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TOKAI元社員 「架空工事」で起訴 静岡地検

 静岡地検は28日、TOKAIホールディングス(静岡市葵区)のリフォームなどを担うグループ会社TOKAIで架空の工事代金を同社に請求し、現金をだまし取ったとして、詐欺の罪でTOKAI元社員でコンサルタント業の男(44)=藤枝市=を静岡地裁に起訴した。
 起訴状などによると、被告はTOKAIで下請け業者への工事の発注業務を担当していた。2019年1~2月には静岡市駿河区のホテルの空調設備工事を装って237万6千円、19年12月から20年1月の間には袋井市の大学研究実験棟の同工事を装って220万円、20年2~3月には同じ大学の教育棟の同工事を装って187万円を、いずれも事情を知らない下請け業者の男性経営者(58)=焼津市=に虚偽の請求書を作成させる手口でだまし取ったとされる。被告は21年8月に懲戒解雇されている。
 下請け業者の男性経営者は静岡市駿河区のホテルと袋井市の大学研究実験棟、被告の妻(42)は静岡市駿河区のホテルの架空工事を巡って被告と共謀した詐欺容疑で逮捕、送検されていたが、地検は28日、不起訴処分とした。

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