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藤枝の鉄道遺産、後世に 「鉄道の日」JR駅に展示ブース

 藤枝市は14日、「鉄道の日」に合わせ、藤枝の鉄道遺産を紹介する展示ブースをJR藤枝駅に設置し、市民にお披露目した。1959年に狭軌線の世界最高時速163キロを同市の瀬戸踏切付近で記録し、新幹線実現の布石となった「特急こだま高速度試験」と、同市と袋井市を結び70年に廃線となった軽便鉄道「静岡鉄道駿遠線」の鉄道模型やジオラマが、駅改札口前の待合室などに展示されている。

藤枝の鉄道遺産を紹介している展示ブース=JR藤枝駅
藤枝の鉄道遺産を紹介している展示ブース=JR藤枝駅

 藤枝の鉄道遺産を後世に伝えるのが狙い。模型とジオラマの展示は12月27日まで。待合室のガラス面には高速度試験と駿遠線の写真、1889年の藤枝駅開業時から1番線ホームに現存する赤レンガ油庫を眺めることができるビューポイントのグラフィックシートを設置した。
 14日は藤枝駅で除幕式が開かれ、藤枝市の北村正平市長や沢井勇二駅長ら関係者がグラフィックシートの幕を一斉に下ろした。藤枝少年少女合唱団の歌唱や、藤枝の鉄道に関心を持つ市民団体「新幹線原点のまち藤枝を伝える会」の山内達仁代表による駅周辺の鉄道遺産巡りなども行われた。

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