推進全国大会」で、調味料製造の日研フード(袋井市春岡)が関東経済産業局長賞に選ばれた。同社の小柳津博之取締役らが15日、市役所に大場規之市長を訪ね、受賞報告した。 同社は約11万平方メートルの敷地の50%以上を緑地やグラウンドなどの環境施設が占めている。担当課が管理する樹木群や柿、かんきつ類、野菜などの畑が広がり、グラウンドは地元の少年野球チームに貸し出している。同大会では、他の企業と異なる独自の取り組みや地域との交流などが評価されたという。 小柳津取締役は「会社のアピールや社員の意欲向上に
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浜松市第70回市展 市長大賞 池田さん(北区) 5部門に304点応募
浜松市は13日、「第70回市展」の審査結果を発表した。最高賞の市長大賞には、北区の池田吉仁さんの油彩画作品「街角のカフェ」が選ばれた。 絵画、彫刻、書、写真、工芸の5部門に計304点の応募があった。入賞、入選作品は14日から3月15日まで、市美術館(中区)で展示する。表彰式は2月26日に同美術館で行う。 このほかの入賞者は次の通り。 【大賞】 ▽彫刻 杉浦康子(中区) ▽書 河島彩澄(東区) ▽写真 藤田正男(南区) 【奨励賞】 ▽絵画 大坪昭英(東区) 稲勝佐保子(中区) 阿久津恵美子(同) 大野和衛(同) 松下香蓮(南区) 内山たづ子(北区) 松岡正典(中区) 坂田康雄(西区)
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大自在(2月15日)久野城址
東名袋井インターから静岡方向に走ると、間もなく進行方向左側の小山の上に「久野城址[くのじょうし]」の看板が見えてくる。戦国時代ここに久野城があった。 袋井市教育委員会の手で発掘調査が行われていた頃、何度か取材で訪れたことがある。当時は三方を田んぼに囲まれ、木々が覆っていただけの小山に見えた。現在は本丸を中心に曲輪[くるわ]や歩道が整えられ、散策も楽しめる城跡公園となっている。 築城は明応年間(1492~1501年)とみられている。石垣はなく土の平山城だ。戦国時代の県西部は今川氏支配を経て、その衰退後は徳川家康と武田信玄・勝頼父子との争奪の舞台となった。湿地に囲まれた久野城は防衛に優れ南を
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「カチカチ鳥」(静岡)最高賞 静岡で水辺の保全活動発表
川や海など水辺で活動する団体の交流を目的とした「しずおか川自慢大賞」(実行委員会主催)がこのほど、静岡市葵区の市民文化会館で開かれた。20回目の今回は企業や中高生、行政など九つの団体が参加し、清掃活動や治水、生態系調査など“自慢”の取り組みを披露し合い、意義を共有した。 各団体は、仮装したり、寸劇を演じたりして活動を分かりやすく紹介した。最高賞の川自慢大賞には、同市葵区の「カチカチ鳥」が選ばれた。安倍川などでごみを集め、計量して客観的に種類や量を明らかにしていることを説明した。街に落ちているごみが川を通じ海に流れているとして「街のごみを減らそう」と呼びかけた。 川
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⚽藤枝MYFC 試合運営でも奮戦 J2昇格、ダービー…来場増期待 駐車場など課題も
クラブ史上初のJリーグ2部(J2)に昇格した藤枝MYFCが25日のホーム開幕戦に向け、試合運営の準備に頭を悩ませている。清水、磐田と同リーグで戦う今季、J3だった昨季と比べ入場者の大幅増を期待するが、観客輸送やチケット販売などで課題山積。本拠地藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場はバックスタンドを改修中で、関係者は「正念場の1年。選手と一緒に成長したい」と奮闘する。 「J2でダービーができる。願ってもない好機だが、クラブの力が試され続ける年になる」と徳田航介代表は今季を見据える。J3だった昨季のホーム戦平均入場者数は過去最高の1746人だったが、J2全体で昨年の平均は5019人。入場者が倍増
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ホシムクドリ飛来 輝く羽毛に浮かぶハート 袋井
