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場面緘黙当事者ら 症状や悩みを共有 静岡で「おしゃべりの会」

 学校など特定の場所や状況で言葉が発することができなくなる「場面緘黙(かんもく)」の当事者らの支援団体「静岡 場面かんもくの会」がこのほど、当事者や保護者が思いを共有する場「おしゃべりの会」を静岡市葵区の市民文化会館で初めて開いた。

場面緘黙の悩みを打ち明けた「おしゃべりの会」=静岡市葵区の市民文化会館
場面緘黙の悩みを打ち明けた「おしゃべりの会」=静岡市葵区の市民文化会館

 全国で支援活動を行う「かんもくネット」の角田圭子代表が司会を務め、静岡県内の当事者1人と保護者7人が症状や悩みなどを打ち明けた。場面緘黙に悩む中学2年の娘を持つ大竹実穂さん(44)=袋井市=は「思春期も重なり精神的に落ち込んでいたが、好きなことに熱中することで前向きになれている」と経験を語った。
 2020年12月に設立した同会の公文匠代表(48)=伊豆の国市=は「場面緘黙は克服できる障害。多くの人に知ってもらい、支えてもらえれば」と話した。

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