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浜名湖殺人 男子高校生の訪問宅 近隣住民と複数のトラブル

 湖西市の浜名湖畔で袋井市鷲巣の男子高校生(17)の他殺体が見つかった殺人事件で、男子高校生が5日未明に滞在し、トラブルに巻き込まれたとみられる浜松市中央区の友人宅アパートでこれまで、出入りする若者グループが近隣住民らを怒鳴りつけるなど複数のトラブルが発生していたことが17日、関係者への取材で分かった。

男子高校生が知人らと滞在したとみられるアパート1室を調べる捜査員=16日午前9時45分ごろ、浜松市中央区(写真の一部を加工しています)
男子高校生が知人らと滞在したとみられるアパート1室を調べる捜査員=16日午前9時45分ごろ、浜松市中央区(写真の一部を加工しています)

 近所の60代女性は昨年11月ごろ、アパートの前で、頻繁に出入りしていた若い男性が警察官に対して大声を出す姿を目撃。「『ふざけるな』などと警察官を罵倒しているようだった」と振り返る。その後、男性が警察車両で連行されていく様子も見かけたという。
 周辺に住む男性はアパート駐車場に夜間、5人ほどの男女が集まるのをたびたび見かけたという。1月末ごろにはアパート前の道路脇に一時的に車を止めた際、「駐車場にいた若い男性がいきなり『どこに止めてるんだよ』と怒鳴ってきた」と語る。一方、若者グループは深夜、排気音の大きなバイクや車両を乗り回していたという。
 関係者によると、男子高校生もこのアパート1室に以前から出入りしていた可能性がある。男子高校生は今月5日未明、この部屋で開催された大人数のパーティーに参加した後、行方が分からなくなったとされる。
 湖西署捜査本部などは17日、前日に引き続きアパートの室内やベランダなどを調べた。関係者によるとアパート周辺の道路では同日未明、捜査本部が検問を行い、通行車両のドライバーらから情報提供を求めたという。

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