枝に止まったムクドリの群れに、全身に白い斑点をもつ鳥が数羽交じっている。望遠レンズを通すと、斑点はハート形や星のように見えた。2月上旬、ホシムクドリが袋井市内で春の渡りに備えていた。 9日は、3羽がムクドリとともに地上に降りて餌をついばんだ後、群れとともに一斉に飛び立つ様子が見られた。 ムクドリ科に属し全長約20センチ。雌雄ともほぼ同色。光が当たると、金属様の緑や紫色の光沢が輝く。夏羽への換羽(かんう)が進むと、斑点は目立たなくなり、黒光りが強くなる。くちばしは黄色に変わる。 欧州や中近東、ヒマラヤ西部で繁殖し、国内にはまれな冬鳥として少数が飛来する。九州での観察例が多い。
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20日から定例会 25議案を審議 袋井市議会
袋井市議会は13日、議会運営委員会を開き、2月定例会の会期を20日から3月20日までの29日間と決めた。 小中学校における照明のLED化事業費など3億6600万円を追加する本年度一般会計補正予算案や、2023年度当初予算案など25議案を審議する。一般質問は28日~3月2日に行う予定。
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⚽高部JFC、7年ぶり優勝 藤枝東に競り勝つ 静岡県U-12サッカー大会
静岡県内の少年サッカークラブの頂点を決める「NTT西日本グループカップ 第55回県ユースU-12(12歳以下)サッカー大会」(県サッカー協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の準決勝、決勝が12日、袋井市のエコパスタジアムで行われた。決勝は高部JFC(中東部)が藤枝東(中西部)に1-0で競り勝ち、7年ぶりの優勝を果たした。 高部JFCは序盤から何度もゴールに迫り、試合を優位に進めた。均衡を破ったのは前半16分。DF幸島が個人技で突破した味方からのパスにダイレクトで合わせた。低めにコントロールされた技ありのシュートに「狙い通り。なかなか点が入らない嫌な流れの中で決められて良かった」とうなずいた
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幕府が法令掲げた「高札場」おまちに復元 家康がつくった街体感 静岡の官民団体
静岡市の市街地活性化を図る官民協働の団体「I Love しずおか協議会」は、創設10周年の記念事業として、江戸時代に幕府が法令を掲げた高札場(こうさつば)を、当時の設置場所付近に復元する。3月のお披露目に向けて準備が進み、〝おまち〟の新しい観光スポットとして地元関係者の期待が高まっている。 2012年5月設立の同協議会では昨夏以降、10周年記念事業の議論を深め、市民が街の歴史に触れられるモニュメントの制作を決めた。討議の末、江戸時代に幕府や諸藩が法令を掲げた高札場を復元することにした。 沼田千晴会長(55)=政豊社長=は、中心街の呉服町通りと七間町通りの交差点や付近の碑を挙げ「かつて高札
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廃材墓石で暮らし明るく 袋井の石材店、照明器具商品化 重厚感に着目
墓石加工販売の石亀石材店(袋井市、加藤康弘社長)はこのほど、墓石を切り出した際の廃材を使った照明器具を商品化した。少子化の波などで遺骨が管理できず「墓じまい」が進み、墓石需要が低迷する中、石材の新たな可能性として期待を寄せている。 新商品「石蛍華」は幅、奥行き15センチ、高さ20センチで重さは5キロ。研磨した石をコの字形にくりぬき、明かりをともす「火袋」は障子と県西部の伝統織物「遠州綿紬」を貼った木枠をはめ込んだ。ホタルのようなやわらかい光が特徴で「暮らしに華を添えたい」との思いを込めて名付けた。 石材の新たな使い道を模索していた加藤社長が、石の持つ高級感や重厚感に着目。上質な空間を演出
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御前崎の2中学校 バレー部東海大会へ 市役所表敬 健闘誓う
