テーマ : 袋井市

記者コラム「清流」 待望の光景

 待ち望んだ光景だった。袋井の夏の風物詩「ふくろい遠州の花火」が4年ぶりに開催された。袋井支局に赴任して以来、来年こそと思い続けてようやく見ることができた花火は美しく、迫力に圧倒された。
 「記者さん、花火は初めて? 一度は見に行った方がいいよ!」。開催が近づくにつれ、取材相手からこう声をかけられる機会が増えた。それだけ袋井市民が誇りに感じているイベントなのだろう。実際そう思わせるだけの花火だった。
 帰り道、家族連れとすれ違った。小さな男の子が「すごかったね」と話していたのが印象的だった。きっと一生の思い出になったはず。8月から新たな勤務地に移った自分も、最後に地域が誇る花火大会を取材できたことはずっと忘れない。来年は一般の観覧客として見に行きたいと思う。
(浜松総局・仲瀬駿介)

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