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田んぼダム拡大 豪雨対策で方針 袋井市長答弁

 袋井市の大場規之市長は6日、近年激甚化している豪雨災害に備え、水田にたまった雨水を河川へ緩やかに流す「田んぼダム」の取組面積を拡大する方針を示した。市議会11月定例会で黒岩靖子氏(自民公明クラブ)の一般質問に答えた。
 田んぼダムは水田の排水口に調整板を取り付け、時間をかけて水を川に流す仕組み。大雨の際に排水量を減らして河川の急激な水位上昇を抑え、氾濫などの被害を防ぐ。
 市は昨年度、袋井東地区約10ヘクタールの水田で実証実験を行い、1時間あたり40ミリの大雨では、1ヘクタールあたり270トンの貯留効果があったと試算した。本年度は新たに袋井西地区を加えた約25ヘクタールに取組面積を拡大。大場市長は、耕作者の理解を得た上で「来年度は浸水常襲地区である蟹田川流域や沖之川流域にも拡大し、市全域での取り組みにつなげていく」と述べた。
 鈴木賢和(自民公明クラブ)竹野昇(無会派)太田裕介(自民公明クラブ)竹村真弓(無会派)の4氏も登壇した。

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