御前崎市の浜岡中の男女バレーボール部と御前崎中の女子バレーボール部が、3月中旬に県内で行われる東海中学生新人大会に出場する。同市には中学校が2校しかなく、関係者によると両校のバレーボール部がそろって東海大会に出るのは初めて。部員らが9日、同市役所を表敬訪問し、柳沢重夫市長に健闘を誓った。 県新人大会は1月上旬にエコパアリーナ(袋井市)で行われ、浜岡中の男女はいずれも準優勝。御前崎中の女子は4強に入り、東海大会の出場権を得た。御前崎中に男子バレーボール部はない。 選手たちは東海大会に向け、「ベスト4を目指す」「楽しんで実力を発揮する」「サーブで攻めていく」などと意気込みを語った。柳沢市長は
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大型のカモ「マガン」越冬 袋井で大空舞う【動画あり】
強風が吹きすさぶ田園地帯で、餌を探す鳥の群れが動いた。大型のカモでガン類に属する冬鳥マガンが袋井市で越冬している。 1月下旬、10羽ほどの群れが田で餌を食べ、ゆっくりと羽を休めていた。ときおり数羽が首を上げ、周囲を警戒する様子も見られた。 カモ科に属するマガンは全長70センチほど。灰褐色の羽毛に覆われ、くちばしはピンク色で足はオレンジ色をしている。湖沼や池をねぐらにし、昼間に農耕地などで餌を探す。シベリアなどで繁殖し、冬鳥として主に北日本に飛来する。 県内への飛来数は少ないとみられる。夕暮れに染まるころ、マガンは一斉に飛び立ち、編隊を組んで上空を優雅に舞った。
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静岡人インタビュー「この人」 2023年度浜松商工会議所女性会長に就く 山本泰子さん(袋井市)
浜松地域の女性経営者や管理職など47人でつくる女性会に2009年入会。17年と20~22年度に副会長を務め4月、会長に就任する。芸能スクール「ヒーローズアカデミー」(中区)社長。63歳。 ―これまでの活動は。 「副会長として3年間、横田(みどり)会長の下、広報委員会をやってきた。コロナ禍で状況が変わって厳しい中、助け合うためフェイスブックで会員企業を紹介して盛り上げ、会員企業の存続に注力してきた」 ―女性会に入会したきっかけは。 「03年に開校した自分の会社は芸能関連で、当時は信頼がなかった。孤独だったこともあり、いろいろな人と人脈をつくり、活動を認めてもらいたかった。経営者として勉
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人間ドック新棟整備へ 中東遠総合医療センター 放射線治療体制も増強
中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)は8日、新棟を建設して人間ドック・健診センターを配置する方針を示した。予防医療を強化して病気の早期発見と治療につなげるのが狙い。1日当たり100人の受診者受け入れを想定し、2025年度までに整備する。新たな放射線治療機器も導入する。 新棟は4階建てで延べ床面積約3500平方メートル。事業費は概算で50億~60億円と見込む。将来的ながん患者の増加と需要拡大を見据えて、放射線治療機器は2台体制にすることも検討する。 既存棟は28年度までに改修と拡張を施して救急医療を拡充する。新棟建設で空いたスペースを救命救急センター病棟として活用し、20床程度を確保す
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副市長に大河原氏 袋井市議会同意
袋井市議会は6日開かれた臨時会で、任期満了に伴い23日に退任する鈴木茂副市長(68)の後任に、理事兼企画部長の大河原幸夫氏(58)を選任する人事案に同意した。就任は24日付で任期は4年間。大河原氏は「職員、議員の協力をいただきながら直面する課題に取り組み、『スマイルシティふくろい』を掲げる市長をサポートしていきたい」とあいさつした。 大河原幸夫氏(おおかわら・ゆきお) 1989年旧袋井市採用。教育委員会教育部長、企画財政部長などを歴任し、2021年4月から現職。同市豊沢。
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袋井市議会臨時会 3議案同意、可決
袋井市議会は6日、臨時会を開いた。副市長の人事案や、市道見取山田線の一部区間での道路・護岸整備など台風15号に伴う災害復旧費7千万円を追加する本年度一般会計補正予算案など3議案を原案通り同意、可決した。補正後の総額は397億3400万円。
