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頭をこつん 無病息災願う 袋井・山梨祇園祭り開幕

 袋井市上山梨地区の伝統の祭典「遠州山梨祇園祭り」が14日、開幕した。初日はてんぐ姿の神「猿田彦」を先頭に地元の山名神社の氏子ら約110人と6町の屋台が行列をなして地区内を練り歩いた。16日まで。

頭をたたいて回る猿田彦=袋井市上山梨
頭をたたいて回る猿田彦=袋井市上山梨

 無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する同神社の祭り。神事が執り行われた後、みこしを御旅所の若宮八幡宮まで送った。猿田彦が持つ南天棒で頭をたたかれると1年健康に過ごせるとされ、行列を待ち受けていた地域住民が次々に頭を差し出した。
 今年は4年ぶりに平年通りの形式で開催。2日目は屋台の団体行動や奉納花火などが行われる。最終日はみこしを山名神社に還御し、渡御と還御で舞を奉納した地元の小学5、6年生を自宅に送り届ける「舞子返し」で祭りを締めくくる。
 祭典委員会の西尾誠司会長は「地域の皆さんも待ちわびていたことと思う。3日間無事に楽しく過ごしてもらいたい」と話した。

 

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