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交通安全と防犯、年末「心がけて」 静岡県西部各地で県民運動

 交通安全県民運動と年末特別警戒の初日の15日、県西部各地で警察や行政、防犯団体が広報活動を展開した。
「家康くん」も参加 浜松市東区
 浜松市東区役所では、市職員、浜松東署員ら約50人がパトロール出発式に臨んだ。署員らが「特別警戒実施中」ののぼり旗を掲げ、交通事故や詐欺被害防止に向けて気を引き締めた。市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」も参加し、市民の安心安全な暮らしに向けて広報活動に協力した。パトロールに出発する署員ら=浜松市東区
 「出発」の号令後、パトカーや青色防犯パトロール車(青パト)など約10台が管内のパトロールに向かった。松本一勝署長は「管内では自転車盗や車上狙いが増加傾向にある。防犯活動にご尽力いただきたい」とあいさつした。
走って地域見守り 浜松市西区
 浜松西署は、浜松市西区のイオンモール浜松志都呂を発着点に、走りながら地域を見守る「ランニングパトロール」を行った。地元の中学生も参加して周辺を巡回した。走りながら地域を見守るランニングパトロールの参加者=浜松市西区のイオンモール浜松志都呂
 神久呂中、湖東中の陸上競技部員のほか、署員や防犯ボランティアら約50人が参加した。雄踏町交番と入野交番で折り返す2コースを設定し、距離はともに5キロほど。参加者は通行人に声をかけながら走った。
 神久呂中陸上競技部の古橋心和部長(2年)は「下校中の小学生にあいさつしながら走った。今後も地域の変化に目を光らせたい」と額の汗を拭った。
自転車ヘルメット高校生着用推進へ 浜松市北区で「サミット」
 細江署は「浜松市北区自転車ヘルメット着用推進インフルエンサーサミット」を同区細江町の交通教育センターレインボー浜名湖で開いた。ヘルメット着用率の向上に向けた方策を話し合う生徒=浜松市北区細江町
 同署と同区は、自転車乗車時にヘルメットを着用して周囲の手本となる「インフルエンサー」に、4高校の8人を指定している。生徒7人と同署、浜松自転車協会などの関係者計12人が出席し、高校生のヘルメット着用率の向上に向けた方策を検討した。
 浜松工業高1年の鈴木佑さんは「警察に講習会を開いてもらうことが一番」、浜松湖北高1年の西岡優生さんは「ポスターを高校生が作成して、街じゅうでアピールする」などと提案した。校則でのルール化や、努力義務となっている法律の改正を求める意見も挙がった。
「不審電話警戒を」 浜松市天竜区
 天竜署水窪分庁舎と同署地域安全協議会は、特殊詐欺防止の啓発活動を浜松市天竜区水窪町のJA遠州中央水窪支店で実施した。
 署員と地域安全推進員、JA職員が、店舗の利用者に詐欺電話の特徴や対策をまとめたチラシとマスクを50セット配布し、詐欺の警戒を呼びかけた。詐欺被害防止の啓発グッズを受け取る来店者(右端)=浜松市天竜区水窪町のJA遠州中央水窪支店
 署員は「都市部に限らず、水窪でも特殊詐欺は起こりうる。いつか自宅にも不審な電話が来ると思って警戒してほしい」と話した。
特殊詐欺注意して 湖西
 湖西署などは湖西市新居町の2金融機関で地域住民に向けた啓発活動を行った。年金支給日に合わせた特殊詐欺被害への注意や、夕暮れ時の交通事故への警戒を呼びかけた。金融機関の利用者に防犯と交通事故防止を呼びかけた地域安全推進員(右から2人目)ら=湖西市新居町のJAとぴあ浜松新居支店
 JAとぴあ浜松新居支店では、署員や県交通安全協会湖西地区支部、地域安全推進員など8人が参加した。靴に貼る反射材のシールや特殊詐欺被害防止を呼びかけるティッシュなどの啓発品を利用者に配った。遠州信用金庫新居支店でも同様の呼びかけを実施した。
 同署ではパトカーと青色防犯パトロール車の出発式も行った。
パトロールに出発 袋井、森
 袋井署や袋井市、森町などは、出発式やパトロールなどを同市、町内で実施した。交通事故などの防止に向けて開かれた出発式=袋井署
 袋井署で開かれた出発式で、杉山大輔署長が「市民が安心して新年を迎えられるよう地域一丸となって犯罪、事故防止を」とあいさつ。関係者約50人が気持ちを一つにした後、パトカーや白バイなどが管内のパトロールに出た。期間中、警察や行政、防犯団体が広報活動を強化し、飲酒運転の根絶や夕暮れ時の事故防止、詐欺への注意などを呼びかける。

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