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卓球「水谷隼杯」開幕 9県の588人熱戦 袋井・エコパ
卓球界の未来を担う選手の育成を目指す「第5回水谷隼杯争奪 小学生卓球大会」(静岡県卓球協会、磐田・袋井卓球協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が4日、袋井市のエコパアリーナで開幕した。5日まで。静岡県をはじめ愛知、三重、岐阜、福井、石川、富山、新潟、長野の9県から集まった588人が熱戦を繰り広げている。 磐田市出身で東京五輪金メダリストの水谷隼さんの功績を顕彰しようと始まった大会。これまで県内選手を対象としていたが、今年は中部日本ブロック大会として規模を拡大した。6年以下、4年以下、2年以下に分かれ、男女別のシングルスが行われている。 開会式には水谷さんが出席した。選手から募った質問に回答し
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茶況(2月3日)袋井 寒茶づくり 伝統製法を学ぶ
晩茶研究会はこのほど、「ふくろい寒茶づくり」を袋井市の豊沢ふれあい会館で開いた。茶業関係者や一般の約20人が参加し、伝統的な製法を学んだ。 寒茶は日本茶としては珍しい冬場に作られる。参加者は枝ごと刈り取った茶葉をおけに詰めて蒸し、天日干しするまでの工程を体験した。茶がゆの食べ比べや、家庭で晩茶作りに挑戦するワークショップなども行われた。 古くから全国各地で行われている寒茶作りの体験を通じ、茶の魅力を知ってもらおうと開催している。
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浜松・東区の坪井さん 「海坂」俳句大会最高賞
静岡県西部を中心に活動する俳句結社「海坂」はこのほど、新年俳句大会を浜松市中区の福祉交流センターで開いた。 会員93人が2句ずつ寄せた計186句の中から、特選最高賞の「天」には坪井孝之さん(83)=東区=の「餅のごと 赤子受け取る 初湯殿」を選んだ。久留米脩二主宰ら11人が選句し、講評した。 発行する月刊俳誌「海坂」は創刊78年目で、2023年1月号で通巻922号を迎えた。22年度の年間賞の授与も行った。受賞者は次の通り。 海坂賞 鈴木保美江(中区)▽濤声賞 小山えつ(同)西田躬穂(天竜区)▽帆走賞 鈴木純子(袋井市)▽新人賞 佐藤正巳(森町)鈴木利育(中区)▽奨励賞 大草高(袋井市)
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記者コラム「清流」 初めての推し
先日、人気男性アイドルグループのツアーが袋井市のエコパアリーナであった。チケットを当てた知人に誘われ、ファンではなかったが、自宅から遠くなかったので、ついて行ってみた。 これまで「推し」ができたことはなく、アイドルのコンサートは人生初。期待はせず、あくまで熱量の体験が目的のつもりで会場に入った。 想像以上だった。何より、彼らのプロ根性に心を動かされた。歌だけでなく、激しいダンスまで完璧に合わせ、常に笑顔を振りまいて終演。日頃のテレビ番組やドラマの仕事をこなしながら仕上げていることを考えると、半端ではない努力がうかがえた。 自分もプロ意識を持たなければ。活力が湧いた。そうか、これが推すと
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袋井青年会議所新理事長 大場市長を表敬
1月に就任した袋井青年会議所(JC)の内山智之理事長はこのほど、袋井市役所に大場規之市長を訪問し、今年予定している事業内容などを紹介した。 内山理事長は2009年に袋井JCに入会し、専務理事や副理事長などを歴任した。任期は12月31日までの約1年間。スローガンに「さらに向こうへ~新たなる一歩」を掲げ、会員の資質向上や会員拡大などに取り組むとしている。 内山理事長と新役員が訪れ、9月に創立55周年の記念式典を開催することや、関連事業を企画していることなどを報告。内山理事長は「行政と協力して取り組みたい」とあいさつし、同JCで活動経験のある大場市長は「OBとしても応援している。地域のために力
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新小1 読書を習慣にしてね 袋井市が本贈呈事業
読書習慣の定着を目指して袋井市はこのほど、市内小学校の新1年生約750人に本を贈る「サードブック事業」を開始した。子どもと保護者に本を読むことを働きかけ、図書館の利用促進を図る。 司書おすすめの児童書の中からお気に入りの一冊を選ぶ。浅羽南小で開かれた入学説明会に袋井図書館の職員が出席し、入学予定の41人に本と図書リスト、保護者には読書や読み聞かせの重要性を伝える冊子を手渡した。 同市は子ども読書活動推進計画に基づき、7カ月児と2歳児に本を贈っている。3回にわたり同様の取り組みを行うのは県内で初めて。同図書館によると、市立図書館での0~6歳の貸出冊数は10年で1・8倍に伸びている一方、小中
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外国人材活躍の場拡大へ 御前崎で遠州広域行政推進会議
大井川以西の県中西部8市1町でつくる遠州広域行政推進会議の会合が31日、御前崎市内のホテルで開かれた。人口に占める外国人比率が県内でも高い遠州地域の共通の課題として、外国人材の活躍の場を広げていく重要性を各首長が確認した。 浜松市の担当者は同市の「外国人材活躍宣言事業所認定制度」を紹介。外国人にとって安全・安心な就労環境を整備し、能力向上や職域拡大に努めるなど一定の要件を満たした事業所を認定していると説明した。 大場規之袋井市長は「外国人が活躍できる場をつくるには日本語教育が大事」と主張。杉本基久雄牧之原市長は自治体が行う日本語教育への支援を国に要望する必要性を訴えた。久保田崇掛川市長は
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⚽静岡県U-12サッカー 4日開幕、決勝はエコパで12日
「NTT西日本グループカップ 第55回県ユースU-12(12歳以下)サッカー大会」(県サッカー協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が4日、静岡県内4会場で開幕する。準決勝、決勝は12日に袋井市愛野のエコパスタジアムで行う。 2年ぶりに開かれる同大会には、300以上のチームが参加した県内各支部の予選を勝ち抜いた64チームが出場。初日は1、2回戦、2日目(5日)は3、4回戦を4会場で実施する。試合は前後半20分で、同点の場合は10分間の延長戦、それでも勝敗が決まらない場合はPK戦を行う。 最終日に過去の大会出場経験者を対象としたエキシビションマッチも実施する。
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リユース容器 ごみ減へ共有 持ち帰り客から回収→洗浄→再利用 袋井・8店で始動
循環型社会への一歩として、袋井市で何度でも使えるリユース容器のシェアサービス「メグルー」が始まった。企画したのは社会課題の解決に取り組む同市の一般社団法人ペイフォワード静岡(鈴木功三代表)。同様の試みは全国で広がりつつあるが、静岡県では先進事例とされ、同法人は行政とともに持続可能な街づくりを推進する。 1月上旬、鈴木代表が経営する「Honey!ハニー‼」など市内飲食店で事業がスタートした。持ち帰り商品などを入れるリユース容器は全店舗で共有。利用客は食べ終わったら容器を参加店に返却し、洗浄して繰り返し使う。これまで使い捨て容器で提供していた店は経費削減にもつながる。現在8軒で行われていて、参
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静岡県、転出超過4658人 22年人口移動、東京圏へ流入主因
総務省が30日に公表した外国人を含む2022年の人口移動報告によると、静岡県は転出者が転入者を上回る「転出超過」が4658人となり、21年の3978人から680人増えた。転出超過数は新型コロナウイルス禍による行動制限などの影響で20、21年と縮小していたが、3年ぶりに増加に転じた。東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)への転出者が増加したことが主因。全国的にも東京一極集中の傾向が再び強まっている。 静岡県への転入者は5万9075人、本県からの転出者は6万3733人。転出超過数は21年と同じ全国ワースト8位だった。 本県と東京圏の移動では、東京圏から2万4153人が転入したのに対して転
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ラグビーの楽しさ伝授 アザレア・セブンが教室 袋井東小
袋井市を拠点に活動する女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」はこのほど、市立袋井東小の児童を対象としたラグビー教室を同校で開いた。子どもたちはラグビーボールを使ったレクリエーションなどを通じ、競技の魅力にふれた。 児童が地域住民の支援を受けて勉強や体験学習に取り組む「子ども刮目舎」の活動の一環として行われ、所属する1~6年生20人が参加した。横山里菜子選手、田村満孔選手、山中志歩選手の3人を講師に招き、タックルやパスに挑戦。4人一組でボールを運ぶミニゲームなども行い、選手と交流を深めた。 チームは2019年に同市を会場の一つとして開催されたラグビーワールドカップのレガシー創出事業と
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エアロビック 技術、表現競う 袋井で全国選手権
エアロビックのジュニア世代における国内最高峰の競技会「JOCジュニアオリンピックカップ全国エアロビック選手権大会in袋井2023」(袋井市、日本エアロビック連盟、日本体操協会主催)が29日、同市のさわやかアリーナで開かれた。各地の予選を通過した16歳以下の延べ254人が華麗なパフォーマンスを披露した。 一昨年、昨年は動画審査で、現地開催は3年ぶり。今大会から同アリーナに会場を移した。年齢別のシングル、トリオなど9部門は課題動作を取り入れた演技で技術、芸術、難度の合計点を競った。年齢区分のない「チャレンジ・チーム部門」は表現力やチームワークなどを審査した。 地元ゆかりの選手は、袋井高1年の
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多文化共生願いフェア 衣装展示や料理販売 磐田、袋井、掛川の3市国際交流団体
磐田、袋井、掛川各市の国際交流団体でつくる実行委主催の「インターナショナルフェア」が28日、磐田市高見丘のららぽーと磐田で始まった。外国人市民の多い3市の各団体・企業が、活動や取り組みなどを紹介するブースを設置。来場者は、民族衣装の展示や外国料理の販売といった多彩な催しを通じて多文化共生へ理解を深めた。29日まで。 NPO法人掛川国際交流センターは、ドイツやベトナム、トルコなど世界各国の衣装約60着をそろえた。多くの親子連れが民族衣装に身を包み、楽しみながら異国文化に触れた。 このほか、非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表を務め、アフガニスタンで凶弾に倒れた故中村哲医師の信念や
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地域課題解決へ協定 袋井市とあいおいニッセイ同和
袋井市は27日、あいおいニッセイ同和損害保険と地方創生の推進に向けた連携協定を結んだ。官民共創による地域課題解決の取り組みの実践と、新たなサービスの創出へ協力体制の構築を確認した。 地域防災や企業の労務管理支援などで連携してきた協力関係をさらに強化する狙い。協定は地域・暮らしの安全安心に関すること、文化・スポーツ振興に関することなどで協力することを明記。来年度から同社の営業担当が家庭訪問を行う際、家具固定補助制度などの案内チラシを配り、制度周知を図ることなどが決まっている。 市役所で同日、締結式が行われ、大場規之市長と浜松支店(浜松市中区)の作田慎支店長が署名した。大場市長は「地域密着の
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茶況(1月27日)袋井の菩提酸茶 スパークリング準V 静岡の宝物グランプリ
袋井市の晩茶研究会が開発した「菩提(ぼだい)酸茶スパークリング」が、県内事業者を対象に商品や生産者の魅力を審査する静岡の宝物グランプリの素材・加工部門で準グランプリに選ばれた。 乳酸菌発酵茶を原料とし、飲みやすく仕上げたスパークリングティー。独特の味わいや食事との相性の良さに加え「伝統製法と最先端の技術を駆使して作り上げた新ジャンルの茶」とアピールした。 2月の全国大会を控え、同研究会はプレゼンテーションのブラッシュアップを進める。池田佳正副会長は「菩提酸茶スパークリングを全国でPRしたい」と話す。